約 115,482 件
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/569.html
※ネタバレ含む 唖槌【あづち】〔→→強P〕 青ピの得意技。というかこれしか術を持っていない様である。 ただ力任せに腕をぶつけるという物だが、単純であるが故にその威力は凄まじい。 正に拳を槌と化す、破壊力抜群の技である。 筋力に特化し、また小難しく考えることを嫌う青ピらしい術と言える。 その攻撃手法は片手で殴る、両拳を組んで振り下ろす、等様々。 対翔【たいしょう】〔←溜 →K〕 土御門元春の術。 脚の筋肉を強化することで、相手に向かって一直線に高速で迫る技である。 速さに特化した肉体強化の真骨頂とも言える。 術を発動した瞬間から直線にしか移動出来ないという欠点があるが、 並みの人間では認識する間もなく倒されてしまうだろう。 擬音【ぎおん】〔↓/←PorK〕 音術使い三人衆の一人、鷹の様な髪型をした男が使う術。 斬撃の様な衝撃波を飛ばし、対象を一刀両断にしてしまう。 その攻撃速度は音速を超える為、避けることなど不可能に近い。 音吹汰【ねぶた】〔↓溜 P+K〕 音術使いの三人衆の一人、小太りの男が使う術。 超音波を発することで相手の三半規管を狂わせる。 喰らった相手は平衡感覚を失い地に臥す他はない。 超音波の発生範囲は制御することが出来、また出力を上げればガラス等を割ることも出来る。 鈍鐸【どんたく】〔↓/← ↓/← P+K〕 音術使いの三人衆の一人、熊の様な風貌をした男が使う術。 肺に溜めた息を、衝撃波の塊として砲弾の様に発射する技である。 その破壊力は凄まじく、また渾身の一撃はもはや階級参の範疇を超えているとまで言われている。 ルレーブ【るれゑぶ】〔←→ K〕 黒子にとって最も親しみ深い術。 自分の体を他の場所へ転移することが出来、緊急の移動や脱出の際に使う。 空間転移には精緻な計算がいるせいか、発動まで少し時間が掛かるという欠点がある。 ジョーゼット【じょおぜっと】〔←P〕 黒子の術。 右手から左手、左手から右手へと物質を転移させる技である。 扱う質量が小さいせいか、そこまで難しくはないようだ。 棲雷【すまうら】〔超必Ⅰ〕 美琴の術。 術で調整した電流を筋肉に流すことによって、怪力や高速移動といった肉体強化と同等の効果を得る技。 雷を棲まわせ、雷神が宿ったかの様な人外の攻撃は、並みの術士では太刀打ち出来ない。 零路鬥【レヰルガン】〔←/↓\→←/↓\→ P+K〕 美琴の代名詞とも言える術。 硬貨の様に、金属製の硬い物質を弾丸にし、電流を纏った腕を砲台として、電磁力で発射する技。 威力は調整可能だが、最大出力で撃った場合、現代科学ではその測定は不可能とも言われている。 しかし、ある程度電力の 溜め が必要であること、 また腕を伸ばすという姿勢の分かりやすさから、避けられやすいという欠点がある。 ところが美琴は日々の鍛錬から、硬貨を取り出して発射するまでを一瞬で行うことを可能にしており、 その瞬発力も大変な脅威となっている。 ちなみに、「路(みち)で鬥(たたか)えば零刻(いっしゅん)でぶちのめす」という名前の由来でもある。 滅打雷【めるぶら】〔←溜 →P〕 美琴のお気に入りの術。 指の先から雷を撃つ、という電気使いらしい技である。 零路鬥と違って弾切れの心配が無い為、美琴にとって使いやすい技でもある。 荒腕【あるかな】〔↓/←→ 強P〕 美琴の術。 電撃の応用技であり、また電気使いの中でも使える者は一部に限られる。 大量の砂鉄を電磁力で操り、自身の腕に纏うことで巨大な腕を創り出す技。 扱う時は電気で腕を強化することで、その莫大な質量でも自在に動かせる様だ。 間合い、大きさ、威力共に優れた術であるが、その性質上使える場所は限られる様だ。 鉄剣【てっけん】〔↓\→ 弱P〕 美琴の術。 電磁力により砂鉄を操作することで、日本刀の様な武器を生成する術。 その切れ味は元より、術士の裁量で伸ばしたり曲げたりと様々に変化する為 近接戦闘においてはかなり凶悪な技となる。 刑殴獲斧【けいおうゑふ】〔/溜 ↓/← P+K〕 美琴の術。 数屯級の莫大な量の砂鉄を集約し、一個の巨大な斧を創り出す技。 階級伍の美琴ですら、これだけ大量の砂鉄を完璧に制御することは不可能だと言われている。 事実、美琴が怒りの余りこれを発動した時には、その末端は脆く崩れ また強化したはずの腕も折れる事態となった。 しかしこの圧倒的な質量の前では切れ味如何など問題にはならず、 ただこの 金属の塊 を振り回されるだけでも十分な脅威である。
https://w.atwiki.jp/naganu/pages/248.html
問223 48歳男性。白血病に対する化学療法として、イマチニブメシル酸塩錠の投与が開始された。 (物理・化学・生物) イマチニブが作用する標的タンパク質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 染色体転座により生成するキメラタンパク質である 2 セリン又はトレオニンをリン酸化する活性を有する。 3 持続的なキナーゼ活性を有する。 4 Gタンパク質の一種で、細胞増殖を制御する。 次の問題
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1929.html
425 :New ◆QTlJyklQpI:2013/10/02(水) 01 48 08 ※ゲート 自衛隊とのクロスです。 ネタSS ~大日本帝国は特地に転移しました~ 「何と、いうことだ・・・・・・」 エルベ藩王国から出征してきたデュランは目の前に現出した地獄にその言葉しか思い浮かばなかった。 帝国の皇帝モルト・ソル・アウグスタスにより呼集されたコドゥ・リノ・グワバン(連合諸王国軍)。 21カ国30万の兵力と号した大軍勢は最近になって東の果てより現れ、帝国領土を蚕食する蛮族からファルマート大陸 を守るという大義名分の下200年ぶりに結成され、先の戦闘で壊滅した帝国軍主力と合流し帝都へ進撃せんとする蛮族の軍へ 向かった。途中何の妨害もなく軍を動かせた事にデュランを含め一部は不気味に思ったが「我々の大軍勢に怖気づいたの だろう」という大勢の楽観論の前に不安の声は掻き消され、軍議において「鎧袖一触、岩に卵を投げつけるがごとくの結果 となるであろう」と(これだけの兵数だと細かな指示が下せないこともあるが)単純な数に任せた力押しが決定された。 結果的には軍議の言葉通りとなった。 卵の側は我々であったが。 まるで火山が噴火したかのような轟音と共に吹き飛ぶ歩兵の戦列。 ”パンッ!パンッ!”や”ドドドド!”という音と共に降ってくる光の雨が当たるたびに人馬問わず肉塊と化す騎兵。 空を見れば飛んでいた龍騎兵も鉄の飛龍に光の雨を浴びせられて次々と落ちていく。 そして手足を無くし、或いは臓物が飛び出しながらも泣き叫ぶ魔導士や正気を失い嗤い狂う弓兵。 最早、唯の瓦礫の山と化したバリスタやカタパルトなどの攻城兵器群。 これがつい先ほどまであった30万の兵力と号した大軍勢なのかとデュランは半ば現実逃避に陥り茫然として いたが目の前から走ってくる人物を見て我に返った。 「リィグゥ公!」 「デュラン殿!デュラン殿!デュラン殿!」 ぜぇぜぇと息を上げながら走って来たのは先ほどまで華美な鎧を着ていたリィグゥ公国の国王であったが 今やその鎧は血と泥に塗れ、目は血走り、熱に浮かされたようにデュランの名を何度も叫んでいる。 「デュラン殿!逃げるのだ!これは、こんなのは戦ではない!こんなのガッ・・・・!」 更に捲し立てようとしたリィグゥ公であったがパシュッという音と共に崩れ落ちる。 リィグゥ公の頭が果実のように割れているのを確認した時”キュラキュラ”という金属音と共に現れた巨大な鉄の箱のような 物体の群れ。長い筒から火を噴き、光の雨を近くの兵に浴びせ、見た事もない足で轢き潰しながら近づいて来ていた。 「・・・・・神よ」 思わず天を仰ぐデュランの目に写ったのは鉄の飛龍、その胴体に描かれた少女の絵であった。 ー数日後 「連合諸王国軍は壊滅。ようやく帝国は講和に傾いたか」 「元々バカバカしい衝突から始まった戦争でしたしね。流石に皇子のメンツのために国が滅ぶのは憚れたのでしょう」 ファルマート大陸の東、大日本帝国の首都では夢幻会メンバーが先の戦闘の詳細と帝国からのメッセージに ついて協議していた。 日米開戦の直前、突如異世界に飛ばされた大日本帝国。 海外にいた人員や装備などがどういうわけか内地に存在するなど多少の混乱は見られたものの、国内の混乱を局限に 留めることに成功。しかし、対米戦に備えて大量に備蓄していたとはいえ資源や食糧が尽きる前に供給源を 確保しなくてはならず、航空索敵により南と西に陸地があることが判明し急遽何故か内地に戻っていた 陸軍部隊を転用し現地での情報収集、特に現地の情勢や資源・食糧地帯の情報収集及び確保に 全力を挙げた。そして情報収集の結果、西の陸地がファルマートという名の大陸であり魔法や神、ドラゴンなどが 存在するファンタジー世界であること、そして帝国という唯一の覇権国家が大陸の大半を支配下に治めていることが判明した。 426 :New ◆QTlJyklQpI:2013/10/02(水) 01 48 45 「ここは特地か・・・・」 「原作より前みたいですね」 「ロゥリィ聖下に会えるおw」 「エルフがオレを待っている♪」 「確か東と言えばヴォーリアバニー(首狩兎)の生息地だったはずだが・・・・」 「・・・・嫌な予感しかしない」 実際予感は的中することとなる。 山脈を越えた先に広大な草原地帯を発見した陸軍であったがそこでヴォーリアバニーの討伐(という名分の奴隷化) に向かっていたゾルザル派の軍勢と遭遇、いくつかの行き違いの末に戦闘に発展することとなった。 「ホントにあの馬鹿のゾルザルのせいで酷い出費です。おかげでケモミミ少女たちに萌える暇もない」 「・・・・辻さんいつの間にケモミミ派に?」 「私はケモミミだろうと亜神だろうと分け隔てなく(見た目)少女を愛でる主義ですよ?」 「・・・・・・」 幸い戦闘自体はゴブリンやオーガなどに備えて重装備を持っていた陸軍側の圧勝となったが この敗北の知らせに激怒したゾルザルが東方に現れた蛮族の誅罰を唱えたことで事態は悪化する。 カーゼル侯爵など議会の面々は出征費用や相手の情報不足からまずは偵察もかねて相手と接触する ことを唱えたがゾルザル率いる主戦派の勢いとこれまで武断政策を推し進めてきた現皇帝に押し切られる形で 開戦に踏み切ることとなった。 帝国の主力と植民地などからかき集めた艦艇が陸海から東にある日本へと進軍したが 満州や太平洋で対米戦に備えていた陸海軍に勝てるわけもなく呆気なく蹴散らされ、 短期決戦を目論んだ日本軍の電撃侵攻に連合諸王国軍も敗れ去ったことで 半ば降伏に近い形で講和が結ばれることとなった。 「しかし、降伏でなく講和で良かったので?」 「今の日本では大陸東部と割譲した南方の植民地だけでも精一杯だ。それに相手は全く価値観の違う封建国家 下手に介入すれば泥沼に片足を突っ込むことになるだろう」 「幸いフォルマル伯爵家との繋がりから経済的な手綱は握れますんで実利を取れれば十分です」 「早速取り込みましたか・・・・」 「趣味を同じくする”同志”ですんで」 フォルマル伯爵家当主コルト。原作開始時では既に故人であるがこっちではまだ存命であり、この世界では 珍しい開明的な思想と亜人種の保護という”趣味”から早速MMJの手により接触が持たれ、経済協定などを結び帝国内の 市場進出の足掛かりとしていた。 「帝国内は経済を抑えるとして南部の植民地と東北部の草原地帯の開発のほうは?」 「南方のほうでは原油の存在が確認されましたので急ピッチで採掘作業を行ってます。 問題は東北部の開拓ですね。あそこは穀倉地帯として有望なのですが」 「亜人部族の紛争地域だからなあ・・・・・」 ヴォーリアバニーというアマゾネス的な亜人種がいることから解るように大陸東北部は亜人種の部族争いが 活発であり原始的な武装・戦術とはいえ並のヒト種より身体能力の高い彼らを敵に回せば思わぬ損害を受ける危険性が 指摘されていた。 「それなんですがヴォーリアバニーの族長と名乗る者が接触してきまして」 「トゥーレですか?」 「ええ、自分を好きにしていいから部族に手を出さないでくれと。どうやら討伐軍との戦闘の様子を見ていたようで。 それに他の部族からも恭順の意や貢物として亜人の女性が・・・・」 「草原地帯の問題が解決するのはいいが・・・」 「それはそれは・・・下手に送り返すとあちらが困るでしょうし”預かる”という形に しておきますか(女学校に入れて亜人淑女を!)」 「辻さん今何か考えませんでした?特に女学校について?」 「HAHAHA!まさか!!」 「なら、いいんですが・・・・後はゲートの件ですね」 「今のところアルヌスの丘には変化はありません。帝国も今は内部の引き締めに走っており外征どころではないのですが」 「しかし、今までの膨張政策を止めるのも容易ではないでしょう。ある程度損害を回復すれば・・・・」 「内政の行き詰まりを打破するために戦争、そして強大な我々ではなく異世界への侵攻を選択する可能性が高い」 夢幻会にとってはいつ出現するかわからないゲートの開通は技術・文化のメリット以上にデメリットのほうが大きかった。 何しろ”原作”では最後には米中などの工作員の流入や圧力に屈してあわやゲート周辺に多国の軍隊を入れようとするなど あまりな日本国の対応にこっちが振り回される可能性が高く、ゲートが開通してもある程度距離を置きたいというのが メンバーの考えであった。 「全く古代龍対策用の軍備といい、植民地の開拓といい我々が休めるのはいつになることやら」 「ご安心を少なくとも後10年は嶋田さんの政権維持は確定ですから」 「orz」 転移しても夢幻会は平常運転であった。
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/147.html
ネタ振りなので、正式に作品になるまでアイディアとして前後の文章を残しておきます。(wiki編集者) 529 526 [sage] 2010/09/23(木) 10 55 06 ID 8/Kl7LaZ Be >「恋人と妹の境界線」「ママな妹、妹なママ」 おお! そう言われれば確かに! イイ話ダナ~。 ただ、後者は、いざこれからというところで途切れているのが残念無念。 「同意して入れ替わり」→「不慮の事態で戻れなくなりオワタ!」→「でもそこから前向きに生きる」 というコンボが大好きです。最初が強制じゃないぶん「そうなった責任はお互いにある」って感じがして。 まぁ、「同意して入れ替わり」→「私達、このままでインジャネ?」というのも好物ですが。 せっかくなので、ちょっとだけ自分でも妄想してみました。 『令嬢メイド』 「セリカって、ほんと女らしくてグラマーよね。いいなぁ」 仕えている家の御令嬢に心底羨むように言われて、ティーポットから紅茶を淹れていたメイドは目をパチクリさせた。 「ルイーズ様みたいな綺麗な方に言われると、なんだか複雑なんですけど……」 メイド──セリカの言う通り、彼女が側付きの侍女として仕えているルイーズ・マリアンヌ・ド・ダルタニアンは、掛け値なしの美少女だった。 豪奢な蜂蜜色の巻き毛と、人形のように整った顔立ち、そして雪花石膏(あらばスター)のように白い肌という、この国に住む乙女なら誰でも憧れるであろう美の要素を兼ね備えているのだ。 さらに小柄で華奢ながら均整のとれた肢体は、さながら「現世に舞い降りた妖精」と見まがうばかり。 伯爵令嬢という身分もあいまって、世の多くの少女達が思い描く「理想のお姫様」像と極めて近しい存在だと言えた。 530 526 [sage] 2010/09/23(木) 10 56 14 ID 8/Kl7LaZ Be 対して、セリカの方は、ごくごく平凡なメイド娘にしか過ぎない。 曾祖父の時代に外国からこの移り住んだため、この国では珍しい黒髪黒瞳と、ほんの少し黄色みを帯びた肌が多少は目を引くが、顔立ち自体はいわゆる「十人並みの美人」。 確かに女にしては背が高く、胸もかなり大きい方ではあるが、それとて飛びぬけて目立つ要素ではない。 実家は大きな農園を経営しており、それなりに裕福で多少は教養もあるが、身分制が厳格なこの国では、あくまで爵位を持たない平民だ。 聞くところによると、海の向こうの国ブリタニカでは、貴族と平民のあいだに「郷士(ジェントリ)」と呼ばれる階層があるらしい。かの国でならセリカの家は確実にその郷士階級であったろうが、このプロバンスでは平民として十把一絡げにされる存在だった。 とは言え、ひと口に貴族と言っても様々で、平民のことを金が成る木かしゃべる家畜くらいにしか思っていない非道な輩もいれば、国と領民のことを本気で考えてノブレス・オブリージュを尽くす立派な「真の貴族」もいる。 セリカが仕えるダルタニアン伯爵家は、どちらかと言えば後者だ。陽気で平民にも気さくに接する伯爵と、厳格だが思いやり深い夫人のあいだに生れた娘たちも皆、知的で淑やか、かつ誇り高く慈悲深い。 ……もっとも、末娘のルイーズに関しては、本性はなかなかお転婆だったりするのだが。 叔母がルイーズの乳母であった縁で、行儀見習いを兼ねてダルタニアン家に仕えることになったセリカは、この家の人々と出会えて本当に幸運だったと思っている。 とくに現在世話をしているルイーズとは、貴族と平民という身分差はあるものの、主従の域を超えて親しくさせてもらっている。 ルイーズは、少々ツンデレで素直でないきらいもあるものの、基本的にはダルタニアン伯の娘にふさわしい、優しくて頭のよい少女であり、主として、また友人としては非常に好ましい。 531 526 [sage] 2010/09/23(木) 10 56 45 ID 8/Kl7LaZ Be ただ、残念なことに、15歳になったルイーズは、来年の春から王都の王立学習院(カレッジ)に入学し、勉学に励むことになっている。 ルイズが学院にいる3年のあいだは、彼女付きのメイドであるセリカは暇をもらい、実家で家業を手伝うことになるだろう。基本的に学習院は従者の同伴は禁止されているからだ。 弟妹たちに会えるのは嬉しいが、その面倒をみることや、畑仕事のことを考えると、多少憂鬱になる。 いっそ地元で平民の娘が通う女学校に入学するか……とも思うが、読書好きで勉強熱心なセリカは、ルイーズの許可を得て、彼女が家庭教師から習っている教科書や蔵書類を読ませてもらい、それなりの域に達している。 今更、女学校に通っても退屈なだけだろう。 「いいこと、セリカ。確かにわたしは自分でもそれなりに美人だと思うわ。周囲の人もお世辞込みとは言え、褒めてくれる。で・も! 最後に殿方が選ぶのは、いつだって胸の大きな女の子なのよ!」 どうやらルイーズは自分のスレンダーな体型にコンプレックスがあるらしい。 あるいは、兄のように慕い、密かに憧れていた隣領の子爵が、巨乳の姉と結婚して義兄になったことにショックを受けたのかもしれない。 「うーーん、そういうものでしょうか」 もっとも、セリカなどに言わせれば、胸なんてあまり大きくない方が動くのに邪魔にならなくていい。ルイーズの好きな乗馬の際も、大きな乳房は邪魔になると思うのだが……。 まぁ、このあたりの問答は、いつもの流れだったが、今日は少し趣きが違った。 「──ねぇ、セリカ、貴女、本当にわたしのこと羨ましいって思ってる?」 「?? はい、そう思ってますけれど……」 「なら、さ。もし、一時的にわたしの立場になれる……って言ったら、どうする? しばらくわたしと代わってくれるかしら?」 「……え!?」 532 526 [sage] 2010/09/23(木) 10 58 02 ID 8/Kl7LaZ Be ──と、こんな感じで、妖しげな魔法の指輪によって、メイドと貴族令嬢の入れ替わりが発生。 勉強好きなセリカは、高等教育を受けられることを喜び、「ルイーズ」として学院へ向かい、勉強より身体を動かすほうが好きなルイーズは「セリカ」として彼女の実家に帰る。 元より素質があったのか、「ルイーズ」は学院でも有数の優等生となり、貴族としての立ち居振る舞いや礼儀作法も身に着けて、他の生徒たちからの「憧れの君」となっていく。 一方、「セリカ」は田舎暮らしの知識不足で当初こそ多少は苦労したものの、思い切り身体(しかもセリカの大柄で丈夫な肉体)を駆使して働く喜びに目覚める。末っ子だったため、弟や妹にお姉さんぶるのも楽しい。 年末休暇で「ルイーズ」が屋敷に戻った際に元に戻る約束だったが、互いに今の生活が未だ名残惜しく、「もうしばらくこのままでいよう」と合意して別れる。 翌年の年末も、ズルズルとその繰り返し。 そのあいだに、「ルイーズ」は家が決めた婚約者と引き合わされ、「セリカ」の方も地元の若者の求愛を受ける。どちらの相手も好青年で、満更でもなく交際を始めるふたり。 しかし、さすがに一生このままと言うわけにはいかないので、「ルイーズ」が学院を卒業したら必ず元に戻ることを約束していたのだが、「セリカ」が溺れていた弟を助けるために川に飛び込み、指輪の片われを無くしてしまう。 3年目の年末休暇で、涙ながらにそのことを「ルイーズ」に告げる「セリカ」。 ……と、ここまで妄想して力尽きました。 無論、モデルはラノベ・アニメのあの娘達。色々変えてはいますが。 533 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/09/23(木) 18 07 40 ID RT1jhgcg Be 指輪をなくしたのがセリカなら、ルイーズが許せば済むから続けやすいな。 「判ったわ、あなたはそのままルイーズとして嫁いで頂戴。あなたなら侯爵夫人としてだって立派にやっていけるわ。 べ、べつに私が○○(地元の若者)と結婚したいから言っているんじゃないんだからね。」 ……あれ?w 534 名無しさん@ピンキー [sage] 2010/09/24(金) 01 27 46 ID 7A6Xc2Zn Be いい流れだな。 お互いの環境に長くいるうちに 元セリカが若干貴族っぽい性格になってたりするのも 良いかもしれん。 鉄棒の人の続きが読みたくなってきたよ。
https://w.atwiki.jp/ikiagaku/pages/16.html
58日目 2月18日投下終了時 攻撃力430 剣・刀・槍・双槍・拳・弓 防御力+18 魔法防御力+18 精神耐性 炎耐性 天耐性 装備 頭・魔法のバンダナ……頭に巻くバンダナ。かっこ悪い。頭装備、防御力+3、魔法防御力+3 右手・祖鉄剣/アイギス……スカリエッティが改造した祖鉄剣。人の欲望を食らって自己強化する。刀身が白い 攻撃力430 剣・刀・槍・双槍・拳・弓 祖鉄剣Lv86 機械意志兵装アイギスを付与した、魔導剣。腐食耐性、浄化属性、神器、連携 次のレベルまで 49000/86000マニー 神器(破壊不可能) 腐食耐性……武器のレベルが下がらなくなる。 浄化属性……アンデッドタイプの敵に対して即死付与。 連携……技の攻撃回数+1 左手・金獅子の小手……左手 装備している限り全ての属性魔導無効化 体・合金鎧 防御力+15 魔法防御+15 装飾品1・精神の宝珠……精神干渉に対する耐性を得る→肉体のリング……筋力+20(1の描写無しの為変更は未確定) 装飾品2・ルビーの指輪……炎属性に対する耐性を得る 装飾品3・ダイヤの指輪……天属性に対する耐性を得る 持ち物 財布(数千円+硬貨幾らか) 煙草(アラスカ・残り8本) ライター(105円の安物)) 堅そうな木の枝……単純に頑丈そうな木の枝。全力を込めて折ろうとしてもピクリともしない程度には頑丈。攻撃力20 剣 何者かの手記……王国歴819年の記録。 料理の本……料理を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量2 ござ……地面に引いて眠れる。 輝く石……光り輝いている石。何に使うかは不明。 聖槍ロンギヌス……槍、神を射抜いたとされる血塗られた聖槍。その一撃は真実天を裂く。 攻撃力1500 布……ただの布切れ。折れたナイフの刃先を使う時には便利そう。 古代語辞典……読み書き 古代言語を習得する時必要スキルポイントが1減少する。もっている限り読める本の上限レベルを一つ上げる。容量2 基礎鍛練の本……基礎身体能力を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量2 魔導知識全書……魔導知識系統の能力を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量3 鍛練術の本……鍛練術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量2 剣技術の本……剣技術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量2 犯罪技術の本……犯罪技術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量1 サバイバルの本……サバイバルを習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量1 一般常識の本……一般常識を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量1 旅人と安息の指輪……魔力を込めるとどこか別の場所へ転移する。また、クルーゼの場所へも転移可能。ただし転移は5日に一回。今は明るいオレンジ色に輝いている。 歌の本……歌を習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量1 踊りの本……踊りを習得する時必要スキルポイントが1減少する。容量1 傷薬……Hpを100回復する。 ×5 魔石……Mpを50回復する ×2 ディスポイズン……毒を回復する×2 ディスパラライズ……マヒを回復する。×2 魔格の水晶……体内の属性を通常の値にリセットできる。 何度でも使用可能。×2 鍛冶器具……鍛冶スキルを自分で強化可能 死への抵抗……即死無効。 肉体のリング……筋力+20 白木のお守り……装飾品 魔法防御力3上昇 鑑定術の本……鑑定術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 戦術の本……戦術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 戦術指揮の本……戦術、指揮を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 軍略の本……軍略を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 兵法書……合戦技能使用時成功率が30%上昇する 大剣の本……大剣を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 経営の本……経営術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 内政の本……内政術を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 書類整理の本……書類整理を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 掃除の本……掃除を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 孟徳新書……詳細不明、持っているだけで相手の思惑を一つ外してくれる (MP0時にMP10回復を確認) 手芸の本……手芸技能を習得する時必要スキルポイントが1減少する。 カラクリの本……カラクリ技能を習得する時必要スキルポイントが1減少する。
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/168.html
260 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 26 36.73 ID N4oh6rR1 Be 陽子が家路についたのは、夜の九時を少し回った頃だった。 本当ならもっと早く帰れるはずなのだが、人手不足の今の職場では 余計な仕事を回されることが多く、これより遅くなることもしょっちゅうだ。 疲労のあまり帰りのバスの中で居眠りして、寝過ごしてしまうことも幾度か経験した。 しかし、今日の陽子は仕事の疲れをほとんど気にすることなく、 充実した気持ちでバスを降りた。 首から下が春奈の体と入れ替わったのがその理由だ。 若々しい女子高生の肉体になって、肩こりや筋肉痛に悩まされることが 無くなったのだから、自然と気分が弾むのも無理はない。 無論、娘の体を奪ってしまったことに対する負い目はあったが、 それは陽子の愉悦と矛盾するものではなかった。 住み慣れた自宅のドアを開けると、直紀が玄関まで出てきて陽子を迎えてくれた。 「ママ、おかえりなさい」 「ただいま、ナオ君。春奈はどうしてる?」 血の繋がらない息子に陽子は訊ねた。首から下の体が陽子のものになってしまった娘が 落ち込んでいるのではないかと心配でならない。 「春奈なら、今はお風呂に入ってるよ」 「そう。何か変わったことはなかった?」 「ううん、何も。ご飯は二人で先に食べちゃった。ごめんね」 直紀は義母の荷物を手に持って詫びた。 その神妙な態度に、逆に陽子が気後れしてしまう。 「別にいいのよ。今日は遅かったから……」 直紀のあとについてダイニングへ向かう。 テーブルには子供たちが作ってくれた温かい夕餉が並べられていた。 普段と何も変わらない日常の光景に、陽子は安堵する。 「ママ、お腹空いたでしょう。さあ、どうぞ召し上がれ」 「ありがとう。でも、その前に着替えてこないと…… 春奈のお気に入りのワンピースを汚しちゃったら怒られるわ」 陽子は自分が着ている桜色のワンピースを指して笑った。 直紀も調子を合わせるように笑いながら、 「大丈夫だから、早く食べてよ。着替えは後でいいからさ」といって、 母をやや強引に席につかせる。スープの匂いが鼻孔をくすぐり、腹が大きな音をたてた。 借り物の若い体が旺盛な食欲を示していた。 「あら、恥ずかしい。じゃあ、お言葉に甘えて、温かいうちにいただこうかしら」 椅子に座った陽子に、直紀が温め直したオムライスの皿を差し出す。 よくできた息子だとつくづく思った。 「それにしても、ママが春奈の服を着てるのは面白いね。 そういう可愛らしいママの格好、見たことないから新鮮だよ」 「面白いというよりも、変だわ。若作りして恥ずかしい」 顔を赤らめる陽子に、直紀は首を横に振る。 「そんなことない。とってもよく似合ってるよ。 ママはまだまだ若いからさ、今度、春奈とお揃いの服でお出かけしてみたらどうかな」 「もう、ナオ君ったら……大人をからかうんじゃありません」 口を尖らせつつも、満更ではない表情の陽子。 美味い食事と息子の世辞に、陽子は上機嫌だった。 261 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 28 38.37 ID N4oh6rR1 Be 「ところでママ。実は、話しておきたいことがあるんだ」 食事が終わろうかというとき、ふと直紀が話題を変えた。持って回った言い方だった。 「どうしたの、ナオ君。やけに改まっちゃって」 「ママと春奈の体が入れ替わっちゃった話なんだけど、 ひょっとしたら元に戻れるかもしれない」 「えっ、本当? どういうことなの」 陽子は驚いて直紀を見つめた。信じられない出来事が自分たちの身に起こり、 どうしたらいいか困惑していただけに、直紀の発言はまったく予想外だった。 「あれから僕も色々と調べたんだ。 もしかすると、二人の体が入れ替わっちゃったのは黒魔術のせいかもしれない」 「く、黒魔術?」 思いがけない単語に、陽子の声が裏返った。 聡明な息子がまさかこんなことを言うとは思わず、戸惑いを隠せない。 「そうだよ。世の中には科学じゃ解明できないことがたくさんあるんだ。 今回のことだって、誰かがママと春奈に黒魔術をかけて 困らせようとしてるのかもしれない。ううん、きっとそうだよ」 「そ、そうなの。ナオ君がオカルト好きだなんて知らなかったわ。 でも、黒魔術なんて……」 肯定すべきか否定すべきか、陽子には判断ができなかった。 とても信じがたい話だが、今、自分たちの身に起きている異変を考えれば、 確かに非科学的な領域に原因を求めてもいいのかもしれない。 しかし、あの直紀が魔術やオカルトを真剣に語るとは──。 とにかく話を聞いてみようと、陽子は続きを促す。 「で、その黒魔術っていうのを調べたら、私たちの体を入れ替える方法がわかったの?」 「うん、そうなんだ。元に戻す方法も一緒にわかったから、今から試してみようよ」 「本当なのかしら。いきなりそんなことを言われても、 とてもじゃないけど信じられないわ」 「ものは試しだよ。とにかくやるだけやってみて、 無理だったら他の方法を考えたらいいじゃない。ほら、これを使うんだよ」 不審げな陽子を説き伏せ、直紀が取り出したのは一本の黒いマジックペンだ。 町のコンビニや文房具屋でいくらでも買えそうなありふれた品に、 疑わしさはますますつのる。 「それ、普通のマジックよね。なんでそんなものを……」 「いいから、いいから。今からママと春奈を元に戻してあげるから、 目をつぶってじっとしてて。『元に戻りたい』って しっかりお願いしないと効き目がないから気をつけてね」 「え、ええ……」 戸惑いながらも、陽子は直紀の言うとおりにする。 どうせ効き目などないとはわかっているが、満腹になって気分がいいこともあって、 しばらく息子の遊戯につき合ってやってもいいと思った。 陽子は椅子の向きを変えて、直紀と向かい合う。それから言われた通りに 目を閉じると、顔に細いものが当てられ、くすぐったい感触が額を撫でた。 「何をするの、ナオ君。もしかして落書きしてるの?」 「落書きじゃないよ。ママにかかった黒魔術を打ち消すのに必要なことなんだ。 じっとしてて」 「で、でも……」 油性のマジックペンで顔に書かれていることが、陽子を困惑させる。 あとで洗って落ちるのだろうかと心配になるが、 直紀は母の懸念をいささかも意に介さず、軽快にペン先を走らせた。 262 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 29 57.67 ID N4oh6rR1 Be 「よし、これでOK。じゃあいくよ。これからママを元の体に戻してあげるからね」 「ええ……お願い」 目を閉ざしたままうなずく陽子の前で、直紀が何やらつぶやき始める。 陽子の知っている言語ではなかった。何かの呪文のような妖しい響きだ。 思ったよりも本格的なまじないの文句に、 他愛ない児戯を想像していた陽子は驚きを隠せない。 (何だか怖くなってきたわ。本当に大丈夫かしら……) 背筋に悪寒がはしり、直感が危険を知らせてくる。 それでも愛する息子を信じて陽子は動かなかった。 やがて直紀の呪文は終わり、ダイニングルームに静寂が満ちる。 変化はすぐに起きた。 (ど、どうしたのかしら。何かおかしいわ。頭が……) マジックペンで落書きされた額に得体の知れない疼きを感じた。 虫が這いずり回っているような不快な感覚に気分が悪くなる。 たまらず目を開けると、直紀が端正な顔に薄ら笑いを浮かべていた。 「ふふふ、うまくいったね。喜んで。元に戻ったよ」 「本当なの? あ、あら? 何だか変だわ」 陽子は違和感を覚えた。自分の声がやけに高く、 まるで別人のようになっていたからだ。 それも知らない人間のものではない。よく知っている声だ。 「この声……私、どうしちゃったのかしら。それに、服も春奈の服のまま。 元に戻っていないわ」 直紀の言葉が正しいのなら元に戻っているはずなのに、 陽子はいまだ娘のワンピースを着たままでいる。 どういうことかといぶかしがっていると、 直紀が彼女を椅子から立たせ、ひしと抱きついてきた。 「ああ、よかった。これで何もかもが元通りだね。僕も安心したよ、春奈」 「えっ、春奈? ナオ君、何を言っているの」 息子の真意がわからずうろたえる。直紀は陽子の髪を撫で、優しく笑いかけてきた。 「何って、大事な妹が元に戻って喜んでるんじゃないか。春奈は嬉しくないのかい?」 「わ、私は春奈じゃないわ。ナオ君、悪ふざけはやめて」 言いながら、陽子の胸の中で暗い灰色の不安が膨れ上がっていた。 なぜ自分の声は少女のように可愛らしい声色になってしまったのか。 どうして自分の髪は頭の左右で束ねられたツインテールになっているのか。 多くの疑問が浮かんできて、陽子は恐怖にわななく。 (私の体、一体どうしてしまったの。これじゃまるで──) 陽子は直紀から離れた。 不安に駆り立てられるようにして洗面所に向かい、鏡をのぞき込んだ。 自分の姿を映すはずの鏡の中に、最愛の娘の顔が映っていることに目を疑う。 「そ、そんなっ。どうして私が春奈になっているの」 陽子の口をついて出たのは、愛娘の春奈の声だった。 驚愕と絶望に囚われ、陽子は前のめりの姿勢で固まってしまう。 いくら鏡に見入っても、陽子自身の姿はどこにもなかった。 なぜ、自分が春奈に──陽子はどうしていいかわからなかった。 元の体に戻るどころか、残っていた顔と髪型までもが春奈のものになってしまった。 もはや今の彼女の姿を見て、陽子だとわかる人間は存在しない。 一番近しい家族の直紀でさえ、彼女のことを春奈と呼んだ。 陽子は頭部から爪先まで、肉体の全てが春奈になってしまったのだ。 263 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 31 04.18 ID N4oh6rR1 Be しばらく呆然としていた陽子だが、ふと背後に人の気配を感じた。 直紀が後ろに立って、陽子の肩に手を置いた。 「春奈、急に元に戻って混乱してるんだね。可哀想に。 でも大丈夫だよ。僕がついてるから」 「ち、違うわ。私は春奈じゃなくて、あなたのママよ。信じて、ナオ君。 私と春奈、今度は体全部が入れ替わってしまったの」 陽子は慌てて否定するが、直紀は聞く耳を持たない。 陽子の肩に顎を載せ、耳元で語りかけてくる。 「春奈、どうしてそんなことを言うんだ? 君は僕の妹の春奈じゃないか。 どこからどう見ても、僕の可愛い春奈にしか見えないんだから」 「だから違うのよ、ナオ君。私は春奈じゃない──んんっ」 発言を遮り、直紀が唐突に陽子の唇を奪った。 驚いて硬直している隙に、直紀の舌が前歯を押しのけて陽子の中に侵入してくる。 男子高校生の荒々しい息づかいを口内に感じた。 「ううんっ、んっ。うううっ」 (舌が口の中で暴れてる。なんていやらしい動きなの) 物慣れない少年の行為ではない。直紀の舌は大胆に陽子の内部をまさぐり、 逃げようとする彼女の舌に無理やり巻きついてくる。 二人の唾液と呼気が混じり合い、胸が苦しくなった。 (だ、駄目。こんなことしてはいけないのに……) いくら血の繋がりがないとはいえ、母と息子がこのような 淫らな振る舞いに没頭していいわけはない。 陽子は離れようともがくが、直紀は万力のような力で陽子を押さえ込んでくる。 下品な音をたてて義母の唾液をすする直紀に、男を感じずにはいられなかった。 (ああ、ナオ君のつばが口の中に……すごい。こんな情熱的なキス、初めて) 舌で丸めた唾液を口の中に送り込まれ、春奈から借りた体がじわりと熱を帯びる。 体温が急激に上昇し、陽子の分別を奪おうとしていた。 「ふふっ、とってもいやらしい表情をしてるね。可愛いよ、春奈」 ようやく口を離した直紀が、陽子を見下ろして微笑む。陽子はハッとした。 いつの間にか、義理の息子との接吻に魅了される自分がいた。 「こ、これは違うの。お願い、ナオ君、私の話を聞いてちょうだい」 「聞かなくてもわかってるよ。体がウズウズして我慢できないんだろう? いけない子だね」 直紀の手がワンピースの裾から入ってきて、下着の表面を撫で回す。 ぞわぞわした感覚が下腹部から這い上がってきて、陽子の体を震わせた。 「や、やめてちょうだい。こんなことをしては駄目よ」 「どうしてだい? 僕と春奈は将来を誓い合った仲じゃないか。 春奈は僕のお嫁さんになって幸せに暮らしたいって言ってただろう。 僕も同じ気持ちだよ。一生、春奈を大事にする。子供もいっぱい作ろうね」 「ち、違う。私は春奈じゃない……ナオ君、信じて。あ、ああっ、駄目っ」 どれだけ言葉を重ねても、直紀は陽子の体をもてあそぶ手を止めない。 無礼な手はとうとう下着の中にまで押し入ってきた。 薄い茂みをかき分け、直接性器をくすぐってくる少年の指に、陽子は声を抑えられない。 264 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 32 05.06 ID N4oh6rR1 Be 「や、やめてっ。そんなところ──ああっ、あんっ。やめてちょうだい」 (ナオ君の指が、いやらしいところをまさぐってる) 脚が小刻みに震えて、立っていられなくなる。 へなへなとその場に崩れ落ちる陽子を直紀が支えた。 顎をつかまれ顔を上向かされる。再び唇を奪われた。 「うんっ、んむぅっ。ううっ、うう……」 直紀は犬のように執拗に、陽子の口内をなめ回した。 義理の息子に口の中を貪られる嫌悪と罪悪感が陽子の身を焦がす。 理性では駄目だとわかっているのに、愛娘の肉体が歓喜しているように思えてならない。 閉じ合わせた太腿の内側がジンジンと疼いてどうしようもなかった。 (体が熱いわ。まるで、春奈の体が欲しがっているみたい……) 駄目なのに、駄目なのにと思いながら、 いつしか陽子は自分から積極的に直紀と舌を絡めていた。 視界に薄桃色のヴェールがかかって抗う意志が薄れてゆく。 洗面所の鏡の前で息子に抱きかかえられ、十五歳の未亡人は禁忌の法悦にひたった。 嫌がることをやめた陽子の姿に気をよくしたのか、 直紀はますます大胆に彼女の秘所を刺激してくる。 処女の割れ目をこじ開けて胎内に侵入してくる人差し指が、陽子を激しく喘がせた。 酸素の不足に顔を真っ赤にしていると、 直紀が繋げた口から唾液混じりの空気を送り込んできた。 呼吸さえも少年に操られていることを思い知らされ、陽子は戦慄する。 (どうしてなの。苦しいのに、ちっとも嫌な気分じゃない) 自分が直紀に篭絡されつつあることに陽子は気づいていたが、 今の彼女には抵抗のすべがない。力では到底敵わず、誰かに助けを求めることもできず、 そして心さえも少年に絡めとられる。 自制をなくした陽子を、直紀は巧みに自分の支配下に置いていた。 「春奈、好きだよ。愛してる」 耳元で囁かれる甘い言葉に胸が高まる。 二十年以上も前の、乙女だった頃の記憶が蘇った。 陽子は何も言わず、とろんとした目で直紀を見上げた。 幼かったはずの少年が凛々しい男になっていた。 直紀は陽子と視線を合わせて微笑すると、 彼女の背中と膝の裏に腕を回してかつぎ上げた。 狭い洗面所からダイニング、リビングを通って陽子の部屋へと運ぶ。 畳敷きの和室には既に布団が敷かれていた。 直紀は小柄な彼女を静かに布団の上に下ろし、ワンピースを脱がせにかかる。 (いけない。このままじゃ、春奈の体が傷物にされてしまう) わずかに残った理性は危機を訴えたが、逃げることができない。 娘の体は直紀との交わりを心待ちにしているかのように動こうとしなかった。 すっかり骨抜きになった陽子に、彼を拒絶することはもはや不可能だった。 へたり込んだまま、自らの服を脱がされる光景を呆然と眺めるしかない。 直紀はついに下着を剥ぎ取り、春奈になった陽子の肌を光に晒した。 童話に出てくる妖精のようにか細く、美しい裸体が現れる。若々しい生娘の体だった。 陽子と直紀は二人して、この場にいない春奈の体に深く見入った。 (ナオ君、私のことを見てる。春奈の綺麗な体をじっと眺めてる……) 羞恥が女体を燃え上がらせる。股間を熱い液体が滴るのを感じた。 無垢な娘の身体を、卑しい母の心が汚してしまったような気がした。 頭の左右で頼りなく揺れる二束の髪に、 自分は確かに春奈の体になっているのだと改めて実感させられる。 「綺麗だよ、春奈。まるでお人形さんみたいだ」 直紀が口を寄せて、陽子の首筋に吸いついた。 肉づきの薄い部分をついばまれて身をよじった。 「ああんっ」と、自分のあげた声の艶やかさに陽子は驚く。 265 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 33 11.82 ID N4oh6rR1 Be 下では、また直紀の指が股間をまさぐっていた。 今度はいきなり性器を責めるようなことはせず、 くすぐるように恥丘を撫でて陽子を焦らす。 薄い陰毛のさわさわした手触りを楽しんでいるようだ。 (ナオ君、やめて。私たち、こんなことをしちゃいけないのよ) いいようにもてあそばれているというのに、 心に浮かんだ制止の言葉さえ口にできない。 その代わりに陽子はうっとりした声で喘ぎながら、義理の息子の前戯に酔いしれた。 「春奈のここ、いやらしい蜜が溢れてるよ。とってもエッチだ」 「ああっ、あんっ。はああっ、駄目ぇっ」 くちゅくちゅと下品な音をたてて割れ目を撫で上げられる。 もどかしい感触が三十八歳の女心を煽る。 操を立てたはずの亡夫以外の男に抱かれようとしていること、 その相手が長年可愛がってきた義理の息子であること、 そして自分の体が愛娘と入れ替わっていること、 全てが背徳の興奮となって陽子を蝕んだ。 直紀の唇は陽子の首筋から胸元を這い回ったのち、いよいよ下半身に及んだ。 細い脚をなめ回して陽子の羞恥心を煽ったかと思えば、股間に顔をうずめて 舌を淫靡に蠢かせる。直紀は義妹の清い体を隅々まで愛しているようだった。 陽子は浅ましい痴態を晒して、直紀に翻弄されるばかりだ。 「あんっ、あふうっ。そ、そんなところをなめないでぇっ」 「ふふ、エッチなおつゆが止まらないね。これじゃあ、とても飲みきれないよ」 口の周りを陽子の体液で光らせ、直紀が笑う。 わざと淫らな言い回しを使って陽子をいたぶっているのがわかった。 今まで感じたことのない高揚が陽子の肢体を包み込む。白い肌に桜の色が散った。 直紀は仰向けになった陽子の両脚を開かせ、その間に自らの体を差し入れてきた。 ズボンの中から太い肉の棒が隆起していた。 黒々とした茸のような男性器は、立派な牡の象徴だった。 (すごいわ。これがナオ君の……小さい頃とは全然違う) 陽子は物欲しげな目で息子の陰茎を見つめた。 記憶の中にある亡夫のものと比べても明らかに大きく、 黒光りする長大な幹が腹側にそり返っていた。 ごくりと喉が鳴ったが、体裁を取り繕う余裕もない。 「怖いかい、春奈? でも優しくするから大丈夫だよ。 それにエッチなおまじないもかけてあるから、あんまり痛がらずに済むと思う」 (エッチなおまじない……) 溶かされつつある陽子の理性は、直紀のはかりごとに気づくことはなかった。 体の芯が燃え盛って何も考えられなくなる。 ただ、火照った体の疼きを一秒でも早く鎮めてほしかった。 「じゃあ、いくよ。今から君の初めてをもらうから」 (私のヴァージンを、ナオ君に捧げる……) 若い娘のときめきが陽子の胸一杯に広がる。 陽子は小さくうなずき、自ら腰を浮かせて直紀を受け入れた。 血管の浮き出た極太の肉棒が真っ直ぐな陰部の筋にあてがわれ、 ゆっくり割り込んでくる。 小柄な少女には大きすぎる代物だが、直紀は気にせず腰を押し出し、膣内を広げていく。 陽子は娘の処女が奪われるさまを夢心地で眺めていた。 春奈に無断でこんなことを許していいわけはないのに、直紀を拒絶する気になれない。 心の中の歯止めが無くなってしまったようだった。 266 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 34 40.62 ID N4oh6rR1 Be そのうちに、引き裂かれるような痛みが陽子を襲う。 ズンという重々しい衝撃に少女の体が打ち震えた。 十五歳の娘の体が処女でなくなった瞬間だった。 「ああっ、ううう──はあ、はああっ」 途切れ途切れの苦悶の声が漏れる。 太い杭を打ちつけられているような苦痛が、陽子の肺から酸素をしぼり出した。 (ああ……私ったら、春奈の初めてを奪ってしまったんだわ) 背徳の事実が心地よい刺激となって身を焦がす。 取り返しのつかないことをしてしまったはずなのに、後悔よりも満足感の方が強かった。 自分の非情な一面を発見させられ、陽子は驚く。しかし、それも一瞬のこと。 陽子の意識は、自らの胎内にみっちり埋まった息子の性器に向けられた。 直紀の男性器は強靭だった。いとも容易く陽子の膣を貫き通し、 その奥にある子宮を突つく。無垢な少女を相手に非道な仕打ちだが、 直紀は途中でやめることをせず、互いの体をぴったり密着させて満足げに笑う。 「ふふ、奥まで入ったよ。これで春奈も一人前の女になったね」 腹部を満たした陰茎がドクドクと脈打ち、内側から圧迫していた。 自分と直紀の鼓動が重なり、区別できなくなる。 義理の息子と一体になる喜びが陽子の頬を緩ませた。 (ナオ君のがお腹の奥まで入ってる。ああ、なんてたくましいの) 若々しい肉の塊に、女性器が隙間なく塞がれている。 はあはあと喘ぐ陽子の口からよだれがこぼれて、顎を伝って落ちた。 「やっぱりすごい締めつけだな。春奈のここ、僕のをくわえ込んで放さないよ」 直紀が嘆じて腰を揺すった。 破瓜の痛みが陽子の喉から悲鳴を引き出す。目頭が熱くなった。 「ま、待って。動かないで……いっ、痛いっ」 陽子の懇願は無視された。直紀は腰を前後させて、血のにじむ粘膜を摩擦してくる。 涙を流して必死に歯を食いしばる陽子の顔は、三十八歳の子供思いの母のものではない。 愛しい男性に処女を捧げてむせび泣く十五の娘の顔だった。 直紀とのセックスは亡き夫のものとはまるで違った。 十代のたくましい陰茎が鋭利な槍と化して陽子の秘所を穿つ。 若さは力だった。ズン、ズンと力強く膣内に突き込まれるたび、 体がバラバラになってしまいそうな衝撃が陽子を揺さぶり、荒い呼吸をせき止めた。 「あぐっ、うう……ひい、ひいっ」 (駄目、こんなの激しすぎる。おかしくなっちゃう。相手は息子なのに) 今まで陽子は、直紀を我が子のように慈しんできた。 子供の頃から手塩にかけて育ててきた少年に、自らの女の部分を蹂躙されていることが、 義母の矜持を打ち砕こうとしていた。 「ああ……春奈の中、ぬるぬるして気持ちいいよ。 こんなに僕を締めつけて、いやらしいオマンコだ」 「そ、そんなこと言わないで。はあんっ、はああんっ」 直紀に腰をつかまれ、純潔を失ったばかりの秘部を乱暴にかき回される。 激痛がはしっているはずなのに、甘い声が出てしまうのが自分でも不思議だった。 (私、気持ちがいいの? どうして? どうして気持ちがいいなんて思うの) 亀頭が膣壁にこすられるたび、甘美な痺れが陽子を惑わす。 腹の底からにじみ出る肉汁がじゅぽじゅぽと卑猥な音をたてた。 とても処女の交わりとは思えなかった。 春奈の女性器が最愛の義兄を歓迎しているとしか考えられなかった。 267 マジックペンですげ替わり・5 ◆cW8I9jdrzY [sage] 2011/04/08(金) 19 59 09.87 ID N4oh6rR1 Be (ひょっとして、春奈の体が喜んでるの? そんな…… でも、それなら仕方がないわね。だって、私のせいじゃないんだもの。 春奈の体が気持ちいいって言ってるんだから、しょうがないわ……) ふと浮かんだ悪辣な考えが、優しい母の心を犯す。 かすかに残された理性が自己の正当化を始めた。 自分は悪くない、悪いのは全て直紀と春奈なのだという不埒な思考が陽子を支配する。 娘の体で性交渉を持ったことに対する罪悪感が、免罪符を得てにわかに薄らぎだした。 「ああっ、あんっ。ナオ君、激しいっ。ああっ、す、すごいっ」 陽子はだらしなく口を開けて、娘の肉体で肉欲を貪る。 よだれが滴って素肌を汚すのも気にならない。 一旦受け入れてさえしまえば、久方ぶりのセックスは格別だった。 ずっと心の奥にしまい込んでいた性の欲求がむくむくと頭をもたげ、 更なる快楽を貪欲に要求してくる。 陽子は妖しく腰をくねらせ、直紀のペニスを堪能した。 今の陽子にとって、もはや常識やモラルは邪魔な代物でしかなかった。 こんなことになるなら、もっと前から直紀と関係を持っておけばよかったとすら思った。 「あっ、ああっ。ナオ君、もっと──ああ、いいのっ。奥まで届いてるっ」 「春奈、気持ちいいのかい? ふふっ、初めてなのに感じるなんて、いけない子だね」 「ふあっ、ふああっ。だ、駄目っ、そんなところをツンツンしたら駄目ぇっ」 野太い男性器が胎内を席巻し、銛のような形状の先端で執拗に子宮を打ち据える。 こんな部位まで少年にもてあそばれてしまうとは──陽子は戦慄した。 背筋の震えが体じゅうに広がっていく。 (ああ……ナオ君ったら、なんて素敵なの。このままじゃイカされちゃう) 希薄になっていく意識とは対照的に、快感はどんどん強く、 そして激しくなっていった。とろけた陽子の瞳に、もはや怯えの色はない。 まるで何かに操られているかのように、見苦しく腰を振った。 処女とは思えない淫猥な仕草を眺めて、直紀が笑みを深める。 「ふふ、春奈はエッチだね。ああ、僕ももう我慢できないよ。 このまま中に出すけどいいよね?」 陽子の中を肉の棒でかき回して直紀が言った。質問ではなく確認だった。 陽子はためらうことなくうなずき、膣内射精を乞い願う。 「え、ええ、いいわっ。このまま中に、中にちょうだいっ」 長い黒髪を振り乱して射精を求める。 直紀は我が意を得たりとばかりに義妹の体を持ち上げ、強く腰を打ちつけた。 ぐいぐいねじ込まれる少年の陰茎が陽子を狂わせる。 陽子は足の先をぐぐっと丸め、はしたない声をあげて絶頂を迎えた。 「も、もうダメっ。あっ、ああっ、イクっ。ナオ君、イクわっ」 腹の底から狂おしいほどの衝動が沸き上がり、熱い喘ぎとなって吐き出される。 目の前に火花が散り、白と赤の光のコントラスト以外は何も見えなくなった。 長い間忘れていた性のうねりが陽子を遥かな高みに持ち上げ、 そこから一気に突き落とす。 どこまでも落ちていくような感覚の中で、陽子は静かに目を閉じた。 薄れゆく意識が最後に感じたのは、自分の体の中に染み込んでくる少年の温もりだった。 耳元で直紀に何かを囁かれたような気もしたが、 とうに限界を超えていた陽子にそれを知覚することはできなかった。
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1209.html
番外編中編 先程の女子トイレ騒動に引き続き、またもやの失言により鉄枷に対する彼女の信用度はかつて無い程に失墜していたが、それでも通話は続いていた。 鉄枷は電話の向こうの声に当たり障りなく、至っていつも通りに返答しながら、第7学区の木の葉通りを外れ、丁度ビルの立ち並んだ道路を前進する。 木の葉通りは連日人のにぎわう活気ある場所だが、一歩通りを外れればたちまちその雰囲気を変貌する場所としてその道の者には有名である。 勿論学園の治安を維持する風紀委員たる彼がそんな事を知らないはずもなく、ついでに言えば、ここはその道の者達からケンカ通りという別称で呼ばれている事も百も承知であった。 出来れば足を踏み入れたくなかった、そう鉄枷は電話の向こう側に聞こえないほど小さな声でひとりごちる。不良でも何でもない人間がそのような危険極まりない場所を敢えてぶらつこうなど思う筈もなく、彼の弱音も至極当然である。 彼が先程から電話を切る事無く、破輩と会話を続けているのもそういった一抹の不安を緩和する為であるのかもしれない。 しかし、彼は進まねばならない。自らの踵を返す事などしない。 彼が自分の左手に持つ受信機がその先を指し示す限り、その歩む向きを変える事は無い。 彼の左手に収まっているコンパクトのような形をした精密機器は、中央には液晶がはめ込まれており、その液晶の中で一つの光の点がゆらゆらとたなびく。 その点が示すのは彼らが捜している春咲桜、その人である。 『ところで、それが春咲だって確証はあるんだよな?もし間違ってたらもう今夜は探すのは難しいぞ』 「あぁそれは大丈夫です。自分がちゃんとトイレの中を確認しましたから、ぶっちゃけ万が一にも人違いは有り得ないっす」 そう鉄枷は破輩に対して誤解の生じる事の内容確証めいた口ぶりでそう断言する。 春咲は物体転移系能力者と言えど、その能力強度はせいぜい異能力程度。自分を転移してその場を離れたという可能性は皆無に等しい。というより、それが出来たとしてもわざわざ自分を転移する理由もない。彼女はトイレに行っただけなのだ、ならば大手を振って堂々と出入口から出ればいい話である。 ならば女子トイレに残っている筈だが、それは鉄枷自身が自らの社会的地位と失ってはならない何か大切な物を犠牲にしてまで確認したが、彼女の存在は確認出来なかった。 したがってあの時女子トイレから姿を現したマスクの変人は春咲本人、そう断言できる。 『そうか―――にしてもガスマスク、ねぇ。』 「えぇ。顔を隠してまで何をするつもりなのか…ぶっちゃけ、何かキナ臭くなってきましたね」 『顔を隠す必要があるのか、あるいは顔バレが怖くて自発的にやってんのか。 いずれにせよケンカ通りなんつーガラの悪ぃトコに顔隠して入ってく所から察するに、ヤベェ事に足突っ込んでるって事は伺えるな』 電話先の声のトーンが少しばかり低くなるのが容易に聞いて取れる。電話先の女、破輩妃里嶺の機嫌が悪くなるとほぼ必ずと言っていい程声のトーンが下がるのは、風紀委員の同僚には周知の事実だ。そして今現在、破輩は明確に怒りを露わにしている。 (…) 無理もないだろう、と鉄枷は思った。なにせ自分の同僚の風紀委員が完全下校時間をとうに過ぎた頃に街を徘徊、それだけでなく学園都市でも治安の悪い所へ自ら赴き、他人に顔向けできない様な事にうつつを抜かしているというのだ。 彼女の上司として。 そして一人の風紀委員として。 彼女の悪行を見過ごすわけにはいかなかった、看過できるはずなど無かった。 それだけに、今まで彼女たちがその事実を知らないで過ごして来たという事は彼女をより苛立たせる要素となった。 所属がバラバラではたから見れば組織力の無いような救済委員ならばまだしも、よりにもよって学園内の治安を守る風紀委員が、内部の歪みに気付かなかったなど言語道断、とんだ御笑い種である。 彼女が抑え様の無い、矛先も分からないような怒りを露わにするのも至って自然であると言えよう。 電話先の向こうからでもひしひしと伝わってくる憤怒の感情に、鉄枷は当惑の念を禁じえなかった。 正直な所、鉄枷は怒っている破輩を見ると、または起こった時の低い声色を聞くと、どうしても生物的な恐怖心が沸き起こってくる。 例えその怒りが自分に対してではない時でも自分の気持ちが一気に引き締まる位、怒る破輩の姿は当たりの空気を塗り潰す程の濃密な威圧感を辺り構わずまき散らす。 端正な顔を傲然と眦一色に染め上げ、凄みを帯び、さながら女帝の如き貫禄を見せる。 鉄枷は一人で治安の悪い所を歩き回る心細さに更なる不安要素を加えないでくれと内心懇願しながら、同時にその怒れる台風女こと破輩先輩に同行している一厘に同情してやまない。 虫の居所の悪い獣と同じ檻に入れられているようなものだ、彼女の心境は心細いどころでは無いであろう。 もっとも、こんな失礼な例え方をしていた事が本人にばれようものなら明日の朝日は拝めない様な目に合う事になることは必至だが。 (そういえば、さっきから一厘の声が聞こえないな。一緒にいるんじゃないのか?) ――――そうこうしている内に、鉄枷は遂に春咲の居場所へとたどり着いた。 鉄枷は足を止め、目の前にあるビルを見据える。 ビルとビルの間にひっそりと佇む朱色のビル。それは辺りにひしめくビルに紛れて決して目立つものではなく、普段ならば見向きもしないであろう何の変哲もない建造物。 しかし鉄枷はそこに自分の同僚がいて、そこで何かを執り行っているという事を知り、それを踏まえて見ているからかそのビルが嫌に不気味に見えた。長方形の建造物に塗りたくられた朱色がより一層その異様さを引き立たせている気がした。 鉄枷は右手に持ったスマートフォンで破輩に連絡する。不意に自分の手がしっとりと湿っている事に気付き、制服の袖でそれを拭い取る。 「着きました」 『そうか、じゃあ場所を教えてくれ、私たちも丁度準備終わったからそっちに向かう。 鉄枷は春咲に見つからない、どこか見通しのいい場所に待機して何か動きがあれば連絡してくれ』 「了解(ラジャー)、場所は今からメールで位置情報を送りますんで」 そういうと、返事も無いまま破輩の方から電話が切れた。 相変わらず自分の扱いが荒すぎると思わず不満を漏らしそうになったが、声のハリから察するに先程よりも気持ちは穏やかなものになっていると判断し、鉄枷は一先ず喉元でそれを堪える。気持ちさえ穏やかになってくれればそれでいい、イライラした状態で来る位なら一人で追跡を続けていた方が精神的にもやさしいと言うものだ。 最後まで準備の内容は教えてくれなかったが、兎に角落ち着いてこちらに向かっているのなら一先ずは安心出来る。 漸くこの心細い状況から解放される―――――そう思っていた矢先であった。 「はぁーい、ほんなら出発するさかい皆さんは外のトラックの荷台に乗ってぇーな♪ 酔い止めは持ったかな?残念ながら乗り心地は保証しかねるでぇー」 という、何とも緊張感の欠片もない声が鉄枷の耳に滑り込む。声の発生源は間違いなく赤いビル、正確に言えばビルの入り口にある擦りガラスの向こう側からであった。 (ヤッベェ、どっかに隠れなきゃ…ッ) あまりにも早い状況の変化に鉄枷は一瞬当惑するも、取り敢えず先程彼女の言っていた向こうの状況が見える、かつ姿を晦ます事の出来る場所を探し始める。 ビルの中の複数人が会話する声や、微かだが足音が聞こえる。恐らく直線的な距離では十mも離れてはいないほどの近距離。 当然ながら、隠れ場所を悩んでいられる時間など幾許も与えられてはいなかった。 (ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバいってマジでぇぇぇぇ!!) 足音とビルの中から聞こえてくる声はみるみる内に大きくなり、遂に擦りガラスを通してその姿が確認できるほどの距離にまで彼らが辿り着く。 ビルの自動ドアは音も無くゆっくりと開き、とうとう彼らの目が鉄枷を捕捉する―――事は無かった。 鉄枷は寸での所で思い切り横に跳び込み、近くの資材置き場に転がり込む事で、彼らの視界の外へと辛くも逃れることが出来たのだ。 そこが本当に安全か、視界は良好か、という事は全く度外視しての咄嗟の選択であった為、向こうの様子の見えない場所に逃げ込んだと知った時、鉄枷は少しだけ落胆した。 しかし姿を晒さないだけマシだと早々にその悔恨を捨て去ると、微かに聞こえる音だけを頼りに向こうの状況を注意深く把握する。 会話の殆どは喧しい関西弁によるものであったが、どうやら自分の存在に気付いていない事が分かると、彼は強張った身体を和らげる様に大きく息を吐く。 もしあの場で彼らと対面していたとしたら、それは鉄枷ですら想像に難くはなかった。 裏の人間も蔓延るケンカ通り、その通りの外れに佇むビルを拠点とする程の組織である彼らだ。 会話の所々で聞こえてくる“狩り”“討伐”“処分”などというワードから鑑みるに、恐らく彼等にとって人一人処分する事などそれ程苦でも無いのだろうと予想はついた。 発見されるなりそこに居た事に対する故意の有無に関わらず即処分、少なくとも五体満足で帰って来られる程甘い結果は望めない。 そこで彼は今しがたやっと、自身の行いの危険性、その綱渡りのような所業を自覚した。 今までは自身の今置かれた状況などを冷静に顧みる余裕もなかったため、先程のような思い切った行動も取れたが、その危険性を自覚してしまっては話が別だ。 恐怖心は足を竦ませ――― 行動の遅れは焦りを生む――― 当惑は判断能力を鈍らせ――― 判断力の低下は死に直結する。 更に死は恐怖を煽るという、致命的な負の連鎖が生じてくる。 もう破輩先輩がイライラしてようが、一厘が破輩と一緒に自分をいじってこようがどうでもいい、今はとりあえず味方が欲しいと願ってならない鉄枷であったが、無い物ねだりはすべきでない、今自分が成せることを成すまで、そう自身の気持ちを奮起する。 思えば鉄枷のこの気持ちの切り替えの早さと言う強みが、結果としてこの直ぐ後に訪れる事態から彼を生き永らえさせたのかもしれない。 「…?」 無能力者狩り一行の内の一人、真っ黒なパーカーにサングラス、顔の下半分はバンダナによって隠された、まるで顔を見せる事を拒んでいるかのような出で立ちをした男が、鉄枷がいる方向を不審の念を抱いた面持ちで見つめる。 それは別に鉄枷の姿がハッキリと見えたと言うものではなく、直感的な違和感に過ぎなかったのかもしれない。 しかしその微かな疑念は確実に鉄枷がこの場から生き延びる確率を確実に削り取っていた。 「どしたん?はよ乗らんかい?」 「いや、誰かが見てたような。」 という一連の会話を聞くや否や、彼の身体から体温が奪われたような錯覚に陥りかける。 (畜生、バレた!!) 鉄枷は半ば脊髄反射で辺りを見回す、幸いここは資材置き場、彼の能力で取り扱える素材は腐るほど散在していた。 彼は反射的に近くにあった適当な金属に触れ、能力でその金属を自らの制御下に置くと、自身をコーティングするかのように身体中を金属で覆っていく。 黒ずくめの男が資材置き場の様子を見る頃には、彼は物言わぬ全身像へと姿形を変えていた。 この際全身像が某成瀬台の筋肉野郎の如き大柄で筋骨隆々な益荒男がポージングを行っている姿だったことについては触れないでおこう。あまりにも咄嗟の出来事だったのだ、演算を少々誤ってそうなってしまったのだろう、仕方のない事だ。 兎も角、結果としてその処置は彼らの目を欺く事となったのだ。 唇も金属の薄い膜が覆っている為呼吸も儘ならなかったが、それが逆に一切の気配を遮断した。 その偶然の体積に何かしらの意味を見出さずにはいられない、ある種の必然すら感じる一連の好転であった。 (あと少しでも気付くのが遅かったら、気持ちの切り替えが遅かったら…) そう考えると、背筋に嫌な寒気が襲いかかる。 「おいてくで?」 「…」 向こう側から聞こえる声に呼ばれ、男は漸く観念しその身を翻す。 どれほどの時間が経っただろうか。 正確な所それ程の時間は経っていない様であったが、彼の生死を分つ時間は、彼にとって残酷な程に長く感じられた。 物言わぬ像が静寂を破ったのは彼らがトラックに乗り込み出発してから暫く立ってからであった。 能力による制御を解除してから彼はすぐさま新鮮な空気を自らの肺に取り込む。 むせ返るような廃棄物の異臭を思い切り吸い込んだため思わず咳き込むが、長時間の無呼吸状態のせいで彼の身体は空気の清濁は関係なく酸素を欲していたので、形振り構ってられなかった。 「ぶはッ!!ッハァ、はぁ…。ゴホッ、ゲホッ!…ぶふぃー、あぶねぇ…ぶっちゃけ、ばれるトコだったぜ」 身体のリズムを整えるかのように大きく深い息を何回かした後、彼は注意深く辺りを見回し敵がいない事を確認すると、更に大きな息を吐く。 風紀委員の活動で何度か病院送りに行く羽目になったことはあったが、自分の生死を明確に自覚し、生存のための選択を決するのはこれが初めてであった。 故に肉体や精神への負担は普段の活動の比ではなく、彼は先ほどまで擦り切れそうな精神状態の只中にあった。 濃密で息も詰まるような緊張感から解き放たれ、鉄枷は思わず力なく壁にもたれ掛る。 こういった押し潰れそうな不安や困難も仲間と言う存在がいるとある程度精神的な軽減があると言うものだが、今はそれすら望めない。 「…取り敢えず報告しておくか」 鉄枷は思いつめた様な暗い表情でポケットに入ったスマートフォンに手を掛けながら、今はトラックの荷台に乗せられて移動している春咲について思いを巡らす。 先程支部で大言を吐いた身と言えど、実際の所春咲を本当に導くことが出来るかどうかは分からなかった。 正直な所春咲桜が同僚に隠していた秘密はもっと可愛らしいものである、そうたかをくくっていた。 せいぜい夜の学園都市をうろつき回ったり、安いサロンを借りて一人で時間を潰したり、あるいはスキルアウトにでも入って夜な夜な遊びまわったりする程度の、一般的な不良少女が成し得る範疇での非行であると。 しかし現実はその予想を遥かに凌駕するものであった、完全に彼女の内側に潜む闇を見誤っていた。 鉄枷は直感的に理解していた、あれは真面な連中ではない、少なくとも世間に広く認知され、知れ渡るような生ぬるい連中ではない事は分かる。 鉄枷はいつになく弱気になり、一人思い悩む。 そんな集団に籍を置く彼女を、どれほど深く歪な内情を抱えているか分からぬ彼女を、果たして自分達は正しい道に引き戻すことが出来るのだろうか、導くことが出来るのだろうか―――と。 しかしそれでも、彼の進む指針は曲がってはいなかった。否、それはより太く、より真っ直ぐな道となって鉄枷の眼前に広がっている。 恐らく途方も無い時間と労力と手間を要するものとなるだろう。 だが知ったことではない。 これから待ち受けているだろう試練は困難を極める事となろう。 しかしそれも知ったことではない。 彼は時間も、労力も、手間も、困難も、他のあらゆる打算的で利己的な利益も不利益も度外視して、ただ彼女の仲間として、道を踏み外した仲間を救うために立ち上る。 (助けられるから助けるんじゃねえ、助けたいから助けるんだ) だから例えどんなに困難だろうと、手間がかかろうとも、無理だと誰かに謗られようと。 「諦めてたまるかってんだよ―――――なぁ、ぶっちゃけそうだろう?」 そう鉄枷は伏し目がちだった瞼を開いて、つい先程鉄枷の前に止まった一つの光源に向かって語りかけた。 光源は鼓動の如き大きなうねりを上げ、男の胸を一定の拍節で叩く。 そして光源は、鉄枷の夜に慣れた目が次第に慣れるうちに次第にその全容を明らかとする。 黒を基調とした、かなり旧車のバイク。R66、68、69と続いてきたスポーツタイプの最終モデルシリーズ中で最高の42馬力を発生し最高速度 175Km/h以上という高性能なエンジンを積んだ、名実共にフラッグシップモデルの名に恥じない駿馬、アールズフォーク付きの頂点を極めた、BMW R69Sという名のバイクであった。 もっとも、バイクにあまり興味の無い鉄枷には車種は分からないようであったが、それを巧みに乗りこなす女性と、一緒に乗っている少女の陰には身に覚えがあった。 「破輩先輩、一厘」 鉄枷はその黒のバイクに跨る女性とそのバイクに付いたサイドカーにチョコンと収まっている少女を見る。 「…あたりまえじゃねぇか、さっさと後ろに乗れ馬鹿野郎」 「もう時間も無いから!早く追いかけなきゃ」 そう言われて、すぐさま破輩の後ろに飛び乗ると、破輩は待ち侘びていたかのような素早い手際でスロットルを解き放つと、 バイクはそれに呼応するかのように猛々しい怒号を張り上げる。 なんとも心強い、そう鉄枷は思った。ここに居る二人、そして今はここに居ない風紀委員の同僚たちが結託すれば何も怖いものなど無いと思えるほどに。 ―――あぁ、きっと大丈夫だ。 春咲先輩の問題はきっと解決出来る。何の確証もないにも拘らず、疑う余地も無い程の確信を抱いたまま、彼らは仲間が向かう場所へと目指すのであった。 後篇へ続く
https://w.atwiki.jp/ls2014/pages/126.html
★ここからパラレルワールドバトルロワイアル引用(セキュリティに不安がある人はクリックしないこと)★ 【名前】クロエ・フォン・アインツベルン 【声優】斎藤千和 【性別】女性 【年齢】10歳~11歳(外見年齢。実年齢は肉体を得てからまだ一ヶ月未満) 【外見】イリヤを色黒にした感じ。普段は右の房を結わえている 【一人称/二人称】わたし/あなた 【関連人物への呼称】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン → イリヤ 美遊・エーデルフェルト → ミユ 遠坂凛 → リン ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト → ルヴィア 【略歴】 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの中で眠っていた『聖杯の器』(『無かったことにされたイリヤ』)がアーチャーのクラスカードを偶発的に取り込んで肉体を得た姿。 つまり「Fate/stay night」の魔術師としてのイリヤの立ち位置に近い存在。そのため願望器としての機能を備えている。 無くなった自分の居場所を取り戻すためイリヤの殺害を目論むが、肉体を維持する魔力が切れ消滅しかける。 だが、イリヤの説得を受け『生きていたい』という自分の願いを叶え、イリヤの従姉妹としてアインツベルン家に住むことになる。 イリヤとは『死痛の隷属』を交わしているため痛覚を共有してしまっている。 キス魔。ただし魔力の供給が大半の理由。ディープ。 【性格】 基本的にイリヤと同じだがやや京楽的。イリヤよりも積極的で衛宮士郎への好意もストレートに伝える。 【能力・武装】 願望器の機能だけでなく魔術の知識も持っているので、投影や転移といった魔術を軽々と行える。 また、取り込んだアーチャーのクラスカードの力を使うことができる。 双剣での戦闘の他、剣の投影、弓撃など、その戦闘スタイルは「Fate/stay night」のアーチャーに近い。『無限の剣製』が使えるかは現在不明。 黒化英霊と違って意識と知識があるため、スペック以上の強さを発揮する。 魔術的な生命であるため、ルールブレイカーのような魔力構成を断つ武器が弱点。 ★ここまで★
https://w.atwiki.jp/tekiyakusaikyou/pages/190.html
【ン・ダグバ・ゼバ】 【作品名】仮面ライダークウガ 【ジャンル】特撮 【名前】ン・ダグバ・ゼバ 【属性】究極の闇 【大きさ】身長 202cm 体重 約150kg 【攻撃力】直径6kmを壊滅させる大爆発でも無傷の相手を上回る防御を持つ相手をパンチ数発で戦闘続行不能まで追い込む 【防御力】クウガアルテイメットフォームの超自然発火能力に耐えた 自分と互角のパンチ力を持つ相手と数十分に渡り殴り合いを続けられる 【素早さ】人間体だと素早さは人間が瞬きをした瞬間に消える程。ジャンプ力一跳び90m。 怪人体だと最低でも10mから秒速400km(M1200)に対応できる相手でも知覚不可域の速度で戦闘&戦闘中移動できる 【特殊能力】超自然発火能力 相手の体の分子、原子を操作することによりプラズマ化させ、燃やす。人一人くらいは余裕で包む範囲。 能力というのもおこがましく、息をするようにいくらでも使える能力に過ぎない。 射程は狭くても十mはある。こいつの場合タメ無しという凶悪さ 【長所】バランスよく強く、能力も強力。 【短所】腹部にあるベルトが弱点。 (威力80tの)パンチ数発でベルトはヒビが入った。 【戦法】殴りつつ発火しまくる。 102スレ目 無しさん2017/07/08(土) 21 34 26.78 ID U1AAYVU4 263 スフィンクス再考察 ○パルス 完全に破壊される前に上空に飛び上がって焼殺勝ち △クラフト 熱耐性が凄すぎ、頑丈すぎ分け ×ノイズ 互いの攻撃で同時に死滅するが向こうは生き帰るので負け △ネコなんだもん星人 どうしろと ×ワイリーマシン 突撃負け ×鍬形の朧 荷電粒子砲で内部乙る ×竜胆 真っ二つにされる ×目目連 特攻負け △イカルス 倒せない倒されない △シャドウ山野 攻撃当たらず分け ×栽木和 100%の物理攻撃なのでどうしようもない だめだやっぱり光速レベルじゃないと通用しねーわ ノイズ>クラフト=スフィンクス(大陸破壊の壁) つーわけで素早さちょっと微妙なダグバ様もついでに再考察 △殺菌消毒 「霧」の「分子」すらないため攻撃当たらず分け ×フォルテッシモ 隔絶された空間の中まで分子いじれるとは思えん分け ちなみに一方さん(アニメ)VSダグバ様ならベクトル操作云々無しで即肉体分子を破壊できるから勝ちだと思う △火途馬 肉体をぶっ壊そうが知ったこっちゃないと思ったが信管ごと分解できるか、分け ○金棒 発火勝ち △アンチゼーガコアトリクエ 速すぎて攻撃当たらず分け ×ルオゾール デカすぎて削り切れず寿命負け ○東方不敗 分速2万㎞ってことはマッハ980、ギリギリ勝てるので内部転移して師匠を焼き殺して勝ち ○ラムパルド 「ぶんしやき」なんて技が無くて良かった、モーフィング勝ち ○歳木和 全員一瞬で焼いて勝ち △シャドウ山野 FFと同様の理由で分け 転移能力有ってよかったねダグバさん △イカルス 五代に丸焼きにされても平気だったし超自然発火は効かないんだろう、攻撃よけられ分け ×目目連 光に分子なんてない ×竜胆 斬殺負け ×鍬形の朧 荷電粒子砲負け ×ワイリーマシン 特攻負け ×ネコなんだもん星人 気配0なので背後から憑依される △ノイズ 倒せない倒されない ×クラフト 内部に転移したとたん何百万もの軍勢に終始フルボッコ負け ×スフィンクス 相手の方が更に早い、プラズマで昇天 やっぱりダメでしたか まあこの下は大丈夫そうだけど一応見てみるか ×パルス 斬殺負け ○シロガネーZ 焼殺勝ち ○ハドラー 焼殺勝ち ○美里葵 焼殺勝ち 初期に考察されたキャラだから仕方ないね、うん パルス>ン・ダグバ・ゼバ>シロガネーZ 263 格無しさん2017/07/08(土) 23 52 15.60 ID BF82yA1s 260 フォルテッシモの考察ではダグバは分け(フォルテッシモがダグバに攻撃を当てられない) パルスの高周波ブレードは分子操作耐性で耐えられると思われる、戦闘速度で大幅に負けてるので超自然発火当てられないだろうが △フォルテッシモ:原子操作効かないが攻撃当たらない △パルス:高周波ブレード効かないが原子操作当てられない 分けは多少増えたが確かに勝ち越せそうにない クラフト=スフィンクス(大陸破壊の壁)>パルス=ン・ダグバ・ゼバ>シロガネーZ 3スレ目 914 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2007/08/12(日) 13 51 36 ン・ダグバ・ゼバ ×アスラリ:精神支配負け ×リーパー:でかすぎ。いずれ食われて負け ○一方通行:発火勝ち ○鬼丸猛:同上 △ファウード:速度差あるから負けはないだろう。 ○レヴァイアサン:時間切れ勝ちかな。 リーパー>ン・ダグバ・ゼバ>一方通行
https://w.atwiki.jp/mtgflavortext/pages/8953.html
屍気はモーリオックの脳の中のある種の感情をたぎらせる。憎悪、乱暴、そして特に強欲を。 Necrogen enflames certain emotional centers in the Morioks brains hate, aggression, and especially greed. フィフス・ドーン 【M TG Wiki】 名前