約 115,490 件
https://w.atwiki.jp/dueloflegendwikidol/pages/726.html
ランクSC ランクSCプレイヤー情報&デッキリスト(エキスパートルール時)ザック ガラティア アイゼン シャルロット エルヴィス レナ ダイダロス 関連リンク プレイヤー情報&デッキリスト(エキスパートルール時) ザック 情報:悪魔統一の墓地デッキ使い。 ユニット(22枚) No088潜む者×3 No090渡し守カロン×2 No091アークデビル×2 No093死神-デス-×2 No237邪人形×3 No239冥界の使い×2 No242ジェミニ×2 No385アンノーン×2 No392デビルトド×2 No546黒ミサの主バフォメット×2 マジック(18枚) No259ソーマの烙印×2 No260降魔の蓮華門×2 No287悪魔の施し×2 No410生命吸収×2 No416希望の雷×2 No435特攻の剣×2 No556蒼き未完石×2 No559蒼き封魔片×2 No577四象の篭手×2 ガラティア 情報:天使中心の御使いデッキ使い。 ユニット(15枚) No054爾来×3 No235熾天使ガブリエル×3 No368メイドエンジェル×3 No369御使いの守護者×3 No371深緑王の御使い×3 マジック(25枚) No103精神の秘箱×3 No113補充の水泡Lv1×3 No259ソーマの烙印×3 No274絶対防御×3 No412生体転送×3 No424天使の手引き×2 No557紅い未完石×3 No560紅い封魔片×3 No586天使の武具×2 アイゼン 情報:大地統一のドローデッキ使い。 ユニット(16枚) No043アースエレメント×2 No094星辰総統ブエル×2 No171シャギー×3 No180化身ヴァラーハ×3 No303ワーキャット×3 No304重騎士×2 No381熾天使ウリエル×1 マジック(24枚) No127八卦の篭手×2 No259ソーマの烙印×3 No263希望の光×1 No404破壊石Lv2×2 No412生体転送×3 No556蒼き未完石×3 No559蒼き封魔片×2 No561補充の水泡Lv2×2 No577四象の篭手×2 No579戦士の武具×2 No595大地の神殿×2 シャルロット 情報:魔物中心のLP単発回復デッキ使い。 ユニット(15枚) No151足軽×2 No169犬魂×2 No181トレント×3 No323エティン×3 No374千手観音×3 No382熾天使ラファエル×2 マジック(25枚) No101癒しの聖水×3 No113補充の水泡Lv1×3 No251癒しの旋風×2 No259ソーマの烙印×3 No289LP抽出の力×2 No412生体転送×2 No551癒しの博打×2 No557紅い未完石×2 No560紅い封魔片×2 No578ユグドラシルの葉×2 No589エナジーブレード×2 エルヴィス 情報:精霊中心の不死デッキ使い。 ユニット(18枚) No041フレアエレメント×1 No042アクアエレメント×1 No043アースエレメント×1 No044スカイエレメント×1 No051不死鳥フェニックス×2 No151足軽×2 No156ドワーフ×2 No203暗黒の傀儡×1 No204鳳凰の御霊×1 No328不思議な精霊×2 No485フェアリーテイル×2 No488ダークハウリング×2 マジック(22枚) No113補充の水泡Lv1×2 No127八卦の篭手×2 No259ソーマの烙印×3 No261生命の滅亡×2 No290MP抽出の力×3 No435特攻の剣×2 No440手札抽出の力×2 No555緑の未完石×2 No558緑の封魔片×2 No571希望の石×2 レナ 情報:天空統一のクロスデッキ使い。 ユニット(18枚) No021ウイング×2 No084智天使アニエル×2 No236髑髏鳥×3 No313雷聖トール×2 No372主天使ハシュマル×3 No457クロスナイトLv1×3 No471ハーピィ×3 マジック(22枚) No103精神の秘箱×2 No113補充の水泡Lv1×3 No127八卦の篭手×2 No146天空の領域×2 No259ソーマの烙印×3 No265時の砂Lv1×3 No412生体転送×3 No557紅い未完石×2 No560紅い封魔片×2 ダイダロス 情報:混沌統一のカオスデッキ使い。 ユニット(16枚) No005混沌の使者×3 No017覇王カイザード×1 No309ファントム×3 No453亡国の王子×3 No498魔導アーマー×3 No537デモンズソード×3 マジック(24枚) No103精神の秘箱×3 No113補充の水泡Lv1×3 No150混沌の領域×2 No259ソーマの烙印×3 No261生命の滅亡×2 No290MP抽出の力×3 No557紅い未完石×2 No560紅い封魔片×2 No572強制合体×2 No573合体解除×2 関連リンク CPUプレイヤーデータ
https://w.atwiki.jp/ragnaroksoul/pages/232.html
【アンノウンさん】 イラスト:熱湯 【アンノウンさん】 ソウル 7 属性 水 カテゴリ 界外生命体 攻撃力 7 防御力 4 魔力 3 機動力 5 効果 [反]フィールド上で破壊された時 このカードをグレイブゾーンに置く。 [反]このカードが自身の効果によってグレイブゾーンに存在する場合、手札のライブカードを1枚捨て、このカードを召喚する。 ■フレーバーテキスト アンノウンさん「ぐんそう、ワタシはどうしようかな」 ぐんそうさん「アンノウン殿は、暴れろ。」 ■キャラ解説 ハコニワを後にした界外生命体は、次元転送ポッドの中で冬眠状態のまま次元の狭間を彷徨う。 次元転移は先行してあらゆる世界に派遣された「ペルゼルナーザ」という界外生命体が 他の界外生命体が居住するのに適している環境かどうかを判断、それに適っていれば特殊な信号を発し、それを受信したポッドが その信号を追いかけて世界に転移する、というプロセスである。 しかし、彼女のポッドは誤作動を起こし、ペルゼルナーザの信号を受信していないにも関わらず地球の成層圏に転移。 墜落し、とっしんさん達の学校のグラウンドをヤバい事にした。 墜落の衝撃によって目が覚め、記憶も失ってしまった彼女は地球の文献を参照し、第一拠点として学校の侵略を開始してしまう。 ○ 黒溶型に分類されるはぐれ界外生命体。油質の謎の液体と電磁波の体を持ち、非常に優れた身体能力を持つ。 外部からの衝撃は滑るか通り抜けるかで物理的な攻撃がまるで通用せず、 彼女自身は体を自在に伸縮出来る。形を変えた状態で固定する、等は不能だが、分離と集合は出来る。 唯一の弱点らしい弱点はみかん。みかん果汁に一滴でも触れると触れた箇所から広範囲に渡って肉体が結合崩壊を起こす。 一人称は「ワタシ」、二人称はオマエとかキサマとか呼び捨てとか色々。 素直な性格であらゆる物事に流されやすい。 上記の侵略行為も検索した文献から「こういう場合はこうすればいいのか」と彼女なりに判断した結果である。 ちなみに検索したのはよりにもよって漫画であり、この騒動以降、九里東に住むようになった彼女は漫画に大層ハマってしまった。 表情が一切変化しないが、これは黒溶型の特性であり、感情表現は非常に豊か、ただ顔にも行動にも出ないのでどうにもわかりにくい。 ■関連項目 バトルカード 7ソウル
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3984.html
305 :yukikaze:2015/03/01(日) 18 32 55 乙です。それではお約束通り641,642氏に本艦を進呈いたします。 扶桑型戦艦改装案 基準排水量=35,000t 全長=227.0m 全幅=34.0m(バルジ含む) 主機出力=オールギヤードタービン4基4軸・128,000HP 最大速力=27.5kt 航続距離=18kt/10,000浬 武装 50口径35.6cm砲 3連装×2基(前部2基) 65口径15.5cm両用砲 連装×4基(左右両舷2基。配置は史実ヴェネト準拠) 45口径12.7cm両用砲 連装×8基(左右両舷4基) 50口径76mm両用砲 単装10基(左右両舷各5基づつ) 41式噴進弾発射器 1基(3番砲塔跡地 Mk 13 GMLSの拡大版) 41式艦対艦噴進弾10発搭載 舷側装甲-305mm 甲板装甲-150mm(最大) 共に史実長門型準拠の防御構造 解説 日本海軍が戦艦戦力の劣勢を受けて改装した切り札的な戦艦。 『戦艦』という艦種を捻じ曲げに捻じ曲げた戦艦としても名高い。 そもそも同戦艦は、建造当初からバランスのとれた14インチ砲戦艦として計画されていた。 主砲に関しては当時最新鋭であった45口径35.6cm砲を3連装3基搭載。 防御構造は史実長門型に準拠し、速度は金剛型の機関をデチューンし、25ノットクラスを達成するなど、第一級の高速戦艦であった。 日本海軍は同型と準同型艦である伊勢型を整備し、日本海軍の中核として長きにわたり活躍することになった。 しかしながら、日本が別世界に転移したことか彼女達の運命を狂わせることになる。 元々彼女達は、航空主兵主義の元、対空火力に秀でた戦艦として生まれ変わる予定であった。 だが、転移先の世界は大艦巨砲主義が闊歩している世界である。 加賀型ですら、モンタナ級と比べれば劣り、US級に至っては完全に劣勢なのである。 辛うじて戦力的価値を見いだせたのが長門型であり、それ以前の戦艦は、完全なる2線級でしかなかった。 特に問題だったのが扶桑型・伊勢型で、金剛型はその高速力で敵巡洋戦艦を食らいつくし、アイオワ級を戦略的に拘束するだけマシではあるが、扶桑・伊勢型はそれすら不可能なのである。 つまり、現状のままでは、この4隻は全くと言っていいほど使い道がなくなるのである。 (上陸作戦援護というプランもあるが、それはそれで使い道が限定化されてしまう) 日本海軍としては頭を抱えたい心境であった。 大型戦艦にも打撃を与えられる空対艦ミサイルの実戦化にはまだ解決すべきハードルがあり、US級を打ち破る大型戦艦を建造するには、前者よりは技術的ハードルは低いが、これまた時間がなさすぎる。 現状、一番確実性があるのは、大被害覚悟の上での統制雷撃戦位であった。 幾度ものシミュレーション結果に顔を青ざめていた上層部が、技術本部から出された 1つの提案に藁をもすがる思いで飛びついたのは無理もなかったであろう。そこにはこう書かれていたのだから。 『扶桑型・伊勢型に『戦艦殺し』の艦対艦ミサイルを搭載する』 306 :yukikaze:2015/03/01(日) 18 33 33 さて、ここで40式艦対艦噴進弾についての説明に移ろう。 『戦艦殺し』と呼ばれるこの兵器は、『必要なのはわかるが、まさか作るとは思わなかった』と後世言われるほど、常識から外れた兵器であった。 まずこの本質は、『1発当たればUS級でも被害を免れない』これに尽きた。 故にこの兵器は、破壊力を上げることに血道をあげることになる。 何しろ通常弾頭が750kgという『バカだろ・・・お前本気でバカだろ』と言える代物なのだ。 おまけに弾芯はタングステンで、重装甲をぶち抜いて内部で確実に吹き飛ばすという徹底ぶり。 勿論、高速機に対応していないとしても、熾烈な弾幕によって万が一にでも撃墜されないよう海面スレスレを飛行することと、固体燃料ロケットエンジンのブースターを装備し、約7秒間ブースターによって加速された後にブースターを切り離し、初期速度を得た後にターボジェット・サステナーによる飛行に切り替え、マッハ1.2という高速度で突っ込ませるということ(更に決戦前に護衛艦隊を減らすことで、可能な限り『誤爆』を防ぐという条件もあった)で、確実にUS級を破壊するような性能を持たせるようにしたのである。 もっとも、ここまで書くと高性能噴進弾に思えるが、当然欠点はある。 その最大の欠点は大きさである。 当たり前と言えば当たり前だが、高性能炸薬を大量に山盛りし、更に高速度を達成する為にロケットブースターとターボジェットも組み込むのである、必然的に噴進弾の大きさは肥大化することになる。 次の欠点は誘導方式である。 当時の技術力を考えた場合、確実なのはセミアクティブホーミングになるのだが、そうした場合発射母体は発射後の機動に制限が生じるという大問題が生じるのである。 そして母体として考えられた航空機は、噴進弾よりも遅いのである。 敵がどうするかは自明の理であった。 最後には値段である。単体兵器としては高コストでありすぎ、量を揃えるのが困難であるという問題があった。 この欠点に対し、技術本部はある意味割り切った。 まず彼らは、量についてはバッサリと切り捨てていた。 元々彼らの本命は、コンパクトな空対艦ミサイルであって、このデカブツはある種の仇花であった。 言い換えるならば、巨大戦艦という特定の代物用の間に合わせ兵器であって、それほど数を作らなければ良いという考えであった(それでも最終的には100発ほど作られたが)そして大きさと誘導方法であるが、彼らは発想の転換を以てこれに替えていた。 要するに、飛行機からの発射が問題なのであって、艦船から発射すればよい。 更に、艦船を使うのだから、噴進弾の射程距離は、艦船の水上電探の探知距離程度に抑えればいい。 そして、40kmという近距離であることから、推進剤の量は減らせるし、エンジンについても、短期的に最高速度まで出せるような工夫に尽力すればいい。 発射後の機動に制限が生じる? 熱源誘導装置も組み込むが、ならば殴られてもちっとやそっとでは壊れない艦を発射母体にすればいい。ちょうどいい艦が余っているじゃないか。 まず間違いなく、この状況でなければ絶対に採用されないであろう扶桑型の改装計画が承認されたのはこうした背景によるものであった。 なお、この提案が承認されたのは、提案を提示された1週間後であり、そして一月後には、全艦が緊急で改装工事へと入っているのだから、日本海軍のUS級への恐怖感がいかに深刻だったのが見て取れる。 同艦は、初のミサイル搭載艦として名を残すことに成功しているが、搭載数と装填数の問題から、1発発射すれば、それが当たるまでは次弾の発射が出来ないという欠点があり、まぎれもなく『一撃必殺』を宿命づけられた艦であるともいえる。そう言った点ではキワモノ兵器と言えるかもしれないが、同艦の上げた戦果は、連合国海軍にとって恐慌を起こす代物になったのは間違いがない事も事実である。 307 :yukikaze:2015/03/01(日) 18 44 01 全員から『バカだろ・・・お前本当にバカだろ』と言われる事間違いない常識をどこかに置き忘れた戦艦改装案です。 とにかく最重要課題は『巨大戦艦ですら食らえばただでは済まないミサイル作る』という代物です。 641,642氏にしつこく聞いたのがこれ。 『ミサイル技術なんて全くない』と言われれば絶対に成立しない案ですし。 幸いにも『全軍に行き届くだけのものはないが、少数ならば可』と言われたので保有についてはクリア。 で・・・保有がクリア且つ少数ならば『大威力ミサイルOKだよね』ということで、旧ソ連のステキミサイル『グラニート』の弾頭能力をパクリ。 おまけに少数ならば量産性には目もつぶれるよねと、確実に装甲突き破るためにタングステンもふんだんに使用。 速度については、ジェットとロケットで無理やり持っていき、誘導に関しては戦艦というバカ硬い艦を利用することで、強引に捻じ伏せるという寸法。 うん。この世界じゃないと普通に採用されんわ。 それ位、ある意味特科的な代物ですし。
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/78.html
投稿日:2009/12/26(土) 午後の教室、数人で輪を作って談笑する女生徒たちの中に、 長い髪にピンクのリボンをつけた、可愛らしい少女の姿があった。 少女は明るい性格のようで、友達と他愛のない会話を交わしながら微笑んでいる。 そこに一人の男子生徒が現れ、少女に話しかけた。 「ひとみ、ちょっといいか」 「ん、なに? ヨシヒロ」 女子の群れに顔を突っ込んだ形の男子生徒は、少々恥ずかしそうにしながら、 下校時に自分と一緒に帰るよう、少女に頼み込んだ。 「うん、いいよ。つき合ったげる」 満面の笑みを浮かべてそう答えた少女に、周囲から冷やかしの声がかかった。 少女はかすかに顔を赤らめ、手をぱたぱた振って抗議したが、 この二人の間柄は、とうに周知の事実である。 そこへ教師がやってきて、騒ぐ生徒たちに終礼を告げた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ヨシヒロは平凡な少年だった。 兄弟はなく、両親と共に暮らす一人っ子。 親の期待もあって人並み以上に厳しく躾けられたはずなのだが、 残念ながらその甲斐もなく悪戯好きの悪童に育ってしまい、 小学校の高学年になる頃には、立派な問題児の一員となっていた。 母親である園子に言わせると「こんなはずじゃなかった」ということになるが、 当のヨシヒロはいくら叱られてもまるで堪えた様子がなく、 近所に住む幼馴染のひとみをはじめ、多くの人間に迷惑をかけ続けていた。 特にひとみは気弱な性格のため、ヨシヒロに悪戯をされても何も言えず、 泣いておろおろするばかりだった。 この年頃の少年にとって、身近な異性が気になって嫌がらせをしてしまうのは よくある話だったが、園子は我が子のそんな姿を見ては、いつも心を痛めていた。 これではいけない。何とかしないと。 園子もひとみもそう思いながら、なかなか有効な手を打つことができなかった。 そんなとき園子に、ある品物が送りつけられてきた。 はじめは田舎の親戚が果物でも送ってくれたのかと思ったが、それにしては箱が小さい。 飾り気のない無愛想な紙箱を開けてみると、 中から電子辞書くらいの大きさの薄い機械が出てきた。 添えられていた文によると、何かの懸賞に当たったそうだ。 園子はよく雑誌や飲料の懸賞に応募していたので、こういうことは珍しくなかった。 出した数が多すぎて、自分でも何に応募したのかろくに覚えていないほどだ。 賞品の機械にはキーボードのような細かいボタンがいくつもついていて、 さらに画面を直接触っても操作ができるらしく、そのためのペンタブレットも付属していた。 「ゲーム機――にしてはちょっと大きいわね。電子手帳かしら」 園子はあまりこういうものに興味はなかったが、どうせタダでもらったものだ。 ちょっと触ってみて、飽きたらヨシヒロにでもやるつもりでいた。 そのヨシヒロは学校から帰ってすぐに友達と遊びに出かけてしまい、 夕飯どきになるまで戻りそうになかった。 元気なのはいいけれど、もう少し落ち着きと思いやりのある子になってほしい。 我が子の将来を思うと、園子の口からため息が漏れていった。 そのとき、家にひとみが訪ねてきた。 「ああ、ひとみちゃん? どうぞ、上がってよ」 「すいません、お邪魔します」 ひとみはヨシヒロの同級生で、園子も彼女が小さい頃からよく知っている。 気が弱く今でも泣いてばかりだが、将来はさぞ美人になりそうな可愛らしい娘だ。 ヨシヒロがよく彼女をいじめているため、いつも園子はひとみを慰め、 不甲斐ない息子に代わって謝っているのだった。 ひとみが浮かない顔だったので話を聞くと、どうやらヨシヒロは、 今日もあれこれとひとみにちょっかいを出していたそうだ。 またか。息子が帰ってきたら、うんと叱ってやらないと。 園子がヨシヒロへの怒りを隠しながら、ひとみに茶でも出してやろうと立ち上がると、 テーブルの上に出しっぱなしにしておいた機械をひとみが見つけ、訊ねてきた。 「おばさん、これ何ですか?」 「あー、それ? 懸賞で当たったの。電子手帳か電子辞書かよくわかんないんだけど―― そうだひとみちゃん。それあげるから、よかったら使ってよ」 「え? で、でも……」 「いいからいいから。ヨシヒロがいつも迷惑かけてるんだから、気にしないで」 「はあ、ありがとうございます……」 しかしひとみは機械を受け取ってはみたものの、使い方がさっぱりわからないらしい。 園子は同封の説明書に目を通しながら、ひとみと二人で機械を使ってみることにした。 「えーと、ユーザー登録……あ、指紋認証なのか。最近のはすごいわねー。 名前を入れて、年齢、住所……まあこの辺はどうでもいいか。 ほら、ひとみちゃんも登録したげるから、手出して」 「はい」 園子とひとみ、二人はこの機械のユーザーとして登録した。 パスワードもしっかり設定し、初期設定は完了した。 次に表示されたのはメニュー画面だった。 園子は説明書と画面を見比べつつ、たどたどしく操作をおこなっていく。 「この複製とか置換ってボタンは何なんだろ?」 「あ、おばさんと私のデータが出てきましたね」 「まあ適当にいじってみましょ。どーせタダだったんだし、壊れてもいいわ」 「おばさん、ちゃんと説明書読まないと……」 園子の手がペンタブを操り、手当たり次第にアイコンをクリックする。 「確認」と書かれた画面に移ったが、ためらいなく「はい」を選ぶ。 すると突然、園子は強烈な違和感に襲われた。 一瞬だけ視界がぐらりと揺れたように感じて、ぱちぱちとまばたきを繰り返す。 気を失ったとか、気分が悪いとかいうようなことは決してない。 特に何かが変わったというわけでもない。 だが、やはり何かが変わったような、不思議な気分だった。どうにもすっきりしない。 園子が頭を抱えていると、隣にいたひとみが心配して声をかけてきた。 「おばさん……大丈夫?」 「え? ひとみちゃん、声――ええっ !?」 思わずあげてしまった自分の悲鳴にも驚いてしまう。 ひとみの口から出てきたのは、幼い少女の声ではなく、 どこか聞き覚えのある、成人した大人の女の声だったのだ。 逆に自分の喉をついて出たのは、可愛らしい少女の声音。 自分とひとみの声が入れ替わってしまったことを園子が把握するまで、数分を要した。 「な、なんでっ !? なんで私とひとみちゃんの声が……?」 「あたしの声、どうなっちゃったの……?」 園子が目を白黒させていると、ひとみは園子の手から機械をひったくり、 画面を見ながらそれを操作し始めた。 信じられない出来事だが、ひょっとするとこの機械が原因かもしれない。 いきなりの異常事態に戦慄しつつも、ひとみは画面にペンタブを走らせた。 「置換、声……Sonoko、Hitomi……あ、さっきと表示が変わってる。これかな?」 緊張してつばを飲み込みながら、ひとみが確認画面で「はい」を入力すると、 機械の表示も二人の声も、両方が元通りになった。 「も、元に戻ったの? あー、びっくりした……」 「おばさん、この機械――」 「今の、やっぱりこの機械のせいよね。どうなってるのかしら……」 説明書には細かい解説が書いておらず、何のための説明書だと文句を言いたくなったが、 園子はひとみと二人で機械を操作して、その機能を把握していった。 どうやら、これは登録したユーザーの体の一部を自在に変化させることができるらしい。 たとえば今のように二人の声を入れ替えたり、 あるいは他の部分、腕や足を取り替えたりもできる。 入れ替えるだけでなく、身体のパーツを別の人間にコピーすることもできるようだ。 試しに園子の両脚を複製してひとみに生やしてみたが、 小さな体のひとみが脚だけ大人のものになってしまい、かなりアンバランスだった。 また、ユーザーの身体データはバックアップとして保存してあるらしく、 いつでも元に戻せることも判明した。 驚くべき機能の数々を目の当たりにした園子が、興奮した声で言った。 「すっごいわねー、これ。なんかもうSFの世界じゃない?」 「ホ、ホントにすごいですね……。あたしまだ信じられない……」 「そうだ、ひとみちゃん。これ使って、あいつを懲らしめてやらない?」 「え?」 きょとんと自分を見上げてくるひとみに、園子はにやりと笑って言った。 「だから、これ使ってうちの悪ガキを懲らしめてやるのよ。協力してよ」 「ヨ、ヨシヒロくんを?」 「そう。あいつ、私の怒鳴り声とかゲンコツとか、すっごい苦手でしょ? あの悪戯坊主が、私の前じゃコソコソ小さくなってるもの。 だから私とひとみちゃんが入れ替わったら、 あいつもひとみちゃんに変なことしなくなるわよ。きっと」 こうして園子とひとみは互いの体を入れ替え、ヨシヒロを大いに困惑させた。 ひとみが園子の体でヨシヒロを怒鳴りつけたりどやしつけたり、 逆に園子がひとみの姿でヨシヒロを挑発したり。 そんな二人の姿にヨシヒロはすっかり狼狽してしまい、 それ以来ひとみをいじめることはなくなった。うまくいって二人は大喜びした。 しかし、事態は園子が予想しなかった方向へと進んだ。 ひとみが園子の体のままでいたいと言い出したのである。 園子もひとみの体になってからは、毎日学校に通って二度目の青春を謳歌していたが、 当然のことながら、ずっとこのままでいる気などなかった。 二週間ほど経ったある日、園子はひとみを捕まえて、 いい加減元に戻ろうと訴えた。ひとみは園子の顔で笑って言った。 「あたし、おばさんの体で楽しくやってるんです。 おばさんもヨシヒロくんと一緒に学校行って、楽しんでるでしょ? だったら、もうちょっとこのままでいてもいいじゃないですか」 「うーん、それはそうなんだけど……。でも、お互い自分の体じゃないわけだしねえ。 ひとみちゃん。あの機械、返してくれないかしら。あれがないと戻れないのよ」 「あれはあたしがもらったんです。返すつもりはありません」 にべも無く断られ、園子は困り果てた。 何しろ今の自分は小柄で無力な、幼い少女なのである。 元は自分の体だとはいえ、ひとみを見上げなくてはならないこの状況では、 なかなか強い態度に出ることができなかった。逆にひとみはいつになく強気である。 入れ替わりの原因となった機械はひとみが管理しており、どこかに隠してしまっていた。 ひとみの同意がないと元に戻れないのだが、ひとみは頑として首を縦に振らない。 結局園子はそれ以上何も言うことができず、大人しくひとみの家に帰るしかなかった。 ひとみの家族は二人が入れ替わっていることを知らない。 ひとみを演じることには慣れつつあったが、本来は赤の他人である夫婦に向かって 「お父さん、お母さん」と呼びかけるのには、園子も罪悪感を覚え始めていた。 一方ひとみは、ヨシヒロもその父も事情を聞かされているので、特に不自由はないようだ。 遊びたい盛りだろうに、主婦として一生懸命家事に勤しむひとみの姿に ヨシヒロの父はたいそう感動したらしく、彼女を実の家族同然に扱っていた。 園子が元に戻りたいと訴えても、ひとみのやりたいようにさせておけと言うばかりである。 ヨシヒロはヨシヒロで今回の騒ぎですっかり意気消沈してしまい、 ひとみと園子が入れ替わったままでも何も言わない。 園子の味方は誰もおらず、元に戻れないまま時間だけが過ぎていった。 一ヶ月、二ヶ月、半年、一年。 ひとみと園子が入れ替わって二年が経ち、園子は中学生になっていた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 春の心地よい風が通学路を吹き抜ける中、園子はヨシヒロと一緒に下校していた。 中学校の制服である紺色のブレザーと、髪を飾るピンクのリボン。 今の園子はどこからどう見てもひとみであり、 本人もそう呼ばれることが当たり前になってしまっていた。 ひとみがひとみでないことは、隣にいるヨシヒロを含め、ごくわずかな者しか知らない。 園子はカバンを振りながら、ずっと黙りこくっていたヨシヒロに訊ねた。 「ねえヨシヒロ、今日はなんで私を呼んだの?」 「ん、ちょっとな」 「ふーん? まあいいや」 園子はそのままヨシヒロについていき、かつて自宅だった家に足を踏み入れた。 ひとみは出かけているそうで、誰もいない。 「ふふっ。こういうとき、ただいまって言えばいいのか、 それともお邪魔しますって言えばいいのか、ちょっとわかんないよね」 「どうでもいいだろ、そんなこと」 相変わらずヨシヒロはぶっきらぼうだ。 そんな息子に構わず、客の身でありながら台所に立って、茶と茶菓子を用意する。 最近この家にもあまり寄る機会がなく、自宅だった頃の記憶も少しずつ薄れつつあった。 ヨシヒロとテーブルを挟んで向かい合い、熱い緑茶をすする。 少し会話も交わしたが、とても母が息子に話すような内容ではなかった。 「C組の伊藤君いるでしょ。今日コクられちゃったんだけど」 「またかよ……。で、つき合う気あんの?」 「そんなわけないでしょ、あんなお子様と。十年早いって」 「そりゃあ、中身は四十近いオバサンだもんな。つき合ったら犯罪だ」 「言ったわね、この糞ガキっ」 園子は可愛らしい見た目に加え性格も明るく、男女どちらからも人気があった。 よくヨシヒロと一緒にいて、あれこれと世話を焼いてやっているため、 周囲からは二人がつき合っていると思われているようだ。 園子からすれば実の息子の面倒を見るのは当たり前のことだし、 そこに恋愛感情が存在するはずはないのだが、かといって事情を説明するわけにもいかず、 むきになって否定するのも面倒くさいのでそのままにしている。 それにヨシヒロの彼女ということにしておくと、周囲の少年たちから 交際を申し込まれることが無く、彼女としても都合が良かった。 中にはそれでも告白してくる熱心な男子もいたが、全て断るようにしている。 園子にとって中学生というのはまだまだ子供であり、 そんな相手とつき合って恋愛ごっこに興じる気には、どうにもなれないのだった。 園子は茶をもう一口すすり、ヨシヒロをじっと見つめた。 「ところでヨシヒロ」 「なんだよ」 「あんた、私に何か言いたいことがあるんでしょ。早く言いなさいよ」 園子はそう言って、湯飲みをテーブルに置いた。 今日、ヨシヒロは普段と同じように振る舞ってはいたが、 母親である園子にとって、彼の様子がいつもと違うのは明らかだった。 ヨシヒロは椅子の背にもたれかかり、大きく息を吐いた。 その仕草は、何か大事なことで悩んでいるようにも見えた。 「ふう……。やっぱり俺のかーちゃんだな。隠し事できねー」 「もしかしてひとみちゃんのこと? 今日いないけど、何かあったの?」 「ああ。今あいつ、病院行ってんだ」 「病院? 体壊したの、それとも怪我?」 「どっちでもない。ピンピンしてる」 ヨシヒロは歯切れが悪かった。 もっとヨシヒロが小さい頃、何か悪戯をしでかしてそれがばれたとき、 これと同じ表情をしていたのを思い出す。 あまりいい予感はしなかったが、とにかく話を聞かなければどうしようもない。 辛抱強く園子が待つと、ヨシヒロはぽつりぽつりと語りだした。 「実はあいつ、妊娠したんだ。それで今日、産婦人科に行ってる」 「ふーん、そう。妊娠したの」 納得してうなずいた園子だが、次の瞬間、いきなり大声をあげた。 「はあ !? 妊娠ですって !? なんでひとみちゃんが妊娠してんのよ! あれ私の体なのよ !? 私に黙って、勝手にそういうことしてたってわけ !?」 最近ろくに会っていない夫、ヨシヒロの父親の顔が脳裏に浮かんできた。 いくら妻の体とはいえ、年端もいかぬ少女に手を出したというのだろうか。 テーブルをドンドン叩いて吠える園子に、ヨシヒロがさらに驚くべき話を聞かせた。 「それが……俺がひとみとやっちまったんだ。そしたら妊娠した」 今度こそ園子は、開いた口が塞がらなかった。 夫婦でさえ許せないというのに、なんと母と息子である。 全身の血が頭にのぼってしまい、頭の中が沸騰して何も考えられなくなった。 「ヨシヒロ――あんたねえっ !!」 それからのことはよく覚えていないが、おそらくヨシヒロを口汚く罵ったのだろう。 マザコンとか変態とか、そういった言葉をぶつけたのは辛うじて記憶にある。 ヨシヒロも何やら釈明していたようだが、何を言われたのか全く覚えていなかった。 迂闊だったのは、ヨシヒロの性格も考えず、思い切りわめき散らしたことだろう。 この少年はいくら自分に非があっても、ただ黙って反省するような男ではない。 園子とヨシヒロは当然のように口論になり、互いに怒りをぶつけ合った。 「いい加減にしろよ! もう終わったことはしょーがねーだろうが!」 「何開き直ってんのよ! 母親の体を犯しといて、それでいいと思ってんの !?」 「同じことばっかり、何度も言うなって言ってんだ! いい加減にしろよ、お前っ!」 「何よ、母親に向かってお前呼ばわり !? この変態息子、土下座して謝れっ!」 とうとう口だけでは足りなくなったのか、 ヨシヒロは椅子から立ち上がると、園子につかみかかってきた。 「ちょっと、何よ――!」 園子はヨシヒロを鋭くにらみつけたが、彼は構わず園子の椅子を引き倒した。 華奢な園子の体が床に叩きつけられ、派手な音があがった。 視界が一回転して、目の前が点滅したり星が散ったり。 とっさに後頭部は庇ったものの、背中をしたたかに打ってしまった。 「つう……!」 気がつくと、仰向けに倒れた園子の上にヨシヒロが覆いかぶさっていた。 まだ中学生とはいえ、ヨシヒロの体は今の小柄な園子より、ひと回りは大きい。 息子に押し倒されるという事態に、園子の頭の中は真っ白になった。 「こっち向けよ」 ヨシヒロの両腕に上体を抱え込まれ、無防備な唇を奪われる。 眼前を覆うヨシヒロの顔はぼやけて、誰だか判別もできなかった。 「んっ……」 唇を割って侵入してくるヨシヒロの舌。 気持ちいいのか悪いのか、それも思考が霞んだ園子にはよくわからない。 口内を蠢く肉の塊がまるで催促しているように思われて、つい自分も舌を絡めてしまう。 園子とヨシヒロは濃密な接吻に没頭し、唾液をくちゅくちゅと混ぜ合った。 だんだん息が苦しくなってきた頃、ヨシヒロが一旦顔を離し、園子を見下ろした。 逆光の中、息子の顔は別人かと見紛うほどに暗かった。 「ざまあみろ」 ヨシヒロはそう言うと、園子の長い髪をかき分け、首筋に吸いついた。 白い肌を唇で挟んでついばんでくる。もしかすると跡が残ってしまうかもしれない。 そこで園子はようやく拒絶することを思い出し、首を振って暴れた。 「ちょっ !? あんた、何してんのよ! やめなさ――」 パン、と乾いた音が響いた。ヨシヒロが平手で園子の頬をぶったのだ。 左の頬がひりひり痛む。息子に暴力を振るわれたのが信じられなかった。 園子は今度こそ完全に思考を放棄してしまい、虚ろな表情でヨシヒロを見上げた。 ヨシヒロは放心した園子を床に寝かせ、戸棚から荷造り用の紐を取り出した。 そして寝転がった体に横を向かせて、両手を背中に回して縛り上げた。 叩かれた頬の痛みに、後ろ手に縛られた手首の痛みが加わった。 園子は呆然として、一切の抵抗をやめてしまっていた。両の目から涙がぽろぽろこぼれた。 ヨシヒロは園子を拘束すると、彼女の細身の体を抱きしめ、胸や背中を撫で回した。 その顔は興奮して赤く染まり、鼻息も荒かった。 「お前のせいだからな」 乱暴な手つきでジャケットと中のブラウスを開かれる。ボタンが千切れ飛んだ。 肌着の下の乳房はまだ平たかったが、ヨシヒロはそこをわしづかみにしてきた。 もみもみと、ではなくぎゅうぎゅうと――体重をかけ胸を圧迫され、とても苦しい。 もっと優しくしてくれたらいいのに。なぜかそう思った。 首筋から胸にかけ、ヨシヒロの舌が園子の体を這い回る。 園子はしゃくり上げながら、鼻をぐずぐずさせることしかできない。 そんな彼女の姿が愉快なのだろう。ヨシヒロは実に満足そうだった。 「う――うっ、ひっく……ひくっ」 泣いていると、またヨシヒロが唇を重ねてきた。 園子を肉体的にも精神的にもいたぶり尽くすつもりか、執拗に口内をねぶってくる。 自分の肉を貪られるぴちゃぴちゃという音が、やけに大きく聞こえた。 苦しさと屈辱感に、涙が次から次へと溢れてくる。 「んふっ……んん、んっ」 たっぷりと幼馴染の少女の唇を堪能し、ヨシヒロが再び離れた。 母である自分が決して目にするはずのない、サディスティックな息子の笑みを前にして、 園子の体はぶるぶる震えて止まらなかった。 そんな園子を見下ろしてにやりと笑い、ヨシヒロが訊ねた。 「どっちがいい? 無理やりされるのと、合意の上ですんのと」 「あんた……自分が何やってるか、わかってんの……? 私はあんたの母親なのよ……」 「体は違うだろ。ひとみは俺のこと好きだって言ってたし、別にいいじゃん」 「いやよ、私は――んんっ」 そこでまた口を吸われる。 吐き出そうとした言葉を無理やり飲み込まされてしまい、園子の呼吸が激しく跳ねた。 ヨシヒロは抵抗のできない園子の唇を貪りながら、乳房をぐにぐに揉みしだいてくる。 「いやだって言っても無理やりするぞ。 どっちでも同じなんだから、いいって言えよ。そしたら紐、解いてやるから」 「そ、そんな……」 元々何を考えているのかわからないところがあったが、まさかこんな行為に及ぶとは。 絶望の淵に叩き落とされた園子は歯を食いしばり、涙目でヨシヒロを見上げるしかない。 園子の首筋を指で優しく撫で上げ、再びヨシヒロが問うた。 「で、どうすんの。無理やりされたい? それとも優しくされたい?」 「う、うう――」 もはや園子に選択の余地はなかった。 半泣きの顔でこくんと首を縦に振った園子を、ヨシヒロはほくそ笑んで見下ろした。 それからヨシヒロは園子を縛っていた紐を切り、彼女を裸にひん剥くと、 体中を念入りに愛撫して、生娘の緊張した体をほぐしてやった。 園子も観念してその行為を受け入れ、不覚にも一度、達してしまった。 「意外と可愛いな、お前」 笑って自分の頭を撫でるヨシヒロに胸が疼いたのは、恋情のせいか憎悪のせいか。 仰向けでソファに寝かされた彼女の入口は淫らな汁に溢れ、無様な姿を晒していた。 こちらも服を脱いだヨシヒロが両脚の間に体を割り込ませ、勃起した雄を割れ目にあてがう。 ゴムもつけていない亀頭が光を反射して、てらてらと光っていた。 園子がちゃんと避妊しろと口にすると、ヨシヒロは笑って言った。 「お前、もう生理あんの?」 「あ、あるわよ……。今日は多分大丈夫だと思うけど、それでもちゃんとつけてよ……」 「大丈夫ならいいじゃん。このままやっちまおうぜ」 だがいくら安全日であっても、妊娠する確率はゼロではない。 それに中身は四十前の中年女と言えど、体はまだ中学生の娘だ。まして他人の体である。 園子は避妊具のない生の性交を嫌がったが、 彼女が見せた最後の抵抗にも、ヨシヒロは平気な顔だった。 「第一、ひとみだってお前の体で妊娠しちまったんだぜ、お互い様だって。 いいからもう入れるぞ、力抜いとけよ。すっげー痛いらしいからな」 「やあ、ヨシヒロ……!」 そして園子は、人生で二度目となる処女の喪失を経験した。 張りつめたヨシヒロの肉棒が、園子の膣をかき分ける。 たっぷり汁を分泌させた秘所の肉は一度だけ、不逞な侵入者に抵抗を見せたが、 それも彼の体重と勢いに抗し切れず、ついには無残に引き裂かれてしまった。 「う、うう――うううっ……!」 「やっぱ苦しそうだな。大丈夫か?」 性器を突き込んだヨシヒロが動きを止め、今さら園子を気遣ってきた。 園子はハアハア息を切らし、額に汗を浮かべてうなずいた。 「うん、何とか……」 「そっか。じゃあ続ける」 「んっ! んああっ、あくっ!」 ヨシヒロがめりめりと音をたてて処女の中に割り込み、一番奥まで到達する。 幸いにも、痛みは何とか我慢できそうだった。 自分の中を息子の男性器が満たしているという実感が 鈍い苦痛となって、園子の脳に焼きつけられる。 「私……ヨシヒロとしちゃってるんだ……」 痛みに耐え、深呼吸しながら感傷にひたっていると、 ヨシヒロが腰を動かして結合部をかき回し始めた。 「ヨ、ヨシヒロっ !? ちょっと待って、動かないで……っ!」 「う、きっつい――でも、なかなかいいな。ははっ」 全裸で両脚を広げた園子の上にはヨシヒロが覆いかぶさり、 とろりと血の滴る肉壷に、猛りきった雄の象徴を挿入している。 ほんの一時間前には想像もしなかった事態に、 もう園子の頭は考えることをやめてしまっていた。 ヨシヒロの動きは荒々しいが、決して下手ではなかった。 今は彼の母親になったひとみと経験を重ねているからだろうか。 規則正しいリズムで腰を前後させ、ぎちぎち悲鳴をあげる膣内を力強くこすり立ててくる。 犯され続ける園子の秘所はじんじん痺れ、痛みも麻痺しつつあった。 ヨシヒロが入ってくるたびに喘ぎ声が漏れてしまう。 「あっ、ううっ、うんっ、んっ」 「気持ちいいか? ひとみ」 「ううん……すっごくしんどい」 「そっか。もうちょっとで終わるから、我慢しろ」 「うん……」 母ではなくひとみと呼ばれても、園子は否定しなかった。 肉体だけでなく、心も麻痺してしまったのだ。 自分は女でこいつは男。今していることも、愛する男女なら当然の行為だ。 愛する――自分はこの少年を愛しているのだろうか。 そんなことも考えられなくなって、ひとみはただ喘ぐだけの人形と化した。 「ん、くっ、ああ――はうっ……!」 手を口に当てて指をぐっと噛み締める園子の姿は、幼いながらも艶かしい。 ヨシヒロのものが胎内で硬度を増し、さらに激しく前後した。 破瓜の血と愛液、肉棒の先端から漏れた雄の汁が混じり合って挿入を助ける。 大きく開いた園子の両腿を担ぎ上げ、ヨシヒロがきつくきつく密着した。 陰茎が奥へ奥へとねじ込まれ、壁にこつんと突き当たった。 「ああ――ああああっ」 園子が開いた口から犬のように舌を出し、ひときわ大きな声をあげた。 体重をかけて自分にのしかかってくる男の体を無意識に抱きしめ、膣の肉を引き絞る。 それに応えて雄の尿道が開き、沸騰した白濁を彼女の秘部に撒き散らした。 自分の中で震えて脈動するヨシヒロの姿に、園子は息子が達したことを知った。 膣内にヨシヒロの遺伝子がたっぷりと注ぎ込まれたというのに、 園子にはその実感がなく、他人事のような顔でヨシヒロと抱き合っていた。 最後まで行為を終え、ヨシヒロが火照った顔で訊ねてきた。 「大丈夫か?」 「うん……」 自分の口から吐息と共に甘い声が漏れる。 息子相手にこんな媚びた声音を使うことになるとは思わなかったが、 こうなってしまっては仕方がない。後はもう、成り行きに任せるだけだ。 園子は不思議と落ち着きを取り戻していた。 ヨシヒロが園子の中から抜けると、ぱっくり開いた陰部から二人の体液が溢れてきた。 園子はピンク色の淫らな汁を見下ろし、熱い息を吐いてヨシヒロにしなだれかかった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 半ば強姦のような形で処女を奪われた園子だが、関係は一度だけに止まらなかった。 それ以来、ヨシヒロは学校が終わると園子を家に呼び出し、体を求めてくるようになった。 肉体は赤の他人だからと言って、渋る彼女に無理強いして交わるのである。 園子ははじめ複雑な思いだったが、だんだんそれにも慣れてしまい、 ひと月も経つ頃には、進んでヨシヒロを受け入れるようになっていた。 幼馴染の心を持った母の体を犯して妊娠させたうえ、母の心が入った幼馴染の体を弄ぶ。 どうしようもない息子だが、その息子を憎みきれないのもまた、確かな事実だった。 馬鹿な子ほど可愛いと言うが、どうであっても自分のたった一人の息子には違いない。 そのヨシヒロが自分の体を抱きしめて甘えてくると、嫌とは言えなかった。 学校ではヨシヒロが堂々と園子との交際宣言をしてみせたし、 放課後はしょっちゅうお互いの家に行き来して、逢瀬を重ねていた。 妊娠中のひとみもそんな二人を怒るどころか、積極的に応援してくれていた。 「これでおばさんも共犯ね」などと笑って言うあたり、 自分はヨシヒロとひとみにはめられたのかもしれない。 反応に困った園子だが、数ヵ月後、無事にひとみが赤子を出産すると、 毎日ヨシヒロの家に寄り、生まれた子供の様子を見にくるようになった。 ヨシアキと名づけられた男児を園子はとても可愛がり、 ヨシヒロを無視して世話を焼くありさまだった。 自分が腹を痛めて産んだ赤子を抱き、乳をやるひとみは、とても幸せそうに見えた。 元は園子の体だったはずだが、彼女自身がそれを忘れかけていた。 それほどひとみは園子として適応していたし、園子もひとみになりきっていた。 ひょっとしたら、ひとみはヨシヒロの母になりたかったのかもしれない。 仲がいいだけの赤の他人ではなく、血の繋がった肉親になりたかったのかもしれない。 柔らかい笑顔で授乳を続けるひとみを、園子は羨望の眼差しで見つめていた。 そこへいつの間にか背後に回っていたヨシヒロが園子を抱きしめ、優しく頭を撫でる。 「ヨシヒロ……」 「羨ましいか? 産みたいなら産んでもいいぞ、俺の赤ちゃん」 「馬鹿っ!」 園子は顔中真っ赤にしてヨシヒロを怒鳴りつけたが、心の中は幸福で一杯だった。 自分はひとみで、息子だったヨシヒロの女。もはやそれでいいではないか。 やがて自分はヨシヒロと結婚して、子を産んで育てていくのだろう。 姑のひとみと些細なことで喧嘩をしたり、かつて愛した男を舅と呼んで 自分が産んだ赤子を見せ、溺愛させたりする日常を送るのかもしれない。 そんな平凡で非凡な未来予想図を、いつしか園子は思い描いていた。 しかし、事態は園子の思うようにはいかなかった。 原因はやはりひとみである。最後の最後に、ひとみが心変わりしたのだった。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ヨシヒロが目を覚ますと、カーテンの隙間から白い光が差し込んできていた。 もう朝とは言えない時間になってしまっているようだ。 まだ眠気の残った頭をぶるぶる振って、ベッドの上で身を起こす。 その動きに反応したのか、ヨシヒロの隣で眠っていた女が身じろぎして、 「ううん」と艶かしい声を漏らした。長く美しい黒髪を持った、妙齢の女だ。 ヨシヒロは女の名前を呼び、ゆさゆさ体を揺らして起こそうとする。 「おい、ひとみ。もう昼だぞ、起きろ」 「ん――やだ、ヨシヒロぉ……」 女は目を閉じたまま甘い声をあげ、抵抗の意思を示したが、 ヨシヒロは寝床の布地をまくりあげて女の体を引きずり出した。 一糸まとわぬ白く豊満な女体が、明かりのついていない寝室の中で露になる。 昨夜は随分と長丁場だった。心地よい疲労感が二人の体を包んでいた。 ヨシヒロは女を引き寄せて頬にキスをすると、シャツとズボンを身につけた。 「先に飯食っとくから」 「うん、わかった」 女は寝ぼけまなこを手でこすり、部屋を出て行くヨシヒロを見送った。 今日は休日。たまにはこんな自堕落な日があってもいいだろう。女はそう思った。 ヨシヒロがダイニングに顔を出すと、一人の女がコーヒーを飲みながらテレビを見ていた。 椅子に座った膝の上には、あどけない顔の幼子が抱かれている。 女は一瞬だけヨシヒロに視線を向けたが、すぐにまたテレビに戻した。 大きなあくびを一つして、その女に話しかける。 「園子、飯」 「起きて第一声がそれ? おはようくらい言えっての」女はテレビから目を離さずに言った。 「いいじゃん、腹減ってるんだ。パンでいいから食わせてくれよ」 「もうちょっとでお昼にするから、それまで待ちなさいよ。まったく……」 女は幼子をヨシヒロに預けると、しぶしぶ食事の用意を始めた。 奇妙なことに、女は寝室にいたもう一人の女と全く同じ顔をしていた。 髪こそ短く切って整えているが、顔立ちも体格も双子かと思わせるほど瓜二つである。 園子と呼ばれた女は、スパゲッティを作ってヨシヒロに振る舞った。 チーズの匂いが鼻腔をくすぐる、こってりしたカルボナーラだ。 「朝昼兼用だから、そのつもりでね」 「はいよ。あいつらはどうした?」 「ヨシアキは友達と出かけたわ。サヤカは部活。 昼までゴロゴロ寝てるのはあんたたちだけよ。まったくもう」 園子は幼子を抱き上げ、「困ったパパだよねー」と言って同意を求めた。 そこへ着替えを済ませた寝室の女、ひとみが現れた。 同じ顔をした二人の女が向かい合い、親しげな会話を交わす。 「園子、おはよう」 「もうそんな時間じゃないわよ。あんたの分もご飯作っといたから、食べなさい」 「うん。ありがと」 ひとみはヨシヒロと一緒に食事をとり、休日の家族の団欒を楽しんだ。 この家の家族構成は一人の夫と二人の妻と、三人の子供たちである。 商社に勤めるヨシヒロと公務員のひとみが働いて金を稼ぎ、 園子が家事と育児を担当する。そういう役割分担になっていた。 知らない人間が見たら、ヨシヒロは双子の姉妹の両方と結婚したのかと思ってしまうだろう。 しかし戸籍上はひとみがヨシヒロの妻であり、園子はひとみにとって姑という扱いだった。 だがヨシヒロは園子もひとみも平等に扱い、一方を偏愛することは決してしなかった。 現に今ヨシヒロが抱いている幼子は、数年前に園子が出産した女児である。 子供たちからしてみれば、同じ顔をした母親が二人いるという奇妙な状況だったが、 きちんと「ママ」と「母さん」を区別して、特に不自由なく育っている。 もっとも思春期を迎えた長男と長女は、家のこと一切を取り仕切っていて 子供にも口うるさい園子に閉口し、自分たちに甘いひとみの方によく懐いていた。 たまにそうしたことが原因で揉めることもあるが、全体として見れば実に円満である。 そろそろ三十代に突入しそうなヨシヒロ達であるが、夫婦の営みは今でも欠かさない。 ひとみと園子の二人の妻を日ごと交代で寝室に呼び、寝物語を紡ぐ。 時には三人でお互いを貪り合うこともあり、子供たちからは呆れられていた。 ひょっとすると四人目も生まれそうな勢いである。 だが、いくら父の遺産と二人の稼ぎがあっても、無計画な子作りは望ましくないだろう。 家計を預かる園子は、自分だけでなくひとみの下半身も管理しなくてはならなかった。 こんなことになったのも、全てひとみのせいだった。 園子がまだヨシヒロの妻ではなく母だった頃、二人は奇妙な機械を使って入れ替わった。 どちらもお互いの体と立場を受け入れて満足し、何年も入れ替わったままで過ごした。 このままずっと元に戻らず生きていくのだと園子が思っていると、 ある日、園子が高校生になる頃だったか、ひとみがまたあの機械を持ち出してきた。 園子にとっては懐かしい機械だったが、もう電池が切れかかっているらしく、 画面の表示もろくに見えないありさまだった。 ひとみが言うには、この機械は特別なバッテリーを使っているようで、 どこの電気屋でも充電できなかったそうだ。つまり、今使わないと二度と使えなくなる。 四十になろうかという身で二人の子供を出産し、ひとみの体は急激に衰えつつあった。 老いというものを実感し始めたひとみの目に、かつての自分の若々しい体を持った園子は、 羨むべき嫉妬の対象として映ったのである。 「園子さん、元に戻りましょう。あたしの体と立場を返して下さい」 唐突に言われて園子は戸惑った。 ひとみが小学生のときに入れ替わって以来、高校生になるまでの数年間を ひとみとして過ごしており、今さら元に戻れと言われても納得できない。 園子が怒って反発すると、ひとみは機械を操作しながら言った。 「じゃあ、園子さんはそのままでいいです。あたしは今のその体をコピーしますから」 どういうことかと思う間もなく、ひとみの姿がぐにゃりと歪み、 園子の前に自分と全く同じ外見をした、可愛らしい少女が出現した。 数年ぶりに元に戻ったひとみは、成長した自分の体を触って確かめ、嬉しそうに笑った。 「ふふっ、これで同じですね。どっちがひとみになりますか?」 そこで機械の電池が完全に切れ、もう何も映さないガラクタになってしまった。 これで園子もひとみも今の姿で固定され、一生このまま過ごさなくてはならない。 ヨシヒロを加えた長い話し合いの末、結局園子が母親としてヨシヒロと同居し、 ひとみは懐かしい自分の家に帰り、女子高生を始めることになった。 ヨシヒロは、「もうどっちでもいーや」と投げやりなコメントを残し、 ただ状況に流されるだけだったが、今まで通りに園子のことを愛してくれた。 ひとみはひとみでヨシヒロと結ばれ、大学を出ると同時に入籍した。 二人の結婚式に園子は変装して出席する羽目になり、 さらに自分が産んだわけでもない子供の面倒も見なくてはならず、 ヨシヒロとひとみの新婚旅行についていくことができなかった。 園子は今でもそれを根に持っていて、何かあるたびにそれを口に出してヨシヒロをいびる。 そうこうしているうちにヨシヒロの父、園子の夫が早世してしまい、 園子は二人の子供を連れてヨシヒロと同居し、家事を切り盛りするようになった。 子供たちは戸籍の上では亡き夫の子供で、ヨシヒロの弟と妹にあたるが、 産ませたのは幼い頃のヨシヒロ自身である。多少なりとも父親の自覚はあった。 こうして夫と二人の妻と二人の子供が、一つ屋根の下で暮らし始めた。 さらに園子がもう一人子供を授かり、実に賑やかな家庭になっている。 どうしてこんなことになってしまったのか、ときどき不思議に思うことはあっても、 園子は今の自分と家族に、充分に満足していた。 穏やかな休日を買い物に費やし、夜は息子とベッドに潜り込む。 昨日はひとみの番だったから、今夜はたっぷりしてもらうつもりだった。 夜の寝室に園子の嬌声が響き渡る。 「あっ、んんっ、ひいっ、ヨシヒロぉっ!」 愛する男に抱かれながら、園子はこの上ない幸せに溺れていた。
https://w.atwiki.jp/bdueloflegendwikidol/pages/234.html
No230自動制御装置 CP50装備魔法装備したユニットは自分のターン開始時に攻撃表示に、自分のターン終了時に守備表示になる 仕様 同盟者のユニットに装備させた場合、同盟者のターン開始時に攻撃表示に、同盟者のターン終了時に守備表示になる。 転送状態の装備ユニットはターン開始時に帰還した後で攻撃表示になるが、ターン終了時に転送状態の装備ユニットは守備表示にならない。 解説・考察 ターン開始時に装備ユニットを攻撃表示にし、ターン終了時に守備表示に変更する装備魔法。 守備表示のユニットは特攻されないので特攻対策にも使えるが、それだけなら防御攻撃の極意で済んでしまう。 防御攻撃の極意の方は発動条件なし・守備強制の原石での妨害を受けない・自分の全ユニットに効果が及ぶ点で優れているので、 この魔法は攻守変更効果のあるユニットと組み合わせるのがセオリー。 攻守変更効果ユニットのうち、ドミニオン・ゴールドドラゴン・化身ラーマ・邪竜タラスクスはパラメータが上昇する為、この装備で回数を稼ぐ事が場持ちの良さに直結する。 アドバンテージ稼ぎにも効果的な為、育つまでは足止めや生体転送で守りたい。 ソロモン王もメジャーな攻守変更効果ユニットだがパラメータが低く、生体転送で長居させるよりも召喚解除などで回収しがちな為、短い関係に終わりやすい。 破壊神シヴァは上級神らしく凶悪な効果を持つので、よく組み合わせられる。 シヴァ召喚→自動制御装置を装備(装備魔法の発動にはチェーン不可)→ターン終了で、 相手に一切の対応の許さず、相手ユニットを全て破壊してしまう恐怖のコンボである。 参照 攻守変更デッキ
https://w.atwiki.jp/dueloflegendwikidol/pages/727.html
ランクSB ランクSBプレイヤー情報&デッキリスト(エキスパートルール時)レイヴン ハワード グレイ フォルス エカテリーナ グリフィス ギルガメッシュ 関連リンク プレイヤー情報&デッキリスト(エキスパートルール時) レイヴン 情報:水霧統一の防御デッキ使い。 ユニット(16枚) No007メイドナイト×3 No025ガマゴン×3 No042アクアエレメント×3 No071玄竜×2 No235熾天使ガブリエル×2 No523水霧の守護天使×3 マジック(24枚) No259ソーマの烙印×3 No265時の砂Lv1×2 No272聖なる壁×3 No277兵糧攻め×2 No404破壊石Lv2×2 No412生体転送×3 No428防御攻撃の極意×2 No437騎士の盾×2 No557紅い未完石×3 No560紅い封魔片×2 ハワード 情報:火炎統一の進化デッキ使い。 ユニット(16枚) No010紅蓮の魔道士×3 No041フレアエレメント×2 No047マグマフィアー×3 No067ベビードラゴン×2 No077皇竜バハムート×2 No216コエロフィシス×2 No316お餅ボムLv1×2 マジック(24枚) No103精神の秘箱×3 No113補充の水泡Lv1×3 No143火炎の領域×2 No259ソーマの烙印×3 No265時の砂Lv1×3 No272聖なる壁×3 No412生体転送×3 No557紅い未完石×2 No560紅い封魔片×2 グレイ 情報:魔人統一の水鏡デッキ使い。 ユニット(12枚) No005混沌の使者×3 No010紅蓮の魔道士×3 No151足軽×3 No307弓兵専属軍師×3 マジック(28枚) No103精神の秘箱×2 No105未完のキューブ×2 No106封魔石の欠片×2 No113補充の水泡Lv1×3 No253精神の宝箱×2 No259ソーマの烙印×3 No265時の砂Lv1×2 No275混濁の呼び水×2 No276降魔の水面鏡×2 No410生命吸収×3 No413魔道転送×3 No577四象の篭手×2 フォルス 情報:魔人統一の女神デッキ使い。 ユニット(16枚) No003ソードダンサー×2 No005混沌の使者×3 No009神速の魔剣士×2 No010紅蓮の魔道士×3 No151足軽×2 No164化身カルキ×2 No307弓兵専属軍師×2 マジック(24枚) No103精神の秘箱×3 No105未完のキューブ×2 No106封魔石の欠片×2 No124女神の祈り×2 No253精神の宝箱×2 No410生命吸収×3 No413魔道転送×3 No562補充の水泡Lv3×3 No577四象の篭手×2 No581魔人の武具×2 エカテリーナ 情報:大地統一のLP防御削りデッキ使い。 ユニット(14枚) No043アースエレメント×3 No185ケンタウロス×3 No247恐怖公アスタロス×2 No486茨のエレメンタル×3 No524大地の守護天使×3 マジック(26枚) No102命削りの水×2 No103精神の秘箱×2 No113補充の水泡Lv1×2 No120ライフカース×2 No128戦士の力×2 No259ソーマの烙印×3 No277兵糧攻め×2 No412生体転送×3 No428防御攻撃の極意×2 No434追撃の魔法陣×2 No555緑の未完石×2 No558緑の封魔片×2 グリフィス 情報:古代機械中心のロボデッキ使い。 ユニット(16枚) No063ガードマシーン×1 No151足軽×2 No221機械の戦士×2 No214デストロイ-Σ-×1 No339クローパーツ×1 No340ランチャーパーツ×1 No341ソードパーツ×1 No342ガトリングパーツ×1 No343ロウパーツ×3 No344アッパーパーツ×3 マジック(24枚) No127八卦の篭手×2 No259ソーマの烙印×3 No412生体転送×3 No417速攻反転×2 No556蒼き未完石×2 No559蒼き封魔片×2 No561補充の水泡Lv2×2 No572強制合体×2 No573合体解除×2 No577四象の篭手×2 No599古代の神殿×2 ギルガメッシュ 情報:無統一のサーペントデッキ使い。 ユニット(16枚) No005混沌の使者×2 No010紅蓮の魔道士×2 No151足軽×3 No164化身カルキ×2 No307弓兵専属軍師×2 No324一角狼×2 No359シー・サーペント×3 マジック(24枚) No113補充の水泡Lv1×2 No127八卦の篭手×2 No259ソーマの烙印×3 No410生命吸収×3 No435特攻の剣×2 No557紅い未完石×2 No560紅い封魔片×2 No561補充の水泡Lv2×2 No562補充の水泡Lv3×2 No571希望の石×2 No577四象の篭手×2 関連リンク CPUプレイヤーデータ
https://w.atwiki.jp/yggdrasill_000/
**本サイトはユグドラシルにおける設定のまとめwiki** 数多ある世界のうちの一つ。 転移者は原則拾った人が面倒見て、専門機関が支援(金銭・福祉等)を行う。拾った人が面倒を見切れないと言う場合は専門機関が世話を見る。 転移者はこの国の食べ物を食べ続けることで、マナが入れ替わり、加護を得るようになる。 転移者は姿や性質の似通った種族に配される。 自国は平和であるが、国境付近では他国同士が戦争している。 自国が平和なのは、世界樹があり、この星の中心であることによる為。この国の世界樹に認められた者は、加護によって守られている。悪しき心を宿した者は世界樹の加護が薄くなっていってしまう為、魔術適性が下がり己の肉体や銃などの携帯がない限りは戦闘に不向きになってしまう。 →宗教観、職業、属性(光・闇の解釈はFF14が近い)、種族 大気に満ちている魔力→マナ(世界樹) 人体に宿る魔力→オド(生命力) ↑悪人はこっちしか使えない。 本来であればどちらも使える。 国の外では、別の理があるので、悪人はそこから自身に呪いを施す、武装させるなどして力を得る。 →それはそれとして、想いの力でもあるオドは、死者の深い絶望や怨念になり、殺人を犯した存在を執拗に追いかけ憑き殺す存在となる。 ☆世界樹のマナと共鳴し、実体を持ってしまう為、強力な魔物と変じてしまう。つまり、国内では殺人はご法度となる。 (死霊系、一種の呪い。呪いを跳ね除けるには大きな代償が必要になる) 加護を失った者のことを罪を負う者としてシンと呼ぶ。 まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート 他のWIKIが気になる方はこちら AcesHigh Wiki Plus! VPVP wiki プログラミングに関する私的メモ エルプリ攻略wiki REBELLION Z-LIMITED バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/207.html
747 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/04/15(日) 22 10 48.52 ID wkGvleFb Be 「忍法墨俣城」 「入り鉄砲に出女」と、徳川政権下において特に警戒されたのは江戸への武器の持ち込 みと、大名間の私的な婚姻のために江戸屋敷に人質として居住する大名の娘が江戸を抜け て出ていってしまうことであり、これらは特に関所でも厳重な警戒でもって取り締まりを されたわけである。 しかし、取り締まりがあるということは違反するものがあるというわけで、西国は山陰 地方に位置する二つの藩、赤沙汰藩と浜谷藩は秘密裏に誼を結ぼうと企てており、浜谷藩 では、当年とって十八歳、美貌の秘蔵の娘である和音姫を赤沙汰の若殿に差し出そうとし ていたのであった。 それで、浜谷では事を成すにあたって甲賀の忍びの力を求めたというわけなのである。 さて、さる日の昼時に赤沙汰の城の広間に連れてこられたのは旅姿の五人の女だった。 皆、五十歳を前後するくらいの歳で、粗末な小袖に細帯を締めただけの身なりであった。 どう贔屓目に見ても、物見遊山に出掛けてきた老女たちの一行が関の山なのだが、それ が姫の従者を名乗るものだから、ここまで招き入れられたのである。 「……それで、おぬしらは和音姫のお付きのものだというわけか」 すると、赤ら顔ででっぷりと肥満した、一行のまとめ役と思しき女はこっくりと首を振 って、 「そうですだぁ。長い道中ようやくに、お殿様のところに、姫を連れてきた次第です」 横一列に不揃いに平伏した仲間を見やりながら、女は野卑な口調で言上した。 横に控える女たちも、程度が知れた行儀の悪さで、頭を掻きむしってフケを指先に摘み 取っていたり、胡坐をかいた脚をぴしゃりぴしゃりと鼻唄に合わせて叩いていたり、と、 どうにも始末の悪い様子であったために、若殿は機嫌も悪しげに、懐手に腕を組んだまま に、ため息混じり、目をぎろぎろと細めて辟易とした所作を示していた。 「連れて来た、とは言うがの……」 ふん、と息を吐いて若殿は疑念を口にした。 「それで、和音どのは今、どこに居られるというのだな?」 近くにある旅籠にでも居るというのなら、どうしてここまで一緒に来ないのかという不 審からの強い語気の言葉だったが、それを女は正面からぬるり、と受ける。 「ええ、ですから、ほら、お殿様の目の前に、このとおりに、ねえ」 にたり、と白目を浮かせた笑いを浮かべると、あとに控えた四人も同様にくっく、と嘲 笑とも取れる笑い声をあげていた。 748 名無しさん@ピンキー [] 2012/04/15(日) 22 11 38.93 ID wkGvleFb Be 二十六歳の男盛りの若殿にとって、これは面白いはずはなかった、が、 「それでは、おぬしらの中に、姫が紛れているとでもいうわけなのか?」 挑まれた謎かけに尻ごみをすることは興無しと見て、わざと女たちの挑発に乗っかった。 「ええ、ええ左様に。さて、それではお殿様にはそれが誰なのかおわかりになりますかい なあ?」 若殿は、鋭い視線を右から左の女に向けてざっと流した。 そして、次に左から右に穿った視線をじろりじろり、ゆっくりと移動させた。 居並ぶ五人、どれもがくたびれかけた山姥もどきであった。歯が欠けた者もあり、面貌 に皹が入っているかと思われるほどに深い皺を刻んだものもあり、また、ある者は血管が 浮き出て骨ばった、げんなりとするような肢体をさらしていた。 その特徴に差はあれども、つまりおのおのが老いさらばえて崩れた容姿をしていたとい うことである。肌は衰えて、肉置きは弛み落ちていて、老境であることに疑いはなかった。 年老いても容貌の衰えぬ美形を「姥桜」という言葉で形容することがあるが、彼女たち は、もともとにして大した容姿を持ち得ていなかったようにも思われた。 とても、江戸の藩邸で眺めては何度も嘆息した花の精霊のような若々しい美貌と生き生 きとした活力にあふれる肉体美をたたえた和音姫との共通点、相似点などは持ち合わせて いないように若殿には思われたのである。 「ふん、いくら関所破りの変装にしても堂に入りすぎてはおらんか?」 若殿はいくら目を凝らして観察しても、まるでお手上げで、解答に窮して呆れ声をあげ ていた。彼の矜持として、当てずっぽうで答えるつもりはなかったわけである。 「へへ、それならば、そろそろ降参で?」 若殿は鼻を鳴らして、 「ふん、焦らすなよ」 畳んだ扇子でこつこつと床を打つ。 すると、それに応えたように、老女のうちの一人、特に背丈の低く、角ばった顔の者が すく、とその場に立ちあがった。 「なに、お前が……か?」 どんなに巧妙に変装を施したところで、体格ばかりはどうしようもなかろうと、若殿は 訝ったが、立ちあがった女は、ふふ、と微笑を片えくぼに刷いたままで、くるりと壇上の 若殿に背を向けて、おもむろに黒い股引きを脱ぎはじめた。 何事か、と声を上げるのも忘れて若殿はそこに見入っていたが、女が腰にまわした長短 の紐をゆるめて股引きをずり下ろした時に、そこではじめて小さくあっ、と叫びを上げた。 749 名無しさん@ピンキー [] 2012/04/15(日) 22 12 05.64 ID wkGvleFb Be 女は、尻に詰め物を入れていたのだった。十本、二十本、とにかくたくさんの手拭いを そこから取り出した結果、あらわになった女の尻は、 「さあ、いかがにございましょうか?」 それは、まさに若い娘の、丸く形よく膨らんだ尻であった。腹周りから固く締まった美 しい曲線は、女がわずかに腰をそらせるだけで、それに応えてふりふりと動き、若殿の視 線をそこに釘付けにしてしまったのである。 しかし、女の身体はあくまでも老い屈まったもののままである。つまり、彼女は下腹部 から尻にかけては若い娘のそれになっているものの、ほかの部位、腋腹や上脚、乳房に首、 むろん顔などは、老女のままなのである。 若殿は、はっとしてまとめ役の女を振り返る。 すると、女はにやりと相好を崩しながら、ほかの女にも目配せをしていた。 一斉に立ち上がった女たちはそれぞれ着衣をはだけさせ、その草臥れかけた肢体をあら わにしはじめたのである。 でっぷりと肥満し、力士と見紛うばかりの女は襦袢をまくって、上半身に巻いていたさ らしをぐるぐると腕で巻き取っていく。十丈、二十丈、と信じられない長さと量とが巻き 取られていくうちに、女の胸元や背中は異常なほどにすっきりと細く整形され、内包され ていたものが若い娘の上半身であったことを若殿に示していたのである。乳房は早生りの 梅果のようにみずみずしい様を示し、白い石のような肌はわずかな光をも照り返して、輝 きを周囲に放っていた。 同様に、血色悪い皺んだ女が脚絆を脱げば、そこからは若い雌鹿のように弾力ある、つ ややかに伸びる素足がこぼれたし、歯の欠けた品の無い女が腕ぬきと手袋を取り払えば、 美神のそれのように美しい腕と、そこから繋がる手指があらわれたのである。 「さすがに関所でも、人相や体格までは確認しても、衣服に隠された一部分だけを怪しむ ことはありませんものなあ」 みるみる女たちは、その一部だけ偏った美を保った裸身をあらわしていった。 「うふふふ、これぞ甲賀忍法『寄木作り』でございます」 頭目の女は、そうして裸になった女たちの身体を横一列、ぴったりに並べると、その女 たちの保持している若い美々しい部分を血の一筋も流さぬままに、すこんすこん、と引き 抜いては組み換えて、ひとつの美しい彫像を作りだしていた。 剛胆に居座っていた若殿もこれには目を白黒させるばかりであった。 そして、あっという間に、まとめ役の女は、 「ふふふ、どおれ、この通りにございますわいなあ」 先ほどまでと顔ばかりは同じでも、その首から下は青春に張りつめて輝く若い娘の裸体 とすりかわっていたのであった。 そして、仕上げとばかりに手桶に張った湯で顔を洗い流してゆく。 熱い湯が洗い流していったのは女の旅塵ばかりではなかった。女の顔に張り付いていた 余分なあぶら肉を、弛みを、皺を、みるみる洗い流していくのである。 750 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/04/15(日) 22 14 00.14 ID wkGvleFb Be ぱんぱんの饅頭のように腫れぼったい女の顔はどろどろと半減していき、さきほどの女 の尻に詰められていた手拭いで顔をごしごしと綺麗にふき取ると、 「さあ、この通りでございます。殿、いかがでございましょう?」 ぴったりとかぶっていた頭巾を外せば、そこからはつややかな漆のような光沢ある黒髪 がこぼれて落ちていた。声もまた、囀る小鳥のそれのように、可憐なものにいつの間にか 変質していたのであった。 女は、脇に控えていた女から白い襦袢を受け取って肩から羽織ると、もう一度両手を床 の上につがえて平伏し、若殿に優雅に挨拶をしたのだった。 「浜谷藩主の長女、和音にございます。どうぞ、これよりはお側に置いていただきますよ うに、よろしくお頼み申し上げまする」 さて、それから数日の段取りがあり、無事に祝言を上げた若殿と和音の二人が閨をとも にしようとしたところで、である。 すでに床の中で腕枕に待っていた若殿のところに、かたり、と障子をあけて、湯を浴び て身を清めてきた和音が膝でにじり入ってきた。 「さあ、それでは、どうぞお情けをいただきたく……」 上気する肌に花の芳香を湛えた娘は、潤んだ瞳で若殿のすぐ近くに寄って、その腕に添 うように身を重ねようとしていた。 すると、それを制するように一言、若殿は、 「ああ、そうだ。ことの前に、だ。和音よ、ひとつだけ訊きたいことがあるのだがな」 「はぁい、なんでございましょうか。殿」 甘やかな声で、若殿の胸に手をあてがう和音はじゃれるように応えた。 「……おぬしたち、じつは江戸を離れた時には六人居ったのではなかったか?」 ぼそり、と呟くような若殿の一言に、和音の身はびくん、と強く竦み、そして、余裕の 消え失せた表情で、もう一度若殿の表情を仰ぎ見た。 「……あまりにも、騒ぐものですから、まあ……仕方なく……」 苦しい弁解を、和音を「装った」女は肺腑から絞り出していた。 「うん、当たったようだな。それならば、別にいいのだ。そのこと自体は大した問題では ないし、儂としても何も知らない生娘に、一から手ほどきをする面倒をしなくてすむのは むしろ喜ばしいことだからな」 そして、行燈の火をぷっと吹き消して周囲を真っ暗にしてしまう。 「まあ、これで一勝一敗といったところじゃ。これで、溜飲がさがったというものだな」 そして、快活な笑いをひとしきり残したあとに、若殿は若く美しい肉体をまんまと横領 した女忍者を存分に組み敷いたのだった。 おわり 751 名無しさん@ピンキー [sage] 2012/04/15(日) 22 16 43.37 ID wkGvleFb Be ……っと、以上ですね。新年度もはじまり、皆様お忙しいみぎりとは思われますが、 どうぞ、ご自愛くださって健康に毎日をお過ごしください。 お世話になりっぱなしの40年がお目汚しでした。それではまた。
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/821.html
リミッター解除の影響で頭の中が痛い。脳が痛い、と表現した方が正しいだろうか。尋常ではない激痛と不快感が全身を苛む。 並の人間なら戦闘は不可能な状態だろうが、俺は「この程度」で戦闘不能になる柔な鍛え方はしちゃいない。廃人になっても構わないならもう一度リミッター解除も可能だ。だが、残念な事に意味が無い。 間接防御兵器以外の弾薬が尽きた今の状態でリミッターを解除しても、撃つ弾薬が無ければ話にならない。振動熱斬刀を主力の格闘戦でも大きな威力を発揮はするが、「まだ」そこまでオルトロスは到達していない。近接部隊の射撃で塹壕に到達するまでに殲滅しているからだ。 しかし、現在の状態が保たれるのは残り数分。最長でも残り数分で間接防御兵器以外の全ての弾薬が尽き果てる。そんな時に後方支援部隊が背負っているバックパックのセンサーが「それ」を捕らえた。「それ」の解析情報が全員に送られ共有される。 「B-52?」 <二百年ぐらい前の戦略爆撃機っスよ。ほら、アメリカの> 「そんなもんの大編隊がなんで空を飛んでるんだ。のび太と竜の騎士のスネ夫的心境なんだが、今」 <俺にだって分からないっスよ> その時、中身がぐっちゃぐちゃに掻き混ぜられたように感じる脳にニュータイプみたいな電流がピキーンと走った。 「そうか、そういう事だったのか」 <ん? 何か分かったのか、隊長?> 「俺達はとんでもない思い違いをしていたようだ」 <思い違いだって> そう、そうだ。 「俺達……というより、大海上都市群「兵庫」は魔王が支配するファンタジー世界へと転移した。だから今回の再転移も本来の地球とは関係無い全く別の世界に存在するモンスターと戦っているのだと、そう思っていた。だが、真相は違っていたんだ」 <どういう事なんだ、隊長!?> 「俺達が今いるこの場所は、平行世界の地球なんだよ!」 <<<<<なっ、なんだってェーーーーー!!>>>>> 俺を除く中隊全員99人が絶叫する。 <それは本当なのか、隊長!?> 「そうだ! そしてこれはノストラダムスの……って最後まで言わせろ!」 塹壕の近くまでやって来た複数のオルトロスに頭部両側の迎撃針弾発射機から針弾を、5連装2基10門の6.25mm迎撃機関銃から6.25mm振動熱徹甲弾を叩き込み、怯んだ瞬間を逃さず他の仲間が仕留める。 <で、ノストラダムスがなんだって?> 「え、ノストラダムス? 俺、そんな事言ったか」 <駄目だこいつ、早く何とかしないと> <リミッター解除の影響がきついんだよ、ほんのチョッピリ程度でも優しくしてやれ> <隊長、頭かわいそかわいそなのです> この野郎共、好き放題言いまくりやがって。まぁいい。今重要なのはこっちに真っ直ぐ向かってくるB-52の大編隊だ。戦略爆撃機なのだから、当然その任務は戦略爆撃なのだろう。そんでもって、こいつらの標的がオルトロスだと仮定しよう。 現在、俺達のいる塹壕に向けて大多数のオルトロスが進軍して密集しており、爆弾を大量に投下すればそりゃもう最高にハイッて奴になれる絶好の状態になっている。本来の爆撃目標から変更しても構わないぐらいの「餌場」。 だから、こうなるだろうとは分かっていた。いや、戦略爆撃機が飛んでくるという時点で既に「オチ」が本能的に理解出来ていたのかもしれない。近接部隊の弾薬が尽きると同時に、俺達の塹壕を中心として、B-52が大量の爆弾を投下し始めた。 「おおー、俺達らしい展開だな」 <冷静にしている場合か、隊長。なんかもう色々とヤバいぞ> 「大丈夫だって。もう「準備」はとっくに出来てるんだろう。なぁ」 <ああ> 返事をしたのは後方支援部隊のリーダーだ。 <既に101人が収容可能な即席の防空壕を作ってある。全員、今すぐ集合しろ> こいつは最初から先読みしていた。何らかの大威力攻撃に備えて、弾薬が尽きていらなくなった各種武器、小型弾薬補給車「イグルー」、牽引式輸送車などを解体して資材とし、即席の防空壕を「既に」作り終えていたのた。 「最高」の行動と「最適」の行動は全く違う。神ならぬ人には「最高」よりも「最適」な行動を選ばざるを得ない局面が多いが、「最適」な行動は正しさと同じではない。爆撃機が爆弾を投下し始めたから今から防空壕を作ろう、では当然間に合わない。 さながら宇宙戦艦ヤマトの真田さんのようなチート先読みで(俺の命令なんざ完全無視で勝手に)防空壕を「既に」作ったのだ。全く、本当に頼りになる奴だ。清水の糞野郎と戦った時も今回みたいなキレを発揮しててくれれば全滅されなかったかもしれないのに。 「よおし、行くぞ」 <おおォッ!> 全員重装甲強化服を脱ぎ、塹壕の奥深くに作られた防空壕へ向かう。無人の重装甲強化服は予め入力した通りに自動で動き、全てが塹壕から飛び出す。そして、オルトロスへ走りながら間接防御兵器の全力射撃を始める。オルトロスを倒す事等全く考えていない。これは足止めだ。 最初こそ殺せないまでもオルトロスの大軍勢を押し止めていたが、間接防御兵器の弾薬が尽きた後、雪崩のようにオルトロスは攻め寄せてきた。 針弾を剣山の撃ち込まれて大破、十数体で寄ってたかって好き放題に踏み潰され、触手で五体を引き千切られる。それは今までやられた鬱憤を晴らしているかのようであった。百体の重装甲強化服の全てがオルトロスに破壊される。だが、甘いな。 俺達が「ただ」で済ますと思うか。弾薬は全て尽きた。重装甲強化服を脱ぐ際に持ち出した軽歩兵用の武器弾薬を除き、重歩兵としての「普通に射撃する分の弾薬」は、だ。最後の置き土産、有り難く取っておけ。 破壊された重装甲強化服から数個の大きな黒い物体が地面に転げ落ちる。バラバラ死体のように散乱し、腕だけとなった重装甲強化服の手にも握られていたりした。それら数百個は一瞬、凄まじく発光した後に爆発、周囲のオルトロスを文字通り消し飛ばした。 重歩兵用手榴弾。通称、重手榴弾。時限爆弾のように時間を設定したり壁に張り付けたり地面に埋めて地雷のようにしたり、他にも説明するのが面倒なぐらい様々な使い方がある多目的多機能爆弾。プレゼントはお気に召して頂けたかな。 防空壕に中隊100人と「あれ」を合わせて101人が集まる。オルトロスが塹壕に到達したが、もう遅い。むしろグッドタイミングで来てくれた。地獄の業火に焼き尽くされて燃え尽きろ。 B-52の投下した爆弾がオルトロスの大軍勢に降り注ぐ。さっきの重手榴弾など比べ物にならない大爆発と衝撃波が大多数のオルトロスを消し飛ばし、凄まじい轟音が塹壕の奥の防空壕まで轟き渡る。軽装甲強化服のセンサーで感じられたのはそこまでだ。 魂をも吹き飛ばしそうな爆音と轟音が次から次へ響く。実際は短い時間だったが凄まじく長く感じられた。それがどれくらい続いただろうか。不意に静寂が訪れる。即席の防空壕は何とか持ち堪えてくれたようだ。 軽装甲強化服のセンサーで感じられる範囲にオルトロスは死骸の塵すらも存在しなかった。しかし、油断は出来ない。大多数がさっきの爆撃で死んだとはいえ、まだ多数残っているはず。 俺が携行しているのは軽歩兵の基本装備である12.5mm軽拳銃と30cm振動熱斬刀、軽手榴弾数個のみ。他の連中も似たり寄ったりだ。重歩兵用の武装に比べて大きく威力が劣るこれだけで、残ったオルトロスを相手にしてやらなければならない。 ん? いや、待てよ。何かおかしい。 (軽装甲強化服のセンサーで感じられる範囲に? V3ホッパーからの情報受信はどうしたんだ。あれは空を浮遊しているんだ、いくら強力であろうと爆撃で全てが破壊されはしないはずだ) しかし実際何の反応も無い。どういう事だ。俺達は気を抜かず、防空壕から出て塹壕の中から周囲の様子を探る。すると、なんという事でしょう。あれだけたくさんいたオルトロスは一匹も存在しなかったのです。 <オルトロスがいないな。というより、さっきとは景色が全然違ってないか> <むしろ見覚えがあるな。こいつは……> 「ああ、間違いない。再転移する直前に俺達がいた場所だ」 B-52の爆撃が引き金になったのだろう。俺達は元の世界に戻ったのだ。 <それにしても、何とも俺達らしい結末だな> <アニメとかならさー。普通苦戦しながらも何とか敵を撃退したり、燃える場面とか、そういうのがあるじゃん。俺達、格好悪過ぎだろ> <まぁいいじゃないか。ぶっちゃけ俺達はどうでもいいが、「あれ」が無事だったんだからな> <うむ、確かに。じゃあ隊長、恒例のアレの時間だぞ> 「そうだな。「あれ」を輸送車から運んだのは誰だ」 <俺っスよ!> 「……随分と満足そうだな」 <そりゃもう、最高の気分っス!> 「…………「あれ」を運ぶ時に、同じ目的の数人を数秒で叩きのめしたのは不問とする。誰だってそーする。俺だってそーする。で、お前どうやって運んだんだ?」 <愚問っスね隊長。そんなの、お姫様だっこ以外に何があると言うんスか> 「中隊裁判の結果を発表する。お前、死刑な」 <うおーい> <隊長、こいつどさくさに紛れて胸を触ってたぞ> 「なら超☆死刑だな」 <おーい、余計な事を言うんじゃねえ!?> 「黙れ、戯けが! 「あれ」をお姫様だっこした上に胸を触るなどという、うらやまけしからん行為をした貴様に一切の情けは不要。やれ! いや、むしろ俺がやる!!」 <な、なにをするきさまらー!> 「……全く、子供同然のどこまでもどう仕様も無い困った御主人様達ですね」 少し離れた場所であの人達の戯れを見ながらため息を吐いた。きっと今の私は母親が我が子を見るような目であの人達を見ているのだろう。いつの間にやら100人全員での殴り合いになっていたが、あれはあれでお互い楽しんでやっているのだと分かっているから止めはしない。 「人の形をしていても所詮は只の道具。欲望のままに思う存分犯すなり、暴力を振るってストレスを解消するなり好きにすればいいでしょうに。むしろその為だけに私達は造られて、それだけが私達の存在意義だというのに。 本来持たない心を勝手に与えて、一度も抱かないところか娘のように大切に大切に扱って。自分達より私を大事にするなんて正気の沙汰じゃないでしょう。数有る姉妹の中で未だに処女なのは私ぐらいですよ。全く、本当にどう仕様も無い御主人様達」 いや、思い返せば欲望には忠実だったか。お兄ちゃんと呼んでくれとかパパと呼んでくれとかお姉ちゃんと呼ばせてくれとか罵ってくれとか。 他にもブルマスク水巫女服メイド服ナース服、様々な衣装を彼らが要求する通りに着用した。微塵も嫌がらず、むしろ喜んで。色々試した結果、いつの間にか今着用している黒の和服が私の正装、という事になっていた。 「……はぁ……」 額を掌で押さえる。これが人間でいう頭痛という物だろうか。深く深くため息を吐く。私は一生、廃棄される最後の最後まで処女で在り続ける気がする。 「本当に困った御主人様達」 私の呟きなど聞こえず、彼らは殴り合いを続けている。真っ赤な夕日に照らされて、さながらドラマのワンシーンのようであった。 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
https://w.atwiki.jp/sakurasakuyo/pages/48.html
内科プレテスト2008午後の部 編集するには ①メニューの「編集」をクリック ②「このページを編集」をクリック ③編集を行う ④「ページ保存」をクリック 訂正・質問が追加されたら分かりやすい様に新しい順に上に記入して下さい。毎日24時頃に問題順に並び変えます。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 問題89 不適切問題 出題を担当された先生に質問しました。 c.慢性気管支炎の診断は解説にあるとおり「3ヶ月以上毎日続く咳があり、2年以上の経過をとるもの」が定義なので、この患者さんをその場で慢性気管支炎と診断することはできないと思います。 では、e.うっ血性心不全で、胸部レントゲン写真に異常を認めないのはどうなのかと伺ったところ、y先生は「微妙な問題だね、取り扱いを検討します」とおっしゃっていました。 その後どうなったかは分かりませんが、私は不適切な問題だと思います。 問題100 ac→bc 今日の診療には、 総コレステロール:食後でも大きな変動を示さないが、採血は空腹時が望ましい。 遊離脂肪酸:生理的変動が激しいので、一定の条件下(早朝空腹時など)での採血が望ましい。 イヤーノートには、 「コレステロールはほとんど食事の影響はないが、TGは影響が非常にでやすい。」 よって、a.T-CHO×、b.遊離脂肪酸○、c.TG○ 問題105 ab→be http //www.yuketsu.gr.jp/qa/Q68.html 主試験・副試験がともに陽性の場合はABO不適合が疑われます。 またオモテ試験は室温のようです。 問題113 設問2. 診断は血管迷走神経反射性失神で、診断に必要な検査はc.ティルト試験ではないでしょうか。 →血管迷走神経反射性失神で良いと思います。 疲労、睡眠不足といった肉体的なストレスと朝礼(長時間の立位姿勢)という エピソードからも妥当かと思います。 ティルト試験についても以下のものを参考にすると良いかと思います。 (1055-1061ページ) http //www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2007_inoue_h.pdf 問題114 設問1. 何人かと話し合ったのですが、結論の出ない問題でした。 私個人の意見ですが、大腸癌に対しバリウム注腸造影をせずに手術するというのは考えにくいと思います。d.バリウム注腸造影は必要な検査ではないでしょうか。 a.全身PETですが、PETはとてもお金がかかる検査なので、大腸癌の場合 他の検査、画像診断によりこれらの癌の存在を疑うが、病理診断により確定診断が得られない患者。 他の検査、画像診断により病期診断、転移・再発の診断が確定できない患者。 であることが保険適応の条件です。原発巣、肝転移巣に対する評価は行われていますが、遠隔転移巣の検索のために次に行うべき検査とは言えないのではないでしょうか。 ご意見お聞かせください。 ご意見お聞かせください。 d以外の選択肢はいずれも転移検索に有用と考えられます。S6病変以外の肝への微小転移が存在し、肝切除が不可能になる時は手術適応が無くなる為、腹部CT(その他の画像検査)で発見できなかったS6以外の微小転移や腹部の肝外転移の診断にもFDG-PETが有用といえると思います。 ちなみに「次」行う検査としてPETは不適とのことですが、手術時の補助としてのバリウム造影も転移の検索が終了し手術適応と決まってから行えば良いので、急いで負担の大きい注腸バリウム造影をする必要も無いと考えます。 よって、粘膜表面の観察のみ可能なバリウム造影は現時点で不要と考えますが、いかがでしょうか。 問題121 設問2の解答がcになっていますが、eないしdではないでしょうか。 もともとあった胃潰瘍がワーファリンの作用で悪化し、黒色便を来たすほどの大量出血をきたしている可能性が高いと考えます。ワーファリンの適正使用情報(http //www2.eisai.co.jp/essential/wf/qa/wf070130-all.pdf )のp.121-に服用中の出血時の対処について書かれていますが、まずはビタミンK投与かと思います。酸分泌抑制薬は検査と並行して投与しなければならないほど急ぐ必要がない気がしますが、いかがでしょうか。