約 1,632,338 件
https://w.atwiki.jp/monsterbr/pages/141.html
主催サイドの人間はサボテンダーの次にオルトロスに忠告を送る必要があった。 そら、サボテンダーは逃げるだけだったからまだいいけど、オルトロスに至っては湖の底に沈んでるじゃん。 これじゃあ殺し合いにならないからね、当然の措置ってやつだよ。 『忠告する。F-6に潜伏中のオルトロス、積極的な戦闘を行いなさい。 このまま無為に潜伏し続けた場合は、強制的な脱落も視野に入れる』 で、オルトロスにメッセージ送るよ。 さっさと殺しあってもらわないと、困るもん。 オルトロスに賭けた人とか、超困るもん。 「えー?なんやてー?聞こえへ~ん!」 いや、オルトロスは水の中にいるから声が届かないんよ。 なんて言ってるかわからないけど、飛行船が近くにいるんだからなんかすごいことが起こってることは間違いない。 だから聞き返す、ほうれんそうは社会人の基本だからね。 『なお、あなたの西側に他のモンスターが三体存在する。参考にして頂きたい。以上』 でもまぁ、オルトロスの声はブクブク言ってて主催サイドの人間には届かない。 でも、そんなオルトロスに関係なく、主催サイドの人間は言いたいことだけ言って行っちゃったよ。 「だから聞こえへんって!」 何て言ってるかわからないのに、満足気に去られちゃったから、 そらもう、オルトロスは怒るよ、阿修羅をも凌駕するよ。 「もっと深く沈んだる!」 そら(声が届かないんなら)そう(なる)よ。 【F-6/湖の中/一日目/夕方】 【オルトロス@ファイナルファンタジー】 [状態]:健康 [装備]: [所持]:ふくろ(わざマシン) [思考・状況] 基本:戦いをできるだけ避ける 1:湖の底で時がすぎるのを待つ。 ※わざマシンが水没しても使用可能かどうかは後続の人に任せます また、中身も後続の人に任せます ※主催サイドの人間からメッセージを受けましたが、水中なので聞こえるわけがありませんでした。 No.44 サボってんじゃねえよ 時系列順 No.49 show me your brave heart No.46 命の価値は? 投下順 No.48 無色透明の No.37 まるっきりタコじゃん! オルトロス No.53 ようやく戦ったね(ニッコリ
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/643.html
佐「やあキョン。こんな所にいたのかい」 キ「よう、佐々木じゃないか……うわ」 佐「親友を見るなりいきなりうわあ、とはご挨拶だね」 キ「誰だって驚くだろ。どうしたんだそれ。凄くバカみたいだぞ」 佐「九曜さんの仕業さ。心配しなくても僕と君を含めた関係者にしか見えないようだよ」 キ「ふーん……。それにしてもどうなってんだその、旗? 頭に刺さって……あっ」 佐「くっくっ、流石はキョンだ。触れるだけで折れてしまうとは」 キ「どうしようこれ。脳に繋がってたりしないよな。ってうわ。生えてきた」 佐「幾らでも生えてくるよ。これは俗に言うフラグというやつさ」 キ「フラグって……。つまりそういう意味での、あのフラグ?」 佐「うん。橘さんが計画したらしくてね。どうやら彼女達なりの応援のつもりらしいよ」 キ「応援て……なんの応援だよ。なんかの大会でも出るのか」 佐「あ」 キ「あ」 佐「折れたね。」 キ「え? 今の俺か? ってまた生えてきたし」 佐「くく、これを具現化したときに僕が君と出会ってから折られたフラグも全て出てきたんだけどね」 キ「そりゃ気持ち悪そうな光景だな」 佐「余りに多かったので数えてみたら、驚きだよ。一日に六、七回は折られている計算になるんだ」 キ「うわあ」 佐「まったく、君という人間の業の深さを思い知らされるよ」 キ「なんだそりゃ。というか何で俺なんだよ。他の奴が折ったのかもしれないじゃないか」 佐「あ」 キ「あ」 佐「折れたね」 キ「俺なのかなあ……。んで、佐々木はこれを見せに俺を探してたのか」 佐「それもあるけどね。今日は君たちの活動が無いらしい、と橘さんに聞いたんだが」 キ「ああ、久しぶりの真っ当な休日だ」 佐「よければ、僕と遊びに行かないかな? 僕も彼女らのお節介のせいで暇なのさ」 キ「ふうん。まあいいぜ。せっかくだしな」 佐「……え? 本当? ほんとに?」 キ「どっちにしろ今日は長門と約束してるんだ。三人でぶらぶらしようぜ」 佐「あ」 キ「あ」 キョン「よう、長門……ってお前もか!」 長門「コク」 キョン「佐々木も一緒だけどいいよな?」 佐々木「あ」 キョン「あ」 長門「あ」 佐々木「キョン………」 キョン「え?長門のが折れたの俺のせい?」 長門はダイヤモンドの瞳を輝かせ、何故か怒っているように思えた。何でだろうかね。 そして、俺達は三人で図書館で勉強した。二人のオーラが見えるのは俺の気のせいか? 「佐々木、これはどういう意味かわかるか」 ニョキニョキ ――フラグが立ったよ。小さいけど 「君から接触してくれるなんて光栄だよ。くつくつ」 数分後 「この本を返して、別の本を借りたいので、一緒についてきて欲しい」 「良いぞ、長門」 ――今度は長門にフラグが立ったよ 「その本が欲しい」 俺が手を伸ばしても届かない。梯子も無いし 「あなたが私を抱き上げれば可能」 ―――今度はでかいフラグが 「心配無い。体重は操作する」 そうだ、あそこにいる司書のお姉さんに頼もう 「お姉さん、梯子はありませんか?」 大学生と思われる司書さんはいたずらっぽく笑った。 「あなたが彼女さんを抱っこすれば良いのじゃないの?」 「彼女というわけじゃないです」 ―――ボキ、長門のフラグが音をたてて折れた 「梯子ありがとうございます。美人のお姉さん」 司書さんは、俺の社交辞令に少し顔を赤らめた。 ―――あ、司書さんにもフラグが、 長門が睨むよ―。今度長門に立ったフラグは不吉な雰囲気を示すような真っ黒な。今までは全てピンクだったけど 「今度は僕が新しい本を借りるので付いてきて欲しい」 佐々木とも同じようなやり取りがおこなわれ、また黒いフラグが もしかして、空気を変えた方が良いか? 「この前、街でばったりハルヒと会って、強引に映画を奢らされて、参ったよ」 ―――ニョキニョキ、佐々木と長門にまた黒いフラグが 「ハルヒのリクエストでホラーを見たのだが、怖がって抱き付いてきて、おかげで映画に集中できなかったよ。」 「ほう、それは良かったね」ビキビキ 「フケツ」 ―――また二人に黒いフラグが 「ハルヒも女の子らしい所あるんだな。少しドキッとしたよ」 ―――二人に巨大な黒いフラグが その時、西日の差す教室で、朝倉に刺さったピンク色のフラグが折れ、代わりに真っ黒な巨大フラグが立つ光景が、走馬灯のように浮かんだ。 俺もしかして墓穴掘っている? 「どうだ、そろそろお昼にしないか?俺が奢るよ」 ―――とたんに、黒いフラグが折れ、ピンク色のフラグが立った 「CoCo壱が良い」 「僕は何でも良いよ。くつくつ」 その後、二人に小物を買ってやったり、俺の家でゲームしたり、一緒に夕飯を食ったりした。 その度にピンクのフラグが立ったり折れたり、時々黒いフラグが立ったり折れたりした。 次の日 何だ?谷口、黒いフラグ立てて 「昨日のことは涼宮に黙ってやるから、何か奢れ。この二股いや三股野郎」
https://w.atwiki.jp/nioka/pages/842.html
1 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 20 46 02.98 ID P/CO8B+A] 球団と本人相手に訴訟でもされろ 2 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 20 47 26.03 ID qz2aDX/i] 二岡、訴訟の読み方がわからず涙目 3 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 20 48 23.37 ID oqA02Gwh] 二岡、訴状を読んでいないのでコメントできず。 4 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 20 49 10.25 ID m/1z9lHB] 二岡、 1に対して遺憾の意を表明 5 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 20 49 27.66 ID 2T/3ZvmV] 二岡、連行される 6 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 20 52 21.77 ID 9tb0Tt2R] 二岡スレより不謹慎スレを弾劾すべきだろう。何か野球chの文化とか言ってる輩もいるし。 7 名前:どうですか解説の名無しさん mailto sage [2008/02/06(水) 21 08 03.75 ID 7KmYLKHr] . 6 同意 釣りとかそういうレベルじゃない 8 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 21 12 01.40 ID P/CO8B+A] . 6-7 まともな奴が来てくれてうれしい 9 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 21 33 09.32 ID 5IWWGzyA] ちなみにまともなやつはいちいちこんなスレ立てない 当該スレで存分に文句を言ってくれ 10 名前:どうですか解説の名無しさん [2008/02/06(水) 21 39 51.12 ID aZv9hioo] 二岡スレは飽きたな やりすぎで鮮度落ちすぎだと思う
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/37506.html
【検索用 きこえますか 登録タグ 2018年 HoneyWorks JASRAC管理曲 Oji VOCALOID cake v flower ziro き ろこる ニコニコ外公開曲 曲 曲か 門脇大輔】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:HoneyWorks 作曲:HoneyWorks 編曲:HoneyWorks ギター:Oji ピアノ:cake ストリングス:門脇大輔ストリングス イラスト:ろこる 動画編集:ziro 唄:flower 曲紹介 僕にも大事な人ができたよ 曲名:『聞こえますか』(きこえますか) TVアニメ『いつだって僕らの恋は10センチだった。』挿入歌のVOCALOIDカバー。 YouTubeに2018年4月13日に投稿された。 歌詞 泣きそうだ 今日もまた失敗しちゃった こんな時あなたなら… ねぇ 考えるよ 愛する人よ どこにいますか?聞こえますか? 会えない人よ 記憶の笑顔に触れたい 覚えてる? 僕の夢 あなたがくれたんだよ レンズ越し残してく思い出たち 愛する人よ 僕にも友達ができたよ 紹介するよ 不器用だけど 優しい人です 大人になれば寂しさも忘れていけるの? なんて言ったら 怒っちゃうかな 愛する人よ どこにいますか?聞こえますか? 会えない人よ 記憶の笑顔に触れたい 愛する人よ 僕にも大事な人ができたよ 聞こえてる? 不器用だけど 優しい人です 愛する人よ 見ててください コメント いい曲やぁ -- 名無しさん (2018-06-01 23 10 42) 泣ける…。いい曲ですね。 -- ナナシ (2018-06-02 10 00 50) 切ないけど大好きです -- 碧 (2018-06-02 18 14 04) いい! -- 名無しさん (2018-07-02 18 31 30) 泣ける... -- ぴっぷー (2018-07-15 16 01 52) この曲のストーリー(?)を知って泣いちゃいました......。 -- 名無しです (2019-01-15 21 20 57) ふとした瞬間に思い出して泣きそうになる。いい曲。 -- しろくま (2019-06-23 22 10 51) 本当にいい曲ですね 大好きです -- 愛莉くん❤️ (2022-07-15 02 41 17) いいうた -- らいむ (2024-01-28 10 08 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/14793.html
きこえる【登録タグ き じたばたP 初音ミク 曲】 作詞:じたばたP 作曲:じたばたP 編曲:じたばたP 唄:初音ミク 曲紹介 じたばたP こと 黒魔氏 の32作目。 皆さん頑張ってください。本当に心配です。(作者コメ転載) #prayforjapan この曲を「東北地方太平洋沖地震」の被災者たちへ捧ぐ。 東日本大震災被災地支援・音楽配信プロジェクト #charity_song 参加曲。 歌詞 (PIAPROより転載) 僕の声が 届きますか 君に 君に 伝えたくて 君の声は 届きますか 暗い夜の中で 待ってる 星が光る 夜の中で 僕は独り 朝を待った 苦しくても 寂しくても 暗い夜の中で 待ってた (らじお らじお らじおのおと) (あかり あかり ろうそくのひが) (ゆれる ゆれる ゆれる ゆれる) (きれい きれい きれいにともる) (きっと きっと きみも みてる) (あかり あかり ろうそくのひを) (いつか いつか いつか あえる) (きっと きっと ぜったいあえる) 聴こえる? 僕の願いが 今 涙になって 君に届くように あぁ 助かりますように 聴こえる コメント じたばたPさんの中で一番好きな曲 -- 名無しさん (2011-08-08 17 11 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sexyvoice/pages/462.html
住んでいたアパートを出なければいけなくなった。 荷造りをしながらこの部屋であった出来事を思い出す。 そういえば、階段を元気に駆け上るあの足音が聞こえなくなってからどれくらい経つんだろう。 毎度毎度お構いなしに勝手に上がり込んできては、俺を不思議な時間へと誘ってゆくのだ。 ロボットと俺だけの静かな隠れ家は、春の風のように舞って去っていったあのコによって暖かな空間に 生まれ変わったような気がした。 あの日床に置かれたままのコーヒーを何も考えずに水に流した。その時のあのコの気持ちも考えずに。 流れていった時間ももう二度と戻ることはない。 もう、会えないんだろうか。 初めて友情の枷となる年齢の幅の厚さについて考えた。 『もうすぐここには居なくなるよ』 その一言が、長い間繋がることのなかったアドレスには送ることが躊躇われて未送信のまま今も残る。 思い切って家の近所まで足を延ばしてみれば、もうそこは何もないという。 もうあの窓から俺の名を呼んで貰える事は無いのだ。 二人を繋いだ地蔵堂は跡形も無くなり、全てが神様が見せた夢だったのかとさえ思った。 でも、俺の鞄の中、窮屈そうに揺れている青い勇気の印がある限り、この夢は終わらないと信じてる。 外回りのついでに久しぶりに来たこの町で、ふと足を向けてみる。 あの路地裏はどうなっているんだろう? あの日、全てが始まった場所。 「マックス~。俺達の記念すべき出会いの場所だぞ。覚えてるよなぁ?」 そしてあのコとの。 あの曲がり角を曲がったら、新しい世界はまた俺の前に開けるのだろうか? またあの弾んだ足音が俺の耳に届く日々が戻ってくるのだろうか? 「~~♪マーックス!だだんだんだー……♪♪」 ニコ、お前耳がいいんだろう? きっと聞き取って、そして俺を呼んで。 不思議な七色の音色を響かせて。 *** 5-170様 ハミングが聞こえる へ…?
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15464.html
――横浜市内、とある中学校 prrrr 教師「誰だ?授業中に携帯鳴らしてる奴は!」 prrrr 生徒「すいませーん」 教師「全く、授業中は携帯の電源は切っとけ。というか校内に携帯の持ち込みは禁止って言ってなかったか?ええ?」 私は多分、この学校で唯一携帯電話を持っていない生徒なのかもしれない。 そりゃあ本当はみんなみたいに携帯が欲しいし、こんなやり取りが正直羨ましい。 けど話す相手が殆どいない。 鳴らない携帯程、持ってて辛いものはないんだから。 教師「よし次!中野!」 教師「……中野、いないのか?」 梓「あ――」 教師「なんだ、いたのなら返事をしないか」 梓「すいません……」 教師「次、34ページから朗読してみろ」 梓「纏咳狙振弾、棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。この技の創始者、宋家二代、呉竜府(ご・りゅうふ)は正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は、運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを得るために最も効果的で――」 教師「中野、お前朗読の意味分かってるのか?そんな呟くような小声じゃ誰にも聞こえんぞ」 梓「……はい」 周りから失笑ともいえる笑い声が聞こえてくる。 けど今に始まったことじゃないし、何とも思わない。 ―― その日の帰り道、通学路の途中の公園 prrrr 梓(また携帯の音だよ。どこに行ってもこの音ばかり……) ん?ちょっと待った。 この公園、私以外誰もいないような…… 誰か置き忘れていったんじゃないのかと思い、辺りを見回すと砂場の砂の山から頭半分だけ出た白い携帯が音を出して光っていた。 手に取ろうとする直前に着信音は止まったけど、一応手にとって確かめてみる。 梓「この携帯可愛いデザインだなぁ。あれ?でもこれオモチャだ」 そのまま元に場所に戻そうかとも考えたけど、不思議と惹かれる何かを感じ、その携帯を持って帰ることにした。 これで今日から私も携帯持ち!おもちゃだけどどうせ本物持ってても使い道ないし却って好都合だもの。 家に帰ってからその携帯を色々弄ってみた。 ボタンを押すと音が出たり光ったりするんだ……案外凝った作りなんだなぁ。 携帯持ちになったと思っている私はささやかな優越感を持って、自分の机の引き出しの中にそっとしまった。 ―― 翌日・学校 prrrr 梓(また誰か授業中に携帯鳴らしてるよ……今度は誰なのよ) prrrr 梓(あれ?周りのみんなも先生も何も言わない。聞こえてないの!?そんな筈あるわけない、こんな大きな音だもの) まるで自分にしか聞こえていないかのように感じるその音はしばらくしたら止まった。 その間も周りは何も起きていなかったかのように淡々と授業が続けられていた。 幻聴がするなんて、やっぱり今日は体調悪いのかな。 ―― 保健室 保健室の先生「うーん、熱は別にないみたいね。でもちょっと顔色悪そうだし、しばらく横になってよっか」 梓「はい」 ベッドで横になってどれくらい時間が過ぎたんだろう。 またあの音が私の耳に鳴り響く。 prrrr 梓「えっ!?」 すぐに飛び起きて辺りを見回す。 カーテンの向こうでは保健室の先生が黙々と机に向かって仕事をしている。 先生の電話じゃない……やっぱりだ、やっぱり私にしか聞こえてないんだ。 そしてその音の出所は私のすぐ目の前、枕元にあった。 枕元で私の目が見た物、それは昨日拾った携帯が音を出して光を放っている光景だった。 梓(あれ?確かに昨日引き出しの中に入れたままで学校には持ってきてないのに、なんでここにあるのよ) 梓(誰かから電話がかかってきたりとかだったりして。まさかね……おもちゃなんだしそんなのありえないし) 梓(……でもやっぱり気になるなぁ) そう心の中で自問自答した私は、携帯を手にとり恐る恐る通話ボタンを押してみた。 梓「もしもし?」 返事はない、そりゃあそうでしょ、だっておもちゃなんだもの。 ただ単に私が変なだけ、そう結論つけて携帯を片付けようとした時―― ?『あっ、出た!』 梓「!!?」 ?『もしもし?もしもし?もしもーし』 梓(何このおもちゃ!?本当に誰かから着信がきてる!) 梓「はい?」 ?『おおっ!すごーい!繋がったよこの電話』 梓「え?」 ?『え?って、もしかして私の声が聞こえるの?』 梓「ええ……まあ一応」 ?『ちゃんと言葉になって聞こえてるの?』 梓「はい」 ?『すっごーい!私の声が聞こえるなんて、すごいよこれ!』 梓「あの、これってどういう――」 そこまで言おうとした時、机に向かっていた保健室の先生が立ち上がって歩き出した。 こんな場所で電話なんかしてるのバレたらまずいと咄嗟に考え、携帯を背後に隠す。 『もしもーし?もしもし、聞こえてるのー?』 その間も電話の相手の声は聞こえ続けている。 しばらくして先生が保健室から出て行くのを見届けた後、電話を再開しようとして背後を見ると、さっきまでそこにあったはずの携帯がなかった。 私は軽い混乱状態になり、辺りを見回す。 その間も相手の人のもしもしコールは頭の中に鳴り響いている。 え?頭の中に鳴り響く? もしかしてこの通話、頭の中に直接語りかけてきてるんじゃ…… そう推理した私は、手で方耳を塞いでみた。 すると案の定、まるで頭の中にスピーカーでも付いたかのように鮮明に声が聞こえてくる。 梓『何で?何で聞こえるんですか?』 この時私は声に出さず、頭の中に出来た電話に向かって直接語りかけていた。 ?『私にも分からないよぉ。ただ部室に壊れた携帯があったから適当に数字を押してみたら君に繋がったんだよ』 梓『どうして!?だって私、今声出してないんですよ?』 ?『私もそうだよ。今は頭の中に直接話しかけてるんだ。一応言っとくけど、これいたずら電話じゃないからね』 梓(声の感じだと女の人、それも私とあまり歳が変わらない人なんだろうけど……この人一体何なの!?) ガチャリ 梓『あっ!先生がくる』 ?『先生?君、もしかして学生さんなの?』 先生「中野さん、具合はどう?」 梓「はい、もう大丈夫です」 先生「そう、良かった。とりあえず今日は放課後まで休んでよっか」 梓「はい」 ?『もしもし?聞こえてるのかな?』 梓『と、とにかく切りますね!』 ?『あわわ……ま、待ってー!また掛けてもいいよね?』 梓『え?』 ?『夕方5時、それくらいなら学校も終わってるし大丈夫かな?』 梓『ええと……そ、それは……』 ?『そうだ、自己紹介まだだったよね。私は唯、平沢唯。君は?』 梓『えっと……梓です。中野梓』 唯『梓ちゃんかー。それじゃ、また後でねっ!』 つーつーつーつー 頭の中に電話が切れた時のあの音が小さく聞こえてくる。 どうやら通話が終わったようだ、もう相手の人の声は聞こえてこない。 梓「平沢唯さん、か……なんかすごい人だったなぁ」 ―― 中野家 家に帰ってすぐに自分の部屋の引き出しを開けるとそこには何事もなかったかのようにおもちゃの携帯が鎮座していた。 やっぱりさっきのは幻聴だったのかな……だとしたらあの唯って人はなんだったんだろう、私の想像の産物だったとでもいうのかな。 とにかく、電話が掛かってくる5時まで待ってみよう。 それで電話が鳴らなかったら全部私の思い過ごしってことになるし。 ―――――― ―――― ―― もうすぐ5時になろうとしている。 私の視線が腕時計に向く回数が次第に増えていく。 ちなみに「本物の」携帯を持っていないから時間を確かめる手段は今腕にはめているこの腕時計しかない。 こんなものをして学校に通っている生徒も多分私だけだろう。 梓「もうすぐ5時、か。本当にかかってくるのかな」 短い針が5を示し、長い針が12を示し、「5時よ」と時報の声がする。 まだ鳴らない。 いつしか長い針は12を過ぎていく。 そう、結局かかってこなかったんだ。 梓「そうだよね、何私こんなのに本気になってたんだろ。バカみたい……」 と呟いたのと同時に、電話の音が鳴り響いた。 一瞬びっくりしたけど、これは脳内の電話じゃない、家にある普通の電話からだ。 梓「もしもし、中野ですけど」 純『おっ、梓、ひっさしぶりー!元気してた?』 梓「純!?純なの!?」 電話の相手は私の幼い頃からの幼馴染、そして私にとっては只1人の親友でもある純。 でも1年前、中学2年の時に親の転勤で桜ヶ丘って街に引っ越しちゃって、今はこうやってたまに電話で話したり、時々会ったりしてる程度だ。 純『そうですよー、梓が寂しそうにしてるだろうし、たまにはこうやって電話してやらなきゃってね』 梓「べ、別に私は寂しくなんかっ!」 純『相変わらずの反応ですな梓も。そっちはどう?うまくやれてんの?』 梓「うん、全然平気だよ。何もかもうまく行き過ぎてて気持ち悪いくらい」 純『そっかー。なんかさ、私が横浜から引っ越す時、あんた色々と大変だったでしょ?だから気になってさ』 梓「あの時が一番酷かったんだって。今はもうすっかり片付いて平穏そのものだって」 私は嘘をついていた、喉から手が出る程欲しかった一番の相談相手からの電話だったのに…… 純にはあっちでの生活もあるんだろうし、私の事で心配をかけさせたくなかったから出た強がりだったのかも。 梓「それよりも純、あんたそっちでの生活はどう?友達とか出来たの?」 純『まあね、1人よく出来た子がいてね。なんかいっつも自分のお姉ちゃんのことばかり話してるお姉ちゃんっ子でさ。今じゃすっかり仲良くなって、梓のこと話したら会ってみたいって言ってたよ』 梓「へぇー」 純『梓の方こそどうよ?なんか気になる子でもできた?』 梓「うん……まあ、一応、ね。ただちょっと」 純『なんなの?その子がどうかしたの?』 梓「笑わないで聞いてくれる?」 純『分かった!絶対に笑わないから聞かせてよその人のこと!』 梓「実はさ、まだその人とは電話で話してるだけなんだけど、正直その人が実際に実在してるのか分からないんだよね」 純『へ?何それ?いまいち理解出来ないんですけど』 ここで私はおもちゃの携帯を拾った時の事、その後、唯という人からの頭の中の携帯着信の事、その唯という人が架空の人なのか現実に存在する人なのかどうか分からない疑問、全てを話した。 純『うーん、なるほどねぇ』 梓「やっぱり私の空耳だよね。こんなの非現実すぎるし」 純『かもしれないけどさ。でももしもだよ?またその人からまた電話があった時、確かめる手段、1つだけあるよ』 梓「どんな?」 純『えっと――』 ここで私は純から相手の人が現実の人間か確かめる方法を聞いた。 正直まわりくどい手段だとは思うけど、理にはかなってはいるとは私も思う。 純『今度その相手の人からかかってきたら試してみるといいよ。そうすればその人が実在の人か分かる筈だから』 梓「でも、かかってくるのかな?だってさっき約束した5時にかかってこなかったんだし」 純『どうなんだろうね。でもさ、もし電話きたらしっかりやりなよ?』 梓「うん……」 純『また困ったことがあったらいつでも相談しなさいな。この私がどーんと受け止めてあげますからっ!』 梓「はぁ……」 純『ほら、もっと元気だして!そんなんじゃいつまで経ってもいい人できないよ』 梓「そうだよね、わかった。もしもまたあの人から電話あったらさっき言われた方法試してみるね」 純『おっけー。それじゃまた電話するからさ、今度はもっとゆっくり話そっか』 梓「うん、今日はありがとね、純」 そういって私は受話器を置いた。 人付き合いを拒否している私にとって純は唯一気を許して話せる相手だ。 そんな相手と電話越しとはいえ話すことが出来たから少し気が楽になったような気分かも。 我が家は両親が遅くまで仕事に出ていて家では私が1人でいる事が多い。 だから夕食も自分で用意しなきゃいけない。 いつも1人で食事をするけど、それが変だとも寂しいとも思わない。 だってもう慣れっこだし、それにこうして誰にも関わらないで1人でいるのが一番落ち着くから。 夕食の支度が終わり、ようやく落ち着けると安心して食卓に座る、と同時に「6時だよーん」と夕方6時を知らせる時報が室内に響き渡る。 その時報から3分くらいしてそれは起きた。 prrrr そう、あの電話だ。 やっぱり幻聴なんかじゃなかった。私は恐る恐る脳内の通話ボタンを押す。 梓『もし……もし?』 唯『おっ、繋がったー!梓ちゃんだよね?私だよ、さっき話をしてた唯だよっ!聞こえるよね?私の声』 梓『聞こえてますよ』 唯『良かったぁー。聞こえなかったらどうしようってヒヤヒヤしてたんだよ。ごめんね、少しだけ5時過ぎちゃって』 梓(少しだけ?1時間以上も過ぎてるのに少しって……いくら何でもこの人時間にルーズすぎでしょ) 私は腕時計を見ながら呆れた顔でため息をつく。 相手の唯という人が余りにいい加減な人っぽく見えたから。 唯『だけど良かった、また梓ちゃんと話せて』 梓『私にはよく分かりません。私はここにいて、あなたはどこにいるのかも分からない、もしかしたら現実の人じゃないのかもしれないって』 唯『うーん、そんなもんなのかなぁ』 梓『だから確かめてみませんか?唯さんが本当に今私と同じ世界に住んでいる人かどうかを』 ―――――― ―――― ―― 10分後、私はコンビニの店内の雑誌売り場にいた。 着いた頃には辺りはすっかり暗くなっていた。 その間、頭の中の電話は繋がったままになっている。 私がコンビニに着いてから3分後、唯さんからコンビニに着いたという連絡が入る。 そう、ここで私達はさっき純から言われた事を今から試そうとしていた。 梓『目の前の雑誌、何から何まで全部読んだことはありませんよね?』 唯『ないよー』 梓『つまり、私達2人はここの本の中身については一切知らない。だから、もし唯さんがここにある本の中身を知ってたら、あなたが想像の世界の人じゃなくて本当にいるって証明できるんです』 唯『なるほどー。梓ちゃんあったまいいねぇ』 梓『いえ……この方法考えたの私じゃないんですけどね』 唯『それじゃ、早速試してみよっか!どの本にしようかな……』 梓『お互いにまだ読んでない本でないといけませんからね』 唯『これにしよう!まんがタイムきららキャラットって雑誌、そっちにある?』 梓『ええと……ああ、ありましたよ。9月号でいいですか?これは読んだことありませんね』 唯『私もないよ。じゃあ適当にページ数言ってみてよ』 梓『はい。では51ページでいいですか』 唯『おっけー。ふむふむ』 唯『ツインテールの女の子がベッドで寝そべってるね。ドラムセットが来て部員の女の子が喜んでる様子が書かれてるかな』 梓『どれどれ……あっ、合ってる!けいおん!って漫画ですよね?すごい、全部言った通りの絵です』 唯『すごい!漫画の名前まで大正解だねっ!それじゃ今度は梓ちゃんの番だよ』 梓『わかりました。えっと……横浜ウォーカーって本でいいですか?』 唯『ほえ?ないよそんな本。というか、何でその横浜ウォーカーって本なの?』 梓『だって、この本が一番たくさん売り場に置かれてるから……』 唯『こっちには1冊もないよ?その代わり、桜ヶ丘ウォーカーならいっぱい置いてあるね』 梓『桜ヶ丘……!?』 唯『そっか……今私がいるとこは桜ヶ丘、梓ちゃんの家は横浜ってことなんだね』 梓(桜ヶ丘……純が住んでるとこと同じ場所だ……) 唯『どったの?』 梓『いえ……別に』 2
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/436.html
《ららららぶちーっ♪ らーららららぶちーっ♪》 ……何をしてるんでしょう、こなたってば。 バイトから帰ってくるなりぴょんぴょんと跳ね回って、買ってきたらしい何かをキーボードの 前に置いていったんですけど、これってなんでしょうか? 『何か買ってきたの?』 『あー、今度友達とボイスチャットをしようってことになってね。それでちょいといい ヘッドセットを買ってきたんだよー』 私からのメッセージに気付いたこなたは、軽やかにキーを叩くと箱からヘッドホンが ついた マイクを取り出しました。確かにしっかり作られたものみたいで、電源用のスイッチもついています。 ボイスチャット……おしゃべり、ですか。 私ができないことを楽しみにしてることに、なんだかちょっぴり寂しく感じてしまいました。 ----- てけてけかなたさん その14・こえがきこえる ----- 普段、私はこなたとIRCで会話していますが、それは文字だけのもの。私が思っている ことをただ記号として表しているだけ……嬉しくもあるけれど、虚しく思うこともあります。 だけど、こうやってこなたが元気にしてる姿を見られるだけでも幸いなんですから、 贅沢は言えませんよね。 《ちょっとっだーけっ♪ まってねっ♪ へいっ!》 何かを口ずさみながら、ケーブルを手にPCの後ろへまわるこなた。何かを唄いながら 作業してるんでしょうか? 「あなたにとどけスキスキテレパシー♪」 そう思うと、なんだか本当にこなたの唄を聴いてるような気がしてきます……って、 こなたの……唄? 私はきょろきょろと辺りを見回しましたが、プログラムさんたちは何も立ち上がってません。 サウンドがあるようなイベントもありませんし、一体……? 「さっきまーでーのみーらーくーるっ♪ かぁ~むぅ~ばぁ~っくっ♪」 ……こなた? 「さーてっ、接続も終わったし、とりあえずテストでもしてみますかねー」 そう言って座ったこなたのくちびるの動きと、言葉が……きっちり、合っているみたいです。 『あ、あの、こなた?』 『うん? どうしたの?』 『今、あなた唄ってたわよね?』 『あー、なんか楽しみで、ついついねー』 あははと笑うこなたの声も、私の耳に届く。これは……このマイクから聞こえてきたってこと? 『あのね、こなた。何かマイクに向かって喋ってみてくれない?』 『んー? ちょうどテストするとこだったし、いいよ』 そう打ち込むと、こなたはすうっと息を吸って…… 「かーがーみーのーツーンーデーレェェェェェェェッ!!」 『はうぅぅぅぅぅっ?!?!?!』 う、ううっ、何故か画面の中にとっても大きく響いてきて、頭がくらくらします…… 『ど、どしたの?』 『い、いえ、こなたの声が、とっても大きくて……』 『声?』 しばらくきょとんとしたこなたが、マイクに向かって言葉を紡ぎ出しました。 「おかあ、さん?」 初めてこの耳で聴く、こなたからの『お母さん』っていう言葉。 『ふふふっ。なあに? こなた』 それがついつい嬉しくって、私も笑顔で応えます。 「ホントに、ホントに聞こえるのっ!?」 『ええ。こなたの可愛らしい声、ちゃんと聞こえるわよ』 そう言うと、こなたのぽかんとした表情が緩んでいって…… 「そんな、ホントに……あははっ、ホントに聞こえるんだっ!」 あわててヘッドセットをつけながら、嬉しそうに笑ってくれました。 続 「てけてけかなたさん その15・こえをきかせて」へ コメントフォーム 名前 コメント きたよー。泣き展開の予感 -- 名無しさん (2011-04-13 04 16 05)
https://w.atwiki.jp/iliasion/pages/737.html
ep.SP【1話目閲覧注意】オカルト研究部さん回 上から聞こえる謎の音の正体は 他… 「自分のチャンネルじゃできない程のエグい怖い話」 放送内容 ゲスト オカルト研究部 参加メンバー Tomo Kimura K-suke その他 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/rikoeru/
りこえるとは 現在活動中の2人組みのVTuberコンビである。VTuberとしては珍しく、動画勢であり、ライブ配信等はほとんど無い。 チャンネルの投稿内容としては、様々な動画、歌ってみた/オリジナル曲、ショートアニメ(キャラクター同士の掛け合い動画)等が投稿されている。投稿頻度は月に3本程度となっている。 概要 ♡やみかわ×ゆる百合×動画と音楽=りこえる♡ やみかわいくてほんのり百合で...そして地獄!!!? 日常系殺伐コメディvtuberです。 普段は可愛いけど、たまにだ~くねすで不穏なものが垣間見えるかも...? ※「りこえる」はV character(配信者や中に人がいるVではなく、完全創作キャラクターとしての創作V)です。 公式YouTubeチャンネルの概要から引用 VTuber紹介 満月りこる(ボケ) 魔界出身の邪悪な魔法少女。 殺意のことを恋心だと思いこんでいる。 メチャクチャ頭が悪い 飴ノ川えるは(ツッコミ) (元)エリート天使。 意識が高くてとっても真面目。 現在はバイト漬け社畜。トホホ りこえるの関係性 りこ⇒える...守ってあげたい える⇒りこ...苦手 公式YouTubeチャンネルの概要から引用 チャンネル等アカウント類 YouTube https //youtube.com/@mitsuki_rikoru X(旧Twitter) https //twitter.com/mitsuki_rikoru?t=gPeCf2B4E2XXTSxx6gxVxQ s=09 ニコニコ動画 https //www.nicovideo.jp/user/128268417?ref=androidapp_other