約 1,632,867 件
https://w.atwiki.jp/roborowa/pages/267.html
聞こえた ◆hqLsjDR84w チンクと水色の髪の少女の脅威を知らせるべく、基地から飛び出した。 アレから、どれだけが経過しただろう。 体感時間では数十分。陽を見た限りでも、おそらくはそんなところであろう。 現在の私の足場は雪原ではなく、アスファルトでもって舗装された道路。 未だ目的地――エックスとソルティのいる地点――までは、結構な距離がある。 もう数十分間走ったのに、である。 鏡など見なくとも、己の顔が強張っていることがわかる。 そのワケは、何であろうか。 ……考えるまでもない、既に分かっている。 出来ることならば、思い過ごしであって欲しかったが――どうやらそうはいかないようだ。 何故か、働いているのである。 今の状態で、作動するはずのないものが。 ――自動人形(オートマータ)の黄金律(ゴールデンルール)。 自らを改造し続けることで強化してきた我等でさえ、解明できなかった一種の命令回路。 人形破壊者(しろがね)たちは、聖なるブラックボックスなどと呼んでいた。 造物主様は、最古の四人を『人間たちに恐怖と苦痛を与える道化』として創りあげた。 道化は、観客に見てもらわねばならない。見てもらわねば、観客に恐怖も苦痛も与えることはできない。 我等は道化ゆえ、観客――ようするに人間に見てもらわねばならない。 つまり、我等は人間の前では、人間が目で追える速度しか出せないのだ。 人間の視覚が捕捉可能な限界など、楽に超越した速度で動くことができるのに……である。 そのような命令を下すのがブラックボックスであり、下される命令を黄金律と呼ぶ。 しかし、この黄金律には例外もある。 人間が武器を持った時点で、人間は観客ではなくなる。 観客でない相手ならば、道化は芸を見せてやる必要がなくなり、全速力を出すことができる。 さて、その黄金律であるが…… ――いま現在、確かに機能している。 と言っても、ほんの少しだけだ。 微弱ながらだが、何故か黄金律が働いている。 周囲を確認。 舗装されたアスファルト、電信柱、電線、民家、離れた場所に雪原。 人間どころか、動くもの一つ見つからない。 たとえ見つかったとしても、私が気付かぬうちから黄金律が働いていたのは、おかしいのだが…… 足を止めることなく、思案する。 人間以上の速度は出ているが、やはり普段よりは遥かに遅い。 何故だ。なんで、黄金律が働いている? 約二百年の時をかけて解明しようとしたが、不可能であったブラックボックス。 戦闘力、移動速度、反射神経、聴覚、視覚、etc、etc…… それらについては構造を理解し、強化することが出来たのにである。 そんなブラックボックスが司る黄金律を操作できる者など、この世にいるはずが……待て。 ――たった一人だけ、いるではないか。 最古の四人を創り出したあの男ならば、ブラックボックスの構造について知っていてもおかしくはない。 いや、むしろ知っていなくてはおかしい。辻褄が合わない。 やはりあのシグマという男の裏で糸を引き、我等を滑稽と嘲笑っているのか……造物主様――――フェイスレス様! 機能するはずのないときに、黄金律が機能する。 そんな身体にされたのは、私だけなのか。 はたまた、パンタローネやコロンビーヌも、私と同じく黄金律が働いているのであろうか。 だとしたらパンタローネ、お前は思うように身体が動かすことが出来ず、その結果破壊されてしまったのか? ……胸中で問うてみたが、答えが返ってくることはなかった。 これ以上は、考えるだけ無駄であろう。 どれだけ考えようと、答えは出ない。 少なくとも、『私は』常時黄金律が働いているのだ。 戦闘中でなく、いま気付いた幸運を噛み締めておこう。 そう思ったときであった。突如、大地が鳴動した。 「なに……!?」 足を止めて、周囲に目を配る。 ある程度全方位を確認した後、音源と思われる西側へ視線を向ける。 すると、もう一度轟音。それも、先ほどよりも大きい。 現在、武器はない。愛用のリュートも、切り札と成り得た長ドスも、所持していない。 戦力は、身体のみ。自動人形が襲い掛かってきても倒す自信はあるが、不安要素が一つ――即ち、黄金律。 警戒しつつも、すぐに動けるよう腰を落として構えを取る。 …………が、何も起こらない。 どれだけ両目に力を込めようと、音源であろう方向に人影は見えない。 ならば、先程の音は錯覚か? いいや、ありえない。 と、なれば――音源は、自動人形の視力をもってしても目視不可能な場所ということか? そうとしか考えられんが……なんということだ。 このアルレッキーノが『真夜中のサーカス』の楽士たる証拠である、リュートでの波動攻撃。 両掌の十二の穴から空気弾を放つ、パンタローネの『深緑の手』。 コロンビーヌの『蟲使い』である能力を使った、巨大なドリルを作り上げての攻撃。 ドットーレの……む? はて……ドットーレの技で最も破壊力があるのは、一体何だったか……失念してしまった。まあいい。 我等、最古の四人が持つ最大威力の技。 どれを使っても、ここまで巨大な音は出まい。 しかし、音源の場所にいるであろう参加者は、それをやってのけたのだ。 はっきり言って、脅威である。 その参加者が、造物主様の作った自動人形であるかは分からないが…… もしそうであった場合、武器のない状態の私では相手にならないだろう。 ならば、どうするか。 同志を探すしかない。 茶々丸の推測では、このバトルロワイアルには異世界の自動人形――いや、ロボットだったか。 異世界のロボットが参加しているらしい。彼等と組みたい。 さて、これからの予定を整理しよう。 まずは、ソルティとエックスとの早期合流。 チンク、そして水色の髪の少女の危険性を知らせる。 その後、茶々丸とも合流したい。 『放送の後』に合流するとは言ったが、細かい時間は指定していない。 今から向かっても会えるかは分からないが、出来るだけ早く会わねばならない。 もしも、彼女が信頼できる参加者を連れてきていれば、その者とも会いたい。 彼女と彼女が出会った仲間――後者は、いないかもしれないが――にも、チンクと水色の髪の少女について伝える。 その後、音源の方にいる参加者の話をし、どんな者か確かめたいが……その時には移動をしているかもしれないな。 しかし今から向かって、相手がもしも造物主様が作った自動人形ならば、そこで終わりだ。 チンクと水色の髪の少女の危険性すら、誰も知らないまま終わってしまう。 それだけは、避けねばならない。 「やるべきことは、実に多いな」 思わず言葉が漏れる。 だが、決して面倒とは思わない。 この苦労が、最終的にはフランシーヌ様の助けとなるはずだ。 フランシーヌ様――何故、機械の身体でない『あちらのフランシーヌ様』が、参加させられているのか。 どうしても理解できないが、造物主様のやることだ。理解なんて出来るワケがない。 そうだとも、もはや考えるだけ無駄なのである。 無駄なことを考えるくらいなら、エックスとソルティの元へ向かうべく足を動かさねばならん。 ただただ、フランシーヌ様のために。 【C-3 南部 路上/一日目 午前】 【アルレッキーノ@からくりサーカス】 [状態]:全身が焦げている。全身に中程度のダメージ、七分袖 [装備]:なし [道具]:なし [思考・状況] 基本思考:エレオノール(フランシーヌ人形)を生還させる。出来れば自分や茶々丸も共に脱出したい。 1:一旦エックスとソルティのもとに戻り、チンクとドラスの危険性を伝える。 2:その後、茶々丸とも合流。チンクとドラスの危険性を伝える。 3:音源にいるであろう参加者と接触。フェイスレスの作った自動人形ならば破壊したいが、今の戦力では…… 4:エックスとソルティ以外にも、信頼できる人物にチンクとドラスの危険性を伝える。 5:フェイスレス側の自動人形は積極的に破壊する。 ※名簿の『フランシーヌ人形』はエレオノールの事だと思っています。 ※この殺し合いに参加している自動人形には、白銀とフェイスレス以外の何者かが作った者もいるのではと考えています。 ※シュトロハイムとゲジヒトを、ナチスがあった時代に作成されたナチス製の自動人形であると思っています。 ※チンクは殺し合いに乗り、シュトロハイムを殺害したと思っています。 ※ロボットの事を「自分の知っている自動人形とは違う作られ方をした自動人形」と認識しました。 ※茶々丸と情報交換しましたが、完全には理解できていないようです。 ※制限に気付きましたが、『フェイスレスが何かしたに違いない』と思ってます。 ※アルレッキーノが聞いた音は、超電急降下パンチと超電子ドリルキックによるものです。 時系列順で読む Back Wake Up . The ヒーロー その3 Next リアリスト 投下順で読む Back Wake Up . The ヒーロー その3 Next リアリスト 89 兄弟/姉弟/家族(後編) アルレッキーノ 103 アルレッキーノは自動人形を見ると、つい殺ちゃうんだ☆
https://w.atwiki.jp/tearserversarashi/pages/47.html
もこえる(ティチエル)=もこるぅ(クロエ)=ふぉんちゅ(ミラ)=雪乃丞(ランジエ)=小森しぃな 養殖育ち 隔離常駐 横殴り
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/21915.html
もうきこえない【登録タグ たこやきパン も 少々P 曲 真理歪 鏡音リン】 作詞:たこやきパン 作曲:たこやきパン 編曲:たこやきパン 唄:鏡音リン 曲紹介 「ハッピーエンド?」 たこやきパン氏 の2作目。本作は、重音テトオリジナル曲のセルフアレンジカバーとなる。 ボカロ調声を 少々P が、PVを 真理歪氏 が、エンコードを kenji氏 が手掛ける。ドラムは ぱーかっ将ちゃん氏 が演奏。 歌詞 人は自由に空を飛べるって あなたは僕に教えてくれた あなたがくれた言葉は重く 僕はいまだ飛び立てないまま 無意味な言葉は捨てましょう あなたがそれを許さないから 地面に伸びた僕の影は 僕を掴んで離さないんだ 空を飛ぶのは気持ちいいって あなたは僕に教えてくれた あなたがくれた希望は重く 僕はいまだ飛び立てないまま 無謀な希望は捨てましょう あなたがそれを許さないから 地面に伸びた僕の影は 僕を掴み離さない 耳をすませば聞こえてくる声 追いかけ続けたあなたの言葉を 道標にして歩き続けた 光を目指して歩き続けた 気付けばあなたのその声こそが 僕の重荷になっていたんだ あなたが邪魔さえしなかったなら いまごろ自由に空を飛べたのに (ああ) 耳元で 囁いている 実体のない あなたは誰? 希望も 失望も 夢も 挫折も もうたくさんだって 嘘ついて 嘘ついて 嘘ついて 嘘ついて 耳をふさいで 人は自由に空を飛べるって あなたは僕に教えてくれた あなたがくれた言葉は重く 僕はいまだ飛び立てないまま あなたの声に耳をふさいで 全てを捨ててしまったその時 地面に伸びた僕の影は 姿を消して現れない 耳をすませば聞こえてくる声 追いかけ続けたあなたの言葉を 道標にして歩き続けた 光を目指して歩き続けた 気付けばあなたのその声こそが 僕の重荷になっていたんだ あなたが邪魔さえしなかったなら いまごろ自由に空を飛べたのに (ああ) 耳元で 囁いている 実体のない あなたは誰? 希望も 失望も 夢も 挫折も もうたくさんだって 嘘ついて 嘘ついて 嘘ついて 嘘ついて 耳をふさいで 耳をすませば聞こえてくる声 追いかけ続けたあなたの言葉を 道標にして歩き続けた 光を目指して歩き続けた 気付けばあなたのその声こそが 僕自身の声そのものだった あなたはどこかへ消えてしまって 僕は自由に空を飛べたんだ (ああ) 耳元で 囁いている 実体のない あなたは僕 希望も 失望も 夢も 挫折も もう聞こえない 嘘ついて 嘘ついて 嘘ついて 嘘ついて 失ったんだ もう聞こえない もう聞こえない どうか聞かせて 僕の声を せめて最後に教えてください 本当にこれで自由なんだって コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2012-06-12 01 16 39) もっと評価されるべき -- 名無しさん (2012-08-29 13 12 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15465.html
コンビニを出た私は、横浜の夜景が見下ろせる公園に来ている。 もうすっかり真っ暗で、辺りには私以外誰もいない。 唯『これで君も私も実在する、ちゃんと証明できたよね』 梓『だけど、私まだ信じられません。こんな風に見ず知らずの人と話すなんて』 唯『まあ、私もなんだけどね。だって、私が誰かと話すなんて夢みたいな話なんだもの』 そう話しながら、目の前に広がる宝石箱の中身のように光り輝いている夜景を見渡すと、真っ黒な空に一際白い光を強く放っている満月が目に入った。 梓『うわぁー、綺麗な満月……』 唯『ふぇ?満月って何言ってるの?まだ夕方だよ。満月なんて見えないよー』 梓『夕方って、今7時ですよ?』 唯『7時って、こっちは6時なんだけど』 梓『へ!?』 ここで私達は互いに今の状況を出し合って整理してみることにする。 つまりこういうことだ。 私と唯さんの間には1時間の時差がある。 でも実際横浜と桜ヶ丘の間に外国みたいな時差があるわけじゃなくって、頭の中の電話のやりとりだけに時差があるようだ。 つまり今私が話している唯さんは、1時間前の唯さんということになる。 日付や年数は同じ、ただ時間だけ私が1時間先行している形ってことになるのかな。 そしてもう1つ、電話を通して聞こえる音声は私達2人の声だけ。 周りの人の声や物音は音の大小関わらず一切入ってこないようだ。 これでさっき電話が1時間遅れてかかって来た理由が理解できた。 唯さんに時間の感覚がなかったわけじゃない、本当はたったの3分遅れの5時3分にかけてきてたんだ。 私はちょっと安心して、少し前に唯さんに呆れていた自分を責めた。 唯『ねぇねぇ、梓ちゃんって学生さんなんだよね?この前先生がどうこう言ってたの聞いたからさ』 梓『はい。今中学3年生です』 唯『それじゃ私の1つ下になるね。私は今ピチピチの高校1年生だもの!』 梓『ピチピチって……』 唯『これからはさ、唯って呼んでよ。さん付けって何か堅苦しくって嫌だな』 梓『でも年上の人を呼び捨てってのも嫌ですし……そうだ!それなら唯先輩って呼んでもいいですか?』 唯『先輩っ!?』 梓『どうかしましたか?もしもし……もしもーし』 唯『先輩……先輩……あぁ、先輩……』 梓『あのー、もしかして嫌でしたか?嫌なら――』 唯『嫌じゃないよ!私、先輩って1度呼ばれてみたかったんだぁ……だって私、中学まで部活なんて入ったことなかったし後輩なんていなかったから、もう嬉しくて嬉しくて!』 梓『そうだったんですか。ということは今は部活に?』 唯『うん!軽音部に入ってギター練習してるんだよ!とっても楽しいよー』 梓『ギター……ですか……』 唯『どったの?』 梓『あ、いや、別に何でもないです。ただちょっと昔を思い出しただけです』 唯『そっかー。ああ、話変わっちゃうけど何か梓ちゃんの声、なんか猫さんみたいで可愛いな』 梓『ね、猫!?そんなこと言われたの初めてです』 唯『決めた!今日から君はあずにゃんだ!』 梓『あ、あずにゃんって、何なんですかその変なあだ名!?』 唯『えー!可愛くていいじゃーん。それじゃあずにゃん、また連絡するからね』 梓『はあ……分かりました』 唯『またねー!おやすみあずにゃーん』 梓『おやすみなさい、唯さん……じゃなくって――』 梓『――唯先輩』 電話を切った後、不思議と笑みがこぼれる。 こんな感覚初めてだ……不思議な人だな。 ―― 桜ヶ丘・平沢家 憂「お姉ちゃん、おかえりー」 あずにゃんとの通話を終えた私は、家に戻って玄関のドアを開けると、いつものように妹の憂が笑顔で出迎えてくれる。 その笑顔を見て私も同じように笑顔を返して、ゆっくりと両手を動かす。 唯「……」 唯【ただいま、憂】 私の手の動きを見て、憂も同じように両手を動かして返事をするかのようにジェスチャーを送る。 憂「お姉ちゃん、遅かったね。誰かお友達と会ってたの?」 唯「……」 唯【新しいお友達が出来たんだよ。あずにゃんっていうとっても可愛い子なんだー。あ、でもまだ会話しただけで実際にはまだ顔を見てないんだけどね】 憂「あずにゃん?その子の名前?」 唯【私が付けたあだ名だよ。なんだか声が猫さんみたいで可愛いんだー】 憂「声?お姉ちゃん声が聞こえるの?まさか聞こえるようになったとか!?」 唯(あっ……) そう、私はあずにゃんとの電話以外で声を聞くことができない。 それだけじゃない……喋ることもできなくて、こうして手話や筆談をして相手に伝えることしかできないんだ。 ちなみに耳と口が不自由になったのは5歳の時から。 でも有難いことに、私のまわりのみんなはそれを理解してくれて受け入れてくれた。 唯一自分の声を相手に伝えられて、相手の声を聞くことが出来る方法、それはあの頭の中の電話を使うことなんだ。 唯「……」アタフタ 唯【あ、ほら!そんな感じの声なんだってりっちゃんが教えてくれたんだよ】 憂「なんだ、そうだったんだ。お姉ちゃんの耳がよくなったんじゃないのかなって私びっくりしちゃった」 唯【でも、本当にいい子なんだよ!いつか直接会ってみたいなぁ】 憂「いいなー、私も会ってみたいなその子に。お姉ちゃん本当に楽しそうなんだもの、いい子に決まってるよ」 唯【えへへー】 憂「それじゃご飯にしよっか。もうすぐ出来上がるからね」 唯【うんっ!】 ――翌日・中野家 学校を終えた私は、ただいまも言わずに家の玄関をまたぐ。 だって今は家に誰も居ないの分かりきってたからわざわざ言う必要なんてないし……。 梓「さて、さっさとご飯済ませちゃおっと」 そう呟いて居間に来た私の視界に、ある物が飛び込む。 部屋の片隅で埃をかぶって佇んでいる赤いギターだ。 フェンダー・ジャパン・ムスタング――私のギター。 訳あってここ数年間全く触っていない、お陰ですっかり埃まみれ。 多分、これからも私はこのギターに触れることはないかも。 過去にあった嫌な記憶を呼び戻すことになるし…… そんな過去を思い出したくなかったからかな、私はそのギターから拒絶するように目を背けた。 ――学校・昼休み 梓『へぇー、今年の春にギター始めたばかりなんですか』 今は学校の昼休み、みんな思い思いのグループで固まり、持ってきたお弁当を見せ合ってそれぞれお昼ご飯を食べている。 そんな中私だけどこにもグループに属さないで只1人、静かにお弁当を机の上に広げていた。 いや、今日は1人じゃない。頭の向こうで話し相手になってくれている人が1人いたんだっけ。 唯『うん!高校生になってさ、何か新しいこと始めなきゃいけないかなーって思って悩んでたんだけどね。丁度たまたま知り合った軽音部の部長さんにね、うちに入らないか?って誘われたの』 梓『それでどうしてギターを選んだんですか?』 唯『たまたまギター弾ける人がいなかっただけなんだけど』 梓『部員の数少ないってことですよね。パートが足りないだなんて』 唯『私を入れて4人かな。でもみんないい人で毎日楽しいよー』 梓『へぇー……4人てそれはホントに少ないですね』 唯『毎日部室でお茶したりお菓子食べたりしてるんだ』 梓『軽音部なのに演奏しないでティータイムってどうかと思います』 唯『澪ちゃんにもそうやってよく怒られるんだよー』 梓『当たり前です!』 唯『ああそうそう、澪ちゃんっていうのはベースの子でね――』 この時間、私達はお互いの近況を色々と話して時間を過ごした。 唯先輩の高校での事、家族に私と同い年の家事万能の妹がいること、軽音部の3人の部員の人達の事。 そして唯先輩も携帯を持っていないという事……部室の物置で見つけた「あの」壊れた携帯以外。 唯『ねぇねぇ、あずにゃんも携帯持ってないんだよね?ならさ、時間はどうやって確認してるの?』 梓『へ?』 唯『みんな携帯の時計で時間見てるっぽいからさ、携帯ない子の場合どうしてるのかなーって……私は腕時計してるんだけどね』 梓『私もそうですよ。今時腕時計で時間計ってるなんで私ぐらいの物だと思ってたので、同じような人がいてなんだかちょっとうれしいです』 唯『あずにゃんはどんな時計してるの?』 梓『赤くて丸い時計です。小さい頃からずっと使ってる大事なものなんです』 唯『幸せ者だよねーその赤い腕時計も』 梓『え?』 唯『あずにゃんにずーっと大事に使っててもらえてるんだもの。きっと幸せだよ』 梓『そんなことないです。ただ貧乏性なだけですって』 梓『あっ、そろそろ昼休みが終わりそうです。次移動教室で忙しくなりそうなのでまた後でいいですか?』 唯『おっけー。それじゃまた後でね、あずにゃん』 ―――――― ―――― ―― 律「おーい、ゆいー」筆談 唯「……」 澪「その様子だとこの前言ってたあの子と電話で話してたみたいだな」 唯「……」コクン 律「あー、確か梓って子だったっけか」 唯「……」コクン 紬「それにしても、頭の中だけで繋がる電話ってすごいわねぇ……何で部室にそんな物があったのかしら」 律「私が触った時には只の壊れた携帯だったんだけどなー」 唯「……」カキカキ 唯【やっぱりとんでもない話すぎて信じられないよねぇ】 律「まー普通に考えりゃそうなんだけどさ」 澪「唯がすごく嬉しそうな顔してるから、嘘とは思えないんだよな」 唯「……」えへへー 紬「どんな子かしらねー、梓ちゃんって子。唯ちゃんが言うには猫さんみたいに可愛い子って言ってたけど」 唯【私も気になるよ。会いにいきたいなぁ、あずにゃんに……どんな子なんだろう】 澪「そうだ!そんな話してる場合じゃなかった!次テストだぞ、歴史のテスト!」 唯【あーーっ!すっかり忘れてたよぉー】 律「想定内のお返事どうも」 唯【どうしよぉ……私何にも勉強してないよー!】 澪「自業自得だ」 唯「……」ふぇぇー ※ 補足:憂和は手話、律澪ムギは筆談で会話してる設定 ―― 授業中 prrrr 梓(あれ?唯先輩からだ……どうしたんだろ) 梓『はい』 唯『あずにゃーーーん!!助けてえぇぇ!』 梓『い、いきなり何なんですか!』 唯『今日本史のテストやってるんだけど勉強やってくるの忘れてチンプンカンプンなんだよぉぉぉ!だからあずにゃんお願い!』 梓『お願いってまさか……』 唯『うん、そのまさかだよ』 梓『本気で言ってるんですか?それってズルじゃないですか。第一勉強してこなかったのは唯先輩が悪いだけでしょう』 唯『お願いあずにゃん!また追試だなんてコリゴリだもん』 梓『だからといって中学生にテストの答えを教わる高校生ってのもどうかと思いますけど』 唯『ぶーっ!あずにゃんの意地悪~』 梓『意地悪で結構』 唯『いいもん、1人でやるから……』 唯『……』 唯『……』 梓『あの……大丈夫ですか唯先輩』 唯『ふーんだ』 梓『……』 唯『……』ぷしゅー 梓『……しょうがないですね、この人は全く』 唯『え?手伝ってくれるの!?』パアァー 梓『今回だけですからね?わかりましたか?』 唯『おおおっ!ありがとうあずにゃーん!!!』 梓『にゃああっ!そんな大きな声で言わなくても聞こえますって!』 梓(私もお人よしだな……でもなんかこの人の事、放っておけないや) 3
https://w.atwiki.jp/legendofhakumyu/pages/12.html
以下、@ yuya_art流出ログをもとに2ch薄ミュスレに投稿された内容です。 このTwitterアカウントに鍵がかかったのは2013年10月14日頃、 つまり以下の内容はすでに公開されており、誰でも閲覧できたものです。 ↓935:名無しさん@公演中:2013/10/19(土) 22 19 38.47 ID Kv+zN5ao (前文省略) うpされたコピペの中から気になったツイを抜粋してみた。正しい時間は+9時間。 台本読んでたら半泣きしかけた。 ※ちなみに今2限で前から3列目 やっぱ末さんの作品は泣ける。 また一緒に作れることに感謝。 閣下(タナピー)がいるのは 少々笑ってしまうけどな。 Wed Jul 03 02 03 28 +0000 2013 【タイムレター初日】 ジュニア組の定期公演ですね~ 昨日のゲネ、凄く良かったし、 楽しんでやれれば大丈夫かな? 僕が初めて演出・音楽を担当した 作品になるから楽しみにしてます。 Sat Jul 06 22 06 56 +0000 2013 となりで2次元の話をしてる 女性陣がいるのだが、 その中の人と私は今 lineやTwitterで絡んでる事実。 Mon Jul 08 04 05 44 +0000 2013 @***アフレコ時には女の子だからな アクション付きですよ(笑) Tue Jul 09 22 02 00 +0000 2013@***そーゆー仕事しとるんやもん(笑) だからそっち系統に人脈広いのよ。 Tue Jul 09 22 08 08 +0000 2013@***さぁー??( ´,_ゝ`)フッちなみに毎週金曜日はラジオ! 薄桜鬼の沖田、メジャーのゴロー ナルトのシカマル、怪人ゾナー(笑)Tue Jul 09 22 12 06 +0000 2013@***やはりわかったかww さすがだな、わがちゃん♪録音補助なんよ( ´∀`)あとカンペ。Tue Jul 09 22 16 02 +0000 2013 938:名無しさん@公演中:2013/10/19(土) 22 42 09.81 ID Kv+zN5ao なんかいつの間にかでっかい仕事を 入れられていた件について(笑)まさかの松潤ですか、中西よ…(´-ω-`) また嵐コレクションが増える予感。 目標:本名宛でサイン書いてもらう!Wed Jul 10 13 01 55+0000 2013@*****今櫻井さんと二宮さんはあるのよ。 これで三人目なり( ´∀`) Wed Jul 10 13 08 08 +00002013@*****芸能人のサインやら私物やらを いただいてコレクションにするのが なんかマイブームになりつつある私← Wed Jul 10 13 11 36 +0000 2013@yuya_art村井さんのほちい…(゜ロ゜) 2013年7月10日 - 22 21※食いついてきた一般の同級生@*****弱ペダで時間あったら頼んでみるわWed Jul 10 13 22 33 +0000 2013 ドラキュラチケットと薄桜鬼チケットと テニミュチケットと弱虫ペダルチケットと宝塚チケットとZIPANGパイレーツチケットを 手に入れた、午後3時のおやつの時間(笑) 一気に諭吉が飛んでいきました。 関係者席がほとんどだけどさ…(´-ω-`) Sun Jul 28 06 03 25 +0000 2013 こちらのアカウントは平和だなぁ(*´∀`) 仕事垢は昨日の呟きで炎上しかけたww やはりR Jメンツとの絡みは大変だww Wed Aug 07 23 17 57 +0000 2013 大希とウィンと真央の4人で 舞台観に行きますよ~(*´∀`)♪ そんでもって学校行ってテストもらいーの 映画鑑賞してーのって感じです(笑) Thu Aug 08 00 39 39 +0000 2013@hiroshi_yazaki今から芝居のはしごをしてきます(*´∀`)ノ 劇団員時代の友人と前回一緒に 仕事した先輩の芝居バカなメンツで(笑) Thu Aug 08 03 13 07 +0000 2013 意外にも眼鏡、帽子でバレないものね(笑) 大希なんか無防備だぞぉぃww 流石すぎるぜ…( ´,_ゝ`)フッ Thu Aug 08 08 16 36 +0000 2013 劇場入ろうとしたらつかまりました(笑) 大希が無防備だからだと我らは思いますww と思ったら後ろに真さんがいた事実(°▽°) 何故お兄さんそこにいんねん! 早く支度しろよwwォィww Thu Aug 08 08 44 49 +0000 2013 てか今ものすごくテニミュ出身者が ここにいますよね?ww(^ω^ 三 ^ω^) なんかものすごく笑えるんですがww Thu Aug 08 08 48 37 +0000 2013 941:名無しさん@公演中:2013/10/19(土) 22 56 18.33 ID Kv+zN5ao マサくんとかなちゃんも来てた(^ω^ 三 ^ω^) あれ…?これはまさかの戦隊ヒーロー出身者も 集まりかけてるのか?ww(^ω^ 三 ^ω^) Thu Aug 08 09 08 25 瑠美さまもいるwwなにこれww 今日なんかあるの!?((((;゜Д゜))) しかも瑠美さま私の隣席やんかー! Thu Aug 08 09 11 08 明日は馬場くんの勇姿を観なくては! そして大本命、廣瀬さん家の大介くんも(笑) 千秋楽、招待券で観てくるぜ~(*´∀`)♪ てか月にすげー舞台観てるなわしゃ(笑) 来月も3つは確実に観るしね~ 自分自身月頭にR J何本かやるし… シフトどうなってんのかな…? Sat Aug 10 08 36 22 テレビに松坂くんが出ててとりあえず青いのに連絡してみた(笑)Sun Aug 11 13 36 00まさかの緑から連絡がきて 腹筋崩壊しました…( ´,_ゝ`)フッ そういや次現場一緒やね~ 頑張りましょうね~(*´∀`)♪ 戦隊ヒーロー出身なんだから←Sun Aug 11 13 40 27 毛利さん待ちのボスからの 凄まじいだる絡みにタジタジな 達哉さんたちからのSOS信号を 受信する我がスマートフォン(笑) Fri Aug 16 03 24 38 優花さんと焼肉会談なう(^-^ゞ歌唱指導について打ち合わせしてます。 前作よりもパワーアップするぜっ! Sun Aug 18 11 21 20 和声の教え方って難しいなぁ… 演技しながらだと振り付けや殺陣もしつつ ハモりパートとか大変なんだよね… トップにつられてバランス崩す…(´-ω-`) 分かりやすさと歌いやすさ、そして 斬新なものを提供しなくてわっ!(。 д ) Sun Aug 18 12 04 37 良くん、リプありがとー(*^^*) それとたぁー、拡くん、小林さん、 別枠だけでしょーちゃん。初日から飛ばしていきましょーね! 私も本番頑張りますよ~(*´∀`)♪ Sat Aug 24 01 55 11 事務所に寄ったら段ボール箱を 2箱持ち帰ることになりましたぁ~ 帰って開けるのが楽しみだなぁ~(*´∀`)♪ ※飲食物は引き取れないんで スタッフが処理しました…(つд;*) Tue Aug 27 03 05 55 明日はミカティーと原作研究してから 稽古場で汗を流す皆さんを眺めつつ、 台本に赤入れされてる箇所を補正して まったりとカフェで過ごすという1日を 目標に頑張ろうかと思いますっ!(。 д ) 今日は帰ったらレポート仕上げよ~(*´∀`)♪ Tue Aug 27 06 30 21 948:名無しさん@公演中:2013/10/19(土) 23 23 00.11 ID Kv+zN5ao 稽古まで時間あるから なっちと水田氏と近所をぶらり旅\(^o^)/ とりあえず渋谷から移動しまーす! Mon Sep 02 07 17 16 まだ入場前で250人も…(´;ω;`) 嬉しい限りですね~! Mon Sep 23 08 04 40 ※土方篇イベントの日イベント終わったぁー\(^o^)/ ご来場の皆様、ありがとうございました! 今から渋谷に帰還します! Mon Sep 23 11 19 41 お誕生日サプライズもやれたし、 全体図が見えてきたしで今日は充実したな! 明日は撮影で学校はお休みします。 早く撮り終わったら部活だけ出ようかな? それでは明日は4時半起きなので、 ちょっと早いがおやすみんしゃい☆ミ Tue Sep 24 13 05 11※薄ミュブログによると井俣さんのバースデーサプライズがあった 場当たり行きたかった…(T-T) 早くオペ卓とマイクを確認したい… 早い話が姉さん達に逢いとうございます。Tue Oct 01 01 47 47 お嬢 #本名にかすってもないのについたあだ名 Sun Oct 06 14 40 30 ※http //megalodon.jp/2013-1014-1233-07/www4.hp-ez.com/hp/o-kamusouroku/ ニックネーム お嬢性別 生物学上の女子 特性 変態という名の紳士 自己紹介 これでも一応 人間なんです。 そう信じてます。 趣味 楽曲制作 舞台鑑賞 人間観察 特技 耳コピ 職業 裏方の音響関係から舞台のキャストまで 幅広く展開中。 時には声優やラジオナレーションも やったりやらなかったり・・・ 座右の銘 千里の道も一歩から 一言 生暖かく見守ってくださいww http //megalodon.jp/2013-1014-1233-34/www4.hp-ez.com/hp/o-kamusouroku/page1/2 http //megalodon.jp/2013-1014-1233-54/www4.hp-ez.com/hp/o-kamusouroku/page1/3 http //megalodon.jp/2013-1014-1234-13/www4.hp-ez.com/hp/o-kamusouroku/page1/4 http //megalodon.jp/2013-1014-1235-29/www4.hp-ez.com/hp/o-kamusouroku/page1/5 http //megalodon.jp/2013-1014-1235-01/www4.hp-ez.com/hp/o-kamusouroku/page1/6
https://w.atwiki.jp/figbr/pages/147.html
聞こえない声 ◆NXFS1YVsDc 「こちらスネーク。現在位置は【エリア:R】小学校西門手前。状況は……俺の視界を通じて、そちらにも見えているはずだ」 『確認している。厄介な場面に出くわしてしまったようだな』 無線を通じて……という形式で、スネークはサポートAI・カズヒラとの通話を行う。 会話の中に静かに張り詰める緊迫感は、彼が修羅場の真っ只中にいることを表していた。 それはまさに、目前での出来事だ。 今、2体のフィギュアが、スネークの目前で戦闘を繰り広げている。 『2体共に、ロボット型フィギュア……どちらも戦闘タイプのようだ。正攻法で太刀打ちできる相手ではない』 片方は、仮面と鍔広の帽子を被ったような頭部の、仮面の貴公子を思わせるような姿。 その両手に2本の剣を持ち、二刀流で戦いを挑んでいる。 対するもう片方は、胸部に大きなXの字の傷が印象的な、武骨なロボット。 こちらは、その左手に黒い棍棒を手にしていた。デザインが統一されていないことから、拡張パーツの類と思われた。 二刀流の貴公子が、必殺の二連撃を相手に向けて放つ。 その強力な攻撃は、相手の黒い棍棒により、完全に防がれた。 『スネーク、これ以上は危険すぎる。すぐにその場から離れるんだ』 「いや……まだその機ではない。今下手に動けば、かえって巻き込まれかねん」 スネークは『その場』に身を隠したまま、両者の戦いを見据え機を伺う。 見る限りX字傷のほうが好戦的であり、そして優勢であった。 貴公子も今放った二連撃が切り札だったのか、それを境に徐々に押され始めていた。 やがて、カズヒラから再度の通信が入る。 『スネーク、あの2体の検索結果が出た。どちらもROBOT魂のカテゴリに存在している。 2体の名称は……タウバーンに、ターンXだ』 ◇ ◇ ◇ 門の突破を巡り、攻防を繰り広げる2体のロボット型フィギュアが。 駐車場方向から聞こえた声のもとへと急ぐべく、門を抜けたいタウバーン。 それを逃がさんとばかりに門を死守し、戦いを望むターンX。 両者の力は拮抗していた。攻防は一進一退を繰り返し、膠着状態に縺れ込む。 一刻を要するタウバーンにしてみれば、最悪の展開といえた。 だが、膠着の均衡は崩れる。それも、タウバーンにとってはさらに窮地に傾く形で。 ターンXが、自身に支給された拡張パーツという名の武器を持ち出したことで、流れが変わった。 戦場は、学校敷地内の塀寄りに位置する植え込みへと場所を変える。 「どうした銀河美少年!!青春を謳歌するのではなかったのか!?」 左手に握る棍棒をタウバーンへと向け、ターンXが挑発する。 その先端からエネルギーの濁流が放出され、植え込みの木々や草を次々と倒し、燃していく。 砲撃を木や茂みの影に隠れやり過ごしながら、タウバーンは毒づいた。 「勝手なことを……っと!?何なんだあの武器は!」 タウ・銀河ビームが。あの棒の一振りでいとも容易く弾かれた。 今しがた繰り出した銀河十文字斬りも、あの棒一本の前に完全に防がれた。 立ち塞がるサイバディを次々と打ち倒したタウバーンの必殺技が何の効果も示さず、傷一つ与えられず無力化されたのだ。 そして技の使用による消耗が、逆にタウバーンを窮地に追いやることとなった。 「これがギガバトルナイザーと云う物か!!たった一本で光の国を壊滅させた逸品というだけのことはある!!」 ギガバトルナイザー……それがターンXの持つ黒い棍棒の名前だった。 最悪の武器が、最悪の戦闘狂の手に握られている。その組み合わせは悪夢以外の何物でもなかった。 ついでに言うと、タウバーンはあの武器を見ていると何故だか嫌な気分になってしょうがない。 何だろう、この言い知れない不快感。まあ、大した理由ではないだろうが。 「出てこないか!?逃げて隠れるしかない青春など、負け犬の人生と云う物だッ!!」 「まさか!こんな不毛なだけの殺し合いに青春を費やすつもりはないね!!」 再度の砲撃により、木々が炎上する。 このまま戦い続けても、さらなる窮地に追い込まれるのは目に見えていた。 負けてやるつもりなど毛頭ないが、勝てたとしても無傷では済まないだろう。 だからと言って、大人しくそれを受け入れる気はない。 「ピンチはチャンス、ってことか……僕には、見えているッ!」 戦力を拮抗させ互いに神経を張っていた先程までなら、かえって見えなかっただろう。 強い武器の入手と戦局が優位に傾いたことで、ターンXに無意識の傲りが生まれた。 また、ギガバトルナイザーの砲撃は強力だが、連射能力には秀でてはいないようだ。 そして、草木と燃える炎と上がる煙が、ターンXの視界を妨げる。 それらから生まれる僅かな猶予をかき集め――タウバーンは事態を打開する隙を見出した。 即ち、自らに支給された拡張パーツを呼び出し、使用準備を整えられるだけの隙を。 「ギガバトルナイザーだかなんだか知らないが…… 二万年早いぜ!!そして、僕の青春というビッグバンは、もう止められないぜ!!」 ……って、我ながら何を言っているんだろう。 タウバーンは思わず口をついて出た独特のセンスの言葉に内心で突っ込みながら、 アクセルを、踏み込んだ。 同時に、エンジンの音が鳴り響いた。 「何ッ――!?」 ターンXが驚愕の声を上げるも、束の間―― 白い弾丸が、ターンXの真横を通過した。 「貴様!?」 ターンXが振り返った時には、もう遅い。 弾丸は――タウバーンを乗せた白いマシンは、光と見紛う速度でターンXを引き離していく。 ロードセクター。タウバーンに支給された、一台の白いバイクだ。 「あんたに付き合ってる暇ないんだって!」 「おのぉぉれッ!!」 逃がすまいと、ギガバトルナイザーの矛先から稲妻が迸った。 ロードセクターは、背後から迫る稲妻の雨を掻い潜りながら、さらに加速。 そのスピードで門を突破し、そのまま一気にぶっちぎる―― 「ッ!!……逃がしたか。まあいい」 遥か彼方に姿を消していくタウバーンをなす術なく見届けながら、ターンXは言った。 追跡はしなかった。彼にはあのバイクに追いつける足がない。 下手に追いかけて内蔵電力を無為に消耗させることもない。楽しみが後に延びたと考えればいい。 「フフフ……ギム・ギンガナムも、小生を――ターンXを得た時は同じ高揚を得たか?」 自身に与えられた拡張パーツ・ギガバトルナイザーを見定める。 この武器ひとつで、膠着していた戦局は一気に大きく有利に傾いた。 格闘戦としては勿論、射撃武器としても強力無比。威力に反し、燃費も良好。まだまだ秘められた能力もあるようだった。 だが連射はさほど利かないようで、素早い立ち回りには厳しい。 自前のライフルやバズーカと、うまく使い分ける必要があった。 何にせよ、取り回しの利く格闘戦用の武器というのは、彼にとってはありがたかった。 ――その時。 「……うん?」 ターンXは『何か』に気付いた。 (――気付かれたか!?) その『何か』を見つけた方角を見据え、ターンXは笑う。 ちょうど校門の右手――ここから北の方角。そこに見えた、小さな影。 「ほう。タウバーンには逃げられたが……新たな相手が迷い込んできたようだな」 その闇しか見えないはずの目の奥に、狩る者の光を湛えて。 ターンXは校門を飛び出し、走り出した。 そして。 校門の前には、誰もいなくなり。 校庭の隅に、場違いなダンボール箱だけが残されていた。 ◇ ◇ ◇ 「危うく気付かれたかと思ったが……どうやら他に何かを見つけたらしいな」 『……まさかこれで本当に誤魔化しきれるとは』 被っていたダンボールを取り払い、その中から出てきた男――スネークは立ち上がった。 『現時点でこれ以上奴と関わるのは危険だ』 「わかっている、今のうちにここから離れる」 スネークはダンボール箱を素早く仕舞うと、すぐにその場から駆け出した。 校門を出ると、ターンXの向かった方角とは逆の左手へと曲がり、そのまま道路を南下する。 走っている最中も、スネークは周囲への警戒を緩めない。 既に空は明るんできている。それだけ、スネーク自身も発見される危険が高まったということだ。 そんな中で思い返すのは、先の2体のロボットフィギュアのことだった。 「深入りして傷を広げる前に、逃げを選んだか。正しい判断だ。タウバーンと言ったか」 『追いつけないと見るや追跡を中断した、あのターンXというフィギュアの割り切りの良さもだ』 「不必要なバッテリーの消費は避けるべきだからな。戦闘能力も含めて、どちらも手強い相手になりそうだ。 それで、検索はできたのか?」 『ああ。あの2体のフィギュア……そして、あのターンXの持っていた黒い棍棒の正体もだ』 カズヒラの調べ上げたデータが、スネークの思考回路に転送されてくる。 スネークは2体のフィギュアのみならず、棍棒の詳細の検索も彼に依頼していた。 膠着状態だった戦局を一変させたのはあの棍棒だ。無視できるものではない。 スネークは一旦物陰に身を隠し、そのデータの閲覧を試みる。 「ギガバトルナイザー……あの棍の名前か」 『あのターンXがご丁寧に名称を叫んでくれた分、調べがつくのは早かったよ』 ギガバトルナイザー。 闇に堕ちたウルトラ戦士・ウルトラマンベリアルがかつて使用した武器。 彼はこの棒一本だけで――単独で、M78星雲光の国を、壊滅に追いやったことがある。 「……単独で光の国を壊滅、だと?ウルトラマンというのは、有名な巨大ヒーローのことだろう?」 『そうだ。ウルトラマン達の故郷である光の国のその全戦力を…… つまり、歴代のウルトラマン達のことごとくを、あの棒一本だけで全て沈黙させたという話だ』 その性能は言語に絶していた。 先端からは光線や稲妻、敵を拘束する光の鞭まで、強力かつ万能な攻撃を繰り出すことができる。 それらは、歴代のウルトラ戦士達が束になって挑んでも、その全てを僅か一撃で撃破する力を持っていた。 加えて、戦士達の放つ攻撃を全て防ぎ切ることのできる強度。 単独光線技最強と言われるゾフィーのM87光線に真っ向から直撃しても、難なく掻き消す。 ウルトラ兄弟三人がかりによる必殺光線の合体技すらもいとも容易く防ぎ、そのまま跳ね返す。 もはや並の攻撃など物ともしない、などという生易しいレベルではない。 最強クラスの必殺技だろうが、幾重にも必殺技を束ね撃ち放った総攻撃だろうが、あの棒には全く意味を為さない。 「タウバーンの切り札と思しき攻撃も、あの一本だけで難なく防いでいたな。他のパーツと同じ素材とは思えん」 『もしも強度までが再現されているとすれば……あれはもう超合金どころの話ではない。物理的な破壊は不可能と見ていい』 「だがそれは、あくまで人間の技術的に可能な範囲内でのことだ」 戦慄を走らせつつも、しかしスネークはそれに呑まれることはない。 どれほど強力な武器といえど、使い手が存在する以上は決して無敵ではない。 現にベリアルはウルトラマンゼロの前に敗れた。戦闘中にギガバトルナイザーを手放すという形で。 「恐ろしく強力ではあるが、どんな武器も使いこなせなければ真価は発揮できないはずだ。 そのベリアルにしても、使いこなしたからこそあの棍棒の絶大な力を発揮できたのだろう?」 『それはそうだが……』 「あのターンXというフィギュアは、あのギガバトルナイザーという武器を完全に使いこなせていない。 それは使い慣れていないという意味ではなく……あのフィギュアでは使いこなせないようにできている、というべきか」 『どういうことだ?』 一連の戦いをその目で見届けたスネークは、ギガバトルナイザーを扱うターンXの違和感をも見抜いていた。 「奴の右手は特殊な形状をしている。物を握れるようにはできていないようだ。 現に、先の戦いでも奴はギガバトルナイザーを、左手だけで運用していた」 『確かに、あれだけの得物を片手だけで、不自然な振るい方をしていた。 もっとも、奴には片手でもあれを十分に振るえるだけのパワーが備わっていたようだが……』 「それでも、棒術というものは片手だけでは成り立たないものだ。ならば付け入る隙はある。 フィギュアの可動区域という観点からしても、片手では必ず限界は生じるはずだ」 『理屈はわかるが……あれは射撃武器としても脅威だ、それだけで隙を見出すことは難しいぞ』 通信越しに聞こえる相棒の声には懸念の色が晴れることはない。 そもそもギガバトルナイザーを抜きにしても、あのターンXはスネークが正面から戦って勝てる相手ではないのだ。 スネークとて、決して楽観視しているわけではない。 限界があったとしても、使い続ければ必ず使い慣れる。 もし次にターンXと遭遇することがあれば、彼は今以上に危険な存在と化していることだろう。 それまで彼が生存し、ギガバトルナイザーを手放していなければ……という前提でだが。 「いずれにせよ、あの武器……入手できれば、大きな強みになるな」 『使用する気か?慣れない棒術の真似事になど、手を出すべきではないぞ』 「格闘戦だけでなく、狙撃用のライフルとしてもあの武器は優秀だ。例の車輪も、あれなら貫けるかもしれん…… それ以上に……気になることもある。可能であればだが、下手に他の連中の手に渡る前に、こちらで確保したい」 『……わかった。ではそれらの点を踏まえて、対ターンX戦とギガバトルナイザー奪取に関するプランを練ることにしよう。 だがくれぐれも慎重に動いてくれ。このミッション、想像以上に危険なフィギュアやパーツが仕込まれているようだ』 「了解した。では、こちらは物資調達の任に戻る」 一通りのやり取りを終え、カズヒラとの通信は閉じられた。 スネークが気にかけたこと……それは、ギガバトルナイザーの持つもう一つの能力のことだ。 それは本来のバトルナイザーとしての能力。 通常のバトルナイザーよりも遥かに多く、百体ものモンスターをも意のままに操ることができる。 ベリアルはこれで、怪獣墓場に眠る怪獣の霊を甦らせ、手駒として操ったようだ。 死者を甦らせて操る……もし、この機能があの拡張パーツにも備わっていたら? ナンセンスなオカルトと嗤われそうな話だが、一概にそうとも言えないだろう。 自分達バッテリー仕掛けの人形の命など、所詮は仮初の物に過ぎない。 機能停止したフィギュアを外部から遠隔操作する……その程度であれば、決して非現実的な技術ではないはずだ。 杞憂かもしれない。そこまで偏重した外部パーツは、人形同士の殺し合いに与えられる武器としては相応しくないように思えた。 だが万が一ということもある。注意はしておくに越したことはない。 朝の光が街を照らし始める。 ここからは夜の闇に紛れることもできない。ミッションの難易度はさらに上昇していくだろう。 気を引き締め直し、スネークは再び商店街への道を駆け出した。 【早朝/エリアV(道路)】 【スネーク(MGSPW)@リボルテック】 【電力残量:95%】 【装備:Mk.22(麻酔弾x8/8)、スタンロッド】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(M16A1(ライフル弾x30/30)、ダンボール) :煙草(ルパン三世)@リボルテック、大型N2ミサイル(エヴァンゲリオン零号機・改)@リボルテック】 【状態:損傷なし】 【思考・行動】 基本方針:ミッション(BATTLE ROYALE)の達成。 1:フィールド南西の商店街へと向かい、そこで物資調達。 2:寝るための安全地帯の確保。 3:ターンXを警戒。ギガバトルナイザーを確保したい。 ◇ ◇ ◇ 雪菜はただひたすらに走り続けていた。 自らの罪の意識に、追いかけられているかのように。 なぜ?どうして?一体何が? あれから幾度となく、心の中で繰り返す。 自分の中から抜け落ちた記憶、その間に起きた事態。 自分がハンター達を攻撃し、その果てに一体のフィギュアを破壊したこと。 それだけではない。もしかしたら他にも、誰かを破壊したかもしれないこと。 わからない。自分の身体に何が起きたのか。 自分の身体の中に、何が潜んでいるのか―― 彼女には一つ、思い当たるフシがあった。 ユニコーンガンダムの機能として彼女に搭載された、デストロイモードだ。 今も全身に生々しく残る熱から、それを発動させていたことは確かだった。 だが、発動している間の記憶が、見事にすっぽりと抜け落ちている。 そして、モードが解除したとほぼ同時に、意識は戻った。 ……それらの断片的な情報から、彼女は誤った認識を導き出してしまう。 ――原因が、デストロイモードにあるのではないか、と。 何かの拍子で彼女の中のユニコーンガンダムの機能・デストロイモードが発動。 その際に自身の意識が失われ、暴走を引き起こした。 暴走の結果、アーレスを手にかけ、ハンター達を襲い、仮面のヒーローらしきフィギュアを破壊した―― 現時点で彼女の把握している情報を整理すると、確かに辻褄は合う流れだった。 記憶が不明瞭なため、如何なる経緯でモード発動に至ったのかは不明だが、今の彼女にそこまで考えを回す余裕はなかった。 彼女にとって、その身に装備されたユニコーンガンダムの要素とは、あくまで『武器』であり『装備』である。 ユニコーンガンダムとしての一通りの性能・機能は把握しているし、それらの扱い方もわかる。 しかし、実際にそれらの機能や武器を使用してどんな効果が得られるかまでは、把握していない。 なぜなら、彼女には実戦経験がないのだから。 MSGの企画としてMS少女の素体となった彼女ではあるが、言ってしまえばそれは単なるコスプレの類だ。 戦闘を前提とした存在ではなく、その姿で実際に戦った経験などない。 さらに言えば、今このフィギュアの身体で活動すること自体が、彼女にとっては初めてのことである。 ――彼女はあくまで実戦経験がないだけであって、戦い方自体は把握していることは補足しておく。 雪菜同様にMS少女であるヒメ=スカーレットは、初戦からバンシィの力を十分に発揮していた。 この差は、単純に雪菜とヒメ双方の性格的な部分に依る所が大きいといえるだろう。 無論、デストロイモードには別に電子頭脳の理性や意識を失わせるような副作用はない。 現に、ヒメは何の問題もなくバンシィのデストロイモードを使用していたではないか。 いや、そもそも彼女の暴走は、アーレスの――サガの放った悪意の拳による洗脳が原因であって。 デストロイモードやユニコーンの機能など、最初から全く関係がないのだから。 ……もっとも、デストロイなどという物騒極まりないネーミングでは、誤解するのも仕方ないのかもしれないが。 自分の身体は、一体どうなっているのか。 自分の中に、一体何が眠っているというのか。 自分の中に存在する未知なる何かに――ありもしないものに、彼女は恐怖する。 故に彼女は、周囲への注意を怠ってしまっていた。 突如、響き渡る銃声。 「ひ……っ!?」 同時に、雪菜の足元に火花が散る。 どこからともなく撃ち込まれた一筋の光線が、彼女の行く手を遮った。 「ほう。貴様が小生の次なる相手ということか」 声の方角に、光線が撃ち出された方角に、雪菜は怯えながら視線を飛ばす。 その先にいたのは、雪菜もよく知るMS‐モビルスーツ‐のフィギュア。 歴代ガンダムシリーズに登場するMSの中でも、最も危険な2体のうちの片割れ。 ――新たな獲物に心躍らせる戦闘狂、ターンXだ。 その左手にはビームライフルが握られ、銃口は真っ直ぐ雪菜に向けられていた。 「貴様のその装備……見覚えがあるぞ。黒歴史のガンダムの一つに語られた、ユニコーンのものか!」 ターンXは即座に、雪菜が模したガンダムの名を言い当てる。 彼の電子頭脳には黒歴史そのものが宿っている。そこに記されたガンダムの存在も知り尽くしていた。 その狂気すら思わせる嬉々とした物言いに、雪菜は恐怖する。 彼女もまた、ガンダムシリーズのMSについての知識はある。無論、それに乗っていたパイロットの知識も。 ギム・ギンガナム――彼の人格が、あのターンXにそのまま適用されているとすれば。 「戦場で戦装束に身を包む以上は、貴様も戦う覚悟があってのことであろうなぁ!?」 こうなるだろう。あの男の生き写しであるかのように、実に楽しげに戦いを求めてくる。 雪菜は慌てて、訴えるように叫ぶ。戦う意思はないということを。 「ま、待ってください!私は……私は戦うつもりなんて……」 「隠した所でためにはならんぞ娘!貴様、既に戦いを経験しているな!?」 そんな彼女の僅かな望みは、脆くも一蹴された。 ターンXが見逃すはずもなかった。雪菜の全身に残された、戦いの傷跡を。 「口で何と言おうが、貴様も一応はMSなのだろう!?どうだ、さっそく何体壊した!?」 その言葉に、雪菜の表情が青ざめた。 呼び覚まされるように、自分の中の記憶が脳裏を過ぎる。 自分が壊したフィギュア達の、自分が傷つけたフィギュア達の姿を。 手に残る罪の感触を、ターンXの言葉は容赦なく甦らせてくる。 「ち、違う……違います!壊すつもりなんてなかった!!私じゃない、私、が……!」 その罪から逃げるように、雪菜は叫ぶ。 だがそれは自らの犯した殺しの暴露であると共に、悪魔にさらなる弱みを晒したも同然だった。 「ほう……だが恥じることなどないぞ娘!!戦いこそ、人間に課せられた永遠の宿命!! その申し子である我らもまた、戦うことは必然といえよう!!」 ターンXの手のライフルが、再び火を噴く。 発射されたビームは先程と同様に、雪菜の足元を挑発的に走った。 「う……うわあああああああっ!!」 恐怖に叫びながら、バーニアを噴かし襲撃者から逃げる。 しかし混乱した頭では、満足な姿勢制御が行えない。 そんな無様な姿をあざ笑うかのように、襲撃者は迫ってくる。逃げ切れない。 怖いけど、戦うしかない。 そう自分に言い聞かせ、雪菜はすぐに手持ちの武器を確認した。 (武器、武器は……っ!?ビームマグナムがない!?そんな、どうして!?) 自身の主力武器が失われていることに、再び青ざめる。 洗脳され意識を失っていた彼女には知る由もないが、先の戦いで彼女はビームマグナムを手放していたのだ。 仮面ライダーオーズの最期の一撃を受けた直前に放棄し、そのまま回収することなく逃げ出していた。 そんな彼女の事情など意にも介せず、ターンXは悠々と迫り来る。 ライフルを取り下げ、代わりにギガバトルナイザーをその手に持ち替えた。 「どうした!?我々は戦ってこそ意義がある!!」 「わ……私達は、そんなことのために作られたんじゃありません!!」 「MSは兵器である!!壊し殺すためのッ!!」 「フィギュアですよ!?私達は!?」 「それを使って殺し合えと言うなら、同じことだ!!」 雪菜の言葉など意にも介せず、叩き壊さんとばかりにギガバトルナイザーを振り下ろしてくる。 雪菜はビームサーベルを手に取り、その一撃を受け止め―― それだけでも、華奢な少女の素体が壊れてしまうかのような衝撃が、全身を走り抜けた。 パワーに耐え切れず、膝をつく。これだけで、両腕は感覚がなくなるほどの痺れに支配される。 「く……ぅぅぅぅぅっ!?」 「それでいい!!我らは壊し合うために生まれたんだからな!!」 飛びそうになる意識をかろうじて持ちこたえながら、雪菜は懸命に反論を叫んだ。 「違う……違います!私はMSG……そういう目的で生まれたわけじゃ……!」 「笑止!!戦うための力、人はそれをガンダムと呼ぶッ!! そいつに憧れてるから、コスプレなんぞをやるんだろう!?」 「何を、言ってるの……?」 「力に憧れ戦いを望んでいるから!年頃の娘なのに、可愛げのないガンダムの真似事なんかやれるんだよ!!」 突飛を通り越して滅茶苦茶な理屈だ。 ただひたすら自分だけに都合がいい、一方的な偏見と決めつけ以外の何でもない。 「違いますッ!!MS少女は、そういう企画じゃありません!!」 MS少女という企画そのものを侮辱するかのような発言に、雪菜は思わず声を荒げた。 だがターンXの口撃は止まらない。雪菜の有無を言わさず、勢いのままに畳み掛ける。 「本物の戦場に放り出されて!!それですぐさま戦場に適応して簡単に戦える!! 戦う気のないただのコスプレ少女ごときにできる芸当ではない!! だがお前は早くも敵を破壊したッ!!それはお前は本質的に戦いを望み、求めているということだろ!?」 「そんな……そんなの……」 正論と屁理屈を綯交ぜに、凄まじく自分に都合のいい超理論を構築してくる。 少しでも頭が冷えていれば、こんな酷い詭弁など馬鹿馬鹿しいと一蹴して終わりだ。 いや、たとえ頭に血が上っていようが、真っ向から反発するだけの話だ。 少しでも自分を持っていれば、こんなものに惑わされることなどありえない。 しかし……彼女は惑わされてしまう。 何故なら、彼女は自分という存在に対し、大きく揺らぎを見せていたからだ。 自分がデストロイモードを発動させ、他のフィギュアを殺したのは紛れもない事実。 そしてその一連の記憶がないことが、不安をこれ以上ないほどに掻き立てた。 雪菜が自分を保つには、ターンXの声に反発するには、今の雪菜の心はあまりに弱り切っていた。 確固たる自分を持てるだけの自信は、自らの中の不安定により奪い取られていた。 こうなってしまえば、あとは無理が通り道理が引っ込められるというのが世の常。 雪菜の弱り切った心は、いいように浸食されていく。 「貴様がMSの真似事をする限り、貴様の中にMSが存在する限り!! 貴様はその破壊の願望を切り離すことは――できんのだ!!」 雪菜を押し込んでくるギガバトルナイザーに、力がさらに加えられた。 少女の力では到底対抗できるものではない。 ユニコーンのビームサーベルが弾き飛び、音を立てて地に転がった。 「うああっ……!!」 「弱い……弱いぞ!!ユニコーンがそんなものであるわけがない!!」 地に落ちたサーベルの光の刃が消失する。 雪菜自身も尻餅をつき、その身体は無防備となった。 まだダブルハーケンが――いや、焦りと不安に邪魔されて、思考がそこに行き着かない。 ハンター達を圧倒したほどの戦闘力が、今の彼女からは見る影もない。 通常のユニコーンモードである点を差し引いても、あまりにも彼女は弱すぎた。 戦い方がわからないわけではない。慣れてなくとも、戦おうと思えば戦えないわけではないはずだ。 「何を恥じらう!?既にお前は処女をユニコーンに捧げているんだろうがッ!! ならばその力で存分に乱れてみせろッ!!力を貪る淫らな本性を曝け出してなぁッ!!」 デストロイモードを発動させて、自分の中の本性を見せろ。ターンXはそう言っている。 その言葉が、雪菜の誤った認識をさらに加速させていく。 (私の中に、そんな心が……?そのために、私は……?) もしも自分の中に、自分自身も知らない凶暴な本性があって。 デストロイモードが、それを目覚めさせるスイッチとなっているとしたら。 「違う、違……私、は……」 戦える精神状態などでは、なかった。 誰かを傷つけることが、怖かった。 自分が自分でなくなることが、怖かった。 自分の中に見知らぬ存在が眠っていることが、怖かった。 そしてそれが、自分の知らぬうちに誰かを壊してしまうことが、怖かった。 いや――それ以上に。 内蔵電力が、もう残り少ない。 視界にノイズがかかり始める。 その中に、ターンXの黒き棍が、自分を目掛けて振り下ろす光景が見えて―― そこで、雪菜の意識は途絶えた。 ◇ ◇ ◇ 「興が醒めた。戯れが過ぎたようだな」 ターンXの足元で、少女が倒れている。 遭遇する前と、何ら変わらぬ姿で眠っている。 ――油を注ぎ過ぎて、かえって逆効果になったか? 機能停止はしていない。結局、ターンXは少女に手を出すことはなかったのだから。 そして彼女の身体の下には、彼女自身のクレイドルが敷かれていた。 彼が少女に興味を失い、それでいてまだどこか期待をしているが故の、戯れだ。 「小生がわざわざ手を下すこともあるまい」 力なき小娘を嬲り殺すことに興味はない。彼が求めるは強者との戦いだ。 今のような不甲斐ないざまを晒し続けるようなら、どの道この戦場では生き残れはしない。 電力を完全に回復させたところで、すぐに他の誰かに屠られるのは目に見えている。 その一方に存在する、期待。 彼女がユニコーンガンダムである以上、この程度ではないということは間違いないはずだ。 もしもこの戦いの中で彼女にスイッチが入り、吹っ切れることがあるとすれば。 その時こそデストロイモードを発動し、戦いがいのある強敵として目覚めるかもしれない。 無力なまま野垂れ死ぬか、覚醒し自分の前に立ちはだかるか。 どちらであろうと、損をする話ではない。 彼女が期待に応えることを期待しつつ、ターンXはその場を後にした。 「さて……これからどうするか」 最初に戦ったタウバーンとやらが去ってから、それなりに時間も経った。 こちらには十分な足もない以上、今さら無理に追いかけた所で、追いつけることもない。 ならば、新たな敵を求めて街を徘徊するか。 それもいいが、連戦でこちらも少なからず消耗した。次なる戦いに備える意味でも、休息は必要だ。 時間的にも、最初に宣言された6時間の経過まで、長すぎず短すぎずという所か。 それまでにどこか適当な場所で、充電も兼ねて仮眠をとっておきたいところだ。 ここまでの二度の戦いは、どちらもターンXにとっては消化不良のまま終わりを告げた。 結局、この手で一体も屠るには至っていない。不満はある。 だが、まだまだ強者の気配は感じる。ならば、出会いを焦ることはない―― ◇ ◇ ◇ ――ごめんなさい。 眠りに浸した意識の中で、雪菜は謝罪する。 ――ごめんなさい。 自らを気遣ってくれながら、この手で傷つけてしまったハンターに。 その隣にいた、同じように傷つけてしまった女の子に。 そして、この手で壊してしまった、仮面のヒーローに。 意識を失う直前に出会い、その後姿を消した――恐らくは自分が手にかけたであろう、アーレスという男性に。 いや、もしかしたら意識を失っている間に、他にも誰かを壊してしまったかもしれない。 ――ごめんなさい。 結局、最後の瞬間まで彼女は力を発動させることはなかった。 彼女の抱いた『恐怖』と、誰かを傷つけたくないという『優しさ』。 それらが、最後までデストロイモードの発動を拒んだのだ。 だがその優しさ故に、彼女の心は傷ついていく。 罪悪感という名の刃が、彼女の心を壊していく。 ――どうしてこんなことに? ――私は、誰?本当の私は、何者? ――赦して。助けて。誰か助けて。誰か―― 壊れていく心、その中で最後に残った、影。 ヒメ=スカーレット。 孤独なフィギュアである彼女が、唯一寄り添えるかもしれない、まだ見ぬ妹のような少女。 全てに絶望する闇の中、彼女に救いを、光を求めながら――彼女の意識は、落ちていった。 【早朝/エリアQ(路上)】 【ターンX@ROBOT魂】 【電力残量:40%】 【装備:ギガバトルナイザー(ウルトラマンベリアル)@ULTRA-ACT】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(同梱装備一式)】 【状態:右手に損傷(軽微)】 【思考・行動】 基本方針:気の赴くままに闘争を楽しむ 1:ユニコーンの 2:タウバーンを破壊する 【MS少女ユニコーンガンダム@AGP】 【電力残量:5%(回復中)】 【装備:ダブルハーケン(グレンダイザー)@リボルテック】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(ビームマグナム以外の同梱装備一式)、拡張パーツ×1(確認済み)】 【状態:睡眠中。全身に小ダメージ。ユニコーンモード】 【思考・行動】 基本方針:??? 1:自身の人格に疑念・デストロイモードの発動に恐怖 ※紛失したビームマグナムはエリアL(マンション3F廊下)に放置されています。 ◇ ◇ ◇ 「くそっ、遅かったか……!」 タウバーンの行き着いた駐車場。 そこにあったのは、目を覆いたくなるような無惨な骸……武装神姫のなれの果てが残されていた。 先程聞いた悲鳴の主は、彼女に間違いはないはずだ。 「惨すぎる……!さっきのターンXとかいうフィギュアといい、どれだけヤバい連中が揃ってるんだ……!?」 少女の命を救えなかった、守れなかった――その無念が彼の中に込み上げてくる。 だが、それと共に、彼には新たな危険フィギュアの情報が与えられた。 「ん……これは!?」 痕跡、だ。 泥のついた足跡らしきものが、僅かに残されている。 東の空から差し込む陽の光が、それを照らし出していた。もう少し暗かったなら、気付くこともなかっただろう。 「これは……まさか、この子を殺した犯人の!?」 跡は駐車場のエリアの外へと続いている。 これを追っていけば、犯人のもとへと辿り着けるかもしれない。 悲鳴を聞いてからここに来るまでに、あまりにも時間をかけすぎた。 犯人はもう近くにはいないだろう。だが、こちらにはロードセクターという足がある。 追跡するならすぐに移らなければ、この痕跡はすぐに消える。 (こんなことできる連中を放っておけば、この子のような悲劇が繰り広げられる……!) さあ、どうする? ここでタウバーンには複数の選択肢が与えられた。 一つは、痕跡を辿ってこの神姫を壊した犯人を追うこと。 この残虐性は危険すぎる。一刻も早く手を打たなければ、第二・第三の犠牲が生まれることは間違いない。 そしてもう一つは……ターンXについてのことだ。 本人の戦闘力ももちろん、手にしたギガバトルナイザーもあまりに危険すぎる。 こちらも放置すれば、さらなる犠牲を生むであろうことは容易に推測できる。 しかしターンXは強敵だ。ギガバトルナイザーは勿論、それ抜きにしても半端な状態で勝てる相手ではない。 まだ見ぬ殺害犯の戦闘力も未知数だが、少なくとも神姫を惨殺できるだけの力はある。 これらの敵に対して、こちらは内蔵電力もあまり余裕があるとは言えない。ならば、休息を優先すべきなのか? だが休息で時間を費やせば、手を打てるかもしれない危険を見逃すことになるのではないか? (どうするタウバーン……ツナシ・タクト……!?) これから、自分のやるべき事は。 これから、自分のやりたい事は。 危険な敵を、倒す。それは本当に今やるべき事なのか?そして、倒すことが自分のやりたい事なのか? ……いや、今はここで燻っている暇はない。 ロードセクターのエンジン音が、駐車場内に鳴り響く。 バッテリー仕掛けのバイクが叫ぶ、紛い物のエンジン音が。 皮肉なものだ。 もしもこの音さえなかったならば。 新たな戦いの音が――嘆きの声が、彼に届いただろうに。 そうすれば、彼はすぐにその戦場へと舞い戻れただろうに。 あるいは、彼があと少しターンXとの戦場からの逃走が後に延びていれば。 彼は――きっと絶望に堕ちる一人の少女を救い、支えることができただろうに。 「よし……!」 そんな事など露とも知ることなく、タウバーンはロードセクターを駆り、走り出した。 ――青春苦く、茨の道。長くて暗い夜の道。 かつてロードセクターの主であった青年が、そう歌ったことがある。 その言葉だけを見るなら、奇しくもバトル・ロワイアルという名の過酷な道と重なってもいた。 既に日は昇り、東の空は光を見せている。だが、タウバーンの中の夜はまだ明ける気配はない。 ――青春は戦うことと見つけたり。 青年は最後まで戦い抜き、悪の手から世界を守り抜き―― そして自身は、最後に全てを失った。 ならば、ここにいるタウバーンの青春は、いや生き方は――? 世界の声は、まだ聞こえない。 【早朝/エリアV(駐車場)】 【タウバーン@ROBOT魂】 【電力残量:35%】 【装備:ロードセクター@S.H.シリーズ(電力残量:80%)】 【所持品:クレイドル、基本パーツ(スターソードエムロード、スターソードサフィール)】 【状態:ダメージ小】 【思考・行動】 基本方針:実験何て必要ないね 1:現場に残された足跡を追うか、ターンXに対処するか…… ※発見した『痕跡』が、ゼオライマー達の物か、それとも実はエヴァンゲリオン初号機の物かは、後の書き手にお任せします。 前:DragonDrive 投下順に読む 次:速さが足りない! 前:DragonDrive 時系列順に読む 次:速さが足りない! 前:X―シルシの所在― ターンX 次: 前:X―シルシの所在― タウバーン 次: 前:Regret nothing MS少女ユニコーンガンダム 次: 前:歩兵と兵器を繋ぐ歯車 スネーク(PW版) 次: ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/8138.html
【登録タグ VOCALOID き 初音ミク 曲 西沢さんP】 作詞:西沢さんP 作曲:西沢さんP 編曲:西沢さんP 唄:初音ミク 曲紹介 西沢さんPの2作目。 本当は最初に作った曲。それをリマスターした感じ。(作者コメ転載) 歌詞 ありがとう、ゴメンね、言葉だけ紡いだあと 気がついた時には サヨナラはもう済んでいた あぁ 君のこと忘れたいよ 本音を言えばそうなの 「忘れないよ」と言えば嘘じゃない 嘘じゃないけど 君の声、あれどうなってるの? 今でもほら、聞こえてきちゃうの、ねぇ、どうして? わたしだけサヨナラしてない ねぇ待ってよ、嫌だよ、届け、わたしの声! 離した手はフワリ、重力に逆らえない 話したあれこれは嘘に変わってしまうのね あぁ わたしの怒った顔も 笑った顔も君のもの 振り向いて欲しいんだけど 涙、見せられない 秘密だと約束したよね 逆回りの時計は・・あれ?失くしちゃったみたい 君はもう、ここには来ないの? 雨が黒く、アスファルトの色を変えていく 君はほら、すごく優しいから わたしのつよがりもわかっていたんでしょ? だけど今、こんなに会いたい 泣き顔くらい、許すよ 君の声、あれどうなってるの? いつでもほら、わたしは君を思い出すよ 行かなくちゃ・・・わたしは大丈夫。 雨上がりに、わたしは、サヨナラを告げるの コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mh_rifujin/pages/287.html
Q: 115 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/07/27(金) 13 50 32 ID CcrjYMhN 上手に焼けましたぁ♪ は一体どこから聞こえてくるのでしょうか? 908 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2008/01/03(木) 18 03 28 ID OpPF7eq/ 肉を焼くと、なぜ音楽が流れるのか? なぜうまく焼くことができたときだけ 上手に焼けました~ という声が聞こえるのだろうか? 514 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/02/05(火) 03 30 43 ID XbGWsiia 肉を焼くときに何で音楽が鳴るんですか? 音を立てるということは、自分の存在が敵にみつかってしまう危険性が 高まってると思うんですけど。自分も無防備な状態ですし、危険だと思います。 A: 117 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/07/27(金) 16 22 03 ID 6FtNciHP 115 BGM含め、自キャラのボイスパーカッションです 男キャラは裏声でがんばっています 121 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/07/27(金) 21 19 49 ID owr5NEEQ 115 焼けた肉の中から聞こえる、怨念の声です… 909 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2008/01/03(木) 18 19 37 ID 9rUzaWpo 908 焼くときに肉焼きセットを回しますよね? オルゴールを知ってますよね?ネジ巻き式もありますが、手回し式も存在しますね?そういうことです。 謎の声は肉の妖精です。常に焼かれる肉の安否を見守ってます。 ユッケやたたき、ローストビーフの類は守備範囲外です。 910 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2008/01/03(木) 19 08 36 ID OpPF7eq/ なるほど。 オルゴールのような音ではないので レコード針とレコードのようなものが 肉焼きセットに内蔵されているのかな。。 つまり、蓄音機のようなものなのかな。。 肉の妖精には、男や女や猫もいるわけだな。。 515 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/02/05(火) 03 38 43 ID WcAKQur/ 514 野菜などの植物も、音楽を聞かせるとよく育つのです。 敵がうんぬんよりまず、うまい肉を求めるのがハンターなのです。 516 :ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン:2008/02/05(火) 09 34 42 ID gr7LUeCM 514 肉をセットして回す為の取っ手のクランクに 簡素な蓄音機構が内蔵されており焼けば自動的に曲が演奏されます 人に依ってはこれを基準に焼き加減を図る為、欠かせない機構です 攻撃的な生物が残っているエリアでの肉焼きは 音が出ようが出るまいが大した差はなく無防備で危険です 安全を確保して自己判断で行って下さい 上手に焼けました 肉
https://w.atwiki.jp/manafee/pages/134.html
日向坂で会いましょう #79 春日俊彰の所沢フレンドリーパーク 1人だけ冷静な高瀬。 所沢フレンドリーパークに挑戦した陸チーム10名。 若林に「みなさんは何のくくりですか?」と問われ、「わたしたち」と掛け声を発する佐々木久美だったが、打ち合わせがなかったので当然グダグダな展開に。 急遽その場で小声で打ち合わせを始める佐々久だったが、席の遠い高瀬は「全然聞こえへん」と困惑。 耐えかねた若林は「陸チームです。」とさらっと紹介した。
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/10344.html
Blu-ray 海がきこえる Blu-ray発売日:7月17日 ●アフレコ台本 ●予告編集 ●絵コンテ形式によるレイアウト集(本編映像とのピクチャー・イン・ピクチャー) ●制作スタッフ座談会「あれから10年 ぼくらの青春~ここからすべては始まった!~」 ★特殊パッケージ仕様 ここを編集 1993年5月放送。初のBlu-rayが7月17日に発売。 監督 望月智充 原作 氷室冴子 脚本 中村香 キャラクターデザイン・作画監督 近藤勝也 美術監督 田中直哉 色指定 古谷由実 特殊効果 谷藤薫児 撮影監督 奥井敦 編集 瀬山武司 編集助手 足立浩 音響監督 浦上靖夫 整音 大城久典、柴田信弘 効果 横山正和 演出助手 村田和也 音楽 永田茂 アニメーション制作 スタジオジブリ ■関連タイトル Blu-ray 海がきこえる DVD 海がきこえる 海がきこえる サウンドトラック集 氷室冴子・近藤勝也/僕が好きなひとへ―海がきこえるより ロマンアルバム 海がきこえる 望月智充 海がきこえる スタジオジブリ絵コンテ全集〈8〉 ドラマ版 VHS 海がきこえる~アイがあるから~ ドラマ版写真集 海がきこえるCOLLECTION フィギュア・ホビー:海がきこえる 原作 氷室冴子・近藤勝也/海がきこえる 原作続編 氷室冴子・近藤勝也/海がきこえる〈2〉アイがあるから rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」