約 374,253 件
https://w.atwiki.jp/ankasekai/pages/699.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ――聖杯 ありとあらゆる願いを叶える願望機である 各世界から流出している事もあり彼にもその知識はあった┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ i⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒i ∨0゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ 0 .゚ ∨ \》 《》 《》 《》 《》 《》 《》 《》 《》 《/ .` <_____________> ´ ` ̄ ̄ ̄ ̄`TTT´ ̄ ̄ ̄ ̄´ l i l |.|.| l i l _____ノ八ゝ._____ .` ――---====---―― ´┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ そして彼は思った…これで故郷に帰れる…家族に会えるのだ…と それはすなわち血で血を洗う戦争を引き起こす決断だったが… ――彼には既に悩む余地など無かった┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 物語へのリンク ◆第一部 ttp //yaruoshelter.com/test/read.cgi/yaruo001/1571570753/965-3191 ◆まとめ一話 https //yaruok.blog.fc2.com/blog-entry-11639.html ストーリー ――僕達の世界は一つだ 突然こんな事を言うのも何だか誰だってそう思っていたはずだろう …だが実際は違った。この広い宇宙に無数の星々があるように世界も無数にあったのだ しかしその数多の並行世界は互いに干渉する事は無かった。似た世界も全く別の世界も荒廃した世界もそれぞれの時を刻んでいた… ――そう、あの瞬間までは。神の悪戯か…人間の狂気か…それらの世界が一つになったのだ その影響はすぐに現れた。ローマやシドニーは消滅し日本列島は増殖した 其れ処か完全に消滅し"無"と化した地域すらある その逆に存在しないはずの街も各地に出現した… この時点で描く組織は頭を抱えたが事態はそれで収まらない 各地で並行世界からやって来たと思われる存在が現れたのだ 機械仕掛けの巨人や水をかけると元に戻るゾンビ…はては既に失われた魔法を操る者達すら現れた しかしそれでも魔術協会や聖堂教会にアトラス院etc…今回ばかりは表も裏も光も闇も協力して事態の沈静化に努めた その甲斐もあって表面上ではあるが地球上は落ち着きを取り戻した…そう、あくまで地球上は――― 宇宙全体もまた未曽有の混乱に陥っていたのである それぞれの列強国家はこぞって覇を争い…暴走し星々を滅ぼす存在と化した新兵器… 自己の平穏の為に星々を襲う金属生命体…はては数多の宇宙怪獣と最早収集は付かないだろう… ――そしてココにその混乱の影響で地球へと迷い込んだ者が居る その者は不幸にも宇宙を航行中に次元融合に巻き込まれたのである。どうにか命は助かったが船を失い未知の惑星を放浪する事となった… 最初はこの星に馴染もうとしたが時は正に大混乱期…彼の心は次第に荒み望郷の思いは強まる一方だった… そんな彼は幸か不幸か恐ろしい代物を手に入れてしまう―― ――聖杯 ありとあらゆる願いを叶える願望機 各世界から流出している事もあり彼にもその知識はあった。そして彼は思った『これで故郷に帰れる…家族に会えるのだ』と それはすなわち血で血を洗う戦争を引き起こす決断だったが――彼には既に悩む余地など無かった こうして数ある日本の中でも無名の秘境…団論村で聖杯戦争は始まった 人の少ないこの地を舞台にしたのは彼の残った良心か…それとも―― 登場人物 <セイバー陣営> モモメノ・セブンス・・・マスター、推しの野球とサッカーのチームの成績を上げたい有名投資家 アグラヴェイン・・・サーヴァント、アンサ197世界出身の現代英霊 <ランサー陣営> シリアス・レーン・・・マスター、幼馴染と結婚したい一般人 グレイズTYPE-1・・・サーヴァント、アンサ203世界出身の現代英霊 <アーチャー陣営> アリエス・スプリング・・・マスター、金と名声目当ての三流魔術師 セネリオ・・・サーヴァント、アンサ31世界出身の現代英霊 <ライダー陣営> ルーナ・エムブレム・・・マスター、世界を混乱の渦に落としたいテロリスト 金田一奏・・・サーヴァント、アンサ172世界出身の古代英霊 <アサシン陣営> 衛宮切嗣・・・マスター、星に帰りたい宇宙人 野分・・・サーヴァント、アンサ105世界出身の未来英霊 <キャスター陣営> 狛枝凪斗・・・マスター、モテたい巻き込まれ一般人 ハンド・マウンド・・・サーヴァント、アンサ247世界出身の現代英霊 <バーサーカー陣営> 加賀美詩織・・・マスター、人間を止めたい魔術教会を追われし者 志村新八・・・サーヴァント、アンサ36世界出身の現代英霊 その他人物 + ... 水銀燈・・・アーチャーの召喚宝具 ソリッド・スネーク・・・アーチャーの召喚宝具 クロロ・ルシルフル・・・アーチャーの召喚宝具 坂田銀時・・・ライダーの召喚宝具 ルーミア・・・ライダーの召喚宝具 金田一一・・・ライダーの召喚宝具 ギャリー・・・ライダーの召喚宝具 カーマ・セセン・パイ・・・ライダーの召喚宝具 概要 後に定期的に開催されることとなる『多元世界聖杯戦争』シリーズの記念すべき第一作目 作者も気に入ったのか、以降安価で選ばれ時や節目のタイミングで開催される なお、収拾がつかなくなるため、過去作に登場したキャラはサーヴァントのみとなる
https://w.atwiki.jp/psyren_wars/pages/34.html
人吉善吉&アサシン ◆iDawWxUUzg 「傑作だな、聖杯戦争」 ◇ ◇ ◇ 生まれた時から、彼女は総てにおいて満たされていた。 恵まれた家庭環境、才覚に溢れた身体と頭脳。 他の人ができないことを簡単にやってのける彼女を、尊敬していた。 それが、眩しくて、愛おしくて――少しでも追いつこうと努力した。 「子供の頃から、めだかちゃんの横に並び立てる男になりたいと俺は努力していた」 いつかはきっと。 その想いを胸に、ひたすらに前を向いてきた。 あらゆる知識を頭に詰め込んで、あらゆる武術をかじり、自分に適応するモノを極めて。 ただ一人、彼女の為に。そして、何よりも誰に対しても真っ直ぐでいられる自分で在り続ける為に。 人吉善吉は、努力の最果てまで辿り着いたのだ。 「だけど、もっと見るべきもんもあったんだよな。言ってやるべきだった、めだかちゃんに」 だが、その最果てで見た景色は、違った。 絶対に正しいと信じていた彼女は歪で、救われない女の子だった。 何処にでもいるありふれた少女。正しさに動かされているだけのか弱い女の子だった。 「ナメてんなよ、バーカ。お前が全部背負う必要なんざ何処にもありやしねぇってな」 そして、善吉は気づいてしまった。 間違いを正さないと――彼女は破綻する。 黒神めだかはどうしようもなく報われず、救われない。 「聖杯戦争。万感の想いも世界へと響かせる聖杯なら、めだかちゃんの呪縛も無くなるのかねぇ」 そうして、善吉はめだかに期待することを諦めた。 立たないといけない。振るわないといけない。 彼女を抜きに、自分が正しいと思える拳を。 ――それなら、これを使うといい。 安心院なじみはそんな善吉を、くつくつと嗤いながらも、認めた。 これまでの『主人公』を押しのけてでも。めだかと敵対することになってでも。 自分だけの想いを貫く覚悟をついに得たことを。 オリエンテーションで打ちひしがれていた善吉に差し伸べられたモノは赤いテレホンカード。 「ま、取れる手段は何でも取らないといけねぇか」 願いを叶える戦争へと誘う魔性の宝具を、善吉は手に取ることを選んだ。 命の保証はない。もしかすると、何も得ることができず死にゆく結末がまっている可能性だってある。 そんな、なじみの優しい忠告をはねのけ、善吉は頬を釣り上げて笑った。 ――命ぐらい懸けれなきゃ、俺は一生めだかちゃんに追いつけねぇよ。 この決意は、間違いなんかじゃない。 人吉善吉が一人で考え、一人で決めた願いの意志。 だから、 「つー訳だ、力を貸せッ!」 彼は迷いなく、テレホンカードを公衆電話の差し口へと押し込んだ。 ◇ ◇ ◇ 「いいや、戯言だね。聖杯戦争」 ◇ ◇ ◇ 「よう、愉快なお祭り騒ぎへの招待状――確かに受け取ったぜ」 そして、天戯弥勒の開催宣言を経て、人吉善吉は此処にいる。 「……えーっと、アンタがサーヴァントでいいのか?」 「ったりめーだろ。どっからどう見てもサーヴァントじゃねーか」 「いや、見るからに普通の男子高校生なんだけどよ……」 善吉の前に現れたサーヴァントは一見しても、化け物じみた雰囲気を出さない普通の青年だった。 茶色に染めた髪、胸元を開けた制服に、鋭い目つき。 年齢的には、自分とそこまで変わらないだろう。 「おいおい、心配すんなって。見た感じ、強そーじゃねーって自覚はある。 だが、肝心なのは中身? そうだろうが、つーかそうだから」 「そういう意味じゃなくてさ。俺と同年代の奴が出てきて驚いただけだっての。 こっちは最初から信じてるよ、アンタのこと」 そんな心配を読み取ったのか、サーヴァントは皮肉げに笑った。 最後の一人になるまで生き残る。その果てに、聖杯は産声を上げるらしい。 全く、大した苦難の道程だ。 もっとも、相対するサーヴァントはそんなこと知ったことではない。 サーヴァントが求めているのは何が何でも勝ち抜く決意。何を切り捨てて、何を掴み取るかを決める一歩なのだ。 「……そういう照れることを真正面から言うかねぇ。お前、人誑しだな?」 「は、はぁ?」 「ま、ともかくだ。呼ばれたからには勝ちに行きたいね」 願いを叶えるには代償が存在する。重複した願いは、争いを生む。 聖杯戦争ではありふれた茶飯事であり、常識とさえ言える絶対のルールだ。 「ああ。というか、アンタにも願いがあるんだな」 「当然だろ。願いがあるからこそ、サーヴァントになってんだ。 何事にも報酬ってのは必要だぜ? 生憎とボランティアは嫌いなんでね」 だから、迷うな。一直線に聖杯を勝ち取るべく、駆け抜けろ。 サーヴァントは善吉に対して言外に伝えているのだろう。 「そんで、俺の願いが聞きたいってか。言ってしまえば簡単なんだけどよ。 つまるところ、リベンジマッチだ。もう一度、やり返したい奴がいるんだよ。 無様に負けちまったから、今度こそ俺は勝ちたい。負け犬のまま終わるのは御免なんでね」 サーヴァント――垣根帝督のすることは英霊になる前と変わらなかった。 上へと登り、自分こそが最強だという証明を勝ち取るのだ。 例え、マスターに理解されずとも、知ったことか。 彼の根本は英霊になろうとも、揺らがない。 「へっ、シンプルでいいじゃねぇか。それに、そういうのわかるぜ。 俺も負けたまま終わるのは嫌だ。どうせなら、勝ちに行きてぇよ」 だが、今回当てられたマスターは――少し違った。 彼の願いを馬鹿にせず、笑って肯定してくれる変わった奴だ。 それが、帝督の頭に強く残った。 【マスター】人吉善吉@めだかボックス 【参戦時期】第一回オリエンテーリング終了後。 【マスターとしての願い】黒神めだかを打ち砕く。 【weapon】なし 【能力・技能】 『欲視力』 他人の視界を覗くスキル。 『サバット』 大抵の武術はかじった善吉だが、その中でも足技を多用するサバットを一番の得手としている。 また、銃火器対策も積んでいる。 『???』 なぜかは知らないが、異常性を持った人物に好かれる。 ある意味、人誑し。 【人物背景】 めだかボックスの主人公。箱庭学園の第98・99代生徒会庶務を務めている1男子生徒。 ヒロインであり、主人公でもある黒神めだかとは2歳の頃からの幼馴染。 昔からめだかの正しさを信じ多大な好意と信頼を寄せていたが……。 【方針】 聖杯を取る為にも、生き残る。 【クラス】 アサシン 【真名】 垣根帝督@とある魔術の禁書目録 【パラメーター】 筋力C 耐久C 敏捷B 魔力E 運D 宝具A 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:D 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 見切り:B 敵の攻撃に対する学習能力。 相手が同ランク以上の『宗和の心得』を持たない限り、同じ敵からの攻撃に対する回避判定に有利な補正を得ることができる。 但し、範囲攻撃や技術での回避が不可能な攻撃は、これに該当しない。 生存:B 暗部に長くいる経験からか、戦場にて生還する事に長けている。 対魔力:C 精神汚染系の魔術に対する強い耐性を持つ。物理的耐性にも強い。 未元物質を纏うことで得られるスキル。 【宝具】 『未元物質』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1 学園都市第二位のレベル5であった垣根帝督が有する、 「この世に存在しない素粒子を生み出し(または引出し)、操作する」能力 。 及びそれによって作られた「この世に存在しない素粒子(物質)」。 能力仕様の際は基本的に天使のような白い6枚の翼の形になる。 これらの能力を活かし、飛行や防御・打撃・斬撃・烈風・衝撃波・光攻撃に応用が可能。 また、未元物質を利用し、体の傷を癒やすことも出来る為、かなり万能である。 【Weapon】 拳銃。 【人物背景】 学園都市で暗部組織、『スクール』のリーダーを務めていた青年。 能力『未元物質』を所持する、学園都市第2位の超能力者(レベル5)。 基本的に敵でない一般人は攻撃しないし、敵を許す寛容さもあるが、逆上すると周りに気を使わなくなる。 それでも裏社会ではまだ人間味のある方だが、一方通行にはチンピラと酷評されるレベル。 【サーヴァントとしての願い】 再誕。一方通行へのリベンジ。 【基本戦術、方針、運用法】 宝具を活かした機動戦、もしくはトラップ主体の待ち戦術。 正面戦闘もこなせるが、長期的な戦いを踏まえ、消耗は避けたい。 BACK NEXT 012 エレン・イェーガー&アサシン 投下順 014 間桐雁夜&バーサーカー 012 エレン・イェーガー&アサシン 時系列順 014 間桐雁夜&バーサーカー BACK 登場キャラ NEXT 参戦 人吉善吉&アサシン(垣根帝督) 016 LIKE A HARD RAIN
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/292.html
悪魔が来たりて…… ◆HQRzDweJVY 東京・品川区。 22キロ平方メートルの土地に40万人近い人口を押し込んだこの土地にも人数の偏りというものは当然あり、 メシア教教会は比較的人口密度の低い高級住宅街の中に立地されていた。 そのため日の落ちた今、教会の礼拝堂もまた静寂に包まれていた。 今晩は前述の理由に加え、"ある事情"により定例のミサが中止になり、シスターたちは早々に宿舎の方へ戻ってしまっているのだ。 だが礼拝堂には最低限ながらも明かりが点っている。 かすかな光に照らされた、メシア教のシンボルである十字架。 その前に一人の青年が跪き、ただ静かに祈りを捧げている。 彼は周りの人間からは"牧師様"と呼ばれている。 とはいえ教会から正式に認可を受けた、いわゆる職業としての牧師ではない。 だが敬虔な祈りを捧げるその姿を見れば、そのような呼び方をされているのも納得できるだろう。 そんな彼だから部外者にもかかわらず、『人がいない間、一人で祈らせてもらえないか』という無茶な願いにも、シスターたちは笑顔で許可を出してくれたのだ。 そして今、彼……ロウヒーローは食事も取らずにただ祈りを捧げている。 いや、祈るというのはポーズにすぎない。 今、彼の心を埋め尽くすのは信仰心ではなくある記憶だ。 ロウヒーローは思い返す。 自分の目の前で消えた男の、最後の言葉を。 『せっかく――――いい夢を見ていたというのに』 意味の分からない、うわ言のような言葉。 だが腹の底から絞りだすようなその声は、いつまでもロウヒーローの中を反響していた。 (……一体、彼に何があったのでしょうか) あれだけの傷を負ったということは別の主従と戦ったのだろう。 そこで神のごとく強大な力を持つサーヴァントに倒されたのか。 それとも悪魔のごとき智謀を持つマスターに敗れたのか。 ……いや、どちらにしても彼があんな表情を浮かべる理由にはならない。 彼が力によって敗れたとしたら、浮かべるのは怒りと渇望を混ぜたような表情だろう。 だが露わになった素顔に浮かんでいたのは、悔恨の色。 後悔と絶望に彩られた、虚ろな表情。 身体よりも、何より心に死に至るの傷を刻まれたような顔。 彼のそんな顔をロウヒーローは見たことがなかった。 だが彼の心をそれほどまでに揺さぶる人物について、たった一人だけ心当たりがある。 (……まさか。それこそありえない) 脳裏に浮かんだその答えを頭を振って否定する。 この東京にはマスターもサーヴァントも何らかの"願い"を持つものが集められているという。 それは自分を含め、きっとどうしようもない願いを聖杯に託している人々だ。 だが"彼"は秩序におもねることも、混沌に依ることもなかった。 だからきっと聖杯などという奇跡にすがることなく歩めるはずだ。 それに……例え"彼"が立ち塞がったとしても、混沌の英雄はあんな表情はしないのではないかと思った。 確証はない……だが、それはロウヒーローの中で確信に近いものとしてあった。 何故ならばかつて自分と彼は同じ境遇であったからだ。 かつて理性たる秩序の偽救世主である自分が"彼"に倒された瞬間に得たのは"納得"であった。 それならば感情たる混沌の偽救世主であるカオスヒーローが得たのはきっと……"親愛"に近いものではないのだろうか。 だがそれならば尚更わからない。 何故彼はあんな顔をして―― 「……マスター、そのへんにしとけよ」 自分に投げかけられるため息交じりの声。 その声は自分の傍に降り立った美しい少年のもの。 その背中には純白の翼が生えている。 「気が済むまでやらせようと思ったが、やめだ。 祈るのはいいけど食べるもんも食べなきゃ倒れるぞ」 「……大げさですよ」 「大げさなもんか。あれから何時間経ってると思ってんだ」 促されるままに時計を見てロウヒーローは驚く。 自分にしてみればものの数十分のように感じていたが、相当な時間が経過していた。 そんなロウヒーローの姿を見て、刹那は呆れたような表情を浮かべる。 「まさかその様子だと気づいてなかったのか? 確かに友達が倒されたのはショックだろうけどな、気を確かに持てよ。 まだ聖杯戦争は始まったばかりなんだからな」 注意を促すだけの刹那の軽い言葉。 だがその中に含まれていた言葉を思わず反復してしまう。 「……"友達"、ですか……」 「何だよ、はっきりしない言い方だな。 あいつはマスターの友達じゃないのかよ?」 怪訝な表情の刹那にロウヒーローはぎこちない笑みを返す。 「……どう、なのでしょうね。 ただ……かつての僕たちは道を違え、敵対した。 それどころか神の名のもとに殺そうとすら思っていた。 そんな彼を友達と呼ぶ資格があるのか……」 かつて自分は秩序の側に立ち、彼は混沌の側に立った。 最後は天使の糸に絡め取られたとはいえ、最初にその道を選んだのは自分だ。 それに自分たちは僅かな道中を共にしただけの仲だとも言える。 自分と彼、そして"彼"。 奇妙な運命の中でのみ出会い、そして分かたれた三人。 友達と呼ぶ資格どころか自分たちは結局のところ赤の他人なのかもしれない。 「……すまんマスター。先に謝っとくぞ」 何のことだろう、と思う間もなく頭に響く衝撃と痛み。 数秒経ってやっと頭を思い切り殴られたのだと気づく。 「馬ッッ鹿じゃねぇの、お前!」 拳を握りしめたままの刹那は、呆れと怒りを混ぜこぜにしたような表情を浮かべている。 「友達ってのは"これをしたから友達"だとか、そういう資格がいるもんじゃないだろ! それどころか喧嘩ですら無い、苛立ちのぶつけ合いやってた仲だって、ちょっとしたきっかけで友人になることがある……そんなもんだろ」 何かを懐かしむような眼差し。 ここではないどこかを見るような視線の先にはきっとロウヒーローの知らない誰かがいるのだろう。 『それに』と刹那は言葉を続ける。 「……一度や二度殺しあったからなんだってんだ。 友達は友達だ。そこに運命だのなんだの……そんなややこしい物があろうとなかろうと簡単に変わるもんじゃないだろ?」 そういって、刹那は笑う。 その笑顔はとても尊いもののようにロウヒーローには感じられた。 「それにな、マスターは相手が"友達じゃない"って言ったらそこで綺麗に切り替えられるのかよ」 「それは……」 言葉に詰まるロウヒーロー。 確かに、それは難しいことだ。 それにその考え方は―― 「そうだ。それは結局誰かの言いなりになってるってことだ。 今のマスターは違う道を――自分の意志で進める道を探しているんだろ? だったらそういう決断からも逃げちゃいけない。 最終的に決めるのは俺でもない。あのダッジャールでもない。ましてや神様でもない」 ロウヒーローの目に映るのは、自分を指差す天使の姿。 「――アンタだ、マスター。アンタが決めて、アンタが背負うんだ」 目の前の少年にもかつてきっと多くの選択と、それに伴う後悔があったのだろう。 だがそれでもそれを否定しないと言っているのだ。 歩んできた道を、自身の選択を肯定するのだと。 「……そう、ですね。 そう……決めることから逃げてはいけない……」 おぼろげな過去の記憶に思いを馳せる。 悪魔の現れる東京、金剛神界、変わり果てた街…… 家族や恋人とも生き別れ、襲いかかる悪魔と戦い続けた旅路だった。 幾度と無く意見は食い違い、喧嘩したことも一度や二度ではない。 そして最終的には道は別れ、互いに殺し合った。 だが。 だが、それでも――。 「……ああ、そうですね。彼は僕の"友達"……だったんですね」 短い旅路の中でも笑い合うことは何度もあった。 そうだ、彼らと一緒にいることが、嫌ではなかったのだ。 それは否定してはならないことだったのだ。 「ありがとうございます刹那君。………貴方が僕のサーヴァントで本当によかった」 「よせよ。そういうのは願いを叶えた時に言ってくれ ……ま、安心しろよ。 少なくとも俺の目から見たら、アンタたちは友達以外の何物でもなかったからさ」 『説教なんて柄じゃないんだよ』と照れたように顔を背ける、天使だがどこまでも人間的なサーヴァント。 聖杯戦争が開始してまだ一日も経っていないが、それでも確信する。 彼が自分のサーヴァントで本当に良かった、と。 その時だった。 礼拝堂のドアを叩く音が聞こえたのは。 刹那は瞬時に霊体化し、礼拝堂には再びロウヒーローの姿だけが残される。 普通に考えるならばドアをノックしたのはシスターや教会に務める誰かだろう。 もういい時間だ。礼拝堂を施錠する時間であってもおかしくない。 だが、何故かそうではないという予感があった。 「――どうぞ」 ロウヒーローの声に応えるように、重いドアが開く。 そして、その向こうからひょっこりと顔を出したのは小さな少年だった。 「こんばんは、牧師様」 「ええ、こんばんは。一郎くん」 少年の名は松下一郎。 このメシア教会で生活する少年だ。 大手電機メーカーの御曹司だという彼が、どうしてこの教会に預けられることになったのか。 その詳しい経緯について、ロウヒーローは知る由もない。 だがその目を見れば何となく予想はできる。そのすべてを見通すような目を見れば。 「こんな夜分にどうしたのですか?」 「ええ、今日はいろいろあったので、寝る前に祈りを捧げておこうかと思いまして」 そう言って西の空へと視線を向ける。 その先にある事故現場に思いを馳せているのだろう。 正午ごろ、新宿区で起こった謎の爆発事故、あるいは爆破テロ。 数時間たった今でも情報が錯綜しており、実際どちらであったのか未だはっきりしない。 だがどちらにしろ確かなのは、多くの犠牲者が出てしまったということだ。 「では共に祈りましょう。彼らの魂の安らぎのために」 「ええ。それでは僕は彼らの魂の安らぎと――平和なる千年王国のために」 二人並んで黙祷をささげる。 長いようでもあり、短いようでもある静謐な時間。 それを破ったのは少年のほうだった。 「……牧師様。一つだけ質問してもいいでしょうか」 「ええ、僕に答えられることならば」 「牧師様は魂があるとお思いなのですね?」 それは奇妙な質問だった。 魂の実在。それはメシア教徒である以上肯定するしか無いものだ。 聡明な少年にそのことがわからないはずはない。 つまり、そんな質問をした意味とは―― 「ええ、霊魂なんて、目の前に空気があるように"あるにきまっている"のです。 千年以上の歴史の中でそれは既に実証されていると言っても過言じゃない。 僕が言っているのは"彼らにも魂があるか"――そういった類の話ですよ」 ――NPCの魂の有無について。 そのことに彼が言及した意味は一つしかない。 暗に自分が彼らとは異なる存在……つまり聖杯戦争のマスターだと告げてきたのだ。 警戒し戦闘態勢に入ろうとするエンジェル。 だがそんな彼をロウヒーローは手で制する。 あえて明言しないのは、宣戦布告などではないという意思表示なのだろう。 そうであればこちらも敵対することはない。 ただ問いかけに答えるまでだ。 ……心の、望むままに。 「……ええ。一郎くんの言うとおり、僕は彼らにも魂があるのではないかと疑っています。 正確に言えば"魂に至る何か"、ですが」 「ほう。それは興味深い答えですね」 一郎少年は身を乗り出す。 真っ直ぐな鋭い視線がロウヒーローを見つめている。 その瞳の奥にかつての友人のような強烈な意志が渦巻いているのをロウヒーローは感じた。 「魂とは物体の記録であり、世界側からの記憶体、肉体に依存しない存在証明だと言われています。 では――極めて高密度な情報体は魂と見分けがつくのでしょうか?」 この教会に務めるシスターや、言葉をかわすメシア教徒の人々。 買い出しに行くスーパーの店員やすれ違っただけの通行人。 ロウヒーローはこの"東京"で目覚めてから、様々な人々をつぶさに観察してきた。 だが正直な所、まるで見分けがつかなかった。 NPCと呼ばれる彼らはいずれも自らの意志で行動しているように見えたのだ。 それが極めて高度なAIだと言ってしまえばそれまでだ。 だがそれを言えば科学的に見れば人間の思考とて、脳の生み出す電気信号にすぎない。 「そして僕たちは超高密度の情報から構築された魂、その実例を目にしている」 「なるほど。サーヴァントとは、言わば無限情報サーキットたるムーンセルが観測した英雄たちの情報を元に構築された霊子生命体。――それは最早一種の魂とも呼べるのかもしれないですね。 事実、調停者(ルーラー)とやらはサーヴァントと使い魔、NPCを明確に区別していますし」 流石に理解が早い。 『一を聞いて十を知る』という言葉を体現するかのような少年の頭脳に感心しながら、ロウヒーローは話を続ける。 「流石に彼らにサーヴァントほどの情報密度はないでしょう。 ……ですが決して"0"ではない。 故に僕は考えるのです。ルーラーがNPCと呼ぶ人々にも魂やそれに準ずるものがあるのではないか、と。 だから彼らにもきっと神の身元へ行くことが出来ると信じ、祈りを捧げるのです」 0と1に還元される無機質なデータだけではないと。 その生には意味があったのだと。 そう、ロウヒーローは考えている 「……なるほど、それは面白い考え方ですね。 ですがそれが真実だとすると、本来の聖杯戦争とは無関係なことが起きているということになる」 「ええ、ですからこれは単なる僕自身の妄想に近い。 結局は亡くなった彼らにも魂があって欲しいという、身勝手なエゴなのかもしれません。 ですが……」 ロウヒーローは一度言葉を切り、一郎の瞳を正面から覗き込む。 「……ですが、そうでなかったとしても正直な所……この聖杯戦争がただの願望機の奪い合いとは……思えない。 確固たる証拠はありません。 ですが、どこかに誰かの意図が垣間見えるような気がするんです。 ……それもとても危険な"誰か"の意図が」 この聖杯戦争の裏側には何者かがいる。 それも世界の危機のような、極めて危険な何者かが。 己のサーヴァントである刹那が、救世使(エンジェル)が呼ばれたことはその証左なのではないか。 いや、そうでなくともかつての自分の背後に天使がいたように――或いはかつての彼の後ろに悪魔がいたように――何者かが見えない糸を引いている……そんな想像が頭の何処かに消えてくれないのだ。 そんなロウヒーローの言葉を聞いた一郎は、少し考えこんだ後、口を開いた。 「……牧師様、一つお願いがあります。僕の使徒になっていただけませんか?」 「使徒?」 「ええ。僕の理想とする、つまらない争いのない千年王国。 その世界を築きあげるための同士となってほしいのです。 あなたはかつて自分のことを贄だといった。 ですが今のあなたはきっと……真剣に世界と向き合える人だ」 その言葉は、かつて聞いた天使たちの言葉によく似ていた。 だが目の前の少年は祭り上げるのではなく、『共に』と言った。 それに瞳には苛烈な意思だけではない。 ある種の誠実さと本気で人間という種の未来に対する憂いがあった。 現代の価値観を破壊する革命児。 その有り様は混沌(ケイオス)であり、メシア教徒よりもむしろガイア教徒に近いと言える。 だがその眼に宿った確固たる何かが、無軌道なガイア教徒とは一線を画していると感じられる。 真の救世主とは彼のような人間のことを言うのだろう。 彼ならば或いは真の救世を成せるのかもしれない。 だが―― 「……いえ、遠慮しておきます。 僕には僕のやるべきことがある。……少なくとも、今は」 「そうですか。残念です」 傍から見れば意外なほどにあっさりと引き下がる一郎。 「牧師様はそう答えるような気がしていました。 それに……貴方の眼には未だ迷いがある」 やはり見透かされている。 そう思い、ロウヒーローは苦笑する。 「ええ。正直な所、今の僕は未だ確かな僕である自信がない。 未だに確かな自分を取り戻していないような感覚がある。 それでもかつてと違う道を、自分の意志で選ばなくてはいけない。 今の君のように」 「……ふふ、やっぱりあなたは面白い人だ」 そう言って一郎は微笑む。 笑い慣れていないせいか、それは些か不気味では合ったが心の底からの笑みだった。 何せ元の世界では同世代の子どもたちはもちろんのこと、世の大人たちも自分と真正面から向き合おうとはしなかった。 両親ですら自分の姿から目を背け、見ようとはしなかった。 だが目の前の青年は"松下一郎"をまっすぐに見つめている。 恐れるでもなく、馬鹿にするでもなく、ただまっすぐに見つめようとしている。 だからこの"牧師様"と呼ばれる青年は一郎の興味を引いた。 それは自分が呼び出したものしか信用しない"悪魔くん"にとっては非常に珍しい事だった。 「……あなたの出す答え、僕も興味があります。 もしも答えが出た際はぜひ聞かせてくださいね」 「ええ、僕も一郎くんに聞いて欲しいと思っていましたから」 悪魔くんの笑みに合わせるようにロウヒーローもその顔に微笑みを浮かべる。 礼拝堂に広がる奇妙な沈黙。 だがそれは決して不快なものではなかった。 不意にロウヒーローが口を開く。 「……それにしても君によく似た人を知っています。 顔も、性格も、そのどれも似ていませんが、その意志の強そうな目が。混沌すら乗り越えそうなその目が」 「へえ。それは珍しいことがあったものだ。 もしかしてお友達ですか?」 「ええ、僕の……友人です」 それだけじゃない、きっとあの男にも――」 ロウヒーローの言葉が途切れる。 「あの男?」 「ああ、その……ここで話すにはふさわしくない名前だったので」 そう言ってロウヒーローは苦笑する。 礼拝堂、メシア教のお膝元で話せない名前といえば一つしか無い。 すなわち、"悪魔"に関することだ。 「ふふ、いいことを教えてさし上げましょう。 ぼくは同級生から"悪魔くん"と呼ばれていたのです。 ここに住んでいてこういうことを言うのも何ですが、ぼく以上にここにふさわしくない人物はいないと自負していますよ。 ですから牧師様がその人の名前とやらをごまかしたところで今更なんですよ」 それは彼なりのユーモアだったのだろう。 少年に気を使わせてしまったことを恥じ、口を開く。 その男を見たのは救世主として祭り上げられた際に見たデータの中だった。 ガイア教の幹部にして、その正体は唯一神に歯向かった明けの明星。 その名は…… 「ルシファー。仮の名前は確か――ルイ・サイファー、と」 ■ ■ ■ 「……まったく、無茶をする」 部屋に戻ってきた主を見てザインは大きくため息をついた。 マスターは自分を部屋に待機させたまま、丸腰で敵陣に一人乗り込んでいったのだ。 普通に考えれば自殺行為だ。 だというのにこの少年は汗一つかいていない。 それどころか機嫌が良さそうですらある。 「無茶ではないよ。彼は敵ではないからね。 むしろ僕達の求める千年王国に住まうべき善良な人間だ」 無傷で帰ってきている以上その言葉は真実だろう。 だがザインは主を戒めるように口を開く。 「………だが、彼も何かの願いがあってこの聖杯戦争に参加したのだろう。 それが僕達の目的と違う可能性は――」 「ああ、わかっているって。 もし僕達の前に立ち塞がることを選んだ時は容赦はしないよ。 僕達には成し遂げるべき使命があるのだから」 誰もが幸せに暮らせる千年王国。 幾多の聖者が夢に見て、ついに到達できなかった幸福な世界。 それに手が届くであろう聖杯戦争という舞台は松下一郎にとって千載一遇のチャンスだ。 みすみす逃すつもりはない。 ……例えそれが何者かの思惑通りであったとしても。 「……それにしても僕をこの東京へと誘った悪魔が君たちの世界の悪魔だったとはね。 ぼくらが魔界と呼ぶ場所は、案外君たちの世界に通じているのかもしれない」 しかし何にせよ、あまりよろしくない事態だ。 この聖杯戦争は少なくとも悪魔の干渉を受けている。 ならば自分がまだ知らないだけで他にも外部から干渉を受けていると考えるのが妥当だろう。 果たして裁定者(ルーラー)はこのことを知っているのだろうか。 「やれやれ、困ったことになったなあ。 まったく仮にも調停者(ルーラー)と名乗ってるんだから、管理ぐらいちゃんとしてくれないと困るよ」 一郎はそのままベッドに寝転がり、目を閉じる。 「マスター、眠るのか?」 「まさか。ちょっと明日以降のことを考えなきゃいけないから集中するだけさ」 億劫ではあるが呆けていて事態が好転することはないのだ。 明日は何かしら行動を起こさねば。 しかし盤面は一日目にして複雑怪奇なものになっている。 (さあて、どう動くべきかな……) 教会の一室で深く、静かに悪魔的頭脳は回転を始める。 それはある種の冒涜的な魔術めいていて――。 【B-4/品川・メシア教教会/1日目 夜】 【ロウヒーロー@真・女神転生Ⅰ】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]なし [所持金]一人暮らしの学生程度 [思考・状況] 基本行動方針:人として抱いた願いをまずは取り戻す 1.ジョーカーや夢といったかつてを思わせる状況を追うことで、今に至る自分自身を追い見つめなおす。 2.ジョーカーをどうするのかは自分の意思で決める。 3.救世主であり、友であった“彼”と“彼女”が二人でいられたのかが知りたい。 4.松下一郎は気がかりではあるが、今の自分は自分から彼の敵に回るつもりはない。 [備考] ※サンダルフォンの夢を何らかの予兆として捉えています。 サンダルフォン@天使禁猟区についてエンジェルより情報を得ました。 ※ジョーカー討伐クエストの詳細及びジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 ※松下一郎を聖杯戦争に参加しているマスターだと確信しました。 ※カオスヒーロー及びザ・ヒーローの真名を忘却しています。 ※NPCと呼ばれる人々にも魂があるのではないかと考えています。 【エンジェル(無道刹那)@天使禁猟区 】 [状態]健康 [装備]なし(宝具は実体化させていない) [道具]なし [所持金]逃避行開始時の先輩からの選別込の所持金程度 [思考・状況] 基本行動方針:ロウヒーローの仲間として、彼が自分の生き方をできるよう共に戦う。 0.ルシファー、か…… 1.ロウヒーローとともにジョーカーを追う。 2.ロウヒーローが予兆として捉えた夢について警戒。 ロウヒーローが再び生贄の道を辿ろうものなら何としてでも止める。 3.様々な符号からこの聖杯戦争の裏に、自分たちに知らされている以上の何かや何者かがいるのではと懐疑的。 4.松下一郎をザフィケルと重ね、現状敵でないにしてもその策謀やいずれには警戒。 [備考] ※聖杯戦争に介入者がいる事を疑っています。しかし、今のところ手掛かりはありません。 ※ジョーカー討伐クエストの詳細及びジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 ※松下一郎を聖杯戦争に参加しているマスターだと確信しました。 【松下一郎@悪魔くん 千年王国(全)】 [状態]健康 [令呪]残り3画 [装備] なし [道具] なし [所持金] 不明 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、千年王国を完成させる。 1:ザインの宝具である『封印されし半身<セト>』を目覚めさせる。 2:なぜ竜が目覚めた……? 3:ジョーカーの討伐報酬は魅力的に感じています。 4 ルイ・サイファーは何故僕を東京に送り込んだ? 5.ロウヒーローを使徒の一人として迎えたいと思っています。 [備考] ※『封印されし半身<セト>』が反応を示しました。 ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 ※ロウヒーローを聖杯戦争に参加しているマスターと確信しました。 【ライダー(ザイン)@真・女神転生Ⅱ】 [状態] 健康 [装備] テンプルナイトとしての装備 [道具] なし [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、千年王国を完成させる。 1:自身の宝具である『封印されし半身<セト>』を目覚めさせる。 2:竜の目覚めの兆しを感じ取り、高揚状態。 3:今の自分ではジョーカー討伐は難しいと考えています。 4:ロウヒーローに対して、複雑な感情を抱いています。 [備考] ※『封印されし半身<セト>』が反応を示しました。 ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 ※ロウヒーローを聖杯戦争に参加しているマスターと確信しました。 BACK NEXT 025 人間(ひと)の手がまだ触れない 投下順 026 025 人間(ひと)の手がまだ触れない 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 024 名前のない怪物(後編) ロウ・ヒーロー&エンジェル(無道刹那) 松下一郎(悪魔くん)&ライダー(ザイン) :
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/241.html
Who is in the center it is chaos? ◆GOn9rNo1ts 犯罪係数 92 シンデレラガール、渋谷凜の朝は早い。 輝かしい偶像(アイドル)の頂点に立つ彼女の一日は、いたって地味な朝のランニングから始まる。 服装は動きやすさを重視したジャージ。公道を走るのに煌びやかなドレスは必要ない。 傍らには小鼠の変わりに飼い犬であるハナコ。手には彼女が粗相をした際に処理をするための手提げ袋。 かぼちゃの馬車のお出迎えもなく、向かうお城も、今はなく。ただただ体を動かすために。 その日も、凜は自分の足で静かに、しかし確かな足取りで、トレーニングと犬の散歩を兼ねた『毎日』を開始した。 いつからこの日課を始めたのか、凜は覚えていない。 ダンスのレッスンで体力不足を感じた時からだっただろうか。 デビューシングル曲が決まった時だっただろうか。 ライブへの出演が決まった時だろうか。それとも、はじめて総選挙の順位が発表された時だろうか。 分からない。 ただ、何か特別なことがあって、始めたのだろうなとは思う。 不足を感じたのか、向上を願ったのか。新たな階段を、登りたくなった。 いずれにせよ、この地道な一歩一歩が今の渋谷凜を、アイドルとしての渋谷凜を確立させていることは、疑いようのない事実だ。 最初は『特別』で始まったことが、今や日課と化すほどに『当たり前』となっていて。 例え、ほとんどすべてが偽物の街に放り込まれたとしても。 例え、誰かと殺し合いをしなければならないと知らされたとしても。 例え、得体のしれないおっさんと四六時中一緒にいなければならない日々に暗鬱を抱えても。 この当たり前を続けていることで、彼女は浮足立ちそうな現実に足をつけ、息が詰まりそうな空気にほ、っと一息をついている。 そんな気がした。 思えば、この世界を生き抜くためには無意味なレッスンに行き続けているのも『彼女』に会って『当たり前』を手にしたいから、なのかもしれない。 「おはようございます」 ともかく。 現実から逃避したいがための。 もしくは――現実にしがみ付きたいがための。 彼女の『当たり前』は。 かつて『特別』が始まったこの道で。 今回もまた、終わりを告げた。 「お会いできて光栄です、シンデレラガール」 彼は、黒のスーツを纏っていた。 「いえ、今はこう呼ばせていただきましょう」 彼は、三白眼だった。 「聖杯戦争参加者、渋谷凜さん」 彼は、突然に『特別』を与えに来た。 「貴女に、運営からの通達があります」 彼は、名刺の変わりに拳銃のようなものを凜に向けていた。 「……場所、移しても良い?」 これ以上、この『特別』が自分の『当たり前』を浸食していくのが厭で。 これ以上、彼女をシンデレラに変えてくれた『彼』との出会いを塗り潰されたくなくて。 凜は苦々しい顔を隠そうともせず、そう言った。 ◇ ◇ ◇ 「いやあ、助かりました。通常は封筒を郵送させていただくのですが、渋谷さんの場合はお家の方に先に開けられてしまう可能性もありましたので」 銃口を向けた無礼への謝罪を聞き続けながら辿り着いた公園で、彼――東金と名乗った男は開口一番そう言った。 「それにしても矢張りといいますか、全アイドルの頂点ともなるとこんな朝早くからトレーニングに励むものなのですなあ。 まだ年若いにも関わらず大人顔負けのプロ精神。感服するばかりですよ」 「それで、なに」 世辞など聞き飽きていると言わんばかりの必要最低限な反応。 もしくは、シンデレラへの階段を登り続けてきた中で自然と身に着けた「警戒すべき相手への対処法」とでもいうべきか。 そんなぶっきらぼうさに怯むこともなく、彼女より干支一周分は大人な男は言葉を続ける。 「わかりました。早速本題に入らせていただきます。 本日、聖杯戦争運営側から聖杯戦争参加者の皆さんへ討伐クエストが発令されました。 バーサーカー・ギーグ及びそのマスターであるジョーカーの討伐です」 「討伐?」 「詳しくはこちらをどうぞ」 眉をひそめる凜を尻目に、東金は手際よく封筒をポケットから取り出した。 どこにでもある普通の封筒だった。「聖杯戦争参加者の皆様へ」なんて文言が冗談のようにさえ感じられる。 早速封を切り、軽く目を通し始めた凜。 あくまでも冷静に、平静を保ちながら読み進めていく。 そんな彼女の見えないところで、東金の顔が悪鬼のように醜く歪んだ。 「やつらは聖杯戦争をする気がない」 凜の身体がほんの数ミリ揺れ、表情が一瞬強張った。 舐め回すように凜を観察していた東金は、あえて何も反応しなかった。 「やつらはクズだ。生きている価値のない、人以下のゴミクズだ。 信じられますか、渋谷さん。やつらは強盗にも、殺人にも、強姦にも、何一つ意味をもっていないんです」 意味もなく、犯罪を犯し続ける。 それがジョーカー。生粋の狂人。 罰を受けるべき罪人。 「そんな無秩序極まりない存在は、消さねばならない。 聖杯戦争に臨む覚悟もなく、自分のしたいことだけをして生き続ける。 決して許される存在ではない。そうは思いませんか、渋谷さん」 「……だからって、よってたかって殺す、ってのはどうなのかな」 「聖杯戦争のために生まれたこの世界における罪とは、何だと思いますか、渋谷さん?」 凜は、答えられなかった。 東金の目から逃れるように、手紙を読み続けるふりをして、ただひたすら目を動かした。 ただ、この時間が早く終わらないかと。等身大の、女の子のように。 東金は、楽しそうにそれを見つめていた。 「可愛いわんちゃんですね。私もよく、小さい頃に子犬と戯れたものです」 東金の腕がハナコの頭へと伸びていく。凜は、はっと顔を上げる。 何故か、意味もなく唾をのんだ。 頭を撫でる。ただそれだけの行為のはずなのに。 なんだか酷く、暴力的な気配を感じているように。 ハナコは尻尾を振らなかった。 代わりに大きく、欠伸をした。 ぱさり。 「おっと」 小型犬に手を伸ばそうとしゃがんだ拍子に、東金の内ポケットから一枚の写真が落ちる。 凜は見た。 東金とハナコから目を離せなかった結果。 見てしまった。 写真に写っていたのは、一見、何か分からない『物体』 奇抜な飾り付けをされた奇妙なオブジェ。 かの高名な芸術家の前衛的な作品ですと美術館で紹介されれば、信じてしまうかもしれない。 但し、それが公共の場では芸術作品足りえない理由がある。 その『物体』のちょうどてっぺんに。 『顔』が乗っていた。 明るい栗色の髪に、凜は見覚えがあった。 オブジェを飾りたてる襤褸切れの暖かい色合いに、凜は見覚えがあった。 オブジェの足元に何故かきちんと両揃えで置かれている、ぴかぴかに磨かれたスニーカーに、凜は見覚えがあった。 それは それは 「失礼しました。忘れてください」 今、自分がどんな顔をしているのか、凜は分からなかった。 決して鏡で見たくないような、そんなアイドルらしからぬ顔だろうとは、想像がついた。 「……痛ましい事件でした。被害者は誰にでも好かれる、学園のアイドルだったそうです。 このような悲劇を一日でも早く終わらせるために、ジョーカーは倒さなければなりません」 ハナコが、また大きく欠伸をする。 凜は力が抜けたようにしゃがみ込み、震える手でハナコを抱き寄せる。 大丈夫、大丈夫、と。言い聞かせるように呟いた。 「貴女がどのような決断をするか、それは私の預かり知らぬところです。 ですが、少なくともご家族や友人やアイドル仲間の皆さんには、それとなく夜分の外出を止めるように勧めたほうが良いでしょう」 『彼女』は、最近ずっと遅くまでレッスンに励んでいるようだった。 『彼女』の家は、凜の家よりもレッスン場から遠いところにあった気がする。 凜はいつもレッスンの帰りに、『彼女』と凜の家の前で別れていた。 「最も、ジョーカーは他人の家へ当たり前のように侵入し一家惨殺を行っています。 サーヴァントを持たぬ人間にとっては、この世界で安全なところなどないのでしょうがね」 サーヴァント。超常の存在。凜が持つ、武器にして防具。 その力を行使すれば、ジョーカーを前にしても身を守ることができるだろう。 だけど『彼女』は? 「ああ、一つ言い忘れていました」 ひたり、と。 東金が、凜の前に一歩を踏み出す。 最後の一押しを、押すように。 「ジョーカーを殺した場合でも、貴女が殺人犯として捕まることはありません。 流石に、英雄として祭り上げられることはないでしょうが……討伐依頼書に記載の通り、報酬も御座います。 少なくとも、新聞一面に『シンデレラガールの知られざる一面!』なんてことはありえません。そのために我々運営がいます」 我々は、世界は、貴女の味方です、渋谷凜さん。 ジョーカーは悪で、貴女は正義だ。 人殺しの化け物を打倒し、大切なものを守る、正義の味方だ。 そんな毒が、零れ落ちていく温かい思い出に代わって、凜へ流し込まれていく。 「それでは、貴重なお時間をありがとうございました」 「…………」 お互いに、話すことはもう何もなかった。 凜は、胸に抱えたハナコの温かさを感じながら、走る。 悲鳴を上げかけているような顔で。今にも泣き出しそうな顔で。 それでもきっと、彼女は何事もなかったかのように家に着き家族に会い、何事もなかったかのように学校へ向かい友人たちと談笑するのだろう。 それぐらいは出来る演技力を、シンデレラガールは身につけてしまっていた。 だけど、それでも。 渋谷凜は『彼女』の――島村卯月の、太陽のような笑顔に一刻も早く会いたかった。 「頑張って下さい」 その言葉は、渋谷凜に届かなかった。 犯罪係数 64 ◇ ◇ ◇ 執行対象ではありません、トリガーをロックします 「なかなかに手強いですな」 東金朔夜は渋谷凜の姿が完全に見えなくなったことを確認してから、己の手に握られた拳銃に声をかけた。 「何度か挑発も行ったのですが……反応さえありません」 「マスターを守る気がないのか、守れるという絶対の自信があるのか」 「それとも、こちらの意図を読んでいるのか」 懸念事項、対象が解析系スキルもしくは宝具を持っていた場合、当騎の宝具を視認された可能性は今後に悪影響を与えかねません 「その点においては申し開きのしようも御座いません」 「軽率な判断でした。ただ」 「彼女の、シンデレラガールの今の色を見ておきたかったものですから」 ……………… 「なに、御心配には及びません。マスターである渋谷凜は聖杯戦争へと臨む覚悟を決めたようですし」 「いずれ、サーヴァントの方も尻尾を出さざるを得ません」 東金執行官は引き続き任務に励んで下さい 「お任せください。全ては、シビュラによる完全統治のために」 ◇ ◇ ◇ 知っている顔 知らない貌 うた 東金朔夜 シビュラシステム 知っている顔 知らない貌 Who are you ? 貴女は シンデレラ ガール 誰もが羨む ヒロイン 全国民の 知っている顔 そしてお前は 従者 誰もが知らない 怪物 名前も分からぬ 知らない貌 光に 紛・れ・て 闇は静かに ひ・そ・む 俺ら 全てを 支配しなくちゃ 気が済まねえ DOMINATE! 知っている顔 知らない貌 お前たちは 秩序? 混沌? 善か? 悪か? 知りたいのさ Sibyl System 深刻なエラーが発生しました 深刻なエラーが発生しました 深刻なエラーが発生しました 当システムのエラーを確認しました エラーを引き起こしたバグへの対処を最優先で行います 汚染箇所を確認します 汚染範囲を測定します 汚染強度、狂 対処法を協議します しばらくお待ちください 協議の結果、汚染範囲を廃棄することに決定しました 当騎における0.76%を廃棄します バグの侵入経路を推測します ケーブルから侵入の可能性、大 汚染範囲における電力供給ケーブルを切除します 調査の結果、該当ケーブルは千代田区の余剰電力を供給していたものと判明しました 対象地区の警戒度をD→Bに上昇させます また、当騎の精神障壁を突破したことから対象バグの危険性を暫定的にAランクに認定します 監視官及び執行官の維持、問題ありません 禾生壌宗との同調、問題ありません 聖杯との接続、問題ありません ムーンセル及び東京との連絡、問題ありません 全機能の復旧、並びに正常動作を確認しました 当騎の完全性は、保たれています 引き続きルーラーとしてご利用の程、宜しくお願い致します ◇ ◇ ◇ 姫は騎士へと歩を進め。 狗はエモノを鋭く見つめ。 王はUTSUWAに毒される。 …………フフフ 復讐。義憤。愛情。正義。 大義名分の名のもとに。 闇へその身を沈ませる。 そして、この小話の語り部たる 私 は。 ハハハハハハハハハハハハ! ■■■■■■■■は、彼ら全てを高みから嘲う。 【A-4/渋谷/1日目 早朝】 【渋谷凜@アイドルマスター シンデレラガールズ】 [状態] 精神的に少し不安定。犯罪係数64 [令呪]残り3画 [装備] 手持ちバッグ(散歩グッズ入り) ハナコ [道具] なし [所持金] 手持ちは高校生のおこづかい程度。 [思考・状況] 基本行動方針: 私は…… 1. 今はただ、島村卯月に会いたい。 2. ジョーカーを……? [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 【ランサー(アドルフ・ヒトラー)@ペルソナ2罪】 [状態] 健康。 [装備] ロンギヌス [道具] なし [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:愉しむ。 1.愉しい。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 ※ 検閲済み 007 一人×2 投下順 009 誓いの爪痕 006 俺たちは闇から光を見ている 時系列順 011 誰も知らないあなたの仮面 BACK 登場キャラ NEXT 000 DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命 渋谷凛&ランサー(アドルフ・ヒトラー) 015 禍々しくも聖なるかな
https://w.atwiki.jp/fateonsen/pages/2.html
メニュー トップページ 過去のセッション + としあきの聖杯戦争TRPG 聖杯戦争オンライン 草津町聖杯戦争 古今東西対戦 コロッセオ + Fate/TRPG another + Fate/table night + Fate/unfair 過去の鯖鱒 + としあきの聖杯戦争TRPG セイバー アーチャー ランサー ライダー キャスター アサシン バーサーカー エクストラクラス マスター ネタシート + Fate/TRPG another セイバー アーチャー ランサー ライダー キャスター アサシン バーサーカー エクストラクラス マスター + Fate/table night セイバー アーチャー ランサー ライダー キャスター アサシン バーサーカー エクストラクラス マスター + Fate/unfair セイバー アーチャー ランサー ライダー キャスター アサシン バーサーカー エクストラクラス マスター その他 プレイヤー一覧 SS置き場 用語集 サンプルキャラシート 追加ルール 事件簿式 リンク TRPGオンセンSNS オンセン内コミュニティ【聖杯戦争TRPG本部】 アップローダー ユドナリウムサーバー @wiki @wikiご利用ガイド 更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/542.html
ヘブンズフィール・オンライン ◆SwceDDUeOc あなたはゆっくりと目を覚ます。 目の前には真紅のフード付きローブをまとった巨大な人の姿がある。 『プレイヤーの諸君、多元世界対戦シミュレータ《ヘブンズフィール・オンライン》にようこそ。 私の名前は茅場晶彦。当ゲームの管理者、いわゆるゲームマスターだ』 ローブの人物は厳かな声であなたに語りかけてくる。 『当ゲームのクリア条件は単純だ。自分以外の全プレイヤーを打倒し、最後の一人になること。 勝ち残ったプレイヤーには、ゲームクリア報酬として私の持つ現実・電脳問わずあらゆる事象を支配する権限を譲渡することを保証しよう。 簡潔に言えば、何でも願いが叶うということだ。ただし、プレイヤーを無条件で参加させることはできない。 このゲームに参加するならば、諸君の命を賭けてもらう。無論、ゲームではなく現実世界の命を、だ』 あなたは右手の甲を見る。 そこには不思議な文様――令呪があり、怪しい輝きを放っている。 『私は以前――《ヘブンズフィール・オンライン》の原型となった《聖杯戦争》というゲームに優勝し、願いを叶える権限を得た。 そして私は《聖杯戦争》を模して、様々な改良を施した《ヘブンズフィール・オンライン》を創りあげた。 ゆえに、《ヘブンズフィール・オンライン》は諸君らの願いを正しく叶える機能を持つ。 ゲーム参加にあたり、諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントが用意してある。確認してくれ給え』 あなたは自分のストレージを見る。 そこには《servant card》というアイテムが一つ、点滅している。 『それは諸君に支給される武器だ。使用すれば諸君ら一人一人に合った戦闘アバター――サーヴァントを入手できる。 諸君らの中には腕に覚えのある者もいるだろう。諸君らが本来有するスキル・武装も可能な限り再現している。 それらを駆使して最後の一人になるまで勝ち続けるのが《ヘブンズフィール・オンライン》だ。 そのアイテムを使用した瞬間、ゲーム参加に同意したとみなしてログアウトボタンを削除する。 参加を見送りたいのであれば今すぐログアウトしてくれ給え』 あなたは《servant card》にカーソルを置いた。 このアイテムを使用しますか? YES/NO 『……以上で《ヘブンズフィール・オンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の――健闘を祈る』 茅場晶彦のアバターは消えた。 あなたの目の前には戦いへの参加/辞退を迫るウィンドウが開いている。 あなたはYESを選んでもいいし、NOを選んでもいい。 【《ヘブンズフィール・オンライン》――サービス開始】 ゲームマスター 【茅場晶彦@ソードアート・オンライン】 当ゲームは聖杯戦争を元にしたVR対戦ゲームです。ただし仮想空間内で死亡すれば現実世界の肉体も死亡します。 当ゲームの舞台はアインクラッドの一階層です。街にはNPCがいますし、山や林などのフィールドもあります。ダンジョンもあるかもしれません。 当ゲームのGMである茅場晶彦は以前に月の聖杯戦争で優勝し、願いを叶えて当ゲームを運営しています。 基本的なルールは月の聖杯戦争に準じますが、細かいところではGMが手を加えています。 (例) →支給されるサーヴァントはサーバーのデータバンクから再生されるので、存命の人物でも未来人でもロボットでもゲームキャラでも自然現象でもお兄様でも構いません。 →マスター・サーヴァントを一人倒すごとにポイントを入手でき、ショップで回復アイテム・礼装などと交換できます。 →マスターは武器や道具の持ち込みが可能。また、ゲーム世界のアバターなどでも参加が可能です。
https://w.atwiki.jp/fateonsen/pages/173.html
キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 【名前】宮嶌 アヤ子/Ayako Miyajima 【容姿】眼鏡をかけたおとなしげな少女 【その他】中立・中庸、女性、人間(基本的には) +6/25 第九次遊戯聖杯戦争 6/25 第九次遊戯聖杯戦争:ルーラー 【願い事】私だけのお兄様を此処に 【バッドエンド】省略 【グッドエンド】省略 【その他】中立・中庸、女性、まだギリギリ人間 【令呪】1 / 3 【HP】5 / 5 【筋力】E:1 【耐久】E:1 【敏捷】A+:6(7) 【魔力】A:5 【幸運】E:1 【スキル1】ファム・ファタール:英雄点5を得る。エクストラクラスの召喚が可能となる。 【スキル2】文字中毒:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 【スキル3】精神混濁:自分のサーヴァントの奇襲攻撃時、補正値3を与える。 +6/3 第八次遊戯聖杯戦争 6/3 第八次遊戯聖杯戦争:アルターエゴ 【願い事】生き別れた(らしい)兄を探す。 【バッドエンド】省略 【グッドエンド】省略 【その他】中立・中庸、人間、女性 【令呪】2 / 3 【HP】5 / 5 【筋力】E:1 【耐久】E:1 【敏捷】E:1 【魔力】B:4 【幸運】C:3 【スキル1】文学転写:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 【スキル2】文字中毒:エクストラクラスの召喚が可能となる。 +4/21 尼子聖杯戦争 4/21 尼子聖杯戦争:キャスター 【願い事】生き別れた(らしい)兄を探す。 【バッドエンド】省略 【グッドエンド】省略 【その他】中立・中庸、人間、女性 【令呪】3 / 3 【HP】5 / 5 【筋力】E:1 【耐久】E:1 【敏捷】E:1 【魔力】B:4 【幸運】C:3 【スキル1】文学転写:自分のサーヴァントの魔術攻撃時、補正値3を与える。 【スキル2】文字中毒:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 +2/16 尼子聖杯戦争 2/16 尼子聖杯戦争:キャスター 【願い事】生き別れた(らしい)兄を探す。 【バッドエンド】省略 【グッドエンド】省略 【その他】中立・中庸、人間、女性 【令呪】3 / 3 【HP】10 / 10 【筋力】E:1 【耐久】D:2 【敏捷】E:1 【魔力】C:3 【幸運】C:3 【スキル1】本の虫:任意のタイミングで真名看破を行える。 【スキル2】文字中毒:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 泥 名前 宮嶌 アヤ子(みやじま あやこ) 誕生日・年齢 4月23日・16歳 身長・体重 152cm・41kg 血液型 A型 好きなもの おにいさま、純文学、程よく甘いお菓子 苦手なもの 白い部屋、消毒液の香り(以降は塗りつぶされている) 特技 速読、お茶入れ、読み聞かせ 起源 退廃 属性 中立・中庸 魔術属性 水 魔術系統 呪術 魔術特性 転換、固定 魔術回路 質:B / 量:C/ 編成:正常(→異常) イメージカラー 菖蒲色(#cc7eb1) 略歴 日本の地にて細々と続くとある魔術師一族、宮嶌家の一人娘――なのだが、他家より貰われた養子である事をつい最近知った。 曰く、兄がいるらしいと知れば何故だが兄への思いばかりが日々募り、胸の内に巣食う“何か”に押されるようにして日々を過ごす。其内、兄の所在を知り、再会を願う為にと聖杯戦争へと身を投じる事となる。 尼子の地にて行われた聖杯戦争へと参戦。センセイと慕うキャスターを召喚し、最終戦まで勝ち残るものの敗退。内心、兄との再会というささやかな願いを抱く己より、報われるべき人が優勝した事に安堵している節もある。 :追記予定: 人物 至っておとなしい、穏やかな少女。何処か気弱とも取れる様子だが存外、為すべき事の為ならば歩みを止めぬ質ではある。 読書家で、自室は本で溢れかえっている。暇さえあれば本を読む、やや内向的なタイプ。 宮嶌家令嬢、次期当主という立場ではあるが威厳らしい威厳はあまりなく、只々穏やかで嫋やかな少女である。 存外に子煩悩というか、子供の相手をするのは好き。ただし騒がしかったり、アクティブすぎる子は少し苦手。 +人間関係 人間関係:サーヴァント キャスター いたって良好な関係、センセイ、アヤ子君と呼び合う仲。元々キャスターの作品のファンであった事もあり、たいそう慕っている様子。 宮嶌の中の“何か”が削れていく中で、けれどもストッパーになろうとしてくれている人。 アルターエゴ 夢の中で出会った貴女<お兄様>。或いはの可能性を引き寄せた人。 仮令兄でないのだとして、けれどもそれでも、確かに好いた、たった一人の人。 後の奇跡は、夢は、けれども“私”の永遠。誰よりも優しい、誰よりも愛しい貴女。 ルーラー 狂気の内にあれど、全てを統べ、楽園を目指す“同志”であり主従というよりは仲間、といったところ。 なんやかんやでお互いに気にかけている、ような気がする。 人間関係:その他 お兄様 憧れ。仮令届かずとも、何があろうとも、手を伸ばさずにはいられない“誰か” 市川 清太郎 宮嶌家の使用人、何かと親切にしてくれる彼へは大分心を許している。 能力 結界術の応用、並びに小説という文字を媒体とすることによって一時的に“空間”に“文学を転写”する。限りなく限定的なテクスチャの張替え……の、ようなもの。 文学における文字列の並びを、或いは作家の思いを呪言として唱える事によりある程度の再現を展開することが可能。 元来の素質故、養子でありながら宮嶌の家の魔術である“文学転写”は難なく馴染んだ様子。 その在り方をたどれば結界術というよりも呪術に寄った能力であり西洋の魔術とはまた違った方向性での魔術行使のプロセスを辿っている。 魔術回路編成は生来何事もなく至って正常なものであったが市川清太郎の願いの影響で在り方が歪んでしまった。 精神的には回復を見せこそしたものの、根底にある在り方自体は、さてはて。 【ささやかなる設定ネタ】 文字中毒:大凡精神汚染にも似たスキル。文字に引き込まれ過ぎればいっそ、狂気的にもなる……と、いいな、というPLのささやかな何かです(笑) 参戦する度、SAN値が減るね! ……という予定。少しずつ、少しずつ、狂気に飲まれる文系女子。 名前の由来は夢野センセイの瓶詰の地獄に出てくる市川アヤ子。兄の名前は市川清太郎、の予定。 【おまけ】 現在SAN値32/参戦ごとに「2d6/2d20」のSANチェック
https://w.atwiki.jp/fateonsen/pages/278.html
語録 こちらは聖杯戦争TRPGwithオンセンの用語集となっております オンセンSNS内で現れた固有名詞や各種設定のあるワード、記録に残る発言を纏めています。 編集は自由ですのでこれは面白い!と思った発言があればどんどん加筆修正していってくださいね! 英数字 あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 英数字 JUDO (ぜんさーう゛ぁんとひっしゅうかもく) パルニングオーダーのシールダーが扱う極東の武術。 第三帝国総統、親衛隊隊長、暗殺教団の指導者などもその強さを認め、自ら進んで学んだとされている。 君もJUDOを学んで☆5サーヴァントになろう! (◯-◯) (丸メガネの顔文字) もしかしなくても→日村ア! あ行 アジアンスラム・聖杯戦争 (あくにん・きょうじんぴーしーかんげいたく) GM:黒蝦蟇忍者による日帰り聖杯戦争。 アジアのどこかにあるスラム街『九頭竜街』にて「山村 零音」主催で行われる聖杯戦争。 GM的には舞台や監督役の雰囲気が醸すダーディさやアングラ感で他のGM様が主催する聖杯戦争との差別化を図っている、つもりらしい。 オールサイドオデッセイ (All side Odyssey) ━━それは、世界を超えたマスター達の物語…… GM スカラベサクレによるFGO式キャンペーン。 カルデアが本来起こり得る二部とは別の事件を解決した未来……突如地球を覆った亜空間『裏層虚点』にカルデア月面支部により平行世界から召喚されたマスター達が挑むというストーリー。 勢いとその場のノリでガバ成分を中和している。タイトルは一応伏線だったり。方向性が少年漫画や特撮、スーパーロボットものなのでできるだけ熱くしている。 詳細はこちら か行 閣下 (ぜったいせんてとるらんさー) 連作FGOシナリオパルニングオーダーのレギュラー鯖の一人。 裏事情に精通してる雰囲気を纏っており、見た目がショタなのにとても大人に見える。 絶対先手取るランサーの異名の通り、その先手判定値は驚異の17D7(期待値68)である。 あと地味に火力も高い。 さすが閣下やで。 鬼畜眼鏡 (きちくめがね) オンセン版聖杯戦争のPC、比良坂智也の渾名……渾名? PL:June 曰く「気に入った女の子を侍らせてる鬼畜」「ハーレム系主人公」。 比較的常識人枠の筈だが、赤い小悪魔に因縁つけられたり魔眼少女が工房を出入りしてたり相棒を(同意の上で)令呪自害させたり。 眼鏡は鬼畜属性の証。 解せぬ。 さ行 三下ア! (なんでおまえそんなやるきあるの?) パルニングオーダー第二章で最初に登場したNPC。 マスターを人質にとってサーヴァントと一対一の決闘を行うことを要求したため、誇りの無い三下と呼ばれている。 しかしこの三下出目が異常に高く、危うく先手判定の要を落としかけた。 JUDOが無ければ勝っていたかもしれない三下。 煤居 秋 (うすらわらいをうかべるおとこ) オンセン版としあきの聖杯戦争におけるやべー奴の一人。PL:一昨々日 一般通過死霊術師。 様々な聖杯戦争に現れては余計なことをするだけして楽しそうに死んで帰る問題児。 最近は聖杯戦争のほかに世界崩壊の危機にも関連している様子。 よくわからない人とシェアハウスならぬシェアボディしており一人称が安定しない。 何か事件に巻き込まれてしまったPCを作りたい場合こいつを黒幕にしておけば大体何とかなる。 周りにヤバそうなやつしかいないうえにヤバそうなやつは大体友達。 全部こいつが悪い。 でもこんな奴でも彼女がいる。 なんでさ。 戦闘続行系無効効果 (またてゅーでうすどのがしんでおられるぞ) 一時期流行ったHPが0になっても発動する宝具、スキル、ガッツ系、戦闘続行系と呼ばれるものに対する対抗策として現れた宝具効果。 その名の通りそれらの効果を発動させないことでガッツ系効果を持つ敵に対しても安心して立ち回れるのが強み。 読みの由来はあるシールダーが宝具を使用してガッツ効果を発動させる前に敵を落とした直後、あるセイバーがその宝具をコピーして更にガッツ持ちの敵を倒したことから。 テューデウスは二度死ぬ。 た行 盾子 (あかいあのだいえいゆう) 二次創作界隈ではマシュ・キリエライトを指すことが多いが、此方では鬼畜眼鏡こと比良坂 智也の相棒を指す(願望) 全体的に隙のない防御力を誇り、全体宝具の対象を自身に絞れるため、冬木式よりFGO式でとても厄介な動きをする。 但しアテナが嫌いな所為で神に弱い。データ的にも神性相手だと防御力が落ちる。 参加した聖杯戦争ではあまり碌な目に合わない。 な行 謎のヒロインT (ちょうぜつかわいいてぃーちゃん) オンセン版としあきの聖杯戦争におけるやべー奴の一人。PL:June 何でも出来るラスボス系聖杯少女。名前は謎のヒロインだが性格はBBちゃん。 よく他人の聖杯戦争に現れては意味深なことをつぶやいて去っていく子。 薄ら笑いの監督役と非常に仲が悪い。現在は一勝一敗らしい。 尼子聖杯戦争 (にしせいはいせんそう) GM:がぶによる、特に深い設定のない日帰り聖杯戦争。尼子市聖杯戦争等表記ゆれがある。「あまご」ではなく「にし」が正解。 頻繁に大量の魔力が吹き出る尼子市を舞台とした聖杯戦争で、たまに海獣と戦ったり、夏休みの宿題を取り返すFGO式なども行われる。 小学三年生の監督役がポンと聖杯で願いを叶えてくれることで有名。 世界を滅ぼすレベルの魔力リソースをゆうパックで送ったりする。 は行 パルニングオーダー (ぱるにんぐおーだー) ――それは救済を否定する旅路 GM:一昨々日による連作FGO式シナリオにおけるグランドオーダーの名称。 「正史」とは異なる道を辿ったカルデアのマスターたちが「剪定軸」または「接木」と呼ばれる世界にレイシフトし、その世界の支配者を打ち倒すことで世界を守るというストーリー。 他のPL様のPCや世界観、設定を巻き込みどんどん肥大化しており、作成者も風呂敷の丸め方が分からなくなりつつある。 詳細はこちら 日村ア! (ひむらあ) 連作FGOシナリオパルニングオーダーのレギュラー鯖の一人。 基本常識人のイケメン枠だが閣下のことになると暴走気味になる。 SANチェック宝具が売りだが今のところ成功したことが無く一章のラスボスに至っては1クリで弾かれたうえカウンター判定でファンブルして逆に行動不能になるという結果になってしまった。 頑張れ日村、負けるな日村、第三帝国復権のその日まで。 敏捷A+ (お帰りなさいませ) 一瞬席を外す宣言をした人が本当に一瞬で戻ってくる様。 A+は特にスキル補正などがない場合にマスターが出せるステータス上限の為、わかりやすく言うところめちゃくちゃ早い。 伏姫 (ふせひめ) 八犬士を見守る貞女にして神女。美しき守護者。 しかし、オンセン聖杯戦争では妙に俗っぽく描かれる。 ま行 「無理www」 (ふせひめくさはやすな) 主にセイバー・犬塚信乃の宝具や行動が失敗した時に、時空を超えて空に現れる伏姫が発する言葉。 犬塚信乃に限らず八犬士が失敗した時は必ず登場するはずなのだが、なぜか犬塚信乃のときにばかり現れる。他の八犬士は目立つ失敗をしていない証拠である。 や行 山村家 (いつのまにかふつうじゃなくなってたいちぞく) オンセン版としあき聖杯戦争にマスターとして登場する一族。PL:黒蝦蟇忍者 現在祖父、祖母、父、長女、長男、隠し子?が登場済み 遊戯聖杯戦争 (ぎゃぐとしりあすのしゅうせきじょ) GM:Juneによる日帰り聖杯戦争。監督役は桜色の髪の子。 時間軸・世界線に関係なく参加者を選定する特別空間であり、その名の通り外界には一切影響を及ぼせない。 霊気未満のシャドウ・サーヴァントが条件付きの補助に入る場合もある。 何故かは分からないが、割と善性の存在が集まることが多い。 初期設定ではオリジナル本人が監督役としてハッチャケていただけのギャグ空間であったが、設定変更でシリアスになった。 ら行 濫造聖杯戦争 (やべーやつらがあつまるばしょ) GM:一昨々日による日帰り聖杯戦争。 なんだかんだあって聖杯が大量に作成されることになった世界における聖杯戦争……のはずだったが他のGM様の聖杯戦争ともつながりつつある。 ショゴスっぽい監督役や薄ら笑いの監督役が取り仕切っていることが多い。 別にそういう勧誘をしているわけじゃないのになぜかやべー奴が集まる傾向にある。 ナンデダロウナーフシギダナー 料理力3(りょうりりょく3) GM:Juneの遊戯聖杯戦争外伝「不思議の国のバレンタイン」での料理対決において、監督役であるアリスが叩き出した数値。 担当PLよりメシマズ認定されていたルーラーより低い数字であり、鍋からは謎のうめき声が聞こえた。 わ行
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/302.html
彼女は数百年も暗い地下室の中に閉じ込められていた。 普通の人間なら発狂してもおかしくないが、彼女は人間でもなかったし最初から狂っていた。 そもそも、閉じ込められていたが、出ようと思えばでれた。ただ、出ようと思うことすらなかったのだ。 彼女の名はフランドール・スカーレット。幼く可愛らしい少女の姿をした吸血鬼である。 「きゅっとしてドカーン」 笑いながら手をにぎる。 次の瞬間、フランドール……フランの呼び出したサーヴァントは木っ端微塵に砕け散った。 それが彼女の力、ありとあらゆるものを破壊する程度の能力である。 全ての物質には「目」という最も緊張している部分があり、そこを攻撃することで対象を破壊する事ができる。 しかし彼女は、その「目」を自分の手の中に移動させることができ、手を握り締めて「目」を壊せば無条件で対象を破壊できる。 無論、「目」は物質だけでなく人間にも妖怪にも存在する。……と、いう物騒なものだ。 「え?コレで終わり?つまんない」 屋敷の宝物庫で偶然見つけたゴフェルの木片でできた杖を掴みながら言った。 フランは見た目こそか弱い子供の姿ながらも、高い身体能力、魔力、特殊能力をもつサーヴァントクラスの存在。 この聖杯戦争でトップクラスの実力をもつになマスター候補なのだ。 召喚され実体化する隙にいきなり攻撃されれば、いくら歴戦のサーヴァントであろうとも反撃なく倒れるだろう。 マスター予選。 元から狂っていたせいなのか。そもそも、屋敷の外を出歩いた経験が殆どなかったせいかわからない。 目に映るものすべてに、如何しようもないほどの違和感を得てしまう。 「おかしいな~」と、しばらく考え込むと、30秒で本来の記憶を取り戻した。 聖杯戦争のルールにしたがって、サーヴァントが召喚の準備に取り掛かる。 方法は記憶が戻った時に、箱舟から頭にインストールされている。魔力量の大きいフランにはサーヴァントを呼び出すなど簡単なことであった。 さて、彼女は現れた人物を見て思う。 サーヴァントはこの聖杯戦争でのパートナーである。そして、歴史上の英雄。 自分が呼び出したんだもん。ものすごく強く壊れにくい存在のはずだ。そうに違いない。 (どれくらい壊れにくいんだろう、 きっと、英雄っていうくらいなんだから、すっごく、すっごく、壊れにくいんだよね) フランは目の前の人間が一体どれだけ壊れにくいか試してみることにした。 好奇心に負けた結果がこれである。 「ううっ、コレからどうすればいいんだろう」 フランは頭を抱えた。 サーヴァントと共に月の聖杯を手に入れる。でも、自分のサーヴァントはもう壊れて動かなくなってしまったのだ。 最初から『全てを破壊する程度の能力』を使うなんて、よくよく考えてみれば試し方を間違えていた。全然楽しくない方法だ。 なんという失敗を犯したの。いや、まだ予選なのよ。手は他にもあるわ。 新しくサーヴァントを手に入れる方法はあるかもしれない。 「大丈夫よ。きっと大丈夫」 フランは自分に言い聞かせるように口にした。 「ええ、大丈夫です。問題はありませんよ」 そして、返事が帰ってきた。 「なせばなる」 「そう、本人の気持ち。勝ち残れるかは本人の意思次第です。 最終的には意志の強さこそ、この情報世界で行われる聖杯戦争ではもっとも必要な要素と言えますね」 「ねーねー、私フランドールっていうの、一つ聞いてもいいかしら?」 「フランドールさん。よろしいですよ、お聞きしたいことがあるならいくらでも」 全身黒ずくめの衣装に身を包んだ長身の男。 先ほど木端微塵に砕け散ったはずの彼は、あくまでも平然とフランドールの質問に答えた。 「フランて呼んでいいから、あなたのお名前おしえてくれる?あと、何で壊れていないの」 「まずは名前から、私は赤屍蔵人ともうすものです。このたびはアサシンのサーヴァントとして呼び出されました。 最も暗殺者ではなく、医師や運び屋として働いていますが、ね」 フランに対して赤屍は帽子を脱いで頭を下げた。 「次に、なぜ、壊れていないか?と聞かれたなら、聖杯戦争はフランさんと相性のいいサーヴァントが呼び出される。 すなわち、この私みたいにフランさんがすぐ聖杯戦争に負けてしまわないサーヴァントが呼び出されるということです」 「本当にそうなの?禁忌「レーヴァテイン」、えい、や」 フランの炎をまとった杖が赤屍蔵人の胸に突き刺さった。 その杖はボキボキと鈍い音を立てながらアバラを砕き、肉を焼きながら心臓へと到達。そこで一旦、フランドールはグリグリとねじり込んだあと引き抜いた。 ぽっかりと穴のあいた胸元から大量の赤い血が吹き出したが、すぐに血は止まり傷はふさがっていく。 「すごいや、せんせー。本当に壊れないや」 フランドールは自分の攻撃を受け全く変わらずたたずむ赤屍に感心して言った。その顔は返り血まみれながらも微笑みが浮かんでいる。 赤屍は「少々、お待ちを」と、コートのポケットから取り出したハンカチでフランドールの顔の返り血を拭き取る。 「ところで、フランさん。先生というのは?」 「ん。だって、お医者さんなんでしょ。だったら、せんせーって呼ぶんだよね。お本で読んだよ。 でも、挿絵にかいてあったのは真っ白な服をきていたような?まあ、いいや」 「先生と言われてみれば先生ですね。 では、私からも伺いたいことがまだ2つほど」 血で汚れたハンカチをポケットの中にしまい込んだ。 「なんでもフランに聞いていいよ。せんせー」 フランは任せなさいと、胸を拳で軽く叩いた。 「では、フランさん。あなたがこの聖杯戦争を参加した目的とこれからの方針を」 「フランはいっぱい遊ぶために参加しました。あと、方針~、方針って言われても、なんだろ?」 フランは首を傾げた。 この聖杯戦争という遊びのルールは頭の中に入っている。ルーラーというサーヴァントには逆らうな、NPCという人の姿をしたものは壊しすぎるな、そして、生き残った者が優勝して何でもかなえるという聖杯を手にする。 そういう遊びならとりあえず、全部壊すのではいけないのだろうか。他にも別の遊び方が有るのだろうか? 「記録では聖杯の破壊。聖杯の奪取など、管理者への反逆が行われたと言われます。 この戦いも過去の聖杯戦争をモデルに作られているとしたら」 「そういうことをやっても構わないってことだね」 「基本的にルールは守るべきものですが今回の聖杯戦争は奇妙な点が多い。そもそもルーラーという存在そのものが必要とすら思えません」 『ルーラー』などと言われるサーヴァントが本当に必要であるか、それが疑問である。 かつて、月で行われた聖杯戦争では『ルーラー』などという抑止力がなくとも争いが行われていた。 方舟と月の聖杯戦争が同質と仮定するなら、ルールに違反したマスターたちはプログラム消去を行えばいいのだから。 付け加えるなら、フランドール同様に、たまたま巻き込まれた人間。そのなかでも、殺し合いに乗りたくない人々は分かりやすい敵役である『ルーラー』を倒すために一致団結しないだろうか? まるで『ルーラー』は倒されるために存在しているように思えてしまう。 裏があるのは確実だろう。 「また、純粋に聖杯戦争のルール通り動くとしても、まずは情報収集に徹する。 強者限定で戦う、弱者を助けるために動く。無差別に襲う、同盟を組む、積極的に動かず籠城するなど方針は数多くあります」 「せんせー。質問。 たくさん方針あるけど、どれが一番面白い遊びなの」 フランドールが手を上げて赤屍へと疑問を問いかける。 同盟ってどんな感じなんだろう?管理者への反逆というのも琴線に触れた、胸が熱くなりそう。強者……、つまり楽しい相手と遊ぶんだよね、これも楽しみ。 無差別、……ただただ破壊し続けるっていうのもシンプルで悪くないなあ、他にも楽しそうなものはたくさんある。でも、どれが一番かは分からない。 「どれを楽しいと思うか、ですか。 それは人それぞれ違います。フランさんにあった方針はフランさんが見つけるしかありません」 自分で見つける。フランは赤屍のことばを頭の中で反芻する。 「ん~。そうだ、いいこと思いついちゃった。 一つずつ試していけばいいんだ」 【クラス】アサシン 【真名】赤屍蔵人@ゲットバッカーズ~奪還屋 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運D 宝具EX 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 血液操作 A+ 血や血と混ざり合った物体がメスや剣などになる能力。 創りだした武器はアサシンの意思で動かすことができる また、毒物などの状態異常を無効化する。 投擲(短刀):B 医療用メスを弾丸として放つ能力。 心眼(真):B 戦場にて培った洞察力。 対象の能力と状況を冷静に把握し、次の動きを予測する医師特有の経験則。 逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 外科手術:C 戦場で受けた傷に対して、応急処置を施すことが出来る。 本業ではないが、産婦人科や内科の技術も会得している。 【宝具】 『死の純度(量子力学不確定性原理」)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1 万物は赤屍蔵人に認識されて初めて存在する。 赤屍は自身の死を想像できないために死ぬことはない、死は他人ごとである。 不死殺しや再生阻害に構わず肉体は再生するが、一定ダメージで戦闘不能になる。 サーヴァントであるため魔力を消費しすぎると限界できない。 ただし、攻撃のランクに応じて再生スピードは上昇、再生のために必要な魔力は減少する。 EXクラスの攻撃ならば、宇宙が消滅しても魔力の消費なく一瞬で復活するだろう。 【weapon】 『メス』 磁石につかないチタン合金製や電気を通さないセラミック製のメス。 アサシンはそのメスを体内に隠し持っている。 『ブラッディソード』 血液で創りだした西洋風の剣。 敵が一定以上の実力を持っている時に好んで使用する。 【人物背景】 通称「Dr.ジャッカル。殺人が趣味という史上最低・最悪の運び屋。 黒い帽子にラテックスの手袋、黒衣に身を包み、涼しげな風貌には常に微笑を浮かべる。 格下相手でも紙クズのように切り刻む冷酷さをみせ、人を殺すことを愉しむ殺人嗜好者として知られる。 基本的に一対一のシンプルな戦いを好んでいる。 また、結果より過程を好み、そのために「いつか背後から命を絶たれる」と友人から忠告を受けている。 実際に、攻撃を見守っていたら体中が穴だらけになったり、味方の美しい戦いに見惚れている間に刀で全身メッタ斬りにされた。 相手の実力を引き出すための舐めプもよくやっている。 戦闘狂で殺人狂ながらも戦う意志を持たない非戦闘員を殺すことはまずない。 病気になった主人公のお見舞いに果物持参で訪れ、 女子高生にメールアドレスを聞かれたら素直に教え ファミレスで破水していた妊婦を偶然見つけて赤ん坊取り上げたこともある。 また、「か弱い人間はこりごり」と漏らすが、女・子どもに甘いところもある。 元は戦場医で、とても大切に思っていた少年を救えず、戦場の忌まわしく悲しい現実を前にして、 神を呪い絶望に沈み殺戮に至る力を求め、意志の力を知り生死を越えた超越者となった。 実力は蟲偏くらいまでしか出せない。 不死殺し、ゼロ秒行動、時間無視、次元切断、次元移動、完全無限増殖、完全消滅攻撃などは魔力不足で使用不可。 【サーヴァントとしての願い】 無し、マスターの意思に従う。 【基本戦術、方針、運用法】 速さと不死性、毒物耐性、経験則による高い技量によって撃破が困難なサーヴァントといえるだろう。 中距離や近距離をまんべんなく戦え、医術など補助に適したスキルを持つため穴は極めて少ない。弱点といえるのは火力の少なさと常時発動するEX宝具による魔力消費だろうか。 ただし、一時的に戦闘不能にはできるため油断は禁物である。 宝具の性質上、チートクラスの強さや宝具を持つ相手には撃破できなくなる。チートキラー。 【マスター】フランドール・スカーレット@東方紅魔郷 【参加方法】紅魔館の宝物庫でゴフェルの杖を見つけた。 【マスターとしての願い】いっぱい遊ぶよー 【weapon】 ゴフェルの杖。魔術の補助程度にはなるだろう。 【能力・技能】 吸血鬼であり、眼にも止まらぬスピード、岩をも砕くパワー、強力な魔法力と言った高い身体能力を持ち、小手先のテクニックを無視する。 日光に弱くても、肉体も非常に頑丈に出来ており、高い再生能力を持つ。 また、ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を保有している。 魔力で弾幕を放ったり、炎をまとった杖で攻撃などをする。 ひとえに燃費が最悪の赤屍を現界できるもの彼女の潜在能力会ってのこと。 ただし、引きこもりであったため、戦闘経験や駆け引きなどには期待できない。 日光への弱さゆえに昼間は太陽の隠れた場所でしか移動できない。流水、煎った豆など弱点も豊富である。 【人物背景】 七色に光る特徴的な形状の翼を持つ吸血鬼。 本人曰く495年間一度も外に出ておらず、ずっと地下に居たという。少々気がふれていためあまり屋敷の外に出してもらえず、 また彼女自身も外に出る気がなかった。紅魔館を訪れた者がまれに見かける程度で、滅多に紅魔館から出て来ず、 幽閉、もしくは引き籠もりの噂があるとなっている。 【方針】無差別
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/43.html
【オープニング】 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 OP 聖杯戦争異聞録 帝都幻想奇譚 魔人アーチャー(織田信長) 不明 開幕前 ◆devil5UFgA OP カイン&魔人アーチャー カイン(直哉)、魔人アーチャー(織田信長) 聖杯内部 本格開始前 ◆devil5UFgA 【登場話】 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 -022 高坂穂乃果&セイバー 高坂穂乃果、セイバー(アマテラス) ◆.OfI.CoB/2 -021 神の摂理に挑む者達 鹿狩雅孝、セイバー(カーズ) ◆yy7mpGr1KA -020 南ことり&アーチャー 南ことり、アーチャー(ヴィンセント・ヴァレンタイン) ◆devil5UFgA -019 羽藤桂&アーチャー 羽藤桂、アーチャー(白露型駆逐艦四番艦『夕立』) ◆RWOCdHNNHk -018 園田海未&ランサー 園田海未、ランサー(キュアラブリー) ◆devil5UFgA -017 アインツベルンが悪い 衛宮切嗣、ランサー(獣の槍) ◆lnFAzee5hE -016 渋谷凛&ランサー 渋谷凛、ランサー(アドルフ・ヒトラー) ◆Y0s8yQbTc2 -015 悪魔くん聖杯戦争(法) 松下一郎、ライダー(ザイン) ◆lnFAzee5hE -014 峯岸一哉&ライダー 峯岸一哉、ライダー(バビル2世) ◆devil5UFgA -013 島村卯月&ライダー 島村卯月、ライダー(マーズ) ◆HQRzDweJVY -012 宇佐見蓮子&ライダー 宇佐見蓮子、ライダー(伝説のモグラ乗り) ◆R1q13vozjY -011 マエリベリー・ハーン&ライダー マエリベリー・ハーン、ライダー(十四代目葛葉ライドウ) ◆g33OtL8Coc -010 槙島聖護&キャスター 槙島聖護、キャスター(フェイト・アーウェルンクス) ◆nEZ/7vqpVk -009 ふうまの御館&キャスター ふうまの御館、キャスター(加藤保憲) ◆devil5UFgA -008 七原秋也&キャスター 七原秋也、キャスター(操真晴人) ◆Y4Dzm5QLvo -007 狡噛慎也&アサシン 狡噛慎也、アサシン(焔) ◆arYKZxlFnw -006 ユズ・アサシン 谷川柚子、アサシン(復讐ノ牙・明智光秀) ◆Ee.E0P6Y2U -005 ジョーカー&バーサーカー ジョーカー、バーサーカー(ギーグ) ◆devil5UFgA -004 桐山和雄&ザ・ヒーロー 桐山和雄、ザ・ヒーロー(ザ・ヒーロー) ◆devil5UFgA -003 聖杯のUTSUWA リエンス王、ダッジャール(カオスヒーロー) ◆lnFAzee5hE -002 救世主の救い方 ロウ・ヒーロー、エンジェル(無道刹那) ◆TAEv0TJMEI -001 Ruler and Dominator ルーラー(シビュラシステム) ◆GOn9rNo1ts 【DAY BEFORE】 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 000 DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命 運命に挑む者達 東京 日常 ◆devil5UFgA