約 98,828 件
https://w.atwiki.jp/bluemonday_ship04/pages/71.html
新しいものを上に追加していく形にしましょう 2014年08月26日 18 00 2014年07月27日 14 30 2014年07月27日 15 00 2014年07月20日 22 00 2014年07月20日 15 00 2014年07月18日 23 001班 2014年07月17日 23 001班 2班 2014年07月16日 22 001班 2班 2014年07月16日 20 00 コメント 2014年08月26日 18 00 遊撃 Ra視点(白桃) その1 遊撃 Ra視点(白桃) その2 2014年07月27日 14 30 青塔 Ra視点(白桃) その1 青塔 Ra視点(白桃) その2 2014年07月27日 15 00 青塔 Ra視点(白桃) その1 青塔 Ra視点(白桃) その2 2014年07月20日 22 00 紫塔 Fo視点(白桃) その1 紫塔 Fo視点(白桃) その2 2014年07月20日 15 00 紫塔 Ra視点(白桃) その1 紫塔 Ra視点(白桃) その2 2014年07月18日 23 00 1班 白塔 Fo視点(KAMA) その1 2014年07月17日 23 00 1班 青塔 Ra視点(白桃) その1 青塔 Ra視点(白桃) その2 紫塔 Fo視点(KAMA) その1 紫塔 Fo視点(KAMA) その2 2班 青塔 Fo視点(みん) その1 青塔 Fo視点(みん) その2 紫塔 Fo視点(もじゃお) その1 紫塔 Fo視点(もじゃお) その2 2014年07月16日 22 00 1班 西側 Ra視点(白桃) その1 西側 Ra視点(白桃) その2 Fo視点(KAMA) その1 Fo視点(KAMA) その2 Fo視点(もじゃお) その1 Fo視点(もじゃお) その2 2班 Fo視点(みん) その1 Fo視点(みん) その2 2014年07月16日 20 00 Fo視点(KAMA) その1 Fo視点(KAMA) その2 外部募集 Ra視点(白桃) その1 外部募集 Ra視点(白桃) その2 コメント 名前
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/8239.html
解説 humi氏(アンニュイ氏)の希望vs絶望シリーズのリスペクト大会。ルールは本家新章と同じ。 ルール 試合は1R60秒(600カウント)、2R先取。 希望軍と絶望軍に分かれて戦うチーム戦。希望軍は狂中位前後、絶望軍は狂最上位前後。 希望軍は3敗で、絶望軍は1敗で脱落。 絶望軍が希望軍に倒された場合、希望軍の仲間になる(裏切り)。裏切りが絶望軍を倒しても仲間にならない。 10名脱落ごとに、ランダムで1人復活。 10戦ごとにタッグvsシングル戦(10戦目は希望軍2人vs絶望軍1人、20戦目は希望軍1人vs絶望軍2人…を繰り返す)。タッグ戦で絶望軍を倒しても仲間にならない。 どちらかのチームが1人もいなくなるまで続け、残った方が勝利。 出場選手 + 希望軍(50名) キャラ名 製作者名 カラー 設定 Aはぁと aaa氏 7P 食らい抜け:100、ダメキャン:700 アナザーブラッドQ Akagi氏/QAZ氏AI 12P チャンスメイク:10 バルバトス・ゲーティア クロガネ氏 7P 鋼体:5、ガード:10、もっと痛みを楽しむ:ON、ボスモード:OFF ボウケン humi氏 バグレイ 熄癈人氏 7P 親捏造OFF CCホウオウ 雑魚氏 セレネ piyo氏 チートバグミズチ 雑魚氏 なんどもお:1、えふだスペシャル!:1、ぶんれい:3、さいしょから:1part3で さいしょから1→0 に変更 地球大進化 ムシム氏 環境変動スイッチ1 HIGE しげふらいど氏 2P ダンボール穣子 Moiky氏 伊達政宗 ニート運送氏 7P 援軍:100、常時一撃、雑魚氏一撃強化スイッチ適用 エリザベート・レミリア・スカーレット レッドスカート氏 霊撃:1、一括設定:5part7で更新 FR繭 EINZBERN氏 7P 激おこジョインジョイントキィ humi氏 ジャッキー先生 リック氏 8P 常時AI起動 影楼 macbeth氏 3P 魔性のお市 みーご氏 魔砲少女青子 駄菓子菓子氏 7P 無敵グリフォン chimp氏 MCS ヤンマー氏/名無しのぽろろしパッチ 3P 有間都古(COH) 如月竜人氏 12P 開幕覚醒、覚醒状態イントロ、覚醒設定1、常時BH、ファイナルアーク4、12P専用AIon 水蓮邪EX みーご氏 サンデー毛利 ニート運送氏 七夜死貴 3104氏 5P 鬼穣子 ニーサン氏 オロチ・ソウル モジャック氏 5P 岸波パチュリー レッドスカート氏 3P サイキカルMB 7P R久那妓 lunatic氏 S阿求 aaa氏 5P 小龍 macbeth氏 8P 昇リュウ 雑魚氏 一撃思考、hit抜け:100 諏訪大陸 にんにく氏 ジョンス・リー キシオ氏 11P 宇宙元帥戒厳 みるきー氏 7P わかさぎ姫 ピカポン氏 12P Widerspruch 熄癈人氏 荒ぶる大地の社 モジャック氏 4P 追加キャラ Snow_Wolf Oracle 8P Vesta エメル氏 4P part4で更新 シャルラッハロートMA みかえる氏/YK氏AI 12P ドクオ サクラ氏 12P G-緋雨閑丸 momoma氏 5P ストライダー飛竜 kong氏/風見氏AI(旧) AI:12、ウロボロス4、無敵ウロボロスON Null-Existence X メルト氏/凶悪ロダ産狂化パッチ 3P ダメージ制限:9999、タゲライフ即死可:1 神ベガ marancv氏/名無しのぽろろ氏パッチ ブロッキング:800 高野レン 全自動氏/bus氏強化パッチ 7P 仮面ライダーブレイド 亜-人氏 AI:2 超鬼畜トキ (笑)氏 なおヴァルキリーまどかさん様は、OPにはいたがpart1で変更。 + 絶望軍(40名) キャラ名 製作者名 カラー 設定 Aジェダ aaa氏 10P ゲージ自動回復:1、ステ抜けOFF、ダメキャン:700、永続ターゲットレベル:0、AIレベル:3 アルファ・ゼロ かませ氏 7P アナスタシア rakurai氏 10P 直ガ:10 アザゼル SAMSARA氏 狂紳士ルガール piyo氏 12P 永久:ON、カイザーフェニックス使用制限:3、G・スクィーズ使用制限:3、ブロッキングレベル:19part17で更新 カラミティ・カイン ゴクト・R氏 Cパチュリー 熄癈人氏 Divergence_Mind Oracle氏 10P ERESHKIGAL_Easy EINZBERN氏 12P 威武菌_進香 にんにく氏 12P G-名雪 rakurai氏 7P AI:4、リコイル:7 ガブリアス Xボックス アルフライト氏 11P たべのこし:1 マシロふぁんぐ lunatic氏 1P 覚醒:ON ゴッドワルド SAMSARA氏 覇王丸 NRF氏/ディオボロ氏改変パッチ 7P Hei_F FLAM氏 12P 黒龍 屠神氏 6P ブロッキング:5 レヴィアタン SAMSARA氏 ロリ・オロチ humi氏 魔砲少女リリカル@シャンハーイ lunatic氏 4P 硬さ:0、即死威力:1 猛禽王ペットショップ 雑魚氏 レアアクマ PotS氏 雷神政宗 ヤンマー氏/リュウセイ氏パッチ 1P 自重あり、火力1.0、AI 8、その他デフォルト 竜子1st OGGY氏 スーパーメカ翡翠 仮氏 S美鈴 熄癈人氏 4P 世紀鬱覇者ラオウ 雑魚氏 魔王化ON ティルフィング ヤンマー氏 4P 野生七夜 humi氏 12P ザガン 軟骨カレー氏 12P 開幕覚醒 追加キャラ dcスタン 1/8192氏/リュウセイ氏パッチ 11P 常時AI:ON、AILv:13、ゲーム難易度:6、皇王天翔翼(PS版)発動確率設定:3、フラッシュガード:10、ダメージブレイク:10、ガード時CC:OFF、最小CC:6、最大CC:15、物理攻撃:1.4、昌術攻撃:1.3、ダメージ補正:.3、BCダメージ補正:4.0、Pow取得補正:3、HP回復補正:.2、クリティカル発生率:24、攻撃力補正:1、アイテム使用:1、ペネトレイト:0、PS版皇王天翔翼:2、1ラウンドから斬空天翔剣:OFF、宝石1:7、宝石2:11 六丸都古Re 609z氏 7P part16で更新 秋葉R A.M氏 強化1part4で更新、対巨乳スイッチ:ON(更新前もON)part13で更新part17で更新 JCフラン プレート氏 12P ガタノゾーア muu氏 試合中回復OFF、TU回復ON、AI:10 殺人姫 プレート氏 10P マーシャル apelao氏 U霊夢 熄癈人氏 裏切りOFF 吹き荒ぶ旋風のゲーニッツ モジャック氏 12P アルマ・スカーレットNM 将棋好き氏 3P 関連大会 狂最上位・男女対抗チームバトル【凶悪】 コメント 記事作成乙です!ありがとうございます! -- 石凪紫一 (2016-01-22 13 32 20) みやこちゃんぷりちー! -- 名無しさん (2016-01-22 16 34 22) ↑2 完結乙です!ページはそのうち作ろう作ろうと思っていたのですが遅くなってしまいました。関連大会が空白なので次大会はよ -- 名無しさん (2016-01-22 20 37 22) 名前 コメント マイリスト
https://w.atwiki.jp/shineoflife/pages/196.html
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ 竜「なんだよこれ・・・」 シオン「か・・・怪物蛇‼‼‼‼‼」 エミ「まさか・・・ホワイト・エンペラー・・・」 エレン「ホワイト・エンペラー?」 夏希「世界最強の蛇で、この世で最も竜に近いと言われる怪物です・・・北極圏に住み、クジラや鮫を食べるほど獰猛と聞いたことがあります」 エミ「水中でも陸上でも生きれる生命力から、白帝蛇の皮は食せば寿命を五年延ばすとか・・・」 猛「やばすぎだろ・・・」 竜「まずい・・・ケイとレナを狙ってるぞ‼‼‼‼‼」 ケイ「なぁ・・・何か口に溜めてね?」 エミ「す・・・すごい嫌な予感」 竜「まず過ぎだろ‼‼‼‼‼」 鬼鮫‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 竜「効かねえか」 猛「とにかく、お前ら攻撃を阻止してくれ、もしもの時のために俺はケイの警護につく」 超瞬 シオン「りょーかい‼‼‼‼‼」 エレン「目隠しするぞ‼‼‼‼‼」 SMOKE BOMB‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ グラス・ホールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 夏希「私もケイさんのところへ行きます‼‼‼‼‼」 グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ エレン「く・・・ビーム発射しやがったか‼‼‼‼‼?」 シオン「見えてない以上、無差別だ・・・そうそう当たらねえよ」 猛「ハァ・・・ハァ・・・カスった・・・」 夏希「大丈夫ですか‼‼‼?」 猛「袖をコスっただけで引き込まれそうになった・・・多少重力加工されてるかもしれねえ」 夏希「向こうは大丈夫でしょうか」 ケイ「・・・・・・」 猛「ケイ‼‼‼‼‼‼」 夏希「ケイさん‼‼‼‼‼」 猛「かろうじてレナは守ったか・・・さすがだな」 夏希「直撃・・・してる・・・」 猛「あのタフなケイを一撃でノックアウトか・・・」 夏希「体の組織が消し飛んでる・・・どうしよう・・・」 猛「とりあえず俺が二人背負って船へ向かう、着いたらお前応急処置してくれ」 夏希「でも・・・私・・・」 猛「応急処置でいい、血止めるだけとかなんかできることないか?」 夏希「はい・・・何とかします」 竜「お前ら‼‼‼蛇が船を狙ってる‼‼‼お前ら今どんな状況だ‼‼‼?」 猛「レナとケイが重症だが、ひとまず船まで来れた」 夏希「ま・・・またビーム‼‼‼‼?」 エレン「俺らも急いで向かってるが、まず間に合わない、逃げるか守るか・・・とにかく何とかしろ‼‼‼」 夏希「・・・お願いがあります」 猛「何か策があるのか?」 夏希「・・・私をあの蛇の顔面に投げてください‼‼‼‼‼」 猛「どうする気だ‼‼‼‼?」 夏希「策はあります」 猛「分かった、お前に託そう」 夏希「一瞬でいいので、動きを止めていただけませんか?」 シオン「そういうことなら任せな、頼むわエミ」 エミ「了解」 竜「何する気だ?」 シオン「見てりゃわかる」 エミ「行くよー・・・白の補助魔術」 援助‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 竜「それって確か・・・光炎組のやつが使ってた・・・」 エレン「あれは黒魔術だろ、まあ似たような物か」 シオン「サンキュー、これだけ強くすれば一瞬なら止まるだろ・・・夏希ちゃん、タイミングは任せるよ」 夏希「今お願いします‼‼‼‼」 シオン「りょーかい」 強化グラス・ホールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ エレン「やっるー‼‼‼‼」 竜「ビームが来る‼‼‼‼‼」 猛「行くぞ‼‼‼‼‼」 ビュッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 夏希(下顎を上向きに突ければ・・・) ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・ 夏希「う・・・」 竜「夏希‼‼‼‼‼」 エミ「食らっちゃった・・・」 ガッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 夏希「・・・・・・」 ドサ シオン「大丈夫か‼‼?」 エレン「・・・夏希・・・よくやった・・・船は無事だ」 ダッ 猛「夏希ちゃんは無事か‼‼?」 エミ「んなわけないでしょ‼‼‼・・・もう・・・どうすればいいのか・・・」 竜「泣き言いってんな・・・やるしかねえだろ」 ザッパーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼ シオン「逃げた・・・のか?」 エレン「夏希の一撃、結構効いてたんだな」 エミ「よかったー・・・」 竜「とりあえず夏希を船に運んどけ、俺と猛は翔平達のところへ・・・」 ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 猛「竜‼‼‼‼‼」 シオン「下から蛇‼‼‼‼‼?」 エレン「バカな・・・」 エミ「ウソ・・・」 竜「が・・・あ・・・」 ドサ シオン「ち・・・竜がやられたって・・・やばいぞ」 瓢河「・・・もう・・・終わりか?」 ミナト「ハァ・・・ハァ・・・この・・・」 紫竜「・・・化け物かよこいつ・・・」 クロ「何て野郎だ・・・」 翔平「ハァ・・・こっちの攻撃・・・全く効いてないし・・・」 紫竜「最後のかけだ・・・お前ら・・・分かってんな」 クロ「同時攻撃な、行くぞ‼‼‼」 ミナト「おう‼‼‼」 グラビティ・ショック‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ レッド・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 虎覇斬‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 覇掌‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 瓢河「確かに・・・避けるのは無理そうだな」 アイス・キャッスル‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ ミナト「ウソだろ・・・」 ゴッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 瓢河「が・・・なに・・・」 クロ「俺だけ一瞬早く出したからな、お前ら行け‼‼‼‼」 グラビティ・フィールド‼‼‼‼‼‼‼‼‼ ミナト「んな事だろうと思ったよ、一瞬体勢を崩せば縛れる」 レッド・シュート‼‼‼‼‼‼‼‼‼ 瓢河「ち・・・」 ミナト「決めろ紫竜‼‼‼‼」 クロ「よしっ行ける‼‼‼‼」 紫竜「二刀流‼‼‼‼‼‼‼‼」 獅王・・・ サンダー‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼ クロ「く・・・」 ミナト「これは・・・雷‼‼‼‼?」 翔平「紫竜‼‼‼‼‼」 紫竜「が・・・あ・・・」 ドサ 瓢河「さ・・・さすがに焦ったぜ・・・おいビリビリ野郎、俺ごとやろうとしただろ‼‼‼」 威加槌「どーせ俺がやらなきゃ斬られてたろ?」 クロ「イカヅチ・・・だと・・・」 翔平「・・・威加槌・・・」 ミナト「マジ・・・かよ・・・」 瓢河「ほぉ、お前ら威加槌と知り合いだったか」 威加槌「余計な事言いやがって・・・」 瓢河「どういう意味だよ」 威加槌「まぁそれは後でな・・・まずこの三人片すぞ」 瓢河「急に出てきて何言ってんだテメェ‼‼‼‼」 威加槌「相変わらず強面だな・・・分かったよ、俺は黙って見ててやる」 瓢河「当然だよバカ野郎」
https://w.atwiki.jp/kurosuke27/pages/47.html
空白
https://w.atwiki.jp/ojtc/pages/24.html
https://w.atwiki.jp/z-oni/pages/146.html
先程の邂逅から約二十分。 夕焼けに似た不気味な空の元、二人の少年、織田敏憲と豊穣礼佑は連れ立って歩いていた。 「ねぇお兄ちゃん。どこへ行くの?」 「なるべく鬼の来なさそうな所へさ。僕一人だけならともかくお前も連れてるからね」 「ふーん、でもそれだと他の参加してる人にも会えなんじゃない?」 「心配いらない。まず鬼のいなさそうなところへ行こうっていうのはみんな考えることだ。 だから学校みたいな如何にも人が集まりそうな所よりも少し外れた所の方が人には会いやすいはずだ」 バイクにも乗っていないのにフルフェイスヘルメットで表情を隠しつつ、織田はわずかにその不細工な眉をひそめた。 今同行しているこのクソガキ奴僕、時々発言が妙に聡いところがある。 最初出会った時は迷子のように語っていたにも関わらず、今は鬼ごっこの参加者の視点に立って自分に話しかけてきている。 それも、至極冷静に。 勿論そこまで違和感を感じる訳ではないし、今の所脅威は感じない。 ただ、少し引っかかるだけだ。 (まぁ、いい。このまま人と出会わず昼を過ぎるか、おかしな動きをしたら撃ち殺してやるだけさ) 懐のワルサーの感触を確かめつつ、「イヒッ」と下品な笑みを漏らす。 彼はあまり人と出会わない様ならば足手まといを抱えて歩くつもりは毛頭無く、この見た目幼児を容赦なく切り捨てる心づもりだった。 第六十八回戦闘実験プログラムでも彼はゲームに乗っていた人間であり、例え幼児であろうと、利用し、切り捨てられる人間だった。 (なーんて、不細工面に似合った事考えてるんだろうなぁ) そんな織田の下卑た考えは、四歳児をはるかに超越した頭脳を持つ礼佑にはお見通しなのだが。 とは言え、このままでは不味いのは事実である。 四歳児離れした頭脳を持っているとはいえ、礼佑は肉体的には幼児でしかないし、武器になりそうな物も取り上げられてしまっている。 彼はそれを丁度いいハンディだと思っているがそろそろ状況を変える新たなカードが欲しい。 そう思った時だった。 ―――ザザッ はいぱーびじょんだいありーからノイズのような音が走る。 未来がまた、変化した音だった。 子供らしい無邪気な表情を崩さず、礼佑は織田に感づかれていないか様子を伺う。 あくまで冷静に。あまり未来日記を信用しすぎず、慌てて予知を確認しないのが『エリート』というものだろう。 しかし、彼の懸念に反して織田は別の音に気を取られているようだった。 次いで、礼佑もまた近づいてくる音を聞き取る。 足音ではない――これは、エンジン音だ。それも、大型車両の。 ■ 「WRYYYYY!タンクローリィだッッッ!」 邪悪の化身DIOは、紙袋に入っていた支給品であるタンクローリーを『世界』に運転させつつ、そのパワー・スピードにそれなりにハイになっていた。 初めて運転するため、時折ハリウッドのカーチェイスもかくやという勢いで電柱や看板にぶつかっていたが、気にせず走り抜ける。 帝王に後退はないのだ。 「ムッ!」 機嫌よく走り初めて十分ほど後、吸血鬼として異常発達した視力が、二つの人影を捉える。 背丈から類推するに、あれは子だろう。つまり捕まえるべき獲物だ。 世界にハンドルを切らせ、DIOは邪悪な笑みを浮かべた。 そして、世界を支配する力を放つ。 「世界―――時は止まる」 ■ 「……な、何ッ!?」 「えっ…?」 織田と礼佑。二人の少年は揃って驚愕の声を上げた。 無理もないだろう。先程までこちらに向かってきていたタンクローリーのトレーラーが忽然と消えてしまったのだから。 どこかにぶつかった、というわけではない。それならば二人も無事では済まないはずだ。 あのトレーラーは一体何処に…奇しくも二人の心境が重なったその時だった。 「―――君たちは、ドードーという鳥を知っているかな?」 背後で、良く通る男の声が響いた。 「モーリシャス諸島に生息していた鳥なのだが…その鈍重さと鳥であるにも関わらず、 『飛べない』という弱点を持っていた彼らは人間の進出により僅か80年余りで絶滅した」 2人がゆっくりと振り返る。 「飛べもせず、ノロマ、外敵のいない平和な島で育ち、警戒心もない彼らが滅びるのは必然だったと言えるだろう」 傍らには紙袋を抱えた。ギリシャの彫刻のように筋肉を漲らせた美しい男。 紡ぐ言葉には思わず聞き入ってしまう、魔的な力がある。 「だが…私は彼らが絶滅した原因は『勇気』が無かったからだと…思っている 堕落した日々に甘んじ、彼らは『進化』しようとはしなかった 現在の『限界』を超えようとしない生物は種を問わず脆い…君たちはどうかな?」 男はDIOと名乗った。 ■ ―――織田敏憲には嫌いな人種が三種類いる。 その一、顔の良い男。その二、背の高い男。その三、下品な男だ。 DIOという急に話しかけて下品に自分を驚かせ、同行を提案してきたパツキン奴僕はこのうち三つをコンプリートしている。 「驚かせて悪かったね、これでも『親』なものだから。『子』らしき者を見ると捨て置けなかった」 「い、いいですよ、気にしてませんから!」 (クソがぁ~!何故高貴な俺がこんなパツキン奴僕に…いや、クールになれ織田敏憲。 こうなるのは計算通りのはずだろ) このままクソガキ奴僕共々肉壁として使い倒してやる。 織田少年はそう強く誓い、下手に出続ける。 (……ちょっと手強そうなのが出てきたね。面白くなってきた) 豊穣礼佑は対照的に無邪気に新たな同行者の分析楽しむ。 彼は先ほどのタンクローリーを突然消したのはこの男だろうとあたりを付けていた。 それもチャチなトリックではない。未来日記の予知能力のような、本物の異能だ。 更に、予知した内容ではこの男は自分にDEAD ENDフラグを立てなかった。 少なくとも昼までは。 DIOがこれからどう動くかはわからないが、これで織田も自分に手を出しにくくなっただろう。 (次は、このDIOってヤローがどんな奴かを見極めないとね……) 礼佑の口から笑みが零れる。 そして、先行しているため二人からは表情が伺えないDIOも、同じ笑みを浮かべていた。 (……最初は即刻捕まえて牢屋に連れていこうと思ったが、考えてみれば一人二人チマチマ捕まえていくよりも纏めて『一網打尽』にした方が良い) それが、DIOが自分の役職を親だと偽った理由だった。 無論、自分が鬼と発覚したときは世界で捕まえるか、殺す必要があるだろうが、スタンドに目覚めていない子供など、それこそ赤子の手をひねるが如く、だ。 (もっとも、豊穣礼佑とか言った子供は何か隠しているようだがね…織田敏憲という少年は何の力も無いようだが……良い悪の素質がありそうだ) 悪の才能とはすなわち、弱者を自分のために踏みにじることができる者だ。 悪の帝王であるDIOは、2人がそんな人種である事を直感していた。 そのため生かして泳がせる事を選んだのだ。 (フフ、せいぜい利用させて貰うぞ二人とも―――) (((勝つのは私/俺なのだから))) それぞれの思惑を抱えながら、絶望鬼ごっこは進んでいく。 【H-08/01時15分】 【豊穣礼佑@未来日記】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:はいぱーびじょんだいありー@未来日記 [道具]:『スマートフォン(子)』 [思考・行動] 基本方針:このゲームに勝利してエリートであることを示す。 1:DIO、織田敏憲を利用しながら情報を集める。 2:ピエロ(ペニーワイズ)との接触を避けるため、西北西方面に逃走したい。 3:未来日記所有者は優先的に殺す。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 未来日記による予知である程度の未来を把握しました。この場に留まると高確率でペニーワイズに殺害されます。 【織田敏憲@バトル・ロワイアル(漫画)】 [役]:子 [状態]健康 [装備]:ヘルメット、防弾チョッキ、ワルサーP38、ランドセル、トートバッグ [道具]:ランドセルに飲食物、トートバッグにガスマスクや包丁、洗剤といったもの [思考・行動] 基本方針:利用できそうな親か子と合流する。鬼らしき相手がいたら逃げる。 1:豊穣礼佑、DIOを利用しながらプログラムに備える。 ※その他 各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 自分の役が『子』だと推測。 【DIO/ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 [役]:鬼 [状態]:健康 [装備]:タンクローリー、不明支給品(確認済み) [道具]:無し [思考・行動] 基本方針:子全員捕まえ、親は血を吸うか下僕とする。 1:織田敏憲、豊穣礼佑を利用して子を集める。 ※自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間を把握。 ※時間停止は五秒ほどです。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5463.html
僕の名前は出来杉英才、小学生です。 大災害の影響で家族や友達とはぐれてしまった僕は一人で日本をさ迷っていた。 そのまま、殺し合いが始まってしまい、出会った仲間たちの助力もあって何とか今まで生き残ることができました。 ……でも、放送で友達や知り合いの名前が出た時(なぜか死んだハズののび太くんのお母さんやジャイアンの名前が数回も呼ばれてた気がするけど)、とても悲しくなりました。 今でも日本のどこかで生きてるだろう家族や友達の身が心配です。 そのために僕はこの殺し合いを終わらせようとしている人々に身を寄せ、力になることを選びました。 僕には操縦センスがあったらしく訓練の末にガンダムパイロットになりました。 ちなみに青い配色が多いこのガンダムは、デュエル(決闘)という名前があるそうです。 「出来杉くん! 君も出撃するのかい?」 格納庫にて自分の機体のコクピットに座る僕に心配そうに話しかけたのは、この殺し合いの中で友達になった研くんであった。 彼は僕と同じ小学生でありながら、宇宙人から地球の平和を守るヒーロー・チャージマン研でもあるんだ。 「うん、十神さんに出撃しろって言われたからね。 訓練もできるだけやったし、研くんたちの力にもなりたいからね」 「そうか……でも、いくらガンダムに乗れるからって無茶しちゃダメだよ。 もしもの場合は僕に任せていいんだから」 「ありがとう、研くん。 でも研くんだって戦いに出るのに、一人だけ何もしないままなのは嫌なんだ」 「心配するなよ、僕らは戦い慣れてるからね。 実戦経験のない出来杉くんはあんまり前に出過ぎないようにね」 「わかった、なるべくみんなの足を引っ張らないように頑張るよ」 僕と研くんがそんなやり取りをしていると、格納庫に放送が入った。 『本艦はまもなく戦闘区域に突入するであります』 『パイロットは直ちに出撃準備を、地上部隊は降下準備に取り掛かってください』 「やっと出番か! マーダー共を細切れにしてやる!!」 「まさかBETAじゃなくて人間相手に戦うことになるとはね……」 「ミゲル隊長、俺、この殺し合いが終わったら結婚するんです」 「その台詞は死亡フラグだぞPJ」 「時間だね、平和に仇なすマーダーはこのチャージマンが全員やっつけてやるぞ!」 「研くん、お互いに頑張ろう!」 僕を含めたパイロットたちが、それぞれの機体に搭乗していく。 もうすぐマーダーの組織との戦闘が始まるのだ。 ……本当のところ、悪人が相手でも殺し合いなんてやりたくない。 マーダー相手だからって人殺しをしにいくのは変わりない。 でも、誰かが戦ってマーダーや主催といった敵を倒さないと、罪のない人たちが次々と死んでいく。 ジャイアンやスネ夫くんのように、これ以上友達にまで被害を及ぼしたくないから僕は嫌でも戦うしかないんだ。 マーダーの人たちには悪いけど……死んでもらわないと、いけないんだ…… ◇ 香川県にある浜辺で一機のガンダムが大砲を構えていた。 標的は数キロ先の沖にある岩塊。 そこに向けて大砲からビームを放つと、岩塊にクリーンヒットし蒸発させた。 ガンダムは続けて他の岩塊にもビームを当てて蒸発させていく。 近くにいた少女・翔鶴はこれに対して驚いた面持ちで答えた。 「凄い! 最新式のFCSもびっくりの命中精度です!」 「昼寝とあやとりと射撃だけは得意だからね。 この浜辺で拾ったこのガンダムは良い拾い物だよ」 ガンダムの現在のパイロットは野比のび太であった。 そして彼の乗るガンダムは高火力遠距離仕様のMS、バスターガンダムである。 大災害の影響で浜辺に流れ着いていた機体をのび太たちが見つけて、技術力に優れた祐一郎さんが修理して一行の戦力に加えたのだ。 さらに自分が操縦できるようにしてほしいというのび太の強い要望により、改修されて彼に合わせた機体になったのである。 これは仲間たちの友情パワーに感化されたのび太が、力のない自分でもできることはないかと探した結果、高い射撃スキルを活かせそうなMSパイロットになる道を選んだのだ。 (というか、祐一郎さんたちに守ってもらうには不安があるんだよね……実力じゃなくて性格的な意味で。 自分の身ぐらい自分で守れるようにしとかなきゃ) ともかく今は、操縦に慣れるために訓練中である。 「あの少年、ロボットを与えれば意外と戦えそうではないかぁ!!」 「磨けば光りそうな逸材だな」 「俺はアドラーえもん……」 シュトロハイム、ダイアー、アドラーえもんも訓練に精を出すのび太を温かく見守っていた。 そこから少し離れた場所にある海の家で、祐一郎とテリーマンが会話をしていた。 この面子の中では珍しいぐらいシリアスな雰囲気だ。 「ミスター祐一郎、あなたはさっき九州ロボを作ったと言っていたが本当か?」 「その通り。 九州ロボを作ったのは、この僕だ」 九州ロボ――それは祐一郎が九州そのものを改造して作った超ド級ロボット。 ロワ序盤ではこれを使って主催の本部を探り当てるつもりだったが、逆に主催に奪われ本拠地にされてしまった土地である。 「なら、いくつか質問がある。 答えてもらえるか? さっき、アンタは九州ロボが希望だと言っていたが、あれはどういう意味だ?」 祐一郎が呟いた一言をテリーマンは聞き逃さなかった。 そして疑問に思い、答えを求めている。 祐一郎はしばらく顎に手を添えて考えた後に、回答した。 「君は平和を愛する正義超人だし、この話をしても良いだろう。 ――世界を復興させるための計画をね」 「計画?」 「九州ロボは元々、バトロワを終わらせるために作ったわけじゃない。 大災害で滅茶苦茶にされた世界を立て直すための巨大な作業機械であり、方舟なんだ」 「作業機械? 方舟? すまないがもっと詳しく教えてくれないか」 祐一郎は今までにないくらい真剣な面持ちで言葉を紡いでいく。 「まず九州ロボ自体を巨大なワークローダー(作業ロボ)として使い、本州・四国・北海道や沖縄もロボに改造する。 日本全土の改造は手作業より、巨大なロボットを使った方が早いからね。 続いてワークローダーと化した日本全土を使って、人類の生存に必要な資源を海面から引き上げたり、それらの資源を使って沈んでしまった他の大陸分の土地をロボとして復元し、またそのロボを使って土地ロボを増やす……それを続けていく内に世界は復興していく予定だ」 「なるほど、土地さえ増えれば難民問題も解決できるだろうしな」 「完全な復興までに長い時間といくつかの問題も起こるだろうが、僕はやらないよりはマシだと考えて計画の一手である九州ロボを作り上げたんだ」 一見すると夢物語みたいな馬鹿げた話だが、光祐一郎にはこの計画を実行に移せるだけの科学力を持っているので無問題である。 「そして、九州ロボは飛行できる浮島だ。 空を飛んでいれば大災害がもう一度来ても、飛び続ける限り沈むことは無いからね」 「大災害がもう一度来るだって!?」 「例えの話さ、それでも一度あったことがもう一度来ないとも限らない。 次の大災害があるとしたら百年先かもしれないし、明日にも来るかもしれない。 何にせよ、聖書にあるノアが大津波を避けるために方舟を作りあげたように備えは必要だろう」 巨大なロボによる世界の復興と、二度目の大災害が発生に対する対策としての浮島。 その二つの要素を持つ九州ロボの計画はまさしく世界の希望になりえるものだった。 しかし…… 「それも僕のミスで奪われた…… いまや九州ロボは主催の本拠地、そして要塞という戦いの道具に成り下がってしまった……」 「気を落とさないでくれ、あなたの言う計画が実現するなら世界にとっても望ましいことのハズだ。 俺たち皆で力を合わせて取り戻そう、世界の希望を!」 「ありがとう、テリーマン」 落ち込む祐一郎をテリーマンはなだめ、激励する。 すると祐一郎は改まり、神妙な顔つきになった。 「テリーマン、君に一つだけ話しておきたいことがあるんだ。 九州ロボを作ったのは僕だが、この計画を発案したのは別の人なんだ」 「なんだって?」 「数日前に、その人物が今言った世界の復興計画の大筋と大災害が再び来る可能性を指摘したから、九州ロボ開発に着手したんだ。 それがなければ九州ロボなんて作ってはいなかった」 祐一郎の口から新たに発覚した事実にテリーマンは驚きを隠せない。 「誰なんだ?」 「匿名のメールで何者かはわからない。 だが、ある程度は先見性のある人物のようで、本格的に計画を実行に移せるまでは悪人にロボが奪われてもいいように、部品を墜落で有名なカプコン性で作った。 実際に奪われ悪用されているが、運がよければ明日にでも主催者たちを墜落させ、そうでなくても修繕作業によって動きを鈍らせるぐらいはできているハズだ」 「そこまで見越しているとはたまげた人物だな」 「流石に最初は怪しんだりもしたが、復興は世界にとっても望ましいことであるし、せいぜい部品にカプコン性を使えと言ったぐらいで要求らしい要求は他にはなかった。 だから僕はメールを寄越した相手が誰であっても構わずに九州ロボを作り上げたんだ」 超一流の技術者である祐一郎に九州ロボの作成を頼み込んだ者は誰なのか? 祐一郎はそれが誰であろうと構わないというスタンスであるが、テリーマンはその人物に対して疑念のようなものを感じざるおえなかった。 「……んん!! なんだ!?」 「どうしたんだ祐一郎?」 話の途中で祐一郎が唐突に騒ぎ出した。 「僕がサイボーグ化されて手に入れたレーダー装置の調子が突然悪くなった? いや、この感じはまさか!」 「何が起きているんだ!?」 「電波そのものが消えている……まさかミノフスキー粒――」 次の瞬間、二人のいた海の家が爆ぜた。 「て、提督ーーーッ!!」 「オイ、祐一郎とテリーマンがいた海の家がいきなり爆発したぞ!?」 外にいた仲間たちが大慌てで黒炎を上げる海の家に駆け寄る。 すると中から一人の影がヨロヨロと現れた――祐一郎だ。 身体の各所から火花を散らしつつも、彼は生きていた。 「提督、無事だったんですね!!」 「……! テリーマンはどうしたんだ?」 「す、すまない。 助かったのは僕だけだ。 彼は爆発でミンチより酷い状態に……ああなってはサイボーグ化も無理だろう」 「死人が出たぞぉ……」 ダイアーを始め、他の者たちもショックを受ける中、シュトロハイムが何かを発見した。 「12時の方向に空飛ぶ白い戦艦が見えるぞ!! 奴の砲撃がテリーマンを粉々にしやがったんだ!!」 「マーダーの襲来か!?」 「主催の手先か?」 シュトロハイムの示した通り、遠方で白い戦艦が見えた。 それはすぐに、二発目のビームによる艦砲射撃を放ってきた。 暴力が祐一郎たちを襲う!! 直撃こそ無いが、多少の損害は避けられなかった。 「「「うわああああああああああああ!!」」」 「死人がでるぞぉ!! ってなんか降りてくる!?」 慌てふためくのび太がモニターごしに見えたものは、戦艦からこちらに向けて飛んでくる六つの光だった。 ◇ 祐一郎さんご一行を砲撃した白い戦艦はホワイトベースである。 その艦橋には四人の男女がいた。 艦長席には超高校生級の御曹司・十神白夜、舵に超高校生級の文学少女・腐川冬子(十神の支給品)、オペレーターにはアンドロイドのアイギスそしてホライゾン・アリアダストが担っていた。 ちなみにアイギスとホライゾンはホワイトベースと電脳的に接続されているのでオペレーターだけではなく各砲座やエンジンコントロールも担当している。 すなわち、本来なら動かすのに何十人も必要なこの戦艦を少人数で動かせるようにしているのである。 「よし、先手は取れたな。 このまま艦砲射撃で援護しながら機動部隊の降下を援護しろ!」 「了解であります」「jud.(ジャッジメント)」 「急ぐのよ、白夜様のご命令なんだから」 「犬、おまえはいいから黙って操舵してろ」 艦長を務める十神白夜は十神家繁栄の邪魔になる主催者たちを撃破するために対主催の参加者をスカウトし、戦力を集めていた。 彼自身の目的はともかく、主催者を打倒しようとする参加者は集まっていき一つの勢力となった。 そう、彼らは対主催の集団なのである。 しかしなぜ、対主催である彼らが同じ対主催である祐一郎さんたちを襲っているのか? それには理由がある。 実は祐一郎さんたちの預かり知らぬところ――カオスロワちゃんねるというネット掲示板で、ある情報が流れていた。 今は亡き初音ミクやKAITOのマーダー疑惑、クラウザーさんの死、そして『光祐一郎は危険人物である』と。 なぜマーダーでもない対主催の祐一郎さんが疑われているのか? ――このロワで最初に首輪を外したのは光祐一郎、そして主催に奪われた九州ロボ。 これは見方を変えると『九州ロボの引渡しを取引材料に主催に首輪を外してもらった』ように取られたのである。 つまり、主催の手先もしくは関係者であるということだ。 九州ロボを使って主催本部を探そうとしていた事と、早すぎる首輪解除が裏目に出たのだ。 だが、これだけなら強引な解釈と取られ、万人の目に止まる情報にはなり得なかった。 ところが、問題はここから水面下で加速していったのだ。 九州ロボを奪われる前に祐一郎さんが役に立たないチサオを上空から投棄した瞬間を目撃した者がいた。 そして、そのチサオの激突で女性が死亡する瞬間を目撃した者がいた。 ここから彼の人格は疑われ始め、さらには世間一般で忌まわしきものとされるナチス所属のシュトロハイムと秘密結社ゲゼルシャフトの構成員で危険人物とされるアドラーの同行、小学生男子の誘拐(これは誤解)、危険な空母の開発(ある意味、誤解)等の噂が流れ、ネットでは悪い意味で注目度が上がっていったのだ。 そして決定打となったのが、九州ロボに送った波紋入り偵察機とついでに投げ込まれたチサオ、そのチサオでうっかり広島を焦土に変えてしまった祐一郎さんたち。 チサオを投げ込む瞬間を収めた動画がネットで拡散してしまい、『光祐一郎とその一味は人間爆弾を使って広島を焼いた超危険人物』として一般参加者は戦慄し、とうとう討伐に乗り出す者も現れた――それがホワイトベースの面々である。 ちなみにPCを持っていた祐一郎さんは、一時的に死亡していた時間以降、翔鶴の開発やガンダムをのび太用に改造することに時間を割かれてネットをしている暇がなく、状況がここまで悪化していることに気づかなかった。 要約すると今までの悪ノリのツケがここで巡ってきたのである…… 視点は戦艦から降下中のロボット・戦闘機の部隊に移る。 隊長であるミゲルがオレンジ色のMS・ジンから他の機体に指示を下す。 「よし、ホワイトベースが降下を助けてくれる内に地上に降りるぞ。 研とPJは空から空爆、山城と出来杉は後方から援護、俺とアイアンハイドで突っ込む!」 戦力はロボット4機に戦闘機2、危険集団が相手とはいえオーバーキル過ぎる戦力と一見思われた。 ――しかし、瞬く間に一筋の閃光が一機の戦闘機に直撃し、爆散させた。 「なに! PJがやられた!?」 「地上からの攻撃だ!」 「そんな馬鹿な、あんな距離から撃ってきたっていうのか!?」 ミゲルたちが驚くのも無理はない。 地上からの距離はまだまだ遠く、プロの軍人でも当てるのが難しいハズであった。 だが、無慈悲なビームは降下中の部隊を容赦なく屠っていく。 「やらせはしないぞって、ぐわああああああああ!!」 二射目の砲撃でトランスフォーマー・アイアンハイドが閃光に焼かれて死んだ。 「この命中精度と弾速、まるで光線級BETA並――」 三射目の犠牲になった戦術機のパイロットである山城上総は、コクピットへの直撃によって蒸発した。 「馬鹿な、こんな長距離を正確に攻撃できる機体なんて一機しか俺は知らな……うおおおおおおお!?」 四射目の砲撃はミゲル・アイマンの乗っていたMSを上下真っ二つに分けて、跡形もなく爆発させた。 「みんなが!」 僅か数秒の間に四人の仲間が殺されたことに戦慄を覚える出来杉。 その恐怖に取り憑かれたことが仇となり、それが彼にとって致命的な隙を生み出し、自分の機体への五射目の接近を許してしまった。 (ハッ、しまった! 防御が間に合わない!) デュエルガンダムはPS装甲によって物理攻撃への高い耐性は持っているが、ビームには弱い。 それでもシールドにはビームを弾く防御力があるのだが、仲間の死に気を取られすぎた彼には操縦が追いつかない。 ――そんな彼を救ったのはヒーローであった。 「出来杉くん危ない!!」 「研くん!?」 「うわああああああああああああ!!!」 なんと、チャージマン研の乗る戦闘機のスカイロッドが射線に入り、盾となって出来杉を守ったのだ。 だが、小さいなヒーローの命は出来杉の乗るMSの目の前で爆炎と共に散っていった。 「研くぅぅぅぅぅぅんッ!!!」 悲痛な慟哭を上げる出来杉だったが、次の砲撃が迫っていた。 だが、この砲撃に見切りをつけてきた出来杉をこれ以降の砲撃を盾で防御してやり過ごしつつ、降下をしていく。 「研くんごめんよ……でも仇は必ず取るからね」 出来杉の心を仲間を奪われたことに対する怒りが支配していった…… 一方、ホワイトベース艦橋では。 「クソッ、いっぺんに駒が5人もやられたか!」 「ミゲル様、アイアンハイド様、山城様、PJ様、研様、以上の機体が大破炎上、生命反応なし……」 「そんな! 出来杉くん以外は戦死でありますか!?」 「何やってるのよアイツら」 四者四様の反応で仲間の死を受け取るクルーたち。 しかし、その中で十神はすぐに表情を驚嘆から不敵な笑みへと切り替えた。 「だが、この損害は予想外だったが、別動隊の存在に気づかせない目的は果たされた。 愚民共め、本当の戦いはこれからだぞ」 ◇ 「テリーマンの仇討ちだあ!」 「マーダー共は波紋の味を喰らうがいい!」 地上では仲間を殺されて怒り狂ったのび太の乗るバスターガンダム、そして長い砲身の上には波紋を練るダイアーが乗っていた。 先に5機の戦闘兵器を撃ち落としたのは彼らなのだ。 超高インパルス長射程狙撃ライフルにダイアーが波紋を付加することで弾速の強化を行い、さらに命中精度の強化がなされたのだ。 しかし、それだけ力を入れても一機だけ撃ち漏らしてしまったようだ。 「ダイアーさん、一機だけこっちに降りてくるよ」 「あれはいっそ地上におろしておけ、我々で袋叩きにする。 君はあの木馬みたいな船を撃ち落とせ」 「わかったよ!」 ダイアーがバスターの大砲から降りて、自らを筆頭に仲間たちと敵ロボットを撃滅に乗り出した。 すると突然、シュトロハイムは腹から重機関砲を取り出し、明後日の方向に乱射した。 「こそこそ隠れている奴は誰だぁぁぁ!!」 機関砲から無数の弾丸が近くの茂みに向かっていく。 しかし、それらの弾丸はほとんど切り伏せられてしまった。 「何ッ!? 我がナチスの誇る機関砲の弾丸を切り落としただと! 貴様はまさか、カーズか!?」 「カーズ? 知らないな。 だが一つ言えることは、俺はアンタと同じサイボーグだってことだ。 そして、もう一つアンタたちには死んでもらいたいということだけだ」 茂みの中からゆらりと現れたのは一本の刀を持ったサイボーグ忍者の雷電であった。 「貴様ぁ! あの戦艦に乗っている奴らの仲間かぁ?!」 (なんか喧しいヤツだな)「そうだと言ったら?」 「決まっているだろう、貴様はこのルドル・フォン・シュトロハイムが粉砕してくれるわぁぁぁ!!!」 シュトロハイムが咆哮し、雷電は静かに刀を構える。 サイボーグ同士の戦いが始まった。 「ついでに言っておくが、お前たちを殺しにきたのは俺だけじゃないぞ」 「なんだと!?」 「BANBANBANBANBANBAN!!」 シュトロハイムにも負けない煩い声と共に二丁拳銃から弾丸が放たれた。 それをアドラーえもんは飛び道具を無効化する特殊防御法・攻性防禦で防ぐ。 そして雷電が現れた別の茂みから赤タイツに赤マスクのお喋りな男が現れた。 「もうダメじゃないの、この俺ちゃんの鉛玉無料配布サービスを受け取ってくれなきゃww」 「俺はアドラー……えもん。 おまえは誰だ? 吐け、吐くんだ!」 「俺ちゃんはデッドプール、カプコンで有名な格ゲーにも出た賞金稼ぎだよ~w」 アドラーの前に現れたのはマーベルコミックきっての狂人にしてアンチヒーローのデットプールであった。 「おまえら一人殺す度に賞金が下りるんだよね、だから俺ちゃんのためにいっちょ死んでくれ。 フヒャーッヒャヒャヒャwwwwww」 イロモノ扱いされるもの同士の戦いが始まった。 ダイアーの前に現れたのはギターを持った一人の鬼であった。 「貴様も武人のようだな」 「おまえもそのようだが、なぜこのような事をする?」 「ハッ、武人とはいえ、鬼に堕ちた者に話す舌は持たん」 「堕ちたのはおまえだろう、それにこれは堕ちたのではなく修行の成果なのだが、まあいい。 もう我々に言葉はいらぬだろう」 波紋戦士ダイアーと仮面ライダー斬鬼の戦いが始まった。 仲間が敵を引きつけている間に一人のテッカマンが祐一郎の元に向かう。 「祐一郎、その首もらった!!」 「くッ、まずい」 生成したランスで祐一郎を討とうとするDボゥイことテッカマンブレード! そこへ一人の少女が砲撃を加え、テッカマンの突撃を失敗させた。 辛うじてダメージは薄かったDボゥイは空中へと舞い上がる。 見ると、物騒な大砲を構えた少女がいた。 「翔鶴!」 「提督は下がってください。 敵を迎撃いたします」 「女の子!? ……いや、ロボットか。 なら遠慮はいらないな!」 ロボットっぽい奴らの戦いが始まった。 「うわあ! こっちに来るう!」 「おまえが仲間を撃ったんだな! やっつけてやる!」 のび太の乗るバスターは、出来杉の乗るデュエルから逃げ惑っていた。 デュエルはバスターに向けてビームサーベルを執拗に振り回してくる。 バスターはビームサーベルなどの格闘装備が無いので接近戦は不得手なのだ。 バルカンやランチャーも撃ってるが、敵もPS装甲を持っているので物理攻撃は効果が無く、中途半端なビーム攻撃は盾で弾かれてしまう。 ちなみに補足すると、両者は目の前の敵機にクラスメイトが乗っていることを知らないのだ。 散布されたミノフスキー粒子の影響で互いに通信もできない。 さらにネットで拡散された動画にはたまたま、のび太だけ映ってなかったので、出来杉は祐一郎さんご一行にのび太がいることさえ知らないのである。 「うわあああん、ドラえもーーーん!」 そうこうしている内に、バスターの腹部にデュエルのキックが入り、バランスを崩させる。 それは必殺の一撃を与えるための布石であり、回避も防御もできなくなった相手にデュエルはビームサーベルを振り下ろす。 「ビームサーベルでトドメを刺す!」 「僕が死人になるぞぉ!!」 ダイアーたちは他の敵を相手にしていて手一杯であり、援護は望めない。 のび太、万事休す。 その時、ディパックからいつの間にか飛び出していた一人の男がデュエルを殴って攻撃を阻止。 殴りつけられたデュエルは一度宙に吹っ飛ばされて少し離れた地面に落ちた。 間一髪でのび太を救ったのは――龍星座の紫龍。 「紫龍さん!」 「急いで態勢を立て直せ、接近戦は俺に任せろ!」 接近戦は不得意なバスターとのび太の補助機代わりに紫龍が前衛についた。 一方、ぶっ飛ばされたもののPS装甲に助けられてダメージのないデュエルもすぐに立ち上がっていた。 「いててて、不意をつかれたか……でも僕は負けないぞ!」 そしてバスターとデュエルが互いの装備を構え、二人のパイロットはコクピットの中で吠えた。 「「仲間の仇を討つ!!」」 ガンダム同士、そして友人同士の戦いが始まってしまった…… このようにして対主催同士の争いは始まってしまった。 互いの仲間を殺してしまったため、もはや話し合いによる解決は困難だろう。 どちらかが滅びるまで、この悲しき戦いは終わらないかもしれない…… 【一日目・19時30分/日本・香川】 【光祐一郎さんご一行】 【光祐一郎@ロックマンエグゼ】 【状態】サイボーグ化、首輪解除、ダメージ(大) 【装備】なし 【道具】支給品一式、自作爆弾 【思考】 基本:息子たちをサポートする。 0:襲いかかってきたマーダー集団(ホワイトベース)を撃退する 1:主催者について調べる 2:できれば九州ロボを取り戻したい ※九州ロボの制作を提案した人物がいるようです ※カオスロワちゃんねるにより、危険人物扱いのレッテルを貼られました ※砲撃によりノートPCは全壊しました 【ルドル・フォン・シュトロハイム@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】ダメージ(小)、首輪解除 【装備】なし 【道具】支給品一式、不明 【思考】 基本:主催共に一泡吹かせる 0:マーダー集団を駆逐する、雷電を倒す 1:祐一郎達と行動する 【野比のび太@ドラえもん】 【状態】健康、首輪解除、怒り、バスターガンダムに搭乗中 【装備】バスターガンダム@機動戦士ガンダムSEED、龍星座の紫龍@聖闘士星矢、 【道具】支給品一式、ボーリングの玉@現実、キン肉マンのコミックス全巻@現実 【思考】 基本:生き残る、できる限り祐一郎さんたちを手伝う 0:戦わなければ死人が出るぞぉ!! デュエルガンダムを倒す 1:ドラえもんを探す ※ミノフスキー粒子の影響で通信がしづらくなっています ※デュエルガンダムのパイロットが出来杉だと気づいてません 【ダイアー@ジョジョの奇妙な冒険】 【状態】割と小ダメージ、首輪解除 【装備】イカ墨とパスタ@現実 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:主催を倒す 0:マーダー集団を打ち倒す、ザンキを倒す 1:ディオとかいう奴も倒す 2:アドラー達と行動する。 【アドラー@エヌアイン完全世界】 【状態】それなりに小ダメージ、首輪解除 【装備】電光機関@エヌアイン完全世界、四次元ポケット(中身入り)@ドラえもん 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】基本:ダイアー達と行動する 0:俺は……アドラー……えもん 1:とりあえずマーダー集団を撃破する、デッドプールを倒す 【翔鶴@艦これ】 【状態】損傷軽微 【装備】彩雲、紫電改二、流星改、 零式艦戦62型 【道具】なし 【思考】 基本:提督(祐一郎)に従う 1:マーダー集団を殲滅する、テッカマンブレードを倒す 【ザ・テリーマン@キン肉マン 死亡確認】 【ホワイトベース】 【十神白夜@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生】 【状態】健康、艦長ポジション 【装備】ホワイトベース@機動戦士ガンダム 【道具】支給品一式、腐川冬子@ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 【思考】 基本:愚民たち(対主催)を従えて十神家繁栄の邪魔になる主催を倒す。 1:祐一郎一行を殲滅する 2:その後は北上してマーダー掃討、対主催を集める 【アイギス@ペルソナ3】 【状態】健康、ホワイトベースと接続、右舷担当 【装備】超磁鋼レールガン@ペルソナ3 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 1:十神たちについていき、殺し合いを破壊する 2:殺し合いを破壊して平和になったらSEESと合流する 【ホライゾン・アリアダスト@境界線上のホライゾン】 【状態】健康 、ホワイトベースと接続、左舷担当 【装備】悲嘆の怠惰@境界線上のホライゾン、拒絶の強欲@境界線上のホライゾン、憤怒の閃撃@境界線上のホライゾン 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 1:十神たちについていき、殺し合いを破壊する 2:殺し合いが破壊されてからトーリたちと合流する 【Dボゥイ@宇宙の騎士テッカマンブレード】 【状態】ダメージ(小)、テッカマンに変身 【装備】テッククリスタル 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:仲間と共に主催者たちを倒す 0:祐一郎たちを倒す、翔鶴を倒す 1:変身したからまた服がなくなるな…… 【財津原蔵王丸(ザンキ)@仮面ライダー響鬼】 【状態】斬鬼に変身 【装備】音錠、烈斬 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:仲間と共に主催者たちを倒す 0:祐一郎たちを倒す、ダイアーを倒す 1:変身したからまた裸になるな…… 【雷電@METAL GEAR RISING】 【状態】健康 【装備】高周波ブレード 【道具】支給品一式、 その他不明 【思考】 基本:仲間と共に主催者たちを倒す 0:祐一郎たちを倒す、シュトロハイムを倒す 1:ローズマリーやスネークの安否が心配 【デッドプール@DEADPOOL】 【状態】健康、狂気(デフォルト) 【装備】自動拳銃×2 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:主催やマーダーを殺して十神から金をもらう 1:祐一郎たちを倒す、アドラーえもんを殺す 2:こいつら実はマーダーじゃなかったりして……そんなわけねーかwwwww 【出来杉英才@ドラえもん】 【状態】健康、怒り、デュエルガンダム(小ダメージ)に搭乗 【装備】デュエルガンダム@機動戦士ガンダムSEED 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:仲間と共に主催者たちを倒す 0:祐一郎たちを倒す、バスターガンダムを倒す 1:よくも仲間を! 2:のび太くんたちは大丈夫かな? ※ミノフスキー粒子の影響で通信がしづらくなっています ※バスターガンダムのパイロットがのび太だと気づいていません 【ミゲル・アイマン@機動戦士ガンダムSEED 死亡確認】 【山城上総@トータル・イクリプス 死亡確認】 【アイアンハイド@戦え! 超生命体トランスフォーマー 死亡確認】 【PJ@ACE COMBAT ZERO 死亡確認】 【泉 研@チャージマン研! 死亡確認】
https://w.atwiki.jp/mihoyowikiunofficial/pages/84.html
目次 性能ステータス スキル1 崩壊結晶 スキル2 エネルギー反発 入手方法 説明 関連項目 性能 ステータス No. 名前 2970 絶望の種 小分類 シリーズ ☆ 神格覚醒 拳銃・単発 裏世界 5 属性 攻撃力 射速 残弾数 異能 2807 1.7 28
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1337.html
絶望! 砕け 散る 時…… 不気味なたたずまいを見せるミョズニトニルンから離れるように、承太郎はゆっくりと後ずさりをした。 「仗助……俺が攻撃した瞬間、何が起こったのか……見えたか?」 「と、時を止めたんじゃないんスか!? 二人とも突然移動したよーにしかッ!」 ミョズニトニルンのスタンド能力は解らないが、 とにかく近づくのはヤバいと判断した仗助は、 部屋の扉の近くからミョズニトニルンを凝視する。一挙手一投足見逃すまいと。 「デルフ、おめーは何か解ったか?」 「とりあえず、もっかい同じ事をされても攻撃を避ける自信は無いね。 それと相棒は時間を止められなかったみてーだな、けど気がついたら柱は壊れてるしあいつは後ろにいたし……やっぱ時間止まってた?」 「そこまでは解らねーが、ひとつ解った事がある。奴は俺達の攻撃を読んでいた」 恐るべき強敵ダービー、の弟のアトゥム神を思い出す承太郎。 奴はこちらの心を『YES』『NO』で読む能力により、攻撃方法をあらかじめ知る事により対処をしていた、 その時のようにミョズニトニルンは自分達の攻撃を読んでいるようだ。方法は違うだろうが。 しかしスタンド能力は基本的に一人にひとつ。 仗助から聞いたキラー・クイーンに至っても、 三つの能力を有しながら『爆弾を爆発させる』という一貫性を保っていた。 すなわちキング・クリムゾンも攻撃を読んだ方法と回避した方法に何か共通性があるはず。 しかも理由は解らないが、キング・クリムゾンは時間停止を妨害できるらしい。 ほとんどの攻撃は、それを読まれていたら通用しない。 それを捻じ伏せるほど強大な力があれば読まれていても通用するが、その代表格である『時を止める』事すら妨害されては打つ手が無い。 相手が何をしようが問答無用で一方的に攻撃できるはずの時間停止に対抗する術は、同じ土俵に上がるすなわち時の止まった世界に入門するしかないと承太郎は思っていたが、先程の吉良の件も考え『時を操作するスタンド』の可能性に行き着く。 もしかしたらキング・クリムゾンとはスタープラチナと同じ『時を操作するスタンド』では? スタープラチナとザ・ワールドは『時間を止める』 キラークイーン・バイツァダストは『時間を戻す』 他にパッと思いつく時間の操作は『時間を早める』くらいだ。 ビデオで考えれば一時停止、巻き戻し、早送りになる。 早送り……? 攻撃しようとしたら、すでに攻撃は終わっていた。 攻撃の瞬間を『認識できない』ほど早送りされたとでもいうのか。 しかし時間の停止にまで干渉できるものなのか? 『認識できない』 このキーワードから何かを掴めるはず。 承太郎の考えがまとまるよりも早く、ミョズニトニルンはスタンドを出したまま迫ってきた。 近づかれたら『認識できない』能力を使われて、再び背後を取られるのではないか。 少なくとも機動力ならガンダールヴの自分が上、ジョースターの血統らしく一時的に『逃げる』という手もあるが、もちろん戦闘を放棄して逃げ出すという選択肢は無い。 アンドバリの指輪をミョズニトニルンが持っている限り、クロムウェルは蘇り戦争は続く。 まず距離を取って敵の動きを観察する。 即座に承太郎は部屋の中央まで走って距離を取りつつ、銃弾を指で放って様子を見るが、『認識できない』能力を見せるまでもなくキング・クリムゾンは銃弾を叩き落す。 だがその防御のための動きからスタンドの基本スペックは計る事ができた。 スタンドでガードしなければ人体を貫く程度のパワーはあるだろう、ラッシュのスピードはスタープラチナよりは劣るが相当のもので回避は難しい。 謎の能力を除けば、自分や仗助と同じ正統派スタンドだ。 シルバーチャリオッツやアヌビス神、そしてザ・ワールドなど、そのパワーとスピードは驚異的で真っ向勝負を挑んで勝つのは非常に難しい。 勝敗の鍵を握るスタンド能力は、手の内を知られている承太郎が不利。 このまま逃げ回っていたら、いつかガンダールヴの能力の疲労が来る。 クレイジー・Dは傷は治せるが体力までは回復させられない、長期戦は己の首を絞める。 「どうした、敵と直接戦うのはガンダールヴの役目だろう? 逃げてばかりでは話にならない。時間を止めてかかってこないかガンダールヴ」 安い挑発だ。わざわざミョズニトニルンに接近戦を挑む必要は無い。 とはいえ逃げてばかりでも突破口は開けない、虎穴に入る必要がある。 「仗助! 一瞬でも目を離すんじゃねーぞ!」 そう叫んで承太郎はミョズニトニルンに向かって走り出した。 自分の身を危険にさらさねば、敵のスタンド能力は解らない。 「オオオラァッ!」 ヤクザがドスを持って突っ込むようにして、デルフリンガーの刃を向けながら、スタープラチナをも出して優れた動体視力で観察しつつ迫る。 「フンッ……時を止めるつもりは無いらしいな。無駄な足掻きだ。 喰らえ! キング・クリムゾン!」 遠くから声がする。声は次第に近づき、彼女の意識を覚醒させていった。 「ルイズ! ルイズ!」 「ミス・ヴァリエール、起きてください!」 出航するレドウタブール号の甲板で、ルイズは目を覚ます。 冬の風が頬を撫で、切れるような冷たさに震える。 「うっ……私、いったい?」 起き上がって周りを見てみれば、心配そうな顔のギーシュとシエスタの姿があった。 自分が艦の上にいると気づいたルイズは、慌てて飛び上がった。 「てて、敵軍を止めなきゃ! アルビオン軍は!?」 連合軍の命運を握っていたルイズは一気に危機感が爆発したが、 ギーシュが説明するにはどうやらアルビオン軍の進攻は間に合わなかったそうだ。 ホッと一安心するルイズだが、シエスタの質問が再びルイズを慌てさせる。 「ミス・ヴァリエール。ジョータローさんはご一緒じゃないんですか?」 「えっ……」 承太郎が、いない? なぜ? ――アルビオン軍は俺が足止めする。 最後に聞いた言葉を思い出したルイズは柵に駆け寄り叫んだ。 「ジョータロー!」 「ミス・ヴァリエール! 何があったんですか!? 説明してください!」 「ジョータローは……一人で、アルビオン軍の足止めに……私の代わりに……。 降ろして! 私を降ろして、行かなくちゃ。ジョータロー……私はジョータローを!」 わめくルイズの両肩をギーシュが掴んだ。 「落ち着くんだルイズ! 本当にジョータローは一人で……?」 「間違いないわ、そう言ってたもの。事実アルビオン軍は間に合わなかった!」 「……しかし……ルイズ。七万もの軍勢の相手を一人でして……その……」 無事なはずがない。 言われずとも、ルイズにはそれは解っていた。 だからといってこの激情、おさまるものではない。 ルイズはギーシュを振り払うと、柵に足をかけた。 慌ててギーシュはルイズを後ろから羽交い絞めにする。 「な、何を考えてるんだ! この高さから落ちたら死ぬぞ!」 「ジョータローを助けに行くの! あいつは、あいつは自分の気持ちが偽者かもしれないって考えてたのに、それでも私を……私達を守ろうとして! だから行かせて!」 「……解った、ただし条件がふたつある。 ひとつは、僕も連れて行く事。ここから降りるにはレビテーションを使わないと」 もっともな意見を言われ、ルイズは仕方なくその条件を飲んだ。 確かにレビテーション無しで艦から飛び降りるなんて自殺行為、ギーシュを連れて行くのは本意ではないがやむを得ない。 「もうひとつの条件は?」 「今この場でサモン・サーヴァントをして、召喚のゲートが……現れない事だ」 それは一瞬の出来事だった。 仗助は目を離さなかった。 時間を止める以外に、どうすればこうなるのか理解できなかった。 突然承太郎の位置が前方に移動し、同時にミョズニトニルンは承太郎の後ろに回って、すでに拳を繰り出していた……さらに騎士のガーゴイルが二体、いつの間にか現れ、承太郎の両脇から剣を突き出している。 その一瞬の出来事の後、承太郎はキング・クリムゾンの拳に後ろから胸を貫かれ、同時にガーゴイルが承太郎の脇腹を左右から突き出す。 だが承太郎は怯む事無くスタープラチナの両腕を左右に叩き込んでガーゴイルを破壊し、直後スタープラチナを回転させミョズニトニルンを肘打ちで吹っ飛ばす。 後ろにすっ飛びながらミョズニトニルンはアンドバリの指輪を使い己の傷を癒す。 「ぐっ……心臓をやったというのに、まさか反撃されるとはな。 だがこれでガンダールヴは終わった。さすがに死者までは生き返らせれまい。 ガーゴイルはすべて使い切ってしまったが、残るはヴィンダールヴのみ!」 ミョズニトニルンが承太郎から離れた、と仗助が認識した瞬間、アズーロが翼を羽ばたかせ、仗助はその足に掴まった。 「承太郎さぁぁぁん!!」 一刻も早く! 承太郎の傷を癒さねば。 死んでしまってからでは、傷は治せても、命は――戻らない。 サモン・サーヴァントを唱え終えたルイズは愕然とした。 ギーシュもその場に膝をつき息を止める。 シエスタは意味を理解しきれず、おろおろとするばかりだった。 指が白くなるほど杖を握りしめ、ルイズは首を横に振った。 「ウソ、嘘よ……こんな……こんなの……」 ルイズの前には、白く光る鏡のような形をしたゲートがあった。 つまり、ルイズの使い魔、ガンダールヴの空条承太郎は――死んだ。
https://w.atwiki.jp/danganronpa_another/pages/7.html
ニュースまとめ 10月26日発売「ダンガンロンパ1・2 超高校級の人狼」先行プレイレポート! 原作キャラが入り乱れての“学級裁判”が楽しめる人狼系推理ゲーム アニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」の公式ムックが11月11日発売。千葉・幕張メッセでのファンミーティングも開催決定