約 98,288 件
https://w.atwiki.jp/civilization/pages/1344.html
皆さんはもう一人の絶望先生をご存知だろうか。 数ある指導者の中でかなり使いづらい奴・・・・ それが彼。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/指導者/btn_lh_celtia_brennus.jpg)「おっす! オラ、ブレヌス! よろしくな!」 カリスマと宗教志向を持つケルトの指導者である。 まず、彼の何が問題なのか? 問題点を挙げてみよう。 「カリスマ・宗教」この組み合わせ自体は特に問題ない。 最近ようやくわかってきたが、志向の組み合わせ自体にはあまり意味はない。 金融志向がどの戦略でも使える最強志向、というのは筆者も認めるところだが、 じゃあ金融固定という見方をすると、残りの志向は一つなので逆に戦略の幅が狭くなる。 それにプラエなりラートハウスしかり、UUやUBで志向の差をひっくり返している例はいくらでもありますしね。 さてそれではケルトのユニークはというと・・・・ ガリア戦士 評価 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。ゲリラⅠの昇進が追加された剣士。ゲリラⅡをつければ丘陵を使っての奇襲、ゲリラⅢをつければ丘陵に立て篭もってる敵を撃破できる等、うまく使えば戦力になる。丘陵はなくなることはないので、この昇進が最後まで腐ることはない。しかし剣士自体はそこまで強くないユニットなので、主力として使うには力不足。-ダン(防壁の代替) 評価 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。(新規ユニットにゲリラ1を追加)主に弓ユニットをガリア化する。白兵や馬など中世以前の攻撃の主力にはつかないので注意。ダンがある丘都市の弓兵は異常な硬さを誇る。しかし指導者二人とも攻撃向きなので相性が悪い。ライフル・歩兵の時代には活躍するかと思いきやライフリングで陳腐化と言う間の悪さ。なんでしょう・・・・この使えなさっぷりは・・・・いや勘違いしないで欲しいんですが、このユニークがまったく使えんというわけではないんです。ブーティカの方になら攻撃・カリスマに加えて、プチ防衛志向が加わったという見方ができます。ダン付きの丘都市にいる弓兵は、殴る気にもならんほど固いです。奪った都市の防御には役に立つ・・・・ブーティカの方は。カリスマ志向のブレヌスでは序盤に戦争はしづらいのです。初期ラッシュをしたい人ならまず、ブーティカを選ぶでしょう。そして宗教志向を活かした戦争をしたいなら、ユニークの優秀なモンちゃんがいます。特に使おうと思わない限り、使われない指導者なんですよね彼。#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/指導者/btn_lh_celtia_brennus.jpg)「オラ、もっと強い奴と戦いてぇ!」 というわけでちょっくら天帝に逝ってくる。 設定 ・天帝 ・パンゲア 海面中 ・標準 七文明 ・征服勝利だけなし ・部族の小屋あり ・編集した内容をロック プレイレポ/BtS/もう一つの絶望先生伝説2 プレイレポ/BtS/もう一つの絶望先生伝説3 プレイレポ/BtS/もう一つの絶望先生伝説おまけ・メビウスの輪を越えて 嗚呼、栄光のビブラクテ 一部かんたん!プレイレポガイドよりお借りしています・・・・ #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (初期立地.JPG) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/指導者/btn_lh_celtia_brennus.jpg) 「見たまえ!同志諸君。正に我がケルトにふさわしい立地ではないか。 首都はこの川沿いに建設するとしよう。 さぁ、早く木を数える作業をはじめるんだ!」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/ユニット/scout.jpg)「そんなことより作業船だろ、常識的に考ぐさっ」 / ̄\ | ^o^ | おや、誰かが倒れているぞ \_/ / ヽ | | | | | | | | || || し| i |J=二フ .| || | ノ ノ .| .| ( / |\.\ し  ̄ _ | / ̄\  ̄| | _| ̄ \_/ #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (トロツキー死亡.JPG) ト、トロツキーィィィィイイイ! まだキャラ立てもしていなかったのにぃいいいい! #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/指導者/btn_lh_celtia_brennus.jpg)「でいじょうぶだ。ドラゴンボール(次のシド星的な意味)で生き返れる」 じゃあいいのか・・・・? いや、良くないだろ。 常識的にかんが・・・・ / ̄\ | ^o^ | \_/ / ヽ | | | | | | | | || || し| i |J=二フ .| || | ノ ノ .| .| ( / |\.\ し  ̄ たまにはいいよね。 !!!注意!!! これはネタレポです。 良い子は絶対に真似してはいけません! 9T うっかりトロツキーを殺してしまったので、代わりに戦士を作って探索に出す。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ノビ夕出陣.JPG) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/ユニット/warrior.jpg)「ぼくはもう、泣いたりなんかしない!」 11T ノビ夕が集落から農業ゲット! 流石「破壊的な蛮族」と幾度となく渡り合ってきただけはある。 OK、農業ゲット。 ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) 流石だよなノビ夕。 ( ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ ↑ジャイアソ ↑スネヲ が。 18T#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/ユニット/warrior.jpg)「ぼく、この戦いに勝ったら・・・・またサラディンと一緒に戦うんだ・・・・」 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ノビ夕VSクマー.JPG) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ノビ夕死亡.JPG) あ。 ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) 兄者、落ちつけ。 バン ( #´_ゝ`) / ⌒i バン ∩ \ | | / /ミ / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ 気を取り直して、新しい戦士を作って未知の地に送る。 ちなみにここまでの研究は、漁業→農業→採鉱→青銅器の順に向かっている。 かなり適当だが、木と海産物が多く伐採しないとどうしようもない立地だから仕方がない。 しかし横に長い土地だなぁ・・・・ しかも他の国とユニットに会わないし・・・・ あれ? これってもしかして・・・・? 28T#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (28T終了.JPG) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アイコン/ユニット/warrior.jpg)「残念! ぼくの冒険はここで終わってしまった!」 ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) (# ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | グッ / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __( ヾ / FMV / .| .|____ \_つ____/ (u ⊃ / ̄ ̄ ̄ ̄/ミ ____/ FMV / \/____/ グワッ!! ∩ ∩ ∧_∧ |∥ | | ∧_∧| | (´ _` ) ∥ | (# ´_ゝ`) | / ⌒ \ / (__ニつ| | / /∥| | | | __/___ /__|___ .| .|____ (u ⊃ そぉぉぉおおおおぉぉぉおい!? プレイレポ/BtS/もう一つの絶望先生伝説2 ブレヌス君、FfH2なら間違いなく優秀な志向なんだけどねぇw -- FfH2じゃなくても志向はいいだろう -- FfHなら衛生ボーナス、穀倉2倍、開拓者2倍、信奉者が機動力の昇進と優秀なのに -- 防衛+拡張の毛沢東より、防衛+宗教の方が・・・ あれ?これってサラd(ry -- 防衛+宗教は徴兵し放題で強いぞ。モンちゃんのが優秀だが。 -- 攻撃には及ばないけど、カリスマは幸福ボーナスで人口が伸びるので初期Rに向いてる方だと思う。 -- ブレヌス、サラディンが最弱とかいわれるのは初期技術の悪さもあるんだぜ。神秘狩猟、神秘車輪じゃなにも改善できん。その点中国は農業採鉱と一番ほしいところがそろってる。 -- 同じ文明でもブー姐さんは結構使えるんだが。 -- 地獄動画のふーけん氏みたいな土地だなwwww -- これは詰んでいるのではないだろうか -- 名前
https://w.atwiki.jp/anipicbook/pages/3118.html
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』 オフィシャルコンプリートBOOK 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』 オフィシャルコンプリートBOOK 発売日 :2013年11月11日 商品情報 ・ ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation 希望ヶ峰学園 学園案内 ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation 希望ヶ峰学園 学園案内 発売日 :2013年9月3日 商品情報 ・希望ヶ峰学園の校則や教育方針の紹介 ・学園施設紹介 ・苗木誠ら第78期生を紹介した人材紹介 ・学級裁判解説 ・活動写真(イラストギャラリー) ・苗木誠役 緒方恵美×霧切響子役 日笠陽子×十神白夜役 石田彰によるキャスト座談会 ・監督 岸誠二、シナリオ監修 小高和剛、シリーズ構成 上江洲誠、キャラクターデザイン 森田和明といった学園関係者インタビュー ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 ビジュアルファンブック ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 ビジュアルファンブック (ゲーマガBOOKS) 発売日 :2011年2月3日 商品情報 ・登場キャラクターの設定を全フェイスパターン画像含め豊富なイラストで紹介 ・ムービー絵コンテ ・開発者へのロングインタビュー ・秘蔵の絵コンテ&開発資料
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/700.html
まいおりるぜつぼうのしらせ 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』のBGM。 各√において凌駕達と比して力量・性能の隔絶した存在が立ちはだかり、 彼らがその技能、異能を存分に揮ってゆく局面において流れる、いわゆるボス専用曲の一つ。 作中での初出は共通√、ネイムレスを拳の数発で沈黙させ、恐ろしい精度で凌駕達反抗勢力の攻撃を読むアレクサンドルが、一方的に彼らを制圧する場面においてである。 この楽曲と特に関連付けられると思われるのは作品でも技量、性能において抜きん出た存在であるアレクサンドルと、アポルオンの登場する場面であろうか。 また、彼ら以外ではイヴァンの影装発動シーンにおいても二度使用されている。 こちらは、戦いにおける人の精神を何より重んじるイヴァンにとっての“敵”――ネイムレスに対峙する場面であり、 それぞれのルートでの詠唱の様子の違いが特に印象深いシーンであると思われる。 そして、敵味方の立場が取り払われ、各刻鋼人機(イマジネイター)が胸に抱いた信念に従って激突するマレーネ√において、その両者による死闘の中でもこの楽曲が使用されている。 個人的にはアレクサンドルのテーマ -- 名無しさん (2017-06-10 12 15 06) アポルオンで煽ってる時のテーマなイメージだわ -- 名無しさん (2020-05-09 20 24 40) イヴァンのネイムレス戦のイメージが強いわ。 -- 名無しさん (2020-09-12 16 33 44) 最初はすげえ強くて怖い敵と戦ってるイメージなんだけど、グランドルート見るとイドと向き合ってるイメージの曲に感じてくる -- 名無しさん (2021-06-12 11 55 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4774.html
前ページ次ページ絶望の街の魔王、降臨 眼が覚めると、知らない場所だった。 「……く、ここは……」 妙に豪華な部屋。薄暗い。少なくとも、組織に助けられた訳じゃないらしい。ベッドに寝かされ…… 「……無い」 装備の全てが無かった。バックパックもサイドパックもタクティカルベストも。ベルトに通していたポーチも、ベルトごと無くなっていた。 「最悪ね。ラクーンシティより酷いかも」 一人、呟く。 記憶はしっかり残っている。桃色の髪の子供──確か『ヴァリエール』だった──に何かされて、左手に異変が起きて…… そこから先の記憶が無い。 こうしてベッドで寝こけていたから、意識を失っていたのだろう。化物の巣から帰ってくる途中でこれだ。かなり疲労も溜まっていたのだろう。 デルタフォースを修了していても、所詮対人戦闘のプロを育てる課程だ。規格外の化物を相手にするストレス。それに耐え続けるのは容易な事ではない。ダメージ、肉体的疲労、精神的疲労、全てが相当なものだ。 毎回の任務は、カルロスに貰った『全武器無限化アイテム』があったからこそ成功したと言えよう。理論や構造等はどうでもいい。要は鞄の空きが増え、リロードの隙や弾切れの危機が無くなれば、ブラックボックスであっても構わない。細かい事に構わないと生き残れないが、必要で無い事に構わないのも生き残る為の秘訣だ。 さて、ここがどこだとかはどうでもいい。あの状態で倒れ、拘束せずに寝かせているのならば、身の危険は無いだろう。監視や人の気配は……いや、あった。 『ヴァリエール』が、ジルの寝ていたベッドに寄り添って眠っていた。少しばかり身構えるが、その無防備な姿に、肩の力を抜く。 これはもう警戒する必要は無いと、完全に警戒を解く。途端に、疲労が重くのし掛かってきた。意識を失うまではいかないものの、全身が脱力し、重くなる感覚が襲ってくる。 そこでジルは気付いた。自分の傷が手当てされている事に。 今回はゾンビこそ少なかったが、BOWやイレギュラーモンスターの数が酷く多かった。いつもなら腕や肩に集中する傷も、全身にほぼ均等に散っていた。 行く先々にあるグリーンハーブやレッドハーブ、アンブレラ社の唯一とも言えるまともな製品だった救急スプレーで応急処置を行い、どうにか傷は塞がっている状態だった。 帰ったら暫く遊び歩こうと、そんな事を考えていたが、これでは初めから無理だ。暫く療養で缶詰だっただろう。 「悪い子じゃ、なさそうね……」 意識を手放す前に、一言、呟き。 そして、有り得ない物を見た。 朝。ルイズが起きると、医務室のベッドの上にいた。 「え……どこ……」 いつもとは違う天井。そこはルイズの部屋ではなかった。 「ここよ」 女はルイズの隣に座っていた。ルイズに勘違いの返答を寄越し、言葉を続ける。 「手当て、してくれたんでしょ?どんな魔法を使ったのか知らないけど、殆んど傷は無いし疲れも取れたから、いつまでもベッドを占有してるのは悪いと思って」 「貴女、誰なの?」 未だ寝惚けているルイズは、自分が喚び出した使い魔の事を忘れていた。 「まずは自分から名乗るべきじゃないの?」 再び勘違いが起こる。ルイズは『何者か』を訊きたかったのだが。 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」 「そう、いい名前ね。私はジル。ジル・バレンタイン」 寝惚けていて、いつもの理不尽なまでの気丈な態度が取れないルイズ。大人しく名乗っていた。 「起きなさい。遅くまで私を看ていたんだろうけど、もう昼よ」 「何よ……」 ルイズは上半身を起こし、頭を振る。まだ眠かったが、昼まで寝る訳にはいかない。 もう既に午前の授業はサボってしまったが、まだ午後がある。 「ここは……?」 「知らないわ」 だんだん頭が冴えてくる。 そう、ここは医務室で、この美女──ジルは昨日私が喚び出した使い魔だ。そして今日は臨時休講だ。何でも昨日の爆発が学院の建物に傷をつけたらしい。幾つか窓が割れていたので、教師総出で何処かに変な傷が無いか調べているのだ。 「……頭が痛いわ」 「だとしたら、寝不足か寝過ぎね」 「そうじゃなくて!」 使い魔に平民が喚ばれた事。その平民がよく判らない物をゴチャゴチャと身に付けていた事。更に深い傷だらけで倒れ、医務室付のメイジに『過労』と診断された事。傷は魔法を使っても全治一ヶ月で、数日は動けない筈だった事。 それらの疑問を捲し立てた後、ジルが冷静に答える。 「使い魔召喚……やっぱり貴女の仕業だったのね」 「そうよ。本来なら竜とかサラマンダーとかが喚ばれる筈だったのに、何で平民が、しかもこんな……」 ジルの胸に視線をやる。そして溜息を吐く。 「取り敢えず、貴女の勝手な都合で喚び出された訳ね」 「貴族に向かって、何よその言い方!無礼よ!」 「私を勝手に喚び出すのは無礼でなくて?」 「平民のくせに……」 ジルの言葉に、切り返す言葉が見つからず唸るルイズ。 ルイズの唸りは無視して、ジルは続ける。 「傷の手当ては感謝するわ。組織なら確かに全治一ヶ月はいってたわ」 「だから、どうしてそんなに回復が早いのよ!?全治一ヶ月よ、一ヶ月!」 「私は頑丈なの。これくらいで動けなかったら、敵に喰い殺されちゃうわ」 「敵って……何よ?あの傷も敵にやられたの?」 「そうよ。流石に回復薬が無いと死んでたわ」 タイラント亜種と交戦した時、緊急回避が間に合わず背中を抉られたり、物陰や天井からの奇襲で傷を負ったり。 ルイズは治療されるジルを見て、猛獣に襲われたのかと推測した。歯形らしき傷や、太い爪痕の様な抉られた痕、どうやってついたのか判らない傷。それが全身にあったからだ。 「一体どんな猛獣よ……」 「知らないなら、知らないままの方がいいわ。あれは悪夢以外の何物でもない」 その異様な迫力に、ルイズはそれ以上の追及を躊躇った。 「後、私の持ってた物は武器よ。この世界じゃ、馴染みの無い物でしょうけど」 「……この世界?」 ジルの言葉の中の妙な単語を、ルイズは聞き逃さなかった。 「ええ、この世界。私の世界には、月は一つしか無かったわ。365日、一秒たりとも二つに分裂したりしないわ」 「そんな馬鹿な話、誰が信じるのよ?」 その言葉に、ジルは不敵に笑う。 「知らないわ。取り敢えず、私を元の場所に返して貰わないと。私にはまだやるべき事が残ってるの」 「無理よ」 ジルの要求は、一蹴された。 「何故?」 「そんな魔法、無いのよ。使い魔は普通、主か使い魔が死ぬまで解放されないから」 前ページ次ページ絶望の街の魔王、降臨
https://w.atwiki.jp/z-oni/pages/146.html
先程の邂逅から約二十分。 夕焼けに似た不気味な空の元、二人の少年、織田敏憲と豊穣礼佑は連れ立って歩いていた。 「ねぇお兄ちゃん。どこへ行くの?」 「なるべく鬼の来なさそうな所へさ。僕一人だけならともかくお前も連れてるからね」 「ふーん、でもそれだと他の参加してる人にも会えなんじゃない?」 「心配いらない。まず鬼のいなさそうなところへ行こうっていうのはみんな考えることだ。 だから学校みたいな如何にも人が集まりそうな所よりも少し外れた所の方が人には会いやすいはずだ」 バイクにも乗っていないのにフルフェイスヘルメットで表情を隠しつつ、織田はわずかにその不細工な眉をひそめた。 今同行しているこのクソガキ奴僕、時々発言が妙に聡いところがある。 最初出会った時は迷子のように語っていたにも関わらず、今は鬼ごっこの参加者の視点に立って自分に話しかけてきている。 それも、至極冷静に。 勿論そこまで違和感を感じる訳ではないし、今の所脅威は感じない。 ただ、少し引っかかるだけだ。 (まぁ、いい。このまま人と出会わず昼を過ぎるか、おかしな動きをしたら撃ち殺してやるだけさ) 懐のワルサーの感触を確かめつつ、「イヒッ」と下品な笑みを漏らす。 彼はあまり人と出会わない様ならば足手まといを抱えて歩くつもりは毛頭無く、この見た目幼児を容赦なく切り捨てる心づもりだった。 第六十八回戦闘実験プログラムでも彼はゲームに乗っていた人間であり、例え幼児であろうと、利用し、切り捨てられる人間だった。 (なーんて、不細工面に似合った事考えてるんだろうなぁ) そんな織田の下卑た考えは、四歳児をはるかに超越した頭脳を持つ礼佑にはお見通しなのだが。 とは言え、このままでは不味いのは事実である。 四歳児離れした頭脳を持っているとはいえ、礼佑は肉体的には幼児でしかないし、武器になりそうな物も取り上げられてしまっている。 彼はそれを丁度いいハンディだと思っているがそろそろ状況を変える新たなカードが欲しい。 そう思った時だった。 ―――ザザッ はいぱーびじょんだいありーからノイズのような音が走る。 未来がまた、変化した音だった。 子供らしい無邪気な表情を崩さず、礼佑は織田に感づかれていないか様子を伺う。 あくまで冷静に。あまり未来日記を信用しすぎず、慌てて予知を確認しないのが『エリート』というものだろう。 しかし、彼の懸念に反して織田は別の音に気を取られているようだった。 次いで、礼佑もまた近づいてくる音を聞き取る。 足音ではない――これは、エンジン音だ。それも、大型車両の。 ■ 「WRYYYYY!タンクローリィだッッッ!」 邪悪の化身DIOは、紙袋に入っていた支給品であるタンクローリーを『世界』に運転させつつ、そのパワー・スピードにそれなりにハイになっていた。 初めて運転するため、時折ハリウッドのカーチェイスもかくやという勢いで電柱や看板にぶつかっていたが、気にせず走り抜ける。 帝王に後退はないのだ。 「ムッ!」 機嫌よく走り初めて十分ほど後、吸血鬼として異常発達した視力が、二つの人影を捉える。 背丈から類推するに、あれは子だろう。つまり捕まえるべき獲物だ。 世界にハンドルを切らせ、DIOは邪悪な笑みを浮かべた。 そして、世界を支配する力を放つ。 「世界―――時は止まる」 ■ 「……な、何ッ!?」 「えっ…?」 織田と礼佑。二人の少年は揃って驚愕の声を上げた。 無理もないだろう。先程までこちらに向かってきていたタンクローリーのトレーラーが忽然と消えてしまったのだから。 どこかにぶつかった、というわけではない。それならば二人も無事では済まないはずだ。 あのトレーラーは一体何処に…奇しくも二人の心境が重なったその時だった。 「―――君たちは、ドードーという鳥を知っているかな?」 背後で、良く通る男の声が響いた。 「モーリシャス諸島に生息していた鳥なのだが…その鈍重さと鳥であるにも関わらず、 『飛べない』という弱点を持っていた彼らは人間の進出により僅か80年余りで絶滅した」 2人がゆっくりと振り返る。 「飛べもせず、ノロマ、外敵のいない平和な島で育ち、警戒心もない彼らが滅びるのは必然だったと言えるだろう」 傍らには紙袋を抱えた。ギリシャの彫刻のように筋肉を漲らせた美しい男。 紡ぐ言葉には思わず聞き入ってしまう、魔的な力がある。 「だが…私は彼らが絶滅した原因は『勇気』が無かったからだと…思っている 堕落した日々に甘んじ、彼らは『進化』しようとはしなかった 現在の『限界』を超えようとしない生物は種を問わず脆い…君たちはどうかな?」 男はDIOと名乗った。 ■ ―――織田敏憲には嫌いな人種が三種類いる。 その一、顔の良い男。その二、背の高い男。その三、下品な男だ。 DIOという急に話しかけて下品に自分を驚かせ、同行を提案してきたパツキン奴僕はこのうち三つをコンプリートしている。 「驚かせて悪かったね、これでも『親』なものだから。『子』らしき者を見ると捨て置けなかった」 「い、いいですよ、気にしてませんから!」 (クソがぁ~!何故高貴な俺がこんなパツキン奴僕に…いや、クールになれ織田敏憲。 こうなるのは計算通りのはずだろ) このままクソガキ奴僕共々肉壁として使い倒してやる。 織田少年はそう強く誓い、下手に出続ける。 (……ちょっと手強そうなのが出てきたね。面白くなってきた) 豊穣礼佑は対照的に無邪気に新たな同行者の分析楽しむ。 彼は先ほどのタンクローリーを突然消したのはこの男だろうとあたりを付けていた。 それもチャチなトリックではない。未来日記の予知能力のような、本物の異能だ。 更に、予知した内容ではこの男は自分にDEAD ENDフラグを立てなかった。 少なくとも昼までは。 DIOがこれからどう動くかはわからないが、これで織田も自分に手を出しにくくなっただろう。 (次は、このDIOってヤローがどんな奴かを見極めないとね……) 礼佑の口から笑みが零れる。 そして、先行しているため二人からは表情が伺えないDIOも、同じ笑みを浮かべていた。 (……最初は即刻捕まえて牢屋に連れていこうと思ったが、考えてみれば一人二人チマチマ捕まえていくよりも纏めて『一網打尽』にした方が良い) それが、DIOが自分の役職を親だと偽った理由だった。 無論、自分が鬼と発覚したときは世界で捕まえるか、殺す必要があるだろうが、スタンドに目覚めていない子供など、それこそ赤子の手をひねるが如く、だ。 (もっとも、豊穣礼佑とか言った子供は何か隠しているようだがね…織田敏憲という少年は何の力も無いようだが……良い悪の素質がありそうだ) 悪の才能とはすなわち、弱者を自分のために踏みにじることができる者だ。 悪の帝王であるDIOは、2人がそんな人種である事を直感していた。 そのため生かして泳がせる事を選んだのだ。 (フフ、せいぜい利用させて貰うぞ二人とも―――) (((勝つのは私/俺なのだから))) それぞれの思惑を抱えながら、絶望鬼ごっこは進んでいく。 【H-08/01時15分】 【豊穣礼佑@未来日記】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:はいぱーびじょんだいありー@未来日記 [道具]:『スマートフォン(子)』 [思考・行動] 基本方針:このゲームに勝利してエリートであることを示す。 1:DIO、織田敏憲を利用しながら情報を集める。 2:ピエロ(ペニーワイズ)との接触を避けるため、西北西方面に逃走したい。 3:未来日記所有者は優先的に殺す。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 未来日記による予知である程度の未来を把握しました。この場に留まると高確率でペニーワイズに殺害されます。 【織田敏憲@バトル・ロワイアル(漫画)】 [役]:子 [状態]健康 [装備]:ヘルメット、防弾チョッキ、ワルサーP38、ランドセル、トートバッグ [道具]:ランドセルに飲食物、トートバッグにガスマスクや包丁、洗剤といったもの [思考・行動] 基本方針:利用できそうな親か子と合流する。鬼らしき相手がいたら逃げる。 1:豊穣礼佑、DIOを利用しながらプログラムに備える。 ※その他 各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 自分の役が『子』だと推測。 【DIO/ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 [役]:鬼 [状態]:健康 [装備]:タンクローリー、不明支給品(確認済み) [道具]:無し [思考・行動] 基本方針:子全員捕まえ、親は血を吸うか下僕とする。 1:織田敏憲、豊穣礼佑を利用して子を集める。 ※自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間を把握。 ※時間停止は五秒ほどです。
https://w.atwiki.jp/ojtc/pages/31.html
https://w.atwiki.jp/z-oni/pages/187.html
一般に、陸地は暖まりやすく冷えやすいが、海は暖まりにくく冷えにくい。 そのため日中、陸上の空気は海上の空気より速く暖められ、上昇する。 これによって地表付近の気圧が下がるため、海辺では海から陸へ風が吹く。 一方、日が沈むと、陸上の空気は海上よりも速く冷え、陸から海へ風が吹く。 しかしながら……この異常な超自然の空間は、昼とも夜ともつかない。太陽は出ていないが、空は不気味に赤い。 時計は深夜をさしているが、それほど暑くも寒くもない。裸でいれば少し肌寒くは感じるが。 ならば一体、風の向きはどうなっているのか? 風は止まり、凪いでいるのか? 答えは……『海から陸へ』吹いている。原理はともかく、今はそうなっている。島を取り囲む不気味な霧の作用、なのだろうか。 そして、この海風によって、『大場大翔』は酷く迷惑していた。 (くっ……臭い! 鼻が曲がる! 頭がどうにかなりそうだ!) 口と鼻を抑え、臭いの源から必死に遠ざかる大翔を、海風に乗った悪臭が追ってくる。 走る。走る。闇雲に逃げる。その先に―――― ◆ 悪臭の源は、革靴だ。それを履いている男も、また臭い。しかもブリーフ一丁だ。変態だ。 その変態の傍らで、機関銃を構えて臥せている男がひとり。彼は変態ではない。ちゃんと服も着ている。それほど臭くもない。 では、なぜ彼―――『オルガ・イツカ』は、この臭い男の傍らにいるのか。 それは悪臭男―――『水泳部の田所』を追跡し、こちらへ向かってくる者たちがいるからだ。 (わけがわからねえが、あのガキどもに話を聞くしかねえな……この変態はまあ、アレとして) 海から陸へ、すなわち、接近してくる二人の子供の方向から、オルガと田所へ向かって風が吹いている。 田所の放つ悪臭は、二人の子供へは届かない。はずだ。しかし、こちらへ向かってくる。 (つまり、この変態の足跡と、それについた臭いを追って来てるわけだが……) 田所は、オルガにねっとりした視線を向けつつも黙っている。下手な動きをすれば、機関銃の銃口がこっちを向くだろう。 一応田所も日本刀を持っているが、フィクションの剣豪でもあるまいし、機関銃相手に勝てるとは思えない。 とにかく、自分を追っている誰かを誘き出すつもりなのだろう。それが何を招くかは、いまのところ分からない。 ◆ 「海岸線の物陰を伝いながら、ね。風がこっちへ吹いてるってことは……、あった、足跡。臭いもする」 少し前。哀れな少年『円谷光彦』から服と靴を奪った少女『プルツー』は、靴下とブリーフだけになった光彦を連れて、彼が見たという男を追っていた。 聞くならく、男は色黒で中肉中背、ブリーフ一丁、刀を持っていて、臭い。どうもまともな人物像が浮かんでこない。狂人や変態だろうか。 だが、現状唯一の手がかりだ。スマートフォンとかいう通信機器はあるが、まだ通じない。光彦から取り上げた『お守り』とやらは胡散臭い。 手元に武器はないが……石ぐらいは落ちている。刀相手に接近戦を挑む必要もない。自分なら、小石を投げても並の男なら倒せるだろう。 いくつかの小石を拾い、ポケットに入れると、男の追跡を再開する。 獲物を狙う野獣に睨まれているような感覚。野獣の臭い。面白い。なんとかいう英雄は石を投げてライオンを倒したという。 生身の人類の最強の武器は、拳でも蹴りでも、爪でも牙でもない。投擲能力だ。遺伝子の奥からふつふつと狩猟者の感覚が呼び起こされる。 その時……プルツーは僅かな殺気を感じた。野獣の、ではない。銃口がこちらを向いている。例の悪臭男か。あるいは別の存在か。 「伏せろ。狙われている」 小声で光彦を制し、地面に伏せさせる。どうする。銃に投石で挑むのは、流石に無謀か。ならば……。 「待て。敵意はない。そちらとの対話を望む」 プルツーは右手を掲げ、殺気と悪臭の方向へ呼びかけた。言葉が通じる相手であれば、言葉こそが最強の武器となり得る。 ややあって、物陰から男が二人、姿を現した。ブリーフ一丁の刀を持った男と、もうひとり。特徴的な髪型をした、機関銃を構えた男。 「ああ……こっちも、子供を撃つのは好きじゃない。いろいろ話も聞きたいしな」 「それはなにより。こちらも突然状況に投げ込まれて、困惑しているんだ」 【A-02/00時42分】 【オルガ・イツカ@機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]:UZI@現実 [道具]:デイパック(不明支給品1) [思考・行動] 基本方針:とにかく生き残る。 1:子供たちと会話する。少女(プルツー)と臭い男(田所)を警戒。 ※その他 自分の役・各役の人数・会場の地図・制限時間は全て未把握。各役の勝利条件は一応把握。 【水泳部の田所@昏睡レイプ! 野獣と化した先輩】 [役]:親 [状態]:健康 [装備]:日本刀、野原ひろしの革靴@クレヨンしんちゃん、ブリーフ [道具]:デイパック、睡眠薬(持参) [思考・行動] 基本方針:家に帰る。 1:とりあえず誰かの話を聞き、現状を把握したい。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 【プルツー@機動戦士ガンダムZZ】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:『スマートフォン(子)』、『お守り』、光彦の服と靴 [道具]: [思考・行動] 基本方針:生き残る。 1:この鬼ごっこの目的と自分の記憶について考える。 2:機関銃の男と会話する。もうひとりの男(田所)にはあまり近づきたくない。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 地獄の雰囲気にのまれてニュータイプの力が若干鈍っていましたが、慣れつつあります。 この鬼ごっこを「記憶を操作された人間に関する実験」だと考察しました。 【円谷光彦@名探偵コナン】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:パンツと靴下のみ [道具]:DBバッジ(現在通信不能) [思考・行動] 基本方針:生還の為に行動。子や親と合流したい。 1:このゲームは誰が、どのように、何故行ったのかを考える。 2:機関銃の男と会話する。もうひとりの男(田所)にはあまり近づきたくない。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 この鬼ごっこを「記憶を操作された人間に関する実験」だと考察しました。 ◆ 「ハァ、ハァ、ハァ。ああ、気持ち悪かった……」 やや内陸に逃れ、やっと悪臭から解放された大翔は、大きく深呼吸する。 悪魔が出現する時は悪臭を放つこともあるというが、その前触れだったのだろうか。悪魔というか、この会場では鬼か。 とにかく、あそこへは近づかないでおこう。反対側へ、内陸へ逃げなくては。そして仲間を見つけなくては。 それにしても、人がいない。まずは民家を探してみよう。誰か隠れているかも知れない。 【B-02/00時43分】 【大場大翔@絶望鬼ごっこ】 [役]:子 [状態]:健康 [装備]:『お守り』 [道具]:若干のお小遣いなど [思考・行動] 基本方針:とにかく人と会う 1:鬼と異臭を警戒。 2:幼なじみが巻き込まれていたら合流したい。 ※その他 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 ◆ 銀髪の妖艶な美女がひとり、密かに歩む。露出度の高い服装で、頭に簪。腰から無数の帯を生やし、三本足の下駄を履く。 全身には―――ヒビのような紋様。唇からは牙が覗く。然り、彼女は紛れもなく『鬼』だ。名を『堕鬼』。 兄の『妓夫太郎』と一心同体、人から鬼に堕ちて百年、悪行非道は数知れず。 鬼退治されて地獄に堕ちて、やれと言われたのは『鬼ごっこ』。 丸一日の期限内に、島の中にいる生者を捕まえろ。子は三十六匹、子を守る親の役は二十四匹。子とろの鬼は十二匹。 子は過半数を捕まえればよく、殺して数を減らせばなおよい。そうすりゃ、現世へ戻れると。 ―――いやはや、さすがは地獄の鬼。なに、やることは現世と変わりはしない。 人間に化けることは出来る。帯を分けて分身を作り、島に潜ませて子や親を襲わせてもいい。ただ……まだるっこしい。 時間は充分あるし、他の鬼も張り切っている。全力で楽しもう。愉しもう。 醜い人間を捕まえて、何もかもを奪ってやろう。神も仏もあるものか、いれば必ず殺してやろう。 そう思い、早速襲った連中は、意外な反撃をかましてきた。帯が焼け、体が焼けた。殺せなかった。 焼いた奴は反動で死んだらしいが、こちらには幸先の悪い始まりとなった。負傷は再生中だが、気分が悪い。 なに、も少し楽に殺せそうな連中を探し出し、いたぶり殺して、気晴らしにしてくれよう。ああ、憎い憎い。 「くさぁい、くさい。におう、におう。なにやら子どものにおいがするねえ」 【B-02/00時43分】 【堕鬼(妓夫太郎)@鬼滅の刃】 [役]:鬼 [状態]:負傷(再生中) [装備]:無し [道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品2つ [思考・行動] 基本方針:殺し、食らい、現世へと復活する。 1:幸せそうな子や親を食い殺し取り立てる。 ※その他 スマートフォン(鬼)の所在は不明。落としたのかも、元から入ってなかったのかもしれません。
https://w.atwiki.jp/z-oni/pages/200.html
擬宝珠檸檬はこの世の終わりのような顔をしていた。 つい先ほど、迫り来る『鬼』を確認した。それは良い。いや良くはないのだがまだ良い。問題はその後だ。 突如現れたタンクローリーが突っ込んできて、『鬼』がそれに襲いかかって、何か良くわからないことになったあと別の『鬼』が来た。ただでさえ絶望的な状況だったのに『鬼』より強そうな謎の人物が出てきたりともう檸檬にはどうすることもできない展開である。正直失神しそうだった。でも耐えた。だがしかし当の『鬼』がついにこの灯台に踏み入ってきたとなればポックリ気絶する運びとなった。 (!『子』か!) 一方その『鬼』こと、『親』の花酒蕨は、外見に似合わぬ身体能力で豊穣礼佑を抱えて灯台の中に入ると階段を駆け上がりドアを押し開けたところで自分を見て気を失った檸檬を発見した。 彼女がわざわざ灯台に入ったのには檸檬を助けるため、というわけではもちろん無い。というか彼女は別に灯台に誰かいると知って入ったわけではない。それは単純にDIOの迎撃のためである。 車を持ち超スピードで動く人外相手に、開けた場所を走って逃げられるわけがない。となると逃げ場は一択、灯台である。狭い場所であれば足の早い動物がその脚力を活かせぬようにあの超スピードをいくらかは封じられる可能性がある。そうすればどうにか太刀打ちはできる……かもしれない。それに保護(拉致ともいう)した『子』が何かイイ感じのアイテムとか持ってる……かもしれない、というか持ってないと詰む。正直なところ他人の持ち物ガチャに賭けざるをえないところまで追い詰められているのだ。 まず何も無いだろうとは思うがそれでも一縷の望みをかけて豊穣の身体を弄る。何か指に触れた、引き当てた、引き出す、出てきたのは、スマホ。 (ハズレか。) 一応見てみるとチャットアプリのようなものが見えた。役に立つかはいまいちピンとこない。となると時間がもったいないので次だ。 再び弄る何か指に触れた、今度はデカい、たぶんノート、出てきたのは、やっぱりノート、内容は。 『5 がつ 15 にち てんき くもり じかん あさ でっどえんどー。』 (不吉!) 見なきゃよかった。なんだこの糞日記。 余計な時間を食っている間に階段を駆け上がってくる足音が聞こえた。おそらくはさっきDIOになにかされたいかにも殺人鬼然とした方の『鬼』であろう。DIOとひとまず戦わなくていいことで安堵半分、いつ何をしてくるかわからないことで恐怖半分、といったところだ。とにかくもう時間がない。こうなったらあっちの倒れてる女児の方だと豊穣にそうしたように身体を検める。三度何か指に触れた、今度は、これはたぶんお守りだろうなと確信しながら引き抜く、そしてやっぱりお守りで蕨は腹をくくった。三連続で役に立つものは手に入らなかった。期待はしていなかったが、やはり辛い。しかしこうなった以上なんとか殺人鬼をぶちのめすことをまずは考えなくてはならない。なぜなら既に彼奴は階段を登りきり自分の背後に迫っているのだから。 奥歯に力を入れ向き直る。怪人と目があった。倒れる子供たちを背にする形で蕨はジェイソンと対峙する。絵面は無力な子供を守る少年漫画のヒロイン、といった風にも見える。実際はぶっちゃけあっち狙ってくれないかな、とか思ってたりもするがそんな彼女の考えは全く無視してジェイソンはマチェットを振り下ろした。もちろん蕨は躱すが、ジェイソンももちろん追撃する。狭い室内で一対一が始まった。 (あの二人は眼中に無いか、空気読むな。) 役的にも人道的にも『鬼』が『子』に手出ししないように囮になるというのは良いのだが、それで死にそうになる本人はたまったものではない。だがこうなってしまった以上やるしかないのが兵の辛いところ。床を蹴り壁を蹴り家具を蹴り、なんとか凌ぐがそれだけでは埒があかないため刀を振るう。だが手応えはあれど効いている感じがしない。フェイントも交えて揺さぶるが相手がダメージに頓着しないこともあり捗捗しい成果は得られない。徒労感と疲労感がかさむばかりだ。 (狙うは額の――) ならば狙いを変える。さきほどDIOに何かされたのか、額の一部に謎の物体がある。もしやこれが弱点ではと当たりをつけすわ切りかかる。膂力は凄いが剣技ならば一日の長が蕨にある、雑に振られたマチェットを見切ると容赦なく頭に振り下ろした。 予想は的中した。今まで切っても叩いても効いていなかったのが途端に頭を抑えて悶え苦しみだした。頭の形もいびつに変形していく。そして数秒が経ち、頭が爆発した。 「……なぜ?」 まさか爆発するとは、これには蕨、キョトンである。だがとにかくなんだかよくわからないが一応倒せたらしい。彼女からすればDIOの前哨戦のため警戒を切ることなく気を配り襲撃に備える。今のところDIOが攻めてくる気配は無い。打ち倒した『鬼』もビクビクと痙攣を続けている。他には……あった、紙切れだ。一枚の紙切れが女児の近くに落ちている。拾って見てみた。 『生きている参加者一人を対象に選んで発動する。対象が『鬼』だった場合、お守りを対象にぶつけると対象は死亡する。使用後自壊する。 』 こんな便利なものだったとは、と一瞬思ったが真に受けるのは馬鹿らしいので蕨はなんとも微妙な顔になった。心なしかリボンもしょげている。たぶんさきほど女児から頂いたお守りの説明書なのだろうが、鵜呑みにできるような内容ではない。これがあればDIOもなんとかできるかもしれないが…… (!) 殺気を感じとっさに伏せる。腰の辺りを薙ぐようにマチェットが頭上を通り過ぎた。見なくてもわかる、誰が奇襲をしたかなど。 「本当に不死身か!」 「……!」 頭もすっかり再生しマチェットを振りかぶるジェイソンがそこにいた。確かに頭が爆発したのを見たのに、少し目を話した隙に何事もなかったかのように再生している。催眠術か超再生か、ともかくとんでもなくヤバイ相手ということはわかった。ひょっとしたらDIOより危険かもしれない。突っ込んでくるところにカウンターを合わせながら、蕨の顔が歪んだ。何かおかしい、そう直感が告げ棒手裏剣を投擲したのとほぼ同時に、ジェイソンは走り抜け蕨の後ろで倒れる女児の頭にマチェットをぶち込んだ。 パターンが変わった。それを理解しもはや100%の殺す気で投げた手裏剣を受けて何事もなかったかのように行動する怪物を前に、躊躇なく背後から太刀で金的を見舞う。かすかに鈍った隙に脇を抜け、新たな標的とされていた男児、豊穣を確保しに向かう。その彼女の試みは自分の頭と首に走った痛みで妨げられた。掴まれている! (こんなものに頼ることになるとはな!) 自分の身体が片手で持ち上げられる。体型でいえば小学生と変わりないのだ、軽々と担がれるともう片方の手のマチェットが首筋へと狙いをつけられる。刃が突きつけられ引き切られようとする正にその直前、蕨はお守りを喉元に殴り当てていた。 「……!」 「ほう――!」 首筋に熱が走る。不充分な加速しか得られなかったマチェットは赤い線を蕨に残すだけに終わり、それを持つ手が、腕が、身体が瞬時に変化していった。 ジェイソンの喉元から身体全体へと瞬時に白いものが走っていく。それは、塩。身体があっという間もなく塩へと変じていく。全くもってオカルトな光景。それを蕨は見ていた。自分の身体が支えを失い地面へと投げ出されるまでの、数分にも感じるような一秒ほどの間。人一人が無機物に変わっていくファンタジー。それを目の当たりにして忘我。 花酒蕨はこうしてこの鬼ごっこを「理解」したのであった。 【I-10(灯台)/01時28分】 【花酒蕨@武装少女マキャヴェリズム】 [役]:親 [状態]疲労(小)、DIOへの畏怖 [装備]:太刀・棒手裏剣(どちらも損傷・小) [道具]:防弾ベスト・閃光弾、はいぱーびじょんだいありー@未来日記、スマートフォン(子・豊穣礼佑) [思考・行動] 基本方針:『親』か『子』と合流する。 1:DIOから逃げる。 ※その他 [ルールの把握度] 自分の役・各役の勝利条件・制限時間を把握、各役の人数、会場の地図を未把握。ルールの本質に気付きました。 豊穣はを持っています。 【豊穣礼佑@未来日記】 [役]:子 [状態]:気絶 [装備]:なし [道具]:なし [思考・行動] 基本方針:このゲームに勝利してエリートであることを示す。 1:DIO、織田敏憲を利用しながら情報を集める。 2:ピエロ(ペニーワイズ)との接触を避けるため、西北西方面に逃走したい。 3:未来日記所有者は優先的に殺す。 ※その他 [ルールの把握度] 自分の役・各役の人数・各役の勝利条件・会場の地図・制限時間は全て未把握。 未来日記による予知で、ある程度の未来を把握しました。 DIOを『親』の役と思っています。 【擬宝珠 檸檬@こちら葛飾区亀有公園前派出所 脱落】 【ジェイソン・ボーヒーズ@13日の金曜日シリーズ 脱落】 【残り 67名(鬼11名 親23名 子33名)】
https://w.atwiki.jp/nioka/pages/1786.html
1 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 07 25.77 ID dQq5GcA1 二岡「(体操服姿で登校しないといけないとは)知らなかった」 2 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 08 40.60 ID RPsKv0nj 二岡、家で休む 3 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 08 41.57 ID SkAlZ9S5 そら(二岡の連絡網は前後のやつに飛ばされたから)そう(連絡が伝わっていないのは当然)よ 4 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 09 33.59 ID IeAIGOgs ジーノカッター なにこれボスにも効くの? 5 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 09 41.96 ID aMh99m26 二岡、1人だけフルチンで蘇民祭に来てしまい今季絶望 6 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 10 48.99 ID R8PQWIpi . 4 アンチには効かないように見えるだろうが 普通に効くよカス 7 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 13 10.93 ID v6OdyWpg 二岡、騎馬戦の騎乗になるも鉢巻が緩くて試合開始直後今期絶望。 8 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 13 56.64 ID lNwNBetM 二岡、徒競走で一位を取れず今日は筋肉痛だからと強がる 9 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 14 04.23 ID hM8+2G1e 二岡「(合唱祭に)切り替えていく」 ↓ 二岡、音程を外してしまい今季絶望 10 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 14 59.29 ID aEMV+XoK 二岡、文化祭中は校外をぶらぶらして時間をつぶす 12 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 17 40.92 ID 3vIqPDJo 二岡、給食の時間にみかん汁攻撃が目に直撃し今期絶望 13 :どうですか解説の名無しさん:2009/02/06(金) 19 20 05.73 ID 3hVMgdFk 二岡、避難訓練でハッスル、前半戦絶望
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/4043.html
「随分、惨い殺し方だな……」 ホーム内に放置されている遺体を調べていたら、無意識に口から言葉が漏れていた。 そう言いたくなるほど、この遺体は酷かった。 ――――なにしろ、尻の辺りにおびただしい量の血が溜まっているのだ。 おそらく、尻からの出血が原因で死亡したのだろう。 何故、そんな場所から死ぬ程の出血をしているのかは分からないが。 (…………) これで、2人目だ。 こんな所で、誰かの遺体を見るのは。 ……当然、良い気分はしない。 (全く、どうなってるんだ) そんな時だった。 辺りを包みこんでいた静寂を、轟音が打ち破った。 ◆ あれからどれほど経っただろうか。 時間は、誰に対しても平等に流れている訳だから、その点は他の参加者と変わらない。 「……………………」 あのライオン頭を吹き飛ばした後、00号は何故か吹き飛んだ方向とは逆の方に向かっていた。 あれほどの攻撃で生きていられる人間はいない――――そう頭の中に入っているからだ。 その前提があるからこそ、ライオン頭の生死を確認せずに、反対の方向に向かったのだ。 それが正しい判断かは、彼には分からない。 ただ、自身の心にのみ従っているだけだからだ。 心――――本能、と言い替えてもいいかもしれない。 人の本能……相手を打ち倒し、自分が優位に立つ……。 ある意味、一番シンプルな欲求だ。 「………………」 そして。 ゆっくり歩を進めていた00号は、ついに駅に辿り着いた。 もちろん、巨大な体躯で入り口をすんなり通れる訳も無い。 所々、派手に音を立てながら、駅を破壊しながら侵入していく。 足を踏みだすたびに、足音が大きく響き渡る。 「確か、さっきの音はこの辺りから……」 そして、戦場へと新たに足を踏み入れる男が、一人。 その名は、藤田茂。 本来の運命通りに事が進んでいたなら、既に命が絶たれていた男。 果たして、運命は変わるのか?それとも、運命には逆らえないのか? 「――――何だ、こいつは」 ――――見えない場所で、運命は変化している、のかもしれない。 ◆ 「――――何だ、こいつは」 ただ、驚くしかできなかった。まぁ、当然だろう。 音に気がついて歩いてくれば、そこには巨大な化け物がいたんだから。 ――――クルリ、と化け物がこちらを向く。 ……逃げなければ。逃げなくちゃならない。 思考でも、感情でもない。自分の理性が。 「早く逃げろ、コイツはヤバい」と語りかけてきている。 だが、体は。 まるで、コンクリートで固められたみたいに、硬直している。 早く、逃げないと! 焦れば焦る程、体は硬直していく。 逃げたい、逃げたい、逃げなければ! でも、逃げられない、逃げられない、逃げられない……! そんな間にも、化け物は、ゆっくりと手に持つ標識を振り上げている。 まるで……恐怖心を煽るかのように。 このままじゃ、殺される――――! 「……うわぁぁぁっ!!」 ブウン、と風を切る音と共に、標識が振り下ろされた……。 ――――それと同時に、体の硬直が解け……ドッ、と横に倒れこむ。 (た、助かった……!) いや、助かってなんかいない。 化け物は、標識を2本持っているんだ。 今回はたまたま助かったが、今度は……殺される。 体の硬直は、既に解けている。今度は、逃げなければ! 荷物なんか、回収している暇はない。 何も持たずに立ち上がり、とにかく逃げる。 逃げる。 逃げる……? ……逃げるって、どこへ? ここは、狭い駅の中だ。逃げ場なんて、ない。 走って逃げても、あの標識でやられるだけ。 それ以前に、さっきまで固まっていた状態での、全力なんてたかが知れている……。 ――――つまり、もう、何をやっても無駄と言う事になる。 走っても逃げられない。そのままでいれば殺される。 八方塞がり。 ――――出来れば、このタイミングで気付きたくは無かった。 (そうか…………ああ、やんなっちまうなぁ) ……化け物は、再度、攻撃体勢に入っている。 おぼつかない手つきで、さっき落とした銃を拾う。 ……あの、妙な男が落として行った銃だ。 狙いなんて、この際どうだっていい。 とにかく、滅茶苦茶に引き金を引いて、銃弾をバラ撒く。 ――――全ての弾丸を撃ちつくしてしまえば、俺は。 おそらく、その時が。 俺の、最期だ。 そして、カチッ、と弾切れを知らせる音が、小さく響いた。 それと同時に、標識が目の前まで――――。 「――――すまんな、」 【藤田茂@SIREN2 死亡】 ◆ 血の海。 そして、その中に転がる、かつて人だったもの。 頭部は原型を留めぬほど破壊され、その他の部分も、損傷が酷く、直視出来る物ではない。 じわじわと、しかししっかりと、駅の中に血液特有の臭いが立ち込めて行く。 凶器となった標識からは、未だに血液が滴り落ちている。 良く見ると、所々組織片もこびり付いている。 「…………」 00号の体には、小さな傷が出来ていた。 さっきの、銃弾による傷だ。 だが、まるで気にしていない様子である。 ……拳銃弾程度では、ダメージを与えることすら叶わないのか? ――――いや、違う。 あくまで、00号は生物だ。生命が宿っている。 小さな積み重ねが、いずれは大きな形になるように……。 この小さなダメージも、いつかは、多大なるダメージになるだろう。 だが、当の本人は、その可能性に気付けない。 与えられた使命に従うだけの、「殺人マシーン」であるが故に。 「………………あぁ」 再度、00号は歩き出す。 次の標的を、探すために。 【一日目・深夜/A-4】 【被験体00号@オリジナル】 [状態]:健康 [装備]:交通標識×2 [所持品]:なし [思考・行動] 基本:全て殺す 1:……。 ※A-4の駅が多少壊れています ※駅内部に、ワルサーP99(0/15)、シングルアクションアーミー(6/6)@MGS3 藤田茂のデイパックが放置されています おつかれさま 投下順 [[]] ライオン嫌い 被験体00号 [[]] ツミナガラ…と彼は謂ふ 藤田茂 GAME OVER