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夕張ちゃんアブノーマル! 前編 こんにちは。わたし、兵装実験軽巡の夕張です。 でもこれから提督のお部屋で秘書艦のお仕事するから、いつもの戦闘モジュールは整備ドックの妖精さんたちに預けてきてて。なんだろ。夕張(非武装)って感じ? だって秘書艦のお仕事には戦闘モジュールはいらないし、ホンネはさっき遠征から帰ってきたばかりで、もー着けてたくないって感じなの。 遠征って言っても80時間の、いちばんハードなのね。そう、行きはあいつらの母港を爆弾でやっつけて、帰りはあいつらが資源を貯めてる場所を襲って、ボーキサイトをいっぱい取ってくるアレ。 今回は蒼龍さんと飛龍さんが空襲して、駆逐艦の子たち3人とわたしで突撃したんだけど、ちゃんとあいつらの部隊がいないのを狙って襲ったから、みんなで大活躍できたかな。 文月ちゃんなんて「夕張ちゃん。あいつら、みーんな殺っちゃっていいよね、いいよね?」って言いながら、動くものは何でも撃ちまくるの。 あの子とは遠征でよくいっしょだし、ああいう時の文月ちゃんって目がとろけちゃって、すごく気持ちよさそうな顔になっちゃうから大好き。 いつもはそんな感じしないけど、きっとドSな子なのかも。 あ、それでね。 わたしはさっきそんな感じで帰ってきたばかりなんだけど、港に着いてすぐ秘書艦交代のお知らせをもらったから、真夜中だけどこうやって提督のお部屋の前まで来たわけ。もちろん、遠征のお仕事の後始末はちゃんとしてからね。 ホントはわたしもすぐ提督に会いたいけど、自分で自分をじらすのも好きだから、わざとそうしちゃう。それに、提督もわたしが早く来ないかってジリジリしてるのかなって思うと、お腹の奥がキュッてなるし。 頭の中ではそんなふうに思ってても、提督のお部屋に入るまではおすまし顔の夕張ちゃんでいなきゃいけないから、ドアを三回ノックしてからこんな感じに提督を呼ぶようにしてるの。 「夕張です。遠征任務終了のご報告と、秘書艦交代でまいりました」 提督に中から「入れ」って言われたらお部屋に入るんだけどその時はもう、閉めるついでにドアの鍵をロックしちゃう。これは提督とわたしの約束。 こうすると、わたしは提督のお部屋に監禁されたみたいな気持ちになれて好き。て言ってもわたしは提督をたっぷりお世話するので忙しいから、あんまり出る用事もないんだけど。 「ご報告します。深海軍の軍港爆撃、ならびにボーキサイト備蓄奪取の・・・任務・・・あっ、終了・・・・・・しました。ん、んッ」 わたし、ちょっと提督のことをじらしすぎてたかも。 提督ったら、わたしが机の前に立ってこれだけ言う間にもうそばまで来て、わたしの首すじとか耳の裏を舐め始めるの。すっごく恥ずかしくてわたし、これだけで全身熱くなっちゃう。 だってわたし、三日間も戦闘遠征に出て汗もいっぱいかいて、全身たっぷり汚れてるから。でもお風呂も入らずにここに来てるのは、提督がこういうエッチが大好きな変態さんだから。 「あっ。やだ提督・・・・・・興奮しすぎ・・・・・・」 わたしがいつもポニーテールにまとめてる髪のうなじのあたりを吸ったり舐めまくってる提督は、興奮した犬みたいに息が荒いの。髪の匂いも思いっきり嗅がれてホントに恥ずかしい。 でも、提督のことを変態さんって言うわたしも、お風呂も入らずに汁まみれ、汗の匂いたっぷりのぐちゅぐちゅセックスが大好きだから、変態どうしうまく行ってるんだと思う。趣味が合う・・・・・・って言うのかなぁ。うん、そうよね。 まあこの関係も、わたしが秘書艦室で、提督が出した下着の洗濯ものを嗅ぎながらひとりエッチしてたのを見られてから始まってるんだけど。 その時のことは・・・・・・やだ、あんなすごいセックスが初めてだったなんて、恥ずかしくてまだ話せない。わたし3ヶ月前まで処女だったんだし。 でもちょっとだけ言えば、わたしの身体で提督の舌が触れてないところ、最初で全部なくなっちゃうぐらい激しかったかな。 そのときから、お互いの身体をトロトロにし合ってから、朝までハメまくるのが普通になっちゃったわたしは、提督以外とはセックスできない身体になってる気がする。 「あ、あっ。いやあ・・・・・・そんなとこの匂い嗅がないで」 背後にしゃがみ込んだ提督に、おへそ丸出しなセーラー服の背中やわき腹を舐められたり、吸われるるたびにピクピクしてるわたしはちゃんと立ってるのも辛くて、目の前にある机に手をついちゃう。 提督ったら、そこでわたしのスカートの上からお尻の谷間に鼻を突っ込んで思いっきり匂いを嗅いでくるの。ホントに変態。 さすがにこれは素で恥ずかしいからお尻を振って拒否するんだけど、提督の鼻息がお尻の谷間に染みこんですごく熱くて、これだけでわたしの中のエッチなスイッチが、バチバチ入ってく。 こうなったわたしはもう半分トロけちゃってるのを知ってる提督はスカートを腰までめくり上げて、パンスト越しにわたしのお尻をゆっくり、じっくり揉んで、舐めて、噛んで、好き放題。 腕で身体を支えることもできなくなってるわたしは提督の机にくたくたの上半身を投げ出して、突き出したお尻を提督になぶられて、腰が勝手にくねくねするのを止められずにあん、あんって気持ちいい鳴き声を出してる。 それでも提督がわたしの女の子の部分をいじりやすいように脚は開いて、おねだり。 「夕張、下を脱がすぞ」 しばらくわたしのお尻を責めまくった提督の身体がわたしを背後から抱いて、耳たぶを噛みながらささやいてくる。 身体がぴったり密着してるからわたしのお尻に提督のおチンポが当たるけど、それに触るのはもっとじらし合ってからのほうが気持ちいいの。 「あっ、あっ提督・・・・・・いっぱい汚れた夕張のパンストのあ、味見・・・・・・ご所望ですか? どうぞ・・・・・」 ホックの外れた青いスカートが床に落ちる。 提督のごつごつしてるけど優しくて、火照った手がわたしのストッキングの腰回りに入ってくる。わたしは提督が脱がせやすいように脚を閉じて、まるいお尻を突き出しながら両足をもぞもぞさせてブーツを脱ぎ捨てる。 こういうとき、男の人の手ってすごく器用。片手でいつの間にかスカートのホックを外した次に、桃の皮を剥くみたいにストッキングを脱がしてきたと思ったら、もう片手はわたしのえり元からリボンをほどいてセイラー服を脱がせるの。 だからいつも、30秒も経たずにわたしだけ丸裸にされちゃう。そんなふうにストッキングがお尻から滑り落ちてあそこの部分が脱がされるときは、愛液がちょっと冷たい感じ。 恥ずかしいから見たりしないけど、たぶんクロッチのとこなんてカピカピになってると思うし、 あそこもおしっこの匂いがすごいかも。なのにすごく興奮しちゃう。こんなに汚れたわたしのオマンコが大好きなんて、わたしの提督ってホントに変態。 「ああ、夕張・・・・・・ものすごく汚れてるぞ。ストッキングのここにパリパリの愛液がくっついて・・・・・・脱がせただけでチーズみたいな匂いだ」 「いっ、いやです提督、恥ずかしいからそんなこと言わなあっ! あっん! あっ、あッあっんッやぁ、いきなり指入れるなんてずる・・・・・・いぃ」 好きな男に、自分で脱いだストッキングの汚れの感想を言われながら、三日間洗ってないオマンコを指でほじられるなんて、ふつうの女の子なら死んでもされたくないことなんだと思うけど、 わたしみたいなどこに出しても恥ずかしい変態な艦むすには、思うだけで背筋がブルっとするくらい気持ちよくなれる仕打ち。 わたしのオマンコはいつ提督の指が入ってもだいじょうぶなように濡れてるし、 わたしはもっと太くて固くて、肉でできた魚雷みたいに凶悪な、見るだけでわたしの口がヨダレであふれるほどスケベな形の提督のおチンポ、大好き。 ちゅぷ ぷちゅ ちゃぷ ちゃぷちゃぷちゃぷちゅぷぶちゅっぶっ びゅぶっ ぶっ ぶぷっちゃぷちゃぷちゃ ぷっちゅ ぶっぶびっ わたしのオマンコのお肉と愛液がこねまわされる音って、文字にするとこんなふう。 提督の指は速くなったりゆっくりになったり、深くまで入ったり浅いところで引き返したり、どうやったらわたしの中身が気持ちよくなるのか、ぜんぶ知ってる動きでわたしを責めてくる。 少しひやりとする机に裸のオッパイを平たく押しつけたわたしは、穴が丸見えになるのもかまわずにお尻を突き出して脚を開いて、熱くなった全身から汗を、オマンコからは愛液をポタポタこぼして、 三日ぶりに変態オマンコをいじめてもらう気持ちよさに腰を振りながら、鳴き声を出すしかない。 「あっあっあんあっ、いッあんあッあっあっいっあっだめっ、三日ぶりのオマンコそんなにいじめちゃすぐいッ、イクのぉ指だけでイクのいっ、いやっあんッでもおっオマンコいッ、いい・・・・・・」 「おお。夕張のオマンコは、指をチンポと間違えて締め付けてきてるぞ。ここに入れば何でもいいのか、夕張の変態オマンコは」 「やっやっあッあんあんあっ、あッちっちがうのわたしもうゆ、指もチンポも、提督のじゃなきゃダメなのもうあッだめほんとにひっ、もうイッ」 ちいさくクシュって丸まったストッキングを鼻に押しつけて、わたしの汗とオマンコの汚れがいっぱい染みた匂いを嗅ぎながら、指でわたしをイカせようとしてる提督。 ほんとうは指じゃなくて提督のおチンポでブチ抜かれたいけど、もうイクこと以外はどうでもよくなってるわたしは、右手の指で自分のオッパイを優しく揉んで、コリッコリの乳首をつまんでひねったり、 だけど少しでも声を抑えようと思って左手の指を噛んだりしてる。わたしがイクときの声ってわりと大きいみたいで、こうしないとこの建物の周りを夜回りしてる警備隊の人たちに聞こえちゃうかもしれないから。 「んッんっんんっ! あっ提督イキます。わたしの変態オマンコもうイクのあんッ、ダメもうイッくうッ、イッふうっんッいっんんんッ!!!」 わたしがイク寸前に顔を近づけてきた提督が、わたしの左手を強く握ってくれながら、キスで声をふさいでくれる。 わたしは、わたしより10ぐらい年の離れた提督の仕草がうれしくて、ものすごく幸せな気持ちのまま身体をぶるぶる震わせて、三日ぶりに提督にイカせてもらえた悦びの大波が消えちゃうまで、。 よく覚えてないけどたぶん、提督に処女をあげてからの3ヶ月でしたエッチの中で、一番気持ちよかったかも。 「はあ、はあ。ものすごく、感じちゃいました。提督のお、おチンポ・・・・・・以外でこんなにイッたの、初めてです」 「かもな。俺もお前が、イクときに潮を吹くのを見るのは初めてだ」 「えっ、潮・・・・・・? やだわたし、そんなの今まで一度もなかったのに、恥ずかしい・・・・・・」 赤くなった顔を手でおおったわたしに、袖がべったり湿った海軍礼服の袖を見せてくるんだけど、提督ったらその袖にまで鼻を寄せて匂いを嗅いで「うん、これは夕張ジュースの匂いだな。すぐわかる」とか言うの。 夕張ジュースって恥ずかしすぎない? わたし果物じゃないんだし。 「もう、そんな冗談面白くないし恥ずかしいです! 今度言ったらわたし、自沈しちゃうんだから」 「はは、すまん。お前に会うのは三日ぶりだから、俺もちょっと浮かれてるらしいな。許せ」 少しむくれて見せるわたしの手を引いてソファに連れてってくれた提督が、ここに座れって言うみたいに自分のヒザをぽんぽん叩くから、 そこに横乗りになったたわたしの身体を、両手を提督の首に回して強く、ぎゅーって抱いてみる。わたしの大好きな、エッチな、エッチな提督。 その提督のズボンの前はもうさっきからずうっとパンパンに張ったままで、今もわたしの太ももの間におかしなキノコみたいに割り込んでるの。 「ねえ提督。さっきはわたしだけあんなに・・・・・・気持ちよくなっちゃったけど、いいんですか?」 「いいさ、秋の夜長って言うからな。せっかく三日ぶりに、お前の身体と匂いを楽しめるんだし、じっくり時間をかけなきゃもったいない。遠征、ご苦労だったな」 エッチなことしてからご苦労様なんて、変なひと。 そんなふうに思いながらちょっとニヤけてるわたしの首筋に軽くキスをした提督の指が、わたしのポニーテールを縛った青いリボンをほどく。身体をおおう物がなにもなくなったわたしは艦むすじゃなくて、無防備なただの女の子になる。 提督は、わたしが髪を下ろしてるほうがいいのかな。やっぱり榛名さんや扶桑さんみたいに伸ばして、大人っぽいほうが好みなのかな。 そんなことはまだ聞けないけど、いつもとちがってセミロングなわたしのうす青い髪をなでてくれる提督の手が、お前はそれでいいって言ってくれてるみたい。 すごい。わたし本当にこの人が好きみたい。提督になら何でもしてあげたいし、気が狂うほど恥ずかしいセックスも、きっと喜んでしちゃうかも。 「提督、わたしすこし、身体が冷えちゃいました」 「悪い。毛布でもあればよかったか」 「いいんです。それより提督。わたしお風呂に入りたいです。あったかいお風呂でわたしの身体・・・・・もっとたっぷり味わってください」 わたしは、ズボンの前を破りそうに熱くなったままの提督のおちんちんを手で優しくさすりながらささやいてみた。 たぶん今夜のわたし、いつもよりエッチな夕張ちゃんになれそう。 後半へーつづく
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横断歩道の停止線直前で停まる、漆黒の車体が眩しいトヨタ・センチュリーがあった。 衆目を引く車である。国産車が今一恰好が悪いと言うバイアスが強い日本においても、流石にこのグレードの高級車ともなれば話は別である。 歩道を歩く通行人や、片側の車道に停まる乗用車や原付、対向、反対車線を往く車の運転手の目線を集めているような錯覚を、この高級者に乗る現代の貴族は憶えている。 運転手は、小柄な体格をした、病的なまでに白い皮膚で、禿げた頭の男性だった。 白昼夢でも見ているかのように間抜けた表情をしているが、その実ちゃんと意識は覚醒状態にある。 が、如何にも危うさと言うものを隠せない。名をエルセンと言うこの男は、英財閥に所属する構成員の一人であり、その令嬢から直々に運転手を任せられた男であった。 上座には、礼儀正しい姿勢で座る、エルセンと余り背格好の変わらない少女がいた。 貞淑として、それでいて如何にも育ちの良さそうな顔付きをした女性で、都会の雑踏の中には相応しくない、百合の花のような娘であった。 しかし何故、この女性の表情には、うずうずとした期待感のような感情が渦巻いているのだろうか? 英純恋子は、何を楽しみにしているのだろうか? センチュリーの内部は、車の中と言うよりも、ある種の動くホテルの一室のような物であり、通常の乗用車の内部とは一線を画す。 空調の性能、シートの座り心地、カーテレフォンやカーテレビなど、食糧さえ持ち込んでしまえば、そのまま一日は過ごせてしまいそうな設備を搭載している。 とは言え、車の内装の素晴らしさは如何あれ、運転手と後部席の純恋子に会話がなければ、どうにも場の空気が悪くなりがちなのは、致し方ない。 故にエルセンは、適当なラジオにチャンネルを合わせ、それを流しているのだが、それがどうにも、エルセンの気付かない第三の乗車人物には耳障りでしょうがなかった。 「は~い、以上、モンスターさんからのリクエスト曲、プリマ☆ジカルでした~。やー、いい曲だったね~聞いてなかったけど。はいそれじゃ、とっととミュ~ジック二件目のお便り――」 実に軽そうな若い女性がMCを務めるラジオ番組だった。 とっととミュ~ジックなるこの番組は、このような如何にも軽くて、頭に何も詰まってなさそうな女性がこのようなテンションで進めて行くラジオ番組であるらしい。 これからよく、生きるか死ぬかの殺し合いをしに行くのに、このような、聞いているだけで頭が悪くなりそうな番組で集中が出来るものだと、 霊体化したレイン・ポゥは純恋子に感心した。ひょっとしたら、何にも考えていないだけなのかも知れないが。それはそれで、大物か。自分のマスターとしては堪らない位困るのだが。 停止したセンチュリーの窓から車外の光景を見つめるレイン・ポゥの気分は頗る憂鬱だった。 アサシンと言うクラスは原則、後手に敢えて回る事の多いクラスである。聖杯戦争の序盤と言うのは言うまでもなく、ほぼ全ての参加者が十全の状態である。 怪我も一切負っていない、魔力の量も万端。そのくせ、情報だけは揃っていない。このような局面では通常、アサシンのクラスは動く時ではない。 クラススキルである気配遮断で籠城や水面下行動を行い、盤面がある程度動くまで待ちつつ、情報を収集する。 皆が疲弊し、ある程度の情報が出尽くした所で動き、消耗した相手を影や闇からの一撃で直に葬り去る。これこそが、アサシンクラスの常道である。 アサシンであるレイン・ポゥが、ではどうして今、サーヴァントの暗殺にこんな序盤から向かいに行くのかと言うと、後部席の上座で上機嫌そうな、 英純恋子――馬鹿――の意向があるからに他ならない。勉強は出来る、金もある。だが、馬鹿なのだ。何故かは知らないが、だ。 二人は今、英財閥の情報室が集めた、 新宿 に住む聖杯戦争参加主従の内、把握している四組。 その内の一つである、『遠坂凛と黒礼服のバーサーカー』が住んでいると言う市ヶ谷の某邸宅に向かっていた。 正気の沙汰では、ないだろう。何せ真正面からの小細工抜きでの戦いであれば、三騎士を凌ぐと言われているバーサーカーを相手に、 暗殺を旨とするアサシンクラスが戦いを挑むのだ。愚作、としか言いようがない。しかし、これに関して言えば、レイン・ポゥはある打算を織り込んでいた。 そう、今回、遠坂凛の主従に襲撃を掛けに行くと決めたのは、マスターの純恋子の意向を汲んだと言う事も勿論あるのだが、この虹の魔法少女の計算も其処にはあるのだ。 先ず一つに、遠坂凛達は聖杯戦争のルーラー直々が指定した、成果報酬に令呪一画が与えられる正真正銘の賞金首である事が一つだ。 令呪一画が与えられると言うのは、財力にこそ優れるが、魔力量は聖杯戦争のマスターとしては落第点の純恋子には与えてやりたい代物だった。 令呪が一画増えると言う事は、レイン・ポゥの意思を無理やり捻じ曲げる鎖が一本増える事を意味するが、それでも、ないよりはあった方が良い。 ここぞの場面で令呪があるのとないのとでは、全く違う。令呪が欲しい、と言う事が一つ。 そしてもう一つ、これこそが一番重要なのであるが、遠坂凛の主従は聖杯戦争の参加者のみならず、一般のNPCからも、その扱いは賞金首のそれなのだ。 世界中を震撼させた、白昼堂々の大量殺人犯と、その共犯者。社会における遠坂凛達の扱いは、凡そこんな所である。 仮にそんな存在に純恋子達が襲われ、万一彼女らの方が下手を犯したとして、遠坂凛達と純恋子達。どちらの肩を、聖杯戦争の参加者及びNPCは持つだろうか。 言うまでもなく、後者の方である。相手は誰もが信じて疑わぬ、殺人鬼達。仮に襲われて敗走したとしても、相手の方がその魔の手を先に延ばして来た、 と多くの者は思うだろう。況してや遠坂凛が呼び出したサーヴァントは、一般人には御し難いバーサーカーである。 もしかしたらであるが、『一般人の遠坂凛』に制御が不可能になったバーサーカーに襲われた哀れな被害者と純恋子が認識され、聖杯戦争の参加者とは認識されないかも知れないのだ。仮に、一回失敗しても、セーフティの可能性が高い。だからこそレイン・ポゥは、敢えて遠坂凛の方を選んだ。 残りの三組では、そうも行かないのである。 セリューらの主従は頭が回りそうな為、事後処理に失敗するかもしれない。メフィスト病院とUVM社の社長の場所を襲撃など、論外である。 後者二つは対外的にも極めて名の知れた場所であり、遠坂凛達と比べて悪評もまるでないし、情報面への根回しも英財閥に勝るとも劣らぬとレイン・ポゥは見ていた。 『暗殺者は暗殺者とバレていないその時に真価を発揮する』。名と顔の割れた暗殺者は事実上その時点でデッドだ。 だから、後二つの方は省いた。――以上が、レイン・ポゥが、遠坂凛が奪った邸宅に襲撃を掛けようとしたその理由である。 ――とは言え、である。 「(ま、何時だって初陣はそれなりに緊張するもんね)」 聖杯戦争の正規の七クラス、その中でもキャスターと並んで最弱を争うクラスが、真正面からの小細工抜きでの戦闘ならばほぼ最強に近いバーサーカーと、 事を争うのである。緊張をしていないわけがない。レイン・ポゥの踏んで来た場数は、決して少なくない。寧ろ歴戦の魔法少女の一人と言っても良い。 相手が余程の格上でない限り、戦闘には自信がある方であるが、それはあくまでも対魔法少女の時の話、況してや相手が全く違う世界観の強者となれば、話は別だ。 これで緊張をしない方がどうかしているが、レイン・ポゥはその感覚を大事にしていた。そもそも彼女は暗殺に臨む時は何時だって、緊張をしていたものだ。 恐れからではない、暗殺任務の遂行上必要な心構えであったからだ。緊張感とは言い換えれば、警戒だ。 失敗した場合戦闘以上にリスクの大きい暗殺任務の遂行を行う際には、警戒や緊張感は重要な要素である。 実際これを抱いていない、馬鹿で無謀な鉄砲玉のような魔法少女程、カモな存在はいなかった。疑心や警戒心を忘れない存在こそが、一番やり難い。 経験でこれを解っているからこそ、自分も仕事の時はこれを忘れない。それはレイン・ポゥの演技力スキルに、如実に表れているだろう。 【マスター】 【何ですの?】 目線だけを、レイン・ポゥのいる隣の座席に向けて、純恋子は念話で返した。 身体の向きを動かすどころか、体幹にも動きがない。この車内には自分と運転手のエルセン以外にいると言う事を、彼に悟らせない見事な配慮であった。 【アンタ、緊張とかはしてないの?】 【余り、そう言うのはしない性格ですの。貴女の方はいかがかしら、アサシン? 貴女のような腕利きでも、武者震いはしますのかしら】 【ま、多少はね?】 この女はあいかわらず、そう言った緊張とは無縁の破綻者なようだと、改めて認識しながら、レイン・ポゥは窓から車外の光景を眺め始めた。 さっきからセンチュリーの進みが遅いのは、気のせいなどではなかった。センチュリー・ハイアットを出てから既に四十五分は経過している。 出る時に純恋子のスマートフォン経由で知った、新宿二丁目での大規模なサーヴァント同士の戦闘の影響であると見て、先ず間違いはなかった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 朝昼を塩水で凌ぎ、夕食を元の邸宅の主に仕えていた人物達が予め買い置きしていたであろう食糧の数々でやりくりして、遠坂凛は解った事がある。 カップヌードルは早く作れてしかも美味い、と言う事である。これがラインの上で大量生産され、日に数十万個と生み出され、世のスーパーに並ぶと言うのだから、 つくづく人類の進歩と言うのは驚くべき所がある。ここ百年近い歴史の中で、最も偉大な発明の一つと、これについて言及した人間がいたそうだが、 今ならそれも頷ける。これがなければ、遠坂凛は当の昔に、餓えて狂っていたかも知れないのだから。 ペリペリと、発泡スチロールの容器に成された蓋を剥がし、台所から借りて来た箸を右手に持ち構え、遠坂凛はそれを啜る。 遠坂家は冬木の御三家の中では、財政的に翳りを見せていた。それと言うのも、神学と魔術、武術の修行に明け暮れて財政学や会計学の初めの一文字すら知らない、 馬鹿な弟弟子にして現状における凛の後見人であるあの男のせいであった。尊敬する父が残した数々の利権を活かそうともしなかった結果が、あの冬木での生活だった。 往時のそれに比べれば冬木の遠坂の生活ぶりは、倹約に重きを置いたそれではあったが、それでも。此処の生活よりかは遥かにマシだった。 と言うよりも、廊下を出歩けば死体と遭遇する様な生活よりも酷い生活が、本当にあるのであれば今すぐにでも報告して欲しいものだと言うのが、今の遠坂凛の偽らざる本音である。 最悪のバーサーカー、黒贄礼太郎を呼び出してからの遠坂凛の生活は、頗ると言う言葉でもなお足りない、最悪の中の最悪であった。 朝昼夜のニュース番組で、自分達の事を報道していなかった事など一つとしてなく、胸中で私は無実だと何度主張したのか、最早解らない。 人を殺さずにはいられないあのバーサーカーについてのストレスもそうだが、何時聖杯戦争の参加者及び警察組織が此処にやってくるか解らない為に、 警戒と緊張の糸を極限まで張り詰めさせる事による心労も、彼女にとっては凄まじい負担となっていた。 ピークの時は空腹や尿意、睡眠と言った人間としての宿命である生理反応ですら忘れる程、心の重圧は強かったが、とうとう聖杯戦争の管理者から直々に、 討伐令を下された瞬間、ドッと疲れが舞い込んで来た。黒贄に屋敷の門番を――心底不安だが――頼んだ後、遠坂凛は、久方ぶりに泥のように眠った。 そうして現在に至って、彼女はカップヌードルを啜っていると言う訳だ。 これらの食糧は夜にしか食べないと心に決め、実際その通りの生活を送っていたのだが、事此処に来てそれまで抑えていた空腹感が一挙に襲い掛かって来て、 耐えられなくなったので、このように食事を摂っていると言う訳だ。 「……惨め」 本当に惨め過ぎて、泣けてくる。あのバーサーカーは恨んでも恨み切れない、最低かつ最悪のサーヴァントだった。 しかし現状、自分に対して有効的な人物は黒贄を除いて他にいないと言うのも、厳然たる事実だ。 今の凛の境遇を招いたのは、間違いなくバーサーカー・黒贄礼太郎である。しかしタチの悪い事に、黒贄はその事を欠片も悪いと思っていない。 あの男と凛とでは、世界観が全く違うのだ。あの男の生きた世界は、彼に聞くに、殺人と言う行為が全く咎められない場所であったと言う。 咎められないと言うよりは、黒贄と言う男を咎める手段がないの間違いなんじゃないかとも思ったが、兎に角、あの男は自分の行為を全く悪いと認識していない。 魚が水中を泳ぐ事を、悪い事だと言う人間はいない。鳥が空を飛ぶ事を、邪悪だと叫ぶ馬鹿はいない。あの男にとっては殺人と言う行為が、 魚が行う所の水の中を泳ぐ事、鳥が行う所の空をはばたく事と、殆ど同じなのである。だからこそ、最悪なのであるが。 あの時、宝石商が扱っていた契約者の鍵に触れていなければ、今頃は自分は、冬木の聖杯戦争に向けて様々な準備を行っていたのだろうと、夢想していた。 自分に相応しい最強のサーヴァントを呼び寄せて、志半ばで倒れた偉大なる父である、遠坂時臣の意思を継ぎ、聖杯を獲得する。 それこそが悲願であったと言うのに。現実に遠坂凛は異世界の新宿、いや、 新宿 に呼び寄せられ、考え得る限り最悪のバーサーカーと共に、 聖杯を目指さなくては行けなくなっている。これ以上の理不尽などあろうか。聖杯の獲得の為に、今まで一日たりともサボらず続けて来た聖杯戦争のシミュレート、 魔術回路を増やす修行、魔術に対する研鑽、万が一の時の為の八極拳。それらの努力が、神の気まぐれで一瞬で台無しになったような物である。 「あぁ、もう!!」 言って凛は、勢いよく麺を大量に啜り、一気にそれを咀嚼し、飲み下す。 乱暴な食べ方だと思うし、これではすぐにまた空腹が訪れる。脳が、食べたと言う気にならないだろう。 解っていても、やってしまった。この和室に焼酎の一升瓶でもあれば、直に其処に素っ飛んで行き、それをラッパ飲みしてしまいかねない程度には、 今の凛にはストレスが溜まりに溜まっていた。本当に、何で、自分だけ。 はぁ、と深い溜息を吐いて、凛は畳の上に仰向けに倒れ込んだ。 今凛の頭の中には、二人の遠坂凛がいる。ストレスに苦しみ続ける遠坂凛と、状況の割に冷静な遠坂凛の二人だ。 一つの頭に、二つの思考が並列して稼働しているのだ。その中の、冷静な方の遠坂凛が場違いに考えていた。 人の精神は擦り切れに擦り切れると、ある種諦観めいた悟りのようなものを啓くのだと。 ――……もう、無理なのかな―― 平時の遠坂凛からは、考えられない思考だった。 聖杯を獲得する、と言う、普通であれば誰もが一笑に付すような望みに向かって、全霊の努力を続けて来た女の心は、 今や赤子がおもちゃを押す程度の力で軽く圧し折れてしまいそうな程脆くなり切っていた。 自分の脇を固める狂人のバーサーカー、NPCからもルーラーからも指名手配されていると言う現実。 この現状で、かつ、慣れない『 新宿 』を舞台にした聖杯戦争を、勝ち抜ける訳がない。魔術に聡く、聖杯戦争の何たるかを知っている凛でも、これは無理だ。 ……そもそも『何故 新宿 で聖杯戦争を行う必要性』があったのか? ふと、そんな事を遠坂凛は考え始めた。情けない話だが、今の今まで彼女はこのような思案に行き着く余裕がなかった。 サーヴァントは周知の通り、現在進行形で災厄を振り撒く殺人鬼である事と、それが齎す緊張感と、他のサーヴァントが襲撃に来るのではと言う警戒から、 そう言った事を考えようにも考えられなかったのだ。あらゆるしがらみから一度離れ、諦めにも似た冷静さが頭を冷やしている今だからこそ、このような思考に至っている。 何を以ってして、聖杯戦争の参加者と言えるのか、と言えば、それは令呪である。 本来の聖杯戦争では、聖杯が見込んだ参加者に、予め令呪が与えられ、其処で初めて当該人物は、自身が聖杯戦争の参加者である事に気づくのだ。 通常その参加者と言うのは、聖杯が見込む程の腕の立つ魔術師であると相場が決まっているのだが、この聖杯の見立て言うのは実はかなりアバウトで、 魔力量や魔術の腕に乏しい三流魔術師、果ては魔術回路が死んでいるも同然の一般人にすら、令呪を与える事もあると言う。つまるところ、聖杯戦争参加者になるか否かは、聖杯の胸先三寸と言う事になる。 ――だが、聖杯戦争を行う『場所』に関しては、そうは行かない。 聖杯戦争を行う土壌と言うものは、決して適当に選ばれている訳ではない。 この大掛かりな儀式を行うに相応しい土地と言うのは、極めて潤沢な霊地のみに限られると言っても良い。 霊地とは即ちマナの通り道である霊脈が大量に存在する場所とほぼニアリーイコールであり、冬木市などまさに典型的な霊地の一つだった。 何故か、と言えば、潤沢なマナを吸い上げられる土地でない限り、聖杯戦争を行う上で最も重要となる、大聖杯が起動出来ないからである。 冬木の聖杯戦争は、その土地の霊脈を殺さないよう、何十年と言う年月をかけてゆっくりとマナを溜め、ある程度溜まった所で、聖杯戦争を開催させるのである。 聖杯戦争を行う上で、その地が霊地であるか否かと言うのは重要な要素であり、仮に新しく聖杯戦争を他の土地で行おうと言うのならば、先ず吟味すべき最も重要なファクターである。 一般人はそれと言う認識は薄いかも知れないが、東京は実は、霊地として見た場合、それなりの格がある土地柄である。 彼の江戸幕府の祖である徳川家康に仕え、百歳以上も生きたとされる老怪僧・南功坊天海。 彼は家康の江戸幕府を盤石のものとするべく、彼の統治していた江戸を、魔力やマナの満ちる霊地に改造した。 当時から世に稀なる祟り神として恐れられていた平将門を明神として祀り、幕府に仇名す可能性のある霊的存在を慰撫し、鎮めた後で。 彼は風水に基づき、江戸城を中心に北東に寛永寺、南西に増上寺を建て、江戸の表鬼門と裏鬼門に守護寺を置き、国家の鎮守を果たそうとした。 無論天海は、江戸のレイラインを見抜き、其処に敢えて寺を置いたのは言うまでもない。これを以て江戸幕府は二百数十年以上も存続し、今でも、天海が確約した霊地としての東京は、生きているのである。 但し、霊脈として機能としているのは『東京全土』であり、間違っても『 新宿 一区』だけではないのだ。 其処が、おかしい。 新宿 は然程霊地としては優れておらず、聖杯戦争の舞台の候補からは真っ先に外されかねない場所であるのだ。 そんな所で、如何して、聖杯戦争を行おうとしたのであろうか。 目が、冴えて来た。頭の回転が速くなる。 上体を引き起こさせ、姿勢をよくさせた後で、凛は再び思考の海に沈む――その前に。 和室を歩き回り、紙とペンを探してから、再び和卓の前に座り込み、己の考えを纏めようとする。 新宿 で聖杯戦争を行おうと、何故この世界の主催者は決めたのか。 世界中に点在する数多の霊地を蹴り、何故霊脈的にも優れないこの土地を、選んだのか? ――違う。紙に纏めた自分の考えを、ペンで乱暴に黒塗りにし、凛は思い直した。 そうだ、この世界の 新宿 は、凛が知る東京都二十三区の、副都心新宿区ではないのだ。『 魔震 』だ。 この街は、二十と余年以上前に、この区だけを襲った未曾有の大災害、 魔震 によって、他区を 亀裂 で隔絶された、本来の歴史とは違う道を歩まされた街なのだ。 となれば、彼女の知る新宿区の知識など、全く通用しない事になる。この街にはもしかしたら、自分の知らない、マナの溜まる場所が、何処かに在るのかも知れないのだから。 そもそも、だ。 前述の通り、聖杯戦争を開催するにあたり、霊地が優先的に選ばれる傾向にあると言うのは、大聖杯、或いは、それに類するシステムを稼働させる為に、 マナや魔力を霊脈から吸い上げる為であるからに他ならない。この言葉からも解る通り、聖杯戦争は霊地であると言う事も必須条件であるが、それだけでは駄目なのだ。 そもそも聖杯戦争自体が、一種の魔術的な儀式と言うべきものであり、儀式と言うものには何時だって、御膳立てと言うものが必要になる。 この儀式を行う上で、必要となる物こそがその大聖杯である。これがなければ、聖杯戦争の核とも言うべき、サーヴァントを呼び出す為に必要な、 英霊の座にアクセスすると言う行為がそもそも不可能になる。必然、此処 新宿 にも大聖杯、或いは、それに類似したシステムが、何処かにある筈なのだ。 それが、全く何なのかが見当もつかない。一歩も足を運んだことのない土地で行われる聖杯戦争であるが故に、それも仕方がない事ではあるが、 凛は 新宿 に来る前から聖杯戦争の関係者の一人だった。知らないで完結されるのは、どうにも悔しかった。 情報が、やはり足りない。 何を思い、この世界の主催者達は、聖杯戦争を開いたのだろうか。 そして、この 新宿 で聖杯戦争を運営出来る、基盤とは何か。それは、何処にあるのか? 謎は、尽きない。この際だが――この世界の聖杯戦争で、聖杯を勝ち取る事は最早捨てた方が良いかも知れない。 他の参加者とは違い、遠坂凛は、元の世界に戻っても聖杯戦争の機会が待っていると言う事が最大の相違点である。 此処で元の世界に戻っても、聖杯戦争が再び待っている。つまり彼女に限って言えば、『聖杯を手にするチャンスが二度用意されている』と言う事になる。 新宿 で行われる聖杯戦争が聖杯戦争なら、凛の性質上何が何でも勝ちに行くのが通常であるが、今回ばかりは流石に状況が悪すぎる。 故にこれ以降は、聖杯を勝ち取る為、と言うよりは、 新宿 での聖杯戦争の謎を解き明し、元の世界に帰還出来る方法を模索した方が良いのかもしれない。 だがその為には、名実共にお尋ね者、賞金首となった身で、外を出歩かねばならないと言うリスクがつきまとう。 如何したものか、と悩み始めた、その時であった。背後に気配を感じたのは。 自分のサーヴァントであっても、いや、あのサーヴァントだからこそ、背後を取られたくなかった。 引き当てたサーヴァントに一番警戒している現状を馬鹿みたいに思いつつも、バッと振り返って――顔から血の気が失せて行き、青褪めた様な顔に凛は変わって行った。 「おっと見つけた賞金首」 そう口にするのは、如何にも可愛らしい桜色を基調とした服装を身に纏う、円形の虹環を背負う少女であった。 背負った虹の環を小さくしたようなリングが少女の頭上に浮いている。まるで天使の光輪(エンジェル・ハイロゥ)のようであった。 しかしその姿を見ても、凛は少女の事を天使だとは思わなかった。本やアニメによく出て来る、魔術の世界等欠片も知らない一般人が、 そのイメージだけで創造した様な、年端もいかない少女が変身する愛くるしい魔女――例えて言うなら、『魔法少女』、と言うイメージを、凛は抱いた。 そして目の前の魔法少女は、浚ったドブのような、腐敗した匂いがした。 「悪いけどさ、アンタ相当恨み買ってるっぽいし、このまま生きててもしょうがないみたいだから此処で死んでくれないかな」 同じ女性の、しかも自他共に高い評価を貰う程整った容姿を持つ遠坂凛から見ても、可憐で可愛らしいと言わざるを得ない、 虹の少女のその顔に、笑みが浮かんだ。ハイエナが嗤えばきっと、こんな顔になるのだろうかと言う程に、狡賢く悪辣な笑み。 彼女が魔法少女ではなく、サーヴァントであると言う事は、最早明白な事柄であった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 夢もなければ希望もない、楽しい事だってありゃしない、自身に言わせればクソッタレな世界に生きて来たレイン・ポゥには解る。 能力にもよりけりだが、百数十名以上の人物を表の世界で殺すと言う事の意味を。 先ず、その表の世界の住民に事が露見する。現代の世界では至る所に公権力の仕掛けた隠しカメラが置いてある上に、その公権力の追跡力も凄まじい。 これだけで済むのであれば、魔法少女の力で逃げ果せる事が出来るのだが、今度は所謂魔法の国の追跡が待っている。これを振り切る事は不可能に近く、 それこそ裏仕事や汚れ仕事の腕利きが、地の果てまで追跡して来る事になる。こうなればもう殆ど詰みに近い。死を待つのみとなる。 百名を超す人物を殺すと言う事は、それはそれは大それた事であり、自身の破滅を早めるリスクが極めて高い行動なのだ。まるで、殺された人物の怨念や、殺してしまった因果応報が百人分、自身の運命にのしかかってくるようであった。 暗殺は確かに人を殺す事が任務であるが、殺すべきなのは言うまでもなく標的と、その標的の身辺を警護する存在。 そして、自身の魔法の正体を知った者にのみ限られると言っても良い。殺し過ぎて事が露見するのは下の下。 この辺りの調整能力が、レイン・ポゥのような嘗て魔法の国の暗部を跋扈していた魔法少女には求められた。 恐らく、あのバーサーカーにはそう言った調整能力や、物事に対する帰結を予測出来る力がなかったのだろうと、レイン・ポゥは解釈していた。 百歩譲って、バーサーカーが引き起こした大量殺人を、仕方がない、既に起きてしまった事だと割り切る事としよう。 ――だからと言って、あれは信じられない。 ――如何にも退屈そうな表情で、黒礼服のバーサーカー、黒贄礼太郎は、遠坂凛が拠点としているあの邸宅の周りをウロウロと、実体化した状態で巡回しているのだ。 「自分が百何十人も殺してるって自覚ゼロじゃん、アイツ……」 仮に数百人も殺し、事実ルーラーからも指名手配を受けている身ならば、水面下で活動し、その姿を隠し通すのが常である。 全く、その事について勘案していない。それどころか霊体化すらせずに、実体化して邸宅の周りを見回っている始末。 これはもう馬鹿を通り越して、気狂いの領域だった。常識で物を考える、と言う事が、サーヴァントの方もマスターの方も、出来ていないのだろうか。 「マスターの遠坂凛が、近辺を監視させているのではないのかしら?」 「それがまぁ一番あり得る線なんだろうけど、それにしたって、あのバーサーカーに頼むかぁ?」 「……確かにそうかも知れませんわね」 往来の真っただ中で、百人超の人間を殺すようなバーサーカーに、拠点の周りを警備させる。 常識的に考えればありえない話だが、遠坂凛の主従は実際そうでもしない限り危険な程追い詰められている。 放っておいても脱落するのは最早秒読み段階な事が、遠目から見ても理解出来る程だった。 英純恋子とレイン・ポゥは、あるマンションの屋上から、黒礼服のバーサーカー、黒贄礼太郎の事を監視していた。 エルセンの運転していたトヨタ・センチュリーは、遠坂凛が拠点としている邸宅から離れた所の駐車場に待機させ、 二名は非常階段経由で、見晴らしの良い屋上までのぼり、黒贄の動向を逐次監視していた。 五感や身体能力が通常人類の埒外の所にある魔法少女であるレイン・ポゥは、肉眼でもこの程度の距離からなら黒贄礼太郎の姿は勿論、 表情すらも視認出来るが、マスターの純恋子はそうは行かない。双眼鏡を利用し、彼女は黒贄の姿を監視していた。 エルセンが齎した調査資料を確認した所、遠坂凛の主従は『香砂会』と呼ばれる、日本でも有数規模の暴力団組織の邸宅を現在の本拠地にしていると言う。 この暴力団はかなり手荒な真似を平気で犯す事で、そのスジやカタギの人間からも有名で、調査部によると近年では、ロシア人のアフガン帰還兵で構成された、 ロシアン・マフィアとも繋がりを持とうとしていると言う噂もある。そう言った過激派の組の邸宅であるからだろう。 その邸宅の周りだけ、蚊帳でも下ろしたかのように人がいないのは。皆が仕事に行き、学校で勉強をしている真昼の時間と言う事を差っ引いても、いくらなんでも人気が少ない。 「で、よ。マスター」 「何でしょう」 「あのバーサーカーのステータス、如何?」 聞いておきたい事柄であった。一応直接戦闘も出来るとは言え、自身より優れた身体能力の魔法少女など掃いて捨てる程存在した。 況してや今は、音に聞こえた英霊や猛将の類が平然と召喚される事もある聖杯戦争である。自分より優れたステータスの持ち主など、当然いる物とみている。 暗殺をしくじった時の為の、純恋子からこの情報だけは聞いておきたい所だった。何せ、相手のサーヴァントのステータスをその目で確認出来るのは、――心底不服だが――マスターだけなのであるから。 「貴女なら勝てる強さですわ」 「具体的に言えや」 こめかみに健康的な血管を浮かべながら、ドスの効いた声でレイン・ポゥが返事をした。 如何してこのマスターは、やる事なす事がアバウトの極みなのだろうか。自分について全幅の信頼を抱いていると言うのであれば、それはそれで良いのだが、 流石にこれは抱き過ぎである。何せこの少女は本当に、三騎士やバーサーカーと真正面から戦っても、自分が勝つと思っているのだ。信頼と言うよりは、もう狂信の域に近かった。 「信頼していますのに……」、と言う小言の後に、純恋子は具体的な黒贄のステータスを口頭で告げた。 結論から言えば、真正面から戦う相手ではないと言う事だ。当たり前だ、近接戦闘で特にモノを言う三つのステータスが、レイン・ポゥが何人居ても敵わない位に高いのだ。 まかり間違っても勝てる道理など何一つとしてない。やはり、此処は暗殺で決着をつけるのがベストだろう。 ……だがそれにしても、耐久のEXが非常に気になる。想像を絶する程高いと言う事か、それとも、その耐久の高さにはカラクリがあると言う事か。 スキルは見えないのかと純恋子に打診した所、見えないと言う返事が寄越された。本当だろうなと脅した所、やはり返事は先程と同じ。 見えない、と言うのならば仕方がない。此処は先手必勝で、レイン・ポゥの有する最大かつ最強の勝ち筋を見舞ってやるしかない。 「マスター、一つ聞くよ」 「はい」 粛々とした表情と声音で、純恋子が言った。 「アンタの価値観から言ったら、あの主従は、自分が出張って戦う程でもないんでしょ?」 レイン・ポゥは、純恋子がハイアット・ホテルで口にしていた言葉をシッカリと記憶していた。 彼女は、自分に見合った誇り高い強者と戦う事を矜持にしており、無軌道で無思慮な、遠坂凛達の主従は歯牙にもかけない、と言う如何にも貴族的な性格だ。 だからこそ純恋子は当初、黒贄達と事を構える気概などなかったのだ。……実を言うと、レイン・ポゥが敢えて黒贄達を選んだ理由はこれもあり、 初めから興味の薄い主従であるのならば、百%レイン・ポゥと言うサーヴァントの計算に基づいて純恋子は行動させると、踏んでいたのだ。 「そうです」 「なら、戦い方についても、私の好きにやらせて貰っても構わないっしょ?」 「えぇ」 短く、純恋子は即答した。自分の目論見は、正しかった。 「じゃ御言葉に甘えて」 そうレイン・ポゥが告げたその瞬間。 何も無い虚空から偏平状の何かが現出、凄い速度で此方に背を向けた状態の黒贄目掛けて向かって行った。 その偏平状の長方形には、クッキリとした赤、橙、黄色、緑、水、青、紫色の七色が、筆でなぞった様に浮かび上がっていた。 聡い者がみれば、それが虹の七色である事に気づくだろう。これこそが、レイン・ポゥが有するただ一つの魔法にして、アサシンたる彼女の宝具。 実体を持った虹の橋を作る宝具だ。それは虹の橋(アーチ)と言うよりは道(ストリート)とも言うべき物で、見事なまでに一直線に、黒贄の下に向かって行き―― ――――彼の心臓部を、抉るように貫いた。 それだけでは飽き足らず、二本目の虹が腹部を斬り裂き。 三本目の虹が、鳩尾の辺りを打ち抜いた。魔法少女の顔には、上手くいった、と言うような笑みが刻まれている。 「……何時みても、小狡い戦い方ですのね」 数秒程の時間をおいてから、純恋子は溜息交じりにそう言った。 「は? アンタが足手纏いにならないように配慮して戦っただけだよ。寧ろ光栄に思って欲しいね」 何処か軽口を叩く様に――しかし、マスターである英純恋子に対する嫌悪を匂わせて。 アサシン、レイン・ポゥはそう言った。これ以上の言い合いをするのは得策ではないと、純恋子も思ったのだろう。 かぶりを二度ほど振ってから、双眼鏡で、虹の道に貫かれた黒贄の方を確認する。見る事の邪魔になると思った虹の魔法少女は、自らが生み出した七色の凶器を消してやる。 よく黒贄の姿は見えた。うつ伏せに倒れながら、胸から流した血でアスファルトを染め上げていた。耐久EXなど、飾りも同然。ピクリとも動いていない。 ああ、とレイン・ポゥが思い出す。あの倒れ方、誰かに似ていると思ったら。魔王等と言う大層な名前を冠していながら、自分の正体にすら気付けなかった、あの愚かな女そっくりではないか。 「生きてるわけないよ」 レイン・ポゥが補足する。 「手ごたえあり過ぎてこえー位。もう即死だよ即死」 「の、ようですわね。ピクリとも動きませんわ」 「そ言う事。んじゃま相手のマスターの方に行きますか。サーヴァントの死体は時間を置いたら消滅するみたいだし? ルーラーから令呪を貰えるっていうんなら、その遠坂凛って奴の首を刎ねてそいつの所に持って行けば、流石にルーラーの方も、『殺したって証拠がないから令呪はやれない』何てナメた事言えないでしょ」 令呪を貰うと言う事が一番ベストな結果であるが、手ぶらでルーラーの下に赴いても、シラを切られる可能性が高い。 だからこそ、殺したと言う証立てを用意する必要があった。中世の武人達が、斬り落とした首や耳をその証拠としたように。 レイン・ポゥ達は、遠坂凛の首をそのままルーラー達に見せる事で、一切の逃げ道を断とうとしていた。 「その辺りの手筈は、貴女に任せますわ、アサシン。早く、邸宅に向かいません事?」 「あいあいさー」 と言ってやる気のなさそうな声で、虹の魔法少女は霊体化を行い、純恋子は元来た道を戻り、遠坂凛がいるであろう邸宅の方に向かって行った。 虹の刃で切り裂かれた黒贄が、倒れる間際、「ありゃりゃ」、と口にしていた事など、二人は知る由もない。 【黒贄礼太郎@殺人鬼探偵 死亡】 . ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「ば、バーサーカーは!?」 声が裏返るのを抑えつつ、凛が叫んだ。 反射的に立ち上がる。カップヌードルの容器に入っていたスープの飲み残しが、踵が和卓の裏面に当たった衝撃で零れた。 「私の従者であるアサシンが葬り去りましたわ」 第三者の声が、アサシンの魔法少女、レイン・ポゥの背後の廊下から聞こえて来た。凛の視界には、その姿は見えない。 如何にも育ちが良く、並々ならぬ教育を受けて来た声であると、直感で凛は悟った。一応凛も、世間上はそう言った少女に分類され、自身もそんな自覚があるからだ。 やがて、魔法少女のサーヴァントのマスターと思しき女性が、姿を現した。亜麻色の髪の乙女、と言う言葉がこれ以上なく相応しい女性で、 流した後ろ髪の優美さと、顔立ちそのものの優艶さの、如何にもな女性らしさよ。通っている学校が学校ならば、マドンナや高嶺の花のような扱いで、 蝶よ花よと生徒や教師を問わず愛でられそうな事が容易に想像出来た。レイン・ポゥの前では兎も角、英純恋子と言う少女は、対外的には、 英コンツェルンの令嬢に相応しい教育と帝王学を叩き込まれて来た、一端の女王である事を再認させられる瞬間であった。 ――バーサーカーが。黒贄礼太郎が、死んだ!! 一瞬ではあるが凛は、凄まじく喜んだ。あの最低最悪のバーサーカーが殺されたと言う事は、今自分を苛む要素の一つが消え失せた事を意味するのだから。 だがすぐ後で、全く喜べない事を理解する。黒贄が死んだと言う事は、もう誰もこの 新宿 に遠坂凛の味方がいないと言う事を意味するのだから。 あんな男でも、一応は自分をマスターだと認識していたのだ。たまに勢い余って自分を殺そうとする事もあるが、それでも、味方なのだ。 「呆気のない物でした。そして同時に、貴女を哀れにも思いましたわ、遠坂凛さん。不意を打たれて殺されるようなサーヴァントを引き当てた程度で、 舞い上がり、白昼の往来の只中で大量の人間を殺してしまうなんて」 「舞い上がってんのはお前の方だろ」と突っ込みたいレイン・ポゥであったが、此処は黙っておいた。 だが、そもそもお前は前線に出てくんなオーラを放出する事は、やめない。凛の方はと言うと、純恋子のこの言葉を受けて、激昂した。 「私は、誰も殺してもないし、舞い上がってもない!!」 誰もが抱く誤解を真正面からきっぱりと言い放たれて、遠坂凛は久方ぶりに、自身のサーヴァントである黒贄以外に激昂の言葉をぶつけた。 冬木における聖杯戦争の参加者として遠坂凛は、魔術師としての非情さを時と次第によっては発揮するつもりであった。 敵は状況次第では殺すし、見られては行けないものを見られたら、サーヴァントを駆使して口封じだって行うつもりでもあった。 白昼の往来で、人目に付く程の大虐殺など、遠坂凛の望む所では断じてあり得なかった。神秘の秘匿を至上とする魔術師だから、と言うのも確かにある。 しかし実際には、遠坂凛と言う少女の本質は何処にでもいる少女のそれであり、感性自体は一般人のそれと大差がないと言う所に起因すると言っても良い。 殺したく何て、なかった。間が、悪すぎたのだ。狂った歯車のせいで、運行がおかしくなったのだ。全てはあの時、鍵に触れた瞬間から。 バーサーカー、黒贄礼太郎が彼女の元に導かれたその瞬間から。 「アンタがどんなに弁解した所でさ、恨みを買われてるし、首に掛けられた賞金首の札付きも消えないんだわ。此処で死んだ方が楽になると思うけど?」 と言うのはレイン・ポゥだ。これ以上の会話は、もうする気はない。 虹の刃で相手の首を断ち斬り、そのままこんな状況を終わらせよう。彼女は確かに、そう思っていた。 英純恋子のみならず。 魔法少女達が跋扈する世界で生きて来たレイン・ポゥですら、予測出来なかった事が、一つある。 いや恐らくは、彼女らだけでなく。他の聖杯戦争の参加者ですら、こんな事は予測は不可能であろうか。 遠坂凛を、バーサーカーの制御に失敗した一般人だと、恐らく多くの者は思っているに相違ない。しかし、その思い込みは半分しか合っていない。 遠坂凛は、確かにバーサーカーの制御には失敗した。しかし―― 「――!?」 慌ててレイン・ポゥが、純恋子の真正面の辺りに虹を伸ばし、七色のバリケードを作り上げる。 其処に、赤黒い色をした弾丸めいた物が幾つもぶつかり、水あめで塗り固めた砂糖菓子の様に脆く砕け散った。 この間、ゼロカンマ五秒。純恋子は、この間に如何なる攻防が行われていたのか、全く認識出来なかった。 レイン・ポゥはプロである。ヤクザの邸宅を拠点に設定した以上、マスターである遠坂凛は、其処の構成員が所持していた匕首や、 縦しんば拳銃の類を護身用に用意している。純恋子は到底解らなかったであろうが、このアサシンはそう予測して行動をしていたのだ。 そして実際、弾丸は放たれた。――腕利きのアサシンのレイン・ポゥですら、予測が出来なかった事。それは、遠坂凛の放った弾丸が、『魔術に由来するもの』であった事だろう。 遠坂凛は、バーサーカーの制御には失敗した。 しかし、彼女は一般人では断じてないのだ。そう、彼女は魔術師。将来の訪れが恐ろしくもある一方で、楽しみとすら人に思わせる程の、 天才的な才覚を持つ魔術師。それこそが、遠坂凛が有する本当の顔。一般人としてのペルソナで覆い隠した、真実の側面。 マスターに向けて撃ち放ったガンドが防御されたと認識した瞬間、凛は和室の体裁を成させた居間から、脱兎の如く逃走。 レイン・ポゥ達が陣取る側の廊下方面とは別方向にかけだし、閉じられた襖を蹴破り、其処から逃げ果せる。 敵に背を向け、何とも情けない姿ではあるが、サーヴァントを相手に戦うと言う愚を犯すよりは遥かにマシ、と言うものだった。 「チッ、ミスった!! アイツ一般人じゃなくて魔法使えるのかよ!! 」 盛大に舌打ちを響かせてレイン・ポゥが言った。 まさかこれまで無力な一般人だと思っていたマスターが、その実、魔術師だったなど、誰も予想出来る筈がない。 魔法少女である自分とは比べるべくもないが、人間が努力して得られる実力と言う範疇で見れば、あの魔術師はしかも相当な腕利き。 不意打ちのガンドを防げたのは、半ば運の要素もある。魔法少女としての優れた反射神経、そしてレイン・ポゥと言う個体が培ってきた経験がなければ、 間違いなく純恋子は凛の放った赤黒の弾丸に貫かれ即死していただろう。 今までの余裕ぶった言葉は、相手が一般人だと言うバイアスから出て来た言葉だった。相手がそっちの側の人物と解った以上、最早容赦はしない。 早急に、遠坂凛は殺されねばならなかった。と、認識した瞬間だった。魔法少女の感覚が告げる。壁を数枚程隔てた数m先で、魔力が収束して行くのを。 幅四十cm程の虹を横向きに幾つも展開させ、自分と純恋子を覆うバリケードを生み出す。 遠坂凛が放ったガンドが壁を打ち抜き、百を超えると言う圧倒的な物量でレイン・ポゥ達に殺到する。 狙いは完璧に適当で、やたらめったら撃ちまくっているらしく、見当違いの方向に向かうガンドが幾つも存在した。完璧に、当たれば良いの精神だが、今その判断は正解だ。 チィンッ、と言う音と同時に、ガンドが虹の障壁に衝突し、砕け散った。ガンドは人体に当たれば致命傷であろうが、 生憎、レイン・ポゥが生み出した虹を突き破るには威力が絶対的に足りない。こうなれば、虹を展開させていない背後でも取られない限り、凛のガンドがマスターを害する事はない。 「完璧に目測を誤ったようですわね」 事此処に至って、純恋子は冷静だった。 買い物をして、牛肉と間違えて豚肉を買ってしまった、とでも言うような口調であった。声音からは緊張感が感じられない。 「全くだよ、情けないったらありゃしない!!」 「不測の事態が起きたのならば、如何するべきだと思います?」 「あん?」 怪訝そうな光を宿した瞳で、純恋子の方をレイン・ポゥは見た。 「堂々と構えて、この程度の事態なんて何の支障もない、と言う顔でいるのですよ。混乱をしていては、相手の思う壺。ピンチの時ほどふてぶてしい笑みを浮かべるのは、帝王学の基本ですわ」 一瞬ではあるが、レイン・ポゥは、純恋子のこの堂々とした威風に呑まれそうになった。 帝王学何て欠片も学んだ事がない所か、寧ろ生涯を掛けて学んで来た事柄は、それとは正反対の、小狡く生きる方法であったレイン・ポゥには、 生涯をかけても、純恋子のような威風堂々とした空気など醸し出す事は出来まい。考えてみれば、彼女は大物だった。 今の発言もそうであるが、気が滅入るどころか、常人ならば内臓ごと吐き出しかねない程グロテスクな死体がそこかしこに散らばる、香砂会の邸宅の内部に入っても、 純恋子はその態度を崩してすらいなかった。この程度で臆するようでは、女王は務まらない。念話で彼女はそう伝えていた。 ひょっとしたら、彼女は想定を超える程の大物であり、場合によりては、自分のかけている部分を満たす、正真正銘のパートナーに成り得るかも――其処まで思った、その時だった。純恋子が口を開いたのは。 「そして――」 言った。 「『従者のミスを、嫌な顔一つせずに修正してやるのも、女王の務め。貴女の失策の帳尻を、私が直々に直してさしあげましょう』」 レイン・ポゥが「は?」と言うよりも速く、純恋子は、凄まじい速度で畳を蹴り、走り出す。 凄まじい加速度を得た純恋子が、見事な白色をした和室の塗り壁を右拳で殴打し、粉砕。人一人は余裕で通れる程の大穴を作った後、そこを通って別所に移動する。 虹の魔法少女が、全てを理解したのは、自身のマスターがその穴を通って遠坂凛を追跡に掛かったのだと言う考えに至ったその時だった。 石鹸の様に白くてすべすべとした彼女の顔が、全身の血液が昇って来たのではないかと余人に知らせしめる程に赤くなっていったのも、殆ど同時だった。 「あんの馬鹿女ァ!!」 生前の時代でも叫んだ事のないようなドスの効いた叫びをレイン・ポゥが上げる。 描いていた遠坂凛を殺す計画が、パーになった。弾丸を放った位置から、壁を貫いて相手を切り裂く虹の刃で相手を殺そうと言う計画が、おじゃんになってしまった。 純恋子がいては、彼女も巻き込む可能性が強かったからだ。苛々を募らせながら、レイン・ポゥも畳を蹴って移動する。 蹴られた畳が真っ二つに圧し折れたのは、彼女の怒りを如実に示すいい証拠であった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ さしあたっての急務は、この邸宅から逃げ果せる事だった。 逃げ果せる、つまりは、指名手配犯に等しい身分で日の当たる所に逃げると言う事であるのだが、これは凄まじいリスクを伴った行動と言える。 しかし、この屋敷にいては先ず間違いなく、遠坂凛は殺される。座して死を待つくらいならば、一波乱の中を泳いだ方が余程マシだった。 こう言った時、一秒と言う判断ミスが死に直結する。熟考する天才より、このような状況では行動する馬鹿の方が、存外生き残れるのだ。 己の才能と行動力、そして、自分の残ったなけなしの運を全て信じ、遠坂凛は香砂会邸宅から逃げようとしていた。 ――そうはさせじと、凛の真正面数m先の、左脇の木製の壁が、凄まじい音響を立てて砕かれた。 唐突に起こった現象に、凛は急ブレーキをかけ、停止。空いた穴から、先程虹の魔法少女のマスターと思しき、亜麻色の髪の女性がその姿を現した。 如何なる力を用いてか、彼女は壁を破壊し、此処まで追跡して来たらしい。腕の立つ魔術師である、と言う可能性を先ず視野に入れ、凛は構えた。 「ごきげんよう、遠坂凛さん」 ある晴れた昼下がりに、よく歩く散歩道で知り合いと偶然出会ったかのような口ぶりの、純恋子だった。 だがそれがなまじ、恐怖と不安をかきたてる。正真正銘の殺し合いの場において、純恋子の口ぶりは、場違いを極るそれであった。 「私のみならず、私の従者の裏をかくとは、成程、ただの少女、ではなかったようですね」 その言葉の意味を凛はよく理解していなかった。 そもそも凛にとって聖杯戦争とは、『魔術師が参戦するもの』であり、魔力回路がそもそも存在しない一般人など、参加出来る可能性はゼロに近いと言う認識なのだ。 まさか、純恋子の言っている裏と言うのが、自身が魔術師であると言う事を指している事など、凛は夢にも思わない。 此処に認識の齟齬が生じていた。凛は聖杯戦争に魔術師が参戦するのは当たり前の事柄だと思っているが、純恋子はそうだと思っていない。 そして純恋子は――遠坂凛は、あのバーサーカーに大量殺人を命令したのは間違いなく彼女自身であり、『バーサーカーの制御に失敗した一般人と見せかけて、襲撃に来た人物を叩く抜け目のない女性』と、認識していたのだ。 「前言を撤回いたします。貴女は中々に強かな女性のようです。そして――女王の座を賭けて戦うに相応しい人物でも、あるようです」 「じょ、え、なに?」 全く相槌を入れずとも、女王の勝手な思い込みによる会話は進んでいく。 「ならば、私の真の力を――」 よく見たら隙だらけだったので、凛は人差し指からガンドを放った。 目を見開かせる事以外の一切の反応を許させず、赤黒いガンドは純恋子の右腕を肩の付け根付近から貫き、遥か向かいの壁に建て付けられたガラスを砕いて、 彼方に消えて行った。心臓や頭を狙えなかったのは、凛の本質が人間的にお人よしな所がある、と言うのも確かにある。 それ以上に、自分のサーヴァントが原因だった。自分は何があっても、あの男のような無軌道に人を殺す外道になりたくない。そんな思いが、心の中にあったのだ。 あったから、殺せなかった。令呪が刻まれているであろう位置を特定し、それを奪い去り無力化させようと言う、甘い以外の何物でもない判断。 ――そしてそれが、本当に甘かったと知ったのは、口の端を吊り上げた、実に好戦的で血色が香る笑みを純恋子が浮かべたのを見た時であった。 痛がっていない!! いやそれ以上に、腕から血が流れていない!! 代わりに弾痕から走っているのは、血色の花ではない。白と青、橙色が織りなす、電気の花、スパークなのだ!! 「貴女の判断は間違っていないですわ、遠坂さん。ですが、半分は間違い。私を殺すつもりならば、頭か、心臓を狙わなければ!!」 言って純恋子は地面を蹴り、凛と彼女の彼我の距離数mを、格闘技の達人めいた速度で一瞬でゼロにする。 左腕で、前動作も何もない見事なフックを、凛の顎目掛けて放つ。普通であれば純恋子の拳が顎を捕らえ、脳震盪を起こすどころか、顎そのものを砕いていたであろう。 あの弟弟子から八極拳を学んでいて、今日程救われた日はないだろう。ボクシングにおけるダッキングの要領でこれを回避。けんけんの要領で、軽く後ろに跳躍。 純恋子の放った一撃から、彼女が格闘技の心得を習得している事を理解した凛は、迅速に行動を始めた。 距離調整で離した彼我の距離から、凛は思い切り踏込み、純恋子の胸部を右拳で撃ち抜いた。グッ、と言う苦悶が純恋子の口から漏れるが、お構いなしだ。 空いた左手で凛は彼女の左手首を掴み思いっきり引く。体勢の崩れた純恋子の、やはりまた胸部に、肘鉄を放つ。 身体を魔力で強化した一撃は、純恋子の身体を二m程も吹っ飛ばすが、どうにも、手ごたえが妙だ。 『重い』のだ。筋肉量と体格から想定される、英純恋子の全体重。それが、凛の想定よりも重い。まるで、身体の何処かに金属を仕込んでいるような――。 其処まで考えて気付いた。今も純恋子の右腕から走る火花。 もしや彼女は身体の幾つかを機械に―― 「良い腕ですわ、実に暗殺者らしい!!」 痛みなど感じないのかと言わんばかりに、即座に床を蹴って純恋子が凛の下に駆け寄って行く。 左腕を思いっきり引き、凛の顔面にストレートを放とうとするが、余りにも動作が大振りなので、カウンター気味の一撃を放とうと待機する、が。 拳を突きだしたその途中で、純恋子の左腕の一撃が停止。フェイント、と気付いた時にはもう遅い。鋭い膝蹴りが、凛の下腹部に突き刺さり、十m程も吹っ飛んで行く。 吹っ飛んだ先の廊下の壁をクッションに、思いっきり背後から激突した凛は、肺の中に溜められていた酸素の全てを一瞬で吐き出して軽い酸欠状態になり、 余りにも鋭い衝撃と痛みで、視界が混濁とし始めた。 凛の予想通り、英純恋子はその四肢を機械の物に挿げ替えさせた、ある種のサイボーグとも言っても良い人間で、生身の部分は胴体にしかないと言っても良い。 頭か心臓を狙わなければ殺せないと純恋子が言ったのは此処に起因するのだが、果たして其処をガンドで撃ち抜いたとて、純恋子が死ぬかどうか。 九十九階建ての建物から落下して、生存し、女王への執念を未だ捨て切れていないし諦めてもいない女性こそが、英純恋子だと、誰が認識出来ると言うのか。 雄叫びを上げて、凛がガンドを純恋子の方へと殺到させる。 しかしその本質が、殆ど直線的な移動でしかない赤黒の弾丸は、スピードこそ速いが見切るのは容易い。今の様に、フェイントを交えていないのならば猶更。 純恋子は勢いよく左脇の壁に肩から体当たりをし、破壊。別の部屋への道を無理やり通じさせ、其処に移動する事でガンドをやり過ごす。 痛みに苦しむ身体に喝を入れ、無理やり立ち上がった凛は、玄関口の方へと走って移動する。其処までの距離はもう、十m程だ。 逃げながら、純恋子が移動したその部屋目掛けて、機関銃の如き威力のガンドを掃射させた、刹那。 ガンドの軌道上に七色のバリケードが何枚も張られ、それにぶち当たった、殺意と言う名前の加速度を十分に得切ったガンドが粉々に霧散して行く。 虹の障壁が消え失せたその先に、あの、虹の環を背負ったあの魔法少女がいた。顔面の全ての組織が凍結したような無表情で、凛を見据えた後に、彼女は口を開いた。 「ゲームオーバー」 情け容赦なく、無色の殺意を内包した虹を伸ばそうとした、その時だった。 凄まじい勢いを立てて、玄関のガラス戸のガラス部が砕け散り、ガラス内部の基礎枠が全体的にその形を保ったまま、高速で天井に突き刺さった。 嗚呼、来てしまった。 実を言うと凛は、本当は死んでいないのではないかと思っていた。それを百%信じ切れていなかったのはひとえに、ある筈がないと思っていたからだ。 本当の不死など、再現される筈もないし、英霊の身で到達出来る境地にないと、頭から決め込んでいたのだ。 自分のサーヴァントが傷らしい傷を負った局面など見た事がなかったから、凛は俄かには信じられずにいた。不死など、ある筈がないと。 ゆっくりと、己が引き当てた、最低最悪、しかし、確かに最強のバーサーカーの方を見て、疑いが確証に変わった。 「いやぁ、珍しい凶器を使われるのですねぇ」 胴体から大量の血を流し、空いた黒礼服の隙間から、ぞろりと大腸を暖簾のように下げながら。 破壊された玄関のその先で、黒贄礼太郎はいつものように、何がおかしいのか解らないような薄い微笑みを浮かべていた。 【黒贄礼太郎@殺人鬼探偵 復活】 時系列順 Back 仮面忍法帖 Next 殺人最高永久不滅 投下順 Back 満たされるヒュギエイア Next 殺人最高永久不滅 ←Back Character name Next→ 17 死なず学ばず、死んで学ぶ者は誰? 英純恋子 25 殺人最高永久不滅 アサシン(レイン・ポゥ) 06 笑顔の絶えない探偵です 遠坂凛 25 殺人最高永久不滅 10 ウドンゲイン完全無欠 バーサーカー(黒贄礼太郎)
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問題 解答 解答文字群 補足 2年先の流行色を予測・決定する国際流行色委員会は○○○○カラー? インター イスタドブマルワンー 1869年、イタリアのハーマン・クルル社が起こしたブランドで、人気の香水「ホワイトモス」が有名なのは? アッカカッパ アカグッテトパレワン 1879年イギリスのノーザンプトンで義理の兄弟である2人が創業した高級紳士靴ブランドは「○○○○○&ジョーンズ」? クロケット クケスッデトビロンー 1913年に現在のセイコーである服部時計店から発売された国産初の腕時計は? ローレル イウクヤラルレロンー 1920年にアメリカのシアトルで生まれた人気カジュアルブランドはエディ・○○○○? バウアー アィウトバフマランー 1922年にイギリス皇太子が訪日した際に乗っていた巡洋艦から社名を付けた日本のアパレルメーカーは? レナウン ウスッテナマラルレン - 1930年代にロレックスがイギリス市場に向けて誕生させた時計のブランドは? チュードル クチッドマュルワンー L 1940年代にブライトリングがアメリカ市場に向けて誕生させた時計のブランドは? ワックマン クチッドマュルワンー 1948年、ジャン・キャスグランが設立した、「ロゾ」シリーズのバッグなどで知られるフランスのブランドは? ロンシャン クシスヌマャュロンー 1964年に誕生した小説『三銃士』の登場人物の名前がついた香水でおなじみのブランドは? アラミス アスタダトニポミラル 1966年にカリフォルニアでジム&ポール兄弟が創業したスニーカーのブランドは? VANS ABCEKLNOSV 1966年にスキーヤーのブルナー兄弟が創設した5本のラインを特徴とするスニーカーの人気ブランドは? ケースイス イエケコシスナビモー 1967年にデザイナーの松田光弘が設立したファッションブランドでリエラボ、ハイダウェイなどのオリジナルブランドがあるのは? NICOLE ACEFGIKLNO 1968年に創業したペイズリー柄で知られるイタリアの人気ブランドは? エトロ エカストニバリロ 1970年代後半に流行した横浜元町のブランドでそろえたお嬢様ファッションを何という? ハマトラ イクコゾトハマモラン 1970年代に流行した、底が厚くかかとが高いブーツの一種である都市の名前が付いているのは○○○○ブーツ? ロンドン ストドベボリルロンー 1971年、ロンドンでロジャー・ソールが創業したバッグ「ベイスウォーター」で有名な革製品のブランドは? マルベリー ィェデフベマリルンー 1971年にはロンドンにおいて日本人で初めてファッションショーを開催した、椎名桔平の義父でもあるデザイナーは? 山本寛斎 寛関斎山子斉鉄田藤本 1975年にパリで生まれた人気ブランドは○○○○ベー? アニエス アイエカスッニランー 1976年にウベール・ドルナノが創業した、「植物美容学」に基づいた商品開発で知られるフランスの化粧品ブランドは? シスレー イエクシスボラレンー 1980年代半ばの「ボディコン」ブームの火付け役となったチュニジア生まれのデザイナーはアズディン・○○○○? アライア アイスタマミラレンー 1981年に「フレッシュ・ライフ」の名前で発売され、後に改名され大ヒットした、レナウンが発売している抗菌ソックスは? 通勤快足 快学玉勤金行足速袋通 1985年にアメリカで設立された世界的なファッションブランドはダナ・○○○○? キャラン アイキスナニャランー 1987年に、世界最初のベビー向けフレグランスとして登場した、ジバンシーの香水は? プチサンボン アウサセチトプボルン 1987年にエルメスから独立して自らのメゾンを設けた、「色彩の魔術師」とも呼ばれるデザイナーはクリスチャン・○○○○? ラクロワ クスセフラレロワンー 1997年に発売以来全くモデルチェンジのない「900シリーズ」が人気の、純国産にこだわる日本の時計ブランドは? GSX ABCGPSUX 2003年、メラニー・マーシャルとスージー・バーグマンが設立したマザーズバッグの代表的なブランドは「○○○○サック」? ストーク クサストポマルレンー 2004年12月に開設された日本最大級のアパレル通販サイトは「○○○○TOWN」? ZOZO AEFGMNORTZ 2005年に第1回が開催されたゼイヴェルが主催する、日本で最大級のファッションショーは「東京○○○○コレクション」? ガールズ ィガギズデャリルレー 2006年からロート製薬が展開している、メンズスキンケアのブランドは? OXY BNOSTUXY 2009年に「990円ジーンズ」を発売して話題となった、ユニクロ系列の低価格ブランドは? ジーユー エコジブホユラロンー 2009年の「新語・流行語大賞」でトップテンに選ばれた、安くて手軽なファッションを表す言葉は「○○○○ファッション」? ファスト ァイストドフユレンー 2009年はこの丈のワンピースが女性に流行している、「くるぶしが隠れる程度の長さ」を意味するファッション用語は○○○丈? マキシ キクシットマルー 2011年3月にマガジンハウスが創刊した、20代後半から30代前半の女性をターゲットとした女性誌は? Lips aeFiLmnprs 2011年に音楽グループのケツメイシが立ち上げたファッションブランドは「○○○ APPAREL」? KTM EHIKMSTU 2012年11月に日本1号店がオープンした、ユニクロ傘下の女性向け下着のブランドは「プリンセス ○○・○○」? タムタム イクサタテムラリンー 2013年4月に創刊した、秋元康が名誉会長を務める出版社・giftが刊行する、40代の独身女性向けのファッション誌は? DRESS ADEMOPRSTY 2013年に再び人気を呼んでいる1980年代に流行した、フランス語で「細いバンド」という意味のビキニは「○○○○ビキニ」? バンドゥ ゥチドバブボュルンー 2016年8月に著書『人はいくつになっても、美しい』が日本で出版された世界最高齢のスーパーモデルはダフネ・○○○? セルフ イエセフラルンー 「○○▽▽□□」の記号がロゴマークである、1986年に創業されたアメリカの眼鏡ブランドはオリバー○○○○○? ピープルズ ザスズピブプラルンー 「7分丈パンツ」とも呼ばれる足首をちょっと見せる程度の丈のパンツは「○○○○○パンツ」? クロップド クサスッドプリロンー 「avvブゥドゥシュ」という子供用ブランドも手がけているフランスのファッションブランドは「MICHEL ○○○○○」? KLEIN AEIKLNTUVY 「DKNY」と略される、1985年にアメリカで設立された世界的なファッションブランドは「ダナ・○○○○・ニューヨーク」? キャラン アイキスナニャランー 「Magazine for City Girls」のキャッチコピーで1982年に創刊されたファッション雑誌は? オリーブ アイェオジノブリンー 「アバクロ」の愛称で呼ばれる2009年12月に日本に上陸したアメリカの大手衣料チェーンは「アバクロンビー&○○○○」? フィッチ ァィケスチッフムンー 「イエローブーツ」など完全防水のレザーブーツで人気のアメリカのブランドは○○○○○ランド? ティンバー ィコスチッテバャンー 「永遠に輝き続ける大切な小箱」という意味を込めたカネボウ化粧品のブランドは? コフレドール アキコジドフマルレー 「カスタムナイフの神様」と呼ばれる、アメリカのカスタムナイフメーカーは「ロバート・ウォルドーフ・○○○○」? ラブレス イギスソバブミラレン 「きもちよすぎー」のキャッチコピーで知られる楽なつけ心地が人気の下着ブランドは? スロギー エギジスニブラロンー 「靴のロールス・ロイス」とも称される、イギリスの高級靴ブランドはマノロ・○○○○? ブラニク ェガクグチニフブラロ 「くるぶしが隠れる程度の長さ」を意味するファッション用語は○○○丈? マキシ キクシットマルー 「しまラー」と呼ばれる熱心なファンもいる、さいたま市に本社を置く衣料品チェーンはファッションセンター○○○○? しまむら うきざしはひまむらろ 「ズッカ柄」というトレードマークで知られる高級ブランドは? フェンディ ィェグコチッデフンー 「ずんぐりした」という意味の2011年から2012年にかけて流行した太いハイヒールの靴を○○○○○ハイヒール? チャンキー キスチナブマャリンー 『世界ふしぎ発見!』レポーターの竹内海南江がプロデュースするバッグや小物のブランドは○○○プロジェクト? カナナ ウエカケタチナミ 「天井」や「腰」などの部分から構成される、帽子で頭が納まる頭の部分のことを何という? クラウン イウクチッドブラロン 「ビューティ・アーティザン(美の職人)」と自称した「造顔マッサージ」の提唱者でもあるメイクアップアーティストは? 田中宥久子 久原香子智中田藤美宥 「ファッションテーマパーク」を標榜する、2012年4月に東京にオープンした大型商業施設は「東急プラザ ○○○○○」? 表参道原宿 原参山宿青道南表北裏 「ブギー・モンキー」というサルのマスコットが付いているソフトナイロンのバッグで有名なベルギー発のブランドは? キプリング キグストプポリレンー 「ベネチアの工房」という意味を持つイタリアの高級ブランドは○○○○・ヴェネタ? ボッテガ アイガスチッテニベボ 「まいにちスウィートスタイル」をコンセプトとする、トリンプの女性用下着のブランドは「○○○'S STYLE」? AMO ACDJMOPX 「よちよち歩きの子供」という意味の、2~4歳の幼児を対象としたファッションを表す用語は○○○○ファッション? トドラー アクセツトドマムラー 「ライオンハート」や「ベビードール」が有名な、ハート型のボトルで知られる香水のブランドは○○○○○ハート? エンジェル ヴェエジナムルロンー Jリーグブームの頃に日本でも流行した、手首や足首に巻き自然に切れると願い事が叶うとされるアクセサリーは? ミサンガ ガグサジマミムロンー 脚にぴったりとフィットするシルエットの細いジーンズを「やせ細った」という意味の英語で「○○○○ジーンズ」という? スキニー ァアガキスニフムリー - 暑い季節を中心に愛用される履物で、バックベルトがあり足全体を覆い包まないものを何という? サンダル サスダドパミュルンー L バックベルトが無く、爪先部分だけが覆われているものを何という? ミュール サスダドパミュルンー 厚底の「ブローセル・クリーパーズ」で名高いイギリスの靴のブランドといえば「ジョージ・○○○○」? コックス ウエカクコスットバー 歩くと裾がパッと広がることに由来するという説がある、1920年代から1930年代にかけて流行した女性の夏用ワンピースは? アッパッパ アイセッドパラワンー イスラム教の戒律を破らないように手足の先と顔のみ露出させたイスラム教徒の女性向け水着のことを「○○○○」という? ブルキニ キシタニノブモュルン イタリア語で「2つのボタン」という意味がある、襟のフロント部分にボタンが2つあるシャツの総称は「ドゥエ・○○○○○」? ボットーニ ィダッデトニボマラー イタリア語で「あなたのサイズに合わせて」という意味のオーダーメードを指す言葉はス・○○○○? ミズーラ イウサズタノミランー イタリア語で「かぼちゃ」という意味がある、1989年に小野塚秋良が創業したファッションブランドは? ZUCCa aCeiNoORUZ イタリアでは「クロアチア人」という意味で「クラバット」と呼ばれる、主に男性がシャツの襟元にしめる帯を何という? ネクタイ イカクスタネバフンー イタリアの人気ブランドジョルジオ・アルマーニのセカンドラインといえば○○○○○・アルマーニ? エンポリオ エオコトニフポラリン インディアンの部族名がついた頭の中央だけ前から後ろまで髪を残す髪型は○○○○刈り? モヒカン アカドヒフモレロンー 裏返ししても着られるデザインの洋服のことを英語で何という? リバーシブル グシノバブャリルンー 上着、ベスト、ズボンの三つ揃いの紳士服を、英語で○○○○○○スーツという? スリーピース イオクシスピリルンー 英語で「ごしごし洗う」という意味の毛穴の汚れを落とすための細かい粒子が入った洗顔料は? スクラブ ウクゴシスダパブラー - エルメスのバッグでオータクロアを原型に作られイギリスの女性歌手の名前が付けられたのは? バーキン キケットバマリレンー L 発注者である日本人男性の名が付けられた大型の旅行鞄は○○○○・タナカ? マレット キケットバマリレンー 大きな南京錠が特徴的なフランスの人気ブランド クロエの定番バッグは? パディントン ィウデトニパフプンー 多くのカリスマ店員を輩出し「マルキュー」の愛称で呼ばれる東京・渋谷の道玄坂交差点前にあるファッションビルは? 109 01235679 多くの水が入るような印象から命名された、女性にも人気のカウボーイハットの一種は○○○○○ハット? テンガロン ウォガッテトリルロン 沖縄地方でビジネスマンの春・夏用の仕事着として認められている半袖開襟の色鮮やかなシャツは○○○○ウェア? かりゆし かこしそてばゆりるん 主に中南米で着用されている真ん中に開いた穴に首を通して着用する四角形の衣類は? ポンチョ ウガコジチポムョンー 音楽ユニット、ALI PROJECTのボーカル、宝野アリカがプロデュースしているロリータファッションのブランドは? 少女貴族 閑貴戯自女少族有由遊 画家フリーダ・カーロにちなんだ名前を持つ、2006年からグッチで統括デザイナーを務めた人物はフリーダ・○○○○○○? ジャンニーニ イェコジズニブャンー 型紙を用いずに、人体や人工のボディに直接布を当てて服の形に裁断することを英語で何という? ドレーピング キグタドニパピレンー 肩ひもがなく、抱えて用いる小形のバッグのことを「つかむ」という意味の英語から「○○○○バッグ」という? クラッチ クグスチッドラリンー カネボウのメイクアップ化粧品で50代からのキレイを作るのはコフレドール○○○? グラン エクグスプラリン 華麗な作品と容姿から「ニットの貴公子」と呼ばれたニットデザイナーは? 広瀬光治 光広弘治春深世瀬大満 幾何学模様のデザインが人気で「プリントの王子」と呼ばれたイタリアのデザイナーは○○○○・プッチ? エミリオ エオカノマミラリロン キャミソールなどに見られるハイウエストで切り替える服をナポレオン帝政期に流行ったことから○○○○○ウエストという? エンパイア アイエコトナパボルン ギャル系に絶大な人気を誇るジャパンイマジネーションの代表的なブランドといえば○○○マクビー? セシル アシセナラルンー ギリシャ出身のデザイナーが創業した人気ブランドで定番の香水「スカルプチャー」のシリーズでも知られるのは? ニコス エコスドニリロン 唇の水分量やpH値によって色が変わる、英語で「染める」という意味がある韓国発の口紅は○○○○リップ? ティント ァィコジテトフョラン 靴職人ジョージ・クレバリーが考案した、先端の膨らみをノミで切り落としたようなデザインの靴を「○○○トゥ」という? チゼル アカゼチナバマル 靴でかかとが細くとがったデザインのことを、その形が短剣の一種に似ていることから○○○○○○ヒールという? スティレット ィガスッテトナピフレ 靴の裏地が赤くデザインされているのが特徴の、1992年に創業したフランスの靴のブランドはクリスチャン・○○○○? ルブタン オクタブマラルロワン - クリミア戦争で活躍したイギリスの将軍の名前が付いた、肩から一続きのデザインになっている袖は○○○○スリーブ? ラグラン グチドフマラルレンー L 元々はトルコで着用されていた袖付けが広く身頃と一体になった袖は○○○○スリーブ? ドルマン グチドフマラルレンー - 形状によるバッグの分類で底が長方形になった、主に旅行用に使われる革製の手提げ鞄は○○○○バッグ? ボストン ウェカスセトドボンー L 両手が自由に使えるのが特長である、胴部分に巻きつけて使うものは○○○○バッグ? ウェスト ウェカスセトドボンー L 従来は大型の鞄の中に入れて使われた、手で抱えて持つ小型の鞄は○○○○バッグ? セカンド ウェカスセトドボンー 毛先を不揃いに仕上げる髪形は○○○○カット? シャギー ギザシチドャュョンー 神戸コレクションの東京公演を前身とする、2012年3月に第1回が開催されたファッションイベントは「東京○○○○○」? ランウェイ イウェクサズラリンー 顧客がテーラーと話をしつつ服を仕立てていくことから注文服店を英語で「○○○○○テーラー」という? ビスポーク イキクストビポメンー ごつごつとしたデザインで底が厚い運動靴のことを、「醜い」という意味の英語を用いて「○○○○シュース」という? アグリー アグスッドバマリンー 子供の遊び場、事務服などに用いられる、ゆったりとした上っ張りのことを何という? スモック クコスップマムモリー L このような紳士服仕立ての上着は○○○○○ジャケット? テーラード ェグテドニフミランー L このようなネイルアートは○○○○ネイル? フレンチ アイタチフメリレンー サウジアラビアで頭から被る布クフィーヤを止めている黒や金色をした輪っか状の金具のことを○○○○という? イガール イカガシノプャルンー 「イカール」はQMA的には× サウジアラビアなどのイスラム諸国において、女性が外出する際に着用が義務付けられているスカーフのことを何という? ヒジャブ ガジッヒブメモャルン シープスキンブーツが人気のオーストラリアのファッションブランドは? UGG AEFGLOPU ジーンズの右ポケットの上部に付いている、かつては懐中時計の収納場所だった小さなポケットの呼び名は○○○○ポケット? ウォッチ ウォクソチッドロンー ジェームス・ボンドも愛用することで知られる、1873年にノーサンプトンで創業した靴のブランドは? チャーチ イチデトブャラルンー 資生堂のweb会員サービスの名称は「ワタシ○○○」? プラス コステプボメラー 資生堂マキアージュのキャッチコピーは「○○○にしあがれ」? レディ ィイガキデルレー 下着や肌着をインナーというのに対しコートやジャケットを何という? アウター アウオカサタトナバー シドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が途中で投げ捨てたことでも有名な、世界トップのサングラスブランドは? オークリー イオクズバモリレンー シフォンやオーガンジーなど柔らかくて中身が透けて見える生地のことを英語で何という? シースルー イクシスデフマルンー - シャツ、セーター、ジャケットなどがこれに当たる、上半身に着用する衣服を指す用語は? トップス アシスットプボムルー L ズボン、スカート、パンツなどがこれに当たる、下半身に着用する衣類を指す用語は? ボトムス アシスットプボムルー シューズの人気ブランドで「エアマックス」や「エアフォース」といえばどこの商品? ナイキ イキコナプマンー ショーメ、ブシュロンなど高級ブランドのブティックがあるパリの広場は○○○○○○広場? ヴァンドーム ァヴコサドピムルンー 女子大生に人気のファッションセレカジ系の「セレカジ」とは「○○○○○○カジュアル」の略? セレブリティ ィクセテトヌブリレー 女性のファッションでカーディガンと半袖セーターの組み合わせを一般に何という? ツインニット イダッツトニブルンー - 女性用の水着やレオタードに見られる、足の付け根の両脇を極端に深くカットしたデザインを何という? ハイレグ イグストハルレロンー L 女子用のスクール水着などに見られる、足の付け根の両脇を極端に浅くカットしたデザインを何という? ローレグ イグストハルレロンー 女優の名前がついたバーキン、ケリーなどのバッグで知られるブランドは? エルメス エスセヌメリルレンー スイスに本社を置く女性用下着メーカーとしては世界最大の会社は○○○○インターナショナル? トリンプ イウコトプリルワンー スーパーマーケットの赤札堂を運営するアブアブ赤札堂が関東近郊に展開しているファッション専門店は? ABAB ABCEFIOSUY スーパーモデルの元祖と称されることもある、80年代にシャネルで活躍したモデルは○○○・ド・ラ・フレサンジュ? イネス イカスダネリンー スコットランドの都市名に由来する、まが玉模様を何という? ペイズリー アイガズペラリルンー 裾広がりでゆったりとした七分丈のパンツを、南米の草原地帯のカウボーイが着用したことから「○○○○パンツ」という? ガウチョ アウガソチッパョロン スタイリストの中山まりこが2014年に立ち上げたファッションブランドはマディソン○○○? ブルー グッドブルレンー - 世界の有名ブランドの香水で「N°5」「N°19」といえば発売しているのは? シャネル エガシスネブメャリル L 「イリス」「カレーシュ」といえば発売しているのは? エルメス エガシスネブメャリル 世界初のハリントンジャケットである「G9ジャケット」で知られるイギリスのファッションブランドは? バラクータ イクスソタバマラリー 石けん・シャンプーなどのメーカーで、代表ブランドに「ナチュロン」「バックス」があるのは? 太陽油脂 化業産脂太蜂明油陽養 仙台市や水戸市が発祥地といわれている、かつて女子高生に流行したファッションといえばルーズ○○○○? ソックス イカクケスソタッンー そのウエディングドレスは絶大な人気を誇る、明治期の「美顔術」の提唱者の名を冠したブランドは「○○○エンドウ」? ハツコ エカコシツハヨリ そのブランドは雑誌編集者タマラ・メロンと設立したマレーシア出身の靴のデザイナーといえばジミー・○○○? チュウ ウカシチッメュロ そのボトルは印籠をイメージしている、「阿片」という意味があるイヴ・サンローランの香水といえば? オピウム アウオジズピブムャラ 多彩な配色テクニックから「色彩の魔術師」「プリントの詩人」などと呼ばれたデザイナーはエマニュエル・○○○○? ウンガロ ウエオガバルレロンー タレントの栗山千明、岡本玲、新垣結衣がモデルを務めていた1997年に創刊した新潮社の女性ファッション雑誌は? ニコラ コゴスニパマラリ - タンクトップにパンツやスカートを組み合わせた水着は○○○○? タンキニ キクタトニノビプモン L 前からはワンピース後ろからはビキニのように見える水着は○○○○? モノキニ キクタトニノビプモン - 中学・高校の制服にも採用されている、複数のヒダを付けたスカートは○○○○スカート? プリーツ アゴツドバプリルンー L 数枚の布を剥ぐようにして仕立て上げたスカートは○○○○スカート? ゴアード アゴツドバプリルンー 筒状にした布にゴムを通し縮ませて作られた髪飾りを「お気に入り」という意味のフランス語から何という? シュシュ コシタチッバュレンー デザイナーはフランス人のピア・ハーディである靴やバッグのブランドはピエール○○○○? アルディ アィソデフラルワンー ドイツ人の父親と日本人の母親を持つ、ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルは○○○○○直美? トラウデン ウオコデトドラリルン 東京の東中野に店舗を構える映画、漫画、プロレスとのコラボで知られるTシャツブランドは○○○○○チョコレート? ハードコア アオコソトドハフンー 東京モード学園在学中の1995年にワシノミカが設立した主にTシャツを中心とするインディーズブランドは? クラブマニア アクドニブマモランー トップアスリートの許可を得てその名前を冠した時計やシューズのことを○○○○○○モデルという? シグネチャー オグシジソチネメャー 日本語で「ズボン吊り」などと呼ばれる、肩からまわしてパンツを留めるベルトのことを一般に何という? サスペンダー カサスダドバペマンー 日本では怪盗ルパンのイメージが強い、19世紀ヨーロッパで上流社会のシンボルだった、片目にはめて使う単眼鏡を何という? モノクル アクコスチノハモルレ ネイルアートの一種で新聞・雑誌の切り抜きや写真などをネイルに転写することを何という? デコパージュ コジッデパフメュロー ネコをモチーフとした商品で人気の、イギリスのシューズブランドは「○○○○○○オリンピア」? シャーロット ウシッテトャルロンー バルセロナ五輪日本選手団のユニフォームもデザインした「蝶」のモチーフで知られる女性デザイナーは? 森英恵 英花恵香小森美由 ハワイの女性が着るゆったりとしたワンピース型の婦人服は? ムームー アイハマムモレロンー L 半透明の質感が特徴のこのバッグは○○○○バッグ? ジェリー イェケジトュリルンー ピカソやヘミングウェイが愛用したことで有名な、黒い表紙とゴムバンドが特徴のイタリアの手帳ブランドは? モレスキン アキスダトブマモレン ひざ上までの「ニーハイブーツ」とともに注目を集めている太ももの高さまであるブーツを「○○○○ブーツ」という? サイハイ アイグサドハレロワー - 人前に出るときの装いでジーンズなど普段着を○○○○○ウェアという? カジュアル アォカジフブマュルー L 礼服などかしこまったものを○○○○○ウェアという? フォーマル アォカジフブマュルー 日焼け止めクリームなどに書かれている紫外線防御指数のことをアルファベット3文字で○○○値という?○を答えなさい SPF ADFKPRST - 漂白剤と石状のプラスティックを洗濯機に入れ洗って色を落とすジーンズの洗い加工の一つは○○○○ウォッシュ? ケミカル カケストプミリルンー L 軽石を一緒に入れて洗い表面を擦って着古し感を出すジーンズの洗い加工の一つは○○○○ウォッシュ? ストーン カケストプミリルンー ファッション業界を描いたメリル・ストリープ主演の映画は『○○○を着た悪魔』? プラダ グシダチップャラ ファッション性と値段の安さで日本でも人気がある、1975年に創業した、スペインの低価格衣料店チェーンは? ZARA ABEFGKMORZ ファッションデザイナーとして活躍している、ミュージシャン ポール・マッカートニーの娘は○○○・マッカートニー? ステラ コステナニラルー ファッションブランド「H&M」で知られるスウェーデン発祥のアパレルメーカーはヘネス・アンド・○○○○○? マウリッツ ウチッツナマミリンー ファッションブランドの三愛が手掛ける水着のセレクトショップは三愛○○○○? 水着楽園 園夏楽広場常水太着陽 ファッション用語でアウトレット店舗に対して正規のショップのことを「○○○○店舗」という? プロパー オカバパプメリロンー - フォーマルスーツの原型に当たる昼間の正礼服として用いられた膝下丈のダブルのコートは○○○○コート? フロック クダチットフルレロン L 生地が編み出されたベルギーの町に名を由来する、厚手のウール地のコートは○○○○コート? ダッフル クダチットフルレロン 深いスリットが入った長い上着にズボンを組み合わせて履く「長い着物」という意味があるベトナムの民族衣装は何? アオザイ アイオゴサザチマョリ 服飾業界のことを「衣服」を意味する英語を用いて「○○○○業界」という? アパレル アスソバパマラルレン - 服飾用語で、漢字では「莫大小」と書く、編み物用機械で編まれた布地を何という? メリヤス スドヌビピメヤリロー L 漢字では「天鵞絨」と書く綿や絹、毛などで織り表面にけばを出した、滑らかで光沢のある織物を何という? ビロード スドヌビピメヤリロー フランス語で「エナメル加工した」という意味のルイ・ヴィトンのバッグは? ヴェルニ アヴェエダニピマミル フランス語で「籠」という意味がある、スカートを綺麗な形で膨らませるために女性が用いる下着の一種を何という? パニエ エコニパフマリル フランス語で「小箱」という意味の、ポーチに化粧品や香水を入れて販売される商品は? コフレ コスセットフメレ フランス語で「毒」という意味がある、クリスチャン・ディオールの香水は? プアゾン アスゾテトノプレンー フランス語では「ヴォル・ド・ニュイ」というゲランの香水は? 夜間飛行 間行新昼朝飛美漫夜浪 フランスの国鳥「オンドリ」がシンボルマークであるスポーツウエアのブランドは○○○○スポルティフ? ルコック クコットモラルレンー フランスの国鳥「オンドリ」がシンボルマークであるダウンジャケットのブランドは? モンクレール クコットモラルレンー フランスのテニス選手が作ったワニのマークでおなじみのブランドは? ラコステ コステニバパマランー フランスのファッションブランド 「agnes b.」の「b」は創設者の最初の夫の姓の頭文字に由来するものですが、その姓は何? ボルコワ コシナビボヤュルワン ブランド誕生30周年のイメージモデルに、乃木坂46の白石麻衣を起用したのはセシル○○○○? マクビー イクサズビマメリンー ブランドのコム・デ・ギャルソンを設立したデザイナーは? 川久保玲 久山司川大保本耀怜玲 フリルやレースを多用した華やかでお姫様のような衣装をナボコフの小説のタイトルから○○○○ファッションという? ロリータ イガスタパリルロンー プレーンノット、ウィンザーノットといえば何の結び方? ネクタイ イカクスタトネフルー ヘアカラーや化粧品などが肌に合うかどうか、腕などに少しだけ付けて確かめることを一般に何という? パッチテスト クスチッテトパプョラ ペットボトルをリサイクルして原料に使っている両面に起毛が施された柔らかい布地は? フリース カシスツフプミヤリー ベルトや靴などの留め金具を英語でいうと? バックル クタッナバルレロンー ぽっちゃり系ブランド「モンスタードロップス」を設立した、お笑いの森三中のスタイリストといえば? スージー アイシジスダナヌンー 毎年、クリスマス前にカシオが発売する、G-SHOCKとBaby-Gをセットにしたペアウォッチは「○○○○コレクション」? ラバーズ ズタドバブミラリンー 毎年3月頃にスイスで行われる世界最大の宝飾と時計の見本市は○○○○ワールド? バーゼル ジゼネバブベュルンー マフラー、ジャケットスカートなどに見られる房飾りを英語で何という? フリンジ ジストフベポラリンー まるで空気を着ているような感覚であることから命名されたユニクロが2013年に発売開始したインナーは「○○○ism」? AIR AEGINRST マレーシア出身の人物が創業した「JC」のロゴマークで知られるイギリスのファッションブランドは「ジミー○○○」? チュウ ウクチットビュリ 耳あてが付いているロシア人が冬にかぶる毛皮のついた帽子のことを「○○○○○」という? ウシャンカ ウカシナノバャルンー 民族衣装の影響が強いナチュラルなファッションのことを、英語の「民俗学」の意味から何という? フォークロア アォクザトフペロンー 無農薬の綿を用いた衣類など環境や社会貢献に配慮したファッションを「○○○○ファッション」という? エシカル エカコシトマルロンー メイクの一種で、頬骨の一番高い部分を中心にしてオレンジ色やピンクの陰影を丸く入れることを「チーク・○○○○」という? シャドー クコシドニャラロンー 名パイロットの名前を冠した「デュモン」といえばどこのブランドの腕時計? カルティエ ィエカクスッテルレロ - メーカーやブランドに拘らずにオーナーの意向で商品を揃えるアパレル店舗の総称といえば「○○○○ショップ」? セレクト オクシセットリレンー L あるメーカーやブランドの商品を専門に扱うアパレル店舗の総称といえば「○○○○ショップ」? オンリー オクシセットリレンー - メガネの部分で、レンズを入れる左右2つの枠・リムを橋のようにつなぐもののことを何という? ブリッジ ジスッテブプリルンー L 左右2つの枠・リムの付近から耳の方へ腕状に伸びているもののことを何という? テンプル ジスッテブプリルンー メキシコの画家フリーダ・カーロにちなんだ名前を持つ現在のグッチの統括デザイナーはフリーダ・○○○○○○? ジャンニーニ イェコジズニブャンー 元バレーボール選手の三屋裕子がかつて社長を務めていた、兵庫県神戸市に本社を置く、女性用の下着を中心としたメーカーは? シャルレ アィエシデトャルレン もともとアンゴラ山羊の毛やそれに似たアルパカ、カシミアの毛を原料とする織物のことを何という? モヘア アゴスフヘモロー もともとはクライマーが滑り止めの粉を入れるためのものだった、巾着型のバッグといえば○○○○バッグ? チョーク ウクジダチパョロンー よく伸び縮みする素材を用いた足長効果があるパンツを「伸縮」という意味の英語から○○○○○パンツという? ストレッチ ィクスチッテトピラレ 横浜・元町で1923年に創業した靴のブランドは? ミハマ キタハマミムヤラ 四つ葉のクローバーがモチーフの「アルハンブラ」が人気のジュエリーブランドは「ヴァンクリーフ&○○○○」? アーペル アェクジペムリルンー ラバーソールを使用した靴を世界で初めて発売したことで知られるイギリスの靴ブランドは「ジョージ○○○○」? コックス ウクコスットブマラン ラルフローレンやラコステのものが有名な、あるスポーツの名前が付いている春夏定番の半袖アイテムといえば? ポロシャツ アカシツナポャロンー ロシアの男性が着るゆったりとしたブラウス風の上着は? ルバシカ ァカサシバフラルンー ロリータテイストで人気がある村野めぐみが創業した女性向けファッションブランドの名前は「Jane ○○○○○○」? Marple aBeiklMnpr - 若い女性向けのブランド「セシルマクビー」などを展開する企業は○○○○イマジネーション? ジャパン ヴェコジストパャルン L 「トゥララ」「リズリサ」などを展開する企業は○○○○・インターナショナル? ヴェント ヴェコジストパャルン ワックスなどで自然な癖をつけたヘアスタイルを、あまり手を入れていないように演出することから「○○○ヘアー」という? 無造作 為形作成造適当無
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简介 凯氏球(K-Ball),又称凯泽曼球(Kaisermann ball),反射球(Reflection ball),是一百余年前起源于莫茜兰的一种球类运动。在凯氏球之前,大陆上各种族由于身体机能差异过大,体育运动对于大陆种族来说一直是各自的游戏,始终没有一种能令多数种族接受的竞技运动方式。2002年, 莫茜兰法师协会成员弗兰茨•凯泽曼(Franz Kaisermann)突发奇想,想要设计出一种能让全大陆所有种族都参加的体育活动。他认为大陆各种族能力差异如此之巨大,但目前能够形成相对稳定的势力范围,一定有某种“平衡”的元素在其中,而这种平衡则正是竞技体育的公平竞争理念所追求的。他进一步想到,南方的精灵法术强大,但身体素质上处于劣势,而西方的兽族身强体壮却不谙魔法;而中部的人类兼有两者之长,同时严密的组织也让他们能够在大陆中部立于不败之地。一种同时运用体力、法术和智力的游戏在他脑海中逐渐成型。后来他又从儿童玩的玻璃球游戏中得到了灵感,设计出了凯氏球的雏形。 现代凯氏球比赛规定双方各上场9人,其中一人把守本方球门,另外八人可在场上自由活动。凯氏球比赛场地一般为矩形,长宽不做详细规定,但上空高度规定为18米。比赛用球为一直径12cm的特制金色圆球,该球体对一切魔法绝缘并具有反射作用。在比赛中,双方球员不得携带任何法器,同时必须在身体的任何部位都不得接触球体的前提下,使用魔法凭空击球,将球打进对方球门。凯氏球在每次遭受魔法击打后绝缘层厚度都会下降,当凯氏球魔法绝缘层消失时则比赛结束。在比赛结束时,判定进球多的一方获胜。 由于不同派系的魔法击中球后的反弹飞行线路均有不同,这使得凯式球的比赛极为华丽且具有观赏性。但同时,也给球员带来了极大的危险性。在这种运动发明的早期,场上球员使用魔法直接攻击对方球员,甚至导致对方伤残的行为屡见不鲜。后来随着规则的逐渐完善,这种运动也逐渐变得文明并被大陆多数地区所接受。 由于凯氏球的比赛对身体的力量、速度和法力均有着很高的要求,因此在不同种族间实现了微妙的平衡。例如南方的精灵法术高明,他们对球的操纵范围也相对较大,但西部的兽人可以用敏捷的移动来达到同样的效果。同时比赛中只规定不允许身体不允许同球体接触,而允许双方队员之间的合理冲撞,因此身体力量更强的球队在这方面也有着优势。正因为这种平衡,使得凯氏球比赛有着很高的竞技性,而且在不同风格的种族之间,逐渐形成了不同的打法。例如魔法能力强的球队主要采用控球和技巧性打法,而身体机能强的球队则利用力量和速度冲击对方的球门。而体力和法力均处于中等水平的人类,则更多地采用混合打法,同时强调阵型和战术上的配合。在多次国际比赛中,不同的种族间互有胜负,没有哪个种族能够占到绝对的优势。 凯氏球比赛男女均可参加。一般来说在同一种族中,男性在体力上拥有较大的优势,但女性在法术和精神上则拥有更为强大的能力。因此在控球型打法的球队中女性球员较多,而在反击型打法的球队中则更多地是男性球员。此外由于凯氏球不需要对身体进行严密的运动保护,因此大陆各个国家、俱乐部的队服也是五花八门,有些控球型打法的队伍甚至将礼服作为自己的队服。 大陆杯 大陆杯是整个大陆最为重要的凯氏球赛事,由各个国家派队参加。虽然名义上是国家之间的比赛,事实上任何在FCKA注册的机构均有参赛资格。因此在大陆杯历史上也有诸如精灵代表队,光之教会代表队等并非以国家名义出战的队伍。大陆历2054年,热爱凯氏球运动的裘尔商人耶里格•凯文(Jericho Kevin)举办了第一届“大陆杯凯泽曼球赛”,比赛的主场馆设在亚登托海湖心的中心岛竞技场。第一届大陆杯共邀请了来自4个国家的球队参加,全部是鳞片同盟和珍珠同盟的小国,因此没有引起多大反响,反而在比赛中由于规则不完善导致了大量丑闻的出现,使得第一届大陆杯成了大陆凯氏球界的一大笑柄。最后在决赛中来自珍珠同盟的阿泽夫队以5:4击败了鳞片同盟的比斯尼斯队,捧得了第一座、也是他们唯一的一座大陆杯。 人们都认为大陆杯已经销声匿迹,可所有人都忽略了耶里格的坚韧。这个来自东方国度的商人继续锲而不舍地积极筹办着第二届大陆杯。4年后的2058年,第二届大陆杯凯氏球赛再次在中心岛举办。这一次,他请来了魔法学院对比赛用球和场地进行重新设计,并通过各种手段,最终邀请到了8支颇具声望的队伍,包括自己的祖国裘尔、大陆中部的强国亚默,甚至连魔法学院也派出了一支队伍参赛,上届的冠军阿泽夫队也应邀参赛,只不过这次他们在第一轮就惨遭淘汰。最终亚默队在决赛中以2:1击败了裘尔队,捧回了第二座大陆杯。 这一届大陆杯在整个大陆造成了相当深远的影响,不少国家都跃跃欲试,期待着第三次大陆杯,唯独凯氏球的起源国莫茜兰对此不屑一顾。2062年,第三届大陆杯如期在湖心岛举办,弗约尔德共和国等大国均派队参加,比赛的参赛队伍也扩充到了16支。最终亚默队击败了弗约尔德队,卫冕大陆杯。 大陆杯热火朝天的赛事终于令莫茜兰也坐不住了。2066年的第四届大陆杯上,莫茜兰终于派出了自己的代表队,并意得志满地认为冠军已经是囊中之物。但出乎所有人意料之外的是,莫茜兰在第一轮比赛中就以0 6惨败给东南部小国耶克瑟斯。这届大陆杯亚默取得了三连冠,亚默的球队在当时被认为是不可战胜的。 随着凯氏球技术的发展,中心岛竞技场的场地大小已经不能满足比赛的需要,因此第五届凯氏球大陆杯定在之前取得三连冠的亚默首都帕斯举行。同时中心岛竞技场被拆除,重新兴建为大陆凯氏球联合会(FCKA)总部。就是在这届大陆杯之前,有人提议将凯泽曼球更名为凯氏球,以同时纪念创始人凯泽曼和大陆杯创始人凯文。西方兽人国度梦洛克首次派队参加大陆杯,而他们队伍中的羽族队员也使得协会被迫改变规则规定球场高度。在这届大陆杯上,由于不能适应新的场地大小,擅长打阵型配合的东道主亚默队最终在自己的主场1:3败给了弗约尔德队,在自己的家门前痛失冠军奖杯。 2074年,痛定思痛的莫茜兰在王都举办第六届大陆杯,他们同时打出了“凯氏球回家”的口号。在这届大陆杯上,事先没有任何征兆地,精灵突然提出派一只代表队出战,一直致力于种族平等并努力改善人类同精灵关系的FCKA主席耶里格欣然接受。精灵们最终取得了第三名的好成绩,而他们几乎全女性的阵容和华丽的队服也成为了大陆杯上一道靓丽的风景线。从此他们也成了大陆杯的常客。在这届大陆杯上,莫茜兰队在自己的主场奋力击败了比斯尼斯队,终于捧回了自己的第一座大陆杯。 2078年,第七届大陆杯在弗约尔德首都萨苏雷拉举行。在这届大陆杯上,由于报名队伍太多,不得不预先在各个区域举行预选赛,最终角逐出的16支队伍参加在弗约尔德举行的决赛阶段比赛。光之教会第一次派队出战。不过在这届大陆杯上,本土作战的弗约尔德早早被淘汰,最终在决赛中,梦洛克队击败了里卜提亚特队,为西部王国捧回了一座大陆杯。 2081年,大陆杯创始人耶里格去世。2082年,为了纪念耶里格,第八届大陆杯定于耶里格的故乡裘尔举行。同时规定在比赛前应由双方队长共同宣读“种族平等宣言”。光之教会因拒绝宣读宣言而退出大陆杯。最终打法华丽的精灵代表队击败了亚默队,捧得了本届大陆杯。 2086年,原定于里不提亚特城市亚勒提伊举办的第九届大陆杯因亚默与里卜提亚特内战而取消。2090年,第十届大陆杯在梦洛克举办。内战中的亚默和里卜提亚特均未派队参赛。大陆杯全勤的比斯尼斯队终于在决赛中击败了东道主梦洛克队,捧得了第一座大陆杯。 2094年,第十一届大陆杯重新在亚勒提伊举行。虽然亚默与里卜提亚特已经结束了内战,但在赛场上仍然视同水火。两队同时闯入了决赛,结果决赛赛场上因为互相攻击的暴力事件两队共被罚出场7人。最终东道主里卜提亚特队以4:3击败了亚默队,捧得了属于自己的第一座奖杯。 2098年,第十二届大陆杯在南方城市尼缪举行。作为东道主的耶克瑟斯队表现出色闯入了决赛,但他们最终败给了强大的弗约尔德队,后者第二次捧杯。 2102年,新世纪的第一届大陆杯重新回到了亚默。在这届大陆杯上,参赛队伍扩充至了32支。重整旗鼓的亚默队终于在决赛击败了精灵队,捧回了第四座大陆杯。 2106年的大陆杯在东方城市萨洛尼亚举行。耶里格的故乡裘尔队在决赛中击败了莫茜兰队,最终夺冠。大陆杯终于在耶里格去世后的25年后,回到了裘尔人的手中。 2110年的大陆杯即将在大陆杯历史上做出了巨大贡献的魔法学院举行。这一次,谁会是胜利者呢…… 其他 除了大陆杯这一国家赛事之外,大陆的许多城市都拥有自己的凯氏球俱乐部。这些俱乐部不但参加自己国家组织的联赛,也会参加被称为“大陆冠军杯”的大陆俱乐部联赛,大陆冠军杯每年举行一届,是凯氏球俱乐部中最为重要的赛事。比较著名的凯氏球俱乐部有帕斯联队(Paz United)、KC圣依芬妮队(Santa Ifinine K-Ball Club)、梦洛克巡游者队(Moonlock Rangers)、比斯尼斯竞技队(Sporting Business)等 尼缪联队(Nimue Utd) 尼缪市最大的凯氏球俱乐部,前身为墨林联队 (Merlin United),于2060年成立,2074年正式易名尼缪联队,并在次年即取得首个国内联赛冠军。 耶克瑟斯“圣教北征”冲突发生后,尼缪联队进入低潮,但自凯伊里·利昂(kylie Lion)于2081年接手后,即为球队在此后5年间取得三次联赛冠军。可惜2088年发生的中央湖空难,令大部分主力球员不幸罹难,但在幸存者克劳德·古德曼(Cloud Goodman)和利昂合力重建后,新生的尼缪联队取得2095-2096赛季联赛冠军,并于2098年首夺大陆冠军杯冠军。 2104年,尼缪联队创下了联赛、学院杯及大陆冠军杯的「三冠王」传奇,奠定其大陆一流凯氏球俱乐部的地位。由于与魔法学院相距不远,队中属学院人士较多,球队与魔法学院关系也相当良好,常与魔法学院各级球队进行友谊赛以及免费到学院进行表演赛。 队服:配备有耳兜帽、尾巴、毛毛鞋的白色小猫睡衣套装,尾巴是保持平衡的魔法辅助装置,猫耳里有古德曼专门为配合尚显生疏的新球队设计的魔法感应系统。第二套队服为黑色。
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NavelブースターパックC20 U12 R12 RR6 全50種 キャラクターSHUFFLE! Essence+ 俺たちに翼はない イベント セット コンプリートボーナス キャラクター SHUFFLE! Essence+ カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-001 神王の娘「リシアンサス」 火光 1 +3 2 +2 C 女 Navel Battle〔↑から→にする〕ターン終了時まで、自分のキャラ1体は攻撃力が2上昇する。 NV-002 表の顔「リシアンサス」 火光 4 +1 4 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の光属性のキャラの体数分、このキャラは攻撃力と耐久力が上昇する。 NV-003 裏の顔「キキョウ」 闇 7 +1 6 - U 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]「リシアンサス」と同じネームとして扱う。 NV-004 魔王の娘「ネリネ」 水闇 1 +2 2 +3 C 女 Navel Battle〔↑から→にする〕ターン終了時まで、自分のキャラ1体は攻撃力が2上昇する。 NV-005 天使の鐘「ネリネ」 水闇 4 +1 4 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の闇属性のキャラの体数分、このキャラは攻撃力と耐久力が上昇する。 NV-006 稟くんのお世話係「芙蓉 楓」 地火 5 +1 4 +1 R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラがバトルに参加している場合、バトルに参加している相手のキャラのスキルをすべて無効にする。 NV-007 夏の夜「芙蓉 楓」 地火 2 +2 2 +3 C 女 Navel [自動:フレンド]このキャラが登場した場合、カードを1枚引く。[自動:パートナー]このキャラがレベルアップかオートレベルアップした場合、カードをこのキャラのレベル分の枚数引く。 NV-008 魔法嫌い「時雨 亜沙」 火 0 +3 1 +2 U 女 Navel [自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、目標のキャラ1体に2ダメージを与える。 NV-009 新人ウェイトレス「時雨 亜沙」 火 7 - 5 +1 R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンド1体を控え室に置く〕[永続]このキャラは他のキャラの能力やイベントカードの効果を受けない。[永続]このキャラはセットカードをセットできない。 NV-010 実験体三号「プリムラ」 無 4 +1 4 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の無属性のキャラの体数分、このキャラは攻撃力と耐久力が上昇する。 NV-011 ネコミミリムちゃん「プリムラ」 無 1 +3 3 +2 C 女 Navel Main〔↑から→にする〕カードを1枚引く。 NV-012 妄想大暴走「カレハ」 火 3 +2 4 +1 C 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕Battle〔↑から→にする〕自分のキャラ1体のダメージをすべて回復する。 NV-013 暴走特急「麻弓=タイム」 火 6 +1 4 - U 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕『貫通』 NV-014 幼馴染「八重 桜」 地 1 +3 2 +2 RR 女 Navel [自動]このキャラが、登場かレベルアップした場合、自分の地属性のフレンド1体を表にする。 NV-015 放送部員「デイジー」 地 0 +2 1 +3 R 女 Navel [自動]このキャラがガードキャラに選ばれた場合、カードを1枚引く。 NV-016 担任「紅薔薇 撫子」 地 5 +2 2 +1 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕『先制攻撃』 NV-017 妄想超炸裂「ツボミ」 火 0 +2 1 +3 U 女 Navel [自動]このキャラがバトルに参加した場合、そのバトル終了時にこのキャラを↓する。[永続]このキャラはバトルによるダメージを受けない。(『貫通』や『反射』のダメージをプレイヤーは受けない) NV-018 新王家親衛隊「ルリ=マツリ」 地 6 +1 7 - C 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕 NV-019 神の使い「エリカ=スズラン」 無 2 +2 2 +3 C 女 Navel [自動]このキャラが、登場かレベルアップかオートレベルアップした場合、カード1枚を引く。 俺たちに翼はない カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-026 仮面恋人「渡来 明日香」 火 1 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、自分の裏のフレンドを1体表にする。 NV-027 乙女「渡来 明日香」 火 2 +3 2 +2 R 女 Navel [永続]このキャラが前衛に置かれている場合、このキャラは攻撃力は2上昇する。[永続]このキャラがパートナーエリアに置かれている場合、このキャラは耐久力が2上昇する。 NV-028 ポッポちゃん「羽田 小鳩」 地 2 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、ゲーム終了時まで、このキャラの攻撃力と耐久力が1上昇する。 NV-029 プリンセス・ダヴ「羽田 小鳩」 地 4 +1 3 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラ以外の自分の前衛のキャラすべては攻撃力が2上昇し、このキャラ以外の自分の後衛のキャラすべては耐久力が2上昇する。 NV-030 チョーダウナー「山科 京」 水 0 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、相手のフレンドを1体→にする。 NV-031 チョーアッパー「山科 京」 火 4 +1 3 +1 RR 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラがアタックキャラに選ばれた場合、このゲーム中、このキャラの攻撃力と耐久力が1上昇する。この効果はゲーム中、5回しか使用できない。 NV-032 夢見る学生小説家「玉泉 日和子」 水 1 +2 1 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、カードを2枚引く。 NV-033 アレキサンダー新制服「玉泉 日和子」 水 4 +1 5 +1 R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[永続]このキャラがバトルに参加している場合、バトルに参加している相手のキャラのスキルをすべて無効にする。 NV-034 蒼穹女学院1年生「鳳 鳴」 風 1 +2 2 +3 C 女 Navel 『ジャッジメント』[自動]このキャラの『ジャッジメント』が成功した場合、相手にセットされたセットカードを1枚控え室に置く。 NV-035 秋風「鳳 鳴」 風 6 +1 5 - R 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、対戦相手は手札を1枚控え室に置く。 NV-036 コンパ潰しのエリー「日野 英里子」 火 6 +1 7 - C 女 Navel 【登場】〔自分の表のフレンドを1体控え室に置く〕 NV-037 駆け出し編集部員「米田 優」 水 3 +1 2 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の闇属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-038 コーダイン「香田 亜衣」 風 3 +1 2 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の光属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-039 真夜中の少女「アリス」 地 1 +3 2 +2 U 女 Navel [自動]このキャラがバトルに参加した場合、そのバトル終了時にこのキャラを↓する。[永続]このキャラはバトルによるダメージを受けない。(『貫通』や『反射』のダメージをプレイヤーは受けない) NV-040 仲介クレープ屋「春日 春恵」 風 3 +2 2 +1 U 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の地属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-041 編集部「沢井 冴子」 地 2 +1 3 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の風属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-042 意地悪副委員長「高内 昌子」 火 4 +2 1 +1 U 女 Navel 【登場】〔自分のキャラを1体表から裏にする〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の水属性のキャラすべてを↑から→にする。 NV-043 憧れのまなざし「林田 美咲」 水 2 +1 3 +2 U 女 Navel 【登場】〔自分のフレンドを1体控え室に置く〕[自動]このキャラが登場かレベルアップした場合、相手の火属性のキャラすべてを↑から→にする。 イベント カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-020 世界で一番優しい魔法 - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Main目標の自分の裏のキャラ1体を表にする。 NV-021 生まれてきてはいけない存在 - - - - - R - Navel 【使用】〔自分の手札を2枚控え室に置く〕Mainターン終了時まで、目標のキャラ1体はスキルが無効になる。 NV-022 幼い嘘と罪 - - - - - R - Navel Mainターン終了時まで、目標の自分のキャラは攻撃力と耐久力が3上昇する。ターン終了時に、目標のキャラを裏にする。ただし、このカードは1ターンに1枚しか使用できない。 NV-023 亜沙先輩、ピンチ? - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Main相手にセットされたセットカードを1枚控え室に置く。 NV-044 闇の森の妖術師 - - - - - R - Navel Battleターン終了時まで、自分のキャラ1体は『先制攻撃』を得る。 NV-045 これが私のタマイズム - - - - - C - Navel Battleターン終了時まで、自分のキャラ1体は攻撃力と耐久力が1上昇する。 NV-046 ベントゥー・フォー・ユー - - - - - R - Navel 【使用】〔自分の手札を2枚控え室に置く〕Battleターン終了時まで、自分のキャラ1体は『貫通』を得る。 NV-047 たまひよ世紀の大反撃! - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を3枚控え室に置く〕Main相手のキャラすべてに2ダメージを与える。 NV-048 がけっぷち激励会 - - - - - C - Navel 【使用】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕Mainターン終了時まで、自分のキャラすべては攻撃力と耐久力が1上昇する。 セット カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-024 白玉と黒玉 - - - - - C - Navel [永続]自分のキャラすべてはバトル以外によるダメージを受けない。 NV-025 ある意味合ってる礼服 - - +2 - +2 C - Navel 【セット】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕 NV-049 お手伝いの弱み - - - - +1 R - Navel 【セット】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕『先制防御』 NV-050 プリンセス・アスカ - - - - +1 R - Navel 【セット】〔自分の手札を1枚控え室に置く〕『反射』 コンプリートボーナス 入手条件:NV-001~NV-050を各1枚以上所持 カードNo カード名 属性 攻撃力 攻撃力補正 耐久力 耐久力補正 レアリティ 性別 作家名 カードテキスト NV-CB1 クラスメイト「渡来 明日香」 火 1 +3 2 +2 CB 女 西又葵 [自動]このキャラがアタックキャラに選ばれた場合、カードを1枚引く。 コメント *お気付きの点など有りましたら、こちらへ情報提供をお願いします。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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酒宴 積荷の酒類を使って酒宴を開き、自分と艦隊メンバーの行動力と、船員の疲労度を回復する。 また、船員の欲求不満を回復する場合がある。 ランクが上がると、疲労度の回復量が大きくなる。 専門・優遇職 ◇専門職 なし ◇優遇職 冒険 芸術家 翻訳家 交易 ソムリエ 非優遇習得 費用:25000 条件:冒険Lv10、 都市:マルセイユ(モンモランシー大元帥) ハンブルグ(マルティン・ルター) 詳細 積み荷の交易品の酒類から1を消費し(原価の安い順に使用される)以下の効果があるとされる。 ・行動力回復(艦隊効果) ・疲労Down(行動回復値/2 前後・艦隊効果) ・欲求不満の回復(確率) ・船員忠誠Up?(未検証) ・酒場で酔いつぶれにくくなる(プレイヤーズバイブルより・未検証・効果の実在について疑義あり) ◇行動力回復効果について R5で5±3位回復。 R12で12±3位回復。 La Frontera以前の数値 CdS現在の回復効果報告は以下の通り R7 で15~19 R11で23~27 という報告がなされている。 このことから、 回復量=R×2+(1~5) と、考えられる。 ただし、使用した本人は酒宴発動分の行動力5が同時に差し引かれるため、実質的回復値は 回復量=R×2-(4~0) である 以下に、この数値を元に酒宴を使用しての行動力回復の効率性について検討する。 ・条件 酒宴スキルR10(行動力を23回復すると仮定する) 使用酒類交易品:ビール(300D)、ワイン(400D) 比較条件:鳥丸・木魚(それぞれ行動力70回復) 行動力を70回復するために必要な値段を計算する。 酒宴R10で行動力を70回復するために必要な発動回数は3回強(70/23=3.04...)であり、このことから… ビールを使用した場合、3*300=900 ワインを使用した場合、3*400=1200 となる。 ・考察 ソロで使用したとしても、使用する酒類交易品にもよるが料理に比べてかなり高コストパフォーマンスであると言える。 また、艦隊で使用すれば、マグステ等の艦隊料理と比較して圧倒的なコストパフォーマンスとなる。 また、統率修行に使用できることからその効果を考えた場合価値は計り知れない。 ただし、使用できる局面が限られることも事実であり、効果を生かせるかどうかはプレイスタイル次第である。 また、行動力を消費して行動力を回復するスキルという性格上、行動力が足りないとそもそも発動出来ない。 うっかり行動力0になって回復不能なんてことにならないように料理も必ず持ち歩くように。 非優遇R8(R7?)以降は酒1本消費で経験値1。売却用の品を使われないように。 葡萄なんぞから加工してでは非効率すぎ。 ボルドー、ハンブルク 等酒個数多いのでお勧め。 交易上げするなら ボルドー ナント間がお勧め。 また、インド、ベンガル、北バルト海は、ウォッカを敵が頻繁に落とすのでその場で回復もできる ブースト ◇装備品 +一覧表 部位 アイテム名 攻撃 防御 正装 変装 耐久 名声 装備効果 使用時効果 性別 装備制限 入手方法 備考 持物 ローランの角笛 20 3000 酒宴+2 戦術 冒険「ローランの角笛」 祝祭のリュトン 20 20 30 10000 酒宴+2調達+2採集+2 疲労度回復 メモリアルアルバム「噂の真実(NO.6)」 戴冠式用儀礼剣 30 28 200 5000 酒宴+1工芸品取引+1 「Tierra Americana プレミアムBOX」特典12周年記念宝箱(NO.1) 入手不可 丈八蛇矛 58 15 100 500 酒宴+1応用剣術+1 ネットカフェ祭り1 入手不可 ナラーティハパテ王の懐剣 40 10 100 12000 酒宴+1財宝鑑定+1 冒険「最後の王」 ヤギ皮張タンバリン 75 酒宴+1 タンバリン演奏 販売:チュニス 黒檀製タンバリン 100 酒宴+1社交+1 タンバリン演奏 探索4:ソファラモスク収奪:バルバリア海賊 胴体 バイエルンの衣装 10 10 100 500 酒宴+2社交+2 Liveイベント「ビアフェスト」Liveイベント「ビアフェスト2012 in フランクフルト」 入手不可 レーダーホーゼン 10 10 100 500 酒宴+2社交+2 Liveイベント「ビアフェスト2013 in フランクフルト」 入手不可 ロイヤルガウン 13 50 100 10000 酒宴+2統率+2貴金属取引+1 ♂ 縫製12:特別衣装縫製法 ベリーダンサー 5 30 10 1500 酒宴+2口説き+1 ♀ 探索9:アラビア海北東岸 アルレッキーノ 15 30 1600 酒宴+2身体言語+2 縫製10:道化服の縫製法 イレーヌ愛用ドレス 15 25 50 500 酒宴+2口説き+3運用+1 ♀ 縫製20:著名人衣装縫製法・特注編 バーメイドドレス 1 5 30 150 酒宴+1 販売:オスロ クラヴィトーガ 5 20 80 18000 酒宴+1美術+2社交+1 ♀ 遺跡:ローマ地下遺跡 中層 ロイヤルドレス 9 50 100 10000 酒宴+1火器取引+2統率+2 ♀ 縫製12:特別衣装縫製法 バレエ舞踊手の衣装 3 5 40 35000 酒宴+1口説き+1 販売:マルセイユ 燕尾の礼服 10 40 100 酒宴+1社交+2口説き+1 「90日間プレイチケット」特典 入手不可 ラクスシャルキ 30 10 1200 酒宴+1口説き+1 ♀ 探索8:ペルシャ湾北岸宝箱:世界の衣装箱 (NO.1) 特製ラクスシャルキ 10 40 30 500 酒宴+1口説き+1繊維取引+1 ♀ 称号:優良商会会員 縫製12:特定優良商会レシピ第2巻 妓王の衣装 20 40 100 5000 酒宴+1考古学+2言語学+1 縫製10:特製服縫製法・総集編「Tierra Americana プレミアムBOX」特典 トラッヘ・デ・ヴァケーロ 12 60 9000 酒宴+1酒類取引+2 サルベ:沈没船 スカラムーシュ 15 30 1400 酒宴+1身体言語+1 縫製9:道化服の縫製法 ロボーネ・ディ・メディチ 17 40 100 500 酒宴+1美術品取引+3宝石取引+1 ♂ 縫製16:著名人衣装縫製法・外伝 フルール・ド・フルール 10 25 50 500 酒宴+1口説き+2 ♀ 縫製10:著名人衣装縫製法 パルファン・ド・フルール 10 25 50 500 酒宴+1運用+2 ♀ 縫製16:10周年記念著名人衣装集 頭 サルベージャバイコルヌ 20 5 40 10000 酒宴+2回避+1サルベージ+1 サルベ:沈没船 ウサギ耳のトップハット 10 5 10 100 酒宴+2口説き+1 「90日間プレイチケット」特典 入手不可 金色ひょっとこ面 15 25 100 酒宴+2口説き+1身体言語+2 プレイヤーズバイブルElO特典 入手不可 ひょっとこのお面 3 20 60 酒宴+1見張り+1 Liveイベント「5周年 大感謝祭」 入手不可 酒宴+1 宝箱:東アジアのお祭り袋宝箱:記念帽子の収納箱Liveイベント「5周年 大感謝祭」 入手不可 シペ・トテックのマスク 10 250 7000 酒宴+1宗教学+1 冒険「金色の神が芽吹くとき」 足 メキシカンブーツ 7 30 10000 酒宴+1 工芸11:自宅生産(19th) 服飾品 黄金のパイプ 5 30 500 酒宴+2口説き+1 販売:サントドミンゴ 琥珀のパイプ 5 30 500 酒宴+2口説き+2 販売:サンフアン 仙桃 10 500 酒宴+2視認+1 全状態回復(複数) トレジャーハント「桃源郷はいずこに」 ヴィットーリアの首飾り 20 20 酒宴+2社交+2美術+1 ヴェネツィア30章 他国籍入手不可 扇 30 40 500 酒宴+2戦術+2統率+2 Liveイベント「ヌーベルフランス開拓団」 入手不可 橙色のイースターエッグ 20 100 酒宴+2宗教学+1考古学+1 Liveイベント「イースターエッグハント2013 ~8th Anniversary~」Liveイベント「イースターエッグハント2017」 入手不可 銀のパイプ 5 30 500 酒宴+1口説き+1 販売:サンフアン みずがめ座のペンダント 10 30 3000 酒宴+1天文学+1 冒険「宝瓶宮の調査」 祝賀のジョッキ 25 25 500 酒宴+1社交+2口説き+1 祝賀の乾杯 「PS4 Gran Atlas TREASURE BOX」特典「祝賀のジョッキ」特典 入手不可 持物・服・服飾品の販売品で計+4に出来る。統率上げならこれで十分。 ◇副官 +一覧表 名前 職業 雇用場所 必要値(航海長) 必要Lv 備考 ユルバン 両替商 アテネ 10 12/5/0 アネット ソムリエ チュニス 10 12/5/0 ベルンハルト 工芸師 リオデジャネイロ 10 12/5/0 ジョルジェ 地方海賊 ジャカルタ 10 12/5/0 ブースト上限は副官と装備トータルで+10。 ※ブーストしても効果が上がるだけで、獲得熟練は増加しない?(未検証) 効率の良い上げ方 酒を大量に積み込み、酒宴連打 艦隊人数が多いほうが、獲得熟練Up?(未検証) R3+1では忠誠Up効果認められず -- 名無しさん (2006-10-10 12 10 15) R6+4で通常一回で熟練度1入るところが、艦隊組むと2入りました。 -- 名無しさん (2006-10-11 10 02 22) 回復量増えてるかも -- 名無しさん (2006-11-24 22 50 22) あの統計取ったんだが酔いつぶれ抑制効果r9でまったくないんですが -- uio (2007-03-18 05 03 14) どう計測したのか詳しく書いてくれると助かる。 -- 名無しさん (2007-03-20 06 52 58) R6+4で16とか回復ありました -- 名無しさん (2007-03-31 22 59 49) 昨年8/30のラフロUPのときに「「酒宴」スキルの行動力回復量をUP」があって回復量は約倍になってます。船員の欲求不満解消はそれ以前の半分の確率に下がりましたが。 -- 名無しさん (2007-04-03 06 06 10) 酒場で船員を雇っても熟練は入るようです。出航所では不明ですが・・・ -- 名無しさん (2007-09-20 14 08 49) 僕はハンブルグ2PCで片方酒宴片方青銅ブーメランで管理上げと平行してあげた -- 名無しさん (2007-09-23 06 05 52) R8+6では艦隊組んでも一回につき熟練度1でした -- 名無しさん (2007-11-14 23 35 49) 轟音機雷対策に統率上げと併用するとGOOD -- 名無しさん (2007-12-28 06 02 23) 複数の酒類を積んでいた場合、単価の低いものから消費される。 -- 774 (2008-01-11 12 42 46) この際はっきり言おう酒場で酔いつぶれにくくなる効果はない -- 名無しさん (2008-01-12 05 35 04) 欲求不満解消効果ありました。R6で4回目で解消。 -- 名無し (2008-01-20 00 17 58) プレイヤーズバイブルはうそが多いので注意 -- 名無しさん (2008-01-23 13 26 10) 酒場でつぶれにくいは、酒場娘と飲む時がでは? -- 名無しさん (2008-03-05 02 20 10) 上げるなら、ボルドーでの洋上シェリー造りがお勧め。取引、管理、工芸上げもでき回復も出来る。 -- 名無しさん (2008-07-24 08 45 41) ↑×2 酒場娘で酔いつぶれにくいのは口説きかと。口説き持ってたときは娘でめったに酔わなかった。 -- 名無しさん (2008-08-09 17 08 06) 酒宴3ヶ月でR15になった; -- 名無しさん (2008-08-22 15 34 40) 主に2アカで統率あげるためのスキル -- 名無しさん (2009-02-13 17 15 20) とっても古い数値のまま検証されてたので関連箇所を改稿しておきました -- 名無しさん (2009-10-22 17 47 10) 酒場で酔いつぶれにくいのは、対PCへ一杯おごる(乾杯)かも知れない。酒宴無しキャラの方が早くつぶれる。やはりこれも体感程度。 -- 名無しさん (2009-12-03 11 03 48) 南蛮をやる際は、南蛮交易品の酒類が仕入れ単価0=最優先で使用されてしまうことに注意 -- 名無しさん (2010-05-13 20 01 42) 非優遇R6で酒1樽につき獲得熟練度が1に減りました。 -- 名無しさん (2010-08-30 10 06 16) ブースト品の頭装備を金色ひょっとこ面に変更しました -- 名無しさん (2010-11-07 21 12 41) R5で船員忠誠度UP確認できず。使用者及び艦隊メンバー。 -- 名無しさん (2010-12-30 11 57 14) 陸でも使えれば神だったけど・・どちらかと言えば統率上げ用? -- 名無しさん (2016-09-17 10 52 03) ディヴだと焼酎ラム酒の素材があるからベルベ織り時に酒宴で回復なんてこともやれそうかな? -- 名無しさん (2019-10-16 20 46 59) 名前 コメント
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――絵画館。 地域の特定なしに、その名前が何処の美術館を指しているのか? と問えば、十人十色の答えが出よう。 地元の美術館を答える者もいれば、常識のレベルで知って居るべき美術館の名前を答える者も、いるであろう。 だが、この 新宿 に於いて、美術館と問われれば、その名前さえ知っているのであれば、誰もが聖徳記念絵画館と答えるであろう。 魔震 と言う現象が、神代も過ぎ去り神秘も失せ、神も悪魔も遠くに行ってしまった現代に於いて、何故神秘の彩を纏って語られるのか。 新宿 のみを特定して襲ったと言う事も勿論ある。他区と他区との境界線をなぞるように刻まれた亀裂だって、ミステリーの対象である。 だがそれらと同じ位置にまで並び立つ謎が、建物の破壊の度合いが、建造物によって違うと言う所である。 魔震 前の新宿区の中では最も堅牢な構造を誇っていた筈の市ヶ谷駐屯地ですら、半崩壊に等しいレベルの損害を負ったにも関わらず、 この聖徳記念絵画館は、建物の外部に大小の亀裂が走った程度の軽微な損害で済んでいたのだ。 被害の程度が建物の構造的に小さいと言った事態は何もこの絵画館に限った話ではなく、 魔震 直後の新宿ではよくあった話である。 耐震構造がシッカリとしていた隣の一軒家は瓦礫の堆積になってしまっていたにもかかわらず、隣の築四十年のぼろアパートがほぼ無傷、 と言ったケースもあった程。この伝説は今でも語り継がれ、あの 魔震 にあって壊れなかった建物のあった土地は、パワースポット扱いされており、 その土地に建てられたアパートやマンションに住む事が出来ればそのパワーを住民も与る事が出来、幸運が約束されるとまことしやかに囁かれている程だった。 そんな話が今も流れているせいか、聖徳記念絵画館は、お堅い展示物を主に目玉にしているのに反して客足が絶えない。 明治天皇の聖徳、つまり生前の様々な事績を描いた絵画を多数展示されている事から、聖徳記念絵画館。 堅い施設だ。少なくとも、今時の若人の人気となる所ではない。しかし絵画館の維持・運営を担当する明治神宮の上部も、 使える要素は使うと決めているらしい。このパワースポットであると言う噂を上手く扱った商品や展示を新しく産みだし、 魔震 以前の収益を大きく超える程の黒字をここ数年叩き出している所からも、運営の辣腕さが窺い知れると言うものだった。 平日であっても客足が多いこの施設にはしかし、現在人が全く見えない。 開館時間よりも大分前の、早朝の時間よりも人の気配を感じない。それも、当たり前の事であった。 今日の午後二時に起こった、 新宿 どころか世界中を震撼させた、新国立競技場での一大事件。 競技場内での大量虐殺もそうであるが、其処から迸った黄金光によって爆発的に跳ね上がった被害者数、そして、事件の舞台となった競技場その物の消失。 息を吐く間もなく、目まぐるしく事態が展開されてゆき、何が起こったのかを把握するよりも早く、全てが一切合財消えてなくなってしまった。 それはまるで、史書をパラパラと流し読みさせて行くかの如くに似ていた。 足を運ぶ客もなく、聖徳記念絵画館及び、その周辺施設には現在、其処に勤務するスタッフ位しか今はいない。 元々此処を警備する為に存在した警察官達も現在、余りにも人手が足りないと言う事で、新国立競技場の捜査要請を受けそっちに向かってしまっている。 喧騒とサイレン音から取り残されたように、その地帯だけぽつねんとして静かなのは、そう言った事情があるからだった。 そして、そう言う事情があるからこそ、隠れるには打って付けであった。 「……」 遠坂凛にとってそれは、遅めの昼食だった。 場所は、絵画館から近い所にある、某球団のホームグラウンドであるところの神宮球場。 その、球場の外周に設置された観客向けのスタジアム売店の壁に寄りかかりながら、所謂球場飯と呼ばれる物を凛は口にしていた。 食べているものは、一個八九〇円の、シューマイ弁当。味の方は、まぁ悪くない。例え冷凍した物をレンジで解凍し、盛りつけただけのそれだとしても、 それまで口にしていたカップラーメンとか塩水に比べれば余程人間味のある味だった。栄養を摂取し、胃の中を質量のあるものが満たして行くと言う感覚だけでも、今の凛には有り難かった。 勿論、対外的には国際的な指名手配犯同然の遠坂凛が、売り子に気付かれずに弁当を購入出来る筈がない。 今は、新国立競技場にいたアイドルの誰かの制服を着て変装しているとは言え、顔自体は依然として遠坂凛のままである。気付かれる可能性の方が高い。 まともに物品を購入しようとすれば、その時点でアウト。故に、購入の際には魔術による簡易的な催眠を用い、此方と気付かれない処置を取った。 これを用いれば、本来なら料金の支払い無しで商品を受けとる事も可能ではあったが、それだけは、最後に残ったプライドが許さなかった。 なけなしの所持金を叩いて、噛みしめるように。彼女はシューマイや白米を何度も噛んでいた。下手をすればこれが、最後の食事になりかねない。空腹感は、この場において殺しておきたかった。 【ははぁ、美味しそうですなぁ凛さん。私、シューマイ何て食べた回数が片手で数えられる位しかないんですよ】 【あげないから】 シューマイを頬張りながら、霊体化した黒贄の言葉に対してそう返す。 残念そうな雰囲気が、回路を通じて伝わってくる。シューマイを一口、と言い出しそうな雰囲気を事前に出していれば、即答したくもなる。と言うよりサーヴァントに食事の必要性はない。 新宿 において、ブランクの地帯が出来る事は先ずあり得ない。 それはそうだ。如何に亀裂によって他区と隔絶された場所とは言え、此処は東京都の真ん中、都心も都心なのである。 経済規模も、流通するモノやカネの量も、日本全国は愚かアジア全土を見渡してもトップクラスである。この規模の都市で、人が全くいない地域の存在は、絶無に近い。 況して今凛がいる場所は、夕方に差し掛かった頃合いの球場である。もうすぐ試合も始まる時間。人がいない筈がない。 それなのに現在、閑古鳥が鳴いていると言うレベルではない程、この球場に人がいないのは即ち、すぐ近くの新国立競技場で起こった大事件のせいに他ならない。 あの事件には凛……と言うより、彼女の従えるバーサーカーであるところの、黒贄礼太郎が一枚大きく噛んでいる。事情は解る。 あんな事件が起きてしまえば、この人通りの少なさも納得と言うものだった。球場及び、絵画館側としては堪った物ではなかろうが、凛としては有り難い。 簡単に身を潜めさせられるのだから。今は、無為な戦いをするフェーズではない。サーヴァントの数が減りつつあるのを、静観する時期であった。 「――失礼するよ」 神の振う賽子は、何処までも、遠坂凛に対して安息の時間は約束してくれないようであった。静観すると決めていても、状況がそれを許さないのである。 香の物を一緒に箸で挟んだ白米を口元に持って行きながら、ジロリと凛は、自身の眼前に聳え立つように現れた大男を見上げだす。 果たして其処には、黒贄のそれとは似ても似つかない程キチンとした黒礼服を身に纏う、アングロサクソン系の男が立っているではないか。 【あ、凛さん。サーヴァントの気配ですよ】 本当にこの男は、と呆れる他ない。 黒贄が今更ながらに、凛にサーヴァントの気配の事を報告して来た。そんな物、聞かれるまでもなかった。 黒髪のアングロサクソン……ジョナサン・ジョースターの背後数mに、高次の霊的存在――即ちサーヴァントと思しき存在が、指先を此方に向けて構えているのが見えない、凛ではなかった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 【黒贄、霊体化を解除しなさい】、そう凛が命令する頃には、シューマイ弁当はメインであるシューマイを二つ残す所の段階であった。 凛の指令を受け、黒贄は霊体化を解除。多くのサーヴァントに、恐るべき殺人鬼として認識されているその姿を露にさせる。 殺気が強まる。「おや」、と口にするのは黒贄である。ジョナサンと、ジョニィ。どちらも並外れた量の殺意を醸し出している。 だが、殺人鬼としての殺意ではない。どちらかと言えば二名の放つ殺意は、殺人鬼の物と言うよりは、殺し屋の物と見て間違いない。 特に、ジョニィの場合が顕著だ。黒贄ですら瞠目する程の量の殺意でありながら、その殺意の純粋(ピュア)さたるや、どうだ。 確実に凛と黒贄を葬ると言う気概に、限界値まで達している程の殺意だ。殺人鬼共の王は、ジョニィの放つそんな殺意に、漆黒のプラズマを見た。 マスターである筈のジョナサンの体格よりも小柄なその身体を押し包む、スパークを迸らせる黒曜石の色の火花を。 「こうして、実際に姿を見るのは初めてだな」 ジョナサンの言葉に、誰も反応を示さない。 聖杯戦争が開催されてから、半日以上経過した現在であっても、黒贄礼太郎の姿を実際目の当たりにした主従は、そう多くはないであろう。 大半が、うるさい位にテレビやSNSで拡散されている、あの有名な『衝撃映像』の中でしか見れていないに相違あるまい。 実際にその姿を見る事と、映像資料でその姿を見るのとでは、全く違う。その姿を見た瞬間、ジョナサンは身の毛がよだつような恐怖を感じた。 体格は、自分と同じ程。ジョナサンも黒贄も、現代の価値観から言えば大柄、人によっては巨漢と見られてもおかしくない程、恵まれた身体つきをしていた。 どちらも共に身体つきはガッシリとしており、だからこそ礼服が良く似合う。二人は共に、アイロンをかけてるか否かとか、略礼服か否かと言う違いこそあれど、同じ色合いをした礼服を身に纏っていた。 違うのは――その目だ。 ジョナサンの目は如何だ。とても感情的で、直情的。そして、人間的な目をしている。 それは即ち、極めて生命的な目であると同時に、人として当たり前の目だと言う事だ。非道に怒り、悲惨な出来事に哀しみ、目出度き事には喜びを湛える。 とても人間的な事であり、しかし、人間及びそれに準ずる知的生命体にしか確かに出来ない事が、当たり前のように出来る。そんな瞳をジョナサンは持っている。 黒贄の目は、違う。感情が、余りにもなさ過ぎる。製氷皿で作られた氷の粒をはめ込んだ方が、まだ温かみがあると感じるであろう程、温もりがない。 凍土で固まった、泥のような瞳だった。濁ったガラスの球のような瞳であった。宇宙の昏黒を丸めて眼球の形にした様な、怖い目であった。 この目を見続けていれば、気が触れる。そう思わせるに足る程の、負の威力を黒贄の瞳は有していた。表情は薄い微笑みであると言うのに、瞳の方には一切の感情が宿らないと言う点も、その威力に拍車をかけていた。 「……どちら様?」 咀嚼する白米を呑み込み終えてから、凛が訊ねた。 「遠坂凛、で間違いないかな?」 「契約者の鍵を見る余裕もなかった程、慌てんぼうなのかしら? よく今まで生きて来れたわね」 見れば解るだろ、と暗に言う凛。勿論、ジョナサンは馬鹿ではない。 服装こそテレビで流れている凛の服装とは違うが、顔を見れば一目で遠坂凛だと理解出来る。 だが、心なしか……テレビで流れた中学時代の卒業アルバムの写真等の参考映像のものとは違い、顔付きがややスれている。 きっと黒贄の大立ち回りや、聖杯戦争開始からの半日で、さぞ多大なストレスと気苦労を背負い込んだのであろう。尤もそれは、自業自得と言うものなのだが。 「其方の名前を一方的に知っていると言うのはフェアじゃあないが、生憎戦いの渦中だ。僕の名を明かせない非礼を許して欲しい」 オブラートに包んだ非常に丁寧な言い方で、遠回しに『お前に明かす名などない』と言う旨をジョナサンは告げる。 清々しい程に、自分と貴方とでは相いれないと言う事が伝わってくる。だが、それで良いと凛は思う。 元より聖杯戦争は、サーヴァントの真名は勿論の事、マスターの名前が知れ渡る事だって後の禍根に繋がりかねないのだ。 戦の理から考えて、マスター自身の名を秘匿するべきと言うのは、極めて理に適っている。ジョナサンの態度を、非礼とは凛は思っていない。寧ろ常識的な判断だと思っている程だった。 「貴方は、死ぬわね」 ジョナサンを瞳だけで見上げながら、凛が言った。 その瞳にジョナサンは、凛の様々な感情を感じ取った。虚無、鬱屈、卑屈、そして……怒りと羨望。 「アーチャーのサーヴァントを引いて置きながら、賞金首のお尋ね者の私を遠方から狙撃しないなんて、甘く見られたものよね。ミスターの目からは、私は相当無力な少女に見えたのかしら?」 聖杯戦争に参戦しているマスターである凛には当然、ジョナサンの引き当てたサーヴァントである、ジョニィ・ジョースターのクラスが見えている。 アーチャー。何を飛び道具にするのかは解らないが、遠方からの攻撃に長けたクラスである事は凛にとっては常識中の常識である。 そんなクラスを引いていながら、ロングレンジからの攻撃を仕掛けて来ないばかりか、剰え直接近付いて会話すら交わそうとしているのだ。 ナメている。凛はジョナサンのこの行いを、一種の挑発行為と受け取った。此方が無力で、放っておいても自滅・自壊する。 そんな主従と解っているからこそ彼は、アーチャーを引いていながらこんな迂闊極まりない作戦に出たのであろう。凛が面白くないと感じるのも、むべなるかなと言うものだった。 「……君に話しかけたのは、僕の中に残った最後の良心の故だ」 「貴方の、良心?」 「僕の心の中で今、獣が暴れている。女の子に暴力を振う事を由とする、残虐な獣が」 「しかし――」とジョナサンは言葉を続ける。 「可能なら僕は、その獣を解き放ちたくない。こんな危険な性根は押し留めたいんだ。だが、今の僕の理性では、それも難しい」 「……」 「だから、君の釈明と弁解が必要なんだ。君のサーヴァントによって起こされた虐殺は、君の手を離れたバーサーカーの暴走によるものだった。君は本当は無実で、君を『新国立競技場の大事件の犯人』だと思い込んでいるのは僕の酷い誤解だった。そんな君の、真心の言葉によってのみ、僕の心の中に巣食う兇悪な獣は鎮まる。答えて欲しい、遠坂凛」 息を吸ってから、ジョナサンは言った。 「君が、やったのか? 君の……漆黒の意思がそうさせたのか?」 遠坂凛が此処にいると言う情報を提供した塞に対して、ジョナサンは極めて強い語気と言葉で、凛を葬ると言う旨を表明して見せた。 だがしかし、本心ではまだ迷いがあった。遠坂凛はまだ、バーサーカー黒贄礼太郎に振り回されている、哀れな少女だと言う考えが心の片隅に存在するのだ。 その可能性がある限り、ジョナサンは凛に対して、蛮勇を奮えない。ロベルタの時は、彼女が言葉の通じない狂犬だと解っていたから、本気で殺しに掛かれた。 この少女の場合、まだその線引きがグレーなのだ。ジョナサンにとって凛は、普通の少女と、殺人鬼の相棒の中間に位置する少女。 疑わしきは、罰せない。だがそれは逆に、決定的な一言と行為さえあれば、針はどちらかに振れると言う事でもある。針を振れさせる決定的なもの、それこそが、今のジョナサンの欲するものだった。 凛は、ジョナサン・ジョースターと言う男が、お人好しである事を見抜いた。 この男は未だに、自分の事をか弱くて、力に振り回されるだけの哀れな少女だと思っているのだ。思っていて、くれているのだ。 自分の事を被害者だと心の片隅で思ってくれる人間。凛は、感激した。まだ自分の事を、そう思ってくれる人間がこの地にいただなんて!! だからこそ、遠坂凛の答えは、決まっていた。 最後に残った一個のシューマイを口に運び、それを咀嚼し、呑みこんでから、凛は、ジョナサンに捧げる答えを口にした。 「――そうよ」 人差し指をジョナサンの眉間に向ける凛。 指先に収束する、赤黒い色味の魔力。ジョナサンが驚愕に目を見開かせたと同時に、指先からガンドが放たれる――『よりも早く』。 ジョナサンの背後数m地点に控えていたジョニィが、人差し指と中指の爪先を凛に合わせ、その指の爪を彼女目掛けて発射。 凛がガンドを放つ速度よりも、遥かに速い。ガンマンの抜き打ちの如き、爪弾の発射速度!! ――そしてそれらを凌駕して、黒贄が早く動いていた。 ジョニィの放った爪弾の射線上に、凄まじい速度で立ちはだかった黒礼服の殺人鬼。 本来ならば凛の心臓を体内で飛散させる筈だった、爪の弾丸二発は、黒贄の胸部に没入、体内に留まるだけに終わった。 凛が、いつの間にか己の近くに黒贄が高速移動していたと気付いたのは、ガンドを放ち終えた直後だった。 放たれたガンドをジョナサンは、弾く波紋を身体に纏わせ、己の右上腕をガンドの弾道上に配置、その魔力弾を見当違いの方向に弾く事で、何とか防ぎ切った。 「大道芸も極めれば人を殺せるんですなぁ、私には出来ない器用な真似です」 爪弾を受けたにもかかわらず、いつもの薄い笑みを浮かべる黒贄。 態度はいつものように、何と言う風もないそれであるが、実際は違う。 爪弾を受けた所からは血が流れているし、事実痛みも感じている。ダメージを受けて尚、黒贄は笑うのだ。それがまるで、流儀でもあるかのように。 「それが……君の、答えなんだな……。遠坂、凛ッ!!」 ジョナサンの顔に、怒りが彩られる。大きな刷毛で、顔に怒気を溶いた水を一塗りしたかのようであった。 「少しはサーヴァントとしてマシになったわね、黒贄」 対照的に、凛の表情は落ち着いている。微かに口角を吊り上げて、凛はそう言った。 ジョニィの攻撃から、黒贄はその不死性を利用して身を挺して自分を守った事を、彼女は理解していた。 「探偵は、依頼人を守る事も仕事の内ですから」 そう口にする黒贄の言葉に裏は感じ取る事は出来ないが、きっとこの男の事だ。 過去に、依頼人に対して『やらかしている』のは想像に難くない。それも一度二度の話では、ないだろう。 後方に跳躍し、遠坂凛から距離を取るジョナサン。 【傷の方は大丈夫か】、と、ジョニィは凛の放ったガンドのダメージの有無を問う。問題ない、とジョナサンは返す。軽い流血程度に収まっている。 ガンドには面喰ったが、流石に一流の波紋使い。遠坂凛と会話を交わす前の段階から既に、不測の事態に備えて弾く波紋を身体に纏わせていた。 拳銃の弾丸すら通さない程の防御力を発揮する、ジョナサンの波紋だ。凛のガンドでも、そうそう貫ける事は出来ない。 それより問題なのは、遠坂凛が魔術――ジョナサンは彼自身が使う波紋法とは別体系の特殊能力と認識している――を行使出来る少女だったと言う事だ。 ……否、魔術を使える事自体は問題ではない。ジョナサンだって、常人から見たら魔術や奇術としか思われぬ波紋法を会得、使用出来る。これについては言いっこなし。 焦点となるのは、凛が明白にその魔術を、彼を殺傷する目的で行使したと言う点である。今の今までジョナサンは、凛の事を無力な少女だと思っていた。 実態は、違った。実はジョナサン同様、聖杯戦争を円滑に勝ち残る為の戦闘技術を予め会得していた女性であり、それを明白に、敵対する相手に行使する事の出来る精神性を持った女性であったのだ。 認識が、転向する。左右に振れていた針が、一方に大きく傾く。 葬り去ろうとする事が、自分への対応だと言うのならば。あの国立競技場での一件について、「そうだ」と肯定したのであれば。 ジョナサンがこれからする事は、一つ。これから何を行うのか? それは、心胆を震え上がらせる程大きい、まるで蒸気機関の唸りを思わせるようなジョナサンの独特な呼吸法を聞けば、説明するべくもなかった。 「紳士は、女の子に手を上げない事を基本とする。……いや、基本なんてものじゃない。誰かに教わるまでもなく。英国に産まれた紳士は、認識しなければならないんだ。女性に、粗暴を振う事の罪と愚かさを」 呼吸を終えた後、皮膚が粟立つ程恐ろしげなものを宿した低い声音で、ジョナサンは語る。 そして、その黒瞳には焔が灯っていた。見る者の心を寒からしめる、冷たい焔が。メラメラと、メラメラと!! 「……僕を紳士たらんとするべく尽瘁してきた、父ジョージは、天国で僕を許してくれるだろうか。――遠坂凛。君を殺した後の、僕の罪をだッ!!」 「黒贄、くじ」 「はい」 言って黒贄はくじ箱をアポート。凛の方へと差出し、急いで其処に凛は手を突き入れ、適当に一枚くじを引く。 その様子を指を加えて見ているジョニィではない。タスクを発射した側ではない手の指から一発、爪弾を放つ――が。 凛へと向かって放たれた爪弾を、黒贄は左腕を動かして弾道上に重ね合わせる。相談が、肘に命中した。黒贄が纏う黒礼服の袖が、血を吸って重くなる。 「ミスター。私を殺す事が、連綿と続いた紳士の家名に泥を塗る行為だと思っているのであれば、その心配は杞憂ね」 引いたくじの紙片を人差し指と中指で摘まみ、その状態でビッと黒贄の方に見せ付けながら、凛は言葉を続ける。 「私を殺す前に、貴方が殺されるのだもの。女殺しの汚名を被る事も、私を殺した咎で地獄に堕ちる事もないわよ」 引いたくじには46番と書かれていた。それを見た黒贄は虚空を歪ませ、目当ての武器を手に取り始めた。 一m半ば程もある、黄金色に光り輝く錫杖だった。学生時代に考古学を学ぶ傍らに読んだ、東洋で強い勢力を持っている宗教である仏教、 其処から分かたれた一派である密教の歴史を綴った本に、密教の僧(モンク)があのような物を持つと書いてあった事をジョナサンは思い出す。 シャン、と音を鳴り響かせながら、黒贄はその錫杖を軽く縦に一閃させる。綺麗な黄金色をこそしているが、輝きがやや鈍い事から、純金ではないなと思うジョナサン。 事実その通りであった。黒贄の財産で純金製の代物等買える筈がない。彼の持つこの錫杖は、真鍮製だった。 「――あ」 と、気の抜けるような、何かに気付いた声を上げた黒贄。 これと同時に、再び彼の姿が掻き消えた。移動したのではない。吹っ飛ばされたのである。 吹っ飛んだ方向に身体がくの字に折れ曲がり、殆ど水平に、高速度で。その速度たるや、『黒贄が吹っ飛ばされた』と凛が認識出来ない程だった。 黒贄の素っ飛んで行った方向に目線を送ろうとする凛だったが、直に止めた。 このバーサーカーを吹っ飛ばした――いや。殴り飛ばした張本人が、目の前に佇んでいたからだ。 この男から。そして、ジョニィから目線を外したら、死ぬ。だから、黒贄の方に目線を送りたくても送れない。 目線を外したその瞬間に、この男達は自分を殺す。殺せる力を持っている。余所見出来る、筈がなかった。 「……」 黒贄を吹っ飛ばした男は、凄まじいプレッシャーを見る者に与える人物だった。 背丈も体格も、魁偉と称される程大きくない。角や翼、鋭い爪と言う、本来人類には備わっていない特徴が見られる訳でもない。 だが、特異な特徴が、ない訳ではない。顔に刻まれた、黒いラインに緑色の縁取りが成されている、特徴的な刺青(タトゥー)である。 それこそが、目の前に現れた、正体不明のサーヴァントの唯一にして最大の特徴。背丈も普通、髪の色も一般的なそれ、顔付きですらありふれたもの。 平均的が服を着て歩いているような男の中で、その刺青だけが異彩を放っていた。この刺青は、何なのだろう? 気圧される何かを孕んでいる事は解る。 それを、言語化出来ない。ただただ、恐ろしい物、得体の知れないもの、と言う事だけが、凛には伝わる。 「コイツの処遇は決まったのか、アーチャーと、そのマスター」 黒贄の横っ腹を殴るのに用いた右拳を引きながら、件の魔人・アレックスが問う。 「これから殺すつもりだ。君も、そのつもりで此処まで来たんだろう、モデルマン」 答えたのは、ジョナサンだった。 「手柄は譲ってやる。アーチャーに振れば良いのか?」 「いや、僕がやる」 「いえ、困ります。私、報酬をまだ貰っていませんから」 声のした方向にバッと顔を向けるジョナサン、ジョニィ。そして、アレックス。 魔人になった事で獲得した悪魔の腕力に加え、強化された魔術スキルによって会得した補助魔法――カジャと言うらしい――を重ね掛け、 更にこれまた魔人になった影響で会得した魔力放出スキルを乗せて、アレックスは黒贄を殴ったのである。大抵のサーヴァントなら、殴られた時点で、 特殊な防御スキルを持っていないのであれば即死。上位英霊であっても、当たり所と状況によっては戦闘の続行が困難に陥る程の威力が、アレックスの右拳にはあった。 しかし、黒贄は生きていた。 無傷ではない。アレックスによって殴られた胴体。其処が、アレックスの拳が命中した所から円形に、三~四割程も消滅していた。 流れ落ちる血。千切れて垂れ下がった腸。露出する血濡れた骨。悪魔の膂力から放たれる、アレックスの右ストレートの威力を雄弁に語っている。 その状態でなお、黒贄は平然と立ち尽くしている。アレックスの殴打によって、優に四十~五十m程も殴り飛ばされた黒贄だったが、いつの間にか、 話せる距離にまで接近していた。その程度の距離など、タスクのスタンドを持つジョニィや、魔人となったアレックスにとって離した内にもならない。 しかし、近い方がその人物の姿をよく観察しやすいと言うのも、また事実。だからこそよく解る。 黒贄は現状の肉体的損傷でなお、あの何が面白いのか解らない微笑みを浮かべている。しかも、強がりではない。 痛みから来る冷や汗も脂汗も、そして体の震えも見られない。黒贄は本当に、これだけのダメージを受けておいて、平気でいるのだ。 黒贄に目を奪われている間、魔術で己の身体能力を強化させる凛。 そしてそのまま、カウンターを乗り越え、シューマイ弁当を買った売店内部へと跳躍。 異変に気付いたジョニィがそのままACT2を放つが、すんでの所で凛はこれを回避。凶悪無比な速度の爪弾は、店内の業務用冷蔵庫に直撃するだけに終わる。 「よせ、店員に当たる!!」 ジョナサンがジョニィを制止する。予想通りの反応だった。 ジョナサンの性格を極めて善良な物であるとこれまでの会話から予測した凛は、其処から、余計な被害を拡大させる事を甚く嫌う人種であるとも考えた。 結論から言えばジョナサンの性格は正しくその通りなもので、現にジョナサンは、凛の魔術によって催眠状態にあるNPCの店員の、火の粉が降りかかる事をよしとしなかった。 人間性としては出来ているが、聖杯戦争を勝ち抜くには適さない性格だろう。店員に累が及ぶ事を覚悟で攻撃を仕掛けていれば、また違った未来もあったろうに。 凛は、売店のカウンター向こう側から、球場内部へと繋がるドアを開け、その場から離脱。 これを追おうとするジョナサンだったが――これを許さぬ者がいた。黒贄礼太郎、遠坂凛が引き当てた最強最悪の殺人鬼だ。 「キエー悪霊退散だー」 その、気の抜けるような声音から放たれる攻撃は、冠絶的な殺意に溢れていた。 錫杖を、乱雑な軌道、それこそ技術の欠片も感じられない程適当に横薙ぎにジョナサン目掛けて振るう。それが、黒贄の放った攻撃だ。 だが――その速度たるや、余人の見切れるものでは断じてなかった。ジョナサンは、マスターとしては破格の強さを誇る。 会得した波紋法と、波紋を行使する為の鍛錬によって獲得した筋肉と反射神経と言った、肉体的なスペックは、生半なサーヴァントを凌駕して余りある。 現にジョナサンは、スタンドと言う能力を用いない素の戦いであるのなら、ジョニィを軽快に上回る強さを誇る。それ程まで、ジョナサンの強さと言うものは達しているのだ。 ――そのジョナサンが、黒贄の攻撃を見切る事が出来なかった。 技巧もへったくれもない、黒贄の放ったその一撃は、ジョナサンの動体視力で視認出来る現界の速度を軽快に超越。 それどころか、この恐るべき殺人鬼が、自身の下へと接近してきたその瞬間ですら、ジョナサンは認識が困難な程であった。 唯一の幸いは、黒贄の姿が消えたと同時に、防御の体勢をジョナサンが反射的に取れたと言う事。逆に言えば、それだけ。 防御の構えを取ったジョナサンに、錫杖の一撃が叩き込まれる。 痛い、と言う事実を感じるよりも速く、杖の振われた方向にジョナサンが、弾丸もかくやと言う速度で吹っ飛ばされる。 肉体の頑健さも、纏わせたはじく波紋も、何らの意味も有さない。黒贄の膂力は、ジョナサンの取った防御手段の全てを嘲笑うように貫通。 そのまま球場の外壁に衝突、それをぶち破り、彼は内部へと消えて行った。外壁はクッション代わりにもなっていなかった。 頑丈そうな外壁にぶつかってなお、当初の勢いは全く減退していない。何処まで、ジョナサンは吹っ飛ばされてしまうのか。 ジョニィが黒贄目掛けてACT2の爪弾を射出させる。 避ける気のない黒贄。爪弾が眉間に命中、後頭部から爪の弾丸が抜けて行くが、彼はのけぞりすらしない。どころか、表情を歪ませもしない。 それ以外の表情が浮かべられないとすら言われても納得しかねない程だ。薄い笑みを浮かべたまま、黒贄は口を開く。 「成仏、成仏、成仏~」 黒贄が地面を蹴った。アスファルトに靴底の形の陥没を残す程の、恐るべき踏込の強さ。 向かった先は、ジョニィの方であった。弾丸の速度に限りなく等しいスピードで移動した黒贄は、致命の一撃を爪弾のアーチャーに叩き込まんと目論む。 が、魔人と化したアレックスが、それを許さない。同盟を結んだアーチャーの下まで即座に移動を行う。黒贄とジョニィの間。其処が、今アレックスのいる場所だ。 錫杖を上段から、音の速度で振り下ろす黒贄。引き抜いたドラゴンソードで、これを防御するアレックス。 衝突の際に生じた、爆音にも似た衝撃音と、発生する衝撃波で、ジョニィの身体が吹っ飛ぶ。受け身を取り損ね、数m先で尻もちをついてしまう。 其処で漸くジョニィは、自分が危機的な状況に陥っていた上に、それに自分が気付けなかった事を知る。アレックスのフォローがなければ、今頃即死だっただろう。 「援護する」 正直アレックス自身について、未だに疑いの目を向けているジョニィであるが、今は協力体制を結ばねば拙い。 黒贄と呼ばれたこのバーサーカー、半端な強さではない。退場させられる手段がない訳ではないが、そのお膳立てを整える前に殺されてしまう蓋然性の方が今は高い。 それ程までに、黒贄とジョニィの強さには、埋め難い差があった。しかし、それはあくまでも黒贄とジョニィが一対一で戦った時の場合。 アレックスと言う強力なサーヴァントが手を貸してくれるのであれば、差もグッと埋まるし、縮まる。今だけは、この体制に甘える事にジョニィはした。 アレックスに備わる悪魔の膂力で、黒贄の怪物的膂力と、互いの武器を使った押し合い圧し合いを演じているその間に。 まだ爪の生えている指二本を己のこめかみに当てたジョニィは、そのまま自らに弾丸を射出。 瞬間、ジョニィの身体が螺旋状に変形、何処かに吸い込まれて行き、一秒と掛からず消え失せてしまう。 いや、何処かと言う言い方は正確ではない。地面に刻まれた、不自然その物としか思えない、謎の『渦』。ジョニィはこれに吸い込まれたのだ。 タスクACT3。黄金の回転を適用させた爪弾を自身に撃つ事で、根源にも近しい空間に潜航、あらゆる攻撃をやり過ごす極めて強力な回避手段である。 「成仏は『じょうぶつ』と読むのであって、『せいぶつ』とは読まない~」 聞くに、如何やら黒贄は歌を歌っているらしかった。 余りにも下手くそで、リズム感も何もない、脳内に浮かんだフレーズをそのまま適当に口ずさんでいるだけのようだが。 しかし、胴体の半分近くを消し飛ばされ、眉間に血色の弾痕を空けさせた状態で、この気の抜ける歌を口にしている。 その光景が、心臓を凍て付かせるような恐怖を見る者に想起させるのだ。 「ちなみに私の名前は『くらに』であって『くろにえ』ではないんですよ~」 いつまでも、鍔迫り合いに付き合って等いられない。 魔力放出を瞬間的に発動させ、背中から無色の魔力のバーナーを噴出させたアレックス。この勢いを利用した力尽くで、彼は黒贄の錫杖を押し切った。力尽くで杖を押し切られ、殺人鬼が体勢を崩す。 「ジャッ!!」 生まれた隙は逃さない。 裂帛の気魄を込めた掛け声と同時に、ドラゴンソードを持たない側の左手に、意識を集中。 すると、空いた左手に凄いスピードで魔力が収束し始め、それは直に、辛うじて剣である事が窺える武骨な形状をした、紫色の魔力剣としての形を取り始める。 ルイ・サイファーを名乗る男から与えられたマガタマによって、魔人と化した事で学習・会得した、新しい力の使い方。 練習した訳でもないのに、アレックスは完璧に物にしていた。その実感に酔い痴れる事もなく、アレックスは即座に、魔力剣を振い、黒贄の胴体を袈裟懸けに切り裂いた。 主要な内臓にまで、アメジスト色の魔力剣は達している。生命維持に必要な臓器の殆どは、これで破壊出来た筈だ。 間髪入れず、アレックスは黒贄の腹部を前蹴り。魔力剣を生み出してから、この前蹴りを行うまでにかかった時間は、半秒にも満たなかった。 矢のような勢いで吹っ飛ばされた黒贄は、五十m程先にある信号機のポール部分に激突。その勢いに耐え切れず、直撃した所から信号機のポールはくの字に折れ曲がり、圧し折れ、そのままアスファルトの上に音を立てて倒れ込んでしまった。 「あ~除霊成仏悪霊退散~」 これでなお、平気な顔で歌を口ずさめると言うのだから、アレックスも戦慄する。 サーヴァントであっても、戦闘の続行所か生命活動の維持すら最早不可能な程の損傷を負っている筈なのに、平然と黒贄は立ち上がり始めたのだ。 しかも、ノーダメージではない。黒贄は明白にダメージを負っているのだ。それなのに、平然とした様子で立ち上がり、意気軒昂と戦いを続けようとする。 痩せ我慢している様子を見せてくれたら、アレックスもどれだけ救われていたか。自分の攻撃が本当に、黒贄に痛痒を与えているのか? それにすら、彼は最早疑問を憶えていた。 黒贄が動こうと――するよりも速く、アレックスの背後から、何かが高速で放たれ、黒贄の両太ももに命中する。 ライフル弾ですらが最早スローモーに見える程の、魔性の動体視力を会得したアレックスには、その飛来物が、高加速を得た人の生爪である事を確信。 ジョニィである。ACT3の渦から腕だけを露出させ、其処からACT2を放ったのである。一瞬ではあるが、ACT2の弾丸を受けて黒贄の動きが止まる。 その刹那を、好機と捉えるアレックス。己の宝具を用い、自身のクラスをキャスターに変更させるアレックス。 “魔人”となった現在でも、彼は、モデルマン時代の宝具を十全の状態で扱う事が出来る。 つまり、『クラス変更の恩恵を、魔人状態のステータスで受ける事が可能』なのだ。補正の掛かった魔術を、黒贄に叩き込まんと、意識を集中させるアレックス。 自身が今まで見た事も聞いた事もなかった、未知なる様々な魔術の名とその使い方が、アレックスの頭蓋の中に無数に浮かび上がって行く。 これもまた、魔人・アレックスとなった影響の一つなのだろう。どれを叩き込もうかと悩んでしまう程、魔術の選択肢が多い。 しかし、浮かび上がる魔術の数々の中に、見知った魔術があったのをアレックスは発見。これを黒贄に対して叩き込もうとする。 「セイントⅢ」 アレックスとしては未だに、元々自分が生きていた世界の記憶と経験の方が未だに、自身の霊基に強く残っている。 だからこそ、元の世界で使われていた魔術名を口にしてしまったのだ。だが、彼は知らない。 ルイ・サイファーによってマガタマを埋め込まれ、悪魔となったその影響で、今アレックスが使っている『セイントⅢ』と呼ばれる魔術が、『ハマオン』と呼ばれる魔術に変性してしまった事に。 光が、黒贄を包み込もうとする――よりも速く。 黒贄は恐ろしい速度で、アレックスの下へと肉薄。今度と言う今度こそ、アレックスは驚きに目を見開いた。ハマオンを回避したと言う事実にではない。 先程ジョニィを葬ろうと高速で移動をした、あの時に見せた速度が、黒贄の出せる最高の速度なのだろうとアレックスは勝手に思っていた。 違った。今の黒贄が叩き出した速度は、明らかにあの時に見せたものよりも上昇している。まだ、本気を見せていなかったのか。 「でも幽霊は殴れないから嫌いです~」 錫杖を、滅茶苦茶な速度で振いまくる黒贄と、これを巧みにドラゴンソードと魔力剣を振って防いで行くアレックス。 黒贄のその乱雑な一撃には、低ランクサーヴァントならば一撃で葬り去れる程の威力が平気で内包されている。 現にアレックスの足元に、攻撃を防御しているその影響で、凄いスピードで亀裂が生じ、無数に伸びて行っているのだ。黒贄の腕力の程が、窺える。 そしてこれを、平気な顔で受け止め続けるアレックスもアレックスだ。しかし、こんな拮抗は何時までも演じていられない。 言うまでもなく、アレックスの方に余裕がないのだ。事此処に至って確信に変わったが、黒贄の放つ攻撃の威力も速度も、時間が経つ毎に跳ね上がっている。 天井知らずに各種ステータスが上昇し続けると言うのであれば、持久戦に持ち込むのは愚策と言う他ない。 電撃戦だ。この場は早急に、黒贄を跡形もなく消滅させる必要がある。それが無理なら、マスターの方を葬るかだ。 黒贄の、錫杖による連続攻撃の威力が、まだアレックスでも対処出来る内に、ケリを付けねばならない。 右上段から、左下段へと振り降ろされた錫杖を、剣で弾くアレックス。黒贄が体勢を崩した所で、魔力剣による刺突を魔人が放つ。 剣先が、喉仏に没入。黒贄のうなじまで突き抜ける。黒贄の顔から、笑みが消えない。そのまま飛び退き、無理やり身体から剣を引き抜かせる。 ゴポッ、と。コップ一杯分のそれを大幅に上回る量の血液を口から吐き出す黒贄。スープを食べるのが下手な子供のように、黒礼服の前面を紅く濡らした。 間髪入れずに、渦から露出したジョニィの右手から放たれ、黒贄に叩き込まれる爪弾。心臓の位置を的確に貫くが、防ぐ事すらしない。急所の概念すら、この男にとっては希薄か、意味を成さない物であるらしい。 この男を消滅させる手段は、アレックスもジョニィも、実を言うと持っている。 ジョニィの場合は、タスクの神髄であるACT4を放てば良い。アレックスの場合は、悪魔としての力を解き放てば良い。 だが、どちらも黒贄相手にはリスクが大きい。ジョニィの場合、ACT4を放つには馬に騎乗する必要がある。黒贄の機動力では、馬に乗った瞬間に葬り去られる可能性がある。 一方アレックスの場合、悪魔の力を解放すると、広範囲に渡り破壊を振り撒いてしまう可能性がある。発動する速度については、問題ない。 ただ、黒贄程のサーヴァントを滅ぼす手段ともなると、威力も範囲も相当の物を選ばねばならない。 つまり、黒贄と言う指名手配サーヴァントを葬る為に、『自らも指名手配のリスクを負わねばならない』と言う事なのだ。これ程馬鹿らしい話もない。 加えて、巻き添えと言う問題もある。アレックスのマスターである北上は、彼とそう離れていない場所で、鈴仙と塞達と共に待機している。 下手をすると北上も塞も鈴仙も、ジョニィやジョナサンも仲よく消滅させてしまうかも知れないのだ。それを考えると、おいそれと放てる攻撃ではない。 もう少し、此処が広いフィールドであったのなら。“魔人”となった影響で使えるようになったニュークリアⅢ――悪魔は『メギドラオン』と言うらしい――や、 アレックスの生きた世界では見られなかった奥義――『死亡遊戯』とか、『地母の晩餐』と言うらしい――を放てば良いのだ。 出来ぬのであれば、超高威力の技を、当てまくるしかない。しかもまだアレックスは、魔人の力を振るい慣れていない。 今も急速に、悪魔の力の使い方については成長してはいるが、まだまだ本調子ではない。もう少し、粘る必要があった。 「そーりゃ南無阿弥陀打つ~」 黒贄の姿が、霞む。攻撃の速度は元より、移動速度もまた、上昇が著しい。 二十m程の距離が一瞬で、ゼロになる。アレックスの下へと肉薄した黒贄は、音が明白に遅れて聞こえる程の速度で錫杖を振い、 魔人の首を圧し折ろうと試みるが、これをアレックスは屈む事で回避。避けながら、高速で思考する。 黒贄相手には、痛みやダメージを与えさせ、行動不能に陥らせたり、攻撃の威力や速度を低下させると言う行為が意味を成さない。 ダメージや痛みに怯まないからだ。だから、下がりようがない。骨を折る程度では、黒贄の動きは止まるまい。 「……ありゃ」 だからアレックスは、攻撃自体を不可能にさせるべく、錫杖を持った黒贄の右腕を、切断すると言う手法を取った。 魔力剣を超高速で振るい、黒贄の右腕の肘から先を斬り飛ばす。血液が迸るより早く、アレックスは黒贄の顔面にドラゴンソードを縦に叩き込む。 熟れたザクロのように、黒贄の頭部が半ばまで縦に割れる。裂け目から、断ち割られた頭蓋骨や大脳が視認出来る程だった。 此処で一気に殺す、とアレックスが思考したその時。 強烈な覇気と敵意を撒き散らせながら、この場に向かって高速で飛来する何者かの存在を、アレックスが内包する優れた知覚能力が捉える。 見間違える筈がない。この気配は、サーヴァントの――そう思った瞬間、黒贄が恐るべき瞬発力で地面を蹴って飛び退いた。 黒贄が距離を取ったのと殆ど同じタイミングで、アレックスも後方宙返りを素早く行い、距離を取る。 その瞬間、先程まで両者がいた地点目掛けて、白い光の柱が天から地上へと伸びて行く!! 円周は、飛び退いていなければ黒贄とアレックスを容易に巻き込む程大きく、両名の判断がもう少し遅れていれば、二人はこの、高い熱エネルギーを内包した光柱に巻き込まれ大ダメージを負っていた事だろう。 「無粋な蠅共だ。目障りなんだよ」 アレックスは、上空を飛んでいる、正体不明のサーヴァントの存在を視認。 確認するなり、彼は“魔人”となった影響で新たに使えるようになった技の一つを、上空から不意打ちを仕掛けて来た粗忽者に試し打ちをする。 身体にヒマワリの花みたいに鮮やかな黄色をした魔力が収束し始め、そのチャージされた魔力を、両腕を勢いよく水平に広げると言う行為を持って、射出。 瞬間、身体全体から、黄金色の光条が幾百本と、上空百m地点を飛ぶ謎の存在目掛けて向って行くではないか。 『ゼロス・ビート』、と呼ばれるこの技は、直撃した相手の生体パルスを著しく低下させる振動波を放つ事を神髄とした技であり、 掠っただけで竜種、魔獣に神獣に、果ては魔王や神霊と言った上位存在ですら麻痺させ、行動の不能に陥らせてしまう恐るべき奥義である。 尤も、それはあくまでこの振動波に直撃しても『耐えられる』だけの力を持った存在の場合、だ。 アレックス、もとい、人修羅と化したモデルマンが放つこの技の威力は、異常な値にまで達している。 本来的にはこの技は、攻撃の威力が低いのであるが、アレックスの自力で放たれれば、生体パルスを停止させるどころか生命活動を死と言う形で停止させる程の威力に昇華される。勿論それは、サーヴァントとて、例外ではない。 複雑怪奇な軌道を描きながら、縦横無尽に四方八方から迫り来るゼロス・ビートの光線を、それは、凄まじく変則的な機動で尽く回避。 馬鹿な、とアレックスが呟く。回避すると言うのは、解る。出来なくはないだろうし、実際アレックスも、同じ技を放たれたとて、対応出来る自信がある。 だが、音の数倍に等しいゼロス・ビートの光条に対して、時速数百㎞の速度で向かって行きながら回避を行う、ともなれば話は別だ。 目で見て反応は出来ても、身体が反応して回避出来るか如何かと言うのは別問題。であるのに、平然と、光線を物ともせず回避しながら、それは地上へと急降下。そして、着地。その姿を一同に見せ始めた。 「おお見ろ、虹の道化師、アイアン・メイデン!! 望外の事態だ、このサーヴァントは強そうだな!!」 ウキウキとした声音で、くすんだブロンドの髪をしたアーチャーは言った。 アーチャーの周りを浮遊する、シートベルト付きの黒一色のシートのような物に足を組んで座っている、カッチリとした服装の女性も、嬉しそうな顔だ。 ――だだ一人。まるで猫のようにアーチャーに襟元を掴まれたままブランブランとしている、虹色のコーディネートの服を着た少女だけが。 心底面倒くさそうで、この世の終わりのような表情を浮かべているのであった。 レイン・ポゥは兎に角気を揉んだ。黒贄の下にレイン・ポゥや純恋子が向かうまでの時間稼ぎ。それに腐心したのである。 当然の事だがベストは戦わない事である。当たり前だ、黒贄とレイン・ポゥとの相性は、最悪と言う言葉でも尚足りぬ程悪すぎるのだから。 レイン・ポゥの宝具は極めて否定的な言葉を用いるのなら、凄い切れ味と耐久力の虹を伸ばすだけに過ぎない。つまり、相手を斬る以外に目立った付随効果を持たない。 レイン・ポゥもそれを重々承知している。だからこそ彼女は暗殺と言う手段を磨き続けたし、自分の本性を悟らせない仕草や立ち回りを研究し続けた。 その暗殺の練度や、本性を隠す挙措の完成度の高さは、この虹の魔法少女が英霊として昇華されていると言う事実からも鑑みる事が出来よう。指折り、と言う奴だ。 黒贄には、暗殺も演技もまるで通用しない。 ただ斬った殴った程度では問題にならない程の戦闘続行力もそうであるが、何より恐ろしいのはその性格だ。 此方をただの、殺し甲斐のある獲物としか思っていないような、あの性格。つまり黒贄礼太郎と言うサーヴァントは、イッているのだ。 こんな性格の持ち主に、演技を持ちかけた所で意味がない。何せ端から此方を殺すつもりでいるのだ。 自分は無力だとアピールしたとて、虫を潰すような感覚で殺しに来る。か弱い少女をアピールする事は、時間の無駄である。 自身の宝具が通用しない、泣き落としも演技も無意味。では単純な戦闘で抑え込めるか、と言われれば絶対的にNO。 人智を逸した身体能力を誇る魔法少女となったレイン・ポゥだが、その魔法少女としての常識から考えても、黒贄の身体能力は常軌を逸していた。 二度と戦いたくない手合いなのだが、現状最大に内憂であるパムと純恋子は戦いたくてウッキウキなのが始末に負えない。 しかも純恋子に至っては、遠坂凛と黒贄に煮え湯を飲まされてから半日も経過していないのだ。学習能力がないのだろうかないのだろうな。だってあったら此処まで胃が痛くないもん。 とは言え、最初に香砂会で黒贄と戦った時とは、事情が決定的に異なるのもまた事実だった。 最大のポイントは、魔王パムが自分の仲間である事。パムはハッキリ言ってレイン・ポゥの同盟相手としては、最悪の部類だ。 その性格もそうだが、生前の確執――尤もこれについてはパム自身がチャラにすると言っている為ノーカウントだろうが――もある。 レイン・ポゥとしては直ちに手を切りたかったが、その強さについては申し分がない程、パムの強さは極まっている。 彼女をぶつければ、黒贄とて或いは? そう言う展望も、確かにレイン・ポゥにはある。 黒贄を倒せれば美味しいのは今更説明するべくもない。何せこの男は、倒せる事が出来れば令呪一画がルーラーから貰えるのだ。もしも倒せれば万々歳だ。 そして、パムが倒れてもレイン・ポゥにとって美味しい。自分の行動範囲を著しく縛る疫病神の存在が消えてなくなるのだ。こっちもこっちでメリットがある。 どちらが倒れても、レイン・ポゥにはメリットがある。仮に痛み分けでも、パムにダメージが蓄積する。つまり、暗殺の可能性がグンと高まる。 とは言えベストな選択はやはり、黒贄と戦わない事である。 が、既にパムと純恋子の間ではこの最強最悪のバーサーカーと戦う事は既定路線なのだ。 早い話、地獄の業火、荒れ狂う海原に飛びこまねばならないと言う事は既に確約している。胃が痛い事実ではあるが、これに反論するパワーはレイン・ポゥにない。 ないのであれば、自分が望むべく方向に事が進むよう事前に努力しなければならない。先ず彼女が行ったのは、黒贄の下に向かうまでの時間稼ぎ。 新国立競技場の一件にかなり深いレベルにまで関わった彼女ら三人は、あの事件の影響でかなり疲労困憊……の筈なのだが、 パムや純恋子は、何処か別時空に無限大に等しいエネルギーのプールがあって其処から活力を引っ張って来ているのでは? と思う程のエネルギッシュさだ。 すぐに黒贄の下まで向かおうとしたのだが、流石にそれは駄目だ。何と言ってもレイン・ポゥも、そして純恋子も魔力が不安だ。 レイン・ポゥはそう熱弁した。パムがこれを受けて、どう反応したのか。確かに、と肯じたのだ。 これで意を曲げてくれれば良かったのだが、レイン・ポゥは何処までもパムと言う魔法少女の……いや、パムの魔法の底の深さを甘く見ていた。 パムはレイン・ポゥの意見を聞いて、何をしたのか? 黒い羽を『魔力』に変えて、レイン・ポゥと純恋子に補填させたのだ。 その結果、レイン・ポゥが召喚されてから新国立競技場での一件までの間に消費した全ての魔力は元通り……それどころか。 全力で後数回戦っても御釣が来る程の魔力をチャージされてしまったのである。 ――これで私も全力で貴女に見せ場を提供出来ますわね、アサシン!!―― 嬉しそうな純恋子の顔が脳裏を過る。過る度に、顔面に斧を叩き込む妄想をセットでする事をレイン・ポゥは忘れない。 一番時間を稼げる、と思った方法が数秒で駄目になった物であるから、レイン・ポゥも慌てる他ない。 持てる全てのアドリブ力、機転を駆使し、徹底的にパムらを拠点となるホテルに縫いとめた。 まだ確認してない情報があるかも知れない、腹ごしらえは大事だ、純恋子だとバレない服装を今の内に見繕え等々。 ありとあらゆる屁理屈を捏ね、ゴネを口にし、猪どころかロケットにすら例えられる程の猪突猛進さの純恋子とパムを相手に、 結果として三十分程も時間を稼ぐ事が出来た。レイン・ポゥの戦闘以外の、コミュニケーション能力が如何に高いかを示す証左であろう。 これだけ経てば、流石に遠坂凛達も河岸を変えている事だろう。レイン・ポゥはそんな予測を立てていた。それですらも、甘かった。 実際は凛達は、当初純恋子達が特定していた場所を移動していたどころか、剰え交戦中。しかも黒贄と戦っていたサーヴァントの一人に至っては、 控えめに見てもパムと同等程の強さはあろうかと言う、恐るべき強さの魔人であった。 当然、こんな存在を見て、パムが滾らぬ筈がない。レイン・ポゥですら強者の気配を感じ取れているのだ、魔王が感じぬ筈がない。 黒贄だけを絞るつもりが、予期せぬ幸運に出くわしてしまった。今のパムからは、そんな雰囲気が嫌でも感じ取れてしまうのだった。 「野次馬に用はない。失せろ」 吐き捨てるように、アレックス。彼は、パムとレイン・ポゥを互いに見比べ、その強さを大方推察し終えていた。 パムに関しては、恐ろしく強い。アレックスの身体を人修羅へと叩き落す遠因になった、美しいインバネスの男と、同等の力があろう。 それに比べて、彼女に襟を掴まれているサーヴァントの、何たるか弱い事か。比較する事自体が問題な程、パムとレイン・ポゥの強さには差があった。 そして事もあろうにパムは、この実力を持っていながら、野次馬根性が恐ろしく強いと言う最悪の性質を持ったサーヴァントだとも、アレックスは見抜いていた。 しかも発せられた言葉から考えるに、戦闘狂の気すらあるとも思われるのだから、頭が痛くなる話だった。今この場で、このような手合いのサーヴァントに絡まれる事が、特に困るのだ。 「ただの野次馬に終わっても良かったのだがな、聖杯戦争と言う催しの都合上、見て見ぬ振りは出来まい。お前は私を、無視しても良い障害に見えるのか?」 いや、見えない。ジョニィとて同じ事を思っているだろう。 無視を決め込むには、パムと言うサーヴァントの実力は、余りにも、埒外のもの過ぎた。 「聖杯戦争とは素晴らしいものだな。飽きる程強者と戦える上に、おまけに勝ち残れば聖杯がくれるのだからな。私にとっては、Winしかない」 そして、今この瞬間、魔王パムは相互理解の余地も必要もないサーヴァントだとアレックスもジョニィも認定。 聖杯戦争に臨むにあたってのスタンスが聖杯狙いだと確定した上に、今の言動から、聖杯は『戦闘に勝利し続けた後のおまけ』であると認識しているのだ。 解りやすい程の、戦闘狂(バトルジャンキー)。戦場の中でのみ自己を確立出来る、狂った者。それがパムなのだと、アレックスもジョニィも思った。 況してアレックスの強さがなまじ高すぎる為に、パムは完全にやる気だった。強さが完全に裏目に出てしまっていた。 このような手合いに、話し合いは端から意味を成さない。戦う事自体にカタルシスを感じるのだから、そんな物はまだるっこしいだけだろう。 尤も、戦うしかない、殺すしかない。これにカロリーと意識を傾ければ良いと言う意味では、ある意味楽なのかも知れないが。 最初にパムを殺そうと動いたのは、ジョニィであった。 それまで発動させていたACT3の効果時間が切れ、渦から全身を現す事になるジョニィ。気配の方向に、パムがバッと振り向いた。 ジョニィの気配を感じていなかったのだ。無理もない。この瞬間に至るまでジョニィは、根源に限りなく近い所に潜航していたのである。 其処に潜った瞬間、サーヴァントとしてのものを含めた、ありとあらゆるジョニィの気配が遮断されるのだ。 ジョニィの姿を見つけられなかったこの失態は、サーヴァントの姿を確認する術を、高高度からの目視のみで終わらせていたパムの選択の故でもあった。 渦の中でハーブを食み終えていたジョニィ。爪は全て生え揃っていた。 十全の状態の爪の生え揃い、これを以てジョニィは、左人差し指からACT2を二発、音の壁を突き抜ける程の速度で発射。 レイン・ポゥと純恋子を空中に放り上げると同時に、黒羽に自動防御機構を搭載させ、これでジョニィの攻撃を迎え撃つ。 音速程度、パムの反射神経なら反応出来ぬ速度ではない。羽を用いたのは、身体に染みついた、初撃に対する警戒癖のせいであった。 そしてそれが、パムの命運を正の方向に別った。黒羽に刻まれた、爪弾による弾痕。それが勝手に動き始め、自身の方に迫ってくる事に気付くパム。 蓄積された戦闘の経験値の賜物、パムは即座に、ジョニィの放った爪の弾による弾痕は、生きているように動きそして対象に近付いて行き、それと肉体が重なるや、 爪の弾丸で直接貫かれたのと同じようなダメージを与えるのだと看破。この推察は、何処までも正しかった。 パムの取った行動は迅速だった。爪弾による弾痕が刻まれた黒羽を、穂先から柄の端に至るまで真っ黒な、一本の槍へと変形させる。 勿論ただの槍ではない。柄の太さは二m程、長さに至っては十m近くもある巨大な槍である。これでは持つと言うよりは、両腕で抱えなければ保持して振う事も出来まい。 これをパムは、此方目掛けて信じ難い程の速度で接近するアレックス目掛けて、射出。初速の段階で、音を超過した加速を得たそれに対応するアレックス。 アレックスの行った事は、単純明快。槍の穂先目掛けて、思いっきり右拳を突き出すと言う物。正気の判断ではない。 パムの槍が得ている速度もそうだが、その貫通性能もパムは著しく上昇させている。厚さ十mにも達する鉄板ですら、この槍の前では紙同然。 こんな物を拳で止めようものなら、腕は拉げ、その身体を槍の穂先が穿っていた事だろう。そう――普通の拳で対応したのであれば。 魔人の右拳と、槍の穂先が激突。 勢いが勝った。槍ではなく、人修羅の拳がである。拳面が穂先に触れた瞬間、槍は柄の中頃から音もなく圧し折れ、激突の際に生じた凄まじい強さの衝撃波が、 拳と穂先の衝突部から荒れ狂う。破壊するか、と内心でパムは唸る。驚愕し、戦慄した訳ではない。十分に予測出来た事だ。 それに、当初の目標はパムは達成した。先程放った槍は、ジョニィの放った爪弾によって刻まれた弾痕が残っていた黒羽を、変形させたもの。 それを破壊されてしまえば必然、ジョニィの宝具(スタンド)による弾痕もまた、同じ命運を辿る。パムは、ジョニィが放った初見では対処困難な一撃に、見事対応して見せたのだ。 ジョニィが爪弾を放ってから、アレックスが黒槍を破壊するまでにかかった時間は、一秒を遥かに下回る。 それ程までの短時間で、これらのやり取りは行われていた。ジョナサンですら、認識不能なスピードで。 「球場の中に行くよ」 未だ空中に舞っていた状態のレイン・ポゥと純恋子。 純恋子の従者たる虹の魔法少女は、何もない虚空から虹の橋を延長させ、其処に、純恋子を抱えたまま着地。 振えば人体など簡単に真っ二つにする程鋭い縁を持ったその虹の橋(ビフレスト)は、かなり急なアーチを描いて、球場内のグラウンドにまで伸びていた。 そしてレイン・ポゥは、そのアーチが伸びる方向へと、凄い速度で駆けだして行った。「私もあっちに混ざりたかったのですが」、と純恋子が呟いたのを、果たして何人が聞き取れたのか。 「仕方のない奴だ」 苦笑いを浮かべ、小さくなって行くレイン・ポゥの背中を見送るパム。見事なまでの、保護者、引率者面だった。 この見送っている隙を狙って、アレックスが接近、岩など豆腐の如くに粉砕する修羅の拳をパムの顔面に叩き込もうとする。 しかし、黒羽の一枚を神業のような速度で、両腕両脚を覆う籠手(ガントレット)と具足(グリーヴ)に変形させ、これを鎧わせた左拳で、アレックスの拳を迎撃。 硬い、と思ったのはアレックスだ。一方的に籠手を粉砕し、そのまま拳を腕ごと破壊するかと思っていたのに、予想が外れた。想像以上の堅牢さだ。 凄まじい攻撃力だ、と思ったのはパムだ。籠手の内部には衝撃を吸収する為の緩衝材を幾重にも、レイヤーを重ねるように配置していたと言うのに、それらを貫いて、パムに衝撃を与えて来た。重ねた緩衝材の層があと数枚足りていなければ、腕が痺れていただろう。無論、緩衝材を一切抜きにしていたら、腕自体が麻痺したように動かせなくなっていたかも知れない。恐るべき、アレックスの拳の威力!! 「逸るな、しっかりと責任もって遊んでやる」 「遊ばなくて良い。とっとと死ね」 地を蹴りアレックスから距離を取るパム。それは距離の調整の他、攻撃の回避をも兼ねていた。 パムが先程まで、アレックスと拳を合せていた所を、正しく目にも留まらぬ速度で人の爪が行き過ぎる。 ジョニィがパム目掛けて放ったACT2、それは結局、偏在した空気を貫くだけの結果に終わる。有体に言えば、スカを食う形になった。 次にパムが行うとすれば、地味ではあるが厄介な能力を持っているジョニィへの攻撃だろう。アレックスはそう考えた。 パムとジョニィは同じアーチャーのクラスではあるが、ステータスの面ではパムの方に軍配が上がる。 いや、軍配を上がると言う言葉を用いる事が憚られる程、ステータスの面で水を空けられている。凡そ何一つとして、ジョニィはパムにステータスで勝っていなかった。 しかもそのステータス上の強さと、実際そのステータスから発揮出来る強さに、何一つとして乖離がないと来ている。 本気でパムに対処されたら、ジョニィは成す術もなく殺されるだろう。折角の同盟相手だ。友好な関係を、築かねばならない。 アレックスの判断は当たっていた。ブーメラン状に黒羽を、パムは変形させているのだ。 大きさは約三m程。そのブーメランの縁部分が刃のように鋭くなっている事から、どのような用途でこれを用いるのかなど即座に判断が出来る。 地を蹴り、弾丸の如き勢いでパムに――ではなく、ブーメランに向かって斜め四十五度の鋭い角度で跳躍。 近付くや、変形させたブーメランに対して、空中に浮いたままソバットを叩き込み、黒羽のブーメランを蹴り飛ばす。 しかも、ただ蹴り飛ばしただけではない。明白な意図を以て、アレックスは蹴る方向を選んでいた。 ――黒贄である。最悪のバーサーカー、黒贄礼太郎の下へと、この魔人は黒羽を蹴飛ばしていたのである。 時速数百㎞を超過する程の速度で迫るブーメランに対し、右腕を斬り飛ばされた黒贄は、何をしたか。 「あ、思い出しました。あの競技場でみた美人さんじゃないですか」 あっと気付いたような呟きをしながら、凄まじい速度で迫り来る、刃を携える黒いブーメランを、思いっきり右足の爪先で蹴り飛ばす。 黒塗りのブーメランが、黒贄のこの迎撃の影響で、中頃から圧し折れ、破壊される。そればかりか、黒贄の蹴りの勢いが余りにも強すぎたせいか。 真っ二つになったブーメランが、アレックスが蹴り飛ばした時の速度に音の数倍の速度をプラスさせたスピードで、遥か上空へと消え失せて行く。 冗談のような、その膂力。アレックスも流石に目を見開く。ジョニィもまた、同じ。パムだけが、冷静な表情で黒贄の事を見据えている。 レイン・ポゥと純恋子から、黒贄礼太郎を名乗るこのバーサーカーの異常な筋力を聞かされているばかりか、実際にその異常さを新国立競技場で目の当たりにしていたからだ。黒羽を破壊してみせたところで、今更驚くには値しなかった。 それよりも、今の今まで黒贄がずっと――即ち、パムがこの場に現れてから今に至るまでの時間を、棒立ちの状態で過ごしていたのは、 パムが何者であったのかを思い出そうとしていたからだったらしい。信じられない程の暢気さである。いや、暢気と言うよりは最早痴呆とでも言うべき愚鈍さだ。 たっぷり数十秒の時間を使い、漸く黒贄は、この場に現れた高露出の女性の正体を思い出したらしい。そう、黒贄とパムは、言葉こそ交わさなかったが過去に出会っている。 尤も、過去、と言う言葉を用いる程昔ではない。数える事数時間前、まだ虚無に呑まれる前の新国立競技場での乱戦で、彼らは戦っていたのである。 黒贄ですら覚えているのだ、勿論、パムも黒贄の事は憶えている。それも、鮮明に、だ。だからこそ、内心では唸っている。黒贄のその姿に、だ。 確かにパムは黒贄の姿を見知っている。だが、最後に彼女が、この希代の殺人鬼の姿を目の当たりにした時には――黒贄の姿は、凡そ戦えるに適さない程の、 『ズタボロ』の状態であった筈なのだ。機能している内臓が存在しない所か殆どを体外に掻き出され、脳を破壊され、四肢すら破壊され……。 それが、新国立競技場での黒贄礼太郎のコンディションであった筈。最早説明の余地がない程馬鹿馬鹿しい事であるが、そんな状態で戦える人間は存在しない。 魔法少女やサーヴァントであってすら、あの時の黒贄礼太郎と同等の状態で戦える存在など、片手の指で数える程しか存在するまい。 しかし、存在しないと言う訳ではない。常軌を逸したタフネス、プラナリアに例えられる程の高再生力。それがあれば、あの状態で戦う事も可能であったろう。 それよりも問題なのは――あの状態から黒贄が『回復』したと言う点だ。 あの時、新国立競技場に集っていたサーヴァント達は、揃いも揃って英霊の座全体から見てもトップクラスの実力を誇るサーヴァント達だった。 それらの攻撃を受けておいて、しかも、最後に出会ってから半日すら経過していないこの短時間で、黒贄はその際に負ったダメージの殆どを『回復させていた』。 今現在の黒贄の姿を改めて眺めるパム。頭蓋骨が外部からでも見える程深く、縦に割られた顔面。刃状の得物で断たれた事は明白だ。 胴体も同等の物で斬り裂かれた事が窺える斬傷が袈裟懸けに走っており、右腕もまた、同様の物で切断されたのだろう。肘の辺りから消失している。 今の黒贄の状態も酷いには酷いが、如何考えても競技場の時に比べたらマシになっている。回復、したのであろう。 競技場から脱出した時から、アレックス達と戦うまでの、短い時間の間に。 アレックスが右足で地面を踏み抜く。彼を中心として直径十m圏内の地面に亀裂が生じ出し、其処から、橙色の光が噴き上がる。 ただの光ではない。それ自体が高い熱エネルギーを内包しており、対魔力を持たないサーヴァントが触れようものなら瞬く間に、大ダメージを負う程の力を持っている。 が、戦闘の経験値についてこの場にいるどのサーヴァントよりも上を行くパムには、この程度の攻撃を対処する等簡単な話だったらしい。 弾丸を想起させる程の速度で後ろに飛び退く事で、噴き上がるエネルギーの範囲外まで退避、いともたやすく避ける事に成功する。 一呼吸置いてから、体内のリズムをパムは調整。そしてこの間に、ジョニィはACT3を発動させ、渦の中に潜行を始めた。 まだ秘密を隠しているらしい、パムはそう考えた。今しがた渦に潜ったジョニィを含め、この場にいる三体のサーヴァントを相手取って倒せる自信はパムにはある。 凄まじ過ぎる増上慢であるが、実際それに見合うだけの、そして行える程の実力と宝具を持っている。 但し、余裕綽々でそれが出来るのかとなると話は別だ。ジョニィなら兎も角、アレックスと黒贄は、パムの黒羽をそれこそ破壊に特化したそれに変形させねば無理だ。 それどころか、破壊や戦闘に著しく尖らせたそれに変形させたとしても、余裕で勝つのは不可能事だろう。 アレックスは単純に、技量や身体能力、そして有する能力面が凄まじく高いレベルで纏まっている為、鎧袖一触とは行かない。 一方黒贄の方は、度を越したタフネスに加え、恐らくは備わっているだろう超高水準の再生能力が厄介だ。 戦闘続行能力の高さに自己再生能力……王道でありきたりではあるが、戦闘での有用性は計り知れない。 これに加えて黒贄には、魔法少女の中でも最高スペックの身体能力を誇るパムの運動能力を超越する程の肉体的なスペックがあるのだ。厄介でない筈がない。 「やりがいがあるな」 そう言う悪条件については、やりがいを感じる方の女。それがパムだった。 理想は全力で戦える環境だが、縛りのある戦いについて理解がない訳ではない。そう言う状況においても最大限のパフォーマンスを発揮するのが、パムの能力だ。 構え直し、再び戦いに赴こうかと思った、刹那。黒贄の姿が掻き消え、パムの下へと、百分の一秒を大幅に下回る速度で走って接近。 ワープでもなければ、魔術的な補助を借りた移動でもない。自前の筋力のみによる移動だと、サーヴァントであっても思うまい。それ程までの、スピードだった。 空手の左腕をパム目掛けて乱雑に振り下ろす黒贄。新国立競技場で、高速で飛来する重さ二十t超の巨剣を弾き飛ばす程の腕力だ。 ただ勢いよく振るわれるだけで、致命傷の威力を内包しているのは最早言うまでもない。 定石通り、残った二枚の羽の内一枚に、自動防御の機能を付与させ、黒贄の攻撃に対応。凄い速度で羽が、振るわれた黒贄の腕の軌道上に配置。 腕の形に、黒羽が凹んだ。この地球上に存在するあらゆる物質の堅牢性を超越する硬度だったと言うのに、信じられぬ腕力だった。 黒贄に追随するような形で、アレックスがパムの方へと接近してくる。武器は持っていない、空手だ……が。 このサーヴァントが徒手空拳でですら、並のサーヴァントを容易く屠り、葬る力がある事はパム自身も理解している。 寧ろ攻撃の選択肢が豊富な分、下手をすれば剣やらの得物を持った状態の時よりも厄介な可能性すらあった。 「テェッ!!」 パム達まで残り数mと言う段になって、突如、両の腕を左右に勢いよく交差させるアレックス。 何かを感じ取ったのだろう、黒贄の攻撃を防いだ自動防御機能搭載の黒羽が、パムの前に移動、その大きさを四倍程に拡大され、彼女の前面を覆うバリケードとなる。 ――瞬間、バリケードがまるで風船か何かのように体積を膨張させた。殆ど限度一杯までの膨らみ具合だ。ところどころに膨らみすぎから来るヒビが生じている。 後ほんの少し力を加えられていたら、破裂させられていた事だろう。恐るべしはアレックス……いや、アレックスの宿す人修羅の力が放てる『烈風波』だ。 攻撃に付随して発生する衝撃波、これを攻撃に転用する手段は珍しくない。悪魔は勿論、人間だとて武に覚えのある者なら行使する事が出来る。 但し、人修羅の男の放つその烈風波は、悪魔達の括りから見ても異常な威力を誇る。正面からの攻撃なら、艦砲の一撃ですら無傷で乗り切るパムの黒羽の防壁があのザマなのだ。威力は用意に想像がつく。そして、直撃した時に己の身体に舞い込む、未来でさえも。 腕の交差を解き、片腕を振るい、再びあの烈風波をバリケードとして展開させた黒羽に放ち、それが激突。した、瞬間だった。 ある種の火薬の炸裂音に似たような大音が羽の辺りから生じ始めたのだ。そしてこれと同時に、羽そのものが、破裂した。 驚きに似た光を瞳の奥で煌かせたのは、アレックスの方であった。勿論、パムの黒羽を突破すべく、壊せるレベルの出力で攻撃を加えた。 確かにアレックスの攻撃で、黒羽のバリアは砕かれた。問題は、『簡単に砕かれてしまった』と言うこの事実である。 余りにも、呆気なさ過ぎる。アレックスの見立てでは、もっと持ち応える物だと思っていたのに――其処まで彼が考えて、気付く。 この黒羽の破壊は、パムが意図して設定した『攻撃』であると。この事実を認識するのに要した時間、千分の一秒。羽が破壊された瞬間から、ラグが殆どない。 アレックスは知る由もないが、これは戦車の装甲に装着される反応装甲に原理は近い。衝撃を受ける事で、その装甲の内側の火薬が炸裂、そして、装甲が破裂。 こうする事で、戦車本体にとって致命となる損傷を受けても、表面の反応装甲が浮き上がり、敵の攻撃の威力が分散、結果として軽微なダメージで済むと言う訳だ。 欠点は、戦車の近くを哨戒している味方の兵士が、破裂した装甲の直撃を受けて死にかねないと言う点だが……この場に於いて、 巻き添えを食らう心配のある味方のいないパムにとってこの欠点は欠点足りえない。攻防一体となった特性もそうだが、例え砕かれて破壊されても、 羽が一つ残っていれば破壊された分をリカバリー出来るパムにとって、爆発反応装甲を模倣した性質のこの羽は、極めて利便性の高いそれとなっているのだった。 炸裂した黒羽の破片が、超音速を軽々に上回る速度でアレックスと、接近していた黒贄の方へと飛来する。 反応装甲由来の性質の黒羽があった場所からアレックスがいる所の距離は、四m程。破片の速度を考えるに、見てからの回避行動など、出来るべくもない。 何が起こったのかを理解するよりも前に、掠っただけで肉体が粉々になる威力を内包した黒片の衝突を受けて即死する未来しか有り得ない。 しかし――これを回避出来るだけの反射神経が、アレックスには与えられていた。アレックスの両腕が、消えた。消えた、としか見えない速度で動かしている。 音と言う従者がついて来れない程のスピードで両腕を動かし、こちらに害を成そうとする破片を次々弾き飛ばし、対応する。 一方黒贄の方は、破片の直撃を受け、胴体の四割近くを吹き飛ばされた状態となっていた。左わき腹が殆ど存在せず、左胸部まで、筋肉も骨格も消し飛んでいる。 これで黒贄を仕留めた、などと最早この場にいる誰もが思っていない。特にパムだ。新国立競技場で見た時よりも、まだ黒贄が今負っているダメージは、軽い。動けて当たり前とすら思っていた。 アレックスの方へとステップインするパム。アレだけ埒外の身体能力を見せ付けられていながら、パムは彼とインファイトを行おうと考えていた。 その方が範囲攻撃を行わないので周囲への被害を考えなくても済むし、彼女自身肉弾戦にも絶対の自信がある事もそうなのだが、何よりも、 肉弾戦の方がアレックスと楽しめると彼女自身が判断した事が一番大きい。つくづくの、戦闘狂であった。 黒羽を変形させて生み出した黒一色の篭手、それを纏わせた右拳を、間合いに入った途端アレックスの顔面目掛けて突き出す。 アレックスは避けない。避けられないのではない、避けないのである。出来る、とパムは内心で唸る。この一撃が疑似餌である事を、アレックスは見抜いている。 先程行った、爆発反応装甲の原理。それをたった今、パムが装着している篭手と具足にも応用したのである。 迎撃の為に篭手を攻撃すれば、それが超速で飛散する。回避しても、攻撃を放ち終えた瞬間にそれらを砕いて飛散させ、攻撃後の隙を解消出来る。こんな寸法であった。 故に、アレックスの反射神経で、この右拳の一撃を見の姿勢に回られるのが一番不味い。フェイントだと解っているフェイントは、脆いのである。 アレックスが何かをする前に、篭手を爆発させようとした、刹那。自身の体重が全部消失したみたいな感覚。それが、パムの身体に舞い込んで行く。 身体の全て……それこそ内臓や骨に至るまでが、自分の意思を超越して勝手に宙へと浮かび上がるような、全身の毛が逆立つような不気味な浮遊感。 それが、パムの身体を包み込む。自分の身体は今、浮いている。自分の意思で空を飛んでいるのではない。浮かされている。視界の上下が、反転した。凄い速度で、仰向けになった自分が地面へと堕ちて行き、空が遠ざかる。自分は今投げられて――。 パムの背面と後頭部に、衝撃が爆発した。自分は、合気に近い要領で投げられたのだと、理解したのはこの瞬間だった。掴まれた事すら悟らせない、圧倒的な技量だ。 地面の感触が硬い。コンクリートだ、当たり前である。明瞭だった視界が一瞬で、油のプールの中から外を見るようにグニャリと歪み始めた。 脳が、頭蓋の中でピンボールのように揺れているのが良く解る。脳震盪。誰が何処にいるのかすら解らない程、視界が混濁している。 絵の具を何色か適当にぶちまけ、水を含ませた筆か刷毛でなぞった見せたようなマーブル模様。それが今の、パムの視界だった。 アレックスや黒贄、ジョニィは何処に? などと、認識出来る筈もない。だが、確かな事は一つ、動かねば、死ぬ。それだけだ。 咆哮を上げるパム。雷鳴のような大音声だった。 自分を奮い立たせる為、そして、相手を怯ませる意図を込めたこの雄たけびを上げながら、パムは、脳震盪の真っ只中であると言うのに、 信じれない程の速度で立ち上がり、姿勢を整えた。左肩を、何かが突き抜ける。炎とはまた違う、高温度の光だかレーザーだかで貫かれたような、 灼熱の痛みが肩甲骨ごと彼女の肩を貫いた。アレックスの魔力剣だ。もっと致命になりうる急所を狙ったのだろうが、パムがアグレッシブに動くせいで、 狙いが逸れて肩を攻撃する形になってしまったのだろう。恐らくアレックスの事だ、雄たけびで怯んではいるまい。 明瞭な痛みが、濁った視界をクリアなものにする。幻覚に囚われた時、視界が自分の意思とは違う何かにジャックされた時。痛みと言うのは、覚醒の特効薬となる。 混沌した視界の問題をクリアするやパムは、自分とアレックスを繋ぐ魔力剣を手刀で叩き壊し、自由の身となる。壊された魔力剣は無害な魔力へと昇華される。 パムに刺さっていた剣の残滓にしても、同じ事だった。この昇華と同時に、アレックスは編んでいた魔術をパムの身体に叩き込もうとする。 ハマオン……つまり、アレックスのいた世界でセイントⅢと呼ばれる魔術が変異した術だ。浄化の白光がパムを昇天させんと包み込もうとした瞬間、 凄まじい速度でパムは後方宙返りを行い、これを回避。そして、宙返りから着地するよりも前に、最後に残った一つの羽を三つに分割。 そして体積を、元の羽と同じサイズにまで拡大させる。これで、黒羽の枚数は元に戻った。足りない分の残り一枚は、篭手と具足に変形させたそれである。 着地し、拳を構えるパム。魔力剣で貫かれた左肩が気になるが、問題にならない。 骨を破壊されたとしても、黒羽の破片をカルシウムに変質させ、それを砕かれた所と癒着させ回復させれば良いだけの話だ。動きが鈍くなるのは、数瞬の事。我慢せねばなるまい。 「おや、良い笑みですな。美人はそうでなくてはなりません」 呑気も呑気に、黒贄が言った。何処がだよ、とアレックスは思わず心中で突っ込む。 今パムの浮かべてる笑みこそが、戦闘狂のテンションが最高潮に達した時に浮かび上がるそれなのだ。 なまじ元となるパムの顔つきが美女のカテゴリーの中でも最高位に相当する程の美しいそれである為、笑みは凄愴と言うよりも凄艶の域に達しており、 獰猛さと美しさが同居するその笑みに睨まれれば、如何なる男も女も、二重の意味で立ち竦む事であろう。その笑みの恐ろしさに。そして、美しさにも。 痛みに屈する肉体も精神も、パムは持ち合わせていない。同様に、衝撃を加えられても折れて萎える心でも最早ない。 痛みや衝撃を受ければ、寧ろ肉体も心も活性化する。それが、戦いによって齎されたものとなれば猶更だ。 私だって負けられないし、強いんだぞ。その思いで乗り越えられる。今のパムが、正しくそれだ。 何故ならば、自分に痛みを与えられ、膝を屈させる程の存在は、その時点で強者である。その強者との戦いこそが、パムにとって最も楽しいコミュニケーションなのだ。 魔法少女の世界では、その強者が――パムと真の意味で語り合える存在は、全くと言って良いほどいなかった。 クラムベリーはもしかしたらその域にまで育ち得たやも知れないが、彼女は自制する術をパム以上に育ててなかったが故に、自滅してしまった。 自分が今、どんな顔を浮かべているのか。鏡を見るまでもなくパムは理解している。 嗤っているのだろう。アレックスが繰り出してくる未知の攻撃。黒贄礼太郎が振るう圧倒的かつプリミティヴな暴力。それらを、期待して、笑っている。 色気なんて欠片もなく、明るさなんて何処にも見当たらない、泥臭く熱の篭った、獰猛な笑みでも浮かべているのだろう。 しかたないじゃないか。だって、お前達が強すぎるのが悪いんだ。いや、悪くはないな。お前達はそのままで良い。そのままで良いから――。 「まだ、戦おう」 ともすれば、懇願するような声音でそう口にした、その瞬間だった。 パムから十数m離れた所に存在した、ACT3の渦。其処からジョニィが、トビウオの様に勢い良く飛び出て、潜行を解除したのである。 ACT2を放つぐらいであれば、パムならば対処出来る。放たれた位置と相手のいる距離さえ解れば、死角から放たれた銃弾ですらパムは対応出来る。 だから、ジョニィの方は見る必要性すらない。……筈だったのだが。魔法少女としての嗅覚が、人間のそれとは違う、獣の臭いを感じ取ったとあれば、話は別。 ジョニィが現れた方角、つまり、パムの背後である。その方角を振り返ると――彼は、『馬』に乗っていた。 くすんだ白色の獣毛に、黒の斑点模様。その馬の特徴だ。見た所特別な力を感じない。実際問題、黒羽でアナライズしてみても、何の力も持っていない。 ギリシャ神話に語られる翼を持つ天馬ペガサスであるとか、聖なる角を持つユニコーンであるだとか、一日に千里を走るという赤兎馬だとか、 オーディンが騎乗する戦車を引くスレイプニルだとか。彼らが持っている――パムは実物を見た事がない為持っていそうな、が正解か――力強さや神韻、聖なるオーラやカリスマと言う物をその馬からは感じない。本当にただの、何の変哲もない馬であるらしい。 「畏れるに足りんぞッ!!」 こんなもので何をしようと言うのか、魔法少女は馬より速く、そして長く走り続ける事が出来る。ただの馬など駄馬にしかならない。 黒羽を変形させ、迎撃しようとしたその瞬間にジョニィは――『馬に乗った状態で、爪をパム目掛けて放っていた』。これを、爆発反応装甲で、パムは対応しようとしたのであった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お前は馬に力を与え、その首をたてがみで装うことができるか 馬をいなごのように跳ねさせることができるか そのいななきには恐るべき威力があり、谷間で砂をけって喜び勇み、武器を怖じることなく進む 恐れを笑い、ひるむことなく、剣に背を向けて逃げることもない その上に箙が音をたて、槍と投げ槍がきらめくとき、角笛の音に、じっとしてはいられない 角笛の合図があればいななき、戦いも、隊長の怒号も、鬨の声も、遠くにいながら、かぎつけている ――ヨブ記39 19-25 . ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ジョニィが放った爪弾は、彼の人差し指から剥がれて飛んで行ってから、一m。その軌道上でメタモルフォーゼをし始めた。 一切の脈絡もなく、まるでパラパラマンガのあるコマ以降を、それまでのコマとは全く別の絵に差し替えて見せたような、急な変身であった。 大柄な人型のヴィジョンであった。赤味の強い紫色が、その体色の九割半ばを占めた、異様な姿である。 竦めさせたように首の存在が見えないのだが、もしかしたら初めから、首に類する部分はその存在にはないのかも知れない。 それに、非常に大柄だ。星の意匠を凝らした肩パッドと脚部プロテクターだけを見るなら、ラガーメンを思わせる。 一方で、無数の鱗を繋ぎ止めたような帷子を纏うその様子は、戦士の様にも見受けられる。全体的に、チグハグで、統一感がなく、不気味な印象を見る者に与える姿だった。 顔つきもまた異様で、目の部分に星のマークがペイントされ、額に相当する部分には馬の蹄に打ち付ける蹄鉄のような形をした、Uの字の飾りを着けていた。兎にも角にも、気味の悪い存在だ。 そんな、帷子を纏った人型のヴィジョンが、宙を滑るようにパムの方へと向かって行く。 このヴィジョン――『タスク』の真正面に、パムの黒羽が変形した、反応装甲が立ち塞がる。厚さにして二十cm、縦横の幅が五mオーバー。 装甲と言うより、これでは最早壁だ。そんな物が、タスクの目の前に現れたのだ。この速度でぶつかっても壁は爆発するし、殴ったり斬ったりしても、同じ事である。 タスクは、その身体にタックルをぶちかました。無論、勢いを乗せた体当たりで突破する事も出来よう。だがそれをやれば待っているのは装甲の爆発だ。 跳ね返されるなどと言う甘い未来はない。胴体の骨が何本も圧し折られる事ですらまだ手緩い。ほぼ確実に、高速で飛来する破片に衝突し、全身がグチャグチャに潰され即死する。どちらにしても、タスクの――ジョニィの運命はこれで決まったも同然……の、筈だった。 ショルダーパッドに覆われたタスクの肩が、反応装甲の壁にぶち当たる。……壁は爆発反応を起こさない。凪すら起きない海のように、何も起きない。 そう見えたのは、ほんの半秒の事だった。異変はすぐさま、誰の目にも明らかな形で生じだした。 黒羽が変じた反応壁、其処から、青白く光り輝くリング状の何かが音もなく、滲み出るように現れ始めたのだ。 それも、一つや二つと言う数ではない、百を容易く超えており、千個にも達するかと言う程の数だ。 リングは総じて、同じ方向目掛けて回転を続けており――その回転に従うかのように。……否。抗えないとでも言わんばかりに、その黒羽自体も、歪に回転をし始めた。 「!?」 パムの瞳の奥底で、明白な驚きの感情が瞬いた。確かにその反応壁は回っている。しかしその『壁自体』が、回転しているのではないのだ。 その黒羽が変形して出来上がった壁、その一部分一部分が、音もなく回転をしているのである。 角が回転している事もあれば、角から離れた中央部まで。兎に角、物理的に回転する事は愚か、回転するギミックを仕込む事など不可能な部分まで回り始めている。 無論その壁に回転するギミックなどパムは仕掛けていない。となれば、思い当たる節は一つ。あの謎のヴィジョンによる攻撃で、今の現象は齎されているのだ。 リングが回転している所から、白色の煙めいたものが上がり始める。リングと黒羽自体との摩擦、その熱で煙が生じているのだろうか。 真実は誰にも――それこそ、タスクの発動者足るジョニィにすら解らないが、確かな事は一つある。異常なスピードで、黒羽の壁が崩れ、雲散霧消して行っているのだ。 戯画や銀幕の中で見られるような、聖なる陽光を浴びて灰になり、光に実体が溶けて行く吸血鬼の表現宛らに、黒羽は崩れ、滅び、縮小し。やがて完全に消滅した。掛かった時間は、一秒と半ば。凄まじいスピードであった。 「何をした……!!」 黒羽が破壊される。これ自体は珍しい事じゃない。 無論、枕詞に卓越した実力者と言う言葉が付随するが、一部の魔法少女やサーヴァントならやってやれない事じゃない。 ジョニィは明らかに、その卓越した実力の部分を見出す事が出来ない。身体つきは、戦士として闘争や戦闘に向けて磨き上げられたそれではなく、 どちらかと言えばある種の『競技』に向けて絞られた風な物であり、とてもじゃないが、この場にいる怪物三名。 パム、アレックス、黒贄の三人の三つ巴の戦いに、何か気の利いたフォローを入れられる風な実力には全く見えない。 そんな人物が、黒羽をいとも簡単に破壊して見せた。この事実に、パムは明白な驚きを見せているのだ。それは即ち、今この瞬間まで、心のどこかでジョニィを侮っていた事の証左に他ならない。 パムの問いかけに、ジョニィは何も答えない。いや、答える気は更々ないのだろう。 ――パムはこの時、見た。見てしまった。ジョニィの瞳の中で、黒曜石の様に冷たく光り輝く、純度の高い殺意を。 憎いから、妬いているから、因縁があるから。そう言った感情論を超越、一切廃して、ただただ自分を目標の為だけに殺す。 そんな意思が如実に感じられるのだ。彼の何の変哲もない目の中で光り輝く、漆黒のプラズマ。それは恐らく、ジョニィ・ジョースターと言う男が、パムという魔法少女に対して抱いている、殺すと意思が結晶化した物であるのだろう。 「――上等だぞ貴様ッ!!」 犬歯を見せ付けるような獰猛な笑みを浮かべ、パムが叫んだ。稲妻のような、声量だった。 「ほっりゃさっさー」 痺れを切らしたかのように、黒贄がパムの元へと接近。反応装甲の破片の直撃で吹っ飛んだ脇腹から血を流しながら、元気に左腕を乱雑に振るう。 自分の背後から迫るその攻撃を、後頭部に目でもついていると言われねば納得が出来ない程の正確さで、ダッキングする事で回避。 台風を束ねて塊にしたような風圧が、頭上を行過ぎて行くのをパムは感じる。直撃していれば、パムと言えども即死だった。それほどまでの威力に、もうなっていた。 羽の一枚をサーベルの剣身の如き形状に変化させるパム。ただの剣ではなし。幅数m、長さ十mにも達する巨剣である。 これを猛速で振るい、黒贄と、拳の一撃を真横から側頭部に叩き込もうとするアレックスを一纏めに斬り殺そうとする。 アレックスは何とこれを、魔力を纏わせた右の手刀一本で、逆に剣身の方を斬り返してしまった。アレックスの手刀を受けて、黒塗りの巨剣の刀身が中頃から宙を舞う。 そして、手刀を振り下ろし終えたのと同時に、彼は刻まれた刺青から、数百万Vを超過する青白い放電現象を生じさせた。その高電圧の触手は凄い速度でパムと黒贄に迫る。 パムも、そして黒贄も。放電が迫り始めたそのタイミングで、地を蹴って大きく飛びのいて距離を離す事で回避する。放電の一部が地面に当たる。パァンッ、と言う破裂音と同時に、転がっていたコンクリートの大塊が消滅する。信じられない威力だった。 剣身に変形させた黒羽を自らの意思で、空気に溶け込ませるように消滅させたパム。 飛び退きを終え、着地したと同時に、自分の手元にある黒羽の一つをパムは三等分にし、元の枚数に戻し始めた。 その分割する前の黒羽の大きさは、ピッタリと三等分出来る程度の大きさであったらしい。切り分けられたそれは皆同じ大きさをしていた。 その内の二つは、確かに、元通りの大きさに戻ったのであるが……一つだけ、様子がおかしかった。 大きさが元通りにならないばかりか――先程ジョニィのタスクの体当たりを受けた黒羽の同じように、青白く光るリングが滲み出るように現れ始め、消滅を始めているのだ!! 「馬鹿なッ!!」 余りにも不可解な現象に、パムが今度こそ驚きの声を上げる。 それと、全く同時であった。ジョニィが再び、馬に乗った状態で、爪弾を放ってきたのは。右の薬指から。 爪は先程と同じく、放たれてから一m程の所で、唐突にあの人型のヴィジョンに変貌を遂げ、その状態のまま凄い速度でパムの方へと向かって行くのだ。 何の原理で、自身が絶対の信頼を置く黒羽、その内の一枚が使用不能になっているのか。パムにはとんと解らない。だが、確かな事が一つある。 それは、あの人型に触れると言う事が、計り知れない程危険であるという事だった。さりとて、黒羽で防御する訳にも行かない。 迷った末にパムは、地面に拳を打ち込み、其処からすぐに、地面に突き刺さった拳を引き上げさせる。 すると、それまで地面を舗装していたが、戦闘の余波で割れてしまったコンクリートの一枚岩が、つられて立ち上がって行く。 パムの拳に刺さったものの正体が、このコンクリートで出来た巨片であった。これを意図も簡単に引き上げさせたパムは、このコンクリの壁を文字通り、 タスクから身を守る為の壁として身体の前面に配置。それをし終えてからゼロカンマ二秒程後に、タスクがコンクリ壁に衝突。 凄い速度でコンクリからリングが滲み出始め、そのまま、早送りでもして見せたかのように、壁が消滅していた。役目を果たした為か、タスクもまた消えていた。 このタイミングで、パムが動いた。 スタンディングスタートから一気に、騎乗しているジョニィの所へ、猛どころか、超がつく程のスピードでダッシュする。 魔法少女、その中にあっても最高位の身体能力を誇るパムの移動速度は、助走距離次第では、何の補助も借りない素の身体能力だけで、 新幹線のそれを容易く超える程のスピードとなる。彼女とジョニィの距離は、二十m程。それだけで、十分だった。その程度の距離で、パムは、時速三百オーバーの加速を得ていた。 ジョニィの放ったあの攻撃、秘密は彼が騎乗している馬にあるとパムは推理。 馬を、素手で殴り飛ばそうとするが、それを許さぬ者がいた。アレックスと、黒贄である。アレックスは、同盟者を守る為。 そして黒贄は、纏めて三人を殺す為。新幹線のスピードを上回る速度で移動しているパムの元へと集い始めた。 ジョニィが、スローダンサーの鐙を蹴って宙を舞い、それと同時にこの愛馬の展開を止めて姿を消させるのと。 黒贄の左拳と、黒羽で出来た篭手を装備したパムの一撃が衝突したのは、殆ど同時だった。衝突によって生じた、荒れ狂わんばかりの衝撃波。 まるでダイナマイトの炸裂だ。それが、ジョニィの身体にも叩き込まれる。 「うぁぐっ……!!」 攻撃と攻撃の衝突、その余波に過ぎない衝撃波。 攻撃その物の直撃ではないにしろ、身体能力が普通人の延長線上のそれしかないジョニィにとっては、それは致命傷に平気でなりかねない。 現に、今の衝撃波の影響で、肋骨にヒビが入った。インパクトに煽られたジョニィは、鐙を蹴った事で到達した高度から、また更に十数m上空を舞い飛ぶ事になった。 このまま地面へと落ちるのか? 落ちればそのままダメージを負うだろうし、落下途中でパムの攻撃が飛んでくる可能性もゼロじゃない。 ジョニィの状況はかなり不味かったが、これを救ったものがいた。アレックスである。彼はジョニィが吹っ飛ばされた高度二十mを超える所まで一気に跳躍。 そのまま彼を抱きかかえるや、上向きに魔力放出を行う事で、一気に地上に急降下。そのまま着地し、ジョニィを救出する。 「無事か」 訊ねるアレックス。 「何とか……」 言いながら、口から少量の血を零れさせるジョニィ。決して、無事ではない事が解る。 アレックスが目線を、黒贄とパムの方へと送る。 有り得ない速度で、左腕を振るう黒贄。攻撃が、アレックスの目から見て、滅茶苦茶過ぎる。 ただ単に、腕を力任せに振るう。やってる事はそれだけだ。それだけなのに、速度も、其処に内包された威力も、桁違いのもの。 黒贄の攻撃に、技術の粋なんて欠片ほども見られない。攻撃に、技術がない。 それは即ち、自分の戦闘は無計画かつ無秩序な場当たり的なものである、と宣言しているのに等しい。つまり、すぐに息切れする上、疲れ易くなるという訳だ。 そんなものは、黒贄にはない。乱雑な攻撃を継ぎ目なく、流れるような連続性と、音を超過するスピード、そして、鉄塊すら容易く砕く腕力で叩き込み続けるのだ。 そしてこれをパムは、アレックスどころかジョニィから見ても、明白な技術力の高さで対応し続ける。 アレックスの当て推量だが、黒贄の身体能力はとっくにパムのそれを追い抜いているのだろう。単純な一撃の威力、移動する速度や反射神経。 それは黒贄の方に分があろう。だが、パムはその足りない部分を、凄まじいまでの戦闘技術で補っている。 篭手で防ぐ、防いだ傍からカウンターを行う、それを避ける黒贄。避けつつも攻撃を繰り出し、それをパムが膝蹴りを行う。 直撃する黒贄、きっと、胴の骨は粉々だ。それでもまだ、あの薄ら笑いを浮かべている。そして、痛みにも屈しない。その笑みのまままた攻撃を繰り出し、 パムが、再びこれに対応し、その時最も適した反撃を行う。武の理想だ。肉体的に然程優れていないのなら、技でそれをカバーする。 無論、肉体が強いに越した事はないだろう。現にパムの肉体のスペックは、ひ弱なそれどころか、屈強と言う言葉でも尚足りない程達している。 そのパムですら、技に頼らざるを得ない程、黒贄は強いのである。……と言っても、そんな状況に陥って尚、パムは嗤っているのであるが。 黒贄の攻撃を、ステップを刻んで回避するのと同時に、パムは、飛翔。 高度十数m地点で、腕を組みながら停滞、浮遊。三名を見下ろす形で、彼らを睥睨する。浮かべるのは、不敵な笑み。 ――きっと、の話になる。 確証を得た訳じゃない。だから、これが正鵠を射ているのかもパムには解らない。当てずっぽうの可能性も多分にある。しかし、パムの勘が告げている。 間違いなく、『この聖杯戦争において四枚の黒羽の内一枚は使い物にならなくなった』。つまり今この瞬間から、パムは、『三枚の黒羽で戦いを続けて行かざるを得ない』。 今羽を四枚に増やしても、先程見たいに青白く光るリングが湧いて出て、黒羽を消滅させてしまうだろう。やって見ない事には何とも言えないが、きっとそうなる。 ジョニィの放ったあの、人型のヴィジョン。アレはパムですら初めて見る能力だった。しかし、流石に最強の魔法少女と称されるパムだけある。 培ってきた戦闘経験、そして、数多見てきた魔法少女達と、彼女らが使っていた固有の魔法の詳細データの蓄積。それらから、ジョニィの能力はある程度導き出せる。 先ずあの能力は、『馬に乗っていなければ発動出来ない』のだろう。それはそうだ。あんな恐ろしい力、素で放てるのならとっくに自分に放っている筈なのだ、と。 パムは考えていた。パムレベルの身体能力と反射神経の持ち主では、並大抵の馬に騎乗した程度では何の役にも立たない。 寧ろ判断のある程度を馬に委ねてしまう分、反応が遅れてしまい不利とすら言えるだろう。つまり、能力の発動条件は、厳しいと言う事になる。 では、その厳しい発動条件を満たした上で行ったあの爪弾には、どんな能力が付与されていると言うのか? これもまだ、推測の域を出ない。 が、確実に当たっているとパムは睨んでた。恐らくあの爪弾――と言うよりは、あの人型のヴィジョンか――に触れたものは、『死ぬ』。 一切の例外は、其処には無い。アレはきっと死神(ハーデス)を放つ力だ。次に繋ぐ機会、傷を癒す再生力、無限大の防御力。 それらの全てを、あの一撃は知らぬとばかりに叩き壊す。粉砕する。引き裂く。問答無用なのだ。 触れれば、機会を奪う。再生する力を焼き尽くす。果て無き防御も砕いて見せる。あの死神には、それが許されているのだ。 死を遠ざける手段が理不尽であればある程、あの死神はより上位の理不尽を叩きつけ死を齎して来る。アレはきっと、そう言う能力なのだろう。そしてそれは、人だけじゃない。物質にも等しく機能するに相違ない。だからこそ、黒羽は再生しないのである。 初め、黒羽の一枚を再生不可能なまでに破壊された時、パムは、頭蓋の中が焼き尽くされる程の怒りを一瞬覚えた。 それも無理はない。何せ自分のアイデンティティである能力の一部を、完全に封印されてしまったのだ。そんな感情を覚えるのも当然の事だ。 だが即座に、その怒りは、ジョニィ・ジョースターと言う男への畏敬と敬服に変わった。そして、あの男を侮っていた自分への、憤りにも。 骨の髄まで戦闘の美酒に漬かされきったパムには、戦闘と言う行為についてはある種の美学のようなものを持っている。その内の一つに、攻撃についての美学がある。 例えば、世界一つ――それこそ宇宙の全てだとか、銀河一つだとか、惑星一つだとかでも良い。それを破壊出来る威力と規模の攻撃があったとする。 その攻撃は、攻撃と言う概念の一つの完成系、究極の姿の一つと言えるだろう。言ってしまえば、強さなるものの極限とすら換言出来る。 それはそうだ、世界を一つ完膚なきまでに壊し尽くせるのだ。究極、なる言葉を冠するに相応しい事は間違いない。 しかし、それだけの規模と威力の攻撃を放っていながら、本命を殺せなかったら如何言う評価が下されるのか? 攻撃とは相手を倒し、殺す為のもの。 世界を破壊出来る力を有していながら、本当に倒すべき相手を倒せなかったのなら、それは範囲だけが徒に広く、無駄に多くの命を巻き添えにするだけの、 傍迷惑な代物以外の何物でもない。そんな攻撃を攻撃として評価した場合、パムは下の下の評価を下す。 だが――範囲や、一時に殺せる人間の数は拳銃の弾丸一つ分しかないが、『必ず一人の相手を殺せる攻撃』があったと仮定して。 その攻撃に対してパムはどんな評価を下すのかと言えば、それは――『究極』である。 目当ての相手を絶対に、何があっても、どんな手段・どんな能力を有していても、問答無用で殺せる攻撃。これを攻撃と言う物の完成系と呼ばずして、何と呼ぶ。 攻撃と言う物が、相手を倒し、殺す為の物であると言うのなら。如何なる能力や不条理、体質を抉じ開けて相手を殺せる攻撃は、至高の形の一つである。 ――スマートな力であると、パムは思った。自分には出来ない芸当、だとも思っていた。 パムの能力は、本気を出せば出す程、殺せる蓋然性が高い攻撃をやろうとすればする程。それに比例して破壊範囲も極大の物となる。 大量破壊が可能な魔法少女。そうパムは呼ばれていた。一方で、市街地などの密集地帯では、その大量破壊が可能な力が枷となる。いらぬ破壊を招くからだ。 そんなものだから、魔王パムの本気を拝める場所は、この世界に於いては大気圏外しかないと揶揄された事もあった。そしてその揶揄は事実その通りであった。 いろいろ試行錯誤を繰り返して見たが、結局、破壊範囲と反比例するかのように威力が上がって行く攻撃は開発出来なかった。 パムは、破壊範囲と威力と言う究極は掴む事は出来たものの、絶対の殺害性能と言うもう一方の究極までは手中に収める事は出来なかった。 ジョニィは、これを持つ。 自分が望んで已まなかったもう一方の完成系、至高にして極限のカタチの一つを手にしている。 ステータス上は自分の遥か格下、その上、超越性の欠片も感じられない平凡な風貌で、これを持つ。その事実に、パムは震えた。――嗤みを隠せない。 触れれば自分は死ぬのだぞ。レイン・ポゥはきっとそう突っ込む事であろう。確かにそうだろう。だがそれは、自分に恐怖を芽生えさせる要素に何ら育ち得ない。 掠った時点で、アウト。次はない。そんな攻撃を放ってくるのだ。スリリングで、面白かろう。パムは本気でそう考える女だった。 あのアーチャーは、あの攻撃を得る為に。 どれだけの時間を犠牲にしたのだろう。どんな誘惑を断ち切ったのだろう。どれ程の可能性を剪定したのだろう。 辛い事のみを選び続け、楽になれる機会を捨てる事を繰り返す。それこそ、自己のメリットに繋がる全てを捨てて初めて得られる、『真の全て』。 それがあの能力なのだとパムは解釈した。戦いを司る神とは、酷くケチだ。あれ、これ、それ、どれ。全部捨てねば究極は与えない。 ジョニィはきっと、捨てたのだ。或いは、本人の意思とは裏腹に捨ててしまったのだ。後者の結果得られた強さでも、構わない。 ジョニィは、強い。アレックスも、強い。黒贄なぞ、言わずもがなだ。三名が三名とも、方向性の異なる道を極めている。つまり――三通りの遊び方が、この場で出来ると言う訳だ。 黒羽の一つに周辺の状況を走査する機能を付与させる。少なくとも、神宮球場周辺に至るまで、まだ人は集まっていない。 今の内だった。人が集まるまでの短い時間内に、全力を出すのは――今の内であった。 「――死冬(ニヴルヘイム)」 その一言と同時に、黒羽の一つに霜が纏わりついて行き――――――――。 時系列順 Back For Ruin Next 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- 投下順 Back The proof of the pudding is in the eating Next 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- ←Back Character name Next→ 51 波紋戦士暗殺計画 ジョナサン・ジョースター 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- アーチャー(ジョニィ・ジョースター) 51 波紋戦士暗殺計画 塞 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ) 50 自由を! 英純恋子 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- アサシン(レイン・ポゥ) 56 捨てる神あれど拾う神なし マーガレット 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- アサシン(浪蘭幻十) 52 追想のディスペア 遠坂凛 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- バーサーカー(黒贄礼太郎) 45 インタールード 黒 サーチャー(秋せつら) 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- 51 波紋戦士暗殺計画 北上 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編- 魔人(アレックス) 50 自由を! 黒のアーチャー(魔王パム) 60 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編-
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次に進む ミドル2「コンベンション開催前日B(昼過ぎ~夕暮れ)」 全員自動登場 GM:んでは先ほどのシーンと同じノリで、各自メインプロセスを実行してください。 シルバーシャドウ:んじゃあ、「ネフィリム社の重要機密を辿ってたら、ディキシーに行き着いた」 シルバーシャドウ:‥‥って理由で、ディキシーを調べるぜ! シルバーシャドウ:やったね! ネフィリム本社に殴りこみだーいw マリー:んじゃ、会長室の扉を開いたところで! 中に居たあたしが出迎えようw 《忠実なる部下》! マリー(秘書):「おやおや。随分と乱暴なお客様ね。アポイントメントは?」 シルバーシャドウ:「Hurmmm.... ジェイコブ・ペテルセンに用事がある」 じろりとマリーを見て。 GM:普通なら乱入した瞬間に人が塩の柱になる会長室ですが、カオスフレアとあれば例外です GM/ジェイコブ:「やぁ、待っていたよ」 と動じないで待ち構えているジェイコブ。 マリー:というわけで。ディキシーの名前を聞いた彼が何を突き止めたのか。こちらも聞かせてもらおう。+4どぞ!w シルバーシャドウ:2d6+10+4(ダイスを振る)出目「3・1」で達成値18‥‥ シルバーシャドウ:どうにもダイス目がふるわんな。これが常人の限界か。 マリー:[VIPER後方指揮通信車]相当の仮面を適用。振り直しなさい。この効果はシーン1回限定よ。 シルバーシャドウ:2d6+10+4 助かる!(ダイスを振る) シルバーシャドウが気合いをこめて振ったダイスの出目は「1・1」。 マリー:そして、ファンブル&アクシデンツ発生~~~ッ!w シルバーシャドウ:ぶはは?!w GM:うひゃっほい! マリー:えーと。「出目0扱いで-20」だよね。つまり達成値0か。 マリー:「達成値は最低0」というルールがあるので、フレアを叩きこめば成功できるが‥‥w ダグラス:それは防ぎたいな。 ダグラス:「“廊下は走らず騒がず”学校で習わなかったかな」 《教師》1回目でその出目の片方を「6」に変更。 マリー:おお、それならファンブル回避だね。出目「6・1」で達成値21! シルバーシャドウ:ありがとう! シルバーシャドウ:じゃあ、絵札のフレアで達成値31だ。 GM:なるほど それなら無事回避ですね、ちっ グラディ:しまった、ダグラスが格好良すぎて、こちらは良い登場ができそうにない‥‥w グラディ:えーと、ダグラスの隣に一般人姿で居まーす。 グラディ:こう、ノートパソコン抱えて何も知らない人のふり。 シルバーシャドウ:「‥‥シューティングスターか。引退したと聞いたがな。元気なものだ」 ダグラス:「最近噂の“シルバーシャドウ”とは。君も相当元気だと聞いているよ」 シルバーシャドウ:「まわりが好きに呼んでいるだけだ。興味も無い」 > シルバーシャドウ GM/ジェイコブ:「ふむ。因果の巡り合わせとは恐ろしいものだ。まさかこのような面子が揃うとはね」 GM/ジェイコブ:「ディキシーの資料ならそちらに用意してあるよ、自由に使いたまえ」 と既に来客用のテーブルの上に書類が マリー(秘書):「随分と落ち着きがない様子ね」 眼鏡美人を気取ってるザマス!w シルバーシャドウ:「それに、因果だのなんだのと神気取りのやつも気に入らん」 グラディ:「‥‥‥‥それは悲しいね。いや彼らしくはあるのかな‥‥」<興味ない シルバーシャドウ:「必要なのは情報だ。ジェイコブ・ペテルセン。この街は貴様の庭だろう」 マリー:さぁ、判定結果を!w シルバーシャドウ:というわけで、達成値は31だw GM:うい、まずは結果出しましょうか -情報項目「ディキシー=シモンズ」 情報項目「ディキシー=シモンズ」 シルバーシャドウ事件の中核に居た人物。 ヒーロー排斥に向けて傾いたメディア報道や情報工作により、殺人者でありながらも世間的には被害者として扱われている。 一応、短い期間だけ刑務所に入れられたが直ぐに出所し、その後は親のコネでネフィリム社に入社した。 今回のネフィリム・コーポレーション・コンベンションの開催責任者代理。 陰気で七光りをかざして怒鳴り散らして出世欲だけは人一倍という、とても分かり易いダメ人間。 仕事は出来るほうらしいが、人格的な部分で社内の評判は最悪という。 熱心な反ヒーロー活動家として知られており「ヒーロー絶対不要論」「正義の真実は拳と暴力」という著書まである。 本人の部署とは関係ないはずなのに、最近何故かNSSの研究ビルに出入りする姿が見られているという。 GM:以上です これで全情報開示 マリー(秘書):「‥‥なんでさ」 思わず眼鏡がズレる。この男が今回のキーパーソン? まさかぁ?w シルバーシャドウ:こっちもディキシーについては興味ゼロですね きっとTVとかじゃ散々叩かれてるでしょうがw ダグラス:全部開ければ繋がりが見えるのかなあ グラディ:「なるほど、いや‥‥しかし、だとすれば彼の警告も‥‥」 シルバーシャドウ:「NSSの研究ビルだ。お前の管轄だろう、ジェイコブ・ペテルセン」 GM/ジェイコブ:「私は既に因果の外にいる身だ。干渉できるのはキミ達のようなイリーガルだけさ」 シルバーシャドウ:「見張り気取りか。 ‥‥Hurmmm....」 じゃあ、帰り際にマリーの方を見やって。 マリー:そいじゃ、このまま情報収集を進めましょう。 マリー:「新型歩行戦車について」を調べるわ。 シルバーシャドウ:「『家出人』の捜索依頼が出ている。児童相談所からの報告もある。出てない娘もいるようだが」 シルバーシャドウ:「あいつの姉妹か何かはしらん。 だが家に帰れ。 学校に行け。 ジェイコブに媚を売る暇があるのなら」 シルバーシャドウ:と言って、去っていく 一応情報は聞いた後でw マリー(秘書):「待って。‥‥もしかすると」 タタタと端末を操作して。 マリー(秘書):[礼服]で+2、マイナーで[特殊通信機]を使用して+2 マリー:2d6+10+4(ダイスを振る)出目「5・3」で22‥‥ マリー(秘書):フレアで+10して、達成値32! GM/ジェイコブ:「ふふ‥‥」 シルバーシャドウの様子を見て微笑むジェイコブ GM/ジェイコブ:「見た目もやっていることも彼そっくりだとは思っていたが、子供想いな所まで見ていると本当に彼を移し見ているようだ」 GM:情報開示しますー -情報項目「新型歩行戦車について」 情報項目「新型歩行戦車について」 NSSの次世代標準装備として開発が進められている最新鋭機。形式番号は「NWT-00 ロウキャスト」 正確には新型の機体のみならず、それを多数同時に遠隔操作する新システムを含めた総称。 科学装置や魔法、フレアなどによるあらゆる無線通信手段でも妨害されず、確実に歩行戦車を遠隔地から正確に操れるという。 将来的には完全無人駆動の実現を目標とし、既に専用AIの開発にも着手している。 このシステムの根幹にはクリスタルスカイが利用されている。 NSSはクリスタルから“境界の域”を通じる事で歩行戦車の人工筋肉との間で情報をやり取りできる技術を発見した。 これを基にして“境界の域”の膨大な情報リソースを更に活用できないかと様々な実験がされている。 最終的な目標は、量子シフトを用いた無限大量生産と完全自動制御を併せ、無限に生み出せる兵力を手に入れることである。 マリー:これで全部? GM:(歩行戦車についてはコレで全部) GM:そして各種情報を統合した上で得られる新たな情報が。 -総括 総括 クリスタルスカイの運用が可能になったのは、ディキシー・シモンズの助言によるものである。 彼は技術部などには所属しておらず、何故そのような知識を有していたかは一切分からない。 非公式だがディキシーはNSSの重要顧問として影で動いている。 マリー(秘書):「‥‥ディキシーが最近、頻繁にアクセスしていた機密データよ。彼の迂闊さに感謝ね♪」 シルバーシャドウ:「Hurmmmm......助かった。 これで私も次に動ける」 シルバーシャドウ:と、みんなに礼を述べておこう、うんw マリー(秘書):「こら、待ちなさい! シルバーシャドウ!」と去りゆく彼に呼びかけて、無視されておきますw グラディ:「随分と出世したものだね、ディキシー・シモンズも‥‥」 ダグラス:その辺のカラクリはこの後(眠る)あたりで絡んでくるのかもな。 ダグラス:「ジョージ、クリスタルスカイの資料を出してくれないか」できれば全部開けておきたいw グラディ:「だとすると、クリスタルスカイとは‥‥」というわけで一応クリスタルスカイの調査を グラディ:おお、被ったw ダグラス:じゃあ調査お願いしますw > グラディ マリー:ああ、ではクリスタルスカイについての情報をシルバーシャドウに届けに行く、という動機で次に合流するとしよう♪w マリー:ではグラディ、+4で情報収集判定どぞー GM:おk グラディ:2d6+11 「現状の情報から推論してみよう、まず――」(ダイスを振る)出目「5・6」で達成値26‥‥ マリー:相変わらず出目が神。でも前回は28で届かなかったから‥‥ グラディ:なのでS10切って達成値36でお願いします。 GM:おk それで最後の項目も解放だね。 -情報項目「クリスタルスカイ」 情報項目「クリスタルスカイ」 達成値30 クリスタルスカイの正体はテオトル星人の遺産で“境界の域”にアクセスすることの出来る端末だ。 ネフィリム社の技術部は“境界の域”を経由させ、最新鋭の歩行戦車運用システムを開発している。 同じく“境界の域”に接続できるサクセシュアが使用すれば更に高い機能が得られると考えられている。 GM:先ほどから頻出する“境界の域”についてはフローライトプリズンp030をどうぞ ダグラス:読めるぞ‥‥古文書の通りだ GM:うーむ きっとテオトル語とかで書かれてるぞその古文書w シルバーシャドウ:うむー シルバーシャドウ:ストライダーは読めそうだけどねえ、この古文書w グラディ:「理論上はかなりのことができるはずだね、でも問題はそれを達成できる人材だ‥‥」 マリー(秘書):「なるほどね‥‥」 これ、あのシルバーシャドウは掴んでないわよね。下手をすれば返り討ちかも? マリー(秘書):「ったく、世話のやける」 苦笑しつつ。ジェイコブや他の2人にウィンクして、退室するよ。 ダグラス:「彼は孤高の男だ‥‥ それは長所でもあり短所でもある。よろしく頼むよ」 > マリー マリー(秘書):会長室の外に出て。「家に帰れ、か‥‥」 マリー:帰れる場所がある娘に言ってよね。つぶやきつつ、仮面をつける。 ダグラス:「その”人材”に目を付けたダスクフレアがいる、というわけだ」 GM:とりあえずシーン内にジェイコブ居るから、推察しきれない事とか聞いたらジェイコブ的に分かり辛く断片的に教えてくれると思うよ グラディ:「ロジックが完全ならより恐ろしいハッキングも自在だ」 グラエィ:「――レオファルダンでも例外じゃないと思うかい?」と聞いておこう、念の為w<歩行戦車遠隔操作とクリスカ マリー:さて。それじゃ、ダグラスはどうするの? マリー:情報項目は全て開いたっぽいけど。何か買い物でもしておく? ダグラス:メジャー残ってるのはうちかな。何か欲しいものある?>ALL マリー:そうね。‥‥「代返」!w ダグラス:買えるんだww マリー:「あたし達が登場できないシーン」の出来事を察知したいわ!w マリー:無論、直後のシーンにそこに殴りこんで「話は聞かせてもらった! だが‥‥!」するためよw マリー:もっとも、GMさんが「PCが登場できないマスターシーン」を描かないなら意味ないんだけど!w > 代返 ダグラス:8か。ファンブル以外だね。 ダグラス:2d6+10 「代返」の購入(ダイスを振る)出目「4・4」で達成値18、成功。 GM:じゃぁ代返が手に入っ‥‥た? ダグラス:マリーが増えたのかもしれないw ダグラス:これでこのシーンのメジャーは使い切ったかな ダグラス:マリーが持っててくださいな>代返 グラディ:あれ、アイアンオックスくんじゃないのかw<代返 ダグラス:欲しいの私じゃないもんw マリー:それじゃありがたく受け取っておくわ♪ GM:んじゃ、これでシーン終了で。 シーンEND GM:パスと手札処理したら本日は終了しましょうか。 シルバーシャドウ:パスかー パスー‥‥ シルバーシャドウ:シューティングスターやストライダーとも絡みたいんだが、 シルバーシャドウ:どうも上手く関わりにいけなかったな。申し訳ない! シルバーシャドウ:今後に備えてパス保留で。 GM:孤高キャラだからなぁ ダグラス:現在パス6つか。新規は保留しよう。 ダグラス:[シルバーシャドウからの失望]をもちっとマシにしたいな‥‥ まだ先があるか。 GM:むしろ、シルバーシャドウに他二人から絡んでいった方が良いんじゃない? GM:んでシルバーシャドウもそれを突っぱねたりしなけりゃw グラディ:こっちから絡むべきなんだけどタイミング逃し、次こそは。 ダグラス:ですなー。頑張ろう。 マリー:7つ目の新規パス[ダスクフレアへの怒り]を新規取得。 マリー:既存パス[シルバーシャドウへの疑問]を[シルバーシャドウへの世話が焼けるわ!]に変更w GM:具体的だwww グラディ:何このお互い保護者スタンス GM:調整終わったら本日は自由解散。 GM:次回は8/27(土)21:00~です。 GM:残りの自由行動をどう過ごすか ミドル3「夜間」は寝るかどうか。軽く考えておいて下さいな。 グラディ:はーい、大体情報は出揃ったしパス作りかな‥‥ 次に進む
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登録日:2018/03/09 Fri 14 59 00 更新日:2024/06/27 Thu 18 31 46NEW! 所要時間:約 17 分で読めます ▽タグ一覧 2010年代戦隊 2018年 VSシリーズ VS戦隊シリーズ ※日曜朝9時30分です。 アルセーヌ・ルパン ギャラクシー賞 コメント欄ログ化項目 コードネーム呼び戦隊→ルパレン シリアスな笑い シリアス回多め スーパー戦隊シリーズ テレビ朝日 ルパパト ルパパト正義は2つある ルパンコレクション 三つ巴 傑作 千葉県 名作 埼玉県 大和屋暁 宇都宮孝明 安元洋貴 快盗戦隊ルパンレンジャー 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 快盗鬼 怪盗 意外と多いギャグ回 感動のラスト 戦隊 本名呼び戦隊→パトレン 杉原輝昭 東映 涙腺崩壊 特撮 秀逸な伏線回収 第42作 群像劇 義賊 荒川稔久 警察 警察戦隊パトレンジャー 警察鬼 豪華声優陣 金子香緒里 香村純子 香村純子の本気 高木洋 大快盗アルセーヌ・ルパンが残した不思議な宝物「ルパンコレクション」が、ギャングラーに奪われた! 失った大切な人を取り戻すために戦う快盗! 世界の平和を守るために戦う警察! 君はどっちを応援する!? 画像出典:快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ©2018テレビ朝日・東映AG・東映 『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』は、ニチアサキッズタイム内のスーパーヒーロータイムで放映されている特撮ドラマである。 放送期間は2018年2月11日から2019年2月10まで全51話が放送された。話数カウントは「#〇」。 歴史あるスーパー戦隊シリーズ第42作目を務める。 公式の略称は「ルパパト」。新聞のラテ欄などでは「快盗戦隊VS警察戦隊」として掲載される事が多い。 キャッチコピーは「正義のアウトロー、絶対のヒーロー」。 ◆概要◇ ◆あらすじ◇ ◆登場人物◇▼快盗戦隊ルパンレンジャー陣営 ▽警察戦隊パトレンジャー陣営 ●中立陣営 ■異世界犯罪者集団ギャングラー ◆ルパンレンジャー&パトレンジャーの装備◇ ◆ルパンコレクション◇ ◆楽曲◇ ◆劇場映画◇ ◆超バトルDVD◇ ◆プレミアムドラマ◇ ◆概要◇ 前作『キュウレンジャー』でも試みられた『シリーズの変革』の一環として、専らVシネマや冬の劇場版で扱われていた『VSシリーズ』を題材に据えたインパクトあるタイトルが特徴。 タイトルの通り2つの戦隊が同時に登場するが、明確な敵同士であるという衝撃的な設定となっている。 最初から異なる思想を持ち合わせた2つの戦隊が対立し、時に共通の敵勢力と共闘するという「義賊の戦隊vs正義の戦隊vs極悪非道な敵組織」の3つ巴構図がメイン。 ヒーロー側の正義のぶつかり合いというテーマ故か、ストーリー序盤の段階でシリアス寄りの作風となっている。 …が、戦隊恒例の女装(性転換)回である#11から、メインはシリアスで通しながら度々腹筋崩壊レベルのギャグ回が投入されるように。 『忍風戦隊ハリケンジャー』の電光石火ゴウライジャーや、『炎神戦隊ゴーオンジャー』のゴーオンウイングスのように別チームが登場する作品は他にもあるのだが、番組開始時からかつ同人数なのは初。 ちなみにソーシャルゲーム『スーパー戦隊レジェンドウォーズ』でも明確に別の戦隊扱いされている点で、ゴウライジャーやゴーオンウイングスとは異なる。 3年後の『ゼンカイジャー』の映画『赤い戦い!オール戦隊大集会!!』や『スーパーヒーロー戦記』でもルパンレッドとパトレン1号が二人ずつ召喚され、センタイギアでも42バンが二つあるなど徹底している。 従来ならば製作されていたであろう『キュウレンジャー』と『ジュウオウジャー』が共演するVSシリーズは、キャストのスケジュールの都合や(*1)本作との混同を避けるために製作されなかった。 その代わり、本作と『キュウレンジャー』による総勢19人参戦のVSシリーズがVシネクスト枠で2019年6月に上映されている。 チーフプロデューサーは宇都宮孝明、メインライターは香村純子の『ジュウオウジャー』コンビが担当。 音楽は『シンケンジャー』以来の高木洋。 プロデューサーによるとルパンレンジャーは「敵から宝物を取り返す義賊」というイメージで設定され、悪事などの悪の要素はギャングラーに振り分けたという。 その他これまで慣例だったOP時のタイトルコールやED、トッキュウジャーから続いていたDボタンゲームコーナーが廃止されるなど歴代戦隊との差別化も図られている。 映像面でも巨大戦では従来よりCGが増加し、ミニチュアセットも一新するなど、これまでとは異なる画面作りが図られている。ロボアニメさながらにダイナミックに動くロボットアクションも見どころ。 また、パイロット監督を務めた杉原輝昭の趣味を反映して現代的なロボットアニメの要素も取り入れられている。 脇を固めるメイン声優がこれまた豪華なことも話題を呼んだ。 玩具売上は伸び悩み21世紀のシリーズ作品では最低となったものの、香村脚本の丁寧なストーリー運びや朝加圭一郎を始めとしたキャストの熱演などが高く評価され、 日本の放送文化に貢献した作品に送られる「ギャラクシー賞」をスーパー戦隊シリーズで初めて受賞した。 「47戦隊47都道府県」では、ルパンレンジャーは千葉県、パトレンジャーは埼玉県を担当。 千葉は夢を叶える事で繋がった仲間→夢の国がある事、埼玉は朝霞市がある事やモチーフと思われるキャラクターが元埼玉県警所属なのが理由だろうか。 両県の対立構造が由来ではないかという声も多い。 ◆あらすじ◇ 100年前に活躍した希代の大快盗、アルセーヌ・ルパンが密かに収集していた摩訶不思議な力を持つ秘宝・ルパンコレクションが、異世界からやってきた犯罪者集団・ギャングラーにより強奪された。 コレクションを管理するルパンの末裔に仕える執事・コグレは、ギャングラーにより大切な人を奪われた三人の若者をスカウトし、義賊集団・快盗戦隊ルパンレンジャーに任命。 ルパンコレクションを奪還することを依頼された三人は、ギャングラーを相手に「快盗」としての戦いを始める。 一方、国際警察(GSPO)もルパンレンジャーとギャングラーをマークし、二組織のメンバーを逮捕するべく捜査網を広げていたが、凶悪なギャングラーに対抗する装備を持たないがため戦果を挙げられず市民からの評判は悪化するばかり。 だがある日、ルパンコレクションの一つを取り戻すために出撃したルパンレンジャーの前に駆けつけた若き三人の警官は、ルパンレンジャーが変身に使うルパンコレクションの一つ、VSチェンジャーと全く同じものを所持し、それを用いて警察戦隊パトレンジャーに変身した。 互角の力を持った2つの戦隊は、ギャングラーという共通の敵を持ちながらも、互いの信念の違いから相容れることなく、それぞれの目的のために三つ巴のルパンコレクション争奪戦を繰り広げる! ◆登場人物◇ ▼快盗戦隊ルパンレンジャー陣営 予告する。アンタのお宝頂くぜ! 一年前に奪われた大切な人を取り戻すという願いを叶えるため、謎の執事・コグレからの依頼でルパンコレクションを集める義賊達。決してルパン三世とは関係ない。多分。 鮮やかに異世界犯罪者集団ギャングラーを倒してはルパンコレクションを奪い去っていくため、世間からはGSPO戦力部隊を差し置いて英雄視されている。 「互いに助け合わない」「仲間が倒れても残った者が必ず願いを叶える」というシビアな行動原理を持つアウトローだが、メンバー同士のチームワークは高い。 普段は世を忍ぶ仮の姿として、ビストロ「ジュレ」というレストランを経営している。 なお、店は国際警察日本支部の近くにあるらしく、ちょくちょくパトレンジャーの面々が食事にやってくる。 分かりやすく言えばキャッツアイみたいな状況。 彼らは基本義賊であり一般人からは盗みを働かないが#9でVSビークルを持つ女性と接触する際に倒れた警備員から、#33で子ども化した際不可抗力とはいえ無人露店から服を盗んでいる。…おい。 快盗としての活動時には礼服とシルクハット(イエローは被るというよりもヴェール付きのシルクハット型の髪飾りがちょこんと乗っている感じ)、アイマスクを着用する(礼服とアイマスクはパーソナルカラーをベースとしており、シルクハットは黒でレッドとブルーのものはパーソナルカラーのラインが入っている)。 ちなみに、アイマスクは正体を隠すために認識障害機能が付いた優れもの。 意外な話だが、国際警察が何の罪状で彼らを追っているのかは明かされていない。 快盗を名乗ってこそいるが、ルパンレンジャーのターゲットはギャングラー怪人と彼らの持つルパンコレクションであり、コレクションを一般人が持っている場合はコグレが買い取っている。またギャングラーはそもそも国際警察でも殲滅一択の「敵」である。つまり「ギャングラーと戦い、彼らの持っているコレクションを回収する」行為が犯罪になるとは非常に考えづらい。 では何の容疑なのかというと、一番可能性が高く、本編でも当てはまるのは国際警察に対する公務執行妨害。コレクションの回収が第一であるため、国際警察が活動しているところに乱入して暴れ回ることも相応に多かったと考えられる。 また作中の描写としては「コンクリ床に連射をして床を抜いて離脱(下記「命がけでやってる」の台詞が出た3話)」が出来る銃器を所持し、 それと同等のダメージをギャングラーに与えうる刃物なども保有している。 一般警察のように銃刀法違反などで取り締まっている訳ではないだろうが「正規の許可が下りていない高火力武器保有者が、一瞬でビル1棟を変形させうる(同じく3話で怪人が用いたコレクション)レベルの特殊物品を蒐集している」というのはまあシャレになる話でもない。 ルパンレンジャーの目的は視聴者視点でこそ管理者たるルパン家への返還と安置だと認知されているが、 危険人物への転売などを考えると警察的結論が「破壊か国際警察の保管以外が許されるのか?」になる面はどうしてもある。 警察視点ではあくまで快盗は「100%信頼のおける外部戦力」等ではなく、「危険物品蒐集をする第三勢力的な正体不明の誰か」なのだ。 ルパンレンジャー三人の名前を繋げるとかい・と・う=『快盗』になる。 また、三人の苗字には「夜」・「宵」・「は“やみ”=闇」と、夜や暗いイメージのある語が含まれている。 夜野 魁利(やの かいり)/ルパンレッド 演:伊藤あさひ 「ごっこ」じゃねえ、俺達は命がけで快盗やってるんだ! 兄を氷漬けにされて失った青年。19歳→20歳。#49でいつの間にか誕生日を迎え成人している。買い出し及びコグレとの交渉担当。 ノリは軽いが大胆な性格と抜群の機転を兼ね備えるルパンレンジャーのリーダー。相手に感謝する際に『ありがチュー』というのが口癖。 早くに両親を亡くして以来、一年前までは少し歳の離れた兄・勝利と二人で暮らしており、表向きは高校卒業後に「ジュレ」に就職した、ということになっている。 成長するに従って優秀だった兄へのコンプレックスに押し潰され、素直になれず衝突したまま兄と別れてしまったことが心の傷となっている。 お調子者の気があるのか、サボりの常習犯であったり、胡散臭いフランス語を喋るのが目立つ。 当初は警察を当てにせず甘く見ていたが、圭一郎の正義の心を間近で見たことで彼らを戦力の1つとして看做すようになった。 ギャングラーやパトレンジャーを相手にしても軽口と挑発を絶やさないが、圭一郎に「どんな事情があろうと、怪盗という道を選んだ時点で貴様らは間違っている!」と糾弾された際は「俺達にはこれしか無いから快盗やってるんだ!!正論なんかどうでもいいね!!」と激昂し真っ向から拒絶するなど、実は内心では後ろめたさも抱えているようだ。 後には圭一郎のことをからかいも込めて「圭ちゃん」とあだ名で呼ぶなど距離を縮めたが、一方で小細工を使わず真正面から課題にぶつかっていく圭一郎に実直な人物だった兄の姿を重ね、兄へのコンプレックスから脱却しきれていないことへの苦悩を抱えるようになる。 一時期、演者検索欄の画像が女装姿(*2)のものだったことがあり、検索した人たち全てを困惑させた罪深き人(勿論、今はちゃんと修正されています。) 宵町 透真(よいまち とおま)/ルパンブルー 演:濱正悟 それが俺たちのルールだからな 婚約者を氷漬けにされて失った青年。24歳。調理担当。料理の腕は一流で時にはギャングラーすら唸らせる。 元々は都内の有名フレンチレストラン「シエル・ブル」に勤務していたが、一年前の事件をきっかけに退職して「ジュレ」に移ったことになっている。 なお、何も話さず退職したため以前の職場では「婚約者失踪のショックで退職した」と解釈されている。 婚約者・大平彩との待ち合わせに遅刻したために彼女を失い(*3)、そのことを今も後悔している。 クールでキザ、紳士的な振る舞いを取る次元大介ポジションの2枚目だが、一刻も早く婚約者を蘇らせたい余り焦りがちになったり、アジトのレストランで堂々と警察のチェンジャーを盗もうとするなど腹黒い一面を見せる傾向にある危なっかしい男。 また、事故でギャングラーと精神が入れ替わったせいで「婚約者に捨てられたショックでナンパに走った男」扱いされてパトレンジャーの三人に説教されたり、 ギャングラーの経営するぼったくり武術道場に入門させられ、同じく入門していた咲也のウザさに苦しめられた挙句に恥ずかしい姿を魁利たちに見られて恥辱に震えるなど、歴代の知的・クール系のブルーの例に漏れず、何かと不憫な目に遭わされている。 柔軟剤のCMで正反対のキャラを演じて子供達に衝撃を与えてしまった罪深き人。 早見 初美花(はやみ うみか)/ルパンイエロー 演:工藤遥 アンタなんかクシャクシャのポイだよ! 幼馴染の親友を氷漬けにされて失った少女。18歳→19歳(*4)。接客担当。 琥珀ヶ丘女子高校に通う高校生だったが、一年前の事件をきっかけに中退している。 ファッションとおしゃれを好み、能天気な性格と軽いノリで喋る今どきの女子だが三人の中では一番のしっかり者。 『オケオケ』『セフセフ』『ヤバヤバのヤバ』といった二文字の単語を二回いう独特な言い回しが特徴。 情にも厚く、ギャングラーの被害者への同情から警察側に助け舟を出すことも。 親友・一ノ瀬詩穂が自分を庇って目の前で氷漬けにされたこと(*5)がトラウマとなっており、普段の明るい振る舞いとは裏腹に誰かに守られる無力な自分への嫌悪感を抱えている。 咲也に好意を寄せられるが、彼が警察官であることから当初は苦手意識を持っていた。やがて彼の人柄の良さから「いい人」とは認めるが、パトレンジャーを度々利用している罪悪感に悩むようになる。 演者の工藤遥は元・モーニング娘。で、卒業前から参加していた本作のオーディションに合格し、卒業後間もなく女優デビューとなった。 幼少期からのスーパー戦隊ファンとしても知られ、13歳の時にとある番組で戦隊ヒーローになりたいと語った際、当時の先輩だった仮面ライダーなでしこ役の人から「5年後とか出てるかもしれない」と言われた事があり、その夢が見事実現する形となった。 視聴者からの知名度や人気なども放送前からあったため、放送開始前日に発売された本作関連の玩具の中で、ルパンイエロー関連の商品だけが店頭から消えるという大珍事を発生させた罪深き人。 ●コグレ 演:温水洋一 アルセーヌ・ルパンの末裔に仕えるとされる老執事。デーモン小暮閣下は一切関係ない。多分。 ルパンコレクション奪還を条件に、消失した人々を取り戻すと言う約束で、魁利たち三人をルパンレンジャーへと勧誘した。 ターゲットにするルパンコレクションとギャングラーの情報を魁利たちに封書で伝える。 ルパンレンジャーとは必要最低限の付き合いに留め慣れ合わず、気配を一切悟られず行動する謎の多い神出鬼没な人物。 またノエルとは一応「ルパン家に仕える」という共通点があるが、互いのやり方等に違いがあるらしく、牽制しあう仲である。 変装が特技。 演じる温水洋一は、プロデューサーの宇都宮孝明がファンだった事もあっての起用。 ▽警察戦隊パトレンジャー陣営 これより、ギャングラー及び快盗に対し、国際警察の権限において、実力を行使する! 世界規模で超法規的な活動が認められた機関「国際特別警察機構(GSPO)」日本支部によって結成された戦力部隊、通称「警察戦隊」の一員。 当初は異世界からの犯罪集団「ギャングラー」の蛮行に対抗策がなく、ルパンレンジャーと比較されて世間からは手厳しい評価を受けていた。 しかし、#1で何者かの手によって戦力部隊にもたらされたVSチェンジャーにより、彼らもギャングラーと互角に戦う力を得た。 圭一郎とつかさは同期、咲也は後輩に当たる。 制服は紺地で襟元などにパーソナルカラーのラインが入った立襟のもの。 背中に「GSPO TACTICAL UNIT」の文字がプリントされており、右腿部分にVSチェンジャー用のホルダーを装着している。 所謂、銭形のとっつぁんポジション。 パトレンジャー三人の名前を繋げると、けい・さ・つ=『警察』になる。 また、三人の苗字には「朝」・「陽」・「明」と、朝や明るいイメージのある語が含まれている。 #11ではギャングラー怪人のせいで、ある意味ギャングラー最大の被害者になってしまった。 朝加 圭一郎(あさか けいいちろう)/パトレン1号 演:結木滉星 俺たち国際警察がすべきことは、この場でギャングラーを倒し平和を取り戻すこと…… でなきゃおちおち入院も出来ん! パトレンジャーのリーダーを務める熱血警官。 悪を断じて許さない正義感の塊で、突っ走って無茶をしがちな性格(*6)であり、生真面目で堅物な昔ながらの暑苦しい男。 ルパンレンジャーの事はギャングラーと同列の「人々を脅かす悪党ども」という認識でしかなく、それらを真っ向から敵視している。 一方で、職務へのひたむきさで部下を引っ張るタイプで、ルパンレンジャーよりも市民の安全を守ることを優先する警察官の鑑とも言うべき人物。 暑苦しい言動の割には冷静な判断や周囲への気遣いをきちんとできるタイプなのだが、#6ではルパンレッドに敗れた悔しさのあまり、ルパンレンジャーを誘き出すためにギャングラーとの戦いをわざと長引かせて周囲を危険に晒したことからつかさに一喝され、本来の使命を思い出した。 その後は改めてルパンレンジャー逮捕を誓う一方、彼らが怪盗となったのは何らかの事情があると察した。 ベージュ色のトレンチコートを着ていたり、「おのれルパンレンジャー!」などのセリフがあったりと、とっつぁんっぽい雰囲気を持っている。 いまや、ツイッターのトレンドに「♯圭一郎」が出来たり、『スーパー朝加圭一郎』『圭一郎ポイント』なるパワーワードが誕生するほど、大きなお友達から愛される存在となる。 ミラクル9でド天然解答をしてしまい、子供達を唖然とさせた罪深き人。 陽川 咲也(ひかわ さくや)/パトレン2号 演:横山涼 構いません!守らなきゃいけないのはボクの立場じゃない!みんなの笑顔です! 圭一郎とつかさの後輩で明るく素直でお人好しな好青年。 「褒められると伸びるタイプ」とは本人の弁だが、どちらかという調子に乗るタイプで、#27では正にこの性格が仇となってしまう。 可愛い子とは仲良くなりたいという理由で女の子に声をかけるといった軽薄な所や(*7)、新人故に詰めが甘い未熟な面はあるものの、熱意は他2人に負けない。 また、人間に化けたギャングラーを見破ったり、金庫から漏れた光から透明になったギャングラーの居場所を見抜いたりと観察眼はかなりのもの。 射撃と運転を得意としており、パトカーの運転は基本的には彼の役目。 ルパンレンジャーの行動にはやや疑問を持っているが、基本的に同じギャングラーと戦う仲間として見ている。事実怪盗に手を貸すことに納得する場面もあった。 ジュレの初美花に対してはその素性を知ることなく好意を抱いていた。そしてルパンレンジャーに度々警察サイドの情報を得るために利用されていた。キャッツアイの内海俊夫ポジション。それ故にジュレのメンバーに快盗である疑いがかかった時は感情的に否定し、ついに#48で彼女が怪盗だったことを知った際にはショックで泣き崩れていた。 氷川ではない。朔也でもない #11にて壁ドン・顎クイコンボで圭一郎を恐怖に陥れ、前述の#27ではレオタード姿と巨大戦でのダンスと「オラオラオラオラ!」で視聴者の腹筋をかっさらった罪深き人。 明神 つかさ(みょうじん つかさ)/パトレン3号 演:奥山かずさ あの時のお前の言葉を胸にやってきたつもりだったんだがな 圭一郎とは警察学校時代からの同期。一度タガが外れるとブレーキが効かなくなる圭一郎と、一度調子に乗るとやはりブレーキのきかない後輩咲也の抑え役。 面倒見がいい姐御肌で、職務中は厳しく、男勝りな言動が目立つサバサバ系女子。 洞察力の高さから早い段階からジュレのメンバーがルパンレンジャーではないかと疑いを持つ。が、#8でルパンレンジャーのアリバイ工作によってひとまず疑いを晴らす。キャッツアイの浅谷光子ポジション。 心身共に逞しいクールビューティーなのだが、実はぬいぐるみが大好きな可愛らしい一面もある。それは秘密にしていたらしく、#4で圭一郎の発言によって咲也、ヒルトップ、ジムに知られてしまった際にはかなりのショックを受けていた。 実のところ可愛いもの全般に弱いようで、#33では子供化した魁利に完全に翻弄されてしまっていた。1時間前の黄色い子とは気が合いそうである ルパンレンジャーに関しては、人々に危害を及ぼさない限りは放っても良いと中立的立場を取っている。 警察陣営で最初に怪盗に歩み寄りを見せ、共闘を実現。今後の展開のターニングポイントとなった。 だが、彼女の「何者も頭から疑ったり信じたりせず、公平中立に判断する」姿勢がギャングラー怪人ヨシー・ウラザーとの交流で悲劇を招いてしまう。 実は奥山かずさご本人はショートカットなのだが、ルパンイエロー工藤と被るのでエクステを付けて挑んでいる。#11では前述の事情で本来のショートが見られた。その後#31でもヨシー・ウラザーの妄想(つかさが夫、ヨシーが妻の新婚夫婦)として披露している。 ルパパトでちびっ子男子のハートを鷲掴みにしたと思ったら、回想でミニスカ女子高生姿をお披露目したり、放送の合間にヤンマガなどなどの雑誌で水着を披露し、中高生男子までも魅了した罪深き人。 東雲 悟(しののめ さとる) 演:秦野浩孝 もう、『代わり』はいらないな… 圭一郎、つかさの同期で元警察戦隊のメンバー。咲也の前任者であり先輩でもある。 なお、「東雲」は夜明け頃の茜色の空(転じて早朝)を意味する古語であり、名前の頭文字が「さ」であることも含めパトレンジャーの命名の法則性に従っている。 つかさと同じく、なにかと熱くなりがちな圭一郎のストッパー役を務めており、彼の何気ない一言がギャングラーの対抗策になった他、市民の安全を第一に考える人徳者。圭一郎とは性格の違いから対立する事も少なくなかったが、お互いにかけがえのない大事な仲間だと思える関係だった。 初登場は『警察戦隊パトレンジャーFeat.快盗戦隊ルパンレンジャー~もう一人のパトレン2号~』で、本来ならばパトレン2号に変身するのは彼だったのだが、ゾニック・リーとの闘いにより負傷し、療養も兼ねてフランス本部に異動となった。 #43で無事ケガが完治し、特別任務のために一時帰国したが、その任務内容が『高尾ノエルのギャングラースパイ疑惑』を報告・調査するためだった。 後任者である咲也に対しても『優秀な人物と聞いている』とベタ褒めなのに対し、調査対象であるノエルには露骨な態度を取る。 甘いものが苦手な筈なのに『お気に入りのチョコレート』をお土産に持って来たりと不穏な部分が多い。 帰国後の真実 実は本物の東雲悟はフランスでギャングラーに殺害された上に化けの皮の素体にされてしまい、日本へ帰国した悟の正体はその化けの皮で変装したギャングラー怪人ナリズマ・シボンズだった。さらにシボンズは国際警察フランス本部の機密情報をギャングラーに横流ししていたのだ。そればかりか、ノエルが情報漏洩の犯人がフランス本部に居ると気付いたのを察し、悟の姿と自らのコレクションの能力を利用してノエルにギャングラーのスパイだと汚名を着せて孤立させようとした。 しかし悟の大体の事は知っていたものの、「本物の悟は甘いものが嫌い」などという細かい情報は全く知らず、そこから正体が発覚することとなる。 悟が既に死んでいた事実を知った警察は大量失踪事件の再調査を開始。そして、圭一郎は被害者リストを調べていく内に魁利達の関係者の名前を発見する。それがきっかけとなり、圭一郎はルパンレンジャーの正体が魁利達である確信を抱き、彼らが怪盗となった裏には大量失踪事件が関係している事を突き止めたのだった。 なお、『もう一人のパトレン2号』ラストではジュレで談笑する国際警察の面々を悟が見届けて去るという演出がされているのだが、 この時点では既にノエルが加入しているため、時系列的にはナリズマが機密情報の漏洩を始めていた後の可能性が高い。 果たして、この時の悟は本物だったのか、それとも…… ●ヒルトップ管理官 演:アイクぬわら(超新塾) 戦力部隊の管理官で所謂司令官ポジション。 スーパー戦隊司令官初の黒人男性。#30に登場した書類のサインによると、フルネームは「サミュエル・ヒルトップ(Samuel Hilltop)」。 すこし抜けているところはあれど、決して声を荒げることなく戦力部隊をサポートする頼れる上司。 デスクの上に盆栽や香炉を置いていたり和菓子好きだったり、日本文化にはかなり理解がある模様。 日本語は堪能だが難しい漢字は読めないのか、デスクの背後には「焼肉定食」の掛け軸が奥ゆかしく鎮座している(*8)。 独自のルートでルパンコレクションのVSビークルを手に入れているなど、謎の部分もある。 ただ、VSビークルの輸送中にギャングラー怪人と遭遇した際には呆気なく奪われてしまっているため、腕っぷしはそれほど強くないようだ。 ちなみに、演じるアイクぬわらはお笑いグループ・超新塾のメンバーで、ヒルトップのようなカタコトではなく日本語も英語もかなり流暢。 ヒルトップ役に起用されたのは、「国際特別警察機構の国際的な部分を表現するため」だという。 企画当初は圭一郎達がジュレへ通う理由付けとして不味いコーヒーを淹れるという設定が想定されていたそうだが、それだと30分前の世界のおやっさんと被ってしまうので、和菓子好きという設定に改められたという経緯がある。 ●ジム・カーター 声:釘宮理恵 戦力部隊の名前通りの事務方ロボット。マスコット枠。 普段は腕を折りたたんでいるが、必要に応じて出す事が出来る。 ギャングラーによる事件が発生した際にはサイレンを鳴らして出動を発令する。 優秀と自認している割に、分からないことがあるとパニックを起こしテンパるなど、どことなくポンコツ感が漂う。 #8ではルパンレンジャーをおびき寄せるため、頭にガムテープで金庫を括り付けただけのお粗末な姿でテキ・カーターと名乗りギャングラーに化けた。 同話では本物のギャングラーに捕まった際に「やめろー!ギャングラー!ぶっとばすぞー!」と某番組のパロディをやらかした事も視聴者間で話題を呼んだ。 ●中立陣営 グッドストライカー 声:三ツ矢雄二 グッドストライカー、ブラッと参上!! 自我を持って行動し、「グッと」きた方の戦隊に味方するルパンコレクション。愛称は「グッティ」。 コグレすら「アレは昔から私どもの手に負えない」と語る不思議な存在。 その正体は、「ルパンコレクション」が持つ人間には扱えない強大な力を、アルセーヌ・ルパン自らが手を加えることで人間でも使えるように改良した成功例第一号。 アルセーヌの「その力で他のコレクションを守護するように」という願いによって意思を持った、いわゆる付喪神的な存在である。 自由気まま且つ気まぐれ、加えてお調子者な性格で、自由を尊び気分次第でコロコロと両陣営の側に付く蝙蝠みたいな奴(*9)。 しかしながら、その軽いノリと言動が、殺伐となりがちな本作の清涼剤となっている。 普段は小型だが、ダイヤルファイターとトリガーマシン双方の性質を合わせ持つ。 VSチェンジャーに装着されることで必殺モードとなり、各モードに合わせた必殺技を発動することもできる。 また、巨大化してルパンカイザー及びパトカイザーの胴体を構成する。 高尾 ノエル(たかお のえる)/ルパンエックス/パトレンエックス 演:元木聖也 ある時は孤高の怪盗、ある時は気高い警察官! しかして、その実態は! …高尾ノエル。君たちの味方さ フランス・パリから現れた第四の快盗にして警察官。26歳。 表の身分は国際警察フランス本部所属の潜入捜査官だが、コグレ曰くルパン家に仕えるエンジニアでもあり、グッティやコグレとも旧知の仲らしい。 パトレンジャー側にVSチェンジャーを提供したのも彼の手によるもの。 飄々とした振る舞いで掴み所がない性格だが、ルパンコレクションをギャングラーから奪回し確保したいという気持ちは本物のようである。 ルパンレンジャー側とは利用し利用される関係(所謂、峰不二子ポジション。ただし、戦闘では石川五ヱ門ポジション)、パトレンジャー側とは(怪盗の正体については守秘義務を口実に秘密にしてはいるが)一応信頼関係を築き上げている模様。 怪盗としての姿は銀色の礼服とシルクハット(*10)、警察官としての姿は戦力部隊の三人とほぼ同デザイン(*11)の白地に金ラインの制服で、背中の文字は「GSPO UNDER COVER OFFICERS(潜入捜査官)」となっている。 名前の「ノエル(Noël)」はフランス語にてクリスマスを意味する単語。 クリスマスは英語で「X'mas」と略す クリスマスは日本語で「聖夜」 諸説ある「ノエル」の語源の一つが、「古代にフランスを含む地方に住んでいたガリア人の言葉で『新しい太陽』を意味する『noio hel』」 以上から、恐らく「X」「夜」「朝」の全てに関連する単語として選ばれたものと思われる。 「おとうさんといっしょ」で優しいお兄さんを演じることもあれば「算数刑事ゼロ」でメロンの窃盗犯を演じたりと温度差が激しい罪深き人。 『エックス』が抱える秘密 その正体は、現在ギャングラーが根城とする世界にかつて住んでいた、いわゆる異世界人の末裔。 ノエル曰く、彼の祖先である異世界の種族こそがルパンコレクションを開発したという。 異世界には元々複数の種族が共存し平和に暮らしていたというが、およそ1000年前に突如として世界支配を企むギャングラーが襲来、ノエルの祖先たちはルパンコレクションを手に人間界へと渡り、コレクションと共に散り散りになったという。 そして、100年前に散逸したコレクションの全てを蒐集し願いを叶えたという稀代の大快盗アルセーヌ・ルパンこそ、恵まれない孤児であったノエルを拾い上げ、異世界やコレクションについての知識を与えエンジニアとして育て上げた恩人であった。 ノエルと同じく異世界の血を引く者であったアルセーヌはコレクションがギャングラーに奪われた際に殺害されており(「アルセーヌは一体幾つなんだ」という魁利の問いにコグレは「自分にも分からないが、アルセーヌは異世界の影響を強く受けている」と答えている)、ノエルは孤独だった自分に生きる希望を与えてくれた恩人・アルセーヌを取り戻すために命懸けで戦っていたのである。 ■異世界犯罪者集団ギャングラー 脅して、奪って、殺しまくって、楽しい人生だったが…少々飽きた そこで…後継者を決めようと思う。条件は一つ。人間界を掌握した奴が次のボスだ。 最も力のある奴にこのドグラニオ・ヤーブンが築いた全てを譲ってやる! 様々な世界の裏社会を牛耳ってきた異世界のギャング集団。 500年間裏社会を支配してきた首領ドグラニオ・ヤーブンの後継者を決めるという号令により、 ギャングラーの富と首領の座を求める構成員達が地球を支配せんと襲いかかる。 ギャングラー怪人は普段は「化けの皮」を被って人間に化けているが、体内の金庫に「ルパンコレクション」を隠し持ち、これを利用して様々な犯罪を引き起こしていく。 ロンダーズファミリーやアリエナイザーを彷彿とさせる犯罪者集団。 拠点は常に夜の闇に包まれた巨大な洋館。 デザイナーは前作に続き久正人。 ドグラニオ及び幹部陣のモチーフは恐竜+武器。モチーフの恐竜の骨の意向が組み込まれている。 また、全員に共通して身体の何処かにルパンコレクションを収納する金庫(主に幹部が金、一般怪人が銀)が埋め込まれており、ノエルからは金庫を2つ持つ者が「ステイタス・ダブル」、金の金庫を持つ者が「ステイタス・ゴールド」と呼称されている。 詳しくは個別項目を参照。 ◆ルパンレンジャー&パトレンジャーの装備◇ VSチェンジャー こちらの項目も参照。ルパンレンジャーとパトレンジャーが共通して使用する変身銃。 また後述の「VSビークル」を銃身に装着して銃身を回転、トリガーを引くことで変身する事が出来る。 ルパンソード ルパンレンジャー専用の片刃剣型の武器。 普通の長剣として使う他に、刀身の峰の部分に設置されたグリップを使って柄の先端をマジックハンドとして操作することが出来る。 これを用いて物を奪ったり、相手を掴んで投げたりとトリッキーな戦い方ができるようになっている。 パトメガボー パトレンジャー専用のメガホンと伸縮式の警棒が合体した武器。 メガホンとして使用すると音波で怪人を怯ませ、ポーダマン程度が相手なら自由を奪うことができる。上部からロッドを伸ばすと警棒になり、強力な打撃武器として使用できる。 VSビークル 両戦隊が使用する本作のコレクション枠。 VSチェンジャーに装着することで各戦隊に変身、さらに巨大化させることでビークルとして乗り込むことが出来る。 ルパンレンジャーが飛行機型の「ダイヤルファイター」、パトレンジャーが車両型の「トリガーマシン」、ルパンエックス/パトレンエックスが列車型の「エックストレイン」を操る。 だが、基本的にどちらの陣営でも使用する事は可能。 詳細は該当項目にて。 Xチェンジャー ノエル専用の変身銃で、エックストレインゴールドをトリガーおよび銃身、エックストレインシルバーが銃身の一部を構成。 銃身を180度回転させることで二つの顔を持つレンジャーにそれぞれ変身可能。 また、360度回転させることでエックストレインが発車され、さらにトリガーを弾くことで専用ロボであるエックスエンペラーに合体可能となる。 Xロッドソード ルパンエックス/パトレンエックスの専用武器で、鍔部のレバーを上下に動かすことでモードチェンジする。 ルパンエックス時には柄に沿うように倒したレバーをナックルガードに見立てたソードモードとなる。必殺技は×の字に斬り裂くことで銀色のエネルギー刃を撃ち出す「スペリオルエックス」。 パトレンエックス時には刀身に沿うように倒したレバーを十手の鉤に見立て刀身を折り畳んだ十手モードとなり、スピーディな打撃攻撃を繰り出す。必殺技は鼓などを使用した和風の効果音と共に浮かんだ「十(十手の十。もしくは「×」を斜めにしたもの)」の字による円陣(*12)から金色のビームを発射する「エクセレントエックス」。 ◆ルパンコレクション◇ かつてアルセーヌ・ルパンが収集し、遺した宝物。 それぞれが現代においてもオーバーテクノロジーともいうべき不思議な力を持っているとされ、悪用すれば世界を滅ぼすことすら可能とまで言われている。 現在はそのほとんどがギャングラーによって奪われているが、ルパンレンジャーの装備品やルパンレンジャーが回収したもの、国際警察機構が保管及びパトレンジャーに配備したもの等、その行方はものによって様々。 詳細は項目参照。 ◆楽曲◇ OP 『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』 歌 Project R.(吉田達彦、吉田仁美)、作詞 藤林聖子、作曲/編曲 高木洋 男性ボーカルによるルパンレンジャー側の「ルパンレンジャー ダイヤルをまわせ」、 女性ボーカルによるパトレンジャー側の「Chase You Up!パトレンジャー」と2つのテーマソングが製作されており、 2曲を同時に再生する事で男女デュエットのOP曲として成立するというギミックが仕込まれている変わり種のOP。誰だ聖徳太子とか言ったの 公式によれば、男女デュエットの主題歌は『秘密戦隊ゴレンジャー』以来。女性ボーカルの主題歌としても『未来戦隊タイムレンジャー』以来となる。ちなみに担当の一人である吉田仁美は声優としても活動しており、『デジモンアドベンチャー tri.』の太刀川ミミ役などを担当している。 『トッキュウジャー』以降、オープニングの音楽・映像構成が大きく変化し、エンディングはミニコーナーやダンス映像のための実質的なものとなっていたが、今回は戦隊シリーズで初めてエンディングが廃されており、その分の尺は平成仮面ライダーシリーズ同様に本編に回されている。 但し、一部の話で流れる挿入歌は平成ライダーのようにエンディング扱いではない。 ◆劇場映画◇ 2018年8月4日に『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film』が上映開始した。 同時上映は『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』 また、本編終了後の2020年2月8日には、次作騎士竜戦隊リュウソウジャーとのクロスオーバーとなる『スーパー戦隊MOVIEパーティー 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』が上映開始。 こちらの同時上映は同年3月8日より放送開始した次々作『魔進戦隊キラメイジャー』の前日譚『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』 ◆超バトルDVD◇ てれびくん誌の「超バトルDVD」シリーズの一環として、 『てれびくん超バトルDVD 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ~GIRLFRIENDS ARMY~』が全員サービスで有償配布された。 平成仮面ライダーのオリジナルソフトは既にハイパーバトルビデオで長年のファンにとってもお馴染みとなっていたが、 小学館の雑誌でスーパー戦隊のそれを製作するのは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』以来実に25年ぶりのこと。 ◆プレミアムドラマ◇ 動画配信サイト「auビデオパス」と東映公式会員制動画配信サイト「東映特撮ファンクラブ」とのコラボ企画として、 2018年8月4日・11日に2種類の前後編オリジナルウェブドラマが公開された(脚本:きだつよし)。 auビデオパス版:「究極の変合体!」(ギャグ調番外編) 東映特撮ファンクラブ版:「もう一人のパトレン2号」(パトレンジャーの過去に迫るシリアス番外編) 両ドラマを収録した映像ソフトも2019年2月6日にリリースされた。 追記!修正!君はどっちを実行する!? 41.宇宙戦隊キュウレンジャー←42.ルパパト→43.騎士竜戦隊リュウソウジャー △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ コメントログ1 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 異論がなかったのでログのリネームを実行しました。 -- (名無しさん) 2020-04-22 22 36 50 販促や戦歴でルパンを優遇させた分、キャラ描写や心理関係ではパトレン側に焦点を当ててた印象 春SPでも圭一郎が出演したのはビックリしたよ! -- (名無しさん) 2020-08-12 07 32 59 ログ1の愚痴を削除しました -- (名無しさん) 2020-08-15 08 11 29 スプラッシュがルパンレンジャー側に渡るのが判明した時は荒れに荒れたけど、実際の番組中だとむしろあの展開でパトレンジャーに渡ってたら興醒めもいいところだったであろうくらい完成度の高いシナリオが出てきたの本当に凄かった -- (名無しさん) 2020-09-14 23 10 26 まあパトレンが渡す為の話しだしね、出来が良くて良かったよ。追加が無かった分ほぼ初期装備で強敵撃破したりしてパトレンめっちゃ強くね?ってなったし -- (名無しさん) 2021-05-07 19 06 56 そりゃぁ、民間戦隊のルパンレンジャーと、がっしり訓練受けてるパトレンジャーじゃ戦闘面じゃ差が出るわな。 -- (名無しさん) 2021-05-07 19 38 59 圭一郎はよくパトレンジャーの眩しさを象徴する存在として語られるし、実際彼の眩しさは凄いもんだけど、もう一度鑑賞してみると、むしろ1番端的にそれを体現してるのはあの3人の中で1番未熟なのに「市民を守る責任を背負って戦う警察官」としての精神は最初から出来上がってた咲也なんじゃないかと思えてきた -- (名無しさん) 2021-07-09 13 51 29 12話に出てた車いすの少女役だった子がハロプロ入り。初美花の中の人の後輩になるんだねぇ -- (名無しさん) 2021-07-09 14 01 49 タグでルパンレンジャーが「ヒーロー仲最悪」って言われてるけど、言うほど仲悪いか? -- (名無しさん) 2021-11-22 21 39 51 強いて言うならチームワークが抜群のパトレンと個人の実力に優れるルパレンってところじゃないかね。実際はどっちもいざとなればチームワーク抜群なんだけどさ -- (名無しさん) 2022-04-05 23 43 15 玩具は全く売れなかったけど、ソフトとか関連書籍がよく売れて総売上はそれなりに好調だったんだっけか -- (名無しさん) 2022-04-06 00 20 58 まあタイムレンジャーとかと同じよ。ドラマ性は評価されてスーツもカッコいいから大人人気はある。今はセンパイジャーとしてゲストに来たりするから、そっち需要はある。 -- (名無しさん) 2022-04-06 06 42 16 ↑2 ハズブロによるパワレンの版権買収でその関係の収益がゴッソリ無くなったのも収益低下の理由としては大きい(玩具売上も落ちてるけど)からあんまルパパトだけを戦犯呼ばわりするのも考えものやで -- (名無しさん) 2022-04-06 07 32 21 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2022-04-07 20 08 42 ノエルさんって中立陣営なの凄いよね。これ深夜アニメやライダーだったら第三勢力的存在になってそう。ギャングラーどうなるんだだが。 -- (名無しさん) 2023-02-19 21 29 23 ヒルトップ管理官てやっぱ「丘の上」と「正午」を引っ掛けてる? -- (名無しさん) 2023-03-21 18 07 13 多分「昼トップ」も掛かってるんじゃないかな。パトレンは太陽や昼関連の名前で統一してるし -- (名無しさん) 2023-05-22 19 25 35 ↑9本当に仲悪かったらキツツキの回で心配したりしないでしょ -- (名無しさん) 2023-07-08 18 57 40 ルパンレンジャーが千葉県担当なのは、ルパン三世の作者のモンキー・パンチ先生が90年代から千葉県住まいだったのもあると思う -- (名無しさん) 2023-10-05 17 28 20 今更だが項目名を省略するなら◯◯◯◯◯◯◯(ルパンレンジャーVSパトレンジャー)の方が締まってた気がする -- (名無しさん) 2024-04-11 08 20 17 サイレンストライカーって完全にパトレン側のデザインしてたよな トリガー付きだったし -- (名無しさん) 2024-04-11 10 48 32 名前 コメント すべてのコメントを見る
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22 53 23 (Aki_SW2GM) 22 53 23 (Aki_SW2GM) 22 53 24 (Aki_SW2GM) 22 53 24 (Aki_SW2GM) 22 53 26 (Aki_SW2GM) 迷子 22 53 29 (Aki_SW2GM) 22 53 29 (Aki_SW2GM) 22 53 30 (Aki_SW2GM) 22 53 30 (Aki_SW2GM) 22 53 39 (Aki_SW2GM) ■シナリオ概要 22 53 40 (Aki_SW2GM) 22 53 50 (Aki_SW2GM) 帝都ルキスラの下町の婦人、コシェから依頼がありました。何でも娘のローブリッターが夜になっても帰ってこないと言うのです。 22 53 50 (Aki_SW2GM) 《羊歯椅子》亭の評判を高めるためにも、このボランティア、成功させねば! 22 53 51 (Aki_SW2GM) 22 53 52 (Aki_SW2GM) 22 53 52 (Aki_SW2GM) 22 54 02 (Aki_SW2GM) ■シナリオ本編 22 54 03 (Aki_SW2GM) 22 54 14 (Aki_SW2GM) 『キミたちは冒険者。テラスティア大陸の自由の民だ。 22 54 14 (Aki_SW2GM) かつての義勇兵の名残である冒険者。 22 54 14 (Aki_SW2GM) キミたちは自分たちの仕事に高い誇りと自負心を抱いている。 22 54 14 (Aki_SW2GM) 羊歯椅子亭に寝泊りするキミたちは、まだ新米冒険者。回ってくる仕事も雑用のようなものばかり。それでも充実感がキミたちの中にみなぎっている。 22 54 14 (Aki_SW2GM) そんな日々を過ごしていると、夜になって、帝都ルキスラ下町の貧しそうな婦人が一人やってきた。 22 54 14 (Aki_SW2GM) どうやら、何か依頼らしい。 22 54 14 (Aki_SW2GM) ファーンチェアが君たちを手招きする。 22 54 14 (Aki_SW2GM) キミたちはカウンターへ向かった……』 22 54 16 (Aki_SW2GM) 22 54 16 (Aki_SW2GM) 22 54 27 (Aki_SW2GM) ◇コシェの依頼 22 54 27 (Aki_SW2GM) 22 54 39 (Aki_SW2GM) カウンターにつくと、そこでは一人のボロボロの靴を履いた中年婦人が水を飲んでいました。 22 54 52 (Aki_SW2GM) 羊歯椅子亭の亭主、ファーンチェアが中年婦人のことを紹介します。紡績工場の下働きを生業としているコシェという人物だそうです。 22 55 21 (Aki_SW2GM) コシェは見るからに疲れきっており、水にもほとんど口をつけていません。 22 55 24 (Aki_SW2GM) 22 55 34 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「ちょっと深刻な話だよ。良く聞きなさい」 22 56 10 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「私の5歳になる娘のローブリッターが帰ってこないんです」 22 56 21 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「いつも、日が暮れる前には帰ってくるのに……」 22 56 32 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「どこかで迷子になったとしか思えません。探してもらえませんか?」 22 56 47 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「お金は……その、あまり用意できないのですが……」 22 57 28 (A_Akires ) 【アキレス】「娘が迷子にか。そいつは一大事だ。金なんか気にせんでくれ。力になろう」 22 58 18 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「ほ、本当にいいんですか?! 神官様」 22 59 09 (A_Akires ) 【アキレス】「ああ、娘を大事に思う気持ちはオレもよおくわかる」12児の父なのです 22 59 53 (A_kuti ) 【クティ】「…くぁぁぁー、何みんなで暗い顔してんのよぉ。…あら、その汚いおばちゃんの依頼なわけぇ?くぁぁー」外から酒の匂いと共に帰還。話をしているテーブル付近まで千鳥足で 23 00 47 (A_Akires ) 【アキレス】「それと、俺は神官様なんて御大層なもんじゃあありゃせんよ」かっかと笑う 23 00 48 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「(溜息)なら依頼の代金はあんたと娘さんの笑顔ってわけで、良いか、神官様?」 23 01 45 (A_Akires ) 【アキレス】「おれぁ別にいいが、お前さん方の方はご婦人と相談してくれや」 23 02 51 (A_kuti ) 【クティ】「アンタ達金貰わずに何する気なのよーぉ…コレがねぇと話になんねーぞ、ってねぇ。」指で金、って表現しつつ 23 03 27 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「あ……やっぱりダメですよね……」 23 03 38 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「コシェ婦人、報酬のことはお気になさらず。報酬は私から彼らに渡します。困っている人たちを助けるのは私たち《羊歯椅子》亭の冒険者の仕事ですから(キリッ」 23 03 56 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「1人800Gでいいかい? 引き受けてもらえるかな?」 23 04 08 (A_kuti ) 【クティ】「喜んでだわぁん!」キリッ 23 05 03 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「俺はかまわんよ? 後これで飯でも食っとけよ、無理にでもな」(10Gをカウンターに置く) 23 06 05 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「娘さんを迎えるなら少しでも笑顔で、だ」 23 06 06 (A_Akires ) 【アキレス】「構わねえさ」キリッ 23 06 32 (A_kuti ) 【クティ】「あらぁん、行く前にご飯奢ってくれるのかしらぁ」そのお金に自分のだと疑いもなく手を伸ばしつつ、横目で婦人を見てましょう 23 06 59 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「よーし、ヨートー、飯を作ってくれー。あれ? ヨートーは? 何? 買出しから帰ってこない? しゃーないなー、メナに任せるか」10G回収 23 07 57 (A_Akires ) 【アキレス】「手癖の悪い姉ちゃんだなあ、おい」 23 08 09 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「メナ、滋養強壮にいいカレーを作ってやってくれ!」 23 08 21 (salmone ) 【メナ】「ほーい」 23 08 23 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「それもまた愛嬌じゃないか? 俺は知らんが」 23 08 55 (salmone ) 2d6+5+4+1 127種類の生薬配合ハッスルカレー 23 08 56 (C-Dice ) salmone - 2D6+5+4+1 = [5,3]+5+4+1 = 18 23 09 24 (A_kuti ) 【クティ】「…あら、アタシのじゃないのー…。アタシが空腹と過労で倒れちゃうわよぉ、ねぇ。…とりあえず、どんな小僧を捕まえてくればいいのかしらぁ?」くてーん、と尻尾を床に力なく垂らして 23 09 32 (salmone ) 【メナ】「できたよー?」 23 11 01 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「名前はローブリッター。プラチナブロンドに青い瞳の女の子です。身長はこのくらい。5歳で、ピンクのワンピースを着ています」 23 12 00 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「あら? いい匂いが……」 23 12 14 (A_Akires ) 【アキレス】「遊びに行ったっきり、って言うが何処か心当たりは?」 23 12 27 (Aki_SW2GM) 23 12 27 (Aki_SW2GM) 23 12 29 (Aki_SW2GM) ◇コシェ婦人 23 12 30 (Aki_SW2GM) 23 12 40 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「ローブリッターはいつもゴールデンボーダー、エディンバラ、アスピリンという友達とケイドロをして遊んでいました」 23 13 01 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「ケイドロ仲間のところに行けば、何か分かるかも知れません」 23 13 32 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「美味しいです……こんなにまでしてもらって本当に……(;;」 23 14 16 (A_kuti ) 【クティ】「あら柔らかそうなおちびちゃん…。金髪で…えーっとまぁ、金髪のメスでこのくらいね?…カレー…。」じゅる、って口元から涎。ぼたぼたぼた、って足元に垂らしつつ 23 15 11 (A_Akires ) 【アキレス】「ケイドロねえ。俺っちも昔はよく遊んだもんだ」遠い目 23 15 13 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「カレーは残ってたら注文して食え。一食ぐらいはおごってやるから、今は仕事だねぇさん」 23 15 51 (salmone ) 【メナ】「ちょっときついカレーだからおかわりなら別のつくるよー?」 23 16 27 (A_kuti ) 【クティ】「あたしゃ覚えらんないわよー、その3匹の名前はアンタ達に任せたわぁー。手がかり…ねぇー…」 23 17 24 (A_Akires ) 【アキレス】「んで、その娘さんのお友達の住んでる所はわかるかい?」 23 17 33 (Aki_SW2GM) かくかくしかじか 23 17 50 (A_Akires ) なるなるほどほど 23 18 17 (A_kuti ) じゅるり 23 18 25 (A_Akires ) 【アキレス】「そこに行けば、そいつらに会えるってことでいいんだな?」 23 18 37 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「はい」 23 19 40 (A_kuti ) 【クティ】「もういっかい…えっと金髪の何を探すのだったかしら…」顎をテーブルに乗せて遠い目でぼーっと 23 20 10 (A_Akires ) 【アキレス】「娘っこだよ。しっかりしてくれや」肩を竦めて 23 20 15 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「名前はローブリッター。プラチナブロンドに青い瞳の女の子です。身長はこのくらい。5歳で、ピンクのワンピースを着ています。あ、カレー食べます?」 23 22 52 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「見つかった後にみんなで食べるならアリだな、時間がかかるとあれだが」 23 23 48 (A_kuti ) 【クティ】「カレー食べるわぁんー。ピンクの髪のプラチナで…。とりあえずその娘っ子を捕まえればいいのよねぇん」尻尾でびたぁん!と床を叩きつつ。 23 24 28 (Aki_SW2GM) 【コシェ】「よろしくお願いいたします」 23 24 34 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「逆だ。プラチナの髪のピンクのワンピース着た娘だ」 23 26 48 (A_kuti ) 【クティ】「すぐに探さないと食べられちゃいそうな逸品だわねぇ…」じゅるり 23 27 07 (A_Akires ) 【アキレス】「ああ、直ぐにでも出よう」 23 27 24 (Aki_SW2GM) では、出発でよろし? 23 27 52 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「一軒一軒手早くな」出発で 23 28 02 (A_Akires ) ういうい 23 28 06 (Aki_SW2GM) 23 28 07 (Aki_SW2GM) 23 28 17 (Aki_SW2GM) ◇ケイドロ仲間 23 28 18 (Aki_SW2GM) 23 29 05 (Aki_SW2GM) ゴールデンボーダーの家は、他の2人同様、コシェ婦人の社宅の隣の棟にあります。 23 29 08 (Aki_SW2GM) 23 29 32 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンカリー】「なんだい? こんな夜更けに?」 23 30 04 (A_Akires ) 【アキレス】「夜分にすまんね。お宅の息子さんに聞きたい事があるんだ」 23 30 20 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンカリー】「なんでまた?」 23 30 57 (A_Akires ) 【アキレス】「お宅の息子さんの遊び友達で…あー、何て言ったけ?」 23 31 24 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「コシェっつー人の娘さんだ名前はローブリッター」 23 31 24 (A_kuti ) 【クティ】「小娘を出すのよぉ!」名前とか風貌とか既に記憶になく、とりあえず娘を連れてくるだけ意識して後ろで吼えてよう 23 32 15 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンカリー】「なんだい、そこのリルドラケン。乱暴を働くなら、衛視を呼ぶぞ?!」 23 32 44 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「(溜息)気にしないでくれ、いざというときは気絶させる」 23 32 45 (A_Akires ) 【アキレス】「ああ、そうだそうだ。そのローブリッターちゃんが行方不明で…衛視は勘弁してくれ」 23 33 24 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「ローブリッターが行方不明だって?」 23 34 12 (A_Akires ) 【アキレス】「ああそうだ。坊主、何か知ってる事があったらおじちゃんに教えてくれねえか?」 23 34 21 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「ボクは鬼だったけど、ローブリッターは隠れるのがうまくて捕まえられなくて解散したんだ」 23 34 37 (A_kuti ) 【クティ】「そうよ!それよ!その小娘を探してくれって言ってたわぁん!」ぽん、と手を鳴らして 23 34 46 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「他の2人はサクっと見つけたよ!」 23 34 54 (Aki_SW2GM) えっへん 23 35 26 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ほー、坊主はケイドロが得意なわけか」 23 35 48 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「まぁね!」 23 36 04 (A_Akires ) 【アキレス】「そいつは大したもんだ。今度はおじちゃんも混ぜてくれよ。…それで、最後にローブリッターを見たのは?」 23 36 48 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「社宅の敷地の門柱かな? そこで数を数え始めたから」 23 37 31 (A_Akires ) 【アキレス】「何時もは、そこで遊んでるのかい?」 23 38 30 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「うん、そうだよ」 23 39 02 (A_Akires ) 【アキレス】「そこからあまり離れるってえことは無いんだな?」 23 39 55 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「うん、ルールはメガネが詳しいよ。本名はアスピリンっていうんだけどね」 23 40 26 *BlackDog join (-BlackDog@c-69-251-60-218.hsd1.md.comcast.net) 23 40 28 *Aki_SW2GM mode +o BlackDog 23 40 28 *C-Dice mode +o BlackDog 23 40 44 (A_Akires ) 【アキレス】「アスピリンか。その子のお家はどこなのかな?」髭達磨流笑顔で 23 41 07 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】(かくかくしかじか) 23 42 05 (A_Akires ) なるなるほどほど 23 42 29 (A_Akires ) 【アキレス】「他に何か聞きたい事はあるか?」みんなを振り返って 23 43 09 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「見つかるようなときはどう言うとこに隠れてるかって事ぐらいか」 23 43 15 (A_kuti ) 【クティ】「…えっと、誰を探すのかしら…ピンクでメガネでプラチナの…」 23 46 08 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「いやねぇさんメガネは探す対象じゃない、訊きに行く対象だ」 23 47 45 (A_kuti ) 【クティ】「よくわかんないのだわぁん。まぁ、メガネをとっ捕まえればいいのよね!」キリッ 23 48 25 (A_Akires ) 【アキレス】「それじゃあ、姉ちゃんが御執心な眼鏡の所にいくか。坊主、有難うよ」 23 48 56 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンボーダー】「ばいばい~、ヒゲのおじちゃん~」 23 49 09 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「夜分にすまなかった、情報に感謝する」 23 49 39 (Aki_SW2GM) 【ゴールデンカリー】「いやいや、コシェさんも大変だね。早く見つけてやってね」 23 50 18 (A_kuti ) 【クティ】「アタシがとっ捕まえてあげるのだわぁん!」 23 51 31 (Aki_SW2GM) では、アスピリン宅でOK? 23 51 37 (A_Akires ) 【アキレス】「任せてくれ」おkでーす 23 51 43 (Aki_SW2GM) 23 51 43 (A_aruzesuto) こっちはOKです 23 51 52 (Aki_SW2GM) 23 53 01 (Aki_SW2GM) 【ハーフカインドネス】「おや、こんばんは」 23 53 24 (Aki_SW2GM) 【ハーフカインドネス】「何の用かな?」 23 53 59 (A_Akires ) 【アキレス】「かくかくしかじか」 23 55 16 (Aki_SW2GM) 【アスピリン】「ローブリッターの居場所は知らないけど、取り決めで、倉庫より向こうには行かないことになっているんだ。あ、これあげる。おもちゃの蛮族探知機。5MP注ぎこんで、10分待つと、正面180度に蛮族が居れば反応するんだ。有効距離は30mくらい」 23 55 30 (A_kuti ) 【クティ】「娘を出すのよぉ!」しっぽびたーん 23 55 46 (Aki_SW2GM) ガチャン 23 55 58 (Aki_SW2GM) 鍵かけて追い出されました 23 56 39 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「(溜息)まぁ妥当な判断だな」 23 57 24 (A_Akires ) 【アキレス】「……まさか酔っ払ってるってこたあ無いよな?」>クティ 23 58 15 (A_kuti ) 【クティ】「アタシ何もしてないわぁん!酷いのだわぁん!金髪の小娘を連れてくればいいのよね…?」珍しくちょっと困ってるかもしんない。超シラフっぽい。 23 59 39 (A_Akires ) 【アキレス】「…無自覚なのもあれだが…さて、このおもちゃ、どうする?誰が持つ?」 00 00 33 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「手の空くやつで魔法を使わないやつ、だろうな。数回は使えるだろ」 00 01 37 (A_kuti ) 【クティ】「…言い方がいけないのかしらねぇ…。てめぇ!小娘を出しやがってください!でいいわね。うん。…んぁー、玩具なんて夜以外いらないわーん。」 00 01 49 (A_Akires ) こっちは MP:27/27 ですー 00 02 07 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「まぁ妥当なとこで片手があく俺になるか(肩をすくめる)」 00 02 41 (A_aruzesuto) MP18/18 00 03 16 (A_Akires ) 【アキレス】「それじゃあ兄ちゃんに頼むとしよう」 00 03 25 (A_aruzesuto) リルドラMP高いな 00 03 46 (A_kuti ) 気付かれたw 00 04 12 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ああ10分後にだったな、作動するのは」(受け取る) 00 05 08 (A_kuti ) 【クティ】「それヒトを探知する機械なのかしらー?…街ん中に危険なのって居ないと思うのだわぁん。」 00 05 38 (A_Akires ) 【アキレス】「蛮族探知機だとは言ってたが、ヒト探知機なんだろうな、これは」 00 07 14 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「もしくは穢れもちに反応するか、だな。ローブリッターがナイトメアなら、だが」 00 08 24 (A_Akires ) 【アキレス】「取り合えず、使ってみるかい?」 00 08 37 (A_kuti ) 【クティ】「まかせるわーん。」 00 08 53 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「マナを注げば良いんだったな」(MP5消費) 00 09 11 (Aki_SW2GM) 00 09 16 (Aki_SW2GM) 10分後…… 00 09 16 (Aki_SW2GM) 00 09 31 (Aki_SW2GM) ×の字が浮かびます 00 09 33 (Aki_SW2GM) 00 09 57 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「少なくとも前方にはいねぇってよ?」 00 10 31 (A_kuti ) 【クティ】「…なんか表示が出てるわぁん!蛮族が居るのねぇ!盛り上がってきたわぁん!」 ぶんぶんとモール振りまわしつつ 00 11 14 (A_Akires ) 【アキレス】「落ちつきなよ。蛮族なんて何処にもいねえ」 00 12 26 (A_Akires ) 【アキレス】「さて、倉庫の向こうまではいかないってことだったが……」 00 12 29 (A_kuti ) 【クティ】「あらん、その×は違うのかしらー?なんかマークが出てるのよぉ!」ぶんぶん 00 13 30 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「少なくとも俺の知ってる蛮族探知機は鳥の声で鳴いてたがね」 00 15 02 (A_Akires ) 【アキレス】「それじゃあ、ここら辺を探し見るかい?」スカウト技能も何も無い脳筋ですw 00 15 37 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「探さないよかはましだろうさ」 00 15 57 (A_aruzesuto) スカウト+知力かな? 00 16 11 (Aki_SW2GM) どこから探すの? 00 17 26 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「俺は倉庫のあたりを探してみるかね。積荷に潰されてたらかなわん」 00 18 14 (A_Akires ) 周りはどんな感じですか? 00 18 23 (Aki_SW2GM) 倉庫の周り? 00 18 39 (Aki_SW2GM) それとも、ここ? 00 18 45 (A_Akires ) ここです 00 19 37 (Aki_SW2GM) どっかにありそーな団地です。3階建ての集合住宅が並んでいます。 00 20 14 (Aki_SW2GM) 周囲は塀で囲まれており、1箇所、門があって、そこからキミたちは入ってきました。 00 20 43 (A_Akires ) なるほどー 有難うございます 00 21 09 (A_Akires ) んー ほいじゃあ倉庫の方を調べてみようかな 00 22 13 (Aki_SW2GM) 00 22 14 (Aki_SW2GM) 00 22 16 (Aki_SW2GM) ◇倉庫 00 22 16 (Aki_SW2GM) 00 22 48 (Aki_SW2GM) 倉庫団地の入り口には守衛所があり、中で守衛の老人が震えています。 00 22 49 (Aki_SW2GM) 00 23 30 (A_Akires ) 【アキレス】「爺さん、ちょっと話を・・・ってどうした?」 00 23 54 (Aki_SW2GM) 【バッグ】「蛮族じゃ~、蛮族が出たんじゃ~」 00 25 43 (A_Akires ) 【アキレス】「蛮族?詳しく聞かせてくれ」キリッ 00 26 23 (A_kuti ) 【クティ】「小娘を出しやがりなさいませ!」 00 26 56 (Aki_SW2GM) 【バッグ】「蛮族が女の子を連れて現れて、14番倉庫に入っていったんじゃ~。わしは腰が抜けて……ひぃぃ、化け物ぉ!!!」 00 27 58 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ねぇさんこれから一暴れかもだ、体力は取っとけ」 00 28 24 (A_Akires ) 【アキレス】「まさか、その女の子ってのは、ピンクの服を着てなかったか?」 00 28 42 (Aki_SW2GM) 【バッグ】「着ていたような気もする~」 00 30 01 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「14番倉庫ってのはどっちか教えてくれないか、守衛さん」 00 30 06 (A_kuti ) 【クティ】「その14なんとかに行くのよぉん、小娘を捕まえるのよぉ!…で、それどこ」 00 30 45 *nick kogitsune → kogi_slp 00 32 42 (Aki_SW2GM) 【バッグ】(かくかくしかじか) 00 32 58 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】(まるまるうまうま) 00 33 17 (A_Akires ) 【アキレス】「良し行こう直ぐ行こう全力で駆けつけよう」 00 33 36 (Aki_SW2GM) 00 33 38 (Aki_SW2GM) 倉庫には16個のコンテナが並んでいます。下は石畳で足跡は追えそうにありません。 00 33 40 (Aki_SW2GM) 00 34 59 (A_Akires ) 【アキレス】「ここで蛮族探知機の出番だな」 00 35 15 (Aki_SW2GM) 00 35 16 (Aki_SW2GM) コンテナはどれも6x6x高さ3m程度で、下に子供なら潜れそうな隙間が空いています。中を調べるには登攀判定(10分)が必要です。 00 35 17 (Aki_SW2GM) 00 35 22 (Aki_SW2GM) □□□□A 00 35 22 (Aki_SW2GM) □□□□B 00 35 22 (Aki_SW2GM) □□□□C 00 35 22 (Aki_SW2GM) □□□□D 00 35 22 (Aki_SW2GM) 1234 00 35 24 (Aki_SW2GM) 00 35 30 (A_kuti ) 【クティ】「1個ずつぶっ壊すのねぇん!」 00 36 29 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「の、様だな」(MP5消費で入り口から) 00 37 02 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「というかねぇさんを抑えてくれ、神官殿」 00 37 12 (Aki_SW2GM) 00 37 15 (Aki_SW2GM) 10分後 00 37 15 (Aki_SW2GM) 00 37 26 (Aki_SW2GM) ホロッホーホロッホー 00 37 27 (Aki_SW2GM) 00 37 53 (Aki_SW2GM) 16個のコンテナのいずれかに蛮族が入っている模様です! 00 37 54 (Aki_SW2GM) 00 38 01 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「いるようだな、蛮族が」 00 38 18 (A_Akires ) 【アキレス】「みたいだな」クティの肩を掴みつつ 00 38 53 (A_Akires ) これ、一個一個調べていくのだろうかw 00 39 04 (A_kuti ) 【クティ】「小娘を捕まえてカレーにするのよぉん!」 00 39 54 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「それは蛮族のセリフだ。あと蛮族は人のように凝った料理は作らないらしい」 00 41 15 (A_Akires ) 2d6 00 41 16 (C-Dice ) A_Akires - 2d6 = [1,4] = 5 00 41 45 (A_Akires ) 取り合えず1-Dを調べてみますね 00 41 56 (Aki_SW2GM) 落ちますたw 00 42 05 (Aki_SW2GM) 2m落下 00 42 09 (A_Akires ) いてえw 00 42 33 (A_kuti ) 【クティ】「ねーえ、このスキマとかに小娘の肉が入ってるんじゃないのぉ?」コンテナのスキマを覗きつつ 00 42 45 (A_aruzesuto) 2d6 2-Dを 00 42 45 (C-Dice ) A_aruzesuto - 2d6 = [3,1] = 4 00 42 52 (Aki_SW2GM) 落ちますたw 00 42 54 (Aki_SW2GM) 2m落下 00 43 08 (A_Akires ) 【アキレス】「だから物騒な事は言わんでくれ」 00 43 20 (A_Akires ) 結構青い顔しつつw 00 43 40 (Aki_SW2GM) コンテナの隙間は歩ける程度の間隔が空いていますね。 00 44 03 *Aki_SW2GM topic 『迷子』 60分経過 00 44 08 (A_aruzesuto) 登攀冒険者レベル+筋力だ 00 44 18 (A_Akires ) やべえwなんか時間制限があるっぽいww 00 45 26 (A_Akires ) 隙間を歩きながら、声を張り上げて呼びかけてみよう 00 45 53 (Aki_SW2GM) どんな風に? 00 45 56 (A_aruzesuto) ローブリッターね名前 00 46 18 (A_Akires ) 【アキレス】「おーい、ローブリッターやーい出ておいで―。かくれんぼは終わりだー」 00 46 35 (A_Akires ) ケイドロだったかな まあいいやw 00 46 51 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ケイドロじゃなかったか?」 00 47 05 (A_kuti ) 【クティ】「めんどくさいのだわああああ!!!!!くあああああっ!」喉元から咆哮をあげておこうw 00 47 51 (A_Akires ) 【アキレス】「こんなに近くに蛮族が居るのにどうして反応しなかったんだろうな」クティを振り返りつつw 00 48 39 (Aki_SW2GM) 前方180度にいなかったからじゃない?w 00 49 10 (A_Akires ) なるほどw 00 49 17 (A_kuti ) 人族に何を言うか!w 00 49 44 (A_Akires ) ところで、返事は無いですか? 00 49 51 (Aki_SW2GM) 無いですね 00 49 55 (A_kuti ) 物音もないかなー 00 50 06 (Aki_SW2GM) し~ん 00 50 22 (A_Akires ) これはやっぱり虱潰し戦法でいくしかないのかなあ… 00 50 22 (A_kuti ) 【クティ】「1個ずつぶっ壊すしかないかしらねぇ…」 00 50 46 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「弁償とか言われたらどうする気だ?」 00 51 00 (Aki_SW2GM) 00 51 09 (Aki_SW2GM) ヒント:ここがパズルパートです 00 51 11 (Aki_SW2GM) 00 51 41 (A_kuti ) 馬鹿だから言えないw 00 52 07 (A_Akires ) 言ってくれw 00 52 37 (A_aruzesuto) 直感ってのもありでない? 00 52 56 (A_kuti ) 【クティ】「…ぶっ壊す!もうやだ!居るの分かってるのよぉん!」ぶんぶんモール振りまわしつつ 00 54 31 (A_aruzesuto) C-3からAの3を向いて蛮族探知機を使います 00 54 56 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ここからならどうだ?」(MP5消費) 00 55 52 (Aki_SW2GM) 00 55 58 (Aki_SW2GM) 10分後 00 55 59 (Aki_SW2GM) 00 56 06 (Aki_SW2GM) ホロッホーホロッホー 00 56 07 (Aki_SW2GM) 00 56 49 (Aki_SW2GM) A、B列に蛮族がいるようですね 00 56 56 (Aki_SW2GM) 00 57 18 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「すまんがマナ切れだ、探知機を誰が使う?」 00 57 26 *Aki_SW2GM topic 『迷子』 70分経過 00 57 29 (A_Akires ) 【アキレス】「俺が使おう」 00 57 59 (A_kuti ) 【クティ】「…それ10分置きに鳥がなくのかしらー?たんちき…?たんちき!」じーっと使い方見てよう 00 58 04 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「たのむ」 00 58 49 (A_aruzesuto) GM探知機と探すの同時には可能ですか? 00 59 06 (Aki_SW2GM) 3人で手分けするのは自由ですよ 01 00 00 (A_aruzesuto) A-4いく。探知機はどこ行く? 01 00 07 (A_Akires ) それじゃあB-3からB-1へ向けて探知機を使います(Mp5消費) 01 00 16 (A_aruzesuto) 2d6+2+3 01 00 16 (C-Dice ) A_aruzesuto - 2d6+2+3 = [5,3]+2+3 = 13 01 00 39 (Aki_SW2GM) 01 00 46 (Aki_SW2GM) 10分後 01 00 47 (Aki_SW2GM) 01 00 48 (Aki_SW2GM) A-4にはいませんでした。 01 00 50 (Aki_SW2GM) 01 01 08 (Aki_SW2GM) 探知機には×マークが浮かんでいます 01 01 09 (Aki_SW2GM) 01 01 39 (A_aruzesuto) さて、総当り行くか 01 01 58 (A_Akires ) B-4、C-4のどっちかっぽいですね 01 02 37 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「どっちかがあたり、か。どっちに行く?」 01 02 55 (A_kuti ) 【クティ】「とりあえずこっちに居るんでしょぉ?アタシが見つけてあげるわぁん!」 B-4のぞくよ、そしたら 01 03 40 (A_Akires ) 【アキレス】「それじゃあこっちは俺が」C-4覗きます― 01 03 46 (A_kuti ) 2d6+2+3 のぼる@B-4 01 03 46 (C-Dice ) A_kuti - 2D6+2+3 = [6,5]+2+3 = 16 01 04 16 (Aki_SW2GM) 10分後 01 04 20 (Aki_SW2GM) いませんでした。 01 04 59 (A_kuti ) 【クティ】「居ないじゃないのぉぉぉ!!!壊す!今すぐぶっ壊すのよぉ!」しゃーーーっ 01 05 00 (A_Akires ) 2d6+2+2 とうはんー 01 05 00 (C-Dice ) A_Akires - 2d6+2+2 = [6,1]+2+2 = 11 01 05 07 (Aki_SW2GM) いませんでした。 01 05 28 (A_Akires ) これぞ迷探偵w 01 06 24 (Aki_SW2GM) 一応聞くけど、B-3からB-1って、B-3を背にしてB-1方向、だよね? 01 06 37 (A_Akires ) ういうい 01 06 39 (A_kuti ) っていうかだ、 01 07 00 (A_kuti ) 馬鹿キャラだから言えねええええw 01 07 16 (Aki_SW2GM) 辛そうだw 01 07 40 *Aki_SW2GM topic 『迷子』 80分経過 01 07 51 *Aki_SW2GM topic 『迷子』 90分経過 01 08 28 (A_kuti ) 2d6+2+3 その間にA-3に 01 08 28 (C-Dice ) A_kuti - 2D6+2+3 = [2,4]+2+3 = 11 01 08 44 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「さて、下か?」C-4の下の隙間を調べる 01 09 07 (A_aruzesuto) 判定は何が必要でしょうか 01 09 12 (Aki_SW2GM) では、A-3に登ると 01 09 30 (A_Akires ) お 01 09 39 (Aki_SW2GM) クティの見覚えのある顔があります。 01 10 50 (Aki_SW2GM) 《羊歯椅子》亭の厨房係筆頭、コボルドのヨートー君ですね。クティを見て、震えています。そして、その前にプラチナブロンドの女の子が仁王立ちになって立ちふさがっています。 01 11 03 (A_kuti ) [ 01 12 06 (A_kuti ) 【クティ】「みぃーーつけたあああ!!!犬が一匹…と…ん。あら、アンタなんだっけ、えっと…。小娘も見つけたわぁ。」物凄い咆哮をあげてから、とりあえず舐めるような目で見てみましょうか 01 12 35 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ハァ、見つかったか。……犬?」 01 12 49 (A_Akires ) 【アキレス】「見つけたのか!?」すっ飛んで駆けつけよう 01 12 51 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「らめ! この子はあたちが守るの!!」 01 13 19 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】(gkbl) 01 13 45 (A_Akires ) 【アキレス】「おいおい…こりゃどういう事だ?」 01 14 09 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「犬ってのは厨房のコボルトだな、たしか」 01 14 35 (A_kuti ) 【クティ】「…じゃぁ2匹ともお鍋で頂くわぁん!!見たことある犬なのよねぇ…?でもいいわ、きっと見てないのよぉ!」しゃぁぁぁ、と喉を鳴らして構えてましょう 01 15 19 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「(きっ)」 01 15 33 (A_Akires ) 【アキレス】「後でカレーをメナに作ってもらいな。嬢ちゃん、大丈夫か?こわがらなくてもいいんだよ?」髭達磨スマイル 01 16 00 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「あうあうあー」 01 16 31 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「あー、言いにくいんだがよお二人さん。厨房のコボルトを退治しに来た冒険者だと思われてないか、俺等」 01 16 34 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「やっぱり聞いたことのある声だと思ったら、羊歯椅子の皆さんだー。ボクもー終わりだー」 01 17 50 (Aki_SW2GM) 01 17 53 (A_Akires ) 【アキレス】「いや、俺たちはそこのお嬢ちゃんを探しにきただけなんだが……」かくかくしかじか 01 18 00 (Aki_SW2GM) 01 18 01 (Aki_SW2GM) 冒険者知力判定どうぞ 01 18 02 (Aki_SW2GM) 01 18 16 (A_kuti ) 2d6+2+1 キリッ 01 18 16 (C-Dice ) A_kuti - 2D6+2+1 = [1,2]+2+1 = 6 01 18 22 (A_kuti ) 期待を裏切らないw 01 18 34 (A_aruzesuto) 2d6+2+3 01 18 35 (C-Dice ) A_aruzesuto - 2d6+2+3 = [5,6]+2+3 = 16 01 19 08 (A_Akires ) 2d6+2+2 のうきんっ! 01 19 09 (C-Dice ) A_Akires - 2d6+2+2 = [3,1]+2+2 = 8 01 21 36 *nick sera → A_himena 01 26 04 (Aki_SW2GM) ヒメナも判定どうぞー 01 26 38 (A_himena ) 2d6+3+4 01 26 39 (C-Dice ) A_himena - 2d6+3+4 = [6,6]+3+4 = 19 01 27 20 (Aki_SW2GM) では、ヒメナとアルゼストとアキレスは気づきましたが、食材の買出しにヨートーは出かけたはずなのに、手ぶらですね。さらに、ヒメナはヨートーがお財布を持っていないことに気づきました。 01 28 20 (A_himena ) 【ヒメナ】あれ?ヨートー君、お買い物に行ってたのに財布も荷物もないじゃない。誰かに取られたの? 01 28 32 *iguru_ join (~iguru@121-82-214-253.eonet.ne.jp) 01 28 33 *Aki_SW2GM mode +o iguru_ 01 28 35 *BallMk-2 mode +o iguru_ 01 28 49 (A_kuti ) 【クティ】「この犬そんな名前だっけ…まぁ、そこのおチビを連れていけばいいのだわぁん!」 01 29 28 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「スられたんですー。ぼーっとしていたボクのせいだー。このまま羊歯椅子亭に帰ったら、メナちゃんにコボルドカレーにされちゃうー(;;」 01 29 48 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「皆でカレーを食う約束をして、……コボルトカレー?」 01 29 57 (A_himena ) 【ヒメナ】ローブリッターちゃん?探してたわよ、心配してるから帰ろう? 01 30 42 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「らめ! あなたたち、よとくんいぢめる!!」 01 30 43 (A_Akires ) 【アキレス】「流石にメナもそこまで鬼じゃあねえさ。理由は俺達から話しといてやるから安心しな」 01 31 11 (A_kuti ) 【クティ】「なら今この場でアタシが生で飲み込んであげるわぁん!」 01 31 19 (A_himena ) 【ヒメナ】「そうそう、大丈夫だった」メナちゃんならするかもしれない… 01 32 03 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「何なら無利子無期限で金貸しなんぞしようか? 返済は期待せんから」 01 32 20 (A_himena ) 【ヒメナ】「クティさんも脅かしたら可哀想ですよっ!今日はもう夜も遅いから帰りましょう」 01 32 38 (A_Akires ) 【アキレス】「そういうこったな」クティの口を塞ぎつつw 01 32 59 (A_kuti ) 【クティ】「んー!!んー!!」尻尾びたんびたん 01 34 04 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「本当にいぢめない?」 01 34 27 (A_Akires ) 【アキレス】「指きりしてもいいぜ」髭達磨スマイル 01 34 39 (A_himena ) 【ヒメナ】「大丈夫と、お店の人にはわたしからも言っておくから」 01 34 48 (A_kuti ) 【クティ】「首切りして飲み込むのだわぁん!」 01 35 07 (A_himena ) そろそろスリープの時間かなw 01 35 44 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「オノレは黙れ」(サーベル鞘つきでクティの後頭部をゴン) 01 35 44 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「コボルドカレーより悪い運命!?」 01 36 31 (A_Akires ) 【アキレス】「大丈夫だ。悪い蛮族はもういない」クティを後ろ手に縛りつつw 01 37 39 (A_kuti ) 【クティ】「痛っ…酷いじゃないのぉ、ケガしちゃうわー…って、やぁん、ダメよぉ~、縛るなんてー」甘い声で後ろ手をくいくいしてようw 01 39 06 (A_Akires ) 【アキレス】「ほら、もう誰もいじめるやつはいない」もう一度にっこり笑おう 01 39 47 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「じゃあ、帰るー」糸の山の中へ潜っていきます 01 40 35 (Aki_SW2GM) 01 40 35 (Aki_SW2GM) 01 40 36 (Aki_SW2GM) 01 40 36 (Aki_SW2GM) 01 40 38 (Aki_SW2GM) ■エピローグ 01 40 39 (Aki_SW2GM) 01 41 04 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「ここにままがいるの?」 01 41 25 (A_himena ) 【ヒメナ】「そうよ、本当に心配していたんだから」 01 41 39 (A_kuti ) 【クティ】「やぁん、そろそろ解くのよぉん…」 01 41 59 (A_Akires ) 【アキレス】「早く、母ちゃんに顔見せてやんな」 01 42 01 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「本当に怒られないですよね? 本当ですよね?(bkbk」 01 42 49 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「言うだけは言うし、そんなに悪党ではないと思うが? 後は誠意だ」 01 43 17 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「ただいまー、まま!」 01 43 52 (Aki_SW2GM) 【コシェ婦人】「おかえり、ローブリッター! 本当に心配したのよ、どこいってたの?(;;」 01 44 46 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「こわがっていたこぼるどのよとくんをほごしていたの!」 01 45 11 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「よとくん、でておいでー」 01 45 17 (A_Akires ) 【アキレス】「いいねえ、親子の再会。感動するねえ」ちょっと涙ちょちょぎれてる髭達磨 01 45 56 (A_himena ) 【ヒメナ】「とても優しいお子さんですよ。ヨートー君をかばってあげていたんです」 01 46 32 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「あ、あのー、ファーンチェアさん、メナさん、スイマセンでした……市場でお財布スられて、帰るに帰れなかったところをこの女の子に匿ってもらって……なんかすごい迷惑掛けたみたいでごめんなさい」 01 46 47 (A_kuti ) 【クティ】「…コボルドカレーと小娘の刺身と…。」じゅるじゅる 01 46 53 (A_himena ) 【ヒメナ】「良かったら、わたしの報酬は要らないので。ヨートー君とローブリッターを怒られないでください…」 01 47 24 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「だめー! コボルドカレーはいいけど、ローブリッターちゃんを食べちゃダメー」 01 47 55 (A_Akires ) 【アキレス】「縛り方が足りなかったかな…」ぎゅって縄を強めようw 01 48 20 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「どうする? メナ?(にこ」 01 48 37 (A_kuti ) 【クティ】「いたいいたいいた…ほ、ほらぁ、今許可が出たわぁん!いぬかれー!」じゅるるる 01 50 27 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「俺の報酬の3割を使ってその分だけこの人数で食い放題はできるか? コレ(クティ)が満足する料理で」 01 51 42 (A_Akires ) 【アキレス】「兄ちゃんが言うなら、俺っちの報酬からも引いてくれや。ちょうど腹が減ってたところだしな」 01 52 33 (salmone ) 【メナ】「本人がカレーになりたいなら?」 01 52 55 (Aki_SW2GM) 【ヨートー】「いや、なりたいわけでは……(;;」 01 53 14 (salmone ) 【メナ】「なりたくないならならなくていいよ?」 01 55 26 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「まぁ、スられたのは仕方ない。ヨートー、メナ、夜食の用意をしなさい」 01 56 04 (salmone ) 【メナ】「はーい♪お肉がいいー?お魚がいいー?鶏がいいー?ナニかがいいー?」 01 56 04 (A_himena ) 【ヒメナ】「お腹すいたから食べるよー。メナちゃん肉を多目にねー」 01 56 26 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「さて、今日は食ってから帰れや、依頼者様? ああ、俺にも肉をくれ」 01 56 26 (A_Akires ) 【アキレス】「こっちには酒を頼むぜー」 01 56 33 (A_kuti ) 【クティ】「だらしないから取られるのよぉん…んふー…そこの犬っこを頼むわぁん」 01 56 53 (A_himena ) 【ヒメナ】「もうクティさん、駄目ですよぉ」 01 56 58 (salmone ) 2d6+5+4+1 いろいろ料理 01 56 59 (C-Dice ) salmone - 2D6+5+4+1 = [5,2]+5+4+1 = 17 01 57 00 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「ぺち)ヨートーにも犬権があります」 01 57 10 (salmone ) 2d6+5+4+1 いろいろ料理 01 57 10 (C-Dice ) salmone - 2D6+5+4+1 = [3,3]+5+4+1 = 16 01 57 13 (salmone ) 2d6+5+4+1 いろいろ料理 01 57 13 (C-Dice ) salmone - 2D6+5+4+1 = [2,1]+5+4+1 = 13 01 57 20 (salmone ) ちょっと失敗混じってます 01 57 32 (salmone ) まずくはないけどいまいち?w 01 57 43 (Aki_SW2GM) 2d6+7+3+1 【ヨートー】「まず前菜」 01 57 44 (C-Dice ) Aki_SW2GM - 2D6+7+3+1 = [2,3]+7+3+1 = 16 01 57 59 (Aki_SW2GM) 2d6+7+3+1 【ヨートー】「主菜」 01 58 00 (C-Dice ) Aki_SW2GM - 2D6+7+3+1 = [5,4]+7+3+1 = 20 01 58 07 (Aki_SW2GM) 2d6+7+3+1 【ヨートー】「スープ」 01 58 07 (C-Dice ) Aki_SW2GM - 2D6+7+3+1 = [6,5]+7+3+1 = 22 01 58 14 (Aki_SW2GM) 2d6+7+3+1 【ヨートー】「デザート」 01 58 14 (C-Dice ) Aki_SW2GM - 2D6+7+3+1 = [4,5]+7+3+1 = 20 01 58 19 (salmone ) 2d+4+2 【メナ】「どらーんくっ!!!!」酒。 01 58 19 (C-Dice ) salmone - 2D+4+2 = [3,2]+4+2 = 11 01 58 45 (salmone ) 2d+4+2 【メナ】「どらーんくっ!!!!」酒。 01 58 46 (C-Dice ) salmone - 2D+4+2 = [5,2]+4+2 = 13 01 58 49 (salmone ) 2d+4+2 【メナ】「どらーんくっ!!!!」酒。 01 58 49 (C-Dice ) salmone - 2D+4+2 = [6,3]+4+2 = 15 01 59 11 (salmone ) 飲む人は精神抵抗失敗したら寝ます。 01 59 15 (A_Akires ) 【アキレス】「がははっ!酒があれば何も言うこたあねえな!」 01 59 38 (A_himena ) 【ヒメナ】「お酒は遠慮しますー」 01 59 39 (Aki_SW2GM) 依頼人と娘はすよすよと…… 01 59 42 (A_Akires ) 2d6+5 がぶ飲み 01 59 42 (C-Dice ) A_Akires - 2d6+5 = [6,2]+5 = 13 01 59 43 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「酒はいらん、水をくれ」 02 00 13 (A_Akires ) 2d6+5 まだまだ飲むよー! 02 00 14 (C-Dice ) A_Akires - 2d6+5 = [3,4]+5 = 12 02 00 38 (A_kuti ) 【クティ】「…クぁぁぁぁ!」依頼人の耳元で咆哮してから、手でお金表示を出しておこう。で、寝てる娘さんを味見しようと口をぱかーっとw 02 01 14 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「斬るぞ?」(クディにサーベル突きつける) 02 01 24 (A_himena ) 【ヒメナ】「…クティさんっ」 02 02 03 (A_Akires ) こっちはたった二杯で酔いつぶれてるw 誰かクティを止めたげてw 02 02 47 (A_kuti ) 【クティ】「いやーん、酔っ払い怖いわぁん、ちょっとしたイタズラだってばぁ…」涎びっしゃびっしゃ。足元までびちゃびちゃ。 02 03 53 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「(溜息)」(納刀) 02 04 58 (Aki_SW2GM) 【ファーンチェア】「まぁ、みんな今夜は寝なさい。報酬の話は明日しよう」 02 06 37 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「ああ、そうしよう。今日は寝る」 02 06 39 (A_Akires ) 【アキレス】「そうしましょ、そうしましょったらそうしましょ」寝言 02 07 02 (A_himena ) 【ヒメナ】「色々歩いたしねー、わたしも寝ようかなー」 02 07 15 (Aki_SW2GM) 02 07 21 (Aki_SW2GM) では、翌朝 02 07 21 (Aki_SW2GM) 02 08 25 (Aki_SW2GM) 皆さんには800ガメルの報酬(ファーンチェアのポケットマネー)と、酒の種(参加特典)が渡されます。 02 09 01 (A_Akires ) 【アキレス】「うひょう!酒の種なんて高価なもの!本当にいいのかい?」 02 09 26 (A_himena ) 【ヒメナ】「見識を広めたかったから、お金は要らないのにー」 02 09 29 (Aki_SW2GM) 【ローブリッター】「これ、あたちのたからもの! みんなに1こずつあげゅね!」っ〈きらきら光る石〉を1人1個 02 10 23 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「酒の種は必要ないから神官殿が俺の分もらってくれ」(酒の種をアキレスに渡す) 02 11 32 (Aki_SW2GM) 【コシェ婦人】「本当に皆さん、ありがとうございました。こちら、つまらないものですが」っ〈100ガメル礼服〉〈100ガメルドレス〉 02 12 12 (A_Akires ) 【アキレス】「お、兄ちゃんいいのかい?返せって言われても返さねえよ?」にやにや 02 12 47 (A_aruzesuto) 【アルゼスト】「かまわん。俺は報酬と礼服で十分だ」 02 12 58 (A_Akires ) 【アキレス】「いやいや、やっぱり子供が心配する気持ちはよおくわかるからね」>婦人 02 13 55 (Aki_SW2GM) 02 14 02 (A_kuti ) 【クティ】「やぁーん、かわいいわぁん…これスリット切って貰ってくるわぁん♪」ご機嫌にドレスもってくるくるしてよう 02 14 37 (A_himena ) 【ヒメナ「ありがとうございます」ホントは動きやすい服が好きだけど 02 16 28 (Aki_SW2GM) というわけで、事件は一件落着! 02 16 29 (Aki_SW2GM) 02 16 30 (Aki_SW2GM) 02 16 36 (Aki_SW2GM) 『迷子』経験点:1010点 戦利品等:800G+礼服またはドレス(100G)(参加特典)+酒の種(100G)(参加特典) 名誉点:4d点 GMファンブル:0回 02 16 37 (Aki_SW2GM) 02 16 38 (Aki_SW2GM) 02 16 48 (Aki_SW2GM) 成長と名誉点どうぞー 02 16 49 (Aki_SW2GM) 02 16 59 (A_aruzesuto) 2d6 成長 02 17 00 (C-Dice ) A_aruzesuto - 2d6 = [2,2] = 4 02 17 06 (A_kuti ) 2d6 クティ成長 02 17 06 (C-Dice ) A_kuti - 2D6 = [1,4] = 5 02 17 20 (A_Akires ) 2d せいちょうー 02 17 20 (C-Dice ) A_Akires - 2d = [6,6] = 12 02 17 33 (A_himena ) 2d 成長しちゃうよー 02 17 33 (C-Dice ) A_himena - 2d = [4,1] = 5 02 17 44 (A_Akires ) 問答無用で精神アップ 02 17 48 (A_himena ) 生命ー 02 18 32 (A_aruzesuto) 名誉だれふる? 02 19 38 (A_kuti ) 器用でー 02 19 44 (A_himena ) 途中参加なのでお任せしますー 02 20 02 (A_aruzesuto) 前振ったのでほかの人にー 02 20 13 (A_kuti ) 名誉なんてあったもんじゃないわw 02 21 18 (A_kuti ) んじゃふっちゃうねー 02 21 34 (A_kuti ) 4d 名誉なんてあったもんじゃねぇw 02 21 34 (C-Dice ) A_kuti - 4D = [6,3,2,4] = 15 02 21 37 (A_aruzesuto) んーGM 02 21 48 (Aki_SW2GM) はいな 02 22 00 (A_aruzesuto) 3割減らしてよいですか? 報酬 02 22 17 (A_aruzesuto) 食事代という事で 02 22 29 (Aki_SW2GM) 減らしてもいいけど、あの飯はファーンチェアはタダで奢ってくれるよ? 02 22 49 (A_aruzesuto) ふみ。なら全額もらっときます 02 22 58 (Aki_SW2GM) 02 22 59 (salmone ) ちなみにメナのお酒は神聖魔法ですよ?w 02 23 02 (Aki_SW2GM) 02 23 06 (Aki_SW2GM) 『迷子』経験点:1010点 戦利品等:800G+礼服またはドレス(100G)(参加特典)+酒の種(100G)(参加特典) 名誉点:15点 GMファンブル:0回 02 23 09 (Aki_SW2GM) 02 23 14 (Aki_SW2GM) 02 23 18 (Aki_SW2GM) 02 23 27 (Aki_SW2GM) The End. 02 23 28 (Aki_SW2GM) 02 23 28 (Aki_SW2GM) 02 23 30 (Aki_SW2GM) 02 23 33 (Aki_SW2GM) ----