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#blognavi いいぞ ベイべー! 定時に帰る奴は新人だ!! 定時に帰らない奴はよく訓練された新人だ!! ホント 研修は地獄だぜ! フゥハハハーハァー (AA略) 「研修」と書いて「戦場」と読む。喝っ!! ( A`)ヴァー。アカシンです 現在、新入社員研修の仕上げとして、システム開発の真似事をしております。 今日で3日目。 会社を出た時間は、 1日目-PM8 00 2日目-PM9 00 3日目-PM10 30(今日) この計算でいくと、次はAM0 30くらいですね(はあと。 - - とりあえず、この休みは 研修に必要な調べ物と、余裕があればプログラムでも打って ゆっくり過ごします。 ええ、ゆっくり過ごしますよ。 カテゴリ [日記] - trackback- 2007年06月09日 00 20 18 なかなかハードだな。俺は毎日定時だ。だが、しかし来週からは名古屋で販売実習だぜぃ。だるだる~ -- gig (2007-06-09 09 23 54) 一週間後。そこには元気に営業に回るgigの姿が! -- アカシン (2007-06-10 18 33 55) それはない。あまりにも態度(消極的など)が悪いと強制送還 -- gig (2007-06-10 19 23 13) すまん、途中で投稿しちゃった。(で続き)強制送還されるらしいから適当に頑張る。が、やる気しないな~ -- gig (2007-06-10 19 29 09) 名前 コメント #blognavi
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タグ:MI4989、設定 惑星の説明のようなものを思わせながらも実際は適当にいろいろぶち込んでる。 ρ○○○○星系惑星慣用名なんとかについて 土地系 編成値について 時々でてくる国とか企業とか 惑星とかρ13 THE GREAT OF WTF ρ8800星系惑星慣用名“地球”(ρ8800地球) ρ426星系惑星慣用名“木星”(ρ426木星) ρ1BBAVe π245A ρF332 ρ○○○○星系惑星慣用名なんとかについて ドミニクらが居たディメンション群ではよく使われている通し番号。 おもにこれのせいでρ系とかって呼ばれてる事がある。当の住人達は自らを「ρ系」とは言わない。 +ρなんとかとかγなんとかとか αナンバー 宇宙構造物番号。 ちっちゃかったり死ぬほどでかかったり。 そんなことより桁がヤバイ。IDかと。 βナンバー 島番号。島ならなんでも。 大抵は番号の桁がすごい事になってる。 γナンバー 大陸番号。特に決まりは無く、でかい陸地ならなんでも。 地殻変動で繋がったりすると若い方の番号になる。 大陸名はつけないことが多く、また惑星ごとに振り直しなので番号被りはよくある。 特にγ1と付けられた大陸は惑星の数だけ存在する。 残念ながら浮遊大陸には付けられず、下のδナンバーが用いられる。 δナンバー 浮いてる陸地に付く番号。 大陸か島かは区別無く振られる。 たまに超次元空間に直接浮かんでて邪魔だったりする。 空間に浮かんでて邪魔なほうにはσ-δ1234というふうに命名される。 εナンバー 海洋番号。特に決まりは無い。湖みたいになっても海っぽいならこの番号。 海っぽいなら硫酸の海だろうが金属水素の海だろうがアンモニアの海だろうと構わない。 οナンバー 次元番号。様々な理由で当該次元群の中では廃止されたようだ。 彼らの次元群から見て外次元群もとい外の世界には使われる事がある。 ちなみにAFE世界の番号はοAFE0と彼らは呼んでいる。AFE世界からうっかりこっちに来ちゃって迷子になった時はこの番号の世界を探せば多分戻れる。 但し、最近シュヴェシィナとType11が移住した惑星ダスドがある世界はοC21F、プリッツアがある世界はο224Bと呼ばれているなど、微妙に違ってたりするので要注意。 πナンバー 銀河番号。 当該次元群では銀河系を形成しなくても個々の次元として恒星系が存在する為あまり使われない。 それどころかその恒星が超次元間砲撃まがいなエネルギー放射を行うなどの理由で同じ次元に銀河系を捻じ込むメリットが皆無。 でもたまに使われてて驚かされる。 ゴミ箱ナンバーとも呼ばれるとおり、なんか無駄に生成されてる恒星系を銀河系に捻じ込むことが日常的に行われている。 大抵はなまもの兵器の巣、よくてツンツンがごろごろしてるのが大半である。 これらがあんまりうろうろされては困るので銀河系という大きな世界に捻じ込むのだ。 惑星の天候は銀河系レベルなのもあって大半は背景を超えた存在価値がない。 銀河には腕というのがあってそれを示す場合にはπ1234-1というふうに示され、中心部はπ1234-0とされる。 腕の中での恒星系を示す時にはπ1234-4-ρ5678というふうに命名される。 どう考えても十六進法の4桁(0~65535)では足りないはずだが実際には住むのに適さない恒星系が圧倒的に多いのでこれでも大き過ぎるくらいだという。 名無しの恒星系も多い。 ρナンバー 恒星番号。 ρの後に続く番号は恒星の番号、その後の惑星慣用名は恒星に周っている惑星が内側から数えて何番目かというもの。 なお、恒星番号については16進法の数字4桁という規定になっているが、あんまり守られていない。 惑星を示す場合は最も内側の公転軌道を取っているものから水星(Me)、金星(Ve)、地球(Ea)と惑星慣用名が使われ、 8番目である海王星(Ne)を超える惑星についてはハイフンを挟んで9、10、11と命名されていく。 惑星慣用名対応表 番号 慣用名 略称 1 水星 Me 2 金星 Ve 3 地球 Ea 4 火星 Ma 5 木星 Ju 6 土星 Sa 7 天王星 Ur 8 海王星 Ne σナンバー 自由浮遊惑星番号。ぼっち惑星番号とも。 大抵は爆砕される運命にある。 土地系 てきとう +押すと開きます 宇宙の常識 宇宙の常識とは宇宙の常識である……というより恒星系の常識と言ったほうが良いか。 その1、恒星系の恒星は二つ以上ある連星系。 その2、恒星の近くにはホットジュピターがあってそれが岩石惑星を徹底的にブッ飛ばす。 その3、生物が居る惑星はそれより遠くの軌道を回っているのでその辺をハビタブルゾーンとする。 ……なお、リアルの地球はこれらから思いっきり外れているが気にしてはいけない。 だから宇宙人が来ないとか言わない。 資源惑星 そのまんま。ただしこれには農作物や畜産物を栽培するのに適した土壌や環境がある惑星にも使われるので、 資源惑星といいながらゴミみたいな鉱物しか取れない惑星とかもある。土壌も有用な資源なのである。 基本的に毒ガス塗れだったり有害物質塗れになってたりするのは基本。 ときたま惑星上の生物がすっげー耐性を持ってて有害物質の存在に気が付かない事もしばしば。 たまーに生物が棲めないくらい毒性がやばかったりするが全体でみれば少数であろう。 標準時間の時期によって奪い合いが活発になる資源惑星もある。 基本的に生物が居たらもう資源惑星だ。 砂浜惑星 超高速テラフォーミングしたはいいけど観光資源くらいしかない惑星。 農作物も育てられないし鉱物も化石燃料もない惑星をどうにか使い道を作り出そうとした結果。 後の惑星調査で資源惑星になることがしばしばある。観光資源以外の使い道とすれば住居用の土地、あとは倉庫。 下の宇宙都市帯とライバル関係になりやすい。 あの世界にも天然モノに拘る人とそうでもない人がいるようだ。 宇宙都市帯 一応、惑星扱いね。宇宙都市構造物がすごーくながーく連なったものなの。 多くは古代文明の遺跡再利用だけどたまに新造のものもあるわ。 小惑星防衛の為の対処手段があちこちにあるせいで宇宙要塞もどきになっちゃうけどいつものことね。 通常は恒星系の小惑星帯みたいに立地してるの。 恒星を覆うようなデザインがないのは恒星の極方向はわりかし危険だからだそうよ。恒星って怖いわね。 なので普通は安定した恒星の周辺に構築され、さも恒星の輪のように立地してるの。 当然ながら昼夜なんてものは存在しない ――かと思ったら一般的な都市構造物は輪のような軸っぽい構造物に浮いてるだけなのでぐるぐる移動することで昼夜を作っているみたい。 古代人はそこまでして母星の環境が欲しかったみたい。すごい情熱ね。 亜空間物件 金さえ払えば不動産のおっちゃんが作ってくれる閉鎖的な宇宙。金額によって広さが変わるよ。 設定次第では孤立した宇宙にすることによって自分が居ない間は時間が流れないようにする事もできるよ。 言って見れば自分で思い通りの世界を作れる(購入できる)んだ。 ……でも、自分で設定する必要があって結構めんどくさいので大抵の設定は不動産のおっちゃん任せ。 本当に自分の思い通りにしようとするとそこら中に食べ物が溢れるようになってしまうとかザラなんだ。無意識って怖いね。 僕もその“思い通り”設定でやったら冷蔵庫から食べ物があふれるしベッドがとっても肉々しくなっちゃったんだ。 つまり僕は欲が激しいってことかな。まぁ、神様じゃないとむりむりかたつむりって解ったよ。 そう考えるとおっちゃん達って何者なんだろう……。 内装とか建材はデータを元にその亜空間内のエネルギーで生成するのが普通だよ。 いちいち搬入してたら馬鹿みたいに時間かかるからね。 これもおっちゃん達が持ってるデータでやると良いんだって。 僕たちみたいな“欲深い”いきものだとやっぱり食べ物だらけになっちゃうんだって。 僕はバリスタンの男の子だからクローンなんて出来ないからよく解らないけど 大抵はどこかに自分のクローン素体を保管・管理する設備も付ける事が多いので“管理された世界”になっちゃうのはテンプレだって。 それが嫌な人はもう一件買ってそこをクローン工場とかにしちゃおうね。 自分の趣味丸出しで良くも悪くも独創的で変な世界になってる人もいるよ。 前に女王陛下の所に行ったら魔界になってて訳が解らなかったよ……。 あと所謂“精神異常者”みたいな人は購入できないんだってさ。なんでだろうね。世界に殺されるのかな。 亜空間物件の牢獄って無いのってチャールトンおじさんに聞いてみたら 「亜空間物件はアクセス権が厳しい代わりに何所からでもアクセスできるし何所へでもアクセスできる。 その性質から脱獄のリスクを考えると何所にでも脱獄できる事を意味するんじゃよ。 だから脱獄するリスクを考慮し、亜空間には牢獄は作らないんじゃ」 だってさ。次元超えてでも脱獄しちゃう囚人って居るんだね。世界は広いね。 ツンツンのおうち 私達ツンツングルノヴォイリが住んでる惑星を指すわね。 私達は弱い奴らの言う事なんて聞かないし、たいていのゴミ文明程度なら一人でも滅ぼせるわ。 要するに“部屋”が開いてない惑星ってわけ。 ちなみに私達は子持ちか相当巨大な惑星でもない限り一惑星に一体しか居ないのよ。 当然だけどプライベートな空間だし裸を見られたら嫌だからね? ちょっと見ただけでもミサイル弾幕で磨り潰してやるんだから……! 不動産屋さんだと私達は警戒すべき先住民として扱われてて、国際条約の規定により居る場合には必ず表記が必要となるわ。 表記漏れは罰金支払い命令&修正勧告なんですって。なんて窮屈な世界なのかしら。 編成値について あっちの世界では便宜上“編成値”と呼ばれる概念がありこれが何かと支配的になっている。 一つの集団でこれが高過ぎると良からぬ事が起きるらしい。 優れた指揮官は作戦が決まるといったいどういうわけか最適な編成値というのが天から降ってくるとよく言う。しかも数値化できる。 当然ながらこの編成値の最適というのは最も効率の良い下限値を示している。しかし、何故高過ぎると悪影響を及ぼすのかは不明である。 +押すと開きます 地上兵力 種類 値(目安) 民兵 1 歩兵 6~216 重装歩兵 36~1296 整備兵 3~648 工兵 5~1080 一般車両や重機 20~720 軍用車両 65~2340 装甲車 120~25920 歩兵戦闘車 800~58800 戦車 720~80000 駆逐戦車 650~54000 自走砲 650~43200 野砲 20~40000 地上砲台 20~75000 軌道車両(列車等一輌あたり) 20~1200 装甲軌道車両(一輌あたり) 600~36000 列車砲 700~65100 Type11は重装歩兵扱いだったり装甲車扱いだったり戦車扱いだったりと様々だがその下限値は350。 但し、量産型Type11の下限値は1000である。 Type15Mは「対戦車ミサイルを積んだ装甲車」扱いらしく、編成値の下限は400と何か高い。 歩兵装備のシュヴェシィナは歩兵扱いだそうだ。何故か砲兵は工兵扱い。 ミサイル発射機や機関銃陣地等の設置型武器は全て野砲か地上砲台扱いになる。トーチカは地上砲台扱い。沿岸砲も地上砲台扱い。 自走式空中要塞も何故か地上砲台扱い。軌道要塞も宇宙要塞も同じ。地上とはなんなのか。所謂静止してる要塞の編成値は各砲台毎の編成値を全て足したものになる。 機動兵器は機動力と装甲によってアーマードコアは戦車、マッスルトレーサーやアーマードトルーパーは装甲車か重機といった具合に戦車扱いになったり装甲車扱いになったりする。 航空兵力 種類 値(目安) シュヴェシィナ 4~1200 ツュヴェツィナ 3000~60000 戦闘機 600~80000 攻撃機 500~70000 爆撃機 1800~95000 偵察機&早期警戒機&哨戒機 200~100000 電子戦機 5000~80000 輸送機 1500~100000 ヘリコプター系は何故か下限値が4桁台なのが多くて意外と痛い。 シュヴェシィナは航空機系では群を抜いて編成値が低いので結構使いやすい。損耗率は非常に高いが。 海上兵力 種類 値(目安) 魚雷艇・ミサイル艇 1000~50000 コルベット 5000~60000 フリゲート 10000~350000 駆逐艦 10000~375000 巡洋艦 20000~380000 戦艦 100200~450000 航空母艦 6000~600000 潜水艦 2000~460000 航空母艦の編成値の下限がなんか低いのは揚陸艇や輸送船も含めてる為。潜水艦も同じように潜水艇も含めているから。 フリゲートと駆逐艦の上限が巡洋艦に迫っているのはミサイルの登場後の軍艦と同じように大きさと火力が比例しなくなった関係でそうなっている。 巡洋戦艦は巡洋艦扱い。なお、どういうわけか宇宙飛んでても同じである。 しかし、空中に浮かぶ機能が付いてると上限を突破してることがある。 時々でてくる国とか企業とか わりとどうでもいい +押すと開きます 都市国家群 当該次元群だと都市レベルの小さな集団が国のように動く事で知られる。 ρ13では古の文明が造り上げた古代要塞を中心に活動するのがほとんど。 もっと細かく分けると惑星都市国家群と宇宙都市国家群に分けられる。 見かけの技術力は惑星<宇宙だが、実際の技術力は宇宙<惑星という見かけからでは解り難い力関係がある。 政治体制も違ってきている。基本的には惑星都市では主権となる王が纏め上げ、王政国家のように振舞うのが普通。 対して宇宙都市では共和政かつ民主政権が普通と、何故か統治体制まで対称的。 基本的に宇宙都市国家は惑星都市国家に対して媚びへつらって食料や資源を分けてもらっているのが実情で宇宙都市からみれば惑星都市国家の機嫌を損ねてしまうと生きられないのだ。 それに対して惑星都市国家にとって宇宙都市国家は“なくてもいい集金装置”程度の価値しかない。 また、沿岸砲や航空戦力の発達により、宇宙防御設備群というのが要らなくなってからはもう冷遇まっさかりだそうだ。 優遇・冷遇云々で言うと宇宙港だけは話が別であるが大抵は惑星都市国家所有である。 漁業組合 軍艦系のノラ兵器達が中心になってる漁業組合。水産系の生鮮食品も扱う。 なまもの兵器や悪い子(ツンツン)を〆る事もお仕事。ρ次元群よりお外にでてきちゃったなまもの兵器も〆る。 また一時間あれば一隻で数千体のなまもの兵器を〆れるバケモノ揃いでもある。 組合だが一つの組織ではなくどちらかというと連絡網程度の扱い。 不動産協会 軍艦系のノラ兵器達が中心になってる組織。文字通り、土地を扱ってるがスペースコロニーや超巨大建造物群も扱ってる。 何気に所属している連中は宇宙を作り出す能力に関してはプロか職人レベルであり、かなり適当かつ軽い宇宙の法則で安定した宇宙を作り出す。 勿論そのような創られた宇宙も販売する。貸し亜空間倉庫や貸し倉庫惑星などのレンタル事業もやっていて、商人達のお供でもある。 個人資産として最低でも標準サイズの宇宙を100個所有していてなおかつ1000年以上続いている貴族や王侯貴族などの上流階級しか入会することは出来ない――とかなり厳しい入会条件がある。 入会条件には年齢と性別もあり、若くても標準時間で百億年が下限で男性である事が条件となっている。 つまるところ、古の兵器達を治める王たる者でなければ入会資格はないということであろう。 やはり土地を扱う分、戦わずに納得させるほどの圧倒的かつ強大な力も必要だそうだ。 似たような組織が幾つかあるが特に変わりは無い。せいぜい思想の違い程度である。 GBE(Great Britain Empire) どーみてもあの紅茶野郎共。さり気なく最初にこのρ次元群へ進出したのだがもう既に滅んでる。 が、後世の人間達がこの帝国の意思を継ぐ集まりを作った。しかし彼らがその帝国の民だったかどうかは不明である。 他の国家と同じく居るかどうかすら解らない“皇帝”が統治していることになっている。 そういう意味では若干宗教染みているが巨大国家への牽制にちょっと役立ってるようだ。 所謂、“最初から存在が曖昧な帝国”である。 厳密には宇宙版大航海時代に存在した大英帝国が雇った傭兵軍団というのが本来の姿らしい。 クレリア王国 ρ13のγ27大陸の極東とρ13の地底といろんなところに領土を持つ王国。正確な領有面積は不明というか測ってない。 量産型Type11の先祖というか野生型であるクレリアンが人口の5割を占める。これでもクレリアンの割合は人身売買とかで大分減ったらしい。 クレリアンが治める国家は数多いがまともに外国と交易を行っているのはここくらいしかない。 そもそも内需国家なので貿易額はかなり少ない。貿易内容は傭兵と食材が殆どを占めている。 いくらか内戦があったがそれでもずっとこんな調子。 古の帝國 Madluin Imperial / Bllmate Imperial 亡帝國とも。ハゴフ級とかデロガフェノン級とかの超兵器染みた軍艦とρ次元群にあるやたら堅い建造物を造ってしまった。 しかしそんなものも気にならないほどの重要な遺産として古の兵器というのがある。古の兵器は恐ろしくも頼もしい存在である。その存在に滅ぼされたのだが。 本当に古の帝國が古の兵器を創ったのかも不明である。というのもそのような兵器と似たモノとして既にNeIDという形を持たない史上最悪の兵器があったからである。 そこから生まれたとされるのが古の兵器である。 亡帝國のものとされる資料にはどうにも少なくとも二つ以上の国が混同されているらしく、 少なくともρ13で栄えてた方をメドイルン帝國、外宇宙より来た方をブルメーテ帝國と区別する事もある。 ρ13とその周辺以外の多くのやったらでかくて堅牢な遺跡群はブルメーテ帝國系である。 ρ13のγ25メドイルン大陸にその系統の首都らしい建造物群が見られるためメドイルン帝國とも呼ばれるが 現在でも多くの建造物と古の兵器に滅ぼされたという事以外は国名すら判明しない謎が多い古代文明の一つ。 何時滅びたのかすらもう解らないがおよそ4億年前の時代にGBEがρ13に降り立った時にはもうそのような強大な国家は無かったことだけは記録されている。 メドイルン帝國というのはブルメーテ側が名付けた、「(我々を)怒り狂わせ、破滅させる」という意味を持つ集合体の固有名詞。 メドイルン帝國のものとされる記録にはこの名前は一切出てこない。 一方でブルメーテ帝國は「恒星系ブルメーテに侵攻を開始した形を持たぬ、帝国主義的敵性勢力」という意味でしかない固有名詞でメドイルン側が付けた固有名詞である。 文献からはどちらも相当強大な国家だった事は確かだがどちらとも古の兵器によって滅ぼされているとされている。しかし、何時あったのか、何時滅んだのかまるで解らない。 特にブルメーテ帝國系とされるものは全く同じ思想・設計・性能の兵器と建造物が現在までの全ての時代から出土するにも関わらず現地の遺跡と判別が付かないせいで謎の存在となっている。 何よりもブルメーテ帝國の兵器は一貫性が無いのが特徴であり、全ての兵器を製造すると言われる。 ブルメーテ帝國と交戦したほぼ全ての国家の記録には「伝説によれば何時かは自分達が使っている兵器と戦術を使って襲い掛かる」と書かれている。 惑星とか ρ13 THE GREAT OF WTF ザ・グレート・オブ・どうしてこうなった 太陽の半分くらいのサイズを持つ超巨大地球型とでも呼ばれたい、世にも珍しい地球型恒星。 恒星ということは惑星があるわけで、世にも珍しい太陽型惑星がある。おめーら逆だろ。 ちなみにその太陽型惑星は太陽の1/6サイズであり、木星サイズの地球型衛星を3個くらい持ってる。太陽はちゃんと主副守ってた、衛星がおかしかった。 名前が個別に付けられていないほど凄まじい量の小惑星や惑星が周りに存在しているが これでもトランスフォーマーのユニクロンのような星を食べちゃう子が沢山いたから随分と密度が減ったんだとか。 なお、惑星を軽い気持ちで壊しちゃう子はもっと沢山いる模様。ちなみにそれらの惑星は「何故か」どっかから生まれて浮かぶため、勝手にぽんぽん出てきちゃう仕様のようだ。 いつの間にかカオスの彼方に消えていたりもするが。 で、肝心のその恒星だが凄まじく大きな惑星故に、未開の地が多いってか国の領地を探したほうが早い。 ρ13は原因不明の次元断裂と複製を繰り返した後、人工的に1個に結合した一個のディメンションである。 現在でも何処かしら崩壊していたり断裂と結合を繰り返している。 重力は4095Gと訳の解らない重力だが皆して無視して体感的に1G程度になってる。 WTFな状況は星の上だけではない、この周辺の宇宙も随分酷い。レシプロ機が宇宙を飛んでいるのだ。 彼らは気合で飛んでるのではない、宇宙自体に空気が存在するという訳の分からない状況なのだ。 なお、そのレシプロ機の故障の8割は藻によるものである。そう、藻が浮いているのだ。それもかなりの量が。 γ25メドイルン大陸 ρ13上の大陸の一つ。名前付きの癖にノラ兵器と第16大型艦隊くらいしか居ない大陸。 γ27から見て北西あたりにある。至る所に古の帝國の建造物があり、さながら遺跡だらけの大陸といった所。 一体何時からそこにあるのか不明、というか何なのかもよく解ってない。 最強クラスの兵団が幾つも存在するだけあって結構平和……に見える。 γ27 ρ13上の大陸の一つ。特に名前は無い。なんか環境が変なわけでもない。 膨大な天然資源と人的資源が存在する為幾度と戦場となっているが、ちょっとした紛争や戦争なんか日常茶飯事なのでこれで平和なのだ。いつものこと。 彼らは心が折れ無い限り死なないし。 古代兵器が起動してすっごく汚染されて熱くなっても数時間もすればなんかいつも通りになってるが気にしないこと。 大陸のかなーり東の方にこの大陸というかこの星で唯一国家を名乗っているクレリア王国がある。 というか東の海岸沿いの一部くらいしかまともに連絡が取れる国家がない。 一応、大陸中央部分のブラックバーン要塞と周辺のシュヴェィリツィル平原付近にもなんとか連絡が取れる勢力が居るがそれ以外は一切不明。殆どは魔境というか暗黒領域だ。 周りの海にはノラ軍艦による艦隊がいつも殴り合い、大陸の空はノラ航空機達がただ誰の為でもない制空戦を繰り広げ、地上は都市国家群が領土と資源を得る為に侵略を繰り返す。 γ58 ρ13上の大陸の一つ。特に名前は無い。平均気温が3000℃くらいと熱い所。 何で熱いのかよく分かってない。 亡帝國系の兵器が現在も数多く現存している珍しい地域らしいがそれらは古の兵器と成り果てた。 ノラ兵器達の見る夢である終り無き戦いを具現化したような世界とも言われる。 ρ8800星系惑星慣用名“地球”(ρ8800地球) この惑星上の先住民が起こした核戦争で荒廃した典型的な惑星。 地面に幾つもの砲身やプロペラ、先住民が生存圏の獲得の為だけに作り上げた無数の砦と塔が聳え立ち、燃料の池が黒煙を吹き上げる灼熱地獄から 何時の間にやら自律型巨大兵器群が蹂躙してた極寒の惑星になってて、今現在は緑と水に覆われた何の変哲も無い普通の惑星になった。 いってみれば世紀末的な何か→灼熱地獄→凍結地獄→ふつーの惑星という激しい変貌のしかたをした惑星である。こんな惑星でもそれなりの文明があった。 現在では数々の国家や企業達がこの惑星の天然資源を求めて先住民の国家群と凄まじい闘争を起こしている。 というかここの先住民は非常に強力な部類に入るので凄まじい闘争になっているようだ。 その資源とは鉱物資源はもちろん、石油や石炭などの化石燃料である。 この惑星の先住民が地下に潜っていた僅か十数年の間、コズミックアーク系の難民が住んでいたらしいのだが先住民が地下から地上へ出ると同時にいつの間にか死滅していた。 あまり記録が残っておらず、コズミックアーク系の難民が渡って来たのかすら分からなくなっている。 それこそ凄まじい勢いで繁栄したそうだがあっという間に追い詰められて死滅したという。 なお、上で「コズミックアーク系の難民」と出ているが、 ここでのコズミックアークとは国家としてのコズミックアークであり、 ディメンションとしてのコズミックアークではない。(ブレイゾンが存在するコズミックアークでもゲーム中のコズミックアークでもない) ブレイゾンが存在するコズミックアークを主観とした場合、彼らの居た世界とは遥か昔に主世界(ゲーム中の世界)から複製・分岐した世界で、 遥か未来で拡散して崩壊する“おしまい”が書かれている世界だ。 当然そこにいる住人にとっては堪ったものではない。 主世界から分岐した世界が合流する形でそこに入り込む形で多少はその世界は“延命(分岐)”される事があっても、その結末に集束する。 ならば、その崩壊する世界から脱出すればよい。そういうことで彼らは脱出を図ったのだが、どうあがいてもより強大な勢力に追い詰められる運命であった。 ρ8800地球で死滅する“おしまい”が書かれた彼らの場合は 過去にコズミックアークという国家を作ったが、何かしらの原因で滅ぼされ、 難民となった後もGBEの謀略に嵌められ、経済戦争の出汁として扱き使われた後、 何かしらの形で死滅した。 ここでの死は文化的な死(他文化に埋没する)も含める為、物理的に絶滅したのかは不明である。 で、肝心のこの惑星の環境だが、緑と水に覆われていてなんとも過ごしやすそうだ。地上には草花が生え、動物がのんびりと暮らしている。 しかし、その見た目に騙されると大変な事になる。その大気と土壌には粒子防壁を干渉し役立たずにするほどの濃度の放射性物質が蔓延しており装備無しで降り立った場合即死である。 先住民も植物もいるかどうか分からない細菌も皆それに耐性と浄化機能を持っている。また、治療が困難な細菌が存在するため、防毒装備と対放射線装備は必須。 外宇宙から飛来したシュヴェシィナやレドタルボ等も元からそういう耐性があるため適応しているが、問題は大気圏外にもある。 ρ8800星系全体で宇宙藻がかなりの密度になっており、宇宙でありながら空気がある。浮遊している水の塊まである。その中にも細菌が居るので辿り着くまでに細菌汚染されるのだ。 おかげでレシプロ複葉機が宇宙を飛ぶというあまりにも訳の分からない光景にも遭遇するかもしれない。 +年表的なもの あっさりしたρ8800Eaの歴史的な何か ρ8800Ea暦1950年9月 惑星上の先住民による大規模な戦争(現在の極東圏にあった帝國と北米圏の大国と欧州圏の大国の戦争と欧州圏での戦争)で灼熱の惑星になり、彼らは地下深くに潜る。 核兵器は勿論、波動兵器まで使われてそれはそれでやばかったらしい。 先住民の技術の発達スピードが異常だったらしく、灼熱の惑星にならなければ銀河系外への侵出も容易であったという。 〃 1951年1月 GBEの誘導でコズミックアーク系の難民が押し込められ始める。 〃 1955年11月 自律兵器群襲来、Bellelophone系生体兵器群襲来。謎のなまもの兵器群も降ってくる。 この辺りになってから難民同士で抗争とか独立運動みたいなのが始まる。 〃 1964年6月 GBE<ちょっと要人救出してついでにあいつら(難民)潰してくれや グロスタル<おk 〃 1965年1月 グロスタル<任務完了、なんか変なの手に入れたけど売る GBE<おつかれー ドミニク<鹵獲兵器の買取はまかせろー 〃 1971年(現在) お外の国やら企業やら<おらっ! 資源出せ! 先住民<潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す潰す(ry お外の国やら企業やら<(゚д゚)WTF 気が付いたらかなり危ない惑星になってた ρ426星系惑星慣用名“木星”(ρ426木星) どちらかというと巨大惑星に分類される地球型惑星。重力はそんなに強くない。(1.22G) ρ426木星には宇宙にまで進出できる力をもった勢力が第58空中機動艦隊しかなく、周りの勢力からすれば格好の的であった。 その機動艦隊はそのような国家や企業からの侵攻を阻んでいたのだ。逆の言い方をすればその惑星の資源を独り占めしていた。 実に数十年にも及ぶ平和を維持していたが第47方面軍所属の第16大型艦隊と第8重機甲師団の襲来によってそれは終った。 大型艦隊が機動艦隊からの航空機による上陸阻止を阻まれ、その間に機甲師団が上陸してしまったのだ。 機甲師団の前には無いも同然のρ426木星の地上兵力は成す術もなく壊滅し戦いは幕を閉じた。 こうして人的資源も含めさまざまな資源が搾取されるだけの惑星となったのであった。 尤も空中機動艦隊が支配していた時も平和を満喫していたのはその艦隊と木星の市民だけであり、 他の住民は劣悪な環境での強制労働を強いられた上で一月につき僅か11枚の銅貨しか残らない程の凄まじい重税を課せられていたのだが。 それはともかくこの木星、殆どの農作物を栽培するのにちょうど良い気候がある惑星でそれに伴って畜産もかなり大規模に行われていた。 そのため非常に狙われやすい惑星であり、いずれはこうなることも宿命であったのだ。 劣悪な労働環境も、パワーバランスが拮抗している他勢力との闘争が背景にあり、よほどの強豪勢力でもなければ改善する余裕もない。 なお、第58空中機動艦隊や第16大型艦隊などは元は同じ国の軍隊であり、 その国が亡国となったときにそれらが勝手に独立したものである。 +年表的なもの あっさりしたρ426Juの歴史的な何か ρ426Ju暦E3-25年3月 第16大型艦隊<おう、資源よこせや Plax<拒否 第16大型艦隊<ころしてでもうばいとる Plax<やめて! 資源戦争その一 〃 E3-28年7月 第8重機甲師団<上陸したぜ Plax<(´・ω・`)そんなー 資源戦争終結 〃 E3-244年6月 Plax<ちょっと出張で出かけてたら家畜8万匹くらい盗まれてたんだけど パーシング<とりあえずやった奴ぶっ飛ばしといたが、既に流出してた すっげーあっさりしてるけど 航空母艦3隻を中核とした機動艦隊との激戦だったらしい 資源戦争その二 〃 E3-245年(現在) Plax<家畜の一部が兵器にされてたんだけど パーシング<じゃあ製造しろよ ρ1BBAVe 標準地球型惑星の3倍くらいのちょっとでかい地球型惑星。 惑星中が凄まじい濃度の汚染粒子に汚染され、金色に輝く。もう見るからに汚染されている。 というかそもそも恒星がそこら中に惑星粉砕レベルの太陽風をぶちまけるのだが割愛する。 大気圏が惑星の3倍というくらい分厚い。この大気は天然の粒子防壁として作用し、まともにぶち壊そうなら恒星系粉砕レベルの戦略兵器が必要になる。 大気圏内、特に高度520km以上には自然現象として極大粒子波が吹き荒れる。破壊力的には戦術兵器レベルだがまぁ大気圏内に来れるなら問題無いだろう。 さて、問題は地上である。地上には緑という名の鋼鉄の要塞が生い茂り、 海上には射程内の動くものを一つ残らず鉄と灰燼にする軍艦達が主導権を握ろうと殴り合い、 あらゆる平坦な土地には装甲車両達が主砲と装甲で語り合い、猛禽類のように航空機達が空を支配する。 先住民達は山岳や森やなんか存在する要塞群に潜む。 ……というなんかρ13みたいな惑星。 惑星中に点在する空中都市のようなものは謎の超古代文明遺跡にへばりつくように建造されるかそのまま利用され、遺棄された超巨大移動式宇宙港を母体としている。 ……なのだが、信じられない程堅牢である。 おそらく最も脆弱な部位でも200cmを超える火砲の直撃か30Mt以上の核爆弾でないと損傷すらしないと言われている。 それは地上に点在する要塞や地上砲台も同じだが。 ちなみにこれらの構造物は本来なら浮く動力と動力源を失っているはずなのだが、 惑星中に存在する斥力植物群による防御行為(上にぶっ飛ばそうとする力)に負けて浮いているんだそうだ。 空中都市のようなものと地上遺跡はそれぞれが違う文明で、このようななんかよく解らない事が起きているんだとか。 少なくとも空中都市のほうの文明は地上遺跡を作った文明より劣っているようだ。 一方、惑星上の先住民含めたあらゆる生物は従う物理法則を選べるのでそんなことはどうでもよかった。 最近になっていくつかの企業や国家が目を付け始めたそうだ。 π245A (当該次元群内における)ごく普通の銀河系。 もともとはρ245Aだったはずが300万年前あたりにすっげー植物となまもの兵器のせいで銀河系にまで膨張してしまった元恒星系の銀河系。 なまもの兵器とすっげー植物が繁栄した結果、銀河系の中心と腕が海、その間が大気、外周部の僅かな部分が宇宙というこちらから見るとかなりふざけた宇宙が出来上がった。 宇宙に空気か水があるのが当たり前なのである。 なまもの兵器だらけな上にツンツンもうろうろしている ρF332 かつてはダイソン球のような宇宙構造物があった恒星系。現在ではそれらが崩壊し、環状に密集している。
https://w.atwiki.jp/genshikenss/pages/472.html
春奈の蒼穹その2【投稿日 2007/02/20】 カテゴリー-その他 第五章 黒い三連弾 [ブルーディスティニー]=【アレック】『こちらホワイトスネイク!! 救援に来た!!』 ブルーディスティニーの蒼い機体の後ろには後援の部隊が後続としてきていた。 [キングクリムゾン]=【春奈】『たっ助かる~。例の「レッドフォックス」らしいのよ!!』 黒ずんだ赤色の機体のキングクリムゾンは機銃を乱射しながら敵の進撃を防いでいる。 [ブラック・ラグーン]=【千里】『こちらサウザンド!! 春・・・アップルシード!! 残弾が残り少ないよ~』 黒色の機体の千里から泣きが入ってきた。 [キングクリムゾン]=【春奈】『すぐに後続隊と交代して!! 破損兵も一緒に連れていって!!』 「何か劣勢だな・・・。救援隊も圧倒しているぞ。噂以上じゃね?レッドフォックス?」 「だな。新型機出す?つっても素人回してもぶっ壊されるだけだしなー。こりゃ負けかー。」 白けた態度で職員たちはその戦闘を眺めている。 騒ぎに気付いてモニタールームに来ていた万理は職員たちの言葉を聞いてグッと唇をかみしめた。 それに気付いた斑目は慌てて取り繕った。 「気にする事無いよ。君は元々ゲストにすぎないんだから。」 「でも・・・でも・・・。」 「ソレデモ男デスカ!軟弱モノ!!」 スージーは無表情で例のアニメのセリフの真似をする。 「スージー!! それにまりちゃんは女の子だって!!」と斑目は怒鳴る。 万理はグッとこぶしを握りしめて言った。 「わたし、行きます!!」 そう言って万理は走り出した。 「ありゃ?!」 白い機体[スノーホワイト]が出撃した。 「むっ無茶じゃないか? 怪我はする事無いけどあんなリアリティーのある戦闘シーンに出くわしたら まりちゃんショック受けちゃうよ!! それに一回乗っただけで演習もせずに操縦できるはずない!!」 スージーは平然とした表情で斑目を見て言った。 「過保護ね。」 カッと顔が赤くなった。どうしてこうスージーは俺の弱さを鋭くえぐるのか・・・。 [スノーホワイト]=【万理】『ち・・・サウザンド!! アップルシード!! 今行きます!!』 よたよたとした足取りでスノーホワイトは駆け出す。 [キングクリムゾン]=【春奈】『ミリオン?! 無茶しなくていいって!!』 [ブラック・ラグーン]=【千里】『いまミリオンに出てこられても補助できないよ!!』 [スノーホワイト]=【万理】『大丈夫、大丈夫・・・。見える・・・、私にも見える!!操縦方法が分かる!!』 [ブラック・ラグーン]=【千里】『ああ、なんか・・・ミリオンの見ているものが私にも感じる・・・。』 [キングクリムゾン]=【春奈】『えっ?! うっ、うそーーー。』 「もう何が起きても驚かないよ・・・。ホント(汗)」 驚かないと言いながらも斑目は彼女たちのやり取りを聞きながら冷や汗を流していた。そして続けて言った。 「サイコメトリー? テレパシー? 『事件』の時の力が目覚めた? ニュ・・ニュータイプでつか?」 スージーはさほど驚かずに言った。 「散々『ニュータイプ論』はサブカル系でも論じられてましたね。新人類や進化という概念について真剣に 論じる人もいたようです。でもアンジェラはこうした感応能力はむしろ『原初的』、『プリミティブ』な力と 思ってるみたいです。」 斑目は思った。 スージーがふざけた口調で話さず、しかもドキリとする名を口にした時ほど、スージーの真意を 測りかねる時は無い。何を考えているか分からないキャラがさらに不可解で不思議なものに思えた。 [レッドフォックス]=【ミハイル】『来たか!!来たか!!新型!!【見せてもらおうか、連邦軍のPEE スーツの性能とやらを】!! わはは、先の戦闘でど素人なのはお見通しよーーーー』 [グリーンラクーン]=【アニー】「うあ、エゲツねー。勝てる相手だとさらに増長しまくりやわ。」 [レッドフォックス]=【ミハイル】『さあ、きなさーい!! あれ? ハペ、フヒ、ヒデブ、タワバ~』 レッドフォックスはスノーホワイトに消し飛ばされた。元々AIには剣術の動作がすでに組み込まれている が、スノーホワイトの動作は剣の達人が相手の初動動作を先読みする『先の先』を読むような動きを 見せた。 [レッドフォックス]=【ミハイル】『な!! 速すぎる!!』 「これも超能力でしょうか? まりちゃんが剣術を知ってるわけないよね~。」と斑目 「動作はAIの助けでしょう。『達人』は相手の目の動きや筋肉の動きで先を読むと言います。日常生活 でも、人の脳は一秒先を『予測』して行動しています。それが先鋭化されれば達人と呼ばれます。」 「ちさちゃんのスナイパーの狙いも相乗効果でどんどん先鋭化してるみたい・・・。」 [ブルーディスティニー]=【アレック】『すっすごい・・・。チサトはマリの死角になる相手を確実にシュート ヒムしている・・・。弾道の楕円軌道も読みきっている・・・。』 [キングクリムゾン]=【春奈】『万理も後ろに目があるみたいに後方からの攻撃を回避しているよ・・・。 もうあたしら凡人の出る幕じゃない・・・。』 [レッドフォックス]=【ミハイル】『にっ逃げるぞ!!【ええい!連邦軍の○Sは化け物か!!】』 [グリーンラクーン]=【アニー】『うわ、勝てないと分かると変わり身早や!! せやけどええ判断や。 退避せな~。」 この様子にゼノン社の本部に待機している男、ゼノン社専務のルドルフ・シュタインが慌てた。 「いかん!! 若とお嬢のピンチだ!! お前たち、出番だぞ!!」 その声にロビーでかったるそうに寝転がっていた無頼の男たちがのっそりと起き上がった。 明らかに正統な参加資格を有した少年、少女ではない。職業軍人のようなその風貌からは歴戦の 戦士であることが伺われた。 「いいんですかい? まあ、ガキのお遊びに付き合うのも一興ですか!!」 「そう言うな、イヴァン。雇い主に従うのが傭兵の務めだ。ミカルも行くぞ!!」 「はい、リゲル大佐!!」 「おいおい、あれ、ガゼルバイジャン戦役で実戦装備された奴らじゃねえの? 黒の三連弾?」 「いいのか? 明らかにID認証の不正だよな。」 「高額でゼノン社のキリキア副社長に引き抜かれたらしいぞ。知―らねっと!!」 職員たちはボソボソ噂話をしている。 **************************************** 深入りした「MANKEN」チームは撤退に苦労していた。『国境線』まで退く事ができず被害を大きく していた。 [キングクリムゾン]=【春奈】『みんな! 『国境線』まで退けたら無駄追いしないで!!』 春奈は無理に追えば逆に抵抗を激しくしてこちらの被害を大きくすると思って自制を呼びかけた。 しかし双子も感性が先鋭化して周囲の状況が見えずにいた。調子付いた味方も春奈の指示に従わない。 元々、個人プレーのゲーマーたちの集まりで統制が取れないのが明らかになってきた。 [キングクリムゾン]=【春奈】『みんな言う事、聞いてくれない!!』 [ブルーディスティニー]=【アレック】『俺の方も駄目だ!! 双子たちも我を忘れている!!』 そこへ敵の増援部隊が到着した。そして逆に事態はさらに一変した。 **************************************** 「あれ、グ・・・○フとド・・・」と斑目 キッとした表情で職員が睨む。 「あ、はいスイマセン・・・。クフとトムですね・・・。」 **************************************** [クフ]=【ルドルフ】『お嬢!! ご無事で!!』 [グリーンラクーン]=【アニー】『たっ助かったわ~。爺~(涙)』 [レッドフォックス]=【ミハイル】『【やられはせんぞ!やられはせんぞ貴様如き・・・】』 [クフ]=【ルドルフ】『若!! 退いてください!! 後はお任せを!!』 [黒の三連弾①]=【リゲル】『じゃあ、まいりますか!!』 [クフ]=【ルドルフ】『【この風!この肌触りこそ戦争よ!】 開発から携わったワシの力見せてくれん!!』 [黒の三連弾②]=【イヴァン】『【見事だな! しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ! その○ビル スーツの性能のおかげだということを忘れるな!】』 [グリーンラクーン]=【アニー】『ああもう、こいつらもコテコテのガノタや。疲れるわ~。』 しかし彼らは口真似だけでは無く、圧倒的な力で巻き返しを図った。しかも黒の三連弾は意図的に相手 の機体を残忍に破壊していった。明らかに威嚇や精神的動揺を狙った作為的な戦術であった。 その効果は絶大だった。味方は恐怖で凍りつき、戦意喪失し始めていた。 [クフ]=【ルドルフ】『わはは、サクとは違うのだよ、サクとは!』 [黒の三連弾①]=【リゲル】『このまま本陣まで攻め込みますか?』 [クフ]=【ルドルフ】『いや、この辺でよかろう。目的は達した。これ以上すると不正がばれる。』 敵が撤退した後も、双子たちを含めて恐怖で凍りついた味方が戦場に取り残された。 春奈は口惜しそうにつぶやいた。 [キングクリムゾン]=【春奈】『負けた・・・。』 第六章 魔王の逆襲 「あれ、絶対、大人だよなー!! 汚ねー。」 「こんなもんじゃね? ゲームっつても政治がらみのプレイだし。つまんねー。」 「こっちも本職の人たちに助け頼めばいいんだって!!」 プレイヤーたちは口々に不平不満を口にしていた。厭戦気分と閉塞感で皆くさくさした気分になっている。 双子たちも消耗が激しく疲れた表情を見せている。先鋭した感性は逆に精神を消耗させるらしい。 双子たちの負担に頼るのも限界のように思われた。 春奈とアレックもヘトヘトな顔でロビーの椅子にへたり込んでいた。そこへ斑目が慰労にきた。 「よう、二人ともごくろうさん。コーヒーでも飲んでさ!」 疲れた春奈は苛立って斑目に当り散らした。 「コーヒーなんか飲んでる場合じゃないよ!! あれ絶対IDの認証の不正しているよ!! 委員会に 通報できないの?」 「うーん、プレイ中は不正のチェックは難しいらしい。巧妙に仕組んでいるらしいからね。」 「みんなは我がままばかりだし、双子はあんな調子だし!!」 くたびれた顔をしたアレックが春奈の金切り声にうんざりしてキョロキョロ周囲の様子を伺った。 「あれ? 今気付いたんだけど、ヌヌコ来てないんだ?」とガッカリした表情を浮かべた。 「・・・・・。あんたホント分かりやすいよね。誰かさんみたい!!」 アレックはムッとしてその場を立ち去った。 「そう、苛立たずに・・・。」と斑目は春奈に言った。 「ごめんなさい・・・。」 春奈はしょんぼりした表情を浮かべた。 しばらく二人は黙りこくっていたが、ふいに春奈が斑目に尋ねた。 「ねえ、斑目さん、母さんと昔何かあった?」 「ブーーーーーーーーー」と斑目はコーヒーを噴出した。 「なっナンデそんな事思うのかな?!」 「いや、ただ何となく・・・。母さんの事話している時の斑目さんの表情が違うから・・・。」 (勘のいい子だよな・・・。) 「何も無いよ。ご両親とうまくいってないのかい?」 「ううん、二人とも出来過ぎなくらいいい人。問題は私自身なの。」 「と言うと?」 「ぬぬ子ちゃんは不思議な存在。双子たちもすごい力がある。私と一緒と思っていた千佳子も最近では 妙に変わった。上手く言えないけど何かが変わった。才能や努力とは違う何かが彼女たちにはある・・・。 私には何も無い・・・。そんな気がするの。」 (ほっホント勘がいいよな、それだけでも才能だと思うが(汗) 俺の事もやっぱり『あの人』は 気付いてたのかな?) 「でも双子たちは君を必要としているよ。二人の力も君がいなければ実現しなかったと思うよ。」 「うん・・・。アレックに謝ってくるね・・・。」 そう言って春奈は駆けていった。 斑目は手を振って彼女を送り出した。 「ははっ、まいったね。『彼女』と何かあったのかなんて・・・。・・・・。そう・・・何も無かったんだよ・・・。 何もね・・・。」 斑目は一人薄暗いロビーにたたずみながら静かにコーヒーをすすっていた。その丸メガネは彼の心を おおい隠すように薄っすらと曇っていた・・・。 ***************************************** ミハイルは口惜しそうに言った。 「あの白い悪魔さえいなければお前たちの助け無しに勝てたんだ!!」 ルドルフは彼をたしなめた。「若!! 戦場に『さえ』や『なければ』はありませんぞ!!」 「分かっている!! 次はこうはいかん。完璧な作戦であの白い悪魔を粉砕してくれる!!」 「その意気ですぞ、若。大きな声では言えませんがゼノン家の再興の為に私も尽力いたします!」 「せや、とうちゃんは好きな開発の仕事に夢中やけど、じいちゃんの無念はうちらが果たすんや!! かあちゃんは『あほらし』とか言ってるけどな!!」とアニーも鼻息を荒くしている。 「あのサザビー家のボンボンもチームから追い出したしなー。謀ったなーとか負け惜しみ言ってたけど。」 「【坊やだからさ】」とミハイルはせせら笑った。 「目立つ行動はつつしまねば!!」とルドルフは言った。 「ご成人されるまでの辛抱です。ご成人されれば遺言でゼノン社の株が相続されます。そうすれば憎っくき サザビー家から経営権を奪えます!! 幸い副社長のキリキア殿がお味方です。」 遠目で傭兵のリゲルたち三人は三人の様子を見ていた。 「なあ、あの人たちって、ゲオルク・ミハイロヴィチ・ゼノンの親族なんか?あの『温暖化の革新』とか言って た思想家で経営者の。皇族の血筋とか自称していた。」とイヴァン。 「あれだろ? 温暖化は先進国の退廃の象徴で、新たな人類の新天地は凍土の溶けた極東だとかいう過激思想。選ばれた民の生存圏はR国の極東からN本の東北からC国のM州部、果てはT半島の北部まで 及ぶとか主張してたくさんの国から危険視されたやつ。」とミカル。 「おい、口を慎め。スポンサーが誰であろうと俺たちは金さえもらえばそれでいいんだ。その金で故郷を 復興するのが俺たちの夢だろう。そいつが各国から危険視されて、それを危惧したサザビー家が経営を 乗っ取ったからって俺たちに関係あるまい。もっとも今の経営者がゼノニズムに傾倒しているのは皮肉な 話だがな。」 「ちげえねえ。」と二人は笑った。 施設内放送ではゼノン社長の演説が放映されていた。 「・・・あえて言おう、カスであると!・・・従業員諸君!立て! 悲しみを怒りに変えて! 立てよ諸君!・・」 ****************************************** 「何こそこそしてるわけ?」と春奈はアレックに問いかけた。 「わ!! びっくりした!! ハルナか!! スー姉さんが来ているんだって?」 「? いるけど? 何、あんたスージー先生が怖いわけ?」 「こっ怖くなんかないよ!! ただ少し苦手というか・・・。」とアレックはオドオドして言う。 その様子が少し可笑しくて噴出しそうになったが、それをこらえて春奈はさっきの態度を謝った。 「ああ、いいよ、気にしてないよ。ところで今後の対策なんだけど・・・。」 「うーん、お互い疲弊したから敵が攻めてくるのにも間があるとは思うんだけど奴らの対策が思い浮かば ない。双子の疲弊も考えないといけないし。みんなの戦意も落ちてるし。」 二人が悩んでいるとスージーがヒョコヒョコ顔を出した。 「わ!!スー姉さん!!」とアレックが驚く。 (プププ、本当に苦手なんだw)と春奈は思った。 スージーは春奈の方を向いて言った。 「戦場ニ神ハイナイ。 生キ延ビルモノト死ニユク者 勝者ト敗者ヲ分カツノハ 神ノ仕業デハナク 一個人ノ意志ガ敵対スル者ノ意志ヲ 駆逐・殲滅シタ結果デアル」 そう言ってスージーはプイッと立ち去っていった。 「? これってアニメ? 漫画? スー姉さんもコアなのたまに引用するからなー。」 アレックは首をかしげていた。 春奈はこの引用が何から引かれたか知っていた。春奈の目に光が戻った。 「試してみたい事があるの!! 整備係の職員さんに相談して、みんなに説明するの手伝って!!」 それから二人は慌しく忙しく動いた。整備の人に硬金属の簡易な槍と厚手の盾を作ってもらうように 依頼した。 「いいよー。ここは何でもそろってるし、特注でそういうのも加工できる施設も整ってるからね。」 機体の修理や整備のスケジュールも詰まっていたが、整備担当は快く引き受けてくれた。 そうしたバックアップの優劣も対戦総合評価であったからだ。 そして渋るプレイヤーたちを集めて何度も打ち合わせをした。最初は非協力的であったチームメイトも 具体的な作戦を理解し、閉塞を打開できる道筋が見えてくると次第に協力するようになった。 そして開戦通知が送られてきた。 春奈は叫んだ。「発進!!」 ***************************************** 斑目とスージーは頭にタンポポを生やしてボーとお茶をすすっている。 斑目「お茶が美味いデスナー。出番少ないデスナー。」 スージー「ソウデスナー」 ***************************************** 第七章 心神雷火 隊は三つに分けられた。中央の平地の隊はアレックが指揮し、盾と長槍を構えて密集して前進する隊形 を取った。右翼の丘は春奈が指揮し機動装甲車を使って騎兵隊を組織して進撃した。そして双子は 少数で左翼の森林地帯を抜けて奇襲する作戦を取った。 アレックはこの作戦の結果がどうなるか検討もつかなかったが春奈を信じる気になっていた。 [ブルーディスティニー]=【アレック】『とにかくリーダーを信じて前進!!』 「ニゲチャダメダニゲチャダメダ」 スージーがちゃかすかのように言う。 アレックは自分の不安を見透かされた気がしてカーと赤くなった。 **************************************** [レッドフォックス]=【ミハイル】『んー、予想どーり!! 【戦いとはいつも2手3手先を考えて行うものだ】 案の定、あの白い悪魔どもが遊撃隊として森林地帯から攻めてきたな。後は罠に仕掛けた爆薬や 中距離砲の一斉射撃で仕留めればいいだけだ。ゲッゲッゲッゲッ。他の隊は爺たちにまかせりゃいい。」 ミハイルは邪悪な笑みを浮かべて笑った。 [グリーンラクーン]=【アニー】『エゲツねー。我が兄ながらエゲツねー。せやけど勝たなあかんね。闘う からには勝たなあかんね。ほな爺の隊に合流してるからな!!」 ***************************************** 「あー怖くて見れない。もうこれゲームって言えるのかな。」 個室で斑目はぼやいている。同室のスージーは斑目の事お構い無しに、パンツと薄いネグリジェ姿で がさごそカバンを漁っている。夜更かしして寝坊したあげく、そのままの姿でウロウロしていた。 (大体なんで同室なんだよ。)と目のやり場に困りながら斑目は思った。 施設側の手違いで何故か同室になっている。双子たちにはイヤラシーとか言われてしまうし、周囲の 職員に説明するのも疲れてきたし、スージーは相変わらずだし・・・。 「マダラメ、ベットの上に上げたカバン取って!!」 「へ? 何で俺が?」 「届かない。」 「じゃあ取るよ! うわっ!!」 斑目はベットの上に乗っかって手を伸ばしたがシーツに足がからまって転倒してしまった。 同時にスージーも巻き込んでベットの下に転倒してしまったのだが、なにやらムニュムニュと生暖かい ものが自分の顔を押しつぶしている。木綿のような感触で・・・形は・・・あれ?この割れた形の・・・。 ガチャッと扉を開く音が聞こえる。 「斑目さん!! 始まりまし・・・あら、ごめんなさい! お取り込み中だったみたいで!! いいんですよ!! 今は自由恋愛の時代ですから互いに合意なら!」 係りの事情を良く知らないというか勘違いしている女性職員が慌てて立ち去った。 「あ!! 待って!! なっ何か勘違いしてませんか!! ワタシは確かにツルペタ・・いや何言ってる んだ、大体、この女の本当の年齢は・・・ガハッ・・スー・・・ネクタイで首を絞めるな・・・ガクッ」 ***************************************** 中央の隊をルドルフの指揮で攻めていたが密集戦術が思ったより堅固で攻めあぐねていた。 [クフ]=【ルドルフ】『思った以上に堅固だな。あんな戦術、近代戦では見たことないぞ。軍隊経験のある 私でさえ見たことがない。誰だ?あんな戦術考えたのは?」 [グリーンラクーン]=【アニー】『どや?調子は?』 [クフ]=【ルドルフ】『これはお嬢!! 何、今は攻めあぐねてますが左翼を任せている黒い三連弾が 左翼を突破すれば問題ありません。若が白い悪魔を倒してこちらに合流すればさらに万全です。』 (だといいのだが・・・)ルドルフはかすかに不安を覚えた。 左翼を任されているリゲル大佐は前方から機動装甲車で突進してくる一群を確認した。「人型」である このバトルスーツの利点は人が使用する機体に合わせた機動力を持てるという点であった。 [黒い三連弾①]=【リゲル】『ガキにしては中々考えるな・・・。』 [黒い三連弾③]=【ミカル】『所詮、子供のお遊びですよ。少し脅してやりましょう。』 [黒い三連弾①]=【リゲル】『そうだな。あっと言う間に戦意喪失してしまうだろう。いくぞ!!』 三人は後方の友軍を引き離してホバークラフトで前方の軍団に突進した。そこでリゲルは目を疑う 光景を見た。指揮官と思われる黒っぽい赤の機体が被弾して操縦不能になった味方を銃で撃ち、 隊から弾き飛ばし、隊の侵攻を妨げる障害を無理やり取り除いていた。 [黒い三連弾①]=【リゲル】『なっなんだ?いくらゲームで命の心配は無いとはいえ、あんな非道、軍隊 でもしないぞ!!」 [黒い三連弾②]=【イヴァン】『大佐!!』 [黒い三連弾①]=【リゲル】『ああ、すっすまん。いくぞ!!』 黒い三連弾は春奈たちの一団に突進した。リゲルの機体と前衛の機体が衝突した。前衛機はリゲルを踏み越えていった。 [黒い三連弾①]=【リゲル】『【俺を踏み台にした!?】』 隊に乱れは無かった。リゲルは一太刀指揮官にライトサーベルをくらわせようとしたが、一団として 突進した衝撃でリゲルの機は後方に弾き飛ばされた。そして無我夢中でヒートホークや槍を振り回す 一団の攻撃にずたぼろになった。後方の二人は横に弾き飛ばされた。 [黒い三連弾②]=【イヴァン】『おい!!大佐と通信が途絶えたぞ?!何があった?!』 [黒い三連弾③]=【ミカル】『まさかあんなガキにやられたのか?! おい、あいつらを追え!!』 森林地帯で白い悪魔を待っているミハイルはジリジリと焦燥していた。いつまでたっても敵が罠に 現れないからだった。 [レッドフォックス]=【ミハイル】『何で現れない? 罠に気付いた?』 [グリーンラクーン]=【アニー】『どうなってるん? 後方から火の手があがってるわ!!』 [クフ]=【ルドルフ】『馬鹿な・・・。あそこは武器庫ですぞ・・・。黒の三連弾が蹴散らされたと?』 武器庫にかけつけた黒の三連弾は驚いた。武器庫に火が付けられ次々に誘爆して紅蓮の炎をあげて いた。 [黒い三連弾③]=【ミカル】『おい!! 大佐の機体の頭部だぞ!!ひでえ、ズタボロだ!!』 そこで彼らは見た。紅蓮の炎の中に超然と立ち、手招いている鮮血の色の『魔王』の姿を・・・。 [黒い三連弾②]=【イヴァン】『魔王が・・・魔王が・・・地獄に我々を手招いている・・・。』 ************************************** 「いやー、火をつけるの好きだなー。あの子の母親も好きなんデスヨー(汗)」 ↑ シリアスな展開についていけない斑目 「マムシ72歳モジョークガ地ニ落チタモノダナ」 「ほっほっとけ!」 ************************************** 黒い三連弾率いる左翼が中央の隊に逃れてきた。 [クフ]=【ルドルフ】『お前たちどうした?! 黒の三連弾はどうした?!通信が途絶えたぞ!!』 ************************************** 「うわあああああああああああ」とイヴァンがロックが解除されたコントロールルームから飛び出した。 「イヴァン!! ミカルはどうした?!」と先にコントロールルームから開放されたリゲルが叫んだ。 「ミカルは・・・ミカルの魂よ、故郷に飛んで、永遠に喜びの中に漂い給え…」とイヴァンは息絶え絶えに 答えた。 その時、ミカルのコントロールルームのロックが開いた。 「勝手に殺すな・・・。」とやはり息絶え絶えに答えた。 「大丈夫か!!お前たち!!」 「大佐・・・あんな子供が・・・もういいでしょう・・・あの故郷に一緒に帰りましょう・・・。子供の頃に 無邪気に黄昏まで遊んだあの丘に帰りましょう・・・。」 「おおお、俺が悪かった!!故郷からお前たちを連れ出した俺が悪かった!!一緒に帰ろう!!」 リゲルは号泣して二人を抱きしめた。 *************************************** [クフ]=【ルドルフ】『ええい、通信士はどうした?! いくらリアリティーのためとはいえ、各機に長距離 通信機能を持たせないというのは問題だ!!』 [グリーンラクーン]=【アニー】『そんなことより爺・・・、囲まれちゃってるよ・・・。』 「すげえ・・・古代戦でしか実現できないハンニバルの野戦包囲網を現代に復活させた・・・」 軍事オタらしい職員は息をのんでその光景を魅入っていた。 斑目も凍りついた表情でその光景に魅入った。 [クフ]=【ルドルフ】『こっ降伏宣言を!!』 [グリーンラクーン]=【アニー】『降伏宣言はにいちゃんの隊長機からでないとでけへん。それに、 にいちゃんは遊軍で離れていて通信が途絶してるわ・・・。』 [クフ]=【ルドルフ】『・・・・・・・』 沈黙があたりを包んだ。隊長機の春奈が現れた。誰もが春奈の次の言動に注目した。アレックも 静かに「王」の言葉を待った。双子たちも罠を見破った春奈の指令ですでに合流していた。 ここで言うべき言葉は決まっていた。何故と聞かれても答えることはできなかった。 四国志のゲームが好きでたまたま知る事になった漫画のセリフ。女の子が読むには少し恥ずかしい ので黙っていたが、以前から好きだった漫画のセリフが脳裏に浮かんだ。 [キングクリムゾン]=【春奈】『至純な闘いを穢す邪な思惑の入り乱れた世界・・・。こんな世界が本質的に 変わることを求めぬ者たちにお前たちの心火をたたきつけろ!!』 雷撃や火花が飛び散ったような感覚が全体を襲った。斑目もそれを感じた。さめた職員たちも 言葉を失って少女にすぎない春奈の言葉に心を奪われていた。 「これは・・・カリスマ誕生か・・・。双子たちの能力が媒介になってるのかな・・・」 斑目はかろうじて 「正気」を保ってスージーに聞いた。 「『聖』という文字は王が『天意』を聞いて民に口で伝えるという意味があるそうです。巫女を介して王が その意志を伝えたんでしょう。」 「ジャンヌかはたまた魔王か・・・、いずれにせよ、俺が春奈ちゃんに『彼女』の面影を求めるのは間違い だ。春奈ちゃんは春奈ちゃんだよ。」 斑目は目頭を抑えてこみ上げてくるものを抑えようとした。スージーは静かにそんな斑目を見た。 「アナタノソノ愛ガ彼女ノ心ヲトラエタコトナドナイノダヨ」と静かに言った。 「ははっ、プラチネスかい? 分かっているよ。分かっていたさ。」 ああ、堪えきれそうに無い・・・。 その時スージーは不意に斑目にキスをした。斑目は少し驚いたがこれがスージーなりの思いやりだと 思って何も言わなかった。勘違いしている女性職員がオタオタしているが説明する気も起きなかった。 ただ一言、「すまん・・・。」とだけ言った。 「魔王」の命令で黒い森が意志を持つかのように全軍が動き出した。 [クフ]=【ルドルフ】『魔王の意志は我々を殲滅するつもりのようです。お嬢、この緊急避難塹壕に お逃げなさい。』 [グリーンラクーン]=【アニー】『爺は?』 [クフ]=【ルドルフ】『私は大丈夫です。あなたの参加資格が無くなります。私のは不正入手ですから 惜しくはありません。』 そう言ってルドルフは無理やりアニーを塹壕に押し込んで蓋をした。 (何・・・所詮子供の遊びだ・・・。生命を取られるわけでも無し。ああ、しかし正気を保っていられるか どうか・・・。どうか・・・どうかもう一度、若とお嬢の笑顔を見られますように・・・。) 第八章 戦争と平和 大急ぎでトラップを仕掛けた森林地帯から中央の隊に戻ったミハイルは目を疑った。通信機は黒い 堕天使に狙撃されて破壊された。本部を介しての戦況の確認は規定の確認以外は禁止されている。 ミハイルは初めて戦況を理解した。 アニーもまた塹壕から這い出してその惨状を目の当たりにした。すでに掃討戦に入っていて、 周りには誰もいない。 ふと見ると敵方の隊長機が一人でいる。護衛はいなかった。 [グリーンラクーン]=【アニー】『魔王? 何様のつもりや!! なんだっていうんや!! 倒せないわけがない!! 倒せないわけが!! ただの人間や!!』 アニーはそう叫びながら春奈に突進した。アニーはサクのヒートホークを春奈の機体の頭上に振り 下ろした。あと数センチというところでヒートホークは狙撃されて折れた。 そして突進する白い悪魔に手足を切断されて吹っ飛んだ。 [スノーホワイト]=【万理】『間に合った~』 [ブラック・ラグーン] =【千里】『駄目だって!! 油断してボーとしてちゃ!!』 [キングクリムゾン]=【春奈】『来てくれると思ってたよ。』 春奈は微笑んだ。 転がったアニーの機体をミハイルが拾い上げて逃げた。 [グリーンラクーン]=【アニー】『はっ離せえ~。何で倒せんのや! 勝ったと思うなよ~』 [レッドフォックス] =【ミハイル】『何ダルマみたいにされていきがってるんだ!!降伏だ!!』 [ブラック・ラグーン] =【千里】『あ、赤い狐だ!!撃つ?』 [キングクリムゾン]=【春奈】『ううん、本部で降伏宣言を受理した所。みんなにも通知がいくよ。』 ************************************* 春奈とアンディーと双子たちは本部施設に戻ってきた。 春奈たちは自分たちのした事に確信が持てずに不安な表情で斑目を見た。 もちろん春奈たちの行為は褒められたものではない。しかし斑目は笑って言った。 「大丈夫、大丈夫」 ほっとした表情で春奈たちは斑目に抱きついた。 春奈は言った。 「人って・・・怖くて・・・凄まじくて・・・そしてすごいんだね・・・。」 「うんうん」 斑目はただそれだけ言って春奈の頭を撫でた。 チームメイトと双子たちと祝勝会で少し話してから春奈はアレックの姿を探した。 アレックはロビーのソファーで疲れきって寝ていた。 「アレック、本当にありがとう。あんたがいなかったら勝てなかったよ。」 アレックは疲れた様子でただ頷くだけで返答した。 「私のこと、クラッシャーとか魔王とか呼んでみんなひどいんだよ。」 「それは褒め言葉だよ。みんな、自分たちの声の代弁してくれる人を求めていたんだ。そして俺も・・・。 俺にはやっぱりリーダーには向かないのかな・・・。」 (そう言ってくれるんだ・・・。うわ・・・やば・・・マジでやばいよ・・・) 春奈は顔を赤らめた。アレックは不思議そうに春奈の顔を見た。 「ああ、本当にくたびれた。癒しにヌヌコに会ってから帰国したいな、痛て!何で蹴るんだよ?」 第九章 春奈の蒼穹 こうして私の冬休み最大のイベントは終わりました。 秘守義務にもかかわらず、一部ではネット上に魔王降臨とか、白い悪魔と黒い堕天使とか、伝説誕生 とか風聞が飛び交ってます。 私も調子に乗って漫画の真似をして、祝勝会では皆に 「心火を深奥に蓄えつつ、いつの日か再び集まりて敵を鏖殺するその日を待て!!」 と言ったのを斑目さんにたしなめられました。みんなには受けたんですがね。 私たちのした事は正しかったでしょうか? いいえ、そうは思いません。そう思うべきでもありません。でも斑目さんがいてくれて本当に 良かった。誰も自分の行動が本当に正しかったかどうか判断する事はできません。 私たちは独善的すぎたのでしょうか?「我が過ち」というべきものだったのでしょうか? そうかもしれません。 でも私たちは「何かに」勝ちました。これが私たちの生きる世界。 温暖化も過去の過ちでさえも、すべて私たちのもの。誰のものでもありません。 空を見上げればそこにはオゾンが切り裂かれ穿たれた蒼穹があります。 でもその蒼穹の彼方から過酷に容赦無く照りつける裸の太陽でさえも私たちのもの だという事が今は分かるのです・・・。 ************************************** 「爺が無事でよかったわー。」 「結局、俺たちのチーム、不正がばれた上、ゼノン社が参加者に人体実験的に投与していた 感情抑制の薬が委員会にばれて失格だもんな。」 「薬の件はうちらも知らなかったし。危なかったわー。わたしらも投与されるかもしれへんかったんやな。 おかげで社長退陣したし、目的に一歩近づいたな!!」 「あの殲滅戦で精神的ショックの後遺症を調査する委員会の査問がきっかけとは皮肉だよな。」 「とりあえずほとぼり冷めるまで、引き続き冬休み前の短期留学先のかあちゃんの実家で 世話にならな。」 「大阪から東京にばあちゃんきてるんだよな・・・。嫌なんだよな、日本名で呼ぶから。」 「しゃあないやん、二重国籍なんやし。機体名だって『赤いキツネ』と『緑のタヌキ』やで?気取んな。 伊衛門にいちゃん。」 「何で商家のしきたりでそんな名前を・・・。お前だって米子じゃん!!」 「あ!! ぬぬ子ちゃんにまりちゃん!! それにちさちゃんも!!」 「あーよねちゃん!!元気してた?冬休みどうだった~?」 「それがなあ、とてもエゲツないやつらにおうたんよ。」 「寄寓だよね~。私たちもとんでもなく嫌な奴らに会ったのよ!!」 「やっぱ、どこにでもそういう奴おるんやなー。」 「千佳子!! お願い! 宿題見せて!!」 「安心してください。春奈さん。ばっちり終わらせてますから!!その代わりコス・・・」 「ゲ!! やっぱりお前、腹黒!!」 *************************************** その光景を遠くから斑目が目を細めてウンウン頷きながら見ていた。 「やっばり、殺伐としたのよりこういうほのぼのとした光景が彼女たちには似合うなあ~」 スージー曰く。「やっぱりアンタバカー?」 最終回に続く。
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No.331 ステータス 基本情報 隠しステータス サーヴァント属性&特性・バトル補正値 能力値 宝具 保有スキル Skill1:原始兵法 A+ Skill2:封神執行 B Skill3:思想鍵紋 EX 開放条件 クラススキル アペンドスキル Skill1:追撃技巧向上 Skill2:魔力装填 Skill3:対フォーリナー攻撃適性 育成 霊基再臨 スキル強化 アペンドスキル強化 絆レベル 性能 プロフィール イラストレーター・声優 キャラクター詳細 パラメーター 設定 ボイス 幕間の物語 入手方法 その他 コメント ステータス 基本情報 No.331 真名 太公望 Class ライダー Rare 5 Cost 16 コマンドカード 能力値 Lv. 1 霊基再臨 聖杯転臨 Quick Arts Buster HP 1986 13543 2 2 1 ATK 1800 11651 隠しステータス サーヴァント属性&特性・バトル補正値 ▼表示/非表示 隠しステータス 相性 地 属性 方針 性格 性別 宝具 全体Q 成長 凹型 中立 善 男 スター発生率 9.1 ヒット数 Q A B EX 宝具 スター集中度 205 4 3 3 5 6 DR(*1) 25.0 N/A(*2) 0.60 N/D(*3) 3.00 特性 サーヴァント / 人型 / 騎乗スキル / 愛する者 / ヒト科 能力値 ▼表示/非表示 スライダー挿入 HP ATK 総合値 ATK クラス補正 総合値 クラス補正 Lv. 1 霊基再臨 聖杯転臨 宝具 だしんべん打神鞭 Card ランク 種別 効果 1 2 3 4 5 Quick EX 対神宝具 敵全体に強力な攻撃[Lv] Quick(x0.8) 600 800 900 950 1000 &〔神性〕特攻 Quick(x0.8) 150 &Quick攻撃耐性をダウン(3T) OC 効果UP 20 25 30 35 40 保有スキル Skill1:原始兵法 A+ 304,A+ CT 効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 Lv.9 Lv.10 9 味方全体のQuickカード性能をアップ[Lv](3T) 10 10.5 11 11.5 12 12.5 13 13.5 14 15 &攻撃力をアップ[Lv](3T) 10 10.5 11 11.5 12 12.5 13 13.5 14 15 &宝具威力をアップ[Lv](3T) 10 10.5 11 11.5 12 12.5 13 13.5 14 15 Skill2:封神執行 B 512,B CT 効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 Lv.9 Lv.10 8 敵全体にスキル封印状態を付与(1T) +自身に〔神性〕特攻状態を付与[Lv](3T) 30 32 34 36 38 40 42 44 46 50 &〔魔性〕特攻状態を付与[Lv](3T) 30 32 34 36 38 40 42 44 46 50 Skill3:思想鍵紋 EX 601,EX CT 効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 Lv.9 Lv.10 8 自身のNPを増やす[Lv] 20 21 22 23 24 25 26 27 28 30 +味方全体のNPを増やす[Lv] 10 11 12 13 14 15 16 17 18 20 開放条件 初期 霊基再臨を1段階突破する 霊基再臨を3段階突破する クラススキル 102,A+ 騎乗 自身のQuickカードの性能をアップ 11 アペンドスキル Skill1:追撃技巧向上 301 効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 Lv.9 Lv.10 自身のExtra Attackカードの性能をアップする[Lv] 30 32 34 36 38 40 42 44 46 50 Skill2:魔力装填 601 効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 Lv.9 Lv.10 自身のNPをチャージした状態でバトルを開始する[Lv] 10 11 12 13 14 15 16 17 18 20 Skill3:対フォーリナー攻撃適性 300 効果 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 Lv.6 Lv.7 Lv.8 Lv.9 Lv.10 自身の〔フォーリナー〕クラスに対する攻撃力をアップする[Lv] 20 21 22 23 24 25 26 27 28 30 育成 霊基再臨 段階 QP 再臨用素材 1段階 QP,10万 ライダーピース,x5 2段階 QP,30万 ライダーピース,x12 禁断の頁,x8 3段階 QP,100万 ライダーモニュメント,x5 原初の産毛,x6 蛮神の心臓,x2 4段階 QP,300万 ライダーモニュメント,x12 蛮神の心臓,x4 奇奇神酒,x5 + 再臨素材/聖杯転臨合計 合計 合計QP 合計再臨用素材 霊基再臨 QP,440万 ライダーピース,x17 ライダーモニュメント,x17 禁断の頁,x8 蛮神の心臓,x6 原初の産毛,x6 奇奇神酒,x5 聖杯転臨 QP,5500万 聖杯,x5 スキル強化 レベル変動 QP 強化素材 レベル変動 QP 強化素材 Lv1→Lv2 QP,20万 騎の輝石,x5 Lv2→Lv3 QP,40万 騎の輝石,x12 Lv3→Lv4 QP,120万 騎の魔石,x5 Lv4→Lv5 QP,160万 騎の魔石,x12 原初の産毛,x3 Lv5→Lv6 QP,400万 騎の秘石,x5 原初の産毛,x6 Lv6→Lv7 QP,500万 騎の秘石,x12 禁断の頁,x5 Lv7→Lv8 QP,1000万 禁断の頁,x10 封魔のランプ,x4 Lv8→Lv9 QP,1200万 封魔のランプ,x11 真理の卵,x10 Lv9→Lv10 QP,2000万 伝承結晶,x1 + 強化素材合計 合計 合計QP 合計強化素材 x1 QP,5440万 騎の輝石,x17 騎の魔石,x17 騎の秘石,x17 禁断の頁,x15 封魔のランプ,x15 原初の産毛,x9 真理の卵,x10 伝承結晶,x1 x3 QP,16320万 騎の輝石,x51 騎の魔石,x51 騎の秘石,x51 禁断の頁,x45 封魔のランプ,x45 原初の産毛,x27 真理の卵,x30 伝承結晶,x3 アペンドスキル強化 レベル変動 QP 強化素材 レベル変動 QP 強化素材 スキル解放 cn_331,x120,サーヴァントコイン Lv1→Lv2 QP,20万 騎の輝石,x5 Lv2→Lv3 QP,40万 騎の輝石,x12 Lv3→Lv4 QP,120万 騎の魔石,x5 Lv4→Lv5 QP,160万 騎の魔石,x12 ゴーストランタン,x5 Lv5→Lv6 QP,400万 騎の秘石,x5 ゴーストランタン,x10 Lv6→Lv7 QP,500万 騎の秘石,x12 竜の逆鱗,x2 Lv7→Lv8 QP,1000万 竜の逆鱗,x4 奇奇神酒,x3 Lv8→Lv9 QP,1200万 奇奇神酒,x8 虹の糸玉,x24 Lv9→Lv10 QP,2000万 伝承結晶,x1 + 強化素材合計 合計 合計QP 合計強化素材 x1 QP,5440万 cn_331,x120,サーヴァントコイン 騎の輝石,x17 騎の魔石,x17 騎の秘石,x17 竜の逆鱗,x6 ゴーストランタン,x15 奇奇神酒,x11 虹の糸玉,x24 伝承結晶,x1 x3 QP,16320万 cn_331,x360,サーヴァントコイン 騎の輝石,x51 騎の魔石,x51 騎の秘石,x51 竜の逆鱗,x18 ゴーストランタン,x45 奇奇神酒,x33 虹の糸玉,x72 伝承結晶,x3 絆レベル ▼表示/非表示 絆ポイント サーヴァントコイン 到達報酬 累計 Next 累計数 獲得数 Lv.0 0 6,000 0 0 Lv.1 6,000 24,000 5 5 Lv.2 30,000 15,000 10 5 Lv.3 45,000 2,500 15 5 Lv.4 47,500 2,500 20 5 Lv.5 50,000 160,000 25 5 Lv.6 210,000 440,000 30 5 聖晶石 x3 Lv.7 650,000 330,000 40 10 聖晶石 x3 Lv.8 980,000 350,000 50 10 聖晶石 x3 Lv.9 1,330,000 375,000 60 10 聖晶石 x3 Lv.10 1,705,000 1,090,000 80 20 絆礼装 Lv.11 2,795,000 1,230,000 100 20 聖晶石 x30 Lv.12 4,025,000 1,360,000 120 20 聖晶石 x30 Lv.13 5,385,000 1,500,000 140 20 聖晶石 x30 Lv.14 6,885,000 1,640,000 160 20 聖晶石 x30 Lv.15 8,525,000 - 180 20 聖晶石 x30 + 礼装画像&効果 (ネタバレ注意) No.1517 ★★★★SR 打神鞭 COST 9 301 太公望(ライダー)装備時のみ、自身がフィールドにいる間、味方全体に〔神性〕特攻状態を15%付与&〔魔性〕特攻状態を15%付与 HP 100 ATK 100 性能 [編集] 2021年12月開催のイベント「ツングースカ・サンクチュアリ」で実装された恒常☆5ライダー。 ステータスはATK寄り。星5ライダー14騎中、ATK7位(2021/12実装時)。 カード構成はA2Q2B1+Q宝具。Hit数はB/A/Q/Ex/宝具が3/3/4/5/6。 属性は地・中立・善、性別は男。特性として〔愛する者〕を所持する。 スキル 【スキル1】原始兵法 A+ CT 9-7 味方全体にQuickアップ(3T)と攻撃力アップ(3T)と宝具威力アップ(3T)を付与する。 それぞれ最大15%の倍率だが、3種バフが乗算になるので1タップで1.52倍の高倍率。 【スキル2】封神執行 B CT 8-6 敵全体にスキル封印(1T)を付与し、自身に〔神性〕特攻(3T)と〔魔性〕特攻(3T)を付与する。 〔神性〕と〔魔性〕はそれぞれ別の特攻状態なので複合している敵であればより高いダメージを見込める。 + 〔神性〕特性持ち一覧 Class Rare Name 剣 5 アルテラ シグルド ディオスクロイ 伊吹童子 4 ラーマ 鈴鹿御前 ラクシュミー・バーイー 葛飾北斎 カルナ〔サンタ〕 3 ガイウス・ユリウス・カエサル 弓 5 ギルガメッシュ アルジュナ イシュタル 超人オリオン 4 アルテラ・ザ・サン〔タ〕 ケイローン アシュヴァッターマン 刑部姫 3 エウリュアレ 子ギル 槍 5 カルナ ブリュンヒルデ 玉藻の前 エレシュキガル ロムルス=クィリヌス 4 フィン・マックール メドゥーサ 源頼光 パールヴァティー ワルキューレ 長尾景虎 謎のアルターエゴ・Λ カイニス 宇津見エリセ 3 クー・フーリン クー・フーリン〔プロトタイプ〕 ジャガーマン 騎 5 イスカンダル オジマンディアス ケツァル・コアトル アキレウス エウロペ ネモ 4 マルタ 坂田金時 イシュタル 坂本龍馬 カイニス 3 メドゥーサ アレキサンダー 術 5 玉藻の前 玄奘三蔵 スカサハ=スカディ 4 アイリスフィール〔天の衣〕 ニトクリス ギルガメッシュ 酒呑童子 3 クー・フーリン アスクレピオス 殺 5 酒呑童子 クレオパトラ 刑部姫 セミラミス カーマ 光のコヤンスカヤ 4 ステンノ ニトクリス 狂 5 坂田金時 クー・フーリン〔オルタ〕 源頼光 アルジュナ〔オルタ〕 宮本武蔵 4 ヘラクレス エルドラドのバーサーカー ブリュンヒルデ 裁 5 アムール〔カレン〕 4 ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕 アストライア 讐 5 スペース・イシュタル 月 5 BB(水着) ジナコ=カリギリ 分 5 メルトリリス シトナイ キングプロテア 蘆屋道満 4 パッションリップ 降 5 アビゲイル・ウィリアムズ 葛飾北斎 楊貴妃 アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕 ヴァン・ゴッホ ジャック・ド・モレー エネミー 丑御前、スフィンクス、マリカスフィンクス、複合神性ゴルゴーン、エレシュキガル(第七特異点)、ファム・ファタール、ベル・ラフム(ビースト)、ティアマト、メガロス、グガランナ、カフラースフィンクス、ヘブンズフィール・ミミクリー、第六天魔王・明智光秀、ワルキューレ、BBホテップ、BBB、ビーストⅢ/L、カーマ/マーラ、ありがたい石像、ウッチャイヒシュラヴァス、ドゥン、ガルダ、サラマー、マハーナーガ、哪吒太子、ポセイドンコア、アルテミス、『愛玩の獣』、デメテル、アフロディーテ、ゼウス、埴輪ノッブ(大)、羅刹王・髑髏烏帽子蘆屋道満、超ベイビィカレン、祭神ケルヌンノス、ノリッジの厄災、ありがたい黄金像、暗黒の仔山羊、アラハバキ + 〔魔性〕特性持ち一覧 Class Rare Name 剣 5 伊吹童子 4 巴御前 弓 4 アーチャー・インフェルノ 妖精騎士トリスタン 槍 5 ヴリトラ 4 茨木童子 謎のアルターエゴ・Λ 虞美人 術 4 酒呑童子 殺 5 酒呑童子 光のコヤンスカヤ 4 虞美人 鬼一法眼 狂 4 茨木童子 鬼女紅葉 分 5 蘆屋道満 讐 5 カーマ エネミー(主なクラス) ゾンビ(剣槍弓狂)、スケルトン(剣槍弓)ゴースト(殺)、デーモン(術)ラミア(術)、獣人系(剣槍殺)、ゴブリン(剣槍殺)ゲイザー(弓)、バイコーン(槍)、ソウルイーター(殺)イフリータ(術)、海魔(弓)、ヤドカリ(剣)鬼系(小鬼、鬼の右腕・左腕、風越丸、技喰丸、轟力丸、パンプキンオーガ、かぼMARU)、丑御前(狂)魔猪(狂)、ウシュムガル(殺)、魔性菩薩(獣)、ヒュドラ(弓)、おろち(槍)、黒武者(剣)、グール(狂)、エルダーグール(殺)、シャンタク(術)、メイオール(殺)、魔猿(弓槍術狂)、ぬえ(槍)、ケガレガミ(殺)、女中(殺)、カリ(狂)、マハーナーガ(槍)、ウッチャイヒシュラヴァス(槍)、ドゥン(騎)、ガルダ(術)、サラマー(殺)、亡者(狂)、ケルベロス(騎)、『愛玩の獣』(獣)殺人鬼(狂)、徐福(弓)、クコチヒコ(剣)、花の邪神/アルラウネ(降/騎)、土蜘蛛(槍)、大土蜘蛛(槍)、大翁鬼(狂)、ブジャンガ、鴉天狗(殺)、モース(狂)、モース人間(狂)、亜鈴百種・排熱大公(術)、祭神ケルヌンノス(狂)、ノリッジの厄災(狂)、ブラックウルフ(術)、魔犬バーゲスト(剣)、LWB-M8(殺)、HWB-M8(裁) + 〔神性〕かつ〔魔性〕特性持ち一覧 Class Rare Name 剣 5 伊吹童子 槍 4 謎のアルターエゴ・Λ 術 4 酒呑童子 殺 5 酒呑童子 光のコヤンスカヤ 讐 5 カーマ 分 5 蘆屋道満 エネミー(主なクラス) 丑御前(狂)、カーマ/マーラ(獣)、マハーナーガ(槍)、ウッチャイヒシュラヴァス(槍)、ドゥン(騎)、ガルダ(術)、サラマー(殺)、『愛玩の獣』(獣)、祭神ケルヌンノス(狂)、ノリッジの厄災(狂)、暗黒の仔山羊(術) 【スキル3】思想鍵紋 EX CT 8-6 自身のNP20-30%増加し、味方全体のNP10-20%増加する。 味方にNP20%供給できるだけでなく、同時に自身はNP50%獲得できるので周回要員として優秀。 宝具「 打神鞭 (だしんべん)」 敵全体に〔神性〕特攻のダメージを与えるQuick宝具。 ダメージ後に、敵全体へQuick耐性ダウン(3T)を付与する。 スキル2と合わせて〔神性〕に対しては2重の特攻を狙うことができる。 総評 特攻アタッカーとサブアタッカーを兼ねる。 エレナ・ブラヴァツキー、大いなる石像神、ダ・ヴィンチ〔騎〕、ジャック・ド・モレーなどと同様に全体にNPとバフを配布しつつ自身も全体宝具を撃てるので、周回要員としても使いやすい。 相性の良いサーヴァント Quickサポーターのスカサハ=スカディなど。 相性の良い概念礼装 カレイドスコープ、チェリー・アイシクル、クリスマスの軌跡、ゴールデン相撲~岩場所~など初期NP系が相性が良い。 プロフィール イラストレーター・声優 ILLUST およ CV 前野智昭 キャラクター詳細 古代中国の名軍師。 姓は姜、名は尚、字(あざな)は子牙、或いは牙。 黄河支流の渭水北岸で釣りをするさなかに 周の文王(西伯昌)と出逢い、 彼こそは周の先君太公が望んだ賢者だとして 「太公望」の号で呼ばれたという。 文王および武王を助け、殷王朝の打倒に力を注ぎ、 その功によって斉侯となり、春秋戦国時代における 大国・斉の祖となった。 師尚父、姜太公、姜子牙とも呼ばれる。 明代の小説『封神演義』では、 超常の能力を有した存在―――道士とされている。 「惜しいなァー。 キャスターで喚ばれていたら、 僕は絶対、グランドキャスターだったろうになァ」 と、本人談。 パラメーター 筋力 D 耐久 C 敏捷 A 魔力 EX 幸運 A+ 宝具 A+ 設定 + アンロック条件:絆レベルを 1 にすると開放 身長/体重:179cm・63kg 出典:史実、『史記』『封神演義』など 地域:中国 属性:中立・善 性別:男性 「覆水盆に返らず」の語源に関わっているのだが…… そのことを言われると、少し悲しい顔をする。 + アンロック条件:絆レベルを 2 にすると開放 周の軍師、武将にして、元始天尊の弟子。道士。 古代中国、殷末期の戦乱を背景として繰り広げられる、 仙境と人界を巻き込んだ大殺神(人)――― すなわち“封神”の執行者として活動。 最終的には歴史の通り、文王および武王を助け、 道士でありつつも軍師として軍勢を指揮し、 殷王朝の打倒に貢献。後の大国である斉の祖となった。 ○原始兵法:A+ 兵法が学問の体系として確立される以前に戦略・戦術を自ら編み出し、駆使した人物が太公望であるという。 武経七書に数えられる古代中国の兵法書『六韜』『三略』を著した、と伝えられることもある。 + アンロック条件:絆レベルを 3 にすると開放 ○騎乗:A+ 太公望は神獣ランクの幻想種さえ自在に乗りこなすが、 竜種については「あんなのは無理ですよ!」とのこと。 ○封神執行:B “封神”の執行者としての在り方。 神性特攻、魔性特攻。 ○思想鍵紋:EX 太公望は道教における最高存在・元始天尊の弟子、 すなわち道士である。 西洋魔術とはまったく異なる、東方における思想魔術にまつわる思想鍵紋を有し、仙術や方術(道術)と称して使用している模様。 紀元前1000年頃の人物であり、思想盤の特権領域への アクセスさえ可能とする太公望の使うそれは、言わば「神代の思想魔術」とも言うべきモノだろう。 + アンロック条件:絆レベルを 4 にすると開放 『擬竜神獣・四不相』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600人 ぎりゅうしんじゅう・しふそう。 神獣。『封神演義』では太公望の乗騎として語られる。 シフソウ君は竜種の一種なのだと他の仙人たちは言っているようなのだが、 「竜種なら僕が乗れるワケないじゃないですか」 と太公望談。 常時発動型の騎乗用宝具だが、 一時的に竜の如き巨大な魔力を纏い、姿を変え、 空を駆け抜け、時には敵軍を灼き尽くす。 本作では変身と攻撃こそするものの、真名解放による 対軍殲滅級の力については基本的に使用されない。 + アンロック条件:絆レベルを 5 にすると開放 『打神鞭』 ランク:EX 種別:対神宝具 レンジ:0~90 最大捕捉:1~800人 だしんべん。 神打ちのめす鞭。 “封神”の執行者としての太公望に与えられた宝具。 封神執行スキルの源はこの宝具であるものと思しい。 かつては使用制限があったらしいが、英霊としての 現界では制限がなくなっている模様。 真名解放時には、超サイズの打神鞭が天空より飛来して大地ごと敵を穿つ。 これぞ真名解放による宝具の威、と本人は言うが、 思想鍵紋を用いたごく一時的な思想盤の特権領域接続によって神仙級の魔術攻撃を放っている可能性がある。 或いは、修行の末に神仙と化した自分自身の力を 借り受けている、という疑いもある。 この場合、ライダー太公望は、さも英霊の座から 罷り越したという顔をしているが、実際には神仙である「大本の太公望」の分霊などがサーヴァント化した存在ということになる。 実際のところどうなのかは…… 太公望は語らない。 自身でも、よく分かっていないのかもしれない。 + アンロック条件:「非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ」 をクリア & 絆レベルを 5 にすると開放 ツングースカでの現界にあたっての太公望は、 妲己との再会もとい妲己退治にやる気を出していたが、 コヤンスカヤはまさかの完全別人であった。 そのことについて…… 太公望は特に感想を言わない。 がっかりしたとも、ほっとしたとも言わない。 ただ、曖昧に微笑むのみである。 予想を外してごめんなさいと言いなさい、と ニキチッチが迫っても、断固として微笑むのみである。 ◆ 過去、太公望が妲己と心を交わしたという記録はない。 『封神演義』に語られる通り、彼は妲己を倒し、 天数の尽きた殷王朝を打倒した。 彼と共に戦った仲間たちも、口を揃えて言うだろう。 太公望が妲己に籠絡されることはありえない、と。 実際、彼は籠絡されていない。 むしろ妲己からは憎まれているし、 結局のところ、太公望は彼女を自ら倒している。 「籠絡? まさか。 それ彼女に言ったら殺されますよ。 ただ、そうですね。 ―――彼女は美しかった。それだけは事実です」 ボイス [編集] 幕間の物語 [部分編集] 入手方法 [部分編集] その他 [部分編集] 謳い文句は「伝説の軍師、その正体は崑崙山の道士が一人。 自称「獣狩り」のプロフェッショナル。」 コメント 一般,性能議論,召喚報告(共有) クリスマスイベで1w担当に天特攻ボイジャーくんが大活躍だったことを考えれば、有利相手や特攻が刺さる場所で強いのは間違いない - 名無しさん (2021-12-24 10 18 53) ↑自己NP50、横20配布、1w処理(特攻持ち)という共通スペックでね。加えてボイ君には無い強力な横バフもあるわけだ。 - 名無しさん (2021-12-24 10 20 07) 最近の変則だとアタッカー1人をバフって3連打するより横バフ持ちの攻撃宝具で1ターン請け負ってもらった方がやりやすいケースも多いね。太公望も第一印象より活躍の幅が広いタイプだと思う - 名無しさん (2021-12-24 10 32 52) このイベントって復刻するのかなぁ?6章は大人気だったからかすぐガチャも復刻されてたけど、正月鯖気になるからスルーしようか悩む・・・性能的にはうちのカルデアには欲しい・・・ - 名無しさん (2021-12-24 10 33 29) 恒常だからPUは読めないね。強いけど人権鯖ではないから撤退ラインを決めて引くか、スルーするのも手だと思う - 名無しさん (2021-12-24 10 51 28) 恒常だしバレンタインかホワイトデーに闇鍋PUあるかもね - 名無しさん (2021-12-24 11 10 40) 今って闇鍋なの?前は日替わりで1人ずつPUだった記憶があるから一応そこでも狙えそうだと思ってたけど変わったのかな - 名無しさん (2021-12-26 00 54 31) 日替わり。ただし主PUと合わせになる(今年で言えば天草) - 名無しさん (2021-12-26 12 15 28) 今回のレイドだと乗算三種横バフ、20チャージ、宝具耐性剥がせるで結構便利ね - 名無しさん (2021-12-24 10 58 50) 太公望スカディ+ジャックorカーマいいよね - 名無しさん (2021-12-24 15 49 25) しゃべる度に「本当に味方か…?」と思わせる胡散臭さある スキル封印ってゲージ折った時の特殊効果も封じてくれるのかな - 名無しさん (2021-12-24 11 11 47) スキル封印に限らず、ブレイクゲージを割った時の特殊スキルは防げないよ - 名無しさん (2021-12-24 11 25 23) QなのにBのニキにリチャージ負けてるのか。まあQは星出しが本領だしな。 - 名無しさん (2021-12-24 11 44 18) ニキはBだから宝具のリチャージはゼロでは? - 名無しさん (2021-12-24 11 49 52) ブレイブでのリチャージの話よ - 名無しさん (2021-12-26 16 22 39) まぁ、術ニキ基準にしたら大半の☆5鯖がリチャ負けしているからね~ - 名無しさん (2021-12-24 15 12 10) 術ニキはコヤンとの相性がバグってるだけで単体だと言うほどでもない、高速詠唱組より使い勝手悪いし。 - 名無しさん (2021-12-25 19 52 40) だよね。クラス相性関係無いほどぶっこわれとか言われてて疑問だった - 名無しさん (2021-12-26 16 21 55) 6積W太公望でワンチャンありそうだけど、凸礼装置いて太公望出す人ほとんどいなさそう - 名無しさん (2021-12-24 14 33 38) キャスター適正あるんならアペンド3はアサシン攻撃力適正にしようぜ - 名無しさん (2021-12-24 17 21 29) アキレウスのいい相棒になれそうだからぜひとも欲しいんだけどなぁ。当たらない… - 名無しさん (2021-12-24 17 26 43) ゴッドブレイクアームって急に何言い出すんだこの人… - 名無しさん (2021-12-25 19 16 57) 顔と性能は良いんだが偶にテンションが蘆屋道満になるのどうにかならんか - 名無しさん (2021-12-26 10 28 09) 宝具演出で最近多い顔UPで糸目開眼したら最高だったのに - 名無しさん (2021-12-26 16 19 55) シナリオ中は割と目を見開いてるから言うほど頭キャラじゃないよねこの人 - 名無しさん (2021-12-26 16 31 53) 頭ってなんだ…糸目キャラね - 名無しさん (2021-12-26 16 32 33) イベントが特攻有りというのもあるけど横バフが結構有能やな - 名無しさん (2021-12-27 02 21 22) NP付与横バフ特効全体宝具と、ほとんどの鯖が羨む性能てんこ盛りなのに、最近は強鯖多かったから相対的に見てしまうと恒常なりの地味さにまとまってる感じ - 名無しさん (2021-12-28 03 19 33) 言ってるところの「ほとんどの鯖が羨む性能」と「強鯖(たちの性能)」がそれぞれ全然別物だから比較しても意味ないわ - 名無しさん (2021-12-28 14 37 15) 強鯖の基準が人それぞれな以上、文脈的に他鯖と比べて秀でているのが強鯖だと木主が言ってるから比較してるんでは?俺の基準はこうだからだけ言ってても意味ないよ - 名無しさん (2021-12-28 16 29 50) 言うほどか?アタッカーともサポーターとも振り切れてない半端な感じがするけど - 名無しさん (2021-12-28 14 43 35) そうかなあ。全体バフ3種15%=52%3T+NP全体20自分50のサポ性能に、W神性特攻宝具で余裕の10万はイスカンダル越え、魔性特攻だけでも上はイスカンダルと自分のみ、特攻なしでもアキレウス越えかつQシステム可だよ。これ以上盛るのは無理では? - 名無しさん (2021-12-28 16 19 59) 全体特効っていうほど出番無いから自分の中では評価高くないんだよね。ライダーでシステム組めるやつ持って無かったらッて所か - 名無しさん (2021-12-28 16 53 45) 別に弱いと言うつもりもないが長所だけ書くのは何か違うと思う - 名無しさん (2021-12-28 16 57 19) サポ性能は人権サポ鯖と比べられるから普通に辛い。攻撃性能は普通に優秀だけどQってだけで評価低くなってるのはありそう。 - 名無しさん (2021-12-28 21 55 28) サポはQの宝具メインっていう対象があまり充実してないからってのもあるな。50チャージで汎用的な火力キャラってなるとQにしたSタルとかになるくらい貧弱なのがQだし。 - 名無しさん (2021-12-28 22 44 56) それぞれトップクラスでなくても必要十分な仕事を一人二役できるって十分アドバンテージだと思うが、今までにそういう立ち回りが嵌まった実績のあるボイジャーとかにしたって評価しないって人はいるだろうな。自分は鯖に何を求めてるかって趣味の問題だと思う - 名無しさん (2021-12-30 00 14 37) メリュオベロンコヤン辺りの唯一無二の連中と比べたらそうなるけど他の下半期実装鯖と比べたらそうでもなくね - 名無しさん (2021-12-28 22 11 43) コメントの伸びも物語ってる。いつもの性能的には戦力が整ってたら要らないけど、決して弱くはないって鯖。Qサポが本当にくるなら化ける要素はある。本当にくるなら - 名無しさん (2021-12-29 22 33 35) グラ友っぽい晴明くんに期待 - 名無しさん (2021-12-29 23 16 28) レイドで絆10になっちゃった「最速の男」 - 名無しさん (2021-12-30 13 57 34) 宝具3とはいえ、種火極級の殺腕を自バフのみの宝具で落としてビビったけど神性あるのな極級の腕 宝具1は流石にキツそうだけど宝具2なら凸カレとスカディで1・2w飛ばせるかも - 名無しさん (2021-12-30 18 03 52) 他の☆5全体ライダーと比較すると明らかにドレイクもイスカンダルもエウロペもアキレウスも超えてるし、単体性能だけで言えば間違いなく☆5全体ライダーで最優だと思う。Qサポがスカディ()だから評価落とされてるだけ。 - 名無しさん (2021-12-31 00 15 35) New!致命的な部分ですやん - 名無しさん (2021-12-31 08 21 49) New! Qパでスキル1使ってからの全体宝具が雑に強い - 名無しさん (2021-12-31 00 39 16) New! 名前 すべてのコメントを見る 名前 すべてのコメントを見る 召喚報告板 注意事項 召喚関連の話題を取り扱う掲示板です。 特に 召喚の結果報告のみ のコメントを投稿する際には、他のコメントを圧迫しないようにするために、この掲示板を利用するようにしてください。 他のページのコメントフォームにて結果報告のみのコメント投稿が繰り返される場合、 コメントアウト・編集規制などの方法で対応することがあります。 ※2017年10月18日以降 利用者間での注意・誘導は避けてください。 この掲示板のルールについての提案・議論は、編集掲示板または編集要請板にお願いします。 コメント 20万でハベにゃん来たから安心して回したら90万使い切って追加0、邪馬台国90…なんてこった - 名無しさん (2021-11-17 19 01 21) 福袋以外無課金だとどのくらい引いてるの? 誰かおせーて - 名無しさん (2021-11-20 09 16 41) サブアカでまったくの無課金で、一番多かった年が16人、少なかった年が6人。それ以外が8~12人くらいかなぁ。 - 名無しさん (2021-11-22 09 28 10) みんな結構引いてるんだなぁ・・・4年半で65体くらいだから、まあまあのひきってことかな。伊吹も来たし今回は勝った - 名無しさん (2021-11-23 22 12 01) 見事110連で龍馬出ず。無償石使い切ったが、12月のイベントが怖い。 - 名無しさん (2021-11-22 19 30 05) わからない13連して龍馬じゃなくて初三蔵ちゃんすり抜けしたんだけどこういうときどういう顔したらいい? - 名無しさん (2021-11-22 20 33 07) サンタオルタを見た時のエミヤの表情をすればいいと思うよ - 名無しさん (2021-11-24 10 12 49) 1諭吉で竜馬来なかったけど、森君凸ったので撤退 - 名無しさん (2021-11-23 09 17 50) 50連で魔王信長2枚と沖田1枚の神引き。まあ前回210連で魔王出なかったんで260連で2枚だからやや爆死だが。 - 名無しさん (2021-12-03 06 54 50) 石1個の奴で龍馬ランサー召喚。イベ中に来て欲しかったけど、嬉しみ(なお諭吉は4人旅立った) - 名無しさん (2021-12-06 14 42 32) 80連でガラテア2枚引けた!狙った星5を重ねれたの初めてだからメチャクチャ嬉しい - 名無しさん (2021-12-07 02 05 37) 礼装目当てで回したら、星4礼装1枚だすまで33連。星3、5礼装は出ず。フレポで10連100回で星3礼装1枚…。こんなにイベント礼装が出なかったのは初めてかも。なお、フレポでハベにゃん1、アンリ1いらっしゃった。 - 名無しさん (2021-12-09 10 23 03) ミッションでもらった石かき集めて妖精ランスロ10連回したけど最低保障だけだったわ・・・はぁ~~~ - 名無しさん (2021-12-18 00 48 30) 夏ガチャ以降ゴミ引きしかしてない、やる気無くなってきた。 - 名無しさん (2021-12-19 08 01 22) これ。天井は要らんけど上手い事確率調整してほしいわ。 - 名無しさん (2021-12-23 09 48 14) PUされてるわけでもない同じ恒常☆3礼装が3連続ぐらいで出るの運無駄遣いしてる感しかない - 名無しさん (2021-12-20 01 11 27) 妖精ランスロの宝具3目指したら18万の出費、ここまで沼ったの初めてだわ - 名無しさん (2021-12-22 00 09 21) 今年は星5排出0%で終わりそうだぜ - 名無しさん (2021-12-22 19 35 29) ガチャで沼ってる途中の「ここで引き返したら丸損だぞ!出るまで引け!」感はほんとやばいよね - 名無しさん (2021-12-23 12 36 39) こんだけつっこんだんだ。そろそろ出るハズ!!(で、さらにつっこむ)のギャンブル脳よ。 - 名無しさん (2021-12-23 16 11 36) 妖スロ宝具3目指して120連(+呼符)で星4が3枚他ほぼ礼装ガチャ、イベガチャ礼装が欲しくて回したら20連で太公望 何故なのか - 名無しさん (2021-12-23 20 05 41) イベ礼装目当てでお試し10連したら太公望きた - 名無しさん (2021-12-26 14 48 23) うちも。なお、イベ礼装は……。 - 名無しさん (2021-12-28 11 46 02) メリュジーヌようやく引けたけど、自前オベロンもコヤンも居ないから活かせないことに気づいてしまった。まぁランサー最優だしいいか - 名無しさん (2021-12-27 01 23 54) レイドが終わったらメリュジーヌを引けた。鐘216族 - 名無しさん (2021-12-29 00 43 19) 11連17回でようやく妖スロ1枚。せめて宝具2にはしたかったけど、石尽きたしもう無理。元日追加キャラは配布だけで引けることを望む。 - 名無しさん (2021-12-30 23 10 18) New! 名前 すべてのコメントを見る + 過去ログ一覧 掲示板/召喚報告板/コメントログ/1 【2017.09.18 ~ 2017.11.30】 掲示板/召喚報告板/コメントログ/2 【2017.11.29 ~ 2018.01.17】 掲示板/召喚報告板/コメントログ/3 【2018.01.17 ~ 2018.05.11】 掲示板/召喚報告板/コメントログ/4 【2018.05.11 ~ 2018.08.08】 掲示板/召喚報告板/コメントログ/5 【2018.08.08 ~ 2018.11.12】 掲示板/召喚報告板/コメントログ/6 【2018.11.13 ~ 2019.04.28】 掲示板/召喚報告板/コメントログ/7 【2019.04.28 ~ 2019.11.30】 「 召喚報告板 」が設置されました。 ※召喚(ガチャ)結果についての報告については、上記掲示板にコメントをお願いします。
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「てめえらをびっくりさせてやるぜ、けだものども。さあ来てみろ!」 "I ve got a little surprise for you, beasties! Come and get it!" ゼンディカーの夜明け 【M TG Wiki】 名前
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#blognavi 埼玉と岐阜が40.9度を観測した時は山梨のほうに居て快適な環境を満喫してました、こんにちは。 色々忙しくなり、なんだかんだで入ってない時間も早2ヶ月ほど過ぎたのでしょうか。 ちまちま公式を覗いてみると、やれ沼地やら、やれ水着やら、色々実装している模様。 実はこっそりイラコンに描いて突っ込もうと思ったのですが、流石に間に合うはずもなく断念。構図だけは直ぐに浮かんだけど、描くのが遅いんで… 描くと言えば、ルブラン上位のルノワールの情報が散歩道。のほうに出た時に、公式のルブランの壁紙みたいなの作りたいなーと思って、F(♂)・M(♂)・W(♀)・Wr(♀)・S(♀)構成で背景面倒だから人物だけで、と描き始めたのがあって、ハバマル実装までには出来るだろうなーとか希望的観測でやっていたんですが、世の中そんなに甘くなく、まだ1人目すら描き終わってないのに実装、と……。 今は筆入れる時間もないので、ほとんど頓挫状態。 今後完成の日を迎えるかどうかもわからんので、中途に公開⊂⌒~⊃。Д。)⊃ やっぱり色々おかs 壁紙サイズの縮小予定(2000×1600)で描いてるので色々ごまかしまくり(´∀` 100%トリミングが↓ あ、荒い・・・ まぁ、とりあえず生きてますよ、ということで。 カテゴリ [GE] - trackback- 2007年08月19日 13 11 46 #blognavi
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『一年戦争前史』 20世紀末、人口増加にともなう地球環境の悪化は、ほとんど末期的な状況を呈していた。 近い将来、人類の生存圏としての地球は完全な破綻を迎えることは明らかであり、残された道はただ一つであった。 宇宙への移民である。 この一大事業は地球連邦政府によって推進された。紛争調停・経済交流を主目的として創設された地球連邦は、 諸国家に対して強い強制力を持つものではなかった。 しかし、スペースコロニー計画という巨大プロジェクトを軸に、権力組織としての実体を備えた組織へと変わっていった。 連邦政府は、コロニーへの移住権を切り札に、紛争の停止、資源の一括管理、経費の分担、労働力や技術の提供を諸国家に強制した。 こうした活動のうちに地球連邦政府は巨大化していった。 こうして約半世紀をかけて最初のスペースコロニーは完成し、人類は宇宙への移民を開始した。 これにともない西暦(D.C.)を宇宙世紀(U.C. )へと移行、本格的な宇宙時代が始まる。 月の軌道上に存在する重力の安定した点、ラグランジュ・ポイントには次々とコロニーが建設され ”サイド”と呼ばれるコロニーの集合自治体を形成していった。 月もまたその中の中継基地として開発が進み、多くの街が造られ、人類は着実に宇宙へと、その居住圏を拡大していった。 移民が進み、人類の半数以上が宇宙で生活するようになると、地球連邦政府と宇宙移民者(スペースノイド)の間に軋轢が生まれ始めた。 エリート意識を持った地球連邦が、各サイドを植民地のように扱いだしたのだ。 それに対し、政治家ジオン・ズム・ダイクンは”コントリズム(サイド国家主義)”を提唱、連邦の政策を批判した。 ”コントリズム”(後に”ジオニズム”と呼ばれる)とは、これ以上の地球の汚染を防ぐため、人類は宇宙に移り住み、 それにより人類は新たなる進化の段階に進むことができると考えた思想なのである。 ジオン・ズム・ダイクンは、この思想をサイド3で実践した。 宇宙世紀0058年、サイド3は地球連邦からの独立を宣言、ジオン共和国を樹立した。 連邦政府はサイド3に対し経済圧迫を加え、各サイドに対しても弾圧を強めた。 しかし、これは連邦政府への更なる不満をスペースノイド達の間に生む結果となった。 ジオンの思想に協調するものが、多数サイド3へ集まったのである。 宇宙世紀0068年、ジオンは志半ばで病死し、ジオンの右腕だったデギン・ソド・ザビが第2代首相となった。 一部でジオンはこのデギンに毒殺されたとの噂が流れたが、真相は定かではない。 そして翌年、サイド3はデギンを公王とし、ジオン公国を宣言。 ザビ家による独裁体制が敷かれた。 宇宙世紀0078年10月、ジオン公国は長年にわたり準備を進めてきた地球連邦政府への独立戦争を決行すべく、 国家総動員令を発令、開戦は秒読み段階に入った。 『一年戦争勃発』 宇宙世紀0079年1月3日、ジオン公国は地球連邦政府に対し宣戦布告をする。かくしてジオンの独立戦争が始まった。 ジオン公国軍は宣戦布告と同時に、地球周回軌道上の連邦軍艦隊に対し攻撃をかけた。この戦闘でジオン軍は新兵器「モビルスーツ」を初投入し、連邦はその威力を思い知ることになった。 また、ジオン軍によって、戦場に散布された”ミノフスキー粒子”は電波を乱反射させる特性によりレーダーを無力化した。 このため遠距離のレーダーによる索敵は不可能となり、レーダー誘導の兵器は全く役に立たなくなった。 戦闘は有視界による近距離戦闘が中心となり、ジオン軍の新兵器「モビルスーツ」は小回りの利く人型機動兵器として、その有用性を発揮した。一方、レーダーに頼った艦艇による砲撃戦を主戦術とした連邦軍艦隊は、成す術もなくこれに大敗したのである。 時を同じくしてジオン別動艦隊は、サイド1、2、4に奇襲攻撃をかけ、NBC(核・生物・化学)兵器の無差別攻撃により 3つのサイドを全滅させ、約30億人を虐殺した。 『コロニー落とし』 ジオン軍の攻撃は宇宙だけでなく地球に対しても行われた。 全長約30km、直径約6.5kmの巨大な円筒形であるスペースコロニーを地球に落とす「ブリティッシュ作戦」である。 1月4日、ジオン軍工作部隊によりサイド2のコロニーの1つに装着された核パルスエンジンを点火。 正規の軌道をそれたコロニーは地球へと向かって自由落下を始めた。 地上落下時の破壊力はヒロシマ級原子爆弾300万発分、これは人類史上最大級の破壊兵器である。 その落下目標地点は、連邦本部であり地球上で最大の規模を誇る軍事基地、南米「ジャブロー」であった。 これを察知した連邦軍は、コロニー落としの落下コース付近にいる集結可能な残存艦隊を集め迎撃を開始した。 ジャブローを失えば後がない連邦軍は執拗な攻撃を繰り返す。 しかし、ジオン軍のモビルスーツの前にまたも連邦艦隊は敗北した。 1月10日、コロニーは大気圏へと突入を開始する。ここでジオン軍に大きな誤算が生じた。 連邦艦隊の攻撃で破損していたコロニーは、大気圏突入の衝撃で崩壊、アラビア半島上空で四散してしまったのである。 バラバラになったコロニーはコースを外れて落下、ジャブローは難を逃れることになった。 コロニーは北アメリカとオーストラリア大陸に落下、ジャブローは無事だったものの、地球連邦政府は大きな損害を受ける結果になった。 1月3日の開戦からコロニー落としまでの7日間の激戦は、後に「一週間戦争」と呼ばれた。 『ルウム戦役』 一週間戦争後、失敗に終わったジャブローへのコロニー落としを再度敢行すべく、ジオン軍は艦隊の再編成を開始した。 ジオン宇宙攻撃軍総司令ドズル・ザビ中将が指揮をとり、所有艦艇の大部分を集結させ、大艦隊を編成したのである。 こうして再度ブリティッシュ作戦を実行するべく、サイド5(ルウム)に向けてジオンの大艦隊が出撃した。 対する連邦軍も総力戦を決意、名将と名高いレビル将軍の指揮下、ルナ2艦隊を中心に残存艦隊を集結、 ジオン艦隊の3倍もの大艦隊でサイド5へと向かった。 1月15日、ジオン軍と連邦軍の艦隊はルウム宙域で激突、総力戦を展開する。こうして宇宙世紀史上最大の艦隊戦が始まった。 当初、圧倒的な数の優位と名将レビル将軍の采配により、連邦艦隊は優勢に戦いを進めていた。 ジオン艦隊はコロニー落としのための、工作部隊とその護衛に戦力をさかねばならず、苦戦を強いられらのである。 やがて、ドズル・ザビ中将はコロニー落としを断念、全戦力を艦隊戦に投入する総力戦に切り替える。 そして、この戦いでも勝敗を分けたのは”モビルスーツ”だった。 艦艇数で劣るジオン軍は大量にモビルスーツ「MS-06S ザクII」を戦線に投入、連邦艦艇の攻撃に当たらせた。 ミノフスキー粒子散布下のレーダーの効かない状態で、小回りの利くザクに対し、連邦の艦艇は有効な攻撃手段を持たず、 次々と撃沈されていった。 そんななか、5隻もの艦が一瞬にして沈められるという出来事がおこる。 機体を赤く塗装しており、連邦から「赤い彗星」と恐れられたシャア・アズナブル少佐の驚異的な戦果であった。 こうしたエースパイロットの働きもあり、戦いの流れは大きくジオン側へと傾いていった。 連邦軍の敗色が濃くなり出したそのとき、敗北を決定づける出来事が起こった。 乗艦を撃沈され脱出したレビルが、ジオンの特殊部隊「黒い三連星」に発見され、捕虜にされてしまったのだ。 艦隊の司令官であり、カリスマ的存在だったレビルを失ったことにより、連邦艦隊の士気は低下、この後、全艦撤退することになる。 この戦いで連邦艦隊は宇宙戦力の大部分を失うという決定的な打撃を受けた。 しかし、ジオン軍も勝ちはしたものの、コロニー落としは失敗し、多くの艦艇を失う苦しい勝利となった。 一週間戦争とルウム戦役。この二つの戦いによって55億人もの人間が死亡した。 この数は地球圏の総人口の約半数に当たるものだった。人々は自らの行為に恐怖したが、戦いはまだ終わらなかった。 『南極条約締結』 1月28日、ジオン公国から地球連邦政府に対し、休戦条約締結の申し込みがされた。 ルウム戦役の大敗で宇宙戦力のほとんどを失い、弱体化していた地球連邦政府はこの提案の受け入れを決定。 1月31日に永久中立地帯である南極大陸で条約締結が行われることになった。 実はジオン公国の戦争目的はこの条約締結にあった。 人口や資源で連邦より圧倒的に劣るジオン公国は、長期戦になれば勝ち目がない。 そこで短期決戦で連邦軍を圧倒し、その軍事力を見せつけることにより、連邦に休戦条約締結を受け入れさせることが真の目的だったのである。 その内容も休戦条約とは名ばかりのジオン公国の独立自治権承認、連邦軍の軍事縮小といった事実上の降伏勧告であった。 何十億人ものコロニー市民を虐殺したのも、ジャブローにコロニー落としを(結局失敗に終わったが)行ったのも、 すべてはこの条約締結を有利に進めるための材料づくりに過ぎなかったのである。 1月31日、南極大陸の連邦軍基地でジオン、連邦双方の代表団による、休戦条約締結のための条約会議が行われた。 ここまではジオン公国側がほぼ思惑通りに事を進めていた。しかし、ここで全く予想外の出来事が起こった。 ルウム戦役で捕虜となっていたレビル将軍が、奇跡の生還を果たしたとの報が会議場に飛び込んできたのだ。 会場は騒然となり会議は一時中断された。 レビル将軍は、通信可能な回線を使い演説を行った。 「我が連邦軍以上にジオンも疲弊している! ジオンに残された兵力は少ない!」 これが後に言われる「ジオンに兵なし」の演説である。 この演説により、連邦軍は息を吹き返した。連邦の代表団は徹底抗戦を決意。条約は大きくその内容を変更することとなった。 結局、「南極条約」はNBC兵器の使用とコロニー落としの禁止、木星資源採掘船団の不可侵、 捕虜の取り扱いについてを取り決めた程度の戦時条約にとどまった。 ジオン側の思惑はもろくも崩れさり、戦争は長期化の様相を呈した。 『地球侵攻作戦開始』 戦時条約にとどまった南極条約の締結により、短期決戦による戦争終結、独立自治権の獲得というジオン公国の思惑は完全に崩壊した。 この段階で終戦協定を結んでも、ジオンにとって有利な条件は望むべくもなく、もはや残されているのは徹底抗戦への道だけであった。 そうと決まればジオンの対応は早かった。 地球上の軍事拠点と鉱物資源、化石燃料の確保のため、兼ねてから進められていた計画「地球侵攻作戦」を、すぐさま実行に移したのである。 コロニー国家であるジオンは固有の資源を持たない。戦争を終結させるためにも、資源の確保は不可欠の問題であった。 かくしてジオン軍の地球侵攻作戦は開始される。艦底にHRSL(降下用カプセル)を装着したムサイ級巡洋艦が多数、 地球の衛星軌道上に集結したが、これを食い止めるだけの戦力は連邦軍には残ってなかった。 2月7日、衛生軌道上からのジオンの宇宙戦闘艇によりミノフスキー粒子が散布された。 レーダーが使用できなくなった地球上の連邦軍は、正確なジオン軍の降下地点を掴めず、 有効な迎撃をする事も出来ないまま、降下作戦を許すことになる。 ジオン軍は2月中に大規模な降下作戦を3回行った。 連邦軍バイコヌール基地とウラル山脈周辺に対して行われた第一次降下作戦。 カリフォルニア基地とニューヨーク周辺に対して行われた第二次降下作戦。 そして、第三次降下作戦は北京周辺、マレー半島周辺、オーストラリア北岸が選ばれ、 ザクを収容した多数のHRSLが各降下ポイントに向けて投下された。 この一連の降下作戦で、地球上の数々の重要な拠点がジオン軍の支配下に落ちた。 中でも連邦軍にとって最大の痛手となったのは、北アメリカのカリフォルニア基地を奪われたことだった。 連邦軍にとって南米ジャブローに次ぐ大規模な軍事基地であり、海軍軍港、空軍基地、宇宙港、 各種兵器の開発生産施設まで有した一大軍事拠点だったのである。 カリフォルニア基地は、占領後ジオン軍の地球侵攻の中心基地となり、兵器工場はモビルスーツ生産工場に改装され、 以後、地球上で使用するモビルスーツの大半は、ここで開発、生産されることになった。 『地球侵攻作戦』 一週間戦争、ルウム戦役、地球降下作戦と、立て続けに大規模な軍事行動をとったジオン軍だが、連邦軍同様戦力の疲弊は著しかった。 ましてや地球上の各占領地区を防御、維持するためには、戦力の状況は急ぎ解決しなければならない課題となっていた。 4月に入ると、ジオン軍は占領した各地の工業施設を使い、戦力の増強を開始。 特に地球上のジオン軍の中心基地であるカリフォルニア基地では、様々な地上用のジオン製兵器の生産が行われた。 中でも幸運だったのは、占領時に潜水艦とその造船所を無傷で手に入れたことだろう。 コロニー国家であるジオンにとって”海”は未知の存在だった。 潜水艦の造船技術など有るわけもなく、それを無傷で手に入れたことは、何よりの収穫だったといえる。 ジオン軍はさっそく潜水艦を改良、モビルスーツ搭載能力を持たせ、ジオン潜水艦隊の設立を急いだのである。 航空機もまた、コロニー国家であるジオンにとってノウハウのない分野だった。 コロニー内という特殊な条件下では航空機の飛行実験は行うことが出来ず、コンピュータによるシミュレーションだけで設計がなされた。 そして地上で初めて生産され、空を飛ぶことになったジオン製の航空機は多くの問題点を抱えていた。 例えば、ガウ攻撃空母と呼ばれる超大型の戦略空中空母などは、推進器として18機もの熱核ジェットエンジンが使用されていたが、 常に下方ジェットエンジンに30%の推力を振り分けないと、浮力を維持することができないという無駄の多い代物だった。 もちろんジオン軍のお家芸であるモビルスーツも地球用機体の開発、生産が進められた。 水中用や砂漠用といった局地戦用モビルスーツは今後の作戦展開上、必要不可欠な存在であったし、 何よりもジオンの汎用モビルスーツである「ザク」にしても、宇宙用と地上用では内部機構に違いがあったのである。 こうしてジオンは地球の占領維持に努力を重ねたが、戦局はその後、停滞することになる。 『膠着状態』 ジオンの地球侵攻作戦により、連邦軍は、喉元にナイフを突きつけられた格好になった。 しかし、現状でこれに対抗するだけの戦力のない連邦軍にとって、まず軍備を補強するのが先決だった。 こうして、0079年4月「ビンソン計画」と「V作戦」が発動された。 「ビンソン計画」とは、ジャブローを中心とした生産拠点にて、マゼラン級巡洋艦、サラミス級巡洋艦といった、 宇宙艦艇を急ピッチで建造、先の戦いで壊滅した宇宙艦隊を再建させるという計画である。 「V作戦」はジオン軍と連邦軍の決定的な戦力差である、MSの開発、量産を究極的な目標とする計画であった。 一方、地球侵攻し成功したとはいえ、ジオンにしても連邦にとどめをさせるほどの戦力を有しているわけでもなかった。 ジオンの国力では地球侵攻で得られた占領地を維持していくのが精一杯だったのである。 4~8月にかけて、両軍とも戦力増強や資源採掘に重点が置かれ、各地では小競り合いやゲリラ戦が展開されるだけで 大規模な作戦は行われなかった。 『連邦反撃開始』 その間、連邦軍は「ビンソン計画」を急ピッチで進めていた。 先の敗戦で得た教訓をもとに、各所に改良を加えた再設計による艦艇を新造、着実に宇宙軍の再編を進めたのである。 「V作戦」も確実に進行していた。 7月にはRXシリーズで一番開発の遅れていた「RX-78 ガンダム」の一号機がサイド7で完成、最終テストを開始した。 また、同時期に南米ジャブローではRXシリーズの母艦となるペガサス級強襲揚陸艦の1番艦「ホワイトベース」が就役していた。 このホワイトベースとRXシリーズは、一年戦争終結までに多大な戦果を挙げているが、特にこの時期にジオンに与えた衝撃は大きかった。 ホワイトベース隊はサイド7にてMSの受領中にジオン軍と交戦、正規の乗組員がほとんど死亡し、少年少女達で運営されていたにも関わらず、 10月4日には北米シアトルで、ザビ家の末子ガルマ・ザビ大佐を戦死させたのである。 「V作戦」の進行に伴い、9月にはMSの試作と生産が並行して行われた。 少数ではあるが、先行量産型MSがロールアウトしたのもこの時期である。 これら、量産用の生産ラインが完成する以前に造られたMSはいずれも「試作」的な要素が強く、比較的高性能な機体が多かった。 これらのMSは、これ以上のジオンの侵攻を防ぐため、戦略上重要な地域に優先して配備された。 東南アジアをはじめ、地下資源が豊富で、旧世紀来の工業施設などが置かれているような地域である。 そして、10月、ようやくMSの量産体制が完了。 ジオン軍との戦力差を埋めるべく、急ピッチで「RGM-79 ジム」の量産が開始された。 ジムのコンピュータには、テスト用試作機「RX-78」で得られた実戦データが組み込まれており、 新米パイロットが操縦しても高い戦闘能力を発揮した。 また、量産機でありながらビーム兵器の使用も可能で、この点でもジオン軍の「ザク」を凌駕していた。 かくして、反撃態勢を整えた連邦軍は、いよいよ反撃作戦を開始したのである。 『オデッサの戦い』 黒海の港、オデッサ。そこには地球侵攻に成功したジオン公国軍の最重要拠点の一つがあった。 ジオンは中央アジアから東ヨーロッパ一帯の鉱山を奪取、その根拠地がオデッサに置かれていたのである。 地球連邦軍は均衡状態にあったヨーロッパのミリタリーバランスを一変させるため、反抗作戦の矛先をオデッサに向けた。 作戦が成功すれば、ジオンは最大の資源供給地を失い、以後の戦いも有利になるはずである。 連邦軍はこの戦いに地上兵力の半数を投入した。 この作戦には「V作戦」の成果であるペガサス級強襲揚陸艦とRXシリーズのMSが、後方撹乱の任務をおって参加していた。 もちろん、ジオンはこの連邦軍の動きを察知してはいた。 しかし、オデッサ方面の指揮官、マ・クベ大佐の上官であるキシリア・ザビ少将は、本来、月の制圧維持がその最大の任務であり、 ”黒い三連星”をマ・クベのもとに送るのが精一杯であった。 彼らはルウム戦役でレビル将軍を捕虜にしたエース部隊であり、彼らをもって連邦軍の新型MS部隊に対抗しようとしたのである。 戦争終結まで続く、ザビ家内部の不協和音により、これ以上の増援は見込めず、ジオン軍は窮地に陥ることになる。 そして11月7日、オデッサを中心に陣形を整えたジオンに対し、連邦の侵攻が始まった。「オデッサの戦い」の始まりである。 『オデッサの敗戦』 オデッサでの激戦は3日間続いた。マ・クベ大佐は、南極条約で禁止されている核兵器をも使用して オデッサを防衛しようとしたが、結局は、レビル将軍率いる連邦軍の前に撤退を余儀なくされた。 ジオン軍高官達は宇宙巡洋艦ザンジバルにて宇宙に撤退。 残された兵は連邦軍に投降したが、一部はアフリカのジオン勢力圏に撤退、その後も戦い続けた。 一部宇宙に撤退したジオン軍は、「ビンソン計画」により宇宙艦隊の増強を続ける連邦軍を横目に本国の防衛準備に取りかかった。 もとより宇宙でもジオン軍の戦力増強は行われていた。宇宙要塞ソロモンが5月に、宇宙要塞ア・バオア・クーが6月に完成。 これによりジオン軍は、ソロモン、ア・バオア・クーと月面基地グラナダを結ぶ本土防衛ラインを完成させていたのである。 『潜水艦部隊の活躍』 オデッサでの敗戦によリ、ジオンは地球での勢力圏を縮小せざるをえなかったが、まだ連邦に対抗できる戦力が残っていないわけではなかった。 特にこの頃、活発に動いていたのが潜水艦部隊である。 地球侵攻に成功したジオン軍は、まず地球用の局地戦用のモビルスーツの開発を急いだ。 砂漠やジャングルなど、ある程度過酷な環境も想定して作られていたモビルスーツではあったが、 実際その環境下で使用してみると、予想以上に機体にかかる負担が大きく、作動不良が相次いだ。 事を重く見たジオン軍は、急ぎ局地戦用モビルスーツの生産に乗り出したのである。 特に、地球上の7割を占める海を手中に収め、地球でのイニシアチブを取るために、水陸両用のモビルスーツが必要とされた。 コロニー国家故に海を持たないジオンにとって、水中用モビルスーツの開発は困難なものだったが、 局地戦用、水陸両用のモビルスーツの生産は急ピッチで進められた。 5月には、これらのMSは、連邦軍カリフォルニア基地を占領した際に接収し、MSを搭載出来るように改造された潜水艦に配備された。 海水による機体冷却が可能な水中用モビルスーツは、高出力のジェネレーターを使用でき、 固定武装としてメガ粒子砲の装備で、高い戦闘力を持ったジオンの水中用モビルスーツは、連邦海軍の脅威となった。 9月には、ジオンの潜水艦部隊による大西洋の連邦軍残存艦隊掃討戦が行われた。 開戦時のコロニー落としの際、降り注いだコロニーの破片による津波や異常気象で、すでに太平洋方面の大部分の艦隊を失っていた連邦海軍は、 このジオンによる掃討戦で、事実上海での主導権を失ったのである。 11月27日、この活躍目覚しい潜水艦部隊が、ジオン再反撃のチャンスをつかんだ。連邦軍本部ジャブロー基地入り口の発見である。 『ジャブロー侵攻作戦』 天然の地下大空洞を利用して作られた地球連邦軍本部ジャブロー基地は、地球最大の軍事基地であった。 総敷地面積42万平方km、45万人が生活する巨大な軍事基地である。そこには本部を始め、宇宙艦艇建造ドッグやMS工場などがある。 核攻撃にも耐えられるといわれるこの地下基地は、まだ正確な所在がつかめず、ジオンの地球制圧にとって大きな障害であった。それゆえ開戦当初、ブリティッシュ作戦において、ジオンはコロニー落としの最終目標をジャブローにとしていたのだ。 しかし、ブリティッシュ作戦は失敗。その後のジオン軍は牽制のための定期爆撃を仕掛けることぐらいしかできなかった。 連邦軍はその間にジャブローで力を蓄え(ビンソン計画)、緒戦で受けた痛手を回復したのである。 ジオン軍は歯噛みをしつつもそれを観ていることしかできなかった。 シャア・アズナブル大佐率いる、潜水艦部隊マッドアングラー隊は、ペガサス級強襲揚陸艦ホワイトベースの失態につけ込み、 ついにジャブロー基地の正確な攻撃ポイントを発見したのである。 11月27日、マッドアングラー隊の水陸両用モビルスーツがジャブローに向かうホワイトベースを追撃、 カムフラージュされた宇宙艦艇用の大型ハッチを発見した。 「我、ジャブローの最大の入口を見つけり」 この報告にカリフォルニア・ベースは色めきたった。 かくしてジオンのジャブロー侵攻作戦は開始されたのである。 『ジオンの衰退』 11月30日、ジャブロー基地破壊の命を受け、カリフォルニア・ベースより飛び立ったジオン軍ガウ攻撃空母編隊は、 ジャブローに対して、MSによる降下作戦を行った。 だがジャブロー上空の対空砲火は予想以上に激しく、ジオン軍はガウ、MS部隊双方ともに甚大な被害を受けた。 無事に降下したMSも、この戦いで実戦投入されたRGM-79ジムの本格量産タイプを筆頭とする連邦の地上部隊と交戦、苦戦となった。 また、先行してジャブロー内に侵入した特殊工作隊の破壊工作(MS工場に爆薬を仕掛けようとした)も失敗に終わったため、 ジオン軍は撤退せざるをえなかった。 ジャブロー侵攻作戦の失敗により、ジオンの地球での勢力は大きく後退した。 ジャブロー基地を攻めるだけの余剰戦力がなくなってしまったのみならず、カリフォルニア基地の兵力が激減したため、 連邦軍は後背を気にせず各地のジオン軍を掃討できるようになったのである。 ヨーロッパから撤退したジオン軍にとって最大の鉱山地帯であるアフリカ。 12月初め、ここで連邦軍による掃討作戦が行われた。 これは残るジオン軍最大の拠点を叩くことで、地球のジオン勢力を一掃し、宇宙に出るに当たり後顧の憂いをなくそうというものだった。 ジオン軍はこのアフリカが落ちればあとがなくなる。 オデッサの敗戦以降、アフリカにはかず多くのジオン兵が逃げ込んでいたため、善戦はしたが、 やはり連邦軍の圧倒的な物量の前には役に立たなかった。 一部、地下に潜伏し、戦後も戦い続けたような部隊を除いて、ジオン軍は敗走することになる。 こうして地球において、ジオンの勢力が駆逐されつつある中、主戦場は再び宇宙へ戻っていった。 『星一号作戦』 ジオン最大の宇宙艦隊が駐留する、宇宙要塞ソロモンを攻略し、地球圏の制宙圏を奪取する。 そして、ソロモンを基点に全艦隊でサイド3占領に向かう。 これが、混沌とした戦局を打開する為に連邦が計画した「星一号作戦」の全貌である。 12月2日、ティアンム大将指揮下の大艦隊が出撃した。 艦隊を構成する数十隻の艦艇には「ビンソン計画」に従い、すべてMS搭載能力が与えられており、 将兵は一週間戦争、ルウム戦役の雪辱をはらす一念に燃えていた。 また、前後して、作戦の目標がソロモンであることをジオン側に悟らせない為に、 第13独立部隊所属の強襲揚陸艦ホワイトベースを始めとする囮艦が、それぞれの方向へ出撃していった。 12月5日、ティアンム艦隊はルナ2に入港。 ここに駐留していた艦隊と合流した。ここに来て、ジオン側でも集結した連邦艦隊の目標がソロモンであることを察知していた。しかし、ソロモンに対して行われた増援は、わずかに試作モビルアーマー1機という、心もとないものであった。 決して出せる兵力がなくなったのではない。 実際、本国により近いア・バオア・ク-や、キシリア・ザビ少将が守る月には、新造艦が優先配備されていた。 これは、ソロモン要塞防御の指揮を執る、ドズル・ザビ中将が政治闘争において兄妹に敗れたことを意味するものであった。 12月20日未明、ワッケイン大佐が指揮する第3艦隊が、まずルナ2を出港した。 続いて第5、第9艦隊が続き、2日後の22日、艦隊主力であるティアンム艦隊がルナ2を後にした。 その頃、第13独立部隊ホワイトベースは、幾多の敵と交戦しながら、ソロモンを目指していた。 ホワイトベースはレビル将軍によってニュータイプ部隊と宣伝されており、それ故にジオンの集中攻撃を受けていたのである。 しかし、RX-78-2ガンダムの奇跡的な活躍を始めとする奮戦によって、そのいずれも撃破していた。 12月24日、ホワイトベースは合流した第3艦隊とともに、サイド4の残骸に紛れつつソロモンの宙域に突入した。 ソロモン攻略戦の始まりである。 『ソロモン攻略戦』 第3艦隊はパブリク型突撃艇を展開し、ビーム撹乱幕を形成する特殊ミサイルをソロモンに発射。 これによってビームが拡散されるようになり、要塞主砲及び対空砲座の大部分が無力化した。 だがそれは連邦軍のビーム砲を封じる結果にもつながる。 そのため、ドズル中将はこの作戦をMS戦に持ち込む為の戦術だと考えたが、連邦には別の勝算があった。 この作戦は、サイド1の暗礁宙域に隠れていた連邦主力のティアンム艦隊が、 連邦軍の要塞攻略用秘密兵器「ソーラ・レイ」をソロモンに向けて展開する時間を稼ぐために実行されたものだったのである。 戦いの最中、姿をあらわしたティアンム艦隊に対して、ドズル中将も戦艦グワランを主力とした遊撃艦隊を出撃させたが、 兵力差が大きく、兵からは援軍を求める声も上がった。しかし、ドズル中将はその要請を一蹴した。 兄妹に助けを求める行為など、彼のプライドが許さなかったのである。これが、ソロモンの致命傷になった。 400万枚にも及ぶ巨大な反射ミラーを用いて、要塞に光の焦点をあわせ、太陽の光熱でこれを焼き払う「ソーラ・システム」という、 予想もしなかった兵器の攻撃により、ソロモンの要塞設備、温存艦艇及び遊撃艦隊、そして大量のMSが破壊された。 戦闘のイニシアチブは連邦の手に移り、連邦のMS部隊はソロモンに取り付きつつあった。 マ・クベ大佐率いるソロモン支援艦隊も、既にグラナダを出撃していたが、間に合いそうもなかった。 全兵力の4分の3を失ったドズル中将は残った艦艇とMSをソロモンに集結させ、最後の一戦を行うことを決意、 自ら試作型巨大モビルアーマー”ビグ・ザム”に乗り込み、出撃した。 強力な拡散ビーム砲と、ビームバリアを搭載したビグ・ザムの戦闘力は圧倒的であり、ソーラ・システムの第2射に 注意を集中して、防御が手薄にしていた連邦艦隊は虚を付かれた形となった。 ビグ・ザムは、瞬く間に戦艦5隻、巡洋艦8隻を撃沈した。 この際、連邦総旗艦である「タイタン」が沈み、ティアンム大将が戦死している。 ビグ・ザムは、最終的にホワイトベース隊の肉迫攻撃によって破壊、ドズル中将は戦死した。 だが、中将は自らの死をもって稼ぎ、残存ジオン艦隊をサイド3方面から脱出させたのである。 12月25日、陥落したソロモンに連邦艦隊が入港した。戦争は最終局面を迎えようとしていた。 『ソーラ・レイ』 12月26日、温存されていたレビル将軍率いる艦隊がソロモンに入港した。星一号作戦は、最終段階に入ろうとしていた。 終結した連邦艦隊に対して、ジオン首脳部の動揺は少なかった。 彼らにとっては、ソロモンの陥落はある程度予想されたものだったのである。 ギレン・ザビ総帥は月とア・バオア・クーを結ぶ最終防衛ラインで連邦艦隊を撃滅できる成算があった。 彼の手元にはソロモンに送られなかった新型の艦艇、MSがまだ残っていた。 そして、「ソーラ・レイ・システム」と呼ばれる決戦兵器の存在があった。 「ソーラ・レイ」は、サイド3の「マハル」と呼ばれる密閉型コロニーを、巨大なレーザー砲の砲身として使用する、 究極の決戦兵器として開発された。 1回の発射のために、サイド3の電力のほぼ全てを消費し、直径数キロのレーザーを発射するというシロモノである。 29日、連邦艦隊はソロモンを出港した。作戦目標は、ジオン最後の宇宙要塞であるア・バオア・クー、そしてサイド3だった。 そのころ、サイド3のジオン本国では、ソーラ・レイの使用に備え、民間用の電力の使用制限が行われていた。 すでに、「マハル」からの強制移住が行われるなど、ジオン国民はかなりの圧制を強いられていた。 長い戦いにおいて、多くの成人男子が戦場に駆り出されてもいた。 すでに徴兵ラインは15歳以上にまで下がり、学徒兵動員が盛んに推奨された。 こうした状況を憂慮した、ジオン公国公王デギン・ソド・ザビは、独自に連邦との和平交渉を行うべく、 戦艦グレート・デギンに座乗し、連邦艦隊との接触を試みた。 しかし、それは実権を握るギレン総帥にとって容認できないことであった。 12月30日、戦艦グレート・デギンは、連邦軍第1連合艦隊指令のレビル将軍と、レーザー通信を用いた接触に成功した。 しかし、デギン公王が接舷した連邦軍旗艦フェーベに乗り込もうとしたその時、ギレン総帥は決断を下した。 ソーラ・レイを用いて、連邦艦隊もろともデギン公王を消滅させようと考えたのである。 直径4キロのレーザーが3秒間に渡って宇宙を切り裂いた。 その光量は、人類が生み出した最大のものであり、光は、地球上からでも観測されている。 集結していた連邦艦隊は、ソーラ・レイの照射によってその3分の1を一瞬のうちに失った。 レビル将軍をはじめとする多くの将兵が戦死し、指揮系統に壊滅的な損害を受けた。 『ア・バオア・クー攻略』 しかし、連邦軍首脳は「ジオンに時間を与えれば、再びソーラ・レイを使う機会を与えることになる」として、 残存艦隊にア・バオア・クーへの再進撃を命じた。 12月31日、連邦軍は戦艦マハル、ホワイトベースを中心に残存艦隊を再編し、ア・バオア・クーへの進撃を再開した。 ジオン軍もまた、ソーラ・レイの威力を目の当たりにして士気は上がっていた。 連邦軍は要塞砲を無力にすべく、パブリク突撃艇、宇宙戦闘機を繰り出した。 しかし、ソロモンの戦訓を得ていたジオン側は対空ミサイルで応戦、突撃艇は次々と撃沈されていった。 すでに要塞攻略の切り札であったソーラ・システム搭載艦艇は、ソーラ・レイの照射とともに失われており、 打つ手のない連邦軍は、MS隊を射出、各艦艇もア・バオア・クーに突入した。 戦局は当初、ジオン優位に進んでいた。 しかし、全軍を指揮していたギレン総帥が、キシリア・ザビ少将の手によって暗殺されるという出来事により局面が変わった。 これで一時的に指揮系統の混乱が起きたジオンは、戦線を支えていた大型空母ドロスを失い、防衛力が低下した。 連邦艦艇は次々とア・バオア・クーに接舷、戦いは白兵戦に持ち込まれた。 この激戦のなかで、勇名を馳せたホワイトベースも沈んでいった。 正午を過ぎる頃、戦いの趨勢は決した。 ジオン艦艇の中に不利を察して、小惑星帯の宇宙要塞アクシズや暗礁宙域へと落ち延びる艦も出始めた。 全軍を指揮していたキシリア少将も、ザンジバル級機動巡洋艦によって脱出を計ろうとしたが、 サラミス級巡洋艦の砲撃によって、乗艦を撃沈され戦死。 これにより、ア・バオア・クーは陥落した。 『終戦』 一族のほとんどが死に絶え、ザビ家独裁は崩壊した。 残されたジオン公国議会はの動きは素早かった。 ザビ家派を排除し、再び共和制へ転換して国家維持を図ったのである。 年も明けぬ間に、ジオン共和国を名乗った政府は、サイド6を通じて終戦協定の締結を申し入れた。 戦いに勝利したとはいえ、連邦もまた疲弊しきっており、この申し入れは受諾された。 ジオン軍の中には、終戦を認めておらず、小惑星アクシズや暗礁宙域に逃れた部隊も数多く存在した。 しかし、連邦政府は復興政策優先のため、彼らの存在を無視した。 これが後々の禍根になっていくのである。 こうして、終戦協定は月面都市グラナダで批准された。ときに、U.C.0080年1月1日のことであった。 しかし、この終戦は始まりの終わりでしかなかった。 総人口110億人中、60億人が死亡してもなお、人類は戦いに飽いてはなかったのである。