約 194,499 件
https://w.atwiki.jp/donzuba-2012/pages/14.html
# 過去スレor現行スレ 主な内容 1 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10282 参加者募集 歓迎試合 2 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10284 チーム戦 投手&野手前半評価 3 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10294 野手後半評価 紅白戦1戦目 4 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10299 紅白戦1戦目(続き)&2戦目 5 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10300 新入生VS三軍戦 昇格者発表1 6 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10301 三軍VS名得高校 基礎特訓VS名得高校 7 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10304 投手陣総評 三軍VS二軍 三軍VS基礎特訓(前編) 8 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10308 三軍VS基礎(後編) 昇格&降格発表2 一部コンバート宣告など 9 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10310 三軍VS手久野 三年引退 一般VS特待生 10 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10314 二軍&三軍昇格発表3 基礎特訓VS宙二地 一部コンバート 昇格者発表4 11 http //nomaki-game.sakura.ne.jp/bbs/patio.cgi?mode=view no=10321 紅白戦ドラフト 紅白戦1戦目 最終更新 2012/1/28
https://w.atwiki.jp/pokemonsv/pages/2233.html
もくじを見る 概要 所持ポケモン 関連項目 コメントフォーム 概要 所持ポケモン No. 名前 特性 通常特性 隠れ特性 関連項目 特性 あ行 ARシステム アイスフェイス アイスボディ あくしゅう あついしぼう あとだし アナライズ あまのじゃく あめうけざら あめふらし ありじごく アロマベール いかく いかりのこうら いかりのつぼ いしあたま いたずらごころ いやしのこころ イリュージョン いろめがね いわはこび うのミサイル うるおいボイス うるおいボディ エアロック エレキスキン エレキメイカー えんかく おうごんのからだ オーラブレイク おどりこ おみとおし おもかげやどし おもてなし おやこあい おわりのだいち か行 カーリーヘアー かいりきバサミ かがくのちから かがくへんかガス かげふみ かぜのり かそく かたいツメ かたやぶり かちき カブトアーマー かるわざ かわりもの がんじょう がんじょうあご かんそうはだ かんろなミツ ききかいひ きけんよち きずなへんげ ぎたい きみょうなくすり きもったま ぎゃくじょう きゅうばん きょううん きょうえん きょうせい ぎょぐん きよめのしお きれあじ きんしのちから きんちょうかん くいしんぼう クイックドロウ クォークチャージ くさのけがわ くだけるよろい グラスメイカー クリアボディ くろのいななき げきりゅう こおりのりんぷん こだいかっせい こぼれダネ ごりむちゅう こんがりボディ こんじょう さ行 サーフテール サイコメイカー さいせいりょく さまようたましい さめはだ サンパワー シェルアーマー じきゅうりょく じしんかじょう しぜんかいふく しめりけ しゅうかく じゅうなん じゅくせい じょうききかん しょうりのほし じょおうのいげん じりょく しれいとう しろいけむり しろのいななき しんがん シンクロ じんばいったい しんりょく スイートベール すいすい すいほう スカイスキン スキルリンク スクリューおびれ すじがねいり すてみ スナイパー すなおこし すなかき すながくれ すなのちから すなはき すりぬけ するどいめ スロースタート スワームチェンジ せいぎのこころ せいしんりょく せいでんき ぜったいねむり ゼロフォーミング そうしょく そうだいしょう ソウルハート た行 ダークオーラ ターボブレイズ たいねつ ダウンロード だっぴ たまひろい ダルマモード たんじゅん ちからずく ちからもち ちくでん ちどりあし ちょすい テイルアーマー てきおうりょく テクニシャン てつのこぶし てつのトゲ テラスシェル テラスチェンジ テラボルテージ デルタストリーム テレパシー でんきエンジン でんきにかえる てんきや てんねん てんのめぐみ とうそうしん どくくぐつ どくげしょう どくしゅ どくのくさり どくのトゲ どくぼうそう どしょく とびだすなかみ トランジスタ トレース とれないにおい どんかん な行 ナイトメア なまけ にげあし にげごし ぬめぬめ ねつこうかん ねつぼうそう ねんちゃく ノーガード ノーてんき ノーマルスキン のろわれボディ は行 ハードロック はがねつかい はがねのせいしん ばけのかわ はじまりのうみ パステルベール はっこう バッテリー はとむね バトルスイッチ ハドロンエンジン はやあし はやおき はやてのつばさ はらぺこスイッチ バリアフリー はりきり はりこみ パワースポット パンクロック ばんけん はんすう ビーストブースト ヒーリングシフト ひでり ひとでなし ひひいろのこどう ビビッドボディ びびり ひらいしん びんじょう ファーコート ファントムガード フィルター ふうりょくでんき フェアリーオーラ フェアリースキン ふかしのこぶし ぶきよう ふくがん ふくつのこころ ふくつのたて ふしぎなうろこ ふしぎなまもり ふしょく ふとうのけん ふみん ふゆう プラス フラワーギフト フラワーベール フリーズスキン プリズムアーマー ブレインフォース プレッシャー フレンドガード ヘヴィメタル ヘドロえき へんげんじざい へんしょく ポイズンヒール ぼうおん ほうし ぼうじん ぼうだん ほおぶくろ ほのおのからだ ほろびのボディ ま行 マイティチェンジ マイナス マイペース マグマのよろい まけんき マジシャン マジックガード マジックミラー マルチスケイル マルチタイプ ミイラ みずがため ミストメイカー みずのベール みつあつめ ミラーアーマー ミラクルスキン むしのしらせ ムラっけ メガランチャー メタルプロテクト メロメロボディ めんえき もうか ものひろい もふもふ もらいび や行 やるき ゆうばく ゆきかき ゆきがくれ ゆきふらし ようりょくそ ヨガパワー よちむ よびみず よわき ら行 ライトメタル リーフガード リベロ リミットシールド りゅうのあぎと りんぷん レシーバー わ行 わざわいのうつわ わざわいのおふだ わざわいのたま わざわいのつるぎ わたげ わるいてぐせ コメントフォーム 名前 コメント すべてのコメントを見る ※こちらは「情報提供欄」です。質問や雑談はご遠慮ください。
https://w.atwiki.jp/tomadoibito/pages/42.html
行った作業や完成予想パネルによりゲームデータに誤差が生じる?(休むが無いなど) チュートリアルゲームの目的 コマンド解説 娘の状態 コマンド詳細ステータス初期設定 会話 教育方針 スケジュール自由に育てるの場合 あまやかすの場合 きびしく育てるの場合 元気に育てるの場合 上品に育てるの場合 攻略ゲームの流れ アドバイス 非行とツンデレ チュートリアル ゲームの目的 四ヶ月後の大会で優勝するために娘を明るくて、リズム感の良い350以上?、美しいダンサーに育てる コマンド解説 週の初めの会話の一回のみパラメーターが上昇 教育方針によりパラメータに補正がかかる。お金もかかる 仕事によって増減するパラメータや給料が異なる 娘の状態 ストレス値が高いと病気になる ※ストレス≧頑丈さ+ガッツ+10で病気確定 おこづかいをあげたり、仕事を休むとストレスが下がる パラメータが一定条件になると娘の状態が変化する。甘えんぼうや非行など コマンド詳細 ステータス 初期設定 リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス 数値 60 60 45 55 60 35 45 55 30 50 0 200G所持 会話 教育方針を変えて会話をしても、上昇するパラメーターは変化なし リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス あいさつ 6 6 やさしく話す 12 6 きびしく話す 20 10 パパの事を聞く 6 6 服について 12 12 今の状況 6 6 おこづかい10G毎にストレス-1 週の初めに選択してもパラメーター変更なし。別の会話で上昇 教育方針 自由に育てる -8G あまやかす -35G きびしく育てる -15G 元気に育てる -25G 上品に育てる -12G 倹約生活 -0G スケジュール 仕事の結果でGOODとMISSがある 週全部GOODだと仕事の報酬にボーナスが付く 同じ仕事を続けているとGOODを獲得しやすい 同じ仕事を続けていて別の仕事に変えるとミスが多くなる 家事手伝い 0G 子守り 2G 酒場 5G メイド 10g 怪しい酒場 15G 休む 0G 自由に育てるの場合 リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス 家事手伝い 1~2 0~1 0~1 -1~0 0~4 0~1 0~1 子守り 3~4 0~1 0~1 0~1 0~1 3~4 1~2 酒場 -1~-2 4 2 0~1 0~1 0~1 0~1 メイド 0~1 -1~-2 3~5 0~1 1 1~2 1 0~1 1~2 怪しい酒場 0~1 2~5 1 3~5 -1~-2 0~1 0~1 1 1~3 休む -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -4 あまやかすの場合 リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス 家事手伝い 2~3 1~2 -2~-3 0~1 2~3 0 子守り 3~4 1~2 1~2 -2~-3 2~3 2~3 0~1 酒場 3~4 2~3 -2~-3 2~3 0 メイド 0~1 -1~-2 1~2 1~2 2~3 1~2 0~1 怪しい酒場 1 4~5 1~2 -2~-3 4~7 -1~-2 1 休む -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -4 きびしく育てるの場合 リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス 家事手伝い 2~3 1~2 1~2 3~4 -1~-2 2~3 -3 4 子守り 4~6 1~2 3~4 2~4 酒場 2 -1~-2 3~5 1 3~4 -3 3 メイド 2~3 1~2 -1~-2 7~8 2~3 -2 3 怪しい酒場 2~3 1~2 2~4 2~4 2~5 -1~-2 -2~-3 4 休む -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -4 元気に育てるの場合 リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス 家事手伝い 1~2 2~3 2~3 -2~-3 2~3 子守り 3~4 1~2 1~2 -1~-2 2~3 0~1 酒場 -1~-2 3~4 1~2 2~3 -1~-2 メイド 1~2 4~5 -1~-2 2~3 0~1 怪しい酒場 5~6 1~2 3 -1~-2 2 休む -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -4 上品に育てるの場合 リズム センス 頑丈さ ガッツ 明るさ 品性 プリティ 美しさ すなおさ やさしさ ストレス 家事手伝い 1~2 -1~0 -1~0 2~3 1~2 0~1 子守り 3~4 -1~0 -1~0 1~2 4 1~2 酒場 -1~-2 2~3 0~-1 1 2 1~2 0~1 メイド 0~-1 -2~-3 4~5 1~2 2~3 1~2 1 怪しい酒場 0~-1 2 7 -1~-2 1~2 2~3 休む -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -1 -4 攻略 ゲームの流れ 1ヶ月目 会話→スケジュール決定x4イベント発生 仕事に酒場が増える 2ヶ月目 会話→スケジュール決定x4イベント発生 仕事にメイド、怪しい酒場が増える 3ヶ月目 会話→スケジュール決定x4イベント発生 4ヶ月目 会話→スケジュール決定x4 大会開催 CG取得 結果発表 アドバイス ストレスが70を超えると仕事でのパラメーター上昇が悪くなってくる? 会話は「服について」 教育方針は「甘やかす」か「元気に」で、前半子守り?後半メイドで進めれば優勝できる。お金が余ったらお小遣いでストレスを減らす。 メイドが出来るようになったら(2ヶ月目終了時)一度休憩を挟むといい。そうすることで病気になるのを防ぐことが出来る パネルの23.入手設定をGETしておくとお金でストレス解消できるのでおすすめ 非行とツンデレ バグで 15.隠しイベント(GET)と34.AI(GET)としておくと性格にツンデレが加わる 条件は非行が「きびしく育てるを2週以上実行している」「ストレス×2の値が品性+ガッツよりも多い」状態で会話「きびしく話す」を実行 ツンデレは「性格が非行になった状態」で、「すなおさ×2よりやさしさの値が多い状態」で会話「パパの事を聞く」を実行 具体的には最初の週で「きびしく育てる」にして子守りを2週させる次に方針を「上品に~」変え、子守りを継続ストレスとやさしさの値が溜まったら「きびしく話す」で非行に変え、すかさず「パパのことを聞く」でツンデレに変える あとは会話を堪能 非行の状態で「やさしく話す」をすると性格が「あまえんぼう」になったり、「ストレス×2の値が品性+ガッツよりも少ない」状態になると性格が「普通」に戻る模様 古泉君、GJ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2879.html
清潔だが、殺風景。そして無機質で暗い部屋の中、鈍い作動音が響く。 「(ヤメロ、貴様ラ……!)」 叫ぶのは、音の中心。煌々と無数のライトが照らす金属の手術台に寝かされた……機械人形。 「(我ヲ……!)」 だが、その叫びが空気を震わせることは、既に無い。 そんな悲鳴など最初から存在しないとするように、レーザーメスがナイフでチーズを切るように装甲を切り裂き、精密作業用のメカニカルアームが、その姿を刻一刻と変貌させていく。 「(イッソ殺セ!)」 其は心で叫ぶ。 そして叫びを感じ取ったかのように、手術台の傍らで微笑を湛えその光景を見ていた女が、ポツリと呟く。 「死よりも、辛い、生を、汝に」 直後、伝達系が焼き切れるかのような電圧が機械人形の全身を襲う。 いや、いっそ焼き切れてしまった方が幸福だったかもしれない。どれほどの苦痛を与えられようとも、狂う事も、死ぬ事も無い。 何故なら、彼は、彼らは、彼女たちは、そう、作られたのだから。 「(ヤメロ、ヤメロォォォォォォォォォ!!!)」 【第1話 彼女たちの日常】 「っ!」 ――飛び起きる、少女。 その脇で、衣擦れの音がする。 「……何よニクス、何時だと思ってるのよぉ」 その突然の挙動に反応して、けだるげに身体を起こす、もう1人の少女。 「あ……。うん、ゴメン」 時刻はまだ午前6時前。まだ朝日の差し込まない薄暗い部屋。 下手の中は質素だが綺麗に整えられ、淡い暖色の色調でまとめられた家具がどことなく年頃の少女の部屋である事を意識させる、かもしれない。 その部屋の隅にあるゆったりとしたベッドから跳ね上がるように起きた、ニクスと呼ばれた淡色の髪の少女。 彼女は動悸を押さえつつ、今度こそゆっくりとした動作で隣に寝ている少女に視線を向ける。 「全く……戦場帰りの朝くらい、ゆっくりしたいじゃない」 そして傍らの少女は、シーツを巻いて素肌を隠しながら、ゆっくりとニクスの方へ寝がえりをうつ。 「朝から元気ね…・・・。昨日あれだけやったのにねぇ」 「むぅ……」 彼女がにししと笑うと、今はおろした金髪がベッドの上でサラリと舞う。 「こっちも元気?」 「ひゃっ!? ちょっと、どこ触ってるのっ。んっ」 しなやかな手がするりと伸びてきて、ニクスの露わな素肌を愛でるるように撫でていく。 「ちょっと……フェリっ」 張り詰めていたニクスの声に、甘いものが混じる。 「それとも……怖い夢でも、みた?」 「え……」 先刻までじゃれついていた少女は、それまでの行動とは裏腹に、優しい瞳で彼女をみていた。 「……かもね」 それが甘えだとわかっていて、ニクスは少し不機嫌に答える。 「あっ」 「……まったく、うちのお姫様は、こんな時だけ甘えんぼなんだから」 つんと口を拗ねらす暇も無いまま、すらりとした腕がニクスの身体に伸ばされる。 「まぁ、あたしは全く構わないけどね。むしろ普段からこうしてほしいくらいだし?」 彼女はにししと、何時ものように気の置けない笑みを浮かべる。 そして驚く間もなく抱き寄せられた胸の中で、ニクスは心が少しだけ軽くなったのを感じていた。 「……ごめん、フェリ」 「あ、また言った。そろそろゴメンは禁止ね」 「あ、うん、ゴメ……」 「……ほんっと、しょうがないお口ね」 くすりと微笑するフェリス。そして、ほんの少しの悪戯心。 「あ……。ん」 彼女は指先でニクスの顎をくぃと上げさせると、そのまま唇を重ね合わせる。 微かな息遣いと空調の作動音だけが部屋に響き、甘く優しい刻が流れていく…… 「――今日も大盛況ね」 「まぁ、そういう場所だし」 やや芝居がかった動作で辺りを見回す妙にツヤツヤしたフェリスと、仏頂面のニクス。 あれから数刻、身支度を整えた2人は部屋を出て、ブリーフィングルームに足を運んでいた。 正面に巨大モニターが設置され、多数の椅子が並ぶ大きめの会議室のような部屋の中では、多数の少女達がガヤガヤと賑やかに雑談や任務について語り合っていた。 「おはようございます、飛行隊長。ニクス」 そんな中、特徴的な空色の長髪をカントリースタイルにした少女が近づいてくる。 「おはよう、サキ」 そして2人も気さくに朝の挨拶を返す。 「昨日は指揮を引き継いで貰って悪かったわね。大変だったでしょ副長」 サキと呼ばれた少女は、猛禽類を連想させる瞳で2人を見やりながら、そのキツさを和らげるような柔和な微笑で応じる。 「いえ、既に制空優勢は確保していたので、問題は無いと。それよりも救援が間に合って良かった」 「まぁね。全くウチのお姫様はお転婆がすぎるわー」 「本当に。幾ら飛行隊のエースとはいえ、少しは手綱を握っていただかないと」 「いやー、優しく握ってるつもりなんだけど、これがするりと逃げちゃう子でねー」 「ちょ、ちょっと2人とも! 朝から人をダシにして!」 にこやかに笑う2人とは対照的に、仏頂面が更に酷くなるニクス。 「まぁ、追従可能な機体が今のウチには殆ど居ないから。 瞬発力だけなら幻影が陵駕するけど、アイツ陸戦隊の所属で頭越しに連携は取れないし、そもそも航続距離の問題もあるしねえ」 「もっと潤沢に装備があればいいんですが、全体の装備制限があると我々一般機までは中々……」 「サキはまだ優遇されてる方じゃない。今度キラービークも配備されるんでしょ」 「はい。スティレット純正装備との相性が良かったので正式導入を。次の大規模戦闘には間に合わせる予定で。 但し扱いに癖があるので部下の機材にはとても回せないかと……」 「カスタム化は諸刃の剣よね。幾ら高性能でも使いこなせなきゃ意味もないし、特殊性が増すと編隊戦闘には不向きになるし……。まぁそれを補う程の技量があればいいんだけど」 「そんな人早々いません」 「ホントよね。まぁだからこそあたし達みたいな傭兵家業が成立するんだけど」 にししと笑うフェリスと、胃が痛そうなサキ。同じ中間管理職であってもその反応は正反対だった。 「そいや当の幻影は? 確かそろそろ戻ってくるんじゃなかったっけ?」 「はい、確か明日にはオーバーホールを終えて再着任するようです。今度は暫く専属契約を結ぶとか」 「へぇアイツがね、珍しい。新装備分一気に稼ぐつもりかしら」 「いずれにせよ、頼りになる僚友が増えるのは有り難い」 「ホントにね。切り札が増えればアンタへの負担も減るし、無茶もしなくて済むようになるでしょ。仲間を助ける為に無茶をする必要も、ね」 「むぅ……」 相変わらず膨れっ面の相棒の頬を、ぷにぷにつつく。 ニクスとしては文句の一つも言いたくなる気分だが、全てを見透かされてるようなこの状況では、 それも出来るわけが無く、甘んじてぷにぷにを受け入れている。 「――あれ、ニクス。その首筋の痣?ですか、修理し忘れ?」 そんな2人のやり取りをやや生暖かく見ていたサキが、ふと指摘する。 「え、いやそんなはずは。――あ。……あっ!!!」 首筋を何気なく触っていた当事者が、周囲が思わず振り返るほどの突然素っ頓狂な声を上げる。 「フェリぃ!!!」 「♪~」 お湯が湧きそうなくらい顔を真っ赤にして隣の犯人に詰め寄るニクス。 しかしその犯人は目を逸らしてぴーすかとセイレーン型にあるまじき下手糞な口笛など吹いていらっしゃった。 しかもその2人の反応を見れば、どうしてこうなったかの因果関係は誰の目から見ても白日の下に晒されてしまったようなもの。 「あー……あ、あぁ……――コホン、では、私はこれで」 これ以上地雷を踏むまいと、そそくさと退散するサキだった。 「――全く、朝からなんて日よ」 「いいじゃん、どうせあたしたちの関係なんてバレバレなんだし」 「うぐ……。それはそうかもしれないけど、もう少し公私の分別ってものを……」 ニクスは不自然に首筋を隠しながら、部屋の壁側をフェリスとゆっくりと並んで歩く。 「んー……哨戒、護衛、派遣。まぁ、こんなもんかぁ」 壁には複数のモニターが設置され、その画面内には本日発生している任務、およびその報酬額の一覧がずらりと表示されていた。 「でも今日はフリーの日。個別の募集はあるけど、あたしはパスね。ニクスは?」 そのモニターにざっと通しながら、フェリスが何気なく呟く。 「……それ言う?」 「アハハ……ゴメン」 ジト目で恨みがましそうにフェリスを見つめるニクス。実際フェリスが悪い訳ではないのだが、彼女にしてみれば古傷を……いやまだ古くもなってない傷のかさぶたを突かれたような気分になる。 「――まぁ、今日は休暇かな。アルテミスの修理が終わらないとどうにも、ね」 「そうねえ。実際ライトアーマーだけじゃ色々と限界があるし、無理に出撃してまた墜とされたら洒落にならないし」 「本当にね。というか何で修理代があんなに上がってるのよ……最近またレート上がってない?」 「そりゃしょうがないわよ。 というかあんだけ派手にぶっ壊れたら修理じゃなくて新造でしょ」 「うっ、痛い所を……。でも一応コアは引っこ抜いておいたから完全新造じゃないもん」 「そんな所で見栄張ってどうすんのよ」 その小学生のような良い訳に、つい呆れるフェリス。 「まぁ、現行の生産ラインが神姫からマシニーカになって以来、みーんなあっちの規格だもの。 純正品を使いたいなら倉庫の死蔵品を探すか、中古市場を漁るか、それとも共食い整備か…… あたし達みたいな純正品を使う神姫にとっては痛い話よね」 フェリスはそう続けながら、やれやれ、と肩をすくめてみせる。 「消耗パーツはまだしも、基礎部品は純正品じゃないと……今更使い慣れた機体を手放すのも、ね」 「ホントにね。特にアンタはゴツいキメラを使ってるから、その苦労は猶更でしょ」 「キメラゆーな。――まぁ、そうなんだけど」 はぁ、とため息ひとつ。 「あれだけ色々使っていると部品集めだけでも一週間はかかるってマッコウちゃんに言われた。 更に組みあげてから再調整してテスト飛行してまた調整いれて……」 これから掛かる時間と手間を1つづつ上げてくうちに、ニクスの気がずーんと気が重くなる。 「アハハ……まぁあたしも手伝うから、そうめげなさんな。 ちょうどこっちも新型のテストの予定もあるし、気にしなくていいわよ」 その重い空気を吹き飛ばすように、フェリスは戦友の肩をポンポンと叩く。 「うん、ありがと。 でも手に馴染むのよね。アレで戦っている時、本当の私になれた気がして……さ」 「本当の……ね」 ふと何処か、遠くを見ているようなニクス。 「――ま、今日は休暇でしょ休暇! 神姫もとい辛気臭い官舎にいても腐るだけだし、外出許可取ってぱーっと街に遊びに行きましょ」 「何メタい事言ってるの。それにウチは神姫よりFAGの方が多い」 そんな2人の前に現れたのは、本来であればこの場に居ない、いや滅多に姿を現さない人物。 「げぇっ、アガサ!」 「此処では銅鑼(ドラ)は鳴りませんよ、飛行隊長」 「珍しいですね。メイド長がフリーの日に来るなんて」 「ええ、今日は所要があってね」 「アンタが居るとロクな事が無さそうなんだけどね……冥途長サマ」 醒めた瞳のニクスと、心底嫌そうな顔のフェリスの視線の先に居るのは、黒を基調にした凛々しい軍服を纏った桃色の髪の少女。 「――総員、傾聴!」 凛とした一言で、それまでざわついていた場の雰囲気が一気に引き締まり、一瞬でシンと静まり返る。 「今日から新人が入隊する。仲良くやってくれ……とは言わないが、戦闘時の連携は取れ」 気を使っているのかいないのか、よくわからない訓示を出すアガサ。 「入れ」 直後、側面の自動ドアがすっと開いて1人の少女がその姿を表す。 それは緑がかった空色の髪をショートボブにした、つぶらな瞳の美少女。だがその表情は攣り気味の眉により、柔和さよりも凛々しさ、或は険しさが滲み出ている。 そして周囲の視線を一点に集める中、紫のボディスーツを纏った少女がコツコツという足音と共に正面モニターの中央部へと歩みを進める。 「――あれって」 言いながら、自身の記憶領域の他、ネット経由で検索を掛けるニクス。 「FAG(フレームアームズ・ガール)フレズヴェルク型ね。最新鋭じゃない」 だがニクスが結果に辿り着くより早く、ひゅうという口笛と共にフェリスが呟く。 「知ってるの?」 「まぁね。空戦はあたしの管轄範囲だし、航空タイプの情報は常にチェックいれてるから」 ふふん、と自慢げに鼻を鳴らすフェリス。 だがニクスの思考はそこではなく、別の疑問に辿り着く。 「うちの入隊って基本的に月イチだし、それにFAGって基本的にあの女の直轄よね。 幾ら新型とは言え、特例的に加入してくるなんて随分急な話ね」 「まぁ色々あるんでしょ、色々」 彼女の疑問に、フェリスは暗に考えたってしょうがないという趣旨の返事を返す。 2人がひそひそと会話をする中、中央の演壇に立つフレズヴェルク。 それは軍人のようなきびきびとした動作で中央へと振り向き、口を開く。 「フレズヴェルクだ」 とても彼女に似合う甘く可憐な声が、美少女がしてはいけない表情から紡ぎ出される。 「「……」」 広大なブリーフィングルームが、シンと静まり返る。 それは唖然とした群衆だけでなく、当のフレズヴェルクすら何一つ発しないからだった。 「所属は制空隊。フェリス、貴女の管轄だ」 「……イエス、マム」 フェリスが返事をすると、それを合図にフレズが彼女へ歩を進め、数歩の距離まで近づく。 「本日08:00を持って第1独立機動連隊に着任する」 堅苦しい軍人口調と共に鋭い敬礼。 「あ、あぁ宜しく」 その気迫に圧されて、反射的に敬礼を返す2人。 そしてフレズが隣のニクスへ敬礼を移行させ、そして固まる。 「――」 「……あの、何か」 敬礼したまま、ニクスを凝視するフレズヴェルク。 その吸い込まれそうな瞳に、ニクスは今まで感じたことのない畏怖を覚える。 「貴様、名は」 「え、ニクスですが……」 「――ニクス」 「はい?」 敬礼を戻し、ニクスの目を見据え真っすぐに歩み寄ってくるフレズヴェルク。 ぷるんとした唇から吐息が聞こえそうな距離まで近づき、ニクスが怪訝に思った次の瞬間。 「――え?」 ニクスの頭は、身体との離別を余儀なくされた。 続く トップへ戻る
https://w.atwiki.jp/fortexx085/pages/8.html
ぼくたんぼ
https://w.atwiki.jp/collection/pages/396.html
ひとりかくれんぼ多人数版 (情報提供者:歩兵) 【用意する物】 ・綿を抜いたぬいぐるみ1体(足と手がある奴限定) ・米(ぬいぐるみに詰めれるくらい) ・縫針、縫い糸(赤) ・包丁かカッターナイフ、錐、(鋭利な物) ・コップ一杯に塩水を人数分 (塩は粗塩推薦) 避難所(部屋)を作る。 ※線香、御香、お札等で場を清め、明かりをつけておく。 仏壇、神棚等のある仏間が最適らしい。 【ぬいぐるみの作成】 1、ぬいぐるみの綿を全て抜く 2、ぬいぐるみに米を詰める 3、参加者全員の爪を切り(身体の一部でおK)、ひとかけら入れた後、縫う 4、縫い終わったらそのまま赤い糸をぬいぐるみに巻付け、ある程度巻いたらくくる ぬいぐるみに名前をつける 嫌いな奴でも好きな奴でもいい 【遊び方】 はじめに、参加者全員に鬼の役が回る様に隠れんぼをする。 ※その際もぬいぐるみも入れて隠れんぼをする。ぬいぐるみの鬼は最後にする 参加者で最後の鬼の番が来たら… 『次の鬼は○○(ぬいぐるみを除く最後の鬼の人の名前)だから』 とぬいぐるみに向って3回言う。 次に風呂場に行き、ぬいぐるみを風呂桶中に入れる。 水が入ってればそのままぬいぐるみを入れる 水が入ってなければぬいぐるみを入れたあと、水入れる そのまま部屋に帰ってくる 目をつぶり10数えたら まず参加者全員を見つける、見つけ終わったら 包丁(鋭利な物何でも)をもちうろうろしながら風呂場へ(真っ直ぐ行ってもいい) そして最後にぬいぐるみのとこへ来たら 『○○(ぬいぐるみの名前)見つけた』 と言って包丁をぬいぐるみに刺し、 『次は○○(ぬいぐるみ)が鬼』といいながらその場に置く 置いたらすぐに逃げて隠れる(参加者全員) 【隠れる時の注意】 家の外に出ない テレビ以外の電気(明かり)は必ず消す 塩水も一緒に隠れる事 隠れてる時は静かに 限界時間は不明 ぬいぐるみに身体の一部を入れていない同居人や参加者がいる場合はやめときましょう。 (何らかの害があるかもしれません。) 【終らし方】 まず、途中抜ける事も可能。 ※抜ける際、塩水を含みぬいぐるみを見つけ『○抜けた(抜ける順番)。 次(又、残り)は、○○(残っている人の名前)。』と言って終わらし、 避難所へ行き遊びが終わるまで待機する。 次に終わらし方(途中でも最後の人でもよい)、 塩水半分口にふくんだまま、隠れてる場所から出て下さい。 何か見えても感じても絶対塩水吐かないでください。 そのままぬいぐるみ探してください。 風呂場にあればいいですけど… ぬいぐるみを見つけたら、まずぬいぐるみにコップの残りの塩水をかける。 その後、口の中の塩水も吹き掛けて下さい 吹き掛けた後 『私(達)の勝ち』 と3回言って終りです。 ※隠れてる人が残ってる場合は普通にでて来てもらい塩水を掛けて終わりです。 何も言わなくてよい。 ぬいぐるみは 必ず捨てて下さい 最終的に燃える形であればいい ※必ず終らせて下さい。 今回はやり方がほぼ一緒なのでコピぺ+改編しました。 【まとまる君まとめサイト】より転載
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/4082.html
それから数十分後…… 「…………」 「――――」 「…………」 「――――」 「……むにゃ……」 「――――」 「……た、助けて……」 「――――」 「……うわ……捕ま……」 「――いい加減――起きろ――」」 「へぶぅ!!!」 あたしは突然九曜さんに殴られました。しかもグーで。 「何をするんですか九曜さん!」 「暇だ――からといって――時間を――蔑ろに――すべきではない――」 「無駄になんかしてません! あたしは……その……」 徐々に昇りつつある太陽を眺め、ふんっと鼻を鳴らし、気合を一発注入しました。 「今まで別世界の旅人となってアナザーワールドをさまよっていたのです。そして異世界の悪魔に追いかけられていたのです!」 そう、そうなのです。あたしは異世界へと降り立ち、右も左も分からないこの世界を彷徨っていると、突然この世のものとは思えない何か――悪魔が、あたしに襲い掛かってきたのです。 そりゃびっくりしましたよ。食べられるーと絶望に打ちひしがれたりもしました。 でも、あたしは命からがらこの世界に戻ってくることができました。ふう、危なかった。もうこれであの悪魔とはおさらばなのです。 ん? 待てよ? もしかしたらこの世界にも悪魔がやってきてるかも。そしたらこの世界にも危機が…… 「寝てて――悪夢を見てた――って――素直に言えば――いいのに」 「ぎくぅ!」 ち、違います! 寝てなんかいません! 本当です!! 「寝言が――まる聞こえ――だった……」 ぐ……いつもボケーっとしているわりに、なかなか鋭いところをついてきますね、九曜さん。 そりゃー、ほんのちぃーとばかりボーっとしていたのは確かですけどね。もう少し穏便な言い方があるじゃないですか。瞑想をしてたとか、精神を統一していたとか…… 「あなた――は――――夢の世界に――旅立っていた――――いい加減――認めなさい――」 ううう……正解……なんて絶対言わないのです。ここでそれを認めたらなんか悔しいですから。こうなったら言い訳で押し通してやります。 「ほら、この時期ってみんなの霊魂が出雲大社にいくじゃないですか。あたしもそこに旅立っていたんですよ。その途中悪魔に……」 「それは――八百万の――神――それに――今は卯月――――神無月には程遠い――」 く、九曜さん……古事を何時の間に覚えたんですか? 「つい――さっき――――取得した――」 ええー! ……って言いたいですけど、九曜さんですから何でもありですね。よく考えたらキョンくんのモノマネをやるなんて言い出したときも突然でしたしね。 「言い訳は――もういい――それより――面白いことは――ないの――?」 九曜さんは首を1ミリラジアンほど動かしました。いつもは微動だにしない九曜さんがこれ程大きな動きをするとは……相当暇をもてあましているみたいですね。 九曜さんもああ言っている事ですし、あたしの夢の話……いえ違います、異世界の冒険話はこっちに置いときましょう。 「うーん、そうですね。確かにホケケーとしていても、こんなにいい天気だから眠っちゃうのがオチですね。ちょっと散歩でもしませんか? 九曜さん?」 「――――」 「? 九曜さん?」 「わたしは――今――彼である――周防――九曜なる個体は――この空間内に――存在しない――」 ま、まだ彼のモノマネを引きずっていたんですか? 本気の本気で暇をこいてますね、九曜さん……いや、操り主の天体観測……あれ、違ったっけ? 変態両親……? まあどうでもいっか。 「わかりましたよ、九曜さ……キョンくん、散歩にでも行きませんか?」 「わかった――」 そういって九曜さんはベンチから立ち上がり、ストストと歩き始めたのでした。彼女の気の赴くままに。 はあ……何だか、小さい子のお守りをしているみたいです。あたし。 「あっ、待ってください。あたしも……って、あれ?」 九曜さんが徐々に離れていくのを見て、あたしも後を追いかけるべくベンチから立ち上がろうとした瞬間。 あたしは自分の足に違和感を覚えました。何かがまとわりついているような感触が。 ……なんか見たくないような気もしますが、見ないと話が進まないので見ることにしましょう。あたしは目線を下ろし…… 「あ……」 傍から見れば、あたしの顔は綻んでいたんじゃないでしょうか? それくらいびっくり且つ微笑ましいものがそこにいたんです。 あたしの足元にいたのは、なんと犬さんでした。 それも白い毛をモコモコとさせた、とってもかわいらしい犬さんです。 犬さんはあたしの足元、ロングブーツの周りをうろつき、時たまあたしの方を見ては匂いをかいでいました。 うわぁ……かわいい……頭ナデナデしちゃおうかしら。 あたしはしゃがみこんで、この愛玩犬の頭を触ろうとし…… ジョロロロロロ…… 「うおおーっ!!」 ちょい待てぇ! 何してけつかんねんこのクソガキャ!!! 言わしたろかい!!!! 「はしたない――叫び――」 ええっ! しまったぁ!! 善良な市民があたしに白い目線を向けている!! このままじゃあたしが作り上げてきたセレブリティが音を立てて崩れ去ってしまう!! フォローしなきゃ! 「……エェー、コホンッ! 今のは腹話術です。決してあたしの心の叫びなどではありません。お願い信じてください」 『…………』 ……よし、おっけーです。皆が一斉に違う方向を向き始めました。作戦成功なのです! 「目を――合わせたくない――――だけ」 九曜さん! そんなことはありませんって! キョンくんみたいなツッコミは止めてください! 「だって――わたしは――彼――」 ……はいはい、わかりましたよわかりました。キョンくんやめてくださいね。 さて、横槍が入りましたが、今あたしの身に起きたハプニング。なんだか分かりましたでしょうか? 分かりませんかそうですか。ならば解説するのです。 この犬さん、なんと、いきなりあたしのロングブーツにショ○ベンを引っ掛けやがったのです。 あたしが苦労して着服した……もとい、バイトでためたお金で買った靴なのに、なんて事を…… 「わん」 わんって言われても困ります! 責任とって下さい! って言っても犬じゃ無理か……飼い主さんでてきなさい! さもないと、こいつにフライングスーパーエクセレントダイナミック京子アタックダッシュダーボをぶちかましてやるのです!! 「大人げ――ない――」 うるさいです九曜さん! あなたにあたしの気持ちが分かってたまるもんですか! 一度痛い目にあわないと反省しないですよこういう輩は!! ああもうっ! 我慢できません……おい犬っころ! 出てこない飼い主が悪いんですからね! 覚悟なさい!! 「ルソー、ルソー、どこ行ったの? でてらっしゃい」 「わん わん」 タタタタッ…… すかっ 「え……? うそっ!? うわぁぁあ!!」 ゴキャ プチッ ゴキャ プチッ 「…………」 あまりの出来事に、あたしは思わず沈黙してしまいました。 あたしがこのクソ犬に正拳を喰らわそうと、思いっきり殴りかかった瞬間、犬が声の聞こえたほうに走り出したんです。 つまり、あたしは思いっきり豪快に空振りしました。 そして勢い余ってそのまま母なる大地に抱擁をかまして…… へええ……い、痛いですぅ…… 「あら、こんなところにいたのね。ダメでしょ。勝手に走っていっちゃ」 「くぅぅん」 あたしは顔を突っ伏したまま、このやり取りを聞いていました。っていうか、顔面が痛くて動かせません。 で、でも……声のする方を見なきゃ……飼い主かもしれないし…… 痛みを堪えてそちらを見ると、茂みから出てきた少女と戯れるクソ犬の姿がありました。少女はあたしと同じくらいの年齢でしょうか……そして、おそらく飼い主でしょう。じゃれあう姿が正しくそれものです。 「全く……いつまでたってもやんちゃさんなのね」 ……なるほどなるほど。ならば謝罪させてやるのです。弁償するまで許さないんですから。 あたしは起き上がってパンパンと埃を払い、この少女に駆け寄ったクソ犬と負けず劣らずの速度で、彼女を追いかけました。 「ちょっと待って! ……あなた、この犬の飼い主よね?」 「え、ええ……そうですけど」 「この犬、あたしのブーツに……その、おしっこをかけちゃったんですよ。どうしてくれるの?」 「ええっ! 本当なの? ルソー!?」 「くーん」 「ちょっと確認させてほしいのね」 彼女はあたしのブーツに顔を寄せて、そして匂いを嗅ぎ始めました。ちょっと女王様チックで憧れる……ごめんなさい。なんでもないです。 「……この匂いは確かにルソーのものなのね。ごめんなさい。今きちんと拭きますから。すみません。靴を脱いでもらえますか?」 少女は持っていたト-トバッグから如雨露とウエスを取り出しました。あたしは不承不承ながらも靴を脱ぎ、彼女に渡しました。 そして彼女は公園の水道水を如雨露に入れて、ウエスを湿らせながらあたしの靴を拭き始めたのです。 「……………」 あたしは黙ってその作業を見守り続けていました。本当は飼い主であろうこの少女に怒鳴ってやろうと思っていましたが、彼女の態度の毒気を抜かれたからです。 あの如雨露やウエス。本来は電柱に引っ掛けたものを洗い流すためのものなのでしょう。見ていてなんとなく分かりました。 そして彼女のトートバッグ。作業中にチラ見をさせてもらいましたが、ビニール袋やスコップ等、恐らく犬用の下の処理を始末するためのグッズが満載でした。 彼女はペットを飼うことの意義をきちんと認識した、責任感のある飼い主のようです。当然しつけもちゃんと行き届いているのでしょう。 ならば、この犬があたしに引っ掛けたのは恐らく偶然か何かってことになります。 あ、もしかして。あたしの種族を超えた美貌に驚愕して、思わず失禁してしまったのでは? そうですね。そうに違いありません。 だとすれば、こちらがわめき散らしたら罰が当たります。犬がその辺で用を足すのは自然の摂理ですし、雄犬が縄張りを確認するためにあのような行動をするのは当然ですもんね。 少し寛大な気持ちになったあたしは、この犬と飼い主さんを許すことにしました。 あたしってば慈悲深い人間でえらいと思いませんか? えへへ? やっぱりそう思いますか。 「っへっへっへ」 「こらっ、もうこんなことしちゃ駄目だぞ?」 あたしはなおもあたしの周りをうろつく白犬にやれやれと頷き、この犬をなでようとして…… 「きゃぁぁあああ!! そのポーズはもしかして!!」 「ルソー! それは電柱じゃないのね!!」 ……そしてそして再び目標を見据えて発射されました。 「逃げてなのね!」 「ひぇええええ!!!」 「わぉ~ん」 か、勘弁してくださぁ~い!! はあはあはあはあ……こ、ここまで来れば大丈夫でしょう…… でも、あたし何か悪いことしましたか? 何で犬の標的にされなきゃいけないんですか? 「――ユニーク――」 九曜さん……それ、キョンくんのモノマネじゃないですね…… 「おや――こいつは――うっかり――――」 もういいです…… 「本当にごめんなさい。まさかルソーが人様に向かってあんなことをするとは思わなかったのね」 彼女……阪中さんと名乗る彼女は、頭を深々と下げ申し訳無さそうにあたしに謝罪しました。 ここまで卑屈に謝られたら、あたしも許さないわけにはいけません。少々納得できないものもありますが、ここは淑女の対応を致しましょう。 「いえ、まあ、犬のすることですし……飼い主が反省しているのならもういいです。でも、もう今後こんなことはしないようにしつけをお願いします」 「うん……そうします。でもおかしいなあ。今まで人に向かっておしっこを引っ掛けたことなんて無かったのに」 「――彼女の――足が――よほど気に入った――」 九曜さんが変な事を言い出しました。 「そういえば……なんとなくこの子の好きそうな足の形をしているのね」 この人も意味不明なことを仰りやがりました。あの、それってどういう意味でしょうか? 「うーん、平たく言うと……その、なんと言うか……」 ……? どうしたんですか? 何か言いにくい事なんですか? 「いえ、まあ……円柱型で、ええと、色もちょっと……何て言うんだったっけな?」 彼女の言葉は、歯切れの悪いものでした。もう。いいですからちゃんと言って下さい。 「大根――足」 え゛…… 「太くて――不恰好――」 「そうそう、そう言いたかったの。まさにそれなのね……って、どうしました?」 「…………」 ううう、みんなひどい……自分では『バッチリ チリ脚♪』だと思ってたのに…… その後、責任を感じた彼女は染み抜きが家にあるからお詫びがてら是非来てくださいと、あたし達を彼女の家に招き入れたのでした。 あたしや九曜さんは断るすべもなく――というか、当然の対応ですし、何より暇ですし――彼女の家に向かったのでした。 「ここなのね」 彼女が普通に指差した建造物を見て、あたしは彼女に対する恨みは忽然と消えてしまった――くらいのそれは豪奢な佇まいでした。 「ちょっと待ってて」 彼女は鍵を取り出し、ガチャガチャと鍵が複数ついたキーホルダーを取り出し―― 「ルソー、もう少しの辛抱だからじっとしてるのね」 そうこうしている間に鍵が開き、ドアを開けたとたん、ルソーは一目散に駆けていきました。 「さ、入って」 あたし達も阪中さんに釣られて中に入り―― 「うわあ……」 「――――」 思わず声をあげました。なんとこの犬。ちゃんと玄関のマットで足を拭いているのです。自分ひとりで。 「ちゃんとしつけているからね。外から帰ってきたら足を拭くように」 へえええ、凄いですね……頭良いんですね。 「でも――自分の縄張りと――橘――京子の――足は――区別できない――」 九曜さん……嫌な事思い出さないで下さい。せっかく忘れてたのに…… 「彼の――マネ――ツッコミ――」 はいはい。わかりましたよキョンくん。ひどいですぅ。そんなこと言わないで下さい。 これで良いですか? 「感情が――篭っていない――」 あなたに言われると無償に腹が立つんですが…… 阪中家のダイニングでのんびりくつろいでいると、彼女のお母さんが現れ、あたし達に陳謝していました。あの子ったらルソーのこと甘やかせ過ぎだとか、今染み抜きしているから、お菓子でも食べながら待っててねとか…… こうしてみると、彼女のお母さんもいたって普通の人でした。なのであたしはお構いなくと社交辞令を交わした後、九曜さんと談笑していました。 「うわぁ! このシュークリーム美味しいのです! これならいくつでも食べられるのです!」 「――――」 九曜さん? どうしました? 「あんまり――食べ過ぎると――太るぞー―」 大きなお世話です! というか、まだキョンくんのモノマネ継続中なんですか? 「そう――」 もういい加減やめたらどうですか? 「――やだ」 はいはい、そうですか。何が彼女のやる気を爆発させているんでしょうか? わけわかりません。 「わたしは――今日一日――彼――彼の名前――で――呼んで欲しい――――」 ふう、と溜息一つつきました。こんなに強情な九曜さんは初めてなのです。 もしかしたらいい考えがあるのかもしれませんね。こうなったらずっとキョンくんと呼んでやるのです。キョンくんと思って接してやるのです。もう開き直りました。 「わかりましたよキョンくん。どうですか、シュークリーム。食べますか?」 「食べる――あーん」 「ふふふ、キョンくんったら甘えんぼさんですね。はい、あーん」 「美味しい?」 「美味し――い――」 「あ、ほら。唇にクリームがついてますよ。だらしないな、キョンくんったら」 「拭いて――くれ――」 「こら、甘えんぼさんなんだから。あたしがいないと何もできないのね」 「面目――ない」 「はい、拭き拭きしますね――うん、綺麗になったわね」 「――やれやれ」 「ふふふ、本当にキョンくんらしいのですね。ふてぶてしい態度なのに、あたしに甘えるところなんかそっくりなのです。いっつもこんな調子ですもんね」 「――そう」 キョンくんってばかなりのツンデレですからね。二人っきりになるともっとすごいことをやってのけましたからね。 っと、でもこんなことは本人の前では言いません。怒られちゃいますしね。勿論佐々木さんや涼宮さんの前では禁句です。命がいくつあっても足りません。 「お待たせ。大分綺麗になったのね」 阪中さんがあたしのブーツを持ってきました。さっきまで染みになっていた部分は跡形もなく消え去りました。 「本当にごめんなさい。お詫びといっちゃなんだけど、お母さんの新作、3種のクリームが入ったシュークリームがあるからたくさん持っていって」 かなり大き目の袋からは、香ばしい香りが漂ってきました。 「いいえ。こちらこそ色々貰っちゃって。ありがとう」 「ううん。もともとはあたしが悪いんだし。これくらいじゃ罪滅ぼしにもならないけど」 「いいのよ。あたしの知り合いに比べたらマシな方よ。わざとじゃないかってくらい鈍感なのがいるしね」 「あの、それって……」 「え?」 「ごめん、なんでもないのね。それじゃ、また」 「ええ。また遊びに繰るわ。メガーヌにもよろしくね」 「……それ、うちのお兄ちゃんと同じ呼び方。しかもルソーじゃなくてルノーだし」 「え? そうなの? じゃあ、フロンティアオビタルセオリー。略してFOT、フォットよ!」」 「それもお兄ちゃんと同じ……もうルソー関係ないし」 色々とツッコまないで下さい。あたしだってこの辺のことはよくわからないんですから。 「うん。どうでもいいよね」 ルソー。もうあんな事しちゃ駄目ですよ? 「わわん!」 わかったみたいですね。それじゃあこれで。シュークリームご馳走様でした。 「さようなら」 あたしはこうして、たっぷりと貰ったシュークリームに気をよくして、この高級住宅街を後にしたのでした。 あたしとキョンくんの真似を継続中の九曜さんは、さっき頂いたシュークリームをはぐはぐと頬張りながら、街道沿いをえんえんと歩いていました。 「美味しいですね、このシュークリーム」 「美味――しい――」 「いっぱいもらったから、キョンくんにもわけてあげるのです」 「そう――かい――――サンキュ――」 言葉のテンポはゆっくりですが、確かにキョンくんっぽい喋りをしています。九曜さん。 「次は――どこに――いこうか――」 そうですね……シュークリームがあまりにもおいしかったから、あたしの食欲に火がついたのです。丁度おやつの時間ですし、ケーキでも食べませんか? 「いい――」 実はすぐそこのデパートで、ホテルのシェフ謹製ケーキのバイキングイベントが開催されているんです。期間限定ですし、行きたいなーなんて思っていたところなのです。いい機会です。そこに行きましょう。 「分かった――」 九曜さんは頷き、一人でスタスタとデパートに向かって歩き始め、あたしもいそいそと追いかけたのでした。 「うっわぁー! すっごいです!!」 ベージュ色を基調とした、シックな感じの広間。元々はイベントホールか何かなのでしょう。しかし今はパーティションやカーテンで区切られ、甘い香りでむせ返っていました。 大きいのから小さいの、形もデコレーションも種々様々なケーキたちが溢れかえっていました。 「早速食べましょう! 九曜さん!!」 「わたしは――周防――九曜では――」 ああそんなことどうでもいいのです! 早く食べましょう!! 「やれやれ――」 「ふう……おいしかったのです」 あたしは心行くまでケーキを堪能し、食後のセイロンティーを口に含みながら悦に浸っていました。さすがホテル業界、デザート部門で一、二を争うシェフの腕は素晴らしいです。 甘くって、コクがあって、それでいて重くなく……これならいくらでも食べられるのです。 これで1000円は安すぎです。普通なら1つでそのくらいの値段ですよ、このケーキ。 非常に残念なのは、今週までのイベントということですね。これから毎日通って食べようかしら? うん、それがいいかも。 九曜さんもいきますよね? ・・・・・・ 「……あれ?」 九曜さん? どこいったのですか? 九曜さん? ふと横を見ると、隣の席に座っていた九曜さんがいつの間にかいなくなってしまいました。 「おっかしいなー。お手洗いかな?」 とりあえずその場で待機することにしましょう。 っと、どうせだからもう少しケーキを食べますか。甘いものは別腹ってよく言いますし、実際その通りですからね。 誰ですか、だから太るんだって言った人! ……どうせその通りですよ。悪かったですね!! 「遅い……」 それから数分後。九曜さんは一向に戻ってくる気配がありません。心配になって化粧室に見に行ってみましたが、しかし九曜さんの姿はありませんでした。 はっ! もしかして食い逃げ!? あたしにお金を払わせるつもりなんじゃ!! ……って、ここは先払いのシステムでしたね。会計はもう終わらせてあります。この前の合宿で組織から前借りしたお金もそこをつきかけているので、ついお金に過敏になっていました。 でも、九曜さんったら本当にどこに行ったのでしょうか? 「お客様、そろそろ時間でございますので――」 そうこう考えているうちに、タイムリミットが来てしまったようです。バイキングに時間制限はつきものですし、仕方ありません。 あたしは店員さんに光陽園女子学院の制服を着た黒髪長髪の女の子が戻ってきたら連絡下さいと伝言し、席を後にしました。 イベント特設コーナーから出たあたしは、九曜さんが行きそうな店を回ることにしました。 「まずは、本屋ね」 宇宙人は読書好きって言うのが定番ですし、ここにいる可能性が高いですからね。それでは向かいましょう。 ・・・・・・ 「居なかった……」 長門さんとは思考回路が違うのでしょうか? 九曜さんは、リーディングではなく、ライティングが趣味なのかもしれませんね。 ……はっ! と言うことは、文房具屋か画材屋に居るのでは? そっか! そうに違いない!! さえてる今日のあたし!! 折り好くこのデパートには総合文房具屋がありましたし、そこに違いありません。 では早速文房具屋にレッツラゴー! なのです! ・・・・・・ 「居ない……」 おっかしいですね……あたしのカンが外れるなんて。 ライティングでもないと、オーラル? オーラルといえば……確か最上階に歯医者があったはず! なるほど! 九曜さん、思ったよりケーキを召し上がらないと思っていましたが、実は虫歯だったのですね! ダメですよ、ちゃんと歯は毎日磨かなきゃ。それでは歯医者さんに行きましょう! あたしは最上階行きのエレベータに乗り、ガラスの窓で区切られた歯医者さんに単身乗り込みました。 「あのー……」 「はい、初診の方ですか? どうされました?」 「い、いえ、連れを探しているんですが……」 「連れですか?」 「ええ。光陽園学院の制服を着た、髪の毛の長い女の子ですけど、こちらに来ませんでしたか?」 「えーっと、少々お待ちください。探してみますから」 受付のお姉さんは治療室に入っていきました。どうやら診察室の方を確認しているようです。 しかし……この消毒薬のにおい。そして歯を削るドリルの音。どうしても好きになれませんね。あたしは歯医者は大っ嫌いなのです。 昔々、親に連れられて虫歯を治した思い出があるのですが……二度と行かないって誓いました。あんな痛い思いをするなら、きちんと歯磨きをしなければ、などと心に誓ったことが記憶の片隅に残っています。 おかげで学校の歯科検診では今まで虫歯ゼロ。どうです? 素晴らしいでしょ。 「お待たせ致しました。どうやら、今治療中の方にそのようなお嬢さんは居ないようですね……」 受付のお姉さんは、あたしの予想を裏切る返答をしました。 「そうですか……ここにはいませんか、ありがとうございました」 長時間ここに留まっていても仕方ありません。早急に違う場所へ…… 「あ、お嬢さん。ちょっと待って」 はい? 何でしょうか? 「あなた少し口臭がきついわよ。ちゃんと歯磨きしている?」 え? そ、そんな! 毎日欠かさずしていますよ!! 「本当かな? その匂いはサボっているようにしか思えないんだけど」 やってますって! 「そう? なら、ブラッシングが間違っている可能性があるかもよ」 ブラッシング? 「つまり、歯の磨き方よ。いくら毎日磨いても、磨き方を間違えちゃ意味は無いわ。虫歯やその他の歯の病気にかかりやすくなっちゃうわ。そうだ、今から診断しましょうか?」 「い、いえ……結構です。連れを探さないといけませんし……」 丁重にお断りを申し入れました。決して歯医者さんが怖いからでは……ないですから。そこ、笑わないで下さい。 「まあまあ、そういわずに」 「だから、あたしは」 「そのままじゃ、彼氏にも嫌われちゃうよ?」 「!!」 「口臭が原因で彼氏と別れちゃうのはあなたもいやでしょ?」 「あ、あたしはキョンくんとそんな関係じゃ!」 「ふーん、キョンくんって言うの。彼氏。かわいい名前ね」 「だ、だから、彼氏じゃ……」 「ふふふーん。じゃあそういうことにしておきましょうか」 ぜ、絶対勘違いしてるし…… 「それはそれとしてさ、お姉さんに任せなさい。特別タダで診断してあげるから」 「え? タダですか?」 「もちろん。あ、でももし治療が必要だったらお金は貰うけどね。それより何より、今のままじゃいろんな人が不快に思うかもよ? だから診断は必要だと思うの」 そうですか……佐々木さんに嫌われたらあたしの存在意義がなくなっちゃいます。ここは1つ、診断をしてもらうことにしましょう。 「はい、毎度あり~♪」 お姉さんはやたら陽気に、野菜を売るおばちゃんみたいな声を放ったのでした。 あたしは簡単な手続きを済ませた後、歯科用の治療台の上に座らされました。こうやって座っているだけで、あの時の恐怖が蘇ってきます。 口が動かなくなる麻酔、ドリルの高周波音。痛いと思ったら手を上げてねという歯医者の気休め。 ううう、今から引き返してもいいですか? 「お待たせ。それじゃあ診察始めるわ」 あれ? 受付のお姉さんが診察するんですか? 「ええ。口の中を見るだけだし、これくらいのことで先生の手を煩わせる必要は無いわ」 そうですか。怖い顔のおっさんがドアップで迫ってくるよりは精神的苦痛は無さそうですね。腕のほうは心もとないですが…… 「もし治療が必要なら先生に任せるわよ。だから心配しないで。それじゃ大きく口を開けてください」 あーん。 「…………」 「…………」 「…………おや?」 「…………??」 「…………ふむふむ……なるほど……」 「……あほ、ろうれふか?」 「……うーん、これはすごいわね……」 「へっ? はひはふほいんへすは?」 「あ、口はもう閉じていいわ。うがいして頂戴」 ふうー。疲れた。 あたしは横においてあるコップをとり、ガラガラとうがいを始めました。でも、『すごい』って、一体何が凄いんでしょうか? まさか虫歯……? 「大丈夫。あなたの歯には虫歯は一本も無かったわよ。健康そのものの歯ね」 な、なんだ……びっくりしました。凄く含みのある表現だからどんなひどいことになっているかと思いましたよ。 それに言ったとおり、あたしの歯には虫歯が無いのです。目指せ8020運動なのです! 「でもね……」 あたしが心の中で息巻いていると、お姉さんの口から信じられない言葉が発せられました。 「歯石の沈着が酷すぎるわ」 へ……? しせき? 「そう、歯石。歯垢とカルシウム……唾液の成分が結合して、歯茎に堆積しちゃうのを歯石っていうの。歯周病の原因になったりもするわ。口臭の原因はこれね。なるほど、これもひとえに間違ったブラッシングのせいね」 ええっ!! 「とりあえずこの歯石を除去しましょ。それから正しいブラッシングを教えるから。それじゃあ始めるわよ」 ちょ、ちょっと! 今からですか!! 「すぐ終わるから、ほら、暴れないで。まずは右奥から行くわよ。痛かったら手を上げてくださいねー」 ギュイイイーン―― 消毒薬のにおい……ドリルの音……意味の無い挙手…… いやぁー!! 昔のトラウマがぁーー!!! たーすーけーてーぇーーぇぇーーーぇーーー!!! ……… …… … うう、あたし乱暴された…… 痛い痛いって叫んだのに、『我慢してねー』って言って、いやがるあたしを強引に…… これじゃあ強○ですぅ。訴えてやるのです。 もうお嫁にいけないわ…… 「何アホなこと言ってるのよ。歯石が取れたんだから良かったじゃない。それからさっきも言ったように、ブラッシングはきちんとやってね。それと歯石除去代は頂くから宜しくね」 「…………」 泣きっ面に蜂。踏んだり蹴ったりです。例えではなく本気で泣きたいです。 もう二度とここにはきません。こっちからお断りです。 ――そんな感情を心の奥底にとどめ、あたしは歯医者を後にしました。 あたしが口を押さえて歯医者から出ると、あたしを呼ぶデパート構内放送がかかりました。 『迷子のお呼び出しを申し上げます。橘京子ちゃん。橘京子ちゃん。お連れのキョンくんがインフォメーションセンターでお待ちです。繰り返し迷子の――』 ま、まさか……ともかく、インフォメーションセンターとやらに向かいましょう! あたしは一階にあるインフォメーションセンターまで駆け足で移動し、そして例の黒い物体を発見しました。 「やっと――来た――」 「九曜さん! 何ですか今の放送!」 「わたしは――彼――」 「相変わらず彼のモノマネですか……それは百歩譲っていいことにします! でも橘京子『ちゃん』ってなんですか!」 「迷子――だから――ちゃん付け――」 「迷子になったのは九曜さんじゃないですか!」 「わたしは――ずっと――あそこに――いた……――勝手に居なくなったのは――あなた――」 へ? 「奥に――いた……――シェフと――話を――してた――そしたら――――あなたが勝手に――出て行った――」 九曜さんが進んで人と話すなんて……予想外にも程があります! 「わたしは――彼「もうそれはいいです。しつこいから」」 何故九曜さんはこうしてまで、彼のモノマネに拘っているんでしょうか? 「わかりましたよ、あたしが勝手に出て行ったのが悪かったんですね、悪うございやしたすみません!」 「反省――してないぞ――」 「彼の真似はいい加減止めてください!!」 「そんな――態度だから――彼に振られたんだ――ぞ――」 ああ!! もうっ!!! あること無いこと仰らないで下さい!!! クスクスと笑いを上げる受付嬢を尻目に、あたしは顔を赤くして九曜さんを引っ張っていきました。 ……しばらくこのデパートにこれないですね……さよなら、愛しのケーキバイキング…… 橘京子の退屈(後編)につづく
https://w.atwiki.jp/fairdol/pages/1123.html
ボーイッシュ くよくよしてるように見えねぇって?そりゃあな、こんなモンすぐ戻るさ。なんつーか…それじゃなくたってよ、あんまり不安じゃないんだよなぁ…へへっ (笑) …つっても、別にどこもヘンになった感じはしねぇんだけどなぁ…ん?変わってるって? (泣) きっと[オーナー]は、オレの傍にいてくれるって信じてるしよ…上手く言えねーなぁ、とにかくそういうこった! (安) それよりも、嬉しい気持ちの方が強ぇかな。だってさ、[オーナー]が変化に気が付くの、めちゃくちゃ早かったんだぜ? (瞑) 口調がいつもと違う?そうかぁ?オレは別にそんな感じは…わ、分かった分かった!別に疑っちゃいねぇったら!きっとツヴァイの薬の効果なんだろうな (照) 甘えんぼ Hmm…ワタシ一体どうなっちゃいマスカー…?オーゥ、珍しいですネー♪[オーナー]サンがそんなにワタシの事をジッと…ワッツ? (驚) でもワタシ、変わってるのかよく分からないデース…Hey、どんな感じデスカー? (瞑) エヘヘ~♪[オーナー]サンの視線を独り占めできるナラ、ワタシこのままでも問題ないデース♪ (笑) Oh!!ワタシ、いつもと違いマスカー!?hmm…ワタシはいつも通りのつもりデース…ハッ、これがチョコット・カワールの効果デスカ~!? (照) 口に入れると口調がチョコット・カワール…?ちょっとビックリしマシター!でも大丈夫デース!それでも構ってくれる[オーナー]サン、大好きデース♪ (笑) 戦士 恐らくツヴァイ君は、僕ときみの絆を試しているのだろう。いつもと違う口ぶりで会話していく内、思わぬ態度や発言をきっかけに仲違いでもしてしまえば…とね (安) 僕は、効果が切れるまで黙っていた方がよさそうかい?新鮮だからもっと話したい、と…はは、きみのその態度からみても、僕が見限られる事がないのは明白だ (瞑) 口調の端々が探偵のよう…だって?そんなはずは…いやまて、素晴らしい着眼点だ[オーナー]くん!それこそがまさしくこの薬の効果に相違無い!! (驚) [オーナー]くんが口にする前だったのは不幸中の幸い、といったところだね。ふむ、ツヴァイ君の普通の悪戯の規模から推察するに、考えられる効果は……おや?どうしたんだい (怒) 成程、ツヴァイ君はこういった経路で…うん?楽しそうに見えるだって?お、おいおい冗談じゃない、これでも僕だって戸惑ってるのさ。茶化すのは野暮だというものだよ、きみというヤツは… (照) -- (名無しさん) 2016-02-07 00 08 14 【妖精】 …私がチョコを口に入れてから、どのくらい経ったんでしょう?特に何も変わった様子は…あれ?[オーナー]さん、どうしました?(泣) 口調がいつもと少し違う…?そ、そうですか?私はいつも通り喋っているつもりなんですけどね…あ、もしかして…!(普) この違和感が、さっきの薬のせいかもしれません!うーん、あまり大きな被害じゃなくって安心しましたよ…[オーナー]さん、どうして笑うんですか!?(照) いつもより真面目で大人びた敬語になってる…?不思議ですね、普通に喋ってるつもりなのに…でも、こんな些細な変化でもすぐに気が付いてしまうんですね(喜) ずっと付き添ってきた私の事だから分かる…?そうですか…あの、そんな場合じゃないのは分かってるんですけど…その言葉、とても嬉しいです(笑) 【びぎなー】 異常を・察知。恐らく・ミス・ツヴァイの・薬品が・原因…どうしましたか・[オーナー]?(ジ) 平常との・差異を・認識?ノー・プロブレム。この・変化は・一時的な・効能。時間が・経てば・効果も・治まり・ます(普) [オーナー]…[フェア]・中身は・元の・[フェア]と・変わり・ありません。信じて・くれますか?(喜) ミス・ツヴァイの・狙いは・変化による・不和を・引き起こす事?[オーナー]・[フェア]は・これも・ノー・プロブレムと・判断・します(安) [オーナー]が・差異を・認識してから・戸惑いを・察知・できても・過度の・心理的対抗感は・察知・できません・でした。よって・変化が・原因で・生じる・不和は・無いものと・判断・します(愛) 【ツンデレ】 うう、困りましたわね…一体わたくし、どうなって…あ、あら?どうなさいましたの、[オーナー]さん?そんなにまじまじとこちらを見て…(泣) 口調がどこかのお嬢様みたい…ですって?そんなことあるはずないですわ、だってわたくしはいつも通り喋っているだけなんですもの…ハッ!もしや、これが薬の効果…!?(驚) わ、笑わないでくださる!?よくって、わたくしはこれでも真剣に…もう、[オーナー]さんったらひどいですわ!まあ、口にしたのがわたくしだけで少しほっとしましたけれど…(ツン) それにしても[オーナー]さん、気が付くのが随分早かったですわね…え?ずっとお話してきたから、いつもの癖は分かっているんですの…?(驚) さっきはちょっと笑われてしまいましたけれど…そ、それでもこんなわたくしの傍に居てくださるんですのね…今なら、少しだけ素直になれる気が致しますわ…!(照) 【泣き虫】 どうしよう…このまま私ってば[オーナー]さんにちゃんとしたチョコのひとつも渡せないまま、大変な事になちゃうんですね…もうおしまいだ…ううう…私なんかが行事にのっかるから…(ジ) 口調がいつもよりネガティブになってる…?いつもよりって、やっぱり普段から消極的だとは思ってるんですね…大丈夫です、私そういうの慣れてますから…あはは(ジ) これが薬の効果だとしても、私は効果が切れる前にきっと愛想をつかされてお払い箱に…!うう、ツヴァイさんって策士ですね、わざわざバレンタイン前に[オーナー]さんと離れ離れにするなんて…うっ…(照) どうしたんですか、[オーナー]さん…ああ待ってください、言わなくても分かってます!肩を叩くってことは、ほら、アレでしょ…?厄介事になる前に私を妖精界に…え、違うんですか?(泣) え…どうなっても見離さないし追い出さない…?なんで、でも、私なんて…私なんて…元に戻ったって迷惑かけちゃいますよ、何でそんなに優しくしてくれるんですか…?(驚) 【おっとり】 いつもと少し口調が違う…?そうかしら?そんなことないと思うわぁ…あ、ツヴァイちゃんのイタズラの効果なのかしらねぇ?(普) んもう、ツヴァイちゃんったら…あら、どうしたのかしら[オーナー]くん?そんな顔で見つめて…うふふ、そんな真剣な眼差しされると照れちゃうわぁ…♪(愛) タジタジな[オーナー]くんって、なんだか新鮮でかわいいわ…♪いいのよ、遠慮せずにこっちにいらっしゃい?(愛) ね、アタシもこんなにドキドキしちゃってるの、伝わるかしら?[オーナー]くんったらいつもと違う反応なんだもの…嫌われないか、ちょっぴり心配してたの(照) アタシったらバカねぇ、こんなに優しい[オーナー]くんが傍に居てくれるのに、そんなこと考えちゃって。いつ効果が切れるかは分からないけど…それまで、こうして手を握っていてもいい?(安) 【天使】 私一人の犠牲で済むのなら、それで良いのです。どうかツヴァイさんを怒ったりなどは…あら?[オーナー]さん、どうかなさいましたか?(安) 私の口調が、普段と違う気がする…?まあ、そうなのですか。私は、いつも通り喋っているつもりなのですけれど…これは、薬の効果なのかしら?(驚) 聖母のよう…ですか?そう思っていただけるのならば、[オーナー]さんの不安も拭い去れる存在でなくては…ですよね。さあ、手を握っていて差し上げますからこちらへ、[オーナー]さん…(愛) ふふ、何も心配する事はありません。もう少し経てば、きっと効果も落ち着きます。そんな顔をなさらなくても、私は私ですから…(愛) [オーナー]さんは、些細な変化にも気が付いてしまうくらい…私の事をいつも見ていてくださったのですね。こんな時ですけど、私の心は歓びに満ち溢れていますよ(安) 【悪魔】 この我に一服盛る…だと?フハハハ、あの小娘面白い…!!何だ貴様、そんなに目を白黒させて。よもやこの我の顔を忘れた訳ではあるまい?(驚) しかし、この我の隙をついた行動は実に見事な手際であったな。小娘には後程たっぷりと礼をくれてやる…ククク(喜) 態度が平生より尊大…?フン、ならば薬の効果なのだろう。我からすれば、貴様がただ茫然としているだけにしか見えぬがな!(安) 小娘の目論見…?我の知ったことか、たわけ。どうせあの小娘のこと、大それたことなど考えておるまいよ。大方明日までに不仲にさせたいだけであろう(ジ) この程度で貴様の我への対応が変わる…?笑止!あの小娘、我と貴様の事を何も分かっておらぬ!だが[オーナー]よ、我を尊大と評するのならばだな…ゴホン(照) 【姫様】 しかし、全体何が変わるというのかね。僕としては、別段何とも変わっちゃおらんようだが……うん?言葉付きが妙だって?そんなら、薬の効果とやらは此の事か(泣) あの悪戯娘の仕業……成程、それも一理あるやも知らんね。過ぎた事を言っても仕様が無いさ。効果が切れるまでは……何だね、先刻からそう肩を震わせて(照) まるで文豪みたようだ?ふうん、古めかしいのは平生から……ああ、それであの薬の名前かね。まったくのさかしまにされるよりはいいじゃあないか(喜)※原文ママ ははは、薬の作用如きじゃあ、きみと僕とに不和が生じる筈ないさ。悪戯娘はどうも詰めが甘くっていけない。きみもそう思わんかね?(瞑) 改めて、二人が懇意の仲だと認識出来たのだから……存外悪かぁ無い効果か知らん(笑) 【コスモ】 いやはや、[オーナー]殿が口にしなかったのは不幸中の幸いでありますなぁ…しかし一体何が変わると…うん?自分の顔に何かついているでありますか、[オーナー]殿?(安) 軍曹みたいな話振り…で、ありますか?あまりからかわないで頂きたい!自分は普段の通りに…ははあ、これが薬のもたらす効果でありますか(驚) あっはっは!これはツヴァイ殿に一本取られたでありますなぁ!長く保つものではないのならば、いっそ今の自分との会話を楽しんで頂きたいのでありますよ、[オーナー]殿♪(瞑) 中身はこれこの通り…正真正銘、紛うことなき[フェア]なのであります!ふふふ、この寄り添い方で理解頂けると嬉しいでありますなぁ!(愛) ぬぅ…[オーナー]殿は中々鋭い洞察眼をお持ちであります。常日頃難解な暗号を送っていると自負しているでありますが、聞き流しているわけではなかったのでありますね?(喜) 【ヤンデレ】 ねぇ、重大な事に気がついたの!このスプーンを見て!手掛かり?何言ってるの[オーナー]くん、ほらもっと近くでじっと見て…スプーンに映り込む私、すごく素敵でしょ?(笑) 口調や態度がちょっと違う…?そう?普段通り喋ってるつもりよ。これがツヴァイの薬の効果なのかしら?でも私が美しいって事実は薬の効果によるものじゃないわ、それだけは確かね♪(瞑) [オーナー]くんって、そんなにすぐ私の違和感に気がついちゃったの?ずっと私の事を見ていたから分かる…?ふふふ、そんなに視線で追っちゃうほど、私に魅了されてたのね(安) ああ、こんなに魅力的な私の傍に居られるあなたって、本当に幸せ者…どうしたの?そんなに目を大きく見開いて…あ、全部言わなくても分かってるわ、美しい私の姿を目に焼き付けておきたいのね?(愛) ああ、あなたの瞳ってすごく素敵!もっとじっくり近くで眺めたいわ…そこに映る私を眺めているのって、至福のひとときよ♪(愛) ※台詞の中に出たタイプ名っぽいの 妖精(真面目)、びぎなー(ろぼっと)、おてんば(ギャル)、生意気(姉御肌)、ツンデレ(お嬢様)、泣き虫(ネガティブ)、ボーイッシュ(マニッシュ)、クール(ミステリアス)、おっとり(セクシー)、甘えん坊(台詞中に無し、帰国子女?)、天使(聖母)、悪魔(魔王)、姫様(文豪)、戦士(探偵)、コスモ(軍曹)、ヤンデレ(ナルシスト) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 19 12 ※途中で切れました↓【泣き虫】から続き 【泣き虫】 どうしよう…このまま私ってば[オーナー]さんにちゃんとしたチョコのひとつも渡せないまま、大変な事になちゃうんですね…もうおしまいだ…ううう…私なんかが行事にのっかるから…(ジ) 口調がいつもよりネガティブになってる…?いつもよりって、やっぱり普段から消極的だとは思ってるんですね…大丈夫です、私そういうの慣れてますから…あはは(ジ) これが薬の効果だとしても、私は効果が切れる前にきっと愛想をつかされてお払い箱に…!うう、ツヴァイさんって策士ですね、わざわざバレンタイン前に[オーナー]さんと離れ離れにするなんて…うっ…(照) どうしたんですか、[オーナー]さん…ああ待ってください、言わなくても分かってます!肩を叩くってことは、ほら、アレでしょ…?厄介事になる前に私を妖精界に…え、違うんですか?(泣) え…どうなっても見離さないし追い出さない…?なんで、でも、私なんて…私なんて…元に戻ったって迷惑かけちゃいますよ、何でそんなに優しくしてくれるんですか…?(驚) 【おっとり】 いつもと少し口調が違う…?そうかしら?そんなことないと思うわぁ…あ、ツヴァイちゃんのイタズラの効果なのかしらねぇ?(普) んもう、ツヴァイちゃんったら…あら、どうしたのかしら[オーナー]くん?そんな顔で見つめて…うふふ、そんな真剣な眼差しされると照れちゃうわぁ…♪(愛) タジタジな[オーナー]くんって、なんだか新鮮でかわいいわ…♪いいのよ、遠慮せずにこっちにいらっしゃい?(愛) ね、アタシもこんなにドキドキしちゃってるの、伝わるかしら?[オーナー]くんったらいつもと違う反応なんだもの…嫌われないか、ちょっぴり心配してたの(照) アタシったらバカねぇ、こんなに優しい[オーナー]くんが傍に居てくれるのに、そんなこと考えちゃって。いつ効果が切れるかは分からないけど…それまで、こうして手を握っていてもいい?(安) 【天使】 私一人の犠牲で済むのなら、それで良いのです。どうかツヴァイさんを怒ったりなどは…あら?[オーナー]さん、どうかなさいましたか?(安) 私の口調が、普段と違う気がする…?まあ、そうなのですか。私は、いつも通り喋っているつもりなのですけれど…これは、薬の効果なのかしら?(驚) 聖母のよう…ですか?そう思っていただけるのならば、[オーナー]さんの不安も拭い去れる存在でなくては…ですよね。さあ、手を握っていて差し上げますからこちらへ、[オーナー]さん…(愛) ふふ、何も心配する事はありません。もう少し経てば、きっと効果も落ち着きます。そんな顔をなさらなくても、私は私ですから…(愛) [オーナー]さんは、些細な変化にも気が付いてしまうくらい…私の事をいつも見ていてくださったのですね。こんな時ですけど、私の心は歓びに満ち溢れていますよ(安) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 21 57 【悪魔】 この我に一服盛る…だと?フハハハ、あの小娘面白い…!!何だ貴様、そんなに目を白黒させて。よもやこの我の顔を忘れた訳ではあるまい?(驚) しかし、この我の隙をついた行動は実に見事な手際であったな。小娘には後程たっぷりと礼をくれてやる…ククク(喜) 態度が平生より尊大…?フン、ならば薬の効果なのだろう。我からすれば、貴様がただ茫然としているだけにしか見えぬがな!(安) 小娘の目論見…?我の知ったことか、たわけ。どうせあの小娘のこと、大それたことなど考えておるまいよ。大方明日までに不仲にさせたいだけであろう(ジ) この程度で貴様の我への対応が変わる…?笑止!あの小娘、我と貴様の事を何も分かっておらぬ!だが[オーナー]よ、我を尊大と評するのならばだな…ゴホン(照) 【姫様】 しかし、全体何が変わるというのかね。僕としては、別段何とも変わっちゃおらんようだが……うん?言葉付きが妙だって?そんなら、薬の効果とやらは此の事か(泣) あの悪戯娘の仕業……成程、それも一理あるやも知らんね。過ぎた事を言っても仕様が無いさ。効果が切れるまでは……何だね、先刻からそう肩を震わせて(照) まるで文豪みたようだ?ふうん、古めかしいのは平生から……ああ、それであの薬の名前かね。まったくのさかしまにされるよりはいいじゃあないか(喜)※原文ママ ははは、薬の作用如きじゃあ、きみと僕とに不和が生じる筈ないさ。悪戯娘はどうも詰めが甘くっていけない。きみもそう思わんかね?(瞑) 改めて、二人が懇意の仲だと認識出来たのだから……存外悪かぁ無い効果か知らん(笑) 【コスモ】 いやはや、[オーナー]殿が口にしなかったのは不幸中の幸いでありますなぁ…しかし一体何が変わると…うん?自分の顔に何かついているでありますか、[オーナー]殿?(安) 軍曹みたいな話振り…で、ありますか?あまりからかわないで頂きたい!自分は普段の通りに…ははあ、これが薬のもたらす効果でありますか(驚) あっはっは!これはツヴァイ殿に一本取られたでありますなぁ!長く保つものではないのならば、いっそ今の自分との会話を楽しんで頂きたいのでありますよ、[オーナー]殿♪(瞑) 中身はこれこの通り…正真正銘、紛うことなき[フェア]なのであります!ふふふ、この寄り添い方で理解頂けると嬉しいでありますなぁ!(愛) ぬぅ…[オーナー]殿は中々鋭い洞察眼をお持ちであります。常日頃難解な暗号を送っていると自負しているでありますが、聞き流しているわけではなかったのでありますね?(喜) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 22 44 【ヤンデレ】 ねぇ、重大な事に気がついたの!このスプーンを見て!手掛かり?何言ってるの[オーナー]くん、ほらもっと近くでじっと見て…スプーンに映り込む私、すごく素敵でしょ?(笑) 口調や態度がちょっと違う…?そう?普段通り喋ってるつもりよ。これがツヴァイの薬の効果なのかしら?でも私が美しいって事実は薬の効果によるものじゃないわ、それだけは確かね♪(瞑) [オーナー]くんって、そんなにすぐ私の違和感に気がついちゃったの?ずっと私の事を見ていたから分かる…?ふふふ、そんなに視線で追っちゃうほど、私に魅了されてたのね(安) ああ、こんなに魅力的な私の傍に居られるあなたって、本当に幸せ者…どうしたの?そんなに目を大きく見開いて…あ、全部言わなくても分かってるわ、美しい私の姿を目に焼き付けておきたいのね?(愛) ああ、あなたの瞳ってすごく素敵!もっとじっくり近くで眺めたいわ…そこに映る私を眺めているのって、至福のひとときよ♪(愛) ※台詞の中に出たタイプ名っぽいの 妖精(真面目)、びぎなー(ろぼっと)、おてんば(ギャル)、生意気(姉御肌)、ツンデレ(お嬢様)、泣き虫(ネガティブ)、ボーイッシュ(マニッシュ)、クール(ミステリアス)、おっとり(セクシー)、甘えん坊(台詞中に無し、帰国子女?)、天使(聖母)、悪魔(魔王)、姫様(文豪)、戦士(探偵)、コスモ(軍曹)、ヤンデレ(ナルシスト) -- (名無しさん) 2016-02-09 14 23 30
https://w.atwiki.jp/haputea/pages/109.html
マリリンの家に大使が乱入したようです アレハン「突撃!隣の朝ごは リボンズ「ポチっとな☆」 パカッ アレハン「リィィィィボォォォォォンズゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」 リボンズ「そんな物言いだからKYなのさ。少しは時流を読む事だね」 マリリン「はい、刹那。あー…ん」 刹那「(正座しながら)あー…ん…美味しいよ~マリリン~」 マリリン「うふふ。もっとあるからね……」 リジェネ「撮影、撮影……」 リボンズ「フフフ……計画通りだね……ボタボタ」 マリナ「ご飯にはなにがいい?」 リボンズ「もちろんコシヒカリだよね。紀州の梅干。シャケと。たくあんと。 あとごはんですよがほしいな。」 マリナ「はいありますよ。お味噌汁もどうぞ。」 ホカホカ リボンズ「あぁ…日本人でよかった…ムシャムシャバリバリ」 刹那「あんまり長居するなよ」 リボンズ「僕の名前は理旙図有膜。日本人だよ?」 マリリン「まぁ。難しいお名前なんですね」 リボンズ「お陰で小学生の時は大変だったよ」 マリリン「私なんかは普通にアラビア語ですから……」 刹那「いや、おかしいから!」 マリナ「もうお昼の時間だわ。食べていきますか?」 リボンズ「いやぁ悪いねぇ」 眼鏡「はじめからそのつもりだろう。一日中いるつもりか」 リジェネ「昼は麺類がいいなぁ」 リボンズ「マイ茶碗とマイ箸とマイ湯呑みを置かせてもらうよ あと、マイ茶葉もね。僕が来た時はこの最高級玉露を入れてくれ」 マリナ「はい、分かりました」 刹那「こいつ…ブシドーが可愛く見えるくらいの図々しさだな…」 ブシドー「刹那、私が可愛いのか。よし頭なでなでしてもよいぞ。さあ、遠慮なく」 刹那「ハムドー、よーしよしよし…」 ハムドー「撫でられるより餌を所望したい!」 リボンズ「ついでにマイ座布団とマイパジャマとマイタオルと マイ歯ブラシとマイ歯みがき粉とマイシャンプーとマイリンスと マイボディソープとマイ洗顔フォームと…ええと後は何が必要だったかな」 マリナ「リボンズさん用の棚を用意した方がいいかしらね」 リジェネ「リボンズ。一応僕のも頼むよ」 リボンズ「こう言ってるけどいいかな、マリナさん?」 マリリン「あ、はい。今更何人増えようが同じなので……歓迎しますニコニコ」 リジェネ「ズギュゥゥゥゥゥゥゥン!!な、なんて破壊力なんだ……」 マリリン「?(首を傾げる」 リジェネ「くっ……リボンズ、君が執着する気持ちが分かったよ…(口端から血がタラッ」 リボンズ「ふふ。こんな笑顔を毎日見られるなんて、喪男達は幸せだね」 マリリン「そ、そんな……ポッ」 刹那「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬっ!!!!あ、あいつら……」 眼鏡「いい加減追い出さないとな」 刹那「マリリンの笑顔!許せん!マリリンの!笑顔は!俺だけの!ものだ!!!」 眼鏡「そっちか、君は」 つ はぷてぃ 刹那「(ククク…悶えるがいい!」 匙「(刹那、まるで三流悪役だよ?」 刹那「(うるさいっ」 マリリン「はい、どうぞ。お口に合えばいいのですけれど」 リボンズ「ありがとう…コクコク」 リジェネ「ゴクゴク……」 刹那「(い、一気に飲んだ!?」 リジェネ「ふぅ、美味しいね、リボンズ」 リボンズ「人間がここまでやるとはね…ありがとう、良い物を貰ったよ」 マリリン「?あ、ありがとうございますペコリ」 匙「嘘!?に、人間なの……?」 眼鏡「ぼ、僕は人間だ………バタン」 リボンズ「ハァハァ・・・重かった。」ズシリ マリナ「まぁ買い物に行ってたんですか?荷物ならお手伝いに行ったのに」 刹那「いかないでいいよ」 リボンズ「フフ…いやいや君たちの喜ぶ顔がみたくてねえ」 マリナ「これはなあに?」 リボンズ「あけてごらん?」 ガサガサ 刹那マリナ「「wiiiだぁ~~!!」」 リボンズ「この喜ぶ顔がみたかったのさ」 留美「ちょっと!最近ホストクラブに来てもリボンズがいませんわ!!!」 お刹那家 リボンズ「マリナのごはんおいしいなぁ。明日は魚がいいな。」 マリナ「わかったわ。どんどん食べてね。」 リボンズ「クンクン……」 セツニャ「この人、何なんニャ?」 リボンズ「臭いね、この子」 セツニャ「ニャッ!?」 リボンズ「お風呂に入れてあげてる?」 マリリン「ううん…お風呂は悪いって聞いたから…」 セツニャ「お風呂は嫌いだニャ!」 リボンズ「でも、入らないんじゃ可哀相と思わない?」 マリリン「そうね…セツニャ、いらっしゃい。一緒に入りましょ」 刹那「マリリン!?」 セツニャ「入るニャ♪入るニャ♪スリスリ」 匙「げ、現金な奴……」 眼鏡「まるでどこかの本人みたいだな……」 マリリン「ふふ、甘えんぼさんね…今から貯めるわね」 刹那「マリリンと風呂風呂風呂風呂風呂ーーーーーっ!!!!!!」 リボンズ「(ボソボソ)一緒に入る、だから一糸纏わず……」 刹那「ブバーーーーーッ!!!!!」 ガラ セツニャ「いい湯だったニャ」ホカホカ リボンズ「これがマリナの裸と存分に触れ合った猫だ。さあ存分に抱っこするがいいよ」 刹那「マリナのはははだか…いっしょに風呂に…」 眼鏡「(くっ、サポート力としてこいつやるな…)」 刹那「セツニャ。どど、どうだった…?」 セツニャ「にゃーん。(そんなの自分で見た方が早いニャ)」 ヒリング「ねぇ、リボンズとリジェネは?」 ブリング「かくかくしかじか」 ディヴァイン「そうか…暇な奴らだな」 リヴァイヴ「普段はニートなのに、こういう時は行動的だね」 アニュー「うちに籠りっきりになるよりはいいじゃないですか」 アレハンドロ「そんな事より、ホストクラブの方はどうなるのかね?」 イノベ「「「「「知らない」」」」」」 リジェネ「リボンズ、ホストクラブの方はどうするんだい?」 リボンズ「どうでもいいけど……仕事はしなくちゃね?」 リジェネ「そうだね、リボンズ」 マリリン「あら?どうかしたのですか?」 リボンズ「いや、一旦暇乞いをね」 刹那「帰るのか?帰るんだな!?いやぁ!寂しいなあっ!」 リボンズ「嬉しいね。仕事が終わったら帰ってくるよ、ここに」 刹那「え……?あ………?」 リジェネ「少々遅くなるけどね」 マリリン「はい。ごはんはどうしますか?」 リボンズ「なるべく早めに要るか要らないかを連絡するよ」 リジェネ「では、行ってきます」 スタスタスタスタ マリリン「いってらっしゃい(フリフリ」 刹那「……何故こんな事に……」 ブシドー「そういえばカタギリはどうした?」 匙「昨日、スメラギさんと巨乳の女の子に連れていかれたままだよ」 ブシドー「そうか。奴の分の筑前煮は私が頂こう。ヒョイパク」 匙「あっ!!穏やかじゃないねえっ!!!」 模型子「ですから、ポニテさんには私が一番相応しいんですっ」 スメラギ「あらぁ、そんなことないわよ~ね~?」 ビリーの隣に座り、肩を組みながら、顎を撫でるスメラギ。 ポニテ「あああああの……い、いや…なんでもないよ……」 スメラギ「フフ…私、お酒がのみたいわぁ…」 ポニテ「あ…うん…じゃ、お願いします……」 コーラ「酒入りました~~」 模型子「(この人、ポニテさんをしゃぶりつくすつもりですねっ! 綺麗な薔薇には刺がある……許せません!」 スメラギ「……で、貴女は何か頼まないの?」 模型子「わひゃ!?あ…その……じゃ、ミルクを」 どっ ルイス「ふふっ…あ、ごめんなさい…でも、ミル……うふふっ」 コーラ「はっはっは、乙女だなぁ!!初々しいぜぇ!!」 カティ「くくっ……ミルクはサービスしておこう…くくくっ……」 模型子「………///」 ポニテ「う、初々しい……乙女だ……」 スメラギ「ムッ。……ビリー?」 腕を絡め、顔を近づけてくるスメラギ。 ほんのり赤みがさしていた。 スメラギ「私…ちょっと酔っちゃったかも…」 胸元を開け、挑発してくる。 穏やかではないねぇ。 それに…この布は…ブ、ブ、ブ、ブラジ…… 模型子「むっ!…ポニテさん、帰って一緒にガンプラを組みましょう!」 片方の腕を絡め、その充分に実った乳を押し付けながら迫って来た。 スメラギ「あら…ダメよ。ビリーは私とお酒を飲むんだから……」 スメラギも又、同様に。 模型子「むむっ!」 スメラギ「うふふっ…」 ポニテ「(おおおお穏やかじゃないねぇぇ……」 ポニテの明日はどっちだ。 ポニテ「ただいま~おみやげに鯛とケーキと饅頭とガンプラ買ってきたよ~」 マリナ「おかえりなさい」 刹那「…遅かったな。みやげは貰っていく」 ポニテ「いやぁ~青春っていいねぇ。生まれて初めてそう思うよ。青春万歳!」 眼鏡「おかえり。む、ケーキと饅頭か。頂こう」 ポニテ「じゃあ僕は明日早いから寝るよ。おやすみ~」 刹那「…幸せそうだなポニテは」 マリナ「そうね。なんだかこっちまで幸せになってくるわ」 ポニテ「人生万歳!純愛万歳!巨乳万歳!」 リボンズ「フフ、ビリー君も大変そうだね」 リジェネ「リボンズ、君は刹マリ厨じゃなかったのかい?」 リボンズ「勿論。…でも、同時にカプ厨でもあるのさ」 リジェネ「やれやれ。君には困ったものだ」 リボンズ「他人の不幸は蜜の味と言うけれど、家族の幸福も蜜の味なのさ」 リジェネ「ふぅん」 ニュータイプの書き下ろし漫画かなんかで成人したお刹那さんもミルク飲んでた 刹那「フッ、いい男にミルクは外せないのさ(…決まったw)」 アニュー「私も毎日飲んでますよミルク。…その、もう少し大きくなればなぁって…その…胸が」 マリナ「刹那はミルクが好きなんですって」 ソーマ「なら、ミルクを使った料理を作れば喜ぶでしょうね」 マリナ「でも…ミルクを使った料理なんてクリームシチューしか知らないし…」 ソーマ「…ご飯を炊く時に水の代わりにミルクで炊いてみるとか?」 マリナ「いいわね!料理を作る時に水じゃなくてミルクを使えばいいのかも」 ソーマ「それです!それならどんな料理もミルク風味!」 マリナ「刹那もきっと喜んでくれるわよね♪」 録音inデュナメス(俺が奢ったミルクからこんな事態に発展するとはな… いやはや、人生とは何があるか分からない物だな) ~ホストクラブえんじぇる~ リボンズ「あ~早く家に帰りたいなぁ。マリナの入れた玉露がのみたいねぇ」 リジェネ「本当だよ、リボンズ。早くあったかいごはん食べたい」 リボンズ「今日のごはんなんだろうねぇ」 リジェネ「仕事たる~~い」 留美「ハァハァ……つれないリボンズ様もたまりませんわ……」 ルイス「リジェネさん…悩んでいる様子も絵になるなぁ……ポッ」 ブシドー「匙は“掬う”ものであって“救われる”ものではないのだ」 匙「んなこたぁどーでもいいよ!誰か僕を救ってよ!!ルイスゥ~」 リボンズ「ふぅ、終わったね。帰ろうか」 リジェネ「うん。お土産買っておくね」 リボンズ「そうだね。刹那君に嫌われちゃうからね……フフ」 マリリン「もしもし……はい。大丈夫です。温めれば良いので……はい、はい。気をつけて下さいね」 刹那「誰?電話?」 マリリン「リボンズさんとリジェネさん。お土産買って帰るって」 刹那「……もうやだ、こんな環境……」 リジェネ「ねぇリボンズ。僕達はどこで寝ればいいんだろうね」 リボンズ「刹那とマリナのダブルベッドを 二段ベッドに改造してその上の段に寝ればいいさ」 リジェネ「なるほど、上から覗くんだね」 リボンズ「フフフ…まさに高みの見物さ」 今こそ邪ポートの時だ、喪男たち! ブシドー「よし、行く…… ピンポ~ン リボンズ「ただいまー」 リジェネ「はい、ブシドーさんにはMGのガンダムとGファイターをお土産に」 ブシドー「良いのか!?……売切れていたのだ…有り難い!!」 眼鏡「情けないぞ、ブシ リボンズ「ティエリアにはこれ」 眼鏡「これは…幻のエロゲ……存在していたのか…… ………好きにやってくれ(グッ」 匙「全く……懐柔されちゃって……やいや リジェネ「高級筑前煮を買ってきたんだけど…いらなかったかい?」 匙「え……そんな物で釣られクマー フヒヒwwwwwwwうめぇwwwwwwwww」 リボンズ「攻略完了…邪ポート、この程度か…ニヤリ」 リジェネ「刹那君用に歴代ガンダムのMGとマリリンの秘蔵写真集もある…完璧だね」 リボンズ「完全勝利、というやつさ」 リボリジェ「「ただいまー」」 マリナ「おかえりなさい」 匙「あいつら当然のように帰ってきたぞ、僕の家へ」 刹那「俺とマリリンの家だ!!」 リボンズ「ただいま、ブシドーどの」 ブシドー「うむ、大儀であった」 リジェネ「ただいま、匙くん」 匙「…つーん」(プイッ) しーん マリナ「匙くん、仕事から帰った家族に対してそういう態度は良くないと思うわ」 刹那「マリリン、家族じゃないから」 リボンズ「いいんですよ、マリナさん。 僕達は皆さんとはゆっくりと時間を掛けて家族としての絆を深めていくつもりですからね」 刹那「一体いつまでここにいる気だ、お前ら」 匙「フンだ、フンだ。刹那みたいに大好きなマリナさんと一緒に暮らしてるリア充には 僕の気持ちはわからないよ。同じ喪男と思っていたポニテにまで最近春が来てるし、 どうせ僕だけが孤独なんだ!ちょっとくらい拗ねたっていいじゃにか!!」 ブシドー「醜いぞ、匙。八つ当たりもよいところではないか」 匙「わかってますよーだ!どうせ子供っぽいですよーだ! どうせこんなだからルイスにも振られるんですよーだ!!」 リジェネ「すみません、そういうことだったのですね」 匙「…ん?」 リジェネ「これをご覧下さい」 つ真っ赤なバラの花束(バサッ) 匙「…なんだよ、これ」 リジェネ「ルイスさんからです」 一同「「「「「「おおー」」」」」」 匙「ル、ルイス…から?」 リジェネ「そうです。この真紅の薔薇の花言葉そのままに彼女の『情熱』が込められた花束です」 ポニテ「おおお、穏やかじゃないねえ!実に穏やかじゃないねえ!」 匙「かっからかうなよぅ、クソポニィ////」 リジェネ「そしてこちらがメッセージカードです。どうぞ、お読み下さい」 匙「ルイスからのメッセージ…?ドキドキドキ 『この花束に込めた私の想い、受け取って下さい。ルイスより 麗しのリジェネ様へ』 ………………………………はい?」 リジェネ「そうです、これはルイスさんから私への愛がこもった花束…あ」 匙「ギャオーーース!!!!」 ちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃん、ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ♪(BGM:ゴジラのテーマ) リボリジェ「「じゃ、僕達これで失礼します」」 刹那「こら、てめえらやっぱり帰る家があるんじゃないか!この事態収拾してけよー!」
https://w.atwiki.jp/gijin-kareshi/pages/667.html
(1) 今日は【教師名】さんと一緒にプリンを食べに行く約束を思い出したんだ~ うっかりその記憶を取られちゃってたみたいで、すっかり忘れてたよ~。帰ったら【教師名】さんと一緒に行かなきゃね♪ 【生徒名】 -- (名無しさん) 2015-01-25 18 16 49 (2) 今日は【教師名】さんと約束したお出かけについて思い出したよ! 行き先は【教師名】さんのみが知ってるみたい。楽しみだな~♪ 【生徒名】 -- (名無しさん) 2015-01-25 18 19 00