約 194,490 件
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12218.html
唯「あずにゃんもあったかあったか大好きだねー」 梓「唯先輩の抱っこ大好きですー」 梓(なっ! 口がいうこと聞かない!?) 唯「おぉ。今日は素直だねぇー。えへへー、あずにゃんぎゅーっ」 梓「んぅー唯先輩もっとぉー」 梓(うわああ! 恥ずかしいいいい!) 唯「甘えんぼあずにゃんも可愛い~」 澪「お、おい! いつまでやってるんだ」 律「梓もあれだけ言っときながらなんで抵抗してないんだよ!!」 紬「梓ちゃん猫さんみたいね」 梓「えへへへー」 梓(これじゃ私がおねだりしてるみたいだよ……) 唯「あずにゃんすりすりー」 梓「にゃあぁん」 梓(うぅ、そっか……私、唯先輩に夢中になると本当の自分が隠せないんだ……) 唯「さぁて! 補給完了~♪」 梓「えっ、もう!?」 唯「ん?」 梓「ま、まだ……もうちょっと」 梓(おかしい! こんなの私じゃないいいい!) 唯「えーあずにゃん寒がりー」ギュウウ 梓「ふにゃん……あったかー……」 梓(あったかーじゃなくて!) 唯「なーんか最近あずにゃん変わったよねー」 律「だんだん唯に毒されてきたか」 澪「梓ぁ……練習するんじゃなかったのか……?」 梓(ふぅー、なんだかなー) 唯「えへぇ~♪ うりうりー」 梓「にゃあん♪ 唯先輩ったらぁ、やめてくださぁい♪」 梓(ま、いっか……幸せだし!) また翌日 梓「あのね……私のおきにいりの唯先輩の写真がね……」 梓「……でね……が………………かわいくてね……」 梓「たまらないね……くう…………さらに……もう……」 梓「すごすぎ…………で……そうおもうでしょ……」 梓「どうして………… すき…………はー!」 梓「…………だきしめて……ねるときも……まくらのした」 梓「……でしょ…………すばらしい……!」 梓……うつくし………………あれ! もうこんな時間だ!」 梓「ちょっとしゃべりすぎたね」 梓「私の写真の自慢をおとなしくきいてくれたお礼に ……これは気持ちだよ!」 憂「あ、ありがとう……」 純「よくわからない人形を手に入れたんだけど」 梓「私の手編み唯先輩人形だよ!」 純「なんかコレ呪われそうな顔してるね」 憂「こらぁっ! 純ちゃん!」 純「ご、ごめっ! 無神経でした!」 梓「……天使の笑顔」 憂「そ、そうだよね! かわいいよね! 梓ちゃん編み物も上手なんだね」 純「たしかにうまくけど、そもそものセンスが……」 憂「こらぁっ!」 梓「いいもん! これからどんどんうまくなるから!」 梓「だから会員のみんなは今後のグッズを楽しみにしててね!」 純「えぇ……もっと役に立つものがほしいなぁ……」 憂「純ちゃんは現物主義だね」 梓「これもすごく役に立つよ!」 純「何に使うのさ」 梓「…………にゃふ」 憂「……」 純「でもポイント得点はもっとすごいものなんでしょ?」 梓「うん! それはもう!」 憂「た、たのしみだなー!」 純「お金?」 梓「お金には変えられない素敵なものだよ……」ウットリ 憂「そんなすごいものをよく手放す気になれるね」 梓「うふふ、だから二人ともせっせとポイント集めにいそしんでね」 純「あ、そういや来るときちょこっと唯先輩の写真とってきたよ」 梓「えっ! 見せて!」 純「ん、携帯だけど。ほら」 梓「お、おぉお……なんて眠たそうな顔!! これは……すごい良い! 画質がおしいけど良い!」 憂「わ、私も持ってきた! 梓ちゃんが気に入りそうなの!」 純「あ、何対抗意識燃やしてんのさ」 憂「えへへ、なんだか面白くなってきて」 梓「みせてみせて! みせてみな!」 梓「うわぁ! どれもこれも……うわぁああ一軍メモリアルアルバムにふさわしいのばっか!!」 純「……」 憂「い、いちぐん……なに?」 梓「なにこれ! んんっ! ふにゃあ!」 憂「ちょ、ちょっと、何興奮してるの……」 純「憂、あんた一体どんな写真もってきたの?」 憂「ふ、ふつうにだらだらしてるとこをおさめた物だけど……」 純「いつもの光景だけでこのはしゃぎよう……」 梓「このシャツの馬鹿げた文字が唯先輩の可愛さに磨きをかけてるよね。さすが最高のセンスの持ち主」 梓「私も今度買ってみよう」 梓「あ、会員の指定服をこれにしようかな……あ、いいかもそれ……うふふ」 純「絶対そんなの着ないから」 憂「私もあのシャツはちょっと……」 梓「うーん、でも私が真にもとめる写真はないなぁ……」 憂「え、求める写真? どんなの?」 梓「え? 聞きたい? あーでもどうしよっかなー」 純「言いたそうだから聴いてあげていいよ」 梓「これ言っちゃうとポイント集めが楽になるしなー」 憂「教えて教えて!」 憂(早くポイント集めきって解放されたい……) 梓「そう、私が真に求める唯先輩写真。それは!」 梓「とってもカッコイイ唯先輩なんだよ!」 純「また難しいものを……」 憂「難易度Sだね」 梓「うん……滅多に見せない唯先輩の真面目でクールな一面。それを私は切り取りたい」 梓「そして写真立てに入れてにゃふふ、ずっと朝も昼も夜も眺めにゃふふふっ」 梓「えへへっ、かっこいい唯先輩は私のこときっと『梓』ってよぶんだよえへへへ」 梓「それでしなやかな指で私の顎をクイっとあげて、えへっ、えへへ」 梓「そのまま……そのまま……あぁぁん、だめですよぉ唯先ぱぁい!」 憂「……帰ろっか純ちゃん」 純「梓、もしそのカッコイイ唯先輩の写真とやらを撮ってきたら」 梓「うんうん! スタンプ好きなだけ押してあげる!」 憂「!」 憂(かっこいいお姉ちゃんを撮れば解放!) 純「へぇ……じゃあちょっと張り付いて……って唯先輩がかっこいい顔するわけないじゃん。あほくさー」 梓「……するもん」 憂「……するもん」 純「なにその顔」 梓「純はわかってないね」 憂「ほんとだよ。お姉ちゃんだってたまにはビシっと……キリっとクールに……あれ?」 梓「どったの?」 憂(これほんとに難しいかも……) 梓「とにかく、自然にかっこいい唯先輩だからね! 頼み込んで表情作ってもらうなんてなしだからね!」 梓「あと唯先輩と話す際は私をとおして」 憂「どっちみちお姉ちゃん演技なんて出来ないよ」 純「私はもう諦めた。地道にポイントあつめる」 梓「むぐ……ま、まぁそれもありかもね」 純(てかめんどくさいし……毎朝パシャっととらせてもらえばそれで終わるし……) 憂「私はスーパーショット頑張ってみるよ。もちろん普通の写真ももってくるけど」 梓「期待してるよ。じゃあ二人とも今日の分ポイントつけるね」 純「あ、そっか。もう一気に10ポイントくらいよこしなって」 憂「どきどき」 梓「ふむぅ~、純のはたしかに良い写真なんだけど。なにより画質がねー、手ぶれもダメダメ」 純「き、厳しいんだ。もっと絶賛するかと……」 憂「意外とね……マニアってそういうものらしいよ」 梓「うーん、まぁ~、おまけにおまけして1ポイントかなー、てかもっと撮ろうよ」 純「つ、次は頑張ります」 憂「どんまい純ちゃん!」 梓「で、次は憂ね」 純「憂はいいよねー撮り放題だし」 憂「これが環境の差ってやつだよ」 梓「ふにゃー可愛い~、にゃふ~ん」 憂「どうでしょうか会長」 純「これさっきも見たじゃん!」 梓「はにゃー……いいなー、これいいなー」 梓「あぁ、こっちも可愛い。ちゅっちゅ~」 純「しゃ、写真にキスしてる……」 梓「キス鑑定もしらないの?」 憂「……」 梓「キスしたときの幸福度で価値がきまるんだよ!」 梓「よってこの写真は単体で3ポイントはかたいね」 梓「さすが私の一軍候補だよ。」イソイソ 憂「こら、返しなさい。それ私にとっても結構大事な写真なんだけど」 梓「か、かえすっていうか! これはファンクラブ全体の財産だよ!」 梓「だから会長の私が責任をもって……」ゴソゴソ 純「がめついなー」 憂「……」 梓「と、とりあえずポイント換算!」 梓「……10個スタンプ押しときまーす!」 |=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=||=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=|=゜w゜=| | | | | || | | | | | | | | | |GOAL 憂「またこのスタンプ……」 純「すごっ! もう半分きてるじゃん!」 梓「憂は熱心なファンだからね」 憂「ま、まぁそういうことにしていて……」 梓「えへへ、明日が楽しみだなぁ」 憂(これ、よく考えなくても梓ちゃんしか得してない……) 夜 憂「うーん、どうしよ」 憂「カッコイイお姉ちゃんなんて……」 唯「ういういー、どうしたの?」 憂「あ、うん。ちょっとね」 唯「あ、そうだ。きいて憂ー。最近あずにゃんがねー」 憂「梓ちゃん?」 唯「素直になったんだよー私になついてるんだよーあのツンツンなあずにゃんがだよーすごいよー!」 憂(懐いてるっていうかもう……狂信者だよお姉ちゃん) 唯「ごろごろーってしてあげたら喜ぶの!」 憂「そうなんだ」 憂(お姉ちゃん梓ちゃんのこと好きなのかな……好きだよね?) 唯「なにか考え事ー?」 憂「……ねぇ、お姉ちゃんは梓ちゃんのこと好き?」 唯「え? うん! 大好きだよー!」 憂「そっかぁ」 唯「え? 憂もあずにゃんのこと大好きだよね?」 憂「う、うん……」 唯「喧嘩でもしたの?」 憂「違うよ、ただ……」 憂(お姉ちゃんの言う好きと梓ちゃんの好きは違うかもしれない……) 憂(あれ、そういえば梓ちゃんの口から好きって言葉はきいてないなぁ) 唯「ういー?」 憂「ううん、なんでもないよ」 憂(ファンクラブのことは一応梓ちゃんにきいてから伝えよう) 唯「変な憂ー。あ、お腹すいた」 憂「うん! 待っててね!」 憂(はぁ……今晩も写真選びしなきゃ……) 数日後 梓「……むむっ!」 純「会長の目付きが変わった!」 憂「こ、これはどうですか!」 梓「すごい! 笑顔のパワーが溢れてる!」 梓「これ一枚でみんなの心にお天道様がのぼるね」 純「たしかにこの笑顔はえぐいね。瞬殺だよ」 梓「でしょ!」 純「憂のお姉ちゃんは誰に対しても笑顔なんだよ!」 純「そういうことができるのってほんとに心の底からぽかぽかな人だけだよね!」 憂(だんだん毒されてきてる……) 梓「じゃあそういう純の今日の成果は?」 純「じゃじゃん! 今日はデジカメもってきましたー! これでパチリといただいたよ」 梓「楽しみ! はやく見せて!」 純「まずこのおはようの先輩」 梓「むふっ! 今日も輝いてるなぁ唯先輩」 憂「朝御飯に好物たべるとこんな感じなんだよ」 純「そして休み時間に寝ている先輩!」 梓「ふにゃああ! 私の好きな寝顔だ! どうやってとったの!?」 純「他の先輩に頼んでみました!」 梓「さすがの行動力!」 憂「純ちゃんポイント稼ぎ必死だね」 純「そりゃあグッズとやらが気になるからね。気になって授業が身に入らない!」 憂「グッズは私が先にもらうから!」 純「負けないし!」 梓「純がその日その日の唯先輩を撮って、憂が唯先輩の過去の写真を持ってくる」 梓「私の布陣に死角なしだね。うんうん」 純「さぁ梓会長。ポイントを!」 憂「私も私も!」 梓「おっけーおっけー待ちなさい」 純「どきどき」 憂「どきどき」 梓「さて、会員No,2 あとちょっとだよ頑張れ」 純「!」 3
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6393.html
家─── 憂「あ、お姉ちゃんお帰りっ」 唯「ただいま憂。良い子にしてた?」 憂「さっき帰って来たばっかりだし私そんな子供じゃないよぅお姉ちゃん///」フフフッ 楽しそうに台所に立つ憂。 唯「手伝うよ」 憂「ううん。お姉ちゃんはゆっくりしてて」 唯「だーめ。こっちは私が刻んどくから」 私はエプロンを掛けると憂の隣に立ち、一緒にキャベツを刻み始めた。 憂「お姉ちゃん大丈夫?」 唯「む、私だってキャベツを刻むぐらいできるんだよ憂?」 そう言うと葉を重ね、テンポよく包丁の上下運動を開始した。 トントントントン…… 憂「上手いねお姉ちゃん!」 唯「でしょ?」 以前の私ならこんな器用に手が動かなかっただろう。 包丁を持つ私の手は驚く程滑らかに、キャベツを刻んで行く。 トントントントン…… 憂「~♪」 憂は気分良さそうに刻んでいる。 私は、というと… トントントントン……トントントントン……ザンザンザンザン……ザッザッザッザッ! キャベツを刻む速度をどんどん上げる。 憂「お姉ちゃん…?」 唯「憂、鍋吹き零れそうだよ」 憂「う、うん…」 ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ 早く来い…… 憂「じゃあいただきます!」 唯「いただきます」 テレビもつけないまま、二人しかいないリビングの机でご飯を食べる。 憂「お姉ちゃんの切ったキャベツ美味しいね♪」ニコニコッ 嬉しそうに私を見つめて来る憂。私もそれを一口食べ、「そうだね」と答えた。 憂「最近のお姉ちゃん……何だから大人っぽいね///」 唯「そうかな?」 みんなにも言われていたけどずっと一緒にいた妹にまで言われるのならそうなのだろう。 憂「うん…。だからちょっと甘えちゃったり…しちゃうんだぁ///」 恥ずかしそうに顔を俯ける憂。今までの私はよっぽど姉らしくなかったらしい。 唯「ふふ、嬉しい?」 憂「嬉しいけど、ちょっと寂しい…かな」 唯「やっぱり憂も…寂しいんだ」 憂「ちょっとだけ…ね。もう甘えてくれないのかな…とか考えちゃって…エヘヘ」 唯「私はお姉ちゃんだから…ね。憂はもっと人に甘えるべきだよ。私は甘えすぎたから、もう十分なんだ」 憂「もしかして私の為に…?」 唯「違う違う。も~またそうやって憂は~」 憂「ん// ごめんねお姉ちゃんっ」 唯「憂、あ~ん」 憂「え…、ん~/// あ~ん///」 私のお箸で掴んだ唐揚げが、憂の口の中に消えて行く。 唯「美味しい?」 憂「美味しいよぅ/// お姉ちゃんもあ~ん?」 唯「ふふ」 私達はそんな仲睦まじい夕食をとっていた。 その時───── ガタッ 唯「ッ!?」 憂「な、なんだろさっきの音…」 唯「裏口から……。憂は隠れてて、私が行く」 私は台所から包丁を一つ手に取ると、裏口に向かって進軍する。 憂「お姉ちゃんそれ…」 唯「女の二人暮らし何だからこれぐらいしなきゃ。大丈夫、もし泥棒だとしても逃げてもらうだけだから……」 憂「警察に…」 唯「気のせいかもしれないし、警察はまだ早いよ憂。あいつらはこんなことじゃ動かないしね…。行ってくる」 後ろから気をつけてね、と言う声がする。 私はゆっくり、ゆっくりズリ足で進みながら、気分を高揚させていた。 来たのか…? 待ちきれず向こうから… 唯「ははは…おいでよ…私はここにいるから」 そろそろ物音がした裏口。 私は電気もつけず薄暗い廊下を歩いていく。 瞳が細くなる─── 手に力が宿る─── 裏口、洗濯物を干せるスペースになっている場所に出る裏戸だ。 天気が悪い日はこっちに干したりしている。 湿った雨の臭いが鼻につく。 外が近い証拠だ。 唯「ッ!」 私は一気に裏口を開け放つと包丁を突き出し辺りを警戒する。 いない…? 逃げたか? ガサッ! 唯「なっ…」 下かっ、油断した。 さっきの音の持ち主がいきなり現れ、私は一気に飛びかかられた。 ガタンガタンッ! 憂「ひっ…お姉ちゃん…!?」 物音に怯えながらも姉の安否の方が勝った憂は恐怖も忘れ裏口へと走る。 憂「お姉ちゃん!」 唯「来るなっ! 憂! 逃げ……」 必死な姉の声が聞こえ、心臓を鷲掴みにされる思いになる憂。 憂は手近にあったモップ、その柄だけを外し取り、恐怖を覚えながらも裏口に突撃。 憂「お姉ちゃんを放っ!」 にゃあ…… 憂「あれ?」 唯「憂! 何で来たの!? 早く逃げて!」 憂「……お姉ちゃん?」 にゃあにゃあ 唯「くっ……、そんなにまとわりつくなっ……!」 憂「ふふっ」 憂は何が楽しいのかそれをしばらく眺めていた。 ───── 憂「最近雨宿りによく来るんだぁ、この猫ちゃん」 唯「そ、そうなんだ…」 にゃあにゃあ 憂は猫にミルクをあげながら撫で、愛浸っている。 唯「憂は怖くないの?」 憂「怖い? 可愛いよ? お姉ちゃんも猫好きだったでしょ?」 唯「そうだったっけ…」 私は憂が可愛がる猫を眺めていた。 嬉しそうににゃあにゃあと喉を鳴らしている。 憂が幸せを猫にあげているのだ。 このままでは憂の幸せがなくなってしまう。そう思った私は空かさず憂の頭を撫でる。 憂「なぁにお姉ちゃん?///」 唯「憂、ゴロゴロ~」 憂「ゴ、ゴロゴロ~///」唯「幸せ?」 憂「凄く///」 唯「良かった…」 違ったけど、良かった。でも猫は苦手だ、悪魔の使い魔だから その後いつも通りお風呂に入り、私はまた真っ暗な部屋で髪を拭いていた。 トントン、 憂「お姉ちゃん、一緒に寝よう」 唯「憂はすっかり甘えんぼさんだね」 憂「だってぇ…」 枕を持ったままもじもじする憂は正直可愛かった。 唯「いいよ、おいで」 優しく誘うと憂は餌を待たされていて、よし! と言われた子犬のようにベッドに入った。 憂「お姉ちゃん…あの仔猫、飼っちゃ駄目?」 唯「ん? ん~…」 憂「ちゃんと世話とかもするし…駄目?」 唯「憂がそこまで言うならいいよ」 憂「ほんと?! ありがとう、お姉ちゃん♪」 私はよしよしと憂を撫でると、憂はゆっくりと眠りへ旅立った。 私はまだそっちには行けない。ごめんね、憂。 今日は曇りだった。 う~んッ、と外で伸びをすると外灯に目をやる。 光に群がる蛾や羽虫を見て、「降らなくて良かったね、雨」なんて呟いてから昨日とは反対方向へ歩き出した。 にゃあ… 私の家の裏口から仔猫が現れる。 唯「ついて来ちゃ駄目」 そう言い付け歩き出すも、 にゃあ… 更に追随してくる仔猫。 私は仔猫を片手でムンスと持ち上げると、 唯「ついてきちゃ駄目、ね?」 余った手で頭を撫で伏せると再び地に起き歩き出す。 にゃあ~ 今度は鳴くだけでついてこようとはしない。何となく行ってらっしゃい、と言ってる気がしたから 唯「いってきます」 そう呟いた。 昨日とは違いちらほらと人がいた。 夏休みを控え、悪ぶった学生なんかが夜遊びしている、という印象を受けた。 通り過ぎる度、「あの子可愛くね? 声かけようぜ」とか、「大人っぽいし…大学生とかじゃないのか? からかわれて終わりだろ」なんて声がした。 ちょっと服装を弄っただけでこれだ。人間と言うのは不思議なものだな、と思いつつ目的地の公園にたどり着く。 唯「いないか…」 やっぱり雨の日しかいないのかなと思いつつも少し待って見ることにする。 古びたブランコに腰を下ろし、キィーコーキィーコーなんて怖い音を響かせながら、それでも漕ぐのをやめない。 来なよ、早く…。 「ははっ、でさ~…」 「お前それマジかよ?」 「マジマジ…」 楽しそうな会話をしながら男三人が公園に入って来た。 私はそれを気にも止めずにブランコを漕ぎ続ける。 「あれ? こんな夜中に人がいるな」 「しかも女じゃん」 「俺の目(アイ)が可愛いって告げてるぜ!」 「誘うか?」 「いいねいいね! お姉さんっぽい感じだし俺ドストライク」 騒がしいな、と思いながらも私は全く動じていなかった。 所詮相手は人間だ、ああやって群れて…可愛いものだ。 「お姉さん今暇? ブランコより面白いことしようぜ!」 「おいこの子めっちゃ可愛いじゃん! 服装に騙されたわ~」 「可愛い系もまたよし…」 唯「今は気分じゃないから、遠慮しとくよ」フフッ 傷笑、どこか嘲笑うかの様に 「待ち合わせとかッスか?」 「こんだけ可愛いからな~彼氏とかいるんだろうなぁ~はあ~」 「まてまて、まだ決まってない! 決まってなあああい!」 愉快な三人だな、と思いながらもとりあえず言葉を返す。 唯「まあ待ち合わせ、と言えばそうなるかな? 一方的に私が待ってるだけだけど…ね」 「えっなにそれフラれた感じ?」 「こんな可愛い子フるとかないわ…」 「来ない人待つより自分らと遊びましょうよ! お金とか全部出すんで!」 強引に連れていかない辺りいい人達ではあるらしい。彼らもまた夜に魅入られ、気持ち高ぶってるのだろう。 唯「ごめんね、また今度にしてよ。今は気分じゃないの」 そうやんわり断ることにした。いい人そうだから、出来れば殺したくない 「どうする?」 「俺らそこら辺の悪い男達とは違うからな! 無理やりはよくないだろ!」 「良くないよな~でも~」 なかなか引き下がらないことに私は少しイライラしたのか、 唯「」キッ 目で殺気を送る─── 「ッ! か、帰るか。何かお腹減ったし…俺」 「そ、そだな」 「ああ……」 私の殺気に恐れをなしたか、三人はまた今度会ったらご飯行きましょう、とだけ言って去っていった。 唯「少し脅し過ぎたかな…」 反省反省、と思いつつブランコから立ち上がり、再び徘徊を開始する。 あいつを見つけるその日まで──── 憂「ん……あれ? お姉ちゃん…いない」 ベッドを見渡すもそこには自分だけ。 憂はゆっくりと体を起こした後、一階に降り唯を探す。 憂「お姉ちゃん…?」 シーン…… 静まり返った部屋は、まだ真っ暗で、 憂「お姉ちゃん…」 憂は心配になり、電気をつけて回り、玄関に唯の靴がないことがわかった瞬間 何も考えずに自分も姉を探す為に外に出ていった。 仔猫「……にゃあ」 誰もいない部屋に、仔猫の鳴き声だけが響いた。 … 唯「ただいま…」 誰に告げることなく静かに呟く。 靴を脱いで上がり、時刻を確認すると4時近くになっていた。 唯「今日はちょっと探しすぎたかな…これじゃ寝不足でクマが出来ちゃう」 早く寝よう、そう思い階段を上り、部屋に入った時だった。 唯「憂……?」 部屋に人の気配がない。 開いた窓から風が吹き、カーテンが揺れている。 唯「まさか……ッ!」 さらわれた? まさか、あいつが間接的な手を使うわけが…… 憂『お姉ちゃん♪』 唯「くっ…」 優しくしすぎた、近づけ過ぎたっ! 私はこんなにも汚れてて、幸せになる資格なんてないのに……! 憂に求めていた…知らず知らずに それをあいつは見逃さなかったんだ…! 勢いよく階段を下り、玄関から飛び出すと、左右に振り向いた後本能的に左の道へと走った。 唯「間に合って…」 憂「お姉ちゃん…どこ行ったんだろう…」 まだ真っ暗な道をうろうろと危なげに進む憂。 憂「もしかしてお姉ちゃんが変わった原因が…」 そんなことを考えながらも進む。 夜中に家を出てうろうろするなんて生まれて初めてな憂には新鮮で、でもどこかやっぱり怖くて。 憂「やっぱり帰ろうかな…」 でもお姉ちゃんが… そんな時だった。 「憂っ!!!」 来た方から唯が走ってくる。 憂「お姉ちゃん!」 唯「バカっ! こんな時間に一人でうろうろするなんて危ないでしょっ!」 憂「ごめんなさい…でもお姉ちゃんが心配だったの…」 強く憂を抱きしめると、話すか話さまいか葛藤する。 憂「お姉ちゃん…私ね…どんなお姉ちゃんでも…大好きだから」 泣きながらそう言う憂に、私はもう我慢出来なかった。 唯「憂、私はね……人間じゃないんだ」 憂「えっ…」 唯「驚いた? でも事実なの…ある日突然そうじゃないんだって…わかったの」 憂「でもお姉ちゃん…暖かいよ?」 唯「それは偽りの熱。私が私を演じる為の」 憂「でも…お姉ちゃん可愛いもんっ! 宇宙人さんとかはもっと…」 唯「そういうのじゃないんだ。人間と云う枠が違う…とでもいうのかな。私には普通の人にはわからないことがわかるし、聞こえたり見えたりもするんだ」 憂「…わかんないよぉお姉ちゃん…」 唯「わからなくてもいいんだ、憂。憂は幸せになって、私はなれないけど…その為になら命だって賭けるから」 憂「やだよっ……お姉ちゃん…も一緒にぃ…幸せになろ?」 唯「泣かないで、憂。大丈夫…私のことなんてきっと忘れるから…」 全てを終わらせたら…きっと、みんな私を忘れるだろう。 けど、それでいいんだ。 それで…… 泣き疲れ、眠ってしまった憂をおぶり、ベッドまで運ぶ。 脳のリミットを自由に外せる私にとっては憂の持ち運びなど造作もなかった。 唯「はあ…はあ…よいしょっと」 憂「ん……お姉ちゃん…」 唯「憂…」 ごめんね、心配かけて。 私が憂を心配するように、憂も私を心配してくれてるんだね。 唯「弱くて脆いものほど…いとおしいのかな」 憂を優しく撫でると、私も眠ることにした。 おそらく明日の夜中には奴と決着をつけることになるだろう。 唯「終わらせる……何もかも」 私は、憂を抱きしめる様に眠りについた。 3
https://w.atwiki.jp/collection/pages/787.html
鴨料理でかくれんぼ 名称なし まとめ管理の都合上「鴨料理でかくれんぼ」としました ひとりかくれんぼの改訂版 鴨料理バージョン 2007年5月29日2chオカルト板に投稿 情報提供者:名無し 22 :本当にあった怖い名無し:2007/05/29(火) 10 10 50 ID mwpMDmWE0 【用意する物】 ・内臓を抜いた鴨 ・米(鴨に詰めれるくらい) ・縫針、タコ糸 ・包丁か果物ナイフ(鋭利な物) ・コップ一杯にコンソメ (塩は岩塩推薦) 【次にする事】 夕方7時までに用意 1、鴨の内臓を全て抜く 2、鴨に米を詰める 3、バジルを切り、ひとかけら入れた後、縫う 4、縫い終わったらそのままタコ糸を鴨に巻付け、ある程度巻いたらくくる 鴨に料理名をつける 嫌いな奴でも好きな奴でもいい 23 :本当にあった怖い名無し:2007/05/29(火) 10 11 31 ID mwpMDmWE0 【 三時が来たら】 まず、 『最初のメニューは○○(自分の名前)だから』 と鴨に向って3回言う。 次にキッチンに行き、鴨を鍋中に入れる。 水が入ってればそのまま鴨を入れる 水が入ってなければ鴨を入れたあと、水入れる そのまま部屋に帰ってくる 家の中のテレビ以外の電気(明かり)を全部消して(テレビは必ずつける) 目をつぶり10数えたら 包丁(鋭利な物何でも)をもちうろうろしながらキッチンへ(真っ直ぐ行ってもいい) 24 :本当にあった怖い名無し:2007/05/29(火) 10 12 12 ID mwpMDmWE0 そして鴨のとこへ来たら 『○○(料理名)見つけた』 と言って包丁を鴨に刺し、 『次は○○(鴨)が鬼』といいながらその場で煮る 煮たらすぐに逃げて隠れる事 【隠れる時の注意】 家の外に出ない テレビ以外の電気(明かり)は必ず消す コンソメも一緒に隠れる事 隠れてる時は静かに 2時間が煮る限度 同居人がいる場合はやめときましょう。 【参考URL】 一人隠れんぼ http //hitorikakurenbo.web.fc2.com/log/2jikkyo1/001_1180354177.html
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17452.html
―――― 唯「ひどいよりっちゃん!」ツヤツヤ 律「す、すまん……」 唯「これでもうあと2時間しか憂を焦らせないよ……」 律「あれ、そういえば昼休みは……」 唯「憂と二人きりの団欒タイムに決まってるじゃん!」 バタン! 律「うおー!」ゴロゴロゴロ 唯「えっ!?」 律「とりゃあー!」ゴロゴロゴロ 唯「り、りっちゃ……」 バタン 律「唯、私はこの物置で食べるからな! お前らがちょっとでもエロいことしたら即座にオナニーしてやる!」 唯「うわ、開き直った……」 律「なんとでも言え! レズ姉妹! 変態姉妹!」 唯「お褒めにあずかり光栄にございます、変態出歯亀さん」 律「うっわ! 弁当ぐちゃぐちゃだ!」 唯「……変態とか以前にただのバカか」 コンコン 唯「あ、ういー?」 憂「憂だよ、お姉ちゃん」ガチャ 唯「わーい、憂だ憂だ♪」ギュウッ 憂「わっ。もう、さっきまで一緒にいたのに。甘えんぼさんなんだから」 唯「えへへ、だって今日いっぱい憂とエッチしてるから、もーっと憂とエッチしたくなるんだもん」 憂「私も……でも、さすがに授業すっぽかしすぎだから、お家帰ってからにしようね」 唯「うん、わかってる。憂も勝手にオナニーしちゃだめだよ」 憂「もちろん。お姉ちゃんも頑張ろうね」 唯「うん! うい、お弁当は?」 憂「ちゃんと持ってきてるよ。さ、食べよう!」 唯「エネルギーいっぱい補給しないとねっ」 憂「うん。……あれ? お姉ちゃんこのモニター何?」 唯「あ、それ? 部活中でも憂のおまんこを見てられるように用意したの」 憂「わ、私のおまんこなの?」 唯「そうだよ! きれーだよねー」 憂「でも、どうやって……」 唯「憂のパンツに監視カメラを仕掛けてるんだ。今日なんだか気持ちいいなって思わない?」 憂「そういえば、朝パンツ穿いたときも……そっか、お姉ちゃんが仕掛けてくれたんだ」モジモジ 唯「それにね、カメラはお姉ちゃんの指の形してるの。だから憂がイキそうになっちゃうのも無理ないよ」 憂「そうだったんだ……よかった、私おかしくなったかと思っちゃったよ」 唯「お姉ちゃんのこと考えただけでイっちゃう憂も可愛いけどね。あっ、でも勝手にイったらだめね?」 憂「うん、わかってる。たくさんイカせてもらったし、もう大丈夫だよ」 唯「さ、お弁当お弁当」 憂「あっ、そうだったね。よいしょ……っと」 唯「おぉー、今日もおいしそう! いただきまーす!」 憂「いただきまーす♪」 唯「うい、あーん」 憂「はい、お姉ちゃんもあーん」 唯「あーん」パクッ 憂「あーん」パクッ 唯「んー、おいしー♪」モグモグ 憂「えへへ、ありがとう」 唯「しゃて……憂、あーん」 憂「ん……あー」 唯「はぶっ……ぷっ」 憂「んっ、ぅ……れろ」 唯「ぁふ……おいしい、憂?」 憂「うん、とってもおいしいよ。ありがとうお姉ちゃん!」 唯「やったあ、嬉しいな!」 憂「お姉ちゃんの味がおいしくないわけないよぉ」 唯「えへへ、そうかな。ねぇ、どれくらいおいしかった?」 憂「うーん、甘くって上品で濃厚で……おいしすぎて言葉じゃいえなそうだよ!」 唯「それじゃあ、お姉ちゃんにも同じ味をわけてほしいな」 憂「わかった! ちょっと待ってね……」パクッ 唯「はやく、はやくっ」 憂「焦っちゃだめだよ……」モグモグ 唯「あぁん、もう我慢の限界っ」ンチュ 憂「んむっ、もぉ……ぉべー」 唯「はも……んふぁ、おいひっ」 憂「もっと唾液でくちゃくちゃにしてから食べさせてあげたかったのに……」 唯「あぁっ、ごめん……」 憂「きっと、もっーとおいしかっただろうに勿体ないねー」 唯「ごめんなさい! もう一回やろ、ね、憂?」 憂「だーめ。今日はちゃんと自分で噛みなさい」 唯「うぅ、悲しひ……ぐすっ」パクッ 憂「……お姉ちゃん。はい、お箸。交換しよ?」 唯「うい……!」パアァ 憂「ごめんね、意地悪して……ちょっと悲しくて」 唯「ううん、私のほうこそ本当にごめん! ……そうだ、ちょっと待って」 憂「?」 唯「せっかくだから……いっぱいツバをつけて……あげる!」ペロペロ 憂「あ、それなら私も……!」ペロペロ 唯「はい、こーかん!」 憂「うん! ありがとう!」 唯「では改めて、いただきます!」 憂「いただきまーす♪」 唯憂「……おーいしーいー!!」ジタバタ ―――― キンコンカン 律「……まったく、飯食うにもいちいちイチャつきやがって」 律「唯は教室に戻った……フリだろうな。すぐこっちに来るだろ」 律「……」ムズ 律「なんで私は唯たちの食事風景を想像してオナニーしたくなってんだよ……!」 律「くっそ、バカになったのは私のおまんこだよ!」 唯「……りっちゃん、騒がしいよ」ガチャ 律「うわっ! いたのか!?」 唯「いま戻ってきたんだよ。……いくら私でも独り言で淫語連発は引くなあ」 律「いや、大丈夫大丈夫。ちょっとトリップしてただけだ」 唯「一人でトリップしてること自体がややヤバいと思うんだ」 律「……で、これからどうすんの?」 唯「ん? まあ憂を焦らし続けるつもりだけど……」 律「そうか……」 唯「どうしたのりっちゃん? 何か文句あるの?」 律「いや、そうじゃない。やるなら早くやってあげようか」 唯「そう? じゃあその前に、憂に電話で確認しておかないと」 律「ああ、一人でイクなって?」 唯「うん、そうそう……」プルルル 憂『もしもしお姉ちゃん? どうかしたの?』 唯「憂、お姉ちゃんこれから学校おわるまで憂のおまんこイカせるけど、一人でイったらだめだからね?」 憂『えっ? ちょ、ちょっとぉ!?』 唯「だいじょーぶ、ちゃんと我慢できるようにはするから。頑張ってイクの我慢できたら今夜は一晩中イカせてあげるよ?」 憂『わかった……我慢できたらいっぱいちゅうしてね』 唯「うんっ、大好き憂♪ ちゅうでもおまんこキスでも、望むだけやってあげるよ」 憂『が、がんばる……ふぁっ、わ、私もお姉ちゃん大好きっ』 唯「ふふ……愛してるよ。ちゅっ」ピッ 憂『ふぅ、ふぅ……』ドキドキ 律「電話を受けて、がぜん濡れてきたな。本当に耐えられるのか?」 唯「さあねぇ。私としては憂が一生懸命がんばるところが見られたらそれでオッケーだし」 律「……まあ、唯のことだからあんな条件提示しなくても好きなだけキスしてやるんだろうな、とは思ったが」 唯「ふふん。そんかわし、手加減するつもりもないけどね」 律「手加減しないって……さすがに、頑張ったのにイっちゃったらかわいそうじゃないか?」 唯「平沢家の教育方針は努力をたたえることなのですよ。結果は二の次なの」 律「そういう意味じゃなくだな……」 唯「りっちゃん……人の彼女のおまんこ覗いてる立場で言えることじゃないでしょ?」 律「ぐっ……! それもそうだけど……」 唯「憂なら大丈夫。憂は私がいれば何でも平気なんだから」 律「……そうだな。実際そうなんだろう」 憂『んーお姉ちゃん……まだかなぁ?』ウズウズ 唯「おっと、それじゃ始めようかな」 カチャッ… 唯「最初はゆっくりやってあげよう」 憂『あっ……』ピクッ 律「自動は使わないのか?」 唯「んー、2時間くらいなら必要ないかも。疲れちゃったら使おうかな」カチャカチッ 憂『っあ、ふぅーうっ……』 律「そっか。そりゃあ、自分で操作したほうがやりがいあるよな」 唯「まあ……直接さわるのと比べたら、五十歩百歩だけど」 律「だろうな」 唯「やっぱり、おまんこ見て、音も聞こえてもねぇ……感触と匂いと味が足りないからね」 憂『あっあん……おねえちゃ、もっとぉ』 唯「今度はそこも改良しなきゃ……うふふっ、可愛い……」ハアハア 律「十分興奮してんじゃねーか……」 キンコンカンカン 律「ん、授業始まるか」 唯「こっからだね、ひとまず」 憂『っふ……』ピクピクッ 唯「おまんこの曲がり具合から見るに、もう机に突っ伏しちゃってるかなー」 律「うるさくない先生だといいけど……」 『平沢さん、開始そうそう居眠りですか?』 律「マ、ソンナワケナイヨネー」 憂『ち、違うんです……じ、授業はちゃんと聞きますから、姿勢はこれで、どうかぁ……』 唯「ふふ、もっと頑張らないと、うい。お姉ちゃんまだまだイカそうとしてないよぉ?」 『具合が悪いなら保健室に行ってもいいのですよ』 憂『だ、大丈夫ですっ、そういうわけではっな、ないので!』 『……辛くなったら無理せずに言っていいですからね。では授業を始めましょう』 唯「何なのあの先生、私の憂にお節介かけて……」 律「でも先生と話したおかげか、少し楽になったっぽいぞ」 唯「憂の気持ちよさを邪魔したってことじゃん……むっかー」 律「邪魔してるのはこっちだっていう自覚ぐらいは持とうか」 唯「授業のあいだは憂が声出さないでいられるとこ弄ろうかと思ってたけど、やーめた」カチャカチャ 律「そんな調整まできくのか……」 憂『はぁっ! んっぐ……!』ビクビクッ 『はい黒板見て黒板!』 唯「可愛いよぉ憂、もっとみんなにその声聞かせてあげて!」 憂『んっむっ……うぐぅぅうっ』 唯「ほれっ、ほれっ!」 憂『あぁあっ、んはっ……! ひうううっ!』グチュグチュ 律「どうなっても知らないぞ、私……」ドキドキ 『ひ・ら・さ・わ・さん?』ゴゴゴゴゴ 憂『ごっ、ごめんなさっ……頑張って声おさえますからっ』 唯「無理無理♪」クイッ 憂『ふわあああっ!!』ビクゥッ 律「えげつねー……」 『……はぁ、もういいです。勝手に騒いでなさい』 憂『あっ、ありがとうございます!』 唯「どや」フンス 律「どやじゃねーよ。このクラスの奴ら全員授業に集中できないぞ」 唯「そんなの甘えだね。ほんとに授業がききたいなら、教室で百合乱交が始まってもノートを取り続けるべきだよ」 律「一理ねーよ」 唯「ていうかりっちゃんが真面目にツッコミ出したらキリないんだけど。何、賢者なの?」 律「こんなにムラついてる賢者がいてたまるか……」 憂『んあああ……あっ、あっ』 唯「さて、先生からの許可も下りたことだし、そろそろ限界目指そうかな」 律「ああ、頑張れ……」 唯「さぁいくよ、うい♪」カチャカチャ 憂『ふむっ!? んうううっ!』ガクガク 唯「何秒耐えられるかなー?」 憂『待っ……おねえちゃんっ、こんなの無理だよおぉっ!!』ジュプジュプ 律「もうイカせちゃうのか?」 唯「まさか。それじゃ憂も楽しめないでしょ? 寸止め寸止め」 憂『はああっああああっ、んひっ、ううんううぅ』 『ちょ、ちょっと平沢さん、制服掴まないでよ!』 律「すげー、憂ちゃんが他人に迷惑かけてる……」 唯「憂もね、ほんとに気持ちいときは私の肩噛んだり爪たてたりするんだよ。そこが可愛いの」 律「へー……っていうかイっちゃうんじゃないか!?」 唯「憂ならまだへーき♪ あと20秒はかき回せるよ」 憂『あ゙っ、おねえちゃんっ、おねえちゃあんっ!』 『わ、私はお姉ちゃんじゃないってば!』 グチュッグチュグチュ! 憂『はああああっ、んはっ、へぅ、おねえちゃあぁ……』 唯「ういっ、ういっ……」クリクリ 憂『あめええっ、無理ぁよぉ……っ、ああっ、あっ、やらっ、まだ……だめえええええっ!!』 唯「ん、おっと!」カチャッ 憂『っあ……ほぁ』プルプル 唯「あぶないあぶない、可愛すぎてイカせちゃうとこだった」 律「やらかしたかと思ったぞ……」 唯「あはは……今のは憂が頑張ってくれたね」 律「お前がそんなんでどうするんだか……」 唯「まあまあ、今回は調子に乗りすぎたよ。最初じゃなかったら確かに憂はイっちゃってた」 律「慎重にやれよな……ん?」 純『大丈夫、憂?』 憂『純ちゃん……?』ハアハア 梓『私もいるよ、憂』 憂『梓ちゃん……?』 唯「ちょ、ちょっと、何なの!?」 梓『よくわかんないけど、唯先輩になんかされてんでしょ?』 純『それで憂はイクのを我慢しなきゃいけないんだよね』 憂『え、えっと……』 純『私たちが協力するよ、どれだけ力になれるか分からないけど……』 梓『前と横の席変わってもらったから! イキそうになったら私たちの髪でも服でも存分に握って引っ張っていいよ!』 憂『二人ともぉ……ありがとう!』 4
https://w.atwiki.jp/batoen/pages/23.html
この連盟に所属して さまざまなリーグ、大会で個性を発揮するえんぴつたちです。 えんぴつが手元になくても ここさえあればどんな風な攻撃をするかが分かる さらに各えんぴつのページには リーグや大会の成績も分かりやすく載っている 大変面白いページであります 所属リーグ別 発売番号別 ドラゴンクエスト登場シリーズ別 五十音順 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/684.html
3年B組、朝の教室にて。 「やふ~、かがみん、つかさ誕生日めでと~」 「おめでとうございます。かがみさん、つかささん」 今日は柊姉妹の誕生日。こなたとみゆきが二人を祝福する。 「あ、ありがと。面と向かって言われるとちょっと照れるわね…」 「ありがと!こなちゃん、ゆきちゃん!」 「では…私からお二人に、どうぞ」 みゆきが姉妹にそれぞれプレゼントを渡す。 「わあ~プレゼント嬉しい~!ありがと、ゆきちゃん!」 「おそろいのネックレスね、ありがと!みゆき」 「うふふ、どういたしまして」 みゆきはにっこり笑う。 「ではでは、私からもプレゼントを授けよう!はーい!じゃあまず、つかさにプレゼント~!」 「わ~い!こなちゃんありがと~!何かな…♪わあ、ブレスレットだ~!綺麗~!」 「うんうん、喜んでもらえて嬉しいヨ」 「へえ、あんたにしては、随分まともなプレゼントね」 「ふふん、今年はみゆきさんの紹介してくれたショップで買ってきたのだよ☆ネタに走るのもいいけど、こういうのもまた乙なもんだネ☆」 「それで?私には何をくれるのかしら?」 かがみが聞いた。 「かがみにはね…私をあげるっ!!」 こなたはかがみに抱きついた。 「コ、コラ!くっつくな!!バカかあんた!」 「…え?じゃあ、つかさは?」 『ゆきちゃん、ありがと~!私すっごく嬉しい~~♪』 つかさはみゆきに抱きついて、胸にすりすりしている。 『うふふ、どういたしまして。つかささんは本当に可愛らしいですね』 みゆきは、つかさの頭をなでなでしている。つかさのリボンがぴんぴん跳ねてる。 「ちょwwwww」 「私はね、毎年同じクラスになれない寂しんぼウサちゃんのために、今日一日中一緒にいてあげる!」 「はあ!!?」 「柊姉妹の誕生日・こなかが、ところにより、つかゆき」 休み時間。 「かがみ~、宿題見せて~!」 「おまっ…こんな日まで宿題写すのか…私の誕生日の時くらいせめて苦労をかけないでほしいわ!」 「ちっちっち。違うよかがみん。これは習慣だからね」 「手慣れてんじゃねーよ!!」 こうして、かがみの席の隣で宿題を写すこなた。いつも通りの事にため息が出るかがみ。 「よし、できた!かがみんありがと~」 「はあ…」 「じゃあ、お礼にちゅーしてあげる!」 「…そこまでしなくていいわよっ!!」 「ちがう」 「へっ?」 「私がしたいの」 「え?」 「ちゅ」 声に出しながら、こなたは、かがみの頬にちょんと唇を当てる。 一瞬の間を置いて、かがみの顔はかあっ、とすぐに赤くなった。 「な… あああああっ!!!ちょ…ちょっと、私たち、女の子同士でしょ!?」 「私は構わないよ」 「私には構えよ!!」 「素直になってよ~かがみぃ~~」 「…うるさいうるさいっ!」 次の休み時間。 こなたはかがみの腕を抱いて顔をすりよせる。 「むふふ~、ねえかがみ~んかがみ~ん」 「こっ、コラ!離れなさいって~!」 「かがみん♪かがみん♪素直になって♪」 「ちょ…もう!いいかげんにしなさいよっ!!」 かがみはそっぽを向いてしまった。 「むぅ…(しまった…ちょっとやりすぎた…)」 ぎゅっ。 こなたは後ろからかがみを抱きしめて、顔をかがみの背中に寄せる。 「かがみに嫌われちゃやだ…」 急にしおらしくなったこなた。 すると、かがみは優しい言葉をかける。 「バカね…大丈夫よ。別にあんたのことが嫌いになったわけじゃないんだから… だ、だから早く離れなさいよ…///」 おろおろして顔を赤くしている。 (その様子がもう可愛すぎるよかがみ…) 「くふ、だからかがみん、好きっ」 「! は、恥ずかしいこと言わないでよっ…!他の人に聞こえちゃうでしょ!」 かがみは周りを見渡しながら、頬を赤くしながら、困ったような恥じらいを見せながら、言った。 こなたはかがみが可愛くてたまらなくなって、さらに腕にぎゅうとしがみついて、 「…好きぃーー!!」 クラス中の人がこっちを見た。しかし私たち二人のことを見ると、また各々もとの向きを向く。 どうやら二人のことは既に認知されちゃっているようだ。 「ちょ、ちょっと、…あんたっ!!…んなっ…何…をっ…!」 (かがみ、顔真っ赤。あー、もう可愛い可愛いっ!!!) 「だぁーーい好きっ!!!」 「な……なぁぁ………」 「あはは、かがみん顔赤いよ!ホントかがみってウブで可愛いよね。んじゃ~、お昼待ってるから~~」 かがみが何か言おうとした瞬間、こなたは教室から飛び出し、ちょうど測ったように授業のチャイムが鳴った。 「…も…もぉー!!!」 かがみの叫びが、教室に戻るこなたの耳に聞こえ、ニヤッと笑う。 お昼の時間。 とりあえず、こなたはかがみに殴られる。 「あ・ん・た・ね・え…」 「おぉぉぉぉ…凶ちゃん…痛いよ…」 みゆきが聞いてきた。 「ど、どうかされたのですか?かがみさん…」 「それがね、またこいつが… … …………………………………なんでもないわよ」 「??……そ、そうですか?」 「そういえば、さっきこなちゃんに『大好き』 って言われたよね?」 つかさが言った。 「え!?ええぇ!!??」 「こなちゃんの声、うちのクラスまで聞こえてたよ」 「むふ」 途端、かがみの顔はさっきの茹でだこに戻る。 「…こっ、こなたのバカああぁっっ!!!」 その後、自分の教室に戻ろうとするかがみを、こなたがどうにか説得して留まらせる。 まあ、さすがにかがみはお昼ご飯抜きってのは辛かろうからね。 なぜなら、 「…今日はあんたが私たちにお弁当を作ってきてくれたんだよね?」 「作ってきましたとも~!はい、つかさ!弁当とお箸。早速味見てみて~!」 「ありがと~こなちゃん!わあ、すご~い、豪華だね~!…うん、おいしいよ!さすがこなちゃんだね」 「いや~、料理でつかさに誉められるのは嬉しいねぇ~♪」 「あんた…普段も自分の弁当にこれくらい手間かければいいのに…」 「はい、これがかがみの分!」 「お、サンキュ~」 かがみが弁当を受けとろうとすると、こなたがひょいっと手を引いて、かがみの手が空を切った。 「…なによ」 「食べさせてあげるー!!」 「いい」 「遠慮しなくていいって!」 「いらん」 「むう…かがみんノリ悪いよ」 「そんな恥ずかしいことできるかっ!!」 「つかさはみゆきさんにしてもらってるのに」 『はい、つかささん。あ~んして下さい』 『あ~ん…もぐもぐ、おいしいよ!ゆきちゃん!』 「ちょwwwwwお前らwwwww」 午後。 「こんちゃ~、かがみん」 「あんた、毎時間会いに来るのか?」 「毎時間愛をくれるよ?」 「…」 「かがみ~「やっ、やめろ~!!」 誕生日を口実に毎時間かがみにじゃれる。 毎回違った反応をするかがみん萌えw そんなこんなで放課後になった。 帰り道。 いつも朝の待ち合わせをする駅。 「じゃあ、また明日ねこなた。」 「まだだよ、かがみ」 「へ?」 「今日はかがみ様の誕生日だから、かがみの家まで私が手をつないで帰ってあげるヨ!」 「はぁ!?それ前のあんたの誕生日の時と一緒…!!」 「いいじゃ~ん、つかさはみゆきさんと一緒にいるんだから、私はかがみと帰り道デート!」 「…や、やだよ。この前、手をつないで帰ったのすっごく恥ずかしかったんだから!! 「でもほら、つかさとみゆきさんは腕組んで帰っていったよ」 『えへへ…ゆ~き~ちゃん♪』 『ふふっ…つかささんは甘えんぼですね』 「ちょwwwwwだからお前らwwwww」 「わ、私は別にそんなことしなくてもいいわよっ!!じゃあね!」 そう言ってかがみはこなたを置いてすたすたと歩いて行く。 「かがみ~」 こなたが名前を呼ぶと、一瞬足が止まった。 「おいてかないでよ、かがみ~」 こなたの声を無視して歩き続けるかがみ。 「むぅ~~~…」 「コホン。すう~… か~が~みぃ~~~~~~~~~っ!!!!!!!」 「だからそんな大声出すなぁっ!!」 こなたに負けない声量でツッコむかがみ。 「…置いてかないでヨ」 かがみは下を向いて、どうするか迷っているようだった。 そして、気持ちが定まると、こなたの方に歩いてきた。 「あ、あんたが…うるさいからやってあげるのよ…」 かがみは不機嫌そうな顔で、こなたの顔を見ないように言って、手を出してくる。 「ありがと~かがみん」 「…」 二人は手をつなぐ。 かがみは返事もせずに、そのまま歩き出す。 (ツン顔だけど頬染めちゃってるのが、かがみらしいね) 「私、手つなぐの結構好きみたいなんだよね」 「…」 「でも、私お父さんしかいないからさ、今じゃ年頃の娘とっていうのはねえ…なんか、あれでしょ?」 「…それが、なんで私ばっかり…」 「…かがみなら安心するんだよねぇ。一番接しやすいというか。それにかがみの反応見てると面白いしさ~♪」 「…あ、そう…」 柊家に到着。 「結局またあんたに一日中振り回されちゃったわね…じゃあ、こなた、また明日ね!」 「ちょいと待ちなさい!かがみんや」 「何よ?」 「これこれ♪」 こなたは、鞄から小さな包みを取り出してケースを開ける。 「指輪…」 「うん!」 「…なんだ、私にもそういうプレゼント用意してくれてたんだ…」 「せっかくみゆきさんが紹介してくれた店だからね。それに、この前…私の誕生日にかがみ、 最後に私の家の前でそうしてくれたから… …嬉しかったんだヨ?私」 「あ…あの時は渡すタイミングをうかがってただけよ!」 「それに、誕生日なんだからちゃんとしたシチュで渡さないとフラグ立たないからね」 「ギャルゲーじゃねえよ!!」 「でも、今日だって結局あんたの誕生日の時と変わらなかった気がするわ…」 「かもね~。はい、付けて付けて~!…おお、なかなか似合うじゃん!」 「左手の薬指につけるな」 「…でも、これちょっときついわね。はずすの大変そうだわ…」 「愛がこもってるので、一度つけたら外せません!私が持ってるのとおそろいの指輪だよ!」 「お、おそろいって……あんた……!」 こなたは、かがみを見つめて言った。 「かがみ!誕生日……………おめでとっ!!」 かがみの顔が赤くなってしまった。 「…う、うん………指輪… きれいね…ありがと… ねえ、こなた… 家、寄っていかない?」 「いいの?」 「うん、いいわよ!つかさもみゆきの家に行ってるみたいだし、私たちも、ね?」 「……かがみぃ~~~!!」 こなたは嬉しくなって、かがみをぎゅっと抱きしめた。 かがみは困ったように、笑った。 ●おまけと書いて蛇足。 かがみの部屋でくつろぐ二人。 「そういえば、つかさはどうしたのかしらねー」 「電話してみれば~?」 「そうね、してみるか」 「もしもし、つかさー?」 『あっ、お姉ちゃん?』 「そっちではどう?楽しくやってる?」 『うんー!ゆきちゃんと楽しくやっ… あん☆ゆきちゃぁん…ソコくすぐったいからだめぇ~… ああああ、つかささん可愛いよつかささん 今、お姉ちゃんと電話中なのにぃ~…っふにゃぁ! ああん、つかささ~ん♪ もぉ~…ゆきちゃんのえっち…えへへ… 「…」 かがみはそっと電話を切った。 そして、携帯の電源を切った。 ついでにこなたの携帯の電源も切った。 「何やってんの、かがみ?」 「…」 かがみさんは言いました。 「つかさには負けてられないわ」 「へ?」 かがみん愛の熱血授業が始まったのはそれからまもなくのこと。 つまり、かがみは素直になった。というわけ。 完。 これで4人は幸せ。おk。 コメントフォーム 名前 コメント GJ!!笑(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-05-02 01 31 26) いつのまにかみゆきさんとつかさフラグ立ちまくり -- かがみんラブ (2012-09-18 06 59 14) かがみに同意 ちょwwwwwwwwお前らwwwwwwww -- 白夜 (2009-10-14 00 04 42) クラス内での「こなかが」の浸透っぷりが面白かったww -- 名無しさん (2009-08-29 19 17 48) 素直なかがみん萌えwww -- 名無しさん (2009-03-30 21 50 24) 決して蛇足じゃない件 -- 名無しさん (2009-03-23 20 13 23) おkおk なんの問題もないww -- 名無しさん (2008-11-02 09 25 02) おk、なんの問題も無い。ただひたすら氏にGJをささげます。 -- 名無しさん (2008-07-13 23 32 25) 4人とも幸せ。おk。 私と比べ物にならないくらい素晴らしい文章でした。 やはり私はもっと精進する必要があるわけですね。 -- naniw (2008-07-12 15 46 44)
https://w.atwiki.jp/hitorikakurenbo/pages/1121.html
鮫島と一人かくれんぼ ひとりかくれんぼの改訂版 鮫島バージョン (2007年7月27日2chオカルト板にスレ立て 情報提供者:鯖島) 1 :鯖島:2007/07/27(金) 22 08 16 ID V8MJ2IMxO準備すること まず、玄関や窓等戸締まりをしっかりする。 エアコン、扇風機等冷房、換気するものはスイッチを切る。 ヌイグルミの綿を抜き、代わりに米を入れ、赤い糸で亀甲縛りにする ヌイグルミを洗面器以上の大きさの入れ物に水を貯め沈める ヌイグルミに最初は私が鬼、あなたは鮫島と言い、ナイフを持ち鮫島から見えない場所に行き 10数え、鮫島に向かって、みーつけた!と言い水から上げナイフを突き刺す。 鮫島に向かって、今度はオマエが鬼だ見つけられるかな?オマエには無理だろう と言い、酒と塩水を持ち押し入れに隠れる ※注意 部屋の電気は消し、テレビはつけたままにしておく なるべく30分は隠れるようにし、もし鮫島にみつからずに終わる時は、 塩水を口に含み、鮫島を探し、見つけたら口に含んだ塩水を 鮫島に吐きつけ、残りの塩水をもぶっかける。 そして、鮫島に私の勝ちと3回言い、さようならと言い酒をぶっかける。 途中、誰か人が来ても絶対出ないこと。 きっと誰かがやってくるから… 10 :本当にあった怖い名無し:2007/07/30(月) 22 38 38 ID RjawODitO 準備すること まず、玄関や窓等戸締まりをしっかりする。エアコン、扇風機等冷房、換気するものはスイッチを切る。 ヌイグルミの綿を抜き、代わりに米を入れ、赤い糸で亀甲縛りにする。 水、懐中電灯、ラジオ、乾パン等と一緒に非常用リュックに詰める。 玄関付近に置き、いざという時を待つ。 【参考URL】 鮫島と一人かくれんぼ http //hitorikakurenbo.web.fc2.com/log/3occult/1185541696.html
https://w.atwiki.jp/karupisu_erg/pages/14.html
年齢は 景 けやき 茜=夏果 けやき 茜は早生まれの差ぐらい 名前 菅原 景(すがはら けい) 一人称 俺 呼称 景→茜……茜 景→けやき……けやき 景→夏果……なつ/ドーナツ/ドチビ/ちみっこ 性格 悩むことなく振り返ることなく決断していくさばさばした性格 好きな食べ物 山菜 嫌いな食べ物 魚 運動神経 超人並み メガネの有無 色つきグラス装備 頭の良さ 上の下 好きな教科 数学、物理、地学 嫌いな教科 英語 資格 なし 料理 作れる(味は微妙) 趣味 寝る 備考 本作の主人公。サンプル集 名前 鈴丘 茜(すずおか あかね) 一人称 私 呼称 茜→景……景くん(記憶喪失時)/けーちゃん(記憶復活) 茜→けやき……けやきちゃん 茜→夏果……なっちゃん 性格 おっとり物静かだがちょいS 容姿 ツインテール ワンピース着用 日傘を持っている 服装はフリフリ 胸はCカップ程度 下着 白の紐 好きな食べ物 豆腐 嫌いな食べ物 納豆 運動神経 運動音痴 頭の良さ 上の下 好きな教科 文系全般 嫌いな教科 理系全般 資格 なし 料理 ダークマター 趣味 百人一首 特技 百人一首 陰毛 無毛 備考 本作のメインヒロイン。 アルビノ(先天性白皮症)の少女。 交通事故で記憶喪失に。最終的に亡くなってしまう。 主人公が倒れているところを発見、救出 担当絵師 ノミ ◆EYvNQ5tWwg 名前 吉野 けやき(よしの けやき) 一人称 私(優しいモード)/あたし(怒りん坊モード) 呼称 けやき→景……景 けやき→茜……茜 けやき→夏果……なつ 性格 優しいが怒りっぽい 容姿 艶やかな黒髪ロング 服装は基本的にワンピース Dカップ 下着 黒の紐 好きな食べ物 あんこ 嫌いな食べ物 キムチ 運動神経 悪い メガネの有無 かけることもある 頭の良さ 中の上 好きな教科 日本史 嫌いな教科 生物 資格 書道1段 料理 とても上手い 趣味 読書、外で遊ぶ 特技 誰かにいたずらをすること 陰毛 無毛 備考 サブヒロインA。茜の友人 担当絵師 アヘ顔の人 ◆/Fb/qma/W 名前 安藤 夏果(あんどう なつか) 一人称 あたし/夏果(気分で使い分け) 呼称 夏果→景……ケイ/バカ/うどの坊(でくの坊とうどの大木が混ざる) 夏果→茜……アケネ 夏果→けやき……けやきん 性格 元気っ娘。強そうにしてるが実は甘えんぼう。 本人は気付いていないが実はMっ気あり。 容姿 茶髪 ロリ 半袖半パン 身長が低い 下着 水色の縞々 好きな食べ物 甘いもの 嫌いな食べ物 トマト、きゅうり、ナス 運動神経 オリンピック級 メガネの有無 字を書いたり本を読むときかける 頭の良さ 馬鹿 好きな教科 保健体育、美術 嫌いな教科 物理 資格 漢検3級 料理 満漢全席作れる 趣味 裁縫 特技 猫と話せる 陰毛 無毛 備考 サブヒロインB。茜の友人 担当絵師 じっぽ ◆KaiMMb2aQ6
https://w.atwiki.jp/collection/pages/790.html
スネークかくれんぼ 名称なし まとめ管理の都合上スネークかくれんぼとしました ひとりかくれんぼの改変版 メタルギアソリッドバージョン 2007年6月2日2chニュー速VIP板に投稿 情報提供者:名無し 585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/02(土) 00 49 55.36 ID 6/gP6ZKb0 [用意する物] ケネス・ベイカー(手と足があるもの) 性欲(ケネスに詰められる程度と自分が食べる分) 忍者 ワイヤー(赤) 刃物や錐など、鋭利な物 C4(コップ一杯ほど。ざらめがベター) [事前準備] 1 ベイカーを拘束し、代わりに性欲を持て余す 2 自分の腕を切り、移植する 3 縫い終わったらそのままワイヤーにC4を巻き付け、ある程度巻いたらくくる 4 風呂桶に水を張る(トイレにかけこんでも○) 5 隠れる場所にダンボールを用意しておく [実行手順] 1 ぬいぐるみに名前をつける(自分の名前) 2 3時になったら、『最初の鬼は○○(自分が好きな子、または嫌いな子)だから』とぬいぐるみに向って3回言う 3 風呂場(トイレ)に行き、ジョニーを風呂桶(水がたまってるとこ)に入れる 4 部屋に戻り、ヒデオをつける 5 インドガビアルを食べて10数えたら、用意した刃物を持って風呂場に行く 6 ぬいぐるみのとこへ来たら、『○○(好きな子、または嫌いな子の名前)見つけた』と言ってぬいぐるみと性欲を持て余す 7 『いいセンスだ』と言いながら置く 8 置いたらすぐに家から出て名前をつけた人の家の近くに行く 【参考URL】 ひとりかくれんぼってやばいの? http //hitorikakurenbo.web.fc2.com/log/5vip/01wwwww/1180703748.html (585レス目)
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14584.html
子供の頃のことでした。 私は和ちゃんと憂と、すこし遠くの丘にピクニックに来ました。 てっぺんに立派な木が立っている丘です。 お弁当と水筒を持って、3人だけでやってきて、 私たちは少し息を切らしながらてっぺんまで到着しました。 唯「これが純ちゃんのなる木なんだね」 私はすべすべした幹を撫でて、木に寄り添いました。 ひんやりした表面の向こうにぬくもりのある木は、ざわざわと葉を風に揺らしました。 憂「そうだね、スズキノキだって」 和「枝折ったりしちゃだめよ」 唯「わかってるよ。それよりお腹ぺこぺこ!」 憂が作ってくれたサンドイッチの箱を開いて、木陰の下でみんなで食べます。 水筒の中身は飲みほしてしまったから、お茶は和ちゃんに分けてもらいながら。 ひとしきり食事をして、私は空を覆う純ちゃんの木の枝を見上げます。 唯「純ちゃん、なってないね」 和「純がなるのは6月ごろだからね。今みたいな春の時期は、まだ固いつぼみの時期だと思うわ」 唯「つぼみかぁ。それ摘んで持って帰ったら、純ちゃん育てられるかな?」 和「せいぜい花が咲くだけよ。それだけでいいなら摘んでもいいと思うけど」 唯「純ちゃんの花!」 和ちゃんがいいと言ってくれたので、私は幹につかまると、 しっかり靴底で挟んで純ちゃんのなる木を登り始めました。 憂「おねえちゃん、気をつけて!」 和「唯、木のぼり上手ねぇ……」 憂の心配をよそに難なく幹の分かれるところまで登ると、 私は枝の先のほうに向かって渡り、純ちゃんの花のつぼみを探します。 四つん這いでそーっと進んでいくと、不意にほっぺたに、 ぺたりと何か冷たいものがぶつかりました。 唯「ん?」 なんだろうと思って見ると、そこには人間の足のようなものがぶら下がっていて、 さらに見上げると葉っぱの陰で白い脚が伸びていました。 もしやと思って立ち上がると、やっぱりです。 遠くに見える甘栗色のダブルポンポン。 今いる枝よりいくらか上の方に、純ちゃんの実がなっていたのでした。 唯「わあ!」 私はすっかり興奮してしまって、 純ちゃんのなっている枝のところまでぴょんぴょん枝を跳んでいきました。 憂「お姉ちゃん、どうしたの?」 憂の声がします。 私は葉っぱの間から顔を出して、大きな声で言いました。 唯「純ちゃんがなってるの! えへへっ、あわてんぼさんの純ちゃん!」 憂「ほんとにー!」 憂も嬉しそうにぴょんぴょん跳びました。 和「早生りの純なんて珍しいわね。雨が降らないと純はうまく実をつけないのに」 和ちゃんは不思議そうな顔です。 これは後で教わった話ですが、 純ちゃんとは雨季の水分をたっぷり使ってみずみずしい実をつけるため、 日本では梅雨のある地域でしか育たないんだそうです。 だから梅雨の前に純ちゃんがなるなんてことはすごく珍しいことらしいです。 唯「すごくおっきいよ! 私たちぐらい大きい!」 私は純ちゃんの頭を枝からちぎりとり、大きな純ちゃんの実を抱きかかえました。 同時、純ちゃんがぱちっと目を開いて私を見つめました。 和「……ちょっと唯、まさか純をもいじゃったりしてないわよね?」 唯「へ? 今ちょうど採ったところだよ!」 和「ちょっ……あらら」 和ちゃんは頭を抱えます。どうしたのでしょう。 私は純ちゃんを背中につかまらせ、慎重に木を降りていきます。 季節外れの純ちゃんだけどちゃんと元気で、私につかまる腕はしっかり力をこめていました。 かろやかに地上に降り立ち、いったん純ちゃんを地面に置きました。 唯「和ちゃん、純ちゃん採っちゃだめだったの?」 和「だめってわけじゃないんだけど……」 和ちゃんが言葉をちょっと濁し、純ちゃんのほうをちらりと見ました。 つられて私も見おろしてみると、純ちゃんは地面にぺたりと座ったまま、私をじっと見上げています。 憂「純ちゃん、お姉ちゃんになついちゃったんだね」 唯「そうみたいだね。ふふぅ、かわいかわい……」 頭とあごを撫でてあげると、純ちゃんは嬉しそうに口元をゆるませました。 そして、私のズボンを掴んだかと思うと、脚に抱き着いて頬ずりをするのです。 和「……かわいいかわいいはいいけど、唯、ちゃんと純を育てられるの?」 唯「そりゃあ……まかせてよ。こんなにかわいいものを私は見捨てません!」 もしかして和ちゃんが気にしていたのはそんなことだったのでしょうか。 だったらそのくらい、ぜんぜん問題じゃありません。 和「そう? ……とにかく、純ってもぎとった人に懐く性質があって、完全にその人に依存するから」 和「ぜったい、いい、絶対よ。絶対お世話をサボったりしちゃだめだからね」 唯「う、うん」 和ちゃんは迫力たっぷりに言いました。 純ちゃんもちょっと怯えて、震えています。 純「……くしっ」 唯「あれ?」 なんて思っていると、純ちゃんがくしゃみをして、私のズボンに鼻をこすりました。 憂「お姉ちゃん、純ちゃん裸だから寒いんだよ」 唯「そっかそっか……よし」 私は上着を脱いで、純ちゃんの肩にかけてあげます。 純ちゃんはきょとんとした顔で着せられた服を眺めます。 私はもっと子供のころ憂にしてあげたように、純ちゃんの前のボタンをとめてあげて、 頭をぽんぽんと撫でました。 純ちゃんはまた鼻水をすすり、ちょっと照れ臭そうに笑いました。 私たちは純ちゃんを加えた4人でもとのように木陰に座りこんで、 帰る時間になるまで純ちゃんをみんなで観察することにしました。 あぐらをかいたところに純ちゃんはお尻をおさめて、私に寄りかかります。 ちょっと重いですが、下ろそうとするとむぅむぅと鳴いて怒ります。 しかたないので、そのままにしました。 唯「お腹は減ってる?」 純ちゃんの頭を撫でながら尋ねます。 純「……?」 憂「さすがに言葉はわからないんじゃないかな?」 憂がもっともなことを言います。 純ちゃんは私たちと同じくらい大きいけれど、いわば生まれて間もない赤ちゃんです。 言葉がわからなくても仕方ありません。 和「けど、純ってすごく賢い植物のはずよ。言葉くらい、毎日話してたらそのうち覚えちゃいそう」 今度は和ちゃんが言います。 純ちゃんと言葉で通じ合えたら楽しそうです。 唯「そうかな? 純ちゃん、お腹減った? おーなーか」 私は純ちゃんのお腹をさすりながら、もう一度きいてみました。 純「おーあーか?」 憂「しゃべった」 憂がみょうに小声で喜びます。 私も無言で頷きます。 唯「ちがうよ、お・な・か」 純「お、おなか……?」 唯「そう、おなか! 純ちゃんはおなか減ってる?」 ナチュラルに植物と会話している私たちは 傍から見たらちょっとおかしかったかもしれませんが、私たちは真剣でした。 純「へ、へ?」 和「唯、たぶんそれは難易度高いわよ……」 和ちゃんがつっこんだとき、ぐーっと音がして、私の手に振動が伝わりました。 憂「今の、純ちゃんのお腹の音?」 唯「うん、純ちゃん、お腹減ってるんだね!」 純「むぅ……」 純ちゃんはへそをまげながらも頷きました。 唯「憂、さっきのサンドイッチまだあったよね?」 憂「うん。純ちゃんに食べてもらおう!」 バスケットを再び開いて、小さなサンドイッチを手に取りました。 唯「はい純ちゃん、あーん。あー」 純「あー」 大きく口を開いてみせると純ちゃんも真似をします。 そっと三角サンドイッチを口に近づけ、舌に乗せさせてから口を閉じました。 唯「あむっ」 純「あむ……」 純ちゃんが口を閉じたのを確認してからサンドイッチを引っ張ると、 ほとんど元のままの三角形の角がするっと出てきました。 唯「あれ? 純ちゃん、歯を使うんだよ、歯。いーって」 純「いー」 今度は歯を見せながら口を開けて、同じように。 純ちゃんが歯でサンドイッチを噛みきるところがちゃんと見えて、安心しました。 すかさず、よしよしと頭を撫でてあげます。 純「む?」 純ちゃんはしばらく不思議そうな顔をしていましたが、 やがて口をもごもごと動かし始め、サンドイッチを自分で噛みつぶしていきました。 和「自分で気付いたわね……」 憂「純ちゃんすごい!」 唯「純ちゃん、ごっくんてして。ごくんっ」 私が喉を鳴らして見せると、純ちゃんもサンドイッチを飲みこんで、 ちょっとびっくりしたような顔をしました。 けれどそれから純ちゃんはもう要領を得たのか、私がサンドイッチを差し出すと口を開けて、 サンドイッチを口に入れてあげると自分で噛んで、飲みこんでいきました。 結局、残っていたサンドイッチを全部食べきって、純ちゃんは満足げな顔をしました。 唯「純ちゃん、おいしかった?」 純「うんっ」 意味はわかってないでしょうが、純ちゃんは素直に頷きます。 よしよしと言って頭を撫でてあげます。 純「んむぅ……」 と、純ちゃんがとつぜん不満そうに鳴いて、私のほうに振り返ります。 唯「あれ、どうしたの?」 純ちゃんは私にもたれかかるように抱きつくと、そのまま黙ってしまいました。 そのうち、すぅすぅと規則正しい寝息が聞こえ始めます。 唯「……寝ちゃった」 私は和ちゃんと憂を見ましたが、二人ともそうだねと頷いただけでした。 やがて日も落ちかけてきたので、私たちは帰ることにしました。 純ちゃんを抱っこしたまま下る丘はとても足が疲れましたが、 丘を降りてからは純ちゃんも目を覚まして、手を繋いで歩いてくれたので助かりました。 お家でも純ちゃんを飼うに際して特にお小言を言われることもなく、 純ちゃんは晴れて平沢家の一員となったのでした。 ―――― 純「……んが」 唯「んぐぅ……」 憂「お姉ちゃん! 純ちゃん! 朝だってば!」 唯「……はっ!」 純「……ん?」 夢を見ていたようでした。 憂の大きな声で目を覚まして、体を起こします。 唯「じゅーんちゃん。朝だよ」 横で寝ている純ちゃんをゆさぶり、ほっぺたをつねって起こします。 純「あうぁ……ひょ、ゆいひぇんぱい」 純ちゃんがうらみがましい目で私を見ます。 そんな目で見られても、朝が来たものはしょうがないのです。 唯「ほら、純ちゃん? 朝ご飯にするよ?」 純「……あ、はい。……あの、ちょっとその前にトイレ」 憂「純ちゃん、お下品だよ」 純「じゃあどう言ったらいいのさ! ……と、とにかく唯先輩たちは先に下おりててください」 唯「? うん、じゃあ行こっか憂」 憂「うん。純ちゃんも早くしてね」 純ちゃんとの暮らしも早いもので、もう7年になります。 たまに純ちゃんと出会った日のことを夢に見るから、 純ちゃんが被子植物だということは忘れていません。 制服を着て、高校に通って、ベースをひいたりする 普段の純ちゃんの姿を見ていると時々意識しなくなってしまいますが。 唯「……ねぇ、憂」 だけど、今日は純ちゃんが木の実であるということが気になったのです。 私は純ちゃんが来る前に、憂にちょっと声をひそめて言いました。 唯「最近、純ちゃんなんだか変じゃないかな?」 憂「……お姉ちゃんも思ってた?」 やっぱり憂も気付いていたみたいです。 最近の純ちゃんは、明らかにどこかおかしいです。 唯「昨日も寝付き悪かったし、子供のときの甘えんぼに戻ったみたいに私に抱き着いて寝たり、」 唯「なんか不自然にトイレに行くし、……それにね。今、憂って生理じゃないよね」 憂「へ? う、うん」 唯「ナプキンが減ってるの。純ちゃんに生理はないはずなのに」 憂「……生理が来たのかな?」 唯「それが、もうナプキン使って2週間も経ってるの」 憂も息をのみます。 憂「……どういうことなんだろう?」 唯「わかんないよ。純ちゃんに聞くしかない」 憂「それじゃあ……」 お姉ちゃんが、と言いかけたところで憂は口をつぐみました。 純「ふー。すみませんでした、先輩。憂もごめんね」 純ちゃんが部屋へ降りてきました。 憂「ううん、いいよ。謝ることじゃないし」 純「そ、そうだよね。そじゃ、いただきまーす」 憂「純ちゃん、手洗ったの?」 純「洗ったよ! 失礼な!」 そんなやりとりを聞きながら、私は思いました。 純ちゃんはなにか、人に謝らなければならないようなことをしているのでしょうか。 どちらにしろ、その詮索はあとにしておきます。 今日は軽音部がちょうど休みです。 私は学校へ行く道すがら、純ちゃんに部活を休んで帰るよう言いつけました。 むちゃくちゃな物言いでしたが、 純ちゃんは意外と素直に私の言いつけをのんで、そして実際に部活を休んで帰ってきました。 2