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ウェーラのまたたき 1 お洗濯も日課になってしまえば、面倒なのだがそれなりの楽しみも見つかったりする。 洗濯をしながらする、とりとめもないおしゃべりもそうだし、ノイナにとっては洗濯そのものも、そう嫌いではないことに気付いた。とはいえ、勘所を掴むまでにもう何枚もの下着と肌着を駄目にしており、それはもう惨々たるありさまでもあった。毛羽立ったり解れたり大きな染みをつけてしまったものをどうするかというのも頭の痛いことで、捨てれば目立つし、溜め込むわけにもゆかない。 同室のウェーラはどうしているかというと、洗いやすい木綿の肌着を使っているらしかった。そうやってウェーラの手元を見ていたりすると、おしゃべりが好きなウェーラは、え?なになに?などと笑みと話を向けてくる。 「いえ、何でもないです」 「えー、そう?」 それでもウェーラは次々に話したいことが浮かんでくるらしい。明るくて、気立ての良い先輩に恵まれて良かったとノイナは思っていた。 ノイナだって人並みにおしゃべりが好きなつもりでいたのだけれど、ウェーラの前ではもっぱら聞き役だ。別に嫌じゃない。けれど木綿の肌着はどれくらい良いのか、なんて聞きづらい。 人が洗ってくれる限りにおいては、絹の肌着は着け心地が良い。でもそれだけじゃない。自分で洗うならどうするかの他に、東方から取り寄せられてくる高価な絹を、肌着にできるかどうかというところもある。あるのだとノイナにもわかるようになった。 「でも、北方はまだ寒いころでしょう?」 何の話の続きだったか、流れでそう聞くと、ウェーラは洗い物の手を休め、上を見上げて胸をおさえて考え込む。 「そうねえ。まだちょっと寒いころかな」 ウェーラの生まれは北方辺境で、それもグスタファスとのいくさが激しく行われたあたりに近いところであるらしい。ウェーラはその様子をくわしくは話したがらないし、ノイナも聞きたいとは思わない。代わりに話すことはいくらでもあった。干場から見上げる空の色、流れてゆく雲、連れだって羽ばたき飛ぶ小鳥、それらが羽根を休める学園の木々。それらはこの春に美しい沢山の花を咲かせた。 その花を見上げて歩く生徒たちのこともだ。ウェーラに言わせると、みんないい人、いい子になってしまう。二期生の間にもその名が知られるようになった、あのメインベルさえ、ちょっとの苦笑とともに「あの人はきっと元気すぎるの」ということになってしまう。そういうことがおかしくて、たのしくて、毎日が矢のように過ぎてゆく。 ある日の終わりに、ノイナは実家に手紙を書いていた。入学の時に持ち込んだものだけでは足りず、あれこれと追い送るように、というものだ。それを無心する、というのだと「学院」に入ってから初めて知った。 洗濯は上手になったつもりだけれど、洗いしくじったものの始末に困っているから送り返す、ということを書いた。しかしそれだけでは公爵家の皆も不安に思うだろう。だから同室の先輩と気が合って、楽しく過ごしている、あたりまで書き終えて、ふと気づいた。 部屋が妙に静かだ。 いつもならウェーラのおしゃべりや、独り言がある。人差し指をこめかみにあててうーん、と考え込んだり、あ、そうかと手を打ちあわせたり、ウェーラはとてもにぎやかだ。それを聞きいていれば見ていなくてもウェーラの様子がわかるくらいだ。 すこし心配になってノイナは顔を上げた。 「!」 声を上げかけて、ノイナはあわてて口を手で押さえる。 ウェーラは、ノイナの方をじっと見ていた。それでもいつもと違い、ウェーラの唇は結ばれたままだ。代わりに大きくぱちぱちとまたたく。 「・・・・・・」 思わず見つめあうようになってしまったあと、ウェーラは照れたように少し目を逸らす。 「・・・・・・どうされましたか?」 「ううん、なんでも」 そうウェーラは答えたけれど、いつもと違い唇を結んで、ぱちぱちとまたたくばかりだ。ノイナは問う。 「調子が悪いとか?」 「ないない、そんなことないです」 両手を振って見せて、ウェーラは困ったように胸に手をあてる。何か言いたげに口を開きかけ、けれど口元を手で封じるようにして、何も言わなかった。 「本当に、大丈夫ですか?」 「・・・・・・」 いつもなら、大丈夫大丈夫、とか、元気ですとか言いながら、きゅっと手を握って見せたりするのだけれど、今日はなぜかこくこくとうなずいて見せるだけだ。 「もう遅いですし、寝ましょうか」 ウェーラは言って、そそくさとベッドへ向かってゆく。髪を結んでるリボンをするすると解いて、ベッドサイドの棚に乗せる。 いつもならベッドに入ったあとも、いくらかおしゃべりがあるのだけれど、その日は無かった。 「おやすみなさい」 「おやすみなさい」 そう言いあっただけで、魔道の灯りが消されて、部屋は静かに夜に閉ざされた。 翌朝はもういつも通りだった。
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伊賀の散歩者 ◆F0cKheEiqE 人気の無い、夜の草原。 丈の低い草に覆われた野を、月影が照らす。 海に近いのか、浜に打ち寄せる波の音が響き、 潮の匂いが、風と共に通り過ぎた。 実に静かな夜の海辺の風景である。 「ぉぉぉおい…」 「ぉぉおおい…」 「ぉおおおい…」 「おおおおい…」 その静寂を破る一つの呼び声がある。 暫くして、声とともにフラフラと一つの影が出現した。 それは奇怪な影であった。 右肩に、一羽の鷹を乗せた、背の高い影である。 左手に、例の黒い鞄を引き摺っている。 濃紺色の忍び装束を着た、一人の男である。 奇怪なのは、首から上を、口と鼻を除き、 白布で全てぐるぐる巻きにしていることである。 その白布には、顔の目に当たる部分を中心に、 斑々とどす黒い干乾びた血痕が染み付いており、 より一層男を不気味に見せていた。 「おおおい、天膳様ぁ・・・・」 男は誰かを探しているようだった。 その声には、何処か悲痛な響きがある。 「何処に行かれたかぁ・・・・天膳様ぁ・・・・」 ここにはいない主を呼び求めるこの男は、 名を筑摩小四郎と言う。 ◆ 伊賀鍔隠れ衆十人組が一員、筑摩小四郎は、 この殺し合いについて全く理解できていなかった。 ただでさえ「にわか盲」でまだ前後も覚束ないこの若者に、 この常軌を逸した事態を理解しろと言う方が酷であろう。 盲目のこの男には、名簿を読む事はおろか、 自分が今どこにいるのかすら確認する術がないのだ。 同じ盲目でも、甲賀組十人衆の生来の“めしい”で、 異常聴覚の持主たる室賀豹馬であれば、また違ったかもしれない。 しかし小四郎は、甲賀弦之介の「瞳術」により、 自らの忍法で顔面を破壊されたことにより盲目になって、 まだほんの数日しかたっていない。 顔面を割られる重傷で、しかも盲目になってしまったこの男が、 誰の先導も受けずにこうして歩きまわっている時点で十分に恐るべき事だが、 恐るべき鍔隠れの忍びの能力を持ってしてもそこが限界であろう。 しかも、ここに呼び出される直前までいた場所が悪かった。 彼がいたのは、ここと似たような風景をした、 池鯉鮒(ちりゅう)の東、駒場野と呼ばれる延々と広がる原野地帯のただ中であったのだ。 そこで、共に甲賀組に奇襲を行った、彼の主人たる薬師寺天膳とはぐれ、 彼を求めて夜の原野をあても無く彷徨っていた所を、 突如この殺し合いの場に呼び出されたのである。 駒場野にいた時の小四郎の状況と違う点があったとすれば二つ。 一つは、駒場野では感じるはずの無い磯の香りがする点、 もう一つは、彼が片手に握っていたはずの大鎌が無くなり、 気が付けば、代わりに得体の知れない黒い鞄を持っていた点だろう。 (一体何がどうなっとるんじゃ?鎌は何処に消えた? この奇妙な袋はなんじゃ?何故磯の香りがする? 甲賀組は何処じゃ?天膳様は何処に行かれたのじゃ?) 主の姿を求め彷徨っていた時、突如感じた浮遊感。 気が付けば何やら狭い場所にいて、突如始まった謎の口上。 意味もわからず聞いていれば口上もすぐに終わり、 気が付けばまた何処とも知れぬ原野を彷徨っていた。 疑問が疑問を呼び、考えれば考えるほど訳が解らなくなる。 もとより十人衆に数えられる異能の忍者ではあっても、 本質的には純朴な田舎の若者に過ぎない筑摩小四郎は、 例え目が見えていたとしても自分の現状が理解できなかったろう。 ましてや目が見えぬ今の小四郎には… 彼が今できる事は唯一つ。 「何処にござるかぁ・・・天膳さまぁ・・・・」 ただ無心に見えぬ主の姿を求める事だけである。 「天膳さまぁ・・・・・」 盲目の忠臣は夜をあても無く乱歩する。 闇に消える後ろ姿は、飼い主を追い求める捨てられた子犬を思わせた。 【F-4/海辺の草原/一日目・深夜】 【筑摩小四郎@甲賀忍法帖】 [状態]:健康、盲目、混乱 [装備]:お幻の鷹@甲賀忍法帖 [道具]:デイパック、基本支給品(未確認支給品1個所持) [思考・状況] 基本:何が何だか解らない。とにかく薬師寺天膳を探す。 1:何処にござるか、天膳様・・・・ 【備考】 ※目が見えません。 ※現状を全く理解していません。 投下順に読む 前:一文字違いの獅子 次:紅蓮への懇願 時系列順に読む 前:一文字違いの獅子 次:紅蓮への懇願 筑摩小四郎 次:姫路に忍びあり
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剣 杖 スタッフ ナイフ 未分類 剣の作成・強化リストへ No 名前 レア 属性 装備 必要Lv 強化Lv 基本能力 上昇値 スキル 耐性 戦 魔 僧 盗 HP 攻 防 魔 速 HP 攻 防 魔 速 1 ブロンズソード 1 無 片手 1 200 200 200 120 0 14 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 2 グレートソード 1 無 両手 6 36 34 32 80 0 45 0 0 -15 0 2 0 0 0 斬るさえぎる 3 ホワイトソード 1 光 片手 7 34 32 30 90 0 18 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 4 ブラックソード 1 闇 片手 7 34 32 30 90 0 18 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 5 バスタードソード 2 無 片手 9 38 36 34 80 0 32 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 6 クラブソード 2 無 片手 9 44 42 40 40 0 25 0 0 -8 0 1 0 0 0 斬る強打 7 クリアソード 2 光 片手 12 40 38 36 80 0 28 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 8 ダーティーソード 2 闇 片手 12 40 38 36 80 0 28 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 9 デットアライブソード 2 無 片手 15 50 48 46 40 0 24 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬るすてみ斬り 10 ビッグホーンの大剣 2 無 両手 15 62 60 38 70 0 80 0 0 -12 0 2 0 0 0 貫通さえぎる 11 ファイアソード 2 無 片手 16 44 42 40 40 0 20 0 20 -8 0 1 0 1 0 斬るファイアボム 12 ミスリルソード 2 無 片手 18 44 42 40 60 0 45 0 0 -3 0 1 0 0 0 速攻 心 13 ポイズンソード 2 無 片手 19 48 46 44 40 0 35 0 0 -8 0 1 0 0 0 斬る毒斬り 毒 14 ファルコンソード 2 無 片手 19 62 60 44 40 0 26 0 0 -2 0 1 0 0 0 斬る2連斬り 15 ダマスカスソード 2 無 片手 22 54 52 50 100 0 55 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 16 吸魂の大剣 3 無 両手 23 200 200 200 50 0 110 0 40 -15 0 2 0 1 0 回転斬りドレイン 17 ブライトソード 3 光 片手 25 64 62 60 60 0 50 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 18 ダークソード 3 闇 片手 25 64 62 60 60 0 50 0 0 -5 0 1 0 0 0 斬る 19 フラガラッハ 3 無 片手 25 200 200 200 30 0 60 0 0 -5 0 2 0 0 0 斬る必中 20 いにしえの大剣 3 無 両手 25 90 86 82 30 0 100 0 0 -20 0 3 0 0 0 斬る気合いだめ 21 イービルソード 4 闇 片手 28 124 122 120 90 0 80 0 0 -5 0 1 0 0 0 腐敗斬り斬る 22 クリティカルソード 3 無 片手 15 124 122 120 60 0 58 0 0 -8 0 1 0 0 0 急所斬り必中 23 チェンジソード 3 無 片手 24 68 66 64 80 0 55 0 0 -6 0 2 0 0 0 チェンジ斬る 24 ヒートソード 3 無 片手 26 70 68 66 70 0 65 0 0 -5 0 1 0 0 0 燃焼斬り斬る 25 ホーリーソード 4 光 片手 28 124 122 120 90 0 80 0 0 -5 0 1 0 0 0 残光斬り斬る 26 ツチノコソード 4 無 両手 20 200 200 200 150 0 30 0 0 -18 0 1 0 0 0 強打 27 狂乱の大剣 4 無 両手 32 92 90 102 80 0 180 0 0 -18 0 2 0 0 0 狂斬り斬るさえぎる 28 野獣の大剣 3 無 両手 27 104 102 100 40 0 130 0 0 -16 0 3 0 0 0 大貫通斬る 29 カトラスソード 3 無 片手 10 200 200 200 10 0 70 0 0 -6 0 1 0 0 0 必中速攻斬る 30 ホーリーの大剣 3 光 両手 35 120 122 200 60 0 160 0 0 -22 0 3 0 0 0 回転残光斬り斬る 31 アイスソード 3 無 片手 38 70 68 66 70 0 70 0 0 -5 0 2 0 0 0 氷結斬り斬る 32 マジックソード 3 無 片手 38 70 68 66 80 0 75 0 0 -6 0 1 0 0 0 ソニックブーム斬る 33 斬波刀 4 無 両手 40 142 140 200 50 0 200 0 0 -20 0 3 0 0 0 回転無心斬り斬る [ 最終更新日:2016年02月02日 (火) 20時31分42秒] 剣 杖 スタッフ ナイフ 未分類 このページは読込専用です。
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あらすじ ハキムとソネを倒したパワポケたちは、当初の予定通り、 パワポケ、カイダ、イーベル、サラ、メモリーそしてリンの六人で、更に奥へ進むことになる。 ようやくシアンのいる場所にたどり着いた彼らの前にイワタ「美食家(グルメ)」が立ちふさがり...!! イーベルがイワタの首をはねた時、イワタの体の中からノースの頭が出てきた!! そう、イワタはノースを食った途端にすでにノースに体と精神を乗っ取られていたのだ。 ノースの残虐非道な発言に怒ったイーベルは不死身であるノースにどう立ち向かうのか? パワポケ「ここがマナラインの中心...くそ、ピリピリした空気が漏れてきているぞ...」 リン「この場所を、飛行城の時と一緒にしないほうがいいわ。 普通の人間は魔王城に入った時点ですぐにあの世行きよ。」 シアン「ごほっ、ごほっ!」 パワポケ「シアン!」 シアン「.........。やっと来たか、パワポケ。(ソネ、ではなかったか。) カイダ「...なんだか、戦う前からボロボロでやんすねえ。もう弱点もわかってるでやんす! お前の正体は虫の大群だから、火で囲んでしまえばいいんでやんす! なんなら結婚式の服でもかぶせてやるでやんす!」 メモリー「カイダ、なにをいってるんだワン! シアンとたたかうなんて。」 カイダ「え? いや、あの。思いっきりアレは敵でやんすけど。」 シアン「その子も連れてきたのか? ふふ、どうも調子がくるうな。 ...ところで、お前たちはコドクの儀式を知っているか?」 パワポケ「コドク?」 シアン「東洋の呪術だよ。大量の虫をせまい場所に閉じ込めておたがいに共食いをさせる。 最後に残った一匹には、死んだすべての虫の怨念と魔力が結集する。」 カイダ「何を言ってるんでやんす?」 パワポケ「まさか...?」 シアン「私の体を構成する万匹の虫でコドクの儀式をとりおこなった。 今の私は虫の群れではない! ...最強最大の一匹のみ、だ。 だが...その前にまずは、これを試してもらおう。イワタ!」 イワタ「はい!」 (シュタッ!) サラ「グルメ...!」 パワポケ「こいつが...!?」 シアン「イワタを倒せたら、娘はキミたちに返そう。」 パワポケ「何!?」 マルチナ「なんだって!?」 シアン「悪い条件じゃないだろう? 本来なら彼女を盾にしてキミたちの動きを封じることもできるんだ。」 カイ「(上手い...あえて心理的に動きを抑えるとは... 下手に人質に刃を向けて相手を刺激させるよりも行動が読みやすくなる。)」 イーベル「信用するなパワポケ。スキを見て、マルチナを取り返す。話になるふりを。」 パワポケ「(安心したぜ、イーベルはやっぱり冷静だな。)」 イワタ「メモリーちゃん、頭ん中マルチナ助けることでいっぱいじゃん。 でも、妙なマネしたら、シアンさんの気が変わっちゃうかもしれないぜ?」 メモリー「......」 イワタ「オレ倒したら返すって言ってんだからさぁ。 それから、イーベルって人? リエーシュ滅ぼしたのそんなに悔しいかい?」 イーベル「くっ...!」 イワタ「ほんとはさぁ、ハラワタ煮えくり返ってるでしょ?」 パワポケ「野郎...次から次へなんでだ...まるで相手の心を読んでるみたいに... !! まさか...!!」 イワタ「ピンポーン。正解。アンヌってヤツのタッピングは俺が食っちまった。」 回想 イワタがアンヌに路上の奥に詰め寄り... イワタ「へへへ...あーん。」 アンヌ「うわっ、うわああぁぁぁーーーーーーーっ!!!」 (ゴクン...!) イワタ「へへっ...」 回想終了 パワポケ「貴様...アンヌを!」 イーベル「...手を出すな。こいつは...私がやる。」 パワポケ「イーベル...」 イーベルはイワタと相対した直後、無心となり... イワタ「? 心の声が途絶えた...?」 魔力のムチでイワタの口を締め付けた。 イワタ「......!」 (ズバッ!!) なんと!! イーベルは、イワタの首をはねた!! (バタッ!) パワポケ「......!!」 サラ「......!!」 メモリー「......!!」 マルチナ「......!!」 シアン「......!!」 イワタの腕がピクリとも動かなくなった。 メモリー「なにをしたのかワン...? いっしゅんでわからなかったワン...」 パワポケ「(無心でイワタをやりやがった...イーベルが、完全に冷酷に徹した...!!)」 イーベルはイワタの死体に近づく。 イーベル「見え透いた芝居はやめろ。立て、ノース!」 パワポケ「なにっ!?」 シアン「ふん...」 イーベル「もはやそいつの体からノース、貴様のニオイしかしない!」 ノース「けけけけけけけけ...! いひひゃはははははははははは!!」 なんと、イワタの体の中からノースの頭が出てきた!! パワポケ「げえっ!?」 ノース「よくぞ見破った。前以上にハナがきくようになったんじゃないのか? いひひひひひ...いひゃはははははははははは!!」 パワポケ「イワタの体の中に!?」 サラ「それじゃあ、イワタの意識は!?」 ノース「その通り...ヤツのテリトリー、グルメごとオレが取り込んだ。」 サラ「な、なんてこと...!」 ノース「話せば長くなるがなぁ...」 回想 ノース「お前らが余計な事をしたせいで異空間に引きずり込まれたオレは地獄のような日々を送って頭だけとなり、 さまよいながら少しずつ再生した...その間に待ってたのはお前らへの復讐のことだけさ、 くくくくくくひゃははははははは...何年でも待つつもりだった... そこで、オレは特別な波長の芯棒を送り続け、強さと悪さを兼ね備えた者だけがキャッチできる芯棒さ。 以外にもそいつはすぐに現れた...それがシアン・シンジョーネさんなんだ。」 回想終了 シアン「Aランクの魔物ハンター パワポケの活躍を彼から聞いた時には奇妙な因縁を感じたよ。 そしてそれは確信に変わった。今こそ計画を実行するときだとな。皆殺し!」 シアンの想像する地獄絵図 「うわあああああああ!!」 「キャーーーーーー」 シアンの想像する地獄絵図終了 ノース「そしてシアンさんが集めた能力者の一人にこいつがいた。 こいつの能力も結構えぐいぜえ。なんたって...オレは食われちまったんだからなあ! ひゃははははははは!」 回想 ノース「ただ...こいつにとって予想外だったのは......」 イワタ「うっ!? ううううううっ...」 ノース「ゴキブリ以上にしぶてえってことだな。自分が乗っ取られていくことに気づいてから、 こいつとの共同生活は楽しかったぜえひゃーはっはっはっはっはーっ!! イワタの恐怖が手に取るようにわかるのさ!」 イワタの手からノースの顔が露出した! イワタ「うわああああ!!」 ノース「いひぃひゃははははははは!!!」 イワタは左手で壁を何度も殴りつけて血を出した。 イワタ「うわああああ!!」 ノース「快感なんだあぁっ!!!」 回想終了 イーベル「......もういい!!」 イーベルはノースを威嚇するように注目し... イーベル「ケリを、つけてやるよ。ゲス...」 ノース「ケリをつけるだとぉ! いぃひゃはははははははは!! おもしれえぇ! イーベル! かつてのオレと一緒にするなよ! オレは復活直後に不老不死となり、 何度でも再生し、どんな能力も吸収できるようになった! オレは無敵だ! ひゃーはっはっはーっ!!」 パワポケ「(そうだ...奴は不老不死によって何度でも再生し、 どんな能力でも吸収できるようになった...どうやって奴を倒すつもりなんだ...)」 ノース「てめえのチンケな能力もよお、いただいてやるぜえぇぇっ!!!」 ノースはイーベルを吸収しようと向かっていった! ノース「ぐおおおおおおおっ!!」 イーベルは両手を下に下げて交差に組み、魔力の霧を作り出した! ノース「な、なに?」 (ぶしゅぅぅぅぅ...) パワポケ「なんだ、この煙は?」 リン「魔力の粉末を使った煙幕よ。」 魔力の粉末がイーベルとノースを包み込んだ。 パワポケ「み、見えない!」 サラ「二人とも包まれてしまった...」 ノース「イーベル、ムダなことだ...イワタから食ったタッピングに対して、 お前の冷静さは逆に命取りになる...さっきお前は怒りに我を忘れかけ、 一瞬 心の声が途切れた...だが! 今の計算高いお前の声がはっきりと聞こえるぜ...!」 イーベル「(煙で姿を隠し、奴のニオイを頼りに距離を取る。 捕まれば、体ごと奴の体内に取り込まれてしまう...!)」 ノース「後ろ...約5メートル...くくくくく、わかるぞ! お前の行動が!! ひょぉぉぉぉぉぉぉっ!! はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 ノースの5本の指が伸び、イーベルの心臓を刺しかかる! (グサッ!!) ノース「ぴぎょおおおおおおおおおっ!!!」 イーベルの腹を刺したところから血が出るところをノースが嘲笑う! ノース「致命傷だあぁっ!!!」 イーベル「今、何かしたか?」 ノース「な、何っ!?」 イーベル「ふっ...」 ノース「!! 強がるな、ボケが! これで、どうだ!! このっ!!」 (グサッ!! グサッ!! グサッ!! グサッ!!) ノース「なんだとぉ!? 死にやがれええええええ!!! この! このっ!! このっ!! このおぉっ!!」 パワポケ「おい、いったい何が起こってるんだ? ノースの声しか聞こえてこないぞ!」 ノース「のぉぉぉぉっいぃひゃははははははは!! ほっ!! はっ!! ほわぁっ!!」 マルチナ「......?」 パワポケ「くそ...イーベルには悪いが行くぞ!」 リン「待って。あれを見なさい。」 ノースの叫び声が聞こえる中、霧の中からイーベルが出てきた。 イーベル「もう終わった。」 パワポケ「終わった!? じゃあ、奴はいったい誰と戦ってるんだ?」 シアンは何かに感づいてるかに殺気立った。 ノース「このおぉぉっ!! ぐあああああああっ!!」 なんと、ノースは邪念樹に浸食されている! 実は、イーベルはその体内に邪念樹という魔界植物の種を自分の魔力で植え付けていたのだ。 パワポケ「...!」 サラ・メモリー「...!」 マルチナ「...!」 シアン「むっ!?」 ノース「なぜ死ねねぇんだこのヤロォーっッ!!」 イーベル「これが邪念樹。」 パワポケ「邪念樹?」 イーベル「幻覚を見せ、エサをおびき寄せ、そして寄生する。」 パワポケ「幻覚...!? じゃあ、奴はあの邪念樹をイーベルだと錯覚してるのか。しかし、いつの間に...」 イーベル「始めにイワタの首をはねた時、種を植えこんだ。」 リン「煙幕は目を暗ますためじゃない。邪念樹の炎核物質を外に漏れないためのシールドだったというわけね。」 イーベル「そういうことだ。」 シアン「ふっ、確かに器が違う...」 カイ「(あの人間と魔族のハーフの目...計り知れない慈愛と修羅の声... アンヌのタッピング程度ではその心の底を読み切れなくて当たり前ですか。)」 イーベル「邪念樹は、エサが死ぬまで離さない。だが、再生を続けるノースは死ぬことさえできない。」 ノース「うあっ、うあっ!!」 イーベル「永遠に、私の幻影と戦い続けるがいい。お前は、死にすら値しない...」 イーベルの怒りが、復讐心に燃えるノースに勝った。だが、魔王城の浮上まであとわずかだ。 ノース「うぉっあああああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!!!」 続く 目次へ 次の話へ 前の話へ
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基準タイム 良2 03.0 稍重2 02.5 重2 02.0 不良2 03.5 S 頭数 枠番 馬番 勝ち馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 馬場 指数 馬主 7 5 3 3 トーシンブリザード 牡3 56.0 石咲隆 2 04.7 良 83 システム 8 11 3 3 ソラトブペンギン 牡3 56.0 瀬尾薫 1 59.6 稍重 129 愛人シュウ 9 16 6 12 ガーリックジョーズ 牡3 56.0 瀬尾薫 2 00.3 良 127 神谷薫 10 16 6 12 ハーレムピエロ 牡3 56.0 中山理恵 2 00.2 稍重 123 愛人シュウ 11 16 6 12 カルナックビーズ 牝3 54.0 中山理恵 1 59.4 重 126 愛人シュウ 12 16 6 12 セントプリズム 牝3 54.0 フォン 2 00.5 良 125 シン 13 16 7 14 エアロチェンジ 牡3 56.0 秋谷サト 2 00.9 不良 126 シン 14 16 2 4 セントカースト 牝3 54.0 フォン 2 00.9 良 121 シン 15 16 8 15 ヒトエノキワミ 牝3 54.0 中山理恵 2 00.6 良 124 お弁当 16 16 1 1 ハーバータイム 牡3 56.0 瀬尾薫 2 00.9 良 121 ウラドラ 17 16 2 4 アブクマエクシオン 牡3 56.0 中山理恵 2 00.0 稍重 125 神谷薫 18 16 3 5 ムカエニイクカラ 牡3 56.0 瀬尾薫 2 00.8 良 122 ぷちょ 19 16 1 2 コートアージェイ 牡3 56.0 中山理恵 2 00.8 良 122 おすぎ 20 16 4 7 ハリスホーク 牡3 56.0 中山理恵 2 00.3 稍重 122 神谷薫 21 16 6 12 ヤラズノチカイ 牝3 54.0 中山理恵 2 00.4 良 126 神谷薫 22 16 4 7 ルーラデテンジョウ 牡3 56.0 瀬尾薫 2 00.5 良 125 ぽくぽく 23 16 1 2 ミクベスト 牝3 54.0 ダ先中長 2 00.0 稍重 125 トモソー 24 16 2 3 サーゼルソロウ 牡3 56.0 瀬尾薫 2 00.5 良 125 神谷薫 25 16 3 5 ガギュウアイユ 牝3 54.0 瀬尾薫 2 00.9 良 121 サムライ 26 16 3 6 エアロイレイス 牡3 56.0 フォン 2 00.5 良 125 シン 27 16 8 16 シェリーウッドゼル 牡3 56.0 だーぜる 2 00.0 稍重 125 サーゼル 28 16 7 13 カンムリミミズク 牡3 56.0 カール 2 00.3 良 127 神谷薫 29 16 3 5 エイケイビンゴ 牝3 54.0 瀬尾薫 2 00.8 良 122 のむ 30 16 2 3 サーゼルサイキョウ 牡3 56.0 中山理恵 2 00.2 良 128 サーゼル 31 16 7 13 コブラミミズク 牡3 56.0 ウトア 1 59.8 稍重 127 おすぎ 32 16 1 2 コートミミズク 牡3 56.0 ウトア 2 01.2 不良 123 おすぎ 33 16 7 13 トモソハレテ 牡3 56.0 ダ先中長 2 01.0 不良 125 トモソー 34 16 5 10 トモイネガイ 牡3 56.0 瀬尾薫 2 01.1 不良 124 トモ1965 35 16 4 7 ゼットヤブサメ 牝3 54.0 無心一刀 1 59.5 重 125 トトロ 36 16 6 11 ランナスナバ 牝3 54.0 瀬尾薫 2 00.3 良 127 トモソー 37 16 1 1 ランヴァン 牝3 54.0 マゼール 2 00.4 良 126 のむ 38 16 6 11 ヒロザエター 牡3 56.0 瀬尾薫 1 59.7 重 123 ニュータイプヒロ 39 16 4 7 ランナティシュー 牝3 54.0 ダ先中長 2 00.1 良 129 トモソー 40 16 5 9 ランウェイモデル 牝3 54.0 瀬尾薫 1 59.8 稍重 127 シン 41 16 2 4 フロニャルド 牡3 56.0 フォン 2 01.0 不良 125 シン 42 16 3 6 メイヤディアオ 牡3 56.0 四季 2 00.5 良 125 冥夢夜 43 16 5 10 トモソクリン 牡3 56.0 ダ先中長 2 00.9 不良 126 トモソー 44 16 6 11 ヒロザフルマーク 牡3 56.0 ひろ 1 59.9 稍重 126 ニュータイプヒロ 45 16 1 1 マルノオラルス 牡3 56.0 旭鷲山 2 01.1 不良 124 まんまる 46 16 5 10 ヒロザユーロダンス 牡3 56.0 ヒロ 2 00.8 不良 127 ニュータイプヒロ 47 16 7 14 ガストゲート 牡3 56.0 チェリー 2 00.1 良 129 ベル外れ 48 16 2 3 ナチュラルライフ 牡3 56.0 サード 2 00.3 良 127 ペガサス 49 16 8 16 サンライズアロー 牡3 56.0 サード 1 59.4 重 126 ペガサス 50 16 3 5 テクノソラ 牝3 54.0 サブロー 2 00.6 良 124 シロ 戻る(BC重賞成績3) 戻る(BC重賞成績2) 戻る(BC重賞成績) 戻る(旧レースプログラム版) トップ
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基準タイム 良2 09.5 稍重2 09.0 重2 08.5 不良2 10.0 S 頭数 枠番 馬番 勝ち馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 馬場 指数 馬主 7 5 1 1 ネームヴァリュー 牝5 56.0 左藤隆 2 11.6 良 79 システム 8 5 5 5 ファストフレンド 牝6 54.0 オドノヒ 2 11.0 良 85 システム 9 8 1 1 ソラカラマリコ 牝4 57.0 中山理恵 2 07.5 良 120 愛人シュウ 10 10 2 2 セントエレメント 牝4 57.0 フォン 2 06.8 良 127 シン 11 14 5 8 ジェスヴィエーヴ 牝6 57.0 瀬尾薫 2 07.2 良 123 らたく 12 12 6 8 ヒロザエリザベス 牝7 57.0 ヒロ 2 07.2 良 123 ニュータイプヒロ 13 13 2 2 タテゴトアザラシ 牝5 55.0 カール 2 07.1 良 124 神谷薫 14 10 3 3 トゥルーテンセン 牝4 55.0 ウトア 2 08.1 不良 119 おすぎ 15 8 8 8 ポイントイーブン 牝4 55.0 ヒロ 2 07.2 良 123 ニュータイプヒロ 16 10 7 7 ポイントイーブン 牝5 56.0 ヒロ 2 07.2 良 123 ニュータイプヒロ 17 8 7 7 バンチョウブカナ 牝5 55.0 秋谷サト 2 07.5 良 120 バンチョ 18 12 8 12 ルーングレイズ 牝6 55.0 中山理恵 2 07.2 良 123 神谷薫 19 11 8 11 ニャウンレービン 牝5 55.0 カール 2 06.9 良 126 神谷薫 20 11 1 1 マリアルシア 牝4 55.0 カール 2 07.3 良 122 神谷薫 21 8 4 4 カクレザトノムスメ 牝5 56.0 瀬尾薫 2 07.3 良 122 神谷薫 22 9 1 1 カクレザトノムスメ 牝6 57.0 カール 2 07.3 良 122 神谷薫 23 14 3 3 カレンイチズ 牝5 57.0 カール 2 07.3 良 122 神谷薫 24 7 3 3 ヒロザルージュ 牝5 57.0 ヒロ 2 06.9 良 126 ニュータイプヒロ 25 8 6 6 セントカラフル 牝4 57.0 フォン 2 07.4 良 121 シン 26 9 3 3 セントイシス 牝6 55.0 フォン 2 06.6 稍重 124 シン 27 14 3 4 セントメロン 牝4 57.0 フォン 2 07.4 良 121 シン 28 8 6 6 レアストーリー 牝5 55.0 ラオウ 2 07.3 良 122 黒王 29 13 4 4 キャロライナヘレラ 牝5 55.0 マゼール 2 07.0 良 125 のむ 30 9 8 9 ゼットキッチン 牝7 57.0 無心一刀 2 07.6 良 119 トトロ 31 12 8 12 コーラック 牝6 55.0 中山理恵 2 06.4 稍重 126 ウラドラ 32 12 7 9 セントクリティカル 牝5 55.0 フォン 2 06.9 良 126 シン 33 8 3 3 ヒロザエリザベート 牝4 55.0 ヒロ 2 06.0 重 125 ニュータイプヒロ 34 10 5 5 ヒロザエリザベート 牝5 57.0 ヒロ 2 07.1 良 124 ニュータイプヒロ 35 10 5 5 ヒロザエリザベート 牝6 57.0 ヒロ 2 07.1 良 124 ニュータイプヒロ 36 13 7 10 ケイクラドカール 牝5 55.0 スカアハ 2 07.2 良 123 S2K 37 9 6 6 ユウコリンフッカツ 牝6 56.0 ヒロ 2 07.2 良 123 ニュータイプヒロ 38 9 8 9 テンテンメーター 牝5 55.0 ネモ 2 06.3 稍重 127 ネモ 39 12 3 3 ナドラッスン 牝6 55.0 千晶静香 2 07.2 良 123 りょうこ 40 11 7 9 スモークエロイン 牝4 55.0 浜中俊 2 07.2 良 123 スモーク 41 12 1 1 ヒロザジュリアナ 牝6 57.0 ヒロ 2 07.0 良 125 ニュータイプヒロ 42 11 6 7 ランウェイモデル 牝5 57.0 フォン 2 06.7 稍重 123 シン 43 8 8 8 ランナラック 牝5 55.0 ダ先中長 2 06.5 稍重 125 トモソー 44 8 3 3 ローズスリープ 牝5 55.0 サード 2 06.9 良 126 ペガサス 45 11 1 1 ミコトマカイ 牝6 55.0 初春飾利 2 07.1 良 124 御坂美琴 46 8 4 4 ノロウイルス 牝7 57.0 中山理恵 2 06.9 良 126 のむ 47 11 7 8 ガストロワイヤル 牝5 55.0 レモン 2 05.8 重 127 ベル外れ 48 12 8 11 ハイエナゲット 牝5 57.0 ロヒ 2 06.6 良 129 ニュータイプヒロ 49 11 2 2 ヒロザビートアップ 牝5 56.0 ヒロ 2 07.0 良 125 ニュータイプヒロ 50 11 8 10 ユジン 牝5 55.0 バナナ 2 06.8 良 127 ベル外れ 戻る(BC重賞成績3) 戻る(BC重賞成績2) 戻る(BC重賞成績) 戻る(旧レースプログラム版) トップ
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基準タイム 良2 03.0 稍重2 02.5 重2 02.0 不良2 03.5 S 頭数 枠番 馬番 勝ち馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 馬場 指数 馬主 7 5 1 1 ウイングアロー 牡5 57.0 丘部 2 04.0 良 90 システム 8 5 1 1 クラックスナイパー 牡3 60.0 中山理恵 2 00.5 稍重 120 愛人シュウ 9 15 2 3 リーボックス 牡4 60.0 瀬尾薫 2 00.5 良 125 神谷薫 10 15 8 14 アドヨナ 牝5 59.0 中山理恵 2 01.0 不良 125 マユファーム 11 14 7 11 マキノサプライズ 牝6 56.0 吉岡整恵 2 00.8 良 122 牧野友和 12 16 3 6 セントディーヴァ 牝5 59.0 フォン 2 00.3 良 127 シン 13 16 3 6 ポリソール 牡5 57.0 セブン 2 00.8 良 122 タカ 14 8 7 7 セントグリップ 牝4 58.0 フォン 2 01.2 良 118 シン 15 16 4 8 トモソフラン 牡5 56.0 ダ先中長 2 00.8 良 122 トモソー 16 15 3 5 ドールムーン 牝6 57.0 マコト 2 00.8 良 122 との牧場 17 14 4 6 ホッキョクウサギ 牡7 60.0 カール 2 00.4 良 126 神谷薫 18 13 6 9 ベイクドアラスカ 牝6 57.0 カール 2 00.9 良 121 神谷薫 19 13 3 3 アウクスブルク 牡5 60.0 カール 2 00.8 不良 127 神谷薫 20 15 3 5 ヴィブマター 牡5 58.0 Red 2 00.7 良 123 Blue 21 16 8 15 ジョージスコット 牡5 59.0 カール 2 00.4 良 126 神谷薫 22 16 5 10 バンブーダンス 牝5 56.0 カール 2 00.5 良 125 神谷薫 23 14 3 3 デルール 牡6 59.0 だーぜる 2 00.2 稍重 123 サーゼル 24 15 6 11 ケメコジャスティン 牡6 58.0 M・スナ 2 00.5 良 125 KEMEKO 25 14 7 11 コブラモシカシタラ 牡6 56.0 ウトア 2 00.7 良 123 おすぎ 26 11 6 7 コートキーフレーズ 牝4 58.0 ウトア 2 00.9 良 121 おすぎ 27 13 5 7 サーゼルブギウギ 牡4 60.0 カール 1 59.8 稍重 127 神谷薫 28 12 2 2 サーゼルブギウギ 牡5 60.0 カール 2 00.5 良 125 神谷薫 29 16 4 8 トモイウイーク 牡5 60.0 中山理恵 1 59.5 重 125 トモ1965 30 13 3 3 カギュウクッチャン 牡4 57.0 中山理恵 2 00.7 良 123 サムライ 31 11 4 4 サンドピアロス 牝4 58.0 五位史裕 2 00.6 良 124 ミスターウップス 32 14 5 7 コーブ 牡5 56.0 ニラーノ 2 00.7 良 123 にら玉 33 14 3 4 イナジカイオウ 牡5 57.0 中山理恵 2 00.8 良 122 いなちゃん 34 13 6 9 モダンヤキ 牡6 57.0 マゼール 2 00.4 良 126 のむ 35 14 3 3 ブロッシー 牡6 56.0 △港 2 00.8 良 122 魚魚 36 16 1 2 ネコポジイチ 牡5 59.0 猫柳 2 00.2 良 128 ねこたま 37 13 8 12 ゼットカトリーナ 牝4 60.0 無心一刀 2 00.6 良 124 トトロ 38 13 7 11 ガギュウシャエ 牝5 56.0 ダートン 2 00.7 良 123 サムライ 39 10 1 1 ウォータービッド 牝5 56.0 サード 2 01.2 不良 123 ペガサス 40 14 8 13 ガギュウシャエ 牝7 57.0 ダートン 2 00.0 稍重 125 サムライ 41 16 1 1 マルノラダンマ 牡5 58.0 旭鷲山 2 00.5 良 125 まんまる 42 15 5 8 ホワイトファロン 牡6 56.0 サード 2 00.5 良 125 ペガサス 43 10 3 3 ケイズライズノヴァ 牡6 56.0 ☆真☆ 2 00.6 良 124 優駿Factry 44 13 3 3 カレールー 牡4 59.0 マゼール 2 00.3 良 127 のむ 45 9 6 6 イナジハイヤー 牡4 56.0 中山理恵 2 00.5 良 125 いなちゃん 46 12 8 11 マルノバレス 牡4 59.0 旭鷲山 1 59.5 重 125 まんまる 47 12 7 10 ヒサシカラズ 牡5 58.0 五位史裕 2 00.6 良 124 ミスターウップス 48 5 4 4 ロックマスター 牡6 60.0 サード 1 59.6 稍重 129 ペガサス 49 9 6 6 カレーノオオモリ 牝5 57.0 ダートン 2 00.9 良 121 サムライ 50 13 6 9 ワルサーミュート 牝8 58.0 ワタシ 2 00.6 良 124 チョイじじ 戻る(BC重賞成績3) 戻る(BC重賞成績2) 戻る(BC重賞成績) 戻る(旧レースプログラム版) トップ
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父さん・・・。 やはり北辺の地は騒乱の地でもあるようで・・・。 川越の北にある開拓村にやって来たときのこと。 一人のアイヌ娘が一人の侍にひどい折檻を受けていました。 僕と熊八さんは我知らず助けに向かっていました。 侍と押し問答になりましたが、 どうにか血を見ずにおさまりがつきました。 娘を助け起こし、手当てをしました。 そのとき彼女が言ったのです。 「日没前にここを発て・・・」と。 そのときは首をかしげただけだったのですが、 それが発端であったといえば発端であったのです。 居酒屋で熊八さんと飲んでいました。 そこで運悪く出くわしたのが例の侍で・・・。 さらにそのときに事件は起こったのです。 開拓村の食料が蓄えられている蔵に、火が放たれたのです。 熊八さんと僕は消火に向かおうとしましたが、 侍はそれを許しませんでした。 「貴様ら蛮族の手のものに相違ないな。たたっ斬ってくれる」 腕の立つやつで、熊八さんも動きが取れません。 「先に行ってろ。俺はあとからいくぜ」 熊八さんを信じることにしました。 ペッチャタコタンの長老いわく、 彼には強力なカムイがついているそうです。 僕も、彼が負けるとは思えませんでした。 蔵の消火に向かうと、恐ろしいことがおきていました。 消火に向かった村人が矢をあびせかけられ、息絶えていきます。 そのときようやく娘の言葉の意味がわかりました。 自分を助けてくれた親切なシサムを、 襲撃から守るめの言葉だったのでしょう そう、これは単なる放火ではなく、チュプライ党の襲撃だったのです。 僕は無心に呪を唱え、霧を呼び寄せました。 これで敵の視界を封じ、彼らに逃げる暇を与えたかったのです。 多少は効果があったようですが、それでも敵の攻撃が止む様子はありません。 村のあちこちが燃え始めていました。 僕は手近な村人たちを呼び集め、再び呪を唱えました。 姿隠しの呪によって、村人たちの姿が見えなくなるのをみとどけると、 熊八さんを探しに行くことにしました。 村人たちは声さえ立てなければ見つかることはありません。 彼らは逃げ延びるはずです。 居酒屋は燃えていました。 危険を冒して声を限りに叫びました。 「熊八さん!」 返事はありませんでした。 「あなた、逃げなかったのね」 女の声に振り返ると、彼女がいました。 例のアイヌ娘です。 「・・・なぜ、こんなことを・・・」 僕はかろうじて声を絞り出しました。 「早く逃げなさいな。死にたくなければね」 その言葉とともに、彼女は煙の向こうに姿を消しました。 熊八さんを必死に探したのですが、見つかりません。 煙で視界がききません。 そこへ僕に斬りかかってくるものがいました。 チュプライ党かと思いましたが、違います。 例の侍です。 しかし、彼の斬撃は力がなく、僕にですら避けることができました。 「・・・裏切りものめが・・・」 彼はそう言って倒れました。 見ると背中に矢が一本刺さっています。 致命傷ではないようです。 彼を助け起こしました。 まだ意識があるようです。 「僕の連れはどこだ」 「・・・知らん、煙にのまれて・・・あとは・・・」 彼は意識を失いました。 侍を支えて動くのでは逃げ切れないかもしれませんが、 止むを得ません。 むざむざ見捨てるわけにも行きませんから。 危険にそなえて用意しておいた符を用い、 矢止めの法を己に施し、彼をかばいながら、必死に逃げました。 姿隠しの法があれば・・・。 村人を救うためとはいえ、 あそこで使ってしまったことが少し悔やまれました。 弓弦の音とともに、矢が数本、こちらへ飛んできます。 見つかってしまった・・・。 侍を物陰に隠し、死を覚悟して彼らに立ち向かうことにしました。 一度も使ったことのない呪を使うことにしました。 おそるべき「火球の法」です。 僕の師は、決して使ってはならぬといっていたのですが・・・。 アイヌの射手たちを殺してしまわぬよう、わざと狙いをはずしました。 轟音とともに火が荒れ狂い、業火のもたらすかりそめの昼に、 さらなる光が加わります。 射手たちはひるみ、一度退却することにしたようです。 どうにか生きながらえました。 チュプライ党は去り、無事朝日を拝むことができたのです。 しかし、多くの人が死に、また村はほぼ全焼しました。 熊八さんの行方もまったくわかりません。 今は何も考えられない状態です。 ただ、死ななくてよかったということだけ。 これからどうしたらいいのでしょうか・・・。
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フ… 場に蝶が舞った… ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド… 大怪我をした男に腹を貫かれた男… その表情は狂気に満ちており、自分の腹が貫かれたことに驚いているようだった。 また、その男と向かい合う男は何が起きたのかわからずに一歩退いた。 死体はどういうわけか漆黒の鎌を持っており、顔は青ざめ呼吸もなさそうだ。 揚蝶「どう…なっている?」 狂気の男は驚きの顔を急に戻し、無心のような顔つきになった。 そして自分の腹を貫いていた鎌を取る。 カンベエ「…cut…」 ボソっと口からこぼすと自分と向かい合っていた男に切りかかった。 佐藤「ッ!!!」 向かい合っていた男はただならぬ殺気を感じギリギリでかわす。 オレは何がなんだかわからなかった…がいままでもこんなことばかりだった。慣れた。 やたら蝶が多い…そう思ったくらいだ。 カンベエ「cut・・・cut・・・cut・・・cut・・・cut・・・!」 狂気の男は鎌を振り回す。 オレはそんな状況を見ていて自分でも驚いた。 『一歩踏み出した』のだ。 …ありえない… 狂気の男の殺気を感じ取ったのか・・・? それとも向かい合う男を救わなきゃと思ったのか・・・? 否 何か…そう…『無造作にッ』一歩踏み出したのだ。 場の空気が…変わった。 ****** 佐藤(なんだ?今の一瞬の出来事はなんなんだ? 私の『オール・ラブ』が拳を叩き込んだと思った刹那…… 鎌の刃が私の腹から飛び出していた ここまでは…ここまでは理解できないことはない… ナイフで刺され死んだはずの男は実は死んでおらず、鎌を持って私を襲った… 何故、彼が私を襲ったのかはわからないが…『事実』としてそういうことも起こり得るだろう だが… 次の瞬間 その鎌は私に傷を与えず、今まで私と戦っていた、奴のドテッ腹に突き刺さっていたッッ!!) ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 佐藤の頭にふと、一つの言葉がよぎった 『量子トンネル効果』 量子トンネル効果とは、量子力学の分野において通常ではエネルギー的に乗り越えられるはずのない障壁を、ある一定の確率で粒子が通り抜けてしまう現象である。 さらに噛み砕いて言えば、壁に向かって投げたボールがその壁を破壊することなく通り抜けてしまう可能性があるということだ。 佐藤(例えば、『量子トンネル効果』によって鎌が私の体をすり抜けたとしたら… だが…実際にそんなことが起こり得るのか? 普通に考えたとしたら有り得ないよな… しかし…『可能性』が…存在するのなら…?) 佐藤は気づいていなかった。彼の周りに舞う一羽の蝶に。 そして佐藤の思考はそこで中断された カンベエを鎌で突き刺した男の体は再び崩れるように倒れ… カンベエ「cut!cut!cut!」 カンベエがその鎌を振り回し暴れ始めたのだ その眼に宿る闇はカンベエのそれとは違っていた 佐藤「こいつ…さっきまでとは雰囲気が違うッ これは…能力だ…『スタンド能力』ッッ まだ…潜んでいるのかッ…他の『スタンド使い』がッッ」 カンベエの振り下ろす鎌を佐藤がギリギリでかわした瞬間だった 辺りが無数の輝く蝶に包まれる ハッとした二人の動きが一瞬止まった そしてその輝く蝶の群れの中から… 一人の少年が現れた ****** 揚蝶「どう…なっている?」 「偶然」通りかかった暗がりの路地。 揚蝶は恐ろしい光景を目撃した。 目と鼻の先で「何者」かが争っていた。 刃物で殺された(ように見える)死体。 傷を負ったスーツ姿のサラリーマン風の男。 こちらに気づいたらしくその男が揚蝶に向かって何かを叫んでいた。 その男の近くで腹部からおびただしい血を流した男が、 虚ろな瞳で何かを呟きながら手に持った巨大な漆黒の鎌を振り上げてゆっくりと向かってきた。 その鎌にべっとりと塗られた血は月の光に照らされて妖しく輝いていた。 揚蝶「ウ … ウ ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ーーーーッッ!!!」 揚蝶は物凄いスピードで走り出した。 揚蝶「目の前で 殺 人 が起きた!!!早く安全な所へ!!!」 「あいつら…一体何なんだ!?あのそばにいた幽霊みたいなものは…!?」 「もしや…俺のまわりに現れる『蝶』と何か関係があるのか?」 「この『蝶』は一体…」 「 何 な ん だ !?」 揚蝶は一種のパニックに陥っていた。 彼が走っていった通りは… 民家の少ない郊外へと向かうものだった。 佐藤「マズい…… 早く追わなければ…… あの少年も…… 殺されてしまう……!」 佐藤は壁を支えにしながら2人を追った。 ****** (4)へ…
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【元ネタ】史実 鐘巻自斎、伊藤一刀斎 同一人物説 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】外田一刀斎(鐘捲自斎通家・伊藤一刀斎景久) 【性別】男性 【身長・体重】181cm・75kg 【属性】中立・中庸 【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:B 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 蔵知の司書:C 多重人格による記憶の分散処理。 LUC判定に成功すると、過去に知覚した知識、情報を、たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。 鬼種の魔:B 鬼の異能および魔性を現すスキル。 天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキル。 水月移写:A 「月、無心にして水に移り、水、無念にして月を移す、内に邪を生ぜれば、事よく外に正し」 柳生新陰流・水月に相当する一刀流の究極の境地。 自身の心は動かさず、相手の心の動きを読み取る。 【宝具】 『鐘捲外他一刀流(かねまきとだいっとうりゅう)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人 鐘捲自斎・伊藤一刀斎、その人格と剣技が宝具に昇華されたもの。 鐘捲自斎・伊藤一刀斎という二つの人格を適時切り替える事で太刀筋を変化させ、相手に攻撃を見切らせない。 また、両者が修めた奥義の数々―― すなわち高上金剛刀、妙剣、絶妙剣、真剣、金翅鳥王剣、独妙剣、切落、払捨刀、夢想剣といった秘剣の全てを使いこなす。 【Weapon】 『瓶割刀』 『朱引太刀』 【解説】 戦国時代の剣豪。 鐘巻自斎に鐘捲流を学んだ。 やがて剣の妙機を自得し、師の剣が発する瞬間の虚を、自然体の実の剣によって打ち、三度破る。 かくて師に認められた景久は高上極意五点の奥義を授かり、師の別名、外田一刀斎から拝借して伊藤一刀斎を名乗った。 その後、さらに剣の深奥を極め、払捨刀、夢想剣といった奥義を開眼したという。 しかしながら柳生氏の記録では剣の師は鐘巻自斎ではなく山崎盛玄とされており、他の事績も謎が多い。 後世、伊藤一刀斎は一刀流の祖とされるが鐘捲流の二代目とする史料もある。 なお、伊藤一刀斎と鐘巻自斎には同一人物説がある。 両者が外田(とだ)一刀斎(戸田一刀斎という記述も)を名乗っていたことに加え、 鐘巻自斎は一時期、鐘捲外他流を、伊藤一刀斎の高弟は外他一刀流を名乗っていた為である。 † 伝説では、若かりし頃の伊藤景久(一刀斎)は鬼夜叉、島天狗とも呼ばれる暴れ者だったという。 その真実は伊藤景久=鐘巻自斎が鬼の血を継ぐ魔であるが故の衝動。 すなわち伊藤景久とは鐘巻自斎の小我。祖先に鬼を持つが故の反転人格だったのだ。 鐘捲自斎は剣者の高みを目指し「富田の三剣」に数えられるまでとなったが、 自らの血統故に反転人格が表出し、猛々しく振る舞うのに悩み苦しんでいた。 心技体を高めて宿業を乗り越えようとしたが叶わず、 やがてこれを伊藤景久と名付けて虚――つまり別人格として分離させ、無理矢理に抑え込んだ。 その後は外田一刀斎を名乗って穏やかに剣の道を邁進していたが、 自身の魔性を虚として切り離す不徳故に真なる剣の高みへは届き得なかった。 一方、景久は心中奥深くに封じ込められながらも、主人格の修行を心で見て学んでいた。 その剣法のみならず心法も学んでいた景久は、自らの猛々しさを収める術を習得し、 別人格を抑え込まんとする邪念がある主人格・外田一刀斎を圧倒する剣者に成長していたのである。 やがて外田一刀斎は景久の人格を抑え込めなくなり、両者は心中にて三度勝負を行う。 しかし、この勝負は景久が三度に渡って勝利する結果に終わる。 敗れた外田一刀斎は、景久がその猛々しさを制御しつつあるのを察した。 宿業を乗り越えず切り離したが故に自分の剣は“虚”であり、邪念なく見習った景久の剣は“実”である事を悟った。 故に、鐘巻自斎は自らの夢と一刀斎の名を景久に譲り、人格の主導権を譲り渡した――実と虚が入れ替わったのである。 その後、一刀斎は剣を極め「一刀流」の祖となった。