約 216,125 件
https://w.atwiki.jp/halyama6318/pages/27.html
S05-001プレシィ S05-002プレシィール S05-003プレシオス S05-004氷塊龍プレシオス S05-005ヒカりん S05-006デカヒカりん S05-007キングヒカりん S05-008レッドカーバンクル S05-009ルビーカーバンクル S05-010マーズライトカーバンクル S05-011サイクロプス S05-012雷光の巨漢・サイクロプス S05-013青龍の化身・カリン S05-014命護の青龍・カリン S05-015守護命の青龍・カリン S05-016金のタマゴ S05-017ダブミスリット S05-018キングサファイアドラゴン S05-019ドロップ変化・水 S05-020威圧
https://w.atwiki.jp/gods/pages/58382.html
タカガム(高神) 沖縄県に伝わる民間信仰の神。
https://w.atwiki.jp/before_garif/pages/24.html
重装備 ★グランドアーマー(物防61、ちから+12) ヘルヴィネック(落4) ※ゲーム中、他の入手手段はない。 ★マクシミリアン(物防58、魔防1、ちから+9、スピード+6) エルヴィオレ(落4) ★ドラゴンメイル(物防53、最大HP+100、ちから+8) トレ@バルハイム地下道・西部新坑道区 ★プラチナヘルム(魔防31、ちから+8) ★プラチナアーマー(物防47、ちから+7) 交易品「プラチナ製の装備」 ・虫の甲殻×2:キラーカッター(パラムカ断層の個体、落1盗2密1)、アンタレス(落3密1) ・巨人のなめし革×5:フンババ(落2密1)、ディコタイタス(落1盗1密必) ・雷の魔石×6:フンババ(落1盗1)、ライジングビスト(落1盗1)、雷のエレメント(落1盗1)など ※プラチナヘルムはスニークフロッグ(落3)からも入手可能。 ★ダイヤアーマー(物防39、ちから+7、活力+5) バクナムス族(サリカ樹林の個体、落3) ★ボーンヘルム(魔防22、ちから+6、闇属性半減、聖属性弱点) パイソン(盗3) トレ@サリカ樹林・別離の路 ※ワイルドザウルス(落4)で既出だが、たくさん集めるならこちらが楽。 ★ボーンメイル(物防34、ちから+6、闇属性半減、聖属性弱点) トレ@サリカ樹林・巨木に囲まれた路 ワイルドサウルス(東ダルマスカ砂漠・ヨーマ大砂丘と断裂の砂地の個体、落4) ★クロスヘルム(魔防19、ちから+5) トレ@東ダルマスカ砂漠・ヨーマ大砂丘 ★デモンズメイル(物防29、ちから+5、活力+3) ブルダイル(落3) ★ブルゴネット(魔防17、ちから+4) ★シールドアーマー(物防24、ちから+5、プロテスの永久効果) 交易品「みがかれた防具」 ・竜の殻×1:シールドドラゴン(落1盗1密1) ・良質の皮×2:ザグナル(落2密1)、ヴァイパー(落3)、パイソン(落4) ・土の魔石×4:ザグナル(落1盗1)、モルボル(落1盗1)、クレイゴーレム(落1盗1)など ※シールドアーマーはイムドゥグド(盗)で既出。 軽装備 ★ローレルクラウン(魔防42、最大HP+680) ★ラバーコンシャス(物防42、最大HP+700、雷無効) 交易品「植物製の防具」 ・高級毛皮×9:カウンターウルフ(盗)、リンブルウルフ(落3) ・邪神の肉×7:ウォーロック(落2密2)、ドゥラウナ(盗) ・火の魔晶石×8:グレネード(落1盗1)、精霊サラマンド(落1盗1)、キラーカッター(落2盗1)など ※ローレルクラウンは、クルセイダー(盗3)からも入手可能。 ★ミネルバビスチェ(物防40、最大HP+610) フォーバー(ガラムサイズ水路・盗3)、フォーバー(ナブレウス湿原・落4) ★魔人の帽子(魔防38、最大HP+530、魔力+2) デッドリーボーン(バルハイム地下道の個体、盗3) ※交易品「魔人の装備」で既出だが、たくさん集めるならここで ★魔人の胸当て(物防38、最大HP+540、魔力+2) アムスティ(落3) ※交易品「魔人の装備」で既出だが、たくさん集めるならここで ★忍びの衣(物防36、最大HP+470、スピード+3) ゲシュンペスト(盗3) ★チャクラバンド(魔防34、最大HP+390、ちから+2) ★力だすき(物防34、最大HP+400、ちから+2) 交易品「やる気のでる防具」 ・良質の毛皮×6:ウォーグウルフ(落3密1) ・巨人のなめし革×4:フンババ(落2密1)、ディコタイタス(落1盗1密必) ・火の魔晶石×3:グレネード(落1盗1)、精霊サラマンド(落1盗1)、キラーカッター(落2盗1)など ★シャコーハット(魔防32、最大HP+350、スピード+3) ジルコンタートル(ギーザ草原・盗3)、ジルコンタートル(ゼルテニアン洞窟・落4) ★メタルジャーキン(物防26、最大HP+280) アンタレス(盗3) ★パイレットギア(魔防23、最大HP+230) トレ@モスフォーラ山地・北の山すそ ★ねじりはちまき(魔防20、最大HP+170、ちから+2) トレ@モスフォーラ山地・岩板のそびえる路 ★レッドキャップ(魔防18、最大HP+150、活力+3) ★ブリガンダイン(物防18、最大HP+160) 交易品「赤のコーディネイト」 ・クァールの毛皮×3:パンサー(落1盗1密1) ・良質の皮×2:ザグナル(落2密1)、ヴァイパー(落3)、パイソン(落4) ・闇の魔石×3:黒チョコボ(落1盗1)、闇のエレメント(落1盗1)、モルボルキング(落2盗1)など ※レッドキャップはヘルハウンド(落4)やトレ@オズモーネ平原・ひびわれ谷からも入手可能 ※ブリガンダインはトレ@オズモーネ平原・ひびわれ谷からも入手可能 ※レッドキャップもブリガンダインも、ガリフの地ジャハラで買える。 魔装備 ★黄金のスカラー(魔防58、魔力+10、スピード+3) デッドリーボーン(ナブレウス湿原の個体、盗3) ★黒の仮面(魔防53、魔力+8、闇属性吸収) バンシー(落4) ※交易品「黒の装備」で既出だが、たくさん集めるならここで ★司祭の帽子(魔防50、魔力+6、スピード+5) トレ@バルハイム地下道・ゼパイア連結橋 ★クリリカルガウン(物防37、魔力+9) トレ@バルハイム地下道・ゼパイア連結橋 ★大地の帽子(魔防41、最大HP+80、魔力+7) メリッサ(落4)、ブエル(落4) ★アストラカーン(魔防37、魔力+6) スプリンター(落4) ★黒頭巾(魔防33、魔力+5、スピード+4) ヴァルチャー(落3) ★黒装束(物防27、魔力+6、スピード+3) パンプキンヘッド(盗3) ★ラミアのティアラ(魔防25、魔力+4、活力+7) ★妖術師の服(物防21、魔力+7、活力+10) 交易品「惑わしの衣装」 ・良質のウール×3:フォーチュンラビ(落1密1) ・地竜の皮×1:アースドラゴン(盗2) ・氷の魔石×4:ガリフ族の冒険者(落2) ※ラミアのティアラは、バルムー(盗)で既出。 ★魔道士の帽子(魔防21、最大MP+10、魔力+5) ウー(密2) 盾 ★デモンズシールド(回避40、闇属性吸収) 交易品「まがまがしい盾」 ・千年亀の甲羅×2:エメラルタス(落1盗1密1)、ジルコンタートル(落1密1) ・戦馬の殻×8:ワイアード(落3) ・リョスアルブ×1:精霊リョスアルブ(落3盗3) ★イージスの盾(回避13、魔法回避50) パンドラ(落4) ★プラチナシールド(回避20) 交易品「プラチナ製の装備」 ・虫の甲殻×2:キラーカッター(パラムカ断層の個体、落1盗2密1)、アンタレス(落3密1) ・巨人のなめし革×5:フンババ(落2密1)、ディコタイタス(落1盗1密必) ・雷の魔石×6:フンババ(落1盗1)、ライジングビスト(落1盗1)、雷のエレメント(落1盗1)など ★ダイヤシールド(回避18) キラーフィッシュ(東ダルマスカ砂漠・ヨーマ大砂丘の個体、落3) ★アイスシールド(回避16、氷属性半減) 交易品「みがかれた防具」 ・竜の殻×1:シールドドラゴン(落1盗1密1) ・良質の皮×2:ザグナル(落2密1)、ヴァイパー(落3)、パイソン(落4) ・土の魔石×4:ザグナル(落1盗1)、モルボル(落1盗1)、クレイゴーレム(落1盗1)など
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/561.html
マイルストーン 砂漠が切れ、緑が所々生い茂る大地に反乱軍が集結していた。 かつて帝国と王国の国境だったその場所は、灌漑施設で痩せた土地でも食物を育てることができる地だった。 深紅の飛空艇が青空から舞い降りて、旗艦と思われる飛空戦艦へと近づく。 大空を埋めるのは反乱に参加する各地の飛空戦艦と艦載の突撃飛空艇で、編隊を組んで訓練と哨戒を繰り返していた。 「さて、バルトフェルト侯の旗艦に到着したわけだが、どうするつもりだ?」 飛空艇のドックにセイバートリィを停めてアレックスがラクスを振り返った。再三の警告を無視し、哨戒機や反乱軍所属の飛空艇をすり抜けた彼が、何でもないことのように問う。 覇王の剣を握り締めるラクスは、操縦席越しに振り返る彼を見据えて言う。 「決起を収めて頂く様にお話します」 ミーアがステラを抱き寄せて、アレックスを見る。 二人がお互いに顔を見合わせて頷き、席を立ったのは一人。 「では、参りましょうか? 王女様」 キラが嫌な顔をしたのもお構いなしに、アレックスが背中を押す。 「ミーア、後を頼む」 「大丈夫よ」 ラクスが早足でコックピットを出て、キラに続いてアレックスも飛空艇を降りることになった。セイバートリィは反乱軍の兵士達にすっかり囲まれていたから、ミーアとステラは残って正解だった。 「この飛空艇に手を触れないで下さい」 ラクスが釘を刺し、二人の男を従えて艦橋へと向かった。警告を無視して強行突破し、無理やり飛行戦艦に着艦した犯人がピンクの髪の女性と来て、乗組員達は度肝を抜かれていた。 たゆたう長い髪を結い上げて、毅然とした眼差しをした女性はアプリルの王女その人。そして、後ろに続くキラの姿を見て息を呑むのだ。 死んだはず。王女も将軍も。 緊張した面持ち二人を他所に、一人アレックスだけが物珍しそうに空中都市製の飛空戦艦をチェックしていた。艦内のクルーも『こいつは何者だ?』と怪訝な視線を寄せていたが、本人は我関せず、通路やパネルの計器類を触れて回る。 幾つも通路を折れて、エレベータで昇った先に衛兵がずらりと待ち構えていた。 「俺はここに残ろうか」 ラクスとキラが振り返る。 どうして? と彼女の目は語っていたが口にはしない。 「誰か一人、扉の前で待っていないと駄目だろう」 「そうだね。万が一の事を考えると彼の言うとおりだ」 ラクスとキラが扉の向こう、バルトフェルト侯の待つ艦橋へと消えても大勢の衛兵に一人混じって、扉の前で待つアレックスは壁に背を付ける。腕を組んで凭れて待つ姿を反乱軍の衛兵達が物珍しそうに眺めていた。 ラクスとキラが艦橋に足を踏み入れた時、バルトフェルト侯は杖を両手で床に突き、前方の大地を眺め降ろしていた。悠然と構えた態度は確かに帝国と連邦の間で舵取りをしてきた老成した男の雰囲気を醸し出していた。 ラクスはその様子を見て僅かに眉をひそめる。 バルトフェルト侯は奥方もおらず、まだ不惑を超えたばかりの歳。空中都市を挟んでアプリル王国と帝国に義理立てし、独立を保ってきたとは言えここでアプリルに大きく舵を取らせてしまった。 彼と彼の民をアプリルの命運に巻き込んでしまった。 振り返った侯は、そのような事を微塵も見せずに問う。 「二人だけかね。シンや、あの空賊はどうした?」 「シン・アスカ・プラント殿下は帝都ですわ。・・・アレックスは―――」 「あの空賊なら扉の外で待ってますよ、バルトフェルトさん」 「ふうん。それで、ラクス王女。君は何をしに来たのかねえ、まさか止めに来たとか」 「そのまさかですわ」 これには艦橋にいた誰もがびっくりしてバルトフェルト侯爵と向き合うラクスを見た。ピンク色の長い髪や優雅な声は誰しも一度は聞いたことのある、王女の姿と一致していた。今しがたも、侯爵は彼女を『ラクス王女』と呼んだ。 「おやおや。よりによって君がそれを言うのかい? この決起が何の為のものか知らないわけでもあるまい」 反乱と呼ばれようとも、彼らの願いは一つ。失われた祖国の回復であった。 帝国に吸収されたアプリル王国の再興。たとえ、この決起が帝国の皇帝崩御の喪中を狙ったものであっても、どんな可能性でもあれば見逃すわけにはいかなかった。 「勿論、存じております」 「我々に残された時間は思うほどに多くはない」 あえて言えばこれは千載一遇の機会なのだ。 これ以上帝国の支配が長引けば、帝国領土としてのアプリルが定着し、徐々に王国の空気は失われてしまうだろう。その上、かつての王都アプリリウスに居を構えた執政官はよくこの地を収めていた。 「イザーク・ジュール・プラントの居ない今が、絶好の機会だと思うがね」 その切れ者の執政官も、さすがに皇帝崩御の為に留守にしている。 軍事的才能にも人心の掌握にも長けた亡き皇帝の息子の一人は、意外とアプリリウスの民から信頼を寄せられ始めていた。アプリリウスでもアプリルの街道沿いの街でも、以前ほど帝国に対する呪詛を聞くことはなくなった。 「勝てるとお思いなのでしょうか?」 「皇帝の息子達やフェイスマスターならまだしも、彼らは皆帝都だ。また勝てるだけの布陣が揃った、こんな事はもうないだろう」 ラクスはバルトフェルトの視線につられて艦橋から解放軍を見渡した。 アプリルを帝国から解放する為の大艦隊は、様々な形の飛行戦艦が並び、今もひっきりなしに飛空艇が哨戒を続け、艦橋近くを飛空艇が飛び去った後、ブリッジのクルーが慌しく動き始めた。 「犠牲となる命を惜しむか、本当に君は聖女だな」 「聖女などと・・・本当に帝国が何の手も打たないとお思いでしょうか?」 皇帝崩御は突然のことだったけれど、後手に回るような帝国だろうか。ラクスの問いかけにバルトフェルトは口をつぐんだが、艦橋に届いた通信は彼女の杞憂を見事に言い表していた。 「東方の哨戒機より打電。ユニウス領上空に帝国の艦隊を発見。数はおよそ・・・・・・2個軍!!」 ラクスは候の表情から力が抜けるのを見ていた。 薄く笑って瞳を閉じるその姿。 「バルトフェルト候・・・」 「なるほど王女、君の言うとおりだが、数だけで負けと決まったわけではないぞ。そうだろう? ヤマト将軍」 侯爵は矛先をラクスからキラに変えて、問いかけた。 「例え確立は低くとも、引けない時があると思わんかね」 2年前の王国陥落時に最後まで抵抗した元将軍に、勝てる見込みがなくとも、立ち向かわなければならない時があるだろうと。 「勝てなければ唯の犬死ですよ。いや、今よりひどくなるかも知れない」 キラの返事は短かったが、現実だった。 たとえ緒戦で勝ったとしても、独立を勝ち取るまでにどれだけの血が流されるだろうか。まして、敗れた時の光景はいかほどのものだろう。恐らく二度と独立など思わぬように徹底的に弾圧されるだろう。 「皆様の決意を無駄にしないために、今一度お考え直し下さらないでしょうか? アプリルの為にも」 ラクスにとっても、アプリル再興は譲れない夢だ。 だからこそ、その為に、今ここに集う力を絶対に失うことはできない。今はまだ帝国に敵わなくとも、いつか支配を打破する時に必要となるのだ。 「バルトフェルト候、どうか・・・!」 思案する男を決断させたのは、哨戒機からもたらされた帝国軍の情報だった。 「哨戒機から続報。旗艦ヴェサリウス・・・これは・・・帝国第3軍です! さらに、艦橋に白のインペリアルフラッグを確認!」 フッと笑って杖で床を一つ打った。 ブリッジのクルーの誰もがバルトフェルトとラクスを見上げていた。 打電にあった旗艦名ヴェサリウスは有名な帝国の高速飛空戦艦で、インペリアルフラッグは皇帝直々にしか与えられない特別旗。まして、その旗の色がプラント王子の貴色の白と来ては、その艦隊を指揮する者が誰なのか知らしめているのも同然だった。 「さすがに鎮圧ごときに重飛空戦艦は出して来んか・・・しかし、よもやイザーク殿下のお出ましとは」 戦争は一人ではできない。 末端の兵士1人1人にまで命令が行き届き、勝利への確信がなければ無理な話だった。イザーク・ジュール・プラントが来ると聞いて、前線の兵士達が浮き足立つのは無理のない話しだろう。バルトフェルト候でさえ、王子やフェイス達が出向かないからという条件の下に決起しているのだから、大前提が崩れてしまう。 「僕は勝ち目のない戦はしない主義でね・・・解放軍各艦に伝令。訓練中の飛空艇を収容しつつ、各艦転舵。警戒を怠るな、集合地点は追って通達する」 「ありがとうございます」 ラクスはバルトフェルト候に緩く笑みを向け頭を下げた。 一触即発の危機の最中、シン達を乗せたハイネの飛空艇はユニウス領上空を飛行していた。草木一本ない荒涼とした荒野はなぜか昼だというのに薄暗く空は黄昏ていて、地上を蛍のような光が舞っていた。形を留めない建物の残骸が延々と続き、豊かだった地形も平らげられていた。山も丘も、河も湖も何もなかった。微かに揺らぐ仄かな光以外、何もない地。 シンは上空からユニウス領を見下ろしていた。 幼い時に数回、兄に引っ付いて訪れた事があった。兄が死んでユニウス領が無くなってしまってから、初めてその惨状を目の当たりにする。 「これがユニウス・・・」 豊かな農地が広がり、緑に覆われた土地だと記憶していた。 街道を進めば土地の農民が手を振ってくれ、春先にキャベツの収穫を兄と一緒にしたのを覚えている。それが、今は見渡す限りの荒野、いや、命の気配が感じられない幽玄の場所だった。 「アスラン様の封土だったなユニウスは・・・皇帝の座を巡って兄弟が争った結果がこれとはな」 同じように地上を見下ろしていたカガリが零す。 「カガリは兄上を知っているのか?」 「残念ながら、まだその時は下っ端だ。今居るフェイスで当時から居たのは・・・フェイス・グラディス・・・で、そうちょうど、ディアッカがフェイスに成り立てだったか」 一時代に数人しかいないというが、二人というのは少なすぎる。シンは不思議に思った。 「二人の時代もあったんだな。それに比べれば今は多いんだ」 「いや、確かもう一人いたぞ? この争いに巻き込まれて行方不明になっている、なんて名前だったかな・・・」 フェイスと言えば帝国の象徴であるというのに、行方不明とはどういうことだろう。シンは深く考えずに口に出していた。 「フェイスのくせに、だらしがないなあ」 「言ってくれるな、耳がいた―――くっ」 突然飛空艇が上下さかさまになり、シンはしたたか背中を打ちつけることになった。ひっくり返ることはなかったが、案の定フェイスのカガリはそんなことなくて飛空艇の座席にしっかりとつかまっていた。 「危ないなっ、もう!」 そう言えば、前にもこんなことがあったな、と。 「悪い悪い、手が滑ったぜ」 笑いながら飛空艇を操縦するハイネが、そう言いつつ片手で操縦しながら振り返るものだから今度は身体が急に軽くなった。ぐんぐんと迫る地上がコックピッドから覗いていた。ぎょっとしてシンは叫ぶ。 「ちょっと、前、前っ!! わ――――――っ」 地上の建物のあとがくっきり見えるところで姿勢を立て直した飛空艇は埃を巻き上げ、しっかり機体を何かにちょっぴりぶつけて舞い上がった。 「ふ―――っ、危なかったぜ」 額の汗を拭いながら息を吐くハイネが両手で飛空艇を空へと掛ける。 「前見て操縦してくださいよっ!」 間一髪の所で助かったというのにハイネにはあまりそこまでの危機感はなかったようだ。こんな所で操縦不注意で命を落とすのは洒落にならないと、シンは今更ながらゾッとする。 「そう、カリカリするなって。男のくせにうるさい奴だな」 「うるさいと言う問題ではないぞ、真面目にやれ」 便宜上シンを守る立場にある彼女にとっても笑い事ではないので、釘を刺すカガリ。お守りする王子もろとも飛空艇の事故で死亡とは、笑い話にもならず、連邦に一矢報いるどころの話ではない。 だが、肝心の飛空艇の主は随分と楽観的で。 「フェイスもこれくらいのことでぶつぶつ言うなって」 「ブツブツだとっ!?」 早速、片手で操縦していた。 「それともアレの日―――ぐへっ!?」 カガリの一撃に飛空艇が大きく揺れた。 「ぶつかる、あ――――――っ!!」 「バカ野郎、静かにしろ。帝国の艦隊だっ」 地上すれすれと飛ぶ飛空艇の遥か前方の上空に、西進する大艦隊がいた。中央よりやや後方に位置する白銀色の飛行戦艦にシンは見覚えがあった。 まだシンには与えられた艦隊はなく、皇帝不在の帝国でこの先、シンが正式に艦隊指令に任命されるかは不透明だけれど、皇帝の王子達は皆、自分の艦隊を持っている。 艦橋に翻る旗までは見えはしないが、きっと白い旗が翻っているはずだ。 「兄上があそこにいる」 隊列の大外を抜けて、飛行戦艦の周りを周回しながらカガリが怒鳴っていた。 「だから、私はフェイスマスター・カガリだ。イザーク殿下に火急の用件があると言っている!」 通信装置を壊す勢いで彼女は叫ぶが、応答はちょっと待ってくれの一点張りだった。 「あのさ・・・もうちょっと落ち着いてしゃべったら?」 「なら殿下が、あのうるさいハエどもを説得してください」 イザークの乗るヴェサリウスの周りには警戒の為の飛空艇がわんさか群がっていて、容易には踏み込めない徹底振りだった。さすがはイザークの部下である、飛空艇のパイロットの1人まで皆頑固者だった。 まず最初に、兄に会いに来たと告げたシンの声は一蹴に伏されたのだ。 ならばと私がと変わったカガリまでも、相手にされない徹底振り。 「やっぱり、強引に着艦しちゃおうぜ」 「兄上に伝わりさえすれば、こんな奴らっ」 3人ともそれしか方法がないかと諦めかけた時、シン達の乗る飛空艇がヴェサリウスから曳航のワイヤーに拘束された。 『速やかに貴艦の所属を明らかにされたし』 今までとは違う対応に少しは上のものに伝わったのかと安堵したシンは、カガリから通信装置を奪って、目いっぱい大声で怒鳴った。 「俺はシン・アスカ・プラント。そこにいる兄上に会いに来た! 兄上と話がしたい」 会って話して、アプリルの反乱軍を殲滅するなんてことを阻止するんだ。 せっかく上手くアプリリウスを統治していたのに、こんなことで旧アプリルの艦隊を殲滅させたら。ようやく芽生えた帝国への信頼だって吹き飛んでしまう。 あのラクスが皇帝崩御の隙を付いて挙兵するわけないんだ。 「殿下の護衛のフェイスマスター・カガリだ。そこを通せ」 『今しばらくのお待ちを』 ぶつりと切れた通信に3人は固唾を呑んで返答を待ったが、未確認飛空艇接近の報告を受けたヴェサリウスの艦橋ではイザークが米神に指を当てて、蒼い瞳を閉じる羽目になっていた。 何をしに来たんだ、シンは。 帝都でおとなしく待っていればいいものを。 拠りによってフェイスマスター・カガリも一緒だと? ディアッカは何をしていたんだ。 艦隊は既にユニウス領を抜け旧アプリルとの国境地帯にまで進んでいた。反乱軍が駐屯している地はもう目と鼻の先である。 「殿下、如何がなさいますか?」 伝令役の女性が回答を要求してきた。 茶色の長い髪を後ろで縛った、やや無表情な女性はそれでも、イザークのことを気遣ってはいたようだった。 「弟君とお話されますか?」 溜息を付く。 イザークの方に今話をすることはない。あるとすればシンの方にあるのだ。わざわざ進軍中の帝国艦隊にまでやってくるとはつまり、シンの話たい内容とはその物ずばり、この進軍についてなのだろう。 安っぽい正義では国は治められん。 ラクス王女にほだされたのか。それとも、空賊に感化されたのか。 こんな所まで意思を伝えにやって来たシンの成長を少しは喜びたい反面、訴えを聞き入れてやることはできないだろう。 王子二人がアプリルの反乱軍を巡る会話をすることで艦隊に与える影響も。 イザークは伝令の女性に指示を出す。 「即刻、帝都へ送り返せ!」 「はっ。了解しましたッ」 踵を鳴らして伝令が去って行くと、ヴェサリウスから飛空艇一個編隊が問題の飛空艇を取り囲んだのが分かった。後は上手く誘導して帝都へ送り届けてくれるだろう。 「殿下」 「今度は何だ」 飛空艇が見えなくなったことを確認して、イザークは今一度視線を伝令へと向けた。 「南西に敵艦6。反乱軍かと」 ラクスは目の前に立つキラの背中越しにバルトフェルト侯の声を聞いていた。 前にも後ろにも艦橋の兵士達が取り囲み身動きできない。けれど、状況は刻一刻と差し迫った方向へと向かっていく。 「君を行かせるわけにはいかないな」 「わたくしが説得します」 艦橋に伝えられるのは、転進して衝突を回避するはずだった解放軍の一部が帝国軍艦隊に向かって進み始めたと言う事。バルトフェルト侯が状況の不利を説いて再度期を伺い、その時の為に英気を養えを命令をした後だった。 納得できない者達がアプリル復興を掲げて進軍し始めたのだ。 「止めたまえ、一度決壊したものを元に戻すことはできない」 ラクスは折角収まりそうだった戦争の針が一気に進んだのを感じていた。 ぴりぴりと肌に突き刺さる空気は開戦の前触れだ。2年前にも経験した、あのある種の絶望的な高揚感が全身を、この艦橋を包んでいる。 合流する艦あり! ブリッジの通信途絶えました。 最後に入ってきた言葉は、アプリルに栄光あれ。独立を! ラクスは自分1人でも早まった飛空戦艦に乗り込もうと艦橋を飛び出そうとしたが、それをバルトフェルト侯に阻まれたのだ。今はキラの背に守られている状態。 帝国軍との距離500。 あと20分で射程距離内に入ります。 何としてでも追随させる艦を出させるな。 報告だけが頭に入り、自分はここで見ていることしかできないのか。 それだけではない。見ているだけではなく、見捨てるのだ。なぜならバルトフェルト侯の指揮する旗艦は帝国軍に背を向けているからだ。頭では分かっていても、アプリルの民を守るという王女しての責務が圧し掛かる。 止めなくては。 この戦いは、戦わなくてもよかったはず。 「お願いです。まだ20分あります、帝国の司令官がイザーク殿なら!」 「本来なら君が盟主だろう、ラクス・クライン王女殿下」 ラクスは歯を噛み締める。 何の為に自分がここまで来たのか、これでは分からなかった。 祖国の復興の為に身を隠して、種石の秘密を追いかけていたのはなんだったのか。 庇護を逃れて危険に飛び込んだのは、何もできない自分が悔しかったからではないのか。守られるだけ、準備万端整った所で最後に一声発するだけの存在になりたくなかったからだ。その為に、剣すら手にしたのに。 今ここで何もできずに守られてしまったら。 「キラ」 何としてでもここを。 ラクスが心で最後の手段を考えている時、艦橋の入り口付近で派手な音が沸き起こった。 「ホント、いいタイミングだよね」 バタバタと倒れていく兵士達をまたいで乱入してきたのは、アレックスだった。 「早く。急ぎませんと!」 形勢の逆転を見てもラクスを捕らえようとする兵士をキラがなぎ倒して、ラクスとキラが艦橋を走り去る。最後、バルトフェルトは後片付けをするアレックスと目が合った。 「君は一体、何がしたいのかねえ」 アレックスは何も答えずに身を翻して艦橋から姿を消した。 ミーアの機転でいつでも飛び立てるようになっていたセイバートリィが、取って返して帝国軍に向かって進撃する決起艦隊へと向かう。少し毛色の違う飛空戦艦はアプリルより南部地方のものだろうか。 「アプリルの艦じゃないな。どこの出だろう、あの型・・・どこかで見たことが」 考え込むキラを他所にミーアの声が上がる。 「駄目。全然繋がらない!」 「無理でもお願いします。呼びかけ続けてください!」 コックピットから通信を入れようとしたが、確かな返事はない。 セイバートリィは足自慢だが、たとえ決起した飛空戦艦に追いついても戦艦の足を止めることはできない。艦橋に繋がらなければ話すこともできず、解放軍旗艦に乗り込んだように直談判をする時間もない。 「どうするの? ラクス。このままだとすぐに開戦だよ」 「向こうからも先走った奴が一機来るな。それに、後ろを見ろ」 飛び出したラクスを守るためにバルトフェルト侯率いる解放軍主力も後方に留まっていた。点在する青い光は突撃飛空艇が多数発進した合図で。前方にも同じだけの光を無数に確認できた。 もはや、セイバートリィからも帝国軍が視認できる。 空を黒く染める大艦隊が鎮圧の為にアプリルと帝国の国境付近にまで来ていた。 恐らく今頃はお互いに射撃の調整を一生懸命しているだろう。 「戦艦が一杯、ねえミーア、何が始まるの?」 戦争よ。とは誰も言えなかった。 ラクスは胸にしまった種石を握り締める。 あの艦隊に、目の前の飛空戦艦と後方の同志の艦が落ちてしまう。 わたくしはなんて無力。 戦争を止めたい。 止めたいのに。 ―――ラクス。 「アスラン!?」 ラクスはハッと顔を上げた。 目の前に居るのは青白い光に包まれたアスランで、伸びてきた手がそっとラクスの両手を包んだ。握り締めた種石が熱かった。指の間から光が漏れてコックピッド全体を照らしていく。 君に力をあげる。 帝国軍を退ける力を。 アプリルを帝国から解放するんだ。 「よせっ!」 操縦席から立ち上がったアレックスが叫んでいた。 ラクスに微笑むアスランと、アレックスが重なる。 手の中の種石は持っていられない程熱くなり、光り輝いてやがてひとりでに宙に浮き上がった。 「駄目よ!」 アレックスが目を瞠る前を過ぎる影。長い桃色の髪がなびき、宙の種石を掴もうと手を伸ばしていた。 「ミーアさん!」 しかし間一髪取り戻したのはラクスで、驚いて必死の形相をしているミーアを見つめていた。 「もう止められないわ。今すぐそれを捨てて、できるだけ遠くへ逃げるのよ!」 ミーアは無茶を承知でコックピッドの窓を開ける。途端に舞い込む風が吹き荒れるが、ラクスにはどうすることもできない。 手の中の種石を捨てる? 目の前にいたアスランは消えていて、ラクスの問いには答えなかった。熱さと光を増した種石を見て思い出した。帝国軍の戦艦が消失した事件、今まさにあの時と同じことが起こっている。 やがて本当に持っていられなくなり、ラクスは手を離す。 宙に浮かぶ種石を飛空艇の外に放り投げたのはアレックスだった。 戻る 次へ ようやくここまで来ました。暁の種石発動です。本当は艦隊戦を描きたかったけど無理でした。「ッて―――っ!」と「回避―――っ!」だけじゃない艦隊戦って、戦術や艦隊運用のことが分かってないと難しいですよね。こうした戦争部分は雰囲気で読み進めていただけると嬉しいです。細かい距離や時間計算とかしないでちょ。
https://w.atwiki.jp/trio/pages/236.html
徹底抗戦決定翌日、オーブ軍本部特別会議室。 カガリ「覚悟はしてたけどやっぱりキツいな…」 アスラン「カガリ…」 キラ「オーブに住んでる人達はどうしたの?」 カガリ「だいたい全人口の30%がこの国を出た。残りの70%がシェルターへ避難してこの国に残っている。中には軍に志願してくれる人達もいたんだが、さすがにそれはな…」 ムウ「当然の判断だな。訓練もロクにつんでない民間兵に出てこられても、ハッキリ言って足手まといだからな…」 カガリ「気持ちはとても嬉しいんだけどな…」 アスラン「カガリ、こちらの兵力はどれくらいなんだ?」 カガリ「主力のムラサメや一世代前のアストレイを引っ張り出して、やっと地球軍と互角って所かな…」 ムウ「地球軍と互角、か。要するにザフトまで手が回らないのね」 カガリ「ああ。そこで、本当に申し訳ないんだが、もう一回だけオーブに力を貸してくれないか?頼む!」 そう言ってテーブルに手をつけ、深々と頭を下げるカガリ。 さすがにこの行動には会議室の皆が驚き、しばらく部屋は静まり返った。 その静寂を破ったのは・・・ キラ「カガリ、顔を上げて?カガリがそんなことしなくても、僕達は初めからそのつもりだよ」 アスラン「当たり前だ。あんな理不尽な条約でこの国を失うわけにはいかないからな」 ムウ「いろいろこの国には世話になってるしな」 キラ「ね?だからカガリも僕達にもっと頼って大丈夫だよ?一緒に戦おうよ!」 カガリ「お前等・・・ありがとう…本当にありがとう…」 カガリは感謝の涙を流し、他の皆はそれを暖かい眼差しで見守り、全員の意志が固まった! そう思った、その時・・・ アウル「話終わった~?いい加減飽きちゃったよ」 スティング「ア、アウル!」 この無駄に暖かい雰囲気に嫌気の刺したアウルがついに抗議の声をあげた。 そしてアウルのその行動にかなりビビっているスティング。 スティング「ちょ、空気読めよ、アウル!さすがに今のはタイミング悪すぎだろ」 アウル「だってヒマなんだからしょうがないじゃん」 ムウ「アウル!少し静かにしてろ!台無しじゃないか!ほかの奴を見習え!」 アウル「他の奴を見習えって言われてもさぁ…」 そういってアウルは自分の仲間達を見るが… オルガ「・・・(読書中)」 クロト「あ!この!…(ゲーム中)」 シャニ「♪~♪~♪(音楽鑑賞中)」 ステラ「ZZZ…(睡眠中)」 アウル「見習うとこなんかないじゃん!むしろさっきまで何もせず大人しくしてた僕を見習わせるべきだね!」 オルガ「うるせーな!おい、オーブの姫さんよ、会議は終わったのか?」 カガリ「ん?実際会議といってもお前達に協力要請しただけだからな。終わったと言えば終わったな」 クロト「じゃ、部屋に戻っていいかな?あ、もちろん僕達も戦闘には協力させてもらいますよ」 カガリ「お前達も、ありがとうな…」 オルガ「う、いや、まぁ当然の事だよな。なあ、クロト?」 クロト「そ、そうそう。恩返しというか罪滅ぼしというか…。と、とにかくそんな感謝される事じゃ…」 カガリ「・・・」 ムウ「ハハハ、コイツら感謝されることに慣れてないからね。ましてや、自分達が襲ったオーブのお姫様に感謝されるなんて思ってもいなかったんだろうな」 オルガ「うるせぇ、うるせぇ!終わったんなら帰るぜ!オラ!シャニ、ステラ、帰るぞ!」 シャニ「ん」 ステラ「うぇい…」 ムウ「あ、お前ら。今、この基地の中には俺達の仲間がたくさん集まってきてるからな。問題だけは起こすなよ」 スティング「りょーかい。連絡事項はそれだけか?」 オルガ「ないよな。じゃ、今度こそ…」 キラ「あ、オルガはここに残って」 オルガ「はぁ?何だそれ!」 キラ「そのまんまの意味だけど…」 キラからの居残り宣告に慌てるオルガ。そんなオルガをよそに他の人達は退室を始める シャニ「居残りさんは残して帰ろうぜ」 ステラ「オルガ、居残り居残り~」 アウル「だっせぇ!」 クロト「残・念!僕達は帰るよ~」 スティング「悪いな、そういう事だ。では、お先に…」 オルガ「あ、クソ!待ちやがれ!」 オルガを残し、他の六馬鹿は退室していく。それに続きアスランとムウも退室していった。 部屋に残っているのはカガリとキラとオルガの三人だけ。 オルガ「ったく、何だってんだよ…」 カガリ「早く帰りたいみたいだから単刀直入に言うぞ。実はお前の機体、カラミティだったっけ?少しパワーアップさせようかと思うんだ」 オルガ「パワーアップ?オイオイ、マジかよ!何だ、そこのキラみたいにドラグーンって奴でもつけてくれんのか?」 カガリ「違う。そんなモノをお前に与えたら大惨事になるに決まってる。というか、武装を追加するわけじゃない」 オルガ「んだよ、つまんねぇな。じゃあ、何をパワーアップするんだよ」 カガリ「その、あれだ。中身というかなんというか…よくわからん!キラ!」 キラ「ハイハイ。カラミティにはね、僕のと同じマルチロックシステムを付けようかと思うんだ」 オルガ「マルチロックシステム?」 キラ「うん。今度の戦闘はきっと特機がたくさん前線に出てくる。そしてそれ以上に量産機の数は半端じゃないと思うんだ」 オルガ「まぁ、そうだろうな」 キラ「で、その量産機は僕のフリーダムと君のカラミティで担当しようかと思ってる。僕達の機体は他の皆より火力があるからね。あ、もちろん特機も担当するよ」 オルガ「それで?っつうか、マルチロックシステム(MLS)ってなんだよ」 キラ「えぇと、MLSはね、一気に複数の敵をロックできるシステムのこと。そのおかげで僕はあのフルバーストが可能なんだ」 オルガ「つまり、それが俺の機体につけばカラミティもフルバーストってのができんのか?」 キラ「うん、できるよ。オルガのカラミティは今のままだと一機しかロックできないからね」 オルガ「マルチロックシステム…。よっしゃあ!じゃあ、早速取り付けようぜ!」 カガリ「パーツとかは格納庫にあるから自由に使ってくれ。オルガ、お前の機体には期待してるぞ!」 オルガ「任せろ!ハハハッ、一週間後が楽しみだなぁ!アハハハッ!」 オルガの高笑いが会議室に響き渡った…。
https://w.atwiki.jp/suteteco/pages/190.html
国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド(後編) 231 :国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド [sage] :2005/12/29(木) 01 48 18 ID ??? イザーク「ディアッカ! 打ち合わせ通りにだ! 分かってるな!」 ディアッカ「当然!」 メイリン『ディアッカ選手が前衛につき、イザーク選手がビームアックスを構えて後衛につきました! ディアッカ選手も両手にビームサーベルの様なものを持っています』 カガリ「お笑いコンビの小細工に惑わされるか! キサカ!」 キサカ「応ッ!」 メイリン『ランボーみたいな装備のキサカ選手、手当たり次第ミサイルを乱射! ジュール隊代表にミサイルの雨が降り注ぎます!』 コートニー『キサカ選手の武器は全てカートリッジ式で、本体からのエネルギー供給がない。 これなら幾ら撃っても本体のエネルギーがダウンする事はない。これは傭兵がよく使う 省エネルギーな戦い方だ』 メイリン『そうこうしている内にもイザーク選手、両肩のガトリング砲でミサイルを迎撃します!』 イザーク「一発も撃ち漏らさん! ディアッカ、行け!」 ディアッカ「グゥレイト! じゃあ、一発ブチかますか!」 カガリ「チィッ! 弾幕薄いぞ! 何をやっている!」 ディアッカ「お前が……」(ビーム刃展開) カガリ「ッ!」(咄嗟にシールド防御) ディアッカ「言うなッ!!」 スパァーン!! メイリン『……スパーン?』 コートニー『ディアッカ選手のあの武器だ。手元の資料によると、ビームハリセンらしい』 メイリン『ザフトの科学力は宇宙一ィィィィィ――――?!』 コートニー『何基ものビーム発生装置を仕込み、幾重にもビーム刃を展開させる、 極めて攻撃能力の高い武器だな』 カガリ「クッ! シールドを持っていかれたか!」 ディアッカ「今日はノー・ボケだってな! このビームハリセンだって真面目に使うぜ!」 カガリ「このネタキャラが! 大人しくボケていればいいものを!」 イザーク「巧く引きつけたな、ディアッカ……そこッ! 脇が甘いッ!」(ビームアックスで切りかかる) カガリ「お前もだ、このオカッパ! ファン○ル!」(避けつつドラグーン射出) メイリン『ついに伏せ字使った――――――?!』 コートニー『アカツキの量子インターフェースはレジェンド等に使われているものと同じく、 子供からお年寄りまで誰でも安心して使える親切設計だ。 絵に描いた様なナチュラルのカガリ選手でも、ドラグーンを十分扱える』 カガリ「そしてキサカ! やれ!」 キサカ「照準よし! 当たるなよ、カガリ!」(ビーム砲発射) メイリン『キサカ選手のアカツキから、高出力ビームが発射! しかし、イザーク選手軽々とかわします! ……いえこれは! ビームがドラグーンに当たって反射されました! 予想外の角度からイザーク選手を強襲します!』 232 :国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド [sage] :2005/12/29(木) 01 49 09 ID ??? イザーク「何ッ?!」(シールドで何とか防ぐが、左肩のガトリングを落としてしまう) カガリ「ハハハハッ! まだまだだ!」(連発されるビームをドラグーンで跳ね返していく) ディアッカ「イザーク! ……クソッ!」 キサカ「邪魔はさせん!」(ディアッカにミサイル発射の後、再びビーム発射) メイリン『イザーク選手、一方的に翻弄されています! コートニーさん、これは?!』 コートニー『ふむ……俺独自の解釈でよければ話そう。恐らく、Ex-Sガンダムのリフレクターインコムを 参考にした戦法だな』 メイリン『リフレクターインコム?』 コートニー『特殊インコムでビームを偏向させる事によって、イレギュラーな角度からの攻撃を可能にしたものだ。 まあ、ここまでくると参考と言うより丸っきりのパクリだな』 メイリン『ぶっちゃけちゃったこの人――――――?!』 コートニー『しかし、ドラグーンにまでヤタノカガミが使われていたのは興味深い。戦術の範囲がグンと広がる』 カガリ「墜ちろぉッ!」 イザーク「……だがッ! 伊達に貴様らのガンダムへの対策をしてきた訳ではない!」(ガトリング砲発射) カガリ「ふん、ビームなら効かない……」 ガガガガガガガガガガッ!! カガリ「な、何? 実体弾か!」 メイリン『何と! イザーク選手、スラッシュウィザードのビームガトリングを実体弾を撃つ仕様のものに換装して、 この試合に臨んでいた様です! シールドのないカガリ選手のアカツキ、為す術なく弾丸の洗礼を受けます!』 コートニー『ん? アカツキの装甲に幾つも傷がつけられているな……』 イザーク「やはりな! PS装甲なら最初に灰色になっていなければいけないが、お前は最初っから そのアホの様な金色だ! という事は、お前のガンダムはPS装甲じゃない! つまり、ビームは跳ね返せても、実体弾を防御する能力はない、という事だ!」 カガリ「チッ、見抜かれたか……だが、当たらなければ!」(尚もリフレクター攻撃) イザーク「フッ、俺を誰だと思っている!」 メイリン『イザーク選手、反撃に転じました! 今度はカガリ選手のアカツキではなく、 周囲を飛び回るドラグーンをターゲットに定めた模様です! 一機、また一機と落とされていきます!』 イザーク「ナチュラルごときのオールレンジ攻撃、見切れない俺だとでも思ったか!」 キサカ「カガリ、ドラグーンを戻せ!」 カガリ「……ッ、分かっている!」(ドラグーンを戻す) ディアッカ「イザーク、ナイスだぜ!」 イザーク「一気に畳み掛けるぞ! 体勢を立て直させるな!」 ディアッカ「OK!」(ミサイル発射) メイリン『ディアッカ選手もミサイルランチャーを使用! ……っと、空中でミサイルが爆ぜて小型の弾を 撒き散らしています! どうやらディアッカ選手も、対アカツキガンダム用として クラスター爆弾を用意していた様です!』 233 :国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド [sage] :2005/12/29(木) 01 53 47 ID ??? コートニー『普通はこのくらい対策を練る。それを腐女子は現実を知らず、フリーダムを落としたシン選手を 一方的に叩くから困るな』 メイリン『コートニーさん、そういう話は他所でやって下さい……』 コートニー『対アカツキ用に実弾兵器をそろえた点は、やはりあの二人が単なるネタ要員でない事を示している。 流石にヤキン・ドゥーエを生き残った優秀なパイロットだ』 イザーク「今日日PS装甲のないガンダムなど恐るるに足らんわ!」(腕の機関砲を連射) カガリ「チィッ! ……なら、各個撃破だ!」 キサカ「あの高出力のビームさえ封じられれば!」(ディアッカに向けて全弾発射) イザーク「ディアッカ、弾は残ってるな?! 大砲担ぎの方をやるぞ!」 ディアッカ「だが……こう火力を集中されちゃあ、近づけねぇぞ!」(ハリセンで弾きつつ、じりじりと後退) イザーク「ミサイルで牽制しろ! ハリセンを貸せ、俺がやる!」 カガリ「させるかッ!」(ドラグーンを一機飛ばし、ビーム発射) ディアッカ「しまっ……」(ハリセンを撃ち抜かれる) カガリ「貰ったぁッ!」 イザーク「ディアッカ! ……クッ?!」(キサカからのビームを避ける) キサカ「今だ、カガリ!」(ミサイルでディアッカの退路を潰す) カガリ「覇ァッ!!」 イザーク「ディアッカ、避けろ!」 ディアッカ「そんな無茶……うあぁぁぁぁ―――――ッ?!」(ビームサーベルで頭部を貫かれる) メイリン『ディアッカ機、頭部を破壊されました! ディアッカ・エルスマン選手、ガンダムファイト国際条約第一条により、失格となります!』 コートニー『各個に戦っては勝てないと踏んだオーブ代表、ハリセンとミサイルで牽制役をやっていた ディアッカ選手に攻撃を集中させたか』 イザーク「ディアッカ! クソッ、やられたのか……貴様らァ――――――!!」 カガリ「二人揃わぬお笑いコンビなどに!」 イザーク「嘗めるなよ! 俺達はピンでもやっていける実力がある!」 ディアッカ(そっちかよ……つーか俺がボケだぞ、イザーク…………ガクッ) カガリ「キサカ! 火力を余すところなくあのグフに集中させろ!」 キサカ「ああ……ん? クソ、弾切れか!」(ビームランチャーのカートリッジを取り替える) イザーク「隙を見せたな、大砲担ぎ! そこだぁッ!!」 メイリン『イザーク選手、ビームアックスを投擲! キサカ選手を狙います!』 キサカ「何ッ?!」(ビームランチャーにビームアックスが刺さり、爆散する) カガリ「下がれ、キサカ!」 イザーク「逃がさんッ!」(ザクの手から生きているハリセンを取り、キサカのアカツキを叩く) スパァーン!! 234 :国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド [sage] :2005/12/29(木) 01 55 17 ID ??? キサカ「ぐぅああぁっ……カガリ、後は頼んだぞ………」(頭部を叩き落とされる) メイリン『キサカ選手も頭部を破壊され、失格となりました! ビームハリセンの威力は絶大です!』 カガリ「クッ……クソッ! お笑いコンビなんかに! 芸人なんかに!」 イザーク「芸人を嘗めるな! お笑いを侮辱するな! 貴様の様な無能国家元首には分かるまい! 人に笑顔を与えるという事は、人から笑顔を奪う事の何倍も何十倍も難しい事なんだぞ!!」 カガリ「そっちこそ国家元首を甘く見るなぁッ!! あっちを立てればこっちに角が立ち、こっちを立てれば あっちに角が立つ! 他の氏族共はどいつもこいつも、自分勝手に不平不満ばかりを並べ立てているんだ!!」 イザーク「それをどうにかするのが政治家の仕事だろうが!」 カガリ「戦争を起こそうとする奴がいるんじゃないか! オーブが中立を保つのがどれほど難しいか!」 イザーク「だとしても、二度も本土を戦場にしたのは連合じゃない! お前ら政治家の怠慢がそうした!」 カガリ「プラントの軍人が知った風な口を利くな!」 イザーク「いや、知ってるな! お笑いに肌や瞳の色は関係ない! オーブの連中も心からの笑いを求めている!」 カガリ「ツッコめばいいだけのお前とは違うんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 メイリン『さあ、両者言っちゃいけない事とか色々交えての口喧嘩モードに突入!』 コートニー『試合もかなり白熱してきているな。まあ、戦闘中の口喧嘩はガンダムの定番だ』 カガリ「大体、本編での失地を取り戻そうにも、私は既に負債から干されているんだよ! 最終回で台詞がなかったのが何よりの証拠じゃないか!」 イザーク「結果論を偉そうに捲くし立てているんじゃない! 今までのやり方をマズッたからこうなったんだろうが!」 カガリ「連合もザフトも強い力を持ちすぎなんだよ! だから戦時の外交にも色々角が立つんだ!」 イザーク「フリーダムを秘密裏に修理しておいてそれかぁッ! AAを正規軍に編入しておいてそれかぁッ!」 カガリ「あのピンクに弱みを一つでも握られてみろ! このマザコンオカッパが!」 イザーク「貴様個人の弱みなぞ知った事か! あんな条約違反もいいところの危険物、国民の血税で直すな!」 カガリ「そんな条約、どうせ後々有耶無耶になるからいいんだよ! あのパクリの塊も前作の亡霊も 核とデュートリオンのハイブリッドだというぞ?!」 イザーク「それが国家元首の言う事か、貴様――――――!!」 カガリ「国家元首だって辛いんだよ! それをォ――――――!!」 メイリン『サーベルとハリセンの鍔迫り合いが続きます! 旗から見るとアホな光景ですが、 本人達は至って真面目です! イザーク選手も持ち前のツッコミスキルを駆使しカガリ選手にツッコみまくります!』 コートニー『しかし、このままでは双方のエネルギー切れを待つばかりだ。決定打になり得る武装がないからな』 イザーク(その通りだ……一か八か、あの技に賭けるしかないのか?) カガリ(たかがお笑い芸人と侮ったか……アスハ家一子相伝の奥義で仕留める!) イザーク「ここら辺で決着をつける! いつまでも付き合ってはいられんからな!」 カガリ「よかろう! 所詮芸人の技に倒される国家元首じゃない!」 メイリン『両者、距離をとりました! 共に必殺技を放たんと、ガンダムの全エネルギーを解放――――――ッ!!』 235 :国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド [sage] :2005/12/29(木) 01 56 26 ID ??? イザーク「ディアッカ! 俺達の笑いへの情熱! そして俺達の勝利を信じる部下達への想いを! この一撃に全て込めてやるッ!!」 カガリ「シンに同情的な態度をとっただけで負債に干され! 台詞をカットされたこの私の怒りを…… アスハ家の必殺の技に込めて、お前を討つッ!!」 イザーク「俺のこの手がグゥレイトに唸るッ! 貴様にツッコめと輝き叫ぶッ!」 カガリ「其れは、我が意志、信念を貫く黄金なれば……」 イザーク「喰らえッ!! 愛と! 怒りと! 悲しみのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 カガリ「其の輝くは、変革と希望への黎明ッ!!」 イザーク「グゥゥゥゥレイトフィンガァァァァ――――――・ハリセェェェェェ――――――ン!!!」 カガリ「アスハ流首長拳奥義! 灼熱!! サンライズ・フィンガァァァァ――――――ッ!!!」 メイリン『40m近い長さまで延長されたビームハリセンと何か巨大化した様な感じのアカツキの掌 がぶつかり合って光を放ったぁ――――――っ?!!』 コートニー『通常の3倍は眩しいな』(グラサン着用) メイリン『あぁッ?! コートニーさんがいつのまにかグラサンを?!』 コートニー『どうでもいいが、アカツキってスーパーモードを発動したとしても変わらないと思うぞ』 メイリン『本当にどうでもいい情報だぁ――――――っ!! ………あ……光が……収まってきました』 コートニー『どちらが勝ったんだ? どちらが勝っても不思議はないが……』 メイリン『あ……あれを見て下さい!』 イザーク「ぐ……うぅ、クソぉ……」 カガリ「そうか……お前のツッコミより、私のエゴの方がほんのちょっぴり上だったという訳か」 イザーク「む……無念………すまん、シホ…………温泉旅行は……ダメの様だな……………」 (ゆっくりと倒れる) メイリン『イザーク選手、必殺技のぶつかり合いで満身創痍です! そして頭部も破壊され、戦闘不能! ジュール隊代表は2機とも失格! オーブ代表、二回戦進出です!』 カガリ「ふ……ふふふ、ハーッハッハッハッハッハ! 見たか! これが私の! オーブの力だぁッ!!」 236 :国家元首の横暴! 怒れガンダムグフイグナイテッド [sage] :2005/12/29(木) 01 57 53 ID ??? (負けチーム用通路) ディアッカ「あ痛たたたた……負けちまったな、イザーク」(イザークに肩を借りて退場) イザーク「言うな……試合前に大口を叩いておいて、このザマか」 ディアッカ「仕方ねえさ。時の運って奴もあっただろうさ」 イザーク「部下達にも情けない姿を見せてしまったな……」 シホ「そうですよ、情けない事この上ありません」(イザークの隣にひょっこり現れる) イザーク「?! シ、シホ!」 ディアッカ「おいおい……いつの間にいたんだよ」 シホ「さっきです。それより隊長、温泉旅行の話、無しになっちゃいましたね」 イザーク「ああ……すまん、俺達が不甲斐ないばかりに……」 ディアッカ「ホントだぜ。俺も最初にやられちまうとは……」 シホ「……お疲れ様」(二人を抱きしめる) イザーク「シ、シホ?!」 ディアッカ「おいおい、こいつぁ何のサービスだよ?」 シホ「二人があんまりどうしようもないから、元気を出して欲しくて」 ディアッカ「いいねぇ、役得役得」 イザーク「ふ、ふん。別に最初から落ち込んでなどいないからな」 シホ「どっちだっていいですよ。私がしたいだけですから。それに、私達、知ってます」 イザーク「何をだ?」 シホ「隊長とディアッカが、とびっきりのエースだって事です。それから、エースだって、たまには負けるって事」 イザーク「……一つ抜けているな。俺達がプラント一のコンビだって事も覚えておけ」 シホ「はいはい。本当にご苦労様です、私達のスーパーエースさん」 ディアッカ「グゥレイトだぜ、シホ。お前もとびっきりのマネージャーだよ」 イザーク「お前も、俺達だけのマネージャーだ。これからもよろしく頼む」 シホ「ありがとうございます。じゃ、行きましょうか」 イザーク「ん? どこへだ?」 シホ「お土産屋さんです。二人とも、一回戦で負けたんですから、10箱ずつお土産を買わないと」 ディアッカ「……否グゥレイト」 イザーク「……足りんぞ、ポケットマネーだけでは」 シホ「足りなかった分は次回以降のギャラから差し引いておきますから、そのつもりで」 イザ・ディア『………orz』 オーブ代表、二回戦進出! 次回、第三試合 地球代表vsジャンク屋&野次馬連合!! http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1134955306/231-236 <前編
https://w.atwiki.jp/gods/pages/23586.html
カガワケ(鹿我別) 日本神話に登場する将軍。
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/201.html
風呂の後、4人は食事をとってからスキーにでる。 カガリ「流石は昼、すいてるなぁ…。」 ラクス「そうですわね…。」 キラ(女装)「そうだね…。」 アスラン「とりあえず、頂上まで行こうか。」 3人「賛成!!」 そして、上にいく4人。 キラ(女装)「随分急じゃない?」 ラクス「そうですか?前、撮影でここより急なところに行った事もありますので、あまり感覚が沸きませんわ。」 カガリ「なぁ…一応聞くけど、そのドラマって…」 ラクス「山岳救助隊関連のドラマで、私は遭難者の役でしたの。」 アスラン「とりあえず、少し降りてみるか。」 カガリ「そうだな。」 ラクス「そうですのね。」 キラ(大丈夫かなぁ…。) 3人は軽々降りるが、キラは多少手間取っていた。 キラ(スキー、慣れてないからなぁ…。) ラクス「キラ様、応援してますわ。」 少し遅れて辿り着くキラ。 アスラン「キラ、スキー初めてなのか?」 キラ「少しはやった事あるけど、急だったから吃驚して…。」 カガリ「馬鹿!!私のかっこうしてびびってるんじゃない!!」 カガリはキラを軽く押す。キラは一直線に直滑降で下に降りていった。 キラ「うわぁぁゎぁぁゎ…。」 アスラン「なぁ…キラ、大丈夫か?」 カガリ「ここからホテルまでは直線だから大丈夫だ。」 ラクス「でも、万が一の事もありますわ。追いかけた方が…。」 アスラン「そうだね。」 3人は慌ててキラを追う。 キラは猛スピードで降りていく。 その目の前に運悪くフレイが居た。…ドガシャーン フレイ「久々のスキーね。後でキラでも捕まえて、一緒に滑ろうかしら。」 ジェリド(この女がキラを捕まえるのを手伝えば、奴に屈辱を…。) フレイ「さっきから私をつけてるようだけど…なんか用?」 ジェリド「あんたがキラを捕まえるのを手伝ってやろうと思っただけさ。悪い話じゃないだろ?」 フレイ「そうね。まぁいいわ。」(利用できるだけ利用して、使い捨てね。) ジェリド「そうか。分かった。」(精々利用させてもらうぜ。) そこで、フレイに思いっきりぶつかるキラ(女装) キラ(こうなったら…この場はカガリの振りをしてやり通すしかない。ジェリドまでいるし、 今バレたら絶対逃げられない。ここで逃げられなかったら…地獄だ。) フレイ「痛いわねぇ……カガリ、前見なさいよ。」 キラ(女装)「悪い…ぼおっとしてて。」(カガリの口調…カガリの口調…と) ジェリド「案外キラの変装だったりしてな。」 キラ(女装)(バレてる?やばい…どうしよう…。まず立ち上がって…。) 「馬鹿…あんな軟弱者と一緒にするな。私は…。」 (自分で言ってて悲しくなるな…。何故か声質まで似せられるあたりは運がいいけど・・。) フレイ「キラにここまでそっけない口調は無理よ。いくらなんでも。」 キラ(女装)(これなら…いける。)「ほんとごめんね。フレイ。」(あ、しまった。) ジェリド「やっぱり…お前…キラだな!!」 キラ(女装)「馬鹿…だからあんな軟弱者と一緒にするなと何度言ったら…」 フレイ「キラにそんな芸無いって。あんたカガリに遊ばれてるわよ。あ…カガリ、 もういいわよ。行っても。私は大丈夫だから。」 キラ(女装)「じゃぁもう行くぞ。後で覚えてろよ。ジェリド。」 キラ、また今度は普通に滑り出す。 ジェリド「俺の気のせいか…。」 フレイ「そうよ…。大体、何でキラが自分から女装するのよ?ありえないじゃない。」 ジェリド「そうでもないぞ…あれを見ろ。」 そこには、滑り降りてくる3人の姿が。勿論ラクス、アスラン、カガリだが。 そして、アスランが問い掛ける。 アスラン「キラ、ここに来たよな。」 ジェリド「横にいるほうがキラじゃないのか?」 カガリ「あんな軟弱者と間違えるな。この馬鹿。(ジェリドをストックで殴る)キラが私の格好でとろとろ滑ってたから 喝いれてやったんだ。そしたら、あいつ、凄い速度で落ちてって…。」 ジェリド「イテッ」 フレイ「それで、キラが私にぶつかったのね。」 カガリ「悪い。私のせいだ。」 フレイ「あんたが悪いんじゃないわよ。ちょっとキラにお灸を据えてやら無いとねぇ・・。」 ジェリド「…つー事はやっぱりさっきのが…キラ?」 ラクス「そうですわ。」 アスラン「ここまでは無事に来たのか・・・。で、フレイにぶつかって一旦止まったってことは…近いな。2人とも、急ぐぞ。」 ラクス「ええ。」 カガリ「分かった。」 かなり速いスピードで滑り去る3人。呆然としているジェリドにフレイは声をかける。 フレイ「追うわよ。」 ジェリド「そうだな。」 途中で、キラと合流する3人。 カガリ「キラ…悪いな。」 キラ「気にしないでいいよ。カガリ。」 アスラン「あの2人、キラを捕まえようとしてたみたいだから、急いだ方がいいぞ。」 ラクス「そうですわね…。急ぎましょう。」 キラ「うん。」 フレイ「急ぐわよ。キラだけは遅いから、追いつけない訳が無いもの。」 ジェリド「そうだな。」 アスラン「さっきの頂上もう1回いってみるか?流石にあいつらみたいな中級者には滑れないだろ。 キラはバランス感覚いいからそのおかげで何とかなってたけど。」 キラ「そうだね。普通の所だとあの2人に追いつかれるし。」 カガリ「そうだな。邪魔されたらたまらないものな。」 ラクス「ですわね。」 フレイ「あいつら…私達を振り切る為に頂上へ行く気よ。ばかねぇ…。キラが頂上から降りれる訳無いのに。」 ジェリド「全くだな。」 そして、頂上。 キラはゆっくりながらも又降りていく。 アスラン達は、キラに助言などをしている。 アスラン「キラ、最初の方は曲がる時は大回りで行くんだ。そうしないと危険だぞ。」 カガリ「腰引けてるぞ。みっともない。」 ラクス「キラ様、がんばって~」 フレイ「結構怖いわねぇ…。それに、キラ、意外に滑れてるじゃない。」 ジェリド「直滑降で突っ込んで捕獲すれば、あいつらも追いついて来れないだろうぜ。」 フレイ「お願いね。」 ジェリド「俺が…?」 フレイ「 お 願 い ね 。」 ジェリド「分かった。」(怖いぞ、あんた。) かたやキラ。 キラ(バランスをとって…と。) アスラン「キラ、後…危ない!!」 カガリ「馬鹿!!何やってるんだ、キラが危ないだろ。」 ラクス「キラ様!!」 キラがちらっと後ろを向くと、ジェリドが突っ込んできた。 ジェリド「貴様があそこで素直に女装してれば…親父は裁判で負けなかったんだ!!」 キラ「何でわざわざあんな場所で恥晒さなきゃいけないんだ!!」 ジェリド「どうせいつもしてるんだろ?何が悪い!!」 キラ「人を変態趣味みたいに言うな!!」 こう言い合いつつもジェリドは近づいてくる。 ジェリド「事実そうだろう?今だって女装してるじゃないか。」 キラ「…だ…だからって…そんな勝手な理屈で仕返しさせやしない…。」 キラが切れた。スキーの方の動きも少しよくなった。 ジェリド「なんか感じが変わった…?でも!!ここであれば負けない!!」 キラに突っ込むジェリド。しかし、キラは元々ゆっくり移動してた為、ストックで動きを止める。 ジェリド「にゃにぃ?」 ジェリドは、キラの目の前を通り過ぎた。 しかもキラのスキー板の先端にスキー板が引っかかり、盛大にこけた為、勢い良く転がり落ちていった。 ジェリド「覚えてろ!!」 フレイ「役に立たないわねぇ…。でも止まっちゃったならチャンス!!」 さらにフレイも突っ込んでくる。しかし、今度はキラが滑り出し、外れる。 フレイ「キラ、覚えてらっしゃい!!」 カガリ「キラ、少し上達したんじゃないか?」 アスラン「そうだな。上手くかわしてたし。」 キラ「そうかな…。でも、ジェリド、転がり落ちていったけど大丈夫かなぁ?」 ラクス「心配ですわね…。」 カガリ「自業自得、あいつにはいい薬さ。フレイの方は上手く滑ってるみたいだしな。」 ラクス「じゃぁ続きを楽しみましょう。」 キラ「そうだね…。」 微妙に完? link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ キラ・ヤマト ジェリド・メサ フレイ・アルスター ラクス・クライン 修学旅行
https://w.atwiki.jp/pazudora-z/pages/59.html
モンスター図鑑 > 嵐海龍・レヴィア 基本データ No.57 嵐海龍・レヴィア 属性 水 タイプ 真龍 レア ★4 進化前 海龍・ミズチ 進化1 必要アイテム: 進化2 必要アイテム: 進化3 必要アイテム: 入手方法 ■出現ダンジョン:地龍王の流門、銀白島ニブルヘイム、黄金郷エデン ■進化:海龍・ミズチ スキル わだつみのバリア 2ターンの間、火のダメージを全く受けなくなる リーダースキル うみのアーマー レベル HP 攻撃 防御 1 (最大)
https://w.atwiki.jp/gods/pages/39957.html
カガセオ(加賀背男神) アマツミカボシの別名。