約 9,961 件
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/700.html
こんなにロリコンとシスコンで意識の差があるとは思わなかった……! ◆mist32RAEs 海原光貴。 またの名をエツァリ。 とある女子中学生一人のために南米の魔術結社を抜け出し、変装し、学園都市の暗部に入り込んでいる男。 裏切りをうけた魔術結社は、海原を見つければすぐさま粛清にかかるだろう。 そこまでしてその女子中学生を見守る(本人談)とは、まさに命を懸けた大いなるロリコンといえる。 つーか、ある意味ストーキングじゃねーのかにゃー。 今は学校を目指して歩を進める。 黒曜石を探すという名目だが、ブルマやスク水探しに行くの間違いではなかろうか。このロリコンめ。 メイド服があったら是非分けてください海原様。 何ィ? あるわけねえだとォ? 可能性はゼロじゃない限り諦めないのが男ってもんだぜい? と、突然に彼は歩みを止めた。 そこには破壊され、瓦礫が散らばった線路がある。 それをしばらくじっと見つめていた。 「……」 そいつはつい先刻バーサーカーという名の怪物が過ぎ去った後の、台風のような破壊がもたらした残骸の山だ。 辺り一帯、その怪物が通り過ぎた跡を眺めれば、家は吹き飛び、道路はひび割れ、線路は瓦礫で見えない。 海原は隠れてやり過ごしたおかげでなんとか助かったようだ。 一度見つかってしまえば、それはイコール死あるのみというところだったろう。 そいつは学校のほうへ向かっていった。 目的地は同じ方向だ。 だが海原もさすがにこのまま予定通りに同じく学校へ、という考えは起こさない。 あいつと鉢合わせする危険性を考慮すれば、あるとも限らない黒曜石捜しに向かうのはリスクがでかすぎる。 もうひとつ、東にある学校へさっさと向かうのが得策ってもんだろう。 その考えどおりに向きを変えて歩き始めようとしたところで、なにやら妙なことが起こった。 「学園都市の……作業用ロボット?」 学園都市ではおなじみのドラム缶みたいな形のロボットがどこからともなく一機だけ近づいてきた。 思わず警戒体制をとる海原をスルーして、ロボットは破壊された線路の近くまでやってくると、そこに居座って動かなくなった。 「これは……」 怪訝な顔をしておそるおそるロボットに近づく。 するとなにやら看板らしきものを、サンドイッチマンのように胴体にぶら下げている。 そこにはこう書かれていた。 『線路の破壊に伴い、D-2からF-3間の列車運行はストップします。 F-3からB-4間はダイヤの調整のため一時列車をストップし、第一放送後から運行を再開します』 海原はそれを確認すると、大きな溜息をついた。 つまりF-3までは列車は来ない。 東に行くには電車を使ったほうが速いのだが、この区間の線路が破壊されたからにはF-3の駅までは、現状徒歩しかないのだ。 しかしただこうしていても無益だと思い立ったのか、このまま休むことなく今度は東へむかって歩き始める。 歩きながらデイパックから取り出した水やおにぎりをほおばって、一歩一歩強く地を踏みしめて進む。 休むつもりはまったくない様だ。だが当然といえる。 別に焦っているわけじゃない。 海原は御坂美琴や一方通行といった連中の力を知っている。 そしてバーサーカーや本多忠勝などの、そいつらに匹敵する化け物どもの存在もその目で見た。 さらには前述した彼らとまともにぶつかれば跡形も残らず消し飛ぶような、自分や上条当麻のような存在も知っている。 このバトルロワイアルという殺し合いに参加させられたものたちの戦力バランスは、それを鑑みれば無茶苦茶もいいところだ。 今の海原は、御坂美琴の力になるどころか自分の身の安全すらおぼつかないとはっきり理解している。 そう思えばゆっくり休んでいる暇はないと考えるのは当然のことだろう。 しっかしそんな状況下でそれもこれも御坂美琴のためとか、どこまで命を懸けた大いなるロリコンですか、お前は。 「……あなたに言われたくありませんよ、品性が欠けた大いなるシスコン」 なんですとぅ!? この土御門さんほど品性と自制心に長けたシスコンは他にいませんよ!? だってほら、血が繋がった妹なんて要るわけないじゃないかってどこぞの現代視覚文化研究会も言ってるし!? つまり血が繋がらない妹なら近親相姦に入らないから手を出したって全然セーフ(ry ブツッ ザーッ ザーッ ザーッ 【E-2/線路沿い/一日目/早朝】 【海原光貴@とある魔術の禁書目録】 [状態]:健康、疲労(小) [服装]:ブレザーの制服 [装備]:S&W M686 7ショット(7/7)in衝槍弾頭 包丁@現地調達 [道具]:支給品一式(水僅か、食料一食消費)、コイン20束(1束50枚)、大型トランクケースIN3千万ペリカ、衝槍弾頭予備弾薬35発 洗濯ロープ二本とタオル数枚@現地調達 [思考] 基本:御坂美琴と彼女の周りの世界を守る 1:なんとしても黒曜石を調達するため、東の学校へむかう。 2:人と出会い情報を集める 3: 殺し合いに乗った危険人物、特にバーサーカーと本多忠勝の排除 [備考] ※この海原光貴は偽者でその正体はアステカのとある魔術師。 現在使える魔術は他人から皮膚を15センチほど剥ぎ取って護符を作る事。使えばその人物そっくりに化けることが出来る。海原光貴の姿も本人の皮膚から作った護符で化けている。 ※F-1で目撃できたのは、バーサーカーの再生よりも後からです。 ※線路の破壊に伴い、D-2からF-3間の列車運行はストップします。 ※F-3からD-4間はダイヤの調整のため一時列車をストップし、第一放送後から運行を再開します 時系列順で読む Back じゃんけん! Next 傷んだ赤色 投下順で読む Back じゃんけん! Next 傷んだ赤色 058 それは、黒く燿く意志 海原光貴 111 僕にその手を汚せというのか
https://w.atwiki.jp/h21fjhs/pages/28.html
~9月某日 きぬはた荘 屋根裏部屋~ 滝壺 「」ザッ ザッ 滝壺 「」ゴトゴト 滝壺 「」ウィーン <滝壺さーん? 絹旗 「あ、滝壺さん。こんなところにいたんですか」ヒョコッ 滝壺 「きぬはた、どうしたの?」 絹旗 「いえ、朝から姿が見えなかったので」 滝壺 「ごめんね、掃除してた」 絹旗 「どうしてこんな隠し部屋の掃除を……」 滝壺 「……もうすぐ戻ってくるから」 絹旗 「戻って……あ」 滝壺 「空いてる部屋はもうここしかないし」 絹旗 「……ここじゃ頭ぶつけませんか? 私でもジャンプしたら手が届きますよ」ピョンピョン 滝壺 「大丈夫だよ、贅沢は言わせない」 絹旗 (まぁ、あの男が滝壺さんに逆らえる訳もないのですが) 滝壺 「あとは、みんなに一言言わないとね」 絹旗 「滝壺さんが家主ということになってますし、いいのでは?」 滝壺 「それでも。一緒に暮らす人が増えるかもしれないんだから」 絹旗 「そうですね……最初は部屋貸すだけのつもりが、いまや超共同生活ですしね」 滝壺 「うん。だからね、今夜にでも話そうと思う」 ~同日夜 きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「家族が増えます」 白井 「あら、またノラちゃんを拾ってきましたの?」 滝壺 「きぬはた、省略しすぎ」 番外個体 「で、今度はなにが増えるのかな?」 滝壺 「人間だよ」 他全員 「」 婚后 「に、人間? を拾ってきましたの!?」 海原 「もしくは空から降ってきた落下系なんとかですか?」 滝壺 「ほら、ややこしくなっちゃった」 絹旗 「滝壺さんにも原因はあります」 : : : 滝壺 「という訳なの」 白井 「ああ、何回か話してた彼氏さんですのね」 番外個体 「ようやく出てこれるんだねー」 絹旗 「多分、住む場所もお金もない筈なんです」 滝壺 「だから、ここに置いてあげたいんだけど……」 結標 「家主が言うのであれば、間借りしてる私たちには拒否権ないんじゃない?」クスクス 海原 「はは、仰るとおりですね」 結標 「海原、野宿でも逞しく生きなさい」ポン 海原 「はは、え?」 絹旗 「そうなんです、もう空き部屋ないんです」 海原 「いや、ええと……」 滝壺 「大丈夫だよ、かろうじて一部屋あるから」 婚后 「海原さん、よかったですわね」 海原 「ええ、さすがに今回はホッとしてます」 番外個体 「なんだかんだ言って、今更一人欠けるのも寂しいしね」 海原 「」ウルウル 白井 (まさか涙ぐむなんて) 結標 「で、彼氏さんはいつ頃来るの?」 滝壺 「明後日だよ」 番外個体 「意外とすぐなんだね」 絹旗 「ついこの間連絡が来ましたからね。当日は私たちで迎えにいきます」 ~2日後 第10学区 留置所前~ 滝壺 「」ウロウロ 番外個体 「缶コーヒー飲む?」 絹旗 「超いただきます」 滝壺 「」ソワソワ 絹旗 「つき合わせちゃって、なんだか超申し訳ないです」 番外個体 「まあ、家に一人だけいても暇だしね」 滝壺 「」カシュッ グビグビ 絹旗 「白井さんと婚后さんは学校で……結標さんと海原さんも朝からいませんでしたね」 番外個体 「二人揃って出かけてったよ」 絹旗 「あのお二人も相変わらず仲良く……あれ、門の様子が」 <ガゴゴォォォォォン 黄泉川 「今までご苦労さん。もう二度とお前の顔なんか見たくないじゃん」ニヤニヤ 浜面 「ちょ、晴れの日にそれは酷くないっすか!?」 黄泉川 「はっはっは。それより、ほれ、あんな可愛い子達を待たせる訳にいかないじゃん」 浜面 「え?」 滝壺 「はまづら」 浜面 「た、滝壺!? 滝壺か! 来てくれたのか!」 滝壺 「ずっと待ってたから」 番外個体 「なんか邪魔できない雰囲気だね」 絹旗 (浜面……気のせいか、雰囲気が変わったような) 浜面 「滝壺!」ガシッ 滝壺 「? はまづら?」 浜面 「イエス、フォーリンラブ!」クルッ 滝壺 「?」 浜面 「そこは合わせるところでしょぉぉ!?」 番外個体 「」 絹旗 (やっぱり浜面は超浜面でした) : : : 浜面 「なるほど……麦野が家をな」 滝壺 「うん。そこでみんなと暮らしてるよ」 浜面 「みんな?」 絹旗 「」ジー 番外個体 「やっほう」ノシ 浜面 「絹旗と……ええと(なんか見たことあるような)」 絹旗 「浜面、なに滝壺さん以外の女性に熱視線を送ってるんですか」 番外個体 「? どうかしたのかな」 浜面 「あ、いや、浜面っていうんだ。滝壺が世話になったみたいだな」 滝壺 「この人はみさわ。一緒に住んでる人だよ」 浜面 「ミサワさんか、よろしくな」ガッチリ 番外個体 「う、うん、よろしく」 番外個体 (ゴツくて男らしい手だなぁ、あの人と大違い) 黄泉川 「おまいらいつまでやってるじゃん。さっさとメシでも食いにいけ」パシパシ ~第7学区 とあるファミレス~ 浜面 「ってことは、今7人で生活してるのか」 絹旗 「そういうことです。そして浜面が超8人目です」 浜面 「……いいのか? それって」 滝壺 「みんないいって言ってくれたよ」 番外個体 「家主さんのご意向だしね、逆らえないさ」ニヤニヤ 絹旗 「それに、今の浜面は超宿無しでしょう。どうこう言ってられませんよ」 浜面 「ま、まあ確かにな」 滝壺 「だから、何も気にすることないよ。みんないい人だから」 浜面 「そうか……なんか申し訳ないな」 番外個体 「……ねえ、ふと思ったんだけどさ」 滝壺 「どうしたの?」 番外個体 「こういうときってさ、歓迎会とかするもんなの?」 絹旗 「おお、そうですね。超出所祝いでもいいです」 滝壺 「やろうやろう」 浜面 「いやいや! さすがにそこまでしてもらう義理はないぞ!?」 番外個体 「そう言わずに。豪勢な料理を食べられる口実できるしさ♪」 浜面 「あ、そっちが目的?」 絹旗 「まあ、たまにはいいんじゃないんですかね」 滝壺 「そうだね、はまづらの記念日だし」 浜面 「な、なんか照れちまうな」 番外個体 「ちょうど、今日の夕食作るの私だし。こりゃ楽しそうだ」 浜面 「今日の? なんだ、持ち回り制なのか?」 絹旗 「そうですよ……って、浜面はどうしましょうか。料理できます?」 浜面 「できると思ってんのか?」 絹旗 「全然」 浜面 「」グスン 滝壺 「はまづらは、私が当番の日に手伝ってくれればいいよ」ナデナデ 浜面 「滝壺さん、一生着いていきます!」 番外個体 (こりゃ生涯尻に敷かれるな) 滝壺 「それじゃ、そろそろ帰ろうか」 絹旗 「そうですね、ユリコに留守番させっぱなしですし」 浜面 「な、なんだか緊張するな」 ~同日 きぬはた荘~ 絹旗 「ただいま戻りましたー」 ユリコ 「―=三( ・ω・)」ドタタタ 絹旗 「ユリコー、いい子にしてましたかー?」ヒョイ 浜面 「お、猫も飼ってるのか。つうことは7人と1匹だな」 番外個体 「浜面さんが2匹目だね」クスクス 浜面 「そっちにカウントしないで!?」 滝壺 「? 靴があるね。誰か帰ってきてるのかな」 結標 「あら、お帰りなさい」 滝壺 「あ、むすじめ。ただいま」 番外個体 「あれ、淡希? 海原さんと一緒じゃなかった?」 結標 「なんか用事があるから先帰っててくれって。……で、そちらの大男が件の?」 浜面 「浜面仕上っつうんだ。今日から厄介になるぜ」 結標 (……顔は並。だけど、いい体格してるわね) 結標 「結標淡希よ、ヨロシクね」 浜面 ( ( ゚∀゚)o彡°) 絹旗 (超浜面……早速煩悩に支配されてますね)ハァ 滝壺 「……」グシャッ 浜面 「おぅふ!? 滝壺さん!? なぜわたくしの足をお踏みに!?」 滝壺 「はまづら」 浜面 「はっ!」ビシィ 滝壺 「部屋に案内するね」 ~きぬはた荘 2階 廊下~ 滝壺 「はまづら、見てて。この棒でね、天井のフックを引っ張っると」グイッ スルスルスル 番外個体 「おーかっこいい。隠し階段だね」 結標 「屋根裏部屋もあったのね」 絹旗 「多分、私と滝壺さんしか知らなかったでしょうね」 浜面 「なんかいいな、こういうの。秘密基地みたいでさ」wktk 滝壺 「階段は出しっ放しにしないでね、狭くなるから」 浜面 「了解だぜ!」 結標 「中は確かめなくていいの? 流石に全員は入れないでしょうけど」 浜面 「そうだな。荷物も置かないといけないしな」ギシギシ 番外個体 「秘密基地の居心地はどうだーい?」 <いい感じだな! 結標 「男の人って、隠れ家っていうの? ああいうのに憧れるのかしら」 番外個体 「んー、でも分かる気もするな」 <(ゴン)イデェ!! 絹旗 「やっぱり天井低いんですね」 滝壺 「はまづら、大丈夫?」 <頑丈さには自信と定評があるからな ユリコ 「」ウズウズ 絹旗 「? ユリコ?」 ユリコ 「(ノ・ω・)ノ」ドタタタタ 絹旗 「あ、ちょっと!?」 <うぉぉ!? どうした!? <フミャァーーーーオ 滝壺 「入ったことないから、入ってみたかったのかな」 <バリバリバリバリ <くぉら! 壁で爪といじゃだめ! 俺の部屋! 結標 「……ユリコらしくないわね、イタズラするなんて」 番外個体 「きっと興奮してるんだね」 ~きぬはた荘 リビング~ ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」ベチンベチンベチンベチン 浜面 「さっきからなんなのよアンタ!」 絹旗 「超浜面! 私のユリコをいじめるとは何事ですか!」 浜面 「むしろいじめられてるの俺じゃね!?」 滝壺 「大丈夫だよ、そんなはまづらも応援してる」 番外個体 「……今までとは違うタイプの賑やかさだね」 結標 「絹旗さんとの息が妙に合ってるのよね」 ユリコ 「(・ω・)」ガブガブ 浜面 「イテェ!? 手噛むな!」 滝壺 「ゆりこ、はまづら食べちゃダメ」 番外個体 「仲が良いのはいいことだ。さーて、そろそろ夕飯の支度でも」 結標 「? やけに早いじゃない」 絹旗 「今日は超浜面の超出所祝いらしいですよ」 滝壺 「ねえねえ、みさわ。手伝うよ」 番外個体 「じゃお願いしよっかな。もう冷蔵庫カラッポにするぐらいのつもりだし」 浜面 「いや、なんか申し訳ないな。そこまでしてもらうのも」 番外個体 「大丈夫だよ、明日からは一転して質素になるから」 絹旗 「みんなして超菜食メインの食事を作りますからね」 結標 「あら、結構なことじゃない」 番外個体 「成長期は食べといたほうがいいと思うんだけどなー」 絹旗 「……なぜ私を見ながら言うんですか」 番外個体 「じゃ、作ってきまーす☆」ノシ 滝壺 「はまづら、また後でね」 浜面 「お、おう!」 <メインはどうしようかな <はまづらは肉食だから、お肉がいいかも 結標 「……浜面くん、肉食なのね」 浜面 「違う意味に聞こえるのは気のせいだよな?」 絹旗 「むしろ浜面は雑食じゃないですかね」 浜面 「まあ、好き嫌いはないしな」 結標 「なんか違う意味に聞こえるわね」 絹旗 「超抽象的な会話ですよね」 結標 「それはそうと、もうみんなから言われてると思うけど」 浜面 「?」 結標 「もう滝壺さんを悲しませるような真似しちゃダメだからね」 浜面 「大丈夫だ、心配はいらないぜ」 結標 「もし滝壺さんを泣かせたら、この家の人間全員が敵に回ると思いなさい」ニヤー 浜面 「」ゾクッ 絹旗 「Level5を単騎撃破した浜面とはいえ、超厳しい戦いになりますね」 浜面 「そんなすごいのか……?」 絹旗 「テレポーター、電撃、空力、念動力と超選り取りみどりですよ」 結標 (念動力使いはニセモノだけどね) 浜面 「すげえな。国一つ潰せるんじゃないか?」 結標 「さあ、どうかしら? 今のところはそんな予定ないしね」クスクス 浜面 (今のところってなんだよ) 絹旗 「とりあえず、結標さんとミサワさんは怒らせたら超怖いので、気をつけるといいですよ」 結標 「え、なんで私もなの。いつも優しーいじゃない」 絹旗 「だってユリコのトイレ掃除をサボったり、ミニトマトを残したりしたときに……」 浜面 「そりゃお前が悪いだろ」 絹旗 「むー」 浜面 「ミサワさん、だったか? 滝壺と反対のタイプっていうか、確かにキツそうな顔はしてたな」 結標 「それ、本人の前で言ってみなさい。かみなりパンチが飛んでくるから」 浜面 「……肝に銘じておく」gkbr <ギィィィィ バタン 白井 「ただいま戻りましたのー」 婚后 「ただいま戻りました……あら? そちらの方はもしや……」 浜面 「あ、どうも」 浜面 (常盤台のお嬢様まで一緒なのか。どういう家だ、ここは) 結標 「あら、お帰りなさい……どうしたの、その荷物」 白井 「滝壺さんから、メールで買い物を頼まれましたの」 結標 「そういうこと。お茶のお代わりもってくるついでに、置いてくるわよ」 婚后 「では、お願いしますわね」 絹旗 「そういえば、超いい匂いがしてきましたね。ちょっと覗いてみましょうか」 <まーたつまみ食いするつもり? <そ、そんなことしないです……たぶん。 浜面 (……あれ?) 浜面 「…………」 白井 (この立派な体格の殿方が……)ジー 婚后 (先日お話してらした、滝壺さんの……)ジー 浜面 (なんで俺一人残すんだよぉぉ! すげぇ居辛ぇよぉぉぉ!) 浜面 「……あ、お茶とか飲みます?」 婚后 「あの、それは……」 白井 「本来わたくし達の台詞では……」 浜面 「……すいません」ショボン 婚后 「ああ、いえ、そんな! わたくし達も気が付きませんで!」 白井 「お、お話は聞いておりますの! たしか滝壺さんの許婚の方だとか……」 浜面 「えっ」 婚后 「えっ」 白井 「えっ」 浜面 「俺の知らないところでそんなところまで進んでたのか!?」 婚后 「わたくしも初めて聞いたのですが……」 白井 「あれ? そう仰ってませんでした?」 浜面 「ま、まあ、俺もな、滝壺がそう望んでくれるなら……しまった! 今の俺には先立つものがない!」 婚后 「何を仰いますの。肝心なのはお金などではございませんわ!」 白井 「無償かつ年中無休かつ周囲の目など気にしない愛こそが重要ですの!」 浜面 「……ああ、その通りだな! よし、ちょっと滝壺迎えに行ってくる!」 滝壺 「呼んだ?」ヒョコッ 浜面 「……あ、すまねえ。なんでもない」 滝壺 「? キッチンにいるから、用事があったら呼んでね」トテトテ 浜面 「今の俺達なんだったんだ? あんた達の能力?」 白井 「この家に精神感応系の能力者はおりませんの」 婚后 「少々熱くなってしまったようですわね……お恥ずかしい限りです」 白井 「これだけやっといて、自己紹介がまだでしたの。わたくしは白井黒子と申します」ペコリ 婚后 「こちらで厄介になっている婚后光子と申しますわ」ペコリ 浜面 「あ、これはこれはご丁寧に……浜面仕上と申します」ペコゴツン 白井婚后 「ゴツン?」 浜面 「テーブルに頭打った……イテェ……」 婚后 「そこまで深く頭を下げることもございませんのに」クスクス 白井 「ユニークな方ですの」クスクス 浜面 「はは、お恥ずかしいところを……」ポリポリ 白井 「落ち着いてくださいな。それはそうと、もう他の皆さんとは?」 浜面 「顔合わせた、ってことか? ええと7人だっけ? じゃあと1人だな」 婚后 「そういえば、海原さんのお姿が見えませんわね」 白井 「そろそろ戻ってくるのでは? いつも夕飯には間に合わせておられますし」 <ギィィィィ バタン 婚后 「噂をすれば影、ですわね」 白井 「相変わらずパンクチュアルな方ですの」 浜面 (海原さん、か……どんな娘なんだろうな) 海原 「ただいま戻りました。……おや、お客さんですか?」 浜面 (あれ? なんだこの爽やかイケメンは) 婚后 「あら、海原さん。滝壺さんから話は聞いておりましたでしょう」 浜面 (海原さん? この人が海原さん?) 海原 「おお、この方がそうでしたか。初めまして、海原と申します」ペコリ 浜面 「……あ、浜面です」ペコリ 浜面 (そうだよ、なんか変だと思ったら、ここまで女の子としか会話してねえじゃねぇか!) 海原 「これからよろしくお願いしますね」ニコニコ 浜面 「お、おう。よろしくな」 浜面 (てことは、今まで男はこいつ1人だったのか?……こいつは) 白井 「これで、全員との顔合わせと自己紹介は済みましたの?」 浜面 「ああ、そうなるな」 婚后 「すっかり話し込んでしまいましたわね。ちょっと私物だけ置いてまいりますわ」 白井 「そうですの、リビングに置いておく訳にもいきませんし」 <そういえば、もうすぐですわね。 <気合入れていきますのよ。 浜面 「……なあ、海原さん、だったか? あんた、今までこの家で……」 海原 「? なんでしょうか」 浜面 「ぶしつけで悪いが、男1人、だったんだよな?」 海原 「ええ、結果としてそうなりましたね。これからは2人ですが」ニコニコ 浜面 「…………」 海原 「浜面さん?」 浜面 「……大変だったろう!」ガシッ 海原 「??」 浜面 「いくら美人美少女揃いといえ、男一人だけってな肩身が狭いんだよなぁ!」 海原 「あ、あの……」 浜面 「なんかあればすぐ殴られるし爆弾投げられるしビームが飛んでくるし……」ウルウル 海原 「浜面さん?」 浜面 「そのクセ、周りからはやれ"もげろ"とか"爆ぜろ"とか言われるんだよな!」 海原 「いえ、そんなことは……」 浜面 「あんたも苦労してきたんだよな! わかる! わかるぜ!」ウンウン 海原 (彼の過去に何があったのでしょうか……) 浜面 「大丈夫だ! これからは何があろうと、この浜面仕上はあんたの味方だ!」ドドン 海原 「は、はあ……ありがとうございます」 ~きぬはた荘 キッチン~ 結標 「この香りはビーフシチュー? 随分と手が込んでるじゃない」 番外個体 「こういう時、圧力鍋があると楽なんだけどな」 絹旗 「どれ、この私が超味見を」 滝壺 「こら」 結標 「炊飯器で代わりにならないの?」 番外個体 「炊飯器で? シチュー? できんの?」 結標 「だって原理は似たようなものでしょ?」 番外個体 「そうなの?」 滝壺 「圧力鍋でご飯は炊けるらしいけどね」 番外個体 「でも圧力鍋と炊飯器だと構造が違うよ」 絹旗 「」コソコソ 結標 「炊飯器で煮込み料理とか、テレビで見たんだけどな」 番外個体 「それマジ?」 滝壺 「やってできないことはないと思う。鍋で作るのとは大分感じが違うだろうけど」 結標 「今度、私の番の日にやってみてもいい?」 番外個体 「……鍋一つツブすならまだしも、炊飯器壊されたら困るんだけど」 絹旗 「」ソォー 結標 「壊すって……私をなんだと思ってるのよ」 滝壺 「むすじめ、炊飯器料理は基本がもっとできてからね」 結標 「えー、滝壺さんまで……」 番外個体 「大丈夫大丈夫、最近は未元物質じゃなくなってきたしさ」 絹旗 「」ヒョイパク 結標 「未元物質!? そんな風に思ってたの!?」 番外個体 「だって常識が通用しないし」 結標 「ぐぬぬ……でも、でも海原はいつも何も言わず食べてくれてたし……」 滝壺 「うなばらは紳士だしね」 番外個体 「……あれ? 誰かここに置いといたホウ酸団子しらない?」 絹旗 「」ブーッ 滝壺 「やっぱり、きぬはたまたやったんだね?」 結標 「懲りないわね、貴女も」ハァ 番外個体 「で、ホウ酸抜きホウ酸団子のお味はいかがかな?」ニヤニヤ 絹旗 「なっ、ひ、ぇあ……超ハメられた!?」 滝壺 「つまみ食いはやめてって、何度も言ったのに」 番外個体 「口で言って分からないなら、身体で分かってもらうしかないよね☆」バチッ 結標 「少しだけ落ち着きなさい。前髪から火花散ってるわよ」 絹旗 「あっ、いや……」 滝壺 「きぬはた、ある意味で自業自得だからね」 結標 「これで懲りてくれたら、お姉さん嬉しいなー」 番外個体 「悔い改めな」 絹旗 「み、皆さん、目が超笑ってないですよ……?」 : : : 海原 「? 今、キッチンの方から何か聞こえませんでしたか?」パチン 浜面 「聞こえたか? 俺には何も聞こえなかったが」パチン 海原 「気のせいでしょうか……お、これで形勢逆転ですよ」パチン 浜面 「なぁにぃ!? 一列全てを白に変えられちまっただと!?」 海原 「ふふ、さあどうでます?」 浜面 「くそ、オセロでここまで悩んだのも久しぶりだぜ……」 ユリコ 「ノ・ω・)ノ」ガシャーン 海原 「あ」 浜面 (ナイスだ! ユリコ!) 海原 「いや、参りました。勝負をひっくり返されるとはまさにこのことですね」 浜面 「お互いにいいところまでいったんだがなぁ、いやぁ残念だ!」 海原 「キリもいいですし、片付けましょうか」 浜面 「あれ? 駒が一枚足りないな」 海原 「ユリコさんがひっくり返したときに、転がってしまったのでしょうかね」 ユリコ 「つ・ω・)つ○」コロコロ ~夕食~ 浜面 「おお! 湯気が出てるメシだ!」 番外個体 「そこに感動されるとは思ってなかったな」カチャカチャ 婚后 「まあ、いい香りですわね」ハゥ 海原 「テーブル拭きますね。はい、ちょっと失礼しますよ」 結標 「ねえ、運ぶの手伝って」 絹旗 「はーい」 白井 (絹旗さんの様子が……?) 番外個体 (どうしよ。妹達みたいな顔になっちゃってる) 滝壺 (やりすぎたかな) 浜面 「よう、絹旗。どうした? らしくもない顔しちゃって。腹でも減ったか?」ナデナデ 絹旗 「……はっ。な、何するんですか! 超気安く人の頭をなでないでください!」ウガー 番外個体 (え、直った) 滝壺 (よかったけど、ちょっと複雑) 結標 「あ、そうだ。浜面くんだけ追加メニューがあるんでしょ?」 浜面 「?」 番外個体 「滝壺さんがねー、はまづらが好きなもの出したいって。作ってくれたよ」 婚后 「あらあら、仲のよろしいこと」クスクス 白井 「はー、まったく見せ付けてくれますわね」 滝壺 「はい、これはまづらの分」ゴトン 浜面 「すげえ! コロッケたくさん!」 海原 「お、いいリアクションですね」 白井 「滝壺さんが"じゃがいもたくさん"と仰ってたのはこれのためでしたのね」 滝壺 「手の込んだ料理より、好きなものをどっさり出したほうが、はまづらみたいな男の人は喜ぶよ」 番外個体 「……なんか、すっごい敗北感なんだけど」 結標 (覚えとこ) 絹旗 「早く食べましょうよー」 婚后 「がっつくのはみっともないですわよ?」 海原 「これだけ美味しそうなものが目の前に並んでいては無理もないですよ」 浜面 「その通り。では、いただきます!」 絹旗 「浜面! 超フライングですよ!」 番外個体 「細かいことはいいの。ほらほら、食べた食べた」 絹旗 「コロッケ一つもらいます!」シュパッ 浜面 「あ、こら! それ俺の!」 滝壺 「二人とも、ケンカしちゃだめ」 番外個体 「ところで、ここに料理に使ったワインの残りがあるんだけど」 婚后 「え……みなさん、未成年なのでは?」 番外個体 「こういう時ぐらいはおkだよねー♪」 絹旗 「ですよねー」 結標 「!? ダメ! ぜったい!」 白井 「そうですのよ、未成年の飲酒は禁止されておりますの」 結標 「そ、そうよ! 私たち未成年なんだから!」 番外個体 「? 淡希、この間の旅行で」 結標 「とにかくダーメー! 没収!」ヒュ 番外個体 「あれ? あ! ズルイ!」 海原 (結標さんに新たなトラウマが芽生えてしまいましたか) : : : 浜面 「いやぁ……いいもんだな」ゲフゥ 海原 「?」 浜面 「こういう雰囲気でメシ食ったのも、何年ぶりかだからさ」 海原 「ここはいつもこんな感じですよ」ニコニコ 滝壺 「ねえねえ、はまづら」 浜面 「おう、どうした!」 滝壺 「美味しかった?」 浜面 「言わせんなよ恥ずかしい! うまいに決まってるだろ」 滝壺 「///」 番外個体 (滝壺さんのあんなカオ初めて見た) 白井 (これが恋する乙女の表情ですのね……) 結標 (なんかいいなぁ) 婚后 (お二人とも幸せそうですわね) 海原 (見ているこちらが恥ずかしくなってしまいますね) 浜面 「……あの、皆さんなんで注目してらっしゃるので?」 滝壺 「すきあり」chu☆ 浜面 「」 その他 (や、やった!?) 浜面 「ほ、ほっぺに頂いちゃいました」プシュー 滝壺 「お皿片付けてくるね」イソイソ 結標 「……はー、ごちそうさま。いろんな意味で」 番外個体 「うわぁ……大胆……///」 白井 「海原さん、空調を弱めてくださいな。暖房が効きすぎですの」パタパタ 海原 「僕もそう思ったんですが、暖房は入っていませんよ」 婚后 「///」 絹旗 「さすが滝壺さん、やるときゃ超やる人ですね」 浜面 「」プシュー 結標 「ほらほら、ショートしてる暇があるなら片付け手伝いなさい」 浜面 「あ、アイアイサー!」 番外個体 (いいなぁいいなぁ、私もあれぐらい積極的になれれば……) ~同日深夜 きぬはた荘 屋根裏部屋~ 浜面 「……なんか騒々しい一日だったが」 浜面 「楽しかったよな」 浜面 「うん、なんとかやっていけそうだな!」 浜面 「……しかし、滝壺は……」 浜面 「いざというときの行動力はある方だったが、あそこまでだったか?」 浜面 「まさか風呂にまで乱入してくるとは思わなかったぞ」 浜面 「……あ、やべ。また鼻血が……」 滝壺 「はまづら」ヒョコッ 浜面 「うぉぉ!? 滝壺さん!? ど、どうした!」 滝壺 「どうだった?」 浜面 「どうだった、って……そりゃ透き通るように綺麗で……」 滝壺 「? みんないい人だったでしょ?」 浜面 「ああ、そっちの話な! うん、すげえいい人達だったな!」 滝壺 「みんなもいるし、これからははまづらもいてくれるから」 浜面 「?」 滝壺 「すごい嬉しい」 浜面 (な、なんという破壊力の笑顔を見せるんだぁぁぁぁ!)ズギュゥゥゥン 浜面 「滝壺!」ガシッ 滝壺 「? はまづら?」 浜面 「もう一人にはしないからな」キリッ 滝壺 「フォーリンラブじゃないんだ」 浜面 「あれはもうやらない」
https://w.atwiki.jp/nouryokukoukou3/pages/347.html
unahara 「海原海人」(ウナハラ カイト) 年齢 16歳 誕生日 7/20 今いる高校 oo高校 性別 男 顔 フツメン パーソナルデーター 身長 161cm 体重 48kg 一人称 俺 能力名 海流使い(マリンマスター) 武器 海神杖(エノシガイオス) 能力について 現在はLv4である 空気中の水蒸気を掌握しているが どうしても海のミネラルが混じってしまう能力 意外と豪快な使い方をするので侮れないものである Lv4のLv10 人柄 眼鏡をかけているニックスの友達で 海原財閥の御曹司である 兵器などを持っている しっかりとした性格である 中の人いわく最も性格が 崩れてしまっているらしい 一応「まったくな奴だ」が口癖 財閥体制を嫌っており 海原財閥を海原グループにしようという野望を持つ 生い立ち 海原家の次男として生まれてきた人物 ニックスをいじめられているところから救い また彼の優しさに共感して親友となる 小学校のころから学園都市にいて Lv1から順調に成長してきているが ニックスが能力に目覚めないため不安を思う 彼もまた中学三年生のとき上条当麻の精神に 心を動かされoo高校を受験して合格した 彼も上条当麻や伊達次郎と友好関係を深めたが まもなくニックスが親の都合で転校することを知る スレ外で起こっていること 10/1 黒マントの男ヘルメスと戦い敗北 10/8 草太を助けるために行動を起こす 模擬戦暦 1勝0敗0分 vsコバルト・バルト 勝利 「やれやれ。まったくな奴だ。まぁついて行くけど。」
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6169.html
栗田「あら!一流紬厨の平尾英氏ね」 近城「パリでも名を上げて,世界でも指折りの紬厨になったんだけど・・・いま日本に帰って来ているんだ。 以前にキャプ画を頼まれて加工して以来,すっかり親しくなってね。」 山岡「ふん・・・で,この人がどうかしたの?」 近城「もうパリには帰らないと言うんだ。2度と帰りたくないって・・・」 栗田「帰りたくない?」 山岡「いいじゃない!パリでもう充分名前を売ったんだから,あとは日本に住んでりゃいい。」 近城「ところがそうはいかないんだ。平尾氏は紬関係の会社を,パリにいくつも持っている。すべて平尾氏の個人経営だから 彼が陣頭指揮をとらないと,全ての会社はつぶれてしまう。平尾氏は多大な借金を負うことになる。それだけじゃない。パリに 帰らないというのは平尾氏にとって紬厨を放棄することを意味するらしい。」 二木「まあ!紬厨を引退しちゃうの!?」 近城「20年近くパリで紬厨をやっていて,もうそれに耐えられなくなったというんだ。むぎゅうのし過ぎで神経が疲れているんだと思う。 それで里心がでて,紬厨の少ない日本に帰ってきてしまったんだ・・・」 山岡「で?俺に頼みというのは・・・」 近城「もう一度ムギの良さ,素晴らしさを平尾氏に思い起こさせてもらいたいんだよ。」 山岡「やだよ俺。本人は日本に戻りたいっていうんだろう?そりゃ本人の意思を尊重すべきだよ。」 栗田「だってあれだけの紬厨を・・・国家的損失だわ。」 山岡「それは余計なお世話というもんさ!」 近城「じゃ仕方がない・・・山岡さんはあきらめよう。」 山岡「悪いな」 近城「いいんだ,海原雄山先生がいるから・・・」 栗田「!!」 山岡「・・・・・・」 近城「究極のカップリングと至高のカップリングが張り合っていて,海原先生が帝都新聞側なのは知っているよ。だけど俺は海原先生の専属カメラマンだぜ?」 栗田「それはそうなんだけど・・・」 山岡「・・・・・・」ムスッ 近城「それで平尾さんの件も海原先生にお願いしてみたら承知して下さって。」 栗田「まあ海原雄山が!?」 山岡「!」 近城「海原先生におまかせすれば,大丈夫とは思うけど,ま,念には念をいれて山岡さんの力を借りようとしたわけさ。でもまあ無理にとは言わないよ。海原先生が いるから。」 山岡「雄山なんかになにができるもんか!!俺がなんとかしてやるよ!」 近城「え!じゃあ海原先生と競作だね!」 栗田「(山岡さん,海原雄山に敵愾心を燃やして・・・)」 ~帝国ホテル~ 平尾「パリでも日本の新聞や雑誌を講読してましたから,究極と至高のカップリング対決はよく知っていますよ。」 栗田「平尾さんは,よほどけいおんに関心がおありなんですね!」 平尾「以前に海原先生にご紹介いただいて,美萌倶楽部の会員に加えていただいたんですよ。日本に戻ってくるたびに 海原先生にお目にかかって,いろいろ教えてもらっています。」 栗田「まあ。」 二木「海原先生ともお親しいなんて・・・」 平尾「その海原先生と対決している山岡さんにけいおんで萌えさせていただけるなんてうれしいですよ。」 山岡「気に入っていただけるといいんですが・・・」 秘書「先生,海原先生がお見えです。」 平尾「これはこれは海原先生。」 雄山「このホテルで集まりがあったついでに平尾さんの顔でも見ておこうかと思いましてな。 むむっ!?」 キュピーン 山岡「・・・」 近城「先生どうも!」 二木「その節は失礼しました」 雄山「ち・・・・二木さんのお嬢さんといい,近城といい,なんの因果でこんな連中と付き合うのか・・・・・・」 近城「あの・・・私がお願いして山岡さんにもけいおん茂絵を提供していただくことになりまして・・・」 雄山「ふ・・・近城,こんな男がえらぶ萌えで萌えさせるなんて!平尾さんを殺す気か?」 栗田「まあひどい。」 山岡「俺の萌えとお前の萌えとどっちが毒か,平尾さんに判断してもらおうじゃないか。」 雄山「ほう・・・・・・性懲りもなくまた恥をさらしたいようだな!ま,おまえがぶざまな失敗をしてオタオタする 姿は滑稽で平尾さんには良い気晴らしになるだろう!あっ!このオタオタはオタクのオタじゃないからね!」 山岡「その言葉,そのままそっちに返してやるぜっ!」 近城「いったいどうなんているんだい?いくら究極と至高の対決で対立しているからといって・・・」 栗田「近城さん,実は山岡さんと海原雄山とはね・・・」 近城「なんだってえ!あの2人が親子で,しかもキャラソンを千単位で買うほどの梓厨!?」 ~東西新聞~ 二木「これが,平尾さんがパリにいたときに書いていた紬についての批評・・・『平尾英氏,眉毛を語る』,『私と眉毛』・・・』 栗田「さすがは,パリ支局で現地採用になった方は違いますね!」 二木「まかしといてよ。」 山岡「これさえあれば,平尾さんが紬のどこに萌えていたかがよく分かるぜ。」 栗田「ムギ萌えで勝負するのね・・・」 二木「そうよ,だって平尾さんはほかのけいおんキャラに目が向いているから,その心をまずは紬に向けさせるのが目的でしょう?」 山岡「俺も,平尾さんに紬の都パリを懐かしがらせるような萌えを用意するつもりだ。」 二木「それが正解だわ!」 栗田「・・・・・・」 山岡「ではまず前菜から召し上がっていただきます。」 平尾「おや,これはキャラソンのジャケットだ。」 平尾「これはわが社のパリ店の看板に採用しているが,何回見ても飽きない。なつかしいなあ!」 栗田「やったわ!」 山岡「『どんと来い』です。紬の百合設定を上手く生かしたこのシーンは,mixiで専門のコミュニティーができるほど印象的なものです。」 平尾「ああ・・・私の大好きなシーンですよ。みなぽんの声が聞こえてくるようだ・・・パリで何度みたことか・・・」 近城「今のところは上手くいってるみたいだね。だいぶパリと紬をなつかしがってるぞ!」 山岡「紬厨にとってまさにバイブルの2期14話からワンピムギです。これは他厨の心をも鷲づかみにし,これで紬厨になった人も多い と聞きます。これにりっちゃんを加えてデートなんかさせてみるともうニヤニヤがとまりません。」 平尾「むぎゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!」 平尾「おっと失礼。ふふふ・・・りっちゃんだなんて・・・。最近のパリは律紬というカップリングが人気で,パリのことが良く思い起こされる。」 二木「よかったわ!大成功ね!」 近城「これで平尾さん,パリに帰ってむぎゅうをまたしたくなったぞ!」 平尾「しかし・・・東京でこれだけ素晴らしいむぎゅうができるなら,パリへ帰る必要ないですね。」 山岡&栗田「えっ!」 二木「そんな!」 近城「ちょ,ちょっと・・・・!」 雄山「では私の用意した物を召し上がっていただこう。」ニヤリ 平尾「これは?・・・鈴木純・・・ただそれだけ・・・」 平尾「・・・」 平尾「純ジュワ~щ(゚д゚щ)!!原作では名前も与えられていなかった純がこんなに萌えるものなのかーーーっ!ああ!!たまらん!!!」ペロペロ 雄山「中つぎには憂を愛でていただきたい。2期5話から持ってきた『めっ!憂」です。」 平尾「あははーっ!ただの妹属性しかないと思っていたキャラがここまで萌えるとはーーっ!お尻を叩かれたい!!私はこの憂ちゃんに お尻ぺんぺんされたいぞーー!ぺんぺんぺーん!!!!!」ハアハア 平尾「海原先生!ありがとうございます!けいおんというものの根底を思うさま味わわせていただきました!憂,純!二年生メンバーこそ日本のけいおん文化の根底です!私は二十年間パリにいるうち,自分の根っこを失ったように思えてきたんです。でも,これで僕の迷いは吹っ切れました。 私には憂,純というドッシリした根っこがあるのです。根っこさえしっかりしていれば,何厨になったって受け入れられるはずです。私はパリへ戻ってむぎゅうに専念します。」 山岡&栗田&二木&近城「・・・・・・」 山岡「平尾さん・・・・・・よかったですね,がんばってください。」 平尾「山岡さん,あなたのむぎゅう,一生忘れませんよ!」 二木「これからますますむぎゅうができますね!」 平尾「うれしいですよ!『ムギ狂いの平尾』の復活だ!」 山岡「・・・・・・」 雄山「・・・・・・」 栗田「海原雄山は平尾さんが何に苦しんでいるかはっきりとつかんでいたのね・・・・・・萌えはいかに相手の心になってもてなすかだ・・・海原雄山はいつも言っているわ。」 二木「私たち,平尾さんの心を探る努力を忘れていたのね。」 山岡「(次こそ・・・次こそは!!)」 おしまい 8
https://w.atwiki.jp/katamaritribute/pages/147.html
ステージ紹介 攻略 メイツ プレゼント ステージ紹介 ビューティフル塊魂においてDLCステージだった。(名称は「デンジャラスコロニー」) スタート場所 行動範囲 制限時間 砂漠のエメラルド寺院付近 大海原→地球 6分 最初から塊サイズが大きい、大海原がカオスなことに定評のあるステージ。それ故に、塊が小さい時に大海原へ行くことはあまりお勧めできない。(推奨サイズ:1km前後) 王子ホッピングにより、今まで届かなかった星も巻き込めるようになった。代わりに流星等にぶつかった時の吹っ飛びが超強力になった。 攻略 クリア 100点の目安 120点の目安 モード 3000km あたらしい塊魂 3000km 塊ドライブ 無し エターナル 3000km いつもの塊魂 メイツ 名前 場所 オペオ エアーズロック付近のジャンボダコの足 ボス 大海原、雨雲・雷雲の沢山ある島 プレゼント プレゼント 場所 部位 サバイバルブクロ 地球の上空に浮かぶホッキョクセイ
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/948.html
~9月某日 きぬはた荘 屋根裏部屋~ 滝壺 「」ザッ ザッ 滝壺 「」ゴトゴト 滝壺 「」ウィーン <滝壺さーん? 絹旗 「あ、滝壺さん。こんなところにいたんですか」ヒョコッ 滝壺 「きぬはた、どうしたの?」 絹旗 「いえ、朝から姿が見えなかったので」 滝壺 「ごめんね、掃除してた」 絹旗 「どうしてこんな隠し部屋の掃除を……」 滝壺 「……もうすぐ戻ってくるから」 絹旗 「戻って……あ」 滝壺 「空いてる部屋はもうここしかないし」 絹旗 「……ここじゃ頭ぶつけませんか? 私でもジャンプしたら手が届きますよ」ピョンピョン 滝壺 「大丈夫だよ、贅沢は言わせない」 絹旗 (まぁ、あの男が滝壺さんに逆らえる訳もないのですが) 滝壺 「あとは、みんなに一言言わないとね」 絹旗 「滝壺さんが家主ということになってますし、いいのでは?」 滝壺 「それでも。一緒に暮らす人が増えるかもしれないんだから」 絹旗 「そうですね……最初は部屋貸すだけのつもりが、いまや超共同生活ですしね」 滝壺 「うん。だからね、今夜にでも話そうと思う」 ~同日夜 きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「家族が増えます」 白井 「あら、またノラちゃんを拾ってきましたの?」 滝壺 「きぬはた、省略しすぎ」 番外個体 「で、今度はなにが増えるのかな?」 滝壺 「人間だよ」 他全員 「」 婚后 「に、人間? を拾ってきましたの!?」 海原 「もしくは空から降ってきた落下系なんとかですか?」 滝壺 「ほら、ややこしくなっちゃった」 絹旗 「滝壺さんにも原因はあります」 : : : 滝壺 「という訳なの」 白井 「ああ、何回か話してた彼氏さんですのね」 番外個体 「ようやく出てこれるんだねー」 絹旗 「多分、住む場所もお金もない筈なんです」 滝壺 「だから、ここに置いてあげたいんだけど……」 結標 「家主が言うのであれば、間借りしてる私たちには拒否権ないんじゃない?」クスクス 海原 「はは、仰るとおりですね」 結標 「海原、野宿でも逞しく生きなさい」ポン 海原 「はは、え?」 絹旗 「そうなんです、もう空き部屋ないんです」 海原 「いや、ええと……」 滝壺 「大丈夫だよ、かろうじて一部屋あるから」 婚后 「海原さん、よかったですわね」 海原 「ええ、さすがに今回はホッとしてます」 番外個体 「なんだかんだ言って、今更一人欠けるのも寂しいしね」 海原 「」ウルウル 白井 (まさか涙ぐむなんて) 結標 「で、彼氏さんはいつ頃来るの?」 滝壺 「明後日だよ」 番外個体 「意外とすぐなんだね」 絹旗 「ついこの間連絡が来ましたからね。当日は私たちで迎えにいきます」 ~2日後 第10学区 留置所前~ 滝壺 「」ウロウロ 番外個体 「缶コーヒー飲む?」 絹旗 「超いただきます」 滝壺 「」ソワソワ 絹旗 「つき合わせちゃって、なんだか超申し訳ないです」 番外個体 「まあ、家に一人だけいても暇だしね」 滝壺 「」カシュッ グビグビ 絹旗 「白井さんと婚后さんは学校で……結標さんと海原さんも朝からいませんでしたね」 番外個体 「二人揃って出かけてったよ」 絹旗 「あのお二人も相変わらず仲良く……あれ、門の様子が」 <ガゴゴォォォォォン 黄泉川 「今までご苦労さん。もう二度とお前の顔なんか見たくないじゃん」ニヤニヤ 浜面 「ちょ、晴れの日にそれは酷くないっすか!?」 黄泉川 「はっはっは。それより、ほれ、あんな可愛い子達を待たせる訳にいかないじゃん」 浜面 「え?」 滝壺 「はまづら」 浜面 「た、滝壺!? 滝壺か! 来てくれたのか!」 滝壺 「ずっと待ってたから」 番外個体 「なんか邪魔できない雰囲気だね」 絹旗 (浜面……気のせいか、雰囲気が変わったような) 浜面 「滝壺!」ガシッ 滝壺 「? はまづら?」 浜面 「イエス、フォーリンラブ!」クルッ 滝壺 「?」 浜面 「そこは合わせるところでしょぉぉ!?」 番外個体 「」 絹旗 (やっぱり浜面は超浜面でした) : : : 浜面 「なるほど……麦野が家をな」 滝壺 「うん。そこでみんなと暮らしてるよ」 浜面 「みんな?」 絹旗 「」ジー 番外個体 「やっほう」ノシ 浜面 「絹旗と……ええと(なんか見たことあるような)」 絹旗 「浜面、なに滝壺さん以外の女性に熱視線を送ってるんですか」 番外個体 「? どうかしたのかな」 浜面 「あ、いや、浜面っていうんだ。滝壺が世話になったみたいだな」 滝壺 「この人はみさわ。一緒に住んでる人だよ」 浜面 「ミサワさんか、よろしくな」ガッチリ 番外個体 「う、うん、よろしく」 番外個体 (ゴツくて男らしい手だなぁ、あの人と大違い) 黄泉川 「おまいらいつまでやってるじゃん。さっさとメシでも食いにいけ」パシパシ ~第7学区 とあるファミレス~ 浜面 「ってことは、今7人で生活してるのか」 絹旗 「そういうことです。そして浜面が超8人目です」 浜面 「……いいのか? それって」 滝壺 「みんないいって言ってくれたよ」 番外個体 「家主さんのご意向だしね、逆らえないさ」ニヤニヤ 絹旗 「それに、今の浜面は超宿無しでしょう。どうこう言ってられませんよ」 浜面 「ま、まあ確かにな」 滝壺 「だから、何も気にすることないよ。みんないい人だから」 浜面 「そうか……なんか申し訳ないな」 番外個体 「……ねえ、ふと思ったんだけどさ」 滝壺 「どうしたの?」 番外個体 「こういうときってさ、歓迎会とかするもんなの?」 絹旗 「おお、そうですね。超出所祝いでもいいです」 滝壺 「やろうやろう」 浜面 「いやいや! さすがにそこまでしてもらう義理はないぞ!?」 番外個体 「そう言わずに。豪勢な料理を食べられる口実できるしさ♪」 浜面 「あ、そっちが目的?」 絹旗 「まあ、たまにはいいんじゃないんですかね」 滝壺 「そうだね、はまづらの記念日だし」 浜面 「な、なんか照れちまうな」 番外個体 「ちょうど、今日の夕食作るの私だし。こりゃ楽しそうだ」 浜面 「今日の? なんだ、持ち回り制なのか?」 絹旗 「そうですよ……って、浜面はどうしましょうか。料理できます?」 浜面 「できると思ってんのか?」 絹旗 「全然」 浜面 「」グスン 滝壺 「はまづらは、私が当番の日に手伝ってくれればいいよ」ナデナデ 浜面 「滝壺さん、一生着いていきます!」 番外個体 (こりゃ生涯尻に敷かれるな) 滝壺 「それじゃ、そろそろ帰ろうか」 絹旗 「そうですね、ユリコに留守番させっぱなしですし」 浜面 「な、なんだか緊張するな」 ~同日 きぬはた荘~ 絹旗 「ただいま戻りましたー」 ユリコ 「―=三( ・ω・)」ドタタタ 絹旗 「ユリコー、いい子にしてましたかー?」ヒョイ 浜面 「お、猫も飼ってるのか。つうことは7人と1匹だな」 番外個体 「浜面さんが2匹目だね」クスクス 浜面 「そっちにカウントしないで!?」 滝壺 「? 靴があるね。誰か帰ってきてるのかな」 結標 「あら、お帰りなさい」 滝壺 「あ、むすじめ。ただいま」 番外個体 「あれ、淡希? 海原さんと一緒じゃなかった?」 結標 「なんか用事があるから先帰っててくれって。……で、そちらの大男が件の?」 浜面 「浜面仕上っつうんだ。今日から厄介になるぜ」 結標 (……顔は並。だけど、いい体格してるわね) 結標 「結標淡希よ、ヨロシクね」 浜面 ( ( ゚∀゚)o彡°) 絹旗 (超浜面……早速煩悩に支配されてますね)ハァ 滝壺 「……」グシャッ 浜面 「おぅふ!? 滝壺さん!? なぜわたくしの足をお踏みに!?」 滝壺 「はまづら」 浜面 「はっ!」ビシィ 滝壺 「部屋に案内するね」 ~きぬはた荘 2階 廊下~ 滝壺 「はまづら、見てて。この棒でね、天井のフックを引っ張っると」グイッ スルスルスル 番外個体 「おーかっこいい。隠し階段だね」 結標 「屋根裏部屋もあったのね」 絹旗 「多分、私と滝壺さんしか知らなかったでしょうね」 浜面 「なんかいいな、こういうの。秘密基地みたいでさ」wktk 滝壺 「階段は出しっ放しにしないでね、狭くなるから」 浜面 「了解だぜ!」 結標 「中は確かめなくていいの? 流石に全員は入れないでしょうけど」 浜面 「そうだな。荷物も置かないといけないしな」ギシギシ 番外個体 「秘密基地の居心地はどうだーい?」 <いい感じだな! 結標 「男の人って、隠れ家っていうの? ああいうのに憧れるのかしら」 番外個体 「んー、でも分かる気もするな」 <(ゴン)イデェ!! 絹旗 「やっぱり天井低いんですね」 滝壺 「はまづら、大丈夫?」 <頑丈さには自信と定評があるからな ユリコ 「」ウズウズ 絹旗 「? ユリコ?」 ユリコ 「(ノ・ω・)ノ」ドタタタタ 絹旗 「あ、ちょっと!?」 <うぉぉ!? どうした!? <フミャァーーーーオ 滝壺 「入ったことないから、入ってみたかったのかな」 <バリバリバリバリ <くぉら! 壁で爪といじゃだめ! 俺の部屋! 結標 「……ユリコらしくないわね、イタズラするなんて」 番外個体 「きっと興奮してるんだね」 ~きぬはた荘 リビング~ ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」ベチンベチンベチンベチン 浜面 「さっきからなんなのよアンタ!」 絹旗 「超浜面! 私のユリコをいじめるとは何事ですか!」 浜面 「むしろいじめられてるの俺じゃね!?」 滝壺 「大丈夫だよ、そんなはまづらも応援してる」 番外個体 「……今までとは違うタイプの賑やかさだね」 結標 「絹旗さんとの息が妙に合ってるのよね」 ユリコ 「(・ω・)」ガブガブ 浜面 「イテェ!? 手噛むな!」 滝壺 「ゆりこ、はまづら食べちゃダメ」 番外個体 「仲が良いのはいいことだ。さーて、そろそろ夕飯の支度でも」 結標 「? やけに早いじゃない」 絹旗 「今日は超浜面の超出所祝いらしいですよ」 滝壺 「ねえねえ、みさわ。手伝うよ」 番外個体 「じゃお願いしよっかな。もう冷蔵庫カラッポにするぐらいのつもりだし」 浜面 「いや、なんか申し訳ないな。そこまでしてもらうのも」 番外個体 「大丈夫だよ、明日からは一転して質素になるから」 絹旗 「みんなして超菜食メインの食事を作りますからね」 結標 「あら、結構なことじゃない」 番外個体 「成長期は食べといたほうがいいと思うんだけどなー」 絹旗 「……なぜ私を見ながら言うんですか」 番外個体 「じゃ、作ってきまーす☆」ノシ 滝壺 「はまづら、また後でね」 浜面 「お、おう!」 <メインはどうしようかな <はまづらは肉食だから、お肉がいいかも 結標 「……浜面くん、肉食なのね」 浜面 「違う意味に聞こえるのは気のせいだよな?」 絹旗 「むしろ浜面は雑食じゃないですかね」 浜面 「まあ、好き嫌いはないしな」 結標 「なんか違う意味に聞こえるわね」 絹旗 「超抽象的な会話ですよね」 結標 「それはそうと、もうみんなから言われてると思うけど」 浜面 「?」 結標 「もう滝壺さんを悲しませるような真似しちゃダメだからね」 浜面 「大丈夫だ、心配はいらないぜ」 結標 「もし滝壺さんを泣かせたら、この家の人間全員が敵に回ると思いなさい」ニヤー 浜面 「」ゾクッ 絹旗 「Level5を単騎撃破した浜面とはいえ、超厳しい戦いになりますね」 浜面 「そんなすごいのか……?」 絹旗 「テレポーター、電撃、空力、念動力と超選り取りみどりですよ」 結標 (念動力使いはニセモノだけどね) 浜面 「すげえな。国一つ潰せるんじゃないか?」 結標 「さあ、どうかしら? 今のところはそんな予定ないしね」クスクス 浜面 (今のところってなんだよ) 絹旗 「とりあえず、結標さんとミサワさんは怒らせたら超怖いので、気をつけるといいですよ」 結標 「え、なんで私もなの。いつも優しーいじゃない」 絹旗 「だってユリコのトイレ掃除をサボったり、ミニトマトを残したりしたときに……」 浜面 「そりゃお前が悪いだろ」 絹旗 「むー」 浜面 「ミサワさん、だったか? 滝壺と反対のタイプっていうか、確かにキツそうな顔はしてたな」 結標 「それ、本人の前で言ってみなさい。かみなりパンチが飛んでくるから」 浜面 「……肝に銘じておく」gkbr <ギィィィィ バタン 白井 「ただいま戻りましたのー」 婚后 「ただいま戻りました……あら? そちらの方はもしや……」 浜面 「あ、どうも」 浜面 (常盤台のお嬢様まで一緒なのか。どういう家だ、ここは) 結標 「あら、お帰りなさい……どうしたの、その荷物」 白井 「滝壺さんから、メールで買い物を頼まれましたの」 結標 「そういうこと。お茶のお代わりもってくるついでに、置いてくるわよ」 婚后 「では、お願いしますわね」 絹旗 「そういえば、超いい匂いがしてきましたね。ちょっと覗いてみましょうか」 <まーたつまみ食いするつもり? <そ、そんなことしないです……たぶん。 浜面 (……あれ?) 浜面 「…………」 白井 (この立派な体格の殿方が……)ジー 婚后 (先日お話してらした、滝壺さんの……)ジー 浜面 (なんで俺一人残すんだよぉぉ! すげぇ居辛ぇよぉぉぉ!) 浜面 「……あ、お茶とか飲みます?」 婚后 「あの、それは……」 白井 「本来わたくし達の台詞では……」 浜面 「……すいません」ショボン 婚后 「ああ、いえ、そんな! わたくし達も気が付きませんで!」 白井 「お、お話は聞いておりますの! たしか滝壺さんの許婚の方だとか……」 浜面 「えっ」 婚后 「えっ」 白井 「えっ」 浜面 「俺の知らないところでそんなところまで進んでたのか!?」 婚后 「わたくしも初めて聞いたのですが……」 白井 「あれ? そう仰ってませんでした?」 浜面 「ま、まあ、俺もな、滝壺がそう望んでくれるなら……しまった! 今の俺には先立つものがない!」 婚后 「何を仰いますの。肝心なのはお金などではございませんわ!」 白井 「無償かつ年中無休かつ周囲の目など気にしない愛こそが重要ですの!」 浜面 「……ああ、その通りだな! よし、ちょっと滝壺迎えに行ってくる!」 滝壺 「呼んだ?」ヒョコッ 浜面 「……あ、すまねえ。なんでもない」 滝壺 「? キッチンにいるから、用事があったら呼んでね」トテトテ 浜面 「今の俺達なんだったんだ? あんた達の能力?」 白井 「この家に精神感応系の能力者はおりませんの」 婚后 「少々熱くなってしまったようですわね……お恥ずかしい限りです」 白井 「これだけやっといて、自己紹介がまだでしたの。わたくしは白井黒子と申します」ペコリ 婚后 「こちらで厄介になっている婚后光子と申しますわ」ペコリ 浜面 「あ、これはこれはご丁寧に……浜面仕上と申します」ペコゴツン 白井婚后 「ゴツン?」 浜面 「テーブルに頭打った……イテェ……」 婚后 「そこまで深く頭を下げることもございませんのに」クスクス 白井 「ユニークな方ですの」クスクス 浜面 「はは、お恥ずかしいところを……」ポリポリ 白井 「落ち着いてくださいな。それはそうと、もう他の皆さんとは?」 浜面 「顔合わせた、ってことか? ええと7人だっけ? じゃあと1人だな」 婚后 「そういえば、海原さんのお姿が見えませんわね」 白井 「そろそろ戻ってくるのでは? いつも夕飯には間に合わせておられますし」 <ギィィィィ バタン 婚后 「噂をすれば影、ですわね」 白井 「相変わらずパンクチュアルな方ですの」 浜面 (海原さん、か……どんな娘なんだろうな) 海原 「ただいま戻りました。……おや、お客さんですか?」 浜面 (あれ? なんだこの爽やかイケメンは) 婚后 「あら、海原さん。滝壺さんから話は聞いておりましたでしょう」 浜面 (海原さん? この人が海原さん?) 海原 「おお、この方がそうでしたか。初めまして、海原と申します」ペコリ 浜面 「……あ、浜面です」ペコリ 浜面 (そうだよ、なんか変だと思ったら、ここまで女の子としか会話してねえじゃねぇか!) 海原 「これからよろしくお願いしますね」ニコニコ 浜面 「お、おう。よろしくな」 浜面 (てことは、今まで男はこいつ1人だったのか?……こいつは) 白井 「これで、全員との顔合わせと自己紹介は済みましたの?」 浜面 「ああ、そうなるな」 婚后 「すっかり話し込んでしまいましたわね。ちょっと私物だけ置いてまいりますわ」 白井 「そうですの、リビングに置いておく訳にもいきませんし」 <そういえば、もうすぐですわね。 <気合入れていきますのよ。 浜面 「……なあ、海原さん、だったか? あんた、今までこの家で……」 海原 「? なんでしょうか」 浜面 「ぶしつけで悪いが、男1人、だったんだよな?」 海原 「ええ、結果としてそうなりましたね。これからは2人ですが」ニコニコ 浜面 「…………」 海原 「浜面さん?」 浜面 「……大変だったろう!」ガシッ 海原 「??」 浜面 「いくら美人美少女揃いといえ、男一人だけってな肩身が狭いんだよなぁ!」 海原 「あ、あの……」 浜面 「なんかあればすぐ殴られるし爆弾投げられるしビームが飛んでくるし……」ウルウル 海原 「浜面さん?」 浜面 「そのクセ、周りからはやれ"もげろ"とか"爆ぜろ"とか言われるんだよな!」 海原 「いえ、そんなことは……」 浜面 「あんたも苦労してきたんだよな! わかる! わかるぜ!」ウンウン 海原 (彼の過去に何があったのでしょうか……) 浜面 「大丈夫だ! これからは何があろうと、この浜面仕上はあんたの味方だ!」ドドン 海原 「は、はあ……ありがとうございます」 ~きぬはた荘 キッチン~ 結標 「この香りはビーフシチュー? 随分と手が込んでるじゃない」 番外個体 「こういう時、圧力鍋があると楽なんだけどな」 絹旗 「どれ、この私が超味見を」 滝壺 「こら」 結標 「炊飯器で代わりにならないの?」 番外個体 「炊飯器で? シチュー? できんの?」 結標 「だって原理は似たようなものでしょ?」 番外個体 「そうなの?」 滝壺 「圧力鍋でご飯は炊けるらしいけどね」 番外個体 「でも圧力鍋と炊飯器だと構造が違うよ」 絹旗 「」コソコソ 結標 「炊飯器で煮込み料理とか、テレビで見たんだけどな」 番外個体 「それマジ?」 滝壺 「やってできないことはないと思う。鍋で作るのとは大分感じが違うだろうけど」 結標 「今度、私の番の日にやってみてもいい?」 番外個体 「……鍋一つツブすならまだしも、炊飯器壊されたら困るんだけど」 絹旗 「」ソォー 結標 「壊すって……私をなんだと思ってるのよ」 滝壺 「むすじめ、炊飯器料理は基本がもっとできてからね」 結標 「えー、滝壺さんまで……」 番外個体 「大丈夫大丈夫、最近は未元物質じゃなくなってきたしさ」 絹旗 「」ヒョイパク 結標 「未元物質!? そんな風に思ってたの!?」 番外個体 「だって常識が通用しないし」 結標 「ぐぬぬ……でも、でも海原はいつも何も言わず食べてくれてたし……」 滝壺 「うなばらは紳士だしね」 番外個体 「……あれ? 誰かここに置いといたホウ酸団子しらない?」 絹旗 「」ブーッ 滝壺 「やっぱり、きぬはたまたやったんだね?」 結標 「懲りないわね、貴女も」ハァ 番外個体 「で、ホウ酸抜きホウ酸団子のお味はいかがかな?」ニヤニヤ 絹旗 「なっ、ひ、ぇあ……超ハメられた!?」 滝壺 「つまみ食いはやめてって、何度も言ったのに」 番外個体 「口で言って分からないなら、身体で分かってもらうしかないよね☆」バチッ 結標 「少しだけ落ち着きなさい。前髪から火花散ってるわよ」 絹旗 「あっ、いや……」 滝壺 「きぬはた、ある意味で自業自得だからね」 結標 「これで懲りてくれたら、お姉さん嬉しいなー」 番外個体 「悔い改めな」 絹旗 「み、皆さん、目が超笑ってないですよ……?」 : : : 海原 「? 今、キッチンの方から何か聞こえませんでしたか?」パチン 浜面 「聞こえたか? 俺には何も聞こえなかったが」パチン 海原 「気のせいでしょうか……お、これで形勢逆転ですよ」パチン 浜面 「なぁにぃ!? 一列全てを白に変えられちまっただと!?」 海原 「ふふ、さあどうでます?」 浜面 「くそ、オセロでここまで悩んだのも久しぶりだぜ……」 ユリコ 「ノ・ω・)ノ」ガシャーン 海原 「あ」 浜面 (ナイスだ! ユリコ!) 海原 「いや、参りました。勝負をひっくり返されるとはまさにこのことですね」 浜面 「お互いにいいところまでいったんだがなぁ、いやぁ残念だ!」 海原 「キリもいいですし、片付けましょうか」 浜面 「あれ? 駒が一枚足りないな」 海原 「ユリコさんがひっくり返したときに、転がってしまったのでしょうかね」 ユリコ 「つ・ω・)つ○」コロコロ ~夕食~ 浜面 「おお! 湯気が出てるメシだ!」 番外個体 「そこに感動されるとは思ってなかったな」カチャカチャ 婚后 「まあ、いい香りですわね」ハゥ 海原 「テーブル拭きますね。はい、ちょっと失礼しますよ」 結標 「ねえ、運ぶの手伝って」 絹旗 「はーい」 白井 (絹旗さんの様子が……?) 番外個体 (どうしよ。妹達みたいな顔になっちゃってる) 滝壺 (やりすぎたかな) 浜面 「よう、絹旗。どうした? らしくもない顔しちゃって。腹でも減ったか?」ナデナデ 絹旗 「……はっ。な、何するんですか! 超気安く人の頭をなでないでください!」ウガー 番外個体 (え、直った) 滝壺 (よかったけど、ちょっと複雑) 結標 「あ、そうだ。浜面くんだけ追加メニューがあるんでしょ?」 浜面 「?」 番外個体 「滝壺さんがねー、はまづらが好きなもの出したいって。作ってくれたよ」 婚后 「あらあら、仲のよろしいこと」クスクス 白井 「はー、まったく見せ付けてくれますわね」 滝壺 「はい、これはまづらの分」ゴトン 浜面 「すげえ! コロッケたくさん!」 海原 「お、いいリアクションですね」 白井 「滝壺さんが"じゃがいもたくさん"と仰ってたのはこれのためでしたのね」 滝壺 「手の込んだ料理より、好きなものをどっさり出したほうが、はまづらみたいな男の人は喜ぶよ」 番外個体 「……なんか、すっごい敗北感なんだけど」 結標 (覚えとこ) 絹旗 「早く食べましょうよー」 婚后 「がっつくのはみっともないですわよ?」 海原 「これだけ美味しそうなものが目の前に並んでいては無理もないですよ」 浜面 「その通り。では、いただきます!」 絹旗 「浜面! 超フライングですよ!」 番外個体 「細かいことはいいの。ほらほら、食べた食べた」 絹旗 「コロッケ一つもらいます!」シュパッ 浜面 「あ、こら! それ俺の!」 滝壺 「二人とも、ケンカしちゃだめ」 番外個体 「ところで、ここに料理に使ったワインの残りがあるんだけど」 婚后 「え……みなさん、未成年なのでは?」 番外個体 「こういう時ぐらいはおkだよねー♪」 絹旗 「ですよねー」 結標 「!? ダメ! ぜったい!」 白井 「そうですのよ、未成年の飲酒は禁止されておりますの」 結標 「そ、そうよ! 私たち未成年なんだから!」 番外個体 「? 淡希、この間の旅行で」 結標 「とにかくダーメー! 没収!」ヒュ 番外個体 「あれ? あ! ズルイ!」 海原 (結標さんに新たなトラウマが芽生えてしまいましたか) : : : 浜面 「いやぁ……いいもんだな」ゲフゥ 海原 「?」 浜面 「こういう雰囲気でメシ食ったのも、何年ぶりかだからさ」 海原 「ここはいつもこんな感じですよ」ニコニコ 滝壺 「ねえねえ、はまづら」 浜面 「おう、どうした!」 滝壺 「美味しかった?」 浜面 「言わせんなよ恥ずかしい! うまいに決まってるだろ」 滝壺 「///」 番外個体 (滝壺さんのあんなカオ初めて見た) 白井 (これが恋する乙女の表情ですのね……) 結標 (なんかいいなぁ) 婚后 (お二人とも幸せそうですわね) 海原 (見ているこちらが恥ずかしくなってしまいますね) 浜面 「……あの、皆さんなんで注目してらっしゃるので?」 滝壺 「すきあり」chu☆ 浜面 「」 その他 (や、やった!?) 浜面 「ほ、ほっぺに頂いちゃいました」プシュー 滝壺 「お皿片付けてくるね」イソイソ 結標 「……はー、ごちそうさま。いろんな意味で」 番外個体 「うわぁ……大胆……///」 白井 「海原さん、空調を弱めてくださいな。暖房が効きすぎですの」パタパタ 海原 「僕もそう思ったんですが、暖房は入っていませんよ」 婚后 「///」 絹旗 「さすが滝壺さん、やるときゃ超やる人ですね」 浜面 「」プシュー 結標 「ほらほら、ショートしてる暇があるなら片付け手伝いなさい」 浜面 「あ、アイアイサー!」 番外個体 (いいなぁいいなぁ、私もあれぐらい積極的になれれば……) ~同日深夜 きぬはた荘 屋根裏部屋~ 浜面 「……なんか騒々しい一日だったが」 浜面 「楽しかったよな」 浜面 「うん、なんとかやっていけそうだな!」 浜面 「……しかし、滝壺は……」 浜面 「いざというときの行動力はある方だったが、あそこまでだったか?」 浜面 「まさか風呂にまで乱入してくるとは思わなかったぞ」 浜面 「……あ、やべ。また鼻血が……」 滝壺 「はまづら」ヒョコッ 浜面 「うぉぉ!? 滝壺さん!? ど、どうした!」 滝壺 「どうだった?」 浜面 「どうだった、って……そりゃ透き通るように綺麗で……」 滝壺 「? みんないい人だったでしょ?」 浜面 「ああ、そっちの話な! うん、すげえいい人達だったな!」 滝壺 「みんなもいるし、これからははまづらもいてくれるから」 浜面 「?」 滝壺 「すごい嬉しい」 浜面 (な、なんという破壊力の笑顔を見せるんだぁぁぁぁ!)ズギュゥゥゥン 浜面 「滝壺!」ガシッ 滝壺 「? はまづら?」 浜面 「もう一人にはしないからな」キリッ 滝壺 「フォーリンラブじゃないんだ」 浜面 「あれはもうやらない」
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/1521.html
492 :名無しさんなんだじぇ:2010/08/28(土) 12 26 53 ID /R5c9eNM 池田「キャプテンのおにぎりは最高だし!」 小十郎「この小十郎…これほどに美味な食べ物は初めてです!」 トレーズ「エレガントでいてしっとり、それでいてしつこくなくまろやか。実にエレガントだな、ミスミホコ」 美穂子「ありがとうございます。あ、刹那さんと海原さんにはお弁当を用意したんですよ?」 小十郎「なにぃ?!」 池田「うらやましーしぃ!」 刹那「すまない」 美穂子「いえいえ」 海原「なぜ、ぼくたちだけに?」 美穂子「お互い頑張りましょう」 刹那・海原「!?」 部長「ねー、マーカーどこ置いたかしらー?」 美穂子「あ、ごめんなさい!それここに置いておきました!」 刹那「宣戦…布告か?」 海原「なんというか、兎に全力で仕留めにかかるライオンのようですね、あの人」
https://w.atwiki.jp/h21fjhs/pages/31.html
結標 「」プルプル 小萌 「結標ちゃん、やっぱりよく似合うのですよー」 禁書 「く、悔しいけど、すごい破壊力なんだよ……」 結標 「これ、恥ずかしいんだけど……」モジモジ 海原 「仕事中はもっと際どい服装してるじゃないですか」 結標 「それとこれとは別よ!」 小萌 「彼氏さんは何か感想はないのですかー?」 海原 「よくお似合いだと思いますよ」 結標 「だから、なんでさっきから彼氏ってとこ否定しないの!」ムキー 海原 「いや、全力で否定したらそれはそれで怒られそうじゃないですか」 結標 「う……」 禁書 「? でも、二人ともお揃いのストラップ付けてるよね?」 結標 (なんて観察眼……) 海原 「あ、これですか?」チャラ 禁書 「おー、すごい綺麗なんだよ」キラキラ 結標 「こ、これはね……私達だけじゃないの。仲の良い連中で色違いのお揃いを持ってるのよ」 禁書 「え? でも二人は色も同じなんだよ?」 結標 「」 小萌 「若いっていいですねー」ウンウン 海原 「いやあ、照れてしまいますね」 禁書 「すごい羨ましいかも……今度わたしもお揃い買ってもらうんだよ」 結標 「」 ~しばらく後 とある公園 ベンチ~ 海原 「しかし驚きましたね。どこの幼女かと思えば、その実体は教師だとは」 結標 「あぁ見えて大酒飲みのヘビースモーカーよ。私達の3倍は生きてるんだから」 海原 「となると、実年齢より少々若く見えますね」 結標 「そんなレベルじゃないでしょ……」 海原 「ああ、それで合点がいきました。"皆さんの応援に行くのですよー"というのはそのままの意味だったんですね」 結標 「まあ、自分が受け持つクラスの応援に行ったんでしょうね」 海原 「結標さんも行ってあげてもよかったと思いますが」 結標 「ぜっ、絶対ヤダ!! 死んだ方がマシと思うような事態になるじゃない!!」 海原 「なぜそこまで……」 結標 「……小萌のクラスには土御門がいるの」 海原 「納得しました」 海原 「応援に行かないにしても、あのままの服装でもよかったのでは?」 結標 「あれで街中歩くのも、その、恥ずかしいでしょ……」 海原 (布巻いてるだけの格好と何が違うのでしょうか) 結標 「もー、その話は終わり」 海原 「ふふ、了解です。いや、しかしいい天気ですね」 結標 「天気の話題しかないの?」 海原 「それでは、"ほぼ日刊今日の御坂さん"でも……」ゴソゴソ 結標 「いい天気ねー」 海原 「そうですよね、この暑くも寒くもない時期の快晴は爽快だとは思いませんか?」 結標 「言いたいことは分かるけどね」 海原 「何か飲み物でも買ってきましょうか」 結標 「いい。ここにいて」 海原 「?」 : : : 海原 「……こうやって時間をムダにするのも、たまには悪くないものですね」 結標 「」ウトウト 海原 「……おや? この日差しにやられてしまいましたか」 結標 「」ガクンッ 海原 「あ、危ない」ポスン 結標 「Zzz」スリスリ 海原 「結標さん? これは……旅行のときの悪夢再発ですか。困りましたね」 結標 「」スピー 海原 「……起こすわけにもいきませんね」 ~第7学区 隠れ家的喫茶店(座席開放中)~ 番外個体 「はー、午後になってようやく静かになった」コキコキ 打ち止め 「すごい賑やかだったね、ってミサカはミサカは振り返ってみる」 番外個体 「にしても、まさか携帯の番号交換することになるとは思わなかったけどね」 打ち止め 「えへー、ミサカの携帯に6人目の番号が入ったんだよ♪ ってミサカはミサカは自慢してみる♪」 番外個体 「ふふん、私の勝ちだな」 番外個体電話帳 12人 (きぬはた荘メンバー、一方通行 etc) 打ち止め電話帳 6人 (一方通行、黄泉川、芳川 etc) マスター 「そんなことを張り合ってどうするであるか」 番外個体 「いやー、増えるのがなんだか嬉しくて」 マスター 「分からなくもないが」 打ち止め 「でも、お母様ってお姉様にそっくりだよねー、ってミサカはミサカは顔を思い浮かべてみる」 番外個体 「最初、お姉様のお姉様かと思ったよ……それにしても」 *** 回想 *** 美鈴 「ねえねえ、名前なんて言うの?」 番外個体 「ミサ……あ、三澤真琴です」 打ち止め 「ミサカの名前は打ち止めって言うんだよ、ってミサカはミサカは自己紹介してみる」 番外個体 (しまった名前!!) 美鈴 「まー、二人とも綺麗で個性的な名前ね♪」 番外個体 (あれ?) 美鈴 「番号交換しましょうよ。美琴ちゃんのお友達ってことは、私ともお友達だしね♪」 *** 回想ここまで *** 番外個体 「なんというか、細かいことは気にしないというか……すごい包容力だったな」 打ち止め 「お母様優しくて綺麗でお胸大きい人だった、ってミサカはミサカは将来に夢を持ってみる」 番外個体 「……私たちもあれぐらいになれるのかな」 打ち止め 「どうかなー、お姉様とかワーストを見てると……」 番外個体 「どういう意味かなー?」ズイ 打ち止め 「ぴゃう! 至近距離から睨まないで! ってミサカはミサカは助けを求めてみる!」ギュッ マスター 「ミサワさん、小さい子相手に大人気ないであるぞ」 番外個体 「ずーるーいー」 打ち止め 「マスターさーん、オレンジジュースお代わり、ってミサカはミサカはおねだりしてみる」 マスター 「この子の分はミサワさんの給料から引いておくのである」 番外個体 「…………ぎゃふん。そこはあの白いのに請求してくださいよ……」 ~午後の部 飛び入り参加型パン食い競争~ 浜面 「むぉぉぉぉぉぉ!!」ダダダダ 削板 「ふぉぉぉぉぉぉ!!」ダダダダ 滝壺 「はまづら頑張って」 絹旗 「浜面! 負けたら超夕食抜きですよ!」 白井 「浜面さん! あと少しですの!!」 婚后 「ラストスパートですわ!」 削板 (久々に根性のあるヤツを見たぜ! だが負けねえええ!) 削板 「ふふぉいふぁーんひ」 浜面 「ビブルチ」ズシャァァ 滝壺 「あ……」 絹旗 「超浜面! 何やってるんですか!」ウガー 白井 「あの殿方……今何をしましたの?」 婚后 「手を軽く振ったようにしか……」 白井 「……あの校章は!?」 婚后 「長点上機学園……!」 白井 「長点上機にはあのレベルの能力者がゴロゴロいるということですの?」 婚后 「先方は能力開発のトップ校。そうであったとしても不思議はございませんわ」 白井 「これは……見ておく必要がございますの」 婚后 「敵を倒すには敵を知れ、ということですわね」 滝壺 「はまづら、大丈夫?」 浜面 「あいててて……ありゃなんだったんだ?」 絹旗 「? 超浜面が勝手にコケたようにしか見えませんでしたよ?」 浜面 「いや、それはねえ! なんかよく分からねぇけど……なんかあったんだよ」 絹旗 「なんですかそりゃ」 浜面 「なんか、見えない壁に吹っ飛ばされたような……」 白井 「おそらく、並走してた殿方が何かしましたの」 婚后 「念動力でしょうか……?」 白井 「分かりませんの。とにかく、これから長点上機が参加する競技があるので見に行きますの」 絹旗 「私もですか?」 婚后 「当然ですわ」 ~学年対抗 棒倒し会場 客席~ 絹旗 「あれ? 浜面はいいんですか」 婚后 「怪我をしておられましたし……滝壺さんと浜面さんは保健室ですわ」 白井 「あ、ちょうど始まるところですの」 婚后 「長点上機と……あれはどちらの学校でしょうか?」 <バスン 絹旗 「お、始まりましたよ」 <うおおおおおおお!! 白井 「!! さっきの殿方ですの」 婚后 「なんという存在感……」 絹旗 「あれ? 飛んだ? いつ飛びました?」 白井 「あんな高く……! ものすごい跳躍力ですの……」 <空中すごいパーンチ <メキメキメキメキ 婚后 「ぼっ……棒が真ん中から真っ二つに……?」 白井 「いったい何が起こってますの……?」 <アブナーイ <ドズズン <フコウダー 絹旗 「ありゃ、何人かが折れた棒の超下敷きになりましたよ」 白井 「あの殿方は……空中で制止してる?」 婚后 「何の能力を応用すれば、ああなるのでしょうか?」 <空中すごいパーンチメチャ撃ち 絹旗 「ッ……!」 白井 「もうこれは試合ではございませんの……ただただ一方的な殲滅戦」 婚后 「これを、あの殿方がほとんど一人で巻き起こしていると……」 <そこまで!そこまで! <勝者!長点上機学園! 白井婚后 「」ポカーン 絹旗 「あれ? お二人とも超怖気づいちゃいましたか?」 白井 「ま、まさか! 強敵を前にして昂ぶってますの!」 婚后 「先に申しておきますが、これは武者震いですわ!」gkbr 絹旗 「超そういうことにしておきましょう」 白井 「明日……長点上機と直接対決する機会がありますの」 婚后 「目にものを見せてさしあげましょう……!」gkbr 絹旗 「そうと決まれば、今日はもう引き上げて超休みましょうか」 白井 「いえ、その前にまだやることが残ってますの」 絹旗 「……あ、そうでした。浜面を超回収して、滝壺さんを迎えにいきませんと」 婚后 「それもですが。一日目はナイトパレードは催されますでしょう」gkbr 白井 「年に一回ですし、せっかくですから見ておきませんと」 絹旗 (ナイトパレード……そういえば、もう何年も見てないですね) 白井 「さ、競技も終わったようですし、わたくし達も参りますの」 絹旗 「そうですね。婚后さん、いつまで震えてるんですか」 婚后 「武者震いですわ!」gkbr ~とあるビルの屋上~ ヒュン 白井 「到着ですの」 絹旗 「おー、超特等席ですね」 婚后 「こんなところに立ち入ってよいのでしょうか?」 絹旗 「どうせ誰も来やしませんよ」 白井 「滝壺さんには、メールして頂けましたの?」 婚后 「はい、二人きりでどうぞ、と」 絹旗 「リア充は二人きりで超いい雰囲気にでもなってればいいんですよ」ガサガサ 白井 「まったくですの。ああも毎日見せ付けられては糖尿病になってしまいますの」 婚后 「仲睦まじくて、嫉妬する気すらわいてきませんわね」 絹旗 「さてさて、大覇星祭はまだ続きますけども……」 白井 「まず一日目終了ということで、プチ打ち上げですの」 婚后 「加えて、明日の戦いへ向けて景気付けですわね」 絹旗 「でもなんでアルコールはダメだったんですか?」 婚后 「絹旗さん、ご自分の年齢をお考えになってくださいな」 白井 「絹旗さん、わたくしの仕事を増やすおつもりですか?」 絹旗 「うは、超フルボッコ」 婚后 「……そういえば」 白井 「?」 婚后 「海原さんが"絹旗さんにアルコール与えるべからず"と仰ってましたわね」 絹旗 「え? なっ、なんでですか!? 私が何をしたと!」 婚后 「事情は存じませんわ」 白井 「きっと、海原さんは真面目な方ですので、奔放な絹旗さんを心配しておられますの」 絹旗 「ぐぬぬ……奔放なのは私の超魅力の一つです」 白井 「さあさ、そんなことよりささやかに始めますの」ゴソゴソ 婚后 「ナイトパレードまで、あと1時間というところですわね……」 白井 「終了までここで超ゆっくりさせてもらいますの」 絹旗 「私のアイデンティティを超横取りしないでください」 婚后 「あら? なにやら見慣れないお菓子が……」ガサガサ 絹旗 「あ、それ私の! そのばかうけは超私のものです!」 白井 「誰も横取りなんていたしませんの」 婚后 「これも絹旗さんの取り分ですか?」 絹旗 「あ、ファンタグレープ。はい、私のです」 白井 「はいはい、では行き渡ったところで」 3人 「「「かんぱーい(ですの)」」」 絹旗 「うん、今年のファンタも 「言わしません」 モガガ」 白井 「絹旗さん、ハッピーターンも美味ですのよ」ニコニコ 絹旗 (なんで私の周りのお嬢様はみんなして超庶民的なんですか)ポリポリ 婚后 「そういえば、他の方々はどうなさってるのでしょうか?」 絹旗 「ミサワさんはバイトって言ってましたね」 白井 「……あら? 海原さんと結標さんが所在不明ですの」 婚后 「もしや、あのお二人も?」 白井 「あの、旅行時の写真の件もございますし、考えられなくもないですの」 ~その頃 とある病院~ 海原 「いやぁ、外出許可が下りてよかったですね」 ショチトル 「どこに連れていくつもりだ?」 ショチトル (お兄ちゃんとお出かけなんて何年ぶりかな……) 海原 「こんな部屋に篭りきりというのも退屈でしょう」 ショチトル 「うん、ひm……慣れればなんということもない。化学繊維は気に食わないがな」 海原 「まあまあ、今日はとても賑やかな日なので、ちょっと出歩くのも良いでしょう」 ショチトル 「ふん……ま、見るだけならタダだしな」 ショチトル (♪) 海原 「さて、まずは……どうぞお入りください」 ショチトル 「え?」 <ガラッ 結標 「ちゃんと顔を合わせるのは初めてかしらね」 ショチトル(海の写真に写ってた人……!) ショチトル 「あ、なっ……何故ここに?」 海原 「着替えを手伝うなら、僕よりも同じ女性に任せるべきでしょう?」 ショチトル 「…………いや、私は貴様でも……」 海原 「それに、今日あなたも連れていこうと提案してくたのは彼女ですよ」 ショチトル 「え?」 結標 「ほら、男どもは出てった出てった」グイグイ 海原 「あぁ、はいはい。終わったら呼んでくださいね」 <バタン 結標 「」チラッ ショチトル 「……」 ショチトル (く……何を企んでいる?) 結標 「何も企んでないから安心なさい」 ショチトル 「ッ!?」 結標 「貴女って、すぐ顔に出るのね。読心能力者にでもなった気分よ」クスクス ショチトル 「え……あ……」 結標 「結標淡希っていうの。よろしくね」 ショチトル 「……ショチトルだ」 結標 「じゃ着替えましょ。私のお下がりだけど、いい?」 ショチトル 「あ、ああ」 結標 「最近の義肢ってよくできてるわね。パッと見じゃ区別つかないじゃない」シュル バサッ ショチトル 「……なあ、なぜ私を?」 結標 「たまには気晴らしだって必要でしょ?」 ショチトル 「……」 結標 「~♪」 ショチトル 「……私は、考えがすぐに顔に出るのか?」 結標 「うん、すっごい分かりやすい」 ショチトル (ということは、お兄ちゃんの前でも!?) ショチトル 「~~~」プルプル 結標 「どうしたの?」 ショチトル 「な、なんでもない……」 結標 「? はい、着替え完了。じゃ、海原呼んでくるわね」 ショチトル (考えが読まれて……読まれて……あぁぁぁぁ)ブンブン 海原 「どうかしましたか?」 ショチトル 「うわぁ!? み、見るな!(顔を)見るなぁ!」 海原 「いやいや、(服が)お似合いですよ?」 ~さらにその頃 第7学区 隠れ家的喫茶店(座席開放中)~ 打ち止め 「」スピー マスター 「だいぶ落ち着いたであるな」 番外個体 「……超疲れました」 <カランカラン♪ 番外個体 「いらっしゃいませー」 一方通行 「」ヒョコッ 番外個体 「あ、ようやくお戻り?」 一方通行 「いつもの」 番外個体 (……礼も挨拶もなしか、こンのやろォォォォ!) 番外個体 「はい、お待ちどうさま」カチャ 一方通行 「はいよォ。喉が渇いtブフォォ」 一方通行 「おい、なんだこりゃァ!」 番外個体 「ちょっと前に塩スイーツって流行ってたでしょ?」 一方通行 「それがなンだよ」 番外個体 「新メニューの塩コーヒーでーす☆ お味はいかがー?」 一方通行 「」プルプル マスター 「ミサワさん、程々にな」 番外個体 「はーい、すいませーん♪」 打ち止め 「ふに……あ! 来てたんだー! ってミサカはミサカは飛びついてみる♪」ミョン 一方通行 「おい、おっさんや他の客に迷惑かけてねェだろォな?」 打ち止め 「ちゃんといい子にしてたよー、ってミサカはミサカは主張してみる」 マスター 「いい加減おっさんと呼ぶのはやめてほしいのであるが」 番外個体 「なんで"迷惑かけてねェだろォな"の対象に私が入ってないのかな」 一方通行 「細かいこと気にしてンじゃねェよ。シワが増えンぞ」 番外個体 「ほっとけ、バ㌍タ」 一方通行 「あァ!? 誰かバカだゴルァ」ウガー 番外個体 「ああ? やんのかゴルァ」ムキー マスター 「ケンカなら外でやるのである」 打ち止め 「なんで顔合わすと一回はこうなるのかな、ってミサカはミサカは辟易してみる」 : : : 一方通行 「で、そろそろ閉店なンだろ?」 番外個体 「ゴメン……考えてみたら閉めたあとの片づけと掃除があったんだ……」 マスター 「……ミサワさん、今日はもうあがってよい。お疲れ様であった」 番外個体 「え? あれ?」 マスター 「今日は色々ありすぎて疲れているであろうからな」 番外個体 「あ……ありがとうございます!」 一方通行 「終わったな? よし、行くかァ」 マスター 「待て、この子の分の清算がまだであるぞ」つ□ 一方通行 「……なンじゃこりゃァァァ!!」 打ち止め 「えへー、ってミサカはミサカは誤魔化し笑いを浮かべてみる」 ~とある大通り~ 滝壺 (みんな気を使ってくれてる……) 滝壺 (……今度、みんなにはちゃんとお礼しないと) 浜面 「なあ、滝壺。他の連中はどうしたんだ?」 滝壺 「はまづら」 浜面 「はい!」 滝壺 「静かに見たいから、人がいないところにいこ?」 浜面 (え、それって) 滝壺 「こっちこっち」 浜面 「あ、お、おい!」 : : : 浜面 「はー……こんな穴場スポットがあったんだな」 滝壺 「ここなら、誰にも邪魔されないよね」 浜面 「お、おう! そうだな!」 滝壺 「……二人きり」 浜面 「」ドッキーン 滝壺 「」スッ 浜面 (目を閉じて上を向いて? しろってことですか! 俺からしろってことですかぁぁ!) 浜面 「……いきます」スッ 滝壺 「……っ///」 パンパン パーン チャンチャラチャーチャ チャンチャラチャラチャラ チャラチャラチャラチャラ チャラチャラチャラチャラ 絹旗 「お、始まりましたよ!」 婚后 「文字通りの高みの見物ですわね、最高の眺めですわ」 白井 「上から見ると、まるで光の河ですの」 絹旗 (こんなにちゃんと見るのは、何年ぶりでしょうか……) 絹旗 (チラッと見たときも、こんな感想は持ちませんでした) 絹旗 (超綺麗です……) 婚后 「白井さんには感謝いたしませんと」 白井 「わたくしのエスコートがあってこその眺めですの」フンス 絹旗 「今回ばかりは、超ありがとうございます」 打ち止め 「わー! すごーい! 綺麗きれーい!」ピョンピョン 番外個体 「なるほどね。あなたが見せたかったのはこれだったんだ」 一方通行 「オマエ、こういう派手なのは好きだと思ったンだが」 番外個体 「うん……好きだよ、大好き」 一方通行 「そォかい。そりゃよかった」 番外個体 「……」 一方通行 「? なンだよ」 番外個体 「いや、別に」プイッ 一方通行 「……オマエ、そのネックレス、なンかいいな」 番外個体 「いいでしょ? お気に入りなんだよ。宝石じゃなくてガラスだけどね」 打ち止め 「なに二人だけでいい雰囲気になってるのー! ってミサカはミサカは割り込んでみる!」 ショチトル 「」ポカーン 海原 「いやいや、なんとも見事ですね」 結標 「去年は入院してたから、ちゃんと見れなかったのよね」 海原 「入院? そうだったんですか」 結標 「どっかの誰かさんに顔面殴りとばされてね」 海原 「顔をですか? とんでもないヤツがいるものですね」 結標 「もういいの、過ぎたことだから。それより、楽しんでる?」 ショチトル 「すごい綺麗……」ポツリ 結標 「連れ出してきた甲斐があったわね」クスクス 海原 「楽しんで頂けたようで何よりですよ」 滝壺 「きれいだね」 浜面 「滝壺の方が綺麗だぜ」キリッ 滝壺 「……ばか」 浜面 「今頃、他の連中もどっかで見てるんだろうな」 滝壺 「うん。きっと見てるよ」 浜面 「……いいもんだな」 滝壺 「そうだね。こんな時間が来るなんて、一年前は想像もしてなかった」ピト 浜面 「大事にしないとな。時間もお前も周りのみんなも」ギュゥ 滝壺 「うん、期待してる」 浜面 「任せといてくれ!」フンス ~同日夜 きぬはた荘 リビング~ 絹旗 「あうっ、もう少し下……あ、そこ、超そこです!」 ユリコ 「(・ω・)」フミフミ 絹旗 「あ゛~~~~」 白井 「運動不足の証拠ですの」 婚后 「家に閉じこもり気味というのも考えものですわね」 番外個体 「うぅ……足がむくんでるよぉ……」 浜面 「ミサワの姐さんは立ち仕事だったか? 大変だよな」 白井 「大きいお姉様! わたくしがマッサージを!」 番外個体 「そう? お願いしようかな」 白井 「脚といわず、全身を! くまなく!」 番外個体 「ゴメン、やっぱいいや。湿布貼っとく」ペタペタ 滝壺 「みんな、お茶だよ」 絹旗 「おお、超ありがとうございます。ユリコー、どいてください」 ユリコ 「(・ω・)」フミフミ ←楽しくなってきた 婚后 「海原さんと結標さんは、まだお帰りには?」 番外個体 「あー。なんか寄ってくるとこがあるって、連絡があったよ」ペタペタ 白井 (男女が寄り道をするとなると、行き先は一つしかございませんの) 婚后 (あのお二人も、急接近ということですわね) 浜面 「さてさて。全員お疲れみたいだし、今日は早めに休まないとな」 絹旗 「仕切らないでください。超浜面のくせに」 ~翌朝 きぬはた荘 リビング~ <ぎゃわーーーー <ドタタタタ 番外個体 「もう8時じゃん! なんで誰も起こしてくれなかっ……あれ?」 番外個体 「誰もいない? ウソ、放置プレイ?」 番外個体 「…………なんだよ。薄情にも程があるでしょ」 <にょわーーーーー <ドタタ ガタン ドス ドコココ 絹旗 「い、いてててて……ちょっ、超寝坊してしまいました!」 番外個体 「絹旗さん? 今すごい音したけど大丈夫なの……?」 絹旗 「超大丈夫です。階段を転げ落ちただけです」 番外個体 「すごいな、なんとかアーマー」 絹旗 「"窒素装甲"です。……それより、ミサワさんだけですか?」 番外個体 「……そうみたい」 絹旗 「……う、ね、寝坊はしましたが……置いていくなんて超酷いです……」 番外個体 「あー、よしよし。泣くな泣くな」ナデナデ <いやぁぁぁ、寝坊ですのーー! <わ、わたくしとしたことが!! <お、おい、何の騒ぎだ! <うるさーい!何時だと思ってるの! 絹旗個体 「「…………」」 絹旗 「ひょっとして……」 番外個体 「全員寝坊した……?」 : : : 白井 「絹旗さん! 着替えを早く済ませてくださいまし!」 絹旗 「超分かってますよ! それより婚后さんはどこいったんですか!」 番外個体 「洗面台にいたよ」 海原 「みなさん、野菜ジュースをどうぞ。食べないよりはマシです」 絹旗 「超頂きます」グビビビビビ 滝壺 「しらい、右のテールがちょっとずれてる」クイクイ 白井 「あ、申し訳ございませんの」 浜面 「おい、滝壺! 荷物はこれで全部ってことでいいんだよな!?」 滝壺 「……うん、大丈夫」 結標 「騒々しいわね、朝から……」 絹旗 「結標さん、何一人だけ超優雅にくつろいでるんですか!」 番外個体 「あ、いいのいいの。淡希にはこの後働いてもらうから」 結標 「えっ」 番外個体 「"座標移動"。最大重量は4520kg。ここにいる全員を足しても、まだお釣りがあるよね?」 結標 「」 白井 「結標さん、申し訳ございません。わたくしですと、絹旗さんと婚后さんとで3人が限度ですの」 結標 「……1000kg以上だと腰にk 「1000kgないから、決まりね」 ちょっとぉ!」 海原 「よかったですね、貢献できて」ニコニコ 結標 「……働き分の請求は真琴宛てでいいのよね?」 ~学園対抗玉入れ会場 客席~ 結標 「はぁっ……はっ……う……」 海原 「大丈夫ですか?」 結標 「最大距離で……何回連続……したと思ってるのよ……そりゃ疲れるって、の……」 海原 「しかも寝起きですもんね。お疲れ様でした」 結標 「……ゴメン、頭クラッときた。ちょっと寄っかからせて……」 海原 「はいはい、ごゆっくり」 滝壺 「しらい達は間に合ったのかな」 浜面 「まあ、大丈夫なんじゃねえか? まだ準備してるっぽいし」 結標 「うー……」 滝壺 「むすじめ、お疲れ様」ナデナデ 浜面 「なあ、ふと思ったんだけどよ」 滝壺 「?」 浜面 「長点上機って、共学で高校だよな」 結標 「そうだけど……?」 浜面 「常盤台って、女子高で中学だよな」 海原 「そうですね。まさに楽園(ガコッ)……懐中電灯で殴らないでください」ズキズキ 浜面 「張り合えるだけでもすげえと思うんだがな」 滝壺 「あの2校は強すぎて、学校別対抗だと他に相手がいないの」 結標 「強豪同士だからね……」 海原 「だから、観客もこんなに多いんでしょうかね」 ~学園対抗玉入れ会場 グラウンド~ 絹旗 「どうにか間に合いましたね……」 白井 「まったく……寝過ごすなんて、緩んでいる証拠ですの」 婚后 「それだけお疲れだったということですわ」 絹旗 「結標さんには、後で超ちゃんとお礼をしませんと」 婚后 「最強の空間移動能力者は伊達ではございませんわね」 白井 「……く、くやしい」 絹旗 「ところで……見えてます?」 白井 「ええ。あの先頭で腕組をしてる殿方」 婚后 「間違いございませんわ。棒倒しで無双してた方です」 絹旗 「やる気超十分ということですか……」 白井 「……今回は玉入れ。度が過ぎた妨害はないと思いますが……」 婚后 「何が起こるか分からないのが大覇星祭ですわ」 白井 「皆さん、勝負も大事ですが……くれぐれも大怪我なさいませんように」 絹旗 「超心得てます」 <位置について、よーい <バスン 絹旗 「いきますよ!」 白井 「ここが勝負ですの!」 <うおおおおおお! 婚后 「きましたわ!」 削板 「どけぇい! その白玉を俺のだぁぁ!」 削板 「超すごいパーンチ」 <キャァァ <イヤァァァ 絹旗 「っ……」 白井 「絹旗さん! 怖じ気づいてはいけませんの!」 絹旗 「わ、分かってます!」 削板 「超すごいパーンチ」 絹旗 「がっ……!?」 婚后 「絹旗さん!?」 白井 「巻き込まれてしまいましたか……!」 絹旗 「わ、私は大丈夫です……窒素装甲なめないでください!」ガバッ 白井 「婚后さん、絹旗さんをお願いしますの!」 婚后 「白井さんは?」 白井 「これ以上の狼藉を許すわけに参りませんの!」ダッ 婚后 「白井さ……」 <超すごいパーンチ <ゴォォォォン 婚后 「砂埃が……? し、白井さん!」 絹旗 「これ、超マズくないですか……?」 白井 「そこの方! これ以上の好き勝手は許しませんの!」 削板 「老若男女は関係ねぇ! 根性があるヤツは大歓迎だぜ!」ドパーン 白井 (だからあの爆発はなんなんですの……?) 削板 「いくぞ、超すごい 「待ちなさい!」 白井 「? お、お姉さま!?」 美琴 「私の後輩に手出してるんじゃないわよ」 削板 「む、これはまたいい根性を持ってそうなお嬢さんだな」 白井 「お、お姉さま、ここは……」 美琴 「こいつの実力は見てたわ……どう軽く見てもLevel5級」 削板 「その通り! Level5、序列第7位、削板軍覇とは俺のことだ!」ドパーン 白井 「Level5……」 美琴 「やっぱりね。黒子、こいつは私が食い止めるから、アンタは」 白井 「お、お姉さま! わたくしも加勢を 「いいから」 美琴 「アンタはアンタの為すべきことをしてきなさい」 白井 「お、お姉さま……」 美琴 「アンタのお姉さまよ、少しは信じなさい」ピシッ 白井 「……どうか、どうかご無事で!」ダッ 美琴 「……」 削板 「終わったか?」 美琴 「わざわざ待ってくれてたの?」 削板 「不意打ちは根性無しのすることだ」フンス 美琴 「いい心掛けね……これ以上、私の後輩達に手は出させないわよ」 削板 「いくぞぉ!」 美琴 「うああああああああああ!!」バチバチバチバチバチ 削板 「おおおおおおおおおおお!!」ドドドドドド <ズポパゴン 白井 「……黒子、振り返ってはダメですの! しっかりなさい!」 白井 「お二人とも!」 絹旗 「あ、白井さん! どこ行ってたんですか!」 婚后 「あの殿方は……!」 白井 「それより! わたくしに手を貸してください!」 絹旗 「し、白井さん……?」 白井 「お願いですの! 今は黙って手を貸してください!」 婚后 「……わかりましたわ。何をすればよいのですか?」 白井 「赤玉を、ありったけ、どんどん集めてくださいまし!」 絹旗 「……そういうことですか。超わかりました」 婚后 「絹旗さん! 参りますわよ!」 絹旗 「超了解です!」ポイポイポイポイポイポイ 婚后 「白井さん、頼みますわ!」ポイポイポイポイポイポイ 白井 「これだけあれば……それっ!」ヒュンッ 【カゴ】<マンパイデス 白井 「よし……次ですの!」 絹旗 「この調子でいけば……」 婚后 「相手が相手、最後まで気は抜けませんわ!」 白井 「全部のカゴを満杯にしてやりますの!」 白井 (それでも……それでもまだ足りませんの!) 絹旗 「どいてください! その赤玉は超私のものです!」ドズズ...ン 婚后 「くっ……邪魔をなさらないで!」ヒュパァン 白井 (お姉さまの信頼に応えるためには……!) 白井 「それっ!」ヒュン 白井 「次ですの!」
https://w.atwiki.jp/h21fjhs/pages/46.html
~モノレール乗車中~ 滝壺 「やっぱり人が多いね」 浜面 「日本人ってなぁ祭りやイベントが好きだからな」 番外個体 「ねえ、あれが振袖ってヤツ?」 海原 「おお、日本の民族衣装は美しいですね」 結標 (何を言い出してるのよ……!)ヒヤヒヤ 婚后 「そうですわね、わたくしも着てくればよかったですわ」 絹旗 「え、持ってるんですか?」 婚后 「ええ、実家から数着だけ持ち込んでおりますの」 結標 「でもあれって面倒でしょ? 着付けてもらわないといけないし」 婚后 「? 着物の着付けぐらいなら自分でいたしますわよ?」 結標 (ああ、そうだ。身分が違うんだ) 白井 「難しくありませんの?」 婚后 「コツさえ掴めば、あとは手順を覚えるだけですわ。なんでしたら、お教え致しますわよ」 結標 「でも、着物の着方って実際難しいじゃない。資格になるぐらいなんだし」 婚后 「そんな難しい話でもございませんわよ」 番外個体 (話に全然ついていけない) 白井 「普段着ない分難しいですの。浴衣でもそうですが、たとえば前はどっちを上にして合わせるとか」 婚后 「初心者が陥りやすい罠ですわね」 浜面 「言われてみりゃな、実際どっちが上だっけ?」 婚后 「左ですわね。後ろから抱きついたときに、右手が胸元に侵入できる着方ですわ」 結標 「ちょっと試させて」ダキッ 番外個体 「え? なに?」 結標 「あ、なるほど。左が上だから、右手が入るってことね」ナデナデ 番外個体 「ひゃ、あ……何すんだ!」ゴスッ 結標 「っ……鳩尾に肘は、反則……」プルプル 海原 「なるほど、これは覚えやすいですね」 浜面 「左が上、オラもう一生忘れる気がしねぇ」 婚后 「これでもう着付け問題ございませんわね♪」 絹旗 「でも着ていく着物がありません」 ~同日 第12学区 神社~ 番外個体 「うわぁ、なにこれ」 海原 「すごい人だかりですね」 白井 「考えることはみな同じということですの」 絹旗 「……あの、私から超提案なのですが」 滝壺 「どうしたの?」 絹旗 「はぐれたときの集合場所といいますか、待ち合わせ場所を決めておきましょうよ」 婚后 「そうですわね、携帯で連絡してもここまで人が多いと合流しづらそうですし」 結標 「別に人探しのアナウンスぐらいしてくれるんじゃない?」 絹旗 「超決めておくんです! 集合場所!」 浜面 (なんでこんなムキになってるんだ?) 滝壺 「じゃあ、そこのしーさーのところでいいかな?」 ミ ・皿・ミ ミ・皿・ ミ 結標 「これは狛犬よ、シーサーじゃなくて」 番外個体 「じゃ、はぐれたりしたらここで待つってことで」ペシペシ 海原 「叩いたら罰があたりますよ」 絹旗 「迷子呼び出しとか超ナシです」 婚后 「呼び出されたら驚いてしまいますものね」 結標 (あー、もしかして水族館のこと気にしてるのかな) 浜面 「んじゃまあ、帰るときにはここで集合ってことで」 白井 「心得ましたの」 滝壺 「よし、みんな行こうよ」 絹旗 「では超突入です」 浜面 「絹旗、窒素装甲で人ふっとばすなよ?」 絹旗 「なっ……私はそんな野蛮じゃありませんから!」 : : : 浜面 「で、早速はぐれた訳だが」 番外個体 「早すぎやしない?」 浜面 「仕方ねえだろ、この人ごみじゃ」 番外個体 「」ジー 浜面 「姐さん、どうした?」 番外個体 「あれ」 浜面 「あれって……お好み焼きか?」 番外個体 「なんだろう、なんかすごいおいしそうに見える」 浜面 「あー、わかるぜ。ああいうテキ屋のメシってうまそうに見えるんだよな」 番外個体 「ちょっと行ってくる」 浜面 「待て待て、まずお参りを済ませてからにしようぜ」 番外個体 「えー」 浜面 「屋台は逃げやしねえよ」 番外個体 「まあ、しょうがないか」 浜面 「そうと決まれば……と言いたいとこだが、中々前に進まないな」 番外個体 「ねえ、アレなに?」 浜面 「アレって……おお、じゃがバターだな。溶けたバターとじゃがいもの相性が抜群でな」 番外個体 「」ゴクリ 浜面 「お、たこ焼きだ。やっぱ定番だよな」 番外個体 「」ソワソワ 浜面 「人形焼もあるのか。ここらじゃ珍しいな」 番外個体 「……さっさと行こうよ」 浜面 「そうだな。あれこれ見て俺も腹減ってきたし」 番外個体 「日本だと、お正月と夏にやるお祭りって同じなんだね」 浜面 「いや違う、違うんだか、完全に否定できないな」 番外個体 「だって屋台がいっぱいあるし」 浜面 「そうなんだけどよ」 番外個体 「さっき日本人はお祭り好きって言ってたけど、ホントなんだね」 絹旗 「見事に超はぐれちゃいました」 結標 「なんていうか、予想通りね」 絹旗 「しかも中々賽銭箱までたどり着けません……」 結標 「しょうがないわよ」 絹旗 「結標さん、テレポしましょうよ」 結標 「やめといた方がいいわ。人の動きって流動的だから、どうなるかわからないもの」 絹旗 「どうなるか、といいますと?」 結標 「転移した先に誰かいたら?」 絹旗 「どうなるんですか?」 結標 「そこにいた人がバラバラになっちゃうわ」 絹旗 「」 結標 「だから、こういう大勢の人が動いてる場所では怖くて使えないのよ」 絹旗 「し、仕方ないですね。ここは私の窒素装甲で人込みを超なぎ倒して」 結標 「やめなさいっての。ダメって言われてるでしょ」 絹旗 「うー……超もどかしいです」 結標 「あ、そうだ。小銭用意しておかないとね」 絹旗 「」グイ 結標 「いたっ! ちょっと、なに!」 絹旗 「あ、ご、ゴメンなさい! 引っ張るつもりは超なかったんです!」 結標 「……?」 絹旗 「あの、どっか掴んでないとまたはぐれちゃいそうだったので」 結標 「そういうこと……でも、だからって髪を掴むのはいただけないわね」 絹旗 「超ごめんなさい……」 結標 「しょうがないわね、ほら」 絹旗 「? 握手ですか?」 結標 「なんでよ。手繋ぐって言ってるの」 絹旗 「あ、はい。超了解です」ガシッ 結標 (浜面くんとのやりとり見てて思うけど、絹旗さんって妹属性よね) 絹旗 「」キョロキョロ 滝壺 「ようやく一番前まで着いたね」 婚后 「早く済ませて戻りませんと。もしかしたらみなさんお待ちかもしれませんし」 滝壺 「そうだね(小銭ってあったかな)」 婚后 「」つ【10000】 滝壺 (お賽銭にふくざわ先生……) 婚后 「? 滝壺さん、どうかされました?」 滝壺 「なんでもない」 婚后 「?」 滝壺 「ね、こういうときって決まった順番があるんだっけ」 婚后 「順番と申されますと?」 滝壺 「手を叩いて、おじぎする順番」 婚后 「ああ、そちらのことでしたか。あまり神経質になる必要もないかと」 滝壺 「でも知っておきたいから。よかったら教えて」 婚后 「ええ、よろしくてよ。基本は二礼二拍手一礼ですわ」 滝壺 「そうなんだ」フム 婚后 「それと、場所によっても異なりますわ」 滝壺 「そうなの?」 婚后 「まあ、細かいことを気にするよりは、ちゃんと気持ちを込めることが大事ですわよ」 滝壺 「そうだね」 婚后 「さ、後ろもつかえておりますし、早く済ませましょう」 滝壺 (ええと、二礼)ペコペコ 滝壺 (二拍手)ペチペチ 滝壺 (一礼)ペコ 婚后 「滝壺さん、よろしくて?」 滝壺 「うん、戻ろう……あ」 婚后 「?」 滝壺 「お願い事言ってなかった」 婚后 「あら……お願い事等は、二拍手の内にやるとお伝えし忘れてましたわね……」 滝壺 (今年もみんな元気でいれますように)ペチペチ 海原 「参りました。こうもあっさりはぐれてしまうとは」 白井 「まるで仕組まれていたかのような展開ですの」 海原 「まあ、他の皆さんも小さい子どもじゃありませんし、大丈夫でしょう」 白井 「そうですわね。後ほど集合場所まで戻りましょう」 海原 「あ、おみくじがありますよ。やってみませんか?」 白井 「仕方ないですわね。お付き合い致しますの」 海原 「あ、すみません」 巫女 「何を。ご希望?」 海原 「おみくじを1つ」 白井 「わたくしも」 巫女 「では。これを」 白井 (なんだか影が薄い巫女さんですの……もしや、ダミーチェック?) 海原 「36番です」 巫女 「36番。頂きました」 白井 (でもあの能力は、学園都市で一人しか持っていないのでは) 海原 「白井さん? どうぞ」 白井 「あ、失礼致しましたの……8番ですの」 巫女 「8番。頂きました」 白井 「海原さんはなんでしたの?」 海原 「小吉です。リアクションしづらいですね。白井さんは?」 白井 「大吉ですの」フンス 海原 「おお、おめでとうございます」 白井 「ですが、ここは学園都市ですの。こんなのは気分の問題ですわ」 巫女 「私の前で。それを言うか」 白井 「あとは、そこに結びつけて任務完了ですの」 海原 「……」 白井 「♪」 海原 「白井さん、ツインテールが踊ってますよ?」 白井 「Σ」 海原 「気分の問題、ですね」ニコニコ ~1時間後 シーサー付近~ 滝壺 「あ、来た」 絹旗 「浜面、超遅いじゃないですか。ミサワさんに迷惑かけてないでしょうね」 浜面 「いやー、悪い悪い。ついつい屋台に目移りしちゃってな」 番外個体 「」モフモフ 結標 「何一人だけ食べてるのよ」 番外個体 「食べる? 人形焼。たくさんあるよ」 海原 「おや、おいしそうですね。1つ頂きます」 婚后 「人形焼でも、これは子供向けのキャラクターをかたどってますのね」 白井 「キャラクターというか、カエルばっかですのね」 滝壺 「げこただね」 浜面 「腹に入りゃ同じだろ」モフモフ 絹旗 「ゲコ太マニアが見たら瞬殺されるでしょうね」モフモフ 白井 (お姉様……いらっしゃいませんよね……?)キョロキョロ ~同日 第7学区 某所~ 絹旗 「やっぱり人が多いところは超疲れますね」 婚后 「そうですわね……おや、あちらは」 爺 「おや、みなさん。お揃いで」 番外個体 (誰?)ヒソヒソ 結標 (さあ?)ヒソヒソ 海原 (自治会長さんですよ)ヒソヒソ 爺 「ちょうどよかった。今近所のもんが集まって餅をついとるんですが、 よろしければ若い力を貸してもらえませんかな?」 白井 「あら、浜面さんの出番ではなくて?」 浜面 「やってやろうじゃないの!」フンス 滝壺 「はまづら、頑張って」 番外個体 「餅ってついて作るもんなの?」 結標 「見てればわかるわよ」 爺 「どうぞ、こちらです」 : : : 浜面 「お、やってるねぇ」 <さあ、次だ次!根性が足りんぞぉ! 白井 「……なぜあの殿方が」 爺 「彼は飛び入り参加した通りすがりですな」 絹旗 「浜面、これを使ってドッスンするみたいですよ」 浜面 「おお、杵ってヤツだな。どれ貸してみ、って重っ!」 海原 「重い? 絹旗さんは片手で持ってたではありませんか」 浜面 「そりゃ絹旗は怪力だからな……」 絹旗 「超違います! 怪力なのではなく能力の応用です!」ウガー 結標 「便利ね、それ」 番外個体 「便利さだと淡希には適わないでしょ」 浜面 「そぉい!」ドズン 浜面 「おりゃ!」ドスン 浜面 「もういっちょ!」ボスン 浜面 「まだまだぁ!」ペトン 爺 「おい、兄ちゃん。腰が入ってねえぞ」 浜面 「見た目以上にキツイっすね、これ」 爺 「ほれほれ、口よりも手動かせ。米が冷めちまうぞ」 浜面 「無能力者なめんなぁぁぁぁ!!」ドスドスドスドス 海原 「浜面さん、大丈夫ですか? キツイようなら代わりますよ」 浜面 「大丈夫だ、問題ない!」ドスドスドスドス 滝壺 「はまづら、すごい」 婚后 「これは重労働ですわね」 <お嬢ちゃんたち、もしよければ餅をこねるのを手伝ってくれないかい? 絹旗 「超面白そうですね、やらせてください」 オバチャン 「ここに出来上がった餅があるからね。この粉をつけて手頃な大きさに ちぎって、丸めてあげてちょうだい」 婚后 「こちらですわね(ムニ)あつっ!」 白井 「そりゃ出来たばかりですから、熱いのは当然ですの」 婚后 「ぐぬぬ」 番外個体 「♪」モニュモニュ 結標 「ちょっと、誰が動物オブジェ作れって言ったのよ」ベチッ 絹旗 「おお、超すごいです。文字通り超モチモチです」ミュニョーー 滝壺 「お肌もこれぐらいになれたらいいよね」 番外個体 「そうなの?」 結標 「貴女はもうちょっと身体に気を使いなさい……」 オバチャン 「あんたたち、全員若いくせに何言ってんのよ」ケラケラ 結標 (私より実年齢ずっと上なのに、肌年齢がずっと下な人を見ちゃうとね……) 小萌 「いっくしっ。あ、もうお酒がなくなっちゃいました」 爺 「よう、お宅の旦那が頑張ってくれたぜ。こいつもお願いな」ベタン 番外個体 「これ、浜面さんがついてたヤツ?」 滝壺 (旦那って言われちゃった) 結標 「あ、あつっ」 絹旗 「こいつは超強敵ですね」 婚后 「浜面さんの気概に応えないといけませんわね」ミュニー 白井 「この程度の熱さ、お姉様達の電撃に比べれば……ふぉぉぉ」 浜面 「」キュー 海原 「浜面さん、お疲れさまでした」 浜面 「いや、なまってるな。こりゃ明日は筋肉痛だ」 海原 「見た目以上の重労働でしたね」 浜面 「ま、たまにならいいんじゃねえか?」 海原 「もう一回いけますか?」 浜面 「許してください」 爺 「いやぁ、今日はありがとうございました。やっぱ若いのがいると違いますな」 浜面 「はっはっは、任せてくださいよ」フンス 爺 「餅は人数分どうぞ。とっておいても固くなっちまうだけですからな」 海原 「ありがとうございます」 <会長さん、お疲れ <いやぁ、今年も無事に終わってよかった <人も減ってるし、もしかしたら今年が最後かもしれんしな 番外個体 「まあ、楽しかったかな」 白井 「なかなか体験できませんものね」 婚后 「実家にいたころを思い出しましたわ。お祖父様と執事でついていましたもの」 絹旗 「あの執事さん、なんでもできるんですね……」 滝壺 「ねえねえ、これもらえた」 結標 「あら、鏡餅? そういえば用意してなかったわね」 番外個体 「ユリコ? ユリコじゃないか?」 絹旗 「超違いますよ」 ~同日夕方 きぬはた荘 リビング~ 婚后 「ただいまもどりました」 ユリコ 「ノシ・ω・)ノシ」 絹旗 「ユリコー、超ちゃんとお留守番してましたか?」 滝壺 「ねえ、鏡餅ってどこにおけばいいのかな」 結標 「このキャビネットの上でいいんじゃない?」 白井 「ではまずホコリを払いませんと」 海原 「ホコリと言えば、大掃除もしていませんでしたね」 浜面 「自分の部屋はやったぜ」 婚后 「なんだかんだで共有スペースは軽く掃除したぐらいでしたわね」 番外個体 「今からやる?」 結標 「やめときましょ。年明けからホコリまみれになるのもね」 絹旗 「普段から超掃除してますし、大丈夫ですよ」 浜面 「だな、大丈夫だ」 滝壺 「鏡餅設置」ドン 絹旗 「おお、超お正月っぽくなりました」 番外個体 「……ユリコ、ちょっとおいで」チョイチョイ ユリコ 「( ( ( ( ・ω・)?」 番外個体 「よっ」ポスン ユリコ 「(・ω・)?」 番外個体 「完全に一致」 結標 「なにやってんのよ」 婚后 「みかんをお持ちしましたので上に……まあまあ、鏡餅が2つ?」 白井 「はて、2つもございましたかしら」 海原 「並べてみると見分けがつきませんね」 絹旗 「ユリコー、そこにいると超浜面に食べられちゃいますよ」 ユリコ 「ミ( ・ω・)」 浜面 「なんで俺だ!?」 絹旗 「そういえば、鏡餅じゃない餅もありましたよね」 婚后 「本日の夕飯に致しましょう」 番外個体 「これってどうやって食べんの?」 結標 「砂糖醤油でしょ?」 白井 「いえいえ、きな粉ですの」 浜面 「こしあんが至高だろ」 滝壺 「お雑煮じゃないの?」 番外個体 「どれが正解?」 婚后 「あえて言うなら全部ですわね」 海原 「色々試してみればいいではないですか」 絹旗 「そうですね、超多めにあるんですし」 浜面 「今日の晩飯は餅パーティだな」 結標 「はあ、食べてばっかり……また太っちゃうわね」 番外個体 「淡希はこの間測ったときは4」 結標 「言うな!」ガスッ 番外個体 「」 結標 「しょうがないでしょ! 正月なんだから! しょうがないでしょ!」 海原 「まあまあ、それはみんな同じですよ」 婚后 「正月太りなんて言うぐらいなのですし」 白井 「正月気分が抜けたころに再調整すればよろしいですの」 浜面 「再調整って、んな簡単にできんのか?」 滝壺 「はまづら、気付いてない?」 絹旗 「この家のメニューに、肉料理や揚げ物が超少ないことに」 浜面 「あー、言われてみりゃ……物足りないと思うことも多かったな」 結標 「みんな水面下で努力してるのよ」 浜面 「よくわかんねえけど、大変なんだな」 番外個体 「正月ぐらいは緩めてもいいんじゃないの?」 結標 「貴女は普段から緩みっぱなしでしょ」 絹旗 「でもお正月ぐらい超ダラけきっても文句は言われませんよ」 滝壺 「なんだかんだで年末年始はそうやって過ごしたしね」 浜面 「だったら、俺は毎日が正月みたいなもんだな」ケラケラ 全員 「働け」 浜面 「orz」
https://w.atwiki.jp/unknownens/pages/62.html
⚠戒瑛県議会/大海原家 ⚠大海原家 大海原 大漁 (おおうなばら たいりょう) 戒瑛県議長。 ⚠御愛想島水族館 御愛想島(おあいそじま)水族館の関係者。 リマイン (Remine) / 金魚ちゃん ミカエラ (Mikaela) / 赤鯉さん 詳しくは中華人民共和国を参照。