約 21,307 件
https://w.atwiki.jp/uwakisite/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1668.html
朝、学校に来ると教室がざわついていた。 ねっとりとまとわりつくような空気と視線。あまり好みではない類のものだ。 中学も終わり間際の受験特有のピリピリとした苛立ちでなく、好奇心と疑問と軽い恐怖だろうか。 何個か机と椅子が倒れ、近くに割れたであろう花瓶のような破片が転がっていた。 中心には二人の女子。尻をついてる方と息を荒げてそいつを睨みつけてる方だ。 転んでいるの方の女子はきょとんとした顔で睨んでいる顔の女子を見ていた。 名前は……知らない。顔なら見たこともある程度のクラスメイトしか情報がでてこない。 そして睨んでいる方はと言うと 「………佐々木。」 普段から冷静の一言に尽きるような佐々木が珍しく息を荒げて立っていた。 声を掛けた瞬間ぐりん。と音がしそうなくらいに顔を急角度でこちらにむけた。 そして今まで見たことが特大の笑顔でつかつかと歩いてきたかと思うといきなり殴られた。 グーで。 思いっきり。 威力と衝撃と疑問符で頭がぐわんぐわん。 「浮気者!!!!!!」 ……えっ? 先ほどよりも大きな疑問符にとらわれている間もう一度顔面に追撃。 足払いをかけられ周囲の机やらとともに転倒。後頭部が痛んだ。 そして襟首を掴まれて脳を激しく揺さぶられ何度も後頭部を打ちつけられる。 「何で??何で?ねぇ何で??私がいるじゃない?僕じゃだめなの?? キョン君私可愛くない?ううん!そんな事無いよね?私可愛いもん。キョン君が好きだから。私かわいいんだもん!」 いやちょっとまって、ごめんまって。何が?佐々木が俺の事をすき? 浮気?何のことだ?いや、佐々木の外見偏差値は高いとは思うが…はい? 「ちょ、ちょっと待て!意味が分からない!まずは落ち着け佐々木!!お前らしくないぞ!!」 「うるさい!!!!!!!」 佐々木は俺にもう一度痛い一発を顔面にくれるとすばやく離れた。 佐々木は走って自分の席にむかう。 先ほどから状況がつかめない。周りの奴らも疑問符でいっぱいのようだ。 ただし先ほどよりは疑問符は少ないだろう。 何しろ佐々木が俺に浮気者と叫んで好きだの可愛いのだのいってたからな。 ただの痴話喧嘩として処理されるだろう。当時者の俺は疑問だらけだがな。 空気が弛緩しかけていた。 痛む頭を抑えて立ち上がる。 俺も少し油断していた。 だがざわ…。ともう一度教室が波打った。 自分の机の自分のかばんをまさぐっていた佐々木は満面の笑顔で。 ナイフを、もって、走って、こっちに、とんっと、踏み切って。 以外にも先ほどの一撃よりは衝撃も痛みも無かった。 でも……腹から、血が血が血が。 佐々木が…刺した?俺を?…何で?……浮気したからか? おかしい。佐々木とは付き合ってない。結婚もしてない。 もちろん相手の女子ですら何もしてない。会話も一回したかしないかぐらいなのに。 なんで刺されなきゃいけないんだ? 何で?痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。 痛覚を無視できない俺に佐々木はやはり満面の笑顔で何か言っているようだ。 おかしいよね?あの人キョン君の事好きなんだって?ね。 キョン君はとっくに僕にメロメロなのにね? ふふ。でもありえないよね?おかしいもん。 あの人、好きになる理由なんてないもん。 キョン君の事なーんにも分かってないよ。 一日に平均して私がキョン君に見られる回数は約27.2回なのにあのひとは約1.6回しかみられてないんだよ? おかしいよね?? キョン君は私の事が好き。 私もキョン君の事が大好き。 うふふ。私たちの中に入ってこれないのにね? おかしな人ー。あれキョン君顔が引きつってるよ? 何で?あっわかった!!私が可愛いからでしょ? …ふふ。キョン君。 ごめんね。 嘘。 痛いんだよね? ふふ。正直浮気した事は許せないけど。 キョン君が好きだから許してあげます。 罪を憎んで人を憎まずだよ!! 私偉い?ほめてほめて!わーい。 …ふふ。キョン君の事ずーとずーとずーと好きです。 君が死んだら、君の体は食べてあげるね?つま先から髪の先までぜーんぶ。 まずキョン君の腕を切り出して鮮度がいいうちにお刺身でいただいちゃいます。 指の部分は各自切り出してウインナーみたいにしたらおいしそう! あ、でも安心してね?ちゃんとつくるから。 キョン君ウインナー。 小腸で。 後は肉付きのいい部分でスペアリブでしょ? 足は筋肉がついてるからから揚げとかにしてもおいしいと思うんだー。 鳥のから揚げとかでももも肉つかうじゃない? 胴体部分は内臓とかもあるし栄養たっぷりだと思うんだー! だから佐々木さん特性ハンバーグを作る予定なんだよ!! ふふ、キョン君の口にも詰め込むね? そのときは死んでるだろうけど味わって? さあいよいよキョン君フェイスに突入だよ! 僕が一番期待してるのは…ふふ。当ててみてじゃーん正解は目玉! …なんて嘘ー!!キョン君ひっかかったー!!やーい!やーい! 本当の正解は頬肉だよ。 珍味なのですよ。本マグロでもわずか数百グラムしか取れないと言われる貴重な部位。 キョン君の体は全部貴重だけどね!! 脳みそももう決めてるんだよ?おそばに入れてたべようかなーって! おいしそう…つるつるしこしこの麺に絡むキョン君の脳みそ…うん。 よだれがでちゃうね!…髪の毛は煮てお味噌汁みたいにしちゃうかな? わかめみたいにさ! あっ骨が残っちゃう? キョン君ごめーん!! 流石のかわいいかわいい佐々木さんでも骨は無理だよ…。 ………なんて言うとでも? 安心して?考えてあるのです。 粉末にしてわかめとかハンバーグに練りこもうと思ってるんだー! 後脳みそかけそばの薬味として使おうかなって! 頭いいよね?私。 かわいいかわいいキョン君の嫁だものね? そしてね?そしてね。そしてね。そしてね? なんと全部食べ終わる頃にはですね。 かわいくて頭が良くて最高のキョン君の嫁の佐々木さんの計算によれば約三ヶ月かかるんだけど全部食べ終えるとね? わたしとキョン君が完全に一つになるって事なの!!! すごいよね? そこらへんの馬鹿みたいなカップルがいう一つになるよりも比べ物にならないくらいのレベルで一つなんだよ? …ふふ。そんな事しなくても一つだけどね? キョーン君? そろそろ死んだ? そろそろ? ふふ、じゃ最後ね? 浮気したキョン君なんてキョン君じゃないもーん。 早く私と一つになろうね? じゃ、おやすみ。」
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1614.html
小十郎が動くたびに政宗は体を捩って快楽を訴えてくる。 あばたの散った体が艶かしく動く様は蛇に似ていると思った。妖しく蠢き男を誘い、 快楽を、男の精を貪る。 手足の自由を奪い、目から光を奪ってさえも政宗は小十郎を従える。滅茶苦茶に抱いても、 支配したような気分にはなれない。 どこまでも、自分は政宗の家来なのだ。 絶頂に達した政宗が長く引く声を上げた。体が内側から赤く染まる様子は扇情的で、 小十郎は思わず腹から胸に手を滑らせた。 「あああ――」 甘い声。高く叫ぶわけではない。ただ長く引く、いつまでも耳に残る甘い声を上げる。 びくびくと体が跳ね、その動きと同調して胎内が締まる。極まった体は、何もかもが 小十郎を頂点へと導いていく。 白い頬が桜色に染まり、赤く染まった唇が荒い呼吸を繰り返している。吐き出される息すら 艶を帯びていて、政宗が呼吸をするたびに空間が艶を帯びていくようだった。 まだ精を放っていない小十郎がもどかしいのか、政宗が体を動かす。その動きに合わせて 胸がゆらりと動き、艶かしい。 妖しく蠢き快楽を得る姿は、普段の立ち振る舞いからは想像もできないほど淫靡で艶かしい。 この姿は、小十郎しか見ることがない。 小十郎は薄く笑った。政宗に対してではなく家康に対して優越感を覚え、笑みを止められなかった。 「政宗様……」 政宗は緩く首を振り、せわしなく胸を上下させて呼吸を繰り返す。 脚を撫でると、政宗は体を捩る。 快楽に我を忘れている。 本当に、愛しい主だ。 年がずっと下であるとか、女であるとか、奔放で気難しいところがあるとか、 そんなものは関係ない。 強く、気高く、頼もしいけれどふとした瞬間に折れそうになる。 これ以上に素晴らしい主君など、政宗以外にいるとは思えない。 小十郎は律動を再開した。一度深い快楽を得た政宗の体はとろとろに溶けているくせに まだ満足していないらしく、深いところを突く度にきつくしまって小十郎を昇らせていく。 激しい動きを繰り返すうちに、込み上げてくるものがあった。 政宗の胎内に精を放つ。 躊躇いはなかった。 息が落ち着くのを待ってから男根を引き抜き、政宗を縛っていた布を一つずつ外していく。 目隠しを外すと、夢を見るようにとろんとした瞳があった。 ぼんやりとしていた目はすぐに光を取り戻す。小十郎の顔をつかんで引き寄せ、 触れるだけの口付けを交わす。畳の上に寝転がり、快楽に蕩け疲れた体を 興奮させないよう気遣いながら抱き締める。 「俺の、ものだ」 「はい」 「何、素直に返事してるんだ? 女に所有物扱いされて嬉しいのかよ」 尊大な態度に苦笑する。 それでこそ、我が主君。 体が果てるまで仕える甲斐があるというものだ。 三年目の浮気15
https://w.atwiki.jp/dsiware_geha/pages/261.html
892 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2013/01/31(木) 00 29 45.09 ID y68rFUtL0 (PC) 浮気彼氏一通りクリアしたよ ストーリーがあるようでない脱出ゲーって印象だった 935 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2013/01/31(木) 18 17 19.84 ID WFKNjTmT0 (PC) 892 ちょっと伺いたいのだが ゲーム内容はリアルで彼氏の浮気を発見できそうなノウハウが含まれているのだろうか? リアルで役立ちそうなら即購入するんだが 977 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2013/02/01(金) 19 46 14.89 ID i8iCLJ2s0 (PC) 935 ペン型の盗聴器くらいだったわ、リアリティーはあまり感じなかったなぁ 943 キュルキュルキュルキュル~って回転しながら前の画面まで戻されて行くのは斬新だよなぁw 丸ごと保存でのロードだとスキップしちゃいそうだなあの演出w 949 チャンピオンシップと言えばロードランナー久しぶりにやりたいなぁ 597 名前:枯れた名無しの水平思考[sage] 投稿日:2013/02/21(木) 08 45 33.37 ID vvDJyBcUO (携帯) 浮気彼氏は微妙 まんま携帯アプリの移植って感じだった 脱出ゲーとしての面白さはないし、簡単すぎる 文のノリがスイーツ(笑) 気になる人は1話はアプリで無料出来るから、やってみるといいよ
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1605.html
政宗に剣術を教えたのは小十郎である。隻眼となった姫君を励ますために始めたこと だった。体を動かせば嫌なことを考えずにすむと思い、わざときつい鍛錬を積ませた。 ――小十郎、今日こそそなたに勝つぞえ! 脳裏に蘇るのは、幼い頃の政宗の声。一生懸命たすきをかけて鉢巻を締める姿が 微笑ましくて、小十郎は隻眼といえど愛らしい姫君を誇らしく思ったものだ。 いつしか自分と変わらぬ腕前になり、南蛮に興味を持って言葉を次々と覚え、格好も どんどん男らしくなっていった。 男の名を名乗るようになり、ついに家督を継いだときは眩暈を覚えたものである。 小十郎が仕えているのは、奥州の名門伊達家の息女、で、あったはずなのだが。 (もしかして、俺のせいか?) そんなことはないと首を振る。 時は戦国乱世。混迷を極めたこの国では、女が戦場に出ることも、家督を継ぐことも 珍しいことではなくなりつつある。 けして、自分のせいではない。時代が彼女を駆り立てているのだ。 多分。 素足のまま庭に出ると木刀を構え、呼吸を整える。 剣の師から教わったことと政宗に教えたことを思い出しながら木刀を振るう。 力の込め方、足の運び方、呼吸の方法。すべてを忠実に再現する。 一心に剣を振るい、雑念を振り払う。しかしじゃれ合う二人の姿は、いつまでたっても 小十郎の頭から離れることはなかった。 冷やした酒とつまみを持って家康にあてた部屋に入る。忠勝と地図を見ていた家康は 地図をたたんで忠勝を下げた。 「いいぜ、別に。俺の大事な土地の話してたんだろ?」 「何、確認してただけだ。忠勝ならどんな岩や崖も崩せるが、崩しすぎると山が壊れるからのう」 「違いねぇ」 家康が持った杯に冷やした酒を注ぎ、家康は政宗の杯に酒を注いだ。とろんと白く濁った 酒を一口飲むと、家康の目が開かれた。 「うまいな」 「だろ? 奥州一の蔵秘蔵の酒だ。俺くらいしか飲めねぇ、specialな酒だぜ」 「さすがだな。三河にゃこんなにいい酒はねぇぞ」 「そうか? 色々あるだろ。例えば……ウナギとか」 「あれかぁ。あれはな、夏に食うとうまいぞ。白焼きにしてもいいしたれにつけてもいいし。 たれをつけて焼いたやつを飯にまぶしてな、茶漬けにしてみろ。精もつくしうまいし、 たまらねぇなぁ」 政宗は腹を抑えた。先ほど夕餉を取ったはずなのに空腹を訴えるように腹が動いたせいだ。 空腹をごまかすために酒を飲む。家康は楽しそうに笑うと、箸をとってつまみの おひたしに手を伸ばした。 「これはなんだ」 「わさびだ。酒に合うって聞いて試してみた」 「うん、うまい。さすがだな!」 政宗は家康を見つめながら杯を取り、再び酒を飲み干す。 米やこうじの甘みに惑わされがちだが、濁り酒はかなり強い酒精を取ることになる。 飲み過ぎないようにしないとな、と思いながら政宗は目を伏せた。 思うように酒を飲んだことはあまりない。過ぎるようなことがあれば、小十郎がいつも それとなく酒を水に変えてしまう。 今日は、どう出るだろうか。家康から酒を受けながらぼんやり考える。 (いや……) 片倉の屋敷に帰ったと聞いている。だとすれば、酒をすり替えるようなまねはできない。 いつも以上に気をつける必要がある。 三年目の浮気6
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1613.html
「……ん……ぁ……」 直接的ではない、じわじわとした昂ぶりを覚える。体がどうにももどかしく、腰をくねらせ、 首を捻った。 「や、だ……」 何が嫌なんだろう、と自分で言っておきながら首を傾げた。手が腰の辺りを滑ったと思うと、 腰を持ち上げられて指が濡れそぼった花弁に触れる。 「あっ……」 待ち望んだ刺激に体がひくつく。 足を開かされ、小十郎の顔の前に秘所を晒す体勢を取らされる。顔を畳に押し付け、 目をきつく閉じた。 「ああんっ!」 音を立てて舐められ、がくがくと膝が揺れた。 慣れた愛撫だった。いつもさせていることだし、どういう刺激が来るのかも分かっている。 目を隠し、ぴちゃぴちゃと舐める音と舌の感触だけの世界では、いつも以上の快感を覚え、 政宗は簡単に軽い頂点を覚えた。 溢れる蜜の量が変わり、小十郎が笑うように息を吹きかけてくる。 「お好きなようで」 「…………も、やだ! 外せ!」 羞恥と頂点を覚えた体は、汗を滲ませるほど熱くなる。 「そのような勿体ない真似はいたしません」 言い終えると政宗の返答を聞かずに愛撫を再開する。 大きな音を立てて舐め、舌先が秘所を軽く撫でたかと思えば蜜を肉芽に擦り付け、 音を立てて吸い付き、集中的に攻めてくる。 目を隠されているせいだろう、濡れた音が政宗の意識を浸食していく。 音に犯されているような気分だった。 「やっ……んん……ぁ……」 体が揺れる。乱暴な愛撫に慣れていない体は、汗を噴きながら快楽を必死に訴える。 甘い声はただ喘ぎを漏らすだけで、ねだることも甘えることもできない。 ふいに足を閉じられた。ぐるりと体を回し、仰向けにされる。 腿に布の感触を覚えたかと思うと、足を閉じたまま強く結ばれた。 まったくといっていいほど身動きが取れなくなる。手も足も使えない。目も見えない。 脚を持ち上げられ、折り曲げた小十郎の腿に体が置かれる。腰を手で支えられたかと思うと、 かなり強引に男根が侵入してきた。快楽よりも痛みが勝り、体を強張らせる。痛くても 小十郎に慣れた体は、小十郎を受け入れるために蠢く。 小十郎の全部が政宗の内部に納まる。それだけで息が上がり、快感が全身を駆け巡る。 このまま動かれたら、気が触れてしまうかもしれない。 それもいいだろう。小十郎が許してくれたら、どんなに酷い仕打ちをされても構わない。 「……どんなに」 手が、頬に触れてくる。苛ついているのに優しいような、妙な手つきだった。 「どんなに、自分のものにしたくても、あんたは俺のものにはならない」 手が手首に触れ、歯が当たった。ちくりとした痛みを感じる。 「なんで、だ?」 「政宗様」 「お前は俺のものだ。伊達政宗の一番近いところに侍るのはお前だけだ。……それの 何が不満だ」 手が止まった。言葉を待っている気配がする。 「俺は、お前の、主だ。俺はお前のものにならない。お前が、俺の、ものだ。you see?」 間が空いた。 小十郎は動かない。政宗の胎内に男根を埋めたまま、緩く縛った手の甲に口付けを落とされる。 「……恐悦至極に存じます」 いつもの小十郎の声。政宗は笑った。 やっぱり小十郎は政宗の家来だ。 三年目の浮気14
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1606.html
「この酒になら、酔ってしまってもよさそうだな」 「明日に残すなよ。結構きついぜ?」 「なぁに、わしなら大丈夫だ。酒に負けたことはねぇ」 「へぇ」 く、と一息に酒を飲み干す。 ふ、と体の中から何かがせり上がってくるような感覚に襲われた。 落ち着くために深く息を吐き出す。じっとりと湿った息は家康を驚かせた。 じわじわと体が侵食されていく。まずい、と思うが、このまま「それ」に身を任せると 気持ちいいだろう、という予感があった。 体が熱い。むずむずする。 「おい」 「ん……」 杯を置いて家康に寄りかかる。着物越しでも人の温もりが気持ちいい。 腕を背中に回した。ぎゅうっと抱きしめる。あわわわ、と家康が手足をじたばたさせる。 「お前、酔うの早すぎるぞ!」 「……ちょっと、速すぎたか……」 立て続けに飲みすぎた。大して酒に強いわけでもないくせにかぱかぱ明ければ、 酔うのは当たり前だ。 「大丈夫か。水貰ってこようか?」 「だいじょーぶだって」 舌が回りにくい。とろんと酒精に潤んだ目で家康を見上げる。家康の顔が赤い。酔いが 回った訳ではなさそうだ。 「ま、政宗。わしは……だな」 「んー?」 にんまり笑うと、腕を回す場所を背中から首に変えて体をより密着させる。 ――このまま、家康のものになるのもいいかもしれない。 家康はいい奴だ。頭もいいし腕も悪くない。機械が好きすぎる辺りが少々難だが、 国を傾ける程ではないので我慢できる範囲だろう。 背は低いが、顔は悪くない。意外と女好きなところがあるが、政宗を泣かせることはないだろう。 何より、傍にいて落ち着ける。苛々することがない。 苛々するのは、誰だっただろう。 考えるのが面倒だ。 見つめあって、唇を寄せる。酒の匂いごと飲み込み、舌を探り当てて絡めとる。 生温く粘ついた感覚に頭が痺れる。 家康の手が頭に回った。機械を潤滑に動かすための油の臭いがする指先。唇を離し、 家康の指を手に取った。 そっと、齧ってみる。油で黒ずんでいるせいだろう、油の嫌な臭いがした。 土臭くて泥臭い、実り豊かな匂いとは違う。 大きくて無骨で、指も節くれ立っていて、齧るとごぼうのような匂いと味がする指を知っている。 政宗を撫でたり叱ったりと忙しい手。 最近は叱られない。家督を継いで主君となってからは特に減った。 それが寂しい。わざと怒られるような真似をしても、小十郎は渋い顔をするだけだ。 ――また、あの顔をさせるな。 急に体が冷えた。 家康の手が、政宗の肩に回った。 視界が揺らぐ。丁寧に押し倒されているせいだけではない。 「……阿呆」 家康が困ったように笑ってる。政宗は呆然とした表情を家康に向けた。 目の辺りを手の甲で擦る。いつの間にか泣いていた。 起き上がって着物を直す。家康に背を向け、顔を擦った。 「恥ずかしい真似するんじゃねぇ。俺はおめぇとは、そういう風になりたくねぇ」 「……ごめん」 「謝るくらいなら最初から誘うな、阿呆」 「悪い。ちょっと、どうかしてた」 「一晩付き合ってもらうぞ」 「OK」 家康に顔を向けた。杯を持ち上げた家康は笑っている。笑顔の裏には様々な感情が 渦巻いているはずなのに、それを見せようとしない。 多大な罪悪感とほんの少しの優越感を覚えながら、政宗は家康の杯に酒を注いだ。 三年目の浮気7
https://w.atwiki.jp/applejunky/pages/49.html
THE スクープ! 各CPの浮気現場を押さえていきます。 (気まぐれに(・∀・) 2007/04/26 アステカ 2007/05/4 マリンデザート 2007/05/31 スカル部屋
https://w.atwiki.jp/iphone_analyzer/pages/7.html
iPhoneアナライザーは、自分のiPhone以外のバックアップも閲覧できる。 彼氏・彼女のiPhoneを自分のパソコンに挿して、iTunesからバックアップすればいい。 あとは一人のときにじっくりとiPhoneの情報を閲覧しよう。 メッセージ、写真、地図検索履歴、LINE…… 相手が浮気しているかどうかは一発で分かる。
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1604.html
「なぁ。……俺を手に入れるってことは、奥州を手に入れるってことか?」 奥州にはいくつもの金鉱がある。他にも強力な軍隊、豊かな農地、漁場が揃っており、 軍事的にも政治的にも、実に魅力的な土地である。 政宗と婚姻を結ぶということは、それらを手に入れるという意味合いもある。そのため、 政宗は結婚に慎重である。 それ以上に、肌と目のこともあるのだが。それを家康に話すことは躊躇われた。 「そんなことはねぇ――と、いいたいところだが、そういうこと抜きにして、わしら 大名の婚姻はねぇだろ」 「それもそうだな」 あっさり答えられたため、政宗もまたあっさりと頷いた。 「けど、そういうのも全部含めて、俺はおめぇを正室として三河に迎えてぇんだ」 政宗は目を閉じて家康の胸に顔を寄せた。体を絡め、心臓の音を聞く。 「いいかもしれねぇな」 家康はぺちっと政宗の頭を叩く。顔を上げると、家康は笑っていた。 「簡単に答えるんじゃねぇ。ことは一生の問題なんだぞ」 「直感って奴も大事にしろよ、家康」 家康は困った顔をすると、政宗の髪を乱して嘆息した。 「だから少しは慎みを持てって」 「ぐぅ」 「寝るな!」 書の海の中で笑い合いながら体を絡ませている政宗と家康を見て、小十郎は雷で打たれた ような衝撃を覚えた。 着衣のまま、ただ子供がじゃれるようにしているだけ。二人はゆっくりと離れ、 寝転んだまま地図を指差して何か言葉を交わしている。 一歩を、踏み出せない。踏み出せば足音がするだろう。そうすれば気づかれてしまう。 そのとき、二人はどんな顔をするだろう。気まずそうにするだろうか。それとも。 何も、変化が起きなければ。 「っ…………」 遠目にも、政宗が笑っていることが分かる。計算ずくの笑みとは違う、心からの笑み。 自分にしか向けられないと思っていたのは、驕りだったというのか。 盆を持つ手が震えた。かたかたと湯飲みが鳴る。まさかその音を聞きつけたわけでは ないだろうが、政宗の顔が上げられた。目が合った、と思った瞬間、小十郎は背を向けた。 足早に立ち去る。 だらしないと一喝すればいいだけだが、できそうになかった。 そんなことをすれば、政宗は小十郎に平手を打って詰るだろう。いつものことだが、 それを家康に見せたくない。 家康は、政宗が手を上げる相手が小十郎しかいないことを知らない。 家康に哀れまれるなど、屈辱以外の何ものでもない。 女中が小十郎の横を通り過ぎようと頭を下げる。小十郎は反射的に盆を女中に押し付けた。 「小十郎様?」 女中が不思議そうに見上げてくる。 「政宗様と客人に出せ」 「ですが、これは」 「いいから出せ!」 敵に向けるような小十郎の声を、女中は聞いたことがないのだろう。恐怖に竦んだ顔をすると、 女中は頭を下げて足早に書房に向かう。 小十郎は深く息を吐き出した。 ――分かっていたつもりだった。 政宗は主君なのだ。政宗がどれほど我がままを通そうが奔放に振舞おうが、嫁ぐか婿を 取るか、いずれはどちらかを選択する。 嫁ぐ相手に、自分が選ばれることなどない。また、婿としても不適任だ。家同士密接に 結びついたところで、伊達に利点がない。 快楽を与え女としての悦びを教え込んだところで、政宗は小十郎を選ばない。 身分を、呪った。 乳飲み子だった頃から知っている。守り役に任ぜられたのは十八のときだったが、 それ以前から遊び相手や剣の稽古役を務めたし、馬となって背に乗せたこともある。 何度かおしめも変えた。十かそこらの少年におしめの替え方など分かるはずもなく、 とんでもないことになって乳母役の異父姉に怒られた。 赤ん坊は娘になり、女になった。ずっと見守って、いつしか自分のもののように思えてきた。 誰かの手に渡したくない。 (自惚れか) 生涯傍に侍りたいと思ったところで、小十郎の意思が通るとは限らない。 拳をきつく握り、自室へと急ぐ。木刀を手に取り、庭へ向かった。 三年目の浮気5