約 21,307 件
https://w.atwiki.jp/alkachel/
初投稿 みんなー!きいてきいて! マイホームを買っちゃいました♪ ちょっと自慢かも♪ 日々気楽に投稿したいと思います思ってます(^^) 更新は気合入れますのでぜひ遊びに来て下さい 皆様よろしくお願いいたします
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1602.html
春になってから、小十郎は忙しくなった。 北の一揆衆との折衝に、三河と甲斐に対する縁談破棄。奥州内の豪族とささやかながらも 揉め事が発生したため、合戦で慌しい時期もあった。 一連の騒動が片付いたと思ったら、今度は田植えの時期である。兵たちは家に返し農作業に 従事させる。そのため、城の警備や兵の調練はどうしても甘くなる。 政宗に何かあらぬよう、本来なら勤めではない城の警備役も、小十郎は勤めていた。 それらの仕事に加えて、畑の管理も怠ってはならない。あれはすべて伊達家の、政宗の 口にはいる大切な食材だ。水や肥料の与え方、苗の管理まで何もかもが目を離せない。 夜中に畑に出るわけにもいかないので書類の確認を夜中に行っていると、夜着に着替えた政宗が部屋に入ってきた。 「何かご用ですか」 筆を置き、頭を下げる。政宗は小十郎の目の前にどかっと座った。あぐらをかいて座ったため、 裾が割れて白い脚が見えた。 あばたの跡こそ広がっているものの、筋肉のついた脚は男と違いしなやかで艶かしく、小十郎は一瞬目を奪われる。 「また徹夜か。戦の最中じゃねぇんだから、無茶するんじゃねぇよ」 「仕事を溜めてしまっただけです。政宗様にご心配いただくほどのことではありません」 「昨日も、明かりが灯ってた。その前も明け方までついてたし、その前もそうだったじゃねぇか」 「……よくご存知で」 政宗の閨と小十郎の居室は近い。政宗の守り役になったときから部屋を変えていないため、 明かりがついていたら互いに分かる場所になっている。 「政宗様も、あまりお休みになられておられないのではないですか」 「……別に。昼過ぎにちょっと寝てるからいいんだよ」 政宗はちょいちょいと指を動かした。小十郎は膝を近づける。政宗は無造作に小十郎の頬を挟む。 「お前が倒れたら他の連中が困るんだよ。さっさと寝ろ。これは命令だ」 小十郎は頬から政宗の手を外し、頭を下げた。 明日までに政宗に渡さねばならぬ案件が二つ。一揆衆から届いた書状の返書。 懲りずに四国から送られてくる書状に対する政宗の返書の添削。様々な書類が小十郎の机の上に散らばっている。 これらを今夜中に仕上げねば、政宗の機嫌を損ねてしまう。 「大丈夫です。ですから、その命を聞くことはできません」 顔を上げてはっきりと命を拒む。 「!」 ぱん、といい音がした。逆の頬に平手を食らう。口の中に苦味が広がった。 「政宗様」 「Do as you like(勝手にしろ)! 人が折角心配してやってんのに!」 「ご心配には及びません。この小十郎のことでお心を痛められぬな」 「知るか! もうお前なんか心配しねぇよ! 勝手に徳川呼ぶぞ!」 「どうぞ」 三河の徳川家康は、政宗のよき理解者であり同盟国の国主である。また、政宗に婚姻を申し出てきている。政宗に害を与えるような男ではない。 「……! もういい!」 ものすごい勢いで障子戸が閉まる。書斎と寝室を区切っている几帳の飾り紐がひらひらと揺れた。空気が電気を帯びたような気配を感じる。 小十郎は頬に手を当てた。 政宗は感情の起伏が激しい上に気難しいところがある。今の政宗は不機嫌そのものだったが、ただ単に機嫌が悪いだけではなかったような気がする。 どうしてあんなにイライラしていたのだろう。今更ながら心配になる。 (……まさか) ふとした答えが浮かび上がるが、まさか、と一笑して答えを心の中に留める。 そして机に向き直り、長曾我部元親に宛てた政宗直筆の手紙に朱墨を加える作業を再開した。 三年目の浮気3
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1608.html
香を焚き染めた夜着を纏い、小十郎の居室に向かう。 まだ明かりの灯った部屋で小十郎は書類の検分をしている。ぴしりと背筋を伸ばして 書類を読んでいる背中は、政宗を拒んでいるように見えた。 「小十郎」 名を呼ぶ。 「小十郎」 もう一度。ぱたん、と書を閉じる音がした。小十郎が静かに動き、型どおり頭を下げた。 「いい、顔を上げろ」 「御用でございますか」 「……別に」 普段なら、小十郎の前に座って小十郎の胸に顔を寄せる。小十郎は政宗の背を撫で、 無言を貫く。己の意思などないように振舞うが、手が温かくて気持ちいいのだ。 そうすればいい。 小十郎に遠慮する必要などない。 けれど、今日は遠慮する理由があった。 「俺が……」 言葉が引っかかって出てこない。 小十郎を傷つけるだろうか。 いや、もしかすると、小十郎は喜ぶかもしれない。 閨ではいつもひどいことをする。呆れているかもしれない。 唇を引き結び、小十郎を見下ろす。小十郎は静かな目をしている。どこか空虚な目だ。 「俺は――」 小十郎は静かな目を政宗に向ける。 疲れてるな、と思った。もう少しでこの忙しさは終わるが、無茶をさせすぎたかもしれない。 「疲れてるだろ」 「大丈夫です」 「嘘つけ」 膝を折って小十郎と視線を合わせる。手を伸ばして目元を擦る。荒れた肌。寝てないことが丸わかりだ。 「田植えが終われば、少し休めますし。大丈夫ですよ」 「……ん」 小十郎の手は動かない。いつもなら、政宗の腕を受け入れるように動く。 「政宗様こそ、昨夜はお休みになられてないでしょう」 今日の様子を見てたら分かるか、と政宗は小十郎の腕をつかむ。顔を伏せた。 静かな目は、咎められるより恐ろしい。 「俺は」 顔を上げると、小十郎の目に自分の顔が映っている。情けない顔だ。 「この小十郎に、言えないことでもあるのですか?」 小十郎は政宗が何をやっても受け入れる。 好き放題暴れても背中を守り、無謀な政策を出しても実現しようと苦心する。 苦言はすべて伊達家の、政宗のため。分かっているから聞く耳を持つ。 きっと、昨日のことも受け入れてしまう。そうやって小十郎の心をすり減らしてしまう。 なんてことを、しようとしたのだろう。 こんなに大切な存在を傷つけようとした。 「……俺は、ひどいことをした」 「撫で斬りでもなさいましたか」 「そういう事じゃねぇ。……三河に、行こうって……」 それ以上言葉を繋げる前に、小十郎は政宗の頬を叩いた。 手を上げられるのは初めてではない。ただあまりにも久しぶりで、何が起こったのか 分からなかった。 「小十郎」 「……俺に、どうして欲しいんですか」 小十郎の声に怒気が満ちている。 「あばずれと蔑みましょうか。尻でも叩きましょうか。明日の評定でなじりましょうか」 「違う、俺は抱かれてない」 「それでも徳川に心が傾いた。違いますか」 目をつぶって俯いた。三河に嫁いでもいいと思ったのは事実だ。 小十郎が傍にいると腹が立つから、という子供じみた理由だった。 「……政宗様。俺は、あなたがどのように振舞われようと、どのような戦を行おうと、 あなたについていくと決めた。あなたのために命を失ってもいいと思っている」 「知ってる」 「あなたは俺の主です。俺の都合など考える必要はない。不要なら捨て置けばいい」 「違う!」 首を振って額を押し付ける。腕に縋る力を強くする。 「俺にはお前が必要だ。片倉小十郎が、俺の傍にいないなんてありえねぇんだ!」 「恐悦至極に存じます」 「……なんだよそれ」 顔を上げる。小十郎は無表情で遠いところを見ている。 感情を押し殺そうとしている。先ほど手を上げたことを悔やんでいる。 「なじれよ。怒鳴れよ。俺は、お前以外の男を選ぼうとしたんだぞ。嫁ごうとしたんだぞ!」 「ならば、どのように蔑まれることをお望みですか」 「――――!!」 三年目の浮気9
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1607.html
寝不足でいまいちすっきりしない頭を振り、政宗は忠勝が土手を作る様子を眺めた。 山から土を持ち出し、固め、土手の一部になる様子は壮観だ。戦国最強の武人、 忠勝が治水を行う様子を一目見ようと見学ツアーのようなものが組まれているらしく、 人だかりができている。 「信玄堤もかくや、ってところか」 油断をすれば閉じようとする瞼を一度きつく閉じてから、甲斐の国において信玄が築いた 堤の名前を持ち出した。小十郎は地図を見て辺りを見回す。 「左様でございますな」 妙に固い返事に、政宗は小十郎を振り返る。緩むことの少ない顔が、今日は一層引き締まっている。 じっくり見てから色々問い詰めたいところだが、どうも眠たい。春と夏の狭間の陽気が、 政宗に午睡を勧めてくる。 「……だめだ、眠い」 「昨日は、何故早くお休みになられなかったのですか。今日は堤防を作ると、政宗様が 仰ったのですよ」 「……色々事情があるんだよ」 小十郎から地図を奪い、地図を睨む。年単位で補修を考えていた工事が、一日で終わりそうだ。 さすが戦国最強。 「あとどれくらいでconstruction(工事)は終わりそうだ?」 「俺に聞かれても困ります。徳川殿に伺えばよろしいでしょう」 投げやりな答えが気に食わず、振り返りざま平手を打つ。寝不足で加減が聞かないが、 あんな返答をする小十郎が悪いのだ。 「答えろ」 睨むと目をそらされる。それがまた政宗の神経を逆撫でする。 もう一度平手を打つ。小十郎は眉を僅かに動かしただけだった。 「推測でいい。本多のabilityは見ての通りだ。constructionの予定はお前も 知っているだろう。――あと何日で、この堤防は出来上がる。答えろ」 「……俺が答える義務などありません」 「!」 いつもと比べ物にならない派手な平手の音。忠勝の槍が立てる大きな破壊音の中でも やけにはっきりと聞こえた。槍の音がやむ。立派な堤が半分ほど出来上がっている。 「……何を怒ってるんだ、てめぇ」 「俺に怒られるようなことでもなさったのですか?」 せせら笑うような表情に、政宗はまた平手を食らわせた。いい加減手の感覚がなくなって いるが、体の奥底からこみ上げる衝動を抑える方が面倒だった。 「Damn you!」 政宗は捨て台詞を吐くと、小十郎に背を向け忠勝の元に走った。地図を持って忠勝に指示を 与えていた家康が政宗に気づく。 「どうした、政宗」 「……なんでもねぇ」 家康はそれ以上問い詰めるようなことはしない。忠勝に地図を見せて指示を与える。 忠勝は頷き、空を飛んで土を削りに行った。 「工事ならあと一日ってところだな。悪いが、それ以上は国を空けられん」 「……分かってる。それまでやれるだけやってくれるか。礼は、砂金でいいよな」 「おうよ」 家康は地図を懐にしまうと政宗を見上げた。 「わしは、お主を三河に迎えたい。そのためだったら、何年でも、何十年でも待つぞ。 お主が安心して奥州を任せられる奴が出てきたら、わしは遠慮なくお前を迎えるぞ」 「悪い。何年待ってもらっても、俺は……三河には、いけねぇ」 家康は目元を綻ばせた。 その答えを待っていたのだろうか。 だとしたら、悪いことをした。 思わせぶりな態度をとって。誘っておいて、寸前で泣き出したりして、もてあそんだ。 「そう言うと思った」 「……奥州を、離れたくねぇ。離れたら」 小十郎を傍に置けない。 最後の一言を飲み込み、政宗は家康の頭を撫でた。 「Thank you、家康。もうちょっと、頼むな」 「任せろ。忠勝は戦国の世では何をやらせても最強だからな」 「そりゃ、心強い」 忠勝が土を背負って戻ってくる。山が崩れないよう補強しないとな、と思いながら政宗は 忠勝が堤防を作り上げる様子を眺めた。 三年目の浮気8
https://w.atwiki.jp/jadewing/pages/14.html
浮気が起る原因 男性の場合 前提として 男が浮気をする基本的な原因は大きく分けて二つです。一つは本人の異性に対する考え方が『浮気はしてもよい』という考え方の場合です。 そしてもう一つが、他の女性に遇った時『彼女にばれなければいい』と思ってしまった場合です。 元から一つ目のような考えかたをする男性は、浮気が男女関係へ破壊的な作用を起こす事をよく知ったならその考えを改めるかもしれません。浮気は自分が行ってもまた相手が行っても、過去に浮気をしたりされたりした経験があるなどどの場合でも、本当に愛しい人を前にした場合の疑いの余地となってしまうのです。 少し考えて頂くと分かる事でしょう。本当に愛しい人が出来た時、自分のそうした考え方を隠し通せたとしても、相手が自分と同じ考えを同じく隠しているのでは無いか、または過去浮気の経験があるのでは無いか、というネガティブな想像の余地となってしまうのです。皆さんも試しに浮気それ自体が持つこの特徴を捉えてみて下さい。 特には、簡単に相手が居る女性を相手にする事や、自分に相手が居ながら浮気をしてもいいと思う方にお伝えしたい部分です。 『ばれなければいい』と思ったとき 最初に延べた通り、浮気を簡単にするような考え方と理解された場合、振られるのが自然なものです。その点はある意味当たり前の部分という事で、やはり男の浮気その本質的な部分を中心にこれからお話ししたいと思います。 男性がお付き合いをする女性を持ちながら浮気をする場合、そして浮気は良くないと思いながらも浮気をしてしまう場合とは一体どういう事なのでしょうか。 それが他の女性に魅力を感じた時”この人と会った事が彼女にばれなければいい”と思えてしまった時なのです。 思考がこうした方向性を持ってしまう原因は、男性が持つ本能として子孫を多く残すよう機会があればいつでも性欲が沸くようになっているという本質的な機能に基づくものです。 男女それぞれに浮気の根本原因があるということ さて、この時点で男女両方の浮気の根本原因が出てきたのがお分かりになるでしょう。女性は本能から将来の不安を思い起こし、それが『寂しさ』となり浮気のきっかけとなっていきます。男性は女性を前にした時本能は性的な方向性を思考に与えますから、そこで『ばれなければいい』と思えてしまったときが浮気きっかけとなっていきます。 もしも『寂しい』女性と本能が機会だと判断している男性が出合ったらどうなるでしょうか、当然ながらそこで浮気の可能性は非常に高くなってしまうのです。こうした想定をしてみるとその可能性の高さをよく感じられる事でしょう。 こうした”男女関係失敗の道へと促してしまう本能の力”をいかに防いで、そして良い関係を育んでいくのか。これこそが重要な発想のポイントなのです。 この本能による失敗を未然に防ぐものとして、文化や風習などの部分がその役割を担う部分がありました。例えば「男の甲斐性」ですとか「女は貞淑に」などの言葉に現れるものです。そうした文化の面を見直すのはとても大切なので次の章で詳しく話していきたいと思います。 男性の本能とその影響 さて、そうした男性の持つ特徴なのですがこれを理解する際に、性欲が思考の表立つ傾向を男性は持つ事に注目してみて下さい。これは男女共にあやふやでも理解している事でしょう。普段の明確な思考の中に性的な発想が現れやすく、そうした特質の現れとして社会の中ではCMや雑誌などで象徴的な性的イメージが多く使われる事となっています。これはその男性の特質に沿う事で効果を挙げているという訳なのです。 つまり、はっきり言ってしまうと男性には普段から性欲を向ける対象を無意識にも求める方向性が働いているのです。 お付き合いをする相手だけを見るという方ももちろん居ます。それはどういう事かというと、本心としての愛情を向ける相手と本能的な反応を向ける相手が同じであるという事です。 では何故そのように、付き合っている相手だけを見る男性と他の人に目を向けてしまう男性が存在しているのでしょうか。この部分にもきちんと男女工夫のポイントがあります。 基本的に付き合う相手だけを見ているというのは、愛情を持って付き合い始めた殆どの男性がそうでしょう。軽い気持ちで付き合う人、浮気は当然という考えの人については注意して区別する必要があります。 そうした誰でもその相手女性だけを見ていたはずが、いずれは他の女性にも目が向かいやすくなる、そうした変化に注意を向ける必要があります。 その変化とは何か。それは付き合う事の内実が何度も繰り返され、そこから生まれる”余裕”によって始まるものです。つまり『慣れ』がそのきっかけと言えるのです。 男性の特質として物事を論理的且つ段階的に考える思考を備えています。女性が受動性を持ち命や性に対して直感的な判断を働かせる性質を持っているのと同じように男女に現れる特徴のようなものです。 これは古代、男性が家族を養うために狩猟や安全な住処の確保など”ゴールのある計画”を繰り返し達成する役割を担っていた事に由来するものです。 つまりお付き合いをしている相手と過ごす事が何度か繰り返される事によって、その思考の力が働き始めてくるのです。 これは本能のレベルから男性の役割として必要だった機能で、ある程度繰り返す事柄に関してはある程度納得をし余裕を持ち、新たな課題に自ずと目を向けていく態度が男性には必要だった事に基づくものです。 原始的な生活をしていた人間は季節が変わる毎に、食べ物や住まう場所の課題をクリアする必要が生まれていました。それを率先して解決するのは主に男性の役割であり、一つの課題におけるプロセス、つまり一つの家を作り上げる、また食べ物が得られる場所を見つけるといった必ず解決の必要があるものを次々と達成するのが男性には求められて居たのです。目的が達成するまではその事を考えて、その次にはより生きる可能性を高めるための新たな作業へと向かっていく、そうした営みが古代の人は営んでいたと言えます。 現代の男女関係にその性質が現れてくると、二人で過ごす時間にある程度の安定を迎えると男性の本能は、そこに余裕が出来たと捉え外の世界に強く関心が向くようになるのです。 ここで気付いた方が居るかも知れませんが、つまりはこの時点で女性が『寂しさ』を持つ余地が生まれてくるのです。 女性との関係が一つの安定を迎えた時、男性は外への関心を性の本質的な影響から高めていきます。そうして外へと向かっていった男性がもしも他の女性に関心を持ってしまい遠くへ行ってしまったら。原始的な状況、つまり本能が一番働く場合であったならそこに明確な将来への絶望が女性に襲い来る事になります。だから女性の寂しさにはこうした根源的な恐怖が根付き、男性が浮気をした場合にはその相手女性への怒りを覚えるのです。もちろん男性に対する怒りも生まれますが、本能の判断としては”自分の生存する将来に必要な男性を奪った”という答えをはじき出すのです。 この部分の説明により、男女お互いの浮気における本性本能の関わり合い方がご理解頂けたと思います。 『ばれなければいい』の思考 ここで先程挙げた男性の浮気するきっかけ、”他の女性に関心を持ちながらばれないと思った時”この”ばれない”について少し詳しく説明をします。 もしも浮気が愛する相手へと発覚したら、これは単純な話として自分への信頼や愛情を失い関係が崩れ去る恐れが生まれるものです。それが”恐ろしい”のです。 しかし本能としては反対の事を自分に勧めて来ます。自分の子孫を多く残しなさいと命令が続く事になります。しかしそれがばれたら愛する相手との関係は終わってしまいます。 この板挟みの問題を解決する方程式が”ばれなければ(ばれないと思えれば)いい”という思考なのです。 女性が男性の嫌いな面としてよく挙げられる部分でもあります。「好きだと言ってくれたのにどうして他の人に目が行くの?」きっと数多く扱われてきた言葉でしょう、その言葉が発せられる経緯にはこうしたプロセスがあったのです。 もちろんこれを浮気を肯定する理由とも取れかねませんが、そこは注意して下さい。根本の目的としてはお互いの性という要素、その本質本性を理解しそしてお互いの努力と工夫を重ねて良い関係を作り上げるという事に集約されるのです。 それを意識する事により、浮気を肯定する結論はいつも間違いであるという事に気づけるでしょう。 浮気を防いでいる男性は何をしている? そして他の女性へ目を向けず付き合う女性だけを向いている男性も、確実に存在するものです。他の女性へ目を向けてしまう男性と具体的に何が違うのでしょうか。 それは一言で言ってしまうと『我慢』です。しかしそれはただ苦痛を耐えるといった理不尽さを持つ我慢とは違います。愛する相手にだけその思いを向けるという『我慢』です。 ある種の禁欲であり、その方向性のコントロールと捉えていただけるといいでしょう。また性欲が少ない人の場合はまた少し異なる話となります。そうした性欲の少ない場合、相性としてはお互いが少ないという共通点が必要なのだと一般的な意見としては挙げられます。あまりに性欲が少ないという場合、それは個性ある特別な例として捉えておきます。 体調を崩し、体が弱いから性欲が少ないという場合は明らかに改善すべき課題です。もしも長く性欲が沸かないのなら、それは女性が不安を起こす要素となってしまいます。それは一つの解決すべき課題だと言えます。もちろんそれでもよいという女性も居ます。そうした相手の特質に沿った結びつきは良い縁でありそこに助け合いがあるなら、それはとても素晴らしいものと言えるでしょう。 ただ基本的なものとして、男性は体を鍛え運動を日常の中に取り入れる事が大切です。それは男性的な魅力にもつながり、相手の方の好意を高める要素にもなります。 また男性の大切な要素である社会の中での活動にもよい効果を生み出すものです。 そうした改善方法については男女それぞれについて、後に章を立てて説明をしていきます。 この章のまとめ つまり男性は、男女関係が一つの安定を迎えるとそこに心の余裕が生まれ、その中に他の女性に対する関心を起こす余地が生まれてきます。その際にある種の禁欲『我慢』が大切になってきます。端的には、自然に生まれる欲求を付き合う相手へ向けるよう心がけるのが、男性の側からする男性の浮気を防ぐ方法なのだと言えます。 この件についてはもう少し捕捉する必要があります。これには女性の協力が必要になります。 単純な話として、付き合い始めてから魅力を保つ事への関心を失った女性に関心を向け続けるべきというのは、適切な努力と言えるでしょうか。もしも無理強いをするような努力であったなら、それは片一方だけが努力を強いられる苦しむ関係というものになってしまいます。 浮気は防ぐべきものとは男女共に言うことが出来ます。改めて意識して欲しいのは、 男性の浮気予防の努力は女性の協力が必要になってくるという事です。つまり付き合った後も女性の魅力を磨く事は男性の浮気予防に大切な事なのです。 「女は女を磨くのが大変」こういった意味合いの言葉をテレビや本などで目にした事のある男性は多いでしょう。そこに”女性の役割”というのがあるのだなと思ってもらえたら、この補足説明は成功した事になります。 お互いが協力をし、女性は寂しさを上手く対処し、男性は他の女性への関心を我慢する。そして二人で会えた時に相手と思いを交わし合うこの時に、男女関係をより良くしようとする工夫の成果が現れてくるのです。 →第三章 文化が担ってきた役割 当ページの訪問者数 本日 - 人 昨日 - 人 合計 - 人
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1609.html
小十郎は政宗の上に立たない。対等にすらなろうとしない。常に下にいようとする。 家来なのだから当たり前だが、今日ほどその態度に苛ついたことはない。 「お前は、俺の何なんだよ」 「俺の、主君でしょう。それ以外のなんだというのです」 首を振った。喉がひどく渇いた。荒くなりはじめた息を抑え、また俯く。ぱたぱたと 涙が零れた。 頬が痛い。 「なんで、俺を叩いた」 「…………」 小十郎は沈黙を守る。わずかに息を飲む音を聞いた。 「俺を許せないんだろ? 俺に嫌気が差したんだろ? 誰にでも抱かれようとする女に なんか仕えたくねぇんだろ?」 答えはない。 乱れた心がさらに乱れる。自分でも抑えられない。叫んで、なじって、目茶苦茶に暴れたい。 「なん……で、怒った? 俺を叩いた? 俺が、お前のことを考えなかったからか? 伊達のことを考えなかったからか? 今更、俺は女になろうとした。……蔑めよ。詰れよ」 小十郎が動いた。顔に手が添えられる。無理やり上を向かせられる。首が痛い。 「勝手すぎんだよ」 聞いたこともない声音だった。いや、どこかで聞いた。あれは、戦場のどこだっただろう。 「俺の主君だろ? 奥州の筆頭だろ? いつも俺の都合なんざ構やしねぇってのに、 いざ心が傾いたら俺の都合ってか? 俺はなんだ? 家来だろ?」 「こじゅ……ろ」 「それとも情夫か?」 「違う……」 唇を塞がれる。小十郎から動くのは初めてのことだ。いつも政宗が誘う。 ねっとりと這い回るような舌から逃げるが、すぐに動きを封じるように絡め取られ、 口腔を嬲られる。熱を、呼吸を奪われるようで苦しい。息ができない。 情欲を隠そうともしない小十郎が恐ろしかった。 ――小十郎を、怒らせた。 そう結論づけると、納得がいった。 怒って当然だ。酷いことをしたし言った。小十郎でなければとっくに愛想を尽かすだろう。 唇をようやく解放される。何度か瞬いて溜まった涙を落とす。 手首をつかまれた。強い力に顔をしかめる。 体が傾く。天井が見えた。小十郎の顔は、鬼のように恐ろしい。戦場でもここまで 恐ろしい顔をしていない。 圧し掛かられると、いつも以上に重い。体の動きを封じられ、顔が近づいてくる。 「勝手にしてりゃいいんだ。俺はあんたに従う。そう決めた。――それの、どこが不満だ。言ってみろ」 「……だから……だ」 小十郎の動きが止まった。 いつも政宗の都合を第一に考えて、自分のことなど気遣わない。 この手が育てている野菜は、政宗の気に入るように作られる。珍しい野菜を育てたいことを 知っている。手を出さないのは、政宗が気に入らないからだ。 「お前は俺の家来だ。俺の傍にいて当たり前だ。俺の言うことを聞いて、俺の言うとおりに 動いて。……お前は、俺の、道具なのか? ……お前は、俺の、家来だろ?」 声が震える。恐れているのは小十郎ではない。 みじめな自分を恐れている。 「嫌だったら、嫌だって言えよ。お前は俺の自慢の家来だ。誰にも渡さない。触れさせない」 小十郎の目が見開かれた。 伴侶とはならない。立場が入れ替わることもない。 ならば小十郎はなんだ。 ――自慢の家来。 分かりきった答えだ。 手を伸ばして引き寄せ、目を閉じて首筋に顔を埋める。 ごめんなさい。 声にすることは躊躇われた。 小十郎は政宗を許す。そうやって、胸の中に激情を溜め込ませている。 いつも、小十郎の都合なんか考えない。どんな我がままを言っても無茶をしても、 小十郎は黙って従う。 小十郎は大切だ。けれど、自分と対等になることはありえない。 惹かれた相手は家来でしかないことを、改めて思い知らされる。 「……好きにしろ」 「政宗様?」 「今日だけ、特別だ。お前の好きに動け。やりたいようにやれ。俺の都合なんか 考えるんじゃねぇ。……なぁ、小十郎」 膝を立て、背中に手を回した。政宗をいつも守る背は広くて大きい。幼い頃からこの背に 守られてきた。厚い胸に顔を寄せた。 こんなに大切なのに。どうして放り出そうとしたのだろう。 「俺を、穢せ」 小十郎も家康も傷つけた自分を許せなかった。 三年目の浮気10
https://w.atwiki.jp/sare/pages/90.html
妻が浮気をしてしまった 過去スレ まとめ 過去スレ 妻が浮気をしてしまった part42(実質44) http //love6.2ch.net/test/read.cgi/furin/1174303411/ 妻が浮気をしてしまった part43 http //love6.2ch.net/test/read.cgi/furin/1175769497/ 妻が浮気をしてしまった part42 http //love6.2ch.net/test/read.cgi/furin/1174302455/ 妻が浮気をしてしまった part41 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1173885797/ 妻が浮気をしてしまった part40 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1173594399/ 妻が浮気をしてしまった part39 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1173416054/ 妻が浮気をしてしまった part38 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1173090007/ 妻が浮気をしてしまった part37 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1172216887/ 妻が浮気をしてしまった part36 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1171891818/ 妻が浮気をしてしまった part35 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1171402221/ 妻が浮気をしてしまった part34 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1171207145/ 妻が浮気をしてしまった part33 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1170762435/ 妻が浮気をしてしまった part32 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1169758000/ 妻が浮気をしてしまった part31 http //love5.2ch.net/test/read.cgi/furin/1169216061/ 妻が浮気をしてしまった part30 http //love4.2ch.net/test/read.cgi/furin/1169017320/ 妻が浮気をしてしまった part29 http //love4.2ch.net/test/read.cgi/furin/1165575676/ 妻が浮気をしてしまった part28 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1158675067/ 妻が浮気をしてしまった part27 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1156601944/ 妻が浮気をしてしまった part26 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1154946233/ 妻が浮気をしてしまった part25 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1151254880/ 【不倫】妻が浮気をしてしまったPART 24 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1150270369/ 妻が浮気をしてしまった part23 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1147413014/ 妻が浮気をしてしまった part22 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1145522565/ 妻が浮気をしてしまった part20 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1144743919/ 妻が浮気をしてしまった part20 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1144743897/ 妻が浮気をしてしまった part19 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1143131779/ [不倫・浮気] 妻が浮気をしてしまった part18 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1141309097/ [不倫・浮気] 妻が浮気をしてしまった part17 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1141229275/ [不倫・浮気] 妻が浮気をしてしまった part16 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1140948031/ 妻が浮気をしてしまった part15 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1140663030/ 妻が浮気をしてしまった part14 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1140444262/ 妻が浮気をしてしまった part13 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1140183365/ 妻が浮気をしてしまった part12 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1139916800/ 妻が浮気をしてしまった part11 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1137082521/ 妻が浮気をしてしまった part10 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1133365821/ 妻が浮気をしてしまった part9 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1132812323/ 妻が浮気をしてしまった part8 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1129725826/ 妻が浮気をしてしまった part7 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1128970910/ 妻が浮気をしてしまった part6 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1128681743/ 妻が浮気をしてしまった part5 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1128521594/ 妻が浮気をしてしまった part4 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1128421928/ 妻が浮気をしてしまった part3 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1128064856/ 妻が浮気をしてしまった part2 http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1127903196/ 妻が浮気をしてしまった http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1127679983/ 妻が浮気をしてしまった http //love3.2ch.net/test/read.cgi/furin/1127679983/ まとめ やられた◆3nE2GtXVBghttp //www3.atwiki.jp/sare/pages/196.html DQNハメ撮り男を追え![230◆hYAzheQZLA] http //www3.atwiki.jp/sare/pages/192.html 知り合いに寝取られ男http //www3.atwiki.jp/sare/pages/184.html 浮気嫁と本命男 by 727◆47m4ZlCSKwhttp //www3.atwiki.jp/sare/pages/179.html 苦兄ぃ(バイク板嫁取り説) http //www3.atwiki.jp/sare/pages/168.html 837http //www3.atwiki.jp/sare/pages/167.html 74 ◆RChN0.N6Xs http //www3.atwiki.jp/sare/pages/166.html 妻が不倫?より542◆8WzUwvQMfE http //www3.atwiki.jp/sare/pages/161.html 225 ◆vuhMSi6wNUhttp //www3.atwiki.jp/sare/pages/160.html うめ ◆60Nhw9bsYs http //www3.atwiki.jp/sare/pages/156.html 3*歳 ◆cQbAY69FCwhttp //www3.atwiki.jp/sare/pages/126.html 嫁に秘密 ◆H7mqUqAIpk http //www3.atwiki.jp/sare/pages/125.html 797 ◆8Id1sQ8ZJ. http //www3.atwiki.jp/sare/pages/124.html トヨタカローラhttp //www3.atwiki.jp/sare/pages/102.html 304 ◆0fAEGExhyU http //www3.atwiki.jp/sare/pages/101.html ひまわり ◆85yqXoQI4s http //www3.atwiki.jp/sare/pages/96.html 603 ◆jTCkti7aAA http //www3.atwiki.jp/sare/pages/95.html 3児のオヤジ http //www3.atwiki.jp/sare/pages/92.html 妻は変態SM露出狂 970氏の苦悩 http //www3.atwiki.jp/sare/pages/197.html
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1603.html
徳川家康と本多忠勝が奥州を訪れる頃には、奥州の遅い桜はすっかり散ってあちこちに 吹き溜まり、代わりに若い色の葉が日差しを柔らかく遮るようになった。 「奥州はこれから若葉の季節だな。一献どうだ?」 「いらん」 不機嫌な調子を隠そうともせずに、政宗はすたすたと城の中に入っていく。忠勝の肩から 降りた家康は慌てて彼女の背中を追いかけるが、いかんせん足の幅が違いすぎて追いつけない。 「そういえばおめぇ、いつものやつはどうした」 「いつもの?」 足を止めて振り返る。家康はぜーはーと肩で息をしながら政宗の小袖の裾をつかんだ。 「ほらあいつだ。片倉こ」 「知るか!!」 家康が名前を全部言う前に遮る。片倉の「か」の字すら聞きたくない。家康は丸い目を 何度もしばたたかせ、政宗を見上げた。 政宗はむすっとした顔をして、家康から袖を振り払う。そして足音を立てて奥へと歩く。 家康は数瞬遅れて後を追いかけた。 「どうしたんだ? ケンカでもしたのか?」 「No。主君ほったらかしてるあいつが悪いんだよ」 「……何かあったか?」 「何にもねぇっつってるだろが!」 家康がきょとんと目を見開くのを見て、政宗は顔をしかめた。 家康にあたったところでどうにかなるものではない。 小十郎は政宗に一番近いところにいる家臣だ。様々な仕事を任し、彼を多忙にさせる。 そうなればいつも傍に侍ることはできない。 自分で作り出した状況が嫌になる。 体に溜まった息を吐き出し、髪に手を差し込んだ。 「……悪い。お前に当たったってしょうがねぇのに」 「何かあっただろ? 話してみろ」 「なんにもねぇよ。ちょっと……いらついてただけだ」 家康は目を細めて政宗を見上げるが、すぐににっと笑った。明るいけれど騒がしくない、 ほっとするような笑みに政宗もつられて笑う。 「話くらいなら聞くぞ?」 「いいよ。どうせただの愚痴だ」 「ただの愚痴だからこそ聞くんじゃねぇか。おめぇ、頭いいけど莫迦だなぁ」 家康はどんな愚痴でも聞くだろう。そして笑って受け止める。そういう度量の広さがある ことを知っている。 (いいなぁ) 素直な感想だった。目の前でべそべそ泣いても、次の日にはそれを忘れてくれるだろう。 政宗だったら、そんなことをした奴を向こう二ヵ月半は笑ってしまう。 「ほんとに、ただの愚痴だぜ?」 「どんな愚痴でも、溜めたら体に毒になるからな。わしにでも吐き出せ」 「……thank you」 政宗は笑った。家康の顔がほんのり赤く染まる。初々しい色が可愛くて、政宗は思わず 手を伸ばして家康を抱きしめた。わわわわっ、という声が胸の辺りから聞こえた。 二人の体の間に腕が入り、家康は政宗から離れた。家康の顔が、赤を通り越して青く なったような、変な色になっている。 「おめぇ、もっと慎みを持て!」 「んだよ。いいじゃねぇか、減るもんじゃねぇし」 「お、お、女がそんな科白吐くんじゃねぇ! いいか、俺は男でお前は女だ。それで、 そんなことをしたらどうなるかくれぇ、分かるだろが」 「……俺を襲うのか?」 政宗は笑った。髪をかき上げ、書房に入る。あらゆる書籍や地図類が散らばった床に、 二人は適当に腰を下ろす。 「わしは、そんな卑劣な真似はせん。だがなぁ、わしも男だ。理性を保てる保障はねぇぞ」 政宗は笑って城の付近を記した地図を広げた。 「お前だったら、別に構わねぇぜ」 「政宗!」 「jokeだよ、joke。本気にするな」 政宗は地図に描かれた川の線をなぞって笑う。家康はむむぅ、と唸って政宗を上目遣いに見る。 「そういえば、お前、俺に求婚してたよな」 今更な話題を政宗は口にした。家康は腕を組んで神妙に頷く。難しい顔をしているなぁ、と ごろりと寝転がりながら家康を見た。 「隙あらば攫おうって魂胆か?」 「そのようなことはせん。ちゃんと手順を踏まえてお前を手に入れるぞ」 政宗は体を伸ばした。ふっくりとした頬に手を伸ばす。思ったとおりの柔らかい頬をしている。 「まさ」 そっと、指で唇に触れてみる。小十郎とはずいぶん違うんだな、というのが率直な感想だった。 家康は目を見張ったまま固まっている。瞬きすら忘れた家康が面白くて、書の海にゆっくりと 押し倒してみた。 三年目の浮気4
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/135.html
514 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 19 00 00 ID 0aOA6BUA コジローに浮気疑惑がかかって焼き土下座ですね、わかります 516 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 19 15 07 ID ECgv1KoU 514 思うに、どっちかっつーと浮気しそうなのは、寂しがり屋の… なんつったらなんかブッ殺されそう?俺 うあ剣道部の皆さんなんですかその竹刀の山は、試し切り…ですか?はは冗談はよ(ry 528 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 19 35 17 ID 0aOA6BUA 516 紀梨乃はないでしょw 俺の妄想では剣道部(or紀梨乃)関係の相談で吉川先生(or鞘子)と密会しているところを目撃されて焼き土下座 531 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 19 43 04 ID ESXo2Y9b 528 やっぱ絵になるのはどちらかって言うと親友のサヤなんだけどな… まあ原作は間違ってもそういう話はやりそうにないから安心だwちょっと残念でもあるけど。 537 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 20 00 15 ID MU5kzZmf 531 サヤ「どう、キリノ。最近コジロー先生とうまくいってる?」 キリノ「最近先生が帰ってくるの遅いんだよね~、さすがにちょっと(体が)心配だよ~」 サヤ「それはすごい(浮気が)心配じゃない!ちゃんと調べたの?!」 キリノ「いや~、帰ってくるの遅くて先生疲れてるから、なかなか(体調について)詳しく聞けなくて。」 サヤ「ちょっと、ちゃんと(浮気してないか)調べなきゃダメだよ!自分のことでもあるんだよ?」 キリノ「いや~、でもさすがに先生も(体調は)大丈夫って言ってるし。あまりしつこいのもよくないでしょ。」 サヤ「(浮気について)本人の言うことなんてアテにならないでしょうが!」 キリノ「まあまあ・・・」 サヤ、自宅にて サヤ「キリノ、怖くて聞けないんだね。でもダメだ、こういうのは後に引っ張るほど傷口が広がるんだ。」 サヤ「キリノ・・・私が調べてあげるからね!私はキリノの親友なんだから!」 日曜日、サヤがコジローを呼びだす コジ「おうサヤ、ひさしぶり、どうしたいきなり。キリノも呼ばなくてよかったのか?」 サヤ(しらじらしい、浮気しておいて今さらキリノのことを口に出すなんて) サヤ「どうです、先生。近頃キリノに不満なんてありませんか?」 コジ「はぁ?いったい何のはなしだ?」 サヤ「実は近頃私も一人でして~、どうです?二人でアバンチュールな時間を過ごしませんか?」 (ふふ、浮気性かつ教え子好きのコジロー先生ならこの誘いにのってくるはず。本性を暴いてやるんだ!) コジ「・・・また暴走してるのか、お前。わけわかんねぇよ!」 サヤ「またまた、隠さなくてもいいし無理しなくてもいいんですよ。私は準備OKですから」 コジ「お、おいサヤ。いい加減にしろ」 サヤ「ほら、さっさと自分に素直に」 キリノ「サヤ・・・なに、してるの?」 547 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/14(月) 20 22 55 ID MU5kzZmf 537 の裏話 サヤ「う~ん、浮気のような気もするんだけどな~」 安藤「あれ~?室江高校剣道部だった方じゃないですか~?」 サヤ「あ・・・確か・・・町戸高校にいた安藤さんでしたっけ?」 安藤「はい~。おひさしぶりですね~。どうしたんですか、難しい顔して~。面白いですよ?」 サヤ「いやぁ、実はかくかくしかじか」 安藤「それは絶対浮気ですね~。」 サヤ「あ、やっぱりそう思う?!そうだよね、浮気だよね?」 安藤「ですね~。男なんてみんなケダモノですから。男なんて死んじゃえばいいのに。」 サヤ(な、なにがあったんだろう) 「とにかく!これは問い詰めるべきだよね!」 安藤「はい~。ぜひ修羅場にすべきだと思います」 サヤ「なんか引っかかる言い方だけど、とにかくやってみる、日曜にコナかけてみるよ、ありがとう安藤さん!」 安藤「どうもいたしまして~」 安藤「さて・・・と(携帯を取り出す)」 プルルルル キリノ「はい、石田です」 安藤「日曜日に、ダンナさんのあとをつけてみてください。面白いものが見れますよ~」
https://w.atwiki.jp/bsr_e/pages/1610.html
何を言っているのか理解できなかった。 政宗が家康の元に嫁ごうと考えた。そのことで一瞬頭が真っ白になった。 分かっていた、ことだというのに。 落ち着くことができなかった。 政宗は小十郎の背中に手を回し、今にも泣き出しそうな目で小十郎を見上げている。 疱瘡によって右目を失った頃の政宗を思い出した。 右目とともに快活さや聡明さを失ったとしか思えないほど、暗く悲観的になっていた。 あの頃の、目だ。 ――見たくない、と思った。そうなると取るべき行動は一つしかない。 今宵は、好きにするよう命じられた。だったらどんなことでもさせてみよう。 それが、命とあらば。 衣擦れの音を立てて政宗の夜着の帯を解くと、帯で政宗の目をきつく縛った。 「何……っ」 「好きにしていいと仰ったのは、政宗様です」 政宗の唇が震えるが、すぐにきゅっと硬く結ばれた。歯を食いしばる様子が可愛らしいので、 指を這わせてみる。 「…………っ!!」 悲鳴を飲み込み、政宗はせわしない呼吸を繰り返す。ぴちゃりと音を立てて唇を舐めると、 政宗は小十郎の頭を両手でつかんで必死に口付けを求めてくる。 けして離すまいと訴えてくる手を無理やり外すと、小十郎はゆっくりと味わうように 政宗の唇を舐め続けた。塩気に似た、人の皮膚の味がする。 「こ……じゅう……ろ……」 「ここに、おりますよ」 ただ目を隠しただけだというのに、政宗はひどく気を弱らせている。 その姿が、震えた声や強く握られた拳が、小十郎を煽る。 政宗の手を取ると指に唇を落とし、わざと音を立てて舐めた。 「ゃあ……」 政宗の体が蠢く。どこか妖しげな動きに、小十郎は眉を寄せた。 大したことではない。感じるような場所ではない。それなのに政宗は、まるで陰部を 舐められたかのように甘く啼いた。 政宗を抱き上げる。邪魔な夜着を腕から落とし、政宗の腕を肩に置いた。 「脱がせてみますか?」 政宗は頷くと、肩から襟元に指が動く。たどたどしい動きに笑みが零れるのを止められない。 普段なら罵倒を浴びせかけられるところだが、今宵の政宗は目を隠している。だからだろうか、 政宗は普段からは想像もつかない従順さを見せる。 小袖を落とすことに成功すると、政宗の口許が僅かに緩む。 次に袴の帯を探すように手が動くが、触れるか触れないかという微妙な動きで腹や腰を 探るのでたまらない。ようやく袴を縛る帯を見つけ、指が動く。結び目を解くと、政宗は 小十郎を見上げる。政宗の目は見えないが、訴えようとしていることは分かる。 「……尻、上げろ」 「……失礼致しました」 腰を浮かすと、袴を引っ張られて適当に放り出された。政宗の手が満足したように膝に 落ちるが、小十郎はその手をつかむと自身の腰に当てさせた。 「まだ、残ってますよ」 「も……いいだろ。見えねぇんだから……下帯なんか、分からない」 「そうはいきません。あなたの都合など考えてはいけないと仰ったのは、他ならぬ政宗様です」 政宗の唇がきゅっと引き締まった。小十郎は笑って政宗の手を下帯に導く。 政宗の手がゆっくりと下帯を探り出す。結び目を解き、丁寧に下帯を取り外す。 「これで、いいか?」 「……では、俺をその気にさせてもらいましょうか」 「その気?」 両手で政宗の顔を包み込む。政宗の頬が僅かに緩んだ。目はきっと和やかに微笑んでいるだろう。 「簡単でしょう? 俺を、あなたが欲しくてたまらないと思うように仕向けるだけです」 「……何、させるんだ。言えよ。何だってしてやるよ」 小十郎は笑った。 戦場で時折見せる嗜虐心に満ちた笑みは、政宗に見せたこともなければ見せるつもりも ない。そもそも政宗に嗜虐心を覚えたことなど一度もない。 だが、今日は違う。どうしようもないくらい政宗を泣かせてみせたかった。 政宗のどこか弱気な態度が、小十郎を煽ってしょうがない。 「……手始めに、舐めていただきましょうか」 三年目の浮気11