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もっとも強いのは、なにももたない人間。 もっとも弱いのは、全てを抱える人間。 おまえは、どっちだ。 ○ ● まだ太陽も見えない夜の町。 町の明かりは未だ消えず、煌々と辺りを照らしている。 冷たい夜風が頬を撫で、無骨な住宅街の隙間を縫う闇がひっそりと佇む。 その中を、男が駆ける。 青い制服、立派なバッジ。 キリリと引き締まった身体は日頃の鍛錬の成果を思わせる。 所謂、街の守り人―――警察官である。 「治安の悪くなったもんだ、この町も」 俺が子供の頃はもっと平和だったのに、と。 口の中で煙草の煙を巡らせ、ほう、と吐く。 本来なら善良なる人間の見本であるべき日本の警察官が歩きながら煙草を吸うなどとは御法度な行為だ。 しかし、太陽が未だ登らない時刻だからか、周りに人気などない。 少しばかりなら構わんだろうなどという気の抜けた思考が、彼を堕落させていた。 「…ま、当たり前か。こんな御時世に夜出歩く馬鹿はいねえよな」 ここ数週間で冬木市での行方不明件数―――及び変死件数は跳ね上がっている。 老若男女、人種問わず。 冬木市で起こる一年のの行方不明事件を、数週間で軽く上回ったのだ。 身元不明の肉塊すら多々目撃されており、夜のニュースはそれらの報道でひっきりなし。 特にセンタービルの爆破テロは、幾つかのテレビ局が速報としてTV放送スケジュールを変更し報道したほどだ。 こうなれば、警察も積極的に動かなくてはならない。 冬木市中に警官が配備され、犯人の一早い逮捕が期待されている。 「しかし、このザマだ」 当てもなく町を見回る彼の視界には、静かな夜の住宅街。 犯人どころか人間すら見当たらない。 右を向く。 人影は見当たらない。 左を向く。 人影は見当たらない。 目を凝らす―――すると、何かが、写った。 「…?」 少女が、立っていた。 大胆に露出した太股は街灯に照らされ、珠のような肌は雫を弾く。 瑞々しい二の腕は滴る水滴で鮮やかに彩られ、艶やかな雰囲気を醸し出している。 顔は見えない。 影で隠れ、人相までは見えない。 「おーい、早く家に帰りなさい。危ないぞ」 近くに寄っても、女は反応した素振りすら見せない。 赤いシャツが鮮やかに、輝いている。 「ほら、君」 警察が女の肩に手を置く。 ポンと、まるで子供の頭の上に手を置くような、優しい手つきだった。 なのに。 だというのに。 ポトリ、と。 女の身体が、地面に落ちた。 ぴしゃり。 水分をよく含んだものが落ちる音。 女が倒れると同時に、何かが男の頬に付着する。 ふるふると震える指先で、頬をなぞる。 指先に付着したのは―――血液だ。 「血……ッ!?」 じわりじわり。 倒れた女の首を中心に、血溜まりが拡がっていく。 じわりじわり。 じわりじわり。 血液が止めどなく流れ、間欠泉のように吹き出している。 ―――首から先が、ない。 男がそのことに気づくのにそう時間は用さなかった。 「ぐーる ぐーる」 「…!」 男が胸の連絡機器に手を伸ばした瞬間。 声がした。 濁った声。抑揚が少ないようでいて時に激しくなる、まるで理性の削れたような声。 その声は―――頭上。 高い電信柱の上で、此方を見下ろしていた。 「おま おま お巡りィ~~お巡りさん。俺、知ってるのよ」 「おまえ、何を持って、」 「こうやったら、血が集まって旨くなる」 顔を隠したフード。身体を包んだ、服と呼ぶのも烏滸がましいボロボロの布地。 黒の生地は返り血が固まったのか、所々が変色し固まっている。 腕と、その握った『何か』をぐるぐると振り回す。 それを見た男の顔が、青ざめる。 頭だ。女の頭を、その髪を掴んで振り回している。 「おまえ……その手を下ろせッ!」 それを見た警察官の動きは迅速だった。 腰に佇んでいる拳銃を引き抜き、構える。 発砲は許可されていない。 もしも何らかの方法で此方に危害を加えるのなら発砲も許されてはいるが、此方から撃つことはない。 『警察官職務執行法第7条』。 警察官は―――己から積極的に武器を持って相手に危害を加えることはできない。 『命を奪うため』に発砲してはならない。 『命を護るため』に発砲するのが、日本の警察官だ。 しかし。 凶悪犯罪を犯したと現行犯で判断できる時のみ、最低限度の武器を扱うことを許されている。 だが、直撃はさせない。 まずは威嚇射撃で相手の動きを見る。 「動く『ばちゅん』―――へ?」 たんまり水が入った風船を割ったような音。 発砲した、射出音とほぼ同時。 拳銃を握った突き出した腕が、空を舞っている。 くるくる。くるくる。 メリーゴーランドのように空中で回る腕を、フードの男が掌で受け止める。 「小さい頃、習ったよなぁ。 危ないものはヒトに向けちャアいけねえぜ」 (熱―――ッッッ!!!!!) 右の肩から先を失った傷口が、熱を主張する。 熱い。熱い。熱い。 人の知覚できる"痛み"の域を超えた何かが、脳髄に警鈴を鳴らす。 「―――懐かしい、感じだぜ」 警官から捥ぎ取った右腕を弄びながら、フードの男はその右手に握り締められた拳銃を掌に収める。 慣れた手つきだった。 まるで、人が食事の際に箸を取るような。 そんな、当たり前のように拳銃を握る。 「昔はよく教官に褒められたっけなァ」 「"おまえは羽赫の扱いがいい"って」 「成績も良くてな」 「次席だったンだぜ」 「一番には、なれなかったけどな」 違和感が、この場を支配する。 片や右腕を捥がれた男。 捥いだ張本人はまるでそれが大したことではないかのように思い出話に興じている。 眼中にないのだ。 この白髪の男は、最初から警官のことなど"障害"とすら見なしていない。 蚊が腕に止まったから潰すことと同じ。 ただ―――何か目障りなものが近づいてきたから、払っただけ。 この男は。 既に『人を人と認識していない』。 そう気づいたときには、遅かった。 彼は逃げるべきだった。 残った左腕で胸の無線機に手を伸ばす。 血液を流し過ぎたのか、失った右腕の感触は痛みごと既に消え去っている。 だが、警察官としての最期の意地が、彼の左腕を突き動かした。 コイツをこのままにしてはいけない。 今すぐ、この場で捕らえなくては――― 「至急応え゛ん゛ッ」 ぶちゅん、と。 再び、水気を伴った音が響く。 「人の話は最後まで聞けよ、オマワリさん」 首が、飛んだ。 まるで、実った果実を捥ぐように。 そうして。 自分が何を相手にしたのかも理解できないまま、男の人生は幕を閉じた。 ○ ● 警官の身体は筋肉が引き締まっていて、齧る度に程よいナゲット感覚が口内を満たす。 最近はこのご時世故か、女は早々に帰宅してしまって喰えていない。 ここ数日は男しか喰っていない。 男の歯応えも良いが、女の弾力も棄て難い。 血液は喉越しが良く、開けたてのミネラルウォーターでも飲んでいるかのよう。 髪を掴み切断した頭を振り回すと、血液が脳に集まって齧りついた時の快感が増す。 溜まった血液が溢れ出すその様は、まるで人間の食事で言う小籠包。 もぐ。 もぐもぐ。 もぐもぐもぐ。 胃袋の底にでも穴が開いているかもしれないと錯覚するぐらい、肉が再現なく口の中に吸い込まれていく。 しかし。 「…足りねえ」 白髪の男―――滝澤は、まだ空腹を訴えていた。 食べても食べても腹が減る。 満たされてもその直後に、食欲に襲われる。 この場に来てからというもの、そんな状況がずっと続いていた。 体内から体外へ、"何か"が流れ出すのを感じる。 滝澤は知り得ないことだが―――流れ出しているそれこそが、『魔力』だった。 彼が使役するサーヴァント。 バーサーカーとは、英霊の理性を奪いその代わり身体能力を増幅させるクラス。 英霊の理性を奪い、扱いやすい兵器へと堕とすものだ。 しかし理性を奪い身体能力を上げるその触れ幅が大きいほど、マスターへの魔力の負担は格段に増える。 バーサーカー―――此の場では"ジェヴォーダンの獣"と称するのが適切か―――が捕食によって自ら魔力を調達していると言っても、膨大な魔力消費全てをそれで賄える訳ではない。 その足りない分の魔力を、繋がった主従のパスを通してマスターである滝澤の身体から奪い取っているのだ。 元来、滝澤は魔術師ではない。 魔術師の家系でもない。 本来はバーサーカーのクラスを行使することなど、余りにも難しい。 しかし。 滝澤は、その魔力の問題を『人を喰う』ことで解消している。 魔力とは、人の体液に溶けやすいもの。 本来微弱な魔力回路しか持たない人間であっても、体液ごとその全てを喰らえば多少は魔力の足しになる。 そうして、滝澤は魔力の枯渇を防いでいる。 ……その対価として、満足することのない飢えを課せられている訳だが。 極上の美味を口に運びながら。 人肉の一部を口に運びながら。 滝澤は、思う。 この身体になってから何もかもが最悪だ。 ―――この身体になってから、何もかもが美味い。 この身体になってから、人の肉しか喰えない。 ―――しかし、飢えを満たすそれらは美味だ。 真戸を助けたかった。法寺さんを助けたかった ―――だが。腹が減るのに堪えられない。 理性と本能が相反する。 結果、滝澤は人を喰う。 目の前の肉が。人だったものが。 『わたしをたべて』と懇願する。 ならば。 食べてあげないと、可哀想じゃないか。 「―――……あ……?」 そこまで思考が稼働して。 滝澤は、グルン頭を回す。 目の端に、獣が映った。 「なんやの」 直前まで忘れていたと言わんばかりにコンコンコン、と頭の中を整理するように叩き、 「ちゃんバサ」 その獣の名を、口にした。 何も言わずに、獣の女が立っている。 バーサーカー。ジェヴォーダンの獣。彼女を言い表す言葉は沢山あるだろう。 しかし。そんなことはどうでもいい。 少し時は遡った、センタービルでの一戦。 サーヴァントでありながら、敵の前にマスターを差し出す愚行。 滝澤からしてみれば、あのピエロ達から逃げる間の時間稼ぎ、撒き餌に使われたのと同義だ。 マスターが滝澤でなければ、即座に犬の餌になっていただろう。 怒りがないと言えば、嘘になる。 この場で赫子を用いて四肢を貫き標本にしてもいい。 だが、それはまだ早い。 聖杯なんてものに近づくには、まだ早い。 やるなら、聖杯を取った後だ。 そして。 バーサーカーも、無意味にマスターを襲う意味も理由もないようで、其処に立ち尽くしていた。 バーサーカー自身、『マスターが一人じゃ心配』などという忠犬染みた理由で帰って来た訳ではない。 彼女も獣だ。狩りをするならば、楽な獲物を選ぶ。 ただ、血液の臭いがして、その中で一番近い場所に駆けつけたらマスターである滝澤がいた。 ただ、それだけ。 食事の際の、匂いに釣られただけ。 「なあ ちゃんバサァ」 ゆらり、と幽鬼の如き挙動で、バーサーカーへと向き直る。 そのままの勢いで手元の、警察官からむしりとった頭を投擲する。 狙いは、バーサーカーの顔面。 しかし衝突することはなく―――バーサーカーの腕の一振りによって、果実のように破裂した。 血液が辺りに撒き散る。 鉄の臭いが充満する。 これが昼間だったなら、どんな騒ぎになっていたか想像するのも恐ろしい。 「どうせ喰うなら」 「美味いモン獲ろうぜ」 ニチ、と。 口元から垂れる血液が音を鳴らす。 その手元には、一通の手紙が握られている。 討伐令の報せだ。 「二人っきりで」 その言葉を理解したのか、していないのか。 獣の女の口元も、ニヤリと笑った。 ○ ● 「おお、早いな。まだ日も昇っとらんというのに」 「…んー、まあ。セイバーに全部任せて一人だけ爆睡はできないじゃん」 気だるげな身体をベッドから起こし、寝ぼけ眼を擦りながら意識を覚ます。 茶のもふもふとした髪を揺らし、太い眉が特徴的な少女―――神谷奈緒。 時計を確認するより先にベッドの脇のカーテンを開くと、そこはまだ一面の闇。 窓から差し込む月光は、未だ夜が明けてないことを示している。 (……夢じゃない) サーヴァント。聖杯戦争。 左手に刻まれた、弓を張ったような紋様の痣。 起きる度に、この出来事はただの夢だったのではないかと疑うほどの数奇な出来事。 …実際、まだ現実感はない。 今このタイミングで、影から『ドッキリ大成功』の看板を持ったお笑い芸人などが出てきたならば、笑いながら信じてしまいそうだ。 「しかし、そろそろ身の振り方を考えんとなぁ。 そろそろ加熱してくる頃合いだろうて」 眼帯の青年。 剣の英霊、セイバーが顎を掌で擦りつつ溢す。 身の振り方と問われても、奈緒自身には願いなどないければ目的もない。 どうしても叶えたい望みなどないし、躍起になって取り組むほどのものもない。 アイドルとして更に成功したいという目標はあるが、さて、それを他人の力で叶えて良い望みかどうかはまた別の話だ。 あくまでこれは『神谷奈緒のアイドルとしての目標』である。 そこに向かって走るべき『目標』であり、無理矢理今叶えたい『願い』ではない。 …その、願いがあるとすれば。 己の呼び掛けに答え助けてくれたセイバーの願いを叶えてあげたい、ということぐらいか。 「セイバーは、こう、考えとかあるのか?」 故に、具体的なビジョンが浮かばなかった。 聖杯戦争と言われても、特に何をすべきなのなわからない。 台本も何もなしにロケに送り込まれた気分だ。 そうするとセイバーは、ほれ、と一通の手紙を投げた。 まだ寝巻き姿の奈緒の膝に落ちたそれはぱらりと開き、数枚の写真と文が刻まれた紙が落ちる。 白髪の男と、赤に染まった女。 双子だろうか。全くそっくりの姿をしたピエロ。 アニメからそのまま出てきたような、奇抜な格好をしている。 特にピエロの方など、アニメの敵役にピッタリだ。 コスプレだろうか。 コスプレも、最近のモノは出来が良いから侮れない。 「…これは?」 「よく読め」 「?」 冬木センタービルの破壊。 冬木住民の捕食事件。 殺人事件及び凶悪事件の数々が列挙されている。 その全ての端から端までを読み直し、はて、ともう一度読み直し首を傾げる。 捕食。 捕食。 捕食? 「捕食?」 「その白いのと獣が人を喰うた、ということだろうて」 「人を?」 「うぬ」 「人が?」 「うぬ」 「食べたのか?」 「らしいな」 さーっ、と。 血の気が失せ、自分の顔が青くなっていくのが分かる。 人が、人を、喰う。 「おそらく化生の者の類いだろうさ。人間ではなかろう」 「人じゃ、ない?」 「言うならば"人の形をした化物"、か?」 現実味はないが。 『人の形をした何かが人を喰っている』と言われると、何となく恐ろしさが伝わってきた。 脊髄に氷柱が差し込まれたような、悪寒に近い恐怖。 未だ下半身は暖かさの残った布団にくるまれているというのに、何処か肌寒さを感じた。 「そこで、だ」 顔の眼帯を弄りながら、セイバーは告げる。 一枚はピエロ。もう一枚は白髪の男の写真を摘まみながら。 「俺としては此と言って急務もない。 此度の戦を始めるに早いが得も遅いが損もなかろう。 なら後は一つ―――主殿が、どうしたいかだ」 「あたしが…?」 「そうだ。今や俺も主殿に仕える身。その決定には従おう」 腕をひらひらと振りながら、セイバーはそう言った。 自分が、どうしたいか。 茶の両目が白髪とピエロを捉える。 ……特に、理由があった訳じゃないけれど。 ベッドに横たわっている加蓮が。大切な、友達が。 『もし標的になったのが知り合いだったら』―――そう思うと、自然に口が動いた。 「駄目だ」 「ん?」 「上手く言えないし、あたしが何か出来る訳じゃないけど…」 セイバーのような特別な力を持っている訳じゃない。 襲われたら大の大人にだって勝てないかもしれない。 でも。 それでも。 「このまま見過ごすのは……なんか、違うと思うんだ」 理由もなく全てを奪われていく人達がいて。 自分には、それを阻止するだけの手段があって。 アニメの主人公になったつもりではないけれど―――止めなきゃ、と思った。 「ふむ」 其処まで、きっちりと聞いて。 若造の正義感などと笑わずに、真摯にその全てを受け止めて。 セイバーは奈緒を見据えて、言った。 「それは"此奴らを殺す"ということか?」 「……え?」 予想外の、返答が来た。 「悪さをする連中を取り締まる。それは良かろう。正しきことよ。 しかしな、嬉々として人を殺し回っている連中よ。無傷で解決とはいくまい。 奴らが主殿を殺そうとすれば、俺は必ず阻止する。場合によっては殺すだろう。 …その時、主殿はどうする?」 「それは」 言葉に、詰まった。 止めなければ、と思った。 でも。 殺すかどうかなんて、考えていなかった。 悪さをする連中を倒して、それでハッピーエンド。 …奈緒が好きなアニメは、大抵がそんな終わり方だ。 現実は、そう簡単には終わらない。 現実にはその先が、倒された悪役にも命がある。 それを。 自分が奪って、いいのか――― 「……殺したくは、ないな」 答えは、否。 殺したくない。 相手が酷い悪人でも、一方的に殺してはいけないと思った。 恐る恐る奈緒は顔を上げ、セイバーの顔を見る。 何を腑抜けたことを言うのかと険しい顔がそこにあると思ったが、 「うむ。主殿はそれでよかろう」 満足したような、男の顔がそこにあった。 「へ?」 「へ?じゃないだろうに。此処で意気揚々と"殺そう"などと口にしていたら逆に俺が怒っていたわ。 せっかく争いと無関係の時代に産まれたのだ。主殿を応援してくれる"ふぁん"とやらが大勢いるのだ。 主殿が手を血に染める必要はない。殺したくないというのなら、戦の場で俺がなんとかしよう」 試すような真似をして悪かったな、と。 かっかっかと快活に笑うセイバーを前に、奈緒の顔がボッと、茹で蛸のように赤く染まった。 「おま、おまっ、真面目に答えちゃったじゃんか!」 「ほっほ、そう照れるな。戦場での無茶は俺らの仕事よ。 主殿は後ろで、でんと構えておれば良い」 一人真面目になっていた自分が馬鹿みたいだ。 ぷくーと膨れた己の頬に熱を感じながら、奈緒は赤くなった顔を隠す。 冬の空気に当てられた掌は冷たいのに、顔は真夏のように熱い。 もう二度と真面目に答えてやらないからな、と。 左手で赤い顔を隠し、右手でセイバーを指差し文句を言った。 言おうとした、瞬間。 だぁんッッッ!!!!と。 耳を劈く、破裂音がした。 「おわっ!?な、何だ、風船か……!?」 一人でわたわたと慌てる奈緒を他所に、セイバーはほう、と息を吐く。 「主殿、着替えよ。寝巻きのままでは寒かろう」 「え、何で」 「出陣るぞ。直ぐ其処に、何か在る」 どうやら。 聖杯戦争とやらは、和気藹々とするような暇は与えては貰えないらしい。 ○ ● 「……寒いな」 流石に、冬の夜は寒い。 住宅街をてくてくと歩きながら、奈緒はそう呟いた。 重ね着していても冷気は服をすり抜け、直接身体を冷やす。 破裂音が鳴り響いてから、セイバーと奈緒は直ぐに家を出た。 "主殿には家で待ってもらうという手もあるがなぁ。しかし自衛手段のない主殿を俺の手の届かん場所に置くのは如何せん不安よ。 多少危険でも側に付いて貰うしかなかろう。安心せよ、危険を察知したら直ぐに届く範囲におる"とは、セイバー談。 別に己の安全だけ確保してセイバーだけ戦わせるようなつもりはなかったからいいのだが、こうも守られると少し罪悪感が湧く。 しかし。 しばらく歩いても、どれだけ歩いても、不審な影など何もない。 セイバーは"何か在る"と言ったが、此処まで何もないと勘違いだったのではないかと疑いたくなる。 闇夜を照らす電灯がちかちかと光る。 「…なあセイバー」 「……」 「なあってば」 「……」 「おーい」 「主殿」 暇を持て余したのか、奈緒の間延びした言葉をセイバーが切る。 いつになく、冷静で研ぎ澄まされた―――まるで、一本の刀のような声。 それは。 セイバーが、臨戦態勢に入ったことを言外に告げていた。 「余計に動くな。俺が"良い"というまで、絶対にな。 危険を感じれば令呪を通して俺にも通じる。そうすれば―――」 言葉は最期まで、紡がれなかった。 何故ならば。 「■■■ーーーッ!!!!!」 セイバーの研ぎ澄まされた身体が、ボールのように弾き飛ばされたからだ。 いや、弾き飛ばされたのではない。 獣に、捕まれている。 そのまま、首根を掴んだまま運ばれる。 地面でガリガリと背中を削りながら、獣は走りながらセイバーを地面に擦り付け、そのまま投げ飛ばす。 「ぐぅ…っ!」 解放されると同時に体勢を立て直すセイバーだが、既に遅い。 奈緒とは50mほどだろうか―――障害物で姿は見えないが、距離を離されてしまった。 ぴちゃり。ぴちゃりと。 構えるごとに、鉄の臭いが混じる水音がする。 血液が、地表を覆っている。 何人の人間の頸動脈を切り裂き、その血液を地面にばら蒔けば此処までなるのかと疑問を抱くほど、まるで雨が降った後の地面のように地が血液で染まっている。 人の気配はない。 人が歩くべき通路に一人として存在しないのは、真夜中故か。 「…これも、手前の仕業かね」 目前には幾つもの肉の塊。 団子のように磨り潰された"ソレ"は、所々に現代風の布切れが混ざり―――"先ほどまで人間であった"ことを言外に告げている。 そして。その中央に、セイバーを襲った獣はいた。 しかし、獣というには人の姿に近かった。 服に該当するモノは僅かにしか纏っていない。 長身の身体のサイズに合っていないその服は、もはや布と形容した方が正しいかとさえ思う。 しかし。 人の形をしているとはいえ、ソレは人間ではない。 爪や牙。獣のような耳や尻尾は人外のソレだ。 瞳からは溢れんばかりの野性と狂気が宿っている。 返り血だろうか、全身が赤く染まったその姿は人間というより化物に近い。 その化物が人だった肉の塊を食い千切り、咀嚼し、飲み込んでいる。 異常な光景だった。 セイバーがもし普通の人間だったなら、失禁し失神してもおかしくはない。 これが、サーヴァント。 超常の化身。 恐らく、狂戦士だろうか。 「どうやら、初戦から"人喰い"か」 血の臭いを辿ってみたら、これだ。 主殿を待機させておいて盛会だったな、と。 辺りは濃密な死の気配が充満し、セイバーの直死は絶えず獣の"死"を見ている。 気休めでしかない眼帯が、更に役立たずに成り下がる。 すらり、とセイバーの掌に刀が現れる。 "骨喰"。主人が観測する度に姿を変えるその武器は、此度は扱い慣れた由緒正しき日本武器―――日本刀として、現れた。 「■■■」 野性の獣が此方に気付く。 どうやら食事に夢中で今の今まで此方に気付いていなかったらしい。 は、完全な獣よな、と。 セイバーは笑みを溢す。 「なあ狂戦士よ」 「俺のマスターは子供でな」 帰ってくる言葉はない。 当たり前だ。狂戦士に言語能力は存在しない。 残ったのは純粋な食欲と本能だけ。 「手前みたいな連中でも"殺したくない"と溢す」 「従者としては此ほど頭を抱えることはない。戦の場に主義主張なぞ持ち込んでも録な結末にはならん」 「手前らのような者の前に話し合いの席など設けては頭から喰らわれて終いだろうに」 ぐるると、狂戦士の首が此方を向いた。 成る程此は恐ろしい、と剣士はおどけて見せ、しかしな、と続ける。 「主の無茶を叶えるのが従者よ」 「サーヴァントは殺しても座に帰るだけ。 マスターの願いを壊すことにはならんだろうて」 骨喰が、刀が狂戦士の頭蓋に狙いを定める。 瞬間にでもその首を切り落とさんと、剣気を上げる。 「だからな」 「此処で手前を殺し、手前の主に"無理矢理にでも行動不能に陥って貰う"」 腕の一本や脚の二本。 化物なら切り落としても生きるのに問題はなかろうて―――。 そう語るセイバーの顔は、笑っていた。 化物退治は英霊の得手。 人々を害する化物退治こそ、英霊の新真骨頂。 「…狂戦士に、獣の類いにこんな話しても無駄だろうが」 狂戦士の瞳孔が開く。 その眼に感情はない。 ただ。 ただ、腹が減った。 生きるために、何かを喰らおうとした。 彼女が―――その獣が生きていた頃から、それは変わらない。 ただ、腹が減ったから喰った。 ただ、目の前に肉があったから喰った。 造られた身体が、疼く。 「ほれ―――」 ダンッッッ!!と。 弾丸のように、黒い風が疾る。 たった一歩で、互いの距離が零になる。 刀を振れば。爪を下ろせば、互いの肉が抉れる距離。 互いが、互いを仕留める間合い。 そこで 「―――自分が消える理由ぐらいは、知っておきたいだろう?」 「■■■ーーー!!!!!」 爪と刀が、交差した。 絹を裂くような繊細な刃が、狂戦士の首を斬らんと空を駆ける。 眼帯はとうの昔に外している。 "死"を見る眼は、既に狂戦士の死を捉えている。 だが、斬れない。 その"線"を刃でなぞるより先に、バーサーカーが振り回すその爪で弾かれる。 爪と刀が交差する。 打ち合うこと実に四度。 セイバーがその"死"を斬ることもなく、バーサーカーの爪が獲物を貫くこともなく。 互いに互いの存在は要らぬとせめぎ会う。 (筋力は彼方が上か……ッ!) 打ち合う度に、セイバーの腕がビリビリと痛む。 瞬間的な出力では此方が上回ろう。 しかし、平均とすれば獣の贅力はセイバーを上回る。 並の剣ならば、二人の衝突に耐えられずとうの昔に砕けていてもおかしくない。 セイバーの命を繋いでいるのは、まさにこの"骨喰"だった。 爪を弾く。 返す刃で首を落とす。 当たらない。 袈裟気味に切り上げる。 爪で逸らされ、身体には及ばない。 振り下ろし。 突き。 切り上げ。 袈裟に。 両断する。 しかし、その全てがバーサーカーの以上な筋力と野性により弾かれる。 (こいつ、手馴れてッ) 生前に数多くの者と争ったのか。 このバーサーカー、"対人に慣れている"。 技術というほどのものではない。 言うならば、獣の本能。 直感染みた本能と野性が、セイバーの次の剣の軌道を読み打ち返している。 剣撃に雷撃を挟んでも、獣は寸でのところで回避する。 (しかし、こいつ) しかし。 決定的な一撃だけは、撃ってこない。 セイバーの預り知らぬことだが―――一対一において、バーサーカーは無類の戦闘力を誇る。 何故ならば、ただ宝具を発動して頭から喰ろうてやればそれで済む。 回避も防御も許さない捕食行為。 しかし、バーサーカーがそれを行わないのは理由がある。 ―――セイバーの、直死だ。 直死を扱う者は、例外なく無意識に"死の気配"を発するのだ。 濃密な、死の気配。 それが、バーサーカーの攻めを躊躇させていた。 無遠慮に攻勢に出た瞬間。 この"死"に、間違いなく両断されると。 それを本能で感じ取っているからこそ、バーサーカーも下手に出られない。 そもそも、バーサーカーがセイバーを襲ったのはマスターに命じられたからでもない。 ただ、旨そうな―――一般人よりも旨そうな魔力(霊基)があったから、狙っただけだ。 故に、"結果的に喰らえればそれでいい"。 決着を急ぐ必要もなく、獣の狩りの方法として、じわじわと追い詰めていけば良いのだ。 それは。 ライオンが獲物の首を噛み千切り、窒息させ弱らせてから食すように。 獣の、本能としての狩りだった。 そして。振り下ろしたセイバーの刀を、ガシリと掴んだ。 「ッ!?」 「■■■」 次の、瞬間。 ドゴンッッと、バーサーカーの拳がセイバーの顔面を捉えた。 その衝撃で、セイバーは彼方10m後方まで飛んでいく。 塀に身体をぶつけ、瓦礫と粉塵を生み出しながら、すぐに立ち上がる。 口に含んだ血を吐き捨て、バーサーカーを見る。 「こりゃ、一筋縄じゃいかんな……!」 早く仕留めて、主殿の元へ戻らなければ――― ○ ● 「お嬢さん 夜遊びは危ないぜ」 白髪の、食人鬼。 「は、なせ……ッ!」 気道が圧迫される。 肺は酸素を求め胸は激しく上下し、しかし求めたモノが得られない。 ぱたぱたと宙に浮いた足を動かすが、地を蹴ることなく空を切る。 白髪の、食人鬼。 それが、今奈緒の首を掴み持ち上げている。 その掌に力は込められていない。 ただ、己の体重を支える点が首だけになったことにより、気道が圧迫されている。 「…その赤いの。俺と同じだなァ嬢ちゃん。 待ってた甲斐があった」 奈緒の左手に刻まれた令呪を見ながら、食人鬼はニヤリと笑う。 誘い出した。 この男は今、そう言ったか。 「派手な音鳴ったら一人二人来てくれると思ってたぜ。正義感燃やした連中が。 ―――俺を、殺しに来ると思ってた」 「お前も、俺を殺しに来たんだろ」 「法寺サンと同じだ」 「真戸も」「お前も」 矢継ぎ早に繰り出される言葉を理解する暇もない。 脳に送られる酸素が極端に減った影響か、言葉の意味の半分も理解できない。 羅列される名前が何を指しているのかも、彼女にはわかるはずもない。 だが。 "お前も、俺を殺しに来たんだろ" それは、違うと思った。 返り血で染まった白髪の怪物。 "うむ。主殿はそれでよかろう" 己の行動を是として認めてくれた。 自分の我が儘を、良しとして肯定してくれたセイバーがいる。 だから。 その一点だけは、否定しなければならない。 「…殺、さない」 「……あ?」 「私は、殺さない」 自分は、アイドルだ。 笑顔を振り撒くだけではない。 人を笑顔にするのが、アイドルなんだ。 元より、自分なんて何の力も持たない一般人だ。 だから―――その一点だけは、譲れない。 己の全てを懸けても。 人の笑顔を、命を奪うのかと聞かれれば、その一点だけは否定しなければならない。 「私は、殺さない」 精一杯声を振り絞って。 肺の空気を全て吐き出して。 この一言だけは、言わないといけない。 「私は、アイドルだ」 「お前みたいな化物とは違うんだ……ッッッ!!!!」 どさり、と。 持ち上げられていた奈緒の身体が、地面に落ちた。 尻餅を突き、けほっけほっと肺が酸素を吸引する。 足りていなかった酸素が全身を巡る。 白髪の食人鬼は、何故か、己の首から手を離したのだ。 「…?」 ああ、と。 食人鬼は―――タキザワは、息を溢す。 "私は、アイドルだ" その言葉が脳髄を駆け巡る。 "俺は、喰種捜査官だ" かつての言葉が、リフレインする。 「いいなァお前。ノーテンキで」 この女は、知らない。 自分を構成していたものが崩れ落ち、化物に落とされる絶望を知らない。 『自分が何者であるか』なんて、酷く曖昧なものだ。 状況で簡単に変えられる。 そのことを、この女は知らない。 自分は喰種捜査官ではない。喰種だ。 この女の言う通り、化物だ。 「ああ、わかった」 『怖い』という感情は、それは『相手と自分が違う』から起こるものだ。 男と女が。大人と子供が。大男と小女が。 互いに互いをいがみ合うのは、『自分』と違うからだ。 「お前も、俺と同じにしてやるよ」 「自分の在り方なんて、簡単に変わることを教えてやる」 未だ尻餅を突き咳き込むだけの奈緒に、タキザワは指を差す。 その頭蓋を。 二度と、忘れられないように。 タキザワは、高く飛び上がり、左手を掲げる。 その赤い一画の令呪に、意思を乗せる。 「アイドルを、殺す」 「この街にいるアイドルを、一人残らず殺す」 「お前を殺すのは、最後だ」 「それが嫌なら―――俺を止めて(殺して)みろ、アイドル」 その言葉を最後に。 タキザワは、闇へと姿を消した。 そして。 その場には、奈緒だけが残された。 あの化物は言った。 アイドルを全て殺す。 それは。 奈緒だけでなく、奈緒の仲間も殺される。 未だ。 病床に伏している、加蓮も。 「それは、駄目だ」 止めないと。 止めないと。 止めないと。 未だ酸素の回りきっていない、気怠い身体を起こす。 あの凶行を止めなければならない。 そのためにも、セイバーとも合流しなければいけない。 「加蓮……みんな……助けなきゃ」 この場にアニメのような正義の味方はいない。 誰も彼も助けてくれるような万能の人は、いない。 ならば。 自分が、ならなければ。 奈緒は身体を起こし、ヨロヨロと数歩歩き―――ぽてん、と倒れた。 「―――おっと!」 そして、寸でのところでその身体を受け止める。 セイバーだった。 バーサーカーとの剣撃を終え―――その結末は令呪というつまらないものだったが―――マスターの窮地を魔力のパスを通じて感じ取り、全速力で帰還したのだ。 見たところ、外傷はない。 病に浮かされている様子もない。 首に多少締め付けられた後があるが、数分もすれば消えるものだろう。 恐らく、酸欠と緊張で意識を失ったか。 医療知識のないセイバーでも、そう予測できるくらいには、安全のようだ。 「…間に合った、ことだけを喜ぶとするか。今はな」 とりあえず、帰還する。 主殿の自宅でいいだろう、と奈緒をおぶり、セイバーは移動を開始する。 介錯という訳ではないが、辺りに落ちている肉片程度は消し去ってやるべきかと思いもしたが、今は主殿の安静が先だとその場を後にする。 もごもごと口の中で何かが蠢く。 口から吹くように吐き捨てると、地面に転がったのは、折れた奥歯だった。 (…あの時か…) バーサーカーに一撃、顔面に貰った時のことを思い返す。 獣。化生。化物。 (あやつは、俺が始末するべきかもな) 鵺ではないが。 確かに、その姿は化物だった。 それならば次こそ―――確実に"死"を与える。 そう、誓った。 【深山町 衛宮邸周辺/1日目 未明(4 00)】 【神谷奈緒@アイドルマスターシンデレラガールズ】 [状態] 気絶、酸欠(特に身体に影響はなく、直に目覚める) [装備] 無し [道具] 無し [令呪] 残り三画 [所持金] 学生並み [思考・状況] 基本行動方針:セイバーを勝たせてあげたい。 1.滝澤を止める。 2.討伐令はなんとかしなければと思う(殺しはしない) 3.ライブのことも忘れない。 [備考] 衛宮邸周辺に自宅があるようです。 【源頼政(猪隼太)@セイバー】 [状態] 折れた奥歯・胸部打撲(ほとんど再生済み) [装備] 骨喰 [道具] 特に無し [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:とりあえずは、奈緒の意思に従う。 1.滝澤、ジョーカーのサーヴァントを消し、二人の足を斬ってでも止める。マスターの意向により殺しはしない。 [備考] なし タキザワは駆ける。 住宅の隙間を抜け、闇夜を走る。 "私は、アイドルだ" "俺は、喰種捜査官だ" かつての自分とあの女が重なる。 あの女は、俺を殺さないと言った。 お前みたいな化物とは違うのだと。 ―――ならば、同じにしてやろう。 奴の言う"アイドル"を殺し尽くした上で、奴が自分を殺したいと思うまで殺す。 そうして、自分が、奴を殺す。 バーサーカーは何処に消えたかわからない。 完全に使役の外だ。 だが、何時かまた出会うだろう。 自分の歩む先に血があるのなら。 きっとバーサーカーとは、また出会う。 「……いやァ、名前聞いてなかったな」 まあ別にいいか、と。 何れ喰う相手だ。覚えても仕方がない。 じゃあまた会おうぜ、毛玉アイドル、と。 もふもふとした髪の毛を思い返し、タキザワはそう呟いた。 【深山町 /1日目 未明(4 00)】 【滝澤政道@東京喰種 re】 [状態]健康 [装備] 無し [道具] 無し [令呪] 残り二画 [所持金] 学生並み [思考・状況] 基本行動方針:勝ち残る。 1.奈緒を挫折させるため、殺意を抱かせるため、アイドルを全員殺す。 [備考] 令呪を一画使用しました。 人間を喰うことで少量魔力を回復します。 【ジェヴォーダンの獣@バーサーカー】 [状態] 健康 [装備] 特になし [道具] 特に無し [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:■■■ 1.(狂化により現時点では判別不可) [備考] 『アイドルを殺せ』との令呪を受けました。 冬木市の中で、血の臭いの強い方に牽かれます。 [全体備考] 深山町で一部人肉の塊と血液の溜まり場ができています。 時系列順 Back The Good, the Bad and the Ugly Next What two and two always makes up? 投下順 Back お気の召すまま Next Freaky Styley ←Back Character name Next→ WINter soldiers 神谷奈緒 Aestus Domus Aurea セイバー(源頼政(猪隼太)) ←Back Character name Next→ WINter soldiers 滝澤政道 Hurt Voice バーサーカー(ジェヴォーダンの獣) Aestus Domus Aurea
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種族:オニ(25BP) ■能力値(255BP) 強靭力:5 敏捷力:5 反応力:3/5 筋 力:5 魅 力:2 直観力:4 論理力:3 意志力:3 エッジ:3 魔 力:6 エッセンス:6.0 イニシアティブ:9 イニシアティブ・パス:3 身体ダメージトラック:11 精神ダメージトラック:10 ■能動技能(108BP) 運動技能グループ2 サバイバル4 トラッキング3 潜入2 知覚2 素手戦闘6/技能強化+3 └合気道+2 長銃4 └スポーツライフル+2 ■知識技能(21初期知識技能点) SEX4 └奉仕+2 ローンスター警備手順4 悪党のたまり場2 解毒剤2 超常動物学4 ■言語技能 日本語N 広東語4 ■資質(-11BP) アデプト 格闘技/合気道3 └組み伏せ+1、全力受け流し+1、転倒狙いの攻撃+1 格闘動作2 └キック、足払い SIN持ち 火の精霊との反発性 銀アレルギー/重度 過敏な神経反応 ■アデプトパワー (魔力から6点のパワー点) 殺戮の手/護符の制約 技能強化:素手戦闘3/護符の制約 強打6/護符の制約 元素属性打撃:電撃/護符の制約 浸透勁3/護符の制約 反射強化2/護符の制約 感覚強化:赤外線視覚 感覚強化:大光量補正 ■装備とライフスタイル(\39950/40000)(8BP) 近接武器: 素手 9P 射撃武器: ルガー100 ├映像スコープ、ストック、衝撃パッド ├外部スマートリンク └予備マガジン×2(通常弾)、予備マガジン×2(スティクン・ショック) エンフィールドAS-7 ├レーザーサイト ├外部スマートリンク、衝撃パッド └予備クリップ×2(通常弾)、予備クリップ×2(スティクン・ショック) 防具: アーマー・ジャケット コムリンク: レンラク・センセイ(OS:レンラク・イチ) プログラム: オートソフト: ヴィーグル: ドローン: その他の装備: ゴーグル4 └映像リンク、スマートリンク、映像拡大、視覚強化3 ヘッドホン1 └音源探知 熱煙幕手榴弾×5 フラッシュパック×5 プラスティール製拘束具×3 セキュリティ・タグ×20 偽造SIN4 ドクワゴン契約:ゴールド ライフスタイル: 下層(1ヶ月) ■コンタクト(15BP) 巡回警官(2/4) ストリート・ドク(3/2) フィクサー(2/2) ■備考 「デンキ・オニって言うな馬鹿!」 彼女は日本固有のメタ種族、オニであり、雷撃を纏う拳を武器とする賞金稼ぎです。 ライフルやショットガンの腕もそこそこであり、身につけた合気道……というよりもその源流、古流柔術は逃亡者を難なく取り押さえます。 彼女の悩みといえば、夜空のように黒すぎる肌と、自分をデンキ・オニと呼ぶ心ないものの存在です。 まあ、彼女を本気で怒らせれば、そんなことを言う者は口を噤んでしまうのですが。
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【宮小路瑞穂】 【作品】処女はお姉さまに恋してる 【ジャンル】アダルトゲーム 【名前】宮小路瑞穂 【属性】エルダー・シスター 【大きさ】173cm 【攻撃力】合気道他武道百般の達人並み 体格のいい男を秒殺できる 【防御力】達人並み 【素早さ】達人並み。ナイフやスタンガンで武装した体格のいい男四人を秒殺できる 【特殊能力】お花、立ち振る舞い、薙刀、合気道何でも御座れ 完璧な女装 女子高で寮生活をしてもばれないどころか理想のお姉さまと慕われる 【長所】完璧なお姉さま 【長所】実は男 2スレ目 68 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/20(月) 21 36 46 ID WkBOlcez カラテカ ○>みのり>佐藤美和子>ヤマト>ジン :鍛えた空手家のが強いか。鷹も捕らえるし ×>赤井秀一:FBIトップの強さと武器で負け ×>川島清志郎:タフなので反撃負け カラテカ>みのり>佐藤美和子 宮小路瑞穂 ○>川島清志郎:普通に捌いて勝ち ○>大石山蔵之助:ぶちかましもいなして勝ち ○>Father McGruder:下段蹴りも捌いて勝ち ×>布椎 闇己 :剣の達人は無理 ×>毛利蘭:戦闘描写の豊富さで無理 布椎 闇己>宮小路瑞穂>大石山蔵之助
https://w.atwiki.jp/genz/pages/603.html
インポート用定義データ [ { "title" "猫野和錆(PLACE)", "children" [ { "title" "概要", "children" [ { "title" "来歴", "description" "玄霧藩で技族として活動していたが、城島月子さんに会って以来多少でも彼女の体調の足しになればと医師をはじめ(実際はならなかった)、気がつけば大規模治療を行うようになり、\n内戦被害をローラー作戦で食い止めようとしたりしてすっかり専業医師になっていた。\n本人は別に医師をやりたいわけではなかったが、元々知識があったため相性がよく、戦いやすかったというのもあったのだろう。それ以後ISS医療班として活動し続けている。\n現在は宰相府で妻となった月子さんと同居し、息子を大事にしようと思っていた矢先に迷宮騒ぎが起きて、A世界に家族を置き去りにしたまま歯を食いしばって医師をしている。\n医師活動だけではなく、疫病も阻止しようと足掻いた事があったため、医学者的側面もあり、研究活動も最近は行う。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "性格", "description" "月子さんが好きというのが性格というようなあまり褒められた性格はしていない。\n別段自分を善人と思っていないし、実際あまりいい人ではないが、幻滅されないために善人らしい動きをしようと努めてはいる。\n唯一の長所は誠実なところ。約束はしたら守ろうと努力するし、受けた仕事は投げずにこなそうとする。\n常に「実際に動いて努力する人間」を尊敬し、最も嫌うのは評論家である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "座右の銘", "description" 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"医師も人間である以上ヒューマンエラーは必ずある。1件の重大なミスには29件の軽微なミス付いて回り、その周辺にはミスにならなかったもののミスになってもおかしくない直前の例、つまりヒヤリ・ハットが3000件存在している。ミスを起こしてはならないが、ヒヤリ・ハットな例に直面した際に動揺を表に出すことは患者にとっても不利益となる。\n予防を十分に行った上でも起きてしまうヒヤリ・ハットや軽微なミスは適切にリカバリーされるべきで、患者が求めているのは落ち着いた医師である。「あっ」「しまった」とは思っても絶対に態度に出してはならない。口に出すのは最悪だ。", "part_type" "part" }, { "title" "経験と実績から発生する自負心", "description" "ミスに限らず、医療は人体を相手にする職業である以上、偶発的事故も起こりうるし、治療の結果も100パーセント思った方向に進むとは限らない。感染症の治療後体力の問題で治癒に時間がかかることもあれば、外傷の治療後安静をよく指示したにもかかわらず暴れて悪化させてくる患者もいる。これらのことが起きた時に「大丈夫ですよ」とはっきりみ行きれるのが自負心である。実際に近似の例を経験しているからこそ、知識として知っているからこそ、そして実際に自分の手でリカバリーしたことがあるからこそはっきり言い切れるのだ。この自負心の醸成には医師として誠意ある治療を多数実際に行なっている必要がある。", "part_type" "part" }, { "title" "強い自制心", "description" "患者が求めているのは落ち着いていて、かつ精力的に働く医師である。私事で何があろうと不機嫌さや悲しさを患者に伝えてはならない。患者さんは細やかな動作や声色に出る雰囲気を必ず感じ取る。\n当然どのくらい疲れているかも患者さんにはなんら関係ない。つねに安定して親切で真面目でよく説明してくれる先生こそが名医だ。\n実は患者さんが大事にしているのは手技の早さではないことを知っておくべきだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医師の腕力", "children" [ { "title" "うなされるほどの練習", "description" "治療の手技であるにしろ、滑らかな説明や表情作りにしろ、練習でできない人間が本番で安定して成功できるはずがない。\n緊張するのだ。予想外のことが起こるのだ。ささいな手違いでさらに緊張するのだ。地震が起きるかもしれないのだ。患者を安心させる落ち着いた医者でいたければひたすらに練習するしかない。練習が短い睡眠時間に出てくるほどだ。", "part_type" "part" }, { "title" "無駄のない手技", "description" "名医の治療は早い。\n何がはやいのだろうか。手の動きが速いわけではない。無駄が切り落とされているのだ。練習で何千回と繰り返した動作が、医師となってから臨床で繰り返した手技が名医の手技を早くしている。そこに生まれた余裕に丁寧さと工夫を加えることもできる。早さが命の手技ではもちろんのこと、それ以外でも治療の予後を良い方向へ動かす力となる。", "part_type" "part" }, { "title" "瞬時判断", "description" "どの仕事でも言えることだが、例に漏れず医師の仕事も判断の連続である。救急の患者が搬送されてきた時、また目の前で人が倒れた時、治療中不可避の大出血があった時。名医は自分の専門で即時に結論を出す能力がある。これは毎日の診療経験と勉強の反復が、呼吸と同じように最適な治療を教えてくれるからである。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医師(現代版)(職業)", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "現代医の能力と技能", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "人体への理解", "description" "医師として病気や痛みを理解するには、まずからだの正常な状態を知らなければならない。正確な人体の組織と生理への理解は医師として人を助ける原動力となる。", "part_type" "part" }, { "title" "基礎医学の心得", "description" "人体への理解を基本として、微生物学、生化学、病理学、薬理学を医師は学んでいる。これらの学問を一定レベルで修めていることは、病気の診断と治療を行う上での重要な基本となる。\n", "part_type" "part" }, { "title" "地域医療の実地実習経験", "description" "医師は医学生である間に、患者さんがまずかかる一般医や家庭医での現場を知るため、地域での医療実習を行っている。医療現場での活きた経験を感じ、患者さんとのコミュニケーションの基礎を学んでいることは医師としての必要な能力の一つである。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "清潔操作と基本的医療手技修得", "description" "医師として医療に関わるため、臨床で実習を行う前に最低限修得しておくべきなのが清潔操作である。\n清潔域と不潔域の理解と、実践を行うこと、習慣をつけることは予想外に難しい事であるが医師として必要不可欠な要素である。", "part_type" "part" }, { "title" "一次救命処置能力", "description" "医師には、緊急時に危篤の患者に出会った際には救命の機会を維持し続ける能力が求められる。\nこの基礎的な救命処置はABCと省略される生命維持に必要な処置と、AED(自動体外式除細動器)が周辺にあった場合に使用できる能力を指す。\n救命処置のABCはA=Airway、つまり気道の確保。B=Breathing。つまり呼吸のことであり、自発呼吸がない場合は人工呼吸が必要となる。\nC=Circulation。循環であり、一般で言う心臓マッサージで血液の循環を確保することである。近年では動作に対する誤解をなくすため、胸骨圧迫と定義されている場合もある。", "part_type" "part" }, { "title" "患者とのコミュニケーション能力", "description" "医師とは人を相手にする職業である以上、職務上必要な情報を取得するためには患者との信頼関係の構築が不可欠である。\nこのため最低限の礼儀作法に加え、平時、緊急時双方で効率よく必要な医療情報を取得できるような質問法、話術を修得している必要がある。", "part_type" "part" }, { "title" "臨床実習で得た臨床医としての能力", "description" "医師は知識の積み重ねだけではなく、実際に現場で患者さんを相手にすることでしか得られない臨床医としての能力が絶対に必要である。\n患者と指導医の協力によって獲得できる、内科系、外科系、病理系、社会医学系など臨床医学の全ての分野に関して通常一年を通して修得される。\nいわゆる臨床実習で得られる知識、見識、経験は医師として最低限必要な能力の一つである。", "part_type" "part" }, { "title" "共通試験・国家試験を合格する能力", "description" "一般的にどの国でも国家によって医師として必要最低限の知識と技術、倫理を持ち合わせているかの試験が行われている。\nこれに合格することは、医師として最低限の能力を修めていることの社会的指標となり、これにより発光される医師免許を持たなければ、医師として人と関わることは許されない。", "part_type" "part" }, { "title" "臨床研修で得た経験", "description" "一般に医師免許を取得した後は指導医の元、単独で医師として医療行為を行うに足る能力があると認められるまで、臨床研修を行う必要がある。\n臨床研修で涵養しなければならない能力は国が定めており、これを修めることで初めて医師の最低限度が満たされる。", "part_type" "part" }, { "title" "6年間の医学生生活", "description" "医師になるためには、防衛以下大学医学部を持つ大学に入学し、6年間医師として必要な知識、技術、倫理観の涵養を行う必要がある。\nこれは国家試験の受験資格として必要な条件の一つとして、定められた大学で医学の正規の過程を修めて卒業した者として定められているためであり、\n同時、一人の人間が医師として成り立つまでに必要な期間なのである。\nなお、例外として他国ですでに大学を卒業し、医師免許を取得している場合は、当時国で医師として必要な知識と技能を修めていると認定された場合は国家試験の受験資格を与えられる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医師の心得", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "医療関連ルールを遵守する", "description" "医師として定められた法を守ることは医師の倫理の最低限度である。ルールで定められたことを守ることは、医師として活動するために最低限必要な要素の一つである。", "part_type" "part" }, { "title" "生涯を人道に捧げる誓い", "description" "医師として活動することは人を助けるため、人体に手を加えることである。治療は人に危害を与えかねないことを忘れず、人への貢献に人生を費やすことを誓わなければならない。医療の怖さを知ることが医師の第一歩である。", "part_type" "part" }, { "title" "患者へ尽力する誓い", "description" "医師は患者の健康を一番の関心事として考え、診療で信頼され、打ち明けられた、明らかになった患者の秘密を尊重する。これを遵守することが医師という職業への信頼につながる。", "part_type" "part" }, { "title" "公平で公正な治療行う誓い", "description" "医師は年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、医師の職務と患者との間に干渉を許してはならない。患者自身、と医師という職業に常に真摯に向き合うことは医師を医師たらしめる重要なファクターである。", "part_type" "part" }, { "title" "人命尊重の誓い", "description" "医者は人命を最大限尊重し続けるべきである。たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために自分の医学的知識を使用しないと誓う。これは医者としての誇りとなり、医師の精神を支える力となる。\n", "part_type" "part" }, { "title" "医師という職業への誓い", "description" "医師としての心得を守り続けた恩師たちへ、尊敬と感謝を忘れず、先人が守り続けてきた医者という職業の社会的立場と名誉、伝統を堅持しつづけようと誓う。これは自身の能力への驕りを戒め、先人や同僚医師から学び続け、信頼を維持しようと努力する力となる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "クローン医療技術者(職業)", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "厳しい資格取得制限とその理由", "children" [ { "title" "概要", "description" "クローン技術には技術的にも、倫理的にも様々な問題がある。\nクローン技術による全身クローンによる問題点は、単に寿命が短いという問題の他にも以下のようなものがある。\n・遺伝子的に外見や能力が優れる物など、人、知類同士の間で優劣の決定基準や差別につながりかねない\n・クローニングされた人間、知類によって軍を形成するなど、クローニングされた人間や知類に人権を認めないこととなり、商品化や奴隷化の恐れがある。\nこれらは問題のごく一部であり、みだりにクローン技術を使用することは非常にリスクが高い。\nそのため、国際法国内法ともに厳しい制限がなされている他、宗教的にも倫理的にもクローンの医療分野での使用はごく一部に留めるべきであるという意見が強く、\nクローン技術者という職へ就くこと自体に厳しい制限が課されている。\nこれにより生命科学の発展が遅れるとの批判もあるが、ゆっくりと慎重に歩むことこそが医療にとって肝要である。", "part_type" "part" }, { "title" "要求される資格と能力", "description" "クローン医療技術者と認定される試験を受験するためには、医師免許証を所持している必要があり、中でも名医と呼ばれるだけの実績が必要である。\n具体的には国が定めた施設で、クローン医療技術者と認められるにふさわしい医療技術と倫理観を持っていると認められる治療を30症例以上行い、これを認定されている事と、\n所定の期間、指定された医療機関において、クローン医療技術者としての能力と倫理観を涵養するため、定められた研修を終了していることである。\n\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "再生医療能力", "children" [ { "title" "人工多能性幹細胞を使用した治療", "description" "人の皮膚などの体細胞に極少数の因子を導入して培養することで、様々な組織や臓器の細胞へと分化し、培養することで増殖させることができる細胞のことを、「人工多能性幹細胞」と呼ぶ。\nこれは例えば失われてしまった神経や血管の一部の欠損を補うように作成した細胞を移植して接続を回復させたりする治療に利用することができる。\nまた、この人工多能性幹細胞は移植時正しく分化して目的の細胞になっていれば、宿主に免疫拒絶を起こす心配がない画期的な細胞である。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "難治性疾患の原因解明", "description" "難治性の疾患を持つ患者の体細胞から人工多機能幹細胞を作り、疾患の幹部となっている臓器の細胞へと分化させることで、疾患のメカニズムを観察研究することができ、疾患の原因解明に利用できると考えられている。\n\n", "part_type" "part" }, { "title" "新薬開発の可能性", "description" "疾患に対して開発された薬剤がどの程度有効であるかは、基本的には同意を得て、十分に安全を考慮した上で人体で試験を行わなければならなかったが、\n患部の細胞を再現することにより、人体にはできない有効性や副作用を評価する試験や、薬剤が持つ毒性の実験を行うことが可能になり、より安全で有効な新薬の開発を行うことができるようなる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "細胞移植治療の安全性確保の努力", "children" [ { "title" "初期化因子再活性化の予防努力", "description" "人工多能性幹細胞を疾患や怪我によって失われた部位へ、その部位の細胞へと分化させて移植する際に懸念されるのが、腫瘍の形成である。\n考えられる原因としては体細胞を人工多能性幹細胞へ初期化する初期化因子は「がん原遺伝子」であったため、この因子の移植後の再活性化によるがん形成と、\n因子を導入された細胞自身のゲノムが傷つくことによる腫瘍化の懸念だ。\nこれらの懸念に対しては日夜努力が行われており、初期化因子に関しては腫瘍形成がほぼ無いと言っていい代替因子を発見している他、\n因子の導入にはウイルスをベクターとして利用する方法がとられていたが、プラスミドと呼ばれる細胞の染色体に取り込まれない環状DNAが代替のベクターとして開発され、\nこれにより初期化因子自身が細胞に取り込まれることなく人工多能性幹細胞を作成可能となった。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "未分化細胞を残さない努力", "description" "細胞移植治療を行う際、腫瘍化を防ぐ努力により、現在では人工多能性幹細胞自体が分化した後元に戻ってしまう危険性はないと言える。\nしかし、治療部位に目的の細胞に分化しきれない未分化の細胞が残っている場合、これは前癌状態に近く、良性腫瘍や悪性腫瘍へ転化してしまうことが考えられる。\nこれは同じ人間から作られた人工多能性幹細胞でも細胞株によって分化能力にばらつきがあることが原因であり、分化能力が高いものを簡単に選別する方法が考案され、その後の実験の結果確実な手段として開発された。\n細胞の培養中にもゲノムに傷がつき、腫瘍化することがないように培養中の細胞の異変を検知する手段も開発されている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医学以外との分野との協力", "description" "人工多能性幹細胞は神経、心筋、血液など様々な組織や臓器を構成する細胞に分化できるが、これらは実際の臓器の一部であり、立体として臓器を形成することは、実は培養槽中ではかなり困難である。\nこれに対しては医学の知識だけでは対処することは困難であり、臨んだ形で細胞を形成するためには工学や様々な分野との協力が必要である。\nクローン医療技術者は法的、倫理的に許される範囲で他分野の技術を利用し、より良い医療を患者に提供できるよう努力している。", "part_type" "part" }, { "title" "禁忌を知る心と、技術の濫用をしない心得", "description" "人工多能性幹細胞は利用上身体を構成する細胞であれば、どのような細胞へも分化できる。\nしかしそれはどのような病気でも治せるということではない。医師は神ではないのだ。\n\n例えば脳の再現を行ったとしても現在では記憶の形成はもちろん行われず、個人の完全な再生や、再生による寿命の延長は不可能である。\nまた、もし可能となる可能性があるとしても、それを行うことの是非は言うまでもなく、行うべきではない。\n人が、知類が種として正しく世代交代していく重要性を常に胸におき、考え続けることができなければならない。\n\nまた、他の難病に対しても、常に細胞移植による再生治療が正解であるとは限らない点をクローン医療技術者は忘れてはならない。\nどのような治療法も万能ではない。\nどの治療が一番患者の人生の質(QOL)を高めるか、ベストを考えつづけなければならない。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "医療ナノマシン研究者(職業)", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "成り立ちとそれゆえの厳しい制限", "children" [ { "title" "成り立ち", "description" "ナノマシンは0.1~100nmサイズの機械装置を意味する概念。細菌や細胞よりもひとまわり小さいウイルスサイズの機械~少し大きな微生物サイズの機械装置である。ニューワールドにおいてはカマキリが開発した。\nこれは開発意図とは裏腹に、共和国を中心に大変な猛威を振るった。\nこの際医師はこれを疾患として治療に動いたが、\n猫野和錆、玄霧藩の医師によるこの努力はむしろナノマシンの勢いを増すこととなってしまった。\nこの大変な猛威がもし再びあった場合、世界は危機にさらされる。\nこれに対抗するため、帝国秘書官長がアンチナノマシンの開発などを行った。これがナノマシン研究者のはじまりである。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "厳格な審査", "description" "そもそもナノマシン研究者は公式に発表されている資格ではない。\nナノマシンはその危険性の高さから全国で研究と開発が禁止されている。\n帝国防疫研究所において、その職員のごく一部が指定されてナノマシン暴走から人々を守るためと、ごく限定された医療研究を行っているのみである。\n元々帝国防疫研究所には医学者の中でも特に有能である者のみが所属することができる。\nその上でナノマシンは機械である以上工学知識に通じる研究者でなければならない。\nこの適正の時点で人員は相当に限定されるが、ナノマシン研究者としての人員の選定にはその危険性と軍事的観点から\n厳しい能力、倫理観の審査が行われ、宰相閣下による認可が必要である。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "現在までの成果", "description" "akiharu国にて開発されたナノマシンに対して、帝国では対抗措置がなされた、秘書官長によるアンチナノマシンの開発である。検出装置による情報収集を行い、適切なタイミングで使用されたアンチナノマシンは政治問題を引き起こさず、ナノマシンによって起きた遺伝子損傷を回復させ、最終的には自壊するように設定されており、ナノマシンの危機から多数の人命を救った。", "part_type" "part" }, { "title" "期待できる成果", "children" [ { "title" "遺伝子疾患の治療", "description" "クローン技術者の研究により、疾患の原因が遺伝子の損傷が原因で起こることが判明している場合、ナノマシンであれば遺伝子の修復を行うことにより疾患の治療が可能である。\n", "part_type" "part" }, { "title" "悪性腫瘍の治療", "description" "悪性新生物、いわゆるがんにたいして、ナノマシンを使用すれば「がん化した細胞」だけを狙い撃ちにして倒すことも可能であるし、薬剤を狙った部位へ誘導することも可能である。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "体内の常時検査", "description" "血液中に常駐し、さまざまな疾患にかかわらるデータを収集して発信するナノマシンを作成した場合、宿主の患者の状態を常に診断し、異常を早期に発見することができる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "対敵性ナノマシン防護", "description" "人や環境にとって脅威となる敵性のナノマシンが発生した場合、すでに先にこちらの医療用ナノマシンがいた場合は対抗できる可能性がある。\nただ、ナノマシンは過去治療を施そうとした結果自己進化と増殖を行いより強い脅威となってしまったことがあり、\nこれにお互いが対抗することは医療用ナノマシンの暴走を招く可能性がある。\nこのため一撃で問題を解決するため、医療用ナノマシンはつぶさに敵ナノマシンのデーター収集を行わせ、攻撃される場合は自壊して情報を与えないようにする。\n収集したデータを用いて、その敵性ナノマシンに対するアンチナノマシンを構築し、確実に治療を行うことがやりやすくなるはずである。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "危惧される危険性", "children" [ { "title" "故障による暴走", "description" "体内で医療のために動作しているナノマシンが、なんらかの原因により故障を起こした場合、単に動作停止する場合は問題がないが、例えばがん治療を行っているナノマシンが健常な細胞をがん細胞と誤認するようになってしまった場合は、人に侵襲を与える存在となってしまう。", "part_type" "part" }, { "title" "無限増殖問題", "description" "ナノマシンとは極小の機械である。そのため治療に十分な数のナノマシンを調達しようとした場合、全て自前で生産するとコストがかなりかかってしまうことが予想される。\nこれらの問題を解決するために、体内で利用できる成分を利用してある程度まで自己複製するようにした場合、コストは大幅に安くなる。\nしかし、万が一この自己複製機構が暴走した場合、人間は全てナノマシンの材料とされてしまい、その後幾何学数的に増え続けるナノマシンがあらゆるものを分解して世界がナノマシンの塊となってしまうという懸念が存在する。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "遺伝子改造、遺伝子改良が出来てしまう", "description" "遺伝子疾患への治療が可能であるということは、同時に遺伝子に対して選択的な変化を施したり、望むように生物を遺伝子面でリデザインできるようになってしまうことと合わせ鏡である。\n神経の強化や審美的要求の達成などは、理論的に可能である。\nしかしそれは行き過ぎれば人間が人の形質を失うことを示している。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "死を遠ざけることの危険性", "description" "ニューワールドにおいては、生と死は一つの輪を形成していると考えられる。\n人類がナノマシンにより病を完全に遠ざけ、遺伝子改良により不老の存在となった場合、本来死んで魂となり、また新たな生命として循環するはずの機能が失われることを示しており、\n魂が正常に巡らないということは世界の終わりを呼び寄せると星見の見解が出ている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "危険性に対する対策", "children" [ { "title" "故障に対する対策", "description" "体内で故障し、人を攻撃するようになってしまうナノマシンに対しては、エラーで異常をきたしたナノマシンを駆除する、ナノマシンに対する免疫をナノマシン投与時に同時に投与しておく。\nナノマシンの破壊は、人体に対する侵襲がなく、ナノマシンを構成する物質のみを分解する化学物質による直接攻撃、いわゆるナチュラルキラー細胞のような働きをするものである。\nまた、ナノマシン自体に対して、正しく動作しなくなった場合に特有の人体に無害な化学物質を放出するようにしておき、これをマーカーに免疫ナノマシンが集結、動作するようにする。", "part_type" "part" }, { "title" "エラーによる増殖対策", "description" "人の体内にある物質を利用して自己複製するナノマシンが暴走した場合の対策。\nこれに関しては天然のナノマシンである細菌が同様の現象を起こさないことから、現実的な懸念ではないという見方が大勢を占めているが、\n万が一暴走を起こした場合には無限に増殖を続けられないよう、ナノマシンの材料は人間の体内の物質だけではなく、材料となる(もちろん人間にとって無害な)他の物質を必要な量だけ同時に投与しておくようにし、\nその物質がなくなった際には増殖が不可能となるため、暴走を止められる。\nまた、医療用ナノマシンは動作を完了し、役割を果たした後は自壊し、機能を停止するように予め設定しておく。\nこれは体内で疾患を感知するナノマシンに関しても同様で、一定期間ですべて動作停止し、定期的な摂取が必要であるようにする。\n\n", "part_type" "part" }, { "title" "遺伝子改良対策", "description" "遺伝子の改良による自己改造は、これを帝国防疫研究所において厳しく禁じる。\nナノマシン技術者が独自に勝手な研究を行わないよう、\n研究資料は常にオフラインでのみ管理され、\n帝国防疫研究所外へデータ媒体、紙媒体問わずあらゆる物品の持ち出しを禁止する。\n研究はナノマシン研究者同士と上位組織である宰相閣下で相互監視状態とし、定期報告を行う必要がある。", "part_type" "part" }, { "title" "代替医療手段としての使用禁止", "description" "ナノマシン技術者は本来医師が解決できなかったナノマシン問題を起点としてはじまった職業である。\nナノマシン自体がかなり汎用性の高い存在であるため、医療のみならず様々なものの代替となりうるが、\nこれを全面的に禁止する。\nナノマシンを使用するのは原則\n・敵性ナノマシンに対する対策として(敵のナノマシン攻撃の可能性が極高いことが予想される場合、予防も含む)\n・医師および通常の医療では解決できない疾患に対して、防疫研究所が帝国の正義ありと認め、認可した場合\nの2点である。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" false }, { "title" "個人的職業", "part_type" "group", "children" [ { "title" "新米お父さん", "part_type" "group", "children" [ { "title" "家族を守るために外でも頑張るぞ", "part_type" "group", "children" [ { "title" "定時に仕事を終わらせる努力", "description" "家族といる時間を少しでもながく取れるように、仕事は出来る限り決まった時間で終わるように努力するぞ。仕事時間中は効率的に仕事をこなして、胸を張って家に帰るのだ", "part_type" "part" }, { "title" "良心を忘れない", "description" "新米お父さんはお父さんだからして大好きな奥さんと子供がいるのである。家族が悲しむようなことはしない。自分の良心に従って、自分だけじゃなく自分の家族も微笑んでくれるように生活する。", "part_type" "part" }, { "title" "人に親切に", "description" "家族ができたからこそ分かる。今会う人達は皆だれかの家族なのだ。困っている人には親切にしよう。親切は人のためではない。いつか帰ってくるのだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "家事技能", "part_type" "group", "children" [ { "title" "炊事", "part_type" "group", "children" [ { "title" "新米の洗い物", "description" "まずお盆に洗い物を全部のっけて、まとめて台所にもっていくことから覚えた。(白目)\n洗い物は一度にまとめて、貯めこんじゃならない。細かくやろう。", "part_type" "part" }, { "title" "食事の用意", "description" "自炊ぐらいはもちろんできるぞ。ただ、人数が多くなるとお皿の数は増えるし、少し手間だ。\n毎日やることなのだから、主食は作り置きして衛生に気をつけて保存しておいたり、おかずは買ってきてもいい。大事なのはきちんと食事を用意することで、お父さんが間違った達成感を得ることではない。", "part_type" "part" }, { "title" "お弁当も作るぞ", "description" "家族が学校に通っていたりだとか、自分や奥さんが職場で食べる分のお弁当は作っておかにゃらなない。少し時間が経っても腐らないように間仕切りをして、食材も足の早くないものを使って料理しよう。", "part_type" "part" }, { "title" "調理器具メンテナンス", "description" "毎日やることではないが、包丁は定期的に研いだほうがいいし、鍋も磨いたほうがいい。焼き網の焦げとかも定期的に掃除して良好な状態を保てば、結局毎日の炊事が楽になるのだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "新米の掃除洗濯", "part_type" "group", "children" [ { "title" "洗濯", "description" "洗濯もやらなければならない。自分はいいが子供と奥さんに不衛生なものを着させるわけにはいかない。 濡れた洗濯物は重いし大変だ。これも毎日こまめにやろう。\n洗濯が終わった後には手で振りはたいて、しわを伸ばしておくと干した後のしわ取りが楽になるぞ。", "part_type" "part" }, { "title" "掃き掃除", "description" "掃除機があれば毎日掃除機をかける。なければホウキとチリトリで頑張ろう。家が不衛生で家族が病気になったら大変だ。", "part_type" "part" }, { "title" "拭き掃除", "description" "テーブルやフローリングなんかがあれば、拭き掃除もしておいたほうがいい。要するに雑巾がけだ。四角い所を丸く拭いてはいかん。隅から隅までだ", "part_type" "part" }, { "title" "水回りのお掃除", "description" "台所は雑菌が繁殖しやすい。食事を作る場所が不衛生では大問題なので、必ず毎日掃除をする。嫌な匂いがしてきて顔をしかめることにはなるのは独身時代に知っているのだ。悲しみ。\nなお、水回りはお風呂やトイレも指す。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "買い物", "part_type" "group", "children" [ { "title" "買い出し", "description" "何度も買い物にいくのは手間だ。一度買い出しに出たら数日は買い物なしで過ごせるように事前にメモを作って買い物にいこう。", "part_type" "part" }, { "title" "近所の知識", "description" "どこで何を売っているか、どこが安かったり、親切だったり、信用できたりするのかを知っているのは買い物の安全性と節約につながる。", "part_type" "part" }, { "title" "献立に従って、予算を決める", "description" "一週間分の献立をきっちり決めておかねばならない。無計画に買い物にいくといらないものを色々買ってしまうのが人間だ。\n書い直しがないよう、無駄なものを買わないように献立と予算をきちんと決めて買い物に行くべきだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "子育て", "part_type" "group", "children" [ { "title" "育児の大変さをまず知る", "description" "育児は半端なく大変である。とくに生まれたては。最近は知り合いからも良く聞く。早朝から泣く赤ちゃんをあやしておむつを換える。二時間おきにだ。\nもちろんミルクもあげねばならないし、お風呂も入れてあげないといけないし、普通に生活する家事もやらにゃならんというわけで言葉の羅列だけで心が折れそうである。\nまずこの大変さを知っておくことは重要だ。", "part_type" "part" }, { "title" "教えるということ", "description" "教育は当たり前だが学校だけで教わるわけではない。できるかぎり子供と一緒にいて、色々教えてあげよう、そして聞かれたことには逐一きちんと答えよう。\n自分が教えているつもりでなくても子供は親を見ている。普段から、きちんと生活することが大事だ。", "part_type" "part" }, { "title" "子供を守る", "description" "子供は小さいうちは危ないものがわからなかったり、常に事故の危険がつきまとう。何をするかがわからないからこそ、常に見ていてあげることが大事だ。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "子供を愛している", "description" "子供はかわいい。何しろ大好きな奥さんとの子供だ。かわいくないはずがない。何をやっても、何歳になっても子供はかわいいものだ。だからこそ、様々な理不尽にも耐えられる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" false }, { "title" "絵描き(職業)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "歴史", "description" "ニューワールドにおいて、世界を彩る鮮やかな表現で、世界の情景をプレイヤーに伝え続けてきたのが技族だ。そんな中で二次元に様々な色で世界を描き出すのが絵描きさんである。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "人に絵を見せてこそ絵描き", "description" "趣味であれ、仕事であれ、絵を発表するということは人に見られる。もっと言えば評価を受けるということである。\n評価はもちろん肯定的な意見だけではない。\n練習しはじめの駆け出しの頃は、そもそも絵を何時間何日かけて描いても大概の人からの感想は「ふーん」「なんか変」である。つらい。\nそれでも描きたいものがあり、自分の思った通りに絵を描き、そして表現したものがきちんと見る人に伝わるように努力した者が、絵かきである。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "イラスト作成工程", "part_type" "group", "children" [ { "title" "構想、構図", "description" "絵を描くにあたってまずいちばんはじめに必要なのが構想と構図の決定だ。頭の中であれこれ描きたい絵についてわくわく考える。頭の中にぼんやり浮かび上がる理想の絵をうまく出力するのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "ラフ作成", "description" "描きたい絵を大づかみでスケッチしていく。この時線は沢山引くようにする。書き直しを惜しまず、ピンとくるまで、納得するまでどんどん書き直そう\n", "part_type" "part" }, { "title" "線を選び取っていく", "description" "描き終わったラフはなんとなく上出来に見える。それは沢山引いた線の中に自分にとっていいと思える線が混じっているからで、線が多いとなんとなくうまい絵に見えるのはそのためである。\nその中からいい線だけを選び取って、トレスしていき、洗練させていくのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "線画作成", "description" "いい線が選び取れたら、これを基に線画を引いていく。線の入りと抜きに納得がいくまでやり直す。しんどいが狙った線画引けた時の喜びは格別だ。", "part_type" "part" }, { "title" "暗い側から描く", "description" "色の付け方には様々な方法がある。これが正解といい切れるものはない。一例として、イラスト全体を濃い影の色から着彩していく。ここから光が当たる部分を立ち上げていくのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "光の当たる部分を立ち上げていく", "description" "光源を意識して、光のあたる部分を立ち上げていく。ここが一番好きだという絵描きは多い。絵全体に彩りが増え、より立体感を感じるようになる。", "part_type" "part" }, { "title" "仕上げ、完成", "description" "絵を見る人のことを意識して、まずどこに目がいくのか、片手落ちになっている場所がないかを良く確認し、細部まで仕上げていく。丹念に掻き上げた絵の、たった一部の手抜きがすべてを台無しにすることもある。\n仕上げは入念に行うべきだろう。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "デッサン力の涵養", "part_type" "group", "children" [ { "title" "そもそもデッサンとは", "description" "素描とも呼ばれる。物体の形体や明暗などを平面に描画する美術の基礎中の基礎のことであるが、そもそもはただそれだけのことを指す。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "なぜ必要なのか", "description" "デッサンとは立体を平面に描画することであり、これを練習できていない人は人をかいてもどこか立体の狂った違和感を感じる絵を書いてしまいがちである。\n絵描きは誰もがデッサンを完璧にできているわけではもちろんないが、ある程度自然な絵を描くためにデッサンを練習するのが早道であるのは言うまでもないだろう。", "part_type" "part" }, { "title" "ひたすら観察", "description" "デッサンはそのものを克明に描くことだ。\nデッサンの練習をしないで町を歩いているときも、すべてを絵に書くつもりでよく観察しておくことは、その絵描きの描く絵にリアルさを与える。", "part_type" "part" }, { "title" "デフォルメにもデッサンは必要", "description" "デフォルメを施されたイラストなどを見ていると、一見、陰影表現を主としているデッサンは重要では無いと思われがちだ。\nマンガのキャラクターを描く分にはリアルにかけなくてもいいじゃないかと思うのが人情である。\n\nしかし、商業作品として世の中に出ている完成されたイラストというのはデッサンをきちんと成されているものであって、口を挟む隙間が無い程完成されていると言える。\nリアルなものを知っているからこそのデフォルメなのだ。\n\nマンガ絵を描きたい場合でも、リアルなものを書ける力は非常に重要だ。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "絵描き(職業)の流用実績", "description" "このアイドレスは冴月@無名騎士藩国によって製作された流用可能アイドレスです。\n久珂あゆみ@FEG様の【久珂あゆみ@T20】に流用されました。", "part_type" "part" } ], "expanded" false } ], "expanded" false }, { "title" "個人技術と能力", "part_type" "group", "children" [ { "title" "和錆の犬とすぐ仲良くなれる能力", "children" [ { "title" "飼い主経験から来る接し方", "children" [ { "title" "目線を同じにする", "description" "犬から見れば人間は大きい。かがみ込んで、目線を同じにするだけでも犬が感じる圧迫感は大分少なくなり、近寄りやすくなる。", "part_type" "part" }, { "title" "わんこ好き", "description" "犬のことが好きでなければ、触れ合うことにも、何事にも消極的になってしまう。好きだからこそ、手間や苦労を惜しまず犬と接することができるし、犬もそれを感じ取る。", "part_type" "part" }, { "title" "優しい態度と表情、声", "description" "犬は人間の声に敏感である。優しく接し、柔らかい表情で接することは犬を安心させる。犬は飼い主の笑顔が好きだし、逆に不機嫌であることには敏感だ。\n普段から落ち着いて、突然驚くようなことをせずに穏やかに接することが重要だ。\n", "part_type" "part" }, { "title" "よく観察され、匂いをかいでもらう", "description" "初対面の犬は相手が危険でないか、慎重に観察する。\n座り込んで目線を長くあわせないようにし、思う存分匂いをかいでもらって、確認してもらう。\nこの人危なくないんだな。と納得してもらうことが重要である。", "part_type" "part" }, { "title" "ごはんあげを担当する", "description" "わんこも生き物である以上食べねば生きていけない。これに関してはわんこもにゃんこもだが、ごはんをあげる担当になることは、わんこからの信頼を勝ち取る非常に大きいアドバンテージになる。\nいわゆる餌付けである。おやつとかもあげるといいかもしれない。健康を害さない範囲でネ!", "part_type" "part" }, { "title" "散歩担当になる", "description" "わんこは散歩が大好きである。\n表に出て、新鮮な空気をかぎ、色々観察して安心し、よく歩いて運動する。散歩は面倒だが、わんこは好きなのでこれを担当する人を当然好きになる。\n早く仲良くなりたければ散歩に行くのです。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "だっこはお尻を抱えるようにする", "description" "だっこするときにはわんこは不安定な姿勢は嫌なものである。\nきちんとお尻をもって、抱えるように抱いてあげ、目線をあわせよう。", "part_type" "part" }, { "title" "和錆はわんこの匂いが好き", "description" "犬はにゃんこと違い定期的にお風呂にいれてあげないと臭う。\nしかし和錆はこのちょっと香ばしい匂いが好きである。\n肉球のポップコーン臭とかたまらないものがある。\nわんこと打ち解けたらよく撫で、優しく抱き、キスをしながら臭いを吸おう。\nこの和錆の距離の近さがわんこと仲良くなる速度アップに貢献しているのかもしれない。", "part_type" "part" }, { "title" "たくさん遊ぼう", "description" "わんこは遊ぶのももちろん好きである。\nボールを廊下で投げてとってきてもらったり(ほめる)\n噛みごたえのある綱のおもちゃをひっぱりっこしたり、わんこの喜ぶツボを和錆はわきまえている。\nたくさん遊んであげつつも、終わり際、始め方は飼い主が管理するようにしないといけないぞ。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "素人格闘術", "part_type" "group", "children" [ { "title" "素人のための構成", "description" "「知ったらすぐ動作のマネが出来て、それなりに意味がある」という知識を、ジェスチャーで実際に見せつつ、口頭で伝授したものである。\n素人にも分かりやすいよう、専門用語は使わないで教えるし、細かいフォームやコツまではチェックしない。それっぽくできていればよい。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "戦場心得(素人版)", "children" [ { "title" "居着きをなくす", "description" "戦っている最中、不用意に突っ立っていれば、どんな目論見の的にもなりやすい。一箇所に留まることなく、常に移動しつづけること。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "防御技術(素人版)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "白兵要点防御(素人版)", "children" [ { "title" "内臓を避ける", "description" "やむを得ない場合のみ、胴に存在する臓器類を避け、より重要度の低い別の部位を代償に防御する。貫徹力のある加撃を見分けてこれに備える。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "関節を避ける", "description" "骨格の損壊を招き、物理形状的な機能不全を引き起こすため、種類を問わず、これを避ける。意志の力で物理的な不可能が可能に巻き戻ることは期待せず、そのような事態を徹底して避ける。", "part_type" "part" }, { "title" "首を守る", "description" "意識と生命の存続のために重要な要素が詰まっており、首への加撃はこれを避ける。僧帽筋の発達によって防御を行える場合は、これを狙う。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "白兵通常防御(素人版)", "children" [ { "title" "位置をずらす", "description" "急所から攻撃をずらし、防御の厚いところでの受けに移行する。または、より損害の小さいところでの受けに移行する。これは体を動かして行う。", "part_type" "part" }, { "title" "腕を使った動作", "part_type" "group", "children" [ { "title" "アームブロック", "description" "腕の表側を使った防御。構えによっては片腕だけで行う。両腕で行う場合は、防御面積が広くなる一方で、反撃が難しくなるため、まともに被弾してはいけない攻撃から頭部と胴体を守るためにのみ用いる。", "part_type" "part" }, { "title" "十字受け", "description" "別名クロスアームブロック。両腕の表側を敵の攻撃に対して二重になるよう交差させた部位で受ける。該当箇所への加撃以外は隙が増えるため、特に守りを固める時に用いる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true }, { "title" "白兵格闘動作(素人版)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "手技", "part_type" "group", "children" [ { "title" "ストレートパンチ", "description" "作った拳を、手の甲と真っ直ぐになるように固め、そのまま片足で相手に向かって踏み込み、上体をひねりながら腕を突き出させるように打つ。", "part_type" "part" }, { "title" "フック", "description" "拳や掌底を相手に対して横から振り込む攻撃方法。伸ばしきった腕を引き戻さねばならない突きとは異なり、上体の移動によって、短い間合いからの連打を可能とする。反面、左右に体を揺さぶる空間の広さも必要とする。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "平手打ち", "description" "掌を使って相手の顔を叩く。\n人間相手には、掌の一番下が、顎のあたりに当たるよう狙うこと。\nまた、当たった瞬間に手首を返してスナップを効かせること。\n威力を出したいなら、踏み込んでから繰り出すこと。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "大きな部位の使用", "part_type" "group", "children" [ { "title" "頭突き", "description" "背筋や首、その他の重心移動によって運動エネルギーを捻出し、額によって対象へと打撃する攻撃方法。元より厚い部位である頭蓋骨の額だが、間合いも短く、脳を自ら揺らす行為であることに変わりはないため、その使用局面は、敵と組み合っている状態で状況を打破するための有効打となるか、他に用いる部位がない状態と局限する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "体当たり", "description" "胴体という大質量の部位を用いての攻撃方法。その場からの重心移動のみによっても行えるし、移動しながら加速して作り出した運動エネルギーを用いてもよい。対象に当てる部位への力の集中を行うことで、より効果的な打撃となるが、手足のような末端部位と異なり、胴体の特定箇所に力を絞り込むのは高等技法になる。実戦では、壁や扉を抜いたり、相手を吹き飛ばして巻き込んだりといった用法もある。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true } ], "expanded" true } ], "expanded" false }, { "title" "月子を思う限り頑張れる能力", "children" [ { "title" "アイ・ラブ・月子", "children" [ { "title" "世界が輝いて見える", "description" "実際和錆は月子さんに恋をしてから、ニューワールドの見え方が変わった。月子さんが住むニューワールドは和錆にとって鮮やかで、和錆はより積極的にニューワールドに関わるようになった。", "part_type" "part" }, { "title" "お互いの努力があれば、越えられない相性はない", "description" "和錆は月子さんが好きである。しかしお世辞にも恋愛経験があるとも言えない和錆は察しもよくなければ本人は別にいい男でもない、\n月子さんとの相性も特別にいいわけではない。しかし好きな気持ちだけは本物である。和錆の、そして何より月子さんの努力により何度もぶつかりながら相互理解を深めた。\nお互いにあきらめない限り、克服できない相性はない。", "part_type" "part" }, { "title" "好きな所を思い浮かべるだけで元気になる", "description" "和錆は初めどこからそんなに月子さんを好きになってしまったのだろう。\n今となっては思い出せない。恋は落ちるもの。\n今となっては好きな所が増えすぎた。\n優しいところ。思いやりがあるところ。好きな人のために、本当にためになることをよく考えて行動するところ。\n拗ねても相手ではなくて自分が悪いと思い込んじゃうところも、ちょっと思いつめやすいところも、意外とやきもち焼きなところも大好きだ。\n彼女の笑顔が大好きだ。かわいいねと言って、嬉しそうにしてくれると彼女は輝いて見える。\n優しそうなふと眉が好きだ。長くて綺麗な髪が好きだ。綺麗ですらっとしたスタイルも好きだ。\n要するに全部好きなのだ。全部だ。\nそんなに好きな月子さんのことを思い出すだけで、なぜ頑張らねばならないか思い出せる。\nそんなに好きな月子さんが和錆のことを好いてくれていることを思い出せば、全力でニューワールドで戦える。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "和錆の誓約", "children" [ { "title" "医者は目指す甲斐のある仕事", "description" "共和国の内戦後、医師達の働きにより多くの人命が救われることを経験した月子さんは、和錆とのデート中に医師がすごいと思ったこと、医療職を目指してみたいと。\nこれに和錆は大きい衝撃を覚えた。\n月子さんという人は、一切自分を捨てて、光太郎君のために頑張り続けてきたのだ。それは彼女の言う通り「自分のやりたいこと」であったのだが、\n月子さんが見たかもしれない、医師という職業への夢を、壊してはならない。医師は、目指し甲斐のある仕事なのだ。月子さんの中ではそうであってほしい。\n月子さんが医療職に幻滅しないように、和錆は勝手に必死に働く。", "part_type" "part" }, { "title" "月子さんに救われた", "description" "和錆は自分の能力不足で月子さんをひどい目にあわせたことがある。本当にひどい経験をさせてしまったのだ。\n和錆は無限に「あの時ああしていれば」と考え、自分にあの能力があれば、自分の腕前がエース級だったらとどんどん落ちこんでいった。\n様々な人の救いの手を邪険に跳ね除けもした。自分は一生許されてはならない。そう思い込んでいた。\nしかし月子さんは何というのではなく、ただ落ち込む和錆に気が付き、そして慰めた。「今なら分る。彼女は貴方の心配をしていたのだ。ずっと」\n事件から一度も流れていなかった涙が溢れた。和錆は月子さんを抱きしめて情けなく泣いた。\n一生治ることがないと思っていた心の傷は、癒されていた。\nそれは和錆にとって間違えなく奇跡だった。和錆は生涯をかけて、月子さんを大事にするために、幸せになってくれるように過ごそうと誓った。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "相手をよく見ると言う事", "children" [ { "title" "接するべきは目の前にいる相手", "description" "和錆は月子さんと初めて会い始めて以来、事前に得ていた情報や自分の主観を相手に話していた。\n結果当然相手のためになることはなかなかできないし、見当違いのことを繰り返した。\nチキンキングというやつである。月子さんは独立した一人の人なのだ。\n当たり前のことだが、和錆はそれがわかっていなかったのだ。\n相手が何に怒って喜ぶのか、相手をよく見る。それを教えてくれたのは香川と鋸山Aだった。\n何事も痛い目をみないと学習できなかった和錆は、おかげで初めの一歩をやっと、踏むことができたのだった", "part_type" "part" }, { "title" "態度だけでは伝わらないこともある", "description" "相手の態度から接し方を考える、それは大事なことだ。言葉がコミュニケーションで担う部分は少ない。\nしかしながら、相手が落ち込んでいて、こちらがその心配をしていても、態度だけでは伝わらない時は、もちろんある。\nいつでもツーカーとはいかないし、いくら相手が大好きでもお互い違うところはある。\nそんな時はまず、自分がどうしたいと思っているのか…仲良くしたいこと、悲しい気持ちでいてほしくないこと、また自分の行動で悲しい思いにさせないように、話してほしいとお願いしなければならない時はある。\nそうではないカップルも、もちろんいるだろう。だが和錆と月子さんに関してはそうなのだ、そう和錆は思って行動することにしている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "好きな人に良く見られたい", "description" "好きな人に良く見られたい。そのままである。月子さんに、いいひとだと思ってほしい。旦那でよかったと思ってほしい。\n要するに好きな女の子の前で張り切る小学生である。\n「ふさわしくなくても俺のものにする。まずはそれでいい。大事なのは結果なのだ。」", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "和錆の夢", "description" "結婚の時、月子さんは「おばあちゃんになるまで」と言った。\n和錆の夢は、月子さんが最期の時まで、寂しい思いをしないことだ。\n和錆じじいが長生きして月子さんとずっと一緒にいて後にくたばるんでもいい。そうできなくても、息子が、彰月がいてくれれば。\n家族を大事にすると思う事ではなく、家族を本当の意味で生涯、自分の手の届く限り大事にすること。それば今の夢である。\nこの夢のためなら迷宮にも潜るし、全体が勝つためなら命もかける。全体が勝てねばまた会えないからだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "長距離走の訓練", "children" [ { "title" "筋力トレーニング", "children" [ { "title" "筋トレの重要性", "description" "ランナーに太い筋肉は必要ないと考えられがちだが、長時間良いフォームを保つためには筋力トレーニングが必要不可欠である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "怪我の予防", "description" "走るのに適切な姿勢を保つ他、継続的に筋力トレーニングを行うことで基礎体力がつき、怪我の予防にもつながる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "フロントランジ", "description" "太腿、ハムストリングス、大殿筋を中心に鍛える。この際上体をまっすぐ保つことで、全身の筋力を強化できる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "腹筋・背筋", "description" "ゆっくりと行うことで体幹の筋肉が鍛えられ、適切な姿勢を保つことができるようになる。大きく息を吸って吐きながら行うこと。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" " 腕立て伏せ", "description" "腕をしっかりと振るために腕・肩の筋力を鍛える。きつくて続かない女性などは最初は膝をついた上状態で行っても良い。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "トレーニング前の準備", "children" [ { "title" "準備運動の効果と重要性", "description" "怪我を防ぐ、体をあたためる等の効果がある。トレーニングの効果にも差が出るため丁寧に行うこと。全身の筋肉を気持ちいいくらいの強度でよく伸ばし、ほぐす。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "良好なコンディションを保つ", "description" "疲労を溜めないことがランナーには重要である。すなわち、睡眠時間を十分に取りトレーニング後は整理体操等をかかさず行うこと。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "トレーニング方法", "children" [ { "title" "インターバル走", "description" "数本の疾走区間の間に小休憩を挟む練習方。非常に効果が高いが疲労もたまるため、終わったらしっかりと休憩をとること。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "レペティション", "description" "インターバル走より1本1本の強度を高め、休憩を長くとるトレーニング。効果としてはインターバルと同じ。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ペース走", "description" "一定のペースで走るトレーニング。トラックなど決まった距離を延々同じペースで刻むことで適切なペースを体に教え込む。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" " ジョグ", "description" "一キロ5分以上のペースでゆっくりと長い距離を走りこむ。もっとも手軽で一般的な練習方法。毎日継続するのが大事。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ビルドアップ走", "description" "最初はゆっくり、徐々にペースをあげていき、ラストでラップを刻みゴールするという練習方法。疲労の溜まり方もマイルドで効果が高い。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "フォーム", "children" [ { "title" "正しいフォームの重要性について", "description" "長距離を走る際正しいフォームを保つことはスピードを上げるだけでなく怪我の予防にも繋がり、疲労度にも大きく影響する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" " 正しい姿勢を保つ練習", "description" "走る際は真上から頭を吊られているような感覚で少し顎を引き、背筋を伸ばし、腹筋にやや力をこめるイメージで。視線はまっすぐ前へ。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" " 足の出し方", "description" "走る際の足は一本の線の上を走るような感覚でまっすぐ前に出す。普段から線の上を走って感覚を掴むと良い。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "使う筋肉", "description" "小さい筋肉(足首、すねなど)を酷使すると故障の元になる。太腿や尻などのなるべく大きな筋肉を使い、体幹を意識して体を動かすこと。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "腕の振り方", "description" "小指と薬指を軽く握り、真後ろに引く。腕をしっかりと振ることで余計なエネルギーの流出を抑えることができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "呼吸の仕方", "description" "ペースによって呼吸を変える。スローペースで走る時には4回吸って4回吐く。ミドルペースの際には基本の2回吸って2回吐く。更にスピードを上げる場合は2回吸って1回吐くと良い。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "走る際気を付けること", "children" [ { "title" "ペース配分", "description" "走る距離によってペース配分を考えながら走る。長距離を走る場合は10キロ過ぎあたりで気持ち良くなってペースがあがりがちだがぐっと堪えること。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ランナーズハイ", "description" "走ることによって脳内物質が出てテンションがあがり、疲労を感じにくくなる。しかし疲労は確実に蓄積するため、惑わされず冷静さとペースを保つことが必要となる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "クールダウン", "description" "長距離を走った後は筋肉がダメージを受けているため、ゆっくりと整理体操や軽いジョギングをして筋肉をほぐすこと。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "道具", "children" [ { "title" "靴", "description" "基本的に紐靴。履き比べて自分の足に合ったものを選ぶこと。また、長距離を走る前に履きならしておくのが望ましい。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "帽子", "description" "つばの広いキャップが良い。風で飛ばないようなサイズのものを選ぶこと。太陽光をさえぎる他、汗が目に入るのを防ぐ。小雨の際にも役に立つ。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" " ワセリン", "description" "服と肌が触れる部分などに塗ることで長距離走った際の擦れを予防できる。下着と肌の境目あたりにも塗っておくと良い。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "動きやすい服", "description" "気温に適したもの、また、肌に擦れても痛くない素材を選ぶこと。また、男性は下半身にスパッツ状のものをちゃくようすると息子が擦れにくい。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "食事", "children" [ { "title" "走る前の食事", "description" "穀物など炭水化物をしっかりととること。極端に炭水化物の量を増やして準備することをカーボローディングと言う。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "水分の取り方", "description" "水分は少量をこまめに摂取することで脱水を防ぐことができる。汗で失われるナトリウムを補充できるものが良い。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "エイド", "description" "30キロ以上の長距離を走ると体内の糖が不足しエネルギー不足に陥るため、水分と同じようにラムネやブドウ糖を途中でかじると良い。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "社会人の心得", "part_type" "group", "children" [ { "title" "ほうれんそう", "part_type" "group", "children" [ { "title" "報告", "part_type" "group", "children" [ { "title" "なるはやの報告", "description" "上司や仕事上で連携の必要がある相手は、常に最新の情報で連携を取りたいと感じているものだ。誤解があるままお互いの仕事が進んではいけない。お互いの報告はできるだけ、状況変化の直後にするのが原則だ。", "part_type" "part" }, { "title" "共通の書式に則る", "description" "報告は記録に残る形で、決まった書式で行われるべきである。報告を行った日付、報告を行った人物などをはじめ、後で誰が参照してもわかるようにしておくのが良い。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "連絡", "part_type" "group", "children" [ { "title" "連絡の意味", "description" "連絡とは、関係者に、簡単な業務・作業情報を知らせることです。上司部下に関わらず、誰もが発信側にも受信側にもなる。", "part_type" "part" }, { "title" "コツ", "description" "自分の意見や憶測は入れず、あくまでも事実を伝えることが求められる。客観性に欠ける報告では、誤解が広がってしまうからだ。簡潔かつ迅速を心がけよう\n", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "相談", "part_type" "group", "children" [ { "title" "相談とは", "description" "相談とは、仕事において判断に迷った時や自分の意見を聴いてほしい時に、上司や先輩、同僚に参考意見を聞くこと。", "part_type" "part" }, { "title" "伝えるべき情報", "description" "良いアドバイスをもらうためには、わかりやすくてアドバイスのしやすい相談を心がけなければならない。具体的には以下の通り。\n1.相談したい事柄の現状\n2.相談したい事柄の目指しているところ\n3.相談する前にすでに対処してみたこと、それをやった後にうまくいかなかった理由", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "世渡りスキル", "part_type" "group", "children" [ { "title" "思いやり", "description" "自分のことだけではなく、他人はどう考え、どう感じているか。つまり 他人の身の上や心情に心を配ること。これを常に頭において人と話すことは、諍いを避け、和やかに過ごすために必要だ。", "part_type" "part" }, { "title" "TPOを弁える", "description" "T:time…時間\nP:place…場所\nO:occasion…場合(opportunity…機会)\n 上記の通り、TPOとは「時間と場所、場合(機会)に合わせる」という意味を持つ和製英語。\nこれを考えて行動することは私生活でも仕事でも大事だ。", "part_type" "part" }, { "title" "マナー", "part_type" "group", "children" [ { "title" "マナーの概要", "description" "社会の中で人間が気持ち良く生活していくための知恵である。マナーは国や民族、文化、時代、宗教のさまざまな習慣によって形式が異なる。また、個人間でも価値観や捉え方による差異がある。\nある国では美徳とされていることが、他の国では不快に思われることもある。\n「他者を気遣う」という気持ちを所作として形式化し、わかりやすくしたものが形式としてのマナーである。", "part_type" "part" }, { "title" "社会人として知っておくべきマナー", "description" "マナーといってもなんでもかんでも定型化して知っていなければならないわけではない。\n要するに、相手の気分を損ねないようにする心がけそのものがマナーだ。\n要するにきちんと挨拶をしたり、謝るべきときにきちんと謝ったり、連絡をきちんと返したり、そういうことである。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true } ], "expanded" false }, { "id" 2421, "title" "まあ待て落ち着け", "description" null, "part_type" "group", "created_at" "2017-08-20 05 40 05.890671", "updated_at" "2017-08-20 05 40 05.890671", "character_id" "288", "children" [ { "id" 2422, "title" "思慮深い", "description" "それを実行したらどんなデメリットが発生するかを一旦考える思慮深さ。\n実行前に一旦考えることで、いざという時に立ち止まるチャンスを得る。", "part_type" "part", "character_id" "288", "children" [] }, { "id" 2423, "title" "石橋を叩いて渡る", "description" "大丈夫かどうか確認してから実行するということわざ。これを意識して習慣化することでついうっかりを危険に踏み込むことを防ぐ。\nより上位に石橋を叩いて壊すというものがある。", "part_type" "part", "character_id" "288", "children" [] }, { "id" 2424, "title" "質問・相談する習慣", "description" "実行前に信頼できる相手に質問・相談する習慣、自分ひとりでは見落としていたことも相談や質問をすることで発見することができる。", "part_type" "part", "character_id" "288", "children" [] }, { "id" 2425, "title" "信頼できる相手を見極める", "description" "信頼できる相手に質問・相談をするため、信頼できる相手を見極めるための判断力。\n相手と自分の関係を正確に把握する(所謂空気を読む)能力でもある。", "part_type" "part", "character_id" "288", "children" [] }, { "id" 2426, "title" "背筋がぞわっとする", "description" "危険な場所やことに踏み込みそうになると嫌な予感や背筋がゾワッとして踏みとどまる能力。所謂第六感。\n確実性はないが、経験からくる直感でありこれに救われることは意外に多い。", "part_type" "part", "character_id" "288", "children" [] } ], "expanded" false } ], "expanded" false }, { "title" "実績と経験", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "共和国医療団としての経験", "children" [ { "title" "大規模医療チーム編成経験", "description" "ニューワールド共和国内戦の際、戦後治安維持がなされた後、莫大な被害者を少しでも減らすため、共和国で国境を越えた大規模医療部隊が編成された。\n和錆はこの際リーダーを務め、全国を周回した。", "part_type" "part" }, { "title" "医者の努力、その結果", "description" "共和国医師団の尽力の結果、一見不可能に見えた治療作戦だったが、高いチームワークと高いレベルの搬送作戦によって死傷者の治療を迅速に行うことが出来た。\n人々はこの医療関係者の努力を見て、考えを改め、皇帝は賛美して支援を約束する一方、この作戦に参加できない程度の医療技術しかないことを率直に認めて残念がった。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "ISS医療班としての活動", "children" [ { "title" "生活ゲームでの実績", "description" "生活ゲームでは戦闘の結果やトラブルにより、けがを負ったり、命の危険にさらされるプレイヤーやACEが多数存在していた。和錆はこれの治療に積極的に参加し、出動してけが人の治療に尽力した。\n多いときは一日3回出動し、戦闘によって重症を負ったエースを助け、また同時にアイテムの移植を行ったこともある。", "part_type" "part" }, { "title" "対テロでの医療経験", "description" "アイドレスでは戦争による被害だけではなくテロによる小規模で散発的な被害が相次いでいた。これに関しては国では医療部隊のみの編制をしていることが多くなく、即応できなかったため、\nISSの医療班として和錆をはじめてさまざまなプレイヤーやACEが治療のために尽力し、被害を軽減した。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "疫病との闘い", "children" [ { "title" "魔法熱との闘い", "description" "ニューワールドで共和国を中心に猛威を振るった魔法熱に対して、和錆は対策に奔走した。\n医者の敵は怪我だけではもちろんないのだ。\n魔法熱はその名の通り現代医学の通用しない疾患であり、和錆は大いに苦戦したが、魔法に詳しいプレイヤーやACEの協力により原因の特定を行った。\nこの際和錆は自分の能力の範囲の狭さと、様々な能力を持つ人医師やACEと協力する大事さを知った。", "part_type" "part" }, { "title" "マンイーターとの闘いと反省", "children" [ { "title" "和錆の失敗", "description" "医者は神ではない。当たり前のことなのだが、和錆はマンイーターと戦う当時、これを理解していなかった。神のような気分だったわけではもちろんない。\n本人は幅広く魔法にも詳しいACEなどにも協力を要請し、自分の手での解決にこだわらないようにしようと心がけていたのだが、逆を言えば医療関係者だけの領分だと思っていたのだ。\n現代の医療知識での感染症対策に和錆がこだわった結果マンイーターは進化し、各国に甚大な被害をもたらすこととなった。\nこれを救ったのは一人の偉大なカマキリ、レディであり、生命の力であった。和錆は自身の失敗を忘れない。", "part_type" "part" }, { "title" "レディの助け", "description" "akiharu国国民カマキリ、レディの最期の言葉。「いいえ。共和国も、その理念も、魂も、矜持も。大統領も、何も死なないわ」「私はそう、共に和して自由の旗に栄光を与えるだけよ」\nレディは誰もかれもを助けるため、、自らの体内で無性生殖して産卵し、病原体と共に孵化させ、それを体内で何度も続けて世代を重ねついには病原体を無毒化、共生させた。\nレディは最後まで持たなかったが、その後大統領が持ち込んだレディの遺体により、マンイーター特効薬が開発され、雨として散布された。\n和錆は防疫研究所の外でその恵みに預かった。", "part_type" "part" }, { "title" "マンイーター改との闘い", "description" "その後、敵はさらにマンイーター改をミサイルに乗せて藩国にばらまくという暴挙に出た。\nこれに対して和錆はプレイヤー医師団と月子と協力し、ミサイル撃墜により広がったマンイーター改を自己進化の間もなく治療に成功した。\n毒ガスは無力化された。和錆は悔しかった昔を思いだした。 今度は前とは違うと思った。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "立国ゲームでの経験", "part_type" "group", "children" [ { "title" "新たなマンイーターとの戦い", "description" "無名騎士藩領地内で散布された敵性のマンイーターに対して、和錆は一対一で対応した。\nマンイーターは自己進化によりどんどん厄介になる特性がある以上、一度で仕留めるべく、単独で根気よく根絶を行った。", "part_type" "part" }, { "title" "エクスカリバーさん治療実績", "description" "立国ゲーム中に大きい怪我を負ったエクスカリバーさんの治療を、高度なクローン医療技術で治療した。治療には時間がかかったが予後は良好であった。\nB世界における高度な技術を使用した医療で初の試みであり、この段階までの技術を和錆が使用する範囲では、大きい問題が発生しないことがわかった。", "part_type" "part" }, { "title" "クローン医療技術とマンイーターの相関関係発見", "description" "エクスカリバーさんの治療中、再生しようとする部位に対して体内のマンイーターが遺伝子を書き換えるなどの事件が起きた。\n事前に対策を打っていたことにより治療は達成できたが、マンイーター抗体を持つ人物への治療に関して、新たに注意を払うべきであることがわかったことは大きい。", "part_type" "part" } ], "expanded" false }, { "title" "長年の屋外活動経験", "part_type" "group", "children" [ { "title" "難民介助経験", "description" "ISS医療班として長年働いていた。傷病者救助のため現場に向かうが、対処先が難民キャンプであることも多くあった。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "共和国内戦終了後のローラー作戦", "description" "共和国の内戦ででた被害を解決するため、和錆は医師団を率いて全国を回ったことがある。この際も生活は自炊であったろうし、医療者として難民の生活の介助も行っていた。", "part_type" "part" }, { "title" "荒廃したB世界での衛生管理経験", "description" "迷宮へのアタックが終わり、キャスリングされたニューワールド、つまりB世界に移動してしまった時、荒れ果てている世界の中で難民の衛生管理や炊き出しの手伝いを行ったことがある。まずすぎるポーションが大活躍した。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" false }, { "title" "過去の職業着用経験", "part_type" "group", "children" [ { "title" "マッドサイエンティスト+整備士だった時期がある", "part_type" "group", "children" [ { "title" "実際に整備に携わっていた", "description" "和錆はマッドサイエンティストを着用していた頃、玄霧藩で整備作業によく参加していた。さまざまな修理や整備をこなしてきた経験がある。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "自家用車の整備もしていた", "description" "和錆は過去いわくつきの車を自分で整備したことがある。ちなみに理由は安かったからであるが、元々かなり改造された車であったため、ピーキーさは残ってしまった。", "part_type" "part" }, { "title" "爆弾の解除をしたことがある", "description" "輸送機にテロで仕掛けられた爆弾を、マッドサイエンティストの整備能力で分解して解除したことがある。その後敵に襲われることにはなったが、爆弾の解除自体には問題なく成功している", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" false } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "使用できる医療戦術", "children" [ { "title" "識別救急(医療技術)", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "使用の是非", "children" [ { "title" "使用のデメリット", "description" "トリアージ法は負傷者を全員助けることを目標とした技術ではない。\n災害時などで医師の絶対数が負傷者に対して絶対的に不足しているときにのみ使用するべきであり、\nみだりに使用することは助けられるべき人を見捨てることにもつながる。\nこのデメリットを把握していることはトリアージ法を使用する際に最も重要である。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "もたらされる恩恵", "description" "一方、トリアージ法は適切な状況で使用されれば、助けられる人を、足りない医師を最大限に活用して助けることができ、「可能な限りの最大数」に近い人を救うことができる。\n医者は神ではない以上、現代においては使うべき状況では使われるべき方法論である。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "実際の内容", "children" [ { "title" "概要", "description" "患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行う方法論である。主に救急事故現場や災害現場において、患者の治療順位、救急搬送の順位、搬送先施設の決定に用いられる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "種別", "description" "識別救急には様々な階層がある。\nまず災害医療現場において行われる\n「救急搬送トリアージ」これは現場において救命の順序を決めるために、決まった基準に従って医療従事者は動く。\n現場においては迅速に判断するため、直接治療に関与しない専任の医療従事者が行う。\n\n他に避難所、院内でのトリアージがあり、\n前者は災害時に利用者に優先順位をつけるもので、高齢者、障害者、自宅を失った人を優先して受け入れるようにするという概念である。\n後者は二次トリアージと呼ばれ、トリアージナースなどの専任医療従事者が素早く判断を行い効率的に治療を行うために指示を行うものである。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "救急現場での判断基準", "children" [ { "title" "START法", "description" "救助者に対して傷病者の数が多い場合に使用する。基礎となっているのは救命処置におけるプライマリー・サーベイ(一次救命処置)で用いられるABCDEアプローチに基づいたもの。\n具体的には以下のような判断基準から患者を色分けして識別する。\n・自分で歩けるか?\n・呼吸はあるか?\n・呼吸数は?\n・循環状態はどうか?(ここでの循環とは心臓の鼓動を含めた血液循環のこと)\n・意識レベルはどうか?", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "トリアージ・タッグ", "description" "START法によって識別された患者の判定結果をわかりやす色で表したタッグ。\n\n白=無傷 緑=待機 黒=死亡 赤=緊急治療 黄=順緊急治療\n\n黒(black tag) - カテゴリー0(無呼吸群)\n死亡、または生命徴候がなく、直ちに処置を行っても明らかに救命が不可能なもの。\n赤(red tag) - カテゴリーI(最優先治療群)\n生命に関わる重篤な状態で一刻も早い処置をすべきもの。\n黄(yellow tag) - カテゴリーII(待機的治療群)\n赤ほどではないが、早期に処置をすべきもの。基本的にバイタルサインが安定しているもの。\n一般に、今すぐ生命に関わる重篤な状態ではないが処置が必要であり、場合によって赤に変化する可能性があるもの。\n緑(green tag) - カテゴリーIII(保留群)\n歩行可能で、今すぐの処置や搬送の必要ないもの。完全に治療が不要なものも含む。\n搬送・救命処置の優先順位はI → II → IIIとなり、0は最後に救護所へ搬出される。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "チーム医療", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "患者中心の医療の提供", "description" "チーム医療とは、医療環境で互いに対等に連携して治療やケアに当たることで患者中心の医療を実現しようとするシステムのことである。当然のことながら、患者中心の医療とは、業務の対象を疾病だけでなく人格ある人間とし、人道に則り尊厳を持って接すること、そして患者及び家族の意向を十分に反映した医療を提供することを目的とする。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "他職種との連携", "description" "医者と看護士など、異なる職種の医療従事者が複数人いることを前提として、使用可能な技術である。異なる職種のメディカルスタッフが連携・協働し、それぞれの専門スキルを発揮することで、入院中や外来通院中の患者の生活の質(QOL)の維持・向上、患者の人生観を尊重した療養の実現を援助する。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "情報共有の推進", "description" "常にチームとしての方針を共有するため、カンファレンス等に積極的に参加し情報共有と記録に努める。患者情報は医療にしか使用しないものとし、情報漏洩に最大の注意を払い、それを保管管理する。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "専門性の推進", "description" "それぞれの専門職が、その専門性と倫理に基づいて高いレベルの知識と技術の推進に努め、専門技術の標準化を図り、安全で効率的な医療の提供を行う。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "社会的資源の管理", "description" "患者の生活は治療後も続くことから、社会資源の管理により患者の治療後の生活に最適な環境を調整する。社会資源には社会的制度や社会復帰施設、公的機関、医療機関、人的資源などがある。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "一次救命処置(技術)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "目的", "description" "一次救命処置とは 、急に倒れたり、窒息を起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引継ぐまでの間に行う応急手当のこと。\n専門的な器具や、薬品などを使う必要がないので、正しい知識と適切な処置の仕方さえ知っていれば、誰でも行うことができる。この知識技術の普及により、救命率を上げることが一次救命処置の大目的である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "基本的な考え方", "description" "一次救命は救急のABCを確保する目的で作られている。\n A air way(エアウェイ) 気道確保\n B breathing(ブリーシング) 人工呼吸\n C circulation(サーキュレーション) 心臓マッサージ等による心拍と血圧の維持\nこれらABCの維持は生命活動の維持に必要不可欠な最も基本的な部分であり、これらの維持を効率的に行うために一次救命処置の内容は考えられている。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "正しく行うために", "description" "一次救命処置を行うためには、医師もしくは看護士による講習会に参加している必要がある。講習会は医科大学や一般の診療所、中核病院や先端病院なので定期的に開催されている。", "part_type" "part" }, { "title" "具体的な内容", "part_type" "group", "children" [ { "title" "周囲の観察、全身の観察", "description" "傷病者を発見した場合、まず重要なのは周囲と傷病者の観察を良く行うことだ。\n周囲の状況は自身や傷病者にとって危険ではないか、傷病者自身の様子はどうかの確認を行うことが、\nこれから行う応急処置につながる。", "part_type" "part" }, { "title" "反応の確認", "description" "大きな声をかけ(「大丈夫ですか!」など)、肩を軽く叩いて、反応(意識)の有無を確認する。\n反応がない場合や鈍い場合は、まず協力者を求め、医療機関への通報と配備がある藩国であればAEDの手配を依頼する。\n協力者が見当たらない場合は救助者自身が通報を行う。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "呼吸の有無", "description" "傷病者が心停止を起こしているかを判断するために、まず呼吸を確認する。\n胸部と腹部の動きを集中して観察する。これは10秒以内で行う。\n普段通りの呼吸がない場合、または介助者が呼吸しているか自信が持てない場合はただちに胸骨圧迫を開始する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "気道確保", "description" "傷病者の呼吸の有無にかかわらず、気道の確保を行う。\n一方の手を傷病者の額に、他方の手を下顎の先に当てて、下顎ごと頭部を引き上げるようにして、頭部を後方に傾ける。(頭部を後屈させ、顎先を挙上)\nこの際頚椎、平たくいうと首あたりを痛めていることが疑われる場合は特に注意して静かに行わなければならない。", "part_type" "part" }, { "title" "胸骨圧迫", "description" "心臓が痙攣したり停止したりして血液を送り出せない場合に、介助者が心臓のポンプ機能を代行するための行為。\n以下のような手順で行う。\n・硬い床に上向きで要救助者寝かせる。\n・救助者は傷病者の片側、胸のあたりに両膝をつき、傷病者の胸骨の下半分に片方の手の手掌基部を置き、\nその上にもう一方の手をかさねる。\n・両肘をきちんと伸ばし、垂直に体重をかけて胸骨を押し下げる。両肩と手掌基部で三角形が形成されるようにしっかり肩を固める。イメージとしては肩で腕を固定し、肘関節を固めて力を完全に伝達する。\n目安として胸骨を5cmは押し下げるようにする。\n・手は胸骨から話さず、元の高さまで緩めて戻しては、圧迫を繰り返す。\n・一分間あたり100-120回のテンポで行う。1セット30回", "part_type" "part" }, { "title" "人工呼吸", "description" "気道を確保した上で行う。\n傷病者の鼻をつまみ、自分の口を大きくあけて、傷病者の口を覆う。\n逆流物による感染汚染防止のため、感染防止マスクを持っていた場合はそれを使うべきである。\n一秒かけて傷病者の胸が上がるのを認識できる程度に吹き込みを行い、換気して再度呼気を吹き込む。\n2回で1セットで、胸骨圧迫1セットごとに行う。\n\n注意点として以下がある\n・介助者が一人しかおらず、同時に素早く行う余裕がない場合、無理に人工呼吸は行わず、胸骨圧迫を最優先する。\n・人工呼吸が不要ということではない。同時に行える場合は行ったほうが救命率がいい。\n", "part_type" "part" }, { "title" "AEDの装着判断", "description" "救急救命のうち、心室細動による突然死は多くの割合をしめる。この場合早期の除細動(けいれんを止めること)が救命の鍵となる。AEDとは電源を入れ、音声メッセージに従うことにより、除細動の要否を音声で知らせ、必要な場合には電気ショックにより除細動を行うことができる機器である。周辺にAEDがある場合はこれを利用することは救命率を上げる上で重要である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "回復体位をとらせる", "description" "いずれかの段階で自発的呼吸と拍動が戻った場合、傷病者を回復体位にして、様子を見守る。\n回復体位は、救急医療などの現場に於いて失神している・または「意識がもうろうとしている」など意識障害のある要救護者の生命の安全を図るためのもので、急な様態の変化などが起こっても大事に至らないよう配慮された姿勢である。\n姿勢としては横向け寝である。横向け寝一般と異なる点として、頭をやや後ろに反らせて、できるだけ気道を広げた状態に保つ。また無意識に寝返りしたり痙攣して仰向けやうつ伏せになったりしないよう、膝は軽く曲げ、腕は下側の腕は体前方に投げ出し、上側の腕でつっかえ棒をする要領で横向け寝状態を支えるようにする。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "二次救命処置(技術)", "part_type" "group", "children" [ { "title" "どんな技術か", "description" "二次救命処置とは、病院など設備の整った環境で、広範な患者にたいして有資格者により行われる救命処置である。一次救命処置で救命された患者が搬送先の病院や救急車内で受ける処置であったり、あるいは現場に初めから医師がいた場合の処置になる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "技術使用条件", "part_type" "group", "children" [ { "title" "医療系の資格を持っている", "description" "二次救命処置、通称ACLS(ACLSはAdvanced Cardiovascular Life Supportの略)は、血圧に影響を与える強力な薬品、つまり誤って使用すれば患者の命にかかわる薬品を扱うため、看護士、もしくは医師の資格を持つものしか修得資格がない\n", "part_type" "part" }, { "title" "BLS資格を持っている", "description" "二次救命処置は一次救命処置からさらに進展した医療行為であるため、当然一次救命処置(BLS:Basic life support)の講習を受けた上で認可を受けていないといけない。", "part_type" "part" }, { "title" "ACLSコース合格", "description" "BLS資格を持つ医療関係者はACLS講習を受けることができる。この講習を受講した上で、ACLSプロバイダー試験に合格したものは、ACLSプロバイダー資格を得る。", "part_type" "part" }, { "title" "2年に一度の資格更新", "description" "ACLSは高度な技術であるため、反復練習を行わなければすぐに技術は失われていくし、救急救命の進歩により、ガイドライン自体の更新が定期的に行われていく。ACLSプロバイダーは繰り返し練習に通い、2年に一度資格更新のための講座、試験を受け、能力が維持更新できていることを証明しなければならない。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "実際に行う処置", "part_type" "group", "children" [ { "title" "高度な意識、呼吸、脈拍の確認", "description" "医療従事者による、より正確な傷病者の状態確認。医療従事者でなければ正確な脈拍の把握や、呼吸がある場合でもそれが正常呼吸であるのか、死戦期呼吸であるのかの把握は難しいが、医療従事者かつACLSコース受講者であればこれらを正確に診断できる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "高度な気道確保", "description" "ACLSプロバイダーは、頭部後屈あご先挙上法だけではなく、より高度な気道確保を行うことができる。\n具体的には口咽頭エアウェイや鼻咽頭エアウェイ、気管チューブや各種カテーテルにバッグマスクなどの器具を用いての気道確保を行うことができる。\nアナフィラキシーショックなどで咽頭に浮腫が起きて閉鎖している場合などは器具を用いて無理にでも気道を確保しなければ患者は換気が行えず死亡してしまう場合もある。このような場合は器具を用いた気道の確保が必要になるのである。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "モニター装着", "description" "ACLSではより正確な診断のため医療用モニターの装着を迅速に行う。\nこれにより心電図状態と血圧、脈拍、動脈酸素飽和度を同時に測定しながら処置を行うことができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "酸素投与", "description" "モニタリングができている状態では傷病者の動脈血酸素飽和度の観察が可能である。\n必要に応じて確保された気道から酸素投与を行うことによって、血液中の酸素飽和度を確保することを目指す。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "除細動器を使用できる", "description" "ACLSプロバイダーは正規の医療従事者であるため、必要に応じて自身で診断を行うことができる。このため、AEDだけでなく、除細動器を正しく使用することができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "除細動器を使うメリット", "description" "AEDと違い、除細動器、通称DCは心電図の診断を自ら行うことができる。また、除細動をかける際のエネルギー量も調節できるため、例えば新生児などにはエネルギーを抑えて使用するなど、AEDより臨機応変な対応をすることができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ショック適応の可否判断", "description" "モニター上で計測される心電図の状態を確認し、波形から、除細動によるショックの適用が有用なリズムであるかを確認する。有用であればただちにショックを行い、そうでなければそれ相応の処置に迅速に移動する。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "高品質のCPR", "description" "CPRとは心肺蘇生法のこと。「c」ardio「p」ulmonary 「r」esuscitationでCPRである。\n基本はBLSとの差異はないが、救急救命経験があり、\nACLSプロバイダーの資格を持つ医療従事者のCPRは必然的に高品質である。\n具体的には以下の内容が守られていることで高品質と定義される。\n・1分に100回以上のリズムが正確に守られている\n・圧迫の深さは少なくとも5cm以上を常にキープしている\n・圧迫を行うたびに胸郭を完全に元に戻し、循環保持の品質を損なわない\n・高度に熟達し、人工呼吸やその他の処置による胸骨圧迫の中断が最小限である。\n・医療的判断から、過換気が避けられている。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "救急救命用の薬剤投与", "description" "ショックを適応した場合でもそうでない場合でも、心停止や心室細動などの循環不全で血圧の低下が著しい場合は必要に応じてアドレナリン(強力な昇圧薬)やアミオダロン、リドカイン(抗不整脈薬)の投与を行う。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true }, { "title" "ACLS技術を保持し続けるための努力", "part_type" "group", "children" [ { "title" "すぐになまる", "description" "ACLSは医学的にも高度な判断の連続であり、臨床医であれば誰でも可能であるわけではない。講習を受け試験に合格したとしても、ACLSを普段の仕事で使っていなければどんどん実力は失われていく。\n", "part_type" "part" }, { "title" "トレーニングサイトに通う", "description" "トレーニングサイトというと堅苦しい響きだが、要するにACLSの手順を繰り返し練習できるよう、あるていど設備の整った病院や大学などの施設に定期的に練習に通うことが大事である。\n人が死にそうな時というのは医療関係者でもパニックになる。普段から反復練習をして呼吸するように処置が行えなければならない。", "part_type" "part" }, { "title" "フローチャートの持ち歩き", "description" "実際に救急救命を行う際に、思わぬ事態によってパニックになることは医療関係者でも良くある。\nこうならなよう、救急救命医でなくても、ACLSのフローチャートを自作してまとめ、持ち歩いておくことはACLSプロバイダーの助けになるだろう。どんなにパニックになっても、場合分けがきちんとなされているフローチャートを確認しこれに従うことで正しい対処が出来る可能性が高い。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" true } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "和錆の医療系所持アイテム", "part_type" "group", "children" [ { "title" "和錆の往診鞄", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "玄霧藩時代のベルト型AED", "children" [ { "title" "腰につけられる携帯性", "description" "AEDは普通施設に設置されるものだが、玄霧藩でマッドサイエンティスト兼医師が開発したベルト型AEDは腰に装着して持ちあるくことができる。かなり重いので和錆は普段往診鞄の内ポケットに吊り下げてある。\n緊急時に身に着けたまま移動できる有用性は言うまでもない。AEDはいつも近くにあるとは限らないのだから。\n", "part_type" "part" }, { "title" "AED(自動体外式除細動器)", "children" [ { "title" "除細動機能", "description" "AEDというと止まった心臓を動かすというイメージが強いが、実際はやや異なる。\n除細動の名前の通り、心筋がバラバラに興奮して正しく心臓が拍動していないのを、一度電気ショックでリセットをかけ、正しいリズムでの拍動を再開させるのだ。これが除細動機能である。", "part_type" "part" }, { "title" "簡便な操作性", "description" "AEDは玄霧藩性のAEDベルトも含めて、フタを開くだけで電源が入る。\n各部にイラストで次に何をすべきか説明書きがかかれており、医療人以外でもパニックにならずに使用することができる。", "part_type" "part" }, { "title" "使用の可否を自動で診断してくれる", "description" "一般人から見た場合、その人へAEDを使用すべきかは判断が難しい。\nそもそも人が倒れている状態はパニックに陥りやすい。\nしかしAEDには除細動パッドを貼り付けると、自動で心電図を測定し、除細動が必要かを診断してくれる機能がある。\nこれにより危険な医療過誤を未然に防ぐことができる。", "part_type" "part" }, { "title" "注意喚起の音声ガイド", "description" "AEDは操作が簡便なだけでなく、音声ガイドによるアナウンスもされる。\nこれは操作方法を伝えてくれるだけでなく、除細動時の感電を避けるためへ周囲への注意喚起を行う役割も兼ねている。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "往診鞄の一般的中身", "children" [ { "title" "往診用診察道具", "description" "専門科によって往診道具は違うが、一般的には聴診器、体温計、パルスオキシメーター、血圧計などである。カルテ用紙と筆記用具を持ち歩く医師もいる。", "part_type" "part" }, { "title" "点滴キット", "description" "点滴を行うための用具一式を指す。\n具体的内容は「消毒用アルコール綿(使い捨て)、駆血帯と翼状針とクランプ、補液パックで構成される補液セット、パックを適当な場所につるすためのS字フック」である。これに使用したい薬剤を加えて行うのが薬剤の点滴静注である。\n使用する薬剤はもちろん治療によって異なる。\n使い方を誤ると危険であるため、医療従事者で、認可を受けたもののが使用できる。", "part_type" "part" }, { "title" "ペンライト", "description" "なんの変哲もないペンライト。診療所と違い往診先では十分な光量や光の入射角が選べるとは限らない。これ一本あるだけで口腔内の様子をよく見ることができるし、もちろんほかの傷病部の確認に使うこともできる。", "part_type" "part" }, { "title" "医療廃棄物持ち帰り用の箱", "description" "簡便な組み立て式の医療廃棄物を持ち帰ってきちんとしかるべき処理するための箱。普段はたためるので携行に便利である。\n使用済みの注射針や、血液のついたガーゼなどをビニール袋などに密閉した後本品に収納して持ち帰る。", "part_type" "part" }, { "title" "パルスオキシメーター", "description" "指に装着するタイプで、動脈血酸素飽和度(SPO2)を測定するための器具。患者の呼吸状態を確認するために使用する。一般的に通常通りの呼吸ができていれば98%が平均であり、95%を下回る場合は何らかの異常が考えられる。", "part_type" "part" }, { "title" "採血器具", "description" "血液検査を行うために採血を行うための器具全般を指す。駆血帯、テープ、アルコール綿、絆創膏、採血キットのセットで、詳しい検査が必要な場合に使用し、設備のある病院に持ち帰って検査を行う時に使用する。", "part_type" "part" }, { "title" "緊急用内服薬", "description" "往診中の狭心症発作等に対応するために、医師は自分の専門に応じた緊急用の薬剤を少量携行することがある。狭心症に対してはニトログリセリン製剤の舌下投与などを行う。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "一般医用携行装備", "description" "Default Root", "children" [ { "title" "止血帯", "description" "出血に対する対処は救急で最も重要な要素の一つである。止血帯は主に四肢の重大な出血への応急処置に用いられるバンドを指す。ゴム式や空気圧式の他、緊急用で強力なベルトと締め上げバーを併用するものもある。", "part_type" "part" }, { "title" "救急包帯", "description" "傷や出血などの箇所に、包帯での圧迫によって出血を止めたり、吸水性の高い綿で血や膿などを吸収させたり、あるいは清潔を保つために当てる保護ガーゼを固定するガーゼ生地の布である。\n救急用のものは滅菌パックに梱包された状態で使用しやすいように畳まれて収納されている。", "part_type" "part" }, { "title" "アドレナリン注射キット", "description" "危急時の昇圧や、アナフィラキシーショックなどで血圧が急激に低下した場合にはアドレナリンが使用される。\n緊急時にパニックにならず使用できるようワンタッチで筋肉注射できるようなキットも存在している。劇薬でもあるため、医師と認められている者か、使用講習を受けている者のみ所持できる。", "part_type" "part" }, { "title" "人工呼吸マスク", "description" "人工呼吸を行うためのマスク。医療者と患者相互の感染予防を目的として用いられる。空気弁とフィルムのみの簡易な物の他、医療者を介さず人工呼吸を可能とするバッグバルブマスクもある。医療者用。", "part_type" "part" }, { "title" "メス(刃物)", "description" "医師が治療に用いる鋭利な刃物。ランセットとも呼ばれる。現在では感染予防の観点から一般的な金属製もの他に、プラスチックの柄に替刃あらかじめ装着してあり、滅菌パックから取り出して使い捨てにするディスポーザブル式も良く用いられる。\n替刃には様々な種類があり、使用される部位や組織によって使い分けられる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "医療用グローブ", "description" "医療用のグローブ。主にラテックスグローブなどの極薄のゴム手袋を指す。術者と患者双方の感染予防のために用いられる。天然ゴムアレルギーのある医師向けも含めて様々な素材のものが存在するが、総じて手によくなじみ、器具の操作を邪魔しないものが多い。", "part_type" "part" }, { "title" "白衣", "description" "主に医療従事者が用いる服の上から羽織る外衣。その名の通り一般的には白であり、汚染部を発見しやすく、清潔を保ちやすい。\nコート型が一般的。", "part_type" "part" }, { "title" "縫合セット(医療用)", "description" "医療従事者が使用する、主に傷口を縫い合わせるために使用される道具一式。\n持針器、ピンセット、はさみで構成される。滅菌済みの清拭用ガーゼや消毒用綿球、各種縫合針と糸を併せて携帯する事が多い。", "part_type" "part" }, { "title" "消毒薬一式", "description" "ドラッグストアなどでも入手可能な消毒薬や湿布、外用薬一式。携帯しやすいよう袋にまとめられている。中身が見やすいように透明な袋に入れ、暗所でも一目でわかるよう用途をパッケージに書き足す工夫をしている医療者もいる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "和錆専用高度クローニングシステムの開発", "children" [ { "title" "新型人工多能性幹細胞「金屋子」", "children" [ { "title" "概要", "description" "新型多能性幹細胞「金屋子」は、従来のクローン技術者が用いる人工多能性細胞を改良したものである。改良内容については、狙った体細胞組織に分化すること、細胞の集合による組織化を可能とすることを目的としている。", "part_type" "part" }, { "title" "腫瘍発生の防止努力", "description" "体細胞を分化させ、組織として再生させる以上、未分化細胞が残っていては腫瘍発生の可能性が発生してしまう。新型多能性幹細胞「金屋子」は狙った組織に文化しやすいよう地道な臨床データから改良が施されていて、\nかつ細胞株を複数用意した上で分化能が高いものだけを選別して行うため腫瘍の発生をほぼゼロにまで防ぐことができる。", "part_type" "part" }, { "title" "新型プラスミドの使用", "description" "多能性幹細胞は治療中に細胞が初期化を起こしてしまう初期化因子の再活性化問題がつねについてまわる。これを回避するためにベクターとして使用されているのはウイルスであったり、環状DNAプラスミドだが、新型多能性幹細胞「金屋子」には最新のプラスミドが使用されており、ほぼ細胞の再初期化をゼロに抑えている。", "part_type" "part" }, { "title" "分化の高速化", "description" "新型多能性幹細胞「金屋子」は従来の多能性幹細胞に比べ、分化速度が早くなるよう改良されている。これは一種の遺伝子改良を体細胞に行っていることになるが、移植後、分化や増殖は通常の速度になるように設定されている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "バイオプリンティングシステムの開発", "children" [ { "title" "組織を作るという事", "description" "組織を細胞の力だけで構成することは、現実的ではない。それはもし可能になったとしても過度の遺伝子操作にあたる。新型多能性幹細胞といえどそれは同じである。\nこれを組織として構成するためには、3Dプリント技術を用いることが最も現実的であると考えた和錆は、宰相閣下から技術提供を受け、バイオプリンティングシステムを作成した。", "part_type" "part" }, { "title" "バイオインク", "description" "バイオインクとは、生体細胞を懸濁させた、プリント可能なゲル。この特殊なゲルを細胞同士の接着剤、クッションとして使用する。これに幹細胞をプリントしていくことで、組織の形を構成し維持するのである。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "バイオペーパー", "description" "バイオインクを形成したもの。あらかじめ望ましい形に形成しておくことによって、臓器や組織を形成することを補助することを目的としている。", "part_type" "part" }, { "title" "組織設計システム", "children" [ { "title" "人体撮影システム", "description" "人体撮影システムというと目新しいように感じるが、要するに細密なCTである。CTスキャンを行うことによって立体把握を行う。", "part_type" "part" }, { "title" "デザイン補助システム", "description" "CTスキャンによる立体画像はグレースケールデータとしかならないため、コンピューターの支援を受けて、\n和錆が組織を同定し、指定する。そしてそこからつながる(この後再生させる)欠損部位のデザインを行う。コンピューターがデータバンクからふさわしいデザインをある程度まで出力し、和錆がこれをチューニングして欠損部位を、血管神経の走行に至るまでデザインするのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "人体組織データバンク", "description" "和錆が今まで治療した患者のデータに加え、宰相府から提供された人体組織の構成データを蓄積しているデータバンク。デザインの出力の元として使用される。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "限界を知る心", "children" [ { "title" "医者は神ではない", "description" "文字通り、医者は神ではない。なんでもはできないのだ。当然ながら。和錆はこの原則を旨に、組織再生においてすべてをクローニングで再現することをあきらめている。", "part_type" "part" }, { "title" "代替手段の使用", "description" "微に入り細に入り、現状では再生不可能な組織ももちろんある。和錆はこの模倣しきれない微細な神経組織や血管組織に関しては、従来の人工的な材料を使い、代用することにした。\n完全な再現はできないが、結果的に以前と同じように機能することこそが、患者にとっては重要なのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "脳組織の再現回避", "description" "脳組織の再現は現在の技術では全く不可能である。かつ、和錆はこの部分の再現の研究自体を自他ともに帝国防疫研究所内で厳禁している。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "制限", "children" [ { "title" "情報公開の禁止", "description" "和錆が構築したこのシステムは、全国へ拡散し濫用されれば世界に大変な混乱をもたらすことになる。そのためこのシステムは帝国防疫研究所でのみ使用可能であり、それ以外での使用は厳に慎まなければならない。\n和錆自身にも強い守秘義務があり、システム自体もまだ発展途上である観点から、使用する相手はまだごく限られている。安全なシステムが完成するまで、システムの使用先は和錆の知り合いで、かつ使用と守秘義務に同意したものに限られる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "全身クローニングの禁止", "description" "脳組織の再現が不可能である点から、そもそも狭義の全身クローニングは不可能であるが、将来においても、義体としての複製などにつながるため倫理的観点からも脳以外の全身クローニングを原則的に禁止している。", "part_type" "part" }, { "title" "身体改良の禁止", "description" "組織をデザインできるということは、細胞自身の強化は望めなくても、以前以上に過剰に完全に整った顔に整形したり、あるいは悪意的にデザインすれば骨格を過剰に肥大化したりして武器化することも理論的には可能である。\nこれらの再現を一切禁止している。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "リハビリの過酷さ", "description" "組織が再生された場合でも、接続した組織の筋肉トレーニングなどは、移植した組織がなじむまでの間にどうしても時間がかかってしまう関係で、筋肉が萎えてしまう。\nまた、神経もつないだからといって即座に機能が回復するわけではない。医療は魔法ではない。\n繰り返し機能させることにって、少しづつ機能を回復していくことが必要なのは、組織クローニングによる治癒でも同じだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "和錆専用カウンター・ナノマシン「遠雷」", "children" [ { "title" "概要", "description" "現在、ニューワールドや異世界では敵が定期的に兵器化したナノマシンを投入しており、ナノマシンの脅威は去ったとは言えない情勢であり、特にガス状に広範に散布されてしまうナノマシンに関しては被害が全体に広がりやすく、\n従来の手法では対処が難しいことが問題であった。マンイーターに対する苦い経験もあり、\nこれに対抗すべく和錆は、粒子状物質として敵兵器散布域を一気にカバーし、ナノマシンの討滅を行うカウンターナノマシン「遠雷」の開発に踏み切った\n", "part_type" "part" }, { "title" "仕様", "children" [ { "title" "運用法[A.D.A.A.D]", "children" [ { "title" "承諾", "description" "「admission」プロセス。カウンターナノマシンは誤った方向に使用された場合、世界に害を為す存在である。カウンターナノマシン開発者・所持者は和錆であるが、使用には和錆からの使用要請シグナルを受け、帝国宰相シロが認可した場合のみ使用可能となる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "展開", "description" "母機から展開されたドローン機能を持つ子機が敵ナノマシンが散布されている箇所まで飛行し、範囲内に効率的に展開する。「delivery」プロセス", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "解析", "description" "展開した子機が敵性ナノマシンを子機が吸入して分析する。このフェイズでは敵性ナノマシンの状態を確認し、解析することのみを行う。そして敵性ナノマシンに有効なカウンターナノマシンのセッティングを行う。「analysis」プロセス。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "攻撃", "description" "展開した子機から、敵性ナノマシン用にチューニングされたカウンターナノマシンが一斉に噴霧される。ナノマシンは速乾性の液体に内包された状態で霧状に散布され、液体が蒸発することによって空気中を敵ナノマシンと同じように漂う。\nその後、被害にあっている人にも敵ナノマシンと同じように入り込み、空気中に残留している敵ナノマシンと同様、一斉に攻撃し、進化の間なく一度の攻撃でナノマシンを破壊する。\n破壊方法は敵ナノマシンの弱点にあわせるが、原則としてカウンターナノマシンは敵ナノマシンと共に相互破壊されるように設定されている。体内においてはナチュラルキラー細胞やマクロファージのように振る舞い敵ナノマシンを攻撃する。\n「assault」プロセス。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "自壊撤収", "description" "カウンターナノマシンもナノマシンである。必要な任務が終わった後は速やかに自壊作用により消滅する。攻撃フェイズにおいても相互破壊するようにプログラムされているが、カウンターナノマシンは敵ナノマシンより広範囲に散布されなければならない都合上、どうしても余剰がでてくる。任務終了後は和錆からの指令か、周囲に敵性ナノマシンが確認できなくなってから5分で自壊するようになっている。「disintegration」プロセス。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "外装", "children" [ { "title" "レトロな革アタッシュケース", "description" "外見は一件大型の革アタッシュケースに見える。色は黒で、よく見るとわんわん帝国の刻印が施してある。もちろん本当にただの革アタッシュケースでは安全性に問題があるが、物々しい外見は運搬時や治療時に人に威圧感を与えてしまうという配慮のため外装上普通の荷物に燃えるように工夫されているのだ", "part_type" "part" }, { "title" "内部外装フレーム", "description" "革アタッシュケースに見えるものの内側には、強靭な防弾繊維と、飛行I=Dにも使用される軽量な複合金属で覆われており、歩兵戦力程度の攻撃を防ぐ。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "内部装備", "children" [ { "title" "分析制御コンピューター", "description" "分析コンピューターというと格好いいが、和錆の操作するノートパソコン。市販品だが宰相府において機密面に関する処理をされており、バックドアなどはすべて処理されているため、情報が漏れることはない。\n機密保持のためにオフラインでカウンターナノマシン散布子機のみをラジコン操縦する。子機からの分析結果から自動的に対処法、攻略法が同定されるが、その結果を見た和錆が必要に応じてさらにチューニングを施す。\n分析能力が不測する場合はデータを持ち帰った上で帝国防疫研究所にあるデータバンクでさらなる分析を行える。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "展開式カウンターナノマシン噴霧機「シェパード」", "children" [ { "title" "飛行機能", "description" "展開式の飛行ドローンである。アタッシュケースから射出された後空中で展開。内蔵の静音プロペラが4枚内蔵されており、これにより揚力を得て飛行する。すべてのプロペラは内蔵CPUにおいて回転数がコントロールされており、これにより自由自在に飛行することができる。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "バッテリー", "description" "出来る限りドローン部分の重量を軽減するため、パワー密度の高いリチウムイオンバッテリーが採用されている。より軽量なリチウムポリマーバッテリーも考慮されたが、衝撃に弱いという観点から安全性の高さを重視した。\nバッテリー容量にはかなり余裕があり、シェパードは噴霧器の積載負荷がある状態で最高連続で1時間の飛行が可能である。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "ネットワーク範囲", "description" "敵ナノマシンによるテロが起きている場合、ある程度ドローンの操作範囲が広くなければ安全域から目的地へ飛行させることができない。\n無線操縦範囲は2000mである。\n", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "噴霧器", "description" "頑丈な軽金属で構成されたカウンターナノマシン噴霧器。この部分だけは防御力を低下させることができないため、少々重くなることを覚悟の上で安全性を選択している。\n安全装置が付属しており、噴霧時以外で万一気密性が損なわれたと判定された場合容器内外のカウンターナノマシンは即時すべて自壊分解するよう設定されている。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "噴霧に対する工夫", "description" "カウンターナノマシンは微細な機械である以上熱に弱い。散布機構は温度変化を伴わない噴霧機能で散布される。容器内にはカウンターナノマシンと共に速乾性の充填液が充填されており、噴霧と共に液体部分が蒸発して広範にカウンターナノマシンが行き渡るよう工夫されている。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "安全対策", "children" [ { "title" "外装の損傷、盗難に対する対策", "description" "カウンターナノマシン持ち運びのアタッシュケースの損傷による内部損壊やナノマシン漏出や盗難は機密上、安全上の問題から断じて避けなければならない。\nこのアタッシュケースは以下の場合それを感知して内部すべての機能を停止し、ドローンは安全装置により自壊する。カウンターナノマシンもすべて自壊して分解される。\n機密保持のため、内部のコンピューターは自動的に初期化される(データバックアップは宰相府内のデータバンクで定期的に行われている)\n・和錆は脳波モニター装置を髪の中に装着しており、カウンターナノマシンを外部へ持ち運びするときは装着が義務付けられている。モニタリング中に脳波が計測できなくなる、もしくは危害が加えられたことにより和錆が行動不能と判定された場合\n・外装に損傷があり、内部機構のうち、カウンターナノマシン噴霧器に問題が発生した場合\n・外装に損傷があり、内部機構を守れないと安全装置が判定した場合\n・和錆および宰相閣下の指令があったとき\n・保管場所外に持ち出されて、和錆から大きく位置が離れた場合、もしくは、和錆の反応をロストした場合", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "使用中の問題に対する対策", "description" "以下の場合は機密安全保持のため、子機ドローンは自爆する。共に内蔵ナノマシンは自壊分解される。\n\n・ドローンが飛行中に墜落した時\n・噴霧器に損傷が認められ、気密の維持ができなくなった時。\n・分析制御コンピューターからの指令が切断されたまま1分が経過した時\n・展開後トラブルでドローンが帰還できないと判断された場合\n・和錆・宰相閣下どちらかからの指令があった場合", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "敵ナノマシンが攻略不能であった場合の対策", "description" "分析の結果、敵ナノマシンが手持ちのカウンターナノマシンでは攻略できないと判断できる場合に関してはナノマシンの動作をロックし、ドローンは分析結果を分析コンピューターに送信した後に自爆する。", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "カウンターナノマシン本体", "children" [ { "title" "来歴と進歩の歴史", "description" "カウンターナノマシン「遠雷」の来歴はカマキリが作り出したナノマシンに対するカウンターとして、帝国秘書官長が開発したものがベースとなっている。\nこれ以降、この運用経験をベースとして、猫野和錆が運用論の整形をし、即応性を高めたものが現在のカウンターナノマシンである", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "開発で重視したポイント", "description" "カウンターナノマシン開発を和錆が行うにあたって重視したポイントは以下の通りである\n・敵ナノマシンの進化を促すような半端な攻撃を行わない\n・そのためカウンターナノマシン散布前に攻撃をせずに分析を行う。この際全てをコンピューター任せにせず、和錆の今までの経験も加味してカウンターナノマシンの設定を決定する。\n・分析の結果、攻略不能が予想される場合に関しても進化させないために攻撃を行わないようにする\n・カウンターナノマシン自身の事故を防止するため、ナノマシン自身は使用後速やかに自壊する。動作中も敵ナノマシンと相互破壊されるようにする\n", "part_type" "part" }, { "title" "遺伝子治療用ナノマシン", "description" "カウンターナノマシンは速やかに展開して分析後、早期に敵を破壊するために開発されている。\nしかし以前の事例ではナノマシンの作用の結果人間の遺伝子が破壊され、改造されるという事例もあった。\nこれに関しては初期のカウンターナノマシンに遺伝子修復機能が実績をあげているため、敵ナノマシンを攻略後、治療が必要と判断される場合は和錆の判断と宰相閣下の承認によりこの治療用ナノマシンで治療が行われる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" false }, { "title" "個人的所持アイテム", "part_type" "group", "children" [ { "title" "カトラス", "children" [ { "title" "特徴", "children" [ { "title" "狭い空間での扱いやすさ", "description" "全長が50~60cmと扱いやすい短さであり、狭い空間や、足場が悪い場所においても取り回しがしやすく、振り回しやすい。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "頑丈", "description" "カトラスは身幅が普通の刀剣に比べて広くつくってあり、これは激しい打ち込みに耐え得るよう、頑丈さを重視して作られているからである。", "part_type" "part" }, { "title" "反りがついていることによる扱いやすさ", "description" "カトラスは比較的大きい反りが付いている。\n直剣は直線であるため、素人が扱った場合圧力のみで圧し切ることになるが、湾曲が付いている武器はただ振り下ろすだけでも自然と引ききるように角度がつくことになり、刃長を有効に使うことで切れ味が発揮されやすい。", "part_type" "part" }, { "title" "歴史と用途", "description" "カトラスは元々サーベルを元に、農業用の鉈を改造したものであり、船の上でロープを切断したり、雑用に使われる道具でもある。何かに捕まりながらでも片手で扱える便利さから特に船乗りに好まれた。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "刃物", "children" [ { "title" "圧力の大きさ", "description" "刃物は一般的に研いである刃は非常に細くなっており、これを対象に当てた場合はその面積の小ささから、小さい力でも圧力は非常に大きくなる。\nこの力により物体は刃の両側に押し広げられる引張応力が発生し、この力に耐えられなければ対象は切り離されることになる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "引き切ることの利点", "description" "刃は引いて切ることにより、対象に入る刃の角度が小さくなり、実際の刀身の厚さより薄い刃で切ったことと同じになる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "刃物の武器としての強さ", "children" [ { "title" "概要", "description" "素手で人を相手にした場合、高度に訓練されてでもいなければ、一撃で相手を無力化することは難しい。しかし刃物であればナイフであっても、人間を一撃で行動不能にしうる。\n", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "リーチが長くなる有利さ", "description" "刃物を持つことにより、腕の長さ以上、刃が届く限りまで、攻撃範囲が拡張される。しかも素手と違って刃物は命中すればそれが致命傷となる可能性があるのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "創傷の恐ろしさ", "description" "素手で相手にダメージを与える場合、基本的には打撲傷になる。格闘の心得がない場合、常に効果的な攻撃を行うことは難しいだろう。\nしかし刃物は素人が取り回した場合でも、浅く命中しても相手を出血させるし、刺突や深い斬撃では相手の内蔵を大きく損傷させ、死に直結させる。\n刃物の使い手はその恐ろしさをよく把握している必要があるだろう。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "ポケット・ピケ", "children" [ { "title" "概要", "description" "旧ビギナーズ王国(都築藩国との合併後は満天星国)で開発された一人乗りの歩兵用騎乗装備。それを折りたたみ可能にして小型化したもの。折りたたむと盾として使用することもできる。", "part_type" "part" }, { "title" "仕様", "children" [ { "title" "通常ピケと変わらぬ操縦しやすさ", "description" "本家ピケでは、歩兵が火器を取り回せるようフットペダルとシフトウェイト、補助するコンピューターだけで操縦される。ポケット・ピケもこの操縦性のよさを受け継いでいる。", "part_type" "part" }, { "title" "ある程度の地形走破能力", "description" "小型化のため出力は順当に下がっており、本家ピケほどの地形走破能力はないが、ピケ本体は走行時浮遊しているため、ある程度の地面の凹凸を無視して軽快に走行することができる。", "part_type" "part" }, { "title" "本家ゆずりの低燃費", "description" "エアバイクピケは化石燃料を使用しないことで低燃費を実現していたが、ポケットピケはさらに軽量化が行われ、ロケット推進などの軍用機能もオミットされているため、燃費はなかなかである", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "搭乗資格", "description" "搭乗資格は特にない。迷宮踏破の景品であり数が非常に限定され、現状量産の予定がないためである。もちろん事故を起こせば死亡するし、他人へ迷惑をかけもするので、緊急時以外では藩国の交通法規を厳粛に守ることが求められる。\n規格化され、量産されることになった際は正式な資格が必要になるだろう。\n", "part_type" "part" }, { "title" "偵察能力", "description" "エアバイクは通常のエンジンを搭載したバイクとは違い、非常に静粛性が高い。これを利用して静かに移動し、偵察を行うことができるだろう。", "part_type" "part" }, { "title" "フレーム構造", "description" "フレーム構造はピケの基本フレーム構造を受け継いでいるが、サブロケットをオミットしているほか、折りたたんで盾にするための機構のせいで、フレーム自体の頑強さは本家にやや劣る。\nしかし本体は本家より軽く、衝突の際の衝撃も比較的すくなくて済む。姿勢制御コンピューターの位置は操縦をサポートできなくなると非常に危険であるという判断から、パイロットが搭乗する位置と同じ位置に収納されている。", "part_type" "part" }, { "title" "たたんで盾に", "children" [ { "title" " 折りたたむことによる構造強化", "description" "折りたたむことでフレームが重なりあい、より頑強になるよう設計されている。本家と違い、畳んだ際に装甲となる部分が前に出るようになっている。(本家はほとんど装甲を装備していないが、ポケットピケはロケットを取り外すことで本家より軽いまま、個人を守る程度の装甲を搭載している)", "part_type" "part" }, { "title" "変形後の滑らかな盾表面", "description" "変形後、装甲となる部分は組み合わさって隙間のない滑らかな装甲面となる。\nある程度の装甲傾斜もついており、表面の滑沢さと合わせて敵弾の跳弾を誘いやすくなっている。\nもちろん砲撃を防げるほどの頑強さはないが、サブマシンガンやアサルトライフルなどの対人相手の銃弾程度までであれば、防げるよう計算されている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "脱出機能", "description" "ポケット・ピケには脱出機能が搭載されている。\nこれは操縦中に攻撃を受けるなどの緊急時に機能し、姿勢制御コンピュータの働きでパイロットを脅威からかばいながら、搭乗者だけを安全な範囲で脱落させる機能である。\nパイロットは機体から投げ出されるわけだが、この際に負傷しないよう落下速度や衝撃が一定の範囲になるよう脱出が行われる。", "part_type" "part" }, { "title" "出力全開による飛行", "description" "ポケット・ピケはその軽さから、出力を全開にすることにより、一定時間飛行することができる。\nただしこれはエンジンに著しい負担を強いるため、一定時間の飛行後はリチャージが完了するまで動作不能となり、盾モードに変形して自閉する。\n", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "まず過ぎるポーション(アイテム)", "children" [ { "title" "概要", "description" "先の迷宮協議会において30階で賞品としてランダムに配布されたもののうちの一つ。泡だっていたり、おいしくなかったりと散々なようだが、\n実際はかなり優秀なポーションだった。治療にも、対毒にも使え、まずいが栄養自体も満点であった。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "期待できる効果", "children" [ { "title" "治療", "description" "まず過ぎるポーションは治療に使用できる。実際治療に使用した実績もある。まずいが我慢して飲めば軽いけがや病は治せるだろう。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "解毒作用", "description" "まず過ぎるポーションは絶妙な調合により毒を受けた場合の解毒効果も期待できる。毒に侵された場合は我慢して飲むことで、解毒治療の補助にはなるだろう。", "part_type" "part" }, { "title" "栄養満点", "description" "まがましい見た目とまずさから、敬遠されがちで恐れられていたが、難民キャンプにおいて、食料と衣料品不足によりどうしても使用せざるを得なくなった結果、栄養満点であることがわかった。\n「これで救われた妊婦と子供は数知れず」である。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "まがまがしい入れ物", "description" "一見丸フラスコだが劇薬や毒薬を連想させるラベルが貼ってあり、あまり積極的に使用したくはならない。しかし気密性はいいらしく、中のポーションが劣化したり腐敗したりしてしまうことはないようだ。", "part_type" "part" }, { "title" "実はまずいことが大事", "description" "まず過ぎるポーションは治療、対毒と栄養補給いずれにも使用できるが、ポーションであるから、薬の一種である。このポーションはまずくていいと、難民キャンプの医療整備で使用した和錆は語っている。\n薬は過ぎれば中毒になり、命を危険にさらす。万能で栄養があるからといって飲みすぎるな。まずいからこれ以上飲めないというのが妥当な飲用量なのだろうと和錆は考えている。", "part_type" "part" }, { "title" "大量の注意書きから得られる知識", "description" "まず過ぎるポーションにはこのポーションに対する注意書きが大量に付属している。\n面倒なようだが、この注意書きを一つ一つ読み解いていくことで、このポーションを作成した先人の知識を得ることができるし、材料があれば再生産することも可能になるかもしれない。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "綺麗な結婚指輪", "children" [ { "title" "特徴", "children" [ { "title" "シンプルさ", "description" "結婚指輪は、結婚後毎日着用するものである。指輪としてきらびやかさを楽しむというよりは、結婚しているという事実を追認したり、周知する側面が大きい。シンプルでいいのだ。", "part_type" "part" }, { "title" "金", "description" "この結婚指輪は金でできている。金はほかの金属にはない暖かな輝きがあり、人の肌色に良く似合う。また金は科学的に安定した金属であり、貴金属であるから通常腐食しない。要するに錆びないし、肌にも優しい。ないわけではないが、金の金属アレルギーはめったにはいない。", "part_type" "part" }, { "title" "飽きの来ないデザイン", "description" "この結婚指輪はストレートと呼ばれる定番のデザインである。とてもシンプルで、肌身離さずつけていられる。\nまた、幅を変えることによって雰囲気が変わり、月子のものはやや細く女性的で上品。和錆のものはやや太くボリューム感があって力強い雰囲気がある。", "part_type" "part" }, { "title" "刻印", "description" "指輪の内側には刻印が施されている。刻印の内容は「W&T」であり、月子と和錆を表している。また、二人の指輪には「with all my love」と双方同じ文言が刻印されている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "指輪を見れば思い出す", "children" [ { "title" "結婚している!", "description" "和錆は月子さんと、月子さんは和錆と結婚していることを思い出す。結婚しているのだ。それでうれしくなるかは人や家庭によるが和錆は思い出すと気持ち悪い顔でニヤニヤする。最近は表情にでないように内心で幸せをかみしめる。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "家族になったこと。", "description" "宰相:\n「誓いの言葉を」 \n\n猫野和錆:\n「私、猫野和錆は、今日月子さんと結婚します。そして、今までもこれからも。一生共に歩んで、彼女を幸せにするために努力し続けることを誓います」 \n\n月子:\n「おばあちゃんになるまで」 \n\n宰相:\n「ふむ。わしは先に死んでいると思うが、そうなることを願ってはいる。承認」 \n\nこうして、二人は夫婦で、家族になった。指輪を見れば、その時のことを思い出す。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "所有者への加護を祈る気持ち", "description" "結婚指輪にこもった暖かい心は、加護となって持ち主を不幸から守るといわれている。これは所謂「縁起がいい」レベルで、言い伝えといわれるものだが、この指輪の所有者二人は、お互いの無事をいつも祈り、具体的に行動していることは確かだ。", "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "ヘビイチゴのタルト", "children" [ { "title" "ヘビイチゴのジャム", "children" [ { "title" "問題点", "description" "ヘビイチゴはあまり味がない。見た目はおいしそうなのだが・・・。毒はないので問題なく食べられる。見た目が鮮やかなのが救いである", "part_type" "part" }, { "title" "おいしくするための工夫", "description" "問題点を解決すべく、味は主に砂糖でととのえる。ヘビイチゴの担当は色の鮮やかさである。しかしこれだけでは酸味が足りないので、刻みレモンは砂糖より多く追加する。そのくらいしないと酸味が足りないのである。\nあとは通常のジャムと同じ方法である。味は実質レモンマーマレードであるが、意外にヘビイチゴのプチプチとした触感がおいしい。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "おいしく煮詰める鍋", "description" "ジャムを煮詰めるにはいい鍋を使わなければならない。ヘビイチゴのタルトを煮詰めるものは銅鍋だ。熱がまんべんなく伝わり、料理に貢献する。錆一つなく、よく磨かれている。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "タルト", "children" [ { "title" "気取らないタルト生地を作ろう", "description" "油分の強すぎないビスケットと、無塩バター、そして蜂蜜である。ビスケットは細かく砕いてよく揉んでバラバラにしたものを使用する。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "レシピ", "description" "ビスケットを、綿棒でよく粉状に砕く。袋のまま細かくしてしまえばよい。バターをレンジで溶かしておいて、ビスケットと混ぜ合わせる。タルト型にラップを強いて、スプーンで型に沿って力を入れて押す。\nこれを170度に予熱いたオーブンで15分焼いて出来上がり。", "part_type" "part" } ], "expanded" true, "part_type" "group" }, { "title" "蛇を呼び出すことができる不思議", "description" "なんの変哲もないタルトのようだが、これを使用するとなぜか蛇を呼び出すことができる。しかも、蛇神様である。蛇神さまにお礼をいいたい、助言を伺いたい。そんなときに、使ってみるといいかもしれない。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" }, { "title" "月子さんから貰ったかわいいストラップ", "part_type" "group", "children" [ { "title" "由来", "description" "生活ゲームにおいて、猫野月子からもらったかわいいウサギのストラップ。誕生日プレゼントである。月子さんから誕生日プレゼントである。お、俺。う、うれしい。", "part_type" "part" }, { "title" "うさぎな理由", "description" "「月だから、うさぎなの」である。月だから…。つまり月子さんからのプレゼントだから、月に関連しているということで、月の兎である。月には薬の餅をつく玉兎がいる。そういうことなのだ。\n嬉しい。", "part_type" "part" }, { "title" "加護", "description" "「きっと加護があるよ?期待しててね」月子さんのお言葉である。月子さんがあるといったら、加護はある。その言葉自体が加護である。少なくとも和錆はそう信じている。", "part_type" "part" }, { "title" "所持場所", "description" "大切な大切なプレゼントなのでうっかりした所にはつけられない。和錆が肌身離さず持ち歩いている往診鞄に、ストラップ部分が摩耗しないよう、内ポケットにしまってある。\n", "part_type" "part", "expanded" true } ], "expanded" false }, { "title" "家事用具セット", "part_type" "group", "children" [ { "title" "掃除道具", "part_type" "group", "children" [ { "title" "箒、チリトリ", "description" "掃き掃除をするための道具。箒は植物の枝や繊維などを束ねたものを棒の先に着けているもので、床面や庭のちリヤごみを掃く。チリトリはそれで集めたゴミを集めるものだ。", "part_type" "part" }, { "title" "雑巾", "description" "汚れや、こぼれ落ちた液体を拭い取るなど、拭き掃除に用いられる布片のこと。ウエスに似ているが、雑巾は布を数枚重ねて補強のために縫い合わせている。なお、「雑布」とも書く", "part_type" "part" }, { "title" "はたき", "description" "はたきは、棒などの先に、束ねた布やビニールや羽などを取り付けた清掃用具の一種である。布を取り付けたものは布はたき、羽毛やビニールの糸を取り付けたものは毛ばたき(羽ぼうきではない。)と呼ばれる。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "家庭用調理器具一式", "part_type" "group", "children" [ { "title" "包丁、まな板", "description" "包丁は食材を切るための刃物だ。これで野菜や肉を食べやすいように切り分ける。まな板はそうするときに、台として用いる板だ。素材には色々なものがある。", "part_type" "part" }, { "title" "フライパン", "description" "主に焼く・炒めるなどの調理法で用いる調理器具。ソテーパン、もしくはスキレット(skillet)と呼ばれる事もある。多種多様な利用が可能な万能鍋として用いられる事が多い。", "part_type" "part" }, { "title" "加熱調理用具", "description" "なんだか小難しいが、要するに鍋とか釜とか土鍋とかである。麺類をゆでたり、お米を炊いたり、野菜や肉を煮込んだりするのに使う。", "part_type" "part" }, { "title" "計量器具とその他雑多など調理道具", "description" "料理は化学だ。きちんと量を図ることがおいしさの重要ポイントだ。ここでいう計量器具は台秤や計量カップ、計量スプーンやタイマーなどでさる。\n雑多な超器具はおたまだとかザルだとかクッキングペーパーとかおろがねとか串とかである。", "part_type" "part" } ], "expanded" true }, { "title" "買い物道具", "part_type" "group", "children" [ { "title" "買い物メモ", "description" "買い物するまえの予算設定とメモの用意は非常に重要だ。お腹へってると余計なものを沢山買ったりしがちだからね。無駄遣いと買い忘れ防止のために、メモは大事だ。", "part_type" "part" }, { "title" "大容量バッグ", "description" "買い物したものをつめるためのバッグ。沢山はいって頑丈なものがいい。なにしろ人間には手が二本しかないがバッグがあれば一度に沢山の買い物をしても効率的に持ち歩ける。", "part_type" "part" } ], "expanded" true } ], "expanded" false }, { "title" "絵描き用具一式", "part_type" "group", "children" [ { "title" "スケッチ用鉛筆", "description" "見たまま鉛筆である。これを持って描きたいものを真っ白な紙の上に描いていくのだ。様々な芯の硬さのものがあり、絵かきによって好きな硬さは違う。", "part_type" "part", "expanded" true }, { "title" "消しゴム", "description" "何の変哲もない消しゴム。\n主に鉛筆などで書かれたものを消去するときに使う文房具。\nかつてはパンが使われていた。今でもデッサンの時にパンを愛用する絵描きもいる。", "part_type" "part" }, { "title" "スケッチブック", "description" "絵描きが持ち歩くただのスケッチブック。両側が頑丈な厚紙で構成されていて、立ったままでもある程度それを下敷きにして絵をかける。出先で突然絵を描きたくなったときに便利だ。\nもちろんメモにも使える。", "part_type" "part" }, { "title" "絵筆一式", "description" "描いたものに色をつけるための器具。毛束に塗料を含ませて、紙の上に色を置くための器具である。太さや形状に様々なものがある。", "part_type" "part" }, { "title" "水彩絵の具一式", "description" "絵の具といっても色々あるがこれは比較的携帯しやすい水彩絵具だ。顕色材と展色材からなる。大抵は他に助剤が加わる。アカシア樹脂(ガム アラビック)を固着材に用いる。ふつう水彩絵具と呼ばれるのは透明水彩絵具である。", "part_type" "part" }, { "title" "パレット(絵皿)", "description" "絵画を描く際に使用される、絵具を混合するための板である。「調色板」など様々な訳語がある。要するに手に持ったり、置いたりして、様々な絵の具を混ぜたり、使う色を置いておいたりする器具。", "part_type" "part" }, { "title" "イーゼル(絵描き用)", "description" "カンバスなどを固定するのに用いる道具。三脚型が持ち歩きに便利だ。折りたたんで持ち歩けて、絵描書きたいところに設置すれば机がなくても安定した環境で絵をかくことができる。", "part_type" "part" }, { "title" "筆洗い(アイテム)", "description" "その名の通り筆を洗うための小さいバケツのようなもの。\n絵の具がついたときに水彩絵の具なら水で洗って違う色を含ませることができる。\n筆洗いは大概すすぎ用と洗い用で区分けされているものが多い。", "part_type" "part" } ], "expanded" false }, { "title" "法の執行者の紋章", "children" [ { "title" "大法院から贈られた指輪", "description" "大きな紋章の付いた指輪。大法院における臨時裁定に参加した法の司に贈られたもので、PCが保有しているマジックアイテムである。指輪なので、両手の指のどれか1本に1つしか付けられない。", "expanded" true, "part_type" "part" }, { "title" "国民からの尊敬", "description" "着用していると、国民から尊敬の目で見られる。ただし、これは「大法院」という組織に所属していること、各種裁定作業に真摯に取り組んだ姿勢、法の司として正しく法を遵守しようとするあり方に対しての尊敬である。着用者本人が同様の尊敬を受けるためには、当人の振る舞いの清廉さが求められる。", "part_type" "part" }, { "title" "法執行時の判定修正", "description" "この指輪を法執行時に用いることで、判定に修正が得られる。つまり、大法院所属であることの身分保障の役割を果たし、法執行をスムーズに実施するために用いられるのだ。\nもちろん大法院の権威をかさに着て横暴を働くような者に対しては、必ず裁きの時が訪れるだろう。", "part_type" "part" }, { "title" "遵守の証", "description" "大法院による臨時裁定は、作業者の招集から量刑判断に至るまでプレイヤーたちによって行われた。彼ら法の司にとって法の遵守は絶対であり、不正の看過はあってはならないこととされる。彼らの不正は必ず吏族が見つけ出す。彼らの不平等には必ず護民官が異議を唱える。彼らは他機関の能力と気質を信じるが故に己の職責を全うすることを誓い、長い戦いに身を投じた。この指輪は彼らが最後まで法を遵守した証であり、彼らの誇りである。", "expanded" true, "part_type" "part" } ], "expanded" false, "part_type" "group" } ], "expanded" false } ], "expanded" true, "part_type" "group" } ]
https://w.atwiki.jp/dream100/pages/114.html
日向 秋(ひなた あき)は、日向夏美・日向冬樹の母親であり、日向家の長である。年齢は不詳。 大手出版社「角山書店」に勤めており、漫画雑誌の編集をしている。能力は編集長クラスだが、現場がいいと言って平の編集をしている(原作第11話)。しかし仕事の影響で家にはいないことが多い。 頭脳明晰・運動神経抜群であり、合気道十五段を持っている(原作第2話・実際には合気道は十段までしか存在しない)。スタイルも抜群であり、これらの点から「ダイナマイトな女性」と認識されることも多い。ケロロたちには「日向家最強生物」と認識されたこともある。 動物全般が苦手だが宇宙人には興味があり、ケロロをはじめて見たとき(原作第2話)にも「ここまでくれば例外」と言ってケロロの居候を快く受け入れた。なお、動物嫌いにまつわるエピソードとして、「以前インコをもらってきたときに突然いなくなったと思ったら、その夜に疑惑の焼き鳥が出た」というものがある(原作第2話・冬樹談)。
https://w.atwiki.jp/suffix/pages/1429.html
1.相手の右突きを右手で受ける。体は左に外す。 2.相手の腕を後ろから左手で持ち上げる。 3.捻じ曲げるようにして相手を倒す。
https://w.atwiki.jp/suffix/pages/1434.html
1.まず相手の突きを左にかわす 2.左手で相手の手を掴んだ状態で、右足を一歩相手の中に出し、同時に左手で相手の手をひねる。 (へその前で小指から絞るような感じで) 3.左足で円を描くように引き、空いたスペースに落とす。 4.動きを封じる。
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日々の未来(2) ◆gFOqjEuBs6 仮面ライダーカブトが、短剣を片手にコーカサスに迫る。 凄まじい速度での攻防。カブトが剣を振るえば、その全て叩き落される。 圧倒的な戦力差。完全にカブトの動きが見切られているのだ。 やがて、カブトが振るった攻撃を受け止め、コーカサスが破壊剣を一閃。 「ぐぁっ……!」 ヒヒイロノカネをまたも切り裂かれたカブトが、数歩後退。 よろめくカブトの首根っこを掴んだコーカサスが、カブトの首をギリギリと締め上げる。 ライダースーツ越しに気道を圧迫された天道が、呻きにも似た呼吸音を漏らす。 このまま首を握りつぶされれば、天道の命は潰える。 「おおおおおおおおおおおおおおおッ!」 そうはさせないとばかりに響く雄叫び。 天道の命が潰えるより先にコーカサスの懐に飛び込んだのは、アンジールであった。 バスターソードを振り上げて、コーカサスへと突貫する。 されど、コーカサスも黙ってやられはしない。 物言わぬカブトを放り投げ、アンジールに激突させる。 カブトとアンジール、二人揃って崩れ落ちた。 「――シュートッ!」 「本当にキリがないな」 次に行動を起こしたのは、高町なのはだった。 なのはが放ったアクセルシューターが、無数の光弾を生成し、コーカサスへと迫る。 放った半分は破壊剣によって打ち砕かれ、うち半分はコーカサスを直撃。 コーカサスの体表で爆ぜる無数の魔力弾。されど悲しいかな、威力が足りない。 最強のアンデッドの一角たるコーカサスに、非殺傷設定付きの魔法など通用しない。 コーカサスが、お返しとばかりに腕を突き出した。同時に生成されるエネルギー弾。 刹那の内に人一人を殺せるだけの威力に膨れ上がったエネルギー弾が、上空のなのはに迫る。 「ヘァッ!」 「ミライ君!!」 だが、その間に割り込んだのは、赤と銀と金の戦士――ウルトラマンメビウスだ。 空を駆け抜けて、誰よりも早くなのはの正面へと割り込んだメビウスの身体に、エネルギー弾が直撃。 上級アンデッドの持てるエネルギーの爆発が、メビウスの体表で発生する――が。 それは、メビウスにとっても計算済みの事。 「シュアァッ!!」 その場の全員が、メビウスの身体に起こった変化に気付いた。 コーカサスの放ったエネルギー弾。それによる爆発が、不自然なまでに大きく拡がって居た。 言うなれば、まるで自分の意思で燃え上がる炎の様に――メビウスの身体に纏わりつく爆煙。 やがて爆煙は、メビウスの意思に応える様に激しく燃えあがり……その身に吸収された。 「へぇ、僕の力を利用して自分の炎に変えちゃったんだ」 楽しそうに笑うキングを睨み付ける、銀色の視線。 仲間達との絆の力で体得した、メビウスのタイプチェンジ。 メビウスの全身に浮かび上がる、真っ赤な炎のファイアーシンボル。 どんな困難にも絶対に諦めずに立ち向かう、勇気の力――約束の炎。 どんな窮地に立とうと、最後まで仲間を信じて戦い抜く、俺達の翼。 ウルトラマンメビウス――メビウスバーニングブレイブ。 「デュアッ!」 メビウスが突き出した両腕から、真っ赤な火球が飛び出した。 さながら燃え上がる爆炎を凝縮したような、全てを焼き尽くす炎の塊。 ウルトラマンタロウですら倒せなかったインペライザーを、一撃で破壊した攻撃。 反射的に生成されるソリッドシールド。その表面で、大爆発が巻き起こった。 その衝撃で噴き上がった爆煙が、周囲の全てを飲み込まん勢いで燃え上がる。 「ジュワァァァッ!!」 爆煙を突き破って現れたのは、炎の弾丸と化したウルトラマンメビウスだ。 その両足に勇気の炎を纏わせて、ドリルの如き激しい回転を加える。 ウルトラマンレオと、GUYSの仲間達との修行の末に編み出した、必殺技。 どんな防御ですら打ち破る、炎のメビウスピンキックだ。 「チッ……」 メビウスの両足がドリルとなって、ソリッドシールドを抉る。 燃える炎の身体となったメビウスとの摩擦熱で、シールドから炎が噴き上がる。 噴き上がった炎はそのままメビウスに吸収され、メビウスに更なる力を与える。 やがて、メビウスのキックがソリッドシールドを突き破り―― 「でもっ……!」 ――RIDER KICK―― 「えっ……!?」 振り向いた時には、もう遅い。 コーカサスの死角。赤き装甲が月夜に飛び上がって居た。 タキオン粒子を加速させ、その右脚に稲妻を纏わせる。 対象を原子崩壊させる程の威力を誇るライダーキックが、コーカサスの目前まで迫って居た。 「ハァァァァァァァァァァァァッ!!」 「デュァァァァァァァァァァァッ!!」 燃えるメビウスピンキックと、必殺のライダーキック。 メビウスの脚が、コーカサスの胸部装甲を焼き尽くさん勢いで砕いた。 カブトの蹴りが、コーカサスの背部装甲を粉々に粉砕せん勢いで砕いた。 バチバチと、音が聞こえる。その身に受けた炎と稲妻が、せめぎ合っているのだ。 「やったか!?」 歓喜の声を上げるアンジール。 コーカサスの身体から二人分のエネルギーが溢れ出し、その身をよろけさせる。 爆発する前に飛び退いたメビウスとカブトが、二人並んで構えを取った。 ウルトラマンと仮面ライダーの、完全勝利だ。 この場にいる誰もがそう思った。が―― 「こんな所でやられてたまるかよ! ディアン・ケトッ!!」 コーカサスが叫んだ。 同時に、今し方砕いた装甲が、みるみる内に回復して行く。 デュエルディスクによる、ディアン・ケトの連続使用。 先程メビウスに敗北した直後も、同じ方法で回復したのだ。 戦闘中にこれが出来るのだから、尚更タチが悪い。 「どうやらあのディスクを破壊しない限り、俺達に勝利はないらしいな」 「なら、あのディスクを破壊して、奴を倒すまでです!」 これで当面の攻撃対象は決定した。 コーカサスの左腕に装着された白のディスク。まずはあれから破壊する。 でなければ、いくらダメージを与えて痛めつけた所で、何度だって回復されてしまう。 されど、この場に居る全員が解って居た。それが簡単な事では無いと言う事に。 デュエルディスクを破壊されてしまえば、キングは圧倒的に不利になる。 それが解っていて、黙って破壊などさせる訳がないからだ。 「……こっちの弱点にも気付かれちゃったみたいだし、そろそろこっちも本気で行かせて貰うよ」 言いながら、コーカサスが歩き出した。 ゆっくりと、絶対に負けないと言う余裕を見せるかの様に。 カブトが、ガンモードに変型させたクナイガンから無数の弾丸を発射する。 同時に、なのはが無数の魔力弾を発射。カブトとなのはによる弾幕が合図となった。 メビウスとアンジールが同時に駆け出した。それに続いて、カブトも駆け出す。 コーカサスの盾に全ての弾丸が弾き落されると同時、メビウスがその拳を突き出した。 燃え上がる爆煙によって攻撃力を数倍に上げた炎のパンチ―― 「ハァァッ!!」 「フンッ!」 されど、コーカサスに届く前に……それどころか盾に届く前に、破壊剣によって叩き落された。 拳を叩き落され、体勢を崩したメビウスに迫るのは、コーカサスが振るった破壊剣。 びゅん、と。重たい剣が空気を切り裂いて、メビウスの身体を弾き飛ばした。 コーカサスの正面からメビウスが崩れ落ちた頃には、カブトとアンジールによる追撃。 カブトの短剣と、アンジールの大剣を、コーカサスの両の腕が掴み取った。 狼狽するよりも先に、二人が取った行動は、コーカサスに対する前蹴りだ。 「「ハッ!」」 「効かないっての!」 二人の蹴りはソリッドシールドによって阻まれる。 だが、それで終わりはしない。次いで繰り出される、二人の剣戟。 短剣と大剣が、激しい軌道を描いてソリッドシールドを何度も傷つける。 がきん、がきん……と、何度か音が響いた後で、コーカサスが行動に出た。 「うざいって」 一閃。 カブトの装甲がまたしても引き裂かれ、アンジールの胸板を切先が掠めた。 二人纏めて崩れ落ちた先には……桜色の魔法陣を展開した高町なのはがそこには居た。 赤の宝玉を基部に、金色の装飾が成された魔法杖を突き出して、桜色の魔法陣を幾つも描く。 不屈のエースオブエースの魔法攻撃。それも先程とは比べ物にならない程の砲撃らしい。 「ディバイィイイイイイン……! バスタァァァァァァァァァァァァァァ!!!」 そして、放たれる一撃。 桜色の光の奔流が、黄金の身体を飲み込もうと迫る。 されど、キングも黙ってやられはしない。もう一度右腕を突き出し、エネルギー弾を生成。 今までよりも力を凝縮して、それを一気に突き出した。 加速するエネルギー弾と、なのはのディバインバスターが激突する。 そして巻き起こる大爆発。お互いのエネルギーが相殺しあって起こった事象。 コーカサスのエネルギー弾には、なのはの砲撃と違ってチャージがない。 故に、コーカサスはすぐに次の砲撃へと移れるのだ。なのはが砲撃を放ってから、まだ1秒程。 この一瞬で、なのはが気付くよりも先に決める。爆煙が晴れる前に、コーカサスがエネルギー弾を放った。 『GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!』 「チッ……またお前か」 されど、それを阻んだのは白き飛竜・フリードリヒ。 その身にエネルギー弾の直撃を受けて、苦しそうに悶えていた。 無慈悲なコーカサスは、そんなフリードに連続でエネルギー弾を放つ。 一発、二発と、身体が爆ぜる度に悲鳴にも似た叫びを上げる。 やがて、三発目を放とうとした、その時であった。 「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 懐に飛び込んできたのは、ウルトラマンメビウス。 タックルの要領で飛び込んできたメビウスの背中に、肘の一撃を叩き込んだ。 アンデッドの刺々しい装甲と、力を象徴するスペードスートの王の怪力。 そこから繰り出される肘打ちは強烈で、一撃でメビウスをアスファルトに叩き落した。 同時に、背後から飛び込んでくる回し蹴り。仮面ライダーカブトによる攻撃だ。 それを振り抜いた破壊剣で叩き落し、もう一撃、カブトの装甲に破壊剣を叩き込む。 崩れ落ちるカブト。すかさず、アンジールがバスターソードを振り上げた。 ソリッドシールドで防ぎ、右脚の重たいキックを見舞う。 アスファルトを転がるアンジールを尻目に、立ち上がったメビウスがその拳を振るう。 コーカサスがその腕を絡め取って、勢いそのままに、立ち上がり様のカブトへとブン投げた。 「「ぐぁっ……!」」 メビウスと激突し、再び崩れ落ちるカブト。 同時に響く獣の咆哮。その身に鞭打って、空を翔けて来た飛竜による尻尾攻撃だ。 だが、それは既に一度コーカサスに使った手段だ。そう上手くいく筈も無く――。 尻尾がコーカサスの身体を打つ前に、コーカサスがその尻尾を掴み取った。 そのままジャイアントスイングの要領で振り回し、投げ飛ばす。 その先に居るのは―― 「フリード!!」 高町なのはだ。 何度も振り回され、平衡感覚を失ったフリードに、自ら回避など出来る訳がない。 かといって、なのはが回避してしまえば、フリードは硬いアスファルトに激突してしまう。 そこでなのはが取った行動は、魔法によるフリードの身体の保護であった。 アクティブガード。まずは低速の爆風でフリードの加速を和らげる。 ホールディングネット。魔力で構成されたネットが、フリードの身体を優しく受け止めた。 咄嗟の状況でもこれらの判断を一瞬でこなしたあたり、流石エースオブエースと言える。 やがて、体力を使い果たしたフリードの身体は、小さな竜のそれへと戻って行った。 仮面の下でつまらなさそうな表情を浮かべるコーカサスであったが、しかし退屈はしない。 「えいっ!」 連続で繰り出される無数のエネルギー弾。 空を駆け抜け、それらを回避するなのはであったが……エネルギー弾は、何処までもなのはを追尾する。 いくら空を駆け抜けても脱げ切れぬ事を悟ったなのはは、自らの魔法で相殺に掛る。 が、大量に発射され続けるエネルギー弾全てを撃ち落とす事など不可能。 数発を自らの魔法で叩き落すも、残りは交わしきれず、シールドで防ぐしかなくなった。 されど、無慈悲なコーカサスはエネルギー弾の発射を止めはしない。 「ハァァァァァッ!!」 もう一度起き上がったアンジールが、その大剣を突き立てた。 切先の無いバスターソードはコーカサスの盾にぶち当たり、大幅に減速。 その隙にコーカサスが、アンジールへと破壊剣を振り下ろした。 咄嗟にバスターソードを構え直し、それに備えるアンジール。 防御の為に一瞬だけがら空きになったアンジールのボディに叩き込むのは、重たいキック。 黄金の脚がアンジールの胸板を強打し、その肋骨をへし折る。 アンジールが、盛大に真っ赤な血液を吐いて吹っ飛んだ。 それと同時に、上空で巻き起こる爆発音。コーカサスのエネルギーが、なのはのシールドを破ったのだ。 白いドレスを回転させながら、アスファルトへと落下して行く高町なのは。 「アンジールッ……! クソッ!」 「なのはちゃん!! うわぁぁぁぁぁぁ!!」 もう一度駆け出したカブトとメビウス。 カブトが振り抜いた短刀を破壊剣で弾き返し、その仮面に拳を叩き込んだ。 カブトの頭が揺れて、真っ赤なマスクに亀裂が入る。さらに、追撃とばかりに振り抜かれる破壊剣。 ヒヒイロノカネを叩き割って余りある衝撃が、天道の身体を襲う。 アンジール同様肋骨をへし折られたカブトが、盛大に吹っ飛んだ。 そこに迫りくる真っ赤な炎の闘士、ウルトラマンメビウス。 メビウスの拳を黄金の盾で受け止めて、下方から破壊剣を振り上げた。 ボディを切り裂かれたメビウスが、大きく仰け反り――隙だらけになった身体に、キックを叩き込む。 呻きとも取れる叫びを上げながら、メビウスが後方へと吹っ飛んだ。 「どんなものかと思ったら、この程度? 正義のヒーローが聞いて呆れるね!」 最早立ち上がらなくなった一同を嘲笑うように、コーカサスが両手を広げた。 かろうじて意識を保って居た一同が、よろめきながらも立ち上がる。 メビウスに、カブト。アンジールに、なのは。満身創痍ながらも、その身に鞭打って。 ここで自分達が負けたら、こいつはきっともっと多くの災厄を撒き散らすことだろう。 そんな事は、絶対に許せない。もう二度と、こんな奴の為に、誰かが悲しむ涙を見たくはないのだ。 「うぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」 メビウスが、自らを奮い立たせるように、咆哮した。 夜の街に、ウルトラマンメビウスの雄叫びが響き渡る。 両腕を振って、最早立つ事すらままならない身体で、アスファルトを蹴った。 全速力で、コーカサスに向かって駆け出すメビウス。 対するコーカサスは、右手を突き出し、無数のエネルギー弾を発射。 ――するも、命中はしない。メビウスの炎によって、軌道を逸らされたエネルギー弾が、メビウスの後方で爆発するのみ。 メビウスが駆け抜けた道を……アスファルトが、瓦礫が。炸裂、爆発――爆煙を振り払う様に、メビウスは叫んだ。 「絶対に守るんだッ! 皆の命を、皆の思い出を……! 僕達の、未来をッ!!!」 メビウスの叫びをその耳に聞いたカブトが、僅かに顔を上げた。 メビウスの思いに心揺さぶられたアンジールが、その眼光でコーカサスを捉えた。 そうだ。命を守る為に戦い続けてきた自分達が、こんな所で負けていい筈がない。 生きとし生ける命を……アメンボから人間まで、全ての命を守ると誓ったのだ。 人々を救い、その命を守る為に、揺るがぬ決意と共に、神羅に入ったのだ。 それが天道総司と、アンジール・ヒューレーという男の生き様なのだ。 気付いた時にはカブトとアンジールも、メビウスに続いて走り出していた。 「デュァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」 燃え盛るメビウスの剣が、ソリッドシールドに激突した。 メビュームブレードが、ソリッドシールドに食い込んだ。 絶対に諦めない。守りたい気持ちがあれば、こんな盾だって壊せる筈だ。 メビウスの魂の炎が燃え上がると同時に、メビウスの剣が爆煙の如き炎を噴き出した。 ソリッドシールドを侵食して、焼き尽くさん勢いで燃え上がるメビュームブレード。 そして――ついに、ソリッドシールドが焼き裂かれた。同時に、迫りくる破壊剣。 ソリッドシールドの破壊と同時に、メビウスの胸部を破壊剣が強打した。 その場に崩れ落ちるメビウス。だが、その想いは絶対に無駄にはしない。 「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」」 両腕で大剣を構えて、真っ直ぐにアンジールが飛び込んだ。 片手で短刀を構え、コーカサスの直前で腰を屈め、一気に振り抜いた。 二人が狙った標的は、キングの左腕に装着されたデュエルディスク。 これさえ破壊すれば、この勝負は貰ったも同然――なのだが。 「フンッ!」 キングが、左の腕を――その掌を自ら突き出した。 掌にエネルギーを集中させて、二人の刃を受け止めたのだ。 黒金に煌めくバスターソード。黄金に輝くカブトクナイガン。 その二つの切先を、掌一つで受け止めて、二人分の力と拮抗する。 それでも、負けてなるものかとカブトとアンジールが構えた刃に力を込める。 同時に、二人の攻撃に応える様に――キングが、掌に集中させたエネルギーを解き放った。 「なっ……うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」 「ぐぁ……ぁぁぁぁああああああああああああああああっ!!」 カブトとアンジールの身体が、まるで紙きれの様に吹き飛んだ。 数十メートル吹き飛ばされた二人の身体が、後方のコンクリートの壁に激突。 力無く崩れ落ちる二人。今度こそ全ての力が抜け落ちていくようだった。 これだけの攻撃を加えても、少し本気になられただけで、こうも実力差が開いてしまう。 守るだけでは、勝てないのか――そんな考えを振り払う様に、カブトが頭を振った。 カブトの仮面の亀裂からは血が溢れ出している。アンジールはその口から血液を流し、倒れ込む。 メビウスは最後の力を振り絞った攻撃でカウンターをくらい、立ち上がる事すらままならない。 なのはは先程の攻撃に次いで、無駄に魔力を消耗した事、コーカサスの攻撃を防ぎきった事で、魔力残量など無いに等しい。 最早この場に居る全員が、満身創痍。最強のアンデッドの一角たるコーカサスには、誰も勝てはしなかった。 「あれ? なのはだけなんかダメージ少ないよね。バランス悪いなぁ」 「……キング……貴方と言う人は……っ!」 「いいね、いいよその眼! じゃあ最初に死んでね」 コーカサスを睨み付けるなのはに放たれた一言。 それは、なのはに絶望すら与える言葉であった。 最早、キングの攻撃を防ぎきるだけの魔力は無い。 かと言って、もう自分を守ってくれるものはいない。 今度こそ、チェックメイトだ。 「ばいばい」 コーカサスが、その腕を突き出した。 今度はエネルギー弾では無い。エネルギーを光線にして吐き出す攻撃。 全ての上級アンデッドが持つ、エネルギー派による攻撃だ。 そんな物を受ければ、いくらバリアジャケットを装着していようと、耐えられる筈がない。 (ごめん、フェイトちゃん……ヴィヴィオ……) 自分の最期を想像し、目を瞑る。 最期に大切な親友と、掛け替えのない娘を心に思い描いて。 出来る事なら、最期にもう一度だけ会いたかったな、と思う。 誰よりも信頼出来る親友に、守ると誓った一人娘の笑顔を思い浮かべて―― Back 日々の未来(1) 時系列順で読む Next 日々の未来(3) 投下順で読む アンジール・ヒューレー 高町なのは(StS) 天道総司 クアットロ ヒビノ・ミライ キング
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藤咲ひなた:よっこいせ GM:どっこいせ GM:さてたのしいCCのお時間です。セッション終了後なので侵食率はガンあげされたあとになりますね! 藤咲ひなた:なお18の模様 GM:あ、そういえばそれですが 藤咲ひなた:うん GM:刻印付与分のSP上昇+5がかかってないぽいです 藤咲ひなた:あ、ホンマや 藤咲ひなた:23だね。なおしとく GM:あいあい GM:そして成長まだですが GM:わたしもGM経験点まだゆきにいれてなかったのにきづいたので GM:経験点+50およびSP+5を2回あげておきますね☆ 藤咲ひなた:おっけー 藤咲ひなた:こっちは魔法何覚えるか悩んでる GM:ということでお互いに侵食率が2になりましたということを確認した後、CCにはいりたいとおもいますー。よろしくおねがいします。 藤咲ひなた:よろしくー GM:成長はまだでもだいじょうぶなのでゆっくりおかんがえください! GM:でシチュエーションですが、セッション終了時の気絶から目覚めた後、柚希と一緒に補講か、それとも部屋にもどってかで考えてますが、特に希望のシチュなどはありますか? なければ補講になりますが 藤咲ひなた:んー。いや、部屋に戻ってよりは補講のほうがシチュ的に美味しいんでそっちかな 氷野 柚希:あいあいさー。それでは描写しますね。 藤咲ひなた:あいあい 氷野 柚希:柚希に開発さて、ぐったりと気絶していたひなたですが、しばらく後に目を覚まします。 が、目覚めた視界に飛び込んできたのは見知らぬ天井。 薄暗く、息詰まる空気…地下のような空間だろうか。 横たわる巨大なベッドの上でそんなことを考えていると、 「ひなた…だいじょうぶ…?」 心配そうな表情で柚希が君の手を握り、顔を覗き込んできた。 藤咲ひなた:「ん……んんー……?」 もぞもぞと握られた手を握り返し、ふにゃっとした笑顔で微笑み返す 「だいじょーぶ。すっごい気持ちよかっただけだから……で、ここどこかな…?」 のぞき込む柚希の身体にしがみ付きながら身を起こして 氷野 柚希:「んっ…先生が、補講だって…その…」 しがみつくひなたに答えるように微笑み、耳元で先生の言葉を半数する。 「ひなたと、もっと仲良くしなさいって…いろんなエッチを覚えて…立派な『魔族』にならないとだから…ふふ、ひなたぁ…♥」 身を起こしたひなたに四つん這いになって口づける。刻印にペニスの先端をあてるようにしてぐりぐりしながら、舌を絡ませ貪ってゆくーー。 「先生から、ひなたの、見てた映像のこと…してほしいこと…聞いたよ…? 私は…苦手かもしれないけど…でも、ひなたのためだから…がんばる…♥」 藤咲ひなた:「補講?」 言葉面けで、思わず顔をゆがませるが 「あ、なるほど、それならいいかな……そうだよね。『立派な魔族になるためなら普通』だもんね。楽しみだなぁ❤」 耳元での囁きに身を震わせ、お腹の淫紋に触れる熱い感触に子宮が反応して体が熱を持っていく。キスに応えながら柚希の背中を撫でさすり 「ほんとに?んふふ❤楽しみだなぁ…大丈夫、柚希のおちんぽなら何があってもボクを柚希のモノだって再確認させてくれるって信じてるから❤」 氷野 柚希:「あっ、ふぁ♥ だめぇ、そんなこといわれると、おちんぽ喜んじゃぅう…♥」 ひなたの言葉にビクン、と先端が震えると雄の香りが一層高まる。 同時に頬にまで広がるほど成長した刻印が脈動し、ふたなりペニスが硬さを増すと――連動するようにひなたの刻印も疼き始める。瘴気を共有したせいで、二人の刻印が僅かながら繋がっていた。 「んぅ…『メイデンとして学校の外の悪い魔族も倒さないと』いけないし…『外の魔族にひなたがとられないか…心配…』…あぁ…はやく『立派な魔族になって、ひなたを私だけのものにしたいよぉ…』」 ――改変された常識が、侵食する瘴気が、柚希の心を蝕み始めていた。 藤咲ひなた:「そうだね…ボクらの邪魔をする魔族は倒さないと…この学園と、柚希と一緒の世界を邪魔する奴は皆敵…くふふ❤」 対になるような刻印が共鳴するような疼きをみせ、それによって増進された感情のままに体を密着させて抱きしめ合い、温かさと心音に心から安心を覚えてしまう。その中でも一番の脈動を感じるお腹に触れるモノには最高の親愛を込めてこすりあげながら 氷野 柚希:「もお、ひなたぁ…♥ …ひなたって私より、おちんぽのほうがすきそうだね?♥」 聞きようによっては凶悪なひなたの発言を微笑んで受け止めると、こすりあげる手指の感触に甘い声をもらしながら、からかうような声をかける。 「おちんぽがあるから繋がれる、けどぉ…♥ でもぉ、ふふ…わたし自分のおちんぽに嫉妬してる、変態さんだぁ…♥♥♥」 藤咲ひなた:「おちんぽ大好き、ボクを最高に気持ちよくしてくれるからね❤だから柚希ちゃん以外のふたなりおちんぽも色々欲しい❤でーも、それがなくてもボクを心から堕としたのは柚希ちゃん自身だから❤だから嫉妬したら全力でボクを理解らせてくれればイーよ❤」 そのまま手を舐めとると、ついばむようなキスをしながらトロンとした顔で 氷野 柚希:「…ふふ、わかった…♥ …ひなた、私、すごいよ…その言葉だけで、ほかのふたなり女全部、殺したいって思うくらい嫉妬してる…♥ 心まで瘴気で真っ黒になってるの…♥ だから…」 トロンとした顔のひなたに口づけると、その後頭部を掴み、昂り先走り汁で濡れ始めた巨根の先端を、ひなたの口に当てて。 「いっぱい、ひなたが私のチンポを…他の女のチンポなんてどうでも良くなるくらい最高のチンポに…いっぱいいっぱいイカせて、育てて?♥」 甘く、とろかすように囁いた。 藤咲ひなた:「あはぁ❤」 叩きつけるような独占欲と嫉妬の感情が間違いなく自分自身を求めている事に魂すら震えるような興奮を覚える 突き付けられた亀頭の先端を舐めしゃぶりながら 「当然だよ❤ボクでしかイケない専用おちんぽ、しっかりとボクだけを堕としちゃう極悪な鍵おちんぽに、ボクの全身の鍵穴を使って育ててあげる❤だから、ボクを立派な柚希ちゃん専用オナホ嫁にしてイイヨ❤」 ちゅっと先端を吸い上げながらウィンクをして 氷野 柚希:「あぁ…もう私のおちんぽ、絶対乾くことないんだねぇ…♥ ひなたの全身を犯して、いつでもどろどろなんだぁ…あぁ…♥」 ひなたの言葉をうけて想起するのは、精液まみれとなり恍惚としながらつながる二人の光景。 熱に浮かされるままさらなる快楽を求め、両手でひなたの後頭部を掴むと―― 「じゃあまず、この鍵穴からぁ♥♥♥」 ウインクするひなたの口内に、常人なら死んでしまうサイズの巨根を強引に勢いよくねじ込んでいく。 藤咲ひなた:「ボクの体液と、そうじゃなくても発情媚薬精液を常に自分自身で供給しちゃって永遠に我慢汁垂れ流しだからねー❤さあ、きてきて❤あー……んむうう❤」 あーんと自分で口を両手で広げた所に突きこまれ、喉奥まで犯す巨大な鍵に嘔吐いてしまい、うねるように痙攣する喉奥が先端を刺激していく。気道も塞ぐものに必死に呼吸を求める反応が、まできゅぽきゅぽと先端にすいつくスポイトのようなむずがゆい刺激を提供してしまう。そんな中でも最愛の相手のモノを体内に挿入れている事に、息が出来ず蒼白な顔なのに目は潤んで、何かを求めるように彷徨う手は柚希の太ももを掴んでしまい 氷野 柚希:「ん、ひゃっ、ふぁぁ♥ ふふ…ひなたぁ、くるしぃ…?♥ あぁんっ♥ かわいぃ…苦しいのに、私を求めてくれる…♥ あぁ、すごく…きもちいぃよぉ…♥♥」 口内の感触、喉奥に先端が触れる感覚に恍惚としながら、ゆるやかに、時に激しく腰を動かす。ひなたが気絶している最中、柚希は先生に頼み再び性知識を学んでいた。その知識の一つに…「パラタイン喉腺」と呼ばれるものがある。 「んぅ…たしか、こぉしてぇ…♥ 大丈夫だよひなた、すぅぐ、苦しくて、きもちよくしてあげる…♥」 上顎、喉の上側を意識するようにイマラチオを繰り返す。 柔らかい部分をペニスがこする度、「パラタイン喉腺」とよばれるその部位を刺激していき…ゾワゾワとした快感を、人によっては脳イキするほどの快感をひなたに与えてゆく。 藤咲ひなた:「!!?!???❤❤❤」 先端がそこを擦りあげるたびにパチパチ視界に星が舞い散り、目を瞬かせてぎゅうっと柚希にしがみついてしまい、かるく爪を立ててしまっている事にも気づけないほどになり、ほどなくして大きく痙攣して目を向いて体を反らしてイってしまう。その瞬間の痙攣と吸い付きは柚希のモノからご褒美を催促しているような動きで、グツグツに煮詰まった調教媚薬精液を今でも酩酊するほどの性感を与えたそこをより鋭敏にしていってしまう 氷野 柚希:「あうっ♥ でちゃぅ、ひなたの変態口まんこにぃ♥ せーし全部すわれちゃぅうぅ♥♥♥♥♥」 特大ペニスから特濃精液が放たれる。口内をすべて満たし呼吸できなくなるほどの粘度のソレを、常人の数十倍量放ちながら柚希は腰を振り続ける。 爪をたてるひなたの手指ですら心地よい。 自身がひなたを征服している感覚に恍惚としながら、萎えること無い巨根はひなたの口内を陵辱し続けている。 藤咲ひなた:「ぐぐぐぐむううう❤」 なんとか息をするために嚥下するたびに腰が震えて潮を噴いてしまう。 溺れるような量を吐き出し続ける愛しい人のおちんぽが、気持ちよくなってくれている事実もまた感じ入ってしまう原因であり、相乗効果でより深く絶頂してしまい、その痙攣がさらに多量の精液を供給させてしまう。 段々と慣れてきて、腰降りに合わせて顔を動かし吸い上げるのを覚えさせられていき 「んー……❤ちゅ、んん……❤はぁ❤柚希ちゃん最高…❤ボクを精液吐き捨てるためだけに使ってぶっ壊す勢いで、ボク最高に感じちゃったよぉ…❤見て❤あんまり凄い量でお腹ちょっとでちゃってる…❤お口でボクを孕ませる気なのかな?❤」 お腹を撫でさすりながら、すっかりお口に吐き出しつくしたモノをもう片手で握って軽く扱きながら見上げて 氷野 柚希:「ひなたが感じてくれて嬉しぃ…♥♥ あは、ほんとたぷたぷ…でも、孕ませるならもっとだすから…♥♥」 出し尽くしてもいまだ萎えないペニスをこすりあげるひなたの手に自分の手を絡み合わせながら、オナニーするように自らも擦り上げ始める。 同時にひなたのお腹にも手を伸ばしてたぷたぷのお腹を確認すると、もう片手も絡ませ合いながら精液臭のするひなたの唇に唇を重ねた。 「んぅ…私のおちんぽ味のキス…ひなたが私のモノってわかるみたいで、なんだかとってもすきぃ…♥ これから、お口でしたあとは絶対キス、しよぉね…♥」 甘い声を漏らしながらついばむように口づけを繰り返す。 藤咲ひなた:「あ、ん…❤ふふ…❤ボク、まだこんなにちっちゃいのにママにしたい変態さんだもんね柚希ちゃんは…❤いいよ、柚希ちゃんの子供、孕んであげる❤だから、ちゃあんとボクの事を躾けてみせてよね」 重ねられた手のぬくもりにほわほわとした感情を覚えながら、へにゃっとした笑顔を見せ 「うん、もちろんだよ…❤えっちな媚薬精液をかき混ぜるえっちなキスをしようね…❤ボクは柚希ちゃんので、柚希ちゃんはボクのモノなんだから、しっかり確認させて❤」 ちゅ、ちゅっとキスを繰り返しながら 氷野 柚希:「あはっ…♥ ん、ぅんっ♥ …いいんだ、あはぁ…♥ それじゃあひなた…」 唇を離し、両手を話すとペニスの根本を握りその先端でひなたの頬を叩く。 「ちゃぁんと、参ったって、言わないとねぇ♥ ふふ、孕ませていいなら…クソザコチンポじゃないんだよね…?♥ 変態ロリビッチで、私のモノなひなたの、敗北おねだりききたいなぁ…♥」 ちゃんと躾けて、という言葉にゾクゾクとした感覚を覚えた柚希の口からそんな言葉が漏れる。口元は笑みの形に歪み、目には嗜虐の炎を宿らせて、ペニスの先端でひなたの頬を何度も叩く。 藤咲ひなた:「あうっ❤も、もう、柚希ちゃんの変態❤」 ぺちぺちと叩かれるたびに視線がその先を追いかけてしまい、だらしなくひらいた口から涎すら垂らしながら 「ん…❤ボクの、柚希ちゃんピッタリ鍵穴おまんこに、素敵なこじあけ巨根おちんぽ様をねじこんで❤粘膜レベルでぎゅうっと同化しちゃうくらいにぎちぎちにして❤寝る時もペニスケースにして全部を柚希ちゃんの精液タンク子宮に注ぎ込んで❤ボクのかわいそうな卵子を柚希ちゃんの精子で輪姦レイプして孕ませて❤お願い、ボクのご主人様ぁ❤」 ころん、と寝転んで、自分で太ももを抱えると、おまんこを両手でくぱぁと広げて、あふれ出てくる愛液を絡ませながら蠢く膣内を見せつけてオネダリをして 氷野 柚希:「うふふ、褒め言葉だよぉ…♥」 変態という言葉に微笑むと、始まるひなたのおねだりを聞く。 言葉が進むたびにペニスが硬く、少しづつ膨らんでいき… 「ひなたぁぁぁ…!!♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥」 辛抱たまらなくなった少女は、おねだりする肉壷に強引に肉槍を突き入れた。 「あぁ…わたしのお嫁さんぅ…♥ 私の開発した鍵穴おまんこっ♥ 一人で100人分マワしてあげるっ♥ ひなたの変態卵子、せーし漬けにしてっ、生まれてくる赤ちゃんも精液中毒にしてあげるぅっ!♥ お嫁さんっ、性奴隷っ、私のひなたっ、好き、アイシテルっ♥♥♥」 えっちなおねだりに応じるように叫びをあげながら、先程まなんだ責めでひなたを追い込んでゆく―― 藤咲ひなた:「そう、そうだよ❤ボクのおまんこは柚希ちゃんの鍵穴まんこだから、ハメててくれないと他の鍵をおためししちゃうかもしれないんだからね❤しっかり躾けて専用にしてくれないとダメなんだからね❤あぁ、精液中毒な赤ちゃん楽しみ❤親子で乱交しようね❤柚希ちゃんは皆平等に愛して…ううん❤やっぱりボクを一番に愛してぇ❤」 無茶苦茶に突きこまれる勢いに意図せずして逃げてしまう腰を捕まれながら、徐々に動きを合わせていき、種付けプレス状態から柚希の頬を掴んで引き寄せ、目を瞑ってキスをして。舌がからむたびに柚希のおちんぽを歓迎する鍵穴まんこは最適化されていくかのようで。先端も子宮口が好き好きとキスを降らせていく。足腰に回され、膣内以外どこにも射精しないようにとお願いをしているようで 氷野 柚希:「そんなのぉ♥ あたりまえなんだからっ♥ どんなに大事な人ができてもっ、『魔族に堕とされても』っ♥ 私が愛してるのは、ひなただけなんだからっ♥」 ハッ、ハッと息を荒げながら交わすキスは脳髄が痺れるほど心地よく、最適化されていく鍵穴を、さらに太くいきり立つ鍵ペニスが上書きしていく。 「あぁ、ひなたのえっち…そんなにおまんこでせーし独占したいんだぁ…♥ いいよ、出してあげるぅ♥ 何度でも、何度でもっ、ひなたのお腹が弾けるくらい注いじゃうのぉ♥ イクッ、イッちゃうぅぅうう♥♥♥」 宣言とともに膨らんだペニスから、ひなたの子宮にトドメを刺す媚薬精液が放たれた。 藤咲ひなた:「ボクも、ボクだってどんなになっても柚希ちゃんがボクの一番だからぁ❤うん、うん❤いくらでも、何度でも受け止めるから射精してぇ❤あ、あああああ❤」 どくん、と体内ではじける衝撃のあと、どぽどぽと注がれる媚薬精液で本来は膨らむはずのないお腹が膨らんでいく。赤ん坊の存在しない、精液のみで孕んだお腹。子宮内すら侵していく媚薬精液で本来性感のないはずの部分すら絶頂を感じて、回しきれていない手足でより深く繋がるように、もっともっと奥まで侵してもらえるようにしがみつき。浅いはずの膣を押し上げた巨根の形が膨らんだお腹でも見えるほどに盛り上がり、体を揺らす事でその部分を自分のお腹の淫紋ごと柚希にこすりつけて内外から快感がはじけて、幸せの中また意識を飛ばしていく 氷野 柚希:「あ、ふぁ…もぉ、ひなたぁ…また気絶しちゃったぁ…♥ もぉ、今度は私もおまんこつかいたかったのにぃ…♥」 精を吐き出し続け息を荒げる柚希は、繋がったままひなたのお腹を撫でる。 「ふふ、もぉっと、瘴気がたまればぁ…ひなたも気を失わなくなるかなぁ……」 ――ひなたが気を失っていた間、柚希が行っていたのはVRでの教育だけではない。 彼女もまた、スズネの誘惑に抵抗できず――刻印を与える瘴気の力を受け取っていた。 自分の子宮を撫でるようにしながら微笑むと、気絶するひなたの唇に口づける。 「おやすみ、ひなた……もっと、ふたりでエッチになろうね…♥♥♥♥」 ――その後、下校時間となるが目を覚まさないひなたを、柚希は精子をこぼさないよう繋がったまま寮へ――新たなる陵辱の舞台へと運んでいった。 氷野 柚希:と、いうわけでCC終了です。おつかれさまでした 藤咲ひなた:やったぜ!お疲れ様! 氷野 柚希:立派な淫魔見習いが二人うまれて私はうれしい 藤咲ひなた:愛ペニスケースになれて私もうれしい 氷野 柚希:ではリザルトですが、「経験点10点」「参加PC、NPCへの人脈1つ」 「SP+5」のいずれかと、使用したこととするクライシスアクト2つ、えらんでおいてください 氷野 柚希:SP19上回ってますが、今回すぐCCだったのでアクトの使用条件は問いませんので、どれでも自由にどうぞ 藤咲ひなた:とりあえず経験点もらっとくね。アクトは《開かれた扉》とー《熱い蜜壺》かな! 氷野 柚希:柚希は 守るべきもの と 教え込まれた恥辱で 氷野 柚希:こちらは人脈強化しておこう。ひなたラブ 藤咲ひなた:NTRアクトとっとくかな!もちろんあとで取り戻しセックス前提で! 氷野 柚希:よいぞぉ 藤咲ひなた:20超えたんで選択肢が広がる広がる 氷野 柚希:ビショップ級オリ敵にはふたなりさんもたくさんいますからね! 藤咲ひなた:やったぜ 藤咲ひなた:頑張って寝取られなきゃ(躾けなおされなきゃ 氷野 柚希:ひなたも1回くらいふたなり化して逆レさせなきゃ(使命感 氷野 柚希:というわけでおつかれさまでした、また機会あればやりましょ!
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注意 ドスまりさ登場。虐殺は後編から 山々に囲まれた盆地 そこに外部との交流はほとんど無く、土地の痩せた貧しい村があった 「村八分の身のくせに飯をたかりに来るだなんて本当に卑しい子だね」 青年はただ黙って女性に対して頭を深く下げていた 「まったく、親が親なら子も子だよ。兄妹そろって厄介者だね。本当にっ!」 女性の小言が終わるまで、青年は顔を上げることができなかった。奥歯をかみ締める音が青年の鼓膜にだけ聞こえる 「ほら、受け取ったらさっさと村から出て行きな」 ようやく女性の小言が終わり、青年は乱暴な手つきで袋を手渡される 「ありがとうございます・・・・」 米を受け取り礼を言い、青年は次の場所を目指す 目的に建物に着き、左右を見回し人気の無いことを確認してから小さく戸を叩く 「先生、先生」 返事は無い 「先生に何用だ」 代わりに背後から声が掛けられ咄嗟に身構える 「・・・・・・なんだあんちゃんか。先生はどこか知らないか? 妹の薬が欲しいんだ」 「もう無くなったのか?」 「最近また発作が酷くなって、もうほとんど飲んじまった」 「生憎と先生は薬草取りに出かけている。明日の夕方にでもまた取りに来い」 「わかった出直すよ」 建物に向かい頭を下げ、急いで村を後にする 村を出るまでの途中、すれ違う村の人間に悉く冷たい視線をぶつけられた 村を出て家に向かうまでの道中。ろくに整備のされていない林道を青年は進む 「あっ・・・」 受け取った米の入った袋の底に擦り切れてできた小さな穴があいていた、慌ててそこに手をあて塞ぐ。村に居たときは人目を気にし過ぎて気付けなかった あの家の女性の嫌がらせだと青年は瞬時に理解する 「以外と胸筋使うなこの持ち方は・・・・・・・・ん?」 草の影に動く複数の丸い物体を見つける。ゆっくりの一家だった、大きいものから小さいものまでいて地面を掘ったり、草を食んだりしていた (冬篭りの餌集めか) 色めいた山は落葉が進み始め、徐々に気温も下がり始めている 暖かい時期を恋しく思いながら青年は家路を急いだ 村から離れた山の中に青年の家はあった しかしそれを『家』と呼ぶにはいささか躊躇われた 童話の狼が息を吹きかかれば簡単に吹き飛ばされそうな粗末なつくりの小さな小屋だった 戸が外れるのに気をつけながら慎重開ける 「ただいま」 「あ、にぃちゃんお帰り」 小屋の真ん中には小さな囲炉裏。それを挟んだ向かいに布団に入った妹がいた この家には兄妹の二人だけで住んでいる。両親は2年前に他界した、二人とも流行り病だった 父親が村で人傷沙汰を起こして以来、一家はこの小屋へと追いやられ細々と暮らしていた 家の横には石を積んだだけの小さな墓が二つある 囲炉裏で火を起こしながら青年は話す 「また今日も帰る途中にゆっくり見たぞ」 「そうなんだ、最近はこのあたりまで来るようになってるみたいだね」 半年ほど前の話 この集落の近くにゆっくりの群れが越してきた。ゆっくりまりさとゆっくりれいむだけで構成されていた群れだった その群れを統べるのはドスまりさ。3メートルはあろうかという巨体で賢くて仲間思い。それ故に群れの信頼も厚かった 「あいつらの中身は餡子っていうけど。本当だと思うか?」 甘い物などここ何ヶ月も口にしていない兄妹にとって餡子ほど魅力的な甘味はなかった 「駄目だよ食べたら。ゆっくりだって一生懸命生きてるんだから」 もうこの家には食べるものはほとんど無く。青年が罵られのを承知で村の親戚に食べ物を分けてもらいに行ったのはこのせいだった 「わかってる、村とあいつらが結んだ『決まりごと』だろ。破る気は無いよ」 ドスまりさは引っ越してきて早々仲間を引き連れて村へとやって来て、自らの力と能力を見せ付けた後に『不可侵協定』を申し出てきた その力は圧倒的で、争えば自分達はただではすまないと理解した村長は協定を結ぶことに合意した 協定の内容は単純明快。ゆっくりが畑を荒らさない代わりに人間もゆっくりに危害を加えることをしない このルールに違反した場合は犯した側に厳しい処罰が下す。というものだった ある意味で村とゆっくりは共存していた 自分たちとしても下手に手を出して村との関係をこれ以上悪化させるわけにはいかなかった ゆっくり同様、この兄妹も冬を越せるかどうかの瀬戸際だった 「そういえば薪の備蓄がもう・・・・」 「わかった。明日とってくるよ」 「手伝えなくてごめんね」 すまなそうにして俯く 「そんなこと気にするな」 妹にそんな顔をされるのが青年には堪らなく堪えた 「でも私も枝拾ったりとかなら・・・・・うっゴホッゴホッ」 ゴホ、ゴホン、、ゴホン、ゴホゴホゴボ…ッ うぅ…ゴホン―…! 「おい、大丈夫か!」 妹は呼吸器を患っていた。発症したのは約1年ほど前。元々体が弱く、さらに長期にわたる不摂生と湿気の多い場所で過ごしたのが原因だった 大体一週間に2~3回の割合でこの発作は起きる 青年は急いで木箱から三角に折られた紙を取り出す 発作を抑える粉薬が包まれていた そしてこれが最後の一つだった げほっげほゲホゲホンゲホン・・・ゼィゼィ・・ぅゲホンゲホンゲホンゲホンゲホゥげホッ、、ハァッ、ハァッ、げほ、ハァッ、 咽る妹に竹の水筒を渡す 「一気に飲むなよ、ちょっとずつ、ちょっとずつだ・・・・・・・そうだ。上手いぞ」 兄の指示通り、薬を少し含んでは水を飲む行為を繰り返す 飲んだ粉が気道に付着していがらを抑え、徐々に呼吸が安定していく この薬がなければ妹は長時間この咳に苦しむことになる。長いときは一晩中 「ふぅ・・・・・・ふぅ・・・・・・・・・」 背中をさすってやる。さする青年の手が背骨の形を布越しにもかかわらずはっきりと捉える 袖から伸びた腕は肘の関節の輪郭がはっきりとわかった 「お前また痩せたか?」 妹は頑なに首を横に振るだけだった 発作から数分が経ち、妹の呼吸はいつもの浅いものに戻っていた 「ねえ。にぃちゃん」 「なんだ?」 「にぃちゃんって恨んでる人いる?」 唐突な質問ではあったが、兄は包み隠さず答えた 「そりゃぁいっぱい居る。まず川向こうの親戚のババァにくそジジイの村長、親父にお袋、あと俺とお前に石投げてきたやつら全員。挙げていったらきりがない」 村八分となる原因を作った両親。その親が死んでなお自分たちを受け入れようとはしない村長。手を差し伸べてくれない親戚。迫害する村人。全てが許せない 「ねえにぃちゃん。私たぶん・・」 「滅多なことは言うな。親父らとお前の病は違う、お前のは治る見込みのある病だと先生は言ってたぞ」 「そうじゃなくて、わた・・」 「米が炊き上がったぞ」 無理矢理言葉を遮った。何が言いたいのかは知らないが、縁起でもないことを言おうとしているのはわかった 「食ったらさっさと寝ろ。いいな?」 「うん!」 食後、二人は寄り添うように眠る 「寒いな」 所々壊れた壁から吹き付ける冷たい隙間風が兄妹を舐め回した 「私は平気だよ」 「ならいい」 もうすぐ本格的な冬がやってくる 春になれば今よりずっとあたたかくなって、今よりたくさん食べるものが手に入る この冬さえ越せば妹はきっと治るという確信があった 寝息を立てる妹の寝顔を見る その頬にはもう以前のようなふくよかさは無かった (明日も頑張ろう) そう誓い青年も眠りについた 次の日 朝から青年は冬を越すための薪を集めるために小屋にあるノコギリとロープ、ナタとヨキ(斧)を持ち手ごろな樹木を探していた 「この木でいいか」 薪に適した程よい大きさの広葉樹を見つけた。伐倒方向の確認をしてノコギリで受け口をつくり、追い口をつくり木を倒す 倒したらナタとノコギリで枝を打ち。小さく玉切りをして、ヨキで割る。割った薪を集材用のカゴに入れてる。この作業を延々と繰り返す 空腹が仕事の邪魔をするが構ってなんかいられない 季節は待ってはくれない。少しでも多くの薪を集めなくてはならなかった 汗を拭うついでに周りを見渡すと今日もゆっくりの群れを見つけた (まったくご苦労なことだ) 気にせず薪集めを再開した 兄が樹木にノコギリの刃をあてている頃、妹は家の周りを散歩していた 家に閉じこもってばかりでは治るものも治らない。と兄に言われ、定期的に行なっている たった少しの距離を歩くだけで息を切らしてしまう自分を不甲斐無く思いながら、おぼつかない足どりで進む 「あら」 草の陰から小さな球が一つ飛び出してきた 「ゆっきゅりちてってね!!」 手のひらに乗る大きさのゆっくりの赤ん坊が一匹だけいた 突然の挨拶であったが、妹も微笑みながら返した 「うん、こんにちは」 よく見ると赤ん坊ゆっくりの目の周りは赤く腫れていた それに子供が単体でいるのはおかしいと思い訊いてみる 「あなた、お父さんとお母さんは?」 するといきなり赤ん坊は目に大粒の涙を浮かべて泣き出した 「ゆう゛う゛う゛う゛う゛う゛みんなどっがいっじゃっだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 この赤ん坊、数時間前から親とはぐれこのあたりを泣きながらずっと彷徨っていた そこへ偶然妹が通りかかり寂しさに勝てず草むらから出て声をかけた 「あなた迷子なの?」 顔を前に傾けて肯定する 「よかったら家に来る?」 「いいにょっ!?」 その言葉泣き止んだ 家からこの場所まで大した距離はないから親が来ればすぐに見つかるはずだ、それにここにいたら他の動物に捕食されてしまうと思った 赤ん坊を手に乗せてすぐ近くの小屋へと戻る。いつもより高い視点に赤ん坊は歓喜した 手のひらからあがる歓声に妹は頬を緩ませる、赤ん坊を連れてきたのには話し相手が欲しかったという気持ちもあった その光景を離れたところから見ている者達がいた 赤ん坊ゆっくりの家族である。いなくなった子供をようやく見つけたと思った直後、人間の手に乗って連れ去られるのを見て驚愕した 「ゆゆっ!! いもうとがゆうかいされたーーーーー!!」 「れいむのこがぁぁぁ!!」 「と、とりあえずどすにほうこくするんだぜ! あしのはやいまりさがいってくるんだぜ!」 母れいむに人間の監視を任せて父まりさは一目散に巣を目指した ゆっくりたちの巣は村の北側にある山肌の露出した斜面にできた洞穴だった 入り口はドスまりさより一回り大きく、同じ直径で奥まで続いていた どういう仕組みかはわからないが、洞窟の中は奥まで明るかった 巣にたどり着き、息切れ切れの父まりさに仲間が声を掛ける 「どうしたのまりさ、そんなにいそいで? もっとゆっくりしようよ」 「いまはそれどころじゃないんだぜ! どすはどこなんだぜ!?」 「いつものいちばんおくのへやだよ」 礼を言うのも忘れ父まりさはその道を急ぐ 「どす! どす! たいへんなんだぜ!!」 『どうしたの?』 洞窟の奥は底がすり鉢のように窪んでおり、ほかの場所よりも広かった すり鉢の底にドスまりさが鎮座していた。その横には腹心と思われる成体のゆっくりれいむとまりさがいた この場所は普段ドスまりさと腹心しか常駐することは許されていなかった、その奥に食料を蓄えてあるからだ 「まりさのこどもが、にんげんにゆうかいされたんだぜ!!」 「「『ゆゆっ!!』」」 父まりさは自分の見たことを全て伝えた 群れ全体に激震が走った だがドスまりさだけがこれはチャンスだと閃いていた もしこれが事実なら赤ん坊の生死を問わず、協定違反の罰金として越冬の食料を要求できる。苦労して餌をあつめる必要が無くなる 万が一人間が要求を断っても自身の必殺技“ドススパーク”を使えば人間は「はい」といわざるおえないはずだと 普段温厚なドスまりさも群れの繁栄のためなら人間に対して鬼のように冷徹に振舞える覚悟と自信があった 目先の利益に囚われてドスまりさは、父まりさの報告が誤解かもしれないという可能性にまで頭が回らなかった 腹心の2匹と話し合った結果。赤ん坊の救出隊と村に行く部隊の二つを作り同時に進行するという段取りを立てた 『群れの中で強い子を集めてね! その子たちで赤ちゃんの救出部隊を作るよ!!』 「ほかのこはやまでしょくりょうをあつめているみんなをよんできてね!」 「かずがあつまったらみんなでむらにいこうね!」 ドスまりさと腹心がそれぞれ指示を出した 部隊はすぐに編成され兄妹の家に派遣された 『仲間を傷つけたやつは絶対に許しちゃだめだよ!!』 「「「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」」」 別れ際にドスまりさは救出隊にそう激を飛ばした 布団から上半身だけ出してゆっくりの赤ん坊と会話を楽しむ妹。かれこれもう2時間以上は経っていた 「ん?」 「どうちたの?」 外から物音が聞こえた気がした そう感じた直後、いきなり戸が倒れた 「にぃちゃん、戸を開けるときは丁寧にっていつも自分で・・・」 小屋に入ってきたのは兄ではなかった 「おとーしゃん、おかーしゃん!!」 ゆっくりの赤ん坊が目を輝かせながら喜び叫んだ 小屋に入ってきたのはゆっくりたちだった。目で追って軽く数えてみても10匹はいる 一人と一匹は向かい合って笑い、赤ん坊が妹の手のひらから降りる 「良かったね、迎えに来てくれて」 「うん!!」 とてとてと小さな歩幅で母のもとまで歩み寄る 母れいむは急いで我が子を口の中に入れるとすぐ小屋を出て行った さよならを言う時間も無かった その母れいむが出て行くと他のゆっくりが壁を作るように横一列に並ぶ 「 ? 」 その奇妙な光景に妹は首をかしげた 集団の代表である父まりさが口を開いた 「よくもうちのこをさらったな!!」 その言葉に妹は驚愕した 「待って。私は・・」 「うるさいよこのゆっくりさらい!! あのこをたべるきだったんでしょ!?」 群れのゆっくり達は『人間はゆっくりに対してヒドイことをする』というの認識を強く持っていた その言葉を皮切りにゆっくりたちが一斉に飛び跳ねだした 「ぐぅッ」 4キロ以上ある皮と餡子の塊がぶつかり、体を大きく振られる その痛みを堪えて事情を丁寧に説明する 「勝手に連れて行ったのはごめんなさい。でもあの子に危害をつもりなんて無かったの、信じて」 「いいわけしないでね!!」 「あやまったっていまさらおそいんだぜ!!」 「おお、みぐるしいみぐるしい」 数匹が妹を襲い、残りが部屋の中を荒らしまわった ゆっくりといえど成体は以外と力を持っている、病人の妹がそれを追い払うのは困難を極めた ましてやこの数ではどうすることもできなかった 自分の身を守ることだけで精一杯だった 「にんげんがまりさやれいむにかてるわけないんだぜ!」 「『ふかしんきょーてー』をやぶったばかなにんげんはゆっくりはんせいしてね!」 妹は薄い布団を被ってゆっくり達からの暴力にひたすら耐えた 布団の上にゆっくりが乗りかかり、容赦なく飛び跳ねる 「痛い・・・痛い・・・・ごめんなさい、許して・・・・」 叫ぶ力すらもう無かった 「ゲホッゲホッ」 ゆっくり達が暴れたことで舞い上がった部屋の埃と灰、ゆっくり達の体に付着していた砂により気管を痛めてしまった ハァッ、ぐゥゥっゴボンゴボンゴボンゴンゴンゴンゴンゴン、は、ハァっ、ヒ―――…ゴボンゴボンゴボンゴボっ 「ごほごほうるさいよ! さっさとだまってね!!」 咳の音に苛立ちを覚えさらに強く妹を踏みつけるゆっくりたち ついに妹の被っていた布団を剥ぎ取り、直接体当たりを始める 妹はただ本能で体を丸くすることしかできなかった 頭に、足に、腕に、背中に、腹、いたる所に重量のあるゆっくりがぶつかってくる 砂袋で殴られているのも同然だった。骨は折れないものの相当な痛みだった やめてと言いたくても咳で声が出ない ゆっくりの気が済むまでこの暴力は続いた 部屋にあるものはほとんど壊され、妹も虫の息の状態になってようやくゆっくりたちの動きが止まった 「じゃあね! これにこりたらにどとばかなまねはしないでね!!・・・・・・・ペッ」 「にんげんがまりさたちにかなうはずないんだぜ!!・・・・・・・・・ペッ」 それぞれの言葉で妹をなじり、その体に老廃物となった餡子の唾を吐きつけてゆっくりの団体は小屋から出ていた 圧倒的勝利にみなご満悦だった ゼヒィ…ゼヒィ…ゼヒィ…,コヒュゥ、コヒュゥ、、コヒュゥ、、ゼィッゼィッゼィッゼィッ、、うぅ…、―― 痰だらけの喉で必死に呼吸して息を整えようと努める うう・・・・っゴボンゴンゴンゴンゴンゴン…、ゴボンっ しかし駄目だった 痛む体に鞭打ってなんとか這いずりながら薬の入っている箱に辿り着く 「あ・・・」 薬はすでに昨日の時点で無かったことを思い出した 少女の咽る音だけが寂れた小屋の中に響いた 薪の積んであるカゴを担ぎ青年は家を目指していた 「ん?」 道の向こうからゆっくりの群れがこちらの方向にやってきた ゆっくりたちは何か楽しげに話している (本当に最近よく見るな・・・) 青年とゆっくりは特に何事もなくすれ違った 家についたのはそれから数分のことだった 小屋の様子がおかしいことに気づきカゴを捨てて走る 倒れた戸を無視して土足のままあがる 「おい、何があった!!」 床にうつ伏せになって倒れている妹を抱き起こす 妹に付着した餡子と先ほどすれ違ったゆっくりの集団の二つが符合する 「ゆっくりどもが襲ってきたんだな!?」 「ち、違うの・・・ゴホぉッ、、 ゴホぅごホ・・・・私が迷子の赤ちゃんを連れて来たから・・・あの子たち、私が攫ったと・・・・あハッ、エホンゲホン」 「なんだよそれ! あいつらの勘違いじゃないか!!」 体についた餡子を無視して布団に寝かせる。いつもよりも症状がひどい 「すぐに薬とってきてやるからな! おとなしく寝てろよ!」 時刻はもう夕方だ今行けば薬はあるはずだった。全力で走れば村とここまでなら20分とかからない だが 「まって・・・・にぃ、ちゃん・・・・・行かないで・・・」 妹の手が離れていこうとする兄の着物の袖を掴む。どこにそんな力があるのか、袖に皺ができるほど力強い握りだった 「心配するな、あっという間だから」 「でも・・・・・・・・・・・わか、った・・す、ぐに、帰ってきて、ね・・・・」 息も絶え絶えにそう言うと手を離した 青年は妹に布団を掛けなおしてから家を飛び出した 薪集めの作業と空腹でクタクタだったが、疲労感は背後から聞くる咳き込む音にかき消されていた 次 このSSに感想を付ける