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来須 星 (ライス ショウ) 来須(@kjrnnrti) 「あなたもう死ぬから迎えに来ましたよ。ところでアンタ米派?パン派? ……おっと、食べ物を粗末にするようなやつは私は連れていきませんよ?」 性別:女 身長:162cm 一人称:私 二人称:君、あなた等々 米をこよなく愛する死神。パン派を敵対視し、米好きにしようと米を押しつけてくる。 マイ茶碗を持ち歩いている。この茶碗は武器である剣にも変化する。剣の銘は「海星(カイセイ)」。 剣についているペンデュラムで様々なものを探せる。首から提げているペンデュラムは白米探知専用。 人当たりはいいが、食べ物を粗末にする奴には厳しい。 瞬発力と敏捷性に優れ、素早く仕事をこなす。サッと現れサッと魂を回収する。 が、上記の通り食べ物を粗末にした人間の魂は回収したがらない。パン派はする。 基本的に食べ物の好き嫌いはなく、何でも食べる。しかし米がないとテンションが落ちる。 食事には事細かく口を出すのでうるさい。 みんなのお弁当にそっとおにぎりを詰めてくるから気をつけろ。 生前は黒い野良猫。死後に人の姿を得て死神となった。身体能力の高さは猫だった頃の名残。 人として必要最低限のことしか備えておらず、言葉は理解できるが自ら発するということもなく、他者との意思疎通も肯定否定のみ。 情緒面に関してはまったく教育を受けてこなかったため表情も動かず、ただ言われるままに職務をこなしていた。 白米との出会いで生前の記憶が表面化し(自覚はないが)、言葉を発し、表情も増えていった。 生前に食べ物で苦労しており、記憶は持たないものの無意識に飢えを何よりも怖れているため、食べ物を粗末にする者には厳しくなる。
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宇宙死神デスハール 性別:無性 所持武器:宇宙死神の鎌 能力タイプ:ノーマル 攻撃力:1億 防御力:10億 体力:12億 精神力:5億 FS「現世への執着」:2億 特殊能力 『常闇への一振り』 [発動率78% 成功率:100%] 宇宙死神デスハールはインフレした魔人の魂1個とダンゲロスポイント1つを味方陣営から代償としていただくことで、その特殊能力を使用する契約を結んでいる。 能力使用時、その腕に持つ宇宙死神の鎌が太陽系の半分も覆うほどに巨大化し、 振り下ろされた瞬間、鎌が届く範囲に立つ契約を交わしていない陣営の全ての魔人の魂は現世から切り離され、死神が済む常闇の国へと誘われる。 仕事を果たした後にデスハール自身も頂いた魂とダンゲロスポイントを持って常闇の国へと帰る。 (常闇の国へ行くことは、この世界から死亡したことになる) 計算式 【効果】通常即死:-100 【範囲】周囲3マス:-100 【対象】自陣営以外全員:-25 【時間】一瞬:0 【制約1】自分死亡:+100 【制約2】能力範囲内の任意の味方が死亡:+60 【制約3】DP1消費:+50 【FS】 2 (80-100-100-25+100+60+50)×1.2(FS2)=78% キャラクター説明 手に持つ鎌、全身フード姿と言ういたって普通の死神スタイルだが、その大きさは恒星と同等もあろうかという桁違いのサイズを誇る宇宙を駆ける死神魔人。 普段はこの宇宙と表裏一体の位置に存在する(一説には死後の世界とも言われている) 常闇の国に住まっているが、現世の良質な魂やお宝が大好きで、時にこの宇宙を彷徨っては契約に応えてその鎌を振るう。 宇宙死神の持つ鎌の前に質や量といった概念は無意味であり、デスハールが認識した 空間にいる全ての生物は死滅する運命である。 過去にはダイヤモンドの惑星欲しさにアンドロメダ第51星団を滅ぼしたり、ケンタウロスω星の最強の戦士の魂と引き換えにミノタウロスβ星に住まう生物を死滅させたりしている。 宇宙を見上げ、巨大な死神の影が見えたなら、その鎌が振るわれることなく、過ぎ去ってくれることをお星様に祈ろう。 今回はダンゲロスポイントやインフレした魔人の魂を契約料としていただくべく、戦いに参加した。
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天界の道化師プルチネッラ 天界 アンコモン 3 4000 テンカイ・モンスター ■相手が名前に《超次元》とつく呪文を唱えた時,このクリーチャーを破壊しても良い。そうした場合,自分の超次元ゾーンからコストの合計が相手が唱えた呪文以下になるようサイキック・クリーチャーを好きな数選び,バトルゾーンに出す。 天界文明の道化師は,獣に任せて自分は引っ込む,小さな小さな臆病者だ。 作者:神戸 ストーム・ホールあたりを相手が唱えてくれたらいいんですが・・・ 収録:機界編 第EX弾 夢蝕編(ネバー・ドリーム・ウォーズ) 評価 名前 コメント
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カード名 レアリティ カテゴリ レベル 詳細説明 クリスピーノの死神 WR ソウル 3 【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。〔小/中/大/特大〕 ▲スキル攻撃力が上がる〔 成長 〕 ▲敵キャストを撃破する度にスピードが上がる※3回まで成長する〔 特殊 〕 ▲敵キャストを撃破する度にHPが回復する※3回まで発動する【ソウル】巨人召喚 爆裂弾【モチーフ作品】グリム童話『名付け親の死神』より、名付け親【イラスト】maruco / 【CV】今井麻美 「炎とは儚いもの……これは誰のだろうねぇ」 Ver.5.34-Bの2022/4/18より登場したソウル。 スキル攻撃力が10.00%あがる?(無辺と同じなら。要確認) 成長効果として、敵キャストを撃破するたびにスピードが3回まで上がる。(3キルで約18目盛り) 特殊効果として、敵キャストを撃破するたび3回までHPが回復する。(HP12回復) 「先代の魔女アグニ」のキャストキル版のようなソウル。 ただし、スピード成長にはキャストキルが必要な点、スキル攻撃力が成長しない点が大きく異なる。 また、HP回復効果も3回までとなっている。 Ver5.36-C追加の後発ソウルにこれのSS版といった趣の「狼群の子 モウグリ」がある。またVer.5.36-Lにて、最終ステータスはマイルドだが1キルで完成する「妖精女王グロリアーナ」も登場した。 3キルして最大成長した時のスピード18目盛りというとかなりの数字で、これはスピード特化ソウル「鞍馬の番人 僧正房(下方前)」完成時をさらに上回る。+6ずつ上がるとしたら2キル目でも他のLv4帯人気ソウルや下方後僧正坊完成形と同等になる。 「先代の魔女アグニ」と比較するなら、あちらは試合開始150秒(Lv4半ば~Lv5が目安)でスキル攻撃力が10%に到達、200秒前後(Lv5目安)の時点でスピード6メモリほど。 つまり「クリスピーノの死神」採用なら、『Lv3~Lv5で1キル以上』が条件なし成長型のアグニより大きな戦果を求める場合の目標ラインになる。 欠点はうまくキャストキルできる立ち回りができないとただのスキル攻撃力アップのSRソウル並に成り下がってしまう事である。 総じてハイリスクハイリターンな上級者向けソウルとも言える。 + 採用の変遷 実装されてすぐの頃は、当時人気のあった「解放者 エリザ」のSR2枚効果でLv4から11目盛り速くなれるのに、キャストキル必須で癖が強いのにわざわざ選ぶのは地雷……みたいな空気があった(体感) その後のVer.5.36-Bで人気が上がった要因としては、8周年記念アシスト「創聖模写・不変の救難」とスピード&スキル攻撃&キルダメの「解放者 エリザ」との相性がもう一声、といった感じなのでビルド条件のない死神に注目が集まったことが考えられる。 (その後Ver.5.36-Hのカード追加あたりから、「速度は妥協してエリザのWR2枚キルダメ効果を先に発動させてもいいじゃね?」な空気ができて、以前に死神がランクインしたロビン・デスフック・スカーレットの三者いずれもエリザがランキングに戻ってきている。速度寄せにしたい人は死神も引き続き採用しているようだ) なるべく早期に戦場をかき回したい、という点においてスカーレットで採用された(Ver.5.35-C時点おすすめソウル2位→Ver.5.36-Kでは脱落) レベル2時点から狙撃スキル「ジャストショット」が解禁して積極的にキルを狙いにいけるロビン・シャーウッドで研究する人もいる。(Ver5.34-C時点おすすめ2位→Ver.5.35-C時点では脱落→Ver.5.36-Bで再び1位→Ver.5.36-Kでは3位) レベル3から「獲物ハ逃サヌ…」や手ぬぐいシギルで積極的にキルを狙いにいけるデス・フックでも人気がある(追加されてすぐはランクインしていなかったが、Ver.5.36-B~Ver.5.36-Kで1位) ミクサ、フィー・ラプンツェルでもVer.5.36-Kで3位に入っている。 特殊効果に「成長」と「特殊」の2項目あるソウルだが、重なりによってどちらかがより伸びるということはない。伸びるのは素ステータスのスキル攻撃力だけである。 【冒険譚向け解説】 「冒険譚」では、対人戦に比べてキャストキルしやすい事から、早い段階でスピードを大幅に上げたい時に重宝されるだろう。 特に使用されることの多いルカだと3キル目で目に見えるほど加速するので攻撃を回避しやすくなる グリム童話『名付け親の死神』が出典。 日本の落語『死神』やイタリアのオペラ『クリスピーノと死神』と大筋の内容を共通とする。 クリスピーノという名はオペラの方の主人公の名前。 Ver1のアシストカード「名付け親の鎌」の元ネタ。 ある貧乏な男がいて、彼の名付け親だという死神が現れる。 死神は男に「自分の言うことに従えばお金持ちになれる」と告げ、男に医者と名乗らせ、ある患者がもう助からないか助かるかを正確に当てる手伝いをする。 正確な診断、あるいは死にかけの患者すら起き上がることもある評判の名医となり男は金持ちになるのである。 ここから欲をかいて男が傲慢になってしまうが、オペラの方では最後は悔い改めてハッピーエンドになる。 グリム童話と落語の方では、警告に逆らって死神が連れていくはずだった人間を生かしたことで怒りを買い、男は破滅する。 セリフの「炎が儚い」というのは、グリム童話の方にて死神が男を連れて行ったろうそくがたくさんある洞窟でのワンシーンが元になっている。(オペラの方の詳細は要確認) 命のろうそくで、人々の生命力を表しているのである。 神筆使いも不摂生をしたら命の炎が小さくなるかもしれない? グリム童話バージョンは青空文庫でも読める。( 青空文庫へのリンク ) そんなに長い話でもなく、はじめは神や悪魔が名付け親を名乗り出るのにそれを断る場面があるのが意味深だったりと面白い童話なのでぜひ読んでみてほしい。 ちなみに第一話と第二話があり、第二話は聖母マリアや女性の姿の死神が出てくるなどの差異があるのでWLW版は第二話の方に近いかもしれない。 名付け親と訳されているのは代母、代父と呼ぶこともあり神に対する契約の証人となる役割の者を言う。単に証人というだけでなく、後には後見人としての役割も担う。( Wikipediaの記事 ) 某イギリス魔法学校を描いた作品でも“名付け親”と主人公の絆が強く描かれているのをイメージしてもらえれば分かりやすいだろうか。 互換ソウル(スキル攻撃力のみ上昇) レアリティ Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 SUPER RARE WONDER RARE 秘宝を暴くアリババ【一定時間立ち止まっていると経験値獲得範囲増加】 童話を正す者レダク【MSが回復の場合アシストカードの効果時間延長】 地蔵の頭領 無辺【MS残り使用回数一定以下でスキルMP軽減】クリスピーノの死神【敵キャスト撃破する度スピードUP】【敵キャスト敵はする度HP回復】 炎魂の魔女トゥルーデ【森の中でスキルMP軽減 ポイズン】リトル・ジョン【MP一定量消費で撃破ダメージUP】 マッドハッター【WS使用でスピードUP】 表を編集する ソウルカード一覧に戻る
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登録日:2018/01/03 (木曜日) 06 26 48 更新日:2023/04/04 Tue 23 34 05NEW! 所要時間:約 11分で読めます ▽タグ一覧 アホの子 主人公 伊坂幸太郎 千葉 天然 死神 死神の浮力 死神の精度 金城武 雨男 魔王 魔王_JUVENILE_REMIX ①CDショップに以上に入りびたる ②苗字に町や市の名前がつかわれている ③受け答えが微妙にずれている ④素手で人に触れようとしない ⑤いつも雨にたたられている そんな人が近くにいたら死神かもしれません 千葉とは『死神の精度』及び『死神の浮力』の主人公である死神のこと。 実写映画版での俳優は金城武。 死神とは? 死神とは伊坂幸太郎作品に度々登場する組織。監査部や情報部など様々な事務機構に分かれている。千葉はその中でも実際に人間と出会い『可』か『見送り』かを選ぶ調査部に属している。 仕事は人間界に赴き調査対象となる人間と接触し、7日間調査すること。調査結果を報告し、『可』であれば8日目に調査対象は事故などの外的要因で死に、『見送り』であれば死なず寿命まで生きていられる。もっとも千葉に限らず死神は人間の生死に興味はないためよっぽどのことがない限りは『可』を選ぶ。というか可否を決める判定が『例外にするほどの価値があるのか』と非常に曖昧であるため、ぶっちゃけ死神本人の主観で決められている。 ちなみに『8日目に事故などの外的要因で死ぬ』というのは厳密なルールであり、病気や事故など本人に関わることだけで死ぬことはなく、逆に調査期間の7日間は何があっても死なずこの期間に生じた怪我が8日目の死に繋がるということは決してない。さらに言えばこの世界で事故死した者には全て何らかの形で死神に出会っているということになる。 なお彼らの外見は決まっておらず、調査ごとにふさわしい外見を選ぶことになる。ただ形式番号的に名前だけは固定であり、都道府県名などの地名で統一されている。 また彼らは味覚を持っておらず食事の必要はない。さらに痛覚もなく怪我もせず毒物も通用しない。伊坂作品の悪役キラーと言える。 調査の仕方は人それぞれであり、サボってCDショップに入りびたるやつもいれば、『どうせ最後の7日間だから』と調査対象の幸せを演出する奴もいるし、千葉のように真面目に7日間調査する奴もいる。 また全員が無類の音楽好きであり千葉も例外ではない。調査対象に会う時以外はCDショップの試聴機で店員に睨まれながら延々と音楽を聴いている。ただ自由になる時間は必然的に夜になるため、深夜営業をやっている店を探すのは難しいのが悩みらしい。 全員が手袋をしているが、これは死神が人間に素手で触れるとショックで気絶してしまうため。ちなみに寿命も僅かに縮んでしまうらしい。なので下手に素手で触れることは規約違反になっている。違反した者は一定期間の肉体労働と、学習カリキュラムの受講が強制される。 ……死神は会社か何かなのだろうか。ちなみに新人研修も存在するらしい。 人物 一人称は「俺」、稀に「僕」だが地の文では一貫して「私」となっている。 冷静な性格の男で同僚たちからも「落ち着いている」だとか「冷たそう」などと言われることが多い。ただ千葉本人に言わせれば無駄にはしゃぐのが好きではなく、喜怒哀楽を表現するのが得意ではないというだけとのこと。千葉自身、自分の性格が特殊であるということは自覚している。 ただ冷酷というわけでもなく頼まれれば立会人、客寄せ、復讐と大体なんでも手伝ってくれるし、(本人は意図していないというケースも多いが)的確なアドバイスを送ることもある。自覚していないがかなりのお人好し。 仕事に対しては非常にストイックであり、前述の通り調査対象とろくに話もせずに報告をするものが少なくない中ちゃんと調査対象と接触し報告内容を決める。こだわりを持っており、やるべきことはちゃんとやるタイプ。 しかし別に仕事が好きだとか死について興味があるとかそういうわけではなく「仕事だから」と割り切っている面が強く別に情熱があるというわけでもない。 また彼が人間界に行くと必ず雨が降っており、青空を見たことは一度もない。これは死神特有の性質だと彼自身は考えていたが、同僚は普通に青空を見ているため単純に千葉が運のない奴、というだけであるようだ。 死神は皆音楽好きだがその中でも千葉は常軌を逸脱した音楽好きであり、それらが絡むと軽くキャラ崩壊する。千葉がまともに感情を表に出すのは「あるシーン」を除けば大抵音楽が絡んでいる。というか作中で数少ない『見送り』を選んだ回での理由は「将来カリスマミュージシャンになりそうだから」だった。 だがカラオケは嫌い。渋滞はもっと嫌い。 周りの死神と比べ音楽以外では殆ど趣味も持たず、積極的に人と関わることもないため妙に世間知らずなところがある。言ってしまえばかなりのマイペース野郎。雪男と雨男を間違えたり、ヤクザの兄貴分を実の兄貴だと思ったり、片思いの意味を知らなかったりなど。安藤は空気を読めない言動も含めて「帰国子女なのだろうか」と訝しんでいた。彼に限らず千葉と話した者の殆どはマイペースな言動に困惑する。 『死神の浮力』では悪化したのか天然とかアホの子と言えるものとなっていた。 ……それでいいのか? 記憶力はいいらしく一度聞いた知識は忘れることはない。作中でも参勤交代の実態や再勧誘禁止法など妙な知識を披露していた。知識が変に偏っているタイプなのだろう。少なくも2000年前から生きているらしく歴史系の知識は案外豊富。 だがバカというわけではなくむしろ頭の回転はかなり速い。住所が電話番号だけで割れたトリックや、誘拐事件の裏側など様々な事象の真実にいち早く気が付いている。メタ的なことを言うと、一応本作はミステリーであるので探偵役の千葉に速攻で謎を解かれるわけにはいかないので何らかの弱点を付加する必要があったのだろう。 活躍 『死神の浮力』以外は全て短編 【死神の精度】 藤木一恵という女性が調査対象と。彼女と親密になるため態と服を汚し、お詫びとして高級ロシア料理専門店に連れ込むという初っ端からズレた行動をする。そしてそこで何故か彼女にだけ絡んでくる電話クレーマーの話を聞くことになる。 【死神と藤田】 藤田という中年のヤクザが調査対象。藤田は栗木という別のヤクザに兄貴分を殺されており、かたき討ちをしようとしている。そしてその抗争の最中に調査にやってきた千葉がそのゴタゴタに巻き込まれてしまう。 【吹雪に死神】 田中総江という中年女性が調査対象。夫の幹夫と共に旅行で洋館に向かった彼女を追う千葉。だが洋館は雪に閉ざされ、さらに幹夫が死体として発見される。クローズドサークルのパロディ。というかそこに千葉が入り込んでハチャメチャをやる話。・・・冷静になってみると一番ギャグな気がするのは気のせいだろうか? 【恋愛に死神】 荻原という恋する男が調査対象。荻原の片思いの女性・古川は違法勧誘に悩まされており、千葉たちはその解決のため動くことになる。初めて調査対象の死までが描写された。ラストシーンはちょっぴり切ない。 【旅路を死神】 森岡耕介という逃亡中の殺人犯が調査対象。千葉は森岡に脅され車を乗っ取られている・・・という名目で彼と接触し、調査中。その旅路の中で森岡の内面を知り、さらに森岡自身の気が付けなかった真実に気が付く。 【死神対老女】 最終話。美容院を経営する老女が調査対象。「一生の願い」と言われてしまい、千葉は街中で美容院の客探しをすることになる。音楽以外で千葉が大きく動揺することになる唯一のエピソード。 【死神の浮力】 9年ぶりに発表された新作。前述の通り本作は長編作品になっている。時系列的には少なくとも「死神対老女」よりは前だと思われる。 山野辺遼という人気作家が調査対象。 山野辺は本城という男に娘を殺されており、妻と共に彼に復讐する計画を立てている。 千葉は調査のために夫妻の復讐に付き合うことになる。 なおこの作品では前述の通り何故か千葉が天然になっている。 以下、その一例 ママチャリを無駄にいい姿勢で漕ぎながら登場する。 山野辺に何者であるのかを聞かれ「幼稚園時代の友人」と答える。 家に入ったらとりあえず音楽関連のものが無いかを確かめる。 「耳のオリンピックに出られますよ」と褒められ「出ようと思ったことがある」と返す。 チンピラからスタンガンを食らうが死神であるため無傷。しかしそれでは不審がられると思い数泊遅れてから「ぎゃあ」と叫んで倒れる。さらにもう少し生々しさが必要と考え「助けてくれえ」と付け足す。・・・逆に不審がられた。 拷問を受けるが苦しんでいないことに不気味がられ「瀉血だ」と言い訳する。 同僚から「水には浮力が働いている」と聞き「地味に真面目に仕事をするものには好感が持てる」と勝手に感心する。 本城に睡眠薬を飲まされるが当然効かない。本城にいつ眠るか、と観察される中無視して音楽を聴き続ける。 山野辺に「ただでは起きない」と言われ「いくらで起きたんだ?」と返す。流石に慣れたのか、「そう言うと思ってた」と返された。 最早アホの子と化している千葉だが、前作と同じく推理力は高い。そして何があってもぶれないマイペースさから読者からは「謎の安定感がある」と言われている。 最終的には自転車で車と並走するなど最早死神であることを隠す気もないような行動をしながらも山野辺夫妻を手助けし、彼らの物語を最後まで見届けた。 関連人物 ◆藤木一恵 大手電機メーカーの苦情処理部署に務めている女性。元々気弱なうえに、クレーマーに悩まされているため結構メンタルをやられている。千葉には『声が小さい』と評された。 実はミュージシャンの才能があり、クレーマーの正体は彼女を調べていたプロデューサー。そして作中で数少ない『見送り』を受けたキャラ。 ◆藤田 中年のヤクザオヤジ。別の組の栗木に兄貴分を殺されており、かたき討ちを狙っている。所謂任侠を重んじるタイプのヤクザ。死ぬことよりも負けることが怖いらしい。阿久津という子分に懐かれている。 ◆田中総江 夫と共に洋館に泊まりに来た中年の宿泊客。実は息子を自殺に追い込んだ性悪女・真由子への復讐を画策していた。・・・しかし千葉がそこに紛れ込んできてしまったために、計画は予想外の方に向かってしまう。 ◆荻原 ブティック店に勤める男性。素はイケメン顔であるのだが、外面だけで見られることを嫌って敢えて丸坊主に分厚い眼鏡をかけている。店のバーゲンでやってきた古川に好意を寄せているが、うまくいかない。 ◆古川朝美 映画配給会社に勤める女性。荻原の近くのマンションに住んでおり、バス停でよく会う仲となっている。ストーカーに悩まされており、その正体が荻原ではないかと考えていた。 ◆森岡耕介 イマドキのキレやすい若者。過去に誘拐された経験があり、その時に助けてくれた誘拐犯の一味である深津という人物に感謝している。しかし母親と深津が繋がっていると知り逆上し母親を刺し、さらにカッとなって渋谷で若者を刺し殺した。そのため警察から逃げつつ深津に会うため逃亡中。 ◆青年 森岡と逃走中に千葉が偶然であった男。スプレー缶で壁に「GOD」と落書きをしていた。妙に従容な落ち着いた雰囲気であり、千葉には「死神だ」と名乗っても動揺されないと考えられていた。実際千葉の連れが殺人犯と知っても落ち着きをはらった様子だった。千葉と意気投合できる数少ない人物であり、二人で盛り上がっていた。 正体はおそらく……というか確実に『重力ピエロ』の春。春にとっても印象深い出来事だったのか、『重力ピエロ』で回想するシーンがある。 ◆老女 一行目から千葉に「人間じゃないでしょ」と言い出す勘のいい老女。流石の千葉も怪しまれることはあったが人間ではないと勘づかれたのは初めてだったらしい。 拷問受けてもノーダメージだったり自転車で車と並走したりしておいてよく今まで気が付かれなかったな、とか言ってはいけない。 実は『恋愛で死神』に登場する古川朝美ご本人。そして音楽以外で千葉を驚愕させた唯一の人間である。 ◆安藤 「魔王」の主人公。相手に自分の考えたことを話させる「腹話術」という超能力を持っている。この作品では千葉がゲストという形で出演している。 台詞から察するに安藤が調査対象であったらしい。安藤が結構な死亡フラグを立ててからの登場であったため、ちょっと肝が冷えた読者もいるだろう。最寄り駅が近いという理由でよく電車の中で話していた。本人が「調査期間が少ない」と愚痴っている通り、登場シーンは割と少ない。 最終的に犬養を止めようとするが能力の副作用により死亡。脳溢血と診断された。 しかし…… だが千葉が調査に来ていた、ということを加味するとこの死はかなり謎の多いものとなる。前述の通り死神に『可』とされた者は外的要因で死ぬ。対して安藤の死は(超能力ということを置いておいても)病死という診断である。つまり死神のルールと矛盾していることになる。要するにアレは誰かが殺した、という可能性が高い。・・・まあ十中八九マスターが殺したのだろうが。 ちなみにコミカライズ版でも千葉らしき男は登場している。まつ毛の長いメッシュをかけたスーツの男性という容貌。 大型バイクを乗り回したりとアグレッシブで僅かだが安藤と言葉を交わす。 ただし、音楽を聴いているシーンが無い他、晴れている日に登場したこともあるため、 『ラッシュライフ』に登場する黒澤ではないかという考察もある。 (彼もゲストキャラとして他作品によく登場している) ◆山野辺遼 売れっ子小説家兼テレビのコメンテーター。35歳。小説は3年前から書いていない。売れっ子だった時は調子に乗ってマスコミを非難するような発言までしていた。そのためそちらの業界からは結構嫌われていた。文学者・渡辺和夫の言葉を敬愛している。 一年前に本城という男に娘の菜摘を屈辱的な殺し方をされており、妻と共に復讐を計画している。序盤は少々精神をやられていることもありうだつ上がらないが終盤は伊坂作品屈指の漢となる。 ◆本城祟 『死神の浮力』の悪役。サイコパスであり「人の尊厳を傷つけることによって、その人に自身の名を刻みつける」という外道じみた行動原理を持っている。頭脳明晰でもあり、目的の為なら手段を選ばない。逆に他人に覚えられないことを嫌い「お前」など名前以外の呼び方をされると露骨に不機嫌になる。 山野辺をターゲットとしており、 山野辺の娘を騙して毒殺する その映像を山野辺自身に送る(しかも一回見たら消えるプログラミング付き) 敢えて捕まり、その後証人を脅し逆転無罪を勝ち取る。 山野辺の元編集者を人質にし、爆殺を狙う。 さらに山野辺の名を騙りダムに毒を流すテロを行おうとする。 という無駄に計算高くえげつない犯罪のオンパレードを上述の行動原理の為だけに行った。山野辺を絶望のどん底に追い込もうとするも、よりによって千葉がいたのが運の尽き。伊坂作品の悪役の中でも屈指の悲惨的かつ屈辱的な末路を辿った。 以下、その末路についての詳細 死神情報部は苛立っていた。死神全体の杜撰な仕事っぷりのため明らかに必要以上の人間を『可』にしていたのである。 その不祥事をもみ消すため、調査部の連中に「見送りにしないか?」と声をかけていた(ちなみに真面目な千葉は断っていた) そして本城を調査していた香川が面白半分で『見送り』にしてしまう。 そのせいで本城が最悪の末路を送るとも知らずに。 物語終盤、本城は前述の通り山野辺の名を騙って毒物テロを起こすべく、車でダムに向かっていた。 しかし千葉が自転車で頑張った結果山野辺が車に乗り込んでしまう。 一進一退の攻防になるが、最終的に本城は山野辺の挑発に乗ってしまい、誤って車ごとダムに転落する。 そのままダムに沈んでしまい、さらに砕けたガラスが身体に深く突き刺さりあっけなく死亡……するはずだった。 情報部の『見送り』のやり方が杜撰であったため、見送られた本城は寿命が尽きるまで何があっても死ななくなってしまったのだ。 本城の寿命はあと約20年。それまでダムの底でガラスの突き刺さったまま生きていくことになる。 ちなみに情報部は不祥事のもみ消しにだけは力を入れているため、彼が途中で発見されることはまずありえないらしい。 何より犯行がバレて裁判を受けることにでもなれば「稀代のサイコパス」として世間に名を残せていたかもしれないが、 ダムの底にいるため誰にも気が付かれることなくひっそりとその生を終えることになる。 間違いなく本人にとっては最低の末路である。 最後に、忘れられがちだが千葉の本質は謎を解き明かす探偵でも悪に天誅を下すヒーローでもなく、ただの死神に過ぎない。 彼と関わってプラスになった人間は多いが、千葉からすれば仕事をしただけのこと。 だから(面倒見が良すぎるのは否めないが)千葉が人間に手を差し伸べるのは調査を円滑に行うためであるし、 謎解きをするのは基本的に千葉の気まぐれでしかない。 何より関わった人間を躊躇なく『可』にしているのは他でもない千葉である。 彼は正義の存在というわけでもなんでもなく、仕事をしているだけの死神だということを忘れてはならない。 人の死には意味がなくて、価値もない。 つまり逆に考えれば、誰の死も等価値ということになる。 だから私は、どの人間がいつ死のうが、興味がないのだ。 にもかかわらず私は今日も、人の死を見定めるためにわざわざ出向いている。 なぜか? 仕事だからだ。 床屋の主人の言う通り。 追記修正は、見送られた人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 魔王JRではわかる人にはわかる死亡フラグとして、わからない人にはマジで意味深に登場するけど意味のわからないままな人物として。ちょくちょく現れるの好き -- 名無しさん (2019-01-03 23 50 09) 感想だと可愛いとかよく見るけど自分はなんだかんだで「可」にしちゃうドライさというか仕事だからの無関心が怖いキャラだった、逆に言えば不可避な死にユーモアを持たせて擬人化してるとも言えるが -- 名無しさん (2019-01-04 00 19 19) 最初の調査対象が「見送り」だったから、なんだかんだで他の人達も「見送り」になるパターンかと思ったらそんなことは無かった -- 名無しさん (2019-11-01 01 53 27) 違反のペナルティのとこ、学習カキュラムになってるよ -- 名無しさん (2019-11-22 11 46 29) 残り全部バケーションで政治家が刺殺された時、雨で現場から犯人以外にも不審な人物が目撃されてたけど、まさか -- 名無しさん (2020-01-27 01 32 23) 雨の日にしか場に出ないデュエマのクリーチャーになるのはさすがに予想出来んわww -- 名無しさん (2020-02-02 14 22 52) 最近はCDショップが減ってきてるから、千葉みたいな死神達はストレスが溜まってそう。 -- 名無しさん (2023-04-04 23 34 05) 名前 コメント
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登録日:2020/03/25 (水曜日) 00 32 23 更新日:2023/06/22 Thu 21 04 35NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 トランプ投げ バニーガール ピエロ 千年戦争アイギス 奇術師 手品師 投げナイフ 道化師 道化師とは千年戦争アイギスに登場するクラスの一つ。 道化師→(覚醒)クラウンマスター 概要 ステータスは低いがコストも低く、攻撃速度が速い。またアビリティやスキルが特殊であるクラス。 全ての道化師は確率発動する複数の効果を内包するアビリティを持ち、道化師のクラス特性は攻撃時に高確率でアビリティが発動するというもの。 また撤退時に出撃コストが全て返ってくるという効果も持っている。 アビリティは連射・貫通・攻撃力アップ・暗殺などがそれぞれランダムで発動し、この際に発動判定は別個で行われる。 よって「連射+貫通+攻撃力アップ」が同時に発動することもある。 発動率は効果によって異なり、暗殺の発動率は他の効果よりも低い模様。 基本的にアビリティは攻撃的なものが揃っているためステータス以上の戦闘能力を持っており、極めてコストパフォーマンスが高い。 コストの異様な低さから、☆4チャレンジでの「コスト3倍」を食らっても実用範囲で運用できる。 特に「遠距離コスト3倍」では通常ほぼ使えない遠距離枠を有効活用できるようになるため非常に強力。 ユニット一覧 プラチナ 帝国道化師モトリー 初めて実装された道化師。 自身に誰かを笑わせるまでその日は食事抜きという縛りを課しており、よくお腹を空かせている。 観客を笑わせることが自分の役目だと考えているが、王子を笑わせることができず、「モトリー自身が笑っていないと笑えない」と諭された。 スキル『奇術 大脱出』は範囲内の敵を13秒停止させ、範囲内の自分と味方を強制撤退するという特殊なもの。撤退した自分と味方は40秒後に再出撃が可能。 覚醒スキル『クイックエスケープ』になると再出撃までの時間が30秒と短くなる代わりに、スキル初動とクールタイムが伸びる。 アビリティ『気まぐれアタック』はランダムで「三連射・貫通・攻撃力三倍・ごくまれに暗殺」が発動するというもの。 覚醒すると『軽業アタック』に変わり、覚醒前の効果に加えて敵の物理攻撃を確率で回避するようになる。 また指輪を渡して好感度100%を超えると物理攻撃を回避するようになる。覚醒アビリティの回避効果に加算されるようになるため、前線に置きやすくなる。 白兎の道化師リェプル 白いバニーガールの服装をした道化師。 彼女の故郷ではウサギは幸福を運ぶとされており、世界中の人に笑顔と幸せを届けたいと願っている。 そんな彼女に心を動かされたのか、普段一言も喋らない王子ですら「ハッスル……ハッスル……」と答えた。 スキル『ハッスルソング』は100秒間全味方のスキルクールタイムを50%短縮するという強力なもの。 その代償として戦闘中一度しか使えず、ハッスルソング終了時に全味方のHPが半減してしまう。ハッスルしすぎ。 覚醒スキル『ショータイム』になると永続で味方のクールタイムを50%短縮するが、スキル初動が大幅に悪化。 またハッスルソングの代償であるHP半減はショータイム発動時に移る。 全体かつ永続ということでこちらは大討伐適正が高い。 アビリティ『気まぐれアタック』はモトリーと同一。 覚醒アビリティ『ぶんどりアタック』になると、その名の通りぶんどる……山賊達が持つ『ゴールドゲット!』を内包するようになる。 道化師ワンダーハート いたずらっ子な道化師。 少々ポンコツで、狭いところに隠れると出られなくなって助けを求めるということがしばしば。 スキル『クイーンオブハート』は短時間マルチ攻撃に加え、中確率で即死という暗殺型。 覚醒スキル『断罪の死刑台』になると範囲内の敵全てに1%の攻撃と中確率即死を与え続けるという暗殺特化。 暗殺が通りやすい敵ならば正に敵が溶けるように消えていくことになる。 アビリティは上記二名と同じ『気まぐれアタック』。 覚醒アビリティ『早業アタック』は気まぐれアタックに加え、攻撃後の硬直なしという効果がランダムに発生する。 硬直なしが発動するとすぐ次の攻撃を行うため、アビリティの試行回数を稼ぐことができ非常に攻撃的。 千両かぶき姫紅牡丹 東の国(*1)の道化師。イベント「東方のかぶき姫」の報酬ユニット。 演劇一座に所属しており、イベントでは王子達も一座の演劇に加わることとなる。 スキル『必見大立ち廻り』は敵の攻撃を自身に引き付けつつ、物理・魔法に関わらず攻撃を100%回避するという避雷針特化スキル。 覚醒スキル『秘舞 赤獅子』になると攻撃速度が大幅に上昇するが、持続時間が短くなる。 そのため避雷針としての役割に特化するなら通常スキルを使うといいだろう。 アビリティはお馴染みとなる『気まぐれアタック』。 覚醒アビリティは『五月雨アタック』となり「敵二体を同時攻撃」がランダム効果に追加される。 不敗の賭博師ラトゥール 道化師ではなく賭博師な道化師。 「博打に勝つコツは負けないこと」「博打に負けないコツは勝つまでやるか、戦わないこと」と言ってのける。いやホント仰る通りで……。 スキル『フォーチュンダイス』は攻撃力と射程を伸ばしつつ、アビリティの発動率を2倍にするという効果だが、スキルが自動発動する。 放置には向くが、普段はタイミングの調整ができないため使いどころが難しいかもしれない。 覚醒スキルは『クイックディール』と『ディスカード』のスイッチ式。 前者は攻撃後の待ち時間を短縮してアビリティ発動率を3倍に引き上げる。後者は自身を撤退・再出撃させるスキル。 クイックディールは若干ランダムが絡むとはいえとてつもない期待火力を持ち、撃ちきればほぼ周囲の敵は壊滅する。 必要な時にバフをつけつつ叩き込む運用を極めれば超高難易度マップですらねじ伏せることができる、レアリティ詐欺レベルの強力なスキル。 ただしディスカードを使わないと撤退しても再出撃できなかったり、再出撃できてもスキルがクイックディールに戻っていなかったりということになるのでしっかりディスカードを使おう。 アビリティ『トリックカード』は暗殺効果を持たない。代わりに攻撃時に相手を一瞬止める効果を持つ。 覚醒アビリティ『フォーオブアカインド(*2)』になると「四体に攻撃・貫通・四連射・攻撃力四倍」と四を意識した四つのランダム効果に変わる。貫通は四に絡められなかった。 ちなみに攻撃のヒットストップ効果は変わらず持っている。 不敗の縁日ラトゥール ブラック 希代の天才道化リズリー 見事なスタイルを持つ美人なお姉さん系妹キャラ道化師。わけがわからないよ。 覚醒後の帽子に描かれた暗号の謎を解くと…… スキル『ミスディレクション』は射程を伸ばしつつ、範囲内の味方のスキルクールタイムを50%軽減する永続スキル。 範囲内と限定するためかリェプルのようなデメリットはなく、またレアリティブラックなので配置後すぐにスキルが発動する。ちなみに物理攻撃を50%回避するオマケ効果もある。 覚醒スキル『カーテンコール』は全味方のクールタイムを60%軽減するという最上級の効果を持つ。 全ユニットから比較しても、これを超えるのは後衛戦術家の「疾風の軍師シナト」が持つ100%軽減のみ。あちらが持つ制約を考えればこちらの方が圧倒的に使いやすい。 また範囲内に限るが物理攻撃50%回避を味方にも付与する。 ただし一度使うと通常スキルのミスディレクションに戻ってしまううえ、 ミスディレクションのクールダウン解消まではクールタイム短縮も失われるため、 ここぞという時に使うか、速攻でケリのつくマップで運用するようにしたい。 アビリティ『シークレットムーブI』は気まぐれアタックの効果に加え、スキル中はランダム効果発動率が1.3倍に上がるという効果を持つ。 ミスディレクションは永続スキルであるため、高い発動率を維持することができる。 覚醒すると『シークレットムーブII』に変わり、スキル中のランダム効果発動率が1.5倍と更に上がる。 湯けむり奇術師リズリー 温泉プレミアムガチャで登場した限定リズリー。バスタオル一枚に身を包んでいる。 投げる瞬間は「見せられないよ!」とばかりに温泉が湧き出してシルエットになる。 スキル『マルティプルリフト』は30秒間攻撃力と射程が1.5倍になり、ランダム効果に五体マルチ攻撃を追加するというもの。更に味方全体を秒間100回復するというリジェネ効果も併せ持つ。 覚醒スキル『ラブ・ア・ダブ・ダブ』は永続スキルで、範囲内の味方のスキルクールタイムを60%短縮、更に味方全体を秒間120回復する最強クラスのリジェネ効果。 アビリティ『フラリッシュI』は「二連射・攻撃力二倍・貫通・ごくまれに即死」という気まぐれアタックよりワンランク低いランダム効果と、スキル中は範囲内の味方の状態異常を回復・無効化するようになる。 覚醒アビリティ『フラリッシュII』では「三連射・攻撃力三倍」に復帰する。 通常リズリーと比較した場合、あちらはアビリティ発動率アップによる攻撃性能の強化や回避による生存率の上昇があるため前線向き。 こちらはそれらを持たずリジェネによる回復があるため、前線より下げた位置でサポートに徹する方が向いているだろう。 サファイア 歪み角のプリスナ 書籍「千年戦争アイギス 英雄の絆 4」に付属するシリアルコードを入力することで獲得できる。 砂漠の国の侵攻軍に奴隷として使われていたデーモンの少女。 他のデーモンに虐げられてきたため自分に価値があると信じられないらしく、他人に肯定されることに飢えている。 このためちょっと優しくされると簡単になびいてしまううえ相手に依存して ダメな男でも「ダメなままでいい」と肯定し共依存を強制し、男をダメにしてしまう。 また、ゲーム版交流では自己肯定感のなさから来るワーカホリックな一面を見せるなど、 健気ではあるのだが見守っていないと結構危うい性格をしている。 異次元に結界牢獄(プリズンルーム)を作る能力を持っている。 先祖はこれを牢獄として使い恐れられていたようで、この力を受け継ぐ彼女の一族は迫害を受けており両親も殺されている。 本人は普段この能力を牢獄ではなく自室兼味方を匿う避難所として使用している。 スキル「プリズムプリズン」は射程内の自分以外のユニットを撤退させ、40秒後に再出撃可能にし、 また自身の攻撃に20秒間鈍足化の効果を付与する。 モトリーとよく似たスキルだが、自分は対象にならないので使えば必ず孤立することになる。 離れた2か所で防衛する際に有効なスキルで、主力ユニットの位置を変更することができる。 覚醒スキル「イリュージョンアイズ」は鈍足の代わりに自身が隠密状態になり、遠距離攻撃の対象にならなくなる。 隠密により通常スキルの使えば孤立してしまう欠点を解消しているが、 自動撤退前提で相手を足止めするなら通常スキルのほうが良いだろう。 アビリティ「魔界の気まぐれアタック」は通常の気まぐれアタックに魔界適応がついたもの。道化師としての基本的な仕事はできる。 覚醒アビリティ「臆病アタック」は自身のHPが0になると自動で撤退扱いになる効果が追加される。 スキルを使って孤立した後もそのまま死ぬまで戦わせらわれるようになる。 スキルでの再出撃はモトリーを所持していると立ち位置がモロ被りになるのが難点だが、 魔界適応を持つ超低コスト戦力ということで魔界での序盤戦適正はピカイチ。 漫画シリアルキャラ特権で最初からコストが下限で、なんとコスト4。 魔界マップではサーベインとプリスナを出しておけば序盤はほぼしのげるだろう。 追記・編集は周囲を笑顔にしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成。プリスナは未所持なのでどなたかお願いします。 -- 名無しさん (2020-03-25 00 35 47) ズリンチコードすき -- 名無しさん (2020-03-26 11 20 36) 作成乙です。スキルはやや上級者向けが多いがクラス特性的には初心者向けかな -- 名無しさん (2020-03-27 00 02 46) 2覚実装おめ -- 名無しさん (2020-09-26 14 18 08) 名前 コメント
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死神ソーダをお気に入りに追加 死神ソーダのリンク #bf Amazon.co.jp ウィジェット 死神ソーダの報道 田中圭に前田敦子が絡む ミステリードラマ「死神さん」 - 読売新聞 “球技は苦手”ラウールの華麗なバスケシーン『ハニーレモンソーダ』メイキング映像 - cinemacafe.net 死神ソーダとは 死神ソーダの96%は度胸で出来ています。死神ソーダの2%はミスリルで出来ています。死神ソーダの1%は華麗さで出来ています。死神ソーダの1%は明太子で出来ています。 死神ソーダ@ウィキペディア 死神ソーダ Amazon.co.jp ウィジェット 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 死神ソーダ このページについて このページは死神ソーダのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される死神ソーダに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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壱 弐 参 極 名前 [温泉★]死神 (おんせん しにがみ) セリフ 壱 「たまにはホネ休めしないとね」 弐 「ちょっと、ケンカしないで…」 参 「えええ…悪化してるし…」 極 「終わりよければ全てよし!ケンカも人生もね♪」 解説 人に死を伝える為にあの世からやってくる使者。大きな鎌を持ち、肉体と魂を切り離すといわれる。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 SSR 25 6180 6900 5500 弐 6800 7590 6050 参 7690 8580 6840 極 8690 9780 7800 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:ホネ休み! 闇 10 自分自身の攻防アップ お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 高 備考:
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your fairytale/Bad Apple princess◆HOMU.DM5Ns 時は遡る。 くるくるまわる。狂々おどる。 軸はあいまいに。系列はあやふやに。くるりと翻り、秒針をまわす。 過去を今に、今を過去に、さかしまにまわす、まわす、まわす――― 聖杯戦争が正式に開始を通達した、最初の夜を過ごすスノーフィールド。 始まる儀式。英霊同士の武闘。拡散する魔術。奇術。詐術。闇中で密やかに交わされる謀略。 ここから先、スノーフィールドの闇で繰り広げられていく数多の戦いを前にして、各々の主従は思案する。 目的に沿う道筋を考察し、敵方が取るであろう対策を講じる。 大半はまず、街に繰り出して地盤固めに奔走していくだろう。人気の少なくなり被害に遠慮がいらなくなる夜こそ、聖杯戦争の本番だ。 あるいは本格的な動きに備え、今は見に徹し朝を待つ者もいる。自己の能力を弁え慎重を期するなら、これも確かな戦略である。 しかしその中で、恐らくは唯一、戦略の組み立ても、勝利に対する展望もないままに、スノーフィールドの街中をあてもなく彷徨うマスターがいた。 白いサテンドレスの少女はてくてくと街を歩く。 西欧の顔立ちは衣装とあいまって愛らしく、そのままパーティーの場に入っても自然と迎え入れてもらえる姿だ。 今いる場所がホテルの前の噴水広場であれば、遅れて式に入る来賓にも映るだろう。 しかし少女はホテルマンはおろか、道を通りかかる誰の目にも映ってはいない。心配して声をかける者も、邪な意図で近づく輩も皆無だ。 淡い印象の少女は、その存在を完全に"無い"ものとして街に、住民全てに扱われていた。 少女の背後に護衛のように張り付いている、見るもおぞましい怪物にすら気づいてないことからそれは明らかである。 怪物……バーサーカーを従えたマスター、ありすは聖杯戦争の始まりの日でも、孤独にスノーフィールドを徘徊していた。 「んしょっと。ふう、ずっと歩いてたら疲れちゃった」 噴水前のベンチに腰掛ける。組み上げられた水は宙に舞い散り、辺りに置かれた照明に反射して幻想的な光景を生み出す。 水玉が飛んでは散っていく様を、ありすは足をぶらぶらさせながらつまらなさそうに見上げていた。 「あたしたちとおんなじ人、いないねー」 「……」 「そうだよね、つまんないよねー」 バーサーカーは答えない。理性を剥奪されるクラスであるが故、問いを返す能力がこのサーヴァントには欠如している。 そうと知ってか知らずか、それでも少女は気にせずこうして言葉を投げかけている。 「ひょっとして、みんなで隠れんぼしてるのかな?ありすが鬼役で、見つけないとずっと隠れたまま、遊んでくれないの?」 「……」 「どうすれば見つかるのかな。お家の中、森の中、迷路みたいでひとりじゃ見つけられないかも……」 「……」 「うん、そうだね。あなたもいるものね。壁をみんな壊しちゃって、森もぜんぶ真っ平らにすれば、アリンコみたいにみんな出て来るもんね」 従者との会話……と言えるかも分からない一方通行でもありすは止めようとはしない。 それは人形や玩具に語りかけるような、幼さからくる意思の疎通が成り立ってないことへの理解の欠如なのか。 傍目には一方通行に見えても、二人の間では、まるで双子のように心が通い合っているのか。 彼女らを見つけられる相手が今いない以上、全ては詳らかにされることはないが。 ともあれ、事実として。 少女は孤独を癒され、今は快活に日々を過ごしている。 砂糖菓子の如き脆い時間、火の点いた蝋燭の身とも知らずに、無邪気なまま。 やっと手に入れた遊びの時間を楽しむ自由を、体いっぱいで謳歌していた。 「よし、今日はありすがみんなを見つけよう!女王がばらまいたトランプ探し! この街になら遊べる相手がいるって、お姉ちゃんは教えてくれたし!」 椅子から立って、くるくると回り廻る。 どうやら修道女の監督役からの通知、ルール説明を拙くも読み解き、とりあえず『トランプ集め』なる催しに自分も参加する資格があるとこまでは理解したらしい。 当てがないのは相変わらずだが、とりあえずの目的はできた。遊びの形が決まれば、あとは一直線である。ぱたぱたと駆け出して広場を後にしようとする。 ―――聖杯符を核とするサーヴァントから抜き取る行為が何を意味するか。己がサーヴァントを失ったマスターの運命がどこに行き着くか。 その残酷さに気づくことのないままに、少女は聖杯戦争のルールに則ってしまっていた。 「あれ?」 そこで、彼女は『視線』に気づいた。 自分を見る目。注視している気配。 誰もありすに気づかない群衆の風景の中で、ただひとつありすの方を向いている、赤い影。 他人に顧みられることのなかったありすには、その視線の意味……ありすを見る意図の感情に気づくことはなかったが、それだけに敏感に反応した。 「見つけた!」 華咲く顔で、指を指して、めいっぱいに叫んだ。 声も届いたのか、影は生い茂る木々の隙間にするりと入って消えていく。ありすも臆することなく後を追いかけていく。 「あは、追いかけっこだね!まてー!」 なにせやっと見つけた遊び相手だ。逃げられたくはないし、逃してしまえば遊びは自分の負けだ。 なにより、怪物以外で自分を見てくれたのが、どんな顔か見てみたい。 気分はまるで時計ウサギを追いかける童話のアリス。小さな体を急かし立ててありすを走らせる。 とはいえ、逃げる方が成人程度の背丈があるのに対して、追う方は十にも満たぬ矮躯である。歩幅からして違いが大きすぎる。 体力の差も鑑みれば、逃げる方が立ち止まらない限り、捕まえられる可能性など微塵もないのは当然のこと。 時間が経つにちれ、見る見る内に影は遠ざかってく。何度目かの裏路地の角を曲がり、このまま置き去りにして眩ませてしまおうかという段に―――背後からの声に呼び止められた。 「追いついた!ありすの勝ち!」 声の主は当然、期待に胸を膨らませたありすだ。 少女が思いの外健脚ったのか、しかし近道もなく数十メートルの距離を一瞬に詰める移動をしても、息ひとつ切らした様子もない。 もし逃げた人物に、ここ最近スノーフィールドで流れる極東の噂話の知識があれば、 電話をかけるたびに受けた相手に近づく少女の霊の怪談を思い出したかもしれない。 それは超常。それは魔術。 転移という、ある地点から地点への移動を過程を抜きにして空間を直接飛び越えて終える、魔術の最奥のひとつ。 空間転移は根源―――魔法の領域に指をかけている術だ。実現するには稀代の魔術の腕と然るべき費用と時間を求める。 遊び目的で追いつくために使用するのも埒外なら、準備も時間もかけず式を完了させているのも埒外だ。 さらに彼女はサーヴァントではない。神代に生きた稀代の魔術師ならいざしらず、魔術を知らない幼子の業と知れば、尋常の魔術師が見れば卒倒しかける光景であっただろう。 「お姉ちゃん、あたしが見えるのよね?ね、一緒に遊ぼう?」 為した事の異常さを自覚せず、ありすは影―――いや、この距離まで近づけば後ろ姿からでも体格からで判別できる女へと話しかける。 女は立ち止まったままありすに振り返ろうとしない。 「なんだか真っ赤っかなかっこうね。赤ずきんみたい」 ありすが言った通り、女の姿は赤一色だった。正確には腰まで伸びた黒の長髪が見えているが、女が着る赤いコートの色がそのような印象を与えているだけ。 薄暗い道にあって、その赤は色濃く映り、その空間だけ赤い血で染められているかのよう。 あるいは、生き物の血に爛れた口内か。 それから、ゆっくりと女が振り向いた。 顔の大部分は白いマスクに覆われて表情は窺えない。見えているのは両眼のみ。 その眼が、ありすを見る。愛おしそうに、羨ましそうに、妬ましそうに、憎らしそうに。禍々しく、悍ましく、恐ろしく、凄まじく。 マスクの紐に指がかかる。ずれたマスクの端から黒い孔が覗いた。 かけた指を引き離す。両の耳まで裂けた、女の貌の全てが露わとなる。 そして裂けた口で、ありすにこう問うた。 「私、綺麗?」 女が嗤う。 女だった妖怪(モノ)が嗤う。 いや、嗤ってなどいないのかもしれない。不出来な三日月のように弧を描いた口が、思い切り顔筋を釣り上げた笑みを浮かべているように見えているだけ。 その本質は殺戮。目的は恐怖。 問いに意味はなく答えもない。出会う者を区別なく自分と同じ醜き顔に引き裂く通り魔。 都市伝説。スノーフィールドに俄に立ち昇っている、唐突に極東の国より流れてきた妖怪の話。 口々に『乗る』噂という特性が生んだ例外的な騎乗手(ライダー)。 話には尾ひれが付き口伝で歪み本来の形すら忘れられ、ここに幻想と成って果てた、"口裂け女"という伝説が舞台に昇ってきた。 その伝承の残り滓、出逢えば刻まれてしまう妖怪を目の当たりにしたありすは、 「きゃっ」 と、可愛らしい悲鳴を上げるのみだった。 「びっくりした。赤ずきんかと思ったらおおかみだったのね。おばあちゃんに化けて娘をひと呑みにしちゃう、わるいおおかみ!」 「私、綺麗?」 どこからともなく包丁を取り出して近づいてくる口裂け女を前にして。 嬉しそうにはしゃぐありすの顔は、死を間近にした恐怖の色に染まってはいなかった。 「やったあ!一緒に遊んでくれるんだね!あたし、ずぅっと待ってたの!」 むしろサーカスで楽しみにしてた出し物を見たような、好奇心と期待をありありと乗せている。 感情が喪われている、わけではない。少女の数ある恐がるものの中に、今襲いかかる妖怪は含まれていないというだけ。 本の物語に出てくる『こわいかいぶつ』が、『病院や医者』のような痛い記憶を生み出さないだけのこと。 「ァ゛―――――――」 「…………あ」 そして、彼女は怪談に出てくるただの被害者ではない。 認識しておらずとも彼女はマスターであり、そこには常に、傍に立つ守護者にして破壊神が在る。 「ァ゛ァ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」 地を震わす咆哮と共に凶獣が動く。 流れる緑の血は異形。引き裂かれるまでもなくその口は人ならに獣のそれ。 死神のバーサーカー。無垢なる少女の魂の安寧を願うべくその心を代償にした堕ちたる英霊は、にじり寄る口裂け女の前に立ち塞がった。 「■■■■■■――――――!!」 「ぁぁあああああああ…………!」 人語にならぬ狂声が混ざり合う。 対峙する妖怪(クリーチャー)と怪物(モンスター)。 相克する伝説(フォークロア)と神話(ミトロジー)。 ここには正しき英雄など存在せず。しかし紛れもなく、聖杯戦争のあるべき形を取っていた。 「それじゃあ、遊びましょう?たのしいたのしいトランプ遊び。ポケットの中、服の下、ぶ厚い肉の底に隠したトランプを引っ張り出しちゃおう!」 緩やかなありすの声を合図に、二体は互いの武器を振るった。 化物同士に、殺し合いの前に気取った挨拶も客員作業もない。獲物がいて敵がいる。それで理由は両手に余る。 赤い妖怪(ライダー)が手にした包丁を振るう。構えも歩幅も出鱈目な、素人目にも洗練されてない動きだが、生まれる早さと重さは常識外だった。 自己保存の防衛本能など捨てた妖怪は、後先を考えずに自己崩壊も厭わずに相手を殺そうと全力を投入する。 恐怖の濃度で能力が高まる都市伝説の特性、様々な妖怪の伝承を取り込み、魔獣の位階に達したものに付与される怪力性。 その全てを砕き散らして、緑の怪物(バーサーカー)の暴威が妖怪の裂け広がった口に叩き込まれた。 「ぁ゛、あ゛あ゛……!?」 赤いコートが、新鮮な赤色で塗り直される。 噂話にある、口裂け女に出会った被害者と同じ結末。違いは自身の血で濡れている点。 喉の奥まで腕を突っ込まれ悶絶する口裂け女。 バーサカーの腕は全身が禍々しく突起に覆われており、この時点で口腔内はズタズタに刻まれ今なお鮮血を撒き散らす。 このまま出血多量か窒息に死に至ってもおかしくないが、口裂け女もさるもの。絶命する最後の瞬間が来るまで抵抗の意思を消しはしない。 腕を一本塞いだのを幸いに、まだ手に握った刃を距離が詰まったバーサーカーに突き刺そうとする。 「■■■■■■■■■――――!!」 だがそれよりも一手早く、バーサーカーは突き入れたままの右腕を『下に振り下ろした』。 ベリベリと肉を引き剥がす、聞くだに恐ろしい破滅的な音。 口裂け女の姿は、今までは人の姿を保っていただけまだ生温かった思わせるほどの変貌していた。 下顎どころか胸元を心臓ごと抉り持っていかれた格好は、皮肉にも恐怖の度合いは数段増していて、もはや女としてすら映らなかった。 声を発する器官も潰され、ぜいぜいと断末魔の痙攣を繰り返す口裂けの妖怪を、バーサーカーは逆の手に持った鎌で何の躊躇も見せず首を切り落とした。 縦横に割れた顔が地面に落ち、制御を失った胴体も崩れ落ちる。 それで終幕。 小波を大波が飲み込んだ後のようにあっさりと。サーヴァント戦と呼ぶにはあまりに呆気ない始末。 血の水溜りに転がった死体はそれきり動かず、次第に砂の粒子に崩れていく。 加害者は被害者に置き換わり、通り魔事件は過去の記録として幕を閉じる。 やがて死体は完全に消え去り、後には何も残らなかった。 「あれ?」 その結果にありすは首を傾げた。 「トランプ、どこにもないね。持ってなかったのかな?」 目当てだった聖杯符(トランプ)を落とさず口裂け女が消えた地面を不思議そうに見つめる。 これが常なるマスターであれば、異常な事態に思考を働かせ、様々な可能性に思い至るだろう。 しかしぼんやりとした感覚でしかルールを把握してないありすは、ただ呆然としているだけ。 このまま時が経てば綺麗さっぱり忘れ、また新たな遊び相手を探し回りに行くのだろう。 しかし、そうはならなかった。 「―――演劇中断(カット)」 落ち着いた男の声が、こぼれて聞こえた。 光の届かない森の闇から、新たな影が足音も立てず浮かび上がる。 「カットと言うしかあるまいよ」 深夜の大気を切り取った色をしたローブを纏った、金髪の男だった。 洒脱な雰囲気は貴族めいており、そのまま落成式やオペラの舞台にでも上がれそうでもある。 「劇の最中に割り込みとはマナーがなってないお嬢さんだ。しかも役者を壇上から叩き出してしまうとはあまり感心しないな。 出番が待ち遠しいにしても、演目(ステージ)のお披露目は順番を守っていただかないとね」 目を瞑ったままに、立入禁止の標識を超えた子供に窘めるような口調で、ズェピア・エルトナム・オベローンは語りかけた。 「おじさんはだれ?」 「誰、か。その問いに意味はない……と言いたいところだが、生憎今の私は『噂』に成り果てるより前の個として成立してしまっている。 さりとて自ら名を明かして『私』を広める必要もなし、なにより芸がない。ここはひとつ、タタリとでも呼んでくれたまえ。 精緻な硝子細工のお嬢さん。君の名を伺っても?」 「あたし?あたしはありすだよ。タタリのおじさんも、ここに遊びに来たの?」 「ふむ?」 ありすはどこまでも無邪気に聞いてくる。 目の前の男が人を喰らう吸血鬼の王の一角、500年に渡って血の海を飲み干してきた真性の怪物であるなどと露とも勘付かず。 その反応を怪訝に思ったのか、ズェピアはありすに再度問いかける。 「聖杯戦争、という単語に覚えは?」 「なにそれ?」 即座に返された答えに、何かを精査するように硬直するズェピア。 一秒の後、指先の伸びた爪を額に乗せて、全てに合点がいったという風に頷いた。 「ありす……ああ、ルイス・キャロルだね。異界を迷い歩くヒロインの物語。 世界で最も広まった童話は、それ故に後世にて多くの改変を受け世に再版された、メジャーな二次創作ともいえる。 ……ふむ、これは拾い物かもしれんな」 「?」 形の良い貌には、笑みが張り付いていた。夜空に浮かぶ、細い弧月の形。 「まさかこのような場所で、かつての『私』だった姿と相見えようとは。 君は過去を捨てることで童話の住人そのものへと転生を遂げた。その肉体もある種人々の夢想で形作られた魂の外装であり―――」 口裂けた形相のまま、不思議そうに見つめるありすにゆっくりと歩を進めていき―――大気を震わす狂気にそれ以上の前進を阻まれた。 「■■■■■■■■■■■……!」 意味を見出だせない獣の唸り声を上げるバーサーカー。 顎を開き、死神の鎌を掲げ威嚇する様は、口裂け女との比ではなかった。 空気が膨張せんほどに溢れる殺意は、狂戦士としての戦闘本能だけに収まる理由ではない、明確な意志を示していた。 ――――それ以上彼女に踏み込んでみろ、俺は貴様を殺す。 「カテゴリー番外位(ジョーカー)か。面白い」 前にこそ進まないがそれを涼風と受け流すズェピア。 ともすれば通常のサーヴァントに匹敵する霊基を保有した吸血鬼は笑みを引かせ、興味の対象を怪物に移した。 「先程の戦闘を見せてもらったが、名に違わぬ鬼神の如き強さだ。 忌々しい代行者の声を借りた監督役によれば、聖杯苻の数字とサーヴァントの割り振りに直接の因果関係はないらしいが、君に限ってはそうではないらしい。 単なる数値上の話だけではない、我々のような死徒と同様―――人類の歴史そのものを否定する概念に即した力の類が垣間見える。 もし君の性質が絵札の通りだとすれば、人に属するサーヴァントに対して絶対的な権限を押しつけられると踏んでるが、どうかね? おっと失礼。狂気の淵にいては返答を望むべくもないか」 次々に言葉を並べていく。科学者が自身の考察と持論を聴かせるのと同じ風に。 しかし聞く相手に理解を求めず展開していくのはむしろファックスの用紙を流し続けるコピー機の方が似ていた。 「トランプゲームのおけるジョーカーとは、最強の一枚に数えられるのが常だ。スートの番外位であり単純にあらゆる札に強く、ペアでは他の札の代用に使えるからだ。 あらゆる役に成り代わり、圧倒的に場を蹂躙していく死神道化。ああ、私(タタリ)の性質にも近しい部分でもあるだろう。 しかし何事にも例外はある。とかく最強や無敵と安く冠されるものについては特にそうだ。公正を旨とするゲームでは尚更さ。私(ズェピア)がそうであったようにね」 一度、そこで言葉を切る。 「ちなみに、あるゲームにおいてジョーカーは、特定のスートの3の札に弱いとされている」 再び言葉を出した後、わざとらしく懐から出した懐中時計を開いて見せた。 「"丑三つ時"だな」 呟いた、瞬間。 「私、綺麗?」 有り得ざる声が、閃光と同時にありすに降りかかってきた。 頭上から伐採用の鋏を持って落ちてくるのは、誰あろう都市伝説。 赤いコート、耳まで裂けた口、どれもがさっき逆に引き裂いた口裂け女と同一の姿だった。 「■■■■■■■■!」 しかし能力も同一であったのか、奇襲にも関わらず口裂け女の斬撃はバーサーカーの黒い手に掴まれた。 飛翔能力で飛び上がろうとしたが、バーサーカーの腕力でそれも叶わずそのまま壁に叩きつけられる。 死亡確認もせず幾度となく繰り返し、掴んだ肉塊が「たたき」になっても生命活動が終了した途端に肉体は崩れ去り、同じく塵へと帰っていった。 それでもバーサーカーの怒りは止まない。二度に渡って己のマスターを狙うのは日に油を注ぐに等しい行為だ。 仕掛け人である今のライダーのマスターに相違ないズェピアの方へ向いて―――肝心の敵が既に消えていた事によりたちまち殺意が冷却された。 『ここまでだな。流石に軽々に三体目を失うわけにはいかない』 声のみが空間に反響して聞こえてくる。 二体目の口裂け女の出現はありすの殺害ではなく、場を仕切り直すための時間稼ぎだった。 「タタリのおじさん、あたしと遊んでくれないの?」 『済まないが私は多忙の身でね。この街により多くの物語を配給しなくてはならない。噂を流し、恐怖を広め、中途で頓挫した劇の再演に至らなければならない」 つまらなさそうに顔を膨らませるありす。やっと遊び相手になれそうな人を逃したことが不満の様子だ。 そんなありすを宥めようとしたのか、ズェピアから言葉が付け足された。 『だが……君に遊びの場を提供するぐらいはできる』 「ほんとう!?」 飛びつく勢いでありすが聞き返した。 『ああ。既にヒロインは先約済みだが、飛び入りを認めぬほど無粋ではないよ。劇のキャスト欄に加えておこう。 ―――君という亡霊を、新たな都市伝説に組み込む。挿絵から飛び出たナーサーリーライム。しかし具現するは悪夢! そも童話とはアンデルセンを引き合いに出すまでもなく、陰鬱を秘めるのが常。幕間の題材としては上々だ。 そうすればこの街の住人も、もう二度と君から目を離さずにはいられなくなるだろう』 「わあ……!」 ありすの瞳にたちまち星の輝きが満ちていく。 ありすの欲しがっていた、決して手に握れなかったものを、与えようと。 どれだけ絢爛華やかな景色であっても、その中で切り離されていたありすにとって、外の世界はどこも色褪せていた。 誰とも話せない、誰にも見向きもされない。生きていないありすの時間は、活きてすらいなかった。 そのモノクロだった世界に、色が取り戻される。想像するだけで ――――――"タタリの夜"による再現という、致命的な齟齬に気づかぬまま。 「チケットは後で手配しよう。脚本にそれなりに時間はかかる。 それまで自ら噂を生み出すもよし、新たに舞台を立ち上げプリマドンナに躍り出るもよしさ。 ああ、それとこれは助言だが、君に気づいた相手とは積極的に遊ぶといい。その分だけ開幕のベルは早まるからね―――」 そんな言葉を最後に、今度こそズェピアは消えた。姿から遅れて声の残響も完全に無くなり、夜の静けさを取り戻す。 「ありがとうおじさん!あたし待ってるね!」 どこに行ったのかは分からないため、適当な方向に手を振って見送る。 二人きりになっても、ありすの興奮はまだ冷めなかった。くるくる回って喜びを表現する。ほんのり赤くした白磁の頬に夜風が心地いい。 このまま朝まで街中を探し回りたい気分だったが、そこで限界が訪れた。子供には決して耐えられぬ誘惑が。 「あれ……なんだか眠くなっちゃった……」 急速に睡魔に襲われ倒れかかったありすをバーサーカーが受け止めたる。触れれば肌が裂ける突起だらけの腕で、決して傷つけないように。 「……」 「そうだね、もう夜だもん……寝なくちゃいけない時間だったけど……あんまりにも楽しくて忘れちゃった……」 空間転移を苦もなく使用し、魔力喰らいのバーサーカーを容易く運用するタネと仕掛け。しかし消耗自体が皆無なわけではない。 気づかぬ内にも刻一刻と砂時計の中身は下に落ちていく。その果ては器ごと割れ砕ける魂の全損。 本人にとっては、単なる遊び疲れとしか捉えないだろうが。 「……」 「そうだね……今日はもうお休みにしよう……。これからは、色んな人達といっぱい遊んべるんだもん……。 お茶会もして……鬼ごっこや隠れんぼをして……」 微睡みに落ちていく中でもありすは言葉を止めようとはしなかった。 うつらうつらと、明日やりたいことを口にする。そうすれば、希望は現実に成ると夢見るように。 「ずっとずっと……楽しい時間を…………永遠に……………………」 やがて瞳が閉じられ、静かに寝息を立て始めたありすを、バーサーカーは抱えた状態でその場に佇み続ける。 放出していた獣の威圧も静まり返った夜気に消え、伝説にある戦いの後のベルセルクの戦士のように虚脱に陥っている。 それは狂気が消え、空虚な精神の中から表層に現れたただ一つの意志。 死神は眠る少女の安寧を乱さぬよう、只々鎮まり、立ち尽くしていた。 降り注ぐ雨風を凌ぐ家のように、堅固に。 我が子を抱き寄せて守り抜く、母の彫像に似て。 いつまでも。 いつまでも。 ♡♥ ――――――――死神を連れた白い少女の噂――――――――― ♡♥ 【どこか/一日目 早朝】 【ありす@Fate/EXTRA】 [状態] お休み中、魔力消費(小) [令呪]残り三画 [装備] なし [道具] なし [所持金] なし [所持カード] [思考・状況] 基本行動方針:遊ぶ 1. ゆめのなか。 2. タタリのおじさんの劇で、みんなと遊べるといいな。 [備考] ※聖杯戦争関係者以外のNPCには存在を関知されません。 【バーサーカー(ジョーカーアンデッド)@仮面ライダー剣】 [状態] 狂化 [装備] 『寂滅を廻せ、運命の死札(ジョーカーエンド・マンティス)』 [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:ありすの守護 1. ―――――― 2.―――■■ [備考] ※聖杯戦争関係者以外のNPCには存在を関知されません。ただし自発的な行動はその限りではありません。 【いずこか/一日目 早朝】 【ズェピア・エルトナム・オベローン@MELTY BLOOD(漫画)】 [状態] 魔力消費(小) [令呪]残り三画 [装備] [道具] [所持金] [所持カード] [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を以て再び第■法に挑まん 1. 『口裂け女』の噂を広め、ライダーの力を増す。 2. 次善策にありすを『都市伝説』に組み込む。 [備考] 『死神を連れた白い少女の噂』を発信しました。ありすや口裂け女への影響はまだ未知数です。 【ライダー(口裂け女)@地獄先生ぬ~ベ~】 [状態] 2体消失(即時補給中) [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:殺戮 1. 私、綺麗? 2. これでも? [備考] 007 始まりはZero、終わりならZet 投下順 009 英雄と蛇、邂逅(前編) OP2 オープニング 時系列順 001 神は沈黙せず OP2 オープニング ありす 010:止まる『世界』、回る運命(前編) バーサーカー(ジョーカーアンデッド) ズェピア・エルトナム・オベローン 011:学校の怪談、口裂け女のウワサ ライダー(口裂け女)
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レクイエム・フォー・デス 作品名:Fateシリーズ 使用者:ウォルフガング・アマデウス・モーツアルト 奈須きのこ作品のFateシリーズに登場する道具。 宝具の一つ。形状は楽曲。 聞いたものを呪う葬送曲。 術技についての詳細基本性能 来歴 デバフ 継続ダメージ 元ネタ 関連項目 関連タグ リンク 術技についての詳細 基本性能 宝具のランク B 種別 対軍宝具 レンジ 1~60 最大捕捉 500人 宝具による効果 継続ダメージ 身体能力低下 来歴 最期に死神から葬送曲を依頼されたという逸話の具現化実際は死神ではなく貴族の男であったとされるが、この音楽家の死に箔がついた結果伝説が捏造された。 死の直前、死神に葬送曲の作成を依頼されたという伝説に由来する魔曲。 デバフ 継続ダメージ 曲を聞いた者に身体系ステータスのデバフと継続ダメージを与える魔力 幸運による抵抗に失敗した場合、二倍の低下デバフと継続ダメージを与える。 この曲を聞いた者は魔力及び幸運の抵抗判定を行う。判定に失敗した場合、身体系ステータスが強制的に二段階低下し、 更には防御の魔術・能力・鎧を無視した強烈な持続ダメージを受けることになる。 抵抗に成功した場合はステータス低下は一段階のみとなり、持続ダメージも半減する。 元ネタ 灰色の男 モーツァルトの前に現れ、葬送曲を依頼したという死神。 完成後に「これはお前のための葬送曲だ」と言ってモーツァルトを殺したという。 関連項目 宝具 死神のための葬送曲の道具分類。 関連タグ Fate 呪詛 奈須きのこ作品 持続ダメージ 楽曲 演奏 道具 リンク Wikipedia ウォルフガング・アマデウス・モーツアルト