約 578,872 件
https://w.atwiki.jp/ya40masadental/pages/100.html
死神 魔王軍に所属。《死を司る者》《亡霊を統べる王》等と呼ばれるが、 名らしいものはなく、便宜上「死神」と称す。 その様は死神らしく大鎌を持ち黒衣を纏った白骨体にして不死者。 スケルトや死霊等のアンデットやモンスターを操り、強力な魔術を用いる。 その性質は仲間に対しては温情深く、敵や抵抗者には冷酷非情。 噂によると魔王マグレスに率いられた魔界の亡者の一人とも。魔界の貴族の一人ではあったらしい。 また、かつて魔王ジャネスの配下として仕え、その娘であるヒロを世話した事もある。 魔道騎士とは盟友関係にあった。 しかし、封印の像を巡るゴルギアス山の戦い、封印の神殿での守護騎士との戦いに傷つき、遂には封印を解くとと共にその呪われた魂を終わらせる事になった。 しかし死してその魂はヴァルハラなる世界に送られ、事の行く末を見守る事となる。 奇しくも、魔王軍の将最初の戦死者にして、最初に封印を解く形となった。 出典:戦記オリジナル
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/3983.html
冠系 黒揚羽の冠 (クロアゲハノコウブリ) 【冠】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (黒揚羽の冠.JPG) 基本性能 価値 重量 防御力 耐久度 8 2.4 19 18 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 − − -10 -10 装備可能 全職 装備区分 頭装備 必要Lv 1以上 付与効果 器用+4 知力+4 風+4 備考 北条家の大道寺政繁隊(奉行)の部隊アイテム 門外不出 元から冠をかぶることができる職は特殊グラ、冠を被ることができない職は冠のグラ
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/1012.html
MD/079 C 三つ編みの緒方/佐藤が好きでしょうがない隊 女性 パートナー パンツをかぶる佐藤/変態パンツ男 男性 レベル 3 攻撃力 3500 防御力 6000 【佐藤くんが好きでしょうがない隊!】《ギャグ》《煩悩》 【スパーク】【自】あなたのベンチに名前に“佐藤”を含むカードがいるなら、あなたは相手のリングのカードを選び、そのターン中、そのカードのアタックはパートナーアタックにならない。 作品 『みつどもえ』
https://w.atwiki.jp/mimisiayuria/pages/36.html
名前 死神 特徴 黒い布を着ていて大きな鎌を持っている。 特性 大きな鎌で髪の毛をバッサリ切ってしまう恐ろしい奴。 特に髪の毛の薄い人を狙い楽しむ。 対策 死神はかつらを被っていると狙われない。 それはかつらを切っても面白くないから だろうと考えられている。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/3197.html
このページはこちらに移転しました お伽話 作詞/λ 作曲/42スレ504 鉢をかぶる悲しみ 家族に嫌われ悲しみ うらみは泣く 心清く 思いに呑まれずに 夢を持つ誰かを 私を待つ誰かを 希望だけ持ち 愛するために これからも私は生きる 恥はなく 夢は高く どんな思い出 関係無しに 私は羽ばたいていく さあ果てしない夢も外へと 現実へ出てく 散る花は美しい 「雅」 そのものの 鉢かづき 音源 お伽話 お伽話(nam ver) (このページは旧wikiから転載されました)
https://w.atwiki.jp/orikyara3rd/pages/189.html
作者 R
https://w.atwiki.jp/junretsuwago/pages/2145.html
辞書 品詞 解説 例文 漢字 日本国語大辞典 他動詞 ( 身体に何かをつける意 )① 身につける。身にまとう。着用する。(イ) 上半身または体全体をおおう衣服の類を身につける。 古事記(712)下・歌謡「白妙の 袖岐(キ)備ふ」竹取物語(9C末‐10C初)「今はとてあまの羽衣きる折ぞ君を哀と思ひ出でける」 着・著 (ロ) 下半身につける衣類をはく。 宇津保物語(970‐999頃)あて宮「うへの袴をかへざまにき、片しに足二つをさしいれて」 (ハ) 頭部をおおう笠の類をかぶる。かずく。 万葉集(8C後)三・三七四「雨ふらば盖(き)むと思へる笠の山人にな盖(き)せそぬれは漬(ひ)つとも」 ② 自分の身に受ける。身に負う。こうむる。 御伽草子・猿源氏草紙(室町末)「又いなと申せば、人の怨みをきるといひ」人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初「とはいふものの、おれもまアくやしい難をきたじゃアねへか」 ③ ( ①より転じて ) あるものでおおう。 ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉三「雪を着た山々のてっぺんは紫色に煙り、海の涯(はて)は青く靄(もや)がかってゐた」 ④ 酒を飲む。 随筆・秉穂録(1795‐99)一「研北雑志に席琰嘗謂 レ 人曰、貧者以 レ 酒為 レ 衣と。今賤き人のことばに、酒のむ事を、きるといふに同じ」 [語誌]もと、広く、頭から下半身まで、帽子・笠や衣服・袴類をつけることをいった。室町時代から江戸時代には、「かぶる」「かづく」「はく」が次第に「きる」の領域を侵すようになり、明治時代には、帽子や笠は専ら「かぶる」、袴は「はく」を用いることが多くなるなど、「きる」は次第にその使用領域を狭めてきた。 広辞苑 他動詞 ①身につける。着用する。 万葉集3「筑紫の綿は身につけて未だはきねど暖かに見ゆ」。平家物語4「紺地の錦のひたたれに唐綾威の鎧きて」。「洋服をきる」 着る・著る ②はく。 枕草子45「 似 (に)げなきもの。… 下衆 (げす)の紅の袴きたる」。狂言、料理聟「袴をきたことがないによつて」 ③かぶる。 曠野「笠をきてみなみな蓮に暮れにけり」(古梵) ④受ける。身に負う。 御伽草子、猿源氏草子「又いなと申せば、人の怨みをきると言ひ」。「罪をきる」「恩にきる」 大言海 他動詞 (一){體ニ付ケ絡フ。 着 (チヤク)ス。(衣ヲ) 萬葉集、五 三十八 「富人ノ、家ノ子共ノ、 伎留 (キル)身無ミ、 貶 (クタ)シ捨ツラム、衣綿ラハモ」 着 (二)被 (カブ)ル。被 沙石集、八、下、十四條、入道法師物語「帷ニ紙袋きテ寐ルニ、足モ身モ冷エズ」 (三){ハク。ウガツ。穿 枕草子、三、廿八段、似氣なきもの「 下衆 (ゲス)ノ、紅ノ袴きタル」 (四)受ク。被ムル。受 「恩ヲきる」罪ヲきる」 動詞活用表 未然形 き ず、らゆ、らる、む、じ、さす、しむ、まほし 連用形 き たり、き、つ、ぬ、つつ、たし、ても 終止形 きる べし、らし、らむ、ましじ、まじ 連体形 きる も、かも、こと、とき 已然形 きれ ども 命令形 きよ 検索用附箋:他動詞上一段 附箋:上一段 他動詞
https://w.atwiki.jp/maid_kikaku/pages/1373.html
(投稿者:フェイ) 「痛ぇ………」 頭部をかばっていた腕を解いて起き上がり、枝にひっかけた腕から零れる血を縛って止めながら、カイルは状況を確認する。 坂の上を見ても先ほどのメードの姿が見えないところから、随分と転がってきたらしい。 自分の状態を手早く確認――打ち身は痛むが動くのに問題はなさそうだ。 こういった時にはかつて親衛隊に所属していたことに感謝を捧げたくなる。 「よっと…フィルムとカメラ…も、無事だな」 現在では日々の食い扶持を稼ぐための大事な商売道具だ―――しかも、なんか高い。 軍人であったころ周囲の鑑識や偵察役が割りと多く使っていたから安いものだとばかり思ってたが――。 「っ!」 殺気を感じて、再び転がる。 今度は明らかな殺気と、静かな森に響く小さな射出音が寸前までいた場所へと矢を突きたてた。 起き上がって振り返れば、木々の間へ逃げ隠れるように飛び去る空戦メードの姿。 その手にはクロスボウらしきものが握られ、次の矢を装填する。 ――おいおい早すぎだろ空戦メード…!! 何メートル転げ落ちてきたのかは分からないが、こちらを見つけるにしろ接近してくるにしろ動きが早い。 そういえばエントリヒにも空戦メードはいたが、そもそも管轄外だった。 射線を封じるように立ち並ぶ木々で遮蔽を取りながら、森の外目指して走る。 人は、メードに適わない。 それはメードに関わったことのある人間には周知の事実。 よってここは逃げの一手。 「っと、おわ!?」 「…! ご、ごめんなさいっ…!!」 唐突に目の前に現れた大鎌を持った少女に、慌てて急制動をかける。 その間にも振りかぶられた大鎌は容赦なく振り下ろされた。 「っ、ぐお…!!!」 「~っ…!!」 咄嗟に転がるも避けきれず、肩から背中にかけてを思い切り斬られた。 ――だから、なんでそこで申し訳なさそうな顔するんだよ…!! 想いながら、再び地面を転げ落ちる。 今度は先ほどのように衝撃を逃がすことも出来ずに、肩の痛みを堪えながら只管転がる。 「は……ぁ…っっ、く………!」 ようやく仰向けの姿勢で止まるが、身体に力が入らない。 肩から背中にかけての切り傷が熱を持ち、その熱がどこかへ流れ零れ落ちていく感触。 起き上がろうと顔を上げれば、目の前には大鎌を振りかぶる少女がいた。 その顔には、先ほど自分を切りつけた時と同じような申し訳なさそうな、悲しそうな表情が浮かんでいた。 「………ごめん、なさい」 「……はは、あ、謝られても、な…」 「そ、そうですよね…」 泣きそうな笑顔。 それは、どこか別れ際のヒルダの顔を思い出させた。 「でも、こうしなきゃいけないんです…こうしなきゃ、殺されちゃうんです…だから……」 「さっさとしな!」 遠くからの声に、ケイトの身がびくりとすくんだ。 覚悟を決めるように目をつぶり、鎌を振り下ろそうと腕に力がこもる。 「………ごめんなさい…!!」 振り下ろされた鎌は今度こそカイルの首を狩りとろうと襲い掛かり。 その直前、差し込まれた脚によって受け止められた。 正確には、その脚に履かれた靴から突き出したヒールによって。 「……え…?」 ケイトの視線がその脚を伝い、捲くれあがったスカートを捉えた。 そしてその向こう、メイド服に包まれその肩から四本の腕を生やしたメードの、蜘蛛の巣のような飾りに彩られた陰惨な笑みを。 「あら、ごめんあそばせ。レディがこんなに高く脚を上げてはいけませんわね?」 大鎌を右足で受け止めたメードは、そのまま軽く身をひねり、スカートをふわりとたなびかせる。 視線はケイトを捕えたまま、その笑みをさらに深め。 「無礼の侘びにこんなものでもいかがかしら?」 「ケイト! よけな!!」 そのまま勢いよく、左足をケイトに向けて突き出した。 鋭いヒールがケイトに襲い掛かる。 「ひっ…!!!」 身を退けぞらせ鎌を退きながら、翼で自らの身体を包み込み必死で後ろへと下がる。 後ろから追いすがってきたマーヴがその身体を受け止め押さえる。 「下がりすぎだよ馬鹿たれ」 「マ、マーヴ先輩……だ、だって……」 「大体アレ目の前にしてあたしらが逃げ出してどうすんのさ!」 蹴りを繰り出したメードは、広がったスカートを優雅に直してから一礼。 自らの両腕と、その肩から生えるように伸びる巨大な四本の腕を組み、見下すように二人を眺める。 「特定メード…操作系スキル持ちの、オディエット…!!」 「気安く名前を呼ばないでくださいませ。貴女方のような下賎な連中に呼ばれては私の名が穢れますわ」 オディエットはクスリと笑うと、カイルに一瞥くれることもなく、しかし前へ立つ。 「民間人はとっとと退避なさいな。足手纏いで邪魔以外の何者でもありませんわ」 「く……ぅ、た、すかったよ…っ つ…ぅ…」 「助けたつもりはありませんわ。勝手に助かりなさいな」 そこまで言うと今度こそ興味を失ったのか後には何も言わず意識を完全にマーヴとケイトに向ける。 背後でカイルがようやく起き上がり、森の外へ向かおうと歩き始める。 追おうとしたマーヴの動きを牽制するようにオディエットの四本の腕、ビスクアームが広がる。 「ちっ……」 「あら、どこへいくおつもり? 私に背を向けるなんて無礼だと思わなくて?」 「小うるさいねぇ…! ケイト、やるよ」 仕方ない、とばかりにマーヴがハンドバリスタを構える。 戸惑うようにしていたケイトはマーヴの一言に怯えたような表情を見せ、慌ててオディエットの顔を見る。 「あ、あの……」 「お久しぶり、とでも言って欲しいならそこで大人しくしていなさいな。同期の好で半殺しした後にハイディの前へ引きずり出すだけで許して差し上げますわ」 「ひっ………!?」 再び身を守るように翼を展開し、鎌を構える。 その様子を見たオディエットは肩を竦めた後、ビスクアームに戦闘態勢をとらせる。 「ふ、ん―――二対一で勝てると思ってるんなら…なめられたもんだねぇ…!」 「さっさとかかって来たらいかがです?」 優雅に笑ってみせるオディエットは、さくりと音を立てて地を踏みしめ。 「それとも…弱いイヌほどよく吼える――まさに貴女の事かもしれませんわね」 「――!!」 マーヴの血管が切れる音がした。 「ケイト!!!」 「は、はいぃっ……!!」 ケイトが、飛ぶ。 枝で傷つくことのない、頑丈なケイトの羽が木々をなぎ倒しながらオディエットへ迫る。 「っ、ご、めんなさいっ…っ……!?!?」 知人に切りかかる一瞬の躊躇、思わず眼をつぶったまま大鎌を振りかぶる。 その瞬間に目の前からオディエットの姿が消えていた。 「っ、ど、どこ………」 「何処を見ていますのお間抜けさん」 頭上から聞こえる声に跳び退る。 見ればオディエットがそこにいた――真上にあった枝をビスクアームで掴み鉄棒の要領で一回転、勢いをつけスタンプを繰り出す。 前髪をかすられながら下がったケイトはそのまま距離を取りながら、真空の刃を繰り出す。 「あらあら。チキンハートですわね。程度がしれますわ」 笑みを崩さず、ビスクアームを伸ばす。 木の幹を掴むと身をひねり真空の刃を回避、そのまま幾つもの木々の間を飛び交うようにするすると登っていく。 「……ちっ!」 後ろに下がったマーヴが苛立たしげに舌打ちをしながら悔し紛れにハンドバリスタを撃つ。 しかしロクに射線も通らぬままの一撃は間の木々に阻まれる。 それがさらにマーヴの苛立ちを助長して。 「………ケイト!! 周りの木をとっとと切り倒しちまいな!! あの猿みたいな動きを止めるんだよ!」 「で、でも、そんなことしたら……」 「黙ってやりな!!」 「は、はいぃ……」 鎌を持ち直し、思い切り振りかぶり。 「お、お願い…黒の、ネグレスケア…っ…!!」 盛大に解放された真空の刃が周りの木々をなぎ倒しながら周囲一帯を蹂躙した。 「あ、は……っく、う……!!」 腕が動かない、脚が棒のようだ、血が流れ出る身体が冷たい。 だが―――森から出ればなんとかなる。 そう信じてカイルは脚を進めた。 「は、ぁ、はぁ……!!」 死ぬわけには行かない―――約束した。 『私は……私の分まで、カイル君は生きて欲しいと願います』 「っ……!!」 ようやく開けてきた。 霞む視界の向こう、木々のない場所だ。 道路でなくても構わない、森の外にさえ出られれば何とかなる―――何とかなる、のに。 「っ、う、あ」 木の根か何かに躓いたのか、身体が前へ倒れていく。 脚に力が入らず、踏ん張ることも出来ない。 そのまま崩れ落ちるように膝が折れ、そのまま地面へ―――。 「っ」 何かに、受け止められた。 「…………!」 何か言われているようだが、礼を言う気力もない。 心配そうな表情が近づいてくるが、霞んだ眼ではよく見えない。 自らの味方であることを願いながら、カイルは意識を手放した。 吹き抜けた真空刃の嵐が去ったのを確認して、マーヴはハンドバリスタを構えた。 これで―――。 「姿が丸見えですわ、お・馬・鹿・さぁん♪」 「!!」 低い姿勢で風をやり過ごしたオディエットのヒールがそこにあった。 身を仰け反らせ回避するも、額を削られる。 「っちいいい!!」 「あら、せっかくその醜い顔にアクセントをきかせてあげようと思いましたのに、空気の読めないビッチですわね。とっとと止まって貫かれなさいな」 「ふ、ざけるんじゃないよぉ!!」 次々と繰り出されるスタンプをハンドバリスタの柄で必死に避けながら後ろへ下がる。 なぎ倒された木々に脚を取られないよう翼を広げるが、上から突き出されるスタンプが上空への退避を許さない。 一方、オディエットはその悪い足場の中を高いヒール一本で器用に跳び距離をつめてくる。 不利と見たマーヴは、声を張り上げて怒鳴る 「援護しな、ケイト!!」 「っ、は、いぃっ…」 見晴らしのよくなった森の中を滑空する翼。 オディエットとマーヴの距離が近い以上、遠くから真空刃を撃つ事は出来ない。 怖かろうと何だろうと、近接戦闘を挑むしかなかった。 「……っ…ご、ごめんな」 「謝るぐらいなら、やめて死んでしまいなさいな。―――楽になれますわよ!」 「!!」 マーヴを相手にしながら睨みつけるオディエットの強い眼力に、ケイトの身体が固まる。 しかし。 「…ケイト!」 「………っ」 再び怒鳴られるマーヴの声。 思い出すのは受け続けた『修正』、そしてほのめかされた『削除』。 大切にしてくれた先生を裏切ってまで、それでも、どうしても。 死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ死ぬのはイヤ! 「う、うわああああああああああ………っ………あああああああああ!!!」 振りかぶられた鎌は。 しかし今度も相手の首を落とすことはなかった。 「ふふっ、楽しそうなパーティじゃないオディエット。戻ってきて早々、派手な歓迎ありがとうね♪」 「……アリューシャ」 大鎌を受け止める光の輪。 それを手に持つ少女は、すっとオディエットと背中合わせになるように立ち、ケイトと向き合う。 「あら戻ってきてましたのジャリ小娘。いつも一緒の犬コロ教官が見当たらないようですけど?」 「せんせなら、森から出てきた民間人の介抱してるわ。…オディエットが助けたんでしょ? いいとこあるじゃない褒めたげるわ」 「勝手に助かっただけですわ」 「ふふ、知ってるわ。そういうの、巷じゃツンデレっていうのよ。あとでゆっくり教えてあげる♪」 「…犬コロ教官が甘やかすからですわね。わたくしもあとでたっぷりお話がありますので覚えておいでなさい。……ともあれ」 「そうね、ともあれ」 アリューシャが呆然としていたケイトをとん、とつついて距離を離す。 同時に相対していたマーヴが離れていくのを見送り、オディエットは姿勢を正す。 「あっちのオバハンは任せるわ。わたしはこっちの子の相手するから」 「……オバ……まぁ、いいでしょう、勝手になさい」 オディエットの言葉に頷き、アリューシャがケイトを見る。 先ほどの葛藤からか、荒い息を吐き、垂れた目じりに涙を浮かべている。 その表情を見てか、アリューシャの口元が上向きに歪んだ。 「ひっ……!」 「もう、そんなに怯えないで頂戴。さ、いくわよ……可愛がったげるわ!!」 楽しそうな笑みを浮かべたまま、アリューシャは疾走った。 NEXT BACK
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/3819.html
冠系 黒揚羽の冠 (クロアゲハノコウブリ) 【冠】 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (黒揚羽の冠.JPG) 基本性能 価値 重量 防御力 耐久度 8 2.4 19 18 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 − − -10 -10 装備可能 全職 装備区分 頭装備 必要Lv 1以上 付与効果 器用+4 知力+4 風+4 備考 北条家の大道寺政繁隊(奉行)の部隊アイテム 門外不出 元から冠をかぶることができる職は特殊グラ、冠を被ることができない職は冠のグラ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5368.html
彼女の部屋はいつも暗い。 部屋が暗いのは、彼女は人間でないから電気の光を必要としなくても支障なく生活出来るからだ。 その部屋に電気を付ける必要があるのは、人間である『彼ら』が訪れに来た時だけだ。 …その日も彼女は暗い部屋の窓を眺めていた ―― 夏休みも早いもので残り2週間。 我らが団長様は憂い無き夏休みにしようと、たかが2週間では到底消化出来そうもない課題を立てやがった。 事は、市民プール直後の、俺奢りの喫茶店にて…… 意味もなく張り切るハルヒはA4サイズの紙にこれからの予定を、それはもうびっしりと書き綴った。 「私は金魚すくいがしたいです~」 朝比奈さんは可愛いらしくハルヒに希望する。 金魚すくいなどあの方らしい可愛いらしい提案だ。 ぜひとも俺もその場に居合わせたいね。 しかしながら出来ればこれ以上課題を増やしてもらいたくないのも本音ではある。 課題を終えずに夏休みを終えてしまったらハルヒのヤツがなにしでかすかわかったものではなく、もしかしたら8月のカレンダーの日数が増えてしまう事だってあるかもしれん。 それぐらいで済むなら大いに結構だけどな。 まぁ、金魚すくい程度ならどうってことは無いだろう。 そしてその日はハルヒによる夏休み予定表が出来上がるとそのままお開きとなった。 ――翌日俺はハルヒにより安眠を奪われ、なんでも祭りに行くため、女性浴衣を買いに行くんだそうだ。 俺らはさっさと浴衣を買いに行き、さっさと買って、さっさと一旦解散して家に帰って、時間になりさっさと夜の祭り開催地に足を運んで、そして再集合と皆そろう。 祭りらしく、中心では人間が円を囲って何かの音頭をとっており、太鼓のドンドコ音とか笛のピロピロ~ッとした音色が聞こえてくる。 「みくるちゃん!金魚すくいに行くわよ!」 「あ、は、はぁ~い」 集合して間もなくして、すぐにハルヒは朝比奈さんの手を引っ張って忙しく金魚すくいの屋台へと走って行った。 「僕らも一勝負いかがです?」 走って行く二人を眺めながら古泉が喋りかけてくる。 「そうだな…」 朝比奈さんの金魚すくいの模様を傍らで拝むのも悪くはない。 古泉に同意しかけたが、 ふと、視界に、ぼんやりとしながら辺りを見回す長門の浴衣姿が目に入った。 「やめとく」 俺がそう言うと、古泉は残念そうに肩をすくめてみせたが、演技なのはみえみえだぜ。 「長門?こういうとこは初めてか?」 長門は俺を見上げると、数ミリ顎を引かせたように見えた。 だろうな、と頷いてから俺は周囲の屋台を見回す。 食い物でもいい気したが、 俺が長門を連れて行った先はお面屋である。古泉も後から付いて来る。 「お、懐かしいなコレ」 壁紙に立掛けられた、ズラリと並ぶお面の中には、俺の幼い記憶を呼び起こさせる懐かしいモノがあった。 それは俺が幼い頃によくTVで見てた特撮ヒーローものだ。 「ハイよ!800円ね!」 ゲっ!そんなすんの!?と、 思いの外お面の値段が高かった事に後悔しつつも屋台のオッチャンに渋々金を手渡した。 「古泉、覚えてるか?スペシウム光線」 なんとなく俺は買った面を被ってスペシウム光線のポージングを古泉に向けてみた。 普段なら絶対にしないが、これが祭りなんだろう。そう思う事にする。 「えぇもちろんです。 幼い頃は僕もよく真似をしましたよ。」 相変わらずの微笑みで返す古泉。 それから2~3分ほど古泉と某特撮ヒーローものの話題となり、案外その話をするのは楽しく、 危うく俺はお面を買った目的をうっかり忘れるところだった。 「はいよ。これやるよ」 長門に、俺は買ったお面を差し出した。 「……なぜ」 相変わらず必要最低文字数しか話さないやつだ。 「なんとなくお前にはお世話になってるしな。 それにほら、このお面のヤツも宇宙生まれなんだぜ。 たしか、ウルトラ星とかそんな名前の星だった気がする。」 長門は差し出されたお面を二秒程見つめ、ゆっくり手にとると、 「該当する惑星は存在しない」 と、言った。 「だろうな。 でも、その事は…そうだな…小さい子供には言わないでおいてくれ。俺の妹ぐらいの年齢までだ」 「……わかった」 長門はそう答えると、俺がさっき面を被ったのと同じようにして面を被った。 なんというか、シュールな光景だ… ふと古泉と目が合い、アイツは苦笑いを浮かべた。多分俺と似たような事を長門に思ったんだろう。 それからして、間もなくハルヒと朝比奈さんが帰ってきて、 ぶらぶらーッと皆で屋台を巡る事になる。 「あれー有希?そのお面どうしたの?」 喧騒とは少し離れた敷地内、 ハルヒはたこ焼きをつつきつつ、今更ながらの問題に着眼点を置いたようである。 「買ってもらった」 「誰にー?」 気が抜けている感じのハルヒの問いに、長門は俺の方に指をさした。 「ふーん」 と、無関心そうに俺を見るだけのハルヒ。 なんだ、何もつっかかって来ないとは珍しい。 「じゃあ次は花火しましょう!」 こうしてその後は屋台で買った花火で夜を彩ると、その日は終わった。 ――― その日の夜。 部屋に帰って来た彼女は夜の窓を眺める事はやめて、 今日彼からもらったお面を、膝元に置いてただ眺めた。 部屋は相も変わらず暗い。 彼女が何を思って、その面を見ていたのかはわからない。 それから夏休みが終わるまでの2週間の夜は、彼女は彼からもらったお面を同じようにずっと眺め続けていた ――― 「うーん…、こんなものかしらね」 夏休み最終日の前日。 いつもの喫茶店にて、ハルヒは×印が付いてる課題表の紙を眺めながらそう言った。 何かまだ物足りないといった感じなのは一体なぜだろう。 せめて夏休み最終日の明日ぐらいは休ませて欲しいんだがな。 「うん。こんなもんでしょ。 明日は予定空けておくから、皆ゆっくり休んでいいわよ。」 ハルヒは伝票を俺に渡すと席を立ち、そのまま帰っていった。 「やれやれ、ようやく終わったか」 深い息を吐き出して俺はもたれる。 「でも楽しかったぁ~」 と、笑顔が眩しい朝比奈さん。 「何にせよ涼宮さんが満足したようで良かったです」 と、常時スマイル顔の古泉。 そうかね、なんとなく俺にはそうは見えなかったけどな。 しかし実際、アイツが夏休みをああまでやって過ごして不満足だというなら、こちらとしては手の打ちようが無い。 まぁ、ハルヒも口では満足したようなこと言ってたから、その言葉を信じるとしよう。 それにまさか、不満だったからといって8月の日数を増やしたりとかするほどハルヒもガキではあるまい。 まさかな… 何にせよ、もう今年の夏休みは終わった。 そして、この日は長門がコーラを飲み終えると同時に解散となった。 ……あ、宿題終わってねぇ ――― その夜も、暗がりの部屋で、彼女は彼からもらったお面を眺めていた。 翌日も、彼女は同じように過ごしていた。 ……次の日、学校の始業式となる日の『筈の』朝。 窓から指す太陽の光によって長門は目覚めた。 ヒューマノイド・インタフェースといえど、疲労を起こすと眠ってしまうものらしい。 昨日の夜は気が付かない内に眠ってしまっていたようだ。 だから彼女は『異変』にはしばらく気付かなかった。 『異変』に気付いたのは、『彼』からもらったお面が無くなってるとわかった時だ。 その時、彼女は持てる全ての能力をかけてお面を探したが、見つからなかった。 思念体と連絡をとり、ある事が判明する。 ……時間が…2週間前へと戻っていた。 ―――