約 1,954,446 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1501.html
20話 とある死神のバトルロワイアル 「離れて!」 甲高い声が響く。 その声の下には二人の人間がいた。 一人は喜界島もがな、箱庭学園の生徒会会計。 もう一人は姫川竜也、東邦神姫と呼ばれる内の1人だ。 姫川は警棒型スタンガンを構えていた。 「ふぅん、見れば見るほどなかなかい女じゃないか」 「…何?」 その瞬間姫川がにやりと笑った それはまさに、狂気に満ちていた 「行くぜ!」 姫川が襲いかかる 「 」 「!?」 姫川が押された。 その理由はいたって簡単だ。 喜界島もがなの特性、声圧で攻撃したのだ。 しかし、それでも姫川が止まるわけもなく、こっちに向かってくる。 「 !!!」 出来る限りで応戦するが勢いを弱めるだけでこっちに向かって来ている事は変わらない。 「捕まえ…」 「待て!」 その声に反応して姫川は振り向く。 「テメェ…こんなところで弱い者いじめか?感心しないな」 声の主は黒崎一護、死神の力を失ってしまった少年だった。 「ふん、こうやって弱い奴から狙うのは当然だろう?」 「離してやれ」 「嫌だね」 「そうか、なら力づくで行くぞ!」 一護は走り出す。あと少しで姫川に剣が届く。 ここで姫川がした行動は。 喜界島を前に押し出し、自分が逃げることだった。 「しまった!!」 その剣は止まることなく喜界島の体に向かって行く。 そして、終わる。 ■ 「………」 「阿久根…せん…ぱ…い…人吉…くん…く…ろか…みさ…ん」 「!!」 彼女は息絶えた。 「う…うわあああああああああああああああああああああああああ くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」 響く、響く、空高く、悲しき声が。 【喜界島もがな@めだかボックス 死亡】 【一日目/8時06分/C-7】 【黒崎一護@BLEACH】 [状態]精神的疲労(大)、返り血 [装備]カットラス@現実 [所持品]基本支給品、不明支給品0~2 [思考・行動] 基本:主催の打倒。 1:くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお 2:織姫との合流、コンは無視 [備考] ※死神の力を失ったところからの参戦です 【一日目/8時07分/C-6公共プール前】 【姫川竜也@べるぜバブ】 [状態]肉体的疲労(小) [装備]警棒型スタンガン@現実 [所持品]基本支給品、不明支給品0~2 [思考・行動] 基本:優勝して静観する。 1:男鹿は絶対自分が殺す。 [備考] ※六騎聖編終了後からの参戦です 【支給品説明】 【カットラス@現実】 湾曲した刃を持つ剣。舶刀。 刃が湾曲している側が鋭利になっている。 湾曲しているのは、切ることを重視したため。 【警棒型スタンガン@現実】 広義では、非殺傷性個人携行兵器の総称。 非殺傷性のゴム弾などを発射する場合 通常の銃火器などでもスタンガンと呼称される場合もある。 俺の、俺の、俺の話を聞けー。A.だが断る 時系列順 近眼は眼科へ行こう 俺の、俺の、俺の話を聞けー。A.だが断る 投下順 近眼は眼科へ行こう ゲーム開始 黒崎一護 紅に染まった ゲーム開始 喜界島もがな 死亡 ゲーム開始 姫川竜也 紅に染まった
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/2265.html
キズナのキセキ・予告編 武装神姫SSまとめ@wiki presents ゲームセンターで囁かれる噂がある。 そのマスターと神姫は、あちこちのゲームセンターや神姫センターに現れる。 神出鬼没。 不意に現れて、有名プレイヤーや実力者とバトルする。 実力も相当なもので、ファーストリーグのランカーに匹敵するという。 しばらくそのゲーセンでバトルをすると、今度は違う店に現れる。 何かを探していると言うが、その目的は誰も知らない。 マスターは女性で、目を引く美貌の持ち主。 神姫はイーダ型のカスタムタイプ。 二人はいつしか、こう呼ばれるようになった。 放浪の神姫『異邦人(エトランゼ)』 と……。 キズナのキセキ ~ 予告編 ~ 久住菜々子とミスティの前に現れた、最強の、そして宿命の敵。 『狂乱の聖女』 大城「こ、こんなやつに……どうやって……勝つってんだ……」 圧倒的な強さの前に、戦慄する大城。 謎めく神姫はいったい何者なのか? ???「ひどい顔ね」 ついに明かされる菜々子の過去。 「本身を抜く」技を身につけるに至る秘密とは? 菜々子「あんたがわたしの神姫だなんて、絶対に認めない」 彼女に何があったのか。 そして、彼女が放浪し、戦い続ける理由とは? 菜々子「リアルモード起動! モード・ビーストッ!!」 ミスティ「おおおおおおっ!!」 本身を抜いて立ち向かう菜々子とミスティに勝機はあるのか? ティア「あなたは……?」 電脳世界の片隅で、ティアは意外な神姫と邂逅する。 海藤「僕たちで役に立てるなら、お手伝いするよ」 虎実「ほんとに……これでいいのかよ、トオノ!!」 美緒「あなたこそ……あの人の何が分かってるって言うの?」 ランティス「ティア……まさか貴女に背中を任せて戦うことになるとは……ふふふ」 前作「ウサギのナミダ」から、おなじみのキャラクターも総出演! いま再び、すべてのマスターと神姫に問う。 絆とは何か? ???「そんなものは、幻想にすぎない!」 本当の強さとは何か? 遠野「俺なんか強いものか。彼女の方がずっと強い」 神姫はなぜ戦うのか? ミスティ「わたしはあなたを倒す。ナナコのために」 そして。 遠野「君に、『エトランゼ』の本当の戦い方を教えよう」 遠野が菜々子に託す、最強の一手とは!? 「ウサギのナミダ」の著者・トミすけが新たに挑む、衝撃の武装神姫ストーリー! 「キズナのキセキ」 これは、ちょっと気が強い神姫と、理想を追い求めたマスターの、絆の物語。 今秋、投稿開始予定! 遠野「キーワードは、武士道だ」 菜々子・大城「……はあ?」 乞うご期待! Topに戻る>
https://w.atwiki.jp/mannensuiminbusoku/pages/64.html
神姫 World Online についてのページ。 のべつ幕無しにつらつらと脳内設定を書き出し中~ 神姫 World Online(Rev.Ⅰ) 神姫 World Online Rev. Duo α版公開期間 閉鎖理由 システム構成 クラウド構成 神姫ライドシステム 神姫 World Online Rev. Duo β版公開期間 システム構成 クラウド構成 神姫ライドシステム Divine Dress Driver (Dz Driver) 573 プロダクション(仮) 神姫 World Online Rev. Duo公開期間 システム構成 クラウド構成 インターフェースオーナー向け 神姫向け 神姫ライドシステム 事件 置きパーツの扱い Divine Dress Driver (Dz Driver) 573 プロダクション(仮) リアルロンドと管理運営団体RealRondoJapan BATTLE MASTERS東西 573 プロダクション(仮) リアルロンド筐体構造 テンプレート このページのトップへ 神姫 World Online(Rev.Ⅰ) +... 正式名称 神姫 World Online 略称 S.W.O. S.W.O.R.D. の前身 ジオラマスタジオ、バトルロンド(後のデータロンド)、リアルロンド、SS 掲示板とそれぞれ独立したサービスの総称 サービスの主体は KONAMI で、神姫総合研究開発所は殆ど絡んでいない(リアルロンド位) 2038年 4 月 ~ 2039年 3 月の 1 年間で S.W.O.R.D. 正式版へ神姫 World Online(Rev.Ⅰ)やα・β版のユーザデータ移行が行われる。 2039年 4 月のデータ移行期間終了とともにサービス終了 このページのトップへ 神姫 World Online Rev. Duo α版 +... 正式名称 神姫 World Online Revision Duo Versionα 略称 S.W.O.R.D. α版 神姫 World Online Rev. Duo のα版 公開期間 2036年 10月 ~ 12月 の三ヶ月間だけ公開され、閉鎖 閉鎖理由 建前セキュリティの脆弱性(アカウントハック) チートツールの横行 システムが不安定 本音プロトタイプ神姫ライドシステムが不安定未帰還者事件 亡霊事件 システム構成 正式版の半分位の規模 クラウド構成 ホームクラウド神姫・オーナーがログインすると最初に飛ばされるクラウド。 各種ショップ、イベント・クエスト案内所などがあり、各クラウドで遊ぶための基点。 アドベンチャークラウドフィールドとダンジョンで構成された、シンボルエンカウント方式の冒険用クラウド 各サーバはユニーク(多分 mac アドレスベース)な属性とエリアワードが設定されている。 エリアワードを三つ組み合わせる事で 3 台のサーバが選択され、その上にエリアが展開される 組み合わされたサーバ毎の属性によりエリアの属性が決まる。 敵は全て NPC 各エリア毎に設定された条件(「ボスを倒せ」や「ダンジョンの指定された部屋へ行け」等)をクリアする事でクリアとなる。 コロッセウムクラウドその名の通り、一対一やチーム対チーム戦を楽しむ「決闘」専用クラウド ステージングクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 本番投入前試験用クラウドで、限りなく本番環境に近いテスト環境 新パーツや神姫の最終テストに使われる 運営側の悪事は大体このエリアで行われる バックアップクラウドα版ではバックアップクラウドは存在せず、高負荷時はステージングクラウドや、他サービス中クラウドからリソースを補填する 神姫ライドシステム プロトタイプであり非常に不安定 このページのトップへ 神姫 World Online Rev. Duo β版 +... 正式名称 神姫 World Online Revision Duo Versionβ 略称 S.W.O.R.D. β版 神姫 World Online Rev. Duo のβ版で 2037年 4 月 ~ 2038年 3 月の 1 年間公開され、2038 年 4 月から正式版としてサービスイン 公開期間 2037年 4 月 ~ 2038年 3 月の 1 年間 システム構成 多数のサーバを一つの「クラウド」として論理的に統合し、そのクラウド上に一つの仮想世界が構成される。 あるクラウドの負荷が上がり、リソース不足に陥るとバックアップクラウドからリソースを補填される 各クラウドには必ず別のクラウドへ飛ぶための転送ポイントが複数用意されている。 各クラウド内には「エリア」と呼ばれる設定の違う仮想世界が複数設定されている クラウド構成 ホームクラウド神姫・オーナーがログインすると最初に飛ばされるクラウド。 各種ショップ、イベント・クエスト案内所などがあり、各クラウドで遊ぶための基点。 ライフクラウド主にバトル以外の楽しみ方をするためのクラウド スクールエリア:ときめき神姫学園など、スクールライフを楽しむエリア アイドルエリア神姫系アイドルを売り出す 573 プロダクション(仮)がプロデュースする特殊エリア 神姫 TV On-Line というアイドルや歌手・女優系神姫が活躍する、撮影スタジオやロケーションで構成されている 573 プロダクション(仮)が主催するオーディションやスカウトを受けないと転送する事も出来ない アドベンチャークラウドフィールドとダンジョンで構成された、シンボルエンカウント方式の冒険用クラウド 各サーバはユニーク(多分 mac アドレスベース)な属性とエリアワードが設定されている。 エリアワードを三つ組み合わせる事で 3 台のサーバが選択され、その上にエリアが展開される 組み合わされたサーバ毎の属性によりエリアの属性が決まる。 敵は全て NPC 各エリア毎に設定された条件(「ボスを倒せ」や「ダンジョンの指定された部屋へ行け」等)をクリアする事でクリアとなる。 コロッセウムクラウドその名の通り、一対一やチーム対チーム戦を楽しむ「決闘」専用クラウド 参加者のレベル毎にエリア分けされている 上位者は上位エリアでのみ戦闘可能 下位のユーザは上位のエリアでも戦闘自体は可能だが十中八九、鴨 ステージングクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 本番投入前試験用クラウドで、限りなく本番環境に近いテスト環境 新パーツや神姫の最終テストに使われる 運営側の悪事は大体このエリアで行われる バックアップクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 サービス用クラウドの負荷上昇時にサーバ単位で、切り出し対象クラウドへの組み込みを待つ、待機系 基本的な設定だけしか行われていないため、何も無い ロストクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 機器の劣化等、サービスから切り離されどのクラウドにも属せないサーバ群 このクラウドには研究対象となり得る”不具合”が集められている エリアワード「隠されし」や「禁断の」などの特殊系が割り振られている 特定条件下でロストクラウドのサーバを組み込んだエリアを生成すると、特殊エリアロストグラウンドになる 神姫ライドシステム ブラッシュアップされ、準正式版と呼んで良いレベルで安定している。 正式版へ向けて試験運用中 Divine Dress Driver (Dz Driver) 常用(普段着)装備 1 種をベースとして、付加スロットに戦闘用装備 4 種をストックしておき、武装を換装するシステム プレイ中に「ドレス・アップ」や「ドライブ・オン」の掛け声(変更可)と専用モーション(変更可)でスロットから武装を選び換装できる 掛け声の有無やモーション(簡易・フル)の選択、エディットは管理ウィザードから行う Dz Driver・ウィザード専用スロットに武装をストックしたり、ストックされた武装をエディットするための管理ウィザード 以下ウィザードの機能ストックされている武装のエディット プレイ中の掛け声の有無を選択 換装モーション(簡易・フル)のエディット・選択 573 プロダクション(仮) ライフクラウド アイドルエリアをプロデュースする芸能事務所 神姫オーナーアイドルや神姫コスプレアイドルをプロデュース 神姫そのものをアイドルや女優としてプロデュース 神姫コスプレアイドルは新型神姫が登場発売される度に新型コス専属の新人をデビューさせている(多分) このページのトップへ 神姫 World Online Rev. Duo +... 正式名称 神姫 World Online Revision Duo 略称 S.W.O.R.D. ネタ元 .hack// シリーズの The World ジオラマスタジオや、バトルロンド、バトルマスターズを統合したオンラインゲーム これまでの武装神姫系オンラインサービスの後継というポジションだが、根本的に別システム。 開発初期から神姫ライドシステムをオンラインで実装する事を前提に設計されているため、Rev. Ⅱではなく Rev. Duo - 神姫とマスターの二重奏という名前になった。 公開期間 2038年 4月 から正式サービスイン 神姫 World Online(Rev.Ⅰ)やα・β版からのユーザデータの移行は 2038年 4 月 ~ 2039年 3 月の 1 年間行われた システム構成 多数のサーバを一つの「クラウド」として論理的に統合し、そのクラウド上に一つの仮想世界が構成される。 あるクラウドの負荷が上がり、リソース不足に陥るとバックアップクラウドからリソースを補填される 各クラウドには必ず別のクラウドへ飛ぶための転送ポイントが複数用意されている。 各クラウド内には「エリア」と呼ばれる設定の違う仮想世界が複数設定されている クラウド構成 ホームクラウド神姫・オーナーがログインすると最初に飛ばされるクラウド。 各オーナー専用の home が用意されそこで、アイテムやパラメータの整備を行う 各種ショップ、イベント・クエスト案内所などがあり、各クラウドで遊ぶための基点。 ライフクラウド主にバトル以外の楽しみ方をするためのクラウド スクールエリア:ときめき神姫学園など、スクールライフを楽しむエリア アイドルエリア神姫系アイドルを売り出す 573 プロダクション(仮)がプロデュースする特殊エリア 神姫 TV On-Line というアイドルや歌手・女優系神姫が活躍する、撮影スタジオやロケーションで構成されている 573 プロダクション(仮)が主催するオーディションやスカウトを受けないと転送する事も出来ない オーナーズショップエリア:オーナーがショップを出店・経営できるエリア アドベンチャークラウドフィールドとダンジョンで構成された、シンボルエンカウント方式の冒険用クラウド 各サーバはユニーク(多分 mac アドレスベース)な属性とエリアワードが設定されている。 エリアワードを三つ組み合わせる事で 3 台のサーバが選択され、その上にエリアが展開される 組み合わされたサーバ毎の属性によりエリアの属性が決まる。 敵は全て NPC 各エリア毎に設定された条件(「ボスを倒せ」や「ダンジョンの指定された部屋へ行け」等)をクリアする事でクリアとなる。 コロッセウムクラウドその名の通り、一対一やチーム対チーム戦を楽しむ「決闘」専用クラウド 参加者のレベル毎にエリア分けされている 上位者は上位エリアでのみ戦闘可能 下位のユーザは上位のエリアでも戦闘自体は可能だが十中八九、鴨 各エリア毎にチャンピオン・チャンピオンチーム専用 home がある チャンピオン・チャンピオンチームは一定期間内に防衛戦が義務付けられ、行わないと自動的にチャンピオン陥落となる イベントクラウドその名の通りイベント専用クラウド クラウド単位でシステムへの組み込み・切り離しを行う事でほぼメンテ無しで準備・開催ができる バトル系・コンサート系など色々なイベントに使われる ステージングクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 本番投入前試験用クラウドで、限りなく本番環境に近いテスト環境 新パーツや神姫の最終テストに使われる 運営側の悪事は大体このエリアで行われる バックアップクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 サービス用クラウドの負荷上昇時にサーバ単位で、切り出し対象クラウドへの組み込みを待つ、待機系 基本的な設定だけしか行われていないため、何も無い ロストクラウド一般ユーザは基本このクラウドに転送不可 機器の劣化等、サービスから切り離されどのクラウドにも属せないサーバ群 このクラウドには研究対象となり得る”不具合”が集められている エリアワード「隠されし」や「禁断の」などの特殊系が割り振られている 特定条件下でロストクラウドのサーバを組み込んだエリアを生成すると、特殊エリアロストグラウンドになる インターフェース オーナー向け 画面出力系HMD(ヘッドマウントディスプレイ)推奨 操作系(PS2 や PS3 のような)ゲームパッド推奨 キーコンフィグL3 アナログスティック:移動 L3 アナログスティック押し込み:ターゲット選択 L1:行動選択モードL1 を押しながら○、△、×、□、R1、R2を押す事でスロットに登録されている行動を行う 先行入力が利くので、複数の行動を連続的に行う事が可能 L2:攻撃選択モードL2 を押しながら○、△、×、□、R1、R2を押す事でスロットに登録されている攻撃行動を行う 先行入力が利くので、複数の攻撃を連続的に行う事が可能 神姫向け 画面出力系クレイドルから CSC 直結のため不要 操作系クレイドルから CSC 直結のため不要 神姫ライドシステム システム構成「空白の CSC 」を大量に並列接続した「超大規模 CSC 並列演算システム」でメインシステムを構築している 「超大規模 CSC 並列演算システム」は CSC が記憶素子・演算素子を兼ねる為コンパクトでありながら、超スペックのスーパーコンピュータ 実装「超大規模 CSC 並列演算システム」を擬似的にオーナー用 CSC として、オーナーの情報をコピー・精神をダイレクトにリンクさせる事で実現している 事件 運営母体・システムの特殊性のため、特異な事件が発生している 未帰還者事件被害者数:不明 神姫ライドシステムの「空白の CSC 」とシステムに相性が良いオーナーが取り込まれ、ログアウトできなくなった事件 未帰還者が全て、ログアウトできるようになったかは不明 精神リンクにリミッターをかけた事により発生頻度が下がってはいる 一つの都市伝説として S.W.O.R.D. 内では活きている話題 亡霊事件被害者数:0 (個々の亡霊による襲撃被害は含まず) またの名を「ドッペルゲンガー事件」 CSC という強大な光で、S.W.O.R.D. というネガに神姫やオーナーの影が焼き付けられたために発生した事件または、何らかの理由で切り離され(取り残され)た意思の残照 いつの間にか自分(神姫・オーナー)そっくりな NPC が S.W.O.R.D. 内で放浪していて、身に覚えのない目撃談を囁かれるというのが事件の殆ど 亡霊そのものはあくまでも影の一部であり、思考を持たず決まりきった行動しかしない ただし、亡霊によっては攻撃性が高いものもおり、他者を襲撃する事もある システム上の都合・運営母体の興味の矛先的に対策を打つ気がなく、全く改善されていない 置きパーツの扱い ジオラマスタジオで作成した置きパーツを使うユニットも使用可能 置きパーツで作ったユニットをグループ化し、属性(武器・防具・キャラ等)を与える Divine Dress Driver (Dz Driver) 常用(普段着)装備 1 種をベースとして、付加スロットに戦闘用装備 4 種をストックしておき、武装を換装するシステム プレイ中に「ドレス・アップ」や「ドライブ・オン」の掛け声(変更可)と専用モーション(変更可)でスロットから武装を選び換装できる 掛け声の有無やモーション(簡易・フル)の選択、エディットは管理ウィザードから行う Dz Driver・ウィザード専用スロットに武装をストックしたり、ストックされた武装をエディットするための管理ウィザード 以下ウィザードの機能ストックされている武装のエディット プレイ中の掛け声の有無を選択 換装モーション(簡易・フル)のエディット・選択 573 プロダクション(仮) ライフクラウド アイドルエリアをプロデュースする芸能事務所 神姫オーナーアイドルや神姫コスプレアイドルをプロデュース 神姫そのものをアイドルや女優としてプロデュース 神姫コスプレアイドルは新型神姫が登場発売される度に新型コス専属の新人をデビューさせている(多分) このページのトップへ リアルロンドと管理運営団体 +... リアルロンド専用筐体を利用した実姫での戦闘シミュレーションゲーム ゲームセンターや武装神姫セントラルアミューズメントタワー Akiba 等でプレイ可能 大会やイベント管理のための団体が複数存在する リアルロンド管理運営団体リアルロンドを用いた大会やイベント、参加神姫・オーナーの情報を管理するための団体 リアルロンドユーザの神姫とオーナーは必ずどこかの団体に属している 複数団体の掛け持ち所属は可能 それぞれの団体でのリアルロンドの戦績(実績)・称号は S.W.O.R.D. にも引き継がれる RealRondoJapan 略称 RRJ 拠点 武装神姫セントラルアミューズメントタワー Akiba 支援組織 神姫総合研究開発所 リアルロンド管理運営団体としては日本最大規模を誇る 爆発的な裾野の広がりを見せる神姫に対し、バーチャル(S.W.O.R.D.)とリアルのユーザ管理の特性の違いから、S.W.O.R.D. 運営から独立した団体 独立時に S.W.O.R.D. のユーザのうち、リアルロンドユーザ管理を引き継いだため、所属神姫・オーナー数は日本最大 バトルの特色古参ユーザが多い事から、いわゆる”ブサイク”系装備や縛ロンドのスペシャリスト等バラエティ豊か 団体主催の公式大会数は少ない 縛ロンドなどユーザが集まって行われるローカル大会が多い BATTLE MASTERS東西 略称 BM西日本,BM東日本 拠点 (未定)、東京ドームシティ地下 神姫シティ 支援組織 西日本、東日本とそれぞれで管理運営を行っている団体 バトルの特色団体主催大会(東西頂上決戦,F1,F2,F3 ショップバトル)が頻繁に開かれる タイトルマッチ等ビックマッチの開催頻度が高いため、実力主義志向が強い 573 プロダクション(仮) 略称 拠点 支援組織 S.W.O.R.D. のライフクラウド アイドルエリアもプロデュースする芸能事務所 所属するためにはスカウトされるか、オーディションに受かるかしかないため非常に狭き門 S.W.O.R.D. β版の頃からユーザ管理団体として存在し、S.W.O.R.D. 運営以外での管理団体としては最も実績がある バトルの特色キャラクター性に特化した装備、ルール(ユニット VS ユニット、ユニットメンバー入れ替え戦等)の試合が多い 強さと共にキャラクター性(美しさ、可愛さ等)も重視されるため”ブサイク”系装備は存在しない このページのトップへ リアルロンド筐体 +... ゲームセンターや武装神姫セントラルアミューズメントタワー Akibaに設置されている、武装神姫の実姫でプレイするバトルロンド用筐体。 構造 非バトル時は光凝固・融解質液で満たされた水槽光凝固・融解質液:特定の波長の光を当てる事で凝固・融解する特性を持った液体。 凝固する波長の光を仮に D 波光、融解する波長の光を E 波光とする バトル開始時のプロセス水槽を形作る六面のうち底面を除く五面から(レーザーポインターのようにピンポイントの)光が照射される 光の交点が D 波光になるため、交点の光凝固・融解質液が凝固する。 水槽下方から設計図にあわせて順番に交点を積み重ねていく事で、光凝固・融解質液が凝固した層が積み重ねられていく 設計図通りに最上部まで交点を結び終わると、凝固していない光凝固・融解質液が排出される(水中ステージなら排出は不要) 光凝固・融解質液が凝固して出来上がったジオラマ(バトルステージ)が出来上がる水槽側面 α とその対面から A 波光 水槽側面 β とその対面から B 波光 水槽上面から C 波光 A 波光 + B 波光 + C 波光 = D 波光 バトル終了時のプロセス水槽下面から E 波光が照射される 凝固していた光凝固・融解質液が全て液体に戻る 開始時に排出した分の光凝固・融解質液を継ぎ足して元の状態に戻る 設定上の欠点色がつかない(特性上あくまでも凝固・融解するだけ) 宇宙ステージの様に浮遊物を作れない(浮遊させられない) 液体の粘度を変化させられれば擬似的に宇宙ステージはできる? 砂地が再現できない(砂漠、砂浜など) ユーザーは水槽外側にあるエントリーリフトから神姫をフィールドに降ろす。 武装データは実姫のパーツのみ使用可(データをそのまま実現する方法が説得力のある妄想できない(苦笑 ) このページのトップへ テンプレート +... 本文 このページのトップへ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/499.html
前へ 先頭ページへ 醒めない夢は現実と変わらない、とは誰の言葉であったか。 例えば殺される夢を見たとする。 例えば楽しい夢を見たとする。 例えば不思議な夢を見たとする。 それらを夢と判断するものとは一体何か? 刺される瞬間、その痛みが無い事に気付く。 それは感触の喪失。 楽しんでいながら、それが現実では有り得ないと気付く。 それは現実の実感。 不思議な感覚に包まれ、何となく夢だと気付く。 それを判断するものは? 仮にだ。 全ての感覚が起きている時と全く同じであり。 現実に起こりうる事の延長線上の出来事が起こる。 それが夢ではないと言い切れるか? 極論だが、貴方がこの文を読んでいるのも実は夢なのかもしれないのだ。 ……そんな事を考えさせるほどに、2036年の技術は進歩していた。 それはバーチャルリアリティーとも仮想現実空間とも呼ばれるモノである。 0と1との信号の上に成り立つ世界。 その世界の絶対的な法則はプログラムによるもののみ。 やろうと思えば自由自在に空を飛べる。 やろうと思えば指先一つで地面を割れる。 やろうと思えば何でも、出来る。 それは、夢と似ている。 現実とは違いながらも、限りなく現実に近いそれ。 周囲に充満する火薬の匂い。 身体を包む空気の感触。 そして、剥き出しの敵意。 その全てが、現実と同じモノの総てがここにある。 バトルフィールド『都市』 高層ビルが立ち並び、信号が規則正しく点滅を繰り返す。 街角に佇む喫茶店の軒先に備え付けられたパラソルは風で揺れている。 その情景だけ見れば、現実と見間違うのも仕方が無いだろう。 しかし、それを現実と否定するものは、舗装された道路を穿つ弾痕では無い。 華やかな町並みと反比例して人影が見えない事でも無い。 唯一つ、それを否定するものは彼女達、二人の少女の存在。 武装神姫―――全高15cm程の大きさしか持たない彼女等が、人間と同じ縮尺で動き回っているという事だけだ。 その可憐な少女達は、全く同じ顔だった。 ストラーフ型の両者は全く同じ出発点ながら、進む道は異なるものだと言う事が窺い知れる。 片方のストラーフは、デフォルトの軽装備版で、四本の腕に異なる銃火器を持っている。 片方のストラーフは、デフォルトなのは脚部のみで、三本の腕に異なる装備を纏っている。 彼女達は都市の一角で激しい戦闘を繰り広げていた。 四本腕のストラーフは軽装型の機動性を活かして地面を蹴り、ビルを蹴り、空を蹴って三次元的な軌道を取っている。 ショットガン、マシンガン、グレネードランチャー、ハンドガンを巧みに使い分け、対峙するストラーフの接近を許さない 対する三本腕のストラーフは重装型の見た目とは裏腹に、その機動性は四本腕のストラーフにも劣らない。 三つ目の腕を用いる事によって無茶苦茶な体制で銃撃を避けつつ接近し、隙を見ては蛇腹剣を振るう。 両者が動く事にビルのガラスは砕け、コンクリートの道路は粉砕された。 それは一進一退の攻防であった。 どちらのストラーフにも、大きな損傷は見られない。 そして時が刻一刻と進むと同時に、その戦いも激しさを増していく。 その中でなお、戦況は均衡だった。 傍から見ればそれは決定力不足だと言う事が見て取れる。 四本腕のストラーフは火力こそあれど、どれも必殺の一撃を孕むという訳ではない。 どちらかといえば、ダメージを静かに蓄積させて勝利する長期戦向けの機体だ。 三本腕のストラーフは右腕に銃の様な物を装備してはいるが、未だに使用していない。 メインは伸縮自在の蛇腹剣だが、必殺の威力を孕む代わりに大振りな攻撃であるそれは対峙するストラーフを捉えられない。 観客の誰もが長期戦になる事を覚悟した。 しかし、状況というのはいつでも突然変わるものだ。 銃撃の隙を突いた三本腕のストラーフが、その右腕から無数の光弾を穿き出したのだ。 大気を激震させながら、雨のように撃ち出される光弾群の一発一発が必殺の威力を孕んでいるが、集弾性はお世辞にも良いとは言えない。 その証拠に、四本腕のストラーフは素早い身のこなしで光弾を回避している。 一発たりとも当たる気配は無い。 唐突に周囲を支配していた爆音―――三本腕のストラーフの砲撃が止んだ。 その代わりに空気を切り裂く鋭い音と共に、蛇腹剣の切っ先が四本腕のストラーフ目掛けて飛来した。 先程の光弾の雨はあくまで罠。 わざと広範囲に光弾をばら撒き、回避運動が単調になった所に蛇腹剣の一撃を見舞う。 しかし、四本腕のストラーフはそれをも見越していた。 蛇腹剣が迫り来る中、彼女は三本腕のストラーフに向かい駆けた。 大地を力強く踏み締めて、一気に駆け抜けた。 彼女は敵の行動をつぶさに観察していた。 蛇腹剣を使うとき、三つ目の腕で身体を補助していた事。 砲撃の時、蛇腹剣を沿えていた事。 それらの事から、二つの武装を同時に扱う事は出来ないと判断した。 この状況はピンチでありチャンスであると。 今の三本腕のストラーフに攻撃手段は無いと。 迫り来る蛇腹剣を腕の一本を犠牲にする事で防ぎ、三本腕のストラーフに肉薄した。 二つの同じ顔が間近に迫った。 そして、零距離射撃を叩き込もうとした瞬間。 「私に隙はありません」 ストラーフは笑った。それは勝利宣言だった。 三つ目の腕から生えている鉤爪が、四本腕のストラーフの胸部を貫いていた。 「師匠、お疲れ様ですっ!」 バトルが終わり、座って休憩してたらアリカが駆け寄ってきた。 「ああ」 セカンドリーグセンターであるここは、基本的に毎日盛況。 つまり、混んでいるのだ。 その中で少ない自動販売機を見つけて、買ってきて、持ってきたアリカに感謝というか、呆れ半分の感情を抱いた。 しかし、貰える物は貰っておくのが俺の信条だ。 膝の上に置いてある旧式のノートPCを弄るのを止めて缶コーヒーのプルタブを開ける。 「凄いですね、ナルさん。あの四重奏を打ち負かすなんて!」 クレイドルの上で休んでいるナルに、トロンベは興奮気味に話しかけている。 四重奏というのはナルが先ほど戦っていたストラーフで、四つの腕で四つの火器を巧みに操る事からその名で呼ばれている、それなりに名の知れた神姫だ。 「ようやく鉤鋼の使い方に慣れてきましたからね。次もこの調子で行きたいものです」 勝鬨を上げたにも関わらず、ナルは至って冷静だ。 「…勝率は6割って所か、悪くない」 缶コーヒーを口に運びながら、ノートPCに纏められた戦績を上から下までざっと見る。 特化型神姫にもそれなりの勝星を上げているので上場だが、少し引っかかる事もある。 それを調べる為に、再びノートPCを弄くる。 「……師匠って、バトルに勝って喜んだりしないんですか?」 今までずっと黙っていたと思えば、そんなを考えていたのかと事かと思ってしまう。 しかし、それもまあ当然の疑問だとは思うので、これにはちゃんとした答えで返してやる。 「まあ、個人の価値観の違いって言えばそれまでなんだけどな。 俺としては、結果よりも過程を重視してるんだ。 それに勝敗は関係無いし、むしろ負ける事からの方が学べる事は多いと思う。 勿論、勝てれば嬉しいけどな」 「確かに…負けて気付く事ってありますよね」 アリカの視線は、トロンベの方を向いている。 その顔に浮かぶのはかつての自分に対する憤りか、それともそれに気付けなかった事への後悔か。 「…それに気付いたんだ。もう二の舞いは無いだろう」 それにしても、コイツも随分と成長したもんだと思う。 このまま真直ぐ突き進めば、俺みたいな事にはならないだろう。 何となく気恥ずかしかったので、再びノートPCに向かう。 「師匠のお陰ですっ!」 曇りの全く無い、年相応の笑顔でそう言うと、ベンチに勢い良く腰掛けた。 そして、俺の直ぐ隣で足をぶらぶらさせながら俺のノートPCを覗き込んでいる。 「ほぇ~…師匠、毎回こんな事してるんですか?」 その中身を見たのかアリカは感嘆の声を上げた。 しかし、セカンドリーグランカーの半数くらいは同じ事をやっていると思うんだが。 「一戦しただけじゃ解らない事が沢山あるからな」 手短に説明しつつも、頭をフル回転させる。 この一週間での総バトル数は30回弱。 その内負けたバトルは11回。 そのデータを引っ張り出し、対戦相手を確認する。 ストラーフ、アーンヴァル、ハウリン、マオチャオ、ヴォッフェバニー、サイフォス、紅緒、ツガル。 多少の偏りはあれど、大体全神姫に負けている。 しかし、この中でなんらかの共通点がある筈だが、まだまだデータが少なすぎる。 「ナル、あと三回。行けるかい?」 「私はむしろウエルカムです」 あれから三日。 時は金なり、光陰矢のごとし、時は戻らず進むだけ。 俺はその貴重な時間を神姫バトルの為だけに注ぎ込んだ。 …別にニートって訳じゃない。これも研究の一環だ。 それはさておき、俺はこの三日間で三十数回バトルを重ねた。 そのお陰で、充分なデータをとることが出来た。 少し旧型のディスプレイの中で、所狭しと走り回るマオチャオ型。 それを捉えようと銃鋼と刃鋼を駆使するナル。 しかし、マオチャオ型の運動性は神姫随一のもので、捉えきれない。 そうこうしている内に、肉薄されるナル。 鉤鋼で引き剥がそうとするが、その前に胸部に強力な攻撃を加えられてK.O。 ナルを強化してから四十数回バトルして、マオチャオ型には五勝しかしていない。 今の装備は遠・中・近のバランスが一応取れている。 マオチャオ型以外の神姫には8割近い勝率を上げているのがその証拠だ。 だが、しかしだ。 今の装備は、 「重過ぎ、ですか」 「そう言う事だな」 ナルの言うとおりだ。 今の装備―――研究室のノリで作られた装備―――の一つ一つの性能は大したものだ。 しかし、それを三つも付ければ重くもなる。 その影響で低下した機動性を上げる為に全身にスラスターを付けるなんて、普通は考えない。 更に上がった重量は、およそ4kg。 普通の神姫のおよそ六倍近い。 そんな事だから、機動性は上がっても運動性は劣悪だ。 機体が大きくて重い分、それを動かすには相当のエネルギーが必要だ。 そして動いたとしても、多少のズレが生じる。 それが、致命的なのだ。 中・遠距離ならば問題は無い。 近接、超近接となると滅茶苦茶問題だ。 そういう戦闘スタイルを取る神姫は、だいたい高機動・低装甲型だ。 機体重量を減らしてある分、その運動性を以ってすれば銃鋼と刃鋼など止まって見えるだろう。 「…さて、どうするか」 選択肢は三つ。 一つ目は、装備の軽量化。 二つ目は、装備の簡略化 三つ目は、装備の追加 一つ目は銃鋼と刃鋼を初め、全身の装備を少しずつ軽量化していく。 そうすれば運動性も改善されるだろうが、装甲が減る分遠距離主体の神姫には勝ち難くなるだろう。 二つ目は現在の装備から、前の装備に戻すものだ。 アレは機動性、運動性共に問題は無いし、火力もある。 しかし、ナルのソフトウエアを一緒に戻すとなると、骨が折れる。 三つ目は小型銃火器を搭載するものだ。 左腕のマニュピレータは生きているので、あながち無理な話ではない。 「…刃鋼と銃を持ちかえる時に隙が生まれるのでは?」 ナルの言うとおりだ。 長所は短所。 何かを伸ばせば何かが欠ける。 あちらを立てればこちらが立たず、という訳なのだが。 「ま、人生欲張りに行こうや」 選べる選択肢は一つだけではないのだ。 バトルフィールド『メタルエンパイア』 建物、歩道、樹木、雲、生物etc…。 その全てが金属で構成された異形の国家。 ここに充満するものは、噎せ返るようなオイルの匂い、金属同士が擦れ合う音、蒸気機関によって生じるピストンの重い音。 空は鉄のような鼠色。雲は雷雲のような黒。 見ているだけで気が滅入るようなその場所は、少しずつ異音に包まれつつあった。 「ナル、調子はどうだい?」 「絶好調です」 鈍く銀色に輝く屋根の上を踏み砕いて駆けながら、ナルは主に返答した。 戦闘中にも関わらず、その顔には楽しそうな微笑が浮かんでいる。 「…第二アーム、3・8・5」 刹那、恵太郎の鋭い声が響く。 脚を踏ん張り、屋根を蹴り削ってスライディングの要領で急停止をかける。 勢いを殺しながら、左腕を鋭く、速く、大きく振りぬいた。 その動きは、刀身同士が自由に可動する刃鋼にダイレクトに反映され、腕の動きに一拍遅れて、しかし、何倍も速く飛んだ。 今までの刃鋼の最大刀身長は10sm。 最早ギャグだが、今の最大刀身長は3sm。 マオチャオの様な高運動性神姫に対抗する為の強化策が、刃鋼の可変刀身長と軽量化である。 刀身長を10smの遠距離モードと3smの近距離モードに設定する事によって、相手に応じてそれを切り替えられる様にした。 砲撃戦主体の神姫には遠距離モードで、マオチャオの様に近距離主体の神姫には近距離モードで。 そして、軽量化。 強度を維持しつつ、ぎりぎりまで軽量を重ねた結果、その速度は遥かに上昇した。 近距離モード時の剣速は、特筆に価するだろう。 金属イオンと蒸気で出来た大気を切り裂く様に、マオチャオ型の身体を切り裂こうと飛来する。 そして、実際切り裂いた。 が、しかし。 切り裂かれた筈のマオチャオの身体は、上半身と下半身に分かれているにも関わらず、データの塵へと還らない。 それどころか、一瞬の間の後で砂の城が崩れ落ちるように分解した。 「分身、か」 「…そのようです、マスター」 ナルは自身のセンサー類をチェックしながら主に応えた。 マオチャオ型のジャミングだろうか、センサー類は全く機能していない。 振り抜いた刃鋼を引き寄せながら、周囲に細心の注意をはらう。 異形の音が支配する、一瞬の静寂。 「…後ろだ、ナル!」 ナルの後方に、突如として五体のマオチャオが現れたが、それを確認する事無く前に向かって走り出した。 重装備にも関わらず、かなりの速度で駆けるナル。 しかし、機動性・運動性に秀でるマオチャオから逃げられる道理は無い。 「来るぞ……第三アーム 5、8、4!」 ナルは指令どおり鉤鋼で―――5割の力、8割の速度、4割の精度で―――背後から襲い掛かってきたマオチャオの一機を握りつぶした。 瞬時に崩れる分身。 それを一瞥もせずに、その場で反転するナル。 両足と鉤鋼で屋根を削りながら急停止すると、左腕を振り回した。 腕だけでなく、身体全てを使って刃鋼を自在に操る。 縦に、横に、斜めに、前に、後ろに。 二次元的な軌道ではなく、三次元的な軌道を取る。 銀色の屋根も、鉄色のパイプも、白い蒸気も、一切合切を、触れるもの総てを問答無用で切り刻む。 それに巻き込まれたマオチャオの分身は、文字通り微塵となって消えていく。 最後に残ったのは一体のマオチャオ。 刃鋼を引き寄せ、体勢を立て直すナル。 お互い、間を開けて対峙する。 「さあ、これで一対一ですよ」 周囲にはまるで刃の切っ先の様な鋭い空気が支配 「一対一なの~☆」 していなかった。 マオチャオ型のねここは天真爛漫としか言い様の無い屈託の無い満面の笑顔。 重苦しいフィールドでなお輝く笑顔は、正直不釣合いだ。 が、しかしだ。 彼女とて伊達に「雷光の舞い手」と呼ばれている訳ではないのだ。 笑ってはいるが、その構えに隙は無い。 「あははぁ、可愛い子猫ちゃんは大好きだよぉっと!」 ナルのスイッチが入ったようだ。 言い終わる前に全身のブースターを全開にして突撃した。 腰を落とし、前傾姿勢で駆けるナル。 だが、それに臆する事無くねここも駆けた。 機動性に定評のあるマオチャオ型であるねここの速度はブースターを併用したナルに劣りはするが、運動性では遥か上を行く。 一瞬でお互いの距離を詰め、交錯する二人。 先手を取ったのはナルだ。 背部の鉤鋼を伸ばし、ねここを握りつぶそうとする。 しかし、それを前方に大きく跳ぶ事によって回避するねここ。 懐に入り込み、右腕に搭載された電撃発生装置を使用したねここの決め技「ねここフィンガー」を決めようと構えている。 その威力を知っているものならば、すぐさま距離を離すかバリア系の防御システムを発動させるのが常套手段だ。 ナルもそれに漏れず、突き出した鉤鋼で金属製の屋根を掴み、身体を持ち上げた。 そして、バク転の要領でねここをやり過ごす。 着地と同時に向き直り、刃鋼で迎撃しようとするが。 「うわぁ、子猫ちゃんが一杯だぁ」 そこにいたねここは一体ではなかった。 文字通り無数のねここが其処に居た。 ねここに搭載された「イリュージョン・システム」によって発生した分身がその正体だ。 しかし、恵太郎もナルもそんな事は全く知らない。 知らない場合の結果は、大抵錯乱されてノックアウトだが、ナルはそれに近しい状況にあった。 一度に何十体ものねここがナル目掛けて飛び掛る。 その中に本物が居ないとも限らないので刃鋼で牽制しつつ距離を離そうとする、が。 「もらったのー!」 何もいない筈の背面から、ねここの声が聞こえた。 フックの要領で放たれた攻撃を上空に向かい跳躍する事で何とか回避する。 跳躍した上空からフィールドを眺めてみると、金属家屋の上に無数の緑とオレンジの点がうようよしている。 それら全てがねここの分身だ。 仮に、なんらかのサポートメカがいたとしても、センサー類を潰されている状態では察知は不可能だ。 暫しの空中散歩の後、派手に着地するナル。 その際に生じた金属粉の煙が足元から噴出した。 「第一アーム、直下砲撃」 ナルは銃鋼を足元に広がる金属製の屋根に向けた。 そして、何の躊躇いも無く撃った。 爆音と爆煙が周囲を包んだ。 ナルの足元は完全に陥没し、下にあった謎の工場へと落下していた。 「第二アームシフト。9,9,1」 分離した刃鋼がジャラジャラと音を立てて金属の地面に落ちる。 その場で一回転するように、渾身の力を込めて刃鋼を文字通り振り回す。 刃鋼の、今の最大刀身長は10sm。 それが家屋の柱を悉く斬り砕く。 綺麗な円形に斬り砕かれた一帯の家屋が金属煙を撒き散らしながら一気に倒潰した。 瓦礫がと金属煙が充満するソコは一寸先も見えない。 ナルは今、センサー類を潰されている。 この状況は絶対的に不利の様にも見える。 一方、ねここはイリュージョン・システムを起動、撹乱しつつ必滅のねここフィンガーを決めようとする。 「あはは、分身じゃあボクは倒せないよぉ?」 立ち込める金属煙の中、迫り来るねここの大軍団が身体を透過するのを一瞥もしないで周囲を見回すナル。 「良い事教えてあげるよぉ。投影型の分身っていうのは、当然実体を持たない立体映像だから、風が起きないんだぁ」 その言葉の示すとおり、ねここ達が激しく動いているのにも関わらず、金属煙は立ち込めているだけで動いていない。 「あと、もう一つぅ」 絶えず周囲を見回していた視線を、ある一点に絞りながら言った。 「たとえ光学迷彩をかけていてもぉ、風は起きちゃうん、だぁ!」 ナルは無造作に刃鋼を突き出した。 その先には、一見すると何もいない様に見える。 しかし、充満している金属煙が確かに揺らいでいるのだ。 「ばれちゃったらしょうがないの!」 光学迷彩を解除し、一気に距離を詰めるねここ。 刃鋼の一突きも難なくかわされてしまった。 それを確認すると、ナルは大きく後ろに跳んだ。 ねここは超近接型で、ナルは万能型。 しかもねここは小回りも利き、運動性は随一だ。 ナルの懐に潜り込めさえすれば勝利は確実だろう。 が、逆に言えば、近接以外の攻撃手段が乏しいねここはそれ以外に勝ち目が無いと言う事だ。 もっとも、ねここの二つ名「雷光の舞い手」と呼ばれる由縁たるシューティングスターがあれば別だが、今のところ目にしていない。 接近すればねここの勝ち、それを阻めばナルの勝ち。 それを理解している二人は、それを目指して火花を散らす。 ナルは高速機動で接近するねここに向かい、刃鋼を鋭く振るい応戦する。 しかし、それすらも軽々と避けながら、着実にナルとの距離を狭めていく。 刃鋼が踊る度、瓦礫は粉々に砕かれ破片が飛び散る。 装甲が厚いとは言えないねここに対して、それは必滅の威力を誇る。 刃鋼の剣速は速い。 その上、その複雑怪奇な軌跡を見切ることは普通の神姫には至難の業だろう。 だが、ねここは神姫随一の運動性を誇る。 迫り来る刃鋼を紙一重で避け、次の攻撃を予測する。 そして、それに備えた位置取りをし、また避ける。 ただひたすらにチャンスを待つ。 必ず仕留められるその時を待つ。 敵が隙を見せるその時を待つ。 焦らず、騒がず、冷静に。 理想的な動きであるそれは、経験から来るものではなく、獣の本能、狩りの本能に近いものだ。 そして、それは来た。 刃鋼を振るう合間合間、腕を振り回す時に僅かだが隙が生じている。 どちらかというと、武器を扱いきれない事から来る隙だ。 その一瞬の隙を突いて、一気に懐へと潜り込んだ。 「その間合いもぉ、ボクの間合いだよぉ」 しかし、そこにはナルの第三腕・鉤鋼がいた。 背後から生えたそれは、脇腹付近からねここを握りつぶそうと伸びている、が。 「!?」 突如、ナルの背中が爆発した。 その影響で一瞬動きが止まるナル。 「シューティングスターか!?」 光学迷彩によって隠されていたシューティングスター。 それに搭載されているLC3レーザーライフルの一撃。 遠隔操作によって放たれたその一撃が、ナルに一瞬の隙を生んだ。 しかし、ねここにとってはその一瞬で充分だった。 よろけるナルの懐で、右腕を引き左腕を突き出して構えるねここ。 その右腕に組み込まれた電撃発生装置が低い唸り声を上げる。 「ねここ!」 右腕から発せられる電気の奔流が、火花となって外部に漏れ出す。 電撃発生装置がフル稼働している証拠に、その唸り声も低く、大きくなっていく。 周囲に漏れ出す電撃を靡かせて、唸る右腕は吸い込まれるようにナルに伸びる。 「フィンガー!!」 右腕の唸り声が、否、咆哮が最高潮に達する。 腰を捻り、左手を引き、右腕を突き出す。 咆える右腕をナルの身体に押し当てる。 電撃発生装置によって生じた超高圧電流が、ねここの右手を通してナルの身体に流れ込む。 一撃必滅の威力を孕むその攻撃が、猛毒のように一瞬でナルの内部に浸透する。 雷撃が。 雷刃が。 雷鳴が。 侵略し。 蹂躙し。 壊滅し。 そして。 そして。 そして――― 「スパークぅ、エンド!」 文字通り雷光がナルの身体から発せられた。 断末魔を上げる事すらなく、ナルの身体は焼き切れた。 「マスター、負けちゃいました…」 クレイドルから出て来たナルは、存外に落ち込んでいた。 まあ、対マオチャオ用にセッティングしたと言っても過言じゃないので無理は無い。 「相手はあのライトニング・シルフィーだ。負けるのも無理は無いさ」 項垂れている頭を人差し指で撫でてやる。 これで元気になれば良いんだが。 「…いつか、あの子に勝てるでしょうか?」 俺を見るその眼には、後ろ向きな感情は宿っていない。 「ああ、きっと勝てるさ」 正直、俺は俺で良いバトルが見れたので満足なのだが。 先頭ページへ 次へ
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1566.html
ハウリングソウル 第一話 『廃墟にて』 今はもう誰もいない。かつてはそれなりに賑わっていたであろう街中を、一つの影が疾走していた。影は両の手にカロッテTMP・・・通称サブマシンガンを握っている。 影が向かう先にはマスクをつけた特殊部隊の隊員のような人影・・・・一体のMMSが立っていた。 そのMMS・・・兎型MMSヴァッフェバニーは走り寄る影に向かって両手で構えたSTR6ミニガンを連射する。 その弾丸の嵐を影は僅かに身を捻るだけで回避した。 「(・・・・・・・・馬鹿な)」 兎型MMS、ヴァッフェバニーは心の中で舌打ちをした。 「(私が今まで戦ってきた犬型はここまでのスピードを持った者はいなかった。一体奴は何者なんだ!?)」 ヴァッフェバニーはミニガンを的確な狙いと速度で連射する。今は何よりも、奴を近づかせないことが先決だ。 事実、先程から疾走する影・・・・犬型MMSハウリンは彼女に近づくことが出来なかった。付かず離れずの距離を保ちながら右へ左へとこちらを翻弄している。 「(奴の狙いは・・・・・こちらの消耗か?)」 だとすると敵の犬型は彼女を見くびっている。彼女はSTR6ミニガンを二挺装備している。事実上、弾が切れる心配は無い。その前にタイムアップでドローとなるだろう。 彼女は突撃せず後方支援を目的としていたのだ。その分装備も重装備である。 しかしつい先程、仲間の反応が消えた。恐らく目の前の犬型にやられたのだろう。 彼女達はタッグで勝負を始めたはずだった。にも拘らずこちらの損害は大きくあちらは事実上無傷である。 「・・・・・面白いじゃないか」 マスクに隠された顔で不適に笑う。ならこいつを倒せば仲間の敵も討てると言うことだ。だが今へたに動けばこちらがやられる。二人揃ってやられるよりも、まだ引き分けのほうが戦略的にましだろう。だが向こうが何かミスをしたならば一気に畳み掛ける。取りえず今はこの拮抗状態を崩さずに制限時間まで持ち込めば ――――――――――― と、動き回っていた犬型が突如として停止した。 彼女はその隙を逃さずにミニガンの掃射を食らわせる。 銃口から盛大なマズルフラッシュが瞬き一瞬、その場にいた全員の視界を遮った。 そしてマズルフラッシュが納まった後・・・・ヴァッフェバニーが掃射を止めた後には、ボロボロのテンガロンハットだけが残されていた。 「・・・・・中身はどこに行った!?」 右、左と辺りを見渡してみるもあの犬型はどこにもいない。まるで消えてしまったかのように。 「(消えた?・・・・そんなはずは)」 困惑する彼女の頭上が突如として曇った。 太陽に雲がかかったのだろうか? 否、このゴーストタウンは仮初の町。空はコンピューター制御の虚像である。確かに雲も太陽も存在するがそれはただあるだけで動いたりなどはしないはずだ。 ならば一体・・・・・・・? 彼女は上を見た。 そして廃墟となったビルの屋上に、巨大なガトリングを四問備えた巨体を見つけた。 悪魔型MMSストラーフ。 確か犬型とタッグを組んでいた神姫である。悪魔型の背面ユニット、チーグルと呼ばれる機械式副腕に取り付けられたガトリングは全てがこちらを狙っていた。 彼女は完全に失念していた。こっちがタッグである以上、向こうもタッグであることを。 「ハウ・・・・・・時間稼ぎ、ありがと」 屋上の悪魔型がそう呟く。 「結構辛かったよノワール。あとでたっぷり休ませて貰うからね?」 いつの間にそこにいたのか、フィールドに配置されているゴミ箱のオブジェの傍にハウと呼ばれた犬型MMSが立っていた。 ・・・・ハウリンだからハウなのだろうか? 「くくっ・・・・はははははっ」 ヴァッフェバニーは思わず吹き出していた。 今の状況とそこに追い込まれた自分。そしてこの二人の手腕に。 「兎型の人、降参しますか?」 ハウと呼ばれた犬型がこちらにTMPを向けている。そして屋上からはノワールと呼ばれた悪魔型のガトリングが自分を狙っていた。 「ハウと言ったな? 私が一ついいことを教えてやる。・・・・諦めないことが勝利への近道だ!!」 ヴァッフェバニーはミニガンを放り出し腰のカロッテP12に手をかける。この距離なら彼女は外さない。手をかける速度がもう少し速ければ。 ハウとノワールの銃は彼女はミニガンを放り出した瞬間に火を吹いていた。 TMPはP12を弾き飛ばし、ガトリングはヴァッフェバニーの体に命中していた。 ヴァッフェバニーは声も無く倒れこむ。それと同時に試合終了を告げるブザーが鳴った。 「マスター! 試合終わりましたよ!」 試合を終えたハウとノワールが神姫センターに設置された専用筐体から出て来た。私はそれを見て思わず笑ってしまう。 何と言ったってハウの後ろにノワールが隠れるように出て来ているからだ。妙に微笑ましく思った私は彼女達に笑いかけてこういった。 「二人ともお疲れ様だ。今日は時間も遅いしもう帰ろう」 「そうですね。ノワールも疲れてる・・・ノワール?」 「・・・・・・・マイスター」 と、ハウの後ろに隠れていたノワールが一歩進み出る。 「もっと・・・・遊びたい。・・・・今度は、神姫バトルじゃなくて・・・・普通のゲーム・・・」 あまり表情を変えずに、でも控えめにノワールは言った。 ああもう。 なんでこの子等はこんなに可愛いんだろう。私が結婚適齢期を逃したらきっとこの子達のせいだ。 「しょうがないな・・・・ハウもそれでいいかい?」 「マスターがそれでいいなら。お姉ちゃんの意見には逆らえません」 そういってハウは軽く舌を出す。畜生、可愛いよ。 私は二人を手のひらの上に乗せ、そのまま胸ポケットに入ってもらった。 入るときに二人が少し窮屈そうにしていたのはもうしょうがないだろう。だって私だって女だし。 「それじゃあ行こうか。二人は何がしたい?」 「アレがいいです! レーシング!」 「・・・・・競馬」 「「はい!?」」 2036年、Multi Movable System------MMSと呼ばれる全高15cmのフィギュアロボが当たり前に存在する世界。 中でも一般的なのが『神姫』と呼ばれる女性型MMSである。 人々は彼女達に思い思いの武装を施し、互いの神姫を戦わせていた。 様々な武装を付け、戦場へと赴く彼女達を、人は『武装神姫』と呼んだ。 NEXT
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/3230.html
乗っ取ったスレが乗っ取ったスレなので、新たな戦士達がロワ会場に現れた。 「いったい何が始まったのかな~?」 「おかあさんといっしょ」から黄色縞々ことスプー。 うたのおねえさんが彼の似顔絵を描いたところ、とんでもないクリ―チャ―になっちゃった事件で一躍有名になった生物だ。 「いつも元気なワンワンでーす!」 「いないいないばあっ!」からワンワン。中の人(声)と中の人(操演者)が同じで有名なキャラ。 対象年齢の子供にはわからないアドリブを繰り出すのが得意だ。 「Hi!It's me. JB!!」 「英語であそぼ」からはJBの登場だ。実況スレでは氏ね氏ね言われているかわいそうな存在。 なお、書き手は第5期の熱烈なファンである。誰か一緒に語りませんか? 「百科おじさん、いったい何が始まったの?」 「始まったの?」 「これはな、『バトルロワイアル』じゃ。ワシの118ページに書いてあーる」 「「じーっ、こどもだからよめませーん!!」 「ピタゴラスイッチ」からはピタ・ゴラ・百科おじさんだ。 ニット帽をかぶった灰色の男の子ペンギンがピタ。 バケツを被った黒い男の子ペンギンがゴラ。 そして、百科事典の顔をしているのが百科おじさんだ。 これは個人的な見解だが、この番組がきっかけでNHKのお固さがなくなった気がする。 「バトルロワイアルか!きっと怪人の仕業だな!!そんなもの、この私が潰す!ぬはははははは!!」 オノレはてつをか、と突っ込みを入れたくなるような発言をしたのは 「ストレッチマン2」からストレッチマンだ。 一説によると、黄色い部分は皮膚だそうだ。この露出魔! 「ほぇー。チョーさん、大変なことに巻き込まれちゃった」 「たんけんぼくのまち」からはチョーさん。 死亡説も流れたが、ごらんの通り元気にやっている。 つか、誰だ。死亡説を流したのは。 「ミルちゃーん!パロロー!!」 「ニャンちゅうワールド放送局」からはニャンちゅうだ。 「これはひどい」が決め台詞です。 「マリカァァァァァァァァァァ!!!」 「すいエンサー」からは枠内アニメ「マリー&ガリー」のガリレオが参戦。 「おい、待て。チョーさんが3人いるじゃないか」と突っ込んでいるそこの方。 一応「中の人はいない」という方向性で言っていますので。あしからず。 他にもさまざまな教育テレビキャラが参戦しているようだが……割愛する。 はたして、彼らを待ち受ける物は? 【三日目・13時00分/新惑星・練馬区】 【ワンワン@いないいないばあっ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】いつも元気なワンワンです! 基本:いつも元気なワンワンです! 【JB@英語であそぼ】 【状態】健康 【装備】梅こぶ茶 【道具】支給品一式 【思考】誰だろう?僕のティータイムを邪魔したのは 基本:帰る 【ピタ@ピタゴラスイッチ】 【状態】健康 【装備】ニット帽 【道具】支給品一式 【思考】バトルロワイアルって何? 基本:不明 【ゴラ@ピタゴラスイッチ】 【状態】健康 【装備】バケツ 【道具】支給品一式 【思考】バトルロワイアルって何? 基本:不明 【百科おじさん@ピタゴラスイッチ】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】ゆとり乙>ピタ&ゴラ 基本:不明 【ストレッチマン@ストレッチマン2】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】バトルロワイアル?絶対に潰すぞ!!ぬはははははは!!! 基本:バトルロワイアルを潰す 【チョーさん@たんけんぼくのまち】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】混乱。何がいったいどうなってるの? 基本:とりあえず、帰る方法を考える。 【ニャンちゅう@ニャンちゅうワールド放送局】 【状態】健康 【装備】なし 【道具】支給品一式 【思考】ミルちゃん達はどこ? 基本:共演者を探す 【ガリレオ@マリー&ガリー】 【状態】健康 【装備】「地動説」Tシャツの替え 【道具】支給品一式 【思考】マリカァァァァァァァァァ!! 基本:帰りたい。 【スプー@おかあさんといっしょ】 【状態】健康 【装備】おやつのバナナ 【道具】支給品一式 【思考】ここはどこ? 基本:とりあえず、ジャコビ達を探す
https://w.atwiki.jp/battleconductor/pages/82.html
エンジョイジェムバトル 概要 アップデート履歴 コメント エンジョイジェムバトル 全国のプレイヤーとオンラインで気軽にバトル。 マッチングの時間は2分。 バトル参加追加報酬として【Rネジ】×10個が追加される。 ※このバトルモードは店内マッチングとマッチングを共有する。 概要 バトル中は装備した武装はすべてが強制的にLv20時の性能に統一される。そのため武装の強化は必要ない。 マスタースキル、神姫パッシブスキルなどは現在所持しているものがバトルでも反映される。 リザルト時のコンテナ数は1位:11個、2位:9個、3位:7個、4位:6個となっている。 マッチングは店内マッチング→全国マッチングの順に優先される。 検証したところ、最初の1分は店内マッチング、最後の1分は全国マッチングに切り替わっている模様。 そのため、最初の1分間に同じ店舗で他のプレイヤーがエンジョイバトルか店内マッチングを選択すれば、実質店内マッチングで遊べるようになる。 店内マッチングを選択してこのモードになった場合も武装LVは強制的にLV20になる。 マスターレベル、所属リーグはマッチング画面、リザルト画面では表示されない。 アップデート履歴 日時:2021.07.05 内容:モードの廃止 日時:2021.09.06 内容:参加した際のご褒美アイテムのレアリティを【N】×10個 →【R】×10個に変更。 日時:2021.04.27 内容:新規実装 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tarowa/pages/418.html
『多ジャンルバトルロワイアル』 第374957236番目や第374957728番目の世界の大東亜帝国で行われる『プログラム』を模倣したこの計画に、名称を与える。 他の幾多のバトルロワイアルと区別する為に。 次元を問わず多くの世界から参加者を集めたこの計画を、今後『多ジャンルバトルロワイアル』と呼ぶ事とする。 ※現在編集中です。133話の三村と150話の北岡達の気分を体験したい人用。 メニュー 目的 参加者一覧 参加者詳細プロフィール 参加者の動向 死者表示 世界観区分 nのフィールドの危険性 「彼」のギアス一覧 情報
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1158.html
{表の世界の戦闘} 現在、俺がいる所は神姫センターにいる。 細かく言うと神姫センターの中にあるオフィシャルバトルという部屋に居る。 この部屋には巨大な箱型の筐体がいくつもあり、その中で武装神姫達が戦うバトル用の室内みたいなもの。 ルールは簡単。 武装神姫同士がバトルし、力尽きた神姫が負けというシンプルな勝敗だ。 オーナーの場合、基本的に神姫が闘っている間はオーナーはただ見てるだけ。 観戦というべきかな? ある程度オーナーからの指示とか命令を言ってよいとも聞いたし、まぁ司令塔みたいなもんだな。 俺はそんな部屋の中が見渡せる場所の椅子に座って煙草を吸ってた。 勿論喫煙用の席でだ。 ん、何故俺がこんな所にいるかって? 一応バイトだからといって、俺はこいつ等(アンジェラス達の事)のオーナーだからなぁ。 ズーっと部屋の中で遊ばせとくのも、ちょっとなぁ~、と思い俺は神姫達にこう聞いた。 「お前等、バトルに興味あるか?」 言ったあげく、この場所に来てしまったというわけ。 あの時のクリナーレの様子は凄かった。 『やっと闘えるよー!』と言いながらはダンベルをブンブン回しながら、はしゃいでいたもんなぁ。 そして以外にも、気が弱いパルカがバトルに興味があるという事。 アンジェラスやルーナについては、バトルする否かは俺の意志に従うまでらしい。 そんなアンジェラス達は今俺の両肩にチョコンと座ってワクワク、ウキウキしているご様子。 …そろそろ行くか。 煙草を灰皿に入れ、立ち上がる。 そのまま寄り道せずに、他の人が使ってなくて空いている筐体の目の前で立ち止まる。 ふむ、中はゴーストタウン…かぁ。 よく出来てる。 俺がフムフムと筐体に興味を示してると、クリナーレが俺の頭に上り騒いだ。 「ねぇねぇ、アニキ!ボクが一番最初に闘っていい?」 どうやらクリナーレの奴は初陣したいらしい。 その発言を聞いた他の神姫達も。 「ご主人様、我侭は言いません…ですけど、やっぱり一番最初にご主人様と一緒に闘いたいです!」 「アタシもお姉さまと同意権ですわ」 「お兄ちゃんのためなら、私、頑張ります!」 アンジェラスは俺の目の高さに合わせ、リアウイングAAU7を使って空中停止しながら言う。 ルーナは俺の右耳近くで言い、パルカは左耳近くで言う。 俺は溜息を吐き、空中停止しているアンジェラスを右手の手の平に着地させる。 「あのな~お前等。対戦相手がいないのに、そーハシャグなよ。誰が初陣を切るかは俺が決める。だから大人しく待ってろ」 『は~い』と四人一斉に言う俺の神姫達。 意気投合してるなぁ~。 おっとー。 対戦相手が来たみたいだ。 年齢は俺より上のサラリーマンぽい人だった。 軽く挨拶してお互いのどの神姫と闘わせるか話す。 対戦相手のオーナーレベルは中の下ってな感じだな。 相手の神姫は悪魔型のストラーフかぁ。 レベルは…20。 攻撃・命中・回避・防御も全て平均的。 LP・SPはレベル無し。 さて、誰で初陣を切るか…。 アンジェラスは近距離・中距離・遠距離で斬撃・射撃が得意、何処でも攻撃できる万能型。 クリナーレは近距離で打撃が得意、高い攻撃ができる近距離型。 ルーナは中距離で斬撃が得意、ヒット&ウェイでトリッキーな攻撃ができる中距離型。 パルカは遠距離で射撃が得意、スナイパーな攻撃ができる遠距離型。 ん~どれも利点があるけど、相手の武装が気になる。 さぁ誰を選ぶか…。 「相手の武装が解らないからここはアンジェラスで」 「接近して相手をすぐ倒すクリナーレで」 「トリッキーな攻撃で相手を翻弄させるルーナで」 「相手を寄り付かせないで倒すパルカで」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1601.html
ハウリングソウル 第八話 『悪夢、そして鋼の救世主』 ハッとして目が覚めた。 今の夢は・・・・・一体・・・? “僕”は自分の横を見てみる。 そこには確かに、ノワールが気持ちよさそうに眠っていた。 今度は反対方向を見てみる。 そこにはマスターがちゃんと寝ていた。こっちは寝相が悪く、布団を蹴落としている。 「夢・・・・? でも今のは・・・?」 僕は帽子を取ってクレイドルから立ち上がった。 ・・・・とりあえず水でも飲んで落ち着こう。 夜の廊下は暗くて少し怖い。 ノワールを起こして付いてきて貰えばよかったと後悔しながらも壁に手をついて少しずつ進む。 時々する家の鳴る音に一々驚きながら台所に到着する。 キッチンの傍にある椅子によじ登って台に上がる。そして水道の蛇口を苦労して捻ると喉を潤した。蛇口を閉めて帰ろうとして・・・・異変に気づいた。 「・・・・・・・風が、吹いてる?」 おかしいな。寝る前にちゃんとみんなで戸締りをしたのに。 僕は台の上から飛び降りると風が吹いてきたほうに向かって走った。 もしかしたら泥棒かもしれないし。 「あれ?」 案の定と言うか何と言うか、窓には穴が開いていた。 ただ変な穴の開き方だった。普通窓に穴を開けて中に入ろうとするなら、窓の鍵に近い部分に穴を開けるはずだ。 でも穴は窓ガラスの真ん中にあいていた。しかも直径三十センチくらいの、人間が通るとしたらとても小さな穴。 おまけに綺麗にまん丸にくり貫かれていた。 「・・・・なにコレ。とりあえずマスターを起こして・・・・・・・っ!?」 僕は突然、寒気を感じて前へ飛んだ。理由なんて無く、自分がなぜそうしたかなんてよく判らなかったけど、後になって飛んでよかったと思った。 そのまま前転して後ろを振り向く。さっきまで僕が立っていた場所は、床のフローリングごと真一文字に裂かれていた。 そしてその割れ目の上、その上に、全身が真っ黒な一体の神姫が蹲っていた。 背筋がゾッとする。・・・・・・・避けなかったら、私が真っ二つにされていた。 蹲っていた神姫がゆっくりと顔を上げる。 その顔には仮面が張り付いていて表情は見えない。そして神姫にしては不自然に長い腕が現れる。 「こいつ・・・・! 夢で見た・・・・!」 そう言った瞬間、僕は黒い神姫のキックで思いっきり飛ばされた。 しばらく宙を待った後、家の壁に思いっきり叩き付けられる。衝撃で壁がゆれ、僕の内部フレームが軋みを上げた。 「っ――――――――ぁ・・・・・!?」 痛みで顔をしかめる間も無く、僕の目の前に見たことも無い刃物が突きつけられた。 「あ・・・・・・・・」 からだに、ちからがはいらない。 僕に突きつけられた“それ”が刃物であると認識した瞬間に、僕は抵抗する意思を失ってしまった。 ・・・・・・・神姫バトルじゃ、どうってことないのに!! 黒い神姫は何かを確かめるように、仮面越しに僕を観察していたがやがて満足したのか、突きつけていたブレードを大きく振りかぶる。 「あ・・・・・・・やだ・・・・やだよ・・・」 限界まで振りかぶられたブレード。後は溜めた力を解放するだけで僕の“命”は終わる。 「ます・・・・ますたぁ・・・・ますたぁ・・・!」 ・・・・・・・・届かない。 こんなんじゃ、届かない!! 「ますたぁ・・・ノワール・・・・ますたぁ・・・・・!」 黒い神姫が溜めた力を解放する。 引き絞られた弓のように、長い腕はしなり、僕へと迫る。 そしてブレードが僕に触れる瞬間、僕は叫んだ。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・お姉ちゃぁん!!」 その瞬間。 黒い神姫は何かに弾き飛ばされていた。 多分、僕はその光景を一生忘れないだろう。 黒く大きくそびえ立つ鉄の異形。 その異形は相手に恐怖(ストラーフ)を与える。 そしてその鋼の腕はいつも僕を助けてくれた。 「ノワール・・・お姉ちゃん・・・!」 悪魔型ストラーフ! ノワール! 妙な物音で彼女は目覚めた。 何か、良くは判らないが妙な物音だった。 横を見るとハウがいない。不審に思った彼女は武装をしてから音のした台所に向かった。何かあったとき、そのほうが便利だからだ。 そしてノワールはその光景を見ることになった。 実の妹・・・・ハウが危険にさらされていると知った彼女の行動は迅速だった。 全速で走り、ハウの前にいた黒い神姫に向かって全体重を乗せた手加減無しの本気の拳をお見舞いしたのだ。 いかなる神姫と言えども、悪魔型ストラーフがフル装備をして突進してきたとしたら防ぎようがない。黒い神姫はそのまま叩き飛ばされ、七瀬 都が放置していたDVDのケースの山に衝突して埋った。 「ノワール・・・お姉ちゃん・・・!」 自分の後ろから、泣きそうな声で妹が自分の名を呼ぶ。 しかし彼女は振り向かずにそのまま背面ユニット・チーグルに搭載されたダブルガトリングガンを構えるとDVDケースの山に向かってフルオートの機銃掃射を食らわせる。 それでも足りないとばかりに今度は肩や足に搭載された神姫バトル用のマイクロミサイルを全弾発射した。 着弾と同時に信管が作動し、一瞬でDVDケースの山は炎に包まれる。その間もチーグルの両腕に装備されたダブルガトリングガンは火を吹き続けていた。 ガトリングの銃身は焼け付きそうなくらいに熱を持ち、マイクロミサイルの発射ポッドも連射速度の限界を超えてミサイルを吐き出し続けている。 やがてマイクロミサイルもダブルガトリングガンも全弾を撃ちつくすと、ようやくノワールはハウに振り向いた。 「ハウ、大丈夫?」 自分の顔に安心したのか、炎に照らされたハウの顔が見えた。 その顔は安心したように笑っていたが・・・・すぐに、硬直する。 その表情を怪訝に思い、もう一度炎のほうを振り返ったノワールの表情も硬直した。 炎は未だに燃えている。 その中から、黒い手が突き出していた。 黒い手は邪魔だとばかりに燃えているケースを弾き飛ばすと、そのまま黒い神姫が、燃えさかる炎の中から姿を現した。 そのボディには多少の焦げがあるものの、破損箇所は皆無だった。 「(・・・・・・・・・馬鹿な!)」 ノワールは胸中で呟いた。 今の彼女の武装は神姫バトルの公式戦に出れないほど重量を無視した装備である。 チーグルの両腕に装備されたダブルガトリングガンに始まりマイクロミサイルポッドを四問搭載しているのだ。 しかもあの黒い神姫は悪魔型の全力の一撃を食らった後なのである。さらに止めとばかりの全弾一斉射撃、常識で考えればボディが粉々になってもおかしくないくらいのダメージのはずだ。にも拘らず、敵は無傷だった。 奴は一体・・・・・!? と、黒い神姫の仮面が動き、彼女を捉えたような気がした。 その瞬間、黒い神姫は跳んでいた。はるか上空をこちらめがけての一足飛び。 ノワールも脚部パーツ・サバーカに力を込め跳躍する。しかし重装備が祟ったのか、空中でバランスを崩してしまう。 その隙を逃さずに黒い神姫は空中で回し蹴りをノワールに決めた。黒い神姫はそのままテーブルに着地したがノワールは食器の山に突っ込んでしまう。 ハウはその場を動くことが出来ずに、その一瞬の攻防を見つめていた。 ・・・・テーブルの上から、黒い神姫がこちらを見つめていた。 そしてその神姫がテーブルから飛び降りようとした瞬間。黒い神姫めがけて白い皿が何枚も飛んできた。黒い神姫はそのこと如くを叩き割るがその瞬間、またノワールの拳を食らってしまう。食器の山に突っ込んだノワールは自らが投げた皿の後ろに引っ付くように跳躍していたのだ。 バランスを崩した敵に向かってノワールは腰にぶら下げたリボルビング・グレネードランチャー・・・・六連射可能のグレネードランチャーを惜しげもなく全弾敵に撃ちこんだ。 またも着弾と同時に爆発。しかし今回、命中したのは敵ではなくテーブルの表面だった。すでにそこに黒い神姫はいない。 黒い神姫は上に跳躍しつい先程までハウに突きつけていたブレードを振りかぶる。 「(――――――避けられない!)」 ノワールはチーグルを交差させ後ろに跳躍する。 しかし黒い神姫のブレードは易々と、まるで紙を切ったかのようにチーグルの両腕をガトリングごと切断した。 無茶な姿勢で回避と防御を行ったせいで、またもノワールはバランスを崩した。勿論、その隙を見逃す敵ではない。 今度は確実に両断するため先程よりも大きく振りかぶり、そのまま振り下ろされる・・・瞬間。 「――――――――――伏せろ!!」 声の通りに伏せたノワールの顔面スレスレを、何か金属光沢のものがもの凄い速度で通過していった。 その棒状の何かはノワールの先にいた黒い神姫に命中し、そのまま吹き飛ばされた黒い神姫は窓ガラスを突き破り見えなくなった。 「・・・・・・・・マイスター、過激」 仰向けに倒れたまま、首だけで“金属バット”がやってきた場所を見る。 そこには寝癖がぼさぼさの七瀬 都が立っていた。 NEXT