約 2,236,804 件
https://w.atwiki.jp/jikkyomin/pages/169.html
解説 雑談 「MX・tvk・テレ玉・チバ・群馬・とちぎ実況 ★ 40947」 http //hayabusa2.2ch.net/test/read.cgi/weekly/1401540811/ 683 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 31 09.77 ID Qd0FsIk0こういうのよりひだまりと武装神姫みたいにふつうのコメンタリーやってほしかったな718 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 31 30.53 ID p/DlJE6p 683武装神姫2期やらんかなあ788 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 32 14.74 ID eHSRbSnZ |ヽ | | | .\l騙lノ....| | | _〔【》}w0|〕_.| | |./三/(=鎧=)ミ}=== .U/[[ 8)]]、つ目 く/U/ U 718 もうコンテンツ自体が虫の息状態だよ…需要はまだあるというのに。 …ちなみに[[オディ]]の保有機体がまた一機増えた859 名前:[[シュナイダー]][不愉快です×29] 投稿日:2014/05/31(土) 23 33 04.61 ID zLqtNDjA 788アニメやるから再販期待したんだけどなあオールベルンしか持ってねえ899 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 33 38.53 ID eHSRbSnZ |ヽ | | | .\l騙lノ....| | | _〔【》}w0|〕_.| | |./三/(=鎧=)ミ}=== .U/[[ 8)]]、つ目 く/U/ U 859 どのベルンだ。972 名前:シュナイダー[不愉快です×29] 投稿日:2014/05/31(土) 23 34 31.71 ID zLqtNDjA 899金髪の884 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 33 28.70 ID p/DlJE6p 788そもそもアニメやってた時点でコンテンツ放置状態だったらしいなw989 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 34 44.01 ID eHSRbSnZ |ヽ | | | .\l騙lノ....| | | _〔【》}w0|〕_.| | |./三/(=鎧=)ミ}=== .U/[[ 8)]]、つ目 く/U/ U 884 何故神姫は“KONAMIディ生まれてしまったのか”… 2/22の聖戦の日あの場所に2000人近い人が詰めかけたというのに833 名前:LIVEの名無しさん[sage] 投稿日:2014/05/31(土) 23 32 42.08 ID OnkbW+Vg 718リヒリヒトさんは頑張ってた
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/393.html
戦うことを忘れた武装神姫 その7 ・・・その6の続き・・・ 神姫オーナーがよく来ることで名のしれた、T市のとある居酒屋。 情報交換の場でもあり、久遠もちょくちょく訪れている。 「・・・で。今日の相談なんだけど。」 カウンター席で、イオの手にしたぐい飲みに自らのコップから酒を分け注ぎながら、久遠が話を切りだした。 「実は神姫バトルする事になっちゃってね・・・」 「なんだ、そんな事か。やっちゃえばいいじゃないか。 あ、オヤジさん、唐揚げ一皿追加ね。」 と、バリバリ食べ物を注文してはモリモリ消費するDr.CTa。 彼女の神姫、沙羅とヴェルナも同様に、どんどん食べている。 「いやー、それがさぁ。M町のセンターのトップとやるんだよ。」 「ふーん。それで? ・・・おねーさーん、生中一杯追加おねがいしまーす。」 「それでって・・・。」 ため息ひとつ、久遠は手元の酒を飲み干すと、経緯をCTaに説明した。 ・・・ それは、久遠がリゼを連れて、神姫関連の雑誌をM町のセンターへ買いに行った時の事だった。たまたまフィールドでは、草リーグの試合が開催中。。。 騎士子VS猫子、しかし猫子は戦い慣れていないのか、一方的な試合内容だった。半泣きの顔つきで防戦一方の猫子に、容赦ない攻撃を次々に加える騎士子。 やがて、研爪(ヤンチャオ)が跳ね飛ばされ、防壁(ファンビー)が粉砕され- 騎士子は、独特の形をした太刀-おそらく、オーナーが自作した物であろう-を振りかざし、追いつめられて戦意を喪失しきった猫子の右腕を- 斬り落とした。 盛り上がるギャラリー。フィールドのシールドが解除されると、まだ中学生くらいの猫子のオーナーの女の子は倒れて動かない猫子を拾い上げ、ごめんね、ごめんね・・・と、大粒の涙をこぼし、店の隅でしゃがみ込んでしまった。 一方の騎士子のオーナーと思しき人物は、勝って当たり前と言わんばかりの態度で、ギャラリーと歓談。 どうにも納得がいかない表情の久遠は、その場を離れ猫子のオーナーの元へ。 「・・・大丈夫。ウチのリゼが治せると思うよ。」 声をかけると一瞬警戒した猫子のオーナーだったが、久遠のボックスから出てきたリゼの姿に、泣くことを止めた。 「どもー。久遠にくきゅうレスキュー隊のリゼでーす。お怪我をした神姫はどの子かなぁ?」 妙に明るいノリで出てきたリゼは、いわゆるナースルック。手にはご丁寧に注射器とバインダー。 「・・・ということ。こう見えても結構な腕前を持っているから・・・。」 久遠はセンターのレンタル作業台を借り、まだ不信感を抱く女の子を後目にリゼと作業にかかる。 「どう?」 「うーん・・・やぁ、大したことは無さそうだよ。あたしは外傷を診ておくから、ヌシさんはクレイドル経由でデータ損傷のチェックをかけて。」 「ほいきた。」 久遠はCTaから貰った試作のクレイドル「さわやかしんさつしつ」を取り出すと、そこへ猫子を移動させ、診察台に寝かせた。 リゼは、白衣の下から次々に工具や補修パテ、タッチペン等々を取り出し、猫子の傷を瞬く間に修復。斬り落とされた腕も、久遠のストックパーツを用い見事に修復完了。 その間に久遠は、慣れた手つきでデータの検査。 それも数分で終わり・・・ 「はーい、お姉ちゃん。おまたせ〜。 破損部品も全部純正で補修したから、これで完璧、もとどおりだよー。 さぁ、再起動かけてあげて。」 女の子に、猫子をリゼが抱きかかえて手渡す。 マニュアル通りの手順で再起動をかける。 「・・・ふえ? あー、かえでちゃん・・・ にゃー!!!怖かったよ〜!!」 「ティナ・・・ごめんね、あたしがやってみたいって言ったばっかりに・・・」 「ううん、かえでちゃんの所為じゃないよ・・・わたしが弱かったから・・・」 わんわんと鳴く一人と一体の横で、冷静に状況判断の久遠。 「ふむ・・・きちんと再起動したねぇ。」 「そりゃそうさ。あたしが治したんだもの。どうやらデータも問題無いっぽいね。よかったよかった。」 と、リゼも満足そうな笑みを浮かべていた。・・・久遠が、クレイドルを片付け終わるころには、かえでと呼ばれた猫子・ティナのオーナーも、落ち着きを取り戻していた。 「本当にありがとうございました。雑誌で読んで、対戦をしてみようとはじめてやってみたら、いきなりここで一番強い人とやることになってしまったんです。」 「私からも御礼を申し上げます。右腕どころか、身体の細かい傷の補修までしていただきまして・・・。」 深々と頭を下げるかえでとティナ。かえでは財布をごそごそ・・・と、その手を止める久遠。 「いや、そんなにしなくてもいいから・・・。 趣味の延長なんだから、タダでいいって。なぁ、リゼ。」 「そうそう。あたしだって、好きでやってることなんだし。ねー、ヌシさん。」 その二人の会話に、思わず笑みがこぼれるかえで。 「おぢさまとそのストラーフさん、仲がいいんですね。」 「お、おぢさまって・・・」 ちょっとガックリ来ている久遠の肩の上では、リゼが必死に笑いをこらえている。 「・・・しかし、最近のバトルもずいぶんと質が落ちたもんだ。」 ぼそっと久遠が呟くと、かえでが訊いてきた。 「そうなんですか? もっと激しい試合だったんですか?」 「ちがうちがう、その逆。最近の試合が殺伐としすぎているんだよ。 さっきの君たちの対戦だって・・・終了間際には、もうティナちゃん・・・だっけ?戦意喪失していたのに、トドメを刺してきたじゃないか。」 頷くかえでとティナ。久遠は続けた。 「俺が武装神姫をいじり始めたときなんて、それこそ礼に始まって礼に終わる、互いをいたわり尊敬する、のんびりとした感じだったんだけどね・・・。」 「そんなんじゃロクな武装神姫にならないっすよ。」 中途半端に太い声が、久遠達の後ろから響いてきた。振り返ると、そこには先の勝者-すなわちM町のトップ神姫使い-が立っていた。 ・・・>後編へ続くっ!!>・・・ <その6 へ戻る< >その8 へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/358.html
戦うことを忘れた武装神姫 その4 時刻は午前2時を廻った。・・・寝付けない。 仕事のプロジェクトが行き詰まりかけたところへ、顧客からのクレーム・・・ 追い打ちをかけるように、猫子のエルガが自損事故(包丁で左腕切り落とし)で知人の修理工、ちっちゃいもの研のDr.CTaの所へ明日まで入院。。。 考えれば考えるほど目がさえる。 明日も仕事がある、何とかして、少しだけでも眠りたい・・・。手を伸ばして酒を探る。うん、これでいいかな・・・。 ぐはっ!! 喉が熱い! 慌てて灯りを付けてラベルを見れば・・・USSRウォッカ・・・っ! と、すっと水入りのカップが出てきた。 「・・・何やってるんだよ。ほれ、飲みな。」 つい最近、世話になっているDr.CTaの紹介で転がり込んできた黒子のリゼが、あの背中の「腕」を器用に使いこなし、運んできてくれたのだ。 「あ、ありがとう。」 何はともかく水を飲み、ほっと息をつく。 「全く・・・。仕事で疲れるのも十分わかるけどさぁ。そこに並んでいるのはみんな強い酒だろ。そんなんに逃げるようじゃダメだぞ。」 「ダメだぞって・・・。」 「疲れた身体にだめ押ししてどうするんだよ。」 「・・・。」 「身体あっての仕事だろ? ここ2〜3日様子がおかしいから、夜も気にしていたんだけど・・・ほれほれ、喉が落ち着いたら左手の酒瓶置いて布団に入る!!」 マスターである自分に対しても容赦なく足蹴を加えるリゼ。神姫に心配されるなんて、何だか情けないぞ、俺。。。 「よし、布団に入ったな。」 リゼは灯りを消すと、装備を外し俺の枕元に座った。 「偉そうなこと言っちゃったけど、あたしに出来ることと言ったらこれくらいしかないんだよね。。。」 というと、静かな、しかし透き通った声の歌声が耳元に。 「・・・上手いな。」 ひとつ歌い終わったところでリゼに声をかけた。 「ん?そうか?」 「なんつーか、そんちょそこらの歌手よりきれいだぞ。」 「ん〜、そんなに誉めても何も出ないぞぉ。」 ちょっと照れたような、甘い声が聞こえた。その後も、リゼの歌声が・・・続いていたと思う。 次に気づいた時には、目覚まし時計が6時半を指していた。 都合4時間程度、必要量の睡眠をとれたようだ。体を起こすと、枕元ではリゼが寝息を立てている。 「・・・ありがとう。助かったよ。」 呟くようにそっと声をかけ、朝の支度にかかる。今宵は、リゼが好きなモ○ゾフのプリンを買ってこようかな。 静かなささやきで、夜を暖める神姫がいる。 そう、ここに居るのは戦うことを忘れた武装神姫。。。 <その3 へ戻る< >その5 へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/973.html
戦うことを忘れた武装神姫 その31 H市の駅から近い裏通り。 アクリル製の電飾看板に明かりが灯った。 だが、中の蛍光灯が切れかけているのか、なかなかきちんと点灯しない。 ・・・カウンター席が5つとテーブルが2つだけの小さなショットバー。壁一面には沢山のボトルが並べられ、それぞれの存在を示すかのように、電球の明かりに琥珀色の輝きを静かに、しかし美しく放っていた。 本日の選曲は、マスターの趣味で集められたCDコレクションからの80年代のジャズ。。。 と、ジャズのリズムに併せるかのように軽やかな炒め物の音が混ざる。カウンターの片隅でマスターが調理を始めていた。 今日の突き出しは・・・ナッツの炒め物。 カウンター上では、ひとりの神姫が伝票の整理を行っていた。白いボディはアーンヴァルと同じ塗り分けだが配色が空色と藤色。 そして・・・顔はストラーフ。 暗がりで見ればアーンヴァルとストラーフの組み換えにも見えるのだが・・・。 一通りの整理が終わり振り返った神姫の横では、調理を終えたマスターが炒め物を皿に小分けしていた。マスターがフライパンを片付け、神姫が伝票をしまい終えたとき。 キィ・・・。 古びた扉が開き、お客がやってきた。 「こんばんはー。」 胸ポケットには武装神姫、ストラーフが収まっている。お客は、ストラーフとなにやら楽しげに言葉を交わしている。 ・・・いつものあの人だ。 今夜も、楽しく長い夜になりそう。。。 「いらっしゃいませ。 今日はリゼさんと御一緒ですね。」 「こんばんは、マスターさん、お久しぶりっす!」 久遠のポケットからリゼが先に挨拶をした。 「今日はリゼさんだけですか?」 「こんばんは。 ・・・そうなんです。まぁ、メンテナンスの帰りとも言いますけれどね。 あ、まずはいつものをお願いします。」 おしぼりを受け取りつつ早速注文の久遠、リゼの足を拭いてカウンターに座らせる。 「いらっしゃいませ、久遠さん。」 マスターが久遠の注文に掛かると同時に、今度はカウンターにも並べられた酒瓶の隙間から声が響いた。 どこから声がしたのか判らず、あたりを見回すリゼ。 「ここですよ、ここ。」 再び瓶の間から、透き通るような声が。 久遠は、リゼのあたまをチョイと突付いて独特の形状のリキュールの脇を指し示した。 そこには・・・ 「え・・・神姫?!」 「こんばんは。貴女がリゼさん・・・ですか?」 「は、はいっ!!!」 突然名前を呼ばれて、背筋を正して座るリゼに、瓶の向こうに立つ細い目の神姫は優しい笑みを浮かべていた。 「何もかしこまる事はありませんよ。貴女のマスターの久遠さんから、よくお話を伺っておりましたので。。。」 マスターからマドラーを受け取りながら、 「私の名前は あずさ と言います。 以後お見知りおきを・・・。」 と、あずさ と名乗った神姫は小さく一礼した。 リゼも、つられて一礼。 マスターは二人を邪魔せぬように静かに久遠にジントニックを差し出した。 久遠も、黙ってふたりの様子を見ながらジントニックをすする。 興味深そうに、しかし不思議そうな面持ちで あずさ を見つめるリゼ。 同じ顔なのに。 何故、あなたは・・・。 「あのっ」 沈黙を破りリゼが口を開いた。 エプロン姿のあずさは、細い目をさらに細くするかのようにニコニコと小さく頷いて応える。 だが、リゼは次の言葉が出てこなかった。 再びの沈黙。。。 CDチェンジャーの作動音が響く中、たまりかねた久遠がリゼをつまみ上げ、あずさに紹介した。 「どうも、あずささん。 こちらが以前も何度かお話しました、ストラーフのリゼです。 ウチの4人の中では末妹に当たるのかな。」 「こ、こんばんは・・・。」 久遠に促され手の上で頭を下げるリゼ。 「私はこちらの店でマスターの補佐を務めております。」 と、あずさもぺこりと頭を下げた。 しかしまだ、無言で見つめ続けるリゼにあずさは静かに話しかけた。 「お顔や身体の見た目は貴女と同じですが、私、『武装』神姫ではないんです。」 その言葉に、 「えっ?」 目を皿のようにするリゼ。 「ふふ、エルガさんも、シンメイさんも、イオさんも。皆様、リゼさんと同じ反応をしましたよ。 あ、マスター。 リゼさんにアレをお願いします。」 マスターは 黙って頷くと、神姫サイズの器にホットレモンリキュールを注いでリゼに差し出した。 「冷めないうちにどうぞ。 こちらはサービスです。」 差し出されたホットを、リゼはひとくちすすった。 「おいしい。。。 こんなやさしい味のお酒、初めてっ!」 ようやく緊張のほぐれた顔付きとなったリゼに、 「私が神姫向けに選んだ味です。 もちろん、食事機能の無い神姫でも飲めますよ。」 と、店内のジャズを妨げることのない美しい声で語るあずさ。 「ありがとう、あずさ・・・さん。 あ、あの、さっき訊きそびれたんですけれど、あずささんはクラリネットタイプなんですか?」 「うーん、残念。ちょっと違うんですよ。 でも貴女、いい耳してるわね。 トーン落として話していても、武装神姫とは違う声と見抜いたんですから。」 「リゼもあずささんとほぼ同じ声帯を持っているんですよ。だからではないですかね?」 ジントニックを飲み干した久遠が口を挟んだ。 リゼは久遠と目を合わせると再びあずさの方を向いて小さく頷く。 「なるほど。 それでは私の事も少々お話をしましょうか。 ・・・の前に久遠さん、次はどうされますか?」 ジントニックを飲み干した久遠に次を促す。 久遠は考えることもなく、マスターの後ろの棚を指した。マスターは小さく頷くと、 「かしこまりました。ワンショット・・・残っていませんね。今、倉庫からお持ちします。」 と、マスターは後ろの扉から奥へと入った。 >>まだまだ夜は続くヨ!(その32へ)>> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/mangaaa/pages/1909.html
270 名前:鼠 ◆KYUSO21aFo [sage] 投稿日:2007/01/21(日) 02 34 25 ID 9Sr6eO3y _人_ . ‐ . . . ̄ ̄ .`丶、 _人_ `Y´ _人_ 「丁 .エ´= . . . . . . . . . . . . .、 \ `Y´ `Y´, -‐  ̄ ̄`丶、 |/, / , - . / . . . . . . . . . .`ヽ.ーァ.┬ 、 / _ -、\ - /_./ { / / ヽ、ヽヽ \/ ./ . / /´ `ヽ、\ヽ/ィ.V_{ ./ハ| .l . .| . . . .. } } } リ小ヽ、V / // /、 、.ヽヽトヽハハ |/ .ハ .l!__lトl| |.| . . . // /イイ..リ. ト..Yヽ _人_ ||| / / /,ムzV-‐ヽ. l_ヽヽV!-|| ////L_、`T| | .. /メォrチ-}/ .ヽ|. ト! `Y´ !|| ! l_ムL ヘト.「ト lヽV|l/}//{!fr心 ヽト/j/´z≦ム| .l .| . / _人_|l !| l| |ト{ _Lj_|ハヽトヽV} | 辷シ^ 仆イl}ノ |! .! V `Y´ ! | 从ハ!z,三、 /r示i`Yトトヽ\ A __丶_ `ー l |. ト. l _人_ } | | l|〈{ lf_jハ 辷ン ´| !トヾー ヽ_. ,┴ュ.ノ . イ ハl ヽ `Y´ //!j,小 ``ー′__ ィ _ _/} |l!リ`ー/ ./! 三ュ .|=<. / ヽ . / ノ从|トlト . _ _ ヽ..ノr ヽヽ〉ノ / /ミy__ ..ゞー} . .l、|. . ヽ. _人_ ´ ヽ ヽ{{ //7T¨´〉 /ヽ. / ..´ ̄_ . -‐ ヽ ..ヾ、r‐_l _人_ `Y´ 〉ー、 厂ヽ \r_ヘ `ー ¨トァ- \ .. ` ..| `Y´ . /--/ | \ ヽ. } / / j´! ` ー┘ | / /.ァ く ヽ..__ノ ./ / / / ヽ.__ イ . / ヽ .ヽ / .l′ .| .{ ヽ { \ヽ{ .. | / . .} アーンヴァル&ストラーフ (武装神姫)
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/525.html
2月14日の武装神姫-01 それは、去年のこと・・・。 「いってらっしゃいなのにゃー」 珍しく早起きしていた猫子・エルガに見送られ、久遠は出勤。 「さーて。ヌシさん、出かけたな?」 久遠が出かけたのを確認し、リゼと、シンメイが顔を出した。 「あ、シンメイ〜。イオを起こしてきてよぉ。」 「え・・・まだ寝てるの?」 「うにゃ。」 「全く・・・こういう日に限って低電圧発症するなんて。。。」 ブツブツ言いながら、イオの寝床へ向かうシンメイ。 「それじゃ、準備にかかりますか。」 いつの間にか、リアアームを装着してきたリゼが。一方のエルガもエプロン スタイルとなっている。 「今日はヌシさんサイズの調理だかんねー。 エルガ、仕切役よろしく〜。」 「にゃっはー!任せるのダ!」 と、シンメイが、 「はぁ・・・ダメでした。。。」 黄色い狐型の装備(後に工臨壱型と名付けられるアレ)を整え、げっそりと して戻ってきた。どうやらイオは起きなかった模様。 「ハリセンで叩いてもダメだったか?」 「それで起きれば苦労しませんよ、リゼ。。。ファンビーでひっぱたいても 起きなかったんですもの。」 ・・・ため息を付く3人。 イオの寝起きの悪さは折り紙付きであるので、 諦めて3人で作業にかかることに。。。 「まずは、ブロックチョコレートを砕くの。」 ずるずると、どこからかブロックチョコレートを引きずり出すエルガ。 「・・・どうやるんだよ。」 「リゼがまず砕くのだ。 それをにゃーがみじん切りにするのダ。」 「なるほどね。 それでは・・・」 リゼがリアアームをふりかざしたところで、 「にゃー!! 待つの! 汚れないようにテーブルにラップを敷くのだ!」 と、エルガ絶叫。 「エルガ・・・案外マメなんですね・・・。」 ちょっと驚いたように、ラップを敷く作業をエルガと共に手伝う。ラップを 敷き終えたところで、改めて作業開始。 リゼが大まかに砕いたブロックを、エルガがヤンチャオでさらに細かく切り、 シンメイがドサドサとステンレスボウルへ放り込む。あっという間にチョコ ブロックは粉砕された。 「つぎは熱湯ぶろ〜。」 「ちがうでしょ。湯煎っていうの。」 シンメイが突っ込む。 「にゃーん。 ちょっと間違えただけなの。」 イオのフライトユニットを拝借して、湯沸かし器を操作するエルガ。 「・・・ちょっと・・・か?」 苦笑いをしながら、リゼが大きめのボウル・・・というより洗面器にお湯を 受ける。そこへ、シンメイが先のステンレスボウルをゆっくりと下ろす。 「ここからは・・・エルガのお仕事ですよ。」 「はいにゃー!」 リゼとシンメイが押さえるボウル、その中で徐々に溶けるチョコレート。 冷蔵庫からコーヒーミルクとバニラエッセンスを取りだしてきたエルガは、 様子を見ながらそれぞれ投入、手早くしゃもじで混和する。 「お前、上手いな。」 感心したようにリゼが呟いた。 「うにゃ? 料理は愛情って、いつもにゃーさんが言ってるの。 だから、 教えてもらってるにゃーも、愛情込めるのにゃ。 だから上手なの。」 「上手、って自分で言うことではないでしょ。 ほらほら、あとは私が押さ えていますから、あなた達は型の準備をしてはいかがです?」 「はーい。」 シンメイにボウルを任せ、2人はガラガラと型の準備をする。 ついでに、 トッピング用に久遠の好きなアーモンドや、きれいなマーブルチョコなども 並べる。食べたそうにするリゼを小突きつつ、ボウルの元へ戻ってきた2人。 「並べたの。」 「小物も準備完了だよ。」 「それじゃぁ・・・運びますか。エルガ、ワイヤーは大丈夫? リゼも耐熱 カバー付けた?」 珍しく拳狼を装備したシンメイ。 ・・・フライトユニットを着けたエルガ がワイヤーを用いて吊り上げる。 それを下でサポートするリゼとシンメイ。 ゆっくりとテーブルへ移動させ・・・シンメイが慎重に位置を指示する。 「エルガ、もうちょっと右!」 「ここかにゃ?」 「そうですね、この辺でいいでしょうか。。。」 「それじゃぁ、流すよー。 引っ張るから、リゼ、よろしくなの。」 「ほいきた。」 2本かけたワイヤーの一本を引き上げ、ボウルを傾ける。後の部分をリゼが 補助で持ち上げ、湯口はシンメイが見張る。 見事な連携プレー。。。 ・・・>2月14日の武装神姫-02へ続くっ!!>・・・ <トップ へ戻る<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1834.html
鋼の心 ~Eisen Herz~ インターミッション06:武装神姫 閃光が奔り、ターゲットは蒸散して果てる。 焦げたようなイオン臭が去ると共に、周囲に光が戻って来た。 否。 暗がりが戻って来た、と言うべきか。 白い闇。閃光が消え失せたのを確認し、京子はゴーグルを外した。 「流石です、京子さま。素晴らしい威力だと思います」 世界初のMMSである“彼女”はそう言って微笑む。 「……後はコストパフォーマンスかな? 出来れば、一射当たり10円位で納めたいわね……」 MMSが神姫としてホビーバトルをする事になれば、当然それはユーザーに浸透させなくては話にならない。 KemotechもFrontLineも、遊びや慈善事業でこの企画を立ち上げた訳ではないのだ。 商業である以上、その座は万人に解放されなくてはならなかった。 「……問題は放電管のチャージロスね、コレを押さえられれば実費で7円切ると思うのよ……」 「収束効率を落として、蓄電量を下げるのは如何でしょうか? ……私のように汎用動作で射撃するのではなく、専用のプログラムを用いれば命中精度はもう少し落としても通用する筈です」 「やっぱそれっきゃ無いか……」 本来“彼女”は射撃を考慮したプログラムを有しては居ない。 目視での測量と、計算による非効率な射撃方法では、そろそろテストの方も限界だった。 「……お~う、やっとるね。京子ちゃん」 「……芹沢さん」 「おはよう御座います、芹沢教授」 芹沢に頭を下げる“彼女”の言葉に時計を見れば、時刻は既に朝の10時。 寝る前にちょっと、のつもりで運用試験を始めたのは既に半日前の事だった。 「……眠いわけだ……」 京子は欠伸を噛み殺して伸びをする。 「んで、どうよ? LC1の調子は?」 芹沢の視線の先には試射の的となり、半ば消失しているターゲットボードの群れ。 「……どうやら、実用まで漕ぎ着けられそうじゃねぇ?」 「はい。私もネットで調べてみましたが、最先端の軍用レーザーにも無い画期的な機構が、いくつも盛り込まれているようです」 「……まあ、出力が低いから出来ることも多いんだけどね……」 軍事転用されそうな技術は思いついても使わないようにしていた。 真紀は、きっとそれを望まないから……。 「……所で芹沢さん。FL12の試作品って、もうロールアウトしたんですか?」 「ん? 確か先週試作品が出来て、起動実験をしてた筈だけど? ……まだCSCは載せずに従来型AIの有線接続だけどね」 ふむ、と京子は考え込んで。 「……芹沢さん。FL12の試作機、2,3機貰えませんか?」 「おチビちゃんでは不満かね?」 「……レーザー砲の他にも、幾つか装備のテストをしたいんです。ブースターのテストもしたいから、出来れば4機あるとベストですね……」 「ブースター?」 首を傾げる芹沢。 「……教授。京子さまの力作を目にしたら、きっと驚きますよ」 くすくすと、顔を綻ばせ“彼女”が微笑む。 「…………」 京子がパソコンから図面を呼び出すのを見ながら、芹沢の心境は複雑だった。 (……やれやれ、ワシ形無しじゃね。……つーかもう用済みっぽい?) 自分達が年単位で築きあげて来たものを、この姉妹はいともあっさり超えてゆく。 それは、嬉しくもあり、悔しくもある不思議な心境だった。 「で、京子ちゃんは何を造ったんじゃね?」 「……羽根です」 その二日後。試作型神姫FL12は飛行型MMSとして再調整を受ける事となる。 そして程なく。 MMSの営業方針は、武装神姫としてのホビーバトルに重点が置かれることとなった。 ◆ CSCに伴う記憶障害には大きな特徴があった。 それは、記憶領域の拡大と、思考の加速、並列化。 言うなれば、愛用のパソコンからごっそりとデータが消失したようなもので、CSC患者の脳には使用可能な空白が大量に出来るのだ。 脳の処理能力は、当然のように常人を凌ぐようになる。 それは、先天性であれば『天才』と称される現象であった。 そして、その天才性はCSCの深度と比例する。 例えば。 軽度で回復してしまった少年は、常人でも珍しくない程度の天才性を持ち。 重度で固着してしまった少女は、もはや神託とでも称する他無い天才性を発揮した。 そして、自らも気付かぬ内にCSCに罹患し、一月かけて独力で回復したその少女は、世界最先端の技術を扱えるようになっていたのだった。 ◆ 「……武装神姫」 「はい、真紀さま。今後MMSは武装神姫としてバトルを中心とした展開を行っていくそうです」 真紀は、“彼女”の報告に少しだけ表情を歪めた。 「……」 「? 主よ、如何なさいましたか?」 真紀を主と仰ぐ“彼女”が、首を傾げて真紀の顔を覗き込む。 その時、病室の扉が慌しく開けられた。 「あ、真紀。私、これからちょっと研究室に行って来るね。……試作品のレーザーソードが出来たんで、カトレアに届けてくるわ」 「カトレア様ですか」 フロントラインとケモテックの、共同研究室に配置された4“人”の神姫。 その長女が、ラン科植物の名を冠する、格闘武器試験用の神姫だった。 「……あの、姉さん……」 「ん? 何、真紀? バスの時間あるから手短にね」 「…………あ、…………ん、……な、なんでも、無い……」 「……? それじゃあ行って来るけど食事、ちゃんとするのよ? 食事残すと香苗さん(看護婦さん)が心配するわよ?」 「……ん」 真紀が頷いたのを見て、京子は走り去った。 ◆ (私にも、真紀の為に出来る事がある) 京子は走る。 (私も、真紀を喜ばせる事が出来る) 脇目も振らずに走る。 (武装神姫が世界に広まれば、それは真紀の想いが世界に広がることになる) 振り返る事も無く。 (私が強い装備を作る事で、それを手伝える!!) 残されたものに気付く事も無く…。 ◆ 「主よ、宜しいのですか? この計画は、京子さまの協力が不可欠と存じますが……」 「……いいわ。姉さんは……、そうね……」 真紀は、病室の窓から病院前のバス停を見る。 「……姉さんは」 そこでバスに駆け込む京子の姿を瞳に映したまま。 「……姉さんには、敵になってもらうわ」 そう、呟いた。 インターミッション07:おしまいの日につづく 鋼の心 ~Eisen Herz~へ戻る 最近のプラモは凄いですね。 思わずガンダムスローネ3種買って、誰もが思いつくコンパチスローネ作ったさ。 色も青で塗り直して、ご満悦。 ……ま、ALLガンダムマーカー仕上げですが何か? AC4に嵌まっている身としてはアーリヤが欲しかったのだけど売り切れで入手できず。 明日当たり遠出してでも手に入れようかと考え中。 ALCでした。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/352.html
戦うことを忘れた武装神姫 その5 「えーっと、デザインナイフ、デザインナイフ・・・あ、あれ?どこだ?」 デカールの切り出しをしたいのだが、どこを探してもが見当たらない。 ふと、手元に殺気が。。。 横を見ると、すごい形相で俺をにらみつけるシンメイが。 そして、その手には・・・刃を替えたばかりのデザインナイフ。 「・・・。」 「・・・。」 無言の数秒。 「覚悟はできていますか。」 「あの・・・状況が掴めないんですが・・・もしかして俺、脅迫されてます?」 「脅迫ではありません。これは尋問です。」 「じゃあ始めの『覚悟できていますか』ってどういう意味を持つんだよっ!」 「気にしないで下さい。 いいですか、正直に答えて下さい。」 すっとデザインナイフの先端を俺に向ける犬子のシンメイ。 「あなたは・・・私が隠していた最後のエンゼルパイを食してしまいましたね?」 「は?知らんぞ。だいたい隠すっていっても・・・」 「とぼけないで下さい。先ほど、エルガとイオさんにも尋ねました。現在の所、アリバイがないのはマスター、貴方だけです。」 「まてっ!! まだ何にも答えてないのに何でそうなるんだよ。。。」 ぬぬ・・・探偵物のドラマを見過ぎた影響なのか? 「昨日の2100にはまだ存在を確認しました。その後一晩経ち、今朝1030には消失し、袋だけがゴミ箱で発見されました。昨晩、貴方はどのような行動を?」 「・・・あのさぁ、俺、泊まり勤務でさっき帰ってきたんだけど。」 「・・・。」 「・・・。」 再び無言の時間。と、そこへ白子のイオがやってきた。 「あら、シンメイ。マスターを立派に脅迫しちゃって・・・。新手のプレイですか?」 「プレイじゃないわ! ったく、イオも相変わらずマイペースだなぁ、おい・・・。」 「ちょうど良かった。昨日の件ですけどね、あのお菓子、あなたが召し上がっていたじゃないですか。まぁ、あれだけ呑めば記憶がなくなって致し方ないかと・・・。」 イオがすっと差し出すは、俺のPCのウェブカメラをリンクさせて撮ったと思しき証拠写真。 酔いつぶれたリゼの上に腰掛け、ウヰスキーのミニボトルを右手に持ち、左足ではねだるエルガを蹴り飛ばし、左手には・・・ エンゼルパイ。 「・・・。」 俺と、イオの視線がシンメイに集まる。 「・・・・・・・・。」 シンメイの顔が、好物の林檎よりも赤くなる。手にしたデザインナイフを静かに置くと、 「も・・・申し訳ありませんでしたっ! つい酒がすぎてしまい・・・本当に申し訳ありませんでしたっ!!」 両手をついて、頭をゴリゴリすりつけて謝る。だが、そのけなげな謝罪はほとんど目に入らなかった。いや、入れる余裕がなかった。 「いや、別にそんなにしてまで謝らなくてもいいけどさ・・・それよりこのボトル・・・」 ブレてしまい、はっきり判別できないそのミニボトルを指しイオに訊く。 「それですか? やはり昨晩、エルガがマスターの卓上で見つけて、皆で呑んだのですが。」 飲まれた酒は、数年かけて入手した、25年物のスコッチ。。。 「・・・もしかして、飲みきった?」 恐る恐る尋ねると、、 「私はほんの一口程度ですが、リゼとシンメイの二人で空っぽですよ。」 と、イオは空の瓶をどこからか取り出して俺の前に置いた。 怒りを通り越し、虚しい風が心を吹き抜ける。 「お、俺の秘蔵の一本が・・・。 おい、リゼ!ちょっとこい!シンメイ逃げるなっ!!」 俺は二人を卓上に並んで正座させ、久々にしたくもないお説教をするハメになったのであった。 戦うことを嫌い、昼間からTVを眺める神姫。 ここに居るのは、戦うことを忘れた武装神姫。。。 <その4 へ戻る< >その6 へ進む> <<トップ へ戻る<<
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/900.html
せつなの武装神姫 時系列まとめ 註 この時系列順に読む事を推奨はしません。大まかに「こんな流れだったんだ」という事を説明する為に並べ換えただけです。 僕とティキ そのいち・改訂版 「前夜」 僕とティキ そのに・改訂版 「回顧録・一」 僕とティキ そのさん・改訂版 「良く晴れた日」 僕とティキ そのよん 「初陣」 僕とティキ そのご 「思春期男子なんだから時にはそういう事もある」 僕とティキ ばんがい 「これがティキの日常なのですよ」 僕とティキ そのろく 「類は共を呼び友になるのか?」 僕とティキ そのなな 「回顧録・二」 僕とティキ そのはち 「そうだ、有名ショップに行こう♪」 僕とティキ そのきゅう 「たまには勝敗の無いゲームを」 僕とティキ そのじゅう 「そして少年は少女と再会す」 僕とティキ そのじゅういち 「勝ち負けよりも価値ある性質の立ち合い」 僕とティキ そのじゅうに 「口に出して言うには恥ずかしい話」 僕とティキ そのじゅうさん 「強敵と書いてもテキとしか呼ばない!」 Y.E.N.N 第1幕 「未熟な利己主義者」 ―断片― 断片1 ―海神― 僕とティキ そのじゅうよん 「そして明日は笑おう」 僕とティキ そのじゅうご ふたつめ 「さあ反撃の狼煙を上げろ・2――回顧録・三――」 Y.E.N.N 第2幕 「はるか遠くの始まり」 Y.E.N.N 第3幕 「同じ錯角が生じる位置」 僕とティキ そのじゅうご みっつめ 「さあ反撃の狼煙を上げろ・3――ジジィと神姫――」 僕とティキ そのじゅうご よっつめ 「さあ反撃の狼煙を上げろ・4――エルゴのおうさまたち――」 僕とティキ そのじゅうご ひとつめ 「さあ反撃の狼煙を上げろ・1――いまはおやすみ――」 僕とティキ そのじゅうご いつつめ 「さあ反撃の狼煙を上げろ・5――風輝纏いし猫戦姫――」 Y.E.N.N 第4幕 「視線を移した先」 Y.E.N.N 第5幕 「心の指し示す場所」 Y.E.N.N 第6幕 「思惟の共鳴現象」 Y.E.N.N 第7幕 「意思の同調状態」 僕とティキ そのじゅうろく 「僕らの上に雪が降る」 & Y.E.N.N 最終幕 「其の求める名は」 ―断片― 断片2 ―きらり― ―断片― 断片3 ―僕とティキの番外編― なつのとびら 1 「朔良」 なつのとびら 2 「アミューズメントパークにて」 なつのとびら 3 「夢絃」 なつのとびら 4 「露草流音」 なつのとびら 5 「ある日」 なつのとびら 6 「…………」 なつのとびら 7 「暗い夜」 なつのとびら 8 「そして公園にて」 雪那とティキと――僕とティキのつづき―― 回の00 「不変ではいられない僕ら」 なつのとびら 9 「後始末」 雪那とティキと――僕とティキのつづき―― 回の03 「朔が咲いたその日」 雪那とティキと――僕とティキのつづき―― 回の01 「二人目で初めて(?)の神姫」 雪那とティキと――僕とティキのつづき―― 回の02 「朔とそして……」 雪那とティキと――僕とティキのつづき―― 回の04 「たまにはこんな夜」
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/788.html
戦うことを忘れた武装神姫 その28 ・・・鳳凰カップ初日。 大勢の人でにぎわう企業ブースの一角に、久遠と彼の神姫たちが居た。 バトルにあまり熱心でない彼らにとっては、むしろこちらの物販だの展示だのがメイン・・・。 やがて彼らは東杜田技研のブース前へ到着。物販コーナーではどこかで見た顔・・・ 「あれ? かえでちゃん。 何してるの?」 久遠のポケットから、リゼが声をかける。 「ふ、ふええぇ~! 久遠さん、助けてくださぁ~い!!」 商品の補充をしながら半泣き顔のかえで。 聞けば、はじめは試合に出るつもりでいたのが、いつの間にか東杜田技研のアルバイトとしての参加になり・・・ 「私たちもこの有様です。」 これまたげっそりした顔で、かえでの肩に乗るフィーナ。技研の名の入った神姫サイズのジャケットを着用し、手には「先行販売・受付」と書かれたプラカード。 「にゃーん、エルガー! 手伝ってよー!」 と、傍らからティナのこれまたしなしなの声。いつぞやの猫耳ロリータファッションを着せられて、売り子をさせられている模様。。。 ふと見回せば、周囲は会待ちのお客さんがわんさといるし、何かの整理券を配っている列はダンゴ状態・・・ 「・・・なんと手際の悪い。」 久遠の肩に乗るシンメイが呟いた。 「なんだかCTaに挨拶しようと思ったけどそれどころじゃn・・・」 と、久遠がぼそり呟いたときだった。 「居た!! 久遠発見!! 直ちに捕獲せよ!!!」 聞き飽きるほど聞き慣れた声と共に、久遠に網がかぶせられた。 「よっしゃ! 久遠捕獲成功!」 動じることもなくため息ひとつの久遠の前に、油くさいメイド姿のCTaが立っていた。 彼女のポケットには、特殊な形状の巨大な砲を構える砲子が左右に一人ずつ。。。 「・・・をい。」 網を取りながらジト目でC睨む久遠に、珍しくちょっと退くCTa。 「拉致するわけじゃないんだから、なにもそいつらの装備試験を俺ですることはないだろう。」 CTaの砲子をさしながら久遠が怒りを通り越してあきれた顔つきで指摘した。 「ありゃ、テスト運用だってわかった?」 「命中精度がイマイチ。そして火薬量多すぎ。」 一瞬の出来事でありながら、きっちり分析する久遠にちょっと驚くかえでたち。。。 「まぁ、それはどうでもいいけど。」 たたんだ網をCTaに手渡し、 「手伝って欲しいのなら事前に予約入れること。 まぁ、予測の範囲内ではあるけれど。 なぁ、お前たち。」 『はーい!!』 ごそごそと久遠のポケットにもぐっていた、彼の神姫たちが一斉に顔を出した。 エルガとシンメイは作業用エプロン姿で。イオとリゼは、おそらくリゼがこしらえたものであろう、それぞれ白と黒のエプロンドレスで。 「・・・。」 CTaは驚きで言葉が出ない。 「さっき休憩してるときに、ここが大混乱してるって聞いたからな。 いつも世話になってるからたまには良いかなと思ってね。 で、この混乱を作り出した原因でもある責任者は?」 久遠の言葉に、むっとして頬を膨らませ自らを指さすCTa。 「ありゃ、お前だったのか。 ・・・学生ん時から仕切るのは苦手だったもんな・・・貧乏籤引いたな?」 こくりとCTaは頷いた。 「ま、詳しいハナシはあとでするとして。 あとはウチらに任せておけ。な。」 言うが否や、自らも作業用エプロン姿 -エルガ・シンメイとお揃い- に着替えた。 「まずは・・・ここの配置表、タイムテーブル、その他一式ここに出す!」 久遠が言うと、すすっとヴェルナが傍らから現れて東杜田技研・社用PDAを手渡した。 「ふむ・・・む。 まずは物販だな。 イオ、まだ飛べるだけの余力はあるかな?」 「もちろんです、マスター!」 「じゃ、これをこうしてだ。。。」 メモ用紙を取りだし、さらさらと指示を書き留めると、CTaにサインを入れさせた。 「ほい、それじゃ物販はイオとシンメイで。」 「了解しました!」 メモを受け取ったシンメイは敬礼で応える。 「ではシンメイ、いきましょう!」 イオはさっとユニットを背負い、シンメイを抱き上げて混乱の度合いが増している物販コーナーへと突撃していった。 「で、展示は・・・ なるなる。 Mk-Zに丸投げでOKだな。 Mk-Zとマーヤだけで回転するはずだから、余った人員は物販の誘導に今すぐ廻して。 エルガ、このメモを展示コーナーに。」 「了解なのー!!!」 武装にエプロンという姿で待機していたエルガは、どこからか取りだした紐でメモを身体に縛り付け、 「にゃー!!! 仔猫の宅○便がいくのだー!! そこ、邪魔なのー!!!」 四脚で混雑極まる中へと駆け出した。 「で、あとはデモコーナーだけど。 これは・・・リゼとかえでちゃんたちで良いかな。」 「え・・・? 物販は・・・?」 先まで人混みの中でもまれていたかえでは、本当にこれでよいのかという顔付き。 「大丈夫。 あと15分でこの状況はおさまるはず。 CTa、悪いけどリゼにデモ機の使用方法その他を教えてやってくれないか。」 自信たっぷりの久遠に、CTaもまたちょっと怪訝そうな顔をしたが、このような場での久遠には絶対の信頼を置いているCTaは、久遠からリゼを受け取ると、かえで・ティナ・フィーナと共にデモコーナーへと向かった。 それから10分も経たずして。 動き始める購入客、整理券配布場所の列。 展示コーナーにあふれ返っていた人だかりは、きれいな流れができて。 久遠の宣言したとおり、15分で・・・状況は一転。 先までの混乱が嘘のように、ブースは落ち着きを取り戻した。 「・・・久遠さんってすごいんですね・・・。」 デモコーナーでセッティングを終えたかえでが、ティナを手に乗せて言った。 「それがあいつの能力のひとつだよ・・・良かれ悪かれ一歩先を読んで行動できるところが。。。」 リゼにクレイドルの取り扱いを教えながら、CTaは呟くように言った。 「だからなんだよなぁ・・・。」 と、CTaのついたため息にリゼが気づいた。 「・・・? だからどうしたの?」 目が泳ぐCTaに、ニヤニヤとするリゼ。 「・・・何でもない。 ほら、さっさと仕事に入る! お客は待っているんだからっ!」 CTaはリゼをつまみ上げ、放っぽり投げるようにデモ用のクレイドルへと乗せた。 振り返りまだニヤニヤするリゼに手を振って仕事するように指示すると、リゼはぱっと営業スマイルに切り替え、クレイドルの解説を始めた。 傍らでパワーユニットの仕度をしていた沙羅とヴェルナが、相変わらずの調子で呟いていた。 「・・・マスターももっと素直になった方がいいでしょうに・・・。」 「全くっすよ。それでどれだけ損をしていることか。」 2人は顔を見合わせ、 『はぁ。。。』 いつぞやと同じ、大きなため息をひとつ。 そこへ久遠登場。 「どうした? CTaがまた何かやらかしたか?」 「あ、久遠さん。 何でもないっす。 いや、すごいっすね! あっという間にあれだけの状況を捌いてしまうなんて。」 と、振り返る沙羅。 「そうか? これだけのいい人員が居るんだ、こうなって然るべきなんだよ。 あとはどれだけ効率よく配置できるか・・・こればかりは慣れだからね。 こっちは大丈夫かな?」 「大丈夫ですよ。 あとはどのタイミングで昼休みを入れるか、ですが・・・」 とヴェルナが言うが否や、久遠は新たな指示書を手渡した。 「はい、これ。 回転始めたから、改めてタイムテーブル作ったから。」 その仕事の速さに、再び目を丸くするかえでたち。 「ふむ。。。 あとは展示コーナーか。。。」 ざっと見回して状況を確認した久遠は、そそくさとその場を後にした。 CTaは久々に見る、かえでは初めて見る久遠の本気モードに、ただただ驚くばかりであった。。。 その後、東杜田のブースは大いに盛り上がったという。 久遠の活躍もあったが、彼らの神姫、そして東杜田の社員の神姫たちと・・・マスターと神姫たち、皆の手で作り上げられて行く東杜田のブース。 久遠が、全員に廻したメモにはこう記されていたという。 -今日は武装神姫のお祭り、神姫もマスターも、みんなで楽しまなくっちゃ- お祭りを楽しむマスターと、盛り上げる神姫たち。 ここにいるのは、戦うことを忘れた武装神姫。。。 <<トップ へ戻る<<