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戦うことを忘れた武装神姫 その14 ・・・その13の続き・・・ ジャッジマシンが、フィールドの準備が出来たことを知らせる。 「両者、神姫をフィールドにセットして下さい。」 久遠は、狐スタイルのシンメイを静かに置いた。 プラントフィールド、神姫 サイズの工場が次の舞台。相手は、軽装にバックパックのみの兎子。一見すると 普通の「中装備兎子」なのだが。。。 「むむ、あの兎子の装備・・・」 「ええ、本気ですね。 全く無駄がありません。」 ぼそっと呟くように答えるシンメイ。 「おそらく、このフィールド自体にも相当慣れているのでしょう。」 しばしフィールドを眺め、なにやら考えるシンメイ。 「そうだ。マスター、私の背中のハコを、緑の大きいモノに換えていただいても いいですか? ついでに、ぷちの弐号も載せて下さい。」 と、久遠を見るシンメイの顔は、普段は滅多に見せることのない、ちょっと悪戯 っ娘のにんまり笑顔。 「おっ・・・何かひらめいたな。」 言われたとおりに、緑の箱とぷち弐号を載せる久遠。 「任せて下さい。 おそらく、7分30秒以内には勝てるでしょう。」 「目標を定めるのはいいけれど、無理はしない事。いいね。」 「了解しました。 ・・・ではマスター、許可を願います。モードB・レベル5に 移行してもよろしいですか?」 「本件は重要事象である。 よって、モードB・レベルF+ を、特別に許可する。」 「・・・ありがとうございます。 では、行ってまいります。」 キィン・・・ 甲高い動作音が久遠の耳に入った。閉じられるフィールドから手を 振るシンメイの右目の色が・・・ 濃紺に変わっていた。 「それでは、本日の第3試合・吼凛『シンメイ』VSヴァッフェバニー『コリン』、 試合開始いたします。」 先までとは一転、異様なまでの盛り上がりを見せる店内。コリンに、シンメイに、 声援が飛ぶ。 「Ready-・・・ GO!!!」 ジャッジマシンの声に、両者同時にスタート。 構造物が多いフィールド内を、 互いに隙を狙うように走り回る。時折、兎子のコリンが撃つカロッテP-12の弾音 と、2人の駆け回る足音だけが、静かな工場内に響き渡る。スパイ映画のような 緊迫した様子がモニターに展開され、徐々に静まるギャラリー。 と、シンメイが足下に散らばるチェーンを踏んでしまった。一段高い通路に立つ 立つコリンは、その音により、すぐさまシンメイを発見。 しまった、という表情のシンメイの頬にレーザーサイトの赤い点が光る・・・ 間一髪、シンメイは何とか弾を避けるも、顔にかすり傷を負う。 転がるように コンテナの陰へと逃げ込むシンメイ。 -しばしの静寂-。 「ふっ。。。」 口元ににやりと不気味な笑みを浮かべたコリンは、バックパックからグレネード ランチャーを取り出し、コンテナへ向けて・・・ ガス弾を何発も発射。 猛烈な煙が、フィールドを覆う。 排気しきれずに、シールドの隙間からガスが 外へ漏れだし、近場にいるギャラリーもむせ返るほどのガス。 『いいぞ! そこで一気に決めるんだっ!』 スコープを下ろしガスマスクを装着したコリンは、P-90を模したと思しきオリ ジナルのハンドガンを手に、通路から飛び降りコンテナ裏へと廻った・・・が。 「い、いない?!」 そこに、シンメイの姿はなかった。 「けほ・・・な・・・なんですかっ! 私はゴキブリですかっ?!」 振り返ると、そこには目薬ぽちぽち差しているシンメイが。 「な・・・なぜあれだけのガスを浴びても動けるんだっ!!」 驚くコリン。モニター席のサイトウもまた、驚きを隠せずにいた。 「あぁ、良かった・・・ どうなることかと思いました。」 イオがシンメイの無事に、ほっと胸をなで下ろす。 「ガス絡みは、あいつは相当抵抗力あると思うよ。」 シンメイを信頼しきっている久遠は、コーヒー片手にのんびり観戦。 「何しろウチに来た頃、しょっちゅう殺虫剤で自爆していたからね。」 「シンメイはね、バ○サンで炊きあげられたこともあるんだよー。」 久遠に、エルガも付け加えた。 「へー、そうなんだ・・・。 あのシンメイがねぇ・・・。 くすっ!」 妙ににやにやするリゼ。いつも小言を言われているからだろうか・・・ と。 『皆さん・・・ 通信入ったままですよ・・・ けほっ・・・ あ、あとで、 覚えておいて下さいね・・・ 特にマスター。』 怒りの四つ角が見えそうな押し殺した声に、久遠のモニター席はちょっとだけ 空気が凍り付いた。。。 『・・・ん? おい、何をぼーっとしている! 相手は止まっているぞ!!』 サイトウの声が、コリンに届く。 「い、イエス、マスター!」 サイトウの叱責にP-90を構えるコリン・・・と、何かによって銃がはじかれた。 「・・・遅いですよ。」 見れば、スパナ(神姫サイズ)を数本手にしたシンメイが不気味な笑みを浮かべ ている。 コリンはP-90を諦め、A4W改を取り出しすぐさまぶっ放す。 だがシンメイは、まるで先を読むかの動きで鮮やかに弾をかわす。 「いいですよ、弐号。 ・・・同期もばっちりですね。」 ぷちの弐号、シンメイが狐型ヘッドユニットを作った際、センサー類のさらなる 感度向上を図るため、CTaに頼んでセンサーユニットとしての機能に特化させた ぷち。。。 フィールドに慣れているであろう相手との差を補うために、弐号を 選択したシンメイの読みが、見事に的中したのである。 再びフィールドは、刑事ドラマのクライマックスばりの様相を呈していた。 コリンはA4Wを手に、所狭しと逃げ回るシンメイを追いかける。 シンメイも、 今度はぷち弐号の力を借りていることもあろうか、背負った緑の工具箱から取り 出したスパナやレンチで反撃をする。しかし、コリンも相当の手練れ、ひとつと して当たるものは無く、工具はどこかへと消え、金属の当たる音が響くだけ。。。 「あと・・・3箇所・・・。 残りは4分15秒・・・いけるっ!」 ぼそっと呟くシンメイ、取り出したるは、射出可能な特殊インパクトレンチ。 再び高い位置の通路へと登ったコリンを狙い、コマを3個発射。 「はっ、どこを狙っているのか?」 余裕の表情で飛んできたコマを避けたコリン。 「狙っていたのは貴方ではありません。 ・・・2、1、0! さぁ、お祭りの時間ですっ!!」 シンメイが叫んだ。すると。 「うっ、何だっ?! 何が起きたんだっ!」 コリンの足下の通路が傾いた。 慌てて飛び降りると・・・今度は両サイドから 鉄骨が襲いかかる。 突然の事態に、状況が読めないコリンは、マスターである サイトウに助けを求めた。 『マスター!! 指示をお願いします!!』 コリンの呼びかけに、サイトウは返事をしなかった。いや、できなかった。神姫 が、自ら判断し、フィールドを崩壊させて攻撃を仕掛けるなどとは、夢にも思わ なかったからだ。 鉄骨を避け、反射的に後ろへ下がると、クレーンのワイヤーが緩みフックが落下。 崩れた鉄骨の隙間をスライディングの形で抜け出し、ドミノ倒しになる厚板材を 蹴り飛ばす。 『マスター! はやく!! 指示を!!!』 しかも、計算し尽くされた、見事なまでのトラップ・・・。 神姫に、所詮機械 人形である神姫に、こんなことができる訳がない。。。 サイトウは、半ば パニックになっていた。 返事の無いマスターに見切りをつけ、コリンは全体がトラップと化した建物から の自力脱出を試みる。休む間もなく襲いかかるトラップの数々、床を波のように 流れ来るパイプを飛び越え、降り注ぐ煤をかいくぐり・・・ 最後に、台座が緩んで転がり出した大型変圧器に、フィールドの隅へ追いつめら れてしまった。 「おー、さすが工具とトラップの天才だなー。」 美しいまでの崩壊の連鎖を、モニターでじっくり鑑賞する久遠たち。ギャラリー にもどよめきが起こる。 ・・・シンメイは、コリンを狙っていたわけではなく、トラップを構築するため に、各所に工具を当てていたのである。もちろん投げた工具は、駆け回りながら くまなく回収済み。 追いつめられたコリンが振り返ると、ざっくりとフォークが足下に突き刺さる。 シンメイの得意技、「最後のリンゴは、私が頂きます」が決まった。 「くっ・・・!」 硬直するコリン。直後、背後に気配を感じ、続いて首筋に冷たい感触が。 「・・・。」 「・・・。」 変圧器のノイズに紛れ、勘づかれることなくコリンの背後へと回ったシンメイが、 首筋にナイフを突き立てる。そのナイフは、コリンが装備していたものだった。 「私は、神姫を治すことのできる技術をもった機体です。・・・賢明な貴方なら、 この言葉が何を意味するか、おわかりになりますね?」 シンメイが静かに言った。 その言葉に、コリンは手にした銃を捨てた。 「・・・神姫の息の根の止め方も知っている、と言うことね。」 コリンは両手をあげて、ギブアップをジャッジマシンに示す。 「コリン、ギブアップ! 勝者、吼凛・シンメイ!!!」 相手を一切傷つけることない、美しい勝利。 予想外の展開に、店内は、ネット上は、大いに盛り上がった。。。 ・・・>続くっ!>・・・ <その13 へ戻る< >その15 へ進む> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -08 註:このSSも、完全に勢いと思いつきだけで出来ています。 「背徳のKISS」(奥井雅美)をイメージ曲としています。 お手元にありましたらBGMとでもしていただければと存じます。 戦場からの帰りの電車。 「今日も・・・勝ちましたね・・・。」 マスターの胸ポケットに収まった私が静かに言うと、マスターはじっと外を見たまま小さく頷いた。 窓の外には、夕日に照らされてすべてが赤くなった街並み。私の顔も、紅く染まる・・・。 「Black DEVIL」、これが私のバトルネーム。 いまや、マスターの下で仕えるただひとりの神姫。 電車を降り、にぎやかな通りを歩いて家路に向かう私たち。 土曜とあって、手をつないで歩み行く恋人たちも多く。彼らの楽しそうな笑顔もまた、夕暮れの空に吸い込まれていく・・・そんな澄みきった街中に、こんな私が居てもよいのだろうか。 筐体戦闘時に罠にはめ、敵の高出力砲で・・・姉だったツガルのコアを射貫かせたのは、私。 バーチャル訓練時に、事故に見せ掛け強制データフォーマットを・・・妹のフォートブラッグにかけたのも、私・・・。 マスターと暮らしているうちに、いつしか芽生えていた感情。 -大きな手に抱かれているだけでは、足りない-。 間違っていると、自分自身でもわかっていても抑える事が出来ない衝動。 -マスターと、二人きりの未来がほしい-。 私は、リペイント版とはいえど「天使型」のアーンヴァル・・・。 しかし。自らの歪んだ心に天使の翼を奪われ、大きな十字架を背負い歩む道に堕ちた、そのときから。 すべてを奪い、そして求め続けることしか、見えなくなってしまったのだ。 もしかしたら、マスターは私の行動に気づいているのかもしれない。 だが、何一つ今までと変わること無く、私に優しく接してくださる・・・。 そんなマスターが・・・ツガルタイプやフォートブラッグを見かけたとき、時折浮かべる寂しそうな瞳の輝き。 その輝きを見るたびに、私のコアが・・・悲しげな共鳴を起こすことがある。 私は、この苦しみから逃げることは決して許されないのだ、と・・・。 決して実ることがないと、わかっている。 それでも。いや、だからこそ、私はマスターに尽くし続ける。 一秒でも長くマスターに見てもらいたい。 -だから、バトルには勝ち続けなければならない- 小さな神姫が、ニンゲンに恋をすることは。 決して許されないことなのだろうか。 私だけの、マスターで居てほしい。 -だから今、この瞬間に口付けをしてほしい- それがたとえ。 背徳の行為であっても・・・。 <<トップ へ戻る<<
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《武装神姫 ストラーフ》 効果モンスター 星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守1500 自分フィールド上の悪魔族モンスター1体につき攻撃力が 100ポイントアップする。 part18-455 コメント 名前 コメント
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -04 皆様、こんばんは。 神姫との生活、いかがお過ごしでしょうか。 キャッキャウフフも、ドキドキハラハラも。そして、夜の生活も。 それぞれに、それぞれの生活があることでしょう。 時には、神姫に仕事や趣味を手伝ってほしいときもありませんか? しかし。 世の中には、本当は怖い神姫との生活というものもあるのです。 今宵は、その一部をご紹介しましょう・・・。 ・ ・ ・ ・ ・ ~同人神姫・Phase-1:ある男の場合-1~ 「久々の原稿作業だぁねぇ・・・」 依頼されたページ数を消化すべく、カリカリとトレス作業にいそしむ男。 「にゃーさん、なにしてるの?」 と、トレス台の傍らからマオチャオが顔を出した。 「あぁ、これかい。 久々に同人誌の原稿を描いているんだよ。」 「へぇ・・・。 あ。にゃーの絵だー。」 傍らで乾燥を待つカラー原稿にマオチャオが気づいた。 「ははは、お前らをモデルにしたシーンもあるからねー。」 「ねぇねぇ、この絵ちょうだい。」 と言うが否や、マオチャオは自分の顔が描かれた部分をびりびりと破り始めた! 「ちょっ!!! な、何してるんだ!」 男は慌ててマオチャオをつまみ上げたが、時すでに遅し。 原稿の端を掴んだままであったため、傷口はさらに広がり・・・。 「あぅあ。。。」 カラー原稿、まっぷたつ。 掴んだマオチャオを睨むと、瞬時に泣き顔になるマオチャオ。 「ふえ・・・ご、ごめんにゃさいなのーーー!!!」 男はため息をひとつ付くと、マオチャオを部屋の外へと追い出して。 半分泣き顔で、再度カラー原稿に取り掛かるのであった。 それから1時間後。 「そうですか、それでマオチャオはいじけていたんですね。マスターも大変でしたね。」 コーヒーを持ってきたハウリンに先の経緯を教える男。 「あの・・・私、ライン引き程度ならお手伝いできると思うんです。」 と、原稿の脇にある烏口を指さすハウリン。 「お? やってみるか? ・・・お前なら間違いないだろうし。まずはそこの紙でちょっと練習してごらん。」 インクを付けた烏口を渡す。 ・・・ハウリン、なかなかのお手前。 しかし、イマイチ線が安定しない。 「あの・・・上手く行きません。。。」 「あっ。 久々に出したから・・・少し研いでから使わないといけないな。 悪いけれど、先を研いでもらえないかな。 そうすれば、もっとシャープな線が引けるから。」 「はいっ!!」 男は砥石を渡し、コーヒーカップを台所へと戻しに席を立った。 数分後、机上にはきれいに研がれた烏口を手にしたハウリン。 「おーおー、きれいきれい。 じゃ、今度はこっちのコマのほうへ線をおねがいするよ。」 大きく頷き、定規を脚で押さえて。 器用に、しゅたたっ!!と見事なコマ割りが完成。 男は感心しきり。次々に下書きのされた原稿用紙を渡し、次々にコマ割りが済んで行く。 その間、男はカラー原稿の仕上げに取り掛かり・・・ 「マスター!終わりました!」 並べられた原稿には、どれもこれも見事な直線。 「すんばらしい! さすがはウチのハウリンだ! さぁて、まずh・・・ え・・・えぇ?!」 下書き原稿を持ち上げようとしたが、原稿は・・・バラバラになった。 そう、烏口を研ぎすぎていたため、原稿が・・・切れてしまったのである。 「あ、あうぅ・・・」 男は悲しそうな顔付きで、どれもこれもパズルのようになってしまった下書き原稿を拾っていた。 「も、もしかして・・・私のせいですか・・・?」 泣き出しそうになるハウリンを、男は必死でなだめ始めた。 原稿、未だ仕上がらず。 容赦なく迫る締切・・・。 甘美な響きの「神姫のお手伝い」。 だがそれは、「仕事量倍増」の言い換えでもある。。。 >>次の話を読んでみる>> <<トップ へ戻る<<
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総員出撃せよ!! 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』第二回 サラ(仮)「さて、いよいよ本番です!!」 犬〇「のっけからハイテンションですね!!」 サラ(仮)「今回は3Sの皆さんが手ぐすね引いてお待ちしています!!」 犬〇「前回の模擬戦に参加してない方もぜひどうぞ!!」 サラ(仮)「今回は新要素も追加されていますよぉ!!」 犬〇「どんなのでしょうか!?」 サラ(仮)「なんと言っても柳眉は新規神姫8体追加!!」 犬〇「それは凄いです!!」 サラ(仮)「そして更に特殊能力を持った新しい武器が追加!!」 犬〇「楽しみです!!」 サラ(仮)「一部には変形合体を再現する為のものまで有るとか無いとか!!」 犬〇「どっちですか!?」 サラ(仮)「そんな訳でぇ!!」 テッコ「……武装神姫うきうきバトル第二回。始まります」 サラ(仮)&犬〇「ああ、いい所だけ取られた!?」 前回の結果発表参加者特典一覧 神姫を作ろう1.オーナー名/神姫名の決定 2.機種選択 3.CSC選択 4.武装選択 5.武装の並べ替え 6.対戦相手の選択 7.完成!! おまけのQ&Aコーナー 《エントリー済み神姫一覧》 神姫の投稿/ご意見ご感想 前回の結果発表 サラ(仮)「それでは、最初に前回の模擬戦として『サンプルちゃん』に挑んでくださった方々の結果を発表したいと思います」 犬〇「予想以上に皆様健闘しておりまして、勝率88%という結果になっています」 テッコ「……幾つか奇跡的なバトルもあったり……」 犬〇「では、模擬戦のデータの見方をご説明いたします」 ◆プレイヤー名&神姫名(機種/CSC) 1.スロット1の武装 ~(中略)~ 6.スロット6の武装 HP プレイヤー神姫のHP 敵(サンプルちゃん)のHP ABCD プレイヤー残HP 敵残HP ABCD プレイヤー残HP 敵残HP ABCD プレイヤー残HP 敵残HP 犬〇「このような形で10ターン分のサイコロの出目と、残りHPが記載されています」 サラ(仮)「サイコロの出目がABCDですね。それぞれ何を表わしているのかは以下を参照してください」 A プレイヤーの行動選択結果 B プレイヤーの命中判定 C 敵の行動選択結果 D 敵の命中判定 テッコ「……ACは、出た番号の武器を使用。BDは命中値。これは低いほうが良い……」 サラ(仮)「一部の非攻撃行動では『-』と記載されています」 犬〇「補足として、命中値は1が出たら必中。6が出たら絶対回避となります」 サラ(仮)「また、リザルト(戦闘結果)として、かかったターン数、被ダメージ、与ダメージの表記も付属していますよ」 戦闘ターン? 被ダメージ?/? 与ダメージ?/? 犬〇「ダメージ表記は、『/』の前が実際に受けたダメージ。後ろが回避や防御を考慮しない、行った攻撃のダメージです」 サラ(仮)「では、早速参りましょう!! エントリーナンバー一番!!」 第一回戦闘記録 サラ(仮)「さて、こうして見るとやはり最後に物を言うのは『運』のようですね」 犬〇「問題は、その運を何処まで装備の選択が左右できるか、です」 テッコ「……回避はやっぱり強い。防御で行くなら同時に火力も必要」 サラ(仮)「フォートブラッグは防御や回避に隠し修正が無いので、やはりどちらかに特化させつつ、火力も確保する方が良いみたいですね」 テッコ「……あと、思いの他隠し能力が使えなかったので、今回からは必殺技が強化されている」 犬〇「フォートブラッグをパートナーにしているオーナーさんは、是非使用を検討してみてくださいね?」 参加者特典一覧 サラ(仮)「では、前回の参加者の皆様に参加特典の配布を行います」 犬〇「一つだけ注意して頂きたいのは、『参加特典は今回限りの使い捨て』です」 テッコ「……今回使わないと、次回に使用権利が消滅しているので無駄になる」 サラ(仮)「もちろん、その上での使用の是非はオーナーさんに一任しております」 犬〇「自分の神姫と合わないと思ったら使わなくてもOKですよ?」 サラ(仮)「今回使わず持ち越して、次回使うというのがダメなだけです」 テッコ「……では、参加者別に特典配布」 ◆蝕神さま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆和葉さま 逆襲の狼煙賞『S1武装:カタナ』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆土下座さま 超過剰攻撃賞『S1武装:カタナ』 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆木香さま ジャストダメージ賞『S2武装:ヴァルムンク』 10ターン耐久賞『S5武装:ヂェリン缶』 無傷賞『お好きなS武装一つ』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆繭玉さま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 猛攻撃賞『S3武装:モアイ像』 相打ち賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆東南風さま 猛攻撃賞『S3武装:モアイ像』 10ターン耐久賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆絢人さま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆ROTVALTさま 10ターン耐久賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆月夜さま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆うぃんでぃさま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 相打ち賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆生駒さん(敬称略) 10ターン耐久賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆紅騎士さま 最速撃破賞『お好きなS武装一つ』 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆水井さま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆ダムドさま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆霞さま 逆襲の狼煙賞『S1武装:カタナ』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 ◆かもだるまさま 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 相打ち賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 犬〇「以上です!!」 テッコ「……S武装は装備数制限は無いけれど、貰った数しか装備できない事に注意」 サラ(仮)「ヂェリン缶の複数装備とかは、貰った数に気をつけてくださいね?」 犬〇「おまけで、賞与の基準も掲載しておきますね」 最速撃破賞『お好きなS武装一つ』 今回最も少ないターンで敵を撃破した神姫に送られる。 ジャストダメージ賞『S2武装:ヴァルムンク』 相手のHPを0丁度にして勝利した神姫に送られる。 超過剰攻撃賞『S1武装:カタナ』 相手のHPを最も減らした神姫に送られる。 過剰攻撃賞『S4武装:アイゼンイーゲル』 相手のHPをマイナスにして勝利した神姫に送られる。 猛攻撃賞『S3武装:モアイ像』 当たり外れに関わらず、最も激しい攻撃を行った神姫に送られる。 10ターン耐久賞『S5武装:ヂェリン缶』 10ターン目まで戦闘を行った神姫に送られる。 無傷賞『お好きなS武装一つ』 無傷で勝利するという奇跡を体現した神姫に送られる。 相打ち賞『S5武装:ヂェリン缶』 相打ちで勝利した神姫に送られる。 逆襲の狼煙賞『S1武装:カタナ』 惜しくも敗れてしまった神姫に送られる。 参加賞『S5武装:ヂェリン缶』 参加した全ての神姫に送られる。 神姫を作ろう サラ(仮)「では、今回も神姫の作成手順を説明しましょう」 犬〇「基本的な事は前回と一緒ですが、一部番号の変わったものもあるのでご注意ください」 サラ(仮)「より詳しい解説は前回の解説を参照してください」 テッコ「……過去ログに、ある」 サラ(仮)「一応、今回は埋める項目をリストアップしておきました」 犬〇「ご参考までにどうぞ」 オーナー名: 神姫名: 機種: CSC: スロット1: スロット2: スロット3: スロット4: スロット5: スロット6: 対戦相手: 1.オーナー名/神姫名の決定 サラ(仮)「これは読んで字の如し」 犬〇「オーナーの名前と、神姫の名前を決めるだけですね」 テッコ「……本名である必要、無い」 犬〇「お好きな名前をつけて下さい」 サラ(仮)「どうしても迷うようなら『~のマスター』と神姫の名前を絡めるのも良いでしょう」 2.機種選択 サラ(仮)「さて、今回は追加神姫8体を迎えて総勢13機種がエントリーしています」 犬〇「多いですね」 テッコ「……いくら増えても、どれか一つ選ぶだけ」 サラ(仮)「前回参加者の為の注意としては、同じ神姫で参加する場合に機種の変更が出来ないと言うことです」 犬〇「同じ神姫での参加は特にボーナスなどは付きませんが、こだわりがある場合は是非どうぞ」 テッコ「オーナー名、神姫名、機種が全部同じなら同一神姫と見なします」 神姫/CSC/武装リスト 3.CSC選択 サラ(仮)「これも選ぶだけ、です」 犬〇「一部武装の装備数に影響を与えるものがありますが、最終的には武器は6つになる事を覚えておいてください」 テッコ「……今回、新CSCが追加されてる」 サラ(仮)「前回参加の神姫もCSCを交換できるので自由に選んでくださいね」 犬〇「戦闘AIによる補正も含めてCSCセット、ですから」 神姫/CSC/武装リスト 4.武装選択 サラ(仮)「武装に関しては、新ルールがあります」 犬〇「一つは新しい武装独自のルール。これは後で説明します」 テッコ「……もう一つは?」 サラ(仮)「見立て武装の許可です」 犬〇「なるほど」 サラ(仮)「と言っても、やることは簡単。『武器の名前(と外観)を自由に決められる』だけです」 犬〇「これでヴェスバーとか、GNランチャーとか、死神の鎌とか装備できるんですね?」 サラ(仮)「イメージに近い武器のデータを流用してください」 テッコ「……装備制限数とかを変えられる訳じゃないから、有利不利は発生しない」 犬〇「あくまで、純正部品以外のオリジナル武装を(ある程度)再現できるだけです」 サラ(仮)「それに伴い、幾つかの武器はデータを共有しています」 犬〇「例えば、『アングルブレード』と『エウロス』は同一データです」 サラ(仮)「応募の時に『C3』と表記すれば同じデータですので処理は一緒です」 犬〇「ALC側では基準データの名前を表記しますが、特に指定したい場合はコメントに添えてください」 サラ(仮)「また、新武装カテゴリーとして『S』が追加されています」 犬〇「何れも強力な武装ですので、上手く活用してください」 神姫/CSC/武装リスト 5.武装の並べ替え サラ(仮)「選んだ武装は1から6のスロットにはめ込んで下さい」 犬〇「どのスロットに何を装備するかが結構重要ですよ」 テッコ「それ次第で戦闘力が大きく変わる神姫も多い」 犬〇「最終的に、1から6の武装が全て埋まっている事を確認してくださいね?」 6.対戦相手の選択 サラ(仮)「さあ、今回はいよいよ本番!!」 犬〇「強力な3人の神姫が相手ですよ」 テッコ「……戦いたい神姫を選んで、番号を記入のこと」 サラ(仮)「では、以下そのデータです」 1.サラ オーナー名 『七瀬 春奈』 神姫名 『サラ』 機種 6『フォートブラッグ』 CSC EX1『デザートスコーピオン』 行動 スロット1 A2 チーグル (スコーピオン・バックパックによるコンボ) スロット2 C3 アングルブレード/格闘 (クラブハンド・バヨネット) スロット3 C6 防盾/格闘 (クラブハンド・ガード) スロット4 C4 ウズルイフ/射撃 (クラブハンド・射撃) スロット5 B2 グレネード/射撃 (スイングアウト・グレネード) スロット6 B4 吠莱壱式/射撃 (スナイパーライフル) EX1『デザートスコーピオン』 戦闘開始時にステージをランダムに設定する。 1/18の確率(サイコロを二回振り、6がでて、次の目が5~6だった場合)で砂漠ステージのでの戦闘となる。 その場合、結果は言うまでも無くプレイヤーの敗北となる。 また、チーグルを装備可能になる。 2.犬子さん オーナー名 『マスターさん』 神姫名 『犬子さん』 機種 5『ハウリン』 CSC EX2『土下座ハウリン』 行動 スロット1 C7 十手/格闘 (ゲンコツ) スロット2 C7 十手/格闘 (ゲンコツ) スロット3 C7 十手/格闘 (ゲンコツ) スロット4 B4 吠莱壱式/射撃 スロット5 B4 吠莱壱式/射撃 スロット6 A2 ハウリングサンダー(ハウリンのみ) EX2『土下座ハウリン』 HPに+5 なおかつ10ターン目終了時に犬子さんが敗北していない場合、 通常は引き分けによるプレーヤーの勝利になるが、今回は犬子さんの勝利となる。 そこで何が起こるのかは『犬子さんの土下座ライフ』を参照のこと。 密かに一番ダメージを受けるのはマスターさんだったりする。 3.アイゼン オーナー名 『島田 祐一』 神姫名 『アイゼン』 機種 3『ストラーフ』 CSC EX3『ネメシス』 行動 スロット1 C9 アルファ/射撃 スロット2 C3 アングルブレード/格闘 スロット3 C10 アサルトライフル/射撃 スロット4 A2 チーグル(ストラーフのみ) スロット5 B5 滑空砲/射撃 スロット6 B5 滑空砲/射撃 EX3『ネメシス』 アイゼンに攻撃を行った武器に効果。 その武器の攻撃力を戦闘終了時まで-1する。 この効果は重複する。 番号の同じ武器でも、違うスロットの武器は別の武器と見なす。 サラ(仮)「『サラ』さんの能力は1/18の確率での絶対勝利」 犬〇「砂漠では無敵な人ですからねぇ」 テッコ「……確率はそんなに高くないから、出たらむしろレア?」 サラ(仮)「特典の対象にはなるでしょうね……」 犬〇「防御力はそれなりにありますが、今回の成績を見る限り、難攻不落とまでは行かないでしょう」 テッコ「……回避や防御で、耐久戦を挑むのも悪くないかも」 犬〇「『犬子さん』の能力は引き分けを勝利にする能力です」 サラ(仮)「攻撃も結構激しいですが、やはりこのHPを削りきる火力が必要でしょう」 テッコ「……かなりの火力を用意して挑むのが吉」 犬〇「でも、マスターさんの自慢でしたら負けませんよ」 テッコ「やめてお願い」 サラ(仮)「テッコさんが、『……』使わずに喋ってる……」 テッコ「……『アイゼン』は命中と攻撃力を両立させている」 サラ(仮)「特殊CSCと相まって防御も硬そうですね」 犬〇「ストラーフの弱点を上手く付いて、高火力の武器で挑むのが良さそうですね」 サラ(仮)「戦闘は火力!! と、とある流れ星さんも言っておりますし……」 テッコ「……だれ、それ?」 サラ(仮)「ノーコメントでお願いします」 7.完成!! オーナー名: 神姫名: 機種: CSC: スロット1: スロット2: スロット3: スロット4: スロット5: スロット6: 対戦相手: サラ(仮)「以上の項目が全て埋まっていれば完成です」 犬〇「後は下の投稿欄から投稿するだけ」 テッコ「……ALCから《エントリー済み神姫一覧》で確認を出すので、ミスや間違いが無いかチェック」 サラ(仮)「ALCのレスは、翌日0時以降を目安に行います」 犬〇「変更なども随時受け付けますので、お気軽にどうぞ」 テッコ「……今回の募集は2008年2月29日(金)の23:59くらいまで」 サラ(仮)「それでは、戦場でお待ちしておりますよ~」 犬〇「お手柔らかにお願いします」 テッコ「……ん。頑張る」 おまけのQ&Aコーナー Q これってなんですか? A 読者の皆様に楽しんでいただく為の企画です。 Q 参加費用とか要りますか? A 無料です。(でもパソコンの電気代などは自分で払ってください) Q SS書いたことが無いのですけど参加しても良いんでしょうか? A むしろ読者さまの為の企画ですので、ぜひご参加を。 Q バトルロンド等のオフィシャルとの関係は? A この企画はALCの独断潜航(誤字にあらず)です。バトルロンドやコナミとは無関係です。 Q 特典って何ですか? A 参加した方全員に次回のゲームが少し有利になる特典が与えられます。 Q その内容は? A 次回参加募集まで秘密と言うことで。 Q 募集締め切りはいつになりますか? A 第二回ですと、2008年2月29日(金)23:59までです。 Q 結果発表はいつになりますか? A 募集締め切りの2日後を予定しております。 第二回ですと、2008年3月2日(日)までに発表予定です。 Q 所で、メールアドレスとか必要ですか? A 不要です。 Q 書き込みするのって、なんか怖いんですけど? A ちょっとだけ勇気を出してみましょう。きっと楽しいですよ? Q 実は、武装神姫を持ってないんですけど? A 実物の神姫は必要ありませんが、これを期に買って下さると仲間が増えたALCが喜びます。 Q 所で武装神姫って何ですか? A ……こちらのwikiSSや、オフィシャルサイトをご覧下さい。 Q 今夜の晩御飯、何にしたら良いでしょうか? A ……カレーライスが良いと思います。 Q 同じカテゴリーの武器を複数装備することは出来ますか? A できます。『防盾』四つとかも可能なので、色々考えてみて下さい。 Q なんだかTRPGの戦闘システムみたいですね? A まったくですね。なにせ現役でGMやっているもので(照)。 Q 今回からの参加って不利じゃないんですか? A 最後にモノを言うのは『運』です。 どうしても気になるなら『ティグリース』で挑むのが良いでしょう。 また、『前回』参加したか否かが特典の有無にかかわるので、今回参加してしまえば既存参加者との格差は無くなります。 《エントリー済み神姫一覧》 (オーナー名、神姫名共に敬称略) ◆紅騎士&エクス(アーンヴァル/逆境型CSC) VSアイゼン 1.B7 レールガン「ロンゴミアント」 2.C12 対神姫大型ライフル 3.A1 高エネルギー長距離ビーム砲 4.S2 聖剣エクスカリバー 5.S4 アイゼンイーゲル 6.B1 リアウイング ◆蝕神&六花(エウクランテ/軽装型CSC) VSサラ 1.S4 アイゼンイーゲル 2.S5 ヂェリン缶 3.C12 スナイパーライフル 4.B10 ボレアス 5.C12 スナイパーライフル 6.A10 プレステイル/テンペスト ◆木香&ルウ(アーンヴァル/逆境型CSC) VS犬子さん 1.C1 レーザーソード 2.B1 リアウイング 3.C1 レーザーソード 4.S1 デュアル・ハーロゥ 5.A1 レーザー 6.C1 レーザーソード ◆ROTVALT&TITANIA(ストラーフ/耐久型CSC) VSアイゼン 1.C3 魔剣:カラドボルグ 2.B4 波動砲 3.A2 チーグル 4.S5 ヂェリン缶 5.B4 波動砲 6.C3 魔剣:カラドボルグ ◆繭玉&アンリ・マユ(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) VSアイゼン 1.S4 アイゼンイーゲル 2.C12 スナイパーライフル 3.B5 滑空砲 4.S3 モアイ像 5.B5 滑空砲 6.A2 チーグル ◆かもだるま&カール(フォートブラッグ/耐久型CSC) VSサラ(地獄確率ver) 1.A5 砲撃モード 2.S4 発狂バルカン砲 3.C6 増加装甲 4.B2 地対地ロケット弾 5.B2 地対地ロケット弾 6.C8 投擲地雷 ◆テンチョー&カレラ(エウクランテ/汎用型CSC) VSアイゼン 1.C4 AC用大型ハンドガン 2.B1 グライダー風味ウイング 3.A13 全弾ばらまけ~(ロイ・フォッカー風味) 4.B7 脚部大型レールカノン 5.C11 この弾幕抜けられるか! 6.C4 AC用大型ハンドガン ◆月夜&上弦(ハウリン/耐久型CSC) VSサラ 1.C3 アングルブレード 2.B4 吠莱壱式 3.S5 ヂェリン缶 4.A4 ハウリングサンダー 5.B4 吠莱壱式 6.C3 アングルブレード ◆水井&エミリ(フォートブラッグ/逆境型CSC) VSサラ 1.A5 砲撃モード 2.B4 九七式荷電粒子砲 3.B2 グレネード 4.C6 弱装型チーグル 5.S5 ヂェリン缶 6.S4 アイゼンイーゲル ◆ダムド&リン(フォートブラッグ/耐久型CSC) VS犬子さん 1.B5 滑空砲 2.S5 ヂェリン缶 3.C12 スナイパーライフル 4.S4 アイゼンイーゲル 5.C10 アサルトライフル 6.A5 砲撃モード ◆霞&澪(飛鳥/耐久型CSC) VSサラ 1.B7 H.E.M.L. 2.S1 虎徹 3.B8 フラグレンスキラー 4.C8 棘輪 5.A13 機銃掃射 6.S5 ヂェリン缶 ◆二階堂&悠(飛鳥/軽装型CSC) VSサラ 1.C1 天叢雲 2.B10 月光 3.A13 極光 4.C12 紫電 5.C1 天叢雲 6.C8 飛燕 ◆土下座&朝霧(ハウリン/ぷちマスィ~ンズCSC) VSサラ 1.C3 アングルブレード 2.S1 カタナ 3.A4 ハウリングサンダー 4.C3 アングルブレード 5.C2 アルヴォ 6.B4 吠莱壱式 ◆絢人&ユノー(アーンヴァル/逆境型CSC) VS犬子さん 1.C2 アルヴォ 2.B1 リアウイング 3.C1 『ドラゴントゥース』ザンバーモード 4.S5 ヂェリン缶 5.A1 『ドラゴントゥース』キャノンモード 6.C1 『ドラゴントゥース』ザンバーモード ◆東南風&時雨(フォートブラッグ/重装型CSC) VSサラ 1.A5 砲撃モード 2.B5 滑空砲 3.B5 滑空砲 4.S3 モアイ像 5.B2 グレネード 6.C12 スナイパーライフル ◆九重&チャイカ(ストラーフ/耐久型CSC) VS犬子さん 1.C4 ウズルイフ 2.C4 ウズルイフ 3.C4 ウズルイフ 4.C4 ウズルイフ 5.B2 グレネード 6.B2 グレネード ◆うぃんでぃ&ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) VSアイゼン 1.C3 アングルブレード 2.S4 ナイトブラック 3.B4 『エンジェルシード』ガンナーモード 4.A2 チーグル 5.S5 ヂェリン缶 6.B9 『エンジェルシード』ブレードモード 3月1日0時現在、以上の17名の登録を確認しています。 ~紅騎士さま~ Σ(;゜0゜) ち、違うよ!? 対戦相手はね、ランダムにもできるんだ。そ、そ、その見本のつもりだったんだよぅ。 ……ごめん、うそ。すっかり忘れてた。……ごめん。 でも『対戦相手ランダム』は有りにしよう。 と言う事で、対戦相手の欄、『4、ランダム』もどうぞ。 ~月夜さま~ 神姫は好きだけどパソコンのスペックが足りなくてバトロン出来ない、と言う方も居ると思ったので、敷居を下げる為にもHPという表記を採用しました。 ご迷惑をお掛けしております。 ~砂漠好きな皆様~ ええぃ、このマゾっ子どもめ(笑)。 ~二階堂さま~ CSCの修正をしました。ご迷惑をお掛けしました。 ~紅騎士さま~ Σ( ̄ロ ̄lll) …申し訳なひです。出目の修正も含めて変更しました。 (武器選択以外は小さい出目が良い出目と統一した方が処理が楽なので) お詫び代わりに1/12の方が良いと言うマゾっ子は申し出て下さい。 そのように処理します(出目が6、4~6)。 ~かもだるま様~ よぉ~し、やるぜ、やっちゃうぜ? マジで6分の1だからな。覚悟しろよぉ?(笑) 決して勧めはしませんが、地獄を見て心を乾かしたいという最低野郎は名乗り出て下さい。 炎の匂いが染み付くまで嬲ってもらえます。……6分の1で。 ~紅騎士さま~ Σ(°д°lll) ご指摘ありがとう御座います。 手元のメモだけ修正して、こちらの修正を忘れていたようで…。 木香さま、矢津田さま(水井さま)のお二方ともご迷惑をお掛けしました。 ……今回はミスが多かったので何かプレゼントでも考えましょうかね? 神姫の投稿/ご意見ご感想 オーナー名『白子のオーナー』 神姫名『白子』 1 6 A1 C1 C13 C2 B1 C2 4番目のC2はカロッテ。2番目のC1はオリジナルの武装『聖霊剣:光輝』です。 -- こんな感じでお願いします。ALC (2008-02-24 23 19 04) オーナー名『紅騎士』 神姫名『エクス』 1 2 S2 C12 A1 B7 S4 B1 3 オリジナルはS2が聖剣エクスカリバー、B7が聖槍ロンゴミアドで。まさか最短撃墜とは……嬉しいです。よくやったエクス!(撫で撫で)…という訳でゲンを担いでスロット3にレーザーを、対戦相手はアイゼンで。後、ALCさん、対戦相手を忘れてますよ。 -- 紅騎士 (2008-02-25 00 30 01) オーナー名「蝕神」神姫名「六花」10 6 S4 S5 C12 B10 C12 A10対戦相手はサラさんで「折角だから砂色の扉を選ぶぜ(爆)六花、ラプからのプレゼントだ、撃って撃って撃ち捲れ」 -- 蝕神 (2008-02-25 14 01 35) オーナー名『木香』 神姫名『ルウ』 1 5 C1 B1 C1 S1 A1 C1 特典使ってスロット4をS1に。で、そのS1をオリジナルのレーザーソード『アーク・エッジ』ってことでお願いします。 対戦相手は『土下座ハウリン』こと犬子さん! 勝負してみたかったんです! 「まさかノーダメとは……流石だね、ルウ。んじゃまぁ、もう一丁頑張ってみますか!」 -- 木香 (2008-02-25 15 41 42) オーナー名『ROTVALT』 神姫名『TITANIA』 3 1 C3 B4 A2 S5 B4 C3 B4は波動砲、C3はオリジナル武装『魔剣:カラドボルグ』です。対戦相手に『島田祐一』様の『アイゼン』を指名いたします。独断ですが、三人の中で最も強そうですので。 -- ROTVALT (2008-02-25 20 42 44) オーナー名『繭玉』 神姫名『アンリ・マユ』 2 3 S4 B5 B5 S3 B5 A2 対戦相手はアイゼンさんでお願いします。 「わ〜い、モアイ像げっと〜♪」 アンリさん、ご機嫌なのはいいことですが次は強敵ですよ? 「じゃあ困った時はモアイ像頼みで(笑)」 -- まゆたま (2008-02-25 21 16 26) オーナー名『かもだるま』 神姫名『カール』5 1 A5 S4 C6 B2 B2 C8対戦相手はサラさんで。武器名は「棘輪⇒投擲地雷」「防盾⇒増加装甲」「グレラン⇒地対地ロケット弾」「アイゼン~⇒発狂バルカン砲」に設定。相打ちですが・・・しかしそのお陰でいい得物が入った事ですし^^ 「砲撃用意! エネルギー(バッテリー)が尽きるまで怒りを込めて撃ち尽くせ!!」 -- かもだるま (2008-02-25 22 19 27) オーナー名『テンチョー』、神姫名『カレラ』 10 4 C4 B1 A13 B7 C11 C4 対戦相手はアイゼン嬢でお願いいたします。武器名はC4が「AC用大型ハンドガン」B1が「グライダー風味ウイング」B7が「脚部大型レールカノン」A13が「全弾ばらまけ~(ロイ・フォッカー風味)」に設定でお願いします。……懺悔しますと自分がリアル所有&プロット製作中SSの鳥子でございますorz ともかくよろしくお願いいたします。 -- テンチョーの中身 (2008-02-25 23 04 34) えーと、すいませんが一部変更を。CSCを逆境型に、スロット1とスロット4の入れ替えをお願いします。後、C12は「対神姫大型ライフル」でお願いします。 -- 紅騎士 (2008-02-25 23 17 12) 申し訳ありませんが武器名の追加をお願いいたします。C11を「この弾幕抜けられるか!」でお願いいたします。 -- テンチョーの中身 (2008-02-25 23 27 44) ALC様。申し訳ないのですが装備等の変更をお願いします。神姫名『アンリ・マユ』のCSCを「3・重装型」から「2・ぷちますぃ〜んず型」へ。武装を「スロット2・B5滑空砲」を「C12スナイパーライフル」へ。以上お手数ですがよろしくお願いします。…ますぃ〜んずを組み込んだモアイ像…時速6キロくらいで飛んでいきますよ? -- まゆたま (2008-02-26 12 13 52) オーナー名『月夜』 神姫名『上弦』 4 1 C3 B4 S5 A4 B4 C3 対戦相手はサラさんでお願いします。できれば砂漠ステージでフルボッコにされてみたい(笑) あと、小さい事ですけどバトロンらしくHPじゃなくてLPで表記してみてはいかがでしょうか? -- 月夜 (2008-02-26 19 13 59) すいません、また修正 -- 紅騎士 (2008-02-26 23 28 22) すいません、ミスしました。えーとA1の武器名を「高エネルギー長距離ビーム砲」 -- 紅騎士 (2008-02-26 23 29 36) またミスしてしまいました。えーと後、B7をレールガン「ロンゴミアント」に変更をお願いします。重ね重ね失礼しました。 -- 紅騎士 (2008-02-26 23 31 21) オーナー名『水井』 神姫名『エミリ』 5 5 A5 B4 B2 C6 S5 S4 1 サラさんとの同型対決を希望します。「フォートブラッグらしい戦いぶり」という前回のコメントが嬉しくて、スロット1~3はゲン担ぎな意味でパターンをいじってません。B4はオリジナルの『九七式荷電粒子砲』、とさせて下さいませ。 …「いきなり砂漠ステージ。」な展開ですと、私的にはひじょーーーに面白いのですが…(爆)♪ -- 名無しさん (2008-02-27 01 48 50) 申し訳ありません、1つ上のコメントは私のものです。名前入ってない状態で誤送信してしまいました… -- 矢津田 (2008-02-27 01 57 01) オーナー名『ダムド』 神姫名『リン』 5 1 B5 S5 C12 S4 C10 A5 対戦相手は2番の『犬子さん』でお願いします。 …どうしよう、書く事がない… -- ダムド (2008-02-27 13 19 50) オーナー名『霞』 神姫名『澪』 13 1 B7 S1 B8 C8 A13 S5 1 負けたのは残念ですがせっかくの特典、活用させてもらいましょう。ということでS1を『虎徹』でお願いします。「フフフ・・・今宵の虎徹は血に飢えているわ」ちょっ、澪さんが怖いですよ!? -- 霞 (2008-02-27 15 35 13) オーナー名『二階堂』 神姫名『悠』 13 6 C1 B10 A13 C12 C1 C8 対戦相手は1番『サラ』さん、そして武装名をC1は「天叢雲」、C8は「飛燕」、C12は「紫電」、B10は「月光」、A13を「極光」に変更して参戦させてもらいます。お手数おかけしますが、よろしくお願いします。 -- 二階堂 (2008-02-27 17 47 25) あ~いえいえ。こちらこそ、ほんとに小さい事ですんでお気になさらずに -- 月夜 (2008-02-27 19 26 40) オーナー名『土下座』 神姫名『朝霧』 神姫 『⑤ハウリン』 CSC 『②ぷちマスィ~ンズ』 スロット C3 S1 A4 C3 C2 B4 対戦相手はサラさんで。もちろん砂漠戦狙い! -- 土下座 (2008-02-27 21 51 12) 砂漠狙いって……(汗)私?18分の1の砂漠が怖くて、真っ先にサラさんを対戦候補から除外しました(笑)。ええ、へたれですよ…… -- 紅 (2008-02-28 01 05 37) ↑は私です。名前が途切れてる(汗) -- 紅騎士 (2008-02-28 01 06 58) すみません、装備名変更をお願いします。 C6ですが、主砲懸架用に調整されたサブアーム・「弱装型チーグル」とさせて下さいませ。実物もストラーフの装備を流用して巨大砲を保持しております故。 -- 矢津田 (2008-02-28 04 51 08) オーナー名『絢人』 神姫名『ユノー』 神姫『②アーンヴァル』 CSC『⑥逆境型』 C2 B1 C1 S5 A1 C1 対戦相手は犬子さんで。A1は「マルチプルビームランチャー『ドラゴントゥース』キャノンモード」、C1は「マルチプルビームランチャー『ドラゴントゥース』ザンバーモード」です。「あーしの力見せてやる!酒飲みなめんな!!」分かりましたから落ち着いてください -- 白子好き (2008-02-28 06 13 36) ALCさん、確率計算が間違ってます。6が出た後に1から3が出る確率は12分の1になると思うのですが……… -- 紅騎士 (2008-02-28 09 00 11) ALCさん、悠のCSCの件なのですが、『軽装型』なんですけどエントリー済みの項を見ると『耐久型』になっているので訂正をお願いいたします。 -- 二階堂 (2008-02-28 11 20 04) オーナー名『東南風』 神姫名『時雨』 5 3 A5 B5 B5 S3 B2 C12 対戦相手は1番のサラさんを。 砲台型同士で決戦! -- 東南風 (2008-02-28 22 21 57) 初めまして。参加を希望します。オーナー名『九重』 神姫名『チャイカ』 対戦相手は2.犬子さん 2 1 C4 C4 C4 C4 B2 B2 2 『・・おまい、チーグルはどうした?』『リボルバーと回転弾倉はよいものです(うっとり)』 -- 九重 (2008-02-28 23 26 48) ALCさん、申し訳ないですが武装の名称変更、お願いします。 S1を二個一対の武器『デュアル・ハーロゥ』とさせて下さい。 お手数をお掛けしてすみません。 -- 木香 (2008-02-29 01 00 03) ALCさん、マゾっ子じゃありませんが1/18・1/12だなんて生温い! 私は1/6(出目6で砂漠の処刑場直行)のロシアンルーレットで受けてる! カール「ちょwwwおまwwww」 -- かもだるま (2008-02-29 15 18 47) かもだるまさん……あんた漢だよ……… -- 紅騎士 (2008-02-29 16 04 51) なにやら落ちていたようなので修復しました。 -- 名無しさん (2008-02-29 19 00 49) ああしまった「受けてる!」じゃなくて「受けてやる!」だよね>< でもそこから某シカゴの賞金稼ぎの如くトリガー5回は引けませんorz -- かもだるま (2008-02-29 19 55 02) かもだるまさん……すごい漢だ…… -- 木香 (2008-02-29 19 59 59) オーナー名『うぃんでぃ』 神姫名『ルゼ』 2 5 C3 S4 B4 A2 S5 B9 対戦相手はアイゼンさんをお願いします。S4を「ナイトブラック」、B4を『エンジェルシード』ガンナーモード」、B9を「『エンジェルシード』ブレードモード」でお願いします。間に合った……危うく参加し損ねるところでした……さて、アイゼンさん相手にどこまでやれるか……「目標は今回こそ完全勝利!だよ!」 -- うぃんでぃ (2008-02-29 23 06 43) 例によってロスタイム突入です。リミットは、明日、仕事が終わるまで!? 大体19時位が目安ですかね? 追加の参加者、及び武装変更、名称変更、対戦相手の変更(サラさん地獄モード含む)。など等、ありましたらお気軽に。 -- ALC (2008-03-01 01 18 15) 既に覚悟完了であります^^ カール「あたしはしてない!」 ついでといっちゃ何ですが今回のカールさんの装備を再現してみました^^; http //shinkiup.aki.gs/upl2/src/1204301676043.jpg カール「めっちゃ重いんですけど;;」 -- かもだるま (2008-03-01 01 42 02) お節介かもしれませんが、ALCさん、木香さんと矢津田さんの武器名称変更要請が反映されてないと思うのですが……… -- 紅騎士 (2008-03-01 12 06 52) 過去ログ 文責:ALC
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戦うことを忘れた武装神姫 その29 これは、リゼがウチに来て間もない頃のお話- 。 ・ ・ ・ ・ ・ 「よっこいしょっと。」 大きい方のバイクのタンクを外す。満タンにしていたため、重い・・・。 あっ、しまった! 置き場を考えていなかった! ・・・と。 「ここの傘立てが丁度いいのではないですか?」 足元から声が響いた。 シンメイである。 「あらら、いつの間に。」 「マスターが外に出られたときからずっとここにいますよ。」 シンメイが指す方向には、傘立て代わりにしているビールケース。 「そうか、これを使えば良かったんだな。 ありがと、助かったよ。」 タンクを置いて工具をごそごそと漁っていると、傍らのシンメイがじーっ と俺の手元を見ている。。。 ふむ。 「おいでよ。エンジンまだかけてないから、火傷する心配も無いだろう。」 プラグレンチを引っぱり出したところで手を差し出すと、シンメイは満面 の笑みをたたえて飛び乗ってきた。 相変わらずメカ物が好きなんだなぁ、 こいつは・・・。 汚れない位置に乗せて、プラグを外す。 「もう3万キロ目前・・・。 いつ見ても、とてもそんなに走ったバイク には見えませんね。」 「まぁね。 こまめにショップでも面倒見てもらっているから。 ほい、 外れたぞ。」 プラグをシンメイに渡す。 「良い焼け色ですね。 ですが、マスターにしては珍しく交換をしばらく さぼっていましたね? この端子の具合・・・ これではエンジンのレス ポンスも悪くなっていたはずですが。」 うはw お見通しだ。 「この子、まだまだ走り続けたいっていっています。 その声にマスター もしっかりと応えてあげて下さいね。」 「はいはい、もちろんですよ。」 シンメイから渡されたプラグを見ながら、こりゃさすがに、とちょっぴり 反省。 その後新しいプラグを工具に取り付けて・・・ ふと思いついて プラグを入れたところで手を止めた。 「やってみるか?」 大した作業ではないが、これだけの大物相手はシンメイにとって初めての 経験。大きな瞳が更に大きく、輝いた。 「いいんですか? 本当に・・・!!」 「あぁ、かまわないよ。 まずは人の手のトルクで締められる所まで締め て、それから・・・1/2回転だね。」 「わかりました! 人の手のトルクで締められる所までですね・・・」 シンメイはちょっと考える素振りを見せる。おそらくトルクの計算をして いたのだろう。 その後両手でレンチをクルクルと廻して締め込んだ。 「器用なもんだねぇ。」 締め込み具合は全く問題なし。 そこで、14mmスパナを渡した。 「できるかな? 重いよ。」 「大丈夫で・・・きゃっ!!」 さすがに14mmは重いようだ。 俺はスパナを支え、シンメイにはトルク のかけ具合に集中させる。 珍しく緊張した、しかし大変に楽しそうな顔 でスパナを廻すシンメイ。 無事プラグレンチは1/2回転。。。 「はい、お疲れさん。 大変よくできました。」 「私にもできたんですねっ! ありがとうございます、マスター!」 ぎゅーっと俺の腕に抱きついてくるシンメイ。 ここまで喜んでもらえる なら小さな事だけどやらせた甲斐があるってものだ・・・って、いつまで 抱きついているんですかシンメイさん。。。 「あのさ・・・バイク組みたいんだけど。」 「あ、も、申し訳ございません!」 「そんなに頭下げなくても良いから。 バーパッドに座ってな。 さてと。 ・・・まずはタンクを載せて・・・。」 チョイチョイと組み付け、数分で復元は完了。 ガソリンチューブを繋ぎ、 エンジン始動。 「あぁ、いい音・・・。 また遠くへ行きたくなりますね。」 「全くだ。 そうだ、ちょっと試走がてら一回りしてこようか。」 「はいっ!! は、はわわっ!!!」 立ち上がった途端、バイクの振動もあってかバランスを崩して落ちそうに なったシンメイをキャッチ。 「え、えへへ・・・」 「ごめんね、思わず手が汚れたまま握っちゃったよ。。。」 「いえ、気にしないで下さい。 それより早く行きましょう。皆に気づか れる前に、秘密のデートですよ!」 今日はシンメイ、ずいぶんとノリノリだなぁ・・・と思っていたら。 「あー!!! ヌシさん、ずるいー!!」 むくれっ面のリゼがヘルメットの中に入っていた。 「だぁっ!! なんでそこにいるんだっ!」 「この中で寝てたらいつの間にか外に出てたんだよ。 もちろん、あたし もつれていってくれるよねっ!!」 リゼが入っているのに気づかずヘルメット持ち出してたんだな、俺・・・。 ポケットのシンメイを見ると、仕方ないですねと言うかの如く首を振る。 ヘルメットを取り、リゼをシンメイとは反対のポケットに入れようとした のだが、リゼはメーター部分に座りたがった。 この時がリゼにとっては 初のバイク。そう、リゼはこいつのポテンシャルをなめていたのだ。。。 「マスター、希望通りそこへ座らせてあげましょう。」 ポケットのシンメイが、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「・・・だな。 ウチの洗礼でもあるし。」 何のことかピンときていないリゼだったが、ひとまずバイクというモノに 乗れるうれしさできゃあきゃあ言っている。 改めてヘルメットを被り、バイクに跨る。エンジンは十分に暖機済み。 ゆっくりと住宅街を抜ける。 「リゼ、落ちるなよ。」 「こんなんじゃ落ちないよっ! 風が気持ちいいね、ヌシさんっ!!」 こやつ、このバイクを完全に侮っているな。。。 誇り高きこいつをなめてかかっていることに、ちょっとむっとした俺。 それは、シンメイも同じであったらしい。 通りに出る直前の信号待ち で、シンメイはくいくいと俺をつつき、どこからか取りだしたゴーグル を装備し、親指を立てた。 「やるのね。りょーかい。」 通りに出る。 昼下がりとあって交通量は少ない。次の信号ですり抜け をして先頭に出る。 「リゼ、落ちたくなければどこでもいいから掴まれ。 いいなっ!」 ちょっと口調を強めて言ったこともあり、何かよく解らない顔付きなが らもリゼは指示に従ってくれた。 右手を捻りエンジンの回転を上げ、 信号が青に・・・クラッチミート! 一瞬フロントを浮かせ一気に加速する。こいつが出た当時、この排気量 ではストックで最も強烈な加速をするバイクと謳われた脚は、現在でも 十分通用する。 下手なハイブリッドスポーツバイクより、ずっと速い。 その調子で信号を二つ三つ過ぎた頃、リゼの様子がおかしいことに気づ いた。 急遽コンビニへ止める。 「大丈夫か?」 「ぬ、ヌシさん・・・・・・ 怖かったよぉ~~~!!!!!」 声をかけるなり、シンメイがいるのも気にとめず、わんわんと俺の腕に しがみついて泣き出した。 「・・・ちょっとやりすぎたかな?」 「大丈夫ですよ、すぐに慣れます。 ささ、リゼ。 わかったら一緒に ポケットへ入りましょうか。」 「うん、そうする・・・。」 「私たちも通った道ですから。 もう泣かないで。」 「えぐっ、えぐっ・・・。」 俺はそっとリゼをシンメイと同じポケットへ入れてやると、再びバイク を走らせ始める。 シンメイが一緒なら、もう大丈夫だろう。 その後、俺は世話になっているバイク屋へもちょいと立ち寄りつつ軽く 一回りして家へと戻った。 帰る頃には、リゼもだいぶこいつの加速に 慣れた様子。 よしよし。。。 「リゼ、もう乗るのやめるか?」 「ううん。 もう慣れた。 さっきはびっくりしたんだよ、あんなにも すさまじい加速できるなんて知らなかったし。 でもね、シンメイにも 教えてもらって、あたしもこの子のことが解ってきたからっ! だから、 あたしも・・・今度から連れていって!」 「いいですよ。一緒に行くのも、楽しいものですから。ね、マスター!」 「し、シンメイ・・・ここは俺が答える所だろう。。。」 「気にしない、気にしない!! あ、今度はリゼにもゴーグルか何かを 買ってあげて下さいね。」 妙に嬉しそうなシンメイ、そしてリゼ。 かくして、俺の所の全員が、バイクに乗る神姫となったのであった。 <<トップ へ戻る<<
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武装神姫の用語集です。ここでは公式で使用されている文言が基本となります。→公式の設定から派生している自創作の技術等はリンクとして追記は可能とします。 例 ヂェリカン/Jelly Can=武装神姫のメンテナンス用添加剤「ヂェリー」を封じたもの。味にバリエーションがあり神姫に与えると親密度が上がる。 クーラント ニトロ →(自創作ヂェリカンへのリンク)
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戦うことを忘れた武装神姫 その34.5 <<その34から。。。<< 「いってーーー!!!」 CTaの計らいで、処置のためアンテナショップの控え室へ引っ込んだ久遠の第一声。 右手、なんとか出血は止まったものの、容赦ないほどに腫れ上がっていた。 「これ、どうするんですか? マスター・・・。」 消毒液を持ってきたイオも、びっくりして目を丸くしている。 「こんなに腫れちゃって・・・痛くないんすか?」 「ドゥルシラ触るな! 痛いって言ってるだろっ!!」 苦笑いしつつ左手でドゥルシラを引き離す久遠は右利き。利き手がダメになっているわけで・・・と。 「マスター、腫れが退くまで、私たちがマスターの右手になりますよ。」 イオが、まだ涙顔のエルガを慰めながら声をかけてきた。 「にゃーもお手伝い・・・ひっく・・・するの・・・えぐっ・・・」 「だー!泣くなー!! お前の泣き顔見てるとこっちまで泣きたくなるんだよ。 よーし、泣かなかったら手伝うことを許可しよう。」 痛みをこらえつつ、左手でエルガの頭をぐりぐりと撫でる。 「ホント?」 「うん、ホント。」 久遠の優しげな目に、エルガにいつもの明るい笑顔が戻る。イオもほっと小さく息を付き、 「良かったっすねぇ、エルガさん!」 と、傍らのドゥルシラもようやく緊張が解けて笑顔が戻った。 「うん、よかったのだ! ありがとなの、にゃーさん!!」 「よしよし、笑顔になったな。 それじゃ早速お願いしようかな。 まずは・・・ん?」 久遠が顔を上げると、そこには紙で作った即席のナースキャップを載せたCTaが。 「・・・と、とりあえず・・・あんたの右手が治るまで、あたしも・・・責任持ってお前の手伝いしてやるよ。」 と、顔を真っ赤にしながら久遠の右手の処置を始めた。 「・・・上手いな。」 「まぁね。」 手つきの良さに驚く久遠を後目に、さくさくと処置完了。 「さて、これでよし。 左腕だしな。ヤンチャオの傷もやっておくから。 ・・・それからたい焼きを買ってくるよ。」 左腕をさしだした久遠は、包帯の巻かれた右手を横に振った。 「たいやきだけじゃ、足りないだろ? なぁ、エルガ。」 意味深いにやり笑みを浮かべた久遠の肩に、エルガはもそもそとよじ登り、久遠の顔付きをまねてにやり笑い。思わず身構えるCTaに、びっと指をさしてエルガは言った。 「にゃーさんのいうとおりなのだ。 たいやきじゃ、全然足りないの。 あのね、あそこのケースに入ってるバイクちょうだい!」 CTaは一瞬目を丸くしたが、苦笑いを浮かべつつ、 「はいはい、あたしの権限でなんとかしてあげますよー。」 半ば投げるように答えた。 すると。 「では・・・その上にあります、コンデンサーユニットを私に。」 「あの暗視スコープセットが欲しいっす!」 イオとドゥルシラまでもが要求。 ひきつった笑みになったCTa、顔を上げれば・・・ 「自業自得。諦めるんだな。」 笑いをこらえているのがあからさまにわかる久遠の顔。 ・・・肩を落としたCTaは、懐を探ってカードを取り出しイオに渡した。 「ほらよ。 ・・・いいか、いまお前らが言ったその3つだけだぞ!!!」 「はーい!」 エルガ・イオ・ドゥルシラは、3人揃って返事をすると、キャッキャと店舗へと駆けていった。 「ところでさ。 おまえん所にもう一人寝られる余裕はあるか?」 久遠の左腕に包帯を巻きながら、CTaはぼそりと尋ねた。 「は?」 「さっき言っただろ、責任持って手伝うって。」 「はぁ?」 「だーかーらっ! ・・・1週間くらい、泊まり込みで手伝うっていってんだよ!」 腫れている久遠の右手をバシバシと叩くCTa。 「いでででっ!!! わかったわかった! わかったから叩くなっ!」 「で。余裕はあるのかないのか! どっち?」 「神姫と一緒でよければ。」 「よし。じゃ、あとでお前ん所に行くからな。 ・・・勘違いするなよ! 一週間だけ、手伝うだけなんだからなっ!」 左手の包帯を巻き終えたCTaは、顔を真っ赤にしながら久遠を見ることなくその場を後にした。 「これは・・・ 普通は喜ぶべきシチュエーションなんだろうけれど・・・」 包帯が丁寧に巻かれた右手と左腕を見つめる久遠は、大きくため息ひとつ。 「・・・あいつのことだからなぁ。。。」 今夜から彼の神姫たちとCTaの間で、間違いなく「バトル」が繰り広げられるであろうことを想像し- -いかにして近隣に被害を出さないようにするか。 早くも対策をあれこれと考える久遠であった。 <<トップ へ戻る<<
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武装神姫の年表の内、公式準拠の物です。 ※公式設定やその説が濃厚である事柄のみ自由に追記可能です。アニメ、ゲーム、紙媒体…自分の知る武装神姫の歴史を書き残してください。 ※あくまで"公式に準拠"した最もベースとなるデータなので、自創作は絡ませないようにしましょう! ※年数は箇条書きの-←これを使用、その年に何があったかをなるべく簡潔にまとめてください 例 2036年 →神姫が一般普及し、武装神姫というコンテンツが確立される。
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戦うことを忘れた武装神姫 その33 その日、エルガは朝からご機嫌ナナメだった。 久遠の目覚まし当番だったが、目覚まし時計と間違えられて思いっきりぶっ叩かれた。 ・・・けれど、いつもと違う起こし方をしようとした自分が悪いと思って諦めた。 朝のデザートにと、昨夜残しておいたプリンが無くなっていた。向こうでリゼが食べている。。。 ・・・けれど、自分のものである目印を付け忘れた自分が悪いと思って諦めた。 久遠は休日だったけれど、持ち帰った仕事で手一杯。 シンメイとリゼはかえでのところへ遊びに行ってしまい、イオは日溜まりでウトウトするだけ。 だれも遊んでくれない。 ・・・けれど、あらかじめ皆に遊びたいことを伝えていなかった自分が悪いと思って・・・。 えぐっ。。。 えぐっ。。。 台所の片隅、インスタントコーヒーの瓶の陰で、こみ上げる寂しさを抑えきれず独り涙をこぼすエルガ。 なんで、なんでにゃーだけが・・・。 涙が膝頭を湿らせ始めたその時だった。 「エルガ、こんな所で何やってるんだ。」 突然の声に振り返ると、そこにはコーヒーの瓶を手にした久遠。 「お前も一緒に飲むか? ・・・っと、お前はココアの方が好きだったよね。」 ココアの瓶を取ろうと伸ばした久遠の腕に、エルガは思いっきり飛びついた。 「えぐっ・・・にゃーさん・・・にゃーさーーーん!!」 「お、おいおい・・・どうしたんだ。」 「うにぁ~~~!!!」 久遠は、わんわんと泣じゃくるエルガを左腕に付けたまま、右手のみで器用にコーヒーとエルガサイズのココアを用意しテーブルに並べた。 「ほら。もう泣くなって。」 テーブルに座ったエルガは肉球の描かれたエルガ専用のカップを受け取り、冷めているのにまだふぅふぅと冷ましながらココアをすする。 ・・・テーブルに乗せた久遠の左腕にもたれながら。 時折、しゃくるのが腕に伝わる。 そういえばこの数日、全然かまってやれなかったっけ。 「なぁ、ちょいとムサコに行かないか?」 「にゃ?」 「・・・退屈だろ。 ウチも仕事ひと段落付いたから、散歩がてら行ってみよう。 イオも暇そうだから、いっそバトルごっこなんてどうだ?」 エルガの瞳が大きく輝いた。 「にゃーん! いく、行くの!! ね、今すぐいこう! にゃーん!!」 「ちょっと待てっ! さすがにこのスタイルでは外に出られないって。 こら腕毛をむしるな!!」 「にゃーさんとおでかけ! にゃーさんとおでかけー! 久っしぶりのバトルごっこ~!」 先までの落ち込みはどこへやら。 元気を取り戻したエルガは、ヨレヨレのシャツにトランクスだけというスタイルの久遠の腕毛をぐいぐいと引っ張っていた。 それから1時間後。 ムサコ神姫センターに、エルガとイオを連れた久遠の姿があった。 4階のレンタルスペースに陣取り、イオの装備やらエルガの装備やらを展開。 「たまには・・・バトルごっこもいいですねぇ。」 自慢の装備を背負いつつ、イオが楽しそうに呟いた。 「にゃっはー! 今日はまけないよー!!」 今日のエルガの装備は、白を基調として所々に萌黄色が配されたのっぺりとした感じ。ファンビーの代わりに小窓の付いた大柄な盾が付き、脚にはなにやら走行装置のようなものも。CTaから渡された試作ユニット、コード「HTK110-200」だとか。ヘッドユニットも角ばり、どことなく「強さ」の強調されたデザインになっていた。 「張り切るのもいいけれど、ふたりとも程々にね。」 久遠はオペレーターの兎子・コリンに声をかけて筐体内を台所に変更、ふたりが「遊び」やすい環境とした。 構築されたところで、装備を終えた二人を中型筐体のCMU-301へと運び入れる。 土曜ではあるが、まだ午前中とあって客は数えるほどしかいない。これなら順番待ちを気にすることなく、好きなだけ存分に遊ばせる事が出来る。。。 フィールド内を所狭しとかけまわるエルガとイオを眺めて、時折手を振るエルガに身振り手振りで応えつつ。 缶コーヒー片手にまったりと時を過ごしていたとき。 「ういっす! 久遠さん!!」 珍しい声が傍らから響いてきた。 「あれぇ・・・ドゥルシラ?」 「どもっす! 今日はドクターが研修なんで、その間ここで暇つぶししてるっす!」 ドゥルシラはいつもの装備とは違う、きれいに洗濯されたツナギを着用していた。 訊けば、浅川さんが出かける途中にここへ預け、夕刻の帰り際に迎えに来るとのこと。 「でも・・・。」 「?」 「あたしもバトルしたいんすけど、規約で『おうなぁ』がここに居ないからできないっす。」 どうやら浅川は、細かな規約までは知らなかったらしい。 ドゥルシラはため息混じりに、自らの装備の入った袋 -バイクメーカーのロゴ入り- を傍らから持ち上げた。 「うーん。 ・・・そうだ。 なぁ、ウチのエルガと模擬戦してみる?」 「えっ!! エルガさんとバトルっすか? ドクターが居なくてもできるんすか?」 「何とでもなるから。」 そう言うと、久遠はイオとのごっこが一段落して休憩しているエルガを呼び、一言二言。 オペレーターのコリンにも何かを伝え・・・エルガ・イオと共に戻ってきた。 「いいってさ。 さっそくやろう。」 事も無げに、手を差し出す久遠に驚きを隠せないドゥルシラ。 「にゃーさんはね、ここでは『カオがでかいひと』なんだよー。」 「こらエルガ。 それを言うなら『顔が利く』ですよ。」 「うにゃー、ちょっと間違えただけなのー。」 「でかくても別にいいから。ささ、2人とも装備を整えて。」 久遠に促されて、エルガは再びフル装備に。 ドゥルシラは、自慢の複砲・・・すなわちダブルキャノンスタイルとなった。 砲にバックパックと、併せると相当の重量があるはずだが、 「時々、ドクターとここには遊びに来るんすよ。 ・・・閉店間際ばっかっすけどね。」 事も無げにひょいと立ち上がる脚力。日々の仕事で鍛えられた成果なのだろうか。 「へへーん、相手が誰でも、にゃーは負けないよー!」 キャッキャと楽しそうなふたりを手に乗せて、筐体の中へと運び込む。 フィールドは、倉庫街に変更されていた。 ・・・どうやらコリンが気を利かせて、ふたりがまだ試したことのないフィールドを設定してくれた模様。 シールドが閉じられ、 セットポイントに着く。 ・・・バトルスタート。 倉庫の陰から、脚に取り付けられた駆動装置で勢いよく飛び出したエルガに対し、スコープを下ろしたドゥルシラはさっと弾種を変更し、落ち着き払った様子でコンソールを操作。バックパックから二脚だけだして踏ん張るスタイルにすると、右は大きく俯角をとり、左は地面スレスレを狙い、同時に・・・ 「・・・ファイアッ!!!」 猛烈な衝撃なれど、微動だにすることなく弾が発射された。 高く打ち上げられた砲弾に不敵な笑みを浮かべいざ飛びかからんと豪快なジャンプを見せたエルガだったが、 「にゃっはー! どこを狙っているの・・・うにゃあぁぁ?!」 直後に後方で弾が炸裂。爆風により受け身を取る間もなく、エルガは地面に叩きつけられ豪快に滑走。 ・・・低く撃ち出された左の砲弾は地に接して跳弾となり、エルガのちょうど背後にて信管が作動するというドゥルシラのちょっぴり高度な技が見事成功。。。 なんとか痛みをこらえて立ち上がったエルガに、こんどは上方に撃ち上げられていた砲弾から子爆弾が雨あられの如く降り注いだ。 「ぎにゃぁ~~~!!!!」 模擬戦用弾とはいえ、ダメージは相当のもの。 幸いにも手に装備していた盾でなんとかガードするも、それが精一杯。 子爆弾の雨が落ち着いたところで顔を上げれば、真っ正面にドゥルシラ・・・両の砲から、炸弾が発射された。 どどーん。 やはり模擬戦用弱装弾であり、ひらがな表記が似合うマヌケな爆音が響く。 埃がおさまると・・・そこには目を回したエルガ。 「にゃは、にゃひゃひゃ・・・。」 フィールドの様子に、久遠も、イオも、頭を抱えていた。 「ばか・・・相手の装備をハナっから見ているんだから・・・」 「それでも真っ正面から突撃するのは・・・流石はエルガですね。」 「いやイオ、それちょっと違うから。 ・・・どうする? 行く?」 ちょっと申し訳なさそうに眉間にしわを寄せるドゥルシラからエルガを受け取りながら、久遠はイオに尋ねた。 「もちろんです。 いいですよね? ドゥルシラさん。」 「で、でも・・・エルガさんが・・・」 「大丈夫大丈夫。 見た目以上に頑丈だから。 エルガはウチが看ておくから、好きにやっておいで。」 久遠に促されて、ドゥルシラとイオは筐体の中へ。 セットポイントに着くや否や、ドゥルシラは先までの遠慮はどこへやら、飛び上がったイオめがけて、誘導弾をバンバン打ち出していた。 まだ目を覚まさないエルガを手に乗せて、久遠はドゥルシラとイオの模擬戦を眺めていた。 ・・・イオは、久遠家ではリゼと並んで「実戦」に長けている神姫、ドゥルシラはいきなり劣勢になった。襲い掛かる誘導弾を次々に撃破、軽々と片手でLC3をかまえ、カーブミラーを用いた反射攻撃を仕掛ける。 球面鏡なので拡散してしまうが、目潰しには十分。 高性能スコープが仇となり一瞬視界を奪われたドゥルシラだったが、補助レーダーが自動反応、接近するイオに向けて地対空豆砲を放出。 イオは慌てて空中急制動をかけるも間に合わず、少なからずダメージを負った。 久遠もドゥルシラの動きに感心。。。 「ほうほう・・・ドゥルシラもずいぶんとやるもんだ。 イオとタメ張ってバトルできるとは。」 ・・・とはいえ、経験に関してはイオがずっと先輩格。 先のような反射攻撃のみならず、構造物を用いた視覚トラップを駆使し・・・やがてドゥルシラは倉庫の脇に積まれたコンテナによって自由な射角を取ることができない場所へと追いつめられた。 がん、がらがらら。 上方から、ドラム缶が数個落ちてきてドゥルシラの目前へ。 積み上がったドラム缶を撃ち抜けば突破口は開けるが、間違いなく自らも大きくダメージを受ける・・・と。 気配を感じ見上げた、コンテナに切り取られた空には・・・ 「チェック・メイト。」 イオが、ニコニコとした笑みを浮かべながらLC3改を構えていた。 驚き半分、感動半分。ドゥルシラは蒼い空を背に浮かぶイオの姿に憧れに似た感情を抱きつつ、白旗を揚げた。 「いやぁ、いい経験になったっす! どうもありがとうございまっす!」 「いえいえ。 こちらも楽しめましたから・・・あ、あら?」 シールドが解除されて、和気藹々と筐体からでてきたイオとドゥルシラが見たものは。 >>驚きの光景は、その34にて!>> <<トップ へ戻る<<