約 4,586,097 件
https://w.atwiki.jp/revival/pages/574.html
ズゥン………。 奴が一歩、歩んだだけで―――圧力が来る。 地響き、肺腑に伝わる重低音。黒き異形のMA、ムラマサ。身長はダストの二倍程、横幅もダストの二倍程―――単純に奴は、ダストの四倍近い大きさだ。 「デカブツが………!」 シンは、ダストに対鑑刀シュベルトゲベールを正眼に構えさせると、膝に溜めを作り、いつでも飛び込める様に身構える。既に頭部バルカンは撃ち尽くし、先程まで持っていたバズーカも今は無い。手持ち武器は両腕で構えたシュベルトゲベールと、後は予備のビームサーベルくらいだ。 (………勝てるか!?) 心が震える―――が。 「デカけりゃ、良いってもんじゃ―――無い!」 奥歯を噛み締め、裂帛の気合いと共に―――飛び込む! 「オオオッ!」 正眼から上段に振りかぶり、振り下ろす―――しかしその前に、だらりと下げられたムラマサの両腕が動いた。マニピュレータなど無い、ただの四角い箱のような腕―――だが、そこから巨大なビームサーベルが展開されるとまるで話が違う。 (―――俺を地上に叩き落とした一撃!) そう………巨大な腕が、巨大なビームサーベルが生み出す強烈無比な一撃! 奴は五月蠅そうに腕を振っただけだ………そんな風だ。だが、シンは振り下ろす軌道を変えて対鑑刀でそれを受け―――尚かつ踏み堪えられなかった。 (………ダストの重量じゃ、受けられない!) ダストが中空に投げ出される。大人と子供―――いや、人とヒグマ程に力の総量が違いすぎる。吹き飛ばされながら、懸命に空中制御するシン。だが、そこに―――奴が来る! ムラマサとしては、楽な判断だ。こちらの一撃で吹き飛んだ相手に追撃を加える………それだけなのだから。対してシンの方では、受け身を取りながら相手の更なる一撃に抗しなければならない。 (スラスター………駄目だっ!) バーニアを噴かさなければ、地面に落ちる。だが、それをすれば―――容易に相手に切り裂かれる。空中で動きを止めれば、奴の思う壺だ。刹那の瞬間、シンは決断した。 (頼むっ!) 左腕を動かし、スレイヤーウィップを撃ち出す。狙いはそこいらの屋敷の壁! シンは、今回の闘いに先立ってサイにスレイヤーウィップの改造を依頼していた。それは、ウィップの先端を分銅型ではなく、鋭角なモリ型にしてくれというものだった。振り回すには前者の方が都合が良い。だが後者でもそれは出来る上に、もう一つの使い道が出来るようになる。即ち―――。 シンは、直ぐにスレイヤーウィップの巻き取りスイッチを押した。すると、壁に撃ち込まれたスレイヤーウィップはあっという間にダストを壁方向に引っ張り込む! ほんの瞬き―――それがダストとムラマサのビームサーベルを遠ざけた。壁に着地?したダストは壁を蹴り、更にブーストを使ってムラマサと距離を取る。 (デカイ割に………素早い!) 首の後ろ側がちりちりする。奴は強い、そう思える。 シンは、カラカラに乾いた唇に舌なめずりした。 「フフフ………ムラマサは、こんなものではないぞ………。」 ムラマサのパイロット、アデル=マニングスは喜悦を隠そうともしない。―――ムラマサが圧倒的だからだ。 『………大尉、遊びは程々に。ムラマサならば、奴など一呑みですよ。』 副パイロット、エミル=ミンツが口を挟む。元々はムラマサを売り込みに来た連中のテストパイロットで、自身の部下では無い。それ故、アデルにとっては口うるさい所もある―――が、ムラマサを運用する上では必要な人材に違いない。 「………判っている。」 詰まらなそうに、アデル。今、この者と諍いを起こすのは得策では無い。後で憶えていろ、と言下に吐きだしモニタに向き直る。 しかし―――。 『何という奴なんでしょう………予想を超えた動きをする。恐ろしいパイロットです。』 エミルの呟きに、アデルも忌々しく賛同せざるを得ない。 並のパイロットなら、先程の一撃で―――否、もっと前の攻撃で滅んでいたはずだ。だが奴は、それらを或いは避け、或いは受けて、そして未だに自分達の前に立ち塞がっている。 忌々しい―――しかし、同時にアデルはこうも思っていた。 (良いぞ………もっと抵抗しろ。そして絶望に喘げ。それでこそ私の受けた屈辱が真に晴れる。私とムラマサの前に、命乞いをしろ。心置きなく、揉み潰してくれる………!) ムラマサは威圧感のあるMAだ。だが狂気は、間違いなくこの男が発散していた。 『陽電子リフレクターに、両腕がビームスプレッダーか。大した兵装だ。』 シンの負担にならないよう、相手をスキャンしていたらしい。………相変わらずこのAIは勝手気ままである。今回の場合は有り難い、といえばそうだが。 「………なんでそんな豪勢な武装が、俺達なんてポンコツ集団に来て下さるんだか。」 愚痴りたくもなる。………愚痴っても状況は決して良くはならないが。 『陽電子リフレクターは簡単に言えばビームバリアだ。あの機体サイズなら、こちらの武装で突破出来そうなのはシュベルトゲベールだけだな。ビームスプレッダーは用途に応じて拡散ビーム砲と大型ビームサーベルに転用出来る。威力の程は先程味わった通りだ。』 AIレイは淡々と説明してくれた。………シンはもうお腹一杯だが。 「つまりは………相手の攻撃をかいくぐり、シュベルトゲベールをぶち込まない限り勝機は無い訳か。………帰って良いか?」 『良いとも。ただ、お前がコニール達を見捨てられれば、だがな。………それも一つの戦略だから、俺は止めないぞ。』 ―――痛い所を付く。もとよりシンに退く気は無い。が、愚痴ぐらいは言いたいのだ。 「んじゃあ、行くかな………。」 あれこれ迷っても仕方が無い。シンはダストのフットペダルを踏み込むと、ダストを―――突進させる! 『戦術くらいは考えたのか?』 「有る訳無いだろ。」 『まあ、好きにしろ。………お前のそれも戦術の一つだ。』 そんな会話が表す通り―――シンは無策のまま突っ込んだ。とは云え、完全に無策であった訳では無い。 (アイツに俺達が勝る所は―――機動性だ!) そう―――白兵戦にとって最も大事な要素である機動性に、ムラマサは乏しい。先程の攻撃で決して機動性に劣っている訳ではないと証明こそしたが、機動性はそれだけで語られるものでは無いのだ。例えば自動車で言えば、エンジンが勝っているから『機動性が高い』と単純には決められない。タイヤ、サスペンション、荷重コントロール能力………それらの要素が相互に作用し、『機動性』の優劣が決められるのだ。 シンの見たところ、奴―――ムラマサはエンジンこそ良いものを持っている。だが、足の運びや体重の捌き方を見れば………機動性に劣っていると言わざるを得ない。 (ならば………足で掻き回す!) シンのとった戦法は、無策に近い。………が、こと戦場という環境ではシンの判断は正しい。誰も彼もが、戦場で平静でいる訳では無い。機体スペックが違えど、運用するのは人間だ。―――ならば、人間の隙を付けば良いのだ。 三度、シュベルトゲベールと巨大ビームサーベルが打ち合わされる。またも弾き飛ばされるダスト………だが、今度はシンも百も承知!先回りしてダストを跳躍させ、相手の予想以上に吹き飛ばされる。―――遠過ぎて、ムラマサの追撃が届かない。やむなくムラマサは拡散ビーム砲で追撃するが、それはスラスター制御で避ける。そして―――。 「いくら何でも………ビーム撃って直ぐにサーベルに転換出来ないだろう!」 ドズゥッ!! スラスターを最大出力!一気にムラマサに肉薄する! 慌てて更に拡散ビーム砲を撃ちまくるムラマサ。だが、ダストのトップスピードはそうそう見切れるものでは無い。………空しく空中に花火が上がる。 「オオオッ!」 腰溜めに構えたシュベルトゲベールを、スラスターの勢いを殺さず―――横に振り抜く!陽電子リフレクターが展開されたが、それすら切り裂き―――シュベルトゲベールがムラマサを切り裂いた! ―――と、思った。………が、現実は違った。 今正に切り裂かんとしたムラマサの体が、胴体を境に二分したのだ。その間を空しく切り裂くシュベルトゲベール。 (何………?) かつて、自分もやった事のある―――驚愕の回避手段。分離合体形式の機体だからこそ出来る、意表を突く回避方法。まさか自分がそれをやられるとは………。 だからこそ―――次の攻撃に対して、反応が遅れた。肉が反応しても、意識が伴えなかった。 背後から撃ち込まれたビームカノンの一撃が、ダストの左腕部をまとめて吹き飛ばしていた。 「おぉい、アンタも早く!」 コニールは後ろ髪引かれる思いだった。未だ続く地響き、戦闘の爆音。その中では紛れもなくシンが闘っている―――自分達を逃すために。今自分がシンの元に向かっても助けにはならない………寧ろ足手まとい。それどころか、今この場に居るのですらシンの足枷なのだ。 (―――どれ程危険に晒されても、シンは逃げられない………。) シンに出会い、一緒にレジスタンスをするようになって………薄々だがシンの性根には触れられた。だからこその確信。シンという人間の、逃れようのないジレンマ。それが、シンの良さであり、悪さでもある………そうコニールは思う。 (死なないでよ、シン。………アンタは、何時だって死んでも良いって言うけど。死んで欲しくない人間が―――少なくともここに一人居るんだからね………。) コニールは振り返ると、バルアミー鍾乳洞へ向かった。市民は一端、そこへ避難させるのだ。 機体分離による回避は、はっきり云えば『まぐれの産物』であった。………が、運もまた実力の内であるだろう。そういう点では、シンはつくづく不幸である。とはいえ、ムラマサ側も無傷だった訳ではない。 『陽電子リフレクター、傷害発生。展開出来ません。ムラマサの合体機構も修復不能なダメージを受けています。………合体は基地に戻らないと出来ませんよ。』 エミルの棒読みの報告を受け、アデルは渋面だ。―――が、こちらよりも相手側の痛手が目に見えて明らかなのだ。僥倖と言えるだろう。 ムラマサは、実のところ各パーツ単体でも戦力としてなりうる。各パーツごとで取得された能力がはっきり違うのだ。 Aパーツ―――上半身はビームスプレッダーを装備したフライトユニット。 Bパーツ―――下半身はそれなりに機動性を持ったガンナーユニット。 なぜパーツごとに単独運用出来るよう設計されたのか………単純にサバイバビリティの向上と、更なる高速戦闘―――例えばマサムネなどの高空戦力―――に抗しうる為である。マサムネなどの戦闘機に対して、鈍重なMS形態は『夜店の景品』以外の何者でもない。それ故、Aパーツだけならば高速戦闘が出来るように設計されているのだ。最も、燃料が続かないので短時間のみの能力なのだが。 とはいえ、現状ではムラマサ側よりダスト側の方が展開が悪い。それは、アデルやエミルにとっては安心材料であった。 一方、ダスト側はかなり深刻である。 『―――左腕部、壊滅。エネルギーバイパスカット。フライトユニットのウイングも一部消失。………先程の様に高速機動は行えないと考えて良い。下手を打つと墜落するぞ。』 「ついでに、片腕じゃ………満足に対鑑刀が振れない………か。」 自嘲気味に、シン。油断したのは自分のミスだ。動揺したのも。………後一歩で勝てるところだった―――そこから落とされれば、さすがのシンも動揺する。 あの後、シンは何時までも動揺しては居なかった。すさかずダストを再起動させ、遮蔽物に隠れさせたのは歴戦の強者の本能であろう。………だが、さすがのシンも自分の追い込まれた現状を見に染み込ませるのに有る程度の時間を必要とした。 「………もう、まともに打ち合いも出来ない、回避も出来ない………か。」 先程のような足を使った戦術も出来そうもない。そして、相手はまだまだ健在だ。あげくに、こちらは右腕一本で二機を相手にしなければならない。………普通に考えて、絶望的な展開である。 『………どうする?もうそろそろ、コニール達も避難出来たはずだ。』 言下に『逃げろ。』と言うAIレイ。―――この状況ではシンもそう思う。………しかし、逃げ切れるのか………そうも思う。そんなシンの様子を察したのか、レイが言う。 『簡単な事だ。機体を捨てて逃げろ。―――それが最良の選択だ。』 「………! お前はどうなるんだよ!?」 シンも、そう思っていた―――だが、嫌だ。レイを置いて逃げたくはない。が………レイは更にこう言い放つ。 『忘れたのか?俺はお前の言うレイじゃない。ただのサポートシステム、というだけだ。』 そんなものに命を張る必要は無い―――そう付け加えて。 「…………。」 納得出来る―――訳がない。シンはそういう性格だ。だが―――心の何処かで、『それも仕方ないだろ?』という自分が居るのも確かだ。 だが………。 (『仕方が無い』、『他にどうしようもなかった』………そう言って、俺は一体どれ程の事を諦めた?そして、どれ程まで諦め続けなきゃいけないんだ?) それが定めだと、運命なのだと―――どうして納得出来るだろう。だが、納得しなければならない………そう思わなければ生きてはこれない。人とは、世界とはそういうものだから。 ただ、シンはこうも思う。 もしも―――立ち向かえるのなら。 立ち向かい、勝てるのならば―――それが、どれ程困難で苦痛で、確率が悪くても。 己の命の限り、今度こそ意地を張り通したい―――それが、馬鹿だと言われようと。 だから―――こう、シンは言った。 「なあ、レイ………付き合えよ?俺は、好きにやらせて貰う。だから、最後まで今度こそ、付き合えよな………。」 静かに、シン。………少し間があって、レイの返答が帰ってきた。 『………俺に、拒否権は無いんだが………。まあ良い、好きにやって見ろ。今の俺なら、何処までも付き合ってやる。』 ―――辺り一面に、煙幕が伸びる。 『対MS用スモークディスチャージャー………。』 アデルが、エミルが呟く。立ち向かって来るにせよ、逃げるにせよ………この煙が晴れるまでが勝負となる。二人共に、気を引き締め直す。 「気をつけろ、エミル。―――奴は策を弄するぞ。」 アデルが言うが………本人とてそれが慰めの域を出ていないのは熟知している。それはエミルでも判るのだが―――とはいえ、 (この状況下で、策を弄するって言ったって………何をどうするって言うんだ………?) 策とは、根本的には『騙し』である。………判っていれば、早々騙される事は無いはずだ。尚かつ、こちらは二人―――しかも俯瞰出来る位置にアデルが居る。そうそう騙される事は無い。 数秒―――数十秒―――が、長い。 一呼吸、一呼吸が、時が止まったように感じる。 が………動いた! 「―――来た!」 やはり………先に見つけたのはアデル! 直ぐに砲撃しようとして………エミルの方に真っ直ぐに向かうダストにすさかず拡散ビーム砲を撃ち込むが、拡散弾だけに直撃しなければそれ程の効果は望めない。多少の被弾も構わず、ダストはエミルの乗るBパーツに突き進む! あっという間に煙に紛れるダスト。ビーム光だけが奴の居所を教える。それでもアデルは撃ち込み続ける。Bパーツに当たるかも―――そうも考えたが、アデルにとっては部下の命よりガンダムタイプの撃破の方がより重要事項だった。爆光が、閃光があちこちで上がる。 『た、大尉!これでは敵が確認出来ない!』 そうエミルが言うが、後の祭りだ。最早エミルに出来る事は乱射でもしてラッキーヒットが有る事を祈るしかない。 が、そんなエミルの願いが聞き届けられたのか―――エミルの目にスラスター光が見えた。 (飛んで、特攻してくる気か………さっきまでの戦法がまだ効果があると思うのは甘いんだ!) エミルがほくそ笑む。確かに先刻はダストのトップスピードについて行けなかった―――が、事前に理解していれば併せるのは容易い。そして、エミルはそういう射撃には自信があった。 Bパーツに装備された二連装脚部高エネルギービーム砲が火を噴く。それは、狙い通りスラスター光に寄って上昇したものを撃ち抜いた。………そう、ダストから分離して飛んだフライトユニットだけを。 『え………?』 エミルは一瞬呆然となった。………危惧通り、シンに騙された―――そう思わされた。 硬直した一瞬―――シンが、そんな瞬間を逃す訳は無い。すさかずBパーツにスレイヤーウィップが撃ち込まれる。エミルは、反応が遅れた―――そしてもう、反応が出来なくなった。 引き寄せられたダストがその手に持っていたシュベルトゲベール。それがほんの瞬きでエミルの居たコクピットを焼き切った。 エミルが殺られた―――。それは、アデルに衝撃は与えはしなかった。だが……… 「―――化け者めぇぇっ!!」 ………ダストへの恐怖は、ますます加速する。 (一体、奴は何なんだ?機体の性能では無い―――それでなら、我々の方が優れていたはずだ。なのに、何故………我々の方が常に追い込まれねばならない?) ダストには、何かがある。執念、怨念、想念………それに近い何かが。 振り払うように、アデルはムラマサの両腕にサーベルを展開させる。 「最早、差し違えてでも!」 特攻―――それしかない。自分の命を惜しんで、倒せる相手では無い。 シュベルトゲベールのビーム光を頼りに、アデルはサーベルを構えつつ特攻する。サーベルで、シュベルトゲベールとムラマサBパーツは切り裂かれた………が、肝心のダストが居ない。 「また、あのウィンチで高速移動したのか!?」 だが、もう煙は晴れつつある。何時までも隠れられる訳では無い。 ―――居た。 やはりスレイヤーウィップを壁に撃ち、移動したらしい。だがそれはアデルの攻撃を避けるための必死さが見え隠れしている。―――シュベルトゲベールを捨てたのがその証だ。何とか立ち上がろうとしているダストに、アデルは特攻をかける。 「お前の命を、ここで終わらせてくれるわ!」 サーベルを両手に構えさせ、突撃するムラマサ。最早スレイヤーウィップでの移動などさせはしない―――した所で切り裂ける自信がある。 ダストはしかし、ある意味で予想外、ある意味でアデルの予想通りに動いた。―――真っ直ぐにアデルに向かってくる! (貴様も特攻しか、もう策が無いか!………ならば、俺が勝つ!) 特攻勝負ならば、機体性能が如実に表れる。アデルにとって、決して勝ち目の無い闘いでは無い。 ダストとムラマサ―――お互いが、お互いの命を賭けての勝負! 距離が詰まる。一秒もない時間が、やけにゆっくりと感じられる。………しかし、その中で先に動いたのはダストであり―――動揺したのはアデルだった。 (………腕?) ダストは何をしたのか。………ダストの腕がダストの位置とは違う場所―――即ちムラマサの頭上に降って沸いた。次の瞬間、ダストの腕から突き出ていたアーマーシュナイダーがムラマサに突き刺さり、ようやくアデルは状況を認識した。 (奴―――は―――ウィップを使って自分の切り落とされた左腕を―――振り子のように放り投げてきたんだ………!) ダストのアーマーシュナイダーは手の甲当たりから射出され、そのままの状態でホールドしても使える武装だ。それがどういう訳か展開されたままになっていて、しかも重心が手の甲の方にあるから適当に放り投げても自動的にアーマーシュナイダーが襲いかかる。………こんな事、考えて出来る訳が無い。シンの執念が生んだ、偶然の産物―――そう言って良いのだろうか。 無論、それでムラマサがどうこうなる訳は無い。………だが、隙は間違いなく出来た。頭部を切り飛ばされながら、ダストはムラマサの下部に潜り込む。予備のビームサーベルをムラマサに押し当てながら。ムラマサの突起に当たり、右腕も捻れて吹き飛んだ。 が………ビームサーベルはムラマサに突き刺さったまま暴れ回り―――アデルは己の絶叫と共に空中に四散した。 そんな闘いが、世界の何処かで行われている―――そんな事には構わず星は輝く。人の営みが醜く、欲望にまみれていても―――。人は、世界の片隅のちっぽけな存在に過ぎないのだから………。 (私も又、ちっぽけな存在………それは、間違いない………。) この世界の支配者―――そう呼ばれてはいるが、その事自体を喜んだ事は無い―――ラクス=クラインはバルコニーのテラスに腰掛ける様に寄りかかり、星空を満喫していた。 「空は、こんなにも美しい………。」 素直に、美しいと感じる―――そういう感性はラクスは大事だと思う。 (なのに、人は………そこで欲望にまみれ、苦しもうとする………。) それが、ラクスは悲しい。 (どうして人は、争う事を止めようとしないの………。) ラクスには―――『争う』という行為がどうしても肯定出来ない。かつて二度、ラクスは世界を救うために自ら軍を率い、戦った。だがそれは、『そうしなければ戦争は止められない』と判断した故の事だった。 (パトリック=ザラ、デュランダル議長………私は、貴方達の様に自らの為に戦ったのではありません………私は、権力のために戦ったんじゃない。戦いに巻き込まれ、傷つく人のため―――戦争によって泣く人達の為に戦った―――。自らの野心のために人を傷つけ、苦しめる………私はそんな事肯定出来ない………。) ラクスにとって、権力とは何ら魅力的なものでは無い。世捨て人となり、キラと共に孤児院で暮らしていた時、間違いなくラクスは幸せだった。正直、今のように毎夜のパーティで人々の欲望に晒され続ける方が苦痛だった。 (………考えてみると、私は皆の言う『欲望』というものに疎いのですね………。) 政治の上で、やらなければならない事は常に考えてしまう。何かがあった時、必ずどうにか出来るよう考えてしまう。………それは、己を守るため、己の家族を、愛する人々を守るために培わざるを得なかった―――猜疑の観念。だが、そうでなければ『守るべきもの』は守れなかった。 (でも、今は………?) 今、ラクスは“ピースガーディアン”という私兵軍団を創り、治安維持に当たらせている。………当然、その度に血が流れていく。その意味を、ラクスは良く知っていた。 (圧制者………欲望まみれの。私が忌み嫌った者に………。) かつて、パトリック=ザラがそうであったように。奇しくもデュランダルが恐れた通り、今ラクスは世界の指導者という立場にいる。『ラクス=クライン』というカリスマは世界の頂点に立つ者として最も理想的なものであり、レクイエム騒動後の混乱した世界を終息させる立場の者として最も理想的だったからだ。 しかし………。 「結局私は意気地無しなまま………今も………。」 政治とは『最大多数の最大幸福』を算出し、支持をえるものだ。民主主義とはそういうもので、少数の不幸な者達は黙殺し、抹殺しなければならない。………『全ての人々が幸せになる』等という夢物語が、現出できるわけは無いのだ。 ラクスは、少数の不幸な者達を見捨てなければならない。最大多数を幸福に導くために。………しかし、それはラクスにとって辛い事なのだ。 そんな時、こうして星を見るのだ………自分はちっぽけな存在なのだと実感するために。 ………そんなラクスを向かえに来るのは、世界で一人だけだ。 「ラクス………ここに居たんだ。」 「………キラ。」 キラ=ヤマト。過去二回の大戦―――そのどちらにも“最強”の冠と共に称される最高のトップエース。最強のコーディネイター。………しかし、ラクスにとっては最良の理解者であり、伴侶―――それ以上に望んだ事はない。 「今日は冷えるね………寒くない?」 キラは、いつも優しい。今も自分の風除けになってくれている。そんな彼にラクスは“ピースガーディアン”の激務―――『暴徒鎮圧』等という過酷な、残酷な仕事―――をやらせている。………その事に思いを馳せる度、ラクスの胸中は痛む。 「ありがとう………キラ………。」 万感の思い………そして、尽きる事の無い悔恨。 何となく、二人で夜空を見上げる。―――ふと、ラクスが口を開いた。 「覚えてます?………私が本当は、農作業をしたかったって。」 「覚えてるよ。ラクスが『ニンジンは木の上に生るんですわ』っていう謎の知識を披露した時の事でしょ?」 「………その事は覚えなくて良かったんです。」 それは、今はもう誰も見た事の無い『本当の』ラクスの顔。年相応の、心が描く顔。それを作り出せるから―――ラクスとキラは『伴侶』になったのだろう。 「いつか、二人で創ろうよ。小さな、白い家で………山羊を飼って、畑を作って、のんびりと、静かに暮らして………。」 「そうですね………。」 どんなにか、そうなる事を望んだのだろう。権力なんか要らない。ただ、家族が居て、静かに暮らせたら―――しかし、それはもう永久に叶う事の無い、儚い願い。………それでも、そう言ってくれるキラの存在は間違い無くラクスの支えである。 ―――何処までも、何処までも――― ―――君と共に、僕は在る。それが僕の誓い――― 言葉に出さずとも伝わる願い。お互いに、何時までも続いて欲しいと願う、気持ち。 だけれども、何時か自分達は切り裂かれるのだろう………そう思う。でも、その時までは………。 「そろそろ戻ろう。主役不在じゃ、パーティが白けてしまうよ。」 「………そうですわね。」 ラクスはキラに寄り添うように、キラはラクスから離れないように―――永久にこうなっていたいという願いと共に―――。 ……………… 何時だったろう………赤い髪の女の子が、言っていた時があった。 『結果が問題なんじゃない。“努力した”っていう過程が大事なのよ。』 それは、アカデミー時代の射撃訓練の話だった。相変わらず命中率の悪いルナマリアの為に、シンとレイは居残り特訓を命じられた。実戦でもこの三人でトリオを組むのだ―――真面目にもなる。とはいえ、先行突進型のシンと割とマイペースなレイ、そして熱くなりがちなルナマリアはチームワークバッチリに見えて、てんで連携が取れていなかった。何よりシンとルナの連携が特に問題があった。 『何であんたは何時も何時もあたしの獲物に向かって特攻していくのよ!あんたから射軸をずらすのあたしがどれだけ苦労しているか………!』 『お前こそ俺が背後を取られている時に、支援砲撃の一発だって来た事が無いだろう!』 『………そもそも二人とも、“自分”と“敵”以外見えていないと思うが………。』 『そんな事無い!現にレイとは上手く連携取れてるじゃない!』 『あれはレイが併せてくれてるだけだって気が付けー!』 ………若かった。あの頃は、何もかもが楽しかった。 その後もルナとの連携は、上手くいった試しが無かった。上手く行くようになったのは、ルナが俺の支えになり始めてからだった。 ―――その時、気が付いた。確かに俺は、ルナの事を見ていなかったという事が。そして―――ルナはちゃんと自分の事を見ていてくれていたという事が。 「ねえ、シン………あんたは“結果”として、“守れなかった“のかも知れない。………でも、あんたは常に”守ろう“としたのよ。だから、ステラ………さんは安らいだ顔をしていたんじゃない?『この世の中で、この人は私を大事に思ってくれていた。』―――そう思えたから。私は、良い笑顔が出来ていた?シン………。」 ―――あんたは、優しく生きてね。あたしも、あんたの事が大事だったんだから。 ………もう、すっかり夜だった。 シンはシートで寝こけていたらしい。 向こうでは『ダスト修復決死隊』なる者達の雄叫びが聞こえる。―――主にサイだろうが。 『………行かないのか?』 「戦犯にされそうだから、火が消えるまで大人しくしてる………。」 『妥当な判断だな。』 取りあえずシンは、食堂へ向かった。………要するに腹が減ったのである。 食堂には未だに明かりが点っていた。 ソラは、片付けものをしていた―――何となくがっかりした顔で。 (シンさん………来なかったな………。) 疲れて寝てしまっているのだろうか。………怪我をして居るのだろうか。大尉達に聞けば良かったのだろうか………そんな事を考えながら、ぼんやりと洗い物を続ける。 (どうかしてる、私………。) シンの顔が見たい―――痛切に感じている自分。何とも浮ついた気分。クラスメイトがそう言う話をする度に、軽く流していた自分が嘘のように感じる。 (会って、どうするの?………普通に接するしか無いのに………。それとも、私はシンさんの“特別”になりたいの?) それは違う―――様な気がする。まだ、そこまで心が決まった訳では無いのだ。 ただ―――シンの顔が見たい。それは間違いが無い。 (そうよ―――そうよ、私は心配して居るんだ―――戦争なんて危険な場所に、行っている“お友達“を心配して居るんだ―――。) そう考えて―――しかしやっぱり考え直す。 (シンさんは………私の“お友達”………? それは、違うと思う………。) そして、あえて避けていた疑問―――ずっとそこで止まる疑問にぶつかる。 (私は………シンさんの事が………“好き”なの?) ………嫌いでは無いと思う。けれど、納得も出来ない。………ソラは未だ、戦争と云うものの一端にしか触れていない。それが、シンという人間を理解する為に必要な事なのだ――――そう、認識せざるを得ない。………それ故に、踏み込めない。 そんな事をぼんやりと考えていたから―――食堂に誰か入ってきたのに気が付かなかった。―――話しかけられて、ようやく気が付いた。 「………なんか、食い物無いか?」 あいかわらず不作法で、威圧的な物言い。間違い無い―――そう思った瞬間、ソラは半ば硬直していた。 (―――シンさん!!!) 胸が、早鐘の様に高鳴る。………自分の体が別人の様に感じられる位、顔が真っ赤になる。 シンが帰ってきたら、色々話しかけようと思っていた。「怪我はありませんか?」とか、「大丈夫ですか?」とか。色々、考えては居たのだ。………だが実際に会うとそんな言葉は全て吹き飛んでしまっていた。―――何も喉から、言葉になって出てきてくれない。 「………どうした?ソラ。」 不審に思ったのか、シン。慌てて言うソラ。 「………あ、あり合わせで良かったらありますよ………。」 「それで良い。」 シンはそう言うと、テーブルの一つに座る。………ソラの方を一顧だにせず。何となくソラは、肩すかしを食った気分になった。 (………そうだよね、シンさんは別に私の事なんか………。) 火照った体が冷える。冷水を浴びせられた様な気分だ。 (―――馬鹿みたい。何をしてたの、私………。) 勝手に思いこんで、のぼせ上がって―――結局自分の独り善がり。その事実は、ソラを意外な程打ちのめした。 手は、懸命に料理を作ろうと動く。………が、心が付いてこない。 何とはなく、時が流れるのも辛かった。 料理が出来上がって、ソラはシンの元まで行かなければならなくなった。 (嫌だなぁ………。) 今の自分の顔を、見て貰いたくない。………だが、疲れ切ったシンに余計な負担をかけたく無いとも思う。―――意を決して料理をテーブルまで運ぶ。 「サンキュ。」 「………はい。」 そう言うのが、やっとだ。今は、シンの顔が見たくない。―――さっきとは真逆だ。直ぐにソラは厨房に引き返して――― 「………ちょっと待て、ソラ。」 あろう事か、シンに呼び止められた。………また、鼓動が早鐘の様に高鳴る。 (―――どうして?) ソラには、判らない。どうしたら良いかも判らない。 しかして、そんなソラの様子を知ってか知らずか―――シンはソラの手を取り、その手のひらに時計を置く。 「約束通り、返したぜ―――。」 ………呆気に取られた。それから―――何となく可笑しくなった。 手のひらの時計―――AIレイの時計。出撃前に「返す」と約束された時計。 (シンさんは、シンさんなりに………。) それが解る―――それが解っただけで、今はもう良い。 だから、シンに、ソラはこう言えた。 「―――お帰りなさい。」 返事は何故か、二人から帰ってきた。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/3536.html
お菓子、甘いもの。よっぽどない限り嫌いなヤツはまずいない。 でなけりゃ「甘い物は別腹」なんていう非科学的な常套句は生まれていなかっただろう。 イタズラ、それは主にこども……いや童心溢れる大人が自分以外の誰かを困らせることによって成り立つ遊びである。 その2つが許される、今日という日をムダに過ごすなんてことは、あいつのカレンダーが例え空白であろうとも実現しないことだったんだ。 季節は秋。ハロウィンフェア…、ハロウィンセール……ハロウィン大決算!!ありとあらゆる店がハロウィンに便乗している。 1週間ほど前から、町中がオレンジと黒のツートンカラー、やたらと出ばるカボチャに染められていた。 が、しかしここは日本である。残念ながらこの祭りはあまり浸透しているようには思えない。 しょせん企業が客寄せをするためのイチイベントにしかなっておらず、元祖ハロウィンとはほど遠い賑わいをみせている。 だいたい余所様のお宅に訪問して、菓子をねだる、脅迫するなんて度胸日本人の、特にこどもには備え付けられてはいない。 せいぜいいきなりやってくるデカイ棍棒もった鬼に怯えて暮らすくらいなもんだろう。 しかし、そんなジャポニズムを持ち合わせてないヤツが後ろにいる。 さっきから授業中だというのに鼻歌まじりでガサゴソやってる、優等生様。今度その勉強法とやらを是非ご教授いただきたいね遠慮しておこう。 まぁ俺もそこまで空気の読めない男じゃないからな。今うかつに振り向いてネタバレでもみてしまっては、あとが気まずい。さわらぬ神にたたり無しだ、冗談抜きで。 一向に止まないご機嫌ソングをBGMに、平穏な時間はあっという間に過ぎていった。 ? 「トリック or トリート!!!!」 予想通りの台詞をありがとう。一字一句違いは無いさ。 帰巣本能をむき出しにして文芸部室に待機していた俺たちに、ハルヒは大声でそう叫び100W笑顔を満面に浮かべた。 「あぁ そういえば今日はハロウィンでしたね。酢昆布でもいいですか?」 「トリック?…… なんですか それぇ?」 「…………持ってない。」 おいおいおい お前ら相手はハルヒだぞ?用意しとけよ!! 朝比奈さんは未来にはもう存在していないのか、英語がわからなかったのかが定かでないが追求はしないでおこう。 ここで誰かお菓子でももってりゃヤツのハナっ柱をボッキボキにだな…… え? まぁ 俺も持ってないけどな。だから、地味なんだってこの行事。前述の通り。 「古泉君!酢昆布は甘くないから却下!!あ でも1枚ちょうだいっ もむもむ……みふるちゃんも有希もダメらないー。 ま キョンには始めっからなんっっっにも期待してなかったけどね!」 はいはいすみませんでしたね。じゃぁいたずらとやらを実行していただけますか団長様? 「なによ 妙に素直じゃない。」 早く終わらせたいだけだ。どうせろくなことじゃないんだろうしな。 「……そんなこと言ってると 本当にみくるちゃんと有希にイタズラしちゃうわよ?」 「へふぇっ やっ」後ずさりを開始する朝比奈さん。 「…………ひざかっくん?」されたらどうだというんだ長門。 「それはまた後日ってことで!今日はちゃ〜んとみんなに用意してるのよ。トリックもトリートも!」 意味が分からん。 「ハロウィンってさなんか一方的じゃない?お化け役の方は楽しいわよそりゃあ。お菓子はもらえるわいたずらし放題だわ。 でも家で待ってる方はたまったもんじゃないわ!夜中におやつ巻き上げられちゃうか、怖がるかどっちかでしょ? そんななんの利益も得られないようなハロウィンに警鐘を鳴らすため!我がSOS団方式を提案します!」 ごり押しの間違いじゃないのか?余所様のお国の行事まで勝手に変えるなよ。 「お菓子をもってこれなかったあんたたちには今から、お菓子を探しに行ってもらいます! もちろんそうやすやすと手に入る場所には隠してないわよ?巧妙なトリックを使った罠が満載!! っても ただみつけてやったー!じゃつまんないから、1番にとってこれた人にはちゃーんと賞品を用意してるわ。」 ……もはや原形をとどめて無いじゃないか。イタズラじゃねぇよ、罰ゲームだな完璧に。 「ここに4枚のカードがあります。コレ引いて。探す場所のヒントが書いてあるから。」 「私の……教室ですか?」 「…………図書室。」 「僕は、男子更衣室……ですか。」 「え〜と 俺はココ?なんだこれ。」 あれか、お前の能力とやらで、もう俺たちが引くカードなんて決まってたんだろ? イタズラだかなんだかしらんがちゃっちゃと見つけて帰りたい。いや、できることならば探さず帰りたいとこだが、そんなことはできるはずもない。 「じゃぁ みんな!位置についてぇ よーーい どーーーーーーん!!」 ノリが良いのか合図とともに駆け出す団員達。長門を除く。うん、まっすぐ図書室の方へぺたぺた歩いている。フリでも良いからやる気だしとけ。 俺も人のことは言えないが。なにしろ、カードには ココ としか書かれてないからな。 別に賞品がほしいわけでもないし、ゆっくり探させてもらおうかな。こんな狭い範囲、隠すとこなんかそうそうないだろう。 「ちょっとあんた真剣に探しなさいよ。」 お前は、仁王立ちでこのままココで待っているつもりなのか。 「なによ?主催者なんだからあたりまえじゃない。」 まぁ いいがな、ウロチョロされるよりは。ってか、この部屋って……なぁ じろじろ見つめながら近づく俺に、たじろぎながら後退するハルヒ。 「お前が持ってるんじゃないか?」 「な!! んな わけない じゃ ナ なんでそんなことわかるのよ!!」 その台詞自体が語るに落ちてるっての。 お前のことだから、この部屋を隈無く探してもやすやすと出てこねぇ場所に隠すだろう?でだ、その中で安全な場所を考えれば1つしかない。 さ さっさと出せよ。ありがたぁくいただくから。賞品とやらもついでにな。 「……うー。」 睨むな。うなるな。若干殴り掛かろうとするな。 「ふぅ……みんなには 内緒 よ?」 お前、人に自慢したくなるようなすんばらしい賞品用意してたのか?そのことに驚きだ。 って…… え? 目の前に差し出されたソレは、いたく時期外れな外観をしていた。 色から見てカボチャなのは間違いない、パイだ。しかし、ハート型だった。 「これ なんだよハル……h むぐ!」 「なんでもないわよ!!ただ単にウチにハートの型しかなかっただけよ!!そ それだけなの!」 そういいながら俺の口にぐいぐいパイを押し付けてくる。甘いし……息苦し……げほっ。 ん?コレなんだ……パイが入ってた箱から落ちて カード? 「やっ ダメ!!ちょっと待って!」 ハルヒは、口をもごもごさせながらソレを拾おうとした俺を必死で止めようとするが、いかんせん両手に持ったのは自分の手作りパイだ。守ろうとしてか、ひょろいアタックしか出来ない。 「キョン 好き」 最低限の文字数。でも、ストレートに伝わる 意味。 「…………。」 なぁ ハルヒよ。 「…………驚いた? !!あ イタズラ!これ いたずらだから!!だから 違うのよ!!」 そう言っていやにしどろもどろするハルヒを見て、すっと冷静になれた。 顔を真っ赤にしながら、言い訳を並べる姿が、愛おしく思えるな。 このやたらめったら短い文章も、たぶんハルヒの中のいろんなものと戦ってやっとのこと書き出したものなのだろう。 「ハルヒ、まぁ いいから落ち着いてくれ。俺はこれが、いたずらとかどっきりじゃないほうが嬉しいんだが。」 このまま逃げてしまいそうなハルヒの手を掴み、握り……握りしめる。 「賞品……ハルヒがい「ば!? 何いってんのよ!! バカ!!!!」 柄にも無く臭いことを言い出しそうだった俺を、全身全霊で止めてくれたハルヒに感謝。 でも、この沈黙も、口に残る甘ったるい後味も、のどにツンとくる空気も……全て 心地よかった。 黙ったままうつむく2人は、普段の俺たちを少しでも知るヤツならそれこそどっきりかと思うくらい驚くだろう。 ついでに、あと3人ばかり欺いてやろう?な ハルヒ。 「はぁ はぁ 涼宮さん、ありましたよ……まさか 柔道部の主将のカバンに入ってるなんて、しかも僕が入れたんだと勘違いされまして はは ひともんちゃくですよ。」 「ふぇ〜 鶴屋さんが持ってたんですけど 『ハルにゃんからみくるが泣いても渡すなっていわれてるっさ☆』ってなかなかくれなかったんですよ〜??」 「……本棚を ひとつひとつ調べた…………図書委員に預けてあるとは…………迂闊。」 ハルヒを目指して部室に帰って来た団員達。 空っぽになったその部屋で3人を待っていたのは1枚のカード。 甘い香りと甘い文字。何が起こったか理解するには十分なほど、甘く。 「でもな、これって……バレンタインじゃないのか?」 「あ。」 ハロウィンがここにいる、たった2人の高校生にとって、ただの地味な行事じゃなくなったっていう。 ただの、ノロケ話。 了
https://w.atwiki.jp/psy_ren/pages/261.html
赤いテレホンカードの度数を0にしてもサイレンの情報漏えいに対するネメシスQの制裁が行われるという旨の八雲祭のモノローグがCALL.31にある。 ここではその情報の出どころを考察する。 誰かがネメシスQに制裁されたのを知った 祭より先にテレカの度数を0にしたサイレンドリフトがサイレンの情報を話そうとしたため制裁された現場に居合わせたか、後からそのことを知った。 祭が度数を0にする前に制裁された人物は天樹院古比流がいるが、彼が度数を0にしたかや、祭と面識があったかは不明。 自身が制裁された 制裁を受けたが望月朧や夜科アゲハのようにCUREによって祭も死亡を免れた。 祭が制裁を受けた現場に居合わせたCURE使いが仮にイアンだったとしても、CALL.26の彼の発言から祭から伝えられた情報は無かったと考えられる。 誰かから情報を聞いた 先輩ドリフトから聞いたか、度数を0にした際にネメシスQに聞いた。 この場合、度数を0にしても制裁が行われるという情報の真偽は明らかではない。 祭の思い違い テレカの裏側には情報漏えいに関するルールの記載が変更されていないため、制約が継続していると祭が思い違いをしている。 祭のテレカの裏側は描写されていないが、アゲハ達との会話から記載が変更されていないと考えられる。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3369.html
宮永家 朝 咲の部屋 ジリリリリリリ!ガチャ! 咲「お~寝みぃ……」 咲「まったく、水曜日の学校はいやだな、鬱になる」 咲「カピに餌やらないと……カピー!」 シーン 咲「あれ?カピはどこいった?…ていうかなんか部屋が違うような…」 咲「……何処だここ、何があった」 咲「……誘拐かなんかか?まさか、昨日俺は自分の部屋で寝たんだぜ、ありえねえ」 咲「体に異常は……このピンクのパジャマはなんだ」 咲「……あれ?なんか体がいつもと違う、なにかがない気がするぞ」 咲「…………………あ」 咲「はぁ~~~~!?」 咲「なんだこりゃ!女になってるぞ!」 咲「くっそ!意味がわかんねえ!とりあえず鏡だ!」 咲「たぶんここらへんに…あった!」 咲「……ははは、夢だと疑いたくなるぜ」 咲「咲になってる…」 咲「待て、落ち着け、須賀京太郎、幸いアニメとかでこの手の展開はよく見る、つまりはそれに習って、最善の行動をとるんだ」 咲「まず、俺が咲になっているということは十中八九俺の体には咲が取り付いてやがる」 咲「たまにランダムに移動するタイプもあるけど考えたくねえな」 咲「……俺が最初にするべき行動は……咲への連絡!」 咲「須賀、須賀、あった!」 プルルルルプルルルル、だだ今、電話に出ることは 咲「くそっ!咲着信拒否してやがる!現実逃避するなよ!」 咲「俺ん家は仮病なんて許さねえからな、おそらく咲は無理矢理に登校させられる」 咲「くそっ!一回登校したら取れる手はずいぶんと限られてくるぞ!お互いのモノマネとかその程度か」 咲「お互いのモノマネ?」 咲「……もぅ~きょ~ちゃ~ん聞いてよ~、和ちゃんがへんなことをいってくるよぉ~」 咲「……だめだ、絶対」 咲「そんなになったらもう遅い、そうなったら取れる手段は一つ!」 咲「……一回学校に行くしかねぇ、危険だけどな」 咲「まったく、どうしてこうなったんだか……用意しよう」 コンッコンッ! 咲「ん?石?……まさか!」 京太郎「」モジモジ 咲「咲!」 京太郎「ただいま・・・じゃなくておじゃまします・・・」 咲「おす」 京太郎「ううう・・・どうしよぉ・・・」モジモジ 咲「頼むから内股で涙目はやめてくれ。予想以上にキモい」 京太郎「そんなこと言ったって・・・」 咲「もうちょい背筋伸ばして胸張れよ。学校で変な噂が流れたらどうしてくれるんだ」 京太郎「ええっ 学校いくの?」ズキズキ 咲「しょうがねえだろ?サボって戻るわけでもないし・・・もっかい頭ぶつけてみるか?」ズキズキ 京太郎「いや」 咲「じゃあ着替えるの手伝えよ。服多すぎで靴下どこかわかんねぇしネクタイ結べねえし」 京太郎「普通だと思うけどな・・・」ゴソゴソ 京太郎「はい。」 咲「サンキュ」ヌギヌギ 京太郎「ちょっと待って!脱ぐの?」 咲「脱がなきゃ着替えられんだろ」 京太郎「ダメ!見ちゃダメ!絶対ダメ!」 咲「そんな無茶な」 京太郎「いい?絶対取ったらダメだからね」ギュッ 咲「わかったわかった。わかったから早くしてくれ、遅刻しちまうよ」 京太郎「人のボタン外すのってちょっと慣れないね・・・」プチ プチ 京太郎「はい。脚抜いて」スルッ 咲「よいしょ」 咲(しかしこれは客観的に見たら・・・) ガチャ 咲父「おーい咲、起きてるか―?朝飯・・・」 京太郎「あ」 咲「あっ」 咲父「・・・・・・ふー。」シュボッ 咲父「京太郎くん。君のことは咲の良き友人として信用していたんだがね。」 京太郎「違うのお父さん!」 咲父「誰がお義父さんだぶち殺すぞこのクソガキがあああああぁぁぁ!」 バキッ 京太郎「きゃあっ!」 咲「あわわわわ」 ー30分後ー 咲父「すまなかった、大丈夫か、咲」 京太郎「うん。なんか京ちゃんの体だとすぐ痛くなくなるみたい」 咲父「早とちりして娘に手をあげるなんて・・・本当にすまん」 咲(まあ普通の人間なら早とちると思う) 京太郎「ううん。誤解だったけど、お父さんが私のために本気で怒ってくれて、嬉しかったかも」 咲父「咲・・・」ジ~ン 京太郎「ありがとう・・・」 咲「すいません。親子愛に水を差す気は無いんですが、ホモホモしいのでそのへんで・・・」 咲「しかし、よくこの奇天烈な状況にあっさり納得してくれましたね」 咲父「うむ。・・・・・・実は若いころに似たような経験があってね」 京太郎「えっ」 咲「マジですか」 咲父「あれは私が丁度高校に入学したばかりの頃だった・・・」 京太郎「どうやって戻ったの!?そこだけ今教えて!!」 咲父「う、うむ」 咲(明らかに回想が始まりそうだった気がするけど黙っとこう) 咲父「入れ替わった相手は咲、母さんだ」 京太郎「ええーーーっ!」 咲「ほほう」 咲父「その頃男子の部員が少なくてな。実力の足りなかったオレは主に女子麻雀部の使い走りをやらされていた」 咲「心中お察しします」 咲父「で、まあ、ある日入れ替わって、一月くらいで元に戻った」 京太郎「え?」 咲「戻る方法は?」 咲父「正直、いつの間にか戻ってたとしか・・・まあ色々あったからなあ、色々・・・」(遠い目) 咲父「あえて言うならキスしたのがきっかけのような気もするが・・・」 京太郎「//////」 咲「な、なるほど、割りとベタですね」 咲父「別にその瞬間に戻ったわけじゃないから、確信は無いんだが」 咲「じゃあまあ、早速、するか」 京太郎「あ、え、えーと、う、うん」 咲父「やってみろ」ユラリ 咲父「オレの目の黒いうちは娘に手を出すことは許さん」ゴゴゴゴ 咲「いやいやいや落ち着いてください。その娘はいま息子になってるんですよ」 咲父「別にそうだと決まったわけじゃない。今は待て・・・久しぶりにあいつに連絡を取って、心当たりがないか聞いてみよう」 京太郎「・・・・・・」 咲「はあ、お願いします」 咲父「取り敢えずもうこんな時間だ。2人は学校に行きなさい」 京太郎「学校行くんだ・・・やっぱり」 咲父「京太郎くん。みなまでは言わない。くれぐれも、くれぐれも自重するように」 咲「は・・・はい」 京太郎「行ってきまーす」 ダダダダダダダ 咲「おい、まてっって」ハァハァ 京太郎「あははは、すごい、脚はやーーい」 咲「くそおおっなんじゃこりゃあ バランサーがイカれてやがる。しかも遅い!」ハァハァ 京太郎「いつもこのへんで和ちゃんに会うんだけど、今日は流石にいないねー」 咲「わかってるな、咲、じゃなくてえー京ちゃん。お前は京太郎なんだぞ」 京太郎「うん。あっ・・・お、おう」 咲「女子更衣室入るなよ女子トイレ入るなよ」 京太郎「あっ。そうか!危なかったー」 咲「大丈夫かよ。頼むから俺の人生を終わらせないでくれ」 咲(しかしさしあたって・・・・・・トイレどうしよう) 京太郎「あぐらかいたり、下ねた言ったり、あとあと色々全部気をつけてよね!」 咲「わかったわかった」ハァハァ 京太郎「で、京ちゃんの方は?」 咲「俺は裏表のない素晴らしい性格だから、咲の見てる俺のイメージで適当にやってくれ」 京太郎「そんなんでいいの!?」 ポン 男子「おーっす。京太郎、ギリギリセーフだったな」 京太郎「あ、ああ、・・・・・・まあな」 女子「んー。なんか須賀くん今日雰囲気違わない?」 咲(!) 京太郎「おっ。ついに俺の魅力に気付いちゃった?」 男子「言ってろw」 女子「あははは」 ワイワイガヤガヤ 咲(うむ。その調子だ、咲。しかし・・・) シーン 咲(咲に麻雀部以外に友達がいなくてよかっ・・・・・・た?)ホロリ ー休み時間ー 咲「この離れのトイレなら誰も来ないだろ」 京太郎「大丈夫かなあ・・・」 咲「じゃあまずチャックを下ろして」 京太郎「はい先生」ジジー 咲「トランクスの股の方に穴が空いてるので、そこからチンコを取り出します」 京太郎「チン///・・・は、はい」ポロリ 咲「もうちょっと小便器に近づくんだ。そして照準を合わせて主に排水口の辺りを狙い撃つ」 京太郎「うう・・・ちょっと触るのやだなあ・・・」 咲「ちゃんと洗ってるから!しっかり銃身を握って狙いを定めないとえらいことになるぞ」 京太郎「そうなんだ・・・」ムズムズ 咲「出そうか?」 京太郎「うっうん・・・あっ」ジョー 京太郎「なんか、変、この感覚、新しいかも・・・」ジョワー 咲「お、おい咲、顔がやばいぞ。よだれ・・・」 京太郎「え?ご、ごめん」ジュルッ 咲(男の放尿って女より気持ちいいのかな) 咲「そして終わった後はブルンブルン震わせて尿の雫を切るんだ」 京太郎「あははは、これなんか面白いかも」 咲「切り終わったらさっきと逆に仕舞う。あと絶対にチャックにチンコを挟むなよ。15分は行動不能になるぞ」 京太郎「えっティッシュで拭かないの?」 咲「どこにそんなもんがあるんだよ。ちなみにハンカチなんて基本持ってないぞ。手洗ったらズボンで拭く」 京太郎「ふーん男の子って不潔なんだね」 咲「そうか?」 京太郎「『咲』はちゃんとハンカチ使ってよね。ポケットに入ってるから」 咲「へーへー。ところで『京ちゃん』・・・俺も小便したくなったんだが・・・」 京太郎「うー・・・・・・・・・・・・しょうがない、よね」 ガチャ 咲「いちいち個室っていうのが面倒くさいな」 京太郎「しょうがないでしょ」 咲「しかし何も脱がなくていいのは楽かもしれん」 咲「ん・・・っと。ほほう、綺麗なピンク色だな」 京太郎「勝手に拡げないで!!」 咲「す、すいません」 京太郎「もう、女の子の一番デリケートなところなんだからね!」クニ 咲「はぅ///」 京太郎「変な声出さないで・・・こっちの小っちゃい穴がおしっこが出るところで、その下の方が・・・」 咲「チンコ挿れるところか」 京太郎「赤ちゃんが出てくるところ!」 咲「順番的にはこっちが正しいぞ」 京太郎「うう・・・京ちゃん最低・・・もうお嫁に行けない・・・」 咲「男は元々行けないから安心しろ」 京太郎「京ちゃんは見られて、ていうか見て、平気なの?」 咲「・・・まあ正直、鼻血出そう」ハァハァ 京太郎「ヘンタイ」 チョロロロロロロロ チョッ チョッ チョロッ 咲「ふぅ・・・女って小便我慢できないんだな」 京太郎「そうなの?」 咲「ああ、多分。なんか途中で止めれなそうな感じ」 京太郎「終わったらティッシュで綺麗に拭いて。トイレットペーパーだと切れ端が残りやすいから特に注意してね」 咲「はいよ」フキフキ 京太郎「・・・・・・」 咲「ウンコはどっちも同じだから講習の必要はないですよね?w先生・・・」 京太郎「・・・・・・っ」 咲「・・・おいどうした、咲」 京太郎「どうしよう京ちゃん・・・なんかあそこが変なの・・・」 咲「!・・・立てるか?」 京太郎「ん・・・痛っ・・・これって」モッコリ 咲「ついにこの瞬間が来てしまったか・・・」 京太郎「これって・・・くっ」 咲「うん、取り敢えず苦しいだろうから外に出してやる」 カチャカチャ ジー 京太郎「うわぁすごい・・・全然、さっきと形も大きさも違う・・・こんなに膨らむんだぁ・・・」ギンギン 咲「あー・・・恐らく咲もある程度知っているかもしれないが、これがいわゆる勃起ですね」 咲(裏から見るの思ったよりグロいな) 京太郎「これが・・・大丈夫なの?どんどん大きくなって破裂しない?」 咲「それはないから安心しろ」 京太郎「どうしようどうしよう京ちゃあん」オロオロ 咲「落ち着き給え。ちゃんと静める方法も伝授してやるから」 咲「まずひとつは一時的な対処療法だ。瞑想をするように心を落ち着けて、静かに無心でいればそのうち収まる」 京太郎「」コクコク 咲「ふたつめは元を断つ。チンコを主に手で扱いて精子を出してスッキリさせてやるんだ」 京太郎「どっちが、どっちがいいの?」 咲(色々あって忘れてたけどそういえばオナ禁してたんだった) 咲「溜まってれば授業中に不意勃って戻らないっていうことも有り得る。ここは・・・」 咲「一旦落ち着け、いいか? なるべく気持ちの悪いことを考えるんだ」 京太郎「気持ちの悪い事?」 咲「例えば・・・咲って何か嫌いな物とかないか?」 京太郎「嫌いな物・・・ええと」 京太郎(嫌いな物嫌いな物・・・・うーーん) 京太郎「虫とか・・・かな」 咲「虫か! ならゴキブリが卵を生んでいる所を考・・・うぅぇえええ」 京太郎「なにそれ・・・」シナシナ 京太郎「ちょっと京ちゃん、あんまり気持ちの悪い事言わないでよ」シュンシュン 咲「ああ、だけど見てみろ咲 萎んだだろ?」 京太郎「あっ! 本当だ!」 咲(しかし、自分から言っといてなんだがなんだろう今の・・・) 咲(すんげー気分悪くなったな・・・大抵そういうの考えたところでここまで気持ち悪くならないのに・・・) 咲(これも咲と入れ替わったせいか? まあいいか) 咲「ところで咲――― ガチャ モブ子A「そういえば昨日のテレビ見たー?」 モブ子B「うん 見たよー!」 咲「!?」 ガタッ 京太郎「!???」 ガタッ モブ子A「ん?」 モブ子B「え? どうかした?」 モブ子A「いや・・・何でもない 所でさ」 京太郎(京ちゃん動いちゃダメだよ!!) 咲(わかってる! 今ここで何かあって京太郎であるお前がバレたら俺の学校生活は終わる!!) モブ子A「って言ってたんだよねー」 モブ子B「えー そうだっただー!」 咲(・・・) 京太郎(・・・) モブ子A「それでさー!」 モブ子B「うんうん」 咲「・・・いつまでいるんだこいつら? もう十分はいるぞ?」ボソッ 京太郎「あはは・・・女の子はお喋りだから」ボソッ ~~~~~♪ 咲・京太郎「「!!??」」 モブ子A「え?」 モブ子B「ケータイ?」 モブ子A「そういえば私たちがここに来てからまだ誰も入ってこなかったよね」 モブ子B「そういえば確かに」 京太郎「きょきょきょ京ちゃん! 何でケータイマナーモードにしてなかったの!?」 咲「いや、いつもは学校につく前にはマナーモードにしてたけど今日は違うだろ!??」 京太郎「どうしよ」 ガンガン モブ子A「大丈夫ですかー?」 咲・京太郎「「!!??」」 モブ子B「随分長い間トイレ入ってるみたいだけど・・・何か体調悪いんだったら先生呼んでこようかー?」 京太郎「ああええと、だ!大丈夫です!! 心配しないでください!」 モブ子A「!!??」 モブ子B「!!!!」 咲(あああっ!!!!) 京太郎「あっ・・・」 モブ子A「お、男の声・・・!?」 モブ子B「ここ女子トイレだよね・・・?」 モブ子A「ちょっとあんた!! ここで何してんの!??」ガンガン 咲(終わった・・・) 京太郎(ブルブル)ウルウル 咲(いや、考えろ! ここで何かしないと俺の高校生活が終わる!!) 咲「あーあーおほんおほん!!!」 咲「間違えて電話してたのをスピーカーにしちゃったー(棒)」 咲「もしもしー 京ちゃーん?」 京太郎「!?」 京太郎「あーーもしもしーどうしたーー?」 咲「今ちょっと電話に出れないからまたかけ直すねー」 京太郎「あ、あー分かった」 ガチャ スタスタ 咲「あの、お騒がせしてすいません ケータイをずっと弄ってて・・・」 モブ子B「え?、ああ・・・なるほど」 モブ子A「え? でも男の声は??」 咲「それは電話してきた相手の声で、私が間違えてスピーカーにしちゃったんですよ」 モブ子A「あぁな~んだ、 てっきり女子トイレに入る変態がいるのかと思ったよ」 咲「ははは」 咲(危なかった・・・) キーンコーンカーンコーン モブ子A「あ、予鈴」 モブ子B「そういえばモブ子A、会長に何か頼まれてなかったっけ?」 モブ子A「あっ!! そうだった! 早く行かないと!」 タッタッタ ガチャン 咲「・・・・・・ふぅ・・・」 咲「咲ー出てきても大丈夫だぞー」 スタスタ 京太郎「・・・・はぁ もうダメかと思ったよ」 咲「お前なー・・・グニィ」 京太郎「ひふぁいふぉふぉうふぁん」 咲「それよりさっさと出よう 誰かに見られたら即OUTだっからな」 京太郎「うん」 ガチャ スタスタ 咲「ふぅ・・・しかしまじで危なかったな」 京太郎「うん・・・正直もうダメかと思ったよ」 咲「お前がテンパって返事しなけりゃよかったのにな」グニグニ 京太郎「ふぁふぁらいふぁいふぉきょうちゃん!」 咲「おっと・・・取り敢えず今から気を取り直すぞ さ・・・京ちゃん」 京太郎「うん 咲」 ??「・・・・・・」 ??「あれは咲ちゃんと・・・・京太郎? あそこって女子トイレじゃ」 ??「どうして咲ちゃんと京太郎が・・・」 ~昼休み~ 咲「ふぅ・・・なんとか授業中や休み時間は誰にも怪しまれずに済んだな」 京太郎「ky・・・咲はずっと授業中寝てたからでしょ!」 京太郎「わ俺なんていろんな人が喋りかけてきて大変だったんだから!寝てるわけにもいかないし!」 咲「はいはいご苦労さま」 京太郎「京ちゃん はいは一回でいいよ」 咲「はいよ」 咲「それよりもだ」 咲「取り敢えず今後のことを話さないといけないから、和と優希には悪いけど今日は二人で食べてもらうとするか」 京太郎「うん、そうだね」 咲「さてと・・・・・どうしますか」 京太郎「お父さんが朝言ってた事を思い出してみると 咲父「で、まあ、ある日入れ替わって、一月くらいで元に戻った」 咲父「正直、いつの間にか戻ってたとしか・・・まあ色々あったからなあ、色々・・・」(遠い目) 京太郎「ってことだから正直今のわた・・・俺たちにはどうすることもできないよ」 咲「そうだな・・・ それよりも今おれ・・・私たちが入れ替わっていることを和たちに話すかどうかだな・・・」 京太郎「うん・・・ 正直信じてもらえるか分からないよね・・・」 咲「まあそりゃそーだろ 俺と咲が入れ替わってるんですー」 咲「なんていったって和はそんなオカルトありえませんとかいって絶対信じないだろうし」 咲「優希や部長は面白半分でしか話聞かなそうだし」 咲「染谷先輩もなんていうか予測がつかないしな・・・」 京太郎「けど、隠し通せるとも思えないよ・・・?」 咲「一ヶ月だもんな・・・短いようで長いし・・・」 咲「まあ最悪何か違和感が隠しきれなくなったら正直に白状するしかないだろ」 京太郎「っていうことは今はまだ言わないって事?」 咲「もしお前が、誰かと誰かが入れ替わってるって知って今までどおり接することができるか?」 咲「そんなぎこちないことになるぐらいなら隠していたほうがマシだと思うんだ」 京太郎「そっか・・・そう言われるとそうかも」 咲「そう・・・・・・・・・・・」ピーーン 咲(・・・・・待てよ?) 咲(そういえば、今の俺の体は咲。つまり女子だ) 咲(それって・・・・・・俺が今考えている以上に今・・・) 咲(とても幸運な状態なんじゃないのか・・・?) 咲(さっきまではあまりそういうことを考えずに入れ替わりは隠そうとしてたけど・・・) 咲(・・・・・・・・・・・・)ニヤリ 京太郎「京ちゃん・・・?」 ~昼休み~ ??「むむむ・・・何だか二人共楽しそう」 ??「それに何故だか咲ちゃんが今まで見たこともないような悪い顔をしているじょ・・・」 ??「それよりも二人で・・・・まさかあの二人・・・・・・」 ??「京太郎・・・・」 ?「・・・・さんどうして須賀君と二人で・・・」 ??「ん?あれは・・・?」 ?「どうして私じゃなくて須賀君と二人で・・・」 ??「のどちゃん・・・」 ?「え? あ、優希」 ~放課後~ 咲(授業が終わるまで何も起こらなかったな・・・段々咲になりきるのも慣れてきたし・・・) 咲(・・・・・・・・・・) 咲(ダメだ・・・考えるのをやめるんだ・・・・これ以上考えるとニヤケが止まらなくなる)ニヤニヤ 京太郎「何ニヤニヤしているんだ咲・・・」 咲「いや、何でもない」 咲(咲と入れ替わった・・・まず咲と仲のいい女子で外せないのはもちろん・・・・) 咲「和だ!!!!」 京太郎「」ビクッ 京太郎「・・・・・? はっ」ピーン 京太郎「・・・・咲 和ちゃんに何かしたら許さないよ」 咲「!?」 咲「ななにを言ってるんだ咲?俺は咲の体なら俺でも嶺上開花和了れるんじゃないか試してみようと思っただけだぞ?」 京太郎「ほんと~?」 京太郎「あぁ、そういうことだから・・・じゃ・・・」 咲「・・・・・・」テクテクテク 咲「・・・・・・・」テッテッテッ 咲「・・・・・・・・」タタタタタタタ 咲(待ってろよお!和ぁ!) 和「宮永さん・・・どうして・・・」ブツブツ 咲「原村さん!」 和「宮永さん?!・・・どうしたんですか?」ハッ 咲「えへへ・・・」ギュッ 和「宮永さん?!」 咲「前から原村さんの胸の谷間に挟まってみたかったんだ~」 和「わ・・・わ・・・私も」 バタン 京太郎「ちょ、ちょっと!何やってるの?!」 咲「わっ!びっくりさせないでよ京ちゃん」 咲(ちっ勘づきやがったかこのチンチクリン) 京太郎「やっぱり原村さんの胸が目当てだったんだね・・・許さないよきょ、咲」ゴゴゴゴゴ 咲「あわわわわ」 京太郎「さぁこっちにきてゆっくりお話s──」 和「やめてください!」 咲「!」 京太郎「え・・・はら・・・和?」 和「どうして須賀君が怒るんですか?宮永さんがクラブメイトと交友を図ることのなにがいけないというのですか?」 京太郎「いやでもぉ・・・いくらなんでも抱きついて胸に顔擦り付けるのは行き過ぎなんじゃ・・・」 和「スキンシップです。相手が男性というわけでもないのだから校内の秩序を乱すような行為になるとは思えませんが」 和「それとも須賀君個人として私と宮永さんが仲良くすることに、なにか蟠りでもあるのでしょうか」 京太郎「それは・・・」 京太郎(もぉ・・・なんでか知らないけど原村さんの逆鱗に触れちゃったよぉ・・・) 京太郎(京ちゃんなんとかして・・・)チラッ 咲「ふぇぇ~原村さ~ん」ギュウウウゥゥ 京太郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」グギ 和「反論がないのなら消えてください。私たちはこれからもっとお互いを知りあう必要があるのですから・・・さ、宮永さん」 咲「うん!」 京太郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 京太郎「」ガシッ 咲「へ?」 京太郎「きて」 和「ちょっと、あたなまだ──!」 京太郎「」ギロッ 和「ひっ」 咲「いやちょっと待ってどこ触ってあ、あ、ああああああれえええぇぇぇぇぇぇ~~」 和(連れてかれちゃいましたね・・・) 和(でも、須賀君のあの射殺すようなまなざし・・・) 和(・・・・・・・・・・・・・・・・・ポッ) 咲「サキサンカワイイー」 京太郎「まったく京ちゃんはいっつもおっぱいおっぱい言って・・・」 咲「サキサンカワイイー」 京太郎「その年になって恥ずかしいと思わないの?」 咲「サキサンカワイイー」 京太郎「だいたいおっぱいなら手頃なのが近くにあると思うなー」 咲「リンシャンカイホー」 京太郎「だいたい胸って大きさだけじゃないと思うし──」 久「なにあれ」 咲「おっと、俺ここから帰るわ」 京太郎「ちょっと、そっちは京ちゃんの家でしょ?京ちゃんは私の家に帰らないと」 咲「おっと、そうだったな」 京太郎「じゃあ、私はきょうちゃんの家に帰るね」 ~宮永家~ 咲「ただいまー」 咲父「おう、おかえり。 何かいい方法は見つかりそうかな?」 咲「いや、まったく…」 咲父「そうか、とりあえず今日はもう部屋に戻って休んでなさい」 咲「? 部屋って、どの?」 咲父「咲の部屋に決まってるじゃないか」 咲「」 ~in咲部屋~ 咲(すげぇ、なんかかわいい小物がいっぱいあるな…) 咲(しかもめっちゃいい匂いがする、これが女の子の部屋か…) 咲「ん?これは…」 咲「洗濯物…だと?」 咲(いやこれはさすがにまずい) 咲(バレたら殺されるよな…) 咲「…」 咲(ちょっとだけならいいよな…)スッ 咲(綿ぱんつか、あいつらしいな…)プラーン 咲「…」 咲「ちょっと、ちょっと嗅ぐだけ…」 咲「…」クンカクンカ 咲(んん~まんだむ) 咲「さて次は……ん……あいつ…ブラジャーつける必要あんのか?」 咲「…」 咲「確かめてみるか…」 咲「」モミモミ 咲「……?」 咲「」モミモミモミモミ 咲「……!?」 / / ... / ′ / . . ..... ./. / ! . . .i ..! . ヽ. { . . . . . ハ ピピピ…. /.〃/ ...../ ′'. | i . . . . | i _{__| .| . . .i | . ヽ. ... / ~` ' // ′ /斗 十 | . . . . . . }}ハ ハ { ≧ト| |. / おもち力・・・ {// { /|i 八 {=从 { i N孑弐{ミト∨ | |< .. i 从 {イァ う{ミト爪ト ┌──‐┐'; | ,--|. たったの1か・・・. |. | \《 { } ヽ\| cロ ュ T ~ 日 | . | ! |ハト.乂__ノ ヽ__√\. 日 | | ゴミめ・・・ 八 | | i /i, , , /i/ , } ゝー、‐' 人____ (__) l . i. / 入 / { | V 入 {~`ソ }/} }/ { |人 ∨ >... ` . ィ升| / 咲「……元の身体と大差無い……」 次の日 京太郎「お邪魔しまーす」 咲「いらっしゃい京ちゃん」 咲「今、飲み物用意してくるね」 京太郎「おう!」 京太郎「なんかだんだん違和感なくなってきたけど大丈夫なのかな…」 咲の部屋 咲「和とイチャラブするためには…やはり麻雀だ!」 京太郎「アー、ソウダネ」 咲「なんで棒読みなんだよ」 京太郎「だって京ちゃん、麻雀ヘタでしょ」 咲「ぐっ…!?だがしかし咲の身体ならひょっとしたらと言うことも!」 京太郎「ひょっとするかなぁ…?とりあえずインターネットの麻雀してみる?」 咲「フフフのフ…期待の新星の実力、見せてやるぜ!」 ツモ!白一色! 咲「」 京太郎「…まぁ、こうなるよねぇ」 咲「じゅ、10回やって全部はんちゃんもたずにはこわれ…」 京太郎「一ヶ月なら大会前には戻れるかもだけど、それまで皆の足を引っ張っちゃう…よねぇ」 咲「さ、さきぃ…どうしよう…俺…」 京太郎(あ…姿は自分なのに凹んでる京ちゃんすごく可愛い…) 咲「和とイチャラブどころじゃなかった…このままじゃ俺のせいで…」 京太郎「京ちゃん」ヨシヨシ 咲「咲ぃ」ギュー 京太郎(わ、自分の姿なのに潤んだ目で抱きつかれたら…なんていうか、グッときちゃう) 京太郎「あ…」 京太郎(まただ…また、私…) 咲「──。──」 京太郎(私たち……ホントにこのまま戻れるのかな……) 咲「──。──!」 京太郎(もしかしたらずっとこのまま……) 咲「──ぃ!おい咲!」 京太郎「っ……なに?京ちゃん」 咲「お前何か変なこと考えてんじゃねぇだろうな……顔真っ青だったぞ」 京太郎「な、何かって何?」アセアセ 咲「どうせ咲のことだから何かくだらない事でも考えてるのかと思った」 京太郎「くだらない事って…そんなこと考えてないよ」 咲「本当か?」 京太郎「本当!」 咲「……」 京太郎「………」 咲「………」 京太郎「………少しだけ」 咲「やっぱりじゃねぇか」 京太郎「ごめんね」 咲「いや、別に謝られるようなことじゃないけど…」 京太郎「………」 咲「………」 咲「あのさ咲」 京太郎「?」 咲「大丈夫だから! 俺を信じてくれ!」 京太郎「なにさいきなり……京ちゃんを信じたからってどうなるものでもないんじゃないの?」 咲「そうだな……でもさ、少なからずこの一ヶ月はお互いが信じ合えてないとやっていけないだろうからさ」 咲「俺は咲のこと信じてるよ」 咲(今は取り敢えずこの心配性の咲をどうにかしないとな) 咲「だから咲も、俺を信じてくれ」 京太郎「…………うん」 京太郎「私がこの家に着いた時のやり取りあったじゃない?」 咲「ああ」 京太郎「あの時は冗談交じりに体に沿ってお互いを演技あってただけなんだけど」 京太郎「ふとした瞬間の京ちゃんがとる私の仕草、とか言動に……なんだろ……」 京太郎「女を感じるっていうか…異性的魅力に目がつくようになるって言うか…」 京太郎「あ、もちろんナルシストとかそういうわけじゃなくってね?」 咲「実は言うと俺もその感覚はある」 京太郎「え?」 咲「基本咲は俺の体でもナヨナヨしてくれてるから機会は少ないんだけど」 咲「密着した時に感じた体のたくましさとか、腕まくったりするとことか見るとなんかドキッとしたり……」 咲「って!これじゃほんとに自分に酔ってるヤバい奴みたいだな!」 京太郎「あはは……うん。そうそう……多分そんな感じなんだろうけど」 京太郎「そういうことを通していくうちに自分の意識がだんだんと男性に流れて行ってるような」 京太郎「私って意識が京ちゃんの意識に変わってっちゃうみたいな、そんな気がしてきてさ」 京太郎「私たち……元に…もどれるのかなぁ……」ポロポロ ギュッ 京太郎「……京ちゃん?」 咲「大丈夫だよ」ナデナデ 咲「うん…うん、ごめんね、ほんとにごめん…」 京太郎「だからもう泣かなくていい、任せとけよ」 咲「…ぁ」 京太郎(そんな顔で上目づかいで見つめられたら…) 京太郎「…」 咲(だ、駄目だよ京ちゃん…そこで目をつむっちゃっうなんて…キス、しちゃうよ…) チュ 京太郎・咲「ってもどってたぁ??!」 後日 咲父「いやぁ随分アッサりと戻ったもんだ。俺と母さんの時はもっと時間がかかったもんだけどなぁ」 咲父「二人の仲は俺が思っていたよりもずっと進展していたようだ」ギリギリギリ 京太郎「お、お義父さん。くっ苦しいッス」パンパンパン 咲「お父さんやめて~私の京ちゃんに乱暴しないで~!」 咲父「」パッ 京太郎「ゲホっ……ゲホ……」 咲父「いいか!エッチは20歳を超えてからだ!それと!俺はお前のお義父さんでは……」 咲父「ない!」バターン!! 咲「もう……お父さんってば……大丈夫、京ちゃん?」 京太郎「あ、あぁ……まぁ問題ないよ」 咲「……」 咲「結局入れ替わった原因ってなんだったんだろうね?」 咲「お父さんたちはキスで戻ったっていってたけど私たちはする前にはもう戻ってたし」 京太郎「わっかんねぇ……けどまぁ」 京太郎「俺としてはかわいい彼女が出来るきっかけになったことだし……一概に厄災だったとも言い難いんだけどな」 咲「も、もぉ京ちゃんは///」 京太郎「咲…」 咲「京……ちゃん…」 二人は幸せなキスをして終了
https://w.atwiki.jp/yuzuneko/pages/137.html
(2006年01月17日) katuさん受験頑張ってだお( ^ω^)
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2027.html
戻る タイトルだけ見ると内容は予想できないな。 -- (通りすがり) 2011-03-29 23 51 33 カオス系かと思ったら感動系だった 憂…… -- (名無しさん) 2011-03-30 00 11 35 何病なんだ? -- (名無しさん) 2011-03-30 01 53 19 泣かせんじゃないよ、まったく…… -- (名無しさん) 2011-03-30 02 19 09 年号おかしいぞ? -- (名無しさん) 2011-03-30 08 51 12 おい、不意打ちだろ 前が見えん -- (名無しさん) 2011-03-30 12 49 51 タイトル見てギャグ話かと思った。 -- (名無しさん) 2011-03-30 19 06 39 タイトルはある意味皮肉だな 感動だ -- (名無しさん) 2011-03-30 20 14 48 イイハナシダナー -- (名無しさん) 2011-03-30 21 59 58 初めてSSで泣いた -- (名無しさん) 2011-03-31 02 05 44 読み終えてからタイトル見ると、唯に謝りたくなったw 確かにこういう感じの唯憂も増えるべきだな -- (名無しさん) 2011-03-31 10 33 47 なるほどな -- (名無しさん) 2011-04-01 14 54 33 えええ・・・ どうしてこうなった w が一つも出せない作品ってつらい -- (ねむねむ(執事モード)) 2011-04-01 19 56 56 ばっきゃろう…汗が… -- (名無しさん) 2011-06-19 09 09 27 タイトル詐欺かよ……ちょ、これは駄目だろ……良い話なのに涙が止まらんぞ……。 -- (ごはんはおかず) 2011-06-19 19 36 21 感動しました -- (名無しさん) 2011-06-20 19 44 29 U&I聴きながら読んだらさらに泣けるな -- (名無し) 2011-06-26 12 37 20 ういいいい… -- (名無しさん) 2011-06-26 16 05 51 ちくしょう画面が歪んでみえねぇぞ…故障か…? -- (名無しさん) 2011-06-26 17 39 24 タイトル詐欺かよ~、ちきしょー泣けるぜ‼ -- (あずにゃん) 2011-08-16 21 44 16 ほのぼの・ギャグ系ばかり読んでた俺にはつらすぎた -- (名無しさん) 2011-09-16 15 20 51 タイトル詐欺すぎる。 こんな感動SSを見たのは久しぶりだな… -- (名無しさん) 2011-09-16 18 24 33 うん、作者は憂はヤンデレキャラじゃないって言いたいんだよね…普通に泣いたわ( ; ; ) -- (名無しさん) 2012-02-19 11 48 19 くそっタイトルからして笑い飛ばしてやろうと思ってたのに、泣かされちまった…… -- (名無しさん) 2012-02-20 18 08 16 また騙された・・・。顔洗ってくるわ。 -- (通りすがり) 2012-02-28 00 09 24 まぁヤンデレなんだけどな、それにしても面白い -- (名無しさん) 2012-03-02 15 40 39 これは反則 -- (名無しさん) 2014-09-02 00 32 25 またタイトルで騙されたぜ。 -- (通りすがり) 2014-09-08 09 17 05 これと 憂唯「YoU&I」 と 憂「しあわせは子猫のかたち」 が俺の中で唯憂ベスト3 -- (名無しさん) 2014-09-08 23 42 27 スレタイ詐欺にもほどがあるだろ。 ギャグとかほのぼの系かと思ったら めっちゃ泣けるぞ。特に憂。 -- (輝夜) 2014-09-13 03 50 42 典型的だ、典型的なんだが(泣) -- (名無しさん) 2014-12-28 21 25 38 憂選手が無双するSSかと思ったら完全に騙された -- (名無しさん) 2017-02-18 19 16 28 今日は憂ちゃん24歳の誕生日ですね。 それにしても憂ちゃんの誕生日にこれ読むと余計に泣けます(´;ω;`) -- (名無しさん) 2017-02-22 22 52 35 泣きすぎて目が腫れました(/ _ ; ) -- (名無しさん) 2017-04-26 22 02 56
https://w.atwiki.jp/arasuzisouzou/pages/157.html
315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/04/30(水) 13 58 24.92 ID 8IhGw1Sw0 お題 それでも町は廻ってる 324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 07 21.78 ID 2mXwYkvq0 315 世界を見てきた男、タクは日本に帰ってきて衝撃を受ける そこには旅立ったときのような秩序はなく、荒れ果てた世界が広がっていた 人々は、奪い、犯し、殺しあう そんな殺伐とした日本の渋谷で一人の少女と出会う その少女はこの町に住み、この町を愛していた タクは善良な市民たちを先導し、少女とともにこの国を変えていく 328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 11 20.74 ID OvnsEnhz0 315 古いしきたりに支配された町を変えようとする主人公の物語 少数の大地主が町の政治を牛耳っており、法律も彼らの気分しだいで動かされていた そんな町の現状に嫌気がさした主人公は、大学で学んだ「民主主義」を町に導入しようとする 彼の活動はしだいに広がりを見せ、ついには町の過半数が彼の味方についた しかし、大地主たちがでっち上げの裁判で主人公に死刑判決を下す 処刑される寸前、主人公は叫ぶ 「僕はお前たちの力に屈した。だが、それでも町は少しずつ回っているんだ!」 330 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 11 47.16 ID jh3+1tm50 315 遊牧の民が多数存在する大陸。 彼らは集まって移動し、新しい緑の大地を見つけてはしばし滞在する。 その仮宿を定住して都市をつくる農耕の民は「廻る町」と呼んでいた。 やがて定住する農耕の民は「国家」を作るようになり、 いつしか彼らは実態の分からない遊牧の民を恐れるようになる。 そして、悲劇は起こった。国家は遊牧の民を不穏分子とみなし、弾圧を始めたのだ。 遊牧の民は、ここにきて結束し、国家に対抗しようとするが…… 遊牧の民の戦いを描いた異世界社会派ファンタジー 337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 15 59.31 ID P+qkSx1WO 315 1999年、空からの災厄により、世界は荒廃した。 人は全ての希望を失い、ただ一握りの権力者に支配され、搾取されていた。 生きることを諦めた人々は抗うこともせず、ただただ無意味な日々を過ごしていた…… しかし、 俺がいなくても、この街は廻り続ける……ならば、俺が生きる意味とは何だ? そんな疑問をある男が抱いた時、世界は少しだけ変わろうとしていた 338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 16 24.98 ID zcjvr2soO 315大人気に嫉妬 339 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 14 16 45.59 ID EM88JKAxO 315 「それでも町は廻っている」 西暦2024年、地殻大異変と呼ばれる大地震の影響により、地球上のありとあらゆる国は、姿を変えてしまった。 かつて「日本」と呼ばれた国は、長く築き上げてきた独特の文化を捨て、他の国の様に、機械化の推進や軍事賛歌を唱える国とかしてしまった。 それから30年が経過したある時、国内に妙な噂が流れる。 それは、「この国の何処かに地殻大異変以前の営みを続けている、町がある」という噂だった。 それを耳にした政府は、特別調査部隊を結成し、噂の町へと向かわせる。 調査は順調に進むと思われた…部隊が町への侵入に成功した事を、伝えるまでは。 が、それ以降部隊からの連絡は途絶え、一ヶ月後調査は強制的に打ちきりとなった。 それから数ヶ月が経過したある日、部隊員の一人がふらふらと、放心した状態で帰ってきた。 彼は、周りの者の質問には答えず、ただひたすらに「それでも町は廻っている」とだけ、呟いていた…。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/8442.html
紬「だから!私はさっき言ったみたいなシチュエーション、すごく良いと思うの!」 律「何だよそれ」 和「そんな話を聞かせられるために、わざわざ私は呼ばれたのね」 憂「まぁまぁ和ちゃん」 純「ちょっと話についていけないんですけど・・・」 梓「大事な話って言うから練習中止にしたのに・・・」 澪「で、何だって?」 紬「だ、か、ら!」 紬「『澪ちゃんの髪をひたすら愛でるりっちゃん』!」 紬「『無防備な和ちゃんと計算高い憂ちゃん』!」 紬「『日焼けして敏感になった肌でいけない気持ちになっちゃう梓ちゃん』!」 唯「私も良いと思うなー、流石はムギちゃんだよー」 紬「やっぱり!?わかってくれるのね!流石は唯ちゃん!」 唯「えへー」 梓「では、お先に失礼しますね」 紬「ちょっと!まだちゃんと話してないの!帰らないで!」 梓「とりあえず落ち着いて下さい、そして顔が近いです」 梓「あと手も握らないで下さい、純が嫉妬しちゃいますから」 純「ちょ!何言ってんの梓!?///」ガタッ 紬「純ちゃんって結構独占欲が強いのね!私そういうのすごく良いと思う!」 純「ひぃっ!」 梓「純は私のなので手を握らないで下さい、あとまた顔が近いです」ガシッ 紬「あう・・・」 純「だ、誰が梓のなのよ・・・///」 和「はぁ・・・、それで?」 紬「え?」 和「どうせ話すまで帰してくれる気無いんでしょ?」 紬「話していいの!?」 和「顔が近い」 憂「紬さん、あんまり和ちゃんに近づかないで下さい」メキッ 紬「痛い!痛いわ憂ちゃん!頭が軋んでる!」ミキミキ・・・ 唯「ういー、あんまりムギちゃんをいじめちゃ駄目だよー」 憂「あ、ごめんねお姉ちゃん。でもお姉ちゃんが責任持って紬さんの面倒見ないと駄目だよ?」パッ 唯「だってこういうこと考えて輝いてるムギちゃんも可愛いんだもーん」 紬「唯ちゃん・・・///」 律「あー、お熱いことで」 澪「全く、皆の前でいちゃいちゃしすぎじゃないか?」 和(それをあんた達が言うのね・・・) 梓純憂(それをお二人が言いますか・・・) 律「・・・どうかしたか?」 和梓「いーえ、何も」 澪「というか、話すなら早く始めないか?この後予定がある人だって居るかもしれないし」 紬「それもそうね!折角皆が聞いてくれるんだからそろそろ話し始めるとするわ」 紬「それじゃあ、私が憧れるシチュエーション①」 紬「『澪ちゃんの髪をひたすら愛でるりっちゃん』」 ――――――――――――――――――――――――― 律「~~~♪」 鼻歌なんて歌っちゃって、すっかり律はご機嫌だ。 さっきから私の部屋には律の鼻歌と、律の指が私の髪を梳く音とだけが響いている。 さっきからこうやって飽きもせずに、律は私の髪へ指を通したり、口付けをしてみたりを繰り返している。 そしてそんなことで、私の心音は高鳴りっぱなしだった。 澪「・・・なぁ、律」 律「んー?」 澪「さっきからそうやってずっと私の髪を触ってるけど・・・」 律「ん、そうだなー」 そう言っている間も、律は私の髪を手で梳いている。 澪「飽きないのか?というか、何か面白いのか?」 律「んー、飽きないよー」 澪「・・・そっか」 律「あと」 澪「ん?」 律「面白いってのは違うかな」 澪「じゃあ、何で?」 律はやっと私の髪から視線を外し、こちらに視線を向けた。 律「澪の髪って、すごい綺麗で愛おしくてさ」 律「こうやって触れてるだけでも気持ちいいんだよね」 律「澪の髪、大好きなんだ」 そう言って、律が笑った。 その笑顔があまりに綺麗だったから、私は思わず顔を逸らしてしまった。 そんな顔されたら、顔合わせられないじゃないか。私今、きっと真っ赤だよ。 律「あ、澪の髪が好きって言ったけど勿論澪自身も大好きだからな?」 律「だからさー、すねるなよー」 律は私が顔を逸らした理由をそう解釈したらしい。 そんなこと考える余裕無かったよ、こっちは。 お前があんな顔して、あんな恥ずかしいこと言うからだ。 澪「馬鹿律」 律「何だよ澪ー、怒るなってー」 澪「怒ってない」 澪「・・・律が変なこと言うから、恥ずかしくなっただけだ」 律「澪・・・」 律「あーもう!澪は本当に可愛いなー!」 そう言って、律が私を抱きしめる。 澪「ひゃあっ!?」 律「可愛い!可愛いぞ!澪!」 澪「わ、わかった!わかったから落ち着け!」 私の心臓! と自分に言い聞かせる。 律「澪ー、怒ってないついでに一個お願いがあるんだけど」 澪「何?」 律「澪の髪、舐めていい?」 澪「・・・は?」 何言い出すんだ、こいつは。 律「駄目?」 澪「・・・駄目だよ、汚いから」 律「う。そりゃそんなことしたらベタベタするだろうけど、すぐ洗えばいいじゃんかよ」 澪「え?ち、違う。そうじゃなくて」 律「え?」 澪「学校終わってシャワー浴びたりもしてないし、私の髪が汚いから駄目だってこと」 律「汚くなんかないって、澪の体に汚いところなんて無いよ」 またそうやって、すぐに恥ずかしいこと言うなよ。 澪「何言ってるんだよもう・・・」 律「その反応は、いいよってこと?」 澪「どうせ駄目って言ってもするだろ・・・」 律「せいかーい♪それじゃ失礼して・・・」 レロ…ピチャッペチャ… 私の後ろで、律が舌を這わせる音が聞こえる。 響く唾液の音が何ともいやらしく聞こえてしまう。 律「んっ・・・ふぁっ・・・」 律はまた、荒い息遣いで私の髪を丹念に舐め上げていく。 ピチャピチャ…ジュル…ペチャ… 先程までとは違い、今は律の荒い呼吸と舌を這わす音、唾液の音だけが部屋に響く。 視線を律の方に向けると、律は顔を赤く染めて没頭するように私の髪を舐め続けていた。 律「んっ・・・ふぅ・・・」 髪の毛も私の体の一部には違いない。 かと言って、直に肌を触られたりするのとは訳が違うと思う。 なのに、 あんな表情の律を見てしまったからなのか、 響く唾液の音で錯覚を覚えてしまったからなのか、 私は体が熱くなってしまうのを抑えられないでいる。 澪「律・・・」 律「んぅー・・・?」 律がようやく私の髪から顔を離した。 律の口と私の髪を繋いでいた唾液の糸が、 そして律の唾液にまみれて鈍い光を放っている私の髪の毛自体も、 酷く扇情的に見えた。 律「どうした、澪。顔真っ赤だぞ?」 律は意地の悪い笑みを浮かべて、私に言う。 どうしたかなんて、本当はわかりきっている癖に。 澪「・・・いじわる」 律「髪の毛弄られただけで、感じちゃった?」 澪「髪の毛だって、私の体の一部だもん」 澪「律が私に触れてるって思ったら、そういう気持ちにもなっちゃうよ・・・」 律「―――そっか」 うぅ・・・何かすごいこと言っちゃってる気がする。 律、ひいちゃったかな・・・。 律「じゃ、このまま続きしよっか?」 澪「え?だ、駄目だよ!体も髪の毛もべたべたするし!」 律「いいよ、その方が澪を抱いてる気になるから」 だ、抱くとかはっきり言わないで! なんて思ってるうちに、私は律に押し倒されて口付けされていた。 律「澪、大好きだよ。澪の全てが、世界中の誰よりも」 澪「―――うん」 ――――――――――――――――――――――――― 紬「こんなのいいと思わない!?いいと思わない!?思うわよね!?思うわよね!!?」ボタボタボタボタボタ 律「ムギ、顔が近い。息が荒い。あと鼻血出過ぎ」 紬「あえてえっちぃ行動は無しよ!?R-18じゃないのよ!?一般向けなのよ!?なのにすごくえっちぃのよ!!?」ボタボタボタボタボタ 律「ムギ、落ち着け。とりあえず落ち着け。とにかく落ち着け。」 律(というか、似たようなこと前にしたな・・・。ムギ、覗いてたんじゃないだろうな) 律(あんまバレたくないんだけど、ほっとくと澪が墓穴掘りそうな・・・)チラッ 律(うわっ、もうあいつ顔真っ赤だよ、手遅れだなこりゃ) 澪(あの時の律は優しかったな・・・いや、律はいつでも優しくて私の王子様だけど///) 唯(澪ちゃん顔真っ赤だよ~) 和(前に似たようなことしたことあるのね・・・流石桜ヶ丘一のバカップルだわ) 純(澪さんが顔真っ赤に・・・ってことは本当にそんなことしてたの?) 梓(普通はできないですよそんなの。どれだけ甘々なんですか、砂吐きそうです)ザー 純「あ、梓!?口から何か出てるよ!?」 梓「あ、これ?砂吐いてるだけだから気にしないで」ザー 純「はい!?何言ってんの梓!?」 梓「よくあることだよ、あんまり気にしなくていいよ」ザー 純「ていうか口から砂は出ないでしょ!?」 梓(む、信じてない・・・) 梓(よし、そうやって人のことを疑うような純をからかってやろう) 梓「やっと落ち着いてきた」ザ… 純「ちょっと、大丈夫?」スッ 梓「隙あり」チュー 純「んっ!?」ビクッ 梓「んんー・・・っ」ギュゥ 純「んんーっ!んんん!!んんー!?」ジタバタ 唯律澪和憂「!?」 紬「我が生涯に一片の悔い無し」ブシュウウウウウウウ バタッ 唯「わああああ!?ムギちゃぁぁぁぁん!?」 和「巨星堕つ、ね」 律「ていうか梓、人のことには色々言って砂吐く癖に自分では平気でこういうことするのな」 梓「大事な恋人のことを疑うのは良くないよ、だからお仕置き。まぁこれじゃ純は喜んじゃいそうだけど」 純「なななな、いきなり何するのよ梓!?皆さんの前だよ!?」 梓「別にいいじゃん、二人になるといつも純の方からねだってくる癖に」 純「わー!わー!わー!///」 紬「何ですって!?」ガバッ 律「あ、蘇生した」 紬「二人共!今のは本当なの!?」 梓「ええまぁ・・・というかムギ先輩、顔が近いです。あと顔面が軽くスプラッターなので血を拭いて下さい」 紬「素晴らしい!素晴らしいわ!梓ちゃん!」 梓「ムギ先輩の悪いところは人に話を聞けと言っておきながら、人の話は全く聞かないところですね」 紬「普段は純ちゃんの方が明るくてリードしてるのに、ベッドの上では逆なのね!」 純「ななな、何を言ってるんですか!?」 紬「梓ちゃんは猫なのにネコじゃないのね!」 憂「何となく文脈で読めますけど、それ文字にしないと意味わからないですよ普通」 紬「普段リードしてる方がネコで真面目な方がタチで立場逆転なのね!律澪もいいけど澪律もって訳ね!Excellent!!」 澪「な、何言ってるんだムギ!?」 律「おい、何で今私らが巻き込まれてるんだ?」 和「自分達の日頃の行いを考えてみればいいんじゃないかしら?」 律「何だよそれ」 和「言葉通りだけど?」 律「・・・まぁいいや、ムギ。このままだとキリが無いしいい加減次の話に行ってくんないかな?」 紬「んもう!そんなに聞きたいの!?そんなに聞きたいのね!?」 律「帰るぞ、澪」ガタッ 澪「うん、わかったよ律」 紬「ごめんなさい!ごめんなさい!私が悪かったから話を聞いて下さい!」 律「わかったよ、じゃさっさと次に行ってくれ」 紬「じゃあね、次に私が憧れるシチュエーション②」 紬「『無防備な和ちゃんと計算高い憂ちゃん』!」 憂「・・・結局、鼻血は拭かないんですね」 2
https://w.atwiki.jp/higumaroyale/pages/94.html
人間という名の獣 「本当、唐突過ぎて意味がわからないんだよな」 この会場に呼ばれたものなら殆どの人間がこぼすだろう感想。 当たり前すぎて、言う意味も見失うくらいの台詞だが男は口に出す。 それは状況についてもだったが、本人の元居た環境に起因する要素もあった。 「デッキは、ちゃんとある……つまり、何?これはライダーバトルの延長だっていうの?」 そんなわけあるか、と一蹴する。 適当に想像したことをそのまま喋っただけで乾いた笑いが出た。 我ながらくだらない。 男の名前は北岡秀一。 仕立ての良いダブルのスーツを着こなし、自他共に認める端正な顔立ちを持ち、明晰な頭脳と達者な口先を職業に昇華させた自称『スーパー弁護士』だ。 クロをシロに変える、圧倒的な自信と傲慢を内包する誰もが羨む彼は、誰もが、彼の秘書たる由良吾郎以外が知りえぬ不治の病を抱えている。 しかし彼は死の恐怖に怯えるわけでも、神に祈るわけでもない。 現代の医学ではどうすることも出来ぬ病を克服するため、いや己の欲望を究極的に満たすために。 ある、『願い』を賭けた闘いに身を投じていた。 それが先ほど北岡の言った『ライダーバトル』という単語の正体である。 神崎士郎が開いた、『願い』を持つ者達の闘い。 ライダーデッキとミラーモンスター、神崎士郎とその妹神崎優衣がミラーワールドに見出し、神崎士郎が確立させたシステム。 ミラーワールドは鏡のなかの世界。 現実世界をそっくりそのまま反転させた、生物が存在しない隔離された場所だ。 そこに住まうのはミラーモンスターのみ、通常の人間は数分と経たないうちに存在そのものが砂のように消えてしまう。 ライダーシステムとはその鏡の世界と鏡のモンスターを利用したものだ。 デッキを携え、ミラーモンスターと契約した時点から最後の一人になるまで決して本人の意思では離脱することの出来ない戦いが始まる。 それが仮面ライダー、彼らは北岡と同じく後の無い『願い』のために人を傷つける選択をした人間たちだ。 例え、闘いのさなかで願いがかなっても、モンスターは契約者に力の対価を求める。 人間、ないしミラーモンスターを餌として自分の契約モンスターに与えねば自身がそのモンスターの糧になる。 そうして最後に残ったライダーが『願い』を叶える権利を手に入れるのだ。 現在、この孤島で強いられている状況とさして変わりはない。 いや、大きく違う、やはり大違いだ。 生き残りをかけて争うのは百歩譲ってよしとしよう。 しかしそこにライダーではない人間、あまつさえヒグマが混入するのは。 加えて手に入るのは普段約束されて当然の生存権利、途方のない『願い』を叶えてくれることもない。 「……考えてもしょうがないかもね」 正直他者を手に掛けるのは気が進まない。 北岡はスーパー弁護士でありどこぞのエクストリーム殺人鬼ではないのだ。 かと言って、誰も傷つけたくないと宣うほど北岡は甘くはない。 襲われれば勿論武力でもって退ける。最悪殺害もやむを得ない。 現状できることは、死なないように動くことだけだ。 多いとは言えぬ余命をこんな催しに費やすことになるとは、己の不運を嘆きながら歩み出す。 犬も歩けば棒に当たる。 北岡も歩けば、蛇に当たる。 熊と化した蛇と、北岡は目が合ってしまった。 「会いたかったぜ……北岡ァ!!」 「新しいライダー……?それに、その声浅倉か?まさかお前が仮面ライダーだったとはね……」 マッシブでワイルドな体つきの見慣れぬ仮面ライダーの正体に戸惑う北岡。 どこぞのエクストリーム殺人鬼こと浅倉威、苛々するという常人には理解できぬ理由のみで暴虐を尽くす男。 北岡の弁護能力を持ってしても懲役十年に抑えることが限界で、本来なら檻の中に閉じ込められているべき獣。 一番に出会えた他者がライダーで、しかも浅倉だったのは幸運かもしれない、北岡は似合わない安心を覚える。 ライダーであれば、いずれ殺しあう相手、遠慮も容赦も要らない。 「なんでそんなに興奮してるのかは分からないけど、ま、いいか」 彼は知りえぬ因縁、ケリを付けるべきと死に瀕してなお決意した相手。 ゾルダのカードデッキを取り出し虚空に掲げ。 「変身!」 握りこぶしを作った腕を素早く胸の前から肩の位置まで動かす。 そして現れたベルトにカードデッキを差し込み。 「……あれ?」 ベルトが出現しない。 もう一度、とデッキを掲げるも、うんともすんとも言わず。 それもそのはず。 この場には鏡、姿を映すものが存在していないのだ。 「どうした……戦わないのなら……」 「ちょっと待って、ベルトが、あのさ浅倉、お前はどうやって変身し」 「――死ね」 昏い死の宣告を連れて、牙召杖ベノバイザーの顎が開きカードが飲み込まれる。 ――ソードベント 機械的な音声と共に現れ振り落とされた剣。 ベノサーベル……ならぬベアサーベルだ。 ベノサーベルが今は亡きベノスネーカーの尾を模しているとすれば、ベアサーベルはヒグマの爪を模している。 すんでのところで北岡は剣撃を躱すが、そうなんどもできる芸当ではなかった。 王熊はヒグマと完全にリンクし、常時サバイブ状態……詰まり浅倉はヒグマと同じ戦闘力を有しているのだ。 サバイブは疾風、烈火、無限の三枚のカードのどれかがトリガーとなっているはずなのだがそういったものは見当たらない。 恐らく浅倉の獣とヒグマの獣が無限に等しい力を体内で創りだして……二翼の力を手に入れた獣と変わったのだ。 もしくはこうも考えることができる。 神崎士郎の実験、その全ては妹神崎優衣の命を作るためのものだ。 その過程でヒグマになにがしかの能力の種を与えたのかもしれない。 命を作る方法という成功例の前に、いくつか失敗例がまざっていても不思議はないだろう。 神埼本人が手を加えていないとしても彼の資料は流出しており、それを誰かが手にして行った可能性もある。 それがミラーモンスターベノスネーカーを喰らうことで発現し……全ては推論の域を出ないが。 そもそも、ミラーモンスターを捕食する羆という前提が狂っている。 「っ、ちょっと待てって、言ってるだろ!」 北岡はもう一度変身の構えを取る。 その片手にはなぜかペットボトル。 しかし浅倉は取り合わず、ベアサーベルを横薙ぎに振るった。 透明な液体が、北岡と浅倉の間に飛び散る。 「変身!」 虚空に一瞬だけ現れた、水の鏡。 支給されていた飲料水の僅かな輝きはベルトを呼び出し、カードデッキを収めた。 「待てって、言ったのにさぁ……」 でもお陰で格好良い変身ができたかもね、と冗談っぽく北岡は笑った。 ジリジリと耳元でギアが回り、仮面の瞳の位置に光の明滅が規則正しく走る。 野性味溢れる浅倉の王熊の姿とは対照的に機械と兵器を体現した姿、仮面ライダーゾルダ。 ――シュートベント 召喚されたギガランチャーは浅倉が動くと同時に撃ちだされた。 剣の間合いであれど撃ちだされさえすればエネルギーは突き進む。 APにして2000AP(1APが0.05t)、大して王熊のベアサーベルは元のベノサーベルから予測すれば3000AP。 数値だけで見ればベアサーベルが勝利するだろうが、これは単純な数値比べの単純なゲームではない。 銃は剣よりも強し、と言ったところか、ベアサーベルはエネルギーに押し負け、王熊はゾルダと大きく距離を開けられることになる。 損傷は軽微、王熊はすぐさまゾルダの懐を目指す。 北岡が幸運だと思ったことは、戦闘面で語れば半分は正解であった。 常時サバイブ状態と王熊とまともに肉弾戦を行うことは困難、力負けは必定。 遠距離武器で、なおかつ基礎の能力が高い北岡、ゾルダのデッキであったからこそ一方的ではない戦闘が行えるのだ。 王熊、浅倉威は他者を傷つけ、また傷つけられることに快感を覚える。 こうして撃ち合い斬り合い結びを重ねることは浅倉の本能を満たしてくれる貴重な暴力だ。 常なら、浅倉は暴力のみで満たされたはずだ。 飢えも乾きも、口内に残る泥の味も消してくれる甘美な痛み。 その痛みを上書きする、強烈な不快感。 苛々する、それは浅倉の人間の部分。 完全な獣、魔物にはなれぬ浅倉威という存在の感情。 特にそれが顕著に現れる相手が、目の前で戦うゾルダ、北岡秀一であった。 当初は自分を無罪にできなかったという逆恨みだけで命を狙っていた。 一度、二度と闘いを結ぶうちに、苛立ちは執着に変わる。 桃井玲子は浅倉も人間であると称した。 秋山蓮は浅倉をモンスターだと称した。 蛇のごとく執念深く、ヒグマと同一になるほど本能が獣。 成る程、この二人の言は両方共正解だったのかもしれない。 「埒があかないな……」 北岡が呟く。 牽制と突撃、いたちごっこの構図である。 一対一でスタミナを使う長期戦は不利、できるものならさっさと仕留めたい。 「はン……いい加減鬼ごっこは飽きたぞ北岡ァ……」 ――アドベント 二つの抑揚の無い声が、重なる。 ミラーモンスターマグナギガ、ヒグマプレデターが対峙した。 重厚な鋼の巨人と、蛮勇たる野生の猛獣。 「すげーーーーーー!!!!でけーーーーー!!!!」 肌を焼く拮抗状態に飛び込む単刀直入な感想。 「はぁ……?」 「アぁ……?」 ヒグマである。 第三者のヒグマである。 どうしてヒグマが喋るのか、大体お前の大きさも大概だ、とか言いたいことは山ほどあるがヒグマだ。 「人間だーーー!!!!うまそーーーー!!!!!」 翻訳できるヒグマは思考を言葉に、馬鹿でかい声量の日本語に翻訳する。 動物番組などでアテレコされてる様子を思い出して欲しい。 あれよりもずっと断片的であれど、ヒグマは翻訳している。 翻訳しながらこちらに走ってくる。 「……どうするよ?」 虚を突いて浅倉を撃つか、とマグナバイザーを握りしめて北岡は中断する。 距離が近い、まだ、もう少し離れなくては。 「全く苛々する……まずはあいつを殺す」 水をさされ、暴力が途切れ浅倉は唸る。 「はは、まさかお前と気が合うとは思ってもみなかったよ、浅倉」 「北岡……」 浅倉の不機嫌メーターをギリギリまで振り切らせる台詞であった。 「あああぁああああ!!!!」「GOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」 八つ当たりは走り来るヒグマへ。 ふざけたヒグマ、ふざけた北岡、浅倉の人間性が吹っ飛びヒグマもそれに応える。 マグナバイザーの援護射撃は珍しく不意打ちを行わない。 北岡の今のところの理想はヒグマと浅倉の相打ちだ。 下手にどちらかに加担し過ぎると万全な強敵を残すことになってしまう。 ヒグマの動きを阻害し、王熊の攻撃が命中するようヒグマの足元を狙う。 ――ストライクベント 体もまた適応し、ヒグマに寄る。 本来メタルホーン――メタルゲラスの頭部をかたどったガントレット――が召喚されるはずの両拳にはヒグマの爪。 「共食いかーーーーー!!!!」 何か感慨深いものでもあるのだろうか? 知ったことかと浅倉の右爪は振りかぶられる。 ぺらぺら喋る羆も、思考が口からダダ漏れであろうと戦闘力は高い。 右爪を受け止め、すかさず羆は王熊へ。 その爪を弾く王熊の蹴り。 「転けろーーーーー!!!!」 蹴りによって片方だけになった軸足に羆も負けじとその頑強な脚をぶつける。 「ぺらぺらぺらぺらと……五月蝿いやつだ……!!」 その脚が届くより疾く、王熊の脚は羆の腹を蹴りぬいた。 べしゃりと貫通してしまいそうな勢い、羆の腹部が歪む。 「化物じみてるね……」 遠巻きに見ていた北岡は苦笑する。 人間と羆の闘いと言うよりは羆どうしの殴り合いだ。 さて、そろそろかとマグナギガに寄ったその時、地走の音が高速でゾルダに迫った。 「嘘、何やってんの浅倉!」 羆は闘いに飢えているわけではない。 腹が物理的に空っぽなのだ。 ぺらぺら喋る羆は人の味を覚え、なお満たされぬ食欲を原動力とする。 面倒くさい相手は無視して後ろにいる者を狙う。 いや、羆は王熊を自分の同種と判断していた。 そうなるとこれは共食いより先に餌の取り合い、抜け駆け上等。 起き上がった羆が突如自分を無視して走りだしたのを見て、浅倉は吠える。 泥のような屈辱、拭いがたい苛立ち。 銃の迎撃も蚊に刺される程度、あっという間に距離を詰められたゾルダ。 浅倉が怒りに震えるなか視認したのは、羆の豪腕に吹き飛ばされるゾルダの姿。 神経に電流が流れる、痛烈な、本能の電流が。 「北岡ぁあああああ!!!!!!」 慟哭は安否を思うものではない。 嫌にスローモーションになる視界のなかを突き抜け、羆を全力でなぎ倒し、本当の苛立ちをぶつけるべき相手を見下ろす。 「最悪……だね、本当。最期に見るのがお前とか、さあ……」 変身が解けた北岡の声を聞き、浅倉は血が滲むほど歯を食いしばった。 腹部に広く滲む、一目で致死量と分かる血。 「せめて玲子さんか……吾郎ちゃんがよかった……な……」 沈黙した北岡、浅倉の声にならない声だけが耳に響く。 音に鳴らない翻訳できぬ感情の言語を切り裂いて王熊の爪が北岡を引き裂かんとする。 引き裂いて、食らわねばならぬ。 目の前で横取りされた相手に何を思い、何を叫ぶのか、獣に言葉は必要ない。 ただ本能がままに、本能が命ずるままに食らうと。 同時に明確に文章にできる感情が湧き出て、同調したヒグマプレデターを困惑させる。 怒り、苛立ち、人間の感情と獣の本能が混ざり合う。 「ど、どーーーん!!!!」 おずおずと、どこか遠慮がちに羆は王熊に体当たりをぶちかます。 邪魔してはいけない何かを翻訳したが羆は羆、餌の奪い合いは第二ラウンドに突入した。 「はははははははははは!!!!!」 喋る羆は悲鳴を上げた。 けたたましい哄笑、理解不能の恐怖。 そう、恐怖だ、獣、穴持たずである羆が体験したことがない戦慄。 「う、うわ……!!」 あろうことか羆は王熊に背を向けて走りだした。 わたわたと、まるで羆に怯える人間のように。 追い詰める、追い詰める、獲物を追い詰めていく。 脅えて振り向けば、威嚇する蛇のように両腕を水平に伸ばした王熊。 がしり、と爪が背中に食い込み、羆は絶望する。 眼前に聳える滝の音が妙に轟々と耳に響いた。 羆の心境などお構いなしに、神に祈る間も与えず王熊は地面に羆を押し付け引きずり駆ける。 仮面ライダータイガのファイナルベント、クリスタルブレイクの予備動作に似て、それよりも乱雑な運送。 藻掻く羆に次の行動権利は与えない、宙空に放り投げ、カードを引き抜く。 ――ファイナルベント 飲み込むカードは必殺の一撃。 ベノクラッシュならぬベアクラッシュ。 背後に現れたヒグマプレデターのもとに後方転回し、ヒグマプレデターの打撃の勢いを借り複数回の襲撃を浴びせる。 ベノスネーカーの毒液を帯びた脚で行ってきていたそれに比べるとダメージが落ちるように見えるが、純粋なパワーが毒よりも重い痛打を与えるのだ。 ――ファイナルベント 聞こえるはずがない、もう一つの音声。 王熊のベアクラッシュが羆に届く寸前、世界の終わりを告げる弾頭の雨が降った。 「――我ながら、アカデミー賞ものの演技だったんじゃないかな?」 熊に死んだふりが良くないってのは、本当だったみたいだけど。 一歩間違えたら本当に死んでいた、らしくもない咄嗟の策に北岡は苦々しく肩をすくめた。 ゾルダ、北岡秀一は変身を解き爆発が起こる先から反転する。 腹部の血を見て、ううんと腕を組んだ。 鉄の匂いのしない、偽りの血。 北岡は、羆に突撃された瞬間自分から後ろに飛び退いていた。 羆の姿に隠されていたため、浅倉から見れば羆の腕に屠られていたように見えていたのだ。 支給されていた血糊は、覿面に浅倉を欺いた。 もしも、浅倉が完全に獣の本能で生きていればその匂いの不自然さに気づいただろう。 浅倉の怒りに濁った人間性が、北岡の騙りを許したのだ。 「これ知らない人が見たら驚くよな……ま、いいか」 なんとでも説明できる自信はある、寧ろ傷ついたふりをして闘いを有利に運べる確信さえあった。 浅倉、羆の居ただろう位置からどんどん離れていく。 北岡には決してとどめを刺そう、なんて気概はない。 【D-2/黎明】 【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】 状態:健康、スーツ腹部に血糊が染み付いている 装備:カードデッキ@仮面ライダー龍騎 道具:血糊(残り二袋)、ランダム支給品0~1、基本支給品 基本思考:殺し合いから脱出する 1:血糊落としたいなあ [備考] 参戦時期は浅倉がライダーになるより以前。 鏡及び姿を写せるものがないと変身できない制限あり。 ミラーワールドへの侵入、変身時間等の制限は後続の御方にお任せします。 崩れた崖と、轟く水の音。 王熊、浅倉威は顔を上げた。 常にサバイブ状態である故に、ゾルダのファイナルベントであるエンドオブワールドが直撃しても多少のダメージで済んでいた。 もしも羆を投げ捨てていなければ、盾として使っていただろう。 仮面で顔は伺えぬが、浅倉は笑っていた。 歯をむき出しにして、歓喜と憤怒に口角を釣り上げていた。 腹立たしい相手が生きている、それがどうしようもなく苛立ち、どうしようもなく殺したくなり、どうしようもなく喜ばしい。 複雑怪奇な人間の感情と獣の本能の融合、その結果が人間という名の獣。 幾ばくもかからぬうちに王熊は崩れた崖の残骸から脱出するであろう。 そしてゾルダを、北岡秀一を殺さんと赴く。 叩きつけられる水の旋律が、哄笑と轟音を包み隠した。 【E-1/滝近く/黎明】 【浅倉威@仮面ライダー龍騎】 状態:仮面ライダー王熊に変身中、ダメージ(中) 装備:カードデッキ@仮面ライダー龍騎 道具:ランダム支給品0~2、基本支給品 基本思考:本能を満たす 1:腹が減ってイライラするんだよ 2:北岡ぁ…… 3:喋る羆は率先して殺す [備考] ※ヒグマはミラーモンスターになりました。 ※ヒグマは過酷な生存競争の中を生きてきたため、常にサバイブ体です。 「こえーーーー…………」 羆は傍観していた。 気付かれぬように、がたがた震えながら。 翻訳不可能、理解範疇超越、意味不明。 恐怖を知った獣もまた獣の枠を外れる。 羆は、喋れる羆であったものは何者にもなれずに静かに逃げ出した。 【E-1/滝近く/黎明】 【日本語ぺらぺーら(穴持たず14)】 状態 翻訳できる、恐怖、ダメージ(中) 装備 道具 なし 基本 こえーーー…… 1:浅倉からは離れたい ※翻訳こんにゃく~ ※E-1とD-1境界付近の崖がエンドオブワールドで崩れました。 滝に被害は無い様子。 ※エンドオブワールドの爆発はE-1の周囲1エリアまで観測されます。 No.069 命名 本編SS目次・投下順 No.071 ひとりぼっちになる程度の…… No.068 EDAJIMAとHIGUMA 本編SS目次・時系列順 No.073 三日月の女神 北岡秀一 No.074 スーパーヒーロー大戦H No.029 本能 浅倉威 No.075 バトルスタート No.039 ルールをいちいち気にする参加者の鑑 日本語ぺらぺーら
https://w.atwiki.jp/whitefrontierwwwww/pages/30.html
101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 16 01.41 ID IxpYar7f0 90 生徒の下校ピーク時に出て行けば、流石の電波でも、衆人環視の中だし、大人数で暴力的な行動はしないだろ。 あんま怖い想像して自分を追いつめすぎるなよww 102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 16 27.54 ID Q1c1MyBm0 今北産業たのむ 集団ストーカーの話し? 103 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 16 39.38 ID HgudtEBE0 久しぶりに北産業 104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 16 43.77 ID wAmc8YEd0 92 おめでとう! 105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 16 46.99 ID Jvrq8CeKO 自分が年いってるからかも知れないが 相手房の追い込み方がやけに笑える 106 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 16 50.47 ID 3zR73Z4z0 100 スレ落ちてんのになんで 1のこと知ってるんだ? 107 ◆4lnC95PTJw 2007/11/18(日) 00 17 26.28 ID wJkAD5bi0 100 ごめん、ブログのほう読んでなかった。 9人の女は追いかけてきた女集団のことでいいんだよね? NTGと逆の集団?の人たちだと書いてあるので、お話できるならお話したいです。 108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 17 34.32 ID wAmc8YEd0 スレに白たんくるううううううううううう!!!!!!! やばいやばいwktkしてきた 109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 17 55.85 ID OOXmNhRiO 校門に人影→出会い系に「今○○高校の前にいるんだけど誰か遊んでくれる人いませんかー?」という書き込み(服装とかくわしく書く)をする→オヤジあらわる→腐がオヤジを追っ払ってるすきに『バカめ、そっちは残像だ』と言って静かに帰宅する→校門に人影 110 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 18 31.35 ID IxpYar7f0 何この展開wwww 111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 18 36.22 ID bsqSf+c50 94 ありがと 今年で…2×歳なんだぜ… 99 あり まぁオレとか役に立つようなこといってないけどな 帰る時間を遅らせてみるとか 人ごみに紛れるとかは? 112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 18 37.46 ID iTVqAs630 とりあえず万が一に備えての護身道具用意しとけ 教科書の角でぶん殴るのが一番早い気もするが http //gigazine.net/index.php?/news/comments/20070711_millwall_brick/ 113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 18 49.13 ID tkL43LIP0 臭っ 114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 18 50.25 ID hbBNpbW90 107 おいおい現実的な 96はスルーかよwwwwwwwwwwww 115 ◆4lnC95PTJw 2007/11/18(日) 00 19 59.07 ID wJkAD5bi0 114 白の開拓さんのほうで学校に通報してくれたみたいだから、その前提で話してみる。 白の開拓の管理人様 誤解してご迷惑をおかけしてすみませんでした。 確認の意味でも一度お話したいです。 116 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 19 59.87 ID h7Dv3fKs0 107 とりあえず学校と警察に相談だな(相談した実績を作る事が大事)。 しばらくは一人で出歩かない様にして、人通りの少ない道も避ける。 そしていつでも防犯ブザーを持ち歩くように! 万が一遭遇した場合は、弱気にならずに落ち着いて対応。 携帯からすぐに電話できるように、近くの派出所などを登録していてもいいね。 117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 20 02.87 ID wAmc8YEd0 なんだよ興奮してんの俺だけかよ 白たんとお話したいよ白たんハァハァ 118 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 20 03.01 ID bsqSf+c50 109 カッコよすぎるだろその方法wwwww 119 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 20 03.30 ID 3zR73Z4z0 NTGこの事件(釣りでなければ)も自分らのネタに使うのか。貪欲だな。 120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 20 04.77 ID dHijLLMb0 ブログ見て噴いたwww あくまで突き通すのなwwwwww 121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 20 59.30 ID OOXmNhRiO 111 おめでとう 122 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 21 18.20 ID nLP4wqmiO 今北産業 123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 21 19.33 ID h7Dv3fKs0 なんだよ釣りかよ( A`) 124 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 21 26.64 ID lztqNhq60 107 いや、話したって何も出てこないでしょ。 ブログ主が本当に真相握ってると思ってる? あの記事はどうみても出任せだろうよ そんなのに釣られるなよ あんまり電波に関わると自分も電波帯びるから気をつけれ 125 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 21 46.68 ID wAmc8YEd0 白たんが携帯房だったらどうしよう・・・ 126 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 21 49.56 ID 3zR73Z4z0 111 当方も先日23歳になったんだぜ… 127 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 22 15.80 ID DZQmPKUoO 106 ここ探したんじゃね?それか落ちる前に誰かに聞いたりして見てたんじゃん? 107 ブログ主側が追って来る集団の方に圧力をかけたりするとやっぱり 1に迷惑かかる事になるから、穏便に話せるといいな。来たら。 128 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 22 23.74 ID IxpYar7f0 ブログ見てきたwww ありゃ筋金入りだわwwww もう何か凄いよ。 俺は叩かないから来てくれwwwww 129 ◆4lnC95PTJw 2007/11/18(日) 00 22 25.24 ID wJkAD5bi0 124 出任せかどうかの判断がつかない。出任せな記事なの? 私冷静な判断できなくなってるのかな・・・ 130 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 22 50.37 ID 5LDmm6UV0 白たんと話してどうすんの…… 131 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 23 10.71 ID Jvrq8CeKO とにかく 1は冷静になってみれ 132 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 23 33.30 ID OOXmNhRiO 122 今日は日曜日 俺の携帯の時計は 一月と一時間十分早い 133 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 23 37.55 ID FrFmJbPG0 ブログとか、NTGやらかゆうやらは前からあるみたいだが。 VIPにも一度スレが立っているようだし。 134 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 23 42.34 ID dZR/gjHo0 126 おめでとう 135 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 23 50.04 ID iTVqAs630 電波「みんなセックスし続けろ!」 136 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 24 08.11 ID 5LDmm6UV0 129 まぁ、外側からの目で見ると、 「事件が起きたのをいいことに、自分らの反組織の人間が事件を起こしたとして自分を正当化している」ようにしか見えないな。 137 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 24 29.59 ID DZQmPKUoO 23か…同い年www 138 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 24 56.04 ID dHijLLMb0 ブログの方はこっち見てそういうネタにしただけだろ? だから白たんは特に何もしないんじゃね? 139 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 25 16.74 ID 3zR73Z4z0 134 ありがとう。親に日にち勘違いされてたからうれしいんだぜ。 140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 25 24.30 ID wAmc8YEd0 126 23かよ、ガキだなぁ 127 だって相手は超頭脳集団だもん!な! 141 ◆4lnC95PTJw 2007/11/18(日) 00 25 32.85 ID wJkAD5bi0 136 とりあえず話すだけ話してみます。 それで解決してくれたら皆(家族も)月曜まで悩まなくていいし一番いいから。 142 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 25 35.47 ID 5LDmm6UV0 誕生日の奴らおめでとう 143 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 25 53.35 ID lztqNhq60 そもそも1に粘着してた奴らが「白と繋がってる」とか言ってるのが本当かどうかわからないだろ? っていうか、ぶっちゃけ8割は嘘だと思ってる。 つまり、本当の知り合いでもないのにそんなに早く対処できるわけないと思うわけ。 136の言うとおり、ここで騒いでるのを利用しようって思ってるようにしか見えない。 144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 26 30.81 ID wAmc8YEd0 136 でもNTG自体、かゆうまを勝手に敵対視してるような団体っぽいから それは別にいいじょない NTGイメージアップ大作戦でこのスレにきたらいいのに白たん 145 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 26 42.28 ID 1GWbWWp10 ひろゆきさん、誕生日おめでとうございます。 てめえは俺と同じ誕生日です。 少し金ください。 146 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 27 34.38 ID 3zR73Z4z0 よく考えたらうちの父親とミッキーマウスも今日誕生日だ。 147 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 27 58.86 ID wAmc8YEd0 ここで◆4lnC95PTJwが 白の開拓者さんから連絡が来ました 詳細書きますね とはじめるに1000点 148 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 28 06.69 ID GtHAMSCw0 俺だったら喜んで大事にするのにw 圧倒的な戦力差を見せ付けて打ち負かしたいw 149 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 28 19.91 ID FrFmJbPG0 145 ひろゆきは訴えられるたびに言っているだろう 「お金はない」って 150 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 28 28.05 ID Jvrq8CeKO 今更だがNTGとカユウマは何をしてる組織? 151 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 28 35.02 ID wAmc8YEd0 146 パパおめでとう 152 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 28 50.68 ID VgdmfDus0 今週テストなのにこんなスレ見つけてしまったwwww 153 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 28 59.40 ID DZQmPKUoO 多分見てると二次創作(同人小説)の公開場所なんだろうか…それに似たコンテンツだと思うんだけど、それを見た仲間内で疑似的だがチーム意識がなりきりとして生まれてちゃったのかなー… ルラーダフォルオル思い出しながら書いてみただけだがwww 154 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 29 27.28 ID 3zR73Z4z0 147 なんで白たんが 1の連絡先しってんだよwww ここにくるんだろw 155 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 29 54.28 ID lztqNhq60 ttp //www.d4.dion.ne.jp/~warapon/data00/birth-1118.htm 今日誕生日のみなさんおめでとう 156 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 29 59.72 ID 3zR73Z4z0 必死にスレ探してる白たん想像して笑った。 157 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 30 00.58 ID 1GWbWWp10 149 それはひろゆき自身のお金のことだろ? ひろゆきの関わってる事業の人たちにひろゆきが頼んで、俺にお金をくれれば問題ないよ 158 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 30 10.04 ID X9074YXv0 さっきブログみたが・・・これはアイタタタ・・・ 159 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 30 31.57 ID pJpo4u2+0 147 この通りになったらダイエット始めるんだ… 160 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 30 46.63 ID 3zR73Z4z0 151 ありがとうw伝えておくww 161 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 30 51.53 ID Cjvm+qQl0 白たんこないかなー 162 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 30 59.68 ID OOXmNhRiO マジレスするとブログは痛いだけで関係ないんじゃねーの 問題なのは 1と友達がこれから腐どもに何されるかどうか 俺としては学校に知らせるなんかじゃなくて腐に「私なんか後ろにスイーツ(笑)がいるしwwwww私をバカにすることはスイーツ(笑)をバカにすることと同じだしwwww」とか 「ふん、くだらん!わしはもう家に帰るぞ!」とか言ってほしい 163 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 31 00.35 ID wAmc8YEd0 153 俺もずっとそう思っている 小説までいってないと思う 設定だけで遊んでる感じだと思う 154 ばっか、NTG甘くみんなよwwwwwwwww 今ごろアルファール?ががんばってんよ 164 白鴎 ◆UlLcIoQYos 2007/11/18(日) 00 30 58.97 ID qmsfi+LF0 遅くなって失礼する。 ◆4lnC95PTJw まずは深く謝罪したい。 今回の件はアンチNTGを掲げる人間が狂気に走ったことで起こったものだということ そして私がそれを感知できなかったこと 室内氏がこの件を納めてくれる予定である。 また、黒豹は同人サークルの人ではなく、解析を仕事にしている人である。 そして、NTGは悪い集団ではない。優秀な知的コンテンツを以て多くの人間の知的欲求に応える団体だ。 だが今回はメンバーの縞蜂の不手際のせいで起こってしまった。後で彼には処分が下る予定である。 165 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 31 02.45 ID /j25mLyl0 つか普通に白タソは悪くないだろ。自分の個人的なブログ運営してるだけで。 腐の方のアド知ってるみたいだからメールでもさせたんじゃないの? 166 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 31 10.97 ID Jvrq8CeKO 153腐女子が架空の最強チームを作って 何か盛り上がってるでおk? 167 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 31 50.18 ID wAmc8YEd0 164 やgっべwwwwwwwwwwwwwwwwwwww きたああああああ 168 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 31 51.92 ID IxpYar7f0 ブログのコメントなぜか笑ってしまったwww 白たん=ポギーのイメージだ完全に 169 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 03.36 ID pJpo4u2+0 キタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!! 170 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 03.90 ID 3zR73Z4z0 お願いです。 犯罪が絡んでいるようなのでもうちょっと真剣に考えて下さい。 November 18 [Sun], 2007, 0 23 wwwwwww 171 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 09.70 ID 1GWbWWp10 盛 り 上 が っ て ま い り ま し た 172 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 21.06 ID lztqNhq60 ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 173 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 33.88 ID OjPqL2wp0 白wwwwwたwwwwwwwんwwwwwwww 174 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 37.09 ID FrFmJbPG0 164 ほうほうそれでそれで? 175 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 32 40.04 ID oHTbfuzH0 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!! 176 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 47.30 ID X9074YXv0 おーい皆ー、白たんが来たぞー! 177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 32 47.83 ID Cjvm+qQl0 北wwww 178 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 32 48.90 ID 5LDmm6UV0 実はこれは、 1の白タンを釣るための壮大なつりなのであった…… 179 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 32 57.59 ID FrFmJbPG0 ktkr 180 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 33 05.09 ID OOXmNhRiO うはwwwwwwwwwきめぇwwwww 181 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 33 12.88 ID wAmc8YEd0 164 質問してもいいでしょうか 縞蜂氏は有能な釣り氏であるとのことですが、 今回どのようなことで◆4lnC95PTJwに迷惑がかかったのか お教えいただけませんか。ここまで◆4lnC95PTJwに付き合ったお礼として 182 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 33 49.42 ID bOosRdZD0 は じ ま っ た なwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 183 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 33 57.51 ID wAmc8YEd0 ここにきての超展開マジで身も心も震える!!!!!!!!! 今日VIPにきててよかった!!!!!! 184 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 33 58.36 ID I5iblKtu0 ,.ィ , - 、._ 、 . ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__ ト/ | { `ヽ. ,ヘ N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨ N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′ . ヽヽ.\ ,.ィイハ | _| ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ これは最初から .  ゙̄r= ‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ . l  ̄リーh ` ー‐‐ l‐ ´冫) ./ ∠__ 仕組まれていたんだ!! ゙iー- イ __ ヽ、..___ノ トr‐ / l `___,.、 u ./│ /_ . ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、 、`ー-- ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ _,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐ ´ ./ \、 \/ ヽ/ -‐ "  ̄ / | ,ゝ=< / | ` ‐- 、.._ / !./l; ; ; ; ; ; ;\ ./ │ _ _,> ´|l. ミ ゝ、; ; ;_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r ,=i . | | .l. / ; ; ; ; ;|= ヽ/ .| .|l⌒l lニ._ | ゙ー= | |. L._」 )) l. | . .l./ ; ; ; ; ; ; ! / . .| i´|.ー‐ | / | |. ! l . l. | . . .! ; ; ; ; ; ; ; | / . . . !.|" |. l │-== |. ! ==l ,. -‐; l | . . . l; ; ; ; ; ; ; ;| / . . . . | i=!ー=; l | l. | | / // l | . . . . l; ; ; ; ; ; ; |/ . . . . . .!│ l l、 | | } _|,.{ 7 )) 185 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 34 04.05 ID IxpYar7f0 処分wktk こんにゃく地獄とかでしょうか( ・ω・)∩ 186 ◆4lnC95PTJw 2007/11/18(日) 00 34 32.74 ID wJkAD5bi0 164 初めまして。 こちらの推測だけで色々とNTGさんにご迷惑がかかり、申し訳ありませんでした。 確認を取らせていただきたいのですが、女の集団の人たちの件は学校に通報していただけたのですか? 室内王者様にも申し訳ありませんでしたとお伝え下さい。 187 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 34 52.59 ID wAmc8YEd0 そして◆4lnC95PTJwの書き込みが遅い件 Bが白たんだったら萌ゆる 188 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 34 53.62 ID 3zR73Z4z0 何でもいいけどこれもし警察に被害届出したり通報した場合白たんどうすんの。 警察で事情説明するの? 189 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 34 57.46 ID 1GWbWWp10 164 西田みたいに両親に付き添われて包茎手術してきてよ 190 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 35 20.19 ID dHijLLMb0 だから日本語で頼むってwww 191 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 sage 2007/11/18(日) 00 35 25.10 ID bsqSf+c50 始まったァァァァ!!! いてよかった 192 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 35 29.65 ID 9y8PzcMMO 俺は世界でも有数の天才少年なんだ、だかは俺もそのチームに入れてくれよ。真面目な話 193 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 35 40.32 ID wAmc8YEd0 186 何でお前が謝ってんだ 頭の中だけで設定が完璧でも読者には噛み砕いて説明しなさい 194 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 35 52.37 ID Jvrq8CeKO 186ちょwww 195 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 35 55.90 ID OOXmNhRiO 一生こんにゃくとしかセクロスできないとか ちんこつっこんだままのこんにゃくを犬に食わせるとか こんにゃくは偉大だ!って町で叫ぶとか 可哀想だな 196 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 36 05.34 ID FrFmJbPG0 そういや、この前女二人組みの釣り師がいたな。 197 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 37 30.19 ID wAmc8YEd0 188 NTGに敵対する組織ってことはかゆうま側の女ってことだろ、 ◆4lnC95PTJwに絡んできたのは。 かゆうまは「あらゆるトラブルをなかったことにする」天才らしいから以下略 198 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 37 37.94 ID lztqNhq60 本当に情報収集がお得意なら学校名も分かって当然 本当に裁きをしたのなら月曜からは安全で当然 逆に言えば通報されてなかったり厨どもの接触があればインチキ こういうことでFA? 199 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 37 39.43 ID 1GWbWWp10 釣神様も降臨してるが、このスレどころじゃねえ状態だなwww 200 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 2007/11/18(日) 00 37 52.86 ID DZQmPKUoO 164 疑問なんだけどね、 チームやらはただの派閥争いっぽいのに何で下っ端がアニメを馬鹿にされただけであなたの名前やら組織名が出て来るの? 腐女子と繋がりがある時点で創作の枠から疑いの意識が抜けない。 少しだけブログを見たけど台詞だけだから、何の知的欲求なのかも判らないけどさ、あれは何の集まりなの? 集団って何? 具体的にどういった感じに追って来る集団に処分をするの?二度と 1に近付くなって?