約 14,479 件
https://w.atwiki.jp/tlanszedan/pages/63.html
選ばれた者達 No.13 バクスディと二つの組織 1/3 黒い革ジャンに身を包んだ男は缶コーヒーを飲み終わると、それを軽く握り足元にそっと置いた。そしてわざとらしく足音を立て、その場から離れていく。しばらくすると数人の人間が近づいてくる気配を感じた。 「奴はこっちに逃げたようだ」 「今度は逃がさねえぜ、あいつめ」 三、四人のがらの悪い男達はコーヒーの缶が置いてある場所まで追い付いていた。その中の一人は足元に気づかずに缶を蹴飛ばしてしまう。 「ん、何だ? ……」 足元に目を向けた途端、目も眩むような閃光が男達を襲った。焼け付くような痛みが足に突き刺さる。まるで地雷を爆発させてしまったような衝撃が辺りに広がり、男達の足は吹き飛んでいた。うめき声が響き、苦痛に身悶えている。その様子を遠くからしっかりと確認したバクスディは、相手が追いかけてくることが出来ないと知るとゆっくり歩き出した。 その日の稼ぎは百ドル。バクスディはクライアントに文句を言いたかった。たったさっきまで命をかけた戦いを行ってきたのだ。しかしクライアントの言葉はそっけなかった。 「確かに、その金額では不満かもしれないがね。私は〈あの男〉を掃除して欲しいといったのだ。あの男の部下など何人掃除したところで、結局はすぐに補充されるだけだろう。君の実力ならあの男を確実に掃除できるんだろう?」 「それはそうですけどね。前金もいただけず、相手の人数は把握できない。これはちょっと厄介な仕事ですよ」 クライアントは葉巻タバコから煙を漂わせ、バクスディの言葉を黙って聞いている。サングラス越しの視線からは考えは何も読み取れない。 「では、私の部下を回そうか? 二人でなら任務もこなせるだろう。当然、報奨金は少なくなるがね」 「……分かりましたよ。俺一人でやります。もうニ、三日時間を下さい」 バクスディは観念してクライアントに答えた。クライアントは満足そうにバクスディの言葉に首を縦に振っていた。機嫌がよくなったらしく、言葉使いまで丁寧になっていた。 「ではお願いします。……それで本当に私からの武器の支給は必要ないんですね?」 「ええ。自分にしっくりくる武器でないと掃除しづらいんですよ。ではこれで失礼します。あの四つのゴミの後片付けは任せておいて構わないんですね?」 バクスディはそういうと、テーブルの上に置かれた百ドルの束を受け取り懐に忍ばせた。クライアントは葉巻タバコをくわえながらにやりと笑った。 「大丈夫です。コンクリート詰めにでもして海に捨ててしまいますよ」 バクスディは嫌悪感を表情に出さないようにしてその場から立ち去った。クライアントの目の奥から、冷たいものを感じていた。 今回の依頼は危険な匂いがする。バクスディは帰り道、そんなことを考えながら歩いていた。確かに掃除……殺しを依頼する人物はそれなりに危険な相手が多かったが、今回のクライアントはバクスディには知らせていない何か重要なことを隠しているようなふしがある。あの表情、しゃべり方。バクスディは知らないうちに鳥肌が立っているのに気がついた。 「……一体何者なんだ、あいつは」 マフィア、殺し屋、麻薬の売人などの裏家業で生活している者達にとっては、自分の存在を知らせることはそれだけ自分の命を危険にさらすということだ。当然、誰もが偽名を使うし、偽造免許証、偽造パスポートも横行している。誰が誰であるかなど、誰にも分からないのだ。近くで公園を見つけると、ふらりと立ち寄りベンチを探す。母親が子供を連れて無邪気に遊んでいる光景が広がっている。ベンチに座ると懐から一枚の写真を取り出した。一見人のよさそうな表情の男。太めの体系にたるんだ顎。無精髭を生やし、海辺でフルーツジュースを片手にバカンスを楽しんでいる。 〈ケーブル・アイ〉 これが今回の標的だ。その通り名の意味する通り、この町のあらゆる場所へ目を走らせている。金の儲かる匂いを敏感に嗅ぎ取り、あちこちで裏取引を行っているのだ。無論、敵も多いが、面と向かって争おうものなら並みの組織では壊滅されてしまうだろう。暗殺。それが一番確実な方法なのだ。バクスディは一対一なら自信はあったが、大勢の敵の中に飛び込むほど間抜けではない。じっくり考える必要があった。 その日の残りの時間は、情報収集に時間を費やした。ケーブル・アイのいる場所はすでに聞いていたので、使用する乗り物、食事傾向、行動パターンを調べ上げていた。やはり護衛は四六時中張り付いており、寝室の前にも護衛が寝ずの番をしているので、想像以上に接触は難しく感じられた。ケーブル・アイが一人きりになる時間は用を足す時くらいだ。 翌日、ビジネスマンを装い、スーツに黒いカバン、窮屈なネクタイといった風貌で、バクスディは目的地へ向かった。その日のケーブル・アイは午前中は自宅のプール付の庭でくつろぎ、昼に武器の売買を行う予定だ。片付けるのなら午前中がいい。午後になったら余計な相手も敵にしなければならなくなるだろう。ケーブル・アイの豪邸は入り口にはそれほど護衛はいない。あからさまに護衛がいては警察のような政府の者にも感づかれてしまうからだろう。ケーブル・アイは表向きには大富豪で、ボランティア活動に従事する人のいい人物として通っていて、政治家の何人かとも繋がりがある。 バクスディは豪邸の裏へ回った。そこで人目に付かないことを確認すると、ロープを塀に向かって投げつけた。ロープの先にはかぎ爪がついており、塀の内側に引っかかった。ロープを何度か引っ張り、外れないことを確認すると、バクスディは身軽に塀をよじ登った。すぐに周りを見渡し、敵の存在を確認する。少し離れたところに背を向けた男が立っていた。植木の後ろに身を隠し、カバンを静かに開いた。拳銃が一丁に、小振りのナイフが一本。それにパチンコで使う銀玉を詰め込んだ袋が二つ。多くの敵と銃撃戦をするつもりは無かったので、身軽になれるよう、最小限の武器しか持ってきていなかった。銀玉の袋をスーツの内ポケットに入れ、拳銃をスラックスの中に隠す。そしてナイフを左手に持ち、ゆっくりと目の前の相手に近づいていった。 すばやく背後に飛び掛り、右手で相手の口をふさぐ。何が起きたかと後ろを振り返る前にナイフが首を切り裂いた。勢いよく血が噴出し、悲鳴を上げることも出来ないまま男は崩れ落ちた。 歩を進め、プールの見える場所までたどり着くと、バクスディは様子を見た。ケーブル・アイはビーチ・チェアに寝そべり、のんびりと日光浴を楽しんでいるようだ。まだ距離は遠く、拳銃の射程距離ではない。一歩一歩ゆっくりとバクスディはそこへ近づいていった。ケーブル・アイの横には左右二人ずつの護衛がついており、プールの周りにもあたりに視線を向けている見張りもついている。バクスディはこれ以上は近づくことが出来なくなっていた。いったんナイフを腰の鞘に収めると、内ポケットから銀玉を取り出した。 「さあ、時間は限られている。始めるか」 握っていた銀玉に軽く力をこめると、指で銀玉をはじいた。放たれた銀玉は豪邸に向かい、玄関にこつこつとぶつかり落ちた。その途端、手榴弾が爆発したような轟音が響いた。玄関はこなごなに吹き飛び、扉の破片があちこちに飛び散っていた。ケーブル・アイ達は慌てて玄関の周りに気を向けていた。 「何事だ! お前達、さっさと原因を突き止めろ! 侵入者は捕えるんだ!」 ケーブル・アイの怒鳴り声に、見張り達はそれぞれマシンガン、ライフルを手に持ち視線を走らせた。その時にすでにバクスディは玄関とは反対方向に移動していた。ケーブル・アイは護衛に守られながら豪邸から離れていく。……計算どおりだ。すでにケーブル・アイの逃走ルートへバクスディは移動しており、そこには罠を張っていた。護衛は油断無く逃走ルートを先導していたが、足元に銀玉が散らばっているのに気がつくのは少し遅かった。 「ん? 誰だ? パチンコで遊んでいた奴でもいるのか?」 「どうした? 誰かいるのか?」 立ち止まった護衛にケーブル・アイが声をかける。再び爆発が起こり、銀玉を見るために前かがみになっていた護衛は顔面に爆発を受けて吹き飛ばされていた。もう一人の護衛もケーブル・アイを身を呈してかばったため、全身を銀玉の爆発に切り裂かれていた。後ろを護衛していた男は、すぐに銀玉の仕掛けてあった方向に向かってマシンガンを乱射した。残りの護衛は左右の茂みに向かって同じようにマシンガンを乱射しはじめていた。 バクスディは少し離れた茂みからケーブル・アイを見ていた。片付けるなら今だ。ケーブル・アイの逃走ルート先に罠を仕掛け、バクスディ本人はケーブル・アイの最後の護衛のさらに後ろから、ゆっくりと近づいていたからだ。拳銃を抜き、両手で狙いを定める。しかし護衛の一人が射程の中に立ち、ケーブル・アイへの狙撃を邪魔している。何発も撃つのはまずい。撃つのは一発だけで後は逃げる時間が必要だ。バクスディは再び銀玉を取り出すと、狙撃の邪魔をしている護衛の足元に転がした。三メートル、二メートル、一メートル。そしてゼロメートル。銀玉は相手の足元に転がりつくと同時に花火のような小さな爆発を起こした。 護衛は足元の爆発に驚いて一瞬よろめいた。 その瞬間、拳銃のトリガーが引かれた。ケーブル・アイ達の乱射する銃声にかき消された一発の銃声。それはケーブル・アイの高頭部から眉間を撃ちぬいた。血と脳漿を噴出し、痙攣をしたままケーブル・アイは倒れた。 「ケールブル・アイ様!」 「おのれ、敵はどこにいるんだ!」 「誰も逃がすな!」 ケーブル・アイの護衛は更に攻撃の火の手を強くしていたが、すでにバクスディはその場から離れていた。侵入に使った塀まで戻り、来た時と同じようにかぎ爪のついたロープで外へ脱出する。ケーブル・アイの豪邸は玄関の爆発とケーブル・アイ狙撃地点の重点捜索が行われ、他の場所までは捜索が手薄だった。バクスディは難なく脱出に成功すると、スーツのほこりを払って何食わぬ顔で近くの駅まで向かった。ゆっくりと歩き、深呼吸をしていると、駅につく頃には心臓の動機もおさまっていた。 ケーブル・アイの豪邸のある駅から数駅のところでバクスディは列車を降り、公衆電話に向かう。そこで今回のクライアントと連絡を取った。 「例の仕事だが、うまくいきましたよ。もう二、三時間もすればニュースでも確認できるでしょう」 「そうか。ご苦労だった。お前に頼んで正解だったようだな」 「まあ、俺は報酬さえもらえれば依頼されたことは確実にこなしますから。報酬は明日の午後、そちらにうかがいますよ」 「分かった。待っているよ……バクスディ君」 「……?」 バクスディが何かを言う間もなく、公衆電話は切れていた。ツー、ツーという音が空しく響く。大丈夫だろうか。盗聴や、公の場に知られてはいけない内容だからこそ、足のつかない公衆電話を使い、名前は会話に出さないという約束だったのに。しかしこの公衆電話もバクスディが適当な駅で降り、適当な公衆電話を使ったもので、盗聴の心配はない。神経質になりすぎたかとバクスディは思い、今度は自宅のアパートへと向かった。コンクリートの冷たい階段を登り、自分の部屋に着くと鍵を開ける。そして重い鉄の扉を開けると、服を脱ぎシャワーを浴びた。汗と戦いの臭いを洗い流す。そしてまだ体が濡れたままの状態でベットに倒れこんだ。まどろみの状態でバクスディは考える。心配のし過ぎだ、明日はちゃんと報酬をもらい、それでこのクライアントとの縁も打ち切りだ。バクスディは次第に眠りの世界に引きこまれていった。
https://w.atwiki.jp/elelelly_ellbowelly/pages/24.html
「ハァーーー……」 喧騒の中に、男が一人。 光を反射してしぶく波。 水着の男女の戯れるさまを見下ろして。 「YouTuberになりたい……」 ひとりの男が、溜息を吐いた。 2m近いであろう巨躯。 上半身はみっしりと体毛で覆われ、その頭部は最早人のそれではなく―― ――ラッコであった。 ここは全天候型屋内ウォーターレジャーランド「グレートプール島原」。 高度20mを滑り降りるウォータースライダーを目玉とし、流れるプールに特に流れないプール、あと浜辺と……屋台とかと……あと……とにかくいろいろなものがある一大リゾートである。 そして、ラッコの彼はこの施設の監視員だ。アルバイトだ。 この仕事に大それた思い入れなどあるまいが、ずるずると勤め続け何年になるだろうか。 まあしかし、そうは言ってもだ。 例えば、ファミレス。これはダメだ。彼のラッコボディは毛が多すぎる。 如何に清潔にしていようが、周囲の理解など得られまい。 『衛生上問題がある』と、厨房どころかフロアにいることも認められないのだ。 例えば、工場。ならばこれだってダメだ。彼のラッコボディは毛が多すぎる。 衛生帽子どころの騒ぎではない。製品に毛が混じってはクレーム沙汰だ。 例えば、交通整理員。冬とか雨の時たいへんそうなのでダメだ。 どうだろうか。残念なことに、世の中はラッコが生きるための整備が未だ進んでいない。 その結果行き着いたのがプールの監視員……そう、ラッコイメージがプラスに働き得る希少な職種であった。 ただ、それはそれとして。 「YouTuberになりたい……」 彼は、元来働きたくない男だった。 「あー! あんなところにラッコがいるぞ!」 「墜とせ! 墜とせーっ!」 「一斉射! てーーッ!!」 目をやれば、数名のクソガキがビート板を振りかぶっている。 『良識など目の前のラッコ怪人に比べれば些事』……そんな無邪気さで目を輝かせ、ああ、ほら。 投げた。 「ボッ、ボアアーーーッ!! やめっ……やめろ!! 散れクソガキどもーっ!!」 「わー!! ラッコがキレたー!!」 蜘蛛の子を散らすように逃げ去ってゆくクソガキたち。 最近のプールサイドを滑りにくくした功労者は誰だ。 そんなことを考えながら、ラッコの男は恨めしげに呼吸を整える。 「はー。こんな、こんなのは間違ってる……労働は呪い…」 愚痴は止まらない。 「俺はなあ……俺はラッコなんだぞ……」 彼はラッコなのだ。 「あー! こんななー! こんな時になー! 5億円が手に入ればなー!」 そう、5億円さえ手に入れば。 その言葉に如何程の意味が込められていたか。 ともあれ、奇異なことは起こるべくして起こるものであり。 その瞬間、施設の巨大スクリーンには国営放送による速報が表示されていた。 「国を挙げて勝った人に5億円をあげるトーナメントをやるよ! すごい!」 「すごい!!!!」 そう! とてもすごい! 「5億円……そう、5億円さえあれば、も、ものが買える! どんなに高価な機材だって買える! すごい……ということは、5億円さえあれば、YouTuber……大物YouTuberになって、楽してガッポガッポ儲かって、遊んで暮らせるということ……! つまりもう働かなくてよい……すごいことだぞ!! これは!!」 なんとすごいのだろう!! 「なんかこう……スポンサーから送られてくる新商品を開封したり! あとはゲームしてお金が貰える……それがYouTuber!!!」 夢みたい!!!! 「どうしたら……どうしたら一般参加ができるのか!」 そこへ現れる、謎の黒服の男!!! 「フハハ! 私の名前はトーナメント運営の一部太郎!」 彼の名前はトーナメント運営の一部太郎!!! 「まさか……もしかして、アンタはトーナメント運営の一部で、倒したらトーナメントに参加させてくれるってことなのか!? この俺……ファイヤーラッコを!?」 「そうだ……私はトーナメント運営の一部で、倒したらトーナメントに参加させてやろう! 未来の優勝者……君の名はファイヤーラッコと言うのだな!!」 うわーすごい!!! すごいすごーい!!! 「そうだ!! 俺はファイヤーラッコ!! 炎を操る……ラッコのような姿の男だ!!」 その時、ここにいる誰もが理解した! こっちの男がトーナメント運営の一部で! そっちの男がこっちの男を倒したら、そっちの男がトーナメントに参加して、あとそのそっちの男って呼ばれてる方のやつの名前は「ファイヤーラッコ」といって働くのがいやだから優勝して5億円ですごい機材を買い揃えて大物YouTuberになって遊んで暮らしたくて……なにか、そのようなニュアンスの何かを! 即ち! 戦いの火蓋は、今ここに落とされる! ============================================== 面接開始:ファイヤーラッコ vs トーナメント運営の一部太郎レディ ============================================== お詫び:トーナメント運営の一部太郎はやっぱりレディになりました。ここまでのパートのトーナメント運営の一部太郎については、各自脳内での修正をお願いします。 皆様の想像力……いえ、創造力に期待しております。よろしくな! 人避けは滞りなく行われ、今やこの広い空間を支配するのは件の二人のみである。 流れるプールの中央には広い桟橋が渡り、その両端で相対する。距離にしておよそ20m。 「アンタ、よく見たら女性だったんだな……スーツのおねえさん……こんなに美人なのに、今の今まで気付かなかったぜ! ともあれ、いいんだな。俺が勝てば、そのなんちゃらトーナメントへの参加権をいただくぜ」 ファイヤーラッコが指を鳴らし、腰を深く落とし構える。 とてもじゃないが美しい型とは言えないだろう。 我流も我流、ただのケンカ殺法であろうことは一目にして明らかだった。 「グロリアス・オリュンピア、です。この戦いは既に公式に認可されました。安心してかかってくるといいでしょう」 ト運一レディは薄手の白手袋に指を通すと、懐から小さな包みを取り出した。 中身をプールへ振り撒いて、そのまま包みも放り込む。 水はみるみるうちに透明度を失い、甘い香りとともに褐色の奔流へと姿を変える。 「《恋乙女の2.14(バレンタイン・ティアー)》。このプールは、これより私の支配下です。甘く美味なるチョコレート……どうぞ、ご堪能ください」 恭しく一礼すると同時に、彼女の左右からビターの濁流が鎌首をもたげた。 「えー! これマジ全部チョコレート? 食ってもいいの? なんかこう、トラップ的にお腹痛くしたりしない?」 「ええ、大丈夫ですよ。口に入れば制御を離れ正真正銘ただのチョコ。味のほどは……うーん……た、多分大丈夫……だと思うのですが」 僅かばかりに目を泳がせ、ひとつ、咳払い。 「……まあ、目の前の相手を叩きつけたり貫いたりするにはそれで充分でしょう? ですから、ええ。受け取ってくださいな」 レディが薄く微笑むと同時、濁流(ビターチョコ)が身を捩りファイヤーラッコを襲う! 左右からの同時攻撃だ! ファイヤーラッコは前転で逃れるが、濁流は即座に軌道修正する! 「も、もうちょっと大人しいチョコが好みだな! ヒエーッ」 「チョコをつくる時、女の子も積極的になるものですから」 「受け止めきれない!」 後方の濁流をよそに、正面ルート――桟橋を一直線に駆けるファイヤーラッコ! 「シャオラーッ! 最近のプールサイドは!! 走っても滑らねえんだぜ!! 最高の大発明だーっ!!」 「前に詰めるのならこうするだけです」 ト運一レディを守るように、チョコの壁が展開する! 嗚呼、四面チョコ! 「これで逃げ場はありませんッ!」 壁はみるみるうちに厚みを増し、複層の巨岩と化す! 仕上げとばかり、網目状に掛けられるチョコソース! しかし、ファイヤーラッコは足を止めるどころか更に速度を増していく! 「俺はファイヤーラッコ……炎を操る、そんなラッコだぁッ!!」 ファイヤーラッコの右腕から、激しい火炎が放出される! チョコソースが一瞬にして溶け出し! 当然巨岩も溶け……と、溶けない! 「ファイヤーなどと聞かされて、対策しないわけにはいかないでしょう。ベイクド・チョコ(これは溶けないやつです)!!」 「ならッ! こいつでどうだァ!」 爆発! 推力を得たファイヤーラッコは岩壁を超える! 「爆発も、概ね火炎!! おりゃあ!!」 そのままレディの頭上を取り、炎が全身に展開する! 「はい!突然ですがここでオレ様爆発オチ太郎の出番でーす!」 (爆発オチ太郎は、文字数や時間や気分的な問題によって自然発生する形而上存在です!) 「よいサイズの石油コンビナート~!」 (よいサイズの石油コンビナートは、なにかこう……よいサイズです! とてもちょうどよい!) 二人の間に、謎のワームホールが出現! よいサイズの石油コンビナートが飛び出してきた! 「あっなになになに!? ちょっ……ちょっと待てーっ!! 火!! 火ーっ!! あっ……」 コンビナートめがけ飛び込んでいくファイヤーラッコ……!! (ダイナミックな音) 斯くして、戦闘はここに終了した。 ============================================== ぼろぼろのスーツの上にバスタオルを羽織り、パラソル付きのテーブルで書類の作成を執り行う女性が一人。 涼しい顔をしているが、その頭は哀しくも見事なアフロヘアーだ。 トーナメント運営の一部太郎レディである。 「さて、あとは同意書へのサインです」 書類を整え、向かい側へと差し出す。続いてペンを。 「こちらに。それから、先程の約束もどうかお忘れなく」 「オーケーオーケー。この? チョコを? フェム王女に?」 ファイヤーラッコは、先程押し付けられた小さなラッピングをつまみ上げた。中には一口大のガナッシュがいくつか。色とりどりのチョコスプレーが散りばめられ、見た目にも華やかだ。 「私の身分では謁見は叶いませんから。是非とも勝ち上がってください」 「トーナメント、自分で出りゃよかったんじゃない?」 「……本戦の頃には、私はただの無能力者です。……それと、渡す時ですが。誰からかは言わなくて結構ですよ」 「一国の王女が受け取るかなあ、そんなもん」 「それならそれで構いませんから」 「なんで王女サマ?」 「見ませんでしたか? テレビ。顔が良かったので」 「ふーん」 サインを終えて、書類を返す。 「このチョコ、俺の分ないの?」 「貴方は拾い食いした分で十分では」 「うげ。見てた?」 「味はどうでした?」 「美味かった」 「安心しました。毒味ありがとうございます」 「…………」 ファイヤーラッコは、同意書の他に、身分証明、参加動機、保険の加入状況など、十数枚の書面に記入を行った。母子家庭の高卒であるとか、5億でいい機材で大物YouTuberであるとか……概ねそのような項目である。 「……ええ、はい。記入に不備はありません。貴方をグロリアス・オリュンピアの参加候補者としてエントリーしました」 「サンキュー、おねえさん」 あくまで、候補者である。 ここからファイヤーラッコが本戦に進むためには、何やら運営の審査が必要になるらしい。 「……あ。そうだ、この機会に捜し人とか見つかるかな?」 「世界的に注目されている大会ですし、可能性はあるでしょう。優勝すれば、王女が願いを叶えてくださる、とも」 「何よりその時は大物YouTuberだからな!」 「それはよくわかりませんが」 あらかたのものを鞄に収め、レディが席を立つ。 「まあ、陰ながら応援していますよ。未来の優勝者」 「おう」 その背中を見送って、ファイヤーラッコは大きく伸びをした。 チェアは日光浴のできるゆったりとした作りになっている。 そのまま身を横たえると、戦闘の疲労が一挙に押し寄せた。 微睡みに包まれていく。 ――程なくして。 ――爆発オチ太郎が再入場し、グレートプール島原は改めて爆発オチを迎えた。
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/2086.html
生徒名簿 > 桑門碧 >[海の日]桑門碧(R) [海の日]桑門碧(R) 攻魅力 1144 守魅力 1015 攻M 4604 守M 4007 コスト 8 卒業祝い 5000メン [海の日]桑門碧+(R) 攻魅力 1373 守魅力 1218 攻2M 守2M コスト 8 卒業祝い 7500メン [もっと見せて]桑門碧(HR) 攻魅力 1717 防魅力 1522 攻4M 10146 守4M 8857 攻4直 9948 守4直 8686 攻3M 9918 守3M 8772 攻3直 9819 守3直 8574 攻3スト 8722 守3スト 7621 コスト 8 卒業祝い 15000メン アピール 行ってくるね。……頑張ってくるから。 └Prince Knightタイプの攻守魅力小UP ストーリー 綺麗で涼しいところ 入手方法 3キュンキューピッド海の日♪ (2014/7/16 16 00〜2014/7/23 13 59) イベント「おしえて☆マイダーリン−海の日デート編−」赤リボン1周目目玉 台詞 ボイス +... ステップ1 おしゃべりタイム 海に来ると潮の香りがするね。 おしゃべりタイム 海って、見てるだけで楽しいよ。 おしゃべりタイム 海で泳ぐのも楽しそうだね。 デート電話コメント ……デートに誘われるって、こんなにもうれしいんだね。誘ってくれたのが君だからなのかな。 カレ自慢アピール 行ってくるね。……頑張ってくるから。 ステップ2 おしゃべりタイム 海のスケッチは楽しいよ。 おしゃべりタイム 雨の降る海も……好きだな。 おしゃべりタイム 君をモデルにしてみたいな……。 デート電話コメント デートなら、ふたりきりになれるところに行きたいね。君も同じ気持ちだとうれしいな。 カレ自慢アピール 行ってくるね。……頑張ってくるから。 ステップ3〜8 好感度レベルMAX もっともっと……君と思い出を作りたいな。そんなふうに思うほど俺は君のこと……。かけがえのない存在だって思ってるんだよ。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 海のスケッチは楽しいよ。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 雨の降る海も……好きだな。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 君をモデルにしてみたいな……。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) ねぇ、手を繋いでもいい? おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 君と触れ合うのが好きなんだ。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) ……君は暖かい人だね。 おしゃべりタイム(ステップ8) 君と一緒にいると落ち着くよ。 おしゃべりタイム(ステップ8) ……もっと俺の傍に寄って? おしゃべりタイム(ステップ8) 君といろいろなことをしたいな。 デート電話コメント(ステップ2〜4) デートなら、ふたりきりになれるところに行きたいね。君も同じ気持ちだとうれしいな。 デート電話コメント(ステップ5〜7) ちょうど、美術館のチケットが2枚あるんだけど……そこでもいいかな?君と行きたいんだ。 デート電話コメント(ステップ8) 君はデートの約束を普通の友達ともするの? ……ううん、なんでもない。俺でいいなら行くよ。 デート電話コメント(ステップ8) 君とデートできるなんて、すごくうれしいな。この気持ちも、創作の糧になりそうだよ。 デート電話コメント(ステップ8) デート……ということは、君とふたりきり、っていうことだよね。……なんだか、照れちゃうね。 カレ自慢アピール 行ってくるね。……頑張ってくるから。 マイページ +... ステップ1 君と一緒に行きたい場所があるんだ。 ごめんね。急に呼び出したりして……。 夏の空って、すごく綺麗な青色だよね。 ステップ2〜3 砂浜で、大きなお城を作ってみようよ。 波の音を聴いてると、少し怖くならない? [名前]さんが泳いだら人魚に見えるかも。 ステップ4〜5 この景色を、君と見てみたかったんだ。 自然の偉大さを、芸術で表現したいな……。 話し過ぎちゃったかな。君は聞き上手だね。 ステップ6〜7 今度、[名前]さんの彫像を作ってみようか。 スケッチしてると夢中になっちゃうんだ。 洞窟に波の音が反響して……音楽みたいだ。 ステップ8 君と見る景色は、いつもより輝いて見える。 君への想いも、いつか作品にしてみたいな。 大好きだよ……。俺は、この景色が……。 もう遅いから、今日は家まで送らせて? [名前]さんの頬が赤いのは、夕焼けのせい? 登校 +... 朝 ステップ1 今日は夏のにおいがするね。元気な太陽のにおい。 もうすぐ海の日だけど、君はどこかへお出掛けするの? [名前]さん、おはよう。朝日がとっても綺麗だね。 ステップ2〜4 ……あ、ごめん……歩きながら寝てた。何のお話だっけ? あの入道雲、おにぎりそっくりだね。食べられるかな。 セミの声が聞こえると、夏が来たって感じるね……。 ステップ5〜7 新しいおにぎりが出てる。お昼はこれにしようかな。 猫が公園で日光浴してるよ。俺も混ぜてもらおうかな。 はい、昨日作ったキーホルダー。[名前]さんにあげるよ。 ステップ8 海って不思議だよね。しょっぱくて、きらきらしてて。 俺と一緒に登校しようか。……手とか、繋いでみる? 今日は美術室に来れる? また君とお話したいな。 まだお話したいから、君のクラスまでついていこうかな。 [名前]さんが笑うと、周りの人もみんなも笑顔になるね。 放課後 ステップ1 あんまりおなか空いてないし、お昼はあとにしようかな。 今日は、いつもよりちょっと高いおにぎりにしてみたよ。 美術室に行ってるよ。作りかけの彫刻があるからね。 ステップ2〜4 周なら、今日は美術準備室でお昼寝してると思うよ。 屋上でお昼寝したいけど、今日はちょっと暑いかな……。 夏休みの予定、[名前]さんはもう決まってるのかな。 ステップ5〜7 今日のお昼は、[名前]さんとゆっくり食べたいな。 中庭に行こうかな。噴水に虹が架かるのを見たいから。 夏の雲はいいね。あの光と影の感じ、好きだな……。 ステップ8 俺も2年生になって、君と同じクラスになりたいな。 かわいいね、君のお弁当。俺のおかずと交換しない? 君に見せたい景色があるんだけど、今度一緒に行かない? 君の作ってくれたおにぎり、すごく美味しい……。 林でお散歩しない? 木漏れ日がきっと綺麗だよ。 夜 ステップ1 風が気持ちいいね。美術室の窓を開けておこうかな……。 綺麗な夕焼けだね。何色って言えばいいだろう……。 コンビニへ買い出しに行くよ。今日は遅くなりそうから。 ステップ2〜4 あとの作業は家のアトリエでやろうかな。一緒に帰ろう。 『海』を彫刻で表現したいんだけど、難しいな……。 機械は苦手なんだ。顔文字ってどう打てばいいのかな。 ステップ5〜7 時間があれば、俺の家のアトリエに寄ってかない? 耳を澄ませると、虫の鳴き声が聞こえるね……。 [名前]さんは夜って何色に見える? 青とか緑とか……。 ステップ8 海の日は、[名前]さんとふたりでお出掛けしたいな。 夏の暑さも、冬の寒さも、俺は両方好きだな……。 星空が綺麗だね。君の瞳みたいにきらきらしてる。 夜は涼しいね。肌寒かったら、俺にくっついてていいよ。 [名前]さんと一緒に歩いてると、幸せって感じがするな。 デートの約束 +... [部分編集] ステップ1 急に電話が鳴ったからびっくりしちゃった。俺なら大丈夫だよ。君とお話するの、好きだから。 ……デートに誘われるって、こんなにもうれしいんだね。誘ってくれたのが君だからなのかな。 うん、空いてるよ。どこか行きたい場所はあるかな? 君の好きな景色を教えてほしいな。 ステップ2〜4 [名前]さんの電話なら、いつでも出られるよ。俺にどんなご用かな。楽しい話だといいな。 デートなら、ふたりきりになれるところに行きたいね。君も同じ気持ちだとうれしいな。 その日でいいよ。[名前]さんのお話、たくさん聞かせてほしいな。楽しいデートにしようね。 ステップ5〜7 大丈夫だよ。作品づくりで行き詰ってたんだけど……君と話せばいいアイデアが浮かぶかも。 ちょうど、美術館のチケットが2枚あるんだけど……そこでもいいかな? 君と行きたいんだ。 うん、その日にしよう。喜んでもらえるといいな……。俺、君の笑った顔が大好きだから。 ステップ8(1) うん、いいよ……。空を見上げてたら、なんだか悲しくなって……君の声を聞かせてほしいな。 君はデートの約束を普通の友達ともするの? ……ううん、なんでもない。俺でいいなら行くよ。 大丈夫……。声を聞いたら、心が軽くなったよ。[名前]さんには不思議な力があるのかな……。 ステップ8(2) 俺でよければ、話を聞かせて。君と話してると楽しい気持ちになれるから不思議だよね。 君とデートできるなんて、すごくうれしいな。この気持ちも、創作の糧になりそうだよ。 もちろんいいよ。晴れてたら海を見に行きたいな……。大きな空と海を、君と眺めたいんだ。 ステップ8(3) もちろん大丈夫だよ。俺も君に電話しようかと思ってたんだけど、先を越されちゃったな……。 デート……ということは、君とふたりきり、っていうことだよね。……なんだか、照れちゃうね。 わかった。……もう少しお話できるかな? よくわからないけど、君を近くに感じていたいんだ。 デートコメント +... 話をしたり、同じ景色を見たり……君とはいつも一緒にいたいって思うんだよね。 このあったかい気持ちは、なんだろう……『安心』よりも、『幸せ』に近い感じ。 カレ自慢 +... 対決画面 ステップ1 俺は何をすればいいのかな? ステップ2〜4 えっと……勝てばいいんだよね? ステップ5〜7 楽しい勝負になるといいな。 ステップ8 応援してくれるとうれしいな。 勝利 ステップ1 俺の勝ちでいいのかな? 勝てると思わなかったから、自分でもびっくりしてるよ。 ステップ2〜3 夢中で勝負してたら、いつの間にか勝ってたみたい。こういうことってあるよね。 ステップ4〜5 俺の勝ちだね。思いっきりやったら、おなか空いてきちゃった……何か食べようかな。 ステップ6〜7 勝てないかも……と思ったんだけど、[名前]さんの応援のお陰で頑張れたよ。 ステップ8 争いごとは苦手だけど……君のためなら、これからも勝負できる気がするよ。 ステップ8 [名前]さんの応援、もっと聞いていたかったな。次も勝つからまた応援してくれる? 敗北 ステップ1 あれ、負けちゃった……。ごめんね。勝負ごとにはあんまり慣れてなくて……。 ステップ2〜3 大丈夫。俺はなんともないよ。……でも悔しいから、もう1度勝負しようかな。 ステップ4〜5 もう少しで、勝ち方が見えそうなんだけど……。ねぇ、また勝負してもいいかな? ステップ6〜7 簡単には諦められないな……。せっかく[名前]さんが応援してくれてるんだから。 ステップ8 君を笑顔にしたいから、もう1度行ってくるよ。また、俺のこと応援してくれるかな。 ステップ8 途中で投げ出すの……好きじゃないんだよね。勝てるまでやろうよ、[名前]さん。 告白タイム +... [部分編集] 戦闘中台詞 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 敗北 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 アルバイト +... ステップ1 何かを作って、売って、買って……。俺たちも、そんな人の流れの一部なんだね。 ステップ2〜7 重たいものがあったら、代わりに持ってあげるね。[名前]さんの役に立ちたいんだ。 ステップ8 バイトが終わったあと、時間あるかな。何か冷たいものでも飲みに行こうよ。 好感度MAX +... 一緒に海に行ってくれてありがとう。君と一緒に過ごせて、本当に楽しかったよ。 スケッチができなかったのは残念だけど、その分、君とまた一緒に行く約束ができたね。 君と出かける約束をするのはうれしいよ。次のことを考えるだけでわくわくするんだ。 もっともっと……君と思い出を作りたいな。そんなふうに思うほど俺は君のこと……。かけがえのない存在だって思ってるんだよ。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/277.html
331 :名無したんはエロカワイイ:2008/07/31(木) 10 59 58 ID fukPI9hM0 あー、ゆっくりで塊魂プレイしたい . . . . . . . . . . (なーなな ななーなーなーな なーなーななーな ずんずくずずんず どぅんどぅくどぅんどぅん) ---ゆっくりで塊魂--- 「……なんだこりゃあ」 魔法の森の近くをの小道を急ぎ足で歩いていた俺は、目を剥いた。 路上にゆっくりれいむが、ひと群れ。それ自体は珍しくもない。 おかしいのは、そいつらがベタベタとくっつきあって固まっていることだった。 「おまえらナニやってんの?」 「ゆっ、ゆぐぅぅう~」 「わかんないよ、くっついちゃったよ!」 「おにいさん、ゆっくり助けてね!」 バレーボール台のゆっくりれいむに、ピンポン玉ぐらいのやつがうじゃうじゃと八つか九つもくっついている。 たぶん家族だろう。母れいむはしきりに体をもぞつかせて子供たちを振り落とそうとするが、下手に動くと下側 の子れいむを潰してしまいそうなためか、思うように動けないらしい。 「ゆっ! ゆっ! んゅっッ! よーっはッとッ! へっぷほ!」 「おがあざぁぁん、おもいおもい!」 「つぶれるよ、ゆっくりうごかないでね!」 「……ぷっ」 その場で一人相撲をしているようなアホくさい母れいむの姿に、俺はふきだした。 「ぷっははははははは、ばっかじゃねーのおめーら、饅頭のお前らがそんなんなっちゃったら生きていかれねー だろ。ちょっとは考えて生きろよ!」 「そんなこと言わないでねぇぇぇぇ!」 母れいむは涙目でぶくぶく膨れる。ほっぺたの下のやつが潰されて悲鳴を上げる。 あー……。 陽気がすごいからなア。 おおかた家族でゆうゆうもたれあっているうちに、この猛暑で溶けてくっちいちゃったんだろう。 これは俺のせいじゃないからな。ゆっくりが勝手に苦労してるだけだ。 そばで眺めていたって、なんら罪ではない。 俺は、困り果ててぶるんぶるん回っているゆっくりれいむを、しばらく見物した。 ……十分ほどで飽きた。 「しゃーねえなあ、恨まれても寝覚めが悪いから、助けてやるよ」 「ゆっ、ほんとう?」 「さっさと助けてね! ふんふん!」 ナマイキなことをぬかしやがる母れいむを無視して、俺はそいつの頬に触れてやった。 ころん 「あれっ?」 母は後ろへ一回転する。「ゆべっ!」「うぎっ!?」と悲鳴を上げて子供たちがぺちゃんとつぶれ、母の肌に 張り付いた。 「何してんのお前、娘つぶれちゃったじゃん!」 「ゆぐぅぅぅぅ!? れいむの子どもがぁぁぁ!」 「じっとしてろよ、残った娘、殺したくないだろ?」 そう言って俺は、また手を伸ばした。 額に触れる。 ころんころんころん 「ゆぐぐぐぅ!」 母れいむは三回転した。その途中で石やら草やらも貼り付けてなんだか汚くなった。 「あっれぇ……」 俺は不思議に思った。 こいつ、ちょっと触っただけで、ボーリングの玉みたいにスムーズに転がりやがる。 なんか変なことになってんじゃないか……? ゆっぐゆっぐともがいている母れいむに歩み寄って、さらに押した。 ころころ、ごろろんっ 「ゆっぐりやめでねぇぇぇ!?」 「あは」 俺は笑った。 こいつ、坂を上ったぞ? しかも小枝や葉っぱをくっつけてさらに汚くなった。 ……これは面白い。 俺は母れいむの苦情を無視して、道なりにそいつを転がし始めた。 ころころん ころころん ころころころころん 一回押すたびに、五メートルほど転がって路肩で止まる。そのたびにそこら辺のものを吸いつけて、雪だるま のように大きくなる。 子供のころ、石蹴りってやったじゃん。 学校から家まで、これって決めた石をずっと蹴って歩いた。 別に石自体が好きなわけではないが、最初に決めたから、そいつを蹴り飛ばさなければならなかった。 そんな感じで、俺は目的地までひたすらころころと母を転がし始めた。 「やめでぇぇ!」 「ゆっくちちたいよぉぉ!」 おお、まだ子れいむも生きてんのか? 石やなんかでゴマ団子みたいにデコボコになった、五十センチほどの ゆっくり塊の中を覗き込むと、ちょうど他のものの隙間にハマったらしく、小さな赤いリボンの頭がぴょこぴょ こ動いていた。 「おまえ、運が良かったなあ。そこならずっと潰れないよ」 「はやくやめちぇねえぇぇぇ!」 「悪い、まだ二、三キロあるんだ」 母娘一匹ずつの悲鳴をBGMに転がし続けた。 少しいくと、面白いことが起こった。 川沿いに日光浴をしていた白黒のゆっくりまりさ家族。俺たちが近づくと振り向いて挨拶する。 「ゆっくりしていってね!!!」 「していってね!」 「しちぇっちぇね!」 次の瞬間、そばを通ったゆっくり塊に、そいつらは吸い寄せられた。 ひゅうん ぽぽぽぽむっ 「ゆっ!?」 「ゆっくりくっついたよ?」 「ゆっくりはなちてね!! はなちてっ! はなちぇはなちぇー!」 「ほう……」 俺は感心してあごを撫でた。 なるほど。 これではっきりした。ただの自然現象じゃない。母れいむは辺りのものを吸い寄せる力を身につけてしまった らしい。よく見れば外側の石やら木やらは、別段刺さってもいないのにくっついている。 俺がくっつかないのは謎だが、まあそんな細かいことはどうでもいい。 ひとつ、これがどこまで続くか試してみようか。 「よし、みんないっくぞー☆」 「やめでえぇぇぇぇぇぇ!?」 進めば進むほど、塊は大きくなった。道端にいたれいむ家族、木のうろから顔を出したぱちゅりー家族、通り すがりのちぇんやらん、近くを飛んでいたゆっくりゃやフランまで引き寄せた。八十センチ、一メートル、一メ ートル半。ゆっくり塊はどんどん大きくなった。 ひゅうん ぽむっ ひゅうん ぽむっ 「ゆっくりはなしてぇぇ!」 「はっはっは、そりゃ☆無理だ」 意味もなくハイテンションに笑いながら俺は答える。 これ、大きくなっても全然重さが増えない。 ころころと軽いままなのだ。不思議きわまる。 そして楽しい! 鼻歌を歌いながら俺は押して行き、目的地のアリス邸にたどりついた。 「ちわーっす、郵便です」 ああうん、言い忘れていたけど、俺配達人。肩掛けの郵袋も、これこの通り。いまどき徒歩で運ぶなんてレト ロだろう。 「あら、どうもありがとう」 玄関に出てきたアリスさんが微笑んだ。うむ美人だ。美人だらけの幻想郷の中でもこの人は群を抜いている。 いろいろ怪しい噂もあるが、そんなところも俺は好きだ。 そんなアリスさんが、俺の背後の塊を見てギョッとした。 「って、それは何!?」 無理もない。ゆっくり塊の大きさは、今では四メートルを越えている。 「ゆっくりはなしてね!」 「つぶれて顔がいたいよぉぉ!」 「いやっいやああぁぁ、れみり゛ゃぎらいーー!」 「うっうー! れみりゃを早くはなすんだどぉー!?」 数百のゆっくりがてんで勝手に悲鳴を上げている。驚かないほうがどうかしている。 「いやまぁ、なんといいますか、ただの拾いもんです」 俺はあいまいに答えた。 アリスさんは顔を引きつり気味にして、後ずさろうとした。 「な、なんだかわからないけれど、あんまり係わり合いになりたくないわね……きゃあっ!?」 ひゅうん ぽむっ 「おおお?」 俺は驚愕した。アリスさんまで塊に吸い寄せられ、くっついてしまったのだ。 「ちょっと、何するの! 離して、離しなさいよ!」 叫んどる叫んどる。美少女が拘束されて悲鳴を上げとる。 実にいい景色だ。――とか言ってる場合ではないか。 「すみません、それ外れないんですよ」 「なんですって?」 「俺が作ったんじゃないもんですから」 答えながら、俺はあることに気づいていた。 アリスさんのような有名妖怪まで引き付ける力があるのか、この塊は。 ということは―― もしかして、やりたい放題じゃないか!? 「……なーなな ななーなーなーな なーなーななーな ずんずくずずんず どぅんどぅくどぅんどぅん」 「なっ、なにを鼻歌なんか歌ってるの? 早くなんとか――」 「すんません。俺、ハジけます!」 「えっ? ってきゃあああああああ」 すってんころころ すってんころころ すってんころころ すってんころころ 俺は両手を使って勢いよく塊を押し始めた。 霧雨魔理沙、ゲット。 博麗霊夢、ゲット。 紅美鈴、ゲット。 「おいおいなんなんだこれはー! 霊夢、これなんだよ!」 「知らないわよ私だって、アリス、アリスー?」 「私は被害者よー!」 「離して、離してってば! 仕事中なのよ私は、このぉっ……ふんッ!」 「きゃあああああ!」 「ちょっこらっやめっ!」 「気功を使うなぁぁぁ!」 おーおーお、なんかビリビリしてえらい騒ぎになっとる。 そして当然―― 「ゆぎいいぃぃぃぃぃ!」 「いだいよぉおぉぉぉぉ!」 「皮がびりびりするよぉぉ!」 「んおおぉぉっ、んほっ、ほおぉぉぉぉ!」 ゆっくりたちも涙目で大騒ぎしている。中にはキモチよさそうなのもいるが。 ゆっくり魂の直径は六メートルになった。それでも止まらず、俺は幻想郷を駆け巡る。 「むぎゅぅぅ、苦しい……」 「咲夜、咲夜! 早く何とかして!」 「はっはい、ただいまっ! ふッ! ……時間を止めても外れない!?」 「ぴーっ、アタイこんなの趣味じゃないいぃ!」 なんか館の一部ごと飲み込んで、三十メートル。 「らんしゃま助けてぇぇぇ!?」 「ちぇぇぇん! くそっ、紫さま、紫さまぁぁ!?」 なんかよくわからないお屋敷みたいなものを巻き込んで五十メートル。 「うわあぁっ!? ちょっ、ちょっと今実験中よ!?」 「なんだこの……ハッ!」 「あちゃちゃダメです火はやめてください火は!」 「あっれー、これもしかして私が仕掛けたやつか?」 竹やぶと京屋敷みたいなもんをまるごと飲み込んで、百メートルつまり二十五階建てのビルぐらいになった塊 をころんころんと転がしていると、俺の目の前に来た兎耳の女の子が、ほっぺたポリポリかきながら言った。 おお、この人は。 「てゐさんじゃないスか。これ、あんたが?」 「昨日、ゆっくりに、いろんなものがくっついちゃう悪戯をして放り出しといたんだけど……」 「魔法の森の入り口あたりだったら、多分それっす」 「やっぱりかー」 「これ、どうしたら外れるんですか」 「それはねぇ……」 言いかけたとき、ぴゅうと風が吹いて塊がころころと転がった。 あ、あー……てゐさん、上のほうへ行っちゃったよ。 次いつ来るかわからんな。 というか、これがバラバラになったら、なんかただ事ではすまん気がする。 「ゆっくりさせでぇぇぇ!!」 「私もっ、私もゆっくりしたいわよッ!」 「このっ、もう我慢できない――マスタースパーク!」 「ゆぎゅぁぁぁ!」 「あっつぅぅぅこらっ魔理沙魔理沙!」 「ゆっぐぅうぅ、ゆぐぅぅぅぅ!!」 もう人間もゆっくりも関係ない。ひとつに丸まった人と妖怪と饅頭とガラクタの混合物が、もざもざわさわさ と動いて、悲鳴を上げたり、ビームを出したり、弾幕を放ったりしている。 「俺です」なんつったら、殺されるな、これは。 となると――。 「行けるところまで行くか!」 俺はさらにころころころころとゆっくり塊を転がし、幻想郷の森も川も山も湖も突っ切って駆け回った。ゆっ くり塊はどんどんどんどん成長して妖怪とゆっくりと人間を飲み込み、ついには直径一キロを越えててっぺんは 妖怪の山の頂上を越えた。 そのころ、とうとうゆっくり塊は浮上した。上のほうについた天狗やら虫やら何やらが、逃げようとして飛ん だためだろう。 「あー……」 空を飛んでしまったら、もう俺には手が届かない。 俺は若干の寂しさとともに、数ヵ月をともに過ごした巨大なゆっくり塊を見送ったのだった。 「達者でなあ。元気でなあー……」 それ以来、夜空に星がひとつ増えた。 オリオン座のあたりにまぶしく輝く「ゆっくり星」を見るたびに、俺はかつて幻想郷をにぎやかしていた美少 女たちとゆっくりたちを思い起こし、懐かしむのだった。 ====================================================================== YT このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/2031.html
各スレの概要 <先月< >来月> 『ss投下』[[]] 『イラスト投下』【】 『更新その他』[[]] 『公式化』《》 【 7月 30日 2スレ目 スレログ置いときました】 【 7月 30日 1スレ目 ログ↓】 【 7月 27日 2スレ目 スレログを下に】 【 7月 27日 1スレ目 スレログが↓】 【 7月 26日 2スレ目 箱ろぐ下に】 【 7月 26日 1スレ目 スレログは↓】 【 7月 23日 2スレ目 スレログを下に】 【 7月 23日 1スレ目 ろぐした】 【 7月 20日 2スレ目 箱ログが下に】 【 7月 20日 1スレ目 箱ログですが下に】 【 7月 19日 2スレ目 スレログは↓に】 【 7月 19日 1スレ目 スレログが下です】 【 7月 16日 2スレ目 スレログが下に】 【 7月 16日 1スレ目 スレログを↓に】 【 7月 13日 2スレ目 ログ下】 【 7月 13日 1スレ目 ログした】 【 7月 12日 2スレ目 スレログが下に】 【 7月 12日 1スレ目 スレログは↓】 【 7月 9日 2スレ目 ろぐはした】 【 7月 9日 1スレ目 ろぐした】 【 7月 6日 2スレ目 スレログ下】 【 7月 6日 1スレ目 スレログ下】 【 7月 5日 2スレ目 箱ログ下】 【 7月 5日 1スレ目 スレログ↓】 【 7月 2日 2スレ目 箱ログ下】 【 7月 2日 1スレ目 ログ下】 【 7月 30日 2スレ目 スレログ置いときました】 『イラスト投下』【アーマードスキンズロゴ】【面接ラニ】【圧迫マスター】【サツキonステージ】 『更新その他』【SSS 学園考察】 ヌダ製シンジュク フタバ亭デジマ二号店の店員紹介を過去からサルベージ 実はこれから決まるくらいの状態なデジマ店 ネタについてのあれこれ 地球の建造物がモデルか移民が建てたか 平日のスレは体力がやばい 意外なキャラも出ていたデジマ店員 店員多いなデジマ店 フタバニシューネン店は店員増やす? 深夜なので… ラニちゃん周辺の設定とか年齢 自分の特技って 一人のシィ 缶詰流行そう? 元原の音楽的センス アネーヌとショーターは今 学園委員会を取材にいくよ どんな人が委員に入ってそう? 【 7月 30日 1スレ目 ログ↓】 『ss投下』【デジマのフタバ亭二号店の!】 『イラスト投下』【癒されたサツキ君】【10年に一度】【秘剣狗之牙】【ラニ自慢話】【翼羽指】 異世界のなんだか分からないけどそんなもの フタバ亭二号店のラニちゃん大活躍 スレの手書きを使ったSS挿絵 動く植物 スレネタの集まったフタバ亭デジマ店 旅か故郷かラニちゃんの進む道は 秘奥義 SSのあとがきにシェアしたSSを書くと分かりやすい? 惑星規模のエネルギー養分植物 意外性持つ練達者がディエルの護衛 植物由来味の炭酸飲料 ババルーアそれは姥捨ての大地 試練を乗り越えた者はどうなるの? 異世界でこんな種族は? 月神への貴重な戦力? 地下の世界の広さと生活は 地球と異世界の歴史は小ゲートで繋がる? 天狗って何種族 頑張ったラニちゃん 【 7月 27日 2スレ目 スレログを下に】 『イラスト投下』【ギシギシ中】 『更新その他』【SSS ヤンキーズ侵入作戦】【SSS デジマのフタバに二人の男と一人の少女】 ヤンキーズのユエン奪還作戦 人の生活と水は切り離せない ラムールの国土 小ゲートは結構開いていたんじゃないか? ケモ話複乳話 出産妊娠とおっぱいの数 おっぱいファック デジマのフタバ亭二号店での酒と料理と異種観の話 【 7月 27日 1スレ目 スレログが↓】 『ss投下』【孤児院の夕餉】【カレーな宴】 『更新その他』【SSS そんな二人の一幕なのさ】【SSS ヤンキーズDAKKAN】 誰でもない誰かのたておつ 楽しそうな孤児院だけど他国はどう? 孤児院の孤児たちのその後の人生 海の怨念がおんねん スラヴィアで育つ成長する意味 領民への配慮と魂の鮮度 ニシューネン市はどこにある? 命名の裏ネタ イレゲらしさとは? 過去の小ゲートによる世界移動 各国香辛料とカレーな出会い こんな過去の歴史や人物と異種族 キャラのイメージと使われ方 ケモナーそれは業深き存在 伊達石とか刀事件とか 【 7月 26日 2スレ目 箱ろぐ下に】 『イラスト投下』【とっつかサツキ】【シィとトゲオ】 フタバ店と二号店の話 ドニーの外食産業を狙え ラニの存在感 異世界の草 ラニとシィの進む道 孤児院か酒場住まいか 酒場の遊楽 店の綺麗どころ おさわり厳禁 植えつけられたロストバージン 一号店と二号店の店長像 おしりいじり ホンカウはどんな人 【 7月 26日 1スレ目 スレログは↓】 『ss投下』【一人足りないフタバ亭】 『イラスト投下』【化身ラー】【スープをお飲み】【エルフ店員】 いかがわしい商売と今のフタバ亭 シィと鬼について 鬼人の妊婦 恐るべき月の姉妹神 ラーやラムールの対月神策 太陽vs月 太陽と火の象徴 デジマ二号店はどうなってる? 月姉妹の真実とは 【 7月 23日 2スレ目 スレログを下に】 【 7月 23日 1スレ目 ろぐした】 『ss投下』【人造人間ゾンビーナ】【開けるオルニトの、とある宿にて】 【 7月 20日 2スレ目 箱ログが下に】 【 7月 20日 1スレ目 箱ログですが下に】 『ss投下』【大ゲート祭の思い出】【トンネルを抜けたら異世界だった】 【 7月 19日 2スレ目 スレログは↓に】 『ss投下』【りりにっき】 『イラスト投下』【着ぐるみ】【日光浴サツキ】【滑川神社】【マスターボンバー】【ハクテン水着】【流れる皿】【イスズ裸】【パル裸】【ルアン先輩雌豹】【トゲオその眠り】 『更新その他』【性態学者の小話】【SSS 体臭】【SSS 落ち着いてイスズ】 【 7月 19日 1スレ目 スレログが下です】 『更新その他』【SSS 歓楽街のヤンキーズ】 『イラスト投下』【歓楽街】【海のラニちゃん】 【 7月 16日 2スレ目 スレログが下に】 『イラスト投下』【寝サツキ】【アドミラ想像】【一番魅力の神様】【貝人とは】【水着浮田】 【 7月 16日 1スレ目 スレログを↓に】 『ss投下』【走れ若人】 『更新その他』【SSS 滑川神社伝説を追う】 梅雨だね夏野菜 異世界の料理麺類 異世界料理の旨味要素 料理と食事のえとせとらや病気 お祭り! 金羅様と飲みたい 精霊病から医食同源 歴史人物とスラヴィアン ラーメンとかスラヴィアントマトとか エロDVDシナリオ 大延国の料理のバリエーション どうなっていく十津那学園カップル 油や脂やパンチ力 先天性と後天性で精霊病 幽霊船長貴族どうなった 人間が抱いたスラヴィアンのイメージは スラヴィアで経済が成立する? ヤンキーズの私服 ニンニク抜き料理のその代わりの素材 スラヴィアの産業は?地下資源って? 化石燃料と稀少素材 神と精霊と鉱石とか 滑川ってどんな人 教授!金羅セックスご利益 おすべり様と供物 妖怪や魔物と異種族 学園で滑川はどう動くの? 皆SS書いてる?倉西さんとかどうなった? 雨を降らせましょうおすべり様 実は自創作キャラがモチーフ 日常SSの魅力 学園キャラの魅力と想像 あのキャラのその後やキャラ固め 【 7月 13日 2スレ目 ログ下】 『イラスト投下』【肩紐ラニ】】【じゅごん人】【メガネ担当】【かつゆ様】 『更新その他』【SSS ウォーチの勝負】 獣人の毛 獣人に抱く個々の想い 季節と体毛 温度と種族行動 精霊と四季 学園のこんな設定 【 7月 13日 1スレ目 ログした】 『イラスト投下』【ホンカウ水着】【セリオツ水着色々ver】】 『更新その他』【SSS おすべり様】【SSS 滑川談義】 ヒィのおっぱい 小さいのにおっぱい細いのにおっぱい 夏休みはどうなるの 触手異世界生物 蜜おっぱい蟻 蟲人の社会と性能 独立型と破滅遊戯 おすべり神社伝承 水着新境地 蛞蝓伝説と滑川 ボディペイント 己のルーツ 滑川を考える 水着がどうなるか分からない種族 学園の委員会とは 各種委員と給食 お昼の放送 滑川のささやき 学園の人物構造 滑川のルーツ 外映事件とは 三角関係 【 7月 12日 2スレ目 スレログが下に】 『イラスト投下』【サツキまっぱ】【りり水着とかクーリエとか】【シテ水着】【ヒィ水着】【シーヴ水着とクラブ】 地球で初体験するスラヴィアン 蛞蝓人や滑川について 重い鬼人の泳法 乱れるスラヴィアンのビーチ 法は大丈夫?セイジョー君 イレゲ水着で夏予習 滑川のその後の行動 ポートアイランドの付近で泳げる場所 イレゲの悪人は? 害を与えずにはいられない種族 悪にも温度差や程度がある 戦役からのモルテの暗躍 てゐ先輩が増え続けている 破滅的で壊滅的なモルテの性格 鉄人コースケ ゲームにみる神々の性格 学園キャラの今どうなってる 即アガリ金羅麻雀 鳩村とその周辺と滑川 【 7月 12日 1スレ目 スレログは↓】 『ss投下』【ねぶりし者】 『更新その他』【三周年企画 リレーちっくSSS】 『イラスト投下』【サツキ水着】【ティータ水着】【悩殺ラニ】【てゐ水着】 小人種の水着は犯罪かどうか 蛞蝓人ってどんなのだ 海水浴が苦手な種族とは ハイエルフとエルフの違い 地の底に負われた蛞蝓を想像 ふわっとした昔の物語トルウフ 他作品に見るナメクジ人やイレゲ要素 異種族の地球での活動制限 異種族への保障やサービス制度 異世界の福利厚生 種族の寿命さや扱いの違い ペタン娘!ティータの詳細 【 7月 9日 2スレ目 ろぐはした】 『イラスト投下』【エロラフ】【百合と聞いて】 『更新その他』【SSSリレー クロトとユエンやドニー到着】[[]] ヤンキーズツアーの道程 エロへ一歩踏み出す シィはどんなキャラ? クロトとユエンの関係進展 ユエンの実家でヤンキーズが シィのフタバ亭との生活 可愛いから曇らせたい百合したい ヤンキーズのドニー散策 性に乱れるサツキ君の周囲 【 7月 9日 1スレ目 ろぐした】 『ss投下』【conflict】【本を求めて】 『更新その他』【development】【SSS 大ゲ祭の風景】【SSSリレー 船の上とドニーのヤンキーズ】 『イラスト投下』【水着知るラニ】【シィちゃん】 嵐の前に 大ゲ祭で意外な珍客 ナメクジ対策とそのスペック 十津那相関図から想像 コロッケに見る世代差 異世界の油の種類とは 脂動物や脂植物 種から理科の時間だ ユエンさんの性技 R18SSは目標がはっきりシコ キャラ達を掘り下げる 十一門でこんなことがやりたい 新書庫の意外性あるSS ドニーへ向かうヤンキーズ フタバ亭の面々 旅先で出会うあのキャラ シィの生活と性格 【 7月 6日 2スレ目 スレログ下】 『イラスト投下』【鳩村線画】【てゐポーズ】【ノームの司書】【スマホ36】【ラニちゃん紐水着】 『更新その他』【SSS ポートアイランドが今に至る】 学園キャラ多いよね部活いいよね 小ネタが練られていたADV キャラの生活や水着とか 学園以外を舞台にすると? あのキャラの意外な展開 イレヴンゲーム 商店街にありそうな店 推理小説の形やネタ 人間以外の店長店員 ハーレム天地無用 イレゲのポートアイランドはどんなことになってそう? 商業と工業と人の生活 ポートアイランドの地下 キャラの性格や実家 ノベルゲーで36に会えたかい 異世界旅行社とかミズハミシマでシェア そろそろ夏ですね海の家 キャラの水着考察 清楚で純真な紐水着 【 7月 6日 1スレ目 スレログ下】 『更新その他』SS紹介リンク文の置き場 『イラスト投下』【イスズとタ子先生】 ノベルゲーよかった ヤンキーズツアーは今どのへん?次ドニー 次回はどんなADV 新キャラ盛りだくさんだったADV 登場したときから四人だったヤンキーズ イスズとか今どうなっちゃってるんだろう ヤンキーズイチャラヴ構想 【 7月 5日 2スレ目 箱ログ下】 『イラスト投下』【サツキ本能のままに】【ヒィちゃん】【36さん】 『更新その他』)【SSS ヤンキーズフィッシング】【イレヴンズゲートノベルゲームver.1】 【 7月 5日 1スレ目 スレログ↓】 『イラスト投下』【次回薄異本告知】【芥子瓜】【さむエルちゃん】 【 7月 2日 2スレ目 箱ログ下】 『更新その他』【リレーちっくSSSの番外伝】 【 7月 2日 1スレ目 ログ下】 『更新その他』【左右メニュー・トップページ構成】【各種コーナー・企画広場】 『ss投下』【ドラゴンアイランド】
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/335.html
331 :名無したんはエロカワイイ:2008/07/31(木) 10 59 58 ID fukPI9hM0 あー、ゆっくりで塊魂プレイしたい . . . . . . . . . . (なーなな ななーなーなーな なーなーななーな ずんずくずずんず どぅんどぅくどぅんどぅん) ---ゆっくりで塊魂--- 「……なんだこりゃあ」 魔法の森の近くをの小道を急ぎ足で歩いていた俺は、目を剥いた。 路上にゆっくりれいむが、ひと群れ。それ自体は珍しくもない。 おかしいのは、そいつらがベタベタとくっつきあって固まっていることだった。 「おまえらナニやってんの?」 「ゆっ、ゆぐぅぅう~」 「わかんないよ、くっついちゃったよ!」 「おにいさん、ゆっくり助けてね!」 バレーボール台のゆっくりれいむに、ピンポン玉ぐらいのやつがうじゃうじゃと八つか九つもくっついている。 たぶん家族だろう。母れいむはしきりに体をもぞつかせて子供たちを振り落とそうとするが、下手に動くと下側 の子れいむを潰してしまいそうなためか、思うように動けないらしい。 「ゆっ! ゆっ! んゅっッ! よーっはッとッ! へっぷほ!」 「おがあざぁぁん、おもいおもい!」 「つぶれるよ、ゆっくりうごかないでね!」 「……ぷっ」 その場で一人相撲をしているようなアホくさい母れいむの姿に、俺はふきだした。 「ぷっははははははは、ばっかじゃねーのおめーら、饅頭のお前らがそんなんなっちゃったら生きていかれねー だろ。ちょっとは考えて生きろよ!」 「そんなこと言わないでねぇぇぇぇ!」 母れいむは涙目でぶくぶく膨れる。ほっぺたの下のやつが潰されて悲鳴を上げる。 あー……。 陽気がすごいからなア。 おおかた家族でゆうゆうもたれあっているうちに、この猛暑で溶けてくっちいちゃったんだろう。 これは俺のせいじゃないからな。ゆっくりが勝手に苦労してるだけだ。 そばで眺めていたって、なんら罪ではない。 俺は、困り果ててぶるんぶるん回っているゆっくりれいむを、しばらく見物した。 ……十分ほどで飽きた。 「しゃーねえなあ、恨まれても寝覚めが悪いから、助けてやるよ」 「ゆっ、ほんとう?」 「さっさと助けてね! ふんふん!」 ナマイキなことをぬかしやがる母れいむを無視して、俺はそいつの頬に触れてやった。 ころん 「あれっ?」 母は後ろへ一回転する。「ゆべっ!」「うぎっ!?」と悲鳴を上げて子供たちがぺちゃんとつぶれ、母の肌に 張り付いた。 「何してんのお前、娘つぶれちゃったじゃん!」 「ゆぐぅぅぅぅ!? れいむの子どもがぁぁぁ!」 「じっとしてろよ、残った娘、殺したくないだろ?」 そう言って俺は、また手を伸ばした。 額に触れる。 ころんころんころん 「ゆぐぐぐぅ!」 母れいむは三回転した。その途中で石やら草やらも貼り付けてなんだか汚くなった。 「あっれぇ……」 俺は不思議に思った。 こいつ、ちょっと触っただけで、ボーリングの玉みたいにスムーズに転がりやがる。 なんか変なことになってんじゃないか……? ゆっぐゆっぐともがいている母れいむに歩み寄って、さらに押した。 ころころ、ごろろんっ 「ゆっぐりやめでねぇぇぇ!?」 「あは」 俺は笑った。 こいつ、坂を上ったぞ? しかも小枝や葉っぱをくっつけてさらに汚くなった。 ……これは面白い。 俺は母れいむの苦情を無視して、道なりにそいつを転がし始めた。 ころころん ころころん ころころころころん 一回押すたびに、五メートルほど転がって路肩で止まる。そのたびにそこら辺のものを吸いつけて、雪だるま のように大きくなる。 子供のころ、石蹴りってやったじゃん。 学校から家まで、これって決めた石をずっと蹴って歩いた。 別に石自体が好きなわけではないが、最初に決めたから、そいつを蹴り飛ばさなければならなかった。 そんな感じで、俺は目的地までひたすらころころと母を転がし始めた。 「やめでぇぇ!」 「ゆっくちちたいよぉぉ!」 おお、まだ子れいむも生きてんのか? 石やなんかでゴマ団子みたいにデコボコになった、五十センチほどの ゆっくり塊の中を覗き込むと、ちょうど他のものの隙間にハマったらしく、小さな赤いリボンの頭がぴょこぴょ こ動いていた。 「おまえ、運が良かったなあ。そこならずっと潰れないよ」 「はやくやめちぇねえぇぇぇ!」 「悪い、まだ二、三キロあるんだ」 母娘一匹ずつの悲鳴をBGMに転がし続けた。 少しいくと、面白いことが起こった。 川沿いに日光浴をしていた白黒のゆっくりまりさ家族。俺たちが近づくと振り向いて挨拶する。 「ゆっくりしていってね!!!」 「していってね!」 「しちぇっちぇね!」 次の瞬間、そばを通ったゆっくり塊に、そいつらは吸い寄せられた。 ひゅうん ぽぽぽぽむっ 「ゆっ!?」 「ゆっくりくっついたよ?」 「ゆっくりはなちてね!! はなちてっ! はなちぇはなちぇー!」 「ほう……」 俺は感心してあごを撫でた。 なるほど。 これではっきりした。ただの自然現象じゃない。母れいむは辺りのものを吸い寄せる力を身につけてしまった らしい。よく見れば外側の石やら木やらは、別段刺さってもいないのにくっついている。 俺がくっつかないのは謎だが、まあそんな細かいことはどうでもいい。 ひとつ、これがどこまで続くか試してみようか。 「よし、みんないっくぞー☆」 「やめでえぇぇぇぇぇぇ!?」 進めば進むほど、塊は大きくなった。道端にいたれいむ家族、木のうろから顔を出したぱちゅりー家族、通り すがりのちぇんやらん、近くを飛んでいたゆっくりゃやフランまで引き寄せた。八十センチ、一メートル、一メ ートル半。ゆっくり塊はどんどん大きくなった。 ひゅうん ぽむっ ひゅうん ぽむっ 「ゆっくりはなしてぇぇ!」 「はっはっは、そりゃ☆無理だ」 意味もなくハイテンションに笑いながら俺は答える。 これ、大きくなっても全然重さが増えない。 ころころと軽いままなのだ。不思議きわまる。 そして楽しい! 鼻歌を歌いながら俺は押して行き、目的地のアリス邸にたどりついた。 「ちわーっす、郵便です」 ああうん、言い忘れていたけど、俺配達人。肩掛けの郵袋も、これこの通り。いまどき徒歩で運ぶなんてレト ロだろう。 「あら、どうもありがとう」 玄関に出てきたアリスさんが微笑んだ。うむ美人だ。美人だらけの幻想郷の中でもこの人は群を抜いている。 いろいろ怪しい噂もあるが、そんなところも俺は好きだ。 そんなアリスさんが、俺の背後の塊を見てギョッとした。 「って、それは何!?」 無理もない。ゆっくり塊の大きさは、今では四メートルを越えている。 「ゆっくりはなしてね!」 「つぶれて顔がいたいよぉぉ!」 「いやっいやああぁぁ、れみり゛ゃぎらいーー!」 「うっうー! れみりゃを早くはなすんだどぉー!?」 数百のゆっくりがてんで勝手に悲鳴を上げている。驚かないほうがどうかしている。 「いやまぁ、なんといいますか、ただの拾いもんです」 俺はあいまいに答えた。 アリスさんは顔を引きつり気味にして、後ずさろうとした。 「な、なんだかわからないけれど、あんまり係わり合いになりたくないわね……きゃあっ!?」 ひゅうん ぽむっ 「おおお?」 俺は驚愕した。アリスさんまで塊に吸い寄せられ、くっついてしまったのだ。 「ちょっと、何するの! 離して、離しなさいよ!」 叫んどる叫んどる。美少女が拘束されて悲鳴を上げとる。 実にいい景色だ。――とか言ってる場合ではないか。 「すみません、それ外れないんですよ」 「なんですって?」 「俺が作ったんじゃないもんですから」 答えながら、俺はあることに気づいていた。 アリスさんのような有名妖怪まで引き付ける力があるのか、この塊は。 ということは―― もしかして、やりたい放題じゃないか!? 「……なーなな ななーなーなーな なーなーななーな ずんずくずずんず どぅんどぅくどぅんどぅん」 「なっ、なにを鼻歌なんか歌ってるの? 早くなんとか――」 「すんません。俺、ハジけます!」 「えっ? ってきゃあああああああ」 すってんころころ すってんころころ すってんころころ すってんころころ 俺は両手を使って勢いよく塊を押し始めた。 霧雨魔理沙、ゲット。 博麗霊夢、ゲット。 紅美鈴、ゲット。 「おいおいなんなんだこれはー! 霊夢、これなんだよ!」 「知らないわよ私だって、アリス、アリスー?」 「私は被害者よー!」 「離して、離してってば! 仕事中なのよ私は、このぉっ……ふんッ!」 「きゃあああああ!」 「ちょっこらっやめっ!」 「気功を使うなぁぁぁ!」 おーおーお、なんかビリビリしてえらい騒ぎになっとる。 そして当然―― 「ゆぎいいぃぃぃぃぃ!」 「いだいよぉおぉぉぉぉ!」 「皮がびりびりするよぉぉ!」 「んおおぉぉっ、んほっ、ほおぉぉぉぉ!」 ゆっくりたちも涙目で大騒ぎしている。中にはキモチよさそうなのもいるが。 ゆっくり魂の直径は六メートルになった。それでも止まらず、俺は幻想郷を駆け巡る。 「むぎゅぅぅ、苦しい……」 「咲夜、咲夜! 早く何とかして!」 「はっはい、ただいまっ! ふッ! ……時間を止めても外れない!?」 「ぴーっ、アタイこんなの趣味じゃないいぃ!」 なんか館の一部ごと飲み込んで、三十メートル。 「らんしゃま助けてぇぇぇ!?」 「ちぇぇぇん! くそっ、紫さま、紫さまぁぁ!?」 なんかよくわからないお屋敷みたいなものを巻き込んで五十メートル。 「うわあぁっ!? ちょっ、ちょっと今実験中よ!?」 「なんだこの……ハッ!」 「あちゃちゃダメです火はやめてください火は!」 「あっれー、これもしかして私が仕掛けたやつか?」 竹やぶと京屋敷みたいなもんをまるごと飲み込んで、百メートルつまり二十五階建てのビルぐらいになった塊 をころんころんと転がしていると、俺の目の前に来た兎耳の女の子が、ほっぺたポリポリかきながら言った。 おお、この人は。 「てゐさんじゃないスか。これ、あんたが?」 「昨日、ゆっくりに、いろんなものがくっついちゃう悪戯をして放り出しといたんだけど……」 「魔法の森の入り口あたりだったら、多分それっす」 「やっぱりかー」 「これ、どうしたら外れるんですか」 「それはねぇ……」 言いかけたとき、ぴゅうと風が吹いて塊がころころと転がった。 あ、あー……てゐさん、上のほうへ行っちゃったよ。 次いつ来るかわからんな。 というか、これがバラバラになったら、なんかただ事ではすまん気がする。 「ゆっくりさせでぇぇぇ!!」 「私もっ、私もゆっくりしたいわよッ!」 「このっ、もう我慢できない――マスタースパーク!」 「ゆぎゅぁぁぁ!」 「あっつぅぅぅこらっ魔理沙魔理沙!」 「ゆっぐぅうぅ、ゆぐぅぅぅぅ!!」 もう人間もゆっくりも関係ない。ひとつに丸まった人と妖怪と饅頭とガラクタの混合物が、もざもざわさわさ と動いて、悲鳴を上げたり、ビームを出したり、弾幕を放ったりしている。 「俺です」なんつったら、殺されるな、これは。 となると――。 「行けるところまで行くか!」 俺はさらにころころころころとゆっくり塊を転がし、幻想郷の森も川も山も湖も突っ切って駆け回った。ゆっ くり塊はどんどんどんどん成長して妖怪とゆっくりと人間を飲み込み、ついには直径一キロを越えててっぺんは 妖怪の山の頂上を越えた。 そのころ、とうとうゆっくり塊は浮上した。上のほうについた天狗やら虫やら何やらが、逃げようとして飛ん だためだろう。 「あー……」 空を飛んでしまったら、もう俺には手が届かない。 俺は若干の寂しさとともに、数ヵ月をともに過ごした巨大なゆっくり塊を見送ったのだった。 「達者でなあ。元気でなあー……」 それ以来、夜空に星がひとつ増えた。 オリオン座のあたりにまぶしく輝く「ゆっくり星」を見るたびに、俺はかつて幻想郷をにぎやかしていた美少 女たちとゆっくりたちを思い起こし、懐かしむのだった。 ====================================================================== YT このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ymeconomy/pages/1119.html
QMA 理系学問 生物 ページ1 / 2 / 画像問題 / ニュースクイズ 問題文 答え 茄子に含まれるポリフェノールの一種を「ナスニン」という ○ 過換気症候群は血液中の酸素が不足することによって起こる × 過換気症候群は血液中の二酸化炭素が不足することによって起こる ○ 海の生物・カイメンを英語では「スポンジ」という ○ 海の生物・ヒトデを漢字で書くと「海月」である × 海の生物・ヒトデを漢字で書くと「海星」である ○ 貝類に含まれる旨みの成分はコハク酸である ○ 感染症の一種狂犬病の別名を「恐水病」という ○ 漢字で「狩猟豹」と書く動物はチーターである ○ 甘味料を採取するアマハステビアといえばキク科の植物である ○ 岩国市名物のシロヘビはニシキヘビのアルビノである × 嬉し涙と悔し涙は成分が違う ○ 記録上、初めてワクチンが開発された病気はコレラである × 記録上、初めてワクチンが開発された病気は天然痘である ○ 亀にも歯がある × 魚のハリセンボンのハリ状のウロコは、ふつう千本よりも多い × 魚類の心臓を流れる血はすべて動脈血である × 魚類の心臓を流れる血はすべて静脈血である ○ 恐竜のゴルゴサウルスは日本の漫画『ゴルゴ13』に因んで命名された × 恐竜の名前によくつけられる「ザウルス」とはヘビのことである × 金魚の仲間に「銀魚」という魚がいる ○ 金魚はフナ科の魚である × 九官鳥を初めて日本へ連れて来たのは中国人の九官さんである ○ 慶應大学先端生命科学研究所が2010年に開発したのは血液から膵臓がんや乳がんを検出する方法である × 慶應大学先端生命科学研究所が2010年に開発したのは唾液から膵臓がんや乳がんを検出する方法である ○ 茎・葉の区別がなく維管束をもたない植物体を「葉状体」という ○ 茎・葉の区別がはっきりしており維管束を有する植物体を「茎葉体」という ○ 茎・葉の区別がなく維管束をもたない植物体を「茎葉体」という × 茎・葉の区別がはっきりしており維管束を有する植物体を「茎状体」という × 結核菌とコレラ菌を発見したのは同一人物である ○ 血液の成分白血球の色は無色である ○ 犬や猫も人間と同じように花粉症になる ○ 見た目もよく似たモモンガとムササビ。身体が大きいのはムササビの方である ○ 現存する最大の哺乳類であるシロナガスクジラはヒゲクジラ亜目に分類される ○ 現存する最大の哺乳類であるシロナガスクジラはハクジラ亜目に分類される × 古生代に生息した巨大な昆虫メガネウラの別名は「ゴキブリトンボ」である ○ 国際伝染病の一つ「ラッサ熱」が発生したラッサ村があるアフリカの国はアルジェリアである × 国際伝染病の一つ「ラッサ熱」が発生したラッサ村があるアフリカの国はナイジェリアである ○ 昆虫などに見られる眼で明るさや光の方向を感じとる働きをもつのは単眼である ○ 昆虫などに見られる眼で物の色や形を見分ける働きをもつものは複眼である ○ 昆虫の蚊はカ科に分類される ○ 昆虫のコオロギは鳴くのはオスだけである ○ 昆虫のセミで、鳴くのはメスだけである × 昆虫のノミはメスの方がオスよりも大きい ○ 細胞の小器官で高分子化学物の分解を行うのはリソソームである ○ 細胞の小器官で高分子化学物の分解を行うのはリボソームである × 桜のつぼみは開花が近づくにつれて軽くなる × 三毛猫の99%以上はオスである × 歯を持っている世界最大の生物はマッコウクジラである ○ 秋に発芽して、翌年の夏に枯れる草を一年草という × 秋に発芽して、翌年の夏に枯れる草を二年草という ○ 十二指腸は指を12本並べたほどの長さがあることからその名がついた ○ 春の七草の「スズナ」と「ナズナ」は同じ科の植物である ○ 春の七草の1つ「すずしろ」とはカブのことである × 小児科で受診することができるのは、小学生以下の児童だけである × 植物において葉で作られた養分が通る管は「道管」である × 植物にも血液型がある ○ 植物の「ドクダミ」はほんの少し毒があるためその名がついた × 植物のアヤメとショウブは漢字では全く同じ字を書く ○ 植物のイチョウは「一枚の葉」という意味の「一葉」から名づけられた × 植物のカスミソウという名前は平安時代の「霞局」という女性の名前から来ている × 植物の花粉のつまった袋「やく」はおしべの先端にある ○ 植物の花粉のつまった袋「やく」はめしべの先端にある × 植物のキンモクセイは「金星と木星」にちなんで命名された × 植物のサツキはミドリ科である × 植物の精子のもととなる精母細胞が行う細胞分裂は減数分裂である ○ 植物のハルジオンとヒメジョオンは同じ科に属している ○ 植物のポプラはヤナギ科である ○ 植物も動物と同じように一日中呼吸をしている ○ 食虫動物は虫以外のものも食べることができる ○ 食中毒の原因となるサルモネラ菌の名前はサーモン(鮭)から発見されたことから名づけられた × 食中毒の原因となるサルモネラ菌の名前は発見した科学者サーモンの名前から付けられた ○ 食用にされるアンコウは全てメスである ○ 心臓にある4つの部屋のうち全身に血液を送っているのは左心室である ○ 人間以外にも、年をとると白髪が生える動物がいる ○ 人間の汗の成分の9割以上は水である ○ 人間の胃酸は鉄を溶かすこともできる ○ 人間のおならは空気より重い × 人間の体で、普通皮膚が最も厚いのはつま先である × 人間の血管で動脈は脈を打つのに対し静脈は脈を打たない ○ 人間の心臓で右心房と右心室の間にある血液の逆流を防ぐ弁膜は三升弁である ○ 人間の手の爪で、伸びるのが最も早いのは小指である × 人間の涙は酸性である × 人間の乳幼児と大人では乳幼児の方が骨の数が多い ○ 人間の脳と心臓のうちより多くカロリーを消費するのは心臓である × 人間の歯で、歯冠の表面を覆っている層を「エナメル質」という ○ 人間の歯で、歯根の象牙質を覆っている層を「セメント質」という ○ 人間の平均的な脳の重さ男性と女性では女性の方が重い × 人間の骨にも血管が通っている ○ 人間の骨の数亡くなる時は生まれた時の半分以下になる × 人間の骨の数は男女ともに同じである ○ 人間の目の水晶体は近くの物を見るときには薄くなる × 人の顔にも見える甲羅が特徴の日本近海に生息するカニはヘイケガニである ○ 人間の心臓で左心房と左心室の間にある血液の逆流を防ぐ弁膜は三升弁である × 世界最大級のフクロウの仲間「シマフクロウ」は島に棲息することから名づけられた × 世界で最初に発見されたビタミンは「ビタミンA」である × 世界で唯一飛べないオウムとして知られるフクロウオウムが生息するのはオーストラリアである × 世界初の体外受精児を誕生させ2010年にノーベル医学・生理学賞を受賞したイギリスの医学者はロバート・エドワーズである ○ 世界で唯一飛べないオウムとして知られるフクロウオウムが生息するのはニュージーランドである ○ 昔から「ササガニ」と呼ばれる生物はクモである ○ 赤ちゃんの歯は普通、下の歯から生える ○ 絶滅した大型の鳥モアがかつて生息していたのはマダガスカル島である × 絶滅した大型の鳥モアがかつて生息していたのはニュージーランドである ○ 染色体は、研究の際色素に「染まりやすい」ことから命名された ○ 足の親指が、付け根から小指のほうに曲がっていく症状のことを「外反母趾」という ○ 足の小指が、付け根から親指のほうに曲がっていく症状のことを「内反母趾」という ○ 体長は1メートル以上もある世界最大のペンギンはコウテイペンギンである ○ 体長は80mm以上もある世界最大のセミはコウテイゼミである × 体内に発電器官を持つデンキウナギは頭の方がプラス極、尾の方がマイナス極である ○ 大型のげっ歯類・カピバラはその体重から泳ぐことができない × 第1回ノーベル生理学・医学賞の候補にあがっていた日本人は野口英世である × 地球上に存在する動物の中でもっとも大きな卵を産む鳥はエミューである × 中国以外で初めてジャイアントパンダの繁殖に成功したのは上野動物園である × 虫歯の進行度をC1、C2、…と表しますがさらに悪化すると「D」になる × 虫歯の進行の度合いを表すアルファベットは「P」である × 蝶の一種、ギフチョウは岐阜県で発見されたことから名前がつけられた ○ 鳥類の翼は前あしが変化したものである ○ 鳥のインプリンティング(刷り込み)の現象を最初に指摘した動物学者はフリッシュである × 鳥のライチョウは雷のようにゴロゴロと鳴くことからその名がついた × 伝染病の一種「伝染性紅斑」は感染すると頬が赤くなることから一般に「トマト病」と呼ばれる × 渡り鳥は気温によって渡りの時期を知る × 動物のナマケモノも汗をかく ○ 動物のなわばりのことを英語でカントリーという × 動物の精子のもととなる精母細胞が行う細胞分裂は体細胞分裂である × 動脈を流れる血液は静脈を流れる血液よりも必ず含まれる酸素の量が多い × 特に花の小さいパンジーをさす名称はチェロである × 特に花の小さいパンジーをさす名称はビオラである ○ 毒キノコに対して毒を分解してくれる「解毒キノコ」も存在する × 突然変異を発見したド・フリースが実験に用いたのはインゲンマメである × 南米に住むアベコベガエルの「アベコベ」とはオスよりメスの方が大きいという意味である × 日光浴をすると体内に生成されるビタミンはビタミンDである ○ 日本語では「芽食」というヤギに代表される葉っぱや樹皮などを食べる動物をグレイザーという × 日本語では「芽食」というヤギに代表される葉っぱや樹皮などを食べる動物をブラウザーという ○ 日本で食用として栽培されるイチゴの正式な和名はアメリカイチゴである × 日本で食用として栽培されるイチゴの正式な和名はオランダイチゴである ○ 日本でマリモが生息している湖は阿寒湖だけである × 日本に棲息するすべての蚊は「蚊柱」を作る × 日本にも野生のサソリが生息している ○ 入れ歯も時には虫歯になる × 熱帯地方には野生のペンギンは棲息していない × 背びれに切れ込みがあり尻びれが平行四辺形をしているメダカはオスである ○ 背びれに切れ込みがあり尻びれが平行四辺形をしているメダカはメスである × 背びれに切れ込みがなく尻びれが長三角形をしているメダカはメスである ○ 肺動脈を流れているのは静脈血である ○ 梅の花びらの数は4枚である × 梅の花びらの数は5枚である ○ 白菜とキャベツは共にアブラナ科である ○ 髪の毛の先にも神経はある × 美しい羽を広げるクジャクはメスである × 病院で輸血や点滴するときに針は普通、静脈に刺す ○ 病気のカポジ肉腫に名を残すモーリッツ・カポジはハンガリーの医師である ○ 病気のカポジ肉腫に名を残すモーリッツ・カポジはルーマニアの医師である × 貧血とは血液の量が少なくなった状態のことである × 普通、モンシロチョウが卵を産み付けるのはキャベツなどのアブラナ科の植物の葉の裏である ○ 腐ったミカンを正常なミカンの中に入れると、正常なミカンまで通常と比べ早く腐ってしまう ○ 別名を「虞美人草」という花はヒナギクである × 北半球に棲息するカタツムリの殻は全て右巻きである × 北極圏から南極圏まで移動する渡り鳥がいる ○ 鳴くミンミンゼミはすべてメスである × 目の圧力が上昇して視機能に異常が出る病気を緑内障という ○ 夜行性の動物も育て方によって昼行性に変えられる × 野生のニホンザルは日本のすべての都道府県に生息している × 野生のペンギンは南半球にしか生息していない ○ 卵を産む哺乳類であるカモノハシには、乳首がない ○ 涙は血液から作られる ○ 鷲(わし)の種類にはイヌワシだけでなくネコワシもいる × 腕を伸ばす時には内側の筋肉が縮み外側の筋肉はゆるむ × 腕を曲げる時には内側の筋肉がゆるみ外側の筋肉は縮む ×
https://w.atwiki.jp/anzrtrpg/pages/149.html
前へ GM:さーて、バックトラックでやんす かりん:普通に振るだけで余裕で生還出来るという、かりん 森本:倍振りを宣言するでやんす てかEロイスはどう処理されるんですっけ GM:Eロイスは怨念の一打。 リドル:えーと、倍振りって、先に宣言せんとアカンやったっけ? 織部:そうだよ 森本:1D10だっけ? リドル:じゃ倍ふり GM:Eロイスの数だけ かりん:6d10 森本:じゃあまず (dice) Karin_M - 6D10 = [10,4,4,6,7,10] = 41 GM:あー、待った。>リドル 森本:1d10 かりん:ぎゃあ! GM:まあ、良いか (dice) Y-Morimoto - 1D10 = [3] = 3 かりん:減りすぎた! 森本:倍でw GM:うむ。 織部:まずEロイス分振るよ 織部:1d10 (dice) Yuma_O - 1D10 = [6] = 6 森本:10d10 (dice) Y-Morimoto - 10D10 = [7,6,6,5,7,8,4,8,6,3] = 60 GM:Eロイスの数だけ、予め浸食率を減らす選択が出来ますよ、と かりん:あ、おじさんEロイス分含めて振ったから GM:あいあい。 織部:ぎりぎり1倍で返ってこれそうな気配があるんだが…… 森本:帰ってきた 森本:倍振っても3点だぞ 織部:敢えてチャレンジャブルな精神で行こう。1倍だー! 森本:終わった後振ると0点だぞ 織部:それもまた良し 織部:4d10 (dice) Yuma_O - 4D10 = [3,6,4,1] = 14 織部:うん、追加振りでw 織部:4d10 (dice) Yuma_O - 4D10 = [7,3,6,8] = 24 リドル:12d10 (dice) L_Riddle - 12D10 = [5,9,10,3,10,3,8,7,1,9,7,7] = 79 織部:これ一つで返って来られたとかw リドル:ふりすぎたー!? かりん:4点あるからいいさ… GM:さーて、みんな帰ってこられたかなー? リドル:あ、いや、けっこあったから丁度いいのか? かりん:帰ってこれたよー リドル:帰ってこれた 織部:返ってはこられた かりん:というか、かりんマジ余裕 GM:じゃあ、EDフェイズに行くわけですが、どーします? 時間的に 織部:行けそうな感じですけど かりん:やった方がいいでしょ、もう 織部:やっちゃった方がいいんでは 森本:うん 織部:かるくさっと GM:OK。では、ED番号1番! GM:べーおり 織部:あいよ 森本:まず全員的なノリ? リドル:やりますか GM:なんか希望あります?>織部 かりん:全員があるならそれは任せる GM:む、まずは全員EDですか。 織部:そうだなあ、とりあえず佐伯さんを家に送って行きたいな かりん:戦いが終わった後、ラオウのごとく 森本:ないならいいけどてっきり佐伯さんとの会話があるもんだとw かりん:織部の背中を叩いて、ゆけーい! って言う 織部:笑って答えるよ GM:OK GM:「よかった……織部君が生きててくれて、よかった……」と絢ちゃんは泣いてますね 織部:「お母さんが心配してるよ……帰りましょう」と手を差し出します GM:「……うん」とその手をおずおずと握ります かりん:「あーまずっぱいねぇ。ヒューヒュー」 かりん:後ろからはやし立てる 織部:その手を優しく握り返して、神社を後にします GM:絢が仁科の言う事を聞いていたのは、仁科が何時でも織部を殺すことが出来たから、という理由があります。 森本:「青春だな」 織部:死ななかったのはなんか理由があるのかな GM:その声に、絢は耳まで真っ赤になりますね。>かりん GM:愛の奇跡? かりん:吹いた リドル:「恋愛感情はよく分からない」(地面から生えつつ) 織部:申し子だし、レネゲイド的な何かかと思ってた 織部:一言で言うと気合 GM:まあ、そういうことですね。 GM:抱擁がなくとも GM:いつかは目覚めていた、と。 織部:そういう運命だったって事だねえ GM:そして、二度目の死に瀕して、貴方は真に目覚めたのだと 織部:なるほど…… 織部:まあそんな事より佐伯さんさね! かりん:「絢ちゃーん! おばさんによろしく! 三井は仕事を頑張ったよ! ってね!」 GM:人ならざる力を宿し、これから貴方がどう生きていくのかは、誰にもわかりません GM:「うん! ありがとう、かりんちゃん!」 GM:「……それから、ありがとう、織部君」 織部:「ありがとう三井さん!」こっちも感謝の言葉を述べよう。世話になったし かりん:「よろしくやりなよ! お似合いさん!」 GM:でも、握った掌の暖かさを忘れない限り、貴方は人のままでいられるのではないでしょうか。 GM:他の誰かと繋がりあっている事、それこそが人である証であるのですから。 織部:「どういたしまして」と佐伯さんににっこり微笑みます 織部:まさしくSロイスな相手! GM:その笑顔を見て、絢は心から嬉しそうに笑いますね。 織部:この手のぬくもりを忘れないようにしよう、と心に固く誓います リドル:「暖かいな、人というのは」(見ながら) 織部:「さあ、帰ろう」 GM:長いようで短い帰り道。そこで何があったかは……二人だけが知っているのでしょう。 GM:という辺りでPC1(主人公)のEDは終了かな、かな? 織部:ういー GM:さーて、PC2かりんちゃん。 かりん:あいよ GM:何かあります? GM:やりたいこととか。 かりん:事務所に帰って、茜に事件の報告をしておく GM:織部を寝とりたいとかはちょっと難しいですが、出来るだけ要望には沿った展開を…… GM:ほう 織部:wwwwww GM:「御苦労さま……しかし、思ったよりも大事だったね」 かりん:「あれ? 雪菜じゃん。茜さんはどしたん?」 GM:「……」 GM:「忙しくてね……まだ、みんな」 GM:「そんなわけで、代理」 かりん:「まぁ、しょーがないねぇ。この状況じゃ隣の市のいざこざに巻き込まれてるだろうし」 GM:「うん……」 かりん:「ちょっと一仕事してきてさぁ、あたしも。久々に雪菜の麻婆豆腐が食べたいなぁ、なんて」 GM:「麻婆豆腐……ちょっと挽肉がないなぁ。みんなにもご馳走してあげたいし、一緒に買いに行こうか?」 かりん:「あいよー。まぁ、そうなったら大量に買わないとね。橘のじっちゃとかひよりの分はともかく、帰ってきた茜さんがどれだけ食うかわかんないし」 GM:「そうだね……ねぇ、かりん」 かりん:「んー?」 GM:「こんなこと言うと、みんなに怒られちゃうかもしれないけど、いつまでも、こんなふうにみんなでいられたら良いね」 GM:「この事件の報告書読んで、ちょっとそんな風に思ったんだ」 かりん:「誰に怒られんのさ。ここの皆は、きっと、ずっと一緒だよ。絶対」 GM:「うん!」 GM:では、探偵事務所の入り口のドアにClosedの看板を下げて、貴方と雪菜は買い物へと出かけますね かりん:あいあい、ではこれで終了ですな GM:昨日と同じ今日、今日と同じ明日……言葉にすれば簡単ですけど、それを守る事がいかに難しいか、今の貴方はそれを知っています GM:ずっと一緒だよ。絶対、という言葉は、貴方の祈りだったのかもしれません かりん:でも、茜さんや雪菜、はるかもいるし、大丈夫だろうと思いながら かりん:買い物の道を行くよ GM:はい。では、それで締めという事で GM:つぎー、森本さん 森本:はい GM:国立感染症研究センターの一室で、今回の一件についてまとめられたレポートを読んでいる、とかそんな感じでどうでしょうか? 森本:ですね 森本:(レネゲイドウイルスを消す、か。確か以前もそういう事件があったんだったか?) GM:いちおー、あの後貴方が集めたりしたデータから、一連の仁科の行動のプロファイリングが出来上がっています。 森本:どんな感じでしょうか GM:今村博士ですが、フィールドワークなんかもやってて、そこからF市の封印が二重に施されたものだったと気づいていたのですよ GM:一つは宝剣発動を抑えるため。もう一つは、宝剣発動の効果を外に漏らさないため GM:その事を聞いた仁科は二つあった封印を両方とくことで、宝剣の効果がF市内に限らず、もっと広範囲に拡散させられることに気が付いてしまったのです。 GM:諦めかけていた悲願達成が、実はすでに手の届くところにあったことに気がついた仁科は GM:一瞬の逡巡ののち、何かを探して後ろを向いていた今村若葉を殺害しました。 森本:何か、は何かわかります? GM:お土産だったみたいですね、F市の。 森本:うわぁ GM:ルール的な処理で言うと、仁科の初期ロイスは復讐者とタイタス化してるレネゲイド(復讐表)と今村若葉だったわけなのです。 森本:全部消えちゃったんだね 織部:悲しい話だな…… GM:最後のロイスであった若葉を殺害してしまった仁科は……とそういうことですね。 リドル:せつなっ GM:貴方の読んでいるレポートは、仁科が感じたその一瞬の葛藤を、私は味わいたいとは思わない、というプロファイリングを担当したノイマンの言葉で締めくくられています GM:後の仁科は、ブレーキの壊れた自動車のように、破滅に向かって突き進んでいたようです……ただ、貴方に対してある程度配慮をしていたのは、 森本:「私だって味わいたくはない」 GM:今村若葉が貴方の事を尊敬していたからですね。 森本:尊敬されてたのかw GM:尊敬していたというか、慕っていたというか……非ノイマンの研究者で、ノイマンに嫉妬したり暗い感情を抱かない人って珍しいですから。 森本:なるほどw 森本:「・・・結局、お前は何か得たのか?仁科武雄」 GM:まあ、ああ成り果てても若葉の思いは尊重しようとしていたあたりに、仁科の若葉に対する思いを読み取ってください GM:独語は、空に消え、答える者は誰もいません 森本:「お前は・・・屍の山を踏み越えて、どこに行きたかったんだ?」 森本:以上でw GM:あい。では、シーンを締めます。 GM:ラス。リトル・リドル GM:メキシコに向かう貨物船。 リドル:あいさー GM:ゼノスのメンバーが何か処理をしたらしく、行きかう船員は貴方の姿を認識できないようになってますね。 GM:貴方用に用意されたコンテナが一つあって GM:そこに必要なミネラルウォーターとかが山積みされていて 織部:凄い渡航方法だなw GM:生活そのものにはさほど支障を感じません。 GM:甲板で日光浴をしても良し GM:コンテナに引きこもっても良し GM:日一日毎に GM:メキシコは近づいてきます GM:ゼノスは、貴方との契約を果たしたのです。 リドル:「潮風とは胸を躍らせるものだ」(無表情でものっそわくてかしてる模様) GM:航路の傍に島があるのか、今日はカモメが飛んでいるのが見えますね。 GM:だんだんと、潮風の匂いも日本とは違ってきているような気もします リドル:「陸地が近いか、メキシコはまだか」(カモメに問うたり) GM:問われたカモメは甲高く一声鳴くと、空高く飛んでいきます…… GM:貴方は、確信します。あのカモメの飛んでいく先に、メキシコがあるのだと。 リドル:「リトル・リドルは知らねばならぬ。リトル・リドルは知るだろう。メキシコで」 GM:そこで貴方は知るのでしょう。貴方のルーツを。 GM:たぶん、きっと…… 前へ
https://w.atwiki.jp/sw_takamori/pages/83.html
BACK INDEX NEXT 391 :夏の残り香 ◆HdhN8f97gI :2008/09/13(土) 20 19 59 ID CRFrkVep 学校とは、チャイム一つで雰囲気がガラリと変わる場所だ。授業時間終了の音が鳴り終わるとすぐに、校内は喧騒に支配される。 授業という、学生にとって戦いとも呼べる時間を乗り切るために与えられた、束の間の休息。 楽しげな談笑や騒々しい会話に没頭するし、辛苦に満ちた戦場を一時的に忘れ去る。 中には、次の戦いに向けて修練に励む者もいる。 教科書、問題集、参考書。それらの武器を血肉と化して、来る戦に備えるのだ。 机に突っ伏し、英気を養う者だって少なくない。消耗した上で乗り切れるほど、戦いは甘くない。万全なコンディションを整えようとする彼らの選択もまた、有意義な時間の使い方だろう。 次なる戦闘開始のチャイムが鳴った瞬間、学校は戦場に姿を変える。リスクなしに逃れる術など、ありえない。 ……まぁ、僕は本日の初戦と二戦目をブッチしたけどさ。 「はぁ……」 思わず零れた溜息が、思考を現実に引き戻す。今は、亀の歩みで教室に向かっている最中だ。 穏やかな喧騒が、僕の耳に入っては通り抜けていく。楽しそうな響きは、僕の中に留まってはくれなかった。 随分とアホな妄想をしていたと、我ながら思う。 そんな下らない空想に意識を任せていたのは、ぐるぐる回る悩みを追い出すためだ。 訳の分からない電波妄想に脳を浸していないと、ヘタレ心が顔を出して、また教室から足が遠のいてしまいそうだった。 宮野先輩と話をしている間は、何の問題なかった。 でも、別れて一人になって教室に向かおうとするや否や、不安や憂鬱が鎌首をもたげてきたのだ。 一人だとよくないことを考えてしまう、という先輩の呟きが脳裏に甦る。至言ですね、宮野先輩。 教室が近づくにつれ、足取りが重くなる。このまま教室の前を素通りし、昇降口まで行ってしまおうか。 そんなヘタレ誘惑に少しだけ心が揺らいでしまったとき、向こうから歩いてくる中肉中背の男子生徒と目が合う。 クラスメイトの、岸原敦彦だった。 「お、啓祐じゃんか。ガッコ来てたんだな」 そいつが僕を呼びつつ手を挙げてきたから、僕も反射的に手を挙げた。 茶色がかったくせ毛が特徴的なそいつは高校に入ってからの友人で、よくつるんでいる男だ。 「始業式を休んだ上、二学期早々重役出勤とは、夏の間に不良になっちったか? 素行不良が学園長の耳に入ったら大変だぜ?」 不良云々はともかく、学園長の話は笑えなかった。 始業式欠席は連絡を入れたからよしとしよう。だが、さっきのサボタージュが学園長の耳に届いていたとすれば、ご指導を受けざるを得ないだろう。 未だ一度も学園長直々のご指導を受けた経験はないが、噂では相当お厳しいらしい。 ご指導を受けた学生の中には、トラウマを植えつけられて、学園長のお姿を拝見するだけで震え縮み上がってしまうようになってしまった奴もいるとかいないとか。流石に誇張表現だと思うけどさ。 「たった今まで夏休みは続いてたんだよ。僕の中では」 「気持ちの切り替えが出来ていないダラけた啓祐に、面白い話を教えてやるとしよう。始業式に遅刻してきた奴らが、式中に公開説教をされたお話だ」 敦彦の言が嘘や冗談でないのなら、どうやら、学園長伝説に新たな一ページが追加されていたらしい。 正直、聞きたくない情報だった。 「遠慮しとく。笑えないから勘弁して……」 「安心しろ、笑えないのは啓祐だけだ。つか、お前凄い汗だな。走ってきたのか?」 「そうじゃないけど。色々あって、さ」 屋上で日光浴をしてた、とは言えなかった。 変な目で見られるくらいならまだいい。理由の追究が始まってしまうと、色々話さなければならなくなる。 まだ気持ちの整理や感情の処理が少しも出来ていない。 尋ねられれば誤魔化せないのは分かっているから、はぐらかせるうちに曖昧にしておいた。 それでも、僕は自然と敦彦から視線を外していたんだけど。 嘘は、苦手だった。 「……ふーん。ま、いいけどな。とっとと教室行こーぜ。深谷も沢口も、お前のこと気に掛けてたぞ」 深谷と、沢口。 その二人に敦彦と僕を加えた四人が、いつも集まって遊んでいる面子だ。 だから彼女らの名前を出したことに、深い意味などなかったと思う。 それなのに、僕の心が縮み上がった。沢口の名に、敏感になりすぎていた。 沢口に気に掛けて貰えるなんて、震えるくらいに喜ばしかったはずなのに、今は切なくて仕方ない。 胸が痛み、肺に重い空気が溜まってくる。心臓が拍動するたび、憂鬱さが広がっていく気がした。 もう二度と、沢口の気持ちを喜んで受け取れる日は来ないのだろうか。 寂寥感が渦を巻き、僕を飲み込んでいく。ちっぽけな僕は、それに抗えず流されるだけ。 「ほら、ぼーっとしてないで、行くぞーっ」 敦彦が、僕の汗まみれになった背中を押してくる。暑いのにご苦労様だ。 その元気さが羨ましく、そしてありがたい。 押されるがままに廊下を進めば、あっという間に教室まで辿り着く。それでも、敦彦の勢いは止まらない。開け放たれたドアを潜らせようと、ぐんぐん僕を押していく。 「ちょっと、敦彦、待って――」 制止を試みるが、間に合わない。心の準備も、沢口に会ったときのシミュレーションもできないまま、僕は穏やかな喧騒に満ちた教室に入れられた。 約一ヶ月ぶりの教室。休み中に何度か顔を合わせた奴もいれば、全く会わなかった奴もいる。 「おーっす。久しぶりだなあ!」 豪快に声を掛けてきたのは、学級委員の牧田君だ。貫禄のある笑顔に、懐かしさを覚える。 牧田君に挨拶を返しながら、さりげなく教室中を見渡す。日焼けをしたり、髪型が変わっていたりで、雰囲気が随分違う奴も少なくない。 夏休みを終え、少しだけ新鮮な級友たち。沢口の姿は、見当たらない。 安心した自分が、憎らしい。 楽しげに談笑するクラスメイトの中から、見慣れた女子が駆け寄ってきた。 「体調崩したって聞いてたけど、もう大丈夫なの? 夏風邪引いちゃうなんて、米倉って実はバカだったの?」 瑞々しい髪をベリーショートに切った、ボーイッシュな女の子が尋ねてくる。口調の端には毒が交じっているが、もう慣れているし気にならない。 彼女の名は、深谷真奈子。僕や敦彦、そして、沢口とよくつるんでいる、友人の一人だ。 爽やかな外見通りに明るく、自分の考えをストレートに口に出す奴だ。ストレート過ぎて時々毒を吐くが、悪意を感じさせないのがこいつの凄いところだと思う。 「まあ、ね。バカだとは自覚してるよ」 質問の後半にだけ、答える。最初の問いに答えなかったのは、大丈夫だと言い切る自信がなかったからだ。 「そうかー。ま、バカでも生きていけるから元気出せ。あたしだってバカだけど、元気に生きてるよー」 深谷は快活に笑い、僕の肩を叩いてくる。その様子は確かに、少しバカっぽいが、不快感を伴わない。 そもそも、深谷はバカなんかじゃない。頭の回転は速いし、成績だって悪くない。苦手科目に限っては赤点に近い成績を出すときもあるが、その程度ではバカと呼べない。 まぁ、単純な奴だとは思うけど。 「いや、お前がバカだったら俺はどうなる? バカの中のバカとか、バカの王になってしまうじゃないか?」 僕と同じことを考えていたのか、敦彦がツッコミを入れていた。 「岸原はバカっていうより、やれば出来る子。でも、やらないからダメな子だね」 深谷の切り返しを聞き流しながら、ふと、思う。 沢口は、僕の愚行を深谷に話しただろうか。 沢口と深谷の付き合いは、小等部の頃からだと聞いている。実際、二人はめちゃくちゃ仲がいい。前にアルバムを見せてもらったが、彼女らはいつも同じ写真に映っていた。 誰にも言えない話もできる仲なのは、間違いない。 沢口の性格上、僕の愚かな告白を面白おかしく語ったり、雑談のタネにはしないだろう。 でも、相談事としてならば、話している可能性はある。 たとえば、告白を断った相手とどうやって付き合っていけばいいか、とか。 ……考えただけで、死にたくなった。 鬱に片足を突っ込んだ僕。出そうになる溜息を我慢し、何気なく引き戸の外に目を向けた。 すると、丁度誰かが入ってきたところで――。 心臓が、弾かれたように大きく跳ね上がった。 慣用句ではなく本当に、心臓が口から飛び出しそうだった。 教室に入ってきたのは、肩まで伸ばした黒髪に、黒いヘアピンを付けた女の子だった。フレームの薄い眼鏡の向こうにある瞳は大きく、ガラス玉のように綺麗だ。 派手さは皆無で、素朴な印象を全身から醸し出している。 小柄で華奢な体つきをした彼女は、小さな両手でピンク色の携帯電話を握り締めていた。 彼女は相変わらず可愛くて、堪らなく魅力的で、だからこそ、僕の胸を締め付けて止まない。 大好きな、女の子。 沢口名希が、僕を、じっと見つめていた。 急激に脈拍が増加し体温を上げていく。 汗が掌を滲ませ背筋を伝い落ちる。 筋肉が強張り体が動かせない。 カラカラに渇いた喉からは声が出せない。 極度の緊張感に支配されて頭が真っ白になる。 暴れまわる心臓の音が聴覚を埋め尽くしていく。 それでも鼓膜は、しっかりと彼女の声を、拾う。 「米倉、くん……」 沢口の小さな口が、僕を呼んだ。 返事をしなければならない。何か答えなければならない。 なのに体は言うことを聞いてくれない。呆けたみたいに口を開けているだけだった。 ぐちゃぐちゃになった感情が心を荒らし、僕から冷静さを奪っている。 悲しくて、苦しくて、切ない。 そのくせ、嬉しくて、愛しくて、大好きで、訳が分からなくなっていく。 ごちゃまぜになった感情が、巨大な津波となって押し寄せてくる。受け止めるには、あまりにも大きすぎた。 「さっき、米倉くんの携帯に電話したの。繋がらなかったから心配だったけど、来てたんだね」 ピンクの携帯を掲げ、沢口が笑ってくれる。素敵な笑顔なのに、見ていられない。 だから、目を背けた。本当は、もっと見ていたいのに。 「……ごめん」 目を合わせずに短く謝るのが、精一杯だった。 携帯は今も、ポケットに入っている。ただ、電源は切ってあった。 心配の詰まった沢口からの連絡を、受け取るのが辛かったから。 「ううん、いいの。気にしないで。その、わたしの方こそ……」 尻すぼみになって言葉が消えると、沢口も口を噤んだ。 気まずい沈黙が、僕と沢口の間に横たわる。 少し歩けば触れられる距離にいるのに、足掻いても手が届かない気がした。 「啓祐? 沢口? どしたんだお前ら?」 敦彦が首を傾げて聞いてくる。 深谷は黙ったままだったけど、心配そうに僕らの顔を見比べている。 答えられずに、黙りこくる。沢口も、困ったように口ごもっていた。どちらも言葉を発さない。 そんな僕らの代わりというように、授業開始のチャイムが鳴った。 それでようやく、体は自由を取り戻す。でも僕が取れる選択肢は決して多くなくて。 逃げるようにして踵を返すだけだった。 「お、おい! 啓祐!」 敦彦の呼び声が投げ掛けられるが、振り返りも答えもせず席に向かう。 夏休み前の席と変わっていないのが、救いだった。 394 : ◆HdhN8f97gI :2008/09/13(土) 20 25 23 ID CRFrkVep 以上、投下終了です。 今回登場したキャラの紹介を書いておきますね。 皆さんの物語を彩れるキャラになれば幸いです。 岸原敦彦(きしはら あつひこ) 高校二年、帰宅部。 やらないからダメな子。でもやれば出来る子。成績はよくない。 少し茶色がかった髪、くせ毛。中肉中背。 深谷真奈子(ふかや まなこ) 高校二年、帰宅部。沢口の幼馴染。 単純で、考えをストレートを口にする。バカっぽいが、頭の回転は速い。 ベリーショートでボーイッシュ。 沢口名希(さわぐち なき) 高校二年、帰宅部。深谷の幼馴染。 大人しくて気弱。真面目で細かいことを気にするタイプ。 セミロングの黒髪。小柄で痩せ気味。近眼で、フレームの薄い眼鏡をしている。ヘアピンで前髪を留めている。 牧田(まきた) 高校二年。学級委員♂。今後登場する予定はない端役。 BACK INDEX NEXT
https://w.atwiki.jp/boyfriendkari/pages/1753.html
生徒名簿 > 一ノ瀬学 >[海賊]一ノ瀬学(R) [海賊]一ノ瀬学(R) 攻魅力 1748 守魅力 1971 攻M 5768 守M 6504 コスト 12 卒業祝い 5000メン [海賊]一ノ瀬学+(R) 攻魅力 2098 守魅力 2365 攻2M 8456 守2M 9535 コスト 12 卒業祝い 7500メン [実は強い]一ノ瀬学(HR) 攻魅力 2622 守魅力 2957 攻4M 12712 守4M 14333 攻3M 12427 守3M 14012 コスト 12 卒業祝い 15000メン アピール 君を守るためなら……! └全タイプの守魅力小UP ストーリー 小鳥と優しい海賊さん 入手方法 イベント「七つの海と宝を手に入れろ!藤城海賊団」 台詞 ボイス +... ステップ1 おしゃべりタイム 君は、どこから来たのかな? おしゃべりタイム こう見えて、僕も海賊なんだよ。 おしゃべりタイム 船の上の生活も、いいものだよ。 デート電話コメント デートって、僕と……!? う、うん。休憩時間のあいだなら、大丈夫だよ。いつにしようか? カレ自慢アピール 君を守るためなら……! ステップ2 おしゃべりタイム 今日もよく晴れて航海日和だね。 おしゃべりタイム 鳥って可愛らしいよね。 おしゃべりタイム 仲間と出会えてよかったよ。 デート電話コメント 僕のほうから声を掛ければ良かったかな……ごめんね。でも、君に誘ってもらえてうれしいよ。 カレ自慢アピール 君を守るためなら……! ステップ3〜8 好感度レベルMAX 君の傍にいる時間が長くなればなるほど、もっと傍にいたいと思ってしまうんだ。いけないことだって、わかっているのにね……。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 今日もよく晴れて航海日和だね。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 鳥って可愛らしいよね。 おしゃべりタイム(ステップ3〜4) 仲間と出会えてよかったよ。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 甲板で日光浴でもしようか? おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 海風が気持ちいいね。 おしゃべりタイム(ステップ5〜7) 君といると心が安らぐよ。 おしゃべりタイム(ステップ8) 君は誰にも渡さないよ……! おしゃべりタイム(ステップ8) 君のことは、僕が守るよ。 おしゃべりタイム(ステップ8) このままずっと、君といたいな。 デート電話コメント(ステップ2〜4) 僕のほうから声を掛ければ良かったかな……ごめんね。でも、君に誘ってもらえてうれしいよ。 デート電話コメント(ステップ5〜7) そうだね。たまには街で、ゆっくり買い物でもしてみようか。君におすすめのお店があるんだ。 デート電話コメント(ステップ8) うん、いいよ。この前、珊瑚がすごく綺麗な島を見つけたんだ。よかったらその日に案内するよ。 デート電話コメント(ステップ8) 実は僕も、君と一緒に過ごしたいなって思っていたんだ。僕たちって、気が合うのかな……? デート電話コメント(ステップ8) もちろん行くよ。君の傍にいるとドキドキするけど、すごく癒されるんだ。……不思議だよね。 カレ自慢アピール 君を守るためなら……! マイページ +... ステップ1 怪我はないようだね。無事で良かったよ。 本物の海賊船を見るのは、初めてかな? 僕達は悪い海賊じゃないから、安心してね。 ステップ2〜3 鳥を飼っている海賊なんて、珍しいかもね。 不安なことがあれば、僕が相談に乗るよ。 僕みたいな人間が海賊なんて……意外かな? ステップ4〜5 気ままに航海するのは、すごく楽しいよ。 君も、船の生活に慣れてきたみたいだね。 船の仲間達は、家族みたいなものなんだ。 ステップ6〜7 大丈夫。君を危ない目には遭わせないよ。 僕でよければ、いつでも頼ってほしいな。 みんなで平和に暮らせたらいいのにね……。 ステップ8 これからも、僕の傍にいてほしいな……。 順風満帆……いい航海になりそうだね。 何があっても、君を守ってみせるよ……。 僕は、君に惹かれているのかな……。 [名前]さんは僕の、大切な女の子だよ。 登校 +... 朝 ステップ1 故郷のことを思い出せるまで、この船にいるといいよ。 ずいぶんうなされていたみたいだけど……気分はどう? ふふ……なんだか君とは、初めて会った気がしないよ。 ステップ2〜4 積乱雲が出ているね……。ひと雨来るかもしれないな。 船長と、次の目的地について打ち合わせをしようかな。 僕達の船は、宝を求めて航海を続けているんだよ。 ステップ5〜7 いい風に乗ったね……。夜までには、港に着けそうだよ。 君は優しい子だから、海賊には向かないかもしれないね。 最近物騒だね。戦闘になったら、部屋に隠れるんだよ。 ステップ8 争いごとは苦手だけど……君のためなら、頑張れるよ。 一緒にいたいけど……海賊船は、君には危険過ぎるかな。 き、君に褒められると、なんだか照れくさいな……。 向こうの空を見てごらん。もうすぐ虹が架かるはずだよ。 もうすぐ島に着くね。海図の通りだと、ここに宝が……。 放課後 ステップ1 海賊と言っても、見境なく船を襲うわけじゃないんだよ。 気分はどう? 生まれ故郷のことは、思い出せそうかな。 君を船で働かせるようなことはしないから、安心してね。 ステップ2〜4 大きな波が来るよ……。しっかり掴まっていてね。 海賊っぽくないかな? はは、よく言われるよ……。 羅針盤の示す方角に、まだ見ぬ世界が広がっているんだ。 ステップ5〜7 風がやんだね……。今日は甲板でお昼寝でもしようか。 この海域は水が温かいはずだよ。みんなで泳ごうか。 食事も海賊の仕事だよ。空腹だと、力が出ないからね。 ステップ8 イルカの群れが、僕達の船と競争しているみたいだね。 カナリアが僕以外に懐くなんて、君が初めてだよ。 君の笑顔は、太陽みたいだね。心が温かくなるよ……。 傍にいてほしいっていうのは、僕の我儘かな……。 [名前]さんは、僕にとって……特別な女性なんだよ。 夜 ステップ1 航海術に興味があるのかな? 僕が教えてあげようか。 大変だったね……。でも、この船にいれば安全だよ。 僕の仕事は、船が迷子にならないようにすることだよ。 ステップ2〜4 雨雲も出ていないし、今夜はゆっくり休めそうだね……。 ……眠れないのかな? 僕が物語を聞かせてあげようか。 港の酒場で夕ご飯を食べるんだけど、君も一緒に来ない? ステップ5〜7 月や星の位置で、方角を知ることもできるんだよ。 他の海賊が、僕達の海図を狙っているみたいなんだ……。 僕がみんなのまとめ役? ふふ、そんなことないよ。 ステップ8 君さえよければ、僕達と一緒に旅をしない……? 財宝の中に、ネックレスがあったんだ。君にあげるね。 どうしてこんなに、君のことが気になるのかな……。 喜びも苦しみも、君と分かち合っていきたいな……。 [名前]さんを守れる、強い海賊になりたいな……。 デートの約束 +... [部分編集] ステップ1 大丈夫だよ。急にいろんなことがあって混乱しているだろうし、僕でよければ相談に乗るよ。 デートって、僕と……!? う、うん。休憩時間のあいだなら、大丈夫だよ。いつにしようか? うん、その日でいいよ。陸に着くのはだいぶ先になるから……船の中を案内させてもらおうかな。 ステップ2〜4 うん、もちろんいいよ。僕も1度、[名前]さんとゆっくりお話したいなって思ってたんだ。 僕のほうから声を掛ければ良かったかな……ごめんね。でも、君に誘ってもらえてうれしいよ。 僕も大丈夫だよ。小舟に乗って、浅瀬をまわってみようか。綺麗な小魚が見られるはずだよ。 ステップ5〜7 連絡してくれて、すごくうれしいよ。次の目的地までまだ時間があるし、のんびりお話しよう。 そうだね。たまには街で、ゆっくり買い物でもしてみようか。君におすすめのお店があるんだ。 僕も空いてるよ。鳥の形をしたアクセサリーが売ってる店なんだけど、喜んでもらえるといいな。 ステップ8(1) もちろんだよ。何か悩みごとでもあるのかな? 僕でよければ、いつでも君の力になるよ。 うん、いいよ。この前、珊瑚がすごく綺麗な島を見つけたんだ。よかったらその日に案内するよ。 うん、わかったよ。君とふたりきりで過ごせるのはうれしいけど、ちょっと緊張するな……。 ステップ8(2) 驚いたな……僕もちょうど、連絡しようと思っていたんだよ。じゃあ、君の用件から先にどうぞ。 実は僕も、君と一緒に過ごしたいなって思っていたんだ。僕たちって、気が合うのかな……? 休みの日まで一緒なんて、これって運命……あ、いや、なんでもないよ。楽しみにしてるね。 ステップ8(3) うん、大丈夫だよ。最近ふたりで話すことが増えたね……。照れくさいけど、すごくうれしいよ。 もちろん行くよ。君の傍にいるとドキドキするけど、すごく癒されるんだ。……不思議だよね。 僕も、その日なら空いてるよ。これからも、君と素敵な思い出をたくさん作っていきたいな。 デートコメント +... 海は見慣れているけど、君と一緒にいるといつも以上に輝いて見えるな……。 君は、何気ない景色を宝物に変えるんだね。……なんて、ちょっと大げさだったかな? カレ自慢 +... 対決画面 ステップ1 えっと、僕と勝負したいのかな? ステップ2〜4 海賊らしく、頑張ってみるよ。 ステップ5〜7 ここは、僕に任せてくれるかな? ステップ8 航海士の力を、見せてあげるよ。 勝利 ステップ1 海賊として負けるわけにはいかないからね。でも、ちょっと大人気なかったかな……? ステップ2〜3 なんとか勝てたみたいだね。デート中にいきなり勝負になるなんて、僕も驚いたよ。 ステップ4〜5 海賊船には強い仲間が大勢いるからね。彼らと過ごすことで、僕も鍛えられたのかな? ステップ6〜7 君に情けないところは見せたくないからね。これからも、君を守ってみせるよ。 ステップ8 応援してくれて本当にありがとう。君のおかげで、僕は最後まで頑張れたんだよ。 ステップ8 [名前]さんは僕にとっての宝物だから……海賊として、きちんと守ってあげないとね。 敗北 ステップ1 まいったな……。まさか、デートの最中にこんなに強い相手に当たるなんて……。 ステップ2〜3 話し合いの余地はなかったよ……。次の勝負では、実力行使に出るしかないかな。 ステップ4〜5 上手く力が出せなかったよ……。風向きは、あちらに有利だったみたいだね……。 ステップ6〜7 ご、ごめんね、[名前]さん……。次はもっと頑張るから、また応援してくれるかな。 ステップ8 海賊は、諦めが悪いんだ……。1度負けたぐらいじゃ、引き下がらないよ……! ステップ8 次は勝って、君の笑顔を取り戻すよ。だから、また見守っていてほしいな……。 告白タイム +... 戦闘中台詞 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 勝利 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 敗北 ステップ1 ステップ2〜7 ステップ8 アルバイト +... ステップ1 このお店が、君にとっての船になるのかな? みんなで協力して、楽しく働こうね。 ステップ2〜7 船のみんなも働き者だけど、君には敵わないね。僕にも何か手伝わせてほしいな。 ステップ8 海賊と言っても、毎日財宝が手に入るわけじゃないからね。地道な労働も必要だよ。 好感度MAX +... まさか海の上で、君のような女の子と出会うなんて……あのときは本当に驚いたよ。 君はまっすぐで、優しい心を持った子だ。本当なら、海賊船なんかにいるべきじゃない。 陸で、君にふさわしい優しい人と、幸せな生活を送るべきなんだ。そう思うのに……。 君の傍にいる時間が長くなればなるほど、もっと傍にいたいと思ってしまうんだ。いけないことだって、わかっているのにね……。