約 19,734 件
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/353.html
■ドーバー海戦(続・天海提督の決断)背景 侵攻戦力 損害 戦闘経過 エピソード 参考文献 ■ドーバー海戦(続・天海提督の決断) 背景 1944年8月、帝國海軍はアイルランド沖、シェトランド沖、ドーバー海峡の独Uボート艦隊の大規模な掃討作戦を開始。 これに対抗して独海軍は巡洋艦戦隊を派遣してUボート掃討部隊の駆逐戦隊の撃滅を図るが、英国海軍がドーバー海峡防衛の為と称して艦隊を動かさなかったため、これは失敗に終わる。 10月には、独本国寄りの北海を除くドーバー海峡周辺海域駐留の独海軍艦艇は壊滅し、ドーバー海峡の制海権は実質的に日米連合海軍に帰していた。 10月14日、独本国艦隊に対抗するため、帝國海軍遣欧艦隊は艦隊の大規模な再編成を敢行。 10月29日、ドーバーに現れたH級戦艦11隻を基幹とする独本国艦隊への迎撃を開始した。 侵攻戦力 +日本軍 第1機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『土佐』 艦隊司令天海春香大将) 空母4(正規空母『翔鶴』『瑞鶴』『飛龍』『蒼龍』) 戦艦6(戦艦『土佐』『讃岐』『播磨』『越後』『大和』『武蔵』) 巡洋艦4(重巡『十勝』『石狩』『天海』『菊池』) 駆逐艦2 航空隊314機 第2機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『比叡』 艦隊司令如月千早大将) 空母4(正規空母『蒼鳥』『弥生鳥』『雲龍』『翠龍』) 戦艦8(戦艦『金剛』『榛名』『比叡』『霧島』巡洋戦艦『浅間』『阿蘇』『吾妻』『伊吹』) 巡洋艦4(軽巡『梓』『入間』『宇治』『吉野』 航空隊270機 損害 +... 第1機動艦隊 大破 巡洋艦3(『十勝』『天海』『菊池』) その他不明 第2機動艦隊 詳細不明 戦闘経過 いち早く侵攻して来る独戦艦部隊を発見した第1機動艦隊は、実戦指揮を執った星井美希大将の指示の元、戦艦部隊に向け航空戦と砲撃戦を同時に敢行。 お手本通りの丁字戦法を取りつつ、歴戦艦らしい錬度の砲撃により、独H44級戦艦を1隻ずつ釣瓶撃ちにして行った。 被害を省みない執拗な航空隊の反復攻撃と第1機動艦隊1戦隊の砲撃により、独戦艦部隊は壊滅。 この海戦の結果を受けた英国は密かに日米両国と停戦し、後顧の憂いを無くした日米連合軍は11月4日、『長門』『陸奥』損傷によりドーバー海戦に参加していなかった第3機動艦隊、そして米国機動艦隊の援護の元、ノルマンディーへの上陸作戦を敢行。 日米合わせて170万人と言う巨大兵力を1点に集中させる事によりノルマンディー上陸に成功した日米連合軍はパリ方面への進撃を開始。 これ以後独海軍は急速に弱体化し、1945年2月には本拠地であるバルト海の制海権すら危ういと言う状況に追い込まれた。 エピソード 第1機動艦隊は名目上は遣欧艦隊総司令である天海春香大将が率いていたものの、実際の海戦指揮は『播磨』に座乗していた星井美希大将が執るとあらかじめ取り決められていた。 砲撃戦中、独戦艦の砲撃を受け速力が25ノットまで低下し、独戦艦の追撃が不可能になった重巡『十勝』は、艦長の双海亜美大佐の指揮の下、射程ギリギリの距離で魚雷を発射。見事に独戦艦に61サンチ酸素魚雷を叩き込み、轟沈させてみせた。 参考文献 天海提督の決断 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4389.html
前ページ次ページゼロな提督 石造りの床と天井。5メイル四方を本棚に囲まれた、薄暗い部屋。 天井近くの壁には穴が数カ所。そこから流れ込む朝の冷たい空気が、部屋に籠もるカビ 臭さをゆっくりとかき回す。 コツ…コツ… 男は書棚に整然と並べられた本の背表紙を小さな懐中電灯で照らしながら、部屋をゆっ くりと歩いている。 部屋の中央には小さいが頑丈そうな机と椅子。机の上に本が数冊積み上げられてる。 椅子には長剣が立てかけられている。 「え~っと…『国富論』、『孫子』…なんだこれ?『ヴォロンテール』?」 書棚の中から古い本を取り出し、口にくわえた懐中電灯で照らしながらペラペラめくっ ていく。 「ああ、なるほど。ヴォルテールの徒名がヴォロンテール(意地っぱり)なのか。『寛容 論』に『哲学辞典』と、それに『カンディード』とかを要約したんだな。うん、ちゃんと 『百科全書』も入ってる」 手の上に開かれたのは、紙を紐でまとめただけの粗末な冊子。だが中に記されているの は、理性による思考の普遍性と不変性を主張する思想である『啓蒙思想』の代表者フラン ソワ=マリー・アルエ (Francois-Marie Arouet、ヴォルテールはペンネーム)の著作をま とめたもの。フランス革命の思想的背景の一つとされる。 始祖と王家が絶対とされるハルケギニアでは異端の思想と扱われるかもしれない。 「なんだか小難しそうな題名バッカだな」 デルフリンガーの口調は明らかに興味なさげだ。 第十九話 ある村の平和で静かな一日 彼は手にしている本から書棚へ目を戻す。 「なるほどね、ここは政治経済軍事関連をまとめた本の棚か。主に17~18世紀までの著 書を集めてあるな。こっちは重商主義と重農主義…」 「サヴァリッシュってヤツぁ、なんでそんなのまで書いたんだ?あんまり村では役に立た ないと思うんだけどよぉ」 「いつか子供達が政治の舞台に出る時のため、かな?でもやっぱり本の量は少ないな」 その棚の本を見ると、ホコリが薄く積もっている。本自体も手あかやすり切れた跡が全 然無い。そもそも数が他に比べて少ない。 隣の本棚にある医学関連の本を一冊抜き取ってみた。それは産科、特に妊娠後期から新 生児期までの周産期医療についてを中心に記してる。何度も取り出され読み込まれたのだ ろう。表紙はボロボロで、ところどころ破れた紙を無理矢理ひっつけたページもある。医 学関連の棚には全くホコリが積もっていない。 よく見ると、生殖器と受精に関連したページの破損が一番激しい。ヤンは思わず笑って しまった。 「どこの世界も気になるのは同じか」 暖かい目と共に大人気の本を書棚に戻す。そして部屋をクルリと見渡してみる。 天井と床以外、壁全面を書棚が覆ってる。その中には一分の隙もなく書物が収められて いる。一つ一つが荒く固くて分厚い紙を使い、薄暗いランプの明かりでも書けるよう大き な紙に大きな文字で書かれている。とはいえ何百冊とあっては、全部読むのはさすがに一 苦労だろう。 見た所、やはり農耕と酒造関連が一番読まれている。次が医学だろうか。対して数学や 政治経済軍事関連は、村では役に立たないので人気がない。他にも製鉄・物理・化学・料 理に至るまで、様々な分野に及ぶ。いずれにせよ、どの本も破損と腐食が進んでいるのは 確かだ。 ワルキューレと同じく固定化の魔法はかけてあるだろう。部屋にカビ臭さが少ない所を 見ると、地下室ごと固定化をかけたかもしれない。が、長年使い込まれれば何でも限界が 来る。 ヤンは懐中電灯に取り付けられた小さなハンドルをクルクル回す。ついでに舌もクルク ル回る。 「マチルダに固定化の掛け直しを頼もうかな…いや、ハルケギニア語に翻訳して新しく本 を書いた方が…でもこの本は、危ないな。何にせよ、ほとんどは簡単に要約してあるから なぁ…これじゃ、分かりやすくても実用には…それに、どうやらこれらの本って…」 ブツブツと独り言を呟きながら部屋を歩き回っていると、長剣が不思議そうに尋ねてき た。 「なぁおい、それ、何を回してんの?」 「ん?ああ、これ?」 手に持つ懐中電灯のハンドルを剣に示す。 「充電。これ、手回しで光るためのエネルギーを作るんだ」 「へぇ~。魔法のランプ程には楽じゃねえんだな」 「まぁね。代わりに回し続ければ、壊れない限り永遠に使い続けれるんだ。非常用品の基 本だね。魔力すら不要、とも言えるよ。単純な造りであればあるほど部品も少なくて、壊 れないし修理しやすいから」 そんな話をしていると、地下室の小さな扉がノックされた。ヤンが手を伸ばせば届く高 さの天井に設けられた扉である、四角い石の蓋からコンコンと音がする。 「入ってまーす」 「知ってるわよ」 ゴパッと重苦しい音を立てて石の蓋が開けられ、ルイズが顔をピョコッと突っ込んだ。 ウェーブがかかったピンクの長い髪が室内に垂れ下がる。 「おいおい、この部屋に勝手にはいると、ワイズさんとか家の人に怒られるよ?」 「首だけならいいでしょ。地下室のことは知ってるし、本は読めないし、問題ないわよ。 ね、村長」 と言ってルイズが首を引っ込めて顔を上げる。蓋を持ち上げてる色黒で白髪混じりな初 老の村長の困ってる顔が想像出来る。 机の上に積んでいた本と懐中電灯を棚に戻したヤンは、長剣を背負って机に上がり、天 井の穴の淵に手をかける。 「それで、ワイズ村長。持ってきてくれましたか?」 白髪混じりのワイズ村長が這い上がるヤンに手を貸しつつ答える。 「ええ。隠していた遺品、全て家に集めましたよ。固定化の魔法もかけてあるので壊れて いないはずです」 よっこらせっ!とヤンは穴を這い上がる。 そこはワイン樽を収めた薄暗い貯蔵庫。天井を支えるアーチ型の柱の間に詰まれた沢山 の樽。中では赤い液体が静かに熟成を重ねている。ちなみに貯蔵庫それ自体が地下に作ら れており、外気温の変動から隔離され年中ひんやりとした空気を保っている。 地下二階にあたるサヴァリッシュの書庫入り口は、床の石畳に偽装されていた。 ふとルイズを見ると、肩から下げたカゴに瓶を幾つも入れてる。 「ルイズ、そのワインって学院へのお土産かい?」 「バカ言ってンじゃないわよ!父さまのために最ッ高級ワインを選んだんだから!凄く高 いんだからね」 頬を膨らませるルイズを見る村長は、なんだか苦笑い。 「いやはや、秘蔵のヴィンテージを見られてしまいました。他の貴族の方々からも隠して いたのですが…。やっぱり地下室の事を話したのは失敗でしたな」 サヴァリッシュの書庫である地下室は、村長であるサヴァリッシュ家ワイン倉庫一番奥 の床下に隠されている。ついでに長期熟成させたい最高級ワインも置いてあった。 酒好きのヤン、ついついカゴの中のワインを覗き込む。とたんにルイズにデコピンされ た。 「こ・れ・は!父さまに持って行くんだから、飲んじゃダメだからね!」 「むぅ、それは、しょうがない…いや、でも、ちょっとくらい…」 物欲しそうにワインを見つめるヤンは、かなり大人げない。 「ダーメ!これくらい持って帰らないと、タルブで何を遊んでいたのか!と怒られちゃう んだから」 諦めきれずチラチラとワインを見る彼の背中からカチカチという音とともに「おめーは 子供か」と呆れた声が飛んできた。 そんなやりとりに村長は頬を緩ませる。 「なあに、安心して下さい。家にはサヴァリッシュ家の最高傑作と自負している逸品を置 いてありますよ」 「え!?いやいや、そんな、私なんかにもったいないですよ!」 恥ずかしげに頭をポリポリかきながら頬を染めるヤンだが、セリフと裏腹に全く遠慮す る気がないのはルイズにも村長にも長剣にもバレバレだった。 タルブ村は富農ぞろい。とはいえ、ブドウ畑と醸造所を持つワイナリーとして日々の仕 事は朝から忙しい。ましてや姫の婚儀が近いのだ。つい最近まで最高級ワインの買い付け に村を訪れる貴族や商会の相手にてんてこ舞いだったことだろう。 だけどもさすがに、結婚式まで一週間くらいになってしまった今になって買い付けに来 るノンビリさんは少ないようだ。遠くの貯蔵所に横付けする荷馬車が見えるくらいで、訪 れる者の少ない村には静かなそよ風がフワフワと漂っている。 シエスタの生家である村長宅からも、働ける者はほとんど出払っていた。残っているの は子供とシエスタとロングビルだ。 シエスタは食堂で、机の上に広げた本を子供達と共に囲んでいた。ロングビルもメガネ をかけ、髪をポニーにして子供達の後ろから本を覗き込んでいる。 「Ich bin Ingenieur(イッヒ ビン エンジェニェーア)。『私は技術者です』って意味よ。 さ、言ってみて」 シエスタの弟妹達が「いっひびんえんじえにえーあ!」と元気よく声を上げる。その後 ろでロングビルも小声で「い、いっひ…びん…えんじぇにーあ」と呟く。 それを聞いたシエスタはビシッと緑髪の美女を指さした。 「Ich bin Ingenieurです!さ、もう一度、大きな声で!」 指さされた美女は顔を真っ赤にし、唇を噛み締めてから「い…いっひ、びん、えんじぇ にぇーあ!」とやけくそ気味に大声を張り上げた。 満足げに大きく頷くシエスタを見たロングビルは、ソバカス少女に見えないように拳を 隠してからプルプルと悔しさに振るわせた。もちろん少し引きつった笑顔で。 「精が出るねぇ。さっそく帝国公用語の勉強かい?」 いつのまにやら村長宅に入って来ていたヤン達が、子供達と一緒に読み書きの勉強をし ているロングビルに声をかけた。とたんに彼女は更に真っ赤になる。 「だ、だってさ、その…あ、あんたが帰ってくるまで暇だったからだよ!そ、そんだけだ よ」 「あら!私は暇つぶしに付き合わされたのですか?失礼ですね、せっかくサヴァリッシュ 門外不出の知識を教えてあげてるのに。それじゃ、もう教えてあげませんよ?」 フフンッと鼻を鳴らしてそっぽを向くシエスタに、ロングビルは怒りを向けたりはしな かった。 「フンッ。いいさね、後でヤンからゆっくり教えてもらうからさぁ」 と言うや、髪をほどきメガネを外してヤンの左腕にからみつく。もちろん柔らかな胸の 谷間に腕をキュッと挟み込む。 「あー!何してるんですか、ヤンさんから離れて下さい!」 今度はシエスタが右腕を捕まえた。負けじと右腕を胸に抱え込む。 「ちょっと、二人とも落ち着いてってってぇ!」 二人に引っ張られて振り回されるヤン。でも、なんとなく嬉しそう。 ポコポコドカッ! ロングビルとシエスタに軽くゲンコツ、そしてヤンには渾身の蹴り。全員ルイズに無言 でツッコミを入れられた。 ヤンの背で長剣も呆れてる。 「おめーらよぉ、ンな事は後にして、例の遺品をさっさと調べよーや!」 デルフリンガーの常識的提案に、非常識な事をしてたヤン達は村長に連れられて執務室 へ向かうことにした。が、やっぱりルイズとロングビルは食堂で待ってて欲しいと村長に 拒まれた。不機嫌に腕組みしながらシエスタの帝国語講座を聴く二人を残し、デルフリン ガーを背負ったヤンは村長と共に食堂を後にした。 ハルケギニアの本を収めた書棚が並ぶ執務室。 デスクの上には携帯情報端末、拳銃、スコープ付きライフル、銃のエネルギーパック数 個、サバイバルキット内に入っていただろう小型通信機、ナイフ、ロープ、鏡、時計、工 具…その他色々と並んでいた。 「父の遺品の中で、隠していたのはこれで全てです。あとは地下室の懐中電灯くらいです ね」 「それじゃ、調べさせてもらって良いですか?」 「ええ、お願いします」 デルフリンガーを机に立てかけたヤンは真っ先に携帯情報端末の電源を入れてみる。だ が、何の反応もしなかった。 「やっぱり、ダメか…まぁ、電源が入っても指紋やら生体データが合わないと動かせない んですけど」 パネル上には指を置くためのセンサーが付いている。個人データや軍事情報の流出を防 ぐためのセキュリティがあるのは当然だ。 村長は、予想はしていたようだが、やはりガックリと肩を落としてしまった。 「やはりダメでしたか…一縷の望みだったんですが。父は懐中電灯の発電機を繋げられな いかと頑張ったのですが、上手く行きませんでした」 「いやぁ、さすがに、それは無理でしょう。専用の工具や部品がないと」 「ええ。で、ワルキューレの処分前に中身を紙に写したわけです」 サバイバルキットは、救助が来るまでの短期間を生き延びるための品を詰め込んだパッ ク。当然「異世界で永住する」なんてことは前提にしていない。帝国の軍事予算も無限で はないのだから、余計な物をキットに入れたりしない。 次に通信機を手にとって電源を入れてみるが、こちらも何の反応も無い。他にも時計な ど、電気で動く品は尽く反応が無かった。予想通りの事とはいえ、ヤンも溜め息が漏れて しまう。 メイジに魔法の使用を依頼するには、相応の金が要る。ハルケギニアに来て間もない頃 は不必要なものまで『固定化』の魔法なんかかける余裕はなかったことだろう。既に壊れ た物もあると見るべきだ。特に通信機は通信する相手がいないのだから、ゴミ箱に捨てら れても不思議はなかった。 ヤンの背中からデルフリンガーが鞘からヒョコッと飛び出した。 「よー、村長さんよ。その銃を俺にひっつけてみてくんねーか?」 頼まれた村長は怪訝な顔をしつつも、サヴァリッシュの銃とライフルを剣の柄にピタッ とひっつける。長剣は「ほほぉ~、お~」と鍔を鳴らしながら感嘆の声を上げていた。 「どうしたんだい?デル君」 「いやー、ヤンよ。この銃二丁、ちゃーんと使えるぜ!」 嬉しそうな長剣の言葉に、ヤンは目を丸くした。 慌てて村長から銃を受け取ると、とたんに左手のルーンが光り銃の性能と使用法と現在 の状態が頭に流れ込んでくる。ライフルやスペアのエネルギーパックにも次々と触れる。 それら全てが、すぐにも使用出来る状態にあるのが手に取るように分かった。 「驚いたな…あと四百発くらい弾が残ってる。…て、どうしてデル君にはそれが分かった んだい?」 「ああ!オレッちの能力さ。俺は一応『伝説』なんだぜ?ひっついてる武器の状態が分か るのさ。ヤンが持ってる銃の状態だって分かるぜ」 ヤンは試しに胸の内ポケットに入れっぱなしの銃を柄にひっつけてみた。 「…おめ、ちゃんとメンテしろよ。このまんまじゃ使えなくなる所だったぞ。あ、他の二 丁もやっといた方が良いぜ」 「むぅ、そう言えば忘れてたっけ。村の二丁も一緒にやるとするよ。その後『固定化』を かけてもらうか」 「そーしときな」 自分の銃を胸に戻し、サヴァリッシュの遺品を机に置いたヤンが村長を振り返った。 「失礼ですが、この銃二丁はスペアのエネルギーパックと合わせて、本来500発撃てる はずです。百発くらい使用したのはオイゲンさんですか?」 「ええ。そして私や家の者達です。父はこの村に来たばかりの頃、食料は自分で狩りをし て手に入れてましたから。その後、私達に銃の使い方を教えてくれた時の練習で使用して います。 ただし『使用は最後の手段。遠くからライフルで偉そうなヤツを狙撃しろ。決して銃を 撃つ姿を見られるな』と教えられました。…ああ、これは盗賊や貴族が攻め入ってきた時 の事ですよ」 「いや、もちろん分かってますよ」 笑いながらもヤンの頭の中では思考が巡る。 いかなる魔法も、大砲の弾すらも届かない遠距離から司令官をスコープ越しにライフル で狙撃。森の奥からでも撃てば姿を見られる事もない。ハルケギニアの常識から外れた遠 距離攻撃に、敵軍は何が起こったかすら分からず指揮が乱れ瓦解する。これがサヴァリッ シュ一族による攻撃だと証明出来ない限り、タルブの村に責任を問う事はおろか疑いすら かけられない。 銃の秘密を守り、一族から裏切り者さえ出なければ、村一つ襲うのに戦艦や竜騎士や万 の軍勢を動員されることもない。ほとんどの襲撃者はライフル一丁で十分だ。 「この銃の事は私の連れ達にも秘密にします。存在すら誰にも知られないようにしましょ う。使い方を教える人は、一族の中でも限定すべきですね」 「そうですね。それでは私もあなたが持つ銃の事は誰にも言いません」 「それじゃ、全部まとめて今メンテをしようと思いますが、構いませんか?」 「ええ、是非お願いします」 ヤンは机に座り、キットに付属する工具で自分の銃を簡単にメンテを加えながら話を続 ける。 「僕の身の振り方というか、立場についてなんですが…」 その話を口にしたとたんに村長が目を輝かせた。 「もちろん、昨日シエスタが言った通り、村はあなたを歓迎します。なにしろ父が死んで 時が経ち、遺された書物を詳しく教えてくれる人がいなくなってしまったので」 「あなた自身は?長年に渡り教えを受けたはずですが」 カチャカチャという音を立てながら銃を分解する音がする。 村長はしばらく恥ずかしそうに俯いて黙っていた。 「その、恥ずかしながら、理解しきれない所が多くて…例えば医学関連ですが、基本的な 外科的処置や、産婆の真似事くらいしか出来ません。『しんでんず』とか『かくじききょ うめいがぞうほう』とか言う代物は見た事もありません。 治療薬なら完全にお手上げです。父自身が薬に関しては全くの専門外でしたから。せい ぜい消毒用アルコールや創傷保護密封用ジェルを作るくらいですよ」 「うーん…僕も一介の軍人ですから、専門外なのは同じです…それに、そこまで必要な場 合は水のメイジに頼んだ方がいいかも」 「水魔法は高いです。平民には手が届きません。せめて『ぺにしりん』だけでも、と父も 私達も探したのですが、上手くいかなくて」 世界初の抗生物質ペニシリン(Penicillin)。アオカビ(Penicillium notatum)を液体培養し た後、濾過した液体の状態で使用された。でもハルケギニアにアオカビがいるかどうかは わからない。もしかしたら既に水の秘薬として使用されているかも知れないが、最悪、一 から抗生物質を生み出す生物を探す必要があるかもしれない。どうであれ、素人には難し い研究だろう。 組み立て直したブラスター二丁とライフルをしげしげと眺める。デルフリンガーの柄に ひっつけ、「おう、これで大丈夫だ」とお墨付きを得て、自分の銃を胸の内ポケットに戻 した。 よっこらしょっと椅子から立ち上がる。 「いずれにせよ、僕はルイズの執事をしているのです。残念ながら、この村に住むわけに は…少なくとも、今のところは。ですが、協力は惜しみません」 この返答も予想していたのだろう。ワイズ村長は確かにガッカリしてはいたが、ワイン 畑での仕事で日に焼けた顔には気の良い笑顔を浮かべていた。 「分かりました。ですが、シエスタの事はよろしくお願いします。あの子は器量もよいで すし、サヴァリッシュの知識を一通り身につけています。必ず、あなたの力となるでしょ う」 シエスタの話が出たついでに、疑問を一つぶつけてみた。 「そういえば、シエスタさんなんですが…以前モット伯に買われそうになっていたことは ご存じですか?」 「はい、手紙で伝えられてました」 何の問題もないかのように返答されて、ヤンは少し面食らった。 「失礼ながら、この村の豊かさなら、別にモット伯からの金はいらなかったのですから、 断れたのでは?」 「ええ、もちろん金は問題ありません。ですが、貴族の機嫌を損なうのが問題です。うっ かり怒らせて荒くれ者でも送り込まれたら、それこそ銃を使わなければなったかもしれな いでしょう」 「ああ、なるほどね」 言われてみれば当然と納得した。 「ヤンさんが支払われたお金については、いずれお返ししましょう。それまではシエスタ がミス・ヴァリエールとヤンさんお二人に使えるということで、ご容赦を。村との連絡役 としても役に立つでしょう」 「いえ、お金は別にいいですよ」 とは言ったものの、村長は金の返却を固く約束し、深く頭を下げながら「孫をお願いし ます」という言葉を繰り返した。 昼食時、農作業から帰ってきた村長宅は大騒ぎだ。 シエスタの兄弟姉妹8人、叔父やら叔母やら従兄弟達やら、一族が集結してのランチタ イム。おしゃべり好きの奥方達に、食事そっちのけで走り回る子供達。力仕事で疲れた男 達の目の前からは、大きなテーブルに並んだパンやチーズや果物が、凄い勢いで消えてい く。 汗を拭きながら男達がパンにかぶりつく。 「んでよ、アストン伯への出荷はさっき全部終わったぜ」 「ラ・ラメー伯の分も昼過ぎまでに終わるし、夕方には貴族連中は全部いなくなるな」 「ようやく一仕事が終わるなぁ。これでノンビリ出来るわ」 なんて仕事が終わる話をしつつも、口に食べ物を運ぶ仕事は終わらない。 奥様方は、食事そっちのけでおしゃべりに興じている。 「でね、『金の酒樽亭』んとこの若奥さんが、そろそろ臨月だからうちの村に世話になり たいって言うのよ!村長に取り上げて欲しいってさ」 「んまー!何言ってンだろうねぇ、図々しい。男の産婆なんて汚らわしい!とか言ってた の知ってんだから!タルブの村で妊婦や赤子がほとんど死なないのは邪教の技を使ってる からだ、なんて噂まで広めたクセに」 「まぁまぁ、いいじゃないか。母親も子供も元気で出産出来れば目出度い事さ。それに、 帝王切開なんかしちまったら悪魔の技って噂が立つのもしょうがないだろ?誤解を解く良 い機会だと思うねえ。 ただ、あんまりこの村でお産が増えると、祖父さまの本にあった『さんじょくねつ』と かいう感染症が不安だわね」 「アルコール消毒と煮沸消毒に加えて器具の使い捨て…で予防出来るって書いてあったけ ど、一回使って捨てるのはもったいないわよ。 ところで、知ってるかい?どうやらそのお腹の子供、旦那の子じゃないんだってさ」 「えー!?ホントかね?」 「あ、あたしも聞いたよ。なんでも流れ者の没落貴族が…」 医学知識がどれだけあろうとも、やはりゴシップの方に興味が行くのは世の常だろう。 そんな騒がしい中で、ルイズとロングビルはヤンを左右から挟んで、先ほどの執務室で の話などをする。 「…というわけで、結局使い物になる品は無かったよ」 もちろん銃に関しては口にしない。二人を信用していないわけではないが、敵を騙すに は味方から、とも言うから。なにより、簡単に口にするにはあまりに危険すぎる、強力な 武器だ。 「そうかい、そりゃ残念だねぇ。ま、サヴァリッシュの書があればヤンも十分だろ?」 ロングビルの言葉に、ルイズはキラキラと輝く大きな瞳をヤンに向ける。 「そうよね!んじゃ、このルイズ様に帝国語とやらを教えなさいよね!」 ロングビルも知的な瞳を知的好奇心で満たしている。 「もちろん、あたしも教えてもらうよ。下手な財宝より遙かに価値がありそうな書物だし ねぇ。是非とも読ませて欲しいんだ」 左右から頼まれたヤンは、困って頭をボリボリかきむしる。 「いや、そう言われても…あれはタルブの秘密だし、危険な知識も多いし。部外者の僕に はどうとも…」 「何言ってンのよ!ヤンが一言言えば、タルブの人は文句言わないわよ」「そうだよ。こ こは一つ、あたしらのために一肌脱いでおくれよ」 二人に挟まれて逃げられないヤンは、どうしたものかと困り果ててしまう。 そんなヤンの横に、ワインボトルを手にしたシエスタがやって来た。 「まぁまぁ、そういう難しい話はゆっくり考えた方が良いですよ。まずはサヴァリッシュ 家の最高傑作、ブリミル歴6226年のワインをどうぞ」 と言って黒髪少女はロングビルとヤンの間に割り込んで、ヤンのグラス2/5くらいまで 注いだ。 最高傑作と言うだけあり、その赤い液体は透明度も、濃厚なフルーツの香りも、飲む前 から普段口にしているワインとの違いが分かる程だ。 思わず緩んでしまう口元へ即座に運んでしまったりせず、鼻腔一杯にグラスの中の空気 を貯めて、まず香りをゆっくりと楽しむ。その上で1/5を口の中に含み、口全体に広がる 濃厚な味わいに舌鼓をうつ。 そして一言。 「…うまい」 もったいぶって飲んだわりに芸のない感想。 至福の時を過ごすヤンとは裏腹に、シエスタの背中で視界を塞がれるロングビルは不愉 快な時を過ごしていた。 「ちょっと、シエスタ。私にも一杯頂けるかしら?」 声が冷たかった。ロングビルも、振り返るシエスタも。 「あら。気付きませんで、失礼しました」 ニコリと微笑み返しつつ、手に持つワインを注ごうとはしない。 「あらあら、どうしたのかしら?早く注いで下さいな」 ソバカスの少女を見上げる女の目は、笑顔なのに鋭い。 「いえ、これはタルブ秘蔵のワインですので、王族や、それに準じた方のみに飲む事が許 されるのですよ。ヤンさんは特別です」 見下ろすシエスタの視線も、刺すように鋭い。 二人はしばし笑顔で見つめ合う。でも目は笑ってない。 いきなり隣の気温が10度くらい下がったのに気付いたヤンは、冷や汗をたらしながら 「まぁまぁ…」と割って入った。 「シエスタ君、ここは一つ僕からのおごりにさせてくれないかな?」 「そうですね!ヤンさんが言われるのであれば、もちろん構いませんわ!」 突然シエスタ周囲の気温が20度くらい上がった気がする。 「それに、ロングビルには村のためにもなる事をお願いしようと思うんだ。だからそのワ インを飲む資格はあると思うよ」 「ん?あたしにかい?」 話をふられたロングビル周囲の冷たい空気も和らぐ。 「うん、実は『固定化』をお願いしたいんだ。例のサヴァリッシュの書に」 「ああ、なんだ。それくらいならお安いご用さ」 それを聞いたルイズがシュバッと手を挙げた。 「あ!あたしも行くからね!ダメって言ってもついていくからね!」 そんなかしましい光景をヤンの背後から見ているのは、壁に立てかけられたデルフリン ガー。 「あんなヒョロくて頼りなさそうなのの、どこがそんなにいいのかねぇ…」 と呟くのだった。 前ページ次ページゼロな提督
https://w.atwiki.jp/moroming-heiteitoku/
丙提督は 乙かれなので 甲茶が飲みたい(テンプレ) 身内が2016秋E4甲でだいぶ沼ってたのを見てギミック探しを始めた。 ギミック探しは丙に限る。 ※敵編成などの情報はほぼ全て丙の物です
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/5400.html
404: 名無しさん :2018/09/22(土) 19 52 20 銀河連合日本×艦これ神崎島ネタ 鎮守府の秋の祭りただし秋刀魚 ある秋の日柏木家に手紙が届いた。 「ナンでショウ?」 フェルさんはそれをしげしげと見つめた。 達筆な日本語で 柏木 真人様 迦具夜様 と書いており自分達夫婦宛だと分かる。 裏を返すと神崎博之とあるから神崎提督が出したものだと分かる。 何故提督が?とも思うが自分宛ての手紙などあまり来ないので少しわくわくしている。 中身はなんだろう?カレー祭りの招待状かな?などと妄想しウフフと笑っている。 そうこうしていると旦那が帰ってきた。 「ただいまー。遅くなってゴメンフェル、会議が長引いちゃって。」 「ア、おかえりなさいマサトサン。神崎提督からお手紙が来ていマスヨ。」 「提督から手紙?」 「コレデスヨ。」 柏木はフェルから手紙を受け取ると訝しげな表情を浮かべソファーに座り手紙を開けた。 フェルは当たり前のように隣に座ると一緒に手紙を覗き込んだ。 柏木はああこの時期が来たかと微妙そうな表情をした。 フェルさんはなれない日本語をPVMCGなしに頑張って読んでいる。 「しょうたいじょう、おふたりをかんざきとうちんじゅふさんままつりにごしょうたいします?」 「ついにリアル鎮守府秋刀魚祭りが来たか…。」 「マサトサン秋刀魚祭りとはイッタイ…?」 秋刀魚祭りそれはゲーム的に言えば秋刀魚を集めて装備等と交換してもらうイベントである。 もちろんただのイベントではない。 運営がえらい力を入れているイベントなのだ。他はハロウィンとかなのに。 大淀達が漁船ととなり、戦艦が秋刀魚漁支援のため出撃し、那珂ちゃんが漁業のアイドルとなる。 カオスなイベントである。 リアルではみんなで秋刀魚を食べ、声優さんが大根を下ろし、踊るというまあカオス度ではあんまりかわらない。 「ヘエ、ソウなのでスカ、行ってみたいデスネ。」 「でも仕事もあるからなあ。」 「そうデスネ。」 そんなこんなで無理じゃねという話になったが秋刀魚祭り当日。 遠い目をした柏木とはしゃいでいるフェルさんは軽巡洋艦大淀の上にいたライフジャケットを着て。 提督は柏木夫妻に手紙を送ると同時に柏木夫妻を派遣してもらうよう日本政府に手を回していたのだ。 フェルさんは初めての海上での釣りではしゃいでいるが、柏木は鎮守府秋刀魚祭り初参加かと遠い目をしていた。 ちなみに大淀艦上には大量の明かりがあり、ブルワークには釣竿が備え付けられている。 他の駆逐艦や軽巡にも抽選に当たるなどした一般客が乗艦している。 『これより神崎島鎮守府秋刀魚祭りの開催を宣言する!』 時間となり神崎提督の宣言とともに全艦が抜錨する。秋刀魚へ。 「マサトサン!いっぱい釣りまショウネ!」 「そうだな!ここまで来たらめいいっぱい楽しむか!」 そんなこんなで秋刀魚祭りを柏木夫妻はめいいっぱい楽しんだのであった。 蛇足ではあるが、この時期の秋刀魚を狙って鎮守府近海へとやって来た 某人民ぜんぜん共和じゃない共和国の漁船団は海上保安庁と 漁場保護のため出撃した艦隊名海上護衛総隊の大和型戦艦やWarspiteを始めとする 戦艦で構成された水上打撃部隊に追い返されたそうである。 405: 635 :2018/09/22(土) 19 53 51 以上です。 艦隊の名前が海上護衛総隊だから漁場保護も業務の一環なのです。 掲載はご自由に。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/9173.html
231:加賀:2024/04/27(土) 16 34 36 HOST p4198001-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp それが起きたのは第二次上海事変が起きる3月も前の話。その日、東京湾で珍しく霧が発生した。そして霧が収まれば御台場があったところに何故か海軍の赤レンガやら何やらの建物、そして『伊勢』型戦艦らしき戦艦と見知らぬ空母と巡洋艦達が停泊していたのである。 全くの事情を知らないのは海軍である。直ちに『伊勢』型の所在を訊ねると確かに『伊勢』型は改装が終わったばかりでありまだ完熟訓練も終わっていなかった。ではあの戦艦は………。 その答えは向こうから回答があった。 『我、御台場鎮守府ナリ。会談ヲ要請ス』 そして海軍ーー元より陸軍もその会談を以て驚愕する事になる。 「艦娘、かつて大東亜の海を駆け巡り己の定められた使命(軍艦)に人としての生を受け、提督を得る」 「提督、かつて大東亜の海、陸で戦った者の運命(さだめ)と英霊、畏き人の崇拝を以て艦娘を従える者」 艦娘と提督、かの者達との会合により日本は滅亡の道を覆す事になる。 たまたま神崎島を見ていたらふと受信したモノ。神崎島は全艦娘だけど、此方は一部しかいないとかかな。ちなみに登場人物は↓ 提督、または関係者 橋本信太郎 松田千秋 近藤信竹 加賀少尉 葛城少尉 賀東少尉 艦娘 伊勢 日向 愛宕 瑞鶴 長波 神州丸 ゲスト艦娘枠 ネルソン ガングート コロラド 妙高 『御台場鎮守府』 橋本達が艦これ世界に迷い込んだ島。御台場に似ていたからそのまま御台場鎮守府と名称にする。 島は勝手に重油、ガソリン、銃砲弾、ボーキサイト、鉄鉱石等が採掘可能となっている不思議な島。
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/354.html
■バルト海海戦(続・天海提督の決断)背景 侵攻戦力 損害 戦闘経過 エピソード 参考文献 ■バルト海海戦(続・天海提督の決断) 背景 1945年3月、帝國海軍は独国海軍最後の根拠地バルト海を強襲する事を決定。 対地支援の為残した第3機動艦隊を除く全主力艦隊をもって、バルト海強襲作戦を開始した。 侵攻戦力 +日本軍 第1機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『土佐』 艦隊司令天海春香大将) 空母4(正規空母『翔鶴』『瑞鶴』『飛龍』『蒼龍』) 戦艦6(戦艦『土佐』『讃岐』『播磨』『越後』『大和』『武蔵』) 巡洋艦4(重巡『十勝』『石狩』『天海』『菊池』) 駆逐艦2 航空隊314機 第2機動艦隊(艦隊旗艦戦艦『比叡』 艦隊司令如月千早大将) 空母4(正規空母『蒼鳥』『弥生鳥』『雲龍』『翠龍』) 戦艦8(戦艦『金剛』『榛名』『比叡』『霧島』巡洋戦艦『浅間』『阿蘇』『吾妻』『伊吹』) 巡洋艦4(軽巡『梓』『入間』『宇治』『吉野』 航空隊270機 第5水雷艦隊(艦隊旗艦重巡『鳥海』 艦隊司令水瀬伊織中将) 巡洋艦16(重巡『鳥海』『高雄』『摩耶』『愛宕』『青葉』『衣笠』『加古』『古鷹』軽巡『綾瀬』『音無瀬』『厳島』『高島』『高根』『御門』『仁淀』『大淀』) 損害 +... 第1機動艦隊 大破 戦艦2(『土佐』『讃岐』) その他不明 第2機動艦隊 詳細不明 第5水雷艦隊 沈没 巡洋艦3(重巡『高雄』軽巡『綾瀬』『音無瀬』) その他不明 戦闘経過 あらかじめ各艦隊の攻撃目標を決めておいた帝國海軍各艦隊は、第1機動艦隊が独戦艦部隊を、第2機動艦隊が飛行場を、第5水雷艦隊が独機動艦隊を攻撃するために各自突撃を開始。 第5水雷艦隊は距離の都合上機動艦隊の空襲を受け、重巡『高雄』軽巡『綾瀬』『音無瀬』を失いながらも突撃を敢行。近接砲雷撃戦に持ち込み、独機動艦隊を全艦撃沈させてのける。 一方、第1機動艦隊は独カイザー級6隻との砲撃戦に突入。空襲によりカイザー級2隻を撃沈させるものの、第1部隊の『土佐』『讃岐』がカイザー級2隻との2対2の砲撃戦により大破となる。 しかし、第2部隊の大和級4隻が残るカイザー級2隻を4隻の統制砲撃により撃沈、『土佐』『讃岐』の救援に入り、統制射撃により『土佐』『讃岐』を攻撃していたカイザー級2隻も撃沈、バルト海の制海権すら日米連合軍が有する事となる。 この後、1945年8月10日、ドイツにクーデターが発生。アドルフ・ヒトラーを初めとするナチスの主だった幹部は暗殺され、新たに国家元首となったカール・デーニッツにより、8月15日、ドイツは降伏。第2次世界大戦はその幕を下ろした。 エピソード 第1機動艦隊第2戦隊(『大和』『武蔵』『越後』『播磨』)は星井美希大将の指揮の下、4隻合計46cm砲36門の火力で独戦艦を1隻ずつ確実に沈めるため、全艦統制射撃を敢行。 51cm砲と格上な独カイザー級を4隻撃沈してのけた。 参考文献 天海提督の決断 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3501.html
398 :ひゅうが:2016/07/11(月) 19 20 34 艦こ○ 神崎島ネタSS――「接触」その6 ――西暦1937(昭和12)年1月20日 「この協定が、西太平洋上における平和を意味するものとなること、そして『四か国』がともに友好を深めあうことを願ってやみません。」 生真面目そうなクイーンズイングリッシュで述べられたスピーチに、拍手が響いた。 記者だという「青葉」や、急きょ艦隊から報道班経験を有する士官を記者にしたてた連中がフラッシュをたき、四人の提督が握手を交わす。 南方の太陽が提督たちを照らし、続いて「鎮守府」本庁舎の尖塔に島の旗である海色羅針旗とともに日の丸が掲げられた。 本庁舎前に急きょ設置された旗竿にはためく英国や米国海軍旗、そして帝国海軍の軍艦旗を見下ろすようにはためく姿に、式典に招かれた連合艦隊の士官や兵士たちが万歳三唱を叫ぶ。 この瞬間、神崎島とその管轄区域は法的に大日本帝国領土へと編入されたのだ。 現地政権として「鎮守府」は存続。 軍事協定として現地軍の司令官同士が「相互不可侵」と「相互承認」を交わすという変則的な形式がとられたのはひとえに彼らの軍事力があまりに強大であるためだった。 むろん、本土からは有形無形の要望が伝えられていた。 まずは、交渉と聞いて飛んできた外務省。 外務省の干渉にこの島を「海軍の利権」と認識した海軍省や軍令部。 そうはさせるかと口だけをはさむ陸軍参謀本部。 得点を狙う内務省。 何かの匂いにはしごく敏感な政治家たち。 そのいずれもが、抜け駆けをしたい若手であったり非主流派の老人たちであるあたり乾いた笑いしか出ないが、それも宮中から米内に全権委任が表明されたことで沈黙する。 適切な援護射撃は、鎮守府側が送ったシグナルに対して宮中が機敏に反応したことを意味している。 つまりは脈ありということだ。 「これからが大変だぞ…神崎提督。」 米内は少し意地悪そうに、離れた演壇で米英の提督たちと歓談する神崎に視線を送った。 「君らの提供した資料の内容に、帝国はおののいている。だがなぜかあったという君らの言葉を信じるなら、そのうち欲深いものは『もっと、もっと』と要求だけが肥大化しはじめるだろう。」 米英の艦隊司令部に属する人々は、神崎島側や我らがGFの首脳陣と歓談したり、神崎市から式典に招かれた人々とめいめい交歓している。 色とりどりのフルーツやケーキにかぶりつくものも多い。 何しろ交代の上陸とはいえ、三大生理欲求のひとつを満たすことができなかったのだ。 そのかわりに食欲を増進するのは実に人間的な反応であった。 「その前に…主上の懐に飛び込めるか。まったく不敬だが、それしか鎮守府存続の道はないぞ。もちろんそれに反対する者も多いだろう。」 領土欲や軍事的欲求に正直な連中などは国賊だの奸賊と罵るだろうし、当然与えられるべき利権をかっさらわれた者たちも不満を抱くだろう。 「それでもゆくというのか?神崎提督。 この閉塞感に満ちた灰色の祖国を救うために?」 米内のささやきは、まるで自分に言い聞かせるかのようだった。 周囲の気温が下がったようだった。 「ああ、そうか。」 米内は、ふと神崎提督の横に侍る「艦娘」の表情に気付いた。 そしてそれを見返す神崎の瞳も米内は見逃さなかった。 「自分でも何者かがわからぬ者がよって立つのは、自身と共にある者のためか。 要するに自分の家族のためにお前は大日本帝国を救うつもりなのか。」 なんという傲慢か。 万世一系の皇統を有する(ということになっている)東洋唯一の列強の、一億の未来はたったそれだけのために救われるのだ。 それもおそらくはただ「少し寝覚めが悪い」程度の気持ちで。 「だが気に入ったぞ。貴様ならどのようなことをしてでも家族を守るだろう。 祖国だ国士だというよりよほど信用できる。」 知ってか知らずか、つ、と神崎提督の目が米内を射抜いた。 「この未来は、俺のポケットには大きすぎるな。」 思わずくしゃみをした。 【接触 了】 402 :ひゅうが:2016/07/11(月) 19 35 35 彼が何をあきらめたのかはご想像にお任せしますw
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4533.html
445: 第三帝国 :2017/04/12(水) 23 13 12 銀河連合日本×神崎島ネタSS――——「柏木の動揺」 これまで様々な交渉に参加して来た。 交渉に成功もあれば失敗もあり、顧客に罵倒されたり賞賛されたりされ、中には個人的な友人となった人間もおり、世の中には色々な人間がいることを知った。 だからこそ当初柏木自身も嗜んでいる某ブラウザゲームの人物にしか見えない、「時雨」と名乗った駆逐艦の艦長の苗字が提督と同じ意味を理解し色んな意味で混乱したが同時に、 「宇宙人も来る世の中だし、ネット小説でよくある転移系もアリだな」と考えを改め、神崎提督とやらも案外自分と同じくT督の類かもしれないと思っていたが・・・・・・。 「はじめまして。 神崎島の軍事的最高指揮官である鎮守府提督、そして神崎島の行政最高責任者である太宰権帥を兼ねております。神崎博之であります。 柏木政府特務交渉官、そしてドノバン大使、お会いできて光栄です、我が市民を代表して心より歓迎します」 ヤバい! 柏木は思わずそう口に出すのを堪えた。 外見こそ柏木と変わらぬ年齢だが、その身からは突き刺すような緊張感を発している。 大学以来の友人で自衛隊へと進んだ大見が時々似た空気を発するが、そこから「軍人」という要素を更に煮詰めて「権威」と「権力」を自然と体現している。 自分と同じT督だなんてとんでもない。 艦隊を率いて深海棲艦と戦ってきた本物の提督だ。 下手な探り合いなど通用しないと覚悟した方がいいだろう。 「歓迎ありがとうございます、アドミラル・カンザキ。 我が合衆国は新たな国家誕生を祝福すると同時に友人となることを切に願っています」 「それは実に嬉しい知らせです。 我が島は長らく隔離され孤立していましたから友人を欲していた所です。 是非とも貴国へ訪問し、言葉だけでなく文字と映像でも友人であること証明したい所です」 「ええ、何時でも来てください。 次は我が国がアドミラルを盛大に歓迎いたしますわ」 と、考えていた時。 ドノバン大使が真っ先に口を開き、一気に「アメリカを訪問し国交を結ぶ」という言質を勝ち取った。 しまった、と内心で柏木は焦り、「アメリカよりも先に訪問する」という言質を取るべく発言しようとした寸前。 「ところでアドミラル・カンザキ。 貴方達はどこから来たのでしょうか? 我々からすれば一晩で突然現れたのですから正直困惑を覚えているのです」 ドノバン大使が困った表情と共に質問を発する。 だがこれはこの島の本質を問う質問であった。 「よろしければ教えてくれませんか? 今や世界中の科学者たちがこの島に注目しています。 国交が成立した暁に学術的な調査についても検討して下されば、アメリカはカンザキ・アイランドの自立と援助を惜しまない事を約束します」 にこやかな笑顔と共にアメリカ人らしく大げさな動作でドノバン大使はアピールする。 対して柏木はそこまでするつもりか、とドノバン大使の強引さにやや辟易する。 日本人とアメリカ人の感性の違いかもしれないが、どういう訳か異星人と蜜月関係を築いた同盟国を出し抜くチャンスと捉えているのだろう。 しかし初対面でいきなりここまで踏みこまれて向こうも困ってるんじゃないか? そう柏木は思い、ふと神崎提督を見る。 「―――――——」 神崎提督は微笑を浮かべていた。 横文字で表現すればオリエンタルスマイルと言うべき笑顔で、柏木は自分たちが想像する以上の事を言うつまりだと直感した。 446: 第三帝国 :2017/04/12(水) 23 13 45 「ドノバン大使」 淡々と、だが力強い口調で神崎提督が言葉を発する。 「現世の人間である貴女からすれば、常世の人間であった我々を認識できなかったのは道理であり、逆に我々が現世の人間である貴女を認識できなかったのもまた道理であります」 「何を言っているのかしら、アドミラル・・・?」 唐突に始まった宗教的な内容にドノバン大使は困惑を隠せていない。 「我々はどこから来たか? 実のところ私自身困惑している所があります。 しかしそれは確かな現実であったのは覚えています。 仏教でいう所の修羅道、あるいは戦士たちが延々と戦うヴァルハラ。 そんな常世の世界に私と彼女たちは堕ち、そしてこの現世へと戻ってきたのです」 戯言としか思えぬ内容であったが、神崎提督の口から淡々と綴られる言葉と共に流れる覇気に圧倒され、柏木とドノバン大使は黙って聞く以外の術を思い浮かべることができない。 「ドノバン大使、我々は友人を欲しています。 ですから、アメリカ合衆国の申し出は非常にありがたく感じています。 が、それよりも先に我々は生み親の元へと帰ることを望んでいるのです」 「親元、ですか・・・?」 その言葉の意味が理解できないドノバン大使は困惑を隠せない。 だが次に出て来る言葉は聞き逃すことは許されない。 何かとてつもないない事を言うつもりだと感じた柏木はゴクリと唾を飲み込む。 「日本国への帰還」 予想外の言葉にドノバン大使と柏木は動きを止めた。 「我々の主権を保証することを条件に、神崎島は日本国への帰属をここに表明します」 動揺し呆然とする2人を余所に、神崎提督は再度確実に伝わるように、しっかりとした口調で、訴えるように述べた。 おわり
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/4294.html
913: ひゅうが :2017/01/28(土) 21 19 02 神崎島ネタSS――「ルーチン・エラー」 戸尾子は、毎日きっかり4時30分には目を覚ます。 5時には総員起こしの喇叭とともに鎮守府本庁舎の灯火がつけられるのだが、その頃にはすでに髪をセットしており、急いで運動場へ駆け出す駆逐艦娘たちの横を悠然と歩いていく。 そして、秘書官(艦)による訓示の横に控える大淀に、連絡簿を渡す。 それが終わった後は、事務方と作戦方の双方に顔を出して連絡事項を伝え、6時きっかりには提督執務室のドアをノックする。 「失礼します。」 「入れ。」 一礼しつつ、まずは5cmほど扉を開き、それから一気に自分の体を室内へ入れたあとで後ろ手でドアを閉める。 「本日の周辺海域詳報です。また、台風10号がグアム沖に発生したことを確認しました。」 「その様子では、本島への接近はないとみていいのだな。」 「はい提督。本日の演習海域の状況に異常はないものと考えられます。」 大淀とお揃いの眼鏡をくいと書け直し、ついで背後の三つ編みが揺れる。 顔をわずかに上げたのだ。 鎮守府の統合軍令本部勤務の幕僚、それも鎮守府提督の次席副官を兼ねていることを示す銀色の飾緒(作戦担当幕僚は金色の飾緒である)は微動だにしない。 「どうした。」 神崎提督は、書類に目を落としたままでそう言った。 「何がでしょう?」 「少し機嫌がよくない様子だ。」 そんなことは――と言いかけて戸尾子は黙り込んだ。 「リジィのことか。」 「不覚ですね。」 顔をしかめる代わりに、戸尾子はふっと息を吐く。 「いずれ、来る。」 提督は相変わらず顔を書類に落としたままである。 「ありがとうございます。」 神崎戸尾子、彼女は、自分が極めて思い出に乏しい人格であるがゆえの面白みのなさを自覚している。 もちろん、個性がないというわけではないのだが、大淀のようなそれはない。 歴史がない、というのはいささかつらいところがある。 だからこそ、先ごろ幕僚から正規の艦隊勤務に昇格したリジィが当直秘書官(艦)をつとめ、かつ本日の演習があの最長寿戦艦の一角であるアイオワを旗艦としていることを書類で確認し、わずかに心が乱れた。 まったく、「有能な幕僚であり副官補佐」であることを自分に任じている身としては不覚もいいところだった。 「気にしないでくれ。」 「なら――」 「何か?」 「いえ。いずれ――」 「戦塵を駆けるときに、か。うん。」 提督は、そこではじめて書類から顔を上げた。 「待っている。」 ああもう、反則だ。 ――大和型三番艦にして、装甲空母「信濃」は、顔がほころぶのをおさえきれずに「はい」と返事をした。 914: ひゅうが :2017/01/28(土) 21 19 34 【あとがき】――今は、これが、精一杯 918: ひゅうが :2017/01/28(土) 21 32 45 とりあえず未実装艦についてはこんな感じでスタッフとして控えているということで… 920: 名無しさん :2017/01/28(土) 21 38 18 リジィって誰だろう? 921: ひゅうが :2017/01/28(土) 21 41 30 QE級2番艦。ウォースパイト。 スパ子だとちょっとアレなので…
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/3551.html
183 :第三帝国:2016/07/30(土) 22 37 04 艦これ×神崎島ネタSS セリフ集8 「これが実現されれば、 ようやく安定して電力を供給する体制が始まる神様仏様、神崎様様だ」 松永安左エ門 黒部ダム建造についてのコメント。(※1) 「神崎島を題材とした演劇はできないか? あるいは宝塚に噂に聞く軍艦の娘さん達を招待できないか? それだけでも良い宣伝効果になる上に、正直私も噂の彼女らに会いたい」 小林一三。 神崎島について部下との議論にて。(※2) 「あの話は本当だったのか・・・。 男子たるものはハレムは夢ゆえ、正直羨ましい・・・」 山本五十六中将。 タイムズ紙で「金剛」が婚約指輪を見せつける写真を見ての一言。(※3) 「私の名はハンナ・ウルリーケ・ルーデル、階級は大佐。 神崎島が提供した航空機の運営について教導する総責任者として着任した」 ハンナ・ウルリーケ・ルーデル大佐。 関東軍司令部にての自己紹介。(※4) 「これは・・・良い作品ですね」 駆逐艦「不知火」 同人作家オータムクラウドから「提督がアインシュタインを言葉攻めするデッサン」を見て。(※5) 「あの・・・とってもカッコよかったです、提督!」 軽巡洋艦「酒匂」 神崎提督がアインシュタインにSEKKYOUしてる映像の感想を伝える。(※6) (※1)軍部に追従する官僚を嫌っていた彼にとって、 神崎島出現以降の統制派官僚の弱体化は天祐であり、 以後、拡大を続ける日本経済に適した電力供給体制の構築に奔走する。 (※2)近衛がゾルゲ事件を受けて政治的に追放されたため、政治には関わらず未だ阪急の会長を務めてる。 なので阪急グループの運営に集中しており、神崎島の発見と持てる伝手で艦娘の存在を知り、宝塚とのコラボを構想した。 (※3)妾の存在が極めて一般的で、彼自身も妾を抱えていたため出た言動である。 しかし、大多数の海軍将兵は「神崎提督は大変なものを盗んでいきました、それは俺たちの娘です(血涙)」 であり、帝国海軍しっと団やら五寸釘と藁人形の愛好会、○○は俺の娘の会やらの勢力を拡大する契機となった。 (※4)ドイツ系の妖精さんで関東軍に提供された「スツーカもどき」を教導する責任者として着任。 当初関東軍は見た目女だからと甘く見ていたが、個性的な性格と色々人の範疇を超越した練度にその評価を覆す。 (※5)アインシュタインとアメリカのやり方に色々思うところがあったのは大淀だけでなく、 他の艦娘たちも抱いていたことで、こうしたネタには「飯が旨い」と感じ取る者が大勢いた。 (※6)この後提督は布団に入って無茶苦茶悶絶した。 おわり