約 19,731 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1719.html
406 :ひゅうが:2013/08/05(月) 16 26 29 ネタSS――「そして船はゆく~提督たちの憂鬱×征途~」 ――西暦1995年8月 日本国 沖縄県 嘉手納宇宙港 これは少しまずいかな? 藤堂進がしばし困惑したところで、その一言は発せられた。 「なら、私も出ていくべきかな?元帥。」 「いや、別にかまわんでしょう。それに招待を受けた身としては欠席はできませんな。」 「それもそうか。ああ、お嬢さん。」 立ち上がり、広報官に掴み掛ろうとしていたらしい女性は、その声がした方向をじろりと睨みつけている。 壮年の男性だった。 肉体は中肉中背、背はそれほど高くはない。 顔は「にこやか」と「張り付けたような」という二つの印象のちょうど中間くらいで固められている。 愛想笑いであるが、女性に向けてあまりよい感情を抱いていない様子であるのは確かだった。 何より、沖縄の日差しをさけるかのようにかけているサングラスの向こうからでもわかる鋭い眼光は怒りとある種の悲しみに染まっている。 お嬢さん、と呼ばれた女性はしばし言葉を失った。まるで蛇に睨まれた蛙のようだと藤堂は思った。 わざわざ彼女にも聞こえるような声でとぼけたことを言ったその男性は、ゆっくりとサングラスを外した。 「川宮、同志。」 おいおい。同志とかぬかしてる時点でいろいろとまずいぞ。公正中立を旨とするジャーナリストとしては、と藤堂は思った。 見れば、男性の横では藤堂の実兄がビターな苦笑を浮かべている。 「軍人が人殺しでその子供が犯罪者の息子なら」 元「北日本」首相で、現在は日本国内閣府参与という微妙な地位にある男、川宮哲夫は肩をすくめながらしれっと極論を吐いた。 「私なんぞ、独裁者の息子ですが?」 女性は口をぱくぱくさせていた。 無理もなかろう。 日本帝国主義と軍国主義を糾弾しにわざわざやってきたら、あろうことか自分たちの(精神的な意味での)トップに白い眼でみられたのだから。 と、彼の瞳がこちらを向く。 どうやら幕引きは任せたというところらしい。 「お嬢さん。」 藤堂は言葉を継いだ。 「少し冷房負けされているようですな。」 その一言で女性は、崩壊した。 しゃくりあげながら小走りで記者会見場を出ていく様子を冷めた目で見送りつつ、藤堂は自分を見つめる視線に気づいた。 川宮だった。 二人は一瞬だけ視線を交差させると、何事もなかったかのように会見場の席に座りなおした。 周囲はざわついていたが、機転をきかせたらしい広報官の名調子で笑いを取り戻すのに5分とかからなかった。 407 :ひゅうが:2013/08/05(月) 16 27 29 「どう、お呼びすればいいですか?」 藤堂進が川宮哲也にかけた言葉はそれが最初だった。 「ただ川宮、だけでいいですよ。提督。」 ほどよく空調のきいた部屋はガラス張りで、嘉手納宇宙港の電磁カタパルトがよく見渡せた。 「ああ、提督とお呼びしても? どうも御兄弟を両方とも『藤堂さん』と呼ぶとまぎらわしい。」 仕立てのいいスーツに身を包んだ川宮は、ちらと遠巻きに藤堂を囲みつつ談笑する人々に視線を投げた。 その先では孫に「もうひとりのじーじ」として髭を引っ張られている明の兄が困ったような表情で彼女の母親と妻に助けを求めている。 次男の嫁はころころ笑っており、明の妻は口に手をあてて上品に笑っていた。 その横では、でっぷり太った見覚えのある男性――なんといったか、宇宙の先生だったか?――が微笑ましいものを見るように彼を見つめており、広報官と彼の同僚らしい女性たちが半分以上本気(お世辞半分未満)で陽性の笑い声を出していた。 「ええ。構いません。」 明はそう返答した。 この目の前の人物はただの政治家ではない、と藤堂進は思った。 背筋はしゃんとしており、歩く速度も百分の一秒のずれもなく左右の足をくりだしている。 おまけに先ほど階段を上がる際はさらっと小走りを披露していた。 藤堂はそうした特徴をよく知っていた。 川宮哲夫もまた、海の男なのだ。 どこでそうなったのかはわからない。公式の経歴では彼と海の接点は豊原人民大学校でカッター部に入っていたことくらしかない。 それ以後はずっと「向こう側」の党の仕事をしていたらしい。 408 :ひゅうが:2013/08/05(月) 16 28 14 「海ですね。」 ぽつりと川宮がいった。 「海です。」 藤堂もこたえた。 夏の雲の切れ間から青い空が見える。 そしてその下には、日本国がこの祝宴にあわせて集めた数々の船が浮かんでいた。 客船、巡視船、軍艦、空母、そして戦艦。 南北ふたつの日本に属していた空母と戦艦は意図的に並んで配置されており、そろって同じ旗を掲げている様子を観衆に見せつけていた。 この式典が終わった後に退役する予定であるものも多い。 かつて戦艦「大和」と呼ばれていた艦と巡洋戦艦「樺太」とも「栄光」とも呼ばれていた艦はいずれ横にならんで記念公園となることがすでに決定されていた。 「『海は人々に新しい希望をもたらす。眠りが夢を運ぶように』。」 川宮はいった。 「コロンブスの言葉です。」 藤堂は頷いた。 川宮は、なぜかは分からないが自分と話したがっている。 そう確信したからだ。 「私が子供のころ、海は目の前にありました。よく近所の悪童どもと連れ立って海岸で遊びわまったものです。 決まって12時になると、上空をジェット機が通過していくんです。それにあわせて母がスイカを切ってきてくれた。 それがあのころの私の世界のすべてでした。」 どこまでもいける気がしていた、と川宮は言った。 「私が思春期になるころ、アポロが月へ着陸し、南ではそれに追随するようにロケットを打ち上げた。 その頃の私は士官学校のそこそこのところにいましたが、まわりが弾道ミサイル云々というのも気にならず、それを理由にいろいろな本を読み漁りました。」 秘密ですよ、という川宮はこちら側での以前の評価に近い。 確かに放蕩息子であったようだ。 「だから、海に出ました。」 川宮はそう結んだ。 藤堂は、この目の前の男がある種の冒険家であろうとしていることに気が付いた。 たぶん、彼は見知らぬ海へ漕ぎ出したかったのだ。 下手な大義名分でもてはやされている男は、実際のところただの船乗りだった。 唐突に藤堂は理解した。 統一後、政府の下心交じりの要請を固辞し、若くして政治的に半分隠居状態にあるこの男がどういうわけかこの沖縄にきている理由を。 彼は、出航を見送りにきたのだ。 自分と同じように。 「さて、そろそろ失礼します。あまり長居しているとまたややこしいことに巻き込まれかねない。」 今日はお会いできてうれしかったです。提督。 ほがらかに笑ってから川宮は人の輪に向かって歩いて行った。 遠巻きに残念そうな顔をしている黒いスーツの丁稚がいるところをみると、首相とともに打ち上げを観覧する前に自分を宣伝に使おうとしている政治屋がいることを知っていたのだろう。 食えない男だ。 「じいちゃんのおふね!」 孫が叫んで指をさした。 藤堂は、あいさつをすませてから去ってゆく川宮を横目で見つつ、兄の救援にとりかかることにした。 ――艦は海をゆき、船は宙(そら)をゆく。 未来は日と星の光に照らされ、続いてゆく―― 【とりあえず 終】
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/13788.html
忍の提督キリキザントウ VR 水 (9) クリーチャー:ビッグオーシャン 7000 ■相手の呪文または相手のクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。 ■W・ブレイカー ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚をすべてのプレイヤーに見せる。その中からシノビと水の呪文をすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で自分の墓地に置く。 作者:viblord フレーバーテキスト 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/467.html
(編注:自傷・出血表現アリ。苦手な方はご注意) 687 :名無しの紳士提督:2014/06/28(土) 23 29 48 ID 18.vi4P. 「君たちには失望したよ」 そう呟いて、手首に短刀を当て、引く。 一つは扶桑、一つは山城、一つは、とそこで右手が押さえられた事に気が付く。 「落ち着け、時雨。お前が悪いわけじゃない」 そんなことない。呉の雪風と並び称される身だ。自分が死神であることくらい自覚はある。 提督は僕の右手の短刀を左手首に当てた。 「お前が罰せるべきというなら出撃を許可した私も同じだ、引け」 目を見ても迷いなど感じられない。 だから、いつもどうり、引いた。 安物の刃は弾力のある皮を抜け、柔らかい肉を裂き、血管に弾かれた。 人間というのは脆いと思っていたけど、僕と対した変わりはない。少なくとも陸では。 そこから先は、頭が白くなった。まるで一寸先さえ見えない豪雨のように感情が流れ込んできた。 提督の足を払い馬乗りになると向きを変え、ソレにむしゃぶりついた。 飾り気すらない僕にそんな技量はないのだが、提督は無意識に子孫を残そうとしているのか、そそり立った。 ああ、これで、出来る。 膣口にソレをあてがうと自らの体重で花弁を散らした。 流れ出る赤に満足感を覚え、痛みを求めて腰を振る。 甘い言葉はなく、愛撫もなく、接吻もしない。 ただ、赤を撒き散らし、腰を振る。 おおよそ蜜月と言い難いその行為を半刻ほど続け、提督の胸の上で果てた。 思えば、提督は最初から抵抗などしなかった。どうしてだろうね。 そうそう、翌朝に提督からリボンの付いたハートの錠前を左手首に付けられた。 だから、僕は、どうしようもなく自分を許せなくなると、提督の部屋の戸を叩く。 抜けられない海峡、沈んでゆく扶桑に山城、彼女たちは何人目だろうか。 そんな時は、提督の上で腰を振る。 未熟な花を散らすために。 そうしないと、ほら、危ないから。 そう思って、首筋の薄い傷跡をなぞる。 賜った短刀でこの首を切らないように、ちゃんと罰してよ、提督? 良く切れるんだからね。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/6433.html
漂流提督フライング・ダッチマンδ VR 闇文明 (7) クリーチャー:ヘドリアン/サバイバー 4000 ■SV-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中にあるすべてのサバイバーを自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。 ■サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上のSV能力を得る) ■相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに置いてもよい。 サバイバー版提督。 相手のカードに反応するタイプのマッドネスを持ち、場に出てくれば、以降は他のサバイバーもcipを共有する為、サバイバーを召喚するたびに手札補充の機会が生まれる。 サバイバー特有の能力共有効果を危険視された為か、既存の他の提督よりパワーが下回る。 フレーバーテキスト 収録 DMA-05「アナザーエピソード2 ゴールデン・ドーン」6/110 作者:焼きナスオ 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/20.html
提督×扶桑の続き しばらく甘い時間に浸ったあと 「さて・・・そろそろ行くとしようか・・・」 覚悟を決めて戦場へ向かうことにしたが 「いいえ、それには及びませんよ・・・山城、いるのよね?いらっしゃい」 「・・・」 「な・・・」 扶桑に制されなりゆきを見守ると、ドアを開けて入ってきたのは彼女の最愛の妹であった 「・・・いつから」 「・・・少し前からです」 全然気づかなかった・・・ 「姉様」 「なぁに?」 「姉様は私を捨てて提督とどこかへ行ってしまうおつもりなのですか・・・?」 彼女の方から核心に触れてきた ・・・顔は青ざめ、カタカタと震え、目の焦点はぶれている ・・・まずい、な 「そんなことはないわ、私も提督もずっと貴女のそばにいるわ」 「嘘よっ!!!」 なだめる姉にあろうことか砲塔を向ける山城、普段ならありえない・・・ 「嘘、嘘嘘嘘嘘嘘っ!姉様も提督も皆みんな私を捨ててどこかへ行ってしまうのよ!私はいつまで経っても不幸からは逃げられないっ!」 激情に任せて叫ぶ山城、このままだと今にも爆発しかねない──! 「おい──」 「大丈夫、私に任せてください」 説得しようと前に出ようとする俺を手で制す扶桑 「私を信じられないなら撃ちなさい・・・でも、本当に私たちは貴女をないがしろにするつもりはないの」 「・・・」 「お願い、信じて」 彼女は砲塔の先端へ立ち、まっすぐに妹を見つめる 「・・・」 「・・・っ」 実際はほんの数分、しかし体感的には永遠にも思えるような重い時間を経て 「う、うう、うあああああああああっ!できない、できるわけないじゃない!私に、姉様を撃つなんてっ!」 視線に耐えきれず崩れおちる山城 「ごめんなさい、怖かったのよね・・・」 「ほんとうに、ほんとうにどこにもいかない?わたし、ねえさまのそばにいていいの・・・?」 「えぇ、いいのよ。大丈夫」 「うっ、あ、ねえさま、ごめんなさい、わたし、もう、ひとりはやだ、あ、あああああああああああああああっ」 「本当にごめんね、山城。でも大丈夫、一人にしないわ・・・提督も私も貴女にそばにいてほしいと思っているわ・・・勝手なことだけれど」 小さな子供の様に泣きじゃくる妹をあやす扶桑 「・・・ほんとう?」 ぐずりながら顔をあげ、泣きはらした目をこちらに向け、尋ねる彼女 「本当だ。俺からすればお前たちが離れ離れになることのほうがあり得ない、二人の間に俺を入れてくれたらいいな、と思っているんだ」 思っていることを伝える 姉を奪っておいて勝手なことを言っているのはわかっているが、これもまぎれもない本心だ 「私は、いいの?姉様と提督のそばに居ていいの・・・?」 繰り返し聞いてくる問いに 「もちろんよ」 「当たり前だ、むしろそうしてほしい」 二人そろってまっすぐに答える。 「あ・・・、あ・・・よかった、よかったぁ・・・」 また、表情を崩し、ぽろぽろと涙をこぼしながらつぶやく 落ち着いてくれたようだ・・・ひとまず嵐は去った 「・・・ごめんなさい、取り乱したりして・・・うぅ、恥ずかしいわ・・・」 落ち着いたあと、穴があったら入りたいといわんばかりに両手で顔を隠す山城 まぁ、あれは・・・仕方ないよなぁ・・・ 「仕方ないわ、私も同じ立場ならそうしていただろうし」 扶桑も同じようになだめる。さすがはお姉ちゃんだな・・・ いやぁ、姉妹というものは本当に良いものですね 「私たちは本当にそっくりね・・・周りがよくみえなくなってしまって」 「うぅ・・・」 実は負けず嫌いなところとかそっくりだよね 「思い人までいっしょだなんて」 「ちょ、姉様・・・!」 うん・・・うん?ちょっとまて? 「山城も提督のこと好きよね?恋愛感情という意味で」 「」 「」 あっさりと、お姉さまは超弩級の爆弾発言をかましてくれやがりました 「な、なんだってー!?」 思わずAA略と言いたくなるほどテンプレの絶叫をかます俺 「ね、ねねね姉様、な、なにを証拠にそそそそんな・・・」 動揺しまくる山城、おいおい大丈夫か、目が超泳いでるぞ 「だって貴女、提督を見る目が私に似ているもの」 「」 山城が完全に固まった、俺もだが 「ご、ごごご、ごめんなさい姉様、私、そんなつもりじゃ・・・」 「責めているわけではないわ、むしろ嬉しいの。私が好きになった人を妹も好きになってくれるなんて・・・」 「姉様・・・」 なんかまた姉妹の絆が深まっているきがしてキマシタワー それは良きかな・・・なんだがちょっとこれどうすればいいの? 「でも姉様、私のそれは好き、というか、羨望、というか、私のことをちゃんと見てくれたの姉様以外に初めてでその・・・」 「でも、私たちのことを見てうらやましい、とも思っているのよね?」 「──」 その通りであるらしく、コクリとうなずく山城、それを見た扶桑は 「提督、お願いがあります」 「お、おう、なんだ」 「この子を抱いてください」 「」 「」 二順目の砲撃を繰り出すのであった 「お、おい、いいのかそれは・・・」 何とか声を絞り出す・・・山城は口をぱくぱくさせたまま動けないらしい 「はい・・・本来ならば ほかの子に 絶対に そんなこと させない のですが」 「ぴいっ!?」 一瞬なにやらドス黒い蛇のようなオーラが見えた気がした・・・あの山城ですらおびえている・・・浮気は絶対しないぞ、うん 「この子だけは妹のようにやさしくしてほしいと思うと同時に、女の子としての気持ちも通させてあげたい・・・そう思うのです」 次の瞬間普段の扶桑に戻り、妹だけは特例だと語る 「姉様・・・」 「自分でも何とも不思議な心境なのですが・・・だめ、でしょうか」 山城は心配そうに俺たちを交互に見つめている 俺も俺で扶桑と目を合わせ、うなづきをもって応えを返されたので 「その、山城が、俺でいいというなら・・・しようか」 「~~~っ」コクン 扶桑の想いを汲んで、妹分として愛でる気持ちの強い彼女を、姉の前で抱くことを決意した 「あ・・・う・・・」 姉と同じように布団に寝かせ、服を剥く いいのかなぁ、と思いつつも扶桑に似て、白く美しい肌に興奮を覚えてしまう 「提督と姉様のにおいがする・・・」 「そりゃあ、ここでシたからなぁ・・・」 「私たちと一緒よ、山城」 「二人と一緒・・・うん、なら、大丈夫・・・」 「わかった・・・じゃあ、するぞ」 「はい・・・ん、ふぁ」 安心したように力を抜いた山城の身体を愛でていく 「・・・っ、ぅ・・・ふぅ・・・っ」 ぴくんぴくんと身もだえしている山城 声を抑えているようで、必死に歯をくいしばり、布団をつかんでいる 「声、だしてもいいんだぞ?」 「っはぁ、だ、だって、姉様が見て、んむ、ふむぅっ!?」 我慢するのはよくないな というわけでキスをして舌で口内を蹂躙しつつ胸や秘部を執拗にいじっていく 「ぷぁ、あ、ひゃあ、あ、や、ふああ・・・っ!」 「うん、かわいい声だ。もっとよく聞かせてくれ」 声を我慢できなくなるくらい高めてやってから唇を解放する 「ふあ、あ、ひゃあ、あ、ああ、ああぁっ、んく、あ、んああぅっ!」 「もうすっかり準備できたみたいだな」 軽くイったのか脱力した彼女の腰をつかみ、固く怒張したものを入り口にあてがう 「もらうぞ」 ずぷっ、みちぃ! 「うくっ、ああああああああああああぁーーーっ!」 一気に貫いた・・・途中で止めると逆に辛そうだというのはさっき経験したので、一気に 破瓜の血は、布団の中央・・・姉と同じ位置に広がっていった 「あぅ、あ・・・提督が、提督のが私のなかに・・・!」 「山城、よかったわね・・・」 扶桑が妹の頭を撫で、山城は言葉を発さずに、こくりと頷く 「提督、お願いします、ね?」 そんな光景を見つめながら、俺は自分の彼女の妹との交わりを開始した どうも俺はがっつく性分らしい、また初めての相手だというのに腰の動きはとめられず 「あ、あぁっあ!うあ、あ、あぁぁぁっ!」 山城を激しく攻めたててしまっている 「あぁ、提督、ていとくぅ・・・!」 彼女はけなげにもそんな俺を全部受け止めていた。痛いだろうに 時間が空いているとはいえ、先に一度射精(だ)しているので少しはもたせることができそうだ 「はぅ、あ、っく、んあ、ひ、あぅあ、あっ、あぁあああっ!」 きつく絡みついてくる中を引き抜き、突き刺す ずちゅ、ぐちゅ、と音を立てて俺のモノが何度も山城の中に呑み込まれていく 「あぅっ、あ、はぁ、ふぁ、あくぅっ、んあああんっ!」 しばらく続けていると痛みはかなり薄れたようで、艶っぽい声を上げながらこちらに触れてくる 「山城・・・」 そんな彼女を抱きしめながら深く深くつながる 「~~~~っ」 ぎゅっと抱きついてきた 姉以外には不器用な彼女なりの精一杯の愛情表現を受け、限界が早まる 「くっ、もう、でる・・・!」 「わたしも、わたしも、もう・・・!」 「あ、ああ、ああああああああああああっ!」 絶頂してのけぞる山城を抱きしめながらその最奥に熱くたぎったものを吐き出す 「あぅっ、あつ、あつい・・・こんな、いっぱい・・・!」 「うっく、は、あ・・・」 「あう、う・・・」 全部出し切ったあと、何とか引き抜いて山城の隣に倒れる 「すまん、痛かったのに無理やり・・・な」 「いいえ、姉様と一緒だったから大丈夫です・・・それに最後は気持ちよかったし・・・」 謝る俺にむけて、穏やかな、それでいてどこかすっきりした表情で答える山城 後半はぼそぼそといわれ、聞き取れなかったものの 「なんというか・・・いろいろともやもやしたものが吹き飛んだ気がします・・・これから姉様と一緒によろしくお願いします」 「あぁ、任せろ。もう不幸だなんて言わせやしないさ」 そういって頭を撫でてやる。嬉しそうに目を細めるあたりは姉そっくりだ いろいろあったがひとまず一件落ちゃ── 「・・・」 くいくいと腕を引っ張られる 「・・・どうした、扶桑」 振り返ってみると、なんだか落ち着きのない扶桑が 頬を紅潮させ、うるんだ瞳で見つめられる 服は軽く羽織っただけの彼女 その白い肌には汗がうっすらとにじみ、全身からは女のにおいがする 俺たちの行為を間近でみて、発情したらしい もじもじしながらにじりよってきて 「お願いです・・・もう一回私にください・・・」 ぎゅううっと抱きついてきたのであった 興奮したのも事実のようだけども・・・これやきもちやいてくれてるんだよなぁきっと 「私のときは、先に達していたのに・・・」 と腕の中でちっちゃく唸っている彼女を見て思う お姉ちゃんとして我慢が出来ても、女としては我慢しきれなかったのか・・・かわいい奴め そんな扶桑を見てヤる気を取り戻した俺は彼女のおでこに軽くキスをして 「あ、はぁ、はいってきて、あ、あぁ~~っ!」 すでに準備が整っている内部に再び侵入した 今度は服を脱がさない、着衣エッチというやつだ。半脱ぎってエロいよな 「あっ、あ、あ、あうっ、ふああ!」 一回目と違い、貪欲に求めてくる彼女 「姉・・・様・・・」 「あ、あぁ、だめ、やましろがみてるのに、わたし、とめられ、あ、あぁぁっ!」 妹に見られながらの行為に一層昂ぶっているのか、抱きつき、唇をかさね、腰の動きを合わせてくる そんな乱れた彼女を見て自分を抑えられるわけもなくより激しく彼女の中をかき混ぜていく 「扶桑、扶桑・・・っ!」 「あぁ、あ、あ、ふああああっ」 抱きしめて、耳元で名前を呼び、奥まで突いていく お互いが自分のものだと主張するかのようにぐちゅぐちゅと絡み合っていく この場限りはもう二人の世界へと沈み込んでいた 「ふあぁ、あ、ああああっ!こんなの、すごい、の、だめぇ・・・っ!」 「くあ、もう、イ、く・・・」 「わ、私も、私もいっしょに・・・あ、あ!」 「あ、あああああああああああああああっ!」 同時に、果てた ぎゅうぎゅうと奥へ導くような収縮にまかせて、どくどくと彼女の中に注いでいく 本日三度目なわけだが、特に濃いような感じがする、扶桑の子宮にどろりとながれ、満たしていくイメージが浮かぶ 「あぁ、いっぱいです・・・私のなかが、あなたのものでいっぱいです・・・」 もう離さないとばかりに抱きしめながらとろりとした表情で幸せそうにささやく扶桑 聞いているこっちもなんだかとても満たされた気分だった 「うあ・・・」 「は、あ・・・う・・・」 折り重なるように倒れる 「も、もうだめだ、これ以上でない・・・動けん」 「あ、私も、もう、むりです・・・」 二人してぐでんぐでんになってぶっ倒れる 「二人だけずるいです・・・私もくっつきますから・・・!」 「おわっ」 「ふふふ、これでもう、不幸だなんて言わせないわ・・・」 「もう、山城ったら甘えん坊なんだから・・・ふふ」 すねたような物言いをしつつ甘えてきた妹を二人で抱きしめて 「「「おやすみなさい」」」 今夜は眠ることにした これからというもの、俺たち三人のつながりはどんどん深くなっていった 基本は扶桑と俺がいちゃつく、または姉妹がいちゃつくのを眺める 時々両方を膝に乗せてなでぐりする。二人とも俺にほおずりしつつも指を絡めていちゃいちゃするという割と高度なテクニックを披露してくれる 抱くときに姉妹丼をすることも少なくない 静かにしみこみ、心をとろけさせる扶桑の声 強く響き、こちらをさらに高めてくれる山城の声 もう二人の声を聴いているだけでイケるようになっているかもしれんなぁ・・・ あぁ、もちろん提督の仕事はちゃんとしてるぞ。そこんとこはしっかりしないとな ちなみにいうと、初めてのあとは朝起きるまで誰も部屋に入ってこなかった ・・・鳳翔さんがガードしてくれていた・・・頭があがらん まぁ、そんなこんなで俺たちの日常は続いていく 誰にも壊させやしない・・・絶対にだ
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1629.html
162 :提督の憂鬱×恋姫無双 続き:2013/03/30(土) 23 21 41 提督の憂鬱×恋姫無双 続き 今のところの判明 嶋田繁太郎=袁紹『麗羽』 東條英機=文醜『猪々子』 辻正信=??? 倉崎重蔵=??? 163 :提督の憂鬱×恋姫無双 続き:2013/03/30(土) 23 22 11 流星が各地に降り注いでしばらく日にちが経ったある日。 「はぁ、今日の執務はこれで終わりですの?」 「はい。ご苦労様です袁紹様」 執務室にて書類を処理し終わった袁紹は軽く背伸びをしていた。 その様子に書類を受け取りに来ていた文官が苦笑する。 「お疲れになられたのでしたら、お休みになられては?ここ最近忙しく、羽を伸ばしておられませんし」 文官が心配そうに宇野も仕方がなかった。 何せ前まで我儘言い放題の上に、仕事をしなかった。しかし流星にうたれてからというもの、「誰この人?」と言われるくらい精力的に働き、休みもほどほどで豪快な買い物すらしなくなったのだ。 仕事をしてくれるのはうれしいのだが、前世の時のデスマーチが影響しているのかなかなか休まない為、吊られた文官達も休めないでいたのだ。 一応女官からその話を聞いていた袁紹は、これも主の務めと思い警邏がてらの散歩に行くことにした。 町に出ると、活気あふれる街並みが見える。 以前までは重い税のせいでここまでの活気はなかった。 しかし、善政を始めた袁紹のお蔭で人々の顔に笑顔が現れ始め、商人が更にやってくるようになり、きちんとした警備により治安が向上しており。 以前よりも住みやすい街となっていた。 「あ、袁紹様だ!」 「ええ、元気ですわね」 「おお、袁紹様!いい果物が手に入ったのですがどうでしょうか!」 「ならば城に届けて下さいな。お代はちゃんとにお支払いしますわ」 「袁紹様!」 「袁紹様!」 「袁紹様!」 袁紹の周りに人々が集まり、一目見ようと更に人が集まる。 流石にこれはちょっとまずいと思った時。 「はいはい、皆下がってくれ。袁紹様が通れないだろう」 護衛の一人としてついてきた文醜が人々を抑えた。 「た、助かりましたわ」 「いえいえ、護衛ですからね。いきましょうか?」 袁紹が頷くと先頭に文集が立ち、親衛隊五名が左右と後方について歩き始めた。 「久しぶりに外に出たけれど・・・やっぱり以前よりも活気がありますわね」 「そうですね・・・あたいも、そう思います」 「流星にうたれる前の無知無能ぶりが・・・ああ、穴にはいりたいですわ」 「逃げないでくさいよ。あたいだってあの剣持てるのが不思議なんですから」 そういって文醜は愛剣をなでた。 「ほんとこの細腕、見た目に反していますし」 「それを言うなら私の髪もそうですわ。整えないと尖がりドリルになりますのよ?」 「あははは。そうですね・・・って、あれ?」 ふいに文醜が止まったので全員が止まり、彼女が向いている方向を見た。 そちらにはいい匂いのする煙が充満している場所で、そこには沢山の移動可能なお店が並んでいた。 「・・・屋台?」 食べたいの?もうお昼だっけと思っていると、どうも様子がおかしい。 目をごしごしこすり、目を瞬かかせてみたくないものを見たような・・・、見つけたかったモノを探し当てたような表情をしていた。 「ちょっと、どうしましたの?」 「麗羽様・・・あれ読めます?」 「なにが?」 「あの幟です」 文醜はそういうと指差した。一軒のお店でどう見ても普通だ。しいて言うならば「くはははははは!」という奇声が聞こえるくらいか? そして幟を見た瞬間違和感を覚えた。 (なんですの?お好み焼きって書いてあるだけではありませんか・・・お好み焼き?) もう一度幟をよく見てみる。 なるほど、幟には『お好み焼き』と“日本語で”かかれている・・・ 「え!?」 「あれ、日本語ですよね?」 「ええ!!」 「ちょっと行ってみましょう!」 二人が急いで屋台に向かうのを見て、慌てて親衛隊も追いかけた。 二人が到着したとき、鉄板の上では確かにお好み焼きができていた。 食欲をそそるソースの香り、具だくさんのそれは確かにおいしそうだった。 しかし、それはここにあるはずのない食べ物のはずだ。 呆然としていると、店の主人が声をかけてきた。 「あははははは!もうすこし待っててね!いい感じで焼けるよ!!」 「え・・・」 顔を上げた袁紹は主人の顔を見た。屋台の主人も袁紹を見るとにやりと笑った。 「あ、あなたは・・・」 「やぁ、ひさしぶりだね。“嶋田繁太郎首相”・・・それとも袁紹様かな?」 屋台の主人、劉備玄徳こと北輝次郎。マッドシェフ北一輝がそこにいた。 164 :提督の憂鬱×恋姫無双 続き:2013/03/30(土) 23 22 51 「つまり。この方は袁紹様と同じで、前世の御知り合いですか?」 あれから猛り嗤う(誤字にあらず)劉備を問い詰めた後、急いで城に帰り情報交換して袁紹・文醜・顔良・劉備は同じ食卓を囲んで夕食をとっていた。 「そうなんだよ。麗羽ちゃんとは前世の御知り合い」 そういって呑気に料理を取り分ける劉備に、頭を抱えた袁紹が問いかける。 「ちょっと桃香、作りすぎじゃありませんの?」 目の前には十品ほど並んだたくさんの料理。どれも湯気があがっていてとてもおいしそうだ。量がどう見ても十人前であるのを除けばだが・・・ 「いやぁ。今までお金がなかった分できなかったから、反動が出ちゃった」 そう言って嗤うが、その笑顔はとても原作のような愛らしいものではなく、どちらかと言うと狂気の方だった。 その笑顔にビビった顔良が、袁紹に詰め寄る。 (だ、大丈夫なんですか?!) (大丈夫ですわ。料理に関して暴走はしますけど、程度はわかっていますわ・・・多分・・・) (ふぇぇぇぇぇぇ) ヒソヒソと話していると、取り分け終わったのか劉備は席に座った。 「さぁ食べよう。熱々で食べるのがおいしいからね」 「おう!頂きまぁーす」 「ちょっと文ちゃん!」 「斗詩さん、諦めましょう。とりあえず目の前のものを食べましょう」 「うう・・・負けないんだからぁ!」 叫んだ顔良はさっそく手元に分けられた一品を手に取り食べた。 「お、おいしい!!」 「そうでしょう!食料庫にあったのから厳選したものを使ったからね!」 四人は美味しい料理に癒され、結局劉備は料理長兼農業指導員として雇われることになった。 その夜・・・ 劉備にあてがわれた寝室に袁紹がやってくると、彼女はやってくるのがわかっていたのか用意されていた椅子に座っていた。 袁紹も向かい側に座る。 「桃香さん、お聞きしたのですけれど・・・」 「お供のこと?それともほかの転生者のこと?」 「両方ですけれど、まずはお供の方からお願いしますわ」 劉備は良いよと答えると、思い出すようにしゃべり始めた。 「お供の方は会う前だったみたいで、めんどいから逃げてきた」 「めんどいって・・・一応武官として雇いたかったのですけれど?」 「どうかなぁ・・・私がこんな性格だから、ついてこないかもよ?」 「(自覚があるんですの・・・)それもそうですわね・・・」 「あ、でもね」 「でも?」 「趙雲は富永だよ。すでに美と正義の使者『華蝶仮面』を名乗って、悪党をぶちのめしているみたいだし」 嫌な情報だった。すでに頭が痛いが続きを促す。 「次は荊州かな?どうも張勲が辻正信っぽいんだよね。孫家からいろいろむしり取っているみたい」 「やっぱりいましたか・・・(美羽は苦労していそうですわね)」 「辻が居なくなるなんて考えられないよ。後、風の噂だけどどこかで飛行に成功した人物がいるらしいよ。誰だかわからないけど」 「もうそれだけでわかりますわ・・・倉崎重蔵ですわね」 「南雲さんにもあったよ」 「え!どこでですの!!」 一緒に苦労した海軍仲間だ。ぜひとも知りたいと思い身を乗り出す。 「白蓮ちゃんの所」 「白蓮・・・公孫賛の所ですわね?」 「うん。ちなみに白蓮ちゃんは山本五十六で、南雲忠一が甘寧やっていたよ」 「南雲さん・・・甘寧になっていたんですの?」 甘寧って呉の武将じゃなかったけ?と思っていると 「どうも仲間内から追い出されて、白蓮ちゃんの所に流れ着いたみたい」 「この世界でも苦労されているのですわね」 同僚の不遇さに涙したが、ある程度旅をしてきた桃香の情報は貴重だ。 これからを思えば桃香の価値はだいぶ高い、なにせ夢幻会の中でも農業に関して意見できる(食の探求の一環として言える)立場にあったのだ。 しかし予測できなくなったのは痛いことだと思う。 (とりあえず白蓮さん・・・山本五十六との合流が必要ですわね。他の転生者も気になる所ですけど・・・ああ、やる事が多すぎますわ) 彼女の苦悩は続く・・・
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/35444.html
死爵提督 ファンク・バルディオル UC 光/闇/自然 (6) クリーチャー:ダークロード/グランド・デビル/ハンター/エイリアン 5000 ■スレイヤー ■相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。 ■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中にある多色カードをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。 作者:翠猫 DMSPP-01「伝説、豪傑、再集結!スーパー・ヒーロー・パック」収録。種族はダークロード、グランド・デビル、ハンター、エイリアンの4つ。 多色カードをサーチできる提督。スレイヤーも持つ。 《希望の守り手ファンク》と《悪魔提督アルゴ・バルディオル》の合体カード。 関連 《希望の守り手ファンク》 《悪魔提督アルゴ・バルディオル》 収録エキスパンション DMSPP-01「伝説、豪傑、再集結!スーパー・ヒーロー・パック」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/680.html
83 提督「ふぅ、こうして赤城と寝たのも久しぶりだな」 赤城「ええ、提督…最近はご多忙でしたから」 提督「まあね、遠征や次の作戦や第5遊撃部隊とか…書類が片付かないのなんの」 赤城「本来ならこのまま同じ布団で提督のぬくもりを感じたまま寝たいですが…」 提督「一応風紀は風紀だから、他の艦娘達の示しがつかないからしかたないんだなこれが」 赤城「古参の方々は周知ですが」 提督「あははは、そうだね…さて第5遊撃隊は吹雪は上手くやれるかな?」 赤城「…提督、最近は吹雪吹雪って、そんなに若い子がいいのですか?」 提督「あだだだだ、抓るな!抓るな!」 赤城「この場で他の女の人のことを話すのが…(プイ」 提督「悪かった!いや吹雪はそういう意味ではなく彼女の可能性にかけていて、俺は赤城一筋だ」 赤城「ええ、では提督…いい夢を」 提督「ああ、赤城もな」 赤城「ふう…」 吹雪「あ、あの赤城さん、こんな夜中に提督の部屋で何を…」 赤城「え!あ、あの今度の作戦会議が長引いて…吹雪さん達は?」 吹雪「さ、さっきまで怖い話で盛り上がっちゃいまして怖くなってみんなでトイレに」 夕立「クンクン、赤城さんから提督の匂いがするっぽい!」 睦月・吹雪「あわわわわわ(ボン)」 +後書き ヤキモチ焼ってあったからふと思った、アニメネタだけど… え?提督は吹雪LOVEぽい?知らん!そんなの俺の管轄外だ これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1279.html
191 :4:2012/08/01(水) 05 59 07 本編時系列 提督たちの憂鬱 第9話 1/9 ルーズベルト大統領倒れる この情報は夢幻会に衝撃を与えた。 『何しろ、あの辻でさえ、飲んでいたお茶を吹き出したほどだ。 ちなみに、そのお茶は彼の正面に座っていた東条にかかり、 彼を再び悶絶させることになる。』本編9話より抜粋 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。 青島の中国海軍、 比島の米海軍の監視を強化。ハワイの諜報員を増員。 東条英機:会合出席。 またもやお茶がかかり再び悶絶させる。 大陸のコネクションを通じて探りを入れる。 辻正信:会合出席。 余りの衝撃にえ、飲んでいたお茶を吹き出した。 土肥原に米国のマスコミや株価関連の情報収集を指示。 国内の政治家と世論の操作に力を入れる。 『「と、いうわけで、土肥原局長、米国のマスコミ、 これまでノーマークだったゴシップ誌も色々と注意を払ってください。 地方のものもです。あと株価、特に軍需関連については注意をお願いします。 何らかの前兆はつかめるはずです」』本編9話より抜粋 土肥原賢二:JCIA局長。会合出席。 ルーズベルト:名前だけ登場。 健康状態に問題がある以上、三選は果たせない。 健康上の問題から辞任。 ヒューイ・ロング:名前だけ登場。人種差別主義者。 やり方が独裁的。大統領に正式の昇格。 『「ええ。我々のような逆行者にとってわかりやすい例えをすると…… まぁ60年後の某極東の島国のライオン面の宰相でしょうか?」』 『アメリカ国内では国民のある程度の支持こそあったが、 政財界では不安を表す人間が少なくなかった。 民主党内部でさえ、若さだけが取り柄の客寄せと嘲笑する人間もいたのだ。 そのことがロングを焦らせていった。 そしてそれがアメリカを悪夢へ引きずり込むことになる。』本編9話より抜粋 民主党:一概に反日というわけではない。 共和党:国益のためなら何だってする。 反共ということで組みやすいが、楽観は危険。 日ソを戦わせて共倒れさせる可能性もある。 米国:『日本をユーラシアのランドパワーに対する盾、 それも使い捨てができる盾として使うことができる。 そのことを理解している人間たちは不快そうな顔をすると同時に、 米国がそのような選択肢を選択しかねないことを納得した。 ましてこの世界ではナイロンなどを先に開発して、 米国企業の利益を著しく損ねていたのだ。 日本を潰す理由は幾らでもあった。』本編9話より抜粋 192 :4:2012/08/01(水) 05 59 42 2/9 TV放送を前倒しして実施。 『アメリカの変化に対応するためには、 国内の世論操作を迅速にする必要がある…… そう結論づけた辻は、TV放送を前倒しして実施した。』本編9話より抜粋 日本軍:子供達への宣伝工作と称して特撮番組を制作し放送。 記念すべき一作目は『愛国戦隊・大日本』であった。 ちなみにこれを見た嶋田は思わず頭を抱えた。 『軍の全面的な協力と未来の特撮技術を使い込んだこの作品はあっという間に この時代の少年達の心を掴むことになる。』 夢幻会会合 嶋田繁太郎:会合出席。これを見た嶋田は思わず頭を抱えた。 収集した情報を報告。 『「………軍人たちが番組のシナリオを書いたってことが判ったら、 俺のせいになるんだろうか?」』 『「海軍の情報収集の結果ですが、青島の中国海軍基地に 多数の輸送船が入港したことが確認されました。 米海軍も戦艦3隻、空母1隻が 訓練の名目でフィリピンに赴いています」』本編9話より抜粋 東条英機:会合出席。収集した情報を報告。 『「陸軍の情報収集では、米国陸軍航空隊が義勇軍として中国大陸に派遣が 検討されているとの情報を掴みました」』本編9話より抜粋 土肥原賢二:JCIA局長。会合出席。収集した情報を報告。 『「軍需関連が上がってきています。様々な分析を通じても、 何らかのアクションがあると思われます」』本編9話より抜粋 辻正信:会合出席。 近衛文麿:会合出席。特撮推進派閥筆頭。 幾つかの映画のシナリオと特撮シーンで辣腕を振るった。 上海で必ず大きな動きがあると示唆。 『同時期にはTV以外でも多くの特撮映画が、未来の特撮技術を使って作られた。 劇中のあまりの迫力ぶりに、本場ハリウッドからさえ、 日本の特撮技術は注目されていくことになる。』 『「ハリウッド映画関係者、テラ涙目!!悔しかろう、悔しかろう……くっくっく」 夢幻会の席上で露にされた、近衛のあまりのハイテンション振りに 他の人間が思わず引いた。』 『「彼らは来るぞ。早急な成果が欲しい人間は遠慮や配慮というものがない。 まして力が全ての新興国だ。何もないほうが可笑しい」 「近衛公はどこで事が起こるとお思いですか?」 「辻さん、君もある程度はわかっているだろう? 米国がすぐに手を出せて、かつ大陸市場進出の要となる拠点といえば数は多くない」 「そしていざとなれば日本を封じ込められる場所……上海ですか」』本編9話より抜粋 土肥原の部下:上海で大規模なテロが発生と報告。 『その言葉が辻の口から放たれた瞬間、 土肥原の部下がやや青い顔をして部屋に入ってきた。 そして土肥原が何事かを聞く前に緊急報告を全員に告げた。 「上海で大規模なテロが発生しました。これによって米国人多数が死傷。 米国政府は直ちに報復を行うとのことです」』本編9話より抜粋 青島海軍基地:多数の輸送船が入港。 ネバダ級戦艦:「ネバタ」「オクラホマ」訓練の名目でフィリピンに進出。 ペンシルベニア級戦艦:「アリゾナ」同上 。 レキシントン級航空母艦:「サラトガ」 同上 。 米国義勇軍:米国陸軍航空隊が義勇軍として 中国大陸に派遣が検討されている。 193 :4:2012/08/01(水) 06 00 13 3/9 上海で大規模なテロが発生 『上海で米国人12名がテロによって残虐な方法で殺傷された、 このニュースはアメリカ人を激怒させた。 一発殴られたら、十発どころか、相手が足腰立たなくなるまで 殴り返すのが、彼らアメリカ人の流儀であった。 故に正面から売られた喧嘩を前に 逃げ腰になるという選択肢はなかった。』本編9話より抜粋 ホワイトハウス ヒューイ・ロング:大統領に昇格。軍高官たちと協議中。 ウィリアム・リーヒ:海軍作戦部長。大統領と協議中。 海軍はアジア艦隊に加え、 第1任務部隊から第4戦隊、第9巡洋艦戦隊を上海攻略に参加。 コーデル・ハル:国務長官。大統領と協議中。 懸念を表明。ロングの考えを察し絶句。 『「ハル君、中国では匪賊が多いらしいな」 「……はい。かの国で経済活動をする際には、 注意を払う必要がある存在です……っまさか!!」 「白人層は犠牲にはしないよ、ハル君。幸い、 国内では困窮する有色人種が少なくない。金になると判れば動くだろう。 それに共産主義の思想に共鳴しかねない危険分子を 一掃するチャンスじゃないか。財界も賛成する。何も問題はない」』本編9話より抜粋 他の出席者たち:ロングの考えを理解し顔をしかめた。 張作霖:名前だけ登場。上海攻略に参加。 奉天軍:海兵隊と共にいつでも上陸できる。 米国海兵隊:奉天軍と共にいつでも上陸できる。 194 :4:2012/08/01(水) 06 01 30 4/9 アメリカ合衆国は中国でのテロに断固たる措置を取ると発表。 米国:リメンバー・シャンハイと叫び、上海攻略を開始。 日本に対して領海の通過を認めるように申し入れた。 ネバダ級戦艦:「ネバタ」「オクラホマ」訓練の名目でフィリピンに進出。 テロ報復に上海攻略に参加 。 ペンシルベニア級戦艦:「アリゾナ」同上 。 レキシントン級航空母艦:「サラトガ」 アジア艦隊:上海攻略に参加 。 第1任務部隊第4戦隊・第9巡洋艦戦隊:同上 。 アメリカ海兵隊:同上 。 北京政府軍(奉天軍閥):2個師団が上海攻略に参加 。 国民党政府:これを聞いた国民党政府は激しく動揺した。 蒋介石:米国でロビー運動を繰り広げる一方で、諸外国に助けを求めた。 日英独仏:米国の過剰反応を諌め様としたが リメンバー・シャンハイと叫びたて無視。 195 :4:2012/08/01(水) 06 02 06 5/9 夢幻会会合 米国は日本に対して領海の通過を認めるように申し入れた。 嶋田繁太郎:会合出席。 『「海軍は、艦船の改装スケジュールの関係で まともに戦うのは難しい状態です」』本編9話より抜粋 伏見宮博恭王:名前だけ登場。 強硬派の一部の軍人と財閥を伏見宮たち、 ヲの字の同志達の手によって封殺。 辻正信:会合出席。珍しくため息をついた。 米国を大陸に引きずり込み富を毟り取ることに。 『「認めなければ日本はテロリストと同列扱い。 認めれば大陸に米国が独力で橋頭堡確保。 どっちに転んでも面倒ですね」』 『「この際、軍事でも完全に米国を大陸に引きずり込みましょう。 やるのなら徹底的にしなければ」』 『「米軍が内陸奥深くに進出するのは、時間が掛かります。 それまでに国民党からできるだけ富を搾り取ります。元は取れますよ」 「国家の維持と発展にはお金が必要なんです。まぁ拝金主義は良くないですが、 それでも原資は必要ですよ」』本編9話より抜粋 阿部信行:会合出席。中国の共産化を提案。 『「ええ。共産党があの国を統一すれば、 昔からの倫理観や宗教観は破壊されます。 それは国を弱体化させてくれるでしょう。 ついでに日本国内で赤化への警戒心も増すでしょう。 そうなれば色々な社会制度の充実も可能になります」 内務省で共産主義対策に関する権限を掌握している阿部は、 大陸の赤化勢力を口実にして共産主義対策を推進する気であった。 それは単に武力で共産主義を封殺することではなく、 社会保障制度そのものを構築していくことで、 より住みやすい日本の実現を目指すものでもあった。』本編9話より抜粋 近衛文麿:会合出席。 『「夢幻会の決定に強硬派の一部の軍人と財閥が激怒して叛旗を翻そうとした。 だが辻が培ったMMJの人脈、伏見宮たちのヲの字の同志達の手によって そういった動きはあっさり葬りさられることになる。』本編9話より抜粋 196 :4:2012/08/01(水) 06 02 36 6/9 日本によって領海通過が認められ、米軍は上海に侵攻を開始。 国民党軍:華北、そして上海から挟撃されるという事態に蒋介石は陥った。 『第一次上海事変での戦訓、そして奉天軍の海軍力増強に刺激されて、 空海軍力増強を図っていた国民党軍であったが 米艦隊の前には成す術もなかった。』本編9話より抜粋 ソ連:最後の頼みとしていたソ連の仲介も失敗。 独逸軍事顧問団:米軍の圧倒的物量を背景にした砲爆撃の前に成す術がなかった。 Uボート、水雷艇部隊:ドイツ海軍の支援で創設されたが大した活躍をする間もなく全滅。 航空機:『英ソ独から購入した少数の航空機で 散発的な攻撃を仕掛ける程度しかできず、 最終的には上海に上陸を許してしまう。』本編9話より抜粋 要塞線・ゼークトライン:日本との戦いに備え上海西部に建設。 『第一次世界大戦の戦訓をベースにした この要塞線で米軍、張作霖軍を食い止めて 出血を強いてから米国から譲歩を引き出す、 それが蒋介石の目論見であった。』本編9話より抜粋 米軍:上海に橋頭堡を築くと、要塞化していった。 『無茶な攻勢を掛けることは無く、 圧倒的物量を背景にした爆撃と砲撃で着々と要塞線を削っていく。』本編9話より抜粋 華北戦線:奉天軍が本格的な攻勢を開始。 『米・張連合軍は絶対的な制空権の下で、 国民党軍に猛攻を加えていった。』本編9話より抜粋 九五式陸攻:現地の情報収集に従事。 現地スパイ:同上。 197 :4:2012/08/01(水) 06 03 09 7/9 夢幻会:現地の状況報告を受けた夢幻会は改めて自分達と相対している国家の強大さを知った。 この時日本が自制していたことのほうが、米国政府を驚かした。 ホワイトハウス ヒューイ・ロング:日本への挑発が失敗し思わず舌打ちした。 総研についてのさらなる調査を指示。 日本が動かないのでメキシコを狙う。 『「あの国が自重するとは驚きだな」』 『「正統な口実があれば、文句は言いはしない。 メキシコへの工作を急げ。他国に隙を与えるな」』本編9話より抜粋 コーデル・ハル:国務長官。大統領と協議中。 強引な動きに懸念を示す。 英国:米国の中国や南米での暗躍を察知。米国を警戒し始める。 ネヴィル・チェンバレン:宰相。穏健派。 『この米国の暴走を憂慮して、 1938年に解消することになっていた 日英同盟を何らかの形で存続させたほうが 良いのではないかと考え始めていた。』本編9話より抜粋 日本:そこに付け込むべく、様々なアプローチを開始。 吉田茂:英国に外交官として派遣。 日英同盟の延長、または同盟に準じる条約の締結を模索。 日英安全保障条約:準軍事同盟。参戦義務が無い。 戦時では相手国に対して友好と中立を維持すると明記。 物資も融通する。ただし支払いは金。 198 :4:2012/08/01(水) 06 04 30 8/9 夢幻会会合 日英安全保障条約:締結。 嶋田繁太郎:会合出席。苦虫を噛み潰したような顔で呻いた。 『「……つまり東アジアで日本が英国相手に大暴れしないように首輪を掛けて、 かつ日米が衝突しても戦火が飛び火しないというわけか」』本編9話より抜粋 辻正信:会合出席。まぁ当然でしょうね、と肩をすくめる。 少数の重爆撃機開発生産を承認。同人誌はニーソ物が好み。 『「多少、こちらの目論みとは離れていますが、 この程度の繋がりがあれば米国も迂闊には手を出せないでしょう。 この条約と連合側への参戦で時間を稼ぎつつ、 核兵器とその投射手段の開発を行えば、 米国も我が国と正面から戦うことはできないはずです」』 『「ふむ。なら、重爆撃機を作ったほうがいいかもしれませんね。 原爆専用機のテストにもなります」 「………数が揃えられませんよ。海軍の予算はもう一杯一杯なんですよ。 さらに予算が増額されれば話は別ですが」 「ははは、別に数がなくても良いですよ。 そういった部隊や兵器があるだけで米軍は、 後方の護衛を強化せざるを得なくなります。 そうすれば、米軍が日本へ侵攻する際に、 より高いコストを払わせることができます。 こちらが支払ったコストより、向こう側が より多くのコストを払う破目になれば成功と言えます」 予算について煩い辻は、どこまでも費用対効果を追求していた。』本編9話より抜粋 伏見宮博恭王:会合出席。 東条英機:会合出席。 土肥原賢二:会合出席。 世論操作及び各国要人を21世紀の日本のAVの技を駆使して篭絡。 倉崎関係者:会合出席。 三菱関係者:会合出席。 白洲次郎:会合出席。夢幻会協力者。 山本五十六:名前だけ登場。陸上攻撃機派閥 滑空爆弾を複数搭載できる大型爆撃機の開発を主張。 会合では冬戦争に向けてフィンランド支援を決定。 199 :4:2012/08/01(水) 06 05 08 9/9 海軍:陸攻の高速化と小型化を推進。 陸上攻撃機派閥:敵部隊の射程圏外からアウトレンジ攻撃を行えば良いと主張。 『機体の高速化は兎に角、小型化に反対し、大型化と重武装化、 そして搭載兵器の強化を主張して海軍省に直訴すら行う始末だった。 この動きを受けて滑空爆弾(及び滑空魚雷)の 開発計画が俄かに持ち上がっていた。』本編9話より抜粋 大型爆撃機:原爆専用機のテストに活用。 倉崎重工:原爆専用機の開発担当。 陸軍と組んで、超高コストの高速偵察機を開発しつつあるとの噂が広まる。 九七式戦車:開発の為英国からマーリンエンジンの生産権を取得。 九二式軽戦車:フィンランド支援兼日本国内で使い古した兵器の処分。 九三式戦闘機:複葉機。同上。 九四式軽雪上車:スノーモービル。フィンランド支援兼新兵器のテスト。開発者辺境人氏 <提督たちの憂鬱 支援SS><兵器設定> ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1178968418/161 ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1178968418/162 ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1178968418/163 対戦車兵器:九五式対戦車噴進弾。和製パンツァーファウスト。同上 。開発者New氏 ttp //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9191/1178968418/869 栄(ダブルワスプ)エンジン:ツインワスプエンジンをベースにして開発。 ソ連トラクター工場:ソ連国民の命をすり潰す形で米国から購入。 最近の同人誌:スカートの中が絶対領域化。コノミンやフシミンの影響。 夢幻会は第二次世界大戦勃発に向けて真面目に準備を加速させていった。 『しかし彼らは第二次世界大戦の フラグイベントたるミュンヘン会談の前になって、 さらなる史実との乖離を目の当たりにすることになる。』本編9話より抜粋
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/85.html
コン……コン。 控えめなノックが、執務室に漂う夜の静寂を打ち破った。 「入りたまえ」 僕は努めてぶっきらぼうに、ドアの向こうの気配へと声をかける。 「て、提督、失礼……します」 おどおどした様子で、ひとりの少女が、月明かりだけが照らす執務室の扉を開いた。 「い、磯波……です。ご、ご命令により……出頭いたしました」 消え入りそうな声で彼女は名乗り、執務室の入り口で敬礼をした。 僕が黙って頷くと、磯波は真鍮のドアノブを回し、静かに扉を閉めた。 しばし僕は、青白い月の光に浮かぶ磯波の姿をしげしげと観察する。 穏やかな波間を思わせる、三つ編みの黒髪。日々、遠征の任に駆り出されながらも白さを保つ若々しい肌。 膝より少しだけ高い、吹雪型のセーラー服から垣間見える、柔らかそうな太腿――。 普段彼女が足を踏み入れることも、いや、直接的に話したことさえも殆どない僕の部屋に招かれた彼女は、 いつにも増して小さく、儚く見える。兵装が完全に解かれているから、尚更だ。 現に、この部屋の中にいるのは磯波と僕だけだというのに、彼女は一向に僕と目を合わせようとしない。 宵闇の中、長いまつ毛の奥にある瞳は、所在なさげに内股に寄せられたブーツへと落とされたままだ。 ふぅ、と僕が大きくため息をつくと、それだけで磯波は細い肩をぴくっと躍らせた。 それでも僕は黙ったまま、磯波に視線を注ぎ込む。 「……ぅう」 磯波は、セーラー服のタイをいじりながら、チラチラと僕を見た。その視線は、僕からの一言を引き出そうと必死だった。 海から吹き込む穏やかな風が窓から吹き込み、白いカーテンを揺らす。時が確かに進んでいることを示すかのように。 だが、それでも僕は革張りの椅子に深く腰をかけたまま、彼女をじっ……と見つめたままだ。 磯波は、震えているようにさえ見えたかもしれない。 「あっ……あのう……提督」 部屋の隅と僕の間を、まるでげっ歯類の動物のように素早く、しかし自信なさげに視線を揺らしながら、 磯波が唇を開いた。 「磯波に……何かご用でしょうか」 彼女がこの鎮守府に配属されて2週間。僕は初めて、そのの声を聞いたような気がした。 それは、本当に女の子らしく、か細く……そして消え入りそうな声だった。 仮に月が出ていなければ、実体が目の前に映し出されていなければ、耳に届いてさえいなかったかもしれない。 磯波はそれ程までに控えめな声で、ようやく言葉を口にした。 僕はその、確かにこの部屋の空気を震わせた磯波の声の余韻を耳に感じながら、彼女を手招きした。 まるで壁でもあるかのようにその場から離れなかった磯波が、ようやく小股で執務机へと近づいてくる。 絨毯が敷いてあるとはいえ、磯波はブーツ履きだ。しかし、足音がほとんどしない。 意識的に音を殺しているのだとすれば、どれだけ自分に自信がないのだろうか。 もっとも、僕が彼女をこの部屋に呼んだ理由は、まさにそれなのだが……。 磯波は思った通り、執務机からたっぷり1メートルの間を取って、僕の正面に立った。 僕からは机を挟んで、ほとんど2メートルも離れていることになる。 「はぁ……」 僕は思わずため息をついた。 「磯波?」 努めて優しく名前を呼んだつもりが、彼女は身体を強張らせ、両目を固く閉じてしまった。 「どうして呼ばれたか、分かっているかい?」 首を縦にも、横に振るでもなく、ますます磯波は体を小さく、固くした。 「ふぅ……」 僕はしょうがなく二度目のため息をつき、ほの暗い中、デスクの書類を手にした。 「磯波……君が配属されて2週間だ。だが残念ながら、吹雪型の中では、残念ながら先輩諸氏のような 戦績を残せていない。遠征にしても、作戦にしても、だ。分かるね?」 「は……はい……」 磯波は僕と、僕の言葉からも視線を逸らしたまま、細い首を小さく縦に振った。 月明かりのせいではなく、磯波の顔は、真っ青だった。 「しかも聞いたところによれば、何度か他の艦娘と衝突しかけたとか?」 「ッツ……!」 磯波はまるで金槌で打たれたかのように頭を引っ込ませ、ぎゅっとセーラー服の裾を掴んだ。 「今のは正式な情報ではない。あくまで噂に聞いただけだ。しかし、本当なのかい?」 僕の問いかけにも、磯波は口をつぐんだままだった。 「磯波、答えたまえ」 「……う……わ、わた……」 「はっきり答えたまえ!」 焦れた僕は、少しだけ語気を荒げ彼女の言葉を遮った。それだけで―― 「くぅ、 う……」 磯波の足元の絨毯を、たっ、たっ……と涙が打った。 磯波は薄い唇を噛みしめ、必死に涙を堪えようとしているようだった。しかし、白い肌を伝う熱い雫は その意志とは裏腹に、絨毯を濡らし続けている。 「はぁ……」 一体何度目になるだろう。僕は再びため息をつき―― 磯波ちゃん、ああ磯波ちゃん 磯波ちゃん。 呼び出したはいいけれど、 優しく抱きしめたもんか、一発頬を叩いてみたものか、 調教済みの彼女を呼び出したものか、どうしたものか。 我、吹雪型ニ執心ナル提督諸氏及ビ陸軍ノ助言ヲ斯フ者也。