約 19,729 件
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/340.html
388 :加賀×提督:2014/03/31(月) 23 12 03.78 ID xh6bPiF1 加賀×ヤリチン提督です ヤリチン嫌いな人はスルーよろしく 午後十時を回った頃。 執務室には秘書艦の席には加賀が、提督席は空いていた。 「はぁ…」 加賀はため息をつく。また今日もだ。 執務室は和室で、シンプルな布団が折りたたまれている。 秘書艦の仕事は提督の執務の補佐以外にも、提督の身の回りの世話、その中には当然、掃除も含まれている。 几帳面な加賀は、和室に布団、謎の紅茶セットなどが雑多に置かれたこの部屋も、 綺麗に片付けていた。そのあたりも考慮しての安定した秘書艦の立場なのかもしれない。 ここの提督は女癖が悪い。艦娘たちも次々食い散らかしているようだ。 それでも彼女たちが提督を慕うのは、指揮官としてのオーラと、無駄に整った顔、鍛えあげられた筋肉、 そしてそれなりの頭脳と身分、優しさがあるからであろう。 「…」 コツ、コツとペンで何もない机を加賀が叩く。今日の執務は終わったのだ。 それなのに不満そうな顔をしているのは、提督が自分には全く見向きもしないからである。 ガチャン、とその時扉が開いた。 「ふぁーああぁ疲れたなぁもぉー!」 欠伸をしながらだらしない寝巻き姿で提督が現れる。服があちこち濡れているのは、風呂上りだろう。 「あら、おかえりなさい」 今日は誰を抱いてからここに来たのだろう、と加賀は考えていた。声にも不機嫌が出てしまう。 大抵、ここに来るときは、あとは寝るだけの状態だ。執務室の番が終わり、加賀はいつも自室に帰る。 赤城か、鈴谷か、それとも金剛か… 提督がいつものように眠気まなこで加賀に話しかける。 「おつかれ。加賀、」 「夜戦ですか?お断りします」 「は?」 唐突に回答を叩きつける加賀に、提督は意外そうな目で返した。 「先ほどは、どなたとお楽しみで?」 提督はそれを無視して机へと仰け反る。加賀を一瞥する目が「どうでもいいからはよ帰れ」と言っているようだ。 「えらくお疲れのようで。さぞ良い運動になったんでしょう?」 加賀が席を立ち、提督の席へとスタスタと詰め寄る。 「加賀…お前随分不機嫌だな。怒ってるだろ?」 「はい、頭にきました」 「何でよ?」 「提督の女遊びは度を過ぎているのではなくて?軍紀に影響します。謹んでいただきたいわ」 提督は姿勢一つ崩さず、そのまま加賀の方も向かず机に肘を突いて答える。 「別に良いじゃないか。あいつらも満足してるんだし…赤城だってそう言ってるだろ? スキンシップは重要だしな、お互い溜め込むのも良くないってもんだ」 『俺良いこと言った』という顔をしてのけぞる提督に、加賀が詰め寄る。 「ま、まさか駆逐艦の子にも手を出しているのでは…?」 「…そんな事はしねぇよ。俺はせいぜい軽巡ぐらいまでだ。天龍あたりは最高だな。 あ、鈴谷はもっとたまんないねぇ」 「…」 加賀が無言で、座っている提督の両肩を抑えつける。 防具や前かけは外しているので、豊かなタンクが両方、提督の肩に押し付けられた。 「何?肩は凝ってないから、寝て良いぞ」 「…」 「あぁ、悪かったって。こういう話はあんまりしないから」 強くタンクを押し付け、加賀が口を開く 「…私が怒っているのは、『何で私に手を出さないのか』なのだけれど」 「提督が秘書艦に手を出しちゃいかんだろ」 「はぁ?」 「だってさ、執務に影響するじゃん?加賀を秘書艦にしたのも、お前が真面目そうだから」 ぐすん。 提督の頭に加賀の涙が落ちる。そして首が締め付けられた。 「…私だって…」 「…?!」 「私だって、『愛されたい』…だって、艦娘だもの」 次々落ちる加賀の涙。そして… 「!」 提督が不意に加賀の唇を奪う。 「これで…良いか?」 しばらくの間、ぴちゃ、ぴちゃと接吻の音が部屋を満たした。 加賀が提督の唇を奪い返し、執拗に舌を絡めたからだ。 「加賀、顔が赤いぞ…もう帰ったらどうだ?」 「ダメです」 「何故…?」 「大好きだから。提督に愛してもらえるなら何でもします。ここは譲れません」 「もう満足しただろ?俺はもう寝…」 不意に加賀が提督の股間に手を伸ばし、隆起したモノを掴む。 「『ここ』は満足してないのではなくて?」 「…」 「…っ!」 それが合図となった。加賀のタンクにすっかり理性をやられ、既に我慢の限界だったのだ。 「あっ…!」 立ち上がった提督は加賀に接吻すると、頬とうなじを撫で、そのまま衣服の紐に手をかけて 加賀をあっという間に裸にしてしまった。 大きな二つのタンクが露になり、体はオイルで湿って艶かしく光り、下着は既に濡れている。 提督は自分の肩に加賀を寄りかからせるようにして、接吻を続けながら片手でタンクから格納庫へと手を這わせた。 太い指がテクニカルに出入りする。 「…あ、や…やぁん…!」 頃合を見て提督は加賀をそっと抱きかかえる。 艦娘の中では重量はある方ではあるが、提督は並外れた筋肉によって片手で担ぎ揚げてしまった。 布団を器用に広げると加賀をそこにそっと下ろし、下着をずり下ろす。 「あ…そこは」 提督は一瞬で寝巻きを脱ぐと、加賀に巨大な主砲を向けた。 「加賀、良いのか…? もう後戻りはできない、俺はできれば秘書艦を汚したくないんだ…」 加賀はあまりの感激と興奮で、我を忘れて股を開いて提督を誘っていた。 あまりにも立派な肉体と逞しい主砲に、寂しさが暴発しそうだった。提督を自分のものにしたい。 「見ての通り、気分が高揚しています…早く抱いてください」 「し、知らないぞ。俺は今日は誰も抱いてないんだ。お前を壊してしまうかもしれない。それでも良いのか?」 「良かった…ずっとこうなる事、夢見ていたんです。あっ…んっ…さぁ、早く…っ!」 その一言で提督の理性は完全に吹き飛ばされた。 「あっ、あ…あぁぁぁああん…っ!」 提督は加賀に己の逸物を深々と突き入れると、まずはタンクにむしゃぶりつき、次々に加賀を蹂躙していった。 腰と腰がぶつかり合い、肉と肉が躍動するあまりの激しい夜戦に、加賀は破瓜の痛みなどはすぐに快感にしてしまっていた。 「オォォ…おぉぉ…」 「あっ、あっ、アァァァ…」 提督室に雄と雌の交わる声が響き渡っていた。 主砲と格納庫がギチギチと音を立てる。提督の筋肉が躍動し、加賀のタンクが揺れる。 提督は加賀に3回の直接砲撃を行い、子種で格納庫内部を満たした。 それでもなお、提督の逸物は仰角を続けている。 「あっ、あっ…あっ…アアアーーーンッ!!」 提督の手で掴み切れていない巨大なタンクがバウンドし、指に絡んでそれは形を変えていく。 お互いの腰が振るえ、加賀が大きく仰け反ると、提督は4度目の射撃を放っていった。 加賀の体が痙攣し、ガクリと体を提督に預けた。 「やってしまった…ついに秘書艦まで…」 半萎えになった主砲を加賀から引き抜くと、とうとう彼女を汚してしまった罪悪感に包まれた。 加賀はというと、体を上下させながらも、まだ頬を紅潮させ、満足そうである。 「…やりました」 寝言なのか、加賀が目を閉じたままそう言ったのを聞いた。 「こりゃ風邪引くな…」 提督がそっと加賀に毛布をかける。 大破させてしまった以上、今日は加賀をここで入渠させなければならない。 提督は寝巻きをつけてそっと執務室を後にし、再び風呂に入ると、 たまたま一緒にいた赤城と酒を飲み交わしながらさっきの話をし、その後滅茶苦茶夜戦した。 + 後書き 392 :加賀×提督:2014/03/31(月) 23 16 31.54 ID xh6bPiF1 以上、色々溜まってる加賀さん×ヤリチン提督でした。 そのうちこれの対の話になる加賀×童貞提督も余裕あったら書きます。 ヤリチン嫌いな人には失礼
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/272.html
提督×鳳翔4-347 提督×鳳翔5-223 コメント 最新の30コメントを表示しています。 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/567.html
714 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 16 54 ID OP/4A0t2 濡れ場のリハビリがてらに書いた駄文ですが投下します ※キャラ崩壊してるかも ※独自設定っぽいのあり 海沿いのある町の、その外れにぽつんと佇むコンクリートの小さな建物。 訪れる者のいないこの建物に提督が一人と艦娘が一人、ひっそりと暮らしている。 それほど大きくない町の、更にその郊外だけあって、周りには海以外何もない。 とは言え、別にこの提督が極度の人嫌いだとか、人目を憚るような訳があるとか、極秘任務に就いているとかいう訳ではない。 いや、任務と言えばそうなのだが― 数か月前、人類は深海棲艦と無期限の停戦状態に入った。 深海棲艦側としては、既に人類に対抗するだけの組織も、それを維持するだけの兵站もなく戦争を継続するのが困難になった。と言うのが一番の理由だ。 開戦当初こそ人類に対し攻勢に出ていた深海棲艦だったが、当初の計画よりも早く、そして広範囲に拡大した戦線は、やがて兵站の限界を超えてしまった。 その上緒戦の勝利によって徐々に現場至上主義が蔓延り、司令部を無視しての更なる戦線拡大が恒常化し始めた。 しかしこうした野放図な戦線拡大がいつまでも続く訳がなく、やがて最前線でも補給が滞り始めると、孤立した前線の艦隊は真っ先に人類側反攻作戦のターゲットとされた。 人類側の高度に組織化された軍隊や、大量投入される艦娘やその他の兵器、それらを維持するだけの生産力と兵站管理能力の前にこうした艦隊は次々と掃討され、 各海域で戦線の崩壊が起こると、士気低下や補給の停滞、更に現場至上主義の弊害として命令系統が混乱。 平然と命令無視や残党の軍閥化が頻発し、もはやだれが敵なのかも分からなくなってきていた。 こうして四分五裂した深海棲艦は急速に弱体化、戦争の継続はおろか、上層部はまともに命令に従う戦力がどの程度残っているのかも把握していなかった。 ―上層部もまた、そうした問題より自分の軍閥の拡大に重きを置いていた。 こうして始まった泥沼の内部抗争により人類との停戦を申し入れ、人類側もこれに対していくつかの要求をのむことを条件に停戦に応じた。 結局、戦争という行為に関しては、有史以来それを繰り返している人類の方が一枚も二枚も上手だったという事だ。 この停戦により各地の鎮守府や泊地とそこに溢れかえる提督や艦娘はその存在意義が薄れ、多くは除隊か、沿岸監視の名目で各地に飛ばされた。 その沿岸監視とは名ばかりの飼い殺しにあるうちの一人が、この小さな建物に暮らす提督である。 715 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 22 48 ID OP/4A0t2 「おはようございます提督。ご飯にしましょう」 その飼い殺し提督と一緒にいるのが、今や彼の艦隊に唯一所属している艦娘となった伊勢であった。 戦後、他の艦隊に引き抜かれたり、自ら希望して解体され、普通の女性として除隊した者達が多い中、彼女は最後まで艦隊に残っていた。 「ああ、用意してくれたのか。済まないな」 寝ぼけ眼で小さな卓袱台に並べられた二人分の朝食を見て、提督は申し訳なさそうに言う。 「気にしないで。さ、食べましょ」 伊勢はそう答えながら提督を促し、自分も卓袱台の前に座る。 「「いただきます」」 二人向かい合って朝食をとりながら、提督はふと伊勢を見つめる。 「どうしました?私の顔に何かついている?」 「いや、見慣れたと思ったが、艤装をしていないと小さく見えると思ってな」 最近、伊勢は艤装をしていない時間が増えた。 以前の様に戦う事がなくなったので当然と言えば当然だが、身軽な今の姿は彼女を妙に小さく見せる。 やがて食事を済ませた二人は一緒に食器を洗い終えると、それぞれの業務に就く。 といっても大したものではない。 伊勢は外していた艤装を装備し、浜辺に出て瑞雲を発進させる。 名ばかりとは言え沿岸一帯の監視が任務である以上、日に何度かこうして哨戒を行い、ついでに感覚を忘れないために自主訓練を行う。 提督は周辺の見回りや施設内の保守点検、昨日までの報告の作成、時折司令部で行われる合同演習や図上演習等が仕事となる。 勿論、どちらも一日中やっている訳ではないため、他にやることがあるとすれば施設内やその周辺の清掃、海岸のゴミ拾いぐらいだろうか。 それでも陽の傾き始めるころには大体が終わってしまう。 飼い殺しと呼ばれる所以はここにある。 何重にも警戒態勢が敷かれ、無条件降伏に近い条件を呑ませて停戦した今、 深海棲艦が近海まで現れることはなく、辺鄙な田舎町の郊外で事件など碌に起こる訳もない。 一度砂利道でパンクしていた車を見つけ、ジャッキを持ってきてタイヤ交換を手伝ったこともあったが、精々その程度だ。 無論、こうした業務に大した報酬がある訳でもなく、 提督には最低限の生活物資の補給がある代わりに、戦時中に比べれば雀の涙ほどの給与で糊口をしのいでいる。 716 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 26 41 ID OP/4A0t2 この日も何ら変わりなく、西の空がオレンジ色に染まるころにはすべての業務を終えて提督が風呂を、伊勢が夕食の準備を始めていた。 こうした代わり映えしない日々や旨みの無い待遇に嫌気がさして除隊するものも多く、軍縮を迫られている上層部としてはそれが狙いでもあった。 「さて、今日も一日平和だったな」 提督は風呂を洗いながらこの頃この時間の口癖となった言葉をつぶやく。 伊勢からも特に何の異常もなかったとの報告を受けているが、そもそも異常があったためしがない。 「……これなら辞めたくなる奴が多いのも分かるな」 そう言いながらも提督はそのつもりは無かった。 それから暫くして、風呂の準備が整うとほぼ同時に夕食も完成した。 いつも通り、二人ともまずは先に風呂に入り、それから夕食となる。 普段なら二人分の食事が並ぶだけの食卓に、提督の懐では少し無理をした銘酒の小瓶が置かれている。 「「いただきます」」 いつもの通りの夕食に加えてコップ酒が追加された卓袱台。 しかしコップは三つ出されていた。 三つ目の前には何人もの名が刻まれた位牌が一つ。 今日はかつての仲間の命日だ。 戦争末期、深海側最後の抵抗とされた激烈な戦闘があった。 練度の足りない新兵たちまで駆り出し、補給も受けられないままに戦いを挑んだ深海棲艦の敗北は最早目に見えてはいたが、 それでもいくつかの艦隊との間では死に場所を求めたような古参兵の猛烈な抵抗に遭い、少なからず損害が出た。 その損害の一つが、この提督の艦隊。 そこには改装を終えたばかりの伊勢の妹もいた。 それからすぐに戦争は終わった。 仇討ちも弔い合戦もなく、その機会は永遠に失われた。 そして今、こうしてその死を悼むことが残された二人に唯一出来る事だった。 717 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 29 22 ID OP/4A0t2 その夜、二人は同じ布団の中にいた。 「伊勢……今日もいいか?」 「はい。提督……来て」 上になった提督が伊勢の首に手を回し、唇が触れ合う。 提督の舌が伊勢の歯の間から口の中に滑り込み、伊勢の舌とくちゅくちゅ音を立てて絡み合う。 それに合わせて提督の腕が伊勢の背中に回り、伊勢と密着するように強く抱きしめる。 互いが互いの舌を味わい、一度口を離して見つめあい、また再び口と舌が交わる。 口の中を十分に味わうと、興味の対象は下に移る。 提督の手は伊勢の形の良い胸に伸び、その広い掌で揉みしだく。 「んっ…!くふっ……」 乳房の形が変わる度に伊勢の口から声が漏れる。 いつもの黒インナーは着ずに、肌の上に直接白い上着を着ているため、少しはだけさせるだけで提督の手が直に伊勢の乳房に触れる。 手だけでは足りなくなったのか、提督は乳房の先端に吸い付き、舌先での愛撫を始める。 「ひゃん!あっ、ああっ」 提督の舌が何度も往復し、伊勢も何度も嬌声を上げる。 提督によって徐々に敏感になってきた伊勢の体は、舌が通る度に快楽の津波が押し寄せ、艶のある声が闇に響く。 口を乳房で塞いだまま、指は伊勢の股間に滑り降り、彼女の秘所に少しずつ侵入していく。 「ひゃっ、ああっ!提督っ!!ていと―くひゃあ!」 提督の指が、くちゃくちゃと湿った音を立て、伊勢の中へと沈んでいく。 「ふあっ、くうっ……!ううぅ……!!」 母乳を求める子牛の様に、提督の指は伊勢の蜜に向かって進み、トロリとしたそれを全体に纏わらせていく。 「くひっ!!ひううっ!!はぁ……はぁ……はぁああっ!!」 汗ばんだ伊勢から放たれる雌の匂いが、提督の嗅覚に絡みつく。 718 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 32 17 ID OP/4A0t2 「行くぞ……」 「はい……。ください」 提督のむき出しになった一物が、伊勢の膣に触れる。 十分に濡れた伊勢のそれは咥えた一物をスムーズに奥へと進ませていく。 「くううぅ……ああっ、くああ!!」 奥まで一物が入り込むにつれ、提督の腰づかいも激しさを増す。 「くふうっ!!ふあ、ふぁあああっ!!」 「伊勢!伊勢ぇっ!!」 喘ぎ声に応じるように、提督も伊勢を呼ぶ。 腰を動かし、一物を押し込むように提督の動きは激しさを増す。 「うあっ!あん!提督!!提督!!ひゃひぃ!」 「伊勢っ……!くぅ、うっ……はぁ……」 提督が絶頂を迎え、伊勢の中にぶちまけた。 「くうっ、うっ…ああああーっ!!」 伊勢もまた絶頂に達した。 行為を終え、静まり返った闇の中、提督は伊勢をその腕の中に抱いていた。 その目には涙が浮かんでいる。 「大丈夫よ。私はちゃんと傍にいます」 その声にこたえるように、提督の腕はよりしっかりと伊勢を―彼に残された唯一の心許せる相手を抱きしめる。 人間の友も、自分を慕ってくれた艦娘も看取ってきた彼は、帰る場所も頼る人もいなかった。 彼の家には誰もいない。 彼を迎え入れてくれるはずだった家族は、戦乱の中で皆死んでいた。 家族も仲間も失った彼に平和な世界は広かった。 たった一人で生きるには広くて広くて、途方もなく広くて広すぎて、無性に悲しかった。 結局、戻ってきたのはかつての仲間の場所。 それが唯一の心の支え、唯一の存在理由だった。 伊勢もまた同じだった。 大事な妹や仲間を失い、解体されることを考えた彼女にもまた世界は残酷なまでに広かった。 結局、戻ってきたのはかつての仲間の場所。 彼女もそれが唯一の心の支え、唯一の存在理由だった。 719 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 34 03 ID OP/4A0t2 結局二人は似た者同士、帰る場所もない家なき子。 この関係を女々しい傷の舐めあいと言われれば、二人とも否定する気は無かった。 だがいったい誰がその台詞を言えるだろう。 戦い続けて傷ついた末、居場所を失って彷徨い、ようやく手に入れた安息をだれが否定できるだろう。 「提督。私はずっと傍にいます。だから―」 伊勢は提督の胸元に頭をうずめる。 「提督も傍にいて。私の傍に」 かつて『くろがねの館』と呼ばれた艦があった。 終戦後、解体される予定だったその艦に家を失った人々が住みつき、その艦をそう称した。 そして今、同じ名の艦娘はまた戦争で行き場を失った者を支えている。 彼女自身も、支えられながら。 終 +後書き 720 :名無しの紳士提督:2014/10/12(日) 23 38 56 ID OP/4A0t2 以上スレ汚し失礼しました。 以前から度々あった伊勢さん書きたい病の発作が出たので投下しました。 もっと木造迷宮っぽい感じにしたかったけどどうしてこうなった。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/dngssonenight/pages/26.html
「提督」プロローグ 「新潟を監視する為の軍事基地の開設、但し費用は武田幕府持ち。開拓済み範囲の蝦夷の共同管理。横浜他、五大港の開港。主要24分野における関税の撤廃……」 手元の資料から目を外し、和服の老人が長い髭を撫ぜる。 「要求は以上かね?」 問い掛けの言葉は短く、厳しい。 「OH!YES!、細かくハ、モット色々アリマスが大マカには、そんな所デスね」 しかし答えた男は、ひりついた雰囲気などどこ吹く風と言った具合に、能天気に言葉を返す。 サングラスを掛けた男の軽い声色に、室内の空気は重く沈んだ。老人の後ろに佇む近侍達が不快感をあらわにする。 「つまりは、米国に最恵国待遇を与えろと、……そういう事じゃな?」 「オウイェ、思ったより話が分かるジャナイですか、…………」 男は口の中で、「猿の癖に」という呟きを噛み殺した。今はまだ挑発すべき時では無い。 「巫山戯るな、こんな要求が通るとでも思っているのか」 恐らく、この場で一番若いであろう青年が怒気を孕んだ声と共に立ち上がる。だが…… 「控えよ……」 「し、しかし、天海様」 天海と呼ばれた老人は、手と言葉で青年を制した。 そう、この老人こそ真田十勇士の一人にして武田幕府の重臣、南光坊天海である。 天海は、もう一度資料に目を通す。 「ふぇっふぇっふぇ、幾らこやつらが阿呆でも、こいつがそっくりそのまま通るとは思うとらんよ」 すっかり緩くなった茶を啜りながら、手元の紙を筒状に丸め、自分の肩をぽんぽんと叩く。 「流石に、手土産の一つや二つは持ってきとるじゃろ?、まずはそいつを卓に置いてもらわんことには話にもならんわのう」 察しのいい爺だと男は小さく独りごちた、こちらの思惑はお見通しという訳だ。 「アーハー、そうデスね。皇帝陛下からはハワイを割譲してモ良いとお言葉を賜っテいマス」 「ほう……」 天海の眉が初めてピクリと動いた。 「ハワイか、ハワイのう……ハワイはアレにはせんのか」 部屋の窓の外をちらりと眺め、皮肉めいた苦笑を浮かべる。その視線の先に映る物は…… 「ハワイは、島が多イデスから。採算が取れまセン」 大袈裟に肩を竦めて見せる男、表情は笑っていない。 「ふぅーむ、しかしハワイだけかい。些か釣り合いが取れんのう」 値踏みする様に天海は男の目を覗き込む。 「ナンなら、アラスカもプレゼントしまショーか?」 ジョークめかして男が返す、やはり表情は笑っていない。 「ふん、そんな物騒なもんはいらんわな」 手をひらひらと振り、天海も素っ気なく返す。 「OH、コレは手厳シいデスねー」 男はバチンと音を立て額を叩く、大袈裟なリアクションを取りつつも冷静に状況判断を行う。 少しばかりのワナを張ってみたが、余り良い結果とはいかなかった。 天海は確実にアラスカの事を知っている、しかしこの爺さんがボロを出す事も無いだろう。 これ以上、深く掘り下げても得にならないと判断し、男は次の一手を繰り出す。 「オット、忘れテました。手土産は他ニモありマス、HEY、クイン!」 男が部下に指示をすると、灰色に輝く風呂敷包みが卓上に置かれた。 「これも進呈しマス、貴方ガタにはピッタりの一品デスよ」 男が軽く指を鳴らすと包みがはらりと解ける。 包みの中身は手土産と言えば手土産だろう。高級品とされていた時代もあった。 バショウ科バショウ属に属し、主に果実部分を食用とする植物。 つまりはバナナである。 これを見た一同の反応は様々であった。 天海は深く笑い、近侍達は激昂し、青年は拳に力を込めた。 その反応を見て、男も静かに笑った。ここはチャンスだと悟る。 「WHAT S?、どうしまシタか!滅多にお目二かかれない貴重品デスよ!モット、嬉しガッたらどうデスか。BOYのお小遣イでは手がデナイでしょウ、手にとっテもイーんですよ」 ハッハッハと大袈裟に笑う男、刹那、室内の三つの影が動く。 若き青年侍が怒りに任せ刀を抜こうと刀の柄に手を掛けた。 だが、柄を握ったその時には、青年の喉元には抜き身の刀身が、額には銃口が向けられていた。 その動作を認識できたのは、室内ではそれぞれお互いのみであったろう。 即ち、剣を抜いた天海と、銃を抜いた男の部下、クイン。 その二人だけがお互いの卓越した技量を推し量っていた。 「う、う…うあ……」 「控えよと、……言わんかったかのう」 天海が一声発すると、室内の温度が急激に下がるかのような錯覚を皆が覚えた。 それは、男もクインも例外では無かった。 クインがいつの間にか、拳銃を下ろしていた事に気づくまでたっぷり5秒はかかったであろう。 誰もが、一瞬で天海に臓腑を握られたように縮こまっていた。 その中でいち早く立ち直ったのは、この場で唯一、天海とまともに交渉が出来る男。 アメリカ合衆皇国より勅命を受け、武田幕府に対して開国を迫るように命じられたその人、『提督(アドミラル)』であった。 「OH!カミカゼ!今のはイアイですね」 『提督』はおどけてみせたが、しっかりと理解していた。 目の前の老人が本気を出せば、瞬く間にこの部屋は惨劇の渦に巻き込まれることを。 「ふん、昔とった杵柄じゃわい。年寄りを働かせるな、バカモン」 刀の腹でべしんと青年侍の尻を叩く。緊張した空気が徐々に弛緩していく。 「おい、お嬢ちゃん……、銃は好きかい?」 天海は、一瞬で刀を仕舞うとクインに問い掛けた。 ここまで クインは困惑しながら、『提督』を見やる。 「答エてあげナサい、クイン」 天海から目を逸らさず『提督』は答えた。 「YES……」 伏し目がちにクインは答えた、黒い頬に少しばかり紅が差す。 クインは元々は奴隷の身分であった、先頃アメリカ合衆皇国で行われた南北戦争の結果、解放されたのだ。 「儂も銃は好きじゃよ、殺し間って知っとるかい……知らんか、二百年も前の話じゃからのう」 天海はむんずと、卓上のバナナを掴み取り、一房千切ると皮を剥いた。 「天海様!」 近侍や青年侍が声を荒げるが、天海は気にも留めない。 「毒なぞ入っとりゃせんよ」 モムモムとバナナを咀嚼しながら、天海は鈍く輝く風呂敷包みを手に取った。 「全く貴様ら、こんな安い挑発に乗せられおってからに……」 天海は部下に対してボヤきつつ、二口でペロリとバナナを平らげ皮を投げ捨てる。 「しかし、お主も人が悪いのう」 「OH、ナンでデスか?ワタし嘘いってまセンよ」 「確かに貴重品じゃわいのう、この風呂敷包み……確かミスリルとかいっとったのう」 バツが悪そうに『提督』は頬を掻く。 「あらラ、バレてマシたね」 「ふん、そっちの女子を見れば、気付いて当然よ。貴様もそのつもりで連れて来たろうに」 クイン達は、ダークエルフと呼ばれる先住民族であった。 その肌は黒く、耳は長かった。 精霊を信仰し魔力の扱いに長けたが故に支配され、奴隷に身を堕とした。 そのダークエルフ達が、魔力を増幅する金属として発掘・加工していたのがミスリルであった。 ミスリルはレアメタルの中でも特に希少価値が高く、その加工技術は門外不出である。 しかし、弾性や電導性、各種合金の有用性からハイテク産業は勿論、軍需産業までもが欲しがる夢の金属であった。 しかし、現状、余りの流通量の低さゆえ実用化に至っているとは言い辛い代物である。 「これを出してきたという事は……加工技術を公開する用意があるということじゃな」 「オフコース!、モチ論、条件がありマすが……」 コツコツと天海の指が机を叩く 「ミスリル……新潟……、つまり佐渡ミスリル鉱山の採掘権じゃな」 「ザッツライト!」 新潟の遥か北に佐渡という島がある。 そこは異界である新潟と現界の間となる、とても特殊な場所である。 植生なども独自の進化を遂げており、希少なミスリルも大量に埋蔵しているとの報告があった。 しかし、佐渡は新潟に近いせいもあり野生のコシヒカリや上杉謙信が大量に徘徊しており、採掘は極めて危険を伴う。 その為、自前で加工技術を持たない武田幕府は積極的に採掘を行おうとしなかった。 しかし……もし加工技術が手に入るとしたら…… 「確かに魅力的な話じゃわいな……」 「どうデショう、考えテ頂けマスか?」 天海は考える……この交渉の真意はどこにあるのかと。 目の前にいる男は、間違いなくアメリカ海軍の重要ポストだ。 それは、窓の外に見える景色からも間違いなかろう アレだけ吹っかけてきたのは、ミスリルの件があった為であろうか。 総合的に考えれば、トントン……いや武田の得になるのではないか…… だから……だからこそ、天海は考える 何か匂う、裏があるのではないかと。 老獪さを極めた天海の勘が警鐘を鳴らす。 「……お屋形様に話は通してみよう」 天海の疑惑の念は消えなかったが、まずお屋形様にお伺いをたてる事が先決と判断した。 「OH!感謝シます。暫くハ日本近海に逗留シますので……」 「その事じゃが……、アレは本国に返してもらう訳にはいかんかの?」 天海が視線を窓の外に移す。 「母艦デすので、無理ですネー」 ここ、甲府の地からでもはっきりと遠くに見える黒い雲 いや、それは雲と言うには余りにも大きく遠くまで続いていた 太平洋上に浮かぶのは四隻の戦艦。 旗艦ロードアイランドを筆頭にユタ、アイダホ、ミネソタ…… アメリカ合衆皇国が誇るステイツフリート、国土そのものを戦艦として改造した巨大兵器である。 今、日本に来ているのはたった四隻である、しかしその四隻は日本の総国土の凡そ2倍の面積を備えていた。 「次ニ会う時ニハ、良い返事が頂けると信じていマスよ」 その後話し合いは静かに進み、そして一旦終わった。 「お疲れ様でした、ポータルでお送りします」 若い青年が苦々しい表情で『提督』を見送ろうとする。 天海の姿は既にここにはない、恐らくお屋形様の判断を伺う為に、宇宙要塞「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」へ向かったのであろう。 「イヤ、結構。ポータルなら自分で『開け』マスのデ」 彼が指を鳴らすと、転送用のポータルが音もなく開いた。 「な……」 唖然とする青年の肩を軽く叩き、『提督』は囁いた 「TOO YOUNG……」 そして、そのままポータルの中へと消えていった。 旗艦ロードアイランドにて ロードアイランド州議会の本会議場であった建物が、現在は司令部として使われていた。 歴史を感じさせる古い椅子に腰掛けた『提督』はゆっくりとパイプを吹かす。 「しかし、馬鹿な猿の相手は疲れるな、クインよ」 「……お疲れ様です」 二人はとても流暢な日本語でやり取りを交わす。 「本国には、どの様に報告いたしましょうか」 「委細問題無しとだけ伝えておけばよい」 「……承知しました」 机上のスフィア型端末を起動する。映し出される映像は希望崎学園と呼ばれる掲示板であった。 新着情報がないかざっと目を通す。情報は幾らあっても困らない、何せこれから(見かけ上だけとはいえ)命を賭けるのだから。 パイプを燻らす……今回の勅命に成功すれば、並べるはずだ。 焦燥、興奮、愉悦、諦観、様々な感情が入り乱れた己の内面を眺めながら反芻する。 『目の前の老人が本気を出せば、瞬く間にこの部屋は惨劇の渦に巻き込まれることを。』 そう、これは間違いではなかった。但し、それ即ちこの男が被害者になるという意味でもない。 「クイン、あのご老人と俺が戦ったら、どっちが勝つと思う?」 「分かりかねます」 「ほう!」 興味深そうに相槌を打つ、口から白煙が漏れる。 「私は『提督』が負けた所を見た事がありませんので……『提督』が負ける事があるのかどうか自体が分かりかねます」 「気の利いた答えだな、クイン」 だがな……と、心中で彼はぼやく 俺は今まで一度たりとも勝ったことなど無いのさ…… 彼は一際大きく白い息を吐いた。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/80.html
「司令官ー?司令官ー?」 コンコン、と何度も執務室のドアを叩く音が鳴った。ドアの前に立つ暁はむぅ、と頬を僅かに膨らませる。 「勝手に入っちゃうんだからね!…失礼しまーす」 静かにドアを開けると、中には誰もいなかった。秘書艦の姿も見えない。 「もぅ!暁が遠征から帰って来たのに…でも予定より早かったからなぁ」 遠征にいっていた暁が率いる第二艦隊は十三時に帰投予定であった。それが一時間半以上繰り上げて十一時三十分に母港へ到着した。任務は失敗せず、物資のお土産付きである。 「もしかしてお昼に行ってるのかしら… 暁もお腹が空いたし食堂に行こう」 そう思いドアを閉めようとした時に執務机にあるノートパソコンが暁の視界に入った。ドアの隙間は縮まらず、やがて広がって暁は執務室へと入り込んだ。トテトテと机の後ろに回って椅子の隣に立つ。 暁の視線はノートパソコンに釘付けだ。目はランランと輝いている。閉じたノートパソコンに手を伸ばしてディスプレイを開けた。 「ちょっとだけ…」 この基地では艦娘が希望すれば各々にノートパソコンは配給されていた。しかしパソコンには強力なフィルター設定があり、アレやコレやソレなサイトはすべて猫妖怪の画面になっていた。多少の抜け道はあるらしいが、それを知っている者は他の誰にも教えなかった。教えてしまうとその方法が広がってしまい、しまいには二度と使えなくなるからだ。以前そういうことがあったので彼女たちの口は固かった。しかし、提督のパソコンは違う(はず)。提督のパソコンなら何でも見れる(はず)。以前青葉がコッソリ提督のパソコンで色々見たと聞いたことがあった。その色々というものに、暁は興味を持っていた。 ノートパソコンは既に起動していた。提督は電源をいれたまま出て行ったようだ。暁はワクワクしながらマウスを動かしてインターネットのマークをクリックする。 【パスワードを入力してください】 「!!」 画面に大きくダイアログが表示されていた。パスワード!もちろん暁はそのパスワードを知らない。これではネットワークに接続できなかった。青葉の話を聞いた時はパスワード画面が出たとは一言も言っていなかったはずだ。もしかしたら提督は青葉の件を何となく察してパスワードをつけたに違いない。暁はガックシと肩を落とした。 「つまんない…」 暁はパソコンを閉じようとした、が、ディスプレイに表示されている【aktk.txt】というアイコンに気付いた。他のアイコンはワードとかエクセルとか、オフィスソフトのショートカットが並んでいたが、そのテキストファイルだけは何か違うものを感じた。 「何だろう?」 パスワードがかかっているかもしれないが、とりあえず暁はそれをクリックした。パッとすぐにテキストが開いた。パスワードはかかっていなかった。 文字の羅列が暁の目に飛び込んだ。その文章を上から順に読もうとしたら、文章の中にある【暁】という言葉を見つけた。 「暁のことが書いてある?」 不思議に思いながら読んでみると、文章の中の暁は提督と会話をしていた。暁はさらに首を傾げた。そこにある会話を提督とした覚えが暁には全くなかったからだ。 「日記…?でもなさそう?」 読み進めていくと文章の中の暁の挙動がおかしかった。まるで提督に恋をしている女の子みたいだったからだ。提督の態度もおかしかった。そんな暁に対して妙なことを考えていたからだ。その、とても、いやらしいことを。 「………」 暁は無言で読み続けた。文章の二人の距離が近づき、――――――キスをした。触れ合い、抱き合い、服を脱がし、愛撫し、――――――とにかく恥ずかしい行為をやり始めた。読んでいる暁の顔が段々と赤くなり変な気持ちになっていく。 「な、何これ……」 読むのを止めればいいのにどうしても止められない。文章の行為は激しさを増すばかりだ。暁自身の体も火照っていく。 「さぁて、午後も頑張りますか」 執務室のドアが不意に開いて声がした。暁の身体がビクンっと大きく跳ねた。 「今日中の書類、早く片付けましょうね~」 「分かってるよ愛宕……ん?!暁?!」 提督は執務机の前にいる暁を見てギョッとした。後ろから来た愛宕はあらあら、と呟く。 「お、お前もう戻っていたのか…って!?何をしている!」 「しっ 司令官…あの、その…暁は…」 言い訳をしようとすると頭の中で文章の行為が生々しく再現された。しかも目の前にはその提督もいて暁を見ている。暁は段々と居た堪れなくなって走り出した。 「暁?!」 素早く提督の横を走り抜け暁は部屋から出て行った。 「あいつ、どうしたんだ…?」 「顔が真っ赤でしたね~ 風邪でも引いたのかしら?ちょっと様子を見て来ますね」 「あぁ、よろしく」 愛宕は暁の後を追い部屋を去った。提督は不思議に思いながら執務机に近づく。 「全く、俺がいない間にパソコンを触るとは…ネットにはロックをかけていたから出来なかったとは思う、が…… ?!」 ディスプレイを見て提督の顔から血の気がサァーっと引いた。暁が読んでいたテキストファイルが開きっぱなしだったからだ。 「こ……!これは!あ、あいつもしかしてこれを読んで……あ、穴があったらいれたい…いやそうじゃなくて!」 提督は頭を抱えた。実はそのテキストファイル、提督が2chの艦これのエロパロスレで投稿しようと考えていた話だった。実はこの提督、暁にゾッコンである。あのロリボディにアレをソレしてコレしたいというムラムラした欲求を抱いていたが、いたいけな少女に性欲をぶつける行為に罪悪感を感じ、我慢していた。しかしその欲求は溜まる一方――――――なので妄想を形にしてエロパロスレに投稿し発散しようとした。しかし書きながら恍惚とした気持ちと同時に罪悪感の責め苦に悩み、盛り上がりシーンを書いたままそのまま放置し、投稿もせず削除もせずに眠らせていた。自分で書くのは良心が痛むので他の職人の投稿を待っていたが、暁メインの話はほとんどないしエロい目にも遭っていない。暁は穢れぬまま綺麗だった。それはそれでいいが、やはり寂しい。かといって中途半端の自分の話を投稿するのも気が引ける。提督は他の艦娘の話を脳内で暁に置き換えて妄想する術を不本意ながら身につけ、それで欲求を満たしてきた。しかし、しかし、もったいないからと思ってゴミ箱にも捨てずにディスプレイに置いていたせいで、まさかの本人に読まれるとは、どうしよう。どうすればいいんだ―――――― (でもあの真っ赤な暁…可愛かったなぁ) 部屋を飛び出した時の暁の表情。最高にそそる。提督はムラムラしてきた。下半身に熱が集まる。提督は前屈みのままトイレへと向かった。トイレへと急ぎながら、今ならあの続きが書けるかもしれない。そう思うのであった。 その後暁が提督と距離を置くようになったのは、別の話。 スレの埋めネタなので続かない。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/170.html
雨、降り続く雨。また、僕は一人になってしまったのか。 帰りついて見れば、夜の帳も降り、待つ人などいないと思った。 艦隊壊滅の報はすでに届いているはずだし、僕一人では次の作戦もままならない。 だから、帰還を告げる気はなかった。 だけど、提督は待っていた。凄い人だ。 誰を待っているのだろうか。山城か扶桑、もしかしたら最上かな。何にせよ彼女たちは幸せだ。 次は何をするのか分からないけど、今日のところは休もう。 踵を返した刹那、雨音の他に音のなかったドックに足音が響いた。 「誰だ?」 当惑、困惑、そう言った感情が分かる。ああ、言わなきゃならないのか。 「時雨、ただいま帰還しました」 聞かれるのは他の娘の無事だろう。そう思っていた僕を提督は抱きしめた。 降り注ぐ水。雨ではなく、暖かいそれに驚いた。菊の紋すらない駆逐艦の無事に涙しているのかと。 良かった、本当に良かったと呟く提督を抱き返し、唇を奪う。触れるだけの接吻。 呉では、幸運は女神が接吻を交わす事で授けると言われているらしい。 僕の力なんて些細なものだけど、できるなら提督には生き延びて欲しかった。だから、何度も何度も接吻を繰り返す。 ああ、そうさ譲れない。譲れるはずがない。 だけど、よく見れば提督の目は虚ろで、僕を捉えてなどいない。 映るのは僕か、それとも誰かの偶像なのか。確かめるのが急に怖くなった。 だから、装備を外して一つに繋がろうとした。今くらいは、僕だけを見てほしい。それはおこがましいだろうか? 僕でない誰かを見ていたら、分かるはずだから。 手始めに提督の全身に接吻を加えて行く。寓話のように唇だけ無事などとはならないように。 額から足の先まで終え、目線を上げればそそり立つものが。良かった。きっと提督は僕を見てる。 一つに繋がり、腰を振り、はたと気づく。どうして提督の手は空を切っているのか。 ああ、そうか。そこにはないものを掴もうとしているのだね。 扶桑も山城も凄かった。僕だけではなく覚えているのだろう。 提督の薄い子種を体の中に感じ、虚しくなる。雨もいつか止むのだろう。けれど、その前に。 装備と一緒に置いた短刀を取り、緩やかに振り上げる。願わくば、止めて貰えるようにと。 崩れ落ちる提督の体を支えれば頭上に降り注ぐ赤い雨。あは、良い雨だ、僕もこれで行けるね。
https://w.atwiki.jp/oreteki/pages/19.html
輝かしき時代のKOEI製 コーエーテクモゲームスになって、無双シリーズを作る様になり売上至上主義に転換し、 歴ゲーの老舗としてのプライドを捨ててしまった事が嘆かれる。 社内に提督の決断を作ったチームや社員はもう居ないとか…。 現地翻訳の為に支那の会社と契約する際に、中共に届け出なかった間抜け。 その所為で支那畜に騒がれる事になり、Ⅳ以降の続編が作れなくなった間抜け。 でもファンは待ってんだよ!続編を! 吸出し環境を参考に書こうと思ったが、 違法行為幇助と言われかねないので仕方なし割愛…。 悪法の所為で旧ゲーをエミュレーターで楽しみ難くなったわ!>利権に群がる糞虫共 古き良きドット絵による太平洋域が中心のワールドマップ ※太平洋ど真ん中から見てのワールドマップの大きさ 東は北アメリカ大陸西海岸の一部、サンディエゴが入る程度 西はインドのデリーが入り、恐らくパキスタン辺りまで 南はオーストラリア大陸、ブリスベンのちょっと下まで 北は旧ソ連及びアラスカの北極圏寸前まで。 Ⅳになるとドット絵では無くなり、本当に世界全土に広がっている。 Win95版からは色々オミットされている 代表的な2つのみ記載。 ・戦車が無い ・特攻兵器が無い Win95版で楽しんだ人には物足りないだろう…。 提督の決断というより総帥の決断 陸軍という概念がほぼ消失していて、海軍提督が全て指示を出す感じになっている。 言い訳程度に陸軍将兵も居るが、基地司令以外に使い道がない。 大日本帝国でやると難易度が高くマゾゲー 大日本帝国(以下、日本と表記)を選択してゲームをするとどの難易度でもマゾゲーと化す。 というのもCPU側になる米国がかなりチートされた状態にな上に、 日本の場合、そうでなくても石油・物資・鉄鋼・アルミという重要物資が枯渇しやすく、 月々の国民生産力の下がりが著しく、各種生産能力もどんどん衰えていく。 どんな旧式艦船だろうと大事に大事に使って行かねばならず、 航空機による攻撃の強さがとんでもないので、 空母の喪失はなんとしても避けなければならないのだが正直厳しい。 キャンペーンシナリオの大和特攻はとにかく難しい…。 日本を選択した場合、最初に伸ばすべき技術に頭を悩ませる事になると思う。 国民生産力の低さをカバーする為には工業を上げねばならないし、 敵の動向を探るには情報を上げねばならない。 強力な艦船を設計するには艦船を上げねばならない。 打撃力の底上げの為には兵器を上げねばならない。 新型航空機を生産出来る様にするには航空を上げねばならない。 当時の日本がいかに負けないという目標だけでも達成困難だったか味わう事になる。。。 艦隊戦の発生率が低い レーダーを開発し、高性能な偵察機を設計しないと敵艦隊を発見するのは容易ではない。 よって、艦隊戦を行おうにも敵艦隊の位置が分からいのだから、 艦隊戦なんて否が応にも発生し難くただの拠点制圧ゲームになりがち…。 大和と武蔵の46センチ砲を敵艦にぶっ放してぇよ! 航空機設計は自由度低し 高性能な航空機は国力の”航空”がある一定値以上になると生産可能になる。 よって生産可能になる前に航空機の再設計を済ませておきたいのだが…、 すでにある能力を削って配分する事になる。 偵察機を艦上高高度高速長距離偵察爆撃機に設計したくても、 彩雲は銃装機だから爆撃能力を持たせられない…。 瑞雲は水上機で爆装可能だからそれが実現可能だが、 それを実現するには攻撃力・速度・航続距離を妥協しなければならない。。。 陸上・艦載両方で使える様に設計すると妥協の産物しか産まれない…。 生産ラインの関係上、出来れば陸上・艦載を統合してしまいたいのだが。。。 爆撃力の数値に意味は無い?! 爆戦及び戦略爆撃機以外の爆撃力は1で構わないとかどういう仕様なのか…。 戦略爆撃機で爆撃力の数値が反映されるのは戦略爆撃が実行された場合のみであり、 通常戦闘における爆撃には全く反映されない。 まぁ…、爆撃力99が通常戦闘時の爆撃に反映されたらゲームバランス崩壊するだろうなw って、チートしてる時点でバランスもクソも無い訳だけれどもさ。 特殊機能は付けりゃあ良いってもんじゃない 特に高々度は戦略爆撃機と地上運用する戦闘機以外には不要。 しかし、高々度が効力を発揮するのはどちらも戦略爆撃が発生した時のみ。 基本的に戦略爆撃機には高々度がセットされているから外す必要も無い。 問題は戦闘機の方。 マルチロール化して艦上でも地上でも同じ機種を使うなら高々度を付けておけばとりあえずは安心。 基地に配備しておけば、被戦略爆撃が発生した場合に迎撃に出てくれるから。 航空機の航続距離は速度も重要 低速で航続距離を1000に設計した機体と、 高速で航続距離を1000に設計した機体で比較すれば分かる。 同じ航続距離で設計しているにも関わらず、同地点から爆撃出来る距離が明らかに変わる。 艦載機の航続距離は艦の速度に比例して拡大する 艦載機の航続距離は、所属している艦隊の移動速度に比例して拡大補正が付く。 しかもこの補正、艦を停止させていても付くのだからオイシイ。 日本で米国の国民生産力や国民士気を0にしてクリアしたい場合、 艦隊に基地の徹底爆撃を繰り返させる際に活用出来る。 (史実ではアメ公が日本にやりやがった分、ゲームでやり返してやってる小市民な俺w) とにかく日本でやるとマゾゲーだがやりがいは半端じゃない。
https://w.atwiki.jp/tanosiiorika/pages/591.html
砕河提督ジェスフィーラ SR 水/自然 コスト7 進化クリーチャー:サイバー・コマンド/ガイア・コマンド 7000 C・ソウル ■マナゾーンに置くとき、このカードはタップして置く。 ■マナ進化-自分のマナゾーンから水または自然のクリーチャーを1体選び、そのクリーチャーの上にこのクリーチャーを重ねつつバトルゾーンに出す。 ■自分のC・ソウルクリーチャーがクラウン・アビリティのDE能力を使ったとき、次のうちのいずれかを選んでもよい。 ▼カードを1枚引く。 ▼自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置く。 ■相手のターン中、このクリーチャーが手札から墓地に置かれるとき、代わりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合カードを2枚まで引き、自分の山札の上から2枚を自分のマナゾーンに置いてもよい。 ■W・ブレイカー 作者:ペケ うかつにハンデスでたたき落とすと爆発的なアドを取られるマナ進化提督。 しかも進化クリーチャー! しかも脳波コントロールできる!← 収録 神犯編(ネセサリー・クライム) 評価 名前 コメント -
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/101.html
提督×北上3-267の北上視点。作者は違う方です。 提督と付き合うことになってから1ヶ月だけど、一向に進展はない。 大井っちはなんとか説得できたけど、一部の娘からはちょっと嫌われちゃったかな。 ああ見えて提督は割と人気者だから仕方ないね。 付き合い始めたきっかけがきっかけだったから、提督とはいつの間にか普段の日常に戻ってしまっている。 あの時はこう見えて、結構緊張したんだけどなー… …そこで、あたしはある作戦に出た。 ガチャ 「おかえりー」 「おー、ただいまー」 提督の私室をたまり場にするのだ。名づけて「提督と一緒にいれば好感度だって上がるよね」作戦。 我ながら安直だけど、これぐらいしか思いつかなかったのよね、実際。 最初にやったときは正直ちょっと不安だった。 「何してんの」 「こっちの部屋の方がくつろげるし」 「あんまりそういうの良くないんじゃね?」 「いーじゃん付き合ってるんだし」 仮にも上官の私室に勝手に入ってるんだし、追い出されたり、引かれたりしないかな…とも思ってたけど 案外あっさりと提督は受け入れてくれた。…面倒なだけだったのかもしれないけどね。 「そういや雑誌届いてなかったか?」 「あーこれ?」 「それそれ、って人の荷物を勝手に開けるな。しかも読むな」 「まーまー気にしない気にしない、っていうか提督もこういうの読むんだねぇ」 「いや、どういうのだよ」 「『闇に隠された悲劇 艦娘へのセクハラ疑惑を追う!』」 「俺が読んでるのは連載されてる漫画だ」 「ああ、この『ファム痛クリアコミック GUNこれ』って奴?」 「そうそれ」 提督が定期購読しているというこれは、内容はよくあるいわゆるゴシップ誌。あたしはこういうの結構好き。 提督はオマケで連載されている漫画が目当てで買ってるらしいけど、あたしはそっちは正直良くわかんない。 「というわけだからそれをよこせ」 座椅子にどっかと座った提督が手を差し出してくる。 「えー、あたしも今読みはじめたばっかなんだけど」 「そもそも俺が買った雑誌じゃないか」 「ん~、じゃあ一緒に読む?」 「まぁそれでもいいけど」 …これは、ひょっとしてチャンス?なけなしの勇気を振り絞ってみてもいいかも知んない。 「ほい」 ポフッ 「んじゃ読みますかー」 わわっ…提督と密着してる… 「おい、人を座椅子替わりにするな」 「仕方ないじゃん、座椅子それ一つしかないんだし」 何の気なしにしたふりをして、あたしは雑誌を開く。良かった、拒絶されなくて。 「おおっ、なんかわけわからない理由で争いが始まったんだけど?」 「一応史実ネタが入ってるらしいからそれなんだろ、詳しくは知らん」 背中が暖かくて、実は内容は半分も入ってきてない。 「じゃあ目当ては読み終わったからどいていいぞ」 「えー、こっちのほうが本読むのに楽なんだけど」 「ふてぶてしいなおい」 …やっぱりあたしってば意識されてない?まあ、あたしだから仕方ないよねー… 「まーまー、読み終わったらどくからさ」 「まぁたまには他の記事も読んでみるか……」 でも幸いにというか、嫌がられてもないっぽい。これでうざいとか言われてたら立ち直れなかったかも。 「ん、どうかした?」 「いや、なんでもない」 いつの間にかゴシップ記事の内容に気を取られていたあたしは、提督の様子がちょっとおかしいことに気づいた。 …あれ、これはひょっとしたらひょっとするかも…? そうして次のページを開くと、丁度よく刺激的な記事が目に飛び込んできた。 『闇に隠された悲劇 艦娘へのセクハラ疑惑を追う!』 記事の内容はとある鎮守府で一際激しいセクハラを受けたという 匿名M型駆逐艦2番艦Kさんという艦娘へのインタビューだった。 ───ではKさん、普段の言動を曲解した提督が激しいセクハラを行ってきたと? K「はい『ああ、お前の言うとおり俺は好きモノだぞ? へっへっへ……いつでもいいんだろう?』 なんて言いながら毎日のように執務室で体中をまさぐられていました……」 ───執務室でですか!? 職場で取る行為とはとても思えませんね K「はい、でもそれだけじゃなくてドックでお休みしようとするとベッドの中に侵入してきたり」 ───公僕であるというのにそのような振る舞い、それ以前に人として言語道断ですね 具体的にはどのような行いを? K「はい、背後から太い魚雷(意味深)をグリグリ押し付けながら 逃げられないように押さえつけられて執拗にお尻を撫でながらそのまま指をずらして私の恥ずかしいところを(以下略)」 …わっわっわっ。 あたしが腰掛けてた、ちょうど提督のその…アソコのあたりで、なんか動いてる。 これって、これって、あれだよね? 「提督ー……」 「……うん、言いたいことはわかる。すまん」 更に大胆に突っ込んでみる。 「提督ってもしかして欲求不満だった?」 「まぁ……最近は少し」 数秒間お互いに沈黙。 うわぁ…提督もあたしを女の子として見ててくれてたんだ… これは、もしかして行けるんじゃない? 「あー……うん、あれだ。抱き枕のマネくらいならしてもいいよ」 何でもない風を装って言ってみると、腰に手を回して少し強めに抱き寄せられた。うわっ、うわぁー… と同時に、提督のあの部分があたしのアソコをすーっと撫でていく。 ちょっとだけ体がビクっとはねた。 「……北上?」 やばい。多分あたし、今顔真っ赤だ。 「北上」 「な、なにさ。ていと───ンっ」 呼ぶ声に思わず振り向いたあたしの唇に、提督の唇が突然重ねられた。 びっくりし過ぎて体が固まっちゃったけど、提督が優しく撫でてくれたおかげでだんだん気持ちが落ち着いてくる。 どれだけキスしてたかわかんない。ようやく解放されたので、形だけの文句を言ってみる。 「提督ー……いきなりするとかちょっとずるいよ?」 「悪い、やたら可愛かったから」 かっ、かわっ…!?予想外の台詞に激しく動揺するあたし。 「いや……あたしはその、可愛いとかいうガラじゃ……いや、嬉しいけどさ」 「嫌だったか?」 んなわけ無いじゃんもー。 「いや……あ、そう言う意味じゃなくてその……嫌じゃなかったけどさ、ただ」 「ただ?」 「この態勢だと首が痛い」 「じゃ正面向くか?」 「……ん」 提督の腕の中で体の向きを変えて、提督にまたがって抱きつく格好になる。 その上、腰に手を回されて抱きしめられた。ヤバイ。これやばい。 「なぁ」 「ん?」 「続きがしたいって言ったら怒るか?」 き、来た。 「……別にいいよ……嫌じゃないし」 「そっか」 もう一度唇を塞がれ、それどころかゆっくりと舌まで入ってくるやばい。 あたしもしてあげなくちゃ、と慣れないながらも舌を絡めてると、頭の中がぼーっとしてくる。 「ん……ちゅっ……レロッ……ちゅぱ……」 ひゃー…提督の手、どんどん下に降りてきてる…あたしのお尻、触ってる…。 「っ」 お尻を撫で回していた手を止まり、て、提督の、指が、あたしのアソコ、触ってるよぉ~っ。 いつの間にかちょっと濡れてたこともバレちゃうかもしんない。 しばらくは提督はあたしの下着の上からなぞってるだけだった。つ、次は何されるんだろう…? と、いきなり下着をずらされて、今度は、直接…! 「ッ────!!」 その瞬間、たまらず体が仰け反る。 提督はそれにも構わず、クチュクチュとあたしのアソコを弄っている。 羞恥と興奮と気持よさで、あたしは為されるがまま、提督に抱きついていることしかできなかった。 「ぁっ……くぁ……っふぁ……んんっ……!」 やばい。あたしの口から、あたしじゃないみたいなエロい声が出てる。 提督の指の侵略はそれだけにとどまらず、ついにあたしの一番敏感な場所に迫ってくる。 「て……とく……そこ……ダ、ダメだっ……あうっ!!」 当然とばかりに指は止まらず、あたしのクリトリスをいじめ続ける。 ぬるぬるになったソコが指で挟まれた瞬間、あたしの頭の奥でスパークがバチバチと弾ける。 絶頂を味わって、あたしの体はくたりと崩れ落ちた。 「……あー、死ぬかと思った」 「悪い、やりすぎた気がしなくもない」 「ホントだよ……って、わっ」 いつの間にか、提督のソコはものすごく膨らんでいた。 「えーと、とりあえずどうすればいいのかな」 「よければ手でして欲しいなー、とか」 ほほー…手で、ねぇ… 「うー、仕方ないなー。まぁさっきの仕返しもしたいし」 あたしだけ恥ずかしい思いをするのはずるい。多少手こずったが口を開けて取り出すことに成功する。 ブルンッ! 「うわ、グロッ!」 思わず言ってしまった。 「グロいとか言うな、一般的にはこういう形のはずだ」 一般的とか言われても、グロいものはグロい。けど、ちょっと傷つけちゃったかなぁ? 「んで、コレどうすればいいの?」 「いや、つつくな。あれだ、手で握ってしごいてくれ」 「こんな感じ?」 ヌチャッという音ととも提督のお…おちんちんを掴む。うわぁ…なんかヌルヌルしてる。 「なんかヌルヌルするんだけど」 「そういうもんだ、男も女も同じだろ」 そう言ってあたしのアソコをいじってた手を見せてくる。そこにも同じようにベッタリとあたしの… ギュッ! 「イテッ! そんなに力入れるな、痛いだろ」 思わず手に力が入ってしまった。ちょっと気の毒な気もするが、あんな恥ずかしい思いをさせたんだからいい気味だ。 「じゃあ、仕返しとは言われたが黙ってやられるのもアレだから勝負な」 「ヘっ? 勝負って……っ!!」 いつの間にかあたしのアソコに伸ばされていた提督の指が、ツプッ……という音ともにあたしのナカに入ってきて、そのままナカをいじり回す 「ッ!……先にイッった方の負けな」 何その勝負…わけ…分かんない… でも、勝負ということは、あたしだってシてあげられるということ。 さっき言われたように、必死に提督のおちんちんをしごく。 うん、提督の息も荒くなってきてる。多分…これで合ってる。 と、うわ、わっ…突然もう一本の指があたしのナカに入ってきた。 時々ナカの天井がグリッとされるだけで、腰が浮きそうになる。 あたしを気持ちよくさせようって気持ちが指や息遣いから伝わってきて、 それが嬉しくって、あたしも提督のおちんちんを気持よくさせてあげようと必死に手を動かした。 「……で、出る…!!」 「……くぅっ───!!」 提督の指がキモチイイところを何度目か叩いた瞬間、あたしは耐え切れなくなって達してしまった。 同時に、提督のおちんちんからも白いドロッとした液体―多分、精子―が噴きだした。 お互いそのままの姿勢で、しばらく余韻を楽しむ。 「う~ドロドロする~」 「そういうものなんだから仕方ないだろ」 おかげで手が汚れちゃったけど、提督のだと思うとフシギとそんなに嫌じゃない。あたしってばちょっと変態チック? …で、次は、いよいよ…アレだよね。 「どうした?」 「いや……その」 あれ…しないの? 「最後まで……しないのかなーって」 こんなこと女の子に言わすなってー… 「や……北上が嫌じゃなければしたいかなー……と」 ここまでやっといて何言ってるのさ、したいに決まってるじゃん…とはさすがに言えない。 「ま、まぁあたしも提督が嫌じゃなければいいんだけどさー……」 「それはない」 いきなり抱きしめられる。そういうの、卑怯。 「わっ! ちょ! 提督、今汚いって!」 あたしのアソコ、ドロドロなのに提督のズボン、汚しちゃう… 「あぁ、明日洗濯に出すから大丈夫」 「そういうもん?」 「そういうもん」 いつの間にか、小さくなっていた提督のおちんちんは復活していた。 提督の上に座ると、それがあたしの…アソコに当って…うう、エロいなあ… 「んっ……」 「とりあえずできるだけ力を抜け、こっちもなるべくゆっくりするから」 「うん」 今までで一番緊張してるのにそんなこと言われても無理… でも、今更止めるなんて絶対ヤダ。意を決して、提督のおちんちんを受け入れていく。 「っく……っつう……!」 噂には聞いていたが、かなり辛い。あんなのがあたしのアソコに入っていってるんだから当然だけど。 「はぁっ……はぁっ……」 痛みに耐えていると、提督があたしのちょっと露出度高めな上着をまくり上げた。 「わっ!?」 そのまま手があたしの胸を撫で、もう片方の乳首がちゅっちゅっと吸われる。 いきなりでちょっとびっくりしたけど、これは…うん、これはなんて言うかくすぐったいというか…悪くない。 時々歯で優しく挟まれて舌でちろちろってされると、思わず反応してしまう。 更に提督の空いてる方の手があたしのアソコに伸びて、敏感な場所をクリクリと弄られる。 「ん……ぁっ……! はい…って……くるっ……!」 それに合わせておちんちんが少しずつ入ってくる。さっきよりは…ちょっと楽になってる? やがて、ちょっと引っかかってた感触(多分…アレだ)が無くなって、ついにおちんちんがあたしの一番奥まで入ってしまった。 「最後まで入ったぞ……」 「う…ん……す…ごい熱い……」 そう、痛いというか、熱いって感じ。提督のを全部受け入れられたことにホッとしていると、提督がぎゅっと抱き止めてくれた。嬉しい。 「少し……楽になってきた」 「じゃあ、ゆっくり動かすぞ」 「うん」 あたしの腰が持ち上げられ、ナカのおちんちんもズルリと抜かれていく。 腰が沈められ、おちんちんがまた入ってくる。 多分、それが気持ちいいんだろう。あたしが痛くても、提督がこんなに必死になって気持ちよくなってくれるなら、悪い気はしない。 それに、何回も繰り返されるうちに、あたしもちょっとずつ楽になってきた。 「提……督……」 「……なんだ?」 「結構……良くなって……きたかも」 提督には遠慮してほしくない。強がり半分で言ってみたけど、大丈夫かなあ? 「くぅっ……!」 あたしの言葉で、おちんちんが少し乱暴に入ってくるけど、思ったほどの痛みはない。あれ、本当に慣れてきた? 「これなら……いけるかな」 既にあたしの腰を持ち上げるのではなく、提督が自分で腰を動かしてる。 時々おちんちんがあたしの奥を叩くたび、あたしは提督に抱きついてしまう。そうすると、提督も抱きしめ返してくれる。 それがすごく嬉しくて、頭の中がふわふわする。痛みは、いつの間にかなくなっていた。 「クッ! イクぞ北上!!」 「あ…たしも……も……無理っ!!」 ふわふわはどんどん大きくなって、ついに弾けてしまう。 それと同時に提督のおちんちんがナカでビクビク震えて、あったかい感触がナカに広がっていく。アレがあたしの中に…出されてる。 それがなぜか無性に嬉しくって、あたしはずっと提督を抱きしめていた。 いつまでそうしてただろう。 「はぁ……疲れた」 「大丈夫だったか?」 「ま、まぁ最後の方はだいぶ大丈夫だったよ」 「そうか……ところで……」 あたしの中で、再びムクムクと大きくなる提督のおちんちん。 「……マジで?」 「スマン」 「はー……仕方ないなー」 そう言いつつも、あたしはちょっと楽しんでいた。 ────翌朝 「あー提督おはよー」 「あぁ、おはよう」 「あのさー」 「だいたい言いたいことはわかってる」 「盛りすぎ」 「ごめん」 結局あのあともう一回に後ろから一回(超恥ずかしかった)、その上あたしのアソコにこすりつけてもう一回していた。 夢中になってくれるのは嬉しいんだけど、さすがにちょっときつい。体力的な意味で。 「割とかなり腰がだるいんだけど」 「うん、悪かった」 そのせいで、体中いろんな汁でベトベトだ。 「とりあえず汗流したいんだけど」 「……部屋に備え付けの浴槽があって良かった」 「提督ー」 「いや、ほんとごめん」 結局サカッた提督のせいで2回戦突入、あたしの腰はガクガクになっていた。 やばい、もう朝食の時間だ。 「まー仕方ないか、んじゃ連れてってよ」 「……まぁそうなるよな」 甘えてみるとあっさり抱き上げられた。うん…これは結構…いい。 提督に抱っこされたまま食堂についた瞬間、無数の視線があたしたちに突き刺さる。まあそうだよねー… 提督があたしの席まで運んでくれたけど、向かいの大井っちが何かすごい睨んでる。あえて見なかったことにする。 「やー助かったよー」 「いやーどういたしまして」 うまく笑えてるんだろうか、すごい不安だ。 「ねぇ北上さん」 「んーどうしたの?」 「なんでまた朝からこんな派手な登場するハメになったのかしら?」 き、来た。仕方なく、さっきから考えていた言い訳をひねり出す。 「あー寝坊して慌てて走ってたら提督に激突して足捻っちゃってさー それでお詫び兼ねて運んでもらったんだよ」 く、苦しいかな―? 「(笑)あら、でもあたしが北上さん迎えに行ったら部屋にいなかったんだけど」 「あーだって提督の部屋で寝ちゃったからさー」 ザワ…ザワ… つい正直に答えてしまったが、よく考えなくても結構ヤバイ。空気ヤバイ。 しかし、突如あたしの脳裏に閃いたものがあった。 「提督の部屋にあった『GUNこれ』って漫画が面白くてさー。 部屋で読んでたらそのまま寝ちった」 「起こすの悪いと思ってそのままにして悪かった」 ナイスフォロー! 辻褄合ってる…よね? 「まぁ……とりあえずそういうことにしておいてあげますね提督?(笑)」 「お、おう」 ふぅー…さしあたって(提督の)命の危機は去ったようだ。(提督の)命があるって素晴らしい。 「提督ー『今度から』はちゃんと考えてねー」 「わかってる『今度から』はちゃんと考えてする」 まだ提督としたいことは、たくさんあるからね! おわり
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/84.html
お尻ぺんぺんとかがあるので嫌いな人はNGよろしく。エチュエム!!エチュエム!! ------------------------------------------------------------------ 鎮守府・提督執務室── 「この、」 制帽に眼差しを伏せた提督の手の中で、鉛筆が2本、まとめて音をたててへし折れる。 「……大バカもんどもがァァーーーーッッ!!!」 四十六糎三連装砲並みの怒声が、鎮守府のすみずみにまでも響き渡る。 執務室の窓が、台風の時のように大揺れに揺れる。次の瞬間、それらは内側からの音圧に耐え切れず緩やかに外側へ膨らみ、撓おうとした窓枠との力の対立に耐え切れず、ぱりん!ぱりーん!と弾けて飛んでいった。 「貴様らは? いったい? どういう? 了見で? ──平和であるべき食事の時間に? いさかいなんぞ? 起こしたのだ──」 奥歯を鳴らした提督が、常に護身用に傍らに置いてある短鞭──郷里で趣味にしていた乗馬用の流用だそうである ──で自らの手をぱちぱちと、語尾を上げるごとに叩いている。 「あ゛あ!?」 凄まれたその眼光こそ、深海棲艦も恐れをなして逃げ出すであろう。直接の叱責を受けていながら、“ああ提督、怒ったお顔も勇ましくてお素適です”などと頭の片隅で加賀は思う。 「……そ、その──……最初は、些細なことだったのです。……」 つかえつかえ、鞭のなる音の中、加賀は釈明する。 艦娘たちの食事は、“食事”という名前こそ取っているが、要するに燃料補給である。 人間の姿かたちである以上、提督の食事に相伴したりもするが、 本当の食事は鋼材であったりボーキサイトであったり弾薬燃料であったり──要するに、諸々の資材である。 その資材が、彼女たちが茶碗へ注いだり椀へ盛ったりする段階に、 何故か米飯や味噌汁や数々の菜の格好に変じているのかはともかくとして、だ。 始まりは赤城が、加賀の“食事”を、自分よりも多いとからかったことによる。 正規空母は、製造──生まれてくるにも勿論だが、維持していくにも数多の資材が要る。 とある中尉に“女も積めばノン・ストップ”と言わしめた原子力空母のようには、中々都合よくはいかない。 それはしばしば食事の風景において、たおやかな外見の娘らしからぬ大食漢ぶり、という見た目になる。 そして艦娘たちが、おおよそ女学生ぐらいの精神年齢であることを鑑みれば、 同性に大食いと言われることは、耐え難い侮辱なのである。 言った相手も言われた相手も、そのクラスは正規空母。飯の量のわずかな多寡で、 ましてや、その言う相手が姉妹ならば。 ──食卓は、戦場と化した。 口の出し合いから始まり、なぜかお互いの艦載機がひらひら空中を舞い始め、 そして赤城が打ち振るった皿が運悪くその手からすっぽ抜け──加賀がとり舵一杯でそれを避け ──騒ぎを聞きつけた提督の額に、気持ちよく真正面からクリーンヒットしたのである。 提督の制帽の上には、美味そうにこんがりと焼けた秋刀魚(弾薬)が載る結果となった。 入渠中の赤城は、整備兵によって素早く“修復継続の要あり”と庇ってもらえたが、 五体無事な加賀はそうもいかない。 「ほーーーーー」 「以上──報告は終わりです、提督。申し訳ありませんでした」 提督は鞭を鳴らし、その先端を片手で受け止め、といった苛立ちの挙措そのままに、加賀を睨んでいる。 「ぶっちゃけ言うぞ。阿呆か貴様らは」 「返す言葉もありません……」 「大体、兵装の良し悪しで、自分が強いお前が弱いといった言い争いなら、 軍人誰もが自分最強と思いたいものだから分からんでもないが。 何が悲しゅうて、俺の艦娘がメシで争わなきゃならん?」 「申し訳ありません……」 「貴様らは出撃して無事帰還してメシ食って寝て出撃して、とっととこの戦争を終わらせることに終始しろ。 いいか、以後二度とメシで争うことは許さん。 ……俺が、艦娘の食事も満足に調達できん甲斐性なしと言われている気分になる」 「て、提督」 素直に許されたことを喜ぶべきか、まだ眼を伏せておくべきか迷った加賀の頬が、少し熱くなった。 秘書を務める高雄が、“怒りっぽいけれどお可愛らしい方ですよ”と微笑む理由が分かった気がしたが、直立不動は崩さずにおく。 何しろ提督は、以上だとかここまでだとか、解散だとかいう言葉を口に出していない。 「説教はここまでだ。来い、加賀」 ──そして、人差し指を振って、提督は加賀を呼んだ。 呼ばれた加賀は素直に、執務机を回り込み、彼の椅子の横に立つ。 「……きゃっ……!」 「……後は、姉妹仲をきちんとするよう、お仕置きをしておかんとなあ」 腕が引っ張られた、と思った瞬間には、加賀の身体は倒れこんでいた。椅子に腰掛けた提督の膝の上に、まるごと上体を伏している。 だが脚は投げ出されているから、丸っきり幼児に対する仕置きの姿勢と変わらない。 臀の肉を遠慮なく、五指の爪をめり込ませるようにして揉まれる。ぺろんと、短い行灯袴まで捲られてしまった。 「てっ、提督っ、何、なにをなさっ……きゃあッ、いやあッ!」 「……駆逐艦たちはまだ子供子供しているからな。これでも俺はまだ自重の強いほうだぞ。 暴れるな加賀。少し踏ん張れ──そらっ!」 「痛ぁっ……!」 派手な音と共に、加賀の臀部に、赤い大きな紅葉が咲いた。 痛み自体はそれほどでもないが、繰り返すに女学生ほどの精神年齢の艦娘にとって、 尻を引っぱたかれる行為は、羞恥以外の何ものでもない。 提督も、鎮守府の長として赴任してくる前には、各種“精神注入棒”にさんざん痛めつけられたのだろう。 今加賀に振るわれているのが、真物の“バッタ”でないだけマシとは言えようが、痛いものは痛い。 「姉妹(きょうだい)は仲良く! 飯が少なければ分け合い! 提督を! 嫉妬させるくらいの! 仲むつまじさで! おるようにせよ!!」 「は、はいっ──てっ、提督っ、もっ、痛っ、ごめんなさっ──申し訳、ありませんーッ!」 ついに加賀が本格的な涙目になるころ、提督の仕置きは終わりを告げた。 痛む臀は、袴が戻ってくるだけでもひりひりする。それでもはしたない姿は見せるまいと、 加賀はなんとか机に両手をついて、どうにかこうにか提督の膝から体を起こす。 「加賀」 折れ曲がった袴の襞が、再び捲り上げられて、加賀の腿にひんやりと空気が染みた。 それだけではない。硬い、皮革で作られた舌が、彼女の秘所に、下着越しにめり込んでいた。 「貴様、こいつは何だ? 仕置きだと言っただろう、よりにもよって尻を撲たれていたのに濡らすなんぞ──」 「……っ、あァッ!?」 加賀の秘所を蹂躙しているのは、提督が携えた乗馬鞭だ。 熱を持ったそこが、温かくも丹念でもない革鞭の先端に、滲んだ愛液とともにぐりぐりとこね回される。 意に反して蕩けたその中に下着が食い込んでいき、発情した粘膜を提督の眼前に露にした。 今や加賀は、執務机に上半身を伏せ、真赤に腫れた臀と、ねっとりと綻びた女の秘密を、提督に向けて突き出す格好だった。 「……普段はつんけんと取り澄ましているくせにな。加賀、貴様の夜戦に関する練度はどんなもんだ? あ?」 「んんぅっ……! や、提督っ、そこ、やめてっ──はう、っア……!」 持ち替えられた鞭が、今度は重点的に、一番敏感なクリトリスをとんとんと叩き始める。 愛液でぬるぬるの革は、やや強い刺激ではあれど、痛むものではない。 それどころか、ひと叩きごとに蜜の量は増えるばかりで、秘所はすっかり下着から透けていた。 加賀が恐れるのは、提督の気まぐれだ。もし思い切り、こんな状態の秘所を打たれてしまったら。 痛みに気絶できるならば、まだいい。その刺激で、快感のはじけた先へ連れて行かれてしまったら。 気づけば彼女の腰は切なげに揺れるようになり、提督が鞭を自ら動かさなくとも、 悦いところを探して淫らなうねりを見せていた。 秘所の谷間のふくらみの中に、加賀が鞭を挟みこんで、喘ぎ声と愛液を垂れ流すようになるまで、 提督はにやにやと笑みを浮かべたまま、その遊びに熱中していた。 「んっ、んくぅっ……て、提督っ、…………わ、わたしっ、だめです──おかしくなってしまうっ!」 既に加賀の腿には、愛駅がべったりと、油のように滴っている。 戸惑いがちな腰の動きは、彼女の悦楽に火をつけて煽るばかりで、達する直前ではあっても、 解放するまでには至っていないらしかった。 提督の笑みがいっそう深くなり、今度は鞭の先端を下着へ引っ掛けて、小器用にぺろりとそれを剥ぎ取る。 加賀の欲情をたっぷり含んだ薄い布地は、頼りなく彼女の太股へ引っかかり、艶めかしくそこを彩った。 「……そんなに男のものが欲しいのか。いいぞ、加賀──くれてやる。たっぷり味わえよ」 「──……っ、ん、あぁっ、あ、いやぁあぁっ……!!」 とうとう膣口に訪れた剛直の熱さが、一瞬で加賀を狂わせた。 ぎりぎりで堪えていた欲情が、秘所から爪先、頭のてっぺんまで駆け上り、浸していく。 初々しい襞がきゅうきゅうと牡を締め付け、子宮へまでも導こうとして、絞り上げる。 二人の肌のぶつかり合う音が、先ほどの打擲よりも激しく、嫌らしく、執務室に長いこと響いた。 「沈んじゃうっ……提督、加賀が、しずんじゃいますッ…………提督ので、あんっ、轟沈、させられちゃ、う──、!」 やがて、喉奥から随喜の叫びを放って、背筋を反らしながら──提督の剛直を食い締めながら、加賀が達する。 結合部に淫らな匂いの熱い潮が浴びせられて、それを感じ取った提督もまた、大量の精液を膣内にぶちまけた。 絶頂してもなお、雄を締め付けて離そうとしない膣に苦労しながら、彼はぽつりと呟いた。 「やれやれ。……一航戦は良く似た能力だが、姉妹揃って──これとはな」