約 6,676 件
https://w.atwiki.jp/newani4/pages/308.html
無辜の怪物 ◆gsq46R5/OE 地下通路を抜け、DIOは自分の根城であるホテルへと帰還を果たす。 吸血鬼の体質上窓のある部屋に滞在することができないことを、DIOは初めて惜しいと思った。 豪奢な廊下の装飾やシミ一つないカーペット、その全てが自らを歓迎しているように見える。 それほどまでに、彼の精神は高揚していた。 もとい、熱に浮かされていた。 「……やれやれ。このDIOとしたことが、たかが未来の可能性ごときに随分と狼狽してしまった……」 地下通路で垣間見た、未来の景色。 それはあってはならない未来。 無限の時を生きる吸血鬼には無縁の筈の、終末。 彼の矜持と誇りと、輝ける野望を文字通り粉々に打ち砕いて。 『敗因』を突き付け、その終わりを告げるのはかつての宿敵(とも)の子孫。 空条承太郎。 現代を生きるジョースターの末裔にして、DIO討伐を掲げる一行の中でも名実共に最強であろうスタンド使い。 承太郎が連中の中でも抜きん出て厄介な存在であることは、DIOとて部下の報告から承知していた。 彼が用いるのは超高度の精密動作と高速動作を可能とする近距離パワー型スタンド能力『スタープラチナ』。 DIOの差し向けた選りすぐりの刺客たちを次々と蹴散らした、忌まわしい血筋の力。 だが、DIOはそれでも彼を侮っていた。 所詮は短い時の間でしか物を考えることのできない下賤な人間。 どれほど頭が切れようが、優秀な力を持っていようが、自分の前には関係ない。 無敵の『世界』がある限り、帝王たるこのDIOを破ることなどできるはずがない。 その驕りが、彼を滅ぼした。 時の止まった世界に入門した承太郎の拳を前に、彼は砕け散った。 最後の悪足掻きすら一蹴され、文字通り『完全敗北』を喫して、永遠を生きる王は滅び去ったのだ。 そう、あの地下通路では語られていた。 「だが、それはあくまで『可能性の一つ』だ」 くつくつと笑いながら、DIOは歩を進める。 あんなものを見せられては、認めるしかない。 自分は敗北したのだろう。 空条承太郎を怒らせ、彼が目覚めた新たな力の前に打ち倒されたのだろう。 忌まわしいが、それが真実なのだ。 『それもまた』、真実の一つなのだ。 「たった1パーセントほどの確率が実って、承太郎はこのDIOを打ち倒した…… フフ……立派なことじゃあないか。柏手の一つも叩いてやりたくなる。 しかし不運だったな承太郎。おまえの敗因もまた、たったひとつだよ……」 意趣返しのように。 DIOは未来の承太郎が彼にとってみせるのと同じポーズで、どこかで必死こいて戦っているだろう宿敵に告げる。 再現するのに苦労はいらなかった。 忘れたくても、あの絵は忘れられるものではない。 自分に絶対の自信を持っていたDIOにとっては、間違いなくあれは生涯最大の衝撃だった。 「『このDIOが、己の敗北を知ってしまった』……それだけのシンプルな答えだ」 スタープラチナ・ザ・ワールド。 承太郎は土壇場でそれを開眼させ、時を止め、DIOを破った。 半ば不意討ちのような形でだ。 無論、今のDIOにあんな奇襲は通じない。 『空条承太郎が時を止められるようになる』ことを知っているのだから、当然それを念頭に置いて戦うに決まっている。 時を止める力がどれほど強大かは、DIOが一番よく知っている。 無傷での勝利とはいくまい。 ただ、時の止まった世界に慣れているのは間違いなく自分の方だ。 アドバンテージはこちらにある――スタープラチナ・ザ・ワールドの覚醒によって承太郎が得るだろう優位をも遥かに凌駕する圧倒的優位を、DIOは獲得することが出来たのだ! 「フハハハハハハ! 可哀想になあ、承太郎!」 DIOは、笑う。 彼が恐れ。 忌み。 受け入れた『つもり』の未来のように、勝利を確信して高笑いをあげる。 「貴様が必死こいて手に入れる『勝機』は永遠に失われた! これでこのDIOが敗北する『可能性』もまた、完全に潰えたのだッ!!」 DIOは聡明な男だ。 彼の宿敵、承太郎もまた、聡明な男だ。 知略冴え渡る者同士が矛を交えた結果、未来のDIOは敗北し、承太郎が完全勝利を決めた。 確かにDIOが承太郎の成長というイレギュラーな事態を想定して立ち回るようになるとしたなら、承太郎の勝利はいっそう遠退くだろう。だが彼は、ある重大な『可能性』を見落としている。 DIOがこのバトル・ロワイアルを通じて、本来持ち得る筈のない情報を手に入れたように。 空条承太郎もまた、本来の物語では持ち得ない何かを持って、彼のもとへ現れるかもしれないことを。 それだけではない。 敗北の歴史であれば、既にDIOはこの地で一度刻まれている。 二人の侍と一人の少女によって、彼は戦線離脱を余儀なくされるほどの手傷を与えられた。 彼は、自分を倒し得る可能性が空条承太郎ただ一つだと高を括っている。 この世界には、彼の未だ知る由もないたくさんの強者と、有り余る可能性が満ちていることも忘れて。 余談だが。 彼の部下、ヴァニラ・アイスは敗北を糧にして自己の行動を省み、この地で成長を遂げている。 しかしDIOはといえば、ただ自分の勝算を洗い出し、万全を期したと安心しただけだ。 世界から取り残された吸血鬼は一人、己だけの城で慢心する。 いずれ来る夜を楽しみに待ちながら、自分の勝利を微塵も疑うことなく。 「そういえば、ホル・ホースの奴が何か言っていたな」 地下へ逃れる前に滞在していた部屋へと向かいながら、ふとDIOはホル・ホースの報告についてを思い出す。 彼は殺し合いに乗り、『犬吠埼樹』『志村新八』の二名を殺害したという。 欲を言えばその倍ほどは欲しいところだったが、この広い島の中で、開始数時間で二人と考えれば上等だろう。 ホル・ホースは優秀な殺し屋だ。 彼の『皇帝』の力は、こういう場面で恐ろしいほどよく活きる。 あれでヴァニラ・アイスほどの深い忠誠を寄せていれば、文句はなかったのだが。 「スタンド使いでないにも関わらず奴を撃退し、承太郎の『スタープラチナ』以上の打撃能力を持つ女……」 ホル・ホースが地下通路に逃れてきた理由は、その女へ不覚を取ったことに起因するという。 彼は『皇帝』での一網打尽を目論み、数人の集団の中に潜伏していた。 そこへ件の女が現れ、その総戦力をも圧倒。 要領のいい彼は上手く逃れたが、残りの連中の安否は定かではないということだった。 スタンド使いでもない人間の戦力などたかが知れているが、それほどともなれば少々の危機感は湧く。 あの時は多少冷静さを欠いていたため、特に考えもせず話を流してしまったが。 「一つ、警戒しておく必要があるか」 ホル・ホース。 DIOがそう思い込んでいる相手は、彼の知る狡賢いガンマンとは別人だ。 その名はラヴァレイ。マルチネ。ジル・ド・レイ。 三つの顔を持つ、異形の策士である。 「確か名前は――『一条蛍』だったな」 邪悪の化身、帝王DIO。 彼はまた一つ、今度は『頭脳戦』の領分で敗北を喫した。 とはいえ、それは仕方のないことだろう。 相手は悪魔すらも凌駕する悪意の塊――未だ頭角を現すことなく雌伏している、全参加者の癌細胞なのだから。 【B-7/ホテル/一日目・昼】 【DIO@ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース】 [状態]:精神的疲労、全身にダメージ(小) [服装]:なし [装備]:サバイバルナイフ@Fate/Zero [道具]:腕輪と白カード、赤カード(10/10)、青カード(9/10) [思考・行動] 基本方針:主催者を殺す。そのために手っ取り早く他参加者を始末する。 0:空条承太郎、恐るるに足らず! 1:夕刻までホテルで体を休める。その後、DIOの館でセイバーと合流。 2:ヴァニラ・アイスと連絡を取りたい。 3:銀髪の侍(銀時)、長髪の侍(桂)、格闘家の娘コロナ、三つ編みの男(神威)は絶対に殺す。優先順位は銀時=コロナ=桂>神威。 4:先ほどのホル・ホースの様子、少しおかしかったが……? 5:切嗣、ランサー、キャスターを警戒。 6:言峰綺礼への興味。 7:承太郎を殺して血を吸いたい。 8:一条蛍なる女に警戒。セイバーやヴァニラ・アイスと合流した時にはその旨も一応伝えてやるか。 [備考] ※参戦時期は、少なくとも花京院の肉の芽が取り除かれた後のようです。 ※時止めはいつもより疲労が増加しています。一呼吸だけではなく、数呼吸間隔を開けなければ時止め出来ません。 ※車の運転を覚えました。 ※時間停止中に肉の芽は使えません。無理に使おうとすれば時間停止が解けます。 ※セイバーとの同盟は生存者が残り十名を切るまで続けるつもりです。 ※ホル・ホース(ラヴァレイ)の様子がおかしかったことには気付いていますが、偽物という確信はありません。 ※ラヴァレイから嘘の情報を教えられました。内容を要約すると以下の通りです。 ・『ホル・ホース』は犬吠埼樹、志村新八の二名を殺害した ・その後、対主催の集団に潜伏しているところを一条蛍に襲撃され、集団は散開。 ・蛍から逃れる最中で地下通路を発見した 時系列順で読む Back 誰かの為の物語 Next 騎士の誓いは果たせない 投下順で読む Back 色即絶空空即絶色-Dead end Strayed-(前編) Next ルールなんてあってないようなもの 128 悪魔と吸血鬼! 恐るべき変身! DIO 154 孤独なHeaven
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/369.html
────────────────────────────Another Servant 7日目 遙か遠き日の……────── ────まず結論から話そう。 この日は珍しく何も起きない平和な日だった。 突然周囲を吹き飛ばすような力による大破壊も無く。 天変地異や異常現象も起きず。 建造物や自然物などの倒壊や焦土に変わり果てた場所もない。 押し入り殺人が起こることもなく。 時代遅れの決闘をするような怪物たちも姿を現さない。 冬木の港町全体に立ち込める悪い空気に脅えながらも人々は何も起こらない夜を越える。 それが聖杯戦争が開幕して七日目の出来事だった───。 強いて不審な話題を上げるならどこかの貴族めいた婦人たちの死体が見つかったことくらいだ。 だがそれも遠坂家の人間が直接やってきたことによりその事件を知るのも極一部の人間のみとなった。 神秘は隠匿される。 隠匿されるがゆえ世間は何事もなし。 この日に語るべきことは何も無い。 再契約を果たした沙条綾香は相棒であった侍を惜しみ。 ようやく事態を把握したセイバーは己がマスターの死を嘆き、その怒りの孟を裏山の木々にぶつけた。 遠坂は冬木で起こった事件の数々を地道な隠蔽工作で隠匿しながらも自身の調べ物に従事。 ファイターもマスターと役割分担で消耗した魔力の回復後、町の偵察に赴くも成果は無し。 間桐は聖杯の器を入手した事でより慎重になり、今後の方針を決めるべく臓碩との知恵の出し合いにこの日は精を出した。 同様にアーチャーもこの日はマスター共々陣地に待機して一歩も外に出ず。 ライダーは仇敵ランサーを仕留めた事で勝手に祝杯を挙げたばかりか休暇を取り始める始末だ。 牧師はそんなライダーを捨て置き、独自に活動するも全く成果なしの徒労に終わった。 キャスターとソフィアリは今後キャスターの工房に篭城して活動することを本格的に決め込み。 理性のないバーサーカーは雨生がいなければ動くことさえままならず。 その当の雨生は魔剣使用によって心身共に半死半生になってしまったため絶対に休息が必要な状態だった。 よってこの日は語られていない英霊たちの過去を垣間見ることにしよう。 遠き遠き、とうに終わりを迎えた出来事を……。 ──────Berserker Side──── ………俺は好き好んでこんな忌々しい運命を背負ったわけじゃねえ────。 彼は生まれながらにして狂戦士の呪いに囚われていた。 ヘイドレクの一族は代々狂戦士の家系であり、悉く狂戦士の血の濃い者達を多く輩出した。 ヘイドレクもそんな中の一人……否、彼の場合なら最高傑作とまで言っていいだろう。 それ程に彼は一族の中でもズバ抜けた適性と力があったのだ。 俺は幼少より気性が他の人間と比べてかなり激しく、度々争い事を好んだ。 一方、兄貴は俺と違って狂戦士の血が薄かったらしく、親父と同様に理知的で穏やかな人物だった。 兄は気遣いの出来る人間だったおかげもあり、俺との兄弟仲はそれほど悪くはなかった。 しかし親父との折り合いだけは最悪だった。 親父は俺の気性の荒さが心底気に入らなかったのだろう。 事有るごとに俺と親父は衝突した。 家の中で俺だけが異端だった。 俺だけが例外だった。 狂戦士───。 主神オーディンにも仕えた歴戦の勇者達。 かつてそれは祝福の名だった。 戦乙女ワルキューレによって集められた勇者の魂がヴァルハラで神の祝福を受け一段階上に昇華した神々の戦士。 それが狂戦士だったのだ。 ……だが、それが忌み名として広がったのは一体いつのことだろうか? 俺が生まれたときには既に狂戦士は呪われた戦士としての意味しか持たず。 かつて存在した筈の神々しい栄誉や栄光など影も形も無かった。 さらに笑えてくるのがウチの家系が代々狂戦士の家系だったということだ。 始祖はオーディンの一族(血縁関係のある一族とは別物)として仕えていたスヴァフルラーメから始まる。 すべての元凶はこのアホ野郎であり、同時に俺が感謝してもいいのかもしれないと思う唯一の人物だ。 こいつは全ての呪いの原因を生み出し、また俺達一族が英雄にまでのし上がる原因も作った人間だからだ。 ある日を境に────俺の荒々しくも何事もない日々は唐突に幕を閉じた。 眼下には血溜り。 そして倒れ伏した兄貴の死体。 俺の右手には美しい剣が握られており。 その刃からは血がポツポツと滴り落ちていた。 状況証拠からも明らかな事実。 犯人は弟のヘイドレク以外にありえない。 だが真実は違う。 これは、事故だったのだ……。 ───魔剣ティルフィング。 この糞剣が俺の運命を変えた張本人であり。 同時に俺たち一族の運命すらも変えた張本人でもある。 事の始まりは俺の先祖であるスヴァフルラーメのアホ野郎が発端だ。 このアホは何を考えていやがったのか幻想種の亜人の一つに当たる小人族を二人ふん捕まえた。 小人族は鍛治に関して素晴らしい技術を有している。 彼らが作る剣は人間が作る剣とは比べ物にならない力があるのだ。 それを知っていたこのド阿呆はよりにもよって小人に脅迫をかけやがった。 しかも笑えるのがその脅しの内容だ。 ”石でも鉄でも何でも斬ることが出来て、手入れせずとも錆びず、 決して狙いを外さず、抜けば絶対に勝利出来るような剣を作れ。出来なければ殺す” などと馬鹿げた要求を剣で脅しながら口にしやがったのだ。 普通に考えたらそんなものが作れる訳がねえ。 しかし”運が悪いことに”スヴァフルラーメが脅した黒き小人のドゥリンたちは真性の天才だったのだ。 ヒトの技法とは大きく違う技法を用いてドゥリンたちは見事にスヴァフルラーメの要求を全てクリアする剣を作り上げた。 そうして出来上がったのが魔剣ティルフィング。 魔剣自身に意思を宿らせた最強にして最凶最悪の魔剣だ。 しかも魔剣には黒き小人の呪い付きという素敵なおまけまで憑いていた。 結局スヴァフルラーメのアホ野郎は呪いに殺されて滅び、後世にはそんな素敵過ぎる呪いのアイテムが残った。 ──それが今俺の右手の中にあるモノの正体だった。 俺が魔剣の美しさに魅入られたように意識が遠くなった時にはもう全部手遅れだった。 俺の意思とは無関係にティルフィング自身が兄貴の血肉を求めて兄だった人をただの肉塊に変えてしまった。 これは俺の意思で兄貴を殺したわけじゃない。 だから真相はあくまで事故なのだ。 しかし事実は俺が殺したも同然だった……。 そのことを俺がいくら説明しても親父は絶対に信じなかった。 そして俺はこの事件をきっかけに実家を出ることになった。 正しく言えば勘当と言った方がいいだろう。 親父にしてみれば出来の良い兄貴が死んでしまった以上、弟の俺は邪魔なだけだからだ。 兄貴と同じく知恵者であるはずの親父は旅立ちの際にも俺に助言をくれなかった。 理由は”俺に助言を与えても無駄だから”だそうだ。 聡明な兄貴とは違い俺に助言を与えたところで聞き入れないため意味が無いと言いたいんだろう。 しかし、親父と違いお袋だけは兄貴を殺してもなお俺の味方だった。 俺の事故だと言う説明を信じてくれたのもお袋だけだった。 元狂戦士でもあったお袋は完璧に俺と同族だったのだろう。 母親の俺に対する接し方を振り返れば納得のいく話だと改めて思う。 そうしてお袋は旅立ちの際に俺にティルフィングを授けてくれた。 これを手に俺は上り詰めることを胸に誓った───。 それからの日々は戦だけに終始する。 どこへ行っても俺には呪われし狂戦士という忌み名が付いた。 ティルフィングの威力は絶大であり、抜けば狂戦士としての呪いを受ける代わりに勝利を得た。 戦う度に強くなり、戦争を超える度に能力が上がる。 そして俺は次第にティルフィングとの意思疎通すら成立するまでの魔剣の使い手になっていた。 どうやら俺は血統的にこの忌々しい魔剣と相性が良過ぎたらしい。 このことがさらに俺の運命に拍車をかけた。 狂戦士としての適性が高過ぎるせいで俺は”輪”から外れやすくなっていたのだ。 おまけに俺のすぐ傍には常に悪魔の声が存在した。 こいつは戦の最中に何度も何度も俺に囁き掛けてくるのだ。 ”自分と契約を結べ”と”契約の暁には人智及ばぬ無敵の力を与えよう”と。 無敵の力は魅力的ではあったが俺はそんな悪魔の囁きを頑なに跳ね返した。 今にして思えば、狂戦士としてのヘイドレクではなく人間としてのヘイドレクに拘っていたのかもしれない。 しかし、それも無駄な足掻きだった。 勝利をもたらす血に餓えた戦闘狂。 狂犬なる狂戦士。 敵に破滅を呼ぶ呪われし狂戦士。 狂気の戦士。 月日が経つにつれて、戦場を越える数を増やすにつれて、俺はそんな蔑みを篭めた異名で呼ばれるようになっていた。 連中から言わせれば所詮狂戦士はどこまで行っても何をやっても狂戦士でしかないということなのだろう。 そうやって戦いを終えて積み上げてきた死体の数々を前にして想うことはただ一つ。 味方に蔑まれ脅えた眼で見られる度に胸に灯る怒りはただ一つ。 ───俺は、好き好んでこんな忌々しい運命を背負ったわけじゃねぇ……。 何度も何度も何度も何度も繰り返したそんな愚痴にも似た自問。 だがある時、とうとう悪魔の剣が狂気を滲ませた声で俺に囁いた。 ───ダッタラ、変エレバ良イヨ。血デ金銀ト民デ飾ッテ狂戦士ノ名ヲ、アナタガ変エレバ良イワ。ヘイドレク─── それは心臓が止まるほどに強烈で甘美な衝撃だった。 まさに発想の逆転だ。 狂戦士が忌み名ならば忌み名で無くせば良いのだ、と。 そう呪いの魔剣は俺に囁く。 確かに全くもってその通りだった。 全ての原因は現在『狂戦士』に纏わり付いている呪われた意であり、 もし『狂戦士』に栄光の意を纏わせる事が出来たならば狂戦士はその時点で忌み名では無くなるのだから。 かつて狂戦士たちにも確かに存在した”神々の戦士”という栄光。 それを再び取り戻すことが出来たならば───。 そうして、その瞬間から俺は生き方を大きく変更することになった。 と同時に長年連れ立った腰に吊るしたこの狂気の悪魔との契約を正式に結ぶことにした。 もはや狂戦士であることに躊躇する必要性が無くなったからだ。 ならばこの魔剣とは積極的に関係を結んだ方がいい。 現状の仮契約では引き出せなかった魔剣ティルフィングの本当の力を引き出せるのなら俺は文字通り無敵となれるのだから。 以後、俺は一介の戦士から王を目指すことに指針を変更した。 民を得るなら領地がいる。 金銀を得るなら支配階級になるのが一番早い。 そして、血肉を求めるのなら自分の国を持ち戦争するのが総合的に最良の手段だったからだ。 俺の親父は一つ大きな勘違いをしていた。 それは自分の次男の能力を大きく見誤っていたことだ。 俺は無能では断じてなく、自分で言うのもなんだがとんでもなく頭が切れた。 知恵者として人々から尊敬と信頼を集めた兄貴や親父ですら手が届かない領域の知恵。 もうここまでくると悪魔染みていたとも言い換えても良いレベルだった。 何故それを実家に居た頃に使わなかったというと理由は単純だ。 使う必要がなかった。 俺は親父や兄貴みたいに他者と馴れ合うつもりなど毛頭なかった。 そしてそれ以上に俺が知恵を使うのはいつも他者のためではなく己のためだったからだ。 その知恵と正式な契約を結んだティルフィングを使って俺はどんどんのし上がっていった。 ティルフィングはドルイドの持つ使い魔などと同じで本契約と仮契約では引き出せる能力が段違いだった。 俺と一騎打ちをして生き残れる者などこの地には存在せず。 俺と謀略で競い合って勝てる賢者もこの地には存在しなかった。 問題といえばそうだな、相棒のティルフィングがうんざりする程に気違い染みていたってこと位か……? だがそれもしばらくしてなんとか慣れた。 そんな気違い魔剣だが、その性格はどうも多重人格の気があり中には可愛げのある人格も存在した。 男の人格もいれば女の人格もいるし、餓鬼もいれば老人の人格もいた。 主人格はもうどうしようもない程にアレだが、俺ほど長く連れ立っているとそこそこには愛着も沸いてくるものだ。 そうこうしているうちにいつの間にか戦士や貴族たちの間で共通した俺の二つ名が決まっていた。 ───凶戦士─── ハッ!素敵な通り名だとは思わないか? 狂戦士ではなく凶戦士ときたもんだ。 まさに俺はその二つ名に篭められた意味の通りの戦士であった。 魔剣を抜いた俺は凶々しく、そして強く、戦場で居合わせた戦士達にとっては戦死を呼ぶ凶を象徴する狂戦士だったからだ。 凶戦士ヘイドレクと呼ばれるようになってからは昔と違い蔑みではなく畏怖に変わっていた。 ただの血に餓えた戦闘狂から戦場の不吉の象徴へとなったからだろう。 神々を恐れる人間が抱く畏怖にも似た念。 相手が自分たちよりも上の存在だという本能的な怖れ。 これこそがかつて確かに存在した我らが栄光の残滓。 この先に俺の求めているものが存在する────! そうやって何度かの戦争と裏切りと殲滅戦を繰り返して、ついに俺は王の座についた。 それからというものは狂戦士が輝くために、武勇を積み重ね。 栄光とを証明する為に金銀を集め回り、多くの民を支配し、他国を侵略し莫大な財宝と広大な領地を獲得した。 何度も繰り返した。 そうさ何度も繰り返した。 飽きるほど繰り返した。 しかしそれでもまだ輝きと栄光が足りないのか、狂戦士の忌み名はこの世から消えなかった……。 その積み重ねと繰り返しは俺がオーディンの送り込んだ暗殺者に殺されるまで続いた。 そうしてその繰り返しの戦いは今もまだこの現世で続いている。 座に昇ったことで普通の方法では駄目だと理解した。 ならば普通ではない方法を使えば良い。 そんなときに現れたのがあの魔術師からの呼び声だ。 ───万能の杯、あらゆる願いを成就する聖杯───。 これを使って俺は、証明してみせる。 狂戦士は断じて忌み名ではないということをな────!! ──────Fighter Side────── 巨人討伐以前に行なった海魔獣討伐によって、 英雄としての頭角を徐々に現し始めていたベーオウルフは、 巨人グレンデルとの戦いを潜り抜け、 その母である水魔とその眷属達との死闘を終えた段階で『英雄』として完全に覚醒していた。 人間から英雄への存在の昇華。 人の身には余る程の圧倒的な力。 それらをその身に宿したのが今のベーオウルフだった。 「な、なんとか勝った、か……」 勝利の余韻もそこそこに、ベーオウルフは肩で荒く息を吐きながら足元に眼を向けた。 彼の足元には真っ二つにされた水魔の亡骸が横たわっている。 そして、館内には水魔の眷属である怪物達の無数の死骸が力なく水に浮いており、 フロースガール王の館から逃走した巨人グレンデルの生首までもが転がっていた。 強大な力を有したこの二体の幻想種はもうピクリとも動かない。 完全に絶命している。 本当にギリギリの戦いだった。 ベーオウルフに圧倒的に不利な状況でそれでもなお諦めずに戦い、そして掴み取った勝利。 柄だけになってしまった巨剣の残骸を片手に、勇者はフロースガール王と人々の許へと帰還する。 もう怪物に脅える心配はしなくていいと伝えるために。 後に語り継がれる英雄の二度目の死闘はこうして終結した。 勇者と怪物の戦いの起結はこのようなものであった──。 グレンデルを素手で撃退をした後日。 今度は巨人の母親である水魔が館を襲撃してきた。 そして水魔はフロースガール王の家臣にして盟友である男を攫って行った。 その事を知ったフロースガール王は泣きながらベーオウルフに助力を求め、勇者はこれを快く引き受けたのだった。 だが時既に遅く水魔の棲み家に辿り着いた頃には王の友は無残な姿で討ち捨てられていた。 こうして救出作戦から討伐作戦へと目的が変更になったのだった──。 水魔のテリトリーである沼地にベーオウルフ達が踏み込んだ時には既に待ち構えていたかの様に大量の化物が存在していた。 化物たちの姿に腰を抜かしていたウンフェルスからフルンディングを受け取ったベーオウルフは勇敢にも単身で怪物達へと挑む。 触手を駆使してベーオウルフの身体に絡み付いてくる化物たちをフルンディングで斬り捨てながら奥へ奥へと進んで行く。 しかし、地の利がある化物たちにとうとう彼は体を絡め取られてしまい水底へと引きずり込まれてしまった。 そうして彼が連れてこられたのがこの”止水の館”だった。 その名の通りその館は水の流れが一切無い濁り淀んだ空間であり、同時に水魔の寝床でもあった。 館の中央にある玉座の間には水魔が座して勇敢にも来訪した一人の勇士を待ち構えていた。 眷属である化物たちの手で止水の館の玄関が塞がれベーオウルフは逃げ道までも奪われる。 一対多数の水中戦が始まった。 圧倒的に不利な水中での戦いと刻一刻と無くなっていく酸素。 そんな圧倒的不利な状況であるにも関わらずベーオウルフの強さは顕在だった。 出来るだけ酸素を消費しない為に自分からは一切動かず自分へ攻撃を仕掛けてくる化物だけを的確かつ丁寧に仕留めていく。 カウンターを取るように一体一体丁寧に潰す。 そうやってある程度眷属の数を減らすと親玉である水魔に狙いを定めて猛然と襲い掛かった。 重たい装備を纏っている割にはベーオウルフの泳ぎは大したものでかなり速い。 一気に間合いを詰めてフルンディングで水魔に斬りかかるがあまり効果的とは言えなかった。 耐性があるのか知らないがどういう訳かフルンディングでの攻撃効かないのだ。 そこで彼はフルンディングを残りの眷属へ向けて投擲し全滅させると、水魔には己の肉体のみで挑む英断を下す。 水に動きを阻まれ本調子とは言い難いが、それでも水魔の身体に砲弾のような拳が一発、二発とめり込んでいく。 あまりの威力に緑色をした血液らしき物を口から吐き出す水魔。 ベーオウルフの万力のようなアイアンクローと、水魔による象さえも絞め殺せる力を持った触手が激しく絡み合う。 互いに主導権を握ろうと必死に体と腕を動かすが突然水魔がベーオウルフの足を掴んだまま移動を開始した。 館の中央に存在する玉座の間からさらに奥の部屋に通じる扉へと向かっているらしい。 奥の部屋に入ると同時に水魔が触手を器用に使ってベーオウルフを組み伏せた。 そして短剣を取り出し徐に彼の胸に突き立てた。 水中内でくぐもった鋼の残響音がした。それと肉では有り得ぬ位の固い感触。 驚愕に目を見開く水魔。 ベーオウルフの胸元からは先祖伝来の胸当てが覗いていた。 刃物では駄目だと悟ると水魔は素早く触手をうねらせ勇士を壁へと激しく叩きつけた。 壁に叩きつけられた衝撃で呻き声と共に肺の中の酸素が搾り出されてしまった。 ベーオウルフは慌てて口を押さえるもふと奇妙な感触を覚える。 何故かこの室内は水で満たされていなかった。 まさかと思い立ちほんの僅かだけ呼吸を試みてみる。 問題なく吸える。 室内に満たされた気体は毒でもない、まぎれもない酸素だった。 水魔の誘導によって連れて来られた部屋はなんと酸素が存在していたのだ。 異様に広くそして天井も高い部屋には水がベーオウルフの胸までしかなく、残りは酸素で満たされている。 おまけに室内は段差があるらしく水に浸かっていない場所まであった。 好機とばかりにベーオウルフは何度も大きく酸素を肺と脳に取り入れる。 戦闘中に巡って来た一瞬の小休止。 ”だが何故この部屋にだけ酸素が……?” という疑問にベーオウルフがぶつかった瞬間。 それと同時にその解答が視界内に入った。 「貴様は───グレンデル!!!?」 驚く彼の視線の先には先日のベーオウルフとの死闘で片腕を失った巨人が存在していた。 どうやらこの部屋は水魔や化物達と違って酸素が必要なグレンデルのための部屋らしい。 だからこの室内は異常に広く天井が高い造りになっているのだろう。 全長5mは優にある巨人族のグレンデルにはこの位の部屋の大きさが無いと狭い筈だ。 そして、片腕の息子に寄り添うように水中から陸に這い上がる母親。 ギラついた殺気。復讐に燃える濁った瞳が憎き英雄に向けられる。 動き難い戦場。ついでに武器もない。 そしてなによりも最悪なのはよりにもよって『幻想種』が二体もこの場にいるという状況。 長期戦になるとベーオウルフの敗北は目に見えていた。 英雄は冷静に慎重に敵と周囲の様子を窺いながら、この窮地を脱する方法を必死に模索する。 すると、希望の光とも言える代物を巨人と水魔の背後に見つける事が出来た。 ───それは古来より伝わる巨人族が作りし巨大な大剣。 常人ではまず扱いきれそうにもない巨剣が怪物たちの背後に飾られていた。 ベーオウルフが今まで蓄積してきた鍛錬と経験の結晶が光速でその作戦の実行サインを送ってくる。 勇者はあの巨剣を使って幻想種たちを打倒する事を即断すると、ゆっくりと怪物たちとの間合いを詰めていった。 気取られてはいけない。あくまで慎重にやらねばならない。 自身に浴びせられる強烈極まりない二つの殺意。 二体の幻想種が放つ魔力がビリビリと室内を震わせる。 しかしそれに臆すること無く足を進める。 間合い内に入る地点までもう少し。 そこに到達した瞬間に巨剣の強奪目掛けて一気に動くつもりだ。 あと数歩。 だが、それよりも先にあろうことか水魔が先制攻撃を仕掛けてきた。 襲い掛かる茨の鞭のような触手の群れ。 予定を繰り上げてベーオウルフは一気にアクションを起こす。 それらに釣られるようにしてグレンデルまでもが攻撃行動を開始してしまった。 こちらの状態は全く万全ではない。 予定外の先制攻撃に、しかも間合い外。 まさに絶体絶命の危機。 ベーオウルフは怪物たちの咆哮に負けじと力の篭った咆哮を上げる。 破滅的な二つの暴力が勇士を襲う。 死に物狂いで二体の攻撃を捌きながら水中から這い上がり、全力で地面を転がる。 水魔と巨人の連携によってベーオウルフの身体は既に傷だらけのボロボロ状態であった。 始まって数秒も経っていないと言うのに怪物たちの暴力はこれでもかと勇者の身体を蝕んでいた。 しかし、勇者の方も大傷の代償に得た物が存在した。 ゴロゴロと勢い良く体を前転させながらも、ついに目的の場所に辿り着いたのだ。 勇士の背後には恐ろしい怪物達が止めを刺す為に直ぐそこまで迫っている。 台座に飾られていた巨人特製の大剣を両手でふん掴み。 そして、 全力で一刀両断した─────!! 勇者と怪物の戦いは終結した。 怪物は滅び、勇士は英雄と成り、この地には平穏が戻った。 ただそれだけが確かな結末だ。 英雄は刀身が溶けて消えた巨剣の柄を片手に携え無事帰還した。 王と人々は彼の偉業を讃え宴を開き、吟遊詩人は彼の唄を謳う。 全ての事件が解決した後、ベーオウルフは自らの国へと帰郷した。 圧倒的な怪力を誇る巨人との素手による格闘戦。 そして変則的な攻撃を繰り出す沼に棲む水魔たちとの水中戦。 これらに勝利しただけでも英雄として十分過ぎる位に偉業と呼べる戦果であり、 また英雄を名乗るにも十分な栄誉栄光であった。 だがしかし、ベーオウルフは自らを英雄と口外することは決してしなかった。 怪物を討ち倒すという栄誉を手にしても彼は物静かにして控えめで何よりも無欲だった。 それが味方から嘲りを生み、彼が仕える王から軽んじられる結果になっても変わることはなかった。 それから月日が経ち。 ベーオウルフは王位に付くことになった。 だが一国の王の地位についてからもその性格は変わることはなく、彼は民を守り臣下を導きそして敵を討ち続けた。 全てはかつて、”力に溺れた結果破滅を招いてしまう”と彼に語ったフロースガール王の訓戒を守るため。 ベーオウルフは決して己の力と権力に溺れることなく、いつまでも彼のままで在り続けた。 だがそんな控え目なベーオウルフ王の態度は王の様に名を売りたい部下からしてみれば不満の種であり、 ついには”実は王は怪物など退治したことは無いのでは?”などという馬鹿げた噂まで立つ始末だった。 しかしそれでも彼は黙々と民の為、人の為に常に先頭に立って戦い続けた。 ある時は巨人グレンデルの時のような怪物退治を。 ある時は町に住み着いてしまった魔女の難題を解決し。 ある時は村に悪戯をする小人を懲らしめ。 ある時は人間を相手に戦争をした。 ベーオウルフの治める国は彼の力によって平和であり続けた。 そうこうしてあの巨人退治から五十年の月日が流れ───。 ある決定的な事件が起こった。 この事件こそが彼を英雄として不滅のものにした戦いである。 ───そう、最強の幻想種たる『竜種』との戦いだ。 戦慄した表情のままウィーグラフが硬直している。 周囲には何かが焦げた異臭が充満していた。 「あ…あ!あ、あ………お、王!ベーオウルフ王!」 「……無事かウィーグラフよ?」 「お、王の、お陰です……有難う御座いました…」 喘息や過呼吸のような安定しない呼吸でウィーグラフが返事をした。 恐怖の余り呼吸がまともに出来ないのだろう。 まあ無理もない。今のにはそれだけの威力があったのだから。 しかし今のは本当に危なかった。 身を隠せる箇所の多いこの辺一帯の地形と対火竜用の大鉄盾が無ければどうなっていた事やら……。 後方の有り様を見つめながら流石のベーオウルフもホッと安堵した。 自分たちの居る場所から遙か後方まで”何も無い”のだ。 彼らの背後には確かに大きな岩があった。 そして洞窟の前には入り口を隠すかの如く聳え立った大木もあった。 洞窟の入り口の前方は草原と野花畑も確かにあった。 にも関わらずそれが今は無い。 ………つい先ほどまで存在していた物が何もかも無くなってしまったのだ。 二人が洞窟の最奥を目指している途中、突然洞窟内の気温が一気に上がったと二人が感じた瞬間にソレは起こった。 確かに肌で感じた集束し振動してゆく魔力の波。 吐き気を催す程に強烈に知覚出来る死の気配。 そして己の肉体が消滅していく不吉なイメージ。 その直後に襲い来る獄炎の津波はベーオウルフとウィーグラフ以外の何もかもを蒸発させながら遙か遠くまで通過して行った。 洞窟の奥に居る火竜が二人に対して灼熱の業火を噴いたのだ。 その圧倒的な火力は大地に深々と傷跡を残し、愚かな人間の矮小な精神に絶対的な恐怖心を植えつける。 それほどの絶対的な力の差。 たったの一撃で人間の精神を完膚なきまでに叩き折れる暴力。 それが幻想種の頂点に君臨するドラゴンと呼ばれるモンスターの力だった。 しかし。 「流石は最強の幻想種と誉れ高い竜種だ。 もしやつの攻撃をまともに受けたらその時点で私達の負けだな」 つい今起こった惨状を目の当たりにしながらも、その勇者の瞳は全く恐怖で曇ってはいなかった。 「べ、ベーオウルフ王……?今のを見ていなかったのですか!?」 余りに超然した王の様子に臣下は信じられないと困惑する。 情けない話だがどうも彼は腰が抜けたらしい。 なのにこの勇者は全く何とも無いのである。 普通の人間なら必ず自分の様に竦み上がる筈なのだ。 国中の勇士を集めて今のを見せたら絶対に悲鳴を上げて逃げ帰るに決まっている。 否、戦う前から逃げ出す。 だからこそいま現に、王は一人で戦う羽目になっているのだから。 なのに何故この方はこんなにも……。 「ウィーグラフよ。良くぞ此処まで私に付いて来てくれた」 王を見つめる己に突然王がそんな言葉を口にした。 「だがもう十分だウィーグラフ。貴公は此処で退きかえせ。今ならばまだ間に合うはずだ」 恐怖や葛藤で落ち着かないウィーグラフとは対照的にこの状況で似つかわしくない位の酷く落ち着いた声。 臣下に自分を残して退きかえせ、と王は再度言う。 「な、なにを……王…?おれは!」 ウィーグラフは王の言葉の意味が理解出来ずに呆けた顔で意味を持たない言葉を返していた。 そんな臣下の心中を察して王は首を横に振る。 「もう十分だと言ったのだ。敵は最強種と名高い魔獣の中の帝王。 本来竜種ではない魔獣でさえ竜の姿を模していれば最優の魔獣となるほどの幻想が竜なのだ。 その力は時に幻獣や神獣すらもを容易く凌駕して有り余る。 そなたも今のを見たであろう? これより奥は真性の死地。ヒトでは決して生きては還れぬ。 それにも関わらず貴公はただ一人逃げず、良く此処まで付いて来てくれた。 心から感謝するぞウィーグラフよ」 語り終えると最後に少しだけ微笑み、そうして王はウィーグラフに背を向けた。 臣下の呼び止める声を無視し、王はたった独りで洞窟の奥に待ち受ける死の悪獣に挑もうとしている。 ベーオウルフの名を叫ぶウィーグラフの声がいつまでも洞窟内に残響していた……。 ───事の始まりは、ある一人の逃亡者の手によって引き起こされた。 主君より罰を受け逃亡中だったその男は、主君と仲を取り持つ為に宝による買収を思いついたのだ。 そして、あろうことか財宝が眠ると云われる火竜の棲む洞窟へと侵入した。 様々な幸運が積み重なった結果。 奇跡的に火竜から財宝を盗み取ることに成功した逃亡者は意気揚々と街へと戻った。 しかしそれが悲劇の幕開けだった。 己が長年の間守ってきた財宝が盗まれたことに気付いた火竜は激怒し人間達への報復を開始した。 巨大な両翼を羽ばたかせて王都へ飛来した火竜は、その異形のみで民を恐怖のどん底へ叩き落し、 その凶悪な刃のような牙が並ぶ顎から吐き出される劫火は、 ただの一撃を以ってして荒くれ者である筈の国の戦士たちの心を楽々とへし折っていった。 天空から降り注ぐ竜種の火炎放射はレーザーカッターのように王都を南北に綺麗に真っ二つに線引きし、燃やした。 広大な王都が竜の火炎によって滅んでいく。 突然自分たちの身に降りかかった圧倒的な暴力による蹂躙。 悲鳴と混乱。子供の泣き声。逃れられぬ死。 焼け朽ちた人体はもはや焼死体というよりは炭というほどしか体積が残っておらず。 石で作られた民家などは蒸発して跡形も残らず。 燃え広がる火炎はついに王宮までもを焼き尽くした。 こうして阿鼻叫喚の地獄絵図を作り上げた火竜は一通り街を燃やし尽くすと、 報復に満足したのかその大きな翼を再び荒ぶらせ巣へと帰って行った。 火竜が撤退した後、ベーオウルフは至急行動を開始した。 最強の幻想種に対抗するために火竜の業火すらも防げる盾を造らせ、竜の棲む魔窟へと挑むことを決意した。 それから件の原因となった逃亡者を捕まえて火竜の洞窟までの道案内を命じる。 盾の完成と同時に多くの兵を率いてベーオウルフ王が進軍を開始する。 だが巣に近づくにつれて、一人また一人と、兵は減っていった。 火竜の絶対的な恐怖は兵士たちの精神を完全に破壊していたのだ。 そんな兵をベーオウルフは一度たりとも咎めなかった。 恐ろしさのあまり逃げ出すのは仕方が無い。 と諦めたような、寂しそうな言葉を発するだけで絶対に非難しなかった。 そしてとうとう辿り着いた地獄への入り口。 あれだけの大勢がいた王の軍隊も残ったのはたった一人のみだった。 「貴公は逃げぬのかウィーグラフよ?」 寂しそうな、だが確かに喜びを秘めた瞳で老王はただ一人残った勇士に声をかける。 「いえ!自分は逃げません!最期まで王に付いてゆく次第です!!」 若者は姿勢正しく、ハッキリとした声で力強く宣言した。 「そうか、礼をいうぞ勇敢なる勇士よ」 王の心からの感謝の気持ち。 常に独りで戦って来た勇者だからこそ解かる喜び。 「ハッ!勿体無き御言葉」 それに気付いた若者は何があっても逃げない事を決意した。 「ではゆくぞウィーグラフ。私が先行する、貴公は後を付いて来るのだ」 力強く頷く若者。 そうして彼らは魔窟へと踏み込んだのだった───。 ───ベーオウルフがウィーグラフを残し独りで奥へと向かってしまったあと。 ウィーグラフは悔しくて悔しくて何度も地面に頭突きをした。 握り拳を叩き付けた。 己の不甲斐無さに頭が来る。 そしてそれ以上に主君に腹が立つ。 「あの方はあまりにも孤高過ぎる……畜生、チクショウ!!」 あの人は何もかもを一人で背負おうとする。 たった独りで竜種を退治して、その上に一家臣の命を守ろうとまでする。 そんなのは王にあるまじき行為だとウィーグラフは切に思った。 歯噛みする彼の視線の先には一つの盾がそっと置いてあった。 そうだ。これは火竜を倒す為にベーオウルフが用意した切り札たる鉄盾だ。 なのにも関わらず王はその盾をこともあろうか置いていったのだ。 それが何を意味するのかどんな阿呆でも判る。 火竜の灼熱から己の身ではなく、ウィーグラフの身を護る為に、老王は己の切り札を手放した。 「……ベーオウルフ王……王…」 彼は強すぎた。だから誰も付いて行かないんだ。 いやそうじゃない………誰も付いて行けないんだ。 あの勇者には他の英雄譚に登場する勇者たちが当然のように持っているものを致命的なまでに持っていない。 共に肩を並べて戦える好敵手も親友も居ない。 彼の身を助けようとする多くの仲間もいない。 心休まる家族すらいない。 なのに戦う相手はいつも強大な力を誇る幻想種ばかりだ。 常に独りで我ら民の為に強大過ぎる敵と戦い続ける王。 しかし、ならばその先にあるものは避けようのない死に他ならない。 「冗談じゃない、冗談じゃない!!おれは、おれは最期まであの偉大なる勇者について行くと決めたんだぞ!!」 剣を杖代わりにして腰が抜けて力の入らない下半身に喝を入れる。 恐怖に侵食されつつ心にあの勇者の姿を思い浮かべてなけなしの勇気を奮い起こす。 「おれにだって…あの闘王と同じ勇者の血が流れているんだ! たかが竜種如きに脅えて逃げている様ではベーオウルフ王の名誉に傷が付くだろうが!!」 腹に力を籠めて右足で地面をダンっと踏み締める。 それから大盾を背中に担ぐと若者は王の後を追って全力で走り出した。 たった独りで最強の魔物に挑もうとしている王の許へ加勢に参上するために。 ベーオウルフはウィーグラフと別れてからさらに奥へと進んでいた。 「ウィーグラフは無事にこの魔窟から脱出できていると良いのだが……」 家臣であり同時に唯一の親族でもあるただ一人自分に付いて来てくれた勇士の身を案じながら一人ごちる。 そのためにウィーグラフの元へ盾を置いてきたのだ。 あの盾ならば竜の炎からも何とか身を護れる筈だ。 いやそうでなくては困る。何が何でも若者の身を護って貰わねば割に合わない。 胸に溜まったものを吐き出すように大きく息を吐く。 しかし今して想えばこんな危険な場所に独りではなかったというのが嘘のようだ。 それ位に自分はいつも一人で戦っていたのだなと、ベーオウルフは改めて痛感した。 不意にピクリと全身が発した危険信号を頼りに足を止めた。 気配を殺し壁に体を貼り付けて洞窟の奥の様子を伺う。 どうもこの先は通路よりもさらに広い空洞になってるようだ。 チラチラと目線をせわしなく動かして辺りの状態を探る。 すると、目的のモノがそこに居た────。 絶望を形にすればこういう形になる。 まるで言葉にせずにそう宣言しているかの如き威風堂々とした形骸。 身長2mはある巨体の持ち主であるベーオウルフよりもさらに大きい。 数mは優にあるであろう巨体。 左右に広げた両翼も含めれば、今よりもさらに大きくなることだろう。 細く縦長の瞳孔をした瞳が獲物を探してギョロついている。 剣山の入れ歯でもしているのかとぼやきたくなる強靭な牙の群は恐怖の具現であり。 大木のように太い尾はきっと巨大な岩石の塊も容易く粉砕するに決まっており。 その漆黒色の鉤爪は死神の大鎌よりも切れ味が良いのはまず間違いないだろう。 そして、どんな魔法の鎧よりも堅い真っ赤な鱗が火竜の全身を覆っている。 先程見せ付けられたお陰で奴の灼熱の威力は既に知っている。 確実に下手な宝具よりも威力が上だった。 ベーオウルフはそんな掛け値なしの真の魔物に今から挑まねばならないのだ。 「─────ふぅ」 深呼吸で呼吸の調子を整える。 若干の緊張で高鳴る鼓動を抑え、仕掛けるタイミングを慎重に計る。 今まで戦って来た幻想種とは文字通り桁違いの強さと魔力だ。 この火竜と比べれば、あの禍々しかった巨人グレンデルでさえ可愛らしく見えてくるほどだ。 ベーオウルフはフルンディングとネイリングを静かに鞘から抜いて精神を集中させた。 作戦は至ってシンプルに。 火竜の反撃を一切許さずに一撃必殺で決着をつける。 長期戦にはまずならない。 むしろ一瞬で勝負を決められなければこちらが負ける。 最後に一度だけ静かに、ゆっくりと息を吐いて。 「………よし───神々よ、勝利を我が手にッ!」 物陰から一気に躍り出た。 飛び出しながら右手の魔剣を竜へ目掛けて投擲する。 赤い猟犬が一直線に竜に向かって噛み付き掛かった。 そして英雄は魔獣の首を刎ね落とす為に怒涛の勢いで懐まで詰めていく。 魔剣の命中によって衝撃と共に爆風が生じた。 間違いなく竜に命中した。 ……好機! 「オオアアアアアアアアッ!!!」 竜種の持つ凶悪な威圧を跳ね除けんばかりの気合でベーオウルフは間合いを詰め終える。 だがその突進は突如横合いから出現した巨大な尾によって阻まれてしまった。 短い悲鳴を上げてベーオウルフの体が薙ぎ飛ばされる。 宙を舞い地面に墜落する。苦痛の声を吐き出して勇者は大地に倒れ込んだ。 赤い魔剣と火竜の衝突によって生じた砂埃が徐々に晴れていく。 ありえないことに土煙の中から五体無事な竜のシルエットが出現した。 そいつはまるで人間のようにブルブルンと頭を振り意識を覚ます動作をしたあとギッと勇者を睨めつけた。 血走ったギロリとした両の目玉が魔物の怒りを如実に表している。 「ば………バカ、な…ッ!?」 さしものベーオウルフも有り得ないと愕然とした表情をしていた。 火竜のあの様子ではフルンディングの攻撃が殆んど効いていないと判断するしかない。 魔剣の一撃で火竜の体力の半分位は削れると踏んでいたのに、その結果は殆ど効果無しでは笑うに笑えない。 おまけに奴の魔力が集束し高まっていた。 やばいさっきのアレがくる───!! ダメージでまだ起き上がれないままでいるベーオウルフの方向へ魔物はガパッと上下に剣山が並ぶ凶悪な顎を大きく開く。 竜の口の中に魔力が渦を巻く。 小さく灯る赤い光点。 それが段々と大きくなっていき。 火竜は長い首を一度だけ仰け反らせて……。 ────全てを焼き滅ぼす灼熱の劫火を吐き出した!!! 視界内と周囲が朱色に輝く。 必死に肩膝を立たせるまでなんとか体を起こしたベーオウルフ。 だがどうやっても回避が間に合わない。獄炎が彼の体を焼き尽くすだろう。 周囲の物を蒸発させながら地獄の大火炎が一直線に勇者に襲いかかる。 一瞬後の自分の死に思わず眼を瞑る老王。 しかしそれよりも早く黒い影が老王の前に躍り出た。 ウィーラーフ 「───大鉄盾の勇士───!!」 ベーオウルフの視界が真っ赤な灼熱から、唐突に見覚えのある背中に切り替わった。 その前方には鈍く輝く鉛色の光が展開されている。 「ウィーグラフ……?」 炎と王の間に割り込んだ若者は足を力強く踏ん張りそして、 狂ったような怒号を上げて竜種の暴力に振り絞った勇気で対抗する。 「うおわああああああああああ!! 我が名はウィーグラフ!!彼の偉大なる闘王ベーオウルフの血統の一人なり!! 火トカゲ風情に!火トカゲ風情が我が王を焼こうなど100年早いぞ分を弁えよ獣ッ!!!」 悪夢のような灼熱の暴力を前にウィーグラフは一歩も譲らなかった。 孤高なるこの王の力になる為、王を護るため、若者は何が相手だろうと一歩たりとも譲る気は無かった。 その決意を胸に抱き彼はこの地獄の底まで参上したのだ。 そんな覚悟を決めた勇士ならばこんな事で退くほど弱くは無い! 洞窟内を朱に染め上げた灼熱が消えていく。 肩で息をしながらウィーグラフは地面に膝を着いた。 若者の盾は竜種の火炎をなんとか凌ぎ切ることに成功したのだ。 盾の損耗具合を考えるとあと一度はなんとか耐えられるだろう。 ただし二度目はかなり際どい綱渡りになるだろうが。 「ウィーグラフ!貴公は何を考えているんだ!!」 とんでもない無茶をする臣下に老王が叱咤する。 だが臣下は王の叱咤など意にも介さずただ真っ直ぐな眼で王を見詰め、最敬礼をした。 「はぁはあ。ベーオウルフ王、ウィーグラフ加勢に参上致しました。御命令を!」 「貴公は……」 そんな若者の姿に王は思わず言葉を詰まらせた。 かつてこれほどまでの勇気を示してくれた者を見たことがあるだろうか? ……いや無い。断言してもいい。 最強の竜種を相手に一歩も退かずに立ち向かう勇気を持った勇士を己はウィーグラフ以外に知らない。 かつてない感動が老王の胸に湧き上がってくる。 しかし、そんな王の胸に沁み込む感動は竜の猛烈な咆哮音によって掻き消された。 咆哮に驚いたウィーグラフが盾を構えてベーオウルフの所までジリジリと後退してくる。 「王どう致しますか!?」 「ネイリングで奴の首を絶つ、鉄盾を私に!」 指示に従いウィーグラフはベーオウルフに鉄盾を渡すと自身も名剣と青銅製の盾を装備した。 「じ、自分も戦います!」 若者のその言葉に王は大きく頷くと、大鉄盾を前面に展開し再度突撃を開始した。 その後に続くウィーグラフ。 火竜もそれに合わせて今度は火炎放射ではなく、火球による攻撃を仕掛ける。 霰のような勢いで飛んでくる無数の火球弾。 展開した盾を命綱にして強引に歩を進めて竜との間合いを詰め寄っていく。 「ウィーグラフ私の盾を持て!」 合図に合わせ鉄盾をウィーグラフに持たせ、右手のネイリングを激しく回転させる。 威嚇する猟犬の回転音を掻き消すように光線のような灼熱がまたしても竜の口から発射された。 ベーオウルフは盾の影から飛び出し火炎放射をネイリングで斬り付ける。 するとベーオウルフの身体はまるで瞬間移動したかの如く消失し、火竜の頭上に出現した。 「セイヤァアァアアアア!!!!」 渾身の力を篭めて名剣を火竜の首に振り下ろす。 幾多もの戦いを乗り越えてきたイングの古宝と呼ばれる勇者の名剣。 これを持っている限り彼の戦いは安泰だとされて来た力の象徴ともいえる剣。 堅い紅鱗に覆われた火竜の長い首を刀身が喰い込む。 文句無しの会心の一撃。 完全に振り下ろしきられたベーオウルフの腕。 しかしその瞬間。 甲高い金属音を響かせて、尖輪の名剣は真っ二つになった。 「な──!!??」 「ベーオウルフ王ぉぉぉ!!お逃げください!!?」 「グガァッギャアアアアアアアアアア!!!!」 英雄の驚愕する声。 家臣の悲痛な叫び。 そして火竜の恐ろしい雄叫び。 三者三様の叫びが重なり合った。 火竜はベーオウルフの攻撃に耐えると瞬時に首を鞭のようにしなせる。 その竜の首の動きに反応してベーオウルフも身体を逸らし始める。 首につけられた勢いのままで断頭台の如き加速で閉じられる上下を向いたの牙。 目視できない程に速く、そして重い一咬み。 火竜の渾身の一撃は、ベーオウルフにとって痛恨の一撃となった。 「う───おあ”あ”あ”あ”あああああああああ”あ”あああ”あ───!!!!!??」 ベーオウルフの首筋から鮮血が噴出す。 避け切れなかった竜の一撃は英雄の首筋を掠め血管を傷付けていた。 「ベーオウルフ王ーーーーっ!!!!」 ウィーグラフの悲鳴が洞穴内に轟く。 その光景に若者は思わず地に膝をついてしまった。 英雄が今し方受けた傷は誰がどう見ても致命傷だ。 あれは助からない。王だってもう戦えない。 「王……」 絶望にがっくりとうな垂れるウィーグラフ。 「ぬ、おぉ、オオ!!」 しかし、彼が信頼し尊敬した主君はどんなになっても超人のままだった。 「え?」 馬鹿みたいな言葉が若者の口から零れた。 信じられなかった。 いま目の前で起きた、いや、起きている光景が信じられなかった。 「ハァアアッ!!シッ、ディアッ!!」 鈍くだが軽快な重音が響いている。 竜が。竜の首が跳ね上がっていた。 あまりに信じられない光景が彼の目の前で繰り広げられていた。 王は首から夥しい出血をしながら、それでもなお闘っていたのだ。 しかも────素手で。 さらに信じられないのがその攻撃で火竜の首が弾き飛んでいるのだからもう夢を見ているとしか思えない──! 剣の様な竜の歯牙をかわしてベーオウルフは拳を叩き込む。 ベキリと痛々しい音と共に竜の牙がへし折れた。 悲鳴のような猛り声が火竜の口から迸る。 苦痛に耐え切れず竜が滅茶苦茶に吐いた火炎が周囲に燃え広がる。 ベーオウルフは自分に降りかかる焔を一切気にせずに火竜頭部に飛び乗ると、鉄拳で右目を打ち抜いた。 豪快に弾け飛び散るゼラチン質。眼窩より噴出す鮮血。 ビリビリと洞窟を揺るがすドラゴンの悲鳴。 ヨロヨロと低下していく魔物の力。 その隙を最後の好機と踏むや否やベーオウルフは最後の力を振り絞り火竜の首に回るとその剛力で竜の長首を絞め始めた。 首を絞めている人間を振り落とそうとぶおんぶおんと首を激しく振る竜。 しかしそれでも勇者は首を絞める力を緩めない。絞め殺す腕を止めない。 ベーオウルフも必死なのだ。 もう勇者にも力は残っていない。 もしここでチャンスを逃せば絶対に勝ち目が無くなってしまう。 両者の死に物狂いの力比べと根競べが続く。 次第に火竜の動きが無くなっていき。 そして……火竜の頭がついに地面を舐めた。 ベーオウルフと火竜の戦いは燃え盛る焔の中でついに決着を迎えた。 フラフラと竜の首から手を離して同じ様に地面に横たわるベーオウルフ。 「王!御無事ですか!?」 「ウィーグラフよ……火竜に、止めを……」 「え?ハッ、ハイ!判りました!」 息も絶え絶えに王が忠臣に命を下すと、若者はそれ従い火竜に止めを刺した。 竜が完全に息絶えたのを確認するとウィーグラフは王の首の止血を試みた。 若者が施してくれている手当てをぼんやりとした意識で眺めながら、 たったいま最強の幻想種である竜種を見事仕留めた英雄は考える。 ”もう時間が無いな……。出血よりも体内に入った火竜の毒の方が問題だ” 「ウィーグラフよ、宝を、竜の宝を、確認するのだ……」 「宝、ですか?ハッ!直ぐに!」 王の言葉に慌ただしく返事をするとウィーグラフは此処よりもさらに奥へと足を踏み入れていった。 そしてソレらを発見した。 「これは……!?」 若者の驚きは無理もなかった。 金銀財宝。 まさにそういう言葉通りのものがそこには存在していた。 夥しいまでの宝の山。 無数の煌きを放つ宝が竜が吐いた焔の光に照らされてキラキラと輝いている。 ここまで来ると宝箱の中の宝物ではなく宝物庫の中の宝物と言っていいようなレベルの量なのだ。 「これならばきっと王も御喜びになられる筈だ!」 ウィーグラフは宝の一部を抱えて一目散にベーオウルフ王の許へと退き返しこの事実を報告した。 ウィーグラフが王の許へ戻った時には既にベーオウルフは瀕死の状態だった。 「左様かそれほどの財宝があったのか。それならば民も喜ぶことだろう」 瀕死の老王は家臣の報告を受け民が多くの宝を手に出来た事を心から喜んでいた。 「………これでもはや憂いる事はなにも無い」 「ベーオウルフ王!!?」 若者は目に涙を浮かべて王の名を呼ぶ。 「ウィーグラフよ、良く聞くのだ。私の亡骸は、火葬して岬に埋葬するのだ」 「……岬に、火葬ですか?」 若者は王の言葉を反芻する。その意図がいまいち掴めなかった。 「そうだ。そして、そこに小高い塚を、築くのだ」 つまり岬に大きな王の墓を岬に作れと言う事なのだろう。 なるほど確かにそれは良い。岬に佇む塚はきっとこの王の墓に相応しい筈だ。 ウィーグラフは内心喜んだ。 王の自分の為にささやかな願望を口にしてくれた事が若者には嬉しかった。 やはり無欲な王だと言えども墓は立派な物が良いに決まっている。 そうだそうに違いない。 「そうすれば航海する者達の目印になろう」 だが若者の思惑とは全く違った意図を王自身が口にした。 「……王……仰せの、通りに…!」 臣下は震える唇で、しかしハッキリと王の命に了解した。 彼の誇り高き主君はどこまでも真の勇者だったのだ。 自身が死ぬ間際でさえ王は弱者の味方であり、最後の最期まで人々の守護者であったのだ。 決して驕らず、臆病な部下を蔑まず、たった独りだったにも関わらずそれでもなお最後まで闘い抜いた孤高の闘王。 そんな気高き生き様にウィーグラフは涙するしか出来なかった。 「それと、ウィーグラフ……我が武具は…」 蚊の飛ぶような掠れた声で王が続ける。 「解かっております。王と共に埋葬致しますので御安心を」 若者は王が最後まで口にするのを待たずに先を言った。 しかし、王は弱々しいが確かに首を横に振り。 「いや是非貴公に使って貰いたい。此度の褒美である。貴公の勇気…真に見事であったぞ、ウィーグラフ」 最期にそう若者の勇気を讃えて、孤高の王は永き眠りについた。 そして現在、日本の冬木にて。 孤高なる闘王の戦いは今もまだ続いている。 しかし強敵揃いのこの最上位の戦場であっても、勇者は決して怖れる事は無い。 何故ならば。 あの時と同じく、闘王と共に肩を並べて闘う遠坂という名の心強い味方がいるのだから────。 ──────Riders Side────── 我が名はラメセス二世。 セティ一世の皇太子にして太陽神ラーの血をその身に宿す選ばれし者。 そしてエジプトの最大にして最強のファラオ也。 我こそが太陽神の人世具現者。 我こそがラーに変わり地上を治める神威の代行人。 我が身こそが光の子。 それは英霊の座に祀り上げられてからも変わることはない。 そして、今だからこそハッキリと言えよう。 認めることが出来る。 初めて我が眼前に姿を見せた君は。 誰よりも輝かしい筈のこの御身よりも、神々しくそして眩しく視えたのだ────。 あの時受けた衝動こそが、我が愛の始まりだった。 俺様には兄が一人居た。 しかし兄は神々の加護が薄かったため親よりも早くに没してしまった。 そうして亡くなった兄に代わって俺様は王家の長男として扱われ、 父であるセティ一世の側近として政治や戦争、建築事業などの手助けしながら健やかに逞しく成長していく。 そうやって王子として忙しい日々を過ごしながら時は流れ。 俺様にとってついに運命の日がやってきた。 「ファラオ、その婦人は?」 ファラオであるセティ一世の隣に口では伝えきれぬ程の美貌の主が佇んでいた。 「ああ紹介しよう。彼女はネフェルタリだ」 「はじめまして王子。ネフェルタリで御座います」 セティ一世が連れて来た女が俺様に対して優雅に礼を取り……そして優しく微笑んだ。 俺様はあの時の胸より湧き上がる衝動を決して忘れはしないだろう。 我が魂に深く刻まれた君の微笑。 何があろうとも消える事はない最初の一幕。 ───君と俺様はこうして出会った。 俺様が最初に君へ抱いた感情は、感嘆でもなく、喜びでもなく、哀しみでもなく、理不尽な怒りだった。 ネフェルタリの微笑を視た瞬間に体中から湧き上がったのは間違いなく怒りだ。 なぜ怒りなどが込み上げて来たのかその時の俺様には理解出来なかった。 無理もない。何もわかっていなかったのだ、ネフェルタリの事は勿論己自身のことさえも。 その神々しいまでの眩しさを認める事が出来ない。 そんな簡単なことにさえあの時の俺様は気付かなかったのだ……。 それからネフェルタリはセティ一世の薦めで王宮に逗留することになった。 ファラオの決定である以上は王子と言えど異を唱える訳にはいかない。 だがそのときの俺様は理解不能の激情のせいでネフェルタリの逗留には反対だったのだ。 セティ一世はそんな俺様の反対を押し切ってネフェルタリを逗留を正式に決定させた。 しかし今だから声高らかに叫ぼう! 父セティ一世よ、御身のその判断は後の歴史に末永く残る程のファインプレイであったと! 有り難う有り難う人間父よ!我はこの感謝は決して忘れぬぞ! よってその偉業を讃えるため豪勢な記念碑を建てておいた。 草葉の陰から記念碑の出来に満足してくれ人間父セティ一世よ! そうした結果、自然と俺様とネフェルタリの交流が始まることになった。 最初の邂逅に感じた謎の怒りの真相を確かめるべく、俺様は度々ネフェルタリの許へ足を運んだ。 初めの内は二人の関係はギスギスしたものだった。 主に上記の理由により俺様の方が敵対心や懐疑心を持ったまま接していたからだ。 しかし、ネフェルタリの方はいつも自分の許に訪れる俺様を歓迎しもてなしてくれた。 明らかに俺様が不機嫌であったり、敵対的であってもあの女はそんな自分を優しく歓迎した。 そんな不思議な包容力を持っていたネフェルタリの優しさに包まれる様に、 俺様は何度目か訪問を重ねるに連れて次第に己の中にあった謎の怒りの感情は薄らいでゆき、 次第にはネフェルタリの許へ行くのが楽しみにさえなっている自分がいた。 元々エジプト貴族の出であったネフェルタリは王家の人間にも劣らぬ優雅さと気品を具え持っていた。 その美しさと優雅さの資質は瞬く間に宮殿内に居た女の誰よりも貴人であると評判になった。 そういう俺様もネフェルタリと過ごす時間は他の女達では決して得られない充足した時を得ることが出来た。 敢えて言葉にするならば、混じり気の無い純粋な満足感。 そういった類の幸福感を実感したことは今までに一度も無かったのだ。 そのため俺様は公務(セティ一世の政務など助手)の合間に時間を作ってネフェルタリとの逢引を繰り返した。 しかし問題も多かった。 建築事業や外政の公務の時は良いのだが、戦争時は事情がガラリと変わってしまう。 何故なら他国との戦争の際には俺様が軍団の指揮を執らねばならないからだ。 そういった事情により永くネフェルタリと逢えない日々もあったりした。 戦時のフラストレーションと言ったらもう勢い余って軍の指揮を放り出してネフェルタリの待つ宮殿に蜻蛉返りしたり、 ネフェルタリと逢引したさに一ヶ月はかかる筈の戦況を七日で決着をつけてやったりした程に良くも悪くも俺様を情緒不安定にした。 そんな俺様とネフェルタリの逢引で一番愉しかったものは何と言っても建造物や遺跡の案内をしてやる事だった。 セティ一世の元で建築事業にも携わっていた俺様は建築に関しては類を見ない程の才能と知識そしてセンスがあったのだ。 自らが建てた建造物をネフェルタリに披露し解説してやるのは自分の作品を自慢する芸術家のような心境と言ってもよく、 毎度案内の度に男子の尊厳を賭けた緊張と興奮と悦びとが混ざりあった妙な高揚感があった。 ネフェルタリも俺様のそんな男心を察していたのか見学中はコロコロと表情を変え、驚き、上品に笑ってくれた。 それはこの上なく、本当に楽しい一時だった。 「凄いのねラメセス。貴方の建てた神殿や建造物はどれも素晴しかったわ! これらにはラーを始めとした神々を祀るに相応しい輝きがありましょう!」 ラメセスⅡの建てた数々の碑や神殿に興奮した様子でネフェルタリが喝采を贈っている。 「そ、そうか……?いや、そうかそうか!やはりネフェルタリもそう思うか!?」 「ええもちろんよ!」 「そうだろう!いやな!実は俺様もそうじゃないかとは思ってはいたのだ!フッハッハハハハハッ!」 そして心奪われている女性からのこの上ない喝采を受けて満更でもない様子で照れ笑っているラメセスⅡ。 「オホン!そ、そうだ。そのうち俺様の気が向いたらなのだがな……」 ラメセスⅡは照れ隠しの大笑いを止め、咳払いをして場を仕切り直すと再度別の言葉を紡ぎ始めた。 「え?なにラメセス?」 「お、お前にも何か神殿を建てて贈るのもよいかも……な。 ま、まぁ俺様の気が………向いたらではあるのだが…!」 「本当に!?」 ラメセスⅡの言葉に眼を輝かせて反応するネフェルタリ。 その美しい貌がラメセスⅡの顔のすぐ近くにある。 その瞳は明らかに期待の色が滲み出ていた。 「き、気が向いたら、だ!後のファラオであるオオオ俺様がッ! 女如きの為に神殿を一つ丸々建てるなど普通では絶対に有り得ぬ! なな何かの気まぐれでも起こらぬ限りそんなことは当分起こり得ぬわ!」 ラメセスⅡはプイっと顔を明後日の方角に逸らして一気に言い訳染みた台詞を捲くし立てた。 心臓が激しく高鳴っていた。 「ふふそうね。でも、その時が来るのをとても愉しみにしています」 少し残念そうにしてネフェルタリは笑った。 「……………………………待ってるがいい……」 ラメセスⅡはネフェルタリには決して聞こえない大きさで決意を込めて囁いた。 ファラオを褒めれば天を舞う。 ネフェルタリの言葉に気を良くした俺様はそれからさらに積極的に建築事業を行ないその才能を磨き上げた。 建築技術とそれに関わる様々な知識、それと建造物の美しさに関わる美的センス。 それらを現段階よりも数段跳ね上げるべく多くの建築に関わり練習と実験と研究を重ねた。 何のためにそんな真似をしたかなどいちいち聞かなくともわかるだろう。 全てはネフェルタリに贈るに値する、相応の美しさを揃えた神殿を作り上げるためだ。 この時点での俺様の建築技術ではネフェルタリに贈るに値する物は造れない。 故に贈るに値する物が生み出せる高みにまで上る必要性が生じたまでのこと。 後の世に語り継がれる建築王の二つ名を持つファラオはこうして生まれることとなったわけだ。 そんなネフェルタリとの幸福な日々を繰り返しながら月日は流れ。 まもなくして俺様はお前を妻に迎え入れた。 しかしそれは王家や貴族の間に有りがちな政略結婚などではない。 俺様は一人の女性としてネフェルタリを王家の──否、我がラメセス二世の妻として迎え入れたのだ それからは幸福の日々だった。 共に語り合った。 共に水浴びをした。 共に俺様が手掛けた建築物の見学をした。 共に弓の腕前を披露した。 共に笑った。 共に愛し合った。 そして、子を生した。 俺様が王に即位してからもその幸福は変わらなかった。 むしろ幸福は増したと言っても良いだろう。 ネフェルタリ。 我が最愛の妻ネフェルタリよ。 お前は美しいだけでなく聡明にして有能で完璧な妻だった───。 「ラメセス、明日は式典なのですけれど衣装の方はどうするのでしょう?」 「明日のは豊作を神々に祈願する為の式典。俺様はこれを纏おうかと考えているのだが……」 「アナタ、そちらよりはこちらの方がよろしいのではなくって?豊作を祈願する式典なのでしょう?」 「む?そうか、そうだなネフェルタリがそう進言するのならばそっちにしよう」 「それと地方から届いた連絡なのだけど、いつもの手筈に沿って片付けておきましたよ。 だからアナタ今夜はゆっくりと休んで明日の式典に備えて下さいな」 「なに?そうかそれはすまぬなネフェルタリ礼を言うぞ」 「いいのよわたしは貴方の妻なのだから。そうでしょう?」 「………予定変更だ、寝るのは後だ!さあ寝所へゆくぞ!夫婦の営みだ!」 「ら、ラメセス!駄目よ明日の式典に備えなけれ───」 「式典など知らぬ!ファラオの夫婦の営みを邪魔する輩は極刑だー!」 「きゃーあ、あなたー!」 君はファラオの政治を影から支え、王宮に数多く居た妾達を纏める上げる力を持っていた。 「貴女達、わらわ達の役割は解かっていて?」 「ネフェルタリ第一王妃様……」 「いいこと?わらわ達の役目はファラオを支える事。それに終始します。 ファラオであるラメセスⅡを支え、ラメセスを愛し、ラメセスを守り、ラメセスの子を産む。 それがわたしたち王宮に仕える女の役割なの。 貴女もラメセスの女であり、わたしもラメセスの女の一人」 「しかし……ネフェルタリ様はわたしたちとは───!」 「しかしではないわ。わらわたちに必要なのはラメセスに捧げる愛情のみ。 ましてやラメセスの寵愛の取り合いなど無意味なの。わたしも貴女達もそれは変わらないの」 「……はいわかりました」 「ええ結構。ではラメセスのところへ行きましょう。あの人がわたしたちをまだかまだかと待っているわ」 「「はい!」」 褥での営みも見事なもので女としての文句の付け所がなかった。 そういう幸福な時間がゆっくりとゆっくりと過ぎていった。 それを反映するかのように我が祖国エジプト王朝も繁栄を極めた。 それは完全に衰退した状態から過去最高の繁栄を見せたほどだった。 しかし国の繁栄は俺様の力だけではない。 きっとおまえが俺様の隣に居てくれたからこその繁栄だったのだろう。 そういえばお前には腰を抜かすほど驚かされたこともあったな。 俺様が永き生涯において最も驚いたのはあの時だよ。 お前がカデシュの戦いに同行すると言い出した時さ。 カデシュの戦いはムワタリ大王が率いるヒッタイトとの戦争の一つだ。 当時のヒッタイトは最新の騎馬術に戦車戦術や、世界で初めて鉄の生産・実用化に成功して鉄器武具を所有し、 既に民主主義的性格を有する法典まで作っていた当時世界最先端の多民族国家だった。 要するにこれ以上に無い程に危険で手強い敵との戦争によりにもよって君は同行すると言ったわけだ。 しかしただ何となくで同行すると言い出した訳じゃない。 戦争の厳しさ、恐ろしさ、そしてそれに伴うリスクを全て承知した上でおまえは俺様に同行すると言ったんだったな。 良く覚えているぞ。あの時のお前の言葉を。 「馬鹿を言う!それがどういう事か理解していないのか!」 「理解していますとも!」 叱り付ける様に言うファラオと凛とした態度で言い返す王妃の言い合いが続く。 「解しているのならば───!!」 「理解しているからこそネフェルタリは貴方に付いて行くのですラメセス!」 「もし万が一にでもヒッタイトとの戦に負ければネフェルタリ、君はムワタリに捕らわれる羽目になるのだぞ!? 君は美しい、どんな男も放っておく訳が無い!そんな美貌を持つ女が戦場にノコノコと現われてみろ! 連中はこぞって我が先だ我が先だと醜悪で野蛮な欲望に舌なめずりしながらお前に襲い掛かるに決まっておるだろう!!」 最愛の女の身に降り掛かる最悪の結果を想像し怒りで身を震わせるラメセスⅡ。 「ならばラメセス、答は一つです」 「……なに?」 「わたしを他の男に奪われたくないのなら……この戦必ず勝って下さいな。 そしてわたしは貴方に勝利させるため貴方と共に戦に赴くの。 この身には神々の加護が付いています。その加護がアナタに勝利を与えることでしょう」 「………………」 その言葉に思わず言葉を失うラメセスⅡ。 絶対的な信頼。 夫が必ず護ってくれると信じきった瞳。 故に怯える事など無いのだとネフェルタリの綺麗な瞳が雄弁に語っていた。 ラメセスはネフェルタリに背を向ける。 「…………いいだろう。ヒッタイトなど皆殺しにしてやる。君は誰にも渡さぬ。 お前の唇も、お前の肢体も、お前の愛も、すべて!全てファラオである俺様のものなのだ!」 「ええそうよ。わたしの全ては貴方のもの。だからラメセス、国を、そしてわたしを、守って……」 怯えをひた隠して気丈に振舞う君が居たからこそ苛烈なあの戦いに勝つ事が出来たのだ。 あの絶望的な戦況から巻き返すことが出来たのはまさに奇跡と言える所業だった。 エジプト軍はヒッタイト軍のスパイに偽情報を掴まされ、見事に敵の罠に陥った。 挟撃奇襲に遭いあっという間に壊滅するラー軍団。 四分の一の戦力を失いラメセスⅡ率いるアメン軍が敵の中に孤立してしまう。 だがしかし、そんな状況にも陥ってもラメセスⅡは脅えも怯みもしなかった。 兵の誰よりも勇猛果敢に太陽の戦車を駆って敵陣深くへと切り込み、騎乗槍を振るい、否定の強弓で敵を射抜いた。 全ては同行させた妻ネフェルタリを死守せぬがゆえ。 そんなファラオの神の如き闘争心に兵たちも王に続けと果敢に奮闘し、壊滅寸前の戦況に歯止めをかけた。 そうしてラメセスⅡとアメン軍の獅子奮迅の我慢比べがついに実を結び、後続の軍団がアメン軍の救援に駆けつけたのだ。 その援軍によってとうとう形勢が逆転し、ラメセスⅡは敗北必至の状態から見事巻き返すことに成功したのだった。 あの時の戦が恐らく生涯最高の死に物狂いの奮闘っぷりだったろうと思う。 怖かった。 ネフェルタリが他の男に奪われる事がとてつもなく恐ろしかった。 だからこそ戦えたのだ。 ネフェルタリを奪われる恐怖に比べれば最高品質を誇る大軍に一人で立ち向かう方が遙かにマシだと思えたほどに。 その甲斐もあってカデシュでの戦いはエジプトとヒッタイトの世界最初の正式な戦争録となり、 また同時に世界初の正式な和平交渉によって両国の戦争は終結を迎えた。 この人類最初の戦争録と讃えられる俺様の偉大な伝説の一つに、 ネフェルタリよ…君の名が俺様と共に刻まれていると思うと嬉しくて仕方が無い。 しかし出来ることならば今回のようなのはこれっきりにして貰いたいものだ。 なんと言っても俺様の寿命が縮んでしまうからな。 自身の身の危険を承知でなお夫に尽くし支えるその精神。 この一件でネフェルタリ。お前が心身ともに強く美しいという事が証明された。 俺様の君への愛もより一層深く大きな物へとなった。 「今回の神殿もまあまあの出来栄えだな」 小規模の建造物を見上げながらラメセスⅡはまずまずと言った表情で頷いた。 「そう?わたしはいつもよりも綺麗だと思うのですけど」 その隣には妻のネフェルタリが寄添って感想を述べている。 「俺様的には我が像の出来がいまひとつ納得がいかぬな」 「ふふでもラメセス?あのアナタの像、少し男前ね?」 不満気なラメセスⅡの顔を眺めながらネフェルタリは稚気の混ざった笑顔を彼に向けた。 「な何を言うか!本物もあんな顔だ!!」 「でもあの像少しばかりお鼻が高くなってて彫が深くなっていますよ?」 実際ネフェルタリが言うようにラメセスⅡ像は何割か”本物よりも美化されて”いた。 それをブンブンと首を振って否定するラメセスⅡ。 「そ…そんなことはないぞ! きっと若干奴隷たちや大工の手元が狂ったんであろう。た、他意などないぞ!」 「そうなの?」 楽し気に夫を突付いてくる妻に流石のラメセスⅡもたじたじのようである。 「あ、そうであった!ネフェルタリ!あの像!あの像はどう思う!?新しく建てたのだが!」 このままでは不利と悟ったラメセスⅡはわざとらしく声を張って少し離れた場所にある像を指す。 そんな可愛らしい夫の様子につい上品に笑う妻。 「な、なぜ笑うか?」 「だってあの石像って元の持ち主はアナタの父君のセティ一世の物だって前に言ってなかったかしら?」 「ナゼソレを!!?」 何故かタネを知っているネフェルタリに大げさに驚いてしまうファラオ。 「アナタがわたしに教えてくれたのですよ?この辺りに物見遊山に来たときに」 そういわれれば確かに言った覚えがある。 というかネフェルタリに良い所を見せたくていくつもの遺跡や建造物の来歴や解説を良くしてやった。 そのためネフェルタリの建造物に関する知識は中々の域であった。 「いや、よいかネフェルタリ? ファラオの物はファラオの物。と言う格言があるようにセティ一世の建てた物は即ち俺様の者でもあるわけだ」 などという超ファラオ様理論を展開して妻の丸め込みに入るファラオ・ラメセス二世。 しかし妻は夫よりも一枚上手だった。 「でもアナタと像の顔が全然違うのが一目で判ってしまいますよ?」 常識人でもあるネフェルタリのご尤もな意見によって丸め込みはあっさりと粉砕されてしまった。 「…………やはり判るか?」 数秒の沈黙。そして悪戯がバレた子供のような表情で確認を取るラメセス。 「ええ勿論」 夫の質問に優しくしんみりと頷く妻。 「うーむ、やはり名札の部分を”ラメセスⅡ”と書き変えただけでは駄目か……」 妻の解答を聞き腕を組んで唸り出すファラオ。 きっと彼の脳内では他人の物をどう偽装するかについて会議が開かれているのだろう。 「クスリ。イケナイ人ね」 まるで子供のような事をする夫に身体をもたれ掛けさせながらネフェルタリは幸福そうにそっと眼を閉じた。 ラメセスⅡもそんな妻へ何も言わずにそっとその細い肩を抱き寄せるのだった。 それからラメセスⅡは建築王の異名に相応しい働きをしていった。 ある建造物は己自身の手で建て。 ある建造物は補修と補強を施し。 ある建造物は既にある建造物にラメセスⅡがさらに手を加えて建て直した。 我が夢を君に。 我が愛を君に。 我が至宝ともいえる女性に捧げるに値する価値を持った神殿を君に贈りたい───。 世に名高いアブ・シンベル大神殿と小神殿はそんなラメセス二世の愛と夢の具現でもあった。 大神殿は太陽神ラーを、小神殿は美の神ハトホル女神を祭神にした神殿である。 それが何を意味するのかは語るより明白だ。 大神殿を己のために、そして小神殿を妻のために。 それは二つで一つの夫婦神殿とも呼べるラメセスⅡ渾身の最高傑作。 小神殿の入り口に飾られたネフェルタリの石像は二体。 同じく入り口の前にある計四体のラメセス像の間に挟まれている。 そうまるで夫に守られているかのように。 ラメセスとネフェルタリの六人の子供達の像も夫婦像の足元にそっと建てて置いた。 そして、それ以上に彼は妻の石像の大きさにも拘った。 通常では王妃などの石像というのは小さいものだ。 比率で言えば精々ファラオ像の半分程度。膝から下程度の高さしかない。 古来よりエジプトにおいては王であるファラオこそが至上であり王妃はファラオのおまけ程度の存在に過ぎぬためだ。 だがラメセスⅡは違った。 ファラオである己の像と変わらない大きさでネフェルタリの石像を建てたのだ。 そのことをラメセスⅡは微塵も後悔していない。 最愛の妻のために王家が代々積み重ねてきた歴史を踏み潰す。 彼は王家の積み重ねてきたものと比較してなお妻への愛情を選んだ。 アブ・シンベル小神殿に刻まれたネフェルタリの絵。 そこには死後に神となったネフェルタリの姿がある。 こうして彼女はラメセスⅡの愛によりエジプトの歴史上初めて神となった王妃になったのだ。 それがエジプト史上最高のファラオ・ラメセスⅡが愛したネフェルタリ。 世界の遺産として永遠の価値をもったラメセスⅡのネフェルタリへの深愛は永い年月を超えて世界に残り続ける事となるのだった。 我が父ラーの加護に感謝する。 病を患ったネフェルタリが死す前にこの神殿を贈ることが出来、我はこれ以上ない至福である。 ───あの時の涙を流して喜んでくれた彼女の姿は、我が永遠の至宝となったのだから───。 だから、もう少しだけ待っておくれネフェルタリ。 聖杯の力で必ず君のミイラは取り戻そう。 その後は君の待つ神の世界に還るのもいい。 あるいは現世に君を蘇えらせて、また二人の時を刻むのもいい。 それもすべては君の失われた亡骸を取り戻してからだ。 だから安心して待つがいい。 もう一度、アブ・シンベル神殿以上の贈物を君に捧げてやろう。 だから……。 君の夫の力を信ずるがいい。 ────我、英霊の最強を担いし一角。 陽の力を我が力とする、日なる世界を支配する『太陽王』なり。 我が切なる願いの邪魔立てする者には太陽神ラーの正義の鉄槌を。 戦争において我に敵う者無し。 この戦の勝利者はラメセス二世おいて他になし────!! ──────V&F Side────── 助けろ!ウェイバー教授!第十四回 槍「うおおおおおお!納得いかんでござるぅぅぅう!!!」 F「うわぁぁああ!!!いきなり武士様がご乱心なされたぞーーー!!!」 V「ええい!誰かその槍男を止めろー!教室内での凶器の持ち込みは禁止だとあれほど言っただろうが!」 槍「久しぶりの登場だというのに納得いかんで御座るよ! なんでござるかこのバーサーカーの葛藤と決意は!? なんでござるかこのファイターの熱い戦いは!? そしてなによりも一番腹が立つのは……! 何で拙者を倒した次の日にさり気なくライダーの惚気を聞かされなければならんでござるかー!!?」 V「レギュラー入り早々に幸先が良くないなヤリオ」 槍「やりおと言うなでござる!」 F「しかし進展なしの割には今回も長かったですね……」 V「三人分の過去話だからな、まあこんなものだろう。むしろこれでも短く纏まった方だ」 槍「ただ長文を書けばいいってもんじゃないでござるよ」 F「手厳しいですねヤリオさん!」 槍「だからやりおとry」 V「まあこれで今回の聖杯戦争に参加する大半の英霊の動機が判明したと思う。フラット纏めだ」 F「はい先生!ヘイドレクさんは忌み名である狂戦士の意味そのものを変える為に。 ベーオウルフさんは純粋に遠坂さんの力になる為に。 ラメセスⅡさんは何が何でも紛失した最愛の妻のミイラを取り戻す為に。 アン・ズオン・ウォンさんは守護者のつまらなさと過去の出来事から再度平和な国を築く為。 クリスチャン・ローゼンクロイツさんは自身の経験からこの世全ての病魔の根絶の為に。 そして既に敗退した本多忠勝さんは己の力を試す為に。ですね」 槍「ローラン殿だけがまだハッキリしてないでござるがそれもそのうち出てくるでござろう」 V「だな。身も蓋もない言い方をすればページの都合で今回カットになっただけだ!!」 F「物凄いぶっちゃけた!?」 V「しかし大変だなヘイドレクも。先祖のツケを支払わされる事になるとは」 槍「才能があったばかりの悲劇というやつでござるなぁ。 ヘイドレク殿が一族最高の適性力を持っていなければこんな事にはならなかった筈でござる」 F「それよりも驚きなのがティルフィングさんが実は多重人格だったと言う点ですよ! 小さい子好きの大きなお兄さん達に邪な夢を与えてどうするんです!?」 V「流石にあんな気ティちゃんでは読者が可哀想だろう?というかな誰得なんだあのティルフィングの性格は?」 槍「極一部のマニアック層には大受けでござるよ………きっと、いや多分?否、恐らく?」 V「そしてベーオウルフは今も昔も変わらなかったと言うのが証明されてしまったな」 F「英雄の鑑じゃないですか!最期の最後まで人のためなんて!」 槍「くぅ!あんな勇者とは是非もう一度刃を交えてみたかった……」 V「ただ確実にギルガメッシュタイプの王とイスカンダルタイプの王とは相性が悪いな」 F「もうそれは確実ですね。アルトリアさんがそれを証明しちゃってますし」 V「しかしそんな闘王だが実は化け物かやつは?強すぎるぞハッキリ言って尋常ではない…」 F「そんなにおかしいですかね先生?怪物退治の英雄って結構居るじゃないですか」 V「ああ確かに幻想種退治の英雄は多くいる。だがそれらには共通しているバックボーンがあるもんだ」 F「バックボーンですか?」 V「ああ。そういう事を成し遂げる英雄というのは基本的に神の血を引いていたり、混血だったりと箔のような理由が付く」 槍「確かにヘラクレス殿のようなギリシャ英雄やラーマ殿のようなインド英雄や北欧英雄にはそういう所があるでござるな」 V「しかしこのベーオウルフにはそういったバックボーンが一切無い。それどころか神の加護の有無すら残って無い状態だ」 F「つまり先生はそれらを考えるとこの人の強さは明らかにおかしい、と?」 V「そうだ。エミヤ並におかしい」 F「そこまでいいますか」 V「そしてベーオウルフの臣下ウィーグラフも中々の逸材だな。 もし彼の触媒があれば呼び出してみるといいぞ。そこそこ以上に使える筈だ」 F「盾のサーヴァントついにクルー?」 V「そして今からラメセスⅡについて語ることにするが、語ることは特に無いのであった」 F「ズコー(AAry」 V「ん?語りたいのなら遠慮せずに語っていいぞ?私はノーサンキューだが!さあ好きに語れフラット!」 F「俺だって嫌ですよ!!何が悲しくて他人のラブラブ日記に真面目に感想書くような真似しなくちゃいけないんですか!」 槍「だからライダーには空気を読めと言いたいでござる!昨日の今日でござるぞ拙者との魂を賭けた死闘は!?」 F「確かに忠勝さんがちょっとだけ可哀想ですね…ホロリ」 V「ちなみに話を変えるが、ラメセスⅡの奴は英霊界きっての愛妻家で有名だ。 その度を超した妻萌えっぷりは”○○は俺の嫁!の会” という怪しげな愛妻会を創設しその会長を務めているとかなんとか。あくまで噂に過ぎんが」 F「そんな如何わしい会に会員なんか居るんですか?」 槍「一説によればディルムッド殿とかローラン殿などが密かに在籍されておるとかなんとか」 F「ブハッ!?ディル兄さんとローランさん!?」 V「ローランの奴のオード萌えはともかくとして、ディルムッドの奴はグラニア萌えか!?」 F「流石は愛の逃避行で伝説を残した漢…密かに愛妻家だったんだ……」 V「そういえばFatezeroでも我が生涯に悔い無しと言ってたな、つまりアレはそういうことなのか?!」 F「ところでそのファンクラブって何をする会なんですか?」 V「だそうだがランサー。ファンクラブではなにをするか知っているか?」 槍「噂では延々と嫁自慢をするとかなんとか」 F「どんな会合なんですかそれ……2chの掲示板じゃないんですよ!」 槍「ちなみに基本的には自分の嫁自慢をしながら相手の嫁も誉める会らしいんでござるが 極稀に嫁の嗜好が食い違って嫁の尊厳をかけた夫同士の殺し合いになるとかなんとか」 V「尊厳を賭けたの部分だけ見ると大層な話だが、話全体を見るとなんてしょうもない殺し合いなんだ…」 F「で、そんな会の長をやっているのが今次ライダーであるラメセスⅡさんだと?」 V「まあ作中のあの様子を見ると満更嘘だと思えんのが困りものだな」 F「忠勝さんが言うようにあの人だけが過去話って言うより惚気話でしたからね」 V「さすがスーパーファラオというところなのか?」 槍「それでは此度はここまででござる!では諸君またの来訪をお待ち申し上げる!」 F「しかし何と言いますか、すっかり馴染んでしまいましたね忠勝さん」 V「それが良い事なのか悪い事なのかは知らんがな」
https://w.atwiki.jp/jinrowiki/pages/896.html
企画村ページ/蒼血妖の譚詩曲 【諸用により、現在企画を一時的に凍結しています。参加COくださっている方には何らかの形でお伝えはしてありますが、急な事で申し訳ありません。 企画については9月以降を目途に、Wikiを作り直し、再度飛び入り込みで村を建てる形で検討しています。】 遥か極北の地ロザリンドは妖魔の君によって治められている。 かつて人間でありながら、血を注がれた父を殺めて成り代わった年若い君主。 彼の者の従える妖魔達は仄暗い蒼薔薇の城に寵姫達と永遠に暮らしながら、他者を魅了し、畏怖させて、血と魂を奪い支配する。 頽廃と享楽の元に生きる妖魔達は人間を見下し、人間もまた妖魔を忌み恐れる。 今日、妖魔達は久方ぶりに人間を城へと連れてきた。 ある者は自らに永遠を誓わせる従僕とするために、ある者は後継者として、ある者は道具として…… 彼らには他に選択はない。望む望まぬに関わらず妖魔の血を注がれ、共に妖魔となって蒼薔薇の城で永遠に暮らすだけ。 しかしそこでこの話を終わらせるには、年若い妖魔の君への妖魔達の忠誠は、絶対では、なかったのだ―――― 蒼血妖の譚詩曲 【諸用により、現在企画を一時的に凍結しています。参加COくださっている方には何らかの形でお伝えはしてありますが、急な事で申し訳ありません。 企画については9月以降を目途に、Wikiを作り直し、再度飛び入り込みで村を建てる形で検討しています。】[#vf261466] 蒼血妖の譚詩曲 [#y3100c87] 概要 [#re2185d9] 更新履歴 [#oa17cef0] 世界観/妖魔について[#see65932] 役職設定 [#k9efbc4f] 進行 [#h2a71f2b] プロローグ [#l8cf741b] 一日目 [#bc974ca4] 二日目 [#l8cdc972] 三日目以降 [#pc2fbc68] 墓下 [#j20f1bdb] エピローグ [#n47eea2c] 処刑襲撃設定および指針 [#w075f737] Q&A [#xf5ce0d1] 参加CO欄 [#n47eea2c] コメント [#yea5a07c] 概要 「耽美さ」を主眼に置いたバトル要素の強い陣営勝利度外視のRP村です。 「SaGaFrontier」のアセルス編をモチーフにしていますが、直接のつながりはなく、恐らく細かな設定にも差異があります。 貴族種である妖魔達の勢力争いと、それに巻き込まれ半妖となった人間達の苦悩と葛藤をベースに、バトルを楽しむ村となります。 村の性質上エロ・グロ・薔薇・百合などの要素が含まれる可能性があります。 むしろ推奨ですが「耽美さ」を忘れずにいていただけると幸いです。 細かな部分については後ほど追加。 村名 蒼血妖の譚詩曲 村建て人 (so) 開催国 議事国RP(秘話なし) 更新間隔 48h(三日目以降は24h+αでコミット進行を想定) 投票方法 記名投票 発言制限 いっぱい キャラセット ちゃんぷるー 募集人数 10〜14を想定 編成 検討中 更新時刻 0時30分 開催時期 検討中 役職希望 有効 更新履歴 4月23日 開催時期を再度練り直しています。 3月9日 開催予定検討のため、CO期限を便宜的に設定しています。 3月1日 システム上の細かな部分を数点修正。アンケートを設置。 2月28日 Wiki作成。細かな点は後ほど追記するかも。 世界観/妖魔について 《妖魔》 極北の地ロザリンドの宮殿に住み人間を支配する貴族種です。 永遠の生命と強靭な再生力を有し、厳格な階級制を敷いています。一般的な吸血鬼のイメージに近いですが、いくつか細かな点で異なります。 ・支配の手段として吸血を行うことはありますが、血液は食糧ではありません。従って人間を格下に見てはいますが、無暗に襲う事はありません。ただし長命なために子孫が生まれる事は少なく、数を増やすために目をつけた人間を城へ連れ去り、血を注いで妖魔とすることが時折行われています。 ・血液とともに他者の魂を吸収する事で相手の持つ力を奪い取ることが可能です。たとえ下級の妖魔であっても、上級の妖魔の魂を吸収する事により、強力な妖魔となることが可能です。ただし魂を吸収されるという事は完全な消滅と同じであり、他者に魂を吸収されることは本来不死の妖魔にとってもっとも恐れるべき事です。 ・それぞれ人間には扱えない強力な術式を扱いますが、とりわけ上級の妖魔ほど魅了の呪に長けています。その力は下級の妖魔を支配するに十分なものでしょう。 他者を魅了する力、畏怖させる力、変わらぬ美貌、他者より奪った魂の力・・・そういった力が妖魔としての格に直結しています。 役職設定 参加者は妖魔サイドと半妖サイドにわかれています。 《妖魔サイド》 首無騎士・・・ロザリンドを治める妖魔の君。多くの血と魂を吸い、他の妖魔達をはるかに凌ぐ力を有しています。以前は別の妖魔がこの座にあったようですが、数年前にその妖魔を倒して魂を吸収した人物が今は新たな君となっています。 人狼・・・上級妖魔。妖魔の君に直接仕える強力な配下達です。頽廃と享楽に生きる者達ですが、その結束は決して一枚岩とは呼べず、妖魔の君へ抱く思いも様々です。 囁狂人・・・城に住む妖魔の中では少し格の落ちる者達。半妖達と力の点ではそう大差ありません。様々な思惑を持ちながら、城で上級の妖魔達に仕えています。 《半妖サイド》 村人・・・妖魔の城に連れてこられ、その血を注がれ半妖となった元人間達。純粋な蒼血の妖魔とは異なり、紫色の血をしています。今はまだ人間とも妖魔ともつきませんが、やがては完全な蒼い血の妖魔となっていく事でしょう。 進行 プロローグ まだ平穏な日々が続いています。妖魔達はそれぞれ城に連れる人間達を探していますが、人間達はそれとは知らず、日常を暮しています。 一日目 それぞれの目的のため、妖魔達の手によって人間達が城へと連れてこられます。城から逃げる術はありません。妖魔の血を注がれ半妖となった人間達は、それぞれの主達の思惑の下で否応なく妖魔と人間の血の間で葛藤を覚えつつ、生きていく事になるでしょう。 もっともその時間はそう長くは続かないのでしょうが… 二日目 妖魔の君と反目していた上級妖魔の一人が殺害されます。 それを機に、妖魔の君へ不満を持つ者達は動き出し、そうでない者達の中にも成り上がりを目論む者や、逆に反乱の芽を摘んで妖魔の君に取り入ろうとする者達が出てくるでしょう。 半妖となった者達も、自分の仕える主達の思惑に否応なく巻き込まれていくことになりますが、あるいはそれはチャンスなのかもしれません。 三日目以降 様々な思いの中、争いは続きます。 主を守るも、裏切るも、成り上がりを目論むも自由です。 血と魂を奪い、力を得て人間の心を捨てるか?人でも妖魔でもないまま自分の心のままに闘うか? 全てはあなたの想い次第。 墓下 負けた者は力と魂を奪われ消滅します。 さもなくば、勝者の思惑の下で支配される身となるか。 いずれにしても、勝てば手に入れ、負ければ失うものは大きい事でしょう。 エピローグ 長きにわたる争いが終わった時、残っている者は誰でしょう? 妖魔の君が再び変わらぬ支配を続けるのか。 それとも取って代わるものが現れるか。 そして貴方はその時何を望みますか? 処刑襲撃設定および指針 処刑に関しては死亡フラグ立てたもの勝ちです。 キリングを行った場合、同時に相手の魂を喰らうことでより強大な力を手にする事ができます。それは相手の魂に染まるという事にもなります。まだ人間の血を残している者達にとっては、人間としての心を失っていく事と大差ないでしょう。 襲撃に関しては基本的に妖魔の君(首無騎士)に一任されます。基本はパスですが、死亡フラグの立ち方によっては襲撃を行います。ただし妖魔の君の機嫌を著しく損ねた場合その限りではない……かも? Q&A その他細かな追記があれば後ほど追記予定。 参加CO欄 キャラ予約はある程度参加COが揃ってからとなります。 匿名COでも構いませんが、できればSNSやTwitterで一言いただけると非常にありがたく思います。 選択肢 投票 7月上旬 (3) 7月中旬 (0) 7月下旬 (3) 8月上旬 (3) 8月中旬 (1) 8月下旬 (0) それ以降 (1) NO ID(匿名も可) 一言 00 master 上級妖魔の一人です。最初に死にます。 01 (so) 恐る恐る。 02 みう そろっと。 03 namba 7月なら落ち着いている、はず! 04 味噌茶 こわごわと 05 どっぺるP [壁] 06 07 08 09 10 11 12 13 14 コメント その他質問・編成に関する意見などありましたらこちらへ。 設定に惹かれて参加検討中です。参加COは記名推奨でしょうか? -- 匿名I いえ、匿名でも構いません。 -- (so) 匿名でも構いませんが、記名のほうが安心して入れるという方もいるので、匿名の場合は、できれば私にこっそりSNSとかTwitterでメッセージ下さると助かります。 -- (so) 了解しました。先の予定がもう少し固まったときにまだCO表が空いていたら、匿名COとご連絡(もしくは記名CO)をさせていただきます。ありがとうございました。 -- 匿名I すいません。7/24~25はどうしても参加できないので、そこに本線が被るなら参加そのものを取りやめるしかありません・・ -- どっぺるP 遅くなって申し訳ないです。諸事情により村建て自体9月以降にずれ込みそうです。 -- (so) 名前 コメント 前ページ次ページ村企画
https://w.atwiki.jp/aki-dead/pages/784.html
SW2.0キャラクターシート 09 48 20 (BlackDog ) #make sw2 ni b05 09 48 20 (C-Dice ) BlackDog - 【SW2キャラクターメイキング】 種族:ナイトメア 09 48 20 (C-Dice ) BlackDog - 器用度 = [ 7][ 6] = 13(+2) 筋 力 = [15][ 5] = 20(+3) 09 48 20 (C-Dice ) BlackDog - 敏捷度 = [ 7][ 6] = 13(+2) 生命力 = [15][ 2] = 17(+2) 09 48 20 (C-Dice ) BlackDog - 知 力 = [ 8][ 7] = 15(+2) 精神力 = [ 8][ 5] = 13(+2) 09 48 20 (C-Dice ) BlackDog - ([I-5]戦士)ファイター Lv1 / グラップラー Lv1 09 48 23 (C-Dice ) BlackDog - 所持金:1200 初期経験点:2000 [部分編集] キャラクター名:ジャック プレイヤー名 :黒戌 種族 :ナイトメア(エルフ) 性別 :男性 年齢 :19 生まれ :戦士(ルールブック1) 種族特徴 :[異貌][弱点/銀・水・氷] 経験点 :22780点 使用経験点 :15500点 【能力値】 :ダイス:成長:装備: :ボーナス ”技” : 6 : 6 : 3 :器用度・22 :+3 7 : 6 : 3 : 2 :敏捷度・18 :+3 ”体” : 5 : 2 : - :筋 力・22:+3 :生命抵抗:HP 15 : 2 : 1 : - :生命力・18:+3 : 9 : 36 ”心” : 7 : 1 : - :知 力・16:+2 :精神抵抗:MP 8 : 5 : 1 : - :精神力・14:+2 : 8 : 23 【レベル】 冒険者レベル : 6 技能 :レベル:魔力: ・グラップラー : 6 : - : ・スカウト : 3 : - : ・コンジャラー : 3 : 5 : 【特技】 戦闘特技 :参照ページ : 《追加攻撃》 :I-220p : 《投げ攻撃》 :I-225p : 《両手利き》 :I-223p :命中-2 《回避行動》 :I-218p :回避+1 《魔力撃 》 : I-227p :回避 -1 生命抵抗-1 精神抵抗-1 練技/呪歌/騎芸 :参照ページ 《 》 : : 《 》 : : 《 》 : : 【言語】 :会話:読文: ・交易共通語 : 可 : 可 : ・エルフ語 : 可 : 可 : ・魔法文明語 : 可 :可 : 【判定値】 :技能レベル:能力値ボーナス:合計 『魔物知識』 : - : - : 0 『先制力』 : 3 : 3 : 6 『基本命中力』 : 6 : 3 : 9 『追加ダメージ』 : 6 : 3 : 9 専用 2d+6+3+1 魔法 2d+6+3+2 『基本回避力』 : 6 : 3 : 9 2d+6+3+2 【装備】 武器 :用法:必筋:命中修正:命中力:威力:C値:追加D ・専用ハードノッカー :1H:15: +1 : 8 :10:10: +7 【魔法発動体】 ・スタンパー :1H#:15: -1 : 5 :20:10 : +7 ・投げ :2H: 0 : 0 : 6 : 0 :12: +7 ・魔法のハードノッカー :1H:15 : +2 : 9 :10:10 :+8 防具 :必筋:回避力:防御力: ・アラミドコート :15: +1 : 2 : その他 (ブラックベルト) : - : +1 : 1 : 合計 : 11 : 3 : 【装飾品】 部位 : 装飾品の名称 :効果 頭 :バンダナ : 耳 : : 顔 : : 首 : : 背中 :ロングマント :(フード付き) 右手 :〈巧みの指輪〉 :器用度+1 左手 :(疾風の腕輪) :敏捷度+2 腰 :ブラックベルト(魔剣〈S&B) : 防護点+1 足 :ロングブーツ : その他: : 【所持品】 ・冒険者セット ・スカウト用ツール ・ロープ20m ・着替えセットx1 ・お徳用保存食x2(14日分) ・食器 セットx5 ・調理セットx1 ・テント(5人用) ・火縄壺x1 ・ヒーリングポーションx5 ・アウェイクンポーションx3 ・元気のでる肉x3 ・一般的な執事服 所持金:41156ガメル 【名誉】 名誉アイテム :点数 ・専用ハードノッカー : 50 ・ : ――――――――――――――――――――――――――――――― 所持名誉点 : 357 合計名誉点 : 407 【設定】 ルナ湖畔周辺のエルフの集落で生まれる。身長186cm 黒髪 黒眼 拳闘士の父と操霊術師の母の両親が抱くジャックへの期待は、ジャックが母のお腹の中に居た時から大きかった。 ところが生まれてきた子供はナイトメア、父は冒険の過程でナイトメアとパーティーを組んだこともあり 彼ら、彼女らの強さと心の広さを知っていた が母には耐性が無かった。 自分の生んだ子供が忌み子。その重圧に耐え切れずに、ジャックを生んでまもなく 母は家を、退いてはは集落を離れることになる。 母親が己が子供を否定すると言う事実は、父、そしてジャックの心に大きな影を残している。 それでも父は彼を溺愛した。母が居ない事でジャックが寂しい思いをしないように ジャックが自分の生まれを呪わないように、必死に愛した。 最初は、ジャックの見た目故に「父親がエルフではないのでは?」「もしやナイトメアでは?」 と疑いと、差別の視線を送っていた集落の人々だったが、この2人の仲の良さを見て、そんな噂を大っぴらにする者は少なくなった。 ジャックが常にしているバンダナは父が彼に与えた物。 もちろんナイトメアである事実をジャックに教えると同時に、必要以上の迫害から我が子を守る為である。 父は彼に拳の打ち方を教えた。自分は教えられないが、母の使った操霊術を学べと教えた。 それは、夫婦がジャックが生まれる前から考えていたことであった。父は拳を、母は魔法を。 彼の夢は、自分の生まれのハンデと差別を克服し、父がしたように冒険者を育て導く事。 冒険者の店を、いづれ帝都ルキスラの隅で店を営むのが、彼の目標であり夢である。 【性格設定】 明るく、豪快。拳を使う生き物は全て拳闘士。 己の体に拳が当たれば、相手はたとえ獣であっても強敵(トモ)である。 もちろん話せれば、の話だが。持っている知識を使うのは得意、が応用力に欠く。 数学、図形に関しては本人曰く「これだけは無理!」だそうだ」 父の、相手に受け入れて貰わんとすればまず相手を受け入れよ、と言う教えを元に たとえ相手が誰であろうと差別、区別をしないと心に誓う。 【成長&セッション参加履歴】 6/3/10『初期作成』 +4430経験点、+3655ガメル、4回成長(敏捷、器用、器用、敏捷)、88名誉点 6/4/10『憂鬱な妖精』経験点:1290点+150点 戦利品等:7690G/4 名誉点:40点 成長 敏捷 6/4/10『S&Bの迷宮』経験点:1550点 +50 点 戦利品等:15000G/3=3000(現物)+2000G・5000G 名誉点:32点 成長 生命力 6/9/10『ブッチャーさんの受難』経験点:1170点 戦利品等:9000G/3=600G(物納)・2400G名誉点:38点 成長 器用 6/17/10『動物園パニック』経験点:1700点 戦利品等:20000G/4+現物(魔法の+1ハードノッカー) 名誉点:38点 成長 筋力 6/17/10『目覚める悪夢』経験点:1560点+100点 報酬:20600G/4 名誉点:43点 成長 精神 6/22/10『ハイゴッグ』経験点:1140+100点 戦利品等:4100G 名誉点:16点 成長 器用 6/22/10ばんぞくをころしてへーきなの?』 経験点:1780点 戦利品等:2582G 名誉点:25点 成長 器用 6/29/10『兎』経験点:1640点 戦利品等:(25000G+1200G+2500G(参加特典))/5 名誉点:16+20点(参加特典)成長 筋力 7/1/10『セラドンズ』経験点:1190点 戦利品等:25208G/5+参加特典1000G 名誉点:51点 成長 知力 7/3/10 『強欲な渡し守』経験点:1930点 戦利品等:32800G/6+1200G(参加特典) 名誉点:36点 成長:器用 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/43188.html
登録日:2019/11/05 Tue 22 05 50 更新日:2024/08/28 Wed 23 26 56 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2019年 F90 F90FF KADOKAWA イノノブヨシ ガンダム ガンダムF90 ガンダムエース ガンダム漫画リンク サナリィ 二号機が主役 今ノ夜きよし 小太刀右京 機動戦士ガンダムF90 FastestFormula 漫画 マフティー動乱より7年… 押し寄せるMS小型化の波の中、暗躍するチームがいた 未知なる「F90」の物語、開幕! 概要 「機動戦士ガンダムF90 FastestFomula(ファステストフォーミュラ)」は「月刊ガンダムエース」2019年8月号から2024年4月号まで連載された漫画。 バンダイによる「F90 A to Z Project」の一環として、同プロジェクトでリリースされたミッションパックが発表順に登場するという構成になっている模様。 作中では随所に過去の関連作品へのオマージュが散りばめられているのも特徴で、コックピットディスプレイの表示内容などはその一例。 章の合間に『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』の物語が挿入されるなど、『機動戦士ガンダムF91』関連作品の総まとめな側面も持っており、特に小太刀右京氏が途中参加する第2部からは小説版『F91』や『F90』『シルエットフォーミュラ』『クライマックスUC』のキャラクターの他、『鋼鉄の7人』『ガイア・ギア』に繋がる描写も描かれる(*1)などオールスター作品のような様相を見せ、SNSなどで話題を呼んだ。詳細はこちらも参照。 また、『ムーンクライシス』『サンダーボルト』『漫画版Vガンダム』などの正史とは異なる世界観の作品に関する設定や存在を示唆するようなネタなども取り入れられており、正史の枠に収まらない状態となっている。 掲載誌 月刊ガンダムエース 漫画 今ノ夜きよし シナリオ イノノブヨシ シナリオ協力 小太刀右京(第2部途中から参加) キャラクターデザイン 金世俊 メカニックデザイン 大河原邦夫森木靖泰 目次 あらすじ 登場人物連邦軍代13実験戦団チームB ランデッガー重工 サナリィ 連邦軍第2実験戦団「Fastest Formula」 連邦軍第13独立部隊 登場メカMS MA 艦船等 あらすじ U.C.0112年。MSの小型化が提唱され、サナリィが開発したMS「F90」が連邦軍第13実験戦団において試験を重ねていた。 試験は1号機を担当する「チームA」、2号機を担当する「チームB」の2チームに分かれて実施され、宇宙・地上を問わず様々な環境・条件でのテストを経て、連邦軍の次期主力MS開発のためのデータが収集されていく。 しかし平穏に見える世界で、極秘裏に進められていたはずのテストに暗雲が立ち込め始める── 登場人物 連邦軍代13実験戦団チームB パッツィ・アンゲリカ(31) 一児の母というガンダムシリーズを通しても珍しい主人公。 連邦軍代13実験戦団でF90二号機のテストパイロットを務めるフリーランスのMSパイロット。待遇は少尉。 F90を「気を遣う機体」と言いながらも、各タイプを乗りこなす腕前を持つ。 一見柔和そうに見えるものの、自身やリヴに危害を及ぼす者には断固として対処し、逆境にめげることなく戦い抜く粘り強さも持つ。 リヴ・アンゲリカ(13) パッツィの息子。F90の試験に同行し、常にパッツィを見守り続ける。年齢を考えると少々歳が近いようだが…? パッツィ曰く「私の心強い騎士(ナイト)」とのことだが、整備員のヘルプからは「か弱い王子(プリンス)」呼ばわりされる。 危機が迫るたびに何かを感じ取り、聞こえるはずのない声をパッツィに届けるなど、その言動にはニュータイプじみたものがある。 ヘルプ・ヘイデン(44) F90二号機を担当するメカニック。 肩書きは単なる「スタッフ」だが試験全体の指揮も行っているらしく、不測の事態が起きた際には指示を飛ばす姿が見られる。 ギデオン・ブロンダン(33?) 地球連邦軍所属のMSパイロット。階級は中尉。 F89とともに連邦軍代13実験戦団に編入され、F89の操縦を担当する。 連邦軍正規パイロットとしてのプライドを持つ。 ゲイツ(?) MSパイロット。階級は中尉。 第1話に登場したリゼル隊の一人。 デューク(?) MSパイロット。階級不明。 第1話に登場したリゼル隊の一人。 ランデッガー重工 オイエル・ランデッガー(37) ミドル級MSを開発・製造する「ランデッガー重工」のCEO。 極秘であるF90の存在を知っており、何やら含みのある言動をしているが… グリゼルダ(?) オイエル・ランデッガーの秘書。 サナリィ ジョブ・ジョン(?) サナリィ技術部門重役。F90の開発を主導している。 一年戦争時、ホワイトベースに連邦のパイロット候補生として乗船し戦った経験を持つ。 連邦軍第2実験戦団「Fastest Formula」 ディル・ライダー(16) U.C.0115年におけるF90二号機のパイロット。連邦軍所属で階級は准尉。 身元情報は部隊中でも秘匿事項とされる謎多き少年。年齢とニュータイプ能力で正体がバレバレな上、作中のある人物からもすぐに正体を看破されている。 Nタイプを運用可能であり、ファンネルを使用していることから、ニュータイプであると考えられる。 ランディ・ホーキンス(59) Fastest Formula所属、フェア・レディの艦長。階級は大佐。 ウスライ・アミエ(20) Fastest Formula部隊のオペレーター。階級は少尉。 ディルの個人的なメンタルケアをしているようだが……? その他、ヘルプおよびギデオンがチームBから参加している。 連邦軍第13独立部隊 ベルフ・スクレット(19) 連邦所属のMSパイロット。「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラ戦記0122」の主人公。 本作ではプロローグで登場。F90の暫定パイロットに任命され、その過去に思いを馳せる。 ブラウン・ウッダー(62) 同じく連邦所属の整備兵。「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラ戦記0122」から出演。 プロローグに登場し、ベルフとの会話の中で「公にできないミッションパック」をはじめとする多数の装備群、およびそれらの試験を行った部隊の存在を示唆する。 登場メカ MS F90 連邦軍の要求に基づきサナリィが開発した、時期主力MS開発のための実験機。 登場するのは主に2号機だが、本作では「機動戦士ガンダムF90」での濃紺ではなく、一号機と同様の白ベースにハードポイントのカバーが赤色になった「ロールアウトカラー」になっている。 疑似人格OS(*2)は当初初期状態の「C.A.」だったが、UC0112年のランデッガー重工による襲撃事件の際に緊急処置として「C.A-Ⅲ」がインストール(*3)される。 詳細は個別項目を参照。 OMS-06RF RFザク OMS-09RF RFドム OMAX-03RF RFアッザム プロローグに登場。 MSA-0120 F90と次期主力MSの座を争ったアナハイムの試作MS。 第1話に1コマだけ登場。 出番はこれだけかと思いきや……? RGM-109 ヘビーガン 連邦軍の主力MS。 U.C.初の主力級小型MSとして配備が進められている。 RGZ-95 リゼル 連邦軍の宇宙用可変MS。 第1話の模擬戦で登場。 FD-03 グスタフ・カール 連邦軍の旧主力MS。 第2話の模擬戦に攻撃側で参加。 D50C ロト サナリィが開発した特殊任務用MS。 第2話の模擬戦に防御側で参加。 F50D 同じくサナリィ製の、戦車型に変形可能な小型MS。 同じく第2話の防御戦に攻撃側で参加。 F89 F90開発前に作られた試作MS。 18M級と大型だがF90にダウンサイジングする際に積み込めなかった機能も入っているので部分的に優れる所もある。 この時点では平凡な見た目と装備をしている。 第5話でF90Fタイプと模擬戦を行った。 MA カルハリウス 3話で登場した水中用可変型MA。 フィルム状のパーツを使用した無音航行が可能で、潜水艦に探知されていながら大型海洋生物と誤認させることで警戒されずに接近した。 高威力のメガ粒子砲や手動誘導の魚雷等で武装し、四肢を展開して格闘戦モードへ変形する機能を持つ。 艦船等 アドミラル・ティアンム エイブラム ラー・カイラム級戦艦。プロローグで登場。 ランブルフィッシュ ジュノー級潜水艦。第3話で登場。 フェア・レディ スペース・アーク級巡洋艦。FastestFormula部隊の母艦。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] やはり2号機は忌み子…… -- 名無しさん (2020-11-18 17 40 42) オズじいさん(若い頃)やアンカーの元になった赤いF89はAチームに同行しているのだろうか -- 名無しさん (2020-11-18 19 38 12) ゲイツさん、デュークさんって重要人物なん? -- 名無しさん (2021-04-25 09 18 01) ボッシュ…お前… -- 名無しさん (2022-01-29 20 21 11) この漫画、UC110年以降のやべーやつ勢揃いで笑う -- 名無しさん (2022-04-28 11 52 29) 項目には記載されていないが途中からシナリオ協力に小太刀右京が参加している -- 名無しさん (2022-06-09 21 14 13) 低軌道艦隊所属のゼータドライバーって設定のキャラ出てるけどこれUCやらでなかった事になってたムーンクライシスとかからも拾ってんのかね? -- 名無しさん (2023-01-12 22 20 45) フリーダイヤル(MSA-0120)の項目も追加が欲しいな -- 名無しさん (2023-02-05 23 08 00) 全然追加されないな。めっちゃ出てくるのに。この記事かなり情報遅れてるぞ -- 名無しさん (2023-10-07 12 24 34) お前が追加しろよ -- 名無しさん (2024-05-19 06 10 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ryougisiki/pages/14.html
双ね鐘楼 236+攻撃1段目 2段目 3段目 虎落笛 623+攻撃 無明の月 214+攻撃 玻璃の月舎迦 421+攻撃 隠しナイフ 22+攻撃(空中可能) 淘の振り袖 6C→214C 玻璃の月 (空中で)236+攻撃 転猫 (空中受身時に)22or44or66+攻撃 無我識 心空妙有 63214+C追加技各種 (AD)直死の魔眼 五景崩落 (ゲージMAX or ヒート中に)41236+C (AAD)直死の魔眼 七景終落 (ブラッドヒート中に)41236+C (LA)無垢識 空の境界 (ブラッドヒート中に)EXシールド成功 双ね鐘楼 236+攻撃 突進技。 追加入力によって派生技に移行可能。 最大攻撃回数は始動を含めて3回 1段目 236A 前進しつつ切り付ける上段。前進距離は短め、発生早め。 236B Aより発生が遅いが前進距離は長い。威力はAと同じ 236C(鐘楼・清姫通し) EXエッジ。ヒット時暗転から確定ダウン。これで〆ると起き攻めの裏表が見えない、見えにくい、見えないかも(不安 派生不可能。 2段目 236A or B or C 斜め下に切り伏せる。浮いてる相手に当てると叩き落しの確定ダウン。 214A or B or C 飛び上がってから切りつける見た目通りの中段技。流石に見てからシールドは・・・出来るか。 発生自体は25Fらしいが、モーションが大袈裟。 3段目 236A 確定ダウンの切り伏せタイプ。ガードさせて不利。叩きつけではないのでループコンが存在する。 236B 切り上げモーションの打ち上げ攻撃、基本的に地上受け身不可。距離が離れてるとスカることがある。 236C 一瞬の溜めから水平に切り抜ける。当たった相手は打ちあがる。空中受け身が可能なのでいまのところ実用性がない。画面端以外でガードさせると裏に回る。 ver1.05からsc可能に。こっから214Cでコンボに行けたり、オリコンやナイフ(バンカー乙だけど)で固めたりできる。 214A or B or C 小足の下段技。ガードさせて5分? ヒット、ガード、空振り時にSC可能。421Cや22C辺りに繋げて固め続行とか。 虎落笛 623+攻撃 読みは「もがりぶえ」 構えから走り出し、通り魔切り。 すべてのボタンがBEに対応しており、溜めるとガード不能技となる。 623A 発生が最も速い。当たると確定ダウン。ガード後密着すると反撃確定。 BE623A 走りモーションが伸び、ガード不能技になる。 623B Aより発生が遅い。当たると相手は打ちあがる。距離次第で2Cなどで追撃可能。こちらはガードされても4Fだけ不利らしい。 BE623B Aと同じくガード不能技になる。 623C(忌み斬り虎落) EXエッジ。Bの強化版。ほとんど受け身不能。 ver1.05では引き剥がし技に。これで引き剥がしてギリギリ5Bなどで拾える。 BE623C こちらもガー不に。 無明の月 214+攻撃 ムーンサルトから斬りつける中段技。 214A 飛んだ後に水平に斬りつけるため、中段なのにしゃがんでる相手には当たらない、なんだか扱いにくい技。 ただ、空ガ不能なこともあり、よく空中に行こうとする相手に立ち回りで出してみるのも有りと、少し前から 用途が見直されてきた。 当たると壁まで吹っ飛び、更に拾えるのでコンボを伸ばすには必須。 式の頭の後ろにも若干判定があるらしい。 ガード、ヒット、空振り時にSC可能。ただし受付時間が短い。 214B ムーンサルトから斜め下を切りつける。全ビートから使えば壁際でも中段として機能するがガードされれば反確。 当たると確定ダウンを奪える。 ガード、ヒット、空振り時にSC可能。ただし受付時間が短い。 214C EXエッジ。Aの強化版。補正が強く、ネタコンにしか使い道がない。更にはしゃがんでいれば当たらない残念な技。 ガード、ヒット時にSC可能。ただし受付時間が短い。 玻璃の月舎迦 421+攻撃 読みは「はりのつきさか」 無明の月(214+攻撃)に似ているが、こちらは少し走って接近した後にムーンサルト→攻撃という流れの中段技。 ボタンによらず確定ダウンを奪える。 1.07からヒット・ガードさせた時コマンド技でキャンセルできるようになった? 421A 最も発生が速いが、ガード・ヒット問わずジャンプキャンセル不可。 421B こちらは発生速度が若干遅くなるがガード、ヒット時にジャンプキャンセルがきく。 Ex版もだが、ジャンプを仕込めばジャンプモーションなしでそのまま空ダに繋げられる。 421C EXエッジ。Bの強化版。補正が緩いのでコンボパーツにするとダメは上がるが難度も上がる。こちらはガード、ヒット問わずほとんどのキャンセルが可能。 出掛かりに無敵あり。 隠しナイフ 22+攻撃(空中可能) ナイフを投げつける。投げつけたナイフは壁に当たると跳ね返り、地面に刺さる(直接地面に当たった場合はそのまま刺さる)。 刺さったナイフは近づいて22+攻撃で拾うことができる。一度投げたらナイフを拾わない限りもう一度投げることはできない。 ハーフ以外は空中での回収はできないので注意。回収行動は必殺技扱いの模様。 22A 斜め下に向かって投げつける。 BE22A ガード不能では無くなった。さて? 22B Aより角度が若干浅くなる(水平に近くなる)。2C 6C Bナイフ 5Bがコンボパーツになる。 BE22B 22Bと同じ軌道でガード不能技に・・・とおもいきやならない。 22C EXエッジ。水平にナイフを投げる。浮いた相手へのヒット時はかなりその場に縫い付けるので最速623系や5Bが間に合う。 空中22A コマンド成立地点より前に向かって小ムーンサルトからナイフ投げ。 空中22B こちらはは後ろに向かって小ムーンサルトからナイフ投げ。 空中22C EXエッジ。Bの起動が水平に+受け身不可時間増加。低空で当てれば地上技で拾える程度。 淘の振り袖 6C→214C EXエッジ。6Cからのヒット時限定派生。確定ダウンで起き攻め可能、だが安い。 サーキットブレイク効果がついたが・・・ただいまのところ使う機会が皆無。使う意味は出来た。 玻璃の月 (空中で)236+攻撃 頭上から下に向かって円を描くように斬る技。 どのボタンでも壁まで吹っ飛ぶ。 空中236A 発生が遅い中段技。あまり使用機会がない。ガードされると大体殴られる気がする。 空中236B Aより発生が早いが中段ではない。壁際でコンボを伸ばす+火力うpにおおいに貢献する。 ver1.05で着時硬直が増えた(ついた?)。ただ画面端のコンボは問題なくできる。 空中236C EXエッジ。Bの強化版で中段。壁際エリアル一段目などで使えばもう一度JB等で拾える。 転猫 (空中受身時に)22or44or66+攻撃 空中受身時に入力することで出る反撃技。 22or44or66+AorB 反撃技だがほとんど使う機会が無いのが現状。 難易度高いコンボを喰らってる最中に受け身取ろうとして暴発→逆にカウンター なんてこともあるので青子の浮遊使ったネタコンに使う程度 22or44or66+C EXエッジ。多分無敵がある・・・使うか? 無我識 心空妙有 63214+C オリコンとも呼ばれる。読みは「むがしき しんくうみょうう」 ゲージ150%消費のEXエッジ。発動と同時に画面が暗転。同時に式が走り始める。 ここからレバー入れ+攻撃(+D)で追加技が一定時間出せる。同じ技を連続で出すと補正がきつくなる。 追加技各種 N+攻撃 236系の一段目のモーション。空中の相手にヒットさせると若干浮く。 6+攻撃 236系の2段目214系のモーション。 8+攻撃 236系の3段目236Bのモーション。 ver1.05から妙に浮くようになった。あと一応引き剥がし技に。 4+攻撃 236系の2段目236系のモーション。補正がきつい。ただ8 4(空振り) オリコン終了 5A拾いなどが可能なため有用。 2+攻撃 236系の3段目214系のモーション。補正がきつい、補正がきつい。大事なことなので2回いいm(ry。 D 前転。画面端以外なら裏に回れるが、見てからガードが間に合う。 (AD)直死の魔眼 五景崩落 (ゲージMAX or ヒート中に)41236+C コマンド成立から構えを取り暗転、近距離ならガー不ロックから確定。発生は16Fらしく無敵は無し。赤ダメがでかい。 ロックできなかった場合はガード可能の突進に変化し、コンボから発動ならダウン中の相手でも入る。 (AAD)直死の魔眼 七景終落 (ブラッドヒート中に)41236+C コマンド成立から即暗転(正確には2Fかかるらしい)。ADの強化版。某攻略本によると無敵がある。 こちらもコンボ中ならダウンしている相手にも入る。 (LA)無垢識 空の境界 (ブラッドヒート中に)EXシールド成功 ダメージは7割。赤ダメが15000程度あり、この後別の攻撃を喰らうなどして赤ダメが表示されないうちにライフを回復しようとするといっきに1になる。 赤主の投げや秋葉の獣など、赤ダメを回復する効果を持つものはほとんどアウト。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/19513.html
登録日:2012/02/23 Thu 20 31 30 更新日:2022/09/13 Tue 08 01 04 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 JIVE ジャイブ スーパーロボットマガジン 双葉社 未来ロボダルタニアス 漫画 超電磁マシーン ボルテスV 超電磁ロボ 超電磁ロボ コン・バトラーV 超電磁大戦ビクトリーファイブ 長浜ロマンロボシリーズ 長谷川裕一 闘将ダイモス 『超電磁大戦ビクトリーファイブ』とは長谷川裕一による長浜ロマンロボシリーズを題材にしたクロスオーバー漫画作品である。 双葉社のスーパーロボットマガジンに連載された。 単行本は双葉社のアクションコミックスより全2巻。後にJIVEから新装版も出ている。 『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』、『闘将ダイモス』の物語を同一世界での出来事と設定し、スーパーロボット達の活躍で平和を取り戻した地球に迫る新たな危機を描く。 二部構成になっておりそれぞれ独立したストーリーになっている為、片方しか入手できなくとも楽しめる作品に仕上がっている。二部には『未来ロボ ダルタニアス』も(別世界扱いではあるが)編入されている。 また、新装版の第1巻にはかつて「スーパーロボットアンソロジー」のロマンロボ編に掲載され、本作のベースとなった読み切り作品「ボルテスV最終回後にもし続きのストーリーがあったら」のIF物語『第41話 逆襲する貴族』が収録されている。 また、『勇者ライディーン』をロマンロボシリーズの前日談とし、30年以上未来での新たな戦いを描いた本作の続編作『ゴッドバード』もコミックラッシュで連載された。 【参戦作品】 超電磁ロボ コン・バトラーV 超電磁マシーン ボルテスV 闘将ダイモス 未来ロボ ダルタニアス コンバトラー・ボルテス・ダイモスは全編に渡って、ダルタニアスは二部のみの出演になっている。 【登場人物】 《コン・バトラーV》 葵豹馬 全編に渡っての中心人物であり実質的な主人公。 基本的に熱血漢っぷりが全面に出た爽やかなキャラクターとして描かれている。 但しチリを男湯に連れて風呂に入れるアグネスに真っ向から喧嘩を売るかのような描写もあったりする。作者の趣味とか言うな 南原ちずる 今作では豹馬に恋するヒロインっぷりが強調されている、特に一巻では顕著。 一巻では女風呂にてヒロイン三人ですばらしいサービスシーンを見せてくれた。 難波十三 地味な上に同じポジションの峰一平や柊弾児がイケメンを強調されていた為か、相対的に三枚目っぽくデザインされてしまったかわいそうな人。 北小介 チリの行動を見破ったりダルタニアスのパワーには興味津々であったり、平行世界の原理を解説したりと出番が割と多い。 続編『ゴッドバード』では事実上メインキャラの一人に。 西川大作 この人はいつも通り。 四谷博士 今回は流石に過激な発言は控えめ、普通の博士キャラ。 ガルーダ 二部に登場。 アニメ本編に登場した人造人間では無くオリジナルの彼はまさに外道の一言。 独善的なキャンベル星人原理主義者で、特に剣人を目の敵にしていた。ちなみにマザコン。 アニメの方のガルーダがご所望な読者は『ゴッドバード』をどうぞ。 ネタバレ 事故により瀕死の重傷を負ってしまい、オレアナによってサイボーグに改造され一命をとりとめたが、それによってオレアナに反発を起こしたことにより次元の狭間に封印されてしまった。 その後、ヴィーゲインを起動させるエネルギーを持つ者を探す為半径4億時空キロの次元の網を展開し、ダルタニアスがその網に引っ掛かり元の次元に帰還した。 オレアナ かつてコン・バトラーVと戦ったキャンベル星人の司令官。 オリジナルガルーダによりアンドロイドとして甦った。 今回は母親としてアニメでは見せなかった姿を見せる。 《ボルテスV》 剛健一 原作通り真面目かつ一本気な好漢。 一部では自分がボアザン星人と地球人のハーフであるが故に同じような生まれのラスボスの境遇に同情したり、二部では長い間敵対していた兄を気遣って東京観光に招待したりと優しい一面を見せる場面も多い。 岡めぐみ 基本的に出番は控えめだが、割と他の脇役よりは出番はある。 他の女性陣よりも開放的で明るい一面を見せる。 風呂場でも他の女性陣より開放的だった。 峰一平 出番がほとんどないイケメン、相変わらずニヒル。 剛日吉 普通に出番がなかった。 剛大次郎 大次郎はいつも通り。 左近寺 流石に地獄の特訓は再現されなかった。原作終了してるし必要ないとも言えるが。 普通の教官ポジ、二部では出てこない。 剛健太郎 一部ではラスボスの正体を知っていたりボアザンの差別を無くす努力をしていたりと、割と重要なキャラとして出演。 二部ではハイネルと入れ違いになる形で未出演。親子の再会は叶わなかった。 ハイネル 二部のみ出演、二部ではもはやもう一人の主役と言っていい大活躍。 性格は一皮剥けて漢にななったが、寿司屋を知らない等世間知らずな一面も。 その炎の様な生きざまは、正に不死鳥の様であった。 その結末は生死不明とも受け取れるものであるが、『ゴッドバード』の設定を見るに本作の時点で死亡した模様。 《ダイモス》 竜崎一矢 『ダイモス』の主役だが、豹馬や健一に比べるといまいち出番がなかった。だが決めるときは決める。 ある事情から豹馬に浮気かとネタにされた際はキャラを忘れて突っ込みを入れる程エリカ一筋。 後、かなりイケメンに描かれている。 エリカ バーム星人の美女、一矢とは倦怠期知らずのラブラブリア充。 とはいえ戦えない自分を悲しみロボに乗り込む無茶な一面も。 風呂では悩ましげな肢体を見せてくれた、それと翼の出し入れは女性陣をドン引きさせていた。 二部では回想のみの登場。 《ダルタニアス》 楯剣人 二部でのみ登場、てか二部ではガルーダ復活の元凶である(彼に非は一切無いが)。 妙にハイネルと馬が合う描写が目立ち終盤はコンビを組んでいた。 柊弾児 原作に比べ妙にイケメンでクールなキャラクターになっている。 早苗 二部序盤、彼女が超電磁チームの基地に漂着するところから話が始まる。 とはいえそれ以降は地味だった。 続編『ゴッドバード』ではかなり意外な立ち位置で物語に関わる。 その他孤児の子供達 東京見物は楽しそうだった。 ベラリオス 東京見物は楽しそうだった。 お前のおかげで東京はパニックだったがな! 《オリジナル》 チリ 一部では当初は正体不明の謎の少女として豹馬達に拾われる。 名前がわからないので頭に付けた鈴の音色からチリと仮名を付けられた。 どこかミステリアス。 ネタバレ その正体はジュエリオンの妹ベリオン。 バームとボアザンとの忌み子として迫害され3000年も昔に殺された少女。 その後両親の発明品のイドサークレットの力で精神エネルギーによって生かされた動く屍状態であった。 当初は姉のスパイとして暗躍していたが豹馬達の勇気と優しさに触れて改心、豹馬達に力を貸す。 だがその後劣勢に陥った豹馬達の活路を開くために姉の力を道連れに消滅する。 ……が、奇跡的に生存。二部ではロボにも乗り込む。 ジュエリオン チリの姉。 自分を苦しめた過去を忘れて和平を結ぼうとした母星に向かって復讐を開始する。 ヒステリックなシスコン。 マリーネ 新装版1巻のおまけ『逆襲する貴族』に出演。 ハイネルの双子の妹で健一達とは異母姉弟にあたる。 わかりやすい悪役、わかりやすい小物、わかりやすいロリ巨乳。 《本作オリジナルロボ》 コン・バトラーV6 「アーマード・コンバイン」の掛け声で合体するコンバトラーの強化形態。 武装がパワーアップし、必殺技「超電磁スピンファイナルストライク」は恒星をも突き抜ける。 ボルテスVII ボルテスセブン、と読む。 肩に搭載された「超電磁ヘビィゴマ」と強化された天空剣の連携は強固なバリアを破壊できる。 初登場は「逆襲する貴族」にて。 烈将フォボス バーム星人を思わせるスタイルのダイモスの支援ロボ。 四惑星平和条約の一環としてパイロットはバーム星人から選抜するよう定められており第一部開始の時点では未決定であったため出撃不可であったが、中盤からエリカが、また第二部ではチリが搭乗して参戦する。 脚部にダイモス用の強化手甲「ゴッドハンド」を格納している他専用武装として「超電磁ブリザード」を装備している。 マグネコング まさかの基地ロボ、マグネバードの最終形態。 但しなんだかんだであっさりやられていた。 ジュエリオンのロボ 正式名称不明。 大型の鎌を持ったケンタウルスの様な巨大ロボ。 超電磁チームを纏めて一体で相手にする程のパワーがあるが、チリの捨て身の行動と合体技「超電磁スピンVストライク」の前に散る。 ヴィーケイン ガルーダの切り札の超巨大ロボで50メートル以上の電磁ロボを片手で振り払う程の圧倒的パワーと巨体を誇りエネルギーも無尽蔵だが、起動にも大量のエネルギーが必要。 その弱点をダルタニアスの超空間エネルギー開放を発動させて解決、超電磁チームに襲いかかる。 だがハイネル&剣人のコンビの前にガルーダが親子共に敗北、その後豹馬達の必殺技で手足をもがれて破壊。 その後しぶとく自爆で太陽系を道連れにしかけるがハイネルのおかげで宇宙の塵となった。 追記・修正のコードネームは「勝利の五人(ビクトリーファイブ)」だ! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] タイトルを初めて見たとき頭に思い浮かんだのは「人の命は地球の未来」でお馴染みの燃えるレスキュー魂を持った兄弟戦隊だった・・・。 -- 名無しさん (2014-11-30 17 50 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/40166.html
登録日:2018/08/16 Thu 02 59 42 更新日:2024/08/05 Mon 04 54 15 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 オカルト 中国 信仰 創作 名前 宗教 文字 日本 日本語 漢字 特殊能力 真名 能力 言葉 言霊 言霊使い 言霊思想 詠唱 駄洒落 魔法 言霊(ことだま)とは、言葉に霊性が宿るという信仰である。 先に言っておくが、直接の脅迫状はまた別の話。 【概要】 「名前を呼ぶ」ということは、実はオカルト的にはかなり重要な儀式である。魔法の一種として扱われることも多い。 名前はそのまま相手そのものを指し示すという信仰は世界の各地で見られた。 後述するように、特に日本ではこの信仰が広く発達している。 「言霊なんて日常生活と関係ないや」と思っている人も多いだろう。 だが、そんな人でも例えば受験生相手に「滑る」や「落ちる」は関係ない話題でも使ってはいけない、というマナーぐらいは知っているだろう。 あれも一種の言霊である。 他にも「スルメは『する』に通じるのでアタリメと呼ぶ」「『四』『九』は『死ぬ』『苦しむ』に通じるので病院では使わない」というのも言霊である。 「不吉な言葉は不吉なものを呼ぶ」というのは、意識しているしていないに関わらず、多くの日本人に共通する概念だろう(実は日本人の安全意識の低さはこの辺に一つの原因があるのではないか、という指摘もある。『不吉な話をしたら不吉なことが起きるのでそういう話ができない』傾向にはあるかもしれない)。 それに限らず、日本人は特に上の立場にいる人は直接呼ぶ必要がなければあまり名前を呼ばない傾向にある。 例えば、会社の部長は大抵は「部長」としか呼ばれず、特別名前を付けて呼ばれるのは他の部長と区別する必要がある時だけ、というのが多いのではないだろうか。 その極致として天皇陛下はあくまで「天皇陛下」であり、「他の天皇陛下」などは存在しないため基本的にどのメディアであっても名前である「徳仁」と呼ばれることはまずない(過去の天皇と区別するなら「今上天皇」。「令和天皇」は死後に初めて使う諡なので絶対使わないこと)。 また、「名前を知る」ことそのものが相手を支配することと考え、普段はあだ名で通して真名(まな)を教えるのは特に親しい相手だけ(異性ならば結婚相手のみ)という文化も存在する。 歴史的には貴族や武士は「公式名たる諱(忌み名)」と「普段使いの通称」という二つの名を持ち、大名などはその称号が通称として使われていた。 中国でも同じような事情がある。 もともと「漢字」は表意文字なので、文字そのものが一つの「実態」を現している。対象の物体や現象は、それを現す漢字さえ対象の一部なのだ。 本場ということもあり、その扱いは日本以上にデリケート。 春秋戦国時代の初期には、鄭の荘公が母親(難産のあまり息子の荘公を疎み、次男を鄭君にしようとして失敗し、次男を死なせた)を追放して「黄泉に至らずんば(死ぬまで)合間見えず」と誓ったが、 のちに地面を深く掘って「泥交じりの湧水」を吹かせて「黄色い泉」を作り、そこで再会して和解した、という実話がある。 孔子にも似た話がある。彼は「盗泉の水を飲まず」と語ったことがあるが、これは「盗んだ泉」ではなく「『盗泉』と名前がついた泉」である。 こうした事情は日常にも染み込んでおり、中国では親しくても字などで呼び、本名は避ける。 目上の人ならなおのこと、官職名や「先生」などと呼び、まず名前は呼ばない。 三国演義においては、地の文でも関羽は「関公」、諸葛亮は「孔明」と呼ばれ、劉備も「玄徳」や途中から「先主」と呼ばれるようになる。 また、その王朝の開祖や皇帝と同じ名前を持っていた場合、他人が遠慮して改名するのが普通。 三国志では、晋の開祖となった司馬懿に遠慮した陳寿が、蜀の武将・呉懿を「呉壱」に改名して記録したのが有名か。 同時代の例なら、唐の李世民に仕えた軍師の徐世勣(のちに李姓を賜り、一時「李世勣」になる)が、李世民と被る「世」の字を排除して「李勣」に改名したという逸話がある。 「不吉なことを口にする」のも「呪うに等しい」とされ、かなり忌まれる。 例えば、事業を始めようというときに「しくじるかも」と言ったり、戦争前に「この作戦では敗れます」などと口にするのは絶対にタブー。 三国演義などを読んで、しばしば参謀が君主に「この戦は負けます」などと言って激怒されるのはこれが由来。そして実際に負けるまでがお決まり。 正史の魏延は「諸葛亮の指揮下じゃ、俺の才能も生かせない」とは言ったが、「あんな指揮じゃ負ける」とまではいわなかった。言っていれば、いくら魏延でも許されなかっただろう。 「不吉な言葉を発する」ことで、「不吉な現象と結果を作り出す」と見做されるのだ。これもまた言霊的な発想といえる。 パウル(タコ)の予言に対する各国の反応を見るに、ある程度は現代でも残っているようだ。 ただし、明の洪武帝・朱元璋のように、それにまつわる大虐殺を行った例もある。 朱元璋は皇帝になってから、気が狂ったように大虐殺を続けたが、その中には「文字の獄」と通称される虐殺もある。その内容というのが、 「禿」「光」「僧」などの文字を使えば「昔僧侶だった朱元璋をそしった」として一族虐殺 「盗」と同じ音の「道」を使えば「昔泥棒をした朱元璋をそしった」として大量虐殺 「則」と書けば『賊』と音が近いから「朱元璋を賊呼ばわりした」として一族虐殺 ……と難癖レベルの弾劾をしては殺しまくった。 この朱元璋はかなり極端な例だが、皇帝の晩年になると「死」の文字は口にできない、というのは実によくある話。 徳川家康も「国家安康」という文字が刻まれた鐘を「『家康』の文字を切り離している、家康への殺意を込めた鐘だ」と称して開戦の口実にしたのだから、この辺は日本にもあながち関係ない話でもない。 名前=相手であり、名前を知ることが相手を縛ることになるというのは日中のみならず世界各地で見かける信仰であるというのは前述した通り。 この教えそのものが如実に表れるのが 「妖精や小人や妖怪に仕事を頼む」 →「無茶なお返しを要求される」 →「相手の名前当てで勘弁してもらえることになる」 →「ひょんなことで名前を知る」 →「名前を宣言して勝ち逃げ」 という神話・伝承であり、 日本の「大工と鬼六」 グリム童話の「ルンペルシュティルツヒェン」 イギリスの「トム・ティット・トット」 ロートリンゲンの「アントニウス・ホーレクニッペル」 スウェーデンの「ティッテリチューレ」 などの名前で世界各地に存在し、子供たちに名前にまつわる恐ろしさ大事さを現代まで教え込んでいる。 約束は破る癖に全取りの人間のほうが非道な気がするのは内緒だ 【言霊を扱った主な作品】 言葉に霊的な力を持たせるタイプ ◇デスノート 「顔を知る人間の名前を書くと相手が死ぬ」ノート。その他細かいルールはこちら。 まさに「名前を知る=相手の運命を支配する」という意味でこれも一種の言霊信仰の派生の形だろう。 物語全体を通して名前を知ることそのものを巡る攻防が物語の主体となっていた。 ◇ジョジョの奇妙な冒険 岸辺露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」は「相手を本にする」ことで、いかなる情報でも読み取り、文字を書き込むことでいかなる命令でも聞かせることができる能力を持つ。 文字による対象の支配という意味では言霊に近い能力である。 また、広瀬康一のスタンド「エコーズ act2」も擬音限定だが、文字にした現象を再現する能力を持つ。 ◇うえきの法則 グラノチームメンバー「ムーニン」が持つ能力は 「駄洒落を現実に変える」 という脇役が持つにしては恐ろしく強力な能力。 対象が笑わないと発動しないという条件があるが、発動さえすればなんでもありのチート能力。なお対象をくすぐるなどで笑わせても発動する。また自身も笑えば対象になるため自己強化にも応用できる。 なお、駄洒落と言霊は実は縁が深かったりする。「同じ響きの言葉なら、同じような霊性を持つ」という意味で掛詞は平安の昔から使われていた。 ◇HUNTER×HUNTER 「口に出すこと」が条件になる念能力はいくつかあるが、中でも言霊らしい能力と言えばバショウの持つ「グレートハイカー」。 俳句(という季語が入っていないので川柳)に書いた現象を現実にできる。戦闘での即効性は低めだが、対応力は非常に高い。 ただし、「俳句の出来」で起きる現象の規模は変わるので上述のムーニンほど何でもアリではない。 ◇カンピオーネ! 上に同じく、神話から迷い出てきた「まつろわぬ神」を討つ際は「真名」が重要なファクターになる。 大抵はまつろわぬ神はその神に関わる様々な信仰が混然一体となっており、本当の名前がすぐにはわからないことが多い。 一方で名前さえわかれば対策を練ることもある程度可能となっている。 特に主人公草薙護堂の使う対神における最強の化身「戦士」は相手の神の正体を詳らかにすることで初めて発動する言霊の剣なので、神の正体の看破は重要になっている。 ◇屍姫 屍の王、崇神魔縁の 玉音 。「言葉で万象を支配する力」。言葉を対象に投げかけその通りに実現する。 対人・集団・無機物・大気にまで作用し、破壊から歪曲、操作、沈静まで多様な効果を発揮したが、さすがに「死ね」の一言で終わらせることはなかった。 途中で「世界に直接傷を与える言葉」 呪言 に変化。汎用性は下がったものの、質量・暴力という意味ではこちらが上回る。 ◇封神演義 元々仙人を神の名のもとに封ずることが軸の一つで、太公望の宝貝・打神鞭は封神榜に載っている者を打って脳天をぶち割る(逆に載ってない者には無効)ことができる。 また、殷の武将張桂芳の「叫名落馬」は名前を呼びかけた相手を文字通り落馬させるという戦場では厄介な術を用いる。 この術は藤崎版では宝貝・叫名棍として名前を(ry相手を停止させる能力で表現されている。 ぜひ「秘湯混浴刑事エバラ」なんて名前を教えてあげよう! ◇夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~ 言葉を物質に変換する「言霊使い」が存在。主な使い手は、読書狂の半妖・五十音ことは。 単純な構造なら一言で召喚できるが複雑なものは手間がかかるので、一瞬の「ショートカット」で放てるように事前に辞書登録(インストール)している。 彼女は自分の趣味でドイツ国防軍系兵器を多く登録している。 その他の使用者に元老院司書のルーシー・ラング・ミラクラウスや相手の言葉を反復してほぼ同じことが可能な妖怪・一二三などがいる。 ◇烈火の炎 作品に登場する魔導具自体、能力を象徴する文字が刻印されてるという特徴がある。魔力の源泉が文字にあるかは不明 言霊系魔導具としては、麗(音)所属の亜希が用いる言葉を介した幻術繰り出すそのまんま「言霊」 裏麗死四天、門都が用いる門構えの文字を作ってその現象を起こす「無名」「門構」 などが該当する。 また、烈火の八竜はそれぞれの頭文字をその場に書くことで発動する。 ◇アホリズム 「警句」をタイトルに冠すだけあって、生徒たちを襲う「神触」は象徴する文字をそれぞれ持ち、それらに立ち向かう生徒たちはまた個々の「文字」によって個々の能力を発動する。 たとえば「変」の六道黄葉は変身・変化の能力であり、「刀」の比良坂アイラはまんま刀を召喚する。 ◇ゲゲゲの鬼太郎(第4シリーズ) 第101話『言霊使いの罠!』に登場する陰陽師・一刻堂は「言霊使い」の異名をとり、言葉によって妖怪を現実的な事象に改変(というか起源解体?)する能力で猛威を振るった。 中の人といい話のノリといいまんま京極堂であることは内緒…でもないか。 ◇呪術廻戦 呪術専門東京校2年生の狗巻棘は言葉に呪いを込めて攻撃する狗巻家相伝の術式 「 呪言 」の使い手。 例えば「動くな」と言えば相手を動きを止め、「爆ぜろ」と言えば相手は爆発する。 携帯電話越しに呪いを送ったり、拡声器で範囲を拡大させることもできる。 強力な効果を持つ反面、喉や舌の負担も強い上、味方にも呪いを与えたり最悪自身にも呪いが跳ね返ってくる恐れがある。 その為普段は味方や一般人を巻き込まない様 おにぎりの具 しか喋らない。 ◇緋色の欠片 守護五家の一人(で攻略対象)、犬戒慎司は言霊の能力を持つ。直接戦闘ではなく支援向けのものだが魔術系への対抗なども可能 宇賀谷家分家の言蔵美鶴も同じく言霊を用いる。 同じ能力なのは双子だからと思われる。(ネタバレ) ◇南国少年パプワくん、PAPUWA 東北ミヤギの持つ中国三千年の「生き字引の筆」 生き物に漢字を書くことで、その漢字の存在のような特性や能力を与える。 ひらがなでは効果がないが、「舞苦鯛村(マイク・タイソン)」のような無理やりの当て字でも効く。 弱点は水と黒い生き物。 ◇パワプロクンポケットシリーズ 11以降に登場するジャジメントの超能力者・「言霊使い」デス・マス。 異名通り言葉を介して相手の行動を制限する能力を持つが、その行動は逆方向に行使される。 つまり「よけてください」と命ぜられれば攻撃を避けられなくなる。 否定形の命令は出せず、また強靭な精神力や命令の曲解である程度回避は可能。 また、ホンフーもその能力をコピーして行使している。 (※野球ゲームですが気にしてはいけません) ◇天保異聞 妖奇士 主人公・竜導往壓を始め奇士や西の者たちが用いる能力「漢神(あやがみ)」 即ち、人や物の名前に使われる文字から、その本質や意味(特に起源における)を具現化して力に代える能力である。 たとえば、往壓の「往」は鉞に、放三郎の「放」は妖怪を放逐するグローブを召喚できる。 文字同士の組み合わせ、分解も可能。 なお作品での漢字の起源解説は一応ガチなものでひっじょーに教育的だったが、教育的なところ以外は世間に受けなかったとかなんとか。 ◇GS美神 極楽大作戦!! 横島忠夫が劇中で体得した能力「文珠」。 霊力で生成した文珠に念を込めて文字を刻むことでその文字の効果を引き起こす。 一文字のみでなく手持ちの文珠で熟語を作ればさらに広い使い方も可能。未来から来た横島は14文字ずつ組み合わせて時間移動をやってのけていた。 とはいえ、望んだとおりの効果が出るとは限らない、生成そのものが面倒などの弱みもある。 ◇ヒノコ 作品名かつ主人公の巫女・マユラの異名が示す、その「赤い手」。 そこから書かれた文字は象形文字の姿に返り、意味に則った効果をもたらす。 たとえば、「護」なら不死の体を与え、「飛」と書かれたござは空を飛ぶ。 クニ(古代日本ぽいので実際は地方単位くらい)一つ分程度を覆う効果もあるが、特定の人間(失読症)なら無効化できる。 ◇忍風戦隊ハリケンジャー ハリケンブルーが持つ武器「ソニックメガホン」は、言霊を増幅して超常現象を起こす能力を持つ。 「ぐるぐる回ってー!」と言えば相手が空中で回転する等。 ◇侍戦隊シンケンジャー シンケンジャーたちのパワーの源となる「モヂカラ」は、文字を空中に実体化させ、その意味に添った効果を起こす能力である。 変身であるショドウフォンがその媒体であり、彼らは火・水・天・木・土とそれぞれ得意とする属性の漢字を撃ちだす。(共通の文字もある) 光のみは独自開発したスシチェンジャーによる電子モヂカラを行使する。 複雑な文字、連続の使用はやはり疲労を招く。 また、書き順を間違えると失敗扱いになるという教育的側面も持つが、そのためかショドウならぬ書道本のグッズなんてのも売ってたり。 ◇コードギアス 反逆のルルーシュ 本作中には ギアス と呼ばれる超常能力を身に付けている者が数名いるが、本編主人公ルルーシュと外伝主人公の一人ライは、 「1人につき1回だけ、如何なる命令にも従わせる」という 絶対遵守のギアス を持つ。 細かな条件や行動の指定ができたり、ある人物を別人と認識させる、特定の記憶を消させるなど応用範囲も広い。 『「言葉」によって人を支配し操る』という意味ではこれも広義の言霊の一種と言えよう(*1)。 なおルルーシュのギアスは「相手の目を直接見る事」が発動条件だが、ライのギアスの条件は「相手の耳に直接聞かせる事」であり、 どちらも「言葉による命令」によって発生する能力ではあるが、ライのギアスの方がより「言霊」に近いイメージである。 ◇ぬらりひょんの孫 山ン本五郎左衛門の「口」担当圓潮は、畏を込めた言葉を操る「言霊使い」。 自らの言葉で人々を強制扇動したり、畏から作り出す妖怪「青行燈」を召喚したりといった妖怪じみた(まあ妖怪だが)使い方が得意。 ◇鉄甲機ミカヅキ 主役機体・鉄甲機ミカヅキは人の思念に反応する物質ソムニウムで構成されている。 その機動・強化は岩動風雄の言霊の力によって誘発される。劇中では人々の言霊を受けた大剣すら精製した。 音声操縦型ロボットに対するファンタジックな解釈と言えよう。 ◇サムライスピリッツ 真サムライスピリッツなどでの女性ラスボス、羅将神ミヅキは言霊邪霊の法を操る巫女である。 詳細は不明だが言葉を介して霊力や魔獣を操作しているのだろうか。技「邪心共鳴」「天地魔境陣」などでは梵字の書かれた光弾を撃ってくる アスラ斬魔伝のPC、八角泰山は穂先が筆へと変わる神槍・端頭具樹を操る書道家である。 「封字の法」と呼ばれる魔を封ずるための術を体得しており、「炎」「風」などの漢字を書きつつその通りの効果を引き起こす。 ◇武 TAKERU 主人公の一文字武は、言魂と呼ばれる、掌に漢字を浮かび上がらせてそれを現実化させる能力を持つ刃者と呼ばれる存在である。 ◇いみちぇん! 主人公の直毘モモはマガツ鬼のもたらす漢字由来の危難に対し、パートナーの文房師・矢神匠の作る特製の道具と御筆・桃花で書く「いみちぇん」によって立ち向かうミコトバヅカイである。 「いみちぇん」とは「蜂」の字に御筆で「枼」を加えることで「蝶」に変えるというような術理。 書道と漢字推しの児童書だけあって小学生用の漢字ドリルもある。 ◇fortissimo/Akkord Bsusvier 「召喚せし者」の一人有塚陣の携帯電話状の戦略破壊魔術兵器(マホウ)「ギャラルホルン」の内在する能力「曇りなき真実の嘘(アルケイディアジンクス)」は自らが発した言葉を媒介として世界の現実を一時的に言葉が届く範囲とはいえその通りの概念に塗り替える。 自在に空を駆け、一言で相手を死に追いやることもできるが、格上の概念兵装や言葉をしゃべくることそのものを完全に封じるなどの方法で無効化もされる。 霊的な力を持っている言葉があるタイプ ◇ゲド戦記 海外のファンタジーとしては珍しく魔法の原理として言霊を重要視している。 作品内では「真名」と呼ばれる対象の本当の名前を知ることで、相手を魔法的に支配することができる、とされている。 この真名は基本的に名付け親と本人以外は実の親すら知らない 。特に魔法使いを志すものは、真名の扱いには非常に慎重にならなければならない。逆に魔法を使うには世界の様々なものの真名を知る必要がある。 ちなみに「ゲド」は主人公の真名。通り名は「ハイタカ」であり、作中ではこっちで呼ばれることの方が多い。 …だが、主人公に助けられた少女「テナー」、及び彼女の故郷には「真名と通り名」という区別がなく普通に一つの名のみを使い(魔法使いに名を知られるとまずいことは知られている)、第5巻ではその事が真名システムの発祥を知る手掛かりとなった。 なお、映画版はこの設定を忠実に再現した上に「主人公を変更する」という暴挙に走ったため、 作中でゲドが何を指しているのか原作未読者にはさっぱりわからない 事態に……(実はスタッフロールを見るとわかる)。 ◇地獄先生ぬ~べ~ 鵺野鳴介の留守中に勝手に降霊術を行った立野広たちがお経を読んでも霊に効果はなくったが、ぬ~べ~が出先から電話で伝えた「言霊」を復唱することで事なきを得た。 たまみがく為 生まれし事を思え つらく悲しき淵に立つ時 いやいやのことでも 勇み喜べ 我 たまみがく為 生まれかわりし事思い うらみつらむことなかれ 我 生まれし事は 全てたまみがく為と思え 稲葉郷子の忌み名(真名)を知ってしまった細川美樹によるトラブルのエピソードがある。 ぬ~べ~作中では忌み名を知ることで、相手に好き放題命令ができるということになっている。 霊能力者ならば宙に浮かせるといった相手の意思や能力を越えた命令も可能。 なお、名前という物が出来始めた王様はロバ風の原始時代にはその力はとても強く「おまえ 石、石 じゃま とんでけ」と言えば巨大な石が飛んでいく程であったという。 ◇終わりのクロニクル 過去に滅んだ世界の一つとして、文字を力にする概念を持つ1st-G・名を力にする概念を持つ2nd-Gが登場。 前者では情報媒体に籠もった思念も力に変化可能であり、後者では即席で技に名をつけることで必殺技を創ることが出来る。 ◇都市シリーズ 『終わりのクロニクル』世界の果てに生まれた世界を舞台にした作品群(発表順は逆だが)。 世界を形創る遺伝詞という概念があり、遺伝詞を使う「風水師」・「五行師」達は本名(ワイルドネーム)を隠し字名(アーバンネーム)を名乗ることが多い。 また風水師の派生形として言霊でものを変化させる「言霊師(ワードマスター)」が存在し、『装甲都市伯林』では都市に「言葉で現実を規定する」法則「言実詞」が敷かれている。 ◇SCP-444-JP 「知る」ことをトリガーに幻想の世界で緋色の鳥に食われる幻を見ることになる謎の言霊。 勘違いされがちだが、SCP認定されているのは鳥ではなく言霊の方。 本来は、本当に「言霊を知った者」だけを食う存在だったはずなのだが…… ◇空の境界 玄霧皐月のみが解する「統一言語」 バベルの塔崩壊以前の神代に存在した共通言語であり、それが故に世界の全てを解読し、また世界に干渉することが可能である。 劇中では単純かつ強力な催眠や記憶操作なども見せた。 統一言語そのものは全能に近いが本人の素養による制限はある。 ◇ルドラの秘宝 その独特の戦闘システム「言霊システム」は1~6文字の範囲でカタカナを組み合わせて魔法を作り上げるというもの。 ストックは32種類まで。 それぞれの文字、文字列にはそれぞれの属性や効果の法則があるので、使える言霊は試行錯誤してみたりゲーム中で発見したりする必要がある。 設定的には言葉に宿る精霊の力を利用しているということになるらしい。 ◇魍魎戦記MADARA赤 大地の化身「不滅竜」に守護されたフダラク大陸に生まれた者は「竜名(ドラゴンネーム)」を持ち、竜名を知れば「言霊の法」によって操ったり消滅させたりできる。 ◇聖なるかな 運命ともいえる物を魂に植え付ける強力な言葉「神名(オリハルコンネーム)」が存在している。 ◇ソード・ワールド / ロードス島戦記 / クリスタニア 神代に神々は自分達が用いる言葉の基礎を人間に伝えたとされている。 神々の言語は万物を司る万能なるマナに干渉して様々な現象を引き起こす力がある魔法語で、人間たちはこれを体系化して発展させると共に、うっかり意図せずに魔法が発動しないよう語形や発音を変形させてマナに干渉する力を持たない日常用の言語も作った。人類の魔法語である前者は上位古代語(ハイ・エンシェント)、日常語として作られた後者は下位古代語(ロー・エンシェント)と呼ばれる。 追記・修正は本当の名前を知ってからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 削除基準が不明すぎたので復元。少なくとも「名前で縛る」「言葉で縛る」なら言霊の一種でしょう -- 名無しさん (2018-08-16 08 09 48) パワポケ11のデス・マスは言霊使いとプロフィールに書かれているので追記希望 -- 名無しさん (2018-08-16 08 23 28) ゲド戦記の記載が重複している・・・ -- 名無しさん (2018-08-16 08 24 36) スパロボの魔装機神も呪術対策でニックネームつけてるってコトダマめいた設定語られてるね -- 名無しさん (2018-08-16 08 37 10) ↑魔装機神の場合、「現在では別の対策方法が確立しているので真名を隠すのは慣習的なもの」という設定も存在したりする(公式ラジオで原作者が公表) -- 名無しさん (2018-08-16 15 28 25) シンケンジャーのモヂカラもコレみたいなもんかね。 -- 名無しさん (2018-08-16 17 44 56) 日本最古の物語の竹取物語で月人の強さを示すために竹取の翁の名前を言うってのがある -- 名無しさん (2018-08-16 18 42 19) 作中でコトダマという語が頻出するニンジャスレイヤーはどの分類にも当てはまらないな -- 名無しさん (2018-08-16 18 50 33) ルドラの秘宝…といいたいがこれもどう分類したものか -- 名無しさん (2018-08-16 19 14 15) ハンターハンターのバショウは触れたものを燃やす能力をあれに偽ってる説あるよね -- 名無しさん (2018-08-16 20 42 12) 漢字限定の具現化能力も多い気がする。上で出ているモヂカラ、GS美神の文珠、ヒノコの赤い手、妖奇士の漢神など -- 名無しさん (2018-08-16 21 54 09) 「こじつけのような内容のは追加しないほうがいいでしょう」←こういう抽象的な指示を隠し用プラグインで編集画面にいれるのやめようよコメ欄で言うか普通に書かんと後から確認がめんどいがな -- 名無しさん (2018-08-17 00 54 50) こじつけよりも明らかに似通った内容を追加しないで欲しい 例えばヒノコなんかパッと見ても入れる程の特色ないでしょ -- 名無しさん (2018-08-17 03 27 58) 掲示板で議論したほうがいいかもしれませんね -- 名無しさん (2018-08-17 06 08 21) ここの対象は言葉が本当に霊的な力を持っている作品で、「言葉自体に力はないが効力があると人に思われている」例は対象外? -- 名無しさん (2018-08-17 07 48 32) ↑↑↑今んとこ唯一の少女漫画である、妖奇士以外で象形文字を扱っている例である、脇役ではなく主人公の汎用性高めなウェポンである、学習漫画認定してる媒体がある、説明は削ってもよいが言及しないのはちょっと -- 名無しさん (2018-08-17 14 09 37) 真の名前が重要な意味を持ってると言えば、遊戯王の記憶編はどんな分類になるんだろう -- 名無しさん (2018-08-17 18 49 49) そういや鳥の方が印象深いけど言わなきゃ大丈夫だったもんな ・・・だったもんなぁ -- 名無しさん (2018-08-18 01 03 34) ↑3 う、うーん…?2個目と3個目は要するにその妖奇士とモロ被り、1個目と4個目は何だ?少女漫画ということは何か言霊の特色にプラスされるのか? -- 名無しさん (2018-08-18 04 12 10) ルーン文字なんかもこの類かね -- 名無しさん (2018-08-18 10 55 41) コトダマンというその名の通り言霊をテーマとしたゲームもあるね -- 名無しさん (2018-08-18 11 27 32) ここまで千と千尋の神隠しが出てないのが意外 -- 名無しさん (2018-08-19 01 15 58) 現代だとネットでのハンドルネームが近い気もする。ネットは匿名性の高さが利点にも欠点にもなるけど、本名を知られると個人情報を特定しやすくなるからネットでのみ使う名前を名乗るのは一般的に行われているからね。 -- 名無しさん (2018-08-19 01 38 07) バショーの念能力はわざわざ「俳句」としているのを見ると、季語として特定の語句を入れる必要があるんじゃないだろうか -- 名無しさん (2018-08-19 18 46 12) スルメをアタリメと言う感覚がわからん。食い物に当たるなんて付けたら食中毒になりそうだw -- 名無しさん (2018-08-19 20 04 16) ↑フグじゃあるまいし、そんな感覚ないだろ -- 名無しさん (2018-08-19 20 10 11) 現代ならともかく、昔は食あたりは多かったぞ -- 名無しさん (2018-08-19 21 02 03) 岡田芽武「朧」の主人公朧は…強力すぎる上現象が物理的すぎてここに入れてもしょうがないかもしれん(我破破破破破破破の笑い声で街が崩壊する) -- 名無しさん (2018-08-19 22 21 32) めだかボックスのスタイルもこれかな。 -- 名無しさん (2018-08-19 22 59 52) いきなりすみませんが言霊と真名は分離した方がいいと思うのですがいかがしょうか? 早々共に関係あるとは言え、イコールではない場合がありますし、若干この項目の内容が肥大しているようにも思えます。真名は真名で独立したページを作成した方がよりよい内容になると思います。どうでしょうか? -- 名無しさん (2021-06-26 16 21 50) ↑ 賛成します。「まことのなまえ」(「真名」を「まな」と読むか「しんめい」と読むかは作品によって違う)は言霊と重要な関係にありますが、色々なフィクションで使われる概念ですし、イコールではありませんよね。 -- 名無しさん (2021-06-26 16 28 28) 『血界戦線』の相手の名を封じるのに使うのは真名だからここでは該当しないか -- 名無しさん (2022-09-23 17 35 35) ロシアではクマの名を呼ぶことすら恐れられるあまり元あったはずの名前が忘れられ「ハチミツを知るもの」と呼ばれている、という話を先日聞いた -- 名無しさん (2022-09-23 20 42 57) ↑なんだろう、怖いような怖くないような -- 名無しさん (2022-09-23 20 44 43) 「もうダメだなんて言わないで。言ったら本当になっちゃうよ!!」という言葉は、言霊というもののひとつの本質かもしれん(ヴァンドレッド) -- 名無しさん (2024-07-28 11 19 35) アカイイトも伝奇ものらしく言霊関連多いイメージ でも特殊能力的なものはあんまり無くて「こっちの名前が良い」みたいな現実に近い概念がほとんどなのは面白いところ -- 名無しさん (2024-08-05 04 54 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/9037.html
プロフィール 名前 エヴァンジェリーナ・ダニードヴィチ・ユスーフォフ 愛称 イーヴァ 性別 女性 年齢 11歳 誕生日 不明 職業 シスター兼祓魔師 好きなもの お菓子、寝ること 嫌いなもの 体を動かすこと、野菜 装備 ポテトチップス 「今日は仕事行かな~い……」 ぢお氏が設定・デザインを担当し、Jaki氏が製作したオリジナルキャラクター。 Miyaji(みやじ)氏の製作したオリジナルキャラクターであるフィアー・メイス・ローゼンクランツの影響を受けて製作されたキャラクター第二弾。 第一弾であるリム・シルベリアと世界観も共有している。 キャラ設定 我が儘なシスターの少女。若干中性的な喋り方をする。 剣のような左目の下の痣と十字が刻まれた瞳は生まれつき。 上記の特徴と、何より男でなかったため両親に捨てられる。 本来は殺される予定であったが、母親の懇願で命は助かった。 男でなかったために父親に虐待され捨てられた過去故に男の子のような振る舞いをしていた事と、 拾われた時は髪が短かかった事もあって、男と勘違いされて男性名を付けられてしまった。 本人はそれを嫌うことはせず、本当の名前は語りたがらない。 性格は極めて我が儘でだらくさ(ぐうたら)。 一日を食っちゃ寝で過ごし、教会の規則である祈りの時間も無視している。 三度の飯よりお菓子が好きで、常にお菓子を持ち歩いている。 年下年上関係なく煽り、時たま殴られている。 そんな彼女も教会の母たるマリアというシスターには逆らえず、彼女の作るアップルパイに釣られたり、風呂に入れられたりしている。 支援班のリムが大のお気に入り。勝手にリュックを漁ってお菓子をぶんどったりする。 同じ支援班の偵察さんにはいつも煽っては殴られており、チビの癖に生意気だとか思っている。 彼女の能力は生まれ持った従属の魔眼。 幽霊・悪魔・魔物などを従属させ、召喚し、使役することができる異能の魔眼を持つ。 本来瞳の色は碧だが、使役するモノによって色が変化し、普段は影に潜ませている悪魔の影響で赤くなっている。 なお、同時に使役できるのは2体まで。 幼少時はこの能力が暴走し、様々な幽霊や魔物を呼び寄せ、忌み子として恐れられた。 なお、彼女はヴァンパイアハンターではなく祓魔師である。 魔眼の影響で悪魔が取り憑いているかどうかは一目で判別でき、最高位の悪魔を使役しているためまず負けないので適任だったりする。 吸血鬼だと思ったら悪魔憑きだった、悪魔憑きだと思ったら吸血鬼だった、などのレアなケースではヴァンパイアハンターとの共闘になる。 だが、人手不足の時は吸血鬼狩りにも駆り出されている模様。 (以上、Readmeより引用・改変) 服装も相まって、出生の境遇はどこか『GUILTY GEAR』に登場するブリジットと正反対のアナザーのようにも感じられる。 + 眷属達 画面下にある5つのアイコンを消費して眷属を召喚する(ゴーレムとがしゃどくろは例外)。 呼ぶ眷属によって消費量は異なる。アイコンは時間経過で回復。 通常技などからキャンセルして使用する事も可能だが、その場合は回復開始速度が遅くなる。 また、コンボ中はそれぞれの眷属を一回のみ召喚可能。 + 各コストのキャンセル可能な攻撃 コスト1…通常技・特殊技からキャンセルが可能 コスト2…通常技・特殊技・必殺技からキャンセルが可能 コスト3…通常技・特殊技・必殺技・超必殺技からキャンセルが可能 ・ゴーレム 使役時の瞳の色は緑。 常に再生と崩壊を繰り返すゴーレム。素材は砂。 移動がめんどくさいと思ったイーヴァの手作り。移動用にしてメイン盾。 今もアップデートされ続けている。ちなみに作ったのはほとんど悪魔(後述)。 眷属化の影響により、イーヴァが乗っている時にどんな激しい動きをしても彼女が吹き飛ばされることはない。 が、普通にお尻は痛いので八つ当たりされる。座布団使えよ ・大蜥蜴 コスト1。使役時の瞳の色は橙。 炎を吐く大蜥蜴。いつもはどっかの溶岩地帯にいる。 摂氏4000度の炎を吐くことができるが、当然イーヴァも危険なので加減するように言われている。 しかし知能はマジでそこら辺のトカゲレベルなので、イーヴァもできるだけこいつは使いたくないと思っている。 召喚時の攻撃は口から2ヒットする火球を吐き出す。 性能自体はオーソドックスな飛び道具なので、牽制や攻撃のアクセントに。 ・ユニコーン コスト1。使役時の瞳の色は黄。 黄金に輝く翼と角を備えた馬。分かりやすく言うとユニコーン。 雷鳴と共に空を高速で駆け抜ける駿馬。 …なのだが常時発光しているためとても眩しく、ぶっちゃけ空は悪魔でも対処できるためあまり呼ばれない。 しかも妙にプライドが高く反抗的で、イーヴァとは反りが合わない。 召喚時の攻撃は、壁張り付き効果のある高速の突進。 射程はやや短いものの、発生が速く追撃可能なので、画面端付近などの追撃が届く距離で使っていきたい。 ・深海魚 コスト2。使役時の瞳の色は青緑。 クッソキモ…醜悪な姿をした深海魚。 泳ぐのはかなり速く、水中で強力な爆破を起こし、その衝撃で水中の生物を一網打尽にする。 水中は独壇場だが、陸では当然何もできない。専門的すぎて余り使う機会がない。 召喚時の攻撃は地中からの対空体当たり。 飛び込んでくる相手はこいつで叩き落としてやろう。 ・スライム コスト2。使役時の瞳の色は水色。 超巨大なスライム。超質量で全てを飲み込む。 人間や家畜や小動物は消化しないように言いつけてはいるが、それでも服は消化するエロ漫画導入スライム。 それでいて物理完全無効・魔法耐性大の超有能スライムでもある。 召喚時の攻撃は、攻撃を受けるor一定時間経過で繰り出す体当たり。 図体がデカい分相手を引っかけやすいため、設置技として活用できる。 ・悪魔 コスト3。使役時の瞳の色は上記の通り赤。 六本の腕と六枚の羽を持つ漆黒の最高位悪魔。 普段は影に潜んでおり、戦闘時はレーザーで相手を殲滅する最高火力の眷属。 イーヴァが幼少の時能力が暴走し、死にかけるも運良く眷属にできた。 寝起きのイーヴァの髪のセットや着替えを手伝わされている。 召喚時の攻撃はグッと力を溜めての極太ビーム。 通常召喚可能な眷属の中では最強の攻撃力を誇る。 また、発生も速く「リビョーナク・ザミシュバエット」などの超必殺技から繋げる事が可能。 ・がしゃどくろ 使役時の瞳の色は紫。 2ゲージ消費の超必殺技「眷属召喚:がしゃどくろ」で呼び出される巨大な骸骨。 ゴーレムよりも一回り大きく、その質量で全てを破壊する。 こいつだけは意思の疎通が全く不可能な上にすぐ暴走するため、禁じ手としている。 超必殺技だけあって悪魔をも上回る破壊力を誇り、巨大な火柱と腕の一閃で相手を叩き伏せる。 リーチが非常に長く、ダウン状態の相手にもヒットする優れもの。 (以上、付属テキストより引用、改変) 性能 イントロでゴーレムを召喚し、それを操って戦う所謂キャサリン京橋系のキャラクター。 実質戦っているのはゴーレムのため、初期LIFE1400というタフさを誇る。 動きは鈍重でコマンド投げ「クルソ・アダ」とそこから派生する投げ超必「ラズレザット・クレスト」を持つが、 投げキャラよりも一撃が重い打撃重視のパワーキャラ。 ジャストディフェンスが搭載されている他、アーマー付きの突進攻撃「オスレプレニヤ」、 出現時に攻撃判定がある岩の壁を作り出し、さらに飛び道具に反応し、倒れて追加攻撃を行う「ポストロイト・クリアポスト」、 制限はあるが遠距離攻撃可能な眷属達など、遠距離中心型のリム・シルベリアとも互角に戦える強さを持つ。 11段階にレベル設定が可能なAIがデフォルトで搭載済み。 各種眷属を有効活用しつつ、ゲージやストックが足りていれば確実に悪魔や「ラズレザット・クレスト」に繋げる手堅い立ち回りが得意。 持ち前のタフさもあって、正面からの殴り合いではかなりの強さを見せてくれる。 紹介動画 + 大会ネタバレ 地上軍 VS 魔界軍 勝ち抜きトーナメントでは、 お菓子に釣られ石動黎未と共に「祓魔師」として 魔界サイドで参戦。 よりにもよって裏切った協会本部にて待ち受ける。 もはや、やってることは完全にイビルシャーマンである 第一試合、地上軍 「アマゾネスチーム」(芭菜子=アマソネ&カメハメハ)と対戦。 特殊ルールも含め1600という体力に物を言わせた重戦車スタイルで挑むがかめはめ波の直撃を受け中破、石動黎未の奮戦で勝ち抜くが、 相手のゲージを消費させるための当て馬役に終わる。 石動黎未「ほーらイーヴァちゃん、ご褒美のプリンちゃんですよぉ」 イーヴァ「子供扱いしないでよね、食べるけど・・」 ここに来てお菓子で釣って裏切らせた黒幕の正体が明らかになる 第二試合、地上軍「レン(重火器)チーム」(ゲシュレンスト&溺レン)と対戦。 開幕直後、がしゃどくろを召喚し手痛い一撃を加えるも、ゴーレムの図体のでかさが完全に仇となり、 遠距離攻撃を得意とする溺レンの攻撃で敢え無く沈む。 溺レン「っま、これがオカルトの限界だな」 ちなみに、がしゃどくろは次の滝夜叉姫戦でも呼び出される。 妖怪界のメジャーリーガーを酷使しすぎである EDでは、当然ながら悪事が露見し聖堂教会の一般兵に捕まった宇宙人のごとく連行される。 聖堂教会一般兵「来い!イーヴァ!司教様がお呼びだ!」 イーヴァ「やーだ!これ以上おこずかい減らされたらおやつ買えなくなる!」 恐らく司教様が前述の教会の母マリアと思われるが、減給どころのやらかしではない。 その頃、裏切らせた張本人は居酒屋にて、 八重垣杏児「あれ?イーヴァは?」 石動黎未「教会の人に連れていかれましたよ」 ……本当の悪魔とは人間である。 噛み付きとは、最もやってはいけない行為である(2 25よりイーヴァED) 「汗をかくと気持ちいいでしょ?」 出場大会 新規襲名 交代式ランセレトーナメント 四神陣取り外伝【廻り双六】 地上軍 VS 魔界軍 勝ち抜きトーナメント 新!強ランク1R先取大会 オリジナル!強ランク大会 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント 強ランク前後!!MUGEN大合戦!!!~秩序と混沌の戦い~ 集大成2!1R先取式サバイバル!
https://w.atwiki.jp/mtg2384p/pages/49.html
開催日:2010 / 09 / 05 参加人数:71名 フォーマット:Pauper(~M11) Constructed Pauper Event #1554954 on 09/05/2010 in Premier Events 優勝:青単クロックパーミッション/Blue Clock Permission 準優勝:赤単ゴブリン/Goblin 第3位:青黒コントロール/UB Control 第4位:青黒クロックパーミッション/UB Clock Permission 第5位:黒白ペスト/BW Pest 第6位:黒緑マッドネス/BG Madness 第7位:赤単バーン/Burn 第8位:白単アグロ/White Aggro 優勝 青単クロックパーミッション/Blue Clock Permission 使用者:c r u z a d o 10 Main Deck 18《島/Island》 4《流砂/Quicksand》 1《熟考漂い/Mulldrifter》 3《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》 4《やっかい児/Pestermite》 2《エレンドラ谷の衛兵/Sentinels of Glen Elendra》 4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》 4《尖塔のゴーレム/Spire Golem》 2《ブーメラン/Boomerang》 4《卑下/Condescend》 4《対抗呪文/Counterspell》 2《払拭/Dispel》 1《除外/Exclude》 2《撤廃/Repeal》 2《鋸刃の矢/Serrated Arrows》 3《熟慮/Think Twice》 Sideboard 2《ブーメラン/Boomerang》 1《綿密な分析/Deep Analysis》 2《払拭/Dispel》 2《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》 3《水流破/Hydroblast》 2《熟考漂い/Mulldrifter》 1《ウーナの寵愛/Oona's Grace》 2《鋸刃の矢/Serrated Arrows》 準優勝 赤単ゴブリン/Goblin 使用者:GarH Main Deck 17《山/Mountain》 4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker》 4《ゴブリンの群勢/Goblin Cohort》 4《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder》 4《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar》 4《モグの徴集兵部隊/Mogg Conscripts》 3《モグの下働き/Mogg Flunkies》 4《モグの略奪者/Mogg Raider》 4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》 4《火花鍛冶/Sparksmith》 4《Chain Lightning》 4《稲妻/Lightning Bolt》 Sideboard 3《炎の突き/Flame Jab》 4《紅蓮破/Pyroblast》 4《地鳴りの揺るぎ/Seismic Shudder》 4《粉々/Smash to Smithereens》 第3位 青黒コントロール/UB Control 使用者:nordahl Main Deck 2《ボジューカの沼/Bojuka Bog》 4《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》 2《進化する未開地/Evolving Wilds》 9《島/Island》 5《沼/Swamp》 2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 4《騒がしいネズミ/Chittering Rats》 4《熟考漂い/Mulldrifter》 4《海門の神官/Sea Gate Oracle》 4《苦悶のねじれ/Agony Warp》 1《渦まく知識/Brainstorm》 1《転覆/Capsize》 4《対抗呪文/Counterspell》 1《悪魔の布告/Diabolic Edict》 1《見栄え損ない/Disfigure》 1《払拭/Dispel》 1《残響する衰微/Echoing Decay》 1《恐ろしい死/Ghastly Demise》 1《無残な収穫/Grim Harvest》 4《神秘の指導/Mystical Teachings》 2《鋸刃の矢/Serrated Arrows》 1《殺し/Snuff Out》 1《魂の操作/Soul Manipulation》 Sideboard 1《地の縛めの切断/Cut the Earthly Bond》 4《強迫/Duress》 2《溶暗/Fade Away》 1《妨害の接触/Hindering Touch》 4《水流破/Hydroblast》 2《吐き気/Nausea》 1《鋸刃の矢/Serrated Arrows》 第4位 青黒クロックパーミッション/UB Clock Permission 使用者:b088 Main Deck 2《ボジューカの沼/Bojuka Bog》 4《ディミーアの水路/Dimir Aqueduct》 2《進化する未開地/Evolving Wilds》 9《島/Island》 5《沼/Swamp》 2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 4《騒がしいネズミ/Chittering Rats》 4《熟考漂い/Mulldrifter》 2《深き刻の忍者/Ninja of the Deep Hours》 4《海門の神官/Sea Gate Oracle》 2《尖塔のゴーレム/Spire Golem》 4《苦悶のねじれ/Agony Warp》 1《渦まく知識/Brainstorm》 1《転覆/Capsize》 4《対抗呪文/Counterspell》 1《死の否定/Death Denied》 1《悪魔の布告/Diabolic Edict》 1《払拭/Dispel》 1《残響する衰微/Echoing Decay》 1《恐ろしい死/Ghastly Demise》 4《神秘の指導/Mystical Teachings》 1《魂の操作/Soul Manipulation》 Sideboard 1《棺の追放/Coffin Purge》 1《見栄え損ない/Disfigure》 4《強迫/Duress》 3《残響する衰微/Echoing Decay》 1《恐ろしい死/Ghastly Demise》 1《妨害の接触/Hindering Touch》 4《水流破/Hydroblast》 第5位 黒白ペスト/BW Pest 使用者:rinazina Main Deck 2《やせた原野/Barren Moor》 4《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》 3《オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica》 4《平地/Plains》 6《沼/Swamp》 4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 4《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》 1《ディミーア家の護衛/Dimir House Guard》 2《優雅の信奉者/Disciple of Grace》 4《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》 4《希望の壁/Wall of Hope》 4《酷評/Castigate》 4《見栄え損ない/Disfigure》 4《黒死病/Pestilence》 4《新たな信仰/Renewed Faith》 2《鋸刃の矢/Serrated Arrows》 4《血の署名/Sign in Blood》 Sideboard 4《心優しき一角獣/Benevolent Unicorn》 3《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》 2《解呪/Disenchant》 1《正義の巡礼者/Pilgrim of Justice》 4《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 1《鋸刃の矢/Serrated Arrows》 第6位 黒緑マッドネス/BG Madness 使用者:summerwarlock Main Deck 1《やせた原野/Barren Moor》 2《ゴルガリの腐敗農場/Golgari Rot Farm》 6《冠雪の森/Snow-Covered Forest》 8《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》 4《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 1《平穏な茂み/Tranquil Thicket》 2《髑髏の占い師/Augur of Skulls》 4《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》 3《墓所のネズミ/Crypt Rats》 3《ゴルガリの茶鱗/Golgari Brownscale》 2《墓を掻き回すもの/Grave Scrabbler》 2《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》 4《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》 3《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》 1《耕すツリーフォーク/Tilling Treefolk》 4《吸血犬/Vampire Hounds》 4《野生の雑種犬/Wild Mongrel》 1《怨恨/Rancor》 1《回収/Reclaim》 4《拷問生活/Tortured Existence》 Sideboard 3《破滅の刃/Doom Blade》 4《強迫/Duress》 1《本質の管理人/Essence Warden》 1《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》 1《膿絡み/Festercreep》 1《大牙の衆の忍び/Okiba-Gang Shinobi》 1《カラスの罪/Raven's Crime》 1《Whiteout》 2《枝細工下げの古老/Wickerbough Elder》 第7位 赤単バーン/Burn 使用者:litofeit Main Deck 17《山/Mountain》 4《窯の悪鬼/Kiln Fiend》 3《灰の殉教者/Martyr of Ashes》 4《Chain Lightning》 4《火炎破/Fireblast》 4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》 4《稲妻/Lightning Bolt》 4《魔力変/Manamorphose》 4《針落とし/Needle Drop》 4《裂け目の稲妻/Rift Bolt》 3《焼尽の猛火/Searing Blaze》 2《音波の炸裂/Sonic Burst》 3《よろめきショック/Staggershock》 Sideboard 3《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》 1《灰の殉教者/Martyr of Ashes》 4《紅蓮破/Pyroblast》 3《消しえる火/Quenchable Fire》 4《粉々/Smash to Smithereens》 第8位 白単アグロ/White Aggro 使用者:emale Main Deck 19《平地/Plains》 2《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》 4《アムローの偵察兵/Amrou Scout》 4《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher》 4《心優しきボディガード/Benevolent Bodyguard》 4《コーの空漁師/Kor Skyfisher》 4《Order of Leitbur》 4《剃刀のゴーレム/Razor Golem》 4《トロウケアの影/Shade of Trokair》 4《魂の管理人/Soul Warden》 1《魂の従者/Soul's Attendant》 2《マナの税収/Mana Tithe》 4《損ない/Unmake》 Sideboard 1《Aeolipile》 1《連合儀仗兵/Coalition Honor Guard》 2《真紅の見習い僧/Crimson Acolyte》 3《解呪/Disenchant》 2《塵は塵に/Dust to Dust》 2《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》 2《黒曜石の見習い僧/Obsidian Acolyte》 2《貴族階級の嘲笑/Patrician's Scorn》