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クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング 2007/03/28 購入
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2/16~3/2[3/1記録] ※貢献ポイントは独自の計算式にて算出。脱退したメンバーは含めず。一部メンバー途中出入りしたため援軍ポイント誤差あり。 ①ひろ、チコさん、タロさんサブリーダーへ昇格、きっちゃん長老へ昇格 ②たっつん、さっちゃん長老へ降格 ③この表を参考に第1統一国会開催 貢献順位 クラン貢献P 名前 役職 参加日 攻撃数 攻撃数P 援軍送り数 援軍貰い数 援軍P 対戦P その他 その他P 2/20戦 勝利 2/24戦 勝利 2/27戦 敗北 1 43 たっくん リーダー 96 6 4721 1665 24 5.3 軍師、送り数No.1 7 ⑨3 ⑨1 ⑨0 ⑨2 ⑨1 ⑨2 2 35 でば サブリーダー 94 6 2381 793 12 5.3 対戦援軍貢献、送り数No.2 11 ⑨2 ⑩0 ⑩0 ⑨2 ⑩1 ⑨2 3 31 gd サブリーダー 116 8 1178 2669 17 4.0 貰い数No.1 2 ⑩1 ⑨2 ⑨0 ⑨1 4 31 ひろ 長老 111 7 1161 1915 13 4.0 軍師1、貰い数No.2 6 ⑧3 ⑧3 ⑧1 ⑩0 ⑨1 ⑨2 5 21 chkookaT 長老 28 2 1347 1220 11 12.0 1不戦、対戦No.1 -3 ⑩1 不戦 ⑩2 ⑩2 6 21 きっちゃん 74 5 1308 400 6 10.0 ⑧3 ⑨2 ⑨3 ⑧3 7 21 タロット 長老 27 2 198 875 5 12.0 対戦No.1(同率) 2 ⑨3 ⑨3 ⑨3 ⑨2 ⑨3 ⑨1 8 17 ハーディー 長老 59 4 361 1011 6 6.7 ⑧3 ⑧2 ⑧3 ⑧2 ⑨3 ⑧3 9 17 ブンブン 37 2 459 1761 10 4.0 ⑨1 ⑧2 ⑨1 ⑨3 10 16 Hide&Seek 長老 95 6 1069 500 6 4.0 ⑧3 ⑧2 ⑧3 ⑨0 11 16 みほぴ 長老 2/24 68 5 152 575 3 8.0 ⑨2 ⑨2 ⑧3 ⑨2 12 13 ちょこ魔神 長老 108 7 964 500 6 0.0 ⑧1 ⑧1 ⑧2 ⑧2 13 12 かずま 63 4 198 440 3 4.8 ④3 ⑧1 ⑧3 ⑧3 ⑧1 ⑧3 14 12 琉勢 137 9 23 105 1 0.0 攻撃数No.1 2 15 11 ななと 29 2 111 938 5 4.0 ⑧2 ⑧2 ⑨3 ⑨1 16 11 トンカツ 2/23 41 3 309 608 4 4.0 ⑧3 ⑨1 ⑨2 ⑨1 17 10 s‐masa 2/24 122 8 91 150 1 0.0 攻撃数No.2 1 18 8 ともや 46 3 130 105 1 4.0 他負 ⑧3 19 8 ルル 95 6 145 160 1 0.0 ⑧1 ⑧2 20 8 たつるん サブリーダー 32 2 335 464 3 2.0 ⑨1 ⑨1 ⑨2 ⑨1 21 7 ソラ 2/28 102 7 35 30 0 0.0 22 7 たっくん サブリーダー 10 1 30 150 1 5.3 23 7 ひで 2/19 13 1 285 180 2 4.0 ⑨1 ⑨2 24 6 マサ 3/1 83 6 10 0 0 0.0 25 5 ミル 2/26 9 1 5 150 1 4.0 ⑧3 ⑨0 26 2 りんごりら 2/24 1 0 0 25 0 2.0 ⑧2 他勝 27 2 M.M 3/1 23 2 20 80 0 0.0 28 2 satu サブリーダー 21 1 936 75 3 0.0 1不戦 -3 ⑧1 不戦 29 1 ねこまる 3/1 14 1 35 25 0 0.0 30 1 そう 2/28 11 1 0 40 0 0.0 31 0 ヨンタン 0 0 6 48 0 0.0 32 0 charpsc 0 0 57 0 0 0.0 33 0 和輝 2/26 4 0 0 75 0 2.0 1不戦 -3 他勝 不戦
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“デザイア”サチ 【年齢】 【性別】 【星座】 【身長】 【体重】 【血液型】 13歳 女 天秤座 148cm 46kg A 【ワークス】 【カヴァー】 【ブリード】 不良学生 家出娘 クロスブリード 【シンドローム】 エグザイル ソラリス 能力値 肉体:3 感覚:1 精神:1 社会:4 白兵:1 射撃:0 RC:0 交渉:0 回避:0 知覚:1 意志:1 調達:1 運転(人間):2 芸術():0 知識():0 情報(裏社会):2 運転():0 芸術():0 知識():0 情報():0 副能力値 HP最大値 常備化P 財産P 行動値 戦闘移動 全力移動 27 10 0 3 8m 16m ライフパス 出自 経験(裏社会) 邂逅 親戚と疎遠 大恋愛 同志 覚醒(侵蝕値) 衝動(侵蝕値) 侵蝕基本値 探求(14) 解放(18) 32 ロイス 関係 名前 P感情:(チェック) N感情:(チェック) ロイスorタイタス Dロイス 亜純血:ソラリス Dロイス 執事 フォートレーフル・マルルー 純愛 偏愛:○ ロイス 父親 - 尊敬 恐怖:○ ロイス エフェクト 番号 エフェクト名 LV タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 制限 - リザレクト 1 オート - - 自身 至近 効果参照 - - ワーディング 1 オート - 自動成功 シーン 視界 0 - 1 コンセントレイト:ソラリス 3 メジャー シンドローム - - - 2 - 2 アドレナリン 3 メジャー 肉体 - - - 3 - 3 形状変化:剛 5 マイナー - 自動成功 自身 至近 3 - 4 熱狂 5 メジャー RC 自動成功 単体 視界 2 - 5 女王の降臨 1 セットアップ - 自動成功 自身 至近 5 ピュア 6 千変の刃 5 マイナー - 自動成功 自身 至近 5 解放、120% 7 麗しの容貌 1 常時 - 自動成功 自身 至近 - - 番号 効果 参照P - 戦闘不能時orシーン終了時使用。戦闘不能を回復しHP(LV)D点回復。回復したHPと同じだけ侵蝕率上昇。侵蝕率100%以上では使用不可、重圧状態でも使用可 EA:P129 - シーンに登場している非オーヴァードを全員エキストラに。登場しているオーヴァードは使用されたことが自動的に分かる。エフェクトの効果はシーン中持続 EA:P129 1 組み合わせた判定のC値を-LV(下限値7) EA:P129 2 組み合わせた判定のダイスを+[LV+1]個 EA:P113 3 そのシーンの間、攻撃力を+[LV×2]。この効果はオートアクションで終了可。効果中、他の《形状変化:》の効果を受けない EA:P67 4 そのシーンの間、対象の行なう白兵攻撃の攻撃力を+[LV×3]。ただし、対象は暴走を受ける。対象は効果を拒否可能 EA:P116 5 取得している「タイミング:メジャーアクション」かつ「難易度:自動成功」のソラリスのエフェクトひとつを使用する。侵蝕率は合計。シナリオLV回 EA:P118 6 そのシーンの間、あなたが行なう白兵攻撃の対象を範囲(選択)に変更し、攻撃力を+[LV×3]する。使用するとあなたは暴走を受ける RU:P17 7 イージーエフェクト EA:P119 武器 番号 名称 種別 技能 命中 攻撃力 ガード値 射程 常備化 1 “リボンMk-R”(ワイヤーウィップ) 白兵 白兵 -2 0 6 10m 8 番号 解説 参照P 1 - R1:P177 防具 番号 名称 種別 ドッジ 装甲 行動値 常備化 1 番号 解説 参照P 1 - 一般アイテム 番号 名称 種別 技能 常備化 1 フォーに聞く(情報収集チーム) コネ 情報: 2 2 携帯電話 その他 - 0 番号 解説 参照P 1 〈情報〉判定の直前にオートアクションで使用。その判定の達成値に+2。シナリオ3回 R2:P193 2 一般的な携帯電話 R1:P180 コンボデータ 断絶♡ビート 条件 組み合わせ タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 ダイス+侵蝕率修正 クリティカル 攻撃力 100%未満 1+2 セットアップ - 自動成功 自身 至近 8 - - - 100%以上 1+2 セットアップ - 自動成功 自身 至近 8 - - - 解説 白兵攻撃力+15(18)、暴走を受ける。シナリオ1(2)回 刈り@グレープ 条件 組み合わせ タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 ダイス+侵蝕率修正 クリティカル 攻撃力 100%未満 3 マイナー - 自動成功 自身 至近 3 - - - 解説 シーン中攻撃力+10 条件 組み合わせ タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 ダイス+侵蝕率修正 クリティカル 攻撃力 100%以上 3 マイナー - 自動成功 自身 至近 3 - - - 解説 シーン中攻撃力+12 条件 組み合わせ タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 ダイス+侵蝕率修正 クリティカル 攻撃力 120%以上 3+6 マイナー - 自動成功 自身 至近 8 - - - 解説 シーン中攻撃力+30、攻撃が範囲(選択)となり、暴走を受ける 苦悶Ⅹドリル 条件 組み合わせ タイミング 技能 難易度 対象 射程 侵蝕値 ダイス+侵蝕率修正 クリティカル 攻撃力 100%未満 1+2 メジャー 白兵 対決 単体 10m 5 7+侵蝕率修正 8 31 100%以上 1+2 メジャー 白兵 対決 単体 10m 5 8+侵蝕率修正 8 36 120%以上 1+2 メジャー 白兵 対決 範囲(選択) 10m 5 8+侵蝕率修正 7 54 解説 『断絶♡ビート』、『刈り@グレープ』使用後 ■キャラ説 家出して一人暮らしをしている少女。 フォーを執事としてから、自分が世界の中心たる自負に溢れている。 少女趣味。 +セッション参加履歴 セッション参加履歴 【セッション名】 【GM】 【ログ】 【備考】 『アンハッピーパワーコード』 鳩子 本編/雑談
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「もう人間じゃない」 守上藤丸:芝村さん、こんばんは。 生活ゲームに参りました。よろしくお願い致します。 芝村:記事どうぞ 芝村:イベントは? 守上藤丸:はい。 【予約者の名前】15-00296-01:守上藤丸:ナニワアームズ商藩国 【実施予定日時】2009/02/24/23:00~24:00 【予約の有無】予約 有り(10マイル) 【召喚ACE】 ・暮里藍実:個人ACE:0マイル 【参加プレイヤーの食糧消費】3マイル×1人 【合計消費マイル】計33マイル 【参加者:負担するマイル】 ・15-00296-01:守上藤丸:-33マイル:入学済 こちらになります。 守上藤丸:暮里と合流してから、冶金工場を見に行こうと思います。 守上藤丸:よろしくお願い致します。 守上藤丸:あ、あと念の為確認させて頂きたいのですが、PCも暮里もマンイーターの治療は済んでますでしょうか? 芝村:ええ 守上藤丸:ありがとうございます。 守上藤丸:あと・・・すみませんゲーム前に国の現状について幾つか確認させて頂きたいのですが 守上藤丸:エンジェルティアーは空気に混ぜて使う新型が使われているとの事ですが、こちらは冶金工場周りだけなのでしょうか? 国全体に広がっているのでしょうか? 芝村:まだ、工場付近だけ 守上藤丸:ありがとうございます。エンジェルティアーの服用も工場関係者のみでしょうか? 芝村:おそらくは 守上藤丸:ありがとうございます。 守上藤丸:あとは見て確かめます。 よろしくお願い致します! 芝村:/*/ 芝村:ここは地獄だ。 芝村:甘い香りが漂ってる。 守上藤丸:・・・はい。 守上藤丸:現在地は地下4階でしょうか? (冶金工場が地下4階にあります 芝村:貴方は骨を踏んだ。 芝村:4Fだ 守上藤丸:はい。 守上藤丸:人の骨でしょうか? 芝村:ええ 守上藤丸:大人か子供かはわかりますでしょうか? 芝村:大人かなあ。性別まではわからない。 芝村:骨はねじくれている 守上藤丸:はい。 ねじ・・・? 守上藤丸:周りにどれぐらい骨はありそうでしょうか? 芝村:たくさんだな。白骨で平原ができそうだ。 芝村:ぴちゃぴちゃと音がする。 守上藤丸:音の方を確認します。 芝村:なにか群がってる。人間だったもののようだ。 守上藤丸:周りのほかの状況も、確認できるのであれば。 芝村:貴方を見て逃げ出した。 守上藤丸:だった・・・? 守上藤丸:逃げたという事は、ひっくり返ってるわけでは無いという事でよろしいでしょうか? 守上藤丸:「な」ではじまる・・・ 芝村:ええ 守上藤丸:群がっていた先に近づいてみます。(嫌な予感しかしませんけども 守上藤丸:あと、暮里いますでしょうか 芝村:死体だね。食い荒らされてる。 芝村:いるよ。 芝村:慣れた感じでコーヒー飲んでる 守上藤丸:ありがとうございます。 守上藤丸:冶金工場は近いのでしょうか? 芝村:ええ。 守上藤丸:「ごめん、こんな時に呼んで。」 >暮里 暮里:「いや。いいじゃないか」 暮里:「俺向けだな。んじゃ」 守上藤丸:「どこ行くの?」 芝村:暮里は手をひらひらさせて歩いていった。 守上藤丸:ついていきます。 守上藤丸:どこに向かってますでしょうか? 芝村:冶金工場 芝村:武器を抜いた 守上藤丸:「何とかしたいんだ。君が知ってること教えて!」 守上藤丸:目標は何でしょうか? >武器 芝村:工場だな。 芝村:すでにもう暮里は戦闘に入っている。 守上藤丸:戦闘対象は誰でしょうか? 芝村:労働者、にんげんだったもの、よく見えないなにか。 守上藤丸:・・・はい。 守上藤丸:Q:藩国地図を更新した時に毒ガス対策で地下4階からも直接排煙できるようにしてあります。 現在、FEGがナニワの地上にビルを建てているようですが、排煙施設などをそのまま使える状態でしょうか? 守上藤丸:「暮里!その人たちは治せないの!?」 芝村:A:ええ 暮里:「もう人間じゃない」 守上藤丸:「・・・・わかった。ごめん!」 芝村:暮里の目が輝いてる。 芝村:どんどん動きがよくなる 守上藤丸:「暮里!4階から直接排煙できるようになってる!僕、そっちに行く!!」 芝村:暮里はうなずいた。 守上藤丸:では、排煙施設に走ります。 芝村:施設の前にいる。 芝村:笑顔の女性が立っている。 守上藤丸:「・・・・?」 芝村:手をふってるよ。貴方に。 守上藤丸:見覚えありますか? 芝村:黒い服だ。 守上藤丸:#ミチコさんじゃないでしょうね・・・・(汗 ミチコ:「こんにちは。なにか捜し物?」 芝村:ビンゴ 守上藤丸:「いいえ。探してはいませんよ。」 守上藤丸:「そこ、どいてください?」 ミチコ:「じゃあ、帰りなさい。少し。長生きできるわ」 守上藤丸:「まさか、セプテントリオンが絡んでるとは思ってませんでした・・・。」 守上藤丸:「ナニワに何の御用ですか?貴方たちの得になりそうなものなんてうちには無いですよ。」 ミチコ:「ないわね。なにも」 ミチコ:「でもまあ、ここ。戦場にはいいでしょ?」 ミチコ:「空爆も出来ないし」 守上藤丸:「よくないですよ。」 守上藤丸:「密閉空間ですし。」 芝村:ミチコは微笑んだ。 ミチコ:「3つ、数える。その間にログアウトしてちょうだい」 ミチコ:「そしたらそうね。許してあげるわ」 守上藤丸:「・・・・」 守上藤丸:Q:ダガーマンコールって出来ますでしょうか? 芝村:A:ええ ミチコ:「3」 守上藤丸:#それも狙いな様な気もしますけれども ミチコ:「2」 ミチコ:「1」 守上藤丸:「くれさとーー!!!」 芝村:暮里は振り向きざま短剣を投げた。 守上藤丸:r:ダガーマンコール します。 芝村:舌打ちしてミチコは飛んでよけた 守上藤丸:そのまま突破できそうならします。 守上藤丸:無理そうなら、ニ次災害になりそうなので暮里のほうに戻ります。 芝村:貴方は戻った。 ミチコ:「愛の戦士か」 暮里:「メロドラマみたいだろ」 守上藤丸:「ありがとう・・・」 >暮里 守上藤丸:#愛の戦士って一体・・・ 芝村:暮里はミチコと戦いだした。 芝村:ミチコは聖銃を抜いた。 芝村:撃った。 守上藤丸:ネックレス投げます! 芝村:暮里よける。 守上藤丸:ナイフになってー 守上藤丸:あら。 芝村:ミチコは一瞬気をそらした。 芝村:暮里は剣で腕を切り落とした。 芝村:ミチコは逃げた。 守上藤丸:「暮里!大丈夫!?」 暮里:「よるな。さわるな」 守上藤丸:止まります。 芝村:暮里は聖銃を持つ腕を見た。ばらばらになった 守上藤丸:切り落としたミチコさんの腕(聖銃つき)が、ですよね? <バラバラ 芝村:ええ 守上藤丸:暮里の表情を確認します。 暮里:「逃げられたな」 守上藤丸:「うん・・・」 守上藤丸:「・・・有難う。」 守上藤丸:「あ。」 ネックレス、拾いに行きます。 芝村:拾った。 守上藤丸:「ごめん、なんか渡す前に投げちゃったけど、クリスマスの時に携帯持たない主義とか言ってたから、同じ材料で作り直した。 ドラゴンナイフって言うんだって。」 守上藤丸:渡します。 #http //www.eonet.ne.jp/~kasalelia/idress/08Xmas/090224.jpg #こんなやつです。。。 暮里:「へえ。お守りだな」 守上藤丸:「そうなんだ?これだったらまぁ、大丈夫かなって。」 守上藤丸:渡せたら、排煙しに行きますー! 芝村:暮里は受け取った。 守上藤丸:#なんか微妙に恥ずかしくなってきました・・・(汗 芝村:貴方が排煙してる間に暮里は笑ってさっていった。 芝村:姿を消した。 芝村:/*/ 芝村:はい。お疲れ様でした。 守上藤丸:ありがとうございましたあああああ・・・・・ =□○_ 守上藤丸:セープーがーーーーーー!! 守上藤丸:どさくさにまぎれてですが、とりあえずプレゼント(?)渡せてよかったです・・・。 芝村:おめでとー 守上藤丸:ありがとうございますー。 守上藤丸:すみません、この後このままお時間いただいてもよろしいでしょうか? 今後の対策とか、鉱脈のプロモかける前にしておいた方が良い事とかで何を優先すれば良いのかがちょっと分からなくなってきておりまして・・・。 芝村:もうそのままプロモでいいと思うぞ 守上藤丸:あ、いいですか? 芝村:暮里が何もかもやっつけるだろう 守上藤丸:うーわー・・・ 芝村:代わりに死ぬだろうがまあ、いい取引だった。 守上藤丸:加護!!! 守上藤丸:お守りのL化で、何か助けになりそうなのでますでしょうか!!! 芝村:でるけど 守上藤丸:さっきのペンダントの・・・!! 守上藤丸:ミチコさん関係の強制とかも出そうですね・・・・・ orz 守上藤丸:ペンダントのL化より、花びら派生から加護をとった方がよさそうでしょうか? 守上藤丸:すみません、お願いします。 Q1: 鉱脈と冶金工場の要点やら開示で出てきた悪いものの原因結局なんだったのでしょうか? あ。セプテントリオンの介入 い。製作物に問題があった う。ナニワの政府不信 え。その他 Q2: ペンダントのL化より、花びら派生から加護をとった方がよいでしょうか? 芝村:A1:あ 芝村:いや。普通にとれば? 守上藤丸:セプ~~~~~~~~~ orz 守上藤丸:普通に、というのはペンダントのL化で問題なさそうでしょうか? 芝村:ええ 守上藤丸:ありがとうございます。 では、ドラゴンナイフのペンダントのL:化をお願い致します。 芝村:はあい。ではあすー 守上藤丸:よろしくおねがいいたします!!
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トウチーさん(とうちーさん) 名前 トウチーさん 性別 女性 年齢 26歳 身長 160cm 性格 怒りっぽく口うるさいけど、ホウ統はとても優しい人なので みんなに好かれている。(第一印象が悪くても次第に好きになる) まぁでもすぐに何でも怒っちゃうので短気とかいわれてもしょうがない。 面倒見はいいので子供にも慕われたりしている。 幸せの青い鳥になるのが小さいころの夢で、 みんなが幸せになることを毎日祈っている(でも鶏) コラボ 可 着せ替え 可 その他設定 ローマ字ではTouchyとかきます。短気や怒りっぽいという意味がありますが 相手の感情に影響を与えるという意味もあるようなのでそういう意味では 怒ることだけじゃなくいろんな気持ちを伝えたりする人なのでいいのかも。 青い鳥にあこがれてはいますが鶏です。 喫茶店で働いていますがそこを選んだ理由は青くてかわいいからです。 描き主のお名前 yosshi-
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デストラウが水面に落ちる。カメラアイから光が消えて、四肢は力なくだらりと垂れる。 「はぁ、はぁ……シャッフルシステム、CASの停止を確認。デストラウ、完全に沈黙しました……」 メルフィーが粋を切らしながら、額の汗を拭って言った。だが、遥は操縦桿から手を離さない。 「でも……まだ、油断は……できないよ……」 リペアの件もある。もしかすると、まだ隠し玉があるかもしれない。 「……はい!」 メルフィーもそれは承知していたようだ。 身構える。ヴィルティックはボロボロだが、まだ戦えないわけじゃない。 その時、通信が入った。 「聞こえるか、メルフィー、一条 遥」 ……オルトロックからだ。 「デストラウには自爆装置が内蔵されている。搭載されている爆弾は強力だ……街ひとつ吹き飛ばせるくらいにね」 やっぱり、隠し玉があったようだ。だが、オルトロックの様子がおかしい。 「それを防ぐにはこのデストラウを跡形もなく破壊するしかない――――君達にそれができるかな? アハハハハハハハハハハ!!」 オルトロック、泣いてる……? 遥はヴィルティックを、倒れたデストラウの前まで移動させた。 「遥さん、何を……?」 「助けよう、オルトロックを」 拳を通じて感じたオルトロックの感情。その中には、喜びがあった。しかし、悲しみもあった。 彼は、暗い暗い場所から、抜け出そうとしてるんだ、抜け出す事ができるんだ。 それなら、その願いを叶えたい。それが、今の私にできる事だから。 跪ずいて、手を差し延べる。おいで、オルトロック。一緒に帰ろう。 「――――何の真似だい? まさか敵に情けをかけようっていうんじゃないよね?」 声が微かに震えている。 「オルトロック、あなたはしかるぶき場所で裁きを受けるべきです。それに……情けをかけちゃいけないっていうルールはないよ」 「甘い事を言うね、でも君達には時間がない。ほら、あと10秒――――」 「遥さん、デストラウの熱量が急激に上昇を――――爆発します、本当に!」 「くっ……!」 助けたい、でも、みんなを巻き込んじゃいけない。 本当に割り切るしかないのか、結局私の力なんてこの程度なのか―――― 「……メルちゃん、右腕に全エネルギーを集中させて」 「遥さん……、わかりました」 悔しさを噛み締めながら、ヴィルティックの右腕を上げる。光の翼が広がって、今できる限界までエネルギーを集めた右腕は、巨大な光の剣になった。 「5――――」 悔しさで、唇を噛み締める。でも、割り切らなきゃ。 「4――――」 とうの昔に限界を超えていたヴィルティックの身体が悲鳴を上げた。あと少しだけ、あと少しだけ頑張って、ヴィルティック……! 「3――――」 チャージ完了。後は、振り下ろすだけ。 「2――――」 目を閉じて、祈る。 「1――――」 ごめんね―――― ♪ ♪ ♪ 「ん……んぅ」 布団の中で目を覚ました私は、寝ぼけ眼で腰を起こした。何かすごく過激な夢を見たような気が―――― 「あ、遥さん起きましたよ、マチコさん」 んー? 何か聞き覚えのある声がしたぞー? 頭をぽりぽりと掻く。なんだ、夢じゃなくて現実か。 「起きたみたいね、一条 遥さん。身体の具合はどうかしら?」 知ってる……知ってるけど、何か違う。そんな声がして、振り返ると、そこには―――― 「おはよう」 バスローブを着た、妙に妖艶な雰囲気の美女が、腕を組んで壁に寄り掛かって、私を見つめていた。というかこの人―――― 「……木原さん、いつの間に急成長したの?」 「まだ寝ぼけてるみたいね。食事にするから着替えなさい。着替えはそこの椅子の上に置いてあるから」 「あ、そうですか、どうも」 木原さんみたいな人――――面倒だから木原さん完全体と名付けよう――――はそう言って、手をひらひらさせながらバスルームへ消えて行った。……ん? バスルーム? 「メルちゃんメルちゃん」 「はい、何ですか?」 「ここ、どこ?」 「ホテルですけど……」 「はぁ、ホテルですか……」 どうりで部屋が無駄に洒落てると思った……って、 「ホテルですか!?」 メルフィーがぎょっとした。 「ホ、ホテルです」 「ホテル……いつの間ホテルに……」 いや、そんな事よりもむしろ、ホテルホテルと言い過ぎてホテルというのが何なのか理解できなくなってる方がヤバいのかもしれない。貝だっけ……いやそれはホタテだ。 まあいい、今は考えるのをやめてとりあえず着替えよう。それにしても、気絶してる間に着替えさせてもらったんだろうかこのパジャマ。歳不相応な身体つきを見らたんだと思うと、なんだか恥ずかしい。 で、着替え終了。同じくして、木原さん完全体もバスルームから戻ってきた。ジーンズとジャケットというカジュアルな格好だ。あと木原さん完全体スタイルいい、すごくいい。少しそのスタイルを分けてもらいたい。 なんて考えてると、完全体が形のいい耳たぶを二回叩く。すると、完全体の耳を覆うくらい大きなヘッドホンがフェードイン。 <さて―――― 一条さん、聞こえる?> <聞こえるけど……あれ? これってもしかして……木原さん完全体も未来の人なの?> <何よ完全体って……> <究極体はおばあちゃんなんでしょうか……> <メルフィー、あなたちょっと変わったわね、悪い意味で> 完全体が呆れて溜め息をついた。そして右肩を二回叩く。すると完全体の姿が変わって、 <成熟期になったー!?> <いつまでも幼年期で止まってるあなたに言われたくないのだけど> 肩を再び二度叩き、元の完全体に戻る。 <色々聞きたい事や話したい事はあるけど、とりあえずごはんにしましょうよ。何が食べたい?> その質問に、私とメルフィーは揃って答える。買ってきたのが、まだあったはずだ。そう―――― 『ワッフルで』 ♪ ♪ ♪ というわけで、私達は今、高校の生徒会室に無断で侵入している。部屋には私とメルフィー、木原さん成熟期と、ルナと、 「あれ? 大ちゃんなんでここにいるの?」 「ごめん、その、私がポカやっちゃって」 申し訳なさそうにルナが手を合わせた。 「ふーん。いいけど、大ちゃんには何もないよ?」 「ガガーン!」 大ちゃんがその場にくずおれた。大袈裟だなぁ、もう。 「いいよ……俺はお茶と偽って持ってきたスポーツドリンクちびちび飲むよ……」 「大ちゃん、そんな小学生じゃないんだから……」 別に持ってきちゃいけない、とは校則には書いてなかったはずだ。それに校内にも自販機あるし。 「とりあえずなんか脱線してるから、話を元に戻すわよ。私の本名はマチコ・パラディス・フレイリック・ローティニア・スネイル。メルフィーちゃんの先輩みたいなもので――――」 「でんでんむしむし?」 「かたつむり?」 「だまらっしゃい」 木原さん完全体改めマチコさんが、どこからか取り出したハリセンで大ちゃんと私の頭を叩いた。あまりにも鮮やかな流れにルナとメルフィーが噴き出す。 「とにかく、まずは今の状況からよ――――」 マチコさんとルナ、大ちゃんによると、学校は臨時休校で一足早い夏休みになったらしい。そして今回の件による死者はゼロなんだとか。その報告を聞いて、私達はほっと胸を撫で下ろした。 マチコさんがそして大ちゃん達に未来についてのあれやこれやを説明してから、おしるこをぐいっと煽る。 「ああ、そうそう、聞きたい事がひとつあるんだけど――――メルフィーと一条さん。あなたたち、これからどうするの?」 マチコさんの質問に、私達は一様に顔を見合わせた。幾何かのアイコンタクト。そして、異口同音に言う。 『イルミナスを、ぶっ潰す!』 「うん、まあ、その意気やよし。だけど、未来に行って生きて帰って来れる保証はないのよ? それに、未来に行く事、両親にはどう説明するの?」 か、考えなかった……どうしよう。そうだなぁ……。 「夏休みの旅行に行ってるとか?」 「それよ!」 叫びながらルナが立ち上がった。突然どうしたんだろうこの子。 「何かいい考えがあるの? 会長」 「ウチ、別荘があるのよ。親もいないし、夏休みの間だけなら何とかなるかも」 「夏休みの間だけ、ね……それなら何とかなるかもしれないわ」 マチコさんが私とメルフィーを見て、にやりと笑う。 「あなたたちの頑張り次第だけどね」 頑張り次第、か……。 私は自分の小さな手の平を見る。この手で、私はみんなを守る事ができた。でもそれは私だけの力じゃなくて、メルフィーやみんながいてくれたからだ。 未来に行っても、私にはそれができるんだろうか……。 「出発はなるべく早い方がいいんだけど……」 「じゃあ、明日で」 『えぇっ!?』 私の言葉に、みんなが目を丸くした。 「そ、そんな急でいいの?」 「だって、長くいたら未練たらったらになっちゃうかもしれないし……ねぇ?」 「いや、『ねぇ?』じゃないだろ。まあ、お前がそれでいいなら、俺は何も言わないけどさ」 大ちゃんは恥ずかしそうにそっぽを向くと、鼻の頭を人差し指で掻きながら、 「なるべく早く帰ってこいよ。お前がいないと色々つまらん」 大ちゃん……。 「大ちゃんがそう言うなら、私も何も言わないよ。絶対帰って来るって、信じてるから」 ルナ……。 「それじゃあ、今日の内に街を回って準備をしておくといいわ。私はここで待ってるから、明日また来なさい」 マチコさんの言葉に、私はゆっくり頷いた。 ……あれ? そういえばルナ、いつのまに“草川くん”じゃなくて“大ちゃん”って呼ぶようになったんだろう。 ……ま、いっか! ♪ ♪ ♪ こっそり教室から出て、こっそり土間に行って、こっそり靴を履いて、こっそりグラウンドに出る。 グラウンドには、私が作った巨大なクレーター。ヴィルティックに乗ってるときはちょっと大きいくらいかと思ったけど、こうしてヴィルティックから下りて見ると、予想よりもそれは大きかった。 「こりゃしばらく体育は中だな」 大ちゃんが快活に笑う。 「でもこんな穴開けてよかったんでしょうか……」 メルフィーがしゅんとした声で呟いた。こんな大きな穴と、そこに広がる暗闇を見れば、そうなるのも無理はない。 「ねえ、メルフィー。あの時あなたが助けた人数、どれくらいかわかる?」 「え……?」 「1257人よ」 戸惑うメルフィーに対して、ルナがさらりと言ってみせる。流石は生徒会長、全校生徒と教職員の人数もばっちり覚えてるみたいだ。 「あなたはそれだけの人の命を救ったの。1000人以上の人間が死ぬ事に比べたら、こんな穴ぼこなんてこともないわ」 ふっ、とルナが笑ってみせた。ルナ、なんだか変わったなぁ……前はいつもピリピリしてたのに。 「はい……ありがとうございます」 メルフィーがぽろぽろと涙を零し始める。 「すみません、嬉しくて、つい……。そうですよね、なんだか頑張れそうな気がしてきました」 にこりと笑う。 「やっぱ女の子は笑顔のほうがうわらば!」 突然大ちゃんがルナにどつかれた。ルナの顔は真っ赤だ。 「は、恥ずかしい事を口走るんじゃありません!」 ……二人の間に何があったんだろう? やっぱり気になる。気になるけど、やっぱり詮索は止した方がいいよね、うん。自制心、自制心だ。 「と、とりあえず、今日はゆっくり街を回ろうぜ!」 大ちゃんの提案に頷いて、私達は校門を潜る。 ここは戦いが始まって、一番最初に戦場になった所だ。コンクリートの道路には巨大な足跡が刻まれ、いくつかの建物にはガラスの代わりに段ボールや木製の板をガムテープで張り付けていた。倒壊した家屋はゼロだ。 「よくもまあ、これだけの被害で済んだわね」 ルナが感嘆の溜め息をついた。 「ふっふっふ、まあその辺には細心の注意を払いましたから!」 私は誇らしくなって、鼻の下を擦った。 正直私自身も驚いている。人間やればできるもんだ。 「流石、我が校の生徒会副会長達は有能ね」 あ、そっか。しっかり約束守ったから、メルフィーも副会長になったんだ。でもメルフィーはなんだか浮かない顔をしていて。 「どうしたの?」 「いえ、せっかく副会長になったのに、もうお別れなんだと思うと悲しくて……」 そういえば、そうか。言われて初めて気がついた。私は未来に“行く”だけど、メルフィーは未来に“帰る”んだ。 「じゃあ思い出作りも兼ねて、鈴木市巡りといこうぜ!」 大ちゃんがメルフィーとルナの肩を抱き寄せた。明らかに鼻の下が伸びまくっている。そして頬を赤らめながら振りほどくルナ。一方のメルフィーは特に抵抗をしようとせずにはにかんでいる。 そっか、そういえば大ちゃんとルナってメルフィーの――――メルフィーの……何だっけ? 何か大事な事を忘れてるような……えぇい、考えるな考えるな。考えたら気になっちゃうじゃないか。 頭をぶんぶんと振って、疑問を吹き飛ばす。まだ若干尾を引いているが、思考停止思考停止。 それから私達は街じゅうを歩いて回った。戦いの爪痕は少なからず、はっきりと残っていたけど、みんなそれぞれいつも通りの生活に戻っていた。人間というのは、意外と逞しいものだ。 みんなと別れて、ひとりぼっちの帰り道。最後の攻防があった、川のほとりを無言で眺める。他の場所と同じ――――いや、損害がない分それ以上に――――何事もなかったように静かで、ひっそりとしていた。それがなんだか嬉しくもあり、虚しくもあり。 水面が夕日を反射して、キラキラとオレンジに輝く。この景色は、私達が守ったんだ。 ――――でも、オルトロックを救う事は、できなかった。 溢れてきた涙を拭う。ばか、なんで泣くんだよ、私。 「おねえちゃん、どうしたの? どこか痛いの?」 目元を腕で隠している私に、小さな女の子が心配そうに声を掛けた。正直あんまり他人に弱みは見せたくない。だから私はおちゃらけて、 「うん、ちょっとね、ハートがね……」 「こころがいたいんだ」 「うん、そうなの」 河川敷に知らない女の子と、二人で座る。だけどこの女の子、どこかで会った事があるような……。 「じゃあ、わたしがおうえんしてあげる!」 おうえん、応援……あれ? もしかして、この子、あの時の―――― 「がんばれ!」 そうだ、この子は一番最初に私を応援してくれた子だ。何かの縁なんだろうか。 それにしても……なんだか心があったかくなってきた。 立ち上がる。涙はもう乾いた。笑顔の女の子に、私も笑顔で返す。 もう泣かない。私は勝った、勝ってみんなを守ったんだ、それでいいじゃないか。普段大口叩いておいて、こんなんじゃカッコがつかない。 「うおっ……しゃぁっ!」 頬をぴしゃりと叩いて、気合い注入。私はもう、大丈夫! 「ありがと、えーと……」 「わたし、ことねっていうの!」 そう言って、少女はかわいらしいポシェットの名札を指差した。そこには確かに、ことねの三文字。 「そっか、ことねちゃんっていうんだ。……ありがと、ことねちゃん」 ♪ ♪ ♪ 街の真ん中、だけど静かな場所に我が家はあった。電気はついてるし、お父さんとお母さん、彼方の声もする。 深く深く深呼吸。何しろ無断で一日帰らなかったのは初めだったから、凄く緊張する。 ぐずぐずしてる暇はない。私は意を決してインターホンのボタンを押した。直後にぱたぱたと足音が近付いてきて、ドアが開く。 出てきたお母さんが、目を丸くして口元を押さえた。ポニーテールにした三つ編みが揺れる。 「は、ハルちゃん……」 しばらくの静寂。固まっていたお母さんが、突然踵を返して大声を上げた。 「カナちゃん、あなた! ハルちゃんが、ハルちゃんが帰ってきましたよ! ほら、早く来て!」 「なんだって!?」 「本当!?」 彼方が、お父さんが、家族みんなが笑顔で駆け寄って、私を取り囲む。 「え、えーと……一条 遥、ただいま帰りました」 「よく無事だったなぁ、遥!」 お父さんが軽々と私を抱き上げて、わしゃわしゃと頭を撫でる。 「お父さん、次私!」 今度は彼方がお父さんから私をひったくって頬擦り。私はぬいぐるみか何かなんだろうか……今はベタベタされるよりベタベタしたいなぁ。 「ちょっと巨人さん達、ハルちゃんはお人形さんじゃありませんよ!」 おっきい二人組から、ちんまいお母さんが同じくちんまい私を奪って抱きしめる。 「じゃあハルちゃん、お母さんと一緒にお風呂入りましょうねー」 いや、あのね、お母さん、ベタベタしたいとは思ったけれど、そこまでのレベルじゃ……。 「お母さん、それってある意味お人形さんより扱い酷いと思うんだけど」 「え? そうなの?」 ♪ ♪ ♪ もうすっかり陽は落ちて、家族総出での盛大な歓迎に疲れ果てた私は、ベランダに座り込んで麦茶を飲んでいた。 ちなみに夏休みのお泊りについては「いつも頑張ってるから」という理由であっさり快諾してくれた。みんなを騙すのはちょっぴり心が痛むけど、人助けのためだ。 「なおの事無茶できないなぁ」 ――――まあ、なんだかんだで結局無理はするんだろうけど。 「無茶って何の事かなー?」 「わぁっ!?」 突然、誰かに後ろから寄り掛かられた。この声は―――― 「もう、カナ! いきなり何すんの!」 「大好きなお姉ちゃんに一ヶ月会えなくなるから、今の内に一ヶ月分甘えておこうと思いまして」 にっしっし、子供みたいな笑顔を浮かべる。顔にかかる黒髪からシャンプーのいい匂い。 「まったく、世話のかかる妹だなぁ」 麦茶の入ったコップを置いて、カナの水気を含んだ髪を手櫛でとかす。 「……ねえ、ハル姉ぇ」 「なに、カナ?」 「あのさ……」 カナが何かを言おうとして言葉を詰まらせた。そして私から離れると立ち上がり、 「えーっと、その……昨日は、ごめんなさい」 深々と頭を下げた。 「こちらこそ、言い過ぎちゃってごめんなさい」 だから私も同じようにする。これで、二人の問題は解決だ。頭を上げてお互い笑顔でハイタッチ。 「あ、そうだ。ハル姉ぇ、もう寝る?」 「うん、寝るよ」 「じゃあ、さ、その……良かったら、一緒に、寝ない?」 と、突然何を言い出すんだこの子は……やっぱりちょっと甘やかし過ぎただろうか。でも―――― 「まったく、しょうがない子だなぁ……」 一ヶ月はお預けなんだし、まあいっか! ♪ ♪ ♪ 未来の英雄達と別れてホテルに戻ったマチコは、椅子に座って一息ついている所だった。ふかふかの椅子に身体が沈んでいく感覚が気持ちいい。そしておしるこを一口煽る。 「やっぱりひと仕事終えた後の一杯は格別だわー」 <君は何もしていないじゃないか> 頭の中に、男の声が響く。 「あら、大事な事をしたじゃない。あの方の言う通り、あなたを止めたわ」 <確かに、それは感謝している。だが、いっそ殺してくれた方が――――> おしるこを飲み干すて、二つ目の缶のプルタブを空ける。 「ああ、そうそう。あの方からのメッセージがあるわよ」 <メッセージ……?> 「『逃げるな、ばか』ですって」 ♪ ♪ ♪ 旅立ちの朝、荷物まとめて学校へ。 朝日が照らすグラウンドには、見知った顔と二体の巨人。 「さあ、一条さん……覚悟はいいわね?」 木原さんの問いに、私は眼下で手を振る大ちゃんとルナを一瞥して、はっきりこう答えた。 「いいですとも」 モニターで木原さんがにこりと笑う。 「よろしい。じゃあ、行くわよ」 <トランスインポート・タイムゲート> 校庭のクレーターに、時空の歪みが出現した。ここに飛び込めば未来に行けるらしい。 木原さんの真紅のギア“ルヴァイアル”が先に飛び込んだ。私もヴィルティックを歪みに向かわせる。 さあ、世界一刺激的な、ひと夏の大冒険へ―――― 「いってきます!」 ヴィルティック・わっふる! Epilogue Are you ready? To be continued...■ ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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幸せは、赤き瞳の中に ( 第19話:瞳の中の幸せ ) ラビリンスの灰色の空を飛んでいく、白く輝く光のハート。その真ん中に立つパッションが見つめる先には、“不幸のゲージ”と、その中に居るかつてのラビリンス総統・メビウスの姿がある。 ゲージを取り込んだソレワターセの身体は、今やただ一本の蔦が、ゲージに螺旋状に巻き付いて、辛うじて残っている状態だ。その中にあって、メビウスは大いに混乱していた。 突然制御不能になった“不幸のエネルギー”が、内側からソレワターセを蝕んでいく。眼下に目をやれば、再び管理したはずの国民たちはまたも自我を取り戻し、プリキュアどもやウエスター、サウラーの元へと向かっている。 「一体……何が起こっているというのだ……!」 そう呟くと同時に、その答えを自分が知っていることに気付く。ゲージの中に満ちている、今まで感知したことのない気配――それは、自らのプログラムと管理した国民たちのデータの媒体となっているはずの“不幸のエネルギー”が、何か別の物に変質していることを意味していた。 ウィルスか? そんなものが入り込むことなど、普通ならあり得ない。だが、まだ堅固な“器”を得られていない今、そして自分に歯向かうプリキュアや元・幹部たちが存在する今、考えられない話ではない。 今の状態では、これ以上の分析は不可能だ。が、唯一はっきりしていること。それは……。 「私の計画は、またも失敗に終わるということか……」 表情ひとつ変えずにそう呟いてから、メビウスはすぐさま次の行動を決定した。 「是非もない。消滅プログラムを作動する」 目的達成のために動くことが不可能になった者は、消去せしめる――メビウスが人間に代わってこの世界を支配すると決めた時に、打ち立てたルールのひとつ。それは対象が人間であろうと、自分自身であろうと変わらない。 “不幸のエネルギー”が変質した物の正体が何か分からないので、影響が極力少ないよう、遥か上空で消滅プログラムを作動させると決めた。それと同時に、頼りなげに上昇を続けていたソレワターセが一気に加速する。 ゲージの中で、メビウスは静かに目を閉じる。 やはり、先のプリキュアとの戦いのデータが欠落していたことが、失敗の一因だったのだろうか。 手に入れられなかったノーザの本体には、まだバックアップが残されている。もしノーザが蘇るようなことがあれば、自分の再度の復活もあり得るのだろうか。果たしてその確率はどの程度なのだろう……。 そこまで思考したところで、メビウスがカッと目を見開く。またしても想定外のもの――自分を追ってくる人間の姿が、その瞳に映った。 心なしか、急にスピードを上げたように見えるソレワターセ。その後を追うパッションの視線は、ずっと“不幸のゲージ”に注がれていた。その中に映し出されたメビウスの顔は、さっきからずっとギュッと目を閉じ、何だか震えているように見える。 「メビウス様……」 パッションが小さく呟く。すると、まるでその声が聞こえたかのように、メビウスの両目がカッと見開かれた。眉を吊り上げ、眉間に皺を寄せた恐ろしい形相で、パッションを睨み付ける。 パッションが息を呑み、やがてすぅっと細く、震える息を吐き出す。 かつてのラビリンスの国民なら――そしてメビウスの僕・イースであった頃の自分なら、今のメビウスの表情を一目見ただけで恐ろしさに平伏し、顔を上げられなかったに違いない。 現に今だって、身体が震えるほどに恐ろしい。だが、パッションはギュッと拳を握って、メビウスの顔を見つめ続ける。 死んでも目を離すものかと思った。一刻も早く追いついて、あの時伝えられなかった自分の想い、ラブの想い、そして新たな未来を歩いていこうとしているラビリンスの人たちの想いを、何としても伝えたい。 「来るなと言っているのが、わからんのかぁっ!」 怒声と共に、再び衝撃波がパッションを襲った。今度は光のハートがそれを受け止め、撥ね返す。 パッションが思わず叫び声を飲み込んだ。ソレワターセの螺旋状の身体は、己の力をまともに食らって、その真ん中がブツリと断ち切れてしまったのだ。 ラビリンスの上空で、ゆっくりと傾き始める“不幸のゲージ”。それを見るや否や、パッションは弾丸のように空へ飛び出した。空中ですぐにその姿は掻き消えて、次の瞬間、ゲージの目の前にその姿が現れる。 「メビウス様!」 叫ぶと同時に、大きく両腕を広げてゲージを抱きかかえるパッション。その時、彼女の後ろから飛んできた光のハートがパッションとゲージの両方を包み込んで――気付いた時には、パッションはほの白く光る世界で、かつて対峙した時と同じ姿のメビウスと向かい合っていた。 幸せは、赤き瞳の中に ( 第19話:瞳の中の幸せ ) 「メビウス様……」 「何の真似だ。私の道連れにでもなるつもりか」 僧衣のような衣装を身にまとった姿のメビウスが、パッションを見据え、重々しく口を開く。 「私の計画は、またしても失敗に終わった。“不幸のエネルギー”が突然制御不能となり、人間たちの管理が解かれてしまったのだ。もはや“不幸のゲージ”を残しておいても、害にしかならぬ。ならば……」 「いいえ、メビウス様」 自分の言葉を遮り、一歩前に進み出たパッションを、メビウスは相変わらず鋭い眼差しで見つめる。 以前、ハピネス・ハリケーンの光の中で向かい合った、作り物のメビウスとは全然違う――ふとそんなことを思った。あの時のメビウスは虚ろな目をして、自分と一度も目を合わせてはくれなかった……。そんなことを思い出しながら、パッションは穏やかな声で語りかける。 「それはもう“不幸のエネルギー”ではありません。ラビリンスの人たちの、未来への希望や仲間を信じる心、そして互いに手を取り合おうとする愛の力が生み出した、“幸せのエネルギー”です」 「幸せの……エネルギーだと? 馬鹿な。ラビリンスの国民たちが、私の管理を断ち切って、不確かな幸せを求めたというのか!」 メビウスの目が、驚きに見開かれる。が、見る見るうちにその表情が変わった。眉間に深い皺が刻まれ、忌々し気な顔付きになったメビウスが、パッションを眼光鋭くねめつける。 「プリキュアのせいか。プリキュアがまたしても、このラビリンスを変えたというのか!」 「いいえ。みんなの目を覚まさせたのは、ラビリンスの人間です。ウエスターやサウラー、それに警察組織の若者たち。みんながこの国のために懸命に戦う姿を見て、自分たちも何かしたいと思ったのです」 メビウスの言葉に静かにかぶりを振ったパッションが、誇らしげな顔できっぱりと言い切る。 「人と人とが手を取り合い、共に生きるということ。そこから生まれる幸せという感情は、人が生きていくために大切なもの。それは四つ葉町の人たちも、ラビリンスの人たちも同じです」 「愚か者めが!」 メビウスの激しい憤りの声が、パッションに投げつけられた。 「幸せだと? 私はお前たちに教えたはずだ。幸せと不幸は隣り合わせ。いや、表と裏と言っても良い。だから、幸せがあるところには必ず不幸がある。そんなものがあれば、悲しみも争いも不幸も無い世界など、作れはしないのだ!」 「確かに」 パッションも負けじと声を張り上げる。 「悲しみも争いも不幸も無い世界は、穏やかで生きやすい。でも、そのことをラビリンスの国民が知ったのは、今回のことがあったからです。悲しみと争いと不幸を経験して初めて、私たちは長い間、あなたに守られてきたのだということを知った。それと同時に、共に手を取り合う喜びと、大切さを知ったのです」 「いや、違う……お前たちは、何も分かってはおらぬ!」 カッと見開かれたメビウスの目の中で、瞳が小さく、小刻みに震える。 「幸せなどという不確かなものを求めて、お前たち人間は争い、傷付け合って、悲しみと不幸を生み出してきた。そんな愚かな歴史が、長い年月、数え切れないほど繰り返されてきたのだ」 メビウスの白い僧衣がたなびき始めた。メビウスの身体から煙のようなものが立ち昇り、強風となってパッションの方へ吹き付ける。その圧力に思わず後ずさりそうになって、パッションは愕然とした。 それは、あの占い館の跡地で対峙したソレワターセから溢れ出したのと同じもの――強烈な“不幸のエネルギー”の奔流だった。 (一体何故!? ゲージの中の“不幸のエネルギー”は、確かに“幸せのエネルギー”に変わったはず……!) 動揺しながら、パッションは十字受けの体勢で必死に耐える。 「そんなかつての山のような災厄の記録は、私の中にデータとしてインプットされている。私はそこから学習した。だが、完全な対策を立てても、人間はその通りには実行しない。必ず誰かの幸せを優先し、やがては誰かが不幸になる道を選ぶのだ。そのたびに、私は学習を繰り返した」 (そうか……これは、メビウス様の中に刻まれた、“不幸の記録”のエネルギーなんだわ) そう認識した途端、かつてのラビリンスの光景が、まるで数倍速の映像を見せられているようにパッションの中に流れ込んできた。既にこの国の人間たちには忘れ去られたはずの、過ぎ去った時代の争いの記憶、悲しみと不幸の記憶が。 人々が嘆き悲しむ声。戦いに疲れ、表情をなくした戦士たち。人と人とが互いに争い、ののしり合う醜く歪んだ表情――。 声も出せず、押し寄せる負の力に、ただ必死で耐えるパッション。その身体は、ずるずると少しずつ後退していく。 「こんな愚かな生き物に、この世界を任せておくわけにはいかない――学習と思考を繰り返した結果、私はそういう結論に達した。全て私が支配し、悲しみも争いも不幸も無い世界を作ることにしたのだ!」 「キャー!」 ついに風圧に負けて、パッションの身体が宙に浮く。強風に吹き飛ばされて、パッションが思わずギュッと目をつぶった、その時。 ――せつな! 固く閉じられたまぶたの裏に、パッと浮かび上がったもの。それは、まるで花が咲いたような、ラブの笑顔だった。 続いて美希と祈里の顔が、その隣に並ぶ。あゆみと圭太郎、ミユキさん、カオルちゃん、学校の友人たち、商店街の人たち。四つ葉町で出会った数多くの人たちの笑顔が、次々と浮かぶ。そして、ウエスターとサウラー、少年と少女ら警察組織の若者たち、野菜畑の老人、ついさっき目にしたラビリンスの人たちの笑顔も、それに重なった。 その中に、せつな自身の姿は無い。でも彼らを見れば、その眼差しが向けられている――愛されている自分の姿が、はっきりと浮かび上がって来る。 (そう……これが私の幸せの姿。いつだって私の瞳の中にあって、私自身の幸せを映し出すもの) 吹き飛ばされた身体が、柔らかくどっしりとしたものに受け止められる。それは、さっきよりも輝きを増した光のハートだった。 ハートの光越しに眼下を眺めれば、人々が必死で想いを届けようとしているのが小さく見える。 (愛しい人たち。愛しい世界。たとえ私が、また間違いを犯しても、悲しみに沈む日も、不幸な時も、決して消えることはない。そしてそれは、メビウス様が作ったラビリンスには……) こちらを見上げる一人一人の胸元に、さらに小さなハート型のきらめきが見えるような気がした。と、その時。 「キー!」 白く輝く姿に変わったアカルンが飛んできて、パッションの目の前で嬉しそうに飛び跳ねた。 「そうね。今度は私の番。みんなの想い、そして私の想い、メビウス様に届けてみせる!」 「チェインジ・プリキュア! ビートアーップ!」 アカルンがパッションの中に飛び込んで、今再び、変身の儀式が始まる。 胸の四つ葉に加わった白いハートは、愛する世界の、愛する仲間たちの心。 背中の大きな白い翼は、その心を未来へ運ぶ、約束の印――。 「ホワイトハートはみんなの心。はばたけフレッシュ! キュアエンジェル!」 強風に桃色の髪を煽られながら、軽やかに舞い降りる天の使い――キュアエンジェル・パッションの降臨だった。 「愚かな。これだけ言ってもまだ分からないのか。幸せなどを求めれば、悲しみも争いも不幸も無い世界など、作れはしない!」 メビウスの眉間の皺が深くなる。勢いを増す“不幸のエネルギー”。だが、そんな強風をものともしない、凛とした声が響く。 「それなら、あなたは何のためにそんな世界を作ろうとしたのですか?」 パッションが、キラリと輝く赤い瞳で真っ直ぐにメビウスを見つめる。 「ラビリンスの科学者は、無秩序な世界を統制するために私を作ったのだ。悲しみも、争いも、不幸も無い世界を作るために」 「何故彼らがそんな世界を作ろうとしたのか。それはご存知ですか?」 「決まっている。それこそが正しい世界だからだ!」 「その、先は?」 「……何だと?」 小首を傾げるような、可愛らしい仕草で問いかけるパッション。だが、そこでメビウスは言葉に詰まった。それを見て、パッションの目つきがフッと柔らかくなる。 「正しい世界を作って、彼らは何をしたかったのか。彼らはきっと、ラビリンスの人たち全員を幸せにしたくて、あなたを作った。その想いもまた、あなたの中に刻まれているはずです」 そう言って、慈愛を湛えた眼差しでメビウスを見つめてから、パッションの身体は軽やかに宙を舞った。 アカルンがリンクルンから飛び出して、くるくると踊るように秘密の鍵へと姿を変える。その鍵でリンクルンを開き、ホイールを回す。 光とともに現れるアイテム。胸の五つ葉から取り出した、最後にして要のピース、赤いハートを先端部に取り付ける。 「歌え! 幸せのラプソディ。パッション・ハープ!」 目を閉じて四本の弦を弾き、その豊かな音色に耳を傾ける。 「吹き荒れよ! 幸せの嵐!」 高く掲げられたハープの周りに、真っ白な羽が出現する。 「プリキュア! ハピネス・ハリケーン!」 ハープを手に、パッションが回転する。疾(はや)く、鋭く、美しく。巻き起こす赤い旋風に、自分の想いとみんなの想い、その熱き心の全てを乗せて。 赤い旋風は、“不幸のエネルギー”が起こした暴風とぶつかり合い、白い羽と赤いハートの光弾が、旋風に乗って激しく舞い踊る。 「はぁ~~~!」 続いて生まれた大きなハートのエネルギー弾が、強風を押し返す。やがて旋風がメビウスを包み込んだ時、まさにメビウスが誕生する直前のラビリンスの光景が、メビウスとパッションの目の前に蘇った――。 広く天井の高い部屋の真ん中に置かれた、数多くのコードが繋がれた巨大な球体。 その周りを取り囲んでいるのは、年齢も性別もバラバラの、十名ほどの科学者たち。 誰もが皆、目を輝かせて、誕生間近の国家管理用コンピュータを見つめている。 「どうだ、順調か?」 「はい。あと少しで最終チェックが完了します」 「そうか。それが終われば、いよいよテスト稼働だ。みんな、ここまでよく頑張ってくれた」 科学者のリーダーらしき人物が、仲間たちにねぎらいの言葉をかける。 その時、一人の若い科学者が、口を開いた。 「ところでリーダー。このコンピュータの名前は、どうしますか?」 「名前? そうだな……」 しばらく考えてから、リーダーが小さく頷いて、手近のキーボードを叩く。 ディスプレイに映し出された文字。それは……。 「……メビウス? “メビウスの輪”の、メビウスですか?」 「ああ。裏も表も無い、永遠に続く幸せの象徴。どうだ?」 ディスプレイを覗き込んでいた科学者たちが、皆笑顔で顔を見合わせ、一斉に頷く。 「いいですね!」 「ええ、僕も気に入りました」 仲間たちの笑顔を、リーダーも笑顔で嬉しそうに見つめる。 そして稼働間近の巨大な球体に手を当てると、祈るように目を閉じ、こう呟いた。 「メビウス。どうか私たちを、悲しみも争いも不幸も無い、皆が笑って暮らせる未来へと、導いてくれ」 「これが私を生み出した人間たちの想い……。こんな不確かで、不完全な想いから生まれたものを、正しい世界だと認識していたというのか……。私にプログラムされたゴールまでもが、不完全だったというのか!」 震える声でそう言い放ったメビウスの身体が、ぐらりと揺らぐ。瞬時に駆け付けたパッションがしっかりとその手を掴むと、“不幸のエネルギー”の暴風は影を潜めた。 「メビウス様。正しい世界なんて、私たちには必要なかったんです。悲しみも争いも不幸も、全て消してしまっては、喜びも思いやりも幸せも得られない。それでは、私たちは何のために生まれ、何のために生きているのか分かりません」 「だったらどうする」 呟くようなメビウスの問いかけに、パッションは小さく微笑んだ。 「消すのではなく、乗り越えるのです。私たち、みんなで。悲しみも苦しみも不幸も、みんなで力を合わせて乗り越えて、みんなで幸せを経験する。そうやって精一杯生きる。それが人間の素晴らしさだと、私はラビリンスを出て教わりました」 メビウスの瞳の中に、自分の姿が映っている。キュアエンジェル――この姿もまた、ラビリンスの人々を含めたみんなの力が無ければ、得られなかった姿。 その想いを噛みしめながら、パッションはメビウスの瞳を真っ直ぐに見つめて語りかける。 「一人一人の力は小さくても、そうやってみんなで力を合わせて歩んで行けば、ほんの少しずつでも、世界は変えられる。私たちも、前へ進んで行ける。時々後ずさったり、回り道をしたりするかもしれない。けれど、そうやって自分たちの足で歩いていく未来を、私たちは選びたいのです」 「愚かな。人間の手に負えないような、大きな不幸も世の中にはある。不完全な人間が、愚かな選択で作り出す悲しみも山ほどある。それでもお前たちは、その悲しみや不幸を引き受けるというのか」 「はい。それを乗り越えて幸せになるために、私たちは生きている――私にも、やっとそれが分かりました」 それを聞いて、メビウスは何かを考えるように目を閉じた。そのまましばらく沈黙してから、目を閉じたまま、口を開く。 「では聞こう。一人一人の力は小さくても、それが集まれば大きな力になると言ったな。だが、そもそも人間に、小さくともそんな力はあるのか? どんな力で、それらの大きな困難に立ち向かえるというのだ」 そこでパッションも、静かに目を閉じる。まぶたの裏に浮かび上がったのは、三人の仲間たちの姿。 パッションの口元に、自然に小さな笑みが浮かぶ。目を開けると、その微笑みのままに、彼女は愛し気に言葉を紡いだ。 「私たちには、互いを思いやる愛と、互いの未来へ抱く希望、そして互いの幸せを祈る心があります」 「愛、希望、祈り。そして幸せか。全て私が下らないと切り捨てて来たものばかりだな。そんなもので、本当に私のプログラムのその先を、作ろうというのか」 そう言いながら、メビウスがゆっくりと目を開ける。その目の前に、パッションは静かに右手を差し出した。 「メビウス様。どうか私たちに、力を貸してください。今度は絶対者としてではなく、共に幸せを作っていく仲間として」 メビウスがほんの一瞬、驚いたようにパッションの顔を見つめる。だが、差し出したパッションの手は、そっと振り払われた。 不意に、足元がぐらりと揺らいだ。トゥルー・ハートが作り出した空間が、少しずつ薄れ始める。それと共に、人間の形を取っているメビウスの姿も、少しずつ、少しずつ透明になっていく。 「そんな不完全な生き方は、私にはプログラムされていない」 「……メビウス様!?」 「新しい国家管理用のコンピュータ……あれを使うが良い。私よりはスペックが落ちるが、お前たちのサポートには十分な機能が備わっている」 「メビウス様、お待ち下さい!」 淡々と語るメビウスに対して、焦りの色を隠せないパッション。そんな彼女を、今まで無表情で見つめていたメビウスの口元が、フッと緩んだ。 「イース……いや、キュアパッションよ。人間は弱い。そのことを、私はお前よりよく知っている。未来に待つ幾多の困難に、いつまた私に頼り、管理されることを望むか分からぬ。ならば……私のプログラムの始まりにあった……その大元にあった願い。私はその願いだけの存在に戻って、お前たちを見守っていよう」 「メビウス様!」 その瞬間、ほの白い世界は完全に消え失せた。空に溶けそうな淡い姿になったメビウスが、右の掌をパッションに向ける。 優しい風が、パッションを地上へと押し戻す。その刹那、彼の――かつて父とも母とも仰いだメビウスの、自分を見つめる優し気な微笑みを、パッションは生まれて初めて目にした。 遥か上空から降って来たパッションの身体が、空中で淡い光を放って、せつなの姿に戻る。それを見るや否や、ピーチは空中へと跳び上がった。 「せつな!」 せつなの身体をしっかりと受け止めて、軽やかに着地したピーチが、ホッとしたようにその顔を覗き込む。そしてその目が驚いたように、大きく見開かれた。 千切れた暗緑色の蔦と、“不幸のゲージ”だけの存在となったソレワターセは、そこから少し上昇したところで、ぱぁぁん! と弾けた。 ゲージの中からキラキラとした光が溢れ出し、地上へと降り注ぐ。 街にも。人にも。そして今はサウラーが持っていた、ノーザの本体である球根の上にも。 黒光りするメタリックな建物は元の廃墟へと戻り、要塞のようだった新政府庁舎も、元の形へと戻っていく。そして四つ葉町で見るような澄み切った青空が、人々の頭上に広がった。 初めて目にする美しい光景に、歓声を上げて空を見上げるラビリンスの人たち。その片隅で、そっと変身を解いたラブが、ギュッとせつなの細い肩を抱き締める。その途端、せつなの目からポロポロと大粒の涙がこぼれた。 降り注ぐ陽光に、人々の笑顔が溢れる中、二人はただ涙を流しながら、しばらくの間、黙って抱き合っていた。 ☆ キャーキャーと走り回る子供たちを、危ないぞ、とたしなめながら、大人たちが壊れた建物を修理している。その近くでは若者たちが、残り少なくなった瓦礫を集め、新しい場所に移ったデリートホールに運んでいる。 「うわぁ、大分片付いたね!」 明るい声を上げるラブに、ええ、と頷いてから、せつなはてきぱきと動いている人々に、もう一度目をやった。 あれから数日。住民総出で働いたお蔭で、街の復旧は着々と進んでいた。 ああでもない、こうでもないと言い合いながら、設計図を覗き込んでいる人たち。「せーの!」という掛け声を合図に、重い瓦礫を大人数で動かして、笑顔でハイタッチを交わす人たち。まだ荒涼とした街角でも、そんな姿が何だか眩しくせつなの目に映る。 彼らが築いていく新しいラビリンスの街並みは、どんな形になっていくのだろう。 そこに住まう彼らの毎日は、どんな音に、どんな匂いに、どんな景色に彩られていくのだろう。 せつなは、作業をしている人たちに向かって一礼してから、彼らの上に広がる空を、じっと見つめた。少しの間そうしてから、隣に立つラブに目を移す。 「行きましょ、ラブ」 そう声をかけ、連れ立って軽やかに歩き出す。二人の行き先は、ここからすぐのところにある、異空間移動ゲートだ。 あの日――メビウスがソレワターセと共にラビリンスの空に消えたあの日から、二日ほど経った夜。 いつものように並んでベッドに腰かけたラブに、せつなが小さな声で問いかけた。 「ラブ。私……四つ葉町に帰っても、いいかしら」 「もちろんだよぉ!」 「いつもみたいに数日ってことじゃないの。あの……また、お父さんとお母さんとラブと、一緒に暮らせたらなぁって……」 「せつなっ、それホント!?」 ラブがガバッとせつなの方に向き直る。 「やった……やったぁ!」 そう言って思い切り抱き着いてから、ラブは目をキラキラさせて、目の前の赤い瞳を覗き込んだ。 「それで? せつなは、四つ葉町に帰って、何がしたいの?」 「え?」 「せつなのことだからさ、四つ葉町で、何か精一杯頑張りたいことがあるんでしょ?」 それを聞いて、一瞬ポカンとしたせつなの頬が、すぐに薄っすらと赤く染まった。 (ラブにはもう、すっかりお見通しなのね……) ラビリンスに、笑顔と幸せを伝えたい――そう思って精一杯頑張って来た。でもどうしても上手く伝えられなくて、幸せについてもっと知りたいと思った。 そのために時々は四つ葉町に帰って、幸せな時間を積み上げて、自分の幸せの形を知ろうと思った。 けれどいつしか、自分のための幸せでなく、ラビリンスの人たちのために幸せを知ることばかりを考えていて――。 (幸せは、人のためにゲットして分け与えるものじゃない。一人一人が、自分のための本当の幸せを掴んで、その幸せで周りを幸せにしていくもの。だから――私は幸せになっていいのよね。ううん、幸せにならなきゃいけないのよね) ラブと一緒に学校に行って、美希とブッキーも一緒にカオルちゃんのドーナツを食べて、お母さんのお手伝いをして、お父さんのお仕事の話を聞いて、商店街の人たちとおしゃべりをして。 それから自分は、どんな幸せでみんなを幸せにしたいのか。考え続けたその答え。それは――。 「私ね、ラブ。四つ葉町で教わった色々な幸せをラビリンスに伝えようとしてきたけど、一番伝えたいものだけは、まだ一度も伝えてないの」 「一番、伝えたいもの?」 怪訝そうに首を傾げるラブに、せつなはますます頬を赤く染めて、照れ臭そうにコクンと頷いて見せる。 もしかしたら、無意識に躊躇していたのかもしれない。一人では――そして今の自分では、その本当の楽しさを、喜びを伝えられない気がして。 その幸せを、ラビリンスにちゃんと伝えること――それだけはどうしても譲れないと、心の奥で思っていたのかもしれない。 「それは……みんなと繋がっているんだ、って幸せを全身で感じて、その幸せを全身で表現できるもの。そうしていると、自然に笑顔になれるもの……」 「分かった! ダンスだねっ?」 パッと笑顔になったラブに、せつなもニコリと笑って頷く。 「だからね。私はもっともっと、ダンスが上手くなりたい。そしていつか、ダンスでラビリンスの人たちに、幸せを伝えたい」 「それって……プロのダンサーになるってこと?」 「そう……なるのかしら」 「ん~!」 ラブは感極まった声を上げると、もう一度勢いよくせつなに抱き着いた。 「だったらせつな、一緒にやろうよ! あたしの夢も、ミユキさんみたいなダンサーになることだもん」 「でも、私はいつか、ラビリンスで……」 「だから、ラビリンスで一緒にダンスしようよ! 言ったでしょ? せつなの夢は、あたしの夢でもあるんだから。ねっ? 一緒に幸せ、ゲットだよ!」 そう言って得意そうにこちらを覗き込んで来る桃色の瞳に、自分の顔が映っている。前にも見たことがある、余りにも無防備で、幸せそうな顔。ラブとその顔の両方に向かって――。 「ええ。私、精一杯頑張るわ!」 せつなは誓うような気持ちで、しっかりと頷いたのだった。 異空間移動ゲートでは、既にサウラーとウエスターが、二人が来るのを待っていた。 「イース、ラビリンスのことは任せておけ。俺もたまには師匠のところに顔を出すから、四つ葉町で会おう」 「たまには? しょっちゅう、の間違いじゃないのかい?」 ニカッと笑うウエスターの隣から、サウラーが相変わらず皮肉めいた口調でそう言って、ニヤリと笑う。 「二人とも、元気で。野菜畑の老人がよろしく言っていたよ。見送りに行けなくて、申し訳ないってね」 「おじいさん、大人気だもんね。昨日会いに行ったら、たくさんの人に囲まれて、何だかエラい先生みたいだったよ」 ラブが自分のことのように得意げな顔をする。 あのホースを使った戦いを見た住人たちの間に、野菜畑の存在が知れ渡り、何人もが興味を持って、老人の畑を訪ねるようになっていた。昨日ラブとせつなが会いに行った時には、老人はその人たちに、ボソボソと、でも嬉しそうに植物について説明していたのだ。 サウラーも笑顔のままで、そうか、と頷く。が、すぐに真顔に戻ると、低い声でこう続けた。 「ノーザとクラインを復活させられないか、調べてみようと思っているんだ。今度はメビウスのしもべじゃない、僕らの仲間としてね」 「それはいいわね」 せつなが微笑んだ時、後ろから「おーい!」という声と足音が近付いて来た。 警察組織の制服に身を包んだ、少年と少女が走って来る。街の復旧作業を抜けて来たのか、二人とも埃まみれだ。 「せつなさん、ラブさん、本当にお世話になりました!」 「あたしの方こそ、色々ありがとう!」 「ラビリンスを、よろしくね」 二人の言葉に嬉しそうに顔をほころばせた少年が、ポンと少女の肩を叩く。 「ほら、お前もちゃんと挨拶しろよ」 少年に引っ張り出されて前に出た少女が、少々緊張気味な表情で、ラブとせつなの顔にチラリと目を走らせる。そしておもむろに、深々と頭を下げた。 「本当に、すまなかった。そして……ありがとう」 「こっちこそ、見送りに来てくれてありがとう!」 ラブがそう言って、少女に笑いかける。せつなは少女の手を取って顔を上げさせてから、その目を真っ直ぐに見つめて、ニヤリと笑った。 「勝負しましょう」 「……勝負?」 「ええ。あなたはあなたのやりたいことを、私は私のやりたいことを、精一杯頑張る。それでお互い、どれだけ幸せになれるか」 「どれだけ、幸せに……?」 怪訝そうに呟いた少女の口元に、薄っすらと不敵な笑みが浮かぶ。 「分かった。この街を能天気な笑顔で一杯にして、今度あなたがここを訪れた時、驚かせてみせる」 「楽しみにしているわ」 二人の少女が、初めてがっちりと握手を交わす。その姿を、あの日から少し明るさを増したラビリンスの空が、穏やかに見つめていた。 高速で後ろへと流れる光の回廊が、ふいに途切れる。 目の前に現れる白いゲート。開いた先には、まだ朝だとは思えないほど強く照り付ける太陽と、綿菓子のような雲をのんびりと浮かべた空があった。 「ただいま」 クローバーの丘の上へと降り立って、そこに咲く可憐な花たちに向かって小さく呟く。と、そこへ――。 「ただいま、じゃないわよ!」 不意に目の前に二つの影が現れて、せつなは目をパチクリさせた。 「美希……ブッキー……?」 「も~、ラブ! せつなも、連絡くらいよこしなさいよ。全く、ラブがラビリンスに行くなら、アタシたちも後からでも行くんだったのに」 「ちょっと美希ちゃん! せつなちゃん、ラビリンスで何かあったの? ラブちゃんも、わたしたちに黙って行くなんて……」 祈里が胸の前で両手を組み合わせて、ラブとせつなの二人に迫る。美希も、さも残念そうな口調ながら、二人のことを心配していたのがよくわかった。 「え、えーっとぉ……たまたまカオルちゃんとこでウエスターに会って、今から帰るって言うから急に思いついて、連れて行ってほしいって……って、二人とも何でそのこと知ってるの? それに、迎えに来てくれるなんて、どうやって……」 不思議そうに問いかけるラブに、二人は顔を見合わせて、してやったり、という様子で笑い合う。 「昨日、商店街であゆみおばさんに会ってね、それで聞いたの。今日、二人揃って帰ってくるんだって、おばさん凄く喜んでたわ」 「だからブッキーと相談して、今朝は早起きして、ずっと二人が現れるのを待ってたの」 二人の話を聞きながら、ラブはぱぁっと笑顔になると、よーし! と叫んで右手を高々と挙げた。 「じゃあ、積もる話もあるし、これからみんなでカオルちゃんのドーナツ食べに……」 「その前に、うちに帰っておばさんに“ただいま”でしょ?」 「あ……はぁい」 「それにラブちゃん、夏休みの宿題、まだ終わってないって言ってなかったっけ」 「そ、それは……せつなぁ! 助けて~」 「はいはい」 慌てふためくラブの様子に、思わずクスクスと楽しそうに笑ってから、せつなは仲間たちと肩を並べる。 クローバーの丘を抜ければ、クローバータウン・ストリートはすぐそこだ。そう思った途端、急に胸の奥が、何かじわりと暖かなものに包まれた。 (帰って来たんだ……) これまで何度もここへ帰って来たことはあったのに、その想いが、初めて心の底から湧き上がってくる。その温もりを噛み締めながら、せつなは愛しい我が家へと足を進める。 この街で、精一杯自分の幸せを積み上げよう。そして自分だけの、本当の幸せの姿を、いつか掴もう。 この赤い瞳に映る全ての世界を、笑顔と幸せでいっぱいにするために。 ~完~
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藤井サチ プロフィール(スリーサイズ、カップ情報) フジイ サチ 生年月日:1997年03月06日(24歳) 身長:170 体重: B:80 W:60 H:88 カップ: 備考:ミスセブンティーン2012グランプリ Wikipedia: https //ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E4%BA%95%E3%82%B5%E3%83%81 関連URL: 所属アイドルグループ コンテスト ミスセブンティーン 出演ドラマ 関連タグ:ミスセブンティーン
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Eas to Eas 第1章 幸せはいつも遅れて来るから 「プリキュアハピネスハリケーン!はあーーーーーっ!」 「シュワシュワ~」 緑のダイヤが溶けていった。 「まあいい、今日は君に会いたい人がいるんだよ」 サウラーが姿を消し、入れ替わりに初老の男が現れた。 「あなたは……」 クラインが一人の少女を連れて4人の前に現れた。 「ご無沙汰しております。元イース、いや、今はキュアパッションですか。 あなたもわかっていた筈です。あなたの代わりはいくらでもいることを……」 「まさか……」 「紹介しましょう、こちらが新しいイース。メビウス様の御命令により戦士としての管理データは先にこの国民に複製済みです。あとは、あなたが寿命を迎えれば新しいイースの完成です」 「我が名はイース、ラビリンス総統メビウス様が僕。決められた寿命、尽きてもらう!」 言うや否やイースがキュアパッションに襲い掛かる。 突き刺さる高速の拳と蹴り。 必死に防ぐキュアパッションであったが、そのスピードに圧され、 ダメージが積み重なっていく。 ナケワメーケが常に強化されるように、イースも大幅に強化されていた。 「所詮経年劣化の進んだお前に勝ち目はない!」 「パッション!」 キュアピーチが、ベリーが、パインが窮地のキュアパッションを救おうと、 戦いに割り入ろうとするも一蹴された。 イースのパッションに対しての攻勢は止まらない。 「うん」 意を決したように、三人がピックルンを召喚する。 「はっ!」 「届け、愛のメロディ! キュアスティック、ピーチロッド!」 「響け、希望のリズム! キュアスティック、ベリーソード!」 「癒せ、祈りのハーモニー! キュアスティック、パインフルート!」 ♪ポロロロロロロロン 「悪いの悪いの飛んで行け プリキュアラブサンシャイン、フレーーーーーッシュ!」 「悪いの悪いの飛んで行け プリキュアエスポワールシャワー、フレーーーーーッシュ!」 「悪いの悪いの飛んで行け プリキュアヒーリングプレアー、フレーーーーーッシュ!」 三つの光弾がイースを目がけて一直線に飛びかかった。 さすがのイースも直撃は危険と察し、すんでのところで回避。 「完全消去は後にしておこう。まあ、バックアップはとっておくんだな」 「せつなー!」 ダメージが重なり変身が解除されたせつなに3人が駆け寄る。 「だいじょうぶ!?」 「ラブ…… やはり私の寿命は尽きてしまうの……」 というと、そのまま眠ったようになった。 (せつなはもうイースじゃないんだよ……) 「とりあえず、せつなを家で休ませよう」 「そうやな、パッションはんを運ばんと」 すると、シフォンの額が光り 「キュアキュアー、プリップー!」 4人はせつなの部屋に瞬間移動され、すぐにせつなをベッドに寝かせた。 残されたシフォンは 「わてだけおいてけぼりかいなー」 とごちて、急いでラブの家に向かった。 しばらくしてあゆみが帰ってきた。せつなの様子をみたあゆみは、 「せっちゃん、どうしたの!」 ここではさすがに真実を話すわけにはいかず、 「おかあさん、せつな、今日は疲れちゃったみたいで……」 「おばさん、慣れない環境でいろいろあったんです」 「心配はいらないけど、少し休んだほうがいいんですって」 と、この場を取り繕った。 夜になり、 「どうやらよく眠っているだけのようだし、最近は疲れていたのかも。 二人ともあんまり遅くなったらいけないから、今日はもう帰っても大丈夫だよ」 「そうね、何かあったらちゃんと連絡してね」 美希と祈里は心配に思いつつもラブの家を後にした。 「う……うん」 「起きた?」 「私、まだ生きてるのね」 「当たり前だよ!」 「さ、ご飯食べよ。お母さんがおかゆ作ったんだよ。食べられる?」 「ええ……だいじょうぶよ。ありがとう、おばさま」 せつなが一口食べる。 「美味しい……」 「でしょ? 風邪ひいたときにお母さんのおかゆを食べると元気になるんだ。 せつなが今生きているから、おかゆが美味しく感じるんだよ」 「そうね」 「あのとき、せつなの中にアカルン飛び込んで、そしたらキュアパッションに なってたんだよね」 「アカルンが、『やっと会えた』って言ってくれたの。その時のわたしも 確かに生きていた」 「そうだよ、あのときにせつなは、せつなになってたんだよ。だからもう 寿命が尽きたりはしないんだよ」 「そうね…… そうでなかったら、今まで生きている筈もないわ」 せつなに芽生え、再び強く感じられた「生きたい」という気持ちを感じたラブは嬉しく思った。 「それにしても、前にも、サウラーがせつなの影をイースのナケワメーケにして…… ラビリンスってしつこいよね」 「前よりは少なくなったけど、今でもまだ眠れないこともあるの…… 罪を重ねてきた私には悪夢が焼き付いているのね……」 「そういうことがあったら、今度はあたしのところへおいでよ。 悪い夢が飛んでいくまで、ずうっと抱きしめてあげるから!」 「ラブ……」 ラブとてせつなのすべてを知っているわけではない。 ただ、せつなが背負ったものがたとえどんなに重くても支えてあげる。 そして跳ね飛ばしてあげる。 そう決めていた。 「あたしね、思ってたの……どうして4人目のプリキュアが 幸せのプリキュアだったんだろうなって? 幸せって、愛して、望んで、信じて、最後につかむものなのかなあって。 「ハッピーエンド」って言うでしょ?どんなに苦しんでも、どんなにつらくても 最後は幸せになれればめでたしってね」 「そうね…… でも、私は皆に不幸をまき散らしていたくせに、 ラブに、みんなに、幸せを貰ってばっかりで……」 「せつなは存在そのものがあたしの幸せ。だから私がすべてを 賭けてでもせつなを取り戻すことを誓ったんだ。 それに、『真っ赤なハートは幸せの証』でしょ?なおさら、せつなが 幸せであってこそだよ」 「ありがとう、ラブ。そうであれるように精一杯、頑張るわ」 「そしたらもっと幸せゲット、だね」 晴れていくせつなの顔がラブには眩しく映った。 「そうだ、食器片づけてくるね」 「私が行くわ、おばさまに謝らないと」 「だいじょうぶだよ。今日は無理しないでいいから、ね」 「……ええ」 その夜は、ラブがずっとせつなのそばにいた。 悪夢にはうなされなずに済んだようだった。 翌朝 「おばさま、昨日は心配おかけしてすみません」 「せっちゃん、もうだいじょうぶなの?」 「ええ、一晩休めばすっかり元気になりました」 「無理しなくていいのよ。困ったことがあったら何でも言ってね」 「ありがとうございます」 放課後、いつもの公園に集まる。 「せつな、もう大丈夫なの?」 「ええ」 「せつなちゃん、なんかすっきりしたみたいね」 「私、自分で勝手にイースに呪縛されてたみたい。ラブが振りほどいてくれたの」 「愛のパワーだよ」 「え?」 再びイースが現れた。 「我が名はイース、ラビリンス総統メビウス様が僕。今日こそお前を消去する。 ナケワメーケ!我に仕えよ!」 深紅のダイヤを目の前のテーブルに突き刺した。 「ナーケワメーケー!」 「いくよ!」 4人がリンクルンを構える。 「チェインジ!プリキュア、ビーーートアーーーップ!」 「ピンクのハートは愛ある印!もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」 「ブルーのハートは希望の印!摘みたてフレッシュ、キュアベリー!」 「イエローハートは祈りの印!採れたてフレッシュ、キュアパイン!」 「真っ赤なハートは幸せの証!熟れたてフレッシュ、キュアパッション!」 「レッツ!プリキュア!」 「ナケワメーケは私たちにまかせて!」 ピーチ、ベリー、パインがナケワメーケに飛びかかる。 イースとパッションが対峙し、ぶつかり合う。 今度はパッションも負けない。自信を持って攻撃を受け流し、 次第に反撃に転じる。 「馬鹿な…… 経年劣化しているだろうに」 「私はあなたには負けない。東せつな、キュアパッションよ」 「くっ」 「プリキュアトリプルキーック」 3人の連携でナケワメーケを追い詰める。 「今よ、パッション!」 リンクルンを取り出し、アカルンを召喚する。 「歌え!幸せのラプソディ!パッションハープ!」 ♪ポンポンポンポンポロロロン パッションハープに取り出したハートを装着。 「吹き荒れよ!幸せの嵐!プリキュア!ハピネスハリケーーン!」 無数のハートと羽根の嵐がナケワメーケを、イースを包む。 イースは浄化直前で離脱。 「はあーーーーーっ!」 「シュワシュワ~」 深紅のダイヤが溶けていく。 「私はほぼ完全体だったというのに、どして……」イースが去って行った。 「パッション!」 「ありがとう、みんな!」 4人が微笑みあう。 遅れてきた幸せのプリキュア・キュアパッション。 そして大切な友達・東せつな。 これからも、ずっと4人は仲間。 * クラインはメビウスに報告をする。 「メビウス様、イースの交換がどうもうまくいかないようです」 「やむを得ん、イースはもう使わずともよい。まあ、あの国民は一応まだダメージはないから、 戦士ではなく一般国民に切り替える。その代り、あれを使う準備をしておけ」 「あの方をですか……わかりました。全てはメビウス様のために」 「ただ、あれを使うにはゲージが十分ではない。やはりあのカードも準備せよ」 Eas to Eas 第2章 戦士たちよへ続く
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OS Win7 Home 64bit CPU Phenom II x4 945 M/B GA-MA785GT-UD3H RAM UMAX Cetus TCDDR3-3GB-1600OC(1g*2) |UMAX Cetus DCDDR3-4GB-1333(2g*2) VGA 玄人志向 GF-GTS250-E512HD/GRN Sound SoundBlaster X-Fi Titanium HDD WD5000AAKS (500G SATA300 7200) Pow WIN+ 550W HEC-550TE-2WX Case Antec Three hundred Display BenQ E2220HD Line ADSLモアII Plala Mouse MX-518 Performance Optical Mousepad SteelSeries Qck+ Keyboard steelseries 6Gv2 Headphone ATH-A900,PC350 Radeon6850が気になっております。(値段を見るとSapphire製が。。) 現在使用しているgts250よりも高性能で低電力。。すばらしい。 東プレのレビューを希望しますw -- オーリィ (2011-01-24 13 43 06) リアフォは学生時代から一度はもってみたいキーボNo.1に輝き続けてますが、踏ん切りがww steelのをレビュする予定! -- ミノタビッチウロスコ (2011-02-02 16 29 21) 7Gですか!?あのハンドレストまじきになる・・・ -- オーリィ (2011-02-03 12 57 29) ほほほんのちょっとだけ数字が小さいやつ!!w 気にはなったけどなくていいやってなりました。。(@@; -- ミノタビッチウロスコ (2011-02-03 17 14 14) 名前 コメント