約 25,536 件
https://w.atwiki.jp/mhgwii/pages/150.html
リオレイア希少種(金)攻略 基本情報 何か基本的な説明があるならここに。 状態 怒り 状態を記入 瀕死 状態を記入 部位破壊 状態を記入 攻撃パターン 攻撃名 ここに攻撃の動作パターンなどを記入。改行は&br()としないとインデントされない。 攻撃名 武器別簡易攻略 剣士 片手剣 ここに攻略~改行は&br()としないとインデントされない。 双剣 大剣 ハンマー ランス ガンナー ライトボウガン ヘビィボウガン 剣士攻略 ガンナー攻略 コメント 名前 コメント ※ここはボスの攻略情報を載せるページです。基本能力や剥ぎ取り情報に関するコメントはこちらに→リオレイア希少種(金)基本情報 ※攻略を記入する場合、~の装備なら楽勝などのコメントは参考になりませんので具体的な方法がある場合のみ書いて下さい。 ※攻略ページはソロ攻略の為の情報ページです。複数プレイやタイムアタックの攻略はキリがないので避けましょう。どうしても書きたい場合は掲示板で。 ※コメント欄は質問や雑談をするところではありません。質問や雑談は掲示板で。不要なコメントは随時削除します。
https://w.atwiki.jp/mh-hc/pages/42.html
01-09(RARE4) ギルドモンスターカード カードタイトル:リオレウス希少種※ パワー:3000 ランク:★★★★★★ 必要防具:S・ソルZシリーズ×2 イラスト:成庵 <オート/キャンプ>:このカードが手札か準備ゾーンからキャンプに出た時、相手の準備ゾーンにあるすべてのカードを捨てる。 第1弾 樹海の影で登場したギルドモンスター。 キャンプに出た時、相手の準備ゾーンのカードをすべて捨てるオート能力を持つ。 2体のG級ハンターが揃って出せるギルドモンスターで、パワーは3000と高い数値を誇る。 ただし条件が揃えばパワーが3500になるティガレックス※(2弾)のように、1体のG級ハンターから出すことができない。 そのため若干使いづらいが、相手の準備ゾーンのカードをすべて捨てるという、とても強力な能力を持つ。 相手の準備ゾーンのカードをすべて捨てるということは、その後の自分の行動を相手は妨害しにくくなるということである。 それでも、オトモアイルーやハンターのアクティヴ能力は使用できるため、油断は禁物。 例えば、ショウグンギザミ(1弾)をオープンした際に相手からショウグンギザミ(1弾)を返される心配がなくなる。 また、パワーダウンも恐れなくていいため、自分の狩りフェイズを行いやすくなる。 そのため、このカードは勝敗を決するゲームエンドカードになりえるのだが、その出しにくさからその強力な能力を発揮する前に相手がゲームに勝利することもしばしばである。 第1弾環境初期においてその強力な能力から価値がかなり高かったが、その出しづらさとゲームの高速化によって価値は落ちついてきている。 S・ソルZシリーズ装備ハンター 黒刀【終ノ型】 イヌキ ガオレンズトゥーカ 収録弾 第1弾 樹海の影
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2858.html
『希少種の品格~ブランドキーパー』 13KB いじめ 考証 不運 差別・格差 希少種 都会 加工場 希少種虐めがメインです anko1598 希少種の品格と僅かながら繋がりがあります. ただし,読まなくとも問題はありません. 希少種虐めなので苦手な方は戻るを押すことを勧めます. 「すいませーん,この金バッチのまりさを下さい.」 「ゆっ!お兄さん.ありがとう!まりさ頑張ってお兄さんをゆっくりさせるよ!」 「ははは,よろしくなまりさ」 とあるペットショップの金バッチゆっくりコーナで一匹のまりさが買われていった. このまりさは今後やや窮屈ながらも,ゆっくりとした生活が待っているであろう. 「ゆっくり良かったね,まりさ!」 「むきゅ,金バッチの恥にならないようにするのよ!」 「お兄さんをゆっくりさせてあげるんだねーわかるよー!」 周りのゆっくり達も金バッチだけあって,まりさを祝福している. レジに行く途中, 「そんなまりさよりも,きゃわいいれいみゅをゆっくるさせてね!」 等という声も聞こえてきたがそこは一匹50円にも満たないエサ用ゆっくりコーナー 恐らく一週間後には捕食種の中身と代わり果てているであろう. 「ゆぅ...いっちゃたね...」 「寂しくなるわ...」 「みんな!そんな顔していると人間さんがゆっくりできないわ!」 「わかるよー!人間さんをゆっくりさせるのがちぇん達の仕事なんだねー!」 買われていったまりさは明るい性格の持ち主で,この金バッチコーナーのムードメイカーであった. 決して安い値段ではない金バッチゆっくり達にとって,ほかのゆっくりが買われることは自分の機会が遠のくことを意味する. しかしながら,そこは金バッチ.別れを惜しむ者はいえど恨みを言うものはいない. 「なんで,まりさなんて通常種を買っていくんだ...らんは希少種なのに...」 ただ一匹を除いて. 希少種の品格~ブランドキーパー 加工所.食用ゆっくりの開発から,虐待グッズの製造,ペット用ゆっくりの販売とゆっくりのあらゆる事に関する総合メーカだ. その一角,ペット部門において職員たちが会議を行っていた. 「...こちらのグラフをご覧頂くとおり,らん種の平均価格の下降は加速しており,遂に20万円を下回る状態であります」 「ひどいな,半年前から40%も下がっているじゃないか」 「はい,原因としてはちぇん種とのつがいが勝手に子供を作った,野良のらん種が通常種は稀少種の奴隷なんだと言い,飼ゆっくりを傷つける等の事件が相次いで起きた事が考えられます.」 「やれやれ,ようやくさなえ種の価格がもとに戻ったと思ったらこれか...」 「このままでは,1年から1年半程でぱちゅりー種の金バッチとほぼ同じ値段になると考えられます.早めに手を打つ必要があります.」 「分かった,来週の幹部会議で報告するよ.たぶんさなえ種の時と同じになるから準備を進めておいてくてれ」 「かしこまりました.では続きましては...」 この会議では加工所と取引のあるペットショップから,各ゆっくりの販売状況を報告していた. そんな中,ここ数カ月でゆっくりらんの売上が激減している事が課題となった. 今までいくつか手をうってきたが,一向に歯止めがかからない. 本格的に手を打たざるを得ない.職員たちは気が重かった. 1ヶ月後,冒頭のペットショップにて 「らんしゃまー,おわかれなんだねー...ちぇんはお姉さんとゆっくりするんだよー」 「ちぇーん!待ってくれ!お姉さん!らんも一緒に買ってくださ...」 「も!申し訳ありません!お客様!ええ,今後この様な事がないように!ええ!すいません!」 このらんと一緒に入荷された金バッチ達はらん以外全て売れていった. ちぇん種を買っていった女性はゆっくりについてそこそこ詳しくらん種のちぇん種に対する執念を知っているため特にクレームなどは言わなかったが,金バッチの売り場としてあるまじき行為である. 「なんでなんだ...なんで希少種のらんが...」 らんは人前でこそ明るく無垢なゆっくりを振舞っていたが,閉店時は塞ぎこむことが多くなっていた. 食事も細くなってゆきストレスは見た目を劣化させる. それでも未だ通常種の価格とは倍以上の差があり,消費者の財布は緩まない.本来であればもっと値下げするべきなのだが... 「店長,あのらんだめですって,もっと値段下げないと売れないですよ」 「まぁまぁ,このゆっくりペット協会からの手紙見てみ」 「なになに,らん種の値段を○○円以下にするなって?店長!こんなの違法じゃないですか!」 「落ち着け.これはあくまで要望であって強制ではない.」 「でも,この通りにしないと業界で干されたり,いい商品卸してくれなかったりなるんじゃないですか?」 「規模の小さいところは分からないが,加工所とかの大手はそんなことはしないって」 「そうなんすか,じゃあ値段下げてもいいんじゃないんですか?」 「目先の利益を考えたらそうなるな,でもそうゆうことしたら巡り巡ってうちにもツケ回ってくるだよ.ブランドってのをなめてはいけないぞ」 「ブランド...すか」 「ゆぴーゆぴー」 「にゃあ,みょうたべらりぇないんだねーわかりゅよー」 「りゃんはきしょうしゅなんだ..りぇいむやまりしゃはせいしゃいするんだ...」 「むにゃむにゃ...ちぇーんー...」 ところ変わってここは路地裏のダンボールの中,ちぇんとらんの番とその赤ゆっくりが一匹ずついた. ちぇんは生粋の野良だが,らんはつい先日まで飼いゆっくりであった. それが今こんな所にいるのは,お決まりどおり野良と勝手にすっきりーをして,ちぇんも飼いゆっくりにしろと飼い主に訴え,捨てられた.それだけである. 「お,いたいた.成体と赤らん一体ずつ発見と」 そこに現れたのは加工所駆除班のお兄さん.なれた手つきでらん種二匹をとりだす. 「な,なんでにんげんさんがちぇんたちのおうちにいるのー!わからないよー!」 「にゃぁぁ,おとうしゃんといもうちょをかえしちぇねー!わかれよー!」 「にんげんさん!どうしてこんなことをするんだ!」 「りゃんはきしょうしゅにゃなんだ!ていちょうにあちゅかわないといけないんだ!」 「はいはい,ゆっくり.じゃあ加工場に連行しますよっと.」 「「「「ゆっ!!!!!!!!」」」」 らんは思った.なんだこの人間は!らん達のすーやすーやを邪魔しておいて! そして加工所だと!あり得ない!希少種のらん達ととってもゆっくりできるちぇん達を加工所についていくだと! 「ふざけるなぁぁぁ...」 「はいはい,すーやすーや」 お兄さんは周りに迷惑のかからないようにラムネスプレーで眠らせる. ちぇん達は特にターゲットでもなんでもないが,見逃す理由もない.こうしてらん一家は仲良く加工所に連れて行かれた. れいむ種やまりさ種等の通常種の野良は非常に多い.一方で希少種の野良は滅多に見ない. もちろん母数の違いでもあるし,希少種は賢く捨てゆっくりになり難く,森から出てくる愚か者もいない. これは9割以上あっている.その通りである.しかしながら希少種といえどゆっくりである.捨てられるものもいれば街にあこがれて出てくる物もいる. 希少種は少ない.しかしながら実は結構な数がいる.矛盾しているようであるがこれが真実である. そんなゆっくり達を加工所は捕獲しているのだ. 駆除班といったら,一斉駆除のイメージが強いが,道路封鎖などを行う一斉駆除を年から年中行うわけにもいかない. よって,平時はこのような希少種狩りを行うのである.一斉駆除と違い,一般人に目立たないようにこっそりと. 捕らえられたらん達はどうなるのであろうか. 貴重な希少種の母体として子供を産ませられるのであろうか,はたまた実験用にまわされるのであろうか. ゴオオオオオオオオオオオ!!!! 凄まじい轟音と共にらんは眼を覚ました. 「ゆ,ここはいったい...なんなのこれー!!!!」 周りを見るとそこにはれいむ,れいむ,まりさ,ありす,まりさ...大量のゆっくりが泣き叫びながらベルトコンベアを流れていた. そしてその先には,あの凄まじい音の原因プレス機がゆっくり達をぺしゃんこにしていた. 「ゆ!ゆっくりにげ..なんでらんのあんよがうごかないのー!!!」 周りでは通常種のゆっくりたちが同じようなことを叫んでいた. らんは思う.あり得ない!なんでらんがこんな薄汚い通常種共と一緒にこんな場所にいるんだ! 「らんしゃまー!!!」 「ちぇ,ちぇーん!」 らんの3匹ほど前に番となったあのちぇんがいた.まもなくプレス機に潰される. 「わからないよー!らんしゃまとけっこん!すればかいゆっくりになれるとおもったのになんでちぇんがしなないといけないのー!」 「ちぇ,ちぇん...ちがうんだ!これは...!」 「ちぇんをゆっくりさせないらんしゃまなんて,ゆっくりし」 ガシャーン!! 「ちぇーーーーーーーーーーーーーーーーんんんんん!!!!!!!!!!!!!!」 なんで?どうしてこうなったの? 「ぱ!ぱちぇをつぶしたらせかいのそんしつよ!ぼうだいなひが」 ガシャーン!! らんは希少種なのに,とても偉いはずなのに. 「ゆぴゃああ!!きょわいよー!おきゃあしゃあああんん!!!」 ガシャーン!! お姉さんの言いつけを破ったのが行けなかったのかな?勝手にすっきりーをしてはいけないって 「まりさはいきるのぜ!こんなところでしんでいいゆっくりじゃ」 ガシャーン!! 「ごめんなざいでじだー!らんがまぢがっでばじだ!もうやぐぞくをやぶりまぜん!だからだずげ」 ガシャーン!! 母体になるでもなく実験生物になるでもなく野良らんは通常種と共に餡ペーストとなった. そもそも加工所ではらん種など大量に保有している. 希少種はたしかに産まれにくい.しかしらん種の場合はせいぜい10~20分の1程度であり,加工所の技術で足りなくなるなどということはあり得ない. わざわざ野良を丁重に扱う必要などないのである. では一体希少種とはなにが希少なのであろうか. そもそも希少種とはなんなのか.実はこれ,かなり曖昧である. 一般的には,れいむ種,まりさ種,ありす種,ちぇん種,ぱちゅりー種,みょん種,れみりあ種を除くゆっくりが希少種と呼ばれる. しかし希少種の中にも比較的数の多い,らん種やさなえ種と幻と言われるようなびゃくれん種,てるよ種がいる. 確かにれいむ種やまりさ種が圧倒的に多いのは言うまでもないが,ぱちゅりー種などは大きな群れにも数匹しかいないし,ゆうか種やきめいまる種を見たことがあってもみょん種を見たことがないような人も地域によってはかなりいる. これらの違いをはっきりとするため,らん種,さなえ種,ふらん種,ゆうか種,めーりん種,きめいまる種を準希少種という新たなカテゴリーに含める動きが一時期あった. しかし,これはあまり認識されなかった.ゆっくり関連の企業が使用を渋ったのである. 加工所の希少種部門も,いわゆる希少種専門ブリーダーも殆どがこの6種を育成しているのである. そのため”準”希少種などというくくりをつけてはブランド価値が低下しかねない. ゆっくり業界は過去,手痛いダメージを受けたことがある. ぱちゅりー種である. ぱちゅりー種は母体から産まれてくる確率こそ通常のものの,体が弱いため大量に産ませることが難しいとされてきた. もちろん教育も一苦労であり,他の通常種はスパルタを行い,100匹中10匹が飼いゆっくりになり残りは処分などということも可能だが, ぱちゅりー種にそのようなことをしたらまず全滅してしまう. 金バッチを取るようなぱちゅりーを育てるには根気よく丁寧に接する必要があり, 生まれる確率こそ若干低くとも丈夫で従順な傾向の強い”準”希少種に金バッチを取らせるのとではコストに殆ど差がない. しかしぱちゅりー種の中身はクリームである. 他のゆっくりに比べてはるかに需要の高いそれは,ぱちゅりー種の大量生産が求められる事となった. 加工所の努力の結果,ぱちゅりー種の加工品は大量に出回り,全国のお店で手軽に購入できるようになった. だがそれが消費者に,”ぱちゅりー=安値”というイメージを植えつけてしまった. 実際に安くなったのは食品用であり,ペット用のぱちゅりー種のコストが低くなったわけではない. そのようなことは一般人には伝わらず,結果としてぱちゅりー種の価格が暴落した. 当時,ぱちゅりーメインで生計を立てていたブリーダーが何人か首を吊ったほどである. 現在,個人でぱちゅりー種を育成するブリーダーは少ない.割りに合わないのである. 加工所のみが総合ゆっくりメーカの意地にかけて採算ぎりぎりで育成をしている. 未然に価格崩壊を防いだ例もある. さなえ種である. 数年前,ゆっくりペット業界はさなえブームが巻き起こった. さなえこそ最も優れたゆっくりである,さなえ種は全くゲス化しない等と噂され,多くの人がさなえ種を求めた. しかし,さなえ種は希少種,販売できる数など限られているし,予約が数ヶ月かかり,価格はブーム前の十数倍に膨れ上がった. しだいにブリーダー達の育成も雑になっていった,それでも高値で売れるためである. 当然,バブルでありバブルとは弾けるものである. 街には飽きられた捨てさなえがチラホラ現れ始め,いくつかは人間とトラブルも起こった. さなえも通常種の仲間入りか...と言われ始めたが,ゆっくり業界の動きは徹底していた. まず,駆除班全てを動員してさなえ狩りを行い,市場に供給する量も徹底的に絞り金バッチのなかでも特に優れたさなえしか販売しなくなった. こうして,需要と供給のバランスも正常に戻り,さなえ種のマーケットも元の鞘に収まることができた. そして今回はらん種の価格下落である. 再び冒頭のペットショップ 「では引き取り金は後日,一括で振り込みますので」 「はい,わざわざありがとうございます」 「お兄さんがらんの飼い主さんだね!ゆっくりしていってね!」 らんを引き取る男性はやはり加工所の職員である,もちろん飼うことが目的で引き取ったわけではない. 「ここに入ってな」 「ゆっくり理解したよ...なにこれええええ!!!!!!」 お兄さんの車に載せられたらんが見たものは,らん,らん,らん,あっちをみてもらん,こっちをてもらん,らん種ばかりが乗っていた. 「「「「「「「「「「「「お兄さん!!!どういう事なの!!!!!」」」」」」」」」」」」」 「ええと,あとは隣の町のゆっくりショップと,あそこのショッピングモールと...」 お兄さんは聞いていない. 加工所が野良らんの捕獲についで打ち出した政策,それは買い占めである. 加工所が仕入れ値の60%で買取ることを決定したのである. これは,店側が大幅値下げをしないようにする配慮である.当然赤字であるがこのままにしておくよりはいいであろう. 当然,加工所は大赤字であるがそれでも今は耐えないといけない.らん種がブランド価値を取り戻し,大きな利益をあげられるまで. 買い取られたらん種はどうなるのであろうか. 売れ残りといえど教育の高いゆっくりぞろいである. 加工所内で手伝いとして?優れた母体として? いや,加工所内でも,らん種は大量余っている. 今,求められているのはらん種のレアリティ向上,すなわち大規模な間引きである. (どうしてらんは希少種なのに売れ残っちゃったの?) 通常種であれば,店側も赤字覚悟で特売をして売ることができたであろう. (ちぇんとすっきりーをして赤ちゃんが欲しかったのに) 通常種であれば劣悪といえど,一斉駆除さえ気づけば都会で野良として生きていけたかもしれない. (なんで!なんでなの!らんは希少種なのに!金バッチなのに!) らん達はこうしてプレスの中に飲み込まれていった. 彼女たちの種のブランドを守るため. 彼女たちが希少種であり続けるため. 化学あき anko1598 希少種の品格を書いたときはさなえが出てくるSSがやたらと多く,本文中のさなえ種に関する項もその時の事を思い出しながら書きました. 最近はらん種をよく見るので,このようにしました. 最近,準希少種って設定見なくなったなぁ これまで書いた物。 anko1561 とある発明のもたらしたもの anko1564 でいぶにも実力は必要 anko1569 「2」 anko1575 森の賢者ぱちゅりー anko1594 ちぇんの復讐 anko1598 希少種の品格 anko2260 ただ絶望のみ anko2768 盲導ゆっくり
https://w.atwiki.jp/mhp3yumi_senmin/pages/183.html
希少種を倒すための希少種装備を作るために希少種を倒す…なんだこれ -- (名無しさん) 2011-01-14 16 34 03 裸でやれって事じゃね? -- (名無しさん) 2011-01-14 17 13 51 もんはんではよくあること -- (名無しさん) 2011-01-14 17 18 12 選民wikiは初心者用の指標ではありませんので悪しからず -- (名無しさん) 2011-01-15 20 26 44 ファーレンで5分針できたので更新してみた -- (名無しさん) 2011-01-21 21 24 36 倒せない人はってより5分針以上を狙うのならって感じだな -- (名無しさん) 2011-02-22 21 44 34 どうがんばってもファーレンで5分針ができないorz 最高でも12分だった…… 選民目安って火事場導入なのでしょうか…… -- (名無しさん) 2011-04-10 18 41 53 ↑アシラで中級の技量ぐらいの目安かと… クリ距離+弱点 狙えばおk -- (名無しさん) 2011-04-10 18 46 08 ↑×2 ちゃんと足に当ててるか? 照準の目安は脚の真ん中ちょい下くらい。 コイツはとにかく翼に吸われやすいから、水平照準では大体失敗してると思うと良い。 時間が延びるのは多分これが原因。 -- (名無しさん) 2011-04-10 23 01 59 ファーレンと轟弓で3分も違いが出る? むしろ轟弓のが早い気がするけど -- (名無しさん) 2011-04-27 17 31 23 ↑実測値で試行回数は多くないです。 実際に確かめて時間が短くなるようなら更新してください。 -- (名無しさん) 2011-04-27 22 52 51 ↑↑ 耳栓ファーレンにて強撃ビン&麻痺ビンを使って7分20秒が出たんだが轟弓でこれより早くできる? 死にかけると巣に戻ろうとするけどそのエリア移動を阻止するために麻痺ビン使えるのは大きい。 -- (名無しさん) 2011-04-28 20 54 50 瀕死移動妨害なら閃光投げればいいんじゃね? 耳栓無しで8.5分だったからファーレン以上は無理でも3分も差は出ないと思うな -- (名無しさん) 2011-05-02 11 22 50 コメントばっかりではなくて、ページの時間も更新してください。 その際には主な発動スキルもお忘れなく。よろしくお願いします。 -- (名無しさん) 2011-05-02 11 56 09 イベクエむずい〜 -- (名無しさん) 2011-05-16 08 49 25 王族の招宴は攻撃力倍率が400だからな アイテム耐性もあるから2Gの竜王の系譜より遥かに難しい 系譜は閃光玉ゲーだったしな -- (名無しさん) 2011-05-16 12 14 54 なるほど…あの理不尽な火力はそのせいか…。 具体的数値にすると攻撃倍率400ってどの程度なんだ? -- (名無しさん) 2011-05-16 13 26 20 怒りブレス直撃は1発で死ぬかもくらい -- (名無しさん) 2011-05-16 13 32 55 王族の招宴の固体は、通常クエの固体が常に怒ってるくらいがデフォ状態 怒り状態はそこから1.5倍なるから超火力になる -- (名無しさん) 2011-05-16 20 29 40 怒り状態からの咆哮からの ブレスで火耐性10なのに体力140から乙った… なれないなら耳栓いるかな… まあそんな接近しないか… -- (名無しさん) 2011-05-16 21 24 04 ↑けんしでしたー -- (名無しさん) 2011-05-16 21 24 26 「なかなか倒せない人は是非シルバーソル装備を揃えよう! 」ってw 根性腐ってるなw -- (名無しさん) 2011-07-09 16 05 57 揃えて如何にシルソルが強いか実感汁って事だと思っておけw -- (名無しさん) 2011-07-15 23 04 54 王牙弓のスキルとタイムを更新 幾度となく試したが、平均タイムはほぼ耳栓>属性強化 筆者は上級選民程度の腕前 -- (名無しさん) 2011-08-07 18 08 03 ↑乙。 王牙弓はアイテム・ドリンク等の全ドーピング禁止状態でも W属性ひたすら翼撃ちでギリ5針出るのが最近わかったんで 絶賛練習中だわ -- (名無しさん) 2011-08-07 19 11 17 宝玉的な面でも頭壊しやすい属性弓の方がいいよね -- (名無しさん) 2011-08-24 01 01 23 ↑結局レウス捕獲のがずっと早いんだがな 2%の差なんて普通にうまるくらい -- (名無しさん) 2011-09-04 01 36 16 玉≒強撃ビン6セット -- (名無しさん) 2011-09-04 12 23 22 ↑↑2%ってどこから出てきた数字だよ -- (名無しさん) 2011-09-12 22 12 24 ↑捕獲で玉くる確率が銀で2㌫しかかわらない はず -- (名無しさん) 2011-09-13 21 58 52 捕獲報酬も何枠かあるんだから実際もっと高いんじゃないの -- (名無しさん) 2011-09-15 01 52 03 しかも、原種3%銀7%だった。4%も違うじゃん -- (名無しさん) 2011-09-15 02 07 31 ランス狩りと補給の時間考慮したら銀マラソンの方が効率良さげだな -- (名無しさん) 2011-09-15 16 44 58 夜会やれ夜会 レイアの紅玉も出るし色々捗るぞ -- (名無しさん) 2011-09-17 08 49 49 夜会はファーレンだと転ばせる度に合流してちっとも捗らんのがなあ…。 かといってオウガ弓だと飽きてダレて来るし。 -- (名無しさん) 2011-10-26 07 26 46 ↑転んで合流するか? 空中からの転落と罠に反応して来るのは分かるが 転んだときに合流された覚えは無いが・・・ -- (名無しさん) 2011-10-26 14 33 07 「倒せない人はシルソルを!」とかおかしいだろ 倒せない人はシルソルを揃えられないんだから 選民とは思えない記事だな -- (名無しさん) 2011-10-26 15 00 36 ↑ヒント ネタ -- (名無しさん) 2011-10-26 19 35 26 そもそも倒せない人が選民とは思えない件 -- (名無しさん) 2011-10-26 20 50 25 ↑↑↑↑するよ。 アオン鳴くのがフラグだから、何気に尻尾切ったりでも来る。 -- (名無しさん) 2011-10-27 00 11 23 ↑4みたいな勘違いが湧くし 是非シルソルを揃えるといいよ(ハート) みたいに明らかにネタと分かるようにしてやればどうだろう -- (名無しさん) 2011-10-27 16 39 40 こいつは今作最強クラスの強さ、怒り時のラッシュがヤバイ、欲張ると被弾する -- (名無しさん) 2011-12-15 10 09 39 そんなに強くない -- (名無しさん) 2012-01-28 05 30 43 3rdはオウガ弓で行っとけば勝手にくたばるからそんなでもないだろ。 3Gだと強いっていうかウザイって感じに強化されたよな。 地味に弱点属性変わってて初見オウガ弓(最終形)で30分針近くとか笑えない。 まさかのワールドツアーも復活とか・・・エリチェンしないだけいいけど。 -- (名無しさん) 2012-01-28 16 45 56 今作って言い方から察するに↑3は3Gと間違えただけな気がする。 -- (名無しさん) 2012-01-29 09 11 34 剣士で行くとひたすらに面倒だが 弓やボウガンの飛び道具だと飛行中のエイムがなかなか楽しかったりする -- (名無しさん) 2012-08-09 19 32 18 例えシルソルフルじゃなくてもラングロS脚とスカルSでカバー出来る -- (名無しさん) 2012-08-11 16 31 54 いまさら過ぎる小ネタ 疲労時の閃光弾効果中に溜め3を撃てる回数 一回目13 二回目11 三回目9 撃ったら即納刀で次の閃光玉が間に合う 溜め3のタイミングをしっかり掴んでる人は一回ずつくらい増えるかも 貫通でズバズバやるときの参考にでも -- (名無しさん) 2013-01-10 17 40 35 リオ夫婦は咆哮時に左足踏み出すからそれにわざと当たると硬直回避 まあ弓では使わん知識だけどな -- (名無しさん) 2013-02-17 19 47 22 ↑耳栓着けた方が下手な攻撃スキルよりダメージ稼げるよ -- (名無しさん) 2013-02-17 22 52 28 銀さん(8分)よりスネ夫くんの方が早い(6分)・・・・ どうしてだぁぁぁぁぁ! -- (アムニスの名無し) 2013-03-09 22 25 27 ↑俺もスネ夫より時間かかるわ 肉質の差なのか、上の矢が翼に吸われてるのか… -- (名無しさん) 2013-03-09 22 51 49 銀に時間かかるのは普通だとおもってた 非火事場だと6分台くらいが限界に感じる・・・ -- (名無しさん) 2013-03-09 23 24 31 ↑2 エリア移動とか上空ブレスとかの時間が関係してたり あとは肉質はHP1000-1500位の差で埋まるだろ -- (名無しさん) 2013-03-10 22 45 33 銀リオが飛んでばかりいて狩れない コツをおすえて -- (名無しさん) 2013-07-03 00 06 52 飛んでてウザいなら叩き落とせばいいだろ馬鹿 -- (名無しさん) 2013-08-03 20 07 46 曲者w -- (名無しさん) 2013-08-09 10 58 23 コイツにはスネークに拾い食いつけて腹減り小消してロリ雷持ってく。 シルソルだと時間かかるんだよね。 -- (名無しさん) 2013-11-03 21 11 50 mh4でのシルソルって・・・。 -- (名無しさん) 2014-01-12 22 44 26 シルソル作るためにこいつ狩りに行くのにシルソルおすすめとかふざけんなよ!(マジレス) -- (名無しさん) 2018-02-13 21 48 34
https://w.atwiki.jp/mh3g/pages/442.html
攻略ページはこちら 肉質 属性攻撃効果 アイテム効果 剥ぎ取り・落し物 部位破壊報酬 捕獲報酬 出現クエスト サイズ 攻撃方法 特記事項 肉質 部位 斬撃 打撃 射撃 火 水 雷 氷 龍 気絶 怯み値 頭 12 19 15 0 20 30 10 0 100 220 首 24 24 18 0 15 20 5 0 0 120 背中 55 50 30 5 15 20 5 0 0 230 腹部 25 30 30 5 10 15 10 0 0 翼 44 44 25 0 15 25 10 0 0 150/150 脚 35 35 45 0 10 10 5 0 0 220/220 尻尾 21 18 15 0 5 10 5 0 0 180 尻尾先端 24 24 22 0 10 10 5 0 0 属性攻撃効果 属性 毒 麻痺 睡眠 気絶 減気 爆破 耐性値初期耐性値上昇(最大)蓄積値減少効果継続時間ダメージ ( )10/10秒--秒-/秒 ( )5/10秒10秒- ( )5/10秒30秒- ( )5/10秒10秒- ( )/ 秒-秒- ( )/-秒-秒 ※減気が与えるのはスタミナへのダメージです。スタミナが0まで減ると疲労が発生します。 アイテム効果 アイテム 効果 備考 落とし穴 × マップが塔のため設置不可 シビレ罠 ○ 初回(疲)秒、2回目(疲)秒、3回目以降(疲)秒 閃光玉 ○ →→→秒 (疲)+秒 (怒)-秒 音爆弾 × こやし玉 △ 効果小 拘束攻撃解除のみ有効 肉類 △ ハンターが同エリア内に居て、かつ未発見状態でのみ食べる 剥ぎ取り・落し物 部位 回数 村 / 港下位 村 / 港上位 港G級 条件など 本体 3 - - 金火竜の厚鱗金火竜の重殻火竜の煌液金火竜の秘棘業炎袋 尻尾 1 - - 金火竜の厚鱗金火竜の重殻金火竜の秘棘雌火竜の紅玉雌火竜の天鱗 落とし物 - - - 竜の大粒ナミダ金火竜の厚鱗火竜の煌液雌火竜の天鱗 拘束攻撃フィニッシュ時 部位破壊報酬 部位 村 / 港下位 村 / 港 港G級 破壊条件など 頭(甲殻) - - 金火竜の重殻*1金火竜の厚鱗*1雌火竜の紅玉*1雌火竜の天鱗*1 翼(翼爪) - - 火竜の剛翼爪*1金火竜の厚鱗*1竜の爪*10 捕獲報酬 村 / 港下位 村 / 港 港G級 捕獲条件など - - 金火竜の重殻*1金火竜の厚鱗*1業炎袋*1金火竜の秘棘*1火竜の延髄*1雌火竜の紅玉*1火竜の煌液*2雌火竜の天鱗*1 出現クエスト 区分 難度 クエスト名 種別 サイズ倍率 体力 攻撃力倍率 全体防御率 怯み倍率 備考 港 G級 ★8 黄金の月輪 狩猟 月下の夜会 狩猟 リオレウス希少種との同時狩猟 サイズ 区分 サイズ範囲 出現クエスト 最大 金冠 2034.05~2050.59 123-124% 港★8 黄金の月輪 港★8 月下の夜会 銀冠 1951.37~2017.51 118-122% 港★8 黄金の月輪 最小 金冠 1571.02~1620.63 95-98% 港★8 黄金の月輪 基準 1653.70 100% 攻撃方法 特記事項
https://w.atwiki.jp/busosodo/pages/347.html
基本パラメータ 名称 ギルマン(希少種) 種族 蛮族 レベル Lv.8 知能 低い 知覚 五感 反応 敵対的 言語 ギルマン語 汎用蛮族語 生息地 深海 知名度/弱点 16/19 先制 7 移動速度 10/20(水中) 生命抵抗 13(20) 精神抵抗 13(20) 弱点 炎属性ダメージ+3 攻撃方法 攻撃方法 命中力 打撃点 回避力 防護点 HP MP ネイル 4(11) 2d+12 4(11) 10 100 10 特殊能力 〆【同時攻撃】 爪を薙ぎ払って、同じ乱戦エリアのキャラクターを攻撃出来ます。 対象は5体まで任意で選ぶ事が出来ます。命中力判定に-2のペナルティ修正を受けます。 〆【水鉄砲/7(14)/生命抵抗力/半減】 一体の対象に対し、口から高圧の水を吹き付けます。 射程は20mで、「2d+5」点の水・氷属性の魔法ダメージを与えます。 また、抵抗に失敗した対象は転倒してしまいます。 ○【岩の体】 刃の付いた武器ではクリティカルしません。純エネルギー属性以外の魔法もクリティカルしません。 ○【水中適正】 水中の行動によるペナルティを受けません。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3112.html
『希少種だって、ゆっくりじゃないか』 21KB 虐待 制裁 考証 不運 自業自得 差別・格差 嫉妬 妬み 同族殺し 駆除 番い 野良ゆ 赤ゆ ゲス 都会 現代 虐待人間 屑人間 希少種虐待&優遇 独自バッジ設定 蛇足有り サブタイトル:その事に気づいてないのが多いから困る 作者名:蛇足あき(初代) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「はぁ……希少種ってのは、本当にゲスしかいないんだな。騙されたよ」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『希少種』 大半の人は『れいむ』『まりさ』『ありす』『ぱちゅりー』以外のゆっくりの事を指すと認識している 他にもこれに『ちぇん』『みょん』『れみりゃ』を加えるという考えも、広く認識されている また極一部の人は、ペットショップや野生で比較的見受けられる『ゆうか』『ふらん』『さなえ』『めー りん』『らん』を準希少種として区別している 希少と言われるだけあって、野生はもちろん、野良に至っては滅多に見かけられる事はない 特徴も、先にあげたれいむ達『基本種』と呼ばれるゆっくりに比べて、多彩かつ豊富に持っている 『うつほ』や『めでぃすん』のように、所持に特殊な許可がいるゆっくりもいれば 『うどんげ』や『めーりん』のように、特殊な人気があるゆっくりもいる 余談になるが『まりさつむり』や『わされいむ』のような派生種は、希少種とする人は少ない これは『ゆうかにゃん』や『ゆるさなえ』といった、希少種の派生種も同様だ。特殊希少種等とは呼称し ない 希少種はその特徴と珍しさから、ゆっくりペットショップでは高価な値が付けられ、違法な業者だと金バ ッジを、そうでなくても金バッジ試験に合格可能と触れ込みを出す事が多い 単純な流行や興味からゆっくりを買う人間は、ほぼ確実にそのようなゆっくりを買う そして当然、捨てていく 彼らが期待しているのは、ゆっくりではない。ラスカルのイメージを抱いたアライグマのように 普通の生き物ですら飼育には注意がいるのに、それを考えない輩が買ったゆっくりでは大抵はゲスとなる 金バッジを取れるのは、ゲスにならないという訳ではない 希少種は決してゲスにならないという事も、ありえない そんな当たり前の事を、彼らは知らない 所詮はゆっくり。ただ延々と食事と睡眠を貪り、子供と奴隷を欲し、脆弱な肉体を持つ、生物ですらない 玩具のように思えてしまう『物』なのだから 例えゲスにならなくとも、彼らが期待するものとのイメージはあまりにも違う 生き物を期待して飼ったのではなく、玩具や流行品として買ったのだから 期待と違ったゆっくりは捨てられる。処分や処理ではなく 無知ゆえの行動、身勝手な考え、偽善と潔癖症等によって、ゆっくりは道端に捨てられる 飼われる事を前提に教育を受け、野性の知識をあまり知らずに 買われた先では堕落して、個体では満足な生活を送れなくなった 行き着く先は、死だ その過程に何があるのか、捨てた彼らは知る由もない ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぅ……ゆぅ……」 ゆうかが這いずっている。やや小奇麗な容姿とバッジの跡がある事から、元飼いゆっくりなのが容易に想 像できた ゆうかは別段、ゲスになったわけではない 飼い主の言いつけは守った。花を育てるのだって我慢した ただ、飼い主が飽きただけだ 食事の調達方法は分からない。甘いゆっくりフードなんて、そうそう落ちてる事はなければ、綺麗な水も ある訳がなかった ただ体力が消耗し、もはや死ぬだけの身 それでもゆうかは、懸命に這いずっていた 生きる事ができないのは理解できた。捨てられた事も理解できた ならばせめて、やりたい事があった 花を育てたかった TVで見る度、あのような花を育てたいと幾度も思った だがその夢は叶わなかった。花が咲くまで耐える体力もない ならばせめて、綺麗な花を見て、死にたかった 「ゆぅ……ゆぅ……」 ゆうかは這いずる。花が咲いている公園を目指して 絨毯でも床でも畳でもない、地べたを這いずるのはそれだけで体力を削っていたが、ゆうかは成し遂げた 公園に入り、ゆっくりが入ることができないよう柵に覆われた花壇が見える所に着けた 「ゆわあぁ……」 初めて直に見る花は、とてもゆっくりしていた ただ見るだけの時間が過ぎる ゆうかにとって、満たされた時間であった 「ゆゆ!ゆっくりできないゆうかがいるよ!」 そんな時間を邪魔したのは、まりさだった 「ゆ?」 「おはなさんをひとりじめするゆうかはしねええ!!」 まりさはゆうかに体当たりをした 「ゆぐ!」 ゆうかが弾き飛ばされた 「ゆぷぷ!おはなさんをひとりじめするからこうなるんだよ!ゆっくりしんでね!」 まりさはそのまま、弾き飛ばされたゆうかへと体当たりを続ける ゆうかはもはや避ける事ができなかった ただそれでも 「ゆ!」 「ゆがあ!」 花を守りたい それだけが、ゆうかを動かした ゆうかは最後の力を振り絞って、まりさを弾き飛ばした 「ゆゆう!しつこいゆうかだね!さっさとしんでね!」 まりさが再び体当たりを再開した時、ゆうかは既に死んでいた 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!」 それに気づかず、まりさはゆうかがぐちゃぐちゃに潰れるまで、何度も体当たりをした 「ゆふーっ、ゆふーっ、まったく!ほんとうにゆうかはげすだね!」 ゆうかの死骸へ唾を吐きかけると、まりさは花壇へ入ろうとした 「ゆゆ!おはなさんはゆゆ~、おそらをとんでるみたい~♪」 偶々通りすがった少年がまりさを掴みあげた 花はまりさに食べられる事はなく、咲いていた ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆぅぅ……」 さなえは死に掛けていた 飾りの所にバッジがあった。銀色の真ん中にゆっくりの顔が描かれたバッジだ さなえは捨てられた。原因はさなえがカレーを食べる事ができないからだった さなえ種は全て、カレーを食べると飼い主が勘違いしていたからだ 買われてから何も食べさせられず、ゆっくりペットショップではゆっくりフードしか食べなかった所為で その辺りの草を食べる事は出来なくなっていた ただただ、空腹でぼんやりとしたまま何処かを見つめている 「ゆぅ……」 何の為に、飼いゆっくりの為の教育を受けたのだろう 何の為に、銀バッジ試験に合格したのだろう ただカレーを食べる事ができなかった それだけで、さなえは否定された それだけで、さなえは死んでしまう 「……かなこさま……すわこさま……」 ただ本能に残っているその言葉を呟いて、さなえは眠った 「ゆゆ!ゆっくりできないさなえがいるよ!」 「「しゃにゃえはしぇーしゃいだにぇ!」」 2匹の赤れいむを連れていたれいむが、さなえを見つけた 「おちびちゃんのいうとおりだよ!さなえはゆっくりできないから、ころさないといけないんだよ!」 れいむはやや高く飛び上がって、さなえを押しつぶした さなえは断末魔も上げず、あっさりと潰れて死んだ 「このばっじさんは、れいむがゆうこうかつようしてあげるよ!かしこくって、ごめんね~!!」 「おきゃーしゃんきゃしきょい!」 「しゅっごくゆっきゅりちちぇりゅよ~!!」 れいむはさなえの死骸からバッジを外した 「さあおちびちゃん!れいむのりぼんさんにばっじをつけてね!いますぐでいいよ!」 「はあああ!?にゃにいっちゅえりゅにょ!しょれはれいみゅのだよ!」 「おきゃあしゃんはいみゃしゅぎゅばっじしゃんをちゅけちぇね!」 「ばかなことをいわないでね!れいむはしんぐるまざーなんだよ!れいむがにんげんさんをどれいにでき るんだよ!」 さなえの死骸の側で、れいむ親子はぎゃーぎゃー騒ぐ 「ちゃっちゃちょちゅけりょびゃびゃあ!」 「きょにょげしゅおや!」 「ゆぎぎぎ!!ぼせいのかたまりのれいむも、おこったよおお!!!」 れいむは再び飛び上がった 「「ゆ?ゆびゅ!!」」 そのまま赤れいむ2匹を押しつぶした 「ゆふー!まったく!あんなげすになるなんて、あんなまりさのおちびちゃんだからげすだったんだね!」 れいむはそのまま騒いだ後、バッジを咥えて何処かへ去っていった 後にはさなえと2匹の赤れいむの死骸しかなかった ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「じゃおーん」 めーりんはただ待っていた。着けている帽子には、バッジが毟られた跡があった めーりんの飼い主は普通のお兄さんだった。最近、ある女性と付き合い始めた その女性は独占欲が強かった。めーりんが居る事が気に入らず、寝ている隙にバッジも毟りとって、隣町 のゴミ捨て場に置いた 「ここで待ってて。あの人の命令よ」 そうめーりんに告げて、女性は居なくなった 「じゃおーん」 めーりんはただ待ち続けた。命令通りに 「ゆ~!きょうもむれいちばんのかりうどのまりささまのかりがはじまるんだ、ゆゆ!」 そんなめーりんを、まりさが発見した 「ここはくずのめーりんがいていいばしょじゃないんだぜ!さっさとでていくんだぜ!」 「じゃお!?」 まりさは何の遠慮もなく、めーりんへ体当たりをした 「じゃおーん!」 だがめーりんは一歩も引かなかった 「ゆぎぎ!やせがまんはよすのぜ!」 まりさは何度も体当たりをした 「じゃお!?じゃお!?じゃお!?」 めーりんはぼろぼろになっても、反撃はしなかった ゆっくりを殺してはいけない。それが飼い主のお兄さんとの約束だからだ 必ずお兄さんが助ける。だから絶対に殺してはいけないと、約束したからだ 「ゆぎぎぎぎ!!!!もうゆるさないんだぜ!めーりんはゆっくりしないでしぬんだぜえええ!!!」 「じゃ!」 まりさは帽子から木の棘を取り出し、めーりんを突き刺した 運悪くそれはめーりんの中枢餡を突き刺し、めーりんは即死してしまった 「この!この!!くずめーりんめ!」 まりさはめーりんが死んでる事に気づかず、何度も何度も突き刺した。もはやめーりんであると分からな くなる位まで 「ゆふー……ゆふー……まったく!くずめーりんはこれだからくずなのぜ!」 まりさは木の棘を仕舞った 「ゆ!?にんげんさんのけはいがするのぜ!まりささまはかくれるのぜ!」 そのまままりさは、ゴミ捨て場から去っていった 「ん?だれだよ、ここにゆっくりを捨てたのは……」 「虐待するような屑人間だから仕方ないだろ。潰せば同じさ」 「だな。ほれ!」 めーりんの死骸は、そのまま飼い主に見つかることなくゴミ収集車に入れられた ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― らんは必死に跳ねていた。帽子にはバッジの跡があった らんには番が居た。野良のちぇんだった ちぇんが欲しいというらんの願いに、飼い主が用意したものだ その辺の野良ちぇんを拾ってきて、らんの番にしたのだった らんは別に不満ではなく、ちぇんも飼いゆっくりになる事とらんがいる事に満足した 子供が出来て、それが全てちぇん種だった時、飼い主はらん達を捨てた 慣れない野良生活で子供が3匹死に、番のちぇんは運悪く人間に殺された ただ1匹残った子供を養う為、らんは生きていた 「ちぇーん。かえったよー」 らんはおうちへと辿り着いた 「おちょうしゃーん!!」 赤ちぇんは身もしないありすに圧し掛かられていた 「ちぇええええん!!!?」 「うごかないで!うごいたらこのちぇんをつぶすわ!」 ありすはらんに向かって叫んだ 「ゆぐぐ!!どういうことだ!ちぇんをはなせ!」 「ありすのようじがすんだらはなしてあげるわ。いいわね?」 「ゆっくりりかいしたぞ……どうすればいい?」 「いったでしょ?うごかないことね」 「……」 「……」 らんとありすは互いに睨み合ったまま、動かないでいた 「ゆ!」 「!?」 らんの額から、木の枝が生えた 「うまくいったんだぜ!」 らんの後ろから、まりさが現れた らんはそのまま、前のめりに倒れた。まりさの攻撃で死んでしまったのだ 「さすがねまりさ。これでこのおうちはまりさとありすのものね!」 「それほどでもあるんだぜ!」 ありすがまりさへと近づいていく 「わきゃりゃにゃいよー!!!おちょうしゃーーん!!!」 ありすの束縛から放たれて、赤ちぇんがらんの死骸へと縋り付いた 「うるさいおちびなのぜ!」 「わぎゃ!」 まりさは赤ちぇんを踏み潰した 「ちょっと!そのおちびちゃんにはなにもしないってやくそくをしたわよ!やくそくをやぶるなんてとか いはじゃないわ!」 「やくそくをしたのは、ありすとらんなのぜ!まりささまはしらないのぜ!」 「それもそうね!それじゃあ……」 「「いまからここをまりさ(ありす)のおうちにするんだぜ(わ)!!」」 まりさとありすは、そのままおうち宣言をした らんと赤ちぇんの死骸は、らんの溜め込んだ食料と一緒にされた ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「次は……」 「まだあるのか?」 正面に座っていた男が、説明を続ける男に言った 「はい」 「どんなのがあるんだ?」 「うどんげ、あきしまい、もこう、ゆかり、にとり、なずーりん、変わった所ではふらん等も……」 「見る必要はないだろう。希少種が基本種に殺された。だろ?」 別の男が言う 「はい。ですがゲスになったケースもあります。ただ死ぬパターンについては」 「別にいいじゃないか。希少種が何に殺されようともさ」 「そうそう。例えゲスじゃなくても、関係ないね」 「だな」 男の発言に、他の人が頷き同意する 「どうせ今までの注釈もフィクションだろう?確かに理に適ってはいるけどさ」 「俺としては、希少種が死んで良かったって所かな。ただでさえ優遇されて、何様って感じだからさ」 「おいおい。例え嘘だったとして、アレを見てもそう言えるとは、よっぽど恨んでるんだな」 「そっちの方が理解できないね。同じゆっくりじゃないか。ゆっくりに貴賎なしだ」 「やれやれ。あんたの気持ちが多少は理解できるよ。希少種と基本種を入れ替えたらな」 「なに?」 「基本種優遇派ってのは、本当に屑だなって事だ」 「てめえ……」 「お静かに願います!」 1人の男が立ち上がりかけた所で、説明をしていた男が叫んだ 「今回、皆様にお集まり頂き、これを見せたのはそういう為ではありません。お互いにどう思うかはそれ ぞれですが、今はお止めください」 「……」 男が座り、皆が説明をする男を見る 「今回の問題は、捨てられた希少種の末路に、全て基本種が関わっている事にあります」 「それだけか?」 「もちろん、それだけであれば希少種ブームが去った今、問題にはなりません」 「ならどうして……」 「先日、私はこんな言葉を聞いたのです」 男が手元のパネルを操作した 会場に、あるゆっくりの声が響き渡った 「……ご理解、いただけましたか?」 それだけで、会場の空気は変わった 「今のは本当かね?合成とかではなく?」 「そのゆっくりは殺してしまいましたから、証拠は今の音声だけですが」 「証拠なんていらないだろう。本当なら、他のゆっくりもそう思っているに違いない」 「ああ。まあ、そんな事を言うのは、余程馬鹿な個体しかいないだろうけどな」 「嘘とは思えないしな。実に野良らしい思考だ」 「さすがにこれは、希少種がどうのこうのって問題じゃないな」 立ち上がりかけていた男も、つまらなくて眠りかけていた人も、積極的に話をしだした 「では……」 「ああ、君の案を受け入れよう」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!!」 あるゆっくり一家が、必死に逃げていた 「発見しました」 人間達が、野良ゆっくりを駆除していたからだ 「やめて!ぱちぇはただゆぶ!!」 「あっちだな?嘘だったら、どうなるか分かってるな?」 「ゆぶぶ……うそなんてついてないです……あっちにおちびちゃんたちがいます……」 だが今までと様子が違っていた 「なにをするの!?でいぶはしんゆぎいいいいいい!!!いだいいだゆぎゃあ!!」 捕まえるのではなく、その場で潰していた 「ち、ちーんぽ!」 「ちぇ、ちぇんたちはにんげんさんにはなにもわぎゃ!」 「ぺにす!!」 ゴミを荒らしたり、人を挑発した事がないゆっくりも、潰された 「ゆゆ!じじいはでいぶをたすゆべええ!!」 人間の服はバラバラで、いつもと違って統一感がなかった 中でも、特に今までと違っていたのは 「ゆ!へんなゆっくりがいるよ!へんなゆっくりはせいさいすぎいい!!」 「こんなじらしぷれいはたえられないわ!はやくてんこをいじめてねええ!!!」 変なゆっくりを殺害しようとするゆっくりは、即座に潰された 今まで変なゆっくりを殺していても、誰も何も言わなかったのに 今までひっそりと人間に迷惑をかけなかったら、生かしてくれたのに 「ゆっ!ゆっ!ゆっ!」 「ちゅかれちゃよ~……」 「おちびちゃんがまんしてね!いまにげないと、もっとゆっくりできなくなるからね!」 「おとうさんのぼうしのなかにはいってね!」 まりさは帽子の中に赤れいむを入れ、番のれいむと一緒に跳ねた 「はーい。逃げても無駄だよ」 「ゆゆ~ん、おそらをとんでるみたい~♪」 「れいむううう!?!?!」 「はい、お前も」 そして、あっさりと捕まった 「い、いちゃいよぉ……」 「ん?帽子の中に何か居るのか」 「ゆゆ!やめてね!はなしてね!おちびちゃんをはなさないとおこるよ!」 「そうだよ!まりさはとってもつよいんだよ!」 「ふ~ん……」 男はそのまま、まりさを降ろした 「ゆぅ……」 「つぎはれいむをおろして」 「ふん!」 「ゆぎ!」 まりさが男の足によって、踏み潰された 「ばりざああああ!?!?!」 「ぎぎぎぎぎ……」 まりさはかろうじて生きていた。とはいえ、もはや生きていく事が難しいくらいに、重傷を負ったが 当然、帽子の中の赤れいむは、潰れて死んでいた 「どぼぢでええええ!?!?でいぶだぢなにもじでないでじょおおお!?!?!どぼぢでええええ?!」 れいむは醜く泣き喚いた 「どおしてだあ?」 男はれいむを握り締める 「ゆぎぎぎいいい!!!」 「ふざけるな!」 「ゆぎゃ!」 れいむは地面に叩きつけられた 歯が折れ、目が潰され、起き上がる事も出来ない 「ゆぐぁ……」 それでも、れいむはまだ生きていた 「自分は聖人君子です……って思いやがってよ。お前らの魂胆は分かってるんだよ」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ある日、男性が街中を歩いていた。その手にはビデオカメラがあった 野良ゆっくり達の様子を撮影する為に持っていた 「おいじじい!」 1匹のまりさが、高圧的に話しかけてくる 男性は振り返る 「まりささまのどれいにしてやるんだぜ!まりささまをおこらせるとこわいんだぜ!」 身の程知らずなゆっくりの、よくある脅しだった 男性は直には潰さず、ただビデオを撮り続けている 「何が望みなんだ?」 その男性の言葉に、まりさは見下した態度で答えた 「まりささまはむしゃくしゃしてるのぜ!くずのめーりんをいじめたいからもってくるんだぜ!」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 希少種が捨てられた時期があった 基本種が希少種を虐める事ができた時期があった 基本種が希少種を虐めてもお咎めがない時期があった 希少種と基本種を同一視していた時期があった ゆっくりは常に、物事を自分にとって都合良く解釈し思考する だから 人間は、希少種を基本種の為に持ってくる、体の好い奴隷だと思われた ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「希少種を捨てるのは人間の勝手だ。希少種を殺すのはゆっくりの勝手だ。けどなあ、その為に人間を奴 隷と思っているお前らを見逃すほど、人間は心が広くないんでね」 「ぎぃ!」 男はまりさの端っこを千切りながら続けた 「あとはまあ、お前らが希少種にした事だな。お前ら普段は希少種相手に『おなじゆっくりなんだよ!』 とか抜かすくせに、いざ同じ立場になったら制裁するんだからな。自分で否定してんじゃねーか」 「ぎぃ!ぎぃ!!」 「いつぞやの花の時もそうだけどな、人間様と手前らを同一に考えるようなゴミ饅頭なんざ、許す気はな いんだよ!」 「ぎ!」 まりさは再び男に踏み潰され、絶命した 「TVでお前らがやった行為が放映されてさ、もう誰もお前ら基本種を見逃そうなんて考えなくなった訳。 理解できる?」 「……」 れいむは男の言葉を聞いて 「……ぶざげるなああああ!!!」 力の限り叫んだ 「でいぶだぢばゆっぐりしてだんだよお!ゆっぐりできるでいぶだぢだがらゆっぐりでぎだんだよお!! ざばべやゆぶがばぐずでしょおお!?!ぜいざいはあだりまえでしょおおお!?なんでぞんばごどばでに んげんなんがにめいれいざればいといげばいのおおお!!!?!」 もみあげをブンブンと振り回して、れいむは叫んだ 自分達は正しいのだと ゆっくりできない屑は屑なのだと だから制裁して良いのだと ゆっくりできるゆっくりが持つ当然の義務だと その事だけは、決して人間に屈しないと 「そうだよな、あ!」 「ゆべぇ!!」 男はれいむを蹴り飛ばした 「ゆぶ!」 壁に当たり、れいむは餡子を撒き散らした だがまだ致命傷ではなかった。まだ生きていた 「お前らの意見は分かるよ。それだけは譲れないんだろ?でもなあ、俺達もそんなのは認める訳にはいか ないんでな。となると、どうするか分かるだろ?」 「ゆぎぎぎ……」 「相手を滅多糞にぶちのめして殺すんだよ。お前らがそうするようにな」 男はれいむに近づいていく 「ぎぎ……ご、ごべんなざい……ごべんなざい……」 「ん?」 「ぼう……ゆぶがぼいじべばぜん……ざばべぼいじべばぜん……だがら……」 「ん~、そうかあ。許して欲しいかあ」 「ゆ……ゆるじでぐだざい……あやばりばずがら……」 「死ねよ」 男はれいむを踏み潰した ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 希少種は高い 圧倒的な野良ゆっくりの数と、捕食種用餌ゆっくりの値段を見て勘違いする輩も居るが、元々希少種は高 い買い物になるのだ。子犬や子猫の比率ではない 躾の手間や胴付き時の外見的特徴、希少性によっては、最低でも20万円はする。もちろん、高いものは 更に高くなり、胴つきに至っては寿命も考慮すると、ゆっくりペットショップでは商売にならない 基本種が高くて3万円だという事を考えると、その差は歴然としているだろう そんな高価なゆっくり達が、当たり前のように捨てられ続ける事はない 人は学ぶ。歴史を創り、振り返り、過ちを見つけ、繰り返すのを防ぐ 希少種ブームに乗って何度も買い直すほど、人は愚かではなかった 希少種が捨てられる事は、どんどん減っていく また、ゆっくりは差別主義である 特定の種に対する態度が、明らかに違う。飾りをなくしたゆっくりに対するそれが良い例だ これは何も身体的特徴に限らない。種そのものにも当たる もっとも多いものは、基本種の希少種に対する態度である。ドスの方がマシな扱いな程である 一般的に認識されている説としては、以下の2つだ 基本種の絶対数が多い為、数が少ない希少種を見下しているという説 ゆっくりの脳では希少種の飾りが希少種として記憶できず、飾りの変なゆっくりできないゆっくりと認識 しているという説 これと先の件が合わされば、野良ゆっくりの希少種がいかに少なくなるか、容易に想像がつくだろう だが、野良ゆっくりの生活は変わらない ゆっくりは、生活のレートを決して下げない 一度でも甘いものを口にしたら、二度と普通のものが食べられないように 今よりも良いおうちが見つかるか分からないなら、絶対におうちを捨てる気がないように 希少種を制裁するのは、もはや定番となった ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆ……ゆ……」 1匹の野良れいむが、必死に這いずっていた 生きるのに必死なのは、その汚れた姿とぼろぼろな飾りから見て取れる 食べたくもないであろうゴミを漁る姿は見る人が見れば、多少ながら同情を禁じえないかもしれない 「ゆ……!」 れいむの視線に、あるゆっくりが映った 「おにーさん、やくそくですよ!ひそーてんそくをかってくださいね!」 1匹のさなえが笑いながら、そう言っていた 「ああ。分かったよ」 側にいる人間は、苦笑いしながらさなえを撫でる それがどれだけゆっくりしているか、れいむには理解できた 同時に それがどれだけさなえには相応しくないか、れいむは激怒した 「ゆがあああ!!!」 れいむは力の限り、さなえに向かって跳ねた 継承されてきた記憶が、れいむを後押しした (さなえのくせに!ゆっくりするのはなにさまのつもりなのおお!?) その瞳はそう物語っていた 今まで生きてこれたのは、人に関わらなかったからだという事も忘れて 「おっと」 人間は突進してきたれいむを、何の苦もなく蹴っ飛ばした 「ゆぶ!」 れいむは石壁に叩きつけられた 「まったく……これだから基本種は」 れいむは最期にそんな言葉を聞いた ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 後書き このお話は『博麗の巫女10年で140世代交代』という内容のSSが元になってます 『補充可能≠貴方様の為に用意致します』じゃないのにねえ 希少種優遇って言うけど、その中にはゆっくりが優越感に浸るのが嫌な人もいるよね 以下蛇足のバッジ説明 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 銅 拾ったゆっくり、生まれたゆっくりに着けられるバッジ(ゆっくりペットショップで無料配布) 所有者がいる事を示すバッジ。殺しても法的な問題はない あくまで法的な問題なので、所有者が刺青彫ってあるお兄さんとかの場合は、それ相応の覚悟は必要 銀 銀バッジ試験(1回100円)に合格したゆっくりに着けられるバッジ。店売りはこれ 飼いゆっくりとして最低限のバッジ 殺された時は器物損壊罪位の罪はきせられる 金 金バッジ試験(1回500円。年1回の定期健診)に合格したゆっくりに着けられるバッジ この試験には飼い主も含まれる為、店売りはできない 飼いゆっくりのステータス。GPS等の機能が付いている 殺された時は動物傷害罪位の罪はきせられる プラチナ 非公式バッジ。ゆっくり愛護団体によって定義がバラバラ 入会=プラチナの時もあれば、献金=プラチナの時もある 殺された時は殺人罪をきせようとしてくる。基本的に無効 ゆ印 銅・銀・金を一定期間(1日)中に1回、専用の布で拭かないと浮かび出てくる印 ゆっくりの馬鹿にしている顔をモチーフとしている 無断で捨てる事が多い飼い主の為に用意された機能。飼いゆっくりのバッジを奪ったゆっくり用でもある バッジなしと同じ扱いをされる Zあき氏の絵参照
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/40304.html
<希少種(きしょうしゅ)>マイナード・リザード C 火文明 (3) クリーチャー:デューンゲッコー/ビッグランカー 2000 ■スピードアタッカー 作者:wha 赤烏様のビッグランカーをお借りしました。 《ワンキャノン・ワイバーン》 《ワンダラー・チュリス》 《音速 シュタタ》 IP-08 「アイデアパック08:オリジナル種族の祭典!」 カードリスト:wha カードリスト2:wha 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/321.html
* 注意 * 救いがないです。 希少種が死にます。 善良だけど死にます。 「希少種が出たぞ! そっちだ! 逃がすな!」 休日の夕方、都下有数の自然林を有する公園に、男性の声が響く。 声はまだ若い。 「任せて! この先は沢になってるの。追い込んで潰してやるんだから」 それに応える女性の声は、どこか楽しそうだった。 「私が音を出しながら追い込むから、あなたは沿道を先回りして沢に向かってね」 「任せた!」 声と共に、男がポケットを探り、携帯電話程度の物体を放り投げる。 赤とんぼが飛び交う中、綺麗な放物線を描いて飛んでくる。 狙い違わず女性の手元にすっぽりと入ったそれは、外部バッテリー を繋げて稼働時間を増強したICレコーダーだった。 スピーカーから、声が出る。 「ゆっくりしていってね!」 二人が、ゆっくりレーダーと呼んでいる物だった。 電磁波を発振する代わりに音声を発信して、返答を拾う。 ICレコーダーに自分の音声を吹き込んであるだけの、ゆ駆除装備だ。 欠点は多い。というか、目白押しだ。 スピーカーを向けている方向以外への探知距離が短い、元飼いゆっくり だと効果が薄い場合がある、一部ゆっくりには元から効果がない。 けれど、視覚と組み合わせれば十分に効果は挙げられた。 「濡れた斜面と、積もった落ち葉か。速度を落として慎重に進もう」 呟いて手元でICレコーダーを操作した。 自分の予想進行速度に合わせてTrack3の10ゆ/secで録音した物を再生する。 「ゆっくりしていってね!」 よし、追い込みの始まりだ。 「ゆあああああ! みつかっちゃったんだぜ! ゆっくりできないんだぜええええ!」 「ゆっくりできないです。ゆっくりしないでにげますよ!」 人間達の先を必死で走るのは、まりさとさなえのつがいだった。 「ゆっくりいそぐよ! ゆっくりいそぐよ!」 「ゆっくりいそぎます!ゆっくりいそぎます!」 二匹は必死で下生えをかき分け、跳ね続けた。 初めて会ったときの事は、今でも覚えている。 まだ出会って日が浅いとは言え、あまり見ない種類のゆっくりを見た 物珍しさは好奇心を生み、何かと理由を付けてはついて回る内に恋愛感情が芽生え始めた。 それが、けっこんという形を成すのにそう時間は掛からなかった。 ぷろぽーずは、まりさがしてくれた。 さなえが頬を餡子色に染めながらぷろぽーずを受けてくれたとき、まりさは とてもゆっくりしているように見えた。まだ見ぬ幸福な未来はきらきらと輝いて いるように見えた。もはや永遠にゆっくりしてもいいとすら思った。 そこが、絶頂だった。未来は錯覚だった。そして思ったことは現実へとなりつつある。 「……してい……ね」 小さいが、後方から声が聞こえてきた。 「ゆ! ゆっくりできないんだぜええええ!」 全力で跳ねながら、思わずまりさは叫んだ。 「まりさ! おおきなこえをだしちゃだめです!」 さなえは隣を跳ねながら言う。 このさなえは挨拶に返答をしないことができた。 しかし、まりさは無理だった。 近くにあの二人のにんげんさんがやってきたとき、二匹は下生えに隠れ、息を 殺してやり過ごそうとしていた。 もう少しでやり過ごせる。そう思っていたとき、しゃがんで地面を見ていた にんげんさんがポケットに手を突っ込んだ。 「ゆっくりしていってね!」 ポケットから、あいさつが出た。 「ゆっくりしていってね!」 反射的に出てしまったまりさの返答で発見され、今は必死に逃げている。 にんげんさんの大きさでは掻き分けないと進めない灌木も、ゆっくりなら下を くぐり抜けられる。それでが幸いして今は逃げ続けているが、このままでは じりじりと破滅へ向かって進んでいるだけだ。 さなえは焦り始めた。 何か方法は無いかと、餡子をフル回転させる。 「さなえ、ゆっくりいそぎながらきいてほしいよ」 そのとき、先ほどからゆ! ゆ! と、可能な限り小さな声で跳ねていた まりさが、しゃべり出した。 「まりさがにんげんさんをひきつけるんだぜ。さなえはかくれてやりすごすのぜ!」 「いやです! わたしはまりさといっしょにいきて、しにます」 さなえの決意は固かった。もう二人は、永遠に離れないことを誓った。 まりさのぷろぽーずに応えたときから、ふたりは番になったから。最初に好きに なったのは、さなえだったから。 必死で跳ね続けながらも、まりさが続ける。 「けど、あのおねえさんは、さなえをかってたんだぜ? まだおちびちゃんも いないし、あやまればゆるして……」 まりさの言葉を途中で遮る。 「むりですよ。おねえさんは、きびしいひとなんです。ゆるしてはくれません。 “れいがい”はない、といつもいいます」 お姉さんの決めたルールは絶対だった。逆らったさなえが潰されるのを何度も 見て、他のさなえはより一層従順になるのだった。 「ゆう……そんな……せめてさなえだけでも……」 声から力が無くなるまりさ。それを察して、さなえは思う。 ああ、やっぱりこのまりさを好きになって良かった。 自分を捨ててもさなえを大切にしてくれる、まりさを好きになって良かった。 「それに、おねえさんがゆるしてくれても、わたしのきもちはいつわれません。 わたしは、まりさがすきです」 暖かいご飯と寝床があっても、あそこは牢獄だったのだ。逃げることさえ思い つかなかったさなえに、道を示してくれたのは、まりさだった。 「じょうしきにとらわれないまりさが、すきです」 初めて会ったときに、常識に囚われてはいけないのだと思わせてくれたのは まりさだったのだ。 力強く言葉を紡ぐさなえ。 「ゆ! まりさ、よわきになってたよ。きっといっしょに、にげきるんだぜ!!」 泥まみれになり、たくさんの擦り傷を作りながら逃げている最中だというのに さなえは一瞬それを忘れた。 下生えが切れ、さなえ達の前に沢が広がった。 たくさんの赤とんぼが空を舞い、水面にちらちらと赤色を反射させている。 赤とんぼを映して透き通る水が、這うように地を伝い、流れている。 まりさと沢蟹を食べた沢だった。いっしょに体を洗い合った沢だった。 まだまだ、一緒にしたいことがたくさんある。 沢を渡るべく、まりさの後ろを跳ね行く。 まりさの後ろ姿を見ながら、さなえは願った。 生きたい、と願った。 まりさと一緒に生きていたいと、強く強く願った。 叶わなかった。 「どんぴしゃ!」 声と共に降ってきた足に、まりさが爆ぜた。 全体重を掛けた踏み込みだった。潰れると言うより、破裂するようだった。 四散したまりさの餡子が、さなえの顔を濡らす。 「まりさああああああああああああ!」 「上手い追い込みだ。さすがだぜ」 「まりさ! まりさ! まりさああああああああ!」 「うるせえ」 さなえは蹴飛ばされ、転がって沢の水に突っ伏した。 「ごばばば。ばりさあああ! まりさああああ!」 すぐに体を起こしてまりさを見るが、まりさは既に痙攣すらしていなかった。 遺言すら残すことなく、まりさは永遠にゆっくりしていた。 目はどこかへ飛び去り、口から下は綺麗にはじけて今や地面に金色の絨毯が 敷いてあるように見えるほど、潰れてしまっていた。 さなえはその死に様から目を離せず、呆然とまりさだったものを見つめていた。 「どんなもんよ。さすが私!」 林を掻き分けておねえさんが歩いてくる。 道を譲るように、赤とんぼが左右へぱっと飛び去る。 一瞬立ち止まり、まりさを一瞥した後にさなえの近くまで歩いてきた。 聞き慣れた声が降って来た。 「さなえ、例外は無いわよ。覚悟の上でしょうね」 「まりさがいないせかいに、みれんはないです」 ぼんやりと視線も定まらない様子で、さなえは応える。 「よろしい。最後に一つだけ教えて。あっちで潰れてる“希少種”の、どこが そんなに良かったの?」 一瞬、さなえの目に光が戻った。 まりさに初めて会った日のことを思い出す。 「はじめてみたんです。まりさなんて、ずかんでしかみられなかった」 ゆっくり市場は今や完全に成熟していた。 飼いにくいまりさやれいむ、ありす、ちぇんは野良からもペットショップからも消えて久しい。その種の熱狂的支持者が、高額と引き替えにして手に入れることがある程度だ。 「めのまえで、わたしにわらいかけてくれたとき、ほんからでてきたみたいで」 マクロ市場の需要は、既にまりさやれいむを求めていなかった。 しつけの手間が少ないゆうか、さなえ、もみじ、てんこなどが、現在の野良と ペットショップを構成しているゆっくりだった。 「まりさは、まほうつかいみたいでした。」 価格もすっかり安価になっている。 それが今の常識だった。 「とってもゆっくりして、じょうしきにとらわれていませんでした」 需要が無くなれば供給も途絶える。野良ゆっくりは飼いから転落した物、うっかり できた子ゆっくりを捨てた物が大半を占める。 そいつらが交配を繰り返し、まりさやれいむの餡統をじわじわと駆逐した。 今や野良の中でも、まりさやれいむはほとんど見なくなっていた。 まりさは今や、希少種と呼ばれていたのだ。 「なるほど、非日常を求めるのはさなえの習性だったね。納得した」 おねえさんは幾度か頷く。 「本能は強いね。さよなら、さなえ」 「さようなら。ごめんなさい」 お姉さんは、足を一息に踏みおろした。 飛び散ったさなえの餡子を、沢の流れが少しずつ流していった。 赤とんぼが辺りを飛び回る。 お姉さんは、目の前を通り過ぎた一匹を視線で追いかける。 「アキアカネ」 しばらく追ってから、視線を切ると呟いた。 「赤とんぼだろ?」 「正しくはアキアカネって言うのよ」 そう言ってさなえから足をどけ、踵を返した。 「みんなが赤とんぼって呼んでてもね」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1591.html
・極め俺設定注意 ・ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値,の続き ・れいむ成分満載 ※ 携帯電話が鳴り響く。 真っ黒く染まった木刀を残骸の上に放り投げた後、ゆっくりと携帯を手に取り、ディスプレイを確認する。 この番号は……、会社だな。実験が成功した報告か? 「はい。もしもーし?」 『お休みの所すみませんっ!もう見ましたかっ!?』 「んー?何がなんだか解らんのだが。実験が成功でもしたのか?」 『それは大失敗ですっ!"成功" の、せの字も見えません!』 ……コノヤロウ。中々、いい根性してるじゃねぇか。 『パソコンありますか!?無いならテレビでもいいんですけどっ!あっ、でもパソコ……。』 「解った解った。ちょっと落ち着け。」 床に転がるゴミを無作法に蹴りつけ、部屋の端に移動させる。通行の邪魔だ。 HDDが駆動音を唸らせて、PCが立ち上がる。画面にはお馴染みのOSが主張していた。 「で、何をするんだ?パソコンは、操作準備オーケーだ。」 『おぉー!意外と万能ですね!凄いですよっ!?』 俺は猿か?そこまで感動してくれるなんて、光栄の極みですな! 『それでですね!……で、……なんですよ!』 「ふむふむ?」 一言多い部下の指示の元、PCを操作していく。 こんな奴が、仕事に関しては優秀な人材だから困る。頼りになるのか、ならないのか。難しい所だ。 操作を進めていくと、ある画像保管サイトに案内された。 「ほー。これはこれは。」 『どうです?いい情報でしょ!?』 「まあまあだな。」 煙草に火を付けて、紫煙を肺一杯に吸う。 視線の先にある画面の中に、ある書類が映し出されている。それは見てみたかった、あの、門外不出の極秘書類。 『今度奢ってくださいね!?』 「社内パソコンを、私用で使った事を黙認してやる。」 『ひどっ!?鬼っ!!! 』 軽口を交し合う上司と部下。 確かに有益な情報だった。こいつも、奢って貰える事を確信して、話に乗ってくれているのが解る。 さてと、早速拝見させて頂きますかね。 書類データーの流出。 今回は、企業がミスをしたのではない。個人がミスをして、情報が流れてしまった。という、謝罪報道が行われた。 世に流れた書類は、社外秘の印が押された数ページ。誰もが簡単に閲覧でき、コピーもされた。既に回収不能の事態となる。 その内容を見た多くの者は、顔を青くして絶望を受け入れた。 内容の中心は、ゆっくり繁殖に関する資料。詳細なデーターが乗っている。 数式の羅列が並び、一般人には認識出来ないような資料内容ではなく、簡素に纏められた部分が流出していた。 人々が1番に目を付けたのは、『植生妊娠では、多種の誕生は絶望的』の項目。 これで、植生妊娠薬品の個人販売をしていた者は、首を切られる形となった。手痛い仕打ちに頭を抱えるしかない。 2番目に興味が引かれたのは、『妊娠確率の値』の項目。 今までぼかされていた謎に満ちた部分が、詳細に明るみにでた。その無茶苦茶な確率に、繁殖を諦める人が大勢いた。 当然、凡種は不法投棄され、街中にれいむが溢れ出す。希少種は冷静にオークションで捌かれた。 この2項目だけで、個人の一攫千金を夢見る、新規参入者は激減する。 希少種、まりさやありすを放出する者が一時的に増え、価値が少し下がった時期があったが、ほんの一瞬で元の高値に戻っていく。 供給があまりにも少なすぎるのだ。 もはや、工場の生産でもどうにもならない。 れいむが産まれる位なら、最後まで希少種に赤ちゃんを作らず、ゆん生を終わらせる飼い主も増えた。 その事により、偶発的に誕生する固体も減った。それが、希少種不足に拍車をかける。 まだまだ、世界の混迷は続いている。 俺は、舐めるように書類に目を通す。 「………ふ~ん?」 なるほど。良く調べ上げているデーターだ。 組み合わせの出産割合を、詳細な数値化をして記載している。参考になるぜ。 これでは、そうそう多種が産まれない事も理解できる。出産の手間と、この産まれてくる確率では、当然、割りに合わない。 個人では手を出し辛いだろう。それに、高価な多種同士でも期待値が低い。使い潰す気持ちで試みても、報われるかどうかも怪しい。 それに、これから希少種の精子餡が高値で取引されると予想。無理に潰すより、種馬ゆっくりとして生かしておく選択が賢い。 埴生妊娠がアウトなら、胎生妊娠方法に切り替える人が必ず出てくるはずだ。 この書類確認で辞める者はいるだろうが、続けていく者もいるはず。なんせ、希少種は依然、高値で取引されている。 個人繁殖が減った事で、更に価値が上がる可能性も出てきたのだ。 「まあ、俺ならやらねえな。」 さっと目を通しただけで、これはリスクだらけだと解る。良い所を探すのが難しい位だ。 「うーん……。」 絶望的な書類内容だと思う。 でも、それは個人レベルでの絶望だ。企業が諦める内容ではない。 今でも、大手企業からは、月に数体の希少種を市場に出している。供給が全く無い訳ではないのだ。 シンプルに考えれば、産める確率を上げる手段を重点的に研究して、成功させれば良い。 しかし、その計画を実行しているうちの会社も進展が無い。そこに何かがあるのか? 解らない。とりあえず、今、確実に言える事は、この書類が不完全だと言うこと………、 「ぐりぐりしないでねっ!?あんこさんがでちゃうよっ!」 「お?」 締めの言葉を途中で邪魔させられた。 俺の右手首の下で、体をよじよじさせながら、講義するれいむ。口元には、紐とテープが空を泳いでいる、 「ぐりぐりぐりぐりっ!れいむおかしくなっちゃうよっ!?ゆっくりはんせいしてねっ!」 これは、我が社の製品。『れいむまうすぱっと』だ。 柔らかで張りのある弾力のお腹が、あなたの手首を優しくサポート。人肌の体温が、手首をほぐし、快適なマウス操作を約束します。 これがまた、ビックリするほど売れなかった。製品アンケートも散々な結果だ。キモイに始まり、ウザイで終わる。 唯一、逆パーフェクトの栄冠に輝いた、自慢できない一品だ。うん。使用感は最悪の一言に尽きるね。返品させろ。 「はんせいしたなら……、あぁあぁぁぁあっ!?いだいよっ!つぶれちゃうよっ!?」 この、まっぱれいむ。机にれいむ置いただけじゃねぇか。うんしー穴加工はされてるけど、涙腺全開で机は濡れるし、 キーボード上に無断で転がってきての、強制タイピング機能まで付いてやがる。 「やべでぇえぇえぇぇっ゛!?かわいいれいぶが、づぶれじゃぁあぁぁあああああああっ゛!!!??」 圧がかかっただけで、口元を塞いでる箇所は解れて開くし、せめて転がらないように、背面を平らに加工しやがれっ!客を舐めるなっ! 「あぶぼぢゅうぅうぅううううううっ゛!?」 れいむは口から餡子を大量に吐いて、とてもゆっくりした状態になった。 それを摘み上げ、部屋の端に寄せておいた残骸の上に投下する。纏めて置けば、後の処理が楽になる。 俺は、机の下に置いてあった、中型BOXの蓋を開ける。そこには、まっぱれいむの予備がスヤスヤと寝ていた。 製品安定機能搭載済みで、良く眠るらしい。でも、こいつらは元々そんな感じだと思うがな。 手前でゆっくりと寝ていた、まっぱれいむを一つ掴んで、机の上に放る。前任者の餡子で多少汚れたが、俺は気にしない。 勢い良く手首を乗せて、マウス操作を始める。れいむは体を跳ね上げて、俺の手を振り払おうとしていた。 ……どの辺が優しくサポートしてくれるんだ?思いっきり挑戦的じゃねぇか。 力強い振動を起こすまっぱれいむに、キツめの一撃をお見舞いした。 「……!…………ゅゅ゛っ゛!!! 」 下半身にしていた加工が弾け、中身が机に広がる。 「あー、不良品だな。」 交換するのも面倒なので、このまま使用する事にした。 まっぱれいむの腹を圧迫する度に、中身が勢い良く飛び出してく。沈む腹が手首を包んで、なかなかの好感触。 欠点は机が汚くなる事だな。うん。やっぱりこれは売れない。 スタート直後から、きわもの製品として不評を浴びた我が社は、徹底したモニターをする事になった。 最近は、定期的に良品を世に送り出している。このまっぱれいむは、負の遺産として社員に配られた。 これでの現物支給じゃ無かった所が、安心すべき事だな。正直、肝を冷やしたぜ。 「ん?」 手首からスカスカの感触が脳に伝わる。 視線を向けると、ペラペラになったまっぱれいむ。何時の間にか、中身が全部搾り出されたらしい。 「脆すぎるだろ。」 新品を取り出すと、空中で勢いよく暴れ出す。これもまた楽しめそうだ。 強めに机上部に叩きつけて、大人しくなった所で操作開始。俺は不具合を探すモニター作業を、今日も忘れずに行った。 今日も実験は失敗だ。 運良くまりさが産まれたが、それ1体で打ち止めだった。喜んで損したぜ。 とりあえず、コーヒーを求めて事務所へと足を運ぶ。その途中、何かが視界の端に入ってくる。 白衣の青年が、小腋にれいむを抱えて、廊下に立っていた。 中々、シュールな光景だ。 小腋のれいむは、モミアゲを上下に揺らながら、垂れ目でこちらを観察している。 「本日の新薬も、満足な成果を上げられなかった事を、謝罪いたします。」 「……おぉ。気にするな。」 「ゆっ?おじさんはゆっくりできるひと?」 腰を折り、丁寧に謝罪する青年。 開発の難しさを知った俺は、この青年に当り散らす事はしなくなった。じっくりとやってくれ。 「そのれいむは、ペットか何かか?」 「ゆん!れいむはかわいいでしょ!?めろめろになってねっ!」 すると、青年は、『これですよ。』と、何かを掴んだみたいな形をした片手を、れいむの顔に滑らす。 それで全てを理解した。実験体か。 「これからお話をしませんか?伝えたい事もありますし。」 「今から?」 「ゆっふ~ん!とくべつにれいむのぴこぴこさん、もみもみしてもいいよっ!やさしくしてねっ!」 「あるデーターの報告もさせていただきますよ。まだまだ、仮の段階ですが。」 「ほう?興味がでてきたぜ。」 「ゆゆゆっ!?だめだよっ!いくられいむがかわいいからって、きょうみしんしんに、えっちなめでみないでねっ!?」 「コーヒー位ならだしますよ。でも、室内は禁煙なので、煙草は吸えませんけど。」 「お邪魔しますかね。」 「……ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶっ!?」 空気を読まずに、会話に割り込むれいむの口を、青年は片手で覆い隠す。 もう少し早くして貰いたかった。今更感でやるせない。 「研究室は、此方にあります。」 「おう。」 「くるしかったよっ!でも、ゆっくりゆるすよっ!かいぬしさんはすてきだからねっ! ……あぁあぁぁぁっ!?れいぶのもみあげさんがぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁっ゛!!!?? 」 青年は、ニヤニヤ笑うれいむの片モミアゲを無造作に千切り取り、廊下のゴミBOXに放り込む。 片モミれいむは、残ったモミアゲを必死に振りながら、治してくれと抗議している。 れいむ。意外とその姿、素敵だぜ? 薬臭い研究室。 病院に来たみたいだ。 「どうぞ。粗茶になりますが。」 「……………。」 「ゆえぇえぇぇぇえぇんっ゛!」 粗茶発言はおいておくとして、泣き喚く片モミれいむも別に興味を引かれない。 でも、ビーカーにコーヒーって……。これは、都市伝説じゃなかったのか? 「………飲むか?」 「ゆゆん?それはゆっくりできるもの?ゆっくりちょーだいね!」 「ほらよ。」 「ゆ~ん!いいにおいだよーっ!とってもゆっくりできそ……、あつ?あっつ゛! あじゃあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっ゛!!!?? 」 ダイレクトにコーヒーを口の中にぶち込む。 片モミれいむは、コーヒーをうがい状態にして撒き散らしながら、床の上で悶えている。 お前の尊い犠牲は無駄にしない。 「優しいんですね?おかわりをどうぞ。素晴らしい行動だと思います。」 「……………。」 犠牲は数秒後に無駄となる。ビーカーには、黒い液体が追加された。 もう、観念して飲もう。 「これって、なんだと思います?」 「ん?」 「やめてねっ!?れいむのあんよさん、くろくなっちゃうよっ!?」 コーヒーを啜り始めた俺に、青年が問いかけをしてきた。 青年は片モミれいむを両手で掴み、床に毀れたコーヒーを肌色の足に吸い込ませている。 片モミれいむは、雑巾の代用品らしい。面白いように水分を吸収していく。流石、饅頭。 「れいむだろ?」 「そうですね。れいむです。」 「ゅ゛っ゛!? 」 当たり前の事を何故聞いた?誰が見てもそう答えるだろうに 片モミれいむは、変わり果てた自分の姿に絶望し、大口を開けて声無き声を発している。 「それでは、これは何だと思いますか?」 「…ッ!オイッ!?それは………っ!!! 」 「心配しないでください。これは私物です。今日産まれた物ではありません。」 怒声が途中で止まる。目の前には黒帽子を被ったまりさが居た。 「そりゃ、まりさだろ……。」 それ以外に答えようが無い。 まりさにしか見えないんだから。 「ゆゆ?れいむ!どうしてないてるんだぜっ!?ゆっくりげんきだしてねっ!」 「ゆゆん!きれいなまりさだよっ!こんなにきたない、れいむのすがたをみないでっ!?」 「なにをいってるんだぜ?れいむは、こうばしいにおいがして、とってもゆっくりできるよっ!」 「ゆゆーんっ!こうばしくてごめんねっ!れいむはゆっくりできるゆっくりなんだねっ!?」 「けっこんしてねっ!まりさは、ほんきだよっ!」 「れいむをしあわせにしてねっ!きょうはすてきなけっこんきねんびだよっ!」 「れいむーーーっ!」 「まりさーーーっ!」 ひょいっ。と、持ち上げられた片モミれいむは、机の上に乗せられる。 その後、頬に刃物が滑り、大きな傷口を開けられ、人間の指がねじ込んで中身の餡子を抉り出された。 「れいぶぅうぅぅぅっ゛!?うわぁあぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!!! 」 コーヒーのアロマで陥落した新婚まりさが叫ぶ。愛するれいむが傷物にされてしまった。 その悲鳴にも人間達は関心を示さない。完全放置だ。 「これは、れいむの餡子です。」 「そうだな。そうにしか見えない。」 「あのまりさも、実はれいむだと言ったら信じますか?」 「………何だと?」 青年の研究で解った事。 れいむしか産まれない異常事態。 それは、種の強さが関係しているとの事。 れいむ種だからと言って、100%れいむな訳ではない。数%は多種の情報を蓄積しているはず。 他種にも、あてはまる事柄だ。何%かはれいむが入っている。雑種、と例えるのは適切なのだろうか? 今の異常事態の原因は、他種の体に蓄積されたれいむ情報が、割合を多くとりすぎている為だとの仮説がある。 良い表現では、純正のれいむが誕生する可能性がある。悪く言えば侵食だ。 俺の足をグイグイと押して、喧嘩を売っている表面は黒帽子で金髪のまりさも、中身がれいむ情報の塊らしい。 だから、『まりさモドキ。』と、開発チームから字を付けられている。 この情報は流出データーに記載されていないが、多分、研究者なら誰でも発見しているだろうとの事。 そこまで、難しい検査では無いらしい。 「つまり……。どういう事だ?」 「希望としては、30%以上の他種情報を持った、検体が欲しい所ですね。泥に泥を混ぜても、進展はありませんので。」 それは厳しい注文だ。 この、『まりさモドキ』でさえ、市場では目玉が飛び出る位の価値がある。 研究の為とはいえ、領収書で落とすのは難しい。 「ありすとかはどうなるんだ?あいつら、中身違うだろ?」 俺は質問を投げかける。 れいむとまりさは、基本は餡子だ。中身が違う他種なら、れいむの餡が混じっていなければ説明がつかない。 「そうですね。これは、情報だけが浸透しているらしいので、餡子そのものは関係無いみたいです。」 それは、厄介な事態だな。 詳しく聞いていくと、中身を取り出して分析しなければ、比率が解らないらしい。 売り物を即刻傷物にする。と、言っているような物だ。ハズレも多々あるだろうし、消耗品扱いに拍車がかかる。 上に研究費を申請してみたのだが、既に却下済みだそうだ。それは、当然の成り行きだろう。 「仮説になりますが、れいむが希少種になっていた可能性もありますね。」 れいむ種だけが爆発的に増えた。 情報を強めたのが他種なら、今頃は、その種がゴミ扱いになっていた別世界がある。 今回は、たまたま、れいむだったのだと。 (……だったら、もっと可愛げのある奴が、選ばれたら良かったのに。) 俺は、そう思わずには居られなかった。 「れいぶのがだぎだっ!じねぇっ!じねぇえぇぇぇぇぇぇっ゛!?」 まりさが、俺の足に体当たりを続けていた。 痛くは無いのだが、とても鬱陶しい。 流石に、れいむのように潰すのは躊躇してしまう。なんせ、希少種扱いになっている現状では、足が竦むのだ。 それも目の前に立つ青年の私物らしいし。弁償とか言われたら困る。 「じねぇっ!じねぇえぇぇっ!?……ゆ?まりさのつよさに、たえられなかったんだね! まだまだおわらないよっ!ゆっくりこうかいしてねっ!」 足を横に避けた事を、まりさは勘違いして、態度を大きくした。 既に、歴戦の覇者のような風格で、再度突撃してくる。あー、鬱陶しい。 「ゆん?」 青年はまりさを、自分の胸の辺りまで持ち上げた。 「かいぬしさん!しんぱいしないでねっ!まりさはつよいからよゆうだよっ! あのげすを、せいさいするしめいを、はたさなければいけないんだぜっ!」 ゲスとは俺のことか?嫌われたもんだな。 と言うか、片モミれいむを切ったのは、その青年じゃないのか?何故こうなった?さっぱり解らん。 「もうよわってるから、いまがちゃんすなんだよっ!とどめのいちげき、ゆぼっ!!!?? 」 元居たケース内に、まりさは叩き込まれた。 重たい一撃を顔面に食らい、地面から上げた顔の口端から、折れた歯がボロボロと床に散らばる。 「どぼじでごんなごどずるのぉおぉぉぉぉぉっ!?」 「そういえば、まだご飯を与えていなかったね。一杯食べなさい。」 机の上で虫の息になっていた片モミれいむを、青年は掴む。 そのままケースの上部に運び、大きく頬に開いた傷口を、更に広げるように刃物で切開した。 「うばあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!れいぶぅうぅぅぅぅっ!?」 結婚宣言から新婚さん。すっきりもしないまま、パートナーがお空で崩れていく。 黒い帽子に黒い餡子が降り注ぐ。ゆっくり特有のゆっくり出来ない匂いが、体にも染み付いた。 大きな口を開けていた為、れいむの中身か飛び込んできて、慌てて吐き出す。 吐いた餡子と交じり合った目の前の黒山は、更に大きく聳えていく。 空から、ゴロリとれいむの眼球が落ちてきた。 まりさと目が合う、れいむの瞳。物言わぬその冷たい眼差しに、まりさは恐怖に震えた。 「これは形見さんだよ。大事にしてね?」 ヒラリと舞い落ちる赤いリボン。 黒い帽子のつばに引っ掛かって、垂れ下がる形になった。 『れいむっ!れいぶっ!』と、その場を動く事なく叫び続けるケース内のまりさ。 動くとれいむの餡子を踏み潰してしまう為、金縛りにあったかのように足は動かない。 『残さず食べるんだよ?』と、優しく言葉を掛けた青年が俺の元に戻ってくる。 「……いいのか?」 「何も問題ありません。コーヒーのおかわりいかがですか?」 「いや、遠慮しておく。」 大事なまりさでは無いのか?随分ぞんざいな扱いを受けているな。 その事を聞いてみると、『理論と請求を有利にさせる為の、自費投資です。』との答えが。 請求に対しての実りにはならなかったが、研究が進んだ事は喜ばしい事だと、嬉しそうに語る。 つまり、まりさモドキの役目は終わったと、暗に示しているようだ。 「昼飯の時間だな。一緒に食いに行くか?」 「いえ。申し訳ありませんが、今から用事がありまして。」 俺は青年に振られたようだ。一人で社食に向かう事にした。 『次の機会に。』との言葉を背に受けて、俺は研究所の扉を閉める。 次の機会。ね。 まぁ、そのうちな。 「ふぅ。」 青年は溜息を付く。 別に嫌だから断ったわけではない。本当に用事があったのだ。 ビーカーを片付けて、自分の机へと移動する。 遠くのケースでは、『れいむぅうぅっ!まりさのなかで、ゆっくりしてねっ!』と、狂ったように食べているまりさの姿が。 涙ながらに口を動かし、吐き気を我慢して飲み下す。腹が、ぱんぱんに膨れていく。 リボンを帽子の中に収納し、ケースの端で涙を流しながら、眠りに付いた。 嗚咽がここまで聞こえてくる。 それを背にしながら、青年は目の前にある銀色のケースを開く。 中には、ぱちぇりーが入っていた。 この研究所に与えられた資金で、購入した検体。 値が張る高級品の為、慎重に実験体とされてきた。 しかし、この検体は、ぱちぇりー種としての情報が低いとの、検査結果がでる。 抽出して開発してきた新薬も、効果が出ない訳は、根本的な部分が欠けていた為だった。 すやすやと、ケース内で寝息を立てるぱちぇりー。 この種はストレスに弱いので、麻酔と睡眠薬を与えられていた。 刃物や針で傷を付けられても起きる事は無い。昏睡に近い状態だからだ。 何も知らずに眠り続ける、哀れな哀れな眠り姫。 王子様が最後の実験の為に、甘い甘い薬をお姫様に流し込む。 「……むきゅ?」 「目は覚めたかい?」 青年は腕からバンドを外し、机の引き出しに仕舞う。 声を掛けられたぱちぇは、まだ眠そうに目を薄く開け、焦点が定まらない瞳を左右に動かした。 「おにいさんは、だれ?」 「ゆっくりさせない研究員です。」 笑顔で衝撃的な発言をする青年。ぱちぇは停止したままだ。 よく解らなかったので、もう一度質問しようと口を開けたとき、ぱちぇの頭に痛みが走る。 頭だけでは無い。その痛みは、満遍なく体中に広がっていく。目が一気に冴えた。 「ゆっ!ゆぶっ!ゆぐぶっごふっ!?」 えずくぱちぇに、白い錠剤を与える青年。 それを体内に入れられた後、不思議と痛みが治まっていく。ぱちぇの目に安息が戻ってきた。 ゆっくりできない発言は聞き間違いだったと、ぱちぇは自己判断した。 だって、今はこんなにゆっくり出来ているんだもの。悪いお兄さんでは無いはずだ。 感謝の言葉を述べようとしたその時、お兄さんの口元に人差し指が当てられる。 その行動をぱちぇは知っている。しーっ。だ。しーしーとは全く違う別の意味。 喋るな。の、合図。優秀なぱちぇは瞬時に理解して、口を閉ざす。 「感謝はいりませんよ。」 なんて素晴らしいお兄さんなのだろうか。 自分を助けてくれたのは、当たり前のことだと示している様な、魅力的なその笑顔。 感涙が、ぱちぇの頬を流れる。 「もうすぐ、死ぬのですから。」 収まった痛みが、また、頭に響いてくる。 急激では無く、滲んでくる感覚で痛みが沸いてきた。無意識に歯を食いしばる。 青年は閉ざしていたぱちぇの口に、透明なジェルを塗りこむ。白い煙が緩やかに昇り、皮に癒着した後、凝固した。 「んぎゅぎゅぎゅっ!?」 痛みが酷くなって、苦痛が増してくる。それを受けて、えれえれが腹の内部から外へと放出される。 しかし、ぱちぇの出口は閉ざされたままだ。口内に溜まって、喉の方へ逆流していく。次から次へと苦しみが押し寄せてきた。 目を見開き助けを求める。 向けた先には、全身傷痕だらけの、ボサボサ髪で飾りも無い、ゆっくり出来ないゆっくりがそこに居た。 頭の良いぱちぇは理解している。 これは、鏡さんに写った自分の姿だと。でも、理解したくないのだ。こんなに辛い現実は。 ぱちぇは、ぱちぇりーなのだ。飼い主さんが、綺麗だと言ってくれたぱちぇりーは、これじゃない。 「…………!!!?? 」 鏡の隣に写真が添えられた。 その写っているものは、笑顔でここに来た当時のぱちぇりーの、綺麗な姿。 残酷な対比を見せられたぱちぇりーは、体を振動させながら、生き地獄をその身に受け続ける。 「さて、どういう結果が出るのかが楽しみです。」 流出データーには、既に目を通している。 その内容に疑問を持っていた管理職に、研究班が知っている情報を話した。 だが、それは本来タブーだ。いくら開発チームだろうと、研究結果を教えるのは宜しくない。 部署も違うし、情報が悪戯に社内に広まったりしたら、自分は責任を取らなければいけなくなる。 だが、自分は話す事を選択した。 研究内容に関しては、かなり極秘の部分だったりする。 でも、まずは自分を信用して貰わなければならない。その為には、有益な情報提供をするのも当然のこと。 それに、あの人となら、目的の物が手に入る気がする。 「……おや?そろそろ限界ですか。」 考えごとをしていたら、何時の間にか、ぱちぇりーが動かなくなっていた。 死んではいない。虫の息という所だろう。かなりギリギリの状態だが。 生クリームを少量抜き取り、装置で測定開始。 その後、ぱちぇりーを液体が満ちたケース内に、静かに投入する。 測定結果が出るまでの間、遅めの昼食を取る事にした。青年は扉を開けて部屋を出る。 ぱちぇは、ケース内の中央で浮き沈みをしながら、周囲の液体をその身に吸収していった。 俺はベットの上で、煙草をふかす。 寝煙草は火事の元だが、何故か辞められない。クセはそうそう抜けないものだ。 気をつけて吸ってるから、大丈夫。大丈夫。 枕もとの携帯が揺れて、メールを受信した。 電話番号で受送信可能な、アドレス要らずの簡単メール。 携帯を開き、中身を確認する。 『今度の休日に、捕獲を手伝って頂けませんか?』 俺は少し思案した後、返信のメールを送信した。 ※ ・乱暴で大雑把な設定 ・想像通りのテンプレ展開 ・ビーカーにアルコールは経験済み 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、4点(収録済み放置)