約 2,072,362 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/36084.html
【検索用 いままてもこのときもこれからも 登録タグ 2017年 NexTone管理曲 VOCALOID い 初音ミク 暴走P 曲 曲あ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:cosMo(暴走P) 作曲:cosMo(暴走P) 編曲:cosMo(暴走P) 唄:初音ミク 曲紹介 あれから10年が経とうとしておりますが、皆さまにおかれましてはどんなところに辿りついて、どんな景色を見ていますでしょうか。 曲名:『いままでも、このときも、これからも――』 2017年3月15日発売のコンピレーションアルバム『EXIT TUNES PRESENTS Vocalohistory feat. 初音ミク』書き下ろし楽曲。 「終点」で別れた二人の再会ーー 歌詞 星が綺麗な日も そうじゃない日も キミとワタシ ここじゃないどこか目指していた 行く先もよく分からず 彷徨って迷って それでも何者かになりたくて 歩き続けた 出会ったのは綺麗なモノばかりじゃなかったけど 共に見た世界は かけがえのないタカラモノ キミはとても強くなった ほんの少し素直になった 誰よりも傍で見てきたからわかるよ ねえ どんな険しい旅路でも 最果(はて)が未だ遠くても これからも隣でキミと同じ未来を見させてよ 雨が降りしきる日も そうじゃない日も キミとワタシ ここじゃないどこか目指していた 「僕についてくるなんて変わり者だね」と 笑いながらキミは よく話してくれた 現実に立ちすくんで 動けない時もあったけど 共にきたこの道は 次のキセキにつながるよ キミはだいぶ優しくなった この世界を赦すようになった 誰よりもキミ自身がわかってると思うよ ねえ ありきたりな言葉でも キミとわたし強く在れるよ これからも隣でありふれた幸せを綴ってよ 手を握ってよ これからも強く歩けるように 手を離さないでよ いつか死が二人を別つまで ーーーー約束だよ キミはとても強くなった ほんの少し素直になった 誰よりも傍で見てきたからわかるよ ねえ どんな険しい旅路でも 最果(はて)が未だ遠くても これからも隣で キミと同じ未来を見させてよ キミはだいぶ 優しくなった この世界を 許すようになった 誰よりもキミ自身がわかってると思うよ ねえ ありきたりな言葉でも キミとわたし強く在れるよ これからも隣でありふれた幸せを綴ってよ コメント 好きだ、今までも、この時も、これからも。 -- 名無しさん (2017-03-15 18 35 40) この曲最高!!! -- ボカロになりたい (2017-03-15 22 24 46) 早い仕事お疲れ様です。ホントの最初期から活動していたからこそこの深みが生み出せるのかなって -- 名無しさん (2017-03-16 07 46 41) 素敵な曲です。 -- 名無しさん (2017-03-18 23 04 44) この曲本当好き! 泣けるこれからもずっとボカロを愛し続けます!! -- なう@ボカロlove♡ (2017-03-21 21 32 11) 終点でお別れ手紙を出していて、リアル消失で失踪の可能性を風刺しつつも、この曲の処に来たとき、こすもさんがミクとどんな話をして再会したのか、みたいなのがちょっと気になる -- 名無しさん (2017-12-07 00 38 30) 好き。ー -- 名無しさん (2021-08-18 13 53 14) もっと伸びるべき -- 名無しさん (2023-12-06 11 01 28) この曲はあまり有名ではないけどやっぱりCosmoさんの思いがこんなにひしひしと伝わる曲は無いよね -- 名無しさん (2024-04-03 19 49 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sgxdhikoushiki/pages/310.html
ウェル/これが英雄の力だッ! 最大ステータス No 星 属性 最大HP 最大ATK 最大DEF 最大SPD 最大CTR 最大CTD 姿 1608~1612 3 心 1220 380 410 17 10% 10 XD 星6 2083 699 645 20 10% 10 LS 心属性の受けるダメージを5%減少 PS 聖遺物に与えるダメージを30%上昇 必殺1 これに耐えられますか? CT 5凸 敵3体にATKの135%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 50 星6Lv1 敵3体にATKの150%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 星6Lv10 敵3体にATKの210%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 必殺2 これが英雄の力だッ! CT 5凸 敵1体にATKの165%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 45 星6Lv1 敵1体にATKの170%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 〃 星6Lv10 敵1体にATKの280%の物理ダメージを与え、且つ確率で5ターンの間気絶状態にする 〃 + 限界突破・上限解放時のステータス 凸数 最大HP 最大ATK 最大DEF 最大SPD 最大CTR 最大CTD 0凸 545 175 175 10 10 10 1凸 677 219 220 11 10 10 2凸 809 246 265 12 10 10 3凸 941 290 310 13 10 10 4凸 1073 322 355 14 10 10 5凸 1205 366 400 17 10 10 星4 1326 439 460 18 10 10 星5 1591 527 529 19 10 10 星6 2068 685 635 20 10 10 + 限界突破・上限解放時の必殺技 これに耐えられますか? 凸数 性能 CT 0凸 敵3体にATKの115%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを15%減少する 50 1凸 敵3体にATKの119%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを19%減少する 2凸 敵3体にATKの123%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを23%減少する 3凸 敵3体にATKの127%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを27%減少する 4凸 敵3体にATKの131%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを31%減少する 5凸 敵3体にATKの135%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 星4 敵3体にATKの140%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 星5 敵3体にATKの145%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 星6Lv1 敵3体にATKの150%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 これが英雄の力だッ! 凸数 性能 CT 0凸 敵1体にATKの130%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 45 1凸 敵1体にATKの134%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 2凸 敵1体にATKの138%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 3凸 敵1体にATKの142%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 4凸 敵1体にATKの148%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 5凸 敵1体にATKの155%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 星4 敵1体にATKの160%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 〃 星5 敵1体にATKの165%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 〃 星6Lv1 敵1体にATKの170%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 〃 + 必殺技レベル上昇後の性能 これに耐えられますか? Lv 性能 CT Lv1 敵3体にATKの150%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 50 Lv2 敵3体にATKの152%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv3 敵3体にATKの154%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv4 敵3体にATKの159%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv5 敵3体にATKの164%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv6 敵3体にATKの169%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv7 敵3体にATKの177%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv8 敵3体にATKの185%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv9 敵3体にATKの195%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 Lv10 敵3体にATKの210%の物理ダメージを与え、且つ対象が聖遺物である場合3ターンの間物理DEFを35%減少する 〃 これが英雄の力だッ! Lv 性能 CT Lv1 敵1体にATKの170%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 45 Lv2 敵1体にATKの175%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 〃 Lv3 敵1体にATKの180%の物理ダメージを与え、且つ確率で2ターンの間気絶状態にする 〃 Lv4 敵1体にATKの190%の物理ダメージを与え、且つ確率で3ターンの間気絶状態にする 〃 Lv5 敵1体にATKの200%の物理ダメージを与え、且つ確率で3ターンの間気絶状態にする 〃 Lv6 敵1体にATKの210%の物理ダメージを与え、且つ確率で3ターンの間気絶状態にする 〃 Lv7 敵1体にATKの220%の物理ダメージを与え、且つ確率で4ターンの間気絶状態にする 〃 Lv8 敵1体にATKの240%の物理ダメージを与え、且つ確率で4ターンの間気絶状態にする 〃 Lv9 敵1体にATKの260%の物理ダメージを与え、且つ確率で4ターンの間気絶状態にする 〃 Lv10 敵1体にATKの280%の物理ダメージを与え、且つ確率で5ターンの間気絶状態にする 〃 + 覚醒ボーナス 1覚醒 HP+15 2覚醒 ATK+8 3覚醒 ATK+6 4覚醒 DEF+10 + リーダースキル 変動なし 心属性の受けるダメージを5%減少 + パッシブスキル 0覚醒 聖遺物に与えるダメージを10%上昇 1覚醒 聖遺物に与えるダメージを10%上昇 2覚醒 聖遺物に与えるダメージを20%上昇 3覚醒 聖遺物に与えるダメージを20%上昇 4覚醒 聖遺物に与えるダメージを30%上昇 最大HP 最大ATK 最大DEF 最大SPD 最大CTR 最大CTD スキル ウェル/これが英雄の力だッ! 1220 380 410 17 10% 10 聖遺物特効・単体攻撃 〃 (星6) 2083 699 645 20 10% 10 マリア/PHANTOM†BRAVE(心) 1260 390 423 17 12% 10 〃 (星6) 1887 414 623 19 12% 10 マリア/INFINITE†CRIME 1648 499 460 19 10% 19 4体攻撃 〃 (星6) 2260 518 719 25 10% 19 ヘキサクエストのHX5-1でドロップする、ウェル博士の星3カード。ウェル博士にとっては初めての、そして約1年振りの追加カードとなる。 「戦える博士」というのがXDオリジナル設定なので、ヘキサクエストとしては初めてとなるXDロゴのカードでもあったりする。 星3なので性能は控えめ…と思いきや、上限解放で星6まで育てたときのステータスは星4並となり、特にATKステータスが心属性にしてはよく伸びる。少なくとも実装時点では星3・星4の中ではトップである。 聖遺物に対する特効もあり、活躍できる場は少ないが、自身も登場するヘキサクエスト/HX5-1やヘキサクエスト/HX5-2では属性相性のこともあり結構使える。 また、必殺2の技レベルをLv10まで育てると気絶が5ターンにまで伸びる。ここまでくると最早趣味を超えて愛の域だが、かけた労力に応える気概は持っているカードである。 博士でHX5-1を周回してドロップした博士を食わせて…を繰り返せば、ネフィリムの逸話の再現となったりする。 ヘキサ産故に入手が容易なので、ウェル博士のボイスが回収できるようになるのがキャラゲー的には最も恩恵が大きい。特に上限解放ボイスを簡単に聞けるようになった。技Lvの育成にも役立てたりと、広い範囲で使い道のある優秀なカードと言える。 相性のいいカード シンフォギアカード 星 属性 カード名 最大HP 最大ATK 最大DEF 最大SPD 最大CTR 最大CTD スキル [[]] [[]] メモリアカード 星 カード名 最大HP 最大ATK 最大DEF スキル [[]] [[]] ボイス + ... 必殺2 最ッ高に楽しいですねー! 極1 調子が悪そうですねぇ。 極2 ウェル シンフォギアカード ダメージ減少 ヘキサクエスト 心属性 星3 気絶 物理 聖遺物 配布
https://w.atwiki.jp/lanove/pages/34.html
タイトル これが魔法使いの切り札 3 微笑みの公女 シリーズ これが魔法使いの切り札 レーベル 富士見ファンタジア文庫 著者 羊太郎 イラスト 三嶋くろね 発売日 2024/07/20 書籍情報 調整中 キミラノ https //kimirano.jp/detail/36664 購入ページ Amazon 楽天
https://w.atwiki.jp/junchankawaii/pages/150.html
純「本当ですか!?ついに私のキャラソンが発売って本当ですか!?」 プロデューサー「あぁ!純ちゃんは二期で頑張ってくれたからね。社長たっての希望だ。」 純「やったああああああ!!!!なんだか夢みたい!!夢みたい!!・・・みたい・・・たい ・・・たい・・・」 純「zzz・・・」 キーンコーンカーンコーン 純「・・・うぁ?」 英語の先生「はい、じゃあ今日はここまで。ちゃんと宿題やってきてね。」 純「よくねた~」のび~ 憂「つかれた~」のび~ 憂「(あ、そうだ・・・今日の夕飯なんにしようかな・・・)」 憂「(お姉ちゃん何食べたいかな・・・から揚げかな・・・?・・・煮物とか?・・・そうだ!)」 純「うい~今の授業の宿題なんだっけ?いやーちょっとうっかり寝ちゃってさ~」 憂「カレーらいす!!」くわっ! 純「!?」びくっ 憂「(決めた!今夜はカレーだ!)」 純「(え、うそでしょ!?・・・いや・・・でも・・・憂の言ったことだし・・・)」 純「そっか・・・そうなんだ・・・ありがと・・・」 憂「・・・ん?純ちゃん呼んだ?」 純「・・・憂、あたし頑張るよ!」 憂「え?う・・・うん。純ちゃんファイト!」 純「(まさか英語の先生からカレーライスがオーダーされるとは・・・さすが名門、桜ケ丘・・・一味違うじゃない!)」 純「(これは勉強だけ出来ても料理のひとつも作れなければ立派な女になれないという世の学歴至上主義に対するアンチテーゼなんだわ!きっと!!)」 梓「純~!あんたまた寝てたでしょ?だめだよちゃんと授業聞かないと!宿題何か覚えてる?」 純「いや~ご飯食べた後はいつも眠くって・・・でも宿題は憂に聞いたから大丈夫!久しぶりに歯ごたえのある宿題ね!」 梓「そっか、珍しいね。純がそんなにやる気出すなんて。」 純「こういう宿題を私は望んでいたのよ!見てて!!みんなをあっと言わせる模範解答を明日持ってくるから!!」 梓「ふ~ん?」 ーーーーーーー ほうかご!ジャズけん! 純「(ただ普通のカレーを作るだけじゃだめ・・・あっと驚く奇抜なアイディアを組み込まなければ・・・それがオリジナリティってものよ!おそらく!)」 純「う~ん・・・オリジナリティ・・・オリジナリティ・・・」ぶつぶつ 後輩A「あの~せんぱ~い!純せんぱ~い!」 後輩B「ちょっと練習見ていただきたいんですが・・・」 純「オリジナリテイィィィッッッ!!!」くわっ! 後輩AB「(えぇっ!?・・・・ええぇぇっ!?)」 後輩A「(・・・そうか!そうなんだわ!今の先輩の発言を要約するならば、先輩に与えられた既存の練習メニューに満足背す、自ら進んで目標を設定し、私だけのオリジナルなメニューを作り上げなさい・・・ということをおっしゃっているんだわ!たぶん!!)」 後輩B「(生まれて間もない仔馬や子牛は、自らの力で大地に立とうと懸命にもがくという・・・先輩が伝えたかったことってつまりはそういうことなんだわ!十中八九!!)」 後輩AB「あ、ありがとうございました!!」 純「え!?なに?なにが!?」びくっ ーーーーーー かえりみち! 純「はぁ・・・突然後輩Aがギターを燃やしだすし・・・後輩Bにいたっては生まれたての小鹿のモノマネを練習しだすし・・・あれか・・・下剋上ってやつか・・・」 純「結局アイディアも練習も上手く出来なかった・・・二兎を追うものなんとやらね・・・」 純「(・・・二人は宿題はかどってるかな・・・?)」 純「ちょっと電話してみよう」ピッピッ prrr 梓「もしもーし?」 純「あ、梓?あのさ、宿題どう?はかどってる?」 梓「宿題?あぁ、英語の?あれならさっき部室で終わらせちゃった。」 純「ぶっぶぶぶbbbb部室で(カレーライスを?)!!!???」 梓「そんなに驚くことじゃないよ・・・わかんないことがあったら先輩達が教えてくれるから早く終わるんだ。あ!練習もちゃんとマジメにやってるんだからね!」 純「そっか・・・はは・・・やっぱ軽音部ってすごいわ・・・」 梓「エヘヘ、そうかな?・・・純も入る?・・・なんちゃって・・・じゃあ、また明日ね」ぴっ 純「うん、じゃね・・・」ぴっ ーーー 澪「ともだち?」 梓「はい、純と話してました」 澪「あぁーあの子か・・・」 梓「なんか今日の英語の宿題はりきってるんですよ」 澪「へぇ~意外と真面目な子なんだな」 梓「(いつもの教科書の和訳なのに・・・なんで今日に限って・・・?)」 純「・・・なんてこった・・・先輩方のバックアップはもちろん・・・部室で調理までするなんて・・・」ほわほわほわ~ん ~~~~ 澪さん「梓、野菜はこれくらいでいいか?」 あずさ「はい!ありがとうございます!」 紬さん「梓ちゃん!携帯簡易HIクッキングヒーターが届いたわ!これで部室でも調理できるわ!」 あずさ「はい!ありがとうございます!」 律さん「よおおぉぉっしぃ!!梓!味見ならこの、りっちゃん先輩にまかせてくれたまえ!!」 あずさ「あ・・・どうも・・・はい・・・どうも」 唯さん「あずにゃああああああん!!!せっかくだから~カレーにマシュマロも入れてみようよ~?ぜぇったいおいしいよ~!!」 あずさ「唯先輩は座っててください。あとよかったら律先輩も・・・」 唯さん「えへぇー!?けちけちー!!」 律さん「ぶーぶーぶー!!」 ~~~~ 純「やばいよ・・・このままじゃあずさに勝つことなんてできないよ・・・」 純「・・・しょうがない・・・憂に電話して、アドバイスをもらおう!!」ぴっぴっぴ 憂「はーい、もしもし?純ちゃん?」 純「あ、憂?あのさ・・・ちょっと聞きたいことがあってさ・・・」 憂「え?・・・うん。私でよければ何でも聞くよ?」 純「ありがと・・・その・・・憂はさ・・・カレーライスどんなふうに作ってるの?」 憂「かれー?・・・あぁ~!!今日は夏野菜カレーだよ!」 純「な・・・夏野菜・・・カレー!!?」 純「(負けた・・・完敗だ・・・シンプルながら夏という季節にマッチしたチョイス・・・そこに憂の腕前が加われば・・・おいしくないわけがないよ・・・)」 憂「お姉ちゃんカレー大好きだからね!・・・純ちゃん?」 純「あ・・・あぁ!ゴメンゴメン!・・・参考になったよ・・・それじゃ、また明日・・・」ぴっ 憂「う、うん・・・またね!」ぴっ 憂「純ちゃん、どうしたんだろ・・・?」 がちゃ 唯「ただいまー!・・・おぉ!?こ、このスパイシーな香りはもしやー!!??」 憂「あ!お姉ちゃん帰ってきた!」タタタ 憂「おかえりお姉ちゃん!今日は夏野菜カレーだよ!」 唯「やったー!!」 ーーーーー 純「こんなんじゃ・・・二人に笑われちゃうよ・・・」 純「・・・」 あずさ「先輩達が手伝ってくれたんだ・・・」 うい「お姉ちゃんカレー大好きだから・・・」 純「・・・ちがう・・・そうだ、ちがうよ!・・・これは勝ち負けなんかじゃない!この宿題は、カレーというルールの中でいかに自分を表現できるかを聞いているんだ!!」カッ! 純「私らしいカレー・・・私らしいカレー・・・考えろ!純!!・・・私らしさって何かを!!」ぽわんぽわんぽわ~ん ~~~~ 梓「お風呂の時とか、演奏前にやってると、だんだんと指が動くようになってくるから」 後輩AB「はいっ!」 純「・・・うっ!・・・うぅぐぅ・・・!?」 憂「純ちゃん?」 純「・・・ど、どうしよ!?・・・指が動かなくなってぇ・・・」 梓 後輩AB「えぇっ!?」 純「うぅ・・・ぐ・・・うぅー・・・・・・・・・ブタッッ!!」カッ! 梓 憂 後輩AB「・・・」 純「はずした・・・」 ~~~~ 純「そうだ・・・私の持ち味・・・それは一発ギャグッッッ!!」 ーーーー 鈴木家! 純「・・・できた!試行錯誤の末、ついに至高の一発ギャグ料理ができたわ!!」 純「ふふふ・・・憂や梓のがどんなに素晴らしい出来でも、結局のところただカレーライスを作っただけ・・・」 純「でも私は違う!カレーはカレーでも・・・カレエ!!そう魚のほう!!このカレエの煮付けをご飯の上に乗せると・・・」 純「完成だわ!!カレーライスはカレーライスでも、これカレエにライスやん!!・・・くくく・・・傑作、傑作よ!!これで明日のクラスは私の話題でもちきり確定!!ワッハッハッハッハッハ!!!」 純母「純!いつまで起きてるつもり!?明日も学校なんだから、早く寝なさい!」 純「お母さん!私は明日、学校で伝説の女になってくるよ!」 純母「なに起きたまま寝言言ってんの・・・早く寝なさい・・・」 つぎのひ! 英語の時間! 純「(ついにこの時が来た!さぁ、ショウタイムよ!)」 憂「あ、純ちゃんそれなに?お弁当?でもお昼さっき食べたし・・・?」 純「ふふ・・・憂には特別に今見せてあげる!・・・じゃーん鈴木純作、カレエライスよ!!なんちゃって!さぁ、惜しみないツッコみをッッ!!」 憂「うわぁ~おいしそ~!これ純ちゃんが作ったの?」 純「・・・スベッたか・・・まぁいいや、先生にうければ私は満足だ」 がらがら 英語の先生「はーい授業やるぞー」 梓(日直)「きりつ、れい!」 英語の先生「さてと、それじゃあ昨日の宿題でも集めようか!」 純「(きたぁああああああああ!!)」 英語の先生「昨日習った文法、ちゃんと訳せたかな?」 純「・・・え?・・・やく?・・・ぶん・・・ぽう?」 英語の先生「まー授業を聞いていれば楽勝の宿題だったはずだ!それじゃノートを教壇の上に置いてください」 純「う、憂!昨日の宿題って!?」 憂「え?教科書の和訳だよ?ほら!」ぺらり 純「(゚Д゚)」 英語の先生「ほら~さっさと出せ~」 純「・・・」 英語の先生「これで全部か~?」 純「・・・あの・・・先生・・・」 英語の先生「なんだ、まだ出してなかったのか?」 純「・・・その・・・先生・・・これを!!」バッ! 英語の先生「ん?弁当箱?なんだこれは?」パカッ 純「・・・カレエの煮付けです。下にはご飯が隠れています。どうか・・・どうか召し上がってください!!!!」クワッ!! 英語の先生「!?・・・そこまで言われるとな・・・もぐもぐ・・・」 純「・・・」ごくり 梓「(純のやつ・・・なにやってんのよ・・・!?)」 憂「(純ちゃんなにやってるんだろう・・・?)」 純「(ベストは・・・ベストは尽くしたんだ・・・!!・・・結果は後からついてくる・・・!)」 英語の先生「・・・」もぐもぐ 純「・・・」ごくり 英語の先生「・・・!!」もぐも 英語の先生「あ・・・お・・・おいしい!!・・・これおいしいな!!」もぐもぐ 純「ありがとうございます!!」 憂「純ちゃん!」 梓「純!!」 英語の先生「美味しいじゃないかああああああ!!!!!」もぐもぐもぐ 純「ありがとうございまあああああす!!!!!!」 英語の先生「これ君が作った料理かい?」もぐもぐ 純「はい!」 英語の先生「こんなに美味しい料理が作れるとは・・・鈴木君、君もなかなかやるじゃないか!」もぐもぐ 純「ありがとうございます!」 梓「(なんだか分からないけど・・・やったね、純!)」ぱちぱちぱち 憂「(純ちゃんおめでとう!)」ぱちぱちぱち 純「えへへ・・・」 英語の先生「・・・ところで、宿題は?」もぐもぐ 純「あ、わすれました」 英語の先生「」ぶほぉっっつ!! 憂「(ええぇぇ!!)」 梓「(えええぇぇ・・・)」 二年三組「(ええええぇぇぇぇ・・・)」 ーーーーーーーーー 三ヶ月後、桜丘高校七不思議のひとつに、『宿題を忘れたときはカレエの煮付けを先生に無理やり食べさせると許してもらえる。』というのがランクインしました。 私にはなにも関係ありません。たぶん。 おしまい! おまけ! 澪「そういえば梓、今日の英語の宿題どうだったんだ?」 梓「え!英語の・・・ですか・・・?」 唯「なになに~?何の話?」 澪「梓の友だちの純ちゃんがさ、英語の宿題はりきってたんだって」 唯「おぉ!あの純ちゃんが!!」 紬「それでそれで?どうだったの?」 律「なんだ~あまりにも模範的な解答で、梓くやしがってるのか~?」 梓「ち、ちがいます!!・・・その、純が・・・」 紬「うんうん!」 唯「純ちゃんが?純ちゃんが?」 梓「カレエの・・・煮付けを・・・先生に食べさせて、廊下に立たされました」 澪「・・・」 律「・・・」 唯「・・・」 紬「純ちゃんすご~~い!!私一度でいいからカレエの煮付けを先生に食べさせてみたかったの!!」 梓「・・・ムギ先輩、さすがに無理があります・・・」 紬「ごめんなさい・・・」 ほんとにおしまい!! 戻る
https://w.atwiki.jp/friendship/pages/14.html
これはこれは、 新しい展開ですな。 フレシプウィキというべきか。 略してフィキ?(略さなくても良いか) 辞書ツールをこういう風に使いますか(感心) 気が付いたことを書いていけばよいのね。 今後、たまに立ち寄らせてもらおうっと。
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/715.html
ある晴れた夏の日の午後。僕は霧切さんと街の喫茶店に来ていた。 今日は30度を超える猛暑日で、午後という事もあり暑さはさらに増している。 ジャバウォック島での一件以来、日向君達はどうしているだろうか。 そんなことを考えながら僕はアイスコーヒーに口を付けた。 霧切さんは窓の外を見ながら目を細めてホットコーヒーを飲んでいる。 「霧切さん、こんな日によくホットコーヒーなんて飲めるね」 「コーヒーは温かいほうが美味しいと思うわ」 「苗木君こそ、冷たいコーヒーに砂糖なんて入れて大丈夫なのかしら」 「うっ」 実はこんな年になっても未だにブラックが飲めない僕。 霧切さんと特訓はしているんだけど、いつも一口目でギブアップしてしまう。 「僕だってやるときはやるんだ!ブラックだって飲めるようになるよ!」 「そう、その日を楽しみにしているわ」 「それにしても・・・」 霧切さんの視線が再び窓の外に向かう。 「このあたりも随分変わってしまったわね」 「えっ」 突然切り出されたので驚いて反応した。 「学園を出た時の光景は頭から離れないのに、周りはみるみる変わっていく」 「うん・・・」 確かに学園を出た直後の荒廃した世界から、大分復興した。 鉄骨のみになったビル、黒焦げの車、道に飛び散った血痕。 そのすべてが無くなり、人々が笑って歩いている。 その光景はだんだんと過去が忘れ去られていくようだった。 でも・・・・・ 「でも、あの事は忘れてはいけないと思うよ」 「ええ」 そうだ、忘れてはいけない。人類史上最悪の絶望的事件、コロシアイ学園生活 そして、死んでいった仲間たちのこと。 「みんなの分まで生きていかないとね」 「そうね。彼らの死を無駄にしない為にも」 「なんだか御免なさい。暗い話になってしまって」 「いや、いいよ。じゃあそろそろ行こうか」 「会計は私がしておくわ」 「いいの?じゃあお願いするよ」 一足先に外に出た僕は少し驚いた。夕日がもう沈みかけていたからだ。 「窓際のはずだったんだけどな、すっかり時間を忘れてたよ」 そんな独り言を呟く。さっきの「出ようか」も実は適当に言っていた。 「あら、もうこんな時間なのね」 どうやら彼女も同じ様だった。待てよ・・・今からなら・・・ 「ちょっと行きたい所があるんだけどいいかな」 「え?ちょっと!」 僕は返事も聞かずに霧切さんの手を引いてある場所へ向かった。 それは街を少し外れた所にある丘。てっぺんからは街を見渡せる。 今はもう日が暮れていたので夜景が見えていた。 「ここからの景色、とても綺麗なんだよね」 「凄い・・わね」 初めて見た時の僕と同じリアクションを霧切さんはしていた。 目の前に広がるのは真っ白な夜景。 電灯を統一しているこの街の夜景は、一見殺風景に見えてしまうかもしれないが、 今までに見たカラフルなものよりも、また違う雰囲気を醸し出している。 でも、今日は僕にとっても初めて見た夜景になった。 隣に彼女がいるだけで何倍も綺麗に見える。まるで別物だ。 「苗木君」 「なに?」 「私、苗木君に会えて良かったわ」 「え、いきなりどうしたの?」 「苗木君のおかげで、退屈な日々も楽しいと思えるようになったし」 「霧切さん?」 「だから・・その・・これからも一緒にいていいかしら?」 「あ、当たり前だよ!僕も霧切さんと一緒がいいよ・・って霧切さん?」 「あなたがそう言ってくれて嬉しいわ」 いつの間にか彼女は僕の背中に腕をまわしていた。肩の辺りに顔をうずめている。 (温かい・・・) 僕も彼女を強く抱きしめていた。この温もりにずっと浸っていたいと言わんばかりに。 どの位そうしていたのだろうか。帰路についたころには道を照らす明りは月光くらいになっていた。 「それじゃ、また明日」 「ええ、また明日」 その言葉を交わした後、当たり前のようにくる明日がとても貴重なものに思えた。 明日、霧切さんと過ごす"これから"の明日を一日一日大切にしていこう。 そんな事を思いながら僕は足早に自宅へとむかった。 END
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3251.html
あらゆるものは近づき、そして遠ざかる。 別に磁石を例に取らなくても、 二つの物体間には引力と斥力が働いていて、 そのせいで、すべての物体は引き合い、 反発し続けている。 近づき遠ざかり続けることで、物体は静止している。 わたしたちは素粒子間に働くたった4つの力によって 笑ったり、泣いたり、怒ったりする。 これは遠ざかりつづける二人の女の子の愛の物語だ。 だからわたしと唯先輩の話ではない。 わたしは、人に近づかれるのが怖かった。 唯先輩はものすごいはやさで、 わたしの中へ侵入して、 たとえば凍り付いてどこにも行けなくなったわたしを 腕の中で溶かしてくれて、 わたしは唯先輩に引かれて歩き出す。 でも、これはその手のお話ではない。 すでにわたしたちはお互いに引き合っている。 静止するためには反発しなければならないだろうか? なんてことを言えば、 「知らないよ」 と、憂は怒ったような顔をして言う。 それはいつだって夕暮れの、帰り道のことだったから、 夕日が照らした憂はいつでも真っ赤で、 だから、怒っているように見えたのかもしれない。 あるいは ドップラー効果が光に示すように ものすごいはやさで遠ざかる物体は赤く見えるというだけのことかもしれない。 これはわたしと憂の物語で、 遠ざかり続ける二人の女の子の物語だ。 だから、わたしと憂は遠ざかり続けている。 * * * 音は波でできている。 波のやってくる間隔が広ければ音は低く響き、 せまければ、音は高く響く。 もし音源が観測者に近づいっていったら、 波の間隔は詰まってせまくなっていく、 ということはわりと感覚的に理解しやすい。 逆に音源が観測者から遠ざかる場合、 波の間隔は広くなる。 救急車のサイレンの音はわたしの前を通り過ぎる瞬間に 響きを変える。 これをドップラー効果というのだそうだ。 宇宙規模の世界では光の場合にも同様の現象が起こり、 遠ざかる天体は赤くシフトし、 近づく天体は青く見える。 憂はそういう類の女の子だ。 それを言ってしまえば、 唯先輩だってまたそんな女の子には違いないのだけど、 接近でのみ存在する女の子というのはわりとふつうで、 遠ざかることで存在する女の子というのは なんだかよくわからない。 「それは梓ちゃんの 理解不足だよ」 なんて憂は笑い声で言うのだけど、 その顔は怒っているのか笑っているのかちょっとよくわからない。 「そうかなあ」なんてわたしは頭をかいて、 憂を見ていると、 「どうかした?」 と、小首を傾げた。 「いや憂がかわいいから」なんて言ってから、 唯先輩に似てるからだなんて思われるだろうか、 と考えたところに そっくりそのまま憂は同じことを言う。 「おねーちゃんと 似てるから?」 「まあそうかもね」 なんてわたしは適当に応える。 「梓ちゃんは いやなやつだ」 と、憂は嬉しそうに言った。 わたしたちは夕暮れの帰り道にいて、 今日は部活の後に図書室で 唯先輩の受験勉強に付き合ってあげていたところだった。 帰り道は憂だった。 もう少し正確に言えば、 帰り道の残りの後二つ曲がったらさよなら のあたりで、 唯先輩は握っていたわたしの手をほどき、 (そうじゃない日もある) 少し遠ざかる。 憂はなぜかいつも最初は不機嫌で、 一歩一歩歩くたび、 というのはわたしから少しずつ遠ざかっていくという意味だけど、 優しくなる。 いつものバス停のところで、 わたしは憂にバイバイをして、 それから小さくなっていく憂のことを見送って、 家に歩きながらも、憂のことを考えている。 唯先輩のことを考えることはできない。 遠ざかっていくものは憂であり、 誰かを思うときわたしたちは大概遠ざかるものを思う。 「本当はずっと おねーちゃんのことを 考えていたいのに?」 なんてまた憂は嫌みめいたことを言い 「そうだよ、でも本当は憂の手を握ったりもしたい」 と、わたしが言うと、 真っ赤になって、 おこる。 「照れてるの?」 冗談でわたしが聞けば、 「うん」 とか笑ってみせるから、 何がなんだかわたしはわからなくなってしまう。 お別れの前に何か気の利いたことを言わなきゃって わたしは思うから (憂ほど特殊でないにしろわたしだって何かの類の女の子ではある。 たとえばロマンチックな言葉を言わなきゃならない瞬間があるって信じてるとか) こう言った。 「夢で逢おうね」 憂は一瞬きょとんとして、 「梓ちゃんって ときどき ばかみたいだ」 って笑うから きっと逢えるのだろうと思うし 実際夢に出てくるのは憂だった。 わたしは憂が小さくなって点になるまで バス停の看板に背を預けてそれを見守っているし 憂は憂で、 おそらくはわたしが消えてしまうまで、 後ろ向きで歩いていて わたしは危ないからやめてほしいと思っているんだけど 憂はわりと自分の心配はしないらしく それでもときどき手を振ってくれるのが見えるから 手を振り返す。 * * * あらゆる自然言語は二価性を持っている。 それはごく簡単に言えば対義語を持つと言うことだ。 そのことが言語にベクトルを与え、ベクトルは意味を生じさせる。 「悲しい!」がなければ「嬉しい!」って言えないわけじゃないけど、 でも「嬉しくない!」がなければ「嬉しい!」もない。 そして「嬉しくない!」は「嬉しい!」から逆方向に伸びるベクトルにある。 そのことは「悲しい!」が存在しない言語にさえ「嬉しい!」の二価性があることを肯定する。 そして自然言語が人間の単純思考のために生み出されたのだとすれば、 あらゆる自然言語は二価性を持っている。 だからわたしたちは 泣いたり、怒ったり、笑ったりするのだ。 唯先輩も、憂もそうする。 もちろん、わたしもそうする。 ときどきはそれがうまくできなくなっちゃうんじゃないかって怖くなる。 わたしは一価性言語の喋り方を知っているから。 憂が教えてくれた。 放課後、部活後の図書館で。 いつもの唯先輩との勉強の合間に それが、わたしと憂の出会いだった。 憂にいわせれば、 一価性言語の完全に習得は必ずしも感情の消滅を意味するのではないという。 というのも わたしたちが二価性言語を使いながらも一価性言語を学ぶこと自体が二価性的であって、 それには二重思考を必要とする。 ということは一価性言語を喋ること自体が二価性言語に許容されているのであって、 たとえるなら二価性言語という容器の中に一価性言語が収納されていて、 わたしは使いたいときにだけ道具的に一価性言語を取り出すことができるのだ。 そんな言葉を憂は喋る。 「おはよう」と「ばいばい」 「はじまり」と「おしまい」 が 同じベクトルを持つ言語。 その言語が描く宇宙は一枚の地図を丸めてひとつなぎにした宇宙。 その宇宙は広がり続ける二価性宇宙に反して 円球のように一巡して また元のところに戻ってくる。 だからその一価性宇宙の中では遠ざかり続けるわたしと憂でさえ 出会うことができる。 わたしたちは宇宙を一周して、 その端と端、 紙のつなぎ目でまたお互いに再会して、 こう言う。 こう。 「ばいばい!」 図書館の隅っこで わたしと憂は そんな未来の昨日のばからしさを 想像しては 笑う。 * * * わたしは唯先輩の腕の中が好きだ。 あたたかくて、そしてなんだか懐かしい。 唯先輩の腕に抱かれると冬場のお風呂をいつも思い出す。 丸型の石油ストーブのあったリビングでは父親がテレビで野球を見てて、 台所で母親が皿洗いをする音が聞こえる。 わたしは凍える廊下を小走りに 脱衣場で一息に衣類からするすると逃げ出し 白い湯気であふれたお風呂場へと飛び込む。 そんな思い出を。 「のぼせちゃった?」 と、唯先輩は言う。 わたしは唯先輩の腕の中にいて、 唯先輩は近所の公園にいる。 「もう、やめてくださいよ」 と、わたしは口で言い、 「えへへ、つかまっちゃった」 と、唯先輩は笑う。 唯先輩がわたしのことを抱きしめているように見えるだけで、 ほんとうは わたしが唯先輩をつかまえているのだと、 唯先輩はそう言う。 だからつかまるのはいつも唯先輩で。 それから唯先輩はわたしの背中で組まれた指をほどいて、 「あずにゃんが してほしくないことは しないことにした」 と、いじわる言いながら わたしに触れた手を離して、 「ね、梓ちゃん、 また逃げられちゃったね!」 憂はわたしに手を振ってみせる。 逃げ出すのはいつも憂だった。 憂は、 「梓ちゃんは素直じゃない」 って笑う。 「別にそんなことないと思うけど」 わたしは口をとがらせてそう言い、 憂のにのうでの感触のことを思い出す。 わたしが憂にそろりそろりと近づいていくと、 それよりほんの少しだけはやく憂は後ろ向きで歩く。 「梓ちゃん、そんなに わたしに触れたい?」 憂が突然そんなこと言うからわたしはつい吹き出してしまう。 「そうじゃなくてただ わたしは、憂から離れたいたいだけだって」 そしてそのふたつは憂の世界ではまったく同じことだ。 「うん、わたしも はやく梓ちゃんから逃げたいよ」 と言って憂はわたしから遠ざかり、 唯先輩はわたしのことを抱いた。 わたしはまた冬のにおいを思い出した。 * * * 唯先輩のことを思い出すとき、わたしは決まって憂のことを思い出す。 わたしたちは未来に向かって歩みを進めているので 過去は常に現在から遠ざかっている。 そして遠ざかるものは常に憂だ。 わたしはまだ高校の一年生で 新入生歓迎ライブのステージに 憂はいた。 憂はそこにいる誰よりも輝いていて 憂以外のすべてのものについた明かりのスイッチを ぐーっとひねったみたいだった。 背の低いわたしは全身を思い切り空方向に引っ張って、 なんとかして憂を見ようとした。 憂がなにか歌うたびわたしの心臓がはねた。 わたしは熱狂してた。 そんなふうに熱狂したことは一度もなかったのに。 それからわたしは 憂のいる軽音部に入って、 憂のことをいろいろ知ることになる。 たくさん失望して、 ちょっとだけ感心した。 先輩4人とわたし、いつも帰り道の終わりに ふたりだけになって、 いろんなことを話した。 学校の先生がどうとか、 お互いのクラスメイトの話とか、 昨日のテレビとか、 もちろん音楽のことも。 そして、お互い愛し合いつつも黙りあうふたりに おきまりのいくつかの儀式を 通り抜けた後で、 いつしかその帰り道の終わりの終わりに 憂が現れるようになった。 それはいつもちょうど夕暮れの頃で、 憂はいつも夕日の色をしていたから、 それが唯先輩だった憂と憂として現れた憂のわたしなりの区別だった。 もちろんその区分けはかなり雑な分類法で、 唯先輩と憂はしばしば入り交じるけど、 少なくともロマンチックだとわたしは思っていて、 もちろんそんなことを言えば憂は笑うに決まっているのだから、 わたしは黙っている。 わたしが黙っていると憂は不思議がって 「どうかしたの?」 って聞く。 「なんでもない」 って答えた後、かわりに もうひとつ黙っていようと思っていたことを わたしは聞いてみる。 唯先輩にも言えないことを憂に言えるときがあるのは何でだろうか と、ときどき思うのだけど、 その理由は未だ不明だ。 「あのさ」 「なに?」 「こういうのって続いていくかな?」 「こういうのって?」 「こういうのってこういうのだよ。 その、こういう、いろいろ」 わたしは”いろいろ”をしめすために両手をぶんぶん振る。 「続いてくものもあるし 続かないものあるよ」 あるいは、って憂は笑って 「続いていく、かつ続かない」 と、言う。 それからちょっと考えて、 「梓ちゃん、もしかして こわがってるの?」 「なんのこと?」 「おねーちゃんたちが卒業して ひとりになっちゃうことと それについてまわるいろいろ」 「それもある」 「新しい場所で おねーちゃんが 梓ちゃんを 忘れちゃうとか?」 「それもある」 「ほかには?」 「たぶんこういうことって これからもたくさんあるじゃん」 「第一次危機だ」 と憂は笑う。 「そう、第一次危機」 「それがこれからも続いてくのに やっていける気がしない?」 「ううん、そうじゃなくてさ、 まあそれもあるかもしれないけど わたしが思うのは憂のことだ」 「わたし?」 「つまりそんな危機のたびにだよ、 唯先輩がわたしから 遠ざかってしまうかもしれない危機のたびにだよ、 憂のことを思わざるを得ないわけだ。 近づく憂を」 「うん」 「それはなんていうか、その、なぐさめられる」 「それはよかった」 だけどさ、とわたしは言う。 「だけど、ただそれだけのために憂がいるとしたらどうする?」 わたしは言わなきゃよかったなって後で思う。。 思いを喋ることはその考えに明確に意味を与えてしまう。 わたしたちは100パーセント言葉では考えない。 言葉は表明されたとき揺れるベクトルの矢印の先っぽを 一点に向けて伸ばし始める。 少なくともわたしたちの世界の言葉はそうだ。 違う世界の言葉を喋る憂は冗談っぽく笑って言う。 「悲しいし、嬉しい」 へえ、 とわたしは呟き、 それから二人して黙ってしまう。 しばらくして憂が言った。 「すっごくおもしろい ジョークを教えてあげよっか?」 その「おもしろい」は すごくおもしろくてすごくつまらないという意味のおもしろいなのか、 ただ単に本当におもしろいのか、 わからなかったけど、 とにかく、 ジョークを言う前に 自分でおもしろいなんて 言わない方がいいだろうなとわたしは思った。 天国ではね、 と憂は言う。 「天国ではね、 天使が歌って喋るんだけど、 天使はみんな ダンプカーみたいな声で歌うから 天国はとてもうるさい」 へえ。 とわたしはまた呟き、 「おわり?」と憂に聞く。 「うん」 と憂が言うので 「あはは」 とわたしも言う。 射しこんだ夕日にいつもどおり憂の顔は真っ赤で、 憂は笑っているけど、 たぶん、 てれてるか、怒ってる。 いつもどおり。 「一価性言語で 歌が歌えると思う?」 と、後に憂が聞くので、 わたしはしばらく考えた後に 「歌えると思う」 と、答えることになる。 それから憂は笑って 「歌、歌ってみようか?」 って聞くだろうから わたしはもちろん 「うん」 って言うだろう。 そしたら憂はいたずらっぽく笑って 「いやだ」 って答えて、 その理由を問えば、 てれくさそうに 「へたくそだから」 って言うはずだから、 こらえきれずにわたしは吹き出して、 二人で笑うだろう。 さらに後でわたしは、 少なくとも思い出の中の憂は”天使”みたいなきれいな声で歌っているな、 と思うことになる。 * * * 町外れの丘めがけて思い切りわたしが自転車をこぐとき、 荷台に座ってわたしの腰に手を回す唯先輩はものすごい速度でわたしに近づいていて、 息を切らせながらペダルを回すわたしは憂から遠ざかり続けている。 そんなときは彼女がどっちなのかわたしはわからなくなってしまう。 自転車の前をこぐわたしは 彼女の姿を見ることができないから そんなとききっと背中の彼女は わたしの知らない誰かになってしまっているのだと思う。 彼女にわたしの知らない何かがあって そのなにかのおかげで わたしの知らないどこかでも 彼女は彼女でいられるのだという考えは、 ちょっとさびしいし、 すごくこわい。 だからそんな考えを振り払うようにわたしは ペダルをさっきよりもずっと強く踏む。 憂みたいな誰かは 「きゃっ、はやくなった」 と、驚き、 唯先輩みたいに 「あはっ、あははっ」 って笑う。 唯先輩みたいな憂のような誰かはわたしの背中ごしに腕を振り上げて言う。 「いけ、いけー!」 その誰か変なぐちゃぐちゃな女の子の手は わたしの腰にぴたって手をくっつけてて、 それを強く意識したら汗がにじんだ。 丘の上からは街が見える。 ミニチュアみたいに見えるわたしたちの街。 唯先輩はわたしの肩に手を回してた。 「あずにゃん、あずにゃん、 わたしの家ってあの辺かな」 「たぶん」 「じゃあ、じゃあ、 あずにゃんの家ってあの辺?」 「もう少し右の方ですよ、そこ」 「もうじきこの街とお別れだと 思うと寂しいな」 「またいつでも帰ってこれるじゃないですか」 「えへへ、そうだね」 髪をかき上げて目を細めて 遠くを眺める唯先輩は なんだか大人びていて、、 わたしはちょっと困ってしまう。 わたしから決して遠ざかることない唯先輩は、 いつまでも唯先輩で、 だからこうしてゆっくりと 変わっていくことを思わされるときの唯先輩は どっちかというと 憂によく似ているとわたしは思うのだけど、 こうして現にここにいる唯先輩は憂ではなくて、 というのは憂の言葉は変わっていくっていうことを 扱うことができなくて だから変わっていくことこそが 唯先輩が憂でなくて唯先輩であることなんだろうと思うけど、 かわりにわたしから遠ざかっていく憂は ずっと変わることがなくて、 たぶんそれはわたしも変わっているということによって 生まれる問題なんだろうけど、 そういうことはなんだか変だなって思う。 それはたとえば 電車に乗っている人々は ほんとうは電車と同じ速度で動いているのに 止まっているように見えて、 逆に景色はずっとそこにいるのに通り過ぎていく っていったようなことで、 ドップラー効果は音源が動くときに だけ起こるのではなく、 わたしが動くときにだって 音楽は変わるのだってことを思い浮かべた。 沈黙を破ってわたしは言う。 「好きですよ」 わたしが急に言ったからだろうか、 照れた唯先輩はわたしの肩のにおいた手を大げさに離して 「わたしは大嫌いだもん」 と言う。 「そっか」 ってわたしは笑った。 街の向こうで沈む夕日はとても赤い。 * * * わたしと唯先輩は駅のホームのベンチに座って電車を待ってた。 話飽きてた。 疲れてちょっと眠かった。 近所のファミリーレストランでお昼を食べてあと、 乗るべきはずの電車を五本見過ごして、 「あずにゃんが ひっついて離れない」 と、唯先輩は冗談を言う。 「じゃあそのままわたしも連れて行ってくださいよ」 わたしは答えた。 「ほんとに?」 わたしは黙っている。 「それはだめだよ」 って、唯先輩は言う。 「なんでですか」 「だってあずにゃん重いもん」 あずにゃんがひっついて離れない、 とまた唯先輩は繰り返す。 立って、わたしのことを持ち上げようとして、 「ほら、重い」 って言った。 離れたわたしは布団みたいにベンチに沈む。 憂が言う。 「あんまりおねーちゃんを 困らせちゃだめだよ」 「別にそんなことしてないって」 あはは、 と憂が笑い、 唯先輩はまたベンチに座った。 「新しい場所で暮らすのってどんな気分がします?」 わたしは聞く。 「不安もあるけど、 みんなもいるし だからすっごく楽しみだよ!」 「へえ」 がたがたかたかた。 って急行列車が通り過ぎる。 あずにゃん以外。 唯先輩はそう呟く。 「へ?」 「もちろん あずにゃんが いないならだよ」 「そうですか」 「忘れられてるって 心配しちゃった?」 「別にそんなことは……」 電車がやってきて、 それで今度は止まったのを見て、 わたしはちょっと残念だった。 立ち上がった憂は、 「梓ちゃんは素直じゃないから すぐにさよならだ」 ほおを膨らませて、 あまりにわざとらしくおこるのだ。 そして憂は消えてしまう。 憂が消えてしまった後で、 わたしは揺れて、 唯先輩のあたたかい腕の中にいて、 それからこの瞬間の唯先輩を これから何度も思い出すことになるんだろう、と思う。 そのとき、たぶん、憂はそこにいて。 唯先輩はさらに一歩前に出て、 「泣いちゃだめだよ また会えるんだから」 って、 わたしの目の下に触れた。 憂は一歩下がって、 「すぐにね!」 って笑った。 電車に乗っていった。 夕焼けだった。 憂のことをわたしは考えている。 唯先輩がいないときはいつだって憂のことを思っていた。 わたしたちは、と 憂を乗せて遠ざかる電車を見ている あるいは 電車から遠ざかっていく わたしは思う。 わたしたちはまだ1度も出会ったことがないのだ。 出会いが向かい合うベクトルの衝突なら、 お互いに逆を向くベクトルが出会いになることはないだろう。 わたしと憂はまだ出会ったことがなく、 そしてこの宇宙が循環しない開いた宇宙である以上、 これから先遠ざかり続ける二人が出会うことはなく、 わたしたちは未だ出会わずそして二度と出会うこともない。 だから憂はわたしのことを大嫌いだと言うのだ。 出会った二人の幸福な結末が大好きなら、 出会うことのないふたりに大嫌いは ぴったりじゃないだろうか。 だからわたしも憂のことが大嫌いで、はやく唯先輩に会いたいと思う。 唯先輩とわたしが1つにくっつくとき、 わたしと憂は本当にお別れして、 それではじめて手をつなぐことができて、できない。 遠ざかっていくことで愛し合う二人の女の子。 もっとも遠い瞬間にわたしたちはひとつになる。 それはわたしと憂の仕組んだちょっとした冗談。 誰のためでもないわたしたちのためだけの。 そしてその冗談を実行するために憂は存在していて、 だからあるいは、 憂が存在するためだけにそんな冗談を仕組んだ、 なんてことも言えるかもしれない。 あの夕日が真っ赤なのはそれがものすごい早さで遠ざかっているからではなく、 小さな角度にある太陽が昼間のそれより遠くにあって、 波長の長い赤い光だけがここまでやってくるからで、 けど、夕日は赤いからものすごい早さで遠ざかっているのだ、 そんなふうに言ってしまうこともできるわけで、 わたしと憂の物語はたぶん、そういう種類のほら話だ。 だからわたしは憂のことが嫌いだと言い、 わたしがそう言ったなら 顔を真っ赤にして 照れてる憂の顔は容易に想像できて それはどうしようもなく、 そうだな、 愛おしい、 では絶対になくて ええと なんだろ? おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/47161.html
これがはつねみくにみえたらびょうき【登録タグ VOCALOID こ 初音ミク 曲 神様うさぎ】 作詞:神様うさぎ 作曲:神様うさぎ 編曲:神様うさぎ 唄:初音ミク 曲紹介 あなたにも見える?? 神様うさぎ氏のネタ曲投稿祭2021秋参加曲。もはや新手のホラー曲(?)となっている。 一応替え歌ではないが、「みくみくにしてあげる♪」のオマージュ曲。 歌詞 (動画より書き起こし) 日常の生活のなかミクちゃんはいるんだよ? 認識の枠組みが現実を凌駕する だからはやく二次元が。。。おいついて どうしたの 緑のホースずっと見つめている 現実に ミクちゃんはいるよ あなたにも見える? ミク廃にしてあげる♪ だからきっと!あなたのそばに。。 (現実にミクちゃんはいるよ) あなたにも見える? ミクはいくぁwせdrftgyふじこlp(にしてあげる) だからきっとかくごをしてて コメント これ好き -- 名無しさん (2022-04-26 10 32 13) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kurokage136/pages/293.html
▽タグ一覧 もう一つのゼロワン編 仮面ライダーゼロワン 逃走中 逃走中エピソード項目 これがワタシのやりたいこととは、メタルメイドウィン逃走中シリーズのエピソードの一つである もう1つのゼロワン編 の一作目で、ゼロワン本編を軸としたストーリーが繰り広げられる 音ノ小路姉妹の初登場作品で、彼女たちの騒動の幕開けでもある 【あらすじ】 飛電或人は滅亡迅雷netを倒せぬままzaiaのお仕事勝負を持ち込まれた! 本来の歴史から敗北を止めたいヨウコとたくっちスノーは全面的に協力 その為に用意したのは人気アーティスト【メロディーリズム】だった! お仕事勝負第1戦目は新曲ライブ売上対決 だが曲を作る途中、メロディーリズムが喧嘩して分かれてしまい………!? 登場人物 飛電或人 今シリーズの主人公、本編以上の絶体絶命にりりすた革命団と挑む。 シャイニングホッパーもないため戦力的には不安なところも 不破諫 aimsの隊長、たくっちスノーにフィフティウルフを与えられる 響に勝ち負けに意味を語る イズ 社長秘書、今シリーズでは空気 天津垓 zaiaエンタープライズ日本支部社長、今シリーズでは完全なヴィランとして登場する アークを利用した兵器売買を狙っていることは変わらないが後のシリーズでとんでもない秘密が明らかとなり……… 音ノ小路響 今作のもう1人の主人公、メロディーリズムのボーカル担当。 お仕事勝負に呼ばれて参加したが、奏と意見が合わずzaia側へ。 この時はまだ、普通の少女だったが……… 音ノ小路奏 メロディーリズムのギター担当、響の妹。 ヒューマギアにロックの才能を見抜かれたが、それが原因で響と喧嘩別れした。 実はあらゆる面で響より上の才能を持っていたが好かれるためわざと敗北するようにしていた 同じくこの時はまだ普通の少女だった。 たくっちスノー りりすた革命団及び逃走中代表。 逃走中を実行しながら或人を全面的にサポートする。
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/2639.html
平沢家。 憂「あ、澪さんに律さん……」 澪「やあ。唯の調子、どう?」 憂「あ、いえそれが…… さっき帰ってきてからずっと部屋に閉じこもってて…… 私が話しかけても何も言ってくれなくて」 澪「そっか」 憂「あの……学校で何があったんですか?」 澪「それはおいおい話すよ。 今は私と律と、唯との3人で話したい」 律「うん」 憂「はあ……じゃあ、どうぞ」 澪「ああ、お邪魔するよ」 律「……」 唯の部屋。 澪「唯……入るぞ」 まず澪だけが唯の部屋に入った。 律が入るとまた唯を怯えさせてしまうと思ったからだ。 唯はベッドの上に座っていた。 しかし視線を澪の方に向けることはなかった。 ただ生気の抜けた顔で俯いているだけだった。 澪「唯……大丈夫か」 唯「ああ……澪ちゃん」 唯はゆっくりと顔を上げた。 そして悲壮感の漂う愛想笑いを浮かべた。 澪にはそれが痛々しくて見ていられなかった。 澪「隣、いいか」 唯「うん」 澪は唯の隣に腰掛けた。 澪「あー……あのな、唯…… 律のことなんだけど」 唯「!」 律、という言葉が出た瞬間に 唯は体をこわばらせた。 澪「律だってな、悪気があってやったわけじゃないんだ…… ただ、その……我慢できなくなったというか」 唯「……」 澪「だから、その、なんだ、えっと……んーと」 唯「……仲直り、しろって?」 澪「……まあ、平たく言えば」 唯「……」 澪「無理なら無理でいいんだ…… その……2人が元の仲いい状態に戻ればいいな、っていう 私のワガママみたいなもんだし……」 唯「……」 澪「唯はこんなに傷付いたんだもんな…… 謝らせて欲しいなんて、虫のいい話か」 唯「私も……りっちゃんとは仲直りしたいよ…… 大切な友達だから」 澪「唯」 唯「でも……大切な友達だからこそ……怖いの。 ああいうことされたのが…… また、ああいうことされるんじゃないか、っていうのが……」 澪「……」 唯「また同じことされたら…… 私……私、もう……」 澪「それは大丈夫だ、唯…… 律はもう二度とお前にあんなことはしない」 唯「……ほ、ほんとに? 保証は?」 澪「律の欲求が、また今日みたいに爆発しそうになったら、 私が抑えてやるってことになったんだ。 だから大丈夫」 唯「そうなんだ…… よく分かんないけど」 澪「だから……大丈夫。 これからの未来の不安は、もうない。 あとは、これまでの過去の過ちを償えば、 そして唯がそれを許せば……」 唯「うん……」 澪「実はさ、ここに律が来てるんだ」 唯「えっ」 澪「律ー、入ってこい」 ガチャ 律「……やあ、唯」 唯「り……りっちゃん」 少しだけ、唯の顔に恐怖の色が浮かぶ。 それに気づいた澪は、唯の手を握ってやった。 律「唯……本当にすまなかった。 許してくれ」 そういうと律は部屋の真ん中で土下座をした。 唯「りっちゃん……」 律「……」 澪「唯…… 律だってこんなに反省してるんだ。 どうか、許してやってくれないか」 唯「……」 唯が、ぎゅっと澪の手を握り返した。 仲直りをしたいとは言っていたが、 いざやるとなると 簡単にできることではなかった。 唯「……」 澪「……」 律「……」 沈黙は5分ほど続いた。 唯が口を開いた。 唯「りっちゃん……」 律「……」 律はずっと土下座の体勢のままで固まっていた。 唯「りっちゃんにされたこと…… 最初はほんとにびっくりして……そして、怖かったよ。 今までにないくらい怖かった…… 思い出すと今でも泣きそうになるよ」 律「……」 唯「でも、りっちゃんは私の大切な友達だから…… 私はりっちゃんのこと信じてるから」 律「……」 唯「今日のあれは……ちょっと我慢できなかっただけなんだよね。 ほんとのりっちゃんは、優しくて明るい良い子だよね」 律「……」 唯「だから……これからもりっちゃんが…… そういう感じでいてくれるんなら……」 律「……」 唯「私も、これからもずっと仲良くしていきたいと思ってるよ」 律「……」 唯「顔を上げて、りっちゃん」 律「……」 澪「律?」 唯「り……りっちゃん?」 律「ふひ」 唯「!?」 澪「おい、律!」 律「ふひ……ひ……」 そこで律はやっと顔を上げた。 しかしその顔は、 奇妙な笑みを浮かべ、目がすわっていて、 おおよそ普通の状態には見えなかった。 唯「り……りっ……ちゃん……?」 唯が澪の腕にすがりつく。 澪「おい、律、いったいどうし……、……!!」 澪は気がついた。 部屋の床に、 正確に言えば律が土下座して頭を付けていた位置に、 一本の毛が落ちていたのだ。 それは何の毛なのか、 もはや言うまでもないことだろう。 澪「おい、だめだぞ、律…… 分かってるよな……」 律「ふひひ……ひひ」 唯「がくがくがくがく」 澪「ダメだっ、正気に戻るんだ、律っ!! ここで同じことをしたら、唯はっ…… お前は、もう二度と……!!」 律「ふひーひーひひひーひー!!!」 澪の声は律に届いていなかった。 律の頭にあるのはただひとつ、 陰毛のことだけであった。 律「ふひっひー!!」 律は唯に飛びかかった。 唯「い、いやああああああああっ!!!!」 音楽室のときと同じ悲鳴がこだまする。 唯は必死に抵抗するが、 律の力に勝つことはできなかった。 唯「いやああああ、やめてええええええっ!!! 澪ちゃん、澪ちゃん助けてええええええ!!!」 律「ふひーひひー!!」 澪「やめろ、律っ!! おい、聞いてんのか、律!」 唯「いやああああ、あああああ!!」 律「ふひひひひー!」 澪「はっ……そうだ!!」 澪はその場で自らのパンツを脱ぎ捨て、 スカートをめくりあげた。 澪「ほら、律、陰毛だ陰毛!! こっち見ろ、こっちに陰毛があるぞー!!」 律「そんなもんもう飽きたわー!!」 澪「なっ!?」 律「唯の陰毛が至高なんじゃあああああ!!」 唯「いやああああああああああああ!!!」 律の手によって、 唯の部屋着のズボンとパンツが、 一気に下ろされた。 ―― ―――― ―――――― 嫌な事件だった…… 澪は当時のことをこう振り返る。 あの事件のせいで、 結成から半年も経たないうちに 桜高軽音部は崩壊してしまったのだ。 もうみんなで楽器をすることも、 お菓子を食べて喋ることも、 遊びにいくこともない。 唯はあれから一度も学校に来ていない。 いや、学校どころか部屋の外にも出ていない。 完全な引きこもりとなってしまっていたのだ。 澪はときどき唯の様子を見に、平沢家に出向く。 しかし唯が部屋の扉を開いたことはない。 澪はいつも扉の外から一方的に唯に話しかけるだけだ。 当然、唯からの返事は聞こえない。 でも澪はこれをずっと続けている。 唯がいつか部屋から出てくると信じて。 律はというと、 唯の叫びを聞きつけて部屋にやってきた憂が警察を呼び、 そして警察によって取り押さえられた。 丸出しの陰毛を警察の人に見られたのは恥ずかしかった…… と澪は当時を振り返って語る。 その後、律は精神病院に入れられたが、 未だに陰毛発狂病(澪命名)は治っていないらしい。 律と澪がふたたび会えるのは、 いつのことになるのだろうか。 紬はあの事件の直後、 「チベットの老師に弟子入りする」というメールを 澪に送ったきり、消息がつかめていない。 まったく意味が分からない行動であるが、 紬にもなにか思うところがあるのだろう…… と澪はむりやり自分に言い聞かせた。 澪はあの事件のことを忘れたことはなかった。 そして、なぜあんなことが起こってしまったのか、 どうすれば止めることができたかを ずっと考え続けた。 しかし、答えはいつまでたっても出なかった。 事件についての思考は、 いつしか陰毛についての思考に擦り変わっていた。 なぜ律はあんなに陰毛に囚われていたのか。 なぜ唯の陰毛に執着したのか。 なぜ自分の陰毛は飽きられたのか。 良い陰毛と悪い陰毛の違いとは。 色は。艶は。長さは。濃さは。 そもそも陰毛の魅力とは。 陰毛の存在意義は。 たかが陰毛、 されど陰毛。 ああ陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 陰毛。 2年生に進級した4月。 澪はこの日も音楽室で一人、 物思いにふけっていた。 なんだかんだでこの音楽室が一番落ち着く。 陰毛について考えるには持ってこいなのだ。 紬が残していったティーセットで 安物の紅茶を淹れ、テーブルにクッキーを広げる。 一人でティータイムをしながら 陰毛について思考を巡らせる。 それが澪の放課後の習慣だった。 しかしこの日は、音楽室の静寂が 突然の来訪者によって破られた。 梓「あのー……」 澪「?」 梓「入部……したいんですけど」 一年生の入部希望者。 名前やクラスや希望のパートなど 先輩として色々と聞くべきなのではあるが、 澪は、この子はどんな陰毛が生えているのだろう、と そればかりを気にしていた。 お わ り これでおしまい さあみんなで叫ぼう 陰毛、大好きー! 戻る