約 2,072,362 件
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3983.html
絶望を求めた少女がいた。或いは彼女という存在が既に、どんなものよりも絶望的だった。 嘘のない世界を求めた皇帝がいた。だが彼は見捨てた自らの実子によって討ち果たされた。 莫大なエネルギーを求めた生命体がいた。本来の結末に到るより先に、彼は絶望に出会ってしまった。 絡み合う筈のない三つの世界の因果が絡み合い、偶然というにはあまりに出来すぎた、しかし因果と呼ぶには悪意に満ちすぎているひとつの計画が生まれた。 希望も絶望も無に帰す。 未来も過去も関係なく平等にねじ曲げる。 生も死も、不条理という名の条理の前では固定概念にすらなりはしない。 そんなゲームの幕開けは、ゾッとするほど美しい夜だった。 × × ぴん、と一本立ったアホ毛が特徴的な少年、苗木誠が目を開いた時、そこは見知らぬ場所だった。 少なくとも、この景色を見知っているほど、苗木誠は特異な環境で育ってきてはいない。 四方は壁に囲まれ、出口のような場所は確認できない薄暗い部屋。 少ない明るさの中でも分かる、庶民とは格が違うと認識させられるような、荘厳な装飾。 なればこそ、どうして自分のような人間がここにいるかも分からないし、どうやってあの『学園』から脱出し、こんなところまで来られたのかはもっと分からない。 「ここは………?」 まだ眠気を訴える目を擦って辺りを見渡すと、大勢の人間の姿がそこら中に確認できた。 目測だが、ざっと六十人以上はいるのではないだろうか。 しかも内の大半が苗木と同じく、自分がどうやってここまでやって来たのかが分からず混乱している、そんな様子の人間たちばかりだった。 中には苗木がここ数日間の内に知り合った『仲間』の姿も何人か見受けられ、どうやら自分だけの身に起きていることではないらしい、と一層その身を強張らせる。 何より、彼の深層意識が、これから何か『ヤバイ』ことが始まると、明確な警鐘を鳴らしていたのだ。 『超高校級の希望』らしくもないが、不運にも彼の予想は――的中してしまっていた。 「……目は、覚めたか」 低く、重々しい声が薄暗い空間の中に響き渡った。 それとまったくの同時に、部屋のライトが一斉に点灯し、眩しさが網膜を焼き焦がすような錯覚に陥る。 声の主は、特徴的な髪型をした一人の男性だった。 髪の毛は白髪でこそあるが、老いをまるで感じさせない迫力と存在感を放って、彼はそこにいた。 馬鹿な、という声がどこかからあがったのを、苗木はしっかりと耳にした。 まるで居てはいけない存在であるかのように、その声は困惑に溢れていて、動揺が見える。 すっかり光に満ちた空間の中で、老獪なる男に誰もが目を奪われてしまっていたが、苗木誠少年を含む実に十人ほどの『高校生』たちは、その足元の存在に瞠目せざるを得なかった。 ツートンカラーの、悪趣味とさえ取れる一体のぬいぐるみ―――絶望の化身(モノクマ)。 彼らを絶望のどん底に叩き落とし、疑心暗鬼に引き込み、多くの命を散らせた悪魔。 あれがいるという時点でもはや、これから始まるのが何かなど、語るまでもなく分かりきっていた。 ――――絶望だ。希望を抱くことさえ馬鹿馬鹿しくなるような絶望が、始まってしまうのだ。 高校生たちが既に感じた『絶望』など余所に、男は一切態度を変えることなく毅然と言い放つ。 「我が名は神聖ブリタニア帝国第九十八代皇帝、シャルル・ジ・ブリタニアである」 神聖ブリタニア帝国、という名前に苗木は聞き覚えがなかった。 そんな特徴的な名前の国があったなら名前くらいは知っていると思うが、そんな国の名前は知らない。 だが、何はどうあれこの男が一国の皇帝である、というのは事実。 「ブリタニア帝国のことを知っている人間など、居ても居なくても同じだ」 人々のざわめきが一際大きくなるが、男――シャルル・ジ・ブリタニアは語ることを止めない。 当然だ。聞き逃したなら損をするのは彼らであり、シャルルではないのだから。 だが、人々は次の瞬間シャルルが語った言葉の前に、嫌でも話を聞くことになる。 「貴様らには今宵ゲームをして貰う――勝利条件は単純明快! 最後の一人まで生き抜くことだ。 殺せ、騙せ、奪え! どんな手段を使おうと、元いた場所へ帰り着けるのはどの道、ただ一人である」 ――――――は? と、苗木誠は思わず声を漏らした。 この男が言ったことがあまりにも常軌を逸していて、半ば反射的に、声が漏れていた。 しかし苗木の存在は目立ってなどいない。 会場でついさっきまで騒いでいた者たちも、皆一様に同じような反応を取ったのだ。 生き抜くこと、それはつまり他の人間たちを、命を、踏み台にして自分の命を守るということである。 簡単に言うなら、それは―― 「うぷぷ、そうだね! 皆さんご名答、ボクらはオマエラに殺し合いをしろって言ってるんだよ!!」 突如、シャルルの足元のぬいぐるみ――モノクマが、ダミ声を響かせて人々の方を指差した。 そこで苗木は理解する。このモノクマがどうしてここにいるのかを。 ひとえに、飽きたのだ。だらだらと送られるコロシアイの学園生活よりも、スピーディーかつ絶望的な光景がいつだって見られる殺し合いを、選んだ。 実はその指摘は合っているようで間違っているのだが、そんなことは苗木誠の知るよしもないことだ。 「こやつはモノクマ。余の協力者であり、事実上この計画の立案者である」 「うぷぷ! そうなんです。ボクは偉いのです。いよいよ宇宙制覇も近いかな? ぶーっひゃっひゃ!!」 ひとしきり大笑いを続けるとモノクマはびっ、と人々を指差し、 「でもオマエラ! これは夢じゃないし、ドッキリ企画でもありません!! 悲しいけどこれ、現実なのよね。だから無駄な希望は捨てて、大人しく立派に殺し合いましょう。 うぷぷ、うぷぷ……絶望的すぎてボク、発情期に突入しそうですよ」 身体をクネクネさせて可笑しなことを宣うモノクマを無視して、シャルルは説明を続けようとする。 如何に殺し合いのゲームとはいえ、何のルールもなしではゲームにならない。 「先程も言った通り、貴様らには此方で用意した『箱庭』を使い、殺し合いをして貰う! 制限時間は四十八時間、それを過ぎれば全員を失格とし、一人残らず抹殺だ。 だがもし生き残れる者があれば我々は褒美としてまず莫大な富をたまわし、そしてもうひとつ――『どんな願いだろうと叶える権利』をくれてやろう。 死者の蘇生、復讐、特殊な力を得ること、一通りの願いは問題なく叶えられる。 次に、より細かいルールについての説明だが――、そうであるな。 まずはルールを破った場合に課せられる『ペナルティ』について先に見せておくべきか」 言うが早いか、シャルル・ジ・ブリタニアはすっ、と右手を挙げた。 すると、何処からともなく現れた鉄の首輪付きの鎖が、一人の男の首根っこに巻き付けられた。 乱暴に鎖は男の身体をシャルルの前まで引きずり、そこで起立させる。 相当な衝撃だった筈だが男は痛がる素振りも見せず、逆にシャルルを真正面から睨み付けた。 まるで竜を連想させる気迫を内包した右目が、皇帝に臆することなく敵意の視線を注ぐ。 「小十郎ッ!」 「ご心配なく、政宗様。――このような外道に臆するほど、あなたの右目は安くない」 小十郎と呼ばれた男は迷うことなくそう答え、シャルルから視線を反らそうともしない。 彼は決して愚鈍な馬鹿ではない。自分がこれからどうなるのか、おおよその予測はついている。 だがそれでも、最期の一瞬までこの外道に屈することだけは、絶対にしたくないと思えた。 竜の右目としてではなく、一人の武人として、この手の手合いに屈することだけは断じて許せなかった。 「ふむ、良い目だ。だが――」 ドゴンッ、と、サイレンサーを装着した拳銃の発泡音のようなくぐもった音が響いた。 「――――――――ここで逝ね」 小十郎の喉元に、赤い花が咲いた。 そこに爆弾が仕掛けられていたとか、そんな様子は一切なかったのに、彼の首には大穴が開いていた。 まるで内部から爆ぜたように証拠なく、だがあれだけ勇ましかった男は、既に物言わぬ屍と化し、真っ赤な鮮血を止まることなく溢れさせながら、二度と呼吸をすることはない。 「小十郎おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 三日月のような兜を被った隻眼の男が、憤怒と哀しみに満ちた絶叫をあげる。 それをシャルルは見もせず、モノクマはそれが愉悦ででもあるかのように、うぷぷ、と笑って見せた。 「表面からは見えんだろうが、貴様らのどれかの世界の技術を使えば容易いものであったぞ。 ルールを破ったペナルティとして、貴様らの命だ。こちらの意思で自由自在に起爆できる故、精々言動には気を付けることだな………。 尚、これが起爆される条件はいくつがあるが、主に言うならば、 一つ、箱庭からの脱出を試みた時。 一つ、目に余るだけのゲーム進行の妨害行為が見られたとき。 そして、此方が告げた『禁止エリア』に侵入したときだ。 ゲームの進行をより円滑にするべく、ゲーム開始後六時間が経過するごとに『定時放送』を執り行う。主に内容は死者の詳細情報と、そしてこの『禁止エリア』のことだな。 一度の定時放送につき大体3つの禁止エリアが設定され、それぞれ放送終了から一時間の猶予を経た後に正式な禁止エリアとなる。そこに踏み入っても起爆する。 ――無論、定時放送で誰の名前が呼ばれないようなことがあれば――説明せずとも解るだろうな?」 「えー、補足になりますが。皆さんの武器や道具は基本的に全部没収しています。で、それをまたランダムに振り分けて皆さんに支給しちゃいます。 何が当たるか分からないなんて、ワックワクのドッキドキだよね!」 二人の説明が終わる。 物凄い情報量を一気に叩き込まれたことになるが、非常時の脳の働きとはなかなか侮れない。 これだけの短時間で語られたルールを、ほとんどの参加者は理解し、胸に刻んだことだろう。 しかし――まだ終わりではない。 「―――言いたいことはそれだけですね、シャルル・ジ・ブリタニア……いえ、父上?」 黒髪の青年が、何一つとして臆することなく歩み出ていたのだ。 彼の名前は、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。 シャルル・ジ・ブリタニアの実子であり、本来ならば彼に引導を渡した張本人たる反逆の皇子である。 そしてシャルル亡き現在、ブリタニア帝国第九十九代皇帝として君臨している、悪逆の皇帝陛下。 その彼がこうして無謀とも取れる行動を取っているのは、ひとつの理由あってのことだった。 ―――ギアス。 シャルルも保有している王の力、人を孤独にする力を、このルルーシュもまた所有しているのだ。 以前シャルルにはギアスが通じなかったが、現在ならば通じる筈。 一度消え失せた彼が生き返ったところで、人を不死に変える『コード』の効果は消えている。 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアのギアスは、絶対遵守の力だ。 どんな命令であろうとも一度限り相手を強制的に従わせる力――当然、自害の命令だって可能。 「フ、誰かと思えば貴様か」 「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる」 モノクマの存在に関してはまだ対抗策がないが、監督役の一人が死ねば流石にプランが狂う筈だ。 そこを突けば、自分と自らの騎士のみででもこの馬鹿げた計画を解体することができる。 そして、あるべき場所に帰りつける――。 「貴様は死ね!」 だが。 「―――笑止。愚かな……その程度のこと、余が対策していないとでも思ったか?」 「な、にッ……!?」 これまで、ギアスの通じない輩もいるにはいた。 例えば、一度ギアスをかけた相手。 バイザーのような物で光を遮断されてもギアスは無力だし、かつてのシャルル・ジ・ブリタニアのようなコード所持者にも、自害の命令はほぼ無駄に近かった。 例外としてギアスキャンセラーを持つ忠義の騎士の存在があったが、それとこれとは大きく違う。 ギアスの発動自体が、出来なかったのだ。 「シャルル・ジ・ブリタニアッ……!!」 「ここで殺すには惜しいが……仕方あるまい。貴様も逝け、ルルーシュ」 今度は首輪ではなく、モノクマが地面から飛び出てきた。 その小さなボディに明らかに不釣り合いなバズーカ砲を持って、それを躊躇なくルルーシュに向ける。 この距離ではどうしようもないし、そもそも人間以外にギアスは通じない。 万事休すか――ルルーシュが諦めかけたその時、彼の身体は大きく突き飛ばされた。 そして、轟音が響く。 × × そこに、一人の少女が倒れていた。 胴体を大きく破損して、即死しなかったのは奇跡と呼べるレベルで、しかし彼女はまだ生きている。 とはいえ、まさかシャルルたちが治療を施すような甘い連中である筈がない。 そして、倒れている少女の姿は、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアではなく『ルルーシュ・ランペルージ』にとってとてつもなく見覚えがあり、だが決してここに居る筈のない存在だった。 「良かった……ルル……」 この状況に似た光景を、ルルーシュは一度見ている。 あの時も、自分はこの少女を、想いを寄せてくれていた少女を――守れなかったのだ。 「シャーリー……! どうして、君が……!?」 「分かんない……でもね、ルルなら、できるよ。だって……ゼロ、だもんね?」 ゼロ。 ルルーシュ・ランペルージが世界へ反逆するために名乗っていた名前で、彼のいた世界では最早知らない者はないと言っていい、世界最大のテロリストだ。 が、この少女には些細なミスで、正体を見破られていた。 「ころしあい……なんて、壊して…ナナちゃん、や、みんなの……せかい、を……、――――」 「……ッ! ……シャーリーッ! 目を開けろ、シャーリーィッ!!」 世界を統べる悪逆皇帝の慟哭が響く中、シャルルは満足げに笑った。 「ふん、やはりあやつは幸運に愛されておる、か――――良い。その小娘に免じて見逃そう。 では、これより貴様らを『箱庭』へと転送する! 殺し合い――バトルロワイアル、開始だッ!」 シャルルの声を合図として、人々はどこかへ消えていく。 こうして、日常を食い破って出でた非日常は、バトルロワイアルという形で始まりを告げるのだった。 【片倉小十郎@戦国BASARA 死亡】 【シャーリー・フェネット@コードギアス 反逆のルルーシュ 死亡】 【ゲームスタート】 △ △ 「……うぷぷぷ。なかなか見応えある舞台になったね。ボク色んなところが勃っちゃいそうだよ」 舞台裏。 シャルル・ジ・ブリタニアの傍らには、黒髪の女性の姿があった。 更にその肩には白い身体に赤い瞳をした小動物がちょこん、と乗っている。 女性の名前はマリアンヌ・ヴィ・ブリタニア。先の反逆者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの実母だ。 小動物に至ってはこの地球上の生命体ではなく、エネルギーを求めて本来『魔法少女』の絶望を集める役割を持った地球外生命体である。名を、インキュベーター。 ブリタニア先代皇帝、『閃光のマリアンヌ』、インキュベーター。 この匆々たるメンツを集め、リーダーを勤めているのがこのツートンカラーのクマだと、誰が信じられるだろうか。 だが、散った命を繋ぎ合わせ、絶望を糧にする生命体と接触したのは、一人の女子高生である。 「――何を目論んでいるかは知らぬが、ちゃんとラグナレクの接続を成すのだろうな?」 「うぷぷぷ、当たり前じゃない。約束は守るクマとして有名なんだぜ、ボクって素敵」 「ふふ、本当に願ってもないチャンスを、貴女のような女の子が持ってきてくれるなんてね――、今でも信じられないわ。ねえ……超高校級の絶望さん?」 超高校級の絶望。 それが、シャルル・ジ・ブリタニアとマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアを復活させ、インキュベーターにより効率よく莫大なエネルギーを収集する術を提示した者の正体である。 ひとつのパラレルワールドを絶望のどん底に叩き込んだ、こと絶望におけるエキスパート。 「全くだよ――僕も初めてだな。魔法少女にしようにも、最初から絶望しているんじゃ意味がない。そんな相手を見たのはね。――――盾子?」 「やだなー、キュゥべえクン。あんまり変なことを言うと焼き肉にしますよ? いっすか? やっちゃってもいっすか?」 合金の爪を剥き出すモノクマ。 だが、その正体をこの三人は知っていた。 二度も希望に討ち倒され、それでも尽きることなく燃え上がる深い深い、絶望の権化。 江ノ島盾子。 それが、このバトルロワイアルの首謀者であり、黒幕の名であった。
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/219.html
苗木「江ノ島さん、お風呂沸いたから先に入っていいよ」 江ノ島「はーい。あ、そうだ。どうせなら苗木も一緒に入る?なんちゃって……」 苗木「うん!わかったよ!」 江ノ島「は?いや、冗談に決まって」 苗木「それならボクは先に入って待ってるよ!」 江ノ島「え……なに?なんなの……?」 苗木「まだかな、江ノ島さん……」 江ノ島「苗木?じゃ、じゃあアタシも入るから……」 苗木「うん!遠慮しなくていいよ!」 江ノ島「なんでそんなに元気なの……ほら」 苗木「ちょっと待ってよ!どうしてタオルを身体に巻いているの!?」 江ノ島「はぁ?当たり前でしょ?なんであんたが喜ぶような事をアタシがしなきゃいけないんだよ」 苗木「それはおかしいよ!タオルを湯船に入れるなんてマナー違反じゃないか」 江ノ島「うぷぷぷ、必死だね苗木クン。見れなくて絶望した?」 苗木「それは違うよ!タオルで身体を隠すって事は、その見えない部分に人は希望を持つんだ!」 江ノ島「え……?じゃあ、見せなかったらアンタはこのまま希望を持ち続けるの?」 苗木「そうだ!それにボクが期待通りに絶望しないなんて、江ノ島さんにとっては凄く絶望的だよね?」 江ノ島「アタシが絶望する?……最高じゃない!!」 苗木「キミがタオルを取らない限りはボクは絶望したりなんかしないし、希望を持ち続ける……これがボクの答えだ!」 江ノ島「……わかった。あんたに見せてやるから、それで思いっきり絶望しな!」 苗木「うん、江ノ島さんの裸は絶望的だよ(訳・饅頭怖い)」
https://w.atwiki.jp/2011311/pages/34.html
昨日 - 今日 - 2011年3月 「保安院審議官」、これは無知なのか犯罪なのか? 03/19/2011 13 25 00 安禅不必須山水 iza!(復活) この人はなんという人なのだろうか? 名前はわかります、「西山英彦」。 しかし、その無責任な発言には、 「なんという人なのだろうか?」 という、疑問符を繰り返さざるをえません。 西山英彦経済産業省原子力安全保安院担当審議官は、 今日11:00からの記者会見で次のような主旨を言いました。 政府担当局見解としてです。 (1)福島県内の放射線の最高測定値は4.7マイクロシーベルトである。 (2)これは1年間いても1,7ミリシーベルトにしかならない (3)これは1年間に浴びる自然放射線よりも少なく (4)したがって30km圏内の「屋内退避」対象者の方は、外出してはいけないということはない と。 これを聞いた、新聞記者、テレビキャスターの人は、当然耳を疑ったと思います。 まず、測定値4.7マイクロシーベルトとは、1時間あたりの線量です。 ですから、1年間同じ環境にいると仮定すれば、1年間では、 4.7マイクロシーベルトx24(時間)x365(日) =42172マイクロシーベルト =42.172ミリシーベルト となります。 これは、決して軽んじられる量ではありません。 原発プラント作業者の緊急時でないときの限度量が、 50ミリシーベルト(5万マイクロシーベルト年間)であり、 一般生活者の限度量が 1ミリシーベルト(1千マイクロシーベルト年間)と決められていることを思い起こしてください。 西山審議官と原子力安全保安院は、 これを、 年間1,7ミリシーベルトで 自然放射線を浴びる量よりも少ない といってしまったのです。 このような初歩的な計算間違いをしたのは、何故なのでしょうか? まさか、意図的に? いずれにしても、このような初歩的な計算間違いを根拠に、 20km~30kmの人たちの行動指針を決めたというのです。 行動指針を決めた根拠として、このような説明を行なったのです。 とんでもないことです。 しかし しかし、 しかし、 西山審議官のとんでもない話、嘘はこれに留まりません。 最初の (1)福島県内の放射線の最高測定値は4.7マイクロシーベルトである。 これがそもそも嘘なのです。 文部科学省が実施している、モニタリングの最新の公表データをみてください。 4,7以上を示す個所は9箇所、測定地点の半数です。 元データは、 http //www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/19/1303727_1819.pdf とくに、マップの中の【31】【32】【33】のポイントをよく見てください。 【31】:40 45 45 【32】:140 140 150 【33】:52 52 52 単位:マイクロシーベルト毎時 「最高値が4,7」だなんて、西山審議官は、 一体何からの捏造したのでしょうか? 菅総理大臣も枝野官房長官も、 周囲のモニタリングを徹底することにより国民の安全を確保すると、 事故当初に堅く国民に約束しました。 その約束に基づいて、 文部科学省の調査が始まりました。 だというのに、政府の安全保安院が、 率先してそれを無視し、 24時間を乗じなければいけないのにそれをせず、 最高値を30倍以上も小さくして、 虚偽情報を公式発表したのです。 そして、 それに基づいて屋内退避者の行動指針を決めたのです。 どこまで、国民の命を軽んずればいいのでしょうか? ポイント【32】の 150マイクロシーベルト毎時は、 1年間に換算すれば、 1314ミリシーベルト(131万4千マイクロシーベルト)です。 公務員の非常作業時の限度が1昨日、 250ミリシーベルト(25万マイクロシーベルト)に引き上げられましたが、 ポイント【32】での値は、その5倍以上です。 また、ポイント【32】は、前日にはもっと高い値を示していました。 167 170 158 マイクロシーベルト毎時 とんでもない、安全保安院です。 これを新聞テレビが無批判に垂れ流したとすれば、 この国、日本が原発行政によって滅ぼされることは必至です。 政府がすべきことは、正確な情報、危険性の伝達です。 そのうえで、汚染された地域での外出や通過、移動などどうするのか、 理路整然とした対策、指示をなすことです。 ~~~~~~~~~~~~~ ポイント【32】のことは、 毎日新聞が昨日「北西30km浪江町」として報じ、 朝日新聞が今朝の朝刊で「浪江では」として報じました。 毎日新聞 http //mainichi.jp/select/weathernews/news/20110318ddm012040113000c.html 東日本大震災:福島第1原発事故 放射線量超過の5県、数値低下 文科省が相談窓口 文部科学省が都道府県に設置する「モニタリングポスト」(自動観測局、MP)は、17日午後5時時点で、宮城、茨城、栃木、埼玉の4県で、大気中 の1時間当たりの放射線量が通常値を上回った。群馬県は一時的なMPの異常で、午後5時時点のデータが計測できなかったが、午後4時時点で通常値を上回っ た。 午後5時時点の1時間当たりの最高値は▽宮城県0・141マイクロシーベルト▽茨城県0・209マイクロシーベルト▽栃木県0・189マイクロ シーベルト▽埼玉県0・062マイクロシーベルト。群馬県の午後4時時点は0・096マイクロシーベルトで、それぞれの通常値の最高より0・002~0・ 153マイクロシーベルト高かった。17日午前9時時点では同じ5県で最高値を0・004~0・166マイクロシーベルト上回っており、放射線量は徐々に 下がりつつある。 また、文科省は福島第1原発から20~60キロ離れた福島県内の34カ所の屋外で、17日午前9時20分~午後5時43分にかけ計測を複数回実 施、0・7~170マイクロシーベルトだった。170マイクロシーベルトを計測したのは北西に約30キロの浪江町で、この場所では午後に3回測定、それぞ れ167、170、158マイクロシーベルトを示した。同町内の原発から約20キロ地点では、15日夜に255~330マイクロシーベルトを計測、付近で は2日経過しても放射線量が下がっていない可能性もある。 また、原発の北西約32キロの飯舘村で95・1マイクロシーベルトを計測、屋内退避指示圏外にも高い数値の放射線が拡散していると分かった。17 日の調査で原発から北西方向で高い数値を計測、南側の30キロ圏内は4・5マイクロシーベルトだった。文科省は「風や地形の差と考えられる」としている。 文科省は福島第1原発周辺地区の住民に向け、健康相談ホットライン(0120・755・199)と被ばく医療健康相談ホットライン(090・ 5582・3521、090・4836・9386、080・2078・3308)を設置。毎日午前10時~午後9時に対応する。【篠原成行】 (略) 毎日新聞 2011年3月18日 東京朝刊 下線は引用者による 朝日新聞 http //www.asahi.com/special/10005/TKY201103180413.html 放射線量、福島県内で高レベル続く 2011年3月18日21時52分 避難所でスクリーニングを受ける男の子=18日午前9時32分、福島市、中田徹撮影 各地で観測された放射線量 福島第一原発事故の影響で上がった放射線量は、福島県内では18日も通常より高い値が続いた。特に原発の北西30キロ付近では、1時間あたり150マイ クロシーベルトという高い値が計測された。専門家は、一時的に上がっている可能性もあるが、注意深く経過を見守る必要があると指摘している。一方で全国的 には下がる傾向だった。 原発から北西に約30キロ離れた浪江町の計測値では18日午後1時32分に毎時150マイクロシーベルトを計測した。この地点付近は16日午前11時半は80マイクロシーベルトだったが、17日午後2時に170マイクロシーベルトに上がり、高レベルが続いている。 毎時150マイクロシーベルトは、その場に7時間いれば、一般の人の年間放射線被曝(ひばく)限度量である1ミリシーベルト(1ミリは1千マイクロ)を超える値だ。 このほか、福島県内では18日午後6時現在、1時間あたりの観測値として飯舘(いいたて)村で20.90マイクロシーベルト、福島市で11.10マイクロシーベルト、南相馬市で7.29マイクロシーベルトを記録した。 また文部科学省が各都道府県の定点で観測した値(同日午前0時~午後5時)によると、茨城、栃木、群馬、埼玉の4県で、平常時の上限を超える値が観測された。福島県と宮城県からは、データが届かなかった。 福島県内で高い値が続く理由について、財団法人・日本分析センター(千葉市)の池内嘉宏理事は「ヨウ素やセシウムなどの放射性物質が大気とともに 流れて、計測地点を通過した時点で高値になったのではないか。福島市などは、地面に降りた放射性物質から放射線が検出されている可能性がある」と話す。 下線は引用者による 次へ [[]] 2011年3月 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る . ,
https://w.atwiki.jp/83452/pages/9873.html
平沢宅! 唯「え…?あっあっ!駄目だよあずにゃん!それは見ちゃ駄目っ!」バッ 梓「え?あ、はい…すいません」スッ 唯「ふー…」 梓(何だろう…あの大きなダンボール。一体何が入ってるんだろう…?) 梓「あの、唯先ぱ…」 憂「お姉ちゃん、梓ちゃん、お風呂沸いたよー」ガチャ 唯「あ、ういー。ありがとー今行く」 梓(あんな慌てる唯先輩は初めて見たな…) 梓(本当に何が入ってるんだろう…) 梓(…気になる) 唯「あずにゃん、せっかくのお泊まりなんだから一緒にお風呂入ろ?」 梓「あ、はい。じゃあちょっと準備しますんで先に行っててください」 唯「ほーい」タタッ 梓「…」 梓「ちょっとだけ…ちょっと見るだけなら…」ガサゴソ 梓「!?」 梓「こ、これは…」 梓「エッチな本…だよね///」 梓「す、凄い量…」 梓「しかも殆どが女の人と女の人の…///」 唯「あーずーにゃーん、はやくお風呂においでよー!」 梓「え、あ、ちょ」 唯「はーやーくー」 梓「す、すいません! 先輩、ちょっと待ってください!」 (どうしよう…とりあえず、この本は片付けなきゃ…) ガサゴソガサゴソ 唯「あーずーにゃん!」 梓「ひゃん!」 (え? 何かフニってした…) 唯「遅いから迎えに来ちゃったよー」 梓「…って、なんで裸のままなんですか! 服を着てください!!」 唯「えー、服着たらお風呂に入れないよー」 梓「なら、はやくお風呂に戻ってください!」 唯「一緒に行こうよー」 唯「……ね? あずにゃん……」 梓「(ちょ、私そっちの趣味は!)」 唯と目線があった。唯はぽっと顔を赤らめた。 梓はあわてて、ベッドの上に脱ぎ捨ててあったティーシャツを手に取ると、唯に渡した。 梓「は、はやくこれを着てください!」 唯「ええー。むしろあずにゃんも脱ごうよー」 梓「嫌です! 着てください!」 唯「ちぇー。わかったよー。あずにゃんのいけずー」 そういいながら、唯はティーシャツを着た。 ブラをつけていない状態でティーシャツを着た唯の胸元は、絶妙な曲線を描いて盛り上がり、その中心部はくっきりと谷間が形成されていた。 (唯先輩…意外と胸大きいんだ) 梓の視線を感じてか、唯のバストは、つんと誇らしげに円錐形を描く。 梓「と、とりあえず、私はもうしばらくここにいますから、お風呂は一人で入ってください」 唯「そんなこといわずにさー、あずにゃ……」 唯の言葉が途切れた。梓は、唯の視線の先に目を向ける。 大量の本が散乱している。 唯「……」 梓「あ、いや、これは、その……」 唯「……あずにゃん……自分の気持ちに正直になっていいんだよ?」 梓「え、いや、そんな! 私は」 唯を見る。唯はティーシャツを着ているものの、下には何も穿いていない。 唯「ふたりで、あったかあったか……ね?」 唯の手が梓に伸びる。梓は身を硬くする。でも、何故かその手を振り払うことは出来ない。 梓(ああああどうしたらいいの!) 梓「や、やめてください! 先輩、私……」 梓は必死になって説得しようとしたが、唯は止まらなかった。 (嫌なはずなのに。こんなのおかしいのに) そう心の中の声はつぶやいても、梓の体は、何故か抗おうとしない。 唯は、梓の少し日焼けした肌を舐め上げた。 梓「ひゃん!」 唯「うふふー、やっぱり、あずにゃんの声は可愛いよ」 その言葉に、梓の耳はピンク色に染まる。 梓「や、いや、やめ、せんぱ、ダメ……」 唯は、身もだえする梓をベッドに押し倒した。 梓「お願いですから、先輩、もう…」 (「もう、やめて」そう言おうと思ったのに、言葉が続かなかった) 唯「もう? もうまどろっこしいのは無しだね。わかったよ。あずにゃん」 そう耳元で囁くと、唯の手が梓の股間に伸びた。 梓「いや…唯先輩…いや…」 梓は涙を浮かべてイヤイヤと首を振った。 唯を振り払おうと思えばできた。しかし、梓はそれをしなかった。 なぜなら、梓は、自分がすでに濡れていることに気づいていたから。 梓はもうされるがままだった。 唯は、梓の両足を掴んでM字に開いた。 唯「わあ、あずにゃん、もうこんなになってるよ!」 梓「///」 羞恥で、体中がピンク色に火照る梓。 それを満足そうに見つめる唯。 唯はゆっくりと梓の狭間を指でなぞる。 梓「ンッ」 唯「あずにゃんは敏感さんだねぇ」 …… 憂「忙しそうだけど、そろそろ二人のうち、どちらかお風呂に入ってほしいな」 そこには、うんざりした顔で、二人の痴態を眺める憂がいた。 そして、夜は更けていくのであった。 おしまい。 2
https://w.atwiki.jp/gundam-vs-gnsk/pages/661.html
ex-(イクス)(CV Gackt) ex-(イクス)(CV Gackt)【解説】 【台詞】 【解説】 生年月日…不明 星座…不明 血液型…無し 身長…不明 体重…不明 原作搭乗機…エクストリームガンダム 通称…Gackt、ガクト、ガクストリーム、ふんす! 備考…その正体はGダイバー管理プログラム「EXA-666」 注釈…Cp カルネージ・フェイズ、Tp タキオン・フェイズ、Ip イグニス・フェイズ、Mp ミスティック・フェイズ ※武装名は攻略情報wikiの仮名称です。 【台詞】 カットインムービーふん!はあぁぁぁぁぁ!極限の絶望をくれてやる… 戦闘開始すべての結末を知るこの私に、未来に縋るなどとという希望はない(Cp) 何故分からない。この先にあるのは、絶望の未来だけだということを(Cp) 始めるか。砕かれた希望の輪舞(ロンド)(Tp) 未来はすでに決まっている。貴様らの抵抗も無意味なのだ(Tp) 今の私に残った物は、絶望と言う名の孤独…(Ip) この絶望…止められるものなら、止めてみよ!!(Ip) 分かっていたはずだ。ガンダムでは世界を救えない…(Mp) 進化の極限に創造されし、絶望の象徴、エクストリーム!!(Mp) 貴様らが希望と信じているもの、私はそれが絶望なのだと知っている…(Mp) 攻撃(Cp)爆ぜろ!(ファイヤーバンカー【火炎弾】) 灰燼に帰せ!(同上) 散れ(ビームライフル) 消えろ(同上) 受けてみろ(コンテナミサイル) 希望を散らせ!(同上) はぁ!(投射ジャミング) これが答えだ!!(同上) 光に包まれるがいい!(高高度対地砲撃) 光よ!(カルネージストライカー) 光に飲まれろ!(同上) 極光よ!(データプレッシャー) 我が絶望の光よ!(同上) たっ!(掴み) 邪魔だ!(同上) 死ね!(掴み→叩きつけ) 笑え!(ファイヤーバンカー) 絶望しろ!(同上) 退け!(火柱ビーム) 遊んでやろう(同上) ぃやっ!(連続殴打) くらえ!(連続殴打最終段) 諦めろ!(連続殴打最終段) 攻撃(Tp)踊れ!(タキオンスライサー【衝撃波】) 舞え!(同上) ゆけ!(同上) 逃げ場など無い…(タキオンスライサー【投擲】) 光に染まれ!(データプレッシャー【放電】) 照らし出せ!(同上) 絶望の淵に沈め…(剣突き立て) 終焉を受け入れろ!(同上) くらえ!(爆雷球射出) 絶望を見よ!(同上) 舞い散れ!(雷柱発生) 乱れよ!(3連斬) 繚乱せよ!(同上) 耐えてみろ!(同上) ぃやっ!(突き) はぁっ!(連続斬り抜け初段) 舞い上がれ(同上) さようなら(連続斬り抜け最終段) 刹那に散れ!(サイコクラッシャー) 我が舞に酔いしれろ(7連斬) さぁ…絶望の宴を始めよう(同上) 諦めろ!(極限全力ダッシュ) 浅はかな…(同上) 全てを包む光を!(大剣射出) 染め上げろ、舞い…!(同上) 絶望の轍となれ!(タキオンスライサーオーバーリミット横薙ぎ) 見よ…これが絶望の序曲!(タキオンスライサーオーバーリミット唐竹割り) 攻撃(Ip)はっ!(ビームキャノン) 消えろ(同上) 諦めろ!(氷結プラズマ弾) 受けてみろ!(同上) 無駄だな(高速氷結プラズマ弾) 閉ざされよ!(同上) 翼よ…刃となれ!!(ファンネルブーメラン) 羽根よ…牙となりて散れ!!(ファンネルランサー) 全てを憚る断絶の翼…(ローリングバスターファンネル) 希望を拒絶する絶望…(同上) 全てを遮断する翼…(ラインファンネル) これが私との超えられぬ壁(同上) 羽ばたけ…翼よ(ワープファンネル攻撃) 受け入れろ!(ファンネル一斉射撃) 逃げ場など無い(同上) 消えよ!(設置式アサルトファンネル) 消えて無くなれ!(同上) 希望を折れ!(ファンネルフルバースト) 我に届く声は無い(同上) のけ!(データプレッシャー【氷結】) 邪魔だ!(同上) 駆けよ!(ファンネルスケボー) さようなら(同上) 霧散せよ!(ファンネルランス突き) 絶望しろ!(同上) 繚乱せよ!(蹴り) 守護を約束する絶対の翼(ファンネルバリア) 来たれ…!(ファンネルジャック) 攻撃(Mp)ゆけ!(忘我墜星(オブビリオン・メテオ)) 照らせ(同上) くらえ!(同上) 受け入れろ!(同上) 邪魔だ(忘我墜星(オブビリオン・メテオ)【5発】) 散れ!(同上) 絶望しろ!!(忘我墜星(オブビリオン・メテオ)【爆風】) 未来を諦め、一矢報いる事を望むか(同上) 希望を折れ(忘我墜星(オブビリオン・メテオ)【実体矢】) 遊んでやる(同上) 愚かな(拡散バルカン) 悲しいことだ…(同上) 飛べ!(飛翔) 刹那に散れ!(ビーム柱) 希望を散らせ!(同上) 逃げ場など無い…(同上) 我が翼が拒絶する(終焉摂理(デスティネイト・プラン)) 羽ばたけ(終焉摂理(デスティネイト・プラン)【射撃派生】) 何故、絶望しない!?(レーザーランス) はぁ!(突き) 退け!(同上) ふっ…(バックステップ) 受けてみろ!(バックステップ突き) 受け入れよ!(同上) たぁぁぁぁっ!(突進) はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(同上) 舞え(斬り抜け) 跳ねろ(同上) 無駄だな(突き初段) 哀れだな(同上) ハッ…(打ち上げ) 無駄無駄ァ!!(連続突き) 終わりなんだよ!!(連続突き最終段) さようなら(矢射出) これが答えだ(叩きつけ) 絶望の轍となれ!(ジャンプ突き) 消えろ(天上麗舞(ソレスタル・ビューイング)) 消えよ!(同上) 消えて無くなれ!(同上) 舞い散れ(ミストラルソウル) 舞い上がれ(同上) 耐えてみろ!(同上) 我が広げるは、明日(あした)無き翼…(絶望蝶) 死ね…(覚醒技初段) 消えろ消えろ消えろォォォッ!!!(覚醒技) 絶望を創り出せ、世界!(地形組み換え) 我が望みに応えよ、世界!(同上) 我が意へと堕ちよ、世界!(同上) 防御(Tp・Mpのみ)愚かな まだ抗うか! 無駄な努力だ 戦況変化貴様の絶望を見せてみろ(Cp残体力70%) 薄々と気付いているのだろう?この私の正しさに(Tp残体力70%) この期に及んでも、まだ希望を捨てられんとは…(Ip残体力70%) 何故抗う?何故受け入れない?(Cp Tp残体力50%) もういい、休め。終わりを受け入れよ!(Ip残体力50%) 進化をとめることはない、その極限に達することに意味がある(Mp残体力60%) 見せてやろう、極限の進化を!(Cp Tp残体力20%) どうした、もうお終いか?だから変えられんのだ…今も、未来も…(Ip残体力20%) なぜだ、なぜそこまでして未来を夢見る…(Mp残体力80%、自機レオス機) 貴様では、世界の絶望には抗えない…(Mp残体力50%、自機レオス機) 希望を謳い、絶望に散れ!(Mp残体力20%、自機レオス機) 戦況変化(Mp残体力80%)※ロックしている機体の作品ごとに台詞が異なる。全ての始まり、原初の欠片!(初代) 星の鼓動を刻みし欠片!(Ζ) 子供が開く革新の欠片!(ΖΖ) 宇宙を包む、未知なる光が作りし欠片!(逆襲のシャア) 未来を紡ぐ、愛と命を産む欠片!(ベルトーチカ・チルドレン) 正義と友情の狭間で揺れる、騎士の欠片!(閃光のハサウェイ、センチネル) 大人の定めに翻弄されし、少年と少女の持つ欠片!(F91) 散りゆく者達に託されし、儚き世界への欠片!(V) 熱き血潮と、拳に乗せた絆の欠片!(G) 自らを傷つけ、争いなき世界を望む戦士の欠片!(W、EW) 力に溺れし者に落とす、月の裁きに照らされし欠片!(X) 黒歴史を覆す、未来の欠片!(∀) 守るべき世界に裂かれた、親友の欠片!(SEED) 運命に抗う若者たちと、嘆きの欠片!(DESTINY、STARGAZER) 世界の歪みに対する覚悟の欠片!(00) 未来を切り拓く意思の欠片!(劇場版00) 可能性の先にある未来を求める欠片!(UC) 悲しき最期と、名も無き勇気を残せし欠片!(0080) 若き戦士と永き悲願の激突の欠片!(0083) 立場を超え、やがて添い遂げし愛の欠片!(第08MS小隊) 勝利無き戦いに抗う兵士の欠片!(MS IGLOO) 逆賊に名乗りを上げた、最後の希望となるべき欠片!(クロスボーン) 蒼き宇宙を夢見る欠片!(外伝) 曇り無き、機械を愛する誇りの欠片!(ASTRAY) 新天地を目指す願いの欠片!(条件不明 没ボイス?) 覚醒さあ、絶望の宴を始めよう(Mpのみ) お前達の希望に立ちはだかるは…全てを覆してきたガンダムだ!!(Mpのみ 敵機レオス) 敵機撃破だから言った! フッハハハハッ! そうだ、これが現実だ 憐れみさえ感じさせる… そう、私はこの結末を知っている 我が纏うのは絶望の光(Mpのみ) その気概だけは認めてやろう(Mpのみ) それ見た事かガンダム!!(Mpのみ 敵機属性「ガンダム」) ガンダムが如何した!!?(MPのみ 敵機属性「ガンダム」) ガンダム!ガンダムガンダムガンダムゥゥゥッ!!!(MPのみ 敵機属性「ガンダム」) 私に、ガンダムに縋れというのか!?(MPのみ 敵機属性「ガンダム」) エクストリームガンダム撃破どうして…我は…何が、どこから間違っていたのだ! わからない!見えない!その力は…知らない!うわあああっ!! 何だ、その力!人の意志から生まれるもの…?ああああああ!! 何故、望み無き道を自ら進む…(Cp Tp Ip時のみ) これが、私を産みし者達が願った未来…!(Cp Tp Ip時のみ) それでも、未来を望むのか、貴様達は…(Mp時のみ) 絶望の先に、あえて進むか…それもいいだろう…(Mp時のみ) 見せてみろ。貴様らに見えている、絶望の先の希望というものを…(Mp時のみ 敵機レオス) フルブーストミッションの台詞誰とも知れぬ力の欠片! 未来を望む願いの欠片! 来たれ!過ぎ去りし世界の欠片!
https://w.atwiki.jp/anti_spam/pages/22.html
https://w.atwiki.jp/robloxwiki/pages/16.html
2021年5/01にこのサイトは作られた ぼくはGWのなか暇なのでこのWikiをつくろうかとかんがえた 以上
https://w.atwiki.jp/vermili/pages/525.html
発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アシュレイ・ホライゾン ヴェンデッタの着ていた衣装の姿となった状態についてアッシュから「ところでその格好は?」と聞かれてのレインの発言。 OPで公開された時点で散々ユーザーから痴女痴女言われていたがどうやら本人にも自覚はあったようである お互いに再会できて本当に良かったと心からの想いを伝え合うアッシュとレイン。 そんな中これだけは問わねばならないとまるで天女のように美麗な姿などと考えながら、「ところでその格好は一体?」とアッシュは問いかけるが 「……エッチ。じろじろ見るなよ、このスケべ」 とレインは両腕で慌てて胸を隠してアッシュを咎めるような視線で見つめて告げる。かわゆい。 そんなレインの様子にアッシュは慌てて弁明する。「いや違うそういう意味じゃない」と お前はとても綺麗で、可愛くて、正直メチャクチャぞっこんでスタイルだって抜群で女性としてとても魅力的だと想うけど 自分が危惧したのはそういう意味ではなくて等と伝えようとするのだが、ついつい たわわに実るふくらみとか─── くびれの美しいお腹とか─── むっちり眩しい太ももとか─── をそういう視線で見だしてしまい、そんな視線に気づいたレインも顔を赤くしながら色っぽく身をよじらせて告げる。かわゆい。 「ほーら、やっぱりそうだ。むっつりだ! とんでもないエロエロ魔人に育ちやがって、そんなにはっきり見ないでよぉ」 アッシュが特別エロエロ魔人に育ったわけではなくレインが特別エロエロボディに育った気がするが そうして恥ずかしがりながら羽織るものを探していると突然元の服装に戻るのであった。 なお、こんな事を告げたレインだが後に良く知った皆様方に見守られている中で アッシュの背中に隠れるようにギュっとしがみつきながら、 「他の誰にも見せたくないもん。こいつだけでいいんだもん」 等と告げている。かわゆすぎる…… エロかわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 20 54 46) かわゆいな -- 名無しさん (2017-03-14 20 58 04) かわゆい(確信) -- 名無しさん (2017-03-14 21 03 57) かわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 21 04 06) かわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 21 04 12) うむ、かわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 21 04 21) ぎざかわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 21 04 42) かわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 21 04 50) 「――なんだ、このバカップルは」 -- 名無しさん (2017-03-14 21 05 02) かわゆすぎて吐血しそう -- 名無しさん (2017-03-14 21 10 14) かわゆい……な…… -- 名無しさん (2017-03-14 21 27 38) アシュナギいいよな..... -- 名無しさん (2017-03-14 21 31 01) かわゆ過ぎる -- 名無しさん (2017-03-14 21 33 29) 萌え死ぬかと思った -- 名無しさん (2017-03-14 21 55 41) 糞眼鏡「ゴハァっ!? な、何だ、彼等に中てられて、砂糖を吐いた……だと!?」(口から砂糖だばー) -- 名無しさん (2017-03-14 21 58 26) ↑お前は砂糖じゃなく血でも撒き散らしてろ -- 名無しさん (2017-03-14 22 05 07) ↑2 肺の中に砂糖詰まって死ね -- 名無しさん (2017-03-14 22 05 48) ↑3 寧ろ全身砂糖になって死ね -- 名無しさん (2017-03-14 22 06 35) ギルベル糖か……産業廃棄物行きだな -- 名無しさん (2017-03-14 22 09 41) エリート塩 ギルベル糖 -- 名無しさん (2017-03-14 22 28 47) 札単位の布切れを纏かわゆい。エロすぎて生唾飲む事ひっかわゆい。かわかわゆい -- 名無しさん (2017-03-14 22 32 51) 眼鏡への辛辣なコメのラッシュは草 -- 名無しさん (2017-03-14 22 34 18) 塩、糖と来たら脂だな。邪竜脂…? -- 名無しさん (2017-03-14 22 41 01) あぁーくそォ!!誘拐して衆人環視してェ!! -- 名無しさん (2017-03-14 22 47 19) 界奏者と滅奏者にブチ殺されるぞ…… -- 名無しさん (2017-03-14 22 53 36) 本編後だとアッシュガチ勢の同志な烈奏者も居るな... -- 名無しさん (2017-03-14 22 55 08) ヤマトの系譜なのでワンチャン天奏者も助力してくれます -- 名無しさん (2017-03-14 22 56 15) ↑5 邪竜の脂とか何かの素材になりそう(肉団子になってオリハルコンを取り出されているところを見ながら) -- 名無しさん (2017-03-14 23 00 59) スゲェなナギサちゃん、極晃星全員からSECOMされてんのか -- 名無しさん (2017-03-14 23 02 11) ナギサちゃんがアッシュのことになると最強になるように、アッシュもナギサちゃんのことになると無敵となる。お互い守り合うという誓いに偽りなしというわけね -- 名無しさん (2017-03-14 23 12 34) ↑3ジンオウ防具着込んだケルちゃんがおじさんを剥ぎ取りするのか… -- 名無しさん (2017-03-14 23 24 04) ↑8誘拐だなんて過激なことはやめなされ。寧ろ月天女の格好で戦闘に入り、敵に逃げられ、気付けば帝都のど真ん中に立っていたと言うシチュを考えるんだ。ほら、極自然に衆人環視に晒される月天女衣装のナギサちゃんー -- 名無しさん (2017-03-14 23 32 19) 颯爽と助けに来たアッシュが敵を全滅させてナギサちゃんを抱きしめて視線から隠すんだろ?知ってるよ、俺は詳しいんだ -- 名無しさん (2017-03-14 23 35 08) まるでアシュナギ博士だな -- 名無しさん (2017-03-14 23 41 45) ↑2おいそれお前とアシュナギが死亡フラグじゃねぇか -- 名無しさん (2017-03-14 23 42 53) ↑大丈夫だ、強がりをやめたアシュナギに敵なんぞいねえ -- 名無しさん (2017-03-14 23 45 14) 周囲はゼファーさん、ミステル、アヤが睨みきかせてるから安全 -- 名無しさん (2017-03-14 23 49 16) オルフェウス「ドーモ、ヒーロースレイヤー(英雄絶対殺すマン)です」 -- 名無しさん (2017-03-14 23 51 50) ↑2ゼファーさん義娘が出来てから、前作より真人間に近づいたな -- 名無しさん (2017-03-14 23 53 35) 女神とか天女とか、本当にアッシュくんはナギサちゃん好きやね -- 名無しさん (2017-03-15 00 33 11) アッシュ(交渉中)「私の嫁は女神です!」相手「は、はぁ……」こんなやり取り多そうなグランドアフター -- 名無しさん (2017-03-15 01 02 47) どんな交渉してるんだこいつらは...w -- 名無しさん (2017-03-15 01 09 17) ここでアッシュ君に「エッチもスケベもむっつりもエロエロも君のことだろうッ!」って言ってみて欲しかった…… -- 名無しさん (2017-03-15 02 52 03) 砂糖の柱:童貞は砂糖になる -- 名無しさん (2017-03-15 03 09 19) かわゆい女の子にえっちって言われると興奮するよね -- 名無しさん (2017-03-15 03 26 07) ↑2 高濱ァ!というか魔法使い特効じゃないですかやだー(白目 -- 名無しさん (2017-03-15 06 32 53) ↑4 確かにそうかもしれんがwwww -- 名無しさん (2017-03-15 11 56 47) ↑5アマツだからネ -- 名無しさん (2017-03-15 12 44 51) だがあの3人の中では一番ピンク度は薄いナギサちゃんという異端のアマツ -- 名無しさん (2017-03-15 15 39 31) キリガクレは平常運転だったのにな -- 名無しさん (2017-03-17 20 53 46) でもアレ比較的マシじゃね? -- 名無しさん (2017-03-17 20 59 38) いや、リミッター外れればどぎついピンクになるぞ -- 名無しさん (2017-03-17 21 13 10) ま、周りが抑えてくれるはず -- 名無しさん (2017-03-17 21 17 52) 人気投票に対するコメントでまだまだ本気を出していないって頰を染めながら微笑んでたからな、アヤさん... -- 名無しさん (2017-03-17 21 20 28) アッシュとナギサちゃんの未来がピンク色に侵食されてきたねえ -- 名無しさん (2017-03-17 21 25 31) ↑2 (ニュッ)今、本気って言わなかったかァ!? -- ozisan (2017-03-17 21 29 04) リメイク版の龍が如くの真島のアニキ思い出した -- 名無しさん (2017-03-17 21 30 31) 本気ま(まじま)のおじさん -- 名無しさん (2017-03-17 22 46 43) 特定故人を追いかけまわす・・・もしくはあらゆる場面で本気具合をはかってくる・・・難易度たかそう(白目 -- 名無しさん (2017-03-17 22 51 38) 見るなよとか言ってるけど、君アッシュが全く興味を示さなかったら凹むくせに -- 名無しさん (2017-03-17 23 56 19) ナギサ「み、見るなよ…//」アッシュ「師匠!!今日も稽古をお願いします!!」こんな感じなら面白いのに -- 名無しさん (2017-03-18 00 00 38) これはガチへこみして泣きながらアリス姉さんに相談しますね間違いない -- 名無しさん (2017-03-18 00 04 35) ↑2山篭りの結果ついに曇りなき止水の境地へと達したのかアッシュ…… -- 名無しさん (2017-03-18 00 05 11) ナギサ「み、見るなよ、アッシュのエッチ……!」アッシュ「(成る程、やはり女性はあんまりジロジロ見られるのを嫌がるんだな、よし!)安心してくれ、ナギサ。俺は君の体を全く、これっぽっちも見てないから!」 -- 名無しさん (2017-03-18 00 08 35) ↑そういいつつも意識を外せないのがアッシュ君のナギサちゃんへの無自覚な愛 -- 名無しさん (2017-03-18 00 17 38) ↑2↑そしてショックを受けたナギサがそれとなーく谷間わアッシュにみせるような素振りをしだす -- 名無しさん (2017-03-18 00 34 09) ナギサ「てやっ(ギュッ」アッシュ「! ちょ、ちょっとナギサ!? 何するのさ」ナギサ「だ、だってアッシュが反応してくれないんだもん。やっぱり私の身体じゃあ、不満なの?(うるうる」アッシュ「(ブチっ)……ナギサ」ナギサ「え、なn、キャッ!(ドサッ」アッシュ「人が必死に耐えようとしているのに。俺だって男なんだよ、好きな女の子の身体にこうも密着されたら……分かるよね?」 -- 名無しさん (2017-03-18 00 46 58) 性格は昔と変わらぬ優しい泣き虫なのに身体つきはすっかりドスケベな幼馴染...これはち●うず不可避 -- 名無しさん (2017-03-18 01 17 33) ナギサちゃんのいないとこでアッシュに思いっきりナギサちゃんのえろぼでぃについて語ってほしい、そしてそれをナギサちゃんに別室で聞かせたい -- 名無しさん (2017-03-18 08 55 42) 頭ピンクの従者の差し金かな…… -- 名無しさん (2017-03-18 08 57 15) ナギサ「見るなよ…アッシュのエッチ」アッシュ「今度こそ皆を守るんだ。今度こそ皆を守るんだ。今度こそ皆を守るんだ。今度こそ皆を守るんだ(レイプ目)」 -- 名無しさん (2017-03-18 09 04 13) ↑グレイ「なにやってんだアッシュゥ!!!」(怒りの鉄拳) -- 名無しさん (2017-03-18 09 06 43) ↑4アッシュ「まずお腹だね。痩せすぎず太過ぎず程良く脂肪が乗った絶妙な黄金率の前に何度劣情を煽られたか。胸に関しては今更言うことはないだろう。ただ、1つ言うことがあるとすればナギサは着痩せするタイプなんだ……危険だ。とても危険だよ。ただでさえ破壊力抜群な肢体に、黒ときた。高貴かつ淫靡かつ無垢。これはもう彼女を女神にする他はないだろう。」アリス「うんうん、分かってるわ。アッシュ君、貴方は分かってる。今の貴方となら美味しくお酒を飲み交せるわ」グレイ「憎しみで人を殺せたらと今ほど願ったことはないぜ(ギリィ」ナギサ「ふえええええ//////(プシュ〜」 -- 名無しさん (2017-03-18 09 17 21) ↑名も無きドMロリコンの霊「成程、君自身の女神への愛はよく分かった…ならば僕も愛しの女神について、熱く語らねばなるまい!」 -- 名無しさん (2017-03-18 09 21 08) ↑2ナギサソムリエアッシュの語りがキャラ崩壊レベルになっている件 -- 名無しさん (2017-03-18 09 22 31) ↑3 すごいな、まるでナギサ博士だ -- 名無しさん (2017-03-18 09 30 50) 他人の考えてることがわかる、みたいな薬を使えばナギサちゃんエライ事になるぞ。アッシュが自分のこと女神とかなんとか言ってるんだし -- 名無しさん (2017-03-18 09 33 43) アクエリアス、いやシズルさん。貴女が傷つけた男女の恋路を応援するためにも罪滅ぼし的にやるんだよぉ!って言ったら作ってくれそうじゃない? -- 名無しさん (2017-03-18 09 35 16) ↑6 お前本当にナギサちゃん大好きだな、良いぞもっとやれ! -- 名無しさん (2017-03-18 09 44 45) ↑7デンジャラスビーストと化してやがる... -- 名無しさん (2017-03-18 09 46 10) 霊長の殺戮者が入ってるぞ! -- 名無しさん (2017-03-18 09 47 48) ↑9 アヤが 仲間になりたそうに こちらを見ている -- 名無しさん (2017-03-18 09 59 47) ↑爆乳金髪女騎士の方は…? -- 名無しさん (2017-03-18 10 01 57) アリス、アヤ、ミステル、アッシュの4人で語り出すの?ナギサちゃん恥ずかしさで倒れちまうよ -- 名無しさん (2017-03-18 10 05 55) ルシード並のテンションになってそうなデンジャラスアッシュ -- 名無しさん (2017-03-23 16 04 27) ↑5 プライミッツマーダーインストールのアッシュとか勝てる気がしないな -- 名無しさん (2017-06-13 23 19 29) 何が「もん」だ!かわいくなんか………かわゆい(かわゆい) -- 名無しさん (2017-06-16 09 13 15) すぐに地が出て女の子口調になっちゃうのがかわゆい -- 名無しさん (2017-06-16 10 08 23) 照れて罵りに使った言葉が「エロエロ魔人」って……どこまでかわゆいんだお前は -- 名無しさん (2017-06-16 12 32 10) 本文中では語られてないけど腹見た時同時に股にも目ぇ行ってるよねこれ絶対……あの股はどう形容するんだろうアッシュ君 -- 名無しさん (2017-06-20 21 28 45) ナギサちゃんはかわゆいなぁ... -- 名無しさん (2017-07-17 18 48 03) これヴェティマッマがさすがにそろそろ解除してあげようかしらってなったのかな -- 名無しさん (2017-10-01 22 13 17) ニップと前張りの表面張力をか!? -- 名無しさん (2017-10-01 22 43 34) グレイ「<●><●> 」 -- 名無しさん (2017-10-02 00 43 42) ↑(無言のマークブレイズハイペリオン) -- 名無しさん (2017-10-02 00 52 15) ↑2(無言のマークレイン・アルテミス) -- 名無しさん (2017-10-02 01 25 41) ↑3(無言のマークライドペルセウス) -- 名無しさん (2017-10-02 01 26 31) ↑4 (無言のマークシャイン・アンサラー) -- 名無しさん (2017-10-02 01 27 17) ↑5(無言のマークパニッシュ・ケルベロス) -- 名無しさん (2017-10-02 01 27 55) グレイ「効かねぇぜ!我が防御力(愚かさ)を見くびるな!」 -- 名無しさん (2017-10-02 20 48 37) ↑いや流石にケルベロスは効くだろう。効く……よな? -- 名無しさん (2017-10-02 20 55 35) ↑2グレイさんすげぇ…ハイペリオン、アルテミス、ペルセウス、アンサラーはともかくケルベロスすら身体硬化で耐えてやがる…このグレイさんスフィアに到達しているのでは… -- 名無しさん (2017-10-02 20 57 04) ↑3アッシュ「まだだッ!ナギサのあられもない姿を守るために、今こそ俺は絆の星を掲げよう!(スフィアブリンガー」 -- 名無しさん (2017-10-03 01 31 11) グレイ「うおおおお負けねえ!あんなエロい格好してたらガン見するのは男の性だろうよぉぉ!(糞眼鏡から奪ったオリハルコンを握りしめて)」帝国在住のエスペラント多数「然り!然り!然り!」そして新たなスフィアが… -- 名無しさん (2017-10-03 11 47 10) おいちょっと誰か姐さん呼んで来い -- 名無しさん (2017-10-03 12 33 00) ↑2ゼファーさん「然り!然り!」 -- 名無しさん (2017-10-03 13 30 08) 女の敵と性欲ナッシングとホモがやたらと居るあの世界において、やはりアッシュは優良物件... -- 名無しさん (2017-10-03 13 44 21) ↑2 義娘守ってやれよ駄冥王… -- 名無しさん (2017-10-03 23 11 11) ↑5 第二太陽(おれら)と同調した恩恵受けてそうなグレイさん… -- 名無しさん (2017-10-04 00 19 07) やはりヘリオスさんをぶつけるか…… -- 名無しさん (2017-10-04 08 08 35) グレイ「男の性に正直に邁進する!これもまたひとつの正義だろう!」ヘリオス「なるほど、そういう考え方もあるのかもしれん(天然)」グレイ烈奏の加護取得 -- 名無しさん (2017-10-04 10 27 47) 誰かアッシュの味方になってやれよ! -- 名無しさん (2017-10-04 10 50 17) (無言の天昇・雷霆拳。まだだしようが問答無用でグレイが死ぬ) -- 名無しさん (2017-10-04 11 07 03) 冥狼「アッシュ俺の力を使え!」(レインの肢体を眺めながら) -- 名無しさん (2017-10-04 12 26 40) 冥王の相手はママンか餓狼に任せればええやろ -- 名無しさん (2017-10-04 13 00 37) あなたもこれで月天女!「アルテミスなりきりセット」貧乳バージョンと巨乳バージョンの同時発売!これであなたも、あざとく彼氏をオトしてしまえ! -- 名無しさん (2017-10-04 13 24 37) 風俗店のコスプレ衣装で貸し出してそう -- 名無しさん (2017-10-04 17 08 34) どんな時でもアッシュへのサービスを忘れないナギサちゃんマジあざとい -- 名無しさん (2017-10-04 17 39 23) ↑信じられるか?(多分)無自覚でやってるんだぜ -- 名無しさん (2017-10-04 20 46 57) 天然って凄い、素直にそう思った -- 名無しさん (2017-10-05 02 34 03) ↑5 アヤ「私も着たいのですがこの2サイズしかないのでしょうか…」 -- 名無しさん (2017-10-07 18 32 23) アッシュ「頼むアヤ、君だけは…!君だけはいつもの君でいてくれ……ッ!」 -- 名無しさん (2017-10-07 19 16 56) 中間の体型の女性にはヘリオスの服でも着せるか -- 名無しさん (2017-10-07 22 32 52) ↑2 いつも通りじゃないか・・・ -- 名無しさん (2017-10-07 22 48 44) ↑4ミリィの服も結構露出多いと思うんだがいかがかな? -- 名無しさん (2017-10-07 23 10 32) ↑つまりミリィに月天女服を着せろと申すか -- 名無しさん (2017-10-08 00 06 46) ↑ゼファーさんが狼になっちゃう・・・ -- 名無しさん (2017-10-08 00 11 02) 月天女服チトセがゼファーを見つめている -- 名無しさん (2017-10-08 00 16 29) ゼファー「逃げるんだよぉぉぉぉ!どけー!野次馬どもー!」 -- 名無しさん (2017-10-08 00 17 57) 知らなかったのか?裁剣からは逃げられない。 -- 名無しさん (2017-10-08 00 47 33) というかナギサちゃんって普段から上乳丸出しの服着てるしなぁ -- 名無しさん (2017-10-08 01 40 24) ↑ふ、普段はマフラーで隠してるから・・・ -- 名無しさん (2017-10-08 02 43 05) それでも丸見え事実から逃げてはいけない -- 名無しさん (2017-10-08 09 31 29) 平然と上乳丸出しの服着てるし実はナギサちゃんはドスケベなのでは? -- 名無しさん (2017-10-08 11 19 37) ↑そうやってトリニティヒロインズを全員ピンクにしようとするのはやめるんだ・・・ナギサちゃんは最後の砦なのだ・・・ -- 名無しさん (2017-10-08 11 27 58) 安定のキリガクレ・アヤ!議事堂ックス・ミステル!私服は上乳、月天女服に至ってはなにもかも丸出し・ナギサ!三人揃ってピンクヒロイントリニティ!!! -- 名無しさん (2017-10-08 11 46 13) ↑大事なところは隠してるだろ!? -- 名無しさん (2017-10-08 15 47 20) 秘所以外はほとんど丸出しな月天女モード。ありがとう下乳... -- 名無しさん (2017-10-08 18 41 34) ↑2全裸以上にエロいんだよ!! -- 名無しさん (2017-10-08 19 29 25) 色が黒なのも合わさってなんかエロいナギサちゃんのアルテミスモード -- 名無しさん (2017-10-09 01 17 26) 白い肌に黒い服が映えて実にエロいと思いませんか、解説のアシュレイさんる -- 名無しさん (2017-10-09 09 26 40) アッシュ「そうですね……、やはりナギサといえば白ですからね。昔は髪もアマツのお嬢様らしく綺麗な濡羽色で、勿論その時の髪もすごく綺麗で子供の時から見惚れていたんですけど、今の白髪姿も本当に綺麗だと思いますよ。白髪になった影響で肌の白磁の如き美しさと相まってナギサ自身に純白のイメージを持たせるようになったのですが、そこであの月天女服ですよ。ナギサ自身の白とは対照的なあの黒色、あの服は、その……見ての通り露出が多いですからね、黒い服の間から覗く白い肌のコントラストが実に良い。ついでに言うとその肌を紅潮させて必死に隠そうとモジモジしてる姿が1番可愛いと思いますよ、僕は。__っと、こんなもので良いのかな……?」 -- 名無しさん (2017-10-09 10 31 33) 幼なじみマイスターのアッシュさん、その調子で他二人の幼なじみについてもコメントをお願いします。 -- 名無しさん (2017-10-09 11 01 28) アッシュ「アヤはまさしく大和撫子って感じに成長したよ。昔からナギサの従者という事で俺やミステルにも色々身の回りの世話をしてくれてたんだけど、今ではより美しくより気立てよく育ったと思う。そして、あー…ソッチ方面に関しては随分積極的になったよな……。いや、俺は全然気づいてなかったんだけど、ナギサとミステル曰く昔からこうだったって言ってるけど、出来ればチトセさんの影響でこうなったんだと思わせてくれ……!でも、そういうアヤの想いも受け止めていけるようにするつもりだよ、うん」 -- 名無しさん (2017-10-09 12 26 21) さすがですアッシュさん。ではここでとある方面の視点からの評価も戴きたいということで、ダメ人間代表のゼファーさん。品評をお願いします -- 名無しさん (2017-10-09 18 52 33) ゼファー「あ、俺?あー、そうだな……まぁ、まずおっぱいだな。一回アシュレイハーレムの面子を思い浮かべてみな?そんで、その娘らのおっぱいはどんなだ?あぁ言うまでもねぇ、巨乳美乳のパレードだぜ。まずアヤちゃんだな、あの娘は3人の中じゃ小さい方だがそれでも並以上のものはあるし、何より良い形だ揉みしだきてぇ。次にナギサちゃんだな、あの娘は大きさと形のいいとこ取りだ。全てにおいて高水準、まさに万能型の乳だぜ、揉みてぇ。そしてトリはミステルだな、あの娘はまさにおっぱいの暴力、とにかくデケェその一言に尽きる。是非ともパフパフして欲しいもんだぜ……!」 -- 名無しさん (2017-10-09 19 46 21) ゼファー「ウチのときたらよぉ、乳はデカイんだが全く興奮出来ねぇ怪力女かそもそも乳のねぇロリしかいないなら羨ましいぜ全く……」 -- 名無しさん (2017-10-09 19 46 45) 無敵眼帯乙女「ほう…?ゼファーその話をもっと詳しく聞かせてくれないか?(体の周りに風雷纏いながら)」 -- 名無しさん (2017-10-09 21 19 46) ミリィ「兄さん、私は……」 -- 名無しさん (2017-10-09 22 27 23) ゼファー「み、ミリィはその…妹だから、な?そういう目で見ちゃダメだと思うのよ、うん。いや客観的に見て超可愛く育ってくれたんだけどね!」 -- 名無しさん (2017-10-09 22 37 45) ミリィ「兄さん?私への言い訳はいいからチトセさん」 -- 名無しさん (2017-10-09 22 48 09) ゼファー「え、いや特に言い訳は無いです(脱兎のごとく走り去りながら」 -- 名無しさん (2017-10-09 23 03 34) 無敵眼帯ゴリラ「つ・か・ま・え・た♡」 -- 名無しさん (2017-10-09 23 05 48) ゼファー「逃げるんだよぉぉぉぉ!どけー!野次馬どもー!」 -- 名無しさん (2017-10-09 23 20 12) ヴェティ「あら、逃げられるとでも思っていたのかしら?(仁王立ち」 -- 名無しさん (2017-10-09 23 35 15) チトセ「フフフ、捕まえたぞゼファー(ゼファーの左足首を持ちつつ」ヴェティ「えぇ、逃がさないわよ?今日はチトセと2人で教育してあげるわ(ゼファーの右足首を持ちつつ」ゼファー「イヤー!?誰か助けて!み、ミリィー!!汚されるー!?」 -- 名無しさん (2017-10-10 00 00 10) アッシュ「ナギサたちをエロい目で見た報いだ、甘んじて受け入れろ」ルシード「むしろ僕からしたら羨ましすぎるんだよこの野郎……!」グレイ「あっ、サーセン。今日オレ姐さんと飲む約束してるんで無理です」イヴ「うふふ、私は寧ろそこに混ざっちゃおうかしら?ミリィちゃんはどうするの?」ミリィ「えっ、わ、私はその……///」 -- 名無しさん (2017-10-10 00 19 44) 実はアッシュに負けず劣らずの優良物件(ワケあり多め)揃いのハーレム王なんだよなぁ -- 名無しさん (2017-10-10 08 34 35) ワケあり多めな時点で優良物件とは... -- 名無しさん (2017-10-11 01 28 38) そ、外から見れば有料物件だから… -- 名無しさん (2017-10-11 20 51 31) ↑ミス 優良 -- 名無しさん (2017-10-11 20 52 07) ワケあり物件ってのは、そういうもんなんだよ…前の人が自殺した部屋とか逆レ筋肉メスゴリラとかそういうのはな…… -- 名無しさん (2017-10-11 21 26 14) その2つを同列に語るのは草www -- 名無しさん (2017-10-11 21 58 22) アッシュとナギサちゃんは、ワケありなようで優良物件って逆のパターンだな -- 名無しさん (2017-10-12 02 48 06) ↑3 ジャガー横田や吉田沙保里みたいなガチのストロングビジュアルではなく、モデル体型美女とか全然幸せじゃないか! -- 名無しさん (2017-10-12 12 44 51) チトセネキは優良物件ではなく御伝や城だから… -- 名無しさん (2017-10-12 14 41 30) 凄すぎて逆に引くというやつですな -- 名無しさん (2017-10-12 15 15 36) 色んな意味で「重い」からな、チトセネキ。人狼並にだれおまレベルで覚醒しないとそりゃ受け止められん -- 名無しさん (2017-10-12 16 23 11) いい物件欲しいなぁ~って思ってたらヴェヴェルスブルグ城紹介されて強制的に契約させられるようなもの(返品売却不可)。タダでもキツイ -- 名無しさん (2017-10-12 18 07 17) 言い得て妙だな、チトセネキは優良物件じゃなくて城 -- 名無しさん (2017-10-12 20 38 51) 城っていうか軍事要塞的な感じもします -- 名無しさん (2017-10-12 20 42 48) 優良が一周回って地雷に見える -- 名無しさん (2017-10-12 20 44 37) 何事もやり過ぎは良くないという良い例さ -- 名無しさん (2017-10-12 21 03 01) 高い地位、高潔な血筋、帝国最強の強さ、挙げていけばこれ以上ないレベルの優秀さなのになぁ… -- 名無しさん (2017-10-12 23 18 02) ↑加えて、過去の諸々で精神的な欠点もほぼ克服した完璧超人だし。問題はどっかの狼が生贄になる事だけ… -- 名無しさん (2017-10-12 23 42 12) やっぱりナギサちゃんくらいが丁度いいんだなって -- 名無しさん (2017-10-12 23 42 44) でもナギサちゃんもアマツだぞ? -- 名無しさん (2017-10-12 23 56 30) ナギサちゃんは「(自分はこの娘に相応しくない…)」って思った矢先に「…いかないで…一人ぼっちはやだよう…(グスッ」って寝言で無意識に引き止めてそうなあざとアゲマン力持ってそう -- 名無しさん (2017-10-13 00 01 28) トンチキ具合ならナギサちゃんの方が上なのになぁ… -- 名無しさん (2017-10-13 00 34 18) ナギサちゃんはあざといという概念の擬人化だからね、それくらいはやるよね -- 名無しさん (2017-10-13 00 35 09) ↑3馬鹿で単純な男を無敵の英雄にするとんでもないアゲマンだからな -- 名無しさん (2017-10-13 01 15 12) アマツとあざとさが化学反応を起こして最強になったナギサちゃん -- 名無しさん (2017-10-13 09 36 30) あざとくなっても英雄は英雄なので変わらなさそうなのがアオイちゃん。あざとくなったら恐怖のあまりゼファーさんが白目剥いて失禁するのがチトセネキ。あざとくなってもどうせ男に恋人寝取られるのがシズルさん。 -- 名無しさん (2017-11-30 00 34 25) ↑最後だけホントに救いがねぇ… -- 名無しさん (2017-11-30 00 36 36) アペンド見る限りアッシュもナギサちゃんのかわゆさに内心ドッキドキらしいし、これ以上あざとくなられると速攻でDT消えそう -- 名無しさん (2017-11-30 01 25 40) むしろ幸せになってくれよ・・・次回作でまた運命に巻き込まれて不幸になるとかやめてくれよ高濱・・・・・・代わりと言っちゃなんだがゼファーさん差し出すから -- 名無しさん (2017-11-30 02 11 50) ようやく家族のもとへ帰還できたのに人身御供にされるゼファーさん -- 名無しさん (2017-11-30 02 15 50) ゼファーさんだし問題ない(暴言) グランドルートのアフターはやっぱりナギサちゃん寄りだなって感じたアペンドのアッシュ -- 名無しさん (2017-11-30 02 21 57) 正直肉欲に流されるのは許さんぞっていってるヘリオスも幼馴染み達なら普通に許しそうなくらい微笑ましい -- 名無しさん (2017-12-01 19 10 33) マルス理論で、人気者だからモテモテ幸せでも許されるアッシュ、人気者だから理不尽な目にあっても許されるゼファー。この差よ -- 名無しさん (2017-12-01 19 14 46) 人気者にも種類があるからな。ゼファーさん達とアッシュ達は違うのさ。 -- 名無しさん (2017-12-01 19 19 40) ナギサちゃんはエロ方面でも人気者だからな、強い -- 名無しさん (2017-12-02 00 08 29) ナギサちゃん→人気者だからイチャラブさせよう ゼファーさん→人気者だから虐めよう 凌駕君→人気者だからホモ扱いしよう 糞眼鏡→人気者だから死なせておこう -- 名無しさん (2017-12-02 06 32 48) 基本キャラ弄りが常習化してるこういう場所で、真っ当に愛されてるアッシュとナギサちゃんすげーや -- 名無しさん (2017-12-02 15 51 22) 高濱がここまでヒロインを可愛く描けるとは思わなんだわ、マジで -- 名無しさん (2018-04-03 00 37 23) こういうシーン、大切よね(かわゆい) -- 名無しさん (2020-05-28 22 57 17) ジー(なるほど。銃で射殺した前任と似通っているな・・・実験のし甲斐がありそうだ) -- 名無しさん (2020-11-28 20 25 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1018.html
第五章 終わりを告げる非日常、これから始まる非日常 1 密室で監禁なんていうとすさまじく嫌悪感を抱く者も多いかもしれない。 外には一歩も出れず、話し相手と言ったら同じ囚人、もしくは壁。 もはや体内時計さえ狂い、今自分が生きているのか死んでいるのかさえもわからなくなってくる。 そんな、地獄だ。 ……形式といえばまさにその状況なのだが、今現在囚われの身である百城と嘉納は何故かそのような実感がわかなかった。 「――――というか、充実しすぎだろ。これ」 ボソリと百城は呟く。それもフカフカのベッドに横たわりながら。 それに頷きながら、嘉納もこれから先のチクリネタを考えていた。 「確かに……これは案外いいネタになるかもねえ。木原一派は案外穏健派!? レベル4にVIP待遇! なんて記事が……」 確かにこの部屋は外から鍵がかかっていて、一歩も外に出ることはできない。 だが、そのかわり二段ベッド、シャワールーム、洗濯機等々一般家庭に常備されてある電化製遺品が何から何まで取り揃えてあるのだ。 (テレビやラジオ、パソコンなど外部の状況を把握できるものを除いて) 「けど、食いもんだけがな……」 ビリっと、包装紙を破いて出てきたのはブロック状の携帯食料。 『カロリーメイク』とかいうコンビニでも普通に市販されているものだ。 「百城先輩。俺、さすがにチーズ味はもう飽きましたよ……」 それが幾重に重なるダンボールの中にぎっしりと詰め込まれているのだ。要はこれと水道水だけで食いつないでけというメッセージだった。 「……マシだろ。何も無いよりは」 重力を操ってカロリーメイクの一つを嘉納に投げつける百城。それはプカプカと宙に浮きながらゆっくりと嘉納の所へと向かう。 「ま、そうなんですけどね」 嘉納はそれを慣れた手つきでキャッチして、口へと放り込んだ。 嫌というほど味わったチーズの味が口いっぱいに広がる。 あの時から今日でおよそ何日が経過しただろうか。嘉納は壁に刻んだ『正』の文字を数えてみた。 正の文字は二つ。そして、あと一本の線で正になる文字が一つ。つまりあの日から数えるともう7月に入っていた。 『オズの魔法使い』という廃墟と化した屋内型のアミューズメントパーク。 そこに踏み込んでしまった嘉納が見たものは木原一派と一戦を交えている百城の姿だった。 木原の部下をほとんど全滅に近い状況に持って行きながらも、最後は不意打ちによって百城は気絶させられ、嘉納は逃げ出すも取り押さえられた。 あの時現れた木原一善という男。彼は出会い頭に百城と嘉納に機関銃をぶっ放すなど、完璧に殺しにかかってきていた。なのにこうして捉えた上で食事まで与え、生かし続ける理由が百城にはわからない。 「そして、この場所……」 壁には何やら実験の日時が記された用紙や、その時間のシフトなどが記されている。日付は今からおよそ三年前のもの。 木原一派はどこかの使われなくなった研究所をこうしてアジトとしてるようだった。 「今日でちょうど二週間かぁ。そんだけ休んでるのに風紀委員はなんとも思わないのか?」 嘉納の言葉に百城は表情を曇らせる。 確かにそうだ。 この時点でもう半月が過ぎようとしているのに、周りからの音沙汰が全くといっていいほどない。 それは未だ百城と嘉納の捜査に取り掛かっていないのか、それとも捜査には踏み切っているが未だにこの場所を掴めていないのか。 「ま、俺もお前もサボりの常習犯だったし、たかが半月休んだ程度じゃそんなに不審がられないのかもな」 「げっ……それは確かにありえますね……」 百城の言葉に後悔をする嘉納。こんなんなら普段からもっとしっかり登校しておくべきだったと。 窓の外にはシャッターが貼られており、完璧に日の光が刺さない。それなので今の時間が把握できる唯一の頼りは壁にかかったアナログ式の時計だけだった。 アナログ式の時計の悪い点は、例えば時針が一を差していたとしてもそれが午前一時なのか午後一時なのかわからない点にある。 普段なら外部からの光の刺激によって、そんなのは迷うことのない点だ。 しかし完璧に外部との空間が閉ざされたこの状況だと、もしかしたら体内時計が半日以上も狂っている可能性だってある。 「脱出とか考えてます?」 ベッドで寝転ぶ百城に嘉納は尋ねる。 百城はめんどくさそうに一回寝返りをうって、 「そりゃ、俺だって野郎と二人っきりでこんなとこになんていたくはねえが。重力を操るだけの能力と、能力を探知できる能力だけでどう脱出しろと? こんなんじゃ南京錠の掛かったドアすら壊せねえよ」 「……ですよね。それにこの部屋から出たとこで、この建物がどういう構造になってるのかもわからねえですし。無事外に出るのは無理そうですね」 初めから反論が返ってくるのがわかっていたように嘉納も同意する。 やはり今はこのまま助けがくるのを待つのが無難か、そう考えた時。 「なあ百城先輩」 「……ん? どうした」 「うちらの学園って読心能力者がいましたよね。確かレベル4の」 「ああ、いたなぁ。名前は薙波なんとかっていう。それがどうかしたのか?」 「前々から周囲の能力を探知してんですけど、毎回それに読心能力の反応が出るんですよね。だからもしかしたら―――」 嘉納が言い終わる前に、百城が言葉を重ねる。 「そいつもここに閉じ込められてるってわけか」 「まぁ、確証はないんですけどね」 だが、こんな所に閉じ込められていることを考えると、それは自分たちのようにヘマをした人間か、あるいは木原が故意的に狙った者しかいない。 「別になんとも思わないけどな、一人や二人この状況下の人間が増えたって」 大きくあくびをして百城は眠りにつく。 この閉ざされた空間の外では、あの風紀委員の少女はなにをしているのかを考えながら。 2 風紀委員強化週間が施行されてから数えて今日は一九日目。つまりは三週目の金曜日にあたる。 今日はその中間報告も兼ねて一五九支部の者と協力中のレベル4は全員が会議室に集まっている。 「はぁ。ぶっちゃけ、気が重いぜ」 ロの字に設置された業務机の端で風紀委員の一人鉄枷束縛が憂鬱なため息を漏らす。 そう、今回の話し合う大きな目的は中間報告よりも、『影で集金が行われていた』という事実を告げることがメインだ。 それを聞いたレベル4は風紀委員の不甲斐なさに呆れ、非難の声を上げるだろう。悪ければ協力を取りやめる者もいるかもしれない。 それがわかっていながら、破輩はそれを伝える決心をした。その決意の重さを支部員全員も重く受け止めた。 「何言ってるのよ、それを報告するのは貴方じゃなくて妃里嶺よ? 貴方がそんなんじゃ妃里嶺が怒るわ」 「そうっすね……すいません」 鉄枷を冷静にたしなめる厳原。 だが彼女も口ではそういうものの、これから先巻き起こるであろう騒動に多少の憂いを感じていた。 (頑張って……妃里嶺) 今現在会議に出席している者は計一四名。 風紀委員から破輩妃里嶺、厳原記立、春咲桜、佐野馬派、鉄枷束縛、湖后腹真申、一厘鈴音。 レベル4から越前豪運、黒丹羽千責、御嶽獄離、山武智了、葛鍵真白、小日向黄昏、晩葉旭。 どちらからも七人ずつの選出だった。 「おいおいおいおいィィィ!! いつまで待たせんだァァァあ!? さっさと始めようぜぇ!!」 今か今かと待ち続ける晩葉が大きく声を上げる。隣にいた小日向はあまりの大声に鬱陶しそうな表情で耳を塞いでいた。 さすがに晩葉ほど主張は激しくないが、集められたレベル4達の意見はそれで満場一致のようで、誰もが今か今かと待ちわびている。 破輩は自分の席についた所で、ようやく口を開いた。 「……よし、じゃあ始めようか。これより風紀強化週間中間報告及びに“風紀委員からの重要連絡事項”を伝える」 その言葉でレベル4勢はザワザワとざわめき出す。 中間報告を行うことは事前に聞いていたが、別枠として風紀委員から連絡があることは聞いてなかったからだ。 何かあったのか、という少し不安げな面持ちの者や、ボーナスでもくれるってか? なんてのんきなことを言う者のも中にはいる。 破輩はそれでも落ち着き払った態度でそのまま進行していった。 「――――以上で俺からの報告は終了です」 湖后腹の報告が終了すると、これで全員からの中間報告が終わった。 風紀委員からはアヴェンジャーのことを、レベル4からは巡回中に起こったことを伝えた。 の神道の腕の負傷の件はスキルアウトに絡まれただけの事件と報告され、百城、嘉納、薙波の不登校が続く件はいつものサボりとして判断された。 「……では、私が捕まえた『アヴェンジャー』と名乗った男達はそう名乗れと命じられただけと?」 小日向が確認のため春咲の方へと視線を移す。春咲はピクリとも表情を変えずに、 「はい。警備員から聞いた話だと、『なんでもアヴェンジャーと名乗るだけで金をもらえる』とか言うことです」 「つまり、そこら辺の不良に『アヴェンジャー』を名乗らせることで、どれが本物かさえわからなくするっといった手法ですか」 小日向は悔しそうに小さな拳を強く握り締める。 だが、隣の黒丹羽はそれ以上に不機嫌な様子だった。 「どうかしたんですか? 黒丹羽先輩、顔色悪いですよ?」 隣の葛鍵が心配そうに尋ねるが、黒丹羽は少し笑って『何でもないよ』と言うだけだった。 「では手元の資料を確認してくれ」 破輩は室内の全員にそう促す。 机にはアヴェンジャーの住処から見つかった日記のコピー(あの靴の跡があるページ)が置いてあった。 「これがさっき言ってた。“手がかり”ってか? この足跡から何がわかるっていうんだよ、破輩?」 越前が呟き、周りもそれに同調する。 「見ての通り、これは風輪学園指定のローファーだ。サイズを測ってみたところ24~26の間ってとこだな」 「つまり、アヴェンジャーに風輪の生徒がいるってのがわかっただけか?」 「いや、それだけじゃない」 破輩はスクリーンに映しだした足跡の画像を拡大する。 「ここの右端に注目してほしい。ほれ、ここに傷の跡がついているだろ」 タン、と破輩の差した指先には確かに靴裏の模様ではない跡が残されていた。 これは注意してみなければわからないもので、そこまで目立つものではない。そんな所に気づくというのは余程の注意力あってのことだ。 「それで犯人が割り出せるのですか? まさかこの学園全員の靴の裏側を調べるんじゃ……」 葛鍵の質問には厳原が答えた。 「半分正解で半分不正解ね」 更に疑問は加速していく。すべて不正解だと思っていたというのに、半分の“正解”が含まれているのだ。 一体その半分はなにか? 「つまり……どういうことなんですか?」 山武も不思議そうに頷く。 するとキラリと厳原のメガネが光った。いかにもその言葉を待っていたかのように。 「――――つまり、調べるのはここにいるレベル4のだけで十分ってこと」 厳原の言葉に部屋全体が凍りついたかのように停止する。 ざわめきが起きだしたのはそれから数秒たった後だった。 「はぁァァァ!? 何いってんだオメエ!? 俺達の靴調べるってそりゃどういう意味だよ!?」 「今の言動には理解しかねます。どういうことか詳しく話してもらいましょうか」 隣同士の晩葉と小日向がほぼ同時に立ち上がり、抗議する。その意気の合い様は案外正反対に見えて似たもの同士なのかと思わせるぐらいだ。 「とりあえず席に着け、お前ら。説明ならしてやる」 破輩は取り乱さない。ただ冷静にそれだけを呟いた。 たったそれだけだというのに、二人は獅子に睨まれた草食動物のように黙りこんでそのまま席に座る。 (こっえ~~! 何今日の破輩先輩!? ぶっちゃけ超鬼レベルなんだけど!!) (鉄枷君うるさいって……今ここで騒いだら次に行くのはお花畑なんて生易しいもんじゃないよ? 多分地獄の果てまで突き落とされると思う……) (すっ、すみません春咲先輩!!) 辺りがシンとした所をひと通り見渡し、破輩は口を開く。 ここにいる全ての者がその一言を固唾を呑んで見守った。 「このレベル4の中に『アヴェンジャー』と繋がっている者がいる。ただそれだけだ」 3 破輩の一言で状況はかなり混乱していた。 このレベル4の中に『アヴェンジャー』の内通者がいる? ならなんでそれを早く言わなかった? そもそもその根拠は何だ? 俺じゃないぞ、もしかしてお前じゃ…… 何言ってんの! ホントはあなたじゃないんですか!? レベル4同士で疑心暗鬼に陥ったり、もっと詳細を求めて騒ぎたてる。 そんな光景を黒丹羽は覚めた瞳で見つめていた。内通者本人である黒丹羽千責が。 (ほんと、醜いよな……人間てのは、さ。 所詮形だけの友情というか、協力体制というか、たった一言ですぐに他人の蹴落とし合いが始まる) 風紀委員の者たちが必死で落ち着かせようとするが、なかなかその勢いは止まらない。 そんな時だった。 バン!! という衝撃とともに机が少し揺れる。黒丹羽はその衝撃が伝わってきた方を向くと、 「てめえら、いい加減静かにしろ!! そんなんじゃ破輩が話すに話せねぇじゃねぇか!!」 内通者のことではなく、今のこの状況に憤怒する第三位、越前豪運。 その目は血走っており、これ以上騒ぎ立てるのなら戦闘だって望むところだ、といった目をしている。 「越前……お前……」 「いいから話せよ。俺は別に靴だって調べさせてやっていい。だからこそ、正当な理由が欲しいんだ」 その言葉にコクンと頷き。破輩はまた語り始めた。 風紀委員と協力中のレベル4しか知らない巡回エリアがすべて『アヴェンジャー』側に漏れていたこと。 学園中の監視カメラは全てダミーの映像が流されており、目としてまったく機能していなかったこと。 そして、それらを利用し、『アヴェンジャー』は未だ学園内で堂々と集金を行なっていたこと。 それらの話聞くにつれて、レベル4達の顔は混乱ではなく、何か失望したかのような表情に変わっていく。 そう、そんなことに今まで気づかなかった風紀委員を軽蔑するかのような眼差しに。 「はぁ、ここまで来ると呆れるのを通り過ぎて、逆に何かさっぱりしました」 小日向が呆れる。 「流石にそれは気づくのが遅すぎます。もっと早くに気づく機会はあったでしょうに」 御嶽が毒づく。 「そ、そんな……誰かが傷つかないようにって頑張ってきたのに……無駄だったなんて」 山武が落ち込む。 「まだ、これで終わったわけじゃないでしょ? こんな時だからこそ協力しなくちゃ」 葛鍵が励ます。 「そうだ、葛鍵の言う通り。こんなんで落ち込んでちゃ始まんないぜ? 今できるのはこれ以上被害を増やさないためもっと巡回を強化するといったことだ」 越前がそれに同意する。 「……」 黒丹羽は何も語らなかった。 それは、自分が内通者だからというわけではなく、ただ単にこの状況に呆れ変えっていたから。 ここで何を言おうが所詮『集金』を許してしまったことには変わりがない。 つまりここにいる全員が黒丹羽からしたら“負け犬の集まり”でしかなかった。 その負け犬の中で交されるのが非難の声ならそれは愚かな共喰い。励ましの言葉ならそれは傷の舐め合い。 どちらにせよ惨めで見るに耐えない。 「……これでわかったか? 私達の情報が駄々漏れということが、この中に『アヴェンジャー』と関わりを持つものがいる何よりの証拠ってことを。だから靴を調べさせてもらう……いや、“させてもらった”」 何故か過去形に言い直した破輩。 黒丹羽はおや、と顔を見上げると。 「春咲ーー!! 頼まれてたもんしっかりと撮ってきたぜ!!」 バン! と、勢い良くドアが開く音が聞こえた。 部屋中の者が扉の方へと顔を向けると、そこには鮮やかな黄色の髪が特徴的な男が立っていた。 手には、何かがプリントされた写真を握っている。 「ありがと、土原くん」 土原という男から写真を受け取った春咲はそのままそれを破輩に回す。 「何ですか、それ」 山武が、一枚一枚受け渡された写真を吟味する破輩に尋ねる。 「ああ、これか……これはお前らの靴裏の写真だ。この会議中に玄関に閉まってある靴を撮らせてもらった」 レベル4達はまたしてもザワザワと騒ぎ立てる。いくら真相を解明するためとはいえ勝手に自分の靴を調べられたら誰しもいい思いはしないのは当然であり、人間らしい反応とも言える。 「ふざけんなよ!! それプライバシーの侵害っつか……なんつーか……とにかく!! 風紀委員としてそれはないだろ!」 その中でも一番声がでかい晩葉。 自分の感情を包み隠さず真っ直ぐ伝えるのがこの男の性らしく、憤怒一色で染め上げられた晩葉の表情には冷静さの欠片もなかった。 「おや番外さん? 急に焦り出しましたね? という事はあなたが犯人なんじゃないですか?」 そこに油を注ぐのが小日向黄昏。 もちろん彼女だって無断で靴を調べられたことには納得はいってないし、怒ってだっている。 だがそれ以上に先程から騒がしく喚き散らす晩葉に苛立っていたのだ。そもそもつい最近までレベル3だった晩葉がこの会議に参加していることにだって納得していない。 「なんだァァァ!? このなんちゃって優等生が! それに俺の名は“番外”じゃねえ!! “晩葉”だ!!」 「そんなことはわかってます。それより自分が犯人であること……否定しないんですね?」 「あアァァン!? んなこと否定する必要がねぇから言ってねぇだけだろ! それともなんだ? バレそうでヤバイから誰かを犯人に仕立てあげて逃げようって策かぁ!? ええぇぇぇ!!?」 再び論争が激しくなる。周囲もそれに感化されたかのように騒ぎ立て、鬩ぎ合う。 「破輩先輩! ぶっちゃけヤバイっすよ! このままじゃ、レベル4同士の戦争が勃発しますって!」 「もうすぐで全員分のチェックが終わる。結果は後数分でわかるんだ。好きなように騒がしとけ」 晩葉は拳をダイヤモンドで包み、机に叩きつけた。業務用の机は真っ二つには折れ曲がりはしなかったが、晩葉の拳が貫通し、ポッカリと穴が開く。 ひっ! と、それに反応し小さな悲鳴をあげたのは隣にいる小日向……ではなく、向かい側に座っている山武だった。 「そもそも最初からテメエは気に食わなかったんだよ……そんなにレベル4である期間が長けりゃいいってのか!? そんなに偉いのか!?」 机では物足りない、そんな危険なオーラを滲ませつつ、ゆらりと晩葉が立ち上がる。 隣にいる小日向をいつでも殴れるよう拳を握りながら。 「あなたはまずレベル云々の問題ではなく人間性からしてダメダメなんですよ。レベル4たる者、この生徒のお手本のような者ではなりません。あなたにはその自覚がまったくといっていいほど欠落してるようですね」 「テメェ……!! 人をバカにするのも……大概にしろおおぉォォォ!!」 プッツン と、晩葉の理性を抑えるためのか細いワイヤーが切れた。 天高くかざされたダイヤモンドの拳は小日向目掛けてまっすぐに振り払われる。 その状況に驚いたのは一厘、鉄枷、春咲、土原、山武のみ。その他の者はなんでもないかのようにただぼうっとしているだけだ。 ――――今まさに、一人の少女が世界最高の硬度を誇る原石に頭をかち割られそうになっているというのに。 バギン!! と粉々に砕け散る音が室内に広がる。 「……呆れるほど、単純すぎる攻撃ですね。貴方本当に多細胞生物ですか? ホントは単細胞生物なんじゃないですか?」 晩葉が捉えたのは先程まで小日向が座っていた椅子。 当の本人はと言うと、晩葉のすぐ背後で欠伸をしながら悪態をついていた。 「このクソアマ! 舐めてんじゃねえぞ!!」 背後にいた小日向に裏拳を振る。 しかし、またしてもその拳は空を切り、小日向には当たらない。 まるでこちらの手が読まれてるかのように、一手先に動かれてしまうのだ。 「はぁはぁ……くそ……ヒョイヒョイ避けやがって……!!」 何度も何度も攻撃を回避され、晩葉は息切れをおこす。 一方。小日向は涼しい顔をして床に座り込む晩葉を見下していた。 「いくらやろうと結果は変わりません。貴方、オツムは無能力者レベルなんじゃないですか?」 小日向の能力は挙動予測《ルックアヘッド》。相手の生体電気を読み取ることにより次の行動パターンを把握できる能力だ。 もちろん読み取る対象が同じレベル4だろうと関係ない。 いくら晩葉が破壊力の高い攻撃を繰り出そうが、それら全てを小日向は避けることができてしまうのだ。 加えて一発一発を全力で放つ晩葉に引きかえ、小日向は最低限の動きでかわしている。 これではどちらが先にスタミナ切れを起こすかも一目瞭然だった。 「そのへんにしておけ。晩葉も、小日向も。能力には相性というものがあるから同じレベル4同士でも戦闘に差がつくことだってあるからな」 その間に割って入った来たのは、すべての靴裏の写真を調べ終えた破輩だった。 小日向はあくまで冷静な様子で頷き、席に戻る。 晩葉はしばらく黙ったまま床に座り込む。 「……さて、風紀委員も含め全員分の靴裏のチェックが終わった」 辺りは静まり返り、ガヤガヤと騒ぐものもいない。なんだかんだで不満は残るが、これで犯人がわかるのならばそれでもいいと判断したためであったからだ。 「この資料にあるように靴裏に傷をつけている者は――――」 全員が息を呑む。 もしこの中に内通者いると判明したとならば、その瞬間に取り押さえられるように身構えながら。 「誰もいなかった」 破輩は至極真面目な表情でそれだけをはっきりと言った。 4 しばらく沈黙したまま、室内は静まり返る。 拍子抜けした者たちや、内心ほっとした者たち。そして困惑する風紀委員。 「ばっからし……」 晩葉はゆっくりと立ち上がり、そのまま部屋から出ていった。 大方、ここまで騒がしといて結局何にもなかったことに苛ついてのことだろう。 「結局、レベル4に内通者がいるという線は薄いようですね。情報の漏洩の原因はレベル4以外から漏れたと考えるべきではないでしょうか?」 葛鍵がもっともなことを言い、あたりもそれに同意した。 「そうだよ……! 今まで一緒にやってきた仲間じゃないか。その誰かに敵がいるなんて僕は思いたくない……」 山武は未だ疑いを解かない破輩を説得するようにそのような言葉を放つ。 だがそれも耳には入らないようで、破輩はまだ写真を疑り深く眺めていた。 「破輩先輩……今のところはそう判断するのが無難なところかと」 佐野の言葉で破輩はようやく考えるのを中断し、 「そう……だな」 まだ何かに引っかかってるかの様な様子で、歯切れの悪いまま頷く。 「んじゃ……これで終わりってことでいいよな? 俺はそろそろ用事があるから帰んなきゃいけねえしさ」 越前の一言で周りは現在の時刻を確認し始めた。 壁にかけてある時計の時針は午後六時を指し示している。 夏にはいったこともあり、ここ最近は日が暮れるのが遅い。まだ周囲はそこまで暗くなってないので、そんなに時間が経ってることに気づかなかったようだ。 「そうね……時間も時間だからここまでにしましょうか。みんな帰り道には気をつけて、ね」 破輩の代わりに厳原が承諾する。 その言葉で今まで張り詰めていた空気は一転し、緊張が解かれた様に騒がしくなる。 「は~~ぶっちゃけどうなるかと思ってヒヤヒヤしたぜ」 「本当、レベル4の人たちが内通者潰しの為にこんな狭い場所で暴れまわったら私達もただじゃすまなかっただろうし」 業務机にグデっと身体を置きながら、無事終わった事実に安堵する鉄枷と一厘。 出口に目をやるとレベル4達がぞろぞろと帰っていくのが窺えた。 「しかし……どういうことだ……? 私の予想ではあいつらの誰かに必ずついていてもおかしくはなかったのに……」 破輩は未だに日記に残された靴跡が誰のにも一致しなかったことが不思議でならなかった。 念のため見落としがないか資料と写真を見比べるが、やはりそれらしき点はない。 「妃里嶺、少し休んだらどう? 貴女ここ最近ろくに休んでないでしょ? そんな状態じゃわかることもわからなくなっちゃうわ」 そんな破輩を労うように厳原が買ってきたコーヒーを差し出した。 破輩はコーヒーに映る自分の顔を見てほんの少し微笑む。 「ホント……ひどい顔だな私」 憔悴しきった自分の顔はまるで断食修行でもしてる尼のようにひどくやつれていた。 髪は潤いを失いパサつき、眼の下には大きなクマ、更には眉間にシワまでもがよっていた。 「帰ったら妃里嶺の部屋に行くわ。今日はあなたのために私が料理を作っちゃうんだから」 それは頼もしいな、なんて言葉を返し破輩は再び資料との睨めっこを開始する。 「おう! 春咲! 最近調子はどうだ?」 今日、風紀委員の手伝いとして駆けつけてきてくれた土原は、いつものにこやかな様子で話しかけてきた。 春咲も最近会えてなかった友人との再開を少し喜びながら、照れかゆそうに答える。 「うん。最近はいろいろあったけど、元気だよ」 「おお! そうかそうか! じゃあ俺も心配事がひとつ消えてよかったわ! 最後にお前にあった時の顔と言ったらもう……ありゃ人間じゃなくて死人だったからな死人!」 「それ……何気に失礼じゃない?」 「仕方ねーだろ、ホントのことなんだから! ……けど、今のお前は前とは比べ物にならないほどキラキラしてんな。うん」 春咲はムッとした顔を緩め、ニッコリと笑う。 「そう言ってくれると嬉しいかな……でも、土原君はあんまり前と変わらないね」 「まぁ、変わらないことが俺の良さだからな!」 ……呑気なことを言うが、この少年はまだ父親のことを引きずっている。 そう春咲は直感した。 春咲が聞いたところでは、この少年の本名は風輪来《ふうりんらい》。 土原という苗字はこの少年が自分で勝手につけただけの仮初の苗字。 なぜそんなことをする必要があるかといえば、苗字から分かる通りこの少年はここの校長の息子なのだ。 息子といっても幼い頃からそこまで面識はなく、今はほぼ勘当状態に近い。 なんでも『親父の人を見下すような視線が大嫌いだった』とのことで、意図的に今まで避けてきたらしい。 だから自分の忌み嫌う父親の苗字を本人は疎ましく思い、仮初の苗字を名乗っているのだ。 「けど、人はいつか変わらないといけないよ? 不変っていうのは進歩がないってことだから……」 けど、そのままでいいのか? 嫌だからと避け。怖いからといい逃げ。わからないからといい理解を拒む。 そんなままで本当にこの少年はいいのかだろうか。 土原はその言葉に不機嫌そうな顔を示し、 「それは、俺と親父の事を言ってんのか? ……春咲には関係ないことだろ、俺だってお前の家庭事情には深く干渉しなかったんだから、余計な気遣いはしないでくれ」 「でもさ……土原君のお父さんは彼一人だけでしょ? 人生でたった一人しかいない父親を蔑《ないがし》ろにしていいのかな……?」 「ああもう! うるさいな! 本人がそう言ってんだからいいんだよ! それに親父だって俺のことなんてどうでもいいと思ってる! ほらお互いどちらも困ってない! これで完璧だろ!?」 春咲の言葉を振り払って、土原は部屋から去っていった。 その背中はどこか寂しそうにも見えた。 5 レベル4達が帰る中、黒丹羽だけは寮の方へは向かわなかった。 近くの喫茶店で一時間ばかし時間を潰し、ある場所へと向かう。 彼が行くべき場所は木原一善のいる場所だった。 普段は木原一派としてそこら辺の廃ビルや廃工場などを転々としているが、一善はそれとは別に自分だけの隠れ家を持っている。 それはこの学校内では黒丹羽しか知らない場所であり、その黒丹羽自身も今まで行ったことのない場所だった。 「くそが……ふざけやがって……」 悪態をつく黒丹羽の表情は怒りが見え隠れし、普段の冷静さが欠いていた。 その理由には2つある。 まずは木原の勝手な単独行動。今日の会議で話しのあった風輪学園のレベル4の一部の疾走。それは間違いなく、木原が関わっていると黒丹羽は確信していた。 そしてもう一つが『アヴェンジャー』という名をそこいらのゴロツキにまで名乗らせたこと。黒丹羽にしてはこっちのほうが相当頭にきている。 『アヴェンジャー』とは、彼にとって枷であり、自分を戒めるもの。 彼が『アヴェンジャー』という名を奪い取るにはどれだけの決意があったかなんて一善はまったく気にしていないのだ。 一善がいるはずの場所までつくと、黒丹羽はドアノブを引く。だが、やはり鍵がかかってるらしく、開く気配は一向になかった。 チッ、と小さく舌打ちをする黒丹羽。 こんなドア『状態変化』で破壊してやろうかなんて思考が脳裏をかすめるが、後始末を考えるとめんどくさそうなのでやめておいた。 仕方なしに携帯電話を取り出し、一善へと電話をかける。 ここに来る途中に何度も電話をかけたが、繋がらなかったので出ることに期待はしていない。 ただ単に最後の賭けとでも言ったところか。 『はい、こちら木原ーー』 予想外のことに一善は電話に出た。それも、何か機嫌がいいのか陽気な声で笑いながら。 「俺が言いたいことはわかってんだろ? 木原、テメエどういうつもりだ……?」 黒丹羽の声はただひたすらに暗い。ボソボソと紡ぎだす声は闇に振動して不協和音を奏でる。 『あーー、今日の会議で色々とバレちまってたっつーことか。把握把握』 バギン! ドン! と電話の奥で肉を叩くような物騒な物音が聞こえてくる。 またどっかの無能力者をリンチにでもしているのだろうか。 『別に俺のしたことは至って普通だぜ? これから先、風紀委員《バカども》を出し抜くため、使えねークズどもにアヴェンジャーを名乗らせ、邪魔になりそうなレベル4を潰しただけだ。ほら何もおかしいことはねーだろ?』 「……やっぱりレベル4の三人を潰したのはお前だったか……その三人は今どうしてんだ?」 『んーーあいつらの処理は中円に押し付けたからな。殺してもいいとは言ったが、どうせアイツのことだから生かして監禁でもしてんだろーョ』 ああそれと、と一善は付け加えて。 『今、丁度四人目が出来上がったわ。女っつーのはホント脆いよなぁ、なんせ五分間全身殴打し続けただけでコロッと意識が飛んじまうんだからョ』 黒丹羽は一善が言った意味を瞬時に把握した。 つまりはつい数時間前に共に会議に参加したレベル4が電話相手のこの男によって潰されたのだ。 黒丹羽は呆れたように『それは誰か』と問う。 対する一善はまるで遊び終えた無邪気な子供のようにはしゃぎながら答えた。 『ああ、なんだっけな、たしかこいつの名前は――――』 6 「ごめんなさいね。リンちゃんまで私の買い物に付きあわせちゃって」 「いえ、大丈夫です。バスの時間までまだ少し時間がありますし、私も破輩先輩に元気になってもらいたいですしね」 第五学区のスーパーマーケットで厳原は今晩、破輩に振る舞うための料理の買い出しにきていた。一厘はその買い物の付き添いといったところ。 夕暮れ時ともなると、流石に混みあうようで、店の中は大変混雑していた。やはりは学生が多く、食品売り場には様々な制服を着た者たちが見受けられる。 「破輩は先に寮に帰させておいたから、今頃腹ペコ状態で待ちわびてるでしょうね」 フフと笑みをこぼす厳原。 「ホント、厳原先輩は破輩先輩のこと好きなんですね」 ギイギイと買い物用のカートを押す一厘も釣られて微笑む。 カートの中には料理の材料が次々と放り込まれていき、三十分も立たずしてカートは満帆になっていた。 「そうね……私は妃里嶺に助けられたこともあるから、今はその恩返しってところかしら?」 「恩返し……ですか?」 「そ、恩返し。それに私は妃里嶺に一人の少女として幸せになってほしいの。レベル4だとか、風紀委員なんかとしてではなくね」 ひと通り買うものが決まって、レジで並ぶ一厘と厳原。 せわしなくバーコードを読み取る音が四方八方から聞こえて、一つのメロディーを形成する。 「私にもいますよ、そういう人」 精算を終え、レジ袋に一つ一つ食材を詰め込みながら一厘はそう言った。 「月並みな話なんですけどね。私、小学校の頃よく泣き虫って言われていじめられてたんですよ」 過去のことを語る一厘はどこか照れ恥ずかしそうに頬を掻いて、 「そんな時、一人の少女が声を掛けてきてくれたんです。『泣きたければ泣けばいいんだ』って、『悲しさは堪えることじゃなく、吐き出すことだ』って」 そんな一厘に厳原は優しく微笑みかける。 「私もそう思うわ。女の子にポーカフェイスなんて似合わない。子供の頃は内に溜め込まず、近くにいる誰かに思う存分甘えればいいと思う。……もちろん大人になれば時には我慢も必要だけどね?」 レジ袋を抱えた二人はそのスーパーマーケットを後にした。 外はコンクリから出される熱でほのかに蒸し暑い。 「それじゃあ、頑張ってくださいね! 破輩先輩も多分心待ちにしていると思いますよ!」 「そうね。リンちゃんも、ちゃんと門限は守るのよ?」 厳原はそこで一厘と別れた。何度も何度も振り返っては手を振る一厘の姿を見て思わずクスリとしてしまう。 そして――――遠ざかる一厘の姿は何故か永遠の別れさえも感じさせた。 「さて、と……急いで帰ってご飯の支度しなくっちゃね」 自分に活を入れ、厳原は寮へと向かおうとする。 だが。 ふとした拍子に、彼女は透視能力《クレアボヤンス》を使って見てしまった。 すぐ先の建物で裏で襲われてる一人の少年を。 「――――ッ!」 考えるよりも先に体が動く。 両手に持ったレジ袋をかなぐり捨てて、全速力でその場へ向かって走り出す。 今現在襲われてるのは風輪学園の制服を着た少年。だったら、そこで行われてるのは、まさしく『アヴェンジャー』による暴行だった。 「風紀委員《ジャッジメント》よ!! 今すぐにその子から離れなさい!」 ようやくその場へとたどり着いた厳原は、急いで取り付けた腕章を『アヴェンジャー』と思われる男につきつける。 「……あぁ?」 スカジャンを羽織ったその男は厳原の方へとゆっくり振り返った。 街灯から差す光がゆっくりとその相貌をあばいていく。 まるで獰猛な野獣の瞳。口は狂気の笑みでひん曲がっており、茶髪のコーンロウがその奇怪さを際立たせていた。 「なんだョ、お前。人がせっかく趣味を満喫してるってのに」 食事の邪魔をされた肉食動物のごとくギラリと男の双眼がこちらを覗く。 「貴方は……木原一善!」 木原一善。 風輪学園の危険人物の一人として認識されている人物であり、これまでも数々の悪行を繰り返してきたとされる人物。風紀強化週間では『アヴェンジャー』との関わりも懸念されていたが、学校自体にほぼ登校してこないので探り様がなかった。 「やっぱり貴方だったのね……『アヴェンジャー』の正体は」 一善は自分の足元で呻き声を上げる少年を 「ああ、だからどうした?」 ドズッ!! と、思い切り蹴りあげて厳原の元へふっ飛ばした。 肉がコンクリに叩きつけられる音が連続して聞こえる。少年はバウンドを繰り返しながら厳原の足元でようやく止まった。 「なんてことを……」 その少年の惨状を見て厳原は下唇を噛み締める。 少年の顔面は原型を留めないほどに膨れ上がり、鼻はあらぬ方向に曲がっていた。 「あぁ……やっぱゴミを処理したって何のストレス発散にもなんねえや……」 一善は巻き上げた財布をつまらなさそうにポッケに突っ込む。 「こんなことをしてただで済むと思ってるの!? 今から貴方を拘束します!」 「へぇ……俺を捕まえるってか? それは無理な話じゃねぇか」 だってョ、と一善は呟き。 「俺がテメェを返り討ちにあわせちまうからさぁぁ!!!」 ダンッ!! という、地面を蹴り飛ばす音が幕開けの合図となった。 先程までノラリクラリとしていた一善の動きがありえない速度へと切り替わり、厳原に向かう。 「――――早いッ……!」 一善の人間離れした運動能力。 そのスピードはアスリートの様な自然の速さではなく、まるで自動車のパワーをそのまま人間にトレースしたかのような不自然な速さだった。 「ヒャハ……」 口からは人間とは思えない奇声が漏れた。 瞬間。 右の拳が厳原の胴体目掛けてまっすぐに振り払われる。 「――――ツッ!」 厳原はとっさの判断で両腕を前に掲げガードを試みる。案の定一善の拳は予想通りの軌跡を描き、防いだ腕にヒットした。 これで胴体に直撃するよりかはいくらかダメージは軽減された―――― わけではなかった。 「……っぎ! っがあぁァァァァァ!!!」 痛い。 厳原の脳が、その二文字に占拠される。 しかも、その痛みは常人の拳を腕で受け止めたものとはまったく比にならない。 例えて言うのならばそれはトンカチ。 左腕に思いっきりトンカチを叩きつけられ骨を砕かれたかのような痛みだった。 実際に厳原の左腕はブランと垂れ下がり、肘から下がまったく動かない。 「おいおい。ちょっと本気出しただけでこれかョ、メガネ女? そんなんじゃ余興にもなんねえなぁ」 一善は厳原の左腕を砕いた右腕の袖をまくる。 そこに現れたのは鋼鉄でできた義手だった。 「貴方……それ……!」 「かかかっ。そういや言ってなかったな、俺の身体は五割以上がサイボーグ化してんだョ。だから貧弱な人間ごとき潰すのはわけねえってこと」 ブンッ! と一善の右足が弧を描き、厳原の脇腹へと直撃する。足は義足ではないせいか先程よりもダメージは軽い。 だが、やはり人間離れした速度の蹴りは肉眼では見きれなかった。 ノーバウンドで何メートルもふっとばされた厳原は、 「ガッ……ゲホッゲホッ」 うつぶせに倒れこみ、咳とともに血を吐き出した。トマトジュースをそのまま吐き出したかのような量が地面に染み渡り、小さな血の湖を形成する。 「そう言えばテメエもレベル4の一人なんだっけか? んじゃ早く能力を使って俺を圧倒してみろョ。ええっ!?」 一善は仰向けにした厳原に馬乗りになり、そこから両手で全身を殴打する。 一回殴る度に、小刻みに悲鳴を上げる厳原。 だが、それを五十回も続けると、悲鳴すら聞こえなくなってきた。 「チッ、そういやこいつの能力は透視能力《クレアボヤンス》だったか。そんなんじゃ大して戦闘には使えねし、少し戦闘訓練を積んだ一般人と変わりゃあしねえか」 殴り続ける一善はそこで自分の携帯が鳴っていることに気づく。 「はっ……黒丹羽の野郎か。どうせ俺のしたことにケチをつけてくんだろーな」 片手で厳原を殴り続け、もう片手で携帯を取る。 「はい、こちら木原ーー」 7 時刻は七時四十五分。 さすがにこの時間にもなると、辺りは暗くなり始めていて、周りを支配する音はセミの鳴き声から、鈴虫やみみずくの鳴き声に変わる。 「は~~、もうこんな時間か……まさかこんなに時間が掛かるとは思はなかったな……」 そんな中、夜の舗道を一人歩く少女がいた。名を白高城天理。 彼女は先日怪我をした野良猫を動物病院から回収するため、わざわざ第五学区の末端までこうして足を運んできたのである。 彼女の抱えるかごの中で、黒猫はもの寂しそうにミーと鳴く。 「どうしたの黒にゃん? お腹すいたの? でも、ちょっとまっててね。私まだ寄らないといけないところがあるから」 鳴き止まない黒猫をなだめながらも白高城は歩く。この先に続く場所はある者と待ち合わせ場所だ。 しばらく歩いた所で、取り壊し予定の研究所についた。 ここが木原一派の一番のアジト。 取り壊し予定と形ではなっているが、未だ電気は通っており室内の設備も良い。寮に帰らないものはここで寝泊まりをするくらいだ。 「それで、聞きたいことってなんだ?」 そこの入口前でウロウロしていると、不意にそんな言葉が飛んできた。 白高城は声の主を探し当てると、 「あ! 中丸ちゃん! よかった来てくれたんだ」 その者へと駆け足で近づいていく。 かごが揺れるのが不快なのか黒猫はまたそこでミーと鳴いた。 「あのね。それで聞きたいことっていうのは木原が捉えたレベル4のことなんだけど……」 「ほんと、お前はそういうこと一々気にするよな。あいつらは俺達の敵だっつ―のに」 「いいから答えて! そいつらはまだ生きてるんだよね? 木原に命じられたまま、殺してなんかないよね!?」 ものすごい剣幕で中丸に迫る白高城。 その表情は今にも泣き出しそうで、瞳に大粒の涙を溜め込んでいた。 「……殺してもいい、とは言われた。けど俺にそんな度胸はない、だから今は一室に閉じ込めてる」 急に涙目になる白高城に困惑しながらも、ぶっきらぼうにそれだけを告げる。 すると、白高城は涙を拭って、地面に膝をついた。 「よかった……本当によかった……」 「なんでそんなにレベル4に肩入れしてんだよ。知り合いでもいたのか?」 「うん……」 素直な返事に中丸はギョッとする。 それならばこの女はいつレベル4側の人間、つまりは自分たちの敵に回りこむかも分からないのだ。 「お前は、そいつらを連れ出すためにここに来たっていうのか?」 ギュッと拳を握り、中丸は臨戦態勢に入る。 「ううん……ただ無事を確認したかっただけ。欲を言えば会って少し話をしたかったけどね」 その言葉に嘘偽りは無く、今の状況にただ安堵してる様子が窺えた。 中丸は「はぁ…」とため息をついて、 「俺たちはアヴェンジャーの一員なんだぞ? そんなに甘かったらこれから先やりづらくなるだけだろ」 「中丸ちゃんだってそうでしょ。甘かったら保護なんてした、残虐になれなかったからその判断を先延ばしにした」 それを言われたら何も返せないのが事実。 白高城の言う通り、中丸も同じ甘ちゃんであったのだ。 全くもって図星な中丸は小さく舌打ちをして、 「入れよ」 「えっ?」 「お前が言うことが本当かどうか怪しいから、監視の意味も含めて今日はここに泊まれ……それに、レベル4と話すことぐらいなら許可してやる」 まさか自分の願望がここまであっさり通るとは思っていなかった白高城は、中丸の申し入れに目を点にした。 「そ、それは嬉しいけど……私着替えとか持ってきてないし……」 「女物の服ならいくらか用意してある」 白高城はその言葉に疑問を覚える。 それはなぜ男の集まりである木原一派に女物の服が置いてあるのか、ということだ。 それを中丸に尋ねると、何やら少しあたふたしながら 「そ……それはほら! 俺達が今捕えてるレベル4の16位は女だろ!? 流石に毎日同じ服を着せるのは男として心苦しいからさ! 多めに用意しておいたんだよ!」 「ふーん。中丸ちゃんて案外紳士な所があるのね。見直しちゃった」 「ま、まぁな……」 中丸は背筋に嫌な汗が伝う。 もちろんさっき言ったことは嘘だ。 本当はその服は自分が女装する為に買いだめしておいたものだ、なんて言えるわけがなかった。 「でも、どうせ寝るとこなんて床の上でしょ? 堅いのはちょっと……」 「使われてない仮眠室だってある。というかお前は結局どうしたいんだよ」 煮え切らない白高城に苛立ちながら中丸が結論の催促を迫る。 すると、 「あーーもう! 泊まればいいんでしょ泊まれば。わかったわよ! 泊まってあげるわよ!」 何か吹っ切れた白高城は中丸を置いてズンズンと入り口に向かっていく。 猫はかごに入れたまま地面に置いてかれてしまった。 「わけわかんねえ……とにかく、木原さんには黙っとけよ。怒られんのは俺なんだからな」 仕方なく中丸はその猫をカゴごと抱え白高城を追う。 ――――すぐ後方で、自分たちの様子を窺っていた人物にも気づかぬまま。 8 「嘘、でしょ……?」 今までの様子を物陰から窺っていた一厘は顔を強張らせ、その場にヘナヘナと腰を下ろす。 一厘は聞いてしまった。 元研究所の入口で話す白高城ともう一人の少年の会話を。 その会話のほとんどが雑音に遮られ、断片的にしか聞き取れなかった。 が、たった一言、そして一番重要な一言が聞こえてきてしまった。 それは白高城と話していた少年の一言。 『俺たちはアヴェンジャーの一員なんだぞ?』 この言葉がまるで鼓膜に焼き付けられたかのように耳から離れない。 厳原と別れた後、偶然見かけた白高城の後をつけてきた結果がこのザマだ。 「そんな……こと……」 嘘だ、と何度も何度も心で強く念じた。 今まで会いたくて会いたくて仕方なかった幼なじみが、自分たちの敵である『アヴェンジャー』だなんて嘘に決まってる。 そうだ、そんなことがあってたまるか。 砂利が敷かれている地面を一厘は思い切り叩いた。 「何でよ……なんで……!!」 何回も地面を叩き、両手は血で濡れる。 しかし手を濡らすのは血だけではなかった。 「グスッ……グスン……。こんな事って……あるわけないよ……」 頬を伝う涙が、両手の甲を濡らしていたのだ。 『ホント、一厘ちゃんて泣き虫だよね。貴方の涙腺何で出来てるのか聞きたいくらい。 ……でもさ、泣きたい時は泣けばいいんじゃないかな? 悲しみは堪えるものじゃなくて吐き出すものだからさ』 幼い頃、白高城自身が自分に言ってくれたことを思い出す。 一厘はヨロヨロと立ち上がって、逃げるようにその場から立ち去った。 その現実から目を離そうと、涙でにじむ視界を何度もこする――――しかし何も変わらない。 悪い夢なら覚めてくれと言わんばかりに走りだす――――しかし何も得られない。 結局、一厘はどういう道のりでここまできたかはわからないまま、気がつくと呆然と常盤台の寮の前に立ち尽くしていた。 時刻は門限ぎりぎりの八時二十八分。 フラフラとした足取りで自分の部屋へと向かう途中、知り合い達が挨拶をしてきてくれる。 が、一厘はそれに応えれるほどの余裕はない。 今はゼンマイ仕掛けの人形のように、ただ足をすすめるだけしかできないのだから。 部屋につくと、明かりも付けぬままベッドの中に潜り込んだ。ルームメイトはまだ食事をとっているのか、戻ってくる気配はない。 こんな姿を見せて、いたずらに心配させるわけにもいかないので、むしろ誰も居ないのは好都合だった。 「私は……どうすればいいの?」 布団の中でポツリと呟いた。 今にも消えてしまいそうに弱々しい声は、ただ自分の耳だけに反響する。 もっと泣きたい。泣きたくてたまらない。この悲しみをもっともっと吐き出したい。 だが、それでどうなる? このまま泣き寝入りした所で何がある? 何が変わるというのだ。 今、自分がしなきゃいけないことは、この現実に向き合うことただ一つだけ。 実際に彼女と会って詳しい話を聞かないうちに全てを諦めるには早すぎる。 (そうだよ……白高城ちゃんに何か事情があるんだよ……ほら、脅されたりとかしてさ。 明日会いに行こう、そして聞かなきゃ。アヴェンジャーには無理矢理入れさせられたんでしょ……って。返事は絶対“うん”しかないよね) そう決心したと同時に、睡魔が彼女に振りかかる。一厘はいつの間にか眠ってしまっていた。 放り投げたカバンから携帯がけたたましく鳴る。 もちろん眠りについた一厘がそれには出ることはなかった。 9 パチリと目が覚めた。 寝ぼけ眼で辺りを見渡すと、部屋の明かりは消えており、近くで嘉納のいびきが聞こえてくる。 「んあ……寝過ぎた」 百城は大きく欠伸をしてベッドから降りた。 やはり、こう閉め切られた空間で何日も監禁されると、寝るぐらいしかやることがなくなり、半日以上眠り続けることが当然のようになる。 そのため目覚めたあとに待ってるのは、半日待たされ続けた尿意か、空腹感。 「……渇いたな、喉が」 なので百城はまずは水分を取るため冷蔵庫に向かおうとする。 だが、そこでピクリと動きを止めた。 「……!」 “何かが”いる。 完璧に閉じられた扉の前で何かがこっちをじっと伺っていたのだ。 暗闇の中で、二つの青い玉のようなものが光っている。 「誰だ? お前は」 百城の問いに二つの青い玉はこう答えた。 ニャーー と。 「……なんだ、猫か」 どこかで聞いたことのあるセリフを述べ、百城は冷蔵庫で冷やしておいたミネラルウォーターを取り出した。 冷蔵庫から漏れる光でなんとかコップを探し当てると、それにトクトクと注ぐ。 「はぁ……味気ねえ……」 一杯口に含み、喉の渇きを癒す。 すると、寝ぼけていた頭も次第に冴えてきて、 「……つーか、なんで猫がいんだよ、ここに」 ようやく低リアクションながらその異常に気づいた。 明かりをつけ、ドアの前を確認する。 そこには、やはり猫がいた。 ふさふさとした黒い毛にところどころ金の毛が交じり合っている。その間隔はほぼ均等なもので、天然で生まれてくるはずがない毛並みだった。 おそらく、この学園都市の科学技術により遺伝子操作をされ恣意的に生み出された個体なのだろう。 その猫の隣にはドライフードが入った皿が置かれている。 ここでこの猫を養えとでも言うのだろうか。 「ようやく起きたの? 起きるの遅いっつーの!」 そのタイミングを見計らったようにして、ドアの外から少女の声が聞こえてくる。 それは随分と聞き覚えのある声。 「冷やかしにでも来たのか、白高城」 足に擦り寄ってくる黒猫を軽くいなし、百城は文句ありげに呟いた。 「テヘッ? バレた?」 「バレた? じゃねよ……つか、なんだよこの猫は」 「何って、黒にゃんだよ。可愛いでしょ」 ドア越しで話しているため白高城の表情は窺い知れないが、今の表情を想像すると百城はもの凄くブン殴りたくなった。 「んなこと聞いてねえ。なんで猫をここにいれたかってことだよ、俺が言ってるのは」 イライラしつつ百城はドアに向かってぼやくと、「その子を守って欲しいから」という答えが帰ってきた。 何を思って白高城がそんなことを言ったのか百城にはわからない。 だが、一つだけわかること。 「お前、後悔してるな」 「えっ?」 「ここの……『アヴェンジャー』だっけか……そんなもんに入ってお前は後悔してる。違うか?」 「馬鹿言わないでよ……私は楽しかったわ、身の程も知らない無能力者どもをいたぶるのは」 百城は、かまって欲しいと言わんばかりに自分の足に飛びかかってくる黒猫を掴むと、 「一厘がこの学園に来るまでは……か?」 ポイと後方へ放り投げた。 無重力状態にされてで放り投げられた黒猫はミャーミャーと鳴きながら宙を浮く。 「……ッ!!」 白高城の言葉を詰まらせている様子がドア越しにヒシヒシと伝わってくる。 だが、百城は容赦なしに続けた。 「図星ってとこか、その様子だと」 「そんなこと……ない!」 「夢っつーのはほっといても覚めるもんだ。覚めた後に待ってるのは後悔が多い。お前の場合も、そうだったみたいだな」 「!!」 自分は優れている。 白高城はそんな夢を『アヴェンジャー』として格下の者を潰すことで見続けてきたのだろう。 だが、気がつけばそれはただの弱い者いじめでしか無い。自分が上に上がったわけでもなければ、成長したわけでもなかった。 「うる、さい……!」 堕ちるとこまで堕ちた自分と、今もなお風紀委員として頑張っている一厘。 これらを比較した時、白高城が感じるものは優越感なんてものではなく、ただの自己嫌悪だった。 「だけど、安心しろ。お前よりも馬鹿はいるよ。 ここまで変わっちまったお前を“小学校の時と何一つ変わっていない”……なんて、浅はかなで、綺麗なままの夢を見続けている大馬鹿《一厘》がな」 二人の間にはドアが一枚。 たった一枚だけだというのに、何故かとてつもなく離れている気がする。 その差はお互いの境遇からくるものなのか、それとも考えの違いからくるものなのか。 「もう……やめてよ。これ以上あの子の話はしないで……!」 「……」 「私が貴方とあの子のせいで……今までどれだけ苦しんできたかわかる!? 知り合い二人がドンドンと自分から遠ざかっていく気持ちがわかる!? 何で私だけいつもこんななの!? どうして私の努力は報われないの!? 何であの子は……私の気持ちもわかろうとせず、自分だけの考えを押し付けてくるのよッ!!」 つらつらと思いのままをぶちまける白高城に、いつもの余裕さはない。 この少女は絶えず自分の上に立つものに劣等感を感じていたのか。そして、そんな自分に気づいてくれない一厘にさえも腹立たしさを感じていた。 「それに引きかえ、“あいつ”はレベル4にもかかわらず私のすべてを理解してくれた! ううん……ここの『アヴェンジャー』のみんながまるで自分事の様に私に共感してくれる……あんたやあの子なんかとは、大違いでねッ!」 はぁはぁと白高城の荒い息遣いが聞こえる。 必死に自己を主張してくるのが痛いほどよく伝わってきた。 「なら、同じ者どうしで傷の舐め合いでもしてろよ。何で批判されるとわかっていて俺の前に来た?」 「それは……!」 百城の言葉が白高城へと突き刺さる。 そうだ、何故自分は否定されるとわかっていながらこの男に会いに来た? 嫌な気持ちになるのはわかっていたのにどうして…… 「本当はお前、昔の頃の自分に戻りたいんだろ? 自分は間違ってるって言われたいんだろ?」 ズバリと言い当てられた。 白高城は自分自身を否定して欲しかったのだ。『お前は間違ってる』この一言だけで自分はここから抜け出せるような気がしていた。 現実をつきつけられることによって、元の“白高城天理”に戻れるような気がしたのだ。 「思い上がりも甚だしいわね……私はただ木原にとっ捕まったあんたの情けない姿を拝みに来ただけよ……それ以外何もあるわけ無いじやない」 だが、結局それを素直に認めることはできなかった。 今の自分を否定されるというのは予想以上に重かったから。 それこそ、認めてしまえば何もかもが壊れてしまうかもしれないぐらいに。 「そうか、なら姿が拝めなくて残念だったな。気が向きゃ写メでも送ってやるよ。――あっ、でも携帯は奪われたまんまだったか」 白高城の挑発さえ、異常なまでに冷静に対処する百城は冗談なのか本気なのかそんなことを告げた。 本当はこの少年にもっと自分の虚言を追求して欲しかった。 『嘘を言うな』だとか『もっと素直になれ』だとか、そう追い詰められていけば嫌でも全ても認め、素直に助けを求めれる気がした。 しかし―― 「……もうこんな時間。また機会があったら見に来てあげる。じゃ今日も硬いベッドでおねんねするのね」 そんな甘い考えをいつまでも持っててはいけない。 ここまで来て助けてほしい、なんて虫のいい話があるはずがないのだから。 白高城は強く下唇を噛んでその場を去った。 研究所の廊下は長く、床は堅い。歩くたびコツコツと鳴る音が耳に障った。 10 「――で、レベル4と話してみて何か意味はあったか」 曲がり角を曲がった所で、中丸が腕を組んで壁にもたれかかっていた。 どうやら、こちらの様子を遠巻きに監視してたらしい。 「別に……」 そっけなく返す白高城。 「ふん……まあいい。それよりも伝えないといけないことがあってだな……」 落としていた視線を白高城へと向けると、中丸は一枚の紙を手渡してきた。 「これって……」 それは自分たちの通う学校全体及び通学路周辺の見取り図。 ところどころに赤や青のマーカーで印がされており、こうしてみると何らかの配置図の様にも見える。 白高城は訝しげに顔をひそめる。 この用紙には明日の日付が記されてあった。つまり土曜日ということになる。 「明日、『アヴェンジャー』総がかりで風紀委員を潰すことが決定した。もちろん風紀委員に手を貸すならレベル4も例外じゃない」 「つまり、この配置図は明日の為の……?」 「ああ、風紀強化週間のせいで休日の学校敷地内での部活動は休止されている。邪魔な人間がいないからおそらく、スムースに事を運べて絶好のチャンスなんだろ」 もう、この時が来たのか。嫌で嫌で仕方なかった風紀委員との全面対決の時が。 白高城の用紙を掴む手がわずかに震える。 「で、明日お前は指示があるまでここを動くな。一応ここの人間も何人かは警備のため置いていくから、一人だけになる心配もない」 「中丸ちゃんはどうするの……?」 「俺も明日は学校側に行く」 中丸の表情に変化はなく、ただ冷静に、冷徹に、物ごとを処理する機械のようだった。 寿命を迎えた蛍光灯が頭上で何度も点滅し、そこを飛び回る蛾の羽音が不気味な音色を醸し出す。 「おそらく、坂東一派や、神奈音響のグループ、そして数合わせにそこら辺の無能力者狩りのグループもこれに参加することになる。数では圧倒的にこちらの有利だ。だから、そんな心配そうな顔をするなよ」 白高城の胸中を察してか、中丸が肩に手を乗せてきた。 しかし白高城はそれを振り払って、 「そんなことはどうでもいいの。私が心配してるのはもし本当に風紀委員を潰してしまったら……その後に何が待ってるかってことよ。私には……何の秩序もなく、狂気と暴力が入り乱れるだけの地獄が待ってるだけにしか思えない」 「馬鹿。お前は風紀委員共の独りよがりな正義に束縛されたままの方がいいのか? なんでも強制され、無理やり矯正され、次第に風紀という檻に綴じ込まれていく。そんなんなら俺は地獄を選ぶよ」 それを理解できないならお前はアホだと言わんばかりに中丸はため息をついた。 「……まあいい。とにかくお前は明日すぐ連絡に対応できるようスタンバっとけ」 それだけ言って、中丸はすぐ隣りの仮眠室へ向かった。 その様子はまるで明日の狩りに備えて休む狩人の様にも見える。 「はぁ……」 一人取り残された白高城はしばらくうつむいた。 こんなことに巻き込まれたのは自業自得だ。 わかっている、そんなことは十分承知している。 ……はずなのに、未だ割り切れない自分がいた。 善悪の感情に板挟みになり、まったく身動きの取れない状況とでも言えばいいのだろうか。 「明日……か」 『アヴェンジャー』の者達は今どういう心境で明日を待っているのだろうか。 今まで押さえつけられた感情を爆発させることができて喜んでいるのか、自分よりも格上を相手取ることに武者震いをしているのか。 それぞれの立場に立つ坂東将生は、木原一善は、神奈音響は、中丸良朝は そして―――― 「黒丹羽……あんたは一体何を考えてるの?」
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/1346.html
憂「あ、これとかどうかな?」 純「どれどれ?あー……感動ものかー」 梓「純ってこういうの苦手だっけ?」 純「いや、というかさー。こういうの一人で見た方がよくない?なんかみんなでいるときに変に感動しちゃうと、なんか空気がもよもよしちゃうじゃん」 梓「あー……なんとなくわかるかも」 憂「そうなんだ?じゃあ、別のにしよっか」 純「というわけで、ホラー観ようよホラー!」 梓「へ?何でホラーなの?」 憂「純ちゃんはね、ホラー大好きなんだけど……」 梓「ああ、怖いから一人で観られないと……ぷぷっ」 純「わ、笑うなー!もう憂、ばらさないでよ!」ムキー 憂「ふふ、ごめんね純ちゃん」 梓「でも、ホラーか……うーん」 純「ん?ははぁ、梓も怖いの苦手なんでしょ?」ナカマ! 憂「大丈夫だよ、みんなで見れば怖くないから」ニコ 梓「あ、えっと、そうじゃなくて……あ、もちろん怖いのぜんぜん平気ってわけじゃないんだけど」 純「なになに?」 梓「ホラー映画、結構レンタルしちゃってるからまだ観てないのあるかなって」 純「へ?梓ってそんなにホラーもの好きだったけ?」 梓「ううん、怖いのそこまで好きじゃないよ」 純「じゃあ何でそんなになるまで観てるのよ」 梓「それは――えっと、ほら……私ホラー好きだから」キョドリ 純「何でいきなり前言撤回してるわけ?」 梓「い、いいじゃない、別に」アセアセ 憂「……あ、そういえば」 純「なになに?」 憂「おねえちゃん、よく梓ちゃんとビデオ借りに行くってこの間言ってたかな」 純「……ははあ、それで、よく借りるジャンルはホラーものってわけね」ピーン 梓「な、何でわかるのよ」ギク 純「どうせ、梓のことだから怖がる振りして唯先輩にむしゃぶりついてるんでしょ」 梓「何、そのむしゃぶりつくって……そんなことしないから」 純「またまたー、梓のことだからそのままベッドに直行コースなんでしょ?」 梓「だから、違うって!純の中の私どうなってるのよ!」クワッ 純「唯先輩限定で年中発情中の雌ネコ?」キリッ 梓「純、ちょっと表に出ようか」コロス 憂「じゃあ、どうしてホラーにするの?」 梓「あ、それはね、唯先輩って意外とホラーものに弱いんだ」 純「へえ、ちょっと意外かも」 憂「おねえちゃん怖がりだから、うちでも滅多に観ないんだよ」 梓「でもね、私が一緒に見ますから、というとね、恐る恐る一緒に観てくれるんだけど……」 純「……それでそれで?」 梓「びくびく脅えながらね、時々悲鳴を上げなら私にしがみついてくる唯先輩、本当に可愛いんだ……」ウットリ 純「……なるほど、そっちか」ピーン 梓「でね、観終わるころには本当にもうすっかり怖がっちゃってて……自分からおねだりしてくるの」トオイメ 憂「……おねだり?」セイテキニ? 梓「うん。怖いの忘れちゃうくらい滅茶苦茶にしてって……私がちょっと触っただけでびくってなって、でもぎゅうっと私からしがみついて離れなくて、されるがままになってるの」 純「……ああ、なるほどね。梓にとってはゆいあず!じゃなくてあずゆい!へのスイッチってわけなんだ」 梓「そうそう!いつも唯先輩に攻められっぱなしだからね!それも悪くないんだけど、たまには私からも攻めたいじゃない」キリッ 梓「でも結局、唯先輩が回復してくると私の方が受けになっちゃうんだけどね……攻められていた分、いつもより激しいんだ」ウットリ 純「……ねー、憂」ドウシヨウ 憂「うん、なんか完全に惚気モードに入っちゃったね」コマッタネ 純「からかう隙すらない……つーかさ、一人身の自分としてはなんか結構くるものがあるんだけどさ。こう、リア充爆発しろ、見たいな?」ムカムカ 憂「ちょっとわかるかも……」スナハキソウ 梓「それでもう、唯先輩ったらね――」ノロケノロケ 純「うぐっ……甘い、甘すぎるよ梓……」ゲフッ 憂「梓ちゃんの逆襲……だね」タジタジ 純「耐えろ……梓が我に返るまでの我慢だ……っ」ミテロヨー ノロケノロケw -- (鯖猫) 2012-10-14 15 58 58 もっと聞かせてくれー!! -- (あずにゃんラブ) 2013-01-10 07 28 53 半角が可愛いw -- (名無しさん) 2013-07-26 19 48 47 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る