約 412,578 件
https://w.atwiki.jp/legendofkage2/pages/47.html
次回作があるとしたら追加してほしいこと、変更してほしいことを書き連ねるページです。 もしかしたら開発スタッフが見ていてくれるかもしれないよ? ボタンコンフィグでLかRにダッシュを振り分けられるようにしてほしい。 千尋はエロくてよかった。続投希望。もしくはプレイキャラにまた女性を。 ステージクリアーまでの時間も評価に含んでほしい。 イラストギャラリーの絵が小さくて悲しいので拡大できるようにしてほしい。 分銅はボタン押しっぱなしで垂れ下がり、十字ボタンで自由に振り回せるようにしてほしい。 一度歩いた場所が記録されるマップが見られるようにしてほしい。 派手な演出や効果音等でコンボが繋がる事に爽快感を感じるような作りにしてほしい。 手裏剣等投げ道具が小さくて判別しづらい。もう少し大きく判別しやすい色にしてほしい。 通常フィールドがコンボを意識しなければ長いだけでつまらない。もう少し工夫してほしい。 下方向の視野が狭い。キャラを表示する画面を上下切り替えられればよかった。 ぶら下がりは無くてもいい。必要な場面も少なく、ジャンプ時に誤ってぶら下る等ストレスの元。
https://w.atwiki.jp/kazu392h/pages/933.html
autolinkTOP>【こ】>小文字 小文字 (こもじ) 分類2【物】 ジャンル1【一般】 『あいうえお』を『ぁぃぅぇぉ』と表記すること。 『やゆよ』も同様に『ゃゅょ』と表記し、片仮名は基本的に半角。 小さく出来るものをすべて小さくしている文ってのはとっても読み辛い。 顔文字も小文字もギャル文字も適度ならOKだが、度が過ぎると拒否反応。(おっさんやな) 登録日 2006/09/14 【こ】一覧 恋【こい】 恋はスリル、ショック、サスペンス 高級店 轟轟戦隊ボウケンジャー 甲子園カレー 甲子園焼きそば 鋼鉄ジーグ コードネーム=麻宮サキ GW ゴールド会員証 ゴールドライタン ここは惑星0番地 心はロンリー、気持ちは・・・ 小嶋元太 五代雄介 こだま・ひびき ご馳走様でした こちら本池上署 ゴックン GOD SPEED LOVE こてこて 今年の阪神は違う 今年も勝ちたいんや! 粉モン文化 コナンとキッドとクリスタル・マザー コナンと平次と消えた少年 5年3組魔法組 小林聡美 コピーロボット 虎風荘 コメント 小文字 小山正明 コレクション GORO コロ助 コロムビアゆりかご会 コロンボ ゴワッパー5ゴーダム コンドーム コンバトラーV COMPLEX 紺碧の棺 ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
https://w.atwiki.jp/neatoria/pages/44.html
エルザ・ウォルミス 性別 女 年齢 21 外見 身長は152cm、女性であるがため体つきは小さく華奢。墨を垂らしたような黒い髪は邪魔にならないよう短く切られている。また瞳の色はオラウス同様金色。両耳の後ろに小さくはあるが角と呼べるような突起物がある 性格 かなりの強気で何事にも恐れない、ように見えるがそれはウォルミス家の人間に生まれたからというのが理由であり本当は歳相応に繊細 生立ち ウォルミス家の長女、女性が騎士になるのは稀だが黒のオラウスを祖とするウォルミス家の生まれだからという理由で騎士になった。またウォルミス家には飛竜の血が流れているとされており、その根拠はウォルミス家の人間全員に存在する耳の後ろにある角としか見えない突起物にある。 魔術属性 不明 使用武器 サーベル(握りは拳二つ分で護拳は無く、柄は簡素で作りはサーベルというよりも刀に近い) 戦闘スタイル 女性であることからくる非力さは全てスピードで補っている。またウォルミス家にはオラウスが使用していた魔術とは異なる術が伝わっており、状況において攻撃・防御・補助とそれぞれに適した魔術に似た術を使用する 作成者:倉佳宗
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3321.html
ぱっちゃぱっちゃぱっちゃ 懸命に犬かきで泳ぎ、流されていく水着を追いかけるメイ …気づかない 水の中、自分に近づく気配に…彼女は、気づかないままだ ぱっちゃぱっちゃぱっちゃ 流され続ける水着 それを追いかける、彼女の前方に (-----------っ!!) メイに近づいていた「それ」は、その恐ろしさに気づいた …あれの前で事を起こすのは、危険すぎる 水の中、それは小さく舌打ちして、メイから離れ ……メイが追いかけていた水着を流していたもう一体も、すぅ、と離れていった 「………?」 …流されていっていた水着 その流れが、不意に遅くなる ……前方に 誰か、いる …それは、白髪交じりで灰色に見えるその髪からして、50代程だろうか しかし、その割には鍛えられた体には、一切の衰えを感じさせない、長身の男性 人見知りな性格のメイは、そんな男性を前に、泳ぎが鈍ってしまう ぷかぷか ぷかぷかと、メイが追いかけていた、沙々耶やデリア、コンスタンツェの水着は、男性の元に流されていって 「…………」 メイが、その水着を追いかけていた様子を見ていたのだろう 男性は、水着を手に取ると、メイに近づいてきた 「…追っていたのだろう?」 す、と 水着を、メイに差し出してきた おずおずと、メイはそれを受け取る 「は、はい………ありがと、です」 ぺこり メイは、男性にお辞儀すると どこか、威圧感すら感じさせるその男性から、急いで離れていったのだった 「……流れが、酷く不規則だな………」 プールの流れを確認し、男性……朝比奈 秀雄は、小さく呟いた 一定しない、プールの流れの速さ それに、先ほどの少女の周囲と、流されてきた水着の周囲から感じた気配… ……やはり、都市伝説が絡んでいる 朝比奈はそれを確認し、同じくこのウォーターアミューズメントパークにきている鳥井とヘンリーと連絡を取ろうとする まずは、鳥井に連絡して、一般客がこの施設から出るよう、歌で誘導させるべきだ プールサイドにおいていた荷物から携帯を取り出しつつ ………朝比奈は、小さくため息をついた 「……状況は、把握できた、が………………だというのに、どこに行ったんだ、マドカは」 鳥井が今回の調査に同行すると聞いて、無理矢理、ここに付いてきた己の妻を想い 彼女が巻き込まれていなければいい、と深く、深くため息をついたのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 悪意が嘲う・悪意が消えたその後に
https://w.atwiki.jp/macross-lily/pages/46.html
私の手の上で、彼女のそれが動く。 爪の上を走るひやりとした感触と、耳をくすぐる浅い吐息。 その度に小さく震えそうになるのを、私はただただ必死に堪えていた。 ベッドに座った私を背中から覆いかぶさるみたいにして、真剣顔のシェリルさんが向き合っているのは桜色のマニキュア。 それをシェリルさん自身の爪に塗っているだけなら、特に問題はないのだけれど(ううん。こんな体勢の時点で私の心臓の負担的にはかなり問題あるけど)今シェリルさんの持つ桜色のマニキュアの筆が走る先は、私のそれで。 しっかりと私の手を捕らえるシェリルさんの左手のせいで、私は数十分この体勢を余儀なくされていた。 事の発端はいつも通りシェリルさんの気まぐれだった。 久しぶりにシェリルさんと一緒のお仕事だったから、仕事の合間に彼女のお部屋を訪ねた。 ここ数ヶ月、一緒のお仕事もオフが重なることもなくて、会えない日が続いていたから、私はわくわくとどきどきの気持ちいっぱいで彼女のお部屋のインターフォンを押したんだ。 出迎えてくれたシェリルさんは、いつもの綺麗な笑みで、ぎゅう、としてくれたんだけど、久しぶりのハグも早々に「ランカちゃんに似合うマニキュアがあるから」って、ベッドまで引っ張って、今に至る、と。 これでも、一応、抗議はしたのだ。 マニキュアなら自分でできます、とか、塗ってもらうにしても向かい合わせの方がやり易いでしょう、とか。 そもそも、今これをやる必要はないじゃないですかって。 だけど、当のシェリルさんはそんな私の抗議なんてどこ吹く風で、「いいから」「早く」と急かすのみ。 シェリルさんはとーっても頑固な所があるから、こう!と決めた事は簡単には改めてくれない。 ……先に惚れた方が負け、って昔の人ってほんとに上手い事言う。 この場合も、シェリルさんに心底惚れちゃってる私に、断るなんていう選択肢はなかった。 シェリルさんの細い指が私の左の薬指を固定する。 彼女は右手に持ったマニキュアの筆で、私の爪にするりと一つ色を引いた。 同時に、シェリルさんの吐息が耳元を撫でて。私は、ぴくりと身体が竦みそうになるのを必死に堪える。 鼓動がいつもより早いのはこの体勢になった時から自覚しているけれど、こんなにも密着していたら背中のシェリルさんにも聞こえていそうで恥ずかしかった。 桜色に染まっていく私の爪とは反対に、シェリルさんのそれは何の色もついていない。そのままの肌の色。 そういえば、いつだったか、マニキュアとかネイルアートの類はあまり好きじゃないと言っていたことがあったっけ。お仕事以外でそういうのしてるのも見たことないし、シェリルさんのお家でもそれらしいのを見たことはなかった。 それじゃあ、今私の爪を彩っているこれは ―――。 (……自惚れても、いいのかな。) このマニキュアは、シェリルさんが私のために買ってきてくれたものだって。 そう、思っていいのかな。 きゅ、と胸の奥が切なくなって、無性にシェリルさんに抱きつきたくなった。 ちらりと左に目をやると、近すぎる距離に彼女の真剣な横顔。 長い睫が僅かに伏せっていて、その奥の空みたいに青い瞳は真っ直ぐに私の薬指をとらえてる。 衝動が抑えきれなくて、私は小さく口を開いた。 「……シェリルさん」 「だめよ。動かないで」 口では反応してくれるけれど、視線は薬指に向けられたままで少しだけ寂しくなる。 やっぱりこの体勢は苦手だ。 背中全体で彼女の温もりを感じられるのはいいけれど、真正面からその顔を見ることができない。 見て、もらうことができない。 薬指の爪を彩っていた筆が、今度は小指に取り掛かった。 相変わらずシェリルさんは指を見つめてる。 「シェリルさん……」 「なあに?あと小指だけなんだから、もう少し待って」 めげずに呼びかけてみるけれど、返ってきたのはそんな素っ気無い言葉。 少しってどれくらいなんですか、あと何分ですか? 訊ねたかったけれど、これ以上言うと、もう!って怒らせちゃいそうだったから、 精一杯の気持ちをこめて、私の肩に顎を乗っけるシェリルさんの頬に、額をすり寄せた。 そしたら、一瞬シェリルさんの動きが止まったような感じがしたのは、私の気のせいかな。 元々他の指と比べて面積が小さい小指の爪は筆が数回往復しただけで終わったようで、 シェリルさんは脇に移動させてあったマニュキアの小瓶に蓋をした。 それをそのまま、ぽい、とベッドの上に放り投げて。 思わず小瓶の行方を目で追っていたら、今までマニキュアを塗られていた手にシェリルさんのそれがするりと絡む。彼女の方を向こうとしたけれど、お互いの頬が触れててそれは叶わなかった。 「それで、何をそんな声出してるのかしら?ランカちゃんは」 なんだか意地悪そうな声音でそんなことを言うシェリルさん。 それでも、やっと意識がこちらに向いたことに少しだけ胸が弾んだ。 そんな声ってどんな声だろうと思ったけど、今はもっとずっと聞きたかったことを訊ねることにした。 「このマニキュア、どうしたんですか?」 桜色と肌色が交互に揺れる手を見つめながら訊ねたら、色素の薄い髪の毛がさらさら頬をくすぐった。どうやら、シェリルさんが首を傾げたみたいで。 「買ってきたのよ?」 心底不思議そうな声が返ってきた。 シェリルさんの細い指が私の手を柔らかく握るから、私も小さく応える。 「でも、シェリルさん、マニキュアってあんまりしないじゃないですか」 また、さらさらと頬をくすぐるシェリルさんの髪。 今度は反対側に顔を傾けたよう。 「……?だって、ランカちゃんに似合うと思って買ってきた物だから」 「私用ではないわよ」と。 なんでもない事のように、さらりと返ってきた言葉。 更に強くなる、切ない痛み。 どきどき、と鼓動が早まる。 そんなこと、そんなに簡単に言わないでほしい。 だって、―――。 絡むシェリルさんの白い手を今までよりも強く握り返した。 ――― どうしようもなく、嬉しくなってしまうから。 同じくらいの力で握り返してくる細い手。 それだけのことなのにたまらなくなって、私は、は、と小さく息を吐き出し、シェリルさんの頬にまた甘えるように額をすり寄せた。 「シェリル、さん」 「んー?」 「……ぎゅってしてください」 強請るようにそんなことを言うのはすごく恥ずかしくて、でも、どうしてもしてほしくて、小さく小さく呟いた。 そしたら、耳に届く私の声と同じくらい小さな笑い声。 「だーめ。まだマニキュア乾いてないもの」 「取れちゃうでしょう」と、悪戯っ子のようなその声音。 それは長くない付き合いの中で何度か耳にしたことのある声だった。 彼女がこんな風な喋り方をする時は決まって、何か良からぬことを考えていたり、私をからかっている時だ。 切ない気持ちと高鳴る鼓動、胸の中が色んな感情でいっぱいになってしまって、鼻の奥がつんとした。 こんなことで泣くのは嫌だったけど、こんな風にシェリルさんに突き放されたことが悲しくて、寂しくて。 彼女がからかっているだけだって分かっているけれど、どうしようもなくなって。 意地悪。シェリルさんの、意地悪。 突然、私の手を弄ってた彼女のそれがするりと静に外れた。 それはそのまま私の顎のラインを撫でて。 「シェ、―――」 名前を呼び終わる前に言葉を封じられた。 本来シェリルさんの名を呼ぶはずだった所に、温かいモノが触れていて。 目の前には彼女の長い睫。 キスされていると、そこにきてようやく脳が理解する。 同時に、顔中に集まってくる熱。 首筋も、耳の後ろも、どこもかしこも熱くなって。 そうなってやっと私は、ぎゅ、と目を閉じた。 暗くなった視界の中、感じるのはシェリルさんの唇の感触だけで。 下唇をやんわり食まれる、それだけで小さく震える身体。 シェリルさんの唇は、下のそれと同じく上も食み、下唇をぺろりと舐め、口の端っこに、ちゅ、と音を立ててキスして離れていった。 小さく息を整えて瞼を押し上げると、鼻先が触れそうな距離にいるシェリルさんと目が合う。 どうして、さっきはダメって言ったのに。 視線で抗議すると、シェリルさんは唇の端をゆるく持ち上げて、 「キスもダメだなんて、言ってないでしょう」 なんて、悪びれもせずに言って、顎を持ち上げてた手でするりと頬を一撫でした。 そんな動きだけでも背中がざわざわして、身体がびくりとしてしまう。 私は、私の手に絡んでいる彼女のそれを、ぎゅう、と握り、その視界から外れるように少しだけ俯く。 絶対、絶対、分かってやってるんだ。それで、私の反応を見て楽しんでるんだ。 そう思ってても、素直にシェリルさんの手の上で転がる自分がいて。 それだけ、この意地悪な人の虜になっているんだと自覚する。 やっぱりシェリルさんは意地悪だ。 だって、こんなことされたら、もっとずっと欲しくなるに決まってるのに。 鼓動が早まる。 頭の中でどくりどくりと血の流れる音を聞きながら、理性と欲求の間で揺れ動く。 ――― だけど、答えなんてとおに出ているのだ。 「シェリルさん、ぎゅってしてよ……っ」 掠れてしまった言葉は届いただろうか。 こんな風に中途半端に抱き締められるのはもう嫌だった。 ちゃんと顔が見たい。ちゃんと見てほしい。それで、ちゃんと抱き締めてほしい。 シェリルさんが息を呑んだのが分かった。 絡んだ手が持ち上げられて、爪を撫でる彼女の指。 私の身体を囲んでいたシェリルさんの足が移動したのが気配で伝わる。 絡んだ手が離された、その瞬間。 突然、強引に身体が半天した。 次の瞬間には、背中にすべらかシーツの感触。 顔の周りを色素の薄い柔らかな髪が覆っていて、鼻先が触れ合うくらいの距離にシェリルさんいた。 彼女はちょっとだけ不満そうな表情を見せて、私の肩口に顔を伏せた。 「……そんな可愛い声、私以外の人に聞かせたら承知しないから」 ぽそりと呟かれた言葉。その意味を図りかねて首を傾げた。 とりあえず、小さく名前を呼んでみると、ぎゅ、と抱き締められる。 やっと与えられた、感触に、体中がじんと痺れるような感覚に陥って。 くっついている所からシェリルさんの温度が伝わって、じわりじわりと全身に広がっていく。 密着した体。だけど、全く重さを感じないのは、シェリルさんが体重をかけないようにしてくれているからで、そんな小さな配慮が嬉しかった。 「爪立てていいから」 まるで世間話をするように発せられた言葉に一瞬反応できなかった。 徐々にその意味を理解するにつれ、これから起こるであろう事が脳裏を過ぎって身体が熱くなる。 けれど、そういうことを何でもないように言ってしまえるシェリルさん余裕っぷりに、なんだか悔しくなって、私は彼女の肩をそっと引き寄せた。 「……マニキュア剥がれちゃいますよ」 精一杯強がって言ったのに、シェリルさんは私の肩口で小さく笑ってて。 「そうしたら、また塗ってあげる」 言葉と同時に降ってきた唇に、悔しいけれど、逆らう術なんて持ち合わせていない。 大好きな白い肌に爪を立てるなんて、できるわけないじゃないかと心の中で思いながら、私は彼女の首に両腕を回して静に引き寄せた。 おわり
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/5796.html
『ポケットの中』 困った。 宿題が、数学の問題がわからない。 週明けの授業では確実に当たる上に、小テストも実施するとか言ってやがったし、あの数学教師の野郎……。 昨日のうちに国木田にいろいろと聞いておけばよかったが、今日は家族とどこかに出かけるといっていたから教えてもらうこともできないし、谷口は俺と同じレベルのはずだからアテにはできん。 ハルヒに頼ると、宿題や勉強のことなどそっちのけで大騒ぎを始めるに決まっている。朝比奈さんは一学年上ではあるが、文系科目ならまだしも、数学は触れてはならない禁則事項の一つみたいだし、古泉に聞けば普通に教えてくれるだろうがなんとなく癪だ。ふん。 そう、こういうときはとてつもなく頼りになる上に安全・安心・人畜無害なスーパーアンドロイドの宇宙人にお願いするのが一番だ。ポイントを絞って、とい うか、必要最小限の言葉の範囲で教えてくれるので、俺としても覚えるところが少ないのは助かる。その上、うまく運べば例の呪文でなんとかしてくれるかもし れないからな。 今日は不思議探索もない土曜日なので、長門はきっと一人で家にいるはずだが、念のために電話して確かめておくか……。 プルルルル、プルルルル……、 『……』 「あ、俺だ。えっと、すまんが頼みがあるんだが……」 『……?』 おそらく僅かに右に首をかしげているな。表情だけでなくて三点リーダの専門家としての俺の五感がそう訴えている。 「ちょっと数学の課題について助けて欲しいんだが、今からそっち、行ってもいいかな?」 『……いい』 「うん、すまん。じゃあ、えっと、今から出るから……」 『待ってる』 ぷつん、ぷー、ぷー、ぷー…………。 切れた。なんかいつも以上にそっけない感じだったが、ま、こんなものか。 とりあえず、問題集とノートをかばんに放り込んで、俺は長門のマンションへと自転車を飛ばした。 すっかりとなじみになった七〇八号室の扉の前で、俺は鍵が開けられるのを待っている。そういえば、エレベータにしろ共用廊下にしろ、あんまり住民に会う ことがないし、最近は管理人の爺さんの姿を見ることもほとんどなくなった。ひょっとして、このマンションの住民は、実は全て宇宙人の手先ってことはないだ ろうな。 なんてことを考えていると、ドアが開けられた。 「よお、いつもすま、ん? ん?」 玄関先で俺のことを見上げている大きな黒い瞳のセーラー服の少女は確かに長門だ。だが、俺を見上げる角度がいつもより大きい。 な、なんだ? 「……お前、背が低くなったのか?」 「ちょっと違う」 確かに、単に背が縮んだだけではない。体全体が小さくなっている。顔の大きさや骨格自身が縮小されている感じだ。元の八割ぐらいのサイズに縮小されている感じだろうか? 「……こっち」 促されるまま俺は小さくなった長門の後について廊下を通り抜け、扉の先のリビングに足を踏み入れた。やはりいつも通りの殺風景なリビングに置かれたコタツ机のところにも見たことのあるセーラー服の少女が一人座っている。 「な、長門?」 そう、そこにいたのも小型化した長門だった。 「おい、どういうことだ? なぜ二人いるんだ、それに……」 「とにかく座って。わたしはお茶を入れてくる」 それだけ言うと、玄関に迎えに来てくれていたほうの長門はキッチンに引っ込んだ。 俺は、恐る恐るコタツ机に近づくと、無表情のまま俺のことを見つめているもう一人の長門の正面に座った。 「あの……、やっぱり、長門、なのか?」 「そう」 「ほんとに?」 「本当」 コタツ机の向こうに、文字通りちょこんと座っている長門は、間違いなく長門だ。すっと結んだ口元も、涼しげに輝く黒曜石の瞳も、短くカットされた髪型も、長門だった、ただ小型化された以外は……。 しばらくして、もう一人の長門が運んできてくれたお茶を飲んで一息つくことができた。おかげで、並んで座っている二人の小さな長門を目の前にしても、心の平静を保つことができている。 もうどっちが玄関に迎えに来た方かわからなくなったが、とにかく向かって右側の長門が口を開いた。 「俗にいう夏風邪」 「なに?」 「有機生命体に対する夏風邪のウィルスに感染した。その防御作用のため、分裂しただけ。心配ない」 「いや、あの、心配も何も、なぜ分裂するのか、まずはそれが知りたい」 「知ってどうする?」 「……いや、うん……、どうしようもないけど……」 「大丈夫、情報統合思念体が根本的な解決策を探している。それ以前でも、もう少し分裂したら影響は排除できるはず」 「そ、そうか、それならすぐに解決するな って、おい、ちょっと待てよ、お前、まだ分裂するのか?」 「そう」 何だ、何だ。いったいこの有機アンドロイドはどういう造りになっているというんだ? ウィルスからの防御反応で分裂するというのはどういう仕組みなんだ? 「分裂しても、質量……有機情報因子の総量は保存されるため、分裂するごとにわたしは小さくなっていく」 「はぁ?」 今度は左側の長門が言葉を続けた。 「体が二つに分かれると、いわゆる体重は半分に、身長は約一・二六分の一になる」 な、なんだって? どんな計算が必要なのかわからんが、とにかく分裂するごとに小さくなった長門がたくさんできるということだ。 「「そういうこと」」 二人の長門は声をそろえてそう言った。 えっと、そういえば俺は何のためにここに来たんだっけ? あまりにも分裂長門による話のインパクトが強すぎたため、すっかり当初の目的を見失ってしまったが、俺は、数学の課題について長門に教えを請うためにここを訪問したんだった。 「えっと、長門……」 と、やっと本題に入ろうとすると、二人の長門は、ほぼ同時に右手をこめかみに当てて軽くうつむきながら、左手を軽く前に出すと、 「「……ぶ、分裂、するから、ちょっと……待って……」」 「え、えっ?」 つきたてのお餅とかスライムみたいに、みよーんと伸びて二つに分かれるのかと思ったが、さすがに我らが有機アンドロイドはそんな原始的な見た目をもって分裂することはなかった。 右側の長門は、はじめに両目の間あたりがキラリと光ると、すぐにその光が縦にするすると伸びて、体を左右に分ける一本の光の線となった。 その光の線は左右に広がりつつ光の帯になり、やがて二本の縦帯に分かれると、長門の体をスキャンするかの様に左と右へそれぞれにゆっくり進んで行った。そしてその光の帯が通り過ぎた部分からは、一回り小さくなった長門の姿が、左右それぞれに現れていく。 それに対して左側に座っていた長門は、まるで後光が射すかのように体の周囲が光り始めていた。どうやらこっちは光の板が前後に移動してスキャンしていくことで、前半分と後半分に分裂するらしい。 最終的に光の帯のスキャンが元の長門の体の左右と前後のそれぞれの端まで進み、光の輝きが消えた時、俺の正面右側には左右に並んだ二人の長門が、左側には前後に並んだ二人の長門、あわせて四人のさらに小型化した長門が現れた。 「「「「……おまたせ」」」」 「……う、うん」 微妙にエコーがかかった重なり合う四人分の長門の声に、俺はそれ以上の言葉を発することができなかった。いったいどうなるんだ、こいつは? 「「「「今後、分裂速度が早くなるが心配は無い」」」」 「そ、そうか……」 「「「「ちなみに制服は体の分裂のタイミング合わせてわたし自身で情報改変している」」」」 「……う、うん。そうなんだ……」 別に聞いたわけではないが、長門は自ら説明してくれた。確かに見慣れた制服も、分裂して小さくなった体の大きさにフィットするようになっている。 その後、もう俺なんかが心配とか言っていられる状況ではなくなった。 四人になった長門は、ものの数分でさらに分裂して八人になり、その後はリビングのあちこちでピカピカと光を放ちながら、小さくなった長門の数だけが増えていった。 しばらくして光の点滅の速度が遅くなり、やがてリビングが静かになった。 あらためて見渡すと、コタツ机しかなかったリビングは、床一面に五百ミリリットルのペットボトルサイズの背丈になった長門の集団で満たされており、床に収まりきらなかった一部の長門は、コタツ机の上に座っていたり、俺の膝や肩の上にも乗っているやつもいる。 その小さくなった長門という長門が全員でじっと俺の方を見つめている。それも、いつもどおりの無表情で…………。 こんな光景を目の当たりにして、じっと座っていられるのも、高校入学以来、いろいろな非日常な体験を積んできたおかげだな。いいんだか、悪いんだか――。 お約束のように、ふぅ、と、ひとつ溜息をついた俺は、適当にリビングの真ん中あたりに向かって、 「終わったのか?」 と、問いかけた。 「分裂は終わった」 俺の右肩に腰掛けている長門が、全員を代表して答えてくれた。 「で、何人になったんだ?」 「五百十二人」 「ご、ごひゃく、だって?」 「そう。九回分裂した。ウィルスの影響の拡大はこれでほぼ排除可能」 「よ、よかったな」 「よかった」 今度は膝の上の長門が俺のことを見上げながら答えてくれた。 「それで、これからどうなるんだ? 元に戻れるのか?」 「有機情報因子の再融合を行えば元に戻れるが、今、行っても再分裂を繰り返すだけ」 「ということは、しばらくはこのままなのか」 「そう」 膝の上の長門は、小さくなった頭をほんのわずかに傾けてそう言った。と、同時にリビングいっぱいのほぼ五百人の長門の頭がぴくんと動いた気がした。 しばらくすると、コタツ机の上の長門が立ち上がると、置かれたままだったお茶の湯のみを覗き込み、 「すっかり冷めてしまったが、今のわたしには淹れ直すことはできない」 「いいよ、別に。すまないな」 「それより、あなたの当初の訪問の目的である数学の課題について取り組みたいと思う」 そうだった。数学だ。その時、俺を中心にリビングに配置された小型長門の包囲網が少し縮められたような気がした。 俺は、五百十二人の小さな長門に囲まれて、数学の課題の特訓を受けている自分自身の姿を想像して、少しばかり背中に冷たいものが流れていく気分だった。 「もう、いいよ、なんかそれどころではなくなったから」 「「そう?」」 右肩と膝の上の長門が少し残念そうにそう言った。と、同時にリビング中に落胆の空気が満たされたように感じたのでは俺の気のせいなのか……。 「とりあえず今日は帰る。早くもとに戻れるといいな」 俺は、膝の上にいた長門を左手に乗せてコタツ机の上に降ろした後、その手を右肩に持っていって、右肩の長門も下に降ろしてやろうとすると、 「では、わたしがあなたの家に行って数学の課題解決に関してお手伝いする」 そういって、俺の左手の手のひらの上にすっくと立った長門は、両手を体の後ろで組みながら俺のことをやや上目遣いでじっと見上げている。 「え、なんだって? お前がうちに来るつもりなのか?」 「そう。いい?」 小さく首をかしげる。 「い、いや、それはまずいんじゃないか? もし、お前のことを誰かに、そう、妹にでも見られたら……」 「大丈夫、そのときは何か人形のまねをすればいい」 「いやいや、そんなことをしても……」 長門の格好をしたフィギュアなんて、それだけで妹にとっては好奇の的ではないか。 「……いざとなったら机の引き出しでもいい。小さくなっているからどこでも隠れることは可能」 「うん、まぁ、それはそうだが……」 長門と論戦を交わして俺が勝てるわけは無い。たとえそれが第三者が見たらどうでもいいような内容であっても、だ。 結局、右肩に座っていた長門は、五百十二人の全ての長門を代表して俺の家に数学の家庭教師として派遣されることになった。 俺はシャツの胸ポケットにその小型長門をそっと忍ばせて、チャリを飛ばし我が家へ向かってペダルを踏み続けた。胸ポケットの長門は、ポケットの端を両手でつかんで頭だけポケットから出し、気持ちよさそうに短い髪を風になびかせている。 「長門、お前、なんか楽しそうだな」 くるっと振り向いた長門は俺を見上げて、 「そう? 気のせい」 と、だけ言うとまた前を向いた。 「まぁ、いいけどな」 赤く染まる遠くの夕焼け空の下、誰にも会いませんようにとお願いしながら、俺は自宅へと急いだ。 幸い、家に帰りつくまで、知り合いに会うことは無かった。 玄関先にチャリを置いた俺は、誰にも見つからないようにポケットに入れたままの長門を俺の部屋まで運び込んだ。長門に自由に行動してもらうのは、家族が 寝静まってからのほうがいいと判断した俺は、とりあえず長門には本棚の隅っこに隠れておいてもらうことにした。妹のやつはいきなり俺の机の引き出しを開け ることもあるからな。 「しばらく不便をかけるが、ちょっと我慢してくれよな」 「いい。ここでじっとしている」 「うん、すまん」 その夜遅く、俺は小さくなった長門から数学の課題についての講義を受けた。大きさにかかわらず長門は長門であるわけで、簡単かつ的確なコーチングは俺の小さな理解力のキャパシティにはぴったりだった。 もちろん、それでも俺には荷が重い問題もあったわけだが。 「……ということ、ポイントはその一点にしぼられる」 「うーん、ちょっとよくわからないけど……」 「だから……」 俺の机の上で開いたノートの横に立った長門は、ちょっとあきれたように、でも淡々と説明を続けようとした。俺は、その説明をさえぎるように、 「なぁ、長門……」 「なに?」 「いっそ、数学の時間にさ、また胸のポケットにでも隠れておいて俺に答えを教えてくれよ。そのほうが楽だし……」 「だめ。それではあなたのためにはならない」 ぎゅっと腕組みした長門は、体が小さくなっても大きな黒い瞳を輝かせながら机の上から俺のこと睨みつけている。 「じょ、冗談だよ、そんなことをして、お前のことがクラスのやつにばれたら一大事だ」 そう、ハルヒにでも気づかれたら大事だ。たとえ長門がフィギュアのようにじっとしていてくれても、俺がそんなものをポケットに忍ばせていることがハルヒの知るところになれば……。 その時、長門は少し遠い目をしながら何かをつぶやいた。 「……遮蔽シールドは可能……」 「え、なんだって?」 「なんでもない。次!」 「厳しいなぁ……」 結局、午前二時ごろまで長門の特訓は続いたが、さすがにもう限界だ。 「長門、今日はこれぐらいでいいだろう。もう眠いし、勘弁してくれよ」 長門はふっと息を吐くと、 「……了解した」 といってノートの上にぺたんと座り込んだ。そういえば、こいつも立ちっぱなしだったな。 「お前も疲れただろ、お茶でも飲むか?」 といってから、初めて気づいたが、そもそも小さくなった長門はお茶とか飲めるのか? 「大丈夫。特に食物を摂取することは必須ではなく、このままでも活動することは可能」 「食べなくても平気なのか」 「そう、平気。もちろん食べることも可能。その場合、摂取した食物は適度にエネルギーに変換されるだけ」 「そ、そうか、便利なもんだな」 「便利」 俺は食べる楽しみが必要ないことを便利とは言いたくは無いが、ま、いいか。 もし、このサイズの長門が何か食べないといけないとしたら、おれはおままごとサイズの食器に本物の食べのもを用意してやらないといけなくなるところだったしな。 「お前、どこで寝る?」 ベッドの布団をセットしながら振り返って、机の上で俺が持っていた文庫本を読んでいる長門に話しかけた。まさか、長門とベッドで一緒に寝るわけにはいかないからな、たとえ小さくても……。 俺は部屋の中を見渡して、なにかよさそうな寝床がないか探してみた。 「そうだな、たんすの引き出しにタオルとか入っているからそこでもいいか?」 「そこでいい、ありがとう」 机のそばに行って両手で受け皿を作ってやると、長門はその上にぴょんと飛び乗って立て膝をついた。俺はその長門を落とさないように気をつけて、たんすの一番上の引き出しのタオルの上にそっと運んだ。 「よかったらさっきの文庫本もとって欲しい」 「ん、わかった」 俺が机の上に残された文庫本を取り上げて振り返ると、タオルの布団の上の長門は薄いグリーンで縦横にストライプが入ったパジャマに着替えていた。 「あれ? お前、いつの間に着替えたんだ? 制服はどうした」 「パジャマに改変した」 「……便利、だな……」 「便利」 文庫本もタオルの上においてやると、長門は「ありがとう」と、ひとこと答え、よいしょという感じでページをめくり、さっきの読みかけのページを開いた。二十センチほどの長門の身長からすると、文庫本のページをめくるのも大変そうに見えるのだが……。 俺はたんすの上に電気スタンドをセットすると、 「照明はつけたままでもいいから、お前も適当に寝てくれ」 とだけ言い残してベッドにもぐりこんだ。 しばらく、文庫のページをめくる音だけが響いていた。俺はベッドの中で天井を見つめながら、たんすの引き出しで文庫本を読みふける有機アンドロイドの不思議な生態に思いを馳せていたが、予想通りあっという間に眠りに落ちた。 「……はよう」 「……ん、……んん?」 「……おはよう」 変な夢を見ていた。小さくなった長門の群れに襲われて、むりやり勉強をさせられている夢だ。そんな夢から現実世界に引き戻してくれたのは誰だ? ぼんやりと目を開けると、だんだん視界がはっきりしてきた。 俺の胸の上に立って俺のことを見下ろすように覗き込んでいる小さなセーラー服の人形がいる。驚いた俺は、その小さなフィギュアをおもわず跳ねのけそうになったが、なんとか完全に目覚めることができた。 「な、長門ぉ?」 「おはよう」 ベッドの上に体を起こそうと動き出すと、長門はぴょんぴょんと飛び跳ねるようにして俺の膝のあたりまで降りてきて、 「今日もいい天気」 といって俺のことを見上げている。 「お前、どうやってここまで来たんだ? 確か向うのたんすの引き出しに……」 「乗り越えてきた。特に困難はなかった」 そこで長門はわずかに首をかしげると、 「もうすぐお昼。だから起こそうとした。もう少し寝ていたほうがよかった?」 「いや、ありがとう……。お前もよく寝られたか?」 「柔軟剤の香りが気持ちのよいタオルだった」 「そ、そうか」 機会があったらお袋に伝えておこうか。 昼間まで寝ていたおかげで、両親も妹も俺のことをほっといて出かけてしまったようだ。まぁ、ある意味助かった。 俺は長門を手のひらに乗せて一階のリビングに降り、テーブルの上に長門をそっと降ろしてやった。 「ちょっと食いもん探してくる。しばらくここで待っててくれ」 「了解」 キッチンの戸棚にあったメロンパンと、冷蔵庫から牛乳とフルーツの入ったヨーグルトを取り出してリビングに戻ると、長門はリモコンを操作して、テレビのチャンネルを変えていた。 「何か面白い番組やってるか? 日曜の昼はたいした番組はやってないと思うけどな」 テーブルにパンと牛乳を置きながら、ほぼ身長と同じサイズのリモコンと格闘している長門に話しかけると、 「わたしの家にはテレビがないから」 といって、リモコンの上に座り込んだ。 「だからテレビぐらい買えって。その程度のものなら、お前の親玉がなんとかしてくれるだろ?」 「……今度、要請してみる」 「それより、パン食うか?」 昨日の夜、小型長門は特に食べる必要は無いようなことを言っていたが、俺はメロンパンの端っこをちょっとちぎって長門に手渡してやった。 「ありがとう」 その小さな切れ端は、小型化長門にとっては、食パン一斤ぐらいのサイズに感じられた。長門はその切れ端をさらに小さくちぎって口に入れると、 「おいしい」 といって、小さく微笑んだように見えた。 テレビでは再放送らしきバラエティ番組をやっている。俺はそんな番組をぼんやりと眺めつつパンをかじりながら、 「長門、これからどうする? マンションまで送ろうか。もうお前の親玉が事態を解決してくれているんじゃないのか?」 リモコンを椅子代わりにして同じようにパンをつまみながらテレビを見ていた長門は、 「まだ、解決策は見つかっていない。今、マンションに帰ってもどうしようもない。それより昨夜の続き。もう少し課題に取り組んでおくことをお奨めする」 「えええー、まだやるのかよ」 さっきのは正夢だったのか……。 月曜日。 長門の特訓のおかげで、数学の課題は難なくクリアすることができた。谷口が信じられないという目で俺を睨みつけていたのが気持ちよかったね。 昼休み、その谷口と国木田にさっきの数学の件を問い詰められたが、 「たまには俺も勉強するんだよ」 「うそつけ、たまたまヤマがあたっただけだろうが」 「運も実力のうちさ」 「けっ」 悔しそうにウインナーを頬張っている谷口を尻目に、あっという間に弁当をかき込んだ俺は、それ以上突っ込まれないうちに教室を飛び出して部室へと逃亡した。 たぶん朝比奈さんはいないはずだが、ついいつもの習慣でノックしてしまった。当然のように返事が無いことを確認した後、一呼吸おいてドアを開けて部室に足を踏み入れた。 部室の奥、いつもの窓辺の席に座って分厚い本を読んでいる小柄なセーラー服姿を視界の中に認識した俺は、 「よお、無事に復活したんだな」 といって、俺もいつものパイプ椅子に腰を下ろした。 「いつ元通りになったんだ?」 「今朝早く、やっと抗ウィルス対策が完了し、有機情報因子の再結合が行われ、ほぼ元に戻ることができた」 「よかったな」 本を閉じた長門は、小さく頭を下げた。 「しかし、お前の親玉にしては仕事が遅かったんじゃないか」 「そう。でもそのおかげであなたも助かったのでは?」 「うん、そうだな。確かにいろいろと世話になった。おかげで数学の課題も何とかなったし、ありがとうな、長門」 ほぼ復活した長門は瞬きをぱちりとすると、 「その礼なら、そちらにいるわたしにして欲しい」 「う、うん」 俺は、視線を落として、胸のポケットを覗き込んだ。 すっと幕が開くように微妙な影が動くと、ポケットの中から俺のことを見上げている小さな長門が現れた。 「運よくヤマが当たったのではなく、わたしの特訓と遮蔽シールドのおかげ」 「……すまん」 そう、俺の専属家庭教師だったミニチュア版の長門は、実はまだ俺のポケットの中にいるのだった。 Fin.
https://w.atwiki.jp/kirikiri/pages/5.html
小さき悪魔 プロローグ 第一話─小さくなった悪魔UP
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/12066.html
【検索用 marshmallow 登録タグ 2010年 M VOCALOID やひろ 巡音ルカ 曲 曲英 独楽子】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:やひろ 作曲:やひろ 編曲:やひろ イラスト:水鹿しくめ 唄:巡音ルカ 曲紹介 曲名:『marshmallow』 やひろ氏 の巡音ルカシリーズ第8弾。 ピアノと木琴が特に印象的な、綺麗なポストロック風サウンド。 歌詞 話せば途切れるほどの 凍えたスパンコール 気の向くまま掻き揚げ 次にはふわりとして 舞い上げ掴み取れれば 水にも含まれない 自分のギャングスター ずいぶん時間が経ち 昨日絵に描いたように 例え何処になろうが バジルの濁る空で 朝九時の横顔に 日曜日には 小さく揺れる 傷つけられて 白いマシュマロ 落ち着かなくなり 詰まらせたあとは くだらない終わり 頷いていると 話せば途切れるほどの 凍えたスパンコール 気の向くまま掻き揚げ 次にはふわりとして 日曜日には 小さく揺れる 傷つけられて 白いマシュマロ コメント ルカのイメージに良く馴染んでるね -- 名無しさん (2010-11-06 01 01 13) 優しい音が好き -- 名無しさん (2011-02-20 21 24 05) 素敵 -- 名無しさん (2012-10-25 21 10 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akadama/pages/120.html
ある日、外で昼寝をしていたイツキは、時計を持って慌てた白いウサギを見つけます。 自分ほどの大きさのウサギが気になったいつきは思わず追いかけるが、その途中で穴に落ちてしまいます。 「……ここは?」 そう、そこは全てが男ばかりの不思議の国だったのです。 ―中略― (何で僕は男なのに、揃いも揃って男の人に変な目つきで追いかけられるんだろう) イツキは白いウサギを追いかけていた筈でしたが、いつの間にか白いウサギを始めとする様々な男に追いかけられていました。 (というか、白ウサギも着ぐるみで中に男の人が居たし!) 「いっちゃんは俺のものだ!」 「いや、俺のだ!!」 「抜け駆けするなよ!」 (捕まったら何かが終わる気がする……) 追いかける男たちの怒声に必死に逃げるイツキは、鍵が開いていた一室に入ります。 (ああ、でも、ここもすぐに嗅ぎつけられるだろうし……) イツキは辺りを見回すと、壁下に小さな穴と、テーブルの上に赤と青の薬を発見しました。 (……どこかで聞いたことがある展開だなあ) イツキは赤と青の薬を手に取ると、 (どっちが小さくなる薬だったかな?) 二つの薬を交互に見比べます。 (赤も青も薬は数錠あるようだし、試しに赤い薬を飲んでみようかな) 何となく赤い色が自分にぴったりだと思ったイツキは、赤い薬を口にします。 すると―― (えっ!?) 何ということでしょう。イツキの男性器が大きくなってしまったのです。 (えっと……『大きく』ってこういうこと?) 慌てて股間を押さえますが、押さえたところでどうにかなるものでもありません。 (ということは、青い薬で『小さく』なるのかな) イツキは慌てずテーブルの上に置いてあった青い薬を口にしますが、 「え!?」 思わず驚きを声にしてしまいます。 でも、それも無理はありません。 何とイツキは、そのままの状態で、服を残して体だけ小さくなってしまったのです。 「いっちゃんの声がしたぞ!」 「こっちの部屋だ!!」 しかも、発した声で自分がこの部屋に居ることを知られてしまいました。 (ど、どうしよう……) 裸のまま股間を押さえながら辺りを見回したところ、先程発見した穴を見付けます。 (……この姿のままでは恥ずかしいけど、背に腹は代えられない) イツキは裸のまま、その穴の先へ入って行きました。 さてはて、これから先、イツキはどうなるのでしょうか?
https://w.atwiki.jp/jirow/pages/13.html
≪英語≫ 月曜日:まんでー 火曜日:ちゅーずでー 水曜日:うぇんずでー 木曜日:さーずでー 土曜日:いえすたでー 日曜日:さんでー 今日:day 明日:???? 春:さくら→ちぇりーぶろっさむ 夏:さまー 秋:ばんだむ 冬:ほわいとすのー→紅→ほわいとべりー 11:いれぶん 12:とぅえるぶ 13:さーてぃーん 14:ふぉーてぃーん 15:ふぃふてぃーん 16:えいてぃーん … 20:つーてぃーん 21:とぅえんてぃーわん 1月:難しすぎるので断念 起きる:good morning 寝る:sleep テニス:てにす 卓球:ぴんぽん 水泳:すいみんぐ ≪英会話≫ れいん:Hello! じろー:Hello れいん:What your name? じろー:I m Jiro れいん:Hello じろー:Hello れいん:Where you come from? じろー:What?(キレ気味に) テイク2 れいん:Where you come from? じろー:Yes!(Welcome的な意味で) れいん:How old are you Jiro? じろー:No.1!! れいん:How old are you Jiro? じろー:We are No.1!! @苦手な部分 小さいピを使用する単語が苦手。 これから克服していきましょう。 ≪数学≫ √(るーと)について。 ポイント→√は大きい数字を小さくする、数字への近道。 じろー:数字を小さくしちゃおうっていうね。