約 1,923,801 件
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/2066.html
悔しい。その感情だけがいまのかがみを動かしている。 自分の一番大好きな人のことを思いながら、さっきからオナニーをもう10分くらいしているだろうか。 うまくいっていれば、今頃こなたと2人でこの快感を分け合っているところだった。 しかしほんの30分くらい前に、突然かかってきた電話。 「かがみん、本当にごめん、今日ひよりんとパティと秋葉原に行く急用ができちゃったから・・・。今日を逃すと手に入らないフィギュアを買いに行くから、また今度ね!」 決めたのはこなた自身。彼女がオタクであることは1にも2にもわかっている。でもそれが、ひよりとパティにこなたを、一番大好きな人をとられたようで、悔しくてたまらないのだ。 「こなた・・・こなたぁ、どうして私を選ばなかったのよぉ!!」 自然と目には涙。涙を流しながら自分の一番敏感なところを触る。もう自分をとめることができない。悔しいという感情だけが、自分の脳を支配している。 「うっ、うっ、うっ・・・。」 悔しさからくる声なのか。それとも快感から来る声なのかわからない。もし自分の部屋に今つかさやお父さんが入っていても、私は自分を止めることができないだろう。かがみはそういう自分を見失いながらの中で、自分の秘密部分を擦る。 「うっ・・・うはぁ!!?」 オナニーというのはあるポイントを過ぎると急に自分の中で何かが変わる。自然と、動かしている手が早くなる。どうして、どうしてこなたは私を選ばなかったのか。 私にはまだこなたをひきつける何かが足りなかったのかと思うと、自分を高めないといけないという思いがますます強くなってくる。 「うううっ、ああっ、あっ、あはぁっ!」 どんどん、かがみは絶頂に向かっての坂道を上ってゆく。 「こなた・・・ううっ、ああっ・・・。」 今度こなたにあったときは、絶対に私が思いっきりこなたを気持ちよくしてやる、かがこなの需要がなくったって思いっきりこなたを気持ちよくしてやるから。そういう決意が、かがみの手をいっそう早めていた。 「あっ、あっ、ああああああ!!!!!!!」 かがみは、絶頂に達した。合計時間13分・・・かがみのオナニーにしては少し長すぎるくらいの時間であった。 「はぁ、はぁ・・・。こなた、今度あったときは覚えておきなさい・・・。」 そして、数日後。 「やっほー、かがみん、この前の分も遊びに来たよー。」 「待ってたわ、今日は私の思うがままにさせてもらうわよ、こなた。」 「か、かがみ、今日はなんでそんなに女王様キャラなのかな・・・?」 「覚悟しなさい!こなた!」 「お、落ち着いて、かがみ、話せばわかる!!」 「うおりゃーー!!!」 「にょおおおおおおおおお!!!!!!!」 その後、こなたはかがみにいやというほどいかされたという。その壮絶なものたるや、こなたが動けなくなってかがみの家に泊まることになり、その上徹夜でいかされるくらいだったというから、相当なものだったのだろう。 いつだって女子高生の恨みというのはおそろしい。 思うがままに続く
https://w.atwiki.jp/mh_rifujin/pages/535.html
Q: 865 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/09/13(木) 21 33 30 ID ZMo2+pg9 ランゴスタの羽なんてナイフ使わなくてもひきちぎればいいんじゃないの? A: 866 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/09/13(木) 21 48 58 ID +awQSu6L 865 その辺にいるバッタでも蚊でも好きな昆虫の羽根を引きちぎってみましょう それはそれは無様で醜い事になります 素材と言うのは奇麗に剥ぎ取らないと用を足さないものです ランゴスタ
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/6384.html
autolink() RN/W16-051 カード名:小さくても力持ち 淳和 カテゴリ:キャラクター 色:赤 レベル:2 コスト:1 トリガー:1 パワー:6000 ソウル:1 特徴:《科学》?・《スポーツ》? 【永】他のあなたの《科学》?のキャラすべてに、パワーを+1000。 【永】経験あなたのレベル置場のカードのレベルの合計が4以上なら、このカードは次の能力を得る。『【起】[あなたのキャラを2枚レストする]あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1000。』 神代さん……っ、せめて……っ、、 少しは自分で歩こうとして……っ レアリティ:RR SR illust. 12/10/30 今日のカード。 能力そのものはよくありそうなものだが、2つ両方あればバカには出来ないものがある。 特に自分であれ他人であれパワーパンプを得意とするカードプール上、更にそれに拍車をかけられるこのカードの存在は大きいと言える。 早出しメタにこそならないが、逆に早出しメタとしての仕事ができる呪縛からの解放 みさ希や諦めた夢 昴を後半も使い続けつつ、後列として十分な支援を行える点は水着のフラウに出来ない芸当である。 あと水着のフラウとの違いとして起動能力であることやレストさせやすい点が上げられる。 要するに大徳 淳和や愛理といったレベル3の面々とはすこぶる相性のいいカードと言える。 レベル2にも相性のいいカードは数多く存在するということで、地味ながらカードプール的には重宝する存在である。
https://w.atwiki.jp/07th-umineko/pages/72.html
黒縁寿×白痴戦人です。 私はあなたと一緒にいられればそれでよかった。 どんな形でもいい、あなたがそばにいてくれればそれでいい。 だから今、私はとても幸せ。 無限の魔女、ベアトリーチェ。 一人を無限に殺し続ける、残酷な魔女。 「いつまでぼんやりしているの。立ちなさい、家具」 首輪につけた鎖を強く引っ張ると、彼は苦しそうに顔を歪めた。 私よりもずっと体格のいいその身体を引きずるのは相当な体力がいる。 意地を張って動こうとしないその背中を大きく蹴り上げる。 「ひぐっ!」 「さっさと動きなさい。私の腕が疲れるじゃないの」 襟首を掴んで持ち上げれば、彼は首を横に振っていやいやをした。 「馬鹿じゃないの。家具に拒否権なんてあるわけないじゃない。 自分が屈伏したことくらい、忘れてないわよね?」 返事の代わりに、ぎりぎりと歯ぎしりの音。 精一杯の抵抗のようだが、不快だ。 「マモン」 「はい」 私が名を呼べば、すぐさま姿を現した。 彼女は私の無二の親友だ。 --彼がいなかった間、ずっと私のそばにいてくれた。 「こいつを抉って」 「はい」 「ぐぁ……っ!」 マモンは彼の左肩を貫いた。 床に倒れ、悶絶する彼の傷口を踏みつける。 「ぎっ……」 「別に殺したわけじゃないんだから立てるわよね? 来なさい。何度も同じ命令をさせないで」 痛みからか屈辱からか、彼の目が滲んでいる。 「命令に従わないからこういう目に遭うのよ。 いい加減学習したらどう?家具が無能だと、私も恥をかくのよ?」 反論は聞こえず、ただただしゃくり上げる声だけが返ってきた。 彼が嫌がる理由は知っている。 これから私が何をするかをわかっているからだ。 暗い部屋の中、大きなスクリーンが姿を現した。 スクリーンの真ん前には、一人用の大きな椅子がある。 彼のための特等席だ。 「座りなさい」 彼は低く唸りながら拒否する。 もう一度、傷口を蹴り上げる。 「あぐぁっ!」 「言葉も理解できないの?座れと言ってるの」 彼はおずおずと椅子に腰かけた。 それが合図だった。 これから始まる拷問の、合図。 スクリーンに映ったのは、あの日の六軒島。 右代宮家を惨劇が襲った、1986年のあの日。 映像が始まったばかりなのに、彼が叫び声をあげる。 「あ゙ーーーー!!あ゙ああ゙ァアアああ゙アァァァ!!」 椅子に縛り付けられ、身動きがとれない彼の出来る限りの抵抗。 「静かに見なさいよ。あんたも多分見飽きてるでしょうけど」 赤く赤く染まるスクリーン。 汚していたのは、映像の中の彼自身だった。 ひとり、またひとりと映像の中の彼が命を奪ってゆく。 部屋中に響き渡る罵声、断末魔、そして肉を割く音。 見たくなくて、認めたくなくて、彼が必死に泣き叫ぶ。 最初のうちは、こんなの俺じゃねえ、と抵抗していた。 突きつけられる残酷な真実に、彼の心は次第に折れてゆき、 最後には、ただ声を上げて泣くぐらいしかできなくなった。 どんな理論を用いても、変えようがない事実。 これは自分じゃないと、自分自身を否定し続けた結果、彼は言葉を失った。 「うああ゙あ゙あ゙!!あ゙あ゙あああ゙ーーーー!!」 まるで幼児のように、言葉にならない声しか紡がない口。 舌を噛み切って死ぬことも思いつかないほど、退行した知能。 私がかつて渇望した、あの優しい笑顔はどこにもない。 「ほら、ちゃんと見なさいよ。 あんたが私の大事な人を殺すところを。 お父さんも、お母さんも、あんたが奪ったのよ。 あんたが私の幸せを、未来を、すべて奪ったの。わかる?」 私と揃いの赤い髪をつかみ上げて、スクリーンに押しつけた。 涙でぐしゃぐしゃの瞳には、きっと映っていないだろう。 「あれだけ私は兄さんに会いたいって思ってたのに。 兄さんは、あんたは、それを全部ぶち壊したの。 私がどれだけ絶望したかわかる?ねえ、兄さん」 泣き疲れた彼は、力なくせき込むばかり。 抗う力もなくした彼を見て、私の憎悪はすっかり萎えてしまった。 「……ああ、馬鹿らしいわ」 「……?」 私は彼の身体を縛り付けていた鎖を解く。 暗く濁った瞳の彼が、私の顔を覗き込んだ。 無限の魔女ベアトリーチェ。 彼女は一人を無限に殺し続けたというが、私は永遠に続く拷問など飽きてしまう。 私は椅子に座ったままの彼を、そのまま突き飛ばした。 椅子ごと転んで仰向けになった彼が、きょとんとした眼をしている。 その上に覆い塞がる形で、私は彼に乗った。 唇を重ね、強引にこじ開ける。 「ん゙んー!んぅぅぅ!!」 息が出来なくて苦しいのか、彼がじたばたと暴れる。 「キスくらいでガタガタぬかしてんじゃないわよ」 暴れたせいか、多少乱れた彼のシャツに手をかける。 「確か、家具に服はいらなかったのよね?」 言葉を理解する知能など残ってはいないが、 これから自分が嫌なことをされることくらいは本能的に悟ったらしい。 まるで子供みたいに、頬を真っ赤にしてぼろぼろと涙をこぼした。 その幼稚な行動とは不釣り合いな、逞しい胸にキスを落とす。 彼の身体がびくんと動く。 熱く火照った肌に手を這わせ、胸の頂を弄った。 その肌に触れて初めて、私は自分の手がひどく冷たいことに気がついた。 すっかり高ぶっているであろう箇所に手を伸ばす。 服の上から愛撫してやると、泣き声に別の声が混じってきた。 こうして触れ合うことを望んでいたのに、なぜか私の心は冷めきっていた。 目の前の事象をただの現象として受け止め、それ以上の何も感じない。 彼と一緒に惨劇を見続けることで、私の心もどこか壊れてしまったのだろう。 ズボンを脱がし、露わになった彼自身に触れる。 まるで熱の塊のような熱さをもつそれは、既に白い蜜が滴っていた。 「まだそんな元気が残っていたんじゃない」 「……っう、……ぅう……」 「何?」 「う……うー!うーーーーーー!うーーーーーーっっ!!!」 「…………!」 必死に首を横に振りながら、彼が一際大きな声で叫んだ。 「うーーうーーー!!うーーーーーー!!」 「……て」 知っている。 私は、その魔法を、知っている。 「うーーー!!うーーーーうーーーーうーーーーー!!」 「……やめて」 懐かしい思い出。 大好きだったお姉ちゃん。 (それは、幸せの魔法なんだよ) 「そのうーうー言うのをやめろっていってるでしょッッ!!!」 私は彼を思いきり引っ叩いた。 幸せの魔法? 笑わせないで。 言葉を失った彼の身体を抱き締める。 「……私は今、十分幸せなんだから」 どんな形でもいい。 お兄ちゃんと一緒にいられたらなんでもよかった。 私もお兄ちゃんも、心は壊れてしまったけれど、 こうして一緒にいられる。 だから、私は幸せ。 「もう、どこにも行かないで。戦人お兄ちゃん……」 「うー……」 大丈夫、私はシアワセ。 私の手の中で果てた彼の目の中に、暗く濁った瞳の私が映っていた。 終 本当はスレ投下する予定だったのですが、三ヶ月以上規制くらってて書きこめないので直接うpしました。問題があるようでしたら消して下さい。 -- うpした人 (2009-07-19 23 25 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/2336.html
amazonで探す @楽天で #素直になれなくて を探す! 木22フジ 2010.04.15~2010.06.24 11.3% 公式HP wikipedia 前 不毛地帯 次 GOLD Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 今、何してるの? 2010/04/15 11.9% 2 仲間、いますか? 2010/04/22 13.2% 3 秘密ありますか? 2010/04/29 10.8% 4 絆 2010/05/06 10.3% 5 君を守る!! 2010/05/13 11.9% 6 二人の秘密 2010/05/20 11.6% 7 いけない夜 2010/05/27 11.6% 8 衝撃の真実 2010/06/03 11.8% 9 君の命 2010/06/10 10.4% 10 死なないで! 2010/06/17 9.9% 11 未来へ。 2010/06/24 10.8%
https://w.atwiki.jp/sumire-fc/pages/49.html
会により様々。会の特典として全員にだすところもあればチケット申し込み、 入り出やお茶会への参加など出す基準を設けているところも多いです。 会員でなくてもお茶会に参加したりするともらえることもあります。
https://w.atwiki.jp/yuriopants/pages/32.html
865君の名は(千葉県)2019/09/14(土) 08 46 06.84 クマさんは(パンツ!)クマさんの(パンツ!)夢でおぱんつを履く 明日はどこにある? 買い替える瞬間 夜明けまで さあ 履かなくていい
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15576.html
大人唯「組んでた、だよ」 唯「そっかあ、どんなバンドだったのー?」 大人唯「えと、唯ちゃんたちと同じで5人組だったな。あ、やっぱりわたしたちも練習そっちのけでいつも遊んでばっかだったなあ」 唯「うんうん。やっぱり遊びは大切だよね」 大人唯「高校のときに結成して、わたしはギターだったんだけど最初はできなくてねー」 唯「あ、わたしもそうだったんだよー」 大人唯「一年たってかわいい後輩が入ってきて、五人がそろったんだ」 唯「あずにゃんみたいだねー」 大人唯「そ、あずにゃん」 唯「なんで解散しちゃったの?」 大人唯「なんでだろうねー。大学に行ってさ1年くらいは一緒にやってたのに。新しい友達もできて、バイトもはじめて、音楽以外の遊びも増えて、いつの間にか会う時間が減って、気づいたら終わってたんだよ」 唯「そんな……みんなとは今でも会ったりするよね?」 大人唯「それがぜんぜんなんだよ。大学の頃はまだバンドをやめても一緒に遊んだりしたけどね……仕事についてからはほとんど連絡もしなくなっちゃったよ」 唯「そっか……」 大人唯「でもわたしは思うんだ」 唯「うん?」 大人唯「やっぱりみんなといたあの頃が一番楽しくて、一番幸せだったなって」 唯「……わたしはみんなとずっと一緒にいたいな。永遠にバンドやろうって約束もしたし、あずにゃんもわたしたちと同じ大学に行くって言ってたし、きっとばらばらにならないよっ!……なりたくないよぉ」 大人唯「……そっか…」 だけどわたしも唯ちゃんの歳には同じことを思ってたんだよとは言えなかった。 彼女は変わらない未来を信じ、わたしは取り戻せない過去を憂いている。 電車が揺れるがたんごとんという音だけが響いていた。 終点になっていた町に降り立って、適当なホテルを探しそこに泊まった。憂には心配ないという連絡をいれた。 彼女は疲れていたのだろう、部屋に入るなりベッドに横になった。 わたしはしばらくの間外を見ていたが、何の気なしに彼女に目を移す。だらしなく口を開けて寝ていた。 まるで天使みたいな寝顔だと、自画自賛しておく。 朝が来た。 カーテンの隙間から漏れた光が眩しくて一度開けた目を閉じてしまう。 何故自分はこんなホテルにいるのだろう。少しずつ意識が覚醒して、その問に答えをあたえる。 横を見た。空っぽのベッドにはついさっきまで誰かが寝ていたあとがある。 わたしは飛び起きる。 彼女の姿は部屋から消えていた。 わたしが怪しい人だと思って逃げ出したのだろうか。それとも家に帰りたくなくなったのか。 わたしがベッドの上に座ってまだ寝ぼけた頭で考えていると、突然部屋のドアが開いた。 唯「おはようっ!」 大人唯「おはよ…」 唯「起きてたんだー。勝手にいなくなってごめんっ」 大人唯「どこへ行ってたの?」 唯「えへへ、ちょっと散歩ー」 大人唯「さんぽ?早起きなんて唯ちゃんのキャラじゃないよ」 唯「いやーせっかくだから町を見ておこうかなあって」 そうだった。 彼女は一応、悩みなり葛藤なりを持って家出した身なのだ。見知らぬ町を見て回りたいと思ってもおかしくないし、むしろ思うのが当然だろう。 大人唯「じゃあさ、今日一日はここを回ってみる?」 唯「え、ほんとっ?……で、でも」 大人唯「嫌ならいいけど」 唯「行きます行きます行かせてください」 大人唯「よしっ、決まり!」 わたしは憂に電話する。 最初は不安気にしていたが、姉の紆余曲折した思いを悟ったのか、最終的にはよろしくお願いしますと(たぶん)頭を下げた。もちろん、わたしは憂が許してくれることをわかっていた。 憂は結局のところ姉に甘かった。そしてそんな憂に甘やかされたわたしは自分に甘い。 早く行こうよと急かしてくる彼女を見て、わたしは苦笑した。 大人唯「あんなにいい妹は他にいないと思うから大切にしたほうがいいよ」 唯「自慢の妹だよー」 大人唯「ほんとだよ?妹を大事にしないと後悔するって」 唯「なんだか経験者は語るって感じだねっ」 憂は大学を優秀な成績で卒業し、今では就職した会社でもその才能を発揮しているらしい。 家から出てアパートで暮らすわたしとは違って、憂は実家で暮らしている。 しかし同じ桜ヶ丘にいながら最近ではなんとなく疎遠になってしまっていた。 大人唯「そうだよー。だから唯ちゃんはしっかりと妹孝行しましょう」 唯「はーい」 よしっ帰ったら皿洗いを手伝おう、なんて意気込んでいる彼女を見て、わたしも未来に戻ったら、久しぶりに実家に帰ろうと思った。 朝食を食べたあとホテルを出た。 見知らぬ町の空気というのはどこか新鮮で清々しい気分になる。 大人唯「どっか行きたいとこある?」 唯「ううーん、何があるかわからないし……とりあえずアイスが食べたいっ」 というわけでわたしたちはコンビニでアイスを買い、しかもそのチョイスが見事に一致したので笑いあった。 大人唯「そうだ携帯のメールくらい確認したほうがいいんじゃないかな?」 わたしは軽音部の誰かが彼女に謝ってきた可能性があるのではないかと考えていた。だとしたらメールを無視するのはまずい。 唯「見たけどメールはなかったよー」 アイスを食べながらのんきに彼女は答える。 唯「今日は土曜で部活は休みだからわたしが家出したこと、みんなは気づいてないんじゃないかな」 大人唯「あ、そうだね」 唯「あ、でも和ちゃんからはメールがあったよ」 わたしははっとした。 大学が別々になってからというもの和ちゃんに会う機会はめっきり減って、あげくには今何してるのかも知らないままだ。 大人唯「どんな?」 唯「仲直りしたほうがいいんじゃないかって」 大人唯「それはそうだねー」 唯「もう……お姉さんまで…わたしだってわかってるけどさ」 唯「おおげさにけんかしちゃったし……わたしがうまく言いたいことが言えなかったせいだけど……りっちゃんも怒っちゃったから」 そうだ、りっちゃんが怒ったんだっけ。 そういえばバンドの活動に最後まで熱心だったのはりっちゃんだったなとわたしは思い出す。 みんなに集合をかけたり、クリスマス会を開こうと計画したり、大学ライブをしたりして。 今は澪ちゃんと同じ会社に入っていると澪ちゃんが電話で話してくれた。 ちなみに澪ちゃんとは最近まで電話で話していたが、なんでも部署が変わったとかで忙しくなったらしく、それからは連絡も途絶えてしまっている。 大人唯「りっちゃんもさ唯ちゃんと同じ気持ちだったんだよ、きっと」 唯「りっちゃんが?」 大人唯「そうだよ。唯ちゃんが卒業ライブをしたら軽音部が終わってしまう気がしたように、りっちゃんは軽音部を続けるために卒業ライブがしたかったんじゃない?」 唯「……あ」 大人唯「……ほらっおしまいっ!せっかくのアイス溶けちゃうよ?」 唯「う、うん…」 しかし彼女はうつむいたまま何かを考えていた。手に持ったアイスが少しずつ溶けはじめている。 大人唯「……えいっ……うまいっ」 唯「ああっ!わたしのアイスぅ……」 大人唯「ぼうっとしているのが悪い」 唯「お、大人げないよっ」 大人唯「えへへっ」 唯「わたしも……えいっ」 わたしは後ろに身をかわした。 大人唯「ざんねーん。7年はやかったね」 しかしその拍子にアイスが棒からするりと落ちてしまう。 大人唯「あっ」 唯「ぷぷっ……あはははっ」 大人唯「………ふふっ……あははっ」 わたしたちはあてもなく町をぶらぶら歩いた。 その町の名物を食べたり、CD屋に立ち寄ってみたり、お菓子を買ったりした。 昼過ぎになってファミレスに入った。なんだか食べてばかりだが平沢唯がふたりいればそうなってもおかしくはない。 客入りのピークの時間は過ぎていたが店内は混んでいた。人気急上昇中の若手バンドの曲が流れていて、それが店の雰囲気と全然合っていなかった。 唯「わたしこの歌好きなんだー」 わたしはそのバンドが3年もするとすっかり消えてしまうことを知っていたので、ちょっぴり切なくなった。 大人唯「若者向けって感じだね」 唯「じゃあお姉さんは好きじゃないんだねー」 大人唯「ひどいっ」 店員がやってきて席に案内された。 わたしはあまりお腹がすいているわけではなかったので軽いものを頼んだが、彼女は意気揚々とボリュームのあるものを選んでいて、時の流れを感じ苦笑する。 大人唯「そういえばわたしの後輩のバンドがねプロになったんだよ」 唯「ほんとっ?」 大人唯「うん。テレビとかにも出てるらしくてねー」 唯「すごいっ!なんていうバンドなのー?」 大人唯「ええーと……忘れた」 唯「そんなのってないよー」 大人唯「いやあー」 唯「ねえねえどういうバンドなの?カッコいい?」 大人唯「実は……ちゃんと聴いたことはないんだー……テレビに出たのも見てないし」 唯「ええっーわたしはあずにゃんがプロデビューしたら絶対CDも全部買うし、テレビだって見逃さないのになあー」 あずにゃんは放課後ティータイムが解散したあといつからかは知らないが、新しいバンドを組んでプロになった。 なんでも今じゃ若者にすごい人気らしくCDは売れるわテレビは出るわで、毎日のように抱きついていたあの頃に比べずいぶん遠い存在になってしまった。 わたしはまだあずにゃんのCDを聴くこともテレビに映る姿を見ることもできていない。 でも、例えばわたしに子どもができたりなんかして、その子どもに「お母さんは昔あの中野梓と一緒にバンド組んでたんだよ」なんて言いたくはなかった。 唯「ねぇ?バンドもう一回やろうってみんな誘わないの?」 大人唯「言えないよ…みんなそれぞれ忙しいし……」 唯「でも……」 大人唯「たぶん怖いんだよ」 唯「こわい?」 大人唯「そう」 唯「なんで?」 大人唯「大人になればわかる」 唯「ずるいよお」 大人唯「あはは」 そこでわたしは気づいてしまう。 わたしはまだあの夢のような日々を取り戻せると信じているんだということに。 なにか奇跡でも起きて、またあの頃のようにみんなで笑ったりはしゃいだりできると思っているんだということに。 彼女がデザートを食べたいと言ったので再びメニューを開く。わたしはあるものを見つけて嬉しくなった。 大人唯「わたしこれっ!」 唯「えーそれわたしが食べようとしたのにー。じゃあこれでいいや」 大人唯「いや、こっちにしたほうがいい」 わたしは半ば無理やり彼女に同じものを注文させる。 そのパフェ(正式:ビックチョコレートアンドスノウクリームゴールデンバナナパフェ)はわたしたち平沢唯の大好物だった。値がはるためふだんはあまり食べらなかったが、よく自分へのご褒美にした。 しかしそれはこの時代から一年後、つまり平沢唯大学一年のときに廃止されてしまう。 だからわたしはもちろん、彼女にもこれを食べさせておきたかったのだ。 数十分して、その巨大なパフェがやってきた。 わたしは久しぶりに見るその姿にはしゃいだ。彼女も喜んでスプーンを突き刺している。 しかしながら半分くらい食べたあたりで、わたしたちは後悔した。 食べ過ぎて前に突き出た腹をさすりながらわたしたちはファミレスを出た。 唯「次はどこ行こうかー?」 大人唯「や、休もうよ?」 唯「もうわたしは大丈夫だよっ!若いからねっ」 大人唯「あ、わたしも平気」 唯「見てゲームセンターがあるよっ」 大人唯「ゲーセンなんていつでも行けるじゃん」 唯「でもお姉さんと行きたいんだよー」 大人唯「そっかあ、じゃあ行きますかー」 唯「レッツゴー」 大人唯「ゴー」 3
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/5811.html
#夜がどれほど暗くても ,#WOWWOW,#日10,#上川隆也,#大石哲也,#NETFLIX,#Hulu,#Amazonプライム,#dTV,#視聴率,#無料ドラマ amazonで探す @楽天で #夜がどれほど暗くても を探す! 日22WOW 2020.11.22~2020.12.13 前 セイレーンの懺悔 次 トッカイ~不良債権特別回収部~ Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 2020/11/22 2 2020/11/29 3 2020/12/06 4 2020/12/13
https://w.atwiki.jp/lovebianca/pages/41.html
「・・・い・・・あか・・・だけど」 夜も更けたアルカパの夜。何か変な声が聞こえてくる。気になって眠れない。といってもレヌールのお化けじゃない。聞き慣れたこれは娘のビアンカの声だ。 こんな夜遅くまであの子は一体何をやっているんだか。 「何してんのさ。こんな時間まで」 眠たい目をこすりながら、母親はビアンカの部屋を覗き込んだ。 「あ、母さん。見ての通り、本読んでるのよ。物語の本」 「へぇ・・・」 めずらしいこともあるものね?家にいるより外に出たがるおてんば娘が。そういや、この前本が読めなくて恥かいたとか言ってたから、悔しくて練習してるのかしらねぇ。 娘の心情が手に取るようにわかるみたいで、母親はクスリと笑った。 「何がおかしいのよ~」 「いやいや、で、読もうとしてるけどなかなか読めないってところかい?」 「う・・・」 図星である。読めるのなら聞こえてくるのはもっとちゃんとした文章のはずだから。 「あたしが悪いんじゃないよ。この本の字が難しすぎるからいけないのよ」 自らの非を認めたがらなくてぷうっと顔を膨らませる。その仕草がおかしい。 「ははは、どれ、あたしが読んであげるよ。ずっと声が聞こえてくるんじゃ寝られやしないし。 よ~く聞いて覚えるんだよ。いいね? 「うん!」 そう言うと娘が嬉しそうにうなづいたので、母親は子どもを自分のヒザの上に座らせる。 そして本を開いて読んでいる部分の字を指でなぞりながら、少しずつ話聞かせた。 字はこの子にはまだ難しいかもしれないが、話の方はそうでもない。よくある類のおとぎ話だ。 「・・・そして、少女は王子様と結婚し、いつまでも幸せに暮らしましたとさ」 まあ、終わり方も割とありふれたものだった。 わかりやすいけど、冒険好きのこの子にはつまらないかもな、と思いながら読み終える。 「わあ・・・」 ところが顔を覗き込むと、予想に反して娘が目を輝かせて嬉しそうなのがわかる。 あれ?この子、こういうのも好きだったのか?と、ちょっと意外な感じがした。 数日後 「母さん!母さん!わたしあの本最後まで読めたわ!ちょっと聞いてて!」 いきなり懐に飛び込んで、自分の読む姿を聞かせようとする娘。 その様子に、お、と娘の成長ぶりを見直した。 まだたどたどしいが、ちゃんと本に書かれている通りの文章が読めている。 「すごいじゃないか。ずいぶん上手く読めるようになったじゃないの」 「うん、わたし、あれから一生懸命練習したの!」 「ああ、よくわかるよ。前と大違いさ。そんなにその話が気に入ったのかい?」 「うん!だって、ホラ、これ!」 満面の笑みを浮かべて、ビアンカはラストのページを開いてそこに描かれた挿絵を指す。 ラストの絵だから、結婚の場面だ。美しいドレスを着た女性の姿が描かれている。 「とってもきれいなんだもの!いいなぁ、こういうのって思ったから」 ああ、なるほど、そういうことかい。この絵が気に入ったってわけか。 「いつまでも幸せにか、いいよね。あたしもこんな花嫁さんみたいになってみたいな」 お化けも蹴散らす勇敢な子だけど、こういうのに憧れる面もあったのか、と思うと微笑ましい。 「ははは、そうだねぇ。いつまでも幸せに、か でもま、経験者のあたしから言わせてもらえば、結婚そのものは幸せってわけじゃないよ」 「え?そうなの?」 「そりゃお前、結婚ってのはゴールじゃないからね。むしろ始まりさ。旦那との新しい生活のね。 まあ、長い人生色々あるモンよ。そうそうおとぎ話のようにはいかないねぇ。 うちの父さんにしても弱気なところはアレだし、娘は娘で面倒事の絶えないおてんば娘だし」 「う゛・・・あ、そ、そう?エ、エヘヘ・・・」 いつもの素行にきっちり釘を刺されて、ビアンカは苦笑いを浮かべている。 「開き直ったか。まあいいんだよ。あんたはそれでね。今さら無理にお嬢様ぶっても逆に気味悪い。 何が言いたいかっていうと、結婚したら幸せが保障されるんじゃなくてさ。 むしろこれから一緒に幸せになるよう努力しようって、誓い。それが結婚ってものよ」 「ふ~ん・・・じゃあさ、母さん今幸せ?結婚してよかったと思ってる?弱気な父さんとおてんばな娘がいて幸せ?」 表情がコロコロ変わって今度は不安そうに顔を見てくる。多少さっきの話を気にしていたようだ。 「ああ、幸せだよ。毎日が楽しいね。こんな楽しい思いはなかなか出来るもんじゃないよ。 よかったと思ってるね。お前もいつか、そうおなり」 ごまかしではなく本心から、母は娘にそう言った。それを聞いて娘の顔がパッと明るくなる。 「うん!わかった!じゃあわたしが結婚する時は絶対見に来てよね? わたし、絶対幸せになるから。こんなきれいなドレスを着た姿、母さんにも見せてあげるから!」 それを聞いて、そうかい、そりゃ楽しみなことだと、母は娘に笑い返して頭を撫でてくれた。 夢を見ていた。少しうたたねをしていたらしい。 空を見上げるとまだ日が高い。料理の鍋を煮込む、ほんのわずかな間に垣間見た記憶。 懐かしい思い出。まだ子どもだった頃の、おとぎ話に心を膨らませた遠い遠い夢の話。 と、そんな夢うつつな気分が、後方の衝撃音で一瞬で目覚めた。 「ち、ちょっと、ゲレゲレ!そんな勢いで馬車に乗り込まないでよ!壊れちゃうじゃない」 『ガウ?』 「もう少しゆっくり入らないと・・あ、コラ!あなたたち勝手につまみぐいするんじゃないの!」 「わ、気づかれた!」 一目散に逃げていく。離れていても親に似たのか。まるっきり子どもの頃の自分にそっくりだ。 もう、とそんな後ろ姿に昔の自分を重ね合わせて苦笑いを浮かべる。 母さんもわたしの姿を見てそう思ったのだろうか、と考えてみるとおかしい。 (末永く幸せ、か。そうねぇ、母さんの言うとおりね。なかなか上手くいくものじゃないね) おとぎ話のように王子様と結婚してしまった彼女だけど、現実はおとぎ話ではない。 ここまで来るのにいろんな紆余曲折を経てきたものだ。トラブルの数は半端なものではない。 でも、色々あったけれど、これからも色んなことがあるだろうけど。 こうして夫と子どもに、愉快なモンスター達。楽しい仲間に囲まれている。 自分には玉座でかしこまっているのは性にはあわない。これぐらい賑やかなくらいが丁度いい。 結婚の様子を、孫の顔を、そしてドレスも。あの人に見せることはついに出来なかったけど。 心の中で気持ちが充実しているのを、今、確かに感じ取っていた。 『幸せかい?』 空が笑った。明るい太陽が穏やかに彼女の姿を照らしている。 そんな空に向かって、彼女はニコッと満面の笑みを返した。 (うん、わたし・・・幸せよ。母さん・・・)