約 101,646 件
https://w.atwiki.jp/gs23/pages/68.html
入学式 始業式(2年生) 始業式(3年生) 進路指導『大学へ進学する』合格圏内 がんばれば 厳しい 『企業へ就職する』合格圏内 がんばれば 難しい 進路の提案 入学式 ●● (そういえば、担任の先生って どんな人なんだろう?) ●● (あっ、来た!!) ???「初めまして。 みなさんの担任になります、 若王子 貴文です。 若王子「担当は化学です。 一年間、よろしく。 女生徒A「ねぇ、ちょっと かっこよくない? 女生徒B「若サマって呼ばれてるんだって! 天才科学者って噂もあるんだって! 女生徒A「嘘だぁ! ●● (……すごい先生かも。) 若王子「みなさん、静かにしましょう。 それでは…… 何か、質問はありますか? 女生徒A「はーい、先生! 付き合ってる人はいますか? 若王子「付き合ってる人……。 女性と言うことですか? 女生徒A「はい! 若王子「付き合ってる女性……。 ふむ……難しい問題です。 女生徒A「はぁ? 若王子「一時期、ある女性から頻繁に 外出に誘われて、 よく二人で出かけました。 若王子「その人から電話が来なくなって、 この春でかれこれ三年になります。 そういうのは、どうでしょう? 女生徒A「はぁ、 え、えーと……。 ●● (ま、まじめな先生なのかな……?) ・ ・ ・ 若王子「それでは、先生は一度 教員室にもどります。 若王子「みなさんは自己紹介シートに 記入しておいてください。 それでは。 ●● (……あれ? 自己紹介シートって……。) 若王子「シートを配るのを忘れました。 ●● (大丈夫かな、この先生で……。) 始業式(2年生) ●● (今日から2年生。 担任の先生って どんな人なんだろう?) ●● (あっ、来た!!) 若王子「おはよう、2年生。 今日からみなさんの担任になります、 若王子 貴文です。 若王子「間違って1年生の教室に入った人 いませんか? 先生は、間違えてしまいました。 若王子「それでは一年間、よろしく。 ●● (今年も若王子先生が担任なんだ。) 始業式(3年生) ●● (今日から3年生。 担任の先生って どんな人なんだろう?) ●● (あっ、来た!!) 若王子「おはよう、3年生のみなさん。 今日からみなさんの担任になります、 若王子 貴文です。 若王子「間違って2年生の教室に入った人 いませんね? 先生は、間違えませんでした。 若王子「●●さん。 3年間一緒になりましたね。 ●● 「はい! 若王子「……後悔してませんか? ●● 「いえ、そんなことは……。 若王子「今年は、みなさんにとって 進路を決める大事な年です。 若王子「自分を見つめる よい機会だと思うので、 一緒に考えていきましょう。 ●● (3年間とも若王子先生が担任だ。) 進路指導 ●● (今日は、進路指導の日。 わたしの進路は……。) 『大学へ進学する』 ●● (よし! 大学へ進学しよう!) 合格圏内 若王子「今の実力なら○○大学の 合格圏内に入ってますね。 がんばれば 若王子「今のままでは難しいけど、 この調子でがんばれば合格も 夢じゃないです。 若王子「もう少し『学力』を 上げた方がいいですね。 若王子「もう少し『芸術』に力を 入れてみるといいかもしれません。 (進路の提案) 厳しい 若王子「うーん、厳しいですね。 かなりがんばったほうがいいですね。 若王子「もっと『学力』を 上げなければ……。 若王子「もっと『芸術』活動に力を 入れないといけません。 (進路の提案) 『企業へ就職する』 ●● (よーし! 就職を目指そう!) 合格圏内 若王子「今の実力なら一流商事にも 就職できそうですね。 若王子「今の実力なら二流(三流)商事には 就職できそうですね。 がんばれば 若王子「今のままでは難しいけど、 この調子でがんばれば合格も 夢じゃないです。 若王子「もう少し『学力』を 上げた方がいいですね。 若王子「もう少し『芸術』に力を 入れてみるといいかもしれません。 若王子「もう少し『流行』に 気を使うようにすると いいかもしれません。 若王子「言いづらいんだけど…… もう少し『魅力』を上げた方が…… (進路の提案) 難しい 若王子「うーん、厳しいですね。 かなりがんばったほうがいいですね。 若王子「もっと『学力』を 上げなければ……。 若王子「もっと『芸術』活動に力を 入れないといけません。 若王子「もっと『流行』に 気を使うようにしないといけません。 若王子「言いづらいんだけど…… もっと『魅力』を上げないと…… (進路の提案) 進路の提案 (学力が高い) 若王子「今の君だったら、 専門学校に進むのもいいですよ。 (芸術が高い) 若王子「今の君だったら、 イラストレーターが向いている かもしれないですよ。 (流行が高い) 若王子「今の君だったら、 マスコミのお仕事などが 向いていると思いますよ。 (運動が高い) 若王子「思い切って、 スポーツ選手を目指してみるのも いいかもしれないですね。 (気配りが高い) 若王子「保育士さんはどうですか? 優しい君にはピッタリだと思います。 (魅力が高い) 若王子「芸能界は興味ないですか? 向いていると思いますよ。 (大学進学のとき、どれも高くない) 若王子「このままでは、 浪人してしまうかもしれませんよ。 (就職のとき、どれも高くない) 若王子「う〜ん……とりあえず、 フリーターっていうことで どうでしょう?
https://w.atwiki.jp/seiyudb/pages/268.html
2019年10月10日 新#1:暗殺者の慈悲 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/ウィリアム=ジン:鈴木達央/オヤジ:森川智之 エイミー:茅野愛衣/ニーチェ:厚木那奈美/マイラ:森嶋優花/グレイス:林鼓子/マオ:河野ひより/モモゼ:奥野香耶 シンシエッタ:望月麻衣/黒衣の男:小林竜之/黒衣の男:陣谷遥/黒衣の男:新祐樹 2019年10月17日 #2:少女の世界が変わるとき BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/フェルグス=アンジェル:菅生隆之 ブラマンジェ学院長:加藤沙織/ウィリアム=ジン:鈴木達央/ユフィー:石見舞菜香/ソニア:赤尾ひかる/ミド:永野愛理 ノーマ:千本木彩花/マオ:河野ひより/モモゼ:奥野香耶/シンシエッタ:望月麻衣/観客:陣谷遥/観客:新祐樹/観客:中西正樹 観客:石黒史剛 2019年10月24日 #3:臨界点の彼方に BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ウィリアム=ジン:鈴木達央/オヤジ:森川智之/ミセス・オセロー:山口眞弓 ユフィー:石見舞菜香/メイド:河野ひより/女生徒:林鼓子/女生徒:厚木那奈美/女生徒:森嶋優花/上級生女:千本木彩花 上級生女:永野愛理/ジンの部下:陣谷遥/ジンの部下:新祐樹/ジンの部下:小林竜之/ジンの部下:石黒史剛 ジンの部下:中西正樹 2019年10月31日 #4:鎖城に集う、乙女と乙女 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/ミュール=ラ・モール:内田真礼 サラシャ=シクザール:和氣あず未/シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/キーラ=エスパーダ:安野希世乃 クリスタ=シャンソン:奥野香耶/シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織/ミセス・オセロー:山口眞弓/女生徒:千本木彩花 女生徒:永野愛理/女生徒:赤尾ひかる/講師:柚木尚子/講師:川上彩/講師:河野ひより/狼型ランカンスロープ:新祐樹 2019年11月7日 #5:黄金の姫と、白銀の姫 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美 ミュール=ラ・モール:内田真礼/サラシャ=シクザール:和氣あず未/キーラ=エスパーダ:安野希世乃 ブラック=マディア:徳井青空/シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織/ミセス・オセロー:山口眞弓/プリス:厚木那奈美 デイジィ:森嶋優花/ワルキューレ:柚木尚子/ワルキューレ:川上彩 2019年11月14日 #6:灰色の魔女 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ミュール=ラ・モール:内田真礼/サラシャ=シクザール:和氣あず未 シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/キーラ=エスパーダ:安野希世乃/下級生:林鼓子/下級生:望月麻衣 2019年11月21日 #7:上も下も標はなく BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/ブラック=マディア:徳井青空/オヤジ:森川智之 シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織/ブロサム=プリケット:大塚芳忠/ディック:置鮎龍太郎/スターチイ:すずき紀子 ナクア:高橋英則/カーネル:新祐樹/女生徒:立花理香/少女:石見舞菜香/少女:浅見春那/少年:河野ひより/少女:千本木彩花 2019年11月28日 #8:ある骸骨の遺言 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/ブラック=マディア:徳井青空 シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織/ブロサム=プリケット:大塚芳忠/ディック:置鮎龍太郎/ナクア:高橋英則 村人:陣谷遥/村人:新祐樹/村人:井上宝/生徒:望月麻衣/メイド:河野ひより/女性客:永野愛理/女性客:奥野香耶 店主:柚木尚子 2019年12月5日 #9:悠久の契約 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/ブラック=マディア:徳井青空 モモゼ:奥野香耶/オヤジ:森川智之/ブロサム=プリケット:大塚芳忠/ディック:置鮎龍太郎/ナクア:高橋英則 村人:小林竜之/村人:井上宝/生徒:千本木彩花/生徒:石見舞菜香/講師:川上彩/講師:柚木尚子 2019年12月12日 #10:迷宮図書館 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/ミュール=ラ・モール:内田真礼 サラシャ=シクザール:和氣あず未/シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/セルジュ=シクザール:細谷佳正 フェルグス=アンジェル:菅生隆之/シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織/ミセス・オセロー:山口眞弓/ビジュー:羽多野渉 仮面男:新祐樹/仮面男:陣谷遥/仮面男:小林竜之/仮面女:柚木尚子/講師:川上彩/シスター:河野ひより シスター:石見舞菜香 2019年12月19日 #11:死神の使いたち BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ミュール=ラ・モール:内田真礼/サラシャ=シクザール:和氣あず未 シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/ウィリアム=ジン:鈴木達央/シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織 クロドール:宝亀克寿/クリスタ=シャンソン:奥野香耶/デイジィ:森嶋優花/プリス:厚木那奈美/女生徒:林鼓子 女生徒:望月麻衣/黒ローブ:陣谷遥 2019年12月26日 #12:暗殺教師の矜持終 BS日テレ:25時00分〜 クーファ=ヴァンピール:小野友樹/メリダ=アンジェル:楠木ともり/エリーゼ=アンジェル:石川由依 ロゼッティ=プリケット:薮内満里奈/ネルヴァ=マルティーリョ:佐倉綾音/ミュール=ラ・モール:内田真礼 サラシャ=シクザール:和氣あず未/シェンファ=ルヴィトーク:瀬戸麻沙美/セルジュ=シクザール:細谷佳正 フェルグス=アンジェル:菅生隆之/シャーロット=ブラマンジェ:加藤沙織/ミセス・オセロー:山口眞弓/ビジュー:羽多野渉 エイミー:茅野愛衣/ニーチェ:厚木那奈美/マイラ:森嶋優花/グレイス:林鼓子/ユフィ:石見舞菜香/講師:陣谷遥 講師:新祐樹/仮面男:小林竜之/仮面女:柚木尚子/仮面女:河野ひより
https://w.atwiki.jp/girlsundpanzer/pages/61.html
611 :名無しさん@ピンキー:2013/12/18(水) 22 24 50.90 ID R+Fzc1g7 短編投下 ダージリン自慰 「…んちゅ…じゅ…じゅる」 昼下がりの放課後、カーテンを閉め切った執務室で 椅子に座した者の股間に顔を埋め、私に奉仕している 少女がいます。 「…………」 必死に股に顔を埋めて奉仕する少女をどこか冷めたような 眼でみる私。私の名はダージリン、聖グロリアーナ女学院の指揮官です。 「もういいわ…オレンジペコ…」 私は嘆息し、彼女の頭部に手を当てます。 「え…えッ?で、ですが…」 「今日は何だか気分が乗らないの…ごめんなさいね」 「わ、わかりました……」 私の秘部から舌を離す彼女の表情は幾分、沈んでいます。 自身の術で私を高揚させれなかった事を悔いているようですの。 「貴女が悪いわけではsりませんわ、また…いずれ」 額にキスをして、退室を促す。 「は、はい…では、失礼しました」 「ええ、ご機嫌よう」 軽く手を振って、私は微笑みました。 カチャンとドアの閉まる音、清寂を取り戻した室内で 私はショーツを履き直し、タイツを引き上げず 椅子に大きくもたれ掛かります。 満ち足りない…… 先日はアッサムとベッドで秘部を擦り合わせ、互いを愛撫しました。 以前なら、快楽のあまりに潮を吹き出したほどの行為が あの日を境に何も感じられなくなってしまいました。 そう、あの女生徒が聖グロリアーナ女学院に来た時から。 612 :名無しさん@ピンキー:2013/12/18(水) 22 25 38.73 ID R+Fzc1g7 「うッ…ううッ…いや…はッ!」 黒いリボンを踏みつけられ、壁に押しつけられた アッサムが天を見つめ、口を大きく開けた。 ビクンビクンと抱えられた両脚が震え、呻きと共にだらんと弛緩する。 「んッ…んッ…あーあ…英国淑女って言っても所詮はこの程度ですか…」 ふるふると白い柔尻を震わせ、女生徒は不満気に言うと壁に押しつけた アッサムをどさりと床に落とした。 全裸に剥かれたオレンジペコも床に倒れ、すすり泣いている。 かく言う私も同様だ。ブラウスとタイツを引き裂かれ、下腹部にわだかまる熱く 汚らわしい体液がとめどなく股からこぼれ落ちている。 「全く…思った通り緩いマンコでした。ねぇダージリンさん」 ほどけた髪を掴み、女生徒は私を覗き込むように言った。 「痛ッ…あ、貴女…こ、こんなことして…いいと思って―――」 「レズの筆頭がなにを言っているんですか?英国かぶれの紅茶ばかり 飲んでる貴女にいわれたくありませんよ」 女生徒はそういうと再び私に押し入ってきた。 「あぐッ!」 613 :名無しさん@ピンキー:2013/12/18(水) 22 26 19.90 ID R+Fzc1g7 「ったく…ほんと緩いマンコ…するする入っていくってつまらない んですよね、締まりも悪いし、面白くないし」 ドスン、ドスンと最奧まで突き上げてくる熱い肉の凶器に 膣内が悲鳴を上げる。 「あッ!んッ!うッ!」 脳天を穿つ痛みと共に微かな悦がだんだんと広がってゆく。 「あれ?ひょっとして感じてます?高飛車お嬢様?」 女生徒が私の胸を荒々しく揉みしだきながら言った。 必死に否定し、抗っても乳房、膣からわき上がってくる 高揚感に声が漏れる。種付けされる本能的な雌としての 悦びが身体を支配してゆく。 「だ、誰が!あ、貴女なんかにッ!う、自惚れないでッ!はぐっ!」 「ウソつくのが下手ですねぇ…さっきから濡れまくってるクセに」 じゅぶじゅると結合部から滑った粘着音が淫らな音を立てる。 女生徒の淡く茂った陰毛が光に反射して、ギラギラと光っている。 「高校生にもなってパイパンなんて…はは、あっちの黒リボンなんてマンコの 色がくすんでるし、乳輪でかすぎ。道具使い過ぎですよ」 「う、うるさいですわね…あッ!じ、女性に!ら、乱暴してこれで 大洗はこ、公式戦すら―――」 「サツに通報します?いいですよ、そうしたら聖グロも百合畑として有名に なりますモンねぇ!はははッ、隠しカメラに気付かないほどレズってるってバカですよね」 私は絶句した。そんな、どうしてこの女生徒が!? 「3人で舐め合うリアル映像なんてそうそう拝めません。 無修整の裏AVってどれくらいで売れるのかなぁ?」 「うッうう…!!」 私達の秘め事が隠し撮られていた!?何故?どうして? 「いいですよォ、その表情…ん、見たときからどうやって犯してやろうか ばかり考えていましたから…でも、実際はレズで緩マンだったなんて幻滅です。 乳首も黒いし、あーあって感じですよ。『聖なるグロアナ』ってユニット組んでAV デビューしたらどうですか?あははははッ!」 614 :名無しさん@ピンキー:2013/12/18(水) 22 28 53.86 ID R+Fzc1g7 「あ…ふッ…」 気づくと私の手は股間へとのびて、秘部に触れています。 指に触れる膣口がヒクヒクと何かを待ち望んでいるかのようです 「…………」 しばらく俊巡した後、私は意を決して 引き出しの鍵を開錠し、その引き出しを開けました。 そこにあるのは1枚のショーツ。 黒色のショーツ、あの日履いていた下着だ。 あの女生徒は私の中で射精した肉棒をこのショーツで 拭き取りながら笑っていました。 『二人の愛液が染み込んだパンティーですよ。 大切にしてくださいね、ダージリンさん』 「はぁ…はッ…んッ」 私は何をしているのでしょう。 こんなことはやめなくてはなりませんのに こんな…ショーツに鼻を埋め、臭いを嗅ぎながら自慰に耽るなど。 こ、この臭いを嗅いでいると満たされない身体が勝手に 反応し、潤ってきてしまいます。 615 :名無しさん@ピンキー:2013/12/18(水) 22 33 45.68 ID R+Fzc1g7 「ふッ…んッすぅぅ…はぁ…すぅぅ…」 く、臭い…酷い臭いですのに…美味しくて幸せな心地になって たまりませんの。アフターヌーンティーに淹れる フォートナム メイソンやウィリアムソン&マゴーよりも香しいですの。 ニオイを嗅ぎながら秘部をむき出しにしているのだと思いますと いつもとは違う羞恥が胸を高ぶらせます。 指先で濡れた秘部の筋をツーとなぞります。 ああ、ヒダが熱い体液で濡れ筋の終着にある膣口から 懇々と岩清水のように湧き出だして…ン、ンンッ 「ん……く…はぁ…く、臭い…マロンを凝縮した臭い…」 あの日、机に押し付けられバックから狂ったように 突き上げられた記憶。半裸のままで強引に挿入された記憶。 その一つ、一つがオカズですの… 『い、痛い、痛い!』 と泣いても止まらない責め。指の腹で陰核を押し潰し、 摘むようにしてクリクリと転がすとゾクゾクと背筋に電撃が走ります。 「くっ…はッ!…んんん」 声が漏れそうになるとショーツを口に含みます。 押しつけた鼻孔からあの女生徒の精液のニオイが…。 くちゅくちゅと陰核の弄りではもどかしくなり、私は直接 秘部へと指を進めますの。 「はぁ…はぁ……んっ」 つぷっ…という感触と共に熱い膣壁が指を圧迫します。 「はぅン!んっくうう」 たまらず首をのけ反らせてしまい、甲高い甘い声がもれます。 熱い吐息を吐く唇は濡れ、唾液に触れた髪の毛が 何本かべっとりと頬に張り付いて気持ち悪い。 「はぁ…はぁ…んっの…」 激しく指を抜き差しすると昂ぶりが上昇気流のようにゾクゾクゾクと 高みへと連れて行かれます。 あの日、最初に犯された記憶。女生徒がバックから腰を突き上げ、 膣内に大量の体液を中にまき散らされた記憶。 「はッ…くぅ、出る!ダージリンさんに種付け!射精しちゃいます!」 私の身体を閃光のような快感が突き抜けていきました。 何もない空間にふわりと投げ出されたような浮遊感に、 圧倒的な解放感にとらわれます。 「ん……んッ…」 ピクンピクンと震える身体。荒い息が治まり、大きく息を吐き出す。 けだるい恍惚と秘部を濡らした体液の熱い滑りが自慰の余韻を残しています。 「ん……ふぅ…イッ…って…こんな…変態行為…で」 口にショーツを含んだ私の眼からツーと涙が伝い落ちました。 後編へ続く
https://w.atwiki.jp/whiteraven/pages/40.html
紫香楽女学院(しがらき-) 多羅尾女学院の忍びであった初代の学長が、特にくノ一を育て上げることを目的に設立した白亜学院の分流。白亜学院が混沌の学院と化し、紫香楽女学院もその一部として取り込まれた現在において、なお「紫香楽に通う」という特別性は存在する。選ばれた女子のみが他の白亜学院生と切り離され、紫香楽のくノ一を極める事ができるのである。 白かんな 紫香楽の女生徒で最高年次のもののうち、実力及び品行が最も優れたものは、一年間、白かんなの名を与えられる。白かんなは皆の憧れの的であり、年度替わりが近づくと、白かんな候補の女生徒陣営の間で無言の戦争が執り行われるほどである。一方で、紫香楽には「白かんなのひとつ下」という女生徒間の言い伝えがある。白かんなになった女生徒は、“白かんな”という人格に精神を奪われ、人が変わってしまうから、白かんなの次に優れた生徒でいるべきだというものである。実際のところ、紫香楽の頂点に立つという重責が白かんなをそうさせるのであろうが、物事において頂点を貪欲に求めることなく一歩引いた立ち位置に立つという美徳を説く言い伝えとして人気のある噂話なのだ。 白かんなの花言葉は、「永遠」。 姫宮 霞 私立紫香楽女学院高等部三年生。 当代の”白かんな” 容姿端麗、文武両道を地でゆく天才。 だが、その悠然とした姿に当てられてしまうのか彼女の周囲に人は寄りつくことはなく。 友人はおろか、”姉妹”すらも白亜学院への移籍という形で去って行った。 「その立ち振る舞いに、憧れを通り越し、隣に立つだけで自らの矮小さを思い知らされる。」 ──紫香楽を去る前、姫宮霞の”姉”であった生徒がそうこぼした。 そんな噂が流れても誰も疑わないほどに、彼女の存在は孤高のものと皆が認知していた。 霞が中等部三年に上がった春、皐月。 唯一”姉妹”を持たぬ異端として、学院から黙認されていた彼女は、一年ぶりに”妹”を指名する。 入学式に大事件を引き起こし、その影響でひと月入学の遅れた極め付けのはねっかえり──九重桜を。 超のつく問題児、さらに混沌とした白鴉城のなかでも辺境の階段街区出身者を選んだことに周囲は当然驚いたが、厄介者を霞が(近く結果として)処断してくれてせいせいした、と早々に桜が学院から消えるものと判断しこれを捨て置いた。 が、周囲の予想を裏切り二人は”姉妹”として時を重ねてゆくことになる。 そうして二人が姉妹となって数日。並んで歩く二人を遠くから見て、誰かが言った 「姫宮さんって、笑うことあったのね」 そして二人の関係は、霞が"白かんな"となった春大きく動き出すこととなる。
https://w.atwiki.jp/legends/pages/5002.html
ドラゴンが守る宝には手を出してはいけない 宝を守るドラゴンは、宝にさえ手を出されなければ恐ろしい存在ではないから もしも手を出すのならば、命をかける覚悟を決めろ Calamity・Runic 帰りのHRも終わり、帰路についたところで。彼、荒神 憐が最初にした事は、本日手伝いに行く予定の教会の司祭へとメールを送る事だった 今日は、手伝いに行く予定だったのだ。その手伝いの中に「おつかい」があるのだとしたら、学校帰りについでにそれをこなしてしまおう、と考えたのだ 予想通り、買い物を頼まれた。放課後、まっすぐに商店街に向かい、頼まれた物を買っていく。料金は、教会についてから受け取ればいい あの教会には、普段、見た目の若い司祭が二人いるだけだ。その癖に、あの教会はそれなりに広い。掃除やら何やら、どうしても手が足りなくなってしまう。憐は幼い頃からその教会に通っていた為、その司祭達とも顔見知りだ。手伝いをするようになったのも、ごくごく自然な流れだった (カイザー司祭様は、家事それなりに出来る方だけど。メルセデス司祭様は家事、全然できないというかやらないし……) それを考えると、やはり、手伝いは必要なのだ。憐はうん、と納得しながら、教会への道を歩いて行く 確か、先日、そろそろ教会の裏庭の手入れをしたい、と言っていたはず そちらの手伝いは出来そうにもないから、自分は掃除か何かを手伝って………と、そう考えていた時だった 「あ………」 ちょうど、十字路になっている辺りに差し掛かったところで、見覚えのある姿を見かけた クラスメイトの、女生徒だ。今年になって、学校街にやってきたと言う彼女。天然のものなのか、狐色のポニーテールがぽんぽん、と歩みに合わせて揺れている ………そんな、彼女の後ろに、犬が付いて行っている様子が見えた 黒い犬だ。やけに大きい。そう、不自然なほどに 「や、ば…………」 その犬が何であるのか、憐は即座に気づいた クラスメイトと、その大柄な犬を追いかけるように走りだす (黒い、大柄な犬。それと、あの、目………) そう、一番の問題は、目なのだ 一瞬見た、あの犬の目は (赤く、光って………) 赤く光る目 犬の巨体と合わせて考えるに、その犬の正体は恐らく、「ブラックドック」 日本ではあまり馴染みのない存在だが、イギリスにおいては古くから伝わる存在だ。ヘルハウンド、もしくは黒妖犬とも呼ばれる、不吉な妖精の一種とされている 大抵の場合、夜中に古い道や十字路に現れ、その姿は燃えるような赤い目に黒い体の大きな犬の姿をしている、と伝えられている そして………本来の伝承では、「火を吐く」と言った能力に関しては伝えられていないのだが。「ヘルハウンド」とも呼ばれるせいだろうか。そして、今日のファンタジーゲーム等で、ヘルハウンドが火を吐くモンスターである事が多いからか 「ーーーーーっ危ない!」 憐がそう、声をかけたのと 「…………え?」 クラスメイトである、その女生徒が振り返ったのは、ほぼ同時 そして、女生徒の後をつけていたブラックドッグが、火を吐き出そうとしたのも、ほぼ、同時で ブラックドッグの姿を確認した瞬間から、憐は動いていた 故に、間に合う 地面を蹴って、一気に距離を詰める 背後から近づいてきた憐に、ブラックドッグが気づいて………ごぉうっ、と、火を吐きかけてきた 横へと跳ぶ。横には住宅の堀があったが、その堀を足場に上と跳ぶ。くるりっ、と、ブラックドッグを飛び越えて、女生徒とブラックドッグの間へと着地した ブラックドッグの吐き出した炎が、アスファルトの塀に焦げ目を残す 「え…………え?」 女生徒は、目の前の光景が信じられない、とでも言うように………呆然とした表情を浮かべていた 当たり前だ 目の前で犬が火を吐き、クラスメイトがまるでアクション映画さながらの動きを軽々とやってのけたのだ しかし、この場において、固まってしまった状態は危険だった 何故ならば、ブラックドッグはくるり、と顔を女生徒と、女生徒の前にいる憐へと向けて 再び………改めて、女生徒を焼こうとするかのように火を吐き出そうとしていたのだから 「っ!」 そんなブラックドッグを前にして、憐は迷うことなく、女生徒へと向き直って………彼女を抱えて、横へと跳ぶ ブラックドッグの吐き出した炎が、二人の横を通り過ぎる 炎は、僅かながらに憐の腕をかすり、激しい火傷の痛みを憐に与えた 痛みを堪える憐の様子に、女生徒はますます混乱したように「え、え………」と、小さく、声を上げて 「ーーーーーーーっ!!」 「お、っと!?」 声にならない悲鳴を上げて、女生徒は気絶してしまった その事実に、憐は少しだけほっとする………己が、火を吐く犬という怪物に襲われた事実に発狂されて暴れられるよりは、だいぶ楽だ ぐるるる………、と唸り声をあげるブラックドッグを睨みつけながら、憐は女生徒をそっと、自分の背後に降ろした そして、買い物袋を投げ捨てる。買い物を頼まれた中に壊れやすい物がなくてよかった、とこの場にそぐわぬ事を考えながら、鞄から己の武器を取り出した 一見、アーチェリーに使う弓に見える、それ 憐はアーチェリー部に所属している為、学校へ持っていく物の中にあっても、さほど不自然ではない ただ、その弓は 憐が、ブラックドッグに向かって構えるのと同時、弓は明らかに、「普通」ではない状態へと変化した 弓が、光を放つ。まるで目を潰さん限りの激しい輝きだ その輝きを、憐はものともしていない。この弓が輝いても驚きもせず、当たり前の事として受け止めている 弓を手に、矢は持たずに弦を引く。しかし、そこにはたり前のように、輝く矢が出現した この弓は、都市伝説だ。都市伝説と言うよりは「伝承」に近いものだが、とにかく、本来ならば、一介のの男子高生が持つような物ではない 「…俺っちー、犬、好きな方っすから。なるたけ、戦いたくないしー、さっさと退散してほしいんすけどー」 へろんっ、と。いつもの緊張感のない笑顔を浮かべて、軽い調子でブラックドッグに語りかけた しかし、ブラックドッグは唸り声を上げ続けている 二度、炎を避けられたからだろうか(二発目は、憐の腕をかすって火傷を負わせてはいるが)、ざっざっざっ、と地面を蹴って、飛びかかってこようとしている 「んんー………最初から、人襲う気満々っぽかったっすしねー……駄目かー」 困ったなぁ、と言うような表情を浮かべる憐 矢を構えた状態のまま、すぐには打とうとしない。牽制するように、ブラックドッグに矢を向け続ける 「これ、母さんから借りてる物だし、あんま使いたくないんすけどねー……」 ぼやく憐に、ブラックドッグが飛びかかってくる 引き絞ったその矢を、憐は放とうとして が、その手は直前で止まった 何故ならば、憐と、女生徒の後方から、誰かが一気に二人の横を通りすぎていって そして、その人影が、ブラックドッグを殴り飛ばしたからだ ゴガンッ!!と言う、重たい重たい音をたてながら、ブラックドッグの体が吹き飛ぶ 「………は、はるっち?」 「憐。無事かっ!?」 ブラックドッグを殴り倒したのは、遥だ。あの巨体を、見た目通りの………いや、「見た目以上」の腕力で持って、殴り飛ばしたのだ そして、遥は憐の腕の火傷を見て、ただでさえ怒りに染まっていた表情を、さらに怒りで染め上げる 「っの、犬っころ。憐に何しやがる!!」 吠えるような声 遥に殴り飛ばされたブラックドッグは、素早く体勢を立て直し、自らを攻撃してきた遥に唸る ブラックドッグの目標が、憐と女生徒から、遥へと移ったことは明らかだ ブラックドッグから剥き出しの殺意を向けられて………しかし、遥に怯えた様子は一切ない 剥き出しの殺意に対して、剥き出しの殺意を返していた 遥のその様子に、憐は慌てる 「ちょ、はるっち、ちゃんと加減するっすよ!?」 「あの犬だけぶっ飛ばす程度にすりゃあいいんだろ」 大丈夫だ、と遥はブラックドッグを睨みつけたまま、憐に返事を返した 怒りに感情を支配されているその口元に、牙が顔をのぞかせ始めた あ、ヤバイ、と 遥との付き合いが長い憐はそれを察して、気絶したままの女生徒を抱え直した。ついでに、買い物袋も 唸り声をあげていたブラックドッグのその口内で赤くちろちろと燃える炎が顔を出して そして、それは目の前の遥に向かって、容赦なく吐きかけられた 勝った、と ブラックドッグは、そう確信していた 己を殴り飛ばしたあの人間の腕力は脅威だ。人間ではなく、都市伝説である己ですら脅威を思える力だった しかし、所詮は人間だ 己が吐き出す炎を受けて、人間が生きていられるはずがない、と 過信していたのだ、己の炎を 己を殴り飛ばした人間のその腕力が、人間離れしたその力が 一体、何の都市伝説に所以するものか、気づけなかった 炎の中から飛び出してくる人影 それは、ブラックドッグを殴り飛ばした人間のもので その人間の皮膚に、鱗のようなものが浮かび上がっている様子と、その口元から覗く牙。そして、鋭い爪 鋭いその爪が目前まで迫ってきて………その爪が、己の体を貫いた事実を確認したのを最後に、ブラックドッグの意識は永遠に闇へと沈んだ 赤い ………赤い 周囲を赤く染め上げるような炎が迫ってきても、遥は気にした様子なく、あっさりとそれを受け止めた 憐達を庇うように炎を受け止めたまま、まっすぐにブラックドッグへと突撃し………契約都市伝説の力を発動させていた 遥が契約しているその都市伝説の名前を、憐は幼馴染グループの中では一番はじめに教えてもらっていた 幼い頃の遥が、どこか得意気に教えてくれたその名前は、「ベオウルフのドラゴン」 『ドラゴンはな、宝を奪った奴には容赦しないんだ。俺にとっての宝はお前達だから、俺が絶対に護ってやるからな』 叔父から聞いたのだという「ベオウルフのドラゴン」の話をして、遥はそう言ってきた 『俺にとって一番の宝は、親友だからな』 と その言葉に、偽りはないのだろう 故に、遥は親友達の為に、常に全力を尽くす 都市伝説との戦いにおいて、迷うことなく親友達を庇う位置に立ち、敵対者には決して容赦しない 赤い ………あぁ、赤い ブラックドッグの肉体を、ただの一撃で肉塊へと変えた遥は、その返り血に染まっていた その赤い姿に、憐はぞくり、と震えた 一瞬、思い出したくない記憶を思い出しそうになって、頭を振る (大丈夫、あれは、遥の血じゃない) あれは、返り血だ ……遥が負傷した訳では、ない 「はるっち!」 「…お、憐。ほら、ちゃんと倒したぞ。だから、憐は早く治療を……」 「怪我は、もう治してるから大丈夫っす」 返り血まみれのまま、こちらの心配をしてきた遥に憐は苦笑した ブラックドッグの攻撃で負った傷は、既に治している 憐の契約都市伝説は治癒能力を発動する事もできる。憐にとってはあまりにも大きすぎるその都市伝説の力を、憐は主にその治癒能力のみを使っているのだ (だから、あれくらいの怪我。心配しなくてよかったのに) ……自分は、平気なのに そう考えながら、ほら、と、傷を癒やした腕を見せた 焼けた服はどうしようもないが、火傷が治ったのならば、それで問題あるまい 「…うん。治ってる」 良かった、と、遥がほっとしている …心配させてしまた事実が、憐にとっては申し訳ない 「それよりもー、はるっち。その返り血まみれはまずいっす。流石に職質待ったなしな状態っす」 「え?………あー、しまった。焼いてやりゃあよかったか」 爪でズタズタにするのでなく、とぼやく遥 いや、まぁ、確かにそうなのだけど、問題はそこではないような ……仕方ない、遥は時々、常識がちょっとズレているから こう言う時、自分がなんとかしないと 「あ、そうだ。そいつは怪我、ないのか?」 「ん?……あ、彼女なら、大丈夫っす。怪我はないっす………気絶、しちゃってるっすけど」 倒れているクラスメイトを指さした遥に憐はそう答えた ならいいか、と遥は頷く 「とりあえず。俺っちは彼女を先生の診療所まで運ぶっす。はるっちは、とにかく着替えっす。その血まみれで歩いてちゃ駄目っす」 「学校帰りだから着替え持ってねーよ……いいや、お前と一緒に診療所行く。あそこなら着替えあるし」 「ん、りょーかいっす」 よっ、と、投げ出した買い物袋を持ちつつ、気絶しているクラスメイトの体を抱き上げた ……遥の方が、彼女を運ぶには適しているのだろうけれど、今の遥が彼女を抱き上げると、彼女まで血まみれになる。それは阻止すべきだろう (あぁ、司祭様達には、遅れる、って連絡しないと………) クラスメイトを抱きかかえたまま、診療所に向かって歩きながら 少し、ぼぅっと考える (………今回は、守れてよかった) 三年前のようにならなくて、良かった 心からそう考えて、ほっとしたのだった 失いたくない もう二度と後悔したくない だから、力を 失ってしまわないように護れるだけの、力を Red Cape 前ページ次ページ連載 - 次世代の子供達
https://w.atwiki.jp/yan-dere/pages/201.html
< 【back】 【next】 > 伊万里「お疲れさんの委員長にこれをプレゼント! ひめお姉さま特製『ケミカルポインズンメディスン』!」 伊万里「さぁさぁ飲んだ飲んだ」 委員長「わ、ちょっとゴクゴクゴク」 ←ムリヤリ 稔「ちょ、伊万里何してる」 伊万里「委員長が最近お疲れの様子ってひめお姉さまに言ったら、じゃあなにか作ってあげるねって、言って持たせてくれたんだ」 稔「あの緑色の液体はなんなんだよ!」 伊万里「健康野菜ジュースだって言ってたよ? 苦いけどキくんだって」 稔「いやいやいやいや! さっきお前の口からケミカルとかポイズンとかメディスンとか聞こえたぞ! 絶対に人工物だって!」 伊万里「そりゃー、人の手がかかってるからなんだって人工物なんじゃ」 稔「そういう問題!? というか、そうやって姉さんに教えられてきただろ!」 伊万里「すごいよね、姫お姉さま。みのりんの言うことバッチリ当てちゃったんだもん」 稔「思考が読まれてる!? ってそんなことはどうでもよくて! 委員長!?」 委員長「………………ボー」 伊万里「キくのに時間がかかるんだって」 稔「聞きたくないけど、どれぐらい?」 伊万里「2分ぐらいって言ってたかな」 稔「即効性じゃないかよ! ちょっと、委員長!」 委員長「あ、ああ、うん、だいじょうぶだいじじゅうのぶ。ななかちょっとにがけうて、へえんなのみのもだなって」 稔「ろれつが回ってないよ!」 委員長「大丈夫、だいおずじょうぶ……、うん。ほら。平気」 稔「ホントに大丈夫なの?」 委員長「うん! んん。んんア、アア、アアアアアアア」ガクガクガクガク 稔「!?」 バタン 稔「うわ! 委員長! と、とりあえずほほ保健室に!」 凜々「えーと。1、左腕を高々と天に向かって突き上げる」 凜々「2、勢い良く、心底憎たらしい相手の頭を叩き割るように、挙げた腕を振り下ろす、と」 凜々「んー、とりあえずあの変態('A`)の頭をカチ割ればいいのね」 凜々「3、1及び2の上下運動をリズミカルに繰り返す。これで貴女も立派なオッパイマスターです 臆すことなく腕を振りながら柔らかな双丘を揉みしだきましょう、か」 凜々「これで百合の胸は私のものね」 早紀「最近肩こるのよね~。そんなことたまにない、ひめっち?」 ひめ「どうして私に振るのかな?」 早紀「えー(・ω・` )黒川さんはあるよねー?」 百合「え? えぇ、まあ、その……」 伊万里「つるぺたって言うなーっ!!」 早紀「ふえええ!? そんな事言ってないよ」 みずき「女の子は胸じゃない! 元気が一番!」 凜々「乳揉ませい」 女生徒1「2年の白水先輩ってしってる?」 女生徒2「ああ、弓道部の……」 女生徒1「なんでも女の人なのに美少女好きで、目をつけられたが最後、お持ち帰りされるらしいよ」 女生徒2「えー……」 女生徒1「しかも入浴中にためらいなくかみそり片手に乱入して――らしいよ」 女生徒2「変態さんなんだね……」 Q、好きなパンは? 稔:食パンかな ひめ:アップルパイ! 伊万里:メロンパンとか~チョコチップれメロンパンとか~(ry 百合:あんぱんなどはいかがでしょう 凜々:もちろんあんぱんね! 長岡:おっぱいだろ……JK 毒男:甘いな長岡。男ならぱいぱんだ 毒男「これはどういうことだ!?」 稔「なんだよ いきなり?」 毒「小金沢のバストがBカプになってるじゃないか!」 伊万里「ちょ!?なんで知ってるのさ ///」 毒「問題はそこではない。お前と如月のバストサイズが同じ80だということだ!」 伊「サイズまで知ってる!?」 毒「いいか、如月は本編で『むしろグラマラスな肢体』と書かれているんだぞ? これでは小金沢まで……」 稔「別にいいじゃないか」 毒「よくない! 全世界に2人いる伊万里ファンになんとお詫びすればいいんだ?」 伊「……2人って」 長岡「慌てるな毒男、お前が参照したwikiにはゴールデンおっぱいにはBとあるが、おっぱい後輩には記述が無い」 毒「あ、ああ それがどうした?」 長「いいか、おっぱいとはトップとアンダーの差でサイズが決まる。ちなみにBなら12,5だ」 毒「?」 長「まだ分からないのか おっぱい後輩のサイズがC(15)だとしたらどうなる?」 稔「!! アンダー 伊万里>みずきか!」 毒「おお つまり小金沢はデあqswwfrtgひゅじこlp;@: < 【back】 【next】 >
https://w.atwiki.jp/tag_match/pages/79.html
概要 野々原 小春(とりせつ)+春夏冬 穂垂(アルバ) 第一回AJ優勝者のとりせつと準優勝者のアルバ。 その姿はまさに宮本武蔵と佐々木小次郎。 達人同士の超実力派タッグ エピソード 「いつもよりちょっと長いあるい日の放課後」 放課後の教室に、1つ、影がある。 夕日はすでに沈み始め、校庭に響く部活動の声も少なく鳴り始めている時間帯だ。 理由もなく教室に残るものはいないだろう。では、わざわざ教室に残る理由とは何だろうか。 ――キーンコーンカーンコーン 無機質なチャイムの音を合図に影……抱き合っていた二人の生徒が離れる。 「……やっぱ、こんなとこじゃダメだって」 「大丈夫大丈夫、バレやしないって」 女生徒が不満げな言葉を告げるが、男子生徒は意に介す様子がない。 それどころか、手は女生徒から離れずブラウスのボタンを1つづつ外している。 「何度か使ったけどバレたことねーから。見回りだって、こっちに来るのは最後の方だし」 「何度か……って、私初めてだけど」 男子生徒の言葉に、女生徒はピシャりとボタンを外す手を叩き、睨みつける。 「ちゃうちゃう、そーいうんじゃなくて、サボりとか悪い遊びよ。なんなら、今度来る?」 軽く取りつくろおうとする男子生徒にとりあわあず、女生徒はそっぽを向いてブラウスのボタンをつけ直そうとする。 が、後ろから抱きついてきた男子生徒に邪魔され上手くつけなおすことが出来ない。 じゃれあうように振り払っては抱きつきの繰り返しを続ける二人。 「そこまでですよー!」 勢いよく教室の扉が開かれ声が響く。 見ればそこにはフォーマルな服装の女性が立っていた。 「『こらっ君たち何やってるの!』」 「『掟破りの『こらっ君たち何やってるの!』返し』!」 女性と男子生徒が同時に叫ぶ。 そして、静寂、誰一人として身じろぎもしない。 「……小春ちゃん。いきなり能力は酷いんじゃないかな?もっと、会話をしようよ」 「……そうするといつも逃げる子が居ますからね。先生、流石に学習しましたよ」 あと、小春ちゃんじゃなくて野々原先生ですよ、春夏冬君。と女性が付け加える。 そして、再び静寂。 当然である。その場にいる全員が行動不能なのだ。にらみ合いどころでなく誰も動けない。 ちなみに、哀れ女生徒は制約の関係上野々原と春夏冬両者から能力をかけられたため気絶している。 「小春ちゃん、提案があるんだけど」 「……なんですか?」 「能力、解いてくんね?」 春夏冬の言葉に、何を言うかと思えば。と野々原は呆れた声をかえした。 「解いたら逃げるでしょ、春夏冬くん」 「や、今回はにげねーよ。気絶してる女が居るんだぜ?連れて逃げるのは無理だし、置いて逃げたらフラれるじゃん」 「む、そーかもしれませんけど……」 「それにさ、ここ人来ねえぜ?見回りだってまだまだ来ねえし、ずっと動けないのも嫌だろ?」 「そーですねー……」 「や、今回ばっかは俺の負け!反省文ならいくらでも書くし、暫くは真面目に学校来るから」 逡巡する小春に、ここぞとばかりに哀願する春夏冬。 確かに、このまま行動不能で居ても時間の無駄ではあるし、彼の言葉によれば逃げない理由は確かにある。 それに、気絶しているので忘れがちだが女生徒をこのまま放置するのもまずいだろう。 「わかりました」 「さっすが小春ちゃん、話が分かる!」 「野々原先生です!その代わり、君も能力解いて下さいよ」 「モチロンモチロン」 「……じゃあ、いちにのさん、で一緒に解きますよ。いち、にの、さん」 ふっと、小春の体を覆っていた拘束感が無くなり自由が戻ってくる。 教室の中に目を向ければ、気絶した少女が支えるものが無くなり崩れ落ちようとしていた。 「あわわ、大丈夫ですか!?」 あわてて駆け寄ろうとする小春だが、ふと違和感に気づく。なぜ、春夏冬が助けないのか 「さっすが小春ちゃんやさしいー」 その疑問にこたえるかのように、窓の方へと走り去っていく春夏冬が見えた。 「ちょ、逃げたー!?この子どうすんのー!?」 「今回は残念だったけど、女なんて星の数ほど居るから。それじゃ!」 開けはなたれた窓から春夏冬が消えていく。3階は決して低くないはが、魔人の身体能力を持ってすれば着地は可能なのだろう。 「まて、この、女の敵!」 だが、追いかける彼女もまた魔人。美しいフォームで助走をつけると、ハードルでもまたぐかのように窓を越えて飛び出す。 「飛んできた!?気絶してる生徒放置して!?」 「どっちも貴方が先にやったことでしょうがー!」 助走をつけた分、小春は春夏冬を飛び越えている。そのままひねりを加え、道をふさぐように着地しとらえるつもりなのだろう。 だが、そのせいで、小春には見えなかった。下後方ろから迫ってくるバイクと、それを追うように広がってくる亀裂が。 「小春ちゃんうしろー!」 「聞きませんー!もう騙されませんー!」 まあ、見えたからと言って何が出来たわけでもないだろう、重力にしたがい二人は空間の裂け目に飲みこまれていった。 ――― 無事に着地できると思っていた小春だが、着地が思ったよりも遅かったためバランスを崩してしまった。 「いたたたた……何したんですか春夏冬くん!?」 「や、俺は何もしてねーよ……」 小春に隙が出来たと言うのに、春夏冬はしりもちをついたまま何やら呆然としている。 「まあ、いいでしょう。今度こそ生徒指導室に連れて行きますよー」 「……どうやって」 「どうやってって……」 呆然としたまま、春夏冬は小春の後方を指さす。 このまま逃げられはしないだろう、と小春は一応注意を払いつつ後ろを向いてみた。 「……校舎って、こんなトーナメント表みたいな形でしたっけ?」 「んなわけあるか……」 ――こうして二人は元の世界に戻り春夏冬を生徒指導室に連行するためだったりとりあえず小春ちゃんからにげるためだったりそれぞれの思惑を持ってトーナメントに参加することになったのである。 ――ちなみに、気絶していた女生徒ととそれを偶然発見した男子生徒のラブストーリーはまた別の話である
https://w.atwiki.jp/bamboo-couple/pages/511.html
その日、珠姫が道場へ訪れると、どういうわけか中には誰の姿も見当たらなかった。 (……あれ?) 首を傾げる。いつもよりは多少遅れてしまったが――掃除当番だったのだ――それでも、全員が既に帰ってしまった後ということはあるまい。 そもそも、中止になったのならその旨を伝えられていてもいいはずだった。携帯を取り出して確認してみるが、やはりメールが届いたりはしていない。 ――なにより、道場の鍵は開いていたのだ。誰も来ていないということはないだろう。むしろ、自分以外の全員が遅れているのだろうか? とりあえず着替えておこうかと思ったところで。 「あ、タマちゃん」 背後から聞こえた声に振り返ると、入り口から顔を覗かせていたのは鞘子だった。制服姿ではなく、道着に着替えていた。 「桑原先輩?」 なぜ道場の外にいるのかとか、それとどうしてそんなに楽しそうな顔をしているのかとか、疑問に思うところはいくつかあったが、それを口にするよりも早く、 「なんて絶妙のタイミングで……! ほらタマちゃん、こっちこっち!」 むんずと腕を掴まれ、そのまま道場の外へと引っ張り出された。 「あ、あの、桑原先輩?」 引っ張られたまま慌てて靴を履き直しつつ聞くが、彼女は取り合ってこなかった。 「いやー、タマちゃん抜きでどうしたもんかと思ってたのよねー。やっぱり主役がいないと始まんないし」 (主役?) やはり意味がわからず、眉をひそめる。まさか特撮作品の上映会とか品評会でもしているのだろうか(道場の外で敢えてそれをする必要性は見出せなかったが)。 鞘子(と自分)が向かっているのは、道場の裏手だった。ちょっとした植え込みとフェンスを挟み、その向こう側には屋外の運動部が使用しているグラウンドが見える場所だ。 ――その植え込みに。 (おーい、タマちゃん連れてきたよー) なにやら先程までより声を潜めて、鞘子が手を振りながら呼びかける。 植え込みから生えていた五つの頭が、ほぼ同時にこちらへと振り向いてきた。 (うおう、ジャストタイミンだねサヤ。こっちはそろそろって感じだよ?) なにやら期待を隠し切れないといった様子で、紀梨乃が言ってくる。 (あっちゃー……連れてきちゃったんですか) (まあそう言うなよミヤミヤ。ある意味、タマちゃんが一番見ておいた方がいいんだしなー) 紀梨乃とは逆にしまったという表情で額に手を当てる都に、段十朗がそれを嗜める。 (……?) 彼女達がなにを言っているのか、というかそもそもなぜ植え込みに突き刺さるようにして身を潜めてなどいるのかがわからず、珠姫は首を傾げた。 (あー……タマ。ちっとばかり衝撃的な光景かもしれんが、とりあえずこっち来てみ) 一番背が高いためだろう、他の誰よりも窮屈そうに身を屈めながら、虎侍がちょいちょいと手招きをして見せる。 わけがわからなかったが、とりあえず珠姫は他の皆に倣って植え込みへと侵入した。自分の身長では、屈むまでもなくほぼ全身が埋まってしまうが。 (あ、あの、タマちゃん。驚かないでくださいね……?) なにやら恐る恐る言って、聡莉が植え込みの外側――道場とは反対側を指し示す。金網越しにどこかの運動部が練習している光景が見えるが、あれは野球部だろうか。 ――その、金網の手前に。 見覚えのある人影と、そうでない人影が向かい合っているのが見えた。 「……ユージくん? それに……」 (タマちゃん、しーっ!) 言いかけたこちらを遮って、鞘子が口に人差し指を当てて沈黙を促してくる。珠姫が思わず口をつぐんだところで。 「――中田くん、今付き合ってる人とかいる?」 勇次の前に立っている女生徒が、彼にそう尋ねるのが聞こえた。 彼がかぶりを振る。 「へ? いや、いないけど」 「ふーん……そっか」 勇次の否定に、なにやらその女生徒がうんうんと頷いている。 ――これは、もしかすると。 (うわー、やっぱり! 告白だよ告白! 告白シーンだよ!) 興奮した様子で(ただしやはり声のトーンは落としていたが)鞘子が隣の紀梨乃に告げる。紀梨乃も似たような表情でうんうんと頷き、 (いやー、ミヤミヤの睨んだとーりだったねー。確かにあの女の子の態度、なんか怪しかったもんねー) はしゃぎつつ、鞘子と手を取り合っている。 (……まあ、怪しいとは言いましたけど。でもあたしが言ったのは――) (さ、流石ですね宮崎さん。やっぱり告白されたことのある人は違うんですね……!) 呆れ気味な視線を二人へと向けている都に、まるっきり尊敬のような声を上げたのは聡莉だった。そう言えば、彼女は中学時代に異性から告白された経験があったらしい。 勇次達の方へと向き直る。 (……告白?) ――本当に、そうなのだろうか。 珠姫がなんとなく、疑問のようなそうでないようなものを抱いたところで。 「じゃあさ。その、わたしと付き合ってくれない?」 はっきりと、女生徒がそう口にした。自分を含め、傍観している全員が息を飲む。 が、言われた当の勇次は、きょとんとしていた。 「は? 付き合うって、俺が、きみと?」 稽古の最中に前触れなく目の前をねこが横切って行ったのを見て驚いたとでも言うように、ぽかんとした様子で聞き返す。 「もちろん、わたしと中田くんが。別にいいよね? フリーなら」 これと言って悪びれたふうもなく、女生徒が頷いて答える。 ――その返答に、勇次はなにやら考え込んだようだった。 (わ、ユージくん悩んでるっぽい?) (そりゃまー、悩まない方がおかしいでしょ。見た感じなかなかカワイイ子だし) (……悩んでるんですかね、あれ) (まままさか、オーケーするんでしょうか、ユージくん……?) 背後で女子一同がぼそぼそと言い合っているのを聞きながら。 (悩んでる……?) 勇次の姿を眺め、珠姫は眉をひそめた。 ――そうは、見えない。少なくとも、女生徒の提案に応じるか否かを思案しているようには思えなかった。 ならばなにを考え込んでいるのかと問われれば、わからないとしか言いようがないのだが。 やがて、勇次が口を開くのが見えた。 「……あのさ」 と、それを遮って。 「――オイ!」 まったく別の方向から、声が響いた。 いきなりなにかと思いそちらを見やると、勇次の背後――つまり彼を挟んで女生徒の正面に、野球部のユニフォームを着た男子生徒が立っていた。ぜえはあと息を荒らげている。 勇次がそちらへと振り向くや、 「……なんだよ、そいつ。お前、その男と付き合うつもりかよ」 なにやら剣呑な声音で、男子生徒が問いかける。 女生徒が顔を背けるのが見えた。 「そ、そうよ。悪い? 別にあんたが口出しすることじゃないでしょ?」 勇次(と自分達)の視線が再び女生徒の方へと戻る。 「く、口出しってお前。オレはそういうつもりは――ただ、お前の姿が見えたからってだけで――」 どこか焦ったように男子生徒が吐き捨て、再び勇次(と、やはり自分達)の顔の向きが変わる。 (……なに? どうなってんの?) (これはもしや……修羅場ってやつかな?) (あー……なるほど。そういうことか) (え? え? あっちの人はなんなんでしょうか……?) こちらも戸惑っているらしい声が背後から聞こえてくる。 (……?) 無論、珠姫も困惑していた。……なんなのだろうか、この状況は。 首を捻っていると、 「……きみ、この子が誰かと付き合うと、困るの?」 黙っていた勇次が口を開いた。珠姫は視線を彼へと戻し―― (……!? ゆ、ユージ……くん……?) 彼がどこか不敵な、いや、もっと言えば挑発的な笑みを浮かべているのを見て取り、自分の目を疑った。 ――彼のあんな顔など、一度たりとも見たことがない。どころか、想像したことすらなかった。 男子生徒が先程よりも更にわかりやすく狼狽して見せる。 「べ、別に困らねーよ! 困るわけねーだろ!?」 「あ、そう。じゃあ――」 と、続いて勇次の採った行動に、珠姫は今度こそ自分の視覚がまともに機能しているのかどうかを疑わざるを得なかった。 (……っ!?) 勇次は。 「さっきの件だけどさ、別にいいよ。付き合おうか」 女生徒の肩に手を回し、あまつさえ彼女の身体を自分の方へと引き寄せながらそう言い放ったのだった。 ――その行動に、女生徒の顔が驚愕に染まる。 が、それも一瞬だった。 「そ、そう? ありがと。あ、あいつのことは気にしないで。どーせ関係ないんだから、わたしが誰と付き合おうと」 「うん。はっきりそう言ったもんね」 男子生徒からは顔を背けながら言う彼女に、勇次があっさりと頷きながら追従する。 ――その男子生徒はと言えば、二人から目を逸らし、なにやら黙ったまま地面を見詰めていた。 (……あ、あれ? なんか、雲行き怪しくない?) (うーん……怪しいっていうか、これはひょっとして) (あ。先輩、やっと気付きましたか?) (ゆ、ゆ、ユージくん、一体どうしたんでしょうか……!?) 背後の声も耳に入らず、珠姫は信じられない心持ちで勇次の姿を眺めていた。 ……様子がおかしい、どころの騒ぎではない。少なくとも今あそこにいる彼は、自分のよく知る勇次ではなかった。 具体的になにがどう、と答えることはできないが、しかし明らかに違う。 ――そして、なによりも。 女生徒の肩に手を回しているその姿を目の当たりにするのは――ひどく、不愉快だった。 勇次が男子生徒に背を向けるのが見えた。 「それじゃあさ、今からどこか遊びに行かない? もちろん二人で」 その言葉に、またしてもえっと驚いたような顔を女生徒が浮かべるが、すぐに気を取り直した様子で頷いた。 「そ、そうね。カラオケでも行こっか?」 「いいね。オゴるよ俺」 言いつつ、勇次と女生徒が歩き出す――男子生徒とは反対方向に。 と。 「――待てよ」 低く抑えた声音で、男子生徒が二人を呼び止める。 あっさりと、二人は立ち止まった。まるでそれを見越していたとでも言うように――あるいは、それを待ち望んでいたとでも言うように。 が、振り向いた勇次の顔にはやはり不敵なそれが浮かんでいた。似つかわしくない笑みが。 「なに? まだなんか用?」 やたらと軽薄そうな印象を聞いたものに感じさせる声でそう言うと、男子生徒が顔を上げた。 彼は勇次の顔を正面から見返しながら、 「お前に――なにがわかるってんだ。俺と、そいつの」 震える声でそう告げる。 勇次は反論しなかった。表情を変えず、ただ黙って男子生徒の姿を眺めている。 「そいつはな、はっきり言って性格悪いんだぞ。なにかっちゃ俺のことおちょくるし、ケチだし、素直じゃねえし、面食いだし――」 「……ちょっと、随分言ってくれるわね」 こめかみに血管を浮かび上がらせ、女生徒が男子生徒へと身を乗り出しながら抗議の声を上げる。 ――いつの間にか、勇次は彼女の肩からは手を離していた。 「……けどな。俺は……俺は、そいつがいないと」 再び俯き、ぶるぶると拳を震わせている彼に―― 「……もう、いいんじゃない?」 ――ではなく、隣に立っている女生徒に向かって。 唐突に、勇次がそう告げていた。へ? と彼女が勇次の顔を見返す。 「これ以上はもう、聞かなくてもわかるでしょ? ていうか、もう言ってるも同じだよ?」 これもいつの間にか、勇次の表情は見慣れた笑顔へと戻っていた。 「見た感じ、随分と照れ屋みたいだね、きみの想ってる人は。これ以上言わせるのは、ちょっとひどいと思うよ?」 「お、想ってって、わ、わたしは――」 「ほらほら、もう意地張らなくてもいいから。折角彼の方がちょっと素直になってるんだからさ」 「……す、素直に……?」 「うん。俺の方は別に気にしてないから。ていうか、なんとなくそんなことじゃないかなーと思ったんだよね」 「え? ど、どうして?」 と、これは完全に不意を突いた発言だったらしく、女生徒が怪訝な声を上げる。勇次はなにやら照れ臭そうに頭を掻きつつ、 「だって、ろくに会ったことも話したこともない俺にそんなこと言うの、おかしいでしょ? なにか他の目的でもない限り、俺みたいな地味な男にさ」 ……その言葉に。 「…………へ? い、いや、わたし、中田くんのことは前からフツーに知ってたんだけど……一部の女子の間じゃ有名だし」 なにやら戸惑ったように言うが、しかし勇次はあははと笑うだけだった。 「うん、そういうことにしとくから、ほら早く」 「しとくって……ま、まあ、その、ありがと。あと、ごめんね」 言って、女生徒は勇次の傍から離れ、男子生徒へと駆け寄っていった。そのままなにか二言三言言葉を交わした後で、ぽかんと彼の頭をはたき―― しばらくしてから、勇次に背を向けて二人は去っていった。――こっそりと、手を繋いだりしつつ。 「……やれやれ。慣れないことしちゃったもんだなあ」 二人を見送ってから、勇次がぽつりとつぶやくのが聞こえた。そして踵を返し、道場の方向へと歩き出す。 ――そこでようやく。 (……って、ヤバ! 見つかる!) (早く戻らないと!) (宮崎さ――って、早っ!?) (ほらタマ、急げ!) ばたばたと慌しく、それでいて勇次には見つからないよう気をつけながら。 珠姫達は、植え込みから抜け出したのだった。 部活が終わり、更衣室で。 「いやー、でも驚いたねー。まさかあーいうことだったとは」 「……もしかしてミヤミヤ、怪しいって言ってたの、あれだったの?」 「ええまあ。なんか、告白するにしては態度おかしかったですからね、彼女」 「ユージくんって、結構鋭いところもあったんですね……」 「あ、それあたしも意外だった。鈍感なのかなーってなんとなく思ってたから」 「ただ、気付いてた理由っていうのがねー」 「自分のことに限っては鈍感みたいですね……他のことにはともかく」 「あと、タマちゃんのことに関しても鋭いですよね……」 言いながら、彼女達の視線が自分へと向けられる。 が、珠姫は彼女らの方を見ていなかった。 (…………) なぜか、不愉快な気分が完全には消え去っていない。 ――先程の勇次の態度の理由に関しては、概ね理解した。まあ、見聞きしたそのままだった、ということなのだが。 にも関わらず。どういうわけか、珠姫は胸中に得心し難いなにかがしこりとなって残っているのを自覚していた。その正体までは判然としないが。 (……な、なんか、タマちゃんご機嫌ななめじゃない?) (そりゃまあ、色々とショッキングな場面見ちゃったから……ってことじゃないかな?) (んー……いえ、あたしが思うにこれは) (え、なんですか宮崎さん。そんなことまでわかるんですか?) なにやらひそひそと話し合っているが、よく聞こえない。 黙々と手を動かしていたせいか、他の四人よりも明らかに早く珠姫は着替えを終えた。ぺこりと頭を下げ、 「それじゃ、お先に失礼します」 言い放ち、更衣室を出る。 道場を出たところで、待っていたらしい勇次と顔を合わせた。彼はやはりいつもの、見慣れた笑顔を浮かべ、 「それじゃタマちゃん、帰ろうか」 「…………うん」 言ってくる彼に、やはりまだ胸中のしこりが抜け切らないまま頷く。 「……? タマちゃん……なんか、機嫌悪い?」 怪訝な顔で聞かれるが、珠姫は。 「別に……気のせいだよ」 彼の顔を見ぬまま、そう答えたのだった。 「――そりゃ、ユージくんがダシに使われるところを見ちゃったんですから。タマちゃんがいい気がするはずないでしょう?」 『な、なるほど……ミヤミヤ、鋭い』 終
https://w.atwiki.jp/cozmixdatebase/pages/106.html
「わぁっ、雪だよ、岩下さん!」 倉田恵美は、窓越しにちらつく白い物を見て、歓声をあげた。 ここは岩下明美の部屋。親が法事で家を空けたというのを聞き付けた恵美が、無理矢理押し掛けたのだ。 明美は相変わらずの笑顔を浮かべたまま、料理を恵美の為に作った。シチューは美味しかったのだが、最後まで何の肉だったのか教えてくれなかった。 同じベッドで眠り、ゆるゆると目覚めた恵美が雪に気付いたのである。 明美もベッドから出ると、背後から恵美を抱くようにして身体を密着させる。胸の感触が恵美に伝わる。 恵美が恥ずかしがって何かを言おうとした時、先に明美が口を開いた。 「――ねぇ倉田さん。こんな話を知っているかしら。雪の日に起こった話を――」 まるで、いつぞやの会合の時のように、明美は語りだしたのだ。 * 私たちの通う学校の裏門に、壊れて点かない街灯があるのは知っているかしら? ええ。裏門の正面。電信柱に付けられた、あの街灯。実はあれ、壊れてはいないのよ。電力会社の人が何度も点検しているのだけど、何も異状が無いのに決して明かりが点かないの。 やっぱり壊れているんじゃないかって? いいえ。あの街灯はきちんと明かりが点くのよ。 今日のように雪が降る日の、明け方にね。 何年も前に、高山先生という方がいたの。彼は非常勤で、主に数学を担当していたわ。 一人暮らしで、浮いた噂もない。その当時、よく宿直を引き受けていたわ。もちろん自分からよ。家にいても何もすることがないから、なんて理由だったんだけれども。 こんな冬の日も、高山先生は宿直を引き受けていた。珍しく雪が降り、しんしんと積もっていく。 高山先生は寒さで目覚め、雪に気付いたの。東北生まれの先生は、久しぶりに見た雪に気分が高まり、ジャケットを着て外に出たわ。 まだ誰の足跡もない。そんな真っ白い部分に足跡をつけていく。白い息を吐きながら、子供みたいに先生ははしゃいだわ。 しばらくすると、さすがに積雪の多さに戸惑いだした。首都圏でこんなに積もってしまっては、交通機関だってマヒしてしまうだろう。通学してくる生徒も大変だ。そう思って、先生は裏門の近くにある物置に向かったわ。スコップで雪掻きをしようと考えたのね。 裏門に近づくと、例の街灯の下に、誰かがいたのを見つけた。 倉田さん、それは誰だったと思うかしら? ……そう。そこには女生徒がいたの。彼女はコートも着ずに、頭や肩に雪をたくさん積もらせていた。 先生は彼女に気付き、声をかけた。 「おい、君! そんなとこで何をしているんだ?」 彼女は先生の声に反応して、身体を動かした。雪が少し落ちたけれど、すぐにまた積もっていく。 ……その時に気付くべきだったのにね。そこの街灯が点滅していたことに。 だけれど、先生は特に気にしていなかった。それよりも、目の前の女生徒が心配でならなかったの。 熱心な先生だったのね。今の世なら珍しい存在だわ。こんな先生がいれば、現代の教育現場も少しはよくなると思うのにね。 高山先生は門を開けて、その女生徒に再び声をかけたわ。 「寒いだろう、中に入りなさい」 でも、彼女は動こうとしなかった。手や肩は少しだけ動くけど、顔は上げようとしない。 先生は彼女に近づいた。道路も車が通った跡は無く、足跡は今先生がつけていくものしかなかった。 「君、大丈夫かい? なんでまた、こんなになるまで……」 先生がそう言った時、女生徒が動いたの。どう動いたと思う? 倉田さんの言った通りよ。彼女は顔を上げたの。ゆっくりと上げられた顔は真っ白で、まるで凍り付いているようにも見えたわ。 先生は一瞬驚いたけれど、態度には出さなかった。頭や肩の雪を手で払いながら、 「寒いだろう、ほら、校舎に入りなさい。お茶を煎れて上げるから……」 手を取ろうとした時、彼女の手がいきなり、先生の腕を掴んだ。両腕を掴むその力は強く、痛みさえも感じる。 「そんなに強く握らなくても……」 そこでようやく先生は気付いたのよ。彼女が呼吸をしていないことに。 だって雪が積もるくらいに寒いんだもの。吐く息は白くなって当然だわ。けれども、彼女の口からはそれは見られなかった。 しかし、死んではいない。だって、彼女の両手は先生の腕を掴んで放さないのだから。 頭上の街灯はチカチカと点滅を繰り返す。雪は目の前を遮るように降り続ける。時折、彼女の顔が笑っているように見えたわ。 先生は怖くなった。目の前にいる、雪にまみれた無表情な女生徒のことが、化け物か何かに感じたのよ。 力任せにその腕を振り払い、先生は校舎に向かって逃げようとした。 その瞬間だったわ。先生の身体に何かがぶつかってきた。 それは、その女生徒だったの。体当たりではなく、先生に向かって前のめりに倒れたのよ。 バランスを崩した先生は、雪の中に倒れたわ。下半身に伝わる、冷たい感触。慌てて立ち上がろうとしたした時、先生は見てしまった。 何をって? ……女生徒の背中には、大振りなナイフが突き立てられていたのよ。制服は破れて、真っ白な肌が露出していたわ。そして、凝固した血液もね。 先生は叫び声を上げながら、必死に立ち上がって校舎に駆け込んだわ。宿直室に戻って、警察に電話をした。そして、嫌ではあったけど、あの女生徒の遺体の場所まで戻ろうとした。 ……振り向いた先生の表情が凍り付いたわ。だってそこには、その女生徒がいたんだもの。 ……え? 先生はその後どうしたかって? 高山先生は、宿直室で発見されたわ。遺体で、ね。 警察の人が裏門に行っても、死体らしきものはどこにもない。だから、宿直室に向かったのよ。 足跡は真っすぐ、校舎に向かっていた。警官は裏門に近い入り口に向かうと、明かりが漏れている部屋を見つけたの。そこは宿直室だったわ。 ――床に仰向けに倒れていた高山先生の口には、雪が押し込まれていたわ。窓が開けられていて、雪が室内に吹き込んでいた。 そして、先生の胸には、刺し傷があったのよ。何度も刺されていたけれど、凶器はどこからも見つからなかった……。 * 「そんな事件があってから、あそこの街灯はある一日を除いて点かなくなったのよ」 明美は囁くように言った。 「それは、二月三日……」 「き、今日じゃないですか……」 恵美は密着されたままの態勢で明美に返した。息は白いが、ずっと抱きつかれていた為に、身体は寒くない。 「――今から、確かめに行ってみる?」 明美が、恵美の首筋に唇を落とした。 「――っ!! え、遠慮します!!」 「うふふ、だったら二度寝でもしましょうか。今日は休日、それにまだ早いわ。予定もないのだから、ゆっくり寝ましょう?」 すっ、と恵美から離れた明美は、ベッドに戻って毛布をめくった。恵美に、隣に寝なさい、と言っているのだ。 恵美は自分の顔が真っ赤なのを自覚しながら、明美の隣に潜り込んだ。 (……そりゃあ、一方的にアタックしてたけど、キスとかされたのは初めてだもんなぁ……) 「おやすみなさい、恵美さん」 明美は微笑みを浮かべたまま、目を閉じた。恵美も、明美の顔を見ながら、ゆっくりと意識が闇に溶けていくのを感じていた。 明美が話をしている間、一度も白い息を吐かなかったことに気付かないまま、恵美は眠りに落ちた。
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/7136.html
《倉橋 莉子(014)》 キャラクターカード 使用コスト0/発生コスト2/黄/AP0/DP0 【制服】/【藤女生徒会】 このカードが登場した場合、デッキをシャッフルする。 (数学ホント嫌いでさー。いつもヨソ見で怒られる。) 恋愛ラボで登場した黄色・【制服】【藤女生徒会】を持つ倉橋 莉子。 登場した時にデッキをシャッフルする効果を持つ。 ただ単にシャッフルするだけのカード。 コスト0と出しやすいが、使いどころは微妙。 デッキ操作をしていた場合、それが崩れてしまうので使うのは避けたい。 カードイラストは第10話「よりぬき生徒会(撮り下ろし)」のワンシーン。フレーバーはその時の莉子のセリフ。 関連項目 《ちんぷんかんぷん》 収録 恋愛ラボ 01-014 編集