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おぼうしをぶん投げて 27KB 現代 飼いゆっくり ぬるいじめ 『おぼうしをおいかけて』の続き ※独自設定垂れ流し ※愛で描写ありのぬる虐め ※『ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて』の続き、と言うかアナザーエンド 前作の感想に触発されて書きました まりさは絶望の中にいた。 雨が降っていた。小雨程度のそれは、多くの生き物に「恵みの雨」と呼ばれるものだろう。 だが、ゆっくりにとっては違う。水に溶けるナマモノにとっては、この程度の雨でも致死 の毒だ。 それでも、まりさ種なら自慢のおぼうしでしのげたかもしれない。だが、このまりさは今、 おぼうしをかぶっていない。 「おぼうしぃ……おぼうしぃ……」 うめく言葉とのばす舌のわずか先に、まりさの大事なおぼうしはあった。普段ならひと跳 ねもすれば届く至近距離。しかし、いまのまりさにとっては無限の彼方だった。 まりさのあんよはうごかない。 ある男が戯れにまりさのおぼうしを奪い、投げた。まりさは必死に追ったが、まりさが追 いつくたびに男はおぼうしを投げた。それを繰り返すうちに、まりさは知らず知らずのう ちに悪路へと導かれ、そしてあんよの機能は破壊されてしまったのだ。 もはやまりさは這いずることすらできない。 「おぼしぃ……おぼうしがあればゆっくりできるのにぃ……」 もはや雨に溶けるしかない絶望の中、しかしまりさはおぼうしに希望を見いだしていた。 おぼうしがあればゆっくりできる。 根拠のない、しかし純粋なその想いは、信仰にも似ていた。この状況、たとえおぼうしを かぶったところで上からの雨は防げても足下にたまる水は防げない。動けないまりさには 死しかない。 だが、それでも。 それでもまりさは、おぼうしが欲しかったのだ。 ゆっくりというナマモノの生には、不幸な必然はあふれかえっていても、しあわせな奇跡 は存在しない。 まりさの悲惨な最後もまた、ゆっくりにはありふれたもの。 だが。 「だいじょうぶ?」 突然、まりさを打つ雨がやんだ。 「……ゆぅ……?」 まりさが見上げるると、そこには優しげに、まりさを心配する顔があった。 まりさの知らないおねえさんがいた。その手に持つ傘が、まりさに降りそそぐ雨を遮って くれているのだ。 「ねえ、まりさ。あなた、わたしの飼いゆっくりにならない?」 それはまりさの切望していたこと。 突然の問いかけに、まりさの餡子脳は混乱することすらできず、ただ願望を口にさせた。 「なりたいよ……だから……」 再び、まりさは舌をのばす。前へ、前へと。 「だから……おぼうし、かぶせてね……」 おねえさんはにっこりうなずくと、まりさのおぼうしを拾うと水を軽く払い、まりさにか ぶせてあげた。 「ゆぅ……ゆっくり……していってね……」 そして、まりさは気を失った。 ゆっくりというナマモノの生には、不幸な必然はあふれかえっていても、しあわせな奇跡 は存在しない。 だからこの出会いはきっと、神様の気まぐれか、さもなければ運命だったのだろう。 おぼうしをぶん投げて 「ゆっぎゃあああああ!」 まりさとおねえさんの飼いゆっくり生活は、まずはまりさの悲鳴によって彩られた。 「こらまりさ、我慢して!」 「やべでええええ! いだいいだいいだいいいいい!」 ・ ・ ・ 雨の中の出逢い。あの後、まりさはおねえさんのアパートまで運ばれた。濡れた身体をド ライヤーで乾かしてもらい、ひと心地ついたとき。 「まりさ……あなた、ちょっと汚いわね?」 「ゆ、ゆゆう!?」 まりさは元飼いゆっくりだった。人間の都合で野良となって数ヶ月。身体はすっかり汚れ てしまった。 「濡れて乾かして、また濡れるってのも忙しいけど、まずはきれいにしないとね」 まりさとしても綺麗になれるなら歓迎だ。それはゆっくりできることだ。 そうして、まりさはおふろばにつれてこられた。 最初はよかった。髪の毛をシャンプーしてもらうのは気持ちよかったし、身体を石鹸の泡 できれいにしてもらうのはくすぐったくも心地よい感触だった。 だが、ここで問題が発生した。 「どうしても汚れが落ちないわね」 「ゆうう……」 通常、野良のゆっくりのよごれというのは簡単に落ちない。常に地べたをはいずらざるを えないゆっくりは、都会の排気ガスや埃を皮の随までしみこませてしまう。 「でも、ゆっくりの本を読んで落とし方はしっているわ」 「ゆうう! それならまりさ、きれいになりたいよ! きれいになって、おねえさんをゆ っくりさせてあげたいよ!」 「ふふ! いい子ね、まりさ。でもちょっと大変よ。まりさに耐えられるかな?」 「まりさはのらでがんばってきたよ! かいゆっくりになるためなら、つらいこともがま んできるよ!」 「えらい! よく言ったわ!」 そして、まりさの洗浄が始められたのだが……。 結論から言えば、まりさは耐えられなかった。それであの悲鳴である。 「だめかー。まりさ、そんなに痛い?」 「ゆううううう! いだい、いだいよおおおおおお!」 「うーん。ま、そりゃそっか」 野良の汚れは皮の随までしみこんでいる。それを綺麗にするにはどうするか? 答えはシンプルだ。よごれた皮ごと削り落とす。これに尽きる。 おねえさんの手にあるのは台所で洗い物に使うスポンジだ。それも頑固な油汚れを落とす ための、目の粗いものだ。これでこすって汚れのついた皮を削ったのである。乱暴なよう だが、ゆっくりは皮が削れても小麦粉とオレンジジュースで簡単に治療できる。必要なら 愛ゆ家だってやる一般的な方法なのだ。 もっとも、その痛みに耐えられるゆっくりは少ない。 ゆっくりには耳と鼻がない。全身の皮で音を聴き、においをかぐ。すなわち触覚・聴覚・ 嗅覚すべてが全身に張り巡らされているのだ。 ゆっくりが痛みに弱い理由もここにある。ちょっとした切り傷でも、ゆっくりにとっては 三つの感覚器を少しずつ削り取られることを意味する。しかも傷口を全身の皮で意識する ことになるのだ。触覚で痛みを感じ、聴覚で傷口の裂ける音、餡子の漏れる音を聴き、嗅 覚で身体から漏れでる餡子のにおいをかぐことになる。三つの感覚で相乗された痛みとは どれほどのものだろう。 ゆっくりの研究家の中には「ゆっくりの痛みは人間には想像し得ない未知の領域」と語る ものまでいるくらいだ。 だから、まりさが痛みに負けるのも無理はないと言えるだろう。 「じゃあ仕方ないわね。やめましょうか」 「ゆゆっ……!」 おねえさんのやさしい言葉。だが、まりさは迷う。 がまんしないと綺麗になれない。綺麗になれないとおねえさんをゆっくりさせてあげられ ない。そうしたら……また、野良に戻ってしまうことになるかもしれない。 「おねえさん……まりさ、やるよ……!」 「え?」 「まりさ、がまんするよ。だからまりさをきれいにして……!」 まりさの目には決意がみなぎっていた。 「まりさ……あんたを拾ってよかったわ! よし、いくわよ!」 そして、おねえさんは心を鬼にしてまりさをこすり始めた。 「ゆっぎゃああああああああ! いぢゃい、いぢゃい、いぢゃいいいいい!」 決意はあっても、悲鳴はこらえられない。 「やっぱりやめる?」 「ゆうううう、やめない! やめないよ! まりさがんばるよおおお!」 「よーし、じゃあ手加減しないで一気にやっちゃうわよ。早く終わった方がいいでしょ。 そりゃー!」 「ゆっぎゃああああああああ!」 まりさは存分に悲鳴を上げた。 しかし一度も「やめて」とは言わなかった。 ・ ・ ・ 「ゆうう……」 無限に続くと思われた痛みも、実際にはほんの数分程度だった。だが、まりさが疲弊しき るには十分だった。 「まりさ、よくがんばったわね。もう痛いのはおしまいよ」 続いておねえさんが用意したのは小麦粉を多めに溶かした特製オレンジジュースとハケ、 そしてドライヤー。 「さ、まりさ。なおしてあげるからね」 ハケで丁寧に特製オレンジジュースを塗り、出力を弱めたドライヤーで丹念に乾かしていく。 「ゆうう……ぺたぺたして、ぽかぽかして……ゆっくりできるよお……」 全身くまなく特製オレンジジュースが塗られた。痛んだ底面には特に念入りに塗り込まれ た。 「さ、傷はおおむねふさがったわ。それじゃ、栄養とらなきゃね」 「ゆ……ごはん……」 「あ、むーしゃむーしゃはしなくていいわよ。口を大きく開けると、傷口に悪いからね。 口をちょっと開けて?」 「ゆ、ゆゆ?」 まりさの口の中に入り込んできたのは、ほ乳瓶の口だった。 「さ、吸って」 「ちゅーぱ、ちゅーぱ……し、しあわせー!」 ほ乳瓶の中身は人肌に暖められたほっとジュースだ。ゆっくりにとってはこれ以上ない滋 養だろう。 まりさはむさぼるように吸い、あっと言う間に飲み尽くした。 「さ、あとはゆっくりお眠りなさい」 「ゆ、おねえさん……まりさのおぼうしは……?」 「あそこよ、ほら」 おねえさんの指さすほう、洗濯バサミで止められ干されるまりさのおぼうしがあった。こ ちらも洗濯されたのだろう、汚れはすっかり落ちていた。 「ゆうう……まりさのおぼうしさん、とってもゆっくりしてるよお……おねえさん、あり がとう……」 「まだ乾いてないから、かぶるのは明日までがまんしてなさい。ね?」 「ゆう……すぴー」 「あら、見たとたんに寝ちゃった。おぼうしを見て安心したのかしら。ふふ、そんなにお ぼうし、大事なんだ」 おねえさんのほほえみに見守られ、まりさは野良の頃には得られなかった最高のゆっくり の中、眠りについた。 それからまりさにとって夢のような生活が始まった。 まりさの傷は完治した。削られた皮はもちろん、あんよの傷も思ったほど深くなく、前と 同じように歩けるようになった。 おねえさんは優しかった。 しつけの時はきちんと厳しく言うが、普段は穏やかにほほえみ、まりさのことをとてもゆ っくりさせてくれた。 それに、そもそもまりさはしかられるようなことをほとんどしなかった。生活に慣れるま では勝手が分からず失敗もあったが、元々まりさはペットショップで躾られたれっきとし た飼いゆっくりだったのだ。飼い主の都合で不幸にも野良の身に堕ちたが、幸運にも飼い ゆっくりとして守るべきことを忘れていなかった。 ただひとつ、バッジがないことだけが悲しかった。飼いゆっくりだった頃は銀バッジをつ けていたが、捨てられたときに取られてしまった。まりさのおぼうしを投げて投げて投げ 抜いてまりさのあんよを破壊した男に「これはすごいバッジだ」ともらったバッジがあっ たが、それはただの景品だった。それがわかったとき、まりさはとても悲しんだ。 だが、バッジがなくてもかまわなかった。まりさは基本的に外にでようとしなかった。家 の中にいる分にはバッジがなくてもなんの問題もない。 普通のゆっくりは、孤独を嫌う。時に孤独が高じて野良を招き入れて不幸に見舞われるこ ともある。 だがこのまりさは違った。日中おねえさんは仕事でいないが、それでもさびしいとは思わ なかった。 人間の家の中にこそゆっくりがある――それが厳しい野良生活を通じてまりさが学んだこ とだった。仲間のいるゆっくりより安全で快適な家の中でのゆっくりを望んだ。 だが、そんなまりさに転機が訪れた。 「まりさ、銀バッジ獲得おめでとーっ!」 「ゆうう、ほんとう? ほんとうにまりさ、ぎんばっじさんもらえるの?」 「本当よ、まりさ! ほら、みなさいこの輝く銀バッジ!」 まりさは銀バッジを獲得した。基本的な躾ができていたこと、なによりその善良さが評価 された。野良を経験したゆっくりとしては最高の栄誉ともいえる銀バッジ。 さっそくおねえさんにつけてもらった。おぼうしを通して銀バッジの重さを感じる。心地 よい重みだった。 まりさは今まさに、幸せのてっぺんにいると思った。 だが。まりさのしあわせはそれにとどまらなかった。 「まりさ! 銀バッジ獲得記念に、プレゼント買ってきたわよ!」 「ゆうう、ぷれぜんと!?」 「そう! じゃーん! これよこれ!」 おねえさんが取り出したのは、ひらひらとした布だった。黒いパンツのような生地。それ を、ヒラヒラした白く縁取られたフリルが飾っている。 「ゆうう……なんだかとってもゆっくりしたぬのさんだよ……!」 「布さん、じゃないわ。これはゆっくり用の『お洋服』よ!」 「ゆゆ? おようふく?」 さっそくまりさはその『お洋服』を着ることになった。わけのわかるままあれよあれよと いうまに布を着せされ、姿見の前に立たされた。 「まりさ、似合ってるわよ!」 「ゆううう……まりさ、すごくゆっくしてるよおおおおお……!」 鏡の中にはとてもゆっくりしたゆっくりがいた。 ピンととがった漆黒の魔女帽子に白のリボン。輝く白銀のバッジ。 もちもちふっくらとした健康的なお肌。大粒のきらめく宝石みたいな瞳。 そして、『お洋服』。 まりさの口の下を優しくつつむ、帽子とマッチするゆっくりとした黒。白く縁取られたヒ ラヒラふわふわのフリルが、華やかかつ上品に彩っている。 まりさは自分の目を疑った。自分のおぼうしがなかったら、鏡のなかのゆっくりを自分だ とは思えなかっただろう。 「ゆうう……ゆっくり! ゆっくりしていってね!」 もうまりさのしあわせもゆっくりも興奮も最高潮。 すると、まりさは大変なことに気がついた。 「お、おねえさん、たいへんだよ! まりさのおようふくぬがしてね!」 「え? どうしたのよまりさ? 着たばっかりじゃない。もしかして気に入らなかったの?」 「ちがうの! ちがうのお! おようふくはとってもゆっくりしてるよ! だからだめな のお!」 「え?」 「まりさ、まりさ! ……うれしーしーでちゃう!」 まりさは顔全部を――すなわち全身を真っ赤にして言った。 うれしーしー。ゆっくりの中には子供の頃、うれしさのあまりしーしーをしてしまうこと がある。まりさは感激のあまり、とっくの昔に卒業したはずのそれに目覚めてしまったの だ。 真っ赤なままあわてふためくまりさ。だが、おねえさんは余裕の笑みだ。 おねえさんはまりさをゆっくり用のおトイレにつれていくと、 「まりさ。服の端をおくちでくわえて、上におもいっきり引っ張ってみなさい」 「ゆ? ゆーん!」 まりさが引くと、『お洋服』は延びた。そして、中央から割れた。 従来のゆっくり用のお洋服には大きな欠点があった。ゆっくりを着飾るのはいいとして、 ゆっくりひとりでは脱ぐことも着ることもできず、用も足せないかった。ところがこの 『お洋服』では欠点のひとつが改善されていた。 中央にあらかじめ割れ目が入っているのだ。その構造はちょうど男性用のブリーフに近い。 今まりさがやったように上の端を引っ張ると、ゆっくりの身体の曲面にあわせて割れ目が 広がり、しーしーやうんうんが可能になるのである。 かくして、まりさは無事ひとりでしーしーができたのであった。 「まりさ、しーしーひとりでできたよ! できたよ!」 「ふふ、まりさったらあかちゃんみたい」 「ゆゆ~ん」 まりさは恥ずかしげに身をくねらせた。だがその顔に浮かぶのは笑顔だ。 今。今こそが間違いなく、まりさのゆん生最高の瞬間だった。 「まりさ。バッジも付けたし、お洋服も着た。もう完璧ね。明日はおでかけよ!」 「ゆ! おでかけ! おそと!」 「ひさしぶりだもんね、うれしい!」 「おねえさんありがとう! まりさとってもうれしいよ!」 まりさはもう、このうれしさを、しあわせを、どう表現していいかわからなかった。 だから、餡子に刻まれた本能に従って叫んだ。 「ゆっくりしていってね!」 ・ ・ ・ 「ゆんゆんゆ~ん♪ おそと~♪ おさんぽ~♪ ゆっくりゆっくり~♪」 「まりさ、ご機嫌ね」 「ゆ! おねえさんもゆっくりしていってね!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり」 まりさは今、おねえさんの持つバスケットに乗せられ、公園までの道を揺られていた。バ スケットの中にはまりさのほかにもおやつなども入っている。久しぶりに外にでられるば かりではなく、ゆっくりできるものが近くにあることもまりさがご機嫌な理由だった。 だが、すこしだけ気になることもあった。 「ねえおねえさん? おもくない? まりさ、あるくよ!」 道中何度もまりさはそう問いかけていた。 まりさはバスケットボール大の成体ゆっくりだ。それ以外にも荷物が入っているとなれば、 バスケットはかなりの重量のはずだ。 「だから大丈夫だって。おねえさん、こう見えても学生の頃けっこう鍛えてたのよ。それ に……ほら! もうついた!」 「ゆうう!」 大きな自然公園の一角。芝生の敷き詰められた広場だった。おねえさんのほかにもゆっく りと遊ぶ人たちの姿もあった。 みんな楽しそうだった。ゆっくりしているように見えた。 「おねえさん! ゆっくり! ゆっくり!」 「はいはいあわてない。ほら、おろしてあげるわ」 おねえさんに下ろされ、まりさは飛び跳ねた。久しぶりの外。空はどこまで青くてひろく て、太陽は暖かだった。 まりさはおうちの中の平穏が好きだ。だが、それでもゆっくりはゆっくり。時には広い場 所で遊び回りたい。 まりさはこらえきれないといったように、おねえさんのまわりを跳ね回った。 「おねえさん! ゆっくり! とってもゆっくりしてるよ!」 「ふふ、よかったわね。調子はどう?」 「ゆ! なんだかまりさ、とってもげんきにうごけるの! こんなにはやくとべるよ!」 まりさはぽーんぽーんと、ゆっくり基準としてはなかなかの速さで跳ねた。 「ああ、それはきっとお洋服のおかげよ。あんよのところがゆっくりの皮よりグリップが よくなるように加工してあるの」 「ゆ? ぐりっぷ?」 「かけっこしやすくなってるってことよ。走りやすくなってるのはもちろん、一日中かけ っこしたってあんよが破けたりしないわ。今日は思う存分走り回るといいわ!」 「ゆっくりーっ!」 まりさは楽しくてたまらなくなった。 今日はなにをして遊ぼう? 次から次へと楽しい考えが思い浮かんでくる。餡子脳は楽し さでいっぱいになってしまって、どの遊びをしていいか決められそうにない。 だから、おねえさんに決めてもらうことにした。 「おねえさん、なにしてあそぼうかっ!?」 まりさはとてもとてもしあわせだった。 だから、 「おぼうし投げ」 おねえさんの言葉を、どこかゆっくりできないその響きを……しあわせに満たされた餡子 脳は理解することを拒絶した。 「ゆ……おぼうし……ゆゆ?」 「ほーらまりさ、いっくわよー!」 いつもの優しい声で。いつも以上の楽しそうな笑顔のままで。 おねえさんはまりさのおぼうしを奪い去り、フリスビーのように投げた。 「ゆううあああ!? まりさのおぼうしがああああああ!?」 あわてて追いかける。『お洋服』のおかげでいつも以上の速さで跳ねられるが、その爽快 感を味わう余裕などない。 おぼうし。なによりも大切なおぼうし。銀バッジをつけてその大切さの重みを増した、か けがえのない大事なおぼうし。 それが今や、まりさのおつむを離れて飛び、芝生の上に落ちてしまっている。 幸い汚れていない。まりさはほっと一息吐くと、おぼうしをかぶりおねえさんの元に戻っ た。 「おねえさんどうしてこんなこと……」 「はーい、もういっかい!」 「ゆううう!?」 まりさが問いかける暇もなく、再びおぼうしは投げられてしまう。 おぼうしを取りに行く。戻ってくる。おねえさんに投げれる。 そんなやりとりを三回繰り返し、ゆっくりに数えられない四回目に達したとき。 ようやくまりさはおねえさんの元に戻るのをやめた。おねえさんの前、手の届かない位置 で踏みとどまる。 「どうしたの、まりさ? おぼうし投げ、続けましょう?」 おねえさんはいつもと変わらなかった。やわらかな笑顔、優しい声。なにひとつかわらな い。だからまりさにはわからなかった。 「どうして……」 「ん?」 「どぼじでごんなごどずるのおおおおお!? まりざのごど、ぎらいになっぢゃっだのお おおお?」 不安を吐き出すように、まりさは絶叫した。気づけば涙があふれていた。訳が分からなか ったが、悔しくて、悲しかった。 おねえさんは、ふ、と一息吐くと、諭すようにまりさに語りかけた。 「嫌いになんてならないわ。まりさのこと、大好きよ」 「それならどうして……」 「まりさがむーしゃむーしゃしてるのが好き。かわいいもの。まりさが『ゆっくりしてい ってね』って言ってくれるのが好き。心が和むもの。まりさの寝顔が好き。無垢で愛らし いもの。でも……」 おねえさんは、満面の笑顔で言った。 「おぼうしを追いかけて、これいじょうないってくらい必死になってるまりさが、一番好 き」 まりさはわからなかった。おねえさんがなにを言っているのか、そしてこれからなにを言 おうとしているのか。 「まりさ。あなたと会ったあの日。わたしは『雨が降る前から』あなたのことを見ていた わ」 まりさとおねえさんが出会った日。 雨が降る前、まりさは必死だった。男におぼうしを投げられ、死力を尽くして追いかけて いた。 おねえさんはそれを見ていた。いや、止めもせず、傍観していたというのだ。 「わたし、昔はスポーツをやっていたの。でも、根性がなくて挫折しちゃってね。だから、 がんばっているひとが好き。わたしがあきらめて失ってしまった、夢。それを追いかけて いるひたむきな瞳が好き。がんばっているひとの顔が大好き。だからね、まりさ? ゆっ くり相手に変な話だけど、わたしはあの日、あなたに一目惚れしちゃったの」 確かにまりさは必死だった。おぼうしはたいせつだ。おぼうしを投げられると、自分の大 切なものなにもかも投げ捨てられるような気がして、二度とゆっくりできなくなるような 気がして。 だから、がんばった。あんよが傷つくのも全く気にならないぐらい、誰よりもなによりも がんばった。 「まりさ、大好きなまりさ。おうちに住ませてあげる。ごはんもあげる。寝床もあげる。 髪も梳いてあげる。大切にしてあげる。だから、ねえ、まりさ。ひとつだけわたしのわが ままを聞いて」 おねえさんの笑みが深くなった。 「お願い、まりさ。わたしを楽しませて」 ゆっくりというナマモノの生には、不幸な必然はあふれかえっていても、しあわせな奇跡 は存在しない。 まりさとおねえさんの出会い。それは幸運でも奇跡でもなく、ただの必然。 まりさはおぼうしをなによりも大事にしている。だから、そのおぼうしでもてあそばれる ために、まりさはおねえさんと出会ったのだ。 「ゆわあああああああ!」 まりさは叫んだ。得体の知れないゆっくりできない感覚に全身を打たれ、全力で逃げ出し た。 だが、お洋服で少々早くなったところで所詮ゆっくりのあんよ。人間の足にはかなうわけ がない。 「ほおらまりさ、つーかまーえた!」 「ゆうう!」 「そーれ、とんでけー!」 おぼうしを投げられては、まりさは追う以外に手がない。おぼうしをみすてて逃げるなど、 そんな選択肢はまりさの餡子脳の中には存在しない。 そしてそもそも、まりさのあんよではおねえさんから逃れられない。 まりさは為すすべもなく、おぼうしに奪われ投げられ、それを追いかける。おぼうしの落 ちた場所にたどり着いたらすぐに奪われ……それがどうしようもなく繰り返された。 あの日のようにあんよが破ける心配はない。おねえさんのくれた『お洋服』は、実にがっ ちりまりさのあんよを守ってくれた。おねえさんが『お洋服』をまりさにプレゼントした のはお祝いのためだけではない。この「おぼうし投げ」を存分に楽しむためでもあったの だ。 「よーし、こんどは高ーく高くなげちゃうわよ! それーっ!」 「ゆううう!」 「あー、風に乗っちゃったなあ……これはおねえさんにもどこに落ちるかわからないなあ ……とんでもない場所にいっちゃうかもね?」 「ゆうう! ゆぐう! ゆぐぐぐぐぐう!」 おねえさんの煽りに心を揺らしながら、それでもまりさはひたむきにおぼうしを見つめ続 ける。そうするしかない。おぼうしは、絶対にあきらめられない大切なものなのだ。 「いい、いいわまりさ。絶望してるのに、ひとかけらの希望を決して失わないその瞳…… すてき!」 こうして、まりさのゆっくりに満ちた生活は終わりを告げた。 だが、まりさは不幸になったとも言えない。 平日はごくあたりまえの飼いゆっくりとして、十分すぎるほど満ち足りた生活を送ること ができる。おねえさんは日中仕事にでているが、食べ物に困ることも寒さや暑さにさいな まれることはない。命の危険はない。ゆっくりできる。 しかし、休日は違った。おねえさんは毎週のようにまりさを連れ出し、公園で「おぼうし 投げ」を楽しんだ。最近はおねえさんのあまりに楽しそうな様子にひかれて、ほかの飼い 主もおぼうし投げを楽しむようになった。 「ゆあああ! まりさのおぼうしがあああ!」 「おぼうしぃ! おぼうしぃ!」 「おぼうしがないとゆっくりできないいいい!」 公園に響き渡る悲痛な声の中、まりさ自身も同じような声を上げ、ただひたすらにおぼう しを追いかけた。 一週間のうち、ゆっくりできないのは一日だけ。それがかえってまりさを苦しめた。餡子 脳の悲しさと言うべきか。なまじゆっくりできる時間が長いため、いつまでもおぼうしを 奪われる苦痛に慣れることができなかったのだ。 だが、ゆっくりできない思いはまりさも知らない間にたまっていき……そしてある日、変 化が訪れた。 ・ ・ ・ 「さあ! 今日もおぼうし投げよ!」 意気揚々とまりさからおぼうしを奪おうとするおねえさん。まりさはもあきらめてしまっ て抵抗しない。だが、おぼうしを投げられればすぐに必死になる。 ところが、今日は少し違うようだ。 「? ちょっとまりさ、おぼうしはなしなさいよ」 「ゆ? まりさ、おぼうしくわえてないよ」 以前おぼうしをくわえて抵抗したことはあったが、あっさりと奪われた。人間とゆっくり の力の差は歴然なのだ。それ以来、まりさは抵抗していない。 そもそもおぼうしをくわえていたらこうして受け答えができるはずもない。 「でもはずれないわよ。変な風にはまりこんじゃたのかしら。よいしょ!」 「ゆぎいいいいい! いぢゃいいいいいい!」 おねえさんがおぼうしを強く引くと、まりさが痛がり出す。 あまりの痛がりようにおねえさんは不思議に思い、おぼうしとまりさの根本を調べた。 「やだ……おぼうしと頭皮が完全にくっついちゃってる! これじゃまるで生まれる前の 赤ゆっくりじゃない!」 まりさ種が植物型にんっしんした場合、生まれ落ちるまでおぼうしと身体は一体化してい る。誕生して始めておぼうしと頭が分かれるのだ。それは双子が生まれる様に似ていた。 まりさがおぼうしを大事にする理由とする説もある。 人間でも、極度のストレスのあまり精神が幼児退行することがある。思いこみのナマモノ、 ゆっくり。まりさは毎週与えられるストレスに対し、身体が部分的に幼児退行――いや、 胎児退行したのだ。まったくもっていい加減なナマモノであった。 「これじゃ、おぼうし投げは無理かあ」 「おねえさん……」 「な、なによまりさ。どうしてあんたが落ち込んだ顔してるのよ?」 「まりさ……さよならしなくちゃいけない?」 「え?」 「おぼうしなげができないまりさは、いらない……?」 まりさにとって、おぼうし投げはゆっくりできないことだ。だが、それをすることでおね えさんがすごくゆっくりできることは知っていた。 だから、おぼうし投げができなくなった自分は、また捨てられてしまうのではないか―― そう思ったのだ。 「……バカね。まりさ、わたしはあなたのことが好きよ。大好き。捨てられるわけないじ ゃない」 「でも……」 「よし! 今日はおぼうし投げはやめて、この木の枝を使って遊びましょ! おぼうし投 げならぬお棒投げよ! ほーら、とってきなさーい!」 「ゆー!」 そして、まりさとおねえさんは夕方まで遊んで過ごした。まりさにとっては初めて外でお ねえさんとゆっくりできた時間だった。 おねえさんも笑ってくれた。でも、今までほど楽しそうではなかった。 でも。 まりさは安心していた。これでもうゆっくりできないことはなくなった。これからは休み の日を恐れることはない。ずっとずっと、ゆっくりすることができる。そう思った。 だが、そううまくはいかなかった。 次の日からおねえさんは帰りが遅くなるようになった。帰ってきてもグッタリして、あま りまりさの相手ができなかった。休みの日も出かけてしまい、まりさはおるすばんだった。 「おねえさん、きっとおしごとがいそがしいんだね……」 まりさはあきらめなかった。きっとまた、ゆっくりできるようになる。それまでは、疲れ て帰ってくるおねえさんをゆっくりさせることに全力を尽くそう……そう決心し、おねえ さんにゆっくりをふりまいた。 そんな日々が、一ヶ月ほど続いた。 ・ ・ ・ 「ゆ! おねえさん、ひさしぶりのこうえんだね!」 「そうね。一ヶ月ぶりかあ」 「おねえさんがゆっくりできるようになってよかったよ!」 「ええ。最近ちょっと大変だったけど、今日こそはゆっくりするわ」 一人と一匹は公園に来ていた。最近忙しかったおねえさんも今日はようやく暇がとれたら しい。おねえさんといっぱい遊ぼう、そしていっぱいゆっくりしてもらおう……まりさは 決意と希望に燃えていた。 「おねえさん、なにしてあそぼうかっ!?」 元気に問いかけると、おねえさんはにっこりわらって答えた。 「おぼうし投げ」 まりさの笑顔が固まった。 何を言っているのか理解できなかった。 そんなまりさに委細かまわず、おねえさんはまりさのおぼうしをつかむとそのまま持ち上 げた。 「いぢゃぢゃぢゃぢゃぢゃ! おねえさん、いたいよおおおお!」 「てええええりゃあああああああああ!」 まりさの抗議も全く無視。 それどころかまりさが今まで聞いたことのない雄叫びを上げてまりさを思い切りぶん投げ た。 「ゆううううううううううう!?」 円盤投げに似た綺麗なフォームだった。 投げられたまりさは水平に回転しながら、地面すれすれをぶっ飛んでいく。 「ゆわわわわわわああああああああ!」 ゆっくり特有の「おそらをとんでいるみたい」なんて言葉を吐く余裕などどこにもない。 回転する視界の中、なにもかもがゆっくりせずに吹き飛んでいく。 そうしてまりさは数メートル飛び、ようやく芝生の上に降り立った。 だが。 「ゆわあ!? ゆびぃ!? ゆぶうううう!?」 与えられた速度と回転は、一回の着地で消化仕切れるものではなかった。まりさは川を跳 ねて飛ぶ石切りの石のように、芝生の上を二度跳ね、三度めでようやく止まった。 「ゆはあーっ、ゆはーっ、ゆはーっ……」 何もかもがあまりに早すぎて、まりさは自分が何をされたのかすら理解できなかった。た だひどくゆっくりできない経験をしたという実感だけを抱え、まりさは荒い息を吐く。動 くことなど考えられなかった。 「どう、まりさ? 新しいおぼうし投げの感想は?」 気づけば、おねえさんが近くまで歩いてきていた。 「ゆ、おねえさん……」 「わたし、考えたの。おぼうしを投げられなくなって、どうすればいいかって……」 「おね、おね、おねえさん……?」 「考えたら簡単なのに、なまった身体を鍛えなおして投げるフォームを考えるのに一ヶ月 もかかっちゃった。でも、その甲斐はあったわ……!」 「おねえさん、まりさになにをしたのおおおお!?」 「簡単なことよ! おぼうしだけ投げられなければ、おぼうしごとまりさをなげればいい じゃない!」 「ゆううううううう!?」 あまりにも単純なこたえだった。 おぼうしがとれなくなった。だったら、まりさごと投げればいい。 だが、その実現には様々な計画と準備で為されている。きちんとフォームを考え、まりさ が大けがしなように低い弾道にすることも忘れない。そのための身体づくりに時間をかけ るなど、女性らしいじつにきめ細かな気遣いだ。 だがその理屈は破綻していた。そもそもおねえさんの目的はまりさの必死な顔を見ること だったのだ。そのまりさを投げたのでは必死な顔もなにもあったものではない。 だが、おねえさんの顔に迷いはない。 「ありがとうまりさ! わたし、スポーツの夢に破れて、ひとのがんばる姿を見ることで 虚しさを埋めてた! でも、自分ががんばる楽しさを思い出せたのよ! あなたのおかげ よ、まりさ!」 「おねえさんなにいってるのおおおお!?」 手段が目的と化していた。 だが、これはこれでいいのかもしれない。 いっぴきのゆっくりが不幸になり、一人の人間が幸せを見いだした。とても素晴らしいこ とだ。実に効率のいい計算式がここに成立したのだ。 「そういうわけでまりさ! もうひと投げいくわよおおおお!」 「どういうわけなのおおおおお!?」 「どおおおおおおりゃあああああああ!」 「ゆううううううううううううううう!?」 こうして、おねえさんは真のゆっくりを得て、まりさは飼いゆっくりとして飼い主の役に 立てるようになった。 後に、この「おぼうし投げ」改め「まりさ投げ」は口コミで全国に伝わり、空前のブーム を生むことになる。 その第一回全国大会をまりさとおねえさんが征することになるのだが、それはまた別の物 語である。 「もういっちょいくわよおおおお! せえええりゃああああ!」 「ゆわあああああああああああああああああああああああああ!」 了 by触発あき 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 163 バトルゆ虐! ふたば系ゆっくりいじめ 172 とてもゆっくりした蛇口 ふたば系ゆっくりいじめ 180 ゆっくりばけてでるよ! ふたば系ゆっくりいじめ 181 ゆっくりばけてでるよ!後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 199 ゆっくりたねをまいてね! ふたば系ゆっくりいじめ 201 ゆっくりはじけてね! ふたば系ゆっくりいじめ 204 餡小話の感想れいむ・その後 ふたば系ゆっくりいじめ 211 むかしなつかしゆーどろ遊び ふたば系ゆっくりいじめ 213 制裁は誰がために ふたば系ゆっくりいじめ 233 どすらりー ふたば系ゆっくりいじめ 465 おぼうしをおいかけて 上記以前の過去作品一覧は下記作品に収録 ふたば系ゆっくりいじめ 151 ゆっくりみわけてね! 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓もしかしてナカーマ? 俺はニュースでたまに映る容疑者の顔が時々ゆっくりに見えてしまうぞ。 -- 2014-08-02 12 05 32 人間で言えば髪を掴まれてブン投げられてるといったとこでしょうか… その逆にゆっくりに例えれば…と考える癖がついたせいで映画やマンガで怪我をしたり人が死んだりするシーンとかでは笑ってしまいます。 ゆ虐のハマり過ぎ注意ですね… -- 2014-03-12 23 44 18 お姉さん可愛い! 反論さんはかっこよすぎ (*´∀`*) -- 2014-01-13 13 56 08 お姉さん可愛い(´∀`*)♭ ゆ虐もゆ愛も好きな自分にはとってもゆっくり出来るSSでした! やっぱり、触発さんの作品が一番好きです。 あと、下の自慰野郎黙れ そして反論さんに惚れたわww -- 2013-08-08 02 17 39 オナニー野郎への反論格好良杉ワロタwww -- 2013-03-30 16 56 51 お姉さんwwwwwwwwwww Sなのか?天然なのか? -- 2012-07-12 17 38 55 とてもゆっくりできたよ! -- 2011-10-13 20 22 09 ちぇんなら尻尾を掴んでハンマー投げみたいな競技が出来そうだね あとこの作品自体は俺的には可もなく不可もなくといった感じだったけど↓↓↓の反論コメで最終的にゆっくりできたよ!ありがとう! -- 2011-04-09 21 42 33 ↓↓↓とんだオナニー野郎だ。まさに餡子能。何様のつもりでコメントしてんだか。 ↓↓の人、俺もあんたの反論ですっきりした。本当にありがとう。 -- 2011-01-23 05 41 45 ↓気持ちはものすごく分かるが、そういう自慰野郎に何言っても無駄だよ…。スレが自分だけのためにあるべき物と思いこんでる奴等だからな…。それはもう、ゆっくりのおやさい並に。 そんな馬鹿に構うだけ時間と労力の無駄だよ。無視するに限る。 けどあんたの反論コメントでちょっとすっきりしたよ。ありがとう。長文お疲れさん。 -- 2011-01-22 14 30 17 ↓あんたこそやっちゃいましたね。おこがましいにも程があると分かっているなら最初から黙ってろって話だよ。前作に満足したなら何故愛でにシフトした続編なんぞ読んだんだ。 被害者面して悲しい悲しいとほざいてらっしゃるけどね、そもそも注意書きにあるぬるいじめ、愛で等の警告ワードから、まりさ幸福アナザーエンドのSSだということは容易に推測できるはずだ。 注意書きを見て筋書きや内容が自分の嗜好に合わないなら読まないこと。もし万が一読んでしまって不愉快な気分になったとしても、それは読者として当然すべき自衛を怠った自分自身に全責任があるわけだからSSに自分の嗜好を押し付けての批判だけはしないこと。 この二つってゆっくりSS読者として最低限の義務でありマナーだと思うよ。 このコメント欄を見渡せばわかる通り、コメントした人たちは皆このSSに満足している。なぜなら、彼らは注意書きを読んだ上で、自分はこのSSを楽しめる、と判断して読んだからだ。 ところがあんたは義務を満たさず注意書きすらも完全に無視して、何をトチ狂ったのか愛でSSに向かって虐待でないことを咎めるような的外れな批判や、この触発はいけなかっただの台無しだのと他人を不快にさせることばかり書いている。しかも自己陶酔のあまりに、自分が場をわきまえず不愉快をばらまいていることにすら気付いていない。 あんたのコメントはあんたの自己陶酔を満たすため以外に、このSSを楽しく読めた人達を著しく不愉快にさせる存在意義しか持ってない。 できれば消してほしいけど、ここのコメントを消す方法は俺には分からないから、それができないならせめて、最低限の義務とマナーを守らずに好き勝手にSSを批判して他の読者さん達を不愉快にしていることについて謝罪してほしい。 そしてこれからは最低限の自衛はするようにしてほしい。 とか書いても、結局あんたには読まれないだろうし、見た感じ恥知らずっぽい人だから読んでも謝ってくれないだろうけどね…… -- 2011-01-12 02 55 37 あ~あ・・・やっちゃいましたねこれは・・・ 前作の「おぼうしをおいかけて」はこれ以上ないという位 完璧で瀟洒に完結していたというのに・・・ >前作の感想に触発されて書きました まあ触発あきさんというくらいだから 触発されてなんぼなのかもしれませんが これは最もやってはいけない触発でしたね 前作は善良で素直なまりさが理不尽とも言える死を迎える話でしたから 可哀想という感想も出た事でしょう しかしそのような声に流されてしまい、美しかった前作を 台無しにするよな続編を作ってしまうなんて・・・ もちろんSSは作者様のものであり、当然自由に出来る唯一の権利者です 他者が指図するなんておこがましいにも程があると頭では理解しています ただ私は悲しかったんです。 私は前作を読んだ時に大変感動しました、 なんて完璧にまとまっていて瀟洒で美しい話なんだと・・・ これ以上はない綺麗な結末だなと・・・ 私はとてもゆっくりとさせて頂きました ・・・それがこの続編で台無しになってしまいました 先程言ったようにSSは作者様のもので、どのようにするのも自由です ただあんなに瀟洒で美しくゆっくり出来た「おぼうしをおいかけて」が 台無しになってしまった事が悲しくて残念でならないのです -- 2010-11-10 07 40 20 何てすんごいコメディwww ゆっくりできるよ~ 悲劇は、喜劇なんだね~ たのしー!ww -- 2010-10-11 19 21 39 ギャグ調なのも良いよね! 多分、すんごいイイ笑顔で 「おぼうし投げ」 と言ってそうなお姉さん想像して萌えたw -- 2010-09-12 17 25 29 お姉さん可愛いwwきっとこんな表情をしているに違いない↓ \ / ○ ○ 〃▽〃 -- 2010-08-30 22 42 04 5キロから7,8キロかな?バスケット大、、 すごすぎだろwwww -- 2010-07-23 22 36 22 ……… -- 2010-07-22 00 22 51 お姉さんスゴッw -- 2010-06-24 22 06 24 wwww -- 2010-06-20 01 33 11
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プラネット・ゆース ~ドスまりさ~ 12KB 観察 パロディ ドスまりさ 自然界 独自設定 環境番組風 二行作 ゆっくりの知られざる生態に迫る『YHKスペシャル プラネット・ゆース』。 本日は、その第三夜です。 第一夜は、wiki 594。第二夜は、wiki 675にて公開致しました。 一話完結ものに付き、未読でも、支障はありません。 内容には、『独自設定』『ネタ被りの可能性』『虐描写の物足りなさ』が含まれています。 ご容赦下さいますよう、よろしくお願い致します。 当局は、ゆ虐専門チャンネルではありません。 ゆ虐専門は『ゆナッフTV』を、すっきりーに関しては『パラダイゆch』をご利用下さい。 『YHKスペシャル プラネット・ゆース 第三夜 ~ドスまりさ たったひとつのゆっくりプレイス~』 広い岸壁。遥か上空からの映像です。 灰色の岩々に紛れるように、2つの黒い何かが見えます。 それは、まりさのお帽子。 ドスまりさの親子が、海を見ています。 何も、美しい景色に酔いしれているわけではありません。 親ドスが天気を読み、それを子ドスに教えているのです。 雨に弱いゆっくりにとって、天候はまさに死活問題。 群れを治めるドスまりさにとって、天気予報は必修科目です。 これから、このドス親子は旅に出ます。 一見地味な、天候の予測。 実はそれこそ、大冒険の始まりでもあるのです。 ドスまりさ。 ゆっくりの長となる生き物です。 近年、人里に下りてきては被害をもたらす、ドゲスや無能ドス。 これらは、正確には、ドスまりさではありません。 ドゲス等は、生物学的には、変異型大まりさ種と呼ばれます。 環境の変化等による突然変異によって、ドス化するので、こう呼ばれます。 変異は、身体能力の大幅な向上を促します。 しかし、思考能力の向上には、教育や経験が必要となります。 経験を伴わない肉体の躍進は、当然、慢心を呼び起こします。 これが、ドゲスに到るメカニズムなのです。 対して、先祖代々の餡統により、ドスとなるものがいます。 これが、本来のドスまりさです。 変異型と区別して、純ドスとも呼ばれます。 純ドスは総じて聡明です。 群れを正しく導き、特に天敵や脅威には敏感に反応します。 そのため、人間の前に姿を現すことは、ありません。 森の奥深くや、険しい山々に身を潜め、群れと共に生活しています。 こちらから、純ドスに接触を試みる研究者もいます。 しかし直接、コンタクトに成功したものは、いません。 これほどまでに警戒心の強い、純ドス。 カメラでの撮影は、不可能とされてきました。 それを可能にしたのは、人工衛星。 ゆーグル社の協力を得て、最新の超高感度カメラによる撮影を行いました。 人工物には繊細に反応する、純ドス。 そんな彼らでも、上空500kmからの視線を、感じることはできません。 最先端技術を投入して行われた、純ドス撮影計画。 しかし、実際にその姿をとらえるまでに、3年の歳月を要しました。 海にたたずむ、純ドスの親子。 この何気ない映像こそ、世界初の快挙なのです。 翌日。 ドスの親子が、驚くべき行動に出ます。 少し低くなっている岸辺に、2匹のドスが移動しました。 波しぶきがかかっていますが、お構いなしです。 なんと、親子は、大事なはずのお帽子を、海に降ろしました。 大小の帽子が、仲良く波間に浮かんでいます。 長い棒を、2つの口がくわえました。 そして、海へ向かって、飛びます。 一家心中ではありません。 驚くべきことに、2匹のドスまりさは、お帽子の上に下り立ちます。 そのまま、口から伸びる棒をオールとして、沖へ漕ぎ出すのです。 まるで、水上まりさのように。 ドスまりさ親子の旅。 それは、航海です。 あなたはきっと、こう思ったことでしょう。 ドスまりさの巨体を、あんなお帽子程度の浮力で、支えられるのか、と。 水上まりさとお帽子の関係は、ゆっくりの謎として、よく語られます。 明らかに、質量と浮力がつりあっていないからです。 ここに未検証ながら、ある仮説があります。 お帽子内部にはガスが溜まっている、という説です。 密封されたペットボトルは、見た目以上の浮力を持ちます。 水難事故の際、浮き輪の代わりに使用されるほどです。 そして、水上まりさとお帽子は、ぴったりと密着しています。 頭からお帽子を離さない時と、同じような接着作用が働いているのです。 つまり、水上まりさは、ちょっとした浮き輪の上に乗っていることになります。 気体である以上、空気が抜けて帽子が萎んでいくことも、考えられます。 そのため、まりさのあにゃる部分から、ガスが補充され続けているのではないか。 研究者の中には、そんな考えを持つ者もいます。 お帽子内部のガスの成分に、着目する人もいます。 驚くべき性質を持つ、未知のガスであるという、期待です。 しかし、水上まりさの脆弱さ故、調査は難航しています。 ドスまりささえ支える、お帽子の謎。 ゆっくりはまだまだ、ミステリーに包まれた存在なのです。 ドスまりさ親子の旅は、続きます。 沿岸部から出た彼らは、外洋に到り、さらに沖を目指します。 その時速は約4km。 人間の散歩と同じ速度です。 空は快晴。波は穏か。ドスにとっては、絶好の航海日和。 恐らくは、そんな天候を選んでいたのでしょう。 このような環境は、旅の終わりまで、続きました。 時折、海水が跳ねて、ドスゆっくりの皮膚にかかります。 しかし陽光が、あっという間に、それを乾かしていきます。 海の色が、深くなりました。 ここまで来ると、海の生き物の姿が、消え始めます。 シャチも出ません。 外洋は、まさに、海の砂漠。 2匹のドスは、オールを漕ぎ続けます。 休みなく続くその行為は、激しい疲労を伴うことでしょう。 しかし、親子の表情は、意外にゆっくりしています。 夜になりました。 2匹のドスは身を寄せ合います。 不思議にも、饅頭の塊は、少しづつ、沖へ沖へと流れていきます。 彼らは海流さえ、味方にしているのでしょうか。 暗くなると、ドスまりさの姿が、闇に溶けてしまいます。 衛星に取り付けられた赤外線カメラが、僅かにその輪郭を写すのみです。 オールだけは、離していないようです。 ゆっくりの歯は、意外に強いものです。 根野菜を噛み、棒を口でつかみ、オールにしたり、敵と戦ったりもします。 しかし、ゆっくりの顎に当たる部分には、骨がありません。 これでは、噛む力に負けて、歯がポロポロと抜け落ちそうなものです。 ドスまりさが眠りに付いている間に、その秘密を解き明かすことにしましょう。 ゆっくりの口の中にある白いものを、私達もゆっくりも、『歯』と読んでいます。 饅頭生物はそれを使い、咀嚼だけではなく、手の代わりに色々なものを扱います。 ですが、ゆっくりを研究する人々は、それが歯ではないことを、知っています。 実際には、爪に近いものです。 ゆっくりの『歯』は奥に行くにつれ、丸い曲線を描き、根元は外皮に直結しています。 他の動物と違い、口の中の皮から直接、生えてきているのです。 『歯』自体の強度は弱いものの、緩やかに湾曲した形状がバネとなり、衝撃を和らげています。 この弓なりの形は、グリップを強める効果もあるのです。 下の『歯』を支える皮膚は、あんよ周辺のもので、ゆっくりの中では一番頑丈な部分です。 この下顎ともいえる部位が、ゆっくりの噛む力の源となります。 いわゆるテコの原理を応用し、時には『歯』の強度をはるかに越えるものさえ、噛み切ります。 栓抜きを思い浮かべれば、分かりやすいかもしれません。 野生ゆに、硬いダイコンなどが食べられてしまうのは、このせいです。 ドス種のあんよは、巨大な重量を引き受けるほどの、頑丈さを誇っています。 それに連なる『歯』もまた、連日のオール漕ぎを苦にしない、強さを持っているのです。 外皮部分に深刻なダメージを受けると、『歯』も同時に機能を失います。 しかも抜け落ちる時は根元から剥離してしまうので、再生することもできません。 口からポロポロとこぼれ落ちる白いものを見て、誰もが『歯』だと思ってしまいがちです。 あらゆる常識に囚われないことが、ゆっくり研究の基本なのです。 ドス親子の旅は、2日間に及びました。 その行程はおよそ100km。 フェリーなら2時間程度の道のりですが、ゆっくりにとっては、命がけの航海です。 ある場所で、2匹のドスまりさは静止します。 おさげにオールを絡ませ固定し、留まる体勢に入りました。 そこは一見、何もない、単なる海のど真ん中に見えます。 解析の結果、ここはあらゆる水の流れが及ばない位置だということが分かりました。 波さえ穏かであれば、いつまでもそこで漂っていられる場所です。 ここに来て、彼らがまず行ったこと。 それは、平凡な、すーりすーりでした。 暖かな日差しの中、ゆっくりと、愛情を確かめ合っています。 それが一段落すると、口をパクパクと開き合います。 おうたを歌っているようです。 衛星カメラからの映像のため、音声は取れていません。 しかし、そのゆっくりとした表情は、俯瞰視点にも関わらず、鮮明に分かります。 ゆーグル社クルーの、技術の賜物です。 この光景だけ切り取れば、水上まりさ親子の、何でもないスキンシップに見えます。 実はこれこそが、危険を冒してまで旅をしてきた、ドス親子の目的なのです。 純ドスは、ゆっくりの長です。 それは、ゆん生の全てを、他のゆっくりに捧げることを意味します。 ドスとなったが最後、自分がゆっくりすることは、叶わないのです。 ドスはその巨体故、自然の驚異に、最もさらされます。 それにも増して恐ろしいのは、人間です。 発見次第、駆除されてしまうことを、純ドスのまりさは知っているのです。 これらの危機から群れと自分を守るため、純ドスは絶えず緊張していなければなりません。 どこかでこっそりゆっくりしようにも、特性が邪魔をします。 ドスのゆっくりオーラが、他のゆっくりを呼び寄せてしまうのです。 純ドスがゆっくりできる条件とは、ゆっくりにも、人間にも、天候にも邪魔をされないこと。 そんな条件を満たした数少ない場所が、ここ、外洋のど真ん中なのです。 大海原は砂漠や極北ほど過酷ではなく、遥か沖に到れば、生き物の数も少なくなります。 しかも今、ドス親子がいる周辺は、船舶の航行ルート等からも外れています。 母なる海。 それこそが、ドスまりさの、たったひとつのゆっくりプレイスなのです。 一昼夜かけて、他愛もない行為は繰り返されました。 変化は、翌朝、やってきました。 親ドスが、穏かな笑みを浮かべ、空を見ています。 子ドスは、泣いていました。 大きな方のドスが、おさげを振り上げました。 今まで旅を共にしてきた、ひとつのオールが、あらぬ方向へ飛ばされ、流されます。 親まりさが、目を閉じました。 金髪が風になびき、笑顔が、より鮮やかになります。 子ドスが、驚くべき行動に出ます。 そよぐ金髪ごと、親の頭部を、かじりました。 止めどなく涙を流しながら、まりさは、咀嚼します。 子は親を、食べ続けました。 時折、嗚咽しているのでしょう。 口の中の餡子が、ポロポロと海の中へ落ちていきます。 どんなに自分が減っていっても、苦悶ひとつ、親まりさは表しません。 笑み結ばれたままの口元が、人間の目には、より凄惨なものに見えてしまいます。 恐らく、親ドスは幸せなのでしょう。 それは同時に、中身がパサパサしておいしくないことも意味します。 この共食い行為には、どんな意味があるのでしょう。 世話品大学の滋賀博士は、こう分析しました。 「この一連の行為は、親ドスから子ドスへの、継承の儀式のようなものです。 子が親を生きたまま食べることにより、記憶餡を直接取り込むことができます。 経験と記憶が、完璧に受け継がれるのです。 純ドスが、ゆっくり種としては考えれないほど賢いことも、これで説明が付きます。 もうひとつ、考えられることがあります。 それは、食べることそのものを、忌避させることです。 純ドスには、あらゆるゆっくりが許されず、食事も例外ではありません。 第一、あれだけの巨体です。 無計画に食事すれば、あっというまに群れ全体が飢えるでしょう。 だからこそ、ここで食事そのものへの、トラウマを植えつけているのです。 もしかしたら、このたった一回の食事が、ドス一生分のカロリーとなるのかもしれません」 遂に親ドスの体が、半分以下になりました。 残された口元は未だ笑っています。 もう、生きてはいないでしょう。 子ドスは、泣き止んでいます。 記憶餡が、吸収・継承されたようです。 たったひとつになったドスが、再びオールをくわえます。 棒の先で、半分になった饅頭を突き、海へ落としました。 深い深い海底へ沈んでいく、親まりさ。 もしかしたら、たくさんのドスが、こうやって溶けていったのかもしれません。 新しいドスが、器用に親のお帽子をオールにひっかけて、被ります。 もし不意に雨が襲ってきたとしても、多少は防ぐことができるでしょう。 やや小ぶりだった子ドスの体は、一回り大きくなっていました。 その表皮も海と潮風にさらされて、厚く丈夫になっています。 ドスは、来た道を戻っていきます。 群れに、帰るのです。 陸にあんよを付き、群れへ入った瞬間から、ドスとしての生活が始まります。 とても、過酷なものです。 それでもドスまりさは、耐え続けることでしょう。 いつの日か、愛する我が子と共に、再びゆっくりプレイスを訪れる時まで。 偉大なる親と同じ場所に、還る日を夢見ながら。 『YHKスペシャル プラネット・ゆース 第三夜 ~ドスまりさ たったひとつのゆっくりプレイス~』 製作: YHK(ゆっくり放送協会) カメラ: 脳内 音楽: 脳内 特殊: 脳内 協力: ゆーグル 世話品大学 脚本・語り: 二行 収録: 餡小話 ふたばSS@WIKI 『プラネット・ゆース』第三夜、いかがでしたでしょうか。 次回の放送は、未定です。 取材が進み次第、公開して参ります。 リクエスト等ありましたら、是非、お寄せ下さい。 ありがとうございました。 (終) 【過去作】 ふたば系ゆっくりいじめ 833 俺持ってんの1円じゃなくて・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 796 Detroit Yugyaku City 2 ふたば系ゆっくりいじめ 675 プラネット・ゆース ~きめぇ丸~ ふたば系ゆっくりいじめ 666 チューチューラブリームニムニムラムラプリンプリンボロンあにゃるぺーろぺーろ ふたば系ゆっくりいじめ 658 緊急特別SS ゆっくり割れる窓ガラスさんの謎 ふたば系ゆっくりいじめ 629 極上のすっきりプレイス(餡子ンペ09) ふたば系ゆっくりいじめ 594 プラネット・ゆース ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を(餡子ンペ09) ふたば系ゆっくりいじめ 497 DYC ふたば系ゆっくりいじめ 453 空から降る100万のぷくー ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ふたば系ゆっくりいじめ 402 れいむ・マスト・ダイ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 379 れいむ・マスト・ダイ(前編) nue059 「スキャット・ゆん・ジョン」 nue022 「ゆナッフTV」 nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 二行の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る よく考えられた話だなぁ とてもゆっくりできました -- 2012-06-23 20 36 26 最初に書いてたけど、ほんとにゆ虐成分薄いなぁ。 まさにゆっくりを生き物としてとらえてるのが良い。 けどもう少し苦行がほしかった・・・そんな風に思うのは俺が末期だからですね、わかります 最近はゆっくりが幸せそうにしているだけで潰したくなるorz -- 2011-10-29 01 20 07 おお、こういうドスは良いなぁ… 親の深い愛情を感じるよ。 ドスがゆっくりするのは本当に大変何だなぁ -- 2010-11-12 18 47 39 面白かった -- 2010-06-14 00 27 30 いいなぁ、好きだ、こういうの -- 2010-04-07 14 46 59
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前? 「う~?」 ゆっくりれみりゃがパチュリーに連れてこられたのは、今までの自分の家では無かった。 「お姉さんも、ここでいっしょにゆっくりしようね」 ゆっくり霊夢が言ったが、ここはもうゆっくり達の家でもない。 「あら、思ったほど酷くなかったわね。これなら意外と早く終わりそうね」 「じゃあ、さっさとやって頂戴。私はここ数日働きすぎて疲れたわ」 「何を言っているの? あんたにも手伝ってもらって、やっと意外と早くよ」 「むきゅーん」 そういって人形を使い家を直してくアリス。 彼女がこの家の主である。 「あぁ、でも人形のダメージは酷いわね。コレが終わったらいったん修理しないといけないわね」 ブツブツ言いながら、同じくブツブツ言っているパチュリーにアレコレ指示をする。 ちなみに、パチェリーのブツブツは、小悪魔早くこっちに来いだったりするが。 「お姉さん、わたしたちもてつだうよ!」 三匹が、何か仕事は無いものかと、ウズウズしながら話しかける。 「大丈夫よ。あなた達は外で遊んでいらっしゃい。ずっと檻の中に居たから、体が鈍ってるんじゃない?」 「いいの?」 「えぇ、良いわよ」 「やったぁ、まりさ、ぱちぇりー行こう」 「むきゅー」 「お姉さんゆっくりしてくるよ!!!」 ゆっくり魔理沙がアリスにそう話す。 元が単純なゆっくり種であるゆっくり魔理沙は、先ほどの会話で、アリスが優しくなったと思ったらしい。 その口調は、普通のゆっくりが人に向けるそれと同じであった。 「いってらっしゃい」 「イッテラシャィ」 「ラシャーイ」 笑顔で送り出すアリスとその人形達。 「お庭もひどいねー」 「あらしだったからだよ」 「ぱちぇりーはものしりだね」 「きょうはおともだちこないねー」 「「ねー」」 日が天辺まで昇った時、木陰を求めて、何時もの木の下で話す三匹。 ゆっくり魔理沙も、アリスが居なくなってからの暮らしと、何も変わっていない事に安堵する。 「う~♪」 玄関からした声は、庭に追い出されたゆっくりれみりゃの声だ。 「う~! ゆっくりゆっくり♪」 一昨日、加工場内で見たゆっくり達が忘れられなかったのだろう。 木陰で屯っている三匹を見て、とても嬉しそうにダンスを踊る。 「いっしょに来たゆっくりだね」 「にんげんみたいに、からだもあるね」 「きしょうしゅっていうんだよ」 「「ぱちゅりーはものしりだね!!!」」 「むきゅ~」 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 「う~~!!! ゆっくりしゅるしゅる!」 それから、四匹はいっしょになって遊んだ。 庭を駆け、一緒になって話をしている内に、日は森の木よりも低くなっていた。 家の修理もそろそろ終わるようだ。 「みんなー、修理は終わったわよ。そろそろ暗くなるから、入ってらっしゃい」 「「「はーい」」」 「うっう~」 四匹がドアに近づくよりも前に、ドアの前に一人の人影が立った。 「すいませーん。遅くなっちゃいました。もう修理は終わっちゃいましたか?」 小悪魔だ。 片手に持っている大きな紙袋は、荷物が入っているのだろう。 「小悪魔。あなた随分遅かったじゃない。外で様子でも見てたんじゃないの?」 「いいえー。そんなことないですよ。私は、パチュリーさまに使役される身ですから。主が必要としているなら、直ぐにでも駆けつけますよ」 「お姉さん、ずっと外に居たよ」 「れいむたちが、そとにでたときからいたよ」 「おそとでゆっくりしてたよ」 「う~♪」 「ちょ!! 止めてよ!! 折角直したんだから!!!」 それを聞いてスペルカードを使おうとするパチュリーを必死に止めるアリス。 「いえ、それは落としていった幻影のスペルカードがですね……」 必死に言い訳する小悪魔。 「ゆゆゆ!!」 「「ゆ~~♪」」 「うっう~♪」 面白そうに笑う四匹。 暗くなった外から見るそれは、とても幸福そうな生活の一ページに見えた。 翌日、数少ないゆっくりれみりゃの持ち物(主にきぐるみ)を置いて、パチュリーとその使い魔は帰っていった。 太陽が、地面から切離されたばかりの、まだ早朝と言ってもいいような時間。 今、この家で起きているのはアリスだけだ。 「さてと。それじゃあ、朝食の用意をしちゃいますか」 上海と蓬莱を起こし、朝食の用意に取り掛かるアリス。 二人で、必死に野菜を切る人形達。 そして、切った野菜を鍋に入れ、調理していくアリス。 クツクツと煮立つその鍋からは、食欲をそそる匂いが漏れている。 「うん! 上出来ね。二人とも、四匹を起こしてきて」 二人は頷いて台所から出る。 向かう先は、随分前から使っていなかった石造りの小屋。 二人が中に入ると、たっぷりと敷き詰められた藁の中で、三匹が気持ち良さそうに眠っていた。 外で寝ると言っていたので、アリスが急遽、藁をしいて寝室にしたのだ。 それまで、ベットやソファーの上で寝ることはあっても、専用の寝室がなかった三匹には、与えられた専用の寝室を非常に喜んでいた。 一方のれみりゃは、壁際で毛布に包まって眠っていた。 昨夜、仲良くなった三匹と一緒にこの部屋をみた直後、れみりゃだけは走って家の中に行ってしまった。 初めての寝室に興奮している三匹に、おやすみを言って家の中に入ったアリス達。 家に戻り、れみりゃを探すと、アリスの部屋のベッドで跳ねて遊んでいるところを見つけた。 「う~♪ ゆっくり!!!」 本人は、ゆっくりのつもりで遊んでいるのだろうその様子は、アリスを突き動かすには十分だった。 「ねぇ、れみりゃ。三匹はもう寝ちゃったわよ。一緒に寝ないのかしら?」 「ここでねりゅ~。べっど♪べっど♪」 加工場で床で寝ていた事はあっても、やはりベッドが恋しかったのだろう。 まして、あんなところで寝るなどということは、紅魔館ぐらしのれみりゃには考えられないことであった。 「ふーん。でもそこは私のベッドよ?」 「ん~ん。れみりゃの。ちかづくとた~べちゃうぞ~♪」 この時、ゆっくり魔理沙がいたならば気付いただろうが、今のアリスの目は何時もの、ゆっくりを見る目であった。 「せっかくお風呂にも入れてあげたのに。それでもまだそんなに図々しいなんてね」 つかつかと、無言で自分のベットに近づいていくアリス。 「きちゃだめ~♪ ぎゃお~♪ぎゃお~♪」 暖房を効かせた部屋と外の様な、二人の温度差はすさまじいものであった。 「た~べty!?」 かいじゅうの真似事をしているれみりゃに回し蹴り。 れみりゃは、衝撃をモロにくらって部屋の入り口に吹っ飛ぶ。 「うー。うー」 「コレは私のベッドよ? あんたはさっきの三匹と一緒に、あの中で眠るのよ。分かった?」 「うー。わがっだ。わがっだー!! うあ!!! ああ!!!」 れみりゃの返事も無視し、更に二三発蹴る。 とたんに、先ほどまで大泣きしていたれみりゃが大人しくなった。 「……あら、もう気絶しちゃったの?」 「本気で蹴り過ぎよ。あれじゃあ誰だって気絶するわよ。まぁ気持ちは分かるけど」 呆れた声で言うパチェリー、だが余程眠いのかしきりに目を擦っている。 「あんなのが私の部屋に入っただけで嫌気がするわ。小悪魔、コイツさっきの小屋に入れてきてくれるかしら」 同時に、シーツかと思う程つぶれた毛布が投げられる。 「人間らしく寝たがってたから、それでもかけてあげて」 「はい。分かりました、アリスさん」 アリスも疲れていたのだろう、後は小悪魔に任せて、自分も早々にベッドに潜っていった。 ―― そして、昨日のそれが引きがねになったのだろう。 アリスは早々に、れみりゃを最重要に、と人形たちに命じた。 魔理沙たちには余力でいい、とも言った。 その言葉の通り、眠っているれみりゃの顔面にパンチをして起こす上海。 「うー? うー?」 れみりゃの方は、何が起こったのか分からずおろおろしていたが、やがて何時ものように泣き出した。 さらに、自分が小汚い小屋の中で寝て言うことに気付いてまた泣き出す。 「どーしたの?」 「なんでないてるの」 「むきゅー」 その声で起き出した三匹、れみりゃが泣いているのが不思議なようだ。 「ォコシタラナィタノ」 「イエ、カワテサビシークナタノ」 「そっか~」 「れみりゃもゆっくりしようね!!!」 「しよおねー、……むきゅ」 懸命にゆっくりれみりゃを気遣う三匹。 れみりゃも、三匹に励まされだんだんと泣き止んだ。 「「今日もいっしょにゆっくりしようね!!!」」 「むきゅ~」 「う~♪」 大声で泣いたので目も覚めたのだろう、れみりゃは機嫌よく返事をする。 「ゴハンダァヨ」 「アサゴーハン」 人形達に引きつれらて家の中に入る、玄関から既に美味しそうな匂いが漂っていた。 「おねえさん、おはよー。おいしようなにおいだよ」 「おはよー。おなかへったよ、おねえさん」 「ごはん。ごはん」 「はいはい、どうぞ。」 トン。 軽い音と共に、パンとスープを人数分床に置くアリス。 それは、犬用の入れ物であった。 「テーブルの上は狭いから、ここで我慢してね」 たしかに、アリスの家のテーブルは狭い。 仮にゆっくりが三人のったら、それだけでいっぱいになってしまうだろう。 それを食事代わりにするのであれば、話は別だが。 「だいじょうぶだよ、お姉さん」 「魔理沙おねーさんがきたときもこうしてたべたよ」 「ごはん。ごはん」 ガツガツと、意地汚く食べる三匹。 以前の魔理沙なら、ここまで汚く食べていたら、すぐにアリスにイジメられていたが、一年という月日ですっかり忘れていた為、他のゆっくりと同じような食べ方に戻っていた。 それを見て、嫌悪感を感じているのではないかと思われたアリスだったが、それよりも、突然飛び出た魔理沙の名前に、一瞬頬を赤らめていた。 しかし、すぐにその熱は直ぐに冷めることとなった。 この三匹が、魔理沙を慕っているのが許せなかったからだ。 「う~? う~?」 その上このゆっくりれみりゃである。 以前、レミリアから散々コケにされていたアリスにとって、このゆっくりに出会えたことは幸せだった。 普通のれみりゃ種を相手にしたところでは晴れない。 しかし、この『元』レミリアであれば、その気持ちが晴らせるのだ、これ以上このれみりゃができる恩返しは無い。 「う~! ぱちぇ? こぁくま?」 そのれみりゃは、嘗て大事にしてくれた人の名前を叫びながら、キョロキョロと辺りを伺っている。 どうやら、パチェリーと小悪魔が見当たらないので騒いでいるらしい。 「あの二人ならもう帰ったわよ」 「っ!!」 その表情を見るたびに、体が小刻み震えていく事を感じるアリス、あのレミリアを自分が責めている。 それだけで、それだけで最高の興奮剤になり得た。 「ほら、パチュリーがあなたにって置いていったわ」 パチュリーが作っておいたプリンを差し出す。 とたんに、飛びつかんばかりの勢いでアリスの元に駆け寄るれみりゃ。 「う~♪ぷりんたべるたべる♪」 その表情でうかがい知れる。 どうやら、早くよこせといっている。 スプーンを両手に持って、椅子に座って待っている。 「どこに座っているの?」 「う~♪はやくちょうだい♪」 昨日のことを既に忘れたのか、それとも気絶して記憶が無いのか、アリスのどす黒い空気を全く気に止めないれみりゃ。 そのまま、笑顔でプリンを出す、バケツ一杯分もある大きなプリンだった。 「う~♪おっきいおっきい」 自分の顔ほどもある大きなプリンにご満悦のれみりゃ、彼女ならものの数分で平らげてしまうだろう。 「そのまえに、きちんとご飯をたべなさい」 スープとパンを三匹と同じ皿に装ってれみりゃの前にだすアリス。 「い~らない♪ ぷりん~ぷりん~♪」 元からお菓子しか食べないれみりゃは、聞く耳を持たない。ましてや、目の前に大きなプリンがある状態ではなおさらだった。 「そう、仕方ないわね」 いざ、スプーンを付けようとした瞬間に取り上げる。 当然、れみりゃは不満爆発だ。 「うー!れみりゃのぷりん!ぷりん!」 意に返さず、一人前だけを切り取ってれみりゃの前に出しなおす。 残ったプリンは三匹の前に出し。 「好き嫌いしたからよ。……さぁ、デザートのプリンよ」 食事に夢中で気が付かなかった三匹、突然出された大きなプリンにご満悦だ。 「すっげっ、でっけぇ!」 「うまい! うまいよお姉さん!!!」 「ごはん! ごはん! むきゅ~」 むしゃぶりつく三匹、対照的に自分のプリンと三匹のプリンを交互に見るれみりゃ。 急いで自分の分を食べ終える。 そして、その中に割り込もうとする。 「う~!」 しかし、既にプリンは無くなっていた。 れみりゃに限らず、お菓子はゆっくり達にとってご馳走のようだ。 「うーー」 「好き嫌いした方がわるいのよ。これからはきちんと食べなさい」 紅魔館ではお菓子しか出されなかったれみりゃは、アレは違う人の食事だと思っていたのだろう。 「うー!! いぎゃあ!!!!」 「そして、あそこは私の席よ。分かった?」 突き破らんばかりの蹴りを放ったアリスは、代わりの椅子を準備して自分も朝食を取った。 ―― 「おーいアリス、いるかぁ?」 「まっ魔理沙! いっ居るわよ」 朝食を終えて、人形達の修理でもしようかと思っていたアリスの家に、意外な来訪者がやってきた。 「まぁ、もう入ってるけどな。それにしても一日でここまで直すとはなぁ」 いつでもあんたを迎え入れるためよ、とは口が裂けても言えないアリス。 適当に相槌を打ってごまかした。 「あっ、魔理沙おねーさんだ」 「魔理沙おねーさん~いらっしゃい」 「ゆっくりしていってね」 「おお、元気だったか。あの嵐だったから心配したぜ。まぁアリスがいたんなら、大丈夫だろうけどな」 とたんにアリスの表情が曇る。 馴れ馴れしく魔理沙に話しかけるゆっくり達を見ているアリスの顔、それは先ほどと同じ感情だった。 「はは、そうだな。ところでアリス、これからちょっと出かけないか?」 「でっ、でかける! 何処へ?」 ひっそりとアリスに耳打ちする魔理沙。 当の本人は、昨日はきちんとお風呂に入ったか、寝癖はないか、そればかり考えていた。 「紅魔館さ、フランの奴がたまには運動したいって言うからな。お前もずっと図書館に篭ってただろ? 運動しないと体に毒だぜ」 「……ごめんなさい。今日はちょっと行けそうに無いわ。家に置いておいた人形の修理もあるから」 そうか、それじゃな、と言い残して出て行った声も、さよならと言った三匹の声も、既にアリスには届いていなかった。 また、他の人の所に行くのは別に良い、こうして誘ってくれたから。 でも、私より饅頭三匹を心配していたのが気に食わなかった。許せなかった。 「ねぇ、あなた達。私はこれから街に行ってくるから、魔理沙の所に遊びに行ってきたら?」 「まりさのところ?」 「いくいく!」 「そう、場所は分かる? えぇ、大丈夫。蓬莱に道案内を頼むわ」 「ホラーイ」 蓬莱人形に連れられて家を出る三匹、もう一匹はもたもたと何かをしているようだ。 「あなたは、何をしているの?」 「うー、がお~!がお~!」 どうやら、お気に入りのきぐるみを着て行きたいらしい。 「それなら、何日も着ていたから洗濯するわよ」 「うー! もうひとつだして! だして!」 代わりのきぐるみを出せと、駄々をこねるれみりゃ。 「これかしら?」 「う~♪はやくはやく」 良くやったと言わんばかりの顔をしているれみりゃの前で、きぐるみに朝のスープの残りをかける。 「う゛ー!」 ころころと表情が変わるれみりゃ、それを見て興奮するアリス。 「あらあら、これも洗濯しないとね。ダメじゃない、こぼさずに食べないと」 「う~! やってない! やってない!」 ブンブンと首を振って否定するれみりゃ。 「……その態度がムカツクのよね。いいわ、きぐるみを着せてあげる」 ちょっと待ってなさい、そう言いながら上着を脱がす。 ドロワーズ一枚になったゆっくりれみりゃを取り合えず庭に出しておく。 「そのこのきぐるみを乾かすまでちょっと待っててもらえるかしら」 「うん、いいよおねえさん。ゆっくりまってるよ!!!」 魔法を使えば直ぐ乾くが、あえて一時間ほど自然乾燥させてから魔法を使う。 傍から見ると何をしているのか分からないが、当の本人は酷く嬉しそうなので何か意味が有るのだろう。 「ほら、乾いたわよ。自分で着れるでしょ?」 「う~!きる~!」 ばしっとアリスの手から奪い取る、きぐるみが着れる事が嬉しいようで、ドロワーズの上から直接着ていることに気付いていない。 「がぁお~♪ た~べちゃ~うぞ♪」 「ゆっくりしてね!!!」 「おおこわいこわい」 「むきゅー」 三匹の元へ駆け寄っていくれみりゃ、これで全員準備はできたようだ。 「じゃぁ、きおつけていってらっしゃい」 「うん、ゆっくりしてくるよ!!!」 四匹を送り出したアリスも町へ向かった。 そこで、急遽製作した特製のゆっくり専用のセルフ販売ボックス設置する。 勿論、ゆっくり達の餌代対策であるが、思いのほか順調に事が運んでいる。 これは、なかなかいいビジネスかもしれない。 アリスはそう思っていた。 続き? 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謎の饅頭型生物「ゆっくり」が世に現れてから一体どれくらい経っただろう。 最初の頃は生物学の常識を根本から蹂躙するふざけた怪奇ナマ物として連日連夜テレビやネットを騒がせていたりもした。 が、人間の適応能力っていうのはまた大したもので。 今じゃもう犬やネコと同程度、その辺に普通にいるただの動物として認識されるようになっている。 ペットショップに行けば「ゆっくりコーナー」なんてものがあって、そこでは金や銀のバッジをつけたゆっくり達が元気に跳ね回ったりしている。 そうして現代社会になじんだゆっくりであったが、それに伴いある問題も浮上してきた。 ゆっくり虐待問題である。 正直ボクはゆっくり愛で派というわけではない。 田畑や家屋を荒らす害ゆっくりが駆除されるのは仕方ないと思うし、お菓子屋さんの店頭に並んでるゆっくり製品を無くせとも言わない。 だって実際、そうしたことはゆっくり以外の動物に対しても行われているのだから。現実を見ずに半端な偽善を謳うつもりもない。 だが虐待っていうのはそういうものとはまた違う。 生き物であるゆっくりを捕まえ、酷い拷問にかけて肉体的精神的に徹底的に追い詰め殺害する。いや、時にはただ殺すよりももっと酷い目にだって。 そんな悪魔のような行いを、ただ娯楽として、楽しいからって理由だけで行う。それが虐待なのだ。 こんなこと、今のご時世、この日本で許される行為とはとても思えない。なんて野蛮。 けれどもこのゆっくり虐待がある一定の市民権を得ているのも確かなのだ。 飼いゆっくりに手を出せば犯罪だが、野良相手の虐待を取り締まる法律は無い。 それをいいことにネット上では有象無象の鬼意山とやらが自分達の虐待行為を誇り競い合っている。嘆かわしい。 ……そうして嘆かわしいことに、我が家の家族、祖父、両親、兄姉、弟、要はボクを除いた全てがゆっくり虐待愛好家だったりするのだ。 まぁ、ボクがゆっくり虐待に嫌悪を持つのは、身近に反面教師がたくさんいすぎて、その醜さを毎日目の当たりにしてるせいなのかも知れない。 とにかく。ボクはゆっくりを救いたい。無駄な殺戮をこの世から無くしたいのだ。 ●●● 「ゆっくりしていってね!」 ボクの部屋、机の上で一匹のれいむが元気に声を上げる。 こいつは数日前、ウチに入り込んで食べ物をあさり、お決まりのおウチ宣言、そうしてこれまたお決まりの 「ヒャッハーッ!」奇声をあげて飛びかかるバカ兄貴……をとどめてボクが保護したものだ。 「勝手に家に入った害ゆっくり虐待して何が悪いんだよ」 兄貴はそう言ってぶーたれてたけど、そもそもウチの家、常日頃からゆっくりが入りやすいように窓を少しだけ開け、 そうして窓近くの棚の上にわざわざシュークリームだの焼きたてドーナッツだのを置いたりしているのだ。 要は、ウチそのものが家族の虐待欲を満たすためにゆっくりホイホイみたいなものになってるってこと。 ちなみに、たまにネコが入って持ってたりもする。アリにたかられてることもよくある。 きっとその内、泥棒にだって入られるに違いない。ほんとバカばっかだよ、ウチの連中って。 ともかく、そうして保護したこのれいむなんだけど、そこでボクは思いついた。 このれいむに協力してもらって、ゆっくり保護のための策を考え、実施してみようと思ったのだ。 まずは虐待愛好家の家族から『なぜゆっくりを虐待するのか』ってアンケートを取ってみた。 こうして得られた『虐待の理由』を一つずつ潰していけば、最終的に虐待を無くすことができるって寸法だ。 では最初に弟(12才 小学生)の意見。 『ゆっくり超よえーし。すぐ死ぬから面白い』 ……我が弟ながらなんてガキだ。そんな理由で生き物を殺すか。 って思ったけど、でも確かにこれ、一理あるか。 て言うか白状しちゃうとボクも、小さい頃はアリを踏み潰して殺してたりしてたしなぁ。弱いから、面白いからって理由で。ううむ、反省。 ま、それはともかく。確かにゆっくりは弱い。 ドスという例外中の例外を除けば、最強の捕食種であるふらんですら小学一年生に歯が立たない。 れいむみたいな並のゆっくりに至っては人間の赤ちゃんにじゃれつかれたたけでお陀仏になるくらいだ。まぁ、饅頭生物なんだから仕方ない。 この極端な弱さ、確かに動物として致命的な欠点だ。 ではどうするか。強くするのか。でも強くって言っても、ゆっくりじゃ格闘もできない、武器も持てない。 それに例え強くなったとして、下手に強くなると今度は危険な動物として駆除の対象になりかねない。それじゃ逆効果。 ならどうするか。弱くなくすればいいのだ。死ににくくすれば。 実はこの件に関しては既に解決済みだったりする。 ボクはこのれいむに与えるご飯に細かく切ったゴムを混ぜておいたのだ。 「ゆぅ、おにいさん、これへんなあじがするよぅ……」 れいむはそう言って嫌がったけど、そこは彼女のため、我慢して食べてもらった。 そうして数日の経った今、れいむの皮はゴムの弾力を持つに至ったのだ。 うん、正直自分でも半ば冗談のつもりだったんで成功した時には本気でビックリした。すごいよゆっくり。 これでれいむの防御力は大幅に上昇した。小さな子供はもちろん、大の大人だって素手じゃそう易々とは殺せないだろう。 殴っても踏んづけてもホッペを思いっっっっきり引っぱっても皮は破れない。 別に硬くなったわけではないのだから、ゆっくりの数少ない攻撃手段である体当たりの攻撃力が下手に上がったりもせず、 よって危険物として認識される恐れもない。うむ、我ながら完璧な出来だ。 では次、母(42才 主婦)の意見。 『ゆっくりってほら、甘くて美味しいじゃない? それに虐待すればするほど味も良くなるし。 だから、ねぇ。悪いなぁと思っててもつい……』 なるほど、これも確かに。 野生の動物の中には、肉が不味くなるように進化して捕食種から逃れるってのもいる。 なのにゆっくりは美味しい。しかも虐待すればするほどってオマケつき。これは良くない。もっとゆっくりを不味くしてやらねば。 さてどうするか。ゆっくりが美味しいってのは、要は『甘くて美味しい』ってことだ。それならば。ボクは部屋を離れ台所に向かう。 「ゆ? おにいさん、それごはん?」 部屋に戻ってきたボク、その手の中にあるチューブを見てれいむは目を輝かせる。 「ちょーだい! ちょーだい!」 ボクは何も言ってないんだけど、れいむはそれを食べ物として認識したようだ。 「ほらおにいさん! ゆっくりしてないで、さっさとかわいいれいむにゆっくりそれをたべさせてねっ!」 あせらない、あせらない。言われなくたって、これはれいむのために持ってきたものなんだから。 「あーん」 大きく真上に開かれたれいむの口。その中をめがけてボクは、フタを外したチューブをぐっと握りしめ中身を一気に流し込む。 「ゆー♪ ゆ~~♪」 流れていく緑色の物体。 「……ゆ゛っ?」 お刺身のお供でおなじみ、ねりワサビ。 「ゆげおおおげおげおぼぎょほぼぼ!!??」 大声を上げてのた打ち回るれいむ。それを。 「ぶゅぐゆひゅ!?」 右手で掴んでギュッと強く握りしめ。 「シェイクシェイクシェイク!」 「むぎょもぎゅょももぎょぃ!!」 力いっぱい振り続ける。 本来だったら潰してしまわないよう力加減が必要なんだけど、ゴム状になった皮のおかげで遠慮せず全力をだせるからやりやすい。 甘くて美味しいって言うのなら、その真逆、辛いものを加えて餡子と混ぜ合わせれば、とてもじゃないけど不味くて食えない物になるに違いない! 「ゆっ……ぎょぼっ、ぶぶぶふひひぃ~……」 シエイクを終え、れいむをゆっくりと机の上に戻してやった。さすがに酔ったのだろう。口から餡子を吐き出している。 その餡子はところどころにワザビの緑が覗いていてとても気持ち悪い。臭いもおかしい。とてもじゃないが食べたくない。よし、成功だ。 順調、順調。次は姉(21才 大学生)だ。 『見た目キモい。何であんな潰れデブ饅頭が人間みたいな顔してんの? 誰の許可もらってんの? 許せない。死ぬべき』 ――うわっちゃ~、見た目キモいってそんな理由で……女って怖いよなぁ。 まぁでも確かに、見た目ってのも重要ではある。 例えば犬やネコ、あれは『見た目がカワイイ』って理由で愛玩されてる場合も多いわけだし。逆に虫なんかは見た目がキモいので潰される。 さてどうしよう。ダイエットさせて、整形して美形にしてみるか? でもどんなにキレイにしたって生首に変わりはないから結局気味悪いって言う人が出てくるだろうし。 ていうかむしろ、リアルで美形の生首が動き回ってたら、その方が余計に怖い。 ……いや待てよ。姉貴の言葉。饅頭生物が人間みたいな顔してるのが許せないって。 それなら、うん、手はある。 「ゆへぇ~、へふぇっ……」 いまだ机の上で気持ち悪そうに青い顔で息を吐いているれいむ。その頭に手を伸ばし。 「ゆっ!?」 リボンを外した。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! でいぶのおりぼぶぎゅぎゅむ!?」 何かを言いかけたれいむを左手で押さえる。仰向けになったれいむの顔面下半分、口の辺りを押さえているような感じだ。 そうして右手で髪の毛を掴み。 「そぉいっ!」 「ぶもごもももごもぼぼぼぶぶも!?!?」 思いっきり引っこ抜いてやった。 体に弾性は出たけどそれと髪の抜け易さはまた別の話だしね。 て言うか遠慮なしで力を加えられる分やり易いってくらい。一発で全部キレイに髪が抜けてくれた。 でもってお次は。 指を二本、チョキ!ってな感じで伸ばして、れいむの顔のすぐ前に。 「ふいふゅぶむむむむむ゛む゛む゛む゛む゛む゛――――!?」 お? さすがにこれから何をしようとしてるのかわかるのかな? 抑えてる左手の下でブルブルすごい勢いで体が揺れる。逃げ出そうともがいてる。 ああ、本当に良かった。体をゴムっぽくしておいて。逃げられないよう、思いっっきり力を込めても潰れないし。 ゴメンね、れいむ。これも君達ゆっくりをゆっくりさせてあげるためなんだ。ね? 「よいしょっ☆」 「!!??ッッびゅぐぶぶグブブブブッッ!?」 ずっぽりキレイに、二つの目玉を同時にえぐり出した。これで術式完了! なんちて。 ごめんねれいむ。痛かったろう? 抑えつけていた左手をゆっくりどかす。 「い゛だい゛い゛い゛い゛い゛!? お゛め゛め゛があ! でいぶのお゛め゛め゛がア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァ!!」 髪の毛を引っこ抜いて目玉をえぐって。鼻と耳は元から付いてないから良し。 口は……まぁ、潰しちゃうとゴハンが食べられなくなっちゃって、まともに生きていけなくなっちゃう。それじゃ本末転倒。 ボクの目的はゆっくりを助けることなんだしね。 ともかくこれで、れいむの見た目はもう、とてもじゃないけど人間なんかには似ても似つかないイイ感じに。 まぁ、元目玉の部分にポッカリ穴が空いてちょぉっと餡子もれてたりするけど、とりあえず『人間に似ててキモイ』って言うのはこれでクリア。 結構な難題だったけど何とかなったな。んじゃ次は父(49才 公務員)。 ……ていうか公務員のクセしてゆっくり虐待が趣味とか。大丈夫か、この国? 『口の悪さだよ。何と言ってもあの口の悪さ。あいつらの言ってることを聞いているとね、まったく、腹が立って仕方がない』 う、ううむ。簡潔、そしてなおかつピンポイントで納得がいって、そしてまた難しい問題だ。 そう、ゆっくりってどうも、口が良くないんだよねぇ。あんまり。 「じねえ゛え゛え゛え゛え゛!! でいぶをゆっぐりざぜないくそじじいは、ゆっぐりしでないでざっざどじねえ゛え゛え゛え゛ッ!!」 ほらね。ゆっくり救済のために頑張ってる僕にまでこんな言い草。 そりゃまぁ、確かに痛い目にも合わせちゃったけどさ、にしてもここまで言わなくったって……ちょっと悲しい。 ともかく。 ゆっくりが虐められる非常に大きな原因の一つ、それは間違いなく『口がきける』ことだろう。 例えば犬や猫。 皆にカワイイ、カワイイって言われてるけどさ、実際奴らが何を考えてるかなんてはっきりはわからない。 そりゃ行動とかからある程度の推察はできるけどさ。 実はとんでもなく汚くて酷いことを考えてるかもしれない。でもわからない。喋れないから。 でもゆっくりは人の言葉を喋れる。喋れちゃう。 これ、何気にとんでもなくもの凄いことだと思うんだけど。でも、それがゆっくりが生きていくのに障害となってしまうなんて皮肉な話。 ああ、あと。口がきけるっていうのは虐待愛好家の嗜虐心をむやみに刺激してしまったりもする、らしいし。 どうも、『やめて』とか『許して』とか、そういう意味のある言葉を吐かれる方がより興奮できるそうだ。変人の考えは理解しづらい。 さて、どうしたものかなぁ。 パッと思いつくのは口を縫い付けるって方法。でもダメ。これだと食事がとれなくなってしまう。 でも他に口を封じる、声を封じる方法なんてあるかな? ……って。違う! うん、そうじゃない! 口を封じる必要なんてない。声を封じる必要なんてない。封じるのは言葉、人間と同じ言葉、ただそれのみじゃないか! よし、なら手はあるぞッ! そのための道具は、ええっと……うん、これでいいか。 「じねえ゛え゛! でいぶをいじめるグゾはぐるじんでじねえ゛え゛え゛え゛!!」 いまだにれいむはボクに向かって暴言を吐き続けている。といっても目が見えてないせいか、思いっきり明後日の方向に向かってだけど。 さてさて、ボクが手にしたその道具。工作用の小さなペンチ。すっごい安物。 多分、兄貴や他の家族の所に行けばもっと良い道具はあるんだろうけど……虐待愛好家の拷問器具に頼るのは嫌だしね。仕方ない。 「じゃ、れいむ。ちょっとだけガマンしててね?」 「じねぼふぎゅ!?」 さっきとは逆、今度はれいむの上半分、目の辺りをぐっと押さえる。体勢はさっきと同じに仰向け。 「な゛に゛ッ!? でいぶになにずるのお゛お゛お゛お゛!?」 かわいそうに、怖がってるんだろうな。またものすごい勢いでジタバタ暴れる。うむぅ、さすがにこりゃちょっとやりにくい。 ……兄貴とかの部屋だったらきっと、固定用の万力みたいな謎器具があるんだろうなぁ。 この部屋にはそんな便利な物はないけど。ってか、一般家庭の部屋に万力とか普通ありえないし。学校の技術室とかじゃないんだから。 かなりやりづらいけど、それでも全力をこめて遠慮なしに押さえつけられる分まだましか。これもゴムゴムボディのおかげ。 自分でやったことにこう言うのもアレだけど、ゴム化の実験は本当に大当たりだったなぁ。こうして後々まで役に立つ。 「い゛や゛あ゛あ゛ッ! やべでどめでやべでどべでえ゛エ゛ガボギョッ!?」 泣き叫ぶそのの口、ちょっと強引にペンチの先を挟み込む。 れいむの口が開いたり閉じようとしたりでちょっと厄介だけど、まぁ相手はゆっくり、こっちがしっかり力を入れてさえいれば大した障害でもないね。 そうしてれいむの歯を一本ペンチでもって挟んで。 「そおっい♪」 引っこ抜いた。というか、へし折った? 「はぎょろもほぼごオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛!?!?」 またすっごい声。うんうん、歯を抜かれるのって痛いもんねぇ。それも虫歯とかじゃない健康な歯。しかも麻酔なし。 でも麻酔なんてそんなものが僕の部屋にあるワケがないし、あったとしても饅頭生物たるゆっくりに効くかどうかはわかんないし。 「へいやーっ☆」 「やべへべげへげ!?」 仕方ない。 「とりゃーっ★」 「へがばはあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」 これもれいむのため。ゆっくりのため。 一本一本、その歯を引き抜いていって。 ・ ・ ・ 「これで最後だね」 「べへぇ! へべへ、へべへべへへへえ゛え゛――――ッ!!」 ペンチで挟むのはれいむの舌。歯をぜぇーっんぶ無くしたら、最後はベロ。これさえ無くなれば。 「よいしょ、っと、っいしょ!」 「べェ――――! べえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!?」 うむう。ベロはどうも、髪や目玉や歯と違って弾力をもってしまったみたいだ。抜けない。力を入れて引っ張ってもなかなか抜けない。 ぬぐぐ、ちょっと、腕が疲れてきたかも……。 ってダメダメ! 弱気になってどうする! 全てのゆっくりを救う、そう決めたんじゃあないのか僕は! 使命感を腕力に上乗せして、いくぞ全力全開フゥルパゥワーッ! 「おいやああああああああ!!!!」 ぶちり。 「ッ――――――――ッッッッ!!!!!!??????」 やった! 抜けた! よし、これでもうれいむは! 「ぇ~~……ぇぅぇ~~……」 こっちは手をどけたのに仰向けの態勢のまま、ビクビク痙攣してほとんど動かない。 口から出るのも、もはや言葉じゃなくて単なる声。歯が全部とベロが無くなったんだ。まともな言葉はもう話せない。 食事は、固形物は無理でもジュースなんかだったらこの状態でも飲めるだろうし、ウン、大丈夫。 これでれいむも、ワンワンほえる犬やニャーニャー鳴く猫と一緒。 口が悪くてムカツク!だなんて、もう二度と言われないぞ。良かったね! よっし。あとは祖父(75才 年金暮らし)だけだ。これで最後。 『儂がゆっくりを嫌う理由。それは彼奴等の愚かさ故の事よ。 考えてもみるが良い。 彼奴らは元々この世界には存在していなかった。ある日突然、儂等の前に現れた。言うなればこの世界の新参よ。 その様な身分の癖をして、その生態や構造すら適当な癖をして、だが彼奴等は我が物顔で歩き回る。 まともな知性も教養も持たぬ身で、数ばかりは多いのを良い事に大きな声で叫び回る。 自分達が元からこの世界に居た、最も位の高い存在であると勘違いをしている。 これで彼奴等に相応の力が有るのであれば、その様な増長もまだ理解出来る。 だが、彼奴等は弱い。生物としてあるまじき程に弱い。 立場も力も無い、本来最下等を這いずるべき存在が、ただ愚かしい勘違いのみで以って大きな顔をして世にのさばる。 この様な不条理、許しておいては我等人としての尊厳に関わる事なのである』 ……長いよ、じいちゃん。しかも人の尊厳って。ゆっくり虐待の理由聞くのに尊厳なんて言葉が出るとは思わなかった。 ツッコミ所もここまで堂々とされると逆にツッコミづらいなぁ。 いや、でも。 うぐぐ、まいったなぁ。言ってる内容自体は、残念ながら間違いではない。ゆっくり最大の欠点、それは頭の悪さ。 その一番わかりやすい例が、いわゆるおウチ宣言。 自分よりも遥かに強い人間の住みかに入り込んで、勝手に中を荒らして、見つかっても自分のゆっくりプレイスだと言い張ってしまう。 当然大抵の人は怒る。相手が虐待愛好家だったら、拷問加えるいい口実になってしまう。 普通の動物はこんなことしない。野良猫とか勝手に庭に入っても、人間が来たらすぐに逃げ出す。 田舎とかだと猿が家に入り込んで物を食べたりすることもあるらしいけど、まぁ猿は結構強いし。 お年寄りだとケガさせられることもあるみたいだし。 でもゆっくりは弱い。弱いなら、人に見つかったら即逃げれば良いのに。 っていうか、逃げ足もこれまた極端に遅いんだから、はじめから人のテリトリーには近付かなければ良いのに。 なのにゆっくり達は、自分の力の程も考えずに無謀を繰り返し、そうしてどんどんと死んでいく。 しかもなぁ、さっきの問題にもかかる話だけど、なまじっか口がきける分、人の言葉を理解する分、注意はしてもそれを理解しないって、 そんな感じでよりゆっくりの愚かさが目立ってしまうんだよなぁ。そうしてそれが虐待の口実にされてしまう。 ゆっくりはもっと頭が良くならないと。 ……でも、それこそ本当に、どうやって? 単純に考えれば教育、なんだけど……。 ペットショップでバイトしてる友達に聞いたところ、素質のあるゆっくり十匹を丁寧に、根っ気よく教育し続けて、 内の一匹でもまともになれば御の字なのだそうだ。 正直それじゃダメ。だって、残った九匹はどうなるの? 僕は分け隔てなく全てのゆっくりを救いたいのに……。 どうしよう。ここまで結構順調だったのに、最後の最後でとんでもない難問にぶつかったなぁ。 もう一度、冷静に頭の中を整理しよう。 ゆっくりは頭が悪いので、危険な行為をそれとわからずにやってしまって、結果簡単に死ぬ。殺される。 だから頭を良くしよう……どうやって? 教育じゃ手間がかかるし、それでも救えるのは一割以下。 ならばそれ以外の手段で、ゆっくりのおバカな餡子脳をまともに……するにはどうすれば良いんだろう? ゆっくりだって脳(餡子)を持つ動物なんだ。その脳さえ何とかなれば……何とか……。 ――――ッ! 「そうか! その手があったか!」 マンガみたいなセリフを思わず叫んでしまった。でも、うん、良い方法があった! ボクは大急ぎで部屋を出て台所に向かう。スプーンだ、スプーンを。 「お待たせ、れいむ!」 駆け足で部屋に戻る。れいむは机の上。さっきと同じ仰向けのままで、力なくあーあーうーうーこぼしてる。 疲れたんだろうね、凄く。今日は一杯、れいむには無理をさせちゃったから。でも、これでもう最後! これでれいむは救われる。 「餡子がダメなら」 「あはひょ!?」 歯と舌が抜けて以来、初めてれいむが声らしい声を出す。冷たいスプーンが口の中、っていうか体の奥の奥にまで突っ込まれたせいだろう。 「餡子脳がダメならッ」 「へひゃ!?」 スプーンを深く突き入れ、れいむの中にある餡子を。 「それが無くなればいいじゃぁないかッ!!」 「はへははははへへへ!?!?」 臭いものは元から断つ! 餡子脳から生じる愚行がゆっくりの生存を脅かすのなら、その餡子脳自体が無くなれば良いんだ! そうすればもう、バカなことなんて絶対に、ぜぇぇっったいに考えられなくなるもの! 「良かったね、れいむ!」 「はひゅひふほひほひっ!!」 れいむが口を閉じようとする。でも無意味。ゆっくりの力、しかも今は歯も無し。 人間のボクが操るスプーンの侵入を止められるワケもない。 「これでもう、バカだなんて誰にも言わせないよ?」 「へへぁへぁぁはぁ――――ッ!?」 必死に体をよじろうとするけど、それも無意味。だって、ボクのこの手でしっかりと押さえて離さないし。 全力出しても決して潰れない。ありがとう、ゴムゴムのボディー! 「これでれいむは永遠にゆっくりできるゆっくりになれるんだァ――ッ!!」 「あはあああはああああ゛あ゛あ゛あ゛――――」 ●●● 「ねぇ、兄貴」 「何だよ」 そうして最終段階。我が最低の兄(23才 会社員)の登場。家族の中で兄にだけは、あえてアンケートをとらなかった。 家族の中でも最大の虐待厨である兄には、処置の完了したゆっくりに対する、言わば審査官の役目をしてもらうのだ。 「これ、見てどう思う?」 兄の部屋に入ったボクの手の上、小さなお皿。その上では、とてもゆっくりしているれいむの姿。 あらゆる虐待の危険性を考慮しあらゆる対策を施した究極のゆっくりれいむ。あとは兄がこれを見て。 「どう思うって、何が」 「だからさ。兄貴、これ見て欲情したりする?」 緊張の一瞬だ。さぁ兄よ、どう出るか? 「……お前、オレを何だと思ってるワケ?」 露骨に不愉快そうな顔を見せる兄。これって、もしや。 「何でそんなモンに欲情しなきゃなんないんだよ」 ぃぃいっやったああああああ!! 成功だ! 最悪虐待魔人の兄が、このれいむを前にして何の反応も無し。大っ成功だ! ああ、良かったね、れいむ。ボクはお皿の上にいるれいむにほほえみかける。つらかったろうけど、よくがんばってくれた! 「つうかさ、それ、何? 餡子の固まりと、それから……饅頭の皮か何か? 穴ぼこだらけで気味悪ぃし、餡子もなんか臭い変だし。っつか微妙に緑色混じってるし。ホント何それ?」 首傾げてる兄は放っておいて、小躍りしながら部屋を出る。 でも、うんうん、兄は今、とても良い事を言った。 そう。 「皮と餡子の固まりに分離したゆっくりは、もう決して虐められることはないッ!!」 真理到達! 今が正に世界変革の時!! そう、ボクは今、全てのゆっくりを救う手段を手に入れたのだからッ!! まず、とりあえずは近所にいる野良ゆっくりから。そうして、次第に範囲を広げていって……。 いつかは、そう、種族地位年齢に一切関係なく、この世に存在するありとあらゆるゆっくりを、一匹残らず救ってあげるんだッ☆ (作:おっ゜て)
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洋館・プリズムリバー邸 「♪~♪~♪~」 邸宅の一室の中で、紙袋を持ちながら気分よく鼻歌を歌っているのは、ここに住む3姉妹の末妹・リリカ。 「ん~いい匂い。しかもふかふか~♪」 どうやら、いつも言っている洋菓子店の新商品を手に入れたようで上機嫌のようだ。 騒霊が食べ物を食べるのか?と言う疑問については、白玉楼の亡霊少女に同じ問いをしてきなさい。 「さ~て、浮かれてばかりもいれないわね。これをどこに隠すかなぁ…」 どうやら、姉達と一緒に食べると言う選択肢はないようだ。さすがリリカ、狡猾である。 「うーん…あっ、この箱がいいわね。なんか綺麗だし、まさかここに入ってるなんて思わないよね」 綺麗な文様の入った箱の中に、洋菓子=チョコパンを入れるリリカ。 「これでよしっと、あとで食ーべよっ♪」 そう言って、部屋を後にするリリカ。しかし、迂闊にも窓を開きっ放しにしていた事に、気付いてはいなかった。 その迂闊さが、残念な結果になろうとは… 再び部屋に戻ったリリカの見た部屋の様子。 荒らされた部屋。開かれた空っぽの箱。開かれた窓を呆然と見ている2体のゆっくり。 これ以上にない状況証拠、理解したリリカに怒りがこみ上げる。 「うぉらぁぁ!」「ゆ゛ぐえ゛っ!?」 思いっきり、ゆっくりまりさを蹴るリリカ。 「まりさになにするの!?ゆっくりできないよ!」 わめくれいむを冷たい目で睨むリリカ。 「人のお菓子を食べておいてシラを切るつもり…ふーん…」 「ゆ!?お菓子くれるの?ならゆっくりはやくもってきてね!」 「わたしの取って置きを食べておいてそんな口を…蹴り殺してやるッ! こ の ド 畜 生 が ァ ー ー ー ー ー ッ」 プッツン リリカの中で、何かがキレる音がした。 「潰すのは一瞬だッ!それでは私の怒りがおさまらんッ! おまえが悪いんだ!おまえがッ!わたしを怒らせたのはおまえだッ!おまえが悪いんだ! 思い知れ!どうだッ!思い知れ!どうだッ!どうだッ!」 「ぶっ!ぶぎゅっ!!やべでっ!!まっで!!れいぶのはなぢをぎいでねっ!!ゆっぐりぎいで!!」 まだ弁解しようとするれいむを、執拗に、残忍に蹴り続けるプッツンリリカ。 そんな恐怖の光景を見つめるまりさの頭の中は、れいむを助けようと言う気持ちではなく、いかにして自分が助かるかを考えていた。 (もう、れいむはたすかられないぜ。そこでもんだいだぜ!ここからどうやってにげようか? 3たく-ひとつつだけえらびなさい 答え①はんさむなまりさは、このおねーさんをなんとかするあいであがうかぶ 答え②はいってきたまどからにげる 答え③にげられない。げんじつはひじょうである。 まりさがまるをつけたのは②だぜ…れいむはゆっくりしんでね!) ゲスな結論を出し、逃げようとするまりさ。もちろん、それを見逃さないリリカ。 「逃がすかぁぁぁぁ!」 すでに蹴り殺され、死骸となったれいむを逃げるまりさに投げつける。 まりさが振り向くと、投げられたれいむの死骸がまるでスローモーションのように迫ってくる。 (答え-③ 答え③ 答え③)「ゆべしっ!」べしゃ まりさの思考が途切れたのは、れいむの死骸がまりさに激突し、大きな餡子の花を咲かせた瞬間であった。 「あーーーちくしょーーーー!」 「どうしたの?リリカ」「騒がしいなぁ…」 悔しがるリリカ。そこに、騒ぎを聞きつけたのか、姉のルナサとメルランが部屋に入る。 「うあ!え、えっと…そう!ゆっくりよ!ゆっくりが部屋で暴れていたから、退治したの!」 まさか、こっそり取っておいたチョコパンを食べられたとはいえないリリカは、とっさにウソを言った。 まあ、ゆっくりがいたのは事実だが。 「ふーん…まあいいや、部屋を掃除したら、お茶にしない?おいしそうなお菓子を買ってきたからさ」 「あのお店の新商品なんですって!楽しみだわ~」 「それって…あのチョコパン?すぐ片付ける!」 ルナサたちも、あのお菓子を買ってきたようだった。 部屋を早々に片付けたリリカは、すぐに姉達と共に新作お菓子を堪能した。 「このチョコおいしーね!」「わたしはこのビターが好みね」「ホワイトチョコも甘くてハッピーになりそう」 やっぱり一緒に食べるほうがおいしいや。そう思ったリリカであった。 この話には追記がある。それは、ゆっくり達がリリカの部屋に侵入したときに戻る。 「ゆゆ!ひろくておおきいね!」「ここをまりさたちのゆっくりぷれいずにしようぜ!」 窓から侵入したゆっくりは、リリカの部屋を好き勝手に蹂躙する。 そんな中、ゆっくりたちは綺麗な文様の箱を見つけた。 「ゆ!なんだかおいしそうなにおいがするよ!」「さっそくあけるんだぜ!」 舌を使い、器用に箱をあけるゆっくりまりさ。 箱が開いた瞬間、何かが飛び出し、窓の外へと消えていってしまった。 「ゆー…」「逃げられちゃったね…」 あまりにも突然だったため、呆然と見ることしかできなかったゆっくり達。 リリカが戻ったのはそんなときであった。 何故、箱の中身であるチョコパンが飛び出したのか。原因はそれを入れていた箱にあった。 リリカも知らないその箱の正体は、かつて自分達を生み出したマジックアイテムが収められていた箱であった。 本来の中身を失った今でもごくわずかに残っていた魔力と、 昨今幻想郷に出没した、歪んだ饅頭生命体:ゆっくりの存在という影響により、チョコパンにも命を宿してしまっていた。 やがて、そのチョコパンは顔が浮かび上がり、どこからともなく帽子を身に着け、新たなゆっくりとなった。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりハッピーになってね♪」「ゆっくり…きあつがさがる…」 マジックアイテムの持ち主の影響からか、それらはプリズムリバー3姉妹そっくりになった。 ー後書ー なんだ、この自分設定満載なSSは、とお思いの方、申し訳ございません。 ただ、虹川ゆっくりを流行らせたかっただけです。 虹川ゆっくり話だけなら作れそうだけど、虐待描写を含めると難しい… もう1話を考えてますが、虐待描写の推敲に時間がかかりそうです。 書いた駄文 ゆっくりいじめ系1192 ゆっくりさとり ゆっくりいじめ系1202 ゆっくりプリズムリバー このSSに感想を付ける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 386 最終地獄/コメントログ」 でめたしでめたし -- 2010-05-25 20 32 32 期待しちゃったよ!! そして、こういう作品は好きだ! -- 2010-06-10 01 03 19 やったー!お兄さん、カッコイー!! -- 2010-06-30 06 29 48 やだ…カッコイイ/// -- 2010-11-03 22 50 28 かっこいいんだか馬鹿なんだか…… -- 2011-08-16 12 22 29 地震と放射能か・・・こんな話を気にせずかけた時代が懐かしい -- 2011-09-26 22 59 58 ↓そうだよな、今じゃ不謹慎で叩かれるし・・・傷跡は未だに残ったまま・・・ -- 2013-01-23 04 20 22 泣いた -- 2013-03-09 02 46 06 俺福島県民なんだけどこれからは原発には無数のうにゅほがいるんだと思うわ。うにゅほの出した放射性物質だと思っとく…ちょっと萌え -- 2013-05-02 18 42 01 この部屋にでいぶやゲスまりさいれてみたらどうなるかなwww -- 2014-05-28 20 50 51 完全にハルクになっちゃったじゃないですかー!! すげぇ・・・ -- 2014-08-01 10 18 34
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1055 さげゆん/コメントログ」 森に帰っても、異端として同属に殺されるだけじゃね? -- 2010-08-20 02 17 34 二行さんのこういうネタは本当良いなぁ。和む -- 2010-09-03 04 09 30 ごみを放す集落ははやり病で皆死ね -- 2010-11-29 02 58 25 ううん、確かに勝手に動き回る飾りって美しそうだ。 すんげぇ、煩そうだけどもw さげゆん、切った後に何かに紐が引っかかって死ぬ奴とか多そうw 異端扱いは、他のゆっくりが過去にされた記憶が有れば一応同族として扱われるんじゃね? -- 2010-12-11 22 55 58 ↓↓うわぁ… -- 2011-04-16 03 00 22 ↓↓↓馬鹿丸出しワロタw -- 2011-12-30 12 08 17
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「ふたば系ゆっくりいじめ 42 今と昔.TXT/コメントログ」 考察系SSか…ジェノサイド分もっとよこすんだぜ! -- 2010-09-04 19 52 29 積みじゃなくて詰みだよ!ゆっくりりかいしてね! -- 2011-08-22 09 16 49 そうか、ゲスはおれらのせいでうまれたのかー そーなのかー -- 2011-09-19 10 58 21 これはこれでイイな。こういうの好きだなー。 -- 2013-08-16 18 14 29
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「ふたば系ゆっくりいじめ 567 やくにたつ/コメントログ」 ヤンデレなのかいな〜 -- 2010-04-19 00 51 01 で・・・? -- 2010-06-08 21 59 37 やんでれいむ -- 2010-07-05 14 54 37 類は友を呼ぶ。クズの周りにはクズが集まる。 -- 2010-07-10 17 52 43 人間でもクズ男に尽くす女がいるんだよな それにヤンデレ要素が加わったのか -- 2010-08-09 23 34 37 なんで人間来た後急にれいむの態度変わったん? -- 2011-05-12 17 15 58 続きがないとか・・・・・・・SSで続きの期待を煽っても仕方ないってわからないのかね 作者クズすぎ -- 2012-07-22 16 01 35 要するに、何がしたいん? -- 2012-09-16 14 24 50
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「ふたば系ゆっくりいじめ 804 祟り神・前篇/コメントログ」 なんか…モヤモヤするのぉ -- 2014-01-02 00 40 54 このドスはひじり種と一緒に保護活動する善良中の善良だったのね さて、救われるのはどのゆっくりかな? ※原作キャラを出したり、幻想郷を舞台にするのは御法度だけど、 境界を操るあのBBA···お姉さんなら許せる気がしてしまう。 -- 2018-01-09 14 54 59