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一覧 主人公 仲間 サブキャラクター1 サブキャラクター2 サブキャラクター3 性能 初期ステータス 適性マスタリー アーツ 魔法 一覧 主人公 名称 肩書き等 備考 ドーラ - 玩具の世界の管理人- トップテン - 帽子:カテジサスタリム- 価値観:世界はすべて作り物- 専用ジェム: 「絶望魔法Lv6」 - マイホーム:無人のテーマパーク- 帽子の力のイメージ:マリオネット- 性格:研究熱心 シキ(*1) - 時の世界の管理人- トップテン- 時魔法のマスター - 帽子:イリバルデュシャス- 価値観:過去へは戻れない- 固有能力:時詠み(*2)- 専用能力: 「リンゴドライブマスター(*1)」 - マイホーム:時間列車ユグドラシル- 帽子の力のイメージ:龍- 性格:退廃的 ナタリー - 法の世界の管理人- トップテン - 帽子:ワドラボヤンティ- 価値観:決まりと調和- 固有能力:千里眼(*3)- 専用ジェム: マスター全魔法Lv1 - マイホーム:海が一望できる港町- 帽子の力のイメージ:天使- 性格:熾烈 ジャニス(*4) - 戦の世界の管理人- トップテン- プロバイダー - 帽子:クオストワット- 価値観:敗者は何も得られない- 準専用アーツは「明鏡止水」「ムーンスクレイパー」- 専用ジェム: 「全トリガーLv1」 - バトルマスター取得済 - マイホーム:棘の城- 帽子の力のイメージ:狼- 性格:寡黙 ラヴィ - 命の世界の管理人- トップテン - 帽子:アキュリメルフ- 価値観:生と死はみな対等- 専用ジェム: 「愛魔法Lv5(*2)」 - マイホーム:聖地セフィロト- 帽子の力のイメージ:死神(*5)- 性格:優しい メル(*6) - 夢の世界の管理人- トップテン- 最初の管理人 - 帽子:ドリスティーメア- 価値観:感覚こそが世界の全て- 専用ジェム: 全アーツLv1 - マイホーム:眠りの塔- 帽子の力のイメージ:胎児- 性格:荒い ヨウコ(*7) - 金属バットの高校生- 結末を知る者 - 全世界の管理人 - 帽子:チャティ (cha tea) - マイホーム:NPG機関 - 帽子の力のイメージ:妖精と紅茶 仲間 名称 肩書き等 備考 ショコラ - ドーラの妹 - 加入条件:ホームで会話 ユノー - プロバイダー- 教会幹部「十三使徒」 - 固有能力は「チュートリアル(*8)」- 性格は「勝気」- マリスレーゼ大教会の教皇の孫。 - 加入条件:最初から メリッサ - 元・色気の世界の管理人(*9)- 元・ラストナンバー - 帽子の力のイメージは「狐」(*10)- 性格は「アウトロー」- 加入条件:喫茶店ミルノワールで会話 ツバメ(*11) - 秘密を抱えた少女 - 帽子世界の外側の記憶を有している。 - 加入条件:時計屋敷で会話 メシュレイア - 人造人間 - 好物はスベスベマンジュウガニ。- 加入条件:無人のテーマパークで会話 フレデリカ - 情熱の世界の管理人 - 専用能力は「魔法重視(*12)」- 帽子の力のイメージは「踊り子」- 性格は「ツンデレ」- 愛称はフリッカ。- 好物はイチゴのミルフィーユ。- 加入条件:「巨大スライム討伐」クリア ケリー - 決闘の世界の管理人- トップテン- 元・火魔法のマスター - 帽子:デュレンヴィアル- 価値観は「正々堂々」- 専用アーツは「オーバーエクステンド」 - グランドマスター取得済- 帽子の力のイメージは「獅子」- 性格は「好戦的」- 帽子バトルトーナメント決勝戦の相手。- 加入条件:帽子バトルトーナメント優勝 ダリア - 機械の世界の管理人- 元・トップテン(*13)- 元・最強の管理人 - 専用ジェム: 全サポートLv1 - グランドマスター取得済- 帽子の力のイメージは「デウスエクスマキナ」- 性格は「ロマンチスト」- 現在の身体はラジオ(*14)。- 主にドーラ編とラヴィ編で登場。 ジャコウ - 暴力の世界の管理人(*15)- プロバイダー総隊長 - 準専用アーツは「ムーンスクレイパー」 - グランドマスター取得済- 帽子の力のイメージは「海賊」(*16)- 性格は「仕事熱心」- ジャニスの妹。 - 主にジャニス編とメル編で登場。 プリムローズ - 鍵の世界の管理人- トップテン - 帽子:ブロセレンキー- 専用アーツは「対人用パーフェクトコード」「スターフレア」- 固有能力は「完全秘密能力(*17)」- 専用能力は「精神攻撃無効(*18)」- 専用ジェム:レジストLv5- 帽子の力のイメージは「囚人」- 性格は「苛烈」- ドーラ編とナタリー編での主要人物。- 加入条件:玩具工場エリュシオンで会話など(こちらも参照) サブキャラクター1 名称 肩書き等 備考 オードリー - 喫茶店ミルノワール店主 - 性格は「暗い」- ミルクティをくれる。- 帽子バトルトーナメント2回戦の相手(*19)。 ミンミン - 商売人 - 専用ジェム:防御力アップLv5- 帽子の力のイメージは「パンダ」(*20)- 性格は「守銭奴」- レシピを売ってくれる。- 帽子バトルトーナメント2回戦の相手(*21)。 ジャスミン - 魔術の世界の管理人- 闇魔法のマスター - 帽子の力のイメージは「魔女」- 性格は「能天気」- 素材を売ってくれる。(*22) ポリィ - 自由の世界の管理人 - 帽子の力のイメージは「豹」- 性格は「人懐っこい」- 主人公に依頼をもってくる。(*23)- 帽子バトルトーナメント準決勝戦の相手(*24)。 ジュリエッタ - 本の世界の管理人 - 専用ジェム:リザレクションLv3- 帽子の力のイメージは「本」- 性格は「少し変」- 主人公に依頼をもってくる。(*25)- 帽子バトルトーナメント準決勝戦の相手(*26)。 紅茶ばか (チャティ)(*3) - 帽子世界七大迷惑- ミルクティを愛する - サイバネティック社製のウイルス。 サブキャラクター2 名称 肩書き等 備考 ヴァイオレット - 心の世界の管理人- トップテン- ラストナンバー - 帽子:ハーマイスフィンク- 固有能力は「心眼(*27)」- 帽子の力のイメージは「仏」- 性格は「孤独」- ドーラ編とナタリー編での主要人物。 サラワティ - 涙の世界の管理人- トップテン - 帽子:ソウェルキアーズ- 価値観は「覆水盆に返らず」- 帽子の力のイメージは「人魚」- 性格は「争い嫌い」- シキ編での主要人物。 クリスティアナ - 白黒の世界の管理人- 五老会「学園」(*4) モーノ - 友達の世界の管理人 - 騒動後はジャスミンのお手伝い。 セルヴィアータ - 架空の世界の管理人 - 価値観は「この世界は存在しない」- 帽子の力のイメージは「ピエロ」- 性格は「空虚」- ヒルデガードがセーラに依頼して作って貰った人形。 - 幻の帽子世界八つ目の大迷惑。 ヒルデガード - 嘘が得意な謎の少女- 嘘の世界の管理人 - 通称はヒルダ。 リン - 双子の世界の管理人 - 帽子の力のイメージは「太陽と月」- 性格は「勝気」- 本当は管理人ではない。 ラン - 双子の世界の管理人 - 帽子の力のイメージは「太陽と月」- 性格は「ストレート」 エリス - 元・夏の世界の管理人(*28) - 価値観は「夏はまた来る」- 帽子の力のイメージは「鯨」- 性格は「自棄」- 帽子戦争をおこした史上最悪の管理人。 セレナ - 百の世界の管理人 - 価値観は「全ての人に帽子を」 フレイ - 灯火の世界の管理人- 火魔法のマスター - 性格は「熱血」- 帽子バトルトーナメント3回戦の相手。 ミズハ - 雨の世界の管理人- 水魔法のマスター - 性格は「上品」 ウィンディ - 空の世界の管理人- 風魔法のマスター - 性格は「不思議ちゃん」 カグヤ - 昔の世界の管理人- 光魔法のマスター - 性格は「古風」 ベル - かぼちゃ娘- 土魔法のマスター - 性格は「ドS」 テツコ - 武士道の世界の管理人 - 性格は「真面目」- 帽子バトルトーナメント1回戦の相手。 コハル - 殺すのが使命の医者- プロバイダー - 居場所は「墓場町一丁目」。 バリー - 敬虔な神父- プロバイダー - 居場所は「断罪の遺跡」。 エドワード - プロバイダー - ジュリエッタの弟。 - 主にメル編で登場。 ジャンプじいさん - ジャンプマスター - 居場所は「聖地セフィロト」。 がらくたぢいさん - - がらくた集めしている。- 居場所は「玩具工場エリュシオン」。 ジェニー - 夢の世界が好きな少女 魔トリョーシカ (フィユティーヌ) - 帽子世界七大迷惑- 闇の世界の管理人 - ドーラ編のラスボス(*5)。 - 人造人間(*29) セーラ - ドーラの姉- 元・人形の世界の管理人(*30) - 帽子の力のイメージは「人形」- 性格は「少女趣味」- 主にドーラ編で登場。 時計少女 - 帽子世界七大迷惑- 帽子世界の理- 時魔法の始祖- エイプス - シキ編のラスボス(*6)。 時の車掌(*31) - 謎の時間遡行者 - 性格は「残酷」- 主にシキ編で登場。 ヨウスケ - 病的シスコン - ヨウコの兄。- 大学生で専攻はシステム生物学。- 主にシキ編で登場。 マウリツィア - 法の帽子 - 「後見人(*32)審査」を開始する謎の少女。- 性格は「甘えん坊」- 主にナタリー編で登場。 パピィ - 夢の帽子 - 球体人間統合者 - マウリツィアのぬいぐるみ。- 性格は「リアリスト」- 主にナタリー編で登場。 ハインリヒ(*33) - 喪服- 五老会「病院」(*7) - メルの父親。 - 性格は「皮肉屋」- 現在は行方不明(*34)。- ラヴィ編とヨウコ編での主要人物。 ビッグママ(*35) - 帽子世界の創始者- 五老会「財団」(*8) - メルの母親。- 現実の身体はプログラム(*9)。- メル編のラスボス(*10)。 - 主にジャニス編とメル編で登場。 ローゼンストック - 五老会(*36) - コンピューターウイルス「紅茶(紅茶ばか)」の作者。 - ヨウコ編で登場。 ネレウス四世 - 五老会「教会」(*37) - ユノーの祖父。 - ヨウコ編で登場。 イソラ - 教会幹部「十三使徒」 - マリスレーゼの神気に中てられる。 - ヨウコ編で登場。 マリスレーゼ - 旧・現実世界の管理人 - ヨウコ編のラスボス。 サブキャラクター3 名称 肩書き等 備考 ミチル - 音の世界の管理人 - サブイベント「架空の管理人セルヴィアータ」で名前だけ登場。 タリンダ - 野菜の世界の管理人 - ドーラ編、サブイベント「架空の管理人セルヴィアータ」で名前だけ登場。 ヒナ - 春の世界の管理人 - サブイベント「架空の管理人セルヴィアータ」で名前だけ登場。 ナオコ - 美容の世界の管理人 - オードリーとの会話で名前だけ登場。 ジョアンナ - モデルの世界の管理人 - ラヴィ編で名前だけ登場。 キャロライン - ラヴィ編で名前だけ登場。- 帽子待ちで管理人になるのを諦めた。 ギブアップぢいさん - 主にジャニス編で登場。 アイリーン - 沈黙の世界の管理人 - ジャニス編で名前だけ登場。 コレット - 夢の世界の住人。 チエ - 夢の世界の住人。 ローズ - 夢の世界の住人。 性能 初期ステータス 名称 ステータス ライフ ソウル 腕力 器用さ 素早さ 体力 魔力 運 ドーラ 120 40 6 8 7 7 7 6 シキ 120 40 7 7 8 6 7 5 ナタリー 120 40 6 6 7 7 9 6 ジャニス 160 60 9 6 7 8 6 4 ラヴィ 120 40 6 6 7 7 8 6 メル 120 50 7 7 7 6 7 7 ヨウコ 130 50 7 6 7 7 7 6 メシュレイア 125 45 7 6 7 7 7 7 ツバメ 120 42 7 7 7 6 7 5 ユノー 130 46 6 8 7 7 7 5 メリッサ 130 44 8 6 7 8 7 4 ショコラ 140 48 8 6 6 6 7 7 フレデリカ ケリー ダリア 1280 300 21 28 26 21 21 18 ジャコウ 1280 300 25 25 25 25 25 25 プリムローズ 232 73 5 6 7 6 10 5 適性マスタリー 適性のあるマスタリーはパーティ外成長の対象になります。 パーティ外成長の詳細にはFAQ「Q.控えメンバーは成長しないの?」を参照してください。 アーツ 名称 マスタリー ソード スピア アクス ボウ メイス ガン 格闘 ドーラ シキ ナタリー ジャニス ラヴィ メル ヨウコ メシュレイア ツバメ ユノー メリッサ ショコラ フレデリカ ケリー ダリア(*38) ジャコウ(*39) プリムローズ 魔法 名称 マスタリー 火 水 風 土 光 闇 時 ドーラ シキ ナタリー ジャニス ラヴィ メル ヨウコ メシュレイア ツバメ ユノー メリッサ ショコラ フレデリカ ケリー ダリア ジャコウ プリムローズ
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現在地:トップページ>漢詩大会の漢詩全文>今ココ 塘上行(曹操)訳(曹操1) 塘上行(甄夫人)1訳・解説1(甄夫人) その2(曹丕説をとった場合) 塘上行(甄夫人)2 コメント曹操説 甄夫人説 曹丕説 曹操or曹丕作+甄夫人作説 塘上行(曹操) 曲調:清商清調(宋書) (出典:《宋書 卷二十一 志第十一 樂三(台湾-古漢語語料庫)》、《楽府詩集》では、晋楽所奏とする) 蒲生我池中、其葉何離離。 傍能行儀儀、莫能縷自知。 紅口鑠黄金、使君生別離。 念君去我時、獨愁常苦悲。 想見君顏色、感結傷心脾。 今悉夜夜愁不寐。 莫用豪賢故、棄捐素所愛。 莫用魚肉貴、棄捐冈與薤。 莫用麻枲賤、棄捐菅與蒯。 倍恩者苦栝、蹶船常苦沒。 教君安息定、慎莫致倉卒。 念與君一共離別,亦當何時共坐復相對。 出亦復苦愁,入亦復苦愁。 邊地多悲風,樹木何蕭蕭。 今日樂相樂,延年壽千秋。 +単語解説 【紅口鑠黄金】 他の書籍では、「紅口(赤い唇、美人の意味)」が 「衆口」になっている。 "紅"は"hong"、"衆"は"zhong"と発音が似ているので、『紅口』は台湾の入力ミスかもしれない。 このへんは、書籍によってかなり違いがみられる。 (出典:《宋書 卷二十一 志第十一 樂三(台湾-漢籍全文資料庫)》) 眾口鑠金,使君生別離。 (出典:《台湾-楽府詩集 卷第三十五 相和歌辭十/清調曲三/晋楽所奏》) 眾口鑠黃金,使君生別離。 なお「衆口鑠金」は、《国語_周語下》に出てくる。 多くの人の言葉、特に悪口が重なると、悪い結果を招くことのたとえとして、辞書でも登場する。 また《尚書(書経)_周書_金縢》では、占卜の結果をしまいこんだ箱を金で封じていることを考えると、 「黄金を溶かす」は、吉凶を閉じ込めたパンドラの箱が解放された的な意味合いもあり? 【棄捐】捨てて用いないこと 【菅與蒯】 カヤ。絲麻の対比となる布きれの表現。もしくは河南の地名。 《左傳/成九年》雖有絲麻,無棄菅蒯。楽府正義?:蒯與菅連,亦菅之類。 《儀禮·喪服傳疏》屨者藨蒯之菲也。 《儀禮註疏/卷二》黃帝雖有絲麻、布帛、皮弁 《張衡·西京賦》草則葴莎菅蒯。又地名。【左傳·昭二十三年】攻蒯,蒯潰。【註】河南縣蒯鄕是也。引《左傳》叶雖有姬姜,無棄蕉萃韻。 昭明文選 卷三十八 《為范尚書讓吏部封侯第一表》陛下不棄菅蒯,愛同絲麻。《左氏傳/君子》曰:詩云:雖有絲麻,無棄菅蒯;雖有姬姜,無棄憔悴 【教君安息定】 「教~」には「…させる」「…される」という意味が、「安息定」には「安らかな眠り」という意味がある。 前半の「眠れぬ夜」と対比しているか? 訳(曹操1) 蒲は我が池中に生じ。其の葉は見事に生い茂っている。 傍らで君は才のままに歌い奏で。その妙なる音は、私をおのずと振り向かせる。 しかし紅色?の唇は、黄金をも溶かし。君をして、生きて別離させた。 君が我を去りし時をおもうと。独り愁(うれ)いて常に苦悲する。 君の顔色を想い見れば。感情は形となって、私の心脾を傷める。 今や悉くの夜夜を、哀しみに眠れぬまま過ごす。 豪賢だからと用いるなかれ。愛すべき所(故郷)をそっけなく棄捐するな。 魚肉の貴きを用いるなかれ。岡に薤を棄捐するな。 麻枲の賤しきを用いる莫かれ。菅蒯(カヤ)を棄捐するな。 恩を倍とする者は、枯渇に苦しみ。ひっくり返った船は、常に沈むに苦しむ。 せめて君には安らかな眠りをもたらそう。謹んで軽はずみに致すなかれ。 かって共にいた君と離れては、再び巡り会い?。また何時の日か共に坐して、相対しよう。 出づるは、苦しみと悲しみをもたらし。入るもまた、苦しみと悲しみをもたらす。 辺地は非風多く。樹木は、何とも物さびしく揺れる。 遠く離れても、互いに今日を楽しみ。壮健であろう再会の日までも、いつまでも。 塘上行(甄夫人)1 (出典:《楽府詩集 卷第三十五 相和歌辭十清調曲三(台湾-楽府詩集)》) 蒲生我池中、其葉何離離。 傍能行仁義、莫若妾自知。 衆口鑠黄金、使君生別離。 念君去我時、独愁常苦悲。 想見君顔色、感結傷心脾。 念君常苦悲、夜夜不能寐。 莫以豪賢故、棄捐素所愛。 莫以魚肉賤、棄捐葱與薤。 莫以麻枲賤、棄捐菅與蒯。 出亦復苦愁、入亦復苦愁。 邊地多悲風、樹木何脩脩。 従軍致独楽、延年寿千秋。 訳・解説1(甄夫人) 引用元→『三国時代の文学スレッド』まとめサイト ガマの草が私の(家の傍の)池から生え、その葉っぱは並びつらなっていました。 そのかたわらであなたが徳にみちたりっぱな行いをなさっていたことは、 妻のわたくしが何ひとつ知らないはずはございません。 (しかし)多くの人の悪口は黄金もとかすほどの力があり、 わたくしはあなたと生きながらに別れさせられてしまいました。 あなたがわたくしを去ったときのことを思うと、わたくしはひとりで思いなやみ、いつも苦しみ悲しんでおります。 あなたのお顔を推しはかって目にうかべると、気持ちがぎゅっとなって心や内臓がいたみます。 あなたを思っていつも苦しみ悲しんでいるので、夜ごとにねむることもできません。 賢く強く勢いさかんでりっぱであらせらるからといって、もとに愛していた人を見捨てないでくださいませ。 魚や肉をもってして、ネギやニラをいやしめて見捨てないでくださいませ。 麻やカラムシの織物をもってして、スゲやカヤの繊維をいやしめて見捨てないでくださいませ。 あなたが出ていらっしゃってもまた苦しくて悲しく、入っていらっしゃってもまた苦しくて悲しいのです。 このいなかには悲しい風が多く、木々はやぶれるように風にふかれています。 あなたが従軍なさってただそれだけがお楽しいのであれば、あなたが千年もめでたく長生きなさいますように」 その2(曹丕説をとった場合) 蒲は我が池中に生じ。其の葉は見事に生い茂っている。 傍らで君は能く儀を行い。その誉れは私の耳にも届くほど。 しかし人々の唇は、黄金を溶かし。君をして辺境へと出征させた。 君が我がもとを去りし時をおもうと。独り愁(うれ)いて常に苦悲する。 君の顔色を想い見れば。感情は形となって、私の心脾を傷める。 君を思えば常に苦しみ悲しく。夜夜を、眠れぬまま過ごす。 豪賢のみを用いるなかれ。愛すべき者をそっけなく棄捐するな。 魚肉の貴きを用いるなかれ。岡に薤を棄捐するな。 麻枲の賤しきを用いる莫かれ。菅蒯を棄捐するな。 出づるは、苦しみと悲しみをもたらし。入るもまた、苦しみと悲しみをもたらす。 辺地はきっと非風多く。樹木は、とても物さびしく揺れるだろう。 いいえ戦地で振り返るな、誰にも縛られず独り覇道を往け。君の栄光が、とこしえに続かんことを。 塘上行(甄夫人)2 (出典:《鄴都故事》(台湾-楽府詩集で引用されているもの)) 蒲生我池中,綠葉何離離。 豈無兼葭艾,與君生別離。 莫以賢豪故,棄捐素所愛。 莫以麻枲賤,棄捐菅與蒯。 莫以魚肉賤,棄捐葱與薤。 【葭艾】あし、よもぎ コメント この作品は、作者が特定されていない。以下の4人とされる。 曹操(宋書) 甄夫人(玉臺新詠、藝文類聚、歌録、他) 曹丕(玉台新詠考異) 無名氏による古辞(歌録) 以下は作者に関する、現時点での感想。 曹操説 何人かの作品をごちゃ混ぜにしており、どれがどの人物による作品なのか不明。 晋楽所奏にした時点でそうだったのか、さらに後世でそうなったのかは判らない。 1章:鄴都故事(甄夫人)版の塘上行 蒲生我池中、其葉何離離。傍能行儀儀、莫能縷自知。紅口鑠黄金、使君生別離。 2章:塘上行(甄夫人) 念君去我時、獨愁常苦悲。想見君顏色、感結傷心脾。今悉夜夜愁不寐。 3章:鄴都故事(甄夫人)版の塘上行 莫用豪賢故、棄捐素所愛。莫用魚肉貴、棄捐冈與薤。莫用麻枲賤、棄捐菅與蒯。 4章:? 倍恩者苦栝、蹶船常苦沒。教君安息定、慎莫致倉卒。念與君一共離別,亦當何時共坐復相對。 5章:古歌(秋風蕭蕭愁殺人) 出亦復苦愁,入亦復苦愁。邊地多悲風,樹木何蕭蕭。今日樂相樂,延年壽千秋。 1、3、5章は甄夫人もしくは古詩として掲載されており、よって他人の作品である可能性が高い。 2章は甄夫人のものとされる文にも登場するが、夜夜愁不寐と似た言い回しは曹操の秋胡行(晨上散關山)に出てくる(夜夜安得寐。惆悵以自憐)。 2、4章は、曹操の真作か、もしくは曹操以前の作品である可能性もある。 甄夫人説 《樂府解題》「“前志雲:晉樂奏魏武帝《蒲生篇》、而諸集?皆言其詞文帝甄后所作」などから、唐代には、すでに甄后の作品だろうと言われていたようである。 「莫以賢豪故,棄捐素所愛」 この一文が、彼女と、曹丕の新しい妃(郭貴人等)との関係を詠んだものと言う説は、確かに一理ある。 甄夫人が作ったとしたら、「我池中」という言い回しがひっかかる。 池が甄夫人の持ち物という認識なのか?(文学スレ1は、甄夫人の家の池、とすることで解決を試みているが、当時、夫人の家というのはありなん?後宮?) 楽府の場合、池を舞台にして歌い伴奏することはある(曹丕の秋胡行でも、「音楽に詳しい人物」と「池」が繋がっている)ので、池での歌唱を前提に、「池=私の舞台」という概念を用いるなら「あり」だと思う。 が、所有者の立場というのは、むしろ曹操or曹丕のほうが相応しいんじゃねぇかなと。 あと気になるのは、 晋楽所奏より、本辞のほうが文字数が揃っていること (言いがかりに近いが)蒯を地名とした場合、河北メインの人が河南の地名を詠んでいること。 晋楽所奏の場合、武帝(曹操)、文帝(曹丕)、明帝(曹叡)が主で、それ以外の作品は少ない。陳思王(曹植)の作品すら少ない。 なのに、彼女の作品だけ採用された理由が不明。 曹丕説 どの作品にせよ、曹操、甄夫人の項で挙げた問題が全て解決する。「なりきり」による女性の立場で書かれた漢詩も多いので、立場による違和感もない。詩の中に、他作品で見られる言い回しが見られる。秋胡行でもみられる、「音楽に詳しい人物」と「池」の繋がり。孤高を思わせる作品も多い。 確かに、他の二人よりは説得力がありそう。 問題は、この詩を読む動機。 曹丕の詩に他人の視点が多いのは、他人に歌わせることを前提にしているからだとすると、相手を思いやるような内容ならともかく、相手を突き放すような内容の詩を歌わせるってのはどーなんだろう。 最後の一文について、文学スレ1の訳をちょっと変えれば、まぁアリか? 曹操or曹丕作+甄夫人作説 曹操による塘上行だけでなく、甄夫人による鄴都故事版など、複数の作者による塘上行をミックスして晋楽所奏に改変し、曹操の作品として演奏したのではないかという説。 例として、曹植の七哀詩が晋楽所奏において、全く別の作者(宋子侯)による董嬌饒とミックスされている可能性。 これを指摘している原本は見つからないが、ありえない話ではなさそうなので、参考までに。 「曹操1」は、晋楽所奏とされるだけあって、三曹や関係のある楽人(卞氏とか)、誰でも書きそう。 「甄夫人1」は、甄夫人ならあり、曹丕なら何とか、曹操ではないと想う。いずれにせよ現在の作品は、 誰か(曹操or曹丕or甄夫人)の作った「原文」 「魏楽所奏」(曹丕or甄夫人の可能性) 「晋楽所奏」(原文+魏楽所奏の可能性) 甄夫人に同情した後世の楽人による「改変版」 こうした経路を、複雑に辿っている気がする。 で、中国でも各時代ごとに、どれが誰の作品か、相当な議論があったんじゃないかね。
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スレ49-20/35 20 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 09 18 50.34 0 ここで七五三の話題はよくでるけど私にも降りかかって来た。 ここは東海地方で孫にかかるものは全て女親持ちが基本。 名古屋とか都会では最近少なくなって来てるらしいけど 実家はまだ田舎でそれがスタンダード。義実家は名古屋の街中で 旦那が長男で弟がいる。旦那の地元大出て実家の仕事をしている。 弟は大学から東京に行き就職もそっちでして大学の同級生と結婚した。 たまたま転勤で名古屋に戻って来て、このへんじゃハイソな地区の 借り上げ社宅に住んでいる。 家には男と女で去年五歳男と三歳女で七五三をした。衣装は全て 私の実家持ち。実家の両親よんで食事会をして昔から付き合いのある 写真館で全員で写真を撮った。 21 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 09 19 40.11 0 義弟家は家より一つずつ下の同じ男と女。今年七五三だが義両親は 義弟嫁の家が用意すると思って何にも声を掛けなかった。 義弟一家が遊びに来て飾ってある写真を見て義弟嫁が自分の子の 七五三をはいつやってくれるんですか?と聞いてきた。 トメさんがいつやるの?よんでくれるなら行くわよ~と答えたら えー着物を買ってくれるのじゃないんですか!早く買いに行かないと いいのが無くなりますよ!と義弟嫁が言った。 トメさんが着物はお宮参りの着物を仕立て直すのだから早く出さないと 間に合わないよと答えたら、お宮参りはドレスでしたから着物なんて無い! お兄さんの所だけ買ってあげて酷い!と怒りだした。 お宮参りは関東にいる頃にしたので、義弟嫁の実家でしてしまい義実家は よばれなかった。写真もくれなかったのでどんな風だったか知らなかった。 見かねた私(二世帯同居でその時は親世帯にいた。)が、着物は実家が買って 七五三用に仕立て直したので義実家には買って貰って無い事と食事代も写真代も 私達夫婦が負担したことを伝えた。 そんな地方のやり方なんて知らない!!!と怒り狂って義弟嫁は義弟と子供を放置して 帰ってしまった。 義弟に聞くとハイソな地区に住んでいるので奥さん方の付き合いが大変らしい。 七五三もいかに豪華にしたかが今メインの話題だとかで、義弟嫁は我が家の 写真を見ていたから、義実家で着物を用意してもらえる。スタジオ○リスとか 流行りの写真館じゃなくて古い写真館で写真も撮って貰えると自慢しまくったとか 義弟は高給取で自宅は社宅なのでお金には困ってない。自分でも買えると思うが 買って貰えるして貰えると言う身分だと誇りたいんだそうだ。 義実家は写真館の手配はしてあげるけど、差は付けられないから自分たちので やってねと態度を変えないから義弟嫁はまだ怒っているらしい。 もう七五三も皆終わりつつあるけどどうするんだろ? 23 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 09 38 58.62 0 20-21 「着物を貸せ貸せ」と粘着してこないのなら、義実家 対 義弟嫁の対決を高みの見物できるよねwww 24 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 09 44 59.80 0 言ってもしょうがないけど、義母から義弟に こっちの七五三はこんな感じだけど分かってるかい? と一声あってもよさそうかなとは思った。 っていうかハイソ地区の住人のなかで アテクシの実家でやってくれましたのよホホホみたいな会話がなかったんかな? 義弟嫁がバカなのは事実だけど、情報弱者の悲哀を感じる。 28 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 05 41.27 0 24 前段の部分は、実は私もそう思ったw 中の人たちは当たり前に思ってても、相当特殊な風習だからね。 あらかじめ耳打ちしておけば、誰も不幸せにならなかったな、と。 25 名前:名無しさん@HOME[] 投稿日:2011/11/07(月) 09 46 57.80 0 20も義弟家も同じ地方なら ハイソな奥様方も自分の実家にしてもらってないんだろうか? 義弟嫁の自慢話聞きながら 旦那の実家からしてもらうんだと内心驚いていた人もいそう。 26 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 09 46 58.09 0 20です。 お古なんてとんでもない!と言うと思いますよ。住んでいる地区は転勤族の集まる ハイソな地区なので見栄張りが大変そうです。 ウトさんは商売人らしい人でお金に厳しい人だから絶対出さないと思います。 トメさんは私の実家がしてくれたなら義弟嫁の実家もすべきだと言ってます。 義弟嫁さんの実家は親が上級国家公務員なのでお金持ちのはずなですけど 大事にされているワタクシから抜け出せないようです。 27 名前:20[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 09 55 55.30 0 ハイソ地区に地元民はいるかどうかは、知らないけどほぼ関東からの 転勤族らしいよ。 義弟は忙しい人で七五三にまったく興味が無くてこんな騒ぎになって びっくりしているらしい。 旦那が義弟に自分達で支度して親を招待すればいいじゃないのかと言った らしいけど嫁さんが納得しないと煮え切らなかったとか。 旦那は忠告はしたからと関わらないつもりなので私に火の粉は降ってこないと 思うけど同居だからトメさんの愚痴はいつも聞きます。 名古屋人は冠婚葬祭には派手なんでしょう!と義弟嫁は叫んでいたけど 出す方はちゃんと決まっているんです。我が家の娘の成人式の振り袖も 実家でつくると思います。私も母方のおばあちゃんが見立てて仕立てて くれました。 29 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 09 33.71 0 名古屋は冠婚葬祭派手って嫁実家が負担するから 娘3人もいれば破産するって言われるくらいなんだし。 旦那実家はそういうのしないと思うんだけどな。 義弟の言うやり方が一番だよね。 地方によってどっちの実家がやるのかは違うし そんな地方のやり方しらないって言われたら 義両親はかなり不快だし話し合う気もなくなってしまうと思うんだけど。 30 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 11 46.18 0 29ですが 義弟の言うやり方じゃなくて、20旦那さんの言うやり方でした。 31 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 16 25.55 0 けど義弟は大学までは地元に居たんだよね? それまで自分の七五三やら、入学・卒業祝いなど母方実家がやってくれた事に 全く無関心だったのかな。 だとしたら報われないなー>母方実家 32 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 20 22.74 0 31 男にとっては「成人式の振り袖」みたいに強烈なのはないから。 結婚した相手も名古屋周辺じゃないから、ハデ婚じゃなかったんだろうし。 35 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 33 58.09 0 31 男はそういうこと全く気づかない、見ていない ってこと多いよ。 嫁実家がするのが当たり前だったからことさら話題にならないしね。 自分の義弟もそれで、すべて実家の親にやってもらおうとねだっていた。 昔ながらに名古屋人気質の親に「嫁実家に買ってもらうものよー」と 言われて切れていたが。 義弟嫁も地元育ちだから嫁実家が負担する風習は知ってたらしいけど、 義実家は裕福で行事ごとにこだわりがあり、嫁実家の親には経済力が無い。 義弟嫁、自分は何も言わず、ひたすら義弟が交渉していた。 ここまでは賢かったんだけど。 でも自分の実家にも何にも言ってなかったらしく、 嫁実家親は、「宮参りのの着物はリサイクルショップで買ってくる」と義実家に電話してきた。 「孫に古着は着せません」と義父に静かに切れられちょっとした修羅場になっていた。 36 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 35 08.46 0 まあギリギリになって騒いでもしょうがないわな 38 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 10 54 50.41 0 35 結局、義実家が用意したの? 44 名前:35[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 12 45 12.53 0 35です。 結局着物は義実家がそろえました。 そのときはは「結果オーライ」と思ってみていたのですが、 以降の義弟嫁実家に対する蔑視は激しかったので、恐かったです。 行事ごとのたびに「(義弟嫁さんの実家は)価値観の違うおうちだから」と 上から目線で馬鹿にしていました。 その数年後自分も出産したのですが、自分実家も名古屋気質で義実家と同じ価値観だったので 特にもめることもなく無事終了。自分としてははたかが1~2回しか着ない着物に7桁近くもかけるのは 勿体なくていやだったのですが、義弟嫁実家との修羅場を見た後だったので自分実家の思い通りに してもらいました。両家が満足してるんならまあいいか、と。 そういう意味では、行事ごとは親の好きにさせるしかない、あきらめさせてくれた義弟嫁に感謝しています。 41 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 11 47 32.06 0 質問! 嫁実家が資金援助をする七五三って主催者は誰になるの? 夫の実家からは一切口は出せない感じ? 50 名前:20[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 14 18 32.78 0 ごめん今更ながら戻って来たので 41の質問に答えておきます。 昔ながらのやり方なら、着物とかは嫁実家が揃えても両家そろった 宴会は旦那実家で費用旦那実家持ちでもてなします。 私達は同居で普段から義実家には色々面倒を見て貰っているので 自分達で食事会の費用と写真の代金は支払いました。 こちらはお宮参りから成人までが嫁実家の負担です。 お宮参りで三歳か五歳で着られる着物をあげて使用して仕立て直して三歳か 五歳で使います。七歳はもうおおきのでまた着物を仕立てます。 小学校の入学のランドセルと机なども嫁実家の負担です。 中学に入る時の制服も作ってもらっている子も居ました。 学費とかはもちろん親です。 最後に成人式用に振袖を作って貰います。私は祖母が着物が趣味でしたので 喪服も合わせと絽で作って貰いました。 義弟嫁の実家は東京です。 51 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 14 22 36.58 0 50 41だけどありがとう。 それにしても壮絶だわー 同じ日本なのに、異文化過ぎてため息しか出ないw 45 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 12 47 13.05 0 名古屋は裕福じゃない女性は他県に嫁がないと苦労するのね。 男性も裕福じゃない嫁を貰うと恥ずかしい思いをするのね。 名古屋に生まれなくて良かった… 52 名前:20[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 14 27 11.47 0 45に裕福で無いと~とあったけど私の実家も普通のサラリーマンだったよ。 普段はつましいです。食べ物とかも贅沢しないし、旅行とかもめったにしない。 嫁にやったらそれ相応にしないと娘が肩身が狭いってことで親が頑張るんだと 思う。結婚するときに母が小額の郵便貯金を解約するのを見たよ。 小さいころからコツコツ貯めていたみたい。 私も娘がいるけどどうなるか分からないから貯めなきゃいけないわ。 55 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 15 26 04.93 0 45だけど詳しくありがとう。 益々名古屋に生まれなくて本当に良かったと思いましたww あと娘を名古屋に嫁にやるのも絶対阻止しようと思いましたww 名古屋は嫌いじゃないけど観光だけでいいわー。 53 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 14 41 13.20 0 私実家も夫実家も名古屋なんだけど、 20みたいな家って本当にあるんだードラマみたい、と同じ名古屋人でも驚く。 57 名前:名無しさん@HOME[sage] 投稿日:2011/11/07(月) 17 49 26.89 0 嫁実家がやることになっているなら レンタルでもリサイクルでも口を出す夫実家が礼儀知らずと思ってしまう 上流家庭怖い Next→49-58
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第1幕 (茶屋の内部。後方に幕があり、三つの金色の籠を隠している。茶屋の持ち主のトンは太った宦官で、屏風の後ろでヨタヨタ歩いている) 第1場 トン (台詞)何卒、私めが自己紹介させていただくのを、お許しください。私の名前はトン、調子っぱずれの銅鑼を軽く叩いた時のような響きです。私は、つつましくはありますが、第一級のこの娼館の持ち主です。 警察とは大変仲良くやっております。警察本部長様は時々、気安くお越しくださいます。ちなみに私の所におりますのは大変評判のいい娘たちだけです。 音楽が聞こえますでしょうか?うちの三人の娘が春のセレナードを演奏いたしております。 (彼は後方の幕を引いて開ける。三つの籠の中には三人の美しい娘が座って楽器を演奏している。四つ目の籠は空っぽ。一人の娘が歌う。) ひとりの娘 (歌)男たち皆に 気に入られると とても嬉しい、私は玩具なの。 男たちが 訥々と夢を語ると、 私はそっぽを向いて 座ってるの。 お金や食べ物は くれるけど、 誰も優しい言葉は くれないの。 そして甘い憧れは 消えたと、 私は荒れて 静かに泣くの。 昨日は、激しい欲望が 若者を私に 駆り立てたの、 私の額に キスしてくれたけど あぁ、もう会うことはないの。 トン (銅鑼を打った後で、幕を引いて閉める) (台詞)いいですか、いつもこの銅鑼が私に何を思い出させるか?処刑です。私の以前の職業は、信じてもらえないかもしれませんが、私は以前は首切り役人でした。当時私は男たちの首を斬っていました。今はうちの花売娘の手を借りて彼らの首をこちらに向かせています。自分が誘惑に陥らないために、そして例えば私の依頼人の旦那方に嫉妬を起こさせるような、場所柄をわきまえない行為で自分の商売の邪魔をしたり妨害したりしないために、私は男としての属性を自分で放棄しました。私は昔ちょっとした手術を受け、そのため私は男と女の中間にあって、そのどちらでもなく、かくして仲介業を仕事に選んだのです。 私の姉妹の、黄昏時がやって来ます、黄昏時は昔から海千山千の斡旋屋です。誰かが小道を上がって来るのが聞こえます。 (屛風の後ろにミセス・チャンと娘のハイタンがやって来る。二人とも喪服を着ている) ハイタン (以下、歌)私の名前はハイタン、ミセス・チャンという名の、この御婦人の娘です。私は16歳、うら若き16歳です。多くのことを耐え忍んできました。もうこれ以上耐え忍ぶことはないでしょう。労多くして、幸少なし。陰鬱な雷雨の日の後の夕焼雲。それが人生。 トン 差し出がましく見えると何ですが、喪服を着たご婦人がたがこの喜びの家に入られるのを見て、私の驚きと深い遺憾の念を申し上げてよろしいかな?先頃この方々のお身内にご不幸がありました、ですから私の哀悼の意を受け入れていただきたく存じます。 ハイタン 私たちが、養蜂と野菜栽培を生業とするミスター・チャンを、この婦人の夫で私の父を、地中に埋めてから、まだ1時間もたっていません。私はこの自分の手で地面をひっかいて棺に土をかけて埋めました。 (以下、台詞)というのも私たちには、墓掘人に払うお金がなかったのです。 (ミセス・チャンがすすり泣く) 私は父が大好きでした。そして父が先祖の方々の中にいる今、心の中でますます愛しています。父のことを大切に思って私は朝に晩にお線香を灯します。 トン ちょっとぶしつけな質問をしてよろしいかな、どうして父上はそんなに突然お亡くなりになったのですか? (ハイタンは頭を垂れる) ミセス・チャン (歌)不幸の輪が私たちを襲ってきたのです。運命に忠実な私の夫は、ボロ着のようにくっついていた、その惨めな生涯を、自ら決めて終えました。 (ハイタンは袖のひだに頭を隠す) トン (台詞)冥界の霊たちが彼に好意的で、永遠の夜の主は彼に寛大な判決を言ってくれるかもしれません。父上の突然の下界への旅立ちの理由を尋ねてもよろしいかな? ハイタン (歌)高級役人で税徴収請負人のマーが私たちからお金も財産も一切合財奪い取ったのです。一昨日は税の支払日で、私たちは棺以外に価値あるものを何も持っていませんでした。それは何年も前から、いずれ亡くなる私たち家族の最初の誰かのためのものでした。マー氏は、この棺が執行吏に差し押さえられるのを、恥ずかしく思ったりはしませんでした。そこで私の父はこの高級役人の家に行って方立(ほうだて)で首を吊ったのです。 ミセス・チャン (歌)民衆は彼の家の窓に石を投げ入れました。亡霊たちの復讐が彼になされるでしょう。首を吊った夫は、彼の夢の中にずっと現れ、蒼ざめて、青白い舌が彼の口から垂れ下がることでしょう。狼がその血を飲み、千匹ものスズメバチが彼の目をつついて、彼は目が見えなくなるのです。 トン (以下、台詞)南方の霊たちが北方の霊たちの攻撃から私を守ってくれますように。 (静かな音楽がまた聞こえる) ハイタン この美しい音楽を演奏しているのは誰ですか?私の哀しみは、空を舞う蝶のようにこの響きの中で漂い始めます。 トン このメロディを魅惑的に奏でているのは、この家に住む、喜びの娘たちです。 ミセス・チャン そのために私はやって参りました、トンのお館様、お願いです、私の娘のハイタンをあなたの、敬意を払われるべき、そして実際敬意を払われているこの家に喜びの娘として受け入れてください。トン様、私たちは完全に破滅しました。どうやって生きていけば?飢え死にするしかないのです。 (泣きながら) 私は、娘を売るしかないのです。 ハイタン (歌)私はリュートとフルートとチターが弾けます。私は新年やお誕生日用にとても可愛いらしいお祝いのカードを描くことができます。ダンスもしますし歌も歌います。あなたの前で踊ってみましょうか? ミセス・チャン (歌)娘よ、踊ってごらん、トン様がお前の才能を評価してくださるように。 (ハイタンは数小節踊る) トン (以下、台詞)素晴らしい、見事だ、すごいといってもいい才能だ。(ハイタンは倒れて、地面にへたり込む) 幾らで、あなたは娘を売りたいのですか? ミセス・チャン 金で百ターエルです。 トン フム、ともかくも相当な金額だ、うちのようなちゃんとした企業にとってもね、ミセス・チャン。この娘さんは美しい、それは間違いない、しかしこの年寄りの目の見間違いでなければ、首に小さな、目障りな痣がある。 ミセス・チャン 90ターエル! トン 確かに頭がよさそうで教育も受けているし、ダンスもできる、だが彼女のダンスは私には余りにもの悲しい、男たちを夢中にさせる、軽やかに舞うような楽しさがない。 ミセス・チャン まだ経験がないのです。 トン まだ経験がない?なら、80ターエルと言わせてもらおう。取引はこれでいいですね? ミセス・チャン いいです。 トン (行きながら) 失礼だが、あなたにすぐにその金額を払ってあげましょう。 チャン・リン (入り込んで来て) (以下、歌)お前を探していた、妹よ、通りから通りへと。お前が落とした花びらが俺に道を教えてくれた。ここで俺は花びらが全部落ちているのを見つけたんだ。 ハイタン 私がベルトに挟んでいた花は、まだ花びらがなくなってはいなかったのね。 チャン・リン 夜が明ける前に、枯れてしまうだろう。 ハイタン 娘としての私の義務が、母の面倒をみるようにと、私に命じているのです。 チャン・リン 自分の娘を茶屋の遊び女という低俗な職業に就かせるなんてことに、どうしてあんたの母親としての心が納得できよう? ミセス・チャン どうしてお前は、男というのは、自分の母や妹をいたわってくれないの?筆耕で少々稼いでも、遊んで使ってしまうじゃないの?お前があの娘を低俗な茶屋の遊び女の仲間に入れるのじゃない?お前は自分の妹が同じ職業に就こうとすると、妹を不潔だと言うのかい? ハイタン 兄さん、私、兄さんの面倒もみるようにするわ。トン氏の館は有名よ。ここに泊まるのは裕福で心豊かなお客様たちよ。 チャン・リン 見下げたアマだ!お前は俺を共犯者にしようっていうのか? (彼はハイタンの顔を殴る) ミセス・チャン 殴るなら私を殴って!お前を産んだのは私だから、全ての災いの責任は私にある。 私がお前を産まなかったら、私の御先祖様が地上に降りて来なかったら! チャン・リン (駆け出して) お前らが憎らしい。 トン (金をもって来る) (台詞)さあ金だよ、奥様。 (ハイタンに) ところで、お前に金の籠を見せてあげてもいいかな。お前はこの中で歌を歌い、その美しい羽毛を広げるんだ。さあ、おいで。 (彼は四つ目の空っぽの籠の幕を引く。母と娘は抱き合う。トンは母親を送って行く) ハイタン (籠の中で) (歌)岸辺の柳の 向こうの館、 か弱い娘が 外を見ている。 傍にいるのは 高級役人、 か弱い小鳥が 歌い跳ねる。 籠を閉めろ! 館を見張れ! 小鳥が森に 逃げないように! (場面転換) 第2場 (同じ館の別の部屋。後方の中央に黒い紙製の幕があり、その後ろに登場人物が姿を見せる。若い皇子パオが部屋に入って来る。トンが彼の前で、何度も何度もお辞儀をして、舞台装置の中で姿を消す。) パオ (歌)僕は冒険家だ、 この世界に酔い、 疲れても鼓舞する、 夢見る英雄だ。 僕は千の剣を振り払い、 敵に見舞ってやった、 なのに心はなんと無防備 僕の愛は燃え上がる。 戦いを待ち焦がれつつも、 僕はゆっくり剣を下ろし、 歌いかける旋律に 僕は負けてしまう。 (ハイタンが入って来て、パオから見えない隅に立っている。パオはハイタンを見つける) (以下、台詞)ナイチンゲールの声が聞こえました。その声を追いかけて来たら、小鳥の代わりに花を見つけました。その匂いは僕を困惑させます、それは白い悲しみの衣装をまとって花弁を閉ざしています。少しばかりあなたの心を明るくして花を開かせてもいいですか? ハイタン お若い紳士方はこういった絵のように美しいお世辞をよく礼儀作法の時間に学ぶものです。唇から出て耳をかすめるだけ。 パオ ならば、それを現実にしてください。僕の唇をあなたの耳に触れさせてください。僕は、言葉で言うことのできないことを、あなたの耳元にささやきたい。 ハイタン 息はたやすく風となり、風は嵐となります。あなたが思ったことを、口に出せないか、一度よく考えて見てください。 パオ 僕は何も考えていなかった。僕は全てを感じたんだ。 (沈黙) ハイタン チェスを一勝負しませんか?ここにもうチェス盤が並べてあります。 (彼らは座って駒を動かす) 白が先で、黒が後です。 パオ クィーンにチェック。 ハイタン 私はクイーンではありません。王にチェック。 (もう少し駒を動かす) パオ 僕は王ではない。一手打つと、逆手に打つ。あなたは鋭く先行する、まるで幾つもの等級を指揮する指揮官みたいだ。 (石をひっくり返して) このゲームはやめだ、もっと楽しいゲームをしよう。 ハイタン どんなゲーム? パオ (以下、歌)恋愛ゲーム。 ハイタン 恋愛ゲーム?恋愛が遊びだなんて、私知りませんでした。私の父が、お前を愛してるって言う時、父の額にはしわが寄り、目は輝いていました。その時父は私とゲームをしていたのではありません。あなたはとても考え込んでいますね。楽しくしてあげましょうか?踊りましょうか?私は四季のダンスができます、南風のダンスも、囲炉裏の神のコミカルなダンスも。 (パオは黙って彼女をじっと見る) 歌いましょうか?白くなった頭の歌を? 雪のように白く、 月のように白く 私たちの頭はある日、白くなる。 (以下、台詞)何か絵を描きましょうか、デッサンしましょうか?ここに白墨が一本あります。私がここの黒い壁紙に白墨で輪を描きましょう。 (そうする) パオ その輪は天の蒼穹の象徴だ、その輪は、夫婦を互いに繋ぎ、心の環と心の環を連ねる、環の象徴だ。 ハイタン この輪の外側にあるのは、無です。この輪の内側に、全てがあります。無と全てはどのように結びついているのでしょうか?旋回しながら動いている、この輪の中とは、回転する車輪の中。私はこの車輪に繋がれています、太陽の馬たちが悠久の時を駆け抜けて引っ張っていく、運命の馬車の車輪にです。一人の若き神が火の鞭を持って馬車に乗り、馬たちを駆り立てます。その方は私の嘆きや私の涙に注意を払ってはくれません。 パオ (歌)僕はあなたの前に跪きます、クワンイン(観音様)、清浄の女神よ。 ハイタン (台詞)立ってください、何をなさるのですか? (輪から輻を消す) (台詞)この輪をご覧なさい、またもや空っぽです。今それは鏡という象徴の周りを囲んでいます、私はその中で空しく回ったり向きを変えたりしています。(以下、歌)どうしてこの喪服を着ているかですって?それは楽しみに特別な魅力を与えてはいませんか?私は顔にいくらかおしろいをはたき、化粧箱から唇に紅を塗ります、 (白い上着を脱ぎ捨てて) 緑色の絹でできた私のズボンはふんわり膨らんでいて、そのリボンには金が織り込まれています。私の足は百合のようで、赤い繻子でできた靴の上には花が散らしてあります。靴の先には刺繍のトンボが飛んでいます。私のヘアスタイルをどう思いますか?この櫛をもう少し高く差す方がいいかしら?この緑のベルトはどうでしょうか? パオ それを外してください、緑のベルトの妹よ。 ハイタン まだ男の人を一度も愛撫したことのないこの手の中に、私の運命が書かれています。私の生命線はどうなっているのかしら?鏡の中に見えます、反対向きにですが。 パオ (拳を握って) この鏡を割って壊そう。 ハイタン それなら鏡の中の姿も叩き壊してください、私を叩き壊してください。私を叩きたいですか?でもご覧ください、私は鏡にもうひとつ別のキャラクターを与えます、白墨の輪の中に幾つか魔法の印を書くと、 (白墨で幾つか線を書く) するともう鏡からあなたの顔が見えます。 (笑いながら) お気に召しましたか? パオ あなたは僕を捉えました。あなたは僕の心に命中しました。 ハイタン (絵に向かって) これが私の友だちだったらなあって、思いました。いつも、朝、鏡を見るたびに、あなたのことを考えるでしょう。 パオ でも、別の誰かが輪の中で僕の絵を拭くか消すかして、代わったら? (大きな頭が白墨の輪の中で壁紙を突き破る。それは高級役人マーの頭である。ハイタンとパオは横に退く) マー (台詞)私の名前はマー。とても簡単、マーだ。私がマーという名前を言うと、誰もが恭しく私に頭を下げるので、それだけでもう十分だ。というのも私は金を持っているので、とてもたくさん金を持っているので、欲しいものをなんでも買って、欲望や憧憬を満たすことができる。美しい馬を見たら、それに乗る。美しい女を見たら、奪い取る。気に入れば、今のように、壁を抜けて行く。私はすべて金で買う。私は法廷で席を買った。そして法律の話なんて一度だってできないのに、判決を下す。私は税徴収請負人で、私に権利のある税金は遠慮会釈なく取り立てる。私は厳しい、しかし公明正大だ。払わなければならない税金を私は一度猶予してやったのに、この寛大さに対して、一昨日チャンというある庭師が私の家の前で首を吊った。私を困らせるという、はっきりした目的を持ってだ。それをこのろくでなしは上手くやった。暴徒どもはうちの窓に石を投げつけ、私のことを吸血鬼だの民衆の悪魔だとか罵ったのだ。 (台詞)この先日の大騒ぎから気を晴らすために、私はよく知られたトンの館に来た。というのも私は、教養があるように見せるために、花や柳が大好きなのだ。私は専属の占い師に今日のために星占いをしてもらった。今日という日は私の色事の冒険に間違いなく最適なのだ。 (彼はハイタンを見る) (以下、歌)トン氏の庭の新しい花!よろしく、可愛い娘さん!とても華奢で、あなたに手を触れるのが怖いくらいだ。私はあなたを折ることだってできるよ。私はそこから何が得られるのか?私は、この荒れ果てた大地に慰めようもなく、ただ愛の痛みを抱えてひとりでいるのだ。 (彼は三回手を叩く。トン氏が現れる) トン 旦那様お望みで? マー トン、この若い女性がものすごく気に入った。若い娘は私の心を震わせる。 トン (卑屈に笑いながら) まだ触れられたことがありません。 マー では処女か? トン 処女です。 マー トン、お前は今まで何人も処女だとだまして押しつけた。違うとは言わせないぞ。しかしこの処女は本物だ。感じで分かる。この娘をお前から買い取ろう。身も心も、全部だ。反論は許さん、トン!この娘からの異論はない!あなたはトンの所有物で、トンはあなたを、好きなようにできる。私は金で100ターエル払おう。 トン (台詞)旦那様、彼女は200もしたんです。 (王子が後方から出て来る) パオ (台詞)私は300払う。 マー (台詞)400。 パオ (台詞)500。 マー (台詞)600。 (トンは揉み手をする。彼は、値が釣り上がるのに驚いているハイタンを、品物のようにテーブルに載せる) パオ (台詞)700。 マー (台詞)1000。 パオ (真っ青になって) (台詞)引き下がるしかない。金で1000ターエル以上はつけられない。 この女性は (ハイタンとマーにお辞儀をして) あなたのものです。 (パオ去る) ハイタン (歌)この人が私の父を死に追いやりました。運命は私をこの人の手に委ねます。私はただの人間です。私は何をすべきでしょう?必要なことは、私に認められていることは、神々がしてくれることでしょう。(台詞)トンさん、私の母の所に人を遣わして、母に言ってあげてください、私は今日にもマー氏と結婚するでしょうと。 (お辞儀をしてさっと出て行く) マー (台詞)ハイタン、女が男に何を負うているか、知っているか? ハイタン (台詞)私は「孝経」に書かれていることは知っています。男が話せば女は黙り、男が叱れば女は微笑み、男が恨めば女は懇願し、男が懲らしめれば女は感謝し、男が軽蔑し憎めば女は愛さなければならないと。 マー (ハイタンの腕を取って彼女を連れて行く) (台詞)おいで、私の家が待っている。 (幕) ERSTER AKT Das Innere eines Teehauses. Im Hintergrund ein Vorhang, der drei goldene Käfige verdeckt. Tong, der Besitzer des Teehauses, ein fetter Eunuch, watschelt hinter dem Paravent hervor ERSTES BILD TONG Ich bitte untertänigst, mich vorstellen zu dürfen. Mein Name ist Tong. Das klingt, wie wenn man leise ein verstimmtes Gong anschlägt. Ich bin der Besitzer dieses zwar bescheiden anmutenden, aber erstklassigen Etablissements. Mit der Polizei bin ich im besten Einvernehmen. Der Herr Polizeipräsident lässt sich zuweilen herab, mich zu beehren. Übrigens gewähre ich nur Damen von bestem Leumund Unterkunft. - Hören Sie die Musik? Meine drei Damen spielen die Serenade des Frühlings. Er zieht die Vorhänge im Hintergrund zurück. In den drei Käfigen sitzen drei schöne Mädchen und spielen die Instrumente. Ein vierter Käfig ist leer. Die eine singt EIN MÄDCHEN Allen Männern zu gefallen Bin in Taumel ich und Tand. Wenn sie ihre Wünsche lallen, Sitz ich in mich abgewandt. Geben Gold und geben Speise, Keiner gab ein gutes Wort. Und so wein' ich wild und leise Meine süsse Sehnsucht fort. Gestern trieb nun das Gelüste Einen Jüngling zu mir her, Der mich auf die Stirne küsste Ach, ich sehe ihn nicht mehr. TONG Zieht die Vorhänge zu, nachdem er ein Gong angeschlagen hat Wissen Sie, woran das Gong mich immer erinnert? An eine Hinrichtung. Ich war in meinem früheren Beruf, Sie werden es mir kaum glauben, ich war früher Henker. Damals habe ich den Männern den Kopf abgeschlagen, jetzt verdrehe ich ihnen nur den Kopf mit Hilfe meiner Blumenmädchen. Um nicht selber in Versuchung zu fallen und mein Geschäft durch unschickliche Handlungen zu stören und zu beeinträchtigen, beispielsweise etwa die Eifersucht meiner Herren Klienten zu erregen, habe ich freiwillig auf die Attribute der Männlichkeit verzichtet. Ich habe mich seinerzeit einer kleinen Operation unterzogen, so stehe ich zwischen Mann und Weib, keines von beiden, und also zur Mittlertätigkeit berufen und auserwählt.– Meine Schwester naht, die Dämmerung, die gewiegte Kupplerin von altersher. Ich höre Schritte die Gasse herauf. Hinter dem Paravent hervor treten Frau Tschang und Haitang, ihre Tochter; beide in Trauer HAITANG Mein Name ist Haitang. Ich bin die Tochter dieser ehrwürd'gen Dame, Frau Tschang geheissen. Ich bin sechzehn Jahre alt, sechzehn Jahre jung. Ich hab' viel erlitten, ich werde noch mehr erleiden. Viel Schmerz, ein wenig Glück. Rote Albendwolken nach einem düsteren Gewittertag. Es ist das Leben. TONG Darf ich, ohne vorlaut zu erscheinen, meine Verwunderung und mein tiefes Bedauern bezeugen, die Damen in Trauerkleidung dies Haus der Freude betreten zu sehen? Ist kürzlich ein Todesfall in Ihrer Verwandtschaft vorgefallen, so bitte ich, mein Beileid entgegennehmen zu wollen. HAITANG Es ist kaum eine Stunde her, dass wir den ehrwürdigen Herrn Tschang, Seidenraupenzüchter und Gemüsegärtner seines Zeichens, den Gatten dieser Dame und meinen Vater, in die Erde senkten. Ich hab' mit meinen eigenen Händen die Erde aufgerissen und über dem Sarge wieder zugeworfen. Denn wir hatten kein Geld, den Totengräber zu bezahlen. Frau Tschang schluchzt Ich habe ihn geliebt. Und liebe ihn nur um so inniger, da er nun bei den Ahnen weilt, und seinem teuren Gedächtnis ich morgens und abends Räucherkerzen entzünden werde. TONG Gestatten Sie mir die etwas dreiste Frage wie ist der Tod Ihres geehrten Herrn Vaters so plötzlich eingetreten? Haitang senkt das Haupt FRAU TSCHANG Das Rad des Unglücks ist über uns dahingerollt. Mein treuergeb'ner Gatte hat seinem armseligen Leben, das nur wie ein altes Kleid noch an ihm hing, selbstherrlich ein Ende gemacht. Haitang verbirgt ihr Haupt in den Falten ihres Ärmels TONG Die Dämonen der Unterwelt mögen ihm gewogen sein, und der Herr der ewigen Nacht ihm ein mildes Urteil sprechen. - Darf man sich nach dem Grund seiner plötzlichen Abreise in die unteren Bezirke erkundigen? HAITANG Der Mandarin und Steuerpächter Ma hat uns um Geld und Gut gebracht. Vorgestern war die Steuer fällig, wir hatten an Wert nichts zu eigen als einen Sarg, der schon seit Jahren dem ersten Mitglied unserer Familie, das sterben werde, bestimmt war. Herr Ma schämte sich nicht, diesen Sarg durch den Gerichtsvollzieher beschlagnahmen zu lassen. Da ging mein Vater vor das Haus des Mandarinen und erhängte sich an einem Türpfosten. FRAU TSCHANG Das Volk hat ihm mit Steinen das Fenster eingeworfen. Die Rache der Geister wird ihn treffen. Durch alle seine Träume wird der Erhängte wandeln, bleich, die blaue Zunge wird ihm aus dem Munde hängen. Ein Wolf wird sein Blut trinken, tausend Wespen werden seine Augen stechen, dass er erblindet. TONG Die Dämonen des Südens mögen mich vor den Anschlägen der Dämonen des Nordens bewahren. Leise Musik ertönt wieder HAITANG Wer ist die Ursache dieser schönen Musik? Meine Trauer beginnt in diesen Tönen zu schweben wie ein Schmetterling in der Luft. TONG Es sind die Bewohnerinnen dieses Hauses, die Töchter der Freude, die diese Melodien hervorlocken. FRAU TSCHANG Darum kam ich her, hochwohlgelborener Herr Tong, Sie zu bitten, meine Tochter Haitang als Tochter der Freude in Ihr achtbares und geachtetes Haus aufzunehmen. Herr Tong, wir sind völlig ruiniert. Wovon sollen wir leben? Wir müssten verhungern. weinend Ich bin gezwungen, meine Tochter zu verkaufen. HAITANG Ich spiele die Laute, die Flöte und das Instrument Kin. Ich vermag die zierlichsten Glückwunschkarten zum Neujahr und zum Geburtstag zu malen. Ich tanze und singe. Soll ich Ihnen vortanzen? FRAU TSCHANG Tanze, mein Kind, damit Herr Tong deine Talente schätzen lernt. Haitang tanzt einige Takte TONG Vortrefflich, ausgezeichnet, ein fast dramatisches Talent. Haitang bricht zusammen und bleibt am Boden liegen Was ist der Preis, den Sie für das Fräulein fordern? FRAU TSCHANG Hundert Taels in Gold. TONG Hm, das ist eine immerhin bedeutende Summe, auch für ein so wohlsituiertes Unternehmen wie das meine, verehrte Frau Tschang. Das Fräulein Tochter ist schön, daran ist kein Zweifel, aber wenn meine alten Augen mich nicht täuschen, so hat sie im Nacken einen kleinen, störenden Leberfleck. FRAU TSCHANG Neunzig Taels! TONG Sie ist zwar klug und wohlgebildet, versteht zu tanzen, aber ihr Tanz war mir zu melancholisch - es fehlt die leicht schwebende Lustigkeit, die die Männer fortreisst. FRAU TSCHANG Sie ist noch unberührt. TONG Noch unberührt? Nun, sagen wir achtzig Taels. Soll der Handel gelten? FRAU TSCHANG Er gilt. TONG abgehend Ich werde mir gestatten, Ihnen sofort die Summe auszuzahlen. TSCHANG LING stürzt herein Ich habe dich gesucht, Schwester, von Strasse zu Strasse. Abgefall'ne Blütenblätter haben den Weg mir gewiesen. Hier muss ich die Blüte völlig entblättert finden. HAITANG Die Blüte, die ich im Gürtel trage, hat noch kein Blütenblatt verloren. TSCHANG LING Eh' die Nacht um ist, wird sie welk sein. HAITANG Meine Pflicht als Tochter gebietet mir, für meine Mutter zu sorgen. TSCHANG LING Wie kann dein mütterliches Herz, damit einverstanden sein, dass deine Tochter den entwürdigenden Beruf eines Teehausmädchens ergreift? FRAU TSCHANG Warum sorgst du, ein Mann, so wenig für deine Mutter und deine Schwester? Verluderst du nicht die paar Kesch, die du dir durch Abschreiben verdienst? Bringst du sie nicht in niederen Teehäusern unter die Mädchen? Und du wagst, wenn deine Schwester den gleichen Beruf ergreift, Schmutz auf sie zu werfen? HAITANG Bruder, ich will versuchen, auch für dich zu sorgen. Das Haus des Herrn Tong ist ein angesehenes Haus. Es beherbergt wohlhabende und wohlmeinende Gäste. TSCHANG LING Verworfenes Geschöpf! Willst du mich zu deinem Mitschuldigen machen? Er schlägt Haitang ins Gesicht FRAU TSCHANG Hättest du mich geschlagen! Da ich euch gebar, bin ich an allem Unheil schuld. Hätte ich euch nie geboren, und wären doch meine Ahnen nie auf die Erde herniedergestiegen! TSCHANG LING fortstürzend Ich hasse euch. TONG kommt mit dem Geld Hier ist das Geld, gnädige Frau. zu Haitang Aber erlauben Sie mir, Ihnen den goldenen Käfig zu zeigen, in dem Sie singen und Ihr schönes Gefieder spreizen sollen. Bitte, hier. Er zieht den Vorhang zu dem vierten, leeren Käfig zurück.Umarmung von Mutter und Tochter. Tong geleitet die Mutter hinaus HAITANG im Käfig Am Ufer hinter Weiden steht das Haus, Ein zartes Mädchen sieht zur Tür hinaus. An der Volière steht der Mandarin, Ein zarter Vogel singt und hüpft darin. Verschliess den Käfig! Hüte gut das Haus! Sonst fliegt der Vogel in den Wald hinaus! Verwandlung ZWEITES BILD Ein anderes Gemach im selben Hause. Hintergrund Mitte schwarzer Papierparavent, hinter dem die handelnden Personen hervortreten. Pao, ein junger Prinz, betrift den Raum. Tong vor ihm her; in vielen rückwärtigen Bücklingen verschwindet in der Kulisse. PAO Ich bin ein Abenteurer, Ein Trunkener der Welt, Ein müder Tatbefeurer, Ein träumerischer Held. Ich schwinge tausend Schwerter, Die ich dem Feinde bot, Wie dennoch unbewehrter Mein Herz der Liebe loht. Ob ich den Kampf ersehne, Die Schwerter senk ich schwer, Bricht eine Kantilene Singend über mich her. Haitang tritt ein, bleibt in einer Ecke, von Pao ungesehen, stehen. Pao entdeckt Haitang Ich hörte eine Nachtigall, folgte ihrem Ruf und finde statt eines Vogels eine Blume. Ihr Duft verwirrt mich, sie trägt das weisse Gewand der Trauer und hält den Kelch geschlossen. Darf ich versuchen, Sie ein wenig zu erheitern und die Blüte zu öffnen? HAITANG Diese bilderreichen Komplimente pflegen die jungen Herrn in den Anstandsstunden zu lernen. Sie kommen von den Lippen und berühren nur leise das Ohr. PAO Nun, machen Sie dieses wahr. Lassen Sie meine Lippen Ihr Ohr berühren. Ich will Ihnen etwas zuhauchen, was man mit Worten nicht sagen kann. HAITANG Aus einem Hauch wird leicht ein Wind, und aus einem Wind ein Sturm. Denken Sie einmal nach, ob Sie nicht aussprechen können, was Sie dachten. PAO Ich dachte nichts. Ich fühlte alles. Schweigen HAITANG Wollen Sie eine Partie Schach spielen? Hier steht schon ein Schachbrett aufgebaut. Sie setzen sich nieder und machen ein paar Züge Weiss zieht an, Schwarz zieht nach. PAO Schach der Dame. HAITANG Ich bin keine Dame. - Schach dem König. Machen noch einige Züge PAO Ich bin kein König. Zug, Gegenzug. Sie gehen scharf vor, wie ein Feldherr vieler Grade. die Steine umwerfend Ich gebe das Spiel auf, aber nur, um ein besseres Spiel zu beginnen. HAITANG Und welches Spiel? PAO Das Spiel der Liebe. HAITANG Das Spiel der Liebe? Ich wusste nicht, dass die Liebe ein Spiel sei. Als mein Vater sagte Ich liebe dich, da war seine Stirn gefurcht, sein Auge glänzte. Da spielte er nicht mit mir. - Sie sind so nachdenklich! Soll ich Sie erheitern? Soll ich tanzen? Ich kann den Tanz der vier Jahreszeiten, den Tanz des Südwindes, den komischen Tanz des Herdgottes. Pao sicht sie schweigend an Soll ich singen? Das Lied vom weissen Haupt? Wie der Schnee so weiss, Wie der Mond so weiss Werden unsre Häupter einmal sein. Soll ich etwas malen oder zeichnen? Hier ist ein Stück Kreide. Ich werde hier auf die schwarze Tapete mit der weissen Kreide einen Kreis zeichnen. Tut es PAO Der Kreis ist das Symbol des Himmelsgewölbes, der Kreis ist das Symbol des Ringes, der Gatten aneinander schmiedet, Herzring an Herzring reiht. HAITANG Was ausserhalb dieses Kreises ist, ist das Nichts. Was innerhalb dieses Kreises ist, ist das All. Wie verbinden sich Nichts und All? Im Kreise, der sich drehend fortbewegt, zeichnet Speichen in den Kreis im Rad, das rollt. Ich bin an das Rad geschmiedet, das Rad des Schicksalswagens, den die Sonnenrosse durch die Äonen mit sich reissen. Ein junger Gott steht mit feuriger Peitsche im Wagen und treibt die Rosse. Er achtet meines Jammers und meiner Tränen nicht. PAO Ich kniee vor dir, Kwanyin, Göttin der Reinheit. HAITANG Stehen Sie auf, was tun Sie? wischt die Speichen aus dem Kreise Sehen Sie den Kreis, er ist schon wieder leer. Jetzt umrundet er das Symbol des Spiegels, in dem ich mich eitel drehe und wende. Wie kleidet mich dies Gewand der Trauer? Gibt es der Lust nicht einen besonderen Reiz? Auf dem Gesicht zerreibe ich einige Puderkugeln, aus der Schminkbüchse betupfe ich die Lippen, wirft das weisse Übergewand ab bauschig sind meine Hosen aus grüner Seide, ihre Bänder golddurchwirkt. Meine Füsse sind wie Lilien, die Schuhe aus rotem Atlas sind über und über mit Blumen bestreut. Auf den Schuhspitzen schweben gestickte Libellen. Wie finden Sie meine Frisur? Soll ich den Kamm ein wenig höher stecken? Was ist mit diesem grünen Gürtel? PAO Lösen Sie ihn, Schwester vom grünen Gürtel. HAITANG In dieser Hand, die noch keinen Mann liebkost hat, steht mein Schicksal geschrieben. Wie verläuft die Linie meines Lebens? Ich sehe es im Spiegel, verkehrt. PAO ballt die Faust Ich werde den Spiegel zerschlagen. HAITANG Dann schlagen Sie auch das Bild im Spiegel - und schlagen mich. Wollen Sie mich schlagen? - Aber sehen Sie, ich will dem Spiegel einen anderen Charakter geben, ich schreibe ein paar Zauberzeichen in den Kreidekreis, macht mit der Kreide ein paar Striche und schon blickt aus dem Spiegel Ihr Gesicht. lachend Habe ich Sie gut getroffen? PAO Sie haben mich getroffen, Sie haben mich ins Herz getroffen. HAITANG zu dem Bild Ich wollte, dieser wäre mein Freund. Immer, wenn ich morgens in den Spiegel sehe, werde ich an Sie denken. PAO Wie aber, wenn ein anderer mein Bild innerhalb des Kreises auswischt oder auslöscht und sich an seine Stelle setzt? Ein dicker Kopf hat die Papierwand innerhalb des Kreidekreises durchstossen. Es ist der Kopf des Mandarinen Ma. Haitang und Pao weichen seitwärts zurück MA Mein Name ist Ma. Ganz einfach Ma. Wenn ich den Namen Ma nenne, so sollte das eigentlich genügen, dass jedermann sich ehrfurchtsvoll vor mir verneige. Denn ich besitze Geld, sehr viel Geld, so dass ich mir alles kaufen kann, was ich will, und wonach ich Gelüst und Sehnsucht trage. Seh' ich ein schönes Pferd, besteig ich's. Sehe ich ein schönes Weib, entführ ich's. Wenn es mir passt, gehe ich durch die Wand wie im vorliegenden Falle. Ich bezahle alles. Ich habe einen Sitz im Gericht gekauft und spreche Recht, obwohl ich nicht einmal recht sprechen kann. Ich bin Steuerpächter und treibe die mir zustehenden Steuern rücksichtslos ein. Ich bin streng, aber gerecht. Zum Lohn für meine Nachsicht, dass ich ihm die geschuldete Steuer schon einmal stundete, erhängte sich vorgestern ein gewisser Gärtner Tschang vor meinem Hause, zu dem ausgesprochenen Zweck, mir Verlegenheiten zu bereiten, was dem Lumpen auch gelang. Der Pöbel hat mir die Fenster eingeworfen und mich Blutsauger und Volksverderber geschimpft. - Um mich von den Aufregungen der letzten Tage zu erholen, betrat ich das mir wohlbekannte Haus des Herrn Tong. Denn ich liebe, um mich gebildet auszudrücken, die Blumen und Weiden. - Ich habe mir von meinem Privatzauberer das Horoskop stellen lassen für heute. Der heutige Tag ist meinem Liebesunternehmen zweifellos günstig. Er sieht Haitang Eine neue Blume im Garten des Herrn Tong! Sei'n Sie mir gegrüsst, zartes Fräulein! Sie sind so zart, dass ich Sie nicht anzugreifen wage! Ich könnt' Sie ja zerbrechen. - Und was hätte ich davon? Ich bliebe allein mit meinem Liebesschmerz, untröstlich auf dieser trostlosen Erde. Er klatscht dreimal in die Hände. Herr Tong erscheint TONG Euer Hochgeboren wünschen? MA Tong, diese junge Dame gefällt mir ausgezeichnet. Ein junges Mädchen rührt mein Herz. TONG devot lächelnd Es ist noch unberührt. MA Eine Jungfrau also? TONG Eine Jungfrau. MA Tong, Sie haben mir schon manche falsche Jungfrau angedreht. Widersprechen Sie mir nicht! Diese Jungfrau aber ist echt. Ich habe das im Gefühl. Ich kaufe Ihnen das Fräulein ab. Völlig, mit Leib und Seele. Keine Widerrede, Tong! Kein Widerspruch des Fräuleins! Sie gehören Herrn Tong, er kann mit Ihnen machen, was er will. - Ich biete hundert Taels in Gold. TONG Euer Wohlgelboren, sie hat mich selbst zweihundert gekostet. Der Prinz tritt aus dem Hintergrund PAO Ich biete dreihundert. MA Vierhundert. PAO Fünfhundert. MA Sechshundert. Tong reibt sich die Hände. Er hat Haitang, welche die Versteigerung entsetzt verfolgt, wie einen Gegenstand auf einen Tisch gehoben PAO Siebenhundert. MA Tausend. PAO erbleichend Ich muss zurücktreten. Tausend Taels in Gold kann ich nicht überbieten. Die Dame er verneigt sich vor Haitang und Ma gehört Ihnen. Pao ab HAITANG Er hat meinen Vater in den Tod getrieben. Das Schicksal wirft mich in seine Hand. Ich bin nur ein Mensch. Was soll ich tun? Es wird, was nötig ist, was mir vergönnt ist, von den Göttern getan werden. – Herr Tong, schicken Sie zu meiner Mutter und lassen Sie ihr sagen, ich würde mich noch heute mit Herrn Ma vermählen. verneigt sich und geht schnell ab MA Haitang, weisst du, was die Frau denn Manne schuldet? HAITANG Ich weiss, was im Buche Siao steht Die Frau hat zu schweigen, wenn der Mann spricht; sie hat zu lächeln, wenn er tadelt; zu bitten, wenn er grollt; zu danken, wenn er züchtigt; zu lieben, wenn er verachtet und hasst. MA nimmt Haitang auf seine Arme und trägt sie hinaus Komm, mein Haus wartet. Vorhang この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Zemlinsky,Alexander von/Der Kreidekreis/II
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6月1日名古屋版朝刊 6月1日 北九州版(福岡県)朝刊 6月1日 福岡版(福岡県)朝刊 6月1日 大阪版(京都)朝刊 6月1日 大阪版(京都)<毎日小学生新聞> 6月1日 高知版 朝刊 関連ページ 6月1日名古屋版朝刊 【核ミサイルの対価は】毎日新聞抗議活動2ch本部245【1兆円】 http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1243643525/436-437 1面題字下:三菱UFJフィナンシャルグループ(カラー) 途中:YKKap(カラー) 未病(カラー) 日本製紙(株) 下:(株)宣伝会議 八重洲出版 毎日新聞社 がくぶん総合教育センター 日本創芸学院 マガジンハウス(3段) 2面下:新潮社 実業之日本社(5段) 3面下:悠飛社(5段) 4面下:毎日新聞社 キャッスル・ファミリーコンシェルジェ名古屋(5段) 5面下:日本新聞博物館(5段) 6面下:二木ゴルフ(5段) 7面下:AC(5段) 8面:日本OTC医薬品協会(全) 10面:日本直販(全) 11面下:毎日新聞中部本社(協賛:名古屋ターミナルビル(株))(5段) 12面下:毎日文化センター(5段) 15面下:ドクターシーラボ(5段) 16面途中:毎日新聞社 18面:大正製薬(カラー全) 19面下:名大社 内藤一水社 アド大広名古屋 近鉄タクシー(株) (社)日本広告業協会(3段) 20面下:全労災(5段) 21面:阪急交通社(全) 22面下:クリエイトサウンド(東区) すわっこランド(諏訪市) コンドウ歯科(瑞穂区・インプラント) 途中:(株)MC三河設計 23面下:Newsがわかる(2段) 24面下:名古屋銀行 全日本学生音楽コンクール名古屋大会(後援:NHK)(5段) 途中:毎日新聞社 25面下:八ッ目製薬 毎日新聞中部社会事業団 (株)グランドギャラリー 天華廟 αスポニチ速報(3段) 26面途中:Bridal Collection SPOSA DI MATSUEDA 下:小樽洋菓子舗ルタオ(カラー3段) 6月1日 北九州版(福岡県)朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事164 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1243342458/215-217 一面:三菱UFJフィナンシャル・グループ”題字下”,未病.com”記事中” 自由国民社,ベレ出版,秋元書房,1万年堂出版,展望社,徳間書店,七つ森書館,論創社“下5分の1” 二面:文藝春秋の本”下3分の1” 三面:かあちゃん 重松清 講談社“下3分の1” 四面:株式会社阪急交通社(国内旅行) ttp //hankyu-travel.com/fuk-d “下3分の1” 五面:宝ヘルスケア株式会社“下3分の1” 六面:株式会社阪急交通社(国内旅行)“全面白黒” 七面:広告申込先「九州大有社、(株)アド通信社,内藤一水社,西行案内,西部毎日広告社」“下6分の1” 毎日新聞販売開発部 西部本部・福岡本部(新聞販売店 経営者募集)“下6分の1” 八面:株式会社阪急交通社(海外旅行) ttp //hankyu-travel.com/fuk-i “下3分の1” 九面:かんもん海峡・門司港レトロ こども絵画コンクール お問い合わせ/門司港レトロ総合インフォメーション 主催/関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ) “下3分の1” 十面:毎日新聞社 華族たちの昭和史 保坂正康 ”記事中” 十一面:全国労働者共済生活共同組合連合会(全労済)“下3分の1” 十二面:日本OTC医薬品協会“全面白黒” 十四面:大正製薬“全面カラー” 十六面:日本直販“全面白黒” 十七面:サンマリエ株式会社 “下5分の1” 十八面:杉乃井ホテル“下7分の1” 二十面:毎日通販(毎日福岡会館6階 毎日通販係)“下3分の1” 二十一面:国土研創株式会社 ttp //www.kokudo-k.co.jp ”記事中” 株式会社細井,(株)ハウス倶楽部,株式会社ヤマトホーム,九州電気設備工事(株), 質ココ屋“下4分の1” 二十二面:2009国立ボリショイサーカス お問い合わせ/株式会社福岡スポーツセンター, 新天町パンダロマン・旅行抽選 新天町商店街 ttp //www.shintencho.or.jp/ “下3分の1” 二十三面:司法書士法人Officはまだ ,株式会社グランドギャラリー,毎日メディアサービス, 社団法人 福岡県私学教育振興会 事務局,八ッ目製薬,JARO 社団法人 日本広告審査機構, 九銘ハウジング(株) ttp //www.kyumei-housing.co.jp “下4分の1” 二十四面:毎日文化センター 受講生募集”テレビ欄中” 小樽洋菓子舗ルタオ(株式会社ケイシイシイ)“下5分の1” 6月1日 福岡版(福岡県)朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事164 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1243342458/218 一面~四面:北九州版と同じ 五面:アパート経営成功の必読書プレゼント (株)企画情報センター“下3分の1” 六面~二十面:北九州版と同じ 二十一面:福岡の住まいと暮らしのデザインブック 住まいnet福岡 ttp //fukuoka.webnavi.co.jp/ 発行元:株式会社西部毎日広告社 福岡支店内 住まいづくりデザインセンター福岡 二十二面~二十四面:北九州版と同じ 6月1日 大阪版(京都)朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事164 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1243342458/243-246 一面:三菱UFJフィナンシャル・グループ ”2色カラー。結構きな臭い合併をなさってたんですねw” YKKap ”2色カラー” 日本製紙 カメラのナニワ ”カラー” 論創社 七つ森書館 ☆ 徳間書店 展望社 1万年堂出版 秋元書房 ベレ出版 自由国民社 (豊島区) 二面:文芸春秋 ”下3分の1” 三面:講談社 ”下3分の1” 四面:エコノミスト ”6分の1”× わかもと製薬 ”6分の1”★ 五面:大江ノ郷自然牧場 ”下3分の1”★ 六面:小林製薬 ”下3分の1” 七面:日本直販 ”下3分の1” 八面:スポニチ × 九面:サントリー SUNTORY ”下3分の1” 十面:<日本OTC医薬品協会 www.jsmi.jp 会員企業→浅田飴、アサヒフードアンドヘルスケア株式会社、 あすか製薬株式会社、天藤製薬株式会社、株式会社アラクス、株式会社アルソア本社、 アルフレッサ ファーマ株式会社、株式会社池田模範堂、イチジク製薬株式会社、エーザイ株式会社、 エスエス製薬株式会社、大杉製薬株式会社、株式会社太田胃散、大塚製薬株式会社、株式会社カイゲン、 花王株式会社、科研製薬株式会社、救心製薬株式会社、杏林製薬株式会社、株式会社金冠堂 グラクソ・スミスクライン株式会社、クラシエ薬品株式会社、健栄製薬株式会社、 株式会社廣貫堂、興和株式会社、小太郎漢方製薬株式会社、小林製薬株式会社、小林薬品工業株式会社、 株式会社再春館製薬所、佐藤製薬株式会社、参天製薬株式会社、三宝製薬株式会社、 ジェーピーエス製薬株式会社、塩野義製薬株式会社、株式会社資生堂、シミック・エスエス・CMO株式会社、 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、スノーデン株式会社、ゼリア新薬工業株式会社、 全薬工業株式会社、第一三共ヘルスケア株式会社、大幸薬品株式会社、大正製薬株式会社、 大鵬薬品工業株式会社、武田薬品工業株式会社、田辺三菱製薬株式会社、玉川衛材株式会社、 丹平製薬株式会社、ダンヘルスケア株式会社、株式会社ツムラ、テイカ製薬株式会社、 テイコクファルマケア株式会社、東亜薬品株式会社、常盤薬品工業株式会社、株式会社トクホン、 内外薬品株式会社、ニチバン株式会社、日新薬品工業株式会社、日水製薬株式会社、日東薬品工業株式会社、 日邦薬品工業株式会社、二プロパッチ株式会社、ノバルティス ファーマ株式会社、バイエル薬品株式会社、 久光製薬株式会社、七ふく製薬株式会社、ホーユー株式会社、堀井薬品工業株式会社、ミヤソサン製薬株式会社、 明治製薬株式会社、持田製薬株式会社、株式会社ヤクルト本社、株式会社山崎帝國堂、 ユースキン製薬株式会社、祐徳薬品工業株式会社、養命酒製造株式会社、ライオン株式会社、 株式会社龍角散、レキットベンキーザー・ジャパン株式会社、ロート製薬株式会社、 わかもと製薬株式会社、株式会社和漢薬研究所、湧永製薬株式会社、和光堂株式会社>”全面”☆ 十一面:全日本氷糖工業組合 (名古屋)★ 住友信託銀行 十二面:DMJ企業グループ DMJえがお生活 ”全面” 十三面:メディカルプラザ ★ 十四面:大正製薬 ”全面カラー・大正製薬電話します”★★★★★ 十五面:株式会社ドクターシーラボ ”下3分の1” 十六面:全労済 ”下3分の1” 十八面:いいもの王国 ”全面”★ 十九面:森下仁丹株式会社 ”下3分の1”★★★ 二十面:毎日新聞社 × <求人広告→(株)JSKコンサルタント (大阪北区)、(株)日経サービス、トータル設計(株)(大阪市)、 株式会社青雲荘 (堺市)、医療法人十全会 京都東山老年サナトリウム は~とふる東山 ★、 学校法人樟蔭学園、東大阪山路病院 千寿園 南荘の郷 ★、南海バス株式会社、 プリモハシクラ商会 (高槻市)、(株)スタティック・セキュリティー、阪神給食(株)> Newsがわかる × 国際整体療術学院 ttp //www12.ocn.ne.jp/~roujutsu/jyukoubosyu.html 二十一面:錦水亭 まいまいクラブ × すっぽん ○なべ 大市 すきやき いろは 三崎清々館 京こんぶ ぎぼし 間遠佛具店 い~温泉あわら あわらグランドホテル ゆ楽ホテル ぐらばあ亭 東横イン京都四条大宮 安田念珠店 株式会社イージーウェアズ ≪こっから映画館上映情報です→≫南座 、労演、祇園会館、東方公楽、TOHOシネマズ二条、 新京極シネラリーベⅠ・Ⅱ、 イオンシネマ久御山、京都みなみ会館 、京都シネマ 1・2・3 、MOVIX京都 、 千本日活(☆剃毛と制服☆密会の黒下着☆喪服奉公お通夜の晩に 入場料500円税込み) 二十二面:サンデー毎日 × まいまいクラブ × 大阪府建設組合 www.kenseturengo.com 湯快リゾート ”6分の1” ピアノ卸売センター サンビューロー”6分の1” 二十三面:杉山司法書士事務所 ミナト法務事務所 みまや法律事務所 kodomo-speech.jp 二十四面:毎日フォトバンク × オーバルホール × 香里園住宅展示場 × TBS ”下5分の1” ×→自社広告 ☆→新規企業 ★→広告復活企業 (記憶違いならごめんなさい) 病院の息子さんが就活しようかって時、お父さんに「○林製薬と○○製薬、どっちがいい?」って聞かれたそうですからね。 そんなgdgdなことしてたら、きっついしがらみの百や二百あるんでしょう。 6月1日 大阪版(京都)<毎日小学生新聞> 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事164 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1243342458/247 1p:こども英会話のミネルヴァ ゼンケンオール株式会社 (新宿区)”下3分の1カラー” 6月1日 高知版 朝刊 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事164 http //hideyoshi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1243342458/256 一面:三菱UFJフィナンシャル・グループ、YKKap、日本製紙株式会社、カメラのナニワ 論創社、七つ森書館、徳間書店、展望社、1万年堂出版、秋元書房、自由国民社 二面:文藝春秋“3分の1” 三面:講談社“3分の1” 四面:エコノミスト“3分の1”、わかもと製薬“3分の1” 五面:大江ノ郷自然牧場“3分の1” 六面:小林製薬“3分の1” 七面:日本直販“3分の1” 八面:スポニチ 九面:サントリーウエルネス“3分の1” 十面:日本OTC医薬品協会 www.jsmi.jp/ 「クスリ」が変わります。“全面” 十一面:大和証券グループ(協賛)第67期名人戦 第64期本因坊戦、毎日新聞社 JAAA 日本広告業協会 十二面:DMJえがお生活“3分の1” 十四面:大正製薬“全面カラー” 十五面:ドクターシーラボ“3分の1” 十六面:全労済“3分の1” 十八面:いいもの王国“全面” 十九面:森下仁丹株式会社“3分の1” 二十面:日本新聞協会“3分の1”、毎日小学生新聞“3分の1”、AC 公共広告機構“3分の1” 二十一面:御菓子司 冨士屋 www.saoshika.co.jp/、箕面観光ホテル、関本宗一商店 株式会社スイデン、湯郷温泉 美春閣 二十二面:サンデー毎日、湯郷石橋ゴルフ倶楽部、湯快リゾート“6分の1”、ヒガシマル醤油株式会社 二十三面:全国こども英語スピーチコンテスト 二十四面:毎日フォトバンク、オーバルホール、香里園住宅展示場 積水ハウス、TBS 関連ページ 2009年1月- 6月 毎日新聞に広告を出していた企業 グラクソ・スミスクライン シオノギ製薬 ハウス倶楽部 ヤマトホーム 久光製薬 九州電気設備工事 国土研創 悠飛社 株式会社細井 武田薬品 質ココ屋
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【キャンペーン/短編/20080824/キャンペーン/短編/20000000】 タグ 編集/ 20010804/ 20010811/ 20010818/ 20020824/ 20030329/ 20060812/ 20080824/ 20120602 「初陣」 2012.6.2 新人さん歓迎セッション!(eeffさん) PC eeff アイオリア M16S13I12A14 オーランス ブロードソード、カイトシールド、全身にベザント(薄皮の詰め物)、馬 パヴィス出身のかけだしのオーランスの冒険者 初めて護衛任務を引き受けるが不思議な事件に出会う。 ワイルドな男をめざし、語尾に「~ぜ?」をつける。 さるきど キャンサー F16S12I14A12 フマクト アイオリアの幼馴染、目立たない外見にコンプレックスを抱いている? 背中にグレートソード、ブロードソード、ターゲットシールド、頭と両腕にベザント (他の部位は防具なし)、喪服のような黒いローブ、馬、腰に死のルーンを模った藁人形を ぶら下げている。 加護と制約 集中している間亡者検知、フマクトのカルト精霊呪文しか使ってはならない AZA エルミア M55S15I14A4 オーランスの牧夫の老人 つるっぱげのオーランス信徒。たまに含蓄のあることを言う。 サーター出身、隊商の客としてサーターに向かう 武装:ショートスピア? KON くろかみ F32S10A17I15 ダーカファールの祈祷師 サーター出身?隊商の客としてサーターに向かう。 美人だが巨大なニューギニア的仮面で隠す。 yukuhito ジラソーレ M24S17A15I17 ランカーマイの入信者 サーター出身?隊商の客としてサーターに向かう。 アーナルダ信徒であったが、一念発起し、研究の門を叩く。 ログ 海の季から火の季にさしかかろうとしている時期 二人の若者が冒険者として身を立てようとしている。 第一歩としてパヴィス街道をゆく隊商の護衛を引き受けることになった。 隊商には積荷の他に、合計8人の護衛と3人の客人がいた。 (中略) 隊商は山賊に襲われ、散りぢりに。 護衛の若い二人と客3人は追手をかわしながら、野営をとっていた。 皆、食料もなく、疲労が重なっていた(長期疲労-10)。 火を起こせば追手に見つかるかもしれないが、火の季に入るとはいえ プラックスの夜は寒い。松明に火を灯し、何か燃えるものを探そうとする。 そこに忍び寄る黒い影5体。 エルミアは視力で効果。それが巨大アリであることに気づく。 キャンサーは松明を地面に落とし、それをエルミアが拾う。 戦闘能力のないくろかみを守るように、四人がアリと対峙。 アイオリアが一匹を消沈させ合計二匹を引き受ける。 くろかみは前衛の二人に防護を準備。 キャンサーはグレートソードを振るうが、周りから危ないと言われ、 盾とブロードソードに持ち変える。 エルミアが脚に噛みつかれ、苦戦しつつも、着実に一匹づつ仕留め残りは三匹。 傷ついたエルミアをかばうべく、キャンサーが間に入り、盾受けを試みる。 アリの攻撃はクリティカル、キャンサーの受けは77-77-50 (中略) 昼時間 ある朝、アイオリアは目覚める。 隊商が襲われるという鮮明な夢を見た。 明日は幼馴染のキャンサーと隊商の護衛を引き受けることになっているが、 嫌な予感(確信)がしてならない。 キャンサーに夢の中身を話すが、(当然ながら)信用してもらえない。 どうやら夢?の記憶を持っているのはアイオリアだけらしい。 だが、アイオリアの必死の説得に何かを感じ、馬に乗るのをやめ、 死の呪いを込めた藁人形の予備を用意することにした(POWは入れていない)。 アイオリアも冒険の準備が不足していたことに気づき、食料やら何やらを用意。 途中、オーランス神殿で隊商の客であったエルミアと遭遇。 アイオリア「明日、隊商は全滅するぜ!俺はあんたたちに会ったぜ! 悪いことは言わないぜ。隊商と行くのを止めた方がいいぜ!」 エルミア「はァ?臆病風に吹かれたか?ボーズ?つか何で俺が明日隊商に ついていくことを知ってんだ?」 買い出しの後、晩飯を取っていた二人だったが、飯屋でアイオリアが 隊商の護衛役の一人で、山賊の手引き役であった男(裏切り者)に気づく。 キャンサー「あの男がどうかしたのか?」 アイオリア「アイツが明日山賊を手引きしたから隊商が全滅したんだぜ!」 キャンサー「はァ?」 男は別の誰かと話をしていたが、やがて一人になる。 キャンサー「気になるなら追いかけるか?それともひと思いに・・・」 キャンサーの見たところ、相手は二人よりも手練れの見込み。 アイオリア「いや(証拠もないし)別の方法を探そう・・・。 いっそ、明日の護衛はやめようぜ!」 キャンサー「フマクトの真実にかけて、契約を破棄することはできない! 初めての護衛で緊張するのはわかるが逃げたいなら一人で逃げろ」 何ら有効なアクションを取ることもできず、出発の朝を迎える。 アイオリアは商人に警告を発するが、かえって疑わしい上に 臆病者、狼少年のレッテルを貼られる。 アイオリア「あんた、後で蟻に襲われて足を怪我するぜ?」 ジラソーレ「何いってんの?アンタ?」 アイオリアの言うことは時系列が無茶苦茶で当然信じてもらえない。 アイオリア「俺はあんたの名前だって知ってるんだぜ?」 商人「だってさっき儂が紹介したじゃん」 全員「・・・」 祈祷師のくろかみは嫌な予感がしたのか魔精に命じノームを呪縛する。 そして隊商は何事もなくサーター方面に出発。 3時間ほど進んだところで、夜に備えて休息。 プラックスの夏季は非常に暑いため、熱暑を避けて昼休んで夕方歩く予定。 山間の合間に斜めがけにテントを張り、日光を避ける。 テントの出入り口の両側に一人づつの歩哨。 裏切り者の男が歩哨に立っているため、アイオリアはボロを出させようと 話かけるが、相手ははぐらかしてまともに答えない。 男「おっと、ちょっとションベンしてくるから、代わりに立っててくれよ」 アイオリア「早く戻ってくるんだぜ?」 テントの中で寝ているキャンサーは嫌な予感で目覚める(POWロール01)。 直感的にテントの裏で何かが起きそうな気がして駆け出す。 他の三人も気づきエルミアはテントの逆方向からテント裏へ。 残りの人間は武装。 テントの裏では裏切りものが鏑矢を放とうとしている。 キャンサーが剣を構えて突撃しようとするが、間に合わず矢は放たれる。 「ピ~ヒョロロロロ~」 夜時間 3R アリと戦っている一行。 ※昼時間の一行とは記憶は共有されていないが、昼時間の行動は 反映されている様子。 アリを着実に追い詰めようとするが、しかし、急激に地面が傾き始める。 エルミア他、何人かがジャンプに成功するが、キャンサー他何人かが 地面にこける。倒れたままアリと戦闘するはめに。 昼時間 2R 裏切り者は鏑矢を放った後、二の矢を継ぐ。 エルミアとキャンサーの挟撃の形に。裏切り者はジジィとフマクト少女の 二択問題に迷ったが、フマクト少女に狙いを定める。 キャンサーは一撃は食らう覚悟で盾を胸に構えて突撃。 裏切り者の矢はハズレ、キャンサーの攻撃もハズレ。 エルミアの槍が裏切り者の足先を貫き、男は倒れる。 テント裏の異変に気づいたアイオリアもキャンサーを連れて逃げようと テント裏に駆け出す。 夜時間 4R 地面の傾斜が急角度に。地面が流砂となり流れ出す。 アリは戦意を喪失し逃走。 エルミア、くろかみ、ジラソーレは流れとは逆に駆け出す。 アイオリアとキャンサーは何か捕まるものを探す。 暗闇でよくわからないが、ジラソーレが蟻地獄ではないかと推察。 昼時間 3R エルミアとキャンサーによって裏切り者は瀕死。 アイオリアも合流。 アイオリア「今から30人の山賊が襲ってくるぜ!逃げるんだぜ!」 キャンサー「逃げろと命じられない限り逃げない」 エルミア「おいおい、相手も確認してねーのにこの程度でビビるなよ?」 ジラソーレは隊商の荷物から蟻退治の毒薬的なものを探すが、なかなか 都合よくそんなものは見つからない。 突如、多数の騎馬による襲撃の足音が近づいてくる。 夜時間 5R 流砂はさらに激しく1Rに3D6m吸い込まれる。現在地は流砂の中心地から 20mほどの位置。登攀に成功すれば3m、効果、決定的なら段階に応じ登れる が、明らかに吸い込みのスピードの方が早くどうにもならない。 ただし登攀にー5のペナルティを得ることで、さらに1m上昇することができる。 エルミア、ジラソーレは普通に登攀するもののどうにもならない。 くろかみはノームを召喚し、地中からの脱出を試みる。 ノームの大きさは自分とロバをギリギリ包み込める大きさ。 ノームは1ラウンドに10m進むが期待値とどっこいどっこい。 またくろかみは「第2の目」で相手のPOWを見るがPOW20以上であることが 判明。詳しくみようとするがファンブル「目が目が~」 昼時間 4R めいめい隠れようとしたり、有利な場所に陣取ろうとしたり。 護衛隊長「商人殿?どうしますか?とても勝ち目はないと思いますが 降伏するか、逃げるかご決断を!」 商人「あー・・・うー・・・」 ジラソーレ「なんか殺虫剤みたいなのないですか?」 商人たち「それどころじゃないだろう!」 夜時間 6R 流砂の吸い込み11m。 アイオリア、キャンサーは残り9m 登攀に成功した者は残り12m くろかみは方針を変更、流砂を遡るのではなく、地中に垂直に潜り 遠回りで脱出を試みるが、窒息判定に失敗(00)「モゴモゴ」 エルミアは-75のペナを負い一気に脱出を図るが失敗。 アイオリアは逆に渦の中心に向かい突っ込む。 キャンサーもグレートソードを拾いそれに続く。 キャンサーは一回限りの神剣を発動。 昼時間 5R 商人は迷った挙句、パニックを起こし一番大事そうな荷物にしがみついて ガクブル状態。 護衛隊長「やむを得ん、全員散り散りになって逃げろ!」 全員「えー?今更かよー」 アイオリア「逃げようぜ?」 キャンサー「逃げろと命令されれば仕方がない」 昼時間のフラッシュバックはここで終了 夜時間 6R 流砂の吸い込み6m。 アイオリア、キャンサーは残り3mだったが、こちらから近づいて いったため既に接敵。 蟻地獄はデカい!SIZ50以上。 キャンサーのグレートソードは効果的成功(神剣付32ダメージ)だったが、 蟻地獄の牙をやや傷つけただけ。アイオリアの一撃も通常命中だったため、 コキーンと弾かれる。 全員「ダメだこりゃ」 7R 流砂の吸い込み15m このラウンドで全員吸い込まれる。 蟻地獄に取り込まれた段階でPOW抵抗ロール。 エルミア、ジラソーレは抵抗 アイオリア、キャンサーは失敗。 失敗したものは噛みつかれたイメージで1D6のMP/POWを失う。 MP-3。 魔力を消耗していたアイオリアは気絶。 神性介入を試みるもオーランスには届かず。 吸い込まれた者は、どうやら腹の中? 粘液上の何かに包まれるが、通常どおり呼吸や行動は出来る模様。 ただし真っ暗で何も見えない。 エルミア、槍で手当り次第に突っつく。 幸い壁の近くにいたようだったが、当然コチーンと弾かれる。 キャンサーは周りに何もなさそうだったので、沈んで底に近づこうとする。 蟻地獄はMP/POWを吸収する魔術装置か? 8R MP/POW吸収-4 アイオリアはPOWに浸食。8→4に。 キャンサーの残りMPは3。 何もしないのもどうかと思い、とりあえず空間を斬ってみる。 キャンサーの脳裏にフマクト神陰流開祖の言葉がよぎる 開祖「人と遭えば人を斬り、鬼と遭えば鬼を斬り、神と遭えば神を斬る」 キャンサー「蟻地獄と遭えば蟻地獄を斬る!」 キャンサーのいる位置はギリギリグレートソードが届く距離。 偶然同じ座標にいたジラソーレ「やーめーてー!」 命中は03、相手は無抵抗の物体なのでクリティカルとなる。 32ダメージAP無視。 エルミア「フマクトはただ斬るのみじゃ」 蟻地獄の腹が破れ、全員外に投げ出される。 蟻地獄は消滅し、周りには液体でベトベトになった四人と蟻の死骸。 地面の傾斜は元に戻っている。 ジラソーレ「珍しい液体ですので、集めさせてくださいな」 そのころのくろかみ・・・ 窒息判定連続ファンブルで地面の中・・・ゲフゲフ 一行は命からがらパヴィスへと戻った。 (中略) そしてある朝、アイオリアは目覚める。 キャンサーのどうでもいい裏設定 ※パヴィスに伝わる一子相伝のフマクト暗殺流派「神陰流」の継承者。 卑怯な剣を嫌う正統フマクトとは異なり、不意打ちも行う。 銅貨六枚の報酬で権力者に虐げられた民衆の恨みを晴らす復讐者となる予定。 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2009/06/15(月) 11 08 04 更新日:2024/07/06 Sat 20 45 55NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 RPG史上最強のボス ×人 ×悪魔 ○人修羅 アトラス イケメン カリスマ シリーズ最強候補 ジャッ ダークヒーロー チート チートの王 トラウマ ネタバレ項目 ノクタン バランスブレイカー マガタマ マサカドゥス ミロク経典 メガテン ラスボス系主人公 一騎当千 不幸 不幸体質 主人公 人の皮を被った悪魔 人修羅 仲魔 修羅 傑物 光と闇が両方そなわり最強に見える 創世 勝てる気がしない 半人半魔 呪われた者 圧倒的な強さ 圧倒的存在感 地母の晩餐 女神転生 強敵 悪鬼羅刹 悪魔は二度生まれる 悲劇 最凶 最強 最強の悪魔 最強主人公 榎木淳弥 混沌の悪魔 混沌王 濃すぎるキャラクター性 無理ゲー 眉目秀麗 真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE- 神々を使役する者 結構重い過去持ち 美丈夫 至高の魔弾 苦労人 裏ボス 貫通 超人 超越者・超越存在 通常戦闘 間薙シン 隠しボス 難敵 鬼畜 魔人 黒い希望 東京が死んで、僕が生まれた (*1) 概要 『真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-』の主人公にしてプレイヤーの分身。 CV:榎木淳弥(リマスター版) 読みは「ひとしゅら」。人間でも悪魔でもない存在を指す他、ガイア教の「ミロク経典」にもその名が刻まれている創世の要にして、あらゆる世界や宇宙の輪廻転生を司る「魔人」の一人。 ゲーム開始時に名字、名前を自由に決められるのでデフォルトネームがなく、後述の『真・女神転生Ⅳ』登場時にも人修羅と名乗っている。 来歴 元々はごく普通の高校生。 千晶お嬢様からは未来の負け組扱いされているので成績は良くないらしい。 一方容姿の方は中々のイケメンらしく、地母神スカディには「美丈夫」、運命の三女神の長女クロトには「姉妹の情夫として飼ってやってもいい」、オカマのマネカタからは「イイ男」と評されている。 ある日、担任の高尾佑子が入院している新宿衛生病院にクラスメイトとお見舞いに行ったところ、カルト教団「ガイア教」の教徒である氷川と高尾が世界を創り変える為に引き起こした「東京受胎」によって、結界と化した病院内以外の全ての人類が死滅。更に世界は東京が内側に丸く張り付いた「ボルテクス界」に変異し、悪魔が溢れ出した。 この東京受胎は新しい世界を創る『創世』を為すための前段階であり、それには人間の心と「コトワリ」と呼ばれる創世のビジョンが必要であったが、彼はコトワリの萌芽さえ持っていなかった(*2)ため、そこにつけ込んだ謎の金髪の子どもに悪魔の力を得る「マガタマ」を埋め込まれて悪魔の如き姿と力を手に入れた。 目覚めた彼はなぜ東京がこうなってしまったのか、担任やクラスメートは無事なのか、という様々な想いを胸に、ボルテクス界へ歩みだす。 能力 人の心を持った悪魔なので従来のメガテンとは違い、直接仲魔の交渉をする。 また悪魔でありながら本人がストックの役目を果たしているので戦闘中悪魔を3体まで使役できる。 基本的には無口で、選択肢の時にしか喋らないし選べない。戦闘中も掛け声程度。 そのため非常に流されやすく、引きこもりのためにわざわざ3匹の異邦の悪魔を倒したりする。 基本攻撃は素手でぶん殴るシンプルなもの。後述のマガタマから得られるスキルでは口からブレスを吐いたり、魔力で生成した剣で攻撃したり、体からエネルギーを放ったりする。一部攻撃時のジャッ!は彼の代名詞の一つ。 ニンゲンPCの役割を集約しちゃった、当時としては珍しい主人公である。 マガタマはボスを倒したりイベント等で複数入手でき、これを装備してレベルアップし、マガタマの中のスキルを覚えることができる。 それぞれには属性やステータスアップの効果があり、他社RPGで言う処の「ジョブ」に近い。ただし、スキル枠は共通なのでこれも厳密には異なる。 レベルアップ時にマガタマが暴れる事があり、好きにさせてやるとマガタマ毎に異なる効果が発動する(後述)。 ほぼ全ての攻撃・回復・補助・耐性スキルを習得できるため、カスタマイズし甲斐のあるナイスガイ。ただし、アギなどの四属性の通常攻撃魔法は一切覚えない。 あと、ある意味当然だが戦闘終了後HPMPを全回復する『勝利の雄たけび』も覚えない。MPを吸収できるスキル「吸魔」や他の息吹・具足系は覚えるので、道中はそれでMPを確保するといい。 また、マガタマを幾つマスターしたかで人修羅の種族が変化する。無印では単なる称号に過ぎなかったが、マニアクスのアマラ深界では特定の種族時に通行できる扉が登場した。全てマスターした時の称号混沌王は、最強ないしアマラルート制覇、そして裏ボスの人修羅と認識しているファンは多い。 マガタマ一覧 マロガレ 金髪の子どもから与えられた最初のマガタマ。属性はDARK。 耐性はなし。秘められたスキルは敵の能力を閲覧するアナライズなど、最初のマガタマらしい。 マニアクスでは最後に新スキルが追加されるも、詳細不明でいくらレベルを上げても習得できないが…… 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に力パラメータがアップ。 由来は日本神話における、イザナギとイザナミによる「国産み以前の混沌とした状態」を表すのに用いられた言葉。本来は「転がす」や「丸」を意味する。 ワダツミ シンジュク衛生病院のボス フォルネウス撃破後に入手するマガタマ。属性はNEUTRAL。 氷結系。敵の命中・回避率を下げるフォッグブレスは最後まで使える。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に魔パラメータがアップ。 由来は日本神話の古の「海神」。綿津見神社として現在も名が残っているが、海神としての地位は既にスサノオに奪われている。 アンク ヨヨギ公園でピクシーと別れる時か、ギンザ大地下道のジャンクショップで購入できるマガタマ。殆どの紳士修羅は後者だろう。属性はLIGHT。 破魔系。回復スキルを秘めている。 人修羅専用スキルとして、敵から逃げやすくなる「逃走加速」を習得可能。HARDモードでは敵から絶対に逃げられなくなるので死にスキル。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に仲魔達含めて全回復する。 由来は古代エジプトにおいて「生命」を表す言葉。十字架の形で表現される。 イヨマンテ シブヤのジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はLIGHT。 精神無効、デバフスキル習得の逸品。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、毒る。 由来はアイヌ民族における動物(主にヒグマ)の魂送りの儀式。動物の体に宿って地上へ降りてきた神を天に還し、再びの来訪を「祈る」ためのもの。 シラヌイ シブヤのジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はDARK。 火炎系。ファイアブレス+火炎高揚は「イソラ焼き」に重宝する。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に速パラメータがアップ。 由来は自然現象の不知火。かつては海上に出現する「怪火」として畏れられた。 ヒフミ ギンザ大地下道のジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 衝撃系。竜巻+衝撃高揚は序盤の切り札。敵の攻撃力を2段階下げる雄叫びも有用。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、マヒる。 由来は一二三を表す古語。かつては数を数える行為自体が「呪術」とされており、死んだ子の年齢を数える行為を忌む地域が多いのもこれに由来する。 カムド ギンザ大地下道のジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 物理系。物理攻撃にはマガタマでしか耐性を得られず、HARDでは敵の攻撃が致命的なので頼りになる。人修羅を攻撃要員にするなら気合は必須。 専用スキルとして、敵のバックアタック率を下げる「心眼」が習得可能。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に力パラメータがアップ。 由来は「神意を測る」という意味の古語。日本神話に登場する神度剣の名称もこれに由来する。 ナルカミ マントラ軍No.2 トールを倒した褒美に貰えるマガタマ。属性はLIGHT。 電撃系。放電は地味に便利。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、マヒる。 由来は「雷神」を指す鳴神。歌舞伎の演目では、水神を封印して干ばつを引き起こす「呪い」をもたらした。 アナテマ ニヒロ機構のボス オセを撃破後に入手するマガタマ。属性はDARK。 呪殺系。MPを吸い取る吸魔はかなり使える。 呪殺即死回避にも役に立つが、つけっぱでフィールドに出ると破魔即死したりするので脱着はこまめに… 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、「戦闘中高確率で行動不能。マガタマの付け替え不可。回復の泉でしか治療できない。しかし悪魔合体でDARK系悪魔が作りやすくなる」CURSE状態になる。 由来は聖書の「呪われた者」の意。本来は神への供物を表す単語だったが、ギリシャ語の誤訳がそのまま定着してしまった。 ミアズマ カブキチョウ捕囚所のボス ミズチ撃破後に入手するマガタマ。属性はDARK。 氷結系。絶対零度が超強力。 人修羅専用スキルとして、敵全体を高確率で混乱させる「原色の舞踏」が習得可能。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、毒る。 由来はイタリアの「水から発生する穢れた気」。 ニルヴァーナ アサクサのジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はLIGHT。 破魔系。破魔無効が習得可能。 人修羅専用スキルは「破邪の光弾」。敵単体に掌からエネルギーを発射してダメージを与える物理攻撃スキル。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に仲魔達含めて全回復する。 由来は仏教において再生や転生を表す涅槃だが、インドにおける本来の意味は「呪縛からの解放」を意味する哲学用語。 ムラクモ イケブクロ坑道でキンキ、スイキ、フウキ、オンギョウキ撃破後に入手できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 物理系。精神、神経、魔力無効を習得できるが、精神無効は覚えておきたい。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、CURSE状態になる。 由来は雲が連なる様子を指す古語の叢雲。草薙剣の異名で知られる「神器」天叢雲剣は、ヤマタノオロチの頭上に雲がかかっていた事に由来する。 ゲッシュ アサクサのパズルゲームクリアで入手できるマガタマ。属性はLIGHT。 破魔系。回復スキル満載。 このパズルゲームが異様に難しく、「ダメダメだね、チミ」とほざくクソ生意気なガキマネカタに殺意を覚えた人修羅は多かろう。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に仲魔達含めて全回復する。 由来はケルト神話における「神への誓い」。実現の難易度が高い内容であればあるほど神から得られる加護も大きくなるが、破った場合のリスクも大きい。クー・フーリンがゲッシュの内容を逆手に取られて暗殺されている事からも分かる通り、実質「呪い」のようなものである。 ジェド オベリスクでモイライ三姉妹撃破後に入手するマガタマ。属性はNEUTRAL。 魔力系。バフ系スキルオンリー。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、マヒるかCURSEになる。 由来は古代エジプトにおける死者への「祈り」。祈りの対象である冥界の神オシリスが穀物を司る関係から、「安定」や「永続」の意も。 ムスペル シブヤにてフニャチン状態で召喚されてしまったマーラ様撃破後に入手するマガタマ。属性はDARK。 バッドステータス系。テンタラフーは結構使える。 人修羅専用スキルは「ゼロスビート」。敵全体に尾を引く光弾を無数に発射する攻撃スキル。追加で金縛る。威力が低く消費HPも高い為使いにくいが、追加BSは強め+モーションがめちゃくちゃカッコいい。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、呪われる。 由来は北欧神話に登場する灼熱の地、ムスペルヘイムに住む「神々と敵対する」炎の巨人の総称。 ゲヘナ アサクサのジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 火炎系。 人修羅専用スキルとして、両手から溢れさせた炎を重ねてレーザー上にぶっ放す「マグマ・アクシス」が習得可能。属性攻撃だがHP消費技。専用スキルに拘るプレイヤーや人修羅を火炎攻撃役にする時は序盤の頃から「火炎高揚」をキープしたほうがいいだろう。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に体パラメータがアップ。 由来は中東のモロク神に捧げられた生贄が「焼かれていた」谷の名前。キリスト教に取り込まれた際に「炎が燃え盛る」地獄を指す単語となった。 カムロギ アサクサのガラクタ集めマネカタから購入できるマガタマ。属性はLIGHT。 物理攻撃に強くなるが魔法全般に弱くなる、敵単大ダメのアイアンクロウ、1.5倍撃の猛反撃、HP20%上昇の二分の活泉と清々しい物理系。 専用スキルは「鬼神楽」。敵全体へ顔から光弾を発射してダメージを与える。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に力パラメータがアップ。 由来は日本の古の神。本来はイザナギのポジションに居た男神らしいのだが、そっくりそのまま立ち位置を奪われ経歴を抹消されている、いわば「禁忌の存在」。現在は神道の大祓詞にその名を残している。 サタン カブキチョウ捕囚所で帝王となったジャアクフロスト撃破後に入手するマガタマ。属性はDARK。 呪殺系。呪殺無効が覚えられる。 人修羅専用スキルとして、普段は会話できない妖獣・幽鬼・外道と会話できるようになる「ジャイヴトーク」、紫色の剣を形成して敵全体を横一閃するクリティカル率の高い「死亡遊戯」が習得可能。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、呪われる。 由来は神の代わりに「汚れ役」をする天使の総称。転じて悪魔達の王を指す固有名詞になった。 アダマ アマラ神殿にて異邦の三神が一体アルビオン撃破後に入手するマガタマ。属性はLIGHT。 電撃系。ショックウェーブが覚えられる。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に運パラメータがアップ。 由来はヘブライ語で、最初の人間であるアダムを創造するのに用いられた「土」。このマガタマを落とすアルビオンは本来はギリシャ神話の巨人だが、「ブリテン島そのものを指す単語」でもある。 ヴィマーナ ガラクタ集めマネカタから購入できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 神経系。だがカムロギくらい物理攻撃スキルを覚えられる。特に食いしばりは事故死に泣きたくないプレイヤーには必須。 人修羅専用スキルは「ジャベリンレイン」。回し蹴りから多数の光弾をばら撒き、敵全体にダメージを与える。追加で沈黙。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、マヒる。 由来はインドの神々が用いる空飛ぶ「兵器」。空中戦艦のようなもので宇宙にも行けるらしい。 グンダリ 北の寺院にてビシャモンテン撃破後に入手できるマガタマ。属性はDARK。 衝撃系。 専用スキルとして、敵一体に顔からエネルギーを放ってダメージを与える物理スキル「螺旋の蛇」が習得可能。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に速パラメータがアップ。 由来は密教を守護する軍荼利明王だが、この軍荼利の本来の意味は「蛇」である。 ソフィア ガラクタ集めマネカタから購入できるマガタマ。属性はLIGHT。 破魔系。回復スキル満載でありゲッシュの上位魂。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に仲魔達含めて全回復する。 由来はキリスト教グノーシス派の女神。古代ギリシャでは英知を意味し、「救済」を表す。 ガイア マントラ軍本営の力づくで開ける扉の先で入手できるマガタマ。属性はDARK。 物理系。スキルはどれも強力なものばかり。 専用スキルは「地母の晩餐」。大地から凄まじいエネルギーの奔流を放出して敵全体へダメージを与える最強クラスの全体物理攻撃。 後述の隠しボス版では非常に有名。 暴れさせるとHPMP全回復か、偶に力パラメータがアップ。 由来はギリシャ神話における「大地母神」。信仰を失った後に邪悪な怪物どもの母へと貶められる。 カイラース カグツチ塔のジャンクショップで購入できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 万能系。 人修羅最強攻撃スキル「至高の魔弾」が習得可能。 補助スキル、気合い後にぶっ放すと理不尽な程のダメージを叩き出す上、万能物理なので単体物理の終着点としては申し分ない。 暴れさせると仲魔達含めて全回復するか、高確率で呪われる。 由来はヒンドゥー教を始めとした複数の宗教で聖地とされる、ヒマラヤ山脈に実在する「聖峰」。 マサカドゥス 全マガタマ取得後、EXダンジョン「坂東宮」にて「びるどあっぷ」した四天王撃破後にマサカド公との謁見で入手できるマガタマ。属性はNEUTRAL。 運以外の全パラメータ+10、「万能属性以外の全ての攻撃を無効化」するという反則的な性能を持つ。 しかし、追加ラスボスなどはこれがあっても油断ならない。心するべし。 暴れさせると仲魔達含めて全回復する。 由来は言わずもがな。 動向 ボルテクス界で様々な悪魔、組織と出会い、ルート次第では嘗てのクラスメイト達と協力・対立しながらも人修羅は闘い続ける。 最終的にどれかのコトワリに与するか若しくはコトワリを宿さないでカグツチまでたどり着く事になる。 コトワリに準じた世界を創造しクリアとなるか、コトワリを持たない場合はそれまでの選択肢によってNeutralエンドかChaosエンドに別れるが、全てはプレイヤー次第。 マニアクスでは新たにアマラエンドが追加され、ボルテクス界の真実や人修羅にされた理由、「金髪の子ども」の正体など重要なエピソードが多数用意された。 なお、マニアクスでは通常版よりパワーアップしており、 全ての固有攻撃スキルの命中率及びクリティカル率の大幅上昇 即死率の低下 自力で貫通(物理反射以外に物理相性スキルが素通し)を覚える イベントにより、1ターンに2回行動可能 という調整がなされた。特に1ターン2回行動は、このゲームのシステム上文字通りのチートである。 更に最強のマガタマ「マサカドゥス」は万能属性以外の攻撃全てを無効化するので、拍車がかかる。 もっとも、HARDモードでは敵にも強い補正がかかり、そんな彼をもってしても少し油断すればすぐ死亡してしまうほど難易度が高いので、プレイヤーは心してプレイしなければならない。 小説での名前は間薙シン。こいつも相当化け物であり、確実に相手を捉える動体視力と特殊な生体電流が伴う拳打や一帯の地形すら変える“地母の晩餐”を駆使して、百体に及ぶ配下を率いたキンキや、五体に分身したオンギョウキ、完全に予測不能の動きをする相手などの強敵を倒している。 特に拳打の威力がおかしなことになっており、高電圧の放電神経を持つ悪魔の肉体を一切のスパークすら起こさせずに粉砕したり、空間を殴ってたわませる、霧状に拡散した敵を打ち抜くなどゲーム本作の“貫通”どころではない性能を持つ。 外部出演 DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー >何かとてつもなく嫌な感じがする…。 >扉を開けますか? はい 白 >めまいがする…。 2周目以降、ラストダンジョン最深部まで到達後にあるダンジョンの一角へ現れる最強の敵。 攻略本にさえ「勝つにはリアルラックを味方にするしかない」と書かれており、RPG史上最強のボスの呼び声も高い。 BGMはメガテン3の汎用戦闘BGM『通常戦闘』。 強さまとめ HPは18000 ラスボスは12000。しかしHPが半分になると一度だけ全回復の『メディアラハン』を使用するため実質27000以上になる。 全ステータスはカンストの99 攻撃力に加え、クリティカルヒット率、回避率、命中率、バッドステータス付加率も最高 防御相性は「銃撃・地変・万能攻撃以外無効」 まともな銃撃スキルはないので地変スキルか万能スキルでダメージを与えていくことになる。銃撃と地変が有効なのはメガテンIIIになかった属性だからというユニークな説も プレスターンアイコンを2個所持 使用スキル 『攻撃する』 敵単体に殴りかかる。ダメージも低いので唯一の慈悲。DDSATの基本攻撃は『狩る』なので地味に原作再現。 『ヒートウェーブ』 敵全体に物理属性ダメージ。ほぼ必中、クリティカルヒット率激高。 『ゼロスビート』 敵全体に物理属性ダメージ。追加効果で「命中率が下がり、被クリティカルヒット率上昇」の麻痺にする。ほぼ必中、クリティカルヒット率もバステ発生率も激高。しかし魔封とは違い麻痺は行動を制限されないのでジャベリンレインよりはマシ。なおジャベリンレインとモーションが入れ替わっているが、これは仕様とのこと。 『ジャベリンレイン』 敵全体に物理属性ダメージ。追加効果で「魔法スキルが使用不可」の魔封にする。ほぼ必中、クリティカルヒット率もバステ発生率も激高。 『召喚』 仲魔が倒されると次の仲魔を呼び出す。仲魔の数に制限なし。 『地母の晩餐』 みんなのトラウマ。敵全体に万能属性の超々特大ダメージ。 必中、万能属性なので軽減・無効化不可、ダメージは数千〜99999まで。此方のHPカンストは999なのにこの暴挙である。使用条件は「敵が◯◯属性スキルを無効・吸収・反射」する状態になっていれば毎ターン、若しくは仲魔が「敵全体に中確率で睡眠付与」の『ドルミナー』を使った後に一度だけ使用。ガチンコで挑めということか。 仲魔 2体出現状態がキープされ、倒されてもローテーションで召喚され続けていく。行動回数がカウントされており、カウントが30になると「仲間のHPMPを全回復させて死亡」の『リカームドラ』を使用。 このため、仲魔の行動回数をカウント→HPをあと一撃で倒せるまで調整→人修羅にダメージを与えつつ仲魔のカウントが30近くになったら倒す、という戦法が推奨され、電卓やメモは必須とされている。ただし能力バフ/デバフが付与されると相殺する『デカジャ』/『デクンダ』を必ず使用するが、これはカウントされない。 召喚される仲魔はメガテンIIIプレイヤーから絶妙なチョイスと好評である。 仲魔名鑑 クー・フーリン ケルト神話のイケメン英雄。毎ターン「敵の防御力を50%低下、攻撃力を50%上昇」の『挑発』を使用。防御力が下がりきると物理スキルで攻撃してくるが、「敵に有利な行動を行う」魅了付加の『桜花閃乱』が恐いので毎ターン『デクンダ』で相殺しておけば安全。 ギリメカラ シリーズお馴染みの物理反射象さん。毎ターン「敵全体を中確率で即死させる」呪殺スキルの『マハムドオン』を使用。戦闘は人修羅側から始まるので、本当に運が悪いと何もできずにゲームオーバーとなる。クー・フーリンと同時に現れるので基本は『挑発』のバフの『デカジャ』要因となるのが救い。 ピクシー 人修羅の嫁。召喚された最初のターンに『ドルミナー』を使用する『地母の晩餐』のトリガー要員。その後は「敵全体に万能特大ダメージ」の『メギドラオン』や「あらゆるステータス異常を万能属性で付加」させる『色即是空』を使用。後者で魅了や「回復するまで行動不能、物理スキルで砕け散って即死」の石化状態になると致命的。 アラハバキ 青銅の土偶。「敵全体に万能物理ダメージ+防御力25%低下」の『終わる世界』、「敵全体の全ステータスを25%低下」させる『ランダマイザ』、「敵全体に物理ダメージ+石化付加」の『冥界の門』といやらしいスキルの持ち主。 ティターニア オベロンの嫁。各種属性魔法や能力デバフのンダ系を使用。あまり怖くない癒し枠。後なぜか衝撃属性の魔法だけ持っていない。 パールヴァティ シヴァの嫁。ピクシー同様『ドルミナー』を使う『地母の晩餐』のトリガー要員。その後は能力バフのカジャ系や「HP割合ダメージ」の破魔スキル『マハンマオン』を使用。特にクー・フーリンの挑発とパールヴァティのタルカジャが重なると人修羅のクリティカル次第では1ターンキルもありえてしまう。 有効スキル 『アボイドスリーパ』 睡眠状態時に全ての攻撃を回避する自動効果スキル。対『地母の晩餐』専用であり、必中の同技を抜けられる唯一の業。 『物理ストロンガ』 物理スキルのダメージを半減させる自動効果スキル。毎ターン人修羅が苛烈な攻撃を繰り出すので全員に欲しい。 『会心キャンセラ』 被クリティカルヒット率を下げる自動効果スキル。異常なクリティカル率の人修羅の攻撃から被ダメージと行動回数増加を防ぐのでやはり全員に欲しい。 『呪殺ストロンガ』 呪殺スキルの即死率やバッドステータス付加率を低下させる自動効果スキル。『マハムドオン』の即死や『色即是空』『冥界の門』の石化付加率を下げられる。 『メシアライザー』 味方全員のHPとステータス異常を全回復するスキル。ほぼ毎ターン使用することになるはず。 『リカームドラ』 味方2人を蘇生 HPMP全回復して力尽きるスキル。中途半端に残ったらこれで巻き返しを計ろう。 『デクンダ』 味方の能力デバフを相殺するスキル。ダメージや回避・命中率に直結しているので必須。 『ランダマイザ』 敵全体の全能力を25%低下させるスキル。手が空いた時に使えば人修羅の攻撃のダメージ減少+命中率低下で回避するチャンスが生まれ、仲魔に『デクンダ』を使わせてアイコン消費を確実に狙える。パールヴァティのカジャ系対策にも有効。 『パワーチャージ』/『マインドチャージ』 次に使う物理/魔法スキルの威力を2.5倍化。効率を上げるためにも必須。 『テラダイン』 敵単体に地変属性大ダメージ。地変スキルダメージアップの『地変ブースタ』『地変ハイブースタ』をセットして『マインドチャージ』後のダメージは900程。 『ロストワード』 敵単体に万能属性超特大ダメージ。『マインドチャージ』後のダメージは600程。こちらは地変属性に耐性のある仲魔のHP調整に向いている。 『終わる世界』 敵全体に万能属性の物理大ダメージ+防御力25%ダウン。『パワーチャージ』後のダメージは1000程で、更に『デクンダ』を使わせてアイコン消費を狙える。欠点はHPを消費することと、クー・フーリン ギリメカラに使用すると『挑発』→『デカジャ』の流れが途切れて『マハムドオン』を使われること。 『太極光輪』 敵全体に万能属性特大ダメージ。『マインドチャージ』後のダメージは800程。 『デスキャンセラ』 HPが0になっても一度だけ1で耐える食いしばり。『ドルミナー』で誰も眠らなかった時の保険用であり、控えの仲間に『終わる世界』と共にセット→『ドルミナー』で誰も眠らなかったら『リカームドラ』所持の仲間と交代し、『終わる世界』で仲魔を倒しつつ防御力を低下させる→人修羅のターンで『地母の晩餐』を使われるが食いしばり、仲魔の『デクンダ』→人修羅の『召喚』で人修羅のターンを終了させられる。控えは2人までなので2回しか使えない。 『昏睡ステップ』 敵単体に物理ダメージ+高確率で睡眠付加。バッドステータスに弱いシエロが物理反射のギリメカラに使うとほぼ確実に睡眠する小技がある。 有効アイテム 『ソーマ』 味方のHP MPを全回復。リカームドラ要員のMP回復及び魔封、魅了、混乱以外の状態異常を治したくない時に。 『ランチアオーブ』 死亡している味方1人をHP全回復で蘇生。何度でも使える。事故で死にまくるので必須。 『ディスクローズ』 味方1人の魔封状態を解除。人修羅の『ジャベリンレイン』で3人同時に魔封状態も珍しくないので必須。 『デカジャストーン』 敵全体の能力バフを相殺。『デカジャ』と同じ効果。敵ドロップだけの非売品だがスキル枠の圧迫を避けるためにも幾つか所持しておけば安心。 ハメ技 ピクシーMP枯渇戦法 仲魔の『デカジャ』と『デクンダ』は行動回数にカウントされないことを逆手に取り、回避率を上げる『スクカジャ』と『ランダマイザ』を毎ターン連発して『デカジャ』『デクンダ』を使わせ続けてMPを0にする。ピクシーが選ばれるのはMPが1700と仲魔で1番低いため。 『デカジャ』『デクンダ』は消費MP10なので時間がかかり、その間に事故って死んだり回数カウントが溜まって『リカームドラ』使われたりもするので必勝法という訳ではないが、ピクシーのMPを0にすればひたすら『デクンダ』→MPが足りなくて不発を繰り返すのでバフ/デバフが蓄積されていき勝利が確定する。 >どうやらガスのせいで 幻影を見ていたようだ…。 >床に何か文字が書かれている…。 漠たる死に安らぎなし 曲折の果てに其は訪れん 人に非ずとも黒悪魔に非ずとも 我が意思の逝くまま また人修羅を倒したデータをDDSAT2に引き継ぐことで専用アイテムが貰える。 いいえ 真・女神転生Ⅳ FINALのDLC「金剛世界の救世主達」にも登場。 Ⅳの世界におけるYHVHが他の世界の救世主達、すなわち1・2・3の主人公たちの存在をおそれ、因果律に干渉して滅ぼそうとしたのをスティーブンによって金剛神界に保護された。 人修羅の場合、後述のアマラルートのラスボスとの戦いに敗北した処に呼ばれたようである。 他の主人公たちに比べて荒々しい性格をしており、物静かなイメージを抱いていたファンからはある種の衝撃を与えた。 もっとも、アマラルートということは既に最強への道を歩んでいるので不自然ではないとの声も。 性能としては銃以外のすべてを無効化するという耐性を有している(アバタールチューナーと同様。真3には銃属性が無いため)が、ボスが貫通効果付きの物理メインである為に耐性は全く意味を成さない。 それよりも特筆するべきは「至高の魔弾」の性能でニヤリ時に威力が2倍化する。 このため、死亡遊戯でクリティカルを狙い、ニヤリからの至高の魔弾による主人公勢のメイン火力として活躍する。 真・女神転生V 人修羅と九人の魔人 あ! すごーい ホントにナホビノがここまで来たよ! あなた、アレでしょ? メノラーを集めて人修羅に挑みに来たんでしょ? なら覚悟してね 彼はとっても強いんだからね! DLCにて登場。 人修羅と九人の魔人というDLCを購入し、ストーリー中に戦える魔人を9人全て倒すと 混沌の間というエリアで主人公であるナホビノを待ち構えている。アマラ深界END後なので、種族は『混沌王』。 魔人達の口ぶりによるとどうやらルシファーに認められた関係で魔人達のリーダー的な扱いになっているようだ。 BGMは、 混沌の間→メガテン3のタイトルループ1 戦闘前の会話→メガテン3のボス戦闘前 戦闘BGM→メガテン3の『通常戦闘』 のアレンジとかなり気合が入っている。 全属性及び状態異常に耐性を持つ。 仲間3体を呼び出し、仲間が倒されないまま5回目の行動を迎えると 地母の晩餐で味方全体に1万越えダメージ(味方の最大HPは999)で即死、 体力が25%を切る毎に状態異常判定の混沌の理 (確率で即死、プレスターンアイコン半減)で即死と とにもかくにも強力な行動を続ける強力なボスとなっている。 メガテン5の隠しボスであるシヴァ以上の強烈さで、 繰り返し仲魔を呼び出しながらも本人も普通に強い。 こちらの味方全員が物理無効・吸収・反射状態になると 貫通かつ確定クリティカルの至高の魔弾を連打するようになるので、一人は耐性までにしておきたい。 メガテン5のそもそものバランスとして、味方の大体の最大MPは700程度なのに ランダマイザやラスタキャンディなどの強力な魔法の消費MPが150と極端に多いため、仲魔を多く用意・育成する必要がある。(補助適性を+5にすると90程度になるが) また、人修羅の体力がそもそも60000と異常に多く、 体力が半分を切るとメディアラハンで全回復してくること、 こまめに人修羅の仲魔を倒しながら、たまに敵を回復するスキル持ちの パールバティ、ピクシーが混じっているなどの理由で長期戦になりやすい。 レベル99までの育成の後、写せ身などで理想のスキル編成にしたとしても 勝利には運がかなり絡む。 幸い主人公が力尽きても1回回復できる木彫りの山羊、 死んでもHP1で復活できる食いしばり、死んでもHP全快で復活する不屈の闘志で 3回までは死ねる。 現在では凶鳥族のマガツヒスキル(必殺技みたいなもの)である呪毒散布で確実に封技を与えられることが判明したため 体力50%でのメディアラハンを確実に防ぎ安全に進行するなどの攻略法も確率されてきてはいる。また、魅了も一応効く。 が、不屈のマスクで即死の確率を下げることはできても、運であるため完全に防ぐ手立ては無い。 繰り返し何度も挑む必要があるだろう。 使用スキル 至高の魔弾 単体に特大威力の万能属性攻撃 地母の晩餐 全体に特大威力の物理攻撃 相性を貫通する ダメージが5桁を超えるため実質ゲームオーバー。速と運とリアルラックが高ければ回避できることもあるが、どう考えても危険すぎるため、この技の発動を防ぐ前提で戦うべし。 ジャベリンレイン 全体に特大威力の物理攻撃 確率で状態異常封技を付与(スキルが使えなくなる)(開幕1発目に使用) 死亡遊戯 単体に中威力の物理攻撃 必ずクリティカルになる 混沌の理 全体を一定確率で即死させる 主人公側の次のターンのプレスターンアイコン半減(体力が1/4減るごとに使用。状態異常判定) メディアラハン 敵全体の体力を全回復する (体力50%付近で使用) 仲魔 ピクシー、ギリメカラ、ケルベロス、クーフーリン トール、パールバティ、ジャックフロスト 余談だが、9人の魔人たちを倒すとそれぞれ特殊合体で召喚が可能になる。強力な固有スキル持ちばかりなのでストーリー攻略に大いに役立ってくれる。 人修羅に興味が無くても購入する価値は十分にある。メガテンやってて人修羅に興味が無いことは無いと思うが また、全属性無効のマサカドゥス装備のはずなのに耐性で抑えられていること、 アバチュの頃に比べれば無効耐性持ちが居ても咎めてこず、物理無効4体でも晩餐ではなく魔弾で勘弁してくれる上、 戦闘中に体力が減ってくると赤くはなるが戦闘が終わった直後にはケロッとしていることから、 もしかしたらかなり手加減されているのかもしれない。呼ぶ仲魔も結構低レベル帯だし… 結末 Neutralエンドのネタバレ注意 ※三者のコトワリに賛同せず、ヨヨギ公園のアラディアへ「恐れない」と答えるのが条件 全てのコトワリを退けてカグツチへ辿り着いた人修羅…そのコトワリは自由意志であるとカグヅチは語る。 しかしそれは東京受胎によって消滅した世界であり、カグツチは自由を標榜した果てに腐敗した不完全な世界と断じ、更に人修羅を自由に溺れた堕ちた天使と同罪と糾弾。その世界を誕生させないために襲いかかってくる。 これを倒した人修羅のコトワリは成就され、カグツチの破片はボルテクス界の至る所へ突き刺さり全ては光に包まれた。 人修羅が目を覚ますと、そこは自室のベッド。祐子のお見舞いに行く、受胎が起きたあの日の朝だった。 その姿や服装も悪魔のものから人へと戻っており、何もかも元の世界のとおり…と思いきや、まるで友達のように部屋に起こしに来た勇や、緊急会見を行う氷川のニュースを眺める聖、ボルテクス界の記憶が存在している祐子からのメールなど、世界は僅かに変わっていた。 そして人修羅…いや主人公と勇は殺人事件が起こらず入園禁止になっていない代々木公園で千晶と合流し、新宿衛生病院へ向かうのだった。 意思に従い、苦難の道を歩む・・・・・・ 我と同じか。 いずれ貴様の目の前にも 真の敵があらわれよう。 その日まで、その力を失うなよ・・・・・・ なお、最後の台詞からして主人公は悪魔としての力を失っていないらしい。 なので二次創作ではここからシリーズとクロスしたり、影時間に対応したり、マヨナカテレビを見たりしていたが、現在は公式異世界転移のメガテン4方式が主流かも。 Chaosエンドのネタバレ注意 ※三者のコトワリに賛同せず、ヨヨギ公園のアラディアへ「恐れる」と答えるのが条件 心も悪魔へと成り果てた人修羅はカグツチの元へ辿り着く。 しかしカグツチは、悪魔ではコトワリを持てず創世はできないと嘆き、未来を失った世界に絶望して消え去った。 そして人修羅の目の前にあの金髪の子どもが現れ、世界を破滅させた人修羅を、代わりに誕生した悪魔達の千年王国を讃えて去った。 エンドロールの後、荒廃したボルテクス界に一人佇む悪魔の姿が映り… マニアクスのネタバレ注意 マニアクスでは、新たに車椅子の老紳士と喪服の淑女が登場する。前述の「金髪の子ども」と喪服の老婆に共通点が多い(金髪、喪服を着ている、女性の方が代弁して喋る等)。 主人公が人修羅になったすぐ後に登場し、力量を量るような言動を見せて去る。 再会は人修羅がアマラ経路から偶然迷い込んだアマラ深界であり、この時メノラーと呼ばれる燭台を渡される。 これ以降、人修羅はマニアクス追加の魔人と呼ばれる死神達からメノラーの所持を理由に狙われることになり、再度話を聞けば、魔人達に盗まれたメノラーを奪還して欲しいという依頼であった(メノラー同士は引き合う為)。代わりに、貴重なアイテムや仲魔をゲットできるアマラ深界を自由に行き来しても良いという条件付きで。 しかし、魔人と戦い、アマラ深界の地下に潜るに連れ、その真の目的が判明する… 人修羅はメノラーを奪還すべく闘牛士や大僧正、地獄の天使と闘う事になるが、次の魔人死神四騎士にメノラーが奪われたものではないと明かされる。更に終末に現れる大淫婦や終末のラッパを鳴らすものを倒して全てのメノラーを集めた人修羅は、アマラ深界第4カルパにて魔界第二位たる蠅の王と謁見。 アマラ深界の悪魔達は全てのメノラーが捧げられた時、最強の悪魔が誕生し、あの御方が決断する刻を待ち続けているという闇の勢力の目論見を聞かされ、与えられた力を見極めるべく死闘を展開する事に。 蠅の王すら倒した人修羅は、淑女から全てを打ち明けられる。 子どもと老紳士の真の目的……それは永きに渡り続けられている光と闇の決戦に終止符を討つ為に、切り札となる混沌の悪魔を自らの手で作り出すこと。メノラーとは死を司る魔人達への目印であり、死に挑み、死を超えるために闘わされ、アマラ深界すら人修羅を試す試練に過ぎなかったのだ。 話を聞き、その目的に同意した人修羅はアマラ深界の最下層へ向かうが、闇の悪魔誕生を危惧して降臨した最強の光の使徒であるメカ天使がメノラーを運んだ罪として人修羅を裁くべく立ちはだかる。 神の代行者すらも倒し、名目共に最強の闇の悪魔と化した人修羅はアマラ深界の最深部に辿り着き、老紳士から祝福を受けて力を与えられ(*3)、創世を目論む者共を力の糧にすべくラストダンジョンのカグツチ塔へ向かい、全てを屠る。 創世の光をも滅ぼし、闇の荒野となった世界で目を覚ます人修羅。 「カグツチはそのひかりをうしなってしまった。」 「ひとりのアクマのてにかかって。」 そこへ金髪の子どもが現れ、世界は死滅したと告げられる。 「創りかえられるはずだった世界と引き換えに生まれてきたのは」 「混沌を支配し、死の上に死を築いてきた闇の力だ。」 同時に老紳士も現れ、大いなる意志は意に逆らった人修羅へ永遠の贖罪を課す事、その呪われた身を以って初めて世界を制するに至る事を話す。 そして人修羅の実力、内なる闇の力を見るための最後の戦いとして子どもと老紳士の真の姿である大いなる光の生んだ最高の闇と決戦を行い、人修羅は見事これを退ける。 「キミのちから、みとどけさせてもらった。」 「みごとだったよ。」 「闇に潜み、刻が来る日を待ち続けた者たちよ。」 「今、新たな闇の悪魔が誕生した。」 「・・・・・・刻が来たのだ。」 刻は来た 奈落の底より夥しい数の悪魔達が現れ 光との最終決戦へと向かう その先頭で軍勢を率いるは もはや人の心などない混沌の悪魔 人修羅 「集え、そして行こう!」 「我らが真の敵の所へ・・・!」 あの天使は・・・ 己が心の形に似せて新たな悪魔を造りたるか。 ならば、私は滅びを置こう。 私とお前の間に・・・ 私の末と、お前の末の間に・・・・・・ そういえばこの項目、追記・修正されたっけなあ …二度めの誕生だな △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初挑戦時にアバチュ人修羅にハメ技(MP枯渇法)で行ったチキンだけど、地母の晩餐突破時の態勢立て直し失敗や敵の使用スキルによって問答無用で殺されるから半日は潰れる -- 名無しさん (2016-02-05 17 19 19) 真4Fでの性能は他の三人と違って、完全な火力一辺倒構成だったな。死亡遊戯でクリ→至高の魔弾(ニヤリ時ダメ2倍)でダメージが稼げる稼げる -- 名無しさん (2016-09-24 00 18 59) 悪魔になった直後の人修羅「あ~、俺、悪魔になっちまったよ~」 -- 名無しさん (2016-10-01 19 49 29) 間薙は最強主人公のお手本であり、アトラス主人公らしさもあってよかった -- 名無しさん (2016-10-01 20 53 41) アマラルートの人修羅だからfinalの人修羅の荒々しい性格は別に気にならなかったが、まさか冗談を言えるタイプだとは思わなかったぞ。総理大臣は凄く面白かったwww -- 名無しさん (2016-11-07 16 35 53) 真4Fのコイツの至高の魔弾って物理なのか魔法なのかイマイチわからない -- 名無しさん (2016-12-15 22 15 20) アマラルートの人修羅って世界の救世主か? -- 名無しさん (2017-04-02 21 36 48) 光線を放つ・掛け声が「ジャッ」・体力が消耗すると体の一部が赤くなる・異形を葬る・体の模様が流れるようについてる…某光の戦士と共通点が多いな -- 名無しさん (2019-06-11 12 41 06) ↑2 恐らくはアイディアの元ネタとなるグノーシス的に言えば四文字の創造した世界はあくまでも自分を崇めさせる為の閉ざされた牢獄、偽りの宇宙。そんなもんが無限に循環しているという状況。しかし、そこから抜け出し得る可能性のある知恵の光を与えようとしたのが、かの大魔王だとする考え方もある(そして、神の子も実はこっち側と解釈されておりヒジリンの扱いもそこから来てるのかも)。そして、ゲームの中で正にその思惑によって生まれたのが人修羅といえる。これ迄の世界を滅ぼすものであるから闇であるが、偽りの創造主を越えた自由意思の確立が悪と呼べようか?という話。 -- 名無しさん (2020-07-25 10 04 31) 真5でルシファーが唯一神に勝てたのは、人修羅のおかげだと思う -- 名無しさん (2022-05-25 19 58 51) 隠しボス枠でしょっちゅう呼び出されるのは、制作側も最強キャラって認識があるからだろうか -- 名無しさん (2023-03-01 12 22 35) 関係ないが遂にアバチュのこいつと同等な強さを持つボスが某サガのゲームで現れるという -- 名無し (2024-01-05 00 53 28) 真5vengenceで攻略時期やルートによっては本当に総理大臣と戦ったり、共闘したりする模様 -- 名無しさん (2024-06-24 10 00 28) 名前 コメント
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王様物語 【おうさまものがたり】 ジャンル 王国ワラワラRPG 対応機種 WiiWindows XP・7・8.1 発売元 【Wii】マーベラスエンターテイメント【Win】XSEED Games(Marvelous USA) 開発元 【Wii】CING、タウンファクトリー【Win】マーベラス 発売日 【Wii】2009年9月3日【Win】2016年8月6日 定価 【Wii】7,140円(税込)【Win】2,480円 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 良作 バカゲー ポイント ピクミンライクの箱庭ゲーほんわかコミカルながらゲーム性は骨太 概要 物語 システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 『ピクミン』の亜種のような、団体操作型アクションRPG。 プレイヤーはとある王国の少年国王となり、国民を集めて「親衛隊」を結成し世界統一を目指すことになる。 『moon』や『チュウリップ』など、いわゆるラブデリック系のゲームを開発してきた木村祥朗氏が中心に 関わっているためハナモゲラ語のボイスや、見た目とは裏腹に風刺のきいた黒いストーリーが共通している。 物語 僕は君より偉くて 彼は僕より偉い?お金持ちは 貧乏人より偉くて 働き者は なまけものより偉い?世界で一番偉いのは 一体誰なんだろう?昔々のその昔一人ぼっちの臆病な少年がおったそうな少年の名は コロボ。ある朝コロボは、いたずらネズミを追いかけるうちに、森に迷い込んでしまいました。まっくらけの森の中で少年が見つけたのは光り輝く不思議な王冠!不思議な王冠をかぶったその日から…少年は立派な王様になってしまったとさ人間も動物も どいつもこいつも少年の家来になったとさそうゆうわけで、どうゆうわけか少年はひとりぼっちじゃなくなった…?(公式サイトから引用) システム プレイヤーはアルポコ王国国王「コロボ(名前は変更可能)」になり、様々な職種の国民を集めて親衛隊を結成し冒険を進めることになる。 最初の親衛隊メンバー数は5名と非常に少ない。シナリオ進行によりお金を払って連れて行ける人数を増やすことが可能になるが、それでも最大30人とかなり少なめである。その代わり一人一人の国民に体力が設定されており、ピクミンと比べるとそれなりに強い。 戦闘システムもピクミンと同様の物を想像すればいい。敵の体力ゲージもピクミン同様の円グラフ型である。 ピクミンと違い「投げる」ことはできない。突撃命令を出すだけなので、間に障害物があれば当然遮られてしまうのでこの辺りも考慮する必要がある。 敵を倒したり障害物を壊すと様々なお宝が手に入る。これを換金すれば資金になり、資金を消費して様々な施設を作ったりパワーアップを図ることができる。 最初の国土は狭いが、各地を支配する「ヌシ」と呼ばれるボスを倒すと、そのヌシの支配地域が王国の国土になる。広がった地域にも様々な施設を建てることが出来る。 各地の王を倒した際もその国の国土が領土になるが、こちらは特に施設などを建てることは出来ず敵キャラも消えない。 評価点 コミカルでユニークな世界観。 基本的な世界観は童話風で、2頭身のキャラクターがちょこまか動き回る大変愛らしいものになっている。グラフィックレベルもWiiとしては上質で、光の表現などがかなり巧み。 随所で流れるムービーはパステル風の独特な絵柄になる。 各キャラクターの台詞回しもすっとぼけた感があって世界観に良く合っている。 ヒロインとなるお姫様は全部で7人もいる。さらに隠しでもう一人…? その内訳も普通の美少女から不思議ちゃん、大人のお姉さんや子供、元人妻のデブ非常にふくよかなお方などバラエティに富んでおりよりどりみどり。 国民は単なる使い捨ての兵隊ではなく、一人ずつに名前がある個人になっているのも印象的。仲良くなった国民同士を教会に突撃させると結婚して子供も生まれる。また国民の残り体力が1になるとヨボヨボの老人になってしまう(回復させれば戻る)。 一人の国民を何度も体力ゼロにすると、その国民は死亡してしまう。そうなるとお葬式が開かれることになる。町中を喪服の国民が歩く様は見ていて非常にいたたまれない(何せ殺したのは自分なので)。 ちなみに国王の体力がゼロになった場合もお葬式である。表記は普通のゲームのような「GAME OVER」ではなく「LIFE OVER」。 世界統一のために倒すことになる7人の王様がいずれも非常に独創的。最初に倒すオニーキング(オニーという全編通して出現する雑魚敵の王様)はまだまともだが、 よいどれの国のドブローク王…花見で宴会ばかりしているオッサン。酒を飲んで火を噴くという見た目に反してやたら危険な人物。 たべごろの国のシシカバブウ王…お菓子の食べ過ぎでまん丸の体型になった王。体重はなんと1,500㎏。ピンボールを模した特殊な戦場で戦うことになる。シシカバブウの体重を釘に当てて減らし、一番上のフォークにシシカバブウを突き刺せばクリア。 テレビの国のTVランチ…テレビの国の王にして一番人気のニュースキャスター。頭がテレビになっている。世界地図を模したフィールドの地下を縦横無尽に動き回り、画面下のヒントを頼りにTVランチが隠れている国を当てて戦う。 ちなみに主人公と戦う理由は主人公がテレビの受信料を滞納しているから(TVランチ本人が言っているだけなので真偽は不明だが)。地味にブラックである。ついでにこの国で放映されている番組では日本人っぽい侍が間抜けな顔でひたすら「戦争反対」を叫んでいる。…何かの皮肉だろうか。なお、番組内で戦争反対を訴えている割にTVランチ本人は軍用機で爆撃したり兵隊を召喚する攻撃を使ってくる。 悩める国のオムレット王…巨大卵の中のトイレに閉じこもってひたすら悩んでばかりいる国王。直接戦闘はせず、彼が出してくるクイズに答えることが戦いになる。 背伸びの国のロングソバージュ王…「物理的に高い人が偉い」という独自の考え方により、世界一高いソバマンジャロの山頂にいる国王。オムレットと同じく本人と戦うことはなく、各種妨害をかいくぐりソバマンジャロ山頂にたどり着くのが勝負になる。 できかけ島のジャンボチャンプルン…常に工事中の島にいる巨大な王。「子供が適当に身の回りの品を組み合わせて作った巨人」のような外見をしており。体力が減ると頭を付け替えて行動パターンを変えてくる。 …とどいつもユニークな攻略方法を要求されるボスばかりである。それでいながら難易度調整は絶妙で、初見ではほとんど手も足も出ないボスでもキチンと戦略を練れば勝てるようになっている。 シンプルながら奥深い戦闘とゲームシステム。 基本的に戦闘でできる行動は「突撃」と「撤退」の2種類だけなのだが、撤退タイミングの見極めが戦闘の要になる。大抵の敵は自分の周囲をなぎ払う攻撃を持っているため、そのような攻撃のモーションを見切って回避する必要があり、読み合いが熱い。 「たたかう」「よける」「まもる」の3種の隊列の使い分けも必要になってくる。いずれも一長一短なので、それぞれの特徴を把握しなければいけない。 割と序盤から即死攻撃持ちの敵が平然と出現するため、油断は一切できない。雑魚でも即死持ちは結構いる。 国の発展にどのように資金を振り分けるかのバランスも重要。国民の転職にもお金がかかるので、需要と供給のバランスは意外とシビアである。 難しいと感じたら難易度EASYにできる。作成済みセーブデータでも変更可能。 一度クリアすると難易度HELLが解禁される。王様含めた全ての味方キャラの体力が1という超高齢化社会の強制オワタ式モード(ただし国民の体力は補強する手段がある)。もちろん、クリアは可能である。 やりこみ要素が非常に豊富。 各お姫様には個別に趣味があり、救出するとその趣味の物を集める依頼をされることになる。 各地の名所巡りや敵キャラの情報収集、食品系お宝を集めたり…と各地を巡る要素が多い。 全100枚の絵画収集もある。イラストは一般公募されたもので、作者の名前もゲーム中で確認できる。 絵画や写真は城の中に飾ることも出来る。 BGMはクラシックの名曲をアレンジした物で、いずれも使用場面も適切で雰囲気が非常にいい。 聞けば誰もが知っている名曲ばかり。それでいながらゲームのBGMとしてうるさくなく、背景の音楽に徹している。 賛否両論点 本作のストーリーについて。 + 以下ネタバレ 簡単に言うと本作の結末は夢オチである。しかし単純な夢オチではなく、ある種逃避行動とも言えるどこか切ない雰囲気の物語になっている。 頼りになる腹心の老人は死んでしまったおじいちゃん、各地を支配する王様は周辺の大人。そういった目線で見ると本作のメタファーは非常にわかりやすいものになっている。 悩める国では人生について悩み続けるある一人の人間の物語が読める。本編中では「なんにでも悩み続ける悩める国を構成する一要素」に過ぎないが、その意味は非常に深い。 純粋に物語としてみれば完成度は高いが、それまでの本編とかなり雰囲気を異にする部分があるので、賛否は分かれるところだろう。 直前でラスボスに食われたヒロイン始め、王国国民全てをスルーしてのエンディングなのも違和感がある。夢オチということを考えれば仕方ないのかもしれないが…。 問題点 説明されない操作が結構多い。 説明書の操作説明がかなり簡潔な上、ゲーム中でもあまり詳しくは解説されないため、「プレイして覚えろ」と言わんばかりの突き放した部分が多少ある。 例えば民家に親衛隊を突撃させると税金を徴収できることや、国民の友好度の具体的な効果などは説明してくれない。 操作の融通が利きにくい。 国民はまっすぐ突撃した先に目標物がないとそのまま隊列に戻ってしまう。微妙にズレただけでも目的を達成できないことがあるので、スティックでの微少な方向転換を要する。 ピクミンで言う「フリー化」に当たる操作がないため、すぐ隣にある目標物を破壊するために少し離れた所から突撃させたり結構面倒。 国民の職業が全20とかなり多い。下位互換や無能力もいるので実際に20種全部隊列に入れる事は無いが、突撃させる国民の変更が一種ずつ順繰りしかないので、何種類も入れていると戦闘中の切り替えが難しくなる。うっかり行きすぎたらまた選び直しである。 突撃させた国民を手元に戻すと完全に戻るまで隊列がめちゃくちゃなので切り替え機能が正常に機能しない。「大技を見て退避させる」→「逃げている間に次の国民選択」というのは難しい。 国民が地形にひっかかりやすい。ある程度距離を置くと勝手に戻ってくるが、逆に言うと至近距離では絶対に戻らないので全ての親衛隊を連れ歩くのは意外と難しい。数が増えれば増えるほどこの傾向は強くなる。 ポインター操作がないにもかかわらず、クラコン非対応なのも謎なところ。操作スタイルは強制的にリモコン+ヌンチャクである。 『朧村正』『アークライズファンタジア』もそうなのだが、マーベラスエンターテイメントのWiiソフトは完成度は高くてもWiiの操作性を生かしていない作品が多い。 国民の体力は成長させる手段があるのだが、王様の体力は3固定。終盤は敵の猛攻に対して、かなりこころもとなくなってくる。 ムービーが長い上に飛ばせない。王ボス戦で敗北した際はムービー無しで再挑戦できるが、親衛隊を組み直したりしたい場合は、再度同じムービーを見せられることになる。 セーブには必ず城に戻る必要があり手間がかかる。 総評 コミカルほんわかなキャラクター性ながらハードなゲーム性というのは、ピクミンと同様。 全体的な完成度の高さもピクミン同様で、やりこみ度が高くオリジナリティも十分発揮された内容になっている。 この手の集団操作型ゲームが好きな人にオススメできる一本である。 余談 本作は海外先行タイトルであり、日本に先駆け欧州圏及び北米圏にて『Little King s Story』のタイトルでリリースされプレイヤーからは概ね高い評価を得ていたが、日本版は新型PS3等と発売日が重なったこともあって初週セールスは5900本と奮わない結果となった。また日本版発売前、本作を担当したマーベラスの広報担当者が自身のブログにおいて本作の予約数が芳しくないことから「まだ死にたくないからこのゲームを買って下さい(意訳)」と泣き落としのような書き込みを行い、ちょっとした物議を醸した。 開発元のCINGも本作リリース後程なくして倒産し、続編は絶望的と見られていたがPS Vitaでまさかのリメイクが発表。『王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~』のタイトルで2012年3月29日にリリースされた。パブリッシャーはコナミデジタルエンタテインメントに変更となりキャラクターデザインは一新、ストーリーも新規のものとなっている。 なお、Wii版スタッフの木村祥朗氏は関わっていないようで、Twitter上の一般ユーザーへの返信にて「嬉しいような悲しいような…温かい目で見守っていきます」という旨の複雑な心境を発言していた。 2016年8月5日には、オリジナルのWii版を元にHD化したSteam版がリリースされた。 しかしPC向けの最適化が不十分で不具合が多く、評価を下げてしまっている。
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本題に入れないうちにだれて長くなってしまったので、申し訳ないんですが途中まで投下させて下さい。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 17号×チチ 陵辱注意 ダーク注意 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 今思えば、それはひどく幼稚で、子どもじみた独占欲だった。 金属をつぎあわせたような小さな機械に手を伸ばし、恐る恐るボタンに触れる。 扉から母の寝室や、師が眠る客間へ音が漏れないよう、音量のつまみを最小までひねり、 息を潜めてその時を待つ。 モニターに現れた文字に、幼い心臓は高鳴った。 『Input the age when you wanna go _ _ _ 』 ほんの少しの罪悪感と、血の踊るような興奮の中で、懸命に年を数える。 『その女性』が死んだのは、俺がまだ物心つく前。彼女の夫が死んでほんの数年後だったと いうから、今から4,5年前だ。 指折り数えて、俺は適当なエイジを入力した。開発中のマシンらしく、時折乱れる映像の中に、 少年の頃の師の姿を見つけ、追いかける。そして、とうとう見つけた。 初めて見る彼女―――師の母は、想像していたよりずっと幼く、少女のような面差しをしていた。 師は、修行の合間によく昔のことを話してくれた。 二体の機械人形に壊されたこの世界が、まだ美しかった頃のこと。 そこには無数の生命が溢れ、師は生き物を研究する学者になりたいと思っていたそうだ。 戦闘に巻き込まれ、魔族に師事し、争い事に手を染めるようになっても、その夢を 捨てたことはなかった。それを見守ってくれた仲間たち、誰より強く優しい父。 もうみんな死んでしまったけれど、と師は寂しげに笑ったが、俺はその時間が好きだった。 父とも兄とも慕っていた師が、大切な思い出を語ってくれることが、嬉しくてならなかった。 けれどある日、気付いたのだ。一度も語られたことのない、ある人の存在に。 もしかしたら仲が悪かったのかもしれない、とずっと遠慮していたが、ある日とうとう 聞いてしまった。 ―――あなたの母は、どんな人だったのか、と。 師は、苦しげに顔を歪め、話を逸らした。やはり生さぬ仲だったのかと思い、師に嫌なことを 思い出させたと、後悔していた。母に、師の母親のことを問い質すまでは。 『仲良かったわよ、すっごく。どっちかっていうと過保護なお母さんだったけど、嫌ってる そぶりなんか全然なかった。僕がお母さんを守りますって、よく言ってたもの』 母の言葉は、ひどく俺を動揺させた。師に迎え入れられたと思っていた、温かな世界から、 突如として放り出されたような思いだった。覚えていないはずはない。憎んでいたはずもない。 母親を守るなどと、偽善で言えるような人ではないのだ。なら、何故隠した? 身勝手で、理不尽な憤りだった。多分、師の母親に嫉妬していたのだと思う。師と母からの 愛情しか知らない俺は、その全てを独占したいと、無意識に思っていたのだ。 師と彼の母親が共有する過去に、一歩も踏み込めない自分が、惨めでならなかった。 胸に染み付いて離れないその思いが、俺を母の研究室へと向かわせた。タイムマシンを 開発中の母が、過去を映し出す受像機を開発済みで、使い方も知っていたからだ。 再生速度を最速にして流しながら、要所要所で映像を止める。 どうやら、師の父が死んで間もなくらしい。喪服と思しき黒い服を、律儀に毎日着込み、 それでいて実に明るく逞しく、彼女は笑っていた。くるくるとよく働き、慎ましいが 温かみのある小さな家は、いつでも清潔感に溢れている。驚くべきことに、それは あの2体の機械人形が現れ、平和だった世界が無残に荒らされた後も変わらなかった。 『ちゃんと野菜も食べるだぞ。好き嫌いにも勝てねぇ子が、人造人間に勝てるはずねぇだ』 余りにのんきな物言いに、俺はモニターの前で吹き出した。師の父は、変わり者揃いの 仲間達にさえ呆れられるほど破天荒な人だったと言うから、そんな夫と均衡をとるために、 彼女は“日常”にこだわったのかもしれない。 どれほど外界が変わり果てても、少しも変わるところのないその温もりに満ちた家で、 師はとても安らかな顔をしていた。とてもではないが、『母親』と聞いただけで顔をしかめるような 原因など見当たらない。夏の陽の下に咲く向日葵に似て、明るく可愛らしく、大らかな彼女は、 見れば見るほど、師が語ってくれた思い出の中心にいるにふさわしい。 やはり、ただの弟子に過ぎない俺に、一番大切な母との思い出を語りたくなかっただけなのだろう。 うそ寒い、それでいて胸のすくような思いがした。 見てはいけないと言われたものを見ることは、どうして心地良いのだろう。 敬愛する相手に禁じられたものならば、尚更快楽を増すのは、何故。 『―――ちゃん、仙豆忘れてるだ!』 その日、彼女は珍しく、師の修行場に姿を現した。驚いてストップボタンを押した俺と同様に、 少年の頃の師が慌てている。 『お母さん、駄目ですよ外に出ちゃ!危険だっていつも言ってるでしょう!』 『何言ってるだ、これがなかったら危ねぇのはおめぇも一緒でねぇか』 飛んできたらしく、息を切らしながら、彼女は師に小さな袋を渡した。あの中に、話に聞く“センズ”が 入っているのか。俺はまじまじと、師がそれを受け取る様を見ていた。あれが今も残っていれば、 ちぎり取られた師の隻腕は元に戻るのだ。 『ありがとうございます。でも、早く帰ってください、お願いだから。それから、今度からは何が あっても、絶対外には出ないで。今の僕じゃ、奴らには勝てません。お母さんを守れないんです』 『……おめぇは、いつもそれだな。そんなに気ぃ張らなくてもいいだぞ。おっ父が死んだからって、 何もかも全部おめぇが背負うことはねぇだ。おめぇのためだったら、ちょっと危ねえくらい、 おっ母は何でもねえんだぞ』 彼女の柔らかそうな白い手が、彼女と同じ色をした師の髪を撫でる。いつもは結い上げている髪を おろし、化粧気もない彼女は、師と並んでいると、母子というより姉弟のようだった。 『どんだけ強くたって、おめぇはまだ子どもだ。少しは甘えてけれ。母親の立つ瀬がねえでねえか』 『……はい』 はにかみながら、師が頷く。微笑ましさに、思わず頬を緩めたそのとき、 『よう。今日は連れがいるのか』 モニターの中で響いた声に、俺は凍りついた。言葉を覚えるより先に刷り込まれた、圧倒的な恐怖心に、 嘔吐感さえ覚える。一瞬にして吹き出した冷や汗が頬をつたって落ちる頃、奴らは樹の上から 師ら母子の前に舞い降りた。金の髪、黒い髪、ガラス球に似た無機質な4つの瞳。 今と寸分違わぬ美しい姿形をした双子の悪魔は、同じ顔で笑っていた。 師が腕の後ろに彼の母を庇い、奴らに対峙する。幼さの残る掌で拳を握る師を、女の悪魔は けらけらと嘲笑した。 『あらあら、ガキが格好つけちゃって』 『少しは強くなってるかと思って来てやったのに、女といちゃついてるとはな。 こりゃ期待できそうにない』 『……何とか注意を逸らします。逃げて下さい』 間合いを計って、師が飛び出す。その瞬間に彼女は空へ飛び立った。余裕の表情で交互に 師の拳を受ける双子に、彼女を追う気配はない。彼女は助かる、そう予感して息をつきかけたときだ。 金髪の双子が放った閃光に、師の身体が貫かれた。 『ウアアアアア!!』 師は倒れ伏し、獣のように悲鳴をあげた。一見して死をあやぶませる量の血が、やわらかな草地を 禍禍しく染めていく。のた打ち回る師の脇腹からは、赤黒い肉と骨がのぞいていた。 ほとんど反射的に、彼女は飛ぶのを止め、惨劇の場を振り返る。瀕死の師を見つけ、 彼女は息子の名を叫びながらその場に戻ってきた。黒髪の双子はその様を笑い、一瞬のうちに 空中で彼女の背後をとると、その身体を拘束した。 『離せっ!』 『気が荒いんだな。せっかく可愛いのに』 黒髪の手が、彼女の手をとる。血反吐を吐きながら、師は黒髪を睨みつけた。 『お母さんにっ……さわ、るな……!」 『母親?お前のか』 黒髪は驚いて彼女の顔を覗き込む。彼女は息子に負けぬ激しさで黒髪を睨むと、奴の頬に 唾を吐きかけた。憤怒の色を示す黒髪に、彼女は少しも怖けない。 『一度しか言わねぇ。おらを離すだ。おらの息子に何かあってみろ、おめぇたち二人とも ただじゃすまねぇからな』 弾けるように、金髪が笑った。 『言うじゃないか。さすがは“あの男”の妻ってわけだ。ただ殺すのが惜しくなったよ』 頬を拭いながら、黒髪も唇だけで笑う。 『ああ。たっぷり可愛がってやろうじゃないか。“あの男”の代わりにな』 『何を……する気だ』 師は捕らえられた母親に手を伸ばしたが、風穴を空けられた身体は動かない。 金髪は幼い子どもにするように、師の前髪をあげてその額を撫でた。 『分からないのかい?……ほんとはすぐに、あんたの目の前で殺してやろうと思ってたんだけどね。 “お母さん”が、あんまりいい女だからさ』 暴れる身体を殴りつけ、黒髪は彼女の衣服を裂いた。 師はその意味を悟り、おぞましさに戦慄する。 『貴様らっ……!』 『よく見てな。母親のオンナの顔なんて、そうそう見れるもんじゃないよ』 卑猥な台詞を吐きながら、金髪の顔は作り物らしい冷たさを失わなかった。 素裸に剥かれた彼女の身体と、衣服を着けてはいるが強暴な黒髪の身体は、激しくもつれ合いながら、 次第に人間らしさを失っていく。まるで、獣の交尾だ。それも、犯される側は死ぬのかもしれないと 予感せずにいられない、激烈で一方的な。師は歯軋りをしながら目を閉ざし、涙を零す。しかし俺は、 ほんの少し目を逸らすことさえできずに、その様に釘付けになっていた。滅びかけたこの世界は、 子孫を残したい本能からか早熟な子どもが多く、俺とて男女のことを知らないではなかったが、 そんなものを見るのは初めてだった。 黒髪は動きを止め、彼女の背後に回ると、師に向かって大きく彼女の脚を開く。 裂傷したらしく血の溢れるそこに、黒髪は下から己を突き入れた。 『見ろよ、目を開けろ。でないと、この女を殺すぞ』 かすかに息を乱しながら、黒髪は師を脅迫した。憎しみに満ちた師の眼差しに、双子の悪魔は 楽しくてたまらない様子で笑った。突き上げられ、丸く実った乳房が毬のように跳ねる。 その度、彼女は泣き声の下で、死んだ夫の名を呼んだ。その声が一際大きくなり、黒髪が ある一点で動くのをやめるまで、俺は身じろぎもできずにそれを見ていた。 『こ、ろし、て、やる……』 『フフ、良い顔だね。自分が死にそうなくせしてさ』 金髪は、罪を知らない幼子の残酷さで笑い、師の胸元に手を差し入れた。隠し持ってあった 仙豆を一粒取り出し、立ったままの高さから師の口内へ落とす。同時に、残りの仙豆が入った袋を 掌中で焼き尽くすと、金髪は師を挑発した。 『サイヤ人は死にかける度に強くなる……はずだよね?反撃してみせてよ』 重傷ゆえ嚥下さえ難しいらしく、必死に飲み込もうとする師を、金髪は嘲笑した。 『ね、それにさ。“超サイヤ人”になるには、心の底から怒ればいいんだろう? 今ここで、なってみせてよ。なれるもんなら』 地獄へ誘う悪魔のような、甘美な声に、師は、日ごろの穏やかさからは想像できないような形相で ゆっくりと立ち上がった。黒い瞳の両親を持つ師の瞳が、わずかに青みがかっている。 父親譲りらしい硬質の髪が、ざわざわと弥立つのも見えた。 獲物を見つけた獅子のように、師は金髪に飛び掛かる。やはりあの女と伍することはできないが、 先程とは段違いのスピードで、師は執拗に攻撃を続けた。そうして数メートルの距離から、 金髪にエネルギー波を放つ。金髪は易々とそれを避けたが、その行方を追ったガラス球の目は、 かすかに見開かれた。光弾は、しなる弓に似た曲線を描きながら、陵辱を終えて着衣を整えていた黒髪へ 向かっていたのだ。はじめから、黒髪を狙っていたのだろう。 ―――当たれ! 俺は手に汗を握り、叶うはずもない願いを内心で叫んだ。しかし、黒髪は不敵に笑うと、拳一つで 師の技を払いのけた。 『驚かせるじゃないか。今日はなかなか良い線いってるな、その調子だ』 挑発的な台詞に、師は唇を噛み締める。狂ったような金髪の笑い声が、山野にこだました。 黒髪が身構え、返礼とばかりに、その手の内にエネルギー波を満たした。 (未完)
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「ふふっ、意外に積極的なのね。嫌いじゃないわよ、そういうの」 「は? なぜ? えっ、どこへ?」 「いいからいいから」 戸惑う対象<ターゲット>の反応を無視して女性は彼の腕を引っ張って先を歩く。 そのまま彼の尾行を続けようと思った矢先、後ろから放心めいた声が聞こえた。 不覚にも背後を取られてしまったらしい。 警戒しながら振り返ってみたら――。 「ラ、ラブリーン?」 魔女探偵ラブリーンの格好をした小さな女の子がいた。 まさか、こんなかわいい同業者に巡り合うとは――。 彼女の手に収めていた玩具の虫眼鏡がコロリと地面に転がる。 『素行調査は弊社におまかせ!』 転がった拍子でボタンが押されたのか、搭載されている効果音が夏の空に響いた。 ~ Beauty of Destiny ~ 「そんなラブリーンに会ったんですよ」 「いやいや、魔女探偵よりも"番長"の件について私は聞きたいんだが」 処変わって希望ヶ峰学園、東地区にある学生食堂の一つ。 二代目"超高校級の料理人"が取り仕切る第三学生食堂で遅い夕食を取っている時だった。 既に明日の仕込みも終わっているようで、僕らの座る席しか照明は点いてない。 余談になるけど、二代目"超高校級の料理人"は僕が学生時代に在籍した初代"超高校級の料理人"を超えるべく山篭りしたらしい。 そしたら何故かオーガニック系の料理人として覚醒し、自然志向のメニューばかりが名を連ねるようになった。 「もちろん彼の調査に抜かりはないですよ、学園長」 「今は名誉顧問だよ誠君。……おっと、そろそろだね」 そう言ってペリペリと蓋を開けて、香り立つ湯気が浮き上がる。 元・学園長、現・名誉顧問である霧切仁氏と夕食を交えての報告はカップラーメンという何とも貧相なメニューだった。 僕はCUP GOKUBUTOのしょうゆ味、学園長はシーフード味だ。 太目のちぢれ麺を啜り、しばらく空っぽになっていた胃袋の再起動を図る。 「ズズ……んぐっ。最初は"番長"っていうから大和田君みたいな人かと思っていたんですが、まったく違いましたね」 「写真で見た彼の姿はごく普通の高校生だったよね?」 「はい。寡黙で積極的に前に出るタイプではなさそうですが、人付き合いや面倒見が良くて交友関係は広くて深い関係でしたね」 「それなら"番長"の資質であるリーダーシップの要素は十分に兼ね備えているね」 「証拠は掴んでいませんけど、連続殺人事件の容疑者である高校生を確保したのも彼らのグループらしいですよ」 「その情報の出処は……?」 「探偵王子、ですよ」 「へぇ、白鐘家の五代目に……」 「下手な腹の探り合いをするより素直に正体を明かせば聞きだせるっていうのが、現・学園長のアドバイスでしたよ」 一度箸休めをして、懐から名刺を一枚取り出す。 『希望ヶ峰学園 学生課 霧切 誠』 そう記載された名刺を例の探偵王子に渡したら吃驚していたし。 やはり同業者の間では今も尚、霧切の名は健在だったようだ。 ――――― ここで一つ、個人的な話をしよう――。 今の僕の仕事は来年に入学する第八十八期生の高校生たちを探し出すスカウトマンだ。 この国の将来を担うであろう彼らを追い求めて西へ東へ全国を駆け回っている。 今回も八十神高校に通う高校生・鳴上悠(ナルカミ ユウ)君が"超高校級の番長"として入学できる人物かを調査してほしい、という学園長の指示の下で稲羽市八十稲羽まで足を運んできたわけで。 少し前までは連続怪死事件の舞台で大騒ぎだった場所だ。 容疑者と思しき高校生が逮捕されてからは治安が戻ったのか、住民達からも情報を聞き出しやすかったし。 そんな中で前述したように、僕は鳴上君にバレないよう尾行をしていたら魔女探偵ラブリーンの格好をした女の子と遭遇した。 ――正確には、その鳴上君が居候している家の従妹、堂島菜々子ちゃんに。 「ところでムコ殿」 「なんですか、お義父さん」 フリーズドライされたタマゴとナルトを口に運んでいる時にあまり呼んでほしくない呼称を使われる。 「八十稲羽は人材の宝庫なのか? もし私が現職だったら二代目の"探偵"と"アイドル"も本科の候補に挙げているところなんだが……」 「僕も思いましたね。ついでに調べてきますか、って尋ねたら"必要ないわ"って一蹴されましたよ」 ジュニアアイドルとして短期間で準トップアイドルまで上り詰めた久慈川りせ、通称りせちー。 警察捜査に大いに貢献してきた探偵一家の五代目にあたり、連続殺人事件の調査で八十稲羽にいた白鐘直斗。 二人とも原石で、磨けばダイヤモンド級の輝きになるのでは、って最初は思っていたけれど。 「でも彼を調査して思いましたね。八十稲羽にいるからこそ真価を発揮するんじゃないのかって……」 「八十神高校に転入する前はごく普通の高校生だったらしいね」 「何だか昔の僕に通じるものがありましたよ。それに……」 「それに?」 「まだ例の事件は解決してないような気がするんですよね、元・探偵助手の勘がそう騒ぐんです」 「もし新たな事件が起きれば、また彼らは動き出すな」 「真実を追い求めて……。昔の僕らみたいに」 「そこまで言えば答えは出ているようだな」 「はい」 残ったスープを一気に飲み干して、ごちそうさま。 口元を軽く拭って席を立つ。 「それでは。今からこの一件を学園長に報告してきます」 「孫の顔を早く見たいってことも伝えておいてくれ、誠君」 「そうなったら誰が学園長の代理をすると思っているんですか?」 「君以外に他に誰がいるって言うんだい?」 「勘弁してください、評議委員の人達が黙っていませんよ」 ただでさえ、今の学園長は就任して2年目の時期なのに。 ――――― 生徒の立ち入りが禁止されている教職員棟も職員ならば自由に行き来できる。 その廊下を足早に進んだ先にある目的地には"学園長室"というプレートが掲げられていた。 扉を軽くノックして一声かける。 「失礼します、学園長」 『……どうぞ』 数日ぶりに聞いた生の声を聞けたことが嬉しく、少しに強めに扉を押し開いた。 「あら、もう来たの。早かったわね」 奥のデスクで食事をしていたと思われる学園長――霧切響子、もとい僕の妻が笑顔で迎えてくれた。 その手にはCUP GOKUBUTOの期間限定・クラムチャウダー味の空容器があった。 ……意外にチャレンジャーだね、響子さん。 「はい、報告を直接お伝えしたくて」 「そう……」 空容器をゴミ箱に入れ、黒縁の伊達メガネを掛ける響子さん。 仕事モードに切り替えるためのアイテムで、その時に『響子さん』なんて呼べばたちまち怒られてしまう。 「学園長、単刀直入に申し上げます。"超高校級の番長"である鳴上悠君の入学を見送ってほしいです」 「……その理由を聞かせてくれるかしら?」 「彼が"超高校級の番長"として覚醒したのは八十稲羽という環境下にいると思うからです」 続けて、というアイコンタクトをメガネ越しの瞳から受け取る。 「ごく普通の高校生として学業や部活やアルバイトに励み、居候先の家族や学校の友人、町の人々といったコミュニティとの交流を築いていました。 しかも現在進行形で築き上げた絆は一回りも二回りも大きくなっていると感じます。 勇気・知識・根気・伝達力・寛容さが「わかったわ」……学園長?」 今度は伊達メガネを外して僕を見つめる。 プライベートに切り替えるサインの一つで、僕個人としての意見が聞きたいらしい。 余談だけど、プライベートモードで『学園長』なんて呼ぶと腰に手を添え、僕の鼻先に指を当てて「めっ」と咎めてくる。 「彼とその友人達が連続怪死事件の真相を追っているという噂を聞いたんだ」 「その容疑者は先日逮捕されたんじゃないかしら?」 「容疑者の高校生を逮捕したのも彼らだっていう説がある。危険を顧みずに一連の事件の解決のため奔走する姿を見ていると昔を思い出してしまうよ」 「昔の私達みたいに?」 「そう。……それにあの事件はあれで終わったようには見えないんだ」 「あら、奇遇ね……。私もそう思っていたの」 「僕らはもう探偵として活動できない分、彼らに託そうと思うんだ。"超高校級の希望"を」 直接彼らに僕らの気持ちを託したわけではないけれど、真実を追い求める姿は昔の僕らと同じだった。 彼らならどんな苦境であろうと、どんな強敵だろうと、決して諦めない強さを持っている。 「……そう、わかったわ。今回の一件は見送ることにするわ」 「えっ、そんなにあっさり引いていいの?」 「他に重要な話が動き出したこともあるわ。……誠君、少し付き合ってもらえるかしら?」 指先でクルクル回転させているのは彼女が所有する愛車の鍵だった。 エキサイティングなドライブへのお誘いだった。 ――――― 希望ヶ峰学園の学園長という職業上、プライベートの時間なんてあってないもの。 短時間でリフレッシュを図れることを模索していたら、響子さんはドライブという趣味に辿り着いた。 彼女が後部座席に乗っているだけの黒いリムジンは真っ赤なスポーツカーに買い換えられた。 在籍している"超高校級のメカニック"へ教材代わりにその車を渡して、日々好きなようにカスタマイズをさせて"私の愛馬は、凶暴です"状態になっている。 僕は当初ナビゲーター代わりに助手席に乗車していたけど、回数を重ねるに連れて車の性能をどこまで引き出せるのかという探究心からエキサイティングなドライブと化している。 それでも、目的地はいつも一緒。 街と学園を一望できる絶好の夜景ポイントだ。 都心部の夏は夜も蒸し暑いけど、ここの高台の夜風は涼しい。 「ここは相変わらずね……」 「そうだね」 私服に着替えず、黒の喪服のようなスーツ姿のままで乗車していたから上着が皺になっている。 帰ってきたらお互いのスーツをクリーニングに出すようにしよう。 「ところで誠君、一つ確認させてもらうわ」 「ん、なにかな?」 「稲羽市に滞在していた時に宿泊していた旅館のことなんだけど……」 「天城屋旅館のこと? 近くにビジネスホテルがなかったから老舗旅館に宿泊したけど、何か問題かな?」 「コンパニオンなんて呼んでいないでしょうね?」 「よ、呼ぶわけないでしょ!? 昨夜だって電話で確認したよね!」 旅館の娘さんは綺麗だと認めるけれど、僕が響子さん一筋なのは今も昔も変わらない。 むしろコンパニオンなんかより、温泉の方が魅力を感じるのが事実だ。 出張の先々で日帰り温泉や健康ランドがあれば、ついつい寄り道してしまうほどになっている。 僕なりに短時間でリフレッシュを図る手段は確立されているが、響子さんに先日そのことを言ったら「爺くさい趣味ね」と小馬鹿にされた。 「それともう一つ。明日の会議でも話すことになっているけど、外部監査という名目で臨時の評議委員を2人招き入れることにするの」 「へぇ……」 基本、僕は外回りの営業みたいなものだから、響子さんが関わる学園の運営とかは蚊帳の外だったりする。 お義父さんの元・学園長は学園のスポンサー獲得とコネクション拡大のために政財界との人達と腹の探り合いをしている。 「その一人に十神財閥の会長を推薦しておいたわ」 「えっ、十神君を!?」 「もう一人は桐条グループの令嬢さん」 「"氷の女帝"って……どちらも客観的というより、支配的だね」 「双方とも利害の一致を明確にすればすんなりと加入してくれるはずよ。だから誠君……」 ポンっと右肩を軽く叩かれる。 何だか嫌な予感がした。 「窓口の交渉役はまかせたわ」 「それは厳しいよ! せめて十神君だけにさせてよ!」 「……仕方ないわね。桐条グループの方は私が受け持つわ」 人が走った後のレールを走り続けることは一見、楽なように見えてしまう。 でも、その轍を絶やさないように紡いでいくことがとても大変だということを知った。 僕らが歩いた道に次の世代の人達は着いてきてくれるだろうか? 僕らが歩いた道に希望を遺していけるのだろうか? 時々そんな不安に駆られてしまう時があるけれど、その度にここの夜景を眺めて希望の灯火が絶えていないかを確認している。 「ねぇ、響子さん。この先僕らはどこまで行くのかな?」 「決まっているじゃない、わからないの?」 わかりきった答えだと知っているけれど、敢えて僕らは何度も口にする。 「君と一緒に」 「あなたと共に」 「「行けるところまで」」 Bonds of people is the true power.