約 28,786 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/15833.html
【登録タグ 164CD 40㍍PCD CD CDV CDコンピレーション DECO*27CD Easy PopCD dorikoCD halyosyCD kzCD ryoCD samfreeCD wowakaCD のぼる↑CD のりPCD カニミソPCD トラボルタPCD 全国発売 古川PCD 暴走PCD 水野悠良CD 蝶々PCD 黒うさPCD】 前作 本作 次作 - VOCALOID BEST from ニコニコ動画(あか)VOCALOID BEST from ニコニコ動画(あお) ボーカロイド超ベスト-impacts-ボーカロイド超ベスト-memories- cosMo(暴走P) samfree ryo doriko トラボルタP wowaka DECO*27 Easy Pop kz 古川P カニミソP 黒うさP のりP 水野悠良 蝶々P のぼる↑ halyosy 164 40㍍P 発売:2011年6月22日 価格:¥2,500(税込) 流通:全国 品番:MHCL-1930 発売元:ソニー・ミュージックダイレクト CD紹介 ミク・ルカ・リンレン・KAITO・がくぽ・GUMIを使用した楽曲を収録したボーカロイドベストアルバム。 ジャケットイラストはオサム氏によるもの。 曲目 初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat.初音ミク ルカルカ★ナイトフィーバー / samfree feat.巡音ルカ ワールドイズマイン / supercell feat.初音ミク ロミオとシンデレラ / doriko feat.初音ミク ココロ / トラボルタ feat.鏡音リン ワールズエンド・ダンスホール / wowaka feat.初音ミク・巡音ルカ モザイクロール / DECO*27 feat.GUMI こっち向いて Baby / ryo(supercell) feat.初音ミク ハッピーシンセサイザ / EasyPop feat.巡音ルカ・GUMI Packaged / livetune feat.初音ミク Alice / 古川本舗 feat.初音ミク ダンシング☆サムライ / mathru(かにみそP) feat.神威がくぽ カンタレラ / WhiteFlame feat.KAITO・初音ミク 右肩の蝶 / のりぴー feat.鏡音リン え?あぁ、そう。 / 蝶々P feat.初音ミク 鎖の少女 / のぼる↑ feat.初音ミク Fire◎Flower / halyosy feat.鏡音レン タイムマシン / 1640mP(164×40mP) feat.初音ミク メルト / supercell feat.初音ミク リンク VOCALOID BEST from ニコニコ動画(あか)・(あお) 特設サイト Amazon コメント 絶対買うな。でも今度こそ延期になりませんように・・・ -- 名無しさん (2011-05-12 06 37 10) あと9曲か -- 名無しさん (2011-05-12 14 11 52) 名前出てるボカロは全員各CDに一曲は入るのかな?続報期待 -- 名無しさん (2011-05-12 14 44 52) 欲しい -- 名無しさん (2011-05-12 15 02 22) メルトが入るのか・・・買い決定だな -- ナナイロ (2011-05-12 19 26 50) メイコ・・・(´;ω;`) -- 名無しさん (2011-05-13 00 04 47) じゃけ絵かわぁあ!!!向こうで千年~入るならこっりでAir・・・入ってほしい!! -- 名無しさん (2011-05-13 22 56 21) お!Alice入ってる!買いたい! -- 名無しさん (2011-05-13 22 58 45) ロミシン!Alice入ってるんだー買おうかな -- 名無しさん (2011-05-14 03 26 06) ネトゲ大人気やな・・・ -- 名無しさん (2011-05-14 19 03 53) モザイクロールが入っている時点で買います。MEIKOはChange meか忘却心中がいいが、たぶん、ProjectDIVAに使われただけで、あんまり話題にはなってないですよね。ジミーサムPのfrom Y to Yはたぶん人気があるから、入りそうだが、僕はMessage in our silenceの方が好きなんですよね。 -- 不明P (2011-05-15 00 30 19) 金ないけど買うっ!! -- ふれっしゅぴぃち (2011-05-15 08 14 43) 持ってるCDと被りまくってしまう 汗 欲しいんだけど収録曲以外(再生回数多くない曲)にもかなり良い曲あるからあんまBestとか作らないで欲しいのが本音。 -- 名無しさん (2011-05-15 14 27 47) 選曲神だけどなんかひねりが欲しい。 -- 名無しさん (2011-05-16 02 30 12) ↑3ボカロ関連のアルバムを販売するのが1社じゃなく複数あるからBESTで曲がかぶるのはしかたないよ。むしろデビューしているボカロPの曲をレーベルの壁をこえてBESTにまとめられるのはニコニコじゃないとできないからこれはこれでアリだと思う。 -- 名無しさん (2011-05-16 17 55 31) MEIKOのことを忘れるなんて。ソニー(ドワンゴ)はいったい何をやるんだろうね。 -- 名無しさん (2011-05-17 00 25 37) メイコないとかBESTじゃなくね -- 名無しさん (2011-05-17 06 10 33) 悪ノPがないなんて……。 -- 名無しさん (2011-05-19 19 41 22) 欲しい.....あー金ない -- GUMIは俺の嫁 (2011-05-19 20 14 07) ファンとして買いたいのはやまやまですが今のところ収録曲が全部かぶってるので本当にどうしようか悩みます。布教用として買うなら最適かもしれません。 -- 名無しさん (2011-05-20 19 06 45) こっちのジャケはまだイメージなのか・・・ww -- 名無しさん (2011-05-20 20 23 37) もっとミク以外も入れてくれると嬉しかったなぁ・・・;; -- 名無しさん (2011-05-20 20 36 29) ただryoさん贔屓しすぎじゃね?他のPは一人一曲なんだし、ryoさん多いせいで他のミリオン越えが押し出されてるかんじが -- 名無しさん (2011-05-20 20 55 06) 右肩の蝶リンVerで嬉しい! -- 名無しさん (2011-05-20 21 38 42) モザイクロールと鎖の少女だ!買わざるを得なry 絶対買う -- 名無しさん (2011-05-20 23 24 35) 何故MEIKOがいない… -- 名無しさん (2011-05-20 23 50 07) メイコ何故ないし。 -- 名無しさん (2011-05-21 00 05 30) ↑5 品番見れば(あお)もセットで理由判りますよ。 -- 名無しさん (2011-05-21 00 46 30) 赤青2つに炉心無いんだね… -- 名無しさん (2011-05-21 11 09 24) MEIKOって何か曲あったっけ? -- 名無しさん (2011-05-21 12 08 25) こっちにもめーちゃんいないな・・・めーちゃんはコンチータとかあるな。だがそれだと悪の王国に入っている・・ -- 未来 (2011-05-21 12 20 40) 曲が被るのは当然。BESTということはそれだけ選曲は被らないよりもどうでもいい曲を入れないことに重点を置いてるからでしょうね。だからミク曲が多いのも仕方ないですよ。 -- 名無しさん (2011-05-21 12 48 12) 同一・酷似内容のコメントを複数ページにコピーペーストで投稿するのは自重してください。 確かにCD持ってる曲ばかりだけど、ボカロ初心者に勧めやすいし嬉しいなー。こういうレーベルを超えたCDを出せるって凄いと思います。こういう流れがもっと続きますように。 -- 名無しさん (2011-05-21 13 16 18) このCDはボカロ初心者向けだよね。てかBESTと名乗ってるわけなんだから今までのコンピに収録された人気曲が収録されるのは当たり前では?コンピが大量にある中で人気曲がかぶらないわけがない。 -- 名無しさん (2011-05-21 16 39 05) MEIKOにはyuukissさんの曲とか名曲あるのになぜ入ってない。初心者用なら尚更一曲は入れるべきじゃないのか -- 名無しさん (2011-05-21 17 58 13) というか流行曲はレーベル縛りがあるとはいえEXITが頑張ってるんだし、ボカロって何ぞやとかいう人向きでしょ -- 名無しさん (2011-05-21 19 23 03) 消失からってまた凄いCDだなww -- 名無しさん (2011-05-21 19 34 27) 「●●がないのはないな」とか言ってたらキリがない・・・とはいえ、MEIKOは1曲位いれろってw -- 名無しさん (2011-05-22 22 32 50) Fire◎flowerktkr!こっち版だけ買おうかな… -- 名無しさん (2011-05-23 19 05 20) MEIKO・・・ぐすん -- 名無しさん (2011-05-23 20 42 19) つめたな~って感じする。 -- 名無しさん (2011-05-24 00 10 44) Aliceが入ってるから絶対買う MEIKO一曲は入れて欲しかったな -- 名無しさん (2011-05-24 22 03 33) 1640mP!!!!! -- 名無しさん (2011-05-25 11 05 23) こっちだな -- 名無しさん (2011-05-25 12 05 25) 豪華だな・・・ -- 名無しさん (2011-05-25 19 44 18) 持ってるのとかぶるけど絶対買うw -- 名無しさん (2011-05-25 20 22 14) がくぽってダンサム1曲だけ? -- 名無しさん (2011-05-26 08 53 31) どっちかはこういういかにもBESTって感じの曲にしてもいいと思うが、二枚だすなら一枚は工夫してほしかった -- 名無しさん (2011-05-27 19 39 39) 何でMEIKOいれてないのかちょっと気になる。でも選曲は神かなぁ。でも二枚目もうちょっとひねってほしかったー・・・。 -- 名無しさん (2011-05-28 16 39 13) せめてジャケットにくらいめーちゃん入れて欲しかった。 -- 名無しさん (2011-05-29 16 10 07) こっちも豪華だな。さすがBEST。 -- こりんあ (2011-05-31 01 04 30) ↑2もし入れたらジャケットに居るのになんで!ってならないかな?ま、1曲は入れるべきだとは思うけど。 -- 名無しさん (2011-05-31 20 12 57) 誕生日で買ってもらいます‼ -- 名無しさん (2011-05-31 22 01 25) 神曲ぞろいだなww -- 名無しさん (2011-05-31 22 45 37) 大量の曲が被る…買うか迷う -- 名無しさん (2011-06-01 22 42 56) めーちゃん....良い曲あるのに.. -- 名無しさん (2011-06-02 20 52 14) MEIKOによるボカロブームも良い曲も一部の人にとっては、というのが現実なんだよな -- 名無しさん (2011-06-02 21 44 33) 逆にKAITOの場合は中の人が歌ったというのもデカい気もしなくもない。 -- 名無しさん (2011-06-02 23 26 01) 何故MEIKO居ないの?って人が多くて良かったです。ほんと何でだろう… -- 名無しさん (2011-06-03 15 53 17) 消失一番かw -- 名無しさん (2011-06-03 17 34 09) supersell多すぎだろ かぶりすぎるのはBESTだからしょうがないか -- 名無しさん (2011-06-03 17 35 34) めーちゃん居なくてさみしい… -- にゃぐりん (2011-06-04 22 15 28) 「BEST」としないほうが不満少なかったと思わないか?BESTにふさわしい曲を選べったって個人で異なるんだから。スタッフェ・・・。 -- ちゅーか (2011-06-05 20 57 53) MEIKOファンじゃないけど、こういう集大成的なものは全員入れて欲しいわ -- 名無しさん (2011-06-06 00 03 18) メイコがいないとやっぱ欠けた感があるよねえ、特にジャケ絵・・・、 -- ・ (2011-06-06 01 19 41) BESTはBESTだね。ミリオン曲ばっかだし、ミクつかボカロを知らしめたスパセルもいるし・・・ただ、めいちゃん居ないのがやっぱし寂しいな -- 名無しさん (2011-06-06 03 00 50) 特にMEIKO好きってわけじゃないけど、せめて一曲ぐらいは -- 名無しさん (2011-06-07 11 09 31) イラストかわいい!! -- 名無しさん (2011-06-12 22 34 08) レンタルで充分なCDだな・・・ -- 名無しさん (2011-06-15 18 24 43) いいかげんMEIKOもKAITOもハブるのやめようよ・・・ -- 名無しさん (2011-06-17 18 25 27) ↑今回はいるけどKAITOもハブられること多から・・・って意味です。 -- 名無しさん (2011-06-17 18 26 51) ↑今回に限ってはKAITOよりがくぽの心配しろよ -- 名無しさん (2011-06-17 19 00 21) メイちゃんいないとやっぱ何か物足りない… -- 名無しさん (2011-06-22 01 24 38) Alice入ってるから欲しいけど微妙だなー まぁボカロ初心者向けのアルバムだな -- 名無しさん (2011-06-23 16 26 16) 初心者向けと皆さんおっしゃいますが、果たして需要はあるのでしょうか?別に私はBESTでも非常に喜ばしいのですが。 -- 名無しさん (2011-06-23 18 23 38) 俺は、金欠で買いたいけどレンタル・・・。まぁ最初からレンタルのつもりでしたが。。。 -- 名無しさん (2011-06-23 19 45 58) MEIKOはボカロのBESTとして入れるべき。ファンもこんなに多いんだし。 -- 名無しさん (2011-06-23 19 51 22) あれ?モザイクロールって、レーベルの関係上、駄目じゃないんですか? -- 名無しさん (2011-06-23 21 11 14) ↑ドワンゴが主催のコンピなのでレーベル関係なしに収録できるんだとおもいますよ。 -- 名無しさん (2011-06-23 21 21 37) 曲の再生数考えると、ファンが多のでなくて、声がデカイファンの方が多いのではないかと -- 名無しさん (2011-06-23 21 25 26) supercellは、もう「初めての恋が終わる時」だけでよかった希ガス -- 名無しさん (2011-06-25 00 53 00) なにこのネ申ぞろい。てことで両方買ってきた← -- ののあ (2011-06-25 18 35 30) 再生数だけが全てじゃないのに!めーちゃんにも良曲あるのに!>< -- 名無しさん (2011-06-25 21 21 46) ぜったい買います!金ピンチだけど・・・。 -- 名無し (2011-06-26 19 27 05) 魅力を感じるのがモザイクロールくらいだけだけど買うべきかな…(´・ω・`) -- shro (2011-06-27 02 12 01) 次はめーこ来い -- renge (2011-06-28 21 07 35) 新ボカロ旧ボカロはやっぱあんまり、なんですかね……手堅い中堅が張ってるし。 めーちゃんは残念だけど聴きたい曲あるし、どうしよっかな… -- 名無しさん (2011-06-29 00 52 20) 恋戦も初恋もないのなら、とりあえずWIMもなくすべき。個人的には鎖の少女より、同様にWIMテイストな白い雪のプリンセスは、が来て欲しかったなー それを抜いては、まあ文句ない選曲かな -- 名無しさん (2011-07-01 21 10 49) MEIKO・・・(; ;)ウッ -- 名無しさん (2011-07-02 20 58 55) 僕は、一枚もボカロCDもってないんですんごく欲しいo(^-^)o だがしかしー!!おさいふさんが泣いている…… -- たかたしろう (2011-07-03 23 12 47) オリコンあかが13位であおが14位だったね。売上も2つで2万枚ぐらいだからそれなりに売れたのかな? -- 名無しさん (2011-07-03 23 59 07) うぉぉ!!モザイクロールがある!!うれしぃ!! -- 名無しさん (2011-07-17 20 56 52) 買いましたよ!めっさ良かった!!買ってみたらいいと思います! -- 舞衣 (2011-07-24 16 59 26) なぜMEIKOの曲を入れなかったんだ -- 名無しさん (2011-08-13 15 19 35) 好きな曲いっぱい入ってるー^^ 何故めーこいないん? -- 名無しさん (2011-08-17 21 54 39) MEIKOならNostalogic(綴り違う?)とか黄泉桜とかあるのになぁ・・・なぜ? -- 名無しさん (2011-08-17 21 58 54) BESTだったらMEIKO一曲ぐらい入れてほしかった・・・なんかハブられてるみたいで嫌なんだよ(泣) -- 名無し (2011-08-22 15 45 28) 絶対モザイクロールで釣ってる…嬉しいけど…ミク率多くね?まぁしょうがないんだろうけど…。あと何故めーちゃん入れなかったッ!!??めーちゃんいい曲いっぱい歌ってるぞ(泣) 青かうなら赤買うよ!絶対に。。 -- GUMIッ子 (2011-08-22 16 25 30) 釣ってるっていうけど他のコンピだって人気曲で釣ってるでしょ?人気曲で釣るなんて商業CDでは当たり前のことなのに何をいってるんだか -- 名無しさん (2011-08-22 17 05 48) いい曲ばっかなんだけど…なぜめーちゃんがいないっ!? -- 名無しさん (2011-08-22 17 23 53) これに人気投票で選ばれたベスト盤も出せばかなり良いと思う -- 名無しさん (2011-08-23 10 47 21) あおも合わせてryoさんの曲が三曲以上は入れすぎだと思います。ryoさん出すなら入れるのはメルトだけにして他の曲入れたらいいと私は思いますね。 -- 風月 (2011-08-25 20 25 28) 私は買いはこっちだけどさ。やっぱめーちゃんいないなぁ……いくら何でもryoさん入りすぎだし、抜かしてめーちゃん入れればいいのに…めーちゃんもいい曲あるし。 -- 名無しさん (2011-08-26 23 11 16) ryo氏の曲入れすぎっていう意見には同意だが、それだけryo氏の曲がボカロ界に与えた影響が大きいということでしょう。まぁ何年後かにまたBEST出すだろうしその時はボカロPの被りをなくしてもらえれば良いと思う -- 名無しさん (2011-08-26 23 21 06) MEIKO目当てなら、EXIT買え。 -- すず (2011-09-11 12 54 57) 鎖の少女だ!・・・うれしいけどメイコが居ないのが悲しい -- 名無しさん (2011-09-12 20 09 39) ×2↑別にMEIKOだけが目当てって訳じゃないだろう。あくまでもこれはBESTアルバムな訳であって、既出ボカロは入ってるのになぜMEIKO一人がいないのか、という疑問を持つ人達が出てきてもおかしくはないと思うよ。 -- 名無しさん (2011-09-12 21 10 38) まあまあ・・・仕方ないってヽ(´▽`)/ポンポン ボカロって各キャラの曲数や再生数の偏りも激しいし、こういう事もあるさ。聴いてみたけどやっぱ神曲ばっかりだ(*´∇`*)メルト大好きです♪ -- 哀歌 (2011-09-29 03 41 35) 明日買いに行こうか迷う(^0^;)p -- みんこ (2011-10-08 17 52 41) 鎖の少女とモザイクロールとハッピーシンセサイザが入ってるCD探してたからメッチャ嬉しい♪ でも確かにめーちゃんなんでおらんねんって感じやけど曲的にしゃあないか。 -- ララミー (2011-10-17 16 43 15) このCDの第3段?みたいなのがでてほしいって友達が言ってました。 -- 美佳子 (2011-10-20 18 51 15) 第3段www -- 美羽 (2011-10-20 18 54 21) もし第3段的なCDがでるんだったら選曲をもうちょいひねってほしい -- エレナ (2011-10-23 19 09 34) ryoさんスゴイです! 4曲も収録されてます!! -- 鎌田美菜 (2011-10-23 20 13 32) 第3段とかwww -- 原はつみ (2011-10-25 21 32 32) 欲しい曲多いktkr -- エリ (2011-12-08 23 12 12) あかもあおもクリプトン6兄弟5人まで出してるならめーちゃんも出すべき。 -- 名無しさん (2011-12-30 00 09 45) そうですよね。あおの方がくぽないから、ジャケメイコ入れかえて、一曲ぐらい入れてもいいじゃん -- meria (2012-01-04 13 06 49) これ買いましたアア!!今も聞いてます!!! -- ふゆ (2012-01-12 04 05 06) うわぁあああああ古川さぁああああんn -- (^O^)/ (2012-02-21 18 59 00) 僕が最初に買ったボカロコンピ。メジャーな曲が多く、初心者にもおススメ。あおも一緒にどうぞ。 -- 竜奇 (2012-02-22 01 52 38) 欲しい曲多いCDって珍しいよね。買う! -- ゆか (2012-05-06 09 59 56) MEIKOの声こそ初心者向けな気がするんだが… -- 名無しさん (2012-05-21 07 25 27) 買いました -- 名無しさん (2012-06-03 15 39 40) なんでメイコ姉さんいないんだ… -- calces (2012-06-09 21 01 23) メイコさんいないΣ(・□・;)これはショック #128560;でもメルトとか入ってるから、かおうかなぁ...皆さんはあかとあおどっち買いますか? -- アミコ様 (2012-11-20 23 42 23) ほとんど被ってるのはまぁBESTだし、しょうがないとして、なぜにMEIKOがいない。がくぽは赤も青も出てるけど青のほう曲確か無かったよね?だったらMEIKOも入れてほしかったな、と思った。 長文失礼しました。 -- うい (2012-12-30 15 51 08) 確かに、うち赤も青もどっちも持ってるけどどっちもMEIKOいない。 がくぽはいるのに。長文失礼しました。 -- カゲロウ (2012-12-31 11 19 39) 弱虫モンブランとか↑人生ゲーム↓とか入ってればいいのになぁ••• -- ゆき (2013-01-28 22 49 28) でもとってもいいCDですね♪ -- ゆき (2013-01-28 22 52 33) ミリオン曲で編成したんじゃないですか? -- 名無しさん (2013-02-01 16 04 17) レンの曲って、けっこう少ないんだよねぇ・・・ -- ここうた (2013-03-28 11 01 40) オサムさんの絵めっちゃ好き!!!!! -- 名無しさん (2014-04-05 16 29 56) MEIKOさん最推しなのに、、、 -- 名無しさん (2021-08-17 15 55 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/projectdiva_ac/pages/1732.html
ゲーム開始時に筐体で設定できるクエストをクリアすることで獲得できるカード。 獲得したコレクションカードはDIVA.NETにて閲覧やオリジナル壁紙の作成が可能。 (※コレクションカード壁紙は1枚作成毎に10VP必要) モジュールカードと楽曲カードの組み合わせで、好みの壁紙を作成できる。 ※カード枚数は、2019年4月アップデート日(2019/04/24)の枚数。 【モジュールカード】(全399種+エトセトラ18種) キャラクター:初音ミク(173種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 001. 初音ミク 002. メイコスタイル 003. リンスタイル 004. スペチャン5 005. スペチャン39 006. ガリア軍第7小隊 007. P-スタイルPB 008. P-スタイルCW 009. P-スタイルIS 010. P-スタイルRP 011. P-スタイルLP 012. P-スタイルFB 013. P-スタイルMG 014. P-スタイルCG 015. チア 016. プラグイン 017. ゴシック 018. プリンセス 019. ミコ 020. にゃんこ 021. ねむねむ 022. ハートハンター 023. ボーカル 024. パンク 025. ダンサー 026. スター 027. フェアリー 028. スクール 029. スノウ 030. アラビアン 031. みやび 032. チャイナ 033. マジシャン 034. ホワイトドレス 035. パイレーツ 036. VN02 037. ギャラクシー 038. ハツネミク 039. 初音ミク スイムウェアS 040. 初音ミク スイムウェア 041. 初音ミク アペンド 042. ホワイトワンピース 043. ナチュラル 044. スピリチュアル 045. 初音ミク 蝶 046. 初音ミク クリスマス 047. カラフルドロップ 048. 雪ミク2010 049. ピンクポップス 050. ピンクポップス AS 051. 雪ミク2011 052. ヴィンテージドレス 053. みくずきん 054. ノーブル 055. おさんぽスタイル 056. 初音ミク キュート 057. サイハテミク 058. 初音ミク スイムウェアB 059. ジャー★ジ 060. パウダー 061. イエロー 062. エールダンジュ 063. 雪ミク2012 064. エンジェル 065. ∞ 066. スペイシーナース 067. 桜ミク 068. パッチワーク 069. コンフリクト 070. ラセツトムクロ 071. シャイニー 072. AMERICANA 073. ソニックスタイル 074. TYPE2020 075. Hello World. 076. チロル 077. ホワイト・イヴ 078. 回転少女 079. オービット 080. レーシングミク2010ver. 081. フェイ・イェン スタイル 082. レーシングミク2011ver. 083. 初音ミク 妄想ガール 084. 雪ミク 2013 085. 雪ミク 2013 AS 086. ドリーマー 087. リボンガール 088. レーシングミク2012ver. 089. らんみんぐ 090. 初音ミク スクール競泳 091. 初音ミク みずたまビキニ 092. 初音ミク 浴衣スタイル 093. 深海少女 094. ピエレッタ 095. アジテーション 096. スターヴォイス 097. パンジー 098. スターヴォイス AS 099. リンケージ 100. 雪ミク2014 101. CA 初音ミク 102. マジカルミライ 103. ディープスカイ 104. Hello,Good night. 105. Cheerful ミク 106. Cheerful ミク AS 107. イノセント 108. 堕悪天使 109. ねこねこケープ 110. 理系少女 111. フォニュエールスタイル 112. サマーメモリー 113. ハートビート 114. 初音ミク V3 115. out of the gravity 116. ハニーウィップ 117. インタビュア ミク 118. スイートパンプキン 119. リンちゃん愛し隊1号 120. 雪ミク 2015 121. メモリア 122. 壱ノ桜・桜花 123. 壱ノ桜・白桜花 124. 紫揚羽 125. ソリチュード 126. スチャラカハツネ 127. ホーリーゴッデス 128. わがまま工場長 129. シャノワール 130. シャノワール AS 131. メテオライト 132. ディメンション 133. アバンガード 134. グラデーションリゾート 135. ありふれミク 136. オレンジブロッサム 137. ナナイロライン 138. PIANO*GIRL 139. サイレン 140. ブレス・ユー 141. P4Dスタイル 142. 花詞 143. 華車 144. リグレット 145. マリオネット 146. 月光アゲハ 147. 雪ミク2016 148. ライアー 149. ストリートポップ 150. ゆるふわパステル 151. アゲアゲアゲイン 152. シュープリーム 153. Trip The Light Fantastic 154. プランセス・ブランシュ 155. 初音ミク 翠玉 156. みくりすたる☆ 157. エトワール 158. フェアウェル 159. ローザ・ビアンカ 160. 初音ミク スイムウェア/ST 161. マーチ・ヘイヤ 162. マイディアバニー 163. うさみみパーカー 164. Phantom Thief ミク 165. 鉄道員・鶯 166. 雪ミク 2017 167. ローザ・ノッテ 168. パジャマパーティ ミク 169. GHOST 170. セレブレーション 171. 雪ミク2018 162. 雪ミク2018 AS 173. 雪ミク2019 No.141は2015/11/5以降長らく欠番だったが、2016/6/23のアップデートで実装された。 キャラクター:鏡音リン(50種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 001. 鏡音リン 002. 鏡音リン スイムウェア 003. 鏡音リン クリスマス 004. チアフルキャンディ 005. リアクター 006. 鏡音リン キュート 007. 鏡音リン スイムウェアT 008. アシンメトリーR 009. EoEスタイル 010. 鏡音リン スクールウェア 011. 鏡音リン アペンド 012. 鏡音リン 蘇芳 013. 鏡音リン 蘇芳 妖狐 014. 陽炎 015. ブラックスター 016. レーシングリン2010ver. 017. 鏡音リン 妄想ガール 018. ネームレスNo.1 019. トラッドスクール 020. スタイリッシュエナジーR 021. 鏡音リン SW スクール 022. 鏡音リン しましまビキニ 023. 鏡音リン 浴衣スタイル 024. 鏡音リン 浴衣スタイル AS 025. 魔導師のタマゴ 026. 鏡音リン 桜月 027. メランコリー 028. CA 鏡音リン 029. Cheerful リン 030. トランスミッター 031. シザーズ 032. 鏡音リン 雨 033. 鏡音リン Future Style 034. 弐ノ桜・胡蝶 035. マジックシェフ 036. 夢見るパンダ 037. ミラクルスターリゾート 038. ヒマワリ 039. ヒマワリ AS 040. ソレイユ 041. フェアリーワンピース 042. フェイカー 043. Poppin Delight 044. アドレサンスプリンセス 045. 鏡音リン スイムウェア/ST 046. アルパーカー R 047. Phantom Thief リン 048. 天袖 049. 鉄道員・金糸雀 050. パジャマパーティ リン キャラクター:鏡音レン(42種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 001. 鏡音レン 002. 鏡音レン スイムウェア 003. 鏡音レン クリスマス 004. スクールジャージ 005. パンキッシュ 006. 鏡音レン スイムウェアWS 007. アシンメトリーL 008. 鏡音レン スクールウェア 009. 鏡音レン アペンド 010. 鏡音レン 藍鉄 011. 鏡音レン 藍鉄 妖狐 012. ストレンジダーク 013. ブルームーン 014. ネームレスNo.7 015. 生徒会執行部 016. スタイリッシュエナジーL 017. 鏡音レン SWボクサー 018. 鏡音レン 浴衣スタイル 019. スターマイン 020. バッドボーイ 021. バッドボーイ AS 022. 鏡音レン 鶴 023. Cheerful レン 024. レシーバー 025. 鏡音レン 鳳月 026. トリッカー 027. アイスフォグ 028. 弐ノ桜・扇舞 029. テレカクシパーカー 黄色 030. 恋するシロクマ 031. ポップスターリゾート 032. アヤサキ 033. アヤサキ AS 034. シエル 035. ホワイトエッジ 036. イレイザー 037. Bebop Knave 038. アドレサンスナイト 039. 鏡音レン スイムウェア/ST 040. アルパーカー L 041. 鉄道員・銀朱 042. パジャマパーティ レン キャラクター:巡音ルカ(43種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 001. 巡音ルカ 002. 巡音ルカ スイムウェア 003. 巡音ルカ 華 004. 巡音ルカ クリスマス 005. ハードロック 006. シフォンワンピース 007. フェアリーマカロン 008. 巡音ルカ スイムウェアP 009. フロイライン 010. サイバーネイション 011. VFスーツ 012. 巡音ルカ 魔女っ娘Style 013. 巡音ルカ コンフリクト 014. サイレンス 015. ナギサ・レプカ 016. ナギサ・レプカ AS 017. レーシングルカ2010ver. 018. ロジカリスト 019. 放課後モード 020. クイン・ビー 021. 巡音ルカ 競泳タイプ 022. 巡音ルカ リゾートビキニ 023. 巡音ルカ 浴衣スタイル 024. 森の妖精姫 025. エターナルホワイト 026. CA 巡音ルカ 027. Cheerful ルカ 028. アムール 029. ゆるふわコーデ 030. インタビュア ルカ 031. リンちゃん愛し隊2号 032. リクルーター 033. 参ノ桜・楓香 034. サクセサー 035. トゥインクルリゾート 036. テンプテーション 037. フローラル 038. 巡音ルカV4X 039. 巡音ルカ 紅玉 040. 巡音ルカ スイムウェアP/ST 041. ねこみみパーカー 042. 鉄道員・薔薇 043. パジャマパーティ ルカ キャラクター:MEIKO(34種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 001. メイコ 002. メイコ スイムウェア 003. メイコ クリスマス 004. スカーレット 005. セクシープディング 006. メイコ スイムウェアB 007. ふわふわコート 008. メイコ 大正浪漫 009. モダンガール 010. モダンガールAS 011. 紅葉 012. ローレライ 013. 怪盗ブラックテール 014. レーシングメイコ2010ver. 015. グラデュエート 016. BBオペレーター 017. ホイッスル 018. MEIKO ウォーターポロ 019. MEIKO ロングパレオ 020. MEIKO 浴衣スタイル 021. ノエル・ルージュ 022. CA メイコ 023. Cheerful メイコ 024. ブルークリスタル 025. MEIKO V3 026. 零ノ桜・紅椿 027. バイカラーリボンリゾート 028. ブレイジング 029. マリーン・リボン 030. MEIKO スイムウェア/ST 031. ひつじさんウェア 032. Phantom Thief メイコ 033. 鉄道員・紅葡萄 034. パジャマパーティ メイコ キャラクター:KAITO(41種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 001. カイト 002. カイト スイムウェア 003. カイト クリスマス 004. クラシック 005. ネコサイバー 006. カイト スイムウェアV 007. カイト スイムウェアV AS 008. キャンパス 009. カイト ホワイトブレザー 010. 時雨 011. スミレ 012. オンザロック 013. VF ニンジャ 014. VF ニンジャ AS 015. 学ラン★パーカー 016. カイト V3 017. ジーニアス 018. KAITO ハーフスパッツ 019. KAITO 浴衣スタイル 020. ジェネラル 021. ジェネラル AS 022. レクイエム 023. Cheerful カイト 024. Cheerful カイト AS 025. ギルティ 026. ダイヤモンドダスト 027. 零ノ桜・蒼雪 028. 零ノ桜・白雪 029. テレカクシパーカー 青色 030. プレイドリゾート 031. ホリデイ 032. オリジネイター 033. プランス・ブラン 034. ローザ・ブルー 035. KAITO スイムウェアV/ST 036. KAITO スイムウェアV AS/ST 037. おサカナつなぎ 038. Phantom Thief カイト 039. 鉄道員・空 040. ローザ・ルーノ 041. パジャマパーティ カイト キャラクター:派生キャラ(16種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 1.(ネル001) 亞北ネル 2.(ネル002) エスニック 3.(ネル003) 亞北ネル スイムウェア 4.(ネル004) 部活少女 5.(ハク001) 弱音ハク 6.(ハク002) サイバーダイブ 7.(ハク003) 弱音ハク スイムウェア 8.(ハク004) ゴシック・パープル 9.(咲音001) 咲音メイコ 10.(咲音002) ブラックワンピース 11.(咲音003) ブラックワンピース NS 12.(咲音004) 咲音メイコ スイムウェア 13.(咲音005) ノスタルジー 14.(テト001) 重音テト 15.(テト002) 重音テト スイムウェア 16.(テト003) M・S・J キャラクター:エトセトラ(18種) + 長いので折りたたみ カードNo. カード名 カードNo. カード名 カードNo. カード名 (001) 初音ミク [ミクコレ] (007) 初音ミク [ミクコレ] (013) どっとねっとミクさん (002) 鏡音リン [ミクコレ] (008) 鏡音リン [ミクコレ] (014) どっとねっとリンちゃん (004) 鏡音レン [ミクコレ] (010) 鏡音レン [ミクコレ] (015) どっとねっとレンくん (006) 巡音ルカ [ミクコレ] (012) 巡音ルカ [ミクコレ] (018) どっとねっとルカさん (005) メイコ [ミクコレ] (011) メイコ [ミクコレ] (017) どっとねっとMEIKOさん (003) カイト [ミクコレ] (009) カイト [ミクコレ] (016) どっとねっとKAITO兄サン 【楽曲カード】(全242種) + 長いので折りたたみ カードNo. 楽曲名 カードNo. 楽曲名 カードNo. 楽曲名 001. 恋は戦争 002. ワールドイズマイン 003. その一秒スローモーション 004. ひねくれ者 005. メルト 006. Far Away 007. ストロボナイツ 008. Star Story 009. Last Night, Good Night 010. Packaged 011. 雨のちSweet*Drops 012. マージナル 013. フキゲンワルツ 014. ミラクルペイント 015. Dreaming Leaf -ユメミルコトノハ- 016. 恋スルVOC@LOID 017. 荒野の森と魔法の歌 018. いのちの歌 019. ハト 020. moon 021. みくみく菌にご注意♪ 022. The secret garden 023. Dear cocoa girls 024. 天鵞絨アラベスク 025. ラブリスト更新中? 026. Ievan Polkka 027. みくみくにしてあげる♪【してやんよ】 028. 金の聖夜霜雪に朽ちて 029. えれくとりっく・えんじぇぅ 030. あなたの歌姫 031. 初音ミクの消失 032. Magical Sound Shower 033. 星屑ユートピア 034. StargazeR 035. 孤独の果て 036. 片想いサンバ[NORMAL] 037. 片想いサンバ[HARD / EXTREME / EXTRA EXTREME] 038. サヨナラ・グッバイ 039. 崩壊歌姫 -disruptive diva-[NORMAL] 040. 崩壊歌姫 -disruptive diva-[HARD / EXTREME / EXTRA EXTREME] 041. ZIGG-ZAGG 042. ナイトメア☆パーティナイト 043. 恋ノート//// 044. SYMPHONIC DIVE - DIVA edit - 045. どうしてこうなった 046. オオカミガール 047. ペリコ・スペースシッパー 048. Starlite★Lydian 049. タイムリミット 050. Holy Star -2010 DIVA mix- 051. melody... 052. saturation 053. 多重未来のカルテット -Quartet Theme- 054. 迷的サイバネティックス 055. ピンクムーン 056. 透明水彩 057. いろは唄 058. こっち向いて Baby 059. カラフル×メロディ 060. ロミオとシンデレラ 061. カンタレラ 062. Change me 063. 愛言葉 064. ぽっぴっぽー 065. 炉心融解 066. 右肩の蝶 067. Promise 068. マスターオブパペッツ 069. Pane dhiria 070. ほしをつくるひと 071. So much loving you★ -DIVA Edit- 072. ジュゲムシーケンサー 073. ココロ 074. Innocence 075. Just Be Friends 076. カラフル×セクシィ 077. 初めての恋が終わる時 078. magnet 079. サイハテ 080. VOiCE -DIVA MIX- 081. ハジメテノオト 082. さあ、どっち? 083. イヤイヤ星人 084. Equation+** 085. 嘘つきベティ 086. 数多の舞 -Dance of many- 087. ファインダー(DSLR remix - re edit) 088. Yellow 089. ジェミニ 090. 巨大少女 091. サウンド 092. ルカルカ★ナイトフィーバー 093. 迷子ライフ 094. ハイスクール Days - DIVA EDIT 095. そいやっさぁ!! 096. break;down 097. 花舞月詠譚 098. 初音ミクの激唱 099. ダブルラリアット 100. クローバー・クラブ 101. ほんとは分かってる 102. Dear 103. from Y to Y 104. 恋色病棟 105. フランシスカ 106. 悠久-Song of Eternity-DIVAMIX- 107. 裏表ラバーズ 108. パズル 109. Leia 110. 結んで開いて羅刹と骸 111. 番凩 112. slump 113. Gothic and Loneliness 〜I'm the very DIVA〜 114. Pallete 115. 千年の独奏歌 (DIVA edit) 116. パラジクロロベンゼン 117. 積乱雲グラフィティ 118. 忘却心中 119. ねこみみスイッチ 120. リンリンシグナル -Append Mix- 121. 歌に形はないけれど 122. *ハロー、プラネット。(I.M.PLSE-EDIT) 123. 那由他の彼方まで 124. SPiCa -39's Giving Day Edition- 125. ローリンガール 126. Starduster 127. 孤独の果て -extend edition- 128. 右肩の蝶 -39's Giving Day Edition- 129. ワールズエンド・ダンスホール -Live Dance Edition- 130. 妄想スケッチ 131. No Logic 132. 白い雪のプリンセスは 133. ゆめゆめ 134. on the rocks 135. キップル・インダストリー 136. AFTER BURNER 137. 千本桜 138. 39 139. LIKE THE WIND 140. ネコミミアーカイブ 141. ブラックゴールド 142. Rosary Pale 143. ふたりで。 144. 深海シティアンダーグラウンド 145. 深海少女 146. Absolunote 147. アウト オブ エデン 148. ルシッドドリーミング 149. キャットフード 150. Fire◎Flower 151. アンハッピーリフレイン 152. Weekender Girl 153. FREELY TOMORROW 154. DYE 155. 天樂 156. Stay with me 157. ハイハハイニ 158. Tell Your World 159. トリコロール・エア・ライン 160. システマティック・ラヴ 161. メランコリック 162. SING SMILE 163. 巴里映画少女 164. モノクロ∞ブルースカイ 165. ネガポジ*コンティニューズ 166. 秘密警察 167. ACUTE 168. リモコン 169. 唐傘さんが通る 170. デンパラダイム 171. Nyanyanyanyanyanyanya! 172. どういうことなの!? 173. MEGANE 174. 東京テディベア 175. おはヨーデル(Oha-Yo-del!!) 176. ネトゲ廃人シュプレヒコール 177. 鏡音八八花合戦 178. サマーアイドル 179. 1/6 -out of the gravity- 180. タイムマシン 181. ODDS ENDS 182. インタビュア 183. ブラック★ロックシューター 184. Sweet Devil 185. 月向こうまでのトラベル 186. ブラックノートに溺れさせて 187. ステップフォワード 188. Nostalogic 189. キミに 190. ナイト・オブ・ライト 191. 夢喰い白黒バク 192. リンちゃんなう! 193. Mellow Yellow 194. 夢の続き 195. Hello, Worker 196. スノーマン 197. エレクトロサチュレイタ 198. ぎずも 199. 桜ノ雨 200. 偶像無線(Game edit) 201. WORLD'S END UMBRELLA 202. 千本桜 -F edition- 203. テレカクシ思春期 204. トリノコシティ 205. え?あぁ、そう。 206. はじめまして地球人さん 207. 神曲 208. Sadistic.Music∞Factory 209. スイートマジック 210. エンヴィキャットウォーク 211. スキキライ 212. メテオ 213. 二次元ドリームフィーバー 214. アカツキアライヴァル 215. ありふれたせかいせいふく 216. DECORATOR 217. Glory 3usi9 218. PIANO*GIRL 219. こちら、幸福安心委員会です。 220. 二息歩行 221. 指切り 222. からくりピエロ 223. 壊セ壊セ 224. Knife 225. soundless voice 226. なりすましゲンガー 227. Blackjack 228. erase or zero 229. アゲアゲアゲイン 230. Shake it! 231. サンドリヨン 232. アドレサンス 233. 骸骨楽団とリリア 234. 君の体温 235. LOL -lots of laugh- 236. Hand in Hand 237. ヒビカセ 238. ピアノ×フォルテ×スキャンダル 239. アマツキツネ 240. 1925 241. ゴーストルール 242. 砂の惑星 feat.初音ミク 【カード再抽選について】 DIVA.NETにて、被ったカード3枚を使用して、新しいカード1枚に再抽選できる。 ただし、再抽選して出たカードは、必ず新しいものとは限らず、既に持っているカードが出る場合もある。 再抽選に利用できるカードはモジュールカード・楽曲カードを問わない。 稀に、ラッキー要素として、3枚再抽選→1枚プラスもう1枚or2枚追加で出る場合もある。(再抽選の結果、計2枚or3枚) 【同カード獲得ボーナス】 Future Tone Version A REVISION 1からの新要素。 クエストクリア後に獲得するコレクションカードでまったく同じカードを獲得した場合に、ボーナスとして2枚重複だと200VP、3枚重複だと1,000VPを獲得できる。 ただし、同じカードの対象となるのは1つのクエストごととなり、1度に複数のクエストをクリアしても、それぞれ別々として判定される。 →つまり、複数のカードを獲得できる「7DAYSクエスト」「スペシャルクエスト」が対象となる。 コメント MEIKO#31 ひつじさんウェア、KAITO#37 おサカナつなぎを確認。MEIKO#32、KAITO#38がPhantom Thief各種です。 -- (名無しさん) ここまで反映。 -- (名無しさん) リン♯49 鉄道員・金糸雀でしたので、48が天袖です。 -- (名無しさん) 楽曲#239 アマツキツネを確認。#240が1925ですね。 -- (名無しさん) カイト#40 ローザ・ルーノ。#39 が鉄道員・空 tu -- (名無しさん) ミク#167 ローザ・ノッテでした。 -- (名無しさん) ミク#166 雪ミク2017でしたので、165が鉄道員・鶯です。 -- (名無しさん) ここまで反映 -- (名無しさん) 今更ですが、この前の確率アップの時に出たプレミアム再抽選の件を覚えている方でいいのでお願いします。 -- (名無しさん) ミク169 GHOST 170 セレブレーション 楽曲241 ゴーストルール、242 砂の惑星でした。 -- (名無しさん) ここまで反映 -- (名無しさん) 独り言程度だけど、 モジュカードのセレブレーションがなかなか来ない…、 それでも儒gカードだけは一応全制覇なんだけど (曲カードはまだまだあるが、) まあ気長に頑張ろうかなあ -- (麻里亜) 一応これだけ報告を 今日たまたまですが 新モジュールカードの雪ミク2018のカードゲットしました171雪ミク2018です多分だけど 171雪ミク2018AS 172雪ミク2019でしょうか・・・?? -- (麻里亜) ミスりました 今日、雪ミク2019年ゲットしましたが173番でした 雪ミク2018(NORMAL)が171 雪ミク2018AS172ですね -- (麻里亜) どっとねっとルカさん持ってないから永遠にコンプリートできないのが悲しい。 -- (名無しさん) 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1577.html
【魔剣領域BladeZoneⅣ】 赤い帽子の少女 Ⅰ ダルキー・アヴォガドロ 夕食を終えて食器も洗い終えてから……つい物思いに耽っていた。 日本に着てから何日経っただろうか。 季節は夏から秋にシフトした。この国に来た当初の蒸し暑さはどこかに失せ、今は木々の色も緑を無くしている。日本人はこういう風景に哀愁を感じるらしい。俺も少しだけ気持ちは分かる。哀愁の感情がもやもやとしている。 しかし俺の場合は純粋に秋の雰囲気によるものではなく、いくらかのホームシックも混じっている。 ホームタウンの馴染みの味や風土を思い出して、結構切ない。そしてシリウスの弩阿呆は俺がこんな思いをしてる時にも、馴染みの店でパスタやピッツァをそこらでナンパした娘と一緒に貪っているかと思うと本気でイラつく。 あの野郎……。 「ダルキー様」 そんなことを考えていたらいつの間にかウルカさんが隣にいた。 「おや、何ですかウルカさん」 自賛する訳ではないものの、この短い期間によくもここまで日本語が上達したよな。 早く覚えないと生活に支障があって困るのだから当然とも言えるけど。 「実は、お願いがあります」 「お願い?」 珍しい。 彼女はあまり自分の欲求を口にしない。 食事のメニューをリクエストしたこともない。ちなみにカルラは「万漢全席作ってくださいね」と阿呆なことを言ったことがある。俺はイタリア料理専門だ。 閑話休題。 「ウルカさん、お願いとは?」 「今度の日曜日、この学園の外に出たいのです」 「外に……?」 この学園都市――異能力者養成学校双葉学園を中心とした双葉区は海上の人工島に作られた街だ。本土との間には双葉大橋と呼ばれる一本の橋だけが架かっており、行き来するには基本そこを通る。入る時もそうだった。 しかしこの橋、検問がある。 理由は二つ。入れないためと出さないため。 異能という世間に秘匿された力を扱う場所として、それを知らない外界の人間を入れないため。 そして、中の生徒を許可なく出さないため。 それだけだと「おいおいどこの刑務所だ」みたいな感想に至る。実は俺も最初はそう思った。 しかしこれはどちらかと言えば生徒のための制度だ。 生徒の大半は異能の力に目覚めている。すると、色々な奴が子供達を襲うわけだ。 化物共、犯罪組織、行きずりの殺人鬼。異能の力を持つ人間は大なり小なりトラブルに巻き込まれやすい。 だから無用心には出られないようになっている。出られるのはカルラがいつもやっているチーム単位での化物討伐のための出動か、特段の事情があった場合、あとは帰省シーズンか。 ちなみに最後の帰省シーズンに関しては一部の教師は気を張って大変だとヨシハルが漏らしていた。 さて、そんな訳で帰省シーズンでもない以上は特段の事情がなければ出られないわけだが。 「なぜ外に?」 「……今度の日曜日は」 「お母様の、命日ですから」 ああ。 そういえば、資料にも書いてあったな。 ウルカさんの母親。彼女がずっと幼い頃に亡くなった女性。 そして、死後に娘を支えられる人間を残すためEADDに依頼した。 依頼の結果で俺は今この国にいる。 「わかりました。学園の方に掛け合ってみましょう。理由が理由ですし、カルラやヨシハルにも協力してもらえば許可も下りるでしょう」 「本当、ですか?」 「確約は出来ませんが、まぁいけます」 「……そうですか」 彼女はふぅと息をついて、 「良かった……」 そう言って、少しだけ微笑んだ。 「…………」 「ダルキー様、どうなさいました?」 ウルカさんの表情はいつもの顔に戻っていた。 「いえ、何でも」 ポリポリと頬を掻いて誤魔化した。 「ところでウルカさん、お母様のお墓はどこにあるんです? 遠いところだとそれなりに準備が必要ですが」 「そんなに遠くはありませんよ。東京都の近郊です。街の名前は」 「針山市です」 ???: 夢を見ていると、たまに「これは夢」と気づけることがある。 メイセキムと言う現象と誰かが言っていた。 きっと今がそのメイセキムの中。 自分の夢なのにまるで他人事のように思える。 自分の過去の夢なのに、他人事。 夢の中のアタシは体中傷だらけ。服だって端切れみたいなもの。 浅く雪の積もった路地裏を、赤く腫れた裸足の足で懸命に走っている 覚えてる。アタシはこのとき逃げていたんだ。 あのゴミだめの様な町の裏路地を。 逃げて、逃げて、逃げて。 逃げたところでどうにもならないってこのときのアタシはもうわかっていたのに。 捕まっても、逃げても、シアワセになんてなれないって思っていたのに。 でも、捕まって痛い目に遭うのが怖かったから、足をボロボロにして逃げていたんだ。 そうして逃げて、逃げて、逃げて。 目の前に一軒のお屋敷があった。 覚えてる。これはほんの偶然。 けれど偶然は続いて、お屋敷の柵が少し壊れていた。 アタシは逃げるためにその柵をくぐって、そこで……。 「……きな」 夢の中にいたアタシを、揺り起こす誰かの声。 「<帽子>の、起きな」 まどろみが途切れて目を開けると、そこにはもう見慣れた<使い魔>の魔女の、眼鏡付の顔。 「……着いた?」 まだ少し眠りを引きずった声だと、自分でも気づいた。 「アナウンスによればあと十分ってところさ」 「そう」 「しかし、熟睡してたみたいじゃないのさ。よくこんな場所で眠れるね」 こんな場所……飛行機のエコノミー席のことかな。 「そう? 快適だけど」 少なくとも、夢の頃のアタシの生活に比べれば、ずっと快適。 「私は駄目だね。飛んでるのに風を感じないってのが気味悪くて仕方ないよ」 「だったら、<箒>の魔女に乗せていってもらえば良かったんじゃない? あなたの荷物も彼女が運んでいるんでしょう?」 アタシのと違って飛行機には載せられないものね、あなたの武器は。 「……あいつの海上横断危険運転に付き合う気はないさ」 そうね、アタシも御免。 「<箒>のはもう着いてるだろうし、<鏡>のは先に現地入りしてるから私らで最後さね」 「そう」 <鏡>の魔女ならきっと準備していてくれるはず。 アタシ以外の三人の魔女の中で唯一信用できない相手だけど、彼女の手腕だけは信じられる。 「現地での儀式の準備や触媒の選別は<鏡>の魔女がやってくれているはずよ」 「そうさね。あいつの情報力にはホント頭が下がるよ……ところで、儀式をやる街ってどこだったかね?」 「忘れたの?」 「トーキョーの、ハリヤマ市よ」 ダルキー・アヴォガドロ: 出発前日の土曜日の夜。 俺は面倒に思いながらも入念に明日の交通ルートをチェックしていた。俺が車の免許を持っていないこともあって、移動は基本的に電車とバスだ。 そのため念には念を入れて路線図と運行表をチェックする。 ……しかし、素で面倒くさい。移動も移動ルートを考えるのも面倒くさい。 本当はハイヤーかリムジンで直接その墓地まで行きたい。 しかしそんな予算はない。こればっかりはカルラが白東院家を出奔していることが悔やまれる。出てなければ色々使い放題だっただろうに。 まぁ、これはカルラなりにちゃんと考えての選択なのだろうからいたしかたないが。 ……傍目には売り言葉に買い言葉だった気もするが。 「ダルキーさん、頑張りますねぇ」 後ろからカルラ本人に声をかけられた。 今のカルラはリビングのソファーに座り、ポリポリと煎餅齧りながらTVのワイドショーを見ている。 夕飯食い終わった後だろうに。 「……ところで何で今日はこっちの部屋でくつろいでいる?」 「ウルカさん、ちょっと気が張っているようですから」 なるほど、少しナイーブになってるウルカさんを一人にしてあげたいってことか。 ……ん? 「で、いつまでこっちの部屋にいる気なんだ?」 「ウルカさんが寝つくまでですね」 ……俺の気が散る。 「あ、私はハイヤーかリムジンでの往復を希望いたします」 「そんなもんねえよ」 あったらいいけど。 さておき、明日の墓参りには姉のカルラも同伴する。 加えて、なぜかあの馬鹿、もといアイアンボルトも同行ときた。 そうなった理由はヨシハルに言わせるとこういうことらしい。 「学生を一人で出しても三人で出しても、遭遇するトラブルの大きさが変わるわけじゃないわ。だったら三人の方が危険は少ないのよ」 とのこと。 三人いれば苦労も三分の一、って意味だろうが……それは下手すると一人で済むものが三人お陀仏にもなるかもしれないということ。 その可能性の考慮が薄いあたり、この学園は地味に生徒のトラブル処理能力に期待しすぎだよな。 ともあれ、どっちにしても俺が護衛すればいいわけだ。面倒くさいけど。 なお、今回の場合、本来はアイアンボルトではなくヨシハル自身がついていくはずだったのだが、今日の夜になって明日の午前にどうしても外せない用事が入ったらしい。だから許可証を発行し、次いで自分の代わりに弟子のアイアンボルトを同伴させる、とのこと。保護・監督役はヨシハルがいなくとも俺がいるから大丈夫だと判断したらしい。 しかし正直に言って、あのアイアンボルトと元護り屋でエキスパートのヨシハルでは、一緒に仕事する上で信頼度に天と地の差がある。アイアンボルトも段々と腕が上がってきているがプロにはまだ程遠い。もしも明日、何かトラブルが起きて一線級の敵と交戦すれば時間稼いで死ぬのが関の山だ。 それでもいないよりはマシだが。 「何も起きないのが一番なのだけれど……。うちの学生、トラブルに遭うこと多いから。怖いことから笑えることまで」 どんな前例があったのかは知らないが、あのオカマの顔にはどことなく哀愁が漂っていた。 交通手段を確認し終えてから、俺は別の情報も確認し始めた。 それは異能やバケモノ、土地の性質に関する情報。 今回は時間もあったので予めヨシハルに頼んでデータをもらっている。 針山市周辺を何らかの異能組織が拠点にしていることもなく、特筆するバケモノの被害もない。 唯一気になるのは土地のデータ。地脈……地面を流れる魂源力のエネルギーの流れが少し変わっている。 いくつかの地脈が針山市の地下に流れ込み、そこからまた別の方角へとエネルギーが流れている。言わば地脈のターミナルのようなものがある。 普通こういうポイントはどこかしかの組織が押さえたり、バケモノの巣窟になったりするものだが針山市にその兆候はない。 強いて言うと、ウルカさんの母親が眠る墓所自体が少し変わっている。カルラに聞いたところによるとこの墓所は白東院家の管轄であり、白東院家や同系統の家に由来する故人は全てその墓所に骨を埋めているらしい。そんな場所だからか近くには小規模な神社と祠もあるそうだ。 しかし今までこれといった事件が起きたこともなく、事件の火種のようなものも感じ取れない。 特に問題はないと俺は判断した。 ???: 日本に到着してからアタシと<使い魔>の魔女は針山市のホテルに滞在していた。<鏡>の魔女から連絡があるまではそうしていると打ち合わせていたから。街中で下準備をしながらアタシは連絡を待っていた。 それからどれだけ待たせられるのかと思ったけれど、意外に早く数日で<鏡>の魔女から集合の連絡があった。それは今夜の零時丁度。 「ヤッホー! アリサちゃんにベアトリス、おっひさー!」 集合場所に行くと<箒>の魔女が相変わらず無駄な陽気で笑顔を振りまいていた。 彼女は両肩にそれぞれ一袋ずつ長い布袋を担いでいる。それは大きさと長さが異なり、どちらかと言えば右肩の物の方が大きい。 「よう<箒>の。あたしの相棒落としたりしなかっただろうな?」 「だいじょぶだいじょぶ! キチンと高速丁寧に運んだよ!」 そう言って<箒>の魔女は右肩の布袋を<使い魔>の魔女に渡した。受け取った<使い魔>の魔女は布袋から中身を取り出す。 それは飛行機では運べないモノ……巨大な黒いマスケット銃。 普通のマスケット銃よりも太くて長い、どちらかと言えば手持ち大砲みたいに不細工な銃。 それが彼女の得物――巨銃にして巨獣、ベヒモス。 「離れてたのはほんの数日だったのに、こいつの重さが懐かしくなっちまったよ」 「それ、運ぶにはちょっと重かったけどミーナとスパルナちゃんなら日本海横断くらいラクショーだよ!」 そういえばミーナという名前だった<箒>の魔女も左肩の布袋から自分の得物を取り出す。 それは一見すると箒のような代物。しかしよく見れば柄の先には刃があり、箒のブラシ部分は羽毛で出来ている。 あれは槍。神槍にして神掃、スパルナ 「…………」 自分の得物を手に取った二人に釣られてか、アタシもつい頭上の帽子を被り直す。 手に取ったこれがアタシの全て。アタシの未来の何もかも。 赤色の、血のような赤色の帽子。 錯帽にして策謀、レッドキャップ。 まぁ、赤い帽子は<鏡>の魔女以外は全員被っているのだけれど。 『皆さん、お揃いのようですわね』 聞こえた声の方を向くと、そこには一枚の姿見が立てかけられている。 あれを通じて声の主……、<鏡>の魔女は姿を見せずに話をするつもりみたいね。 彼女の所持する魔鏡にして魔境、ミラーデビル。その能力なのは分かるけれど。 そんな風だから、信用できないって言うのよ。 『全員無事に欧州からこちらへ来ることが出来て一安心ですわ』 「そうね、アタシも嬉しいわ」 一人でも欠けたらそれだけ失敗する確率が上がってしまうから。 「けど<鏡>の魔女。わかっているでしょう? アタシ達はただ逃げてきたんじゃない。ここであの儀式をやり直すために来たのよ」 『ええ。ええ、わかっていますよ。そのために最適なポイントは割り出してあります。そして、必要な触媒の選別もね』 「そう、ならもうやることは決まっているわ。触媒を手に入れて、それを使って儀式を済ませる。それでお終い」 そう、それでいい。 そうすればアタシは……。 「よーし! 頑張っちゃうよー! ……あれ? ところでミーナたち、どうして儀式しようとしてるんだっけ?」 ……チッ。 「<箒>の。あんたそこまで頭空っぽさね?」 「むー! じゃあベアトリスはわかるの!?」 「もちろんさね、それは……ん? 何でさ?」 「…………」 ああ、またか。面倒ね。本当に面倒。 また掛け直さないとじゃない。 「それより、私ら何で日本に……なあ<帽子>の、あんたは」 「――レッドキャップ、錯思」 アタシが呪文を唱えると、<使い魔>と<箒>の顔はボンヤリとしたものになる。 同時に二人が被っている赤い帽子――レッドキャップの分身が幽かに発光する。レッドキャップの能力が働いている証だ。 これでまた暫くは二人とも思考に蓋をして動いてくれる。 アタシの駒として。 『ウフフ、怖いですわねぇ。レッドキャップの精神操作は。ワタシも姿を見せたらこうなってしまうのかしら』 もちろんそのつもりよ。そうじゃないと信用できないもの。 けど彼女は絶対に姿を見せないし帽子を被せることも出来ない。 だから三人の中で唯一、<鏡>の魔女は信用できない。 それでも彼女の情報収集能力は優秀で必要だから、彼女とはお互いに利用しあう関係になるしかない。 『儀式を終えるまではお互いに共闘しましょう?』 同意見ね。 「ええ、儀式を成功させるまではね」 英国では失敗させられたけど、今度はもうしくじらない。 必ず成功させる。 「<鏡>の魔女、早く触媒の情報をくれない? 出来れば今夜中に片をつけたいわ」 あまり長く掛かると前回のように邪魔が入るから。 けど、<鏡>の魔女の言葉はそんなアタシの考えとは裏腹のものだった。 『あら、今夜は無理ですわよ。儀式の場所や触媒はもうアタリをつけていますけれど』 『触媒は、明日この街に来ますもの』 榊芳春: 今は日曜日の午前中。 けれど私は学校の会議室で他の先生方と並んで座っている。 「それでは会議を始めたいと思います」 今頃、四人とも針山市に着いたころかしら。それともちょっと早いくらい? 私も教員会議がなければついていくところなのだけれど。 今日の会議内容は国内に侵入したテロリストについて。 この学園では似たような会議が月一くらいで開かれるわ。それだけ重大な問題が多い。そして同時に、問題が可能な限り生徒に及ばないよう手を尽くさないと、ってことでもあるもの。 照明が落とされてカーテンが引かれた会議室の中、プロジェクターがスクリーンに画像を映している。 スクリーン上には三人の女の子の写真と、顔に?マークが描かれた黒いシルエットが一つ。 「先日、欧州で指名手配されていた異能力者集団<赤色の魔女達>が日本に侵入したことが判明しました」 スクリーンの横では前線指揮官としても優秀な高等部のクラウディウス先生が概要を説明してくれているわね。 普段はちょっと見ていて危なっかしいけれど、こういう時はキリッとしてるのよねぇ、彼女。 「彼女達は英国で重大な魔術テロを行おうとして、現地の異能力者機関に未然に防がれています。ですから、日本で再度魔術テロを行う可能性も否定できません」 あら怖い。 「彼女達は全員マジックアイテム使用型の魔術系異能力者、魔剣使いです。元々はマジックアイテムを伝える魔剣魔女の一族の継承者たちだったのですが、一族を離れ、離れた者同士でチームを作ったみたいです」 家に馴染めなかった女の子達が家を飛び出して同じ境遇の仲間を探した、って風にも受け取れるけれど何となくそうじゃない気がするわね。 この三人、みんなまだ若いけれど……一人だけ目が違う。 暗く沈んで、澱んだ目の光。 こういう目をしている子は……ダメ。 他人を地獄に引きずりこむことを躊躇しない目よ。 「彼女達は何故<赤色の魔女達>と呼ばれているのですか?」 会議に参加している先生の一人から質問が出た。 それは私もちょっと気になってた質問ね。 「事件当時、彼女達全員が赤い帽子を被っていたからです。また、事件で相対した英国のグループが録音した音声によると、彼女たちはお互いに<帽子>の魔女、<箒>の魔女、<使い魔>の魔女、<鏡>の魔女と呼び合っているそうです。このうち<鏡>の魔女だけは事件を起こした際も今も姿を見せていないので、欧州では彼女がリーダーではないかと推測されています」 「欧州では、ってことはクラウディウス先生の意見はちょっと違うのですか?」 「はい、あたしは彼女、<帽子>の魔女がリーダー……と言うより主導者だと思います。理由は事件の内容と、あとは……勘です」 「クラウディウス先生。彼女、欧州で何をしようとしたんです?」 他の先生方からも質問が上がる。 「地脈を使った精神汚染テロです」 精神汚染? 「彼女、<帽子>の魔女の魔剣、いえ魔帽子レッドキャップは精神操作型のマジックアイテムで他人の精神に干渉できるそうです。欧州ではテロ以前にも富裕層を中心に三十人を超す犠牲者を出していました」 「地脈を使うというのは?」 「……旧式の地鎮儀式の派生です。工程を経て地脈を開き、そこに術者の意を反映させる。本来は水害や天災、厄災を防ぐための術式ですが、彼女はレッドキャップの力を作用させる方向に術式を改変したようです」 「そうすると、どうなるんです?」 「その地脈の下流全域に影響が出ます。例えば、この双葉学園を中心に儀式を行った場合、関東一円が彼女の精神支配下に落ちます。異能力者なら抵抗できるでしょうが、普通の人々は逃れられません」 かなり重大な儀式ね。 けれど……。 「けれど、そこまで大規模な術式が可能なのかしら? 彼女達は全員合わせて四人しかいないのでしょう? それに魔剣魔女と言うなら儀式魔術に特化はしていないはず。まともな儀式が出来るとは思えないわ」 異能は一人一つ。魔剣に適性を持つなら、儀式に適性は持たない。祭器の魔剣なら話は別だけれど、彼女達はそうじゃなさそうだしね。 「それは欧州でも言われています。英国で中断できた儀式では半径5kmほどの人々に影響が出ましたが、それは精神支配ではなく、精神に異常をきたすだけの結果に終わっています」 地脈を介すると能力の精度が落ちるってことかしら。 でも一度それをやって失敗に気づいているのにもう一度やるかしら? それとも……目的は精神操作じゃない? 「中断ということは、儀式自体は始まっていたのですね?」 「……はい、その事件で一人の女の子が犠牲になりました。中断に終わったため命だけは助かりましたが、今も意識が戻らないそうです」 犠牲? それも彼女の言い方だと、「成功していたら確実に死んでいた」と受け取れる。 それはつまり……。 「ねえ、その儀式ってひょっとして……生贄儀式なの?」 私の質問に、クラウディウス先生は重々しくうなずいた。 「はい、古くは人柱と呼ばれていた術式です。地脈に生贄を捧げて地を鎮める儀式です」 なるほど、それなら彼女達が儀式を出来るのも納得がいくわ。 あのタイプの儀式は簡易でありながら、きちんと地脈の要点と生贄の人選を押さえていれば効果を発揮する魔術。だから古くから洋の東西を問わず行われてきた。……ほとんどは要点と人選を間違えて無意味な迷信紛いものだったけれど。 だから正しい生贄の選別さえ出来るなら誰だって……。 そこまで考えて私の背筋に悪寒が走った。 地脈の要点と、正しい生贄? 「ここからが特に重要な話ですが」 そうして、私の嫌な予感を肯定する情報が彼女の口から発せられた。 「地脈に干渉する人柱の儀式、この儀式の触媒になる人間には二つの条件があります。一つは、地脈との接合のために儀式を行う国に縁のある人間であること。二つ目は異能力者の血筋の少女であること。これは1999年以降に増加した新世代ではなく、古くから血統として異能を継いできた一族の少女である必要があります」 「つまり、儀式は『発動する国の異能力者一族の少女の命』を捧げて行われるもので、この双葉学園の生徒が狙われる可能性が高いです」 NEXT
https://w.atwiki.jp/hounds-wiki/pages/40.html
基本的な事 絶対に一人だけ先行しないこと。 敵が集団でいるのにFでつかまないこと 無理に前に出てEを使わないこと 誰かの前にいる時はできるだけしゃがんで撃つ。 前の人が邪魔で前が見えないこと、よくあるだろう。 グレネード持ちの人のHPを削る原因にもなる。 倒れている人を見ても、すぐ助けにいかない! 敵がわんさかいる状態で起こしに行っても、自分も死ぬだけ。 見えてる敵を倒すor煙幕orグレネードやEで転ばせてから復活させましょう。 +1-5ノーマル 道中は普通に行けばクリアできる。最後のボスは一人がSMG持ちながらボスの周りぐるぐるすれば叩き付けしかやってこないので簡単に倒せる、囮役以外はコンテナ落しにいったり雑魚を殲滅すること特に奥の上で銃を撃ってくる雑魚や中型の雑魚はきっちり片付けよう +1-1チャレンジ チャレンジ1-1 最初の送信機を作動させる前に金網の敵を倒し作動させる、そのあとすぐに敵を処理して大きい通路に出てゆっくり進んでいく。 曲がり角の右側から女グールが出るので確認したら下がって処理そして、次の次の送信機があるチェックポイントのドアの向こうにも女グールがでるのでぎりぎり扉を開けれるまで左に寄って開くこと。 箱を蹴って外にマンドラゴラがたくさんあるとこは箱蹴ったらすぐ下がり入り口に走って来る所で火力集中。絶対に部屋の入り口付近に近づかない(ここは全滅する可能性が高いの要注意) ガソリンスタンドはノーマルと違い完全な防衛戦、倒さずに沸きを管理して逃げ回る事建物を利用しつつダッシュを使い時間になるのを待つ。(完全に余裕がある時しか仲間を助けてはだめ、むしろ助けない事。中ボスクラス(シェルパ、タイラント)の近くを通る時はローリングで一気に距離を離すことじゃないと転ばされて瞬殺される) ガソリンスタンド建物の窓枠を飛び越えられるのを利用して、うまく逃げよう マンドラゴラを倒すクエストは、他のクエストと違って自分or味方で一発でも攻撃を当てておかないといけない。 マンドラゴラ自体は時間経過で勝手に死んでしまうからだ 倒す必要は無く、ハンドガン一発でも当てれば壊れたとき倒したことになる 出現数は門の前1個 箱どけたあとのラッシュ4個 ランニング時4個 の計9個 門の前 は近づくと出現するので、落ち着いて雑魚を全滅させた後に近づくとよい。 箱どけた後は、全員が部屋内部後方に引き篭ってしまうとクエ達成できない。 手榴弾は外れる可能性があるので、SMGを左右に振って一撃当てた後で逃げると良い。 最後のランニングは、しばらく時間が経ってから沸く +1-2チャレンジ 最初のC4を使って入って広場に閉じ込められる所は入口に引いて少し前にセントリーを置きデコイにして雑魚を殲滅する。出現するシェルパはロケラン持ち(簡単)とハンマー持ち、火炎放射持ちの3パターンあり ロケランの場合は狙われている人が岩の陰に入り他の仲間に攻撃してもらう。爆風が相当広いので岩に近づかないように注意。ハンマー持ちの場合は岩の陰に隠れるか、射程に限界があるので反対側のマップの隅にいれば大抵届かない 岩の陰に隠れる場合たまに岩を貫通して攻撃が通るので注意。味方の体制が崩れたら突撃が煙幕援護でタゲを取ったりすると安定しやすい 駐車場はハンマーシェルパ2体ロケランシェルパ1体出現。無敵のNPCが0~2体ランダムに出現する。 全員奥のガラス張りの黒い部屋に移動。NPCに群がる雑魚を殲滅して目の前のマンドラゴラを処理した後奥と手前からハンマーシェルパ出現。奥のシェルパは大抵NPCを狙ってくれるが手前のシェルパは 黒い部屋付近まで引き付けてみんなでいっせいに入り口付近までダッシュすればNPCに引き付けられる。 シェルパとターゲットの間に障害物が無い場合はジャンプして一気に距離を詰めてくるため車でも何でも間に障害物を置いておくこと。後はシェルパがこっちへ来たらまたNPCへ引き付けなおしながら撃つだけ このとき援護兵の弾薬補給が無いと詰みかねないので援護兵が少ない場合安定するまで階段上で援護兵を1人だけ待機させておくこともある NPC出なかった場合は全員の火力を集中させ一気にハンマーシェルパを一匹倒すと突破できることがある。ただしかなり難しい +1-3チャレンジ 最初のトンネルを進んでいくとタイラントが2体出現する場所があるがタイラントが出現する頃には進む道が開いているのでスルーできる 長い道をランニングした後の通路戦もスルーできる。 はしごを降りる際スペースでそのまま落下するとダメージを受けるが後ろに下がりながらスペースで降りると途中引っかかり止まる。そこからもう一度落ちるとダメージを受けずに降りられる。 最後の部屋。ドア開けた後ラッシュがあるので手前の通路でラッシュをさばく。ラッシュ後ベルフォルガー4体のセットが5回来るので注意 その後階段を上った後再度ラッシュ。野良だとこれを知らない人が大抵1~2人ここで倒れる。手前の通路で待機してもらい1人が階段上ってまた通路までダッシュで戻るのが良い この後シールドを持っているキャラなら無理やり設置しにいっても背後の盾が銃弾を防いでくれるので楽に設置できる 心配なら全部倒してからでも良いと思う 設置後扉が開いて大量の雑魚とタイラント出現。これもスルーできる。クリア +1-4チャレンジ やられやすい場所としてC4をたくさん設置する部屋付近がある まず扉を開けるとラッシュが来るがこの時厄介なダニファ(犬っぽいやつ)が出現する 耐久力がとてつもなく高いのでスキルで移動速度を落としたりして集中火力で倒したい 次に2つ目の階段手前の柱まで移動するとラッシュが来る。ベルフォルガーがたくさん来るため出したら速攻後ろに下がることが大事 2番目の階段を降り始めるとすぐまたラッシュが来る。さらにタニファも出現。 知らない人が味方の体制が整ってないうちにこれを出してしまい全滅するケースがある。 その後はタイラント2匹出現するが対処は楽。 終盤付近の大きなホール。ロケランシェルパ2匹出現。 最初に部屋から出た人がタゲられやすい。 タゲられてる人は広い爆風に気をつけて部屋の中に退避。他の人が攻撃する。 タゲられてる人が攻撃したい場合は柱を盾にする。 この後ノーマルとルートが違い地下へ。救援信号を発信したらみんなハンドガンを持ち、線路沿いの電車の奥のギリギリにある安置場所までダッシュ。 左右両方にあり、ここで分かれることが多い。知らない人は必死に付いていこう。 この時遅れた人がいると、敵の出現パターンによっては安置の人が全滅する場合があるので注意。 また、下手にセントリーガンを置いてしまうと、タニファ等の組み付き攻撃に巻き込まれてしまうことがある。 あとはスナイパーで電車の下からシェルパ2匹と雑魚を殲滅してクリア スナイパー持ちは2人以上はいないとかなり時間がかかる シェルパ以外とSMGオーク等、銃攻撃以外は安置にいれば何とかなる。 シェルパの右肩にいる敵(ボルト)がミサイル飛ばしてくるので、先にそいつをスナイパーで殺すと楽。 情報提供コメント [#i697003a] 名前 しょっとがん - 名無しさん 2014-05-07 18 19 11 1-4の誘導装置っていうのがよくわかりません。あれって車両に全員乗らないとダメなんですか? - 名無しさん 2014-04-03 21 34 02 1-2であまり知られてないっぽいんだけど、初めのシェルパが火炎放射型だった場合、ボルト倒してからシールドピストルでスキルで突っ込んだ後煙幕はると、シェルパがはまっるよね、、、、。 - 名無しさん 2014-04-03 13 01 22 復活出来る数が決まってたはず詳細は知らないです。ごめんなさい - 名無しさん 2014-04-03 12 58 30 分隊員全員に見放されたってどういうことですか? - 名無しさん 2014-03-31 14 43 34 1-1チャレンジの最初のところにアンチ場所あるのでシールドピストルもってコクーン防ぎながら敵を引き寄せるやり方もあるのでお勧めします - 名無しさん 2014-03-24 07 36 48 キルポイント 二回から敵が降りてくる建物の下にアル二つの飛び越えられる石の間にセントリー奥と奥から沸く敵は飛び越えずに手前で止まる。又盾もちなら降りてくる敵と手前から湧く敵を対処すれば同じく止めることが出来る。(他でも出来るがHPの消耗が激しい) - 既に出てたらゴメン 2014-03-19 13 29 27 ↓の続き2 ボス戦 これ以外と出来てなかったりする。野良は見ておくと分隊生存率上がるよ(*^^*) まず分隊でセントリー役は一人で十分 ゴア2体封印できます。感知を置いておくとわかりやすいかも。ボスタゲは最初のスタート真っ暗からダッシュで近づけばマグマ来ません。大体は右側でタゲ固定しておくといいかも。パルプはシェルバ後で全然問題ない→開幕出来るというがシェルバが誰かの注意に傾くのでおすすめしない。(2体までなら討伐後で再ゴア封印出来るので希望を持ってください)シェルバ倒したらまず盾がパルプでフェイントかけて回す。レバーも同じ。それまで他の人はボス怯み2回するまで放射。2回目でバウアー湧きます多分。レバー終わったらみんなで楽しくコンテナ落とします(^o^)ワーイ 後はバウアーを砂が狙撃します(なるべくボスタゲ近くのを優先してあげて下さい) 後はこれの繰り返し。他にも色々攻略方法あるからどんどん書き込んでいこ。編集方法わからんからまとめ頼んだすごい人。既に出てたりスレ違いならごめんなさいm(._.)m 私のパーティーはこれでシェルバ3体成功しました。時間も早いので製造普通に来るよ(*^o^)/\(^-^*) - [難民]です 2014-03-18 16 25 17 ↓の続き スタート地点から一人が盾持ってチェックポイントまで走り柱をぐるぐる回ってパチルスと鬼ごっこ。(この時煙幕援護やセントリーあると便利) 他の人は残党処理とグレラン援護。 2最初の補給ポイントの先はセントリーと上の雑魚処理終えたらラッシュは防御体制で火力鎮圧。残党は砂や盾特攻。タニファの所は一人が例の安直入って他が残党処理テレポ。4こっから抜粋ボス前シェルバ戦グレ以外扉で放射。 - [難民]です 2014-03-18 16 06 25 1-5C攻略まとめ プロの方とプレイして「これいいな」と思った所 1スタート地点 - [難民]です 2014-03-18 15 55 20 復活についてなんですが、分隊員に見放されました、とかいって復活できなくなったんだけどコレは一体・・・復活コインは確かに残ってたはずなのですが、チェックポイントに到達しても復活できませんでした。 - 名無しさん 2014-03-06 13 52 03 1ミッション中に復活できる回数の上限かもしれません。 それより前に3回以上復活していませんか? - 名無しさん 2014-03-06 16 08 37 なんと・・・上限があったのですか。そうです、三回死んでました。 ・・・あまりのプレイに、本当に見放されたのかと・・・そうでなくて安心しました。 - 名無しさん 2014-03-06 23 45 51 最後:アドバイス?:敵が強いので近接も使う。多数なら通常近接で怯ませ時間を稼ぐ、単体なら即死させて弾節約。セミオートスナイパーライフルが有用らしい(持ち込む人が多かった)。 - 名無しさん 2014-03-04 11 54 34 続き:時間制限があることはあるが、敵を倒すor敵に倒される方が早いので遅くなることにはあまり気にしなくて良い。 - 名無しさん 2014-03-04 11 48 49 続き:死亡者蘇生はラウンドの区切りで行われるが、2ラウンドごと?に可能(復活不可能なラウンドがあった)。できれば即時復活コインを。 - 名無しさん 2014-03-04 11 47 02 続き:道路中盤に弾薬補給地点があるが、ザコが頭上の小屋から湧くため後半になるほど補給しづらくなるので弾薬補給スキルはあると便利。 - 名無しさん 2014-03-04 11 43 12 続き:専用の「コの字」状の道路MAPで戦う。敵は特定のエリア(道路中盤~奥の方)から出現。強さはチャレンジ程度。 - 名無しさん 2014-03-04 11 41 16 サブ任務「キルポイント」10ラウンド2000匹の敵を倒せ(200匹/ラウンド) - 名無しさん 2014-03-04 11 38 52 チャレンジ1-4 シェルパの左肩の上のやつを倒すと楽(名前はボルト) - 名無しさん 2014-03-02 05 05 26 右肩の上でした。コイツがミサイル飛ばしてきます。壊したあとシェルパ本体集中放火 - 名無しさん 2014-03-02 05 06 53 1-4 でMOBが襲ってこない新安置(射撃はくる)あるけどシェルパが鉄柵引っかかってくれないと終了する運ゲー - 名無しさん 2014-03-01 03 24 04 1-4のラスト、安地(?)にドラム缶が配置されて侵入できなくなりました。 - 通行人A 2014-02-26 02 25 57
https://w.atwiki.jp/fcubattle/pages/75.html
生まれてこの方、幾つ物死体を見てきた。 その内半分以上は自分が作り出した廃棄物だとしても、特に何も思わない。 もしも自分が『奪われる側』になった場合は、内から湧き出てくる感情を押し殺す。 そうやって冷徹な機械になる必要があった。 後ろに自分の『巣』があったからだ。 だからこの殺し合いの場で身内の名前が呼ばれたとしても、彼に動揺することは許されない。 「…………」 定期的に放送される殺人ゲームによる犠牲者の報告。 その中には神鷹・カイトも知ってる名前が幾つかあった。 (やられた順番通りってことは……ゲーム開始で即やられたか、トリガー) 何時ものように自分の恨みを押し殺す。 今はその感情をぶつける相手が目の前にいるわけではない。 だが決して『忘れない』。 そうやって彼は己の糧として事実を受け止めた。 否、受け止める以外の選択肢が無かった。 (まだガレッドやカノンの名前が呼ばれていない。あいつ等は生き残ってる!) その為には幾つかのステップを踏んでこの殺人ゲーム会場から抜け出さなければならない。 ステップの中で最も鍵となるポイントはやはり首にある爆弾の存在だった。 (……仕組みを知る必要がある) 何をやるにも先ず『知る』事が大事だ。 恐らくそれが最も可能であるのはケーブルが支給品として回ってきた自分だろう。 機能している首輪は既に解析不可という結果が出ている。 ならばいかなる場合でも違う首輪を入手し、解析しなければならない。 「おい」 放送が終わってやや経ったと同時、背後から声をかけられる。 「どうするつもりだ、これから」 放っておけば勝手に死んでしまいそうなくらいボロボロになってしまったレイチェルだ。 何とか立とうと懸命に身体を動かす彼女は、目の前にいる男を睨みながら体勢を整えようとする。 何時襲われても対処できるように、だ。 「取りあえず、移動する」 しかし彼女の懸念はあっさりと流されてしまった。 「……私を、殺さないのか?」 「安心しろ。俺が殺さなくても時間がたてば誰かが殺してくれる」 ならば危険を冒して自分が殺す必要は無いと考えた。 誰かと遭遇して、返り血を見られた場合対処に困る。 (確かに満身創痍のコイツから首輪を奪う事もいいかもしれんが、時間と場所が問題だな) 放送には新たに出された禁止エリアの詳細もあった。 地図で言えば丁度『この辺』。 詰まり、後15分もすればこのエリアに居る奴は死と隣り合わせになってしまう。 (別に刃物が無くても首から首輪を引っこ抜くくらい出来ない訳じゃないが、手間取るとややこしくなる) いずれにせよ、15分以内に次の場所を探して移動しなければならない。 では何処に移動するか、と考えたその時。 「連れてけ」 「何?」 後ろからレイチェルがそう呼びかけて来た。 立つのもやっとなその身体で、だ。 「連れてけって言ったんだ。聞こえなかったか……!」 「お前を連れて、俺に何のメリットがある?」 率直に問うた。 正直に言って見ただけで足手まといになる可能性が高い。 「見ての通り、私は立つのもやっとだ。まともに歩けない。だからお前に頼んでる」 「答えになってねぇな。悪いが、俺は其処までお人よしじゃねぇぞ」 言い終えると同時、回れ右。 すぐにでもこの場から離れるつもりで移動を始めた。 直後、異変が起こる。 「?」 既に太陽は昇って早朝といった時間帯。 この殺し合いの場ですらそれは例外ではない。 だがその太陽の光が一瞬にして『消えた』。 何故か? 「ああ、そうだろうさ。お前の目は姉上と同じだ。だから平気で人を殺せる」 後ろを振り返る。 すると、其処には先程までいたはずのレイチェルの姿は無く、 「!!!!」 「だから、お前には私のいう事を聞いてもらう!」 まるで壁のように聳え立つ『巨大ロボ』の姿があった。 「行くぞ大帝! アイツを調教だ!」 ○ 容姿が全て違う男に『姉上』の影を重ねる。 それ自体が容易に出来た理由は恐らく、彼と自分が殺してしまったエヴァが同じ意思を宿した目をしていたからだ。 (もう同じ失敗は犯さない!) 標的の男は相対した感想として、強い。 今の自分が戦ったとしたら勝てる確立は限りなく0に近いだろう。 だが大帝を使った場合はどうだろう。 その一撃は展望台すら破壊し、果てにはエヴァすら消し去ってしまった。 この男が『何を』出来るのかは知らない。 だが大帝のパワーで脅しを利かせる位は出来るはずだ。 それさえ出来れば、後はこの男に『手伝ってもらえる』。 そう考えた。 「…………」 標的の男は真下からこちらをじ、と見つめている。 だがその表情は笑ってはいない。 そして同時に、怯えてもいなかった。 (すんげぇポーカーフェイスだなぁ) 自分の表情を見せない。 単に鈍いだけなのか、それとも冷静になることに馴れているのか。 「どっちでもいい。やるぞ大帝!」 その命に応じ、大帝が拳を振り上げる。 だがソレと同時。 「!」 男が動いた。 しかもその速度はレイチェルの目から見ても、 (速い!) 仮に自分が五体満足でも捕まえられるか怪しいといったレベル。 だが騎士として鍛え上げた彼女に『そう思わせた』身体能力を有しているという事は詰まり、 (逃げられる!) エヴァとカイトがそれぞれ大帝と対峙している時、二人には決定的な違いがあった。 それは展望台という限られた場所で戦いを強いられたことと、そうでないことである。 しかもカイトはレイチェルの目から見ても非常にすばしっこかった。 脅しを利かせるつもりで加減をしていると、そのまま逃げられてしまう可能性が出てくる。 (でも、狙いが――――!) 大帝の拳は、その巨体の腕という事もあり強大だ。 現に展望台はたったの一撃で破壊されてしまった。 しかし人を殺さないように加減して、尚且つ素早く動くカイトを捕まえようとなると狙いが定まらない。 だが、それは普通に捕まえるなら、の話だ。 すばしっこくて中々捕まえれそうに無いのならその足を止めてしまえばいい。 例えば、『足場を揺らしてみる』とか。 「叩け、大帝!」 その命令を実行に移すために、大帝は拳を大きく振り上げる。 「!」 その行動を見て目を見開いたのは、それに対峙しているカイトだ。 どう見ても『大きく振り上げすぎている』。 まるで標的なんか気にしていないかのような腕の振り上げ方である。 「そうきたか」 鉄拳が大地に振り下ろされるまさにその瞬間。 カイトは足を止めた。 ○ 二度目の激震が展望台跡地に響き渡る。 だがそれは地震ではなく、あくまで『人為的に作り出された』災害だった。 大帝が地面を抉った跡は一言で表すと小さなクレーターを生み、周囲の大地を軽く『裏返してしまう』のには十分な威力があった。 無論、巻き込まれたら周囲の人間は只ではすまない。 しかし唯一巻き込まれる可能性のあった男はこの災害から逃れていた。 「やるな!」 レイチェルから送られた言葉にカイトは視線を向ける。 彼女は今、大帝の右肩の上からこちらを見ていた。 「まさかジャンプで大帝の後ろ側まで回りこんでくるとは思わなかったぞ」 「偶に本業をサーカスにするべきかと思うくらいさ」 単純に跳躍で大帝の一撃をかわし、尚且つ抉られる大地から離れる。 確実に人間離れした行動をこの男はやらかした。 (……行けるかも知れない) 動きを見て大体判った。 この男は今の自分には無い物を持っている。 抜群の身体能力の高さという、今の自分に最も欲しい『武器』だ。 だからこそ思う。 (コイツを味方につければ、ここからの逆転も出来るかもしれない) 自由に動けない自分が、他人よりも自由に身動きできるこの男に協力してもらうことでこのハンデを無くす事が出来るかもしれない。 そうすればこれから襲い掛かってくるであろう襲撃者を回避しつつ、元の場所に帰れる可能性も高い。 生き残る可能性が上がるからだ。 (でも、素直にコイツが聞いてくれるかどうか……) 現時点での最大の問題点がソレだ。 エヴァもそうだったが、この男は自分とは違う考え方を持って行動を起こしている。 その為なら他の参加者を平気で殺すだろう。 それは己の騎士道に反する行為だった。 「おい、お前!」 「?」 だが、何もしないよりはいい。 まともな交渉なんてやった事は無いが、お互いのメリットを考えれば向こうも納得してくれる筈だ。 そう信じたい。 「私情を挟んでるのは百の承知だ。でも、私は帰らなきゃならない!」 「さっきまで死にたがってたくせによく言うぜ」 男は片手を挙げて構える。 彼は大帝に素手で挑むつもりだった。 「私は碌に動き回ることができない。そしてお前は碌な武器を持っていない。違うか!?」 「……!」 図星だった。 素手で立ち向かっているからこそ、バレる要素ではある。 「協力してくれ! 寧ろお前としても私としてもメリットはあるはずだ!」 確かに、魅力はある。 巨大ロボという力強い戦力。 今、ケーブルなんて代物しかない状態では確かに破壊力のある武器が欲しいとは思う。 少なくとも似たような支給品を引き当てた相手と戦う場合には、だ。 そして同時に、向こうは自分という『足』を確保する。 これで大帝というデカブツをわざわざ出す必要も無くなる。 完全にフォローできるとまでは言えないかも知れないが、体中がボロボロな状態でも移動を行うことができる。 「俺のカードとお前のカードが釣り合ってる、と?」 「悪い条件じゃないと思う。ただし、殺しは避ける。その方がお前だって動き易い筈だ」 殺しはなし。 確かに『やる』か『やらないか』なら後者の方が楽でいい。 現にさっきレイチェルをどう『処理』しようかと考えた時、自分は楽に済むであろう後者を選んだ。 しかしソレはあくまでこのボロボロの少女が脅威になると思わなかったから。 しかし少女の考え方は甘い。 虫唾が走るほど、甘すぎる。 少なくとも、カイトはそう思った。 この6時間でゲーム脱落者は既に10名。 その中では身内であるトリガーが含まれているどころか、自分の知る中では相当な実力を秘めていると思っていたリメイカー、リットといった名前も含まれている。 逆に言えばソレは、『そんな連中を殺せる奴が乗った』という事を意味していた。 「……ガキめ」 「!」 思わず口からそんな言葉が漏れた。 既にゲーム全体の流れは殺すか殺されるかの2択になっている。 ゲームから抜け出す方法を考える参加者もいるかもしれないが、それにしたって考え方が甘い。 「もうゲーム全体での『元実力者達』が殺され始めている。その馬鹿みてぇなパワーロボ出したらそいつ等に見つかるのがオチだ」 それに、 「火の粉は消す。もう二度と発火しないように」 言い終えたと同時。 レイチェルの視界にいる神鷹・カイトの姿が『ブレた』。 「!?」 来る。 直感的にそう感じて大帝の腕を動かそうとする。 だが意識でそこまで理解しているのと同時、 (な、何だコイツ――――!?) 戦慄した。 エヴァと相対したときに味わったものとはまた別の恐怖。 簡単に表現するならソレは『未知との遭遇』に等しかった。 カイトが動き度に空気が切り裂かれ、大地に旋風が走り、その身に圧倒的な殺意をぶつけられる。 こんな『相手が動くだけで感じる戦慄』は経験したことが無かった。 蒼龍騎士団としての主な活動は、主を守ることだ。 その為に迎撃される対象は主に格下が多い。 人間が蚊を見かけたら叩き落すような、そんな感覚だ。 しかしそんな害虫を駆除する騎士活動では相手にした事の無い肉食動物が、どんどん迫ってくる。 一気に加速して、大地を蹴り、巨大な大帝のボディを次々によじ登っていき、近づいてくる。 その動作一つ一つに、まるでモンスター映画に出てくる未知の生命体を髣髴とさせるモノを感じた。 一重に同じような志を持っているエヴァとカイトの圧倒的な違い。 それはレイチェルを『教育するつもり』か『消す』つもりかという違いだった。 (に、逃げなきゃ……) 何処に? 圧倒的な殺意を真正面から受け止める形になったレイチェルはそこに気付く。 今の自分は大帝の肩の上だ。 しかも体中ボロボロでまともに動けやしない。 逃げ場なんて、何処にも無い―――― (コロ、サレル――――?) 直感的に、そう感じた。 意識がブラックアウトする。 ソレと同時、素早い動きを捉えようとしていた大帝の動きが完全に停止した。 (取った!) その状態を確認すると、カイトは真っ直ぐレイチェルの首を狙いに行く。 例え武器を没収されていても、その指だけで何人も葬ってきた。 それ故に、今度も確実に葬るつもりでいた。 ○ ――――障害になりそうな人物ならば、即排除です。今回のこの男は、不運だったと言わざるを得ないですが どうして姉上はあんな事言ったんだろうって、最初は思ってた。 でも本当に、一番に望んでたことはこのゲームから自分たちが脱出することで。 その為に邪魔になる連中は排除しなければならなかった。 例えば、ゲームに乗った殺人者や、企画をした灰楼。 彼らを倒さなければこのゲーム内での安息は無い。 それは誰もが判る簡単な方程式だ。 ――――お前はいいよな。メソメソしている余裕があるんだから ゲーム会場で出会った男からは、そんな事を言われた。 だって仕方が無いじゃないか。 人がどんどん死んでいって、自分が騎士であることすら忘れてしまうそうな悲しいことが起きた。 哀しみと苦しみで、消えてしまいたいと始めて思った。 でも、ソイツと言葉を交わして多少楽になったのもまた事実だった。 姉上がなんで『あんな事』したのか、何となくわかったから。 どんなに変わっても姉上は自分たちのことを第一に考えていてくれたんだって、理解したから。 でも御免なさい。 御免なさい姉上、主、そして妹たち。 私がふがいないせいで姉上は死んじゃいました。 私が強くないから姉上は潰れちゃいました。 私が未熟だったせいで、姉上を殺しました。 妹たちはどんな目で私を見るだろう。 アステリアさんたちはもう私に笑いかけることは無いかもしれない。 本当に大事なものを、私は自分の手で握りつぶした。 私に騎士を名乗る資格は、ない―――― ――――レイチェル 姉、上? ――――何時までもダダを捏ねないで、ちゃんと主の下に帰るんですよ? 背中から心地よい温もりが広がってくる。 まるで誰かが背中から包み込んでくれるような、そんな温もりだ。 ――――いいですか? 私が居なくなったらお前が妹たちを纏め上げてアステリアさん達を無事にこのゲームから脱出させるんです。出来ますね。 ……私に、出来るかなぁ ――――やるしかないでしょう? もうレイチェル以外に私の代わりを務めれる者はいませんから。それに、 そんなにボロボロでも、新しい血を見たら自然と身体は動くでしょう? ○ 指の爪先がレイチェルの皮膚に突き刺さるのと大帝が急に動き出したのはほぼ同時だった。 「!」 右肩の上に上ってきた外敵の駆除の為、大帝の腕が加速する。 その勢いは最初に自分を捕まえようとした動きとは比べ物にならない物だった。 それ故にカイトは一気にレイチェル殺害を試みる。 コンマ1秒の勝負だ。 大帝の手が届く前に彼女の首を体から切り離すことが出来れば、自動的に大帝も動きを停止する。 そう睨んでいた。 「うああああああああああああああああああああああああ!!」 「!?」 レイチェルの目が見開かれると同時、いきなり腕に噛み付いてきた。 首からの出血を物ともしない動きに若干の戸惑いを覚えるカイトだが、 (にゃろ、ボロボロな身体でも俺の腕一本を全力でガードにかかりやがった!) 噛み付き、そして予想だにしなかったボロボロな身体での『パワー』。 しかもこの腕――――義手はエリシャ戦もあり、『ガタついていた』。 (くっ、思ってたよりもがたつきやがる! 歯ぁ頑丈すぎだろ。ワニかコイツ!?) 事実上、口とボロボロの身体で押さえにかかってきている。 それならもう一本の腕で切り落とせばいい話ではあるのだが、 「!」 大帝の腕がもう、すぐ其処まで来ている。 義手は自分の意思で切り離しは出来ない。 戦いの途中で外れたりしないように、くっつけてもらったからだ。 だがその義手は今、レイチェルによって固定されてしまっている。 今度は自分が逃げれない。 だが、 「負けねぇええええええええええええええええええええええ!!」 ハゲタカが吼えると同時。 彼は残された生身の腕で大帝の拳をガードにかかる。 否。 拳一本。 残されたその武器で大帝と『ぶつかり合う』つもりだった。 誰がどう見ても馬力が違いすぎて勝負ならないこの戦い。 何故彼はそうしようとしたか。 だって彼は現実主義だった筈だろう? 何でこんな無謀な勝負に自分から立ち向かう? (何で――――?) 興奮で再び己の血に中てられたレイチェルは、おぼろげに覚えているあるビジョンと今の光景が重なって見えた。 『あの光景』はガードで違いはあるが、その影は見間違うことも無い。 (姉、上――――?) 理解したと同時に頭がクリアになる。 自分が先頭に立たなければならない。 『一番』として。 エヴァはその立場を全て自分に譲ってきた。 でも彼は? もし彼の後ろにある大事な『モノ』が自分と同じように託せるモノじゃなくて、本当に自分しかいないとしたら。 他に信じられるものが無かったとしたら――――? 「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 口でくわてていた手刀を思わず離し、彼女も絶叫する。 目の前に居る奴は命を狙ってきた奴だ。 でも『姉上と同じ目』をしているこの男がこのまま行く末路を、ただ黙って見ることを、彼女の本能が許さなかった。 ○ 少女が力なくその場でうな垂れると同時、大帝の姿は消えた。 無事に着地し、その状況に思わず面食らったのがカイトだったが、 「できない……できないよぉ」 消えてしまいそうな声でそう呟く少女の声が、やけに耳に届く。 「騎士として、やっぱりこんな事間違ってるよ……自分たちだけ生き残れば良いなんて、そんなの違うよ」 再び地面に叩きつけられ、全身打撲。 今度こそ自力で立ち上がれることは無い。 次の手を出せば確実に首が飛ぶことになるだろう。 だが、少女はこれから殺されることに恐怖しているのではない。 そんなの一目見ればすぐ判った。 「皆に白い目で見られても……姉上の期待を裏切っちゃうかもしれないけど……それでも違うよ」 「…………」 片手を押さえつつ、カイトがレイチェルを見下す。 今、彼女の命は彼の手に委ねられている。 今度こそ殺そうものなら確実に殺される。 「……お前のいう事も一理あるよ。私はガキさ、でもガキみたいな理想を叶える事だっていいじゃねぇか」 「……その巨大ロボ使って適当に暴れてたら勝てたかもしれねぇぞ。そうして優勝だって狙えたんじゃねぇのか?」 「それは、私の騎士道が許さない……!」 今にも死にそうな、小さな体。 しかし訴えかけてくる瞳には大きな力が宿っていた。 「あくまで『騎士道』、か。俺とは合いそうにねぇや」 「いいよ、それでも。私の騎士道なんだから」 それもそうか、と納得しながらカイトは空いている腕を少女に伸ばす。 その身に受けて理解している。 この腕は武器が支給されてなくても立派な凶器だ。 振り下ろされたら自分はすぐさま真っ二つになってしまうだろう。 (さようなら、皆――――!) 目をつぶる。 せめて出来るだけ痛みを感じないために体中の力を思いっきり抜いて、楽に死のう。 と、そんな時だ。 ぐいっ 「え?」 身体を持ち上げられた。 服の一部分を引っ張られて、ぷらんと持ち上げられる形。 持ち上げた張本人――――カイトは無愛想な顔できょとん、としているこちらの顔をのぞいてくる。 「ったく、本当にこのゲームのガキは碌なのがいねぇな。親の面拝見したいもんだ」 「な、え――――?」 てっきりこのまま殺されるかと思ったレイチェルは、全く予想だにしない展開で呆気に取られている。 「……ちょっと俺も腕の修理がしたい。お前の方は病院でいいか?」 「え、あ――――うん」 思わず頷いてしまう。 一体どういう展開なのだコレは? 「……殺すと思ったか?」 「……思った。ていうか、死んだと思った」 まともに動きそうな身体を片手一本で担ぐ形でカイトがレイチェルに問う。 それに応えるレイチェルの反応を見て、彼は『だろうな』と答えた。 「負けたよ。俺の、負けだ」 「え?」 いきなり負けを認められた。 本当に思っても見ない展開だった。 「どんな形であれ、俺はお前に命を拾われた。それを忘れる俺でもない」 「…………」 意外だった。 もっとゲームに食い込んで、殺しに来ると思っていた。 その為に手段を選ばない奴なんだと、そう感じていた。 いや、事実手段を選ぶつもりは無いだろう。 簡単に言い直すのなら――――このゲーム会場で、恩義、義理と言ったものを感じる事が出来る奴なのだとは思わなかった。 「じゃ、じゃあ……」 「ゲームが終わるまでの間だけだ。協力してやる」 少しだけ希望が見えてきた。 本当に、ほんの少しだけの小さな希望。 姉を失い、身体はボロボロで全てを失いかけた。 でも強力な味方を得ることはできた。 幾つ物不安要素は残っている。 だが、何とかなるかもしれない。 そんな気がしてきた。 「私、蒼龍騎士団のレイチェル。お前は?」 「……好きに呼べば良い。名簿では神鷹・カイトで載ってるが」 「じゃあカイト! カイトか! うん、宜しくな!」 「……何でボロボロの癖して嬉しそうなんだテメー」 ――――姉上、私が失ったものは多いです。 でも、この暗闇のゲーム会場で少しだけ光が見えた気がします。 私のやり方は確かに、姉上や彼から見たら甘いのかもしれません。 しかし、もう少しだけダダを捏ねさせて下さい。 私のこのやり方できっと、主の下に帰って見せますから――――! 【展望台跡 レイチェル@T.C UnionRiver】 [状態]:全身打撲、足に切り傷、首に切り傷 [装備]:大帝@リレッド(だれかや!) [道具]:展望台が破壊された際失う(自分の道具を使って名簿等を確認するのは不可能) [思考・状況] 基本:ゲームに乗らず、脱出を図る 1、カイトと協力体制に。 2、身体のダメージは深く、激しい運動は制限される 3、精神的にやや吹っ切れる 4、病院へ向かう 【展望台跡 カイト@紫色の月光】 [状態]:頭部と右腕にダメージ [装備]:ケーブル@トーイ(だれかや!) [道具]:支給品一式 [思考・状況] 基本:ゲームからの脱出を図る。エリシャとは別にレイチェルとも協力体勢 1、レイチェルと協力。 2、首輪の解除をしたい 3、ケーブル以外での首輪の解析をしたい 4、爆弾に関して幾つか考察 5、目的達成の為なら殺人実行も躊躇わない 6、昼の12時に映画館へ行く 7、病院へ移動 8、腕の修理を行いたい Back 7th Spirit with Collar Next 小さな侵略者達
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/124.html
「アローアロー、もしもしあんちゃん聞こえてるー? アーアーこちらHELLSINGブッ殺し大軍団長ヤンでーす。オーイエー」 ヤンが携帯電話を手に、兄のルークへと報告している。 現在地は2階、警備室。周りには血の海と死んだHELLSING局員が存在している。 「こっちは1F、2Fの制圧はほぼ終了ー。 あとは3階指揮中枢、円卓会議場に突っ込んで、アホ女とバカジジイ共をブッ飛ばすだけでスよ」 ヤンの報告によると、1階と2階は壊滅状態。グールの軍勢によって占拠されている。 そこにいたHELLSING局員は…当然のごとく皆殺しにされ、ヤンとグールの餌にされた。 そして報告に対し、ルークの返答が返ってくる。 『そのまま状況を進行しろ。決して気を抜くな。俺はこれから地下階に向かう』 そう言ってルークは電話を切った。ヤンもそれに合わせて再び行動を開始する。 切られた電話の向こう側で、ルークがこう呟いていた。 「さて、貴様の能力、確かめさせてもらうぞ。吸血鬼アーカード」 第四話『DEAD ZONE』(2) 一方その頃、円卓会議室では。 「一体これは何だ!?どういう事だ!?説明しろインテグラ!」 ペンウッドがインテグラへと詰め寄る。彼は臆病なので、この状況が恐ろしいのだろう…いや、臆病でなくとも恐ろしいが。 その剣幕にも動じず、インテグラが答える。 「敵が来ます。しかもすぐにも。一階二階は制圧され、我々に逃げ場はもうありません」 「そんなことを聞きたいんじゃない!どうするのだ!?この責任は…」 「ペンウッド卿、今はそんなことを言っている場合ではない」 インテグラにさらに詰め寄るペンウッド。だがアイランズがそれを制し、さらに言葉を紡ぐ。 「もしその時が来たら、自分のみは自分たちで防がねばならんということだ。 そうだな?インテグラ」 「Ja.」 現在の状況が理解できていたのは、円卓メンバーではインテグラとアイランズだけだったようだが、この言葉で全員が状況を理解した。 だが、ペンウッドはグール相手では勝てないと思い込み、未だに気弱な発言を繰り返す。 「あ…相手は不死身のグールじゃないか!無茶苦茶だ…どうせ…どうせみんな死ぬんだ…」 ペンウッドの言葉で意気消沈しかけていた円卓会議室。だが…ペンウッドの頭上の通風孔の蓋が突然動き出し…外れた。 蓋が外れた通風孔からスバルが現れ、顔を出す。ちなみに蓋は落下し、そのままペンウッドの頭に直撃。スバルも多少驚いているようだ。 「スバル!」 「えーっと…すいません、遅くなりました」 驚いているインテグラに遅くなったことを謝り、通風孔から出ようとするスバル。だがマッハキャリバーのローラーが引っかかったのか、出られない。 マッハキャリバーをセットアップさせた状態だったのは、万一を考えてのことだったのだが…それが仇となり、引っかかって出られない。 何とか出る努力をした結果、出ることはできたのだが…勢いよく飛び出してしまい、着地にも受け身にも失敗。ついでに言うとローラーがペンウッド卿の頭を直撃。 スバルが出た後、ティアナ、ウォルターの順に通風孔から出て着地。ちなみにのびているペンウッド卿は完全無視。哀れペンウッド卿。 そしてウォルターを見たインテグラが、状況を問う。 「ウォルター、下の状況はどうだった?」 「守備隊はほぼ壊滅してしまったようです。地獄絵図ですな、まるで。 誰もグールに武装をさせて組織的に行動させようなどと考え付きませんでしたから…どこの誰か知りませんが、やるものですな」 「ウォルター、率直に聞く。我々はもうおしまいか?」 「ノー!ありえません!一世紀前の初代ヘルシング卿に比べればこの程度、ピンチの内にも入りませんぞ」 そう言うと、ウォルターが不敵な笑みをし、作戦を話す。 「地下階からアーカードが、そして3Fから我々が迎撃…いや、出撃いたします。 お嬢様のご命令通り、一匹たりともこの館から生かして帰しませんぞ。 あの小僧に我々の授業料がいかに高額か、教育してやりましょう」 「あーアーアームカつく。ほんとーにムカつく、本当。英国は貧富の差が激しすぎるんだよなー」 一方ここはインテグラの私室。グールの軍勢を引きつれたヤンが陣取り、インテグラの葉巻を一本吸っている。 「いい葉っぱ使ってやがんなァ。ブルジョアーっつうのか?ブルジョアジーッ」 葉巻を吸いながら歩き出し、部屋のドアを蹴破りながら進む。 「あの女だきゃあ簡単に殺すだけじゃダメだな」 そう言いながらも進む。円卓会議室へと進む。グール軍団を連れて進む。 「犯して殺して、もっかい死体を犯してやらあ。 HEY、豚共(ピッグ)をズタに放り込んで一発で終わり。骨までしゃぶって夕げのおかずで一巻の終わり」 歌いながらヤンは進む。円卓会議室へと進む。そこから何かが現れたのを見て止まる。 影がゆらりと動く…そして葉巻が真っ二つになり、後ろにいたグールが一体両断された。 何が起こったかわからず、驚いて口から葉巻を落とした。 「外したか…やはり昔のようにはいかないものだ」 先ほどの影が近づいてくる。グールの血をまるで糸のように纏って…いや、血のついた糸だろうか。 驚いて固まっているヤンに対し、先ほどの影…ウォルターが名乗った。 「ウォルター・クム・ドルネーズ。ヘルシング家執事。元HELLSINGゴミ処理係…行くぞ」 そう言うと、手袋に付いた鋼線を振り上げた。 ヤンはそれに対し、グールへと攻撃命令を出す。それに従ったグール達が銃を構え、一斉射撃を仕掛けた… が、この程度の攻撃など、ウォルターには当たらない。一斉射撃の連射といえど、グールの攻撃に当たるほどウォルターの実力は衰えてはいない。 素早く近づき、鋼線を数体のグールへと巻きつける。 「のろい!やはりグールはグールですな。 グールの頑強さに目をつけたのはいいアイデアですが…これでは!不死身の無敵軍には程遠い」 そう言うと同時に、鋼線を引っ張るウォルター。それと同時にグールの体に鋼線が食い込み、そしてバラバラに解体した。 「小便はすませたか?神様にお祈りは?部屋のスミでガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」 ウォルターは相変わらず不敵な笑みを浮かべている。対するヤンも汗を垂らしながら笑う。 「フヘハ…ハハハヒヒヒハハアァハアハハハア…そうそう、そうこなくっちゃなァ。 楽勝すぎてつまんねーと思ってたトコなんスよジイさん」 そう言って、ヤンが指を鳴らす。それを合図にグール達が盾を前に出し、銃を構える。 「行進!」 ヤンの掛け声にあわせ、グール軍団が前へと前進する。 ウォルターもそれに対抗し、ドアの影に潜むティアナに合図を送った。 「ティアナ嬢、直接火砲支援(ダイレクトカノンサポート)開始!」 「ヤ…Ja.」 ドアの影からティアナが返事を返す。ヤクトミラージュは現在通常モードのため、直接銃撃支援(ダイレクトガンサポート)とでも言うべきだったのだろうが…それは置いておく。 「行くわよ、クロスミラージュ」 『マスター、今の私はヤクトミラージュです』 「…っと、そうだったわね」 そういったやり取りの最中にも、ヤクトミラージュを前方へと構え、カートリッジロードを行う。 それにより周囲に魔力弾を作り、そして… 「クロスファイア…シュート!」 クロスファイアシュートとして魔力弾を飛ばす。それらは一撃でグールの盾を破り、その向こう側にいたグールを吹き飛ばすほどの威力だった。 …まあ、吸血鬼となった今の魔力と、見るからに強力そうになったヤクトミラージュ(某デビルハンターの銃を大型化したような感じだが、どうでもいいので置いておく)を見れば納得もいくだろうが。 …隣のドアの影から、唖然とした表情でスバルが見ている。まあ、これ程の威力を叩き出したのだから驚くのも無理はないが。 「第2射!スバル嬢、目標は敵戦列中央!使用魔法『ディバインバスター』!」 「…ヤ、Ja!」 唖然とした表情のままだったスバルも、ウォルターの指揮でようやく目が覚めたらしい。すぐにチャージし、構え、そして… 「一撃必倒!ディバイィィィィィン…バスタァァァァァァァ!」 敵戦列の中央に、渾身のディバインバスターを放つ。 シャーリーによる出力強化と、さらに教会の法儀式により、この程度の化け物軍団相手ならたやすく吹き飛ばせるようになっている。 事実、ここまでの攻撃でグールの大半が吹き飛んだ…だが、ヤンはグールの死体を足場にし、ウォルターへと飛びかかって強烈な蹴りを放った。 当のウォルターは蹴りを回避したものの、吹き飛んだ壁の残骸に道を塞がれ、動けない。 …そして、ヤンがウォルターに近づき、グレネードランチャーを突きつけた。 「ジジイ、くたばれ」 そしてウォルターにグレネードを撃ち込もうとするが…それは阻止された。 スバルがヤンに近づき、腹に全力の蹴り。さらに…これは意図していなかったが、命中と同時にマッハキャリバーのアクセルが全開になり、結果車輪がフル回転。 ヤンが腹を押さえてのた打ち回っているところに、ティアナが接近。両手両足にバインドをかけ、動きを封じた。ちなみに右肩の間接が極まっている。 「いッいたッ、痛痛痛痛ーーーーッ!なん…なんだコラァー!!」 「大丈夫ですか?ウォルターさん」 「いやはや、昔のようにはいきませんなァ」 バインドで間接が極まって痛そうなヤンを尻目に、ウォルターを心配して声をかけるスバル。それに対して答えを返すウォルター。どうやら心配は要らないようだ。 「何が目的だ?これだけの軍、お前だけでは準備できまい。後ろで誰が糸を引いている?」 ウォルターからの尋問が始まった。だがヤンは答える気などさらさら無いようだ。 「俺のケツにキスしたら教えてやるぜ、老いぼれ!」 答える気が無い。そう理解したウォルターはヤンの右手を踏み砕き、再び聞いた。もはや尋問から拷問に変わっている。 「もう一度たずねる、小僧。次は左手だ」 「…ケッ、俺らが言われたのは2つ! 特務組織『英国国教騎士団』と『円卓会議』への攻撃!そして吸血鬼アーカードの完全破壊!」 「俺ら?俺らと言ったな貴様?」 ウォルターが『俺ら』という点に食いついた。つまりまだ仲間がいる。そういう事らしい。 それに対し、ヤンが笑いながら答えた。 「フヒェヘヘヘハハア…今頃はオレの兄貴が、アーカードをブッ殺してるトコロさ」 TO BE CONTINUED 前へ 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/projectdiva_ac/pages/1524.html
曲名 BPM ノーツ 属性 コメント 未分類/Comming soon 入門 弱 インタビュアN 125 354 低速連打 若干連打が多いものの譜面自体は目立った難所がなくプレイしやすい。 キャットフードN 174 509 チェーンスライド以外に目立った難所はないが、曲が長くNORMALとしてはノーツが多いので集中力を切らさないように。 サヨナラ・グッバイN 155 311 交互 交互があるとはいえ、BPM155の4つ打ちでの交互。片手で十分対処できるだろう。 ダブルラリアットN 138 482 曲が長く総ノーツ482はNORMALでは多い方だが、これといった難所もないのでクリアは難しくないだろう。 ナイト・オブ・ライトN 175 299 BPMが若干速めだが譜面自体は目立った難所がなくプレイしやすい。 二息歩行N 180 400 高速 BPMが速めだが譜面自体は目立った難所がなくプレイしやすい。 巴里映画少女N 170 403 リズム難 ほぼEASYの上位互換譜面。多少リズムが取りづらい部分はあるが目立った難所はない。 Fire◎FlowerN 153 395 リズム難 この曲に限らず、FT稼働以降に追加された曲ではNORMALから本格的にスライドが出てくるようになる。EASY同様、間奏のリズムが若干取りづらいので注意。 PromiseN 138 353 リズム難 EASY同様、間奏のリズムが取りづらい。慣れないうちは目押しで対処しよう。 ラブリスト更新中?N 90→145 377 速度変化連打 速度変化が1回あるが、曲調そのものも変わるので戸惑う心配は少ない。ノート配置は曲やボーカルに素直で、連打も速くないためクリアはしやすい。後半の間奏にかなり長い連打がある。ズレないように心がけよう。 ルカルカ★ナイトフィーバーN 160 443 ほぼEASYの上位互換譜面。これといった難所もなく、チャレンジタイムの「ル・カ・ル・カ」の部分にさえ惑わされなければ初見でも好成績が狙えるだろう。 PackagedH 125 277 低速 間奏およびアウトロのラストでコンボが切れやすいので注意。それ以外は特に難所もなく連打も少ないのでクリアは楽。 Far AwayH 130 284 低速 譜面が遅めで余裕があるので、オブジェをよく見てボタンを押す順番を把握しておこう。 中 magnetE 108 305 低速リズム難 初心者泣かせのリズム難曲。EASYゆえにテンポよく叩けないのであらかじめ曲を聞き込んでからプレイすることをお勧めする。 ACUTEN 114 369 低速弱連打 譜面は曲に忠実で叩きやすい。弱連打が要所にあるものの低速なので焦らずプレイしよう。 AFTER BURNERN 173 316 リズム難 序盤から6分の3連打がちょくちょく出てくるので何度も練習して慣らしておこう。 キミにN 134 375 低速連打 チャレンジタイムの後半に11連打と13連打×3がある。パフェ狙いの人は間奏の付点8分3連打に注意。 shake it!N 130 422 低速リズム難 リズムが取りづらいので原曲を知らないor3DSのProject mirai2(orでらっくす)を未プレイの人はある程度聞きこんでからプレイした方がいいかも。 ジェミニN 90 351 低速連打弱連打 譜面速度がかなり遅いので(みくみく菌とほぼ同程度)早押しSAFEに注意。 ZIGG-ZAGGN 138 252 リズム難 パート全体的に叩くパターンが大きく変わる譜面なので、目押しで対処できると心強い。ノート数が少ないので1つのミスが達成率に大きく響く。できるだけ丁寧に叩こう。 千本桜 -F edition-N 154 542 ノート数が542とNORMALではかなり多い方なのでHARD以上の物量譜面に慣れるためのステップアップには最適。 So much loving you★ -DIVA Edit-N 138 381 リズム難弱連打 曲にある程度忠実だが、リズムがとりづらい。チャレンジタイムはほぼHARDと同じリズムを叩かされるのでここをノーミスで切り抜けられるようになればHARDクリアが大きく近づくだろう。 DearN 135 310 低速リズム難 リズムが取りづらく、チャレンジタイム以外はノーツが歯抜けになっているため曲通りに叩けない。譜面速度は遅めなので目押しで乗り切ることもできるが、上のレベルを目指すならここでリズム感をつかんで地力を上げておきたい。 トリコロール・エア・ラインN 110(165) 271 低速詐欺リズム難 magnetNの下位互換ともいうべき低速詐欺なリズム難曲。ノート数が少なめなので特にエクセレントトライアル中は達成率不足に注意。 トリノコシティN 135 398 低速 アウトロ前のPV分岐の虹色のノーツ付近がやや難しくなっているのでパフェ狙いの人は注意。 KnifeN 110 324 低速リズム難弱連打 相変わらずの低速リズム難に加え、EASYにはなかった弱連打がところどころに出てくる。HARD以上と違いイントロ、間奏、アウトロにはノーツはない。 那由他の彼方までN 198 341 高速 BPMが198と速く慣れないうちはイントロの歯抜け連打でSAFEやSADを連発してしまいがち。歯抜け連打はアウトロ部分にもあるが幸いなことにチャレンジタイムなので閉店の心配はない。HARDのラストで閉店してしまう人はここで練習しておくとよい。 PIANO*GIRLN 130 374 低速リズム難 BPMは遅めだがリズムが取りづらい。目押しに頼るのも一つの手。 ほしをつくるひとN 117 288 低速連打弱連打リズム難 譜面自体は比較的曲に忠実だが、イントロのリズムがかなり取りづらく慣れないうちは早押しSAFEに悩まされるかも。 リンちゃんなう!N 200 422 高速 EASY同様、譜面が歌詞合わせではないので歌詞を無視して伴奏合わせで叩こう。 ルシッドドリーミングN 180 401 高速リズム難 EASYの上位互換譜面。EASY同様、譜面がスカスカで曲通りには叩けないので意外と手こずるかも。 Rosary PaleN 60→148 298 速度変化リズム難 全体的に付点8分が多いので曲を聴きこんでないと達成率が伸び悩むかも。イントロの低速部分は全曲中最も遅いBPMになっているので早押しSAFEに注意。 悠久-Song of Eternity-DIVAMIX-H 66.7(100) 300 低速連打弱連打 Star StoryHをさらに遅くした感じの譜面。低速での切替連打・弱連打の練習には最適だが、早押しSAFEにはくれぐれも注意。 強 アゲアゲアゲインN 175 460 リズム難 曲が長く、後半の「固まった日常~」のあたりでリズムを崩しやすいので注意。 1925N 145 355 シャッフルリズム弱連打 シャッフルリズム曲の中ではBPMが遅めなため早押しSAFEには特に注意。 嘘つきベティN 160 326 リズム難連打弱連打 中盤の三拍子パートでリズムを崩しやすいので注意。チャレンジタイムの×8○6の14連打は確実にさばけるようにしておきたい。 からくりピエロN 102(204) 333 低速詐欺リズム難 マーカーの速度とオブジェ間隔については完全にBPM204と考えて差し支えない。F2ndの同曲をプレイしたことがある人はマーカーの速度の違いに戸惑うかも。 孤独の果てN 180 335 高速リズム難難読譜面 PVが目まぐるしく変化するため譜面が見づらいので注意。 Sadistic.Music∞FactoryN 165 279 リズム難刻み連打 EASY同様、リズムがかなり取りづらいので目押しの方が安定するかも。 システマティック・ラヴN 136 414 低速弱連打リズム難 NORMALながら付点8分が頻発するかなりのリズム難曲。譜面配置もスライドの直後にノーツがあったりするなど結構いやらしい。 ジュゲムシーケンサーN 200 448 高速難読譜面刻み連打 とにかく譜面が独特なので曲の速さともあいまって初見だと詐称レベルに感じるかも。目押しに頼らず、リズムに合わせて叩こう。 StargazeRN 195 387 高速リズム難 ラストの2連打地帯が叩きづらく、NORMAL上がりたてだと達成率不足や閉店の可能性も。譜面もかなり速めなので高速譜面になれていくにはおすすめ。 テレカクシ思春期N 170 413 リズム難 若干リズムが取りづらい。特にボーカルチェンジでKAITOを選んだ時は注意。 No LogicN 120 316 低速リズム難弱連打 PromiseNをもう少しリズム難にしたような譜面。特に間奏がリズム難で、低速と相まって早SAFEが出やすい。低速な分目押しはしやすいので、リズムが分からないところは目押し推奨。ある程度聞き込んでないと達成率が伸び悩むかも。 はじめまして地球人さんN 175 470 リズム難連打弱連打(シャッフルリズム) 曲が長く、チャレンジタイムのシャッフルリズムパートは慣れないうちはSAFEに悩まされるかも。 Pane dhiriaN 270(135) 308 高速詐欺弱連打リズム難 BPM270だが難易度NORMALのためオブジェの速度が抑えられているが、それでもリズムに慣れないうちは達成率が伸び悩むかも。 BlackjackN 228 332 高速リズム難 リズムが取りづらく、しかもBPMが228とかなり速いので目押しに頼るのも難しい。好成績を出すにはある程度プレイ回数をこなす必要がある。 右肩の蝶N 140 399 リズム難弱連打 チャレンジタイムでの同時押しの配置が結構いやらしくパーフェクト狙いの壁として立ちふさがる。 ミラクルペイントN 215 309 高速シャッフルリズム シャッフルリズムという独特のリズムを叩くのだが、これがめっぽう難しい。曲に触れていないとミスを連打して達成率不足はおろか最悪閉店に追い込まれる。予め曲を聴いておいてリズムをつかんでおくと良いだろう。 天鵞絨アラベスクH 120 301 低速リズム難弱連打 HARD譜面から普通に出てくるHOLDノートは慣れないうちは戸惑うかもしれない。裏を返せばHOLDしながらの運指が練習できるともいえなくはないのだが…。また、ところどころに出現する細かい連打も曲者。特に後半にある△×4の16分4連打は叩きにくい。そして何よりHard故にボーダーが高いこともあって「早押しSAFE」による達成率不足に陥りやすい。☆5Hard譜面と比べても引けをとらない難易度のため、ヘタに選ぶと危険なので注意。 難関 君の体温N 220 468 高速リズム難 BPM220とかなり高速なうえにリズムが非常に取りづらい。おまけに曲も長いので集中力も要求される。 NostalogicN 140 334 リズム難 リズムが非常に取りづらく(特にアウトロ部分)、慣れないうちはSAFEに悩まされるだろう。ちなみに中盤のラップ部分(M-E-I-K-O M-E-I-K-O…)は伴奏合わせなので注意。
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/234.html
俺たちは闇から光を見ている ◆devil5UFgA 「討伐令」 「ふん、無軌道な間抜けが出たということか……」 「君は、これを見て、『どこまで』ならやっていいと思うかな?」 「区切りがある、この伝達はその区切りを意図的に隠している」 「これは、ただの通達ではないね」 「我々へのメッセージという意味では同じだろうがな」 「そう。そして、ムーンセルからのメッセージではなく、ルーラーからのメッセージ」 「……ふむ」 「文面からすると、細かな『区切り』は掴めないが、『許容範囲』というものなら掴める」 「ルーラーへの攻撃行動……そこまで大胆に動くつもりはない」 「将来的にその動きはメリットが生む可能性は出てくるだろうけど、今はないだろうね」 「聖杯戦争の運営を損なう……NPCの大量殺害」 「それらしき案件は耳にしていないね」 「つまり、『一匹』や『二匹』の死自体は問題では無いということだ」 「可能性は高いね」 「ならば、食事の問題はないということ」 「試してみるかい?」 「当然だ、そして、情報収集」 「令呪の一画と情報は美味しいからね……ジョーカーか、こっちも身体を動かさない範囲で動いてみるよ」 「何をするつもりだ?」 「テレビとか、ネットとか、週刊誌とかだね。 NPCがどんな風に動いているかわからないけど、何かしらの動きがあるかもしれないからね。 確かな情報じゃなくて、僕らの未把握の集団には有名な噂話とかで蔓延してるかもしれない」 「無軌道な『標的』の動きは掴めなくても、『それ以外の人間』の動きから『標的』の動きを察することも出来る。 ……ならば、その『それ以外の人間』へと働きかけ、人為的に流れを作ってみるとするか」 「じゃ、いってらしゃい」 ■ 性質上、カーズは霊体化へと至ることが出来ない。 黒いコートを羽織り(これは神狩屋から与えられたものだ)、夜の街を徘徊する。 徘徊することの危険性は重視している。 恐らく、マスターやサーヴァントがカーズを目撃すれば、カーズがサーヴァントであることはひと目でわかるだろう。 十万年を超える期間を永遠性そのものと言える肉と魂を維持して生存する、そんな元々の存在そのものが異常なのだ。 奇襲というアドバンテージを敵に与えてしまうだろう。 だが、高い不死性と幻想種級の対魔力を持つカーズは、不意打ちを主とする敵に対して非常に強い。 そういう意味では、この徘徊は敵への誘いでもあった。 応戦の際に打ち勝つ自信もある。 敵を減らさなければいけないというのに、敵がどこに居るのかもわからない。 「あ、お兄さん、どうすっか、この後! いい娘揃ってますよ!」 「……」 一方で、間抜けな人間には、その異常な存在性を認識できてないようだ。 あまりにも高過ぎる壁がどれほど高いのかを認識できないように。 この客引きには、カーズという存在を正しく認識できていないのだ。 カーズは無表情で客引きを見下ろす。 堀の深い顔立ちから発せられる鋭い視線に、客引きはゴクリと喉を鳴らした。 そのまま、カーズは古木の枝のような指を客引きの胸へと当てる。 そして、優しく押した。 「うわっ」 しかし、客引きは盛大に尻もちをつく。 客引きは一瞬だけ、きょとん、と間抜けな表情を作った後、怒りへ顔を染めてカーズを睨みつける。 しかし、カーズは客引きを無視し、綺羅びやかに光る看板を強く蹴りつけた。 看板は破壊され、ガラス片を撒き散らかす。 敵対行動だ。 当然、店の奥から『あからさま』な連中が出てくる。 カーズは逃げるように、誘うように路地裏へと消える。 遠巻きに見ていた人間も、そこから視線を逸らし、歩みを戻した。 酔った頭のおかしい男が、当然の報いと呼ぶには少々大きい報いを受ける。 もっとも、その事実を正しく認識できた人間は、この周囲には一人も居なかったが。 「……ねぇ、お兄さん。なんのつもりなのかね、アレ」 「……」 カーズはついてきた人間の数を確認する。 三人だ。 二人がカーズの前に出て、一人は裏路地から表通りを見張っている。 そのカーズの前へと出てきた長髪の男は舐めあげるようにカーズを睨みつける。 少し下がって、短髪の男が無言で睨みつけている。 その手には警棒のようなものが握られていた。 実質的に、この二人が件の店の用心棒<バウンサー>のようなものなのだろう。 なるほど、確かに『人間にしては』優れた肉体を持っている。 長髪の男がカーズの肩へと手を掛ける。 そこで終わらせることも出来たが、カーズはそれを一度だけ受け入れ、そして、優しく振り払った。 カーズにとってはこれ以上なく穏やかな挙動だったが、人間にとってはそうではない。 手が繋がっていること自体が奇跡だということを、目の前の人間は理解していないのだ。 「ッ!」 こめかみを引くつかせ、長髪の男は素早く拳を振り上げ、カーズの頬へと打ち付ける。 へへ、と笑ってみせた後、遅れて、大きな違和感を覚えた。 その瞬間に覚えなければいけない違和感。 しかし、『殴れば倒れる』という常識が先にあったから、その違和感を見逃してしまった。 「お、おい……!?」 「あん?」 違和感の発生源は右手。 いや、それは正しくない。 「お、俺の右手がねぇぇぇぇええっ!?」 『なぜなら、右手はすでにカーズに食い取られているから』だ。 カーズの全身は消化器官、触れれば、その生き物は喰われる。 すなわち、カーズに攻撃するということはカーズの巨大な口に飛び込むことと同義なのだ。 「おおおおおおおお!!!」 意味のない雄叫びを上げながら、人間たちはそのまま戦闘へと移った。 襲いかかる人間、襲いかかっているのかと不審に思うカーズ。 カーズにとって人間とはそんな相手だった。 数分後。 人間が無様に地面に転がっていた。 カーズは何もしていない。 ならず者達の『常識』からすると、避けることの出来ないはずの攻撃を避け続けただけだ。 狭い路地裏でならず者達は自分たちの動きによって、自らを傷めつけたのだ。 カーズは、コートの中から一つの魔具を取り出す。 血の運命紡ぐ石仮面 ヴァンパイア・イヴ 。 カーズの二つ所有している宝具の内の一つだ。 比較的傷の少ない短髪の男の顔へと仮面をつける。 そして、床に転がっていた特徴の薄い、見張りの男の顔を蹴り上げる。 見張りの男の頭部がサッカーボールのように転がった。 舞い散る血液が石仮面に付着し、石仮面は内部に仕込まれていた骨針を飛び出させた。 拷問器具と思えるそれは、しかし、脳みそを『刺激』する道具なのだ。 人間の脳が使用していない未知の能力を利用し、人を超人へと変える道具だ。 ならば、今、超人と向かい合っているカーズは危機なのか? 答えは否だ。 カーズはある意味では博愛主義者と捉えることも出来る。 花を踏みつけることはしない。 自らの利にならないのならば、リスのような小動物へと殺傷を行うこともない。 ひとえに、自らが偉大だからだ。 劣ったものへの興味の無さが、そうさせるのだ。 超人ですら、超越者であるカーズよりも劣った『餌』なのだ。 カーズは美術品のような自身の指を、その取るに足らない脳へと突き刺す。 「ファッ、アェ、アッ、エァ……アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ、アッ」 クチュクチュとかき混ぜるように脳をいじり回す。 味わうことのないはずの感触に、不気味に声を上げ続ける。 何かの遊び心だろう、カーズはその声を少々聞いた後、リズムよく脳を刺激する。 すると、ならず者は身体を激しく痙攣させながら、 ふと、頬を緩ませた。 超人もまた、超越者にとっては餌、いや、遊具にすら過ぎないのだ。 ■ 衛宮切嗣は同居人である褐色肌の少年、ラーマが寝静まった頃を見計らって自宅を出た。 まずは、酒屋にいって酒を飲む。 酔わない程度に、だらだらと飲む。 思考をまとめるための飲酒だった。 聖杯戦争。 気乗りはしない。 いや、気乗りのした出来事など、少年としての最後の日を境にトンと体験していない。 生命は失われる、当然のように。 数値こそが平等なのだとしたら、己のし続けていたことはこの上なく平等なのだろう。 同時に、違反に近づいた主従への討伐令を思い出す。 恐らく、まだどの主従も脱落していないのだろう。 意思を感じさせる、聖杯戦争を動かそうという意思が。 聖杯戦争としてはおかしな出来事だが、一つの企画として考えると分かりやすいほどの時期だ。 「ふぅ…………おっと」 気分ばかりが昔に戻り、煙草を吸おうとして、そもそも煙草を持っていないことを思い出した。 和装にヤニの臭いがつけば、少年に悟られる。 煙草は己の心を落ち着けるには役立つが、成長期の少年の身体にとってはあまりよろしくないものだ。 「……」 切嗣は夜という夜を間酒屋で過ごし、和装のまま表通りへと出る。 東京は狭いが深い。 服としてしっかりと機能していれば、姿格好にとやかく言う人間は少ない。 歩きながら、思考を続ける。 聖杯戦争とはすなわち、奇跡を叶える手段。 根源への興味も薄く、聖遺物としての感激もない切嗣にとっては、そんな いや、切嗣にとって言えば、聖杯とは『この世が生まれた際に生じる汚物』が注がれた器だ。 澄んだものがこの世に存在するのならば、不浄なるものも当然この世に存在する。 当然の成り立ちだ、何もおかしくはない。 「なんで……僕はそうじゃない……」 ふと、右肩が激しく疼き、同時に声が漏れた。 無意識の声だったのかもしれない。 切嗣はあの聖杯戦争以来、『おかしく』なっていた。 切嗣だけに感じられる変化だ。 何度となくアインツベルンへと足を運び、イリヤを連れ出すことも出来ない。 魔術に対する『感覚』がおかしくなっているのだ。 すなわち、自身の魔術回路は多くが焼き切れている。 すでに魔術師殺しとしてすら稼働しない存在が、今の自分だ。 なのに。 『自分は五体満足で生きている』のだ。 ひょっとすると、体の調子だけで言えば、魔術回路が完調だった頃よりも壮健になっている。 右肩が疼く。 その度に、背中に嫌な汗が流れる。 そして、憎悪が生まれてくる。 アイリを失ったこと、イリヤと会えないこと、正義の味方という呪いめいた存在になどなれないこと。 己の求めていものが、ただ、舐めあげるような上目遣いでしか見ることが出来ないこと。 それは間違いなく、自分自身の憎悪だった。 「……」 冷えた夜風に吹かれることで思考が冷静になると思っていた。 しかし、おかしくなってしまった自分でも許せないものがある。 ジョーカーとバーサーカーへの討伐令を思い出す。 意味のない感傷だ。 ただ、そんな人間が居ることと、人という数が簡単に減っていることが許せなかった。 切嗣はそう怒りの念を抱き、同時に、右肩が疼いた。 そういった、負の念を抱く度に右肩が疼くのだ。 疼く。 そう、右肩が疼く。 今までとは少々異なる風に、何かを示すように、右肩が疼く。 「……方角は、あっちか」 右肩の疼きが強まる。 サーヴァント。 切嗣は理解し、自身のサーヴァントは召喚した。 石蔵の中に『保管』したサーヴァントが飛び出る。 宙を裂き、切嗣の前へと現れた。 切嗣は迷いなく己のサーヴァント――――槍兵 ランサー という名の槍を手に取る。 白髪の混じった短髪が生理現象を無視して地面に届くほどの長髪へと変わった。 切嗣の右肩の疼きと、ランサーの脈動が一致する。 敵は、どのテナントも入っていないビルの内部だ。 破壊するような乱暴さで、足を踏み入れた。 標的はすぐに見つかった。 何かを誘い出すかのように、分かりやすいほどに死体を弄っていた。 それこそ、セイバーのサーヴァント、カーズである。 カーズはあの後、放浪を続けた。 そして、同じように人を殺した。 と言っても、カーズが消去した人間の数は両手の指で足りる数。 ジョーカーが快楽的な殺人を犯すものならば、という場合のための誘い。 そのために、わざとゆったりと時間をかけて、児戯めいて遊んでいた。 そんなことを当てもなく続けていれば、すでに日の昇る時間も迫ってきている。 手駒を作ることはしなかったが、幾分かの栄養補給も済んだ。 神狩屋のほうも、ジョーカーへの直接的な情報は期待しないが、何がしかの足取りは手に入れたかもしれない。 ならば、とマスターの下へと戻ろうと腰を上げた。 そんな瞬間に、敵と出会った。 カーズの求めていた、首に賞金のついた標的ではないが。 「これは私じゃぁない。私は、食い散らかす人間とは違う」 「『これ』は?」 長髪の男だった。 白髪の混じった髪を、縛ることもせずに無造作に宙へと流している。 無骨で巨大な槍を構えるが、奇妙な気配をしている。 サーヴァントに違いないのに、サーヴァントだと確信できない。 そんな気配だ。 「わかっていたが、バーサーカーではないということだな」 「私も『それ』を探している、これはその一環だ。撒き餌では効果がない可能性が高そうだがな」 そんなカーズを見据えながら長髪の男、衛宮切嗣は自身のサーヴァントである獲物を握りしめる。 獲物は霊的に脈動していた。 獣の槍 スピアー・オブ・ビースト 。 それ自体が宝具である、槍兵のサーヴァント。 マスターの身体能力を大きく向上させる、あらゆる逸話で例えられる『獣』を殺す槍。 魔力回路の殆どを失い、自身の魔術を満足に扱うことも出来ない切嗣をして超人へと変える槍。 その根源は、『太陽を憎むもの』への憎悪。 憎しみに囚われ、もはや、人から槍へと成った混濁した意識では目前の敵へ憎悪を向けることしかしない。 そんな『蒼月』を刻まれた槍と、自身の右肩から命令が伝わる。 憎め。 憎め、憎め。 憎め、憎め、憎め。 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め 憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め憎め あまりにも露骨過ぎて、簡単に無視できてしまう命令。 しかし、戦いの最中、憎悪という色に染まった感情が切嗣へと流れこんでくる。 その感情を、どんな人間が無視できようか。 いずれ、切嗣を染めてしまうほどの濃厚な感情だ。 己の肩に潜むものに憎悪を唆され、己の槍の憎悪を扱う。 それは確実に切嗣を蝕むものだ。 「ふむ……まあ、良い」 「……」 カーズはそんな言葉を残すと、爆発するような空気の動きがあった。 弾け飛ぶ速さで、切嗣へと迫る。 獣の槍が、半ば自動的に対応した。 切嗣の首筋へと迫る刃を槍の刃が防ぐ。 その刃は、右の腕から直接生えている。 輝彩滑刀の流法 モード・オブ・シャイニングブレ―ド 。 チェーンソーのように微細な振動をする、骨を刃と化したその剣で槍を受け止める。 重い。 しかし、本来ならばそんな言葉では済まないはずの戦力差があるはずだ。 切嗣はカーズと何合か斬り合う。 次第に十合、二十合と増えていくが、変わらないことがある。 攻勢はカーズ、防勢は切嗣。 それでも防勢を維持できていることが異常だった。 獣の槍はそれほどに異常なものだった。 また、槍であることも有利に働いていた。 切嗣は、波紋のような、太陽と同じ波長のエネルギーを生みだす呼吸法を身につけていない。 ならば、カーズの全身を使った『食事』から免れることが出来なかっただろう。 「……」 同時にカーズもまた、獣の槍への、言語化しづらい感情を抱いていた。 親しいものは、常に抱いていた感情。 そうだ、太陽へ向けた感情だ。 己が受け入れられないものへと向ける感情である。 同時に、太陽とは異なっていることも理解していた。 憎悪を以って、輝くものへと抱く憎悪を討つ。 そんなものを原動力にするならば長くはない、直感的にカーズは悟る。 道具作成のスキルも持つカーズには、その槍の指向性が理解できた。 槍自身が槍として以外の作用を持っている類のものだ。 そんな、自らの破滅を原動力としているような輩を相手にするのも馬鹿らしい。 自分以外の誰かとともに破滅してもらうのが一番だ。 恐らく、槍にも探査能力もあるのだろう。 「……ふむ」 「ふぅ……っぅ……」 感情を整理するように、カーズは切嗣との距離を取り直す。 切嗣は肺に溜まった空気を吐き出した。 やはり、サーヴァント、すなわち英雄との差は大きい。 その差をここまで詰める獣の槍への畏怖も覚えた。 しかし、相手は恐らくまだ手札を残している。 自らもまた、上がある。 『封印の赤織布』と呼ばれる宝具を解放すれば、獣の槍はパフォーマンスを向上させる。 「……」 「……」 睨み合いが続く。 切嗣がどのタイミングで自らの手札を切るか決めかねている。 カーズは、獣の槍への嫌な予感が安易な攻撃を躊躇わせる。 「オンッ!」 その瞬間だった。 鋭い吠えが響いた。 それだけならば、二人の間に大きな変化は生まれない。 しかし、カーズは獣の槍に抱いた感情を超えるものを抱き。 切嗣は右肩がこれ以上なく疼きを発したことに気を取られ。 音の発生源へと視線を向けた。 「お……!」 「くぅ……!?」 口が開かれた。 そこから、音が飛び出た。 『――――――――!!!!!』 それは雄叫びだけだった。 『カーズ』は、憎悪と羨望。 『切嗣の肩に潜むもの』は、憎悪と恐怖。 その感情が込められた雄叫びだった。 その真っ白な犬を見た瞬間、カーズと切嗣の叫びが口から飛び出たのだ。 己が己であるかぎり、隠し切れない本能の叫び。 「――ッッ!」 『カーズ』『衛宮切嗣』『切嗣の肩に潜むもの』 その『三者』のなかで最も影響が少なかったのは、切嗣だった。 左片手に持ち替えた獣の槍を横薙ぎに振るう。 白犬へと激しい感情を取られたことで、右半身の動きが鈍いからだ。 右半身に違和感を覚える中、片手での薙ぎ払いという十分な攻撃ではなかったこと。 カーズ自身は弱点だと思っていた霊体でないという事実が獣の槍の霊体特攻を防いでいたこと。 遅れて輝彩滑刀の流法を用いた上での防御を取ったことによって、カーズを斬り裂くことは出来なかった。 斬り裂くことは出来なかったが、殴打としては十分な意味を持った。 カーズの腹部へと叩き込まれた一撃を、カーズを地面へと浮遊させる。 そのまま、ビルの外部へと弾き出される。 朝日の差さない裏路地へと、あるいは、隣のビルへと叩き込まれたかもしれない。 白犬も気にかかるが、そのまま、カーズの後を追おうとした瞬間。 白犬の方向から足音が聞こえた。 ――――不味い。 恐らく、白犬のマスター。 切嗣もあそこで敵サーヴァントを仕留めたとは思わない。 白犬のサーヴァントへの反応を見る限り、先ほどのサーヴァントは白犬を敵視しているのは間違いない。 カーズがそのまま撤退を選ぶか、攻撃を繰り出してくるかは五分と五分。 切嗣はこの場に留まり、白犬とカーズへの迎撃を選んだ。 己を英霊へと高まらせる獣の槍を強く握りしめ、身構える。 「ね、ねえ、アマちゃん……さっきの叫び声なに……?」 その瞬間、組み立てていた考えが吹き飛んだ。 声には聞き覚えがある。 演技とは思えない、恐怖を怯えた色。 まだ年若い、少女の声。 「見るんじゃない!」 切嗣は叫んだ。 己の右肩が上がらないほどの疼きを堪えながら、叫んだ。 そして、現れた少女の前に立った。 ■ 時は少々遡る。 『オンッ! オンッ!』 「……」 『オンッ! オンッ!』 「……」 高坂穂乃果は先ほどから己だけに聞き取れる遠吠えを聞いていた。 布団を深く被っても、その鳴き声は消えはしない。 念話、というやつだ。 アマテラスの叫び 「あー、もう! なに、散歩!?」 『オンッ、オンッ!』 アマテラスは叫び続けている。 その口に、封筒を抱えていた。 不審な表情のまま封筒を手に取り、時計を確認する。 「うわっ、まだ五時……」 『オンッ!』 「……わかったって! そんな耳元で鳴かれたら、どっちみち寝られないわけだし」 そう言いながら穂乃果はジャージへと着替える。 思えば、朝練も行わなくなった生活にも慣れてきてしまっている。 元々そうだったとはいえ、何か、虚無感を覚えた。 『オンッ!』 「分かった、分かったから」 薄々、このアマテラスが穂乃果の置かれた状況を理解していることに気づいていた。 先程も、穂乃果は夢を通じて見たこともない世界の光景を見ていた。 恐らく、アマテラスの記憶なのだろう。 そこから知ることは少なかったが、同時に、アマテラスも穂乃果の記憶を夢で見ている可能性もある。 息をつく。 「はいはい、で、どこに……って、うわぁ!?」 「オンッ!」 「ちょ、ストップ、ストップ!」 穂乃果がジャージへと着替えて外に出た瞬間だった。 実体化したアマテラスは頭を低くして穂乃果の股間に潜り込み、勢い良く頭を上げる。 自然と穂乃果は前傾姿勢となり、アマテラスの柔らかな背中に鼻を打ち付ける。 四つん這いになったアマテラスの背中へ、逆向きに四つん這いの形で伸し掛かっている、といえばわかりやすいだろうか。 「本当に、これ、もう、やめてアマちゃん!」 アマテラスは背に穂乃果を乗せたまま、走りだす。 白い巨犬に乗り、夜明けを疾走する少女。 明らかに噂になるであろう、奇特な情報。 異様な速さで駆るアマテラスに振りほどかれないよう、叫ぶことすら出来ない。 穂乃果からすると、後ろ向きに高速で動いている状況だ。 慣れない感覚に、令呪の使用という考えすら浮かばない。 「オンッ!」 十数分ほどだろうか。 ひょっとするともっと短いかもしれないし、もっと長かったかもしれない。 目的地へと辿り着いたのだろう、アマテラスは歩を止めた。 穂乃果は地面へと転がるようにして、アマテラスの背中から降りる。 そして、アマテラスはテナントの入っていない空虚なビルの中へと走り去っていった。 穂乃果は息をついて、大きく伸びをした後にアマテラスの背中を追いかけようとする。 『――――――――!!!!!』 その瞬間、雄叫びが響き渡り、激しい轟音が響いた。 ピタリ、と穂乃果は歩を止める。 穂乃果は逡巡する。 この先には危険がある、それはわかった。 迷い、迷い、やがて中へと踏み込んだ。 危険だからこそ、見知ったアマテラスが恋しくなったのだ。 「ね、ねえ、アマちゃん……さっきの叫び声なに……?」 穂乃果はアマテラスへと問いかける。 アマテラスは、いつもの吠えを発しなかった。 おかしいとは思ったが、そのまま歩みを進める。 アマテラスの気配のするフロアを覗いた。 「見るんじゃない!」 低い声が響いた。 しかし、穂乃果はビクリと身体を震わせるだけで、目を閉じはしなかった。 だから、その奥にあるものが見えた。 首なしのしぼんだ死体と、目がえぐり取られた死体。 それは死体とすら思えないほどに異常な死体だった。 肉体というほどに膨らみと厚さがあるほどの人間の身体から、厚さがなくなっていた。 吸血。 あるいは、カーズの遊び。 もはや、生命でないものを見て、穂乃果は拒否するように叫んだ。 「え……え、え、あ、あああああああああ!?」 「……ッ!」 しかし、巨大な槍を握った異常なまでに長髪の男の身体でも隠せないほどに死体が転がっていた。 特異な死体だ。 ただ、人に刃を突き刺したから死んだ、といった死体ではない。 そのまま、逃げ去るように長髪の男は去っていった。 「なにこれ……なにこれ!?」 「オンッ!」 「アマちゃん、なんなの……ねえ、ねえ……!」 表面上は動揺しながら、穂乃果は次第に落ち着きを取り戻しつつあった。 これは聖杯戦争。 奇跡を求めるために、他者を殺す儀式。 つまり、穂乃果は死と近くにいるのだ。 そして、その生命は目の前の白犬に託されている。 何を考えているかもわからない、この白犬に。 「……アマちゃん、私に、何しろっていうの?」 「オンッ、オンッ!」 アマテラスは分かって欲しかった。 目の前の死体が、友人にならない可能性は決して低くないと。 穂乃果が動かなければ、自分も動けないことを。 誰もアマテラスを信仰しない今のままでは、アマテラスは神霊ではなくただの霊犬だ。 何よりも、マスターである穂乃果が自分を信じてくれなければ。 そして、自分を信じてくれなければ、穂乃果を守れない。 穂乃果の大事な者も守れない。 「わけわかんないよ……!」 穂乃果にその想いは伝わっていない。 ただ、呆然と。 まるで空気の抜けたタイヤのように絞れた死体を見て。 アマテラスの肌を抓るように、強く握った。 ■ 「お帰り」 カーズは、そのまま神狩屋の下へと帰った。 撤退。 あのまま、槍使い(切嗣)と白犬(アマテラス)と戦う選択はあり得なかった。 あのまま二人が戦って自滅してくれれば上々だ。 「おや、傷じゃないか」 「……聖杯戦争。なるほど、厄介なものかもしれんな。 先ほどにしたって、食事を済ませていなければ無事では済まなかっただろう……」 シンクへと向かって口内から血を吐き出す。 カーズの追ったダメージは大きい。 強大な敵だった、破滅への道のりを原動力としているだけの馬力はある。 だが、それ以上に、それ以上に。 「こっちは上手く噛み砕けないね、もうちょっと待ってくれるから。 幸い、君には休養が必要なようだしね」 「そうさせてもらおう」 「それで、敵はどうだったんだい? ジョーカー……ではなさそうだね」 カーズの表情を観察しながら神狩屋は問いかける。 カーズは複雑な表情をしていた。 彫刻や絵画の一級の美術品に描かれるような、深遠な表情だった。 それは、槍使い(切嗣)に向けられるものではない。 そう、カーズは、この場においても出会ったのだ。 「太陽だ」 「太陽?」 カーズは、宿敵と出会ったのだ。 【B-2/千代田区・古物屋『神狩屋』/1日目 朝】 【鹿狩雅孝@断章のグリム】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]私服 [所持金]潤沢 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯戦争のキャストとして動く。 1:情報を入手する。 2:ジョーカーとバーサーカーを倒して、報酬を手に入れる。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 情報の精度については、後続の書き手さんにお任せします。 【カーズ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]ダメージ(中) [装備]なし [道具]血の運命繋ぐ石仮面 [所持金]潤沢 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れる。 1:身体を癒やす。 2:ジョーカーとバーサーカーを倒して、報酬を手に入れる。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 情報の精度については、後続の書き手さんにお任せします。 ※アマテラスを『太陽』に親しい存在だと認識しました。 ※切嗣(獣の槍)を憎しみを原動力に動く者だと認識しました。 【B-2/秋葉原/1日目 朝】 【高坂穂乃果@ラブライブ!】 [状態]健康、精神的動揺 [令呪]残り三画 [装備]なし [道具]ジャージ [所持金]一般女子高校生のお小遣い程度 [思考・状況] 基本行動方針:????? 0:とにかく今は落ち着きたい。後のことはそれから考える。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握していません。 【アマテラス@大神】 [状態]健康 [装備]三種の神器 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:????? 0:穂乃果と穂乃果の大事なものを護る。 【衛宮切嗣@Fate/Stay Night】 [状態]ダメージ(極小)、疲労(中) [装備]獣の槍 [道具]和装 [所持金]ほどほど [思考・状況] 基本行動方針:確固とした方針を定められていません。 1:ただ、憎しみを唆す想いだけが募る。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 情報の精度については、後続の書き手さんにお任せします。 ※カーズをサーヴァントと認識しました。 ※アマテラスをサーヴァントと認識しました。 【獣の槍@うしおととら】 [状態]なし [装備]封印の赤織布 [道具]なし [所持金]なし [思考・状況] 基本行動方針:憎しみ 1:憎しみ。 BACK NEXT 005 理想と現実! 悲劇の聖杯戦争!! 投下順 007 一人×2 014 disillusion 時系列順 008 Who is in the center it is chaos? BACK 登場キャラ NEXT 000 DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命 鹿狩雅孝&セイバー(カーズ) 019 GOSSIP→PERSONA 高坂穂乃果&セイバー(アマテラス) 017 僕らは■■のなかで 衛宮切嗣&ランサー(獣の槍) 018 遠き山に日落ちずとも -あるいは命堕ちる家路-
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/1973.html
予告編 Chapter0 OPENING EPISODE CHAPTER1 CHAPTER A CHAPTER 2 予告編 これは表立って活躍したアークのレイヴンたちの影となって 歴史を動かす一端を担ったものたちの、語られることのなかった物語・・・ ~アルビノ~ レイヴン統括機構に属すのを嫌った、ACによる施設武装集団。 末端の同調者レベルに置き換えると、レイヴンズアークと互角とも言われているが、 所属レイヴンは20人程度と思われ、エースクラスと言われる人間は5人と小規模であることは否めない。 統括機構に属するのを嫌っただけはあり、アルビノというくくりを持つというだけで良くも悪くも自由が売りの集団。 アルビノ内主要人物 創始者 ピィル・アットナー 創始者とはされているが、実力は平均3位、調子が良くて2位、悪いと4位である。 実質的な権力を持つわけでもなく、彼が創始者とされるのは「アルビノ」という名前を決めたからとのこと。 実力もエースと呼ばれるうちの3位であることから確かのは明らかだが、 成績が調子によって左右されやすいため「兵士としては扱いにくい」といった評価をプレジデントに頂戴している。 「アルビノ」の由来に関しては、レイヴンが漆黒のワタリガラスなら、真っ白なカラスでどうよ?とのこと。 この物語の主人公である。COUGARを使用し、ショットガンとブレード、およびターンブースターによる近接戦を主軸とする、 冷却と機動力のバランスにとことんこだわった中量2脚AC「シリーウォーカー」を使用する。 実力者 サンラック・ヤング 実力者と冠するだけに、5人の中でトップの実力を持ち、調子が多少悪かろうが2番手以下に大差をつける。 だが彼曰く「ピィルの地力が底上げされれば、調子のいい時のあいつには負けかねんと思う」 少々神経質なところがあるが、基本的に他人に流されない、好きな言葉は「絶対的服従(当然自分がさせる方)」 基本的にDINGO2を使用し、マシンガンで翻弄する戦術を繰り広げる高機動の中量2脚「プリンス・オブ・T」を使用する。 とはいうが、ミッションごとに武装どころかフレームすら換装することをためらわない人間なので、プリンス・オブ・Tには明確な概念がない。 プリンスがロケットだらけで、敵との実力差が顕著の場合、そこにはある種異次元が生まれる。 指導者 プレジデント 実力は5人の中では4位、アルビノ内では彼の発言が最高の決定権を持つため、指導者と呼ばれる。 知略や策謀に長けるのだが、存外軽い性格で、ピィルが創始者にされてしまったのは彼のせいである。 曰く「○○者で統一するとかっこいいだろ?でもあいつのだけ思いつかなかったんだ、いいところで名前を提案してくれたから、創始者ってことにしてしまったよ。」 当然プレジデントは名前ではないが、本名を知る他の人間がプレジデントと呼んでしまっているため、不明のままである。 BOARを使用した比較的軽快な空飛ぶタンク「フリーダムワールド」を使用する。 探求者 ランカ・スペット アルビノエースクラスの紅一点、潜入系の任務が得意と自負するが、ただ単に目立たないように行動するのが好きなだけ。 実力が2位に位置することや、声が低いこと、しゃべり方が無骨なこともあって、音声だけでやりとりすると男性と間違われる。 かの赤い星と同等の戦いを繰り広げ、双方の依頼者の指示による戦術的撤退により、引き分けとなったという武勇伝がある。 GAZZELを使用した火力と機動力のバランスのよい逆関節AC「クノイチ」を使用する。 くせ者 ダイスケ・オリジントゥリー エースとしての実力は最下位となっているが、並みのレイヴンとは比にならない実力を持つことは確か。 真面目に修練を積めばプレジデントより強いのではないかといわれるが、いかんせん不真面目でサボリ魔。 しかし楽をするということに関しては高速で頭が回り、その思い付きを実行するだけの実力と行動力があるため 結果的にMT等の殲滅なら5人の中でも最速でやってのける。 LIZARDを使用した殲滅効率最優先の4脚AC「ジャガンナート」を使用する。 オペレーター1 マコト 戦争孤児だったが、プレジデントに拾われオペレーターとなる、本人が覚えていないため正確な年齢はわからないが14歳前後と見える。 オペレーターとしての総合成績はあまりいいものではないが、戦況把握が的確で、混戦ほど冴える。 この特性のため、ダイスケと組むと異常なまでのスピードで任務を終了することがある。 本人はピィルの戦闘スタイルが一番見ていて楽しいらしく、基本的にピィルと組むことを希望しているため、ピィルとダイスケの2人とよく組んでいる。 あまりいい教育をうけていなかったためか、生意気なガキ状態であるが、ショタ分豊富なため可愛げがあるとされ、性格については放置されている。 オペレーター2 ソフィア プレジデントの嫁、冷静な分析と戦況把握で、誰と組んでも平均以上の実力を発揮させるという天性のオペレーター。 しかし、目の前で大量の破壊が繰り広げられたりすると興奮してしまう、ちょっと危ないお姉さん。 このせいで、これを許容できるプレジデントや、おおっぴらに破壊活動をしないランカと組むことが多い。 いつもダイスケのオペレーターをしたいと言い張るものの、全力でダイスケに拒否され、プレジデントにも制止されてしまう。 オペレーター3 マスター マスターは通称であり、アルビノ所属のレイヴンたちのたまり場となっているバーのマスター。 元レイヴンであるためオペレーターとしては申し分ない力量があるが、豪快な気質なため伝え方が大雑把だったり、支持が適当だったりする。 だが本業はあくまでバーのマスターであり、彼が出張るのは人員不足のときのみである。 大雑把な通信はむしろ、フィーリングで調子が変動するピィルと相性がいいらしい。 またダイスケも細かいことは気にしないため、彼と組むことも多い。 オペレーター4 エリザベス・パーカー 通称リズ、オペレーションには問題ないどころか、むしろレベルは高いのだが、なにぶん物静かで人とかかわろうとしないので、謎が多い。 外見から見るに20代な気がするが、気を張っていないときは幼く見え、任務中は老け込むため、年齢はまったく謎である。 通信では必要なことだけをテキパキと伝えるため、 高速で移動しているが故に状況がコロコロ変わるサンラックや 情報量が必要となる潜入系の任務をこなすためにランカと組むことが多い。 Chapter0 OPENING EPISODE 司令「くそっ!自分たちに意思どおりに働かないと、即切り捨てるというのか!」 ここはアークの戦略拠点の1つ、砲台4基と戦闘機が6機 MTが10台ほどという比較的規模は小さい拠点だ。 現在、アークに派遣されたACの襲撃を受けている。 司令「少しばかりゲリラに便宜を図っただけで・・・こんな仕打ちとは・・・」 この司令ははつい3日ほど前、付近のゲリラと情報交換等の取引をしたのだが、 そのことがアークに知れてしまい、粛清を受けているというわけだ。 MT「うわぁ!やめてくれぇ!」 これでまた1台撃破されMTは残り8台、ACは火力の高い順に攻撃しているらしく、 戦闘機は6機とも残っているが、砲台はすでに全滅。 MTも数では8台残っているが、先ほどの1台でこの拠点に2台だけだったオウルが撃破され、 残りはオストリッチのみ、実質戦力から見れば1/3に満たないかも知れない。 司令「もうこの基地も・・・おしまいか・・・」 基地オペ「司令!北西に熱源!ACです!」 ???「こちらアルビノ所属、シリーウォーカーだ、戦況を知らせてくれ。」 MT「もう着いたのか!早い!」 戦闘機「来た!メインレイヴン来た!」 MT「これで勝つる!」 司令「間に合ってくれたかレイヴン、敵はAC1機だが、すでにこの基地の戦力は壊滅状態に近い しかし人員はまだ多数残っている、我々の命を・・・救ってほしい・・・!」 ピィル「了解した、ピィル・アットナー、いくぜ!」 ※アークの雑多なレイヴンを会話中は「AR」と略す AR「ACを雇ったのか、ちくしょう、楽な任務だと思っていたのに・・・!」 ピィル(内装はわからないが見る限りでは、敵は機体に大したコストをかけていない。 脚は逆間接のORYXか、GOATを使わないセンスは評価するが、GAZZELを使うでもないし、 腕部武装はWR69M・WL69LB、やはりコスト重視だな、速攻で決めるぜ!) マコト「ピィル、上位レイヴンじゃないみたいだけど、敵もACだから気をつけろよ。」 マコトが言い終わるのを待たずにピィルはOBをセット、そして言い終わるやいなやOB発動、一気に距離を詰める! いきなりの行動にアークのレイヴンは面食らったのか、慌ててブーストで水平移動する。 ピィルはすれ違う寸前でOB解除、敵ACを若干通り過ぎる形で停止、 そこからエクステンションの旋回ブーストで敵の方を向き直った。 敵は慌てて水平ブーストしただけなので、明らかに対応不足、ピィルにほぼ真横を向けてしまっている。 ピィル「もらったぁ!」 そこからピィルは敵に向かって直進、十分に距離を詰めると右腕のショットガン(WR84S)を発砲! AR「うわっ!」 いくら1発が軽いショットガンとはいえ、全弾もろに浴びてしまった衝撃に逆間接が軋む その隙にピィルはもう一足間合いを詰め、もう一撃ショットガンを発砲しACを釘付けにし、左腕のELF2を発動する! ……ELF2は直撃したが、さすがにELF2の威力では装甲を削り切るには至らなかった、ピィルは小ジャンプで間合いを取る。 しかし実力の差はすでに明らか、アークのレイヴンもすでにおびえてしまっている。 この場合ピィルが強いというよりは、アークのレイヴンが未熟すぎるのはご推察の通りであり、 かなり下位のレイヴンだったのかもしれない。 こうなってはルーチンワークである、OBで距離を詰めるピィル、慌てて回避運動を取るアークのレイヴン。 まるで学習していない、というより既にアークのレイヴンは冷静さを欠いている。 勝負あった、ピィルのELF2でアークのACは、左の肩口から右の手首にかけてバッサリ斬り裂かれた。 爆散の瞬間、アークのレイヴンは悲鳴を上げたりはしなかった、切り口の広さから見るに ELF2はパイロットごと斬り捨ててしまったのかもしれない、 それともあまりの実力差に閉口してしまったのだろうか? しかし、どっちにしろACの爆散で絶命してしまうのは言うまでもなく、既にどちらだったのかを知る術はない。 司令「ありがとう、助かったよレイヴン。」 ピィル「急ぎの依頼だっていうから俺が出てきたが、これならエースクラスが出てくる必要もなかったか。」 マコト「さすがピィルだね、もうやることないみたいだし、帰還しなよ。」 ピィル「了解した、シリーウォーカー、帰還する。」 CHAPTER1 CHAPTER1-1 依頼文「今回の依頼はアークより、個性派ぞろいの君たちのほうが適任と判断し、依頼させてもらうことにした。 端的にいうと、陽動と奪還を両方とも引き受けて欲しいのだ。 陽動くらいは我々でやりたかったのだが、申し訳ないことについ先日クレストの襲撃を受けてしまったことで、 前線基地が危機的な状態にあり、こちらからは戦力を割くことが難しい状態だ。 それでは作戦を説明する、まず陽動として敵の補給拠点を襲撃して欲しいのだが、効率的にかつ派手にやってくれ。 陽動とは言うが、補給拠点への打撃はそのまま敵へのダメージとなるだろう。 そしてこちらが本題だ、おそらく補給拠点への攻撃を受けて、戦略拠点から増援が送られ、戦略拠点が手薄になるはずだ。 ここで戦略拠点を叩いて欲しいわけではない、この拠点には我々の輸送部隊から強奪された 新パーツの試作品があるはずなのだ、それの奪還が今回の最優先事項となる。 以上だ、いい返事を期待する。」 プレジデント「相変わらずミラージュとクレストは、昼ドラみたいな関係なのか?見ていて頭が痛い。」 サンラック「で、どうするのだ?」 プレジデント「陽動はダイスケ、奪還はランカが適任だろう。」 サンラック「エースクラスを2人も動かすのか、用心はしすぎることはないというわけか?」 プレジデント「派手に陽動をやるんだ、ダイスケほど適任なやつはいない、 それに奪還任務もおそらくシビアなものになる、ならばランカ以外には考えられん。」 サンラック「敵がクレストだということを考えれば、確かに最初からそれくらいの方がいいのやも知れんな。」 プレジデント「クレスト側がACを派遣する可能性があるな、 しかしダイスケのことだ、どうせ残弾使いきりで拠点破壊をやるに違いない。 それにもし真意を読まれて、戦略基地側にACが派遣された場合、ランカの奪還まで時間稼ぎが必要だろう。 どっちにも対応できるように、後詰としてピィルにも参加してもらうか?」 サンラック「エースクラスが3人とは、また思い切った用兵だな。」 プレジデント「逆に言えば、3人で済ませられるだけ奇跡的かも知れんぞ、 たとえば後詰にしたって、エースクラス以外の人間で考えたら、どうしても複数必要だと思うが。」 サンラック「確かに、それがベターなのかも知れん。 ところで後詰の名前に最初に挙がった名前がピィルだったが、俺ではないのか?」 プレジデント「お前には別の任務に当たってもらいたい、詳細は後で伝える。」 サンラック「なるほど、了解した。」 プレジデント「とりあえず依頼は受けておくぞ、3人にこのことを伝えてくれ。」 CHAPTER1-2 ダイスケ「こちらジャガンナート、補給拠点に接近したぜ。」 マコト「ぶつぶつ・・・(まったく、なんでいつもボクはダイスケと組まされるんだ・・・)」 ダイスケ「おいそこ、聞こえてるぞ、とにかくさっさと指示をよこせ指示を。」 マコト「はいはい、やりゃいいんでしょやりゃ、といっても、適当に物資を破壊、指示は以上だよ。」 ダイスケ「投げやりにもほどがあんだろ、まあ俺としちゃあやりやすいがね!」 語尾に力を入れると、そのままブーストを吹かして拠点に突入するダイスケ。 ダイスケ「オラオラオラオラオラァ!」 拠点に突入するや、右腕のマシンガン(PIXIE3)をぶっ放すダイスケ、これが適当に見えて的確、ほぼ無駄弾なしで物資を破壊している。 MT「ACだ!迎撃しろ!」 補給拠点で活動しているMTなどほぼオストリッチ、PIXIE3だけで十分相手ができた。 程なくして戦略拠点へと連絡が入り、援軍が到着するのだが、それはまた後の話である。 CHAPTER 1-3 ランカ「行ったな・・・」 補給拠点に対して増援が派遣されたことを見届けたランカ、彼女の任務はこれから始まる。 ランカ「これより拠点に潜入する。」 ソフィア「了解、がんばってねランカちゃん。」 ランカ「・・・ちゃんはやめてくれないか。」 ソフィア「もう、さっさと慣れなさいよね、こっちはやめる気なんて全然ないんだから。」 ランカ「・・・」 この会話はもはや、2人の任務開始の儀式のようなものである。 もはやランカもなんと呼ばれようがさほど気にしてはいないようだが、どうしてもそこは譲れないらしい。 ランカ「潜入に成功、思ったより手薄だな・・・」 ソフィア「気をつけて、熱源がいくつか確認できるわよ、撃破してもいいけど、可能な限り騒ぎを大きくしないようにね。」 ランカ「了解だ。」 拍子抜けするほどあっさり潜入に成功してしまったランカ、罠ではないのかと勘ぐりたくなるほどだが、 施設内に熱源がほとんど確認できないことなどから、その可能性は薄いとみて良いだろう。 監視カメラ等の情報は事前に入手しているため、残りはMT等に発見されること以外見つかる要素はないのだが どうしても出くわさないと先に進めないこともある。 MT「む、そこのAC、何者だ!」 もはやこうなってはやることはひとつ、騒ぎが大きくなるまえにMTを破壊してしまうこと。 敵に目視される前にセットしておいたOBを吹かして一気に接近し、ブレードを叩きつける! ……一瞬の出来事とはこのことだろう、それ以上の声を発せずにMTは爆散した。 これで一時的には逃れたが、この残骸を見れば何があったか察すのは容易いだろう。 一刻も早く物資を奪還する必要がある。 CHAPTER 1-4 マコト「来たよ!南西から敵増援!」 ダイスケ「よっしゃ!待ってました!」 物資やオストリッチの破壊に既に飽きていたダイスケにとって、それはうれしい報告だった。 物資破壊用のPIXIE3は既に弾切れだったためパージし、格納されていたWH69Hを装備、そして左腕のNIXを構える。 マコト「あんまり調子乗って弾ばら撒くなよ、安くないんだから。」 ダイスケ「わかってるよ、善処するさ!」 この男、まったく善処する気などない、撃ちまくっている、 だが、それが彼の持ち味である破格の殲滅スピードを生むのであるから、まったく度し難い。 ダイスケ「オラオラオラァ!死にたくなかったら近づくんじゃねえ!」 その言葉通り、彼のマシンガンの射程に入った順に、MTが無残に崩れ落ちていく。 オストリッチやバットはマシンガンであっという間に蜂の巣になり、オウルに至っては肩のグレネードで吹き飛んでいる。 ダイスケ「・・・チッ、もう終わりかよ。」 増援のすべてを倒したダイスケは、いささか物足りないようであった、 だがマシンガンとハンドガンの残弾も底を突きそうであり、潮時であったのは言うまでもない。 マコト「終わったね、もうどうせ弾も残ってないんでしょ、撤退しなよ。」 ダイスケ「わあったよ、ジャガンナート、帰還する。」 ソフィア「急速で接近する熱源!ACよ!」 どうやら早い遅いの問題でもなかったようだ、敵はこちらにACを派遣済みだったようである。 ※クレスト専属の雑多なレイヴンをCRと略す、パチンコではない CR「ふん、ねずみが迷い込んだようだな。」 ランカ「チッ、奪還はまだ終わっていないというのに・・・」 ソフィア「ランカちゃん、この場合は敵の撃破が最優先よ、思いっきりやっちゃって!」 …… ピィル「・・・先回りできなかったな、この場合、俺が奪還任務につくんだっけ?」 リズ「そういうことになります、ランカさんは右のブロックをほぼ回りましたから、物資は左のブロックにある可能性が高いです。 もはや監視の目を気にする必要はないでしょうし、クレストも物資を運び出す算段をつけ始めている可能性があります、 隠密性を考える必要はありません、スピードを最優先してください。」 ピィル「了解、ピィル・アットナー、いくぜ!」 ランカ「・・・脆いな。」 閉所ということもあり、クレストのレイヴンは、ランカの斬撃によりあっという間にバラバラにされてしまった。 ソフィア「さすがランカちゃんね。さ、左ブロックはピィルくんが捜索してくれてるようだし、 こっちは右ブロックの残りをさがしましょ。」 ランカ「了解した。」 CHAPTER 1-6 リズ「最後の部屋ですね、ランカさんの方からの発見報告もないことを考えて、ここにある可能性が一番高いと思われます。」 ピィル「だと、うれしいんだけどね。」 ドアを開けたそこにあったものは・・・ACだった。 CR「物資の護衛など必要ないとは思っていたが、意外と必要になるものだな・・・」 ピィル「なるほど、外へ運び出そうとするような動きもないと思えば、意外と厳重だったわけか。」 CR「御託はいらないだろう、レイヴン同士が戦場で出会ったら、やることはひとつだ、消えてもらうぞ!」 言うなり、クレストのレイヴンは間合いを詰めながらマシンガンを撃ち込んでくる。 接近戦に自信があるのだろうか、ピィルの武器はショットガンだというのに、気にも留めていないようである。 しかしいきなり敵のペースに巻き込まれるわけにはいかない ピィルは間合いを計りながら、部屋の中で円を描くように回避行動を取ろうとする。 と、敵が左腕の銃を構えた、スナイパーライフルだ! ピィル「ちっ!」 うかつだった、敵の武装を確認していなかったピィルは、これをもらってしまう。 そして間髪いれずにまた間合いを詰めにくるクレストのレイヴン。 ピィル「上等だ!」 もともとピィルの右腕はショットガンである、近距離はマシンガンだけの領域ではない。 ……が、今度はなんと敵が引きに転じてしまった。 そしてリロードの完了したスナイパーを構える! ピィル「来るとわかってりゃあ!」 スナイパーライフルには弾速はあるが、左腕武器には若干の構え動作がある。 それを確認してから回避運動に入っても遅くはないことを考えれば、 ピィルにとってこれを回避するのは難しいことではなかった。 ピィル(面倒なやつが相手になったもんだな、こっちから仕掛けないとペースを掴めそうにない、 だが相手の武装はレンジを選ばないし、この閉所でOBは撹乱としては有効とは思えない、さてどうする?) CR「どうした、ライフルを回避した程度で精一杯か?」 ピィル(まあ、そうだな、ライフルの回避が精一杯なのかも知れない、じゃあ、そういうことなのかもな!) そしてまたクレストのレイヴンは接近しながらマシンガンを撃ち、ピィルが動き出したら合わせて後ろへ下がる、 だがピィルは当然、先ほどの再現がやりたかったわけではない、 敵のライフルの持ち上げを確認した瞬間にピィルはOBを点火! CR「なにっ!」 スナイパーライフルの回避と同時にOBが発動、射撃に集中していたクレストのレイヴンは反応が遅れてしまった。 いつものように追い抜きざまに停止するピィル。 しかし敵も前回のアークのレイヴンほど間抜けではない、ピィルを目視できていないながらも、小ジャンプによる回避運動を取っている。 ピィル「だが、遅いんだよ!」 全弾命中とはいかないが、きっちりショットガンを命中させ、さらにELF2で切りかかる! CR「ぐっ!」 直撃とはいかなかった、少しばかり距離を空けられ、大分ダメージを軽減されている、しかし形勢は間違いなく変わった。 マシンガンはもともとショットガンと有効レンジが似ているし、スナイパーライフルは今ので撃ちにくくなった。 ピィル「今度はこっちから行くぜ!」 ピィルはマシンガン等を持っているわけではないので、弾幕を張るという行為は不可能だが クレストレイヴンにとって今の彼の接近は、弾幕以上の圧迫感があったことだろう。 もともとピィルのACは機動力に優れるタイプであり、追いや逃げに強い。 多少敵のマシンガンを被弾しながらではあるが、ショットガンさえヒットすればあっという間にダメージ差がひっくり返る。 それに詰めきったところでのELF2の発動が控えている、もはやダメージレースでは負ける要素はなかった。 CR「くそっ・・・ここまでか・・・」 それが彼の辞世の言葉となった、ピィルはとどめにOBで間合いをつめ、ELF2を一閃させた。 もはや敵も半分あきらめていたのか、回避運動はほとんどとられず、ELF2は直撃という形になり、コアが真っ二つに引き裂かれた。 ピィル「・・・なかなか面倒な相手だったな、プレジデントが俺を後詰に選んだ正解だったか。」 どうやら依頼の品はしっかりここに保管されていたようだ。 リズ「お疲れ様です、依頼は完遂されました、脱出しましょう。」 ピィル「了解だ、シリーウォーカー、帰還する。」 CHAPTER A サンラック「こちらプリンス・オブ・T、作戦領域に到着した。」 リズ「最優先は輸送車両の破壊、4台以上の破壊を目標にして欲しいとのことです。 また護衛部隊の撃破によって報酬が増額されます、よろしくお願いします。」 サンラック「了解、作戦を開始する。」 リズ「輸送車両の反応は6つ、護衛の反応は車両それぞれに3つずつです。」 サンラック「ふむ、全機破壊を目標に設定する、そのつもりでナビゲートを頼む。」 リズ「離脱が最も早いと思われる車両は1時の方向です、そこから叩きましょう。」 サンラック「了解した、行くぞ!」 やや右に軸をあわせ、OBで戦場を翔るサンラック、あっという間に車両との間隔を詰める。 MT「ACだと!・・・う、うああああ!」 MT「げ、迎撃・・・うあああ!」 MT「そ、そんな・・・ぐああああ!」 悲鳴以外は一言しか喋ることが許されなかった、 サンラックの左腕のLB3で、MT3機はあっという間に解体されてしまう。 車両「なんて手際だ・・・ぬああああ!」 車両に右肩のロケットを浴びせて破壊するサンラック、 斬り伏せてもよかったのだろうが、次の車両に向けてOBを吹かすEN残量を考慮してのことだろう。 MT「うわああ!」 車両「や、やめてくれ・・・ぐあああ!」 あっというまに5台の車両と15台のMTを破壊したサンラック、最後の車両に向かおうとしたその時。 リズ「急速で接近する熱源を確認、ACです!」 AR「馬鹿な・・・この短時間でこの有様とは・・・」 アークのレイヴンは驚きを隠せなかった、自分の予想では車両の撃破は2・3台といったところで 悪くても4台を覚悟していたが、すでに生存車両は1台になっている。 リズ「依頼主から通達です、敵ACの撃破でも報酬を上乗せするが、 6台目の車両破壊の報酬をさらに増額する、可能な限り車両を優先して欲しいとのことです。」 サンラック「つまり・・・全て破壊しろという見識で相違ないな?」 リズ「可能ならばその理解で結構です、よろしくお願いします。」 AR「仕方がない、1台だけでも死守させてもらう!」 サンラック「遊んでいる時間がないのでな・・・!」 リズ「こ・・・これは・・・」 まず右肩のロケットを、わざと敵の中心より右を狙って打ち込むサンラック、 敵はそれを反射で向かって左に回避、そしてインサイドのナパームロケットを敵のやや左に打ち込んで向かって右に回避させる。 すると・・・当然サンラックのほぼ正面に捕捉されてしまう。 AR「しまった・・・!」 なんとか軽く引いてLB3の直撃を免れるが、LB3を掠る距離で左腕を振られている、ELF2くらいの長さがあれば直撃だっただろう。 そしてまた右肩のロケットをやや右に打ち込み、やや左にナパームロケットを打ち込むサンラック。 AR「もうその手は食わん!」 左に打ち込まれたナパームをさらに向かって左に移動することで回避、 ……そこへさらに左に左肩のロケット、それを反射で右に回避したところで、また左寄りにハンドロケット。 サンラック「もらった・・・!」 一気に間合いを詰めるサンラック、右腕のマガジンにまだ1発残っているロケットを直撃させ、左腕のLB3を振りぬいた。 AR「うわああああ!」 最後の最後までサンラックにコントロールされ、なすすべもなかったアークのレイヴン、彼の心境はいかなものだっただろうか。 突如飛来した大量の隕石により、なすすべもなく逃げ惑い絶滅した恐竜、そんな地獄絵図が見えていたのかも知れない。 リズ(これが・・・プリンスゾーン・・・サンラックの常識はずれのロケットコントロールで、 敵の動きを完全にコントロールしてしまう・・・) リズ「敵の車両から通信です、投降する、命だけは助けて欲しいとのことです。」 サンラック「いいだろう、輸送車両とMTからの人員の脱出を確認次第、MTを破壊し車両の物資を持ち帰る、そう伝えてやってくれ。」 リズ「了解しました、車両の物資を回収後、帰還してください。」 CHAPTER 2 CHAPTER 2-1 「WARNING、総員、緊急事態に備えてください」 アルビノ北方支部内にけたたましくアラームが鳴り響く。 どうやらアルビノ支部を叩くため、ACが派遣されたようだ。 こういう場合はまず、その支部にいるレイヴンは基本的に全員ACに搭乗、 修理・整備中でACのないレイヴンや、非レイヴン戦闘要員はMTに乗る。 例外としてその支部でトップに立つものは、後に戦闘するとしても、作戦の取りまとめに司令室へと急ぐ。 この日この支部内で最も上に立つものは・・・本部から巡回派遣されていたピィルだった。 ピィル「創始者ピィル・アットナーだ、今日は俺が指揮を執る。」 支部では通常ベテランオペレーター、運よく派遣されていれば準エースクラスが指揮を執るのが慣例であり、 エースクラスのピィルが指揮を執るとなると、支部の兵士たちは士気が高まる。 ピィル「まずは支部の戦力および、敵戦力を確認したい。」 支部オペ「現在こちらの支部の戦力ははAC2機およびMTが5台、敵戦力はAC3機と思われます。」 支部の常在戦力はたいしたことはない、ACも2機いるとはいっても準エースクラスですらない。 近い場所で発生した簡単な依頼に対して、最速でACやMTを派遣する程度の意図で作られた支部なので、仕方がないことである。 エースクラスや準エースクラス等の上位レイヴンがいるのは、今回のように巡回の派遣があった場合か、 近くで難易度が高いと予想される依頼があり、支部が上位レイヴンの詰所として利用される場合のみである。 ピィル「なるほど、ACは俺のシリーを含めて3機か、敵がACしかいないのならMTはスタンバイだけだ、 出撃は保留しておいてくれ、AC2機は俺の準備が整い次第、同時に出撃し陣頭指揮を執る。」 支部オペ「了解しました。」 支部オペ「ACは出撃指示と同時に出撃、MTはスタンバイ状態を維持してください。」 シリーウォーカーはいつでも動ける状態になっており、出撃準備もさして時間はかからなかった。 ピィル「ピィル・アットナーだ、俺が陣頭指揮を執る、AC2機はあまり実戦経験はないと聞いた、 よほど自信がない限り回避を優先して、自分の命を最優先して欲しい。」 AC1「は、はいぃ!」 ピィル「ずいぶん緊張してるな、気楽に考えろとはいえないけど、そんなんじゃ実力の7割も出ないぞ?」 AC2「普段はこんなに緊張するやつじゃないんすけど、こいつ、ピィルさんに憧れてアルビノ入ったんすよ。 それでピィルさんにいいところ見せようって・・・」 AC1「おいィ!それがどうやって緊張してるって証拠だよ!」 ピィル「ははは、それは嬉しいが言葉が変だぞ? 戻ったら握手でもサインでも模擬戦でもしてやるから、とにかく生き残るんだぜ?」 AC2「あ、俺も握手と模擬戦いいすか?」 AC1(汚いなさすが親友きたない、ピィルさんは俺のものだ、俺だけのものだ。) AC1「いやお前ランカ様ファンクラブ会員でしょ?俺のシマじゃランカ様ファンクラブとかノーカンだから。」 ピィル「なんだランカのファンか、じゃあだめだな。」 AC2(ちっ、あいつめ余計なことを・・・誰のおかげだと思ってんだ・・・) ピィル「ははは、ランカのファンだからは冗談としても、こうして実戦が起こったんだ、 握手はかまわないけど、模擬戦は1回で勘弁して欲しい。」 AC2「あ、そういうことすか、なら仕方ないっすね。」 支部オペ「敵AC接近しています、基地まであと10km」 ピィル「おっと、長話になった、2人ともいいな、俺と握手するまでは死ぬなよ!」 AC1 2「了解!」 CHAPTER 2-2 フロ「敵ACは3機だと・・・?2機ではなかったのか?」 逆脚「まあいいさ、これでフィフティフィフティだ。」 タン「もともと2機を相手に3機派遣ってのも退屈な気がしていたところだ、丁度いいだろ。」 ピィル「おいでなすったな、いいか、可能な限り1機のみを相手にするんだ、 2人で1機を相手にしてもかまわない、俺なら最悪2機を相手にしても、生き残ることくらいはできるはずだ、 あとレーダーをよく確認しろ、目の前の敵に精一杯で、気づいたら囲まれていたってことのないようにな。 最後に、とにかく死ぬんじゃないぞ!」 AC1 2「了解!」 ピィル(敵はタンク、逆間接、フロートか・・・ まず数的有利を作りたい、高火力兵器が充実していれば動きの遅いタンクへの集中砲火が最速だが、 高火力兵器は3機分合わせても俺のハンガーのグレネードだけ・・・ ならば俺が一刻も早くフロートを叩くのが有効か?) ピィル「俺はフロートの面倒を見る、2人は他のACに当たってくれ!」 フロ「報告になかったACか・・・武装はショットガンとELF2? それにCICADA、LORIS、COUGAR・・・まさか・・・!」 ピィル「俺のことをご存知のようだな。」 フロ「アルビノのNo.3、シリーウォーカーか・・・面倒なことになったな・・・ なぜこんな偏狭の支部にトップクラスが・・・」 ピィル「偶然ってやつだ、お前たちが攻め込んできたタイミングが悪かったのさ。」 フロ「まあいい、お前の首を取れば追加の報酬も期待できそうだ、その首貰い受けるぞ!」 CHAPTER 2-3 AC1「俺たちはどうする?」 AC2「作戦立ててもそのとおりに動ける気はしねえな、目の前の現実を何とかするってとこだろ。」 AC1「だな、やるだけやってやりますか!」 そういうと2機は思い思いの方向へ飛び出して行った、 ……が、思い思いの方向であったはずが、目指す方向は両者ともタンク一直線だった。 AC1「おい!タンクは俺の仕事だろ!ピィルさんみたいにかっこよく、ショットガンを直撃させてブレードだろ!」 AC2「実現する力量がないのに理想で話を進めんな!敵はEN防御軽視だ!俺のSHADEだろうが!」 タン「ちっ、2機がこっちに来たか・・・」 いくらタンクとはいえ、ショットガンとENライフルを同時に受ければ、かなりのダメージになる。 ある意味2人で突撃したのは正解といえるだろう。 逆脚(さて、どっちに行ったもんかな、1機の方は腕が立ちそうだ、2機の方は片方ずつならたいしたことはないと見る・・・ やはり数合わせといこう、今なら背後でも取れそうだしな。) AC2「あぶねえぞ!後ろだ!」 AC1「えっ?」 タンクにショットガンを合わせることに集中していたため、まったくレーダーを見ておらず 逆間接ACの背後への接近を簡単に許してしまった、 そして逆関節の右腕からバズーカが打ち出される! 逆関節「もらった!」 ……しかし、相棒からの声がけや、とっさに吹かしたブースターの方向がよかったこともあり、ギリギリでバズーカを回避。 逆脚「ちっ、運のいいやつめ・・・!」 AC1「こうなったら俺が逆関節の相手をするしかないか・・・」 AC2「そうなるな、タンクは任せろ!」 CHAPTER 2-4 フロ「当たらない・・・!なんだこいつは・・・!」 フロートACの兵器は、腕部ミサイル、左肩に垂直ミサイル、 右肩に9連マイクロなのだが、そのほとんどをピィルに回避されていた。 フロ「馬鹿な・・・デコイも迎撃機構も必要ないというのか・・・!」 ピィルもピィルで、フロート相手にショットガンを直撃というのは難しく、思いのほかてこずっていた。 ピィル「さすがフロート、すばしっこいな、だがその程度のミサイルじゃ俺は墜ちないぜ?」 フロ「く、来るな・・・」 しかしフロートACはもはや残弾が怪しくなっている、 それにかつてこれほどミサイルを回避されたことがなかったこともあり、 ピィルを恐怖の目で見始めていた。 フロ「や、やめろ・・・来るな・・・来るなああああ!」 フロートACは滅茶苦茶に逃げ回り始めた、だがフロート構成のACが統制のない動きをしてしまう末路、 それは非常にわかりやすい形である。 フロ「チャージングだと!?」 ピィル「悪いな・・・」 もはやブーストを吹かせないフロートなど的でしかない、 ピィルはいつもの戦術とばかりに、ショットガンを浴びせ間髪入れずにELF2を叩き付けた。 フロ「うわ・・・うわああああ!」 あっけないものだった、ショットガンの蓄積ダメージもあったのだろうが、 フロート構成で装甲が薄かったのだろう、ELF2の1撃で大破してしまった。 ピィル「思ったよりてこずったな、あいつらは大丈夫か?」 CHAPTER 2-5 AC1「強い・・・」 彼の経験が少ないことを差し引いても、逆関節ACはなかなかの技量を持っていた。 実力差はかなりのものだったが、ピィルの言葉が彼の支えとなり、普段の彼以上の回避能力が発揮されており 命からがらといった状態ではあるが、いまだ生き延びている。 逆脚「ふん、たいした力量ではないくせに、悪運だけはいいようだな。」 そう、運によるところも大きい、左腕のマシンガンや肩の小型ミサイルはそこそこもらっているが、 右腕のバズーカだけはまったく被弾していないのだ。 その幸運で今のところ、彼のACは致命傷を免れている。 逆脚「まあ、実力差は明らかだがな、いつまで逃げ切れるか楽しみだ。」 AC1「くそっ!」 幸いなことに2機の機動性はほぼ互角だった、しかしほぼ互角ということは開きもしなければ詰まりもせずで、 彼がマシンガンを回避できるほどの距離はどうやっても開かないのだ。 AC1「しまった!」 最悪の事態である、回避に熱くなるあまり、今度はコンデンサ残量に気が配れておらず、 ジェネレーターがチャージングに入ってしまう。 逆脚「もらった!」 この時ばかりは彼も最期を覚悟した、もはや歩行やジャンプといった子供だましでは、 逆関節ACのサイトから逃れることはできない。 AC1(ピィルさん・・・すみません・・・) 逆脚「なにぃ!」 逆関節ACから発されたのは、右腕のバズーカと驚嘆の言葉だった。 フロートACを片付けたピィルがOBで急速接近、格納グレネードを浴びせて逆関節ACをぐらつかせた! バズーカの弾は彼のACのわずか3センチ左を通過、どうやら今日の彼は最高に運がいい。 AC1「ピィルさん!」 ピィル「間に合ったか!危なかったな!」 逆関節「あいつがやられたのか・・・!不利になったものだ・・・」 AC2「おっと、俺もいるぜ!」 彼も丁度タンクACを撃破したところだった、彼の見立てどおりEN防御軽視で、SHADEがずいぶん有効だったようだ。 逆関節「くそっ、勝ち目なしか・・・撤退する!」 OBであっというまに戦闘領域を離脱する逆関節AC、これによってアルビノの完全勝利となった。 CHAPTER 2-6 AC1「ピィルさん、俺、俺・・・」 今にも泣きそうな声をしている、それもそうだろう、一度は死を覚悟したところだったのだ。 ピィル「何だよ、しんみりしてんじゃねえよ、俺たちは勝ったんだぜ?こちらの犠牲者もいない、最高だろ?」 AC2「いやこいつ、ピィルさんに助けてもらったのがうれしくて泣いてるんすよ、きっと。」 それもあった、彼の中では今、いろいろな感情が爆発する寸前といった具合である。 ピィル「はは、なら俺もうれしいけどね、とりあえずこのせせこましい空間から出ようぜ。」 それほど居心地が悪いということはないのだが、ACのコアでは喜びを分かち合うには狭すぎた。 その後、支部では軽い祝勝会が開かれ、その席で彼は大いに泣いていた。 祝勝会も終わり、ぼちぼち解散となっているところに、彼がピィルに声をかけてきた。 大泣きした後で、既に気持ちは落ち着いたらしい。 AC1「よく考えてみると、なんか俺、一人だけ手柄立てそびれましたね。」 ピィル「何言ってんだよ、俺は最優先は生存だって言ったろ?生き残ったことが最高の手柄さ。」 AC1「お・・・俺・・・う、うああああん!」 また泣き出してしまった、ピィルはそれほどいいことを言ったつもりではなかったのだが、 どうやらこれで感動するほど、まだ感情が不安定らしい。 ピィル「おいおい、あんま泣くなって、明日は模擬戦の約束だろ?そんなんじゃ実力の7割も出せないぞ?」 こうして、若干面倒なファンを抱えたピィルの夜は更けていった。
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/725.html
目を閉じ、息を落ち着ける度に、体の奥底からの震えに胸を乱す。 狭いコクピットの中で、ラカは操縦桿を握り締めては、また離す。 感応装置は視覚、聴覚ともに落としてあるが、観衆の騒乱は機体を揺らして、振動となって伝う。 沈黙したコンソールには、無機質な数字のカウントダウンだけが浮かんでいた。目をやって、ラカは独りごちる。 「後、五分。後生の猶予にしては、少しばかり短すぎるな」 ラカは操者として、新米ではない。だが試合を目前にして、ラカは震えていた。 初めてフィールドに出る時の、尻の穴から脳天までを突き抜ける冷たさを、久しぶりに思い出す。 開始四分前を数字が告げ、停止していた感応装置が再びリンクする。鉄の塀で囲われた、広い闘技場が目に映る。 高い塀の上では無数の観客が、思い思いの罵詈を叫んでいた。闘技場の中、遠く映るのは現在首位《暴威》ゴルト。鉄と油の覇者が駆る機体。 それはラカにとって、鉄貌の怪物に相違なかった。 ゴルトに対した相手の死亡率は、極めて高い。試合とは名ばかりの、兵器を使った殺し合いである以上、もとより敗者の死亡率は高い。しかしその中でも、ゴルトは群を抜いていた。 そのために《暴威》などという喧伝文句が付けられるようになったが、その本質は残虐性によるものではなく、観客へ向けてのパフォーマンスでもない。 勝利への道理に根ざしたものである。 闘技場のルールは降伏か、戦闘不能。 だが機体規格の統一が図られていない為、一見戦闘続行不可能に見える機体が、油断を招いての搦め手、あるいは起死回生の一撃によって勝利を得ることが、稀にではあるが発生する。 それは油断をしなければ防げる、ほんの僅かな可能性。だが、ゴルトは相手の機体を執拗に攻撃し、破壊する。異常なまでの、敗北への忌避。 鉄片混じりの、黄色い砂地にゴルトの機体は立っていた。二足の機体だが、そのフォルムは人型には程遠い。巨躯の獣が、背骨を歪に曲げて立っている様に近かった。 武装は四門。右肩の擲弾砲。左肩の野戦砲。右腕のレールガン。そして左腕の重ガトリング。対してラカの機体は、標準的な人型のフォルムに、右腕に取り付けたブレード、それに両手で抱えたショットガンのみ。 ゴルトとラカの機体を比して、ラカは武装の射程、そして火力では劣るが速度、小回りに大きく勝る。速度で翻弄し、相手の装甲を削っていくというのがラカの主な戦法になる。それは重鈍な相手に対しての、一つの定石ではある。 ともあれ射程で劣る以上、まずは初撃を避けなければ、そこで試合は終わるだろう。 開始を告げるサイレンが、鳴る。直前、フットペダルは既に踏み込んでいた。サイレンと同時に、限界まで脚部ブーストを吹かして駆ける。 瞬間に二本の光条が疾った。野戦砲からの一本は、胸部のすぐ脇を抜ける。弾筋の描く太い光線は、その威力をうかがわせた。 冷や汗をかく間もなく、次弾が機体の近くに着弾し、炸裂した。轟音と、衝撃がラカを襲う。 無数の破片と爆風が機体を破損させていくが、その脅威は威力ではない。 無視できないダメージではあるが、致命的なものではない。この状況での脅威は、動きが制限される事にある。 二つの砲撃に間を置いて、右腕の三ツ爪がラカに狙いを定めていた。 迸る青電光が、死圏を告げている。ゴルトの強さは機体の火力ではなく、その砲撃の精度にある。 レールガンの一撃は正鵠にコックピットを射抜き、容易くラカを消し飛ばすだろう。 爆風を受けてバランスを崩した機体を、爆風と同じ方向に加速することで立て直した。 そして間髪入れずに、強引に加速方向を変える。起点にした左足のフレームが歪む感触も、気に掛ける余裕は無い。 機体がVの字の、乱雑な軌跡を描く。突然の急制動に、吸収しきれ無かったGがラカの体を圧し潰した。肋骨が軋み、肺から漏れた息が奇妙な音を鳴らす。 だが歯を食いしばり、尚も加速をかける。万に一つの勝機があろうと、少なくともこの間合いにはない。 近距離、あるいは至近へと飛び込まなければ。レールガンの一撃が腹部を貫通し、抜ける。 汗を拭う暇にも満たないが、相手が次弾を打ち込むまでの隙に肉薄する。 ガトリングの銃身が回転を始める。しかしそれは、既にラカの射程圏内に入ったという事でもある。 ガトリングと向きあう様にして、ショットガンを構える。狙う先は、右腕のレールガン。真っ向から撃ち合えば、幾許もなく肉片と鉄屑になるのは想像に難くない。 けれども、致命的な損傷さえ避ければ後は構わない。ならば、相手の武装を減らせばいい。破壊には至らないものの、放った散弾の衝撃でレールガンは照準を逸らした。 不運にも銃身は観客席を向き、一角の数十人が消失し、数百人が肉片になった。しかしその様な結果に気をやるだけの余裕はラカには無く、あったとしても些事に過ぎない。 限界まで加速度を上げる。ガトリングの弾が機体を穿ち削るが、瞬時に戦闘不能へ至りはしない。 再び肩口の二門の砲塔が火を吹くが、近距離では身を屈めているだけで射角の外へ逃れられる。 白く霞む視界で、加速度的に大きくなる敵機の輪郭が、彼我の距離が望む間合いに届いた事を告げた。 長大な砲身を持つ肩部武装は、懐に潜りさえすれば完全に無力化されたと認識していい。左腕を付き出して、体をかばうようにしてゴルトへと突っ込む。 相対する距離はもはやゼロに近い。再度、ショットガンを相手の右腕めがけて放つと、手放す。レールガンが明後日の方向に放たれた。再充填までの時間は、もう与えない。 左腕をガトリングの銃口にかざす。左腕が削れて砕け、捻れていくが、盾としては十分。後、一動作。エーテル刃を展開し、胸部装甲の奥、コックピットに向けて、殴りつけるように腕を突き出す。 そして、一つの疑問がラカの脳裏をよぎる。 ゴルトに対して相性の悪い武器である、ショットガンが囮である事は相手も端から見抜いているだろう。 ブレードの一撃こそが本命であることは予測されているはず。そして、四門の武装全てが無力化する至近距離は、ゴルトにとって何より忌避すべきものだ。 しかし、容易く届いた。確かにラカは死に物狂いで、この闘技場にあってトップクラスの動きを見せた。 だがそれだけで届くものなら、ゴルトはかくも長くこの闘技場に君臨してはいない。時が停滞し、思考だけが上滑りする感覚。 その正体を把握しあぐねるラカの目前に、敵機の背部からマニピュレータが展開される。それが違和感の答え。格納腕に装着されていたのは、長大な鋸剣。 つまり、この状況は、誘われたもの。 ラカは虎口に飛び込む鼠の如くの、道化。青く帯光している刀身が、引き絞られた叫びのような駆動音をあげる。 右手のブレードは、既に胸の装甲に迫っている。あと僅かで、エーテル刃は胸装甲を貫き、コックピットにいる操者を消し飛ばせる。 敵の武装が四門ともに無力化された間合いで、先制すらも取った。だが、勝利には足らない。 ラカの刃が装甲を溶かし貫く間に、ゴルトの鋸剣は機体ごとラカを両断するだろう。 死と敗北の目前、積層装甲が薄皮同様に裂かれていく中で、しかしラカは笑った。 極限まで高まった昂ぶりと恐怖の綯交ぜになった、凄惨な笑み。 笑って、最後の一手を放つ。 起死回生の一手ではない。端からこの手に賭けていた。隠伏の奇撃にして、必壊の一撃でなければこの怪物に届かない事は、既に知っている。 右腕が、爆ぜた。 肘を起点とする、指向性を持った爆発。肘から先の腕は弾丸の如く、ゴルトの装甲に喰らいつく。 腕はその半ばまでもめり込んだが、致命的な損傷ではない。だが同時に、広げられた掌には孔が一つ。 千切れた腕が、再度爆ぜた。衝撃吸収を度外視した威力で、内蔵パイルバンカーの杭が装甲を食い破る。 鼠の口中の獅子の牙、抱えた奇策は諸刃の愚策。 ラカは右腕の装甲、パイルバンカーを除いた駆動機構を犠牲にして、流体エーテルのカートリッジを限界まで搭載していた。 敵弾がどれか一つでも右腕装甲を貫通し、カートリッジに被弾していたら、右の半身が弾け飛び、滑稽な敗北を抱えながら惨めに死んでいただろう。 そして、カートリッジの役割は三つ。まず、腕を分離させる事。次いでパイルバンカーの炸薬。最後の一つは―― 一拍おいて、腕が炸裂する。腕を一つの弾頭とした、規格外の爆発。 エネルギー効率は、兵器としては劣悪に過ぎるが、力の筋道を与えてやれば支障はない。装装甲内で起きた爆発は、二つの方向に力を収束させる。 装甲に穿たれた大穴と、杭の穿つ先、ゴルトの座すコックピットへと。轟音を立てて、機体胸部から光柱が放たれる。 めり込んでいた腕は、内側からの爆発で、跡形も無く消し飛んだ。 その裏側、僅かにコックピットへと届いた亀裂から迸る光に灼かれて、ゴルトは蒸発した。 ラカの機体は、爆風の衝撃に吹き飛ばされる。激しく揺さぶられるコックピットの中で、ラカの意識は途切れた。 機体はしばらく転がった後、地面に伏した。左肩半ばにまで食い込んでいた鋸剣のせいで、左腕は肩口から千切れていた。 対して主を失った敵機は、ゆらりと、仰向けに倒れる。敵を見失った鋸剣が、尚も地面をガリガリと削っていた。 鈍痛に、ラカの意識は覚醒する。モニターに映るのは一面の空。 ラカは機体を操作して起き上がろうとするが、コックピットが揺れるだけでどうにも上手くいかない。ハッチを開けて、外に這いずり出る。 見えたのは、二つの鉄屑。胸に大穴を開けて倒れた機体と、両腕をもがれて、無数の孔が穿たれた機体。 それから鉄の灼ける匂い。音は、何も聞こえない。 観客は、誰も予想していなかった帰結に、息を呑んでいた。数秒をおいて、ラカは状況を理解する。 熱に燻った意識で、拳をふりあげて勝鬨を叫ぶ。痛い程の静寂は、その動作で爆発的な熱狂に裏返った。 観客の、そして自分の予想すら裏切ってゴルトを殺し、得たもの。 それは金であり、地位であり、栄誉。そしてもっと原始的なもの。 鋳鉄を喉奥に流しこまれるような、ひどく純粋で、暴力的な歓び。自分の心が、許容を超えた熱に容易くひしゃげる感触がした。 一つの確信があった。この喜悦を舐めた自分は、もう引き返す事はないと。 癒えない飢えが、他の、従来持っていた全ての価値観を追いやって、満ちていく。 強者を続けるための、勝利への絶対の希求。 これから先、飽くことのない渇望に、此の上無い充足を見るだろう。 末路は既に見えている。白く濁る視界の隅に打ち捨てられた、血と肉に汚れた鉄屑。 それはゴルトの残骸であり、ラカの未来視。 試合の終わりを告げるサイレンは、血と鉄の祝いを込めて鳴り響く。 何の事もありはしない、狂気は勝者に継がれたのだから。 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前