約 873,520 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/7330.html
京太郎「なにこれ」 煌「私がデコレーションしました!」 京太郎「煌さんの仕業か」 部室へ来ると机の上に派手にデコレーションされたノートが置いてある。 どうやら煌がこの日誌をこうしたらしい、何故そんな事をしたのだろうか? 新道寺において一番まともだと思っていたのだが案外、煌も性格がぶっ飛んでいる。 京太郎「お、何人か書いてるな……読んでも?」 煌「問題ないかと……そのうち京太郎君にも回ってくると思いますし」 煌の言葉に京太郎は頷き表紙を開き中を確認していく。 内容は去年の秋からで結構続いてるようだ。 日誌なのに漫画形式でしんどうくんの物語が書かれている。 最後の結末がすっごい無理矢理終わっており日誌かすら怪しい内容だ。 京太郎「……ページが真っ赤だ、哩さん何を考えてこんなの書いたんだ」 中にはホラー風になってたりして少々哩の精神状態は、大丈夫なのだろうかと心配にもなる。 だが、おかしかったのは最初だけで残りは普通の内容のようだ。 自分もこれを書かなければいけないのかと思ってたのでほっとした。 京太郎「ふんふん……あっ俺の事も書かれてる」 見ていくと新入部員の話が書かれていた。 中には初めての男性部員とかかっこいい!とか書かれており、京太郎は恥ずかしがった。 京太郎「…もの珍しさか結構俺の事書かれてるんですね」 内容を読み進めると所々に京太郎が出てくる。 今日は朝食は………等が書かれており…… 京太郎「まてーい!何で美子さんが俺の朝食の内容知ってるんだ!?」 煌「今日何を食べたとか話をしたんじゃないですか?」 京太郎「あぁ…そっか、この日そんな事も話した気がする」 気を取り直し中身を見ていく。 中では仁美が京太郎とこんな政治について話したと細かく書かれていた。 それを見てあの日かと思い出す、たまたま新聞で話題になった話をしたのだが 仁美がそれに喰い付いたのだ。 京太郎「……あの日は大変だった」 追伸:今日の京太郎は、部屋で筋トレしてた。 京太郎「………なんで知ってるんだろうか、てかこれ共有する内容か?」 煌「部員の仲を深める大事な内容ですね!」 そうなのだろうか…? 少々気にはなるが先を読んでいく。 今度は姫子の日誌のようだ。 内容は至って普通…普通………。 京太郎「…7 30 京太郎起床 8 00 のんびりと登校 8 20 クラスメイトと雑談しつつ授業の準備………」 その日の京太郎の一日が延々と書かれていた。 京太郎「……ふぅ」 煌「どうしました?」 京太郎「ゴミ捨て行って来ます」 バタンと日誌を閉じ、笑顔で煌に告げる。 そしてそのまま足を外に向けて歩き出した。 煌「だ、だめですから!?」 京太郎「えぇい離せ! これは残して置いたらやばい!」 歩き出すも直ぐに煌に気付かれ腰に抱きつかれ身動きが出来なくなった。 結局日誌を捨てようとするも部員全員に止められ断念せざる終えなくなったとか…… カンッ!
https://w.atwiki.jp/nanjmin/pages/277.html
【日時】2月19日(土)13 00~16 10 【開催場所】太陽バッティングセンター・増田体育館グラウンド 【待ち合わせ場所】現地 【持ち物】野球が出来る服、グローブ、ボール 【参加者(敬称略)】5名 いんもー、七野、ボルヴィック、マッサ、弱肩 【練習内容】 バッティング練習、キャッチボール、ノック(手投げ)、投球練習など 3ヶ月ちょいの自主トレ期間を経て再び開催された4回目のなんJ野球東北 前回より人数は減ったが新メンバーがふえたからどっこいどっこいだね(ニッコリ 当初の集合場所の太陽バッティングセンターだったが、初めての練習場所ということで迷子になった参加者も居た模様(はしゃぎながら) なんとか現地到着し、少し休憩しようとした七野の前に、驚きの焼き鳥店が姿を現した やきとり屋 ガッツ なんJ民狙い撃ちの店名にニヤニヤが止まらない七野だったが、気を取り直して奥へ入っていくと140kmの球を易々と打ち返すイケメンの姿が 七野「あの」イケメン「はい」七野「なんJ」イケメン「はい」七野「よろしくお願いします(ニッコリ」 残念だが当然、コミュ障らしい最期といえる(イケメンはマッサ氏だった) それはさておき、100kmの所に入ってバッティング練習をしていた所、いんもー氏、弱肩氏も合流 しかし4人集まっても所詮なんJ野球、会話がまったく続かず各々が黙々とバッティング練習に励むというなんJらしい光景が30分ほど繰り広げられた そしてそろそろ両手が限界に近づいた頃にボルヴィック氏も合流し、とりあえずやきとりやガッツで休憩しようとなった 残念ながら看板メニュー(おそらく)のタマコンは食べられなかったが、おいしい焼き鳥に舌鼓をうった一同 サンキューガッツ姉さん そして、休憩中に「やっぱりバッティングだけじゃ飽きる」「キャッチボールしたい」「キンタマー」などの意見が出たため、近くのグラウンドに移動することに 10分ほどでグラウンドに到着したが、ちゃんと整備されている所は小学生たちが使用していたので、グラウンドのはしっこを救済して練習を開始した とりあえずキャッチボールから始めたが、グローブが足りなかったため交代でキャッチボールをした(この間常に一人ぼっち) 途中2.3回ボールが用水路にジャブーしたが、トラブルもなく30分ほど黙々と練習に励んだ 次に手投げでノックをしたが、大きな問題もなくおおむねうまくいっていた模様 するとさっきまで整備された所で練習していた小学生達が帰り始めていることに気付いた一同は、シャカシャカ走りでグラウンドを救済し手投げノックを続行した 刺殺2回、ゲッツー2回でポジションを交代していったが、そろそろ飽きてきたので投球練習を行うことになった 各々だいたい10球づつ交代で投球練習を行ったが、七野は「うろ覚えスパイアー(キリッ」などとわけの分からないことを供述しておりARAKAKIを連発していた。残当である。 20分ほど投球練習を行ったが、夕方になり急に寒くなってきたため解散し、今後の開催などを話し合った 次回はもっと人が来るといいね(ニッコリ 加筆修正は誰かお願いします 筆者:七野 加筆:自称シンカー使いのいんもー
https://w.atwiki.jp/somenaosi/pages/33.html
染め直し屋で染めた服達のご紹介コーナー 画像をクリックしてみて下さいね。 染め直し事例 ジャケット コート パンツ ブルゾン ダウン シャツ ワンピース ソファーカバー その他 まとめて染め直し imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (8.jpg) クッションカバー imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1.jpg) パンツ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2.jpg) トレンチコートとシャツ imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (3.jpg) パンツ2本 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (4.jpg) ファージャケット imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (5.jpg) ワンピース imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (6.jpg) パーカー デニム染め直し デコクロ
https://w.atwiki.jp/flattank/pages/23.html
Triumph model SDは予てより狙っていた一台であった。 旧車の知り合いに事あるごとに何か出物のサイドバルブ車は無いですか?と声を掛けていた。 ある日何の前触れも無く20年代のトライアンフの売りがでたよ、と知り合いから連絡が入る。 その知り合いが結構なマニアの方に何か無い?と聞いてくれたようで、持て余している数台を売っても良いよ、と返事を貰ったとの事だった。 その車両は 1925 Triumph Model SD 1928 Triumph Model TT の2台。 しかもSDに関してはオリジナル度が高く、状態は最高という話。 そりゃもう大興奮。狙っていたSDが出てきてなおかつ状態は最高となれば無理にでも買っておかないと後悔する。 人生は短い物だぞ、手に入れておけ。と頭の中でドンファンが囁く。 そして都合を付けて現車の確認を紹介してくれた知り合いと共に確認しに行く。 出迎えてくれた方は人当たりの良い気さくな方。 昔からのマニアで現在は国産の旧車に傾倒しているらしい。 別棟の倉庫に案内されシャッターが開く。 様々なバイクの奥の方に佇むガーダーフォークの車両。 SDだ!しかも超ボロイ! 想像の遥か斜め上を行く状態。 オリジナルで状態は最高と聞いていたのでしっかりリペイント等が施された車両を想像していたからちょっと驚いた。 奥から引っ張り出されたSDを眺める。 さびさびのガソリンタンクにはうっすらとオリジナルペイントの跡が残る。 いやー、良いでしょう。完全にオリジナルだよ、コレは塗っちゃ駄目だね。とオーナーが呟く。 本当にこりゃ良いねぇ。俺が欲しい位だよ。と知り合い。 大絶賛の2人に挟まれ若干困惑気味の私。 凄い状態だなぁ・・こんなの乗ってたら益々世間様から外れそうだな・・。 気を取り直し、各部のチェック。 レバー類や小物はオリジナルと思しき物がしっかり付いている。 これはポイントが高い。 ガーダーフォークの動きをチェック。ガタガタである。 エンジンのバルブ周りをチェック。ガタガタ。 キックをおろすと一応スムーズに降りて圧縮もある。 数分眺めてコレはある程度時間を掛けて修理しないと乗れない、という判断に至る。 状態最高、の言葉からビカピカですぐ乗れる物を勝手に想像していたので入手してから始まるであろう長い修理の旅に踏み出すか如何するか・・・葛藤が始まる。 数十分眺めさせてもらった所でそろそろお茶でも飲みませんか、とオーナー。 しまわれていくSD。 本当に如何しようか?葛藤する私。 お茶を飲みながらSDに付いての話を聞く。 曰く、静岡県の山奥にある骨董屋に眠っていた物で20年代のラッジがある、という話を聞いて行ってみた所、更に奥にSDがあり、一緒に買ってきた物との事だった。 他にもステアリングヘッドに恐らく戦前と思しきアルミ製の検査証が巻いてあるので多分大正から昭和初期に新車で入ってきたものであろう事や最初は結構ヒドイ状態でインチキなクラッチが入っていたり国産のレバーが付いていたりとあそこまで戻すのは結構大変だった事など色々と伺う。 もう買うのは殆んど決めていた。 しかし入手してからのあの長いレストアの旅路に出る覚悟が中々付かなかった。 仕事は忙しく、フルレストアをするスペースも無いのが大きな理由。 数日考えて再び見学に行く。 欲しいけど買ったらレストアだよなぁ。ガーダー直してエンジンのブッシュ類も作り直して・・・、などと眺めながら考えていたら 余り悩むなら辞めた方がいいよ。オレも後でああだこうだと言われるのもイヤだし。とオーナー。 全くその通り。覚悟は決まった。買おう。 いや、買う事は決めたんですが何処を治す必要があるか見てたんです。と答える。 本当に無理しなくて良いよ、どうしても売りたい訳じゃないし。 いや、もう買いますので。今度お金もって行きます。準備が出来たら又ご連絡しますね。 帰って早速旅の準備。 金策、場所の確保、スケジュール立て。 そして全てがそろった2007年12月30日遂にTriumph Model SDを手に入れた。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/480.html
きみこ@FVB様からのご依頼品 /*喰うべし*/ 「食べられるものは食べる。これ自然の掟」 「な、なんですかあの生き物は!」 「イカナっていうの。第4異星人」 /*1*/ 一同が集まったのは、反響の音がおかしくなるような、巨大な空洞だった。大きさは二千キロメートル。日本列島全部と、ほぼ同じ、大きさである。 さらに驚くべきは、これでも全体の20%ほどしか残っていない事であろう。大部分は埋まっているという話だから、全体を想像するのは最早困難どころでない次元である。 どんな化け物技だよ、こんなの作ったの、などと考える天河宵である。 広島の迷宮もあれだが、あっちはは2.5km四方だよなー。それと比べてもすごいよなー……というかもうすごいとかそんな次元じゃないだろ、これ。謎だ、謎。 そんな中。五十メートル上の投光器に照らされて、FVBの一行は唖然としていた。夜明けの船の艦首、マッコウクジラのようなそれを見上げている。すごいとはしゃぐものもいれば、うわーとただ感嘆するばかりのものもいる。 そしてその下には、エプロンを着け、腕組みしたエステルが立っていた。 「エステル、こんにちは!」 「現在の時刻は艦内時間で13時です」 さて。 今日のこの一行の目的の一つは、料理教室、である。希望の戦士も呼んでのお祝い用の料理を作る予定だった。 え? お祝いの目的? まあ、それはおいといて。 「こんばんは」 不意に、青が闇から姿を現して言った。各自、挨拶をするFVBの一行。きみこ、天河宵が内心で超フィーバ。今にも飛んでいきそうだった、とは角砂糖を貪りつつ様子を見ていたさくらつかさの言である。 だからだろうか。ピギャーとかいう音が聞こえてきても主に二人のせいだと思ったし、わさわさとなにやらやってきても気にすることは―― や、さすがに気になるだろう、これは。 真っ先に栗田雷一とまなせが振り返った。 次の瞬間。栗田は無数の小さなタコに張り付かれた。その数、一万。みんながピギャー言いながら捕食を開始。貪られる栗田。 「ぎゃー、くわれるー」 と言えたのは二秒前までのこと。すでに全身がタコに群がられて声すら出せなくなっている。 栗田雷一、完。 /*2*/ 「食べ物じゃないよ」 全てをおさめたのは希望の戦士の一言である。彼が言ったとたん、無数のタコの群れが離れていった。それらは口々に「シブースト、シブースト」とつぶやいている。実に悲しそうだが、捕食されたかけた栗田にそれにかまう余裕はなかった。タコ怖いタコ怖いと言って震える栗田。 「え? これイカナ? 小さいタコの群れが?」きみこは首をかしげる。「何でこんな小さいんですか!?」 「はい。ケーキあげるから集合しようね」 希望の戦士は心得ていた。彼がそう言った途端、イカナは共食いを開始。五秒で一つになった。ぱたぱたと近づいてきて、ものすごい至近距離に立つ。 「オメ、はやくケーキ寄越せ」 「はいはい」 かるくいなしつつ、希望の戦士はぐるりと周囲を見た。 「さて、みんなは何をつくるのかな?」 「お祝いなので、ちらし寿司とか手まり寿司が良いです」すかさずまなせが言った。 「え、えと、エステルさんのお祝いの為の料理を!」青に見とれていた天河宵、慌てて続ける。 が、次の瞬間。希望の戦士はえーという顔でエステルを見た。 「結婚したの!?」 「ノーコメントです」ぷいとそっぽを向くエステル。 「ちっちがうんですかっ!?」慌てるきみこ。 ちなみに。 そのころ、さくらつかさは角砂糖をもしゃもしゃほおばっていた。リスのように頬をふくらませている。 「私達、結婚してお腹に赤ちゃんいるものと思ってたんですけど…」 きみこは気を取り直して言うが、希望の戦士はええ? という顔でエステルを見た。そして即決。希望の戦士はすたすたと近づき、きゃあきゃあ言い始めたエステルを捕まえた。お腹をさわろうとしている。悲鳴はやがて怒号になってエステルは本格的に暴れ始めた。 「マァ、その辺は後でにして、料理作りませう。」>希望の戦士 希望の戦士、完璧に無視。 五秒後。エステルは何か大事なものをなくしたらしく泣いていた。一方で首をかしげている希望の戦士は、「赤ちゃんは感じなかったなあ」などと言っている。が、まあ、さしあたっての疑問は解決したのか、気を取り直したように(というか全てを忘れたように)「そう、でちらし寿司だね」とのたまった。えらい切り替えの早さである。 もっとも。そんなにすぐ復帰できない人もいるわけで。エステルは「辱めを受けました……」と言って隅っこでさめざめ泣いていた。 「……流石青、マイペースだわ」 天河宵がぽつりとこぼした一言が、何もかもを表していた。 /*3*/ 一方その頃。 イカナはケーキを食べている。ぱくり、もきゅもきゅ、ごくり。 イカナは踊りだした。 何故かとなりで踊り出すまなせ。 「オメと俺、卵焼きの関係」 「玉子焼き!」 よくわからないながら反応するまなせ。ちなみに、すでにちらし寿司の準備は青手動の元推し進められていた。それを角砂糖をかじりながら眺めているさくらつかさ。 あ、イカナ反応。 「おめ。何食べてる?」 「角砂糖。あまいよ」 はい、とイカナに袋を差し出すさくらつかさ。 あ、まずい、と遠くから見守っていた天河宵は思ったが、時すでに遅し。 ばきり。イカナは腕ごと食いちぎった。 「ぎゃー」 叫ぶさくらつかさ。や、ぎゃーじゃない、ぎゃーじゃすまないから。 おうさまなんか食べられてる……と哀れっぽい目で眺めるきみこ。目の前で我が手をばりばり食べている心境については、精神衛生上、考えないことにした。あ、イカナの目がハートだ。おもしろい。 「手は返せー!」 ぎゃわーと暴れるさくらつかさ。イカナは口をもごもごさせたあと、腕を吐いた。 「返す。まずい。シブースト」 そのまま取り付けられた。 「てはだめー」もーと言いながらくっつけるさくらつかさ。この人の精神強度は鉄らしい。 後日。このくらいの精神強度がなくっちゃはんおーなんてできないんです! と力説したとか。 ――き、気を取り直そう。気を取り直すべきだ。そう。全員何も見なかったことにしてちらし寿司の制作を再開する。さくらつかさはその途中黙って唐辛子をたたき込んだりしていたが、なんとか、普通の作業に戻る。 まあ、問題はあった。エステルが軽量に何故か顕微鏡を持ち出したりしていたからだ。誰か、彼女と家事技能の訓練をするべきだと思う。 そんなこんなで、数十分。 ふいに悲鳴が響いた。 「もう、こんどはなにー!?」 叫ぶまなせの視線の先。そこには侵入者を食べているイカナの姿があった。もぐもぐ。もきゅもきゅ。むぐ。 「なにたべてるの?」 先ほど自分が喰われたことなどさっぱり忘れている顔でさくらつかさが聞いた。――と、良く見張れば、喰われているのは最後のゲスト、エノーテラであった。 え? 「く、食われてます、ゲスト食われてます」 「きゃー! エノーテラさん大丈夫!?」 天河宵ときみこが叫ぶ。一方で、 「ぁ、ダメよう。おきゃくさんたべちゃダメー」 さくらつかさはぽかぽかとイカナを叩いた。あ、柔らかい。むにゅー。などとしている。 それがきいたのか、イカナはエノーテラをはき出した。ぶっ倒れるエノーテラを尻目に、イカナは堂々と言ってのけた。 「食べられるものは食べる。これ自然の掟」 「お招きしているお客さんはちょっとだめー」 もっともである。もっともなのだが、さくらつかさがいうとなんというか微妙にずれた気がするのは何故であろうか。この場にいる全員が内心で小首をひねった。 「な、なんですかあの生き物は!」 エノーテラが、きっかり十歩離れたところまで逃げつつ、至極まっとうなことを言った。この人物、ある人が絡まなければ結構普通である。イカナを怯えた目で見ていた。 「イカナっていうの。第4異星人」 さくらつかさがほわんとした口調で言う横で、希望の戦士が笑った。 「黒いオーマの匂いがするね。殺してもいいけど、許してあげるよ」 「なんで、呼ばれて来たら憎しみの目で……、殺されかけるし」 エノーテラ、すでに泣きそう。あ、涙を浮かべた。 「エノーテラさん、こわい思いさせちゃってごめんね」 きみこはうなだれて、エノーテラの背中を撫でた。イカナはそれを尻目で見つつ、踊る。 まあ、つまるところ。 どこまで行こうと。イカナはイカナである、ということ。 ちなみに。この後も巨大化したりいろいろ楽しいことをしてくれるのだが、 あまりに長くなるので。今日は、ひとまず、ここまで。 「食べられるものは食べる。これ自然の掟」 至言である。なんかこう、何もかもそれで片付く気がしてきた。 でもさ。腕を食べるのは正直どーかと思いますよ? 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) どうもありがとうございました! ですよねー、腕を食べるのはどーかと思いますよね! イカナがこんなに変幻自在とは知らなかったのでびっくりでした。 -- きみこ@FVB (2007-12-26 21 50 05) イカナも次は七段変形とかしそうですね。七色(食?)変化かも。 -- 黒霧 (2007-12-27 19 28 24) 名前 コメント ご発注元:きみこ@FVB様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=224;id=gaibu_ita#277 製作:黒霧@玄霧藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1085;id= 引渡し日: counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/shienki/pages/877.html
※釣りネタ。のっと魚介 ※※いつもとは毛並み違いめ てる☆てるさんが入室しました てる☆てる:やっほー、暇だし遊びにきたよー てる☆てる:って、、、アレ? てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる: (※部屋名確認してる) てる☆てる: (※いつも通りの長野女子部屋) てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる:えーと、、、放置プレイ? てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる:おーい紫炎姫ちゃーん てる☆てる:奇乳ー てる☆てる:モモちゃーん てる☆てる:南場ちゃーん てる☆てる: てる☆てる:………… てる☆てる: てる☆てる:マグロー ステルスモモ:SAS てる☆てる:……… てる☆てる:……えぇっと、、、、 てる☆てる: てる☆てる:ジジコン てる☆てる:…… てる☆てる:……あー てる☆てる: てる☆てる:【緊急発表!!!】 てる☆てる:南場ちゃんの好きな人は!! てる☆てる:実は!! てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる:………あれ? てる☆てる:……… てる☆てる:……… てる☆てる:タコス大好き南場ちゃん namber:ちょっ!? 酢だこさんが入室しました てる☆てる: namber: 酢だこ:いよぅっ!!遊びにきたzy 酢だこ: 酢だこ:え、、と、その、待って!! てる☆てる: namber: 酢だこ:……お返事はその、ちゃんと考えてからさせてほしいの 酢だこさんが退室しました namber: てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる:……えぇっと てる☆てる: てる☆てる:……正直ゴメンナサイ てる☆てる: てる☆てる:………えーと、、、気を取り直して、次、いってみよう てる☆てる: てる☆てる:引き篭もり てる☆てる:……… てる☆てる:……まぁ、予想通りだからいいとして、、 てる☆てる:……んーと てる☆てる: てる☆てる:【緊急速報!!!】 てる☆てる:あの小鍛治プロの熱愛発覚!!!! てる☆てる:お相手はなんと!! すこやかさんが入室しました すこやか:ちょっ、えっ、ま、ストップ、ストップです!!! てる☆てる: 紫炎姫: ふくよんさんが入室しました ふくよん:まーまー隠す事なんてないって てる☆てる: 紫炎姫: すこやか: すこやかさんが退室しました ふくよんさんが退室しました てる☆てる:………… 紫炎姫:……… てる☆てる:………えぇっ、、と てる☆てる:……紫炎姫ちゃん? てる☆てる: てる☆てる:………うん、最後の一人いってみよー てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる: (※喰いつきそうなネタを考えてる) てる☆てる: (※妹ネタは鉄板だろうけど、個人的に却下) てる☆てる: (※他にいけそうなのと言えば………) てる☆てる: てる☆てる: てる☆てる:【閲覧注意!!!】 てる☆てる:紫炎姫ちゃんと奇乳のイチャラb namber:SOAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA てる☆てる: てる☆てる:……あーやっぱこうなったk のどっち:だったらやめろよっ!? ~で~ てる☆てる:で、何やってたの? 紫炎姫:4人PTで狩りゲ てる☆てる:へー 紫炎姫:……そしてお前のせいで三乙したんでやり直し てる☆てる:……ゴメンナサイ そんなこんなな話 狩りゲしていると時間の経つのが早すぎて怖い今日この頃 取り敢えず、マルチモードって素晴らしいと思ふ …………… いえまぁ、唯一の欠点として一緒に遊ぶ友達が付属してこない事ですが ちなみに、その後、南場さんを中心として一悶着あったとかなかったとか 取り敢えず、乙女モードなタコスが見れたような見れたような。ガチ乙女 …………… いつもの暴走系からしおらしい感じになるのはギャップ萌への一種だとかなんとか いえまぁ、それが通用する相手かどうかはさておき あっ、※欄が1つになった。タコスは「よし、わたしも冒険の旅に出る!いくじぇカピピ」とか言いそうだ -- 名無しさん (2010-11-20 03 09 18) 南場さん、、、そこは制止して。告白は自分でしないと -- 名無しさん (2010-11-20 04 02 18) ↑その発想はなかった -- 名無しさん (2010-11-20 04 14 46) てる☆てるさんマジアングラー。そしてのどっちに対してのみ呼び方酷ぇ -- 名無しさん (2010-11-20 09 10 44) ↑酷い?淫乱ピンクとか呼ばないだけ自重してるんだけどな。ああ、さきぃぃぃ -- 名無しさん (2010-11-23 01 08 03) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akimono/pages/24.html
Chapter 4 について Chapter 4 Myriads of Stars では, ゲーム全般がフラッシュ化されるほか, 根本的にシステムが一新されます。 お願い Chapter 4 に移行する際,できればワールドを一時的に狭めてくださるようお願いします。 しばらくは街3~5程度の規模が適当だと思います。 これは,Chapter 4 をなるべく早く導入するためというだけでなく, バランスが取り直しになる関係で,広すぎると手に負えなくなるということと, 今後フィールドデータが大規模に変更される可能性があることによるものです。 互換性 ほぼリセット状態になりますので, あらかじめプレイヤー向けの告知をお願いいたします。 プレイデータ 互換しません。 無理に変換しようとすると,たとえばレベルだけ継がれても 能力値が継がれないといった現象が起こるので,変換も不可能です。 パラメータ変更ほとんどのパラメータはレベルから算出するのではなく,保存する方式に切り替わります。 アイテムデータ Chapter 3 からのアイテム変換プログラムが配付されます。 Chapter 2 時点での仕様が分からなくなってしまったのですが たぶんChapter 2 からの変換も可能だと思います。 (適宜,変換プログラムを改造して使用してください。) 効果変更装備できかつ使用できるアイテムが作れません。装備したときに効果が発動してしまうので,ポーションなどは装備不可能にしてください。 新パラメータ住人需要度・人気上昇度のほか,条件,フラグが指定できます。条件を指定すると,それを満たさない限り装備・使用できません(未実装)。フラグでは,破棄不可・陳列不可などが指定できます(未実装)。 説明アイテムには説明文を付けられます(管理者のみ)。 マップデータ 現時点では,フィールドに関しては一定の互換性があります。 ただし,バザーを開ける場所等については廃止されるので, 道をつなぎなおす必要があります。 フィールドは矢印を正確に書くことが必要になる新配備されるフィールドマップ自動描画機能は,「↑」「→」といった矢印を識別します。「←西へ進む」などと矢印を正確に書かないと正しく動作しません。 モンスターデータ 現時点では,互換します。 画像 キャラクタ画像についてはフラッシュ同梱になります。 キャラクタを変更したい場合は,フラッシュ改造ライセンスを取得してください。 戦闘背景の設定戦闘背景が導入されます。素材は配付されます。各マップに戦闘背景を割り当てる作業が必要になります。 キャラクタ画像の対応これまで装備によって画像が変わっていたのを改め,ジョブに応じて画像が変わるようになります。 システム変更メモ 時間制導入フォースはログアウト中に回復するのが原則になります。このことをしっかりユーザーに説明する必要があるとともに,フォース回復アイテムの価格等を調整する必要があります。 街の相場の設定が多少変更街の規模の指定は,その街にないアイテムの価格変動に影響します。これまでは1000から2000が適正値でしたが,今後は100から200が適正値になります。
https://w.atwiki.jp/tohofight/pages/1787.html
慧音「夏の夜と言えば肝試し、肝試しと言えばこの私、今回視界進行役の上白沢慧音だ。 そして怪談の判定者は、魔理沙、キスメ、大妖精の三人だ」 幻想郷の人里離れた場所にある、外の世界で廃校になった建物。 肝試しならここ、という慧音の一言により、廃校舎階段の踊り場が会場になった。 好奇心の勝る魔理沙に対し、後の二人はやや怯え気味である。 慧音「では早速、幻想ブン屋の射命丸文から始めてくれ」 文「ちゃんと紹介文を全部読むのがマナーですよ! …っとと、こほん。では気を取り直して…」 その昔、ある妖怪に脅かされた里人が、山中の小屋で秘密裏に行った会談について話す文。 文「…すると、ずっと凪いでいた風が急に吹きつけて…」 手練手管の語り口に加え、絶妙のタイミングで外に控える椛が風を起こし、窓を揺らす。 魔理沙「のわっ!?」 大妖精・キスメ「キャーッ!?」 文「…怯えた里人が表に出ても誰も居ない。そして小屋に戻って話を再開すると突然の稲光が!」 今度は文が預けておいたカメラのフラッシュを焚く椛。 そして最後の仕上げのために、建物内に忍び込む。 文「…落ち着いたので、里人は怯えながらも話を再開しました。 そしてその妖怪を騙まし討ちにする段取りを確認した後、一人が気付きました『あれ、一人多いぞ?』と…」 輪の中心に顔を向け、聴衆それぞれを見ていた文の目が、その一角で止まる。 おそるおそる文の目線を追った三人が目にしたのは、河童製のオプティカルカモフラージュを 不完全な状態で起動し、半透明の怪しげな姿でそこに立っていた椛。 魔理沙「ば、化け物っ!」 大妖精・キスメ「キャーーーッ!」 文「あっ、そっちは階段…ぎゃーっ!」 驚いた魔理沙が椛にスペカを放つものの、椛はとっさに逃げて不発。 そして逃げようとした大妖精とキスメを追った文は、二人をかかえる形で階段を転げ落ちる。 文「これはこれで…うふふふ…」 下敷きになった文だったが、怯えた二人に必死でしがみつかれ、その顔は幸せそうだ。 慧音「流石に職業柄、こういった勝負には強いと見えるな。さて…」 藍「すまない、遅れたようだ。早速始めさせてもらおう」 慧音「ああ、丁度文の番が終わった所だ」 藍「なるほど。では…橙、準備を」 橙「は~い!」 戻ってきた二人と魔理沙の前に颯爽と現れた藍は、一緒に来た橙に指示を出す。 すると橙は何やら籠のような物を取り出した。 藍「折角なので、さっき人里の会談現場で取り押さえた霊の話をさせてもらおう…橙」 橙「いきま~す」 魔理沙・大妖精・キスメ「…え?」 橙が籠を開けると、閉じ込められていた白い煙のような霊が飛び出す。 ごく近い題材での怪談を聞いたばかりの三人は、早くも軽いパニック状態だ。 藍「さて、今回私はこいつの除霊の依頼を受けて…」 食い付きの良い三人相手に話し始めた藍だったが、 既に三人の恐怖は臨界に達していた。この後、スペカ及び弾幕の嵐により霊は沈静化、 怖がらされる予定の三人は逆にガッツポーズではしゃいでいた。 慧音「まあ…運が悪かったとしか言えないが、それ以上に実物を持ち込むのはどうかと思う」 藍「頑張ってファイトに間に合うように除霊を済ませたのだがなあ…無念だ」 文「ふふふ…感情操作はブン屋の基本、勝負するまでもなかったですね!」 慧音「いや…そういう事を自分で口にするから嫌われるんだと思うぞ」
https://w.atwiki.jp/boueisyousetu/pages/47.html
第8話「狙撃」(8:戦機襲来) ―6月20日 午前9:30― 遅れてロンドンに到着した、俺こと尾田総司。 先に現地に到着した第5陸戦隊とかいう所からマザーシップ追跡の任務を任され、俺と一緒に到着した人たちに付いて(実は俺はマザーシップの追跡は任されてないが、「見たい」という理由から違和感なく皆を尾行しているだけ。)行った訳だが。 やっぱり尾行に無理があったらしい。撒かれた・・・。 気が付くと俺はテムズ川に架かる一本の橋に到着した。 周りにはもう既に何回壊されたかわからない程壊されたビックベン。 今度から「壊され時計塔」と名づけよう。 そんなことはどうでもいい。今俺が思うことは 「これからどうしよう・・・。」 ということなのだ。 路頭に迷った俺に通信部から連絡が入った。 「尾田隊員、マザーシップがテムズ川に出現しました!」 何故俺がここ(ロンドン)に居るのを知っているかというと、俺は司令部に極秘にここに送り込まれたからである。要するに黒幕は司令部でした、というオチ。 閑話休題。 「マザーシップか・・・。」 俺は新米だ。だからマザーシップは見たことがない。 *********** 「確かあの人達(第5陸戦隊)の情報によると、マザーシップはUFOをハッチから出撃させるのだったな・・・。」 そして、俺がマザーシップを見ると、そこにはUFO・・・・ に四本の足が付いた機械が3機・・・。 「アレは確か【多脚歩行戦車ダロガ】・・・。」 ダロガとは、今俺が言ったような風貌のインベーダーが誇る歩行戦車である。 EDFの中には一部ファンが居るらしく、「ダロガたん」と呼ばれる擬人化された者も存在しており、ダロガたんのプラモもある程人気だ。 閑話休題。 そんなこんなで俺は戦闘開始した。 *********** 敵は遠距離兵器を持たず、あまつさえ直進しかしてこない(現状況では)ので一方的に嬲り殺しにできる。 しかも今日の装備はSNR-230×2だ。 「何だかかわいそうだな・・・。」 少し同情も沸いてしまう俺であるが、これは地球を賭けた戦いである。 「地球を守る為なら、俺は鬼でも何でもなってやるさ!!」 どっかで聞いた言葉だったような気がするけど、スルーする。 *********** 「もちろん読者様もスルーの方向で。」byショボン歩兵 *********** それからの俺はチクチクとダロガを倒していく。 しかし、硬い。 そしてラスト1機は俺の前に迫ってくる。 必死に弾を撃つが、ダロガは触覚に青い光を灯らせた。 「な、何が・・・。」 一瞬弾を撃つのをやめる俺。その瞬間が命取りとなった。 ファーン(溜め)、 ズギャン、ズギャン、ズギャン!!! ドッガーン!!!! 「ぐぼlとふいhj!!!」 何を言っているか分からないが、橋からテムズ川に落とされた俺は水へとダイブするはめに。 幸いテムズ川は水位が低く、窒息なんてことはなかった(顔はヘルメットが守ってくれた)。 というか、ここで死なれたら俺(作者)も困るし。 ここからは気を付け、最後のとどめは 「まだまだだな!!ハハッ。」 で締めた・・・と思いきや 増援キターーーーーーーーーーーーー 「ま、まぁいいか。」 気を取り直した俺は、特に苦もなく勝ったのだった。 次回予告: 市街地にダロガが複数出現した。 それの迎撃にあたる総司だが――。 「これは――――」 次回 「雷」
https://w.atwiki.jp/seadra-library/pages/15.html
今日探索に行こうと決めているエリアは手強いモンスターが出る恐れがあるらしい。 私は「ワイルド・ギース」にて護衛を募る事にした。 ワイルド・ギースとはアンカーの町にある酒場で冒険者達が集う。女主人スフィーダはこの街の顔役の1人で冒険者達に仕事の斡旋や仲介を行っている。 首尾よく1人の冒険者を紹介してもらい、契約が完了した。 名前は・・・・・。 「カルタス・ボーマンです。今日はよろしくお願いします先生!」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 中々個性的な容姿をした男だ。 しかし人の見た目について云々言うつもりは私にはない。 見れば背負ったバトルアックスも中々に使い込まれた様子。 護衛として腕が立つのであれば何も言う事はないのだ。 早速準備を整え、カルタスと共に町を出る。 目的地の岩場までは半日程の旅になる。今日は野営になるだろう。 平原を行く途中、クビナガスギザルに遭遇する。 相変わらずグッタリしとるな・・・・どれバナナでもまたやってみようか。 その時である。 「・・・・・先生! 危ない!!」 突然叫び声をあげカルタスがバトルアックスを構えて私を庇うように前に立った。 何? 何か危険なモンスターでもいたというのか・・・・。 見渡せど我々とクビナガスギザルの他に動物らしき生き物は確認できない。 「うおおおおおおおおおっっ!!!」 勇ましい雄叫びと共にカルタスがクビナガスギザルに突進する。 えええええええそいつは割と無害な生物だぞ! 何故わざわざ交戦する!? 「・・・・・ぐはぁっ!!」 あ、負けた。 あっさり負けた。 仕方なく私は荷物からフェニックスの羽を取り出した。 「・・・・・すいません。不覚をとりました」 起き上がったカルタスはばつが悪そうにしている。 私は何故彼が猿と交戦したのかたずねてみた。 「いや、だってアイツ、首が長いじゃないですか・・・・」 鼻がデカい男が何を言うか。 容姿に突出した部分があるもの同士仲良くして欲しいものだ。 「下からの攻撃に弱いんですよ自分。鼻で見えないもんで・・・・」 しかもウィークポイントだった。 でも今猿別に下から攻撃してなかったぞ私が見る限りでは。 ま、まあ仕方が無い。 気を取り直して再度移動を開始する。 それから少し進んだ所でカルタスが何かを見つけたようだ。 「お、先生なんですかねあの石像は」 ・・・・む!! いかんあの石像は!! 私は彼に待てと叫んだ。しかし全ては遅すぎた。 「しゃーんなろ!!!!!」 「・・・・・・・へぶあっっっ!!!!!」 石像にビンタ(殴打か?)を食らったカルタスが吹き飛ばされて地面を転がる。また完全に昏倒しているようだ。 「迷わずいけよーいけばわかるさー」 やかましい迷わずお前にいった男が白目むいとるわい。 結局こんな調子で事あるごとにカルタスが倒れるので、私は目的に辿り着く前にフェニックスの羽を使い果たし気絶した彼を引きずるようにして町へと引き返す事になった。 「・・・・すいません先生・・・・下からの攻撃には弱くて・・・・」 いや、今日君1回も下から攻撃されてないから。 ~探検家ウィリアム・バーンハルトの手記より~ 第2話 謎の石像← →第4話 Lady Diamond Dust