約 41,297 件
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/6.html
■中部経典 第5経 「無垢経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、尊者サーリプッタは、比丘たちに話しかけました。 「友、比丘らよ」と。 「友よ」と、彼ら比丘たちは、尊者サーリプッタに答えました。 尊者サーリプッタは、このように言いました。 「友らよ、世界にはこれら四種類の人が存在し、見られます。 四種類とは何でしょうか? 友らよ、ここに、ある人は垢(諸々の煩悩)があって、〈私には内に垢がある〉と如実に知ることがありません。 また、友らよ、ここに、ある人は垢があって、〈私には内に垢がある〉と如実に知ります。 友らよ、ここに、ある人は無垢であって、〈私には内に垢がない〉と如実に知ることがありません。 また、友らよ、ここに、ある人は無垢であって、〈私には内に垢がない〉と如実に知ります。 友らよ、そのうち、垢があって〈私には内に垢がある〉と如実に知らない人は、 これら垢のある二人の中で、劣った者と言われます。 友らよ、そのうち、垢があって〈私には内に垢がある〉と如実に知る人は、 これら垢のある二人の中で、優れた者と言われます。 友らよ、そのうち、無垢であっても〈私には内に垢がない〉と如実に知らない人は、 これら垢のない二人の中で、劣った者と言われます。 友らよ、そのうち、無垢であって〈私には内に垢がない〉と如実に知る人は、 これら垢のない二人の中で、優れた者と言われます」と。 このように言われると、尊者マハーモッガラーナは、尊者サーリプッタにこう言った。 「友サーリプッタよ、これら垢のある二人のうち、 一人が劣った者と言われ、一人が優れた者と言われる、その因は何でしょうか?その縁は何でしょうか? また、友サーリプッタよ、これら無垢である二人のうち、 一人が劣った者と言われ、一人が優れた者と言われる、その因は何でしょうか?その縁は何でしょうか?」と。 1.垢があっても〈私には内に垢がある〉と如実に知らない人 「友よ、そのうち、垢があっても〈私には内に垢がある〉と如実に知らない人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、その垢を断つために、意欲を起こそうとせず、励もうとせず、精進努力しようとしません。 彼は、貪りがあり、怒りがあり、愚痴があり、垢があり、心の汚れた者として、死ぬことになるのです。 友よ、それは喩えば、店か鍛冶工の家から運ばれてきた、塵や垢に覆われている銅鉢があって、 これを所有者が使用しなかったり、綺麗に拭かなかったり、また塵の道に放置したりする場合、 友よ、その銅鉢が後にはいよいよ汚れ、垢にまみれてしまうようなものです」 「その通りです、友よ」 「友よ、ちょうどそのように、垢があっても〈私には内に垢がある〉と如実に知らない人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、その垢を断つために、意欲を起こそうとせず、励もうとせず、精進努力しようとしません。 彼は、貪りがあり、怒りがあり、愚痴があり、垢があり、心の汚れた者として、死ぬことになるのです。 2.垢があって〈私には内に垢がある〉と如実に知る人 また友よ、そのうち、垢があって〈私には内に垢がある〉と如実に知る人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、その垢を断つために、意欲を起こそうとし、励もうとし、精進努力しようとします。 彼は、貪りがなく、怒りがなく、愚痴がなく、垢がなく、心の汚れない者として、死ぬことになるのです。 友よ、それは喩えば、店か鍛冶工の家から運ばれてきた、塵や垢に覆われている銅鉢があって、 これを所有者が使用したり、綺麗に拭いたり、また塵の道に放置したりしない場合、 友よ、その銅鉢が後にはいよいよ清らかになり、綺麗になるようなものです」 「その通りです、友よ」 「友よ、ちょうどそのように、垢があって〈私には内に垢がある〉と如実に知る人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、その垢を断つために、意欲を起こそうとし、励もうとし、精進努力しようとします。 彼は、貪りがなく、怒りがなく、愚痴がなく、垢がなく、心の汚れない者として、死ぬことになるのです。 3.無垢であっても〈私には内に垢がない〉と如実に知らない人 また友よ、そのうち、無垢であっても〈私には内に垢がない〉と如実に知らない人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、浄相〈貪りが生起する所縁となる〉を思惟しようとします。 彼が浄相〈 = 常・楽・我・浄 〉を思惟すれば、貪りが心を堕落させます。 彼は、貪りがあり、怒りがあり、愚痴があり、垢があり、心の汚れた者として、死ぬことになるのです。 友よ、それは喩えば、店か鍛冶工の家から運ばれてきた、塵や垢に覆われている銅鉢があって、 これを所有者が使用したり、綺麗に拭いたり、また塵の道に放置したりしない場合、 友よ、その銅鉢が後にはいよいよ清らかになり、綺麗になるようなものです」 「その通りです、友よ」 「友よ、ちょうどそのように、無垢であっても〈私には内に垢がない〉と如実に知らない人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、浄相〈貪りが生起する所縁となる〉を思惟しようとします。 彼が浄相〈 = 常・楽・我・浄 〉を思惟すれば、貪りが心を堕落させます。 彼は、貪りがあり、怒りがあり、愚痴があり、垢があり、心の汚れた者として、死ぬことになるのです。 4.無垢であって〈私には内に垢がない〉と如実に知る人 また友よ、そのうち、無垢であって〈私には内に垢がない〉と如実に知る人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、浄相を思惟しようとしません。 彼が浄相を思惟しなければ、貪りが心を堕落させることはありません。 彼は、貪りがなく、怒りがなく、愚痴がなく、垢がなく、心の汚れない者として、死ぬことになるのです。 友よ、それは喩えば、店か鍛冶工の家から運ばれてきた、塵や垢に覆われている銅鉢があって、 これを所有者が使用したり、綺麗に拭いたり、また塵の道に放置したりしない場合、 友よ、その銅鉢が後にはいよいよ清らかになり、綺麗になるようなものです」 「その通りです、友よ」 「友よ、ちょうどそのように、無垢であって〈私には内に垢がない〉と如実に知る人には、 次のような事が必ず起きるでしょう。 すなわち、浄相を思惟しようとしません。 彼が浄相を思惟しなければ、貪りが心を堕落させることはありません。 彼は、貪りがなく、怒りがなく、愚痴がなく、垢がなく、心の汚れない者として、死ぬことになるのです。 友、モッガラーナよ、これがその垢のある二人のうち、 一人が劣った者と言われ、一人が優れた者と言われる因であり、これが縁なのです」と。 垢〈あか〉とは何か? 「友よ、〈垢、垢〉と言われますが、友よ、この〈垢〉というものは、いったい何の同義語なのでしょうか?」 「友よ、この〈垢〉というものは、諸々の〈悪しき不善の欲求領域〉の同義語です。 友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 すなわち、〈私は確かに罪を犯している。が、比丘たちは私が『罪を犯しいる』と知らないであろう〉と。 しかし、友よ、〈比丘たちは、その比丘が『罪を犯しいる』ことを知っているあろう〉 との道理が知られます。 〈比丘たちは、私のことを『罪を犯している』と知っている〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈確かに罪を犯している。が、比丘たちは私を、僧院の中央においてではなく、密かに叱責するであろう〉と。 しかし、友よ、〈比丘たちはその比丘を、密かにではなく、僧院の中央において叱責するであろう〉 との道理が知られます。 〈比丘たちは私を、密かにではなく、僧院の中央において叱責する〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈確かに罪を犯している。が、私を、同じ罪を持たない者ではなく、同じ罪を持つ者が叱責するであろう〉と。 しかし、友よ、〈その比丘を、同じ罪を持つ者ではなく、同じ罪を持たない者が叱責するであろう〉 との道理が知られます。 〈私を、同じ罪を持つ者ではなく、同じ罪を持たない者が叱責する〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私にだけ次々と質問をされて、師は比丘たちに法をお説きになるであろう。 他の比丘には次々と質問はされず、師は比丘たちに法をお説きになるであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘に次々と質問をされて、師は比丘たちに法をお説きになるであろう。 その比丘には次々と質問はされずに、師は比丘たちに法をお説きになるであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘に次々と質問をされて、師は比丘たちに法をお説きになる。 私には次々と質問をなさらずに、法をお説きになる〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私のみを先として尊重して、比丘たちは村へ托鉢に入るであろう。 他の比丘を先とせず尊重しないで、比丘たちは村へ托鉢に入るであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘を先として尊重して、比丘たちは村へ托鉢に入るであろう。 その比丘を先とせず尊重しないで、比丘たちは村へ托鉢に入るであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘を先として尊重して、比丘たちは村へ托鉢に入る。 私を先とせず尊重しないで、比丘たちは村へ托鉢に入る〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、食堂で第一座を、第一水を、第一施食を得るであろう。 他の比丘は食堂で第一座を、第一水を、第一施食を得ないであろう。〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、食堂で第一座を、第一水を、第一施食を得るであろう。 その比丘は食堂で第一座を、第一水を、第一施食を得ないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘は、食堂で第一座を、第一水を、第一施食を得る。 私は食堂で第一座を、第一水を、第一施食を得ない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、食堂で食べ終え、随喜するであろう。 他の比丘は食堂で食べ終え、随喜しないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、食堂で食べ終え、随喜するであろう。 その比丘は食堂で食べ終え、随喜しないであろうう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘は、食堂で食べ終え、随喜する。 私は食堂で食べ終え、随喜しない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、僧院に居る比丘たちに法を説くであろう。 他の比丘は、僧院に居る比丘たちに法を説かないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、僧院に居る比丘たちに法を説くであろう。 その比丘は、僧院に居る比丘たちに法を説かないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘は僧院に居る比丘たちに法を説く。 私は僧院に居る比丘たちに法を説かない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、僧院に居る比丘尼たちに法を説くであろう。 他の比丘は、僧院に居る比丘尼たちに法を説かないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、僧院に居る比丘尼たちに法を説くであろう。 その比丘は、僧院に居る比丘尼たちに法を説かないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘は僧院に居る比丘尼たちに法を説く。 私は僧院に居る比丘尼たちに法を説かない〉 いうこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、僧院に居る男性信者たちに法を説くであろう。 他の比丘は、僧院に居る男性信者たちに法を説かないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、僧院に居る男性信者たちに法を説くであろう。 その比丘は、僧院に居る男性信者たちに法を説かないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘は僧院に居る男性信者たちに法を説く。 私は僧院に居る男性信者たちに法を説かない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、僧院に居る女性信者たちに法を説くであろう。 他の比丘は、僧院に居る女性信者たちに法を説かないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、僧院に居る女性信者たちに法を説くであろう。 その比丘は、僧院に居る女性信者たちに法を説かないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘は僧院に居る女性信者たちに法を説く。 私は僧院に居る女性信者たちに法を説かない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私のみを、比丘たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 他の比丘を、比丘たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘を、比丘たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 その比丘を、比丘たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘を、比丘たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養する。 私を、比丘たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私のみを、比丘尼たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 他の比丘を、比丘尼たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘を、比丘尼たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 その比丘を、比丘尼たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘を、比丘尼たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養する。 私を、比丘尼たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私のみを、男性信者たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 他の比丘を、男性信者たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘を、男性信者たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 その比丘を、男性信者たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘を、男性信者たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養する。 私を、男性信者たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私のみを、女性信者たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 他の比丘を、女性信者たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘を、女性信者たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養するであろう。 その比丘を、女性信者たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしないであろう〉 との道理が知られます。 〈他の比丘を、女性信者たちは尊敬し、尊重し、敬愛し、供養する。 私を、女性信者たちは尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりしない〉 というこのことによって、その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、諸々の勝れた衣を得るであろう。 他の比丘は、諸々の勝れた衣を得ないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、諸々の勝れた衣を得るであろう。 その比丘は、諸々の勝れた衣を得ないであろう〉との道理が知られます。 〈他の比丘は、諸々の勝れた衣を得ている。 私は、諸々の勝れた衣を得ていない〉というこのことによって、 その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、諸々の勝れた托鉢食を得るであろう。 他の比丘は、諸々の勝れた托鉢食を得ないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、諸々の勝れた托鉢食を得るであろう。 その比丘は、諸々の勝れた托鉢食を得ないであろう〉との道理が知られます。 〈他の比丘は、諸々の勝れた托鉢食を得ている。 私は、諸々の勝れた托鉢食を得ていない〉というこのことによって、 その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、諸々の勝れた臥坐所を得るであろう。 他の比丘は、諸々の勝れた臥坐所を得ないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、諸々の勝れた臥坐所を得るであろう。 その比丘は、諸々の勝れた臥坐所を得ないであろう〉との道理が知られます。 〈他の比丘は、諸々の勝れた臥坐所を得ている。 私は、諸々の勝れた臥坐所を得ていない〉というこのことによって、 その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 また、友よ、ある比丘には、次のような欲求が起こる道理が知られます。 〈ああ、実に私こそは、諸々の勝れた医薬品を得るであろう。 他の比丘は、諸々の勝れた医薬品を得ないであろう〉と。 しかし、友よ、〈他の比丘は、諸々の勝れた医薬品を得るであろう。 その比丘は、諸々の勝れた医薬品を得ないであろう〉との道理が知られます。 〈他の比丘は、諸々の勝れた医薬品を得ている。 私は、諸々の勝れた医薬品を得ていない〉というこのことによって、 その比丘は怒りの者、不満の者になります。 友よ、実に怒りなるもり、不満なるもの、この両者が〈垢〉なのです。 友よ、この〈垢〉というものは、これら〈悪しき不善の欲求領域〉の同義語です。 友よ、いずれの比丘であれ、彼にはこれら〈悪しき不善の欲求領域〉が断たれていない、 と見られ、聞かれるならば、たとえ彼が森に住む者、遠く離れた臥坐所に住む者、 常時の托鉢者、次第の托鉢者、糞掃衣者、粗末衣者になっても、 その場合、修行仲間たちが彼を尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりすることはありません。 それは何故でしょうか? その尊者には、それら〈悪しき不善の欲求領域〉が断たれていない、と見られ、聞かれるからです。 友よ、喩えば、店か鍛冶工の家から運ばれて来た清らかで綺麗な銅鉢があって、 これを所有者が、蛇の死骸や犬の死骸や人間の死骸で満たし、 別の銅鉢で蓋をし、店の中に入って行ったとします。 人々は、これを見てこう言います。 〈おい、これは何が運ばれて来たのか?いかにも清楚なもののようだが〉と。 そして、立ち上がり、開けてみます。 それを見ると同時に、ぞっとし、不快になり、厭になります。 飢えている者たちにも食欲が起こりません。 ましてや、満腹の者たちはなおさらです。 友よ、ちょうどそのように、 いずれの比丘であれ、彼にはこれら〈悪しき不善の欲求領域〉が断たれていない、 と見られ、聞かれるならば、たとえ彼が森に住む者、遠く離れた臥坐所に住む者、 常時の托鉢者、次第の托鉢者、糞掃衣者、粗末衣者になっても、 その場合、修行仲間たちが彼を尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりすることはありません。 それは何故でしょうか? その尊者には、それら〈悪しき不善の欲求領域〉が断たれていない、と見られ、聞かれるからです。 友よ、喩えば、店か鍛冶工の家から運ばれて来た清らかで綺麗な銅鉢があって、 これを所有者が、サーリ米の御飯、不純物を取り除いた、種々のカレー、種々の副食物で満たし、 別の銅鉢で蓋をし、店の中に入って行ったとします。 人々は、これを見てこう言います。 〈おい、これは何が運ばれて来たのか?いかにも清楚なもののようだが〉と。 そして、立ち上がり、開けてみます。 それを見ると同時に、喜び、不快にならず、厭になることもありません。 満腹しいる者たちも食欲が起こります。 ましてや、飢えている者たちはなおさらです。 友よ、ちょうどそのように、 いずれの比丘であれ、彼にはこれら〈悪しき不善の欲求領域〉が断たれている、 と見られ、聞かれるならば、たとえ彼が村辺に住む者、招待食を受ける者、居士衣者になっても、 その場合、修行仲間たちは彼を尊敬したり、尊重したり、敬愛したり、供養したりします。 それは何故でしょうか? その尊者には、それら〈悪しき不善の欲求領域〉が断たれている、と見られ、聞かれるからです。 このように言われると、尊者マハーモッガラーナは、尊者サーリプッタにこう言いました。 「友、サーリプッタよ、私に喩えが明らかになりました」 「では、友、モッガラーナよ、明らかにしてくださいむ 「友よ、ある時、この私は、ギリバッジャというラージャガハの近くに住んでいました。 さて、友よ、私は午前時に衣を着け、鉢衣を保ち、ラージャガハへ托鉢に入りました。 ちょうどその時、車作りの子であるサミーティが外輪を工作していました。 その彼の前に、元車作りの子であったパンドゥプッタ裸行者が現れました。 そこで、友よ、元車作りの子であったパンドゥプッタ裸行者の心に、このような考えが生じました。 〈ああ、実にこの車作りの子サミーティが、 この外輪の、この曲りと、この歪みと、この欠陥部分を工作するなら、 この外輪は、曲りがなく、歪みがなく、欠陥部分がなく、清浄で、堅固に作り上げられる〉と。 すると、友よ、ちょうど元車作りの子であったパンドゥプッタ裸行者の心に生じたその考えの通りに、 車作りの子であるサミーティが、その外輪の、その曲りと、その歪みと、その欠陥部分を工作したのです。 そこで、友よ、元車作りの子であったパンドゥプッタ裸行者は喜び、喜びの言葉を発しました。 〈彼は、心で心を知るかのように、工作している〉と。 友よ、ちょうどそのように、信仰が無く、生活のために、信仰に拠らず、 家を捨てて出家し、諂〈へつら〉い、誑〈たぶら〉かし、欺瞞があり、浮つき、 尊大で、軽薄、饒舌で、雑談を好み、諸々の感官を護らず、食べ物に量を知らず、 覚醒に努めることなく、沙門法を求めず、学を強く尊重することがなく、 贅沢にして、放漫であり、堕落を先とし、遠離 に対する責任を放棄し、怠惰にして精進せず、 失念し、正知がなく、心が静まらず、乱れ、智慧のない、蒙昧にして、不信心の人々がいます。 またしかし、信仰により、家を捨てて出家し、諂〈へつら〉いもなく、誑〈たぶら〉かしもなく、 欺瞞もない、浮つかず、尊大にならず、軽薄でなく、饒舌でなく、雑談せず、諸々の感官を護り、 食べ物に量を知り、覚醒に努め、沙門法を求め、学を強く尊重し、贅沢でなく、放漫でなく、 堕落 に対する責任を放棄し、遠離 を先とし、努力精進し、念を確立し、正知を備え、心が定まり、 統一され、智慧を備え、蒙昧でない、善家の息子たちがいます。 彼らはサーリプッタ尊者の、この法門〈教え〉を聞き、 葉によって飲んでいるかのようであり、意によって食べているかのようです。 『ああ、実に素晴らしい。 修行仲間たちを、不善から立ち上がらせ、善において確立させている』と。 喩えば、友よ、若いお洒落な女性か男性が、頭を洗い、 青蓮華の花輪とか、ジャスミンの花輪とか、アティムッタカの花輪を得て、 両手に取って頭の上に飾っているようなものです。 友よ、ちょうどそのように、信仰により、家を捨てて出家し、諂いもなく、誑かしもなく、 欺瞞もない、浮つかず、尊大にならず、軽薄でなく、饒舌でなく、雑談せず、諸々の感官を護り、 食べ物に量を知り、覚醒に努め、沙門法を求め、学を強く尊重し、贅沢でなく、放漫でなく、 堕落 に対する責任を放棄し、遠離 を先とし、努力精進し、念を確立し、正知を備え、心が定まり、 統一され、智慧を備え、蒙昧でない、善家の息子たちがいます。 彼らはサーリプッタ尊者の、この法門〈教え〉を聞き、 葉によって飲んでいるかのようであり、意によって食べているかのようです。 『ああ、実に素晴らしい。 修行仲間たちを、不善から立ち上がらせ、善において確立させている』と。 このようにして、かの大龍〈サーリプッタ尊者とマハーモッガラーナ尊者〉は、 互いによく説かれたことを喜び合ったのでした。 〈 和 訳・おわり 〉 ● 解 説 ののの 〈 編集中 〉
https://w.atwiki.jp/waikei2008/
〈 目 次 〉 ※ 長期的に、一つ一つ、書き加えてゆく予定です。 ■はじめに、 その① その② ★基礎知識 1.四聖諦 2.八正道 3.十二縁起 4.七科三七道品〈三七菩提分法〉 ■長部経典 〈 33経 〉 第 1 経 梵網経 第 2 経 沙門果経 第 3 経 アンバッタ経 第 4 経 ソーナダンダ経 第 5 経 クータダンタ経 第 6 経 マハーリ経 第 7 経 ジャーリャ経 第 8 経 大獅子吼経 第 9 経 ポッタパーダ経 第10経 スバ経 第11経 ケーヴァッタ経 第12経 ローヒツチャ経 第13経 三明経 第14経 大譬喩経 第15経 大因縁経 第16経 大般涅槃経 第21経 帝釈天問経 第22経 大念処経 ■中部経典 〈 152経 〉 根本五十経 篇 根本法門の章 第 1 経 根本法門経 第 2 経 一切煩悩経 第 3 経 法相続経 第 4 経 恐怖経 第 5 経 無垢経 第 6 経 希望経 第 7 経 布喩経 第 8 経 削減経 第 9 経 正見経 第 10 経 念処経 獅子吼の章 第 11 経 小獅子吼経 第 12 経 大獅子吼経 第 13 経 大苦蘊経 第 14 経 小苦蘊経 第 15 経 推理経 第 16 経 心不毛経 第 17 経 山林経 第 18 経 蜜玉経 第 19 経 二種考経 第 20 経 考相経 比喩の章 第 21 経 鋸喩経 第 22 経 蛇喩経 第 23 経 蟻喩経 第24 経 七車経 第 25 経 猟師経 第 26 経 聖求経 第 27 経 小象跡喩経 第 28 経 大象跡喩経 第 29 経 大心材経 第 30 経 小心材経 第 62 経 大ラーフラ教誡経 第 118 経 出入息念経 第 119 経 身至念経 第 148 経 六六法経 第 149 経 六六処経 第 152 経 感官修習経 ■相応部経典 因縁篇12. 因縁相応 02分別 15カッチャヤーナ 53結縛 66觸 67蘆束 六処篇35. 六処相応 70優波婆那 六処篇36. 受相応 6箭 六処篇44. 十無記説相応 10阿難 ■増支部経典 第6集3 無上品28 第7集5 大供犠品46 第8集7 地震品63 略説 ■小部経典 〈 編 集 中 〉
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/28.html
■中部経典 第118経 「出入息念経」 〈 和 訳 〉 1 このように私は聞いた── あるとき、世尊は、サーヴァッティに近い東園のミガーラマーター殿堂において、多くの、それぞれによく知られている長老弟子たち、すなわち、尊者サーリプッタ、尊者マハーモッガラーナ、尊者マハーカッサパ、尊者マハーカッチャヤーナ、尊者マハーコッティカ、尊者マハーカッピナ、尊者マハーチュンダ、尊者アヌルッダ、尊者レーヴァタ、尊者アーナンダ、またその他のそれぞれによく知られている長老弟子たちとともに、住んでおられた。 ちょうどそのころ、長老弟子たちは新参比丘たちに教示し、教誡していた。ある長老弟子たちは、十人の新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、二十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、三十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、四十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。またかれら新参比丘も、長老弟子たちに教示され、教誡されて、以前よりもさらに広大な、勝れた境地を了知した。 2 ちょうどそのとき、世尊は、その日、十五日の布薩に、すなわち自恣の満ちている満月の夜に、比丘僧団に囲まれて、露地に坐っておられた。 ときに世尊は、それぞれの沈黙している比丘僧団を見回され、比丘たちに話しかけられた。 「比丘たちよ、私はこの実践に満ちています。比丘たちよ、私はこの実践に心が満ちています。それゆえ、比丘たちよ、まだ得られていないものを得るために、到達していないものに到達するために、目のあたりに見ていないものを目のあたりに見るために、さらに一層、精進に務めなさい。私はこのサーヴァッティで、第四月のコームディー満月を待つことにします」と。 地方の比丘たちは聞いた。『世尊はそのサーヴァッティで、第四月のコームディー満月を待たれるそうだ』と。かれら地方の比丘たちは、世尊にお目にかかろうと、サーヴァッティでを訪れた。 かれら長老弟子たちは、さらに一層、新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、十人の新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、二十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、三十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。ある長老弟子たちは、四十人もの新参比丘たちに教示し、教誡した。またかれら新参比丘も、長老弟子たちに教示され、教誡されて、以前よりもさらに広大な、勝れた境地を了知した。 3 ちょうどそのとき、世尊は、その日、十五日の布薩に、すなわち第四月のコームディー満月の、満ちている満月の夜に、比丘僧団に囲まれて、露地に坐っておられた。ときに、世尊は、それぞれの沈黙している比丘僧団を見回され、比丘たちに話しかけられた。 「比丘たちよ、この会衆は饒舌がありません。比丘たちよ、この会衆は饒舌を離れ、純粋であり、真髄のうちに確立されています。 比丘たちよ、この比丘僧団はそのようなものです。比丘たちよ、この会衆はそのようなものです。すなわち、供養にふさわしいもの、真先の供養にふさわしいもの、信施にふさわしいもの、合掌にふさわしいもの、世間の無上の福田、そのような会衆です。 比丘たちよ、この比丘僧団はそのようなものです。比丘たちよ、この会衆はそのようなものです。すなわち、そこに少し施されたものが多くなり、多く施されたものがより多くなる、そのような会衆です。 比丘たちよ、この比丘僧団はそのようなものです。比丘たちよ、この会衆はそのようなものです。すなわち世界には見ることが難しい、そのような会衆です。 比丘たちよ、この比丘僧団はそのようなものです。比丘たちよ、この会衆はそのようなものです。すなわち、数多のヨージャナの距離を、食糧袋を持ってでも会いに行くのにふさわしい、そのような会衆です。 4 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、阿羅漢であり、煩悩が尽き、住み終え、為すべきことを為し、負担を下ろし、自己の目的に達し、生存の束縛を断ち、正しく知って解脱している者たちがいます。 比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちがいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、五つの下位の束縛の滅尽によって、化生者となり、そこで完全に滅する者として、その世界から還らない者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、三つの束縛の滅尽により、貪・瞋・痴が薄いことにより、一来者となり、ただ一度だけこの世界に戻って来て、苦の終わりを作るはずの者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、三つの束縛の滅尽により、預流者となり、破壊しない者、決定者としてすぐれた覚りに趣く者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、四念処の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、四正勤の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、四神足の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、五根の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、五力の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、七覚支の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、聖なる八支の道の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、慈しみの修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、憐れみの修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、喜びの修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、平静の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、不浄の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、無常想の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、この比丘僧団には、比丘にして、出入息念の修習実践に励み住む者たちがいます。比丘たちよ、この比丘僧団にはこのような比丘たちもいます。 比丘たちよ、出入息念は修習され、復習され、大きな果報、大きな功徳があるものになります。比丘たちよ、出入息念は修習され、復習され、四念処を満たします。四念処は修習され、復習され、七覚支を満たします。七覚支は修習され、復習され、明と解脱を満たします。 5 それでは、比丘たちよ、出入息念は、どのように修習され、どのように復習され、どのように大きな果報、どのように大きな功徳があるものになるのか。 比丘たちよ、ここに比丘は、森に行くか、樹下に行くか、空屋に行って、結跏し、身を真直ぐに保ち、全面に念を凝らして坐ります。 かれは、念をそなえて出息し、念をそなえて入息します。 長く出息するときは 〈 私は長く出息する 〉 と知り、あるいは、長く入息するときは 〈 私は長く入息する 〉 と知ります。 また、短く出息するときは 〈 私は短く出息する 〉 と知り、あるいは、短く入息するときは 〈 私は短く入息する 〉 と知ります。 〈 私は全身を感知して出息しよう 〉 と学び、 〈 私は全身を感知して入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は身行を静めつつ出息しよう 〉 と学び、 〈 私は身行を静めつつ入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は喜びを感知して出息しよう 〉 と学び、 〈 私は喜びを感知して入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は楽を感知して出息しよう 〉 と学び、 〈 私は楽を感知して入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は心行を感知して出息しよう 〉 と学び、 〈 私は心行を感知して入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は心行を静めつつ出息しよう 〉 と学び、 〈 私は心行を静めつつ入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は心を感知して出息しよう 〉 と学び、 〈 私は心を感知して入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は心を喜ばせつつ出息しよう 〉 と学び、 〈 私は心を喜ばせつつ入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は心を定めつつ出息しよう 〉 と学び、 〈 私は心を定めつつ入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は心を解脱させつつ出息しよう 〉 と学び、 〈 私は心を解脱させつつ入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は無常を観つづけて出息しよう 〉 と学び、 〈 私は無常を観つづけて入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は離貪を随観して出息しよう 〉 と学び、 〈 私は離貪を随観して入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は滅尽を観つづけて出息しよう 〉 と学び、 〈 私は滅尽を観つづけて入息しよう 〉 と学びます。 〈 私は捨離を観つづけて出息しよう 〉 と学び、 〈 私は捨離を観つづけて入息しよう 〉 と学びます。 比丘たちよ、出入息念は、このように修習され、このように復習され、大きな果報、大きな功徳があるものになります。 6 比丘たちよ、出入息念は、どのように修習され、どのように復習され、四念処を満たすのか。 比丘たちよ、比丘は、 ── 長く出息するときは 〈 私は長く出息する 〉 と知り、あるいは、長く入息するときは 〈 私は長く入息する 〉 と知ります。また、短く出息するときは 〈 私は短く出息する 〉 と知り、あるいは、短く入息するときは 〈 私は短く入息する 〉 と知ります。〈 私は全身を感知して出息しよう 〉 と学び、〈 私は全身を感知して入息しよう 〉と学びます。〈 私は身行を静めつつ出息しよう 〉と学び、〈 私は身行を静めつつ入息しよう 〉と学びます。 ── そのとき、比丘たちよ、比丘は身において身を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。比丘たちよ、私はこれを、もろもろの身におけるある一つの身、すなわち出入息である、と説きます。それゆえ、比丘たちよ、そのとき、、比丘は身において身を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。 ( 1 ) 比丘たちよ、比丘は、 ── 〈 私は喜びを感知して出息しよう 〉と学び、〈 私は喜びを感知して入息しよう 〉と学びます。〈 私は楽を感知して出息しよう 〉と学び、〈 私は楽を感知して入息しよう 〉と学びます。〈 私は心行を感知して出息しよう 〉と学び、〈 私は心行を感知して入息しよう 〉と学びます。〈 私は心行を静めつつ出息しよう 〉と学び、〈 私は心行を静めつつ入息しよう 〉と学びます。 ── そのとき、比丘たちよ、比丘はもろもろの受において受を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。比丘たちよ、私はこれを、もろもろの受におけるある一つの受、すなわちもろもろの出入息についてよく思惟することである、と説きます。それゆえ、比丘たちよ、そのとき、、比丘はもろもろの受において受を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。 ( 2 ) 比丘たちよ、比丘は、 ── 〈 私は心を感知して出息しよう 〉と学び、〈 私は心を感知して入息しよう 〉と学びます。〈 私は心を喜ばせつつ出息しよう 〉と学び、〈 私は心を喜ばせつつ入息しよう 〉と学びます。〈 私は心を定めつつ出息しよう 〉と学び、〈 私は心を定めつつ入息しよう 〉と学びます。〈 私は心を解脱させつつ出息しよう 〉と学び、〈 私は心を解脱させつつ入息しよう 〉と学びます。 ── そのとき、比丘たちよ、比丘は心において心を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。比丘たちよ、私は失念の者、不正知の者に出入息念を説くことはありません。それゆえ、比丘たちよ、そのとき、、比丘心において心を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。 ( 3 ) 比丘たちよ、比丘は、 ── 〈 私は無常を観つづけて出息しよう 〉と学び、〈 私は無常を観つづけて入息しよう 〉と学びます。〈 私は離貪を随観して出息しよう 〉と学び、〈 私は離貪を随観して入息しよう 〉と学びます。〈 私は滅尽を観つづけて出息しよう 〉と学び、〈 私は滅尽を観つづけて入息しよう 〉と学びます。〈 私は捨離を観つづけて出息しよう 〉と学び、〈 私は捨離を観つづけて入息しよう 〉と学びます。 ── そのとき、比丘たちよ、比丘はもろもろの法において法を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。かれは、その貪欲と憂いの捨断を慧によって観て、よく観察する者になります。それゆえ、比丘たちよ、そのとき、、比丘はもろもろの法において法を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住みます。 ( 4 ) 比丘たちよ、出入息念は、このように修習され、このように復習され、四念処を満たします。 7 比丘たちよ、四念処は、どのように修習され、どのように復習され、七覚支を満たすのか。 比丘たちよ、比丘が身において身を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住むならば、そのとき、かれに念が確立しており、失念していません。比丘たちよ、比丘に念が確立しており、失念していなければ、そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は念というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 1 ) かれはそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ります。比丘たちよ、比丘がそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到るならば、そのとき、比丘は法の吟味というというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は法の吟味というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の法の吟味というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 2 ) かれが、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ると、不動の精進は開始されたものになります。比丘たちよ、比丘がその法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到り、不動の精進が開始されたものになるならば、そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は精進というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 3 ) 精進が開始されると、無味の喜びが生じます。比丘たちよ、比丘に精進が開始され、無味の喜びが生じるならば、そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は喜びというすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 4 ) 心が喜ぶとと、心も軽快になります。比丘たちよ、比丘が心喜び、身も軽快になり、心も軽快になるならば、そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は軽快というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 5 ) 身が軽快になり、楽になると、心は安定します。比丘たちよ、比丘に身が軽快になり、楽になり、心が安定するならば、そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は禅定というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 6 ) かれは、そのように安定した心をよく観察する者になります。比丘たちよ、比丘がそのように安定した心をよく観察する者になるならば、そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は平静というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 7 ) 8 比丘たちよ、比丘がもろもろの受において受を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住むならば、そのとき、かれに念が確立しており、失念していません。比丘たちよ、比丘に念が確立しており、失念していなければ、そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は念というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 1 ) かれはそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ります。比丘たちよ、比丘がそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到るならば、そのとき、比丘は法の吟味というというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は法の吟味というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の法の吟味というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 2 ) かれが、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ると、不動の精進は開始されたものになります。比丘たちよ、比丘がその法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到り、不動の精進が開始されたものになるならば、そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は精進というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 3 ) 精進が開始されると、無味の喜びが生じます。比丘たちよ、比丘に精進が開始され、無味の喜びが生じるならば、そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は喜びというすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 4 ) 心が喜ぶとと、心も軽快になります。比丘たちよ、比丘が心喜び、身も軽快になり、心も軽快になるならば、そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は軽快というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 5 ) 身が軽快になり、楽になると、心は安定します。比丘たちよ、比丘に身が軽快になり、楽になり、心が安定するならば、そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は禅定というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 6 ) かれは、そのように安定した心をよく観察する者になります。比丘たちよ、比丘がそのように安定した心をよく観察する者になるならば、そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は平静というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 7 ) 9 比丘たちよ、比丘が心において心を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住むならば、そのとき、かれに念が確立しており、失念していません。比丘たちよ、比丘に念が確立しており、失念していなければ、そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は念というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 1 ) かれはそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ります。比丘たちよ、比丘がそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到るならば、そのとき、比丘は法の吟味というというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は法の吟味というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の法の吟味というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 2 ) かれが、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ると、不動の精進は開始されたものになります。比丘たちよ、比丘がその法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到り、不動の精進が開始されたものになるならば、そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は精進というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 3 ) 精進が開始されると、無味の喜びが生じます。比丘たちよ、比丘に精進が開始され、無味の喜びが生じるならば、そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は喜びというすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 4 ) 心が喜ぶとと、心も軽快になります。比丘たちよ、比丘が心喜び、身も軽快になり、心も軽快になるならば、そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は軽快というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 5 ) 身が軽快になり、楽になると、心は安定します。比丘たちよ、比丘に身が軽快になり、楽になり、心が安定するならば、そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は禅定というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 6 ) かれは、そのように安定した心をよく観察する者になります。比丘たちよ、比丘がそのように安定した心をよく観察する者になるならば、そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は平静というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 7 ) 10 比丘たちよ、比丘がもろもろの法において法を観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における欲貪と憂いを除いて住むならば、そのとき、かれに念が確立しており、失念していません。比丘たちよ、比丘に念が確立しており、失念していなければ、そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は念というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の念というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 1 ) かれはそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ります。比丘たちよ、比丘がそのように念をそなえて住み、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到るならば、そのとき、比丘は法の吟味というというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は法の吟味というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の法の吟味というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 2 ) かれが、その法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到ると、不動の精進は開始されたものになります。比丘たちよ、比丘がその法を慧によって吟味し、審慮し、完全な思量に到り、不動の精進が開始されたものになるならば、そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は精進というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の精進というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 3 ) 精進が開始されると、無味の喜びが生じます。比丘たちよ、比丘に精進が開始され、無味の喜びが生じるならば、そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は喜びというすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の喜びというすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 4 ) 心が喜ぶとと、心も軽快になります。比丘たちよ、比丘が心喜び、身も軽快になり、心も軽快になるならば、そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は軽快というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の軽快というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 5 ) 身が軽快になり、楽になると、心は安定します。比丘たちよ、比丘に身が軽快になり、楽になり、心が安定するならば、そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は禅定というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の禅定というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 6 ) かれは、そのように安定した心をよく観察する者になります。比丘たちよ、比丘がそのように安定した心をよく観察する者になるならば、そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は開始されたものになります。そのとき、比丘は平静というすぐれた悟りの部分を修習します。そのとき、比丘の平静というすぐれた悟りの部分は修習を満たすものになります。 ( 7 ) 比丘たちよ、四念処は、このように修習され、このように復習され、七覚支を満たします。 11 比丘たちよ、七覚支は、どのように修習され、どのように復習され、明と解脱を満たすのか。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく念というすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく法の吟味というすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく精進というすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく喜びというすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく軽快というすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく禅定というすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、ここに、比丘は遠離 に基づく、滅尽に基づく、捨棄に基づく平静というすぐれた覚りの部分を修習します。 比丘たちよ、七覚支は、このように修習され、このように復習され、明と解脱を満たします」と。 このように世尊は言われた。 かれら比丘は喜び、世尊が説かれたことに歓喜した、と。 〈 和 訳・おわり 〉
https://w.atwiki.jp/bmrog/pages/178.html
《GM》 「HeroineCrisisTRPG ~ランドリューフ戦記~」 《GM》 ナジャの章 =とある呪術師の掘り出し物= 開幕します。 《GM》 《GM》 《GM》 今、貴方 ナジャ・クレアータは、獣道しか存在しないような、欝蒼とした森を歩いています。 町を離れて、すでに3日目……そろそろ水浴びのできる場所が恋しくなる頃でしょうか。 《GM》 何故、こんなところにいるかと……話をさかのぼれば、5日ほど前のとある町の酒場での事―― 《GM》 「へぇ――貴方占いが出来る人なの? ねぇ、一つ占ってほしいのだけど?」 それは酒場で、旅費の足しにと占いを引き受けた時の事 《GM》 「実は――大切にしていたペンダントを……数ヶ月前からなくしてしまったの……どこに落としたか判らないかしら?」と頼まれて、料金は弾んでもらえるとの事で占ったところ 《GM》 この女性が数日前に出かけていく夫を見送る際に……夫が使っていた槍の柄に引っ掛けて、そのまま草原に落としてしまったらしいということ―― 《GM》 不運にも、それが魔モノの目に留まってしまったらしく……今現在、数日はなれた場所の何処かくらい場所にあるという占いが出てしまって 《GM》 「貴方、旅の方なんでしょ?――お願い……依頼料は確り出すわ。 このペンダント……取り戻してくれないかしら?」 《GM》 《GM》 そんな顛末で依頼をされたことに、今回の冒険は始まりました。 《GM》 現状は大体OKでしょうか? 《ナジャ》 OKです 《GM》 では、一応……相手はそこそこの貴族らしく、頼めば前金として物資を用意してくれるとの事ですが……何か貰ってきますか? 《ナジャ》 【ナジャ】「そうですね……では、何日分かの探索費用だけ、先にいただきますね。立て替えられるほど、今は持っていませんから」 《ナジャ》 冒険に必要な食料代程度を受け取りました 《GM》 「ええ、とりあえず――金貨で20枚もあれば足りるかしら? 私も持ち合わせが、直ぐにはそれだけしかないのだけど?」と、よほど大切なものなのか、持ち合わせた小銭袋をそのまま差し出されました 《ナジャ》 【ナジャ】「い、こ、こんなにいただいても――いえ、いただいておきます」一瞬あっけにとられてしまうが、どうせもらえるなら先にもらっておこう。報酬とは別になりそうだ、と思って全部受け取ってしまう。 《GM》 はい、とりあえず現状の予想できる範囲を GM的情報からプレゼントしますと 《GM》 ナジャさんの占いで見えたビジョンが 洞窟であったことと、常に其の中は薄暗かったことなどから……相手は暗視を持った魔モノや魔族であることは間違いないでしょう 《GM》 つまり、松明やランタン――そういったものは用意していかないと、相手の本拠地では、目が使えない状態になります。 後は……見えなかったわけなので、相手の戦力は完全に未知数です。 《GM》 GMより、情報は現状こんな程度、何か他にありますか? 《ナジャ》 【ナジャ】「暗いところ、でした。そういえば――これだけ経費があれば、松明もいくらか買えますね」 《GM》 どうかで1枚も在れば5本束でだって買えますから……ざっと1000本以上買えますよ(笑) 《ナジャ》 うーん。特には思いつきません…… 《ナジャ》 と、いうことで松明を五本束で(笑 《GM》 では、余分なくらいの松明を持って来ている状態です。 《GM》 では、もうじき目的の洞窟が見えて来ようかってくらい近づいてます。 動物の気配が無いところを見ると……まぁ、近くにそれら魔モノが居るのは間違いないでしょう 《ナジャ》 【ナジャ】「そろそろ、かしら――生き物の気配がしなくなった――」少し期待して歩みも早くなり 《GM》 では、知力判定など行ってみましょう 《ナジャ》 なんの判定になるのかしら 《ナジャ》 とりあえず、いきます! 《ナジャ》 - 2D6+5 = [4,1]+5 = 10 《GM》 はい、では……ざわざわと粟立つような感覚がして、明らかに瘴気を帯びた者が、此方を見ている。 《GM》 そんな得も言えぬような感覚が貴方のメイデンとしての魔力に伝わってきます。 《ナジャ》 【ナジャ】「っ!!」何者かの気配を察知して思わず杖を構え、振り向く 《GM》 後ろではないですね。洞窟が見え始めて……どうやら見張りが近くに居るようでは在ります……此方に気づいては居ませんが……周囲をぎらぎらと見ているのは……オークですね。<洞窟の入り口前 《ナジャ》 【ナジャ】「うわ、早速何か居る……」茂みに隠れて洞窟の前のオークを見つめる 《GM》 此方には気づいていないようですが…どうやら何か感じるものがあるのか、周囲を探していますね。 《ナジャ》 【ナジャ】「なんとかして戦闘を回避できないものか……」 《GM》 では、判断は知力でどうぞ~ 《ナジャ》 - 2D6+5 = [6,2]+5 = 13 《GM》 お、良い数値 《ナジャ》 ですねっ 《GM》 思いつく作戦は二つです。 其の当たりにある石ころで、茂みの中に音を立てて注意を惹き付ける作戦。 《GM》 もう一つは、何か獣の臭いを立てて……相手の注意をそらし、誘導する作戦……何か燃やしたりしてもいいかもしれません。 《ナジャ》 【ナジャ】「余分に買った松明……使えないかしら?」松明に火をつけ、少し離れたところに置いて茂みの中から様子をうかがい 《GM》 双方の問題としては 《GM》 前者は 投げ出す場所を見られると、気づかれる恐れ 後者は臭いを建てるので、此方の鼻も仕えなくなる恐れ があります 《ナジャ》 ∑ 《GM》 では、後者を選んだということで……運動判定どうぞ~ 《ナジャ》 - 2D6+1 = [5,1]+1 = 7 《GM》 - 2D6-1 = [1,2]-1 = 2 《ナジャ》 ∑出目が 《GM》 うぉ、 知力+隠れてのマイナスを入れたら……このありさまか!? 相手は、貴方の動きに気づかず 火が起きた方向にただ歩いていきます。軽快して手にはショートソードを抜いてます 《ナジャ》 【ナジャ】「今のうちね……」音をなるべく立てずに茂みを抜け、一気に洞窟の中へ走っていく 《GM》 はい、相手は「ふご?」とかいいながら火を消そうとしたりして、此方に気づかずに……洞窟の中に進入できました。 《ナジャ》 【ナジャ】「さて……ここからが本番ね……松明なんか使ったら、居場所ばれるかしら……」 《ナジャ》 と、言いつつも松明に火をつけて奥へと進んでいく 《GM》 洞窟に入ってしまえば、中は結構広さがあるようで……通路からでは入り口までも曲がっていて火が見えないようですね。 普通に大丈夫です 《GM》 で、中を進んでいくと……結構入り組んでいて……歩きながらも中々進むのは大変ですね。 《GM》 さてさて、それでは……トラップカード発動します。 覚悟はいいかしら? 《ナジャ》 【ナジャ】「こう、曲がりくねると……どこから来たのわからなくなりそう……」 《ナジャ》 はい 《GM》 では、トラップ! 判定は運動によりです。どうぞ~ 《ナジャ》 - 2D6+1 = [4,6]+1 = 11 《GM》 トラップのTPは17 ナリコ罠です。 《ナジャ》 ∑しまった、今のは無しでっ 《GM》 其の入り組んだ道を歩く中で……薄暗い足元で何かが絡みつくような感触がして……それが足に巻きつくと、板を打ち合わせただけの原始的罠が…… 《GM》 カランッ! コロンッ!と ブザーの役目を果たしてくれます。 《ナジャ》 【ナジャ】「っ!!」驚いてびくり、と体を動かすが、声を出すのは必死にこらえ 《GM》 おっと、リセットして何かしたかったのかしら?<今の無し 《ナジャ》 いえいえ、やったのが早すぎたかと思いまして 《ナジャ》 あのタイミングで判定して大丈夫でしたらあのままでも;; 《GM》 はい、ではざわざわと 此方に足音が近づいてきます……とりあえず、早く解かないとカラコロなり続けですね 《ナジャ》 - 2D6+1 = [3,6]+1 = 10 《GM》 はい、ナリコ解除しました。が 其の解き終わる頃には……足音が直ぐ其処まで……明かりで薄っすらと何か近づいてきたのが見えますね。 《ナジャ》 奥方向からでしょうか、着た方向からでしょうか 《GM》 奥から来たのが×2 手前から来たのが……さっきの見張りです 《ナジャ》 【ナジャ】「うわ、これは……ちょっと……」三つの影に気がつき、数の少ない手前の方に逃げる [02オーク×2][ナジャ][02オーク×1] 《GM》 と、ではでは、強襲状態、戦闘でございます。 《ナジャ》 私からかな? 《GM》 はい、其方の先手で、OKですよぉ 《ナジャ》 では、背後のオークにライトニングブラスト 《GM》 はい、判定どうぞ~ 《ナジャ》 - 2D6+11 = [2,3]+11 = 16 《GM》 では差し引きして……大ダメージながら、まだ動けるようですね。かなり手ひどく手傷を負わせました。 《GM》 では、此方の攻撃に移りますね? 《ナジャ》 はい、おねがいします 《GM》 では、一気に行きますので、 ダメージ処理とアクト宣言を攻撃ごとにどうぞ 《ナジャ》 了解です 《GM》 ダークネスヒット 《GM》 - 3D6+6 = [2,3,1]+6 = 12 《GM》 - 3D6+6 = [3,1,3]+6 = 13 《GM》 - 3D6+6 = [1,2,2]+6 = 11 《ナジャ》 受動でシールド 《GM》 と、言うようなダメージです 《ナジャ》 それぞれ2,3,1点で、胸と腰で3点ずつ受けます 《GM》 はひ、シールドかてぇ(笑) 《ナジャ》 前回受動スキルの大事さを知りましたから(ぐぐ 《ナジャ》 では、ラウンドかわって次は私で? 《GM》 アクトが無いなら、ラウンド廻しますが 《GM》 はひ、どうぞ~ 《ナジャ》 さっきのオークに再びライトニングブラストします 《ナジャ》 - 2D6+11 = [5,2]+11 = 18 《GM》 はい、流石に其の一撃を受けて、後ろのオークはぶっ倒れました。 《GM》 続いて、此方前方の二匹が…… 《GM》 「ふ、ふぐぉ!! こ、この人間の牝……つおいどっ!?」「騒ぐな! 人間の牝なんて……ドイツも同じだ! あれ使え!」 《GM》 とか、叫んで、思い切りボール上のものを投げつけてきます。 《GM》 トラップ発動…… 催淫ガス玉! 判定は……回避/運動 or 発動しないように留める/知力 の二種の好きなほうで! 《ナジャ》 知力でキャッチします 《ナジャ》 - 2D6+5 = [5,4]+5 = 14 《GM》 で、一匹は行動終了なので、 もう一匹が攻撃! 次のラウンドで ガスが発動するので、って先に振ってる!? 《ナジャ》 ∑ 《GM》 次のラウンドは罠解除で消費でいいかしら?(汗) 《ナジャ》 はい、それでお願いします(汗 《GM》 罠解除も一応行動ソースなのですよ(==; 説明順序が悪くて失礼orz 《GM》 で、は! 気を取り直して一匹の攻撃! 《ナジャ》 いえいえ、了解しました 《GM》 ダークネス! 《GM》 - 3D6+6 = [4,5,2]+6 = 17 《ナジャ》 受動でシールド 《ナジャ》 7点を腰で受けます 《GM》 アクトはあるでしょうか? 《ナジャ》 いえ、ありません 《GM》 では、相手の一匹が 催淫玉に気を取られた好きに手にしたナイフでナジャのローブの腰元を引き裂いてしまいます。 《GM》 では、ラウンド廻して……其方の行動は罠の解除よね? 《ナジャ》 【ナジャ】「っ!!」とっさのことに顔を赤らめ、手で股間を押さえて隠す 《ナジャ》 はい、それで 《GM》 では、催淫玉のTPは16……解除できずで 効果は《七色の淫毒》です 《GM》 好きなバットステートを一つプレゼント! 《GM》 [催淫] [爆乳] [尿意] [責め具] の中から好きなBSを一つ選んでください 《ナジャ》 責め具 でお願いします 《GM》 はい、では…… 《GM》 催淫玉を キャッチしたと思った瞬間。それがウネウネと穴から何か出てくるのが見えます……触手のようなそれが手に絡み付いて 《GM》 ズルズルとナジャさんの上半身を蠢いて、キャッチした手に完全にしがみ付いてしまいます。 それが今にも口元に伸びてこようとして、ナジャさんの行動を阻害しています。<責め具状態>です 《ナジャ》 【ナジャ】「うわ!え!何?これ、ちょっと……」振り払おうと手を振るもはがれず、むしろ上半身に巻きついて蠢き始めてしまう 《ナジャ》 まだアクトは使わないので、どうぞー 《GM》 「お、おしっ!いまだ、やっちまえぇ!!」と二匹が一気に飛び掛ってきます。 《GM》 攻撃して良いかしら? 《ナジャ》 受動スキルは使えます? 《GM》 ええ、MPマイナス状態なのを忘れずに! 責め具でー2 《ナジャ》 了解です 《GM》 ダークネス! 《GM》 - 3D6+6 = [3,1,2]+6 = 12 《GM》 - 3D6+6 = [2,2,6]+6 = 16 《ナジャ》 シールド! 《ナジャ》 両方胸で受けきれるはず 《GM》 はい、これで壊れますね。胸 《GM》 アクト在りますか? 《ナジャ》 いえ、ないです 《GM》 では、動きが鈍ったのを見て飛び掛ると、一人が押さえつけるようにして 《GM》 「お、おらぁ……にん、人間の牝が……手間取らせるんじゃねぇよ」と一人が上着の襟元に手をつけると、びりびりと引き裂いていきます。 《GM》 近づかれれば、ブタッパナでフゴフゴ言ってる姿から、獣魔族独特の異臭がして……普通なら顔を覆いたくなるような悪臭がしてきます 《ナジャ》 【ナジャ】「やだ!ちょっと!まっ――」引き裂かれて飛びのき、手で露になったたわわで、しかし形のいい胸を押さえつけるようにして隠そうとするが、全部は隠しきれるわけはなく、むしろ押し付けられた腕で胸は卑猥に形をゆがめ 《GM》 それが余計に二匹を欲情させるのか……思い切りこしミノの当たりが膨れ上がって、牡の臭いがその場に漂います。 《GM》 では、ラウンド廻して、そちらですです 《ナジャ》ライトニングブラストを一匹に 《ナジャ》 - 2D6+11 = [6,4]+11 = 21 《GM》 出目が良かったけど、流石に一発は耐えて見せた模様……だけど、かなり痛手ですね。 《GM》 「ぐがああ!!?、こ、この牝!! 舐めやがって!! も、もも、もぉ!勘弁ならねえ!! 徹底的に犯してやるどぉ!!」と焦げた体を振り上げて、どうやらそれが生殖本能に火をつけたようです。 《GM》 では、此方の攻撃イって大丈夫かしら? 《ナジャ》どうぞっ 《GM》 3d6+6 ダークネス! 《GM》 - 3D6+6 = [4,4,3]+6 = 17 《GM》 - 3D6+6 = [2,6,4]+6 = 18 《ナジャ》両方にシールドで、それでも15点かー 《GM》 と、結構良い目が回ってきたようで……さて、ダメージ処理とアクトどうぞ~ 《ナジャ》で、アクトはまずは<剃毛><止まらない刺激>で 《GM》 では ロール解答! 《GM》 《ナジャ》ロールはそちらからいきますか? 《GM》 ズルズルと手に絡み付いて口元や胸元に伸びていく触手球と化したトラップが、ドンドン体を這いずっていきます。 《GM》 あぁ、失礼、先に打ってましたわorz 《ナジャ》いえいえっ 《ナジャ》刺激はこちらで書いてもも構いませんけどもっ 《GM》 触手が腕の動きを阻害すると、一匹が飛び掛ってナジャの体を組み伏せて完全に捕らえようと其の体を圧し掛からせてきます。 《ナジャ》【ナジャ】「っ!ん!……っ!!」上半身に巻きつく触手がうぞうぞと粘液をまとった、しかしざらつく表面で肌を這い回る。刻印によって多少なりとも敏感になってしまった豊満なバストからは痺れるような快感を伝わってくる 《ナジャ》【ナジャ】「や、やだっ、やめてっ、ちょっと、こない、でえっ」あまりの悪臭に顔をしかめ、引き離そうと必死で抵抗するも、結局押し切られてしまい 《GM》 其の一匹が後ろに回り込むようにしながら「うれせぇ牝だな……おら、大人しくしとけよぉ……なんだ? おまえ、触手の玩具で……感じてるんじゃねえのか?」片手でグリグリと胸を押し潰されると、肩口まで伸びた触手玉が胸に覆いかぶさって、絶え間なく乳首をちゅぷちゅぷと吸い上げ始める 《GM》 「ぐひひひっ、おどなしくしてろよぉ? で、でないと……お前の……雌穴が切れちまうどぉ?」じゃっと手にしたナイフを光らせながら進んでくるオーク……も一匹が後ろからナジャの膝裏を抱えて、思い切り足を開かせて…… 《ナジャ》【ナジャ】「っ!!!うぅっ!!!!そんな、ことっ……!!」オークの腕力でつかまれては身動きがとれず、気持ちの悪い触手の這いずりに時々ぶるるっと身震いする。しかしながら刻印を打たれた乳を吸われると電気のように快感が走り、つい喘ぎを漏らしてしまう 《ナジャ》【ナジャ】「な、なにを……っ……」ナイフを股間に突きつけられ、恐怖に竦んで体を強張らせ 《GM》 「おぉ~スゲェ反応だな? お前専用の玩具にしてやるから……大事にしろよ。気に入っただろう?」膝裏を捕まえた後ろのオークが触手玉に震える様子に、げひげひと卑猥な笑いを上げて、足を閉じないようにおさえつけながら、其の醜悪な臭いを放つ舌で、ナジャの頬を舐め上げて、ドロッと唾液が付く 《ナジャ》【ナジャ】「うっ……」おそらく一度も歯を磨いたことのないであろう亜人の唾液はあまりに臭く、そのにおいへの嫌悪感でぞぞぞっと背筋が緊張し、顔が引きつる 《GM》 「おでらは綺麗好きなんだ……げ、げへっ――久しぶりに、雌穴で……綺麗にできるんだ……こんな、邪魔なもんは……そ、そらねえどな?」そういうと刃の先がすっと肌を擽るように、ショリショリと音がして、陰毛が剃られていく 《ナジャ》【ナジャ】「え?や、いやっ!やめてよ、そんな、そんなの!」顔を真っ赤にして左右にぶんぶん振るが、押さえつけられてそれ以上の抵抗が全く出来ないでいる 《ナジャ》ここでアクト追加します 《ナジャ》<熱い蜜壺><ぎこちない仕草> 《GM》 OK,このままぶち込めばいいのだな。 《ナジャ》ですね。あと手か口にも 《GM》 「いつまでも、うるせぇ口だな……おらっ、ふさいどいてやるよ!んぶぅ!」と足を押さえつけながら伸ばした首が、ナジャの視界を埋めると、其の異臭を放つ唇を無理やり口に押し付けられて、ジュルジュルと其の長居したが無理やりに口の中に入ろうとしてくる 《ナジャ》【ナジャ】「んむぅ!んぅ!んんううう!んう!」苦しそうな声を唇の間から漏らしながら、臭い舌に口の中を蹂躙されて時々えずくような声が漏れる 《GM》 「ぐひ、ぐひひ……ほぉ、ほぉれ……これで、つるつるのピカピカだど……ん」完全にそり落とされて地肌を晒す割れ目を指でなぞられて、ごつごつとした指の感触と、軽く汗ばんで垢の擦れた感触が思い切り秘所から嫌悪感になってナジャに伝わるだろう。 《ナジャ》【ナジャ】「んむうううううううっ!!」オークに秘裂をなぞられると前回の冒険でのことを思い出し、目を見開いて悲鳴に近い声を漏らす。体を動かそうとするが、オークに押さえつけられてぴクリともすることが出来ない。 《GM》 「さて、焦がしてくれた、ぶん……たっぷり、おでの……綺麗にしろよ……人間の、牝……」そういうと腰みのを落として、其の汚れまみれで牡の臭いを漂わせた性器をむき出しにすると、反り返った裏筋がドクドクと震えながら毛の無くなった割れ目に直に押し当てられる 《ナジャ》【ナジャ】「んうううううっ!んうううう!!」叫んで舌を動かし、それが偶然、時折オークの舌と絡まる。肉棒を宛がわれるとよりいっそう漏れる声は大きくなる。 《GM》 「そ、そんな喜んで……さけば無くても……い、いま 入れてやるど……た、たっぷり味わって……き、綺麗にしろ……よ。」そういうと裏筋を当てたドクドクと震えて、少しざらつくくらいに汚れに塗れた性器が……亀頭を押し当てて、其の毛の無くなった割れ目に無理やりに、ずぶずぶぅ!!とねじ込まれていく 《GM》 「おら、コッチも……そろそろ、口ばっかじゃなくて……咥えたいだろ?」ズルゥと舌を離されると臭いが付いてしまいそうなくらいの悪臭の唾液が垂れて、後ろのオークが腰ミノから引きずり出したペニスを顔の前に押し出される……床に仰向けにされて……胸も秘所も……さらには手を押さえられて、口まで汚されようとして 《ナジャ》【ナジャ】「ひ、あ、いや、いやあ」涙を浮かべ、声を震わせて、すさまじい悪臭を放つ肉棒から逃れようと必死に顔を背ける 《GM》 「おらっ……あ、遊んでないで――おでをけがさせたお詫びだど……ん、し、しっかり……ご、ごほ~ししどぉ」腰をズブズブと少し乱暴に突き上げるオークが、逃げ惑う姿に文句を言うと、正面から繋がった腰を掴んで、繋がったままで中を捩って腰を廻していく……まるで四つん這いにするように 《ナジャ》【ナジャ】「いやぁっ、いやぁ……っ」とうとう泣き出してしまい、抵抗が弱まる。胸や顔への刺激で実は蜜は分泌されており、意外とオークの一物を受け入れてしまっている。 《GM》 「おだ、もっと……確り締めろ……ん、だせねぇど」後ろから圧し掛かったそいつが、腰を動かすたびにその場にジュブッグブっ!と水音が走って 《GM》 「コッチも、いい加減咥えろよ……おでばっかり、お預けはねぇだろ?」もう一匹が頭を抑えると、無理やり唇にその性器を押し込んで、前後から乱暴に突き上げが始める 《GM》 ざらざらとした感じが腰や唇に当たって…それが、垢によるものだと判ると、一気に悪臭が増したような錯覚さえ覚えるだろうか? そして、付きこまれたオークのそれが恥垢でぬるぬると子宮を汚して、それと同じくらい喉が汚されていくのをじわじわと感じさせられて…… 《ナジャ》【ナジャ】「んむぅ!んぅ!んううう!」前回のこともあって恐怖に竦みきり、速く終わって欲しい一心でなきながらぎこちなく舌を動かす。股間からは痛みもないのだがパニック状態で快感もそこまで伝わってはきていない。 《GM》 「おだっ……おでのせーえきだ……出してやるから……こぼすなよ?」そういうと後ろから乱暴な突き上げがさらに体を押し上げて、子宮の口がくぷくぷと突き刺されるのが判る。口をペニスにふさがれてまともに反抗も出来ぬままに…… 《GM》 ドビュッ!ドプッ……ビュクビュクッ!!びゅぷぶぅ…… おなかの中が痺れたように、其の刺激が……オークの汚れた精液を流し込まれたことを感じさせて 《ナジャ》【ナジャ】「んんんんっ!んん!!」舌にざらりとこびりつく、尿と汗と精のカスが混じった恥垢の、濃縮された牡の味やにおいに顔をしかめる。吐き気を堪えながらも恥垢を飲み込めず、口の中を匂いに蹂躙される。 《GM》 同時に――「コッチも……楽しめ。 飲んでもいいぞ?」ズルと口元から引き抜かれたペニスが、唾液と汚れででらでらた嫌な光を見せる。其処から噴出した牡の臭いの白い液体に顔をドロドロと汚されてしまって 《ナジャ》【ナジャ】「んぶっ!んんんんんんんん!!!」口の中と膣の奥に熱いものが広がるのを感じる。一体何度目の絶望だろうか。口のなかには先ほどの恥垢よりも生臭い、精液の純粋なにおいが広がってゆく。顔面にかけられながらも飲み込めず口を開くと、口いっぱいにほおばられた恥垢と精液が口元から垂れて豊満なバストをぼたぼた汚す 《ナジャ》【ナジャ】「はぁ、はぁ」射精でオークの動きが緩んだ瞬間に這うようにして少しはなれ、再び杖を構えてこの場を何とかしようとする 《ナジャ》私のターンだと思うので、行動します 《ナジャ》ライトニングブラスト+スプリット 《GM》 「はぁ……この牝、意外と具合がいいなぁ……ボスに持っていけば、褒められるん、じゃないか?」「ん、かもしれねぇなぁ……口も具合も……すげぇぞ?」とげらげらと笑う二匹、油断してますね 《ナジャ》 - 2D6+11 = [5,4]+11 = 20 《GM》 はい、一匹は落ちて 一匹はダメージが大きく…… 《GM》 「ぐあぁあ!!?いでぇ……いでぇ、よぉ!?」 「ひがっ!!?…な、なんだ、こいつ!? ま、まだうごけるのか!?」と逃げようとします。 《GM》 行動=撤退! 《GM》 追いかける場合は、運動判定で勝たないと駄目です……追いかけますか? 《ナジャ》追いかけます 《GM》 - 2+2D6 = 2+[2,2] = 6 《ナジャ》【ナジャ】「まちなさいっ……!!ここまで、やっておいてえっ!!」 《GM》 さぁ、これに運動判定で勝つのだ! 《ナジャ》 - 2D6+1 = [1,1]+1 = 3 《ナジャ》hidosugiru 《ナジャ》酷すぎるw 《GM》 (==; まぁ、奥に走って逃げられてしまったわ。 《ナジャ》では、追いかける前にトラップを解除したいのですが 《GM》 はい、では罠判定で 残り2 《ナジャ》知力で 《ナジャ》 - 2D6+5 = [6,3]+5 = 14 《GM》 はい、罠を無力化=責め具解除されました 《GM》 胸に張り付いていた触手は、魔力の抵抗によってずるりと力を失って玉に戻り、白いガスのように煙を噴いて無力になります 《ナジャ》 【ナジャ】「ふぅ……すっきりした」玉を蹴り飛ばすと、、胸と股間を手で隠して再び洞窟の奥へ 《GM》 《GM》 ではでは、奥へと進んでいきますと、先ほどのオークのものでしょうか?足跡が続いていて、少し先が部屋になった場所にたどり着きます……そのまま部屋に入りますか? 《ナジャ》 【ナジャ】「ここに……なにか、ありそう」と、ゆっくりと扉を開け 《GM》 中は薄暗く……それでも、此処だけは壁に松明が組まれて、明かりが在ります。 《GM》 そして、其の部屋の中には椅子に座ったオークが一匹と、其の脇にもう一匹……そして、其の手前に手傷を負った……先ほどのオークが居ます 《GM》 「何だ……相手のほうから……犯されに来たじゃねぇか…… おれたちが出向くまでもなかったな。」ナジャが扉を開ける姿を見て、椅子に座っていたオークが立ち上がります 《ナジャ》 【ナジャ】「や、やっぱ、ただじゃ、お宝はもらえないんですね……」引きつった笑みを浮かべて杖を構え 《GM》 覚悟はOK? 《ナジャ》 OKです [04オークリーダー] [03オークウォーリア 02オーク] [ナジャ] 《GM》 で、其方が先行ですじゃ。 《ナジャ》 ライトニングブラスト+スプリット+オーバーロード+ポテンシャル2で 《GM》 注 《GM》 スプリットは、範囲 で 任意 出は無いので、 前衛 か 後衛 しか狙えないぞなもし? 《ナジャ》 ∑そうでした 《GM》 さて、どうするぞな?(追い詰めて楽しむぞなぞな 《ナジャ》 では、前衛に 《ナジャ》 ライトニングブラスト+スプリット+ポテンシャル2で 《ナジャ》 - 2D6+11+2D6 = [6,6]+11+[5,6] = 34 《GM》 予想外のでっかい数字!? 《ナジャ》 確かにすごい予想外 《GM》 流石に、そいつは何も出来ずにウォーリアくんも落ちるぜ!? 《GM》 とではでは……それにより、リーダー君が前衛扱いに…… 《GM》 「おぉっ、こいつを一発で――ぐふふふ、息のイイメスじゃねぇか……雑魚なんで、おれがまたひっぱってくれば……いいからな?げへへへ」そういうと、長い手を振りかぶって…… 《GM》 前に出てきます。 で、其方のターンぞなもし 《ナジャ》 ライトニングブラスト+オーバーロード+オーバーライトブルーで 《GM》 オーバーロード ライトは直前だから 被せられないぞい 《ナジャ》 あ、直前は一つなんですね 《GM》 うん 《ナジャ》 では、ライトニングブラスト+オーバーロードで 《ナジャ》 - 2D6+11+5D6 = [4,3]+11+[6,2,2,3,3] = 34 《GM》 うむ、流石にでっかいダメージだけど……そのくらいじゃ落せない! 《GM》 「ぐ、へへへ・・・こ、こいつは……いでぇな……けど、それが奥の手だろ!!これで最後だ!!」と思い切り手振り下ろして、でっかい一撃が…… 覚悟して! 《GM》 ヘビーアタック! 《GM》 - 2D6+16 = [5,3]+16 = 24 《ナジャ》 シールドおおおおお 《ナジャ》 14点 《GM》 どっすん、と アクトは? 《ナジャ》 <菊辱>で 《GM》 はひ、それじゃ…… 《GM》 《GM》 思い切りたたき付けた一撃は……ナジャに振り下ろされて、思い切り体を壁へと叩きつけます。 《ナジャ》 【ナジャ】「あぐうっ!!」結界でとっさに防いだもののその衝撃はすさまじく、壁まで吹き飛んで全身を打ち、ずるりと壁にもたれかかる 《GM》 「メイデンか……流石に、結構今のは痛かったけどな?――ぐふふ、おかげで目が覚めたしよぉ? 腰がいきり立っちまって仕方ねぇよなぁ!」そういうと、其の壁にもたれた姿を足を引っつかんで此方へと引き摺ります 《ナジャ》 【ナジャ】「うっ…………」息が詰まって動けないところで、なすすべなく引きずられ 《GM》 「手ごわいメスかと思ったら なんだ、もうがっちり嵌められてるのかよ ぐひひ、どうだった?此処の部下どものちんぽはよぉ?」そういいながら、秘所にたっぷりと注がれた中に指をねじ込んで、グリグリとまずはいたぶります 《ナジャ》 【ナジャ】「いっ………!ん!」精液がローションの代わりになり、ぬるぬると指で弄られるとさすがに快感の声をあげてしまい 《GM》 「おぉおぉ~ いいこえで なくなぁ?……と、コッチはまだ使ってもらえなかったか? げへへ……んじゃぁ、俺は――コッチにしとくか……おぉら、足開けよ?」片手で足首を片方持ちながら、ローションザーメンをつけた、指で菊座を触ると、野太い指がグリグリと其の皺をなぞって 《ナジャ》 【ナジャ】「ふぁっ……!あっ!んんっ!!」妊婦のように腹が膨れるまで尻と膣に射精されたときの記憶がよみがえり、体が火照って快感が背筋を走り始めてしまう。尻穴に指を押し付けられると反射的に、誘うように腰をよじってしまい 《GM》 両足首を持つと……押し上げるようにして、足をM字に開かせて……腰を寄せると、まずは精液塗れの体にこすり付けて、其の潤滑剤をまぶすように…… 《GM》 「さ、これで……、ずっぷり入るだろ? おら、良い声上げてもらおうか?ぐへへ…… 牝の大好きな、チンポだぞ?」醜悪に笑うと、先ほどの下っ端のよりも遥に大きく牡の臭いを立たせて反り返る性器、汗ばんだ体の臭いが鼻を突く 《ナジャ》 【ナジャ】「んあぁっ……ぁっ……んっ……」割れ目に一物をこすり付けられると、歯を食いしばって顔を背けているものの顔はほんのり高潮し、甘いと息が漏れている。 《ナジャ》 【ナジャ】「ん、ぁ…………あぁ……」あまりに強烈な牡の匂いを、性の象徴のように感じてしまい、つい、その肉棒が欲しい、などと思ってしまい、どろりと蜜を溢れさせる 《GM》 「げへへ、今夜には……他の出てる仲間も戻ってくるんだ……そしたら、もっとたっぷり遊んでやるからよ。 今は、こいつだけで我慢しろよ。おらっ」ずぷっ!!とお尻の皺が伸びきってしまいそうなほど太さの……臭いが染み付いてしまいそうなほど汚れた性器が、グリグリと中に押し込まれてくる 《ナジャ》 【ナジャ】「んふぁっ……!!!」汗と尿と精の混じった牡の匂いが染み込んで体の中から抜けなくなるような幻想と、実際与えられる激しい刺激が強烈な性感になって背筋を登り、ぞぞぞっとのけぞって体をよじってしまう 《GM》 「良い反応だな?――人間の牝にしては……お前、良い臭いがするぞ?……ぐひひ……どうだ?俺の牡は……気持いいか?」グリグリと其のザラリと感じるほどに溜め込まれた恥垢をこすり付けられるように拡げられたお尻を蹂躙されていく 《ナジャ》 【ナジャ】「あ……気もっ……う、うっ……」尻穴で感じることが出来るほど大量の、牡の臭いのざらつく結晶に異様な興奮を覚えてつい言ってはならないことを口にしようとしてしまうが思いとどまる 《GM》 「ぐひひ、ほれほれ……どこが良い? コッチの壁か? 其れとも…ぐりぐりして、しきゅーを突き上げるのか?」足首を掴んで、腰を揺さぶると、野太い雁首が中を抉って、ワザと腰を廻されると、あちこちに擦れて、思い切り中が広げられるようで…… 《ナジャ》 【ナジャ】「あっ!くっ!ん!ん!」オークのほぐすような動きに、じわじわと体は欲情させられ、高ぶっていく。 《GM》 「牝らしく……もっと、気持ちよく俺を楽しませろよ くひひ、もう、啼きたくてたまらねぇだろ?」徐々に突き上げが揺するものから、がりがりと前に突き上げ始めて、其の臭いが汗にのってより一層鼻を刺激して 《ナジャ》 【ナジャ】「ひっ!いっ!あっ!んっ!」腰の動きにあわせてリズミカルに喘ぎが漏れ、それに合わせるように腰がくねらされ、ぐいぐいと飲み込むように尻穴が脈動する。 《GM》 「おぉ、ぐひひ……いいぞいいぞ、もっと締めてもいいくらいだ……ぐひ、んじゃぁ、少しはご褒美をやらねぇとなぁ?」そういうと、ぐっとナジャの体を起こす様に抱き上げて……対面で座った姿勢になる……それによって、押し付けられた胸板の汗がはっきりと顔に感じられて、 お尻の中に亀頭がヒクッ!!と大きく震えるのが判る 《ナジャ》 【ナジャ】「んひぁっ!!あっ!あ!あはぁっ!!」体が密着すると牡のにおいが全身にしみこむように感じられ、胸から腹にかけて体をゆするときに疼く乳房をこすりつけてしまい 《GM》 「ぐひひ……まず一発……たっぷり、飲んでいいぞ?」ギュッとお尻を抱えられて、完全に体を密着されると……胸を押し潰すように汗ばんだ体を感じさせられて、 ビュクぅ!!びゅくびゅぅ! ドプゥ!!――お尻の中で震えながら、たっぷりと吐き出されてしまう。 《ナジャ》 【ナジャ】「あっ!あ!ああああああああっ!!」尻の奥に熱い迸りを感じ、完全に悦楽に染まった、鼻にかかった甘い声で絶叫してしまう。 《ナジャ》 【ナジャ】「ぁ……はぁ……はぁ……」這いずるように離れ、震える足で何とか立ち上がって最後の力で杖を向ける 《GM》 「ひひひ……どうだ?まだ……遊びてぇだろ?こんなじゃ……からだが疼いてしかたねぇだろ?」ずるぅと引きずり出されたペニスは未だに、牝に満足しておらず……その異臭を漂わせて…… 《GM》 《GM》 さぁ!来い! 《ナジャ》 ライトニングブラスト+ポテンシャル 《ナジャ》 - 2D6+11+1D6 = [5,4]+11+[3] = 23 《GM》 うん、ギリギリ……残り2HP 《ナジャ》 なんてこったい(爽 《ナジャ》 あ、OW青してればかってt 《GM》 「ぐがっ!!?……ぐ、ひひひひ……、いてぇ……なぁ」ズズッと頭を押さえて立ち上がる影、それが明らかに怒りに震えて 《GM》 振り上げられる右手、それがナジャの横から薙ぐように振りかざされて 《GM》 ヘビーアタック! 《GM》 - 2D6+16 = [6,5]+16 = 27 《ナジャ》 しーるd 《GM》 ゴスッと、残りHPはどうでしょう? 《ナジャ》 もちろん0です 《GM》 では、致命傷を……リクエストどおり<堕落>なので+1でどうぞ~ 《ナジャ》 - 1D6 = [3] = 3 《GM》 では、4 CP2点消費で復活可能ですが……残ってるかしら? 《ナジャ》 +1で四ですね 《ナジャ》 CPはもうありません 《GM》 では、全滅表まで行って見ましょうか? 《ナジャ》 【ナジャ】「あ……か……」強烈な一撃に気を失い、ぢょぼぢょぼと情けなく失禁しながら膝を突く 《ナジャ》 はーい 《ナジャ》 - 1D6 = [2] = 2 《GM》 ペナルティ無しで逃げられます…… エンディングは其の様でいいかしら? 《ナジャ》 そうしましょう。ダイスをふってそうなっちゃったし仕方ないっす 《ナジャ》 では、ろーるいきますっ 《GM》 はい、では……とりあえず……少しの間弄ばれる⇒ 仲間が戻る前に逃げ出した……でいいかしら? 《ナジャ》 あ、了解です 《GM》 《GM》 次に目を覚ます時は…そう時間が経っては居ないようです。 《GM》 朦朧とした意識の中で…貴方はこのオークが最初に座っていた椅子のところまで引き摺られながら、失禁した所為でまるで引き摺られた後がナメクジのように……ぬれて生きます 《GM》 そして、其の椅子におろされると……すわり心地はいいとはとても言えないけれど……周りの地肌よりは、柔らかで幾分かは――という程度です 《GM》 が、それ以上に長い時間このオークが使っていたのでしょう……強烈な臭いと、瘴気が其の場所に漂っていて……頭がくらくらするほどの感覚に見舞われます。 《ナジャ》 【ナジャ】「う……ん……」焦点がなかなか定まらず、ぼんやりとゆれる 《GM》 「ぎっちり、目ぇあけとけよ? 今から……たっぷり 明日仲間が戻るまで……使い込んでヤルから・・・なぁ?」そう囁くように耳に残されると唾液でだらだらと頬を汚されて、ずぶぅう!!とまた、今度は前に思い切り先ほどの野太いものを叩き込まれます 《ナジャ》 【ナジャ】「くひぃっ……んっ」椅子に満ちる瘴気のせいか、すさまじい快感で目が覚める。目の奥で電気がはじけるような感覚に襲われ、心地よい刺激を貪るように膣襞が肉棒に絡みついてゆく 《GM》 「中だけは……牝らしい体だな 人間にしては……くひひ、使い心地が良い んぐぅ! さ、お前が 何度目で根を上げるかなぁっ」そういうと、足首を捕まえて、其の体を椅子の上に詰め込むように、折り曲げて、ギシギシと椅子が揺れるほど強く突き上げ締め手 《ナジャ》 【ナジャ】「んっ……はぁ、あっ!あ!あ!」激しく突かれれば突かれただけの快感が全身をかけめぐり、体の内側から湧き上がる疼きを鎮めるために自分でも体をよじっておくをほぢ朗としてしまう 《GM》 「ぐひひ……散々、梃子摺らせてくれたおかげで……俺のが、いきり立ってしょうがねえからな。そうそう、簡単に……逃げられるなんて思うなよっんぐぅ!!」足首を掴んで爪先を上に向けながら、腰を背凭れに向かって突き出す。思い切り挟まれたナジャの体が悲鳴を上げるくらい乱暴に本能で突き上げて 《ナジャ》 【ナジャ】「ひぁ!ああっ!あっ!ぁん!ん!んはぁあ!」頭の中が真っ白になって夢中で腰をよじってしまい、ひと突きごとにびくんびくんと腰を跳ねさせる。 《GM》 「ぐひひ……随分と、良さそうだな? おでの……がそんなに美味いか? ぐぅひぅ!!」段々と体の具合も良くなっているのか……オーク自身も少しずつ震えて、徐々に昂ぶりを見せて 《ナジャ》 【ナジャ】「はぁっ……はぁっ……いい、ですっ……気持ち、いいのぉ……」夢見心地のまま腰を振り、オークの臭いをもっと中にしみこませようとする 《GM》 「ひ、ひは……やっと、良い声出しやがったな……ひひひ、たっぷり啼かせてやるど? おでの……でな?」ブルッと腰が震えると、ごぶゥゥ!!と締め付けるメスの体に、震え上がった亀頭が続けざまの射精だというのに……亜人種特有の異臭を染み付かせるようにたっぷりと注ぎ込まれてしまう 《ナジャ》 【ナジャ】「っ……ん……寝て、る……?」ぼんやりと眠るオークが見える。昼間の責めでいまだ股間が痛むものの、よろよろと起き上がり、見つからないように忍び足で洞窟を抜け出していく 《GM》 「ぐっ!……ごぉお~ ご、ごぉ……」 流石に一人では見張りも立てられず、徹底的に責め苦を与えて、もう起きないと思ったのか……メイデンの耐性を甘く見ていたのだろう 《GM》 《GM》 そして、宝物庫は行かなくてOKかしら? 《ナジャ》 はい、逃げるので一杯一杯ということで 《GM》 はい、では……問題なく君は洞窟を逃げ出すことに成功しました…… 《GM》 《GM》 彼女(貴族)のあのペンダントは見つけることは出来ず、その旨を伝えると、魔モノが居たということで仕方ないと 前金はそのまま受け取ってもらっていいとの事 《GM》 貴方の冒険者としての仕事に、経歴上の×印は付かずにすむということで収まります。 《GM》 特に、GMからは以上だと思います……PLサイドから、何かありますか? 《ナジャ》 【ナジャ】「はぁ……今回も命からがら、か」何とか町に戻ってきたナジャはため息を一つ。でも今回は前回よりもいい手ごたえがあった。次は何とかなるだろうと、次の儲け話を探すのでした。 《ナジャ》 こんな感じで! 《GM》 《GM》 《GM》 「HeroineCrisisTRPG ~ランドリューフ戦記~」 《GM》 ナジャの章 =とある呪術師の掘り出し物= 任務!失敗…… 終焉します。
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/34.html
相応部経典 因縁篇 12.02 分別 〈 和 訳 〉 ある時、世尊は、サーヴァッティに住んでおられました。 その時、世尊は、比丘たちに次のように話しかけられました。 「比丘たちよ、私は汝らに縁起を分別して説こう。 汝らはそれを聞いて、よく思念(考察)しなさい。私は説くことにしよう」と。 「尊師よ、かしこまりました」と、比丘たちは世尊に答えました。 世尊は次のように説きました。 「比丘たちよ、縁起とは何であろうか? 比丘たちよ、無明に縁りて行があり、行に縁りて識があり、識に縁りて名色があり、名色に縁りて六処があり、六処に縁りて触があり、触に縁りて受があり、受に縁りて渇愛があり、渇愛に縁りて取著があり、取著に縁りて有があり、有に縁りて生があり、生に縁りて老死・愁・悲・苦・憂・悩がある。是の如きが、全苦蘊の集起なのである。 比丘たちよ、老死とは何であろうか? それぞれの衆生の部類における、それぞれの衆生の老い・老衰・老い耄(ぼ)れること・歯の欠落・白髪・皺(しわ)のよった皮膚・寿命の減退・諸根(感覚器官)の衰弱、これを老と言う。それぞれの衆生の部類における、それぞれの衆生の死滅・死没・破壊・破滅・消滅・死亡・死・死ぬこと・諸蘊の破壊・遺骸の放棄・命根の破滅、これを死と言う。是の如き老と死を、比丘たちよ、老死と言うのである。 比丘たちよ、生とは何であろうか? それぞれの衆生の部類における、それぞれの衆生の出生・出産・誕生・発生・降生・諸蘊の出現・諸処の獲得、比丘たちよ、これを生と言うのである。 比丘たちよ、有とは何であろうか? 比丘たちよ、これら三つの有がある。欲有(五妙欲に囚われた生存)と色有(色想・有対想に囚われた生存)と無色有(無色想に囚われた生存)とである。比丘たちよ、これを有と言うのである。 比丘たちよ、取著とは何であろうか? 比丘たちよ、これら四つの取著がある。欲取(五妙欲への固執)・見取(見解への固執)・戒禁取(間違った戒律や禁忌への固執)・我語取(自身への固執)、である。比丘たちよ、これを取著と言うのである。 比丘たちよ、渇愛とは何であろうか? 比丘たちよ、これら六つの渇愛の集まり(六愛身)がある。色への渇愛、声への渇愛、香への渇愛、味への渇愛、触感への渇愛、法(思考・意 の対象となるもの)への渇愛、である。比丘たちよ、これを渇愛と言うのである。 比丘たちよ、受とは何であろうか? 比丘たちよ、これら六つの受の集まり(六受身)がある。眼の接触により生じる受、耳の接触により生じる受、鼻の接触により生じる受、舌の接触により生じる受、身の接触により生じる受、意の接触により生じる受、である。比丘たちよ、これを受と言うのである。 比丘たちよ、触とは何であろうか? 比丘たちよ、これら六つの触の集まり(六触身)がある。眼の接触、耳の接触、鼻の接触、舌の接触、身の接触、意の接触、である。比丘たちよ、これを触と言うのである。 比丘たちよ、六処とは何であろうか? 眼処、耳処、鼻処、舌処、身処、意処、である。比丘たちよ、これを六処と言うのである。 比丘たちよ、名色とは何であろうか? 受・想・思・触・作意、これを名と言う。四大種(地・水・火・風)および四大種によって造られた色(物質的存在)、これを色と言う。是の如き名と色を、比丘たちよ、名色と言うのである。 比丘たちよ、識とは何であろうか? 比丘たちよ、これら六つの識の集まり(六識身)がある。眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識、である。比丘たちよ、これを識と言うのである。 比丘たちよ、行とは何であろうか? 比丘たちよ、これら三つの行(行為)がある。身行・語行・意行、である。比丘たちよ、これらを行と言うのである。 比丘たちよ、無明とは何であろうか? 比丘たちよ、苦についての無智、苦の集起についての無智、苦の滅尽についての無智、苦の滅尽に趣く道についての無智である。比丘たちよ、これを無明と言うのである。 比丘たちよ、このように無明に縁りて行があり、行にに縁りて識があり、識に縁りて名色があり、名色に縁りて六処があり、六処に縁りて触があり、触に縁りて受があり、受に縁りて渇愛があり、渇愛に縁りて取著があり、取著に縁りて有があり、有に縁りて生があり、生に縁りて老死・愁・悲・苦・憂・悩がある。是の如きが、全苦蘊の集起なのである。 無明の無餘(むよ・残余無く消滅すること)・離貪・滅に縁りて行の滅があり、行の滅に縁りて識の滅があり、識の滅に縁りて名色の滅があり、名色の滅に縁りて六処の滅があり、六処の滅に縁りて触の滅があり、触の滅に縁りて受の滅があり、受の滅に縁りて渇愛の滅があり、渇愛の滅に縁りて取著の滅があり、取著の滅に縁りて有の滅があり、有の滅に縁りて生の滅があり、生の滅に縁りて老死・愁・悲・苦・憂・悩の滅がある。是の如きが、全苦蘊の滅尽なのである」。 〈 和 訳・おわり 〉
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/14.html
■増支部経典 8集 第7 地震品 63 略説 〈 和 訳 〉 ある時、一人の比丘 が 世尊 の 許へ 訪れ、礼拝して、一方 の 側 に 座りました。 座ってから、彼 は 世尊 に 言いました。 「 世尊よ、願わくば 私のために、簡潔に 法 を 説いて下さいますように。 世尊から 法 を 聴いたならば、私は 独りで離れて静居をして、 不放逸で、熱心に、專精にして住したいと思います」 「 しかし、一類の愚人たち は、そのようにして 私に 教えを 請うのだが、 法を 説かれると、── 私に 追随しよう と 思惟する のだよ」 「 世尊よ、どうか私のために、簡潔に 法 を 説いて下さいますように。 私は、世尊の所説 の 義 を 悟り、そして、世尊の所説 を、私は 相続 したい と 思います」 「 ── 比丘よ、然らば 汝は、このように学びなさい。 比丘よ、汝、内側に 心を向けて 住し、妙住 せしめて、 すでに生じた 悪不善法が、心を 捉えて 住するようなことが 無いように したならば、 比丘よ、次に 汝は、このように 学びなさい ── 1.慈心解脱 私は、慈心解脱 を 修習して多習し、開発をして、基礎となし、髄成し、積習して、よく造作しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 2.悲心解脱 私は、悲心解脱 を 修習して多習し、開発をして、基礎となし、髄成し、積習して、よく造作しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 3.喜心解脱 私は、喜心解脱 を 修習して多習し、開発をして、基礎となし、髄成し、積習して、よく造作しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 4.捨心解脱 私は、捨心解脱 を 修習して多習し、開発をして、基礎となし、髄成し、積習して、よく造作しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 5.身念処 私は、身において 身を観じ、熱心に、正念、正知 にして 住し、世間 の 貪・憂 を 調伏しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 6.受念処 私は、受において 受を観じ、熱心に、正念、正知 にして 住し、世間 の 貪・憂 を 調伏しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 7.心念処 私は、心において 心を観じ、熱心に、正念、正知 にして 住し、世間 の 貪・憂 を 調伏しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、次に汝は、このように 学びなさい ── 8.法念処 私は、法において 法を観じ、熱心に、正念、正知 にして 住し、世間 の 貪・憂 を 調伏しよう、と。 比丘よ、汝は、このように 学びなさい 。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 多習する ならば、 比丘よ、次に汝は、この 三昧を 有尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋有伺 にして 修習 しなさい。 無尋無伺 にして 修習 しなさい。 有喜 にして 修習 しなさい。 無喜 にして 修習 しなさい。 悦 と 供に 修習 しなさい。 捨 と 供に 修習 しなさい。 比丘よ、汝、このように 三昧を 修習して 善く 修習する ならば、 比丘よ、汝は、行くにも 安穏に 行き、住まう にも 安穏に 住まい、 坐す にも 安穏に 坐し、身を臥す にも 安穏に 臥す であろう。 」 すると その比丘は、世尊から この教えを 聴いて 席を立ち、 世尊に 礼拝し、周りを回って、世尊を 右にみて その場を 離れました。 そして その比丘は、独り 世間を 離れて 住し、不放逸、熱心、專精にして住し、 久しからずして、善男子が正しく家を出て、出家をすることで得られる最高の境地に達しました。 そして自ら証知し、現証し、具足して住し、我が生はすでに尽き、梵行すでに立ち、 所作はすでに弁(わきま)えて、さらにまた有を受けず証知し、その比丘は、阿羅漢の一人となったのです。 〈 和 訳・おわり 〉 ● 解 説 ののの 〈 編集中 〉
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/36.html
中部経典 第148経 「六六法経」 〈 和 訳 〉 1 このように私は聞いた── あるとき、世尊は、サーヴァッティに近いジェータ林のアナータピンディカ僧院に住んでおられた。 そこで、世尊は、比丘たちに話しかけられた。 「比丘たちよ」と。 「尊い方よ」と、かれら比丘は世尊に答えた。 世尊はこのように言われた。 「比丘たちよ、そなたたちに、初めもよく、中間もよく、終わりもよい、内容もよく、形式もよい法を説きます。完全無欠で清浄な梵行を明らかにします。すなわち、六の六法です。それを聞き、よく考えなさい。話しましょう」と。 「かしこまりました、尊師よ」と、かれら比丘は世尊に答えた。 世尊はつぎのように言われた。 「六内処が知られるべきです。 六外処が知られるべきです。 六識身が知られるべきです。 六触身が知られるべきです。 六受身が知られるべきです。 六愛身が知られるべきです。 2 では、『六内処が知られるべきです』とこのように言われましたが、これは何によって言われているのか。眼処・耳処・鼻処・舌処・身処・意処です。『六内処が知られるべきです』とこのように言われましたが、これはそのことによって言われています。これが第一の六法です。 では、『六外処が知られるべきです』とこのように言われましたが、これは何によって言われているのか。色処・声処・香処・味処・触処・法処です。『六外処が知られるべきです』とこのように言われましたが、これはそのことによって言われています。これが第二の六法です。
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/16.html
■ 増支部経典 7集 第5 大供犠品46 〈 和 訳 〉 比丘たちよ、これらの 七想 は 修習せられ、 しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露に 浴し、甘露に 究境す、 ── 何をか 七 となす。 不浄想 ・ 死想 ・ 食不浄想 ・ 一切世間不可楽想 ・ 無常想 ・ 無常苦想 ・ 苦無我想 なり。 比丘たちよ、これらの 七想 は 修習せられ、 しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、── と、 このように 言われる のは、これは何を 基 にして 言われるのであろうか? 1.不浄想 比丘たちよ、不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 淫欲 を 行なうことに著せず、それを 厭 ( いと ) い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発が持績 するのである。 比丘たちよ、譬えば、それは、火の中 に投げ入れられた 鶏の翼、 あるいは腱の欠片が、著せず、厭い、転出し、進まざるが如 ( ごと ) しである。 比丘たちよ、是の如く、不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 淫欲 を 行なうこと に 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、もし、不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 淫欲 を 行なうこと において 著し、それを 厭わずして持績 しなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 不浄想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 淫欲 を 行なうこと において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 不浄想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、不浄想 が 修習せられ、しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 2.死想 それでは比丘たちよ、死想が修習せられ、しばしば行われて大果あり、大称賛あり、甘露に浴し、甘露に究境す、 ── と、このように 言われる のは、これは何を 基 にして 言われるのであろうか? 比丘たちよ、死想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 活命の希望 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、譬えば、それは、火の中 に投げ入れられた 鶏の翼、 あるいは腱の欠片が、著せず、厭い、転出し、進まざるが如 ( ごと ) し である。 比丘たちよ、是の如く、死想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 活命の希望 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、もし、死想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 活命の希望 において 著し、それを 厭わずして持績 しなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 死想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、死想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 活命の希望 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 死想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、死想 が 修習せられ、しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 3.食不浄想 比丘たちよ、食不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 味への渇愛 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、譬えば、それは、火の中 に投げ入れられた 鶏の翼、 あるいは腱の欠片が、著せず、厭い、転出し、進まざるが如 ( ごと ) し である。 比丘たちよ、是の如く、食不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 味への渇愛 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、もし、食不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 味への渇愛 において 著し、それを 厭わずして持績 しなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 食不浄想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、食不浄想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 味への渇愛 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 食不浄想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、食不浄想 が 修習せられ、しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 4.一切世間不可楽想 比丘たちよ、一切世間不可楽想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 世間心 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、譬えば、それは、火の中 に投げ入れられた 鶏の翼、 あるいは腱の欠片が、著せず、厭い、転出し、進まざるが如 ( ごと ) し である。 比丘たちよ、是の如く、一切世間不可楽想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 世間心 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、もし、一切世間不可楽想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 世間心 において 著し、それを 厭わずして持績 しなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 一切世間不可楽想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、一切世間不可楽想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 世間心 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 一切世間不可楽想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、一切世間不可楽想 が 修習せられ、しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 5.無常想 比丘たちよ、無常想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 利養・尊敬・名声 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、譬えば、それは、火の中 に投げ入れられた 鶏の翼、 あるいは腱の欠片が、著せず、厭い、転出し、進まざるが如 ( ごと ) し である。 比丘たちよ、是の如く、無常想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 利養・尊敬・名声 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するのである。 比丘たちよ、もし、無常想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 利養・尊敬・名声 において 著し、それを 厭わずして持績 しなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 無常想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、無常想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 利養・尊敬・名声 において 著せず、それを 厭い、転出し、進まず、捨 あるいは 反発 が 持績 するならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 無常想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、無常想 が 修習せられ、しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 6.無常苦想 比丘たちよ、無常苦想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘に、 怠惰・懈怠・奔放・放逸・不勤行・不観察 において、 ── 譬えば、まるで、刃物を抜いて手にした殺人者と相対している かのような、 激しい 畏怖想 が 現前する。 比丘たちよ、もし、無常苦想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘に、 怠惰・懈怠・奔放・放逸・不勤行・不観察 において、 譬えば、まるで、刃物を抜いて手にした殺人者と相対している かのような、 激しい 畏怖想 が 現前 しなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 無常苦想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、無常苦想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘に、 怠惰・懈怠・奔放・放逸・不勤行・不観察 において、 譬えば、まるで、刃物を抜いて手にした殺人者と相対している かのような、 激しい 畏怖想 が 現前 するならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 無常苦想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、無常苦想 が 修習せられ、しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露 に 浴し、甘露 に 究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 7.苦無我想 比丘たちよ、苦無我想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心は、 この 有識の身 において、および一切相において、 我我所慢 を 離れ、偏見 を 超越し、寂静 にして 妙解脱 している。 比丘たちよ、もし、苦無我想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 この 有識の身 において、および一切相において、 我我所慢 を 離れず、偏見 を 超越せず、寂静 ならず、妙解脱 していなければ、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 苦無我想 が 修習されておらず、以前 と 後との 区別 がつかず、修習果 が 得られていない、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、もし、苦無我想 が 集積する心 に 満ちて 住する比丘 の 心が、 この 有識の身 において、および一切相において、 我我所慢 を 離れ、偏見 を 超越し、寂静 にして 妙解脱 しているならば、 比丘たちよ、比丘はまさに、是の如く知る べきである。 私には 苦無我想 が 修習されており、以前 と 後との 区別 がつき、修習果 が 得られている、 ── と、是の如く 知って そこに 正智 を 生ず。 比丘たちよ、苦無我想 が 修習せられ、しばしば行われて大果あり、大称賛 あり、甘露 に浴し、甘露に究境す、 ── と、このように 言われる のは、それはこれを 基 にして 言われるのである。 比丘たちよ、これらの 七想 が 修習せられ、 しばしば行われて 大果 あり、大称賛 あり、甘露に 浴し、甘露に 究境するのである、 と。 〈 和 訳・おわり 〉 ● 解 説 この「七想」の中で、私が、注目をしたポイントは、〈 6.無常苦想 〉です。 〈 譬えば、まるで、刃物を抜いて手にした殺人者と相対しているかのような、 激しい畏怖想が現前する 〉 ── これを実際に「体験」すると、時代劇などで剣豪が、相手の「殺気を感じる」ということの意味が解ります。 その瞬間、周囲の温度が一瞬で冷え込み、シン、と静まり返るのです。 そして、私の場合は、私を狙う誰かが、今まさに凶器を手にして部屋の中へ侵入して来る… というビジョンが、はっきりと脳裏に浮かびました。 それが、あまりにも明瞭なビションだったために、しばらく落ち着かず、何度も外を確認〈点検〉したことを覚えています。 ── このような「体験」をその人が実際にしていないと、経典が示している「意味」を、掴むことが出来ないのです。 〈 編集中 〉
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/24.html
■中部経典 第 13 経 「大苦蘊経」 〈 和 訳 〉 ── このように私は聞きました。 ある時、世尊は、サーヴァッティ近くの「ジェータ王子の林」にある、 祇園精舎〈アナータピンディカ僧院〉に住んでおられました。 そこで、多くの比丘たちは、早朝に着衣して、鉢と衣を携えて、サーヴァッティに托鉢に入りました。 その時、彼ら比丘たちは、このように思ったのです。 〈 サーヴァッティで、托鉢して歩くには、まだ早すぎる。 そうだ、私たちは異教の遊行者たちの園林へ行ってみてはどうであろうか 〉 と。 そこで彼ら比丘たちは、異教の遊行者たちの園林に近づいて行きました。 異教の遊行者たちの疑問 近づいて行って、異教の遊行者たちと慶びの挨拶の言葉を交わし、喜ばしい話を交わした後で、一方に座りました。 すると、一方に座った彼ら比丘たちに、異教の遊行者たちはこのように言いました。 「 友よ、沙門ゴータマは諸々の欲の知悉〈全てを知ること〉を主張していますが、 我々もまた諸々の欲の知悉を主張しています。 友よ、沙門ゴータマは諸々の色の知悉を主張していますが、 我々もまた諸々の色の知悉を主張しています。 友よ、沙門ゴータマは諸々の感受の知悉を主張していますが、 我々もまた諸々の感受の知悉を主張しています。 ここで、友よ、沙門ゴータマと我々の、つまり我々の説法との、あるいは教誡との差異とは何でしょうか? 意味するところとは何でしょうか?その相違は何処にあるのでしょうか?」と。 すると、かれら比丘たちは、異教の遊行者たちが語ったことに歓喜もせず、非難もしませんでした。 歓喜も非難もしないで、座から立ち上がり、去って行きました。 〈 世尊のもとで、この言われたことの意味をよく知ることにしよう 〉 と。 さて、彼ら比丘たちは、サーヴァッティで托鉢して歩き、托鉢から戻り食事を終えた後、世尊のもとを訪れました。 訪れて、世尊を拝礼し、一方に座りました。一方に座った彼ら比丘たちは、世尊にこう申し上げたのです。 「 尊師よ、私たちは早朝に着衣して、鉢と衣を携えて、サーヴァッティに托鉢に入りました。 その時、私たちは、このように思ったのです。 〈 サーヴァッティで、托鉢して歩くには、まだ早すぎる。 そうだ、私たちは異教の遊行者たちの園林へ行ってみてはどうであろうか 〉 と。 そこで、尊師よ、私たちは、異教の遊行者たちの園林に近づいて行きました。 近づいて行って、異教の遊行者たちと慶びの挨拶の言葉を交わし、喜ばしい話を交わした後で、一方に座りました。 すると、尊師よ、一方に座った私たちに、異教の遊行者たちはこのように言いました。 『 友よ、沙門ゴータマは諸々の欲の知悉〈全てを知ること〉を主張していますが、 我々もまた諸々の欲の知悉を主張しています。 友よ、沙門ゴータマは諸々の色の知悉を主張していますが、 我々もまた諸々の色の知悉を主張しています。 友よ、沙門ゴータマは諸々の感受の知悉を主張していますが、 我々もまた諸々の感受の知悉を主張しています。 ここで、友よ、沙門ゴータマと我々の、つまり我々の説法との、あるいは教誡との差異とは何でしょうか? 意味するところとは何でしょうか?その相違は何処にあるのでしょうか?』 と。 そこで、尊師よ、私たちは、異教の遊行者たちが語ったことに歓喜もせず、非難もしませんでした。 歓喜も非難もしないで、座から立ち上がり、去って来たのです。 〈 世尊のもとで、この言われたことの意味をよく知ることにしよう 〉 と。 釈尊の応答 ── 知悉〈全てを知ること〉とは何を意味するのか 「 比丘たちよ、そのように語る異教の遊行者たちには、このような言葉を返すべきである。 『 しかし、友よ、いったい、諸々の欲の楽味〈楽しみ・味わい〉とは何か? 危難〈苦しみや患い〉とは何か?出離〈それらからの解放〉とは何か? 諸々の色の楽味とは何か?危難とは何か?出離とは何か? 諸々の感受の楽味とは何か?危難とは何か?出離とは何か?』 と。 そして、このように問われて、比丘たちよ、 異教の遊行者たちは答えることが出来ず、それ以上に一層困惑してしまうであろう。 それは何故か? 比丘たちよ、それらが、彼らの想定外〈理解を超える領域〉にあるからなのた。 比丘たちよ、如来から、あるいは如来の声聞弟子から、あるいはまたそこから聞いて理解した人以外には、 これらの質問に答えて心を喜ばせてくれる者を、私は、神々を含む、魔を含む、梵天を含む世界において、 沙門・バラモンを含む、天〈神々〉と人を含む者たちにおいて見ることが無い 」 諸々の欲の楽味 「 比丘たちよ、諸々の欲の楽味とは何か? 比丘たちよ、次のような五種の欲妙による束縛がある。 五つとは何か? 眼によって識知される、好ましい、楽しい、喜ばしい、愛しい、欲望を伴い、魅力的な諸々の色がある。 耳によって識知される、好ましい、楽しい、喜ばしい、愛しい、欲望を伴い、魅力的な諸々の声がある。 鼻によって識知される、好ましい、楽しい、喜ばしい、愛しい、欲望を伴い、魅力的な諸々の香がある。 舌によって識知される、好ましい、楽しい、喜ばしい、愛しい、欲望を伴い、魅力的な諸々の味がある。 身によって識知される、好ましい、楽しい、喜ばしい、愛しい、欲望を伴い、魅力的な諸々の触がある。 比丘たちよ、これら五種の欲妙によって生じる快楽や心の喜びが、諸々の欲の楽味なのだ。 諸々の欲の危難 では、比丘たちよ、諸々の欲の危難とは何か? 〈 編集中 〉
https://w.atwiki.jp/waikei2008/pages/27.html
■相応部経典 受相応 36.6 箭 〈 和 訳 〉 比丘たちよ、まだ私の教えを聞かない凡夫は、 苦なる受に触れられると、泣き、悲しみ、声を上げて叫び、胸を打ち、心狂乱するにいたる。 けだし、彼は 二重の受を感ずるのである。 すなわち、身における受と、心における受とである。 比丘たちよ、それは、喩えば、第一の箭(や)をもって人を射て、 さらに、また、第二の箭をもってその人を射るようなものである。 比丘たちよ、そのようにすると、その人は、二つの箭の受を感ずるであろう。 それと同じように、比丘たちよ、まだ私の教えを聞かない凡夫は、 苦なる受に触れられると、泣き、悲しみ、声を上げて叫び、胸を打ち、心狂乱するにいたる。 けだし、彼は 二重の受を感ずるのである。 すなわち、身における受と、心における受とである。 すなわち、苦なる受に触れられると、彼は、そこで瞋恚(いかり)を感ずる。 苦なる受に対して瞋恚を感ずると、眠れる瞋恚の随眠(煩悩の種子)が彼を捉える。 また、彼は、苦なる受に触れられると、今度は欲楽を求める。 何故であろうか? 比丘たちよ、愚かなる凡夫は、欲楽を求める以外には、 苦なる受から逃れる方法(すべ)を知らないからなのだ。 そして、欲楽を、喜び願い求めると、眠れる欲貪の随眠が彼を捉える。 彼はまた、それらの受の生起も滅尽も、あるいは、その味わいも禍いも、 あるいはまた、それらからの脱出の仕方も、本当に知ってはいない。 それらを よく知っていない ことから、苦でもなく楽でもない受を感ずると、 眠れる無智の随眠が彼を捉えることとなる。 つまり彼は、もし楽受を感ずれば、それに繋縛(けいばく)させられ、 もし苦受を感ずれば、それに繋縛させられ、 またもし非苦非楽なる受を感ずれば、それに繋縛させられる。 比丘たちよ、このような愚かな凡夫は、 〈 生により、死により、憂いにより、悲しみにより、 苦しみにより、嘆きにより、絶望によりて繋縛させられている。 つまりそれらは、苦によって繋縛させられている 〉 と私は言う。 しかるに、比丘たちよ、すでに私の教えを聞いた聖なる弟子は、 苦なる受に触れられてもと、泣かず、悲しまず、声を上げて叫ばず、胸を打たず、心狂乱するにいたらない。 けだし、彼はただ一つの受を感ずるのみである。 すなわち、身における受であって、心における受ではないのである。 比丘たちよ、それは、喩えば、第一の箭(や)をもって射られたが、 第二の箭は受けなかったようなものである。 比丘たちよ、そのようだとすると、その人は、ただ一つの箭の受を感ずるのみであろう。 それと同じように、比丘たちよ、すでに私の教えを聞いた聖なる弟子は、 苦なる受に触れられてもと、泣かず、悲しまず、声を上げて叫ばず、胸を打たず、心狂乱するにいたらない。 けだし、彼はただ一つの受を感ずるのみである。 すなわち、身における受であって、心における受ではないのである。 だから、彼は、苦なる受に触れられても、そこで瞋恚(いかり)を感じない。 苦なる受に触れられても瞋恚を感じないから、眠れる瞋恚の随眠(煩悩の種子)が彼を捉えない。 また、彼は、苦なる受に触れられても欲楽を求めない。 何故であろうか? 比丘たちよ、私の教えを聞いた聖なる弟子は、欲楽以外に、苦なる受から逃れる方途を知っているからなのだ。 そして、欲楽を願わないから、眠れる欲貪の随眠が彼を捉えないのである。 また、彼は、それらの受の生起も滅尽も、あるいは、その味わいも禍いも、 あるいはまた、それらからの脱出の仕方も、よくよく知っている。 それらのことを よく知っている から、苦でもなく楽でもない受を感ずることから、 眠れる無智の随眠が彼を捉えるようなことはない。 つまり彼は、もし楽受を感しても、それに繋縛(けいばく)されることなく、 もし苦受を感じても、それに繋縛されることなく、またもし非苦非楽なる受を感じても、 それに繋縛されることなくしてそれを感ずるのである。 比丘たちよ、このような私の教えを聞いた聖なる弟子は、 〈 生によっても、死によっても、憂いによっても、悲しみによっても、苦しみによっても、 嘆きによっても、また絶望によっても繋縛されないのである。 つまりそれらは、苦によって繋縛されない 〉 と私は言う。 比丘たちよ、私の教えを聞いた聖なる弟子と、まだ私の教えを聞かない凡夫とは、 これを特異点となし、これを特質となし、また、これを相違となすのである。 〈 和 訳・おわり 〉 ● 解 説 この経典は、 〈 編集中 〉