約 441,846 件
https://w.atwiki.jp/dcab/pages/746.html
ダネル・マーハリス 愛称:ダネル 称号: 種族:ヴァルキリー 年齢:15 性別:女 穢れ値:0 外見:150cmで低めの身長、紫色の短髪、平坦過ぎる胸部装甲 プロフィール 辺境の村を治めていた貴族の娘。 彼女の両親は腕っ節により貴族となった、所謂成り上がりの貴族であった。 厳しくも優しい両親、そして穏やかな村人達に囲まれ彼女は幸せに育った。 が、ある日山賊達により襲撃され、村は壊滅してしまう。 燃えていく家々、斬られていく人々…自身の目の前で血を流して倒れる両親。 薄れゆく意識の中で彼女が最後に見た物は、その光景を嘲笑う他の貴族達であった。 目覚めた時、平和な村はどこにも無かった。 涙を流す彼女の前に現れたのは、母親が駆っていた馬、ナレルであった。 何かを伝えたそうにして、ダネルを見つめるナレル。 幼い頃に振り落とされた記憶から、ナレルを苦手としていたダネル。 ダネルの手がナレルに触れる。 直に触れて分かる、ナレルが秘めていた悲しみと悔しさ。 二人は、村を旅立った。 私達を絶望に叩き落した奴らに、復讐してやろう。 そう誓い合って…。 性格 過去のことを引きずっており、あまり感情を表に出さない。 …と思っていたけど結構出す様で、歳相応の面も多い。 そしてGはダメ。本当にダメ。 他PCとの交友関係 セッション履歴 No 開催日 セッション名 GM名 経験点 報酬 名誉点 成長 同行PC 一言 001 8/8 敵意の捜索 イセオ 1170 750 14 生命 マルグリット、ヴォルツ、シエル、ルイズ これでは…目標の達成は夢のまた夢だな 002 8/21 屋根裏で動くもの もけのけ 1060 900 11 器用 カトン、カタージャ、クリーヴ …咄嗟の反応だったが、な 003 8/23 ドラゴン?退治 トロ 1140+1ゾロ*2 2320 13 知力 ケイト、ニコラス、アルナウト、コロネ 分かっては居たことだが…力不足だな プレイヤー: 登録タグ:
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/794.html
少女革命ウテナ いつか革命される物語 part38-94~97 94 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 45 04 ID LayxcXEt0 88 覚えてる限りで。 主人公の両親は元々鳳学園の先生と生徒だった。父親はフェンシング部で顧問をしてた。 千種は母親と親友で、父親が好きだった。 父親に認めてもらいたくてフェンシングの腕を上げたのに、選ばれたのは、努力も何もしない母親。 千種自身は意地の悪い女扱いされ、そのことを恨んでいた。 この人、実は死んでるんだけど、テレビの黒薔薇編の教授の試作みたいな感じで生き返ってて、新たなデュエリストとなってた。 千種が放火して燃えたはずのフェンシング場もなぜか復活(根室記念館のような感じ) で、決闘でウテナに勝ち、世界を変える力で主人公の両親が結ばれた過去を変えるつもりだった。 それが実現してしまっては主人公が消えてしまう。 魂の存在である千種のヨリシロを壊し、成仏させる主人公。 父親の病気で転校することになる主人公。千種の手に落ちなかった生徒会キャラとウテナがお見送り。 スタッフロール後 フェンシング場跡地(千種に燃やされて廃墟)に佇むアッキー。 千種は魂をデュエリストにするためのただのテストだったのでした。 …黒薔薇編に続く。 95 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 46 26 ID LayxcXEt0 個別ED 樹璃 以前にレズを主人公に告白したときに、自分も樹璃が好きだと言っていた主人公。 お見送りに来てくれなかった樹璃を気にしてたら、本人が目の前に現れる。 樹璃は君の言葉は嬉しかったが、思いに答えることはできないけれど…と、自分の写真を入れたロケットを主人公に手渡す。 幹 幹に熱烈告白っぽいことされたけど、状況的に熱っぽくなっただけだ、彼はアンシーが好きだし、自分は転校するから… と、転校先に彼氏がいると嘘をつき、幹に諦めさせる主人公。 思い出にキスして二人は別れるのでした。 ウテナ ウテナの男子仕様制服(いつも着てるアレ)を思い出にもらい、新しい学校で着る 西園寺 テレビ本編で若葉に渡してた、木彫りの花のブローチ(?)を思い出にもらう 冬芽 冬芽らしいあまーい言葉で別れる二人だが、冬芽にとって主人公などただのお遊びだった。 (こやつルートはヤッたっぽい描写ある) 96 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 47 15 ID LayxcXEt0 黒薔薇編 最終日に生徒会全員気高さ0、ウテナも低い場合。 自分の身が消えてしまうかもしれないことを誰にも相談できない主人公は、なぜか根室記念館へ… そこで例のあなたは世界を革命するしかないでしょう。の後黒薔薇のデュエリストになり、ウテナと決闘。 が、あっさり負け(決闘シーンなし。倒れてる絵) ウテナ「ずいぶん弱いデュエリストだったね。」アンシー「期待はずれでしたね」 御影「まったくだな」 やらないCAR 冬芽以外気高さ0、ウテナもそれほど高くない場合。 冬芽に相談。主人公は自分の運命が知らないところで決まるのが嫌だ。私が代わりに戦う!と言ったら、 冬芽「君の魂が本当に諦めていないならば、世界の果てをかけめぐるこの音が聞こえるはずだ!」 やらないCAR登場w 人の話を聞かない暁生とのやりとりの果てに、あなたは世界の果てを見てしまいました。 黒薔薇編のウテナとアンシーのやり取りと同じ展開になり、 テレビ版暁生編の二人の半裸シーンがあり終わり。 アンシー編 ボケ倒すとアンシー編。 アンシーと仲良くなった主人公は、薔薇の花嫁が欲しくなります。 それで、じゃんけんピコハンでウテナと決闘し、見事にウテナに勝つ主人公。 お風呂で背中流しっこしたりする二人だが、ウテナのリベンジにあっさり負ける。 97 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 50 02 ID LayxcXEt0 基本的に最初の決闘編から黒薔薇編への間の話なんで、 全部悲恋です(皆想い人いるからね) 詳しいのと詳しくないのとの差は、覚えてるかそうでないかw あと動画サイトにあったのもあったんで。 95の西園寺編のブローチは、ひょっとしたら本編ではアンシーに渡すつもりだったかもも(これもうろ覚え)
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1077.html
少女革命ウテナ いつか革命される物語 part38-94~97 94 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 45 04 ID LayxcXEt0 88 覚えてる限りで。 主人公の両親は元々鳳学園の先生と生徒だった。父親はフェンシング部で顧問をしてた。 千種は母親と親友で、父親が好きだった。 父親に認めてもらいたくてフェンシングの腕を上げたのに、選ばれたのは、努力も何もしない母親。 千種自身は意地の悪い女扱いされ、そのことを恨んでいた。 この人、実は死んでるんだけど、テレビの黒薔薇編の教授の試作みたいな感じで生き返ってて、新たなデュエリストとなってた。 千種が放火して燃えたはずのフェンシング場もなぜか復活(根室記念館のような感じ) で、決闘でウテナに勝ち、世界を変える力で主人公の両親が結ばれた過去を変えるつもりだった。 それが実現してしまっては主人公が消えてしまう。 魂の存在である千種のヨリシロを壊し、成仏させる主人公。 父親の病気で転校することになる主人公。千種の手に落ちなかった生徒会キャラとウテナがお見送り。 スタッフロール後 フェンシング場跡地(千種に燃やされて廃墟)に佇むアッキー。 千種は魂をデュエリストにするためのただのテストだったのでした。 …黒薔薇編に続く。 95 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 46 26 ID LayxcXEt0 個別ED 樹璃 以前にレズを主人公に告白したときに、自分も樹璃が好きだと言っていた主人公。 お見送りに来てくれなかった樹璃を気にしてたら、本人が目の前に現れる。 樹璃は君の言葉は嬉しかったが、思いに答えることはできないけれど…と、自分の写真を入れたロケットを主人公に手渡す。 幹 幹に熱烈告白っぽいことされたけど、状況的に熱っぽくなっただけだ、彼はアンシーが好きだし、自分は転校するから… と、転校先に彼氏がいると嘘をつき、幹に諦めさせる主人公。 思い出にキスして二人は別れるのでした。 ウテナ ウテナの男子仕様制服(いつも着てるアレ)を思い出にもらい、新しい学校で着る 西園寺 テレビ本編で若葉に渡してた、木彫りの花のブローチ(?)を思い出にもらう 冬芽 冬芽らしいあまーい言葉で別れる二人だが、冬芽にとって主人公などただのお遊びだった。 (こやつルートはヤッたっぽい描写ある) 96 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 47 15 ID LayxcXEt0 黒薔薇編 最終日に生徒会全員気高さ0、ウテナも低い場合。 自分の身が消えてしまうかもしれないことを誰にも相談できない主人公は、なぜか根室記念館へ… そこで例のあなたは世界を革命するしかないでしょう。の後黒薔薇のデュエリストになり、ウテナと決闘。 が、あっさり負け(決闘シーンなし。倒れてる絵) ウテナ「ずいぶん弱いデュエリストだったね。」アンシー「期待はずれでしたね」 御影「まったくだな」 やらないCAR 冬芽以外気高さ0、ウテナもそれほど高くない場合。 冬芽に相談。主人公は自分の運命が知らないところで決まるのが嫌だ。私が代わりに戦う!と言ったら、 冬芽「君の魂が本当に諦めていないならば、世界の果てをかけめぐるこの音が聞こえるはずだ!」 やらないCAR登場w 人の話を聞かない暁生とのやりとりの果てに、あなたは世界の果てを見てしまいました。 黒薔薇編のウテナとアンシーのやり取りと同じ展開になり、 テレビ版暁生編の二人の半裸シーンがあり終わり。 アンシー編 ボケ倒すとアンシー編。 アンシーと仲良くなった主人公は、薔薇の花嫁が欲しくなります。 それで、じゃんけんピコハンでウテナと決闘し、見事にウテナに勝つ主人公。 お風呂で背中流しっこしたりする二人だが、ウテナのリベンジにあっさり負ける。 97 :ウテナゲーム:2008/04/08(火) 20 50 02 ID LayxcXEt0 基本的に最初の決闘編から黒薔薇編への間の話なんで、 全部悲恋です(皆想い人いるからね) 詳しいのと詳しくないのとの差は、覚えてるかそうでないかw あと動画サイトにあったのもあったんで。 95の西園寺編のブローチは、ひょっとしたら本編ではアンシーに渡すつもりだったかもも(これもうろ覚え)
https://w.atwiki.jp/japan-football/pages/425.html
Akira Kaji Birth Date 1980-01-13 (age 43) Birth Place Hyogo Height 177 cm Weight 73 kg Position Defender Club 1998-1999 Cerezo Osaka 2000-2001 Oita Trinita 2002-2005 FC Tokyo 2006-2014 Gamba Osaka 2014 Chivas USA 2015-2017 Fagiano Okayama National Team 2003-2008 Japan Club Statistics Season Club League Game Goal 1998 Cerezo Osaka J.League 15 0 1999 Cerezo Osaka J1 League 9 0 2000 Oita Trinita J2 League 34 3 2001 Oita Trinita J2 League 41 0 2002 FC Tokyo J1 League 20 1 2003 FC Tokyo J1 League 22 0 2004 FC Tokyo J1 League 22 0 2005 FC Tokyo J1 League 25 0 2006 Gamba Osaka J1 League 29 1 2007 Gamba Osaka J1 League 28 1 2008 Gamba Osaka J1 League 26 0 2009 Gamba Osaka J1 League 20 0 2010 Gamba Osaka J1 League 32 0 2011 Gamba Osaka J1 League 30 0 2012 Gamba Osaka J1 League 16 0 2013 Gamba Osaka J2 League 38 0 2014 Gamba Osaka J1 League 6 0 2014 Chivas USA Major League Soccer 15 0 2015 Fagiano Okayama J2 League 36 0 2016 Fagiano Okayama J2 League 26 1 2017 Fagiano Okayama J2 League 24 0 National Team Statistics Season Team Game Goal 2003 Japan 1 0 2004 Japan 20 0 2005 Japan 14 1 2006 Japan 14 0 2007 Japan 11 1 2008 Japan 4 0 Total 64 2
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/412.html
ヒウンシティのセントラルエリアの港に、あるタブンネの一家が歩いていた。 父に母、長男次男、長女次女とべビタブンネの7匹の家族だ。 本来、森に住むタブンネだが、こんな港街に出てくるにはわけがある。 森の食料が不足してきたのだ。つまり、この一家は港の船に密航し、暖かくて住みやすい場所に 移住のである。「ミッミッ、ミッミィ、ミッミッ。」新たな土地に期待を膨らます家族。 そのうちに港に入るタブンネ達。港に船は3つある。どの船に乗るか迷うが、一家は密航者だ。 当然、人が並んでいない青い船に乗ることにした。ここだけの話、これが一家の痛恨のミスであった。 青い船にはなにやら重装備の人々がコンテナや積み荷を運んでいる。タブンネ達は、そのコンテナに 入りこんだ。母タブンネの木のバスケットにはオレンの実が30個ほどある。移動中での食料だ。 15分後、船は出港した。タブンネ達は、見つからないよう、静かにしながらも、「ミイミィ」と おしゃべりを楽しんでいる。そんなタブンネ達が、理想の地を踏むのは3日後だった。 荷物室の積み荷が出され、一家が入っているコンテナも取りだされた。 (はやく、理想の地が見たいミィ。)人の気配に気を付けながら、戸を開けると、強い吹雪が入ってきた。 「ミィッ!?」「ミッミィ?」目の前に広がるのは広大な氷の景色。タブンネ達は驚きを隠せない。 そう、タブンネ達が乗り込んだのは、南極行きの砕氷船であった。港で人が並ばないのは当然である。 この瞬間から、タブンネ一家の死の南極サバイバルは始まるのであった・・・。 広大な氷の景色。それが信じられないタブンネ達は思わず目をこする。 (ここはどこ?おいしい木の実の木はどこ?)もちろん木などは一本も生えていない。 焦った一家は引き返そうとしたが既に砕氷船は海の上。完全に退路を断たれてしまう。 タブンネ達にはただ、氷の世界をさまよう術しか無かった・・・。 -30℃。温暖な森に住むタブンネには絶対に味合わない気候だ。 現在、一家にはバスケットのオレン12個と自分達のでっぷりした脂肪しかない。 南極を歩いてもう、1時間が経つ。一家の顔は寒さによる鼻水と、後悔の気持ちの涙が 氷柱を作っていた。「チィチィ」ただ一つ、べビタブンネは母の懐の中で無事であった。 「ミヒィ・・・ミヒィ・・・」(ママ、さむいよ、おいしいオレンの実がたべたいよう) 次男タブンネの悲痛な声。早くも次男の体には異変が起こっていた。 触角が紅く腫れ、水泡ができていた。言うまでもない、凍傷の症状だ。 可哀想に思った母は数少ないオレンの実を次男に渡す。 「ミイイイィィィ・・・。」喜ぶ次男。オレンを噛もうとする。しかし、「ミギィッ!?」 次男の舌がオレンに張り付いてしまった。この寒さで木の実も一瞬で凍ってしまうのだ。 「ミギィイイイイィッ、ミイィィッ!」焦って外そうとするが、力不足。 次男の舌はどんどん凍りついて行く。しかし、極寒の恐怖はこれでは終わらなかった。 舌から凍りついて行く次男。このままではいけない。列を先導していた父タブンネは 覚えている火炎放射を応用して指先に炎を込めて氷を木の実ごと焼き切る作戦にでた。 「ミイィィ・・・ミッ・・。」神経を擦り減らせる作業だ。ジュウゥゥゥ・・・ なんとか、成功はしたが、次男の舌の氷はどうにもならなかった。 それから2時間後、家族は疲労困憊だった。「ミグゥゥ・・・」一番泣いていた長女は 涙が凍り、右目が完全に凍ってしまった。また、体ができている両親は平気だが、 子供達の中にも凍傷が広がっている。両親は後悔と自責の念で涙が止まらなかった。 (あたたかい土地で新しい生活ができるとおもったのに・・・。甘くて美味しいオレンの実を かわいい子供たちにたべさせたかったのに・・・。どうして・・・?どうしたらいいの?) 「ミグググゥゥウゥゥウゥウゥ・・・。」タブンネ達の泣き声が氷の世界に空しく響く。 しかし、タブンネが歩いて行くと、そこには1つのある程度大きな建物があった。 南極探検隊の基地だろう。つい最近使われたらしく、食料も備えてあった。 タブンネ達の大好物のオレンもあった。タブンネ達はここを拠点とし、助けを待つことに 決めたのだった。 基地に入ったタブンネ一家。中に入ると暖かい。つかの間の安息に一家は涙を流して 喜んだ。父のかえんほうしゃで暖炉に火を付ける。凍えていた子供達はわれ先に暖炉に 駆け寄る。母タブンネもべビタブンネを暖めるために暖炉に座る。 「チィチィ」母の懐にいたべビタブンネは何事も無いように元気だ。全員ここにいる。 安心した母は思わずまどろむが、その瞬間、「ミギャァアアァァア!!?」「ミアァアアァアア!?」 次男と長女の悲鳴が部屋に響く。何があったか両親は2匹に駆け寄ると、思わず息を呑んだ。 暖炉の熱で次男の触角と長女の右目が溶けてしまったのだ。凍傷で芯まで凍っていた証拠だ。 「ミグゥゥウゥウ・・・」「ミヒィイイィイイィ・・・」2匹の子供の泣き声が響く。 (どうして・・・神様、助けて・・・ヤグルマの森に帰りたいミィ・・・)我が子の悲痛な叫び・・・。 両親は改めて後悔に顔を歪めた。やがて、空が暗くなり、さらに冷え込んだ。 家族は夕食を始めた。倉庫のオレンを一人2個。感謝を込めて頬張るタブンネ達。 甘くておいしいオレンの実。本当は暖かいところで食べるハズの・・・。家族が美味しくオレンの実を 口の中で溶かす中、次男だけ、違和感があった。「ミィ?」味覚が感じない、口で何か別の物が溶けている。 次男が父に口内を見てもらう。父は言葉を失った。次男の口内ではオレンではなく、凍傷にかかっていた 舌が溶けていた・・・。南極の恐怖はまだ、序盤である。 暖炉と食料の生活から4日が経った。倉庫の中のオレンは5箱、150個ぐらいだ。 しかし、いつまで待っても助けは来ない。両親は少しずつ不安が募って行った。 次男は舌と触角を失い、落ち込んでいた。他の3匹の子供達は暖炉の周りで走り回っている。 そんな時、暖炉の火が消えた。基地の燃料切れである。「ミッ?ミイイィィィィ!?」 驚きと寒さの余り、騒ぎ出すタブンネ達、父が火を吐いても効果は無かった。 3日後、オレンの実も半分以下になった。室内でも-4度はあるだろう。家族達はどんどん衰弱していった。 焦った父タブンネ。どこかにオレンの実の木はないか?そう思うと、自分はまだ元気な長男を 連れ、母に子供を任せると2匹で吹雪の中へ食料を探しに行った。 足の裏が冷たい。ハート型の肉球は霜焼けで紅く腫れていく。慨に2匹共、耳や触角が白く変色し始めている。 外に出て2時間、オレンの木など見付かるハズは無かった。落ち込む2匹に更なる不幸が襲う。 「ミイイイイイイイィィイイィィィイイィッ!!?」長男タブンネが足を滑らし、谷底に落ちてしまったのだ。 涙を流しながら、互いの距離が広がって行く。谷が深すぎたせいで長男の姿は見えなくなった。 父タブンネは泣きながら、基地に戻って母に応援を求めにいった。 その頃、落ちた長男タブンネは更なる地獄を見ていた。 父が応援を頼みに行っていた頃、長男タブンネは300m下の谷底にいた。 長男が落ちた時、ボヨーンと青くて柔らかい物がクッションとなって助かったのだ。 しかし、その青い物体はトドゼルガの腹だった。「ブオオオオオオオオォォォ!!」 怒りのトドゼルガの雄叫びが谷底に響く。「ミイイイイイィィィ!?」長男の絶望的な 悲鳴が響く。(ゴメンなさいミィ。殺さないで、死にたくないミィ!) (ココはワシの縄張りだ!入った物は許さんッ!)長男の必死の命乞いも誇り高きトドゼルガ には無意味だった。(死ねェ!絶対零度じゃ!)トドゼルガの口から最強の冷気が発射される。 冷気が長男の体を足から凍らせていく。「ミヒィイイイイィイイィィ!?」自分に迫る死の恐怖 にかられ、長男は父に助けを求める悲鳴をあげる。しかし、父はまだ基地にいた。 (助けて!誰かァ!)冷気が長男の体を固めた。「ミィッ!ミィッ!」(パパッ!早く来て!!) 長男は耳を澄ますが、既に耳は凍って使い物にならなかった。トドゼルガは海に潜って行った。 「ミイミィミィッ!ミイイィイイィィ!!」動かなくなっていく体で助けを求める。 もう時間が来たようだ。「ミ・・・ィ・・・。」(パパ・・・助け・・・) 最期の弱々しい声と共に長男は死んだ。家族が救援に来た時、絶望に満ちた死に顔に皆泣いた。 「ミヒィ・・・ミグゥ・・ゥエ・・・。」非業の死を遂げた長男。その死を悼む家族の声が 空しく響く・・・。(ゴメンよ・・・。パパのせいで。お前の命を奪ってしまったミィ。) せめて基地の近くに立派な墓を建ててやろう。氷付けの長男タブンネの死体を持ち帰る。 しかし、その道中にまたも惨事が起こる。「オニ―ィッ!」オニゴーリと遭遇したのだ。 (俺達オニゴーリは、ルイべが大好物なんだ。その死体、戴くぜ!) (何を言うミィ。これは家の大事な息子だミィ!)しかし、父タブンネの抵抗も空しく、 長男のルイべは奪われてしまった。「ミイィィィッ!」子供を返せと父が叫ぶ。 (返すワケねえだろバーカ。」オニゴーリに冷たくあしらわれ、父が殴りかかってきた。 父タブンネの鈍いパンチをかわすオニゴーリ。そのまま父の左腕に噛付いた。 そのまま、かみくだく。「ウビヤアァァァァァァァアアァァビイィイイィ!!」 左腕が見る間に粉砕され、父タブンネの悲鳴が南極に響く。構わずオニゴーリは噛みつぶす。 腕は肉や血、骨がグチャグチャに混在され、ただの肉片と化した。「ウビイイイィ・・・。」 のたうち回る父に母がいやしのはどうをかけるが、最早、効果無し。腐り落ちるのを待つのみだ。 父タブンネが重傷を負い、慌てふためく一家を見ているオニゴーリ。いい考えが浮かんだようだ。 良からぬ考えが浮かんだオニゴーリ。混乱している一家の中から一番小さい子タブンネを 捕まえる。「ミィィッ!ミィーッ!」捕まった次女タブンネが助けを求める。 両親は「ミィミィ」と子供を返すように懇願するが、オニゴーリに無視される。 ミィミィ泣く次女を自分の頭に置き、そのまま空気中の水分で凍りを作る。 すると、氷がカプセルを型取り、次女を閉じ込めた。また、カプセルの下からは、刃が 出てきた。皆も知る、ミキサーの完成である。「ミッミッミッ・・・ミヤァァァアアァァ!?」 今度は自分が殺される。自分に迫る死の恐怖にかられ、次女は泣き叫び、糞尿を垂れ流しながら、 氷のカプセルをガリガリ引っ掻いている。もちろん、無駄な抵抗だ。 両親も顔を涙と鼻水、涎でグシャグシャにしながら必死に「ミヒィミヒィ」と懇願している。 それを見てオニゴーリは上機嫌になった。次女は「ミギャァアア!」とまだ必死に氷のカプセルを 引っ掻いていた。しかし、両親は頭を下げることしか術がなかった。 (よく見てな。)オニゴーリは残酷な笑みを浮かべ、ジャイロボールを始めた。 その瞬間、次女の足元が血を噴きあげた。「ミギャアァアアァァァァァァァァァアア!?」 次女が絶望に満ちた奇声を上げ、自分の糞尿と共に溶け始める。 (パパッ!ママッ!助けてエェェ・・・。)次女の悲鳴は空しく幻へ消えていく。 「ビヤアアァァァアアッミビイィィィィイイィ・・・!!?」その内、次女は赤茶色のムースに なっていった。その光景に母はもちろん父タブンネは呆然としていた。自分の愚行のせいで、 木の実はおろか、長男に次女、自分の左腕を失った事実に気付くのはもう少しかかることになる。 自分の愚行によって、長男と次女に自分の左腕を粉砕された父タブンネ。結局、長男の死体はオニゴーリに ルイべとして食われ、基地の前の小さな墓にオニゴーリミキサーにかけられた次女のムースが一すくい入っていた。 あれから3日。父の左腕は辛うじて付いており、母タブンネがいやしのはどうをかけるが、腐り落ちるのは時間の問題だった。 それから2日後、父タブンネの腕は腐り落ちたが、父は無言だった。そんな中、べビタブンネだけが「チィチィ」元気に鳴いていた。 こうしてはいられない。早くオレンの木を見つけねば。父タブンネは全く懲りていなかった。 嫌がる次男を無理やり連れてまたも南極をさまよった。「ミヒィミヒィ」(もう帰りたいミィ。いやだミィ。)次男は弱音を吐くが、 「ミィッ!ミィミィッ!!」(お兄ちゃんの死を無駄にするなミィ。オレンの木をなんとしても探すミィ。」父の一括。 しかし、見付かるハズもなく、スゴスゴと基地に帰るしかなかった。そんな生活が5日たったある日、次男の体に異変が起こった。 次男の両足が真っ赤に腫れ、化膿していたのだ。「ヒィヒィ」呻く次男。元から寒さに弱かった次男。ここに来て触角と舌を凍傷で 失っていた。今回も厳しい寒さの中、尖った氷を踏みつけたため、足の傷口が炎症と凍傷を併発していた。 本来なら、ポケセンに行くべきだが、手元にあるのは、包帯しかなかった。「ミヒィミヒィ」と苦しむ次男。 両親は究極の選択を迫られることになる・・・。 次男の足は日に日に悪くなっていくばかりであった。倉庫にあった包帯を巻くが、もちろん効果は無かった。 最初、紅く腫れていたところは紫や茶色く変色し、異臭を放ち始めた。つまり、壊疽である。 神経は生きているらしく、次男は「ミグゥ・・・ウビイ・・・」と呻いていた。(パパのせいだ。ボクの足を かえせミィ!)やがて、父タブンネに憎悪の視線を送るようになっていった。父タブンネは泣いて後悔し、 次男の足が治ることを神に祈るしかなかった。しかし、既に治療法は両足の切断しかなかった。 それから2日後、壊疽は太ももに広がった。だが、父が倉庫をあさると、一本の鋸(冷凍マグロ用)を発見した。 もう時間が無い。切断を行う。父に憎悪の視線を送りながら「ヒィヒィ」苦しむ次男。父の手元の鋸を見ると、 「ミヒィイイィイイィイイ!?」絶望の奇声を上げた。暴れる次男を諭す両親。「お前の足はもうダメだミィ。 生きるために足を切るミィ。」次男は余りの恐怖に気絶してしまう。今しか切るチャンスは無い。 切断は両腕がある母タブンネが行うことになった。べビタブンネは長女に預け、気絶中の次男の体を父が押さえる。 意を決し、母タブンネが重さ十数キロの鋸次男の右足の太ももをゆっくり引いた。その瞬間、目を覚ました次男が 「グビヤアアァァァァァアアァァァァ!!ウビイィィイイィイイィ!!?」この世で一番の悲鳴を上げた。 両親は謝罪と自責の念にかられ、泣きながら手術を続行した。 「グビイィイイ!」右足を切られる次男タブンネは子供とは思えぬ力でのたうち回る。 母タブンネは手術を早く終わらそうと焦るが、寒さで引き攣った体に加え、重さ十数キロ の冷凍マグロ用の鋸では到底終わるものでは無かった。「ウビイイイイイィイイィィ!!」 2時間後、次男の悲鳴は止まらない。しかし、今だに右足の半分も切れていなかった。 床は血で染まり、母タブンネも父タブンネも返り血を浴び、紅くなっている。 「グビイィイイィィイイィィィィウビャァアアァアアァアアアァアァ・・・!!」 (痛いよォ!ママァッ!もう止めてェ、死にたいミィ!)鋸を引くたびに疲れ果てる母。 次男タブンネの痛みは長引くばかりだった。次男は白目を向き、血の泡を吹いて叫ぶ。 8時間後、ようやく右足を切り終えた母。次男、父3匹疲れで満身創痍だが、左足がまだある。 憎悪の視線を一万倍強め、両親をただ睨む次男。親子関係もズタボロだ。次の左足。 「グビイィィィイイィィイイィミガアアァァァァァァァアアァアアァアアァ・・・!!?」 (もうイヤだ。痛いよォッ!苦しいよォッ!)5分かけて引かれる鋸。その都度、血が吹き出し、 両親の体を涙と鼻水、返り血が染める。12時間後、合計20時間かけて次男の両足の切断は終了した。 足の切り口は包帯で無造作に巻かれ、次男は気絶した。「ミヒィ・・・ヒィ・・・」 改めて、疲れと後悔、謝罪の涙を流す両親であった・・・。 またも父タブンネの愚行のせいで次男タブンネは触角、舌ならず、足までも失ったしまった。 地獄の大手術から5日後、目を覚ました次男。起き上がろうとするが、転んでしまう。 しばらくして自分の足が太ももから無いことに気付き、落ち込んでしまった。 「ミブァァァァァァアアァアア・・・。」時々泣きだすこともあった。 しかし、一家はそれどころでは無かった。基地の倉庫にあった莫大な量のオレンが尽きてしまったのだ。 つまり、一家の食料は全く無し。飢え死にを空しく待つだけだ。最初の2日間は堪え切れたが、 だんだん空腹はひどくなっていくばかり。母タブンネに至っては母乳の出が悪くなり、「チィ・・チィ」 べビタブンネも衰弱が見えてきた。 一週間後、家族全員が痩せこけ、父は外に出る元気も無く、母は母乳が全く出ず、べビタブンネは母乳を 求め「みーっみーっ」と泣くばかり。一家全滅という絶望の最中、たった一つだけの生きる術に皆が 気付いた。そう、ここにいるだれかを食すことだ。残酷だが、家族の視線はただ一つに向けられた。 「みーっみーっ」べビタブンネである。今まで、辛い時も笑顔を振りまいてくれた赤ちゃん…。 運命の残酷さに家族は涙を浮かべる。ただ1匹、何も知らないべビタブンネが「チィチィ」鳴いていた。 せめて、苦しませないように・・・。父タブンネは10万ボルトでべビタブンネの心臓を止めた。 「チ・・・ィ」べビタブンネはゆっくり目を閉じる。これが赤ちゃんとの永遠の別れ・・・だと思った。 夜になり、家族の悲しい夕食が始まるが、事件はその時起こるのだった・・・。 家族が囲む夕飯の輪にべビタブンネが皿にちょこんと乗っかっている。 (今までみんなに元気をくれてありがとう。ゴメンね…。)家族全員がべビタブンネに感謝の 黙とうを奉げる。皆が涙ぐむ中、父タブンネの包丁によってべビタブンネの胸が断ち切られる。 すごく血生臭いが、皆、目を背けなかった。しかし、その瞬間、「ビギイイイイィィィ!?」 一瞬、誰の悲鳴か分からなかったが、たしかにそれはべビタブンネのものだった。 「ミグゥウゥウァアアァァ!」胸と腹から血や腸を撒き散らし、とても赤ちゃんとは思えぬ悲鳴で べビタブンネが苦しみもがく。実はさっき父タブンネが放った10万ボルトがあまかったのだ。 急いで母がいやしのはどうをかけるが、べビタブンネはチアノーゼをおこし、意味を成さない。 「ビィーッウビイーッ」見る間にべビタブンネは吐血でアゴを血に染め、臓物、糞尿を撒き散らす。 その様はこの世で最も悲惨な赤ちゃんといっていいだろう。「ビブォッ!ガフッ!ミガガガァ!」 やがて、手足をジタバタさせ、狂ったような奇声をあげ、最期の「ミゲオォッ!!」すごい勢いで 吐血し、白目をむいて、泡を吹いて死んだ。全て父のミスである。 その後、家族の夕食がさらに涙と暗黒のムードになったことは言うまでもない。 悲しい夕食から2日後、べビタブンネの犠牲も空しく一家は空腹だった。べビタブンネの骨は 基地の前の粗末な墓に元次女のムースと共に安置された。7匹だった一家はもう4匹に減った。 悲しみに一家が包まれる中、またも不幸がタブンネ一家を襲う。次男であった。 父の愚行で両足と触角、舌を失い、歩くことも出来ず、包帯を腰に巻き付け、オムツ生活を送っている。 切断した傷も化膿し、炎症が起こっている。終いには傷口から入った黴菌が脳に入り、脳症を引き起こした。 毎晩「ミグオオォォオオォォォォ!!!」(足を奪ったクソジジイ!許さんッ!)と叫び続け、父を見るたび、 憎悪の視線は強まった。そんなある夜。惨事は起きた。「ビグゥウゥウォオオ!」「ウビイイイイイィ!?」 次男の叫びとは別にもう一つの悲鳴があった。長女である。驚いた両親はすぐに次男を見に行く。 その光景は狂った目付きの次男が水を持ってきた長女に噛付いていた。「ミヒィイイィいい!」長女の悲鳴。 「グへへへヒィィイイ!」(オレに惨めな思いをさせたクソジジイ!死ね!)脳症を引き起こしていた次男は 偶然、水を持ってきた長女を父と間違えたのだろう。すでに個人の判別も出来ていなかった。 既に長女は次男に触角を噛み切られ、足はズタズタに引き裂かれ、右足が足首から千切れていた。 「ミヒィミヒィミヒィ」痛みと恐怖に泣き叫ぶ長女。それを「ミガァァアアァァ!!」タブンネとは思えぬ、 恨みと獣の形相で父を殺しているつもりで長女をボロ雑巾にしていく次男。目の前の地獄絵図に両親は呆然 とするばかり、絶望の声で「ミギィミギィ」助けを求める長女タブンネの声さえ聞こえなかった。 「ブガガハア―ッ!!」最早、獣と化した次男。足の無い体で素早く這いまわり、長女を引き裂いて行く。 「ミブィ・・・ミブイイィ!?」血を撒き散らしながら必死に両親に助けを求める長女タブンネ。 (パパ、ママッ!おねがい。早く助けてミィ!)しかし、次男タブンネの変貌に唖然とし、両親の耳にそれは 届かない。事実上、父タブンネの罪を被って無実の制裁を受ける長女の運命は絶望的だった。 「ブガァァァァ!」狂気の次男が長女の腹に噛付き、破った。「ウビイイイィィイイィィイイィ!!!?」 大量の血と臓物を吹き上げ、苦痛と絶望の悲鳴を上げ、「ミブォッ!」と血を吹く長女タブンネ。 (死ぬのイヤだよ!早くゥ!いたいよォォ!)脳がイカれ、父を殺しているつもりの次男。 長女の悲鳴を気分良く、嘲笑い、腸をズルズル食い漁っている。「ブゲゲゲゲエエェェ!!」 飛散した臓器を全て食い、「ミグゥゥウゥゥウ・・・」と苦痛に呻く長女の腹に顔を突っ込み、食い荒らす。 目の前の凄惨な光景に両親は自分がすべきことすら見失い、口を開けて見ているだけ。 「ミビャァアアァァァァァアアァァ!!ミビィイイイイィィィイイィィイイィイイィイイィィ!!?」 内部から臓器を荒らされ、長女は白目を剥き、口と腹から血を吹き上げ、のたうち回る。 5分後、顔を紅く染めて顔を上げた次男。最高の笑みを浮かべている。長女はチアノーゼを起こし、「ヒィヒィ」 呻ってビクンビクンと動いている。虫の息の長女に次男は渾身の力で鼻の骨を叩き割った。「ミグ・・ゥァ・・」 乾いた悲鳴と共に鼻から脳をニュルニュル吹きあげる。しばらく経って長女は脳を吹いたまま息絶えた。 疲れ果てた次男は意識を失い、倒れた。両親は、やっと正気を取り戻し、言葉を失った。目の前には、顔が変形し、 右足が千切れ、臓物、血をぶちまけた長女の変わり果てた死体が転がっていた。その死に顔はいつまでも両親を 見つめ、(はやく、たすけて!死にたくないミィ)と訴えていた。その責任は元を正せば全て父タブンネである。 狂った次男タブンネに惨殺された長女タブンネ。その死体は基地の前の墓に葬られた。 しかし、それから次男は一日中喚き、暴れていた。自分が殺したつもりの父。父の愚行で足を奪われ、 正に殺しても飽き足らないのだろう。「グオオオオオォオオォ!!」と父を恨む声を上げる次男。 そんな、変貌してしまった次男。その狂暴さを両親は恐れ、足の包帯を換えることも、オムツ代わりの 腰に巻いた包帯も換えず、別の部屋に引きこもっていた。つまり、看護を放棄しているのだ。 不潔なため、足の切断面は膿が吹き出し、またも、壊疽を引き起こした。その上、長女タブンネの臓物 を生で食いあさったため、腹を下し、オムツ包帯には下痢便が溢れ、様々な異臭が立ち込める。 食事もなく、次男の死も時間の問題であった。「ミヒィ、ミヒィ、ググ・・グオオオオオォォオオ!!」 自分の責任で苦しみもがき、呪いの声を上げる次男。しかし、既に両親は次男の事など頭に無し。 自分達2匹で、助けを求め、故郷に帰ることを考えついた。次男を置き去りにし、基地を後にする両親。 子供3匹(長女・べビタブンネ・元次女のムース)の墓に手を合わせる。「ミグゥ・・・ミヒィィィ・・・」 (ゴメンね・・・。パパとママが森の木の実を一人占めしたばかりに・・・。)泣いて子供に詫びる両親。 ハート型の肉球を腫らしながらも必死に海岸を目指し、氷をさまよう2匹。助けが来てるかも・・・。 甘い願望を浮かべる両親。もちろん狂った次男の事など、どうでも良かった。「ミッ、ミッ、ヒィ、ミィ」 白く息を吐きながら故郷を目指す両親タブンネ。自分達の判断ミスで、子供達4匹を死なせ、次男タブンネ の両足を奪い、看護まで放棄した両親。自覚が無いながら、ここまでの悪行を行った外道の両親。 父タブンネの左腕だけで済むほど、神の裁きは甘く無いことをこの2匹の外道の豚は知る由も無い。 外道の両親タブンネはただひたすら海岸に向かって歩く。もう一度ヤグルマの森に帰って家族を やり直そう。そんなことを考えながら歩くこと3時間。疲れた両親はバスケットからオレンの実を 2個出す。実はこれ、子供達にナイショで隠し持っていたモノだ。夫婦が実を頬張るそのとき、 「レ―ジ―ア―イッ」両親の目の前の氷がひび割れ、レジアイスが飛び出したのだ。 「ミヒィッ!!」驚いた両親は隠しオレンを思わず落とす。それをレジアイスは構わず踏みつぶす。 「ミイッ、ミィミィ」なんとか命は助けて。と許しを乞うがただのバカである。 「レ―ジ!レジ!レジ!」(美しい南極の景観や住民を乱すとは何事ダ。ここで始末スル。) 「ミヒィ、ミイミィ」必死で命乞いするが、この外道の豚に助かる理由など無い。 「ビィーーーーーーー」レジアイスの古代の吹雪が大罪人、父タブンネの体を直撃した。 「ミガガガガガァアア!!?」震えた悲鳴を上げ、父タブンネは氷のクリスタルに包まれた。 「ミイィイイイイィ!!」逆上した母タブンネがひみつのちからを放つが氷の世界でレジアイスに 効果は無かった。「ミッミミ?」うろたえる母タブンネの足元にレジアイスは冷凍ビームを放つ。 「ミヒィィイイィ!?」足が凍り、動けない母タブンネにレジアイスは(お前も罪人ダ)と言い放ち、 母タブンネにラリアットを撃つ。「ウビイィイイィィイイィ!!?」両足が氷ごと砕け、母タブンネ は吹っ飛ぶ。「ミヒィミヒィ」と苦痛に歪む母。去り際にレジアイスは(いい地獄を体験シロヨ。) と言い、飛んで行った。 自分と氷付けの夫。母タブンネは耳を澄ます。父の心臓は動いていた。はやく直さないと。 母タブンネは足の無い体で血の線路を作りながら、必死に氷付けの夫を押し、這いながら基地に戻る。 「ミヒィ・・・ヒィ、ミィ、ヒィ・・・。」膝下から血がどくどくと出る。しかし、自分の足の苦痛 に耐えながら基地に帰る母タブンネ。(もう一度、ヤグルマで家族をやり直すんだミィ・・・。がんばる んだミィ・・・。)夫婦が基地に戻ったのは12時間後。次男のことなど、頭にあるハズもない。 足の無い体で懸命に父タブンネを看病する母タブンネ。両足の出血は止まらず、這うたび、 血の線路を作る。母タブンネの看病も空しく、父の心臓の鼓動は弱まり、3日後、心臓は止まった。 「ブミヤァァァァァァァァアアッ!?」人生のパートナーを失い、泣きわめく母タブンネ。 数分後、突然、「ミへへへへへへ」と笑い、氷付けの父タブンネにいやしのはどうを当て続ける。 それから、2日後、48時間ぶっ通しでいやしのはどう使い続けた母タブンネ。足の出血は止まること なく、血の水溜りを作っている。疲れ果てた母タブンネは「ミグゥフゥッ!」と血を吐き、死んだ。 氷の中の父タブンネは1㎜も動かない。誰もが死んだと思うだろう。しかし、生きているのだ。 レジアイスの特殊な冷気によって、体の細胞が凍結し、仮死状態に陥ったのだ。脳細胞すらも。 しばらくして、目を覚ます父タブンネ。脳細胞がわずかに意識を取り戻したのだろう。 (妻はどこだミィ?)探そうとするが体が動かない。父タブンネの意識を司る脳細胞以外は、凍結したまま である。つまり、この先、父タブンネが動かせるのは己の意識のみ。一生溶けることのない氷の牢獄に 閉じ込められる。また、特殊な氷なので、心臓が凍ったままでも生きていける。死ぬことも無く、 永遠に終わることの無い、氷の監禁生活。これこそが神の裁きである。 しかし、父タブンネの本当の地獄はそれから5年後である。 それから5年後、父タブンネは心で泣くか寝るだけの生活を送っていた。今日も変わらない味気ない生活。 では無かった。この基地の南極探検隊が帰ってきたのだ。 「隊長!倉庫のオレンがありません。」「隊長!氷付けのタブンネとミイラが転がっています!」 部下の報告に驚く隊長だが、すぐにタブンネを回収した。「隊長!地中から子供らしきタブンネがあります。」 また、別の部下は「隊長!子タブンネの頭部を発見しました。」それは長男の頭だった。さすがにオニゴーリも 頭は不味く、捨てたのだろう。「隊長!実は・・・。」「何だって・・・。」 そんな感じで、タブンネ一家は全て回収された。(やった!助かったミィ♪)甘い妄想に浸る父。眠ってしまう。 父タブンネが目を覚ます。しかし、体は動かない。そして目の前に並んでいたモノ。それは、右から長男の首、 ズタズタの長女、ムースの次女、骨だけの赤ちゃん、ミイラの母タブンネ。全員、凍結して保存されている。 そして、一番左には、立派な義足を付け、同族を食い殺す、見捨てたハズの次男の姿。父は言葉を失った。 そう、ここはシッポウ博物館の別館である。次男と一家の死体が、父タブンネを見つめるように配置されている。 次男はあれから5年、氷付けで、生存し、ここで解凍された。もう、タブンネとしての記憶は無い獣である。 この一家はイッシュ政府の国家虐待遺産とされ、厳重な管理の下、保管される。次男には毎日タブンネを10匹 プレゼントされ、狩りを楽しむ。もちろん父の生存も確認された。父タブンネは永遠に家族の死体の憎悪の 視線を浴び、変わり果てた次男と同族の惨劇をずっと一生、死ぬことなく見せられる。本当の生き地獄。 父タブンネの精神崩壊との終わることのない闘いはこうして始まるのであった。 南極サバイバル 完 発狂は逃げでござる!パパンネ殿! -- (名無しさん) 2011-12-04 01 18 38 次男は生きてるということか? -- (ヒビキ) 2011-12-11 01 37 17 発狂して同族を食うようになったがね -- (名無しさん) 2011-12-11 10 09 10 パパンネが生きてるのはレジの神秘的な力のお陰で納得できるが、キチガイの次男が生きてるのはなんでだよwww -- (名無しさん) 2012-08-23 15 42 33 パパンネと同じく凍結保存じゃない? -- (名無しさん) 2012-08-24 12 08 00 次男ナイス -- (名無しさん) 2012-09-21 23 36 40 べビンネ食うのに抵抗無い、パパ同様次男を見捨てるとかママンネもクズ -- (名無しさん) 2012-11-25 17 59 44 元をたどれば、パパンネェ!それとママンネェ!貴様等がこの世にうまれたからこのような惨劇が生まれたのだwまぁブタンネは存在という大罪を犯しているがw -- (名無しさん) 2012-12-07 19 01 35 (ある意味)理想の生活を満喫してる次男。まぁタブンネとしての記憶も家族の絆もすっかり無くなったけどw元凶のパパンネは家族の憎悪の視線と同族の惨劇を見てしっかり反省してね^^ -- (名無しさん) 2013-01-29 00 31 01 パパンネがこうして最後まで生き残るssも珍しいよな -- (名無しさん) 2013-02-01 23 36 21 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tsvip/pages/1186.html
「お誕生日おめでと~!」 ここ数年、誕生日パーティなんて全く開かなかった我が家。 そんな我が家で久方ぶりのパーティが開かれた。 理由はもちろん…。 「我が家の息子の、新たな人生に乾杯~!!」 「お父さん、もう息子じゃないでしょう。」 「そーだったそーだった、ワハハハハ。」 勝手に乾杯の音頭をとる親父に、それに突っ込むオカン。 なんでこの両親は、息子の変貌にこんなに呑気なのだろうか。 「諦めなさい。お父さん、どうしても娘が欲しかったみたいだから…。」 「んなコト言ったって、2人ともさせるか普通…。」 両親のノリをよそに、呆れたように2人を眺めているこの姉貴も、 かつて中学時代、野球部でエース投手だったのに、 今では花の女子大生をやっていると言うのだから、この現象は侮れない。 「大丈夫。私だけは、あんたの味方だからね?」 「散々弟を誘惑してからかっておいて、何言ってやがんだよ…。」 「はいはい。そういうコトはコレ見てから言いなさい。…というワケで、はい。」 そう言って、姉貴は俺に綺麗に包装された包みを手渡す。 「ん、なんだこれ。」 「誕生日プレゼント。この時期必須の女の子アイテムだよッ。」 態々ヘタクソなウインクをしてみせる姉気。 姉貴がこうやって可愛い子ぶる時はロクなコトがないのだが…。 その予想は、裏切られること無く俺の元に届いた。 「…なんだこれ。」 「毛糸のぱ・ん・ちゅ☆コレで冬もバッチリだNE☆」 「ッはぁ~~~~。」 俺の女体化後、何度目かの溜息は、知りたくもない女性の秘密に、 激しく盛大なものとなったのであった…。 おしまい!
https://w.atwiki.jp/gangroad-i/pages/160.html
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (0.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (2.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (3.jpg) ノーマル ノーマル ノーマル ハイノーマル 鷲尾 未羽 鷲尾 未羽+ 鷲尾 未羽++ [我儘] 鷲尾 未羽 攻撃力 1240 攻撃力 1488 攻撃力 1736 攻撃力 2232 防御力 850 防御力 1020 防御力 1190 防御力 1530 必要戦力 11 必要戦力 11 必要戦力 11 必要戦力 11 小金持ちの企業家の一人娘。蝶よ花よと育てられた結果、手が付けられない我儘娘に成長。徹底的に人を見下し、小馬鹿にした態度を崩さない。 小金持ちの企業家の一人娘。口を開けば二言目には他人を卑下し、見下す発言を繰り返す。そんな彼女の傍若無人っぷりは留まるところを知らない。 小金持ちの企業家の一人娘。暴言に次ぐ暴言に、彼女に対する両親の教育を疑う声も多いが、それでも何故か彼女の両親は咎める事をしないのだと言う。 小金持ちの企業家の一人娘。その正体は規格外のIQを誇る天才であり、数々のパテントで父の会社に巨額の富を生み出していたのは彼女自身なのである。 「あらぁ?無能さん、今日は何の用?」 「貴方達って、どうしようもないクズね」 「私に意見できると思ってるの?」 「天才?…フン、陳腐な言葉ね」 売却価格 700 売却価格 1050 売却価格 1400 売却価格 2100
https://w.atwiki.jp/corda2-encore/pages/68.html
写真集 入手条件 日野香穂子 加地の通常恋愛エンディングを見る コンサートでボーナス「加地」を達成 加地の評価400以上でゲームをクリア 加地の引継恋愛エンディングを見る 「難しい」を王崎の親密度500以上でクリア オーケストラで「交響曲第5番」を演奏 オーケストラで交響詩「ローマの松」を演奏 吉羅の恋愛エンディングを見る 月森・土浦・志水のエンディングを見る 火原・王崎のエンディングを見る 柚木・金澤のエンディングを見る すべてのオーケストラ曲を演奏済にする 引継恋愛エンディングを6人分見る 月森蓮 コンサートで「弦楽四重奏曲 死と乙女」演奏 コンサートで「ヴァイオリン協奏曲」演奏 コンサートでボーナス「月森」を達成 評価SSSを獲得 月森の親密度500以上でゲームをクリア 月森の評価400以上でゲームをクリア 「難しい」で評価SS以上を獲得 「難しい」を月森の親密度500以上でクリア 「難しい」を月森の評価400以上でクリア 月森の他の写真をすべて入手済み 月森の通常恋愛エンディングを見る 月森の引継恋愛エンディングを見る 土浦梁太郎 コンサートで「スラヴ舞曲第10番」演奏 コンサートで「ヴォカリーズ」演奏 コンサートでボーナス「土浦」を達成 コンサートでボーナス「愁情」を達成 土浦の親密度500以上でゲームをクリア 土浦の評価400以上でゲームをクリア オーケストラで組曲「惑星」を演奏 「難しい」を土浦の親密度500以上でクリア 「難しい」を土浦の評価400以上でクリア 土浦の他の写真をすべて入手済み 土浦の通常恋愛エンディングを見る 土浦の引継恋愛エンディングを見る 志水桂一 コンサートで「オンブラ・マイ・フ」演奏 コンサートで「中央アジアの草原にて」演奏 コンサートでボーナス「志水」を達成 コンサートでボーナス「清麗」を達成 志水の親密度500以上でゲームをクリア 志水の評価400以上でゲームをクリア オーケストラで「交響曲第7番」を演奏 「難しい」を志水の親密度500以上でクリア 「難しい」を志水の評価400以上でクリア 志水の他の写真をすべて入手済み 志水の通常恋愛エンディングを見る 志水の引継恋愛エンディングを見る 火原和樹 コンサートで「トランペット協奏曲」演奏 コンサートで「ラプソディー・イン・ブルー」演奏 コンサートでボーナス「火原」を達成 コンサートでボーナス「彩華」を達成 火原の親密度500以上でゲームをクリア 火原の評価400以上でゲームをクリア オーケストラで組曲「展覧会の絵」を演奏 「難しい」を火原の親密度500以上でクリア 「難しい」を火原の評価400以上でクリア 火原の他の写真をすべて入手済み 火原の通常恋愛エンディングを見る 火原の引継恋愛エンディングを見る 柚木梓馬 コンサートで「白鳥の湖~情景」演奏 コンサートで「カルメン第1組曲~間奏曲」演奏 コンサートでボーナス「柚木」を達成 累積BP20000以上でゲームをクリア 柚木の親密度500以上でゲームをクリア 柚木の評価400以上でゲームをクリア オーケストラで「ボレロ」を演奏 「難しい」を柚木の親密度500以上でクリア 「難しい」を柚木の評価400以上でクリア 柚木の他の写真をすべて入手済み 柚木の通常恋愛エンディングを見る 柚木の引継恋愛エンディングを見る 冬海笙子 コンサートで「アラベスク第1番」演奏 コンサートでボーナス「冬海」を達成 オーケストラで「フィガロの結婚」を演奏 冬海の親密度500以上でゲームをクリア 冬海の評価400以上でゲームをクリア 「難しい」を冬海の親密度500以上でクリア 「難しい」を冬海の評価400以上でクリア 冬海の友情エンディングを見る 金澤紘人 「難しい」で技術Lv24以上 コンサートで完成度130以上の楽曲を演奏 コンサートで「乾杯の歌」演奏 コンサートでボーナス「歌劇の歌」を達成 金澤の親密度400以上でゲームをクリア 「難しい」を金澤の親密度400以上でクリア コンサートで「ルスランとリュドミラ序曲」演奏 金澤の他の写真をすべて入手済み 金澤の恋愛エンディングを見る コンサートで演奏評価を115以上にする 王崎信武 重要人物7人をアンサンブル可能にする 「難しい」でコンサートの獲得BP5000以上 コンサートで「パガニーニの主題による・・・」演奏 コンサートでボーナス「ロシアの作曲家」を達成 オーケストラで大序曲「1812年」を演奏 王崎の親密度500以上でゲームをクリア コンサートで「ある晴れた日に」演奏 王崎の他の写真をすべて入手済み 王崎の恋愛エンディングを見る コンサートの動員数を400人以上にする 天羽菜美 オープニングイベントを見る コンサートで「ディヴェルティメント」演奏 天羽の親密度75以上でゲームをクリア コンサートで「アメイジング・グレイス」演奏 「難しい」で動員数400人以上 「難しい」を天羽の親密度75以上でクリア
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/835.html
【名前】飢留 留玻璃(きりゅう とめはり) 【性別】女 【所属】魔術 【能力】「ティンダロスの猟犬(ハウンドオブティンダロス)」「ジレルスの結界石(ストーンオブジレルス)」 【能力説明】 「ティンダロスの猟犬」は、2通りの術式である。 ①ティンダロスの猟犬それ自体ではなく、その存在を基とした暗殺(?)呪術。 ターゲットの匂いが染み付いている物品を触媒として発動する。 この際の「匂いが染み付いた」とは、犬が嗅ぎ分けられる程度の匂いが染み付いていれば良い。 発動すると、ターゲットの至近にある鋭角から、触媒を核にした「ティンダロスの猟犬」を模した使い魔が出現し、攻撃を仕掛ける。 端的に言えば、この術式は 「触媒を核にした、死んでも復活する物体の作る鋭角に対してのみ瞬間転移が可能な匂いを追うティンダロスの猟犬を模した使い魔」 を作るというものである。瞬間転移する条件は、対象が猟犬から5m以上離れた場合と、使い魔が拘束された場合。 転移可能距離は30m。使い魔の戦闘能力は一般的な灰色狼くらい。使い魔を作るまでがこの術式であるため、 使い魔の持続時間はおよそ30日というかなりの長さを誇る。 欠点として、この術式は使用者の正気度を削るため、あんまり連続して使うと正気を失い狂人や廃人になる。 具体的には一度使ってから半日間をおけば、大体削れた正気度が回復する。 また、これで相手を追うのはあくまでも使い魔であるために、幻想殺しを使われるとすぐに猟犬が消滅する。 ちなみ、核とした触媒を破壊されても触媒ごと復活するが、触媒がある部位に別な匂いのついた物品を突っ込むと、 使い魔が対象を特定できず、行動することができなくなる。 ②「ジレルスの結界石」に封じられたティンダロスの猟犬を召喚・使役する魔術。 「ジレルスの結界石」はオリジナル、真正品であり、この術式の補助用の魔術道具としても用いられる。 ①と違い、猟犬に対して物理的に打倒することは不可能であり、猟犬自体も圧倒的に強い。 出現するときには、転移ではなく時間的に偏在することで出現する。 つまり、あらゆる時間あらゆる鋭角において出現する、ということである。最も時間に関しては 術者が把握できるように、時間移動をしないように制限を掛けられている。 また幻想殺しを使用しても、消えた後で別の角から湧いてでる。 欠点は 1.ある程度方向性を定められるとはいえ猟犬自身が行動するため、巻き添えがひどいことになる(知覚した存在を殺害するため)。 2.召喚中は魔力とSAN値がガリガリ削られていくため、そう長時間出せる存在ではない。 3.魔力が底をつくor術式が途切れると、ターゲットをやった後に使用者が殺される。使用者自身が意図的に術式を遮断した場合は送還される。 4.猟犬への命令・封印は結界石を用いるため、結界石が壊されるor奪われると使用者が詰む。 5.使用中~使用後1日の間、狂気に落ちる。 である。 【概要】 日本人のクトゥルフ系魔術師。18歳。魔法名は「abyssi666(深淵は此方を窺い見る)」 彼女の両親は邪神崇拝者であり、それらしいアイテムの蒐集をしていた。彼女の保持する「ジレルスの結界石」は 両親で奇跡的に入手できたアイテムである。が、彼女の両親は崇拝者ではあるが魔術師の才能は無いため、結界石が オリジナルであるということに気づかなかった。 5年前、彼女の両親が邪神を召喚しようとして娘である彼女を生贄に捧げようとしたが、彼女は必死で抵抗、 その際に結界石に封じられていたティンダロスの猟犬を偶然召喚し、両親を殺害した。 その後、ティンダロスの猟犬は彼女を殺そうとしたが、彼女は一流の魔術師になれるだけの才能を持っていたため 結界石に猟犬を再封印することに成功、事なきを得た。 その後、家からあるだけのそれっぽい魔術書(大半はインチキ本)を持ち出し逃げ出した彼女は独学で魔術を習得し、フリーランスの魔術師として活動している。 基本的には人探しをするが、偶に殺し屋的な仕事も受けている、というか魔術的にはそっちが本来の使い方。 性格は内気だが、偶に正気を失ってるのか第4の壁を叩き壊したような発言をする。メタい。 彼女のメタ発言は誰が聞いても、自分自身で思い出してみても"狂人の戯言"としか思われない、思えないためにそれが正確な情報だとしても 誰も、自分自身ですら信じられない、という特徴がある。 【特徴】 黒目黒髪のストレート。パッと見は日本人形のような髪型である。背丈は普通で胸は控えめ。 普通にしている分には日本美人といえる顔立ちをしているが、狂気に落ちたときは瞳孔が開きっぱなしで焦点が合わず、 目も限界まで見開いているためになまじ人形のような美人なだけにとても怖い。まるで貞子である。 【台詞】 一人称「私」 二人称「あなた」 「こんにちは、失せ物探しの依頼で来ました。」 術式①使用中はカタコトになる。文章的にはカタカナ混じりになる。狂気度が上がるとカタカナの割合が増える。 「ターゲット…補足しタ。申し訳無いノだケれど、死んデくだサい。」 術式②による狂気に落ちた状態は、メタ台詞全開でしゃべる。その際は【】を使う。 また口調も変わる。この際の一人称は「ワタシ」、二人称は「キミ」 【ヤア、こンにチハ。コの文章を読んデイルそこのキミ、相手が次どンナこトをすルノか読み進めて教えてクレナいカな?】 【主はイルノか、だッテ?居るわけ無イジャん。主の本名ガ鎌池○馬ナラとモかクサ。】 【SS使用条件】 生死関わらずどんな用途でもok。
https://w.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/58.html
翠星石「ほれ、さっさと起きやがれです!」 そういって、翠星石は寝ている男子Aに蹴りを入れた。 男子A「いてぇ!?」 翠星石「めぇさめたですか?! じゃぁさっさと顔洗ってこいです!」 男子A「うぃっす……」 やぁ、俺は男子A。訳あって翠星石先生の所に下宿させてもらってる。 理由は、うちの両親が長期旅行に行ってしまった事だ。 ちょうど、翠星石先生とはお隣さんだったので両親が無理を言って頼んだのだ。 ちなみに、皆が喜ぶようなイベントは一切ない。 とりあえず、俺は顔を洗って眠気を取る。 男子A「洗ってきたっす」 翠星石「じゃぁ、さっさと朝ごはんたべろです! ちんたらするんじゃねぇです!」 テーブルに並べられた朝食。 オムレツとコンソメスープに、フレンチトースト。 男子A「いただきます」 翠星石「味わってたべるんですよぅ!」 毎日、こんな朝食を食べているが正直飽きないし嬉しいのが現状。 両親は忙しい人たちで、レトルトモノが多かったから、手作りの料理の温かさが嬉しかった。 それに、やっぱ翠星石先生が家庭科の先生と言うだけあって大変美味しい。 翠星石「美味しいですか?」 男子A「そりゃもちろん」 多分皆には、新婚っぽいとかに見えるかもしれないが 翠星石「じゃ、後片付けお願いですぅ」 男子A「……うぃっす」 こんな感じだ。 風呂で、遭遇ドッキリイベント☆ なんて、絶対にない。 風呂だけは、自宅でという約束だ。 ある意味生殺しな環境に俺はいるわけだ。 翠星石「よーし、今日もがんばるですよぅ!」 男子A「じゃ、俺は適当にがんばります」 翠星石「ちゃんとがんばるですよ! なぁに、しょぼくれた事いってやがるですか!」 男子A「はっはっはっ。まぁがんばります」 毎日が、こんな感じだ。 でも、俺は幸せだと思う。 まぁ、両親が旅行から帰ってきたら、もうこの朝食とか食べれなくなるのは残念だなぁって思うけど。 両親が戻ってくるまでの間、堪能したいと思う。 翠星石「じゃぁ、私は先に学校いくです! 洗い物と戸締りよろしくですよ!」 男子A「うぃーっす」 いま、この毎日が楽しい。