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EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎(*1) DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎(*2) ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ
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EXEXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう((星の白銀・世界・天国(スタープラチナ・オーバーヘブン(ザ・ワールド)))) 天国に到達したDIO(世界・天国(ザ・ワールド・オーバーヘブン) EXEX 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(星の白銀・世界(スタープラチナ・ザ・ワールド))) DIO(世界(ザ・ワールド)) EX 空条 承太郎*1 DIO(ザ・ワールド(素手、時止めなし)) SSS DIO(隠者の紫(ハーミットパープル)) SS 空条 承太郎(くうじょう じょうたろう(素手)) ヴァニラ・アイス(クリーム) 再起不能となったジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車・鎮魂歌(チャリオッツ・レイクイエム)) S モハメド・アヴドゥル(魔術師の赤(マジシャンズレッド)) 花京院 典明(かきょういん のりあき(法王の緑(ハイエロファントグリーン) ジャン=ピエール・ポルナレフ(銀の戦車(シルバーチャリオッツ)) ペット・ショップ(ホルス神) ダニエル・J・ダービー(ダービー兄(オシリス神)) アヌビス神(ジャン=ピエールポルナレフ) AAA 空条 承太郎*2 ジョセフ(波紋・隠者の紫(ハーミットパープル)) イギー(愚者(ザ・フール)) ラバーソウル(黄の節制(イエローテンパランス)) エンヤ婆(エンヤ・ガイル(正義(ジャスティス))) J・ガイル(吊られた男(ハングドマン)) ミドラー(女教皇(ハイプリエステス)) ンドゥール(ゲブ神) アヌビス神(カーン) ケニーG(ティナー・サックス) AA 呪いのデーボ(悪魔(エボニーデビル) グレーフライ(灰の塔(タワーオブグレー)) 偽キャプテン・テニール(暗黒の月(ダークブルームーン))フォーエバー(力(ストレングス)) ホル・ホース(皇帝(エンペラー)) ネーナ(女帝(エンプレス)) ズィー・ズィー(運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)) 鋼入りのダン(スティーリー・ダン(恋人(ラバーズ))) アラビア・ファッツ(太陽(サン)) マニッシュ・ボーイ(死神13(デス・サーティーン(悪夢世界(ナイトメア・ワールド))) カメオ(審判(ジャッジメント)) オインゴ(クヌム神) ボインゴ(トト神) アヌビス神(チャカ) マライア(バテスト神) アレッシー(セト神) テレンス・T・ダービー(アトゥム神) A ヌケサク 大統領(ラブトレイン) プッチ(MIH) ジョナサン ジョルノ(GER) 究極カーズ BBB 空条 ホリィ(くうじょう ほりぃ(茨(癒しの能力))) ディアボロ ディエゴ・ブランドー(THE WORLD(ザ・ワールド(オレだけの時間だぜ))) ジョニィ(Act4) ジャイロ(BB) 吉良 大統領 BB ウィルソン・フィリップス上院議員(車)ウェザー ディエゴ・ブランドー(恐竜(スケアリー・モンスターズ)) B 空条 貞夫(くうじょう さだお) 仗助 カルネ 露伴 重ちー CCC ワムウ 音石 ローゼス ウィルソン・フィリップス上院議員(素手) カーズ 猫草 CC チョコラータ イルーゾォ アン(家出少女)シェリー・ポルナレフ ソフィー マレーナ エシディシ C リゾット サーレー セッコ スージーQ・ジョースター DDD ブチャラティ ギアッチョ ポルポ 定助 DD 定助 サンタナ ホルマジオ アナスイ D ウンガロ ズッケェロ EEE ミスタ トリッシュ 形兆 EE オエコモバ ホルマジオ ドナテロ 噴上 E ラングラー F・F サウンドマン 吉廣 ジャンケン小僧 FFF リキエル ジョンガリ・A ヴィヴァーノ ドナテロ 康一 FF フーゴ エルメェス マックイイーン ケンゾー グッチョ 億泰 F ヴェルサス GGG マイクO GG ナランチャ G ブンブーン HHH 虹村さん(京) HH リキエル ラングラー H メローネ アンジェロ III 11人の男 ホットパンツ II シュトロハイム ウェカピポ I アクセルRO マジェント JJJ ジョセフ JJ スポーツマックス J ジャイロ KKK プロシュート アバッキオ リンゴォ KK DアンG ペッシ K ミューミュー LLL マライア LL ミラション L スクアーロ MMM 未起隆 MM プッチ M エニグマの少年 NNN グェス 定助 ディスコ NN マウンテンティム N フェルディナンド博士 OOO ブラックモア OO ジョニィ O ポークパイハット小僧 由花子 PPP プッチ PP ジャイロ P ルーシー 間田 QQQ ティッツァーノ 玉美 QQ トニオ ネズミ RRR カーズ RR ジョルノ
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ジョンガリ・Aは白内障によってほとんどの視力を失ってはいるが、まったく目が見えないというわけではない。 くわえて、卓越した狙撃手としての感覚と彼のスタンドで気流を読むことによって建物の位置や人の存在は察知できた。 光ささぬその瞳は、常人が見えている範囲より多くの物事を見通していた。 だが、彼はこの殺し合いの場において幸か不幸かでいった場合、不幸な状況にあった。 地図や名簿といった薄っぺらな紙は彼になんの情報も与え得なかったからである。 敬愛すべき主君も、幼き頃より見知っている神父も、この場にいるかすらわからない。 放送を聞き終えた彼がまず情報を欲したのは、当然ことだといえる。 空条承太郎と、その同族が最初のステージで死に、そして空条徐倫が死んだ。 死んだ者がそれだけだったならば彼にとって疑問はない。 この殺戮のゲームはジョースターの血統を根絶やしにするために行われており、なすべきことは参加者の殺害。 そうシンプルな結論に落ち着く。 しかし、あまりに死者が多すぎた。 ンドゥール、そしてDIO様に似た空気をまとった青年の存在……。 ジョースターの血統に仇なす者たちもまた同様に集められ、一緒くたに殺し合いを強要されているのではないか。 そうなれば、と彼は考える。 俺のすべきことはDIO様の護衛。 二度とあの方を失わないチャンスがここには存在しているのだ。そのためにはまずあの方を見つけださなければならない。と。 皆殺しか、情報収集か。 ジョンガリ・Aは、その両方をとった。 すなわち、情報を得つつ殺害を行う。 放送を経て決心したジョンガリ・Aが察知したのは、南から北上する青年の姿だった。 * * * ――山岸由花子を放置するべきではなかったかもしれない。 あらためて、現状を鑑み、花京院典明はそう考えていた。 山岸由花子は空条承太郎を知らなかったようだが、このゲームにはジョースター家に類する者、そして彼らに関わりを持った人間が多く存在する。 何名かはDIO様と空条承太郎がたどった「歴史」を知っているのだろう。 つまり、間接的にも、空条承太郎の仲間は多く存在していることになる。 DIO様の敵が多いということは、とどのつまり私が始末すべき敵が多いということを意味する。 だというのに……!! 『花京院典明』という人間が『DIO様の敵である空条承太郎を抹殺しようとしている』。 そのことを山岸由花子は知っている。 山岸由花子が殺害をもくろんでいた広瀬康一はたくさんの仲間に囲まれていた。 どうせ返り討ちにあうだろうと彼女を放置したが、彼女がなんの情報ももらさず死亡する確証はない。 彼女は私のことを憎い相手と認識していただろう。空条承太郎に関係がある相手と出会った場合、私の情報を漏らす可能性は十二分にある。 触れるだけで相手の記憶や思考を読みとる能力――そのようなスタンドも存在しないとは言い切れない。 『未来の花京院典明』は空条承太郎の仲間だったとアレッシーは語った。 ジョースターの一味と信頼関係を築いていたのならば、彼らは自分を見て、仲間だと認識したかもしれない。アレッシーのように。 現在の私には「仲間になった」という未来を知っているアドバンテージがある。 空条承太郎や他の仲間の寝首をかけるステータスが私には備わっている。 しかし、最初から疑われていたのでは不意を打てる可能性は大いに下がってしまう。 ――あの方のお役に立ちたいと願ったのなら、どんなミスも犯すべきではなかったのに……。 名簿もなかった状況では、本名を名乗るべきですらなかったのかもしれない。 山岸由花子から信頼を得ようとしたところで、なんの意味もなかったのだから。 山岸由花子は爆音の響いた方へ向かった。 追いかければ、山岸由花子かあるいは広瀬康一とやらが殺されかかっている状況に間に合うかもしれない。 広瀬康一を助けるふりをして山岸由花子を殺害すれば……。 花京院典明の足は自然と北へとむかう。 しかし彼は山岸由花子に追いつくことができなかった。 先行させたスタンドの視覚が、ライフルを背負った長髪の男の姿をとらえていた。 * * * 「殺害を依頼した相手までリストに載せるバカがいるか……?」 地図でいうところのF-8北側にある民家の一室で、男の嘆息が漏れた。 そこは、しがないサラリーマンの住居とはにわかに信じられないような洋風二階建ての戸建て。 川尻浩作が毎月13万円の家賃を支払い、家族と住んでいた家屋である。 いまそこにいるのは、川尻浩作の格好をした川尻浩作ではない男。川尻浩作の心情を永遠に理解し得ないであろう男、ラバーソール。 彼の指先はびっしりと文字が書き込まれた紙片を摘んでいた。 陽に透かし、風に泳がせ、なんの変哲もない紙であることを確かめる。 「殺しの依頼にしちゃ、まぁ、いろいろと不自然だ、が…… この紙切れ以外にはなんもねえようだしな」 彼の視線の先には黄色いスライム状の物体の中でもがくハトがいる。 ラバーソールのもとへ名簿を運ぶこととなった不幸なハトであった。 この殺し合いのゲームが新しい依頼であり、参加者を皆殺しにすれば報酬が貰えると考えていたラバーソールにとり、『名簿』と放送の内容はやや予想外のものであった。 依頼人にとっては、殺し屋だろうが一般人だろうが関係ねぇ。 誰が誰を殺してもOKってことになる。 そこから察するに、この殺し合いは誰を殺したかによって賞金の額が異なる。 川尻浩作が100ドルだとして、空条承太郎は100000ドルってな具合にな。 名簿にそれが載ってないのは不自然だが、『三日間生き残れ』ってのには説明がつく。 三日間で殺した人間の賞金の合計額が生き残ってるやつに支払われるってわけだ。 放送では空条承太郎と川尻しのぶ、そしてサンドマンとかいう野郎の名が呼ばれるのを期待したが、結果は惜しくも大ハズレ。 死んだのは早人っていう、川尻浩作のガキだけだった。 変装がばれ、珍しくヒヤっとする体験をしたわりに得たものはほぼ皆無。 『川尻浩作』と、もうひとりを喰ってやってからろくな目にあってねぇ。 ったく、アンラッキーとしかいいようがないぜ。 ブジュル ラバーソールの苛立ちを反映し『黄の節制』が膨張する。 もがいていたハトの姿は完全に飲み込まれ、動かなくなった。 それにしても放送が終わってからしばらくたったが、誰もこの近辺を通りかからねぇ。 やる気のあるやつらはすでにDIOの館なんかに行っちまってるってことか? それで、殺しあいなんてまっぴらだって臆病なやつらは、地図の端の方の施設でふるえてるわけだ。 俺は? 当然、乗ってる側だ。 泣きわめいて命乞いをするやつらを端から潰していくのも一興だが、すでに76人も死んじまってるからな。ここからは飛ばしていくぜ。 とはいえ、問題は『誰』でいくかだな。 空条承太郎もさっきのやつらも俺を追ってきている気配はないが、まだこの辺をうろついている可能性は捨てきれん。 正直、空条承太郎のわけがわからん能力も、『黄の節制』をスパッとやっちまったサンドマンの能力も、ハンサムのラバーソール初の障害ってやつだ。 俺の『黄の節制』に弱点はない。が、相打ちにならねえとも限らねぇ。 見た目で警戒されるのは避けとくべきだ。 となると…………。 * * * 「ジョナサン、僕から質問をしてもかまいませんか? 吸血鬼や屍生人について、詳しいことが知りたいんです。 たとえば、その化け物たちが呼吸を必要としない生物なら『エアロスミス』のレーダーでは感知できないかもしれない。 レーダーで追えるのはあくまで二酸化炭素の反応だけですから。 それに、君にとっては『スタンド』の方が信じがたいと思われるかもしれませんが、僕には吸血鬼や屍生人なんてファンタジーやメルヘンの中の存在としか思えないんです」 「そうだね、ナランチャにもきちんと伝えていなかったから、さっきは危なかった。 ふたりは『石仮面』について、聞いたことは……?」 E-6のアクセサリーショップの中では、主にジョナサンとフーゴの間で綿密な情報交換が行われていた。 フーゴが第一に問いただしたのは、吸血鬼と屍生人について。 彼がそれについて真っ先に触れたのには理由があった。 ジョナサンにもナランチャにも伝えることのできない問題がフーゴにはあったためだ。 すなわち、自分の知るナランチャはすでに死亡しているという事実と、吸血鬼は死者を蘇らせるというジョナサンの言葉。 ナランチャが屍生人という存在だと、フーゴには到底思えない。 しかしジョナサンの前で、『ナランチャ、君はすでに死んでいるはずだ』と、問題提起する勇気はどうしても持てなかった。 ジョナサンの知らないジョースターの血統――時間軸の違いをフーゴは確信しつつある。 それはジョナサンより進んだ時間から連れてこられたゆえに気付けたのであり、吸血鬼による死者の蘇りを信じるジョナサンに罪はない。 それでも。 ナランチャは屍生人などではないと、完全に否定できる材料をジョナサンの口から得たかった。 確固たる証拠がそろってから説明したいと思ってしまう自分の弱さもフーゴは自覚している。 アバッキオのことは保留するとして、なんの説明もなしに、ナランチャ同様死んだはずのブチャラティに、かつて『パッショーネ』に属していた者たちに出会えば、いずれはどこかで混乱が生じ、隙が生じる。 ジョナサンは誤解から他人を殺めてしまうような人間には見えないが、仲間内でのいざこざの種は潰しておくべき、彼はそう考えていた。 それに、吸血鬼、屍生人について詳しく知れば、アバッキオを救う手だてがあるかもしれない。 ジョジョの夢をともに追う、誰も欠けることのない、ブチャラティチーム……。 儚い夢とうしろめたい気持ちをかかえながらフーゴは話を続ける。 * * * ――エメラルドスプラッシュ 弾かれた弾丸がどこか遠くの壁に命中し、鋭い音をはなった。 花京院典明は舌打ちとともに神経をスタンドへ向ける。 ――まさか、あの距離から撃ってくるとは思わなかった。 北方300mはあろうかという距離から放たれた銃弾は、正確に足元を狙っていた。 スタンドの視覚によって男の動向に気付くことができたから、どうにか銃弾を逸らせたものの、一瞬でも判断が遅れていれば骨もろともやられていたに違いなかった。 男のものと思われるスタンドの存在は感知できていたが、それを介さない純粋なライフルによる狙撃。だというのに、おそろしく判断が早く、狙いは正確だった。 接触を試みるか、ひとまず撤退するか。 そうこう悩んでいるうちに、狙撃手は空薬莢を抜き、次の一撃の準備をし終えようとしている。 ――見境なく撃ってくる相手と話が通じるとも思えない……。 この狙撃手が山岸由花子を処分していることを願いながら、花京院は進路を南に取った。 DIOへの忠誠――心中をともにする二人ではあったが、互いにそれを気付くすべはない。 遮蔽物の多い道をジグザグに走行しながら、行く先へスタンドを先行させた。 どうやら狙撃手は追ってきているようだ。 脳漿までぶちまけそうな鋭い一撃が髪先をかすめ飛んでいく。 いまや見慣れてしまったタイガーバームガーデンに突き当たり、東へまわりこむ。 E-6の南側、スタンドの視界がガラス張りの建物の中に数人の影をとらえた。 周囲に警戒しながらなにかを話し合っているようだ。 正義感の強い人間ならば、銃撃を受け、逃げこんできた人間を無碍に扱ったりはしないだろう。 うまく取り入り、狙撃手を撃退し、情報交換を行う。 ジョースターに与する者ならば、そのまま仲間のふりをし、折りをみて一網打尽にする。 彼らがこのゲームに乗り気な者たちであっても、こちらが無力なふりをすればまずは狙撃手への対抗を試みようとするだろう。 狙撃手にとっての的は増える。 どちらにせよ彼らに接触を試みるのは悪くない……。 南東へと足を向けかけた花京院の目が、にわかに見開かれる。 その目、いや、先行させた彼のスタンドの目がとらえていたものは、『己自身の姿』だった。 * * * 狙撃する瞬間において、筋肉を信用せず骨をささえとすることを信条としてきたジョンガリ・Aにとって、逃げ出した青年――花京院を自らの足で追うことは苦渋の選択だった。 動けば動くほど筋肉は震え、骨はきしむ。 遠距離から一方的に狙撃できるというライフルの利点をむざむざ手放す行為でもある。 しかしこの数時間、誰にも会わずにきたことが彼を焦らしていた。 地図のほぼ中央にいるのに、主君はおろか敵の姿さえ発見できずにいる。 彼の周囲にほかに撃つべき相手の選択肢があれば、ジョンガリ・Aはリスクの高い行動を選択しなかったはずである。 ジョンガリ・Aからの狙撃を起点とした無言の追いかけっこが続く。 青年がスタンド使いであることはジョンガリ・Aもすでに気付いていた。 銃弾をかわしたときの気流の乱れ、そして現在も逃げつつスタンドでなにかしようとしている。 罠にはめられる前に追跡をあきらめるべきか……。 ジョンガリ・Aがそう思ったときと、青年がつ、と立ち止まったのはほぼ同時だった。 いぶかしんだ瞬間に『なにか』に足をとられ、ジョンガリ・Aの体勢が崩れる。 膝を突き、地面に転がるのは阻止したものの、あっけにとられ、気流を読みとることをわずかな間、完全に放棄してしまっていた。 我にかえって自分の失態に気付くもすでに青年の姿はどこにも見えない。 足をとられたのがスタンドによる攻撃ならば、追撃があるはず……と構えるも、気流は朝靄のように沈澱しなにものも動き出そうとしない。 かわりにバラバラとガラスが砕けるような音がほど遠くから聞こえてきた。 音のした方へ向かうと、200mほど離れた建物の一階に、数人の人間が集まっているのが見える。 大柄な男と、少年ふたりの計三人。 さきほどまでは室内にいたため存在を見逃していたが、表のガラスが割られたことで彼らの姿がくっきりと気流に浮かび上がるようになっていた。 どうやら青年がスタンドで表のガラスを破壊していったらしい。 銃弾を弾くほどのスタンドならば、ガラスを割ることだって造作もないだろう。 ――かわりの獲物を用意したとでもいいたいのか……? 狙撃をかわされ、膝を突かされた青年のことは単純に憎らしい。 だがどこにいったかもわからなくなってしまった青年と、襲撃に慌てふためく眼前の三人、どちらがよりDIO様に近いだろう……。 あくまで冷静に、自らの目的を遂げる方法を、ジョンガリ・Aは模索し続けている。 * * * 「待てッ、花京院、俺だ!!」 「承太郎……! 君は、殺されたはずじゃ……」 E-7中央付近の路地裏で、ふたりの『学生』が対峙していた。 『花京院』と呼ばれた青年は目を見開き、驚きの表情をしている。 そこから10mほど離れ、呼びとめた手をゆっくり降ろしているのは『承太郎』と呼ばれた青年だった。 「ああ……確かに俺はあのとき死んだ。 それは間違いない。 だが俺はなぜかこうして生きている。それも事実だ」 「なにを言っているのかわからないが、本当、なのか……?」 目深にかぶった帽子の下、『承太郎』の瞳が奇妙に光る。 「この滅茶苦茶な地図を見ればわかるだろう。 俺たちスタンド使いの常識を越えるなにかが起きつつあるんだ。 俺が死んだはずなのに生きていること、それが不思議でないようななにかが……」 『花京院』は絶句している。 それを見た『承太郎』の口元がヒクヒクとひきつる。 『承太郎』――否、ラバーソールは笑いをこらえるのに必死だった。 そうそう、こういう反応を待っていた。 あいつらみてーな異常者に先に会っちまったせいでちっと自信をなくしていたが、俺の変装は完璧だ。 一瞬の迷いもなく俺を敵だと断じやがった空条承太郎や、人の話を聞こうともせず撃ってきやがった野郎とは違う。人の話を吟味しようって態度。 こういう態度が大事だぜ。 化けた『本人』を見つけちまったときには肝が冷えたが、ジョースター一行に会えたのはラッキーってやつだ。 ブヂュブヂュルつぶして、賞金ガッポガッポだぜぇ。 「参加者の半数が死んじまってるって状況でお前に会えたのはラッキーだったぜ。 ひとまず屋内に移動しないか? ここでつっ立ってるのは的にしてくれと言っているようなもんだ」 「……屋内に移動するのは賛成です。 ですが…………」 「おう、じゃあさっさと……うぉッ?!!!」 一歩踏み出したつま先から俺の上半身めがけて光弾が撃ち込まれる。 『黄の節制』の能力はどんな物理攻撃も無効化するが、衝撃でスタンドはぐにゃぐにゃ拡散し、『空条承太郎』の胸板には不自然なへこみができた。 よくよくみれば足下にはかすかに発光する、なめくじが這った跡みたいな筋が走っている。 「情報を交換するのは、互いの立場が対等になってからだ。 偽りの、空条承太郎」 「てめぇ、最初から気付いてやがったのか」 驚きつつも親しげな雰囲気を出していた花京院の瞳がいっきに鋭く険呑の光を帯びる。 さきほどの光弾も、すでに這わせていたスタンドからの攻撃のようだ。 「あなたが『私の姿』で歩いているところからすべて見ていた。 それに気付かず路地裏に誘い込まれてくれるようなアホで助かったが……」 どういうわけだか空条承太郎の姿に変装するところから見られていたらしい。 どうしてこうも変装にひっかからないやつが多いのか。 ラバーソールは自分の不運を嘆きたくなった。 「だがどうする? てめぇの貧弱なスタンドじゃあ俺には勝てねぇ。 ドゥーユゥーアンダスタンンンドゥ!」 「理解していないのは貴様の方だ。 人の話を聞いていなかったのか?」 「質問を質問で返すんじゃあねえ。 てめぇ頭がいかれてんのか。 俺のスタンドに喰われてオシマイなんだよてめぇはよぉ」 「確かに貴様のスタンドはなかなか攻略し難い能力をもっているらしい。 変装するしか能がないスタンドだと考えていたので誤算だった。 敵に回せば、私のスタンドでは勝てないだろう。『敵に回せば』、な」 どうも雲行きがおかしくなってきやがった。 たしかにこいつのスタンドは射程距離に優れていると聞いていた。 俺の変装が偽物だと見破っていたならわざわざ近づかせる必要はねぇ。 攻撃を仕掛けるにしろ逃げるにしろ、本体が俺に近づくことはなんのメリットもないはずだ。 そのとき、ラバーソールの中で、奇妙に老けていた空条承太郎、川尻しのぶが夫に言った空白の半年間、それらが一本の線のように結びついた。 「まさか…………」 「ようやく理解したようだな。 手を組まないかと言っているんだ。変装の能力を持つスタンド使い。 私の敵は、空条承太郎だ」 花京院典明と『空条承太郎』、横に並ぶ姿にまったく違和感のないふたりが手近な民家へと歩き出す。 『空条承太郎』は半信半疑ながら、絶対の自信を隠そうともしない狡猾そうな表情を浮かべている。 半歩さきをゆく花京院典明は……、目を細め、口の端だけを歪め、笑っていた。 のんきに歩いている『私』の姿を見つけたときには驚いたが、アレッシーから聞いていた話がここで役に立つとは……。 見るからに、殺し合いに乗り気のこの男、手を組むことに反対はしまい。 ジョースターたちへの敵意と、予想外に強力なスタンド。うまく扱えば確実にジョースターたちをしとめることができるだろう。 そして……、これでたとえ山岸由花子が誰かに私のことを話したとしても、彼女を脅し、軍人三人を殺したのはこの男になる。 私はあくまでジョースターの仲間を演じればいい。 少なくとも、誰にも真相はわからない。 自らの欲望にのみ忠実そうなその下卑た笑い。 どうせDIO様から信用されていたわけではなかろう。 空条承太郎とその仲間を殺すことで、あの方にお役に立てることを喜ぶがいい。 【E-7 中央 / 1日目 朝】 【花京院典明】 [時間軸] JC13巻 学校で承太郎を襲撃する前 [スタンド] 『ハイエロファント・グリーン』 [状態] 健康、肉の芽状態 [装備] ナイフ×3 [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済) [思考・状況] 基本行動方針 DIO様の敵を殺す。 1.ラバーソールと情報交換し、手を組む。 2.ジョースター一行の仲間だったという経歴を生かすため派手な言動は控え、確実に殺すべき敵を殺す。 3.機会があれば山岸由花子は殺しておきたい。 4.山岸由花子の話の内容、アレッシーの話は信頼に足ると判断。時間軸の違いに気づいた。 【備考】 ※スタンドの視覚を使ってサーレー、チョコラータ、玉美の姿を確認しています。もっと多くの参加者を見ているかもしれません。 【アレッシーが語った話まとめ】 花京院の経歴。承太郎襲撃後、ジョースター一行に同行し、ンドゥールの『ゲブ神』に入院させられた。 ジョースター一行の情報。ジョセフ、アヴドゥル、承太郎、ポルナレフの名前とスタンド。 アレッシーもジョースター一行の仲間。 アレッシーが仲間になったのは1月。 花京院に化けてジョースター一行を襲ったスタンド使いの存在。 【山岸由花子が語った話まとめ】 数か月前に『弓と矢』で射られて超能力が目覚めた。ラヴ・デラックスの能力、射程等も説明済み。 広瀬康一は自分とは違う超能力を持っている。詳細は不明だが、音を使うとは認識、説明済み。 東方仗助、虹村億泰の外見、素行なども情報提供済み。尤も康一の悪い友人程度とのみ。スタンド能力は由花子の時間軸上知らない。 【ラバーソール】 [スタンド] 『イエローテンパランス』 [時間軸] JC15巻、DIOの依頼で承太郎一行を襲うため、花京院に化けて承太郎に接近する前 [状態] 疲労(大)、空条承太郎の格好 [装備] なし [道具] 基本支給品一式×3、不明支給品2~4(確認済)、首輪×2(アンジェロ、川尻浩作) [思考・状況] 基本行動方針:勝ち残って報酬ガッポリいただくぜ! 1.まずは花京院の話を聞く。役に立ちそうにないなら養分に。 ※サンドマンの名前と外見を知りましたが、スタンド能力の詳細はわかっていません。 ※ジョニィの外見とスタンドを知りましたが、名前は結局わかっていません。 * * * 「イタリアにはそんな話ぜんぜん流れてこねーけど、イギリスってやばい国なんだな」 屍生人となったいにしえの騎士との死闘、人体を一瞬で凍らせてしまう吸血鬼の能力、改めてジョナサンの話を聞きながら、ナランチャがのんきな感想をもらした。 「やっぱりジョナサンはすげーや」 「僕にはスタンドの方がよほど複雑で、未知の存在に思えるけどね」 ナランチャの純粋な賞賛に、話し始めて以降曇りがちだったジョナサンの表情がゆるむ。 それは一見微笑ましい光景であったが、内心フーゴはふたりの認識の差の原因を思い、暗澹たる気持ちをかかえていた。 「……ナランチャ、モニターに反応は?」 「なんだよ、ちゃんと見てるだろー? 反応なしだぜ」 不満げに言い返すナランチャに、ジョナサンの笑みが深くなった。 「仲がいいんだね、ふたりは……」 「ちげーよジョナサン。フーゴ、猫かぶってんだぜ。 いつもはフォークでオレのこと……」 「ナランチャ!!」 余計なことは言わなくていいと、フーゴが手で制す。 それを見て、さらにジョナサンが笑った。 「フーゴ、僕の方は知りうる限りのことを話したように思う。 君はずいぶん頭がいいようだから、この殺し合いについて、考えていることがあるなら話してもらえないか?」 そう、フーゴから見ても、すでにジョナサンから得るべき情報はすべて得られたように思える。 さりげなく水を向け、ジョナサンが19世紀末期の人間だということを確認し、ナランチャ、そしてジョナサンが屍生人や吸血鬼ではないということも確信している。 語らなければならない。 ジョナサンの知り合い――彼の父やスピードワゴン財団の創始者が、僕にとって全員過去の人間であることを。 アバッキオ、ブチャラティ、ナランチャが、ここにいる彼らから見た未来の彼らがすでに死んでいることを。 ジョナサンは彼の父に訪れた再度の死になにを思うだろう。そう考えると、フーゴの胸は苦しくなった。 「ジョナサン、……そしてナランチャ。 どうか僕が話し終えるまで質問は挟まないでください。 信じられなくても、落ち着いて、聞いてほしい」 「やっぱりなんか変だぜフーゴ」 茶化すナランチャとは対照的に、困ったように、しかし信頼のこもった瞳でジョナサンがうなずく。 「ジョナサン、僕とナランチャは21世紀初頭のイタリアからここへきました。 そして……、ナランチャ、僕の知る君は……」 瞬間。 フーゴの言葉は轟音に呑み込まれた。 とっさに身を屈めた三人にこまかな結晶がパラパラと降り注ぐ。 ショップ表側のガラスが、粉々に砕け散っていた。 「フーゴ! ジョナサン! 敵だッ!!」 「わかっていますナランチャ! いいから君はモニターを見て!」 「だめだ。見当たらない。 ずっと見ていたけど『敵は最初からいなかった』!!」 「ここから焦って逃げ出して、狙い撃ちにされるのが一番危険です。 ナランチャ、落ち着いてモニターから目を離さないで」 フーゴは素早く頭を巡らせる。 最悪のパターンはジョジョがコロッセオで戦ったというカビのスタンドのように、すでに敵の術中にはまりかけている場合。 僕がポンペイ遺跡で戦ったイルーゾォのように、本体・スタンドが見えずとも攻撃を加えられる能力も考えられる。 こちらにも広範囲を攻撃できるスタンドがあればいいが、エアロスミスの探索範囲を超える攻撃手段はない。 打って出るべきか? しかし、すでに敵の攻撃が開始されている場合、さきほどわざわざガラスを割った攻撃の意味がわからない。 注意を外に向けさせるための攻撃か? なら敵は上か、下か……。 ダメだ。考えすぎるな。 まず安全が確保できればいい。それは敵を倒すこととは違う。 フーゴの視線が、ジョナサンをとらえ、ついでナランチャの黒髪に注がれる。 ――僕の目の前で、コイツを死なせるわけにはいかない……。 「おい、聞こえているだろう。 どこからか攻撃を受けた。なにか情報をくれ……」 ――ムーロロ!! 【E-6 ローマ市街・ショップ内 / 1日目 朝】 【ジョナサン・ジョースター】 [能力] 『波紋法』 [時間軸] 怪人ドゥービー撃破後、ダイアーVSディオの直前 [状態] 全身ダメージ(中)、貧血気味、疲労 [装備] なし [道具] 基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1~2(確認済、波紋に役立つアイテムなし) [思考・状況] 基本行動方針:力を持たない人々を守りつつ、主催者を打倒。 0.敵の襲撃に対処。 1.『21世紀初頭』? フーゴが話そうとしていたことは……? 2.『参加者』の中に、エリナに…父さんに…ディオ……? 3.仲間の捜索、屍生人、吸血鬼の打倒。 4.ジョルノは……僕に似ている……? [備考] ※放送を聞いていません。フーゴのメモを写し、『アバッキオの死が放送された』と思ってます。 【ナランチャ・ギルガ】 [スタンド] 『エアロスミス』 [時間軸] アバッキオ死亡直後 [状態] 額に大きなたんこぶ&出血した箇所は止血済み [装備] なし [道具] 基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、不明支給品1~2(確認済、波紋に役立つアイテムなし) [思考・状況] 基本行動方針 主催者をブッ飛ばす! 0.敵の襲撃に対処。 1.フーゴが話そうとしていたことは……? 2.ブチャラティたちと合流し、共に『任務』を全うする。 3.アバッキオの仇め、許さねえ! ブッ殺してやるッ! [備考] ※放送を聞いていません。フーゴのメモを写し、『アバッキオの死が放送された』と思ってます。 【パンナコッタ・フーゴ】 [スタンド] 『パープル・ヘイズ・ディストーション』 [時間軸] 『恥知らずのパープルヘイズ』終了時点 [状態] 困惑 [装備] DIOの投げたナイフ1本 [道具] 基本支給品(食料1、水ボトル少し消費)、DIOの投げたナイフ×5、『オール・アロング・ウォッチタワー』 のハートのAとハートの2 [思考・状況] 基本行動方針:"ジョジョ"の夢と未来を受け継ぐ。 0.敵の襲撃に対処。ナランチャは死なせたくない。 1.ジョナサンと穏便に同行するため、時間軸の違いをきちんと説明したい。 2.利用はお互い様、ムーロロと協力して情報を集め、ジョルノやブチャラティチームの仲間を探す。 3.ナランチャや他の護衛チームにはアバッキオの事を秘密にする。しかしどう辻褄を合わせれば……? 【備考】 『法皇の緑』でガラスを割ったため『エアロスミス』のレーダーは花京院をとらえていません。 ジョンガリ・Aもいまは射程外にいます。 ふたりとも『エアロスミス』のレーダーに気付いているわけではなく偶然です。 【E-6 ローマ市街西側 / 1日目 朝】 【ジョンガリ・A】 [スタンド] 『マンハッタン・トランスファー』 [時間軸] SO2巻 1発目の狙撃直後 [状態] 体力消耗(小)精神消耗(中) [装備] ジョンガリ・Aのライフル(30/40) [道具] 基本支給品、ランダム支給品1~2(確認済み/タルカスのもの) [思考・状況] 基本的思考:DIO様のためになる行動をとる。 0.三人を襲撃する? 1.情報がほしい。 2.ジョースターの一族を根絶やしに。 3.DIO様に似たあの青年は一体? 【備考】 ジョンガリ・Aが三人を襲撃するかは次の書き手さんにおまかせします。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 前話 登場キャラクター 次話 115 死亡遊戯(Game of Death)1 ジョナサン・ジョースター 141 判断 109 眠れるまで 足掻いて 花京院典明 153 嫌な相手との同行時における処世 101 大統領、Dio、そして…… ラバーソール 153 嫌な相手との同行時における処世 115 死亡遊戯(Game of Death)1 ナランチャ・ギルガ 141 判断 115 死亡遊戯(Game of Death)1 パンナコッタ・フーゴ 141 判断 096 囚われ人と盲目者 ジョンガリ・A 141 判断
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登録日:2011/10/19Wed 00 14 28 更新日:2024/06/10 Mon 16 22 47NEW! 所要時間:約 16 分で読めます ▽タグ一覧 3部 てんめい もう一人の主人公 エメラルド エメラルドスプラッシュ グッパオン ゲーマー コラ素材 サングラス ジョジョ ジョジョの奇妙な冒険 ジョースター・エジプト・ツアー御一行様 ジョースター一行 スタンド使い スターダストクルセイダース ハイエロファントエメラルド←ちが…くない ハイエロファント・グリーン ラバーソール レロレロ 光ったメロン 声優の本気 平川大輔 恐怖を乗り越えた 教皇 法皇 法皇の緑 洗脳 涙腺崩壊 漢 相撲好き 真殿光昭 私の幽波絞で! 私も同行する 空条承太郎 紳士 結構暗い過去持ち 花京院典明 速水奨 遊佐浩二 鈴置洋孝 雨の様なエメラルド 頭脳派 高潔 我が名は花京院典明 我が友人アヴドゥルの無念のために 左にいる友人ポルナレフの 妹の魂のやすらぎのために 死をもってつぐなわせてやる ジョジョの奇妙な冒険第三部『スターダストクルセイダース』の登場人物。 CV:速水奨(CDドラマ)/鈴置洋孝(OVA)/真殿光昭(第三部対戦格ゲー)/遊佐浩二(オールスターバトル)/平川大輔(TVアニメ、アイズオブヘブン) 【プロフィール】 身長:178cm 体重:65kg 年齢:17歳 血液型:A型 星座:獅子座 好きな色:キラキラ光る緑色 好きなミュージシャン:スティング 好きなプロ野球チーム:巨人 好きな俳優:田村正和 好きな食べ物:チェリー(舌の上でレロレロレロレロと転がす癖がある) スタンド:法皇の緑(ハイエロファントグリーン) 【人物】 空条承太郎の通う高校にやってきた転校生。 右側から垂れたウェーブ状の赤い髪と、サクランボを思わせるイヤリングが特徴。 かなりのイケメン少年で、初登場の時、承太郎に付きまとう女の子の一人から「結構いいんじゃない?」と思わせている(まあ、ほとんどの女の子は「あたしはやっぱりジョジョがいい」と言っていたが)。 口が少し長いのが特徴的。 しかし実はスタンド使いであり、承太郎を倒すべくDIOから送り込まれた刺客。 承太郎に対して保健室の先生を自らのスタンド『法皇の緑(ハイエロファントグリーン)』で操り戦うという卑劣な戦法を取ったが、敗北。 自分の意志でDIOに従っていたわけではなく、過去に家族とエジプト旅行に行った際DIOに目を付けられ、『肉の芽』によって洗脳されていた。 やがて肉の芽に脳を食い破られる運命にあったが、承太郎の『スタープラチナ』によって肉の芽を抜かれ一命を取り留める。 「なぜ お前は自分の命の危険を冒してまで私を助けた…?」 「さあな…そこんとこだが俺にもようわからん」 その後は承太郎達の仲間となり、共にDIOの居るエジプトを目指す。 アニメでは追加シーンにより、旅に同行することを決めた経緯がより詳細に描かれた。 正確な家族構成は不明だが少なくとも両親は健在で、なかなかに裕福な家庭のようだが(*1)、後の本作中のキャラ紹介にて、 『実は家族に何の断りもなしに向かってしまったため、日本では大騒ぎになっているはずである』という事実が判明している。 おそらく行方不明者として、捜索願いが出されたりしているのだろう……。 花京院も両親のことは大切に想っており、家族仲は良好だったであろうことは、後述の描写から窺える。 承太郎と同じく外国旅行でも常に学ラン姿。 本人曰く「ガクセーはガクセーらしくですよ」とのこと。 ラバーソール戦では入れ替わられた時の動向が不明だったが、アニメでは承太郎達に置いてけぼりを食らったと思って、仕方なしに学ラン姿のままホテルのプールサイドで日光浴をして待ってたらそのまま寝てしまったらしい…。 色は深緑で、学ランのデザイン自体は一番オーソドックスだが、白の総裏に足元まである長ランという辺りはやはり一筋縄ではいかない。 また、敵対時には長いストールを纏っていた他、髪型もやや異なる。 一見すると穏やかで控えめな性格だが、内には激情を秘め、人に頭を下げることや従うことを嫌う気高い精神を持つ。 かつてDIOへの恐怖に屈して従っていたことにも屈辱を感じており、DIOを倒すことで恐怖を乗り越え、リベンジを果たすことが彼の戦う理由である。 生まれついてのスタンド使いであることから『スタンド使いではない者と真に心が通じ合うはずがない』という考えを持ち孤独な少年時代を送っていた。 だが、同じスタンド使いである承太郎達と出会い『心の通じ合う仲間』となったことで、初めて本当の友情を知る。 そのため仲間を思いやる気持ちや、チームの和を保とうとする心は、一行の誰よりも強い。 また、承太郎やジョセフにもひけをとらない頭のキレや洞察力を持ち、一行の参謀的存在としても活躍した。 一行の中で最初に鏡のトリックを見破った『太陽』との戦いや、彼だけが存在に気付いていた『死神13』との戦い等、 花京院がいなければ第三部完ッ!となっていた戦いも多い。 ユーモア感覚もそれなりに備えており、ポルナレフと古典的なギャグで盛り上がったり、死神13の本体マニッシュ・ボーイにウンコを食わせたりした。 また、なぜかポルナレフに対してやけに辛辣な言動が目立つ。 【活躍】 旅の途中、ンドゥールとの戦いで目を切り裂かれて重症を負うが、幸い失明の危険は無く、数日の入院を経てDIOとの最終決戦直前に一行に復帰。 目の傷がまだ完治していないため、これ以降はサングラスを掛けている。 DIOの館ではテレンス・T・ダービーとレースゲーム『F-MEGA』で魂を賭け対決。 以前から相当やりこんでいたためゲームの達人であるダービーとも互角の戦いを繰り広げたが、 あと一歩のところで逆転され負けを認めてしまい、人形に魂を閉じ込められてしまった。 (その直後承太郎がダービーに勝利したためすぐ復活したが) DIOとの最終決戦では謎に包まれたDIOのスタンド『世界』の正体を暴くため、 半径20mに渡り展開した『法皇の結界』にDIOを閉じ込めて『エメラルド・スプラッシュ』の一斉射撃を行う。 しかし『世界』の時を止める能力によっていとも簡単に結界を突破され、腹部を『世界』の拳に貫かれ致命傷を負ってしまう。 薄れていく意識の中、幾重にも張り巡らされた『結界』が、DIOのスタンドの射程外のものすら一瞬の誤差も無く一度に切断されたことから『世界』の能力を見破り、 最後の力を振り絞り『エメラルドスプラッシュ』を発射して時計台を破壊する(=時を止める)というメッセージをジョセフに残し、息を引き取った。 メ…メッセージ…です… これが…せい…いっぱい…です ジョースターさん 受け取って…ください… 伝わって…… ください… 花京院典明 ―死亡― …享年・17歳。あまりに美しくも儚い人生であった。 死の間際、日本に残してきた両親への謝罪の思いすらも頭から消し飛ばし、仲間のために『世界』の能力を解き明かす姿はまさに漢。 花京院がメッセージを託さなければジョセフはDIOの能力に気付くことは出来ず、最終的には承太郎が時を止める能力に目覚めることも無く、 ジョースター一行の勝利は無かったかもしれない。 その後、彼の遺体はスピードワゴン財団のヘリによって回収された。おそらく日本の、両親の元へ返されたのだろう……。 ……いきさつを説明する人は大変だったと思う。 故人という事もあって後の部では登場しないが、3部の後日譚にして4部の前日譚にあたる公式スピンオフ漫画『クレイジー・Dの悪霊的失恋』には彼を「お兄ちゃん」と慕う従妹、花京院涼子が登場。 この作品の設定では花京院の死因は遺族には詳しく説明されなかった事になっており、涼子が彼の死の謎を追うというのが大きな筋書きの一つになっている。 当時の国内では上院議員の暴走事件と併せ、「邦人学生が謎の死」とニュースや週刊誌で騒がれたらしい。SPW財団のアフターフォロー体制はボロボロ! 『法皇の緑(ハイエロファントグリーン)』 私の『法皇の緑』は… ひきちぎるとくるいもだえるのだ!喜びでな 破壊力:C スピード:B 射程距離:A 持続力:B 精密動作性:C 成長性:D タロットのアルカナ五番目、『法皇(教皇)』の暗示を持つ花京院のスタンド。 人型をしているがメカニカルな造形の枠組みと緑色に発光し、メロンのスジを思わせる模様がある ボディからなる構造が特徴で、承太郎からも「光ったメロン」と言われている。 自動車のヘッドランプのようなツインアイはアニメのロボットや特撮ヒーローのようで 以降のシリーズでもこのデザインを受け継いだ眼を持ったスタンドは多く登場することとなった 金属製のカバーを思わせるマスクで口部を覆っているがその下には人間のような口を持っている マスクが敵の攻撃で破損した時には本体の花京院は口元から血を流していたので これは人間でいう唇に相当するパーツのようだ。 パワーは低いが射程距離は長い典型的な遠距離タイプのスタンドで、100mもの範囲で活動が可能。 一般的に遠隔操作型のスタンドは本体を置き去りにしてスタンド自体が遠くまで飛んでいくが 法皇の緑は肉体を解く後述の能力を用いることで本体の側にいる状態から ケーブルを伸長させるようにスタンドを有線操縦することができる。 ◆能力 固有能力はスタンドを紐状にして動かすこと。 …で、いいんだよね? 第3部はスタンドについて研究途上という設定で、主人公のスタープラチナですら終盤まで「パワーとスピードと精密性を併せ持つ」が能力扱いにされてたので、 ハイエロファントグリーンも劇中見せたことが「全スタンドの共通能力で自分向けの物を応用した」なのか「固有の能力だった」のかはっきりしないことが多い。 紐状に変化し、伸縮できることで劇中やったのは。 敵の拘束 人の体内に忍ばせてその相手を操る(*2) 紐化した状態で敵を様々な角度から刺し貫く(*3) 紐状になる事で相手の斬撃などの攻撃を回避する 紐状になり障害物に巻き付いての移動補助 など、射程の長さも相まって汎用性が高いが故に応用の幅も広い。あと、DIO戦見る限り長く伸びているときは少しぐらい切られても一部だけなのかダメージは小さいようだ。 後に似た様なスタンド能力が多く出ているが、こちらの場合変化するのはスタンド像だけなので花京院自身の肉体は変化しない。 液体状の破壊エネルギーを宝石の形に凝固させ発射する『エメラルドスプラッシュ』という強力な必殺技を持つ他、 DIOとの最終決戦では、触れると自動的にエメラルドスプラッシュが発射される紐状にした法皇の緑を周囲に張り巡らす応用技『法皇の結界』を披露している。 なお、単行本ではスタンド名と技名が混同したのか初期は漢字表記は共通のまま『ハイエロファントエメラルド』と表記されていた。 本編中では肉の芽を抜かれてから『グリーン』になっているため、DIOの配下としての時代の名前と、それと決別した後の名前との区別とも解釈できる。 なお、単行本の登場人物紹介では第3部最後まで『ハイエロファントエメラルド』である。(最初のままというわけではなく花京院が死亡した記述になっているなどの変更はされている) ◆技 エメラルドスプラッシュ 宝石型のエネルギー弾を発射するハイエロファントグリーンの攻撃技。 基本的にエネルギーを収束させるようにして掌から発射しているが、 身体を紐状にしている状態(*4)からでも発射できる点を見るに、やろうと思えば体のどこからでも発射出来る模様。 スタンド自身のパワーは遠隔操作型という事もあって高くは無いが、この技により遠隔操作型としての弱点を補っている。 「破壊のエネルギーのビジョン」と表現されるスプラッシュの弾丸は直撃すれば自動車のドアを容易に貫き 数100m先の時計台を破壊するほか、貫通させるだけでなくスプラッシュを爆破することで 広範囲にエネルギーの余波を発生させて巻き込んだ対象を吹き飛ばすといった応用も可能。 威力を調節することであえてポルナレフを撃って爆破の余波で吹き飛ばし緊急回避させたこともある。 飛び道具であるため、「触れたら危険」な相手にも安全に攻撃できるのも利点。 スプラッシュと冠しているだけあって基本は複数の弾丸を同時発射するほか 広範囲に弾幕を張るように撃つことも多く並みのスタンドでは全部躱しきるのは困難。 近距離パワー型のスタンド相手でもなければ 十分致命傷を負わせる事が可能。遠隔自動操縦ではない遠隔操作型として見た場合破格の攻撃力である。 法皇(ハイエロファント)の結界 DIO戦で披露。 紐状になる能力とエメラルドスプラッシュを組み合わせた複合技。 一定距離内にハイエロファントグリーンの紐を縦横無尽に張り巡らせ、対象が紐に僅かでも触れると自動的にエメラルドスプラッシュで攻撃する「結界」を張る必殺技。 その特性から相手の行動を制限したり、把握するために用いる。 劇中ではDIOを中心とした半径20mを覆う広範囲の結界を作り上げた。 近距離パワー型である『世界』に対しては非常に有効な筈だったが、時を止める能力には敵わず結界を全て切断されてしまいそのまま致命傷となる一撃を受けてしまった……が、DIOの時止めを利用した強引な突破方法から『世界』の能力のカラクリを見破ることに成功。 ジョースター一行の勝利の切っ掛けを作った。 【名言】 「悪」?「悪」とは敗者のこと…「正義」とは勝者のこと…生き残った者のことだ 過程は問題じゃあない 敗けたやつが「悪」なのだ(肉の芽存在中の発言) あて身 ここはわたしの静なるスタンド「法皇の緑」こそヤツを始末するのにふさわしい わたしの「法皇の緑」は…ひきちぎると くるいもだえるのだ 喜びでな! レロレロレロレロレロレロレロレロ レロレロレロレロレロレロレロレロレロ レロレロ バ…バカな…か…簡単すぎる…あっけなさすぎる… それは仲なおりの「握手」のかわりだ ポルナレフ 鏡に「中の世界」なんてありませんよ ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから 我が名は花京院典明 我が友人アヴドゥルの無念のために 左にいる友人ポルナレフの妹の魂のやすらぎのために 死をもってつぐなわせてやる おのれを知るという事はなかなかいい教訓だが おまえは敵を知らなすぎたようだな 勉強不足だ ウッ クックックックックックッ フッフッフッ ホハハハフフフフヘハハハハフホホアハハハ ハハハハフフフ フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ ノォホホノォホ ヘラヘラヘラヘラアヘアヘアヘ さあお仕置きの時間だよベイビー パンツーまる見え このゲームでこの花京院典明に精神的動揺による操作ミスは決してない!と思っていただこうッ! 後悔はない……今までの旅に……これから起こる事柄に……ぼくは後悔はない…… <以下はスピンオフのゲームでの台詞> 二十代後半のぼくは、一体何をしているんです?教えて下さいよ、承太郎 そのつもりです。ゲロを吐きそうになるほど怖がっていたこともある…けど、今は違う そういうあなたこそ、仲間を守る「覚悟」がある人なんでしょう? 【余談】 名前の由来 名前のモデルは姓は作者の故郷、宮城県仙台市にある地名『花京院』・名は写真家の『加納典明』から取られたと思われる。 函装版『ジョジョニウム』の制作秘話によると、登場以来荒木先生の中での彼の名はずっと『てんめい』とのこと。 これが神視点でのニックネームなのか、編集との認識の違いで『のりあき』というルビが振られてそのまま公式名称になってしまったのかは不明。 とりあえず、荒木先生のその認識が現れたのが『正義』編での宿帳に書かれた『Tenmei』表記ということらしい。(*5) では編集が一方的に間違えたのかというとそうでもないようで、彼の初登場回で承太郎に送り付けた果たし状の差出人の欄には「かきょういんのりあき」ときちんと平仮名でルビを書いている。 年齢 公式で言及された事はないが、花京院に成りすましていたラバーソールが承太郎を「先輩」と呼んでおり、このこともあってファンの間では花京院は承太郎の後輩に当たると推測されている。 星座と年代設定などから逆算すると、承太郎が水瓶座(1月か2月)生まれで高校三年生、花京院が獅子座(7月か8月)生まれで高校二年生となるのである。 カプコン格ゲー カプコンが開発した2D対戦型格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』にももちろん花京院は参戦。 さらに2作目『未来への遺産』ではサングラスをかけた「恐怖をのり越えた花京院(*6)(*7)」も追加された。 作中の印象的な数々のポーズが再現されており、スタッフの愛が窺える。 しかしストーリーモードのエンディングではどちらも死亡してしまう。恐怖を~は原作通りに、通常版はDIOを倒すが重症を負い、帰りの飛行機で息を引き取るという展開。 敵キャラですらハッピーエンドがほとんどなのに……。 初登場時 怪我をした承太郎に殺害予告を書き込んだハンカチを渡すシーンがあるが、 「きさまを殺す わたしの幽波紋で!」と書くべきところを「幽波 絞 で!」…と、「文」を「交」と間違えるという、なんともカッコ付かない誤字をやらかしている。 ちなみにアニメ版ではさすがに修正されている。 一人称 上述のように初登場からある期間までは「私」という一人称だが途中から「ぼく」に変わっている(*8)。 性格もかなり変わってきているので、つじつま合わせするなら「肉の芽の影響が徐々になくなっていた」と見るべきだろうか。 作中初となるスタープラチナによる「オラオララッシュ」の被害者である。 コラ画像 上記の通り活躍も非常に多いのだが、何故かコラ画像も多い。 そのコラ画像の数は吉良の同僚とかウェカピポの妹の夫に匹敵する。 主にDIOの居場所がエジプトと判明した時の「やはりエジプトか…いつ出発する?私も同行する」のシーンと「お茶のおかわりが欲しいのサイン」のシーンかよくコラージュされる。 著作権的な問題で画像は貼れないが、花京院だけでまとめが作れるほど多い。 つ…追記…修正…です… これが…せい…いっぱい…です 冥殿さん… 受け取って…ください… 伝わって…… ください… △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2015-05-02 17 19 31) 格ゲーのポルナレフ編ENDのラスト・・・DIOを倒した後原作通りに空港で仲間とわかれる。飛行機の中で仲間の死を悲しむポルナレフ。「俺はいなくなってはじめてわかるんだ。アヴドゥル・・・イギー・・・」花京院(あれぇ!?僕は!???) -- 名無しさん (2015-05-02 19 16 57) 目の前で死んだ奴の方が印象に残るのは仕方ないね -- 名無しさん (2015-05-02 21 05 21) 「君たちに最新情報を公開しよう、忍び寄るデイオの魔の手そして花京院は今命を懸けてデイオの能力を解き明かす次回、ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダーズデイオの世界その2次回もこのチャンネルで、黄金の精神とともに」これが勝利のカギだ、ハイエロフアントグリーン次回もお楽しみに。 -- 名無しさん (2015-06-02 19 36 14) 花京院の死ぬ話が放送されたときアメリカはドーナツの日だったので海外で花京院がドーナツネタにされまくってる -- 名無しさん (2015-06-07 16 39 02) 「17年の孤独、50日の友情」 -- 名無しさん (2015-06-14 05 56 46) 遠距離型なのに乗用車程度なら軽く貫通する程度の破壊力を持っていると考えると割ととんでもない -- 名無しさん (2015-06-25 19 28 34) DIOに洗脳された時の旅行は家族旅行ではなく家出 -- 名無しさん (2015-06-28 23 32 40) ↑7花京院とは仲がよかったから、アヴドゥルは色々と迷惑をかけた相手、イギーは言わずもがな -- 名無しさん (2015-06-29 02 35 55) 「てんめい」って偽名じゃなかった(かもしれない)のか -- 名無しさん (2015-09-01 17 02 00) レロレロが・・・。「フラミンゴが飛んだぞ」って言ったけれど、正直、フラミンゴよりもレロレロが気になる -- 名無しさん (2015-10-23 07 38 18) ↑10しかもアブドゥル&イギーには生存ルートも用意されてるのに彼は隠しキャラバージョンも含めて全部死亡するため『どうあがいても花京院』状態。 -- 名無しさん (2015-10-25 22 12 33) 誤文字についてはアニメでは修正されていたよ -- 名無しさん (2015-12-24 09 10 52) 法王の結界に波紋を隠者の紫で波紋を流しておく、という細工をしておけば花京院は死なずに済んだんじゃないかと思う時がある -- (2016-01-19 04 42 00) Q看病されるならどっちがいい?平川院「大人の保険医さんだ‼」鈴置院「いいや、保健委員の同級生だ‼」平川&鈴置「承太郎!君の意見を聞こう‼」承太郎「知るかっ‼‼‼」 -- 名無しさん (2016-01-25 15 52 30) やはりというべきか彼がホリィさんへの思いを吐露するシーンには当時から「他人のお袋つかまえて何抜かしとるんだこのアホは」という読者の意見があったらしい -- 名無しさん (2016-05-05 01 44 03) ↑シーザー「他人の気がしない」 -- 名無しさん (2016-05-15 21 38 12) アイスオブヘヴンで花京院が4部承太郎に自身の10年後を教えてくれと聞いた時不覚にも泣いた、その後の承太郎の『お前の事絶対に忘れない』発言でマジ泣きした -- 名無しさん (2016-07-07 11 08 41) まあアイズオブヘブンだと初の生存院だしね。え?ウダウダ?ウィスキーチーム?RPGのジョジョなんてありませんよ。ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから -- 名無しさん (2016-07-30 21 57 13) ロックマンX5のボス、スパイク・ローズレッドはこの人が元ネタ -- 名無しさん (2016-07-31 03 08 24) 花京院って北斗の拳のレイに通じるものがあるよね?1・友情に厚い2・洞察力に長けている3・一見クールだが内に秘めたるものは熱い4・美形キャラ5・ -- 名無しさん (2016-11-05 10 43 19) 花京院って北斗の拳のレイに通じるものがあるよね?1・友情に厚い2・洞察力に長けている3・一見クールだが内に秘めたるものは熱い4・美形キャラ5・最初は悪役だったが主人公との出会いを得て改心し味方になる6・敗北した後復活し、壮絶な死を遂げる etc… -- 名無しさん (2016-11-05 10 49 39) なんで最近はコラ素材としても活躍してるんや… -- 名無しさん (2016-11-05 11 04 31) デスサーティーン戦では周りから「旅に疲れたあまりに赤ん坊に八つ当たりした挙句に自傷行為をするほど気が狂った」みたいに思われたよな…かなり見ていていろいろな意味で辛そうだったわ。 -- 名無しさん (2016-12-22 00 40 59) ↑特にポルナレフの「精神的に脆い」評価はそりゃねぇだろと言いたくなる酷さ。…まぁ、実際の所、次のエピソードがカメオだから「お前が言うな」的な伏線だったのかもしれないけどw -- 名無しさん (2017-01-11 00 12 37) 高校生&未成年者だということを忘れさせる大人びた色気とカッコよさ。花京院典明はそれを体現したキャラだ。大人っぽい男子高校生は多いけど花京院みたいなキャラはもう後にも先にも現れないだろう -- 名無しさん (2017-01-17 07 39 35) 「未来への遺産」におけるストーリーモードのEDの花京院はDIOを倒すも、自らも重傷を負い倒れる→花京院病院のベッドで意識を取り戻す→ジョセフから「瀕死の重傷だったが手術と輸血の甲斐あって何とか一命をとりとめたんだ」と慰められる→花京院、戦いで死んでいったアヴドゥルとイギーの事を想い涙する、で終わり。こういうEDにしてほしかった -- 名無しさん (2017-01-27 17 03 55) 花京院ってさあ、(いろんな意味で)イケメンなスネ夫みたいなもんだよね? -- 名無しさん (2017-02-17 19 04 26) 今思えば花京院がンドゥールに目をやられたのもDIOに洗脳されていた頃にスタンド使って女医さん操って無関係の生徒(素行に問題あり)の内の一人の片目を失明させた事を考えればある意味因果応報と言えなくもない -- 名無しさん (2017-02-18 11 16 31) きれいなジャイアンがきこりの泉のジャイアンならきれいなスネ夫は華僑ん -- 名無しさん (2017-02-22 08 26 34) ↑間違い 木こりの泉のジャイアンがきれいなジャイアンなら花京院はきれいなスネ夫だよね -- 名無しさん (2017-02-22 08 27 28) アニメ版の初登場回で保健室の窓際に腰かけてる花京院のポーズが地味にエロかった(特に足)w -- 名無しさん (2017-05-06 19 00 19) 幽白はジョジョ3部を色々と参考にしたそうだが、やっぱり蔵馬のモデルは花京院なんだろうか。 -- 名無しさん (2017-07-09 10 16 54) 当てみはちょっと違う笑 -- 名無しさん (2017-12-27 15 02 20) 名言……名言? -- 名無しさん (2018-03-30 22 54 10) CCさくらちゃんのモデルが花京院で、小狼君のモデルが承太郎 -- 名無しさん (2018-06-17 20 24 40) デス13戦ラストで彼の作っていた朝飯がうまそうでしょうがない。ホットケーキと卵焼きとソーセージ。 -- 名無しさん (2018-07-04 17 59 56) エメラルドなのに5月生まれ(誕生石)じゃないのね。 -- 名無しさん (2018-07-04 19 21 16) 個人的にはスタンドの能力はエメスプのほうで、身体を紐状にできるのは他のスタンドが人型だったり液体だったり釣竿だったりするような、あくまでビジョンの特徴でしかない、と思ってる -- 名無しさん (2018-07-07 21 06 31) 死神13で仲間に信じてもらえず一人孤独な戦いに挑み勝利したり花京院は承太郞に匹敵するくらいに強い精神力を持っている -- 名無しさん (2018-08-25 02 15 38) 以前「花京院は100%心の通じ合う完璧な人間関係を求め過ぎた結果、周囲と馴染めなかった」、「周囲にスタンド使いがいなかったため、無意識のうちに「自分は選ばれし存在なんだ」的な中二思考になっていて、そこをDIOにつけこまれた」って意見を聞いてなるほどと思った自分。 -- kiramaru1025 (2019-01-17 16 05 04) 実際本当に選ばれし存在だから周囲と馴染めないのも無理はない。あんな超能力持ってて周りと同じなんて思えるわけないし -- 名無しさん (2019-05-19 16 00 51) それでも露骨にイキリ散らした態度を取ったり周囲を見下して問題を起こさなかった花京院の自制心の強さには目を見張るものがある。思春期の子供なんてちょっとしたきっかけで暴走してしまうものだし、事実次の部ではそういう危険な青少年が多数犯罪に手を染めていた -- 名無しさん (2019-11-09 15 46 14) ↑8そーいやCLAMPは花京院に産卵プレイさせた同人作ったってガ板のポルナレフスレで知ったぞ… -- 名無しさん (2020-03-31 19 55 42) 身内に妹がいるなんて初耳だがアニメ設定? -- 名無しさん (2020-04-07 13 33 24) 家族構成で明言されていたのは両親だけでは?花京院のAAでプチトマト育てているスレでしか見たことないぞ…? -- 名無しさん (2020-04-30 11 50 50) とりあえず家族構成に関して修正しました。もし妹説のソースがある方いらっしゃいましたらソース明記の上で再度追記して頂けるとありがたいです -- 名無しさん (2020-04-30 12 09 58) 彼の魂は、しばしばカシオミニ扱いされる。 -- 名無しさん (2021-01-03 14 06 47) 徐倫のスタンドが糸 オラオラなせいで承太郎と花京院の子供説があるの草 -- 名無しさん (2021-09-25 18 38 31) ゲームで飲み物を飲むモーションが異常に優雅 -- 名無しさん (2022-01-16 21 56 52) スピンオフだけど妹がいた模様 -- 名無しさん (2022-01-23 22 09 58) Aqoursサンシャ院はクソ笑った -- 名無しさん (2022-01-23 22 11 59) ネタでもガチでも推せる男。ところで幽波絞の誤字は文庫版で既に修正されていたはず -- 名無しさん (2022-09-04 19 58 39) ポルポル君戦後のアヴさんの洗脳されても騎士道を失せぬ云々が割と花京院に流れ弾飛んでる気がする。内心コンプレックスを感じてるから彼に当たり強いのかもしれんね -- 名無しさん (2023-01-23 11 49 59) ポルポルが操られても騎士道精神を失わないとかやってたのに花京院の女医を操った時に無意味にモブヤンキーの目を刺したのは何だったのか…。ポルナレフよりも抵抗力がなかったのか、仲間以外にはもともと冷酷なタイプなのか -- 名無しさん (2023-04-22 01 36 05) ↑承太郎の仲間になるまではスタンドのせいで孤独感に苛まれた人生送ってるからね、花京院。悪人ではなかったろうけど、信念や誇りを持って生きてきた訳でも無いだろうし、それが悪方向に捻じ曲げられたら陰湿で残虐な事もやれるようになってしまってもそう不思議でもない -- 名無しさん (2023-04-22 02 23 31) 上品なように見えて結構茶目っ気あるとこが好き -- 名無しさん (2023-05-03 11 49 41) ポルナレフに仲直りの握手(の代わり)をするところは名シーンだと思う -- 名無しさん (2023-10-03 16 13 45) ↑握手(肘) -- 名無しさん (2023-10-03 16 28 07) DIO様も承太郎に「花京院はまったく対したお手柄だったよな。」って発言してるのでジョースター・エジプト・ツアー御一行様の勝利にものすごく貢献してる。 -- 名無しさん (2023-10-03 19 22 26) 最初の承太郎の絵の足を絵の具でビってやったら、本物の足も切れたのなんだったの -- 名無しさん (2023-10-06 15 04 34) スタンドでしょ -- 名無しさん (2023-10-06 15 43 20) ↑8「正義とは勝者のこと」「過程は問題じゃない」という理屈は極端ではあるが一部は本音でもあったんだと思っている。仲間との旅で「必ずしもそうではない」と確信するまではそういう冷徹で力を持った者にとって都合のいい考えにも理解を示してそうな雰囲気もする -- 名無しさん (2023-12-20 00 53 43) 下の名前は本当に「てんめい」らしいね。まあ作者が勝手に言ってるだけなんだけど -- 名無しさん (2024-06-10 16 22 47) 名前 コメント
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← 近付いて殴る。 素手での戦いにおいて基本中の基本と言える動作。 銃どころかナイフ一本すら持っていないなら、当然距離を詰めねば拳も蹴りも当たらない。 だからこそ如何に素早く接近し、相手に対応させず殴りつけるか。 それが素手で戦う上でのポイントとなる。 「――ッ!!!」 では、今起こっているこれは何なのだろうか。 離れた位置にいる敵への接近、それで床が砕け散り椅子や案内板が天井に届くまで吹き飛んだ。 距離を詰めたら真っ直ぐに拳を突き出す。 その速さたるや、人間が目で追える限界を軽く超えている。 威力もまた人間が出せるソレではない。人体どころかコンクリートですらいとも簡単に破壊可能な程。 近付いて殴る。 大尉が行えばたったこれだけの動きですら、絶大な脅威として機能するのだ。 だから彼は化け物。人を超えた力を持ち、人に恐れられて来た人狼。 「スタープラチナ!」 だが人は絶対に化け物には勝てないと、誰が決めたのか。 大尉と相対する少年は空条承太郎。吸血鬼との死闘をも制した最強のスタンド使い。 力強い呼びかけに応え現れる、白金を名に冠した拳闘士。 近接戦においてトップクラスの性能を誇る自慢の拳が、大尉の拳と真っ向から激突。 顔を熟れたトマトのように潰される末路を見事に回避した。 「テメェ…」 拳を叩きつけ合った瞬間に、敵の強大さを改めて理解。 冗談のようなスピードもさることながら、パワーもまた桁違い。 生身だというのにスタープラチナを出さねば止められず、しかも相手の拳は破壊されていない。 戦闘に手を抜く気が一切無いとはいえ、これは全力で当たらねば勝ち目は無いと確信。 「オラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」 二撃目、三撃目と同時に放たれる互いの拳。 人狼とスタープラチナ、どちらも破壊力・スピード共に引けを取らない。 顔面や胴体を狙った拳はお互い悉く防がれる。 険しい顔の承太郎とは反対に、大尉は人形染みた無表情。 されど攻撃の勢いが衰える事は無い。 「「変身!」」 『潰れる!流れる!溢れ出る!ロボット・イン・グリス!』 『When the five horns cross, the golden soldier THOUSER is born. Presented by ZAIA.』 突如響くのは異なる二つの電子音声。 グリスとサウザー、黄金色の装甲を纏った仮面ライダーが変身を遂げていた。 一海は北都代表の仮面ライダーだけあって非常に高い格闘能力を持ち合わせている。 天津もまた、45歳という年齢ながら仮面ライダーアバドン数名を生身であしらえるくらいには身体能力が高い。 だが変身している状態ならともかく、生身で大尉の動きに反応するのは不可能。 迫る拳に唯一対処出来たのは、同じ超常の能力を持つ承太郎のスタープラチナくらいだ。 その為暫し遅れを取ったものの承太郎のみに任せるつもりは無く、両名共に変身をしたのだ。 「ゥオラッ!」 駆け出しながらグリスはドライバーを操作し、両腕にツインブレイカーを装備。 慣れた感触を確かめ、承太郎と交戦中の大尉に殴りかかる。 生身の相手に仮面ライダーの力を使うなど、普通は有り得ない。 しかし、スタープラチナと生身で渡り合う輩を普通に当て嵌める方がおかしい。 「ぐっ!?」 くぐもった声は承太郎から。 グリスの接近を察知した大尉は拳の応酬を中断、代わりにスタープラチナへ前蹴りを放つ。 両腕のガードこそ間に合ったが、本当にただの蹴りかと疑いたくなるような衝撃が来たのだ。 本体へのフィードバックにより両腕に痺れを感じる承太郎。 僅かに顔を顰めるも、既に大尉は標的をグリスに変更。 高速回転する打撃装置、レイジングバイルは仮面ライダーの装甲であろうと削り取る威力だ。 それも当たればの話。 体へ風穴を開けられる前にグリスの腕部を掴み、五指に力を込める。 ヴァリアブルゼリーを硬化させた装甲がミシリと嫌な音を立て、このままでは装甲諸共へし折られるのは明白。 阻止するべく左腕のツインブレイカーで殴るが、そちらもアッサリと掴まれた。 仲間の危機を黙って見ているだけの者はここにいない。 三人目の男が動く。 脚力増強装置により爆発的な加速で以てサウザーが急接近。 突き出されるは刺突剣型の装備、サウザンドジャッカー。 顔を逸らし回避されたが、大尉の頬には赤い一本線が付けられる。 更に僅かながら両手の力が緩んだ、またとないチャンス。 「放し…やがれぇっ!!」 雄叫びと共にグリスの力が増す。 スーツ内部の伸縮ゲルパッドが腕力を強化し、拘束を強引に振り払った。 腕の自由を取り戻したグリス、掴まれていた際の痛みを無視して大尉へ腕を突き出す。 別方向からはサウザンドジャッカーによる突きが迫り、このままでは二つも穴が開けられる。 大尉は微塵も動揺を態度に表さず対処へ回った。 リーチがあるサウザンドジャッカーが先だ、モデル顔負けの長い脚で刀身を蹴り上げる。 サウザンドジャッカーを握った右腕がサウザーの意思とは無関係に跳ね上がった。 これで容易くがら空きの胴体が完成。 続けて視線を向けずに体を捻り、ツインブレイカーを回避。 ただ避けて終わりではない。 回避と同時にグリスの腕を再び掴む。 今度はさっきのように握り潰す為ではない、突進した勢いを後押しするかのようにグリスを突き放す。 ツインブレイカーが向かう先はサウザーの胴体、よりにもよって味方へ本気の拳が向けられた。 慌てて引っ込めようにも既に遅く、サウザーの対処も間に合わない。 「変身」 『ロックオン!ソーダ!チェリーエナジーアームズ!』 グリスとサウザーだけでどうしようもないのなら、もう一人が何とかするだけ。 エネルギーを変化させた矢がレイジングバイルに命中。 衝撃に狙いが逸れ、どうにかサウザーの胴体を掠めるだけで済んだ。 同士討ちを防いだのはサクランボの装甲を纏ったアーマードライダー、シグルド。 大尉の意識がグリスたちに向かった隙に変身を完了させた承太郎だ。 目論見が失敗に終わった大尉は己の肉体で直接仕留めに掛かる。 そこへ殺到するは無数の矢、シグルドがソニックアローを連射しグリス達への攻撃を阻止しているのだ。 エナジーロックシードのエネルギーを変換させた矢はアーマードライダーのみならず、ロストスマッシュにも有効打を与えた。 一発ごとの威力の高さに疑う余地は無いが、だからといって大尉に対処不可能とはならない。 シグルドのカメラアイには最小限の動作のみで矢を躱し、接近する大尉がハッキリと映し出されていた。 無数の矢という攻撃方法はゲーム開始直後に遭遇した魔法少女、環いろはとの戦闘で既に見覚えがある。 発射速度と勢いなら弦を引き絞るという動作が必要なソニックアローより、照準を合わせるだけで矢を連射したいろはのクロスボウが上だった。 そのいろはの矢ですら大尉にアッサリ対処されたのなら、威力こそ上だろうと連射性で劣るソニックアローを避けられない理由は無い。 何より大尉はセラスとの戦闘で銃火器の掃射をも凌ぎ切った化け物だ。 「オラァッ!」 シグルドの武器はソニックアローのみではない。 変身者である承太郎本来の異能、スタープラチナを出現させ迎撃。 敵スタンド使いを再起不能に追い込んだラッシュだが、此度の相手は傷の一つすら簡単にはくれてやらない強敵。 スタープラチナと真っ向から殴り合えるのなど、DIOのザ・ワールドくらいのもの。 それがどうだ、この男はあろうことか生身で互角の殴り合いを繰り広げている。 否、互角以上と言って良いのかもしれない。 徐々にだが、スタープラチナよりスピードが上がっている。 「退がれ!」 『Progrise key confirmed. Ready to break』 短いサウザーからの警告。 スタンドを解除すると言われた通りに飛び退く。 味方の巻き添えを気にする必要が無くなったサウザーが得物を地面に突き立てる。 サウザンドジャッカーから放たれたのは電撃。 レイダー相手にも使ったプログライズキーを装填しアビリティを付与したのだ。 標的となった大尉だがシグルドと同じように、跳躍して電撃を回避。 サウザーが警告を発した時点で何か来ると分かっていたのだから、馬鹿正直に食らってはやらない。 『シングルフィニッシュ!』 『チェリーエナジースカッシュ!』 着地した大尉へ襲い来るはエネルギーの弾と刃。 ガンモードのツインブレイカーと、ソニックアローのシャフト部分から発生させたエネルギー刃による挟み撃ち。 スマッシュやインベスならばこれだけで片が付く。 というよりオーバーキルな連携技。 「なっ!?」 それでも届かないのは、誰が上げたか分からない驚愕の声からも明らかだ。 大尉は何と足元に指四本を突き刺し、畳を引っ繰り返すかのように床を引き剥がした。 地面に顎が接触するかと言う程に姿勢を低くし、グリス目掛けて床を投擲。 床は回転する刃のようにグリスの脚部へ直撃。 装甲に覆われている為潰されも切断もされなかったが、大尉の腕力で投擲されたのだ。 無視できない痛みに悲鳴が出た。 グリスへの命中を確かめないまま、大尉はシグルドヘと駆ける。 体勢は低いままだ、背中をエネルギー刃が掠め軍服に焦げ目が付く。 その程度では足を止めるに至らない。 「スタープラチナ・ザッ!?」 ここでシグルド…承太郎が切るのは自身が持つ中で最も強力な異能。 DIOとの決戦で開花させた時間停止。 しかし時は変わらず動いたまま。何故か。 時を止めようと動いた寸前で胸部に走った痛みが原因だ。 「くっ…」 痛みの原因は即座に判明した。 何時の間にやら大尉の右手に握られた、黒光りする物。 ソレが何なのか、承太郎でなくとも知っている。 銃。弾を込めて引き金を引くと離れた距離にいる人間を殺せる道具。 だが果たして大尉が持つソレを銃に当て嵌めて良いのか、そんな場違いな思いが承太郎にあった。 大尉が手にするのは銃身が異様に長い。 拳銃など映画やドラマ、ホル・ホースのエンペラーくらいしか見た事の無い承太郎でも、流石におかしいと分かる造形。 そも、ただの拳銃程度アーマードライダーの装甲なら軽く弾き返せる。 痛みどころか痒いとすら感じない。 なのに現実にはシグルドの装甲越しにも痛みが来た、攻撃を咄嗟に止めてしまう程の。 外見に違わず威力も馬鹿げている銃、という事か。 (野郎には過ぎた道具だな…) 承太郎が内心で悪態を吐くのも当然である。 大尉が撃った銃の名はジャッカル。 ヘルシング機関のジョーカー、アーカード専用に製作された特製の拳銃だ。 ジャッカルは吸血鬼や食屍鬼と言った化け物を殺す為の武器では無い。 イスカリオテ所属、アレクサンド・アンデルセン神父用に作られた物。 化け物よりも化け物染みた能力を持つアンデルセン相手に、元々使っていた装備だけでは不十分。 そこで対アンデルセン用にオーダーメイドしたのがこのジャッカル。 アンデルセンへの対抗策として作られた以上、当たり前だが人間に扱える代物ではない。 アーカードにも引けを取らない、最上級の化け物である大尉ならば使いこなせるが。 『Progrise key confirmed. Ready to break』 と言った銃の詳細を知らない承太郎達には関係の無い事だ。 装填したプログライズキーの力で、回転切りを仕掛けるサウザー。 相手の武器に一々驚く暇があったら、攻撃を続けるべき。 行動で表すも届かない。 サウザンドジャッカーを素手で掴まれ、強制的に回転を止められた。 手袋が擦り切れ掌の皮が剥がれてもお構いなし。 どうせすぐに再生される。 「なに!?」 敵の身体能力が桁外れと分かってはいたが、流石に驚きを隠せない。 サウザーの驚愕に嘲笑の一つすら浮かべずに、大尉は銃口を添える。 装甲の上からだというのに異様な冷たさを体に感じ、すぐに痛みへと変化した。 至近距離で何度もトリガーを引き、炸裂徹鋼弾が直撃。 ZAIA製の装甲であっても痛みを完全には殺せない。 カチリという乾いた音。 弾切れまでは一瞬であっても、サウザーが感じた痛みは強烈だ。 「オラッ!」 大尉をサウザーから引き離すべく、グリスが拳を突き出す。 脚には鈍い痛みがジンジンと来てはいるが、耐えられない程の激痛にもあらず。 元いた地球での戦いだって、無傷で済ませられた事など数えるくらいしかない。 なら一々痛みに構うよりも敵を殴る事を考える方が建設的だろう。 バックステップで躱されるが予測済み。 スクラッシュドライバーを操作。 両肩部の装甲、マシンパックショルダーより黒煙にも似た液体が噴出。 これはスクラッシュドライバーを用いたライダーのエネルギー源、ヴァリアブルゼリーだ。 ツインブレイカーを装着したままの両腕に力が漲る。 『スクラップフィニッシュ!』 ヴァリアブルゼリーの噴射で爆発的な加速力を得たグリスの放つパンチ。 直撃すればマトモな死体は残らない威力の技を前にし、大尉が取る手は跳躍しての回避。 退いた所でグリスの加速では即座に追いつかれ、真っ向から迎え撃つのも得策とは言えない。 十分理に適った行動。グリスの読み通りだ。 『Progrise key confirmed. Ready to break.』 空中という逃げ場の無いフィールドに自ら飛び込んだ。 そうなればこっちのものとサウザーが得物を地面に突き立てる。 サウザンドジャッカーにはプログライズキーが装填済み。 元は滅が所有するスティングスコーピオンだ。 地中から生成されたのは蠍の尾を思わせる伸縮刺突ユニット、アシッドアナライズ。 巨大な毒針が大尉を貫かんとし、命中を確信。 だが当たらない。 被害を被ったのは軍服の切れ端のみ。 大尉本人は足場のない場だろうと関係なしに回避行動へ移り、見事成功。 悠々と床に降り立ち、背後へと振り返った。 「チッ!」 空のマガジンを取り出すと、シグルド目掛け投擲。 躱すと背後の壁に突き刺さった。 人狼の腕力で投擲すれば、あらゆるガラクタだろうと立派な凶器と化す。 しかし当たってないなら問題無しだ、承太郎は止まらない。 先程は阻止された能力を今度こそ発動する。 「スタープラチナ・ザ・ワールド!」 時が止まる。 殺し合いで数回時を止めているが、DIOとの戦闘時よりも短い時間しか止められないのは把握済み。 ならば与えられた僅かな猶予は無駄に出来ない。 ソニックアローにエナジーロックシードを装填し、スタープラチナでラッシュを放った。 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」 どれだけ驚異的な能力を有していようと、時間停止中は無防備。 回避も防御も許されず、一方的に殴打の嵐を受けるだけ。 加えて殴った際の感触で分かる。 この男は真紅の騎士やNPCの怪人程の堅牢さは無い。 スタープラチナの拳は問題無く効いていると。 確信した所で安堵もしなければ勢いを弱めたりもしない。 そのような考えで倒せるような相手で無い事は、これまでの攻防で嫌という程に分かった。 加減も容赦もする気は皆無。最後の一発が叩き込まれた。 「オォォォラァァァッ!!!」 そして時は動き出す。 大尉からしたら理解不能だろう。 予備のマガジンをジャッカルに装填しようとした筈が、どういう訳か体が宙に浮いているのだから。 理解させる気は承太郎に毛頭無い。 『ロックオン!チェリーエナジー!』 スタープラチナのラッシュだけで終わらせはしない。 既にエネルギーが充填されたソニックアローの弦を引き絞る。 矢が狙う先は宙に浮いたままの大尉だ。 通常時と違いサクランボの形状をした矢が大尉に命中。 茎の先に揺れる二つの果実に挟み込まれる。 数多の戦場を駆け抜け、その度に撃たれ、斬られ、爆撃されたが初めて感じる痛みだ。 散々空中で痛めつけられた挙句に落下、奇跡的に形を保っていた受付に叩きつけられた。 「……」 ようやっと与えられたマトモなダメージ。 相手がNPCであれば、今ので確実に倒せている。 しかし無惨にも破壊された受付跡を睨む承太郎に、気を抜く素振りは一切見受けられない。 宿敵であるDIO、最初に戦った真紅の騎士、一海が強く警戒するエボルト。 檀黎斗によって集められた参加者は、いずれも一筋縄ではいかない化け物揃い。 スタンドや仮面ライダーの力があっても苦戦は免れないような連中ばかりだ。 軍服の男もそう。 今の攻撃だけで倒せたとは思えない、それくらいの力と存在感が相手にはある。 「倒した、って訳じゃ無さそうだな」 脚を擦りながら隣に並んだグリスの言葉に、無言で頷く。 その隣を見るとサウザーもまた警戒心を緩めず承太郎達と同じ方を睨んでいる。 時折胴体に手を当てては小さく呻いてはいるが、今は脅威が本当に沈黙したか否かが重要。 傷だらけにされるのには慣れているのだ。 自分よりも年下の仲間はまだ立っている。 なら今更この程度の痛みで情けなく悲鳴を上げたりはしないと、サウザンドジャッカーを強く握り締めた。 三人の警戒が徐々に高まりつつある中、ソレは唐突に起きた。 「「「―――――ッ!!!!!」」」 ぶわり。そんな擬音がマッチする現象。 全身の肌が総毛立つと言うのか。 三人共に仮面ライダーへ変身しているにも関わらず、堅牢な装甲など無意味とばかりに細胞の一つ一つが刺激される。 簡単に死ぬような相手でないとは思っていた。 まだ戦わなければならいとしても、続ける心構えは十分に出来ていた。 だとしてもこれは、このプレッシャーには冷汗を抑えられない。 敵はまだ姿を見せていない。 それでもこの瞬間、改めて承太郎達は理解した。 人間が化け物に挑むとはどういう事なのかを。 瓦礫が消し飛ばされ、再び大尉が姿を見せる。 着込んでいた軍服は所々が破損し、見え隠れする肌には痛々しい傷跡が刻まれていた。 目に入る情報を承太郎は不自然に感じる。 時を止めた上でのスタープラチナのラッシュと、シグルドの高威力の技。 それらが直撃したというのに、負傷が少な過ぎるのだ。 仮面ライダーのような装甲を纏っているならまだしも、あの軍服に大きな耐久性があるとは思えない。 と、ここで別の事にも気付いた。 自分が刻みつけた傷、それらが徐々に塞がっているのだ。 人間の自然治癒とは明らかに違う、再生と言った表現がしっくりくる。 つまり敵はDIOや真紅の騎士と同じ化け物。 驚きはせず、むしろ納得がいった。 尤も傷の再生など見なくとも、敵が人間でないのは分かった事だ。 「どうやらマジに怪物だったみてぇだな」 呆れとも感嘆とも取れるグリスの言葉は正しい。 こちらを睨み付ける赤い瞳、その下にある部分が変化している。 耳元まで裂けた大きな口、中から覗くのは剣のように鋭利な無数の牙。 童話に登場する人間に化けた獣が正体を晒すように、大尉もまた人狼としての顔を露わにし始めた。 何故今になって化け物の顔を見せるのか。 向こうが話さなくとも、理由くらいは簡単に察せられる。 「つまり…小手調べは終わりという事ですか」 天津の呟きを肯定するように、大尉が牙を打ち鳴らす。 これまでだって苦戦していたと言うのに、相手からしたら準備運動に過ぎなかった。 全く持って笑えない、或いは笑うしかない。 そうやって現実逃避出来れば楽なのだろうが、やった所で待っているのは自分達の全滅。 生き残るにはシンプルに戦って勝つ、それ以外に無い。 「面白ぇ。こっからが祭りの本番ってワケだ」 拳同士を打ち合わせグリスが笑う。 ドルオタ、兄貴分として以外にも、戦闘狂の一面があるのが猿渡一海という男。 逆境に立たされていようと猛烈に笑って見せるのは、一海らしいものだ。 「全く、開始早々骨が折れる…」 一海の様子に苦笑いしつつ、思わず愚痴を零すのは天津。 このような厄介な怪物を参加者させるとは、つくづく檀黎斗には呆れるしかない。 それでも償いの為に、共闘を受け入れてくれた二人の信頼を裏切らない為に、戦いを放棄はしない。 今もどこかでふんぞり返っているだろう自称神を引き摺り下ろすまで。 「…来るぞ」 承太郎の一言が再戦の狼煙。 極限まで高まった緊張感が弾け飛び、四人の男が激突する。 傷付いた人々を治療する為にドクター達が日々奮闘する聖都大学附属病院。 患者の命を守る為の戦場は今、人間と化け物による闘争の場へと化した。 ◆ 承太郎、一海、天津。 大尉との戦闘に集中する三人は気付いていない。 気付けない、と言った方が正しいだろう。 何せ大尉を相手に他へ気を割くような真似は、自殺行為以外の何者でもないのだから。 もし三人が気付けたとして、何かが変わったかどうかは知り様が無い。 より良い結果になったかもしれないし、最悪の末路を迎えたかもしれない。 いずれにせよ、彼らが知ったのは全て終わってからのこと。 だから今は、気付かないまま物語は進む。 戦闘が起きているのは病院内だけでは無い。 病院の外でも同じく、激戦と呼ぶに相応しい光景が広がっていた。 外では一体何が起きているのか。 そちらについてもそろそろ明かすとしよう。 魔法少女、鬼、オーバーロード。 人の道を外れた者達による、もう一つの闘争を。 →
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0340:大型殲滅兵器“ジーニアス”による被害報告 ◆saLB77XmnM しかし、衝撃で遠く吹き飛ばされるヤムチャを見て、承太郎は言う。 「なんてヤローだ……俺がこんな状態であるとはいえ、『スタープラチナ』の攻撃を六割も防御するとは……」 その不用意な発言に、翼は「えっ?」と声を漏らす。 だが、承太郎の言うことは嘘偽りなく真実。その証拠として、 「ぐ、ぐぐぐぐ……」 顔面を歪まされた状態に陥りながらも、ヤムチャは立ち上がった。 恐るべきは超神水の引き出すパワー。この男、単純な戦闘能力だけなら最早…… 「"地球人最強"か。どうやら、その肩書きはあながち嘘でもないようだな……やれやれだぜ」 承太郎がぼやき、溜息を吐くが、決して慌ててはいない。 「しぶてぇヤローだ! なら今度は俺が……」 「そこを動くなカズマ。奴は既に負けている」 とどめを刺そうと勇みだす桑原を声で制し、承太郎はヤムチャへと目をやる。 「テメーの敗因は……まあ色々あるが、一番致命的だったのは"注意力"の欠如だ」 「な、なんだと!? ま、まだ俺の足元がお留守だって言うのか!?」 不細工顔で抗議するヤムチャは、見た目こそ酷いがそれほどのダメージを受けているわけではなかった。 『スタープラチナ』の攻撃をまともに受けて、ここまで平然としていられる"生身の人間"も珍しい。 「違う。"足元"の話をしているわけじゃあない。もっと、全体的な"場"を見る注意力が欠けていると言ったんだ」 「? どういう――」 首をかしげて、ヤムチャは嫌な予感を感じた。 漠然とした、嫌な予感。 承太郎の言う、注意力。 そして、本能的に感じたこの"気"。 「よ……な……」 今なら、承太郎の言葉の意味が全て分かる。 「おまえは初めから、敵を"一人"しか見ていなかった。 だから翼のシュートも避けられなかったし、俺の『スタープラチナ』による攻撃が布石であることにも気づかなかった」 承太郎から八メートル右、そこには、両の指を突き立てた世直しマンが。 「おぉぉぉぉぉぉぉぉしッッ!!!」 「…………この勝負、俺"達"の勝ちだ。"地球人最強"」 思えば、あの時もそうだった。 強大な敵に立ち向かう非力な俺に、アレは力を貸してくれた。 「なんだ? なんだ、テメーのその支給品はァ!?」 負けたくない。その思いに、コイツは答えてくれた。今回も。 でもな、今回はただ『負けたくない』だけじゃねぇ。守って、帰りてぇんだよ。 仲間の元に。 「――蟹座の黄金聖衣だ! よく覚えて、それから死にやがれクソヤロー!!!」 黄金の鎧を身に纏ったボンチューが、神速の動きでフレイザードに詰め寄る。 本来、黄金聖闘士だけが身に纏うことを許されたこの衣も、今のボンチューを確たる主として認めていた。 その気高き心に反応し、力を貸す。ピッコロ戦の時の様に。 「ボボンチュー!」 だが、今回はピッコロ戦の時に比べて『思い』が違う。 求めたのは単なる強さだけではなく、守る強さ。 生き残りたいという意志も、仲間を思えばこそ。 「ボボン」 その上昇し続けるスピードとパワーは、フレイザードを圧倒する。 抗う暇も与えず、『スタープラチナ』にも匹敵しそうなほどの連打を、 「チュラァアアァアァアアアアアァァァァアァアアアアアアァァァァァァアァ!!!」 ――浴びせる。 今度こそ。 ルキアが果たせなかったとどめの代行を担ったボンチューは、最後の拳にありったけの力を込めた。 これで、フレイザードという悪に完全なとどめを刺す。ボンチューの小宇宙(コスモ)は、未だ滾ることをやめない。 「グッ!」 悶絶しながらぶっ飛ばされたフレイザードは、震える足腰で迫るボンチューに向き直る。 「…………今度こそ、仕舞いにしてやる」 短く言ったボンチューに、フレイザードは恐怖を覚えた。 もはやボンチューは、雑魚などではない。もちろんルキアも。自分の体力が全開であったら勝てただろうが、現状では敗北は免れない。 それでも、 「……俺は、俺様は……死なねぇ!!」 フレイザードは、再び呪文を唱える。 「メラミ! ヒャダルコ!」 今度は中級呪文で、魔力の合成を試みる。 「遅ぇ!!」 ダッシュでとどめを刺しにくるボンチュー。だが、問題ではない。 土壇場に陥った氷炎将軍の恐ろしさは、並大抵のものではないのだから。 「喰らいやがれェェェ!!」 フレイザードはボンチューの手よりも逸早く、魔力を放出した。 ただし、それはボンチューではなく、 (――――ルキア!?) 攻撃先には、ルキアがいた。 それも震える身体を起こし、今にも立ち上がろうとしている。 (――――生きてた!) 歓喜する暇もなく、ボンチューは駆け出した。 悪の魔の手が向けられた、大切な仲間を守るために。 (――――今度こそ、守るんだよぉぉぉ!!!) 「承太郎君……」 戦い終わりし後、翼はすっかり疲弊した承太郎を心配そうに見遣る。 思えば、彼も重傷の身でよく戦った。承太郎がいなかったら、今ここには誰も生存していなかっただろう。 「……少し、無理をしすぎたな。いいかげん休みてぇ気分だ……」 体を倒し、身を休める承太郎の意識は、今にも消えかかっていた。 「翼……和真……俺は少しばかり休ませてもらう。あとのことは、頼んだぜ……」 「うん……うん……」 「……無茶しやがって。大馬鹿野郎だよ、テメーは」 涙ながらに頷く翼と、ぶっきらぼうに返す桑原。 そして、一番の功労者であるヒーローに語りかける。 「あんたも……さすがは"ヒーロー"だな、世直しマン」 未だ立ったままのヒーローに、承太郎は言葉をかけるが、 「……世直しマン?」 声が、返ってこない。 一同が心配そうに見る中、数秒して、一言。 「ルキアとボンチューを……頼む」 その一言がどんな意味を持つのか、考えるのは難しくなかった。 「よ(4)、な(7)」 「……か……め」 世直しマン最大の攻撃『よなおし波』発動の合図と、 亀仙流最大の必殺技の掛け声が、重なる。 そこにいた三人、誰もが「まさか」と思っただろう。 だが、これが地球人最強の底力。 「お(押)ぉぉぉぉぉし!!!」 「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 ぶつかる衝撃と衝撃。相殺し合うエネルギーとエネルギー。 力の質量はほぼ互角。お互いが綺麗さっぱり打ち消しあって消えたのだから、間違いない。 かめはめ波とよなおし波のぶつかり合いは、相打ち。 だが、それを放った世直しマンは、 「世直しマン……」 「死んでる……監督みたいに、立ったまま」 「…………ド畜生ッ!!」 その攻撃が、限界だった。 宇宙をまたにかける正義のヒーローは、世を正す正義のヒーローは、 「…………やった」 自称、地球人最強に敗北した。 「やったぞぉぉぉ!! 俺は、俺は勝ったんだー! やったぜ、クリリィィィン!!」 今までにない最上級の功績に、ヤムチャは歓喜の咆哮をあげた。 ドラゴンボールを使い、皆を後から生き返らせるため、まずは人数を減らす。 クリリンの残したこの壮大な計画に、ヤムチャはこれ以上ない形で貢献したのだ。 浮かれるヤムチャの一方。どうしようもなく消沈する三人は、半ば絶望にも近い憤りを感じていた。 桑原も怒りに任せて飛びかかろうとしたが、あのかめはめ波の威力を考えれば、自分に勝ち目がないことを認めざる得なかった。 「おいおい、何しみったれた顔してるんだよ!? どうせあとでみんな生き返るんだから、そんなに落ち込まなくても……」 「『スティッキィ・フィンガーズ』!」 「――へ?」 浮かれるあまり、反応が遅れた。 ヤムチャの後方から迫った襲撃者に、後れを取った。 背後には、二つの影。おかっぱヘアの男と、宇宙人のような人間。まるで、先ほどの『スタープラチナ』の再現のような。 ヤムチャは、この存在が『スタンド』という名であることを知らない。 「うわっ、と!?」 後方からの奇襲をギリギリで避けるも、また転びそうになってしまうヤムチャ。だが、今回は足元がお留守とは言わせない。 「な、なんだおまえは!?」 「なかなかの反射神経だ。だが、『スティッキィ・フィンガーズ』の攻撃は確かに"当たった"。見えるか? おまえの"小指"に取り付けられた"ジッパー"が」 この突然の奇襲に、ヤムチャは困惑する。だが、自分の左小指を見た途端、その困惑はさらに加速することとなる。 「な、なんじゃこりゃあ!?」 そこには、紛れもなく"ジッパー"が取り付けられていた。あの、服についてる"ジッパー"だ。 「その"ジッパー"を引けばどうなるか……まさか分からなくはないだろう?」 おかっぱの男は、ヤムチャに歩み寄る。 「なんなら、もっと"ジッパー"を増やしてやろうか? 身体が"ジッパー"塗れになる様を……俺に見せてみるか?」 「ひっ……」 ヤムチャは、このおかっぱの男の今までにない異質な能力に、これ以上ない恐怖を覚えた。 「……きょ」 あと三人……あと三人だったが、もう少しというところで一人増えた。 その一人は、謎の力を秘めた能力者。冷静に考えて、浮かれている場合ではなかった。 「今日のところは見逃してやる! 次にあったら、このヤムチャ様があの世に送ってやるからな~! 覚えてやがれ!」 限界を感じたのか、それとも『スティッキィ・フィンガーズ』の異能に恐怖したのか。 ヤムチャは、宇宙のヒーローを葬ったとは思えない逃げ足で去っていった。 「ブチャラティ……」 「JOJO――空条承太郎、だな? まさか俺の顔を、忘れてはいないだろうな」 ヤムチャが去り、おかっぱの襲撃者――ブローノ・ブチャラティは、承太郎と邂逅する。 この二人、数時間前までは些細な誤解から激闘を繰り広げた間柄である。 しかも同じ『スタンド使い』。結果は承太郎の勝利に終わったが、今はあの時とは立場が逆転している。 「無様だな。"ボス"と同じような『スタンド』を持ってしてこれとは、情けない」 「仕方がねぇさ。なんたって相手は、"地球人最強"だ」 「ふん。あの時は後れを取ったが、今やったら"100%"俺が勝つな」 「おい、まさかブチャラティ……」 その攻撃的な言葉から、桑原は嫌な風を感じた。 あの時のいざこざ。まさか、今ここで『スタンド使い』同士のバトルを再現するつもりでは…… 「心配はござらん、カズマ殿。ブチャラティ殿にその気はない」 事が起こる前にブチャラティを止めようとした桑原を、遅れてやってきたもう一人の仲間、雷電が制した。 「雷電さん!」 「遅れて済まぬ、翼殿。もっと早く駆けつけるつもりだったが、ブチャラティ殿と『話』をしていたら遅くなってしまった」 「……事情は雷電から全て聞いた。おまえ達が俺と同じ思想を持っているということ、既にカズマはその仲間入りをしたということもな」 複雑そうな顔で語るブチャラティ。どこかしら後ろめたさがあるのだろうか。特に桑原とは眼を合わせようとはしなかった。 「カズマ殿、ブチャラティ殿はちゃんとこちらの話に賛同してくれたぞ」 「それじゃあブチャラティ……」 「おっと、再会を喜び合うのはまだ先だカズマ。生憎だが、"すぐにやらなければならないこと"ができた」 「やらなければならないこと?」 ブチャラティの加入に喜んだのもつかの間、彼は"また"突拍子もないことを言い出した。 「さっきの奴――ヤムチャだったか。俺は奴を追い、この手で倒す」 「なんだと!?」 その言葉に驚きの色を見せる桑原だったが、ブチャラティは至って平然とした顔で、 「奴は危険だ。この先少なからず、俺たちの障害となる。倒すなら……疲弊し、"ジッパー"の能力を恐れた今が好機だ」 「じゃ、じゃあ俺も行くぜ!」 「言うと思ったよ、カズマ。だが、おまえは駄目だ。これは俺が一人で行く」 「なんでだよ!? 仲間だろうが!?」 「"仲間"だからこそだ。言わせてもらうが、おまえ達三人は戦える状態じゃあない。 下手に数で攻めるよりも、一人のほうが"確実性"がある」 「ぐっ……しかしよぉ」 なおも食い下がろうとする桑原に、承太郎は「やれやれ」と吐き捨てる。 「ブチャラティ、奴は強いぜ。いくらおまえの『スタンド』が特殊でも、一人じゃ荷が重い。だが……」 「最良の策であることは否定しないだろう? こうしているうちも、奴は遠ざかっていく。俺は行くぞ」 「やれやれ……」 「"無口"そうな割に、この手の話になると"饒舌"になる奴だ。雷電、あんたはカズマ達を頼む」 「承知」 踵を返し、ブチャラティはヤムチャが去っていた方角を見る。もはや、止めるものは誰もいなかった。 最後に、 「ブチャラティィィィィィィィ!!!」 桑原が、腹に力を溜めて大きく叫ぶ。 「テメーは俺たちの仲間だ! だから、だから絶対に戻って来いよォォォォ!!!」 ――声は、届いただろうか。 既に姿の見えなくなったブチャラティに、確認する術はない。 「では、一刻も早く安全な場所へ」 「いや、その前にボンチューとルキアを迎えにいってやらねぇと……負けてるとは思いたくはねぇが、無事でいてくれよ!」 「……」 「あん、翼?」 ブチャラティが去った後、気を失い身を休めることに専念した承太郎を見ながら、翼は一人考える。 これで、これでいいのかと。 「JOJO君は……」 静かに、翼が語りを始める。 「JOJO君は、僕がこの世界で初めて出会った『チームメイト』だったんだ」 思い出す――最初はサッカーをお遊びだって、貶してたっけ。 「僕は、この世界で石崎君っていう『チームメイト』を亡くした。 さっきの戦い……承太郎君も石崎君みたいになっちゃうんじゃないかと思って……」 心配だった。初めて、クレイジーでいられなくなった。 たしかな生命の危機を感じてしまったんだ。 「――みんなが、みんなが楽しくサッカーをすることが出来れば、こんなことにはならないんだ」 何を思ったか、翼は承太郎が作った木製ボールを手に取り立ち上がる。 「僕は彼に――ヤムチャ君に、サッカーの楽しさを教えてあげるんだ!」 「……………………はぁ?」 呆れ顔になる桑原と雷電を無視して、翼は走り出す。 その方角は、ヤムチャやブチャラティが向かっていったのと同方向。 止める間もなく、翼はサッカーの楽しさを知らしめるため、布教活動に出かけてしまった。 ――やれやれ、まったく"クレイジー"だぜ…… 気絶しているはずの承太郎が、わずかに呟いたような気がした。 炎と氷、溶けた水の散乱する大地に、二人の男女が仰向けに倒れこんでいた。 強敵との戦闘を終え、勝利を手に掴んだ二人は決して喜び合うこともせず、することもできなかった。 疲労感から、身体を一ミリも動かすことが出来なかったから。加えて、意識も夢の中である。 ――ボンチュー、ルキア…… 夢の中で誰かが語りかけてくる。 鎧に身を包んだ、正義のヒーローだ。 いつも自分達を守ってくれていた、正義のヒーローだ。 ――後は、お前達二人に全てを託す 彼は、もういない。 最後まで、人間を守るために戦い、 そして散った。 ――奴らを倒せとは言わん。だが、必ず生き延びろ 二人を残して、 ヒーローは行ってしまった。 ――バッファローマンと共に、見守っているぞ ボンチューと、ルキア。 二人は、夢の中で涙した。 【宮城県/黎明】 【フレイザード@ダイの大冒険】 [状態]腹部を中心に身体全体にダメージ大、重度の疲労、成長期、傷は核鉄で常時ヒーリング 窮地に追いやられたことでどうにか氷炎魔法の両立を安定させることに成功、しかし実戦で使うにはまだ経験値不足 [装備]霧露乾坤網@封神演義、火竜鏢@封神演義、核鉄LXI@武装錬金、パンツァーファウスト(100mm弾×3)@DRAGON BALL [道具]支給品一式 [思考]1、ひとまず逃げ延び、体力を回復させる。 2、氷炎同時攻撃を完全に自分の物にする。 3、その後にピッコロと集合場所にて合流 4、優勝してバーン様から勝利の栄光を 【朽木ルキア@BLEACH】 [状態]:気絶、重傷、重度の疲労、右腕に軽度の火傷 [装備]:斬魄刀(袖白雪)@BLEACH、コルトパイソン357マグナム 残弾21発@CITY HUNTER [道具]:荷物一式、バッファローマンの荷物一式、遊戯王カード(青眼の白龍・使用可能)@遊戯王 [思考]:1、ロビンを捜す。 2、ゲームから脱出。 3、第五放送が終わったら東京タワーに行く。 4、いつか必ず、フレイザードとピッコロを倒す。 【ボンチュー@世紀末リーダー伝たけし!】 [状態]:ダメージ中、重度の疲労、軽度の火傷、気絶 [装備]:蟹座の黄金聖衣@聖闘士星矢 [道具]:荷物一式(食料ゼロ) [思考]:1、ルキアを守る。 2、ロビンを捜す。 3、もっと強くなる。 4、これ以上、誰にも負けない。 5、ゲームから脱出。 6、第五放送が終わったら東京タワーに行く。 7、いつか必ず、フレイザードとピッコロを倒す。 【桑原和真@幽遊白書】 [状態]:全身各所に打撲、戦闘によるダメージ中、軽度の火傷 [装備]:なし [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費) [思考]1:ルキアとボンチューを迎えに行く。 2:ブチャラティのことが気になる。 3:ピッコロを倒す仲間を集める(飛影を優先) 4:ゲームの脱出 【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:左腕骨折、肩に貫通傷(以上応急処置済み)、全身各所に打撲、左半身に重度の火傷、気絶 [装備]:シャハルの鏡@ダイの大冒険 [道具]:荷物一式(食料二食分・水少量消費)、双子座の黄金聖衣@聖闘士星矢、らっきょ(二つ消費)@とっても!ラッキーマン [思考]1:(やれやれだぜ……) 2:悟空・仲間にできるような人物(できればクールな奴がいい)・ダイを捜す 3:主催者を倒す 【雷電@魁!!男塾】 [状態]:健康 [装備]:木刀(洞爺湖と刻んである)@銀魂、斬魄刀@BLEACH(一護の衣服の一部+幽助の頭髪が結び付けられている) [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費) [思考]1:ルキアとボンチューを迎えに行く。 2:何があっても仲間を守る。 【ブローノ・ブチャラティ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:右腕喪失、全身に無数の裂傷(応急処置済み) [道具]:荷物一式、スーパー・エイジャ@ジョジョの奇妙な冒険 [思考]1:ヤムチャを追い、倒す。 2:必ず仲間の元へ帰る。 3:首輪解除手段を探す。 4:主催者を倒す。 ※ブチャラティの外れた関節は、中国拳法の達人である雷電が治しました。 【大空翼@キャプテン翼】 [状態]:精神的にやはり相当壊れ気味、全身各所に打撲、軽度の火傷 [装備]:拾った石ころ一つ、承太郎お手製木製サッカーボール [道具]:荷物一式(水・食料一日分消費)、クロロの荷物一式、ボールペン数本 [思考]1:ヤムチャを追い、サッカーの楽しさを叩き込む。 2:悟空を見つけ、日向の情報を得る。そしてチームに迎える。 3:仲間を11人集める。 4:主催者を倒す。 【ヤムチャ@DRAGON BALL】 [状態]:右小指喪失、左耳喪失、左脇腹に創傷(全て治療済み)、ダメージ中・特に顔面が酷い、中程度の疲労 左小指に"ジッパー" 、超神水克服(力が限界まで引き出される) [装備]:無し [道具]:荷物一式(伊達のもの)、一日分の食料、バスケットボール@SLAM DUNK [思考]:1.一旦退いて、休憩。 2.参加者を減らして皆の役に立つ。 3.あわよくば優勝して汚名返上。 4.悟空・ピッコロを探す。 5.友情マンを警戒(人相は斗貴子から伝えられている)。 ※世直しマンの荷物とアミバの荷物は大破しました。 【アミバ@北斗の拳 死亡確認】 【世直しマン@とっても!ラッキーマン 死亡確認】 【残り53人】 時系列順に読む Back 333 ポップウソップ冒険記~一日遅れで幕は上がり~ Next 347 異星人コンビの貧困生活 投下順に読む Back 339 5%の希望 Next 341 暴走列島~原点回帰~ 330 受け継がれる魂 大空翼 361 共同戦線~武道家VS能力者~ 330 受け継がれる魂 アミバ 死亡 330 受け継がれる魂 雷電 359 ヒーローになろう 330 受け継がれる魂 空条承太郎 359 ヒーローになろう 330 受け継がれる魂 ブローノ・ブチャラティ 361 共同戦線~武道家VS能力者~ 330 受け継がれる魂 桑原和真 359 ヒーローになろう 294 フレイザードの世界~いつか勝利の旗の下で~ フレイザード 364 狂殺万華鏡 336 その光の名は 世直しマン 死亡 336 その光の名は ルキア 359 ヒーローになろう 336 その光の名は ボンチュー 359 ヒーローになろう 331 ヘタレ放狼記~籠球の罠~ ヤムチャ 361 共同戦線~武道家VS能力者~
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パチスロ5号機 「ゲゲゲの鬼太郎~ブラック鬼太郎の野望~」について、主に2chでの情報をまとめたものです。 実際とは食い違い・相違等あるかもしれませんが、一切の責は負いかねます。 編集におきましては、みなさまのご協力をお願い足致します。 公式HP http //www.fujimarukun.co.jp/products/machine/s_kitaro/sp/
https://w.atwiki.jp/jojoson/pages/406.html
時止めいいな できたらいいな あんなこと こんなこと たくさんできるけど ジョースタ家の血統終わらせる すべて返り討ちにしてあ~げる ハイエロファントの結界だ~ 無駄だ ザ・ワールド 無駄無駄無駄 結界なんて無駄無駄だ~ 波紋も無駄 少し前まで 悪戦苦闘をしていたけ~ど 次は、承太郎 貴様の番だ 最後に駄目だし も~う一~本 後ろか~ら ポルナレフ 無駄だ ザ・ワールド 無駄無駄無駄 暗殺なんて無駄無駄だ かかったな 承太郎 これが私の逃走経路 予想通り なじむぞ実に 最高にハイッてやつだ~ 最後の時止めだ~ ロードローラ か・ら・だがもう動かない 時止めだ~ バ・カ・なこのDIOが やられるなんて
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【作品名】Rewrite 【ジャンル】恋愛AVG 【世界観】 アウロラ:あらゆる生命が持つエネルギー。星そのものもアウロラを持っておりその力で生物を進化させる。 万能の力ではあるが全能でない、アウロラが枯渇してしまうとその星に生命は育たなくなる。 鍵 :星の代行者、その星に生命が進化を辞めた時に出現しその世界で最も繁栄した種の姿を取り 文明に滅びをもたらす、そしてアウロラの力により最新化が始まる。 人間のより圧倒的に高次元の存在であり鳴き声一つが人には理解しえない膨大情報の塊である 常人では聞くだけで精神が崩壊する。 命の設計図:鍵と同一存在でありシミュレーターでありながらあらゆる多元世界の現実と対となるもの。 あらゆる世界の記憶が情報として系図を形作っておりその情報量は鍵の鳴き声同様 人間には耐えられるものではない。 リライター:己のアウロラを用い自己進化させる能力。単純な身体能力の強化にとどまらず 知性の強化、精神の強化、環境に合わせた耐性の獲得等、進化の方向性は多岐に渡る。 ただし一度引き上げたものは戻すことはできず使えば使う程人からは遠ざかっていく。 使いすぎると最後は樹となり星に還ってしまう。 能力者:狩猟系、伐採系、汚染系の3種があり狩猟系はトラップや遠距離に優れ 伐採系は切断等近接に優れる、汚染系は自己を変質させる。 魔物: 動物をベースにしているが実際はこの世のどれにも当たらない不定形のもの。 魔物使い:魔物を使役する技術を持つ人間の総称。 庭の文明:資源の枯渇した地球からアウロラを取り込み月で発展した文明。 本編の舞台は地球の進化を再現した月となる。 【名前】天王寺瑚太郎(MOON) 【属性】リライター、汚染系能力者 【大きさ】170cm以上はあると思われる 【攻撃力】鍵のアウロラの一部が移植されており本来の能力である血流操作により操ることが可能。 通常は3本のかぎ爪のような形や刀のような形で用いる。 核攻撃による衝撃に耐えられる設定の頑強な皮膚に覆われた魔物を切り裂く咲夜(先代リライター) の包帯にエネルギーを纏わせた刃と真正面から鍔競り合いした上一方的に斬り飛ばせる切れ味。 15メートルの恐竜型の魔物に大きなダメージを与えられる。 オーラを獣の姿に変えて20メートル先まで攻撃可能。 人間の腕をたやすくかみちぎれる。 最大技は10メートルぐらいまで伸ばし周囲を切り刻む。 5メートルサイズの魔物を10匹程纏めて切り刻んだ消耗は激しいので多用は出来ない。 【防御力】15メートルサイズの恐竜の姿をした達人級の格闘技が使える魔物の打撃に耐えられる。 【素早さ】鍵に近づくため自らを書き換え続け時間軸や宇宙を遥かに超越した次元の存在になったため時間無視 【特殊能力】鍵=篝を殺すための反作用としての現象と化しておりばらばらにされたり蒸発したり精神を破壊されて行動不能になっても 参戦地点からは数km離れた自分の部屋(の残滓)にて何度でも即座に復活する (死ではなく殺害不能になることが発動条件なので消滅か全能系以外では復活できるか。) 元々半分魔物な上現象化、高次元存在化など完全に人間辞めている(作中でも言われている) 様々な力の形態や法則、数式を掴むことができるので物理無効無視×1。 常人には見えない篝を見れるので不可視視認×1 あらゆる世界の琥太郎の可能性の収束存在であり全ての能力が最も優れた状態となっている。 一瞬で作物を枯らし人間すら死に至らしめるアウロラを汚染する猛毒に耐性を持っているので不思議毒耐性 精神耐性×4(後述) 宇宙外生存可能 リライトによる自身の書き換えが可能、ただし一回で何処まで上げられるのかが不明なのに考慮し難い 命の法則の一端を理解したためアウロラの力を使用可能。 何も無い所から刀などの武器を出したり縁を用いて無限の世界の可能性を収束して仲間を呼び出したり 魔物を作成したりすることが可能、ただし銃等の構造が複雑なものや自分のスペックを超える 咲夜(先代リライターで最強の魔物)等は生み出せなかった。 また法則の一端を書き換える事も可能だが攻撃に使えるかは不明なので考慮せず。 【長所】時間無視 【短所】高校生相応の年齢化と思えば実はおっさん 【備考】MOON編で高次元まで自分を書き換え命の設計図を読んだ時点で参戦 この時点ではまだ篝を殺す現象からは外れていない。 【戦法】とりあえず腕の刃で斬る。死んで自分の部屋にて復活したら参考のリーフバードを作成・飛ばして 対策を立てる、近寄れないようならひたすらリーフバードを作って遠くから攻撃し続ける 参考 【名前】リーフバード 【属性】鳥型の魔物 【大きさ】小鳥並 【攻撃力】魔物はモチーフの動物より強いので小鳥以上 【防御力】魔物はモチーフの動物より強いので小鳥以上 【素早さ】時間無視の琥太郎と戦える恐竜型魔物を翻弄できるため時間無視 【特殊能力】葉一枚で作れ消耗がほぼない(琥太郎はアウロラで作ったが) 使役者と視界を共有可能で偵察として便利 【長所】消耗が少ないので魔物使いがお守り代わりに持つ 【短所】戦闘能力はほぼ皆無 【戦法】琥太郎と視界を共有しながら敵に突っ込む <精神耐性> 常人では聞いただけで脳が耐えられなくなる篝の鳴き声=精神攻撃×1 一度目の上書きで耐えられるようになり篝の名前を理解した琥太郎=精神耐性×1 その琥太郎が遠目に一瞬視界に入れただけで凄まじい情報量で精神崩壊してしまう命の設計図=精神攻撃×2 二度目の上書で遠目から見えるようになった琥太郎=精神耐性×2 その琥太郎が読むと意識を霧散させてしまう命の設計図の1単位=精神攻撃×3 三度目の上書きで1文までは耐えられるようになった琥太郎=精神耐性×3 その琥太郎が数分で精神崩壊する命の設計図の末端の世界情報=精神攻撃×4 四度目の上書きでそれを読めるようになった琥太郎=精神耐性×4 参戦 vol.107 修正vol.118 vol.107 782 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/23(火) 08 02 18.01 ID d19HlBAs 779 自分の部屋で復活っていうのは戦闘場所とは別の場所で復活するってこと? 自分の部屋から戦闘場所まで復帰はできるの? 785 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/23(火) 09 57 46.82 ID j2VZWBfH [3/5] 782 作中では篝に会う→殺されるを琥太郎の主観時間で100年ぐらい繰り返すんだが 篝のいる丘と自分の部屋は距離としては数km 786 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/23(火) 11 43 16.39 ID j2VZWBfH [4/5] 天王寺琥太郎訂正 人外であることと数km先で復活する旨を追記 アウロラの力で小型の魔物であれば何度でも作れるようなので 常時能力対策で追加 (省略) 787 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/23(火) 12 55 07.44 ID zWhU26mp 779 当たり前だけどこれ核以上の攻撃力にはならない 788 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/23(火) 13 34 26.83 ID eu8561CH 787 どういう記載の仕方だとみとめられるんだっけ? 789 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/23(火) 13 55 19.95 ID j2VZWBfH [5/5] 787 あっだめなのか失礼、そのあたりは知識に欠けてた 一応設定としてはクリロイボグという魔物が皮膚が非常に頑強で核爆発の衝撃にも耐えられるという設定 その魔物を一撃で包帯にエネルギー纏わせた刃で皮膚の上から真っ二つにした咲夜ってキャラと 一騎打ちで自分の剣と鍔迫り合いして包帯を破壊って感じ 804 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/25(木) 13 48 00.82 ID bzY2PJNS [1/2] ヴァイブと天王寺琥太郎が議論中に移動しているけど ヴァイブはもっと詳細があれば時間無視になるかもしれないだけで なければ時間無視にはならないっぽいから現テンプレで問題ないかと 天王寺琥太郎は「核爆弾」ではなくて「核爆発」だから 「核爆弾」による「核爆発」の事を指しているのか 分からないため攻撃力に使えないような気がするので議論中でいいけど 807 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/25(木) 21 08 15.66 ID bJ+z5z5i 804 なるほど、原文だと「核攻撃による衝撃」ってなってる 825 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/27(土) 12 27 44.94 ID RxRJt3Z7 807 「核攻撃」か、それならいいか 839 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/27(土) 20 34 27.96 ID +TLHaLyn [3/4] (省略) 天王寺琥太郎考察 時間無視だが防御無視も広範囲もない 分け対策も太陽軍団には通じないのでその上は厳しいだろ 惑星破壊の0秒組のところから考察 ○魔神レオンハルト 斬って勝ち △福田いちご 倒せない倒されない △道明寺桜 倒せない倒されない ○佐々木一兎 斬って勝ち ×クラウド・ストライフ 追放では復活できないか負け △ロックマントライブキング 時間無視分け △主人公(VO4) with スペシネフ13罪 時間無視なので相手自爆しない分け △コンバトラーV 時間無視分け ○空条承太郎 斬って勝ち △バーニングゴジラ 一度やられて復活した後遠距離からリーフバードで攻撃繰り返して分け △古代進with宇宙戦艦ヤマト(「宇宙戦艦ヤマト 復活編」版) 時間無視分け ○マティルダ・サントメール 斬って勝ち ○七代千馗 睡眠で戦闘不能後復活して攻撃勝ち ○深町晶 攻撃し続ければ勝てるか ○イリュージョンNo.17 物理無効無視勝ち △一方通行 一度やられて復活した後遠距離からリーフバードで攻撃繰り返して分け ○西行寺 幽々子with西行妖 そのうち桜斬って勝ち △東丈 一度やられて復活した後遠距離からリーフバードで攻撃繰り返して分け ○闇遊戯 物理無効無視勝ち ○秋せつら 復活してから目をつぶって近づいて斬って勝ち ×暁古城 消滅負け ○チルノ 斬って勝ち ×ロング・ファング 魂支配は無理だろう負け △ヤツ 一度やられて復活した後遠距離からリーフバードで攻撃繰り返して分け ○清夢騎人 斬って勝ち △ヴァーミリオン・CD・ヘイズ with Hunter Pigeon 空中攻撃の手段が無いので時間無視分け 地球型惑星規模の壁 △ 全員大きさと時間無視分け 木星型惑星規模の壁 ×太陽軍団のところまで分け、太陽には殺され続けて負け 暁古城>天王寺琥太郎>秋せつら ▼ 842 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/27(土) 21 04 37.64 ID Bz1qH7pS 839 せつらの発狂からの消滅ってそんなんでどうにかなるのか?効果も永続なのに ▼ 843 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/27(土) 21 16 52.65 ID +TLHaLyn [4/4] 842 リミッター解除=私人格ってことなのかな はっきりとそこテンプレに書いてないんだよね リミッター解除時は意識がないってあるから一人称も何も無い気がしたんだけお ▼ 845 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/28(日) 03 03 40.82 ID UPyMNadt 839 考察乙。イリュージョンは原理あり透過だから多分突破できない。清夢は消滅防御とか持ってたから攻撃届かないんじゃない? せつらはリーフバードと視界共有してるなら発狂通るだろうしリーフバード自体も発狂させられる、目を瞑ってたらそもそも相手がどこにいるかもわからなくないか? ▼ 846 自分:格無しさん[sage] 投稿日:2014/12/28(日) 10 48 36.39 ID djG5lc8A [2/17] 845 時間無視だから相手の位置はずっと動かないし テンプレ見る限り常人より精神力の強い男性だと効果が薄いみたいだから ある程度背後から近付いて目を瞑って斬れば行けると思った リミッター解除時であるならそうはいかないだろうけど 最初の状態が解除してるのかよくわからない イリュージョンは了解、分けで 清夢騎人はイマイチ良く分からないんだが 纏わせてるのは刀ってあるんだが本人にも常時適応されてるのか 凄い魔力だから近寄れないみたいなことも書いてあるけど それも具体的には良く分から無し
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知行 村役 初期能力詳細情報 名前 杏太郎 職業 陰陽師 ---- ---- 腕 力 2 土属性 4 耐久力 3 水属性 1 器用さ 5 火属性 3 知 力 7 風属性 7 魅 力 10 水田適性 8 畑適性 --- 林地適性 7 牧場適性 6 鉱山適性 --- 漁場適性 --- 工房適性 1 村適性 3 市適性 --- 櫓適性 1 堤防適性 --- 南蛮寺適性 --- 寺社適性 --- 官位の必要性 × 働きぶり 不明 仕事の成果 不明 成長 Lv 腕 耐 器 知 魅 土 水 火 風 水田 畑 林地 牧場 鉱山 漁場 工房 村 市 櫓 堤防 南 寺 * 特記事項 レベルアップでの適正変化など分かりましたらお書き下さい。 名前 コメント