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カワタヒサシヒロイン 285 名前:水先案名無い人 :2007/08/31(金) 21 15 24 ID exSkIXDX0 光成「カワタヒサシは日本一の絵描きかーーーーッ」 観客「ホワルバから上手いぞーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 観客「Routesで断然上手くなってるぞーーーーーーーーーーーーー!!!!」 光成「ワシもじゃ ワシとは大違いじゃみんな!!」 全カワタヒロイン入場!! 真のヒロインは生きていた!! 光岡と戦っていたら脈略も無くが甦った!!! 真・誰彼ヒロイン!! 杜若きよみだァ――――!!! カワタロリはすでに私が完成している!! ポギュポギュ娘 観月マナだァ――――!!! 姿を確認しだい突進しまくってやる!! 弓道部代表 宮内レミィだァッ!!! 超能力の競い合いなら私の念力がものを言う!! 素足のかみばさみ ねこっちゃこと 姫川琴音!!! 炭酸の恐怖を知らしめたい!! 夢見る大学院生 梶原夕菜だァ!!! ナリは小さいがすばしっこさなら世界一だ!! 森の主 ロロだ!!! 児ポ禁法対策は完璧だ!! 祝・ADヒロイン昇格 奈々子!!!! 演劇のベスト・セッティングは私の中にある!! 世話焼きお姉さんが来たッ しっかりほんわかおねーさん 澤倉美咲!!! 大食いなら絶対に敗けない! アイス早食い見せてあげる 食いしん坊天使 伏見ゆかりだ!!! 水中戦(多湿の場所も)ならこいつが怖い!! 旧日本軍の水戦試銚体 岩切花枝だ!!! アメリカから大統領直属エージェントが上陸だ!! 地獄の女狐 リサ=ヴィクセン!!! エスペランサで一旗揚げたいから魔法ウィッチ(何でも屋)になったのだ!! プロの魔法を見せてやる!! まじかるウィッチ テネレッツァ!!! スク水メイドが似合うのは生徒会長とはよく言ったもの!! 異常な可愛さが今 実際にバクハツする!! 女土方 久寿川ささらだ―――!!! 褐色肌こそが健康美少女の代名詞だ!! まさかこの娘が仙命樹があるとはッッ 誰彼ヒロイン!! 三井寺月代!!! 不思議を追ってここまできたんよッ 好物はタマゴサンド!!!! ミステリ研初代会長 黄色い娘笹森花梨だ!!! ささらママはカワタ母親最萌ではない葉鍵母親最萌なのだ!! 御存知ささらの母親 久寿川かぐらー!!! ツンデレのルーツは今やRoutesにある!! 私を驚かせるバカップルはいないのか!! ツンデレメイストームマー 湯浅皐月だ!!! デカァァァァァいッ説明不要!! 175cm!!! B90kg!!! 敏腕マネージャー 篠塚弥生!!! 健気な少女は実際に萌えてナンボのモン!!! 超面妖ふしぎなおどり!! Routesから フラ・ダリの看板娘 立田七海の登場だ!!! 冬弥君は私のもの 邪魔する女は思いきり叩いて思いきり罵るだけ!! 期待のアイドル 寝取られヒロイン 森川由綺!! 姉を追って三重からきたッ!! Routes追加ヒロイン 湯浅文月!!! 広い凸に磨きをかけ 砧夕霧が帰ってきたァ!!! 今の自分に気力はないッッ!! だらしない国から河島はるか!!! 根の国の伝説が今ベールを脱ぐ!! ニルヤの里から さくやだ!!! ファンの前でならは私はいつでも14歳だ!! 萌える元会長 朝霧麻亜子 本名で登場だ!!! 医者の仕事はどーしたッ 本人への謎 未だ消えずッ!! エロも切断も思いのまま!! デンジャラスドクター 石原麗子だ!!! 特に理由はないッ 口下手少女が萌えるは当たりまえ!! グェ魔女に出てるのはないしょだ!!! パンツはいてない! サイレントマジョ フォーリィーがきてくれた―――!!! バイト生活で磨いた実戦節約術!! 東鳩のデンジャラス・アルバイター 雛山理緒だ!!! 感感俺俺を語るならこの人を外せない!! 超A級メイドナース 桑島高子だ!!! 超一流トップアイドルの光臨だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ 諸田真!! アイドルマスター 緒方理奈!!! るー導きはこの娘から発せられた!! 大熊座47番星の切り札!! るーこきれいなそらことルーシー・マリア・ミソラだ!!! 歩く東スポが帰ってきたッ どこへ行っていたンだッ マイフレンドッッ 俺達は君を待っていたッッッ長岡志保の五年ぶりの凱旋帰国だ――――――――ッ 加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました! 悲しき複製身 杜若きよみ(黒)!! テネの妹分 チョコレッタ!! 宝石エージェント!高井鈴美! ……ッッ どーやらもう一名はさくや選手が着物の着付けに手間取っている様ですが、 着替えが終わり次第ッ皆様にご紹介致しますッッ 関連レス 301 名前:水先案名無い人 :2007/09/01(土) 10 45 53 ID ePieFlSR0 285-289 カタワヒロインかと思ってwktkしたのにw GJw 305 名前:水先案名無い人 :2007/09/01(土) 13 27 56 ID YSCCfX3i0 301 ナカーマ( ・∀・)人(・∀・ ) 306 名前:水先案名無い人 :2007/09/01(土) 14 00 04 ID jtJEzwh60 289 次郎きゅんをリザーバーに持ってくるとはw 308 名前:水先案名無い人 :2007/09/02(日) 17 35 50 ID AL8/peYh0 カワタが描いたキャラってもう水無月のキャラより多いもんな コメント 名前
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Zせんこくげんしけん2 【投稿日 2006/03/13】 せんこくげんしけん 【2005年8月9日/12 50】 話は遡るが……。 大野はこの日、スージーとアンジェラを再び大学内に連れてきていた。 咲から、「キケン、大学にクルナ」と短いメールが入り、続いて簡潔に状況が知らされた時、すでに大野達は大学に来ていた。 「もう遅いんですけど……」 引き帰そうにも、正門には、野球のユニフォームを着て緑色のマスクをかぶった怪しい人物がこちらを見ている。 マスク男が近付いて来た。 旧現視研メンバーと思われる不審者を捕まえようというのだが、マスク男自身が不審者そのものである。 逃げることもできず、「あうあうあ……」と、うろたえるばかりの大野。 アンジェラは隣で、「What is it festival today? I want also to wear that Mask.」と誤解して笑っている。 マスク男が声を掛けようとしたとき、その後方から、「あー、いたいた! 何をしてたんですか“ヨーコ”さん!」と声がした。 スーツを着込んだ元漫研のOB、高柳が息を切らして駆け込み、大野達とマスク男の間に割って入った。 高柳は強い口調で、「彼女達は文学科のブラッシー教授のお客さまと、その通訳のカンナヅキさんだけど、何か用かね?」と切り出し、さっさと大野、アンジェラ、スーを連れて行った。 ある程度歩いて立ち止まった一行。高柳は、斑目同様に近藤の電話を受けて異変を知り、大学に様子を見に来ていたのだ。 大野は両手で高柳の手を取り大げさすぎるくらいに礼を述べた。 思わず赤くなる高柳は、「大野さんのためだからねー。ひとまず漫研へ行こう。あそこはまだ中立だから」と案内をかって出た。 ホッと胸を撫で下ろす大野だったが、直後に恐ろしいことに気が付いた。スーの姿が見当たらないのだ。 傍らのアンジェラは、「It is safe. She comes back sooner or later. 」と大して気にしていない。 「そのうち帰ってくるって言ったって……ノンキ過ぎよ」と嘆く大野であった。 【8月9日/13 15】 斑目は午後の急用をでっち上げて電話先の上司に必死に頭を下げ、恵子とともに行動を開始。咲や笹原と合流するために大学内の稲荷のほこらに向かう。 林の長い小道を歩く途中、ふと斑目が足を止める。ザワザワとした妙な違和感を感じるのだ。 一緒に立ち止まり、「どした?」と尋ねる恵子に、「悪ぃ、先に行っててよ。そのまま行けば春日部さん達がいるはずだから……」と応える。 キョトンとした恵子は、あー…と納得した素振りを見せ、「立っション?」とデリカシーのない一言をぶつけた。 斑目は、(これだから現実の女は……)と呆れ、追い払う手ぶりをしながら、「そういうコトにしといてよ」とだけ答えた。 恵子が道の向こうへと消え、斑目が周りを見回した直後、不意に、「どうしたの?」と声がした。 「うおっ!」驚く斑目の背後には、いつの間にか初代会長が立っている。 (この人は何者なんだ?)と思いつつ斑目が、「初代、いま大変なことに……」と切り出そうとすると、初代会長は、「うん知ってるよ。“だから僕も来たんだ”。で、どうしたの急に立ち止まって」と最初の質問を投げかけた。 「いやちょっと……変な感覚がしたものですから……」と斑目が答えると、初代は意外な言葉を返した。 「“もう一人の自分”に出会った時のような感覚かい?」 斑目の表情は一気に強張り、「なんで初代が“それ”を知っているんですか」と低い声で尋ねた。 (解説せねばなるまい。斑目の言う“それ”とは、「3年前にもう一人の自分と出会った」ことであり、この斑目は、前作での「斑目2002Ver」のその後の姿なのだ) あの日以来、(あれは悪い夢、幻だったんだ)と思っていた。否、思うよう心掛けていた斑目だったが、「あのとき、見ちゃってねぇ」とアッサリ答える初代会長の言葉にがく然とした。 さらに初代は、「何故かは知らないけど、あの場に荻上さんがいたでしょ」と語る。 斑目は、3年前の自分が「斑目05」を問い詰めていたとき、近くで失神した女の子がいたことを思い出した。 「あれが荻上さん?」 初代会長は、混乱する斑目に、「僕の“仮説”だけどね…」と語り始めた。 初代が言うには、原口が持っていた荻上のノートと同人誌は、2005年から2002年に迷いこんだ荻上の物だという。 斑目2人が口論し、荻上が失神したときに、雑誌などと共にバッグから落ちたものであり、当時の斑目05が荻上を介抱する際に、拾い忘れていたもの。 3年分の情報や801に関する着想が記されたノートや雑誌、同人誌を拾った原口は、情報を精査してその後の801の流行を先取りした……。 「最初の1年は様子を見て、資料と現実の流行の相違を確かめた。後年は自分の知り合いの作家を動かして実際の流行を一歩先んじればいい。HiってHaraguchiの頭と末尾だね。ヒネリがないね、ふふ」 (この人、ハラグーロが現視研を訪れた時にその場にいなかったはずだよな?)と、思いつつも耳を傾ける斑目。仮説とはいえ、コトの発端が自分にあることに呆れた。 初代は、「しかしノートに書かれた3年分の蓄積が無くなろうとしている今、次の手を打ってきた。それが荻上さんの同人誌だよ。タイムスリップした荻上さんは、たぶん1、2か月先の人なんだろうね。だから完成された本がある」と続けた。 斑目「ハラグーロは、荻上さんが今年の夏に同人誌を仕上げるのを待っていたというんですか?」 初代「カネとヒトを動かし、待つ時は待つ。彼はそうした才能に長けているね。彼の居場所はオタクという消費者側ではなく、消費のシステムを作る側だよ」 初代は、「ここでボクから忠告」と人さし指を立てた。 「現視研は新体制で存続するらしいし、これも歴史の一つとして認めるか、抵抗するかは君らに任せるよ。ただし……」 斑目「ただし、何ですか?」 初代「時間は自然と同じで、厳然とした仕組みがあるとは思わないかい?」 斑目「はあ?」 初代「未来の情報が過去に流れてしまい、時間のパラドックスを大きく揺さぶった。ありえない事が起きれば、それを修正する働きも出てくると……」 斑目は、「ははは…“ネコドラくん”のタイムパトロールみたいなもんスか」と愛想笑いをした。 初代「そんな組織的ものじゃなく、ね」 斑目が質問しようとした時には、もう初代の姿は消えていた。 初代の言う、時間の“修正する働き”が何かは分からなかった。だが、(コレが本当なら、自分にはどうしようもない)という諦めの気持ちが心を支配しはじめていた。 【8月9日/13 30】 「悪い、遅くなった」 斑目が稲荷のほこらの前に到着した。恵子が、「ひょっとして“大きい方”?」とまたもヒドイ一言。 咲の携帯に大野から、漫研に退避していることが伝えられ、集まれるだけの人数で対策を協議することになった。 「じゃあ先輩、アレお願いしますヨ」と朽木に促された斑目は、「え? あーアレね。では、第1回部室と荻上さんを取り戻すにはどうすればいいのか会議~」と、張りの無い声で号令を掛けた。 咲「この問題はうちらには大きすぎだよ。大学事務に訴え出ようか?」 笹「簡単に話が進むとも思えないよ。不利な情報を流されていたら…」 朽「いっそ真正面から玉砕を図るでアリマス!」 咲「1人で玉砕してろ。それにアタシらで喧嘩して勝てるわけないじゃん」 恵「でもあのデヴは一度シメないと気が済まないよ」 斑目は議論に加わろうとしない。それどころか、「……このままでも、いいんじゃないかなぁ」とポツリと本音が出た。 「嘘ーーーっ!?」周りが驚きの声をハモらせる。 斑目は(時の趨勢には逆らえない)と、及び腰になっているのだ。 「“決まったこと”には逆らえないんじゃないかな……荻上さんにとっても後々はメジャーになれて……」 「フザケないで下さいよ!」声を荒げる笹原。彼は荻上の涙を見ている。咲も同調し、「アンタそこまでヘタレとは思わなかったよ……」と嘆く。 斑目はチラリと咲を見た。 3年前に出会った「未来の自分」は咲に惚れていた。自分はそれに反発していたハズなのに、今、まんまと同じ轍を踏んでいる……。だからこそ「逆らえない」と感じてしまうのだ。 笹原は、苛立ちを隠せない。 「斑目さんはOBだから、直接は関係ないでしょう。でも僕らは現役ですし、荻上さんは大切な……仲間です。斑目さんの力は借りません。もう行きます」 朽木と咲も笹原に続いた。去り際、咲は寂しげな目を斑目に向けた。 去っていく後輩達、「春日部さん、高坂君と連絡取れる?」「どうかなぁ……」との声が次第に遠くなる。 斑目はしばらくうつむいていたが、ふと顔を上げると、恵子が残っていた。 「部室は居心地がいいって言ってたじゃん。取り返そうと思わないのかよ」 斑目は答えない。 「根性なし……」それだけ言うと、恵子は3人の方へと駆け出していった。 【8月9日/14 10】 現視研部室で、沢崎と荻上が向かい合って座っている。 沢崎「ところで荻上さん。“彼女”は知り合い?」 荻上「いいえ。知りません…」 2人の視線の先、入り口に近いロッカーの前に、スージーが座っていた。いきなり部室にやってきた彼女は、荻上たちを一瞥しただけで、後は一時間近く黙々と同人誌を読みふけっている。 荻上は、スージーとは前日に出会ったばかりだが、知らぬフリを決め込むことにしていた。 一方の沢崎は焦っていた。見張りの網をスルスルとくぐり抜けて、言葉の通じない外国人が部室に入り浸っているのだ。 ちょうど原口が留守にしていたので良かったが、彼が印刷関係の打ち合わせから帰ってきたら、自分が責任を取らされるのではないかと思っている。 「誰かいないですか?」沢崎は、廊下にいるはずのマスクマンを呼んだ。赤いマスクをかぶり、赤いポンチョを身にまとった背の高い男がやってきた。 沢崎「……何のサークルの方?(汗」 男「メキシコ文化研究会です」しゃがれた声が返ってくる。 沢崎「すまないけれど、この女の子を連れて行ってください」 スージーは、赤マスクの男を見上げて、「?」と首をかしげた。男はカタコトの英語で語り掛ける。 「さすがメキシコ文化研究会だ」と感心する沢崎に、荻上は(公用語違うだろ)と心中で突っ込んだ。 スージーと男の姿を眺める沢崎の横顔には、原口のような意地の悪さがないと感じた荻上は、「あなたは、何でこういう事をするんですか?」と尋ねた。 沢崎はためらいの表情を見せたが、「僕は現視研に入ったことがあるんだ。でも、春日部咲にひどい仕打ちを受けて、すぐにやめちまった」と答えた。 「春日部先輩、そんなことする人じゃないし……」との荻上の反論に、沢崎は、「事実追い出されたんだよ僕は」と、垂れた目をつり上げて反論した。 「さっきのコギャルが、ここが居場所だとか言ってたけど、僕はその居場所を追われた。こうして新しい会長になって、それを取り戻せたんだよ」 赤マスクの男は2人の会話に耳を傾けていたが、「英文科の学生のところに連行してきます」と、スージーの手を引いて部室から出て行った。 荻上と沢崎、そしてスージーの姿を、外から監視する視線があった。向い側の窓。サークル棟4階の児童文化研究会の部室からである。 【8月9日/14 30】 笹原、咲、朽木、恵子は、無事にサークル棟に侵入。児文研部室に匿ってもらっていた。2階の漫研よりも現視研の様子が掌握できるだけでなく、児文研自体が目立たないサークルだからだ。 「お茶入りましたよ」「あ、どうもすみません」「いいええ」 マターリとした室内で、朽木が絵本や児童文学の山に隠れるようにかがみ、双眼鏡を構えている。 その後ろでお茶をすすりながら、咲が笹原に問いかけた。「何かおかしくなかった? 私たち、あまりにも楽勝でこの部屋に来られたけど」 笹原も腕組みをしながら、「盗聴のおかげもあるけど、まるでルートを開けてもらったような……」と考え込むが、「罠だとしても、荻上さんは絶対に助けなきゃ」と、自分に言い聞かせるように力強く語った。 その姿を見て咲も表情を引き締める。 「じゃ、打ち合わせ通りに。手荒くて古典的だけど、やるっきゃないね」と言い、絵本に手を伸ばしている恵子に、「アンタも頼むよ」と声を掛けた。 恵子が緩い返事をかえす。朽木は双眼鏡を覗きながらブツブツと、「状況開始ヒトゴウサンマル時、ヒトゴウサンマル時……」と復唱した。 笹原はちょっと気掛かりな様子で、「春日部さんは、いいの?」と尋ねた。作戦内容に、ある不安がよぎっているのだ。 「大丈夫、私も腹くくったから!」 咲は心配そうな視線を振り払うように笑顔を見せた。 【8月9日/14 35】 漫研。高柳と部員らが外の様子を見に行き、大野とアンジェラが残された。スーが捕われたことは、児文研から連絡を受けている。 アンジェラは、『ホラネ、彼女の居場所はすぐに分かるでしょ』と笑う。「敵の手中にあるんですが……」との大野の呟きは気にも留めない。 高柳の前では、笑顔と感謝を忘れない大野だが、内心は、(会長である私を差し置いて新現視研だなんて。原口許さん!)と憎悪がトグロを巻いていた。 「私も何か役に立ちたいけど……」 ふと、アイデアが浮かび、田中の携帯に電話を入れた。すると慌ただしい声で彼が電話に出た。 「斑目から電話があって状況は聞いてるよ。今からそっちに向かうところ!」 大野は(斑目さんも動いてくれたんだ)と心強い思いがした。そして、携帯を握る手にグッと力を入れた。 「田中さん、お願いがあります!」 【8月9日/14 50】 斑目は、1時間以上、稲荷のほこらの側に座り込んでいた。(仕方ないだろ、こちとらただのオタクだ。何ができるっていうんだ……) しかし、胸の中は後悔でいっぱいになっていた。咲の寂しげな視線が辛かった。恵子は最後に、涙ぐんでいたようにも見えた。 そうこう考えているうち、何やらまた妙な違和感を感じはじめた。 その時、「斑目晴信ッ!」との叫び声が林の木々を振るわせるように響き、斑目はビビって立ち上った。周囲を見回すと、50mほど先、小道の向こうに声の主と思われる人影が見えた。 身体全体が赤い、赤のマスクに赤いフード、いやポンチョを着込んだ男が拡声器を持って立っていた。メキシコ文化研究会の男だ。変な生き物を見るように男を凝視する斑目。 「俺を捕まえにきたのか!?」との問い掛けを無視した赤い男は、「この女、預けるぞ」と、後ろに隠れるように立っていたスージーを斑目の方へと歩かせた。 男は、「拡声器を使ったから、他の追っ手が来る前に動かないと、今度は本当に捕まるぞ」と言い残して姿を消した。 スージーが斑目の前にトボトボと歩み寄って来た。デフォルトで突き刺すような視線を向けてくる。「預けるったって、言葉わかんねーよ」と頭が真っ白になるヘタレ。 スージーは無表情のまま、「Circumstances are heard from him. (彼から事情は聞いた)」と声を掛け、手書きのメモを手渡した。 メモの先頭には、「8月9日行動レジュメ」と書かれていた。 【8月9日/15 10】 現視研部室では、原口が荻上をねちっこく説得していた。 「このままミナミ印刷から原稿をいただいてもいいんだよ。最悪、同意がなくてもね」 押し黙っている荻上。原口は言葉を続けた。 「ほら、笹原君だっけ? ボクが友達の編集者に掛け合って就職を便宜してやってもいいんだよ」 「!」荻上がハッとした表情で原口を見たが、すぐに、「そんなことをして喜ぶ人じゃありません!」と目をそらした。 見守る沢崎のトランシーバーから、ノイズまじりの音声が流れてきた。 『現視研らしき人物を講堂前で発見の情報あり、柔術サークル、野鳥観察同好会は現場確認に急行せニョ!』 「二ョ!?」原口、沢崎、荻上の3人は思わずハモった。 【8月9日/15 25】 咲は、サークル棟内でも人の気配が無い、1階角の空き部屋の前に来ていた。 屋内を見回っていた柔術サークル、野鳥観察同好会は、朽木の虚偽情報でおびき出してあり、この場所までくるのは容易だった。 カチンッ、カチンッ、カチンッ……。咲は物憂げな顔で、久々に手にしたジッポーのフタを開け閉めしている。 「あの日」以来、ジッポーは自分を戒めるためにカバンの中に入れてあった。それを、こんな形で使うとは……。 カチンッ、カチンッ、カチンッ……。無意識の動作は続く。携帯が鳴った。電話の向こうから「ねーさん、準備できたよ」と、恵子の声。彼女は咲とは別の場所で、同じ行動を取っていた。 サークル棟内で小規模のボヤ騒ぎを起こそうというのだ。周りに延焼するものがないことを確かめ、壁にはバケツで水を掛け、児文研からいただいた古い雑誌や、廊下に放置されているゴミをかき集めて置いた。 カチンッ、カチンッ、カチンッ……。電話をしながら、視線は燃やす対象物をうつろに見据えている。 咲は、「お前、本当に建物を燃やすなよ。煙が出て報知器が作動すればオッケーなんだからな」と軽口を叩いた。 「ダイジョーブよ!」と返事する恵子に、携帯を持つ咲の手の震えは見えるはずもない。 15 30。時間だ。 咲は意を決してジッポーに火をつけた。種火になる新聞紙に火を移し、雑誌の山の横へと投げた。徐々に火が燃え移る。 (あの時と同じだ)ゴミ置き場を燃やした時と同じように火は古い雑誌を瞬く間に焼きはじめた。自分は近場の漫研へ逃げなければならない。 しかし、足が固まったように動かない。咲の瞳に火の赤が映え、そこから目をそらすことができない。ガクガクと足が震えはじめた。 火が炎に代わっていき、熱が足下や頬に伝わってくる。十分に周囲との間隔を空けているから延焼こそ起こさないが、煙が廊下を満たしはじめた。 ジリリリリリリリリリリリリリリリリリッ! 火災報知器のベルと同時に咲は、恐怖にかられて「コーサカッ!」と叫んだ。その瞬間、後ろから腕を取られ、引っ張られた。 「こーさか?……」 振り向くと、そこには真っ赤なマスクの男が。あっけに取られる咲。 「質問無用。早く漫研へ行って!」男は咲の手を引いて階段まで連れて行き、また煙の中へと姿を消した。 【8月9日/15 30】 火事の記憶が恐ろしいのは、咲だけではなかった。 「ひっ!」火災報知器のベルが鳴り出した瞬間、サークル自治会室では木村が極端に反応してうろたえだした。 前回のボヤ騒ぎの時に迅速的確な指示をくれた北川百合枝は、すでに卒業している。自分の任期にあのような事件がないように祈っていた木村の願いは破れた。 タイミングの悪いことに、夏期休講中で、ちょうど自治会室には自分しかいない。 手もとの無線からは、事実確認を求める連絡が相次いでいる。1階に煙が充満しているとか。火元は1階だとか、3階だとか。炎が強くて初期消火ができないとか。デマを含むパニクッた怒声が次々に流れてきた。 木村は震える手で放送を流しはじめた。 『か、か 火災が発生! か 館内の人は迅速に建物の外へ避難するように! これは訓練じゃない!』 「木村ではボヤ騒ぎに対処できない」という、咲や笹原の読みは当たった。おまけに朽木が無線にデマ情報を流して煽っていたのだ。 けたたましく鳴り続けるベルと、うっすらと流れてくる煙の中、笹原は4階から3階に降りてきた。 「煙が……火が強くないか」と心配しながら、廊下の向こうの現視研部室に目を凝らした。ちょうど、赤いマスクの男が部室のドアが開けて中に入ったのを見た。笹原は物陰に身を隠す。 ボヤ騒ぎに乗じて見張りを遠ざけ、荻上を奪還するという予定だったが、マスク男が一人同行していることに笹原は戸惑った。 赤い男の指示に従って原口が廊下の向こうへと走って避難していった。間を置いて、赤い男と沢崎が、荻上を連れ出して廊下に出てきた。 廊下の向こうを見守る笹原だが、ふと人の気配を感じて後ろを振り向くと、一緒にスージーが隠れているではないか。 「うわ! いつの間に?」と慌てる笹原にスージーは、廊下の方を指差した。笹原がその指の先に視線を戻すと、赤いマスク男がこちらを向いて、手招きをしている。 「味方?」 その時スージーが笹原の背中を押して、「スリヌケザマニカッサラエ!」と声を掛けた。 「あ、っは、ハイ!」笹原は弾かれるように、廊下の向こうの荻上に向かって走り出した。 赤い男は、後ろから走り寄って来た笹原に荻上を受け渡すように道をあけ、荻上の背中を押して「走れ!」と叫んだ。 瞬間、後ろから笹原の手が、荻上の手を取った。荻上は一瞬戸惑ったが、握った手が笹原のものだと気付くと、一緒に、懸命に走り出した。 廊下には、呆気にとられた沢崎だけが残された。気が付くと赤い男もいない。 「あ……え? えーーーーっ!?」 笹原と荻上は息を切らしながら走る。3階から2階へと駆け降りた時、2階トイレ前に斑目が立って、大きく手招きをした。 笹「斑目さん!何でここに!」 斑「説明は後! このまま普通に漫研へ逃げ込んでも、すぐに見つかるぞ。俺が時間を稼ぐから!」 その横で荻上は、スージーに女子トイレの中へと引っ張りこまれていた。直後に中から、「何するの!」「きゃあっ」「嫌ぁんっ」「あぁんっ!」と、荻上の悲鳴が聞こえてくる。 笹原と斑目は、顔を見合わせて頬を赤くした。 火の付いた雑誌類が見つかって消火された後、緑色のマスクをかぶった男達がサークル棟内に次々と入り、逃げた荻上を探しはじめた。 一方、サークル自治会室では、木村が電話で大学事務局に報告を行い、報知器の誤作動とデマによる混乱だと必死で弁明をしていた。 まだ煙が立ち込めている1階の非常口から、スモークを振払うように男女が飛び出して来た。一人は斑目だ。 4階児文研で待機する朽木のトランシーバーにも、“荻上千佳発見!現視研の男性と思われる人物と正門へと逃走…”と通信が入ってきた。 【8月9日/15 45】 斑目は追っ手から逃れて、学内の林の道へ逃げ込んだ。その先は昼に訪れた稲荷がある。 2人は、ほこらの前に座り込む。斑目は、「上手いことまいたかな」と声をかけたが、荻上は笹原の持っていた帽子を目深にかぶり、息を切らして言葉が出ない。 直後、ザワザワザワ……ッと、木の葉の舞う音がしたかと思うと、2人を囲む四方から、黒尽くめの衣装に緑のマスクをかぶった男達が駆け寄ってきた。 「椎応甲賀流忍術同好会推参!」「何でそんなもんまであるんだよ!」思わず速攻で突っ込む斑目。 「これも活動費用助成の為、許せ」と同行を促された“荻上”がスッと立ち上がり帽子を脱ぐと、ブワッと金髪が風にたなびき、その奥から目つきの悪い碧眼が現れた。スーだ。 背格好が荻上に似ていることから衣類を交換。斑目と一緒に囮になったのだ。 「うわっ騙された!」がく然とする忍に、スージーはカタコトの日本語を発した。 「キミノオトウサマガイケナイノダヨ!」 「図ったな現視研ーッ!」 ネタは理解できるがついていけない斑目は、「肌の色で気付けよ」と、脱力するばかりであった。
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登録日:2009/10/04(日) 20 56 39 更新日:2024/06/29 Sat 01 09 41NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ToHeart2 エトナではない タマゴサンド ナイスヒップ ヒロイン ベントラー ミステリ研 不遇 中島沙樹 何気に胸でかい 冷遇 地味 愛すべきバカ 私服がかわいい 笹森花梨 素敵な何か 黄色 「タマゴ、タマゴ、タマゴサンドを食べちゃうぞ~っと♪」 ToHeart2のヒロインの1人。 Karin Sasamori ベントラー! CV:中島沙樹 誕生日:12月1日 身長:156cm スリーサイズ:84/56/82 血液型:AB型 テーマ曲「素敵な何か」 貴明と同学年の女の子。 超常現象を追及する「ミステリ研究会」の創始者にして初代会長。 「ミステリー」ではなく「ミステリ」 貴明のことは「たかちゃん」と呼ぶ。 髪はオレンジ色で、かなりクセ毛っぽい二つ結びをしており、なんか不思議なマスコットの髪飾りを装備。 初登場時は「きゃんっ」なんて可愛い悲鳴を上げながら、貴明と廊下でぶつかったのが出会い。 最初は物凄くか弱く儚げな女の子を演じており、口調も全然違った。 実は彼女もミステリ研の会員だったんだけどさっき死んじゃったらしい(花梨談)。 でも実はアンケートと称して貴明に『課外活動参加届』を書かせて、そのまま貴明をミステリ研に入部させている。 貴明は参加届を返してもらおうとするが、もみ合っているうちにうっかりおっぱいタッチしてしまい、 これをネタに貴明は結局『ミステリ研』に入らされてしまう。 活動場所は主に体育館にある第二用具室で、ここに机やら怪しげな機械などを持ち込んで勝手に部室にしている。 突拍子もない行動で貴明を毎回振り回しているが、何だかんだで貴明もミステリ研の活動に参加していく。 花梨といえばやっぱりタマゴサンド。 貴明がミックスサンドを買っても、大抵花梨嬢にタマゴサンドは奪われてしまう。 髪を下ろすとかなりイメージが変わる。 登場するのは新学期以降。 るーこシナリオでハッピーエンドを見るためには、実は花梨の協力が必須となる。 とにかくやりたい放題で猫被りなキャラクターなのでアンチが非常に多いヒロイン。やりたい放題ならタマ姉も負けてない気もするが、おっぱいか。おっぱいなのか。 『いらない子』や『黄色』というアダ名も。 だが、そのクセの強いキャラだけに、非常に少数派でもツボにはまれば堪らないので、ToHeart2ファンからの好き嫌いが極端に分かれるヒロインでもある。 それでも総合的に不人気なのは事実なようで、他ヒロインは多数フィギュア化される中、彼女だけ2種類のみに留まっている辺りが全てを物語っている…。 作画がイマイチとされるTVアニメ版では、その特徴的な外見故に原型を保っている。 OVA5巻では遂にメインヒロインを勤めたが、他のヒロイン達が水着に着替えた中、彼女だけ制服だったり、 まーりゃんに『そこの黄色!』と呼ばれたり、何とも。 コミック版では出会いの場面が若干変更され、貴明の筆跡を真似てミステリ研入部届を最初から偽造、ミステリ研の勧誘をこのみとタマ姉と雄二に手伝わせる、 男の娘となった貴明を利用して雄二に宇宙人のフィギュアをねだらせようとするなど、悪の面が強調されている。 回想シーンではロリ花梨の姿も。 「ツナサンドの中身って、週末の夜遅くに酔ったおじさんが駅前でぶちまけているアレに似てるよね」 アニヲタ君が追記・修正してくれなきゃ、この項目は始まる前に終わっちゃうんよ・・・・。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] トゥハート2のヒロインで1番好き -- 名無しさん (2017-01-24 22 53 01) BGMが一番好きだったわ、 -- 名無しさん (2017-05-23 21 57 28) 彼女は委員長と草壁さんゆまの三人を除けばかなりまともなのでは?シナリオの被害にあいまくてる主人公に皆好きとか言ったりしながら暴言、虎の威を借りる狐、や社会的に問題行為、をしてるのにたいして彼女は感性が特殊なだけでアタック系のヒロインだけど好感度高い他はほとんど何か付き合うのがこっちから嫌だよと思う地雷家族や友人の勝手に婚約者とか言って奴隷扱い使用とした糞屑ヤクザ等問題コミュニティに付き合う位ならちょっと変わってるけど彼女は性根は良い子だからむしろ癒し -- 名無しさん (2018-11-01 23 24 15) 名前 コメント
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■創価学会の歴史と確信(1957.07.10) ■カテゴリー別指導集に戻る
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国民協会(こくみんきょうかい)は、日本に存在した政党、政治団体。現在、「国民協会」の名を持つ政党は日本には存在しない(政治団体としては名称変更した国民政治協会が存在する)。 国民協会 (1892-1899) 明治時代に存在した国粋主義団体(一般的には政党と見なされるが、厳密には異なる)。政治組織として国民政社(こくみんせいしゃ)があり、衆議院の院内会派としては他の吏党系議員とともに議院倶楽部(ぎいんくらぶ)と名乗った(1892年6月22日-1899年7月4日)。 1892年、西郷従道を会頭、品川弥二郎を副会頭として設立された。幹事として渡辺洪基・牧朴真・白井遠平が選出され(後に安場保和が幹事長に就任)、他に中央交渉部の佐々友房、佐藤昌蔵、津田真道、大岡育造、古荘嘉門、曾禰荒助・元田肇などが参加した(なお、当初国民政社は別働隊として位置づけられており、国民協会とは別個に佐藤・古荘・曾禰が幹事に選ばれた)。既存の吏党系に加えて第2回衆議院議員総選挙で当時の第1次松方内閣(内務大臣が品川)の支援を受けて当選した官吏的な議員が多い。政府の富国強兵路線を熱心に支持したが、条約改正や財政規律の確立を求めて政府に厳しい注文を付ける事もあった。第2次伊藤内閣では国権主義を掲げて政府が進める日英通商航海条約の調印に反対して硬六派の一翼を担い、事実上の野党であった。だが、政府の策動で西郷・曾根の引き抜き・離脱にあって打撃を受け、更に1893年12月30日には国民協会そのものが政事結社として認定された。 このため、翌31日に存在意義を失った国民政社・議院倶楽部を解散して国民協会に一本化し、品川が中心となって運営する事になった。1894年の第3回衆議院議員総選挙では吏党中最多の35人が当選したが議席自体は大きく減らした。その後も立憲改進党とともに反伊藤内閣・反自由党を標榜するとともに品川と山縣有朋と関係を軸として貴族院の研究会や茶話会とも連携した。立憲改進党などが進歩党を結成した際にも、品川は山縣の支援を期待して政党内閣阻止のための「三党鼎立」路線を維持して第3党の地位を保持した。だが、隈板内閣の成立、それに続く第2次山縣内閣と憲政党(旧自由党系)の連携によって孤立無援となり、1899年品川は国民協会を解散して政党活動からの撤退を表明した。そのため、所属議員は新たに帝国党を結成した。 国民協会 (1933-1937) 赤松克麿が昭和初期に設立した、日本主義の政治団体(1933年7月22日-1937年7月18日)。日本国家社会党・逓友倶楽部から除名された赤松が同じく大日本生産党を除名された津久井龍雄・倉田百三とともに結成した。理事長(党首)に赤松、常任理事に津久井、芸術部長に倉田、文化部長に森清人が就任し、支援団体として青年日本同盟を組織した。天皇機関説排撃・選挙粛正運動を支持した。1937年に愛国政治同盟の小池四郎らとともに日本革新党の結成に合流して解散した。 国民協会 (1961-1975)~国民政治協会 1961年7月15日に設立された、自由民主党宛の政治献金を取り纏める財団法人。自由民主党結成以来、政治献金の取りまとめにあたってきた経済再建懇談会に所属する財界人と自由民主党の癒着に対する批判が高まった事を受けて、同会を解散した上で国民各層からの政治献金受け入れを目指す団体として結成された。初代会長は岩田宙造(元司法大臣)。月1億5千万円以上の寄付と全国都道府県に地方支部を設置する事を当初の目標として掲げ、1964年に沖縄県を除く全都道府県に支部を設置した。だが、実際には個人会員を5万人以上獲得したものの、資金力を誇る法人会員による政治献金が圧倒的であった。第10回参議院議員通常選挙における金権選挙批判、続くロッキード事件を受けて、同会を支えてきた経団連会長の土光敏夫が国民協会との関係破棄を宣言、続いてオイルショックによる電気料金の値上げにも関わらず政治献金を続ける電力会社に対する消費者による反対運動(「1円不払運動」)が発生して財界側も動揺を来たした。このため、1975年3月28日に前田義徳(前NHK会長)を会長に迎えて国民政治協会と改称。 政治資金規正法改正により1976年1月1日から自由民主党の政治資金団体に指定。1977年には党友組織自由国民会議が発足し個人会員獲得をめぐり摩擦が生じた。現在は前年と前々年の2年連続で自由国民会議の年会費以上の額を寄付した個人会員及び5万円以上の額を寄付した法人会員の代表者には自由民主党総裁選挙の投票権が付与される。 外部リンク 国民政治協会ウェブサイト 関連項目 日本の政党一覧 出典 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』_2008年12月24日 (水) 14 51。
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▼タグ一覧 エスパー サイキック ミッドヴィリーム ヴンダーレンジャー 三色菫の花言葉=私を思ってください 眼鏡 秘封倶楽部 茶髪 青龍組 うさみ すみれこ 幻想町の不思議や神秘を追い求める『秘封倶楽部』の初代会長。故人。 実は蓮子の先祖に当たり、蓮子は彼女が残した活動記録からヒントを得て 『秘封倶楽部』を現代に蘇らせた。 実はその正体は… 「奇跡の世界より出でし超能力者(エスパー)!オカルトエスパー!」 ヴンダーレンジャーのひとり。ただし彼女はヴンダーレンジャー結成前から活動していた。 変身後の衣装は菫色と白色の、袖のないレオタード型のサイバー服にサイバー風のグリーブ。 頭部には光輪とゴーグルが装備されている。 戦闘スタイルは超能力そのもの。 サイコキネシスで物を浮かして攻撃したり、 パイロキネシスで炎を起こして攻撃する…など。 ゼナーカードを投擲する攻撃やなぜかパンダカーによる突進攻撃も得意。 「幻想轟くオカルティズム!リムレーツェル!」 ヴンダーレンジャーの一員である宇佐見菫子が、ミッドヴィリームの一員になった時の姿。 変身後の衣装は菫色を基調とした衣装。 菫色のサイバーチックなブレザーに身を包み、背中には表が金・裏が銀のマントを羽織る。 更に目元にはオカルトエスパーの時に使っていたヴンダーグラスをそのまま装備し、頭にはシルクハットを装備。 超能力を自在に操る白い不思議な手袋を両手に嵌め、数段までジャンプできる不思議な黒い靴を履いている。 戦闘スタイルは、持ち前の超能力を使ったスタイル。 右手に持っている溜め撃ち可能な光線銃と、左手に持っているカードが武器。 光線銃は超能力がエネルギー源となっており、超能力が強い場所にいればいる程威力が上がる。 カードは投げて切り裂いたり爆発したりする事が可能な簡易武器。 トランプやUNOやテレホンカードやトレカで代用する事も可能…???「レアカードに傷がついたわ!」 なお手袋を使って超能力を増幅させている為、手袋が使えなくなると超能力の技が一気に弱体化する。 必殺技は『ヴィリーム・レーツェル・サイコブレイク』。 両手の手袋を嵌めた掌から不思議な超能力の念波を実体化させ、物理的に奇跡獣を浄化させる技。 物理が硬い奇跡獣には、奇跡獣に念波の光線を直接送り込み浄化させる。 因みに彼女は既に亡くなっている筈だが、なぜ変身できるのかというと…(ネタバレ注意) + ○菫子の死後の秘密 彼女は秘封倶楽部として活動していたある日、謎の死を遂げる。つまり夭逝する。 この死因は蓮子とメリー以外知らない。 菫子の死後、葬式も済ませいよいよ火葬という時に、何故か棺の中の菫子の死体が無くなってしまう。 その死体はケイオスが派遣した奇跡獣士によって盗まれていたのである。 そしてミラクルアースへと死体は渡り、ケイオスの奇跡獣士計画に利用される。(奇跡獣士のミラクルパワーを与えて奇跡獣士として復活させる計画) しかしこの計画を知ったシンキとミマによって菫子の死体が奇跡獣士化されることを防ぐことに成功。 さらに菫子はミマにミラクルパワーを与えられて蘇生。 この恩から、菫子はシンキとミマに協力するようになった。 ○その後… 菫子はミラクルアースに定住することに。 ケイオスの話をミマから聞かされた菫子は、ケイオスを倒すと心に決め、ミマにアーティファクトを作ってもらうよう要請。 そのアーティファクトとは… このアーティファクトでオカルトエスパーに変身し、奇跡獣と戦っていた。 ある日、ガイアアースに住む幻想町のヴィリーム達が修行の為ミラクルアースを訪れた際、町を襲っていた奇跡獣士に苦戦していたヴィリーム達のピンチを救い、メラメラさんから「ヴィリームになってくれないか」と頼み込まれ、ヴィリームとなった。 (二年後編では…) 高校生編開始前にリヴァピースとリヴァラックの目撃情報が発生した事を知り、ヴィリーム達に協力するべく幻想町へ。 菫子自身は幻想町では亡くなっている身だったが、偶然通りがかった吸血翼星デビルス・クルミが事情を察し、 中学3年生相応の年齢で生き返らせた(期限は3年間+αであり、高校卒業で願いの効果が切れる模様)。 以後菫子は上海アリス幻樂学園高等部の生徒として、幻想町でも過ごせるようになった。 (※ちなみにこの後クルミは天子に捕まったが、懲らしめの為に天子の体を縮ませた(早苗も巻き添えを食らった)) なお高校生編ではリムレーツェルとして戦っており、オカルトエスパーの能力をリムレーツェルに組み込んだ。 その為光線銃で炎を起こしたり(パイロキネシス)、得意の超能力の更なる増幅といった芸当も可能に。
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問題文 解答 「水惑星の理論」で有名な日本の惑星科学者です「松井孝典」 まついたかふみ 「UMA(未確認動物)」という言葉を初めて使用した動物学者「実吉達郎」 さねよしたつお フクイリュウの全身骨格を復元させた、恐竜研究の第一人者「東洋一」 あずまよういち 明治天皇が好んだことで有名なコイ科の淡水魚です「鰉」 ひがい 1968年に日本初の心臓移植手術を行った外科医です「和田寿郎」 わだじゅろう 妊娠・出産などを題材にした著書で有名な美人産婦人科医です「宋美玄」 そんみひょん メスに対して行うユニークな踊りも有名です「蠅虎」 ハエトリグモ 遺伝子に関する「大野の仮説」に名を残す生物学者です「大野乾」 おおのすすむ 2010年10月に文化勲章を受章した物理学者です「有馬朗人」 ありまあきと 電線を絶縁するために鉄塔や電柱に取り付ける装置「碍子」 がいし ダーウィンが進化論を生み出した時に乗っていた軍艦は「?号」 ビーグル アジサイはこの植物の仲間です「虎耳草」 ユキノシタ イシサンゴ目の、ある色の名前が付いたサンゴです「石蚕」 ミドリイシ カイコから採れる釣りなどに使う糸です「天蚕糸」 てぐす セリ科の野菜です「塘蒿」 セロリ マルスダレガイ科の二枚貝です「蛤仔」 アサリ ペットにすることもあるハ虫類です「壁虎」 ヤモリ 英語では「ヘッドフィッシュ」「サンフィッシュ」といいます「翻車魚」 マンボウ 花の形が、書道で使う墨壺に似ていることから名付けられました「菫」 すみれ 書物・衣類など、のりのついたものを食べる昆虫です「紙魚」 しみ 水鳥の指と指の間にあるものです「蹼」 みずかき 体長約10cmと、日本でもっとも小さい鳥の1つです「鷦鷯」 みそさざい 都市部では鳴き声のやかましさが問題になることがあります「椋鳥」 むくどり 粘菌の研究で知られる和歌山県出身の博物学者「南方熊楠」 みなかたくまぐす 農作物の害虫となる甲虫の一種です「金花虫」 ハムシ 皮脂の分泌が増えて毛孔が詰まるためにできます「面皰」 にきび 別名を「オキツダイ」という頭の形がユニークな魚です「方頭鯛」 あまだい 幼い頃はオボコ、スバシリ、イナなどと呼ばれる出世魚です「鰡」 ぼら 哺乳類や鳥類の血を吸います「蚤」 ノミ 「潮津波」とも呼ばれる海が満潮の際、川へ逆流する現象「海嘯」 かいしょう 世界で初めて「繊維構造物質のX線回折実験」を行いました「西川正治」 にしかわしょうじ 中国産のマイネズミをこう呼びます「高麗鼠」 コマネズミ 2010年より日本原子力学会の会長を務めています「田中知」 たなかさとる 多細胞動物の発生初期に、卵割が進むと胚の内部に生ずる空洞です「卵割腔」 らんかつこう あるチョウチョに 似ていることで有名な蛾「擬鳳蝶蛾」 アゲハモドキ 昆虫採集では、目立つ場所に 飾られることが多いです「鳳蝶」 あげはちょう セミによく似た体を持つ 稲の害虫です 「浮塵子」 ウンカ その光沢が美しい甲虫です「吉丁虫」 タマムシ 日本における昆虫写真家の 草分け的な存在です「海野和男」 うんのかずお 足の裏全体を使って歩行する哺乳類の歩き方の一つです「蹠行」 しょこう 科学界のインディ・ジョーンズとも呼ばれる生物学者です「長沼毅」 ながぬまたけし シアノバクテリアともいう光合成を行なう細菌「藍藻」 らんそう マメ科の植物で、様子のはいっている殻「莢」 さや 煮付けなどにして食べるホウボウ科の魚「金頭」 カナガシラ 植物群落が、その地域の気候条件に適応し安定状態に達すること「極相」 きょくそう 「山のアスパラガス」とも呼ばれる植物「牛尾菜」 しおで 雄として生まれ、成長すると雌になる性転換をする魚「牛尾魚」 こち 2010年に「東京都内から絶滅した」と報告された動物「竜蝨」 ゲンゴロウ 心臓の電気的刺激伝道路を発見した人物「田原淳」 たわらすなお 皮膚の粘膜がただれた症状「糜爛」 びらん 「日本ライン」の命名者である地理学者「志賀重昂」 しがしげたか 著書『How To Sex』シリーズで有名な医学博士です「奈良林祥」 ならばやしやすし 1979年に、ニホンカワウソが最後に目撃された高知県の川「新荘川」 しんじょうがわ 文超対称性理論の研究などで名高い日本の物理学者「村山斉」 むらやまひとし 文黄色い花を咲かせるキク科の多年草「石路」 つわぶき 文日本分子生物学会の初代会長を務めた分子生物学者「渡辺格」 わたなべいたる 毒を持つ爬虫類です「赤楝蛇」 ヤマカガシ 2009年12月に第1回が開催された宇宙・環境に関するイベントです「宙博」 ソラハク 冬鳥として飛来するアトリ科の鳥の一つです「紅猿子」 ベニマシコ イカなどが持つ皮膚細胞です「虹色素胞」 にじしきそほう 気管支に異常がある際におこるヒューヒューという呼吸音「喘鳴」 ぜんめい 2012年7月に、自身の全ゲノムを実名で公開した慶応大学の教授「冨田勝」 とみたまさる メラトニンの発見などに貢献した日本の病理学者です「森亘」 もりわたる 皮下組織に何かあるようです「痼り」 しこり 元素名などを定める組織・IUPACの会長を務めている化学者です「巽和行」 たつみかずゆき オレンジ色をしたフサカサゴ科の魚です「戸毎目張」 トゴットメバル 金の触媒作用を発見した日本の科学者です「春田正毅」 はるたまさたけ 釣りの餌に用います「沙蚕」 ゴカイ 世界で初めて高輝度青色発光ダイオードを実現させた工学者「赤崎勇」 あかさきいさむ サケが生まれた川に帰ってくる習性のことです「遡河回遊」 そかかいゆう 飲食物を口から咽頭を通って胃へと送り込むこと「嚥下」 えんげ 胃に腸の細胞が現れる、胃がんの兆候とされる現象は「腸上?」「皮下生」 ひかせい チューリングによって考案された概念です「神託機械」 オラクルマシン 古くから強壮剤として珍重されてきた、熊の胆のうを乾燥させたもの「熊胆」 ゆうたん ベトナムで無報酬で治療を行う通称「ハノイのあかひげ先生」「服部匡志」 はっとりただし 人体で襟首の辺りを指す言葉です「身柱元」 ちりけもと 明治時代に胃腸病研究会を創立して初代会長となった内科医「長与称吉」 ながよしょうちき 尖閣諸島の命名者である高知県出身の生物学者「黒岩恒」 くろいわひさし 「嫌われ者」の喩えとしても用いられる節足動物です「壁蝨」 ダニ 脳に行く血液の流れが少なくなり気が遠くなったり気を失うこと「脳虚血」 のうきょけつ なんとなくカワイイ名前を持つクスノキ科の植物「油瀝青」 アブラチャン 貝殻に体が入りきっていない姿で知られています「御簾貝」 ミスガイ 鳥類の性別を決める遺伝子を発見した生物学者です「黒岩麻里」 くろいわあさと カエデの園芸品種です「八入」 やしお 日本で初めてケラトプス類の化石が発見された鹿児島県の島「下甑島」 しもこしきしま(「じま」も○?) (問題文失念)「溝呂木勉」 みぞろぎつとむ(みぞろき?) 女性が出産してから妊娠前の状態に戻るまでの期間「産褥期」 さんじょくき 2012年に天皇陛下の執刀手術を行った、「神の手」を持つ外科医「天野篤」 あまのあつし 金属製錬の際に、溶けた金属から分離して浮かび上がるカス「鉱滓」 こうさい、こうし 1953年にセンダイウイルスを発見した医学者です「石田名香雄」 いしだなかお 三重県伊勢市で発見された新鉱石「ランタンバナジウム○○○」?「褐簾石」 かつれんせき 脱洗脳のスペシャリストとしても知られる認知化学者です「苫米地英人」 とまべちひでと 『統計学が最強の学問である』などの著書がある統計家です「西内啓」 にしうちひろむ 京都にある琵琶湖疏水の設計を担当した土木技術者「田辺朔郎」 たなべさくろう 長いトゲは皮膚に食い込みやすく痛いことで知られるウニです「岩隠子」 ガンガゼ 1992年にラミダス猿人の化石を発見した当時東京大学の教授「諏訪元」 すわげん 農作物や樹木に発生する病害の一種「銹病」 さびびょう 4月ごろに黄緑色の花を咲かす街路樹としておなじみの木「鈴懸の木」 すずかけのき 2013年に文化勲章を授与された医学者です「本庶佑」 ほんじょたすく コチの仲間に似ているスズキ目の魚です「鼠坊」 ネズッポ 特に深海魚によく見られるメスよりもかなり小さいオス「矮雄」 わいゆう ノーベル賞の有力な候補とされる東工大の特任教授「大隅良典」 おおすみよしのり 和紙の原料となるクワ科の落葉低木です「楮」 こうぞ 自分よりも体の大きい魚を食べることで有名です「黒坊主鱚」 クロボウズギス 秋の末から冬にかけて吹く、強く冷たい風のことです「凩」 こがらし 月のクレーターに名を残す江戸時代の和算学者「安島直円」 あじまなおのぶ 病気を必要以上に騒ぎ立て問題視することです「疾患喧伝」 しっかんけんでん 渋川春海が編纂した暦です「貞享暦」 じょうきょうれき 「ガマの油」といわれているガマガエルの分泌物です「蟾酥」 せんそ 人工衛星のパネルに使われる「ミウラ折り」の考案者です「三浦公亮」 みうらこうりょう 淡水に生息する体長1~2cm程度の小型の甲虫です「鼓豆虫」 ミズスマシ 小惑星イトカワ最大のクレーターの由来となった地名「宮原」 みやばる 月のクレーターに名を残す日本のアマチュア天文家「山本一清」 やまもといっせい ルルル…という連続音で鳴くスズムシに似た昆虫「邯鄲」 カンタン 太陽と外惑星が地球から見て90°の位置関係にあること「矩」 く 白内障や緑内障などの病気がこれに当たります「底翳」 そこひ 脳動脈瘤のクリッピング手術で知られるスーパードクター「上山博康」 かみやまひろやす 防水材、緩衝材、舗装材など様々な用途で使われます「土瀝青」 アスファルト まな板の素材などに使われる日本原産の常緑針葉樹です「羅漢柏」 あすなろ ルーアン、エールズベリー、アオクビなどの種類がいる鳥「鶩」 アヒル 日本における「栄養学の父」と呼ばれる明治生まれの医学博士「佐伯矩」 さいきただす マルスダレガイ科の二枚貝です「蛤仔」 アサリ 1954年に日本で初めて人間ドックを始めた当時東京第一病院の院長「坂口康蔵」 さかぐちこうぞう マラリアを媒介することでも知られる蚊の一種です「羽斑蚊」 はまだらか 2014年7月に東京ドームシティにオープンした宇宙ミュージアム「TeNQ」 テンキュー 凍りついた湖面に穴をあけて行う「穴釣り」でおなじみの魚「公魚」 わかさぎ その名はお坊さんの道具にちなむ海綿動物です「払子貝」 ホッスガイ 大正時代に日本で初めてチューリップを育てた園芸家「水野豊造」 みずのぶんぞう 愛称「ふしぎな森のふしぎ先生」で有名な京都嵯峨芸術大学教授「真板昭夫」 まいたあきお 大動脈炎症候群の別名に名を残す明治から昭和初期の医学者「高安右人」 たかやすみきと 朝永振一郎の繰り込み理論を研究に協力した昭和の物理学者「木庭二郎」 こばじろう 1932年に温度による変動が小さい水晶振動子を発明した技術者「古賀逸策」 こがいっさく 雪の観察結果を『雪華図説』としてまとめた古河藩の藩主「土井利位」 どいとしつら 総計 - ; 今日 - ; 昨日 - ;
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幕末・明治維新に戻る ヒント 答え 間違い解答群 1860年に起きた事件尊攘派の水戸浪士が実行有村次左衛門大老・井伊直弼を襲撃 桜田門外の変 坂下門外の変安和の変蛤御門の変 1888年電気学会初代会長に就任明治新政府で初代逓信大臣樺太・千島交換条約を締結箱館戦争で蝦夷共和国総裁に就任 榎本武揚 今井信郎荒井郁之助澤太郎左衛門 その子孫は俳優・加山雄三和宮の降嫁を画策1871年の使節団の大使往年の五百円紙幣 岩倉具視 副島種臣松方正義寺島宗則 安政の大獄で処刑勤王の志士として活躍幕末の儒学者父は山陽 頼三樹三郎 小林虎三郎所郁太郎梅田雲浜 維新後は参議、枢密顧問官に戊辰戦争で長崎奉行所を占領幕末の土佐藩士「土佐三伯」の一人 佐々木高行 中島信行長岡謙吉石田英吉 蝦夷共和国では陸海軍裁判頭取衝鋒隊の副隊長として活躍幕末に京都見廻組に参加坂本龍馬暗殺実行犯の説あり 今井信郎 荒井郁之助甲賀源吾大鳥圭介 会津戦争における戦闘新政府軍の主力は薩摩藩と土佐藩旧幕府軍の指揮官は大鳥圭介十六橋を制圧され勝負あり 母成峠の戦い 二本松の戦い橋本の戦い二股口の戦い 兄は土佐勤皇党の志士『龍馬伝』で広末涼子が演じる土佐藩の西山志澄と結婚坂本龍馬の初恋の人物 平井加尾 お元楢崎龍千葉佐那子 死の直前の中岡慎太郎に会う第2代学習院院長初代農商務大臣西南戦争で熊本城を死守 谷干城 大山巖井上馨山田顕義 実家は饅頭屋坂本龍馬と亀山社中を設立ユニオン号購入斡旋に尽力イギリス留学計画が露見し切腹 近藤長次郎 中岡慎太郎池内蔵太武市瑞山 新政府軍の指揮官は駒井政五郎箱館戦争における戦闘旧幕府軍が敗れ五稜郭へ撤退旧幕府軍の指揮官は土方歳三 二股口の戦い 箱館湾海戦母成峠の戦い宮古湾海戦 新撰組の隊士武蔵国で生まれる愛刀の名前は「虎徹」新撰組局長 近藤勇 沖田総司斎藤一永倉新八 新撰組の隊士武蔵国で生まれる一番隊隊長を務めた天才剣士肺を患い死去 沖田総司 土方歳三近藤勇芹沢鴨 新撰組の隊士武蔵国で生まれる箱館の五稜郭で戦死副長として活躍 土方歳三 沖田総司芹沢鴨藤堂平助 水戸出身愛刀は備前則光『新撰組!』では佐藤浩市新選組局長筆頭 芹沢鴨 藤堂平助斎藤一永倉新八 前名は三岡八郎福井藩士民撰議院設立建白に連署五箇条の御誓文を起草 由利公正 三条実美副島種臣福岡孝弟 第二次長州征討の戦い紀州藩と長州・岩国藩が激突幕府軍が山陽道から侵攻小瀬川口の戦いで開始 芸州口の戦い 石州口の戦い小倉口の戦い大島口の戦い 土佐勤王党に参加維新後は自由党の副総理に海援隊や陸援隊で活躍初代衆議院議長 中島信行 佐々木高行石田英吉北添佶摩 土佐の吉村寅太郎が活躍公家の中山忠光が大将大和五條の代官所を焼討ち江戸幕府に対する幕末最初の反乱 天誅組の変 生野の変蛤御門の変八月十八日の政変 日本テレビの年末時代劇さだまさしの『夢の吹く頃』渡哲也が土方歳三を演じた里見浩太朗が榎本武揚を演じた 『五稜郭』 『奇兵隊』『白虎隊』『田原坂』 箱館戦争における戦闘旧幕府軍の指揮官は荒井郁之助旧幕府軍による奇襲攻撃甲賀源吾、野村利三郎が戦死 宮古湾海戦 白河口の戦い二股口の戦い箱館湾海戦 美濃赤坂出身の幕末の志士京都で医者として開業1863年長州藩邸内の医院総督に1864年重傷の井上 を手術で救う 所郁太郎 頼三樹三郎梅田雲浜小林虎三郎 幕末・明治期の実業家『和英語林集成』刊行に尽力楽善堂を創業し売薬業で成功息子の劉生は洋画家 岸田吟香 下岡蓮杖本木昌造上野彦馬 幕末期の土佐藩士別名・石川誠之助近江屋事件で暗殺陸援隊の創設者 中岡慎太郎 近藤長次郎沢村惣之丞池内蔵太 幕末の思想家妻は勝海舟の妹「東洋道徳、西洋芸術」『海防八策』『急務十事』 佐久間象山 吉田松陰小林虎三郎河井継之助 幕末の長州藩家老尊皇攘夷運動を推進禁門の変に参加長州征伐の責任を取って自害 福原越後 長井雅楽村田清風周布政之助 幕末の長州藩士松下村塾に学ぶ愛人「おうの」が肺結核を看病奇兵隊を結成 高杉晋作 木戸孝允久坂玄瑞大村益次郎 幕末の土佐藩家老那須信吾の甥陸援隊の副隊長として活躍明治では警視総監、宮内大臣に 田中光顕 土方久元那須信吾福岡孝悌 幕末の人斬り土佐藩士武市瑞山に師事勝海舟の護衛をしたことも 岡田以蔵 河上彦斎田中新兵衛桐野利秋 幕末の人斬り肥後藩士高田源兵衛と改名佐久間象山を暗殺 河上彦斎 桐野利秋岡田以蔵田中新兵衛 幕末の水戸藩家老藩内の尊皇攘夷派を統率天狗党の乱で幕府により捕縛1865年古河藩内で切腹 榊原新左衛門 藤田小四郎加倉井砂山田丸稲之衛門 幕末の水戸藩士別名・磯辺三郎兵衛桜田門外の変の首謀者1860年潜伏先の大阪で自害 高橋多一郎 豊田天功関鉄之介香川敬三 幕末の四賢侯藩営工場集成館を設立日本初の写真のモデル薩摩藩主 島津斉彬 伊達宗城松平慶永山内容堂 明六社を設立した政治家国枠主義者・西野文太郎に暗殺港区三田の坂の名前になっている初代の文部大臣 森有礼 加藤弘之西周西村茂樹
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問題文 答え 雲母を用いて電子線解析を研究し量子力学の発展に寄与した、東京大学原子力研究所長などを務めた日本の物理学者は? 菊池正士 『理科系の作文技術』などの著書でも有名な、薄膜や固体表面に関する研究で名高い日本の物理学者は? 木下是雄 2000年にアラン・ヒーガー、アラン・マクダイアミッドと共にノーベル化学賞を受賞した日本の化学者は? 白川英樹 『電気化学の理論及び応用』などの著書でも知られる日本学術会議の初代会長も務めた化学者は? 亀山直人 異なる種類の導線の両端をつなぎ2つの接合部に異なる温度を与えると電圧が発生する現象は「○○○○○効果」? ゼーベック 光を出している物質に強い電界をかけると、そのスペクトル線が数本に分裂する現象は「○○○○○効果」? シュタルク 2種類の金属の接触点に電流が流れると、接触点でジュール熱以外に熱の発生・吸収が起こる現象は「○○○○○効果」? ペルティエ 透明な物質に磁場をかけた時にそれに平行に光を透過させると偏光面が回転する現象は「○○○○○効果」? ファラデー 超伝導の状態にある物質に外部から磁界を加えると物質内部の磁束がゼロになる現象は「○○○○○効果」? マイスナー 物質によって散乱されたX線の波長が、元のX線の波長より長くなる現象は「○○○○○効果」? コンプトン 対流による熱伝導と、熱伝導の比率を示す無次元数のことをそれを研究したドイツの科学者の名前から「○○○○数」という? ヌセルト 開水路など、重力が支配的な流れにおいて用いられる流速と長波の伝播速度の比率を示す無次元数は「○○○○数」? フルード グラスホフ数とプラントル数を掛けることで求められる流体の中での伝熱に関する無次元数は「○○○○数」? レイリー 回転系の流体力学において非線形性を示す無次元数のことをスウェーデン生まれの気象学者の名から「○○○○数」という? ロスビー 流体の動粘度と拡散係数の比で表される、流体力学で用いられる無次元数は「○○○○○数」? シュミット 動粘度と温度拡散率の比で定義される、熱伝導に関する無次元数は「○○○○○数」? プラントル 流れ場が連続体として扱えるか否かを決定する、流体力学で用いられる無次元数のことを「○○○○○数」という? クヌーセン 流体力学では流れの性質を調べるため用いられる、慣性力と粘性力との比で定義される無次元数は「○○○○○数」? レイノルズ 化学式C4H5N3Oで表される核酸を構成する塩基の1つでDNAではグアニンと水素結合して塩基対をつくるのは? シトシン 化学式C4H4N2O2で表されるRNAを構成する塩基は? ウラシル 化学式C5H5N5で表される核酸を構成する塩基の1つで、DNAではチミンと、RNAではウラシルと塩基対をつくるのは? アデニン 分子式C5H5N5Oで表される核酸を構成する塩基の一種で海鳥の糞の堆積物から発見されたことから名前が付けられたのは? グアニン 半導体レーザーの発明者として知られる「ミスター半導体」などの異名で呼ばれる日本人工学者は? 西澤潤一 青色発光ダイオードの発明者として知られる日本の電子工学者は? 中村修二 湯川秀樹、朝永振一郎らを育て「日本の現代物理学の父」と呼ばれる1946年に文化勲章を受章した物理学者は? 仁科芳雄 2009年に文化勲章を受章したカーボンナノチューブの発見などで世界的に有名な日本の物理学者は? 飯島澄男 三角関数の級数展開を記した著書『方円算経』でも有名な、関孝和を祖とする「関流和算」を確立させた江戸時代の数学者は? 松永良弼 数学者・関孝和の弟子として彼の理論の解説書を多数著した円周率に関する研究で有名な江戸時代の和算家は? 建部賢弘 藤田貞資、安島直円ら多くの数学者を育てた、循環小数の研究や『宝暦甲戌暦』の作成で有名な江戸時代の数学者は? 山路主住 徳川吉宗に命じられ、地球から太陽や月までの距離を測定したことで知られる江戸時代中期の数学者は? 中根元圭 ある条件を満たした場合に起こる固体内原子核のγ線共鳴吸収現象は「○○○○○○効果」? メスバウアー ある物質の内部を、物質中の光速を超えた速度で荷電粒子が移動する時に光を出す効果は「○○○○○○効果」? チェレンコフ 物質に対してある方向に力を加え変形させると、逆の方向に力を加えた時の強度が低下する現象は「○○○○○○効果」? バウシンガー 2つの超伝導体を薄い絶縁体を挟んで接合すると、電気抵抗を全く受けない電流が流れる現象は「○○○○○○効果」? ジョセフソン
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現視研の秘密 【投稿日 2006/01/07】 カテゴリー-現視研の日常 「ふう~~~。」 冬が過ぎ、春の心地よい風が吹いてくる。 時は3月。別れのシーズンだ。 サークル棟の屋上にて笹原は春の心地よい風を感じていた。 「きもちいいなあ~~~。」 もうすぐ卒業を控えた身。ちょっとした感傷に浸っていた。 「もう明日、か。」 そう、卒業式はもう明日に迫っていた。 しかし、卒業に対しての後悔は無かった。 「やるだけのことはやったしな。満足だ~~~。」 そういいながら大きく伸びをする。 「お疲れ様。」 そう声をかけられれ、後ろを振り向く。ぎょっとする笹原。 「か、会長???」 いつの間にやら現れたのか、目の前には初代会長がいた。 「もう卒業だね。本当お疲れ様でした。」 「え、え、卒業したんじゃなかったんですか?」 「うん、そう。でも、今年君らが卒業するから、少し話がしたくてね。」 「はあ・・・。」 思えば会長が部室にいた頃まともに会話した事は無かった。 「笹原君は本当頑張ったね。」 「いやあ。俺なんて何もして無いっすよ。」 褒められて少し恥ずかしがる笹原。 「いや、君がいなかったらこのサークルはうまくいかなかった。」 「え?」 「もちろん、他の誰が欠けてもね。」 いつもの顔で淡々と会話を続ける初代。 「斑目君の世代が入ってきたときも思ってたけど、 君たちの世代が入ってきてさらにサークルが活発になった。」 「そうなんですか?」 「元々ね、部員がいないなんて時期もあったから。僕以外。」 そういって笹原に近づき、横に並ぶ初代。 「それでも色々ごまかしてサークルは継続させてた。 僕はこのサークルの意義を信じていたからね。」 「はあ。」 「現代視覚文化研究会なんて、聞いたことも無かったでしょ?ここに来るまで。」 「まあ、そうっすね・・・。」 初代は笹原のほうを見ず、大学の構内を見渡しながら言葉を続ける。 「僕がこのサークルを作ったのは、行き場の無い同好の志を救いたかったのがある。 例えば、漫画やアニメ、ゲームは好きだけど創作までは行かない人。 例えば、コスチュームプレイをするため、ほかのサークルではまかないきれない人。 例えば、絵はかくけど公開はしたくないという人。」 「それって・・・。」 今あげたのはどう考えても笹原の知っているあの人たちのこと。 だがそれを口には出さず、話の続きを聞く。 「僕も、まあ似たようなところがあった。 だから、力があるうちにそんな人を守れるところを作ろうと思った。」 初代は空に視線を移し、懐かしむように空を見る。 「だけど当初はうまくいかなくてね。 勘違いして入ってくる人もいて、中々うまくいかなかった。 そこで、一端部を閉じることにしたんだ。」 「はあ・・・。」 聞いたことがあった。現視研にある空白の数年間のことを。 「まあ、再開したのが丁度6年前。原口君が一年生のときだよ。」 そういえば、あの人はどこに行ってしまったんだろう? そう思うくらい懐かしく感じる名前だった。 「彼も勘違いして入ってた部分があってね。まあ、一年目はこんなものだろうと。 次の年。斑目君たちが入ってきた。これは、って思ったよ。 彼らのような人を入部させたかったんだ。」 「・・・。」 その告白にもはや言葉の出ない笹原。なぜ、今自分にこんなことを? 「それで、彼らに関しては僕直々にあの伝統を行った。 見事に引っかかってくれたよ。 ・・・君のようにね。」 そこで笹原の方にくるりと体を向ける。 「その後は君の知ってのとおり。」 「でも、何でそれを俺に・・・。」 「君にいっておきたかったんだ。皆を繋ぎ止めていたのは君だから。」 「え?」 「君は気付いてなかったかもしれないけど、 君がいなければ酷くなっていた関係もあると思う。 例えば、春日部さんと高坂君とか。」 「え、でも俺なんもしてないっすよ?」 「いや、あのつかみ所の無い高坂君と付き合うのは不安が付き物だろう。 それをある程度緩衝していたのは君だと思う。 彼の趣味が、おかしすぎないものだということを君が証明していたよ。」 いつも少し笑っているように見える初代の顔が、さらに笑った気がした。 「それに、斑目君にしろ、田中君にしろ、久我山君にしろ。 君のような後輩はとても一緒にいて楽しかったことだろう。 初心者の君に色々教えて。僕らのようなタイプは教えたがりだからね。」 「でもそれはこっちが感謝してるぐらいで・・・。」 「控えめなのも良かった。しかし、その奥底で強いものを僕は感じていたよ。 会長就任のあの演説。冗談めかして言ってはいたが、とても感じるものがあった。」 何でそれを?しかし、笹原は言葉が出ない。 「大野さんも、君がいたからこそ会長をやれているんだろう。 君が自分の色を出したからね。彼女も自分なりに頑張ろうと思った。」 「・・・。」 「その後入ってきた後輩たちへの対処も良かった。 朽木君。彼は厄介なタイプだよね。 だけど、それも旨く溶け込めるよう皆に言い聞かせたり。」 「その辺は春日部さんの方が・・・。」 「まあ、それもそうだ。しかし、彼女がああいう風になったのも君のおかげでもある。」 風が吹く。春一番といえる暖かい強風だ。 「はあ。」 「それに・・・。荻上さん。彼女も厄介な子だった。」 「それはちがいますよ。素直に・・・、なれなかっただけで。」 その言葉にはすぐさま否定の言葉を入れる笹原。 「それを厄介、っていうんだよ、笹原君。 でも、このサークルのメンバーと君とが。彼女を変えた。」 ざあっ、と風が再び強く吹く。なにか、何かを訴えるように。 「僕がこのサークルを作った目的が、様々な形で達成されている。 久我山君が本を出せたり。 朽木君が社会を知ったり。 大野さんや荻上さんが自分を出せていけたり。 斑目君が新たな感情に目覚めたり。 うれしかったよ、僕は。 だから、君には、言っておきたかったんだ。 卒業する君に。」 「笹原君!」 呼ぶ声に笹原がそっちの方を見ると高坂がいた。 「やあ、高坂君。仕事はもう終わったの?」 「おとといかたがついてね。昨日は一日寝てたよ。」 「あはは・・・。あ、そうだ会長?」 振り向くと、そこにはすでに初代の姿は無かった。 「え・・・?」 「大野さんなら下だよ?」 「いや、初代が今いたんだけど・・・。」 「え・・・?でも、僕は見てないよ?」 「うそ・・・。じゃあ、あれは一体なんだったんだ?」 青ざめた顔をして笹原は彼のいた場所を見つめる。 「・・・笹原君、実はさっき気付いたことがあってね。」 「何?」 「初代のことと関係あるかもしれない。ちょっと来て。」 場所は現視研の部室前。 「ここ?」 「うん、おかしいと思わない?」 「え?なにが?」 「あ、そうか、笹原君は他の部室はいったこと無いんだよね。」 「うん。」 「ここの間取りって、他と変わらないはずだよね。」 「ああ、見た限りだと。」 「でも、中が他に比べると小さいんだ。心持ち。」 「え?」 「前、アニ研の部室に行ったことがあってね。そのときはもっと広く感じたんだ。」 そういって、部室の扉を開ける高坂。中は誰もいない。 「みんなは?」 「卒業式の前だから、色々準備してくれてるみたいだよ。 追い出しコンパ。」 「ああ、そっか。」 「それよりも。こっちの方が、少し狭いんだ。なぜかは分からないんだけど。」 そういうと、高坂は同人誌ロッカーの前に立った。 「このロッカー、動かしたこと無いよね?」 「まあ、中身も多いし、重いからね。」 「ちょっと動かしてみよう。気になるんだ。」 「ええ?・・・まあ、いいけど。なんか面白くなってきたな。」 まず、中身を全部出す二人。 途中、懐かしい本なども出てきて手が止まるが、順調に全てを外に出した。 「よし、動かそう。」 「うん。」 二人で両端を持ち、手前に引きずり出す。 「あ・・・。」 「うそ・・・。」 そこには、小さい扉が一つ。 「こんな扉があったなんて・・・。」 「予感は当たったようだね。」 二人は顔を向け合い、お互いに頷く。扉を開け、中に入るのだ。 ギィ・・・。 重くさびたような音のした後、暗闇に包まれた中が見えた。 「電気ないのかな?」 手で暗闇の壁をまさぐる笹原。突起物が見つかり押す。 パチ。 電灯がついた。その奥に見えたのは。 「階段?」 「降りてみよう。きっと、何かが分かるはずだよ。」 笹原と高坂は息を呑みながら地下へと降りていく。 カツン・・・。カツン・・・。 乾いた靴の音が響く。途中何度か曲がりながら階段は続いていく。 丁度、四階分降りたあたりだろうか。 広い地下室へと出た。 「これは・・・。」 「まさかとは思ってたけど・・・。」 巨大なコンピューターと、学内を見渡せる数々のモニターがそこにはあった。 「初代の力ってこれだったのか・・・。」 「力?」 笹原は先ほどの初代との会話をかいつまんで高坂に説明した。 「なるほどね・・・。」 そういいながら高坂はそのコンピューターに向かう。 カチャカチャカチャ。 恐ろしいほどのタイプスピードで、コンピューターにつながったキーボードを操作する高坂。 「え・・・。」 「ど、どうしたの?」 高坂の仕事を見ているしかなかった笹原は、高坂があげた声に驚く。 「これ、超高性能のAIだ・・・。」 「AIって、スパロボで出てくるあれ?」 「そう、人工知能ってやつ。」 そういいながら再び作業を再開する。 「ん・・・。まるで人間の記憶を持ってるような・・・。」 ぶつぶついいながらその解析を続ける高坂。 笹原はというと、周りのモニターがありえないほどの数存在し、 あらゆる場面を写していることに驚いていた。 「これ・・・。部室も写してるし・・・。これは自治会室? あ、トイレとか・・・。これまずいでしょ・・・。」 そういいながらも興味なくも無い笹原は顔を赤らめながらも見てしまう。 そんなとき、画面に見えてきたのは。 「荻上さん!?」 すぐさま視線を別の画面にそらす笹原。そらしながらモニターの電源を落とす。 「やばかった・・・。」 別にばれるはずも無いのに、一人で勝手にほっとする笹原。 「わかったよ・・・。」 「え?」 高坂が上げた言葉に、近寄っていく笹原。 「これ、人工知能で、初代会長の記憶を元に動いてるんだ。」 高坂がした説明はこうである。 このコンピューターはあらゆる映像情報を常に捕捉し、 そのデータを解析する機能を持っている。 また、立体映像を写す能力もあり、実態に近い画像を作ることもできる。 「じゃあ、今まで会ってきた会長は全て映像??」 「うん、その可能性が高いね。でも、本人が今どうなってるか分からないけど・・・。」 「うそ・・・。」 「僕も信じられないよ。存在感の無い人だとは思ってたけど・・・。」 しかし、見つけた記録にこのコンピューターが会長像を映し出した履歴が残っていたという。 「じゃあ、この機械が初代の意思を継いで・・・?」 「継いで、っていうか、本人そのものだね。」 ベースの思考回路は人間をコピーしたようだった。 そこまで、精密な機械であったのだ。 「世界でも最高峰のコンピューターだよ。」 「すごいね・・・。でも、それを現視研のために?」 「初代自身が、それほどまでにここを守りたかったんだろうね・・・。」 ここに残るのは現視研を作った偉大な先人の証。 きっと必要になるだろうこのサークルを守るために。 「うーん、なんか、びっくりしちゃったね。」 「ねえ、みんなには黙ってようか。」 笹原がひたすら驚く中、高坂がそれを提案した。 「え?なんで?」 「僕らの守り神なんだよ、これは。存在を知ったら興醒めでしょ。」 「あ、そうだね。初代も、だから俺だけに言いにきたのかな・・・。」 「きっとそうだよ。笹原君は、現視研に大きく貢献したから。」 にっこり笑う高坂に対して、笹原は照れるしかない。 「いや、そんなことは・・・。」 「ううん。僕は好き勝手やってたしね。笹原君がいてくれるから、 できてた部分もあるんだよ。ありがとう今まで。」 「いやいや。こっちこそありがとう。」 お互い礼を言って、少し黙る。その後、笑いがこぼれた。 「卒業しても、僕らは変わらなさそうだね。」 「うん、そうだね。今後も、よろしく。」 先に手を伸ばしたのは高坂。笹原も手を伸ばし、手を結ぶ。 「そろそろ戻って片付けなきゃ。咲ちゃんにばれたらうるさそうだ。」 「あはは・・・。それもそうだね。」 二人は急いで階段の方に向かう。 彼らが去った後。初代が姿を現す。 「ありがとう。君達はもう大丈夫だ。」 すぐに部室に戻った二人は、すぐさま片づけを開始。 ロッカーはすぐ戻せたが、目の前には魅力的な同人誌の山。 片付けなど、進むはずも無く。 かしましムスメーズが来た時には、二人してマジ読みしていた。 「何してんだお前らはー!」 「卒業を前にして二人して同人誌・・・。ある意味お二人らしいですね・・・。」 「・・・そんなに巨乳がいいですか・・・。」 笹原が読んでいたのは好みの巨乳キャラものだった。 「いや、これはその!」 「荻上さん、それはそれ、これはこれだよ!」 高坂もフォローになってるのだかなってないのだか分からない。 「だあ、早く片付けないと日が暮れるよ!こんなに出しやがって・・・。」 「ふむ・・・。大丈夫そうだね・・・。」 初代が地下室から現視研部室を覗いている。 笹原たちの卒業後、部員数が減少し、またも存続の危機になるかと思われたが。 「四人か。またも迷える子羊たちが・・・。」 入ってきた新入会員たちの顔を見ていく。 「しかし、もう、僕が出るまでも無いだろう。 だが彼らの手におえないことがあれば、僕はいつでも・・・。」 その言葉を残して、初代の姿は消えた。