約 106,823 件
https://w.atwiki.jp/dragonkiller/pages/400.html
ストーリー 第01話 待ち伏せ Ambush 第02話 マレボランス襲来 Rising Malevolence 第03話 マレボランスの影 Shadow of Malevolence 第04話 撃破!マレボランス Destroy Malevolence 第05話 ルーキーたち Rookies 第06話 消えたドロイド Downfall of a Droid 第07話 ドロイドの決闘 Duel of the Droids 第08話 型破りなジェダイ Bombad Jedi 第09話 闇のマント Cloak of Darkness 第10話 グリーヴァスのアジト Lair of Grievous 第11話 囚人ドゥークー Dooku Captured 第12話 グンガンの将軍 Gungan General 第13話 ジェダイの遭難 Jedi Crash 第14話 平和の守護者 Defenders Of Peace 第15話 侵入者 Trespass 第16話 内なる敵 The Hidden Enemy 第17話 ブルー・シャドー・ウイルス Blue Shadow Virus 第18話 千の月の謎 Mystery Of A Thousand Moons 第19話 ライロスの嵐 Storm Over Ryloth 第20話 ライロスの罪なき人々 Innocents Of Ryloth 第21話 ライロスの解放 Liberty On Ryloth 第22話 人質 Hostage Crisis 主な登場キャラクター ■共和国 元老院パルパティーン最高議長(2,8,11,12,19,21,22) パドメ・アミダラ(4,8,11,12,17,18,22) ジャー・ジャー・ビンクス(8,11,12,17,18) カーラス(11,12) チューチー(15,22) ベイル・オーガナ(22) オン・フリー・ター(21,22) オナコンダ・ファー(8,22) ジェダイ・マスターヨーダ(1,2,11,12,16,17,19,21) メイス・ウィンドゥ(2,11,12,16,17,19,20,21) プロ・クーン(2,3,4,11,12,16) ルミナーラ・アンドゥリ(9,10) キット・フィストー(10) アイラ・セキュラ(13,14) オビ=ワン・ケノービ(2,3,4,5,6,11,12,15,16,17,18,19,20) アナキン・スカイウォーカー(2,3,4,5,6,7,11,12,13,14,15,16,17,18,19,21,22) ジェダイ・ナイトナダール・ヴェップ(10) ジェダイ・パダワンアソーカ・タノ(2,3,4,6,7,9,10,11,13,14,17,18,19) 共和国軍ユラーレン提督(2,3,4,5,13,19,21) キャプテン・アーガイアス(9) キャプテン・レックス(5,6,7,11,13,14,15,16,17,18,19) コマンダー・コーディ(5,16,20) コマンダー・ブライ(13,14) クローン兵(1,2,3,4,5,6,7,8,9,16,18) クローン兵・スリック(16) ドロイドC3-PO(4,8,15,17,22) R2-D2(2,3,5,6,7,15,16,18,19) R4 R6(10) 医療ドロイド(6,13,17,18,19) ■分離主義者 シスダース・シディアス(9) ドゥークー伯爵(1,2,3,4,9,10,11,12,14,21) アサージ・ヴェントレス(1,5,9,16) グリーヴァス将軍(2,3,4,5,6,7,10) 通商連合ヌート・ガンレイ(8,9,10) 分離主義同盟ロク・ダート将軍(14) ウォーム・ロースサム将軍(16) ヌーヴォ・ヴィンディ博士(17,18) ワット・タンバー司令官(19,20,21) キャプテン(19) ドロイドバトルドロイド(1,2,3,4,5,6,7,8,10,11,13,14,15,16,17,18,19,20,21) コマンドロイド(5,21,22) R3-S6(6,7) ドクタードロイド(10) ■その他 惑星フローラムキャプテン・ホンドー・オーナガ(11,12) ルアメンの村村長(13,14) 村長の息子(13,14) パントラチョー書記長(15) タルズ族族長(15) 惑星ナブーナブー女王(17) キャプテン・タイフォ(17,18) ペピィ・バウ(17) 惑星アイエゴジェイボ・フード(18) 惑星ライロス少女(20) 賞金稼ぎキャド・ベイン(22) オーラ・シング(22) ハット族ズィロ・ザ・ハット(22) セル DVD クローン・ウォーズ 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9738 DISC1(第01話~第05話)+映像特典 DISC2(第06話~第10話)+映像特典 DISC3(第11話~第16話)+映像特典 DISC3(第17話~第22話)+映像特典 スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ <ファースト・シーズン> Vol.1 http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=11222 スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ <ファースト・シーズン> Vol.2 http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=11223 スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ <ファースト・シーズン> Vol.3 http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=11224 BD クローン・ウォーズ 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9739 DISC1(第01話~第07話)+映像特典 DISC2(第08話~第14話)+映像特典 DISC3(第15話~第22話)+映像特典 ■商品情報 Amazon.co.jp 詳細ページへ 2009/11/18 スター・ウォーズ クローン・ウォーズ 〈ファースト・シーズン〉コンプリート・ボックス【初回限定生産】 レンタル DVD ファースト・シーズンVol.1(第01話~第04話) http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9110 ファースト・シーズンVol.2(第05話~第08話) http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9111 ファースト・シーズンVol.3(第09話~第12話) http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9113 ファースト・シーズンVol.4(第13話~第15話) http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9114 ファースト・シーズンVol.5(第16話~第18話) http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9116 ファースト・シーズンVol.6(第19話~第22話) http //www.whv.jp/database/database.cgi?cmd=dp num=9117
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33067.html
登録日:2015/11/13 Fri 18 20 26 更新日:2024/08/12 Mon 01 23 29 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 STARWARSドロイド項目 STAR_WARS かませ クローントルーパー用射撃標的 ジェダイ専用巻き藁 ジオノーシアン スターウォーズ ドロイド ニモーディアン バトルドロイド 兵器 兵士 分離主義勢力 愛すべきバカ達 数の暴力 物量 独立星系連合 通商連合 間抜け 「止マレ」 「わたしは議長の特使で、彼らをコルサントまで連れていく」 「ドコヘ連レテイクトイッタ」 「コルサントだ」 「こるさんと。ア、ぷろぐらむニナイ。ア、ダメダ、オ前ヲ逮捕スr バシ/ュッ Bシリーズ・バトルドロイド(通称『バトル・ドロイド』)とは、STAR WARSシリーズに登場する人型ロボット兵器。 ●目次 【概要】 【種類】◆B1バトルドロイド◆OOMバトルドロイド ◆B2スーパーバトルドロイド ◆B2HAシリーズ・スーパーバトルドロイド ◆BX-シリーズ・ドロイドコマンドー ◆T-シリーズ・タクティカルドロイド ◆T-シリーズ・スーパー・タクティカルドロイド 【劇中での活躍】◆エピソードⅠ ファントム・メナス ◆エピソードⅡ クローンの攻撃 ◆エピソードⅢ シスの復讐 ◆その後 ◆反乱者たち 【概要】 Bシリーズ・バトルドロイドは『スターウォーズ エピソードⅠ』から『エピソードⅢ』にかけて、ヌート・ガンレイらの属する通商連合、およびドゥークー伯爵が率いる分離主義勢力/独立星系連合などによって運用された兵器である。 歩兵の代替として設計されており、二足歩行で、人の手のようなマニピュレーターを備えている。 同じドロイドであるC-3POやR2-D2に比べても思考に柔軟性が無く、間抜けな面が目立つ。 戦闘能力に関してはジェダイは元よりクローントルーパーにも劣り、 出番のほとんどはジェダイに滅多切りにされ、クローントルーパーに蜂の巣にされる哀れな敵役である。 そんな本種の最大の武器はズバリ「数」。 生産性と整備性は基本性能の低さを数で補うのに十分すぎるほどであり、さらに思考プログラムが浅いぶん自らの犠牲を全く考慮しないというメリットもある。 ある意味「無限に用意できる、忠実この上ない究極の兵士」といえる。 ついでに整備費用も給料などの人件費ほどかからない。 その上、生産ラインもとことん切り詰めており、設定によってはたった10分で一台を製造でき、クローン戦争には1億を越える数が参戦したとされている。 クローン大戦では、ドロイディカ、マグナガードらとともに共和国からの分離主義勢力の主戦力となった。 当初はその簡素なデザインから不評もあったが、 作中でのそのあんまりの扱いからある種の人気がでるようになり、 感情はないはずなのだが、後の作品になるにつれて言葉・動作に愛嬌が出ることも多くなっていった。 【種類】 ◆B1バトルドロイド 武装 E-5ブラスター サーマルデトネーター 消火器 など 一部でジェットパックを装備した特殊仕様も 背中の通信装置、細い手足、ギーガーがデザインしたエイリアンの頭を逆さに取り付けたような馬面の頭部が特徴的。 輸送時には体育座りのようなコンパクトな状態に変形する。 フレームは惑星ジオノーシスの住人、ジオノーシアンや通商連合を構成する種族、ニモーディアンの骨格をモデルに設計されている。 そのため、骸骨が歩いているような不気味な印象を相手に与える……らしいが、ぶっちゃけ全然怖くない。 一体当たりの戦闘能力は極めて低い。 運動性は歩いたり走ったりだけ、フレームが剥き出しなので防御力は最低レベルでとにかくもろい、固有武装はなくパワーもそんなにない、と安さゆえの簡素さ・弱さがモロに出ている。 一対一では一般市民レベルの女性にすら壊されることがあった。おまけに人工知能まで簡素を超えてお粗末でとにかくマヌケ。 とまあ「これで本当に兵士か!?」と言いたくなる性能だが、実際には意外と優秀な点が多い。 というより、これらの弱点はそのまま彼らの長所の裏返しであった。 まず壊れやすいという特徴は被弾箇所以外にダメージが波及しないという利点があった。 壊れても最小限の修理で済むというわけである。 また、華奢で頼りない外見に似合わず汎用性は非常に高く、砂漠や沼地はおろか、水中や真空・宇宙空間でもそのまま活動可能なほど。 割と器用でもあり、プログラムさえ組んでやれば宇宙戦艦や戦車、スピーダーバイクなどの乗り物の操縦も出来た。 前線での戦闘だけでなく、後方勤務や補佐、物資の運搬、機械の修理まで、とにかく仕事を選ばない。 通商連合が戦争なんか考えていなかったころから運用していたのも、船団防衛はもちろん、貨物の積み下ろしから、果ては宇宙空間で事故が起きた場合の修理要員まで、幅広く使えたからだろう。 いくらハイテクのSW世界でも、宇宙空間は一歩間違えたら死の世界であることには変わりがない。そんなときに人間並みの器用さを持った雑用ドロイドは大いに価値がある。 なにより単価が安いので大量に調達することが容易であり、物量任せの戦術が可能だった。 とにかく数が凄いため、一体一体チマチマ壊されようとも全体的な戦線では圧倒してくるのだ。 また攻撃能力は人間の兵士と共通で手で持って動かす武器によるので、強い銃さえ持たせれば十分な脅威となる。 一撃で人を殺せるブラスターを持った兵士が何万と襲ってくれば、たとえ兵士一人一人がザコであっても勝てない相手はそうそういない。 しかも彼らは浅い思考プログラムしか持っていないので、どれだけ犠牲が出ようが使い捨てにされようが、ためらうことなく前進するのだ。 安くて調達しやすく、壊れても直ぐに補給でき、どんなところでも動けて、命令は必ずこなす、まさに兵器の鑑である。 当初ドロイド部隊は(いちおう各々AIを積んではいたが)、一台の中央制御コンピューターによって制御されていた。 そのため、当時は中央制御コンピューターが破壊されると途端に機能停止してしまうという重大な弱点があった。 もっとも、これは後年改良されたらしく、クローン戦争時に運用されていたタイプは中央制御コンピューターが破壊されても前線でコントロールが可能。 個々の能力では優れた点が無いB1だが、群体として運用すれば真のポテンシャルを発揮でき、かつ桁違いの財力を誇った分離主義勢力には魅力的な兵器だった。 そのため、分離主義運動から発展した独立星系連合の主戦力として凄まじい数が生産され、クローン大戦を通じて活躍した。 特に「低コストによる数の暴力」は他のバトルドロイドでは真似できないもので、より強力なB2やマグナガードの登場後も主力であり続けている。 ちなみに動力と人工頭脳(制御部分)は胴体だけでなく腰部にもあるようで、EP1では胴体を無くした下半身だけが歩いている場面があり、 EP2ではB1の胴体と悪魔合体させられたC-3POの頭部が一瞬「死ネーじぇだいドモ!!」と叫ぶバグを起こしていた。 ◆OOMバトルドロイド 見た目はB1バトルドロイドと全く同じで、機体性能にもほとんど差がない。 しかしB1よりも高度なプログラムが仕込まれていて、車両や艦船・各種メカニックの運用などに関する専門知識や、ドロイド軍団指揮のための戦術プログラムなど、単なる歩兵以上の専門知識が組み込まれている。 船のクルーとして精密機器を扱っているものにはこちらのOOMタイプが多いとされる。 実は開発自体はB1よりも早い。OOMをベースにして、さらなるコストカットと兵種使い分けのために専門知識プログラムを削除して戦闘用に特化したのがB1、というものらしい。 まぁハード性能は見た目も内実もB1と全く同じなうえ、プログラムさえ書き換えてやればB1もOOMも違いなんてあってないようなものではあるが。 ◆B2スーパーバトルドロイド 武装 固定式二連装レーザーキャノン B1の失敗を反省して、テクノユニオンの技術陣の意見を受けて開発された機種で、B1よりも大型でより高性能・・・だよね?。 B1より太い手足と、まるでジャミラのように頭と肩が一体化して見える外見が特徴的。 B1と違ってブラスターなどの武装は携帯せず、もっぱら固定武装である右腕のレーザーキャノンで戦う(携行武器の使用はおそらく可能)。 このレーザーキャノンは一般のブラスターに比べて火力が高く、またマシンガンのように連射もできるため、火力だけならドロイディカにも比肩する。 また低い防御力を改善するために胴体に装甲が付加された他、おつむの出来も改善されたのである程度の自律行動が可能だった。 おかげで一発二発ブラスターが直撃しても倒れないぐらいの防御力はある。結局もう数発で壊れるけど…… その体格もあってかB1と比べて拡張性が高く、パーツを交換することで飛行用のロケットパックや登山用フックの装備が可能で、様々な戦場に対応出来る。 それでいてコストの増加も許容範囲で収められており、B1の完全更新とはいかなかったが、それでも「主力」と言えるほどの数が生産・配備された。 先代機種よりは高性能なはずだが、B1みたいに壊されたり、R2-D2にロケット燃料をぶっかけられて丸焼きにされたりと、扱いはあまり変わっていない…… スピンオフではユージャンヴォングの侵略の時に少数が再生産されて使われていた。 ◆B2HAシリーズ・スーパーバトルドロイド 武装 固定式二連装レーザーキャノン キャノンアーム スーパーバトルドロイドの上位機種で、左腕に大口径砲を装備している。 火力が増大しており、クローントルーパーにとっては厄介な相手だった。 他の歩兵型バトルドロイドを指揮する役目を与えられていたが、分隊程度の指揮ぐらいしか出来なかった。 ◆BX-シリーズ・ドロイドコマンドー 武装 E-5ブラスター サーマルデトネーター バイブロブレード スタン・バトン 個人用エネルギー・シールド など エピソードIIとⅢの間を描いたCGアニメ『クローンウォーズ』に登場。 なお「コマンドードロイド」と表記されることもある。 隠密任務用に開発された機種で外見はB1に似ているが、比べ物にならないほどの高性能を誇った。 この機種の最大の特徴はクローントルーパーへの擬態である。 BX-シリーズはクローントルーパーに近い骨格を持つためクローン兵の装甲服を着ることが可能で、更に声帯模写機能を駆使することで外見上ほぼ完璧な擬態を可能としていた。 だが、ドロイドだけあって咄嗟の事態に弱く、また声はそっくりでも語法や動作の細部に不自然さがあり、観察眼に優れたクローントルーパーにはすぐに見破られてしまう。 機体そのものの性能も向上しており、バイブロブレードや自身の拳などを用いての格闘戦を仕掛けることが可能なほどの高度な運動性能と、ブラスターを数発被弾しても行動可能な耐久力を併せ持つなどかなりの脅威だった。 ジェダイ相手にもまともに通用する兵器で、足の裏に磁力を発動させてフォースプッシュを堪えたり、素早い動きからの銃撃でブラスター弾を命中させたりもする。 BX-シリーズはコストが高すぎたせいで大量生産はされず、エリート部隊として一部の重要な作戦に投入されたり、重要拠点の防衛などに用いられるに留まるなど、運用面ではマグナガードと似た部分がある。 運動性ではBXがやや上、攻撃力と防御力ではマグナガードに軍配が上がるか。 かなりの高性能ではあるが、アナキンいわく「デストロイヤー(ドロイディカ)のほうが手ごわい」とのこと。 ◆T-シリーズ・タクティカルドロイド 武装 E-5ブラスター など エピソードIIとⅢの間を描いたCGアニメ『クローンウォーズ』に登場。 戦略の立案に特化したバトルドロイドの一種で、標準的なバトルドロイドの上官として前線、または後方で作戦の立案や指揮を行った。 身長はB2スーパーバトルドロイドとほぼ同程度で、B1バトルドロイドほど細身ではなく、より人間に近い形状をしている。 特にリップを塗った口を連想させる顔が印象的。 その高い知能ゆえか、あるいは学習・経験の差か、他のドロイドほどに一様ではなく、カラーリングや音声・性格などには個体ごとの明らかな差異があり、男性型・女性型の区別さえ存在していた。 通常のバトル・ドロイドよりも遥かに優れた知能を有しており、高度な作戦を立案して的確に戦闘分析を行えるため、独立星系連合軍で完全な指揮権を与えられることもある。 状況に合わせて優先順位を自ら判断することができ、自身の所有者を見捨ててでも手遅れになる前に上官の命令を実行に移したり、味方のドロイドが乗った船ごと躊躇なく敵を殲滅しようとするなどの場面もあった。 しかし他のバトルドロイドと同様、急な状況の変化や想定外の事態に対する判断力にはやや弱い面もあり、時々抜けた行動も見られた。 後に、さらに高性能な後述のスーパー・タクティカルドロイドが開発された。 ◆T-シリーズ・スーパー・タクティカルドロイド 武装 E-5ブラスター など エピソードIIとⅢの間を描いたCGアニメ『クローンウォーズ』に登場。 戦略の立案に特化したバトルドロイドの一種で、T-シリーズ・タクティカルドロイドの上位機種にあたり、独立星系連合軍の作戦の立案や指揮を行った。 旧型のタクティカル・ドロイドと同じ人間型だが、より屈強そうな体格をしており、外見上は鎧をまとっているようにも見える。 さすがに直接戦闘は想定されてないが、劇中では自ら前線に立って、あるいは巻き込まれてやむなくなどで、戦う場面も割と見られた。 素早い判断を下せるためかB1では行えない接近しての肉弾戦もこなすことができ、なんとアナキンのライトセーバーによる一撃をかわした上に彼にパンチを叩き込んでみせたことさえもある(その後すぐにやられてしまったが)。 三つのカメラアイが特徴。 予想外の事態にもうろたえることなく的確な状況判断を行うことができ、他のバトルドロイドのように抜けた面を見せることはほとんどなかった。 また、敵に捕らえられても尋問に抵抗するようにプログラムされている。 さすがに味方ドロイドのアホ行動には頭を抱えたりするが…。 その優れた能力から独立星系連合では極めて信頼が高かったようで、ドゥークー伯爵も重要な任務に人間や他のドロイドの指揮官ではなくこのドロイドを用いることがたびたびあった。 また、旧型のタクティカルドロイドも含めて他のバトルドロイドには名前がなくナンバーで呼ばれているのに対して、スーパー・タクティカルドロイドには「カラーニ」「クラーケン」「オート=オー」などの固有の名称が与えられていた。 【劇中での活躍】 ◆エピソードⅠ ファントム・メナス 初登場のエピソードⅠでは通商連合の軍隊として使用され、前身機であるOOMシリーズ・バトル・ドロイドなどと一緒にニモーディアンの護衛及び圧倒的な数を生かして封鎖していたナブーの首都を制圧した。 しかし、特使として送られたクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービには機械だからなのか、一方的かつ容赦なく破壊され、ファン達に新世代スターウォーズ界のやられ役であるのを印象付けた。 その後ナブーと同盟を組んだグンガンの軍隊と対峙。 圧倒的なファランクスを展開し、持ち前の死を恐れぬ数の暴力で、勇猛な戦士であるグンガンたちを追い詰める。 戦車からみっしり詰まったB1バトルドロイドが延々と展開され、司令船からの指示一つで一斉に立ち上がり、完璧な動作で整列するさまはCMでも使用され、無機質な凄みを存分に見せつけた名シーン。 グンガンの軍団を打ち破ることに成功したが、直後にアナキンが司令船「ヴーチュン・パーラ」を破壊したことで機能を停止してしまう。 ナブーでの事件を契機にバトル・ドロイドに関する厳しい規制法案が制定されるが、 通商連合が法律破りの常習だったことや、銀河共和国の力が腐敗などで弱まっていたこと、通商連合の総督ヌート・ガンレイの力量もあって、 通商連合は表向きにはドロイド軍の数を減らしたように見せかけて、密かに大量のバトル・ドロイドを製造し続けていた。 ◆エピソードⅡ クローンの攻撃 ジオノーシスの工場でバトルドロイドが生産される場面が描かれたが、囚われたオビ=ワンたちの救出に来たジェダイたちとの戦いに投入された。 最初はジェダイ側が優勢でザコキャラのごとく斬られまくっていたが、工場が近く破壊されてもすぐに新しいのを戦場に送れたこと、またジェダイ側もこれほどの数のバトルドロイドが投入されるとは想定していなかったことから、改良機であるB2スーパーバトル・ドロイドとともに徐々にジェダイ達を押し始める。 さらに中央指令コンピューターの機能停止も対策済みで、ジェダイ側のナブーでの経験に従ったドロイド達の制御装置の電源遮断も無駄骨に終わるなど、次第に追い詰められていく。 つまり、B1・B2バトルドロイドの物量作戦が、個々の能力だけで戦うジェダイの戦法を打ち破ったのである。 しかし、後一歩のところでヨーダが連れてきたクローントルーパー部隊20万人の攻撃によってジェダイ達を取り逃がしてしまう。 コロシアムでの戦いの後、援軍として駆け付けたクローン軍と初めて大規模な戦いを繰り広げるが、柔軟な思考と連携を意識したクローン軍の前に苦戦を強いられ、退却を余儀なくされた。 ◆エピソードⅢ シスの復讐 単純な歩兵以外にドゥークー伯爵の護衛や戦艦の操縦士、砲撃要員など分離主義勢力の主力として随所で登場。 が、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービの二人によっていつものように破壊されるだけでなく、R2によって二機のスーパーバトルドロイドが燃やされたりといつものようにやられ役だった。 あまりのやられっぷりに小説版ではアナキンに舐められ、グリーヴァス将軍には「役立たずな上に更なる危険をもたらす」と言われて捕らえたジェダイを対処する際にハブる様に指示を出される始末。 オマケに仲間であるマグナガードにさえ「邪魔」だから横に押しやられて壊されるなど散々な扱いである。 惑星キャッシークではウーキー達と、惑星ウータパウではグリーヴァス将軍を逮捕すべくやって来たオビ=ワン率いるクローン軍と戦うが、いずれの戦いも最終的には敗れる。 最後は火山の惑星ムスタファーで独立星系連合首脳部の護衛をしていたが、ダース・ヴェイダー によって斬り捨てられたのを最後に、ムスタファーから発信されたコントロールシグナルによって全宇宙のバトルドロイドは機能を停止させられた。 ◆その後 簡単に壊されるので役に立たない印象が強いが、プログラム次第では器用に何でもこなせるだけでなく安価で容易に数を揃えることが出来るので、 資金さえあれば誰でも軍隊を持つことが可能だった。 そのため、クローン大戦以降は皇帝となったパルパティーンは容易に軍隊を作ることが出来るのを脅威と捉え、 マグナガードやドロイディカなどの一部の高価な機種以外のバトルドロイドの製造は完全に禁止となった。 敗戦軍であることからイメージが悪いのか、あるいは真価を発揮するだけの数をそろえる資金が無かったのか、反乱同盟軍も進んでバトルドロイドを使用しなかったことも拍車を掛け、バトルドロイドは一部を除いて銀河系から姿を消していくこととなった。 なお、銀河の中でも極一部ではあるが何らかの事情でムスタファーから発せられた停止シグナルが届かなかった星系もあり、そういった場所ではクローン大戦以降も稼働し続けるバトルドロイドが存在した。 元々共和国から変化した帝国にとってもバトルドロイドは当然敵性存在であり、そういったドロイドを発見した場合、ストームトルーパーにはバトルドロイドを破壊するようマニュアルが組まれていた。 また、膨大な数が各地に投入されたことや、修理しやすかったことも関係し、帝国に反抗する勢力の一部(反乱同盟軍に属さないものなど)、あるいは本物の独立星系連合残党が回収・再起動させて使うこともあった。 ◆反乱者たち シーズン3の第6話「クローン戦争の名残」では、アウター・リムのアガマー星系において一体のスーパー・タクティカル・ドロイドが残存するB1バトル・ドロイドやドロイディカからなる部隊を率いて登場。 10年以上稼働し続けどの機体も既に整備不良気味ではあったが、クローン大戦の終結を知りながらもあくまで分離主義同盟として、対共和国・ジェダイ戦闘の任務についていた。 追記・修正はジェダイに斬られ、クローントルーパーに首をもがれ、R2-D2に丸焼きにされてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 新三部で一番好き -- 名無しさん (2015-11-13 18 25 13) 馬っぽい顔、3本指の腕はジオノーシアン、胴体と足はたぶんニモーディアン -- 名無しさん (2015-11-13 18 27 35) 2ではC3POの首とこの身体、この首とC3POの身体が合体。 -- 名無しさん (2015-11-13 18 30 38) 丸いシールド張ってるヤツは違うの? -- 名無しさん (2015-11-13 18 37 54) ↑ドロイディカ(デストロイヤードロイド)は連合が他所から別口で買ってるやつだから系統が違う -- 名無しさん (2015-11-13 18 44 46) 新三部作におけるやられ役。「クローン・ウォーズ」では萌えキャラと化した。 -- 名無しさん (2015-11-13 18 58 48) シディアスが操るクローントルーパー、ベイダーのストームトルーパーが生まれるまでの前座 -- 名無しさん (2015-11-13 19 02 14) クローンウォーズでのおバカな姿は本当に癒し。戦闘用故のギャップか -- 名無しさん (2015-11-13 19 21 23) クローンウォーズだとB1はグリーバスに八つ当たりされてばかりでかなり可哀想だわ -- 名無しさん (2015-11-13 21 52 39) B2のほうは性格が悪く2でB1を邪魔だ!と言わんばかりに殴りつけ、3ではR2の反撃にあい、殴り殴りつける。このとき、「痛ッテ!マヌケナどろいどメ」と悪口を言った事もある -- 名無しさん (2015-11-13 22 17 30) なんていうかピポサル的な可愛さ -- 名無しさん (2015-11-13 22 40 02) ↑7確かドロイデカはコリコイドとか言うエイリアンが自分たちに似せて作ったんだっけな。 -- 名無しさん (2015-11-13 23 03 39) 連合側ってBシリーズ以外にもドロイディカ、IGシリーズとか色々なバトルドロイドを使ってるから分類が恐ろしく面倒臭い。 -- 名無しさん (2015-11-13 23 27 41) 通称連合代表のヌートの種族ニモーディアンの骨格を模しているとよく言われるが実際はジオノーシアン+ニモーディアンが正解と思われる。惑星ジオノーシスにB1の製造工場もあることだし -- 名無しさん (2015-11-13 23 36 25) ↑頭がニモイの頭蓋骨で首から下がジオノーシアンらしいよ。ニモーディアンは金儲けが得意なだけで戦闘には全く向いてないから、ジオノーシアンの骨格ベースにしたんだろうね。 -- 名無しさん (2015-11-13 23 42 15) 映像化されていないけど、ジェダイを倒せる可能性を秘めたB2を大型化させたようなB3ウルトラ・バトル・ドロイドなるものまで存在しているしな -- 名無しさん (2015-11-14 04 08 39) ↑しかし完成したのがクローン戦争終結間際(=連合とドロイド軍の終わり)だったので、活躍の機会が無かったという B1以外だと、ドロイディカ、ヘルファイアドロイド、アクアドロイド、バズドロイドetc…もし作るなら別に項目分けたほうが良いかもね -- 名無しさん (2015-11-14 04 17 11) ↑3さらに言えばジオノーシアンは集団戦が得意。B1はメカ的なクローントルーパーと呼べる -- 名無しさん (2015-11-14 11 34 56) BシリーズってことはAシリーズとかCシリーズもあったんか? -- 名無しさん (2015-11-16 13 51 35) Bは「battle」のBから取っているはずだから、Aシリーズとかは無いと思う。後はコメントに書かれている様に個別に分類されるドロイドかな -- 名無しさん (2015-11-16 19 17 15) 簡単に劇中での活躍とその後を追記しました。追記点や修正点がありましたらお伝えお願いします -- 名無しさん (2015-12-06 09 04 58) EP1の起動シーンはみんな真似したはず -- 名無しさん (2017-01-03 21 53 24) ア、ダメダ、データニナイ。ア、ダメダ、オマエヲタイホスル -- 名無しさん (2017-01-04 01 18 41) なんと『反乱者たち』ではレックス達とドロイド残党が和解して手を組むという胸熱な展開が。 -- 名無しさん (2017-01-07 02 45 53) もしこいつら以外のドロイドの項目作るとしたらどんな感じが良いかな。「Bシリーズ以外のバトルドロイド」とか「ドロイド(スターウォーズ)」とか? -- 名無しさん (2017-09-09 17 03 21) 「スターウォーズに登場する戦闘用ドロイド」の項目作って、その中で「Bシリーズバトルドロイドに関しては当該項目参照」ってするのがいいかと -- 名無しさん (2017-09-09 18 42 40) Tシリーズはバトルドロイドに分類されるのかな? -- 名無しさん (2017-12-07 11 49 15) マグナガードやドロイディカの項はないのか -- 名無しさん (2018-07-28 22 16 44) 恒星間航行が実現されたテクノロジーレベルの兵器としてはローテクすぎる -- 名無しさん (2019-02-22 03 57 59) その分フィールドが広がって余計にでも数が要るし、コストダウンに傾倒していけばAIがポンコツ紛いのアホの子でも「使える」ってレベルを確保出来ればいいってことになって結局こういうのに行き着くんだと思う -- 名無しさん (2019-04-08 00 47 44) 反乱軍は何故、バトルドロイドを量産しなかったのか。人員不足も解決できただろうに。 -- 名無しさん (2019-10-03 00 17 05) 骸骨がモチーフならターミネーターみたいな印象が近いんだろうか -- 名無しさん (2019-11-25 01 19 36) 劇中だとアホっぽく見えるがターミネーターがうじゃうじゃいるって考えると恐ろしいな -- 名無しさん (2019-12-15 14 41 07) ↑3資金不足の同盟軍じゃ、バトルドロイドのメリットが実感できるレベルの物量を揃えられたかは疑わしい -- 名無しさん (2019-12-31 02 09 30) ↑×4そりゃあ旧共和国軍が対峙したのがドロイドだった訳で…。帝国に対して共和国の正統な後継を名乗っている反乱同盟軍が使えんでしょ。 -- 名無しさん (2020-02-03 16 24 51) そういえば結局ファースト・オーダーも使わなかったな。 -- 名無しさん (2020-02-03 17 51 01) かたや一人の育成に10年以上かかるジェダイ、かたや文字通りいくらでも替えの効く兵士。クローン兵がいないと共和国は普通に戦争に負けてたんだなぁ。 -- 名無しさん (2020-02-05 00 19 27) フリメの冒険はレジェンズだけどフリメのラジャーはカノン扱いなんだな -- 名無しさん (2020-02-18 13 16 11) 『反乱者たち』で出てきた回はエンディングの音楽が『クローンウォーズ』仕様なの、スタッフ分かってるなぁって思った -- 名無しさん (2020-08-26 22 43 43) 人間と同様と知識と判断力を設計仕様に依頼したら、コメディアンを参考にしながら作りました!て出来上がったようなドロイド ユニークなモーションやらにメモリやら処理とられて、戦闘はおざなりになったのでは…?EP2で物量でジェダイの精神を摩耗させて押しつぶすていう本来の運用されただけ、真っ当に評価うける機会はあったんだろう -- 名無しさん (2020-09-02 10 22 08) ↑正直なところ申し上げるとあの関節部や華奢な体躯でマトモな戦闘はどんな優秀なAI積んでても期待できないから、あのマヌケっぷりでもそう問題ないような気もする。ようは「命令通りに動いて」「ブラスターぶっ放せる」ことが大事なわけだし。もしかしたらあのマヌケっぷりは「お前ら偉そうな顔してるけどこんなマヌケにやられるんだぜ」っていう精神攻撃の意味合いを持つ可能性も…? -- 名無しさん (2020-09-04 15 54 55) こいつらの一番面白いところはドロイド同士での近距離の情報伝達すら音声会話でしてて言い間違い聞き間違いは勿論言われたほうがすぐに覚えらきれずに命令が伝わらないことがままあるというポンコツっぷり -- 名無しさん (2020-09-14 23 04 41) 反乱同盟がバトルドロイドを大規模運用しなかったのは単純に金と工場を置けれる安全な拠点を確保できなかったからじゃないかな。本部すら転々としてる状態だし、ドロイド工場なんて作ってたら一瞬で帝国軍に見つかって潰されてたと思う -- 名無しさん (2020-11-21 04 43 35) ジャンゴのクローンはともかく、エンドアのストームトルーパー相手なら圧倒できそう -- 名無しさん (2021-06-16 19 18 51) ただ銀河帝国になった後は徴兵制敷いてるからバトルドロイドと数では違わない可能性もある クローントルーパー -- 名無しさん (2021-10-28 07 10 32) ↑流石に数は分離主義 銀河帝国 共和国ぐらいだと思う -- 名無しさん (2021-11-09 13 50 32) ドロイド自体は使われなかったけどタクティカルドロイドに蓄積された戦術データは反乱勢力に有効活用された模様 -- 名無しさん (2022-01-27 19 04 59) 単価が安いので大量に調達することが容易であり、物量任せの戦術が可能だった←このうえなく望ましいものだよね、メンテナンスも簡単という -- 名無しさん (2022-01-27 19 10 32) やっぱ「カラーニ」はいいキャラだったなあ。ゼフの挑発を「私のプログラムはお前のユーモアを理解できない」といかにも感情の無いドロイドみたいにあしらったと思ったら、ゼフの憮然とした反応を見て「ハ、ハ、ハ、ハ」と笑うんだもの。クローン大戦中の活躍と言い、すごく印象に残る。 -- 名無しさん (2022-06-04 18 06 23) こいつらが起動して立ち上がるところを子供の頃に真似したのは絶対僕だけじゃないはず -- 名無しさん (2022-07-21 19 18 45) 「人型兵器なんて役立ず」という突っ込みに対する答えの一つ -- 名無しさん (2022-10-06 17 54 10) 足下にドロイドボッパー転がされた時の対応の違い(スーパーバトルドロイド=起爆前にブラスターを撃ち込む、普通のバトルドロイド=呑気に拾い上げて観察)でAIの差が伺えるシーン好き -- 名無しさん (2022-10-15 03 10 10) 反乱同盟軍も主力ではなく人間の兵士の支援としてならそこそこの数を導入できそうである -- 名無しさん (2023-01-26 19 02 24) ジェダイサバイバーでも出てきたけどBXドロイド既出だったんだな… -- 名無しさん (2023-05-17 13 05 14) クソ弱そうな見た目に違わぬ雑魚っぷりは量産機の鑑と言っていいと思う -- 名無しさん (2023-08-03 22 52 33) ↑「質より量で勝負」って奴だろうな。 -- 名無しさん (2023-09-23 14 13 55) マンダロリアンで出てたB2お前そんなに動けるのか。やっぱ戦闘用なだけあるな -- 名無しさん (2024-01-01 02 34 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gionshantveed/pages/1013.html
大災厄 "few" gair-olrech 年月日:Sint.1500 場所:スティア星系 結果:スティア人類(ラヒュス)の変容 交戦勢力 スティア連邦 sil-156 指導者・指揮官 スティア連邦 sil-156 スフィーリオ・コルナー sil-156 戦力 スティア連邦 sil-156 95億 136兆(推定) 損害 スティア連邦 sil-156 不明 136兆(推定) 大災厄 エレツィタ探査-大深度遺跡発見-815事故-防遏計画-ナルコジス計画-陳述作戦-イグニス統一作戦-エレジエ統一作戦-イグニス・エレジエ接続作戦-全土戦争-「再接続」作戦-「導き」作戦 分離主義者のエレツィタ市での自爆は戦争の終わりや深い悲しみだけではなく、大きな発見をもたらした。 爆発の跡地から見つかったのは、我々以外にも宇宙には文明が存在していた証拠であった。調査が進められたが、結果的にそれは失敗した。深宇宙的アノマリーとの接触の失敗により、我々は選択を迫られた。種としての絶滅か、それとも「人類」の定義を大幅に改定しての存続か。 我々が選択したのは後者だった。 そして混乱がおとずれた。既存の物は全て変化し、常識は大きく書き換えられた。例え絶滅を乗り越えようとも、争いは続いた。だがそれは急激な変化に対する適応のための争いであり、最終的には、物事は良い方向に向かっていると言えた。 そして全てが終息した時、我々はあの光の先に進むための「切符」を手にしていた。 我々は「ラヒュス(人類)」 困難は我々の妨げとならない 自身の定義の改定を行い 世界に適応し 時代に適応し 我々は進み続ける 関連項目 レセスティア連邦関連記事一覧 国家 国家 レセスティア連邦レセスティア連邦/構成国スティア連邦スティア統治連合 歴史・政治 歴史 レセスティア連邦/歴史レセスティア連邦/歴史年表 政治 レセスティア連邦/政治レセスティア連邦/国家元首の一覧レセスティア連邦/政党レセスティア連邦/外交 軍事 軍事 レセスティア連邦/連邦軍レセスティア連邦/統合軍 兵器 レセスティア連邦/連邦軍/艦艇レセスティア連邦/連邦軍/地上兵器 技術・産業 技術 レセスティア連邦/技術 産業 レセスティア連邦/企業エステクトラ機関 地理 領土 レセスティア連邦/地理 居住星 ソーリス星系 惑星スティア衛星ラント惑星カンネー ヴェスヴィネ星系 惑星ヴォルド衛星サパルネ イェスタ星系 惑星メルデッサ ザーバラリカ星系 惑星リデル 暦 ○○国/祝日 言語 言語 アルティシ語○○人の命名 文化・宗教 宗教 ○○国/宗教 文化 レセスティア連邦/食文化○○国/流行○○国/服飾 国民 ラヒュス(種族)○○国/国民○○国/国民性 人物 政治家 政治家○○ 人物一覧 レセスティア/人物一覧 福祉 教育 レセスティア連邦/教育 その他 レセスティア連邦/用語一覧概念(食品)新世代発電教トゥール兄貴
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/38187.html
登録日:2017/10/31 Tue 10 22 00 更新日:2024/07/28 Sun 14 22 19 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 STAR_WARS SW クローンウォーズ クローン大戦 サイラス・カーソン スター・ウォーズ ヌート・ガンレイ 不人気な悪役 ←悪役冥利 分離主義勢力 商人 小心 ←? 強欲 有能 独立星系連合 総督 通商連合 鈴木勝美 「油断するな。ジェダイを見くびると痛い眼に遭うぞ……」 ヌート・ガンレイ(Nute Gunray)とは、SF映画『STAR WARS』シリーズのエピソードⅠ~Ⅲにかけて登場した宇宙人である。 演じた俳優はサイラス・カーソン氏。日本語吹き替え声優は鈴木勝美氏。 当時の銀河系でも最も裕福な組織の一つ「通商連合(Trade Federation)」の総督(ヴァイスロイ)。 種族はニモーディアンである。 ●目次 【ニモーディアンとは】 【概要】 【来歴】◆総督就任まで ◆エピソードⅠナブー危機 ガンレイVSジェダイ ジェダイの暗躍 決戦 ◆独立星系連合への参加 ◆クローン大戦 ◆エピソードⅢ 【補足】 【ニモーディアンとは】 惑星二モーディアを起源とする昆虫型ヒューマノイド種族。芋虫を思わせる質感の灰緑色の肌に、鼻も耳も無い頭部と、赤またはオレンジ色の目が特徴。 卵から生まれた直後は芋虫のような姿をしており、7歳まで一つの巣の中に閉じ込められ、そこで大勢の兄弟とともに育つ。 しかし僅かな餌しか与えられないため、兄弟の大半は餓死し、餌を蓄える知恵と忍耐力を持った者だけが生き残り、巣から出ることを許される。 この幼少期の経験ゆえに、彼らは本能レベルで生き残るための執念と死への忌避感、臆病さと慎重さを持つようになる。 その性質故に戦闘や肉体労働を嫌い(*1)、商業や頭脳労働に従事する者が多く、「殺人的」とも称されるビジネス手腕で成功を収めて種族全体としては裕福な存在となっており、銀河中に◯◯・ニモーディアと名の付く数百もの植民惑星を持つ。 ちなみに、キャド・ベインの種族であるデュロスとは同じ先祖から枝分かれした種族らしい。 見比べると「目は赤一色」「鼻のない顔立ち」「細身で長身が多い」「のっぺりとした肌」など、似ている点は多い。 【概要】 もともと通商連合自体、星間貿易や運輸業といった銀河の交易を一手に担う超グローバルな企業複合体である。 その組織力のすさまじさはそんじょそこらの惑星国家を軽く上回るレベルで、一企業なのに銀河共和国の議員を選出できるほど。 現実世界でも小国のGDPを遥かに上回る年商・資本金を持つ世界的大企業が幾つも存在するが、例えればそれらの企業がむりやり国連に議席を持っているようなものである。 エピソードⅠの時点で通商連合首脳部はニモーディアンに占められており、ガンレイはその代表である。 そしてその背後には、シスの暗黒卿・ダース・シディアスがいた。 【来歴】 ◆総督就任まで 通商連合ぐらいの巨大組織となってくると、有力な幹部というものも当然増えてくる。 ガンレイもそうした幹部の一人だったが、ほかのライバルたちに対してそこまで力の差があったわけでもなかった。 本人の手腕は群を抜いていたものの、それと抱えている組織力は自ずから別の問題である。 そんな彼に、ダース・シディアスが接触。 ほかの有力なライバルをシディアスの手のものが暗殺して、ガンレイを総督に就任させる。 その代わり、ガンレイはシディアスの壮大な野望のために、通商連合の力を投入する――という契約を結ばせた。 ガンレイは呑んだ。 かくして、ガンレイは通商連合において盤石な体制を築き上げ、同時にシディアスは強大な組織を手に入れることに成功した。 ◆エピソードⅠ ナブー危機 ところで通商連合の権力は、腐敗が著しかった。 もっとも、通商連合はその特性上、銀河共和国ともべったりの組織である。 銀河共和国自体が救いようもないほど腐敗していたのだから、通商連合が清廉潔白な組織であることなど、望むべくもなかったとはいえる。 貿易を一手に握るゆえに関税を好き勝手に掛けて大量の資金を稼ぎ、貿易特権をちらつかせて反対者を黙らせる。 莫大な賄賂を要路に撒いて、悪事を犯しても塗りつぶす。 更には財力にモノを言わせてバトルドロイドや武装商船を中心とした私設軍隊を作り上げ、反発する相手には実力行使をも辞さなかった。 一応弁護すると、宇宙は事故も多いし、こと辺境では治安の悪い星も多いので、自警組織を作ること自体は違法ではない。ただ通商連合の戦力は度を過ぎていた。 ガンレイもそうした通商連合の特性は継いでおり、そのビジネス手腕は「殺人的」とも形容されている。 そんな通商連合に対して、とうとう銀河共和国議員の中から対抗意見が噴出。 通商連合が支配する貿易ルートへの課税が議題に上がった。 ……実は「議題に上がった」だけで可決されたわけではない。そもそも通商連合は議員を正式に出しているから当然反対するし、なにより当時の共和国は組織が巨大化しすぎた上に腐敗しており、法案一本すらまともに通らないありさまだった。 放っておいても、通った可能性は低い。 しかし、シディアスはここでガンレイに強行策に打って出るように命令。 法案審議への抗議として、辺境の惑星ナブーを武力封鎖するという挙に出た。 一つの星を単独の企業が経済制裁したわけである。 ガンレイ自身も旗艦ルクレハルク級「サカック」にて陣頭指揮を執った。 これに対して、銀河共和国は延々と議論を繰り返すばかりで、救助も対策もさっぱりできない。 そもそも課税法案すらが宙に浮いてしまっている。 そんな状況を見かねた銀河共和国最高議長フィニウス・ヴァローラムは独断でジェダイ評議会に掛け合い、二人のジェダイ――クワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービを特使として派遣し、調停させることになった。 これがエピソードⅠの始まりである。 なお例によってこの辺の事情は冒頭のテキストでさらっと流されるだけなので、EP1はナブー危機に至る経緯がよくわからない、などと言われることもある。] 実は、ガンレイ自身は本気でナブーを攻略したり、ジェダイや共和国と事を構える予定はなかったようである。 しかし、この頃から彼と通商連合は、彼らの利益よりもシディアスの野望のために振り回されていく事となる。 ガンレイVSジェダイ ともかくジェダイの派遣はダース・シディアスさえ予想外だった。 しかしシディアスは更なる強行策に出ることを命令。ガンレイに「ジェダイを殺し、ナブーには軍隊を上陸させて占領しろ」と命令した。 このときガンレイは「それ違法では?」と微妙に反論しているが、影法師から「余が合法にするから心配するな」と一蹴されている。 なお部下たちは「ジェダイの相手など御免被る」「この企み、失敗です!」と完全に降伏ムードだった。そりゃ閣下も「その腰抜けのツラ二度と見せるな」と言いたくもなる。 やむなくガンレイは特使を通した部屋に毒ガスを流した上、念のためドロイド一個小隊を派遣。ついでにハンガーに駐機していた特使を乗せてきた船も乗員もろとも破壊した。 だが、ジェダイ二人は手持ちの装備で毒ガスを突破、逆にドロイド部隊を蹴散らし、完全に敵と認定したガンレイたちを目指して攻め込んできた。 ……しかし、ここでガンレイも腹をくくる。 ハーコ「これまでにジェダイを相手になさったご経験は……?」 「いや無い。無いが……ブリッジを閉鎖しろ!」 「その程度ではとても……」 「ドロイディカ(*2)を呼べ!」 「とうてい彼らにはかないません……」 いつまでもヘタレてグダグダ嘆く副官ハーコを完全に無視して矢継ぎ早に指示を出していくガンレイ。 さらに門前にまで切り込んだクワイ=ガンがライトセーバーで扉を破ろうとするが、 「ブラストドア閉鎖!」 とすぐに分厚い隔壁を閉ざす。 しかしクワイ=ガンのライトセーバーは通常のものよりも高出力であり、長時間押しつけることでブラストドアを融解させ始めた。 「破られる!? そんな馬鹿な……!」 もはや時間の問題…さすがに動揺するガンレイだが(ハーコはもっとビビッてました)、彼が事前に打った手は生きていた。 ガランッガラガラガラッ!! オビ=ワン「マスター、新手です!!」 間一髪、彼が手配していたドロイディカが駆けつけたのである。 この強力なドロイド相手に、クワイ=ガンたちは適わず撤退。 しかしガンレイの初動対処があと少しでも遅れていれば、彼らの負けはここで確定していたといえる。 ちなみにハーコは「とうてい適いません」とか言ってたくせに、勝ったとなったら「ドロイディカにはお手上げのようで」と愛想笑いを浮かべていた。 …ところで半分溶けたブラストドアって簡単に開けられるのかな? その直後、今度はナブーから通信。 アミダラ女王直々に「特使が来てるだろう。おまえらの負けは決まりだから覚悟しろよ」と(意味のあるのか疑わしい)糾弾を受ける。 実はこのタイミングでアミダラからの通信が届いたことはガンレイにとってまったく予想外の出来事で、特に対策があったわけでもない。 しかし彼はとっさに「特使など来ておりませんが……何かの間違いでは」と虚勢を張ってやり過ごしてのけた。なかなかの胆力と言えよう。 劇場版ではアミダラも泰然と返していたが、ガンレイが堂々と言い切ったものだから内心「えっ!? 話が違う?」と焦っていたらしく(小説版では顔に出してしまっている)、そそくさと通信を切ってしまった。ナブーの大臣たちもハッタリと見抜けず、初動対応が大いに遅れることとなった。 一方、ハーコもハーコで驚いていた。 シディアスは「議会はこっちでなんとかする」と言ってはいたが、その通信からまだ時も立っておらず手は打てていなかったからである。 つまりシディアスの援助も見込めぬまま、銀河共和国の特使など来ていないとホラをふいたわけだ。 そういうわけで、「よろしいのですか……? 元老員は決して……」と日寄るハーコに、 「もう手遅れだ!!」 ついにガンレイは開き直ってキレるのだった(実際ハーコは全然活躍していないし)。 結局「攻撃を感付かれたでしょうか……?」と話題を逸らすハーコに「どうかな!(知るか!)」と一蹴したガンレイは、すぐさま通信の封鎖と強襲揚陸部隊の投入を決行。 ナブー側の判断ミスも重なり、瞬く間にナブー占領とアミダラの捕縛を完了した。 「これで勝った……」 ジェダイの暗躍 しかし、彼の強襲もただ一つの穴があった。 ジェダイ二人は撃退こそしたものの、まんまと逃げられたのである。それどころか強襲艇でナブーに潜り込まれてしまった。 しかも、アミダラ女王の救出とナブーからの脱出を許してしまう。 ガンレイ側としてはここまでやってしまった以上、アミダラを捕えて「この占領政策はナブー側との合意のうえで行なったものです」と一筆したためさせないと、どう弁解しても納まらなくなってしまう。 そのアミダラに逃げられたのだから追跡しなければならないのだが、広大な宇宙で船一つ探すのは不可能に近い。 それに対して、シディアスは弟子のダース・モールを派遣。 「アミダラたちの捜索はこちらでやるから、おまえらはとりあえずナブーを支配しておけ」と命じられる。 通信が終わってから、ガンレイとハーコは恐ろしい同盟者が二人もいることを知って戦慄するのだった。 そして彼らの戦慄は、十数年後に的中する。 そして当面動きを取れなくなったため、ガンレイらは物語からフェードアウト。 このとき、ガンレイらに脅された大臣が「通商連合軍の暴政で、虐殺が起きている」との通信を送っていたが、そのシーンや死体が無いため真偽は不明(アミダラの不安を煽るためのブラフの可能性もある)。 彼らが再び本格的に動くのは、アミダラが帰ってきてからである。 決戦 共和国議会でヴァローラム議長への不信任決議案が提出されて少し後、 密かにナブーへ帰還していたアミダラがグンガンと和解し、その軍団を投入して正面から攻め込んできた。 しかし数と武装では通商連合のドロイド軍のほうが圧倒的に優位であり、ガンレイたちはシディアスの許可を受けて、主力軍を投入する。 「攻撃を、お許しいただけますか」 「奴らを殺せ。一人残らず」 ……しかし、この正面から攻め込んだグンガン軍は囮であり、手薄になった宮殿にアミダラ、クワイ=ガン、オビ=ワンらを中心とする少数部隊が潜入していた。 彼らはさらに二手に分かれ、一隊はスターファイターを奪ってドロイドコントロール艦の撃沈、一隊は宮殿奥深くに侵入してガンレイら通商連合首脳を捕える、という作戦を展開した。 どちらかでも成功すれば、通商連合軍は破れる。 この時点で、ガンレイは投入した大軍のほとんどを遠くグンガン軍の撃破に投入しており、残る戦力はわずかな予備兵力と、なにを考えているか分からないシス卿ダース・モールだけだった。 最大の脅威と言えるジェダイ二人にはダース・モールが当たるものの、二対一という事情やジェダイの強さもあって一進一退。 しかし、ガンレイは乏しい予備兵力を集中し、アミダラが直卒する突入部隊を圧倒し始めた。 地形を知り尽くしている突入部隊は窓を破るなどして突き進むものの、十字路に出たところでガンレイが一斉投入したドロイディカに包囲され、捕縛されてしまう。 さらにドロイドコントロール艦もスターファイター部隊に対して優位に立っており、さらに平原ではドロイド軍がグンガン軍を壊滅に追い込んでいた。 そして、前後してダース・モールはクワイ=ガン・ジンを撃破。 捕えたパドメ・アミダラを眼前に引き立てたガンレイは、ついに勝利を確信した。 「反乱ごっこもこれまでですな女王。協定書に署名して元老院の論争を終わりにしましょう」 「総督!」 「!?」 「そなたこそおしまいです!」 その瞬間、階下で戦っていたパドメの影武者が率いる一隊が到着した。 実はこの時点まで、アミダラ女王は影武者を使い分けながら行動していた。 そしてガンレイと応対していたアミダラ女王は、ほとんどが影武者のほうだった。 つまり、ガンレイは本当のパドメ・アミダラを知らなかったのである。 さすがにガンレイは頭の回転が早く、パドメが影武者を使っていたことを瞬時に見抜いた。しかし…… 「あっちを追え!! こいつは替え玉だ……!!」 咄嗟のことで、いままで自分が見知っていた影武者のほうを「本物のアミダラ女王」と勘違いしてしまった。 その隙に、「替え玉」と見なされ注意がそれたパドメが玉座に隠されていたブラスターを引っ張り出して猛反撃。 影武者たちも猛攻をかけ、逆にパドメによって扉を締められ王室に閉じ込められてしまう。 「では総督、話し合いと参りましょうか」 皮肉にも、ガンレイは彼自身の判断の速さが仇となって、捕えかけたパドメに捕え返されてしまったのである。 さらに、もう一人の切り札だったシス卿ダース・モールも戦死。 相前後して、ドロイドコントロール艦だった「ヴーチュン・パーラ」(サカックから指揮権移譲)も当時十歳のアナキン・スカイウォーカーにより轟沈し、軍は壊滅。 ガンレイたち通商連合幹部は逮捕され、首魁であるガンレイも失脚した…… かに思われたが、なんと四度の裁判で「有罪」の判決を受けながらも通商連合総督の座を守り抜いた。つまり敗戦して敗訴したのに失脚しなかったのである。 築き上げた莫大な財力を賄賂に注ぎ込んだためとされるが、それでも敗者を裁く戦争裁判を失脚もせずに切り抜けた力量はさすがといえる。 しかも、侵略に使ったことで軍縮を命じられたはずのドロイド軍団や保有艦艇も、ドロイド工場は辺境の惑星に移設し、艦艇については解体したと見せかけて、分離合体機能を組み込んで将来に備えるという脱法行為で切り抜けた。 ガンレイに科せられたのは敗者への戦争裁判と制裁であったはずだが、それをここまで骨抜きにしたガンレイの政治手腕は、単なる賄賂の力だけでは説明がつかない。 とはいえ、それでもなおガンレイと通商連合が味わった屈辱と打撃は大きく、彼はパドメへの復讐を胸に雌伏した。 なお、この時期にナブーへの嫌がらせをかねて惑星の核にいる巨大怪獣を突然変異させたりしていたらしい。 ◆独立星系連合への参加 「ナブー選出の議員はどうなっておる……まだ死んでおらんのか」 さて、ナブーの敗北から十年後、通商連合の新拠点の一つ・惑星ジオノーシスに一人の老人が現れた。 元ジェダイマスター、ドゥークー伯爵である。 かつてジェダイ騎士団の重鎮として知られたドゥークーは、共和国の腐敗とそれを愚直に守る、しかも傲慢になりつつあったジェダイのあり方に異を唱え、銀河共和国に反対する分離主義運動の指導者となっていた。 しかし一見高潔なその行ないも、真相はかつてガンレイを操っていたシス卿ダース・シディアスの弟子となっており、その指示を受けてのものであった。 ドゥークーはコマースギルド、テクノユニオン、インターギャラクティック銀行など銀河系の有力企業に協力を要請し懐柔しており、その一環としてガンレイら通商連合も招かれていたのだ。 ガンレイは参加する見返りとして「パドメの死」を求めており、ドゥークーは腹心の賞金稼ぎジャンゴ・フェットを用いてその依頼を果たそうとしていた。 つまりエピソードⅡ冒頭でパドメを殺そうとしていた黒幕はガンレイだったのである。 パドメ暗殺は失敗に終わったものの、ドゥークーは続行を約束。 ガンレイも分離主義運動に参加し、十年間増強を続けていた強大なドロイド軍団と艦隊、莫大な資金力でもって、分離主義勢力から発展した独立星系連合を支援することとなった。 しかし、ガンレイは少なくともシディアス卿とは面識がある。 つまりガンレイは「ドゥークーの背後にシディアスがいる」ということを知っていてもおかしくはないのだが、映画ではその辺りははっきりしない。 もっともエピソードⅢにてガンレイはダース・ヴェイダーと化したアナキンを見ても「なぜお前がここに」的な反応を一切せず迷いなく「ヴェイダー卿」と呼んでいるので、後には分離主義の黒幕を改めて教えられていたのだろう。 しかし、ガンレイがアミダラ議員暗殺を依頼したからといえばこじつけになるが、彼らの動きは潜伏していたオビ=ワン・ケノービによって発見されていた。 もっとも、彼は間もなくドロイディカに敗れて捕えられ、救援に訪れたアナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラまで捕まってしまう。三人はジオノーシスのアリーナで猛獣により処刑させることにした。 ガンレイにとっては願ってもない復讐のチャンスであり、特に因縁のパドメが背中を裂かれて苦悶したときには横向きながらガッツポーズをかましている。 「(無言でグッ)」 が、三人ともそれぞれ激しく抵抗し、猛獣の一匹はアナキンに支配され、パドメを狙っていた猛獣も倒されてしまう。 まだ一番強力なカマキリのような化け物はオビ=ワンを圧倒していたものの、劣勢と見た彼はジャンゴ・フェットを出そうとするが、ドゥークーに制止される。 「ええい、こんな予定ではなかった……ジャンゴ! 女を殺せ!」 ドゥークー「まあそう焦りたもうな。じっくり楽しめ」 とはいえ直後にドロイディカが投入され、パドメたちもここまでかと思われたのだが、そこに二百人のジェダイが出現。 「ジオノーシスの戦い」が始まった。 もともと最前線でどうこうできるような人物でもないので、アリーナでの乱戦では流れ弾にビビるのと、ドゥークーの背後にいるぐらいしか目立っていない。 クローントルーパーの大部隊が現れた時にはジオノーシスの司令部に戻り、ドロイド部隊の指揮をとったが、その場にいる全ドロイド軍の物量でもクローンとの質の差は覆せず、手遅れになる前にと脱出した。 (ガンレイ自身は最初に「全軍を投入するしかないぞ!」と猛攻を掛けようとしたがドゥークーから「かなわない」と制止された) ◆クローン大戦 この時期には独立星系連合の組織面の大幹部として、ドゥークー伯爵、グリーヴァス将軍に続く重要人物として活躍した。 各地で抵抗する独立星系連合の兵力も主力は通商連合のバトルドロイドであり、ガンレイの活躍は大きかったといえる。 一度は捕えられたこともあるが、シディアス、ドゥークーは愛弟子アサージ・ヴェントレスを派遣してわざわざ救出させていることからも、彼の重要さは見て取れる。 (口を割ることを恐れたと言うこともあるが、口封じに殺してしまわなかったことを見ると「まだ生かしておくべき相手」と見られていたことは間違いない) ◆エピソードⅢ しかし分離主義勢力軍事面のリーダーであるグリーヴァスとはとにかく仲が悪く、向こうが「総督の頭を叩き割る命令を待つ」といえば、 ガンレイも「ドゥークー伯爵が死んだいま、おまえの『安全』なんか信じられるか」と面と向かって言い返す関係だった。 グリーヴァスは生半可なジェダイを瞬殺するほどの武闘派で、対してガンレイはクローントルーパーを不意討ちなら倒せるレベルでしかない。 にもかかわらず面と向かってグリーヴァスに啖呵を切るあたり、なかなか根性が座っていると言わざるを得ない。 一方、表向きの最高指導者であるドゥークーのことはちゃんと尊敬し従っていたようで、グリーヴァスとの不仲もドゥークーの生前はそこまで決定的に紛糾はしなかった。 上記の発言も、ひっくり返せば「ドゥークーなら信頼できた」と言っているに等しい。 しかし戦争は全体としてみれば独立星系連合が劣勢であることは変わらず、さらには「コルサント奇襲作戦」の失敗からドゥークーとグリーヴァスが相次いで戦死してしまう。 これによりガンレイが独立星系連合のまとめ役となったが、その本部は辺境も辺境、火山の惑星ムスタファーに移る始末で、ガンレイは苦境に立たされた。 だが移転直後にコルサントでパルパティーン=ダース・シディアスが皇帝に就任し、まさかの一発逆転が決められた。 「閣下の計画通り事は運んでおりますぞ」 「苦労をかけたなガンレイ総督。余の新しい弟子、ダース・ヴェイダーがそちらに着くが、そなたらも楽になれるだろう」 ガンレイの長年の苦労が報われるときがついに来たのである。 そう、報われるときが…… 「ようこそヴェイダー卿。お待ちしておりました」 笑顔を浮かべて出迎えるガンレイ。 だが、ヴェイダー卿(=アナキン)の金色の眼は、凶暴な殺意の光を放っていた。 報われるときとは、楽になれるとは、「用済みとして処刑される」と言う意味であったのだ。 野望を実現させたシディアスにとって、最早ガンレイ達は用済みであり、逆に戦争の真実を知っていてシディアスの陰謀を暴くリスクを孕んでいるのも有り、このまま生かしておいては自分の立場が危うくなるため、口封じに処刑されるのは当然の話であった。 フォースによって扉を閉じ、退路を塞いだヴェイダーはおもむろにライトセーバーを起動し、次々と幹部たちや衛兵たちを殺していく。 「よせ……やめろ……!」 怯えるルーン・ハーコも死んだ。 シディアスが銀河皇帝として歴史に残る大演説を打ち、ヨーダとオビ=ワンがライトセーバーにより殺されたパダワンたちの姿に愕然としているまさにその時、ガンレイたち幹部は抵抗することもできずに虐殺されていったのだ。 死の間際、命乞いではなく、主と仰いだシディアスに対する疑問を叫ぶガンレイ。 「戦争は終わった!! シディアス卿は、平和を約束した! 我々の――――」 だがそこまでだった。 万雷の拍手の中、自由が死んだまさにその瞬間、「見えざる脅威」の立て役者だったヌート・ガンレイもまた命を落としたのである。 その後乗り込んだオビ=ワンとヴェイダーの死闘の中、物も言わずに横たわる姿が、彼の銀幕における最後であった。 【補足】 死の間際のシス卿への訴えは、映像版では返事もなく殺されたが、小説版では「平和(ピース)」ではなく「ばらばら(ピース)にする」と言う意味だ」とアナキンから明かされる。 あ、悪趣味すぎる……。 映画版でアナキンが返事をしなかったのは、小説版では「暗黒面の無限のパワーに開眼して調子づいたから」だったのに対し、映画版では「無力なガンレイたちを虐殺することに激しい呵責を抱きながらも、それを懸命に押さえ込んで暴れ回る」と描かれており、とてもこのようなジョークを口にできる精神状態ではなかったため。 実際この場面のアナキンは映画版では一言も口を利いておらず、またガンレイを殺した直後はムスタファーの溶岩を見つめながら涙を流し、ジェダイの道を、そして人の道さえも完全に外れ、それでもシスとして前に進むしかないことを胸に刻みつけるという、非常にシリアスな場面となっている。 「ガンレイの虐殺」と「ジェダイ虐殺犯をオビ=ワンが悟る」が同時に進行することからも、ガンレイとジェダイをともに「シスの犠牲者」「アナキンがヴェイダーに変わるための生け贄」として描いたのだろう。 彼の作ったドロイドも、彼の死後ヴェイダーにより機能停止させられている。 通商連合を初めとする独立星系連合に参加していた大企業も、ガンレイたちが粛清されたのちに勢力を大きく減らし、銀河帝国の公営企業として組み込まれたとのことである。 ガンレイたちは「日本人がモデルなのか」と言われたことがある。が、その理由が「たどたどしい英語」「金儲け主義者」=「テンプレ日本人」という類推だそうで……(実際はタイ人の話し方がモデル)。 公開当時はジャー・ジャー・ビンクスが引き合いに出されるぐらい「不人気」だったらしい。しかしガンレイは悪役なので、その意味ではむしろ「悪役として成功した」と言えるだろう。 ちなみに演じた俳優はジェダイマスター、キ=アディ=ムンディと二役だとか。と言っても半分着ぐるみのガンレイなので似ているとかは感じない。 「閲覧を感付かれたでしょうか……?」 「どうかな! とにかく、追記・修正の支度にかかれ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 作成者の英語能力の限界から、セリフ回しは吹き替え版ベースとしています。すみませんでした。 -- 作成者 (2017-10-31 10 32 53) 小説版の分離主義者処刑シーンはピースに限らず悪趣味(褒め言葉)なジョークが冴え渡ってたね -- 名無しさん (2017-10-31 16 49 30) 「なんでも欲しいものはくれてやるから助けてくれ!」首チョンパ→「もらったよ」とかあったなあ 小説版 -- 名無しさん (2017-10-31 20 12 28) 慎重で組織運営能力があり、同時に小心者で強欲な分優位を取れば操りやすい。共和国の中に巣食った見えざる脅威から目を逸らす「作られた脅威」を(無自覚に)演じさせるには丁度良かったんやな -- 名無しさん (2017-10-31 20 49 42) サンド・アクア・モンスターにちょっかい出したとかけっこう凄いな このエピソードって小説?アニメの方? -- 名無しさん (2017-10-31 22 04 32) 悪人には変わりないけど、銀河制覇だの政権転覆だのなんて大それたこと考えてなかったんだよね。ある意味ではシディアスの被害者 -- 名無しさん (2017-10-31 22 28 01) レーガンが名前の元だってホントかね? -- 名無しさん (2017-10-31 22 44 42) 評価が結構乱高下する悪役とも思ってるが、改めて項目読むとなるほど優秀な面も多々あったんだなぁ。こいつの一番ダメな要素をあげるなら『仕事の取引先を致命的に間違えた』という部分か -- 名無しさん (2017-10-31 23 12 50) 散々シディアスに操られた小心者で吝嗇な雑魚だと思ってたが、割とトップに立つ度量を持つ傑物だったんだな。小説版のピース云々の流れがインパクトありすぎて -- 名無しさん (2017-11-01 09 46 48) 実は「ダース・シディアスに隠滅してきたはずの過去の犯罪の証拠を示され、半ば脅迫される形で従わされていた」らしいけど……だとしたら(自業自得とは言え)割と被害者よね -- 名無しさん (2017-11-01 10 17 23) 子供心に「悪役だってのはわかるけどなんか色々振り回されててかわいそうだなぁ」と感じたけど改めて振り返るとなんというか・・・ -- 名無しさん (2017-11-01 12 19 34) ガンレイとグリーヴァスの罵り合いは傍から見てると結構楽しい -- 名無しさん (2017-11-02 00 27 42) 『一企業なのに銀河共和国の議員を選出できるほど』のくだり、○○○○ヤマトに佐山が加わってて笑った。こういう、項目が変わっていくのを見るのは楽しいです。個人的には表情を動かす内部機構を隠すため、冠をしていることを捕捉に入れてほしいです。 -- 名無しさん (2017-11-02 09 23 23) むしろ無能なのに没落してないハーコの方がすごいな 有能すぎるとガンレイが不安になるからかもしれないけど -- 名無しさん (2017-11-02 09 48 39) ハーコは描写されてないだけで事務能力が高いとかそんなんかもしれない(適当) -- 名無しさん (2017-11-03 15 02 22) EPⅡではハーコじゃなくて別人のリブカスが出てきてたし、1回降ろされてるんじゃなかろうか -- 名無しさん (2017-11-03 15 03 28) こういう気合いの入った記事更新できる人の心をへし折ったEP8の罪はあまりにも重い -- 名無しさん (2018-12-16 18 06 10) 分離主義者ジェノサイドのシーンは「助けてくれ!望む物はなんでもやる!」→首チョンパして「もらったよ」もなかなかクールだった -- 名無しさん (2019-01-29 17 48 12) やってることは悪だけどハーコとのコンビ漫才ぶりは憎めなくて好き。 -- 名無しさん (2020-01-21 21 27 01) パドメが背中引っ掻かれてガッツポーズしてるのが無駄に可愛くて悔しい -- 名無しさん (2020-02-02 20 04 24) 通商連合のライバル幹部達の抹殺はジャンゴに依頼すべきだったな -- 名無しさん (2020-02-20 18 04 06) ニモーディアンってもう生物学的に邪悪にならざるをえない種族だし、もう法とか人権意識とか抜きにいっそ滅ぼした方がいいんじゃないかな… まぁこのシリーズ割と他にもそういう種族いるけど -- 名無しさん (2020-07-26 11 16 20) ↑でもこういう種族がそもそも惑星間の交易ルートを開拓する先駆者だったりするから、安定し成熟した世界における行動だけを見て皆殺しにすべきとは言えんね -- 名無しさん (2020-07-30 13 48 35) 父の仇を「美濃尾張をやる」と引き込む→平家滅亡後「約束通り身の終わりをやる」と告げた源頼朝を思い出すな -- 名無しさん (2021-07-19 12 36 22) 小説の独立星系連合首脳部を粛清するシーンはめっちゃインパクトあるよね… -- 名無しさん (2022-02-05 12 18 30) プリクエルの戦争の首謀者だった訳で、ある意味彼の死によって言葉通り「平和」が到来したな。小説版では「peace」の意味を引っかけられててワロタが。 -- 名無しさん (2023-04-21 11 33 00) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/41818.html
登録日:2019/04/13 Sat 08 30 00 更新日:2024/05/24 Fri 21 38 01 所要時間:約 30 分で読めます ▽タグ一覧 STAR_WARS SW クリストファー・リー シス シスの暗黒卿 ジェダイ スター・ウォーズ ダース・ティラナス ドゥークー ドゥークーの系譜 ドゥークー伯爵 ライトセーバー 二刀流 伯爵 分離主義勢力 剣士 割とお人好し 失われた二十人 師匠 弟子 意外と面倒見がいい人 所要時間30分以上の項目 独立星系連合 紳士 老人 貴族 達人 高性能じいちゃん 「わたしはどのジェダイよりも強い! ……あなたよりも……!」 【概要】 ドゥークー伯爵(Count Dooku)とは、SF映画『STAR WARS』シリーズのエピソードⅡ~Ⅲにて登場したキャラクター。 旧共和国末期を代表するジェダイマスターの一人であり、分離主義勢力および独立星系連合の指導者であり、シスの暗黒卿ダース・ティラナス(Darth Tyranus)であった人物である。 演じたのはイギリス映画界を代表する伝説の俳優、クリストファー・リーその人である。 日本語版の吹き替えは、これまた日本声優業界を代表する大御所、羽佐間道夫がメインで担当。 映画版と小説版などで描写にかなりブレのあるキャラクターだが、本稿では原則として映画版を基礎として解説し、ほかの媒体は補足として用いる。 【概要】 【人物】 【能力】 【来歴】◆前歴 ◆分離主義運動の開始 ◆暗躍 ◆ジオノーシスの戦い ◆クローン大戦・コルサント攻撃 ◆死後 【各媒体】◆CGアニメ「Tales Of The Jedi」 ◆CGアニメ「クローンウォーズ」 ◆小説『ターキン』 ◆カートゥーンアニメ「クローン大戦」 ◆小説版『EP3』 ◆その他のレジェンズ作品 【余談】◆演者との関係 ◆その他 【人物】 「彼は元老院の腐敗ぶりはよく知っていたが、わたしと違い真実に気付いていなかった!」 旧共和国の末期に活躍したジェダイマスター。 エピソードⅡの時点で齢八十歳という高齢であった(つまりエピソードⅠでは七十歳、エピソードⅢでは八十三歳)。 種族は人間なので年齢の通りに老けこんでおり、退行した髪の毛も口からあごまでを覆うひげもすっかり白くなっている。眉だけはもともとの黒さが残っている。 年齢もあってか、劇中では普段は穏やかな好々爺としての顔を見せている。 しかし、ドゥークーは外面はともかくとして内面は確固たる理想を持った、誇り高い改革主義者でもあった。 ジェダイ時代の姿がほとんど描写されていないのだが、ジェダイ騎士団在籍中は評議会に対するもっとも強力な批判者であり、 すっかり腐敗堕落して半身不随に陥っていた銀河共和国や、それを愚直に守るばかりで硬直化し、さらには傲慢になってしまったジェダイ騎士団にも不満を抱き、常から改革を主張していた。 ヨーダの最後の直弟子であったという経歴や年齢、メイス・ウィンドゥすらもしのぐ実力、並ぶもののない知性・品性、外交交渉で遂げた数多くの実績など、非常に優れた人物でありながら、なぜか近年はジェダイ評議会にいなかったのも、この改革主義ゆえらしい(*1)。 とは言うものの、彼の改革意識は実はジェダイにとっても共和国にとっても有益なものであった。 のちに彼が騎士団や共和国から離脱して彼らの腐敗・堕落を糾弾したとき、これに多くの人々が賛同の声を上げ、 分離主義に対するもっとも強力な反対者たち(=もっとも共和国を信奉する人たち)のあいだですらドゥークーの説得には道理があると認めざるを得なかったという。 対立しがちだったジェダイ勢でも、評議員のキ=アディ=ムンディや公文書館館長のジョカスタ・ヌーなど、彼を追慕するものは多かった。 彼らはEP2の中盤、すなわちドゥークーが騎士団を離れてから十年、分離主義を提唱して共和国に敵意を表明してから二年も経過した時期に、それでも彼への信頼や追慕の念を表明しており、ジェダイたちにとってのドゥークーへの信頼の篤さが垣間見える。 劇中のドゥークーはジェダイと共和国の「敵」、分離主義運動の旗頭としてしか登場しないが、 それでもグリーヴァス将軍やヌート・ガンレイ総督、アサージ・ヴェントレスやソーラ・バルクやダージといった、有能だがクセが強くお互いの仲も悪いメンバーを相手にしながらも、おだやかかつ冷静な態度を崩さず静かに彼らを説得して束ねる、穏健なまとめ役としての様子が描かれている。 しかし彼はシスの暗黒卿ダース・シディアスの教えを受け、また自分からそれを受容した自覚的ダークジェダイであることも確かで、ときに非常に凶悪で嗜虐的な笑みを浮かべることもある。 独立星系連合についても、最初からシディアスの銀河圏支配の布石でしかなく、必要とあればその要人を暗殺することさえ辞さない。 そういった暗黒卿にふさわしい暗黒面とは裏腹に、ドゥークーは面倒見のいい性格でもあった。 優秀な訓練士(トレーナー)でもあり、グリーヴァスに直接剣術の稽古をつける、アサージに懸念を抱くシディアスに対して彼女のために弁護する、敵となった「孫弟子」のオビ=ワンについて仲間にしたいと考え続けるなどの一面もある。 カートゥーン版「クローン大戦」でグリーヴァスに稽古をつける場面では、厳しく鍛えつつも誉めるところは誉める、的確な指導をしている。 「突きがまともすぎる! もっと意表を突け! 何度も言ってるだろう。軸のブレに注意しろ! ……よろしい」 この作品は現在非正史(レジェンズ)枠ではあるが、ドゥークーがグリーヴァスに剣術を教えたというのは映画本編などでも語られている。 CG版「クローン・ウォーズ」では、弟子サヴァージ・オプレスの「自分には無理です、不可能だ!」という弱音に「できるできないは気持ちひとつ、決めつけてはならん!」と指導した。 ここはヨーダとルーク・スカイウォーカーのやりとりに似ており、ドゥークーがヨーダの弟子ということが分かる。 ジェダイからすれば(そして、恐らくはシス転向後も)多くの凄腕を育て上げたまごうことのない偉大な指導者なのだが 彼のジェダイにおける直弟子クワイ=ガン・ジン、そしてジン以降の弟子筋が全員型破りで破天荒でおさまりがつかない困ったちゃんに育っているのは人徳なのだろうか? EP2のジオノーシスの一件では生き残ったジェダイたちに降伏を勧告したり、断られると「残念だが」と本当に残念そうな顔で溜め息を吐いたり、ジャンゴ・フェットが討ち取られたのを見てショックを受けたり、オビ=ワンをできれば殺したくないと思い味方に付くよう説得したりと、意外と真っ当なところも残っていたりする。 戦争期に入ってからもオビ=ワンに対してはやたら好意的で、CG版「クローンウォーズ」でもアナキンよりずっと高く評価していた。 「さすがだのぅマスター・ケノービ! 敵ながらあっぱれよ。そなたの若い弟子はまだまだ甘いわ!」 また、EP3でアナキン・オビ=ワンとの決戦においては「この日を楽しみにしていた」と本当に楽しそうな笑顔を見せていた。 ストーリー上は敵・悪役という立ち位置であり、時にはそれにふさわしく非道なふるまいもこなすものの、全体的に人のいいところが垣間見える人物である。 これは後付けではなく、最初に映画に登場したころからの特徴であった。 CG版「クローンウォーズ」でヨーダが見たとある幻想世界では、ドゥークーがシスになることもなく、中年のオビ=ワンとクワイ=ガンと仲良く談笑している光景が出現。 「マスターとはすばらしい冒険の旅をしましたよ。……行きましょう、マスター」 ヨーダもドゥークーの性格には違和感を覚えず(*2)、その理想ともいうべき光景に呑まれかけたので、ドゥークーの外面はむかしから穏やかだったこと、ドゥークーを弟子として本当に可愛がっていたことがうかがえる。 【能力】 「剣を渡すがいい。最高議長の前で恥をかきたいかね?」 優れたジェダイにしてシスである彼は、ライトセーバーの達人でもあった。 使用するライトセーバーは「カーブド=ヒルト・ライトセーバー」と呼ばれる独特なもので、柄が曲がっているのが最大の特徴。 この湾曲を利用して手首のスナップを利かせることで、変則的な軌道を描いての高い攻撃力や、鍔迫り合いにおける強力な瞬発力を発揮することができる。 この形状は若い頃から考案していたようだ。 ちなみに、シスになってからの光刃はシスとしての赤色だが、ジェダイ時代については緑色という資料と青色という資料があり、一定しない。 CGアニメ「Tales Of The Jedi」やオーディオドラマ「Dooku JEDI LOST」のカバーイラストでは、青の説が採用されている。 フォームはもっぱら対ライトセーバー戦を想定したフォームⅡ「マカシ」を使用する。 当時剣舞の演目や、師が弟子を鍛えるための仮想シスを演じる程度しか使われていない中で、ジェダイ時代からこのフェンシングスタイルを極めた達人として知られていた。 なおグリーヴァスは「ジェダイの技はドゥークー伯爵からすべて教わっておる」と発言しており、他のフォームも一通り教導できる程度には習得している模様。 もちろんフォースの達人でもあり、加えてシスの暗黒卿となってからは暗黒面のフォースも用いて驚異的な強さを発揮する。 おそらく、長年培ったジェダイの知識とシディアスから教わったシスの知識を併用して昇華しているものと思われる(*3)。 この強さは弟子たちはおろかヨーダも認めるほど。 特にライトセーバーとフォースを組み合わせた戦術が抜群にうまい。風雲黙示録でも立派に通用しそうなぐらい。 劇中では、剣技で互角に渡り合える相手でも、剣技と同時にフォースの念力を使うことで不意を衝いて圧倒した場面が多い。 これらフォースの能力と剣術、経験を組み合わせた戦闘能力は年齢というハンデを完全にはねのけて高く(*4)、エピソードⅡではオビ=ワンとアナキンの師弟を立て続けに撃破し、そのままヨーダとの連戦になっても互角に渡り合ったほど。 エピソードⅢでも、さらに腕を上げたオビ=ワンとアナキンの連携を前に二対一にもかかわらず互角の激戦を繰り広げ、しかもオビ=ワンを失神させ一時戦闘不能に陥らせるほどだった。 カートゥーンアニメ「クローン大戦」ではすでに凄腕の暗殺者となっていたアサージ・ヴェントレスに二連続で圧勝し、CGアニメ「クローンウォーズ」ではフォースの申し子たるアナキンすら驚愕するほどのパワーや、アナキンを真っ向勝負で打ち負かすほどの高度な戦闘術を何度も披露。 戦争中盤、離反したアサージの奇襲を受けた際には、三対一・毒矢を受けて意識朦朧・謎の魔術で敵が見えない状態でありながら、アサージらの猛攻をはねのけ逆転してみせた。 交渉術にも長けており、ジェダイ時代は数々の難しい対立を解決してきたという。 これについては劇中でも独立星系連合を率いるのに発揮されており、彼がいるあいだは犬猿の仲のグリーヴァスとガンレイもおとなしくなるほどだった。 【来歴】 ◆前歴 「忘れたか? きみが彼の弟子なら彼はわたしの弟子だった!」 誕生は102BBY、惑星セレノーの支配者「伯爵」の家柄に生まれた。 幼少期にジェダイ騎士団に迎え入れられ、ジェダイ候補生時代は同期のサイフォ=ディアスらと共にテラ・シヌーベの受け持つクランで集団指導を受けたのち、ヨーダのパダワンとなり修行を重ねる。 なお、ヨーダがパダワンとして直接育てたのは彼が最後とのこと。 (レジェンズ設定ではサーム・セルリアンというマスターの弟子という設定もあった) やがてジェダイナイト、ジェダイマスターと昇進していき、数多くの事件を解決する一方、クワイ=ガン・ジンを初めとする多くのジェダイも育成した。レジェンズ設定を含めるとほかにコマリ・ヴォサなどがいる。 ジェダイ最高評議会のメンバーだった時期もあり、のちにジェダイ評議会の長となるメイス・ウィンドゥとも友人となった。当時、メイスに勝てる剣士はヨーダとドゥークーだけだったという。 ちなみに、のちに達人と評されるクワイ=ガンでさえ、メイスには引き分けに持ち込むのがやっとだった。メイスに勝てたというのは本当にものすごいことなのである。 公文書館の館長を務めたジョカスタ・ヌーとは、友人である以上に愛情を結ぶ仲であった。 しかし前述の通り、銀河共和国の腐敗・堕落やジェダイの硬直化に対して異を唱え、改革を主張するようになる。が、彼の意見はジェダイ評議会は受け入れなかった。 のちのアソーカ・タノの冤罪事件やジェダイの顛末を振り返ると、その改革は必要なものだったのだが…… また、ジェダイ候補生時代の友人だったロリアン・ノッドに裏切られるという目にもあっている。 詳細はロリアンの項目に譲るが、この件でドゥークーは「友人といっても、心から信じるべき存在ではない」という思いに到ったという。 もっともこのロリアンの設定はレジェンズ分類のもので、現在、正史扱いではない(ロリアンの設定は再編の上サイフォ=ディアスに統合されている)。 ◆分離主義運動の開始 「先ほどから申し上げているように、皆さんの支持があれば一万を超す星が、われわれの陣営に先を争ってなだれ込む」 やがて、自分の改革意識を受け入れない評議会や、腐敗堕落する一方の銀河共和国・元老院に失望したドゥークーは、七十歳にしてついにジェダイ騎士団を去ってしまう。 これにより、ジェダイ騎士団を自らの意志で立ち去ったジェダイは二十人となった。「失われた二十人」と呼ばれ、ドゥークーはそのなかでももっとも偉大でもっとも痛手だったと評されている。 ちなみに、この離脱の時期についてはEP1と同じ32BBYの出来事であるため「エピソードⅠの少し前」と「エピソードⅠでクワイ=ガンが戦死したあと」という二つの説があったが、スピンオフ『Tales Of The Jedi』にてドゥークーの離脱は「クワイ=ガンの戦死直後」であったことが確定した。さらに言えばクワイ=ガンの葬儀が行われる直前であり、EP1と同時進行の出来事であった。 それからのドゥークーは故郷の惑星セレノーに戻り、実家の伯爵の座と莫大な資産を手にした(*5)。 しかしただでさえジェダイ評議会の固陋さや銀河共和国の腐敗に反発していたドゥークーは、いまさら辺境の資産家としておとなしくするつもりなぞなかった。そんなつもりがあったならジェダイ聖堂の奥で隠居していただろう。 ジェダイ騎士団の離脱から八年後、セレノーの支配者となった「ドゥークー伯爵」は突如、銀河共和国の放送をジャックし、共和国の腐敗・堕落を糾弾したうえで、銀河共和国からの離脱と独立を訴えた。 この「分離主義運動」は、ドゥークーの名声や資産、思慮深さもさりながら、現実に共和国の不正・腐敗・硬直化に苦しめられて悩んでいた多くのひとびとの心を打ち、大量の星系や組織が加盟。 また、ドゥークーの組織に加盟しないながらも、共和国からも独立するという中立主義者も増えた。 いずれにしても、ドゥークーは銀河共和国の正義・正当性に対して正面から異議を突きつけた。 そして、それに賛同する多くの人々がいたのが、紛れもない事実である。 ◆暗躍 「共和国の背信行為を、主はお許しにならん」 ところが、銀河のひとびとが知らない事実があった。 ドゥークーは、ジェダイから離脱する前よりシスの暗黒卿ダース・シディアスの接触を受けていたのである。 シディアスはジェダイに幻滅しきっていたドゥークーに目を付けて勧誘し、ドゥークーはそれに賛同したのである。 なお、シディアスは既に弟子としてダース・モールがいたにも関わらずドゥークーに接触しており、「二人の掟」に忠実な彼の思想を鑑みると、当初はシス・アプレンティス(弟子)ではなくあくまで手駒の一つとして、ジェダイ内部に潜ませたスパイを手に入れるのが目的だった可能性が浮上する。 プレイガス「シス二人だけで銀河支配は無理だって」 そんな中でモールとクワイ=ガンが同時に斃れた結果、愛弟子を失いジェダイへの絶望を決定的なものにしたドゥークーは空席となったシスの弟子の座に収まることとなり、これにより彼はシディアスから「ダース・ティラナス」の名前を戴いた。 時にドゥークーはジェダイに在籍したまま暗躍する裏切り行為に葛藤することもあったが、シディアスは「より大きな善に忠実なだけ」と丸め込んでいた。 もしもの話にはなるが、ナブー危機でモールが討たれなかった場合どうするつもりだったのかはシディアスのみぞ知るところである。 ドゥークーが行なった上述の「分離主義運動」も、基本的にはシディアスの策謀である。 一方、分離主義運動における演説は、清廉で高名なジェダイマスターとして共和国の表も裏も知り尽くしたドゥークーだからこそ為しえたことであり、また長いジェダイとしての知見も具えたドゥークーは、確かにシディアスにとってはこのうえないパートナーであった。 ただ一点、未来を託せないという点だけを除いては。 また、シディアスは来たる銀河共和国の崩壊と再編のために、戦争を起こさせる準備を考えていた。 攻め込む側の用意は、もちろんドゥークーの分離主義運動である。 守る側の用意とは、銀河共和国の軍備である。かつ、来たるジェダイ絶滅も考慮に入れて、シディアスはクローントルーパー計画を利用することを考えていた。 そもそもクローントルーパー計画は、ドゥークー、クワイ=ガンとともにジェダイ評議会にて改革を主張していたジェダイマスター、サイフォ=ディアスが独自に温めていた計画だった。 サイフォ=ディアスはナブー危機の少し前、独断でクローン技術で知られる惑星カミーノに依頼し、クローン兵による軍団の製作を依頼していた。 正確には、当時EP1直前までサイフォ=ディアスは評議会の一員として、軍の必要性を訴えていたのだが、ヨーダやメイスを始めとする当時の評議会はこれを却下し、サイフォ=ディアスを除名してしまう。それでサイフォ=ディアスは見切りをつけて、独自に動いたという。 (なおこの点については、オビ=ワンものちに「評議会は間違った判断をしたわけですね」と評している) ドゥークーはシディアスの指示を受け、かつての盟友だったサイフォ=ディアスを暗殺。 彼の死後に「サイフォ=ディアス」の名でカミーノに顔を出し、クローントルーパーの製作を正式に依頼。 さらに共和国やジェダイ聖堂の資料室に細工し、惑星カミーノの記録を完全に消去してしまった。 同時に「ティラナス」名義で、凄腕の賞金稼ぎとして名を馳せていたマンダロリアンの戦士ジャンゴ・フェットを雇い、彼の遺伝子をクローントルーパーのモデルとした(*6)。 なお、ジャンゴとカミーノ側への認識のすり合わせのためか、近い時期にはカミーノ側に対しても「ティラナス」名義で連絡を取るようになったようだ。 そしてクローンにシディアスの対ジェダイ用計画、「オーダー66」を仕込むことにも成功する。 なお、この過程でカミーノの首脳部は「ティラナス卿」「オーダー66」の正体については相当知らされていたらしい。 ちなみに、ドゥークーの離反・ナブー危機・サイフォ=ディアス暗殺・フェット抜擢・クローントルーパーの用意・カミーノ隠蔽工作などは全部一年以内に起きたことである。 『Tales Of The Jedi』での描写から時系列を整理すると、 サイフォ=ディアスを始末・クローントルーパー計画開始 ↓ ナブー危機発生 ↓ カミーノ隠蔽 ↓ クワイ=ガン戦死 ↓ ドゥークー離反(シス襲名) ↓ フェット抜擢 …となる。 移動した惑星だけでもセレノー・オバ=ダイア・ボグデンの月・カミーノ・コルサントを駆けまわったわけで(*7)、この老人活発すぎるだろう…… こうして、ドゥークーはジェダイを去ってからふたたび表舞台に立つまでの八年間、かつて所属しながらも離反した共和国の転覆のため、多くの手を打っていた。 そしてジェダイ騎士団はヨーダ、メイス・ウィンドウを初めとして、だれひとりとしてこの動きに気づけなかったのである。 ◆ジオノーシスの戦い ドゥークーは分離主義運動のため、より多くの星系や組織に参加を促していた。 このころには分離主義は単なる運動の域を超え、軍事的にも直接決起するようになっていた。 その軍隊創設のため、ドゥークーは巨大な財力を持つ銀河の組織にも召集をかけた。コマースギルド、テクノユニオン、銀行グループ、企業同盟、そして通商連合などに。 そのなかでも最大級の財力と軍事力を持つ通商連合の総督ヌート・ガンレイは、恨みのあるパドメ・アミダラ議員の暗殺を参加の条件として突きつけた。 ドゥークーはジャンゴ・フェットにそれを命じたのだが、暗殺は失敗したばかりか、それをきっかけとしてオビ=ワン・ケノービに惑星カミーノや惑星ジオノーシスに踏み込まれてしまう。 (といっても、ダース・ティラナスの計画としてはクローントルーパーなどはそろそろ気づいてもらわなければ困るくらいだったのだが) 幸い、オビ=ワンはまもなくドロイディカの小隊に捕えられ、救援にやってきたパドメ、アナキン・スカイウォーカーも捕縛に成功。 ガンレイ総督もドゥークーの計画に参加することを表明し、彼の計画はすべてうまくいった。 ちなみに、ドゥークーはここで捕らえたオビ=ワンに向けて、 「元老院はすでにダース・シディアスに支配されている」「ナブー危機の黒幕もシディアスだった」と明かし、その上で「きみも仲間となってほしい。いっしょに、暗黒卿を倒そう!」と訴えている。 オビ=ワンには強い口調で断られてしまうが、当時としてはかなり際どい真実を伝えてまで勧誘しているあたり、ドゥークーは孫弟子でもあるオビ=ワンのことがよほど気に入っていたらしい。断られた直後は悄然としていた。 捕らわれたオビ=ワンたち三人には(もちろんガンレイの意向もあって)ジオノーシスのアリーナで猛獣に処刑させることとなった。 猛獣たちが劣勢となるとドロイディカの中隊が投入されたが、その処刑の舞台にメイス・ウィンドゥ率いるジェダイの救援部隊二百人が飛び込んできた。 ジオノーシスのアリーナに、かつてない数の光刃が煌めいた。 が…… 「パーティは終わりだ!」 「勇気は買うがね。愚かすぎるな、友よ。多勢に無勢だ」 このドゥークーの言葉通り、ジェダイは個々の能力では圧倒的だったものの、バトルドロイドの圧倒的な物量には叶わず大敗を喫してしまう。 二十人ほどに減り、しかも完全に包囲されたジェダイに対して、ドゥークーはバトルドロイドの動きを止めた。 「マスター・ウィンドゥ! きみらは勇敢だった。ジェダイの歴史に残る見事な戦いを見せてくれた!! だが……それも終わりだ。降伏しろ。命だけは、助けよう」 しかしこの勧告もメイスに拒絶されてしまう。 「では……残念だが友よ……」 哀しげな表情を見せながらも、ドゥークーはバトルドロイドに攻撃指令を出そうとした。 だが、そこにヨーダの率いるクローントルーパー二十万が乱入し、形勢は一気に逆転してしまう。 ダース・ティラナスとしてはあくまで「計画のうち」だったが、ドゥークー伯爵としてはガンレイたちとともに共和国の大軍団に驚いてみせた。 そして、ガンレイの総攻撃の意見も却下して退却を指示。 なお、このときドゥークーはジオノーシスの大公ポグル・ザ・レッサーから「究極兵器」の設計図を預かっている。 《あの設計図を見られたら我々はおしまいだ》 「では、設計図はわたしがコルサントに。主にお預けすれば、安全だ」 やがてガンレイら主要幹部が去ったあと、ドゥークーも自分用の船のデッキへと移動した。 そこにオビ=ワンとアナキンのコンビに追いつかれる。 オビ=ワンの制止を無視して一人で突撃してきたアナキンに対し、ドゥークーは当時だれも見たことのなかったフォースライトニングを放ちあっけなく倒してしまう。 「わたしの力は君等を遥かに凌いでおる。去れ。死にたいか」 「……試してみるさ……!」 続けてドゥークーは赤い光刃のライトセーバーを起動。慎重に戦おうとするオビ=ワンに八十歳の老人とは思えない剣術の冴えを見せる。 処刑場からの疲労もあって全力で力んでも防御が精一杯なオビ=ワンに対し、ドゥークーは湾曲した柄からのスナップを発揮。オビ=ワンの左腕左足を軽く打ち付けダウンさせてしまった。 倒れた孫弟子にとどめを刺そうとしたところに、フォースライトニングのダメージから立ち直ったアナキンに割って入られるが、 「勇敢な子だ。だがなにも学んでない……!」 「覚えが悪いんだ……!」 オビ=ワンのセーバーも受け取り二刀流で激しく斬りつけるアナキンに対して、ドゥークーは一刀流の剣術で正面から切り結ぶ。 一瞬の内に左のライトセーバーを破壊し、しばらく一刀同士で打ち合ったのち、アナキンの体が開いた隙を衝いて右腕を切断(*8)し、すかさずフォースで吹っ飛ばして失神させる。 しかし、一流のジェダイを二人立て続けに撃破した老シスもさすがに疲労は隠せず、溜め息を吐くのだが…… 「マスター・ヨーダ!」 「ドゥークー伯爵」 ついにヨーダまでが戦場に到着し、グランドマスターとの一騎討ちになってしまう。 当初はフォースの念力や稲妻で戦おうとしたものの、決定打にはなりえない。 「まだまだ学ぶべきことは多い」 「……どうやらフォースの戦いでは決着がつきそうにありませんな、マスター。ライトセーバーで勝負を付けましょう」 ふたたび赤い光刃を起動したドゥークーと、数十年ぶりに緑色の光刃を起動させたヨーダがぶつかりあう。 「破壊の渦」とまで呼ばれるアクロバティックな猛攻をかけるヨーダだったが、ドゥークーも先刻よりもさらに激しくなった剣術で互角に渡り合ってみせた。 「腕を上げたのう、かつてのパダワンよ」 「まだまだ小手調べ……!」 ところが、ここでドゥークーは不意にフォースでクレーンを破壊し、倒れたままのオビ=ワン達に向けて倒した。 ヨーダはオビ=ワンたちを助けるために全力を使って落ちてくる重機を止め、ドゥークーはそのあいだに愛用の宇宙船に乗り込んでジオノーシスを脱出してしまう。 その後、ドゥークーは単身ひそかにコルサントに降り立つと、黒い布を来た老人――ダース・シディアスに、すべての計画が成功したと伝えるのだった。 「よい知らせです。戦争です」 ◆クローン大戦・コルサント攻撃 クローン大戦のさなかは分離主義勢力、改め独立星系連合の指導者として活躍した。 共和国への攻撃を担うグリーヴァス将軍、バトルドロイドなど軍備を供給するヌート・ガンレイ総督、シスの道を学びたいと願う内弟子アサージ・ヴェントレス、銀河再編の情熱に燃える元ジェダイソーラ・バルク、二千年を生きる超生物の賞金稼ぎダージらを従えつつ、銀河共和国や暗黒街の親玉たちと互角に渡り合った。 独立星系連合も決して一枚岩ではなく、分離主義よりも己の利権のために争っている連中も多かったが、ドゥークーは彼らの態度をときになだめ、またさまざまな星や組織に連絡を取って粘り強く説得し、結果として多くの星系を味方に付けていた。 やがて戦争は大詰めを迎えていくが、ここでダース・シディアスはドゥークーに「パルパティーン最高議長を誘拐させる」という計画を命じた。 シディアスは「自分を餌としてアナキンとオビ=ワンをおびき寄せ、ドゥークーが二人を撃破し、アナキンは生け捕りにする」と説明していたらしい。 果たしてグリーヴァスは首尾よくパルパティーンを拉致し、旗艦プロヴィデンス級「インヴィジブルハンド」に運び込む。 やや遅れてオビ=ワンとアナキンも到着。ドゥークーも姿を現し、彼らとの戦いに臨んだ。 「この日を楽しみにしていた……!」 「このまえより僕の力は倍に増えていると知れ!」 「けっこう! 高慢の鼻を、へし折ってくれよう!」(*9) 前回の反省もあって、今度は完璧な連携で攻め立てるジェダイ二人だったが、百戦錬磨のドゥークーもライトセーバーの湾曲した柄を握って互角以上に渡り合う。 特にここで見せた剣術とフォース念力のコンビネーションは見事そのもので、正面のオビ=ワンをフォースの念力で持ち上げながら後ろのアナキンを蹴り飛ばし、そのまま念力でオビ=ワンを投げ飛ばすという驚異的な反撃を見せてオビ=ワンを破り、ついにアナキンとの一騎討ちに持ち込む。 そのまま優勢を保ち各個撃破の形で打ち破らん勢いだった。 「心に……恐れを感じるぞスカイウォーカー。せっかくの怒りも、憎しみも……利用しておらぬ!」 ところが、その言葉で逆上して怒りと憎しみのままに暗黒面のフォースを発揮したアナキンがすさまじい猛攻を展開。 彼の得意とするフォームⅤ「シエン」の、真髄というべき力強さと重さにドゥークーの剣の軸がブレた一瞬、アナキンのセーバーが急速に回転して、ドゥークーの両手首を切り落としてしまった。 それは、まさにドゥークーが本来得意とした技のはずだった。 敗北し、驚愕したドゥークーの膝が崩れ落ちる。アナキンは宙を舞ったドゥークーのセーバーを左手に握って、青と赤の二本の光刃をドゥークーの喉元に突きつけた―― 「いいぞアナキン! 見事だ!」 パルパティーンが喜びの声を上げた。――ダース・ティラナスの師匠である男が、笑いながら言い渡した。 「殺せ」 ――痛みに震えていたドゥークーの顔が凍りついた。 「殺るのだ」 目を見開いたドゥークーが、年下の師父の顔と、光明面と暗黒面の境目で困惑する若いジェダイの顔を交互に見つめた。 この時ドゥークーは全てを理解した。この計画の本質は、アナキン・スカイウォーカーに「フォースの暗黒面の強さ」を実感させ体に理解させるだけでなく、「無辜の殺人」「冷静な殺人」を行わせることでジェダイの道を外れさせ、シスに転向させる切っ掛けとする事だったのだ。 かつて彼がシスに転向するにあたって殺したサイフォ=ディアスの立場に、いまドゥークーは立たされていたのだ。 「殺れ」 真実を理解したドゥークーは、両目をかっと見開いたまま、暗黒面の意識に苦悶するアナキン――自分の後任となるシス卿――がライトセーバーの光刃を交差させるのを最期まで見届けていた。 ドゥークー伯爵、ダース・ティラナスの首が落ち、アナキンはダース・ヴェイダーへの道をまた一歩進むこととなった。 ◆死後 「ドゥークー伯爵もいない今、お前に安全と言われても信用できぬ!」 「調子に乗るな総督。その細首ねじ切られたいのか!?」 ドゥークーの死により、独立星系連合の指導者の地位はグリーヴァス将軍に引き継がれ、また彼の死後はヌート・ガンレイに引き継がれることとなる。 しかし、元々思惑の異なる者同士が集まった烏合の集団に過ぎない独立星系連合は、まとめ役を失ったことで著しく弱体化し、最後は銀河帝国皇帝となったパルパティーン/ダース・シディアスが送り込んだダース・ヴェイダーにより壊滅させられることとなる。 一方、ドゥークーの死の直後からパルパティーンはこれまでの優しげな表情をかなぐり捨て、目玉を見開きシスとしての顔を本格的に見せるようになっていく。 アナキンもまた、無力化して抵抗もできないドゥークーを、自分の意志で理性的に殺害したことが精神的なショックとなり、いよいよジェダイの道を外れてシスの精神へと近づいていくこととなった。 そして、ドゥークーの死から二十年余りの歳月が経った後。 「弱くなった古い弟子を贄として、より強い新しい弟子を迎え入れる」という劇は、もう一度繰り返されようとしていたのだが…… 【各媒体】 ◆CGアニメ「Tales Of The Jedi」 主要人物の一人として、全6話中3話に渡ってジェダイ時代のドゥークーが掘り下げられる。 第2話 ドゥークーが髭を生やしておらずクワイ=ガンもまだ若かった時期が描かれたが、この時期から既に腐敗を徹底的に追及する姿勢が描かれていた。 圧政を敷く共和国議員をフォース・チョークで制裁しようし、止めようとしたクワイ=ガンをも跳ね飛ばすなど、正義感が高じた強行的過ぎる姿が描かれたが、クワイ=ガンの咄嗟の策により未遂に終わる。 しかしその場を収めたクワイ=ガンを「自分より賢い証」だと称賛するなど、過激な面を見せつつも良い師匠をやっており、後の時代のあの師弟を想起させる。 第3話 別の時期には、メイス・ウィンドゥと共同でジェダイの死亡事件を追ったこともある。 報告に不審な点を見つけたドゥークーはメイスを連れて追加調査に向かい、事の真相を暴いてみせたが、隠滅を図ろうと襲撃を受けてそれに応戦した結果、正当防衛とはいえ死者を出してしまい、メイスにそれを咎められる一幕も見られた。 その後メイスは評議会に抜擢されるが、それを見送るドゥークーの目は穏やかなものではなかった。 第4話 先述の通りEP1の裏での暗躍も断片的にだが描かれた。 シディアスの接触を受け、内通者としてジェダイの立場のままサイフォ=ディアスの始末やクローンの発注などを進め、ナブー危機の裏でカミーノのデータを削除していた。 そこへ愛弟子クワイ=ガンがナブーから帰還し、タトゥイーンでシス卿らしき者に襲われたと評議会に報告したという話を受ける。 ドゥークーは報告を終えてマスター・ヤドルと共に歩いていたクワイ=ガンを見つけ、愛弟子と束の間の言葉を交わす。 しかしその後クワイ=ガンは戦死。 評議員達が葬儀のためコルサントを発つなか聖堂に残っていたドゥークーは、以前から彼を気にかけていたヤドルにクワイ=ガンとの思い出やそれを失った苦しみを吐露し、クワイ=ガンの忠告を受け入れなかったジェダイを糾弾した。 それでも収まらずシディアスの元にも向かい、いずれは強い味方になったかもしれないクワイ=ガンを何故モールに殺させたのかと非難した。 しかしそこへドゥークーを尾行していたヤドルが現れる。 これまでの過ちは消せないが今ここで共にシスの企みを暴けば真に正しいことができると説得するヤドルと、ヤドルが現れたことでドゥークーの裏切りを疑う(という体で裏切れないよう誘導した)シディアスの間で板挟みになったドゥークーは、ジェダイを裏切ってヤドルを始末しシディアスに潔白を示すことを選んでしまった。 片やジェダイ最高峰の騎士、片やグランドマスター・ヨーダの同族にしてそれに次ぐ古参。ドゥークーとヤドルは激闘を繰り広げ、そうする間もヤドルはクワイ=ガンの戦死は忠告を聞き入れなかった評議会に原因があり、その過ちを認めて自分は評議会から降りたことを明かすなど、懸命にドゥークーの説得を続けた。 ヤドルの実力であれば諦めてその場を離脱しシスの企みを全て明るみに出すこともできたが、何としてもドゥークーを救おうという慈悲が仇となる形でドゥークーに追い詰められ、彼が作動させたシャッターに押し潰されてしまう。 しかしヤドルはフォースでシャッターを押し返して立ち上がった。自分を殺せばドゥークーが後戻りできなくなると分かっていた。その様はシディアスをも怯ませるものであった。 ヤドルは最後の力を振り絞りドゥークーに後戻りできる道を示そうとしたが……そこで力を使い果たした。 シャッターが再び閉じた暗闇の中ドゥークーは動けなくなったヤドルを見下ろし、せめて安らぎを与えようととどめを刺した。 無抵抗の相手を殺害し、この時ドゥークーはダース・ティラナスとなったのである。 その後執り行われたクワイ=ガンの葬儀にドゥークーとヤドルが姿を見せなかったのはEP1で描かれた通り。なおパルパティーンは大急ぎで出席した模様 ◆CGアニメ「クローンウォーズ」 「ジェダイの護衛団全員を相手にするのはちと苦労だが……彼らも去った今! ……そなたひとりを打ち負かすことなどいと易い……!!」 出番は少なめだが、そのぶん活躍は冴える。 こちらでは、自分の資産を出来るだけ運ぶためだけに撤退命令に背いて残り続けるテクノユニオンの監督ワット・タンバーに対してギリギリまで諫める様子が描かれており、司令ドロイドが見限り爆撃に巻き込むことになっても残念そうな様子を見せている。 アサージに対しても、失敗したことを咎めるシディアスに対して彼女のために弁護するなど、やっぱり面倒見がいい。 とはいえ弟子の前では厳しい師匠の姿を貫き失敗したことへの罰や叱責は辞さない。 アサージ曰く相当なスパルタであったらしく、失敗が続いたグリーヴァスには不甲斐なさを咎めて、グリーヴァスお気に入りのアジトにジェダイをわざわざ誘き寄せる回(グリーヴァスの方もこれには「ジェダイを倒せというのに、貴方はドロイドしかくれない」と怒った)もあり、甘いだけではない。 もっとも、締めるべきところは締めて緩めるところは緩める指導方法は見事であり、良くも悪くも癖の強い二人もドゥークーには一目も二目も置いていた。 指導が厳しいというのも、どんな分野であれ「一流」を目指すのならば、人生観が覆るほどの激しい修業は必須だろう。半端に「配慮」するような生温い稽古では「そこそこ」までしか育たず、真の使い手は決して生まれないのだ。 そして、真のシスを目指すアサージにとっては、厳しい修業であってこそやりがいがあり、伸びたと思われる。 そもそもシスの修行自体が、相応に厳しいもののはずなのだから(*10)。 ただ、展開が共和国サイドに重点を置いていたため、敵側の最高指導者ドゥークーが出てくることは少なく、ほとんどは冒頭の説明シーンかホログラム越しだったりもする。 例えば、プレ・ヴィズラのエピソードでは終始ホログラムか名前のみで、本人が出てきたことがない。 中盤、腕を上げたアサージが、シディアスにとって容認できない脅威と映ったため排除を命じられた時には、懸命にシディアスを諫めようとまでした。師に対して色を成して反論する彼の姿は意外でさえある。 「そなたの弟子・・・少々力をつけすぎたようだ。」 「恐れ入ります、いまや欠かせぬ存在に……」 「それが問題じゃ。」 「マスター…!!」 「黙れ! 日ごとに力が増すのを感じる。まさかと思うが我を滅ぼさんが為、鍛えておるのではあるまいな?」 「滅相もない。我が従う主はマスターのみ。」 「ならば忠誠の証としてあの女を消せ!」 「あれは誰よりも信頼……!!!」 「聞こえぬか!!! "消せ"と言っておる!!!」 「仰せのままにマスター……」 普段超然としたシディアスが怒鳴りつけてまで命令したため、ついには屈することになったが、それもかなり忸怩たる様子であり、敵対関係となって表向きは冷徹一辺倒の態度を取りながらも、ところどころで辛そうな様子や悲しげに眉根を寄せる姿を見せている。 この件はよっぽどドゥークーに影を落としたらしく、のちに新たな弟子としたサヴァージ・オプレスにはシディアスに対する謀反まで打ち明けていた。 アサージを切り捨てさせられる前はそこまで考えていなかったはずである。もしそうなら、アサージを手放すことはせず、因果を含めて死を偽装させたはずだからだ。 ドゥークーにとってアサージを奪われたことは、シディアスへの忠誠心さえ揺らぐものであったのだ。 なお本作では、サヴァージに対してフォースの稽古をつけている様子が描かれている。「大戦」におけるグリーヴァスへの稽古と同様、厳しくも的確なものだった。 「生け捕りにしろ」と命じた相手をサヴァージが殺して連れて帰った時には「この愚か者の野獣がッ!!!」と見たことないぐらいの剣幕で怒ったが、それはそうだろう。 彼はアサージによるドゥークー暗殺の伏兵だったのだが、彼らを派遣したマザー・タルジンはアサージ本人の「準備不足」という意見も抑えて計画を急がせた。長くドゥークーの下に置いておくと、サヴァージが完全にドゥークーに心服することを警戒していたようだ。 本物のシスとしての実力の高さは相変わらずであり、アサージはどれだけ強力な戦力が一緒でも返り討ちに遭い続けた。 ダソミア討伐ではマザー・タルジンの呪術によって激しい苦痛に悶絶しながらもグリーヴァスに指示を出し、耐えきって見せた。 「緑の霧を追え」と命じているが、その霧は通信では見れていないはず(*11)なので、あれだけ苦しみながらフォースでの探知をしたようである。 何度かアナキンとも交戦しているが、毎回実力と実戦経験の差を見せつけて圧倒している。 シーズン1の12話「グンガンの将軍」にて、ひょんな経緯で宇宙海賊ホンドー・オナカーにアナキン・オビ=ワンと共に捕まった際は、アナキンからジョークで「おじいちゃん」扱いされて少し憤慨していた。確かに曾孫弟子だけど 「異様に縦長な頭部」「異様に険しい顔つき」と、クリストファー・リーの顔が全然再現されていないデザインなのも特徴的。 ◆小説『ターキン』 「私は見識のある指導者に統治された銀河の実現を決意しているのだ。普遍的に適用される法がある世界――コア・ワールドだけでなく、アウター・リムまでも守る法でね」 EP3の五年後を舞台とした正史扱いの小説『ターキン』では、本編時間軸より過去の人物ながらも回想の形で登場。 時系列は、ドゥークーがジェダイ騎士団から離反して八年後、伯爵となって分離主義運動を始めていたが、まだジオノーシスの決戦には至っていなかった時期。 ウィルハフ・ターキンが支配していた惑星エリアドゥを独立星系連合に参加するよう説得していたが、ターキンには最後まで拒まれてしまう。 しかしドゥークーはなぜか「最後の最後にきみと私は、同じ屋根の下にいるような気がする」とターキンに親近感を抱いており、やがて戦争になっても出来る限り彼の故郷に戦火が及ばないように手配することを約束していた。 また上記のセリフで仄めかしているが、シディアスの持つ銀河帝国の企画を、ドゥークーもちゃんと理解していた模様。 ◆カートゥーンアニメ「クローン大戦」 非正史(レジェンズ)枠となってしまったが、クローン大戦を描いたカートゥーンアニメ『クローン大戦』にて、出番こそ少ないものの要所要所で登場。 アサージ・ヴェントレスを抜擢し、グリーヴァス将軍に剣術の稽古を付けるなどの内向きの統率をする様子や、もとジェダイの知識を活かして、ライトセーバーのクリスタルを採掘する寺院を襲撃させるなどの様子が描かれている。 特に、アサージに対しては圧倒的な実力を見せて軍門に下す、グリーヴァスにはライトセーバーの指導で圧倒するなどしており、当時の敵側戦力としては間違いなくシディアスに次ぐ地位にあった(アサージには二連続で勝利し、彼女をして「負けた。殺すがいい」とまで言わせている)。 なお、本作はいちおうレジェンズ枠に入っているが、CG版「クローン・ウォーズ」とは矛盾しない内容となっており、グリーヴァスの稽古は映画本編でも触れられているので、参考にはなる。 ◆小説版『EP3』 (わたしは人間の帝国に仕えるのだ。そう、わたしはわたしだけに出来るやり方で仕える。そうするために生を得たのだから) いまは非正史(レジェンズ)枠となった小説版ではキャラが大きく異なる。 貴族としての出自と、フォースセンシティブの雄たるジェダイとしての立場の両方を自分の優越性の証とみなす、エリート思考や選民思想をひどくこじらせた人物である。 上記の貴族主義が転じて差別的な人間至上主義者とされ、グリーヴァスやガンレイたち非人間種族を心の底から軽蔑して「人間の帝国」を希求する、シディアスやモール、グリーヴァスとは違うベクトルで歪んでいる人物とされている。 端的に言えば、「思い上がりの強いエゴ老人」という扱い。 また実際に高い実力も備わっているので、一概に老害と言いきれないのもタチが悪い。 また、パダワン時代に経験した苦い出来事から「人は絶対に裏切る」「最初から他人を信用しなければ喪失の苦しみを味わわずに済む」と言う人間不信に近い心情も持っており、弟子であったクワイ=ガンにも事あるごとに「友情に対する警戒」を口酸っぱく説いていた。(当のクワイ=ガンがどう感じたかは不明だが、剣やフォースの腕はともかく、少なくとも人間不信の点は受け継がなかったようである。) 正史扱いの作品においては、かつての善性を捨てきれず、要所要所で人の好さが見え隠れする人物として描かれていたが、小説作品においては少なくともシスとなって以降はどこまでも利己的かつ冷徹。 その絶対的な実力と深謀遠慮ゆえに崇拝しているパルパティーンと、もと師匠として一目置くヨーダ(もっとも、「お前もこちら側に付けば良いのに」と言う侮蔑と哀れみ混じりの感情ではあるが)、既存のジェダイに対する反抗心や疑問と言う点で(愛情への理解という点で大きな隔たりがあるが)愛着を抱く弟子のクワイ=ガンを除けば、ほとんどの存在を拒絶し軽視している。 上記の価値観ゆえに、相対する敵に対しても貴族としての優美さや格式を求めるため、オビ=ワンのように礼節を備えたジェダイを好ましく思う反面、アナキンやモールが示すような未熟さや無鉄砲さを粗野と見なす。 アナキンの潜在能力の高さは認めてはいるものの、こういう評価基準ゆえに、どちらかと言えば彼のことを檻の中の獰猛な獣として嫌悪している。 ジェダイのことを単に嫌悪するでもなく、ある種の理想像を偏執的に求めているともいえる。 グリーヴァスを直々に指導したのも 「穢れた戦争という行為の実行を穢れた生物へと押し付ける上で、効率的に事を為すため」 「(自身の格たる貴族の証とも言える)ジェダイの象徴ライトセーバーを扱わせる上で、無様な剣士など見るに堪えない」 といった具合に、あくまで自分の面子と都合の為に体裁を整えた。という趣旨の行動である。 また、コルサント襲撃作戦については 『パルパティーンを餌としてアナキンとオビ=ワンをおびき寄せ、ドゥークーは適度に手加減してまともな勝負が成立している演技をしつつ、アナキンの敵愾心や闘争心を煽る。 そうして頃合いを見て、ドゥークーが本気を出してオビ=ワンをあっさり殺す。 そうすれば、アナキンは怒りと闘争心に任せてフォースの暗黒面の力を使うだろうから、そこでパルパティーン=シディアスが正体を明かしてアナキンをなだめ、彼をドゥークーに代わる弟子とする。 ドゥークーは年齢的にも体力的にも限界があるので、共和国の捕虜となるという体面で舞台を降りる。 その際、完璧な英雄となったアナキンに、ドゥークーへの理解を示しつつ彼を擁護させ、同時にジェダイの瑕疵を批判させてパルパティーンの支配を絶対的なものにする為の舵切りをさせる。 そうして人間による帝国が生まれた後、愚民の制圧はアナキンに押し付けて彼を働かせつつ、自分は帝国の重鎮としてのポストを皇帝パルパティーンに用意して貰って、悠々自適な余生を過ごす』 という計画だったとされる。 小説においてはドゥークーの出番はアニメ「クローンウォーズ」より遥かに控え目だったこともあって、今よりもさらに突出した存在として扱われていた。 そのこともあり、ドゥークーの自分の力量への自信はより強固。 EPⅢにおいては 「アナキンとオビ=ワンの相手なぞ赤子の手をひねるも同然。メイス・ウィンドゥがいて三対一にでもなれば、まあまともな勝負になるだろう」 と予測するほど。 ドゥークー自身はジェダイ有数の達人であるが、しょせんは自身が見下していた他の勢力やジェダイ達と同じく、従来の価値観が固着した頑迷なまでの過信でしかなかった。 実際ドゥークーも、戦闘が始まるやすぐさま二人の真の実力に気付き、見識を改め、善戦するものの内心焦燥に駆られる羽目になった。 全体的に、小説版EPⅢでは、「既に80歳を迎え、理想をひたすら追い求める人生に疲れてきた」「パルパティーンに対して、畏怖以上に絶対的な信頼を寄せている」点を強調されている。 屈強な戦士よりも貴族としての礼節を重んじ、過大なほどの自尊心や独善的な理想に縛られた人物として描写されており、映画本編や正史を描いた後発の作品とは方向性が大きく異なる。 ただし実力自体はやはりシス卿にふさわしいものがあり、まずは本気の高速回し蹴りとフォースプッシュの追撃でオビ=ワンを撃破。 怒りをトリガーに完全に戦闘モードに入ったアナキンに対しても、圧倒されながらも彼の精神状態を正確に洞察。 「完全に戦闘モードに入れば、怒りに任せて何をしでかすかわからない自分」に対してアナキンが不安と恐怖を抱いていること、してそれが一種の自制心となっていることを読み取った。 そこでドゥークーは「貴様からは恐怖を感じるぞ。恐れ知れずの英雄などと呼ばれているようだが、それは偽りだ」とわざと指摘。アナキンが内心で「ドラゴン」と呼んでいた「自分への不安と恐怖」を思い起こさせて勢いを自制させることに成功し、再び優位に渡り合う。 しかしそこでシディアスが介入。「怒りを解き放て、利用するんだ!!」と応援し、アナキンを再び戦闘モードに戻し、その枷を解き放ってしまう。 ドゥークーはシディアスがアナキンの才能を解放したことに驚愕し、自分が利用されたことを悟り始める…… 一方、アナキンはこのドゥークー戦を通して「自分への不安と恐怖」を克服し、抑えていた自身の才能を引き出すようになる。 それこそがシディアスの狙うシス卿としての教育であったが、その「枷」を外したアナキンは暴走し、嬉々として殺戮を繰り返した挙句に道を踏み外し、愛する者たちを失って黒いサイボーグに成り果てる。 その段に至って、アナキンは生前にドゥークーが指摘した「ドラゴン」が自分にとって掛け替えのないものであったと悟る。 ドゥークーはアナキンを「激情に任せてフォースを行使することの天才だが、その時に何をしでかすか本人もわからず、恐怖している。その恐怖が彼をかろうじてジェダイに留めている」と分析した。それは実に正鵠を得たものであった。 ◆その他のレジェンズ作品 ただ、ゲーム「ジャンゴ・フェット」ではそこまで傲慢なキャラ付はされておらず、かつてジェダイ時代の愛弟子だったコマリ・ヴォサの暗殺依頼を出し、ジャンゴ・フェットが達成するのを見守る一方、 そのコマリがジャンゴに敗れたのを見届けるとわざわざ割って入るように自らの手で殺害し(*12)、と思えば死んだ彼女のまぶたを手ずから閉じさせ、さりげなく「優秀な弟子であった、ただ少し不安定であったが」とフォローするような言葉を残すなど、映画本編のような情愛を見せている。 「うむ……きみの攻撃は……意表を突く」 「わたしは老齢がもたらす益を一度ならず口にしたが、それには好ましくない点もある。老いたものは自分のやり方に心地よくおさまってしまう。しかし、きみは……きみはまだわたしを驚かせる。まだ思いがけないものを秘めている」 レジェンズ時代の小説作品でも、場合によっては彼の人間性が描かれる場合もあった。 特に小説「暗黒の会合」では出番や描写が多く、ジェダイの少年だったころの思い出が描かれたり、 戦死したジェダイの遺品を見て感傷にふけったり、うっかりこぼしたワインを誰のせいにもできず拭き続けたり、 独断専行の果てに計画を潰しかけたアサージに笑顔でブチ切れる一方、彼女の思わぬ発言から、自分の老いの弊害を再発見しつつアサージの才能を認めて処刑を取り下げたり、 ジェダイに手放した息子を今さら取り戻そうとする「母親」に、「人の子」として心の底から怒ったり、 アナキンが嫌いなのは同じ年頃の自分と似すぎるがゆえの同族嫌悪だと語ったり、ヨーダに一度でいいから感情を出してほしいと願ったりと、 闇も光もあるドゥークーのいろいろな顔が見える。 「そう。わたしを感じるがいい。わたしの裏切りを! あなたは長いことわたしを教え、育て、信じてきた。だがお気に入りだったわたしは、あなたの大切なジェダイを一人ずつ殺している。わたしを憎むがいい、ヨーダ! そうしたいはずだ!!」 【余談】 ◆演者との関係 演じたクリストファー・リーは、エピソードⅡ放映当時八十歳。エピソードⅢ放映当時は八十三歳になっていた。 これは奇しくもドゥークーの設定年齢と一致する。 加えて、クリストファー・リーはイギリス軍陸軍中佐の父親と、イタリア系名門貴族系の母親(祖先はなんとカール大帝にさかのぼる家系!)の血を引き、人格もあまりに紳士しすぎて新人は接し方に困ってしまう程の「名実共のエリート」である。 さらに剣術・馬術の達人であり、七か国語にも通じるという。 さまざまな経歴がドゥークーと似ており、ふたりはまさに「分身」のようなものだった。 また、クリストファー・リーは若い頃「ドラキュラ伯爵」で知られたが、そのライバル「ヴァン・ヘルシング博士」を演じたピーター・カッシングは、かつてエピソードⅣでデス・スター司令官・大総督ウィルハフ・ターキンを熱演している。 残念ながら共演する場面はないが、「Ⅱ」でドゥークーが将来ターキンの勤務するデス・スターの設計図を預かったりしているほか、 正史扱いのスピンオフ小説「ターキン」ではドゥークーとターキンが直接面会していた過去が描かれた。 クリストファー・リーは上記の通りドゥークー役としてすべての素質を具えていたが、高齢のためさすがに飛び跳ねるような殺陣はできず、スタントマンが殺陣を行ない、そこにリーの頭を合成して映像作品としている。 しかし本人だけのアップシーンの殺陣は自分がこなしていたらしく、その剣裁きはさすが大ベテランの迫力がある。 エピソードⅡにて、オビ=ワンとの剣劇のさなかに見せた極悪の笑みは、かつての『ドラキュラ伯爵』を筆頭として長年悪役を演じてきたクリストファー・リーの真骨頂といえる。 また、ドゥークーの剣劇を演じたスタントマンはカイル・ローリング氏。 他にもCGキャラに代用されるアクターを担当しており、ブルーバックやグリーンバック対応の服を着用して、 グリーヴァス将軍やマグナガード、対メイス・ウィンドゥ戦のシディアスらの殺陣を演じ、あとからそれぞれのキャラクターを合成している。 本人もジオノーシスのモブジェダイとして顔出しで出演。 ◆その他 名前の由来 演者のクリストファー・リーいわく「ドゥークー」という名前の由来は「日本語の『毒』」らしい。 また「ダース・ティラナス」は古代ギリシャの僭主を意味する「タイラント」に由来する模様。 年齢 ドゥークーの年齢だが、実は一番弟子のクワイ=ガンとはそんなに離れていない。 エピソードⅠの時点で、ドゥークーは七十歳、クワイ=ガンは六十近くで、年齢差は十歳ちょっとなのだ。 ドゥークーがクワイ=ガンをパダワンにしたのは二十代前半のころだったらしく、関係的にはオビ=ワンとアナキンのようなものだったのかも。 一方、師であるシディアスとは完全にドゥークーのほうが年上。年齢差はざっと十八歳。 時系列 シディアスの弟子になった時系列が微妙にわかりづらい。 一説には「ダース・モールの弟子時代からシディアスと接触していた」とも「クワイ=ガンの死をきっかけとして共和国を離れた(=「Ⅰ」当時はジェダイ騎士団にいた)」とも言われ、よく分からない。 非正史のスピンオフ小説「ダース・プレイガス」では後者の説が取られていたが、後年の「Tales Of The Jedi」ではEPⅠ当時既に内通者だったが、正式にシス卿になったのはクワイ=ガンの死後として両方の説が採用された。 ドゥークーの死亡シーン 当初は「貴族の誇りも捨てて命乞いをするが、殺される」という脚本だったらしい。小説版ではそちらが採用されている。 しかしクリストファー・リーが「それはドゥークーのキャラクターではない」として反対し、驚愕しつつも真実を悟り、死を受け入れるという展開に変わったという。 ライトセーバー フェンシングの様な剣技に合わせ、ドゥークーのライトセーバーは柄の湾曲した特徴的なものだが、アサージ・ヴェントレスも同じく曲がった柄のセーバーを用いている。 「クローン大戦」ではドゥークーが作って渡したものとされており、それ以前の彼女は通常の(柄の曲がっていない)ライトセーバー二本を使用していた。 二刀流 弟子の内、コマリ・ヴォサ、アサージ・ヴェントレス、グリーヴァスの三人が二刀流である。 ドゥークー自身も二刀流を修めており、最終的にカットされたが「EP2」ではヨーダとの戦闘でアナキンのライトセーバーを拾いつつ二刀流で戦うシーンが撮影された。 尤も、別に「二刀流が本気で一本は手加減プレイ」ということではなく、「普段は愛用のセーバー一本で戦った方が強いが、必要となれば二刀流も出来る」ということだろう。 わざわざアナキンのセーバーを拾ったことからすると、シディアスのように二本携帯しているわけではない様子。 アナキンの父説? 上記の通り、その最期は「ルークがヴェイダーを殺すことを拒否する場面」と対照になっており、 その対応関係から「実はアナキンの父なのでは?」という噂が広まったりしたが、今のところ公式からの発表はない。 じつはヴェイダーは旧三部作当時(翻訳的には「アナーキン・スカイウォーカー」だったころ)には「サイボーグになる前は政治的な理想主義者だった。しかし理想と現実のギャップに悩むうち、暗黒面に落ちた」と説明されていた(*13) ドゥークーは「高潔な理想主義者だったが、共和国や騎士団の現実に失望してシス卿に転向した」という設定であり、その意味では旧三部作当時のアナキンの継承者とも言えるかもしれない。 そう思うと「アナキンと似ているところがちらほらある」(*14)のも自然なことかもしれない。 「アニヲタWikiの友人も、支持を約束した。彼らの追記とあなたがたの修正が合体すれば、最高の項目が誕生する」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一番好きなキャラクターです。アサージ・ヴェントレスとサヴァージ・オプレスも近いうちに作成します。 -- 作成者 (2019-04-13 08 34 04) 詳細で面白い記事をありがとうございます。アサージ達の頁も待ってます! -- 名無しさん (2019-04-13 10 32 59) 作成乙です。とても詳細で素晴らしい項目です。小説版の部分にも多少触れていたりと細かな部分にも触れられていて凄く良く出来ています。スターウォーズ知識の深さが伺えます -- 名無しさん (2019-04-13 16 51 15) 海賊に捕まって孫弟子達とコントしてたのは笑った -- 名無しさん (2019-04-13 21 10 18) あのコント面白いよな -- 名無しさん (2019-04-13 22 44 54) ジェダイ時代の懸念が現実になってしまったという皮肉 -- 名無しさん (2019-04-13 23 35 20) シスに転向した後も、求めているものに大差はなかったのな -- 名無しさん (2019-04-14 20 33 10) ↑そもそもこの爺さん、普通のパターンの「ダークサイドに誘惑される→ジェダイに見切りをつける」じゃなくて「ジェダイに見切りをつける→ダークサイドに誘惑される」と順番が逆なんだよね -- 名無しさん (2019-04-15 09 30 29) 「クローン大戦」でアサージに渡したセイバーは「ジャンゴ・フェット」でコマリ・ヴォサが使っていた奴という設定じゃなかったっけ -- 名無しさん (2019-04-15 22 47 30) ↑ アサージの項目で書こうと思っていたんですが、ヴォサのセイバーとアサージのセイバーは全然形が違うんですよ。似ても似つかないというか。 -- 作成者 (2019-04-15 22 55 49) 仮に改革がうまくっても皇帝というラスボスがいる以上詰んでいる事実 -- 名無しさん (2019-04-16 20 27 42) 基本シディアスしか呼んでこないからサーガのシスの中だと一番「ダース・○○」のシス名で呼ばれないないよね、現実でも。映画だけだとティラナスって名が出たの1回くらいだっけ? -- 名無しさん (2019-04-16 22 40 03) ↑3 「クリスタルを流用した」みたいな可能性はあるけど少なくとも「そっくりそのまま」はありえないってわけか -- 名無しさん (2019-04-16 23 13 00) ジェダイ時代からマカシを鍛錬してたのは、何かを察していたのかな。いちいち先見性があるというか… -- 名無しさん (2019-05-02 23 48 40) ↑それもあるかもしれないけど、個人的にはマカシが美しく洗練されたフォームであると考えていたのではないかと思ってる。マカシのフォームは小説版やレジェンドの設定とかを見ると貴族とかが好みそうな突きを多用するフェンシングスタイルが多いし -- 名無しさん (2019-05-09 14 04 01) 80超えのじいさまが改革派の最右翼って面白い構図だな -- 名無しさん (2019-10-11 14 48 34) アナキン「評議会が認めてくれないし、パドメが男と不倫してる」ドゥークー「惨めになるのは分かるさ、でも男だろ現実を受け止めろ」 -- 名無しさん (2019-11-24 10 12 58) ジェダイもシスもこんな優秀な男を切り捨てたり捨て駒にしたりしなけりゃもっと盤石な布陣を築けたのに -- 名無しさん (2019-12-17 12 18 07) 光と闇の均衡という観点から見るとこの人がナンバー1なのかも。 -- 名無しさん (2019-12-26 19 40 46) 美しい記事だ。より伯爵が好きになった。 -- 名無しさん (2019-12-31 22 33 39) オーダー66などの数々や、最後にアナキンのシスルートへのきっかけなども考えると名前の由来の『毒』はまさに伯爵に相応しい名前でもありかつての経歴を考えるとめちゃ皮肉もきいてて最高ですね! -- 名無しさん (2020-01-10 15 17 01) SWの登場人物の中でも群を抜いて向上心が強いと思う。18歳もしたの人物に師事するとか普通できないだろうに -- 名無しさん (2020-01-27 13 00 22) シスはかっこいい悪役ばかりで素晴らしい -- 名無しさん (2020-02-05 11 43 49) ↑7 「きみが心得るべきは、彼女が他の男に見向きもできなくなるほど、立派な男になることじゃないかね? 他人を咎めるよりも、自分を磨かねばなるまい」 ぐらいは言いそう。 -- 名無しさん (2020-06-01 22 23 09) ↑2シスは師弟マンツーマンの制度があるおかげで人数が少なく、その分キャラを深く描写しやすいんだよね。変な話日本のサブカルでもよく見かける「少数精鋭の勇者集団と、数にものを言わせて威圧する悪の集団」の前者側に当たる構図にすらなりうる -- 名無しさん (2020-08-21 17 40 34) オb -- 名無しさん (2020-09-02 17 54 50) オビワンに勝ってアナキンに負けるというというよくわからん強さ。逆ならムスタファーの戦いの勝敗も納得できるんだが -- 名無しさん (2020-09-02 17 58 09) ↑とは言ってもジオノーシスではアナキンの腕を斬り飛ばして勝ってるし、コルサントではダークサイドのブースト分が凄かったのではないかな。あの時はえらい形相で斬りかかってたし。 -- 名無しさん (2020-09-02 18 17 05) ↑ あのシーンのヘイデン・クリステンセンの殺気に満ちた顔はすごかったな。ドゥークーの強さは、アナキンが暗黒面のパワーを完全に引き出してやっと越えられる領域で、しかしその暗黒面に振り切ったアナキンはオビ=ワンには全力で戦えない、と考えると割と絶妙な按配だと思うよ。 -- 名無しさん (2020-09-02 19 56 34) ↑ なんかジャンケンみたいだ -- 名無しさん (2020-09-02 20 25 23) ↑ムスタファーの戦いの項目で言われてる「アナキンにとってドゥークーはただの敵だから殺意全開で押せたけど、オビワンには感情的な未練もあるから全力を出せない」という説明は納得したな。戦いの練度としてドゥークー>オビワンなのも違和感はないし見事な三すくみ関係。 -- 名無しさん (2020-09-03 01 14 44) モール同様この人もシスに向いてないよな、てかジェダイにすら向いてないような気もする。終始茶色の服が中庸なのを象徴しているというか。腐敗著しい共和国、ジェダイと相いれないがかといってシスでもない存在、と個人的には思う -- 名無しさん (2020-09-03 21 57 41) ↑ 「闇も光も、ツールとして同格に使いこなすべし」という考えから言う、原初のシスに近いスタンスなんだろう。暗黒面にどっぷりのシディアス卿とはまた違うね。 -- 名無しさん (2020-09-17 22 31 51) クワイ=ガン→オビ=ワン→アナキン→アソーカ …愉快な師弟筋ですねえ、じいさま(めっちゃ渋い顔) -- 名無しさん (2020-11-10 19 25 03) 独立星系連合一の働き者、なのにシディアスからは「役立たずと思うのは一度や二度じゃない」と言われ、挙句アナキン勧誘の捨て駒。80越えの爺様が東奔西走した結果が首ちょんぱだからなぁ -- 名無しさん (2021-02-03 22 42 27) ↑ 当のシディアスがもっと忙しいからまぁ... -- 名無しさん (2021-02-05 16 02 24) ライトサイドの師がヨーダ。暗黒面の師がシディアスという、SW世界一豪華な系譜の結節点なんだよな -- 名無しさん (2021-02-05 20 51 34) 死亡シーンは小説版の命乞いより、演者であるクリストファー・リー氏の意見の方がドゥークーらしいと思う -- 名無しさん (2021-02-09 00 19 44) 剣技とフォースをバランスよく使って戦うよねこの人 -- 名無しさん (2021-10-29 21 37 29) シディアスとドゥーグー伯爵は同床異夢っていうか銀河共和国の打倒までは手を組めるけど銀河帝国が建国されたら理想とする国家観の違いで遅かれ早かれ争いになった気がする。 -- 名無しさん (2022-05-17 08 47 49) 小説版は思想面の歪みもさることながら慢心ぶりが酷かったな。アナキンもオビ=ワンも気づかぬうちに自分の手の平で踊っているに過ぎないなどと見下しておきながら、事実は全くの逆ということに気づきもしなかった。二人は相手の隙を誘うためにあえて本命(アナキン ドジェム=ソ・オビ=ワン ソレス)とは違う型(アナキン 普通のシエン・オビ=ワン シャイ=チョー。また両者ともにアタロも使った)で戦っていたに過ぎず、ドゥークーはそれに気づきもせずにドヤ顔で「お粗末」だの「もう少しマシに戦え」だのと言っていたのである。そして「よろしい、それでは」と返すと同時に二人が本気を出し始めるや否や、アナキンに心臓を串刺しにされかけ必死こいて回避する始末。正直命乞いしたことに違和感を感じないレベルの情け無さ。 -- 名無しさん (2022-12-14 20 11 52) (続き)しかもアナキンに足場のテーブルを切断されて無様に転倒するおまけつき。総じてカノンのドゥークーとは人格も剣士としての心構えも雲泥の差、仮にドゥークー同士で対戦したとしたらみっともなく負ける未来しか見えない。 -- 名無しさん (2022-12-15 01 38 53) オビーに共闘断られて普通に悲しい顔するの好き -- 名無しさん (2023-03-09 23 25 55) EP2ヨーダ戦前の儀礼がめっちゃカッコいい。ライトセーバー戦においてもっとも突きや捌きが似合う男。最高のフェンサーと言えるだろう -- 名無しさん (2023-03-13 14 05 02) プリクエル公開当時は、「実は生き別れたアナキンの父親だったんじゃないか?」という説もあったけ。パルパティーンがアナキンにドゥークの引導を命じるシーンは、EP6のルークのベイダーに処刑を命じるシーンと被る、という事などを根拠に。 -- 名無しさん (2023-04-21 11 21 42) よくよく考えると、自分より20歳も年下の人物に師事してたのってすごいな。ひょっとすると弟子のクワイ=ガンより年下でないだろうか・・・。 -- 名無しさん (2023-10-01 11 24 46) ↑このじいさま、良い意味で見境がないんだよ -- 名無しさん (2023-10-01 17 29 48) クローンウォーズは縦長の顔でティムバートン作品とかにいそうなテンプレの悪役で映画本家の優美さがあんまりないよね。だからこそ話を回せてるってのはあるけど -- 名無しさん (2024-02-23 19 16 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/8278.html
Star Wars Republic Commando 【すたー・うぉーず りぱぶりっくこまんど】 ジャンル FPS 対応機種 Windows(Steam)Mac OSXboxNintendo SwitchPlayStation 4 発売元 LucasArts【日本語版】エレクトロニック・アーツ【Switch/PS4海外版】Aspyr【Switch/PS4日本版】THQ Nordic ジャパン 開発元 LucasArts 発売日 【Xbox(北米)】2005年2月28日【Win(北米)】2005年3月1日(*1)【Xbox日本語版】2005年2月17日【Win日本語版】2005年3月1日【Switch/PS4海外版】2021年4月6日【Switch/PS4日本版】2021年12月23日 配信 Steamにてオンライン販売中 判定 良作 ポイント カジュアルなタクティカルシューター3人の部下を指揮して戦略的に立ち回るジェダイほぼ無しの硬派なシナリオ スター・ウォーズシリーズ ストーリー 概要 ゲームシステム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 ストーリー A Long Time Ago, in a Galaxy Far, Far Away... 遠い昔、遥か彼方の銀河系で・・・・ 分離主義勢力と銀河共和国の対立から勃発した銀河規模の戦争「クローン戦争」は、その戦火を銀河全体へと拡大し続けていた。 分離主義勢力はバトル・ドロイドによる機械軍団によって侵攻を行い、対抗する銀河共和国は「共和国グランド・アーミー」を設立。 凄腕の賞金稼ぎをベースに製造した歩兵「クローン・トルーパー」を用いてドロイドの侵略に抵抗を図り、両者は激しい戦闘を続けていた。 通常のクローンとは異なる優秀な指揮能力を持つ兵士「RC-1138」は、3名の部下を持つ特殊部隊「デルタ・スクワッド」のリーダー。 ジオノーシスの戦いにおいてドロイド製造工場の破壊に成功した彼らデルタ・スクワッドは、通常のクローン兵では対応できない様々な事態に出撃し、任務を遂行していく。 概要 スター・ウォーズシリーズを題材に、タクティカルシューター的な部隊指揮システムを採用したスピンオフのFPS。 開発を担当したのは、FPS『スター・ウォーズ ダークフォース』シリーズなどを開発したLucasArts。 映画本編の内容に絡んだものではなく、『エピソード2/クローンの攻撃』と『エピソード3/シスの復讐』の間の時期に起きた「クローン戦争」を題材としており、EP3に先駆けてウーキーの首長ターフルやグリーヴァス将軍などのキャラクターが登場している(*2)。 マルチプレイモードも搭載されているが、現在はサービスを終了している。 尚、Windows/Xbox版共に完全日本語版がエレクトロニック・アーツより発売されたが、日本が最初の発売となった珍しいケースである。(*3) ゲームシステム 基本システム 基本操作はオーソドックスなFPSタイプ。主観視点で移動、攻撃、操作を行い、ステージの奥へと進んでいく。ステージ構造は一般的な直線型であり、弾薬の置かれた隠しエリアはあるがルートの自由度はない。 武器はそれぞれ残弾無限のピストル、弾数が多く連射できるサブマシンガン、スコープでの遠距離狙撃が可能なスナイパーライフル、装甲の硬いドロイドに有効なグレネードランチャー、そして特殊武器の系5種類を同時携行可能。特殊武器カテゴリには複数の武器が存在し、ジオノーシスではレーザー砲、トランドーシャン戦ではショットガンやサブマシンガン、コンクションライフル、キャッシークではウーキーボウキャスターなど、ステージや敵によって入手できるものは異なる。 体力システムは時間経過で自動回復するシールドゲージ+通常HP方式で、攻撃を受けると先にシールドが減っていく。シールドが空になるとHPが減少し、減ったHPはバクタタンクまたは各所のバクタ補給装置を利用して回復する。 チャプター構成 クローン戦争開戦のキッカケである「ジオノーシスの戦い」に参加する第一章、宇宙に漂流しているスター・デストロイヤーへ調査に向かう第二章、キャッシークに向かいウーキー族への加勢を試みる第三章と全三章構成。 味方との連携・指示 プレイヤーであるクローン・トルーパー「RC-1138(ボス)」は特殊部隊「デルタ・スクワッド」のリーダーであり、「RC-1140(フィクサー)」、「RC-1207(セヴ)」、「RC-1262(スコーチ)」という三人の部下を従えている。 通常状態ではプレイヤーに追従もしくはステージの先へと前進し、敵に攻撃を加えていく。戦闘不能になった場合でもFキーで応急処置を施す(施させる)ことができ、成功すると体力が半分の状態で復帰する。 メンバーが倒れても即座にゲームオーバーになることはないため、プレイヤーの戦闘不能中にも敵の撃破を優先させることが可能。しかし、メンバー全員が戦闘不能になった場合ゲームオーバーとなり、最後のセーブ地点まで戻される。 ステージ道中には待機可能な遮蔽物、登場可能な砲台、爆弾を設置して破壊可能なオブジェクト、操作端末、地雷などが配置されており、プレイヤーはそういったオブジェクトに照準を合わせた状態でFキーを押すことで仲間に指示を出すことができる。 遮蔽物や砲台へ指示を出せば味方はそこから敵に集中砲火を浴びせることができ、爆弾の設置を命令させれば射撃での援護だけに集中することが可能。また、端末を早めに操作してシャッターを閉じれば無限湧きが遮断され損害が減るなど、味方との連携次第でより有利に任務を進めていくことができる。 道中各所に配置されている体力回復用のステーションにも指示を出すことができ、負傷した部下に対して回復の指示を出すことが可能。メンバーそれぞれのアイコンは体力が多い順に緑→黄→赤と変化していくため、これを介して回復の是非を確認することができる。 登場兵器 道中では特定地点に固定砲台などが配置されており、自分で乗り込んで攻撃することもできれば味方ユニットに指示を出して援護射撃をさせることも可能。 ただし、トランドーシャンなどの人型種族もこれらを操作できるため、空にしていると強奪されてしまうことも。 評価点 程よい戦略性の確保された部隊行動システム Fキーと視点移動だけの簡単操作で各人員を指揮することができ、こういったタクティカルシューターにしては非常にストレスフリー。各メンバーも優秀なAIを備えており、適切な指示を出せば非常に効率的に動いてくれる。 魅力のある個性的なメンバー デルタ・スクワッドの各メンバーは互いに装備や色、会話によって個性付けされており、互いにジョークを言ったり、射撃の腕を褒めたりと指揮していくごとに愛着が湧いていく良好なキャラ付けがされている。 性能差があるわけではないが性格は大きく異なり、好戦的なセヴや軽口ばかり叩くフィクサーなど彼らの台詞も魅力の一つ。 終始一貫した特殊部隊然とした雰囲気 あくまで架空のSFではあるが、デルタ・スクワッドの各メンバーは実際の特殊部隊から着想を得た装備一式で身を固めている。また、突入時などのモーションキャプチャーにもプロの特殊部隊が関わっており、突入やカバーといった動作にムダがない。 爆弾を設置しての破壊工作やドアロックを破壊しての強行突入など、所々で行う動作も「それっぽい」ものが多め。大規模戦をテーマにした同時期の『スター・ウォーズ バトルフロント (2004)』とは異なる、別視点からのクローン戦争を楽しめる。 比較的固めのプレイヤー 一定以下の攻撃を無効化してくれる自動シールド装置や、定期的に配置されている無限に利用可能なバクタ回復装置など、プレイヤーの装甲や体力は比較的高め。 火力自体はスーパー・バトル・ドロイド数体では連携しなければ脅威となる程度の弱さだが、戦闘が終わるごとに体勢を立て直すチャンスが与えられるため詰むことがない。 個性豊かで独自アレンジの加えられたドロイドたち 主な敵となるドロイドたちは作品の雰囲気に合わせてリアリティのあるアレンジが加えられており、本編デザインとは構成が微妙に異なる。 不気味な顔の付いたB1バトル・ドロイドや、渋い声と圧倒的火力で迫るスーパー・バトル・ドロイド、劇中どおりの厄介さを誇るドロイディカやマグナガードなど、各ドロイドは魅力的な個体が揃っている。 賛否両論点 主要キャラの欠如 本作では一般クローン兵たちの戦闘に焦点が当てられており、ジェダイやシス、そして賞金稼ぎや犯罪組織といった映画で印象的なキャラクターは殆ど登場しない。 新三部作の主役たるジェダイ騎士に至っては、登場するのはエンディングでのヨーダのホログラム映像のみ。本編とリンクする部分もそう多くはなく、完全に外伝扱いとなっている。 やや単調なストーリー展開 やっていることはひたすら分離主義勢力のドロイドやトランドーシャンの海賊団を倒して進んでいくだけであり、あまりドラマチックな展開は用意されていない。このため、通常戦闘をこなしていく部分ではやや単調さを感じがち。 ただしドロイド製造工場への潜入やホラーテイストな遺棄船探索、マグナガードとの決闘など、演出的見所も各所にはしっかりと用意されている。 問題点 厄介な無限湧き 二章以降からオリジナルメカとして「ドロイドディスペンサー」という大型トラックほどのサイズのドロイド輸送・射出ポッドが登場するのだが、このドロイドディスペンサーは破壊しない限り無限にドロイドが出現するようになっている。 どう考えてもサイズ的におかしい量が出現するため違和感があり、また弾薬のドロップなどもないため集団戦では非常に厄介。10~20秒程度の時間を掛けて大型爆弾を設置しなければ破壊できないのだが、ドロイディカやスーパー・バトル・ドロイドといった固い装甲を持つ個体も平気で無限湧きするため一部ステージではモタモタしているとエゲつない難易度と化す。 総評 基本は『Ghost Recon』に代表されるリアルタイムなタクティカルシューターと同一だが、Fキーのみの操作によるカジュアルな指揮システムにより比較的スピード感のあるゲームプレイを実現した作品。 ジェダイの多い映画新三部作や比較的大規模な戦闘のみを描く『スター・ウォーズ バトルフロント』シリーズとはまた異なる、小規模部隊の特殊任務という部分に焦点を当てたことでコアなSWファンから評価された。 本編との繋がりの薄さ(*4)やストーリー部分の単調さ、ひたすら出てくるドロイド軍団など、選んだ題材故の脚本的な問題は多い。 しかし全体的には変にはみ出ることもなく手堅く纏まっており、ゲームとしての完成度は非常に高いものとなっている。 余談 レジェンズ作品ではあるためターフルの救出などの経緯は現在のタイムラインでは定まっていないが、正史のCGアニメ『クローン・ウォーズ』にも監督の意向で少しだけ登場したため、デルタ・スクワッドの4人の存在自体は確定している。 イギリスでは本作と同じ世界観を用いた同タイトルの小説が4冊刊行されている。また、元々は本作の続編である『Star Wars Imperial Commando』が作られる予定だったがコンセプトアートが公開された後にキャンセルとなってしまい、プロットとタイトルは前述小説のシリーズ最終巻(第5巻)に流用されている(*5)。ちなみに小説は本作とは別の「オメガ・スクワッド」が主人公で、デルタ・スクワッドの方はセミレギュラー扱いとして登場している。 日本では上述の通りWin/Xbox向けに発売されていたが、その後はレジェンズ区分のゲームタイトルなのもあり長期間移植には恵まれなかった。しかし2021年4月には海外Switchにて単品移植され、その後の10月19日にはSwitch日本版パッケージの『スター・ウォーズ レーサー アンド コマンド コンボ』の発売が発表された。 発売はTHQ Nordic Japanが担当。同じく新三部作を題材にしたN64のゲームである『スター・ウォーズ エピソードI レーサー』とのカップリング移植となっている。
https://w.atwiki.jp/samarqand1800/pages/52.html
概要 特殊大型機動兵器のパイロット。TACネームは『モナーク』。BMI制御艦の実験で生まれた45人の覚醒者の一人であり、その中でも特に能力が高くイルドゥルム設計局に引き続き研究のために残った内の一人。(49-189)母方の実家はミスプロ氏族に連なる。(63-78) 数年前まではファルハド・テクノロジーに務めており、VRウマレーターを用いた装甲騎兵(機動兵器)の戦闘訓練プログラムのテスト(神経直結式が先行しているため、一般市場に売り出す『アーマード・フロントライン』の元となったそれとは別物の様子)を行っていたが、イルドゥルム設計局と協力することになった際にBMI適性が高数値であることが発覚。 『そのことを開発に利用したり、更に適正を伸ばせないか、色々やっていたらこんなところについていた』とのこと。(52-23) 学生時代にはアハルテケ・マローダーに所属しており、ディアドコイ抗争にも参加していた模様。(52-30)凱旋門賞出走のために渡仏を検討したこともあり、ガリア語も通訳が務まる程度に堪能である。(63-20) 主な身分 1820部隊(キリチ部隊)隊員(出向) イルドゥルム設計局脳科学・情報処理研究チーム所属 作中の動向 + ... 初登場。先のヴァルキュリアグループとの戦いで半壊した1820部隊(キリチ部隊)への援軍として、特殊大型機動兵器と共に部隊に合流する。(51スレ) 初陣としてヴァルキュリアグループに対するリベンジマッチに参加する。開戦当初はサーモパリック弾による奇襲によって敵にそこそこの痛打を与えたものの、その後の戦闘では特に活躍できなかった。(52スレ) 分離主義者を殲滅し、ザイールへの武力介入の口実づくりのためのパカンダとの合同作戦に参加。パカンダ政府のやり方を「弱腰」と評すると共に、「死兵は時として強大な存在に一矢報いることがある」とブリュスクマンに忠告する。(60スレ) パカンダ諸王国連合によるザイール東部軍閥に対する【防除作戦】に参加、開戦当初は敵の通信傍受を行い、戦闘が佳境に入った段階では火災旋風を巻き起こし勝利に貢献した。(61スレ) 東部軍閥との戦闘終了後、南部鉱山国の将軍ナイスネイチャと会談に向かうブリュスクマンに通訳として同行した。(62-63スレ) 領域の流出によりブリュスクマンが一瞬整形前の姿に戻ったのを見て驚く(70スレ) ウマムスタン本国の命令により高速飛行物体を追い、停戦ラインを越えてキブ湖西岸に潜入した。突如大穴から現れた謎の機動兵器を咄嗟に期待カメラで動画撮影する(73スレ) 作中人物との関係 ブリュスクマン 友人。 母方の実家が親戚同士という事で昔から家族ぐるみでそこそこ付き合いがあった。 キタサンブラック 友人。 スイーピーは『キタさんに話したら嫌われるかもしれないから話したくない』として特殊大型機動兵器のパイロットがクラウンであることをキタサンに対して口止めしていた。 シュヴァルグラン 友人。 サトノクラウンの現在の境遇は知らない模様(52-25)
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6424.html
355: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19 50 25 HOST FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp スパロボクロス 未来編 スターウォーズ参戦if その2 銀河共和国は戦慄した。 付近で強勢を誇っていた暗黒枢軸が滅んだのである。 詳しく言うと滅んだというよりも最後は勝手に瓦解したといった方が正しいだろうか。 滅亡した理由と言えば枢軸参加国の幾つかが列強と呼ばれる国の一つである連合に喧嘩を売ってしまったため。 これに断固たる措置を取った連合の前に幾つかの加盟国が連合艦隊を組んでが挑んだかまともに勝負にもならずに一蹴。 因みに盟主であるデザリアムは知らされていなかった。 その後は櫛の歯が欠けるように次々と構成国が離脱もしくは脱落していった。 最終的に残っていたデザリアムとベガ星が土下座無条件降伏したことにより暗黒枢軸は滅んだ。 このことに列強以外の国々、特に新参者たちは恐怖した。 デザリアムの暗黒枢軸は中々の勢力を誇っていたはずだが、それが一瞬で滅んだのである。 改めて列強と呼ばれる国の強さが認識されたと言っていい。 戦後。暗黒枢軸において主要国とされた国々の多くはそのまま連合に吸収されたが、一部の早期に離脱した国々は別の勢力に合流していた。 まず戦時中に雪崩を打って枢軸から離脱していた国々や周辺の中小国が新興国家SUSを中心に徒党を組んだ大ウルップ星間国家連合を設立。 先代?である暗黒枢軸と異なりSUSは上手いこと配下を手懐けており、連合に対しても敵意はないことを公式に表明している。 だがこの大ウルップ連合。列強と呼ばれる国には下手に出ているが、それ以外には強気の外交を行っており、ガミラスなどが加盟している協商連合と冷戦関係にある。 そんな中でその大ウルップ連合が銀河共和国にも圧力をかけてきたのだ。まぁ言ってしまえばうちに加われというやつである。 傍から見れば銀河共和国は領土の半分を蛮族やら機械やらに分捕られて死にかけている国に見えるのだから仕方ない。 だが、腐ってもかつては銀河一つをまとめ上げていた国家。不当な圧力には屈さないとして、同じように圧力をかけられている国々に声をかけ銀河連合自由同盟を結成。 大ウルップ連合に対して対決姿勢を示した。 なおこの時期の列強は別宇宙の地球(スパロボV及びT)にご執心のようで特にこれといった介入は(良くも悪くも)起きなかった。 356: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19 50 55 HOST FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp 〇説明! 暗黒枢軸 最近まで割とブイブイ言わしていた新興勢力。 傘下が勝手に連合に喧嘩を売ってしまったため敢え無く滅んだ。 部下が勝手に喧嘩売って勝手に死んで、自分までデストロイ対象に入ってしまったデザリアムは幾度も弁明の使者を送ったが不運なことにその悉くが届かず終わる。 グラドス、ポセイダル、ウィンダミアなどの配下がデザリアム本国内の過激派と共に勝手に連合艦隊組んで連合の派遣艦隊に抵抗したが勝手に一蹴されている。 枢軸の艦隊が壊滅した後は無理矢理傘下に入れていた中小国の離脱が止まらず、デザリアム本国がまともな手を打つ前に組織としては瓦解した。 なお連合は途中で枢軸を離脱した国々に関してはノータッチを通達。敵対せずとの意思を表明している。 最後はベガ星と共に土下座降伏。枢軸は滅んだ。 戦後デザリアムとベガ星は連合に正式加盟。またグラドスやポセイダルなど制圧した国々を新たな政権を建てて連合へ加盟させた。 デザリアムとベガ星に関しては案外連合加盟後の方が重責に苦しまず楽しくやれているようである。 大ウルップ星間国家連合 元ネタはヤマト復活編で出てきた同名の星間連合。 ここでは暗黒枢軸崩壊後の混乱を新興国家SUSがまとめ上げ設立した。 元々暗黒枢軸に対抗していた中小国連合に枢軸から離脱した国々を改めて迎え入れて結成された。 このため実質暗黒枢軸の後釜国家として周辺からは見られている。 結成後は改めて連合を始めとする各列強に使者を送り敵対する意思はないと弁明している。 このように自分達より強いと思われる相手には下手に出ているが、逆に弱いとみなした相手には強気の外交を行っている。 銀河共和国の他に自由惑星同盟や銀河帝国(銀英伝)などの国々に圧力をかけながら大ウルップ連合に加わるように働きかけており、同じような規模の勢力である協商連合相手には明確に敵意を露わにしている。 つまるところ意外と野心の高い勢力と言えよう。 内部の統制については暗黒枢軸と違いきちんと手綱を握れている。 これは前任者?である枢軸の崩壊を顧みた結果。 しかしそのため中心国家であるSUSの権力が強くなっており、現在の格下への強硬姿勢を招く羽目となった。 現在のところ原作ヤマト宇宙よりもずっと危険が多いことも相まってかSUSへの批判は出ていない。 加盟国は中小国家が中心であるが、エトス、フリーデ、ベルデルなどの原作でも加わっていた小粒の実力者たちが揃っており、その他にもSUSの支援の下で近隣星系に建国された新独立星系連合なども加わっている。 また枢軸にも所属していた人類銀河同盟やウィンダミアの残党も引き入れている。 これらは加盟国ではなく実質SUSの傘下に置かれており、強い統制が行われている。 同時に野良ゼントランやガトランティス残党にも声をかけており、戦力の増強に余念がない。 主な仮想敵は協商連合と銀河連合自由同盟。 SUS 大ウルップ星間国家連合の盟主。同連合は実質この国の一国独裁体制と言っても過言ではない。 原作のヤマト復活編では異次元から送り込まれてきた生命体であったが、ここでは別次元勢力プリカーサーが送り込んできた先遣隊である。 かつて地球に手を出しては酷い目にあったプリカーサーは時代を超えて再びこの宇宙にやってきたのだ。 このため原作での大火力・高機動艦艇群のみならず、パシフィックリムで見られたカイジュウシリーズの系譜である生物兵器も多数運用している。 大ウルップことSUSが連合を始めとする列強に姿勢を低くして白旗を上げているのは、このかつての経験故。 何があろうと絶対に列強を敵に回さないことを心に誓っている。 また自国に欠けていた艦載機戦力に関しては人類銀河同盟やウィンダミア王国の残党を引き入れることで彼らの使う兵器を取り込んでいた。 SUS的には少々血の気の多い部下となったが、言うことを聞かないわからず屋はカイジュウの餌としたため現在は大人しく従っている。 同時に銀河共和国領から逃げてきた旧分離主義者勢を保護しており、近隣の無人惑星を幾つか譲渡。 新独立星系連合を建国させ、大ウルップ連合の加盟国としている。 こうして分離主義勢力を保護したことによりプリカーサーには欠けていた機械系無人戦力を補填することに成功した。 現在は大ウルップ連合を率いながらガミラス・ボラー・ゼニーが中心となっている協商連合や銀河共和国が中心となって設立した銀河連合自由同盟と小競り合いを続けている。 目指すはこの二つも支配下において、列強に負けない勢力の構築である。 因みに連合は内心薄々とこの宇宙のSUSの正体がかつて争ったプリカーサーだと見抜いている。 357: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19 51 56 HOST FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp 新独立星系連合 銀河共和国の争乱時に影の支配者であったパルパティーンがあっさり不運に見舞われたため、SW銀河外へ逃げ出していた旧分離主義者たちがSUSに支援されて建国した新国家。 代表はドゥークー伯爵。軍の責任者はグリーヴァス将軍。 ドロイド系の無人機を中心とした豊富な物量が特徴の国であり、大ウルップ連合内においても新興国ながら一目置かれている。 最も口の悪い国からはSUSの腰巾着だの言われているが。 領土内に旧ウィンダミア系技術者及び旧人類銀河同盟技術者を招き、彼らの技術を用いた企業を設立している。 彼等の用いている強力な艦載機をSUS同様身に着けており、更に大ウルップ連合内にて大々的に売りさばいている。 ここら辺は元々企業系連合であった旧分離主義者の面目躍如というべきか。 SUSからの支援を受けて建国された国であるが、現代表であるドゥークー伯爵は内心では下克上を考えており、虎視眈々と大ウルップ連合盟主の座を狙っている。 銀河連合自由同盟 大ウルップ連合の圧力に反発した銀河共和国が音頭を取って設立した大同盟組織。 通商は銀河同盟。元ネタはスターウォーズの非公式シリーズに登場した同名の組織。 発案者の銀河共和国を中心に自由惑星同盟、ハニア連邦、拡大アルコント共和国、人民主権星系連合体、アマールなど。 大ウルップ連合を快く思っていない中小国が集まっている。 現在でも半銀河ほどの領土を維持している銀河共和国が中心となっているだけあり、非常に強力な勢力である。 また上記の勢力の他に不運にもこの宇宙に転移してきてしまったマクロス系移民船団や文化に理解のある野良ゼントランやガトランティス人、人類銀河同盟から離脱した漂流部族なども積極的に受け入れており、艦隊戦力や機動兵器についても強力な布陣が整いつつある。 しかし主力となれる存在が銀河共和国以外には自由惑星同盟くらいしか存在していないのが悩み。 (ハニア連邦などの星界系国家はこの宇宙事情に合った軍備を整えるのに腐心しているため、当分は戦力として当てにできない) そのため正面戦力を増やす目的としてゼントランやガトランティスなどの受け入れ政策を行っている。 また旧共和国領には未だ敵対的な暴走機械群や宇宙生物が数多く生息しているため、そちらへの対処も必要。 実質大ウルップ連合と旧共和国領域の二正面に戦線を抱えてしまっている。 対大ウルップ連合としては協商連合と協調関係を続けているが、協商に銀河帝国(銀英伝)とアーヴ帝国が加盟したため、加盟国間の対立関係の問題から本格的な軍事同盟の締結まで進めずにいる。 このように曲がりなりにもSUSを頂点としてまとまっている大ウルップと違い、当面銀河共和国が矢面に立つ必要があり、周辺情勢も不安定など問題が目立つ。 現在は共和国軍の更なる増強と参加国への支援などを行い、徐々に戦力を整えている最中と言える。 358: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19 52 42 HOST FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp 協商連合 ガミラス、ボラー、ゼニーのヤマト系三カ国が設立した軍事同盟。 元々は周辺からひっきりなしにやってくる宇宙生物や蛮族相手に対する相互防衛及び協商だったが、その後デザリアムの暗黒枢軸に対抗する意味合いへと変化していった。 暗黒枢軸が崩壊後は元の相互の防衛同盟に回帰すると思われたが、今度は新たに登場した大ウルップ星間国家連合が喧嘩を売ってきたため、そちらへの対処に追われている。 最近になり大ウルップ連合の圧力を嫌った銀河帝国(銀英伝)やアーヴの人類帝国などが同連合に加盟してきた。 これら以外にも旧暗黒枢軸に無理矢理加盟されていた中小国家の幾つかや人類銀河同盟から離れていた漂流部族、運悪くこの宇宙に来てしまったマクロス系の移民船団などを加え、以前よりも戦力が強化されている。 対大ウルップ連合を目的に同連合へ対抗する目的で設立された銀河連合自由同盟と協調体制を敷いている。 このため大ウルップ連合相手にはじりじりと圧力をかけることに成功した。 しかし順風満帆に見えるが内実は変わらず切羽詰まっている。 新たに加盟した銀河帝国やアーヴ帝国と銀河同盟に加盟した自由惑星同盟や拡大アルコントなどの関係が悪く、そのため本格的な軍事同盟へは発展を難しくしている。 また暗黒枢軸崩壊時にそこから流れた技術や戦力を獲得し、勢力を拡大したディンギル帝国や強権的な民主主義系国家の幾つかをまとめ上げ新たに新ノヴァシチリア条約連合を立ち上げた人類統合体の存在など大ウルップ連合ほどではないが、見過ごせない敵対勢力も近隣に多い。 そして未だ不規則的に襲撃してくる宇宙生物や暴走機械なども存在しているため、戦力の集中を難しくしている。 これは元々が宇宙海賊や蛮族への対抗を目的に設立された同盟のため、それらへの対処を見過ごすことができないためである。 幸い協商連合の強さを認識したためか、宇宙海賊や蛮族の襲撃は減少傾向にある。 列強以外の大勢力としては最も安定しているが、引き続き敵対勢力も多いのが現状と言える。 ディンギル帝国 ヤマトに出てきたディンギル帝国そのもの。 元は中堅国家の一つでしかなかったが、転移後に技術や戦力に劣っていた周辺国家を武力で併合。 原作とは比べ物にならない大勢力に成長した。最もこの宇宙ではそれでも中堅どころの一つにしかならない。 原作よりも強大化したことと、既存技術がヤマト系の系譜のため列強や大国以外の中では非常に強力な武力を持つ。 新たに併合した周辺国の民衆を奴隷として扱い労働力を確保。またそれらの国々の技術も取り入れており原作にはなかった別種の機動兵器も確保している。 しかし、無理矢理併呑してきた弊害から領土内に多数のレジスタンスが活動しており、国内情勢は決して安定しているとは言えない。 このため少なくない戦力を国内の治安維持に振り当てており、外征戦力増強に限界が出てきている。 現在は専ら領土が隣り合った協商連合へと喧嘩を吹っかけている。 359: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19 53 15 HOST FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp 新ノヴァシチリア条約連合 ハニア連邦、拡大アルコント共和国、人民主権星系連合体などに見捨てられた人類統合体が新たに設立した軍事同盟。 同じ自由民主主義を過激に信奉する国々や新たに征服した中小国を人類統合体が盟主となりまとめ上げている国。 専ら過激な姿勢の民主主義国家が寄り集まっている。 その姿勢から非民主主義系国家へのあたりが非常に強い。 民主主義でないのなら宣戦布告!遺伝子改造しているのなら宣戦布告!といった具合である。 このため現在進行形で周辺国家との争いが絶えない。 現在はアーヴ帝国が身を寄せた協商連合へと積極的に攻撃を仕掛けている。 なお旧ノヴァシチリア同盟諸国や自由惑星同盟などにも声をかけていたが彼らは単純に銀河同盟の方が真っ当で利があると判断したため新シヴァシチリア連合への参加を断り、銀河同盟の方へ参加した。 このため人類統合体からすれば裏切者扱いとなっており、アーヴ帝国とそれを受け入れた協商連合を片付けた後に裏切者共と銀河同盟への制裁を行おうと考えている。 また大ウルップ連合や銀河同盟へ参加しなかった人類銀河同盟内の過激派が多数同条約連合に参加しており、手薄だった通常艦艇戦力と機動兵器戦力を補っている。 人類銀河同盟とウィンダミア王国 暗黒枢軸崩壊時に滅亡。特にウィンダミアは所有しているプロトカルチャー遺跡と思想が危険視され、徹底的に潰された。 以降は両者の残党はバラバラとなり方々に身を寄せている。 人類銀河同盟は生き残った過激派の大多数(と書いて主流派と読む)が新ノヴァシチリア条約連合に合流。 少数の穏健派がSUSに身を寄せ、元々人類同盟から離反していた漂流部族の類は銀河同盟の方へと身を寄せた。 ウィンダミア王国の残党は過激派だった一派の殆どが戦時中に殲滅されたため、残った穏健派の殆どは列強である連合内の旧清統合政府派に身を預けており、連合に身を寄せるのを良しとしなかった一派は大ウルップ連合の下へ合流した。 現在大ウルップ連合へ合流した一派はSUS派とドゥークー派の二つに分裂している。 列強 地球(を盟主とする)連合、フォーリナー(正式名称は神聖白銀帝国)、ヴォルガーラ(という名のスペースサツマン)の三カ国。 この時期は専ら別宇宙に存在している地球(スパロボT)とそれらが存在する宇宙への介入で忙しい。 最近T宇宙の某軍事企業が三列強全てをブチ切れさせたため、列強総出でてT宇宙への大規模介入を進めている。 このため列強本国が存在している既存宇宙への対応が御座なり気味になっている。 彼等は余程頭にきているようだ。 360: トゥ!ヘァ! :2020/09/21(月) 19 54 06 HOST FL1-118-109-165-4.kng.mesh.ad.jp 投下終了 完全なifネタということで今回少しハッチャけてみました。 別宇宙にぃ、列強三カ国すべてに喧嘩売ったUNDとかいう連中がいるらしいっすよ?(すっとぼけ)
https://w.atwiki.jp/xwingmini2/pages/2.html
メニュー トップページ Xウイングをはじめてみよう よくある質問 雑談・質問 ルール 2.5ルール 2.5クイックリファレンス ▹シナリオ(開閉) サテライトアレイ強襲 Assault at the Satellite Array 偶発的遭遇 Chance Engagement 回収任務 Salvage Mission 通信妨害 Scramble the Transmissions[] ▹2.5で変更された主なルール(開閉) 編成ルール シナリオ導入 毎ラウンドのプレイヤーオーダー変更 他船との衝突 レンジ0攻撃 スタンダードロードアウト[] ルールリファレンス項目一覧 データベース 新製品情報 製品一覧反乱同盟 ▹船種(開閉) T-65 Xウイング YT-1300軽貨物船(改造型) BTL-A4 Yウイング RZ-1 Aウイング A/SF-01 Bウイング UT-60D Uウイング VCX-100軽貨物船 シーシピード級シャトル ガントレット・ファイター ファング・ファイター Z-95-AF4ヘッドハンター HWK-290軽貨物船 ARC-170スターファイター TIE/ln タイ・ファイター[] 銀河帝国 ▹船種(開閉) TIE/ln タイ・ファイター タイ・アドバンストx1 TIE/sa タイ・ボマー タイ・インターセプター TIE/sk タイ・ストライカー タイ・リーパー TIE/rb タイ・ヘビー タイ・アドバンストv1 TIE/D タイ・ディフェンダー VT-49デシメーター ガントレット・ファイター[] スカム ▹船種(開閉) ファイアスプレー級哨戒艇 ST-70アサルト・シップ ファング・ファイター ガントレット・ファイター YT-1300軽貨物船(改良型) エスケープ・クラフト ローグ級スターファイター YV-666軽貨物船 ジャンプマスター5000 HWK-290軽貨物船 BTL-A4 Yウイング TIE/ln タイ・ファイター(改造型) M3-Aインターセプター Z-95-AF4ヘッドハンター[] レジスタンス ▹船種(開閉) T-70 Xウイング YT-1300軽貨物船(回収型) レジスタンス・トランスポート レジスタンス・トランスポート・ポッド RZ-2 Aウイング BTA-NR2 Yウイング ファイアボール[] ファースト・オーダー ▹船種(開閉) TIE/fo タイ・ファイター TIE/sf SFタイ・ファイター TIE/vn タイ・サイレンサー クサイ級軽シャトル TIE/wi タイ・ウィスパー改造型インターセプター TIE/se タイ・ボマー TIE/ba タイ・インターセプター[] 銀河共和国 ▹船種(開閉) デルタ7イーサスプライト デルタ7Bイーサスプライト イータ2アクティス ナブー・ロイヤルN-1スターファイター LAAT/iガンシップ ARC-170スターファイター ニンバス級Vウイング BTL-B Yウイング クローンZ-95ヘッドハンター V-19トレント・スターファイター ガントレット・ファイター[] 分離主義同盟 ▹船種(開閉) ヴァルチャー級スターファイター ドロイド・トライ=ファイター HMPドロイド・ガンシップ ハイエナ級ドロイド・ボマー シス・インフィルトレーター ファイアスプレー級哨戒艇 ベルブラブ22スターファイター ローグ級スターファイター ナンテックス級スターファイター ガントレット・ファイター[] その他 購入ガイド ルールの変遷と最新版のプレイ 読みづらい固有名詞 稲城ミニチュアゲーム会 関連サイト(外部リンク) Atomic Mass Games YASB X-Wing Second Edition 日本語 Wiki ここを編集
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2398.html
―――5 聖王教会大聖堂。 遥か頭上の巨大なドーム上の天井には、魔力によって浮かんでいる水晶のシャンデリアがほのかな明かりを放ち、今はなき“ゆりかご”を中心に、 無数の星々がとそれらを仰ぐ次元世界の様々な生物が描かれた宗教画を照らし出している。 部屋を三百六十度囲むように配置されている窓には、聖王の守護騎士たちの絵をあしらったステンドグラスがはめ込まれ、入り口から見て真正面 には、粗末なローブに身を包み、右手に杖を持ち左手は天を指差す、白く長い髪と髭の狂気を孕んだ眼を持つ眼鏡の男“聖王”の巨大なステンド グラスが、圧倒的な迫力を放っている。 聖王が示す先には、透明なガラスの日輪をイメージした丸い穴があり、そこから差し込む陽の光が、重厚な装飾の施された大型のパイプオルガン を演奏する、金髪にカチューシャをつけた、ロングスカートのドレスを着た女性を照らし出していた。 「今日の騎士カリムが弾く曲は、いつにも増して素晴らしいですな」 顔中碁盤の目の如く縦横に彫られた刺青の線と、線の交点総てに金属製の釘のような角が生えたに修道士が、おかっぱ風の髪形の修道女に言った。 彼女は、一心不乱に演奏する聖王教会騎士カリム・グラシアを、不安げな表情で見つめている。 「シスターシャッハ、どうかされましたか?」 修道士の問いかけに、教会シスターのシャッハ・ヌエラは我に返って振り向く。 「何だか、騎士カリムの様子がおかしくないですか?」 「様子…ですか?」 怪訝な顔で修道士が言うと、シャッハは頷いて先を続ける。 「今の演奏には、何かに追われているかのような切迫感が、私には感じられるのですが…」 シャッハの言葉に、修道士は目を細め、床に視線を向けながら考え込む。 「確かに、騎士カリムは何かに憑かれたように必死に演奏されてますが、それはいつもの事ですし、シスターの考えすぎ―――」 修道士がそこまで言ったとき、それまで流暢に流れていたオルガンの重厚なリズムが、突然両手を鍵盤へ叩きつけたかのような不協和音に取って 代わられた。 驚いた二人がが振り向くと、カリムが肩で息をしながら呆然と宙を仰いでいるのが見えた。 唐突な出来事に、それまで厳かに祈りを捧げていた信者たちがざわめく中、カリムは呆然とした表情のまま、聖王のステンドグラスへと視線を向ける。 「騎士カリム!?」 ステンドグラスを凝視したまま何事かブツブツと呟くカリムに、シャッハが恐る恐る声を掛けてみた。 カリムはピクッと身を震わせると、今度はシャッハの方へ顔を向ける。 シャッハの方を向いているのに何も見ていない虚ろな瞳に、二人が戦慄を覚えた瞬間、カリムは白目を剥いて両膝を付いた後、横向きに倒れこむ。 「騎士カリム!!」 シャッハが倒れたカリムへと駆け出したのをきっかけに、聖堂内は騒然となった。 三m近い身長の、平べったい顔に三白眼に細長い胴体がゴキブリを髣髴とさせる、六足歩行の管理局将校が前足を動かして空間モニターを操作すると、 電磁ロックの外れる音がして自動ドアが開き、ゲラー長官以下管理局首脳陣が現れる。 「盗まれたデータは何か分かったか?」 向かい側の、総ガラス張りになっている会議室へ歩きながら長官が尋ねると、将校は触角と首を横に振りながら答える。 「まだ不明ですが、管理局はおろか最高法院や元老院のかなり深部まで探られたのが判明しました。 現在は、機密性及び重要性の高いファイルとプログラムをネットワークから分離する作業にかかっています。 完了次第、ベルカ自治領にある非常時用のバックアップコンピュータに移す予定です」 「ネットワークに侵入しているウイルスについては?」 長官の次なる問いかけに、カタツムリに大きい眼と牙をつけたような姿をした将校が答える。 「技術部が調査しておりますが、ワームと似ている以外はまったく不明です。 というのも、分析や駆除をしようとすると、ウイルスが処理プロセスを解析して対抗策を編み出している所為です」 「…で、思い余って“無限書庫”に、同じものがないかどうか問い合わせたんです」 様々な階級・種族の武官・文官たちが忙しく動き回る廊下を歩きながら、シャーリーは一緒に歩いている機動一課首都公安部特別捜査官の八神はやて 一等陸佐と、なのはの二人に話していた。 「何か分かったんか?」 はやての問いかけに、シャーリーは首を横に振った。 「いえ、手がかり一つも見つかっていないと聞いています。調査は続行するそうですが…」 「ユーノ君のところでも見つからないなんて…」 シャーリーの返答に、なのはは驚きの表情を見せた。 「“世界の記憶を収めた場所”と言われる無限書庫で、そんな事があるんかいな?」 はやてが首を傾げた時、彼女の左肩に乗っている身長30cmぐらいの腰まで伸びたラベンダー色の長髪に、前左側にはやてと同じヘアアクセサリーをした つぶらな瞳の十代前半の少女に見える小型亜人種生物が、外見相応の子供っぽい声で言った。 「ありえない事ではないですよ」 「リイン曹長、どういう事ですか?」 シャーリーが質問すると、首都公安部特別捜査官補のリインフォースⅡ曹長は、はやての肩から飛び上がり、三人の前を滑空しながら身振り手振りを 交えて説明を始める。 「まず考えられるのは、敵対勢力の故郷である世界が既に滅びているケースです。 この場合、記録や文献の殆どは滅亡時に失われてしまうので、実態を把握するのは極めて難しくなります」 「古代ベルカと同じ…か」 はやてが言うと、リインは嬉しそうに顔を輝かせる。 「ご名答です、流石はやてちゃん♪」 大げさにリインが手を上げた次の瞬間、彼女のすぐ横を、身長一.三mで短い象のような鼻に不揃いな牙を生やした口とずんぐりした体型の局員が、二枚 の小さな羽を忙しく動かし、かなりの速さで通り過ぎた。 「バカヤロー! 後ろ向いて飛んでんじゃねぇ!」 悲鳴を上げて跳び上がるリインに、局員は罵声を浴びせて飛び去る。 慌ててはやての肩に戻ったリインに、なのはが質問してきた。 「もう一つ考えられるケースって何?」 リインは気を取り直すと、なのはの問いに答え始めた。 「あ、はい。ええとですね、敵勢力の起源が古過ぎて、データがまだ整理されていないケースです」 四人はいつしか、ゲラー長官たちが討議をしている会議室の近くまで来ていた。 「何しろ“無限書庫”ですからねぇ…私たちの探索がまだ及んでいないデータがあっても不思議ではないです」 突然、はやては歩くのを止め、腕を組んで考え事を始めた。 「はやてちゃん(さん)?」 三人が訝しげに声をかけるのにも応えず、はやてはぶつぶつ呟きながら思案を巡らせる。 「無限書庫で見つからん、自己進化するプログラム…。 …リインの言う通りだとすると…? …ありえるな。いや、しかし…」 突然、はやては何か意を決したような表情で顔を上げると、なのはとシャーリーの手を取る。 「三人とも、これは何が何でも上に報せんとあかんかも知れん。 危険な橋を渡る破目になるかも知れんけど、責任は私が取るさかい堪忍してや」 そう言うなり、はやてはなのはとシャーリーの手を取って会議室へと入る。 突然の出来事に、三人は声を上げる事もできなかった。 会議室内部では、幕僚たちの意見が紛糾しており、外からなのは達四人が闖入して来た事にまったく気付かない。 「ちょ…! ちょっとはやてちゃ――」 「しっ!」 なのはが文句を言おうとした時、はやては人差し指を自分の口に当てて黙らせ、議論を続けている首脳陣へ向けて、顎をしゃくる。 「我々にこれほど大規模な攻撃を仕掛けられる敵となると…」 会議室中央部の席に座ったゲラー長官が両手を顔の前で組んで考え込み始めた時、その前に立っている大きなギョロ眼に鼻のない、眉間に皺を寄せた蛙 みたいな顔の将官が、くぐもった声で意見を述べる。 「まず間違いなく“分離主義者”を剽窃する身の程知らず共に違いありません。 即刻機動一課を動員して、主要メンバーを一網打尽にすべきと考えます」 蛙顔の意見に対して、老人のような顔付きをした首が長くて寸胴の将官が、細長い手を振り回して反論する。 「確たる証拠も無しに、いきなり逮捕するのか!? それはミッドチルダの建国理念を否定する愚挙だぞ!!」 「愚挙だと!?」 蛙顔は激高し、大きな怒鳴り声で老人顔に食って掛る。 「自らの身を守れぬ愚か者共が、我らと対等の権利を求める方が愚挙ではないのかね!? 我々の保護下で生活できるだけでも、余りある恩恵だと言うものだ!!」 「貴様は古代ベルカ人か!? 力に驕って滅びた彼らの台詞だぞ、それは!!」 つかみ合い寸前の両者の間に、一つ目で六本の触手状の腕を持つ将官が割って入る。 「まぁまぁ、今の言葉は幾ら何でも言い過ぎだとして、第738管理外世界で、分離主義者と反管理局武装勢力が結託して一触即発の情勢という報告が 入っているのは無視出来ないと思いますが、どうですか?」 「お言葉ですが、今回の一連の事件と、それとは無関係だと思います」 その言葉に、それまで激論を戦わせていた幕僚たちがはやてに振り向く。 「何だね君は!?」 蛙顔の将官が胡散臭そうな表情で睨みながら言うと、はやては彼に敬礼して自分の身分を名乗る。 「陸上部局機動一課首都公安部特別捜査官、八神はやて一等陸佐であります」 それを聞いた途端、幕僚たちのうち数人の表情が一気に不快感を顕にしたものに変わり、何人かはヒソヒソと話しこむ。 「八神一佐、我々は今、ミッドチルダの安全保障に関わる重大な会議を行っているところだ。 佐官クラスと言えども、この場に居る権限はないのだぞ」 嫌悪感を露わに言う蛙顔の将官に、はやては怯まずに言う。 「それに関する極めて重大な情報がありまして、無礼を承知で参りました」 必死に食い下がるはやてへ、まぶたが眉のように垂れ下がった、石仏のような彫り顔に黒土の肌色をした将官がやって来る。 「それならば、部局長のベイラム大将に話を通してからになさい」 彼は、なのは達のほうを振り向いて言った。 「君たち、八神一佐を連れて出てってもらえるかな?」 なのはとリインは頷くと、なのはがはやての右腕を、リインは左肩を掴んで外へ連れ出そうとする。 「はやてちゃん、早く行こう」 「そうですよはやてちゃん」 二人に引っ張られながら、はやては首脳陣に大声で呼びかける。 「今回のクラッキング攻撃の第一発見者をここに連れてきました!! 現在、ネットワークを侵食しているウイルスについても、一番情報を持っております!!」 「待て!」 ゲラー長官が立ち上がって鋭い声で言うと、なのはとリインはビクッと身をすくませて動きを止める。 「第一発見者…と言ったな?」 はやては頷くと、事の成り行きを呆然と見ていたシャーリーの方を振り向く。 「シャーリー」 「え!? は、はい!」 はやてに呼ばれたシャーリーは、緊張気味にゲラー長官へ敬礼して自分の身分を名乗る。 「陸上部局技術部士官、シャリオ・フィニーノ三等陸曹であります。 タイコンデロガにてマリエル・アザンテ技官と共にセギノール基地のクラッキング信号を解析していた時、敵のネットワークへの侵入を発見いたしました」 ゲラー長官は、左横の一つ目ヒトデ型生物の将官へ振り向く。 「間違いないか?」 ヒトデの将官は、空間モニターを開いて事件当日の記録を確認する。 「はい、確かに敵のクラッキング信号の第一発見者として名前が載ってあります」 ゲラー長官はシャーリーに再び顔を向けた。 「話を聞こう」 シャーリーは一呼吸入れて気分を落ち着けてから、話を始める。 「今回の事件で私が指摘したいのは、侵入者がネットワークへ入り込むまでにかかった時間は、僅か十秒であると言う事です」 シャーリーはそこで一旦言葉を切り、幕僚たちの反応を見る。 ゲラー長官が真剣に聞き入っているので、幕僚たちも神妙にしている。 話を続けて大丈夫と判断して、シャーリーは再び喋り始める。 「総当り法による正面攻撃では、最新鋭のスーパーコンピュータでも突破するには最低二十年は掛るよう設計されているファイアウォールがあるにも 関わらず、たったそれだけの時間で突破されてしまった」 鬼のように角が二つ突き出た、紅いつり目に皺だらけの顔の将官が、シャーリーに言う。 「で、君たちは何を言いたいのかね!」 シャーリーが振り向くと、はやては頷いてシャーリーの前に出てくる。 「要するに、今回我々管理局が相対している敵は、技術の粋を集めて構築された鉄壁の防御を誇るネットワークを、僅か十秒で難なく突破できる相手 であるという事です」 はやての助けに力を得たシャーリーは、ここぞとばかりに一気に喋り始める。 「しかも敵がネットワークに放った信号は自己学習し、絶えず変化と進化を繰り返しています。 これは、我々が普段使っているフーリエ変換と同じに考えるべきことではありません、むしろ量子力学の領域かも知れない」 ここで一呼吸入れた後、シャーリーは結論を結ぶ。 「私の見解を言いますと、あのウイルスプログラムは、コンピュータと同じ学習能力とバクテリア並の強力な増殖力を持つ一種の生物であります。 分離主義者による犯行と考えるには、余りにも高度すぎると思いませんか?」 シャーリーの意見に、かぼちゃのような大きな頭と怒り肩のような瘤が両肩に付いた将官が、呆れたように首を横に振りながら異を唱える。 「君たちはどうもドラマと現実を混同しているようだな。 いいかね? 管理内外の全次元世界内に、そんな複雑かつ即応性の高いシステムを持つ世界など存在せんのだよ」 それに対して、はやてが幾分感情的になりながら反論する。 「我々が知りうる世界ではそうでしょう。しかし、今まで存在を知られていない未知の次元世界から来たとしたらどうでしょうか? 現在までに確認されている次元世界は推定五千億、管理局が把握しているのはそのうちの0.005パーセントの二千五百万、更に管理内外のランク 付けが完了しているのは0.005パーセントの千二百五十。 世界のほんの一端しか知っていない―――」 そこまで言いかけたとき、ゲラー長官が二度両手を叩いてはやての話を遮った。 「わかった、もういい充分だ」 話を途中で遮られて不機嫌そうなはやてと、 「八神一佐、フィニーノ陸曹、君らの意見はよく分かった。だが、分離主義者の脅威がすぐそこに迫っている現状で、未知の勢力についてあれこれ 論じている余裕は我々にはない。 君らの仮説を裏付ける証拠が見つかった時、また話を聞かせてもらおう。 だが、それまではいたずらに騒ぎ立てないで欲しい、ここで話した事ももちろん他言無用だ」 長官は背後を振り向いて声をかける。 「ギーズ一佐、彼女たちを送ってもらえないか?」 首脳陣の後ろにずっと控えていた、片顔が隠れるほどの長髪に精悍かつりりしい顔立ちの、はやてと同じ佐官用の制服を着た白人、シャルル・ド・ ギーズ一等陸佐が、長官の言葉に前へ出てくる。 「私も、ちょっとご一緒してよろしいですか?」 それまで事の成り行きをじっと静かに見守っていたゲンヤがそう言って立ち上がった時、はやてはビクッと身を竦ませた。 ゲラー長官がゲンヤに頷くと、ギーズ一佐はドアを開けて退出するよう促す。 なのは達は敬礼して会議室を退出する。と、入れ替わりに通信将校が駆け足で部屋へと入って行き、長官に敬礼して何か報告を始めた。 外へ出てしばらく歩いた後、突然ゲンヤははやての頭を軽めながらも、拳骨で殴った。 「バカヤロ。お前、幾らちびダヌキでも、今回はムチャし過ぎだぞ」 両手で頭を押さえ、涙目になりながらはやては言う。 「す、すみません。でも、この話はどうしてもしとかないと、無関係の次元世界で戦争になりかねないと思って…」 「そん時の為に俺が居るんだ、何もお前が心配する必要はなかったんだぞ」 厳しい表情で言うゲンヤに、はやての反論も尻つぼみになる。 「は、はい…」 「それに、騎士カリムやクロノ提督の立場も考えろ。ったく、高町とフィニーノのお嬢まで巻き込みやがって」 「うう…」 すっかりしょげかえったはやてと不機嫌に腕を組むゲンヤに、ギーズ一佐が取り成すように 「まぁまぁ、ナカジマ少将。長官は彼女たちの話に興味を持たれたようですから、あながち無駄ではなかったと思いますよ」 その言葉に、はやては相好を崩してギーズにすがり付く。 「ギーズ一佐、ありがとな~。あんたは私の恩人や~」 ナカジマ少将は困った表情で額を押さえ、目を閉じながら言う。 「ギーズ一佐、あんまりちびダヌキを甘やかさないでくれ。増長されて元老院まで行かれてはかなわん」 「以後は自重しますよ」 肩をすくめて会議室へと戻るゲンヤへ敬礼を返すギーズに、今度はなのはがやって来て右手を差し出して握手を求める。 「ギーズ一等陸佐ですね、噂は聞いております。陸上部局のストライカー級魔導師として勇名を馳せているとか」 ギーズ一佐は、なのはと握手しながら笑って言う。 「エース・オブ・エースに名前を覚えていただけるとは、光栄の極み」 なのはとギーズのやり取りを横目に、シャーリーは何か深く考え込んでいる。 その眼には危険な光が宿っている事に、誰も気付かなかった。 前へ 目次へ 次へ