約 1,494,189 件
https://w.atwiki.jp/kanesube/pages/27.html
男前幼女、不平等なのが大っっっ嫌いで不条理を見過ごしたくないという、作中屈指のイケメン(幼女 R前ではやる夫の為に、自身の上級者昇格がフイになるかも知れないという無理を通してまで、力になってくれた その持前の言動と行動でやる夫の方が攻略される側となってしまっている さらに変身することにより、男前な美女になることもできる一粒で二度おいしいキャラ 戦闘では攻撃系バトルスキルを無効化するセットスキルのカウンターや 接近+5して体力も1回復するバトルスキルの闘気が優秀、魔法も使えるので連続攻撃が可能なのも忘れずに 固有能力の聖王の欠片による変身は任意発動で、メイン時攻撃力1.5倍、スレーブ時ガードに対して攻撃力2倍となる切り札 但し、どちらの場合も総疲労が2倍となるので、使い所は見極めよう \ ', ________ , -==ミ _ . -‐ ¨ _ ̄ 〉 } _ <//////> ´ ̄ / >x ´/`´ /^ヽ/ /. ` . ///////> ´ { /. /. "ヘ . ///// 乂__ ,.. -‐ ´ . ´. '. '. . . ' } V//- 、  ̄ ¨二ニ=ォ'. /. /. /. / } ./. . . . . ', /. '. '._ /. / . }、_ }、. . . . . .}. /. /. , /.  ̄ ナ‐-/ ィi /'}}㍉ }∧. . . .. /. ィ. /. '. Ⅳ≠ミ、/ }l / }i ミ //∧. ./ /´ /. '. ィ . {r/ハ ㍉八 厶、ノ' ミ/////V __, __ ,ィ /. /. ' li . {乂ツ__,.. \ ./沁 ㍉ ミ ' \//∧ イ// ' <_ ____ __. /イ. ィ. |l ゝ_ _ ,... .)/vツ メⅣ. . . . \' //// { /⌒≦/////≫ ´ ,ィ. /. / Ⅳ _从 |⌒ヽ 〉 ` ” 〃. . . . ./ ///x<  ̄ ̄ >x'///-=≦ ⌒_ _,.彡/ // ,x升//}} И /. . . . ., - {/{´-=ニ . ニ=-ヾ\ __ -= <. / x升////}} 圦 r‐__─- 、 '___. . . . { {´ V≧o。 _ . _,.彡 V/\≧=-  ̄ ) 〉 _/ //////}} | 丶 `ー‐ ̄ - ′ イ-_-_-≧o。\≧=- ///≫ . / }、//∧ _,.彡' r< ///////〃 | > イ-_}〉-_-_-_-_}}. .>ュ __  ̄ _`ヽ . ' /{从≧≠- / ////////{{八 | `. .r<_-_-/'-_-_-_-_-}}. . . .{ ⌒´ )ノ . " {! ' ///////// // ヽ {=ニニニニニニ=_-_-_-_-_-_-_-}}. . . .゚。 / ', / ' {i / ///////// //≦ニニニニ{  ̄ ¨¨ ヽ{-_-_-_-_-_-_〃. . . . V 、 V / }', ___,. / ///////// /∧ニニニニニL ===- _/}、_-_-_-_-_//≧=='─,} . \ V / } ゚。 __,.彡<,ノ ///////// {/{ ∧ニニニニニニニニニニニ=====//ニ=- ノ_,ィ', 丶 ∨ ∧ \ _ノ⌒)〉 /////////{ }/}、 丶ニニニ==ニニニニ==ニニニニ//三 x≦{ 、 V ゚。 \ ∨ ゚。 丶 {/////////] ///∧ 〉ニニニニ===ニニニニニニ{{三〃 { ` V . ゙ 、 ',∧ \ {/////≫ ´ /////∧ /ニニニニニニニニニニニニヾ、三{( { . ∨ . >o。 丶 丶.  ̄ ̄ ///////}'ニニニニニニニニニニニニニニ `ヽ }′ \V . `゙ >o。 \ ////////}ニニニニニニニ=\{=ニニニニニニニ丶三} ∨ . \ 丶 丶 〈///////∧ニニニニニニニ=丶ニニニニニニニニ└=r==ニi´ } ∨ 丶 \ \ / V///////∧ニニニニニニニ=- -=ニニニニニニニV}. } }V ` . ` . \ / }/////////〉ニニニニニニニニ=- -=ニニニニニニ/ . V } } V ` . 丶 //////////{ニニニニニニニニニニ=V=ニニニニニ〈 . ' , } ∨、 ', ∨ ',╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ ≪ステータス≫ ○ヴィヴィオ ■総合■ 【技】 【戦闘力:200】 ┗【接近:135】【光魔法:65】 【防御率:高(8)】 【疲労無視:35%】 【怪我無効:大(8)】 【追加攻撃:高確率】【特攻:軟体】 ■常用スキル [3] 山吹き色の波紋疾走… 「物理に魔法を全て上乗せ」「光耐性大貫通」 [★]怒号犀… 「隙はできるが敵のガードを削って大きく吹き飛ばす」 [★]烈醒拳… 「隙はできるが「催眠」を確率で付与する」 [2] 波紋法… 「波紋の呼吸による小回復が可能/溜め」 [★]見切り… 「戦闘力の差に応じて、回避率増加」「ターン経過で増加」【自動】 ■確率スキル [☆]カウンター… 「低確率で回避率を強化、攻撃に合わせて反撃を放つ」 [☆]フェイント… 「攻防時フェイントにより撹乱を行う」「ターン経過で確率増加」 [★]戯笑蝶…. 「追加攻撃時、更に攻撃を加えることがある」 ■戦闘スキル【1/T】 [2] 光の闘気… 「戦闘力大増加」「自身小回復」【1/1】 [★]翠玉飛沫… 「全体に2回の接近攻撃」「遠距離可/近いほどダメ増加【1/1】 [★]幕穿… 「威力を抑える代わりに背中へ回り込みガードを大きく削る一撃」 ■固有能力 [4]聖王の欠核… 「変身して戦闘力が絶大増加」「貫通/防御率強化」【中疲労】 new! [4]ストライクアーツ… 「身体系スキル4段階増加」「不可能に近い動きが可能」 up! [絶技] 聖王絶拳… 「自身のデバフ相手のバフ、更に防御(率)をぶち抜く超級の一撃」 new! 「自身に特大のダメージ」 「この反動で「死亡」はしない」 【花京院の饅頭+1◆拳】[饅頭神拳][翠玉飛沫/鉄拳/錬魔/軽羽]「【25】」「中確立で追加攻撃」 【バリアジャケット◆防具】 … 「防御率【2】」 【セイクリッド・ハートⅢ◆装飾】 … 「戦闘力【20】」 + 仕様変更前 スキルの変更具合などの参考用 ≪ステータス≫ ○ヴィヴィオ ■総合■ 【体力:@3】 【攻撃力/8】 ┗【接近:41→"20"×2】【魔法:19(光)】 【疲労無視:10】 ■セットスキル■ [1]セイクリッドナックル … 「【接近】と【光魔法】を統合(光魔法÷2+接近)」「"光"付与」 [☆]カウンター … 「50%(25%)/ 敵の攻撃系バトルスキルを一つ無効化」【技】 [2]フェイント … 「40%(20%)/ 無効系スキル一つと相殺」【技】 ■バトルスキル■ [1]闘気 … 「回復:体力+1」「基礎攻撃+5」【1/1】 [★]"怒号・犀"… 「攻撃が「ガード」を上回ると貫通ダメージを与える」【1/1】【CC 0】 [★]属性付与 … 「[光]」を【接近】に付与できる ■固有能力■ [2]聖王の欠片 … 変身パワー!【任意使用】 ┗接近+【20】/ 「疲労+2」【M】※「バトルスキル」と併用不可 ┗攻撃成功時、ガードを"破壊"/ 「疲労+2」【S】 [2]ストライクアーツ … 「『身体』系のスキル効果最大+20% 」「CC+4」 ■装備■ シンデレラアームズ 【灰被り魔女の腕◆拳】[早熟の拳]…「【接近攻撃55%】」『【接近】2回攻撃』 【セイクリッド・ハートⅡ◆装飾】 … 「基礎攻撃【5】」「脱不可」 CC(キャパシティコスト)【10/14】 ≪パッシブスキル≫ [9]格闘術 … 「【24(18)】」「※素手限定」 [6]身体強化 … 「【9(7)】」 [8]光魔法 … 「【16】」 [2]強化魔法 … 「基礎攻撃【3】」 [3]防御魔法 … 「体力+1」「疲労無視+5」 [2]武技 … 「【技】系スキル確率最大+40%」「疲労無視+5」 ≪戦闘用簡易ステータス≫ ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ ○ヴィヴィオ ■総合■ 【体力:@3】 【攻撃力/8】 ┗【接近:41→"20"×2】【魔法:19(光)】 ■セットスキル■ [1]セイクリッドナックル … 「【接近】と【光魔法】を統合(光魔法÷2+接近)」「"光"付与」 [☆]カウンター … 「50%(25%)/ 敵の攻撃系バトルスキルを一つ無効化」【技】 [2]フェイント … 「40%(20%)/ 無効系スキル一つと相殺」【技】 ■バトルスキル■ [1]闘気 … 「回復:体力+1」「基礎攻撃+5」【1/1】 [★]"怒号・犀"… 「攻撃が「ガード」を上回ると貫通ダメージを与える」【1/1】【CC 0】 [★]属性付与 … 「[光]」を【接近】に付与できる ■固有能力■ [2]聖王の欠片 … 変身パワー!【任意使用】 ┗「接近+【20】/ 「疲労+2」【M】 ┗「攻撃成功時、ガードを"破壊"/ 「疲労+2」【S】
https://w.atwiki.jp/kanesube/pages/59.html
このページは旧戦闘に関する様々な用語の説明をしています。 【体力】 ターンの終了時やスキルによって削れて行き、敵か味方の体力が0になったら戦闘は終わりです 味方の場合【体力:@3】のような形で表示され、相手の場合は【敵ネーム:HP5】と言う形で表示されます また、敵の場合は一度攻撃を当てダメージを与える等の条件を満たさない限りHPは見えません。 【攻撃力】 キャラは【接近】【魔法】や【素手】など様々な攻撃力を持っており ステータスの■総合■の直ぐ下にある[[レミリア]]で言えば【接近:26】【素手:20】がベースの攻撃力となります 耐性やスキルなどに引っかからない限り、その数値分ガードかHPを削ることが出来ます 攻撃力には二種類あり「接近+【10】のようなベースの攻撃力に数値を+する物と 投擲術[グングニル(10)]のようにベースの攻撃力を上書きする物があるのでよく見ましょう 【ガード】 敵だけが持っているステータスの一つで、その分だけダメージを無効化する結界のような物です 残っている限り相手にダメージは届くことは無く、例えガードが残り1で999の攻撃力で殴っても貫通することはありません 如何に無駄なくガードを削り本命の一撃を叩き込むかが早期決着の分け目となります 【疲労】 キャラには疲労と言うものがあり、キャラごとに定められた一定数値を超えると攻撃力が低下するデメリットが発生します 減り方はモンスター毎に決められた数値×ターン数で決められており、長期戦になるほど疲労が増していきます 【疲労無視】 【疲労】であげた一定数値を定めるのがこれです 例えば【疲労無視:11】ならば疲労が11まで積み重なっても低下せずそのままの攻撃力で戦う事ができます。 如何に敵を早く倒し疲労を軽減する事が有利に、そしてダンジョンの奥へと進むための鍵となります。 ■セットスキル■ 戦闘開始時に3つまで選びセットする事で、戦闘を有利に運ぶスキルを使うことが出来ます セットできるのはメインとスレーブのキャラまでであり 三人目以降のキャラは戦闘に参加していてもセットスキルをセットする事が出来ません [2]効率作戦 … 「40%(20%)の確率で、最終疲労-3」【頭】 セットスキルにはこのように40%(20%)等の発動率が決められており トリップと+して40%なら4以下20%なら2以下を出せば発動します ()の中の%はそのスキルの元々の発動率であり 装備や固有などで確率が上昇した後のが()の左側の数値となります。 ■バトルスキル■ 戦闘時に任意で使うかどうかを選べるスキルです 属性を付与したり、全体を攻撃したりと効果は多岐に渡りそして強力ですが メインのキャラしか使う事はできません、スレーブのキャラも使う事はできずメインの特権です また、バトルスキルは1ターンに一度しか使うことができません スレーブシステム 二人以上で戦う時 『メイン』『スレーブ』『その他』にキャラを振り分け戦う事になります 『メイン』は出来る事に特にほぼ制限がなく『スレーブ』はバトルスキルを使えず『その他』は援護攻撃しかできません Mスキル Sスキルと言うものがありこれはM『メイン』S『スレーブ』の時にのみ使えるスキルとなります。 また、[2]効率作戦 … 「40%(20%)の確率で、最終疲労-3」【頭】【M:60%】のように 名前の最後に【M:60%】などがある場合、メインで出ている時60%になる物もあります 【S:60%】と描かれている場合はスレーブの場合の確率となります。 スキルの最初にある★☆と数字 ステータスにある★は装備スキルと言う意味であり装備を変えたりすると消えてしまいます ☆はレベルカンストしたスキルと言う意味であり、鍛えてもそれ以上になる事はありません []の中にあるスキル名の前にある数字はレベルであり、☆になるまで鍛える事ができます。 固有能力 キャラには固有の能力が設定されており戦闘で使える物、探索で使える物など多岐にわたります。 中には特定条件で自身にデメリットを与える物もあるので、しっかりと読んでから使いましょう。 耐性 弱点 耐性には二種類あり、「炎耐性:5」のような場合と【耐性:風「-100%」】のような場合です 前者は火属性の攻撃をした場合-5ダメージされます 後者は風属性の攻撃をすると100%すなわちダメージを全て無効にされます 逆パターンの【弱点:雷 氷「+5」】もあるので、耐性と弱点の情報を上手く稼ぎ戦いましょう 天地の書 前作で手に入れたチートアイテム、ソロで戦う時は効果が無い 【天の書】… 「メイン」の攻撃力+20【地の書】… 「スレーブ」の総合疲労-50% 連続攻撃や何かのスキルにより半減する場合、天の書はその前に足されます 例としてベース攻撃力20をスキルか何かで半減して連続で攻撃する場合 ベース攻撃力20を半減して10にその後に天の書の20を足して30に × ベース攻撃力20に天の書の20を足して40にその後に半減して20に ○ 攻撃順番 複数で攻撃する場合当然本命の一撃を誰で打つかガードを誰で削るかと言うのは大変重要です 攻撃順番にはルールがあり【レミリア】接近 【[[やる夫]]】接近 【[[水銀燈]]】接近とした場合 攻撃順は左のレミリア→やる夫→水銀燈になります 連続攻撃(元追加攻撃) 連続攻撃とは「接近」と「魔法」がある時のみ可。両方の攻撃力半減して連続で攻撃と言う物であり 【接近 10】【魔法 10】の二つがあった場合,両方を半減させて接近5 魔法5の連続攻撃をする事が可能です ガード5 HP5の相手がいたとして普通に攻撃するだけではガード5に超過5が入るだけで止まってしまいますが 連続攻撃をする事によりガード5を削った後HPの5も削りきる事ができます ()の元追加攻撃と言うのは名称が同じで攻撃力が半減されない物がありややこしくなった為の変更です 追加攻撃 追加攻撃とは通常の攻撃とは別に更にもう一度攻撃が出来ると言う物で基本的に一部のスキルが該当します 試しに接近10で[★]契約の腕輪Ⅱ … 「追加攻撃【15[火]】」【1/1】を使ってみると 接近攻撃で10のダメージを与えた後 火属性の追加攻撃15が入る事になります ソロの場合、追加攻撃か連続攻撃がないとガードを削っただけで攻撃が止まり詰む事もありえます 援護攻撃 『その他』の人が使える攻撃 威力は半減であり、さほど威力は望めないが、ガードが僅かに残っている時などにその真価を発揮します また、『その他』の人は連続攻撃は可能なので半減した攻撃を更に半減して連続攻撃も一応可能です 注意点として攻撃力が半減した時の端数はランダムで切捨てか切り上げが決まるので 半減に更に半減を重ねると、最悪二回とも端数切捨てでダメージが下がる事もありえます 奇襲 周囲を警戒しながら進むの安価を取った時、メンバー全体の探知系スキルの合計とトリップ勝負して成否を決めます また、警戒して進んだ場合こちらからの奇襲以外にも、相手からの奇襲を防ぐ効果もあります 奇襲をとった場合、一部の奇襲で強化されるスキルが強化され・・・ 詳しい事がまだデータとして出ていないのでここから先は保留 最終攻撃力 まだデータは出ておりません アイテム 1T1つで、制限ない限りは自由に使用可 但し、【バトルスキル】扱いの物もあるので注意 武器と属性 この世界の武器に最初から属性がついている物は存在しません どのような武器であっても最初の状態は無属性であり 属性を付与するにはスキルや一部のアイテムなどを使わなくてはなりません 【莫邪の宝剣◆双剣】[はじゃのつるぎ]―「【10】」「50% / 更に連続攻撃」『光 炎付与』 例えばこのように武器の最後に『光 炎付与』がついていて属性がついているように見えますが これは武器に付属しているスキルであり、武器に最初からついている属性ではありません
https://w.atwiki.jp/mitlocke/pages/848.html
ハスター(黄衣の王) ランク:C S(クトゥルフ神話) 属性 ・性別不明 ・黄衣の王 ・旧支配者 ・邪神 敗北条件 (L)と自身の正体を見たキャラクターが生きていると敗北 パラメータ ESP能力レベル 4 ESPパワー 35 耐久力 5 精神力 6(+1) 能力 ・バイアクヘー[戦闘前][手下:2] 1D6を振り、この戦闘中以下の数だけ手下を得る。 この手下はテレポートの逃避にも同調を行える。 出目 手下の人数 1~3 1人 4~6 2人 ・黄の印[戦闘][常動] このキャラクターシートを見たキャラクターが戦闘に参加している場合、 自分の精神力に+1の修正を受ける。 ・戯曲「黄衣の王」[戦闘][特殊] 自分が攻撃を行う時、幻覚を1枚破棄することで その攻撃で攻撃対象の耐久力と精神力に同時に攻撃を行う。同調不可。 攻撃対象は精神力チェックを行う。成功した場合、この効果を無効化できる。 ・黄色い衣[戦闘][特殊] LV:6以上の攻撃によってこのキャラクターに損害判定が行われる時、 その損害判定を[(このキャラクターの耐久力):1]の損害判定に変更できる。 ・同化[戦闘][主要] 攻撃Cカードを1枚破棄することで、この戦闘中、 破棄したCカードと同名のCカードをCカードの発動チェックを行わずに使用できる。 備考 正体を見られると自分と相手の両方のデメリットになるので早めに特殊能力を使用して正体を明かすとよい。 自分から好き好んでハスターの敵になりたいキャラクターは稀有なはずだ。 うまくいけば敵が(L)だけなので楽なゲーム展開が期待できる。 ただし、(L)からの接触テレパスには注意すること。 接触テレパスに成功されると戦場にいる全てのキャラクターに自分のシートが見られてしまうため、 一気に敵が増えてしまい勝利するのが厳しくなる。 (E)陣営と結託して(L)を倒すのがセオリーだが、 場合によっては(L)対(E)の戦場に駆けつけない方が良いこともある。 Q&A Q.このキャラクターは漢字サーチライトを使用できますか? A.いいえ、使用できません。 名前欄の()内の文字は名前に含めません。 このキャラクターへの意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/asamikuchisaki/pages/99.html
うつのみや お うみのおや うのみつお きし うつのみやしおき こな うつのみやなおこ か うつのみやか ち うつのみやちか いさ うつのみやかさい くし うつのみやしかんく けな うつのみやかげつな こた うつのみやたかこ しひ うつのみやひがし あきた うつのみやたかあき き うみのみつき え うつのみやえき な うつのみやきんつな お うつのみやおきつな ま うつのみやまき ゆ うつのみやゆき おし うつのみやしおき そは うつのみややきそば あかた うつのみやたかあき こ うつのみこ おな うつのみやなおこ かた うつのみやたかこ はる うつのみやぱるこ とま うつのみやまこと し うつのみやじんじゃ★ うつのみやし け うつのみやけんじ な うつのみやしげつな いさ うつのみやしけいさつ す うつのみやずし た うつのみやただし ち うちのみやじんじゃ★ ら うつのみやらし り うつのみやしりつ あい うつのみやあいしー おき うつのみやしおき いな うつのみやしない かく うつのみやしかんく かひ うつのみやひがし くゆ うつのみやじゅく くよ うつのみやしやくしょ とも うつのみやもとし た うつのみやたみ い うつのみやいんたー うつのみやだい かく うつのみやだいがく くれ うつのみやれんたいく し うつのみやただし か うつのみやたかし さ うつのみやさだし な うつのみやただつな か うつのみやたかつな さ うつのみやさだつな わ うつのみやたわー かこ うつのみやたかこ さす うつのみやさだやす さひ うつのみやさだひさ あかき うつのみやたかあき えすふ うつのみやふぇすた て うつみてつや え うえのてつや め うめみやてつ いち うつのみやてついち な うつのみやみつつな★ うつのみやみなみ うみのつなみ き うつのみやきんつな お うつのみやおきつな す うつのみややすつな た うつのみやただつな か うつのみやたかつな さ うつのみやさだつな り うつのみやなりつな うつのみやのりつな よ うつのみやよりつな いし うつのみやしない おこ うつのみやなおこ かけ うつのみやかげつな くに うつのみやくにつな さひ うつのみやひさつな さま うつのみやまさつな しよ うつのみやよしつな ちも うつのみやもちつな とひ うつのみやひとつな とも うつのみやともつな うつのみやもとつな ひろ うつのみやひろつな ふま うつのみやまなぶ ふゆ うつのみやふゆつな ね うづみねのみや すむ うつのみややすむね うつのみやむねやす は うつのみやはつ ち うちのはやつの ま うまのみつば きそ うつのみややきそば こる うつのみやぱるこ め うめのみや て うめみやてつ いよ うみのやよい こち うちのみつこ さふ うつのみやのぶふさ まゆ うつのみやまゆみ いさち うつのみやちさい いすせ うつのみやすいせい くとま うつのみやとくま さとる うつのみやさとる さまよ うつのみやまさよ すもり うつのみやものりす とまらる うつのみやとらまる x うみのやみ xあきしよ うつのみやよしあき xあきな うつのみやあきつな xあめ うめみやあやの xいはす うつのみやばいぱす xえすとも うつのみやともすえ xおきよ うつのみやおおきよ xかさねひ うつのみやかねひさ xかた うたつみやかた xかた うつのみやがた xかたわ うわつわたつみのかみ xきとな うつのみやときつな xく うのつぐみ xくさたに うつのみやさだくに xくほ うつのみやぼーぐ xけさしふ うつのみやしげふさ xさて うさみてつや xさとふよ うつのみやとよふさ xしひろ うつのみやひろし xてのふる うつのみやてるのぶ xてひり うつのみやひでのり xめ うみやつめ
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/703.html
柊かがみの憂鬱 Ⅱ ◆tu4bghlMIw ▽ 《……絶対に、絶対に許さない――鴇羽舞衣》 一部ボロボロになったコンクリートの海。 市街地の一角、綺麗に舗装された道路の上でかがみと舞衣達は数メートルの距離を開けて対峙していた。 「殺、した?」 舞衣の唇がまるでソレ自体が命を持っているかのようにぎこちない動作で歪む。 顔面の筋肉が硬直しているようだった。何も考えられない。全てが憎い。辛い……悲しい。 (嘘だッ……嘘だッ……嘘だッ……!!) 鬼のような、般若のような。憎しみと絶望と憤怒が混ざり合った凄まじい怒りの表出だった。 マーブル模様を描きながらに様々な感情が一つの結論を目指す。 舞衣の心はいまだ〝かがみ〟が言い放った台詞の意味を理解出来ないでいる。 「んーあぁ、殺したぜ? おっと、もしかして俺の口からじゃなくて次の放送で聞きたかったか。そいつぁ悪い事をしたなぁ」 「な、んで……」 「何で? あらあら、おかしな事聞くのね……」 白と紫の女が嘲るように言う。柊かがみの口調の次はラッド・ルッソ。 自身で否定したスイッチを切り替えるような言葉の変化を難なく〝かがみ〟はやってのける。 まるで様々な人格が一つの身体の中に同居している乖離性人格障害患者のようだ。 彼女(あるいは彼)は遊んでいるのだろうか。それとも…………? 「そりゃあ、タァカヤ君が考えちまったからに決まってんじゃねぇかよぉ!? すっかりおびえきった顔の普通の女の子につよーいつよーい宇宙人の自分が殺される訳ねぇってよ!!」 「――ッ! そ、そんな……」 瞳を見開き、唇を震わせ、拳を握り締める舞衣とは対照的にゆたかが小さな悲鳴を漏らす。 だが絶望の淵にいる所をDボゥイに救われた舞衣と違い、ゆたかがDボゥイに抱いている気持ちは別の色合いを持っている。 それは、春の空のような爽やかな憧れにも似た一途な想い。 自分に自信が持てない少女が覚えた「好き」や「愛してる」には届かない憧れのようなもの。 「……る……さない」 だが、一方で舞衣がこの世界へとやって来た状況は極めて限定的なモノだった。 彼女はほんの数刻前に何よりも大切な自分の弟を失った状態で殺し合いに参加させられていた。 加えて、それに付随する環境も最低最悪のモノだ。 尾久崎晶のチャイルド、ゲンナイが美袋命に倒された事によって鴇羽巧海は命を落とした。 そして、怒りに支配された舞衣は命を自身のチャイルドであるカグツチによって殺した――と思っている。 舞衣には救いもなく、同時に心の底から大切だと思える相手もいなかった。 いや、想う事を許された相手がいなかった、と表現するべきだろうか。 彼女が想いを寄せた相手――楯祐一は幼馴染である宗像詩帆を選んだ。 だから、舞衣は自身が楯を大切な人であると思う事に抵抗を感じていたのだ。 結果として――その想いの矛先は、相羽タカヤという一人の寡黙で不器用な男へと向けられた。 しかし、 「……何? よく、聞こえなかったんだけど。質問する時は大きな声でハッキリと発音よく。 学校で教わらなかったのかしら? そう、それでね。タカヤ君との約束があるのよ。 聞きたい? そりゃあ聞きたいわよねぇ? でも残念だけど遺言とかじゃないのよね。 そう、私とタカヤ君との約束ってはね……舞衣ちゃんとゆたかちゃんをぶっ殺してあげるって事! どう、素敵でしょ?」 目の前の少女の姿をした怪物が、彼を殺したと笑いながらに言うのだ。 ニコニコと〝かがみ〟が口元を綻ばる。 まるで学校の友人達と他愛のない話で盛り上がっている時のような和やかな表情だ。 ダンサーがステップを踏むように、コンダクターが楽隊のリズムを合わせるように。 〝かがみ〟はボコボコになったアスファルトの道路をコンコンと爪先で叩く。 放っておけば鼻唄でも歌い出してしまいそうなご機嫌具合だった。 そう〝かがみ〟はまるで辛い事など何一つ存在しないとでも言いたげに、殺戮の武勇伝を語るのだ。 (Dボゥイが死んだ? Dボゥイが殺された? なんで? こいつに? こんな奴に?) 舞衣は心の中で自問自答を繰り返していた。 こころの迷宮に足を踏み入れては、右も左も分からないような永久の闇の中で頭を抱える。 全てを、忘れてしまった訳ではない。 力がなかったから自分は守れなかった。足手纏いになる事しか出来なかった。 無力な自分が大嫌いだった。巧海を守れる力が欲しかった。 相手を倒す力ではなくて「大切な人」を守れる力。もう誰にも悲しい思いをさせたくなかったから…… だけど、あの時舞衣はラッド・ルッソを「殺すための力」が欲しいと願ってしまった。 チャイルドを呼び出す事の出来ない舞衣は極めて無力だ。 彼女のエレメントはただひたすら「守る事」に特化している。攻撃としての力の行使はほとんど行った事がない。 だから、舞衣は心の底からカグツチが現れてくれる事を願った。 カグツチは最強無比の力を持った強力なチャイルドだ。 大空を翔ける炎の翼、口から吐き出す天壌の劫火は森を焼き、山を消滅させる神如き破壊力を秘めている。 (でも、もうカグツチはいない。カグツチはやられてしまった……エレメントも出せない…… 憎い……この柊かがみの姿をしたラッド・ルッソが憎くて堪らない……) カグツチは、藤乃静留との戦いによって消滅してしまった。 姫舞闘におけるルールの一つとして、チャイルドがやられた場合、HiMEはHiMEとしての力を失ってしまう。 そして「大切な人」も緑色の光になって消えてしまうのだ。 勝ち続けるしかない。誰かを守るための力は崩壊した瞬間にその持ち主を喰らい尽くすのだから。 「……絶対に、絶対に許さない」 「ああ? 別に許して欲しくなんてねーよ。懺悔してる訳じゃねぇんだから――」 ラッドはヘラヘラと、そしてニヤニヤと。 言葉が変われば表情も変わる。 だがどちらの〝かがみ〟も周囲に強烈な不快と絶望を撒き散らす存在である事だけは同義だ。 (憎い……っ、憎いっ……!!) どんな言葉を重ねようとも舞衣には目の前の少女がラッド・ルッソにしか見えなかった。 口調もクルクルと変わるし、姿は彼女の仲間である小早川ゆたかの先輩である柊かがみのモノだ。 だが、根本的に舞衣は『本来の柊かがみ』という人間を知らない。 ラッド・ルッソと混ざり合った不純物としての〝柊かがみ〟としか顔を合わせた経験がない。 舞衣は決して聖母のような心を持った全ての罪を赦せるような人間ではなかった。 彼女は極めて普通の、どこにでもいるような女の子だ。 人間がどれだけ可能性に満ちた生き物であったとしても、十やそこらしか生きていない若者に賢者のような理性が備わっているだろうか。 柊かがみに対する思い入れが正直な話、舞衣はそれほど濃い訳ではない。 ゆたかの生き残った唯一の知り合いだ。出来るなら助けてあげたいと思う。しかし、 (私には、あの〝柊かがみ〟が――ラッド・ルッソに憑りつかれた、ただの抜け殻にしか見えない。 なんて……私は…………最低、なんだろう……) 彼女がラッド・ルッソの口調を、仕草を示すたびに、舞衣の胸はキリキリと締め付けられるのだ。 死んだはずのラッドが何故か生き返って、そしてDボゥイを殺したと――そんな穿った視点でしか、柊かがみについて考える事が出来なくて。 吹き付ける生温い風と燃えるような太陽にまでとばっちりが行きそうなくらい、舞衣の心は荒れ狂っていた。 「とりあえず、舞衣ちゃん達がまだ殺し合う気がないなら……少しだけお話でもしましょうか。 どれくらいタカヤ君がボロボロになって、無様に惨めに血だらけになって死んでいったとか――興味深いでしょ?」 「こ、いつ……っ!!!」 「おい、馬鹿! 待て不用意に飛び出すんじゃねぇ!」 「放してよスパイクっ!! こいつは、Dボゥイを……!」 限界だった。 しかし、武器も持たずに〝かがみ〟に向かって行こうとした舞衣がスパイクに後ろから羽交い絞めにされた。 必死にその手を振り払おうとしても、隻腕のはずの彼の拘束から抜け出せない。 腕一本なのにしっかりと身体をロックされてしまっている。 カグツチの名前を呼ぼうとも、エレメントを出してみようとも思わなかった。 どうせ何も起こらない事は分かっている。だけど、ジッとして見ている事なんて出来る訳がなくて…… 「おうおう、スパイクさんよぉ。舞衣ちゃんは俺と戦いたがってるんだから好きにさせた方がいいんじゃねぇか。 俺達大人だって、時にはガキの自主性を尊重するべきだしなぁ!」 「その口で大人を語るってかい。俺には好き勝手生きてるアンタが一番子供っぽく見えるがねぇ」 「……ふぅん。〝私〟の番だけに反論出来ないのが残念だけど……ま、どっちにしてもあなた達は戦って殺し合うしかないの。 だって、ね。あなた達……この前私に負けたばかりでしょ。しかも懲りずにまるで同じ面子。 流石に二度目はないわよ? 今回はそっちの白い龍もしっかり相手してあげるから……」 「……痛い所突くもんだ」 顔面を苦渋の色に染めながら、スパイクが苦し紛れに言った。 スパイク、ジン、舞衣、奈緒、そしてゆたか。 メンバーはかがみが〝かがみ〟へと変貌した時と変わっていない。 今回は「柊かがみを救う」という意志が強く存在するものの、奥の手が存在している訳ではない。 「さぁさぁ、いったい誰から俺の相手をしてくれるのかねぇ!? ああ、何なら全員一気に掛かって来てくれてもいいんだぜ。 殲滅戦、電撃戦、打撃戦、防御戦、包囲戦、突破戦、退却戦、掃討戦、撤退戦、どれだって構わねぇしよ!」 〝かがみ〟が腹の底から己の戦いに対する思いをぶちまけた。 舞衣達は彼女の放つ強烈な威圧感に気圧される。絶対的な一手などそう簡単に見つかる訳がない。 本当に〝かがみ〟を殺すつもりで戦わなければ逆にこちらがやられてしまうだろう。 しかし、それでは意味がない。柊かがみを救い、皆で帰らなくては意味がない――舞衣がそう思った時だった。 天に金色の光を放つ『影』が現れたのは。 ▽ 《痴れ者が……その程度の力で我に敵うと思ったのか?――ギルガメッシュ》 「ふむ。そこまで戦いに執着するとは呆れた戦闘狂、いや殺人狂だな」 どこかの国の国家金庫から盗み出してきた金塊から抽出したような見事なまでの黄金色の髪。 金色のフルアーマータイプの頑強な鎧。溜息が出るほど端正な容姿と、全てを射抜くような紅の瞳。 突如大空から弾丸のような速度で飛来したのは――英雄王ギルガメッシュ、その人だった。 装備したインテリジェントデバイスマッハキャリバーを用い移動用魔法、ウイングロードを行使。 帯状魔法陣を展開し、そこをカタパルトのようにして移動する戦術は音もなく敵に接近する事に何よりも優れている。 完全にギルガメッシュはかがみの虚を突き、背後から攻撃範囲へと近づく事に成功した。 「ギ、ギルガメッシュ!?」 「なっ――」 いち早くギルガメッシュの接近に気付いた奈緒が大声で彼を呼んだ。 ほぼ同時に〝かがみ〟が振り向くも時既に遅し。 それどころか、タイミングよく『顔だけを後ろに向けた』事は〝かがみ〟に更なる災禍を呼び込む事になる。 ギルガメッシュは〝かがみ〟へと突っ込みながら、無遠慮に右腕を伸ばした。 そして、ガッチリと彼女の顔面を鷲掴みにする。 五指が頬骨からこめかみ、額と彼女の皮膚に食い込む。その拘束は完璧。ソレこそ指を切断でもしない限り外れる事はない。 マッハキャリバーの高い機動性でもって〝かがみ〟へと突撃して来た彼はそのままゴツゴツとしたアスファルトに着地。 機動性をフルドライブさせて自身に更にスピードを加算する。 そして、 「テメェ、何しやが――」 「――笑いたくば、心ゆくまで笑え。その減らず口がどこまで利けるか、我が試してくれよう。 貴様の言葉に合わせてやるとすれば……そう『持久戦』という奴だ」 「や、やめなさいっ! なにするつも――ガ、ガァアアアアアアアアアアッ!!!」 〝かがみ〟の顔面を思い切り地面へと叩き付けた。 そしてマッハキャリバーを加速させる――当然、かがみの顔は道路へと押し付けたままだ。 「ガ、ガ、ア、ガガ、ガガア、ガガ、ガガ、ガア、アッガ――」 ズタズタに引き裂かれた〝かがみ〟の口から言葉にならない呻き声が漏れる。 ギルガメッシュは更にスピードを上げる。彼と〝かがみ〟が通った後に残るのは真っ赤な道。 そして擦り潰されミンチにされた肉。 皮膚が裂け、歯が砕かれ、肉に食い込み、神経は断裂し、小石が口腔に吸い込まれ嚥下、そして食道までも犯される。 濃いねずみ色の車道に紅が混じり、屠殺された家畜のように両手足も引き摺られるままに擦り切れる。 ズルズルに擦り剥けた皮膚が簾のように垂れ下がる。 白く真新しかったタキシードは待ち望んだ返り血ではなく、顔面から吐き出すように零れる血液で汚される。 ビクンビクンと彼女の身体が痙攣する。実験で電気を流される蛙のように筋肉だけが意味の無い動作を繰り返す。 (あ、あ、あ……) そんな光景を、ゆたかは顔を真っ青にしながらも脳へと強制的に流し込まれた。 眼を瞑る事など考えもしなかった。いや、恐怖のあまり身体が硬直して瞳を閉じるよう思考する事さえ出来なかったのだ。 英雄王のその蛮行自体が数秒の間に行われた行為だった。 しかし、スローモーションのように全てが再生される。見たくない筈の現実まで、全てを水晶の瞳は映してしまう。 だから、ゆたかは呆然としながら見つめる事しか出来なかった。 叫び声を上げる事も、悲惨な光景に卒倒して倒れる事も出来ない。 大切な大切な先輩が血液を噴出しながら、削られ、潰され、摩り下ろされ、壊されるのを黙って見ているだけ。 〝かがみ〟の頭部がどんどん減っていく。 舗装された道路といえど、鏡のように磨かれた完全な平面という訳ではないのだ。 当然、そこには微細な起伏があり突起がある。 そんな場所を人間が身体を、しかも顔から引き摺られたとしたら――? 生きて、いられる訳がない。 それが例え人形のように整った容姿の持ち主であったとしても、その美は完全に凌辱され破壊されるだろう。 残骸として残るのは、化物のような血と肉と骨が無様に飛び出した物言わぬ死体だけ。 そう――普通ならば。 「痴れ者が……その程度の力で我に敵うと思ったのか?」 〝かがみ〟の顔を紅葉おろしにする事に飽きたのか、ギルガメッシュが彼女の身体を勢いよく空高く放り投げた。 五、六メートルほど、天高く打ち上げられた〝かがみ〟は辺りに黒く濁った血液を撒き散らしながら落下。 重力に抗う翼を持たぬ者の宿命に逆らう事は出来ず、出来の悪い球体間接人形――ジャンク――のように両脚膝脹脛をへし折りながら大地へ叩き付けられた。 (かがみ……センパイ……私が……何も出来ないから、こんな事に……?) ▽ 《ねぇ、ひとつ質問なんだけど…………どうして今すぐにでも死なないの?――結城奈緒》 「しかし、妙だな。その低俗で熱苦しい喋り方は例の狂犬であろう。だが奴は死んだはずだ。 加えて身体は〝衝撃〟と一緒にいた小娘か? こちらはまだ放送で名前を呼ばれていないな。 が、この右手に残る妙な感触は何だ……? 押し殺した細胞がすぐさま産声をあげているようだ。 殺しても殺しても再生する、という事か。ふむ、なるほど。つまりは小娘、貴様――」 金色の手甲に付着した血液を払いながら、ギルガメシュが口元を歪める。 「――不死者、という生の地獄に縛られた畜生か?」 英雄王が確信に到った瞬間、倒れ伏していた〝かがみ〟が突然、頭を上げた。 そして蒼の瞳だけを爬虫類のようにギョロつかせながら、 「……アハ、ハハハハハハッ!! き、効いたわよ……今のは……!! 本当に……本当に! 死ぬかと……思ったわ」 「ふん、どうも削り足りなかったようだな。イマイチ加減が分からんな。我には不向きの無粋な戯れだったようだ」 冷徹な瞳でギルガメッシュは全身の骨を軋ませながら起き上がろうとする〝かがみ〟を見下ろす。 彼女の修復速度は異常だった。特に斬撃系統のダメージを多く受けていたため、顔面の傷はみるみる内に治っていく。 とはいえ、額から顎までほぼ全ての皮膚をこそぎ落されていたに近い状態だ。 特に完璧なまでに破壊された口周りなどは未だ赤い肉が腐り堕ちた果実のように充血し、屍人のような様相を見せていた。 「……いやいや、まさか君が来てくれるなんてね」 「〝王ドロボウ〟よ。これは、失態だな。あのような屍人一匹すら撃滅出来んとは」 「君が怒るのも分かるんだけどね……ま、こっちにも色々事情があって」 問い詰めるような視線に射抜かれたジンだが、ギルガメッシュに威圧される気配は微塵もない。 肩を竦め、飄々と応じるその様は同じ『王』の呼び名を持つ者として、英雄王に決して見劣りはしない。 親しげな雰囲気を保ちつつ破顔一笑。とはいえ、柊かがみの動きへの警戒は解かない。 「……ギルガメッシュ」 ギルガメッシュの名を親しげに呼ぶ少女の声――結城奈緒だ。 最後に出会った時に比べ、彼女の身体がズタボロになっている事を見咎めギルガメッシュは僅かに眉を顰めた。 だが、すぐに表情を戻すと奈緒を一瞥しながら、 「ナオよ、一つ聞いておこう。あの狗はどうした?」 「狗……ああ、ドモンの事? あいつなら一度会って、それからすぐに別れちゃったけど」 「……伝令もまともにこなせんとは。やはり、奴に王を名乗る資格はないな」 頭を押さえ、ギルガメッシュは落胆の声を漏らした。 元々低かった期待値が更に下がった格好になる。このままでは最安値も間近だ。 奈緒はそんな彼を見て小さく笑った。 そう、こういう傲岸不遜で自己中心的で他人を虫けら程度にしか思ってないのがギルガメッシュなのだ。 久しぶりに出会えた安堵か――いやいやいや、何だソレは。 何故あたしがそんなモノを金ぴかに感じなければならないのだ。 まぁ確かに、かなり頼りになる事だけは事実だけど(というか、そこを除いたら何も残らない) しかし、金ぴかの登場はあたし達にとってかなりの好機と言えるだろう。これなら…… 「とにかく! そんな事はどうでもいいからさ、手を貸してよ金ぴか。 いい? 不死の酒ってのを飲んだ柊かがみがラッドをね……なんか食べ……いや、違うな。 何ていうか、あまりにファンタジー過ぎて説明しにくいんだけど吸収しちゃったみたいなの。それで――」 「我と出会えた感動のあまり口数が増えるのは分かるが、そこまででよい。事情は察しているつもりだ」 うんうん、と頷きながらギルガメッシュが言った。が、言われた方は納得しかねる。 会っただけで感動なんてする訳がない。 それこそ動物園にパンダでも見に行った方がよっぽど胸が躍るだろう。 「いや、全然ないからソレ。まぁでも……分かってるなら話は早い、かな」 「照れずともよい。何、久しぶりに会った臣下の頼みだ。加えて我はそこそこ機嫌が良いのだ。 容易い事よ――――柊かがみを我に殺せ、と言いたいのであろう?」 自身に満ちた表情で、ギルガメッシュは奈緒に堂々と宣言した。 ――うん、訂正しよう。やっぱりこいつは全然分かっていなかった。 いや、一瞬でも「さすが金ぴか、無駄に頭の回転が速い」とか思ってしまったあたしが悪いのだ。 そもそもよくよく考えてみれば、あたし達が柊かがみを助けたいと願っている事をこのゴールデンバカが知り得る訳がない。 コイツにそういう、人間らしい慈愛の心とか他人を救いたいと思う心が存在する訳がないのは重々承知していた筈なのに。 ゆたかの大切な人を守りたい、暗黒の世界から救い出したい!なんて純粋な気持ちを理解出来るよう、頭が出来ていないのだろう。 「…………違うって。アイツの身体からラッド・ルッソを追い出して、本物の柊かがみを取り戻したいの。 小憎たらしい相手だけど、ゆたかの……大事な先輩だから」 ちょっと投げやりな感じで奈緒は自分達の目的をギルガメッシュに告げた。しかし、 「意味が分からんな。何故、そんな回りくどい道を歩まねばならんのだ? 我が進む道は全てが王道。至高へと到る覇道よ。あのような小汚い畜生は今すぐにでも塵に還した方がよいとは思わんか?」 帰ってきた解答はあまりにもギルガメッシュらしいの一言に尽きた。 奈緒は気が気でなかった。何しろ、この会話を奈緒達にかがみを救って欲しいと頼んだゆたかも聞いているのだ。 妙な方向に話が進んだら、ギルガメッシュがゆたかを恫喝し始める可能性だって捨て切れない。 「おい奈緒、ジン」 その時、傍らのスパイクが咎めるような口調で二人の名前を呼んだ。 「……何」 「あまり……聞きたくない話題かもね」 「〝コレ〟がお前らの言っていた偉そうで傲慢だけどその代わり何だって出来る英雄王サマか?」 「……残念ながら、そう」 「まぁ、一応……そうだね」 「ったく、マジかよ……」 ちょっとシュンとしながら、奈緒とジンがスパイクの問い掛けにしぶしぶと答えた。 二人とも、まさかギルガメッシュが出会って早々こんな大ボケをかましてくれるとは夢にも思っていなかったのだ。 仲間達に彼の事を美化して伝え過ぎた事を微妙に悔いる。 「待て、聞き捨てならんな。そこの雑種よ――我を愚弄する気か? 余程命が惜しくないと見える」 「いや、今の戦闘見ただけでもあんたの実力はそれなりに理解したよ。 とはいえ人間誰にでも欠点はある。俺はそういうのは大して気にしない性質でね。安心してくれ」 「――欠点、だと?」 「……っと、失言だったか」 スパイクの言葉にギルガメッシュが更に苛立ちを募らせる。 欠点、などという単語は天上天下唯我独尊完全無欠を自負する彼にとっては存在する筈のない言葉だ。 「おいおいおいっ! 俺の事を忘れてお喋りしてもらっちゃ困るねぇ、ギルちゃんよぉ!! アンタは俺の最高の餌だっつーの! あん時は殺し損ねたけどよぉ、見ろよ今はまだ俺はピンピンしてるぜぇ! 俺の中から〝ラッド・ルッソ〟だけを取り出して柊かがみを救い出す!? おぅ、やれるモンならやってみろっつー話だぜ! 絶対死なねぇと慢心しきったお前を俺はぶち殺す!!」 立ち上がった〝かがみ〟の視線は真っ直ぐギルガメッシュへと注がれる。 既に全身の再生は終了。 砕けた両足の骨も、引き摺られ擦り切れた皮膚も身体ベースである柊かがみの健康状態へと至った。 顔面の傷口もほぼ完治に近い状態と言えるだろう。 飛び散った血液すら綺麗に傷口に吸い込まれて元通りだ。所々ズタボロになったタキシードだけが唯一の爪痕と言えるかも知れない。 ……なるほど。 実際、金ぴかが現れた以上〝かがみ〟の関心がアイツに向けられるのは分かる気がする。 映画館での無茶苦茶なバトルの際、ラッド・ルッソはギルガメッシュを第一のターゲットに定めていた。 柊かがみの意思が沈み、ラッドっぽい人格がメインとなっている今〝かがみ〟が金ぴかを狙うのはある意味道理に適っている。 ラッド・ルッソの殺人の定義は『絶対に自分が死なないと思っているような生温い奴を殺して殺して殺しまくる』だ。 金ぴかは見れば分かるが、自分が死ぬとか負けるとかやられるとか微塵も思っていない。 まさに絶好の獲物という奴だろう。〝かがみ〟の中のラッドっぽい部分がそう考えるのも不思議では…… ――ん? その時、奈緒の頭の中にとある不思議な疑問が浮かび上がった。 そうだ。当たり前に考えていけば、これはどう考えても変だ。 あれ……何だ、コレ。どうなってんの……? 「貴様、何か勘違いをしているようだな」 「はぁ? まさかこの期に及んで、まだ私とは戦う気になれないとでも言うつもり?」 「だから貴様は愚図だというのだ……そろそろ、その悪趣味なごっこ遊びは止めにしたらどうだ」 尊大に、ギルガメッシュが言い放った。 「ごっこ……遊び、だと?」 「そうだ――ナオ、お前も核心に至っているはずだ。 いや、我を除けばこの場にいる人間で、その真理にたどり着ける人間は貴様しかおるまい」 ギルガメッシュが突然、奈緒に話を振った。 スパイクやゆたかなどはギルガメッシュの言葉の意図を掴めず首を傾げている。 やっぱり、金ぴかは全てを見抜いていたようだった。 理知的な推理力や理詰めの論理構成。そういう分野はギルガメッシュの専門外かもしれない。 だけど、彼の最大の武器はその『化け物じみた全てを見抜く超眼力』だ。 過程を全てすっ飛ばして結論へと至る魔法のような能力。だから、分かっている筈なのだ。 「アンタさ、誰?」 ――何が正しくて、何が歪なのかも全て。 「……つれないわね。結城奈緒ちゃん? 私とあなたが何回戦ったと思ってるのよ。 それにラッドとだってあなた、会ってるじゃない。かがみがラッドを喰う瞬間にも立ち会っていたし……」 一瞬、面食らった表情を浮かべた〝かがみ〟が笑いながら答える。 確かにあたしはかがみとラッドには会った事がある。 ぶっちゃけ、不死身の柊かがみに関して言うなら誰よりも険悪でムカつく因縁がある自負もある。 ラッドだってあの馬鹿騒ぎを何とか生き延びて再会した時は、それなりに話もした。 だけど、 「違うよ。だって――アンタはラッドでもかがみでもないでしょ?」 〝かがみ〟はそのどちらとも違う。まったく、別の……存在だ。 「……ああ、そういう事か! 確かに、混ざっちまったからなぁ! いくらメインは俺だとしても、かがみからの影響も少なからずあるのは当然――」 「だから、違うって」 〝かがみ〟を見ていると一つだけ、気になる事がある。 それは、コイツが自分自身をどういう感じで認識しているのか、って事。 〝かがみ〟は気付かない、いや、気付けないのかもしれない。 でも、コイツがラッドでもかがみでもないと、あたしは胸を張って断言出来る。 ところが、この〝かがみ〟は自身を『ラッド・ルッソ』と呼んだ。 つまり、意識していないのだろう。 忘れてしまったのだろう。ラッドにとって、一番大切だったモノを。 きっと、自分が――ラッドのおっさんであるのだと思い込もうとしているのだ。 自分が自分でなくなる感覚なんて、あたしは一度も味わった事はない。 催眠術も変な洗脳もトンと縁がないのだ。 ずっとあたしはあたし、結城奈緒として今まで生きてきた。 そりゃあ周りの人間が誰一人として信じられない時期もあった。 というか、つい最近までずっとそうだったんだけど。 だけど、もし――その自分を失ってしまったとしたら? それは人なのだろうか。不死者という死なない化物になったとしても、心は裸の人間のままだ。 少なくとも、あたしが出会った〝不死身の柊かがみ〟はそうだった。 人だからこそ夢を持つ。人だからこそ過去を捨て切れない。人だからこそ――神を目指した。 「本当に、気付いてないの?」 「だから……何をよ。私はラッドだって言ってるでしょ? あ、もしかして柊かがみの口調を使うのがおかしいって事?」 「違う。ここまで言って分からないなら……アンタは、すごく可哀想な人だよ」 「可哀想? おいおい同情してくれんのかぁ? まったく奈緒ちゃんは優しいねぇ、ヒャハハハハハハハハッ!! ついでにその辺で顔ボコボコにしてくたばってるタカヤ君に十字でも切りに行くかぁ!?」 笑い声は空虚。荒れ果てた廃墟に木霊する夕焼けのノイズみたいだ。 全然不愉快じゃない。ただただ、哀れに思うだけ。 アイツが意図してるのとはまるで違う意味で胸の奥が痛くなるだけ。 でも、本物の【ラッド・ルッソ】と【柊かがみ】を知らない人間にとって……これはきっと全く違う光景に見えている筈だ。 「ラッドッ!!」 「とと、馬鹿ジッとしてろ! お前の気持ちも分からなくはねぇがよ……」 「だったら放してよ! あいつは、あいつのせいでっ……!」 Dボゥイという名が出ただけで突如、舞衣が大声で喚き始めた。 スパイクが必死に止めるが、彼も〝かがみ〟に対して、大分業を煮やしているように奈緒には感じられた。 ……確か尾久崎晶が敗退して、アイツの弟君が死んだ時もあれくらい取り乱してたって聞いたっけ。 元々、ヒステリーっぽい気質なのだろうか。それにしても、あの錯乱っぷりは相当なモノだと思うが。 そもそも、鴇羽って楯祐一と付き合ってるんじゃなかったのか。 いつのまにか別れていた? まぁ、あの男なら分からない話でもない。 ただ……それ以外にも、幾つか気になる事はあるのだ。 アイツの態度はまるで、『まだ蝕の祭が終わっていない』ような具合なのである。 そして、それ以上に不思議なのは――アイツ、いつまでチャイルドやエレメントが出せないんだろうか、という事。 「ま、舞衣ちゃん……」 「ゆたか……? ごめん、ごめんね……! でも、あたし……」 柊かがみの中に入った〝かがみ〟の意思は、辺りに不興と厄災を撒き散らす。 個人の認識と主観の食い違い、掛け違えた歯車がぎこちない音を立てて油の切れたロボットのように躍る。 ラッドを知らない者は、〝かがみ〟を見て彼という人間をただの気違いの殺人狂だと判断するだろう。 かがみを知らない者は、〝かがみ〟を見てもイマイチこの現状に実感が持てない筈だ。 目の前のよく喋る殺人鬼のイメージが大き過ぎて、かがみは消えてしまったのではないかと疑い出す。 そしてラッドのイメージも変わっていく。 彼が何のポリシーも流儀も哲学も持たない低俗な快楽主義者に思えてくる――リライトされる。 奈緒は思う。あたし達は人間だ。神様なんかじゃない、と。 だから、そんな全てを見通すような視点で物事を考えている訳がない。 閉じられた小さな世界の中で必死にもがいている。きっと……どんな人間だってそうだ。 あたし以外の奴にはきっとこの〝かがみ〟は本当に異様な存在に見えている筈なのだ。 だけど、 「メインだとか、サブだとか、そういう問題じゃなくてさ。 アンタはそのどっちとも違うって言うか。身体は確かに柊かがみだけど、本当にそれだけ。 頭の中は所詮、劣悪なコピーよ。かがみでもない。ラッドにもなれない。ぶっちゃけ、贋作以下ね」 あたしだけは【柊かがみ】も【ラッド・ルッソ】も知っている。 だからあたしは、二人を……かがみだけではなく、ついでにラッドも救うために頑張らないといけない。 別にあのおっさんを助けたいと心から願っている訳ではない。 というか、これこそ自分の大嫌いな偽善者的行為そのものだとも思う。 だけど――あたしはアイツに借りを返さないといけないのだ。 ラッドは初めて出会った時、あたしを殺さずに見逃した。 気が変わったとか、元々気まぐれな性格だった、とか。 そういう言い訳は山のように思いつくけど、いまいち釈然としない。 あの時のあたしは完全にビビッてた。 背中を向ける事だけはしなかったけど、戦ったら確実に殺されていただろう。 ――もしかして、情けを掛けられたのかもしれない。 だから、この場で逆にあたしがラッドに同情し返してやるのだ。 柊かがみに喰われてしまったラッドを……死人のような眼をして……絶望に顔を染め上げて死んでいった彼へのせめてもの手向けとして。 「な、何ですって……!? コピー? 贋作? 笑わせてくれるわね。私は、私はラッドよ!」 「ハッ――あんたはラッドとかがみの名前に泥を塗る存在でしかないわ。 それだけじゃないわ。あたしは……倒れてて詳しい場面は見てないけど、アルベルトの眼帯、アンタしてたじゃない。 それってつまり、あのおっさんの遺志を継いだって事じゃないの。 BF団とか神になるとか……その辺、全部忘れちゃったみたいだけどさ。ねぇ――――違う?」 〝かがみ〟がここに来て初めて、狼狽の色を覗かせた。 奈緒はあの時、彼女が柊かがみから〝かがみ〟へと変化した時の光景を脳裏に浮かべる。 戦いに敗北した奈緒は暴走し始めた時には気を失っていたが、事の顛末はゆたかやスパイクから聞いていた。 ――柊かがみは眼帯が取れた瞬間、切り替わるように凶暴な人格を露にした。 おそらく、彼女の中には二つのキャラクターが存在するのだろう。 本物のラッド・ルッソがそっくりそのまま、残っている可能性もあるが、ここは考えないでおく。 そしてアレは少なくとも、ラッドではない。 奈緒もそこまでラッド・ルッソと深い交流があった訳ではないが、それでも分かるのだ。 彼は快楽に溺れたシリアルキラーなどではなかったし、己の定義に該当する相手だけを殺す――そういう人間だった。 だが、そもそも今の〝かがみ〟は非常に矛盾に満ちた存在だ。だって…… 「そう、ラッドのおっさんのポリシー……『自分は死なないと思っている人間を殺して殺して殺しまくる』だっけ?」 「ああ、そうだっ! 俺はそういう腑抜けた人間を見てると無性に殺したく――」 「アンタ馬鹿? だって、今のアンタって『不死者』じゃん。誰よりも自分が一番死に遠い人間だよ?」 ピシリと割れる。世界が、ぐにゃりと歪む。 「あ――ははっ! そ、それが違うのよ奈緒ちゃん。確かに私は不死の酒を飲んだけど、ちゃんと死ぬの! この空間には制限ってものがあってね。ほら見て! この首輪が私に制限を……! だから今の私は、私は……不死なんかじゃ……!」 「あのさぁ、制限って――首輪の力じゃないんだけど」 「…………え?」 信じていた全てのものがガラガラと音を立てて壊れていくような。 「でしょ、ジン」 「……まぁ正確にはギルガメッシュの考察なんだけどね。俺達にけったいな枷を嵌めてるのは――天だよ。 遥か大空を覆うドーム状の防護結界……これが能力制限の正体だね。首輪にはね……そんな力はないんだ。 現に舞衣は首輪が取れてるけれど、今でも若干身体能力が抑えられているそうだ」 「う、そ…………だろ?」 殺さなければラッドではない。 だが、自分が安全で死なない不死者になった時点でラッドはその存在理由を失う。 殺しを正当化するための方便は消え〝かがみ〟には『少しだけ死に難い身体』だけが残った。 「殺して人が少なくなればなるほど、アンタは不死者に近づいていく。じゃあ人を殺せる訳がないよね。 あたしはね、絶対に絶対に絶対に……死なないよ。ほら、殺したくなってこない? アンタの大好きな自分が死ぬなんて夢にも思ってない人間だもの! でもね、アンタはあたしを殺せない。 優勝する……なんてのも無駄っぽいよ。 あの髭面のおっさんが約束を守ってくれるって考えられるめでたい頭してんのなら止めないけど。 で、アンタが攻撃して来たら、あたしはこう判断するもの――アンタは結界を破って不死になりたいからあたしを殺そうとしてる、って」 「殺せば殺すほど……私は……死ななくなる? でも、私は……あれ? 殺さないとラッドじゃ……」 「っていうかさ――」 それは終わりのない禅問答。千日手。スリーフォールド・レピティション。 ラッド・ルッソとは己の定めたルールに乗っ取り、欲望のまま殺人を犯す存在だ。 彼ほど死に対して真摯に向かい合った人間はおらず、彼ほど死に対して敬意を払った者も早々いない。 敬虔なる教徒ですらない彼にとって、死とは何よりも身近なモノだった。 常に死と隣り合わせで生きるため、そのためだけにラッドはひたすら殺人を犯していたのだ。 だから、殺せば殺すほど自身が死から遠ざかっていく――そう認識してしまった瞬間に何もかもが破綻を来たす。 〝かがみ〟の中のラッドを模倣していた全てが終幕を迎える。 コンピュータシステムに侵入したクラッキングプログラムがネットワークに多大な損傷を与えるように。 軋み歪み、彼女の中に決定的な矛盾を発生させる。 その揺らぎこそが〝かがみ〟が作り出していた偽りの人格に終焉をもたらすのだ。 そして―― 「ねぇ、ひとつ質問なんだけど…………どうして今すぐにでも死なないの?」 奈緒のこの言葉こそが、全てを崩壊へと誘う最後のトリガー。 何かが壊れたような、そんな静寂が辺りを包み込んだ。 音抜きされた空気はまるで世界の終わりを想起させる。焼き尽くすような光が大地に降り注ぐ。 全ての人間が息を呑んで、事の成り行きを見守っていた。 ギルガメッシュもスパイクも舞衣もゆたかもジンも、まるで一切の言葉を発しようとしない。 奈緒が踏み込んだのは禁じられた領域だ。 そう、それはきっと〝かがみ〟が忘れたくて忘れたくて堪らなかった事実。 「わた、私っは……俺? お、俺が、私……? お、俺は……どうなったんだ? ラッドは……ラッド・ルッソは……? かがみ……俺が……不死者?」 それが終わりの始まりだ。 〝かがみ〟は再生した――不死者である――自身の掌を絶望に染まった眼で見つめる。 ガクガクと彼女の両膝が砕けたように震え始める。 額や首筋には大粒の汗を浮かべ、かがみとラッドの言葉がついに混ざり始める。 幾つもの精神が融合した彼女の身体は非常に不安定だ。 確かに、柊かがみの心は儚く脆弱な年頃の少女のソレだった。 だが、彼女が喰った男の精神はどうだったと言うのだろう。 彼は強いのか。どのような状況にあっても自分自身の流儀を貫き通せる人間なのか。 そしてもしも彼が、その『流儀』を手放したとしたら、それは彼であると言えるのだろうか――? 時系列順に読む Back 柊かがみの憂鬱 Ⅰ Next 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 投下順に読む Back 柊かがみの憂鬱 Ⅰ Next 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ 柊かがみ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ 小早川ゆたか 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ 鴇羽舞衣 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ スパイク・スピーゲル 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ ジン 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ 結城奈緒 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅰ ギルガメッシュ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅲ
https://w.atwiki.jp/yuugiousougou/pages/15.html
遊戯王について 遊戯王アニメ の歴史 はずいぶんと長いです。 まず第一期 遊戯王 第二期 遊戯王GX 第三期 遊戯王5D's そして、今現在放送されている遊戯王が 遊戯王ZEXALが現在放送されています そして、今特殊モンスターが変化していっていることにお気づきでしょうか? 実は、 融合モンスター・儀式モンスター シンクロモンスター エクシーズモンスター と、どんどん新たな特殊モンスターが登場しているのです。 次もどんなモンスターがでるのか 楽しみですね。 ※そして特にルールなどは、今後掲示するかしないか考えてい予定です。 ご了承下さい
https://w.atwiki.jp/datugenn/pages/281.html
■ 霞が関官僚から「法律起案権」をはく奪し「全ての立法作業を国会に一元化」すべし! 知人からのメールで、衆議院法務委員会委員の橘秀徳衆議院議員(神奈川第13区)がTwitterで極めて 重要な情報を提供してくれたことを知りました。 (情報1)法務省課長以上64名中、検察官出身26名、裁判官出身20名、事務官出身18名。中でも 事務次官始め枢要なポストは検察官出身者が 独占している 橘秀徳 http //twitter.com/touch_tachibana 党「検察のあり方検討ワーキングチーム」に出席。 法務省幹部名簿、出身別の名簿が提出され、 課長以上64名中、検察官出身26名、裁判官出身20名、事務官出身18名。中でも事務次官始め、 枢要なポストは検察官出身者が独占。改めて、法務省=検察帝国を確認。 (情報2) 法務省所管の法律案、 政府提出法律案や制度は結局検察が作っている 橘秀徳 http //twitter.com/touch_tachibana *touch_tachibana 法務省所管の法律案、政府提出法律案や制度は、結局、検察が作っている。あ り得ない。 Twitterfor iPhone http //twitter.com/#%21/download/iphoneから (情報1)では法務省は実は検察庁の検事に支配されていることが初めて暴露されています。 「コンピューター監視法」が成立し「児童ポルノ改正案」や「人権擁護法」や近い将来「共謀罪」が 上程される背景には米国と一体化した検察官僚の治 安対策があるのです。 (情報2)では唯一の立法機関である国会を無視して検察庁の検事が法務省官僚として自分たちに 有利な法律を作り「政府案」として国会に上程し与党の賛成多数で成立させていることがわかります。 ▼ どのようにして「官僚支配」が可能となったのか? 法務省と財務省をトップとする霞が関官僚は「法律」と「捜査権」と「カネ」と「天下り」の特権を 握ることで「官僚支配」を完成させているのです。 法務省と各省が「法律」を起案し、検察庁と警察庁が反対派を「捜査・逮捕・起訴」で威嚇し、財務省が 予算と特会の「カネ」を支配し、国税庁が「国税捜査」で政治家や企業を威嚇し、各省が官僚を「天下り」させて 業界を支配しているのです。 2009年8月30日の総選挙で「国民生活が第一」を掲げて政権交代を実現した小沢・鳩山民主党政権は 「官僚支配の打破」を公約に掲げましたが、特権と利権を脅かされた霞が関官僚は「対等な日米関係」で特権と 利権を奪わりかねない米国支配層と結託して小沢一郎民主党代表の追い落としを図りました。 検察は「西松建設政治献金事件」と「陸山会土地公購入事件」をでっち上げ、大手マスコミは 「小沢バッシング」を仕掛け、また検察と裁判所は謎だらけの憲法違反組織「検察審査会」を使って 小沢一郎氏を「検審起訴」したのです。 田中角栄氏や現在下獄中の鈴木宗男氏や小沢一郎氏のように「米国支配」と「官僚支配」に反対する 政治家は検察による「国策捜査」と大手マスコミによる「バッシング報道」で政治生命を絶たれるか 窮地に追い込まれるのです。 ▼ 官僚による「法律の起案」は憲法第41条違反 憲法第41条は【国会の地位・立法権】として「 国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」と 規定しています。 日本国憲法は「唯一の立法機関」である国会に法律の起案、審査、審議、採択などすべての立法作業を独占的に 行うことを認めているのです。 すなわち三権分立の原則にのっとり、行政権力である各省庁の官僚や司法権である裁判官に法律を起案することを禁じているのです。 霞が関官僚から「法律起案権」をはく奪して「全ての立法作業を国会に一元化」する運動が今こそ必要だと思います。 (終わり)
https://w.atwiki.jp/stuffy/pages/222.html
荒廃の王、ヨーグモス ランク:B E(Magic The Gathering) 属性 ・男・ファイレクシア総帥・多相の戦士・人間 固有の敗北条件 なし 能力値 ESP能力レベル 6 ESPパワー 35 耐久力 5 精神力 4 特殊能力 ・シェイプシフター[全般][支援] 「変身可能」 ・ヨーグモスの意思[戦闘][特殊] 使用する毎に、次ラウンド開始時までESP能力レベル-1 自分がすでに使用した・捨てたCカードを1枚選び、 それが手札にあるかのように使用する。 この能力で1度選んだCカードはその戦闘では選べない。 ・ヨーグモスの取り引き[戦闘][支援] 手札を2枚捨て、手札を上限枚数まで補充する。 自分に1:1の損害判定を行う ・「お前はハナじゃない!」[戦闘][常動] 光の剣の損害判定を受ける場合、追加でダメージが1増える。 (0ダメージは1ダメージになる) *自分はCカードの光の剣を攻撃に使用できない。 ・虚無球[全般] ESPジャマーの影響を受けない。 ・ヨーグモスの墳墓、アーボーグ[死亡時][常動] 秘密基地編でこのキャラクターが初めて死亡した時、 全ての何もないマスに未使用の基地カードを裏向きで配置 する。 備考 [常動] * ** Q&A Q. A. このキャラクターへの意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/454.html
全ての終わり、一つの始まり――そして誰かいなくなった(後編)◆o.lVkW7N.A 前編より 二つの人影が、北東にある港町目掛けて歩いていた。 そのうちの片方、桃色の長い髪を靡かせる色白の少女が、褐色の肌をしたもう一人に話しかける。 「あれで、良かったのかしら」 「さあね」 その問い掛けに少々むっつりとした表情で振り向くと、彼女はぶすりと呟く。 「ああしろって言ったのは、私じゃなくてあなたでしょ」 「確かにそうだわ。でも、トリエラさんだって承諾したじゃない」 相手から平然とそう言い放たれて、少女は益々むっとしながら反論を試みようとする。 けれど視線を向けた先では、淡々とした狂いのない歩調で歩みを進める少女が、興味深そうにこちらを見つめていた。 それに毒気を抜かれた形になった彼女は、大きく吐息して胸の中に詰まった空気を一斉に吐き出すと、掌をひらひらさせて告げる。 「そうだね、確かに私もオーケーした。はいはい、あなたの言う通りだよ……」 * * * まるで肺に小さな穴でも開いているかのように、吸っても吸っても酸素が足りない。 眩暈がするほどの息苦しさに倒れ込みそうになりながらも、双葉は駆け足を止めなかった。 目的地へ続く森の中を一目散に走り、朽ちかけた廃病院を一人、目指す。 シャナの行為を無為にするわけにはいかなかった。 戦う力を持たない自分に出来るのは、守ってもらった命を無駄にしないよう努めることだけだ。 双葉は荒い息で木々の間を掻き分け、よろめく足で一歩一歩と前へ進んだ。 先ほど上空から落下した衝撃で体中に鈍痛が響いていたものの、泣き言を言う暇はない。 苦しさを無理やり抑え込んで、少しでも速くと疾走する。 「……いて削って裁って刻んで刎ねて刈って削いでほじくってくりぬいて薙いで断って削いで……」 その途中、林の間から耳に飛び込んできた誰かの独言に、思わずびくりと身体を強張らせた。 あまりにも異常で物騒なその単語の羅列に息を呑み、相手に気付かれないよう迂回しようとする。 大きく距離をとってその場から通り過ぎようとしたところで、しかし双葉は気付いた。 そこに立っているのが、先ほど別れたばかりの紫穂だということに。 安堵に胸を撫で下ろそうとするものの、常軌を逸したその表情を見て判断を迷う。 正直に言って、とても恐ろしかった。近寄りがたい気色の悪さすら感じた。 すぐ側にいる双葉にも気付かないのか、紫穂は壊れたテープレコーダーのように言葉を紡ぎ続ける。 どんよりとした双眸に明るい色はなく、ただ闇のように深い黒色が澱んでいるだけだ。 恐怖に竦む足で、それでも双葉は紫穂へと足を進めた。 『三人で病院へ戻るわよ』と、シャナはそう自分に言ったのだ。 だったら、紫穂をここへ置いていくわけにはいかない。 首に縄をつけてでも彼女を病院まで連れて行って、そうして三人で再会しなければ。 「紫穂? おい、どーしたんだよ!」 生気の感じられない彼女に近づいて、がくがくと肩を揺さぶった。 そうされて漸く双葉の存在に気がついたのか、紫穂は薄い笑みを湛えたまま呟く。 「きっと、皆皆皆死んじゃうんだわ。シャナちゃんも小太郎君も薫ちゃんも葵ちゃんも、皆皆皆……」 「……何言ってるんだよ? 紫穂、お前、おかしいぞ!?」 そう問いながらさらに強く身体を揺すっても、彼女は平然としたままだ。 まるで幽霊の相手でもしているような気分になって、ぞっとした双葉が背中一面に鳥肌を立てた。 「人形がね、棺桶を運ぶのを『見た』のよ。あれはこの島にいる皆のための棺。次は誰のためのものかしら。 私? あなた? ああ、そう言えばシャナちゃんが居ないわね。シャナちゃんのかもしれないわ」 「……なっ、てめぇ!!」 双葉には、人形だの棺だのという言葉の意味は分からなかった。 どんな理由でかは知らないが、今の紫穂は相当に混乱している。 そのせいで死神の登場する白昼夢でも見て、現実との区別がつかなくなったのかもしれない。 けれど、だからと言って、今の彼女の発言が許せるわけはなかった。 「……何よ、シャナちゃんは強いから死ぬわけなんてないって、そう思ってるの? でも、そんなわけないじゃない。だって、あなたを助けた神楽ちゃんは呆気なく死んじゃったでしょう?」 ケラケラケラケラと耳を劈く甲高い声を立てて、紫穂が可笑しそうに笑う。 双葉は見開いた両目で相手を真っ直ぐに睨み付けると、その笑声を打ち破るようにして叫んだ。 「……あいつらのことを、そんな風に言うな。あいつらは、あたしに約束してくれたんだ。 絶対に戻るから、きっとまた逢えるからって、そうあたしに言ってくれたんだ!!」 そうだ、シャナは自分に約束してくれた。 すぐ怒るし、考え方は合わないし、冷たいし、頑固だし、素直じゃないし。 そんな嫌なやつだけど、それでも、双葉の前で確かに誓ってくれた。 ――――だから、守ってもらった自分に出来るのは。 「……だから、だからあたしは信じてるんだ。 シャナがあんなやつに負けるわけねーって、死んだりなんかするはずねーって!!」 * * * 赤い髪をした少女は最早、絶体絶命どころではなかった。 死の淵に足を掛けているどころか、全身がその沼に浸かり辛うじて指先だけが岸辺に引っかかっている状態だ。 のび太の見ているすぐ先で、トリエラがナイフを振るっている。 腕と脛に鋭く線を引いて相手の動きを封じた彼女が、ついにその剣先を喉笛へと持っていった。 あと数センチ、5ミリ、3ミリ、1ミリ……。――――さくり。 耳を塞ぎたくなる様な音は、意外にも聞こえなかった。 むしろ、温めたナイフでバターを切るのに似たごく軽い手応えで、刃先は皮下へ潜り込んでいく。 その光景に思わず息を呑んだのび太には微塵も構わず、トリエラの手にするナイフの鋭利な先端が少女の喉下へ喰らい付く。 そのまま指先に力を込め、彼女は皮膚に食い込んだ刃先を真横へ引こうとした。 まるで、仕留めたばかりの獲物を巨大な虎が一撃で屠るかのように無駄の省かれた動作で、そのナイフを真っ直ぐに――――。 「だだだだだだだ駄目、駄目ぇぇっっっっっ!!!!!」 瞬間、のび太は反射的に叫び声をあげていた。 その絶叫にトリエラがぴたりと作業をやめ、不可解そうな表情で彼へと振り返る。 「怖いなら目でも瞑ってなよ。すぐに終わるから」 トリエラはそれだけ言い捨てると、すぐに止めを差そうと少女の身体へ向き直る。 それを阻止せんと急いで彼女に駆け寄ると、のび太は泣きそうな顔でぶんぶんと首を激しく横に振った。 「ちちち違うんだ。……僕、僕っ、トリエラさん達に嘘吐いてたんだよ……!!」 「……どういうこと?」 のび太が口にした言葉に、トリエラが眉を顰めて問う。 先ほどまで使用されていた血染めのナイフを向けられ、のび太はうっと声を詰まらせた。 怖い。怖い。本当のことを言ったら、きっと殺されてしまう。 まるで、石でも丸ごと飲み込んでしまったみたいに喉の内側が苦しかった。 たった一言の言葉を発するのがひどく困難で、舌の先は縺れているのか思うように動かない。 それでも、自分の嘘のせいで関係のない人が死んでしまうなんて、やっぱり耐えられない。 僕は運動だって勉強だってできないし、弱虫の臆病者だけど、それでもそんな卑怯な人間にはなりたくないから。 「……先に襲おうとしたの、本当は僕のほうなんだ。 でも、その人に反撃されそうになって、それで……腹が立って……、僕……っ」 「それで、私達にあることないこと吹き込んだ、ってわけね」 ふぅと心持長めな溜息を吐いて、トリエラが左右の瞳を苦々しげに歪める。 握っていたままだったナイフの先端をのび太の胸元へ押し当てると、怒ったように告げた。 「だとしたら、私が今退治するのはあなたってことになるけど」 「……うん、分かってる」 ごくんと唾液の塊を嚥下すると、のび太は恐怖に震えた聞き取り難い声で言った。 膝をがくがくと振動させ、顔中に冷たい汗をびっしりと掻きながら、それでも彼はしっかと口にする。 「ぼっ、僕が死ぬのは……、仕方ないからいいんだ。 すごく、すごくすごくすごく怖いけど! 本当に怖くて怖くてしょうがないけど!! でもいいんだ! だけど、だけどお願いだから、僕を殺したら、代わりにその人を助けてあげて!」 「言っている意味が分からないよ。あなたを殺したって、この子を助ける義理も方法もないしね」 にべもなくそう返すトリエラに、けれどのび太は怯まない。 死への恐怖も戦慄も、自分の情けなさへの嫌悪感も勿論全部ある。 それらは、ともすれば体中全てを飲み込んで襲い掛かってきそうなほどに強すぎる感情だ。 だが今はそれ以上に、自分のせいで重傷を負ってしまった少女を助けたい、助けねばという一心が勝っていた。 「あ、あのね……」 野比のび太は、決して学校の成績がよいほうではない。 むしろ、万年0点ばかり取っているような相当の落ち零れ少年である。 けれど彼には、二つの特徴があった。 一つは、定められたルールの応用が人並み以上に巧みであるということ。 例えばひみつ道具を使用する際など、彼は瞬時にその道具の最適な利用方法を思いつくことができる。 その特異な発想によって、お金儲けやちょっとした悪巧みに利用された道具は数知れない。 彼のそういった才能は、ドラえもんですらしぶしぶ認めざるを得ないところだった。 勿論、最後に何らかのしっぺ返しを喰らうことも多々あるのだが、顔に似合わずアイディアマンであるというのは事実だ。 そしてもう一つ。 ――――彼は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる少年だった。 この殺し合いが始まってからの彼は、確かに駄目なところばかりが目立っていた。 自分達が手掛けてしまった子豚の死に怯え、グリーンに泣き言をいい、果てには幼い赤ん坊や少女を殺害しようとまでした。 だがそれでも、のび太は根っからの悪人などでは決してない。 ただひどく臆病で怖がりなだけで、奥底では誰よりも優しい心の持ち主――それが彼だった。 他人のために泣いてあげられ、友人のために命をかけられる少年。 普段はいじめられてばかりなのに、ここぞというところでは歯を食い縛ってでも意地を貫き通すことの出来る少年。 そんなのび太だからこそ思い付けた、少女の助け方。 それは。 「トリエラさん、さっき言ってたよね。これで三人目だから、そうしたらご褒美でも貰おうか、って……。 だから、だったら僕を三人目にして……そのご褒美で、その人の怪我を治してあげて……!」 * * * リルルは、眼前の状況を面白いものとして捉えていた。 単にお人好しなだけだと思っていたのび太が放った覚悟、それが非常に興味深かったのだ。 自分の命と引き換えに他者を助けようとするなんて、非効率的で非合理な判断だわ。 そう思うものの、彼の行いを『馬鹿げた行為』とばっさり切り捨てられない自分が、心のどこかに存在した。 この島で出会った人間達を通して知った、『他人を思いやるこころ』というキーワード。 人間を理解する上での重要なその言葉の意味を、リルルは未だ本質的には把握していなかった。 その語意を分かろうと思えば思うほど、頭の中で激しいエラー音が鳴り響く。 けれどその障害ゆえに益々、リルルは『こころ』について関心を引かれた。 人間の本質を、ロボットと人間の差を知りたいという彼女の欲求は、最早己でも止めようがない。 折角銃を持っていたのに、自分を撃たず結果的に死んでしまったサトシ君。 元々は敵だったはずなのに、危機に陥った少女を助けに入った黒髪の少年。 その彼の理性的な命令を無視して、無意味にも援護に向かおうとしたお下げの少女。 そして、大切な人を壊してしまったにも関わらず、自分を心配してくれたイエローさん。 彼らの不可解な行動に共通する『こころ』というものの存在を、リルルはもっと理解したかった。 そして彼女は、それが一般的なロボットの思考回路から相当に逸脱していることも知らず、思う。 ここでのび太君を死なせてしまっては、いけないのではないかと。 ――それは、彼女の思考内に現われた、小さな、けれど明確なバグだった。 リルルは考える。サンプルを減らすのは得策ではないから、と。 けれど、この島に人間はまだまだたくさんいる。観察対象が必要ならば、トリエラを注視していればいい。 一人くらい壊れたところで損失とは呼べないし、その一人が以前からの知り合いだったとしても同じことの筈だ。 それなのに彼女は、のび太を殺さずに済ませる方法を探していた。 自分の選択したその行動の真意には気がつかないまま、リルルはトリエラに告げた。 「のび太君は私にとって重要な観察対象だわ。壊すのはやめて」 「そういう訳にはいかないよ。その子はゲームに乗ろうとした側だし、そもそも本人がそれを望んでる」 ナイフを翳したままそう答えるトリエラに、リルルが臆することなく言葉を続けようとする。 「いいえ。それでも私は、大切なサンプルを失うわけにはいかな……」 「……いいんだ、リルル」 言いかけた声を途中で遮ったのは、彼女が庇おうとしたのび太本人だった。 その口調は、以前に聞いた情けないそれとは百八十度違い、別人のように力強いものだ。 驚くリルルに、のび太は憑物が落ちたようなからっとした笑顔で更に告げる。 「すごく怖いし、痛いのは嫌だけど……、でも悪いことをしようとしたのは僕なんだから。 それに、こうでもしないとあの子の怪我は治せないんだもの」 真っ直ぐな瞳で自分を射抜くのび太に、リルルは何か言い知れぬものを感じた。 そして彼女の体の奥底から、純粋な感情が湧き上がる。 ――――『この人を、ここで壊したくはない』と。 リルルは無言で顔を伏せると、背負っていたランドセルから小さなガラス瓶を取り出した。 桃色の液体がなみなみと注がれたその小瓶を手に、彼女は告げる。 「それなら、問題はないわ」 「え?」 彼女の言葉に、のび太とトリエラが二人揃って首を捻り、不思議そうな顔を向けた。 リルルはその疑問に応えるように、手の中の瓶を左右に揺らしてみせる。 中の薬液がちゃぷちゃぷと音を立て、小さな波を起こした。 「折角だから、これを使ってみようと思うの。 効果がどのくらいあるかは分からないけれど、試してみてからでも遅くはないでしょう?」 言いながら、リルルは倒れている赤髪の少女へそっと近づいてその脇にしゃがみ込む。 強制的に上下の前歯を抉じ開けて、その隙間から桃色の液を流し込もうとする。 とはいえ、意識のない人間に薬を飲ませるのは難しい。 流し入れた溶液の大半は唇から零れ落ち、僅かでもきちんと嚥下できたのか相当に疑問が残る。 その様子を見つめながら、リルルはぽつりと小さな声で少女へと向けて呟いた。 「……あなたは、このまま壊れてしまってもいいの?」 * * * 少女は、がらんとした広い堂内を、一人、ぽつりぽつりと歩いている。 そこは、かつて彼女がある契約を交わした場所と酷似していた。 紅蓮の炎が壁際一面にゆらゆらと揺らめいて燃ゆる、天道宮最奥の聖堂。 それまで呼ばれる名前の無かった少女が、己のすべてと引き換えにして一つの称号を得たそこ――。 今現在彼女の眼前に広がっている光景は、記憶の中のその場所とあまりに似通いすぎていた。 色が、音が、匂いが。五感のすべてがその相似性を鋭敏に感じ取る。 けれど細部が似ていればいるほど、埋め様の無い、あの日あの瞬間との絶対的な差異が際立っていた。 彼女に力を与えた、'天壌の業火’アラストール。 ――――大いなる紅世の王であり、彼女の無二のパートナーでもあるその姿が、今ここには存在していないのだ。 彼の代わりとして目の前にあるのは、どこまでも落ちていけそうな深い奈落の闇と、その脇に立つ一人の男だった。 いかつい身体つきに、ばらりと肩へ垂れ流した長い髪。 そしてその顔に纏われた、サーカスの道化のようなデザインをした奇妙な仮面。 その面の間から覗いているぎょろりとした両の目玉が、これでもかというほどの眼力で少女を睨み上げる。 けれど痛いほどのその視線に、彼女は微塵も怯みなどしない。 むしろ、相手を逆に圧倒せんばかりの鋭さを持って、男を真正面からねめつけた。 互いの視線が、中空で交錯する。 瞬間、火花が飛び散るのにも似た刹那的な緊張感が辺りを包み、重苦しい空気を周囲に齎した。 「お前にたずねたいことがある」 注ぐ視線を逸らさぬまま固そうな口を開くと、男は目の前に立つ少女に質問する。 それはあまりにも重い問い掛け。 これまでに、ある難病を患った幾人もの者が尋ねられてきた、生死を分かつ究極の二者択一。 「――――生きのびたいか? それともこのまま死んでゆくか?」 「どういうこと?」 男の言葉に少女は眉を顰め、そうして先を促すように顎を傾けた。 彼女の仕草を了承したのか、男はゆっくりと己の伝えるべき言葉を続ける。 「お前はこのままでは、いずれその怪我によって死ぬ。 ゆっくりと失血死に見舞われ、或いは傷口が化膿して、やがてもがいて死ぬ……」 そう言われて四肢に目をやった少女は、漸く自分の手足の健が深く断たれていることに気付く。 今の瞬間まで痛みを感じなかったのが不思議なほどに重傷だった。 わざわざ相手に指摘して貰わなくとも、確かにこの傷ならばいずれ自分の命は消えてなくなるだろう。 どこか冷静にそう判断を下している少女を再び凝視すると、男は懐から何物かを取り出して指の先で摘んだ。 手の中へ容易に隠れてしまいそうなほど小さな瓶に入れられた薄赤色の液体。 それを彼女の前で軽く振ってみせると、男は告げる。 「しかし、この『生命の水』を飲めばおまえの怪我は治るだろう」 「…………っ!」 小瓶の中の液体が、ちゃぷんちゃぷんと表面を波立たせて波紋を作った。 期待に満ちた眼差しでそれを見つめる少女の鼻先へ、男がにこりとも笑わずにその華奢な瓶を差し出す。 少女が、おずおずと腕を伸ばした。 けれど後ほんの僅かというところで、男は瓶をぶらりと上空高く持ち上げ、少女から遠ざけた。 その行為に、少女が全身から苛立ちの色を発散させる。 「私は生きたいの。もっともっともっと生きたいの。生きなきゃいけないの! ……だから、早くその薬を渡しなさいよ!!」 苛立たしさを声に変換させるようにして絶叫した彼女を、男は無表情のまま軽く手で制する。 開かれた掌を胸の前に突き出され、少女は未だ憤懣冷めやらぬ顔のまま「何よ」と口にした。 「私は、公平を期するため、前もって言っておかねばならない。 これを飲んだ瞬間から、お前は死の苦痛から解放されるとともに、人生の様々なものをあきらめねばならない……。 お前は『生命の水』のあやつり人形になるのだ」 そこで一旦言葉を区切ると、男は薄く胸先を上下させて息を吐き――――、そして訊いた。 「……さあ、どうする?」 尋ねられ、少女はそっと瞳を閉じた。 そのまま、永遠にも感じられるほど長い――けれど実際には刹那でしかない時間が経過する。 今にも心臓の鼓動が響いて聞こえそうな静寂が周囲に帳を下ろし、闇がさらに深さを増した。 しんと静まり返ったその暗闇を切り裂いたのは、彼女の瞳。 ぱちりと開かれたその双眸に宿るのは、全ての昏き物を斬り伏せる灼熱の赤き炎だ。 闇の中で燃え盛る二つの紅き業火が、男の瞳を一直線に射抜き貫く。 「……馬鹿にしないで。私はとっくに人間をやめてるの。 過去も現在も未来もなくして、その全てを代償にしてフレイムヘイズになった。 失ったものも諦めたものも数えきれないくらいなのに……、 今更それが一つ二つ増えるのを、まさか怖がるとでも思ってるの?」 少女はそれだけ言うと、男の手にしていた瓶を奪うようにもぎ取った。 それを鷹のような視線でただ眺めながら、男は彼女へ告げる。 「苦難の道を選んだか。――――覚悟は出来ているんだな?」 「……茨の道ならずっと前から歩いてる。何度も言わせないで」 少女は手にした小瓶の蓋を回し明け、中に詰められている液体を一息に仰ぐ。 薔薇に似た柔らかな香りがふんわりと鼻を抜け、微かな甘みを伴ったそれが喉を滑り降りた。 それを最後に彼女の意識は霧の様に失せ――――、 同時に、'炎髪灼眼の討ち手’と呼ばれた少女の存在もまた、完全に消えてなくなった。 * * * 「本当にいいわけ?」 不審そうな顔で尋ねてくるトリエラに、のび太は力強く首肯した。 彼女がのび太に訊いたのは、彼がこれからどうするつもりなのかという事だった。 「あと数時間もすれば、陽が落ちて辺りが闇に包まれる。 足を引っ張りさえしなければ、北東の街で夜を明かすつもりの自分達に同行しても構わない」と。 そう話してくれたトリエラの提案は、確かにとても魅力的だった。 彼女達は二人とも十二分に強いから、一緒に行動すれば一人でいるよりもずっと心強いだろう。 それに、この島にいる中で数少ない友達であるリルルとここで別れるのも、非常に躊躇われる。 けれどのび太には、まだやらねばならないことが残っていた。 だからこそ、彼は二人の誘いを断って一人この場に残る決心をしたのだ。 それを決意するのはとっても勇気がいることだったけれど、それでものび太は覚悟を決めていた。 ……一言でもいいから、この子に謝ろう。 のび太は自分の吐いた嘘のせいで大怪我を負ってしまった少女へ、心からそう思っていた。 あの液体を無理やり飲み込ませたあと、彼女の身体にあった傷跡は波が引くようにして消えていった。 その光景は、まるでビデオテープの映像を逆回しに流しているような不思議なものだった。 だが、傷が消えても少女の意識はなかなか戻らない。 そのためのび太は、倒れたままの彼女が目覚めるのをじっと辛抱強く待っていたのだ。 意識が戻ったら、今度こそ僕はこの子に殺されてしまうかもしれない。 でも、たとえそうなってしまうとしても、やっぱりちゃんと謝らなくちゃ、との思いを抱いて。 「それじゃあ私達、そろそろ行くわ」 「うん、……リルルたちも気をつけて」 そんな風にまるで普段と変わらない挨拶を交わして二人と別れてから、どれほど時間が経っただろう。 のび太は、地面に横たわっている少女が小さく唸り声を上げて、ぴくりと身体を動かすのに気付いた。 肩を抱えて前後に揺さぶれば、腕の中の彼女が緩やかな動作で半身を起こす。 「……起きた!!」 ほっとして思わず歓声を上げるのび太に、対する少女がゆっくりと瞳を開く。 恐らく、起きたばかりで現在の状況が分かっていないのだろう。 眼前にいるのが、先ほど自分を落とし入れようとした相手であるのにも、気付いていないのかもしれない。 少女はきょろきょろと辺りを見渡すと、突然、目の前に居たのび太に勢い込んで問いかけた。 吐息のかかりそうな距離まで近づけられた相手の顔面が、必死の形相を見せている。 「……おまえ、茶色い肌の女を知らない!?」 「ト、トリエラさんのこと? それなら、もう行っちゃったけど……」 咄嗟にそう答えたのび太に、少女は憎憎しげに顔をくしゃりと歪める。 それは上官の命令を遂行しそこなった下士官のようであり、或いは親の敵を逃した復讐者のようでもあった。 まるで、背後の何者かに十本の糸で操られているかのように感情を抑えた声色で、少女はぼそりと呟く。 「あいつの肩から覗いて見えた、あの骨組み……」 そうして、怖気のするほど低い声で彼女は告げた。 感情を見透かさせない銀の双眸に、透き通るようなプラチナブロンドの髪の少女。 ――――'銀髪白眼の破壊者’が、「しろがね」としての唯一絶対の使命を。 「…………自動人形は、全部壊さなきゃ」 【B-2/草原/1日目/夕方】 【シャナ@灼眼のシャナ】 [状態] しろがね化、生命の水の効果で傷は全て回復 [装備] マスターソード@ぜルダの伝説(重量感あり、使えない事は無い) [道具] 支給品一式(水少量、パン一個消費)、包帯、ビュティの首輪 [思考] あの自動人形はどこ……? 第一行動方針:のび太から情報を聞く 第二行動方針:廃病院に帰還し、双葉・紫穂と合流。その後18時までにB-7のタワーを目指す。 第三行動方針:自動人形(と認識した相手)は、全て破壊する 第四行動方針:コキュートスを見つけたい(アラストールと合流) 第五行動方針:小太郎の仲間(ネギとエヴァ)を探す 基本行動方針:ジェダを討滅する。 [備考]:義体のトリエラを、自動人形の一種だと認識しました。 【野比のび太@ドラえもん】 [状態]:心身ともに疲労、鼻骨骨折。 [装備]:なし [道具]:グリーンのランドセル(金属探知チョーク@ドラえもん、基本支給品(水とパンを一つずつ消費)、 アーティファクト『落書帝国』@ネギま!(残ページ無し))、ひまわりのランドセル(基本支給品×1) [服装]:いつもの黄色いシャツと半ズボン(失禁の染み付き。ほぼ乾いている) [思考] :こ、怖いけどちゃんと謝らなきゃ…… 第一行動方針:シャナに自分のしたことを謝る 第二行動方針:リルルたちを追って、北東の街へ向かってみようか? 第三行動方針:最初の子豚≠ジャイアンだと確信するために、ジャイアンを探す。 基本行動方針:もう、他の人を殺そうとしたり嘘をついたりは絶対にしない [備考]:「子豚=ジャイアン?」の思い込みは、今のところ半信半疑の状態。 【B-2/森/1日目/夕方】 【吉永双葉@吉永さん家のガーゴイル】 [状態]:腹部の銃創と胸部の刺傷は塞がったが、激しい運動は禁物。全身に打撲や擦り傷。 [服装]:血のついたオーバーオール、腹部にカラフルな包帯。 [装備]:メガネ@ぱにぽに、コキリの剣(泥がついている)@ゼルダの伝説 [道具]:基本支給品一式(水少量、パン一個消費)、ショックガン@ドラえもん、きんのたま@ポケットモンスター、包帯 [思考]:……シャナ、絶対に戻って来いよ!? 第一行動方針:紫穂を連れて廃病院に帰還。そこでシャナや小太郎の帰還を待つ 第二行動方針:あまりにシャナが遅いようなら、様子を見に行くことも考える 第三行動方針:梨々と合流 基本行動方針:このふざけた殺し合いを終わらせ、脱出する 【三宮紫穂@絶対可憐チルドレン】 [状態]:邪剣による精神汚染、 [装備]:ワルサーPPK(銀の銃弾7/7)@パタリロ!、七夜の短刀@MELTY BLOOD、邪剣ファフニール@TOS スクール水着@魔法先生ネギま!、全身黒タイツ@名探偵コナン [道具]:支給品一式×2(水少量、パン一個消費)、デスノート(ダミー)@DEATH NOTE、血濡れの庭師の鋏@ローゼンメイデン、包帯 [服装]:スクール水着の上に全身タイツを重ね着 [思考]:削って裁って刻んで刎ねて刈って削いでほじくって死んで死んで死んで…… 第一行動方針:???(精神汚染真っ最中) 第ニ行動方針:誰も信用しない。状況に応じてステルスor扇動マーダーor対主催のどのスタンスもとれるように構えておく 第三行動方針:利用できそうな仲間を探す 基本行動方針:元の世界に帰るためには手段を選ばない。自分の安全は最優先。 [備考]:サイコメトリーを駆使し以下のことを知りました 1、神社で起こったコナン&ネギ&リリスの遭遇について、支給品を透視して大まかに把 握しました。先入観による勘違いあり。 2、廃病院内部で起こった事態について客観的に把握しました。表面的に透視していたの で、会話以外の細かい部分は見落としている可能性あり。 3、庭師の鋏を透視して、これがブルーの支給品でなかったこと、また動く人形の存在を把握しました。 4、モニュメントで起こった出来事について、神楽の死体を透視することで把握しました。 5、蒼星石が棺を運んでいる姿を、森の中を透視して目撃しました。 【D-1/道路/1日目/夕方】 【トリエラ@GUNSLINGER GIRL】 [状態]:胴体に重度の打撲傷、中程度の疲労。右肩に激しい抉り傷(骨格の一部が覗いている) [装備]:拳銃(SIG P230)@GUNSLINGER GIRL(残段数1)、US M1918 “BAR”@ブラックラグーン(残弾数0/20) ベンズナイフ(中期型)@HUNTER×HUNTER、 トマ手作りのナイフホルダー [道具]:基本支給品、回復アイテムセット@FF4(乙女のキッス×1、金の針×1、うちでの小槌×1、 十字架×1、ダイエットフード×1、山彦草×1) ネギの首輪、金糸雀の右腕(コチョコチョ手袋が片方だけついている)、血塗れの拡声器 [思考]:余計な運動しちゃったなぁ……、早く街で休もうっと 第一行動方針:リルルに警戒しつつも、一時的な同盟を了承。足を引っ張ったり敵対するようなら始末も考える。 第二行動方針:安全な場所まで移動して休息。 第三行動方針:好戦的な参加者は倒す。 第四行動方針:南西or北東の街に行き、銃器店or警察署を探して武器弾薬の補給を図る。 第五行動方針:トマとその仲間たちに微かな期待。トマと再会できた場合、首輪と人形の腕を検分してもらう。 基本行動方針:最後まで生き延びる(当面、マーダーキラー路線。具体的な脱出の策があれば乗る?) [備考]: US M1918 “BAR”@ブラックラグーンは、地面に叩きつけられた際、歪みを生じている可能性があります。 少なくとも肉眼的には異常は見られません。 【リルル@ドラえもん】 [状態]:左手溶解、故障有(一応動くが、やや支障あり)、人間への強い興味 [装備]:長曾禰虎徹@るろうに剣心 (※レッドの体液でべっとりと汚れ、切れ味がほとんどなくなっている) [道具]:基本支給品×2、さくらの杖@カードキャプターさくら、クロウカード(花、灯、跳)@カードキャプターさくら [服装]:機械部分の露出している要所や左手を巻いたシーツで隠した上から、服を着ている [思考]:のび太さんが助かってよかったわ。また逢えるかしら? 第一行動方針:とりあえずトリエラに同行。邪魔をしないよう注意しながら、観察を続ける 第二行動方針:人間に興味。「友達」になれそうな人間を探す 第三行動方針:強い参加者のいる可能性を考え、より慎重に行動する。 第四行動方針:兵団との連絡手段を探す。 第五行動方針:のび太に再会できたら、そのときこそ一緒に行動する 基本行動方針:このゲームを脱出し(手段は問わない)、人間についてのデータを集めて帰還する 参戦時期:映画「のび太と鉄人兵団」 中盤 (しずかに匿われ、手当てを受ける前。次元震に巻き込まれた直後からの参戦) 【B-2/草原/1日目/午後】 【白レン@MELTY BLOOD】 [状態]:腹部に大きなダメージ(休んでマシになってきた)、中度の疲労、体の所々に擦り傷 「こぶたのしない」の力で、白く可愛らしい子豚の姿に変身中。ランドセルは咥えて運んでいる [装備]:エーテライト×3@MELTY BLOOD、 [道具]:支給品一式、ころばし屋@ドラえもん、小銭入れ(10円玉×5、100円玉×3)、 [服装]:こぶたに変身中なので今は無し。 元の姿に戻れば、『いつもの白いドレス(洗ったばかりなので一部が少し湿っている)』になる。 [思考]:とにかく、今のうちにどこかへ逃げなきゃね 第一行動方針:のび太達から逃げる。 第二行動方針:豚化が解けるまでは、どこかで大人しくしておこう 第三行動方針:蒼星石たちを置いて逃げてきてしまったが、後で戻って戦場跡を漁るかどうか思案中 第四行動方針:できれば『ご褒美』で傷を治したい。 基本行動方針:優勝して志貴を手に入れる。 [備考]:白レンはシャナに解放されてすぐ、この場から離れました。 その後どちらの方向へ向かったのかは、次の書き手さんにお任せします。 ≪165 信じるものは -all or nothing- 時系列順に読む 168 そして誰も東に行かなかった≫ ≪165 信じるものは -all or nothing- 投下順に読む 167 少し遅い(前編)≫ ≪161 骨は囁く シャナの登場SSを読む 171 大した事じゃない(前編)≫ ≪160 リリス乱舞/斬、そして……(前編) のび太の登場SSを読む 171 大した事じゃない(前編)≫ ≪161 骨は囁く 双葉の登場SSを読む 171 大した事じゃない(前編)≫ ≪161 骨は囁く 紫穂の登場SSを読む 171 大した事じゃない(前編)≫ ≪148 MOTHER/2発の銃弾/金糸雀の逆襲 トリエラの登場SSを読む 175 第一回定時放送≫186 集結の夜≫ ≪148 MOTHER/2発の銃弾/金糸雀の逆襲 リルルの登場SSを読む 175 第一回定時放送≫186 集結の夜≫ ≪160 リリス乱舞/斬、そして……(前編) 白レンの登場SSを読む 171 大した事じゃない(前編)≫
https://w.atwiki.jp/kanesube/pages/15.html
用語集 冒険時の行動(戦闘以外)自由型 スゴロク型 戦闘の流れ1:キャラのコントローラーを決める 2:行動案を考える 3:コマンド入力 4:戦闘の処理 5:戦闘の結果 用語集 基本的な用語の説明 冒険時の行動(戦闘以外) フィールドの形式毎のマップ全体の流れ(冒険時の行動説明) 自由型 スゴロク型 戦闘の流れ ┌┬─────────────────┬┐ ││1:キャラのコントローラーを決める ※ 各キャラを操作するコントローラーを決めます └┴─────────────────┴┘ 時間内に操作したいキャラの名前をレスしましょう ↓ ┌┬────────────────┬┐ ││2:行動相談時間 ※ 敵の行動ヒントや各キャラの状態が表示されるので └┴────────────────┴┘ 参加者(コントローラー以外も含む)はキャラの行動案を考え合いましょう ↓ ┌┬────────────────┬┐ ││3:コマンド入力 ※ コントローラー達がキャラの行動を発表します └┴────────────────┴┘ ↓ ┌┬──────────────┬┐ ││4:戦闘の処理 ※ 基本見ているだけ。キャラ達の戦闘を応援したり、行動結果にドキドキしましょう └┴──────────────┴┘ 稀に追加行動等が行われるのでコントローラーは注意 そのターン中に戦闘が決着しない場合は2:へ戻る ↓ ┌┬──────────────┬┐ ││6:戦闘の結果 ※ 勝利した場合、敵のドロップ判定やこちらの疲労処理が入り、物語が進む └┴──────────────┴┘ 1:キャラのコントローラーを決める PTメンバーを操作するコントローラーを決定しますコントローラーとは選択したキャラの行動を自由に安価して戦闘を行わせるものです行動案を皆で考え、キャラ・コントローラーで協力し合いながら戦闘を行えます 安価例 パーティに居るキャラ名 キャラ名を書き込んで安価した後でも、時間内ならば変更は可能です 安価時に他の人キャラ名が被った場合はRPGさんの判断でコントローラーが決定されますコントローラーから外れてしまった人も行動案を考え、助言する事で一緒に楽しめます 急用が出来た場合や疲れてしまい、コントローラーを続けれそうに無くなったら、その旨をレスして下さい他の希望者へとコントローラーの引き継ぎが行われるので気軽に変更しても大丈夫です コントローラーの人は他の参加者と差別する為に、戦闘が終わるまで担当キャラの名前を名前欄に書き込んでレスすると良いでしょうそうすることで行動案を出した際に、他の人が意見を言いやすくなります 名前欄にキャラ名を書き込んで参加する人で、専ブラのjaneを使っている人は書き込みウィンドウのコテハン記憶にチェックを入れておくと名前が外れなくなるので便利です※終わったら解除するようにしましょう、混乱することが稀にありました 2:行動案を考える 敵の行動やキャラの状況、HINTが表示されるので、それを元にしてキャラの行動を考えましょう 各キャラにできることはそのキャラのキャラシートに書いてあるのでそれを参考にしましょう +行動案を考える前に表示されるデータの例。これを元に行動案を話し合いましょう ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ 【INFO】 「敵キャラ」≫ 飛び回りながら接近してくる ※ 敵キャラが行ってくる行動のヒントが表示される。 ≫[無傷] これを参考にして、敵行動に有効そうな行動を考えよう。 【FIELD】 近くに水辺がある。 ※ 戦闘場所状況、その場にあるものを利用して有効な行動を 行う事も可能なので積極的に活用しよう。フーリンカザンだ。 【状態】 味方キャラA≫[無傷] 『』 ※ 味方キャラの損害状態や状態異常が表示される。 味方キャラB≫[中傷] 『』 傷を負っている味方のフォロー等を考えて行動しよう。 【HINT】 ※ 行動するにあたってのヒントが表示されます。 何をすればわからない時はこれを参考にしましょう。 コントローラーの人達は何をしたいか、何を行えば良いのか等を積極的に話していきましょう 他の参加者も意見を出して協力できますので、気になることややって欲しい事があれば発言してみましょう。 早めにコントローラーが行動安価の形で行動案を出して行くと、他のコントローラーや参加者が意見を言い易くなりそれを土台とした行動案、修正案を作りやすくなるので、まずは叩きとしてやりたい事を簡潔に書くと行動案を作り易くなるでしょう。 安価例 名前:キャラ名[sage] 【案】 ~に続いて敵に攻撃、他の誰かを庇う 上記の例はほんの一例であり、行動案はキャラとコントローラー、状況の数だけあります自由な発想でドンドン案を出していきましょう 3:コマンド入力 2:行動案を考えるで出た行動案を各コントローラーが安価して、実際に戦闘で使用される行動を書き込みます まだ相談できるだけの時間はありますが、コントローラーの人は早めに安価の形にして書き込むと良いでしょうそうする事で他の参加者からの修正案をもらいやすくなったり、他コントローラーとの意見に合わせて安価を変更することができます 安価例 名前:キャラ名[sage] 【安価】 スキル使用で誰々の後に敵へと攻撃する 4:戦闘の処理 各コントローラーの安価結果を戦闘演出を行いながら処理を行います そのターンで戦闘が終了しない場合再び2:行動案を考えるへと戻ります 基本的に見ているだけですが、稀に追加行動や、RPGさんから行動の詳しい意図を聞かれることがあるのでコントローラー達は注意しましょう(攻撃先が抜けている場合等) 演出を見てワクワクハラハラしたりで行動結果を楽しく見守りましょう 敵の行動を見て次ターンの行動を話し合ったりするのもありです 5:戦闘の結果 戦闘が終了したリザルトを行います 敵のアイテムドロップ判定やイベントが挿入されます 旧戦闘手引き 消すのも少し惜しいので