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みのりです♪ やっとwikiに個人ページを作りました。 まだまだ至らないところがありますが、皆様お相手お願いします ちなみに、思い出し記録がほとんどですので、話が違う!とかあったらご報告願います。 7月3日:2ヶ月間のバレット断ちを宣言します。 8月9日:誘惑に勝てず、バレットしてしまいました。 ※リトル数個更新放置してたらド忘れしました ミミスマシ No. キャラクター 役職 運命 勝敗 一言感想 305 三角さん オペレーター 8日目脱出 敗北 記念すべき初プレイ! 314 ねずみ オペレーター 11日目粉砕 敗北 みんなで闇鍋クッキング♪ 321 三角さん オペレーター 15日目脱出 勝利 ミミスマシ最長領域! 330 三角さん オペレーター 7日目脱出 勝利 みんなで戦え!ガリレオリンピック領域! 402 三角さん オペレーター 生存 勝利 短かったけど濃かった領域! 430 ぬらぬら ストライプアンチ 7日目脱出 敗北 初ストライプ!残念ながら仕事はできず。 ネコタタキ No. キャラクター 役職 運命 勝敗 一言感想 3.221 三角さん ソナー 5日目襲撃 勝利 勉強不足ソナーで迷惑かけました。 3.251 アル=シャープ アンチ 生存 勝利 初アンチ!輝く白さという称号をもらいました! 3.255 四喜 オペレーター 10日目襲撃 敗北 なかなかいけず、迷惑かけました。 3.301 三角さん オペレーター 11日目脱出 勝利 悩んだ。とにかく悩んだ。 3.305 アル=シャープ オペレーター 生存 勝利 お兄ちゃん大好きなアルに。 3.311 アル=シャープ 暗号 6日目襲撃 敗北 初暗号。迷惑ばっかりかけました 3.313 三角さん 暗号 7日目脱出 勝利 まさかの2連続暗号。疲れたなぁ。。。 3.332 リキッドバード ソナー 7日目襲撃 勝利 2回目ソナー!役に立てたのかな? 3.350 エリック柏 オペレーター 11日目脱出 勝利 ごめんなさい。今度から試験前はちゃんと勉強します。 3.357 ユク=ラグ=クク 暗号 生存 勝利 誘惑に勝てませんでした。ダメダメ暗号でごめんなさい。 3.377 鈴虫ぎふう オペレーター 生存 勝利 誘惑に勝てなかったんです。後悔はしてません! B4 No. キャラクター 正体 スキル 運命 勝敗 一言感想 4.001 アル=シャープ 人間 感知 生存 勝利 B4の記念すべき最初の領域!ルールなどが把握できていない点が多かったかな。 4-2.005 収束 オペレーター ゴイサギ 生存 勝利 オペを疑ってばっかりでした。ごめんなさい。 4-2.008 湯川コードウェイナ アンチ チドリ 8日目掃除機 敗北 日本のミカタもひパープル!でも実は悪役! 4-2.019 グース店長 カリペン ゴイサギ 6日目掃除機 敗北 くさや&バロット 4.029 エリック柏 カリペン チョウゲンボウ 生存 敗北 あっけなく終わっちゃいました 4.032 霊感委員長K カリペン ペリカン 5日目切断 敗北 カリペン飽きました。 4.035 通称水島礼子 オペレーター ヒヨドリ 3日目掃除機 勝利 久々のオペ!真黒になっちゃった。 4.039 メートルM アンチ イカル 5日目切断 敗北 確定オペになるチャンスだったのに…… 4.043 チリチカ オペレーター ムクドリ 5日目切断 勝利 宇宙のチリチカ! 4.048 鈴虫りふう オペレーター カラス 生存 勝利 鈴虫のカン リトルバレット 領域 キャラクター 役職 運命 結果 ソウル 一言感想 l.002 三角さん オペレーター 生存 勝利 懐・歴・救 初めてでよくわからないことばかりで迷惑かけました。 l.013 湯川コードウェイナ オペレーター 10日目バインド 敗北 破・懐・創 楽しかったです!合宿で感想戦にあんまり出れなくて残念。 l.022 四喜 アンチ 生存 敗北 哲・逃・救 初アンチ!もっとバインドしたかったなぁ バレット 領域 キャラクター 陣営 序列 運命 結果 感想 b.012 犬飼教授 サイ 3日目主席 6日目消滅 敗北 初バレット。ほかのアンチに頼りっぱなしでした b.015 テオ サイ 4日目消滅 敗北 ほかの二人まで黒くしてしまいました。後悔と反省ばかり… b.017 ウィル=シャープ ヒト 0.6日目主席 敗北 相当盛り上がりましたなー。楽しかった意外に感想がない。 b.022 湯川コードウェイナ ヒト 敗北 好きな球団の優勝で気分が良かった湯川なのでした。 b.025 エリック柏 サイ 4日目消滅 敗北 白くなれたと思ったのに! b.031 グース店長 サイ 5日目主席 勝利 バレット初勝利!雑談楽しかったです!フェイとラブラブ! b.034 グース店長 サイ プロ主席 2日目消滅 敗北 受験+バレットは危険だよ!マネしないでね! b.035 イオナ=ザ=シャフト ヒト プロ主席 勝利 いろいろ考えさせられた籠でした。 b.037 15号 ヒト 敗北 リア充爆発しろっ! b.038 ココ=アッシュ ヒト 敗北 年越しでしたね。勘に根拠を! b.040 湯川コードウェイナ ヒト 勝利 勘も働かずまったく使えないヒトでした b.043 フェイ=スリフト ヒト 勝利 おはようございます。寝オチしました コーダ 領域 キャラクター 陣営 役職 運命 結果 感想 c.005 三角さん ヒト 猫目 2日目脱出 勝利 初コーダ初猫目、孤立猫目は使えない c.007 ウィル=シャープ ヒト 猫目 生存 勝利 COなしで白くなりたい c.009 クリックFFM アンチ なし 3日目消滅 敗北 途中で王様も経験しましたが敗北。王位の譲位という戦略 c.012 アル=シャープ ヒト 猫目 4日目脱出 勝利 あらあら奥さん! c.026 クリックFFM アンチ なし 3日目粉砕 敗北 間に合わなかったラストorz c.027 0510真空 アンチ なし 3日目粉砕 勝利 今までで一番アンチで団結できた気がする c.032 メンタム船長 ヒト 猫目 1日目ノック 敗北 ここのアンチには完敗でしたよ! c.034 レモネード1973 アンチ なし 生存 敗北 なりすまし上手になりたかった c.036 エーベルハルト アンチの王 なし 4日目粉砕 敗北 ノック運がありすぎて困りました c.038 グース店長 ヒト コウモリ 1日目ノック 勝利 コウモリのスキル発動したかった…なりすましアンチを萎えさせることができて満足 ハコブネシマイ ver.1 No.1 最初のハコブネ 火竜ジョー 恋人 4日目消滅 敗北 きのこ派です。最初のハコブネはとにかく疑心暗鬼 No.6 今夜餅 ヒヨリミ 戦車 2日目消滅 ドロー はじめての10分フネは考えてる余裕がないうちに切られてしまいました No.10 [生]鳩罠 台所に蠢く影…ソニア激白!?ハサミが次々襲う! 0510真空 星 5日目消滅 ゴースト勝利 0510真空閣下/計一様で遊んでいる間に時間が経っていた コメント 皆様、お気軽にお書き込みくださいませ。 ミスで消してしまったので再びUP. -- みのり (2009-02-10 23 32 59) おめでとうを言うのがわたしなのは、四喜の個人ページ作成なの。よろしくなのは、また会ったとき。それじゃぁね。(撫で) -- (cagelow@255フェイ) 2009-02-10 00 25 42 初回プレイ一緒だったなんて!(←エラー(?)消滅) スマシではよくごいっしょするね、これからも宜しく! -- (402車、305フノ) 2009-02-10 21 11 23 お疲れ様ちゅー。 ちゅっ、御一緒できて嬉しかったよー! 次は同陣営にもなってみたいな。 じゃぁ、またどこかで会おうね! -- 銀瑠璃@301ねずみ (2009-02-16 19 01 46) 四喜ちゃん、お久しぶり。お近づきの印に発火飴をぽん。 またどこかでね。 -- 255ユク&251エリック@泡 (2009-02-17 17 31 02) 飴の人!お久しぶりです!あちちちちちっ。危険物持ち込み禁止ですよ~ -- みのり@251アル (2009-02-17 17 39 16) やあ、俺だ。楽しい領域だったな。弟よ、またどこかで会おう!しゃらんら~ -- りょーたん@305収束 (2009-02-28 23 44 38) 実はこちらの挨拶初めてだったMですぅ いつもどうもです!またどこかでお会いしましたらその際はぜひー -- しだ@305Mとか色々 (2009-02-28 23 50 53) 収束お兄ちゃん!大好きだよぉ♪M姉ちゃん、またどこかでお会いしましょう♪目指せ10領域同窓(ぇ -- みのり@305アル (2009-03-01 00 07 20) アル、お疲れ様でしたわ またお会いできるを楽しみにしていますわね -- さと@霊感委員長K (2009-03-01 00 34 06) 最終日あんまり絡めなくて残念だったぜ…お兄ちゃんと仲良くな!!またどこかで会おうぜ!! -- 手ぶら@湯川 (2009-03-02 00 16 32) わー! 湯川さん!305では笑いをありがとうございました♪ -- みのり@305アル (2009-03-02 20 59 35) 2度めまちてでちたね!お兄ちゃんだいじにでちゅ!また、おあいちまちょー!ちゅぎはちゃんと魔法をかけまちゅよちゃらんら~。*゜☆ -- 402ねずみ.305リキ (2009-03-04 16 57 20) 6度目だったりしたな、久しぶり。ぬら美、また会おうな、好きだぜー! -- 430ぶらぶら@402車 (2009-04-10 20 36 17) しばらくぶり!アンチ同陣営できて嬉しかったわ またいつか、どこかで会いましょうね -- BR39礼子@月闇 (2009-06-14 18 44 15) 同窓みつけた!奏、お前が大好きだーっ!俺たちずっと仲間! -- シエナ@c.27マテュー (2011-05-23 17 12 56) 名前 コメント
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アイルー村板、楽器スレ創設者である変態ドM住民。 心身供に変態だがベースの指使いはそうでもない。 ESPやJackson等を愛用する、故にメタラーである可能性も高い。 モンハン、ガンダム等メジャーなゲームが好き。 …此処だけの話、既婚者であり夫は刹那(ペテン師)である。 とにかく変態だから気をつけて頂きたい。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1660.html
【元ネタ】史実、アイルランド伝承・歴史サイクル 【CLASS】キャスター 【マスター】バゼット・フラガ・マクレミッツ 【真名】モンガーン 【性別】男 【身長・体重】166cm・58kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具A 【クラス別スキル】 陣地作成:B 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 “工房”の形成が可能。 道具作成:D 魔術的な道具を作成する技能。 【固有スキル】 魔術:A オーソドックスな魔術を習得。 特に肉体変化や精神干渉、幻術に優れる。 神性:B 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 マナナーンの息子であり、またヌァザの曾孫フィンの生まれ変わりとされる。 妖精の加護:B 妖精からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。 だが、妖精とは気まぐれなものである。 【宝具】 『千変万化、至福の王(カレイドスコーピック)』 ランク:A 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 この世界に現存するあらゆる動物の姿と能力を模す事ができる。 獣鳥魚虫を問わないのは勿論のこと、 銀の角もつ牡鹿といった幻想種、果ては竜への変化も可能とする。 ただし、年経た幻想種がこの世界より遠ざかった現代において この宝具の実質的な力は大きく制限されている。 【解説】 七世紀のアイルランドに実在したとされる王、フィアフナの息子モンガーン。 しかし史実として記録されているのは存在して死んだ事ぐらいで、 その生涯として語られるものはほぼ全てが神話伝説の類であり、 歴史サイクルのキャラクターの中でも神話寄りの人物と言える。 アルスター王フィアフナが戦場で苦境にあった時、海神マナナーン・マック・リールは フィアフナに助力するのと引き換えに彼の妻カンティヒャルとの同衾を許すように求めた。 取引は成立し、カンティヒャルは夫に化けたマナナーンの子モンガーンを孕む。 出産三日後にマナナーンは再び現れ、息子を異界へ連れて行きそこで彼を育てた。 モンガーンは実父からよく魔術を学び、あらゆる動物に変身する力を身に着ける。 マナナーンがフェヴァルの息子ブランに歌った予言歌の通り、彼は全ての妖精の棲家を知り、 あらゆる良い地の憧れとなり、迸る知恵を以て神秘を世に知らせる至福の王に育ったという。 また同じ夜に生れた娘、実父を同じくする異母姉妹とも言われるドゥヴ・ラハと恋をし結ばれ、 一度は軽率な誓いによりレンスター王に奪われるも魔術を駆使して取り戻す事に成功している。 アルトゥールの手から投げられた竜の玉石により亡くなった。
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このページはこちらに移転しました なやみあるき 作詞/222スレ230 空色に薄い雲 少し寒いけど出かけよう 色も変わった並木道を眺めて はらり積もった落ち葉を踏んで 目的なんか無いけど ただこうしているのも良いじゃない? 木々のざわめきと触れる風が 僕を消し去ってゆくんだ 見渡したまに振り返って すれ違いながら考える 理想にはまだ届かないなぁ
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ドワーフの王女ホソミ 登場弾 第15弾 幻の黄金 レアリティ SR 属性 光 種族 フェアリー アビリティ 微笑みの唄 パワー 3000 ドワーフ界きっての器量良し。花を愛する心優しい乙女。 ドワーフ領の王女。 ドワーフの女性の中で最も美しいと言われている。 性格も穏やかで心優しいため、ドワーフの男性からは大人気。 ダイエットしようと思っている。 別バージョン 名前 登場弾 ドワーフの王女ホソミ 第15弾 幻の黄金 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ブンババ とは、【ペーパーマリオRPG】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 関連キャラクター コメント プロフィール ブンババ 他言語 Gloomtail (英語) 性別 男 初登場 【ペーパーマリオRPG】 【カゲの女王】のペットである黒いドラゴン。 【ゴンババ】の兄であり、【ゾンババ】の弟の関係にあたる。ゴンババとは手紙でやり取りする仲。 作品別 【ペーパーマリオRPG】 HP 攻撃 防御 リスト 80 8 2 100 やみのきゅうでんの中ボス。攻撃力が高めだが、強力なメガブレス前にチャージするので【ビビアン】のカゲがくれが有効。 防御力が少し高めなのでムキムキボディで通りを良くしたら適当に処理してしまおう。 どくのいきは毒状態になることがあるが、毒ダメージ1しか受けないので無視しても問題ないだろう。 【スーパーマリオくん】 ゴンババの仇をとろうと意気込んでいたが【マリオ】にも【クッパ】にも相手をされず、さらに二人の喧嘩の最中に話しかけたことであっさり倒されてしまう。 ゲーム内じゃかなりの強敵なのに。 ちなみに、【バツガルフ】とはゲームと違い登場順が前後している。 元ネタ推測 Black+【ウンババ】 関連キャラクター 【カゲの女王】 【ゾンババ】 【ゴンババ】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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1属性 属性 x1 x3 all 火 ひのたまかえんほうしゃもえさかるごうかやきつくすほのお ばくはつだいばくはつビックバン やまかじにえたぎるマグマじごくのごうか 氷 とがったこおりこおりのやいばつららミサイルひょうちゅうおとし ロックアイスまんねんごおりダイヤモンドダスト あられふぶきもうふぶき 風 つむじかぜすなあらしサイクロンかみかぜ ビルかぜぼうふうハリケーン かまいたちジェットきりゅうダウンバースト 土 らくせきどしゃくずれいわなだれてんちほうらく いしつぶてがんせきおとしいんせきらっか マグニチュード3マグニチュード6マグニチュード12 電気 せいでんきでんきショックスパークでんきだま いなずまかみなりせいてんのへきれき ひゃくボルトいちまんボルトいちおくボルト 水 みずでっぽうてっぽうみずだくりゅうげきりゅう バケツのみずたきつぼジェットスプラッシュ たかなみつなみおおつなみ 光 よわいこうせんまばゆいこうせんレーザービームはかいこうせん スポットライトはじけるせんこうフレア ふゆのひざしまなつのたいようせきどうちょっか 闇 おどかすやみうちやみのつかいやみのしはいしゃ ダークボールくろいうずブラックホール くろいきりたちこめるやみならくのそこ
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*おおやみ潰し 闇の狩人が使う闇潰しのハンマー(特技/攻+58/叩き潰す) 闇食いが早くも満腹になったので、真打登場である。 035:*おおやみ潰し タイプ:特技装備 価格:285G 攻撃力:58 防御力:0 魔法力:0 魔法防御:0 敏捷性:0 運:0 最大HP:0 最大MP:0 攻撃時属性近接物理 叩き潰す!使用可 特徴 使い勝手・希少性などを記入してください。 コメント 名前 コメント
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邪眼皇ヴァツァーリーⅩ世 闇 スーパーレア (8) 8000 ダークロード/ドラゴン・ゾンビ/ナイト ■自分の呪文の効果によって相手のクリーチャーを破壊した時、そのクリーチャーと同じパワー、あるいは同じコストを持つ相手のクリーチャーを全て選び、墓地に置く。 ■このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札をシャッフルし、上から3枚墓地に置く。こうして墓地に置いたカードの中にクリーチャーがあれば手札に加え、コスト6以下の呪文があればコストを支払わずに唱えてもよい。ただし、それぞれ1枚までとする。 ■W・ブレイカー (F)全てのナイトよ、我に戻れ。続け。我こそが全ナイトの王にして庇護者たるヴァツァーリーなり。 (F)北方の邪眼財閥は、「放浪の騎士」天雷、「混乱の名門」氷牙、「辺境の名士」魔光を併合し、邪眼帝国として一大勢力を築いた。そんな彼らが欲していたのは、己が宿命――サムライとの戦いだった。 作 楼砂 名前はツァーリ(王、皇帝の意)+ヴァシーリー(ロマノフ朝の皇帝) 余計な背景ストーリー 遠い未来、因果軍との戦いから未だに傷を引きずり、それ故に邪眼一門が自然消滅しそうになっていたのを摂政として立ち直らせ、再々興させた傑物。 財閥としての体裁を取り戻した後、長い間「空白の席」となっていた邪眼皇の席に座る。 (ヴァツァーリーⅩ世はこの世界にてロマノフ一族以外で邪眼皇に初めて就任した) 邪眼皇となった後は、未だ再興出来ていない天雷・魔光・氷牙財閥を強引に傘下に加え、孤高の名門「不死財閥」と協力関係を結ぶ。 そして、領土を拡大し、数多の要塞を築き上げ、新たな勢力「邪眼及び騎士財閥連合帝国」を興し、その皇帝として名乗りを上げた。 前代 邪眼皇ピョートルⅡ世 次代 邪眼皇クロムウェルⅠ世 ボツフレーバー (F)ある日、空に魔弾が放たれた。「邪眼財閥は復興した!」その掛け声と共に、各地に潜んでいた騎士が彼の下に集まった。 収録予定 戦乱編 評価 名前 コメント
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柊かがみの憂鬱 Ⅰ ◆tu4bghlMIw 《〝わたし〟は、だれ?――柊かがみ》 彼女の物語は酷く捩れ曲がっている。 出会い別れは一種の流行り病のようなモノだ。サァッと吹き荒ぶ一迅の風のように現れ、また気が付けば消えてしまう。 だが、それらの取り留めのない話にも確かに〝芯〟のようなものは存在する。 寵愛すべき奇形は世界の澱。湖の中の泥のように掴んでも掴んでも掌から零れ落ちてしまう。 ――〝わたし〟は、だれ? だが、全ての話の軸を戻し、彼らの行動に指針を持たせるとする。 ならば「柊かがみ」という一人の少女の行く末にそれらは集約される。 少女の戦いは歪にして醜悪だ。 いや、もはや〝少女〟と呼ぶことさえおこがましいのかもしれない。 柊かがみの存在は、そんなちっぽけな枠組みを越えて更におぞましい何かへと昇華されてしまった。 ――〝わたし〟が、消えてしまう…… 彼女は彼女であって彼女でない。 彼女は彼で彼は彼女だ。 〝不死者〟であり〝狂人〟である柊かがみに救いは訪れるのか。 訪れるべき福音の刻は、少女の祝福は、誰によってなされるのか。 つるりとした触感の少しだけ黄ばんだ殻が少女の身体を覆っている。 少しだけ手を伸ばせば、遥かなる大空へと飛び立つ事は出来るだろう。 だが、薄くて脆い硝子のような殻を打ち破る力さえ、今の少女には残されていない。 ――たす……けて…… 儚い願いは、叶えられる筈もない。 ▽ 《〝好意〟に値するよ――つまりは、そうだね……〝好き〟って事さ――ジン》 燦々と降り注ぐ太陽。 雲はゆらりと空を舞い、無風に近い世界は光で染め上げられている。 日光を浴びて加熱されたアスファルトはじりじりと焼くような熱を放射し、遠くを見渡せば陽炎だって見えてきそうだ。 ジン達五人は現在、移動の真っ最中だった。 一箇所に留まっていても目標の人間を探し出す事は難しい。 そもそも、ジン達が接触したい人間は相当な数だ。 五人の人間関係を辿っていけばこの空間に残っている参加者の大半が何らかの糸で繋がっている事になる。 故に、ひとまずのターゲットを柊かがみに絞る事に決めた。 彼女は「喰った」ラッド・ルッソ――同時にラッドとも違うモノ――の精神に身体を支配されている。 一番最初に合流しなければならない人物は彼女である、というのは五人全員の総意だった。 「さて、彼女はフォーグラーの近くにいるのかなぁ」 「……ジン。お前は、空からいきなりあんな馬鹿でかい鉄球が落ちてきたらどうすると思う」 簡易的な道具の回収と交換を済ませ、先頭を行くのはスパイクとジン。 山小屋へと至る道で初めて遭遇してから――その時点では彼らの傍にはルルーシュとカレンがいた訳だが――それなりの時間が経った。 彼らの間にはそれなりの意思の疎通が取られている。 加えて理性的な思考や物怖じしない佇まいなど、年齢の差こそ存在するが二人には共通点が多かった。 「そりゃあちょっとばっかし驚いてみせてから見物に行くね。もちろん野次馬根性全開でさ」 「だろ。あんなモノ、気にならない奴は稀だ。 おそらく大半の人間はあの鉄球の近くに集まって来ているはずだ。少なくとも無駄足にはならん」 他の人間を引っ張っていく素質を十分に備えた二人の男は肩を並べてゆっくりと歩を進める。 ジンは両手を頭部の裏側に回しながらも周囲の警戒を怠らない。 トレードマークの黄色いコートを靡かせ、烏羽根色の黒髪は剣山のように天を突き刺している。 どこか不思議な印象を受ける独特なメロディーの口笛を吹きながらも、一切の油断や慢心は存在しない。 背筋を丸め、長身の身体をけだるそうに動かすスパイクの右手はズボンのポケットの中。 寂しげに揺れる「左腕のあった箇所」が強調されるようなその行為だが、彼の表情は腕を失う前と特に変わらない。 「ふむ、なるほどね。でもその代わり、」 「ああ。同じく『顔を合わせたくない人間』もアレには惹かれて来るだろうな」 「握れば掌が切れる諸刃の剣って事だね。さっきまでロボットバトルしてた連中とかかな?」 「……ああ」 つい先刻まで彼らが今移動しているC-6エリアでは赤と青、二色のロボットが大格闘戦を演じていた。 遠目だったのではっきりとしたフォルムまでは不明だが、それなりの規模の戦いであったのは確実だ。 二機とも北の方角へと消えてしまったが…… 「喉に突っかかって取れない小さな骨。だけど、そいつは同時に放って置く事なんて出来ない大きな星だ。 背に腹は変えられない。俺達は柊かがみを追わなくちゃならない訳だ。それは周知の事実だろう? ね、ゆたか」 「えと……はい。すいません、でもかがみ先輩をこのままにしておく事なんて……」 突然話を振られた小早川ゆたかが少し言葉を濁しながら答えた。 桃色のツーテールが風に揺れる。可愛らしい口元に見える若干の歪み。 やっぱり、どこかに憂き目があるのかもしれない、とジンは思った。 彼女の表情は優れない。それは人を、明智健吾を殺してしまった自責の念だろうか。 ゆたかが、かがみに向けて言った台詞があった。 『罪を背負いながら、胸を張って生きようって』 『私の罪は絶対許されないけれど、それでも前に進もうって』 自分自身と向き合う決意を固めたゆたかは強い娘だと思う。 確かに自身の手を直接血で汚した訳ではない。 ナイフで肉をザクリと裂き、神経をブチッと断ち、骨をゴッと切断する。 こんな、一連の人体の解体動作を経験した訳ではない。 掌に残る拳銃の反動も、苦悶の表情を浮かべ絶命する死体を見た事だってない筈だ。 彼女が覚えていたの圧倒的な暴力だけ。全てを無に、塵へと還す重力の波。 圧壊するグラビトンウェーブと最後まで自分を信じてくれた人が潰れていく光景を虚ろな瞳で眺めていた。 逃避の末、大切なものを自らの手で粉々にしてしまったのだ。 何の変哲もない――それは魔法や高次物質化能力のような特別な力、という意味だ――少女が容易く全てを振り切る事の出来る問題ではない。 「だね。ゆたかの願い、〝みんなで帰る〟……だろ? シンプルだけどでっかい夢だよ。でもさ、意外とゆたかって欲張りなんだね」 「え、そ、そんなっ。わ、私は……別に……」 思いもよらない言葉が返って来たのか、ゆたかが少しだけたじろいだ。 小さな身体からは想像も出来ないような、いざという時の行動力。脆くも強いダイヤモンドのような意志。 ソレは十分なほど賞賛に値する彼女の長所だ、ジンはそんな事を思う。 この子はちょっとばかり、自分を過小評価し過ぎるきらいがあるのだ。 なんて勿体ないのだろう。ダイヤの原石ほど磨けば光る輝石もないというのに! 「ゴメンゴメン、ちょっと意地悪だった。 赤衣装のサンタクロースじゃないけれど、それなら俺達がプレゼントしてあげられるかもしれない。 勿論、俺〝達〟の中にはゆたか、君自身も入っている訳だけどね。スパイクも同じ事を言いたそうにしてるよ」 「……言ってねぇ」 「またまた、照れちゃって。何気に俺はスパイクの事をかなり信用しているんだけどなぁ」 「ハッ――本当に、よく回る口だ」 まるでいじけた子供のようにスパイクが視線を散らした。 後ろから少しだけ距離を空けて歩いてくる鴇羽舞衣と結城奈緒が小さく笑った。 擬音で表すのなら舞衣はクスクス、奈緒はニヤニヤという具合だろうか。笑い方一つ取っても、性格というものはそれなりに反映されるものだ。 「……アンタ達って妙に仲良いわよね」 「――俺とジンがか? おいおい、奈緒。どこをどう見ればそんな感想が出てくるってんだ?」 振り返ったスパイクが奈緒へ「信じられない」という顔付きで不満を漏らす。 それもポケットに突っ込んでいた手も引き出して、かなりのオーバーリアクションで、だ。 「んなもん見てりゃ分かるっつーの。ねぇ鴇羽?」 「ん……まぁ、確かに。言われてみればそんな気もするかも」 「でしょ。ほら、なんていうのかな……阿吽の呼吸、みたいな。意思の疎通がバッチリ、とでも言えばいいのかな」 流されるままに舞衣は相槌を打った。 彼女の服装は先程までのシーツ一枚という絵画の裸婦のような服装から大分マシ?なモノに変わっている。 舞衣の右手には巨大な騎士槍――ストラーダ。 赤いスカーフとオレンジ色の甲冑鎧のような服が特徴的な服に身を包んでいる。 それを見た感想として、結城奈緒が『これ……なんか、あたしと藤乃の奴と似てる』と漏らしていた。 とにかく、舞衣はバリアジャケットを発動させる事で、自分にピッタリの服を手に入れる事が出来たという訳だ。 「だから、そりゃあな……ったく、お前が何を言いたいのか、まるで意味が分からん」 「普通ソレを乙女の口から言わせるかなぁ」 が、ここで調子に乗り出すのが奈緒である。彼女は生来、たまにそんなしょーもない悪戯をしてみたくなる部類の人間なのだ。 奈緒は先程スパイクに容赦のない詰問を食らった事を根に持っていたようだ。 これ幸いとばかりに、スパイクを攻撃し始める。 「……奈緒。お前、性格悪いってよく言われるだろ」 「えー別にぃー? っていうかあのね、スパイク。これでもあたしはかなりの清純派で売ってたりする訳」 あっけらかんと答える奈緒にスパイクは明らかに不審げな眼差しを奈緒に向けた。 何かを確認するようにスパイクは隣の舞衣の顔を見たが、一瞬ばつの悪そうな表情を浮かべた舞衣は彼と視線を合わせようとしない。 心根の優しいゆたかでさえ、何とも微妙な笑顔(苦笑とも言う)を滲ませている。「あ、あはははは……」という感じだろうか。 明らかに、この空間に存在する全ての人間が「いや、それはない」と奈緒の言葉を否定しまくっていた。 「そんな見え透いた嘘を信じる馬鹿がいるか」 「嘘じゃないってば。それにこう見えてもあたしは何気にシスター修行中の身でね……」 「あの、奈緒ちゃん、いくらなんでもそれは、」 得意げに言った奈緒に対して、舞衣が控えめながら釘を差した。 太陽の光を反射するような明るいオレンジ色の髪を指先でクルクルと弄る。 彼女のぎこちない表情は全てを雄弁に語っていた。曰く、流石にそこまで『有り得ない事』を言っちゃったら庇い切れないよ、と。 「…………鴇羽? あれ、アンタ知らなかったっけ――」 「ったく、くだらない話は無しだ無し。おい、ジン。お前も黙ってないで上手く纏めてくれ」 ここで話が妙な方向に脱線し始めた事を悟ったスパイクがジンに話を振る。 口の上手いジンにこの如何ともし難い話題を適当な所へ不時着させて貰うという腹だった。 しかし、ジンの答えは彼のそんな意図とはまるで異なっていた。 そう――少しだけ、彼も〝悪ふざけ〟に参加しようと思ったのだ。 「へぇ。奈緒ちゃんも中々、見てるね」 「……は?」 虚を突かれたスパイクの間の抜けた声が響く。 「なるほど、スパイクは頭も切れるし、腕っ節も相当なものさ。 それに何より冗談を理解出来る柔軟な頭。これは求めても手に入らない尊い存在だね」 「……おい」 彼の想像を絶する台詞にスパイクの顔面が引き攣り始める。 眉間に強烈な皺を寄せ、半開きになった唇の端がヒクヒクと戦慄いた。ジンは目を閉じ、含み笑いをする。 「歳は二十七、これは男としては一番脂が乗っている時期だね。 俺の歳は……まぁ今はここは伏せておこう。実際、あまり関係のない話だ。 なにしろ、亀の甲より年の功とも言うしね。修羅場を乗り越えた『渋み』って奴がスパイクにはある」 移動中、だった筈なのに。完全に足が止まってしまう。 思わず、スパイクはジンの瞳を見つめた。二人の視線が交差する。 (ちなみにこの辺りで女性陣の間で妙などよめきが起こったのだが、柄にもなく動揺しまくったスパイクはまるで気付かなかった) 「何気に、付き合いも長いしね。『二人で共有している秘密』もある……つまりは、」 「……待て」 スラスラと美辞麗句を並べていたジンがスパイクの静止する言葉も聞かずに一笑。 見る者を須らく恋に落とすような美少年のソレだ。 誰かの息を呑む音が真昼間の路上に響いた。そして、 「〝好意〟に値するよ――つまりは、そうだね……〝好き〟って事さ」 ▽ 《恋だとか、好きだとか、愛しているとか……馬鹿みたいだ――結城奈緒》 「な――――ッ!!」 錯覚だと思い込む事も不可能なくらい、はっきりとした発音でジンは言った。 スパイクは説明の出来ない衝動――少なくとも妙な叫び声を上げるのは我慢したようだ――を覚えた。 それは電撃か、それとも冷気だったのか。 彼の背筋が凍り付いたのは確かだったし、この太陽の下、ブツブツと全身に鳥肌が現れたのも事実。 単純なインパクトで言えばソレはまるで落雷の直撃を受けたようなモノだった。 とにかく、それは――相当に衝撃的な一言だった。 「……嘘」 息を止めたような世界の中で、一番最初に覚醒したのは意外にもツーテールの少女、ゆたかだった。 噛み潰すような呻き声が彼女の可憐な唇からこぼれ落ちる。 ゆたかの態度には勿論、理由がある。 唐突だが、彼女の従姉である泉こなたは自他共に認める結構な〝オタク〟である。 こなたの守備範囲はかなり広く、ライトノベルを除く大半の現代視覚文化に精通していた。 加えてゆたかのクラスメイトである田村ひよりやパトリシア=マーティンもこなたに似た感じの人間だ。 そして、そんな何とも濃い知り合いを持つゆたかは彼女達からちょっとだけ影響を受けていた。 というか、その辺りの概念について曖昧模糊でありながらも何となく知っていた。 勿論、詳しい知識を持っている訳ではない。 ただ『概念』としてそういう恋愛の趣向も存在するのだと理解していただけ。 ゆたかは覚えていた。自身が以前、ひよりに投げ掛けた質問と焦った彼女のあたふたとした反応を…… ジンが詩人めいた軽口を好む人間だとはゆたかも十分に知っている。 だが、彼がスパイクに捧げた台詞を彼女の脳は〝ガチ〟ではないか、と判断したのだ。 それは言葉の意味だけではなく、雰囲気やらその辺の問題。 全てを一言で表せば、つまり「すごく……それっぽいです」という感じになる。 「ジ、ジンさん……」 「何、ゆたか?」 「あの、ジンさんって――――そ、そういう、趣味の人なんですか?」 こういう時に、ど真ん中のストレートを放る事が出来る勇気。 そんなモノを持ち合わせるのはジンを除いたこの四人の中では小早川ゆたか、ただ一人だった。 良く言えば素直。実直。 場合によっては、ちょっとだけ空気が読めないと揶揄される危険性も孕んではいるが。 「……ゆたか。君は将来大物になるよ」 「え、そ、それってどういう……?」 「ちょ、ゆたかっ! まずいって、それは!」 「へ……な、奈緒さん?」 「そうだなぁ。その質問に応えるとすれば……」 口元をニヤつかせながらジンが頬を掻いた。 スパイクは何故か何も言おうとしない。 奈緒は思う。恋だとか、好きだとか、愛しているとか……馬鹿みたいだ、と。 とはいえ、まさかあの他愛もない悪戯がこんな事態を生む事になろうとは。 奈緒は背中に冷や汗をびっしょりとかいて完全に生きた心地がしなくなっていた。 仮にも今は殺し合いの最中である。このジンからスパイクへの爆弾発言は最悪、パーティ離散の危機すらあり得るのだ。 こんなタイミングでまさか告白を始める馬鹿が(しかも男×男である)存在するなんて夢にも思う訳がない。 と、こんな事を頭の中で巡らせているとジンが、 「――分かったかい、奈緒ちゃん。スパイクをからかう時はコレぐらいやらないとダメだ。スパイクは堅物だからね。 いや、多分これでもまだまだ足りないかもね。ところが、俺じゃあこれくらいが精一杯って所だね」 「…………へ?」 これまた気になる台詞と共にクックッと笑った。 「……弁士の次は役者か。転職先には困らんな、お前は」 「あ、覚えてたんだ。いやいや、中々名演技だったでしょ? スパイクも最初は騙されていたみたいだし」 「馬鹿か。自分で『俺は母ちゃん一筋だから』って言ってたのは誰だ」 「うん、まぁ俺だね。だけどスパイクって何気に記憶力良いよね」 「知らん」 あはは、とジンは針金のような髪を掻きながら喜色に満ちた表情を浮かべる。 一方で、スパイクはしかめっ面。いったい何時から気付いていたのかはいまいち計り知れない。 少なくとも最初から見破っていたようには見えないが…… 「じょ、冗談……だったって事?」 「そりゃあそうだよ。俺にそんな趣味、ないってば」 「そ、そうなんだ……」 両の掌を空に向け、ジンは小さく肩を竦めた。 尋ねた奈緒の心境は非常に複雑だった。妙な〝しこり〟のような感覚が彼女の胸の辺りを漂っていた。 結局、奈緒はぎこちない笑顔を浮かべる事しか出来ない。 「まぁ、スパイクの事を好きだってのは確かだけど」 「はぁっ!?」 またも、爆弾発言。 が、素っ頓狂な声を上げたスパイクを尻目にジンは、 「で――もちろん、奈緒もゆたかも舞衣も好きだよ、俺は」 ニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべ、そして周りの人間へと微笑みかけた。 辺りに漂っていた妙な雰囲気がこの瞬間、立ち消えたような感じを奈緒は覚えた。 「楽園パレードに参加する殉教者か、それとも列を先導する笛吹きか。 たった三十時間しか経っていない筈なのに、この世界がまるで俺の全てだったんじゃないかと錯覚するくらいさ。 舞台に上げられた駒? それとも物語のための狂言回し? もしくは中から何もかもをひっくり返す革命家? 違うね、俺はドロボウだよ。『悪夢のようなパーティー』の主催役を頂戴しに参上したしがない盗人……」 普通、会話では絶対に使わない表現や単語のオンパレードだった。 が、そんな非日常的な言葉もジンが口にすれば生命を帯び、大気に躍動感をもたらすような輝きを持つ。 大げさな身の振りと共に、ジンは言葉を続ける。 「ところが困った事に、パーティーが一番盛り上がるのは一次会が終わった後って訳さ! 参加者の俺達としてはさっさと螺旋王サマを玉座から引き摺り下ろさせて貰わないとね。 そう、大分出席者は減っちまったけれど、その後も宴会は終わらない。 ここにいる皆は、二次会も三次会も強制参加だぜ? もちろん幹事は不肖この王ドロボウめが務めさせて頂きたく。 盗む事が仕事な筈の俺が自腹を切って涙が出るくらい最高に笑える『馬鹿騒ぎ』をプレゼントするよ」 それはつまり、大ドロボウからの第二の予告状だった。 主催に成り代わり、楽しいパーティとすりかえた後の話を彼はしているのだ。 『全てが終わった後にどうするか』なんて、まともに考えた事もなかった。 起こった出来事を処理するのが精一杯で、先の未来にまで目を向ける余裕なんてある訳がなくて。 全てがこの場所で終わってしまうような、小さな不安を拭い去る事はどうしても出来なかったのだ。 だから、ジンの言葉は奈緒の心に深く浸透していった。 本当に魔法使いみたいな人だな、何となくそんな事を思った。 それも決して口先だけの妄言ではないと思う。 ジンは実際、どんな困難だって蹴り飛ばすような妙な頼りがいがある奴だ。 奈緒の中では彼の評価は意外と高かった。ソレは彼女が最近出会った男にまともな奴が少ない事も影響している。 「二次会、ね……美味い料理は出るのかね。あとは酒とタバコだ」 「料理なら私がやるわ。あ、ゆたかも一緒にどう?」 「え、は、はい。お家でも交替で家事はやってましたし、少しくらいなら」 「いいね。中身も少しずつ具体的になってきた。だけど、こんな場所で突っ立って話し込んでる暇はないぜ。 気が付いたら靴底と地面がくっ付いて根が張っていたなんてのは上等じゃない。 もうフォーグラーはすぐそこだし……――ッ!!」 その時、仰々しい仕草で進路を指し示そうとしたジンが、突然表情を強張らせた。 すばやく振り向くと懐から取り出した夜刀神を展開させる。 スパイクも同様に何かに気付いたらしく、ホルダーからジェリコ941を抜き取り銃口を向ける。 残りの三人は事態の急変に付いていけなかった。 初めから戦闘能力のないゆたか、HiMEの能力を消失している舞衣はともかくとして、エレメントの展開が可能な奈緒さえ一瞬、動作が遅れたのだ。 そう、その〝気配〟を感じ取る事が出来たのはジンとスパイクの二人だけだった。 つまり身の毛の弥立つような殺意と日頃から付き合っている者達。 何度となく死線を潜り抜けた男だけが、台風の如き〝彼女〟の襲来を感知したのだ。 「――――砲撃、開始」 風に乗り、響いたのは凛とした少女のそんな呟き。 ▽ 《お前らも分かってるんだろ? もうかがみは『身体』だけしか残ってないってよぉ!――〝柊かがみ〟》 スパイク達が気付いた時には空間に波紋のような歪みが発生し、幾つもの射出物が顔を出していた。 それは奇妙な光景だった。 通常重力下において、質量を持った物体が『空中で地面と平行に静止する』事なんてあり得ない筈だ。 奇術やトリックの類――つまり強力な磁石を使ったり、ピアノ線で固定したり――を用いた場合だけ、科学的に立証出来る景色なのだ。 しかし、ソレを可能にする『技術』が存在するのもまた確かなのだ。 螺旋の遺伝子を持った螺旋生命体には全ての道理を蹴り飛ばす力がある。 全身を流れる二重螺旋が魔力回路の代わりを成すのだ。とある世界のとある力――魔術が発動する。 「逃げろっ!!」 誰がそう叫んだのか、それを確かめる術などはなく。 前方、フォーグラー方向から凄まじい量の小石や鉄屑などが発射された。 瞬間、豪雨のように圧倒的な質量の物体が五人の立っていた位置に殺到する。 アスファルトにぶつかり、砕ける様々な鉱物と鉄塊。 爆砕し、破砕する。世界は音に満ち、人の鼓膜を突き破るかのような爆音が開幕の鐘となる。 魔術――と一言に言っても、その形態は様々だ。 だが、大半の世界においての魔術は機械や他の技術でも十分代用出来る事を可能にする力。 本当に『ちょっとした技術』に過ぎない場合がほとんどだ。 もちろん、一部の例外を除いた仮定ではあるが。 単純にして明快。しかして、強力にして無比。 複数の物体を保存する空間の制御。別々の次元を連結し、隙間なく射出と回収を行う能力。 これだけの行為を可能にする一品、それすなわち宝具。 今、ジン達を襲ったのは宝具ランクEXの英雄王ギルガメッシュが所持する三つの宝具が一つ。 王の宝物庫と、現実の空間を繋げ、対象を穿つ王の財宝――ゲート・オブ・バビロンに他ならない。 「チッ――おいゆたか、どこかぶつけてないか」 「だ、大丈夫です……ありがとうございます、スパイクさん」 「ジン! そっちは!?」 「ギリギリセーフって所だね。舞衣ちゃんは何とか無事だよ」 スパイクはゆたかを、ジンは舞衣を抱え一瞬で攻撃を回避していた。 あと少しタイミングが遅かったら、蜂の巣にされていた可能性は高い。 それほどまでに〝彼女〟の一撃は抜群の精度を誇っていた。 「……何であんたら、あたしだけ無視するわけ」 「いやまぁ、うん。そりゃあね」 「……成り行きだ。とはいえ、そんな口が利ける内なら心配はいらんな」 一人だけ放置された奈緒が不満をぶち上げるが、男性陣は曖昧な解答でお茶を濁す。 幸いにも生来の猫のような敏捷性で彼女も砲撃から難を逃れていた。 何故かこのバトルロワイアルでは貧乏籤を引く事も多かったが、そもそもこういった要領の良さは彼女の特徴の一つである。 その時、 「ふぅん、まさか誰も死なないなんて……簡単に死ぬ『人間』だからかしら。 一つしかない命に固執する理由も分かる気がするわね」 太陽を背に浴びて、一人の少女が姿を現した。 淡いバイオレットのロングヘアーを背中に垂らし、身に纏う衣服は〝平和〟を象徴する白。 ピシリと手入れのされたそのスーツには一つのシミもない。 だが、彼女の意志はその純白のタキシードを紅に染める事だ。 胸元を彩る赤い蝶ネクタイが寂しげに揺れる――殺した相手の血液で自身が汚れる事を願って。 「かがみ先輩っ!」 堪らずゆたかが腹の底から〝彼女〟の名前を呼んだ。 それは真摯な感情に満ち溢れた慈愛の叫びだ。 本当に相手の事を思っている場合だけ、言葉は生命を持つのだ。 「あら……」 一方で現れた少女は穏やかな表情でその言葉を受け止める。 眉を僅かに顰め、まるでショーケースの中の貴金属を眺めるような視線で〝かがみ〟はゆたかを眺めた。 「ゆたかちゃん、元気そうね」 「……かがみ、セン、パイ。元に戻って――」 〝かがみ〟の口調は以前遭遇した時のようなラッド・ルッソのモノではなくなっていた。 だから、ゆたかは一瞬彼女が本当の「柊かがみ」に戻ったのだと思ったのだ。しかし、 「ゆたかっ! そいつは……!」 「元に戻る? ゆたかちゃん、私にはあなたが何を言っているのか分からないわ」 「……え?」 「かがみ、はもういない」 小さく〝かがみ〟が呻くように呟いた。彼女とゆたか達の距離は七、八メートルという所だろうか。 空気を伝わる振動が倒壊した世界にゆっくりと染み込んでいく。 とある殺人鬼のように〝かがみ〟が唇を醜く歪ませる。 「ここにいるのは私でもあり、俺でもある。【柊かがみ】だったモノ。 あいつは……かがみは消えて、俺だけが残った。そうだな、もうかがみなんて名前で呼ばれるのも癪だねぇ」 「お前は……!」 風が、吹いた。流れていく時間の中で、全ての人間は動きを止める。 「お前らも分かってるんだろ? もうかがみは『身体』だけしか残ってないってよぉ!」 「……君は本当に、相変わらず俺を驚かせてくれるね。 『黄泉返り』って奴かい? 神父や牧師が見たら、涎を垂らして君を成仏させに掛かるだろうね」 「おぅ、ジン! 案外元気そうじゃねぇか。この間はろくに絡んでやれなくて悪かったな!」 首筋に汗を滲ませながら、ジンが言った。対照的に〝かがみ〟は破顔一笑。 〝彼〟らしさに満ちた陽気で快活でどこか不気味な言葉で応じる。 「いや……いいパンチだったよ。流石にもうお腹いっぱいだけどね」 「あぁ? つれねぇじゃねーかよぉ、おいっ! とはいえ、生憎と絶賛大安売り中だ。食いたきゃ食わせてやるよ」 「ラッド、君は……」 「とと、気ぃ悪くすんなよ、ジン。今はお前とやり合うつもりはねーよ。俺達は仲間だもんなぁ」 〝かがみ〟が瞳を大きく見開き大声で吼えた。野生の獣のような激しい殺意が辺りを震わせる。 この期に及んでまだジンを仲間、と呼ぶ彼に奈緒達は不快感を覚えた。 なにしろほんの数刻前、〝かがみ〟はジンを思いっきり殴り飛ばし硝子窓に叩き付けている。 だからその口から発せられた「仲間」は、あまりにも薄っぺらい響きに満ちていた。 「……ふぅん。そういえば、俺達は君の事をなんて呼べばいいのかな。 実際のところ、君を【柊かがみ】と呼びたいような呼びたくないような、微妙な心境なんだ。ねぇ――ラッド?」 瞬間、ザクロの実ようにパックリと〝かがみ〟の唇が不気味に開かれた。 それは歓喜だ。自分が自分である証明。アイデンティティの獲得。レゾンデートルの認識。 そう、所詮身体とは器に過ぎない。 人の個性を明確に決定付けるのはその〝心〟だ。 そして、名前はヒトの〝個〟に大して最も影響を与える。 今の〝かがみ〟をかがみと足らしめる要素はその少女としての肉体だけ。 「そうだねぇ、つっても俺としてはどっちでも構わねぇぜ? 『お前』でも『君』でも別に気分悪くしねーよ! いくら俺が《分裂病》っぽいとはいえ、代名詞で呼ばれたからって急にキレたりしねぇ。フィーリングで呼んでくれ。大体な……」 〝かがみ〟は小さく咳払いをすると、 「そういうのってぶっちゃけ、どうでもいいと思わない? 表だとか裏だとか、白だとか黒だとか。 それこそ、かがみだろうがラッドだろうが。 ホント【分裂】という言い方は言い得て妙ね。だって混ざっちゃったら絵の具はもう元の色に戻らないじゃない。 ああ、でもよくよく考えてみれば――かがみの色はもうほとんど残ってないのかな? フフフフ…… もしも柊かがみが表に出てくるような事があっても、あの子は耐えられないかもねぇ。 だって、私がタカヤ君を殺してしまった訳だし。ま、どっちかといえば……やっぱり私は『ラッド・ルッソ』なのかな」 そして告げられる柊かがみの分裂。極めて消失に近いその分裂。 自身を固有名詞で【ラッド・ルッソ】と呼んだ少女は満足げに笑う。 彼女の微笑は見るものを全て隷愛の世界へと引き摺り込むような蠱惑に溢れていた。 背筋が痺れる。喉がカラカラになる。 奈緒は頭をフル回転させて考えた。コイツはいったい――だれだ、と。 しかし、そんな疑問を抱いたのはこの場にいる人間では『奈緒だけ』だった。 そしてもう一人、過剰なまでに〝かがみ〟の言葉に反応した人間がいた。 「Dボゥイが――死んだ?」 太陽の色のバリアジャケットに身を包んだ明るいオレンジの髪色の少女がぼそり、と呻いた。 亡き竜の巫女。水晶のHiME。至高の舞姫。 鴇羽舞衣が唇を戦慄かせながら、濁った瞳で〝かがみ〟を見た。 時系列順に読む Back 宴のあと Next 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 投下順に読む Back 宴のあと Next 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 269 最愛ナル魔王サマ(後編) 柊かがみ 275 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 273 亡き王女のためのバラッド(後編) 小早川ゆたか 275 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 273 亡き王女のためのバラッド(後編) 鴇羽舞衣 275 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 273 亡き王女のためのバラッド(後編) スパイク・スピーゲル 275 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 273 亡き王女のためのバラッド(後編) ジン 275 柊かがみの憂鬱 Ⅱ 273 亡き王女のためのバラッド(後編) 結城奈緒 275 柊かがみの憂鬱 Ⅱ