約 2,764 件
https://w.atwiki.jp/fukuimedttc/pages/22.html
6年生の紹介 OB・OG 6年生 5年生 4年生 3年生 2年生 1年生 松田 湧生 あだ名 ゆうくん、Mazda、ジェームス 、トム、隊長、から好き、 所属:医学科 戦型:中ペン、裏表から最近裏粒 出身:福井 元飲み会隊長だが、コロナの為後継者がいない。実は将棋部だった。入部わずか1ヶ月でラリーが200回ぐらい続くようになった。初心者スタートの中では群を抜いている。授業中はよく縦に揺れている。ハワイとグアムに留学し二留したと言い張っている。カラオケのビブラートは100を超える。無限大に広がる美声で部員を宇宙に誘う。さらに追いコンではキレキレのダンスを披露した。いつも体重が減っている。 小嶋 久智 あだ名 こじこじ、こじお 所属:医学科 戦型:シェイク裏裏 出身:福井 中高はテニス部出身で、その腕前はなかなか。西洋風のお城に住み、医大村に別荘を持ち、ベンツを乗り回している。別荘は卓球部員が入り浸り、ボードゲームをしたり魚を焼いたりするのに日々使われている。毎年家族でバカンスを楽しんでいるようだ。毎日空気を10ページ読む。2019年度暁祭店長である。茶髪。垢抜けた。 檀野 貴一 あだ名 だーんの、ドゥンノ、ダンノレー、清風生 所属:医学科 戦型:シェイク裏ツブ 出身:大阪 真面目でしっかり者。ではなくなった。でもやはりしっかりもの。5年生の良心。彼女はいないと言っている。たまに友達に連行され競艇参加させられる。競艇に負けると「これは有意義な経験値を得た」と言う。安心感と安定感があり、非常に信頼されている。2020年度部長。城ドラの先輩。 大浜 孝文 あだ名 はまちゃん はまさん、おーはま 所属:医学科 戦型:シェイク裏裏、インスタグラマー 出身:愛知 2019年度部長。部活終わりに顔を出し、部飯にだけ行くことが多い。常々ボードゲームに魂を乗っ取られているが、その陰で勉強も頑張る努力家である。ドニミオンサークル部長。サウスポー裏裏で卓球の才能はピカイチ。なんやかんやで卓球部員で遊ぶのが好き。後輩大好き。週2で近所の焼肉に行く。 稲生 征大 あだ名 いのくん、ただたか 所属:医学科 戦型:中ペン裏ツブ 出身:愛知 役職:エース 2019年度エース。大人しくてかわいい。しかし食欲は誰にも負けない。ゴリラ屋では男気をみせた。中一で2留した。お化け屋敷では、いけると言いつつ1番怖がっていた。電動歯ブラシをこよなく愛し、歯磨きは毎日欠かさない。実力も去ることながら練習量は部内トップレベル。フルセットではもう負けたくないと日々精進している。最近コンタクトレンズに変えてイメチェンした。春が来たが、練習には来なくなってしまった。 一筆 慎平 あだ名 ぴっつぁん、ぴつを、ぴっちゃん、舟状骨骨折 所属:医学科 戦型:シェイク裏裏 出身:石川 週8で練習しているという噂がある。右手首、両膝、腰に爆弾を抱えている。1限前に出かけるほど釣りが趣味である。塩分と水分とアルコールの摂取量が異常。膀胱と腎臓と肝臓がかわいそう。肋骨と右手首を骨折したまま某大会で中学生たちをボコボコにした。そのかいもあって全治6ヶ月。しばらくまともに卓球をできなかったフラストレーションを最近爆発させている。口癖は「それもまた一興」「ワンチャンイケる」「釣り行きたい」2019、2020年度会計。 飯田 航輝 あだ名 ジェリー、じぇりお 所属:医学科 戦型:シェイク裏粒 出身:京都 飲み会隊長補佐。自宅が5年生の部室と化している。ちなみに、彼の部屋のQOLは高めである。礼儀正しい。いわゆるヤン車と呼ばれているbBに乗っていたが、本人はヤン車ではないと言い張っている。ゆかちーからロリコン疑惑をかけられているが、本人は否定している。 岩本 諒 あだ名 いわちゃん。いわもっちゃん 所属:医学科 戦型:シェイク裏裏 出身:福井 暁祭副店長。神出鬼没。泰然自若。眼鏡本体。全身赤顔。超絶優男。変態紳士。酒がなくても酔える。LINEがおもしろい。西医体で歴史をきざんだ。気になる方は彼に聞いてみてください。 齋藤 貴 あだ名 さっしー、さとし 所属 医学科 戦型 シェイク裏裏 出身 新潟 佐渡ヶ島出身であり、元島っ子である。お酒が強かったり、後輩の話を聞いたり、時間にマイペースだったり、大人の余裕を感じる。ポーカーフェイスであるため、彼の心を読むのは至難の業である。西医体でメイド喫茶に行ったところメイド喫茶にめざめたらしい。イメチェンした? 加茂 菖 あだ名 かもめ、ミラクルかもめ 所属:医学科 戦型:シェイク裏裏 出身:東京 そう、何を隠そう、実は東京の女なのである。オシャレな上行動がおしとやか。愚かな2年生男子達に優しく微笑んでくれる。やよい軒をこよなく愛している。バイト先は学校に落ち着いた。ダンスがキレッキレである一方、歌が苦手であるが、カラオケアプリを利用するなどして練習に励んでいる。ボードゲームでかもられる、そう、かもめちゃんだけにね。 山口 由華 あだ名 ゆかちー、ゆかちゃん 所属:看護科 戦型:シェイク裏裏 出身:福井 新歓隊長お疲れ様でした!!男子と女子の間で情報伝達を担うSUPER☆GiRL!!!コミュ力高め女子。夏は日本の遊園地を制覇するジェットコースターガール!冬はスノボー練習中のJAMガール!全てにおいて松田をいじるのが超うまい。たまに辛口になる所が最高。がんばってコーラを飲む姿には部員一同涙した。かわいい。 笠原 文葉 あだ名 ふみは、ふみはん、ふみふみ、みーは、ふみちゃん、ふみふみふみ 所属:看護科 戦型:シェイク裏裏 出身:福井 なんか京都美人ぽい。メガネをしている彼女に図書館で会ったらおそらく姉である。本人は大丈夫だと思っていたが、超がつくほど絶叫系とお化け屋敷が苦手である。家で不思議なダンスを踊っているという噂がある。どこでも寝れる能力を持っている。 崎山祐未 あだ名 ゆみちゃん、崎山さん、さきゆみ、ゆみゆみ、ゆみお 所属 医学科 戦型 シェイク裏裏 出身 横浜 偶然合格できたと言っているが、成績優秀者常連で秀才。諸事情により勉強場所を転々としている。同級生の学士及び再受験生を制圧している。好物は、コンビニのゆで卵とHuluである。 棟田 誠 愛称:むねだ 所属:医学科 戦型:シェイク裏イボ 出身:福井県 一見おとなしいのかなと思いきや、結構しゃべることもある。口笛がうまい。野球が好き。パチプロ。 ページトップへ
https://w.atwiki.jp/syokou/pages/305.html
クレスタ領 王都レクシア ヴァーノン宮殿 ミドガルド「この1年、正統なる王位継承者として国を治めてきたが・・・。この国は未だ正式に王が決まっておらぬ。お前達はこれが異常な事態と思わぬのか」 重臣「そ、それはわかっておりますが・・・」 重臣「戦争が終わって僅か1年でございます・・・。今は自国内で争っている場合では・・・」 ミドガルド「それでは他国に侵略の隙を与えるだけではないか!!」 重臣「しかしながら・・・クリストフ王子とエドワード王子の2人が殿下の王位継承を認めておりませぬ・・・」 ミドガルド「奴らは放っておけ!王になった暁には奴等を死刑台に送ってくれるわ!」 重臣「ですが殿下・・・」 ミドガルド「貴様ら!!奴等の犬か!!」 重臣「そ、そんな!違いまする!断じてそのようなことは!」 ミドガルド「ならばすぐにでもこのミドガルドの王位継承式の準備にとりかかれ!そうすれば国はすぐに1つにまとまる!」 重臣「無茶苦茶でございまする!勝手にそのようなことを取り決めては他の王子や重臣たちが黙っては・・・」 ミドガルド「くどい!だれぞこの者を牢獄にぶちこめ!!」 重臣「ひ、ひいい!!」 重臣(何ということだ・・・これでは暴君ではないか・・・) 重臣(やはり聡明なクリストフ王子につくしか我らに生きる道はあるまい・・・) クレスタ領 メサイア城 クリストフ「そうか・・・。焦っているか。兄上は」 伝令「今日も諌言をした重臣の1人が牢獄に送られました。他の重臣も同様を隠せていないようです」 クリストフ「愚かな男だ。やはりあのような男がこの国を統治すべきではない」 ???「では誰ならばよいというのですか?」 クリストフ「エドワードか。それを決めるのは我々ではなく世論だよ」 エドワード「世論・・・ですか」 クリストフ「この国は今変わろうとしている。王の統治でどうにかできるレベルではなくなってきているのだ」 エドワード「では王ではなく誰がこの国を統治するのです?」 クリストフ「それは民だよ。民が国を統治する新しい時代の始まりだ」 エドワード「私が言えたことではないが王族のあなたが言っても説得力はないな」 クリストフ「そうかね。だが私は本気だよ。あの男を排除しこの国に新たな政権を樹立し、ヴァルベルデ王家の政権をミドガルドの世代で終わりにさせる」 エドワード「私がミドガルドの兄上を王にしたくないのはあの人の性格を知っているからだ。あの人は気にいらないものは何だって排除しようとする。そのような人が王になったところでこの国は栄えないからだ。そしてあなたも・・・自分にとって利用価値のない人間は虫けらのように思っている。自分の目的のためなら何でもするところがあるはずだ」 クリストフ「エドワード、ならばお前が次の王になろうというのか」 エドワード「兄上たちがなるというのならば」 クリストフ「エドワード、1つ教えておこう。『王たる者』とは利用できる者を利用できるときに利用し、利用価値がなくなったときに切り捨てることのできる者のことをいうのだ」 エドワード「では『王たる者』であるあなたは王ではなく何を目指すというのですか!?」 クリストフ「私はこの国を暴君から救った英雄を目指すつもりだよ」 エドワード「・・・」 クリストフ「このまま奴は無理矢理にでも王になるだろう。それを止めるつもりはない。私の元に奴からたくさんのモノが流れてきているのでな。ここが潮時だろう。エドワード、お前も軍勢をまとめて戦いに備えるといい」 エドワード「それは私がそうすることで利用価値が生まれるからですか?」 クリストフ「どう思うかはお前次第だ。我々の台頭を許したくないのならばお前はそうするしかないはずだがな」 エドワード「・・・兄上、エアリアルをどう思いますか」 クリストフ「私にとってはどうでもいい人間の1人だ。いずれミドガルドが殺すであろう」 エドワード「そうですか・・・」 クリストフ「我々兄弟は互いに相容れぬ価値観を持っている。昔からそうだったではないか。国を巻き込んだ『兄弟喧嘩』・・・楽しみにしているよ」 エドワード「・・・」 フェーナ・アレクセイ領境 デズム「そういえば」 リバティ「はい?」 デズム「忙しくてお前に聞けなかったことがある」 リバティ「はぁ、なんでしょうか」 デズム「何でお前は残ったんだ?」 リバティ「結局自由といってもそれは本当に自由じゃない気がするんです。現に戦争はこうやってまた起きようとしている。デズム様は極力それを抑えるためにこうやって動いているのでしょう?」 デズム「一応な。だが避けられない戦いは必ず来ると思っている」 リバティ「それならば尚更真の自由を得たとは思えないんです。この国から争いがなくなったときこそが俺の本当の自由な気がします」 デズム「リバティが目指すはリバティに非ず、フリーダムか」 リバティ「どういう意味です?」 デズム「これも古い国の言葉で自由という意味だ。ただしリバティと少し意味が違ってくる」 リバティ「はぁ・・・」 デズム「もうすぐアレクセイだ。大丈夫だとは思うが護衛は任せたぞ、リバティ」 リバティ「任せてください!」 アレクセイ領 マルス・ヴォルフラムの館 ロフ「お初にお目にかかります。リーゲル様。私はロフ・シュトーレンと申します。以後お見知りおきを」 デズム「よろしく。それでヴォルフラム殿の容態は?」 ロフ「今は安定しておりますがいつそれが崩れるかわからない状況です」 デズム「そうか・・・」 ???「へぇ・・・貧乏領主が来るとはきいていたが・・・こんな優男とはな」 デズム「君は?」 ハロルド「俺を知らないとはあんたモグリだな?聞かれたなら教えてやろう。俺は戦場に吹く一陣の風・・・ハロルド・バーキンス様だ!」 ロフ「バーキンス!!無礼だぞ!」 ハロルド「シュトーレン、気にするこたぁねぇよ。こいつは1年前まではただの平民だった男だぜ。なぁ貧乏領主くん」 デズム「その通りだ。だがこちらもハロルド・バーキンスの名前なら知っているぞ」 ハロルド「なんだと?」 デズム「戦場で味方の陣と敵の陣を間違えて帰還し、危うく捕虜になりかけた『戦場の透間風』の愛称を持つハロルド・バーキンスのことだ。人違いだったかな?」 ハロルド「あ、あれは初陣でだな・・・!!くそ・・・!覚えてろ!!」 ロフ(恐ろしい男だ・・・既にこのアレクセイの人間を調べあげていたのか・・・) デズム「ではシュトーレン殿。ヴォルフラム殿のところに案内してくれ」 第4話【統治】完
https://w.atwiki.jp/mudatisiki/pages/18.html
2006年2月1日放送 2006年2月8日放送 ◆【ショートプログラムとフリープログラムの違い】 『ショートプラグラム』 「2分50秒で8つの要素を競う種目」 女子シングルショートプログラム 8つの要素 ※順番は選手が決める 1「アクセルジャンプ(2回転)」2回転半ジャンプできないと減点 2「ステップから直ちに行なうジャンプ(3回転)」 3「コンビネーションジャンプ(3-2又は3-3回転)」 4「フライングスピン(8回転以上)」 5「レイバック又はサイドウェイズ、リーニングスピン(8回転以上)」 6「コンビネーションスピン」 7「ステップ(ストレート、サーキュラーサーペタインのうち1種類)」 8「スパイラルステップシークエンス」 『フリープログラム』 「4分で自由な演技を競う種目」 女子シングルフリープログラム 要素を自由に組み合わせ演技が出来るが決まりがある。 ジャンプは7回以内その中に2回転半ジャンプは1つ以上入れる スピンは4つまで入れる <ちなみに> フリースタイルスキー「モーグル」 ターン・エア・スピードの3つの要素を競う種目。 ターン「コブ斜面を正確にかつ攻撃的に滑れるか」 エア「コース途中にあるジャンプ台を利用しての空中演技」 スピード「スタートからゴールまでの時間」 ◆【肉まんと豚まんの違い】 豚肉を使った全く同じもの。呼び方が違うだけ。 豚まんと呼ぶ地域「大阪、京都、奈良、滋賀、兵庫、徳島、愛媛、和歌山」 何故、地域で呼ぶ方が変るのか? 地域によってお肉に対する意識の違いがあった。 肉まんが登場したのは昭和初期。 当時関東圏では、家畜は豚が中心で主に豚肉が食べられてきた。 関東でお肉といえば豚肉。そのため豚肉を使った中華まんを肉まんと呼んで、全国に広まった。 関西地方では、家畜は豚じゃなく牛が中心だった。関西でお肉といえば牛肉。豚肉を使った中華まんを牛肉と区別するため豚まんと呼ぶようになった。 『肉まん』 「全国の呼び名」 『豚まん』 「関西地区の呼び名」 ◆【ショベルとスコップの違い】 『ショベル』 「土を掘る道具」 ショベルは英語 『スコップ』 「物をすくう道具」 スコップはオランダ語 ◆【ライブとコンサートの違い】 ライブという言葉をコンサートと同じ意味で使うのは日本だけ。 『ライブ』 「歌手と一緒に盛り上がる」 客が一緒に盛り上がる演奏会 ライブという言葉が使われるようになったのは、1970年代の日本。 当時、若者達の間ではレコードでロックを聴きながらお茶やお酒を楽しむ「ロック喫茶」と呼ばれるお店が大流行。 ロック喫茶は、後に立ち寄ったミュージシャン達が、お客さんのリクエストに答え、その場で歌を歌う場所へと変わり この生演奏を意味するライブから取って、お店はライブハウスと呼ばれるようになった。 ライブハウスで、お客さんは生演奏を聴きながら一緒に盛り上がり、次第に演奏会を「ライブ」と呼ばれるようになった。 『コンサート』 「音楽を聴く」 音楽を聴く演奏会 2006年2月15日放送 ◆【イケメンと二枚目の違い】 イケメン=平成に生まれた美男子の呼び方 二枚目=江戸時代からある美男子の呼び方 『イケメン』 「若者の言葉から生まれた」 平成になってから、若い女性の間で流行った言葉。 カッコいい、素敵を意味するイケてると、男性と顔の二つの意味を含んだ面を合わせて「イケてる面」 これを略してイケメン。 使われ始めたのは、5、6年前と言われている。 『二枚目』 「歌舞伎から生まれた」 江戸時代、歌舞伎の公演にでは看板の並びに決まりがあり 一枚目「座長クラス」の役 二枚目「恋愛する優男」の役 三枚目「おどけ者」の役 ここから美男子の事を二枚目と呼ぶ様になった。 ◆【鮨と寿司の違い】 『鮨(すし)』 「もともと使われていた」 鮨は、魚を発酵させた食品という意味の漢字。鮨は元々、魚を発酵させた保存食だった。 『寿司』 「縁起かつぎの当て字」 江戸時代の初めの頃に使われ始める。 縁起を気にした当時の人達が、寿の文字を使って当て字にした。 お祝い事や節目の食べ物のイメージがあったため全国的に浸透した。 縁起かつぎ当て字には、他にもある 「勝魚」=鰹(かつお) 「寿留女」=鯣(するめ) 「子生婦」=昆布(こんぶ) ◆【ジャムとマーマレードの違い】 農林水産省の品質表示基準で明確に定められている かんきつ類の皮がポイント 皮が残っていないとかんきつ類でもジャム 『ジャム』 「果実や野菜を砂糖で煮る」 原材料=果物・野菜・花びらなど 製法=砂糖と一緒にゼリー状になるまで煮込む 『マーマレード』 「かんきつ類の皮が残っている」 原材料=みかん・オレンジなどのかんきつ類に限る 製法=外側の皮を残す マーマレードの語源は、初めて皮を残して作られた時の原材料がマルメロ(カリン)という果物だったから マルメロ/marmero(ポルトガルド語)→マーマレード/marmarade(英語) <ちなみに> ジャムとマーマレード 料理のウラ技 『エビのチリソース』 チリソースを作る際に、スープ4/3カップに対し、イチゴジャムを大さじ2杯加える。 そうすると、ジャムの酸味と甘みがチリソースの辛さをマイルドに整えてくれる。 「エビ」300g 「塩こりょう、酒、片栗粉」各少量ずつ 「にんにく、しょうが、ネギ」みじん切り 「トウバンジャン」大さじ1/2 「スープ」3/4カップ 「イチゴジャム」大さじ2~3杯 『豚の生姜焼き』 醤油、酒、おろし生姜を合わせたつけダレにマーマレードを加える。 これに豚肉を30分間漬けると肉が酸で柔らかくなる。 後は普通の生姜焼きと同じ様に焼けば、よりジョーシーな豚の生姜焼きが完成 「豚ロースしょうが焼き用」350g 「おろししょうが」小さじ2杯 「酒」大さじ1 「しょうゆ」大さじ2杯 「マーマレード」大さじ2杯 『鯖の味噌煮』 だし汁に使うみりんの代わりにマーマレードを使うと、かんきつ類特有の酸がサバの臭みを分解してくれる 「サバ」4切 「ネギ」1/2本 「味噌」大さじ2 「しょうゆ」大さじ1/2 「酒」大さじ2 「水」1カップ 「マーマレード」大さじ2 ◆【お辞儀と会釈の違い】 『お辞儀』 「頭を下げることの総称」 『会釈』 「下げる角度が15度まで」 お辞儀の中でも一番軽いもの 立礼には角度によって3種類。 30度まで頭を下げると「普通礼」 60度まで頭を上げると「敬礼」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55543.html
登録日:2024/01/14 San 17 15 00 更新日:2024/06/23 Sun 17 51 27 所要時間: ▽タグ一覧 DW LC LoS ND エピソードG セインティア翔 牛 牡牛座 聖闘士星矢 聖闘士星矢Ω 角 豪快 車田水滸伝 門番 黄金聖闘士 黄金魂 本項目は 『聖闘士星矢』(以下無印) 『聖闘士星矢 エピソードG』(エピソードGおよびエピソードGアサシンおよびエピソードGレクイエム) 『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』(LCおよびLC外伝) 『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』(ND) 『聖闘士星矢Ω』(Ω) 『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』(LoS) 『セインティア翔』 『車田水滸伝 HERO OF HEROES』(車田水滸伝) 『聖闘士星矢 黄金魂 soul of gold』(黄金魂) 『聖闘士星矢 冥王異伝 ダークウィング』(DW) 『聖闘士星矢 Knights of the Zodiac』(KoZ) に登場する人気キャラ、黄金聖闘士の牡牛座(タウラス)に属する面々の紹介である。 【概要】 黄道十二星座第二宮である 金牛宮 の守護者。 黄金聖闘士の中でも最速を誇る抜き拳であるグレートホーンが代名詞。 主要技はグレートホーンだが他の技は全員が別の固有技持ちというのも面白い。 また歴代を見回しても偉丈夫が多く、更に気の良い人物が多い人格者が揃う星座となっている。 黄金聖闘士最速の一撃を誇るだけあって、恵まれた筋力と小宇宙から練られたスピードを一番の武器としている。 【人物】 ・アルデバラン 登場作品:無印、Episode G・アサシン、LoS、セインティア翔、黄金魂、KoZ CV 玄田哲章 「いやぁ面目ない。すっかり星矢にしてやられたわ、ハッハハハ!」 『無印』では星矢達に立ちはだかる初めての黄金聖闘士として登場。 敵として登場はしたものの、元が気の良い人物である事と教皇を不審に感じていた事もあり、最終的に星矢達に金牛宮を通過させた。 その際、大幅なハンデを与えた上で星矢たちと戦い、この先の宮でも戦えるように彼らの成長を促した。 なお本気で戦っていたらムウ曰く「ほんの数秒で星矢達は血の海に沈んでた」との事。 車田作品の巨漢の例に漏れず、その後の無印ではかませ犬気味で今一いいシーンは無いが、確殺系の技の使い手である冥闘士のニオベを撃破。海闘士のソレントも笛の音で弱体化したから無事で済んだがまともに戦えば危なかったと評しており、あくまでも実力は強調されている。OVAハーデス編ではニオベ撃破シーンが肉付けされ、見せ場として演出された。 『LoS』では星矢たちと出会う前にムウの説得を受けるが「実力がないと敵だらけの聖域は突破できんだろう」という一理ある理由で力試しをし、角が折れたところで遅れてやってきたムウとともにネタバレして自分たちが味方であることを告げる。 ちなみに交戦中は「オッサンではない!」と叫んでいるが、(全員が一回り歳を重ねたとはいえ)こちらのアルデバランは41歳とかなりのおっさんである。彼より年齢が上なのはサガと老師しかいない。 『Episode G』では絵柄の違いもしくは作者の趣味?でイケメンの偉丈夫に、続編のアサシンではイケオジの偉丈夫となっている。 長らく噛ませ犬としてのポジション扱いだったが、『Episode G アサシン』ではなんと異世界のアテナ候補の義父という超重要ポジションで登場となった。 今まで人として生きてきたヨシノが突き付けられたアテナの使命に惑う中、彼女を父として導いている。 ちなみに子供好きでアイオリアの義妹であるリトスに「子供には良き思い出が必要だ」と言ってチベット土産を買い与えている。なおこの時アルデバランはまだ13歳なのだが・・・ ・ハスガード 登場作品:LC・LC外伝 CV 杉田智和 「名前など大した問題ではない。俺はただ金牛の星のように生きようと思っただけだ」 243年前の前聖戦の牡牛座。 作中ではアルデバランと名乗っているが『無印』のアルデバランとの混同する為、ここでは本来の名前のハスガードと表記する。 黄金聖闘士の中でも年長組であり、射手座のシジフォスや離反する前の双子座のアスプロスとは仲が良かった。 人格者であり、子供たちに好かれる事から戦災の孤児を養っている。(*1) 特に弟子の育成に力を入れており、指導は厳しいがそこに確かな優しさも有る為、弟子からの人望は厚い。 聖戦から逃亡しようとしていたセリンサに「どこにいても弱き者を守る強さと優しさを持つよう」と諭し見逃した。(*2) セリンサは聖戦後にアルデバランが養っていた孤児達の面倒を見ている。 外伝では出会い友となったコル・タウリと共にエトナ山に復活したギガスを撃破し封印した。 なお前述のセリンサはコル・タウリの元にいた孤児だった。 また相手の善し悪しを所属ではなく自分の目で見て判断する公正さがあり、冥闘士である輝火を「お前は邪悪ではない」と断じている。 一方でほぼ聖域で見かける事が無く、仏教を信奉しているアスミタには不信感を抱いていたが。 彼の死を聞いた時は「もっと話をしたかった」と呟いている。 彼の想いである「次代の為に」全てを掛けて聖戦を戦い抜いた。 ・テネオ 登場作品:LC・LC外伝 「その任務必ず果たしましょう!この牡牛座(タウラス)の黄金聖衣(ゴールドクロス)にかけて!」 ハスガードの弟子にして彼の後を継いだ牡牛座。 『LC』では彼の弟子だが、『LC外伝』では黄金聖闘士として活躍している。 上記のセリンサは同じハスガードの弟子兼将来の嫁(多分)。 誠実かつ生真面目で更に優しい性格であり、黄金聖闘士に就任した直後は自分の力不足を痛感してはいる為、日々修練の明け暮れている。 14年前にハスガードに封じられたが、思念体で復活し蘇ろうとしていたギガスを再び封じた。 聖戦後はシオンを師事していた為、彼の技の亜流のような技も使える。 聖戦でアスプロスに敗れたカイロスが復活し、聖域を強襲してきたところテネオが迎え撃った。 撃破寸前まで追い込んだが、時の牢獄に捕らわれた同朋狙ったカイロスの攻撃から彼らを庇い敗北した。 ・フランキスカ 登場作品:LC外伝 「なぁに、その神聖な十二宮が害虫の巣になったっていうんでな。駆除しに来たんだよ、あんたのところはどうだ?」 『LC』聖戦の前聖戦に当たる牡牛座でLCの教皇であるセージ(とその兄のハクレイ)の同期となる。 口癖は「あんたのそういう〇〇な所、嫌いじゃないぜ!」 黄金聖闘士一のパワーと瞬発力の持ち主であり、それを活かした突進技が得意。 死界の蝶に魂を乗っ取られた状態でも直球勝負であり脳筋。 解放された後はセージ・ハクレイと共に聖域で起きているクーデターの阻止に手を貸した。 ・オックス 登場作品:ND 「はじめからお前たちザコなど眼中にないわ。オレが見ていたのはただ一人、お前だ水鏡。」 一応車田御大の正式な続編にあたるNDに登場。 御大直々の作品に登場した牛の悲惨な末路は聖闘士星矢ファンには最早常識・・・。 一応ガルーダの水鏡の冥衣を半壊させたり、最初から全力で戦っていれば負けていたとリップサービスを言わせるほどの実力はある。 水鏡に殺されたと見えて実は仮死状態にされた後は、蛇使い座のオデュッセウスにアケローン川より連れられて蘇る。 蘇らされオデュッセウスにアテナを裏切れと問われるとそれを拒否。 過去の傷を呼び起こされ悶絶しているところにヒーリング空間により眠りにつくと彼の出番は終了した・・・。 ・ハービンジャー 登場作品:Ω CV 矢尾一樹 「やってやるぜ!!!荒くれ牛の力、見せてやるぜ!!!」 『Ω』の世界の牡牛座であり「力と破壊を司る黄金聖闘士」。 歴代牡牛座のような人格者というわけではなく、骨と心が砕ける音が好きと宣うサディスト。 ただ自身の過去から弱者を虐げるのは嫌いであり、見るのも怒りを覚えるらしい。 左目は過去にリンチを受け失っており、この際に小宇宙に目覚めている。 過去に荒くれ共や警察官、果ては聖闘士相手に喧嘩三昧の生活をしてたせいで善悪の境界は限りなく緩い。 大半が年少期から聖域や秘境で修練を積んでいる聖闘士としては珍しく、成人になってからスカウトされたノンキャリア。 そんな彼だがΩ二期終盤では中の人の持ちネタである上記の掛け声で気合を入れ、本来なら聖闘士複数人による波状攻撃でようやくへし折れる聖剣のひとつ、天神創世剣を単独でへし折り生き残るという戦果を挙げて、シリーズ主人公の星矢から立派な聖闘士というお墨付きをもらうと大躍進。 「どうせ今回もかませ牛だろ・・・」と半ば諦めていた牡牛座ファンを驚喜させた。 また貴鬼と割と過去から交流があるようで、彼の勧めもあり最終的には教皇に就任した。 ・アイン 登場作品:DW 「DW」の牡牛座で褐色の肌をしている。 まだ出番が無いので詳細は不明。 【必殺技】 ・グレートホーン 使用者:アルデバラン、ハスガード、テネオ、ハービンジャー アルデバラン「フッ、お前ごときに露骨なファイティングポーズをとるまでもあるまい。」 腕組みをした状態から居合の応用で光速の衝撃波を放つ、黄金聖闘士でも最速を誇る一撃。 『エピソードG』では「威風激穿」と呼ばれ、ヒドラの頭を一撃で撃ち抜いた。 どの作品でも全力で振るった時の威力は尋常ではなく、『無印』ではニオベは自身が死んでる事すら気づけず、『Episode G』では神の技を威風激穿の余波だけで破壊し、『Ω』では聖剣を単独で破壊するまでに至っている。 比較すると喰らっても怪我で済んでた星矢戦では、如何に手を抜いていたかが良く分かる。 ソレントは不意打ちの笛の音で威力を『本来の100分の1』にまで落としていたが、それでも衝撃波の圧で壁に吹っ飛ばされていた。 これにはソレント側も「さすがはグレートホーン、全力であったなら今の一撃で致命傷を受けていただろう」と素直に讃え認めている。 ・栄光乃牙(グロリアスホーン) 使用者:アルデバラン アルデバラン「そこへ帰る道は──輝き 未来のある──栄光ある道と成れ。」 『Eipsode G アサシン』におけるアルデバランのオリジナルムーヴ。 相手の全攻撃力を両腕で防いだ上で、更に自分の全小宇宙を上乗せして相手に叩き返すカウンター技。 聖衣の無い状態で十数年間義理の娘を守り通す為に編み出した文字通りの金剛不壊の一撃。 一撃で聖剣クラレントを破壊し使用者のモルドレッドを戦闘不能にしている。 ・タイタンズノヴァ・タイタンズブレイク 使用者:ハスガード、テネオ ハスガード「帰れギガス!!地の底へ!!」 『LC』のハスガードのオリジナルムーヴであり、弟子のテネオは継承している。 周囲の地盤を砕きひっくり返すという地面にいる以上は逃げようのない一撃。 地面を利用した溜めや反動という行動自体が出来ない為、速度が売りの輝火ですら逃げる事も破る事も出来ず、必殺技の三連のコロナブラストすら潰され敗北している。 タイタンズブレイクはタイタンズノヴァの前進にあたる技で未完成状態。 『LC外伝』で友の想いを背負い、タイタンズノヴァへと至った。 ・プレアデスノヴァ 使用者:テネオ テネオ「お前のような神を俺は絶対に許せない・・・!」 『LC外伝』のテネオのオリジナルムーヴ。 シオンに師事した後に得たもので、上空にパッと見はスターダストレボリューションに似ている光球を浮かべ、そこより雷撃を落とす技。 ここから前述のタイタンズノヴァに繋げて次元移動でもしない限りは回避不能の技となっている。カイロス「外道かテメエは───!」 ・ブルリングスパイク 使用者:フランキスカ フランキスカ「ここは既に俺が主導権を握る闘牛場(ブルリング)。セージ・・・!あんたはただなぶり殺されるだけの闘牛士(ブルファイター)よ・・・!」 黄金一のパワーと瞬発力を活かした突進攻撃。 極めて単純かつ直球勝負な技だが、思慮深いセージが思案する暇がないほど怒涛の連続攻撃を行う。ハリケーンミキサー・死のコース 一度技にかかったセージは聖域中をフランキスカに轢き釣り回された。(*3) ・グレイテストホーン 使用者:ハービンジャー ハービンジャー「コイツが黄金の輝きってヤツだ。」 『Ω』のハービンジャーのオリジナルムーヴ。 名前からグレートホーンの強化技と推測される。 自身の周囲に衝撃波を飛ばす範囲攻撃で空間を捻じ曲げる力を持っており、周囲の相手を特定の場所に吹き飛ばす事も可能。 グレートホーンのように直射することもできるが、腕を左右に振り抜くことによって全方位に向けて衝撃波を放てる。 追記、修正はちゃぶ台返しで大地をひっくり返せる方にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- コメント欄 テネオ、フランキスカのようなイケメン優男がマッシブな鎧纏っても意外と違和感がなかったのにはびっくりした -- 名無しさん (2024-01-14 18 47 07) 実態をしると露骨なファイティングポーズじゃないけど技の待機ポーズなのは詐欺だろアルデバラン! -- 名無しさん (2024-01-15 09 09 27) ↑普通に臨戦態勢の体勢だもんなw -- 名無しさん (2024-01-16 08 30 20) あれ、ハービンジャーのシャドウホーンは? -- 名無しさん (2024-01-16 23 03 34) こうしてみると獅子座とは別の意味で光速拳のスタンダードスタイルって感じ。光速拳多段ヒットのライトニングボルトに対して牡牛座は光速かつ渾身の一発による一撃必倒って印象。 -- 名無しさん (2024-02-25 18 33 30) 男前なハスガードとイケメンなテネオの対比が好き(どちらも次世代のために戦うところも) -- 名無しさん (2024-05-11 17 38 59) 巨漢のイメージだけど意外に優男にも似合う聖衣だよね。テオネとかフランキスカとか。 -- 名無しさん (2024-05-13 18 42 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/seihainarikiri/pages/21.html
「————————僕は。」 【名前】 劉 暁二 【スペック】 読み みづき きょうじ 年齢:17歳 誕生日:7月25日/血液型:B型 身長 169cm/体重:52kg 特技:人の顔色を伺う事 好きなもの:特になし 苦手なもの:この眼に映る〝汚い〟人間 日本人特有の黒眼に録に手入れの行き届いていない黒髪。どちらかと言えば優男、貧弱な印象が強く、体の線もがっちりとしたものでは無い。 普段はブレザータイプの学生服、若しくは其処らへんにあるTシャツにジャンバーを羽織るという〝酷く適当な〟服装をとる。 【サーヴァント】 バーサーカー 【魔術】 起源は【歪】。ありとあらゆる総てを内包するべき存在にして、その全てを歪ませ破壊してしまう者。 ブラックホールや圧殺機、圧縮機などを想定してもらえば解りやすい。全てを内包するが、それ故全てを内包できない。 属性は『風』の一属性のみ。 彼の家系も数代前までは魔術師の端くれであり、其の隔世遺伝によって変えには並の魔術師と同程度の魔術回路が備わっている。 加えて、その起源の異常性と魔術的な素養がある事をある人物(彼曰く〝アイツ〟)に見抜かれ、二冊の魔導書を渡された。 聖杯戦争に関する事が詳しく書かれている魔術書と、魔術に関して記述されている魔術書。この二冊の内、魔術の記述された方を使用した〝魔術〟が彼の扱える魔術となる。 魔術師としての才能は〝アイツ〟曰く『天才』。一通りの魔術を完璧に理解せずとも〝なんとなく〟で扱う事が可能。 起源ゆえか現存するすべての魔術に対して一定の適性を持つものの、自身の最高適正では無い魔術は総じてある一定のラインより上の魔術が行使できないという欠点も抱えている。 思考分割・高速思考思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。彼が自らの未熟さに歯噛みし、〝魔術を高速で学ぶため〟に初めて会得した技能であり。〝英霊召喚〟を含めなければ、彼が初めて〝使用した〟魔術でもあるだが、やはりまだ未熟なので二つ以上の思考分割は不可能。集中力が欠ければ即座に魔術は失敗する起動詠唱は『高速思考(calculation)』 ガンド北欧に伝わる呪いが起源。対象を人差し指で指差し呪うことで、病いを与える。そのフォームゆえに「ガンド撃ち」とも呼ばれる。「人を指差す行為は失礼にあたる」というのはこれが由来なのだとかいう話もある。本来は物理的干渉力を持たない呪詛であるガンドが、使い手の強力な魔力によって魔弾と化し、物理的破壊力を得たものも、同じく「フィンの一撃」と呼ぶ。彼が使用する際に放つのは紛れも無く〝フィンの一撃〟である。しかし、幾つものガンドを連射できるわけでもなく、単発で撃てるのみ 【概要】 平々凡々な家庭(数代前は魔術師の家系であり、彼は其の因子の隔世遺伝者)に生まれ、そこで特に何不自由なく(苛々することを不自由と呼ぶのであればそれはもう多かったが)過ごしていた。 だが、其処にある違和感。自らが此処にいるべきではないという謎の確信が脳を揺さぶる。幻聴かとも思い病院にも行ってみたが、精神病の烙印を押され 特に聞くのかわからないような薬を投与されるも効果が無く、むしろ自身の中にある違和感と疑念は歳を経るごとに募っていった。 その正体はどうしようもない「人間恐怖症《ヒュムノフォビア》」であり、社会の中に存在する他者に異常なまでの恐怖感。違和感を抱き、そして殺意を抱く異常精神。 目の前にいる人間が許せない、許容できない、理解できない、価値を認められない。ならば目の前から消してしまったほうがすっきりする。 この手でその存在をきれいさっぱり終わらせてしまったほうが目の前の人の為でもある。殺してしまおう、殺してしまえ。お前なんか大嫌いだ。 …………だが、それを実行できる気概がない。そう、彼は臆病だった。誰よりも人間と言う生物に対して嫌悪的であり、同時に臆病でもある。だからこその「人間恐怖症」。 表面上は出来るだけ明るく、人とのかかわり合いを大切に生きる高校生を演じ切る。ばれないように、心の中にある嫌悪を思わず顔に出してしまわない様に。 もし少しでもぼろが出れば殺される。人とは自らと違う者、もしくは自らを嫌う者に対して容赦がなく。集団によって一個人を死に追いやってしまう。 散々ニュースで放映されているからよく知っている。彼らは怖い、だからこそこうやって自分が殺されない様に怯えていなくてはならない。何故だ? 何故なんだ? ――――聖杯戦争、開始。 【目的】 「ムカつく奴をぶっ殺したい」という願いと「人間恐怖症《ヒュムノフォビア》」を治したいという矛盾した願いを持ち、その合間で揺れている。 基本的には人間は怖いし嫌いだが、中にはいい人も居るかもしれない。そんな淡い幻想を抱いているが故の矛盾であり、何れどちらかに輝くだろう 【性格】 重度の「人間恐怖症《ヒュムノフォビア》」であり、邪魔な人間を見ると殺意が芽生える。だが同時に凄まじい恐怖が体に浸透していき その結果何も手を出せないままに終わる。ムカつく奴らを殺してしまいたい欲を恐怖が無理矢理押さえつけているような状態で、性格としては余り良いとは言えないだろう。 しかし、人間に恐怖しているため表面上は嫌われまい(殺されまい)として必死に取り繕っている。既に慣れた笑顔も会話も、よほど勘が鋭い人間でなければ気付かないレベル。 典型的な〝表ではいい子ちゃんだが裏では性格糞悪い奴〟と言ったところ。聖杯戦争中では主に誰とも敵対しないように愛想をふりまきつつ、ばれないように正面からぶっ殺そうとする これは普段臆病な感情をバーサーカーと言う強烈な麻薬(ぼうりょく)でかき消しているためで、其処には普段見せる様な笑顔などどこにもない。獰猛な、殺意の目線である。 【出逢い】 ・弥益 うてな&ルーラー 彼は知らない、その姿が〝聖〟であると。彼は知らない、その姿が〝善〟であると。 彼は知らない、その姿が〝生〟であると。彼は知らない、その姿が〝繕〟であると。 彼は知らない、その姿が〝萼〟であると。
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/76.html
ずっと聞こえていたマユの声が聞こえなくなって数時間。 感覚のない手足を無理に動かそうともがくのを止めてからどれくらいだっただろう。だけど、俺の手足はしっかりと繋がっていて、助け出された時、ピリピリと痺れて逆に動けなくなっていた。 街はとんでもない事になっていた。 崩れた家やビル。立ち上る炎と煙。頭の上をヘリが何機も激しく飛び回っていたけど、もう何が何だか分からなかった。 なんなんだよ、これは。 俺のジーンズの裾も少し焦げていて、足首に包帯とシップが当てられていた。 燃える自分の家を呆然と見つめて、ハッとした。 「マユっ! 父さん、母さんっ!」 駆け寄ろうとした俺は後から抱きかかえられて、手を振って逃れようとしたけれどどうしても抜け出せなくて、そのまま崩れ落ちたんだ。 「うわーーーっ」 どうしたって、誰が見たってわかる。街が崩壊して、家が崩れて、俺の家族が死んだってことが。 苦しい! 息ができなくて、手が震えて、足元がグラグラする。 「飲むか?」 ああ、何で俺、こんな所に。声の出所を探して頭を回して、ペットボトルを手に取った。 喉が引くつくのもお構いなしに、一気に半分は飲み干した。それで、ようやく、なんでこんな事になっているのか思い出した。と言っても、何が起こったのかはよく分かっていなかったけど。 こいつは、おせっかいにも俺を助け出した奴だ。 首都から救援に駆けつけてきたらしいこいつは、俺が黙って聞いているのをいい事に早速自己紹介とやらをして、ペットボトルと食糧を渡してきた。所謂、ボランティアって奴。 アスラン・ザラ。 ザラという苗字に聞き覚えがあったけれど、そんな事はどうでもよかった。 ひょろっとした奴で、見た目は完璧な優男だ。そいつがどうやって俺を崩れた家から引っ張り出したか謎だが、おかげで俺はこうして生きている。 しかも五体満足だったりする。 そんなの・・・おかしいだろ。家族全員死んでんのに! 「大丈夫か? 君? えっと・・・」 俺の名前はシンだ。 聞かれるままに答えて、またすぐに黙り込む。 瓦礫が散乱して、あちこちで鳴り響くサイレンもちっとも近くに来やしない。もうもうと燃えつづける俺の家が、上空からの消火剤散布で半分くらい火が消えた。 ちょうど、俺達の部屋があった辺りだ。そこで、動くものを見た気がして走り出す。 もしかしたら、まだ生きているのかも知れない。 「マユ!?」 生きて助けを呼んでいるのかもっ!? 窓枠なんてとっくに解けて形も残っていないのに、俺達の部屋の窓に中途半端にかけられた小さな手を見つけた。 ほらやっぱりっ。マユはまだ生きてる。 「マユ!?大丈夫か! 今、助け・・・に・・・」 手がと思ったのは消火剤を被った棒切れだった。俺は、あの人がきっと困ったような顔をして見ているのだろうと思った。 生きてるなんてことあるわけないのに。 消火剤を手で払い落とす。 本当にマユと同じくらいの腕。手のひらも小さくて、指も丸っこくて。 こんなに黒くなって、硬くなって、こんなのマユじゃない。 でも、これは本当にマユの腕だった。 やっと掴んだ腕は途中から先がなくて。 ボロリと崩れてやけに軽い腕だけが俺の指に絡まって、衝動で振り落としそうなった。でも、そんなことできるはずもなくて、冷たく硬いマユの亡骸を掴んだまま俺は呆然としていた。 だって、どうしたらいいのか分からない。 昨日まであった日常がなくなってしまったんだ。 宿題やれよという母さんや、それを笑ってそうだぞと追い討ちをかける父さんもいない。 何が面白いのか邪魔しに来る妹のマユだっていない。 「なんで俺だけっ!」 まだ燃え盛る火が夜は眩しくて、熱くて引き込まれていた。 あそこにみんないる。 一歩踏み出せば、もう止まらなかった。空気が、大地が、夜空が見えない力で俺を押し留めようとしていたけれど、そんなこと構っていられない。 「・・・置いてかないくれよ」 掴まれた肩も、腕も、もういい加減にして欲しい。 「シン!」 「行くんだ、離してくれよっ」 「何を考えているんだっ!」 この手、邪魔。 「俺はアンタに助けてくれって、頼んだわけじゃないっ!」 「君がっ!」 肩を捕まれて、向きを変えられる。強く揺さぶられて、目の前に彼がいた。目いっぱい見開いた瞳。 「自分でっ! 這い出して来たんだっ!!」 そんなはずない。 俺が、家族を見捨てて自分から這い出してきたって? 「君は! 生きたいと、本当は思っているんだっ」 身体を目いっぱい伸ばして隙間を縫う。 もがいてもがいて、手足がもげる位、俺は何をやっていた!? もういいかって思ってたのに、爆発が起こって、煙が充満してきて俺は土壇場になって何をしたんだよ。 俺は。俺は・・・っ! 夜が明ける頃には、黒く突き立った柱が崩れて、本当に何もなくなっていた。火は消えて、朝の冷気が頬を差す。それでも寒くないのは、一人じゃないからか? ずっと貸してくれる背中があって、俺は泣きながら夜を明かした。 別れる時、何も言わずにぎゅっと抱きしめてくれて、俺は少し自分に絶望した。自分でもコントロールできないものがこの身体の中にあるって分かってしまった。 しぶとく生き残る本能みたいなもの。 大切な人を亡くしても、知り合ったばかりのこの人の温もりに安堵している自分。 「もう一人でも大丈夫だよな?」 勝手なことを言っていると思った。ずっと一緒にいくれればいいのにと口まで出かかったけど、言えなかった。 死への誘惑は美しく、これから一人で生きていく現実の方が何倍も大変なんだ。 「俺・・・」 「シン。お前は意外としつこいから・・・生きていけるさ」 冷たいペットボトルでも、補給すれば俺の身体はまだ動けて、アスランさんに教えてもらった避難場所まで歩いていけた。 大勢の人が死んだこの場所できっと、時々、皆のことを思い出して泣くんだと思う。 でも、父さん、母さん、マユ・・・俺、生きていけるよ。 俺がまたあの人に会う、その日まで。 沢山の死とたった一つの現実を抱えて、生き残れたことに感謝できる日が来るなら、俺はあの人に言うんだ。 「ありがとう」って。 申し訳ない気持ちでいっぱいです。実はずっと後悔しているんです。
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1971.html
討鬼伝 part73-316-322 316討鬼伝 sage▼2021/10/19(火) 19 52 00.32ID lmEmy6fi0[1回目] ●討鬼伝 無印は2013年PSPとPSVで発売のアクションゲーム。当時は和風モンスターハンターと呼ばれてた。 プレイしながら書いてたら千行越えたので、書き直しつつ箇条書きで行きます。 ●用語 モノノフ:千年ほど前の古来より、影にあって鬼などを退治していた者達。鬼を倒し払う技術を持つ。 国中に鬼が溢れ、あらゆる時代が破壊され、現在はモノノフが表立って鬼と戦っている。 鬼:鬼門から突然あらわれ、あらゆる時代を破壊した怪物。人々を襲い魂を喰らい体内に保管する。 ミタマとして仲間になる鬼の酒呑童子とは全く別物、意思疎通できない。たくさん人の魂を食った鬼ほど強い。 異界:鬼が支配する瘴気に満ちた空間。時間が狂っており流動している。平安や戦国、幕末などを思わせる様々な背景がある。空間が毒で、人間は長時間は滞在できない。 ミタマ:卑弥呼や織田信長や坂本龍馬とか日本の英雄の魂、神に属する者もいる。モノノフはミタマを宿す事で、その力を引きずり出す。 主人公は例外でいくつも宿せる。また仲良くなった仲間から、分霊という形でミタマを共に宿せる。 世界観:日ノ本の中つ国以外は異界に飲まれていると思われている。モノノフの総本山で安全地帯の霊山。主人公が務める事になる最前線のウタカタの里。 霊山に見捨てられた北の地の者達が集まり、霊山と関係を切ったシラヌイの里が登場。他にも滅んだ里を含めて、モノノフの里はある。 オオマガドキ:八年前、北の地の北端で鬼門が開き、大量の鬼が溢れた現象。モノノフは激戦を繰り広げ、大量の使者を出しながらもなんとか頭と思しき者を倒した。 神垣ノ巫女:鬼が入れぬ結界を張ったり、物の記憶を見る千里眼などが出来る。この能力を持つ者は鬼からの圧力により寿命を削っており短命。 死なれると困るので基本的には閉じ込められたりする。 陰陽方:モノノフの中でも異端の研究者たち。流れ着いた者を研究し、世界を解き明かそうとする。 上の者は長老達と呼ばれ、人の世の為に研究する者もいれば、人も世の中も犠牲にする外道な者もいる。 ●登場人物 主人公:滅びた東の地の生き残りのモノノフ。元はモノノフとは違う外様。鬼から回収したミタマをいくつも宿せる。 大和:ウタカタの里のお頭。左目を失った隻眼。昔はモノノフとして戦った。 桜花(おうか):武器は太刀。真面目な女性。妹の橘花を誰より心配している。 息吹(いぶき):武器は槍。飄々としたイケメンの男。八年前のオオマガドキでモノノフの恋人を失くしており、落ち込んでてはダメだと優男を演じている。 那木(なぎ):武器は弓矢。優しい女性。元々、医者だったが友人を手術ミスで失っており、トラウマで医療行為が出来なくなった。頭がいいが話が長い。 初穂(はつほ):武器は鎖鎌。高下駄を履いた少女。やたら先輩、姉の様に振舞う。四十年前に神隠しにあい気付けば現在にいた。大和はかつて弟分だった。 富嶽(ふがく):武器は手甲。筋骨隆々の男。粗野な性格、ホオズキの里のモノノフだったが鬼に攻められた際に一人だけ生き残り、その仇の鬼を探している。 速鳥(はやとり):武器は双剣。黒いマスクと頭巾をつけた元忍び。子供を殺す任務を受け入れられず他の忍びを殺して逃げた。その後、大和に拾われモノノフになる。 天狐が大好きで皆が集まっている中、一人だけ天狐を見ていたりする。 橘花(きっか):ウタカタの里の結界を担当する神垣ノ巫女。桜花の妹。霊山では閉じ込められていたが、大和の計らいで自由にさせてもらっている。 自分の生く末を受け入れているようで、その裏では死にたくないと思っている。姉の事を大事におもっている。 木綿(ゆう):大和の娘。任務の受付嬢をしている。どんなに辛くともせめて笑顔であろうと決めている。 秋水(しゅうすい):ウタカタの里の情報を司る者。北の地の生き残り。裏の顔として陰陽方であり、過去に戻る手段を研究している。 樒(しきみ):ミタマを強化したりする巫女。口数が少ない、最後まで謎が多いが味方ではある。 たたら:頑固な鍛冶屋のじいさん。 天狐:模様などがついたキツネ。キュイキュイ鳴く。最初は橘花に、次に主人公に懐き家に住み着き道具を集めてくれる。 里に何匹かおり、神代より存在する生物な為、鬼に抵抗力がある。 神木:ウタカタの里に生えている大樹。主人公に語り掛け、鬼から貰えるお金のような物のハクを渡すと道具を貰える。 317討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 54 17.22ID lmEmy6fi0[2回目] ●ストーリー ・主人公が夢の中で大鬼と戦い続ける。それをたくさんのミタマ達が見届け、主人公を認める。 ・主人公は修行を追え、霊山より最前線のウタカタの里に派遣された新人モノノフ。 ・里長の大和に挨拶、桜花の案内で里を見て回る。他のモノノフは鬼を退治する任務に行っている。 途中で鬼の到来を知らせる警鐘が鳴り、桜花と共に退治した。 ・これが里の日常、八年前のオオマガドキより異形の鬼が溢れ、モノノフが戦い倒す。鬼は人の魂を喰らい時の因果を壊し、大地を異界に作り替える。 地に溢れた瘴気に人は長時間は耐えられない鬼の住処。中つ国以外は滅んだと思われている。 ・倒した餓鬼から源頼光のミタマを入手し、主人公が宿す。モノノフとはミタマを宿す者、最初の任務でミタマを宿すのは運がいいと桜花が言う。 ・情報管理の秋水から話を聞く。かつてはこの国の影だったモノノフ。祖は金眼四ツ目、モノノフは鬼を討つ鬼と呼ばれていた。 だが現在は唯一の政府機関。この地でなんとか鬼の侵攻を凌いでいる。オオマガドキは八年前に北の地で起きた鬼の大量発生、当時は七日七晩に及ぶ激戦であった。 ・霊山から送られたのは新人が一人だけ。戦力を温存したいのだろうと大和が答え、滅びたホオズキの里と同じく見捨てられたと言う桜花。大和は主人公は化けると考えていた。 318討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 56 15.96ID lmEmy6fi0[3回目] ・その後、他のモノノフの紹介などがあり主人公は一緒に戦う。ここから時系列を無視して一人ずつ説明。ストーリーを進めて行くと、それぞれが宿すミタマの分霊を貰える。 ・初穂は一番子供に見えるが、やたら先輩である事を主張する。半人前扱いで大鬼退治をした事ないので、半人前の新人の主人公と一緒に大鬼のミフチを倒し大和に認めさせる。実は初穂は四十年前に神隠しに会い、現在にタイムワープした少女。大和をかつては弟扱いしていたが、子持ちのおじさんになっていた。後にミズチメという大鬼が里に流行らせた寝て起きなくなる現象の夢患いにかかる。ミズチメを倒し里の者達を起こすが初穂は過去の夢から起きない。主人公は神木の力を借り、初穂の夢の中に干渉し起こした。大和が両親からの伝言を伝える「お帰り、そしていってらっしゃい」。初穂は両親にお礼と謝罪をし友達が出来たと言い、ただいま、行ってきますと告げた。 ・那木は元々、医者であったが医療ミスで友人を亡くしてトラウマになっていた。しかし橘花が倒れると医者として、薬であるキツネ草を主人公と共に探す。後に主人公達と大鬼を倒した後、死んだふりをしていた大鬼が那木へと攻撃をし、主人公が庇って重症になる。那木はトラウマを克服し、主人公を手術し助けた。 ・息吹は優男のような性格。八年前のオオマガドキで同じくモノノフだった恋人のカナデを失い、いつまでも落ち込んでいたらカナデに悪いと思い、今の性格を演じるようになった。後に物見隊が鬼に襲われ、恋人がいると言う女性に助けを求められ必ず助けると約束する。だが辿り着いた時には物見隊は全滅、鬼を退治したが待っていた女性に助けられなかった事を責められる。後に夢煩いが里に流行るが、死んだ彼女に会いたいはずなのに息吹はかからない。演じ続けた結果、自分も騙せるようになったのかと自嘲する息吹は酒に溺れるようになる。その後、大鬼退治にモノノフ達が集まるが息吹が来ない。主人公が迎えに行くが、かつて恋人を失い今も誰も守れない自分に意味はあるのかと諦めていた。そこに富嶽が来て、俺は仇を討つお前はそこで這いつくばってろと罵り去った。主人公も去り一人になった息吹の下に、物見隊の彼女の人が来る、そして助けに行った事のお礼を言った。その後、息吹は誰かをきっと守れると奮起し、主人公と共に大鬼を討った。 ・富嶽はかつてホオズキの里のモノノフだった。神垣ノ巫女はまだ十歳の子供でありモノノフの富嶽に懐いていた。そして大鬼にホオズキの里が襲われ、巫女や里の人が死に富嶽が生き残った。巫女は最後まで守ってくれた事にお礼を言って死んだ、富嶽はその仇を探していた。途中で主人公に少女の声で富嶽を助けてと聞こえる。その後、富嶽は仇の鬼を見つけ単独で向かう、主人公が追いつき共に大鬼のダイマエンを倒し、ホオズキの里の人々の魂を解放した。里に戻った富嶽は主人公にお礼を言い、これからはその恩返しの為に戦うと言う。家に戻った主人公の頭に「富嶽を助けてくれてありがとう」と少女の声が聞こえた。 ・速鳥は元忍びのモノノフ。その実力は大和も信頼しており、単独で鬼の調査などをしたりする。鬼達が瓦礫を集めて塔を作っているのを発見、だが速鳥に気付かれ結界を張られる。瓦礫の塔について報告後、自分のミスを速鳥は責める。かつて子供を殺せという命に歯向かい仲間を殺して抜け忍になった速鳥。仲間を殺した自分に仲間を持つ資格が無いと一人で任務をこなしてきた。後に仲間と自分自身を信じる為に鬼の捜索の任務を果たし仲間達と大鬼を倒し、迷いが晴れたと主人公に伝えた。 319討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 19 59 59.63ID lmEmy6fi0[4回目] ・橘花はこの里の巫女。白髪の優しい女性であり、ウタカタの里の結界を担当しており、また鬼の行動が統率されている事に大和が気付き、鬼の指揮官を探す為に鬼の体の一部から千里眼を用いて探す能力もある。 初めてあった時に遊んでいた天狐を主人公に託した。桜花は姉であり、妹を大事に思い命を捨てられる覚悟があった。巫女は命を燃やして結界を維持する、負担を減らしたければ里に鬼を近づけるなと富嶽が言う。 また途中、秋水が全員に結界の強化の提案をしたが、橘花の負担がかかると桜花が怒る。その時は保留となったが後に結界の強化を独断で行った、どうして?と詰める桜花に私はこの里の巫女だからと橘花は答えた。 橘花は実は自分の能力を呪っていた、結界を張るのに寿命を削る死ぬを恐れていた。本当は周りの人に希望を与え、己で道を切り開くモノノフになりたかったと言う。後にモノノフも巫女も変わらない、自分で宿命を切り開かねばならないと理解する。 千里眼を多用する事になり、裏で一人で苦しむ橘花、そこに秋水が近づき逃げだしたらどうかと告げられ橘花は怒った。結界を張った大鬼がモノノフでも入れない瘴気の濃い場所にいる、鬼を押しとどめる為に苦しみ続ける橘花。 それを知った桜花が主人公に話をした後、死ぬのを覚悟で大鬼の場所に突入した。一時的に瘴気を抑える神木の実を食べる事で無事にすみ、大鬼を倒した一同。諦めない主人公の存在と、橘花に死なないで一緒に生きてほしいと願われ、忘れていた妹と共に生きたいという思いの為に戦うと桜花も決めたのだった。 320討鬼伝sage▼2021/10/19(火) 20 02 49.88ID lmEmy6fi0[5回目] ・秋水は情報管理を仕事にしており、主人公に色々と話をする。実は鬼の力を用いて過去に戻ろうとする陰陽方の間諜であり、裏で橘花に負担をかける行為を強いて、結界を張るのを諦めさせようとしていた。 かつて霊山から見捨てられた北の地の生き残りであり、仲間が死ぬ中で生き残った経験から誰かを犠牲にする世界は間違っていると考えている。 だが最後まで諦めず逃げなかった橘花、不自由だと思わないのかと言う秋水に人は誰も自由では無いが道を選ぶ自由はあると橘花は答え、その時は秋水は負けを認めた。 速鳥が見つけた瓦礫の塔について説明する。あれは依り代であり、終末の鬼を呼び出しオオマガドキを起こす為の物で、今度オオマガドキが起これば人類は滅ぶ。 結界を張る大鬼を倒し、主人公達が瓦礫の塔へと行く前に秋水は全員に提案をする。陰陽方の目的は時の因果を壊すオオマガドキを研究し、鬼が現れる以前の過去へと戻る事。 愛する人や仲間、死んだ人たちを取り戻す為に協力しないかと言う秋水の言葉に、何人かが傾きかける。 だが初穂がここで生活し皆と会った事が無かった事になるのは嫌、ここも自分の居場所だと言った。仲間達も賛同し、死んだ者達にも会いたいがここも大事な場所、自分の生きて来た道は自分で引き受けると言う。 秋水は今回は諦め、邪魔をしないと約束した。あくまで今回はであり、死んだ友を助ける事を諦めないと言った。 ・本来はモノノフ一人一つのミタマを、主人公は複数を宿せる。「あずまの果てよりムスヒの君来りて八百万のミタマを結び、鬼という鬼を祓えり」という言い伝えがあり、それは主人公の事かも知れないと橘花は言う。 主人公は鬼と戦い鬼達から英雄たちのミタマを回収し、さらに仲間達との関係を深め分霊を繋いでいった。仲間達と共に、オオマガドキを起こそうとした大鬼トコヨノオウを倒す。 だが間に合わず空に開いた穴が大きくなろうとした。主人公と仲間達のミタマが青白く光り、「ムスビはなれり」と穴が閉じて行く。主人公こそがムスビの君だと言われる。 とりあえずの勝利を皆で祝う。ミタマ達も喜ぶが、また鬼は来る、その時は力を貸してやると告げた。 321ゲーム好き名無しさんsage▼2021/10/20(水) 01 20 40.48ID MGiYO8zX0[1回目] すみません、討鬼伝極の方はまた後日にします。短くしてたらわからなくなってしまって 322ゲーム好き名無しさんsage▼2021/10/20(水) 11 57 01.03ID eSiTK61X0[1回目] ヤク中になって死にそうな主人公だなw
https://w.atwiki.jp/letsrebirth/pages/47.html
世界史上、最大の暴君は誰か。 政治的な力を持たない一般のキリスト教徒の多くを処刑し、獣の数字や大淫婦とすら蔑まれるローマ皇帝・ネロか。 その名自体が暴君の意味を持つとさえされた、随皇帝・煬帝か 自身の理想を貫くために現実を歪めたとまで呼ばれた粛清を行った、ソ連書記長・スターリンか。 数多の人物の名前が挙げられる。 その中で必ずその名を挙げる物が居る。 「暴君の証明が間接的に人を殺した数であり、恐怖の渦に巻き込んだ土地の広さとするなら。 人間が生み出した最大の暴君とは、間違いなく『神条紫杏』だろ。 彼女を超えられるとすれば……それこそ神話上の神ぐらいなものだろう」 食糧事情、社会的インフラ、兵器開発、医療機関。 現代社会を成り立たせる全てがTSUNAMIグループを通じて行われている。 そのTSUNAMIグループが、文字通りありとあらゆる手段を用いて『間引き』を行えば。 それは世界の崩壊を意味する。 TSUNAMIグループの創始者であり、初代会長。 その『魔王』と同義の肩書きを持つ女こそが、『神条紫杏』なのだ。 巨大組織『TSUNAMIグループ』の総帥であるからこそ、神条紫杏は全世界を相手取って戦争を起こすことが出来た。 一国の王ですらなく、だからこそ、全世界へと平等におぞましき支配と死をばら撒くことの出来た魔王。 七十億を超え、八十億を迎えようしていた世界人口。 そのうちの半分以上を殺した戦争を起こした。 その戦争のためのあらゆる作戦を、自らが携わった。 彼女の目的は間違いなく『全世界に住む人間の粛清』だった。 彼女は津波のように、抗いようのない恐怖だけを残していった。 正しき罪を持って、あるべき場所で処刑することも出来ずに暗殺された。 しかし、誰も知りはしない。 彼女が未来を知っていたことを、未来では現在の世界人口の半分ですら『倍』なのだということを。 絶望の未来を回避するために、人を殺していたことを誰も知るわけがない。 結果として。 歴史にはその『真実』を記されず、ただ、全世界を恐怖の渦に陥れた魔王が居たという『事実』だけが残された。 ◆ 日本史上、最強の侍は誰か。 無数の論争が行われつつも、剣聖という看板を必ず与えられる上泉信綱。 無数の真剣勝負に挑み、全てに勝利し、遂に一度として刀傷を受けなかった塚原卜伝。 二天一流を掲げ、数多の武芸者と斬り合って生き残り、技術書・精神書として五輪の書を記した宮本武蔵。 数多の人物の名前が挙げられる。 その中で必ずその名を挙げる物が居る。 「人を殺した数で強さが決まるというのなら、人斬り抜刀斎はどうだ」 誰かが言い出す。 その名前は、幕末の時代に人を斬り捨て続けた鬼の名前。 恐らく、戦の最中を含まないのならば、日本国で最も多くの生命を奪いとった侍と呼ぶのも憚れる修羅。 人斬り抜刀斎は、修羅さながらに生命を斬り捨てて新たな時代を切り開いた。 明治政府樹立の影には、幕府重鎮の相次ぐ暗殺が大きな要因となっている。 ならば、明治政府を作ったのは人斬り抜刀斎という鬼なのかもしれない。 人斬り抜刀斎の名前は誰もが知っているが、人斬り抜刀斎の正体は誰も知らない。 誰もしらないからこそ、その噂は大きくなっていく。 浄瑠璃や歌舞伎のモチーフにされ、その逸話も歪んでいく。 誰も知らない。 人斬り抜刀斎が、幕末の時代で、誰よりも人を殺すことに忌避感を抱いてたことを。 狂気に駆けるような混乱とともに人々が奔走する時代で、誰よりも人を斬り捨てる事実を見つめ続けていた。 その真実を、後世の人間は誰も知らないのだ。 結果として。 歴史にはその『真実』を記されず、ただ、暗殺を続けた人斬り抜刀斎が居たという『事実』だけが残された。 ◆ 「人斬り抜刀斎か」 成人を迎えばかりほどの若さを持った、赤みがかった長髪をポニーテールに纏めた女が居た。 地味だが、仕立ての良い黒いウーマンスーツを纏った女。 垂れがちな目は柔らかさよりも、周囲を伺うような神経質な一面を抱かせる。 顔立ちは整っていたが、ソレ以外では特筆すべき特徴を持っていない。 それこそ、街を歩いていても誰も気にはしないような、平凡な女だった。 しかし、女は『平凡』という言葉から最も遠いような 神条紫杏。 『煬帝』が『暴君』の意味を持つように、ある世界において『Sian』は『魔王』の意味を持つ。 「聞いたことはあるよ、日本史上、最も人を『斬ったとされる』暗殺者だとね」 緋色の髪と頬に十字傷を刻んだ男が、西日の差す部屋の影の中で消えるようにして立っていた。 緋色の長髪を高い位置で結んだ、痩身矮躯の身体を青袴で包んでおり、とても英霊とも思えないような優男。 平均的な二十前後の女性のそれである紫杏と体格に大きな違いはない。 「……『ますたあ』よ」 しかし、その研ぎ澄まされた妖刀のような鋭い視線は、目の前の優男が英霊であることを如実に訴えていた。 アサシンのサーヴァント、『緋村剣心』。 別名、『人斬り抜刀斎』。 混乱の幕末の京都で人を斬り続けた鬼こそが、神条紫杏によって召喚されたサーヴァントだった。 「『拙者』ではなく、『俺』として登録された英霊を、主は召喚できた。 とすれば、『ますたあ』の作る時代というものは、みんなが笑えるものなんだろう。 そうでなければ、俺を呼ぶことは出来ない」 どこか仮面を被ったような口調でアサシンは語り始める。 この姿が、緋村剣心の全てではないのだろう。 恐らく、本来の抜刀斎はもっと別の姿なのだ。 仮面を被ることで、役割を演じることで生きてきた紫杏はそれを察することが出来た。 優れた観察眼というよりも、オカルトじみた同族の臭いを嗅ぎとったのだ。 「しかし、新時代を作る際には、笑えなくなる人物がいるのだろう」 「そうだ」 紫杏は躊躇いもなく肯定した。 抜刀斎は鋭い瞳を逸そうともせず、紫杏は反英雄の視線を真っ向から受け止めた。 魔王の肩書に、偽りはなかった。 「何かを選べば、何かが選べなくなる。 そもそもとして、人は多すぎるんだ。 いや、嫌うだけならいい。 人間は、人間を、本当に滅ぼしてしまう戦争を起こしてしまうんだ。 その歴史を変えるために、私は聖杯とやらを求めよう。 仲間の計画が失敗する可能性も、0ではないからな」 それは未来を知ったからの言葉――――ではない。 短い生を過ごして知った、不誠実な世界の真実。 努力した人間が報われない、間違った世界の理だ。 「歴史を誤魔化して、私は死んだ。 かつてあった大破壊の歴史を塗り替えるために、私は死んだ。 『大破壊の未来という歴史を改変しようとした主体は神条紫杏』、宇宙をそう誤魔化すことが出来れば、成功だ。 宇宙は私の死を観測することで、歴史は改変されず、歴史が元通りに進むと勘違いするだろう。 ならば、私の仲間が歴史を改変させる。 宇宙が気づいた時には、歴史は安定した状態に戻る。 安定した歴史は、宇宙にすら手を出せない」 歴史は定められている。 例え、歴史を大きく動かしたと思われる人間を、タイムスリップの技術で殺したとしよう。 すると、歴史は変わるのか。 多くの場合において、歴史は変わらない。 『殺された人物のすぐ傍に居た誰か』が、代わりに定められた歴史通りに進むように偉業を為すのだ。 ただ、それでも『その人物』でなければいけない、という歴史も存在する。 例えば、燃料問題を根本的に解決してしまう機関を開発した科学者の死がそうだ。 その科学者が死ぬことで、燃料問題は解決されぬまま、未来へと棚送りになってしまう。 歴史が変わることも、かなり低い確率ではあるが、存在するのだ。 「『六人組』とは単なる数字だ、そこに所属する人物の『名前』は意味を持たない。 私達六人で世界を救う……そう言った意味を持つ数字だ。 必ず、六人組は世界を改編する。 だが、もしも、私達の仲間が歴史の改変に失敗したら……そのための保険。 この聖杯戦争に勝利し、聖杯を手にして歴史にアクセスする」 「根源に通じるため、聖杯を求めるということか」 「魔術師でない私が根源にアクセスできるかどうか、それは正直出来ない可能性も低いだろう。 しかし、私の仲間が『一撃計画』を成功させるように、バックアップする。 それが私の願いだ。 人類の救済こそが、私の願いなのだ」 紫杏は語り続ける。 抜刀斎は、その言葉に偽りがないことを見抜いた。 しかし、聞き慣れぬ言葉があったために、疑問の言葉として紫杏の言葉をオウム返しにした。 「……一撃計画?」 「世界の人間の大半を殺して、戦争を起こした我々の敗北によって世界を安定させる計画だ」 『世界を殺す』 『わざと戦争に負ける』 その二つのフレーズを、何事もないように、紫杏は口にした。 すなわち、それは歴史において大逆の存在になるということ。 それこそ、『神』ではなく『魔王』と呼ばれる存在となるということ。 救いようのない存在へと堕ちることだ。 「私達は人を大勢殺した津波とならなければいけない。 どのような英雄であっても、津波を止めることは出来ない。 事実、オカルトと超常現象が支配する裏社会ですら、私達が組んだ『支配』という津波の前兆を止められなかった」 紫杏は己の意思を述べ続けた。 抜刀斎がそれを求めていることをわかっていたからだ。 紫杏が、人斬り抜刀斎を従えるに相応しい人間であるか。 紫杏が、人斬り抜刀斎を生んででも求めるに相応しい時代を作ろうとしている人間であるか。 抜刀斎は、それを求めていた。 「『一撃計画』によって、一度世界を壊れる――――手前で、私達は『故意』に失敗する。 その結果、人は多く死ぬだろう。 しかし、そもそもとして戦争を仕掛けた私達が、『引き際』を見極めて完膚無きに敗北する。 これ以下では世界は再び巨大な戦争を起こし、これ以上は死ぬ必要がない死亡者数」 荒唐無稽な話。 しかし、抜刀斎は紫杏の目を見据え続けた。 無言で言葉を促す。 紫杏は、自身の想いと作戦を偽ることなく言葉にする。 「そんな、世界を維持するための、最小限の人口減少で終わる。 そうすれば、封印された『そして、誰も居なくなった<ピースメーカー>』は使われることがない」 最大最強の人間爆弾、『そして、誰も居なくなった<ピースメーカー>』。 『反エントロピー』という馬鹿げた超能力を所持し、増え続けるだけのエントロピーを収束できる奇跡の人間。 文字通り、無限のエネルギーを操る夢の爆弾。 その使用は、世界が崩壊することを意味する。 それだけは、避けなければいけない。 「……そんなところだ。 私が聖杯を手にせずとも、一撃計画は成功するだろう。 だが、絶対ではない。 絶対でない以上、保険が必要だ。 そして、聖杯は保険としては十分すぎるものだ」 『紫杏が体験できるはずのない最悪の未来をやり直す』。 それこそが神条紫杏の願いなのだ。 抜刀斎は一度軽く目を閉じ、開いた。 怪しい眼光で、紫杏を見据えたまま、小さく口を開いた。 「この血刀が吸う血が増えることになる」 「そういうことになる、人斬り抜刀斎殿には申し訳ないがな」 紫杏は知っている。 抜刀斎が求めた理想と、日本が歩んだ歴史は異なることを。 富国強兵の元に人民を圧迫し、敗北する。 その中に、不幸となった人間は大勢いた。 それが歴史の常だと紫杏は納得できるが、抜刀斎はどうだろうか。 剣心の眼光が、より強烈に、妖しく光った。 「その先に、血を流した以上の人々の笑顔があるのなら…… もしも、『ますたあ』の作ろうとする新時代がそうではないと思ったら、宝具の元に俺達の契約は破棄される」 その思考自体が、『無辜の怪物』によって侵された思考だった。 生命とは数字ではない、そんなことは人を斬り捨て続けた剣心自身がよく知っている。 だからこそ、宝具『人斬り抜刀斎』は自らの主を取捨選択する。 『人々の笑顔がある新時代』を作ろうとする人間しか召喚、及び契約できないようにするのだ。 そして、剣心が目の前の人間が主に相応しくないと判断すれば、契約は破棄される。 より上位の神秘を持ってしなければ、この宝具の効果を無効化することは出来ない。 「そこにで作られる世界が、自分の居場所ではないことはわかっているんだろうな?」 「愚問だな。 幸せになることなど、とうの昔に諦めている。 『誰もが幸福になって良い』というものは、義務ではなく権利に過ぎないのだからな」 紫杏は不誠実な世界を見つめ続けた。 紫杏は父は三流の政治家だったが、己の私腹を肥やすことを目的とするような政治屋ではなかった。 人のために動いていた父は、中東のテロリズムの手にかかり、死んだ。 よくあることだった。 紫杏の、たった一人の家族は、そんな言葉で片付ける事ができるような世界だった。 悪法もまた法であるが、悪は正されなければならない。 「血に濡れた神輿は誰も担ぎはしない」 「そうだ、そのために私は血に濡れねばならない。 私という神輿を捨てることに、誰も躊躇いを覚えないように」 ふと、幼い頃からの想い出が蘇った。 隣町の公園に住む、桃の木の精。 大人は見えず、子供だけが見えることが出来る、座敷童のような精霊。 もしも、桃の木の精なんて、何の意味もない不可思議なことを目撃していれば別だったかもしれない。 自分は大人ぶって世界を分かっているつもりにすぎない子供だと言ってくれるのなら、変わっていたかもしれない。 そんな、何の意味もない、だけど、ロマンチックな寓話が存在するのなら。 不誠実な世界でも、好きになって良かったかもしれない。 しかし、現実に、桃の木の精を紫杏は観測できなかった。 『観測できなかったものは、存在しない』。 それこそが、『神条紫杏』が愛する、曲解した『シュレディンガーの猫』理論だった。 「それが広義的にも狭義的にも悪だとわかっているが、やらねばならないと思ったのだ」 「……契約は為された。 人斬りの鬼として呼ばれた『俺』の名は『ますたあ』とともにある。 『拙者』であるための刀は、『ますたあ』の従者である以上は持つことが出来ない」 鋭い日本刀が光を放った。 逆刃であるはずもなく、触れれば斬る、妖しき刀。 その刀で、その力で新時代をより良き新時代が気づかれると信じた。 紫杏と同じであった。 「例え、鏡に映る自分の姿がどれほどおぞましいものでも……やらねばならないと思ったのだ。 やらねばならないことを我慢できるような、そんな人間にだけは、なれなかった。 ……思えば、本当にそれだけなのだろうな」 ――――結局のところ、神条紫杏と緋村剣心の二人は、最初から最後まで、我慢の出来ない大きな子供だったのだ。 . 【クラス】 アサシン 【真名】 緋村剣心@るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 【パラメーター】 筋力D 耐久E 敏捷A+ 魔力E 幸運E 宝具E 【属性】 混沌・中立 【クラススキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を断てば発見する事は難しい。 『日本史上最大の暗殺者・人斬り抜刀斎』と畏怖された剣心は、無辜の怪物スキルの影響で高い気配遮断スキルを誇る。 【保有スキル】 無辜の怪物:B 生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方を捻じ曲げられた怪物の名。 能力・姿が変貌してしまう。 このスキルは外すことが出来ない。 宝具・『人斬り抜刀斎』と同一されているため、姿に大きな変貌はない。 飛天御剣流:C+ 一対多を主戦場とする、弱者を助ける救世のための剣術。 大きな力に与することもなく、ただ孤高で在り続けた天秤の剣。 緋村剣心は正統継承者であるが、本来、肉体的に優れたものが扱うべき剣術であるため、スキルランクは高くない。 スキル・無辜の怪物、及び、宝具『人斬り抜刀斎』の影響で奥義の使用が出来ない。 宗和の心得:B 同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。 攻撃が見切られなくなる。 心眼(偽):B いわゆる「第六感」「虫の知らせ」と呼ばれる、天性の才能による危険予知。 視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『人斬り抜刀斎』 ランク:E 種別:対史宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 『不殺の剣士』を『人斬り抜刀斎』へと変える、緋村剣心の魂に刻まれた誓いの宝具。 『人斬り抜刀斎』とは、すなわち旧時代に捨てられた火村剣心の有り様。 剣心は世間から称えることはなく、人斬りの鬼として旧時代とともに消えていった。 本来の剣心は心優しき青年だが、人々と時代に形作った『人斬り抜刀斎』という鬼に精神を侵食されている。 どのような触媒を用いようとも、『人々が笑う新時代』を作ろうとする者しか緋村剣心を召喚することが出来なくする。 また、緋村剣心が望めば一方的に契約を破棄することが出来る。 【weapon】 血に染まった無銘の業物 【人物背景】 短身痩躯で赤髪の優男、左頬にある大きな十字傷が特徴である。 かつては長州派維新志士で、幕末最強とまで謳われた伝説の剣客・人斬り抜刀斎その人である。 修羅さながらに殺人剣を振るい数多くの佐幕派の要人を殺害してきた。 間違いなく、明治政府樹立の大きな要因であった。 しかし、ある不幸な事件から明治維新後は一転して不殺を誓い、流浪人として旅し、弱き人たちのために剣を振るっていた。 流浪人としての剣心は一見朗らかで間の抜けた人物であり、虫も殺せぬような人柄であった。 以降どのような残虐非道な悪人に対峙しても、どのような困難な状況に陥ろうとも不殺の信念を決して曲げることはなかった。 神谷薫との出会いや、同じ激動の時代を生き抜いた宿敵たちとの戦いを通じて、贖罪の答えと新たな時代での生き方を模索していく。 しかし、英霊としては多くの人間によって付与された『人斬り抜刀斎伝説』の影響を大きく受けている。 そのため、自らの意志で続けた人斬りではあるが、無辜の怪物として扱われている。 サーヴァントとして召喚される際には、『緋村剣心』ではなく『人斬り抜刀斎』となるのだ。 よって、『人斬り抜刀斎』時には習得していなかった飛天御剣流の技は使用することが出来ない。 【サーヴァントとしての願い】 誰もが笑って過ごせる平和な新時代を作る。 【基本戦術、方針、運用法】 優れた剣技を持っているが、敵サーヴァントとの直接対決では分が悪い。 単純な技術だけを持って人を斬るため、魔力供給自体もほとんど必要としない燃費の軽さ。 マスター暗殺が主戦術となる。 【マスター】 神条紫杏@パワプロクンポケット11 【マスターとしての願い】 遥か遠い世界が破滅するという『史実』のやり直し 【weapon】 【能力・技能】 魔王 神条紫杏は死後に反英雄として登録されている。 もしもサーヴァントとして召喚されていれば、無辜の怪物スキルとは異なるが、 同じように本来の彼女とはかけ離れた姿・性格で召喚される特殊スキルである『魔王』をEXランクで所持している。 後世の創作によって定められるスキルであるため、マスターの立場である現在は持ち合わせていない。 また、『"周囲の人間が自分に望む人格"を完璧に演じる才能』を持っている。 それこそが、『魔王』の元となった紫杏の特殊な才能である。 その紫杏が設定した『人物』を演じることで、紫杏は高いカリスマ性を保持している。 また、動揺というものも限りなく抑えることが出来る。 【人物背景】 神条紫杏は高校に入学するまで、生真面目でどこか尊大な、自分のことを大人だと思う大きな子供であった。 子供だからこそ、欺瞞に満ちた世界を理解でき、それが我慢できなかった。 努力をしていた人が馬鹿を見て、ズルをしたり嘘をつく者が幸福になる世界。 それに対する怒りに似た感情を抱いており、常に世界を正そうとしていた。 例え、鏡に映った自分の姿がどれだけ醜いものでも。 高校在学中、表社会にも裏社会にも大きな影響を及ぼしている大グループ『ジャジメント』の幹部候補として渡米。 彼女はその渡米の最中、『人間が滅ぶ最悪の未来』からやってきた男・ミスターKと接触する。 ミスターKの語る滅びの未来が十分に信じることが出来るものだと確信し、彼の仲間である『六人組』に入る。 その後、18歳の春には日本支部の社長として就任。 ジャジメントと敵対している『オオガミグループ』も支配し、二つの組織を統合。 こうして、紫杏の『世界征服』は成功し、最悪の未来を回避するための『世界支配』を開始する。 燃料や食糧問題から生まれる人間同士の滅びの戦争を、世界人口の大半を殺すことで世界を維持する。 そんな『一撃計画』を実行した。 その後、ほどなくして暗殺される。 しかし、『六人組』は『一撃計画』を実行するだろう。 六人組としての彼女は、『見ることの出来ない顔も知らない誰かの笑顔』のために動いている。 世の中の不正義を直視し続けたため、自身が幸せになることを諦めている。 暗殺された直後、『自身が体験できない遠い未来をやり直そう』とする意思を以って、聖杯戦争に招かれた。 【方針】 サーヴァントとの接触は避け、マスターを暗殺する。 BACK NEXT -010 音無結弦&アサシン 投下順 -008 戦争屋と死神 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 参戦 神条紫杏 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- アサシン(緋村剣心)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7515.html
登録日:2011/09/16(金) 04 12 22 更新日:2022/04/25 Mon 02 35 29 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 いつか天魔の黒ウサギ いつ天 エルフ セルジュ ネタバレ項目 ハスガ ハーフ ブラコン 不遇←アニメ 兄弟 岡本信彦 混血 鈴村健一 私はほんと、女の子に弱いからねぇ。 兄貴が弱いのは、可哀想な奴にだよ。 ライトノベル、『いつか天魔の黒ウサギ』の登場人物。 名前──せるじゅ・えんとりお/はすが・えんとりお 特徴──《封・解呪師》 CV:岡本信彦/鈴村健一 依頼された魔術や呪術の封印/解呪を行う《封・解呪師(スペル・ブレイカー)》を生業とする兄弟。 金髪紺目の優男が兄・セルジュで、紺の髪に金の瞳のヤンキーが弟・ハスガ。 身長はセルジュが181cm、ハスガが174cm。 ここ数年で急に名を上げてきた兄弟であり、その仕事ぶりは魔術世界でもそれなりに評価されている。 「不可能な依頼は受けない」「報酬が大きすぎる仕事も受けない」という、地味ながら基本的な姿勢がモットー。 種族的にはエルフ(精霊遣い)……ではなく、『混血(ハーフ・ブリード)』と呼ばれる、エルフと他種族のハーフ。 基本的にエルフは伝統と血筋を重んじる種族なので、それを汚した象徴である混血は忌み嫌われている。 その為、幼い頃からゴミを漁るような生活をして生き延びてきた。 実際にはかつて人間とエルフが戦争した際、人間側はエルフを大量に攫って実験動物として人間との子供を生ませたり、 単純に慰みものとして子供を生ませたりしているので混血自体は珍しくない。 ただこの兄弟の場合は事情が異なり、かつてエルフの中でも大きな力を持っていた『東のエラ』という女性と、 エルフの間で「禁断の魔」と呼ばれていた『何か』との混血。 とはいえ別に望まれない子供とかそういう訳ではなく、東のエラは伝統を重視するあまりに、 進歩がなくなったエルフの社会構造を疎んじており、それを打破する為に『何か』と交わったらしい。 当然エルフ達は激怒。 というのも、本来東のエラは王妃となる予定の女性だったからである。 『汚点』としてエラを殺そうとするも、エルフが力の源としている精霊に生まれつき愛されていたエラはエルフの中で最も強かった。 弱り果てたエルフ達は、最終手段として「人間にエラを売る」という行為に出る。 そしてエルフと取引した《教会》は即座にエラを拘束、子供達──セルジュとハスガの安全を条件に、エラに実験動物となる事を承諾させた。 エルフは『精霊遣い』の異名通り、基本的に精霊の力を使う種族。 しかしこの兄弟は精霊ではなく、よく分からないものを力の源にしている。 その為か、セルジュは生まれつき様々なものを『封じる』力を、ハスガは『破壊する』力を持っていた。 エルフとの共通点として、力の使用時には額に角が生えてくる。 しかし、それも純粋なエルフとは大分形が違っている。 尚、この作品のエルフは基本的に『東の○○』『南の○○』といったように所属する地方+名前で呼ばれ、名字はない。 『エントリオ』という名字は、《教会》に歯向かえないように施された呪いの名前である。 性格は兄弟ながらかなり違っており、兄のセルジュは穏やかで紳士的、そして女好きでナンパな性格。 一方ハスガは粗暴で無愛想、「女には興味ない」と公言する硬派。 ……しかしこの発言のせいで、兄からはアッー!な趣味だとからかわれる事もしばしば。 特に兄セルジュの変態紳士っぷりは中々のもので、敵の女性相手に戦闘準備と称して服を脱いだりする。 そんな行いからダメ兄貴と思われがちだが、 実際はその気なら混血を隠して生きていけるのに(エルフの特徴である金髪碧眼を持つ為)、弟ハスガを見捨てなかった良い兄貴。 【以下、ネタバレ注意】 主人公大兎が《神種》エデルカの世界に行った時間と前後して、時雨遥を誘拐した張本人。 誘拐といっても遥からの「監視者としての記憶を封印する」「サイトヒメアを封印」というふたつの依頼を受けてのこと。 報酬は、遥の脳内にある《月の外側の神》に関する情報。 どう考えても危険すぎる仕事である為ハスガは乗り気ではなかったが、 遥の「純粋な気持ちで大兎の前に立ちたい」という気持ちを汲んだセルジュは引き受ける事に。 同時にセルジュは、「表向き普通の人間」の遥の立場を利用して、兄弟の悲願──母であるエラの奪取計画を企てる。 《軍》、《教会》、エルフを巻き込んだ闘争劇の果てに母エラを奪取、 もうひとつの依頼であるヒメアの封印までこぎつけたふたりは、大兎に人間の生活に戻るように告げる。 が、ヒメアを諦める事が出来ない大兎(というか使い魔のニャン吉)の妨害で封印は失敗。 遥からの最後の依頼だった、「もし大兎がヒメアを諦めなかったらふたりとも解放する」という言葉通りふたりを解放。 本来、散々実験されて変わり果てたエラを楽にする──殺害する為にふたりは動いていたのだが、 大兎の『無理でも諦めない』という言葉、そして実際に『不可能』を『可能』にしてしまった彼の行動に、「いつか母を元に戻す」と改めて誓った。 その後は《軍》にスカウトされ、他の組織からの不干渉を条件に紅月光率いる生徒会に入る事に。 兄弟揃ってイケメンなので女子生徒から人気は高い……ちょっと待てお前ら、ついこの前まで月光様って言ってなかったか? ちなみに、同じ兄弟でありながら弟とはガチで殺し愛をしている月光から見ると「仲のいい兄弟は理解できない」らしい。 余談ながら、この騒動で一番被害を被ったのは間違いなく《教会》。 エラを奪われた上に《軍》に高い金を払ってサイトヒメアを奪おうとしたのに逃げられ、あげく苦情を言ったら黒守に、 「金払ったお前らが馬鹿なんだよバーカバーカ。悔しかったら勝てない戦争でも仕掛けて来いや(笑)」(意訳) とか言われてしまった。 ただでさえ《軍》や《テンペロン・クローリー》に比べて影が薄いのにあんまりである。 閑話休題。 最新刊で、《軍》の崩壊後に《テンペロン・クローリー》からスカウトがあった際は 、生徒会長様の「仲間を裏切らない主義」を徹底し、圧倒的に不利な状況ながら《テンペロン・クローリー》、そして《預言》に立ち向かう事を決めている。 本当に余談なのだが、本来この兄弟の登場は4巻。大兎がちょうどエデルカの主に会って帰ってきたあたりである。 なのにアニメではハブられ、原作で参加していた夏合宿に参加できなかった ……合掌。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tsundereidayon/pages/288.html
「ばっかやろうっ! 何度言やあ分かるんだ!!」 「すいません親方!」 静謐な工房に突如響く怒声。 髪に白いものが混じるとは言え、精気に溢れた初老の男が発したものだ。 男の勢いは収まることなく、対面でうな垂れる若者に対し容赦ない叱責が浴びせられる。 「……いいか、見てくれだけ綺麗に仕上がっても仕方ねえんだ。 実際に使う人間の身になって考えられねえなら、こんな仕事辞めちまえっ!!」 「すいません……」 「やり直しだ、ノブ」 「……はい」 ――この人達、仲悪いのかな? 工房の隅からその光景を眺める少女が一人。 年の頃は15~17歳だろう。くりくりとした黒目がちで大きな目が印象的だ。 興味深げに二人のやりとりを観察するこの少女、別にこの工房の関係者というわけではない。 ――どーでもいいけどさっさと引っ越してくれないかなあ…… 区画整理事業によって移転するのは住居や店舗だけではない。 墓地もまたその対象になり得る。無論充分な費用が支払われ、供養も成されるのだが……。 ――人のお墓の上、勝手に仕事場にしないでよね! 簡単には納得出来ない故人もいらっしゃるようだ。例えばこの少女のように。 858 :本当にあった怖い名無し :2006/04/15(土) 20 54 23 ID eRMkBzwu0 「……………」 「……………」 ――ま、静かにしてる時はいいんだけど 更地になった墓地跡には、いくつかの住宅に混じって小さな工房が建った。 そこで何を作っているのかは少女の知るところではない。そもそも興味も無い。 ただ、どこからか仕事場ごと引っ越してきた「親方」と「ノブ」と呼ばれる若者の声が 時折耳障りで、思わず工房へと出現してしまうのだ。 「親方! 出来ました!」 「………ふん、おめえにしちゃ上出来だ。この調子でな」 「はい!」 ――なんであんなに嬉しそうなんだろ 少女にとって特に理解し難いのは「ノブ」という若者だ。 「親方」にとにかく怒られる。滅多やたらに怒られる。時にはぶん殴られることもある。 それなのに、ちょっと仕事の出来栄えを認められたくらいで嬉しそうに笑う。 ニコリともしない「親方」と二人、朝早くから夜遅くまで工房で作業をしている。 ――わっかんないなあ……ヘンなの 真剣な面持ちで作業に没頭する二人の姿を見ると「怖がらせて追い出してやれ」という 考えがみるみる萎んでしまう。安眠場所の頭上で騒がれるのは業腹だが、なんとなく 邪魔するのも可哀想な気がして、結果的にはじっと作業を見守る羽目になる。 職人と職人見習いと幽霊は、そんな風にして工房での毎日を過ごしていた。 859 :本当にあった怖い名無し :2006/04/15(土) 20 55 20 ID eRMkBzwu0 「…………ダメだ……どうしても上手くいかないや……」 ――あれっ? 今日は一人なんだ 少女が気まぐれに出現したある日、工房に「親方」の姿は無かった。 「ノブ」が一人で首を捻りながら唸っているだけだ。 難しい顔で手元を睨む「ノブ」を見ているうち、少女に悪戯心が湧いた。 いつも失敗ばかりしている「ノブ」だけなら、そもそも今日は大した仕事には なるまい、と高をくくったせいもある。 ――これ、材料だよね。……隠したらビックリするかな? そっと背後に忍びより、作業台上の資材をこっそり移動させようとした少女の動きを 「ごめん。そういうことはやめて欲しい」 ――…………っ!? 「ノブ」が静かな声で制した。 ――見えてる、の? 「声も聞こえるよ。驚かせちゃったかな」 ――ホ、ホントに? ホントのホントにっ!? 「うん。僕だけじゃなく親方にもね。 ……いつもは大人しく見学してくれてるのに、今日はどういう風の吹き回し?w」 860 :本当にあった怖い名無し :2006/04/15(土) 20 56 26 ID eRMkBzwu0 手元から視線を動かさずに語る「ノブ」を見ながら少女は思う。 手の離せない工程でよかった。こんなに真っ赤に染まった顔を見られたくはない。 工房の隅で佇む姿を今までずっと見られていたと思うと、いたたまれない気持ちになる。 照れ隠しに発した言葉は、自然とキツい響きを持った。 ――悪趣味。今まで言わないなんて最低 「ごめんごめんw でもね、作業中は親方も僕も 真剣だから……君を無遠慮に眺めたりはしなかったはずだよ?」 ――それは……知ってるけど…… 「親方が言うにはね『魂込めて仕事してると、見えないモンまで見えることがある』だって」 ――なにそれ。エラそーな台詞 「親方はエラいんだよ。ホントに凄いんだ、親方の腕前は……僕の目標だから」 工程が一段落したのだろう。 ようやく少女の方に向き直ったノブは、柔らかく笑いながらそんなことを言った。 線の細い優男で、どこか知的な雰囲気を漂わせている。見るからに荒くれ男の親方とは対照的だ。 これほど近くで顔を合わせたのは初めてということもあり、少女は少しだけうろたえた。 何かを話さなければという焦りが、いつもの疑問を口に昇らせる。 ――ねえ、いつも怒られてるのに嫌にならないの? 「全然。……僕はね、大学を中退してから目標も失くして無気力に暮らしてたんだ」 ――なんの話よ、それ 「その頃に出会ったんだよ、親方の作品に。それで頼み込んで弟子にしてもらった」 ――………… 「嫌になんてなるわけが無い。 親方の作品はぬくもりがあるのに実用性に溢れていて……素晴らしいんだ」 ――なんだか分かんないけど、随分入れ込んでるのね 「ああ、この仕事は天職だと思ってる。……まあ、まだまだ半人前なんだけどねw」 ――この先もずっと半人前なんじゃないの? 「……ひ、ひどいなあ」 861 :本当にあった怖い名無し :2006/04/15(土) 20 57 25 ID eRMkBzwu0 目を輝かせて語るノブの姿は少女にとって眩しく思えた。 何を作っているのか知らないが、これほど情熱を傾けることが出来るのなら―― ――ま、せいぜい頑張ってね。邪魔はしないでおくから 「ありがとう。一人前になるまで長い付き合いになるかもしれないけど、今後とも宜しく」 ――う、うん。えーと……貴方、ノブっていうのよね? 「大崎幸伸。親方は僕をノブって呼ぶ」 ――じゃあ、あたしもノブって呼ぶね。そ、その方がほら、言いやすいし…… 「親方が二人になったみたいだなあ……」 ――不満なの? 半人前のくせにー 「今は確かに半人前さ…… だけど、いつの日にかきっと親方みたいな―― ――オナホール職人になってみせる!」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以来、少女の霊が姿を見せることはなかったと大崎氏は幾分寂しそうに語った。 「匠の業を訪ねて」第28回 了 文責:長井孝介