約 272,908 件
https://w.atwiki.jp/psparchives/pages/499.html
信長の野望今までやったことないけど これはどう? 経験者からはいろんな要因からボロカス言われるみたいだけど -- (名無しさん) 2010-12-20 11 23 55 最低限の戦国SLGといった感じ。 よくもわるくも絵的なものも最小限なので、 最近の戦国SLGを基準に考える事すら論外。 ただ入れ込まずに適度に楽しむ事はできると思うので 80MBという低容量の魅力はある。 ただ、この内容で1000円といわれると手は伸び悩むレベル。 -- (名無しさん) 2011-03-02 09 50 50 そもそも、オリジナルの発売が1986年だし、レトロゲームだと割り切る必要はあるかと。 -- (シュウ) 2011-04-21 15 05 42 これも本能寺の変は出来るよね? -- (名無しさん) 2011-07-28 21 50 13 ↑レス無いみたいだから PS版のオリジナルにあたる、PC版の「信長の野望 全国版」は 初めて本能寺の変が確認された作品 それは間違いない 不確かな情報ですまない -- (名無しさん) 2011-08-01 19 22 42
https://w.atwiki.jp/gamekoryaku/pages/38.html
信長の野望DSの攻略 KOEI the Best 信長の野望DS 信長の野望DSの攻略ゲーム 攻略本 攻略サイト その他の関連サイト ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 KOEI公式HP 通常版4800円 [税抜]BEST版¥ 2,940 『信長の野望・烈風伝 with パワーアップ キット』をベース 攻略本 なし 上記の通り、信長の野望DSは烈風伝の改良版なので、 烈風伝の本があれば使えるが、かなり昔のソフトなので現在は入手が困難 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 上記の通り、信長の野望DSは烈風伝の改良版なので、烈風伝の攻略サイトならば役に立つ。 一部違うところもあるので注意。 その他の関連サイト 【内容紹介 DS1】 歴史シミュレーション『信長の野望DS』は日本の戦国時代を題材とした 開拓シミュレーションゲームです。プレイヤーは日本全国に群雄割拠した 大名家当主となり、戦で荒れ果てた町並み、街道を整備したり、 洪水に悩む民の為、治水に励んだり、せっせと田圃を耕します。 実は箱庭ゲームの為、歴代『信長の野望』の中でも長く遊べます。 【初心者用解説・内政編】 まず町を作りましょう 初心者は最初に田や畑を作りがちですが、城の収入は町からの物です。 町が無いと新たな開発が出来なくなってします。 また、町は出来る限り川から離れた所に作りましょう。 田畑を耕しましょう 次に田畑です。兵糧が無いと兵士が飢えてしまいます。 田は川から1マス、治水された川なら3マスのところまで作れます。 畑はレベルの高い田に比べて収穫が少ないですが、 開発が早く済む利点もあります。 村を作りましょう 兵士を確保する為村は必要です。田が充分ある本城では最初は 5つぐらい作ってもかまいません。 しかし畑しか作れないところでは、多くて2~3ぐらいで良いと思われます。 ゲームが進んで兵士が余り出したら村を田や町にしましょう。 特産品を作りましょう 収入は畑より低いですが、城下町にアクセントを加えるため1つは欲しいです。 お茶、蜜柑、酢、牛、梨、ブドウ、大根は畑より収入が高いです。 特産品は開発に時間がかかります。 香木ツアー 大名以外で一番能力が低い武将一人を建設ユニットにして 香木が隠してあるの位置まで旅行させます。 香木が発見されると威信が上がり、戦で捕まえた武将を登用し易くなります。 【隠し香木・金山】 大名以外の武将を建設ユニットにして、以下の座標に配置すると発見できます。 [隠し香木] 法隆寺・・・ 多門山城 東1南2 紅塵・・・・ 室町御所 東4 [隠し金山] 陸奥・・・・土崎湊城 北6 陸前・・・・岩出山城 西3北2 加賀・・・・御山御坊 南3 肥前・・・・佐賀城 南3西2 薩摩・・・・内城 北2東3 御山御坊の隠し金山は支配範囲に入りません。金山レベルはランダム 【よくある質問】 Q.新武将の顔グラは何が入ってますか? A.チンギスⅣの顔、三国志10の顔、信長の野望・革新の姫を網羅 *今回は顔グラはかなりあります。 Q.武将作成で登録できる人数は?新家宝は? A.新武将は40名、新家宝も30個までという枠があります。 Q.新武将データ編集は出来ますか? A.三国志DSとは違い自分で編集可能(ALL100もできます) Q.既存武将データ編集は出来ますか? A.できません。 A.歴史イベントは? Q.烈風伝PKまでのものが収録されている見たいです。 PC版烈風伝イベント集 http //www2u.biglobe.ne.jp/~yanop/reppuuden-ibento.htm#odanobunaga Q.家臣が不満をもたずに円満に同盟を手切れするには? A.勧告をして友好度を0にしてから手切れしましょう。 忠誠度が2~3減るだけですみます。 Q.マップ上に点在する石碑みたいのなんですか? 石碑のある所に城建てると何かいいことあるんですか? A.有名な古戦場跡です。ただの飾りです。 Q.姫が出てきません。姫を出すには? A.25歳以上の大名に出現します。 1月に出現するので12月にセーブして、でなければロードを繰り返し。 Q.史実姫を武将に出来ないのですか? A.できません。 Q.武将の忠誠度が上がりません。どうやれば上がりますか? A.大名の威信を上げる。昇進させる。家宝、官位をあげる。それでも駄目なのは相性悪いから。 Q.小部隊で城に近付くと攻撃されて城攻めできません。どうすれば入れますか? A.移動力のある雁行の陣形で左右に反復横跳びで引き分けを狙い、次のターンで城に攻め入りましょう。 Q.攻城戦で敵多すぎ。敵を門の外に誘い出す戦法ってありますか? A.武将2~3人残して残りは退却しよう。立て篭っている武将がワンサカ飛び出してくるよ。 Q.自分の城に大軍団がやってきた。切り抜ける方法は? A.少部隊で野戦を仕掛ければ敵の規模に関わらず小規模野戦になるから勝てるかも。 Q.カンタンに城を落とす方法ありますか? A.輸送部隊1人で攻め入ってわざと負ける。敵に兵士5万人をプレゼント。 Q.誰も攻めて来ないんですけど。 A.城の物資を残らず外へ持ち出そう。あわてて攻めてきます。 Q.凶作で兵士が半減するのを防ぐ方法ありますか? A.8月になったら兵士全員連れて一旦外に出る。輸送中の兵士は凶作でも減らないです。 Q.Lv3の村1個でリミットより兵士を増やす方法ありますか? A.6000人を連れて外で待機するとまた増えます。適当なところで再び入城しよう。 Q.ものすごい勢いで謀反や内応の調略を仕掛けられる。防ぐ手段は? A.アタマの良い武将を呼ぶか、内政や改修で全員出城させると仕掛けられません。 Q.暗殺がなかなか成功しません。 A.「暗殺」の成功率にはいろいろな要素が影響します。 1.暗殺を実行する武将の「戦闘」能力と「知謀」能力が高く、 職業が「忍者」「剣豪」の場合、成功率が高くなります。 2.暗殺相手武将の「戦闘」「知謀」が低いほど成功率が高い。 職業が「忍者」「剣豪」の場合は成功率が低くなります。 3.暗殺相手武将がいる城の防御度が低いほど成功率が低い。 4.暗殺相手が大名のときは成功率が下がります。 「戦闘」110、「知謀」110、忍者、剣豪の登録武将を用意して、 暗殺に送り込み、「全く自信が~」と「自信はあまり~」のコメントの境界線を調べた結果。 大名:戦闘+知謀が122以下まで可能 123以上は不可 普通の武将:戦闘+知謀が167以下まで可能 168以上は不可 「大名」の例、織田信秀が戦闘75+4知謀43でギリギリ。 「一般武将」の例、戦闘78知謀82+6の高坂昌信まで 【特殊能力のある武将】 織田信長 三段 鉄砲で3連射 鈴木重秀 三段 同上(初期状態では三段特技を保有していないので家宝を与える) 島津義弘 三段 同上 明智光秀 三段 同上 鈴木重秀 騎鉄 銃撃してから騎馬突撃(三段の特殊と同時発動) 伊達政宗 騎鉄 同上 武田信玄 騎突 戦闘力1.5倍 上杉謙信 騎突 戦闘力2倍 ※以下は「緒王の戦い」の古武将 ロビン・フッド 足軽弓 弓の3連射 那須与一 足軽弓 弓の3連射 【大規模攻城戦】 大規模攻城戦で、城に攻め入ったあと、 仲間の武将2人ほど残してあとは全員退却。 するとゴキブリホイホイにかかったみたいに ワラワラと武将が城から飛び出してくる。 飛び出してきたところを一斉攻めでどんどんブチ殺す。 5~6匹も倒せば士気が下がって兵士がどんどん逃げ出すから 敵武将が20人いても楽勝。 【裏技・小技・バグ】 1.支城を簡単に築く方法 DS1のベスト版で、一夜城バグを出来ない事を確認。 1.1ターン目 建設ユニットに道造させる(残り1ヶ月で完成予定にする) 2.2ターン目 道路造成中のユニットに築城命令を出す→その瞬間に支城完成 2.鉄砲鍛冶を複数建設する方法 1.鉄砲鍛冶が訪問するのを待ちます。ランダムで発生。国により確率が変わります。 2.鉄砲鍛冶が訪問してきたら、鉄砲鍛冶を作りたい城で開発を行います。 その際、鉄砲鍛冶を複数建設予定に入れる。 3.古戦場の石碑を消す方法 石碑を支配範囲内に組み込み、CPUに内政させる。 4.金銭兵糧増殖方法 1.商人のいる城に武将20~30人配置 2.米を一度に20000前後で売買 一度の取引で大量の米を売買すると、相場が0.6~1.7前後という異常な変動を起こす。 やり過ぎると米の相場がなかなか下がらなくなるので注意。 5.敵城ラクラク攻略 1.兵士50000を輸送する部隊を作り、敵城に接近し戦で部隊を全滅させ負ける。 2.輸送部隊が運んでいた兵50000が敵城に捕獲される。 3.50000の兵が兵糧を食いつぶすのを待ち攻め込む。敵の士気0攻略 6.敵武将出奔弱体化 1.敵領内(自国領内)に無収入の支城を作る。 2.支城の物資も引き上げ空城にし、わざと攻め込ませる。 3.攻め込んでくる敵は金をもって来ないのがほとんどなので、 翌月から給料未払いで出奔 【宿老量産方法(新大名モード限定)】 1.仮想スタートを選択し、設定変更画面へ。 2.「新大名家の作成」で宿老にしたい武将(甲)を大名にする。 3.「設定完了」し、プレイ大名選択画面へ。←【必須】 4.(甲)が大名になってるのを確認した後、「戻る」で再度設定画面へ。←【必須】 5.再び「新大名家の作成」で(甲)を大名ではなくし、別の武将を大名に。 6.すると(甲)の状態は宿老になる。 7.以降手順2へループ 注意事項 1.手順3~4を怠ると武将の状態が初期設定のままなので注意 2.官位持ち武将を大名にして設定完了 ↓ 設定画面に戻って大名から武将に戻した時官位が消滅するので注意 (初期設定で官位持ちの大名を大名の座から引き摺り下ろしても同様 【幕府役職】 ●征夷大将軍(威信上昇66) 山城を含む12カ国を支配し、大名が山城の本城にいる。 ●管領 (威信上昇50) 紀伊、摂津、山城、北近江、南近江を支配し、、大名がいずれかの本城にいる。 ●関東管領(威信上昇46) 相模、武蔵、上野、上総、常陸を支配し、、大名がいずれかの本城にいる。 ●奥州探題(威信上昇42) 岩代、陸前、陸奥を支配し、大名がいずれかの本城にいる。 ●西国探題(威信上昇40) 周防、安芸、備前、播磨、出雲、因幡を支配し、大名がいずれかの本城にいる。 ●九州探題(威信上昇36) 薩摩、肥後、肥前、筑前、豊後を支配し、大名がいずれかの本城にいる。 ●羽州探題(威信上昇30) 羽前、羽後を支配し、大名がいずれかの本城にいる。 ●守護職(威信上昇28)国を統一しており、かつ大名がその本城に居る。 武蔵守護、上総守護、常陸守護、近江守護 上野守護、越前守護、播磨守護、肥後守護 ●守護職(威信上昇24)国を統一しており、かつ大名がその本城に居る。 山城守護、摂津守護、尾張守護、三河守護、遠江守護、駿河守護、甲斐守護、相模守護、 美濃守護、信濃守護、加賀守護、越後守護、因幡守護、出雲守護、備前守護、安芸守護、 周防守護、紀伊守護、阿波守護、伊予守護、筑前守護、肥前守護、豊後守護 ●守護職(威信上昇20)国を統一しており、かつ大名がその本城に居る。 土佐守護、薩摩守護 戻る
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4810.html
DS用移植版『信長の野望DS』も本記事で解説する。 信長の野望 烈風伝 【のぶながのやぼう れっぷうでん】 ジャンル 歴史シミュレーションゲーム 対応機種 Windows 95~XPMac OSプレイステーションドリームキャストプレイステーション・ポータブル 発売・開発元 コーエー 発売日 【Win】1999年3月8日【PS】1999年9月9日【Mac】1999年9月24日【DC】1999年12月16日【PSP】2006年3月23日(withPK) 定価 【Win/Mac】11,800円【PS/DC】9,800円【PSP】4,800円(各税別) 廉価版 【PS】PlayStation the Best 2001年7月26日/3,800円【Win】コーエー定番シリーズ 2003年1月24日/1,980円【PSP】KOEI The Best 2007年4月5日/2,800円【PSP】コーエー定番シリーズ 2012年8月2日/1,800円(各税別) 判定 良作 信長の野望シリーズ 概要 特徴 内政 軍事 威信 評価点 問題点 総評 コンシューマー移植版 スマートフォン移植版 余談 信長の野望DS 概要(DS) 特徴(DS) 評価点(DS) 問題点(DS) 総評(DS) 信長の野望2 (参考記述) 概要 『信長の野望』シリーズの第8作目。全国にある64の本城を全て支配するか、32以上の本城を支配し征夷大将軍になった状態で他の全大名家と同盟を結ぶかでクリアとなる。 以下にあるように『烈風伝』の系統は、元となったPC版、簡易化したPS/DC版、PSwithPK版を改良したDS版(『信長の野望DS』)、それをさらに改良した3DS版(『信長の野望2』(*1))と多岐にわたり、再販の度に元が変わるため非常にややこしい。 一番簡単に見分けるポイントは全国地図で、「九州が9ヶ国に分かれていればPC系列、5ヶ国に分かれているのがコンシューマー系列」である。 また、Win用(7~10対応)のwithPK版がSteamで配信されている。 特徴 内政も行軍もすべて1枚の大きな日本地図上で行われる。 行軍中のユニット、内政の工事中のユニットもすべてこの地図上に表示されてそれぞれ移動していく。 城や軍団には大名家のイメージカラーの幟がつき、各勢力の進軍具合や城下町の発展の様子が直感的にわかりやすい。 1国に1つある大きな「本城」とその他の小さな「支城」とがある。 大名家は本城を必ず1つ以上持っている。支城のみを支配する勢力は進軍の権限が無い「独立勢力」になる。 システム上再現しきれていない大名も一部「独立勢力」扱いになっている。 大名家が本城を全て失って滅亡した際に、支城に取り残された武将がいる場合、その支城だけの「独立勢力」として残る。 所属勢力の武将が全員死亡した等の理由で、まれに所有者無しの城が生じることがある。軍事ユニットを送り込めば早い者勝ちで占拠できる。 内政 開発 各国の中央となる本城は城を中心に5×5マス、周辺の支城は城を中心に3×3マスの支配領域を持つ。この支配領域に内政施設を建てることで生産を行っていく。 施設には、金銭を増やす町や兵士を増やす村などがあり、一部施設については更なる増設で収入が増加する。 前作『将星録』は、内政コマンドを武将個人に指示するようなシステムだったが、本作では最大10人のグループで内政を行う。武将間での相性などにより効率に影響が出る。また、奉行を設定でき、奉行の政治能力や内政特技によって効果を上げられる。 内政施設を最大レベルのレベル3に増設する場合は、対応する特技を持つ武将を奉行にする必要がある。 同時に複数の施設の建設・増築を奉行に指示できるので効率が良くなった。 建設 開発と同じく最大10人のグループで行う。開発と異なる点は、支配領域の外でも実行が可能なこと、影響する内政特技が「建設」のみであること。 城を補強し防御力を上げる、河川の治水工事で田の開発範囲を広げ台風に備える、街道を引いて移動効率を上げるなど各種建設を行える。 本城を補強するとマップ上の見栄えがよくなっていく他、攻城戦での城内マップ(*2)も櫓が設置され立派になる。門の耐久力も増え破壊に時間がかかるようになるので防衛戦が有利になる。小田原城や安土城などの巨大なマップは圧巻。 支城を新たに築城することもできる。他大名家攻略の足がかりにしたり新たな収入源にしたりできる。 建設の特技を持つ武将は合戦中の工作や門の破壊も得意なので、特に攻城戦で役に立つ。 パワーアップキット(以下PK)では、全国各地には金山などのいくつかの隠し資源が存在し、建設ユニットを移動させることで発見できる。 軍事 専用の軍事ユニットを全国マップ上で移動させ、戦闘発生時専用マップに切り替わる仕組みになっている。 各城へ物資を送るだけの輸送ユニットも編成可能。 準備画面で参戦武将や各部隊の兵種兵力などを設定する。戦の種類によって軍師や兵糧部隊が必要になる場合は戦闘発生時に選択する形になっている。 戦闘マップは高低差も表現した立体的な構造。高低差は飛び道具の射程などに影響する。 野戦と攻城戦の2種類が存在。野戦はマップ上の軍事ユニットに攻撃を仕掛けた場合、攻城は敵大名の城に攻撃を仕掛けた場合それぞれ発生する。 野戦の場合、攻撃側の部隊数が5部隊以下の場合は小規模、6~10部隊は中規模、11部隊以上は大規模のマップで合戦が行われる。規模が大きくなればなるほど、陣形が使えたり必要となる特殊部隊が増えたりする。攻城の場合は攻撃側の部隊数が11部隊以上の場合と一部の巨大な城の場合のみ、城周囲のマップが広くなる。 勝敗条件は、総大将の撤退、軍団の士気が0になる、など。攻城戦防御側に限り、本丸を取られると負けになる。 合戦での勝敗は、後述のパラメータ「威信」に影響を与える。 威信 本作で実装された大名家のパラメータ。自勢力が支配している本城の数、大名が持つ官位、他家と婚姻関係を結んでいるかなどで算出され、この数値が大きければ大きいほど、各種コマンドが成功しやすくなり有利になる。また月初めに自勢力にフェイズが回ってくる順番が早くなる。 評価点 ゲームの完成度は高く、内政を売りにした作品だけあり、内政システムは高評価。 シンプルで分かりやすく、城の開発範囲が一律で政治能力が低い武将でも数を集めることである程度欠点を補えるなど、柔軟性が高い。 前作のPC版では、城レベルで開発範囲と物資貯蔵量が決められていたため、内政がおぼつかず物資も貯まらない、城レベル上昇が困難で貯蔵が頭打ち、強国に攻め込まれ更に城レベル減少、等悪循環が起きやすいなど、国力の弱い大名のハンデが強かった。今作は、ある程度格差問題が改善されている。 ただ、『内政重視』と謳っている割には天翔記ばりの序盤から積極的な軍事展開が推奨されており、前述の威信システムも拍車をかけている。また、内政は主力でない者達の雑用と揶揄される程。 前作に引き続き、山下康介氏が手掛けるBGMは秀逸で高評価。なお、一部は前作BGMのアレンジ曲である。 内政画面でのBGMは大名居城の地域によって異なる。織田家や今川家が居を構えていた東海BGM「あさき夢の通い路」は勇ましい曲調だったり、足利家など名門が支配していた畿内BGM「深雪の宴」はどこか威光を失いつつあるわびしい曲調となっている。 PKでは『天翔記』以来となる新武将作成モードが復活。更に本作では新家宝も作成できる。『天翔記』と違い、あらかじめ作成しておいた武将・家宝をシナリオ開始時に登場させられるようになったので利便性が高まった。 また、Win版では新武将・家宝データの作成データが通常のセーブデータ同梱ではなく、単体のファイルになったため、プレイヤー同士での受け渡しも可能になった。 さらに「新大名プレイモード」で既存のシナリオを編集し、自作の新武将を大名にしてプレイすることも可能。 近辺の大名家よりも「威信」が低い状態だとコマンド成功率が低く、味方武将もあっさり裏切ってしまうが、合戦に勝ち続けたり外交で威信を上げることで立場が逆転し、自家が強くなったことを実感しやすい。 後半になると軍勢を近づけただけで敵城が無条件で寝返ってくるなど、テンポの向上にもつながっている。威信が高ければ高橋紹運や清水宗治といった義理堅いことで有名な武将でもホイホイ登用に応じてくれる。 問題点 低難易度。AIが賢くないことや後述の情報参照などが絡んでくる。 合戦・兵站に関してはややお粗末。マップ上を移動して戦闘や輸送を行うために、目的の城にたどり着くまでにかなり時間がかかる。 国内間の城すらたどり着くのに数ヶ月かかることもある。前作を除くこれまでのシリーズ作では、国単位かつ1ヶ月で輸送が完了したり物資が一括性のために兵以外の輸送が不要、といったシステムの作品があったために、数ヶ月もタイムラグがある今作のユニット移動にウンザリしたプレイヤーもいたはず。 武将個人の移動ならば「派遣」か「召集」で自大名の領地内ならどんなに遠くても1ヶ月で移動できる。安全が確約された領内かつ個人での移動なので早いのは当然だが、ユニットを編成した場合と差が大きいため、こちらを知らないと損という感がある。 もっとも、物資や兵士の輸送、行軍ではやはり抜け道はないので、タイムラグや襲撃の危険があるのは変わりない。この仕様は『革新』『天道』などにも引き継がれている。 合戦に関しても1回の合戦で1軍団、1城しか落とせず、前述の移動の手間もあってどんな小城でも1つ落とすのに移動だけで数ヶ月かかってしまいテンポが悪い。移動ロスに関しては、街道建設である程度軽減できる。 自勢力が10部隊率いても迎撃する敵軍が1部隊なら小規模合戦になるため、同程度の戦力がぶつからなければ中規模・大規模の合戦は発生せず、折角のシリーズ初導入の合戦規模変化は空気と化している。どうせ小規模合戦になって大軍が無意味になるなら分散して各地で戦争したほうが移動と合戦の手間が省けること、陣形や特殊部隊の追加や城マップの拡大で合戦が複雑化することから小規模合戦の方が効率が良いのも追い打ちとなってしまっている。 海戦のもっさり感。スピード自体は陸地での合戦と変わらないはずだが、船グラフィックの動きの乏しさからか妙に遅く感じる。 合戦の難易度 中規模以上の野戦の場合、有利な陣形で攻撃した時の補正が強く、攻撃された陣形はよほど能力の差がない限りはほぼ一撃で壊滅状態に陥る。COMはこちらが不利になるように陣形を組んでくるが、先読みが容易なので合戦の難易度は低い。 「大砲」も入手は難しくなったが、鉄砲適性Sの武将が使用すると恐ろしく強くなり(*3)、一気に攻城戦がヌルゲーと化す。 「鉄砲S」と「大砲」の両方ともに希少価値があるが、大名が鉄砲Sだった場合、鉄砲Sの姫武将が登場しやすいので揃いやすくなっている。 小田原城や安土城といった巨城を改修されて数万の兵士が立て篭もった場合、落とすのが絶望的に難しくなる。 最大値まで改修した小田原城などは最大サイズのマップ目一杯まで拡張され、且つ個々の門を破壊するのに何ターンもかかる。単純に門壊と曲輪を移動する時間だけでも時間切れが迫る。 こと前の計略(焼討や暗殺)の成功率は城の兵士数に依存するため、兵数が多い城では滅多なことでは成功せず、正攻法で挑むと何度も返り討ちに遭うことになる。 COMが相手ならば、城を部隊で囲んで迎撃させることで兵数を減らすといった抜け道は用意されているが… ただし、壁越えや内応による後方攪乱や大砲による敵部隊攻撃、敵の援軍を大量に呼び出した上で城外で全滅させて士気を下げる等の対抗策もあるのでどうしても落とせない場合は士気を下げるのも一つの手。 中盤の中弛み。 序盤も、建設・内政ユニットに開発をさせると完成するまでの時間はほぼ何もすることがない。建てた施設にしても、物資は月毎に少しづつ増えていくだけなので、開発が完了したら攻め込めるだけの物資が蓄積するまで月を進めるしかほぼやることが無くなる。 もちろん浪人を探したりと出来ることは多いし、過去作のように毎回内政コマンドを選択して国力を上昇させる仕様とどちらがいいかは意見が分かれる。 内政を行い物資を蓄えた本城と奪い取った城の物資でたいていは賄えるため、順調に領土を広げればほぼ内政が不要。前線への物資輸送・進撃に関しても、移動の時間が掛かってしまうので、後半は物資満載の軍隊ユニット(城攻め要員と輸送要員)を編成して、前線へ移動→戦争→前線へ移動→…といったサイクルを各地で繰り返すだけになりがち。 いずれのシリーズにも言えることなのかもしれないが、大大名家とそうでない大名家との格差が著しい。単純な物量はもとより人材に関しても顕著である。内政は頭数と能力や特技で優劣が決まるので、小大名では軍備を整えることすらおぼつかない。 さらに1武将が率いることができる兵力は勲功にもよるが大名以外だと最大で900。どれだけ準備を綿密にしても武将1人では最大1000しか出陣できず、シナリオ開始初期から配下武将の多い大名は有利。籠城戦に関しては、足軽頭(モブ)が兵を率いてくれるが能力は微妙(*4)で、500人しか動員できない。 上記の通り、合戦に関しては規模の小さい側に合わせた物になるので武将が優秀なら十分カバーが可能。足軽頭も下手な雑魚武将よりは戦える能力を持つのでそこまで絶望的な状況になりにくいのは救い。 本作は武将の俸禄があまりシビアではないため、後年のシリーズと異なり、登用できる武将は片っ端から登用してもそれほどデメリットはない。ただし「剣術指南」イベントによる出奔はありうる。 「剣術指南」イベントのせいで特技「剣豪」を持つ武将は強くても大名から離して行動するとデメリットが大きく、武将が揃ってくる中盤以降は嫌われる傾向がある(*5)。 登用の成功率は、登用を実行する武将の政治の値や武将特技「登用」の有無、大名との相性の他、威信が関係してくる場合がある。この点においても、小大名は大大名と比べハンデを背負っている。 小大名家に残された武将確保の手段としては、年明けにランダムで発生するイベントで加入する姫を武将として育てること。ただ、姫武将のステータスは基本的に父と母方の祖父の武将のパラメータを参照して決定されるため、凡庸大名のパラメータでは凡庸な姫武将にしかならない反面、武田信玄のように全ての能力値が高い大名からは強力な姫武将が生まれ、格差がさらに深まる。COMは姫武将はよほど追い込まれない限り追加してこない。 コンシューマー移植版ではマップ縮小の都合上、PC版のほとんどの小大名は独立勢力に格下げされ、プレイヤーが選択できなくなった。 地域によるハンデも、後年のシリーズと比較するとやや大きい。騎馬隊編成に必要な馬は、商人から購入する他はマップにある馬産地を城の支配領域に収めることでしか入手できず、イベントなどによる後発的な発生もない。馬産地は近畿、東海、四国、九州には一切存在しない。 鉄砲も、商人から購入するか、低確率で発生するイベントだが鉄砲鍛冶村を建設すれば増やすことが可能。シナリオ開始時からあらかじめ鉄砲鍛冶村が建設されている薩摩の内城や河内和泉の高屋城、摂津の石山御坊(石山城・大坂城)を有する大名家は軍こと面で有利。 というわけで実は尾張や武蔵よりも、甲斐が一番豊かだったりする(*6)。 前作で武将の能力が「全体的に高過ぎ」との意見が多数あったことから、能力値が全体的に厳しくなっている(*7)。 代表的な例として織田信長の戦闘力が前作の「94」から「70」にまで落とされている。しかし、武田家や上杉家の武将はそれほど下がっていないため、格差が広がることになってしまった。 シリーズの特徴の1つとも取れるが相変わらず上杉謙信(長尾景虎)は圧倒的に強く、今作は特に顕著な方。高い戦闘と采配を持ち、1ターン毎の騎馬突撃回数が多くダメージが大きい(*8)ために、数倍の兵力を持って立て篭もる城も容易に落とせてしまう。 しかも、謙信がいることが多い春日山城は小田原城ほどではないが堅城なので謙信がいない時に攻撃しても返り討ちされることも。 同様に鈴木重秀(雑賀孫一)も非常に優遇されている。彼のみ「三段」「騎鉄」ともに特殊仕様(*9)なため、騎馬鉄砲隊にした状態で突撃をすると三回射撃した後に突撃し、並の武将ならノーダメージで撃破可能。加えて戦闘能力は上杉謙信クラスに高く、智謀も高いので計略にもかからず、鉄砲適性Sなので攻城戦では大砲部隊としても活躍でき、一向宗扱いなのか、野戦ではすべての陣形を使用可能という、まったく隙がないチート武将と化している。 幸い、初期では「三段」を習得していない(*10)ため、バランスが若干調整されている。 PKで追加された常陸の豪族・額田照通は、史実では小野崎従通の別名のはずだが、本作では何故か別人扱いで登場。後のシリーズでは額田照通は全く出てこないことから、単なる設定ミスか。 『天翔記』から言えることだが諜報の概念が存在しない。本作では他大名家の情報も最初からノーコストで確認可能である。居城している武将も人数も兵力も当然分かってしまうため、攻め時が判断しやすく難易度が下がっている。 総評 合戦部分がやや低評価ながら全国マップ1枚での内政や威信システムなど、後に引き継がれた要素を多数備えたシリーズ中興の祖というべき作品。低難易度という点はある意味初心者におすすめともとらえられる。 コンシューマー移植版 PS版(*11)では今川義元・氏真父子によるチュートリアル「今川の野望」と烈風用語集が追加。 PSwithPK/PSPwithPK版ではオリジナルのシナリオ10「諸王の戦い」が追加。 「諸王の戦い」は、『三國志VI』勢、チンギスハーン・源頼朝・足利尊氏といった『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿IV』勢、ユリウスカエサル・光武帝・趙昺らの新規勢、今川氏真・劉禅・ジョン欠地王の愉快な三バカなど世界各地の英雄がシナリオ2と同じ1570年の日本に蘇り争うというシナリオ。本シナリオのみの開始イベントもあり。 各勢力のイベントがそれぞれ作られており日本や戦国時代降り立った世界の各武将達の反応も楽しめる。 自らが義経を自害に追い詰めた癖に、再び勧誘しようとする頼朝や足利義昭が尊氏や義満に室町幕府の現状を叱られるなどバカゲーとしても楽しめる。 登場武将は一部変えられているが、次作『嵐世記』withPKのPS2版でもこのシナリオが登場している。 追加武将の顔グラフィックも、新規描きおろしや『三國志VI』『チンギスハーン』出典のものが大量に用意された。 ハード性能の問題かマップが狭くなり、国の総数とシナリオ初期設定の大名数も削減されている。前出の通り、小大名のほとんどはその削減を直接受ける形となった。 Win版未経験、あるいはコンシューマー版の後にWin版をプレイした本作ユーザーの一部には「PC版のマップは広過ぎるのでコンシューマー版程度の広さでちょうどいい」という意見もある。 他にも一部のコマンドなどがカットされていたり、特産品や支城の数及び、プレイ中に同時に登場する最大武将数の上限が減っている。 そのためPKで姫武将や新武将を導入して武将の総数が増えている状態だと、本来出てくるはずの武将が登場しなくなってしまうことがある。他家の雑魚武将でならともかく、自家待望の嫡男でも起きることがあり、割と深刻な問題になることがある。 スマートフォン移植版 2019年2月28日に後述する『信長の野望2』をベースにしたスマートフォン用アプリがiOS/Android版で配信開始。タイトルが『信長の野望 烈風伝』に戻った。 余談 本作からは画面の解像度が上がり、『三國志VI』と同様にすべての武将に専用の顔グラフィックが用意されるようになった。 また、水墨画をイメージしているのか、グラフィックの色遣いが全体的に暗めであり、武将の顔グラも地方によってはやたら顔色が悪かったり、ゾンビみたいな顔つきだったりと一部で妖怪扱いされるようになってしまった。 彼らは『嵐世記』以降、少しずつ健康的な肌と顔つきを取り戻すことになる。 また、二階堂盛義と並んで一部で有名な隈部親永(*12)が初登場した作品である。しかも最初から叫んでいる。作品を重ねることに叫びが激しくなり、『蒼天録』で頂点を迎える。 信長の野望DS 【のぶながのやぼう でぃーえす】 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売・開発元 コーエー 発売日 2006年4月27日 定価 4,800円(税別) 廉価版 KOEI The Best2008年11月13日/2,800円(税別) 判定 良作 概要(DS) 『烈風伝』のニンテンドーDS移植版。 特徴(DS) 基本はPSのwithPK版とほぼ同一だがグラフィックは一新。 大半の武将の顔グラフィックが『嵐世紀』~『革新』『太閤立志伝V』『三國志X』出典のものに改められている。 ハード特性に合わせタッチペンでの操作が可能。上画面に情報用、下画面に入力用のメイン画面を表示。 全国地図は全体的に縮小され狭くなっている。 評価点(DS) ロード時間は短く、移植されたBGMの質も高い。 PSのwithPK版がベースとなっているため、コンシューマー版で追加された要素(*13)が収録されている。 PKベースなので新武将を登録することも可能。また、発生させた歴史イベントや全武将一覧を閲覧することもできる。 タッチペン及び画面分割との相性が良い。 元々マウス操作でプレイしていたゲームであるため、DSのタッチペン操作との相性は良い。もちろん操作を強制されることもない。 顔グラフィックのベースが近年の作品になった 『烈風伝』の顔グラフィックはややクセが強かったため、特に顔グラフィックの評価が高い『天下創世』~『革新』のものに変わったことで万人受けしやすくなった。 チュートリアルの今川義元も『革新』のものに変更されているが、怒って発光するなどギャグ要素を忘れていない。 問題点(DS) 『烈風伝』PKの機能の中で「武将エディタ」が搭載されていないため、既存武将の能力を変えることは不可能。 違和感のある武将のパラメーターを変更できないのでこの点を不満とする声はある。 寿命をいじれないため、「諸王の戦い」に登場する短命な武将が次々と死んでいくのをどうすることもできない。 巨城を攻めた際などに強い処理落ちが発生してしまい、合戦に非常に時間がかかってしまうようになった。 解像度の問題で部隊の兵数の文字が小さいため、非常に見づらい。 総評(DS) 処理落ち等の問題はあるもののシリーズの中でも人気のある『烈風伝』をお手軽に携帯機でプレイできるようになった。 他のシリーズの携帯機への移植に比べると追加要素やアレンジに乏しいが、『烈風伝』の完成度が高いために下手に変更してしまうと蛇足になってしまうためにPKをベースにそのまま移植するという点は間違ってはいなかったといえる。 信長の野望2 (参考記述) 2015年8月6日に『信長の野望DS』をベースにした『信長の野望2』が3DSで発売された。武将の顔グラフィックが『創造』のものに変更され、シナリオと武将の追加が行われている。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/13509.html
登録日:2012/03/06 (火) 16 18 52 更新日:2023/07/11 Tue 00 40 32 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 3DS DC DS PC PS PSP Steam ゲーム コーエー コーエーテクモゲームス スマホ ドリームキャスト ニンテンドー3DS ニンテンドーDS 信長の野望 名作 土建屋の野望 戦国シムシティ 烈風伝 道ゲー 1999年3月にコーエーが発売した信長の野望シリーズ第八作。 同年8月に発売されたパワーアップキット版の内容と合わせて記述する。 ◆概要 前作「将星録」と同様、日本列島を斜めから見たようなマップ上でターン制(1ヶ月)により時間経過する。 織田信長をはじめとする戦国大名に成り代わり、日ノ本64ヶ国を全て支配下に収めるか、征夷大将軍に就任し残存している大名全てと同盟するかして天下統一を目指す。 将星録で好評だった箱庭内政は将星録のコンシュマー版をベースに改良されて初心者にも分かりやすくなり、逆に不評だった戦闘シーンに関しては野戦・攻城戦に応じて広いフィールド内で行われるようになり、戦術性がアップした将星録の改良化、または簡略化とも言われる内容。 ◆システム 内政 前作では大名の支配拠点は城単位であったが、今作では国の概念が復活し国境と支配の中心となる本城が各国に一つずつ置かれた。 大名として存続するには最低限本城を一つ支配している事が必要。 また前作では城を改修し規模を拡大する事で開発可能な支配範囲を増やしていったが、本作ではすべての本城の支配範囲は本城を中心とした5×5のマスに統一された。 支配範囲が統一されたことで(地形や武将面はともかく)格差がなくなり、弱小大名でも比較的戦力を整えやすくなった。 また前作では一つの施設を開発するのに武将を一人ずつ任命して都度指示を出さなければならなかったが、本作では奉行を任命して複数の武将を一度に作業に動員できるほか、複数の開発を一度に指示できるようになった(当然指示が多いほど時間はかかるが)ため、ストレスが大幅に軽減された。 動員された武将の数が多いほど作業効率は上がるが、政治が極端に低い武将や奉行と相性が悪い武将を動員すると逆に作業の邪魔をして効率が落ちる場合があり数を揃えばいいと言うわけではない辺りが妙にリアル(奉行から「〇〇を外してくれ」と文句を言われる)。 前作同様の水田(兵糧収入)、町(金銭収入)に加え村(兵力確保)も三段階まで発展させる事ができるが、今作では奉行がそれぞれに対応する内政特技を持っていないと最高レベルまで発展させる事ができなくなり特技の比重が増した。 施設の開発が可能な地形は平地と丘陵に分かれており、平地は全ての施設が建てられる事は前作と同じだが、畑(兵糧を得られるが水田に劣る)しか作れなかった前作と違い、丘陵にも村が作れるようになり平野と山間部の格差が縮まった。 ほか新たな要素として山城(京都)や駿河(静岡)であればお茶、越後(新潟)や丹後(京都北部)であれば絹織物(ちりめん)などの国ごとの特産品が開発できるようになった。 それぞれ一年のうち決まった月に兵糧または金銭の収入があり、凶作の影響を受けにくく、平地丘陵問わず作れるため、飛騨のような山がちな地形で町の代わりに丘陵で木材を開発して金銭収入を得るといった使い方ができる他、単純に見た目も賑やかになるため嬉しい新要素であった。特に兵糧系の特産物は畑よりも収入が多い場合があり、薩摩の内城や相模の小田原城などでは近くに河川が無いため水田が作れないが、特産の大根や蜜柑は畑より収入が多いため、城下町が大根or蜜柑だらけになるというシュールな光景も現出した神奈川県民はミカンせいじんだった? 建設 建設も内政同様に複数の武将を一度に動員でき、河川の治水なども範囲を指定して作業させられるようになった。 前述の通り本城の支配範囲が拡がらなくなった代わりに、前作では行軍時の中継地点と言った役割だった支城が、本城同様に武将や兵士を駐屯させ周辺を開発する事が可能になった(ただし支配範囲は支城を中心に3×3マスと狭い)。 支城は一つの国に対して最大四つまで築城する事が可能で、本城に水田が作れない国で河川の近くに築城し兵糧を得る、金山や港などの重要資源を支配下に置く、東北などの過疎地域城同士の距離が長い地域で中継拠点とする、敵の前線近くに築城し作業を妨害しに来た敵を野戦で叩くなどの使い方が一般的。逆に既存の支城や不要になった支城は廃城する事もできる。 また前作ではあらかじめ敷かれているだけだった道路や橋も自分で建設できるようになり、行軍速度を早めたり、別経路から攻め込むと言ったことも可能になった。 本作ならではの特徴として支城や道路は平地と丘陵さえあればどんな山奥でも離島でも好きな所に開発できる圧倒的自由度にある。 PC版では築城後に自分で名前も決められたため、地元のマイナーな城を立てたり、本城の支配範囲に碁盤の目状に道路を敷く、築城と廃城を繰り返して関東平野を数十年かけ施設で埋め尽くす、紀伊半島や三陸地方沿岸に道路網を敷くといった戦略的に価値の低い開発行為に天下統一そっちのけで熱中、悦に浸るプレイヤーが続出し、本作の楽しみ方として大きなウェイトを占める事になった。関連書籍ではシリーズで唯一「城郭ファイル」が発売された事がそれを物語っている。 人気の物件としては最高レベルの金山と港を擁し下手な本城以上の金銭収入がある佐渡の河原田城(吉岡城)、レベル2の金山を擁するがそれ以外の開発可能地形が1マスしかなく立地もドン詰まりという潔さと地震が原因の山崩れで城主一族ごと滅亡という強烈なエピソードを持つ飛騨の帰雲城などが挙げられる。 近年の作品でも支城の築城や道普請の要素を取り入れている作品は多々あるがあらかじめ決められた地点にしか築城・敷設ができなかったり、既に敷かれている道を発展させていく場合が多く、自由度という点では本作以上の作品は未だ現れていない。 合戦 戦争面においても一軍団一武将だった前作と異なり、複数の武将を編成して軍団を編成する方式に変わった。 地図上で敵部隊と交戦すると野戦に、敵の城に攻撃をしかけると攻城戦に発展するが、野戦はお互いの戦力に応じて小、中、大規模合戦に変化し攻城戦の規模も変化するシステムになっている。 中規模以上の合戦になると新たに陣形の概念が登場し、8種類の陣形のうち一つを選んで陣形を組み、敵の組んだ陣形との集団戦闘に移行する。陣形は武将によって覚えている種類と数が異なり、総大将及び中規模合戦以上の際に任命する軍師の陣形が使え、それぞれ有利不利が存在するため基本的に多くの陣形を覚えている武将を参戦させると有利になる。特に本願寺系の武将は最初から全ての陣形を仕える者が多く今作でもその厄介さが再現されている。大規模野戦となると大将の他に二名の副将と兵糧部隊を任命して最大三つの陣形同士の争いとなり、ここでしか使えない計略も多数登場した。 攻城戦は天翔記以前の部隊を操作して門を破壊し守備部隊と交戦しながら敵大将あるいは本丸を目指す方式に回帰した。本城にはすべて専用の攻城戦用マップが用意されているほか、支城にも小規模ながら平城タイプと山城タイプのそれぞれ複数のマップが用意された。特に山城は既存の城は2種類のマップしか用意されていないが、新たに築城した際にそれらとは違う種類のマップを持つ城が生まれる場合があり隠れ支城と呼ばれ前述の築城熱に拍車をかけた。前作であった水攻めや抜け穴はオミットされたが、城の四方を囲んで物資供給を絶つ兵糧攻めは今作でも健在。 これら合戦面での新たな試みは成功したとは言い難く、中規模以上の合戦は最初に陣形を変更できる回数ギリギリまで有利な陣形に変更しあう壮絶な後出しじゃんけん合戦が展開され、陣形同士の合戦も正面からの殴り合いに終始してしまう事が多く、爽快感に欠くものとなってしまっている。 さらに合戦規模は先制攻撃を仕掛けた軍団の規模で決定されるため、少数精鋭の軍団ユニットで小規模合戦に持ち込んで蹂躙したほうが効率が良い(弱小勢力で巨大勢力に対抗するにはこの戦術が命綱となる)ので、必ずしも大軍を率いる方が有利でもなくなりますます中規模と大規模合戦が空気化しやすい。 攻城戦も本丸や総大将を倒す以外に櫓の占拠や敵部隊を混乱、壊滅させて籠城側の士気をゼロにしても勝てるため前作のように籠城側が理不尽に強いという事はなくなり、逆に籠城戦でも鉄砲適正の高い武将による射撃や隘路に誘い込んでの一斉攻撃の繰り返しで比較的容易に防衛できるため全体的に難易度は低い。もっともそれが道造りに集中できる気軽にプレイできるという利点にもなっているのだが…。 威信 本作で新たに取り入れられた概念として威信が挙げられる。これは大名が他の大名に与えるプレッシャーであり、合戦に勝利したり官位を手に入れる、大勢力と縁戚関係になるなどすると上がっていく。威信が高くなると武将の忠誠度が上がるほか登用や引き抜きに武将が応じやすくなったり、外交や独立勢力(支城しか持たない大名として選べない勢力で大宝寺義氏や一条兼定など最初から配置されている者のほかに、滅亡した大名の遺臣が支城に逃げ込んで新たに誕生する場合もある)取り込みの成功率にも影響を与える。また威信が高い勢力から先にターンが回ってくるので、他の勢力に先んじて動くことができる。 さらに余りに威信に差があると軍団が城に隣接した途端降伏する、大勢力と同じ国にいる小勢力の城主が勝手に寝返るといった事も起こる。それは自勢力も同じで後半のシナリオで巨大化した織田家や豊臣家に城を一つ落とされた途端、配下がドミノ倒しのように寝返っていく現象が起こり物量の差以上に大勢力の恐ろしさを思い知らされる事になる。威信による影響の受けやすさは武将の性格により異なるが、あまり影響を受けないとされる義理堅い武将も高すぎる威信には抗えないようである。 また上述の通り朝廷は官位や勅許の授与で威信を上げてくれるが、逆に朝敵指定や討伐令で威信をガタ落ちさせてくる事があり、自勢力も油断すると指定されるため今まで以上に存在感を発揮している。 この威信システムは概ね好評で、名声などと名前や細部の仕様を変えつつ、後の作品でも引き続き採用された。 ◆武将 武将の数は前作から150名増えて850人。増加分は織田信秀や六角定頼といった後述する信長元服シナリオに登場する武将や鬼小島弥太郎、佐伯惟教と言った天翔記以前の作品からの再登板組が中心だが、シリーズ初登場の武将も複数いる(「命は軽く名は重い」の名言で知られる尼子家臣・多胡辰敬や本願寺12代法主の准如など逆に前作からリストラされた武将もいる)。 初登場組の中でも特筆すべきは肥後の国人隈部親永で、史実での事跡とは無関係にまるでムンクの叫びのような特徴的な顔をしており顔芸武将の元祖として名高い。 能力面では覇王伝以来となる軍事系のパラメータが「戦闘」と「采配」に分割された事が特徴として挙げられる。「戦闘」は武将の武勇を表し主に部隊の攻撃力、「采配」は武将の指揮能力を表し主に部隊の防御力(正確には近接攻撃を受けた際の反撃能力)に影響を与えており、織田信長や豊臣秀吉などの有力大名は采配は高いが戦闘は低めに設定されている場合が多く、剣豪や豪傑型の武将は逆に戦闘は高いが采配は低いなど武将の個性付けに一役買っている。 一方で同じ有力大名でも武田信玄や上杉謙信は例外的に戦闘も采配も高く設定されており、トップクラスの騎馬適正に加えそれぞれ内部で強さに補正がかかっており騎馬隊を率いた際は単騎で無双できる化け物地味た強さを誇る。 ただし信長についても鉄砲隊を率いた時の適正が6段階評価中最高の「S」である事に加え、通常は鉄砲攻撃が二連射となる特技「三段」がその名と通り三連射になるという特殊能力が与えられており、並の武将の率いる部隊であれば1ターンで全滅させてしまい、籠城戦では城門に取り付いた敵に銃弾の雨霰を浴びせ、数倍の敵軍を無傷で撃退する事すら可能。同様の特殊能力を持つ武将は他に明智光秀、島津義弘、鈴木重秀(雑賀孫市に比定される人物の一人)の3名がいるが、初期状態ではその中でも最強の鉄砲使いであり(*1)、主人公の面目躍如といった所である。 また、3DS版以降はオリジナルでは登場していなかった島津忠良(*2)や水野勝成(*3)、徳川家光といった武将が追加されたり、姫扱いではない女性武将(厳密に言えば立花ギン千代・井伊直虎・成田甲斐の三名)が追加された。 ◆BGM 前作に引き続き山下康介氏が担当。内政画面のBGMが地方によって異なるがどれもそれぞれの地方やそこに割拠した大名のイメージがよく表現され、どれも名曲揃いで歴代でも屈指の人気を誇る。特に信長の勇躍と天下に風雲をもたらしていく様が想起される東海地方のBGM「あさき夢の通い路」と四万十川の流れを思わせる笛の独奏から始まる寂しげながらも落ち着いた雰囲気の四国地方のBGM「清流の路」は根強い人気を誇り、後年の作品『信長の野望 創造 with パワーアップキット』では過去の名曲の一つとして差し替え用BGMに採用され、前者は民放のバラエティ番組などでもよく流用されていた。合戦時のBGMも規模や野戦、攻城戦の等でそれぞれ異なるものが流れるが緊迫感溢れる曲が多く、著名な歴史イベントでも流され臨場感を駆り立てる。 ◆パワーアップキット版 前述の通り覇王伝以来おなじみとなった追加ROM、パワーアップキット(以下PK)が本作でも発売、恒例のエディタ機能、追加シナリオ&武将といった要素に加え、新たな切り口からゲームを楽しむための要素が多く追加された。後発のPSやDS等のコンシュマー移植やスマホアプリ版等では無印版でPKの要素を一部搭載している。 新シナリオの追加 無印版から6本のシナリオが追加され、隠しシナリオだったシナリオ0「信長元服」が最初から遊べるようになった。特に手取川合戦の時期のシナリオが追加されたのは本作が初。 武将の追加 無印から50名の武将が新たに追加され、総勢900名となった。 人材が不足しがちな地方大名への救済措置といった側面が強く織豊政権や江戸幕府ゆかりの武将は一人もいない。結城四天王・水谷正村、伊勢北畠家の忠臣・鳥屋尾満栄といった過去作レギュラーの復活組もいれば大浦三家老・兼平綱則、『一休さん』で御馴染み新右衛門さん(*4)の子孫である幕臣・蜷川親長など本作PKを初出演としてレギュラーに定着した武将も多い。前述の帰雲城主で大地震で御家滅亡というある意味戦国一の悲運な武将・内ヶ島氏理も、本作における居城の人気を背景に(?)追加され、以後レギュラー化した。 全体的に中堅かそれ以下の武将が多いが、頭数がモノを言う本作ではたとえ凡将でもいるだけでありがたいし、丹波国人の雄・荒木氏綱(*5)、種子島氏16代当主・種子島久時(*6)といった一線級の武将も中には存在する。 新武将・新家宝の作成 新武将を50人作成し、ゲームに登場させられるようになった。過去作の『覇王伝』、『天翔記』でも新武将作成の要素はあったが、プレイ中に作成する方式でそのセーブデータにしか反映できず、人数にも限りがあったが、本作ではじめて同社のもう一つの看板タイトル『三國志』シリーズに遜色ない内容となった。またシリーズではじめてオリジナルの家宝も50個まで作成可能となり、持ち主を設定できるほか、既存の家宝ではありえない持つだけで戦闘が99上がる妖刀などゲームバランス崩壊待ったなしのブッ壊れ性能の家宝も作る事ができるのが後発の作品には無い独自の特徴である。 ショートプレイモード 「特定の大名家を1年以内に滅ぼす」、「一定以上の官位を手に入れる」、「優れた人材を2名以上新たに雇う」といった目標をプレイ開始時に設定し、制限時間までに達成するモード。なおプレイ中、エディタは使用禁止となるが新武将、新家宝は登場させることが可能。これまでもユーザー間で行われていた目標達成型のプレイスタイルをゲームシステムとして取り入れた内容で、歴史シミュレーションゲームの宿痾とも言うべき中だるみを解消する試みとして本作の追加要素でも特に評判が良い。後年の作品でも当モードの発展形といえるシステムが多々見られる。目標達成時には家臣たちが大名を祝ってくれるミニエンディングが流れ、そのまま次の目標を選ぶ事も、そこでゲームを終わる事も、通常の天下統一を目指すモードに切り替える事も可能。 新大名プレイモード 通常のシナリオではありえない状況や武将でプレイする事ができるモード。 仮想スタート シナリオ開始時の状況をプレイヤーが操作して勢力や武将配置を移動したり、新たな勢力を作る事ができるモード。「上洛寸前の武田信玄」、「信長存命時から有力武将が独立して家臣が分裂」、「尼子勝久を推戴した山中鹿之助が月山富田城で決起」といった仮想の状況をお好みで作れる(ただし既存の勢力を減らす事はできない)。また作成した新武将を好きな城に配置したり、新武将が大名の新勢力を作る事も可能。 謀叛スタート・後継スタート プレイするシナリオで既に元服している武将か新武将を任意の城で謀叛を起こさせる、或いは任意の大名の家督を継承するかして大名としてプレイを開始できるモード。謀叛スタートの場合は同じ城にいる武将及び新武将を謀叛に同調するかしないかの選択をする事が可能。また大名の居城で謀叛した場合、謀叛された大名や参加しなかった武将は別の城へ逃げるか、他に城がなければ浪人になる。なお謀叛を起こす城や家督を継ぐ大名は自由に選べるため、「津軽為信が薩摩の内城で謀叛」、「毛利輝元が北条氏康から家督を継承」といった史実とは縁もゆかりもない組み合わせも可能。 ◆シナリオ 史実10本、仮想1本 信長元服 1546年春 信長が元服した13歳の頃から開始。 武将の数は少ないが皆若い。無印版では隠しシナリオだった。 信長家督継承(PKのみ) 1551年春 織田信長の父親織田信秀が逝った時期。 シナリオ選択時には織田家の大名は信秀が表示されるが、イベントですぐ逝くので特に意味はない。 桶狭間合戦 1560年春 ほとんどの人が知るであろう桶狭間の戦いの時期。 開始早々に今川義元が退場する…が今川家がプレイヤー担当時は発生しないので、今川家が織田家を攻め滅ぼして上洛すると言うIF展開も可能。 信長包囲網 1570年秋 浅井長政の裏切り、足利義昭の陰謀で織田信長に包囲網が敷かれる。武田信玄に要注意。 手取川合戦(PKのみ) 1577年秋 織田信長と上杉謙信が戦った手取川の戦いの時期。 謙信は寿命が近いが御館の乱イベントは本作では発生しない(景虎、景勝の後継者に選ばれなかった方が独立する可能性はあるが)。武田家は当主が勝頼に交替、長篠合戦の後なので名臣が多く落命し昔日の勢いは無いが、高坂昌信はまだ存命、真田昌幸も独立前で北条との同盟が生きており、次シナリオよりはまだマシな状況。また、松永久秀が大名として独立しているのは本作ではこのシナリオだけ。織田家に囲まれているが、畿内の台風の目になれるか。 本能寺の変 1582年冬 織田信長が畿内を制覇しており、もはや近隣諸国の崩壊は時間の問題だが……。 鈴木佐大夫でプレイすれば際限なく攻め込んでくる織田軍を鉄砲で蜂の巣にするという快感が味わえ、ドMにもドSにもおススメ。 賤ヶ岳合戦(PKのみ) 1583年春 豊臣秀吉と柴田勝家が戦った時期。 かつての織田信長の領地を7 3ほどの割合で秀吉と勝家が所有している。 勝家は領地、武将の質的にも数的にも不利で寿命も近いが、お市の方と三姉妹を擁している。 小牧長久手(PC版はPKのみ、CS版は無印にも標準装備) 1584年春 豊臣秀吉と徳川家康が戦った小牧長久手合戦の時期。 勢力図的には徳川家康〉北条氏政。勝家亡き後、戦国のアルピニスト・佐々成政が富山で秀吉に抵抗を続ける。 織田家は愚息・信雄が当主となり、支配国は尾張・伊勢の二ヶ国にまで減少、能力70超えの武将が一人もいないなど往時の姿は見る影も無いほど弱体化しており、状況も危機的だが信長の遺志を継ぎ巻き返す事も不可能ではない。織徳同盟の活用と、近在の強力な浪人が上手く流れて来るかがカギ。 九州征伐(PC版はPKのみ、CS版は無印にも標準装備) 1586年冬 南九州を制覇した島津と衰える大友。 九州を平定するため豊臣秀吉が征伐軍を動かす時期。 四国、中国、畿内は完全に秀吉の領域、ほか龍造寺家の当主が鍋島直茂に交替している。 小田原征伐(PKのみ) 1589年11月 いよいよ天下統一が目前に迫る。 西日本と甲信越、東海は豊臣家の領域で天下統一に最も近いシナリオ。 東北、関東の残存勢力は圧倒的豊臣家に対し、いかにして立ち回るか迫られる。 諸王の戦い(CSPKのみ) 1570年秋、仮想シナリオ 16世紀後半、戦乱の只中にある日本に古の時代より蘇りし英雄達が降り立った。 三國志の英雄、モンゴル帝国の猛者、かつて自らの幕府を開いた武士、 それから後に吸血鬼扱いされた君主、チョッピリおつむ弱いオルレアンの乙女、イギリスの民主主義の発展に貢献した欠地王とか、 歴史に名を残した綺羅星のごとき英雄達は、今ひとたび勇名を轟かせんと乱世の覇者に名乗りを挙げた。 諸大名と古の英雄達、天下を制するのは果たして誰か? 戦国の世はかつてない緊張に包まれていた…… 群雄集結(3DS版以降のみ) 1569年秋、仮想シナリオ 近年の信長の野望シリーズではお馴染みの全武将が一同に集うお祭りシナリオ。 旧作である烈風伝も度重なるリメイクによりこのシナリオが新規に実装されている。 加藤清正が肥後で独立している。集結系シナリオで加藤清正を大名として使えるのはこのゲームか最新作である新生みなので熊本県民はプレイしてはいかがかな?ただし、島津や大友といった質も量も一流の大名に囲まれており、難易度も相応に高い。 追記修正は小田原征伐の北条家で、豊臣秀吉を死亡させた人にお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 小規模合戦に持ち込んで……というのは、やはり奇襲を再現してるのかな? -- 名無しさん (2020-03-15 09 57 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/164.html
著作物利用規約 『信長の野望 Online』著作物利用規約 『信長の野望 Online』著作物利用規約(以下「本規約」といいます)は、株式会社コーエーが開発したゲームソフト『信長の野望 Online』(以下「本ゲーム」といいます)の画像(以下「ゲーム画像」といいます)をご利用いただく際の条件を示しています。 また、本規約は株式会社コーエーまたはその関連会社(以下「当社」といいます)が提供するネットワークサービスの一部です。したがいまして、ゲーム画像をご利用いただく際には、コーエーネットワーク利用規約(以下「ネットワーク規約」といいます)についても必ず遵守してください。本規約に明示されていない事項であっても、ゲーム画像のご利用にあたっては、ネットワーク規約に定める内容が適用されます。 ゲーム画像の使用許諾当社は、本ゲームの有効なアカウントをお持ちの方(※)に対して、この方が個人として開設および運営しているホームページであり、且つ非営利を目的として運営しているホームページでのみ、ゲーム画像を掲載および転載することを許諾します。 ※ 「有効なアカウント」とは、本ゲームのオンラインプレイが可能であり、且つ本ゲームの関連サービスを受けることが可能な状態にあるアカウントを意味します。 掲載および転載できることができるゲーム画像上記1に基づき、掲載および転載することができるゲーム画像は、次の内容です。 本ゲームご利用時のゲーム画面(以下「スクリーンショット」といいます) 。 ゲーム画像ご利用にあたっての付帯条件ゲーム画像の掲載および転載にあたっては、以下の事項をご承諾の上、これを遵守してください。 スクリーンショットについて--画像の加工に関して以下の条件のみ認めます。---拡大・縮小・トリミング---保存形式及び圧縮率の変更---キャラクター名、チャットログ、吹き出しの文字部分などへの、単色矩形図形でのマスク処理とモザイク処理 ※上記以外の「重ね合わせ」「透過処理」「画像の連結」「画像の回転」「アニメーション」「文字の書き込み」などの変更、修正、加工を行わないで下さい。ただし、HTMLやCSSなどの機能を利用したスクリプト処理による効果について、直接ゲーム画像に加工が加えられていないことを確認できる場合のみ、これを認めるものとします。--ゲーム画像をホームページに掲載および転載した際には、ホームページのトップページに、以下の表記を必ず明示して下さい。1. 「『信長の野望 Online』に関わる著作権、その他一切の知的財産権は、株式会社コーエーに帰属します。」または、「 (C)2004 KOEI Co., Ltd. All rights reserved.」2. このホームページに掲載している『信長の野望 Online』の画像は、『信長の野望 Online』の有効なアカウントをお持ちのユーザーのみに株式会社コーエーが使用許諾を行ったものです。--ゲーム画像を、本ゲームの有効なアカウントをお持ちでない方へ配布や譲渡することはできません。--ゲーム画像を掲載および転載するホームページの内容が、ネットワーク規約の項目15「禁止事項」に該当する内容を含まないようにお願いします。--ゲーム画像のご利用にあたって、お客様同士で何等かのクレーム等が発生された場合には、ネットワーク規約の項目8「ユーザーの自己責任の原則」に従って、お客様同士にて、円満に解決いただくようお願いします。 その他-- 上記3記載の条件を満たしている場合であっても、当社が合理的な理由をもって不適当であると判断した場合には、ゲーム画像を掲載および転載したホームページの修正をお願いする場合があります。--本規約の内容は、当社により随時追加および修正される場合があります。この場合には、最新の内容をお守りください。 (C)2004 KOEI Co., Ltd./KOEI NET Co., Ltd. All rights reserved.
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/955.html
信長の野望 戦国群雄伝 機種:PC88, PC98, X1t, MSX2, FM7, X68k, FMT, FC, J31, PC, PS, SS, GBC, Mob 作曲者:菅野よう子、山本光男 発売・開発元:光栄 販売年:1988年(PC88) 概要 言わずと知れた戦国歴史シミュレーションゲームの第3作目。 BGMは菅野よう子氏と山本光男氏の2名による作曲で、戦闘関連は山本氏が担当。 サウンドウェアは8曲中5曲がボーカル曲と非常に豪華。 『信長の野望 ゲームボーイ版』のBGMは本作のものがベースになっている。 サウンドテスト実行コマンド(FC):タイトル画面で大名紹介が始まったら、1Pコントローラーのボタンをセレクト、Bの順に押す。 (前作:信長の野望 全国版 次作:信長の野望 武将風雲録) 収録曲 No.(SW) No.(FC) 曲名(PC88) 曲名(サウンドウェア) 作・編曲者 備考 順位 00 プレ・オープニング 山本光男 01 01 オープニング オープニング~群雄決起~ 菅野よう子 オープニング 第2回196位ファミコン101位オープニング212位(FC版) 05 02 初期設定 戦雲~覇者への道~(冒頭部分) 山本光男 13 信長・メイン 菅野よう子 武将風雲録の「天魔鬼神 上の巻」 14 信長・戦争 山本光男 武将風雲録の「天魔鬼神 下の巻」 03 08 歴史イベント 怨狼の牙 菅野よう子 本能寺の変 07 敗退 山本光男 05 11 エンディング死亡 戦雲~覇者への道~(レクイエム) ゲームオーバー 07 12 後継者選択 傍にいるから 作詞:霜月智恵子、歌:新居昭乃(サウンドウェア) 02 03 メイン 時の調べ 菅野よう子 作詞:梶野秀樹、歌:新居昭乃(サウンドウェア) 未収録曲144位 04 09 婚姻 もうすぐに…… 作詞:霜月智恵子、歌:シブサワアキラ(サウンドウェア) 06 15 その他のコマンド いにしえの瞳 環境コマンド作詞:松田克志、歌:新居昭乃(サウンドウェア) 05 04 野戦 戦雲~覇者への道~(野戦) 山本光男 真・信長伝説に個別収録 05 籠城戦 戦雲~覇者への道~(籠城) 真・信長伝説に個別収録 戦雲~覇者への道~(天守閣炎上) 本編未使用曲真・信長伝説に個別収録 06 勝利 08 10 統一 遠い仲間へ 菅野よう子 エンディング作詞:霜月智恵子、歌:シブサワアキラ(サウンドウェア) グレードアップ・ヴァージョン・メドレー 菅野よう子山本光男 「オープニング」「籠城戦」「信長・メイン」「信長・戦争」のアレンジメドレー サウンドトラック 信長の野望 戦国群雄伝 アレンジ音源によるサウンドウェア。 光栄オリジナルBGM集Vol.2 PC-88用のFM音源+グレードアップ・ヴァージョン・メドレー。『水滸伝・天命の誓い』のFM音源と合わせて収録。 THE BEST OF KOEI Vol.1 サウンドウェアから「オープニング~群雄決起~」「時の調べ」「遠い仲間へ」の3曲を収録。 光栄サウンドウェア・スペシャルサンプラー サウンドウェアから「怨狼の牙」を収録。 真・信長伝説 サウンドウェアから「戦雲~覇者への道~野戦」「戦雲~覇者への道~籠城」「戦雲~覇者への道~天守閣炎上」「怨狼の牙」「オープニング~群雄決起~」の5曲を収録。 光栄サウンドウェア・ヴォーカル・コレクションVol.1 サウンドウェアから「時の調べ」を収録。 光栄サウンドウェア・ヴォーカル・コレクションVol.2 サウンドウェアから「もうすぐに……」「遠い仲間へ」「いにしえの瞳」「傍にいるから」の4曲を収録。 KOEI ENDING COLLECTION サウンドウェアから「遠い仲間へ」を収録。 光栄ベスト・オブ・ベスト 真・信長伝説2 サウンドウェアから「オープニング~群雄決起~」「いにしえの瞳」「怨狼の牙」の3曲を収録。 信長の野望 サウンド・ヒストリー サウンドウェアから「オープニング~群雄決起~」と「怨狼の牙」を収録。 信長の野望 30周年記念 オリジナル・サウンドトラック 「信長の野望」30周年謝恩キャンペーンパック 同梱 『信長の野望 天道 with パワーアップキット』の記念版サウンドトラック。サウンドウェアから「オープニング~群雄決起~」を収録。 信長の野望 30周年記念CD-BOX Disc2にサウンドウェア音源を収録。 「信長の野望」30周年記念コンサート 神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏による「オープニング~群雄決起~」と「遠い仲間へ」を収録。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5860.html
このページでは『信長の野望 創造』(判定なし)と『信長の野望 創造 with パワーアップキット』(良作)を紹介する。 信長の野望 創造 概要 特徴 -「軍議」と「評定」 -「労力」と「人口」 -「諸勢力」 -「政策」 -戦闘 -会戦 -外交 -戦国伝 -武将 -音楽 評価点 賛否両論 問題点 -アップデートにより改善済み -本作における問題点 総評 余談 信長の野望 創造 with パワーアップキット 概要(PK) 変更点(PK) -認証方式の変更(Win版のみ) -シナリオの追加 -演出の強化 -戦国伝の強化 -内政要素の強化 -謀略要素の復活 -朝廷の復活と外交要素の強化 -会戦の大幅変更 -姫武将の追加 -軍団制の復活 -パラメーターの見直し -新規勢力の登場 -その他の変更点 -Switch版での追加要素 評価点(PK) 問題点(PK) 総評(PK) 余談(PK) 信長の野望 創造 【のぶながのやぼう そうぞう】 ジャンル 歴史シミュレーションゲーム 対応機種 Windows XP~8プレイステーション3プレイステーション4プレイステーション・ヴィータ 発売・開発元 コーエーテクモゲームス 発売日 【Win/PS3】2013年12月12日 【PS4】2014年2月22日【PSV】2014年5月29日 定価 【Win】9,800円【PS3/PS4】8,800円【PSV】7,800円(各税別) 判定 なし ポイント 全体的に薄味ライトユーザーには易しい外交と人口が鍵あってしかるべき要素のカットパワーアップキットで大幅改善 信長の野望シリーズ 概要 信長の野望第14作目。シリーズ30周年を記念して発売された。 本作では8年ぶりにゲームシステムが一新される事となり、プロデューサーの変更もあり、前作、前々作からは大きく作風が変わった。 今まで同様、大名家を選択し天下を統一する事が目的だが、征夷大将軍になり、惣無事令による天下統一という新たなクリア条件も追加された。 本項目では無印版を取り扱う。後に発売されたパワーアップキットに関しては別項目を参照のこと。 特徴 「軍議」と「評定」 前作までと同様に全ての国が同時に進行する形式が採られているが、月に一度、「評定」が行われ進行が一時停止する。評定内で、各城の奉行に城下の内政や、武将に城に繋がる道を敷くといった命令を与える。所謂「内政パート」にあたる。 軍事に関することは「軍議」として行うことが可能。「出陣」や「援軍」「停戦」が行える。 評定を終了させると、「進行パート」となり、1ヶ月が進行する。この間に軍隊の移動や領地の発展などがリアルタイムで行われる。 進行パートの途中でも停止して軍議を行う事が可能。敵大名の侵攻に対しては臨機応変に対応することが可能。 基本的には評定と進行の繰り返しでゲームは進行する。 「労力」と「人口」 城下の発展や街道の整備などの多くのコマンドで領民の「労力」が必要となり、勢力の総人口に応じて労力が決まる。 その為、城数が多くても労力が不足していれば城に命令を実行できないといった事が発生する。 労力を上げる事が発展の鍵となっており、政策を行ったり、支城を建てたり、城に繋がる街道を整備して、いかに「人口」を増やすかの工夫が必要となる。 街道の整備は手軽に人口の増加を促せ、大名直轄地領域の拡大ほか自軍の行軍速度も向上する。 ただし等しく敵軍の進行速度も上がるため、不利な条件下ではデメリットにも。 街道には上限LVが設定されており山岳地帯等の険しい地形では上限が低い等、地域によって人口の増えやすい地域とそうでない地域の差が顕著になっている。 「人口」の概念が今までのシリーズ以上に重要となった。京や濃尾地方は人口が多いが、僻地にあたる九州や東北等は人口に乏しいといった特色が付けられている。 その為、今までのシリーズでは日本の端にある故に敵対勢力が少なく、有利だった島津家も、中央との人口の差と後述の織田家との距離の遠さから有利とは言えない状況になった。 逆に人口の多い城を多く抱える織田家が非常に強力であり、武将の質の良さも相まって本作では「シリーズ最強の織田家」「ラスボス(*1)」と名高い。 人口の多さはそのまま城下の内政値の上限や領民兵の数にも影響する為、小さい城ばかりでは多数の兵を動員できず、大勢力に太刀打ち出来なくなっている。 人口が増加すると新たに未開発の区画に施設を開発する事が可能になる。これにより内政値の上限を上げたり、後述の「創造性」を変化させたりする事が出来る。 「諸勢力」 本作にも「国人」「忍者衆」等の「諸勢力」が登場し、懐柔することで「支持率」を上げ、味方につける事ができる。 その諸勢力の影響範囲に他家の城がある場合は支持を取り合う形になる。他家と戦争になった場合、諸勢力は支持率の高い方に味方をする。 支持率が一定の値を超えると、戦闘に参戦してくれたり、「攻城戦の攻撃力アップ」「特定の物資の収入」といった特殊効果が得られる。 通常、敵部隊との戦闘や城の包囲は最大3部隊までという制約があるが、諸勢力の部隊はその3部隊とは別枠となっており、最大4部隊での攻撃が可能となる。おまけに諸勢力部隊には「移動」という概念が無く、戦闘が起これば即座に参戦してくれる。このように諸勢力の部隊は兵力が足りない序盤や中小勢力では非常に頼もしく、彼らの支持を取り付けることが戦略上非常に重要となっている。 なお、周辺を支配していると自動的に支持率が100%になる諸勢力も存在する。 支持率を100%にする事で諸勢力の取り込みが可能となり、諸勢力の消滅と引き換えに「人口」が一気に増える。 前線から離れ、必要が無くなった諸勢力を積極的に取り込む事も人口増加の有効手段である。 諸勢力の配置は基本的にランダムだが、「津島衆」「甲賀衆」といった固定配置の諸勢力も多い。中には津田算長(根来衆)や風魔小太郎(風魔衆)といった史実の人物が頭領となっている固定諸勢力もあり、そのような諸勢力を取り込むと頭領を務めていた史実人物を配下に加えることができる。彼ら目当ての取込も十分に考えられる。 「政策」 本城を2つ以上持つ事で(*2)勢力内で「政策」を行う事が可能。毎月、一定の金額を払う事で何らかのメリットを得られる。 万能な政策はなく、必ず何らかのデメリットが存在するので、デメリットを我慢できるような状況に持ち込んで敷く等の工夫が必要。 例えば「目安箱」ならば、毎月1000金を使用し、メリットとして人口及び民忠(*3)も増加するが、民忠が下がった際に一揆が発生しやすくなるというデメリットが発生する。 金銭の不足する序盤では毎月の出費もバカにならない為、金銭にある程度の余裕を持たせてから布く必要がある。 また、政策には勢力の「主義」や「創造性」によって行えるものと行えないものが存在する。 「創造性」は、大名や所属する武将の「主義(創造、中道、保守の3つ)」及び勢力内施設により上下する数値であり、その値によってその勢力の主義が「創造」「中道」「保守」のいずれかになる。「中道」に当てはまった場合は中道以外の政策が行えず、領地の発展などによって創造性が変化すると政策が中止されることもある。 同じ主義の政策であっても、主義を深化させていないと行えない政策もある。例えば「創造」の創造性は700~1000となっているが、金収入を50%上昇させる「楽市楽座」は、創造性を850まで上げないと実行できない。 なお、政策には「何らかのデメリットが存在する」と上述したが、実際には各主義に最低1つ、デメリットが無いも同然の政策が存在する。先に挙げた「目安箱(中道)」はその典型で、普通にプレイしていれば一揆などまず起こらないので、実質人口・民忠増のみを享受できる「出し得」の政策となっている。まずはこのような政策を採用できるところまで国力を高めるのが当面の目標となる。 織田信長専用の特性「創造」は、創造性に関係なく全ての政策を実施可能にする。これにより有り得ない政策コンボが可能になり、「毎年米を売買するだけで金が勝手に貯まる」「行軍中の兵糧消費が6割減る」等の滅茶苦茶な状況を作れるトンデモ特性と化している。 もちろんCOMの織田家も信長が特性を習得次第活用し、他家を凌ぐ速度で国力を増やしてくる。これもまた本作の織田家が最強とされる要因のひとつ。 大名家によって独特の「政策」を持つものがある。武田家の「甲州法度次第」や北条家の「五箇条の訓戒」といった有名大名家の政策が表現されている。 後述の「戦国伝」の達成により征夷大将軍になる事で政策として「惣無事令」を行う事が可能となる。 「惣無事令」は即エンディングとなるので必ずしも全国を武力統一する必要はない(武力統一にも専用のエンディングは存在する)。 戦闘 それまでのシリーズからの大きな変更点として「兵士が城に紐付けられている」という点が挙げられる。 その為、城を攻め落として入城した場合、武将は城に留まるが、兵士は出陣元の城に帰ってしまうようになった。 一度にすべての兵が帰還するのではなく、ターンをかけて少しずつ戻るという形になっている。この表現が説明不足だった為に、発売当初は入城すると兵が即死すると騒がれる事になってしまった。 兵の帰還の速度は本当に死んでいるのではと思うほど遅く、みだりに入城すると戦力の低下を招いてしまう。 これにより、最前線の城に30万の兵士が駐屯しているといった不自然な点が改善され、多方面の城から一つの拠点に向けて進撃する様が表現されている。 「常備兵」や「領民兵」という概念が採用されている。「常備兵」は自分で建てる兵舎の数で変動するが、「領民兵」は人口を元に自動で割り出されるため、ここでも人口の多さが重要となる。 部隊の兵数は大まかには決められるものの、全ての城兵を連れ出すといった事は出来ない。 「騎馬」や「鉄砲」も何割かが部隊に混ざるという『覇王伝』に似た仕様が採用されており、部隊のすべてが騎馬隊で編成されるという事はなくなった。 戦闘は部隊同士がぶつかる事で自動で行われる。街道で挟み撃ちにする、陣の上で戦う事で寡兵でも有利に戦う事が出来る。 部隊は120日分「腰兵糧」を持ち、味方拠点を通過することで兵糧を消費して補充することが可能。無くなると兵が逃亡する為、長期戦に渡る場合は重要となる。 攻城戦はオートではあるが「包囲」「強攻」「焼討」の3つの方針を指示し、城の耐久が0になる事で落城となる。 城を攻撃する部隊の総兵力が城の「防御度」を上回れば包囲している内に被害を受けずに落とす事が可能。逆に不足している場合はどれだけ包囲しても城を落とす事は出来ない。 強攻をしかけると兵力に被害を受けるが防御度を落とす事が出来る。兵力が足りない場合には有効だが、落城後の「修復」が必要になる。 焼討は城の施設を破壊し、「民忠」を下げつつ「腰兵糧」を回復する。遠征で補給が出来なくなった時の最終手段だが、落城後は民忠が下がっている為に一揆が発生しやすくなるデメリットがある。 会戦 本作の戦闘のメインとなる仕様。戦闘中の部隊を選択し、「会戦」を行う事で戦闘を直接指揮できる。今までのシリーズにおける「戦争画面」にあたる。 会戦は戦場の兵士一人一人までもを表現した物となり非常に派手な見栄えである。 部隊を前進させる、後退させる、戦意を溜めて技能を使うといった指示を与える事が可能。 前進、後退以外の移動は出来ない為、『蒼天録』の野戦に似ている。 「戦闘中に援軍が到着」「評定を行う」「会戦を終了するコマンドの実行」等で一度中断される。 会戦に勝利する事で多くの敵部隊を一度に消滅させる事が出来る為、不利な戦況からの逆転が可能。 外交 本作の外交は基本的に関係を結びたい勢力に使者を派遣し、毎月少しずつ「信用」をためる。 信用を消費する事で「同盟」や「援軍」を頼む事が出来るようになる。事前に信用されている事からこちらからの頼みは基本的に断られる事はない。 他家の大名は自家に対する印象を持つようになり、自家の影響力が低い場合は「軽悔」されるが、ある程度の力を得ると無関心となり、強大になると「敵視」するといった変化が起こる。 共通する敵を持つ、自分と同じ同盟国を持つなどで利害が一致すると他家が関心を持つ場合もある。 関心を持っている間は信用は上がりやすいが、警戒されると中々上がらなくなる。その為、勢力が大きくなるに連れて他家と関係が結びづらくなる。 「家宝」を贈る事で一定期間、感謝され、信用が上がりやすくなる。本作の家宝は従来のシリーズとは異なり、能力上昇効果はなく外交での使い道が主になる。 何が何でも関係を結びたい強豪は「格付け」の高い有名大名が率いている場合が多く、そのような大名はこちらの勢力が小さいと「軽侮」、大きいと「敵視」する傾向にあり、家宝なしでは信用度を高めるのが困難。時には米を売り飛ばしてでも家宝をかき集める必要もあるほどに、本作の家宝の重要度は高い。 一度でも戦闘を行うと「断絶」になってしまい、一切の交渉が出来なくなる。後述の同盟国を介した「停戦」や歴史イベントに加え、一定期間戦をしない事で解かれる事もあるが、基本的に修復は難しい。 このため、一度交戦状態に入ってしまうと、その勢力を滅ぼさない限りは延々と攻撃をしかけられるようになる。特に大勢力と交戦状態になると泥沼になってしまう事も多々ある。 背信行為(婚姻関係を破棄したり、援軍要請を無視し続ける、共同作戦で落とした城を譲らない)を行うと、全国の大名から裏切りを警戒されるようになり、不利になる。 大きな勢力と同盟する事で、交戦中の他勢力との「停戦」を仲介してもらう事が出来るようになった。「断絶」を解く数少ない手段であり、交戦中の相手の足を止めるには不可欠である。 他家を「従属」させると信用が一定の数値以下にならなくなるので、好きなタイミングで援軍を出させる事が可能となる。 また、従属させた大名は人質として姫を差し出してくる。姫は婚姻させることで有力家臣を一門に加えることができるため、姫目的で従属させてしまうという手もある。 他家との「信用」が20を超えると定期的に外交収入が得られるようになる為、収入源としても活用できる。 このように本作では外交に力が込められており、如何に他家を利用するかが攻略の鍵となる。 戦国伝 それまでのシリーズにおける歴史イベントを発展させたものであり、一定の条件を満たす事でいくつかの条件が提示され、達成する事で大掛かりな歴史イベントが発生する。 これにより、織田家の家中統一や川中島の戦いといった歴史上の出来事が再現され、史実に近いプレイをする事が可能。 若干やらされ感等があるが、実際に行うかどうかは任意なので、起こしたくなければ無視する事も可能。 達成する事で武将が技能を覚えたり、領土の変化や武将の死亡が発生したりする。 発生したイベントはムービーとして図鑑に登録され、後にいつでも鑑賞することが可能。 武将 武将は命令を実行することで経験を得、最終的には元の能力値+20まで能力値が成長する。CPUの武将はあまり成長しないので、少々能力が微妙な武将でも、使い込めば一線級で活躍する事が出来る。 忠誠度の概念も変更され、「○○家は力をつけてきている」「主君と反りが合わない」「長年仕えてきた」などといった理由から増減し、武将毎に決められた「必要忠誠」を超えていれば満足、超えていなければ不満と感じるようになっている。 敵武将を捕らえると「捕まったのは指揮が悪いせいだ」という理由で忠誠度が下がる為、何度も捕らえて解放する内に義理固い武将や大名の一門衆でも登用に応じるようになる。 忠誠度の低い武将は能力値が下がったり、時折出奔する事がある。滅ぼした直後の大名家の武将は忠誠度が低く、力を出し惜しみされたりと扱い辛くなっている。 不義理な「松永久秀」あたりは15といった高い数値が設定されており、色々と優遇しなければ使いこなす事が出来ない。 また、様々な技能も存在する。経験やイベントで取得する他、捕虜を処断する事で所持している技能を奪い、好きな家臣に伝授する事が可能。このように捕虜の処理の選択(登用、解放、処断)に関してはそれぞれメリットがある為、武将に応じた対処をする必要が出てきた。 その他の要素として、武将の名前は開始時に「通称」と「本名」から選ぶ事が可能。 例えば通称では「真田幸村」だが、本名にすると「真田信繁」になる。シリーズ初の要素である。 戦国伝のイベントには対応しておらず、本名にしても通称で呼ばれる事がある。 音楽 本作のBGMは9作目の『将星録』から13作目の『天道』までの作曲を務めてきた山下康介氏ではなく、大塚正子氏が担当。シリーズの中では2度目の作曲者交代となり、BGMの雰囲気が変わっている(*4)。 アップデートにより、ゲーム内BGMを歴代のシリーズのBGMと差し替える事が可能となっている。もっとも大塚氏の曲のクオリティも十分に高いレベルにある。 評価点 システムの一新によるマンネリ打破 システムが一新され、これまでの常識の多くが通用しなくなり、シリーズ経験者でも新鮮な気持ちでプレイする事が出来る。 「人口」の着目はよく評価点として挙げられる。人口の多い京を目指す事が重要となり上洛の重みが増した他、シリーズにおいて長年言われてきた「端っこ勢力の有利問題」が解消されている。 外交要素の強化 今までのシリーズよりもどこと手を結ぶか、どことは戦うかを明確に決める事が重要となり、とことん他家を利用して有利な状況に持っていく快感がある。 城の数が多い 前作や前々作では中国地方が秘境と化すほどの過疎地だったが、本作では多数の城が登場するようになった。任意で支城も作れるので総数は300を超え、シリーズ最大の数になる。 一つ一つの城は簡単に落ちるので、城の数の多さがテンポを阻害する事もない 城を繋ぐ街道の数も豊富、現在にも残る地名がたくさんある。 武将の顔CG 『三國志11』でも取り入れられていた加齢による顔CGの変化が一部の武将に取り入れられている(*5)。 出家する前の「武田晴信(武田信玄)」、GA○KT似の「長尾景虎(上杉謙信)」(*6)、岡○准一似の「黒田官兵衛」(*7)等、これまでのシリーズでは描かれなかった有名武将の若い姿が登場することになった。 新規に描き下ろされた武将CGも史実の鎧を装着している物が多くなり概ね好評。 直江兼続はシリーズで初めて「愛」の字が入った兜をかぶったCGとなり、佐竹義重の特徴的な甲冑も再現されている。 描き下ろされた武将は上半身含めての拡大CGが用意され、イベントで表示される。 また、すべての武将で顔CGの変遷が見る事が出来るようになった。『全国版』から本作に至るまでの顔CGの変化を見る事が可能。 パワーアップキットで追加されたのに未登場になっている武将といった間違いも散見されるが……。 シンプルで解り易くなったシステム 箱庭要素や国人集と言ったこれまでの要素をメリットを解らせながら簡素に取り入れたり、大名の志向によって取るべき政策の方針が異なっていることもあってシンプルながらも幅広い内政が行えるようになった。 これまでマスクデータだった忠誠フラグが全て表記されるようになったので「なぜ忠義深いのか」、「なぜこちらを嫌うのか?」と言ったことが解るようになった。 仕官勢力の大きさや年功により忠誠度が変化したり、屈服させた直後の敵将は中々心服しない等、それまでのシリーズでは見られなかった表現が加わった。 今作では登用時に表示される武将は必ず配下にできるようになった(「表記される武将は当家に仕官を望んでいる」という設定)。 CPUが意外と賢く、特技も比較的有効に使ってくれるのでしっかりと戦力を整えて攻めれば会戦を使わなくても敵を撃破していける。 テンポがよい 会戦を意図的に起こさなければ基本的には多方面の戦闘が一度に進み、サクサクと進行する。 慣れてくると数時間~1日で惣無事令によるクリアも可能、この為に繰り返しプレイしやすく敷居が低い。 委任要素が多い 実行できるコマンドのほとんどを委任することが可能。重要な所だけプレイヤーが選択し、面倒な所はCPUに任せる事が可能。 難易度は骨太 外交の失敗により、複数の大名家を敵に回してしまった時などの領地の奪い合いは面白い。後半のシナリオで織田家を敵に回した時もかなりの難易度にはなる。 特に人口の多い大大名を相手にする場合、兵力の回復速度が早いために部隊を壊滅させてもゾンビの如く湧いてくる絶望がある。 賛否両論 「惣無事令」が投げやり 勢力が大きくなると戦国伝が発生し、日本を半分ほど統一する(*8)と征夷大将軍に任命されて実行するとエンディングに出来る政策が追加されるというもので、演出も「全国の残存大名に合戦を中止する命令を出して平和になりました」と言う薄い内容で達成感が少ないと言われる。 「実行までに時間がかかる」、又は「伊達政宗のように従わない勢力が現れる」といった要素を用意して欲しかったという声もある。 ただし、条件の仕様上この政策が選択できる頃にはあらかたの大勢力はほぼ駆逐しきっている事が大半であり、そのまま続けても消化試合や作業のように合戦を繰り返す展開になりがちなので妥当な仕様とも言える。また、条件が簡単そうに見えるものの普通に進めていくと地方を統一できる頃には大勢力と化した織田家が京を含めた近畿一帯を占拠している事が大半であり、大勢力と化した織田家と交戦しなければならないのでそれなりの歯ごたえはあったりする(*9)。特に東北勢は織田家だけでなく北条家や徳川家といった関東・東海の強豪も突破しないといけないので更に難易度が上がる。そんな状態で「従わない勢力が現れて惣無事令ができませんでした」と言われても、プレイヤーへの嫌がらせにしかならないであろう。 渋滞が多発する 一度に城に攻撃できるのは兵力に関係なく同盟軍含めて味方3部隊・敵3部隊までと少ない(*10)。道路上での会戦も同様。また、多方面からくる部隊を一纏めにするといった事は出来ず、そして戦闘している部隊の脇を通り抜ける事もできないため、雑に指示をしていると戦場で渋滞が多発し、腰兵糧を浪費する事が多い。事細かに指示を与えて、少しでも大部隊を攻撃に参加させるようにする必要がある。そもそも例えば10部隊を投入すれば一列縦隊で行軍し、交戦するのは戦闘の数部隊だけで各個撃破の憂き目にあいかねない。 これは「一箇所に必要以上の大軍を投入しても兵站がズタボロになるだけ」「兵力の逐次投入は愚策も愚策」と言う意味で全く当たり前であり、リアルである。逆に実際の歴史で見られるように、大攻勢時には複数の経路から侵攻(そして必要なら決戦の地で再集結)するのが効率がよくなっている(*11)。となると道路の整備の重要性もより注目される事になるのである。 迂回路があれば渋滞を回避して敵の背後に回り退路を断つまたは援軍を食い止めると言った事も可能。 だがSLG慣れしていない人にはさすがに難しすぎるのかもしれない。 問題点 アップデートにより改善済み 以下の問題点はアップデートにより修正されたが、以前のシリーズでは出来ていた部分が出来ておらず、問題点が残ったままリリースされていた。 他家に従属できない 発売当初はプレイヤーから他家に従属する事が出来ず、弱小大名によるプレイの場合、労力の差により手数が制限される上に、国力や武将の質の差も如何ともし難く、どうあがいても詰みとして投げ出すプレイヤーが多かった(*12)。 支城しか無い勢力を選択できない シナリオ1の有馬家など、本城を持たない勢力を選択できないことに対する不満も多かった。 同盟の延長が出来ない 同盟期間が切れてから再度結ぶまでの最短1ヶ月の間に、相手や自家の委任城が勝手に戦闘をしかける等の事故が多発した。 基本的に戦いたくない相手と同盟している事が多いので、強制的に戦わざるをえない状況にされるとストレスが溜まる。 交戦状態に入る際の警告がない。 委任城が攻められた時など、手遅れなタイミングで報告が入り、守りきれない。 人材の管理が面倒。どの城にどの武将がいるといった情報を知るのに城を選択して情報を見なければならない為、煩わしい。 本作における問題点 今までのシリーズにあってしかるべき要素がない。以下の要素は戦国SLGとしても実装しない理由が見当たらず、手抜きに見えてしまう。 謀略要素が存在せず、武将の寝返り、暗殺等が一切行われない。 忠誠度の低下の弊害は能力の低下と出奔のみとなり、クリーンな戦国と言われる。謀略で名を馳せた毛利元就や宇喜多直家が涙目である。 朝廷が存在しない。 朝廷から官位をもらう事が出来ない、自家の武将や他家への影響力が重要になる本作において、なぜ採用されなかったのかが不思議である。 軍団の要素も無くなり、ある程度「本拠」から離れた城は自動的に委任状態になる。 厄介なのが委任状態になった城は指示しなければ勝手に他家の城を攻める。出陣する際は報告もなく、突然、予期せぬ大名家と、「断絶」する事故が多発する。 委任城には、攻略の禁止、あるいは攻略する城をいくつか指示する事しか出来ず指示の自由度は非常に低い。史実における「信長の地方への多面作戦」はとても再現できない。 本拠地を移動させることである程度このトラブルは回避できるものの、後半の領土が拡大し本拠地から離れた城が増える状況になるとどうしても避けられないものとなる。 一部の特性に難あり 特に槍玉に上がるのは前田慶次の「傾奇者」であり、進軍時にまれに大幅に能力が上がる代わりに一切の命令を無視して勝手に動くというもの。 突然命令を無視して、大大名にケンカを売りに行くという恐ろしいものであり、多くのプレイヤーが驚愕した。 さらにはCPUの前田慶次がケンカを売ってくる事もあり意図せずに彼が所属する(本作最強の)織田家と「断絶」になるといった事も起こる。 操作不能になった場合は兵糧の補給もせず、多方面にケンカを売りながら自分の部隊が壊滅するまで暴れまわる為、非常に使い勝手が悪い。 ちなみに「傾奇者」持ちが副将に含まれていても効果が発動するため、うっかり大名の部隊に入れてしまうと、大名が一切、操作できずに暴れまわるという事故も発生する。 特性の説明文こそ「まれに命令を不可」ではあるが、進軍中は絶えず判定が行われるようで、まれによくある事ととして出陣させるとほぼ確実に命令無視状態になってしまう。 全体的に地味 領土が増えてくると内政は委任に任せて進む事が多くなり、戦闘自体も凸△型の部隊が地図上でぶつかり合うという物なので、地味な印象を受ける。 城の内政に関しても、「石高」「商業」「兵舎」のいずれを上げるかを指示するだけであり、非常にシンプル。 兵科適性が再び無くなり、騎馬隊や鉄砲隊等の表現が淡白になってしまった。 施設によって城下のグラフィックが変化することをウリにしているが、最大までアップしなければ見えないので、基本的にはほとんど意味が無い。 後半になると委任城が勝手に領地を増やしていくので、プレイヤーは見ているだけになりがち。 反面戦闘で捕縛する敵武将の数が増え、その処遇も全て手動なので地味に面倒。 リアルとは言えない挙動 「士気」の概念がない為、出陣した部隊は兵糧さえ尽きなければ延々と出陣し続ける事が出来る。 出陣元以外の城に入城し辛い仕様も相まってか、一度出陣した部隊は一度に何十もの城を攻め落としつつ何年もの間、行軍する事がある。 その間に落とした城の捕虜も何年もの間、部隊に連れ回されていることとなり、不自然に感じる。ある程度士気の概念を存在させても良かったのかもしれない。 せっかくの「兵士の城への紐付け」も、城に入城しなければよいという結論に陥ってしまう。 「領民兵」も、人口に対する兵の割合という程度の位置づけなので、農繁期でも動員数が減ったりはしない。 攻城戦も、敵の耐久度以上の兵を城に付けて包囲するだけで一切の反撃もなくそのまま落城するので、非常に味気ない。場合によっては何十もの城を落としても兵力の損害は0だったりする事もある。城兵は何をしているのか。 同盟国が自家に従属している他家を勝手に滅ぼす。 UIの問題 街道を拡張する際に、全国に無数ある街道の一つを一回一回、命令しなければならず非常に面倒。 パワーアップキットではまとめて複数の街道を一度に拡張できるようになった。……が、この程度は無印の時点でやって欲しい所。 会戦の完成度が低い 「いつでもキャンセルが可能」という仕様が大幅に評価を落としている。 敵が突撃してきたらキャンセル。開始直後に強力な戦技をぶっ放してキャンセル、といったやり逃げが何度でも行える為、プレイヤー公式チートと揶揄される。 仕様上、一つの合戦でしか適用できずリアルタイムで他方の合戦も進行するので万能チートというわけではないが…… 単純に「前進」「後退」「攻撃」と行える事が少なく、それまでのシリーズの戦争と比べても完成度は高くない。 また、援軍が来る度に交戦している部隊が律儀に離れて仕切り直しをする為テンポが非常に悪い。 CPUの外交チート こちらがせっせと信用を上げなければ行えない外交だが、CPUには信用度という概念が存在しないので、CPU同士ではいつでも行える。 2家の争いの漁夫の利を狙おうと侵攻すると、互いに停戦しあってこちらに攻めてくる。プレイヤー側では絶対に行えないので、理不尽に感じる。 CPUからの同盟や援軍の申し出も信用を無視しての物となる(断ったら関係が「困惑」に悪化する)。 戦国伝 イベントは基本的に武将同士が喋り合うだけで進行するものとなっており、「川中島の戦い」といった合戦でも合戦シーンなどはない。 ムービーが入る場合もあるが、基本的に動かない。静止画に若干のエフェクトがかかっているだけの簡素なものとなっている。 内容も、「桶狭間の戦い」で負傷した今川義元をわざわざ信長の前に引き立てるといった史実にそぐわないテキストもあり、評判は高くない。 「○○隊を壊滅させる」といった条件が提示された場合、対象の部隊に触れるとイベントが発生して対象が即死するので、歯ごたえがなくやらされ感が強い。 また、戦国伝の難易度にも差があり、長尾(上杉)家の関東出兵は事前に対策を取らなければ甲相駿三国同盟に阻まれ、かなりの難易度になる。 特に、「城の区画を〇〇以上にする」など一定の期限付きで条件を提示された場合、限りある資金・兵糧でやり繰りせねばならず、その他の内政・軍事行動が大きく制限されやすい。 使い回しの顔CGが多い 発売前の公式情報(Facebook等)によると武将の顔CGが変更されるという事だったが、実際は背景が変わっただけで大半の武将の顔CGが前作の使い回しというものであった。 マイナーな武将は11作目の『天下創世』から変わっておらず、そろそろ変化がほしい所である。 認証が面倒(Win版パッケージ) 本作はインストールするとディスクなしでも起動できるが、一週間に一度の割合で起動時に12桁ものシリアル番号を入力しなければならない。 当然シリアル番号を無くしてしまえば起動すら出来ず、他のPCにインストールすることも出来ない。久しぶりにプレイしたい時などにはやる気を削ぐ仕様になっている。 パソコンのレストア等をしたくとも本作のせいで出来ない、といった弊害がある。 一応、毎日認証しなければならなかった『三國志12(無印版)』に比べるとマシではある…というよりもあちらが問題過ぎる仕様なのだが。 総評 発売された当初はシリーズに新たな試みを行ったという点よりも、上記の問題点が目につき評価が低かった。 特に会戦の完成度の低さ、アップデートによって改善を受ける前の問題点が低評価を呼び、クソゲーの評価を受けることも多い。 外交や人口のやりくりを評価する点も見受けられるが、無印に手を出すのはおすすめできない。色々と要素が足らずにシリーズの中では薄味な印象を受ける。 本無印版はパワーアップキットの改善の多さもあっていつものコーエー商法による未完成な作品という立ち位置になる。 ただし、箱庭内政とコマンド内政、RTSと1月毎の評定(事実上1月毎の擬似ターン制)といった従来のシリーズの特徴を取り入れ破綻させずにシンプルに纏まっていてテンポも良いので、これまで信長の野望シリーズに手を出しづらかったプレイヤーには入門用としてオススメできる作品とも言える。 余談 コーエーテクモは2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」への技術提供と監修を行い、本作の「フル3D全国一枚マップ」が戦況説明のシーンで使用された。 このマップは後に同ドラマのタイアップ商品である『戦国無双 ~真田丸~』にも使用されている。 2021年4月に大手ニュースサイト『ねとらぼ調査隊』で行われた「信長の野望シリーズであなたが好きなタイトルは?」というアンケートにおいて本作が1位に選ばれた。ランキングはこちら。 信長の野望 創造 with パワーアップキット 【のぶながのやぼう そうぞう うぃず ぱわーあっぷきっと】 ジャンル 歴史シミュレーションゲーム 対応機種 Windows Vista/7/8/8.1プレイステーション3プレイステーション4プレイステーション・ヴィータNintendo Switch 発売・開発元 コーエーテクモゲームス 発売日 【Win/PS3/PS4】2014年12月11日【PSV】2015年5月28日【Switch】2017年3月3日 定価 【Win】10,800円【PS3/PS4/Switch】9,800円【PSV】8,800円(全て税別) 判定 改善 良作 ポイント シリーズ最大の改善Win版はSteam参戦Switch版は追加要素あり 概要(PK) 新たな方向性を見出したものの、色々とボリュームが薄く、問題点も少なくなかった『創造』に大幅にメスを入れ、新たに発売されたシリーズ恒例のパワーアップキット。 当初はディレクターが「『創造2』として売ろうと思った」と発表するほど変更点が多く、これまでの信長の野望シリーズのパワーアップキットとは毛色が全く異なる作品になった。 変更点(PK) 認証方式の変更(Win版のみ) パワーアップキットでは認証システムが変更され、Valveの「Steam」を用いたものに差し替えられた。これに伴い、Win版のwithPK版はSteamのオンラインストアから直接購入することが可能となった。 『創造(以下無印)』では週に一度のペースでシリアル番号の入力を求められていたが、対してパワーアップキットをパッケージで購入した際にはインストール時にSteamに登録をしなければならない程度にまで手間が削減。ゲームディスクや面倒な入力無しで「Steam」から実行する事が可能となり、ユーザーへの負担は大幅に改善された。 当然、アップデートは自動で行われるようになっている。 しかも本作はパワーアップキットの起動メニューから無印版を立ち上げることが出来るようになっている。シリアル番号を紛失したがPK版はちょっと…というユーザーへのフォローも行われることになった。 シナリオの追加 新たに数本のシナリオが追加。 無印では信長の「家督相続」から「夢幻の如く」(本能寺の変)までを扱っていたのに対し、「信長誕生」から「関ヶ原の戦い」まで扱われるようになった。 それに伴い、従来のシリーズでは登場していなかったマイナー武将(織田信広(信長の兄)や駒井高白斎(武田家の家老)など)が大量に追加された。シナリオの年代範囲は従来とそう変わらないが、登場武将数では『蒼天録』を抜き、シリーズ最大となっている。 無印では年代的に登場していなかった一世代前の武将(織田信秀や長尾為景など)は特典武将扱いだったが、生存時のシナリオが追加された事で正式な登場武将に変更され、能力値が新たに見なおされた。それまでのシリーズの基準とは異なり、近年の考証が取り入れられている(例えば織田信秀は武勇一辺倒だった従来の作品とは異なり、政治手腕が認められて大幅に政治力が上昇したが、晩年の敗戦が響き武勇がだいぶん控えめになっている)。 「信長誕生」のシナリオでは鉄砲が伝来しておらず使用できないのは従来通りだが、「鉄砲伝来」イベントが発生すると、種子島および紀州から時間をかけて少しずつ全国へ伝来するようになった。 そのため、イベント後即座に全国一律で扱えた従来作とは違い、鉄砲を扱える地域と扱えない地域が出てくる。シリーズにおいては初の試みとなる。 また、無印で存在した一部の武将のCGの変化にも対応しており、若年の毛利元就や、関ヶ原の戦いの石田三成や晩年の徳川家康のCGが追加された。 家康に至っては幼少時、若年時、中年期、晩年期と実に4つものCGが用意されており(信長でも3つまで)、半ば家康の野望とも言える優遇ぶりである(*13)。 演出の強化 無印では前作(天道)の流用だった一部の武将(上杉景勝や福島正則など)に新たに専用のCGが追加された。従来のシリーズではパワーアップキットによって武将CGが変更される事はほとんどない(*14)ため、異例の処置とも言える。 中でも陶晴賢は従来の威厳を感じる渋い顔立ちからシリーズの中でも異例な耽美系イケメンに変わっており一部で反響を呼んだ(*15)。 また、北条家の専用BGMや、武将の専用ボイスも増加しており、サウンドの面でも強化が施されている。 戦国伝の強化 新たに追加されたシナリオにも戦国伝は対応しており、それまでのシリーズでは取り扱われなかった戦(長尾家の三分一ヶ原の戦いや織田家の小豆坂の戦い)がイベントとして取り扱われるようになった。また、領土の発展や外交などにも対応し、より史実通りの展開をシミュレートできるようになっている。 「関ヶ原の戦い」や「川中島の戦い」ではイベントの最中に会戦が発生するようになり、ひたすらイベントを見るだけだった無印からプレイヤーが介入できるように変更されている。 内政要素の強化 領内には「資源」が追加され、「資源」を利用する事でより商業向けの土地に出来るなどの変化をもたらす事が出来るようになった。 また、城の「改修」要素が追加され、限られた用地を使って拠点の特性をカスタマイズできる。 「櫓」を立てて包囲時に自動的で反撃するか、「曲輪」を改修して「人口」の増加を促すといった戦闘以外の要素にも個性が付けられるようになった。 謀略要素の復活 不満を持つ他国の武将に対し「密談」を仕掛けることで「叛心」を溜め、「叛心」を使う事で「引抜」や「寝返」、「不戦」といった謀略を行う事が出来る。 「不戦」は密約した武将に互いの部隊を攻撃しないようにするという従来のシリーズではない効果を持つ。関ヶ原における「宰相殿の空弁当」を謀略として再現したものとなっている。 「密談」を駆使する事で関ヶ原さながらの展開を起こす事が可能。もちろん他家も自家の武将に対して密談を仕掛けるため、忠誠心の低い武将が思わぬ裏切りをする事も…… 朝廷の復活と外交要素の強化 新たに「朝廷」に対して外交工作が行えるようになった。大名同様に「信用」を溜める事で様々な恩恵がえられる。 「官位」を得られるようになり、より高い官位を得る事で自家の武将や、他国からの信頼を得やすくなったり、他家に官位を与えるように推挙する事で信頼を得るといった事が可能。征夷大将軍となれば、官位を直接与えて信頼される事も出来る。 「朝廷」を使う事で戦争中の他家と和解したり、他家同士の戦争を仲介して停戦させるといった効果も持ち、利用する事で戦略の幅はより広がった。 外交の追加要素として「連合」を組むことが可能になった。今までのシリーズでは自家に対して連合を組まれる事が多かったが、本作では自分から他家と協力して強大な勢力と争う事が出来るようになった。 会戦の大幅変更 無印から「会戦」が新たに作りなおされた。パワーアップキットによって戦争のシステムが丸々作り直される事は従来のシリーズではなかった為、最も大きな変更点といえる。 内容としては『天下創世』の戦争システムに近いものとなり、「会戦」開始時に周囲の部隊を含んだ戦場マップに切り替わる。部隊はリアルタイムにあらゆる方向に移動可能となり、敵を引き寄せる囮といった戦法を取る事も可能。ただし、敵の位置は部隊の視界に入るまで、あやふやにしかわからないので索敵要素が加わった。 会戦中の場所にあらかじめ、部隊を進軍させる事で援軍を参加させる事も可能。援軍は随時戦場に加わる為、無印であった不自然な仕切り直しは無くなった。 部隊は画面縮小時は軍記物などでよくある凸印で表示され、拡大する事で兵の一人一人までをも詳細に表示されるようになる。 拠点を含んだ会戦で勝利すると、拠点の防御を大幅に減らす事が出来るようになる。 戦闘する部隊数が多い場合は「大会戦」となる。総大将を討つことで一気に形成をひっくり返せるので奇襲の重要性が増した。 無印で問題となった「キャンセルによるやり逃げ」は会戦の状態が保存されるようになったので出来なくなった。 やる意義が薄かった無印に比べ、短期で多くの損害を与えられる為、ここぞという場面で会戦を行う意義が強まったといえる。 姫武将の追加 姫武将モードが追加され、「お市」や「仙桃院」といった姫を武将として使用する事が出来るようになった。無印に比べ、顔CGが新たに書きなおされた姫も多数。 ただ、女性武将専用の特性がバランスブレイカー(*16)な上、全体的に能力値が過大評価気味になっており、男武将どもが涙目なんて事も…(*17)。 姫武将モードにより、シリーズでは初となる「姫が武将として登場しつつ婚姻する事が可能」となった。 従来の作品では一貫して姫武将にした姫は婚姻できなくなる為、優秀な一門衆を迎えるか、外交の手段にするかの大きな決断だったが、その制限が撤廃された形となる。また、姫武将を他家に嫁がせると嫁ぎ先に仕官するようになった。 この仕様により、特に弱小大名プレイの場合は他家から優秀な姫を迎え入れる事によって優秀な武将を増やせるため、難易度を緩和する事が可能となった。 ゲームバランスや雰囲気をかなり変化させるものとなる為、気に入らなければ姫武将モードをOFFにする事も可能。 軍団制の復活 無印では本拠から離れた城は自動で委任となり、大雑把な指示しか出せなかったが、本作では『天翔記』に近い軍団のシステムが採用され、配下を軍団長に任命する事で軍団を結成し、支配する城や武将及び、軍団の方針を細かく設定できるようになった。 軍団長により、軍団に所属する武将の能力や忠誠が上がるなど、利点も多い。 軍団長の意志で他家の城の攻略や内政に関して進言する事もあり、より自家を支えてくれる感触が強くなった。 パラメーターの見直し 問題の多かった特性「傾奇者(*18)」や一部のチート戦法「八咫烏」「詭計百出」(*19)等の効果が見直され、全体的に変更が加わった。 「傾奇者」は命令無視を行うデメリットが「会戦中のみ」になった上に大将の時に攻撃力と防御力の上昇という特性が加わった為に使い勝手が大きく向上し、「八咫烏」「詭計百出」は行動不能効果が消えて自身の強化および敵の弱体化にとどまった。 武将の増加に伴い、専用の特性及び戦法が大量に追加された。 武将の成長傾向も成長タイプが定められ、特殊な武将以外は「武勇型」、「知略型」といった一定のタイプの特性の習得をするように変更されている。 新規勢力の登場 シリーズで初めて登録武将だけを据えた新規勢力が作成可能となった。ただし支城にのみ配置でき、本城には配置できない。 序盤の国力が少なく既存の勢力よりも難易度は上がるが、上手くいけば文字通り自分だけの歴史を「創造」することができる。 不安なら周辺の武将の能力を下げるのも手だろう。 その他の変更点 当主が隠居・死亡したりシナリオ選択時に大名変更をしたりして当主が変わった場合、家名がその武将の苗字に変わるようになった。 例えば伊達家で当主の伊達政宗から家臣の片倉小十郎に当主を後継した場合、家名が「片倉家」となる。 Switch版での追加要素 新シナリオ「井伊に咲く花」が新たに収録 発売当時に大河ドラマなどで話題になっていた、「井伊直虎」にスポットを当てたシナリオが追加された。シナリオ中では井伊直虎を大名として使える。 また、それと併せて井伊家のイベントや戦国伝も新たに追加されている。 モーションIRカメラを活用した、新武将作成機能が搭載 対象物の形状や質感により、様々な種類の武将が作成できる。 ちなみにこの機能は後にコーエーテクモが出したSwitch版『三國志13 with パワーアップキット』などにも搭載されている。 タッチスクリーンを活かした直感操作 テーブルモードと携帯モードでのみ可能。これにより操作性も上がっている。 他機種版で販売されていた有料DLCの多くが最初から収録されている。 評価点(PK) パワーアップキットにおける変更点の多くがそのまま評価点に繋がる。無印で評判の悪かった問題点に徹底的にメスを入れ、追加・復活してほしかった要素を数多く取り入れており、従来のパワーアップキットとは一線を画するほどの改良が施されている。 アップデートによる機能の強化も多い。バグの修正以外にも歴史イベントの閲覧機能や顔グラフィックの登録機能の他、尼子家の戦国伝の追加といった機能の追加は無料で行われた。 問題点(PK) セーブデータのコンバートは不可能 変更点があまりにも多いせいか、無印のセーブデータは一切使用できない。それまでに達成した実績(*20)の引き継ぎにとどまっている。 「謀略」の使い勝手が微妙 「叛心」を煽らなければ実行できないが、叛心を溜めている間に家宝等で忠誠を上げられたり、同様に狙っている他家に引き抜かれたりして無駄になる事が多々ある。 そのくせ密談は月600、引抜は支度金2,000と、とにかく費用が嵩むため、引抜に頼りたい弱小国ではかえって使い辛い。 そして有力武将は基本的に忠誠が高すぎて密談の対象に選ぶことすらできない。 「戦国伝」の仕様 「病死イベント」が用意されている武将は発生条件(特定の戦国伝の達成、武将の存在の有無)が整うと実際の没年に関係なく死んでしまう。 よくある事として「戦国伝」をこなすと対象武将に新たな技能が加えられるなどの効果が得られるが、これによってフラグが整った事により死んでしまうので初見殺しになっている。例として北条氏綱の場合、シナリオ開始時に戦国伝「鶴岡八幡宮の再建」が発生するのだが、達成するまでに他の戦国伝を進めていると病死イベントで勝手に氏綱が死んでしまい、失敗になってしまう。 無印でも戦国伝をこなすことで死んでしまう武将はいたが、達成したことによって死亡することが条件に書かれていたので回避できた。 その為、戦国伝を有効にしているとこれらの武将は実際の没年よりも遥かに早い時期に退場する事になる。いずれも能力が高い武将ばかりなのでプレイヤーが使用していた場合はかなりの痛手になる。 自家が敗北するイベントだけは採用されていない事が多い。武田家で言えば「上田原の戦い(*21)」が存在しない為、その時期を境にそれまでイベントに頻繁に登場していた板垣信方と甘利虎泰が一切イベントに絡まなくなるといった不自然な点もみられる。 士気の概念がないので、何年も部隊が出陣しっぱなしといった無印の問題点は一部残っている。 総評(PK) シリーズ30周年に間に合わせるために様々な要素が未完成の状態で発売された感が否めなかった『創造』に徹底的にメスが入ったことで、無印の評価点はそのままに問題点の多くが解消されており、ようやく従来のシリーズに近い完成度を取り戻すことが出来たといえる。 前作の『天道』は前々作の『革新』のシステムから大きく変わらなかったので、ようやく8年ぶりに新しい『信長の野望』がプレイできるようになったということになる。 シナリオの強化や武将の追加だけではなく、ゲーム性が大きく変化しうるため、近年の同シリーズにありがちだった蛇足的な追加、変更点は実質殆ど無い。 尤もユーザーの声を聞いた上で1年後に完成品を出すというのはいささか問題ではあるのだが、いずれにせよ『信長の野望 創造』をプレイするのならば『パワーアップキット』の導入・もしくは「with パワーアップキット」の選択を前提におすすめしたい。これ次第で作品の評価が大きく変わる事になるはずだ。 余談(PK) 2017年3月3日に、Switch移植版が同ハードのロンチタイトルとして発売。HD振動などのハード独自の仕様を取り入れた内容に仕上がっている。 次回作の『信長の野望 創造 戦国立志伝』が本作と比べて一長一短、さらにその次の最新作である『大志』は「with パワーアップキット」を含め評判が芳しく無いことも影響し、本作の中古価格が軒並み高騰することとなった。特にスイッチ版はプレミア化するほどである。
https://w.atwiki.jp/gamekoryaku/pages/40.html
ゲーム 攻略本 攻略サイト その他の関連サイト ゲーム パッケージ メーカー公式HP 価格 発売日 備考 コーエー公式HP 2008/7/31 ¥ 5,040 武将風雲録のリメイク 攻略本 表紙 タイトル 出版 価格 発売日 備考 信長の野望DS2 ガイドブック (単行本(ソフトカバー)) 光栄 ¥ 1,575 2008/8/13 攻略サイト サイト名をクリックで攻略サイトへ移動します。 サイト名 感想 信長の野望DS 2 Wiki その他の関連サイト
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/4576.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット タイトル 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット 機種 プレイステーション 型番 SLPS-00980 ジャンル シミュレーション 発売元 光栄 発売日 1997-9-11 価格 9800円(税別) 【TOP】【←prev】【SEGA SATURN】【next→】 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット タイトル 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット 機種 セガサターン 型番 T-7643G ジャンル シミュレーション 発売元 光栄 発売日 1997-9-11 価格 9800円(税別) 信長の野望 関連 Console Game FC 信長の野望 全国版 信長の野望 戦国群雄伝 信長の野望 武将風雲録 MD 信長の野望 全国版 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 覇王伝 SCD-R 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 全国版 MCD 信長の野望 覇王伝 3DO 信長の野望 覇王伝 SFC SUPER 信長の野望 全国版 SUPER 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 覇王伝 信長の野望 天翔記 SS 信長の野望 天翔記 信長の野望 リターンズ 信長の野望 バリューセットシリーズ 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット 信長の野望 将星録 信長の野望 戦国群雄伝 PS 信長の野望 覇王伝 信長の野望 天翔記 信長の野望 リターンズ 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット 信長の野望 将星録 信長の野望 全国版 信長の野望 戦国群雄伝 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 将星録 with パワーアップキット 信長の野望 烈風伝 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット コーエー2002 SPRING PACK 三國志 VII 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット DC 信長の野望 将星録 with パワーアップキット 信長の野望 烈風伝 Wii 信長の野望 革新 with パワーアップキット 信長の野望 革新 with パワーアップキット&三國志 11 with パワーアップキット ツインパック Handheld Game GB 信長の野望 ゲームボーイ版 信長の野望 ゲームボーイ版 2 WS 信長の野望 for WonderSwan GBA 信長の野望 駿河屋で購入 プレイステーション セガサターン
https://w.atwiki.jp/yamamura2/pages/8367.html
【TOP】【←prev】【PlayStation】【next→】 信長の野望 将星録 with パワーアップキット タイトル 信長の野望 将星録 with パワーアップキット 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86194 ジャンル シミュレーション 発売元 コーエー 発売日 1999-4-1 価格 9800円(税別) タイトル 信長の野望 将星録 with パワーアップキット コーエー夏キャン!ひと夏かぎりのプライスダウン 限定版 機種 プレイステーション 型番 SLPM-86286 ジャンル シミュレーション 発売元 コーエー 発売日 1999-7-20 価格 8800円(税別) 【TOP】【←prev】【Dreamcast】【next→】 信長の野望 将星録 with パワーアップキット タイトル 信長の野望 将星録 with パワーアップキット 機種 ドリームキャスト 型番 T-7602M ジャンル シミュレーション 発売元 コーエー 発売日 1999-3-25 価格 9800円(税別) 信長の野望 関連 Console Game FC 信長の野望 全国版 信長の野望 戦国群雄伝 信長の野望 武将風雲録 MD 信長の野望 全国版 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 覇王伝 SCD-R 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 全国版 MCD 信長の野望 覇王伝 3DO 信長の野望 覇王伝 SFC SUPER 信長の野望 全国版 SUPER 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 覇王伝 信長の野望 天翔記 SS 信長の野望 天翔記 信長の野望 リターンズ 信長の野望 バリューセットシリーズ 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット 信長の野望 将星録 信長の野望 戦国群雄伝 PS 信長の野望 覇王伝 信長の野望 天翔記 信長の野望 リターンズ 信長の野望 天翔記 with パワーアップキット 信長の野望 将星録 信長の野望 全国版 信長の野望 戦国群雄伝 信長の野望 武将風雲録 信長の野望 将星録 with パワーアップキット 信長の野望 烈風伝 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット コーエー2002 SPRING PACK 三國志 VII 信長の野望 烈風伝 with パワーアップキット DC 信長の野望 将星録 with パワーアップキット 信長の野望 烈風伝 Wii 信長の野望 革新 with パワーアップキット 信長の野望 革新 with パワーアップキット&三國志 11 with パワーアップキット ツインパック Handheld Game GB 信長の野望 ゲームボーイ版 信長の野望 ゲームボーイ版 2 WS 信長の野望 for WonderSwan GBA 信長の野望 駿河屋で購入 プレイステーション ドリームキャスト