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第249話:彼女の希望 作:◆7Xmruv2jXQ 彼女にとって、その接触はまったくの予想外だった。 休もうと近づいた建物には先客がいて、危険を冒して移動しなければならなかった。 “親”に連れられて結局住宅街までやってきて。 適当な民家で体を休め、しばらくして誰かが近づいてきた。 その相手が彼だったのは、運命としかいいようがない。 相手は困惑し、憤っていたけれど。 朦朧とした意識を総動員して、最後になんとかメッセージを託した。 彼は気づいてくれたようだった。 本当に良かった。 これで希望が繋がった。 どうか、私がほんとうにいなくなってしまわないうちに。 お願い、私を―――― A.M.6 45。 甲斐氷太は自分のスタート地点、D-3エリアへ戻ろうとしていた。 早足に進んだせいか、緑の草原はすぐに姿を消し、薄汚れたコンクリートの群れが目立ち始める。 朝の陽光は街の雰囲気を一変させていた。 白く照らされた街並には廃墟然とした面影はない。 民家そのままの郵便局。 聞いたことのないコンビニ。 砂場と滑り台だけの公園。 夜には気づかなかったが、比較的緑も多く、のどかな田舎町といった雰囲気である。 甲斐は自身の逃走経路を出来るだけ正確に頭に描き、逆に辿って民家を目指した。 途中で煙草の自販機の前を通り、進むこと二分。 ウィザードらと別れた民家の裏手に到着する。 庭の草が荒れ果てている点は他の家と同じだが、明らかに踏みつけた跡がある。 甲斐が逃げる時に通った跡だ。 視線を上げれば開いたままの窓。 うろ覚えではあったが、どうやらちゃんと戻ってこれたらしい。 甲斐は土足のまま窓から家の中に忍び込んだ。 フローリングの床に着地すると、ブーツがカタリと音をたてる。 中の様子は甲斐がいた時と変わっていないようだった。 這いつくばって床を見ると、うっすらと足跡らしきものが見える。 足跡は二人分で、サイズは両方とも同じくらい。 ウィザードと連れの女のものと見ていいだろう。 足跡は玄関の方へと続いていた。 連れの女が銃を抜いた瞬間逃げてしまったので、甲斐は二人がどちらへ逃げたのかも知らなかったのだ。 最悪、二人分の死体が転がっていることも覚悟はしていたが、その心配は杞憂に終わったらしい。 「はっ。こんなとこであいつがくたばるわきゃねえか。とりあえず玄関まで見送るかね」 安堵しながらも甲斐の表情は芳しくない。 なんせ玄関から先は当てがないのだ。 この島内を無策に歩き回らなければならないというのは、考えるだけで憂鬱だった。 襲われる危険性も増すし、なによりめんどくさい。 ウィザードとの再戦のためなのだから我慢は出来るが、その作業量を想像すれば気が進まないのも仕方がなかった。 未来を憂いてため息をつくと、足跡に沿って歩き出そうとして、 「なんだ、こりゃあ……」 一瞬で甲斐の視線が鋭くなる。 ウィザードたちの足跡に重なるように存在する、別の足跡に気づいたのだ。 それも向きは逆向きだ。 数歩分重なってから、逆向きの足跡は横の階段へと分かれていた。 「二階に誰かがいるってことか。人数は……判別できねえな」 甲斐は小声で呟くと迷うことなく階段へ向かった。 この時、甲斐の頭にはなぜか逃げるという選択肢はなかった。 まるで鉄が磁石に引かれるように、ごく自然に階段を上っていった。 あるいは予感があったのかもしれない。 この先に見過ごせない何かが待っている――――そんな予感が。 すでにかなり音をたてている。 向こうも気づいている可能性は高いのだ、今更隠密行動もないだろう。 ズボンのポケットからカプセルを一錠取り出して口に含む。 飲み込まずに舌の上にカプセルを留めると、甲斐は一気に階段を駆け上がった。 外観から判断するに二回は一部屋だけだ。 相手はそこに潜んでいるはず。 「なんだ?」 二回にたどり着いた甲斐は奇妙なにおいを感じた。 ざらついた鉄の匂い……血の匂いだ。 負傷しているのか、それとも誰かの返り血か。 甲斐は口内のカプセルはそのままに、視線を一際鋭くした。 革ジャンを脱いで丸める。 相手がゲームに乗っていた場合、間違いなく待ち伏せされている。 即席のダミーだ。 甲斐は片膝を立てた姿勢でノブに手をかけた。 ひんやりとしたスチールの感触が全身を冷やしていく。 ……冷静になれ。 ……イメージ通りに動け。 二呼吸分おいてから、甲斐は扉を開けてダミーを放り込んだ。 一拍おいて自分も頭から中へ飛び込む。 カーペットの上で前転を一回。 ヒュオッと空気を裂いて、頭上を何かが横切ったのを感じる。 飛び込む形でなければ危なかった。目が闇に慣れているのか、ダミーを見破っている。 内心冷や汗をかきながらも甲斐の行動は迅速だった。 回転を終えるや否や横に飛んで距離を空けると、紙一重で第二撃も空を切る。 自己防衛のための行動というには狙いがあまりに正確だった。 相手は確実に殺すつもりで来ている。 (相手はゲームに乗った奴か) ならば遠慮はいらない。 全力で叩き潰すまでだ。 一挙動で立ち上がり、甲斐は前方を睨んだ。 部屋は闇に沈んでいた。 カーテンは閉め切られ、一筋の光さえ入ることはできない。 その空気は暗く、冷たく、重い。 カプセルを奥歯で挟みながら甲斐は全身を緊張させた。 全身が沸騰したように熱いのに、芯は氷のように冷えている。 夜のアンダーグランドで、幾度も味わった感覚だった。 命をコインに賭ける感覚。 エッジの上で踊る感覚。 それを思い出し、甲斐は歯をむき出しにして笑った。 甲斐の前方に、影が二つ。 一人は壁にもたれぐったりとしている。 もう一方は立ち上がっていて、右手に何かを持っていた。 先ほど頭の上を通過した凶器だろう。 鈍器か、刃物か。どちらにしろ当たるのは拙そうだ。 ようやく目が慣れてきた。 二つの影が、二人の少女へと溶けていく。 「お前らがどこの誰かは知らねえが、容赦しないぜ?」 甲斐が不敵に宣言する。 さあ、宴の始まりだ。 悪魔を喚べばウィザードは気配に気づくだろう。 カプセルを求めて近づいてくるか、逆に逃げるかは知らないが、絶対に追い詰めてみせる。 そして、もう一度……。 甲斐の目が強く力を放つ。 甲斐はカプセルを噛み潰そうと、奥歯に力を込めて―――― 「甲斐、さん?」 いきなり名前を呼ばれ、その動きを止めた。 おもわず口から零れたカプセルがカーペットの上に落ちる。 誰だあいつは? なんで俺の名前を知っている? いや、落ち着け。久しく聞いていなかったが、今の声は……。 甲斐は混乱を沈めようと声の主を見た。 凶器の剃刀を構えたまま、真剣な眼差しで甲斐を睨む女の後ろ。 壁に寄りかかっていた少女が、ゆっくりと起き上がる。 「お前……海野、か?」 甲斐の声には戸惑いの色が濃く現れていた。 それほどに、少女の容貌は変わっていた。 艶やかだった髪はくすみ、肌の色も青白い。 眼光はどこか妖しく、見るものを惹きこむような魔力があった。 なにより、その少女は襟元まで真っ赤に汚れていた。 なにをすればあそこまで汚れるのか、甲斐には思いつかないほどに。 認識が追いつかない。 名簿で名前を見たときから、この探偵少女は主催者と戦う道を選ぶと思っていた。 例え勝ち目がなかろうと誰かを殺すくらいならそうするだろう。 それが、“探偵”海野千絵のはずだ。 ――――狂ってる。 現実とイメージのギャップが埋められない。 「海野。お前、誰かを殺ったのか」 声が乾いているのを自覚する。 甲斐の問いに、少女は俯いたまま答えなかった。 甲斐が続けて問おうとした瞬間、頭で考えるより速く体が動いていた。 身を捻りながら足を跳ね上げる。 左肩に熱い痛み。 同時に爪先が柔らかいものを抉る感触。 (くそ、なにやってんだ俺は!? 敵を前にしながら隙をつくるなんてよ!) 甲斐は流れる血をそのままに、ポケットから再びカプセルを取り出す。 それより速く、もう一人の女――――佐藤聖が動いていた。 甲斐の蹴りがわき腹を抉ったのだろう。 つらそうに押さえながら部屋に備えつけられた机へと駆け寄る。 「ああああああああああああああああああああっっっ!!」 聖は大音声で叫ぶと、あろうことか机を頭の上に持ち上げた。 机は木製のしっかりしたもので、とても女の腕力で持ち上がるものではない。 聖は重さに顔を歪め、膝が砕けそうになりながらも、甲斐めがけて机をぶん投げた。 「んなっ!?」 巨大な質量が迫り、甲斐は大慌てで部屋から外へと飛び出す。 いかにタフだろうとあんなものを食らったら一発でお釈迦だ。 (なんなんだあの女は!?) 甲斐が部屋から脱出した直後、盛大な激突音が家そのものを揺さぶった。 耳を突き抜ける衝撃に耐えながらもカプセルを手に部屋へと戻る。 しかし、机が邪魔だった。 ドアは壊れていたが、投げられた机は原型を留め、入り口の下部を塞いでいた。 甲斐が机に足をかけた時にはすでに聖がカーテンを頭からかぶり、窓から飛び降りるところだった。 一瞬で視界から聖が消える。 千絵も同様にカーテンをかぶり、後へ続こうとする。 「待ちやがれ海野!」 甲斐の怒号に千絵が振り返った。 その表情に生気は薄く、かつてカプセル撲滅に邁進していた少女とは別人のようだ。 「どういことだてめえ! ゲームに乗ったのか!? あの女はなんだ!? お前の顔の汚れはなんだってんだ!」 「甲斐さん……ごめんなさい」 「わけわかんねえぞコラ! ちょっとそこで待ってろ!」 甲斐は勢いよく机を飛び越え、窓へと疾走する。 一方の千絵は軽く跳躍すると、容易く窓枠を乗り越えた。 彼女の運動能力では考えられない動きだった。 甲斐が手を伸ばすが間に合わない。千絵の姿が下へと消える。 その寸前。 甲斐は、千絵の口元が動くのを確かに見た。 少女の口は四つの音をつくって視界から消える。 甲斐が窓から下を見れば、カーテンをかぶった人間が二人、東へと走っていくところだった。 二階から飛び降りて無事なのもおかしいが、二人とも女の脚力にしてはやけに速い。 二人はあっという間に角を曲がって見えなくなる。 取り残された甲斐は、苛立たしげに頭をかいた。 本当に頭が痛い。 千絵の赤い汚れ。二人の異様な身体能力。肩の負傷。そして千絵が最後に呟いた言葉。 「こ、ろ、し、て……か。くそ、俺にどうしろってんだ」 めちゃくちゃになった部屋の中。 埃にまみれたジャケットを拾い上げ、甲斐は悪態をついた。 【残り90人】 【D-3/民家内/1日目・07 00】 【甲斐氷太】 [状態]:左肩に切り傷(深さは不明) [装備]:カプセル(ポケットに三錠) [道具]:煙草(残り14本)、カプセル(大量)、支給品一式(ヴォッドのもの) [思考]:ゲームに乗る、ウィザードと戦いたい、海野をどうするべきか 【D-3/路上/1日目・07 00】 『No Life Sisters(佐藤聖/海野千絵)』 【佐藤聖】 [状態]:吸血鬼化/身体能力等パワーアップ、左手首に切り傷(徐々に回復中) /わき腹に打撲 [装備]:剃刀 [道具]:支給品一式、カーテン(日よけ) [思考]:なんとか森に逃げ込む。 吸血、己の欲望に忠実に(リリアンの生徒を優先) 【海野千絵】 [状態]:吸血鬼化/身体能力等パワーアップ [装備]:なし [道具]:カーテン(日よけ) [思考]:聖についていく/殺してほしい←かなり希薄です 2005/05/05 改行調整、文章一部追加・改変 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第248話 第249話 第250話 第229話 時系列順 第254話 第169話 甲斐氷太 第287話 第145話 海野千絵 第250話 第145話 佐藤聖 第250話
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2011年の配信状況 Team S 8月 9月 10月 11月 12月 合計 大矢 8 68 100 96 92 364 小野 13 60 44 36 23 176 加藤る 14 116 91 79 81 381 木崎 7 70 69 57 52 255 木下 9 61 71 46 55 242 桑原 7 62 63 63 63 258 須田 8 81 88 76 75 328 高田 9 79 77 71 79 315 出口 8 73 77 64 59 281 中西 9 76 70 60 57 272 平田 8 68 69 54 63 262 平松 5 66 56 52 42 221 松井珠 15 60 50 38 41 204 松井玲 8 87 86 74 81 336 矢神 7 53 40 37 28 165 Team KⅡ 8月 9月 10月 11月 12月 合計 赤枝 13 54 42 39 54 202 阿比留 24 92 92 89 93 390 石田 11 68 77 60 77 293 小木曽 12 55 72 62 68 269 加藤智 13 52 72 69 76 282 後藤 7 44 51 51 54 207 佐藤聖 15 47 47 40 30 179 佐藤実 17 64 88 78 81 328 高柳 5 30 31 44 33 143 秦 8 52 33 41 30 164 古川 4 59 62 64 57 246 松本 14 76 88 74 76 328 向田 5 20 52 51 50 178 矢方 11 51 60 46 61 229 山田澪 9 49 37 42 66 203 若林 17 50 56 51 49 223 Team E 8月 9月 10月 11月 12月 合計 磯原 19 87 89 78 88 361 上野 13 78 82 79 92 344 梅本 13 103 90 81 89 376 金子 15 86 90 62 59 312 木本 13 64 71 64 73 285 小林亜 16 75 84 81 75 331 酒井 11 84 77 70 63 305 柴田 18 81 72 72 77 320 高木 12 64 51 42 48 217 竹内 6 67 83 72 71 299 都築 7 56 47 32 25 167 中村 10 79 51 60 49 249 原 8 44 63 39 49 203 間野 12 96 87 84 90 369 山下 13 111 91 82 84 381 山田恵 10 80 86 76 78 330 研究生 8月 9月 10月 11月 12月 合計 欠損日数 井口 9 114 108 91 107 429 犬塚 30 130 80 118 84 442 (10月)8日分 今出 26 152 139 120 136 573 内山 15 133 156 117 125 546 鬼頭 11 102 112 121 111 457 小林絵 11 139 133 127 130 540 斉藤 36 157 155 154 161 663 松村 44 198 154 151 157 704 水埜 19 147 122 102 96 486 卒業メンバー 8月 9月 10月 11月 12月 合計 松下 4 47 5 -- -- 56
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2008年秋期九州リーグ 男子フルーレ一位 高木雄也 男子フルーレ二位 竹中大祐 男子フルーレ三位 藤井公博 男子サーブル一位 竹中大祐 男子サーブル二位 津田直人 男子サーブル三位 藤井公博 男子エペ一位 竹中大祐 男子エペ二位 平田章吾 男子エペ三位 高木雄也 女子フルーレ一位 山崎由希 女子フルーレ二位 渡辺知華 女子フルーレ三位 小橋川葉留奈 女子エペ一位 山崎由希 女子エペ二位 小橋川葉留奈 女子エペ三位 渡辺知華 2008全国国公立大学フェンシング大会 男子団体 フルーレ8位 エペ10位 サーブル10位 2008年春期九州リーグ フルーレ一位 竹中大祐 フルーレ二位 尾上正幸 フルーレ三位 有延祥子 サーブル一位 竹中大祐 サーブル二位 財津太一 サーブル三位 峰松勇気 エペ一位 竹中大祐 エペ二位 中田洋輔 エペ三位 有延祥子 新人戦一位 藤井菜都美 新人戦二位 渡辺知華 新人戦三位 津田直人 2008年春季四大戦 フルーレ一位 上杉秀雄 フルーレ二位 阿部和敬 フルーレ三位 片岡郁博 サーブル一位 阿部和敬 サーブル二位 上杉秀雄 サーブル三位 尾上正幸 エペ一位 竹中大祐 エペ二位 藤井公博 エペ三位 上杉秀雄 2007秋季九州リーグ 男子フルーレ一位 尾上正幸 男子フルーレ二位 阿部和敬 男子フルーレ三位 有延祥子 女子フルーレ一位 崎村望 女子フルーレ二位 有延祥子 女子フルーレ三位 芦塚歩 男子エペ一位 三浦洋康 男子エペ二位 竹中大祐 男子エペ三位 峰松勇気 女子エペ一位 芦塚歩 女子エペ二位 有延祥子 女子エペ三位 崎村望 男子サーブル一位 尾上正幸 男子サーブル二位 阿部和敬 男子サーブル三位 三浦洋康 女子サーブル一位 小橋川葉留奈 女子サーブル二位 有延祥子 女子サーブル三位 光村舞乃 2007春季九州リーグ 男子フルーレ 一位 阿部和敬 男子フルーレ 二位 藤井公博 男子フルーレ 三位 尾上正幸 女子フルーレ 一位 崎村 望 女子フルーレ 二位 芦塚 歩 女子フルーレ 三位 松園祐美 男子エペ 一位 藤井公博 男子エペ 二位 尾上正幸 男子エペ 三位 山口功史朗 男子サーブル 一位 尾上正幸 男子サーブル 二位 峰松勇気 男子サーブル 三位 木浦史貴 新人戦 一位 竹中大祐 新人戦 二位 山口功史朗 新人戦 三位 峰山元太郎 2007春季四大戦 フルーレ一位上杉秀雄 フルーレ二位古谷健太郎 フルーレ三位藤井公博 エペ一位上杉秀雄 エペ二位尾上正幸 エペ三位藤井公博 サーブル一位尾上正幸 サーブル二位福島俊 サーブル三位佐藤星矢 2006 秋季九州リーグ 女子個人フルーレ 一位芦塚歩(長3) 二位知名ゆい子(沖2) 三位松園祐美(長4) 女子エペ 一位知名ゆい子(沖2) 二位芦塚歩(長3) 三位高尾幸恵(九4) 男子個人 フルーレ 一位尾上正幸(広3) 二位佐藤星矢(九2) 三位星 孝明(広3) 男子個人 エペ 一位浅見義文(熊3) 二位尾上正幸(広3) 三位星 孝明(広3) 男子 サーブル 一位尾上正幸(広3) 二位星 孝明(広3) 三位草場洋誓(熊2) 新人戦 一位上杉和也(H2) 二位佐藤星矢(九2) 三位知名ゆい子(沖2) 2006全国国公立大学フェンシング大会 男子団体 フルーレ6位 エペ4位 サーブル9位 女子個人 フルーレ優勝 2006年6月10日~11日 夏季四大戦 エペ 優勝 中村 藤井 峰松 個人成績 中田+15 上杉+13 古賀+7 藤井+4 中村+1 峰松+1 尾上-3 有延-6 土屋-6 星-10 ジュリア-16 フルーレ 優勝 上杉 古谷 星 個人成績 古谷+13 藤井+9 上杉+9 片岡+5 有延+4 中村+2 尾上-3 砂川-3 星 -8 ジュリア-13 峰松-14 2006年5月5日~7日 全九州学生フェンシング選手権春季大会 団体優勝 九州大学 個人フルーレ 1位 藤井公博 2位 尾上正幸 3位 佐藤聖矢 エペ 1位 尾上正幸 2位 藤井公博 3位 高尾幸恵 サーブル 1位 尾上正幸 2位 浅見義文 3位 佐藤聖矢 2006年3月4日 4大戦春季大会 男女混合 エペ 1位 高橋寛明(社1) 2位 上杉秀雄(阪1) 3位 杉尾圭太(高1) フルーレ 1位 上杉秀雄(阪1) 2位 有延祥子(文1) 3位 高橋寛明(社1) 2005年10月15日 全九州学生フェンシング選手権秋期大会 フルーレ 男子一位 尾上正幸(広大2) 女子一位 有延祥子(文教1) 二位 辻 修平(福岡2) 二位 平尾めぐみ(福岡2) 三位 阿部和敬(九大4) 三位 高尾幸恵(九州3) エペ 男子一位 尾上正幸(広大2) 女子一位 俵 蓮子(熊本1) 二位 浅見義文(熊本2) 二位 高尾幸恵(九大3) 三位 中田洋輔(広大2) 三位 有延祥子(文教1) サーブル 男子一位 佐藤星矢(九大1) 二位 藤村浩太(九大2) 三位 池田真吾(福岡2) 新人戦 男子一位 尾上正幸(広大2) 女子一位 有延祥子(文教1) 二位 中田洋輔(広大2) 二位 平尾めぐみ(福岡2) 三位 池田真吾(福岡2) 三位 俵 蓮子(熊本1) 2005年6月12日 四大戦 夏季 団体優勝チーム 中田 古賀 有延 斉藤 2005年4月30日 全九州学生フェンシング選手権春季大会 団体優勝 九州大学 準優勝 広島大学 フルーレ 男子一位 尾上正幸(広大2) 女子一位 平尾めぐみ(福岡2) 二位 池田真吾(福岡2) 二位 高尾幸恵(九大3) 三位 福島 俊(九大5) 三位 平野友衣子(熊本2) エペ 男子一位 福島 俊(九大5) 女子一位 高尾幸恵(九大3) 二位 辻 修平(福岡2) 二位 平尾めぐみ(福岡2) 三位 藤井啓志(広大3) 三位 松園祐美(長崎3) サーブル 男子一位 福島 俊(九大5) 二位 鎌田勇紀(広大3) 三位 辻 修平(福岡2) 2005年3月13日 四大戦 春期 団体優勝 広島大学 準優勝 熊本大学 三位 徳島大学 フルーレ 男子一位 中村 誠(徳大1) 女子一位 ???シラベテオキマス 二位 古賀義行(広院2) 二位 ??? 三位 辻 修平(福岡1) 三位 ??? エペ 男子一位 浅見義文(熊本1) 女子一位 ??? 二位 中田洋輔(広大1) 二位 ??? 三位 上杉秀雄(阪大0) 三位 ??? 2004年 全九州学生フェンシング選手権秋季大会 エペ 男子一位 高橋 寛明(広島4) 二位 浅見 義文(熊本1) 三位 鎌田 勇紀(広島2) 女子一位 平尾 めぐみ(福岡1) 二位 俵 蓮子 (熊本4) 三位 高尾 幸恵(九州2) サーブル 一位 福島 俊(九州4) 二位 鎌田 勇紀(広島2) 三位 高橋 寛明(広島4) フルーレ 男子一位 辻 修平(福岡1) 二位 尾上 正幸 (広島1) 三位 西田 康平(広島3) 女子一位 平尾 めぐみ(福岡1) 二位 松園 祐美 (長崎2) 三位 高尾 幸恵(九州2) 新人戦 優勝 平尾 めぐみ(福岡1) 準優勝 辻 修平 (福岡1) 第三位 中田 洋輔(広島1)
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html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。 {滝沢 カレン}(たきざわ カレン)とは、ファッションモデル、タレントである。 p スターダストプロモーション所属。血液型AB型。身長170cm。『ミスセブンティーン2008』グランプリ。東京都出身。ファッション雑誌『JJ』専属モデル。 /p h2 **【概要】 h2 p 1992年5月13日生まれの25歳(登録日当時)。 /p p 独特の言葉遣いが話題となり、テレビやインスタグラムで大人気である。 /p p 特に共演者に四字熟語であだなをつけるという芸風が最近は注目されている。 /p p 幼い頃から洋服が好きであり、多くの人に楽しいファッションを伝えたいという思いからファッションモデルを志す。 /p p 渋谷でスカウトされ、スターダストプロモーションに所属しモデルとなり、2008年、雑誌『SEVENTEEN』のモデルオーディション「ミスセブンティーン2008」でグランプリに選ばれ、専属モデルとなる。 /p p 2011年3月に『SEVENTEEN』を卒業し、4月から雑誌『JJ』の専属モデルとなる。 /p p 今ではその独特のしゃべり方で人気だが、19歳のときにスタッフから「そのしゃべり方ではテレビにだせない」と注意されていたため、アナウンス学校に1年程通うことになった。そのときに尊敬語や謙譲語を叩き込まれたことで今のしゃべりが出来上がったという。 /p p ウクライナ人の父と日本人の母を持つハーフタレントであるが、日本生まれ日本育ちで、日本語しか話せない。 /p p 芸人の横澤夏子とは友人関係である。 /p h2 **【出演】 /h2 h3 ***映画 /h3 p -ROOKIES-卒業-(2009年) 購買部マドンナ 役 /p p -マリア様がみてる(2010年) 佐藤聖 役 /p h3 ***テレビ /h3 p -踊る!さんま御殿!!(日本テレビ 2015年6月2日) /p p -全力!脱力タイムズ /p p 追記・修正よろしくお願いします。 /p
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[部分編集] // / l ', \ `メ レ-、 ! l _ ┼ ____ レ / ∧ ', ` 'ー≧/'う j ! ' ∠ _ {三 三L l ./ / \ ', / テ==ヾ、ィ' l ト l / 「==== | ┼ l l .メ、 \ V/ / ヽ` ! !\\! /_ ! ┼. 」ニニ.┐,-、 | __ ノL.._l | / ィテ≧ `丶\ {l l| ,' L `! ∠__ ノL.._ j 〉 }」/ j ! `Y´ l ! イ // ', ', j / `、ー レ . `Y´ ,-、 「| j .ヽ{ ト,.┴、__ ' V !l' ll j \_ _ノ.! ; '` l イ l 〉 __ j|__ / /. ヽ\\ / ト、_ 、 j|| ll  ̄ //| ,' // j/| !.' `Yニ{ レ | _, 人/ 〉l._ ', { ヽヽ_ノ ヘ | //'´ /ノ レ' フ7_/ __ノ  ̄ヽ て` t彡' \j `ヽ ヘ //// マ/ j .| -'/ ´,...< レ {l ! ´ `ヽイ_´ ─'- ヽ ヽ ` ー ' /!//≦ '´ | メ\_, ィ─ {_ ヽ ト _ < | j/!j l _ `メ.ノ __ ノL.._ 、 ┼ヽ ! {>─ ィ ´ } !/' / __ノ L _ フ´__ ノL.._ `Y´ ヽ ヽ\ `ヽ\ .「', ! レ `Y´ , ´ `Y´ _ ノL_、 ヽ ! ト } | ! ヽ / レ '´ ┼ Y´ ┼ 、 j \! `ー! l __ <__ ―≦ ┼ --' L` ' | /!ロ! |  ̄ T ===、 Y´ |/イ .| | ヽ \ | | | | __ ノL.._ ─、 | | | | `Y´ \ } | | ´ ┌┴─┐ j┬、╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋ 【野田ミキ】性別:女性【称号】 ザ・フリーダム:信長が匙を投げた逸材。味方モンスターのスキル発動率+5%【特殊能力】 センス○:味方モンスターのレベルが上がりやすいたまに天の声として現れるパルプンテの神様信長も認める逸材でよく分からないアイテムを所持している クエストの模擬戦で使ってきたモンスター 一回目 アリス・キャロル 藤堂志摩子 高槻やよい 二回目 ヴェイグ 三浦あずさ 佐藤聖
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生存者認知表 明確な描写があるかないかで区別しているので、 『まったく知らないと表記されていたが、実は知っていた』という可能性も多分にあります。 凡例 ○ ロワに来てから会っている ? 会ったが名前は知らない △ 情報は持っているが会っていない × まったく知らないし、会ってもいない ★ 元の世界からの知り合い ☆ 同じ世界出身だが知らない 被認知者 002 003 005 007 011 013 015 018 022 025 033 038 041 045 047 050 055 056 060 064 認知者 002 甲斐氷太 ○ ○ × × × × △ × ? × × × × × × × × × ? 003 海野千絵 ○ × × × × × × × × × ○ × × × × ○ ○ △ ○ 005 十叶詠子 ○ △ ○ × × × × × ○ × × × ○ ○ × × × ○ ○ 007 ギギナ × × ○ ○ × × × × × × × × × × ? × × × × 011 ヘイズ × × × ○ ? × × ○ △ × × △ × × ○ × × × × 013 フリウ × × × × ? ★ ? × × × × × × × × × × △ × 015 ウルペン × × × △ × ★ × × × × × × × × × × × × × 018 キノ × × × × × ? × × ? ? × × × ? × △ ○ × × 022 火乃香 × × × △ ○ ? × × ★ × × △ × × ○ × × × × 025 BB × × ○ × × × × ? ★ × × ? ○ × × × × × ○ 033 李淑芳 × × × × × × × ? × × × × × △ ? × × × × 038 折原臨也 × ○ × × × × × × × × × × × × × × × × × 041 クレア × × × × △ × × × △ ? ? × ? × ? × × × × 045 子爵 × △ ○ × × × △ × △ ○ △ × ? △ × × × ○ ○ 047 ブギーポップ × × ○ × × × × ○ × × △ × × × ★ × × × × 050 九連内朱巳 × × × ○ × × × × ○ △ ? × ? × ☆ × × × × 055 千鳥かなめ × ? × × × × × × × △ × × × × × × ○ × × 056 相良宗介 × ? × × × × × ○ × × × × × × × × ○ × × 060 福沢祐巳 × × ○ × ? × × × ○ × × × × ○ × × × × ○ 064 佐藤聖 × ○ ○ × × × × × × × × × × ○ × × × × ○ 002 003 005 007 011 013 015 018 022 025 033 038 041 045 047 050 055 056 060 064 認知者 068 アシュラム × ? × × × × × × × × × × × × × × ○ ○ △ △ 069 ピロテース × × △ △ × × × × △ ? × × × × × × × × ? × 071 佐山・御言 ○ △ ○ ○ × × × × × × × × × × ○ × × × × × 073 出雲・覚 × × × ○ × × ? × × × × × × × × × × × × × 074 風見・千里 ○ △ ○ × × × × ? × × × × ? ○ × × × × × ○ 078 ベルガー × ○ × ? ? ? × × ? × × ○ × × × × × × × × 083 零崎人識 × × × × × △ ○ ○ × × ○ × ? × ○ × ? ? × × 086 匂宮出夢 × × × × × × △ × × × × ? × × × × × △ × × 089 長門有希 × × × × × × △ × × × × ? × × × × × △ × × 091 古泉一樹 × × × × ? ? × × ○ × × △ × × × × △ △ × × 098 なっちゃん ? × ? ? × ? × × × × × × × × × × × × × × 104 アリュセ × × × ○ × × ? × × × × × × × × × × × × × 106 三塚井ドクロ ○ × × ? × × ? × × × × × × × × × × × × × 110 美姫 × ? × × × × × × × × × × × × × × ○ ○ × ○ 111 オーフェン × × ○ ○ ○ ? × ○ ○ × × × × × × × × × × × 113 コミクロン × × × ○ ○ ? × × ○ △ × × △ × × ○ × × × × 114 クリーオウ × × △ ○ × × × × × × × ○ × × × × × × × × 002 003 005 007 011 013 015 018 022 025 033 038 041 045 047 050 055 056 060 064 被認知者 被認知者 068 069 071 073 074 078 083 086 089 091 098 104 106 110 111 113 114 認知者 002 甲斐氷太 × × ○ △ ○ × × × × × ? × ○ × × × × 003 海野千絵 ○ × × × × ○ × × × × × × × ○ × × × 005 十叶詠子 △ × ○ △ ○ × × × × × ○ × × × ○ △ △ 007 ギギナ × × ○ ○ △ × × × × × ? × ○ × ○ ○ ○ 011 ヘイズ × × × × × × × × × ? × × × × ○ ○ × 013 フリウ × × × × × ? × × × × ? × × × ? ? × 015 ウルペン × × × ○ △ × ? × × × × ○ ○ × ? × × 018 キノ × × × × ? × ○ × × × × ? × × ○ × × 022 火乃香 × × × × × × × × × ? × × × × ○ ○ × 025 BB × × △ △ ○ × × × × × × × × × × × × 033 李淑芳 × × △ × × × ○ × × × × △ × × × × × 038 折原臨也 × × × × × ○ × ○ ○ △ × × × × × × ○ 041 クレア × × × × ? × ? × × × × × × × × × × 045 子爵 △ × × ○ × × × × × × × × × × × × × 047 ブギーポップ × × ○ × × ○ ○ × × × × × × × ○ × △ 050 九連内朱巳 × × × × × × × × × × × × × × × ○ × 055 千鳥かなめ ○ × × × × × ? × × × × × × ○ × × × 056 相良宗介 ○ × × × × × ? × × × × × × ○ × × × 060 福沢祐巳 △ ? × × × × × × × × × × × × × × × 064 佐藤聖 × × × × ○ × × × × × × × × ○ × × × 068 069 071 073 074 078 083 086 089 091 098 104 106 110 111 113 114 認知者 068 アシュラム ☆ × × × × ? × × × × × × ○ × × × 069 ピロテース ★ × × × × × × △ △ × × × △ △ × ○ 071 佐山・御言 × × ★ ★ ○ ○ × × × ○ × × × ○ △ △ 073 出雲・覚 × × ★ ★ × ○ ○ ○ × ? ○ × × △ × △ 074 風見・千里 × × ★ ★ × × × × × × × × × × × × 078 ベルガー × × ○ × × ○ × △ ○ × × × × ○ × × 083 零崎人識 ? × ○ ○ △ ○ ○ ? × × ○ ○ ? ○ × △ 086 匂宮出夢 × × × ○ × × ○ ○ △ × ○ ○ × × × × 089 長門有希 × × × ○ × × ○ ○ ★ × ○ ○ × × × × 091 古泉一樹 △ × × × × ○ × △ ★ × × × × △ × ? 098 なっちゃん × × ○ × × × × × × × × × × ○ × × 104 アリュセ × × △ ○ △ × × ○ ○ × ? ○ × × × × 106 三塚井ドクロ × × × ○ × × ○ ○ × × × ○ × × × × 110 美姫 ○ × × × × × ○ × × × × × × × × × 111 オーフェン × × ○ × × ○ ○ × × × ? × × × ○ ★ 113 コミクロン × × × × × × × × × ? × × × × ○ ☆ 114 クリーオウ × ○ × × × × × × △ △ × △ ○ × ★ ☆ 068 069 071 073 074 078 083 086 089 091 098 104 106 110 111 113 114 被認知者
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第五回放送までの死亡者 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで 参加者一覧 死因一覧 辞世の句 殺害数ランキング 【参加者一覧】 2/4【Dクラッカーズ】 ×物部景/○甲斐氷太/○海野千絵/×緋崎正介(ベリアル) 1/2【Missing】 ○十叶詠子/×空目恭一 1/3【されど罪人は竜と踊る】 ○ギギナ/×ガユス/×クエロ・ラディーン 0/1【アリソン】 ×ヴィルヘルム・シュルツ 1/2【ウィザーズ・ブレイン】 ○ヴァーミリオン・CD・ヘイズ/×天樹錬 2/3【エンジェル・ハウリング】 ○フリウ・ハリスコー/×ミズー・ビアンカ/○ウルペン 0/2【キーリ】 ×キーリ/×ハーヴェイ 1/4【キノの旅】 ○キノ/×シズ/×キノの師匠(若いころver)/×ティファナ 2/4【ザ・サード】 ○火乃香/×パイフウ/×しずく(F)/○ブルーブレイカー(蒼い殺戮者) 0/5【スレイヤーズ】 ×リナ・インバース/×アメリア・ウィル・テスラ・セイルーン/×ズーマ/×ゼルガディス/×ゼロス 1/5【チキチキ シリーズ】 ×袁鳳月/×李麗芳/○李淑芳/×呉星秀/×趙緑麗 1/3【デュラララ!!】 ×セルティ・ストゥルルソン/×平和島静雄/○折原臨也 0/2【バイトでウィザード】 ×一条京介/×一条豊花 1/4【バッカーノ!】 ○クレア・スタンフィールド/×シャーネ・ラフォレット/×アイザック・ディアン/×ミリア・ハーヴェント 1/2【ヴぁんぷ!】 ○ゲルハルト=フォン=バルシュタイン子爵/×ヴォッド・スタルフ 2/5【ブギーポップ】 ○宮下藤花(ブギーポップ)/×霧間凪/×フォルテッシモ/○九連内朱巳/×ユージン(天色優) 0/1【フォーチュン・クエスト】 ×トレイトン・サブラァニア・ファンデュ(シロちゃん) 0/2【ブラッドジャケット】 ×アーヴィング・ナイトウォーカー/×ハックルボーン神父 2/5【フルメタル・パニック!】 ○千鳥かなめ/○相良宗介/×ガウルン/×クルツ・ウェーバー/×テレサ・テスタロッサ 2/5【マリア様がみてる】 ○福沢祐巳/×小笠原祥子/×藤堂志摩子/×島津由乃/○佐藤聖 0/1【ラグナロク】 ×ジェイス 0/1【リアルバウトハイスクール】 ×御剣涼子 2/3【ロードス島戦記】 ×ディードリット/○アシュラム/○ピロテース 0/1【陰陽ノ京】 ×慶滋保胤 3/5【終わりのクロニクル】 ○佐山・御言/×新庄・運切/○出雲・覚/○風見・千里/×オドー 0/2【学校を出よう!】 ×宮野秀策/×光明寺茉衣子 1/2【機甲都市伯林】 ○ダウゲ・ベルガー/×ヘラード・シュバイツァー 0/2【銀河英雄伝説】 ×ヤン・ウェンリー/×オフレッサー 2/5【戯言 シリーズ】 ×いーちゃん/○零崎人識/×哀川潤/×萩原子荻/○匂宮出夢 2/5【涼宮ハルヒ シリーズ】 ×キョン/×涼宮ハルヒ/○長門有希/×朝比奈みくる/○古泉一樹 0/2【事件 シリーズ】 ×エドワース・シーズワークス・マークウィッスル(ED)/×ヒースロゥ・クリストフ 0/3【灼眼のシャナ】 ×シャナ/×坂井悠二/×マージョリー・ドー 0/1【十二国記】 ×高里要(泰麒) 1/4【創竜伝】 ○小早川奈津子/×鳥羽茉理/×竜堂終/×竜堂始 1/4【〈卵王子〉カイルロッドの苦難】 ×カイルロッド/×イルダーナフ/○アリュセ/×リリア 1/1【撲殺天使ドクロちゃん】 ○ドクロちゃん 1/4【魔界都市ブルース】 ×秋せつら/×メフィスト/×屍刑四郎/○美姫 3/5【魔術士オーフェン】 ○オーフェン/×ボルカノ・ボルカン/○コミクロン/○クリーオウ・エバーラスティン/×マジク・リン 0/2【楽園の魔女たち】 ×サラ・バーリン/×ダナティア・アリール・アンクルージュ 全117名 残り37人 死因一覧 致命打となる攻撃を与えた人・物で表記。 話 時間 名前 殺害者 死因 凶器 詳細 552 00 00 慶滋保胤 臨也 焼殺 ジッポライター スピリタスに発火させられる 話 時間 名前 殺害者 死因 凶器 詳細 辞世の句 話 名前 最期の言葉 補完後 552 慶滋保胤 「継がれる意志がある限り、僕らの道は絶たれない!」 話 名前 最期の言葉 補完後 殺害数ランキング 順位 殺害者 殺害数 被害者 1位 折原臨也 6人 朝比奈みくる / 緋崎正介 / ガユス / サラ / 藤堂志摩子 / 慶滋保胤 神父 6人 ゼロス? / 袁鳳月? / 趙緑麗? / アイザック? / ミリア? / 哀川潤? 3位T フリウ 5人 オフレッサー / シロちゃん / ダナティア / メフィスト / パイフウ ウルペン 5人 リリア / いーちゃん / キーリ / ED / ハーヴェイ 5位T キノ 4人 キノの師匠 / ヴィル / イルダーナフ / 物部景 小笠原祥子 4人 一条豊花 / 呉星秀? / 新庄・運切 / ミズー 7位T ドクロちゃん 3人 アーヴィー / クエロ / ヒースロゥ パイフウ 3人 クルツ? / 鳥羽茉理? / 高里要 リナ 3人 ズーマ? / ディードリット / リナ 10位T 甲斐氷太 2人 李麗芳 / 屍刑四郎 佐藤聖 2人 シズ / 光明寺茉衣子 零崎人識 2人 シュバイツァー / 坂井悠二 クエロ 2人 ゼルガディス? / 秋せつら? ゼロス? 2人 天色優 / マジク? ff 2人 ガウルン? / シャーネ? アーヴィー 2人 竜堂始? / カイルロッド ガウルン? 2人 一条京介? / 涼宮ハルヒ 光明寺茉衣子 2人 しずく / セルティ シャナ 2人 平和島静雄 / メフィスト マージョリー? 2人 ff / 空目恭一 23位T 十叶詠子 1人 ティー ギギナ 1人 霧間凪 相良宗介 1人 キョン 福沢祐巳 1人 アメリア? アシュラム 1人 宮野秀策 古泉一樹 1人 竜堂終 なっちゃん 1人 ボルカン? コミクロン 1人 シャナ ガユス 1人 萩原子萩? ミズー 1人 小笠原祥子 シズ 1人 島津由乃 一条京介? 1人 御剣涼子 ジェイス? 1人 天樹錬 御剣涼子 1人 ヤン ディードリット 1人 ヴォッド? オドー 1人 ジェイス? 哀川潤? 1人 神父 竜堂終 1人 オドー サラ 1人 マージョリー ダナティア 1人 テッサ 順位 殺害者 殺害数 被害者 おまけ 順位 殺害者 殺害? 数 被害にあったもの 1位T アマワ? 1精霊 ギーア 霧間凪 1脚 ヒルルカ マージョリー 1頭 地獄天使号 順位 殺害者 殺害? 数 被害にあったもの 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで
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第441話:懲りない彼女 作:◆MXjjRBLcoQ 島はさめざめと血を流していた。 たった一つの席を争う生存競争も、開始からすでに15時間が経過した。 死者はすでに60名を数えるに至る。 埋葬されるものはまだ幸運。 野晒しや、塵も残らぬのは当たり前。 喰われた者、暴かれた者、弄ばれた者。ここでは死者すらも資源であるのか。 しかし、死してなお死なず、未だ彷徨う者がいるのはいかがなものか。 佐藤聖もそんな死者の一人であった。 先の戦闘で煤けた衣服と、もはや裾のはだけた襤褸を纏い、雨の中を疾駆する。 乱れる呼吸も、奪われる体温も彼女にはない。 煩わしげに髪を払い顧みるのは、追われているためである。 それも一度森へ迂回したのが効を奏したのか、振りかえればあの鮮烈な赤も影だに見えない。 完全に撒いたと確信したのか、聖はその足を止めた。 ふ、と天を仰いだ空は暗雲すら見えないほどの水滴に満ちている。 雫は容赦なく、白い耳朶を鼻梁を、瞳を穿つ。一滴がこぼれ、頬を伝う。 しかし、次の水滴が落ちる頃には、不快もあらわに、聖はマントを翻した。 伝承に曰く、吸血鬼は水に触れると火傷するという、伝承は伝承に過ぎないのか、それともあの御方が偉大なのか。 彼女はそんな事を考えていたのかもしれない。 あたりは一面のススキ野、歩く彼女を絡み取っては引き止める。 大気より体温が低いためか、蒸気は肌近くで結露を起こし、下着はもはや用を成していない。 ただ一度、瞳に残る草露を拭い、吸血鬼聖は草原の出口を求め彷徨っていた。 背後の森はすでに雨粒の奥へ隠れている、いや直進という概念すら不確かである。 と、四方数十メートルのその視界に、ほんの微かにに朱が混じった。 それを頼りに聖は進み、片ひざをつく。朱は彼岸花であった。 顔を上げれば、そこは光すら逃れられないのか、黒一色。 聖は湖に出た。 湖面は波紋が咲き乱れ、吹き抜ける風は何者にも減衰されることなく、彼女の髪を洗う。 聖はマントを拡げた。さらにディパックを空け、コンパスと地図をその手に掴む。 繊手が地図ををなぞり、聖はかすかに後ろを見やる。 その表情はまさしく幽鬼を見た者のそれであった。 目には見えない悪意を知ってか、かすかに立ち上る気配を感じたのか。 聖は小さな湖の南岸に立っていた。座標で言えばC-7とC-6の境界付近にあたり、 彼女の背後数十メートル先は禁止エリアである。 かすかに震える指が再び地図をなぞる。城を指し、商店街を指し、港町を指し、顎を撫でる。 雨の勢いは衰えをみせない。 水音は怒号のごとく大地に響き、身体はしぶきで下半身から濡れる。 聖は荷物をまとめ立ち上がり、湖に沿って西進した。 死してなお、それは恐ろしいものなのか、それとも未だ死を認めていないのか、幾度となく後ろを顧み、 そして無様にけ躓いた。 少女だった。 半身を湖水に浸した身体は幼かった。聖の後輩達よりまだか細く、その寝顔はあどけない。 塗した様な泥も、絡め取る水草も、少女の美しさを損なわない。 この殺し合いの参加者にも彼女より美しい者は数多い。 某国の女王、‘虎’の名を持つ女暗殺者、そしてはるかなる高みには御方がいる。 だが少女の美しさは別次元のものであった。 血でも、傷でも、汚されない美は果たして人界のものであろうか。 見れば誰もがその無垢に、自らのやましさを恥じずにはいられまい。 聖の腹がどろり、と鳴く。 少女は白く冷えていた。 そっと伸ばした手が、冷血の手が退く。 少女を暖めてやることが出来ないのを悟ったのであろう、彼女はすぐさま日々培った面倒見のよさを発揮した。 一息に少女を湖から引き上げ、濡れた衣服を剥ぎ取りマントに包み、膝裏と肩を抱くようにして抱えあげる。 そして、ディバックを首に掛けなおし、豪雨の中を再び駆けた。 意識のない姫は力なく重力に従う。 騎士は吸血鬼の力でそれを食い止め走る。 彼女を突き動かしているのは優しさではない。 吸血鬼が欲するのは、焼けるような血潮であり、聖は身を焦がすような思いを欲していた。 しかし聖と少女が出会った理由はなんであろうか、少女の妖物をひきつける才か、はたまた吸血種のもつ命への渇望か? 否、その推測は無粋であるといえよう。 聖は、その速度を落とすことなく、少女の顔を審美する。 少女は名を、十叶詠子という。 さて、場面移してここは港町である。 ドッグからも中心街からも比較的離れた南部の住宅街、ここにもやはり人影は見えない。 建売の住宅が疎らに並び、木造漆喰の平屋と融合している様は、実に懐かしき田舎島の情景といえる。 だだ家々に明かりは灯らず、犬猫だけが町を闊歩する様は、耳を澄ませば終末の呼び声が聞こえてきそうだ。 そんな町の一角で、煌煌と照らす蛍光灯の元、再生機から教育シリーズ日本の歴史DVD第一巻を第二巻へと差し替える影があった。 誰かは語るべくもない。 ドイツはグローワース島が領主ゲルハルト=フォン=バルシュタイン子爵である。 手分けをする意味だろうか、西へと赴くEDと別れた後、彼は先ほどの港町に舞い戻ってきたのであった。 収穫は無かった。エネルギーの残量を考えれば骨折り損とも言える。 すでに赤銅髪の青年は去っていた。港の南部は死体ばかりが目立った。 14 30を過ぎ、雨は銀河をひっくり返したように降り注いだ。 黒い空に、光は一片たりとも望めなかった。 適当な住宅へと侵入し、彼はそれ以上の行動を全て放棄した。すなわち雨宿りである。 幸いにも住宅は生きていて、電気も水道も、電波やガスさえその営みを止めていない。 コンロはひねれば紅茶が沸かせた、リモコンを押せば心地よい音楽が流れる。 バルシュタイン城には及ばないながらも、島のなかでは群を抜く快適空間であった。 そして現在に至るという具合である。 ディスクの入れ替えはほどなく終わった。子爵の念力がスイッチをたたく。 がしょん、と音を立ててDVDが飲み込まれた。そして、 がしょん、と音を立てて、わずかに遠くで雨戸が閉まった。 子爵はあわてた風もなく、付けたばかりのDVDとテレビを止めた。 照明を落とせば、カーテンの閉められた隣家から、わずかに光が漏れている。 明かりをつけた住宅は誘蛾灯、つまりはそういうことであったのだ。 荷物を放置し、子爵はおもむろに窓を開けた。 無風であった。 豪雨の中に隠れ潜む邪悪と静寂が、子爵をその場に押しとどめた。 不吉の気配、とでも言えばいいのであろうか、圧倒的な存在感が虚空に深く根付いていた。 彼ははしばしその場に立ち竦む。 空はいよいよ重く、あるいはこの雨は、それらを押し流そうといているようにも見えた。 さて、隣家は比較的大きなもので、軒には宿の文字があった。 窓は多くが規則正しく並んでおり、足音がそれらを順にめぐっている。何者かが部屋を検めているのであろう。 子爵は玄関を避け、裏口から三和土へと回り込んだ。裏では給湯器が起動しているのか、かすかに熱気が漂っていた。 三和土はよくよく使い込まれており、かすかに煤と魚の臭いが残っている。 そこを上った先は八畳間となっていた。おそらくはダイニングとして使われていたのであろう。 背の低いテーブルが中央に鎮座し、そしてその上に少女が一人。 見知らぬ少女であった、意識はなく、しかしその幼い顔に笑みは絶えない。 ふむ、と小さく血文字が浮かび上がった。小波のように揺れるそれには、逡巡の色が濃く映る。 子爵の知覚は魂を捉える。少女の深淵を覗き見たのかもしれない。 いまださざめく子爵は、その手をそっと少女に伸ばし、足音に気づいて三和土へとさがった。 あたりを見渡すように蠢いて、竈の中に隠れこむ。 乱入者は女であった。 ふむ、とふたたび文字が浮かぶ。 女は子爵の見知らぬ、しかし心当たりのある者だった。 長身の女。吸血鬼。胸ポケットには火傷を避けるためか、ハンケチーフで包まれたロザリオ。 子爵の聞いた特徴に符合する。 吟味の間も、女は忙しそうに動き回った、廊下を行ったりきたり、そして浴衣とタオルを抱えて戻ってきた。 電子音が響き、それを確かめるためにか、女が後ろを振り向いた。風呂の合図である。 女は優しくかつ邪に笑った。膝を突き、横たえた少女のそのカーディガンの裾に手をかける。 少女の細い腹と、形のよい臍が覗いた。 【まぁ、待ちたまえ】 子爵の赤がその上を走る。 それは紳士としてか、決意の表れか。子爵は女の眼前へ、ついにその姿を現した。 女は果たして、この現象をどう捉えたのであろうか? 腰を落とし少女を抱き上げあたりを警戒し周囲を探る様は、その事実を知るものには滑稽ですらある。 子爵はさらに呼びかけた。 【落ち着きたまえ、ここに余人はいない、そして、私は隠れてなどいない。これが、この血液が! 私の現身である。 信じる信じないは君たちの自由だが、私にはこの身体しか意思伝達の手段がないのでね、しばし辛抱してくれたまえ。 いずれ理解にも達しよう】 漆喰の壁すら赤い液体、子爵にとってはノートである。 その筆術はいかなる技か、文字配列の緩急が、その大小が、女に会話の錯覚すら与える。 【いや、驚かせてすまなかった。私はドイツはグローワース島が前領主ゲルハルト=フォン=バルシュタイン子爵! 市政こそ既に委ねたが、21世紀も今なおかの地に君臨する紳士であり、ご覧のとおり吸血鬼である! いや、すまない冗談だ】 女の柳眉が釣りあがるよりも早く、子爵は次の言葉を言い放った。 【まぁ、君の同胞であることも元領主の身分も真実だがね】 その言葉に、幾分落ち着きを取り戻したのか、女はしかししかと少女を抱えて、子爵と対峙した。 もっとも、彼は他人の警戒を歯牙にかけるような男でもない。優しく諭すのみである。 【私は紳士だ。暴力に訴えるような真似はしない。もっとも、この身体ではそれも叶わないが…… とりあえず、私は君が血を吸うことも、配下を増やすことも咎めるつもりはないことを理解してほしい。 君より遥か昔に生を受け吸血鬼となり、それから数百年の時を生きてきた、 中には奇麗事の言えない時代を過ごしたこともあったとも】 血液が、ふ、と細く伸びる。おそらく、それが彼の「遠い目」なのだろう。 『表情』は一刹那に消え、血文字がすぐに、先ほどと同じ調子に紡がれた。 【ともあれ私が君に望むことはそう多くない。繰り返すが私は、おせっかいと無干渉を身上とする紳士で、吸血鬼だ。 いかに君が多くの者の血を吸ってきたとしても、私はそれを責める気も罰する気もない!】 そこで子爵は言葉を止めて、少女の手に触れる。 少女の肌にその赤は、不吉なほど良く映えた。 【だいぶ冷えているね、早くしたほうがよいようだ。一つでいい、質問をすることを許して欲しい。 他は君達の湯浴みの後にしよう。 なに、そう難しいものではないよ、あるいは答えてくれなくてもそれは一向にかまわない】 あごに手を添える仕草、一拍の間、そして 【貴女は佐藤聖嬢で間違いはないかね?】 【D-8/民宿/1日目/16 00】 【Vampiric and Tutor】 【十叶詠子】 [状態]:体温の低下、体調不良、感染症の疑いあり。外見的にもかなり汚い。 [装備]:『物語』を記した幾枚かの紙片 (びしょぬれ) [道具]:デイパック(泥と汚水にまみれた支給品一式、食料は飲食不能、魔女の短剣(アセイミ)) [思考]:??? 【佐藤聖】 [状態]:吸血鬼化完了(身体能力大幅向上)、シャナの血で血塗れ、 [装備]:剃刀 [道具]:支給品一式(パン6食分・シズの血1000ml)、カーテン [思考]:身体能力が大幅に向上した事に気づき、多少強気になっている。 詠子の看病(お風呂、着替えを含む) [備考]:シャナの吸血鬼化が完了する前に聖が死亡すると、シャナの吸血鬼化が解除されます。 首筋の吸血痕は完全に消滅しています。 16 30に生存が確認(シャナの吸血痕健在)されています。 【ゲルハルト・フォン・バルシュタイン(子爵)】 [状態]:ややエネルギー不足、戦闘や行軍が多ければ、朝までにEが不足する可能性がある。 [装備]:なし [道具]:なし(隣家に放置) [思考]:聖はどこまで正気か? どこまで話すべきか? アメリアの仲間達に彼女の最後を伝え、形見の品を渡す/祐巳がどうなったか気にしている EDらと協力してこのイベントを潰す/仲間集めをする 3回目の放送までにEDと地下通路入り口で合流する予定 [補足]:祐巳がアメリアを殺したことに気づいていません。 この時点で子爵はアメリアの名前を知りません。 キーリの特徴(虚空に向かってしゃべりだす等)を知っています。 2006/01/31 修正スレ196-8 2006/01/31 修正スレ200 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第440話 第441話 第442話 第420話 時系列順 第421話 第462話 十叶詠子 第487話 第435話 子爵 第487話 第420話 佐藤聖 第487話
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「ごきげんよう、お姉さま」 ──今野緒雪『マリア様がみてる』より <3日目/佐藤聖/広間> 「おかえりなさい、お姉さま」 ……背後から聞こえたのは、私のよく知っている者の声だった。私の最愛の妹、藤堂志摩子。 視界に入った志摩子の手は、赤く汚れていた。それはすぐに血だとわかった。でも私は、それを信じたくはなかった。 「お姉さま?」 「……志摩子、無事……だったんだね」 「ええ。お姉さまもご無事で」 普段の志摩子のしゃべり方だ。何かに怯えている様子も感じられない。 ──まさか。まさか、志摩子が、この事件を起こした犯人? 「ねぇ、志摩子……いったい、何が、あったの……?」 目の前に広がる光景は、異常以外の何物でもなかった。 椅子に座るのは、祥子、令、そして祐巳ちゃん。しかし──全員、死んでいるのは明白だった。 祥子はひどく驚いたような顔だった。細い首に、くっきりとした痕が残っている。令はひょっとすると生きていると言われても信じてしまうかも知れない。でも、顔面は真っ赤に染まり、頭部は無残にも割れていた。祐巳ちゃんは祥子と同じように、首に痕をつけている。とても苦しそうな顔で、私は見ていれずに視線をそらす。 「令さまが、祐巳さんを殺したんですよ」 「なん……だって……?」 令が祐巳ちゃんを? とてもじゃないが信じられない。殺す理由はどこにもないはずだ。祐巳ちゃんが令の逆鱗に触れたのか、とも思った。姉妹を失った令が怒りに身を任せて祐巳ちゃんを襲ったのだろうか……。 「じゃあ、どうして令は死んでいるの……?」 「私が殺しました」 そこで私の頭に衝撃が走る。志摩子が令を殺しただって!? 「祐巳さんの首を絞めている令さまの頭に向かって、椅子を振り下ろしました」 志摩子は、さも当然かのように言う。 「何度も繰り返したら、令さまの動きが止まったので」 志摩子、志摩子。嘘だと言ってくれ。もうそれ以上言わないでくれ。 「祥子さまは私が殺したんですけどね。うふふっ」 私は、私の背後にいる少女が、志摩子の顔をした悪魔なんじゃないかと思った。 志摩子はこんなことをするような子じゃない。祥子と令を殺すような子じゃない。 そうだ。乃梨子ちゃんはどこだ。乃梨子ちゃんがいたなら、志摩子のこのような行動を許すはずが──。 「お姉さま、誰をお探しですか?」 歌うようにささやく志摩子。私はできる限り静かに、 「……乃梨子ちゃんを」 「あら、何のお冗談ですか? 乃梨子なら、すぐそこにいるじゃないですか」 「えっ」 私の首に巻かれていた手が動く。それはまっすぐに、開け放たれた窓を指していた。 「そうだ、お姉さまも乃梨子を見てあげてください。乃梨子ったら、私がどれだけ声をかけても起きないんですよ」 志摩子は私から離れ、横を通り、窓へと向かった。私はふらふらと、その後に続く。 「乃梨子、乃梨子。お姉さまがいらしたわよ」 「ああ……」 志摩子の背後から外を見た私は、目を閉じて、声を漏らした。 悔しそうな表情の乃梨子ちゃんが、雨に濡れていた。片腕が、無い。私の部屋の床に転がっていたのは、乃梨子ちゃんの腕だったというのか。 「──う、うえぇっ!」 私は吐き気を堪えることができなかった。床に、胃の内容物をぶちまける。 「お姉さま、大丈夫ですか?」 志摩子が駆け寄る。 「今、お水をお持ち致しますね」 厨房へと向かう志摩子。 ……もし、志摩子が持ってくる水に、毒が入っていたらどうする。 嫌な想像をしてしまった自分を殴りたくなる。 でも──。 「志摩子、志摩子!」 私は厨房へと、ガクガクと震える足を引きずるようにして向かった。 <3日目/藤堂志摩子/厨房> お姉さまったら、乃梨子のことを見て吐いてしまうなんて失礼だわ。 でも、みんな死んでしまったのだもの。無理もないかもしれないわね。 私は冷静。とても冷静。 祐巳さんを殺そうとしていた令さまを私は殺したけれども、後悔はしていないわ。 あら、でも私は怯えていた祥子さまを殺したのだっけ。 ふふ、やっぱり私は狂っているのかしらね。 だって、私の目の前には、死んだはずのあの方がいるのだもの。 いけない。挨拶をするのを忘れていたわ。 「ごきげんよう、江利子さま」 それが、私の最期に発した言葉だった。 <3日目/対峙する二人/厨房> 佐藤聖は厨房のドアを開いた時、夢を見ているのかと思った。 そこにいたのは、先に厨房に入った藤堂志摩子ではなく、この館の中で一番最初に命を落としたはずの鳥居江利子だったのだ。 「──江利子……?」 「ごきげんよう、聖。無事でなによりだわ」 江利子は相変わらずの笑顔と相変わらずの口調でそう言うと、手にしていた物を調理台に置いた。真っ赤に染まったナイフである。それは江利子の胸に刺さっていたはずのものだったが……。 「焦げてしまっても、切れ味は落ちないのね。一発だったわ」 「何を言ってるの? 江利子は生きていたの? でも、部屋で、確かに──」 「あら、こんな状況になっても貴女はわかっていないのね。そんなんじゃあホームズは無理ね。せいぜいワトスン止まりだわ」 「どういうこと? だって、江利子は部屋で」 「はぁーあ」 江利子は大げさにため息をつき、肩をすくめた。 「聖ってば、まさか本当にわかっていないの?」 「──まさか」 「やっと気づいたのね。すぐわかりそうなもんだったけど。だって、私と瞳子ちゃんじゃ、どうやったって身長が違うでしょうに」 聖はその場に崩れてしまいそうな身体を支えるべく、調理台に手をついた。 その時、江利子の足元に倒れる志摩子を見つけた。柔らかな笑顔を浮かべたまま、血まみれとなっている志摩子。その首には横一線に深い切れ込みが入っている。 「江利子、まさか、志摩子を」 「志摩子『を』というか、志摩子『も』ね」 「そんな、まさか」 「だって、瞳子ちゃんを殺して燃やすこともできたのは私しかいないでしょ? 瞳子ちゃんだけじゃないわよ。みんな私が殺したんだから。だって私は『殺人犯人』の役割を背負っているわけだし」 江利子はにっこりと笑う。 「でも、貴女は『探偵』としてはお粗末だわ。簡単に気絶させられちゃうし。スタンガンが貴女に綺麗に決まったときは驚いたわよ。まったく、一時の肉欲に溺れすぎ」 「……あの手紙は……」 「手紙? ああ、由乃ちゃんのことかしら? だって『貴女も蓉子も仲間』なのには変わりはないでしょう? 山百合会を背負ったことのある仲じゃないの」 聖は無言で、江利子を睨みつけている。 「けど、一番の誤算は志摩子と令よね。まさか祥子や祐巳ちゃんを殺すなんて考えてもみなかったから。令はああ見えて脆いからね。まぁ、ひょっとしたら元々祐巳ちゃんを殺すことになってたのかも」 「……江利子の言っている意味が、わからないよ……」 「聖……。貴女ったら、本当にわかっていないの? ポケットの中、見てみなさいよ」 「ポケットの中……?」 聖はハーフパンツのポケットを探った。すると、中から一枚のカードが出てきた。 「こんなの、私、知らない……」 「そう? 『探偵』は知らないのかしらね。ほら、見てみなさいよ」 そのカードの真ん中には、『探偵』とだけ書かれていた。 「……なに、どういう、こと?」 「ほら、私のカード。『殺人犯人』って書いているでしょ?」 江利子の差し出したカードには、確かにそう書かれていた。 「いいこと? これは『ゲーム』なのよ、聖。『探偵』は事件を解決しなければいけない。『犠牲者』の数を増やさないように、ね」 「ゲーム……? これがゲームだって? 冗談じゃない!!」 聖は一気に江利子との距離をつける。胸倉をつかみ、江利子を睨む。 「こんなに人が死んで、それがゲームだって言うのか!! ふざけるな!!」 「ふざけてなんかいないわ」 「江利子!!」 「この最高にふざけた世界を終わらせるにはね、『探偵』が『殺人犯人』を捕まえるか、『全員死ぬ』しかないのよ」 江利子は悲しそうにつぶやくと、目を閉じた。 「さぁ、聖。もう、終わりにしましょう……」 <3日目/佐藤聖/広間> 私は、江利子を殺した。 みんなを死に追いやった犯人は、もういない。 しかし──誰も助けることはできなかった。 自分以外の人間は生きてはいない。 嵐の孤島、凄惨な事件、物言わぬ屍となった哀れな子羊たち。 自分以外の人間は殺されている。それは即ち生き残っている者が他の者を殺害したということだ。 私は両手を見る。汚れている。自分の血なのか、それとも──。 ──みんなを殺したのは、私ということでもあるのかも知れない──。 開けられたままの窓から、光が射してきた。 嵐は過ぎ、眩しいくらいの光が、外には立ち込めている。 その光は、やがて私を包んで……。 私の意識は途切れた。 <12月20日/山百合会幹部/リリアン女学園> パチ、と目が開かれる。 「いかがでしたか、聖さま」 大きな眼鏡の少女が、目覚めたばかりの佐藤聖を顔を覗き込んでいた。科学部の星ノ宮あずさである。隣には文芸部の横須賀千晴もいる。 「──目覚めた時に可愛い女の子がそばにいるってのは最高だけど、夢の内容は最悪だったね」 聖は身体を起こして、そう呟いた。 「もっと、いい夢ってのはないの?」 「すみません。私が用意できたのはこのミステリしか」 「次は、さ。もっといいのをお願いしたいなぁ。私と志摩子のラブラブなやつとか──」 そう言うと同時に、咳払いが聞こえた。二条乃梨子だ。乃梨子は聖に言う。 「志摩子さんとラブラブなんて禁止ですからね、禁止!!」 「おお、怖い怖い。祐巳ちゃーん、乃梨子ちゃんがいじめるよー」 「あはは、聖さまったら。って、ぎゃう!」 「ん~、やっぱり祐巳ちゃんはもちもちしてて気持ちいいねぇ」 福沢祐巳がじたばたしていると、小笠原祥子が頭に大きな怒りのマークを浮かべながらゆっくりと近づいていく。 「聖さま? 悪夢の続きをお見せ致しましょうか?」 「冗談だよ、冗談。あ、でも祐巳ちゃんが気持ちいいのは本当だからね?」 「うう、嬉しくないです……」 「ちょっといいかしら」 水野蓉子が、あずさに話しかける。 「このようなマシンはとても素晴らしいのだけど、今回の内容はちょっと刺激が強かったわ。聖ではないけれど、もっといいお話があれば、と思うわね」 「えー? 私は楽しかったわよ? 架空の世界だから思いっきり暴れれたし」 「江利子は黙ってなさい。大体ねぇ、貴女が私を殺すっていうのが納得いかないのよ!」 「あれは自分の不注意でしょ? 毒入りのコップにひっかかるなんて素人もいいとこよ」 「それを仕掛けたのは江利子でしょうが!!」 二人を見ながら、島津由乃が呟いた。 「あーあ。被害者なんてつまんないの。私が探偵やりたかたなぁ」 「まあまあ。クジで決めた役割だったんだから仕方ないじゃない。それに、結局は協力者だったんでしょ?」 「そうよ。それだって結局騙されてたんだもん。江利子さまが『ドッキリをしかける』とか言うんだもの」 「そういうシナリオだったんだから仕方ないじゃないの。ねぇ、美晴さん?」 支倉令が美晴の方向を向いた時、由乃は思いっきり令の足を踏みつけた。 「いった!! 何するのよ由乃!!」 「ふーんだ、令ちゃんの馬鹿」 「それにしても、こんな機械があるんですね」 細川可南子は自分の頭につながれていた小さなマシンを手に取って言った。 「脳波に働きかけて、人工的に夢を見れるんでしたっけ?」 「まぁ、大体は合ってます。麻帆良学園の大学と共同で開発したんですよ」 あずさは眼鏡のブリッジを指先で押し上げる。 「それにしても、瞳子の出番が少なかったですわ」 松平瞳子がプリプリと怒りながら言う。 「せっかく私の演技の本領を発揮できると思いましたのに」 「でも、夢なんだから演じるもなにもないじゃないの」 「ですが……」 「死体役じゃ不満?」 「……不満もなにも、刺されるわ燃やされるわ、散々な目にしか合っていません」 「まぁ、演技は夢じゃなくて現実で行ったほうがいいわよ」 「可南子さんは聖さまとベッドシーンまで行ったから」 「だ、だってそういうシナリオなんだもの! 本当だったら、その、祐巳さまと……」 「乃梨子」 藤堂志摩子は乃梨子の肩を優しく触る。 「いくらシナリオ通りとは言え、乃梨子が死んでしまうのは悲しいわ」 「私だって、志摩子さんが死ぬのは嫌だったよ」 「それに、令さまにも謝らなくては」 「私も一緒に謝るよ」 「乃梨子、ごめんなさいね」 「ううん、いいよ志摩子さん」 「乃梨子……」 「志摩子さん……」 「ストップストップ!!」 いい雰囲気に聖が割り込んでくる。 「せめてそういうのは、私がいないときにやってくれないかな」 「聖さまは、私がいても志摩子さんにキスするじゃないですか」 「そりゃあ、志摩子は私のものだもん」 「横暴! 志摩子さんは私のです!!」 「……あの、私はどちらも好きなのだけど……」 困ったような志摩子の声は、姉と妹の口論にかき消されてしまった。 ずっとこの光景を見ていたあずさは、「やっぱりこの方々には、血なまぐさい話は似合わない」と思った。それは美晴も同感のようで、「次があれば楽しい話を用意する」と言っている。 あずさは、この場に集まる全員に言った。 「もし次があれば、ミステリではないシナリオをご用意しますね」 <山百合会孤島事件/殺人事件編・完>