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平河 千秋(ひらかわ ちあき)は、国立魔法大学付属第一高校の女子生徒である。 平河小春という姉がいる。 姉の小春が2095年度九校戦で、エンジニアとして担当した小早川選手のCADに不正工作されたことを見抜けず、小早川選手が魔法師としてドロップアウトしてしまったことに責任を感じ引きこもり状態に陥った事を、達也ならその不正工作を見抜けたはずなのに、他人事だから無視したと考え達也を逆恨みする。 その実、姉の件は自分に対する言い訳であり、自分と同じ二科生でありながら魔法理論でも実績においても自分を凌ぐ達也に対する嫉妬から敵愾心を燃やしている。 横浜事変でピンチのとこを助けてくれた十三束に好意を寄せている(厳密には、十三束がその後もいろいろ優しくしてくれたことも込みで好きになったのではないかと思われる)。 2096年度九校戦には、エンジニアとして参加し、十三束が「爆風」を取得し使いこなせるように起動式を工夫してCADを最適化している(*1) 現在は 国立魔法大学の学生。 略歴 2095年4月 - 国立魔法大学付属第一高校へ二科生として入学。1年G組(*2)。 2095年10月18日(火) - 司波達也を監視するがバレてスクーターで逃げる。 2095年10月20日(木) - パスワードブレイカーを持って歩き回っているところを取り押さえられる。国立魔法大学付属立川病院へ入院する 2095年10月30日(日) - 安宿怜美と共に全国高校生魔法学論文コンペティションへ発表を見に行く 2096年4月6日(金) - 国立魔法大学付属第一高校の2年生に二科生から新設の魔工科に転科し進級。2年E組 2096年4月25日(水) - この日一高で行われた常駐型重力制御魔法式熱核融合炉の公開実験に十三束と共に関わる。 2096年8月 - 全国魔法科高校親善魔法競技大会に技術スタッフとして参加。 2097年2月4日(月) - 師族会議当日の2年E組の教室で、司波達也に聞こえるように「結局、無力な雑魚魔法師は、自分たちの決めたことに従えってこと? 十師族らしいお言葉ね」と発言、千葉エリカと言い争いになる(*3) 登場巻数 6巻、7巻、11巻、12巻、13巻、17巻、21巻 コメント ぶん殴ればいい声出しそう (2020-03-24 09 18 05) 千秋ちゃんは相変わらず粘着系に好かれるなぁw (2020-03-27 02 15 49) 生意気合法ロリ (2020-04-11 20 00 07) かわいい (2020-12-24 09 17 20) 四肢を引き千切って出血死するまで放置させたい (2020-12-25 22 30 16) 平河さん (2020-12-28 14 28 42) このコメ欄でもわかるけど千秋っちめちゃ嫌われてて草。 (2021-08-26 19 29 16) 今のところ好かれる要素皆無だろ 退学になってないのが不思議でならない (2021-09-19 16 45 30) ちゃんと読んでないのか読んでも理解できなかったのか。粘着キモい。 (2021-09-19 17 35 21) 小物すぎて警察からも学校からも型通りの対処しかされてないんじゃないの。実際は黒幕と接触していたわけだが。 (2021-09-19 19 27 40) 達也を敵視してるのに全く相手にされてないの恥ずかしいね。達也のヤバさが世界中に知れ渡ったあともまだ噛み付いてるのかな。 (2022-03-30 17 36 30) 相手して欲しいがために何かはしてるかも。ただ、裏でコソコソしてるか誰かを巻き込むか。堂々とタイマンでメンチ切る度胸のない卑怯者のままだと思う。個人的には十三束と組んでいらんことして返り討ちにあってほしい。 (2022-03-31 21 40 03) 特殊な才能皆無の平均的一般魔法師代表キャラ。ブチキレて欲しくて精一杯噛みつくもあしらってさえ貰えず無視される可哀想な子。こんなんでも学校成績は上位クラス (2022-10-21 22 10 37) 人物 女性 学生
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NG.男の性 「やれやれ、これは困ったことになりました」 まるで他人事の様に呟くのは♂セージ。しかし、彼は言葉とは裏腹に目の前の強敵に対して身構えている。目の前の強敵――― ♂クルセイダー ―――に向ける殺気には微塵の揺らぎもない。目の前のマーダーともども殺る気満々である。 ++++++ ことの起こりはこうだ。 軒下で雨宿りをしていた♂セージ、♂シーフ、♀商人の三人は先行している♂プリースト、♀ウィザードの二人の帰りをやきもきとしながら待っていた。争いの音が聞こえなくなってどれくらいたっただろうか、♂シーフがいても立ってもいられなくなり、立ち上がったときだった。 雨上がりの集落の向こうから傷だらけの男が泥にまみれてこちらへとやってきたのだ。 大丈夫ですか!?と駆け寄ろうとする♂シーフと、恐々と立ち上がった♀商人を制止して♂セージは問う。 「貴方、ゲームに乗っていますね?」 問い、というよりはもはや断定の域にある言葉に満身創痍の♂クルセイダーは眉一つ動かさずに問い返す。 「なぜ?」 ♂セージは一つ頷くと、手の内は明かしたくないのですが、といいつつもいつもどおりに推理を展開する。 「貴方のその傷です。 顔の傷も腹の傷も真正面から戦って付けられたものでしょう。 傷の大きさからすると剣に寄る切り傷といったところでしょう」 推理を披露する間にも♂セージはじりじりと少年少女をかばえる位置へと移動する。その移動を知ってか知らずか♂クルセイダーも三人に向けてにじり寄る。 「しかし、貴方は腹だけでなく背中も庇っています。 いえ、そのつもりはないでしょうが、わかるんですよ。貴方は背中にも傷を負っています」 ぴたりと♂クルセイダーの動きが止まった。 「これは逃げ出す時に付けられた傷だ、といったなら?」 「そうですよ、マーダーから逃げ出す時に付けられた傷かもしれません」 身につまされる話だけに♂クルセイダーの言い分に賛同する♂シーフをちらりとも見ずに♂セージは言う。 「だったら後ろを向いてもらいましょう。 貴方がマーダーでなくて本当に被害者なら背中を見せるくらい何でもありませんよね?」 ♂クルセイダーは何も答えない。 ♂シーフは何も言えない。 ♂セージは何も言わない。 ♀商人はともすれば誰かにすがりつきたくなる自分の手を握り締める。 全員の吐息だけが痛いほどに耳を打つ静寂。 静寂を破ったのは♂クルセイダーだった。 「少年少女のお守りも大変だな。大人数では意思を統一せねば動けんか。 ならば、手伝ってやろう。全くその通りだよ」 露骨ないやみをこめて♂セージに♂クルセイダーは言った。その表情には不意を打てなかった悔しさなど微塵もない。どちらかといえば、群れねば戦えぬ弱者を嘲笑うものだった。とはいえ腑に落ちない点もある。 「しかし、なぜわかった?おまえは傷だけで断定したわけではないだろう」 ♂クルセイダーの疑問に答えたのは意外にも♀商人だった。 「わたしたちはそんな抜いたままの剣持ってうろつかないもん!」 怖気づきそうになる自分自身を鼓舞するかのように♀商人は精一杯の声で答える。軽く頷いて♂セージはもう一つの理由を付け加えた。 「なにより、その傷でゲームに乗っていなければマーダーだと断定されたら動じます」 「くくく、全くその通りだ…。とんだ失態だったな。次から気をつけることとしよう」 次からは。 その言葉に♂シーフは寒気を覚えた。 この男は三対一という圧倒的な不利な状況でも僕たち全員を殺して生き残るつもりなのだ。 「やれやれ、これは困ったことになりました」 まるで他人事の様に呟くのは♂セージ。しかし、彼は言葉とは裏腹に目の前の強敵に対して身構えている。目の前の強敵――― ♂クルセイダー ―――に向ける殺気には微塵の揺らぎもない。目の前のマーダーともども殺る気満々である。 「万全の状態でない以上お引取り願いたいのですが、そちらその気はありませんよねぇ」 「一片たりとも」 暗に見逃してやる、という♂セージの言葉にも♂クルセイダーは頷かない。三人を相手にして勝てるという自信の現われなのか傷の痛みで判断力が鈍っているのか。どちらにしても♂セージとしてはありがたくないことであった。 三対一で勝てるという自信の表れならばこちらが逃げ出してしまいたいくらいだし、判断力が鈍っているのならば手負いの獣ということでしかない。どちらにしてもまっとうな方法で相手にはしたくないのだ。だから、手の内を明かす危険も冒して推理を披露したのだが、時間稼ぎにもならなかったようだ。♂プリーストも♀ウィザードも未だに帰ってくる気配がない。 「神に祈りは捧げ終わったかね?来ないならばこちらから行くぞ」 一向に襲い掛かってこない三人に業を煮やしたように♂クルセイダーは呟くと一気に距離を詰めた。狙うは一番戦いなれていないだろう♀商人。素人だけに激昂されては面倒であるし、初撃で屠るならばこの娘だと相対した時から決めていた。 故に迷いなど一切ない。電光のような一撃が♀商人を襲う。 「っひ!!!」 喉にかかったような悲鳴が上がる。 しかし、多くの人間の血を吸ってきたシミターは♀商人の柔らかい肉を引き裂くことはなかった。 その動きを予想していただろう♂セージのソードブレイカーに阻まれたからであり、何より標的自身がその場にいなかったのだから。 泥が跳ねる。 ♂クルセイダーの強襲に一番素早く反応したのは♂シーフだった。標的が♀商人と見るや全力で突き飛ばしたのだ。ぬかるんだ地面に頭から突っ込んで泥まみれになった♀商人にとってはいい迷惑であるかもしれない。 少年の予想外のいい動きに♂クルセイダーは自身の戦力計算を書き換える。 「やれやれ、私が止めなければどうするつもりだったのですか。君の自殺癖は早急に治さなきゃいけませんね」 「聡い♂セージさんのことだから、きっと受け止めてくれると思っていました!」 短いソードブレイカーの刀身でたくみにシミターの薄い刃と鍔迫り合いしながら、苦笑交じりに言う♂セージに対して♂シーフは元気に返す。パーティを危険に晒したことで落ち込んでいた彼だが、♀商人を庇ったことで吹っ切ったのかもしれない。 一方の♂クルセイダーは面白くない。頭数を減らせなかったばかりでなく、少年まで戦力であることに気づいたからだ。それよりなにより、目の前の男。魔術師の様に推理を披露しながら、巧みに短剣を扱う。予想外だ。魔術師ならば距離を詰めてしまえば打つ手がないはずだったというのに。 少年が使い物になる以上、目の前の男といつまでも鍔迫り合いをしているわけにはいかない。 「ハァッ!」 気合一発、全力でシミターに力を込める。 押し負けると悟った♂セージはその力に逆らわず後ろに跳び退って距離をとった。 仕切り直しである。 「さて、仕切りなおしのついでです。♀商人さん、貴女はここにいても邪魔です」 ♂クルセイダーの動向に気を配りながら♂セージはなんでもないことの様に言う。 ♀商人は一瞬何を言われたのか理解できなかった。頭の中が真っ白になる。だというのに泥にまみれた身体は動いてよろよろと立ち上がる。そんな、今更足手まといだなんて、酷い。けれど、次の言葉、精一杯彼女を邪険に扱った一言で現実に引き戻された。 「動きが鈍い貴女を庇っていては戦いにならないと言っています」 この馬鹿はきっと逃げろっていっているんだ。わたしが、戦えないことを見越して誰か呼んで来いっていってるんだ。この馬鹿がそういうのならここにいても邪魔なんだろう。だったらわたしが逃げるのが最善の一手、だと思う。 なのにさっきは逃げ出そうとして立ち上がった身体がうまく動かない。 それは、きっと、このまま別れたら、♂セージの顔を二度と見れなくなるような気がするから。 カチカチに凍りついた身体を動かしたのはやはり♂セージの声だった。 「あの夜の話ね、本当なんですよ」 少女以外には絶対に意味のわからない言葉。 けれど少女には絶対にわかる暗号のような言葉。 それは絶対の自信と絶対の生還を約束する魔法の言葉。 その意味を深く理解する前に身体は弾かれたように動き出していた。後ろから♂クルセイダーに切りかかられることなんて考えない。今出せる最大の力で彼女は♀ウィザードと♂プリーストが消えた方向へと駆け出していた。 「女を逃がしたか、余裕のようだな」 無数の傷を負ってなお巌の様にそびえる男は言う。彼にとっての障害はもはや♂セージであり♂シーフである。だから♀商人は見逃した。あの程度の素人ならば、自身で手を下さずともいずれ殺されるだろう。 「ええ、肉盾にでもしようとつれてきたんですけど役に立たないこと役に立たないこと」 「それって建前でしょ?女の子を守りたくなるのは男の性ですからねー」 本人がもはやいないことをいいことに言いたい放題言う♂セージの言葉を受け取って♂シーフがまぜっかえす。♀商人とのらぶらぶっぷりを見せ付けられた腹いせだったのだが。 「おやまぁ、わかってしまいましたか。私はこう見えてもフェミニストなのですよ」 そんな揶揄など何処吹く風。しれっとした調子でいう♂セージには一片の油断もない。とはいえ、言ってしまった以上、約束は守らなくてはならない。あの少女のためにも。 向かい合う三人の男たち、ただ緊張した空気だけが流れていく。 関連話:179.薔薇の花 戻る
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◆ugIb3.rlZc氏の作品 澄み渡る空、心地良い風、隣には想い人+α… 私は屋上が好きだ。 大好きな人が、私の作ったお弁当を美味しそうに食べてくれる場所… 彼の笑顔を一時だけでも独り占めに出来る場所… 今日は見物人が居るけどね。 ー君と響き合う屋上ー キョン「今日も一段と美味しいな。料理の専門学校に行くまでも無い位だ」 そう笑って言ってくれる彼が、私は好きだ。 純粋に、その言葉が私を幸せにしてくれる… つかさ「えへへ…やっぱりキョンくんは褒めすぎだよ~」 キョン「そんな事はないさ。だろ、長門?」 長門「そう」 そう、+αはユッキー。 初めてキョンくんにお弁当を作ってあげた日…唐突に現れて、お弁当の催促をしてきたの… キョンくんだけに作ってあげたかったのになぁ… でも、私の料理を美味しそうに食べてくれるから良いんだ!うん、良いんだ!納得しろ私!自重しろ私! ー教室ー かがみ「あんたもよくやるわね?毎日作って疲れない?」 教室に戻ると、お姉ちゃんがこなちゃん達と喋っていた。 つかさ「うん、大丈夫だよ♪食べて欲しい人に作るんだもん!疲れるなんて事ないよ~」 これは本心。あの笑顔を見れるなら、私は幾らでもお弁当を作れる… 彼が満足すれば、私も満足できる… 本当に彼が好きなんだなと、他人事の様にしみじみ思った。 こなた「料理は女の武器の1つだからネ!つかさの事は、ウェポンマスタリーと呼ぶヨ」 かがみ「意味が分からねぇよ」 みゆき「私も見習わなくてはいけませんね」 ー放課後ー あの日から、私は途中までキョンくんと帰る様になった。 キョンくん曰く、「礼をするのに邪魔に入られたくない」そうです。 お弁当を作る代わりに、帰り道にお礼をして貰うのがお約束になっちゃった♪ 寄り道をしたり、手を繋いで貰ったり……キスをして貰ったrくぁw背drftgyふじこlp;@:「 キョン「どうしたつかさ?顔が赤いぞ?」 つかさ「う、ううん!何でも無いよ!?」 妄想が走り出して止まらなくなってきちゃったよ~… …うん!今日はアレをして貰おう!! ふふふ…ふふふふふ… キョン「正直、怖いです」 勇気を出して言うんだつかさ!頑張れつかさ! つかさ「きょ、キョンくん!お願いがあるのっ!」 いきなり声を張り上げたせいか、キョンくんの肩がビクッてなった。ゴメンナサイ… キョン「な、なんだ?」 つかさ「キョンくんに……お姫様抱っこして欲しいの!」 ……… ………… キョン「…ず、随分と急だな」 キョンくんが狼狽してる…突然過ぎたね私! やっぱりダメ…かな? そう思った瞬間、彼が微笑み、私の腰に手を回してきた。 キョン「まぁ、それ位ならお安い御用さ」 そう言った刹那、私の体はフワリと浮かび、彼の腕の中に抱き上げられていた。 つかさ「………」 自分から言い出した事なのに… 突然だったのと、彼の逞しさを感じて、黙り込んでしまった… やっぱり、男の子なんだよね… キョン「どうした?落ち着かないか?」 つかさ「…はっ!う、ううん!嬉しくて…ね?」 ダメだ、顔が熱いよ~… でも…もうひと頑張りしてみよう! つかさ「キョンくん…このまま、キス…して欲しいな…」 あの日から、私は少し大胆になってきている。 少しじゃないよね… キョンくんは再び微笑み、私の唇に唇を重ねてくれた… キョン「…満足ですか?お姫様」 つかさ「…うん♪」 よく見ると、キョンくんが顔を赤くさせている…私もまた、同じ様に赤くさせているんだろうな… 長門「……」 キョン「長門さん!」 だから、どっから湧いてくるのユッキー! 長門「…私もお弁当を作ってくる」 なんで対抗意識を燃やしてるのユッキー!? ま、負けない!負けないよ私!! キョン「あー…、俺はどうしたら良いのでしょう?」 ー柊家ー ユッキーがどんなお弁当を用意してこようと、私は負ける訳にはいかない! かがみ「つかさが燃えてる…?何があったのかしら?」 ー長門宅ー 長門「明日は私がお弁当を作る」 朝倉「め、珍しいわね…ちゃんと作れるの?」 長門「無問題。カレーは得意」 『ラストを飾るは長門さん』 ー完ー 作品の感想はこちらにどうぞ
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このウィキの使い方と存在理由!? やっぱりここの管理人はキ○ガイだったよ…このwikiを見るにあたっての注意事項などを説明したいと思います。 1:数多くの実況者様の動画やチャンネル、キャラクターの紹介などが載っております。(…注意事項?これ?(笑)) 2:実況者様それぞれの作品のネタバレとか色々含まれております。ご覧の際はご注意ください。 3:このページは基本的に関係者や管理人以外の編集は受付しておりません>< 4:ゆっくり見ていってくれればまぁ…いいんじゃないかなぁ? 5:リオレウスについては滅茶苦茶書かれております。ご覧の際は、レウス愛を感じながらじっくり読んでいってね☆ 最初に見ておくといいかもしれないです…(他人事 先生!ゆっくり劇場ってなんですか!? 登場人物の設定を味わうのじゃ! 我が世界の糧となれ! 劇場に登場する専門用語的な物まとめ ※基本的にメニューからみたい一覧をクリックしていただければ回覧することができます。それではゆっくりしていってくださいませ☆また、携帯からのごアクセスの場合。意味不明なカオス☆になっておられますのでご注意くださいませ! バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問い合わせフォームからご連絡ください…☆ また、YouTube『フリートーク』や『PSM(パーソナルメッセージ)』。Twitterでも受け付けることにいたしました。 更新情報(不定期) 2015/11/28 『銀河眼の時空竜』を追加致しました。 『???2』を追加致しました。 『???』を追加致しました。 2015/07/12 『神姫ちゃん日記☆』』が更新されました。 『並行世界の規定について』を追加致しました。 『たけゆきの米喰いページ』を追加致しました。 『今日も狭間の家は平和です』を追加致しました。 2015-06-/09 『第00神命使徒ラグエル』を追加いたしました。 『第六使徒ラミエル』を追加致しました。 2015/05/30 『○○程度の能力とは』を追加致しました。 『瞑想院月見詠』を追加致しました。 『黄泉津大神 伊邪那美』を追加致しました。 『輝天使ウリエル』を追加致しました。 2015/05/25 『刻まれた本棚』を追加致しました。 2015/05/15 『東方幽魔異変』を追加致しました。 『霊式八神異変』を追加致しました。 『ゆっくり劇場シアター』を開設致しました。 2015/05/12 『リオレウス』を追加致しました!!!!! 『セティ・ガルバルディ』を追加致しました(^Д^) 『伊邪那岐命(俺魂さん)』を追加致しました。 2015/05/10 『法則操作について』を追加致しました。 『式神 出雲』をまじめに追加致しました。 『姫宮紀伊』を追加致しました。 『神姫ちゃん日記☆』を追加致しました。 2015/05/06 『用語集』を追加致しました。 『精霊愛香』を追加致しました。 『藤魄寺夢子(ブロリピチューン)』を追加致しました。 『光内蛍』を追加致しました。 『藤原妹紅』を追加致しました。 『護国の華将軍』を追加致しました。 『創造者』を追加致しました。 『世界観inmagu9331』を追加致しました。 2015/05/05 『@wiki』が開設されました。 『輝ク蕾』を追加致しました。 『登場人物』を追加致しました。 『ゆっくり劇場とは?』を追加致しました。 次回予告(New!!) 精霊梨沙の追加 伊邪那美命の更新 藤原妹紅の更新 リオレウスの更新 八神早織の追加 八神紅翼の追加 東方凍闇章の追加 護国華戦記の追加 現在開催中の劇場の動画 東方鳳凰伝 東方羅雪異変(次回最終話) 東方幽魔異変(次回より第三章) 俺の仲間がこんなに可愛いはずがない! 幻想再生譚(次回最終話) 東方柳影記 幻想館の陰謀-過去の引き金-(現在停止中) 狂骨異変(現在停止中) 東方狂薬異変(現在停止中) 管理人名:touhoudaisuki8488 協力:愛梨沙~AIRISA~
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海龍社没落事件の続きのお話です。 ―――――― 「はぁ、今日も疲れただ」 ある日の夕暮れ、いつも通り軍の訓練を終えた佐吉は、大きく伸びをしながらあくびをした。 佐吉が軍に入隊してから約3年。人より寿命の短い狸にとっては果てしなく長い年月である。佐吉にとって、訓練時間は気の遠くなるような長さであり、今日とて彼の胃袋は、既にキュルキュルと悲鳴を上げていた。 「今日のご飯、何だったべか……」 訓練後の夕食、彼はそれだけのために毎日の訓練を乗り切っていると言っても過言ではない。夕食に想いを馳せていると、隠している尻尾がふわふわと揺れる心地を覚えたのだった。 そんな所に、初老の男性が声をかける。 「佐吉、今時間あるか?」 「伍長!如何なされましたか」 「そう固くならなくてもいい、自然体で話してくれ」 「ん、わかりましただ」 伍長と呼ばれたその男は苦々しく笑うと、声を顰めて話し始める。 「八十神千鶴の事は知っているか」 「ヤソガミ?ああ、この前の作戦の」 思い当たったのは、先日人伝に聞いた『海龍社没落事件』のことであった。 人による人の大量殺戮と拉致監禁。彼は作戦に参加していなかった身ではあるが、神も恐れぬその所業に人間の持つ凶暴性を再確認したところであった。 しかし、野生動物が狩りをするのと同じで軍人も妖怪を狩り捕縛する。そう考えている佐吉にとって、その出来事も同族が対象となっただけで、至って他人事なのであった。 「そいつも可哀想だが、おら達も仕事だで。運が悪かったべなぁ」 「彼女の件だが、我々の部隊で働く事になったそうだ」 「……ん?」 真顔で告げられた言葉に、佐吉は眉を顰める。 「生きたまま捕縛することに成功したことは聞いただろう?あれから息を吹き返してな」 「待で、ちょいとばかし超展開すぎねだか?」 まさか家族を友人を、自身の大切な人達を皆殺しにされた人間が、その犯人に仕えるなんてとても考えられない。 もし自分がそんな事を強いられたら。―――狸は旧友の顔を思い浮かべ、小さく身震いした。 「そしたら事ありえねえべ」 「それがな、目を覚ました彼女は全てを忘れていたようだよ。軍の事も、自分の事も思い出せないらしい」 「……記憶喪失、っつー奴か?」 「そういうことになるな。何も知らない彼女を軍で育て、その力を利用したいそうだ」 「あー」 記憶がないなら軍への恨みもある筈がないし、諸々の話も説明が付く。 それにしても初めて現実で聞いた事柄に、珍しいこともあるものだと自己完結した。 ……という所で話が終わればよかったのだが。 「理解してくれたなら話は早い。君が彼女の教育係に任命されたそうだよ」 「……んん?」 「城の研究者直々の任命だそうだ。名誉な事だぞ?是非頑張ってくれ」 「伍長待つだ、頭こんがらがってきた。そいつ神子じゃねか?」 「そうだが」 「変な力もってるんだべ?」 「そうだな」 「そうだなじゃねえだ!おら呪われるのだけはごめんだで!」 顔色を変えて、抗議の声を上げる佐吉。いつだって自分の身が危ぶまれる事は怖くて仕方がないのだ。 伍長はそんな様子の佐吉を見て、やれやれと息を吐いた。 「わかったわかった、今度美味しいあんころ餅の店連れてってやるから」 「なん?」 「繁華街にある、月光茶屋って店なんだけどな。都一の美味しいあんころ餅が食べられるって話題なんだ」 あんころ餅。柔らかな餅がつやつやとした小豆に包まれたあの菓子は、佐吉が一番好いてやまない甘味である。 それも都一の美味しさ。佐吉の心は揺れていた。危険からは離れたいが、空腹が冷静さを欠く。 「それに、そこのあんこ餅は黄金色に輝いているそうだよ」 天秤が、完全に傾く音がした。 「……仕方ねえの」 「そうか!よろしく頼んだぞ!」 食べ物の誘惑には勝てなかった化け狸。事の深刻さに気付くのは、もう少し先のお話。 登場キャラクター 佐吉 八十神千鶴 戻る トップページ
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森林地帯。鬱蒼とした森の中で、一人の参加者が居た。 「テ~レ~ポ~ト~!!」 銀髪と白髪の中間のような髪型の、やたら肩幅が強調された男性が、実に間の抜けた、しかし本人にとっては真剣そのものの様子で呪文を唱えていた。 「駄目です。移動できません」 しかし、予想していた効果は発揮されず、彼は落胆したように肩を竦めた。 本来ならダンジョンの外に転移するテレポート魔法は、何らかの制限が課せられているようだった。 この調子なら、他に習得している魔法も制限されているかもしれない。 確認しておきたいが、MPが勿体無いので試すのは止めておいた。 「僕はどうすれば良いのですか?」 男は困惑していた。 彼はキングダムの辺境、ローレル村出身の勇者である。 この催しに招かれる直前、悪の根元であるブラックドラゴンを討伐するため、神聖な木の命に従い、ドラゴンの剣とドラゴンの盾を獲得するため、古代遺跡に転送される筈だった。 その筈が、何故かこうして殺し合いに参加させられている。 いや、あるいはこの催し自体が、伝説の武器を得るための試練なのかもしれない。彼にそれを確かめる術はないが。 「装備は没収されています。装備はこれだけですか?」 所持していた剣や盾、防具は全て没収されていた。身に付けているのはローレル村を出発した直前のように青Tシャツ一枚。 いかに100年に一人の勇者と言えども、この装備ではそこらのコボルトやただのウルフは勿論、ローレル村周辺に群生しているジェリームにすら勝てないだろう。 やがて勇者は、何か装備がないか落ちていたデイパックを漁り始めた。 中身は、基本的な支給品と、開け方のよく解らない容器、同じくよく解らない食べ物らしき物体が3つずつ。 テレッテッテッテ~(クソデカBGM) 『家宝の宝剣 盾 獲得!』 そして、匠の技が施された立派な剣と盾が入っていた。 勇者は慣れた手付きで一瞬で装備すると、その場でバク宙する。 「スゴい武器ですね」 どこか他人事のような感想だが、どうやら満足したらしい。 伝説級の品には及ばないものの、実に素晴らしい逸品に彼は感動していた。これなら、剣術スキルも問題なく発動できる。 同封されていたメモには『令嬢剣士の家宝の宝剣と盾』と書かれていた。 「これは家宝の武器ですね。家宝の武器なのか……?」 持ち主には申し訳ないが、遠慮無く使わせて貰う事にした。 歴戦の勇者といえど、素手ではゴブリンやコボルト一匹にすら勝てないのだ。 「主催者はどこに居ますか? この会場のどこかにいますよ」 不自然な自問自答を呟く。どうやら勇者は、主催者を倒してこの場からキングダムに帰還するつもりらしい。 とりあえず地図にしたがって街に向かおうとした瞬間、悲鳴が聞こえてきた。 「ん?????」 驚く勇者。どうやら、もう誰かが何者かに襲われているらしい。 「モンスターの仕業ですね!」 勇者は一瞬の間も置かず即答。特に原因は解らないのに断言すると、騒動のもとに駆け足で向かった。 彼は100年に一度の勇者。悲鳴の主を見捨てることはできない。 もしくは、こういった場合、被害者を助けると、新たな魔法や装備の獲得手段となる事を彼は知っていたのだった。 【勇者(主人公)@ファイナルソード】 [状態]:健康 [装備]:令嬢剣士の家宝の宝剣と盾@ゴブリンスレイヤー [道具]:基本支給品、ランダム支給品×1 [思考・状況]基本行動方針:勇者として主催者を倒します。 1:襲われている人を助けます。 2:主催者はどこに居ますか? この会場のどこかにいますよ 3:この催しは神聖な木の試練ですか? [備考] 支給品は確認済み。 参戦時期は神聖な木と会話した直後。 現在地にて謎の叫び声を聞きました。発生源に向かっています。 【令嬢剣士の家宝の宝剣と盾@ゴブリンスレイヤー】 令嬢剣士の家宝の剣と盾。特殊効果は無いが家宝に相応しく非常に高品質。 剣と盾のセットで支給品2つ分。 このSSが面白かったなら……\ポチッと/ コメントはご自由にお使いください 名前 コメント すべてのコメントを見る
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雛祭りから三日。 「そろそろお雛様を片付けるか。」 「片付けなくていいよぉ、あたし、お嫁さんになんか行かないから。キョンくんの側にいるしー。」 お前ら、妹にこんな事言って欲しくないよな? たまたま不思議探索に佐々木一派がついてきて、昼食の時に皆に相談してみたのだが…… 「ふむ。それはいけない。今からすぐに片付けよう。」 「同意する。」 「さっさと片付けさせなさい、バカキョン!」 佐々木、長門が静かに、ハルヒはテーブルを叩かんばかりに叫んだ。 「可愛い妹さんですねぇ~」 「妹さん、可愛いのです。」 「――愛――らし――――い――」 朝比奈さん、橘はニコニコしている。周防は無表情だが。ひ、他人事だと思いやがって……! 「んっふ。片付けるに越した事はないでしょうが、可愛らしいですねぇ。あなたがお困りなら、僕もお手伝いしますよ。」 顔が近いんだよ、気持ち悪い。 「いかん!今すぐに片付けさせるんだ!これは幾多にわたる禁則事項になる!」 お前、何でそんな必死なんだ?藤原。 「当たり前だ!妹ちゃんは僕の」 妹、いや、幼女について大演説を抜かす藤原を見た皆が引く。俺もだ。さすがにない。 「排除する。」 「――排除――――」 長門と周防が立ち上がり、藤原に迫った。よし、やっちまえ! 「ぬわーッ!」 俺達は、請求書を藤原の胸ポケットに入れると自宅に向かった。 自宅には妹が、お雛様の周りにバリケードらしきものを設置していた。……お前は幾つだ、全く……。 「お茶が入りましたよー。」 朝比奈さん、周防、橘は、心底どうでもいいといった表情だ。手伝ってくれよ、ほとほと困り果ててるんだ……。 一方、妹相手に本気で揉めているのが、ハルヒ。子ども相手にしても変わらない女帝気質は流石だ。 淡々と説明し、妹が眠ってしまったのが長門。……困り果てた表情の長門なんて初めて見たような気がするな。 「直したくないなら、それで結構ですが……んっふ。兄妹丼というのも乙な…………な、なにをするんですか!」 森さんお久し振りです。そして橘、何故お前まで機関に協力を?!簀巻きにされた古泉が、森さん、橘と退場してゆく……。 「朝比奈さん、兄妹丼ってどんな食べ物ですか?」 俺の問いに朝比奈さんは赤くなり…… 「禁則事項です!えっちなのはいけません!」 とだけ答えた。 臍を曲げた妹に、佐々木は微笑む。 「妹さん。」 「なぁに?」 佐々木は御内裏様を持つと、言った。 「私達は、まだお雛様でないのよ?」 「……え?」 妹の関心を引いたらしい。妹は、佐々木の話を聞き入る。 「女の子は、お雛様に憧れるけどね、お雛様になる前に皆で五人囃子をするのよ。こうして笛太鼓を鳴らしながら。 妹さんはお雛様だけど、私達は五人囃子。御内裏様もお雛様が大好きだから、心配しちゃうのよ。」 「……むー……」 佐々木は穏やかに微笑み、妹の頭を撫でる。 「少し休ませてあげましょ?御内裏様を。……ね、お雛様。」 妹は、納得いかない表情ながらもお雛様を片付ける事に同意した。 お雛様を片付ける途中、ハルヒと長門が佐々木に 「御内裏様は渡さない」 と言っていたが、一体何なのかね? 朝比奈さんはニコニコしながら、少し染みのあるお雛様を感慨深そうに片付けているし。 「アンティーク大好きなんですよ。この時代のものが一番好きです。」 へぇ。因みに朝比奈さんのお雛様って……? 朝比奈さんは、ニコリと笑うと…… 「禁則事項です。」 とだけ言った。……未来にいい人がいるんだろうか……。朝比奈さんは俺を満面の笑みで見ている。 「さて、これで最後だね。」 ハルヒ、長門との争奪戦を制した佐々木が御内裏様に封をした。こうして騒動は終わりを告げたのだが…… 次の日、包帯だらけで精魂尽き果てミイラになっていた古泉……。森さんがツヤってたが、突っ込むと負けだろう。 俺みたいな非リアからだと羨ましい限りだ。リア充タヒねばいいのに。 一週間後、空腹で行き倒れていた藤原について、語るべきかは俺には分からん。 今はこうして皆で五人囃子しているのが、お似合いかも知れんな。 「「「「フラクラ(だね。)(ですぅ!)(……!)(だわ!)」」」」 END
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「ホント完璧だったわね、ラブ。」 「うん。せつなさんも嬉しかったと思う。」 身を投じてまで、闇の世界から愛する人間を奪い返したラブ。 と、同時に、それはアタシが初めて味わった〝失恋〟 ラブたちと別れてから、アタシはブッキーを誘って、近くの公園へ寄り道した。 今のアタシの状態じゃ、とても一人にはなれなかったし。 勿論泣いたりなんてしないケド。 「あーあ、せつなは今頃、幸せの真っ只中なのよね。」 「うん。」 「それも、お父さんとお母さん公認なのよ?」 「うん。」 「オマケに一緒に暮らすとか!」 「凄いよね。」 「アタシたち、まだ中学生よ!!」 「うん。」 「さらにはプリキュアなのよ!!!」 「凄いよね。」 「ちょっとブッキー。話聞いてる!?」 「わっ!き、き、聞いてるよ…」 ハァ。熱くなっちゃったアタシもカッコ悪いケド、まるで他人事のような 返事をするブッキーが不思議に思えて。 「ブッキーはラブを取られて悔しくないの?」 「取られてって…。表現悪いよ美希ちゃん…。」 確かに。少し冷静になろう。今のアタシ、過去最高に完璧じゃない。 「ちょっと待ってて?飲み物買ってくるね。」 察してくれたのか、ブッキーは自動販売機まで小走りで駆けていく。 ほんの少しまで、横に居てくれたブッキーがいない。 一人ぼっち 急に寂しくなるアタシ。 泣かないって決めたの。負けてたまるか! 「おまたせ。はい、どうぞ。」 ブッキーが差し出したのは、アタシが大好きなロイヤルミルクティ。 「ありがと。アレ?ブッキー、コーラ飲むなんて珍しくない?」 「うん。」 普段はオレンジジュースとかお茶しか飲まない子なのに。 変ね、さっきから。 「美希ちゃん」 「何?」 「わたしだって悔しいし寂しいよ。ずっと3人で一緒にいたんだもん。」 「でしょ?」 「でもね、二人が幸せなら、わたしたちは祝福してあげなきゃいけないと思うの。」 「そりゃ、そうだけど…。」 「ラブちゃんはこうなる事をずっと、信じてたんだと思う。」 「………」 「だからね、わたしたちも二人の幸せゲットを祈ってあげなきゃ!」 「ぷっ。クスクス…」 思わずアタシは噴出して笑ってしまう。ブッキーには申し訳ないんだけど。 「何で笑うの美希ちゃん!」 「だって、言ってる事がラブみたいよ?」 「そう…かなぁ?」 ブッキーは優しい子。アタシも見習わなきゃと思う。 〝プシュ〟 「きゃっ」 小走りで戻ってきたせいで、コーラが溢れてしまった。 「チョット何やってんの!」 「ごめんなさい…」 ちょっと、おっちょこちょいな性格もどこかラブに似てたり。 「ぷっ。」 「もぅ、また笑うー。」 「全部飲めるのブッキー?コーラなんて飲むトコ、見た事ないわよ。」 「うーん…。何で買っちゃったのかなぁ?」 今思えば、ブッキーなりに背伸びしたって感じだったのかしらね。 「チョット飲んじゃったケド。」 そう言ってアタシは飲み物を交換する。ブッキーだけ間接キスだけど。 「失恋なんてするもんじゃないわ。体がいくつあっても耐えられないし。」 「そーだよね。わたしも辛くて、立ってられないと思う。」 「ま、これもキレイになるための勉強だと思って乗り越えてみせるわ!」 「わたしかんぺき!」 「そう言ってくれるとアタシ信じてた!ってコラ!」 無邪気に逃げるブッキーを、アタシは笑顔で追う。 ま、あっとゆー間に捕まえちゃうんだけど。 「美希ちゃん」 「何?」 「わたしじゃだめ……かな?」 「えっ?」 「美希ちゃんの力になりたい。支えになりたいの。ラブちゃんには負けちゃうけど…」 「そんな事ないわよ。ブッキーだって全然ラブに負けてない。アタシだって、せつなみたいに純粋なんだから。」 「くすくす…」 「チョット!そこ、笑うトコじゃないわよ。」 「お返し。」 「もう。この子ったら…」 いつの間にやら、失恋が恋に発展しつつある訳で。 不思議。ほんと一寸先は………、何だっけ? あ、恋。でいっか! 「ラブちゃんとせつなさん、美希ちゃんとわたし。どっちが幸せになれるかな?」 「さぁね。でも、勝負するならアタシたちは負けないわよ!」 「うん!」 壊れかけたアタシのハート。一人だったら壊れてた…かな? 「美希ちゃん、コーラ飲ませて?」 「ブッキーこそミルクティ飲ませてよ」 ~END~
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白いワインは七色のフランス料理に調和するのか 紅魔館の大広間に並ぶ長い机と豪華な椅子。普段はホールとして開放されている一室は、今日 という日に備えて豪華な飾り付けがなされていた。外界でも口にした事が無いオードブルから 始まり、スープ、一風変わって二種類の魚のメインと続いた料理は招待されていた○○の度肝を 抜いていた。パチュリーから何気なく招待されていたこの晩餐会が、こんなにも豪勢な物である のならば、霧雨商店から洋式のスーツ一式を新調するか、せめて香霖堂から外来から流れ着いた 学生服でも、レンタルしておくのだったと後悔にも似た感情を○○は抱いていた。 ○○の目の前には当主の吸血鬼が座り、食後のデザート代わりに赤い貴腐ワインを飲んでいた。 銀色の髪にホワイトブリムを付けたメイドがパチュリーの横に座る○○に次のワインを注ぐ。 白いワインを注いだ彼女は芳醇な香りを漂わせたまま、ジッと待つ。誰かの紹介を待つかのよ うに。 「XXX9年製白ワインよ。」 奇しくも自分と同じ年に作られたワインを、隣のパチュリーが○○に紹介する。コース料理の際 にテーブルマナーに慣れていない○○に、小声で色々教えていた時とは異なり、周囲の人間に聞 こえるように今までよりも大きな声を出す。その言葉が切っ掛けになったかのように、周囲の列 席者がワインの品評を下していく。 「大変澄んでいて良いワインです。」 悪魔の翼を持っている図書館の司書がいの一番に口火を切る。 「まろやかな味で良いですね。」 普段は人民服をきている門番の女性も、小悪魔に続く。 「大変結構で御座います。」 いつの間にかメイドをしていた女性が当主の横の席に付いていた。 「今日の七色の魚料理だけじゃなくって、赤いワインにも良く合うんじゃないのかしら…。あら 冗談よパチュリー。」 当主の妹が冗談を言うが、直ぐに訂正する。 「素晴らしいモノだわ、パチェ。」 最後に目の前に座った当主が言葉を発する。 「それでは、今後の紅魔館の発展に乾杯。」 レミリアの言葉に各自ワイングラスを掲げ、グイと一飲みする。冷たいワインは○○の喉を通る と熱く喉を焼いていった。 「フランスXX地方の赤ワインに○○様が当館にお持ちになられた、オレンジを使用しました 当館オリジナルのになります。」 またいつの間にかメイドの格好に戻った咲夜が○○にカクテルを注ぐ。今度は○○だけに注がれ たアルコールを、何気なく口に運ぶ。口当たりの良い飲み物は、直ぐに小さな器から無くなって しまっていた。 「一息で…」 「本気なのね…」 周囲で控える妖精メイドがざわめくが、メイド長の一睨みで直ぐに静まる。 「御客人、もう一杯いかがかしら。」 レミリアの勧めに○○は、自分のグラスを少し上げることで答えた。 再び満たされたグラスを口元に運んだ○○は、先程から周囲の人の視線が自分だけに注がれて いることに気づいた。晩餐会であるのに、誰もグラスを持たず、喋りもしない。ただ無言の視線 が自分に注がれている事に漸く気づいた○○は、アルコールが回ってぼやけた頭でも感じたきま りの悪さを拭い去ろうと、もう一度勢いよくグラスを傾ける。やはり舌が緩む甘さと、喉を通る 時に感じる焼けるような刺激を感じると、急に自分の意識が遠のいていくことを、どこか他人事 のように○○は自覚していた。 ふかふかの絨毯の感触を足に感じ、漸く○○は自分が今パチュリーと並んで紅魔館の廊下を 歩いていることに気づいた。魔法でも都合良く使っているのであろうか、アルコールで制御の効 かない自分の体は、魔法使いの細い腕に従って廊下を進んでいた。自分の意識がはっきりした ことに気づいたパチュリーは、呪文を唱えるように言葉を紡ぐ。 「白いワインは人間を示し、赤いワインは紅魔館を示す。」 「魔女の特製のカクテルは、人間には良く効いたかしら。」 明るい廊下の中、銀色の蝋燭立てを持って二人を先導していた小悪魔が図書館の一室のドアを開 ける。大きなベットの傍らのサイドテーブルには、湯気の立ったカップが二つ置かれていた。 「それでは御主人様、旦那様、ごゆるりと。」 背後でドアが閉まるのを感じながら、○○はどこか予想外のような、納得したような心持ちで あった。
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今度は言えるから…(律1st view) ------------------------------------------------------------------------- どうして…こうなったのだろう? 澪の想いを否定したかった訳じゃない…。 ただ、澪が私から離れていく、それが寂しかっただけなんだ…。 「澪~…って何だこれ?」 澪の部屋の、机の上にあったノートを開こうとした。 「うわ!勝手に覗くな!」 「いたっ!」 ゴツン、と殴られた。 「私が部屋を空けた隙にまた…。」 以前と同じように私に接する澪。 多分…澪にとって、私のしたことは『当然のこと』で…責める理由にすらならないんだろう。 いつも通りの会話。いつも通りの私たち。 大学生になっても高校時代と変わらぬ仲を保っている。 取り返したノートを脇に隠そうとした澪の表情が、ほんの一瞬だけ寂しいときのものになる。 視線の先にあるのは、澪が大事にしている薄い一冊のフォトアルバム。 ああ…まただ。一体アレから何度この表情を見て来ただろう。…胸が苦しい。 「そういや今日珍しく私に梓から電話あったんだ」 「…へぇ。梓、なんだって?」 「ドラムの相談。ドラム担当の新入生が初心者らしい。初期どうやって練習してたか知りたいんだと」 「さすが梓。ちゃんと先輩やってるな。…律とは大違いだ」 「なにおう。私だってなぁ~」 どんなに苦しくても…辛くても…私はそれに気付いてはいけない。 澪に辛い選択をさせたのだから――。 始まりは高1の冬…まだ梓が入学すらしていない時期の話である。 バレンタインが近付いてきて、女子高であっても話題が上っていた。 「バレンタインか…今年はどうなるやら」 文化祭の初ライブが終わって、澪にはファンクラブができた。 男子0の女子校だ。澪にはチョコが殺到するかもしれない。 「………さあな…」 あまり思い出したくないのか、澪は少し遠い目をしていた。 すっかりトラウマだな…文化祭。 加えてファンクラブ…恥ずかしがりやの澪には荷が重いかもしれない。 だけど…まあ何とかなるだろう。澪は応援してくれる人を蔑ろにはしないしな。 「澪は今年は誰にあげるか決めてるのか?」 去年までは私と聡の2人だけだった。…市販のチョコだけど。 「ん……軽音部と和、憂ちゃん…かな?いつもお世話になっているし」 あとはいつもの如く聡…と。今年は随分と多いな。 「あはは。大変だな」 「和に迷惑かけているのは主に律だけどな」 他人事のように言う私を軽く責めるような言い方。 口ぶりと裏腹に喜んでいる。きっと友人が増えたという実感があるからだろう。 喜ばしい話だ。人見知りが激しい澪に、こんなに友人がふえるなんて。 …でも懸念があった。1人だけ…違う態度をとる相手が居る…。 「…本命はいないよな?」 そういった瞬間、澪の表情が強張った。 言わなきゃ良かった…澪の反応を見てそう思った。 女子高だから、そういうことは無いと思っていたのに。 澪に好きな人ができるなんて…想像だにしていなかった…。 「……はは。居る訳無いだろ。女子高だぞ?」 すぐに笑って否定したけれど、嘘だと分かる。 本当…澪は嘘が下手だよな。一体どれだけ傍にいると思っているんだ。 「あはは…そうだよな。すまん変なこと訊いた」 でも認めたくなくて…私はその嘘に気付かなかった振りをした。 後に私は後悔することになる。 この出来事があの2人を苦しめ続けることになったのだから――。 過去はやりなおせない。澪の選択を責めることもできない。 だってあいつは…私の不安に気付いて選んだのだから。 そして…当時の私の心境を考えると間違った選択とは言えなかった。 もしあの頃、澪が自分を優先していたら私はここにいない。 今の放課後ティータイムはきっと出来なかっただろう。 でも…もし、もう一度。 もう一度だけでいいから……やり直せるなら。 今度は送り出そう…澪を。祝福しよう…あの2人を。 どんなに寂しくても…きっと今度は大丈夫だから。 澪じゃないけど…神なんて本気で信じていないけど、祈らずには居られない。 ああ、カミサマ。 もしいるならチャンスを下さい。 大切な親友たちを救うチャンスを――。 そしてそのチャンスは意外な形でやってきたのであった…。 2